【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 4

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784いらちなきのこ ◆MBg2xrtxYY
磯ケ谷昇犬の昇天
その壱

この物語は不完全なフィクションであり、実在する人物・団体には多分関係ありません

「ジャーン!」
幼稚な擬音で磯ケ谷昇犬がポケットから何か取り出す。表情が少し怪しい。
何が可笑しいのか、小柘植香織、 三方田佳恵、草津ひかり、古村真希の四人もそれをみてケラケラ笑っている。
こちらも異様なテンションである。
少し離れて久呆彰浩と國定洋平が座っている。
彰浩は何かに怯えるように部屋の片隅で小さくなっている。
洋平はそんな彰浩を気にする様子もなく一人ニヤニヤしている。
部屋は何やら煙たく薄暗い。そして、彼らの前には怪しげなガラス製の小瓶のようなもの、水パイプが置かれている。

今から数時間前、昇犬は偶然、同じ陸上部のひかりとその先輩である真希達に会った。
この時、昇犬の脳裡にある考えが閃いた。
例のブツを試そう。

須磨での悪夢のような出来事の後、すっかり元気を無くした彰浩を見兼ねて昇犬達はnixiの大学コミュの管理人である尾野村辰也に相談した。
すると辰也は大学に大麻が自生しているので一度試してみれば、と推めたのだ。
とんだOBもいたものであるが、いかな昇犬達も最初は躊躇した。
大麻が麻薬でそんなもの試すのが犯罪であることは底辺大学の昇犬達でも分かる。
しかし、辰也が大麻は自然由来で健康を害するものでないこと、自生している大麻は反戦運動やヒッピーカルチャーと共に持ち込まれた、いわば大学の歴史であること、そして、セックスがすごく気持ちよくなることを語った。
これを聞いた昇犬達は目の色が変わった。
自然由来だの、ヒッピーだの、どうでもよいし、よく分からない。
しかし、セックスがすごく気持ちよくなると聞けば試さない訳にはいかない。
法律!?それもどうでもよい。
辰也は急に昇犬達が乗り気になったのを訝りながらも煙草のように紙で巻くのは健康に良くないから吸飲器具(辰也はボングと言っていた)を寮に送ること、その代わりと言ってはなんだが一度セミナーに参加して欲しいと昇犬達に伝えた。
健康を気にするなら麻薬を推めければいいのに、それに生憎、辰也にとって肝心なところは期待に股間を膨らます昇犬達の耳に届いていなかったのだが。

それから昇犬達は自生している大麻を捜し、それを自室で乾燥させた。
しばらくすると辰也からボングと但し書きが送られてきた。
そして、あとは相手を捜すだけというとこでひかり達に出会った。
ディスティニー−−
昇犬は叫びたくなった。
途中、彰浩と洋平に出くわしたのは誤算だったが
こいつらは安全パイだ。
洋平はガチホモだし、久呆さんは竹の子の里、まあ、久呆さんには古村さんを譲ってもいい。
あの人は澤井千恥ほどでないにせよ、毒電波を発しているし、後々面倒なことに成りかねない。
竹さんは実家に帰ってるし、保雄はパチンコに行ってるらしい。
陸上部の女を陸上部の俺が独占して何が悪いというのだ。
昇犬はそもそもは彰浩を元気づける為、竹多悟も陸上部であることをすっかり忘れてしまっている。