【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 4
この物語は完全なるフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係ありません
(特別編その二) 愛の卍固め〜快楽の代償〜
オレの名前は国定洋介、世間で言うFラン大学の2回生。
「あ〜、女抱きてぇ」・・耳に大きなステレオがあてられたかと思ったぐらい、その声は響いた。
大好きな先輩から、そんな言葉を・・。っうぅぅうぇぇうぇぇうぇうぇ。
オレが満足させてないからなの?ねぇ、ね?教えて先輩。
練習が終わって、いつものように二人で部室に残って、1回ヤってぐったりとした先輩を腕に抱きかかえて。
そんなオレの腕の中で地獄のような言葉を吐く先輩。悲しいよぉ、悲しいよぉ。
オレは、オレは先輩にいつだって奉仕してる。自分のことは後回しで。
先輩が、大切な先輩がキモチよくなってくれたらそれでいいから。オレのこと好きになってくれたら嬉しいから。
・・それなのに、それなのに。
「どうした?クニ?」全く悪びれずに先輩が身体を起こしながら言う。
「・・な、なんでもないよぉ・・」オレのテクが足りないからなんだ・・そうなんだ、そうなんだ。
・・「か、かえろ、先輩。もぉかえろ」ふらふらと立ち上がるオレ。か、体に力が入らないよぉ。
「あー、うん」先輩はまるでオレの気持ちに気がついてないようだった。
ご飯も食べないでお風呂だけ入って自室に向かう。
と、とにかくエッチをなんとかしないと先輩に飽きられちゃう!
オレはパソコンを開いて、ネットで検索し始めた。
・・そしてオレはさらにどん底に落ちた。
真の快楽は受側も協力してくれないと得られないって!厳しい検索結果に泣きそうになる。
・・どうしたらいいの?先輩はあんまりオレとのセックスに、いつも乗り気じゃないんだよ。
とりあえず先輩に「ただいま」とメッセを送ろうと思いnixiにログインする。
オレは毎晩先輩にnixiからメッセージを送って、朝はメールしている。眠くて眠くて死にそうな夜も、遅刻しそうな朝も。
でも先輩から返事がかえって来たことは一度もなかった。・・く、くじけそうだよぉ。
ふと画面を見ると、藍子先生からメッセが入っていた。
藍子先生はオレのずっとずっとずっと年上の大学の先輩で、尾町さんよりももっと年上の女の人。高校の教師をしている。
ネット上でしかお付き合いがないけれど。
「この間、尾町くんからの紹介でセミナーに参加したそうね。お話伺いたいわ。
ちょうど明日あなたの大学に行くので、よかったら会えないかしら?」
お母さんの年齢の女性かぁ。会ってもいいかな。もしかしたら相談にのってくれるかもしれない!
・・でもなぁ、あのセミナーのことは思い出したくないなぁ。。。
ふと、脳裏に先輩の顔が浮かんだ。やっぱり熟女さんに話を聞いてもらったほうがいいかもしれない。
オレは思い直して、「お昼のあとすぐなら大丈夫です。大学会館の2階のコンビニ、
日本一辛い祇園の黄金一味を使ったカレ−パンが売ってる辺りで待っています」とメッセージを返した。
翌日、藍子先生を約束の場所できょろきょろしながら待っていると、奇抜なファッションのオバサンが目に飛び込んできた。
・・まさか、藍子先生じゃないよな。。。お母さんと同じぐらいの年だし。
そのオバサンは以前テレビで見た70年代のヒッピーのような格好をしている。思わず目が釘付けになった。
オレの頭の中では、何故かジョン・レモンがイマジンを歌っている。
「あ〜、洋介くん?」オバサンから名前を呼ばれたとき、オレは心臓がドキンとした。藍子先生は高校教師のはずじゃ???
「外に出ましょうね」呆然と藍子先生の後をついていくオレ。
熟女に少しだけ希望も持っていたんだよぉ。吉長小百合さんみたいなしっとりとした美女かと思ってたんだよぉ。
オレの期待は、常に無残に打ち砕かれるようになっている。っうぅぅうぇぇうぇぇうぇうぇ。
校庭近くの木陰のベンチにオレと藍子先生は腰を下ろした。
「どうだったかしら?セミナーは?」藍子先生が話し始めた。
「あのぉ、そのぉ、えっと・・あ〜、オレには難しくて・・そんで」
「そうかしら?次のセミナーは断ったみたいだけど、どうして?」
「あぁ、あれは・・そのぉ、10万円とかしたから・・オレお金ないし」
「じゃぁ、お金があったら参加したいのね?」
・・どうしよう・・ここでちゃんと断らないと。オレは決めたんだから。もう二度と行かないって。
「行きません」即答した。
藍子先生もさすがに引いたようだった。でも意思は伝わったらしい。
「そう、それじゃ、行きたくなったらいつでも言ってちょうだいね。
ところで洋介くん、恋愛の悩みがあるとセミナーの講師から聞いたわ、どうしたの?」
・・なんでセミナーで講師に言ったことが藍子先生に伝わっているだろう・・?
不思議に思ったけれど、オレはまさに藁にもすがりたかった。・・先輩!先輩!
「あの〜、そのですね、こ、恋人がですね・・あの〜・・あの〜・・オレのセセセセせセックスにまんまん満足満足してなくって」
・・これだけ言うのがやっとだった。
「なんだ、そんなのことなの」藍子先生はすそが広がっているパンツのポケットから容器を取り出した。
「これを使いなさい」小さな錠剤を手渡された。
「こ、これ何すか?」
「快楽のお薬よ。でもね、気をつけて。落としたりしたらあなたはヤバイことになるからね」
・・あ!麻薬かもしれない。オレは直感で思った。
「恋人とセックスする前に飲むのよ。上手くいったらセミナーのこともう一度考えてみてくれない?」
それだけ言うと、藍子先生は厚底の靴で足早く去って行った。
「せ・ん・ぱ・い。これからちょっと付き合わない?」明るく誘ってみる。
昨夜ネットでホテルは調査済み。ちょっと変わった趣向のホテル。熱いプレイをするんだ!するんだ!
「オレ、き、今日ね、く、車できたから」
着替えが遅い先輩は、練習後の部室ではいつも最後の一人になる。着替えを手伝いながら、返事を待つ。
「いいよ」と小さな声が返ってきた。
・・最近の先輩は少し投げやりだ。でも、今日からは違う!オレと先輩の関係はリニューアルするんだ!!
適当に定食屋で食事を済ませて、車の中でオレは先輩にデザートとして用意しておいた、たけのこの里を手渡した。
「クニ、これ好きだな」先輩が少しだけ笑った。うぉぉぉぉ、出だしはいい感じだ。
車を飛ばして目的地の駐車場にとっとと入れてしまう。ここまできて「イヤ」はなしだから、先輩。
オレは今日男に、いや、漢になるんだから!先輩の腕を引っ張ってホテルの部屋に押し込んだ。
うぉ〜〜〜〜!やるぞ!やるぞ!先輩に抱きつこうと思った瞬間
「シャワー浴びてくるから」とすっとかわされてしまった。
う〜、先輩、おあずけですか?昨日見たゲイ動画を思い出して気分を盛り上げてくると、
「クニ、おまえもシャワー使ってこいよ」先輩に言われる。
洗面台の前で服を脱ぎながら、ジーンズのポケットからあの錠剤を取り出した。
・・これは麻薬に違いない。これを先輩に使えば、先輩はオレのセックスの虜になる。
変なセミナーだけど、我慢していけば、藍子先生はまたこれをくれるかもしれない。
手の中の錠剤を握り締める。
・・どうしよう。。。先輩、先輩。。。オレどうしよう?
洗面台を背にしてよりかかる。目を閉じる。
オレは先輩が好き。大好き。この気持ちはホンモノだ。
でも、先輩を騙して薬を飲ませてセックスして・・それでオレに夢中になってもらっても、先輩のその気持ちはニセモノだ。
じゃぁ、どうしたら、先輩のホンモノの気持ちが手に入るんだろう?
・・暗くて深い穴みたいなところに落ちていく感じがした。
その映像を振り払うようにトイレの扉を勢いよく開ける。便器の中に錠剤を入れて水を流した。何回も何回も水を流した。
オレは自分が泣いていることに気がついた。便器を抱えるように座り込む。
せつなくて、せつなくて涙が止まらない。
いつかきっとこの想いが先輩を壊してしまいそうな気がする。誰よりも大事な先輩を。
洗面所で熱いお湯を出して顔を洗う。「先輩、オレ、具合悪い。かえろ」先輩に無理やり服を着せるとホテルを後にした。