2001年・秋 名作は生まれたか?その2

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532
ココロ図書館

山奥に図書館に押し寄せる構造改革の波、
そして衝撃の事実、長女の天然ボケは演技だった!

今までの地に足の着かない、脳味噌の溶けそうな展開を真っ向から否定する、
夢も希望もない現実の波が次々と押し寄せる新展開。

今から観ても面白くないだろうけれど(w
1話からずっと見ていた人には、あまりの落差にショッキングな内容になっている。
ひょっとしたら2001年度を代表する、物凄いめい作になるかも知れない。
533 :01/12/14 02:08 ID:cJM/UKSv
いや、ココロは最初から見ててもつまらんがなあ。
作画はいいんで萌えネタとしてはOK。
534 :01/12/14 02:12 ID:DFreqSDw
>>532
いつものますなりだ、気にするな>落差
535気になった:01/12/14 03:00 ID:xTv1c1i+
>>532
実はココロは長女で、心を病んで・・・
ってな感じ?
536 :01/12/14 03:26 ID:b2DK+ZWV
>>532
障害者の介護問題も扱うとは、実は社会派アニメだったんだな。ココロ図書館は。
537 :01/12/14 03:55 ID:SySR2vwJ
>>535
本当にそんな展開になったら黒田を見直すぞゴルァ
538じゃ、もう少し具体的に:01/12/14 06:03 ID:qM3shRoS
この作品は基本的におとぎ話的な世界のお話であり、
山奥にあって利用者の寄り付かない利用者しかない図書館という不自然な設定や、
ボケに対してボケ倒すという登場人物同士のやり取りについては、
敢えて突っ込まない、突っ込んではいけない、
というのがこの作品における絶対の不文律であった。

しかし、今回のエピソードで、この図書館はおとぎ話のお城などではなく、
市民の貴重な血税を無駄に浪費することで成り立つ金食い虫なのだ、
という設定が初めて明らかにされる。
主人公たちが司書としての役割を果たしていないことが論理的かつ具体的に説明され、
市長から図書館の閉鎖が通達される。

で、主人公たちは、図書館を閉鎖から救うための様々な知恵を練るのだが、
実は今まで、降りかかる様々な問題に対し、主人公たちは、
偶然に頼ったご都合主義的な奇跡と、相手の善意だけに支えられてきたのであって、
自分たちには何ら問題解決能力を持っていないことが露呈され、
奇跡は二度も三度も都合良く起きない、という現実を突きつけられる。

さて、三姉妹の次女は売れっ子小説家という裏の顔を持っているが、
長女と三女はそのことを知らず、次女の書く小説の無邪気なファンである、
という設定があり、
次女が正体を隠すために繰り広げる騒動も今まで何度か描かれてきたのだが、
今回、長女は実はそのことを知っていて、
わざと知らないふりをしてボケていたのだ、という事実が唐突に明かされる。
ボケに対してボケ倒す、この作品の独特のリズムは、
天然のものではなく演技であった、というのが真相だと言うのだ。

今までの心地よく肯定的な馬鹿馬鹿しさが、
おとぎ話の甘い幻想に浸る主人公たちと視聴者の馬鹿さ加減を糾弾する武器へと転じる展開。
特に冒頭部が、今までにないくらいホノボノ馬鹿馬鹿しいノリで進むため、
冷水を頭からぶっかけるような落差が生じ、
突きつけられた現実の破壊力を増す効果を挙げている。
539 :01/12/14 06:41 ID:Zh5hrGWf
一見、市営の図書館として語られているココロ図書館は、余命幾ばくもない
死を待つ3人の患者たちを収容するモラトリアムだった。
実は、彼女たちは自分たちを司書であると思い込んでいるがそれは事実ではな
い。真実は、原因不明の不治の病にかかり、若くして命を落ちさなければならな
い悲劇的な運命に対して現実から逃避した結果、彼女たちが作り出したフィクシ
ョンにすぎない。さらには、彼女たちは実の姉妹ですらない。それもお互いを慰め
るためのフィクション。
すべては、死の恐怖の前に彼女たちが作り出した架空の世界。
そして、彼女たちは、もうすぐ、、お互いの身体を折り重ねるように永遠の眠りへと…
540 :01/12/14 07:26 ID:+Ck4D35o
>>539
おいおい(w
541:01/12/14 08:24 ID:qzNfe2gB
>539
ほら、キットラッシュこれが私が読みたかった本だよ.
でもへんだなぁ、とっても眠いんだ・・・(以下略)
542 :01/12/14 16:17 ID:fNam00tB
たのしそうだな。