るろうに剣心OVA最終章『星霜編』 其の弐

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原作と違い過ぎる、暗過ぎるって言う人もいるけどさ、
原作にも充分ああいう重さは含まれてたと思う。
剣心の早死を暗示させるような描写とか、
人誅編後半の薫の不自然なまでの笑顔のウラとか。
個人的には星霜編はそういうのを凝縮して抽出(ジュースか?)
したような印象がある。雰囲気だけなら。

二人が早死するのはある意味ほっとした。あの剣心があれ以降の
時代を生きても多分絶望することの方が多かっただろうし、薫も
ますます不幸だし。
でも世の中が望まぬ「暴走」に向かうとしても、自分が大きく関わっ
た時代の変化を最期まで見届けるのが本当はあるべき姿なのかなとも
思うけど、志半ばっていうのもまた報いになるのかな。
とはいえ剣路はもっと両親を憎んでいい気もするけど。

でも内面ドロドロしたのを抱えても、のほほんと笑って生きてけるぜ、
みたいな原作の姿勢が本当は好きだyo…。