2ちゃんねる全板人気トーナメント

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387試験投下
それ逝け!アニメタン!! その1「決戦は金曜日」


春の日差しが差し込むテラスに一人たたずみ、紅茶のカップに口をつける女性が一人。
手元には、何かの試合結果を伝える新聞が見える。

???「『2ちゃんねる全板人気トーナメント』――ね。なかなか面白い企画じゃないの。
     だけどいくら広大な2chといえど、これに優勝できるのはほんの一握り。
     そう、私のような……」
???「アニメ様! た、大変です!!」
アニメ「騒がしいわね、親衛隊隊員1号ことメロン。
     折角このうららかな春の日の元でアフターヌーンティーを楽しんでいたというのに……」
メロン「申し訳ありません。でも、本戦1回戦の対戦相手が決まったものでつい……」
アニメ「あら、決まりましたの?
     まあどこが相手になろうとも、予選19組ダントツ1位のこの私に勝てぬ相手などおりませんけど」
メロン「あの、それが……」
アニメ「何よ、早く言いなさい」
メロン「はい、1回戦は5/17(金)の第10組、相手はキャラネタさんと……園芸先輩です」
アニメ「……………………」
メロン「あの……アニメ様?」
アニメ「え・ん・げ・い・ですって……?」

つづく
388試験投下:02/05/08 01:25 ID:QooNLN7.
メロン「はい、予選08組1位通過の園芸先輩です」
アニメ「……ふ……うふふふふ…………そう、いよいよこの時がやってきたのね……」
メロン「アニメ様、顔怖いです」
アニメ「お黙りメロン! あの女こそわが生涯の憎むべき宿敵! いわばライバルなのです!」
メロン「は、はあ……」
アニメ「忘れもしませんわ! 今を遡る事10年前小学校で出会って以来、あの女に関わるとろくな事がありませんでしたわ!
     殺人未遂の前科者だというのに私を差し置いて学園のアイドルに居座りつづけ、
     私の方が名家だというのにちょっと成り上がっただけの企業の令嬢として男どもをたぶらかし、
     あろうことか一流の淑女しか入ることの許されない名門女子高に、コネの力だけで入学するなんて!」
メロン「確かに殺人未遂の噂は聞いたことありますけど、
     園芸先輩が人気だったのは草花に優しい所や天然ボケがかわいかったからですし、
     第一男をたぶらかしたりコネで入学なんて……」
アニメ「だまらっしゃい、このドジ駄目パシリ諜報員!!」
メロン「痛っ! アニメ様、手元にある物を何でもかんでも投げつける癖やめてください〜(涙)」
アニメ「いいことメロン! これから決戦までの10日間、正々堂々どんな卑怯な手を使っても構わないわ!
     あの女に一泡ふかすべく、なんとしてでも1回戦突破を果たすのです!」
メロン「言ってる台詞がとっても矛盾してます」
アニメ「お黙り! いいわね、これは絶対命令です。あらゆるコネや物資を投入し、必勝を期すのです!」
メロン「了解しました、必ずやアニメ様に勝利の栄冠を! ジーク・アニメ!!」
アニメ「激しく板違いじゃゴラァ!」
メロン「あうっ!!」

果たしてアニメタンは宿敵園芸タンに勝てるのか!?
そもそもこのSSは続くのか!?
全てがあいまいにされたまま、決戦まであと9日!!


注:この物語はフィクションです。実在の人物・団体・板その他とは一切関係ないものとお考え下さい。
389試験投下:02/05/08 01:26 ID:QooNLN7.
アニメタンのスペック

江戸時代から続く名家のお嬢様
今回対戦することになった園芸タンには同じお嬢様ということもあり、少々(?)ライバル心を抱いている
身長:168cm
体重:ヒミツ
スリーサイズ:84、55、79
容姿:髪型はポニーテール。全身からはどこか近寄りがたいオーラを放っている
服装:常に周りの目を気にせず自分の好きな服を着ている 基本的に派手
性格:傲慢、高飛車、わがままと三拍子そろった典型的お嬢様
趣味:アニメビデオ鑑賞&収集 コレクションの数は軽く4桁に達しているという
過去:彼女の前でアニメーションを馬鹿にした人間が相次いで行方不明に(本人は関与を否定)
学歴:少女漫画・ライトノベルなどと同じ高校の2年生(園芸とは別の高校)
特殊能力:各方面に伸びるコネと、パシリこと親衛隊隊員1号のアニメサロン(メロン)を自在に操る
390試験投下:02/05/08 01:26 ID:QooNLN7.
園芸タンのスペック (公式)

某大企業のお嬢様
身長:154cm
体重:ヒミツ
スリーサイズ:76、54、77
容姿:髪型はロングヘアー。お嬢様オーラを絶えず放ち続けている。
服装:普段はフリル付きのドレスを身に纏っている。園芸作業をする時は本人曰く、対園芸専用究極決戦用プラグスーツ(西友で買った福袋に入ってた普通の服)を装備して作業を行う。
性格:おっとり、天然、世間知らずとお嬢様キャラの見本のような性格…に一見見えるのだが、世界征服を企んでいるというアブナイ一面を持つ。
趣味:言うまでもなく園芸、趣味のために研究所3個所、山五つ、専用農園29ヶ所を所有している。
過去:小学校の頃、学校の花畑を荒らした男子生徒を生き埋めにしようとした前科アリ。
学歴:現在都内にあるお嬢様学校の高校2年生。
特殊能力:植物と会話できる(予定)
391試験投下:02/05/08 01:27 ID:QooNLN7.
アニメサロン(メロン)タンのスペック
「アニメ様親衛隊」隊員1号(他の構成員は不明)として常にアニメと共に行動し、日々パシリとして彼女に尽くしている
身長:152cm
スリーサイズ:77、59、74
容姿:茶色の髪と大きく開いた瞳が目印
服装:基本的に制服 私服は地味
性格:アニメのため健気にいろいろと駆け回ってネタを集めるが、ドジっ娘のためいつも何かしら失敗し、逆に怒られる
趣味:学内外でのネタ集め 特にアニメーションに関するネタは無尽蔵
学歴:アニメ・少女漫画・ライトノベルなどと同じ高校の1年生(後輩)
392試験投下:02/05/08 01:27 ID:QooNLN7.
それ逝け!アニメタン!! その2「電撃同盟始動」

某刻某所、通称『電撃同盟』控室
メロン「というわけで、アニメ様は9日後の決戦に向けて本格的に動き出されたようです」
ライトノベル「ふーん、『私は大御所だから準決勝から動き出すのよ』なんて言ってたのが嘘みたい」
ギャルゲー「予選を楽々通過したって油断してたのが、やーっと動き出したわけね」
声優「それで、具体的には何するわけ?」
メロン「それが、まだ全然決まってないんです
     アニメ様が持ってるものといえばやっぱり大量のアニメビデオコレクションなんですけど
     それだけじゃ園芸先輩についた大量のファン層を崩すには至りませんし、
     かといってそれ以外の有力物資は私や懐アニおじ様が持っているので、アニメ様の支援にはならないんです」
ラノベ「それって、かなりまずいんじゃないの?」
ギャルゲ「大きくなりすぎて折角の物資を他人に渡さなきゃいけなくなったっていうのも、つらい話ねー」
声優「アニメさんには固定のファン層がいたじゃない。その人たちは?」
メロン「それが、いまいち今回のトーナメントへの認知度が低いようなんです。
     逆に言えば、認知度を高めればそこそこの票は確保できると思うんですけど」
ラノベ「アニメさんのファン層は、一枚岩じゃないものねぇ」
ギャルゲ「『アニメファンはまるでマンションの住人のようだ』って誰の言葉だったっけ?」
声優「そんなことはどうでもいいでしょう。
    何はともあれ、アニメさんは私たち『電撃同盟』の先鋒ですもの。
    ここで勢いがつかないと、後々の私たちの戦いに影響を与えかねませんわ」
ラノベ「そうそう、アニメさんの翌日は私の試合なのよ。
     アニメさんがうまく勢いづいてくれれば、私の戦いも楽になるんだけどね」

つづく
393試験投下:02/05/08 01:27 ID:QooNLN7.
メロン「そうは言っても、園芸先輩は強敵です。
     シャア専先輩や少年漫画先輩、そのほか多くのネタ好きな皆さんがバックに控えているはずです」
ギャルゲ「あーもー、つべこべ言わずに今やれることをやればいいのよ!
      勝負は二の次!! わかった!?」
声優「ギャルゲーの言う通りです。勝つことが大事なのではなく、精一杯戦うことが大事なんです」
メロン「そうか……そうですよね! 皆さんのおっしゃる通りです。私、危うく大事なことを忘れそうに……」
アニメ「メ〜ロ〜ン〜! あなたはこんなところで何油売ってるの!
     とっとと支援してくれそうなところにマルチポストで宣伝流してきなさい!!」
メロン「あっ、あああアニメ様! はっはい只今!!」
声優「ちょっとアニメさん、マルチポストはうざがられますよ」
ラノベ「止めときなさいよ声優。どうせ聞いちゃいないわよ」
ギャルゲ「これだから高飛車お嬢様は……やっぱりお嬢様はおしとやかじゃないとねぇ、園芸ちゃんみたいに」
メロン「アニメ様〜、挨拶が思い浮かびません〜(涙)」
アニメ「ああもうこの役立たず!
     適当な文面に私のビデオコレクションからそれぞれに合ってそうな物をつけて送りなさい!!
     見境無く送ればそれだけ票も増えるのよ!!」
3人「……だめだこりゃ……」


こんな非難間違いなしの選挙戦を続けたら晒されるのは目に見えてるぞアニメタン!
それ以前に果たしてこんな駄文書いといて電撃同盟の支援は受けられるのか!?
SSの方向性を見失いつつ、決戦まであと9日!

注:この物語はフィクション(中略)板その他とは一切関係ないものとお考え下さい。