【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】

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516古都狂奏曲@ ◆jbk/fGtpkA
この物語は完全なるフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係ありません
(第二章 その六)爛れたキャンパス〜飛び散る白い汗〜
俺の名前は窪田彰浩、世間で言うFラン大学の3回生だ。
いつもウザいぐらいに纏わりついてくる後輩のクニは、風邪のために学校も練習も休んでいる。
練習後、着替えるのが遅い俺は、恒例のごとく最後の一人になってしまった。
・・あー、磯川、まだいるかな?一緒に帰ろうかな。軽い気持ちで陸上部部室の窓を覗く。
ほの暗い中に、よく見ると人影がある。耳を澄ますと、誰かの話し声が聞こえる。
「・・う・・ん・・先生、もっと・・もっと」
目が暗さに慣れてきたのか、その声の主がわかった。磯川の友人野口だ。
野口が壁に手をついて背後から誰かに犯されている。
「単位、欲しいでしょ。ねぇ、野口君。推薦状も欲しいんだよねぇ」
このねちっこい甘いしゃべり方は、陸上部顧問の榎木教授だ。俺は叫びだす寸前で息を飲む。
「センセ、こいつバックよりも騎上位の方がダンゼン燃えるんですよ、俺が仕込みましたし」
・・こいつ、こないだ会った野口の兄貴じゃねーかよっ!
野口兄は、自分の弟を寝そべる榎木教授の上にまたがらせている。
信じられない光景に手がじっとりと汗ばんでくる。膝がわらってしまいガクガクしている。
「お兄さん、野口君お口が退屈そうだけど?」
窓から直線上の部室の戸口に寄りかかり、腕を組んで見物しているのは、井口教授だった。
野口兄は教授の促したとおり、野口の顔を跨いで、ヤツの口に自分のモノを咥えさせている。
ホモAVのようなことが学内で部室で起こっていて、しかも役者は学生と教授!
常識をはるかに超えた背徳エロの祭典に、俺は仰天してしまった。
早く立ち去らねばと思うのに、足が動かない。漏れ聞こえる野口の喘ぎ声に、おぞましさのあまり耳を塞ぐ。
517古都狂奏曲A ◆jbk/fGtpkA :2009/07/28(火) 06:48:38 ID:ecr4ZQL9
汚い!汚い!汚い!上手く動かない両足を竹馬を操るように作動させながら、俺は思った。
どこかに連絡しなければ。通報しなければ。こんなことが許されていいわけがない。
・・うちの大学、セクハラホットラインみたいなのあったっけ?
この穢らわしい行為がセクハラなのかなんなのかわからないが、とにかく誰かに知らせなければ。
駅まで歩きながら、小雨が降っていることに気づいた。
いつもなら感じるであろう肌寒さも、激しい動悸が打ち消している。
学生相談室あてに匿名の投書をしようか・・。
無理だ、あそこはジェンダー井口が仕切っている。
じゃぁ、学長に直訴?でも学長は体育会系出身だから、やつらに甘い。
おそらく身内を庇うだろう。
しかも、匿名で投書をしたところで、悪戯扱いされてしまうに決まってる。
だからといって、投書ではなく、目撃証言をすれば、俺の学生生活は完璧に終わるだろう。
狂言扱いされ、ことごとく単位を与えてもらえず、
留年させられて自主退学に追い込まれるのが目に見えてる。
両手をひざに付け、かがんだ状態で息を吐き出す。・・見なかったことにしよう。そうだ、俺はさっき何も見ていない。だから何も知らない。
・・自分で自分にそう言い聞かせることしか出来なかった。
518古都狂奏曲B ◆jbk/fGtpkA :2009/07/28(火) 06:50:11 ID:ecr4ZQL9
翌日、風邪の治ったクニは早速練習に参加していた。
でも、俺はクニの顔が見たくなかった。俺たちは部室で過去数回セックスをしている。
結局教授や野口を責めることは出来ないんじゃないかと思う。
あいつらが単位や推薦状について不正をしていたとしても、だ。
「先輩、なんかぁ、今日、俺のこと避けてない?」
ぼっとしているようで、勘が鋭いクニが言う。
「疲れてるだけだよ」小さく返すと、クニが
「うそ、うそ、うそだね。俺わかるもん、俺わかる。先輩なんか俺に隠してる!隠してる!」とわめく。
・・勘弁してくれよ・・一刻も早くクニの側を離れたくて、着替えの手を早める。
「具合悪いから、先帰るから」
荷物を持って部室から出ようとしたその時、クニに背後から抱きしめられる。
「ね?なに隠してるの?ね?何で俺に教えてくれないの?」
・・これが嫌なんだよ。もうお前とはセックスもしたくない。ましてや部室でなんてお断りだ。
クニの腕を引き剥がそうとしても、首にしっかり絡まっていてびくともしない。
「先輩、ね、俺のこと好き?」・・そういうこと言われるのも嫌なんだよ。終わりにしたいんだよ。
「・・先輩、先輩」クニが泣きそうな声を出す。
「まだわかってもらってなかったんですよね。俺の本気」いきなり低くなる声のトーンが怖い。
少し怯んだ瞬間、クニが俺の体を床に叩きつける。体力的には負ける気はしないが、
突然の衝撃に隙が出来してしまったのか登山ロープのようなもので後ろ手に縛られた。
519古都狂奏曲C ◆jbk/fGtpkA :2009/07/28(火) 06:51:26 ID:ecr4ZQL9
「先輩、俺のこと好き?ね?好き?」
その言葉しかしらないオウムのようにクニが繰り返す。
もう何度目かわからないクニの吐精。
その間も俺は根元をクニの指で塞き止められていて、一度もイかせてもらっていない。
「ちゃんと言えたらイせてあげる、ね?俺のこと好き?」
もうなんでも、うでもよくなっていく。
昨日見た獣たちの交尾も、それと変わらない俺たちのことも。
「・・好き」やっと声にすると、
「これからも俺と付き合っていくよね?ね?」と腰を激しく打ちつけながらクニが言う。
「・・うん」頭の中は空っぽで、体に溜まった熱いものを早く放出することだけしか考えられない。
「お写真とっていい?」・・もう答えられない。何も答えられない。
黙って首を縦に振ると、ストロボの眩しい光と共にパシャリと音が聞こえた。
520古都狂奏曲D ◆jbk/fGtpkA :2009/07/28(火) 06:52:34 ID:ecr4ZQL9
腐った学校に爛れた俺たち。
穢れたものに囲まれて身動きができない。
でも、それは絶対的に俺が被害者というわけでない。
声を出せば、足を踏み出せば、明日から世界は変わる可能性がある。
きっと、打つべき手は何かしらある。やれることは皆無ではないはずだ。
ただ、もう何もしたくない、面倒だし、怖いし。
・・このまま流されて何が悪いというのだろう。
見たくないものに蓋をして、完全になかったことにして毎日をやりすごす。
この先もずっとそんな風にして、変わらず日常が続いていくんだろう。
そしてそれが一番賢い方法に違いない。波風は立たせないのが一番だ。


・・・・・・この考えが間違いだったのに気付くのは、それからちょっと先のことだった。