【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 3
50 :
いらちなきのこ:
千恥の海岸物語 その壱
この物語は不完全なフィクションであり、実在の人物、場所、事件は多分と関係ごさいません。
「おおっ!」
駅の改札口を出た途端、目の前に拡がる光景に声が出てしまう。
青い空に白い雲、青く透き通っていない、この時期の大阪湾特有のコーヒー色に濁っているけど取り敢えずは海に違いない、そして、白くはないけど砂浜と思い思いにくつろぐビキニの女の子達!
竹多悟達、京都性教育大学の面々は須磨海岸海水浴場に来ているのだ。
話は三日前に遡る。
学食で磯ケ谷昇犬の
「何か夏らしいことしたいすっね。」
の一言が始まりだった。
「海かな。」
竹多悟がいつものようにテキトーに答える。
「おおっ いいっすね、海。」
國定洋平と田井中保雄が答える。
「で、何処に行きます。」
久呆彰浩が悟に尋ねる。
「琵琶湖に決まってるじゃないすか。」
洋平と保雄が声を揃える。
キョトンとする悟に滋賀や京都では泳ぎに行くといえば琵琶湖であると語りだす。
大阪出身の悟も琵琶湖で泳げることくらいは知っていたがそれ程だったとは。でも俺達が行くべき場所は琵琶湖じゃない須磨だ。
悟はヤローがつるんで海に行くんだから目的は勿論、ナンパであること、ならば獲物が多いところに行くべきである。
それに須磨なら京都からでもJR一本で一時間足らずで行けて駅を降りると目の前が海水浴場であること。
そして、海で仲良くなった女の子と引き続き三ノ宮や大阪で遊んであわよくばその日のうちにお持ち帰り出来ると語った。
「竹さん、そうやって毎年いい思いしてるんすか。」
昇犬の問いに
「まっ、まあな。」
と笑って答える悟。
勿論、嘘である。中高と男子校で過ごした悟は女性と接するのがあまり得意ではない。だからこの歳になっても素人童貞なのである。だが周囲は悟の年齢と尤もらしい言葉に勝手に性のツワモノと勘違いしている。
「竹さんの言う通り須磨でええんちゃう。」
彰浩が皆に問い掛ける。
異論はないらしい。
洋平も来るのか、悟は意外な思いがした。
本人は隠しているつもりみたいだが洋平がガチホモであるのは周知の事実である。
当然、ナンパや飛田にはなんだかんだ理由を付けてついてこない。
まっええか、洋平が来たからといって邪魔になる訳でない。
こうして期待に胸と股間を膨らませて当日を迎えた。
51 :
いらちなきのこ:2009/08/11(火) 15:37:04 ID:WTLJIwLU
千恥の海岸物語 その弐
しかし、期待とは裏腹に波瀾含みの出発になってしまった。
京都駅で新快速を待っている悟達に
「あれぇ、先輩がたじゃないですか、おはようございます。」
聞き覚えのある声に悟達が振り向くとグリーンのチェックチュニックと低く丸い鼻からずり落ちそうな黒ブチの眼鏡、澤井千恥だ。
何故、こいつが、呆気にとられている悟達をよそに
「何処にいくんですかぁ、海ですか、奇遇ですねあたしも海に行くとこなんです、えっ、一緒にですかぁ、どうしようかな、いいですよ。」
一人でまくし立てる千恥。そこへ赤穂行きの新快速がホームに入ってきた。
何が奇遇やねん、新快速に乗った悟は小さく罵った。
どうせ何処かで俺達が海に行くのを聞き付けたのだろう。目的は決まっている、彰浩だ。
その証拠に動揺する彰浩を自分の隣にそれも逃げられないように窓際に押し込んで座らして、偶然だの、運命だのほざいている。
まあ何処かで撒ければ撒いたらいいし無理なら
「しゃあない、久呆ちゃんに生贄になってもらおうか。」
悟は小さく呟いた。
悟の予想は当たっていた。千恥は学食での会話を一部始終盗み聞きして、今朝京都駅で待ち伏せしていたのだ。
彰浩がナンパに行くと聞き千恥は怒りにうち震えた。
あたしが応援に行っても素っ気ない彰浩が夏の海でナンパ!許せない、いや、待てよあたしも行けばどうなる?そうだ、夏は若い男女を狂わせる。
それに色仕掛けで攻めてみるのも悪くないかもしれない。
夏に限らず年中狂っている、色気がないのにどうやって色仕掛けを、相変わらず突っ込みどころ満載だが千恥本人は本気でそう思っている。
彰浩は何が何か分からないうちに千恥の横に座らせられた。
逃げようと思ったが通路側に千恥が陣取っている。
竹多達に助けを求めようとしたが思い留まった。彰浩の頭に妙案が浮かんだのだ。
海に行くことが決まってから彰浩を悩ましていたのは洋平のことだった。普段、ナンパに行くときに洋平はついてきたことはなかった。
しかし、今回はどういう風の吹き廻しかついてくるという。
邪魔をするに違いない、あの嫉妬深い洋平が俺が女の子と仲良くしているのを指をくわえて見ている筈がない。
何とかしないと思いながら妙案が浮かばず今日に至ったのだ。
だが今浮かんだ、コイツだ、この不細工な生き物を盾に使えばいいんだ。
澤井千恥は俺に気がある。迷惑な話だが今は有り難
い。コイツが今みたいに擦り寄ってくれば洋平は必ず、千恥に噛み付いてくる、千恥も引かない筈だ、そう、毒をもって毒を制する。二人がいがみ合う間に俺はビキニの女の子と仲良くなる、完璧!でも、おかしいな、いつもの洋平ならすでに一悶着あってもおかしくないのに。
それより俺は須磨に着くまで千恥の横にいることに耐えられるだろうか?
52 :
いらちなきのこ:2009/08/11(火) 15:44:04 ID:WTLJIwLU
千恥の海岸物語 その参
「ド腐れマンコが!」
洋平は思わず声を荒げそになった。
あのメガネ豚の澤井千恥は先輩を、俺の先輩を横に座らせて独り占めしてやがる。
しかし、我慢だ、今は我慢。
漢道を邁進する洋平にとってビキニの女の子に興味はない。
その洋平がわさわざついてきたのは他でもない、彰浩の為である。
洋平は彰浩に一途であるが彰浩はそうでもない。
成功した試しのないナンパと飛田のような風俗遊びに精を出している。
ガチホモと基本ノンケの違いといえばそれまでであるが洋平が納得出来るものではない。
で、洋平が考えたのが他の男と仲良くして彰浩にヤキモチを妬かせるという思慮の浅い洋平らしい計画だった。
「先輩は俺の有り難みを知った方がいいよ。」
洋平は小さく呟いた。
須磨に着いて海の家で着替えた悟達は海岸に向かって歩き出していた。
男の水着なんてどうでもいいもんだが、そうでもない奴もいる。
昇犬は皆がトランクスの中一人ビキニというかブーメランみたいなパンツを履いている後ろは半ケツで前はスリコギ棒を隠しているようでフルチンよりエロい
そして、意外なことに彰浩の水着も悟達の注目を浴びた。
「久呆ちゃん、なんのつもりや。」
彰浩が竹の子の里というのは体育領域の常識と言ってもいい。
その彰浩の股間が僅かながらもモッコリしているのである。
悟だけでなく昇犬と保雄も気付いたらしい。
「竹さん、久保さんの…」
言いかける二人に無言で首を振る悟。
せっかく遊びにきたんだから無粋なことは言わないでおこう。
彰浩は悟達の視線に気付いて満足していた。股間の膨らみがこんなに誇らしいとは。昇犬の気持ちも今なら分かる。彰浩はこの日の為にトランクスにパッドを縫い付けてきたのだ。
53 :
いらちなきのこ:2009/08/11(火) 15:53:02 ID:WTLJIwLU
千恥の海岸物語 その四
「いいねえ。」
「そうっすねえ。」
砂浜には女の子が多い。
女の子だけのグループが多いのが須磨の特徴だ。
不思議なことに洋平も満足げな笑みを浮かべている。
「せんぱぁ〜い。」
背後霊のように千恥が現れた。お揃いのつもりだろうか、やはりグリーンのチェックのワンピースだ。
しかし、何を来ても似合わんやっちゃなあ、悟は思った。
幼児体型と言う訳ではない、むしろ無駄に肉付きがいいのだが身体にメリハリがない、ドラム缶に水着を着せたような感じだ。
そして、それを見た彰浩に悲劇が起きた。
悟は隣に立っていた彰浩が急に前屈みになり急に呻きだした。
「どしたん久呆ちゃん。」
悟の問い掛けに
「毛が、毛が…。」
彰浩が答える。
毛が?悟は何となくだが分かった気がした。
恐らく、ビキニの女の子に見とれて彰浩の竹の子の里は勃起したのだろう、そして千恥の姿を見て急速に萎え、その過程で包皮と亀頭の間に陰毛が挟まったのだ。
「皮を引っ張って…」
と言いかける悟に彰浩は首を振り無言で何かを訴える。
そうか、久呆ちゃん包茎、それも真性やったな。
どないしよかな、そや
「久呆ちゃん、可愛い娘見て勃起させえな。」
彰浩の耳元で囁く。
「でも、ガン見するの…。」
お前さっきガン見してたやろ、難儀なやっちゃなあ。
「これ掛けたらガン見出来るやろ。」
悟は自分が掛けていたサングラスを彰浩に渡す。
サングラスを掛けてしばらくすると
「竹さんありがと助かった。」
サングラスを返そうとする彰浩に
「ええよ、安物やし。久呆ちゃん似合ってるで。」 テキトーなことを言う悟にまんざらでもなさそうな彰浩。後日、自分のトレードマークになるとは知る由もない。
昇犬と保雄はビキニの女の子の後ろをついて歩いていた。揺れる胸となまめかしい腰の動きがたまらない。
「おい、昇犬それ…。」
昇犬の股間を指指す。
「えっ…おわっ。」
ビキニの女の子に見とれていた昇犬の股間のスリコギ棒が熱と硬さを増してビキニパンツの布を押し上げ左右のお稲荷さんがコンニチワしていた。
ヤバイ、どうする、あっあれだ。ビキニの女の子を見て勃起した昇犬のイチモツは千恥の水着姿を見て急速に萎えていった。
安堵の溜息をつきながら、あのメガネ豚もたまには役に立つなと思った。
磯ケ谷さん、あたしを目で犯してる。千恥は昇犬の視線に気付いていた。
男性経験が皆無の千恥にも昇犬のスリコギ棒が尋常のものでないことは分かる。
あんなので犯されたらあたし…。現実と妄想が混濁して不気味な笑みうかべている。
久呆さん、いや彰浩!あたしを守って。
普段から無きに等しい千恥の理性のタガが外れた。
54 :
いらちなきのこ:2009/08/11(火) 16:01:55 ID:WTLJIwLU
千恥の海岸物語 その伍
腰に衝撃を感じて彰浩はビーチマットに押し倒された。腰に千恥がしがみついている。
逃げようとしたが柔術家のように巧みに足を絡められ身動き出来ない。
そして、彰浩の手で自分の身体をまさぐらさしている。
彰浩は叫び声を上げそうになったが金縛りにあったように声が出ない。
さらに興奮したのか千恥は彰浩の股間をまさぐり始めた。洋平!何処だ洋平!彰浩は声にならない叫びをあげた。
洋平は眼前の光景に夢中だった。小麦色の筋肉質の男、色白のポッチャリの男、より取り見取りのように思えた。
彰浩の嫉妬心を煽るという当初の目的はもう忘れている。
振り返ると彰浩に絡み付く千恥の姿が見えたが気にもならない。
「メガネ豚!先輩は貸しといてやるよ。」
洋平は男達に向かって歩き出した。
悟は途方に暮れている。足元で繰り広げられているおぞましい光景はなるべく見ないようにしている。それに彰浩を生贄にするのは予定の内でもある。それより昇犬達は何処だ、俺は一人でナンパなんか出来ない。
千恥は現実と妄想の狭間を漂っていた。頭の中には若い男女が睦み合う光景がひろがっている。現実には女朗蛛が餌を搦め捕るようなおぞましい光景だったとしても。
彰浩はもう抵抗しなかった。洋平が他の男へ駆け寄ったのはショックだった。
無理矢理、千恥の身体をまさぐらされているのに股間の竹の子の里が硬さと熱を帯びているのに気付いたときは自分を呪いたくなった。
そして射精した、自治会の狂人、メガネ豚の澤井千恥を相手にイッてしまった。
犯された?汚されたんだ、俺は汚されたんだ。彰浩の中で何かが壊れた。夏の日差しも浜辺の喧噪も耳元で聞こえる千恥のフゴッ、フゴッとケダモノような荒い吐息も遠く感じる。オレハケガサレタという言葉だけが頭の中をグルグルと回る。
55 :
いらちなきのこ:2009/08/11(火) 16:07:04 ID:WTLJIwLU
千恥の海岸物語 その六
昇犬達は有頂天になっていた。ビーチマットで寝そべる目の女をナンパ初ゲット出来そうなのだ。
期待に胸を膨らませる昇犬を嘲笑うかのように「あっ拓ちゃ〜ん。」と女が男に声をかける。
ヤバイ、男連れだったのか、昇犬達は振り返った。ヤバイどころではなかった。
男の人相はどう見ても真っ当な勤め人のそれではない。
それより背中の魚の絵!鮒?いやヒゲがあるから鯉か。
いや、鮒でも鯉でもどっちでもいい、幾ら昇犬達が世間知らずの馬鹿でも男が魚屋でないこと位は分かる。
そして自分達の身に危険が迫っていることも…
やっと昇犬達を見付けたと思ったら悟に構うことなく脱兎の如く駆けていった。
何してんのやろ、悟は昇犬達が駆けてきた方向を見た。
あいつら、男連れにちょっかい出したのか。
それにあの男の背中、魚拓じゃないよな。
神戸はあの職種の本場、確か業界最大手の本社も神戸だったよな。
関わりあいになる前に逃げよう。足元で繰り広げられている惨劇も見なかったことにしよう。
そういえば洋平は…馬鹿だ、あいつ、女の子をナンパしにきた男をナンパしようとしている。
須磨に着いて一時間も経っていないのに。
地球温暖化の影響か?そういえば近年、夏になると大阪湾でマグロが釣れるって言ってたな。
愚にもつかないことを考え悟は海の家に歩き始めた。