【這いよれ!ニャル子さん】ニャル子さんはいつもニコニコ可愛い15
真尋(おかしい…)
真尋(絶対におかしい)
2/14/11:00PM自室にて――
真尋「クー子から」
つ【溶けたポッキー】
真尋「母さんから(父さんとハス太にも同じものが送られている)」
つ【チョコケーキ】
真尋「ルーヒーから」
つ【『義理』と書かれたチョコ】
真尋「アト子…」
ごみ箱にポイ【見覚えのある箱】
真尋「暮井から」
つ【焦げた臭いのする包み】
真尋「……ニャル子からのチョコがない」
真尋(捨てたんだっけ…いや、叩き返した…そもそも貰った記憶が…)
真尋「ま、どうせロクでもない物混入したSAN業廃棄物だろーし」
真尋「ま、どうせロクな渡し方しないだろーし」
真尋「ま、どうせ持って来たところで受け取らねーし」
真尋「………」
チラッ PM11:30
真尋「………」
チラッ PM11:40
真尋「………」
チラッ PM11:50
コンコンコン
真尋「………!」ガタッ
???「みー!」
まひろはにんじんチヨコをてにいれた!
真尋「ああシャンタッ君ありがとうな」ナデナデ
シャンタッ君「みー…」
真尋「…そうだ、一緒に食べるか?」
シャンタッ君「みー?」
真尋「みんなから貰ったんだ、ほら」
シャンタッ君「みー!みみー!」
ぽりぽりぽりぽり
真尋「………」
チラッ PM12:00
シャンタッ君「みー?」
真尋「………」
シャンタッ君可愛い
???『真尋さん…真尋さん…』
真尋『ん……なんだ……?』
ニャル子『真尋さん』
真尋『ニャル子…どうしたんだ、そんなところで』
ニャル子『真尋さん…ごめなさい』
真尋『……なんで謝るんだよ』
ニャル子『……ごめなさい』
真尋『よせって…それより、なんでそんなに遠くに居るんだよ…』
ニャル子『…ご壮健で』
真尋「……夢…か」
チラッ AM2:00
スピーカーさんからのチョコは食べる気なんだろうかw
ちょっと切なげな展開
シャンタッ君「みー…Zzz」
真尋「………」ナデナデ
ガチャ
パタン
真尋(ドアが…開いてる?)
真尋「ニャル子…?」
しーーん
真尋「ニャル子…居るのか?」
しーーん
真尋「…入るぞ……うわっ!」
真尋「…っててて」
真尋「ここは…?」
真尋(朝焼け?気絶していたみたいだ…というかここは…)
真尋(湖…?)
???「真尋さん…?」
真尋「ニャル……子?」
ニャル子「真尋さん…!どうして此処へ?!」
真尋「此処へって…そもそも此処は何処だよ」
ニャル子「ここはですね……」
真尋「で、なんで僕はお前の部屋に入ったのに…ンガイの森に来ちゃったんだ?」
ニャル子「いやぁ、ちょっとした実験でして…セーフハウスと自室が離れているのも不便でしょうが」
真尋「まぁ、確かにな」
ニャル子「しかし、危ないところでしたね」
真尋「ん?」
ニャル子「このポータルはまだまだ不安定でして、30%の確率で何処とも知れないローカル空間に…エーリアス!」
真尋「おまっ…そんな危ないものを!」
ニャル子「つ〜〜……まぁまぁ、無事だったことですし」
真尋「はぁ…全くお前ってやつは……なんでそんなに嬉しそうなんだよ…」
ニャル子「ん〜。べっつに〜〜?」
真尋「何だよ……」
ニャル子「私、今日は幻夢境のトラブルにかかりきりでしたからね〜〜」ニヤニヤ
真尋「それが、どうしたってんだよ……」
ニャル子「『日本では』もう夜中の3時くらいですかね?」ニヤニヤ
真尋「それがなんだって…
ニャル子「涙の跡…残ってますよ」
真尋「!!?」ゴシゴシゴシゴシ
ニャル子「嘘です」ニヤニヤ
真尋「っ〜〜!と、とにかく帰るぞ!」
ニャル子「えへへへ」
真尋「……ったく」ブツブツ
ニャル子「……ねぇ、真尋さん」
真尋「なんだよ」
ニャル子「ここはまだ、2月14日ですよ…?」
真尋「あーー……う、うん」