ジャイアントロボ

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すごくいいかげんに訳してみた(ところどころ抜けてるけど)。

エピソード8は約1時間30分の長さ

 バベルの塔はBF団基地の地下に隠されている。バベルの塔は強力な兵器であり、また、
地上の全ての超能力者の力の源である。
 エキスパート達の主要な基地は壊滅しているため、彼等のほとんどは香港の小さな基地
に集合している。
 生きていた村雨はBF団から逃れ、中条長官になにがおこっているか報告する。
 世界中のシズマドライブは停止しており、また、インターポールの輸送手段も機能して
いないため、大作はジャイアントロボで残った九大天王のメンバーを輸送する事を提案する。
 BF団基地では孔明が十傑集を茶会に招き、エキスパート達がやってくる事、そしてこれが
最後の戦いになる事を伝える。
 BF団へ向け突進するジャイアントロボの上にはエキスパートが乗っている、中でも九大
天王はロボの頭部や肩に立ち、高速と強風にも動じない。そのメンバーは大あばれ天童、
Director Eigan(影丸?)、静かなる中条、大塚署長、ディック牧、韓信元帥、豹子頭の林冲、
Sei the Bewitcher(無明幻妖斉??) (戴宗の後を埋めるメンバーはまだ決まっていない)。
 BF団基地では戦闘の準備が進んでいる、夜空にサーチライトがまわり、BFエージェント
が緊張している。カタコンベの奥ではビッグファイアに付き従う十傑集が大きな塔に向かう。
入り口で彼等は止まる。孔明と首領はそのまま進み、樊瑞はまわりのエージェントに向き合い、
塔とビッグファイアを守る様命令する。「エキスパート達に対して特攻するしかない状況
になったとしても、塔の近くではするな!」コ・エンシャクは塔を囲む柱の影に溶け込む。
 塔の奥深くで、孔明はビッグファイアを大きく豪華な玉座に座らせ、集中する要に
「命令」する。彼は小さなリーダーの意志のなさを非難する。彼は「もう遅い」とつぶやく
 外は無気味に静まり返っている。空中に何かがある事はわかるが、十傑集もフード付きの
部下も何が起こるかわからない。その時、誰かが叫ぶ。「あそこだ、月の前!」。
 巨大な黒い固まりがぐんぐん大きくなる。ロケットの噴射音も聞こえてくる。しかし
なにか手だてを講じる前にけたたましい音とともに、当たり一面に矢が降り注ぎ、ほとんど
のBF団員が倒れる。ただし、十傑集は確固としている。彼等の平静な顔がフラッシュするが、
直系の怒鬼だけは血風連の復習のため、一人でエキスバート部隊に攻撃をかける。彼は最初に
倒れる事になる。怒鬼は中条のロケットパンチによって文字どおり空中に吹き飛ばされる。
続いて残りの天王達が中条の後ろに降り立つ。ジャイアントロボは彼等の上を掠めて飛び
888 :02/01/21 04:15 ID:+Wz16a5M
その2

去り、スーパーバトルが始まる。十常寺と大塚署長は共に倒れる。
 この間に残りのエキスパート達はロボから飛び下り、BF団のエージェントと対決する。
 4人だけを載せて、ロボはメインビルディングを破壊し、地下に突入する。
孔明は団扇の上に浮かぶ炎によって戦況を見物している。彼は不安に思う。軍師はビッグ
ファイアに向かい、エキスパートを排除するのになぜ彼の協力が必要かを非情に大きな、
腹を立てた声で話しはじめる。「彼等の力を打ち破らなくてはならない!」その瞬間、天井
が大きく崩れ、ジャイアントロボが落ちてくる。地下全体がその力にうち震えるが、奇跡的
に形をとどめている。ロボの肩に大作、鉄牛、一清、村雨があらわれる。村雨が気をつける
ように言った時、ネプチューンがロボの前にあらわれる。鋭い金切り声にエキスパート達が
振り向くと、ガルーダが襲い掛かる。エキスパートは間一髪でロボから飛び下りる。ロボは
ガルーダにパンチを見舞い、これを倒す。
 外の戦いはまだ続いているが、状況は互角で、互いにそれを知っている、あとはどちらが
先に疲れるかの問題になっている。
 地下の空洞では、塔の入り口に向かう4人のエキスパートの前で、突如黒いオイルが盛り
上がり、アキレスが表れ、飛びかかってくる。鉄牛がこれを押さえ込み、ここは任せてさき
に行き、ビッグファイアを止めろと言う。
 大作と村雨はそれに従い、一清は鉄牛を助けるために戻る。
 孔明はまるで動きもしない「マスター」ビッグファイアに腹を立て、団扇でこの子供を
叩こうと手を振り上げる。「止まれ!」という冷たい声がして、彼はぴくりとも動けなくなる。
謁見の間の奥の影からコ・エンシャクがあらわれ、孔明の顔は恐怖に凍り付く。コ・エン
シャクは、長い間動かない孔明を凝視し、ケープを広げ、本当のビッグファイアを出現さ
せる。孔明は何が起こっているのか理解しようとし、その目はいっそう大きく見開かれる。
 塔の入り口の外では、大作と村雨が入り口に入ろうとしたとき、突然あらわれた大量のBF団
エージェントが壁を作ってそれをブロックする。村雨は大作をおしのけて突進し、体に
巻き付けたプラスチック爆弾を起爆させる。ロボとネプチューンの戦いでは双方が傷付いている。ネプチューンは片方の角が折れ、ロボは肩を破壊されている。そこに鉄牛と一清が追い
付いてくる。鉄牛は首の噛み傷から出血しており、後ろにはぺしゃんこになったアキレスが見える。
 謁見の間では、コ・エンシャクと本当のビッグファイアが孔明に対面していた。ビッグ
ファイアは、おびえ、凍り付いた男を見上げ、一体どのようにBFのサポート無しでこの
狂気の作戦を遂行するつもりだったのか聞いている。その間、コ・エンシャクは玉座の
偽ビッグファイアを取り上げ、変装を取ってサニー・ザ・マジシャンの催眠を解く。
889 :02/01/21 04:16 ID:+Wz16a5M
その3

(孔明は自分のトリックにひっかけられたのか?) ビッグファイアはゆっくりと歩き、
玉座に座る。少年は軍師に向かい、世界支配と九大天王の抹殺は計画ではなかったと
通知する。彼は、孔明が世界にもたらした無意味な破壊を止める手立てはただ一つだと
語り、目を閉じて精神統一を始めた。孔明は術を解かれ、部屋中を覆う光に悲鳴を上げた。
 塔の外でも光が広がり続け、それが全てを飲み込んでホワイトアウトする直前、二体の
ロボットの片方が倒れるのが見える。
 塔の上、夜の地上では、戦いがおおむね終わろうとしていた。双方とももうすぐ全滅
という状況である。そのときエージェントとエキスパートは、ロボのあけた穴から光が
立ち上り、戦場を覆うのを見る。誰も逃げようとはしない。
 すぐに光は収まり、元の暗闇に戻った。この一瞬の混乱から素早く立ち直ったマスク
・ザ・レッドはディック牧に攻撃を仕掛ける。とっさに牧は対処できず、ただ反射的な
パンチを放つが、これが効いてレッドはふっとび、動かなくなる。一方、大作達は謁見
の間に突入する。そこで見たのは、子供(ビッグファイア)の足下にひざまずいてすすり
泣く孔明の姿だった。鉄牛は大作と一清の前に飛び出し、二本の斧をビッグファイアと
孔明に向かって投げ付けるが、それらは見えないバリアに弾き飛ばされ、床に刺さる。
ビッグファイアは輝きだし、宙に浮かび上がる。彼はエキスパートに向かい、BF団は
終わった、恐れる事はない、と語り、光の中に消えた。直後、ロボの手が天井からパンチ
をくり出し、孔明を捕らえるが、孔明はすでに死んでいた。
 穴を降りてきた樊瑞は、そこにGRと、死んだBFエージェント、および三つの守護者を
発見する。彼はロボに見つからないよう、超能力を使わず、できる限りのスピードで入り
口に向かう。ドアの前で、彼はコ・エンシャクが表れるのを見て止まる。樊瑞は最初不安
に思うが、コ・エンシャクがケープの下にサニーを連れている事に気付き安心する。無言
でコ・エンシャクは混世魔王に彼女を渡し、歩き去ろうとする。
 樊瑞がコ・エンシャクを呼ぶと、彼は振り向かずその場で足を止める。コ・エンシャク
に、ビッグファイアは目的を果たしたのかと聞くと、彼はうなずく。
 地上ではエキスパートが勝利し、中条長官はパイプに火をつける。十傑集の生き残りを
含むBF団エージェントは検挙され、手錠をかけられている。夜明けに、彼等はロボの下に
立って死んだ同僚のために祈りを捧げる。その中で、黄信はロボの影の中でコ・エンシャク
が動くのを見つけ、調べに行く。彼は刀に手をかけるが思い直し、コ・エンシャクに語り
かける「求めていたものを見つける事ができたか?」
 それは彼が全てを捨てて追い求めたものだった。コ・エンシャクはうなずき、しわがれ
声で言った「ああ、……これで休む事ができる」。コ・エンシャクの仮面が地面に落ちて
大きな音を立てた。黄信は微笑み、人生は他人の空虚な考えではなく、自分自身で見つける
のがすべての真実だと言った。カメラは引き、エキスパート達がBF団の基地だった場所で
大きな犠牲を払って得た勝利を祝う様を見る事ができる。
 最後に、ロボの顔がアップになり、大作を手に乗せて飛んで行く姿が写し出される。

終わり