1 :
とらじろう:
初期の「男はつらいよ」の脚本・助監督にして、
数多くアニメ作品の脚本を書いている宮崎晃氏。
寅さんみたいに旅する少女の作品も多いので、マターリと語ろう。
とりあえずの必見は、10/18(木)21:02〜の「男はつらいよ 望郷編」(テレ東)
アニメじゃないけど。
2 :
:01/10/17 16:31 ID:sGPpllLp
知らん。
。。。。。。。。。終了。。。。。。。。。
3 :
1:01/10/17 17:04 ID:UX6tcHf7
厨房の頃はペリーヌ物語は令嬢が困難を乗り越える話と思っていたけど、
社会人になって再放送を見ると、ペリーヌは悲劇のヒロインというよりは、
柴又に帰りたいのに帰れないでいる寅さんに近いんですね。
ペリーヌ=フーテンの寅さん と言っちゃうと身も蓋も無いけど。
カトリもそうか…
4 :
:01/10/18 03:08 ID:vTD4XqEQ
おれも知らん(藁
5 :
:01/10/18 03:12 ID:d1FTZ2RN
必殺仕事人X激闘編で一回だけ脚本書いた人か。
何者かとは思ってたよ。
6 :
ジ☆アニメで:01/10/18 09:43 ID:mYY1ckUa
映像演出についての連載を書いてませんでしたっけ?
他にはボスコアドベンチャー?あたりの脚本書いてました?
80年代にはチェックしていましたが忘れていました。
7 :
1:01/10/18 12:01 ID:uXf+QfgS
宮崎晃氏の主なアニメ作品を探してみた。
あらいぐまラスカル
ペリーヌ物語
トム・ソーヤーの冒険
南の虹のルーシー
牧場の少女カトリ
オズの魔法使い
愛の若草物語
アヒルのクワック
楽しいムーミン一家
ムーミン谷の彗星
大草原の小さな天使ブッシュベイビー
雲のように風のように
コアなファンの一番人気はカトリみたい。それ系のサイトに結構情報が出ている。
ただ、「カトリ好きのしと」って(色々な経緯で…)かなりに屈折しているから、
宮崎晃氏の情報が一般的にならんのよ。
8 :
:01/10/18 12:31 ID:6Lrj1KWn
ボスコアドベンチャーの脚本は藤本信行と吉川惣司だから違う。
でも
>>7のリスト見ると好きな作品多いなあ。
オズ、クワックはマイナー扱いされるけど。
9 :
:01/10/18 12:35 ID:H4JDuGJS
昔のアニメージュにインタビューがあったな。
10 :
:01/10/18 12:39 ID:xmkxaNTs
最近の仕事は?
11 :
:01/10/20 08:30 ID:Qv2U9CFB
>>10 どこかの有名大学で講師をしている、なんて話を聞いたことがある。
もちろん脚本や映像製作の関係なんだろうね
雲のように〜以降作品が見られないのがつらい。
12 :
どれみん:01/10/21 00:58 ID:0YA6DCUR
「楽しいムーミン一家」こそ氏の最高傑作なり!!
(氏の手を離れた「楽しいムーミン一家 冒険編」はつまらなくて半年で終了した・・・)
13 :
:01/10/21 06:40 ID:/4KXRbPu
>>13 昔のムーミンのほうが面白かった!
というイメージを引きずっていたので、本放送を見なかった。
見てみたら圧倒的にこっちのほうが肌に合うので損した・・・!ことがある。
フローリン(前作:ノンノ)のお兄さんはこっちのほうが断然よかった
(声優の演技は脇に置いておくけどね)
14 :
キューブ買ってね:01/10/21 06:44 ID:VBLIPo/A
15 :
:01/10/21 20:14 ID:M2P5tOCy
♪
16 :
1:01/10/21 21:15 ID:6psY0jOJ
やっぱ初期の「寅さん」の絶妙さは良い。
今日「純情編」も山田洋次 宮崎晃氏の脚本でした。
その昔、宮崎駿が「となりのトトロ」の特集番組のインタビューで、
「私は『寅さん』みたいな映画は恥ずかしくって見てられない。」って
かなり嫌悪してた。(…言い放ってからマズイと思ったのか慌ててた。)
でも、「寅さん」の脚本・助監督の宮崎晃氏は「三千里」後の「ラスカル」
「ペリーヌ物語」と脚本やシリーズ構成を担当しているから、宮崎駿は
宮崎晃氏を充分に知って上記の発言をしているのね。
なぜこうも無神経に同じ名劇のスタッフの過去の実績に意見出来るのかな。
宮崎駿は演出家であって脚本能力はかなり未熟だと思うが。
やはり「自分がっ!自分がっ!」のジジイな(藁
17 :
1:01/10/23 00:48 ID:vIcBHi1x
寅さんの惚れっぽさとかマドンナの恥じらい演技をアニメに取り入れた、
宮崎晃氏の名作劇場って現代の「萌えアニメ」そのものだと思うのだが、
どうしてもマイナーなんだよな。age
18 :
:01/10/23 00:55 ID:lk6AruKs
19 :
風の谷のななしさん:01/10/24 10:43 ID:JY6qV0D7
20 :
:01/10/24 16:50 ID:TsVPzHko
>>19 後世の批評家はこの人を手堅い実写畑の人と評価するでしょうか?
それともアニメの名脚本家と評価するでしょうか?
漏れはアニメの方で評価されてほしいな
21 :
スーちゃん:01/10/24 18:25 ID:P0X037ND
宮崎晃氏の名作劇場はほろ苦い。
「ラスカル」のスターリングの父の事業の倒産。
「トム」のハックの失恋(ほとんど「男はつらいよ」)
「ルーシー」の父親の農場の夢の挫折・・・etc.
高畑勲氏のシリーズでも、そういうリアリティはあるけど、
宮崎晃氏の脚本は夢を追う主人公の「挫折」が顕著に描かれ
ている。こういうのが好きか嫌いかは好みが分かれるけど、
この「ほろ苦さ」が大人のドラマやなー、と思うのです。
22 :
:01/10/24 22:07 ID:Ffx1u2Mc
>>21 高畑作品のリアリティとはまた違う現実感があるよね
お話なんだけどただの作り物とは感じさせないところが
あって好きです
23 :
:01/10/24 22:20 ID:ru63joyI
宮崎晃氏の脚本は面白いんだけどちょっと見ではわからない。玄人向けって感じが
するね。まあ、素人は島田満の脚本で感激してなさいってこった。
24 :
スーちゃん :01/10/25 14:53 ID:Aa62osr+
脇役の台詞もいい感じ。
どのシリーズを見ても、その他大勢の人物に一々引っかかる、記号ではない
台詞を語らせてます。宮崎氏は実写の助監督の頃から孤高の作家だったそう
で、独立運動家(カトリのアッキetc)のようなキャラクターは宮崎氏本人
を投影しているようにも見える。主人公中心の視点で描かれる楠葉氏のシリ
ーズに比べると、脇役がそれぞれ一人歩きしています。
(犬にまでその特徴が出ていると思う。ペリーヌのバロンは、ヨーゼフや
パトラッシュみたいな活躍をしない「駄犬」で、泥棒も働く。ここまで
主人公の言うことを聞かない犬は宮崎氏のシリーズだけです)
監督の斎藤博氏の演出も好きなんだよなー。
25 :
:01/10/25 19:37 ID:0VGTyCUt
>>24 沼のほとりの小屋の中におしっこしようとしたバロンを
ペリーヌがたしなめて「自分の家の中におしっこするバカがありますか!」
と言ったとき、「そうだ!そのとおりだ!!」と思わず納得してしまいました
主人公にバカ犬呼ばわりされる生き物はそんなにないと思います
宮崎さんはかつての日本映画(白黒の頃は本当におもしろかった)が持っていた
ユーモアなどを受け継いで、アニメの脚本で生かしているのでは
26 :
:01/10/25 22:49 ID:aSzeelhV
>>12>>13 とか言うから今日BSJで楽しいムーミン一家を見てしまった。
お父さんのセリフから「らしさ」を感じた。
27 :
:01/10/26 07:23 ID:Bmds95z7
28 :
スーちゃん:01/10/26 17:14 ID:k50MhGU8
>>25 文学作品の影響も多いみたいですな。
ユーモアに関しては、斎藤氏のセンスによるところも大きいと思う。
「若草物語」や「ブッシュ」は、それほど弾けてないからなー。
>>26 「アヒルのクワック」も宮崎節爆発なので要チェック。
「楽しいムーミン一家」は2クール以降が氏のオリジナル。
50話「枯木の中の声」とカトリ32話「魔法の本と悪魔」が
同じ民話が出てきて笑えます。
29 :
:01/10/26 18:50 ID:l4/AxnQv
>>28 「アヒルのクワック」・・・・死ぬまでに一度見てみたい
「若草」や「ブッシュ」がちょっとプッシュにかけるのは
やはりバロンのように英雄的なおバカが出てこないからかな?
30 :
26:01/10/26 21:23 ID:a2INizhz
今日は冬眠前の魔女の話だった。あっさりぎみの会話とナレーションが宮崎晃らし
い。キッズで「ブッシュ」見返しているが言うほど駄作かなぁとも思う。獣医のハンナ
さんはニーラネン先生を思い出させる。
「アヒルのクワック」は見てみたいけど、CSかUHFでひそかに再放送するのを待つしか
ないか。
31 :
大量 ◆wv97woJw :01/10/26 23:24 ID:F1q/f47k
>>29 >やはりバロンのように英雄的なおバカが出てこないからかな?
「ブッシュ」にはミッキーというアフォがいるYO。
正直、いなくても良かった気がする(笑)
32 :
:01/10/27 13:19 ID:jkY7Lgn1
この人が脚本を書いたアニメを見ていると、この言葉は覚えておいて
そのうち自分を励ますときなんかに使いたい、と思うことがよくある。
33 :
極楽糖(甘さ控えめ):01/10/27 13:42 ID:CIraHZKz
>>25 >>ほとりの小屋の中におしっこしようとしたバロン
ワラ
34 :
:01/10/27 20:09 ID:3RNGQAq0
>>33 ここまで役立たずで(まあ、たまには役に立つけど?)主人に迷惑をかけると
怒る気にもなれず、次は何をやらかしてくれるか楽しみだというものです。
ペリーヌをビデオで見たとき、見る意欲の30%は、こいつの生きざま
から生まれてきた。
35 :
:01/10/28 03:03 ID:HFUIdRoW
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚) < ザクとは違うのだよ! ザクとは!
./ | \_____________
(___/
/
ブッシュベイビーを寅さんに投影すると、
ジャッキー(ヒロイン)=さくら。 マーフィの母親。
マーフィ(ブッシュベイビー)=毎回のマドンナ役
ミッキー(デブ)=情けない寅さん。 マーフィに惚れている。
だと思う。
ブッシュって私は好きだけど、11〜12才のジャッキーを完璧な母親役にしたのは
結果的に裏目に出たと思う。画面では結構エッチなのですが、寅さんの妹のさくらと同じく、
完璧すぎて視聴者の妄想が入る隙がないんで、見る側が冷静になっちゃう。
ただ、性格設定の匙加減って微妙ですから何とも言えないけど。
でも、良い作品だよ。
37 :
風の谷のななしさん:01/10/28 12:37 ID:RCq4DttW
あと、ブッシュベイビーってスタッフが(泣)状態。
監督の鈴木孝義氏はぶーりん・ままぽよで監督を勤めたけど、
最近はコレユイ1期で絵コンテを切って、その後?だし。
脚本の宮崎晃氏はこれ以降休止しているし、
キャラクターデザインの加藤裕美「天使になるもんっ!」のデザイン・作監後は?
主役の岡本麻弥さんはアメリカに行っちゃって事実上休止
どの人も色気とか男女の表現のスペシャリストなのに、何で「萌え公認」の今の時代に
出てこないのはもったいない限り。次回作の構想を練っているのか…辞めちゃったのか…
38 :
:01/10/28 12:52 ID:nIF6Peo+
>>37 岡本麻弥さんサクラ大戦のロレッタくらいでしか聞かないものね
もったいないね
39 :
スーちゃん :01/10/28 20:42 ID:ayJVNW+i
「男はつらいよ 望郷編」の冒頭みたいなシュールな夢が、宮崎脚本の名作
劇場にはたくさん出てきまする。
●ラスカル29話「星空をとぼう」のスターリングの夢。檻の中のラスカルが、銃
を持ったライオンに撃たれると、無数のラスカルとなって空を飛ぶ。
●ルーシー44話「リトル!リトル!」のルーシーの夢。顔の無いケイト。
プロスペローという猫がリトル(ディンゴ)に変わる。
●カトリ31話「本が送られてきた」のカトリの夢。オーレおじさんと空を
飛びながら、母親と暮らしている自分の姿を見る。
●若草34話「エイミーは悪い夢を見た!」のエイミーの夢。怪魚を釣り上げ
るエイミー。ジョオの魔法(?)で怪魚がライオンなどに変化する。
登場人物の心象を夢で表現するのは常套だけど(「三千里」のマルコも
母親と魚に乗ってる夢を見てるシーンがある)作り手の心象風景みたいな
部分もあって面白い。特に若草のエイミーの夢は、伏線があるわけでもな
く、1話まるまる奇妙な夢の話(オリジナル)だったので驚いた。
40 :
1:01/10/29 15:53 ID:cov+Gq4a
18時間で300以下に落ちるのにはマイッタな。マターリできん。
この板でも宮崎晃氏の参加作品は複数スレがあるんで、
作品としては有名なんだけどねぇ…。
41 :
スーちゃん :01/10/29 22:29 ID:3j2NicCj
>>40 宮崎氏の脚本について、まともに語れるのは寅さんとか名作劇場のヲタ
だから無理ないっす。早く出て来い「K鷹」氏。
42 :
:
>>39 そんな話があったのか知らなかったよ・・・・
>>40 漏れは「雲のように風のように」が好きで好きで。
特にタミューン(皇帝のおねいちゃん)がヨカタよ
同じ酒見賢一もので「陋巷に在り」アニメ化してもらえないかな・・・。
今ならまだヒロイン萌えがおきると思うんだけど