【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】

このエントリーをはてなブックマークに追加
810ちさ哀し
*この物語は完全なフィクションであり、実在の人物、場所、事件とは一切関係
ございません*

ちさは、数日前に新入生歓迎コンパに誘われた記憶を反芻していた。
それは、まさしく夢のようであった。

ちさが、未成年であるにも関わらず飲み会に誘われ、新入生歓迎などという
晴れがましい場に置かれるのは望外の喜びであった。
mixiという空間で、すでにちさは己の濁り、腐敗した汚泥のごとき欲望を
発散させる術を得られたばかりである。
気分は上々であった。
窮屈な実家に居ればできない自慰行為も、学校からほど近い下宿では
だれ憚ることなく、自由に行える。

田舎者のちさが、自治会役員などという要職に就けたのも、結局は
きたるべき将来に、この腐海と化した日本政府を根底から破壊し、革命闘士として
崇高なる使命を果たすべきであるからだった。

単に、誰もやりたがらない自治会役職を引きうける者=極左過激派予備軍という
学校内外の常識を、世間知の欠片もないこの歪んだ少女が知らなかった
だけなのであるが。
811ちさ哀し:2009/08/02(日) 17:12:53 ID:6mkTrp0x
「あなたは素晴らしい闘士になるのよ!」
男児を対象とする男性同性愛嗜好の同志を下宿に招くと、彼女は語り掛けてきた。
「まずは、世間一般から非難されるであろう、殺人家庭教師のキャラ萌えから
はじまって、われわれはァ、ショタ好きの市民権を獲得すべくゥ、闘うのだッ!!
ショタは正義なりィ!ほら、同志ちさもわれわれに続くのよッ!」
「ショタは正義なりィッ!!」
いつしかちさは、萎縮して生きてきた日々こそを過去の記憶の彼方に
追いやりはじめた。

陶酔が彼女の未熟な精神と肉体を包んでいった。
奇妙な高揚感がちさの奥深くに根付き、それは彼女自身気付かぬうちに
病根をなしていったのである。
「ショタは正義なりィッ!!」
まるで、声の大きいものが勝ちであるというように、ちさの下宿内に
割れ鐘のような悪声が響き渡った。

それは、悪魔の宴、サバトの夜宴さながらであった。
異様であった。
およそ現実の男性と縁のない、男性同性愛嗜好の娘どもが、醜い顔貌を
さらに歪めながら、安酒を煽りながら叫ぶのである。
この光景を第三者が俯瞰したなら、ただ一語。
「地獄」と表現されるに相違ない。
812ちさ哀し:2009/08/02(日) 17:16:56 ID:6mkTrp0x
翌日、郵便ポストに「大声で夜中に騒ぐな。次は警察に通報する」
と印刷された一枚の紙が投函されていた。
ちさは、逆上した。
どこのどいつであろう。
トンファーでガキィッ!!と殴りつけたあとに、ゆさゆさと体をゆすり
「あぁ あぁ あぁ」とそいつの耳元で叫んでやりたいと思った。

われわれは、崇高な指名を帯びたる革命闘士である。
無知も美味いな愚民どもに、なにがわかるというのだ?
あれ?もうまいって、どう書くんだっけ?
ちさは己の愚昧に気付き、拙劣な書字能力を呪い貧困な語彙を嘆いた。
いけない、漢字検定も受けてプロフに書かなくちゃ。やっぱり4級くらいからかな?
くそ、犯人が男であるとわかれば、そいつを愛しのきょうやに絡ませて
トンファーガキィ責めにしたあとで、ああしてこうして……

ちさは、自分の中の黒い妄念に支配されてしまい、すっかり手紙を
寄越した主のことなど忘れ去った。