再現スレッド あのアニメをもう一度

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5特車二課壊滅す!
シゲ「げふ」
放送「作業中の全整備班へ、本日1400より鶏小屋増築作業に突入する。各自装備104にて集合せよ。なお本作業を拒否する者は405配給を剥奪されるので注意」
整備員「よろしくー」

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主曰く 人は パンのみにて 生きるにあらず
されど また曰く
人民に パンと自由を!
市民に 娯楽を
たとえどのような状況下でも人は生きる事から始めねばならず。
生きるために糧を求めることは天地自然の理である。迎えて天に恥じる事無し。
まして警察官においておや不測の事態に備え健康な肉体と健全な精神を保持することは神聖なる義務であり、
その根幹が食生活におかれてある限りそれを軽視する傾向は厳に戒められねばなりません。
これから私が語る恐怖の出来事、特車2課を震撼させたあの忌まわしい事件こそその何よりの証であり、
正義を執行する警察官といえどもこの人生最大のテーマからは逃れえぬ温俗の徒にすぎぬ事を我々に示すものであります。
全ての事件がそうであるように、それもまた、ありふれた日常の一コマから始まったのです………
6特車二課壊滅す!:01/11/03 22:24 ID:NOSAj6Gh

遊馬「おい、そろそろ昼飯だぞ、野明」
野明「あれ、もうそんな時間?」
遊馬「俺、ワンタンメンとギョウザな」
野明「ワンタンメンとギョウザね」

太田「そうだな、焼肉定食大盛り」

シゲ「俺は五目チャーハンにタンメン」

整備員A「ボク、味噌ラーメンとライス」
整備員B「チャーシューメン大盛り」
整備員C「チャーシューワンタンメン大盛り」

整備員D「ニラレバ炒めにトン汁、ライス大盛りでね」

整備員E「カレーライス大盛り、福神漬け抜きで」

整備員F「肉入りピーマン炒めに、ライス大盛り」

野明「タンメン、味噌ラーメン、ライス、チャーシューメン大盛り、チャーシュ…あれっ?
ああチャーシューワンタンメン大盛り、ニラレバ炒め、トン汁、ライス大盛り、カレーライス大盛り」

進士「ああ、ボクこれだから」
野明「愛妻弁当か、いいなあ」
山崎「泉さん、今日はおいなりさん作ってきたんですけど、ひとつ食べます?」
野明「あっ、ありがとうね。後でね」
7特車二課壊滅す!:01/11/03 22:24 ID:NOSAj6Gh
整備員G「もやしソバとチャーハンお願いします」

整備員H「大盛り味噌バターラーメンと半ライス」

整備員I「中華丼大盛り」

整備員J「ニンニク入り肉ネギ四川炒めとニラタマライス」
整備員K「ニンニクとニラ抜きで同じやつ」

整備員L「カツ丼特大」

整備員M「エビチャーハンと半ラーメン」

整備員N「ナス味噌定食大盛り」

整備員O「マーボラーメンとギョウザライス」

後藤「う〜んそうだなあ、チャーシューメンと半ライスにしようかな」
南雲「私はエビチャーハン」
8特車二課壊滅す!:01/11/03 22:25 ID:NOSAj6Gh
野明「ああ上海亭さん?こちら特車二課ですけど出前お願いします。ええっとワンタンメンと
ギョウザと焼肉定食大盛りと五目チャーハン、タン…メン…」
オヤジ「もしもーし」

遊馬(キッ)
野明「はわわわわ、わワンタンメンとギョウザ…だよね。うん最初の二つはわかるのよ。あはは」
遊馬「わかっとるんなら早く注文しろっ!」

太田「焼肉定食大盛りだっちゅうとろうがぁ!」

シゲ「あのねっ、五目チャーハンとタンメン!わかった?」

整備員A「味噌ラーメンとライス!」
整備員B「チャーシューメン大盛り!」
整備員C「チャーシューワンタンメン大盛り!」

整備員D「ニラレバ炒めにトン汁、ライス大盛りですっ!」

整備員E「カレーライス大盛り、福神漬け抜き!」

整備員F「肉入りピーマン炒めに、ライス大盛りに半ラーメン追加!」

整備員G「もやしソバとチャーハン変わらんっ!」

整備員H「大盛り味噌バターラーメンと半ライスだったけどキクラゲ入りの玉子スープに…します」

整備員I「中華丼大盛りはやめてカツ丼大盛り!」
9特車二課壊滅す!:01/11/03 22:25 ID:NOSAj6Gh
整備員J「ニンニク入り肉ネギ四川炒めとニラタマライス」
整備員K「ニラとニンニクだけ抜いて下さい」

整備員L「カツ丼特大改め天津丼特大」

整備員M「エビチャーハンと半ラーメン変わらず」

整備員N「ナス味噌定食大盛り変わらず」

整備員O「マーボラーメンとギョウザライス。よっ」

後藤「一度決めたら変えない主義なのよ、俺」
南雲「同じく」
10特車二課壊滅す!:01/11/03 22:26 ID:NOSAj6Gh
野明「あっこちら特車二課、出前お願いします。ワンタンメン二つ、ギョウザ、焼肉定食大盛り、五目チャーハン、
タンメン、味噌ラーメン、ライス、チャーシューメン大盛り、チャーシューワンタンメン大盛り…」
オヤジ「…キクラゲ入り玉子スープ、カツ丼大盛り、ニクネギ四川炒めにニラタマライスとニラ抜き、
天津丼特大、エビチャーハン二つ、ナス味噌定食大盛り、マーボラーメン、ギョウザライス、半ライス、以上。毎度。
ツトム、メシは出前の前だって何度いやわかるんだっ。」
ツトム「………」

榊 (パクパク)
整備員「はぁ」
シゲ「おせーなぁ」

進士「えへへへ」(パクパク)
山崎(チラ)
野明「ん…あっあはっあはははあは」
山崎(ヒョイっ食べます?)
太田「上海亭?もういつまでかかってるんだぁ!!!俺達を殺す気かぁ!!!!!?」
ツトム「んな事いったって、こっちだって全力でぇ、だから言ってるでしょうがせめて注文を統一して…」
太田「一年中同じ店の出前食ってんだっ、せめて人と違うメニューぐらい食わな、あまりに惨めだろがっ!このボケェ!」
オヤジ「おいツトム!」
ツトム「ええっ?」
オヤジ「バカの相手してる暇あったら、皿ならべろっ!」
太田「ゴルァー!!きいてんのかぁ〜〜〜!!!?」

榊(ズズズ)
11特車二課壊滅す!:01/11/03 22:27 ID:NOSAj6Gh
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出前は来なかった。就業を告げるサイレンがなり終わっても。
彼らは気づいていなかった。オカモチを振り分けたたあの古めかしいオートバイが
もはやこの地を訪れる事はもはや永遠に無いのだという事を………

太田「貴様ーっ!!俺達の忍耐にも限度というものがあるんだぞーーーーっ!!!」
オヤジ「おおっ、今出たぜ。」
全員「ええっ」
オヤジ「出たといったら出たんだ!いい若けえモンが飯が遅れたぐらいでガタガタ騒ぐな!
小銭そろえておとなしく待ってろ、このバーカ!(ぶちっ)」

シゲ「一同そのまま聞けぃ。最新の情報によれば出前はたった今でたそうだぁ」
整備員「(ざわざわ)あまい……ない。そうだそうだ」
シゲ「今一度だけ、今一度だ。あのオヤジのいう事を信じて待とう。無論、無制限ということはありえない。
今から30分それが我々ぎりぎりの妥協線だ。その30分が過ぎても出前が現れなかった時、上海亭に対してどのような
報復手段に訴えるか各自検討しつつ待機してもらいたい」
整備員「よーーーーし」
12 :01/11/03 22:27 ID:V3u6CwCX
荒らしか・・・・懐かしい響きだな・:・・・
13特車二課壊滅す!:01/11/03 22:27 ID:NOSAj6Gh
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反上海亭総決起集会と化した特車二課、その命運は30分の後に託された。
…が60分が経過しても出前は来なかった。

太田「いいかげんにしろよ。大人しい俺でもしまいには怒るぞぉ」
オヤジ「おっかしいなあ。ツトムの奴出たっきり戻らねえし、俺んとこも困ってんだよホント」
太田「テメエちのことなんざ聞いちゃいねえ、出前する気があるのか無いのか、どんなんだぁぇ!?」
オヤジ「だからツトムがよお…」
太田「だからそんな事聞いちゃいないと言ってるだろが!外回りがいないなら、お前が自分で持って来いっ!」
オヤジ「そうはいってもよぉ。もう昼の部は営業終わりで火おとしてしまったしよぉ」
太田「おおそうかい、持ってくる気が無いなら無いと言え。今後一切テメエんとこからとらないからそう思え!バカヤローーッ!」(がしゃん)
野明「あ」
シゲ「ちょちょっと、断っちゃったの?これからどうするのよ?え?ここに出前持って来るような酔狂な店他に無いの知ってるでしょうが?」
太田「うるせえ、ごちゃごちゃ抜かすなぁ」
遊馬「だから太田に交渉させるなと言ったろうに」
野明「言ってないって」
進士「詫びいれます?」
太田「わびだぁ?進士、貴様ぁ!あんなオヤジに頭を下げるぐらいなら死んだ方がましだぁ!」
野明「ああちょっと太田さん。太田さんやめて。進士さんが死んじゃうよぉ。ちょっと…太田さあん。ああ」
太田「だいたい貴様、自分だけ弁当なんか食いやがってそんな貴様に俺たちの怒りがわかってたまるかぁ。離せ、離せぇ」
進士「ぐぉ。うわぁ」
14特車二課壊滅す!:01/11/03 22:28 ID:NOSAj6Gh
整備員「(がやがや)やってらんねえよもう。あ〜あ… いつまで待たせやがるんだもう」
整備員「今日という今日はもう我慢ならねえ」
整備員「独占企業であるということにあぐらをかきやがって」
整備員「だいたい最近やけに盛りが少なくなったと思わんか?」
整備員「弱みにつけこんで足元見やがって」
シゲ「諸君。交渉は決裂した。出前は…来ない。
のみならず特車二課と上海亭は本日をもって断交状態に突入した事をここに報告したい」
整備員(嗚咽)

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今にして思えば、この時諦めていればあの悲惨な結末を迎えることは無かったのかも知れない。
しかし上海亭以外に出前の供給源を持たぬという特殊事情と何よりも若い彼らの胃袋がそれを許さなかった。

榊「馬鹿野郎!いい若けえもんがメシ抜いたぐれえでなんだそのザマは!?
俺たちが若かった頃はな、寝食を忘れて整備に没頭したもんだ」
シゲ「お、オヤっさん。しかし今の若けい奴らにそれ言ってもぉ」
榊「うるせいっ!肝心のおめえがそんなんだから、こいつらいつまでたっても半人前なんだ!
俺はこれから南雲さんと本庁回って帰るが、だらだらさせるんじゃないぞ。」
15特車二課壊滅す!:01/11/03 22:29 ID:NOSAj6Gh
整備員「お疲れ様でしたーっ」
シゲ「メシ食ってる人間は冷酷だよな、実際。」

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そう、傷つけられた人間の痛みは傷ついた者にしかわからない。人は空腹である時にのみ不幸と言う言葉を理解する。
悪い事は重なるもので最寄のコンビニは改装工事中、湾に糸を垂れても一匹の魚も揚がらず、備蓄の米も底を尽き、
その日はニワトリまでもが卵を産まなかった。
既に取り入れを終えたばかりのトマト畑には一点の朱もなく、覆い茂る緑が重圧となって整備員達にとどめをくわえた。
まさに絶望的な危機であった。

後藤「うう、ああ、うん。謝っ…ちゃえば?」
16特車二課壊滅す!:01/11/03 22:29 ID:NOSAj6Gh
オヤジ「はいよぉ。上海亭」
太田「こちら特車二課、太田だ」
オヤジ「おおメシ食ってねえ割には元気そうじゃねえか。なんか用かい?」
太田「前言を撤回する。改めて出前を頼みたい」
オヤジ「よくわからねぇな、何の話だ?」
太田「だから貴様をバカヤロー呼ばわりした事を取り消すと言ってるんだコノヤローぉぉ」
野明「あっああオヤジさんごめん、本人も、反省してるから」
オヤジ「まあいいさ、で、注文は?」
野明「えっあっちょちょっと待っててね」
遊馬「ワンタンメンとギョウザ」
太田「焼肉定食大盛りミディアムレアで」
シゲ「五目チャーハンをグリーンピース抜き、それとワンタンメンの…ワン抜き」
17特車二課壊滅す!:01/11/03 22:30 ID:NOSAj6Gh
整備員A「味噌ラーメンとライス大盛り」
整備員B「チャーシューメン特大盛り」
整備員C「チャーシューワンタンメンバカ盛り」

整備員D「ニラレバ炒めにトン汁、ライス大盛り」
整備員E「カレーライス大盛り、福神漬け抜き。生玉子追加」
整備員F「肉入りピーマン炒めに、ライス大盛りに半ラーメン」

整備員G「もやしソバとチャーハン」

整備員H「キクラゲ入りの玉子スープだったけど、それと大盛り味噌バターコーンラーメンとライス3倍盛り入り」

整備員I「中華丼やめてマーボ丼超特大盛」

整備員J「ニンニク入り肉ネギ四川炒めとニラタマライス大盛り生玉子三つ」
整備員K「私それのニンニク増量。生玉子を五つ」

整備員L「えっと、カツ丼特大…じゃなかった天津丼特大」

整備員M「エビチャーハンと半ラーメン」

整備員N「ナス味噌定食大盛り変わらず」

整備員O「マーボラーメンとギョウザライス」

後藤「何でもいいよ、もう」
18特車二課壊滅す!:01/11/03 22:30 ID:NOSAj6Gh
野明「ええっ?出前できないって、だってさっき」
オヤジ「考えてみたらよぉ、ツトムのヤロー戻らなねえし。それに日没以降は野犬がでるしよぉ、ワリいな」
太田「貸せぇ。キサマぁ汚いぞぉ気持たせといてぇ、もともと持って来る気が無いクセして理屈並べやがってぇ、
野犬が怖いだと。なんなら俺たちが護衛してやってもいいんだぜぇ」
オヤジ「おもしれえ、やってもらおうじゃねえか。」
太田「やらいでかぁ!たぁああ」(ガシャーン)

進士「やめましょうよ、太田さん」
太田「やかましい。特車二課第二小隊二号機、これより上海亭出前護衛任務のため出動します」
整備員「うぉおおお」
整備員「頑張れよぉ」
整備員「頼むぞぉ」
整備員「タンメンを我々にぃ」
整備員「チャーシューはあつ抜きでぇ」
シゲ「いいんすか、本当に?」
後藤「食いもんの恨みは怖いよぉ」

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太田巡査の怒りは全員の怒りでもあり、その行動を止める事は誰にできよう筈も無く、かくして前代未聞の出動が始まった。
しかし、彼らはついに戻らなかった。
19特車二課壊滅す!:01/11/03 22:31 ID:NOSAj6Gh
遊馬「二号、応答お願いします。こちら一号車。二号どうした?応答しろ太田。……どうしたんでしょう?」
後藤「放っておくわけにもいかんし…行ってみるか」
遊馬「おい、いくぞ野明」
野明「うん」
後藤「シゲさん留守頼むよ。本庁から連絡あったらさぁ」
シゲ「任せといてくださいって、うまくやっておきますから」

電話(ぷるるるるるるる)
整備員「はいこちら特車…シゲさーん」
シゲ「進士さん?いったいどうしたの?たった今隊長たちがねぇ…」
進士「…太田さんが…ボクを…ここにきちゃ………いけない」
シゲ「進士さん?」
進士「…ボクはだ…め…」
シゲ「進士さーん?進士さーーん?」
整備員「シゲさん」
シゲ「支度しろ!上海亭に乗り込むぞぉ!」
整備員「おーーーーーっ!」

整備員「おりゃー」(ぶるんぶるん)
シゲ「特車二課整備班、総員出撃せよ」
(ぶおぉぉぉぉぉぉぉぉぉん)
20特車二課壊滅す!:01/11/03 22:32 ID:NOSAj6Gh
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そして、彼らも、戻らなかった。
ついに私の番だ。隊員たちの身に何が起こったのか。
その運命はまた、私を待ち受けている運命でもあるのだ。

電話(ぷるるるるるるる ぷるるるるるるるる)

救急車(ぴーぽーぴーぽー)

野犬(わぉぉぉぉぉぉぉんわんわん)

読読新聞「特車二課壊滅す!前代未聞!大失態!」
21特車二課壊滅す!:01/11/03 22:32 ID:NOSAj6Gh
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真実とは常に驚くほど単純なものだ。
事件の根本原因にまで遡及するならば、それは特車二課の置かれた特殊な環境に求められねばならない。
連日の大量かつ、複雑極まりない出前を、一気に引き受ける上海亭。
そしてその膨大な作業にかねて不満を抱いていた、同店の従業員、ウチヤマツトム22歳。
彼はその日、特車二課の出前をめぐるトラブルから、同店店主、サキミヤハヤオ51歳に叱責された事を恨み
かねてよりの計画を実行した後、逃亡。特車二課からの通報で同人が失踪した事実を知った店主は、捜索の手上その痕跡を発見。
しかし事実の隠蔽を謀るべく、その食器類を持ち帰ったところから、悲劇は始まるのである。
売り言葉に買い言葉、太田巡査との口論の末、調理を焦った店主はこの食器をそのまま使用。これが今回の、集団食中毒の原因となった。
同店に到着した太田、進士両名はその事実を知らぬまま食べ。直ちに悶絶。
進士巡査が、その不屈の精神力で警告の電話を入れた時点で、後藤隊長以下が既に二課を離れてた事がさらなる悲劇を招く事になった。

シゲ「進士さん?進士さーん?」

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事の重大さを認知したオヤジは直ちに逃亡。入れ違いに到着した後藤隊長らは悶絶していた進士、太田両名を収容。
病院に担ぎ込む傍ら二課に連絡を入れたが、時すでに遅く、全隊員が整備班主任シバシゲオの思い込みにより、総員出撃した後だったのである。

シゲ「いけー!つっこめー!」

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第二波に遅れる事数分、彼らが店内に到着した時。
そこには、無人の店内にチャーハン、ワンタンなどが湯気を立てているマリンセレスト状況が待ち構えていたのである。
そこでいかなる事態が展開されたか、多くを語る必要はあるまい。

整備員「メシだメシ」
整備員「おおタンメン、タンメン」
整備員「これは俺のラーメンだぁ」
整備員「ニラライスはどこだぁ?」
整備員「うめえな」

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かくして、特車二課は壊滅したのである。

以上が特車二課の恥じ多き歴史の中にあっても、特筆すべき大失態、上海亭出前事件の全貌であります。
あれから3週間、報復を恐れて逃亡していた店主も戻り、隊員たちも復帰した今、あの忌まわしい事件からあえて教訓を引き出すとするならば、
特定の店にその食生活を依存する現在の二課の構造的欠陥を指摘せねばなりません。繰り返し上申している特車二課の居住改善要求が入れられなければ
同様の、否、さらに深刻な事態を招く可能性は極めて大であり、ここに警鐘をならすものであります。
22特車二課壊滅す!:01/11/03 22:33 ID:NOSAj6Gh

熊耳「ふぅ」
野明「熊耳さん。今日何にします?」
熊耳「ワンタンメンお願い。あっネギ抜いてくださいね。」

オヤジ「マモル、メシは出前の後だって何度いやわかるんだ。」
マモル(にゃーーーーお)