【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 2
182 :
ウホッ!いい名無し…:
磯ケ谷昇犬の後悔 その壱
「チァーす。」
誰かが寮の浴場の扉が開き、声を掛けてくる。
國定洋平は声の主に気付き、思わず舌打ちしそうになる。
「パンツを履いてる時はいい奴なのに。」
心の中で呟く。
声の主、磯ケ谷昇犬が肩で風を切り近付いてくる。
一歩踏み出すごとに股間のイチモツが象の鼻のように揺れる。いや、太さから言えば、股間の茂みから身を乗り出すウツボか、オオウナギかも知れない。
そして、洋平の隣に立ちオードリーの春日のように胸を反らせて
「うっす。」ともう一度挨拶、春日は胸を反らせるが昇犬はむしろ股間を迫り出す。そして、大股開きで洋平の隣に腰掛ける。そして、更に体ごと洋平の方に向けてどうでもいい話を切り出す。
「おおっ!」洋平は思わず声を上げそうになる。
イチモツが床に届いている!足が三本生えているかのような姿には毎回驚かされる。
洋平の驚嘆に満足したのか、昇犬は元の姿勢に戻り頭から湯を浴びている。
「やれやれ、儀式は終わったな。」
小さく溜め息をつく。
普段の昇犬は飾らない、いい奴なんだが風呂でイチモツを誇示するのは正直ウザい。あと、居酒屋で女をどうしただのと自慢するのもウザい。
漢道を邁進する俺にはマンコがどうだの知ったことではないがみんなの手前、話を合わさなくてはいけない。
しかし、何故だ。三部リーグでコスプレチームと馬鹿にされるアメフト部の洋平と違い、昇犬はオリンピックも視野に入れる有力選手だ。
わざわざ、イチモツを誇示しなくとも誇れるものがあるのに。
183 :
いらちなきのこ:2009/08/06(木) 14:05:17 ID:oxyFj8BX
磯ケ谷昇犬の後悔 その弐
洋平の羨望の眼差しに満足した昇犬は頭から湯を浴びた。優越感と共に空虚な気分が胸の内を覆う。
昇犬が初めて女を知ったのは京都に来てからだった。
彼女は幾らか経験があるようだったが別に構わなかった。
彼女の中にイチモツが導かれた時はその柔肉の温かさと纏わり付く柔らかさに感動した。
一瞬、思った程刺激がないと感じたが気持ちの高ぶりが全てを打ち消した。しかし、気持ちの高ぶりをよそに彼のイチモツは次第に萎えていった。
焦り慌てる彼に彼女はもう一度しようと優しく言ってくれたが結果は同じだった。
結局、その日は想いを果たすことが出来ず二人はラブホテルを後にした。
しばらくして、再び彼女と悪戦苦闘の末に昇犬は男になった。しかし、数日後に彼女は昇犬に別れを告げた。
昇犬は愕然とした、が落ち込んでいる訳にはいかなかった。セックスだ!セックスをちゃんと出来なきゃいけない。
昇犬はスポーツ新聞のエロ記事からエロ本、はてはろくに読めもしない医学書まで手にとった。
これだけ活字を目にしたのは高校で落ちこぼれて以来だった。
そして一つの結論に達した。
競歩のせいだ。
184 :
いらちなきのこ:2009/08/06(木) 14:10:36 ID:oxyFj8BX
磯ケ谷昇犬の後悔 その参
昇犬は競歩に転向して間もなく自分の股間からリズミカルな音が聞こえることに気が付いた。イチモツが内股をピチピチ叩いている音だ。
最初は悪ふざけでよりいい音を出そうと腰を大きく振っていたのだが、それが力強く大きなストライドを生むことに気付き意識的によりいい音を出すようになった。
最初はピチピチといった可愛い音がビシッビシッと力強いストロークを刻むようになった頃、昇犬は競歩の有力選手となっていた。しかし、これがいけなかった。
亀頭は粘膜質のデリケートな部分である。そのデリケートな亀頭を毎日、数時間も打ち付けていると感度は当然鈍くなる。
空手家が拳に拳だこを作るようなものだ。
そういえば、中学生の頃から始めた自慰も軽く手を添えていただけだったのに競歩に転向した頃からイチモツを握り絞めるようになっていた。
競歩を辞める訳には行かない。しかし、セックスはしたい。
そんなある日、先輩の久呆達から飛田に誘われた。
久呆達は飛田、五条を愛する会などといってつるんで飛田、五条に繰り出している。
昇犬は気が進まなかったが先輩の誘いを断れる筈もなく渋々ついて行くことになった。
「15分でどうやってイクんだよ。」
戸惑いながらも一万五千円払ったんだから気持ちよくなりたい。
昇犬は無我夢中で腰を振った。
そして奇跡は起こった。
僅か数分でイクことが出来たのだ。
相手の事も省みず強引に腰を使ったことにより昇犬の鈍感な亀頭にも刺激を与え短時間でイけば中折れしない。
昇犬は気付いた。
俺はセックスのスプリンターだ!
セックスも競歩だと中折れ、つまり途中棄権しなきゃいけない。
短距離ならゴール出来るんだ!
そうだ!ゴールしなきゃ始まらない。
自分がいかに独りよがりな考えをしてるか気付かず昇犬は思った。
それから数回、飛田で経験して新しく付き合い始めた彼女とも一夜を共にした。
自分の性欲の高まりだけで挿入し勝手に果てることの繰り返し彼女はうんざりしたが昇犬は充分だった。
勿論、そんな独りよがりな関係が長続きする筈もなく、しばらく付き合っては別れるということを繰り返した。昇犬は内心忸怩たる思いだったが周りは違った。
あの昇犬の競歩で鍛えた心肺機能と規格外のイチモツ!昇犬の性豪ぶりに相手が耐えられないのだと勝手に勘違いしたのだ。そして、いつしか「奇跡のイチモツ。」と称される様になった。
185 :
いらちなきのこ:2009/08/06(木) 14:16:32 ID:oxyFj8BX
磯ケ谷昇犬の後悔 その四
また、昇犬もそのように振る舞うようになっていった。
風呂ではイチモツを誇示し、居酒屋では声高に武勇伝を語る。
勿論、武勇伝といっても殆ど、ほら話なのだが声高に語っているうちに昇犬も本当にそうなのかと思い込むようになっていた。
こんな女なしではいられない昇犬だが女性経験が増える度に女性に対する嫌悪が深まっている。
本当の自分を受け入れて貰えない。端から見れば身勝手極まりないないが京都教育大学体育領域では誰もそこに思い至らない。
「女もウザいけどこいつみたいになりたくないよなぁ。」
横で髭を剃る洋平を横目で見る。
洋平は女に興味がない。
二言目には「男は…」だ。本人は隠しているつもりかも知れないが端から見ればバレバレだ。
遊ぶのは男同士がいいけどセックスはやっぱり女だと昇犬は思う。
ガララッー 浴場の扉が開き誰かが入ってくる。
股間を片手に持ったタオルで隠している。
久呆さんだ。互いの股間に視線が行き、そして交わる。
「チァーす。」
「オゥース。」
目が笑い頭を下げる昇犬と羨望の眼差しを隠し鷹揚に答える彰浩。
一人離れて彰浩は奥に腰掛けた。
あれっ、怒ったかな?でも、いい歳してチンコ隠して…いや、あのチンコ見せられたら声出して笑うよな。
彰浩は苛立っていた。
立派なイチモツを自慢するのはいい。
でも、人のを笑うことはないだろ。
「オワッ!」
昇犬の叫び声と洋平がこちらを見てニヤリッと笑う。
彰浩は小さく溜め息をついた。
隣で文句を言う昇犬を適当にあしらい洋平は心の中で「先輩を馬鹿にすんな!」と呟いた。
彰浩の股間を見て笑いそうになる昇犬に向けて、床に熱湯を流してやった。熱湯で縮み上がっても洋平のイチモツなど及びもつかない。
漢道を極める俺も正直羨ましい。
でも、マンコ狂いの昇犬には先輩のイチモツの奥ゆかしさが判らないのだ包皮に隠れ、茂みから僅かに顔を除く愛らしい竹の子の里!確かにチンコとしては物足りないけどクリトリスとして見ればどうだろう。充分にデカイ、いや、デカ過ぎる。
そうだ、先輩にそう言って褒めてあげよう。
イチモツをクリトリスに見立てられて喜ぶ男はいない、大体、クリトリスを大きいと言われて喜ぶ女性がいるのか!そんなことにも考えが及ばない洋平であった。
今日も洋平は俺を求めて来るだろう。そしてなんだかんだと言って結局は応じてしまう俺。
確かに洋平に抱かれるのは気持ちがいい。
小さく包皮に覆われたイチモツを女に擦りつけるより洋平の方がツボを心得ているだけでなく全てを受け入れてくれるのだから。
でも、俺は女が抱きたい!ごつごつした洋平に弄ばれるより柔らかい女体を弄びたい!
もうすぐ卒業だし洋平との関係を精算したい。
恐らくは情に流され関係を断つことは出来ないと思いつつ彰浩は心に誓った。