【氷菓】折木奉太郎×千反田えるカプスレ6【奉える】
ここは氷菓の主人公折木奉太郎とヒロイン千反田えるのカップリングについて語るスレです。
ほーたろーとえるたその夫婦っぷりを勝手に想像して勝手に語って下さい。
自作のオリジナルストーリーを語るもよし、妄想シチュエーションで悶えるもよし、何でもOKです。
次スレは
>>980が立ててください。 もしくは容量が480KBに近づいたら。
\_
>― ´ ̄ `ヽト、
ア __,,.. --==== \
ノ/.: : :/ . . . : : : -- - ヽ ,
{: : :/: : : : : : : : / 〈
|: : : : : : : : : /: : : : : / :/ リ
-=彡: : : : :_: ィ: : : : :.:/..:/ ′
}: : : : : :} /: : : : : : :/: : : 人
___, ヘイ彡=rア >{彡=ァ/ーァ: : : : / -‐……‐-
/ ヽ \ {/ ι j入!: :/_,,人/、(::::::::::::::::::::::::::::::\
. / ‘, ’ Τア´ /::::::::::::::::::::.,,_:::::::::::::::::::::) 、
/ -‐… 、ヽ v⌒ヽ 、__,. ┘ /:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄`ヽ
/ ∨ 八 '⌒ヽ< } {ハノト|i:::|:::::i:::::::::}:::::::::::::{:::::::::::.
. / / } | ∨ { ゝ、 丶 ノ __/ λ|i:::|:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/ / | |゚/ {二ll>コ /三} ;タ 〉リ|:::/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::い:ゝ。.. _____
./ \ | │ / | | .//::::::〕 ` j!/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::ヽ:ゝ--=== ¨¨  ̄ ̄ ミ=-。.. -=: : _:_:_:_:_:_:_: `¨¨¨¨`
‘, 丶 | 〃.| | //:::::::ハ /:::::::/ノ:::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ=-。.´,,: : : ´: : : : : : : : `¨¨¨ :
‘, | \lァ'/ | ∨/:::::f{′ーr―‐/:::::::/ .入:::>―<::::::::::::::::::::ー===ミ::::::::::::::::::<⌒ー=- : \: : : : : :-===- : : : : : : :
ゝ| | | r//::::::/ハ |::::::/:::::::/ У´ ---<:::::::::::::::::::::::\ ̄ ⌒ー\v: : : : :_: :-‐ :´: : : : : : : : : : : :` ー
_| ト、j ィ| } `ー ´ }_____|:::/::::::::/ / -==  ̄  ̄ 入ミ=-.ヾ\ -‐ /}´ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| /_〉{∧{ ノ /--|│′:::::,:-{ / ` 、い /│: : : : : : : :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_
/∨ / ヘ,__,.. -‐ /: : : :..}{/::::::::::{: : \_ / ,. --- \ !´ ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ∨二二 イ ,. ´/――/ /:::::ハ:::ノ―‐|_}:> 、 ̄、¨¨ >′´ }/ |:.:.:.:.:.
\ ,. ヘ ′: : 「 {::::::{ j/ 彡 ` ¨¨¨¨¨¨ ´ / }¨¨¨¨¨¨¨¨¨:. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:.¨¨¨¨
前スレ
【氷菓】折木奉太郎×千反田えるカプスレ5【奉える】
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1351245926/ 関連スレ(アニキャラ個別板)
【氷菓】千反田えるは好奇心旺盛かわいい 13
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1360900675/ 【氷菓】折木奉太郎はヤドカリ可愛い6
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1351381180/ アニメ板スレ
【古典部シリーズ】氷菓 第百五十八号
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1362287575/
>>1ご苦労ご苦労
♪千反田えるは〜千反田えるは〜あなたの心に〜しのびこむっ
時々無性に歌いたくなる……
魔女っ子メグちゃんw
えるたそと付き合う権利は奉太郎にあげるから、
せめてえるたその使用済みパンツを一枚だけほしい。
奉えるで面白いSSは無いものか
pixivのどれもイマイチなんだよなあ
そうだな。
最近の奉えるssは、二人が結婚したあとの農作業や会社経営が延々と出てきたりとか、
大学生で同棲してて性に積極的なえるとか、好きな人には申し訳ないがもはや別作品だからな。
高校生で、恋人未満な初々しい二人がいいな。
じゃあお前やれとなりそうだが。
/: : : : : : : : : : : :ヾ: : : : : : : :く
/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : :ヽ: : : \___,
`ー=彡: : : : : :/: : : : : /: : : : :/: : : : :│: : : : ヽ¨´
__,ノ:: : : : : : : /: : : : : /: : : ://: : : : : : |: : : : : : ::.
/: : : : : : : / : : : : : ′: :./イ : : : : : ハ|: : : : : : : :}
{: : : : : : :..′: : :/:/: : /: :/}:.:|: : : :}.:|: : : : : : : :ミ=-
/: : :/: : : :| /: : :.:::′: : :/:厶!: }: :..:/:.:|i:|: : : : : : :|
-=彡: .::::: ::: :::::/: : : |::|: : : /:/ |{/: : : : :ハぃ: : : : : | <
>>1おふ…
イノ:::::::::-=彳: : :.:|::l: :i:/: '  ̄八: : :}:::,′「乂:..:|: : l
}八::::: ::::|/:: : :|::レレ′━━ィ: :.ルリ ━‐}::::|人{
\::::〈∨{リ| ,, ノ/ ノイ/
)ト、\___ 〉 | 、
乂::{ 八 ′ / `
从 \ 、、..,_ /i
__r====| 丶 )、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
|ニ≧=-- __ ` ァー‐.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄
|ニニニニニニニ≧=- ,_ /―ァ「i|
イ≧=--=ニニニニニニニ|厂| | |={}
-=ニニニニニニニ≧=--=ニニニニ| | } |ノ二ニニ=-
-=ニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧=-| | /..|ニニニニニ
あぁ^〜
>>6 pixivじゃないけど、面白いのなら古典部の日常ってのが中々だった
内容的には
>>7が言ってる様な感じ
ただアホみたいに長いから全部読むのに一日くらいかかる、前編後編合わせて
>>13 これいいなあ
BD買ってるけどDVDも買ってしまいそうになる
というか通常版の摩耶花もかわいいし全部欲しいわ
奉太郎の手つきが微妙にカマっぽい件
>>15 思考モード(前髪いじり)入ってたら、えるたその顔があまりにも近いところにあって驚いた…ってところかね?
見返して見れば、えるも中盤以降はホータローの事意識してるっぽかったしな。
京兄の概算みたいなぁ。
でもわざわざ映画にするような内容ではないし…
>>13 え「折木さん… 折木さんのことを考えてたらなんだか胸が…」
ほ「」
最近は撮り鉄を叩くのが流行ってるのか
>>19 やつらは犯罪者。
叩けるだけ叩けばよろしい
奉えるで性交とか、なんか想像できないな。
せいぜいえるのパンチラ見て奉太郎が興奮するくらいしか。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/18(月) 21:19:53.22 ID:7d1lQhqm0
ん〜 エロスのない二人には、ミンティアなお付き合いが萌え燃えなんだなぁ
供恵さんとインディアなお付き合いしたい
一緒にベナレスを流れてゆくがよろしい
えるたそ〜ごはんつくって〜
えるたそ〜耳かきして〜
えるたそ〜お湯沸かして〜
えるたそ〜布団敷いて〜
えるたその飯食いたい
美味しそう
このままいくと、高2の半ば辺りには実質付き合うことになりそうだな。
里「千反田さん、昨日、ホータローとデートしたんだって?」
え「えっ、デ、デートではないですよ。ただ、わたしがわがまま言って映画と買い物に付き合っていただいただけで…」
里&摩「(世間一般では、それをデートと言うんだけどな)」
恋愛に定義がないなら、どこまでもイインだよ
え「折木さん、さっきの映画、どうでした?」
奉「ああ」
え「折木さん、この服どうでしょうか?私に合っていればいいんですけど・・・」
奉「ああ」
え「折木さん、このお店のランチ、どうでしょうか?お口に合いますか?」
奉「ああ」
え「私の家で食べた食事と、どっちが美味しかったですか?」
奉「ああ」
え「折木さん、この和菓子はいかがで・・」
奉「あ、このメモリパーツ、いけるな。家のパソコンの奴と型番も同じか。増設に使えそうだな」
え「折木さん、いつの間にか電気屋さんの方に行ってて探すのに苦労しました」
里「(成程、とんだデートだね・・・)」
摩「(苦労したで済ませられるだけ大したもんよ、ちーちゃん)」
「折木、あんた土曜日にちーちゃんとデートしたんだって?」
「な、デートなどしてない。ただ千反田の「気になります」に一日付き合わされてただけだ」
「ふふん、ばーか」
奉太郎は映画苦手だからな。
でも、だいたいはえるの好奇心に引っ張られるか、
喫茶店でおしゃべり、といったとこだろう。
どっか遠くに行く感じじゃないもんなぁ
パイナップルサンドでお茶するくらいだ
てか2人のお墓参りの映像はよ
摩「ちーちゃん、昨日折木と家まで行ってたんだっけ?」
え「はい、とても楽しかったです!」
摩「た、大変嬉しいみたいね。聞くけど、あいつに何かされなかった?」
え「はい、折木さんに洗濯機を直して貰いました!」
摩「洗濯機?」
え「はい、少し調子が悪かったので折木さんに見て貰って、それで初めて洗濯機の中が見れて凄かったです!」
摩「そ、そう?他には何かなかったの?」
え「他ですか?えーと、配線の所を一緒に磨いたりとか」
摩「(ちーちゃん、将来折木と技師にでもなるんじゃないかしらね)」
ふたりきりで戯思案する関係
奉太郎のおちんちんをうまそうにしゃぶるえる
「お、折木さん。あのですね」
「なんだ」
「あの、手が、胸にあたってるんですが…」
「ああ、そうみたいだな。いやか?」
「…折木さん、エッチです」
「あの二人、神聖な部室をなんだと思ってるのよ!」
「まあまあ摩耶香落ち着いて」
「・・・」カチャカチャ
「折木さん、少しいいでしょうか?」
「・・・何だ」カチャカチャ
「昨日私の家の電子レンジ、表示にエラーが出て使えなくて困ってるんですけど見ていただけますか?」
「・・・仕方が無いな、見るだけなら。このラジオの修理が終わったら家に寄らせて貰うぞ」カチャカチャ
「ありがとうございます!・・・折木さん?」
「・・・」キョロキョロ
「あのぅ・・・ひょっとしてこの部品を探してるんですか?」
「・・・あぁ、すまん」
「部室で機械なんかいじってる折木も折木だけど頼み事するちーちゃんも大概よね」
「まあまあ摩耶花、ホータローにしては良い進歩じゃないか」
アニメ見返してみたが、雷のエピソードの最後、えるは何て言おうとしたのだろうな。
そして次の話からえるはポータロウを意識してるっぽいし。
とっても素敵です、 とっても優しいです、
とってもかっこいいです
こんな感じかな。
いずれにしろ、告白に聞こえなくもない言葉だったはず
本人が言ってる通り本当に言葉に出来ない感情が押し寄せたんだろう
「とっても…
とってもとってもとってもとってもとってもとっても大好きよ♪」
あの次の話からえるも近すぎ過ぎてテレたりしてるよね。
今更える萌えになってきたわ。
える萌えなのは俺だけでいい
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/27(水) 04:31:02.51 ID:uBc9rrq3O
連邦でえるに謎の感情の芽生え
↓
心あたりで墓参りデートの約束&大接近
↓
正月は納屋で2人っきり
↓
バレンタインでほうたる頑張る「お前は千反田を傷付けた!!」
↓
生き雛祭り
「千反田が見えない」
「折木さんに紹介したかったんです」
ほうたるプロポーズ寸前
↓
新入生勧誘で夫婦漫才
なんてこった
「ちょっと折木!あんた、ちーちゃんに変なことしてないでしょうね?」
「変なことってなんだ?具体的に例を挙げて言ってもらわんと分からん」
「そ、それはっ。と、とにかく、変なことよ!」
「(摩耶花かわいい。ホータロー、グッジョブ!)」
「摩耶花さん!変なことって、どんなことなんですか?わたし、気になります!」
「折木さん、今日は一緒に外に出掛けませんか?」
「そうだな、これを作り終わってからにするか」
「はい!じゃあ私に、折木さんが早く仕上げられるようお手伝いをさせて頂けますか?」
「んー・・・千反田、こう言う物を作った事は?」
「はい、ありません!」
「じゃあ・・・もう乾いた頃か。千反田、そこにパーツを挟んでるクリップがあるから、
クリップを外したらパーツの中心に線が少し入ってるからそれが消えるまで紙ヤスリで表面を磨いてくれ、パーツに傷を入れない様に」
「磨けばいいんですね、解りました!」
「磨く時は紙ヤスリを水で濡らして3、4重位に折ってからな。
後、怪我と粉の対策に軍手とマスクを忘れるなよ」
「はい、ありがとうございます。私折木さんの工芸品作りのお手伝い、頑張ります!」
「工芸品じゃなくて、折木のはただのプラモデルだっつの」
「どっちでもいいじゃないか、摩耶花。せっかくの共同作業なんだから」
皇族の娘ですらギャル化する現代社会において、えるの純真さは限りなく尊い。
奉太郎に一言言ってやりたい。
「言葉を慎みたまえ。君は純潔な乙女の前にいるのだ」
でもえるたそのせいでホータローはむっつりになったんだぜ。
えるたそだったら皇室に嫁いでも何の違和感もないな。
毎日宮城拝礼するわ。
「ちょっと、折木。皆でご飯食べてる時位、機械いじるのやめたら?」
「飯ならちゃんと食うさ。これが終わったらな」
「だからそう言ってるんじゃなくってさ」
「今日はラジコンの修理かい、ホータロー?」
「あぁ、家の近所の子供から動かなくなったと言われてな」
「それで見てるんですね。折木さん、優しいです!」
「ちーちゃんもやめなよ、折木を褒めるのは。確かに直すのは立派だろうけど、こんなの今やることじゃないでしょ。」
「確かにちょっと油の匂いが気になるのはあるかもね」
「伊原」
「・・・何よ、今更謝られてももう遅いんだからね」
「今からモーターの配線をハンダ付けする。危ないから下がっててくれ」
「摩耶花さん、下がりましょう!折木さんのお邪魔になってはいけません」
「・・・福ちゃん、この空気読めないバカ、どうにかして」
「こうなったらホータローは止められないよ、摩耶花」
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/03/29(金) 13:35:23.09 ID:hvH8+vtHO
ほうたるは集中しだすとクドの時みたいに
「んー」
しか言わなくなりそう
愚者の後日談の11.5話とは違うのか…。
>>52 その奉太郎が機械オタなやつつまらないけど…
ほうたろーって機械オタなの?
テスト
昨夜他のマンガ読んで思いついたネタ。文才ないのでSS書けずプロットだけ。
もし使いたい人がいれば好きに使ってほしい。
何がしかのイベントのために遠出した古典部(イメージ的には富山か岐阜)
イベントの終了間際、返ろうとしたところに摩耶花のカバンにしがみ付いて泣いている女の子が。
「迷子か!」ということで近くにいたガードマンに連絡し、放送とかしてもらうが名乗り出はない。
しばらく現場で待って、みつからなければ警察に、ということに。
子どもに対するえるの自然な所作にドキッとするほうたる
通行人から親子連れに間違われ、顔を赤らめ嬉しそうなえる、「そんなに老けてるか」とショックのほうたる
「今日の折木さんは大人びて見えますから」とえるが必死のフォロー。
(続き)
摩耶花が女の子をトイレに連れて行き、戻ってくる。
そこでも母子と思い込まれ、「似ている」とまで言われたと摩耶花(文句言いながら嬉しそう)
うつらうつらした女の子を撫でながら、冗談で母親役を取り合う摩耶花とえる
そこで里志が大岡越前守のマネをする。(この辺が謎解きのヒントになる)
ほうたるの推理→子どもが迷子になっているのに、名乗り出てこないのはなぜか?
親はこの子が迷子になっていることに気づいていない?でも観光客なら、自分のところから
いなくなったなら気づくはず。観光客、イベント参加者の迷子というのは思い込みか?
結論は、その子は近所の商店の若夫婦の子。両親は個別にイベントの要員として働いていた。
父親は母親が、母親は祖父母が、祖父母は若夫婦がそれぞれ子どもを見ていると思い込み、
若夫婦は働きに出て、祖父母は店に出て、放置状態となったところに「おいて行かれた」と
パニックになった女の子が飛び出し、今日の母親のスカートと同じ色の摩耶花のカバンにしがみついたという流れ。
(続き)
女の子の前で喧嘩する家族を
「いちばん怖い思いをしたのは娘さんです!」とえるが一喝。
えるが女の子に「探偵のお兄ちゃんがお母さんを見つけてくれたよ」と吹き込んだため
女の子からお礼を言われ、(どことなくえるに似た)母親からもお礼を言われ困惑するほうたる。
える「折木さん、かわいいです」里志と摩耶花はロリコン疑惑をはやしたてる。
女の子と「バイバイ」してお別れ。
「子どもは苦手」といいながら、しっかり目を合わせて手を振っているほうたる
そこをえるに指摘されるほうたる。
(以上)
素晴らしいね
誰かこれでSS書いて欲しい
10巻のコメンタリーでたくさん奉えるについて触れてくれるかと思っていたが、それほどでもなかった。
でも、あきましてのえるの台詞「他の時と場所ならともかく…」には含意を認めてたな。
折木さんがトランクスなのかボクサーブリーフなのか、わたし気になります!
>>63 つまり、年始のあいさつで不真面目やってたと思われることの方が大きな問題であって、
そういう場面じゃなけりゃどう思われようとOKということか。
いうなれば、当主の名代で皇族クラスの要人に挨拶に行く若夫婦が、時間があるからと
道中でラブホにしけこんでいたところを見られたら、そら怒られるわなwww
千反田母「折木と聞いてもしやとは思ったけど、兄さんの子供とは思いませんでした」
折木父「俺もだよ、勝手によそに嫁いだ挙句子供まで作っていたとはな」
千反田母の旧姓は関谷だから、残念ながらその展開は…。
奉えるネタ思いついた。
2年のある日、風邪か何かで家で寝ている奉太郎のもとを、えるがお見舞いに訪れる。
初めて奉太郎の自室にはいり緊張気味のえるだが、机の上に雛の時の写真(えるのみのアップ)が飾ってあるのを見つけて…
「お、折木さん。これ…」
「あ、ああ」まずい、という表情の奉太郎。
「まあ、あれだ、里志から渡されてだな。まあ、し、しまって置くのもなんだし…」
「そ、そうですか…」
気まずく沈黙するふたり。
「わ、わたし、お茶いれてきますね」
「あ、ああ、すまん」
逃げるように退出するえる。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/03(水) 11:13:16.13 ID:i+mLOGrIO
>>68 原作読んでないんだろ?
ほうたるが風邪ひいてえるが見舞いに行く展開は既に語られてる
原作どうこうは置いといてGJ、もっと思いついてくれ
奉太郎んちで、えるがお茶いれるのか?
原作は鏡含めて読了してる
雛の直後の見舞いだと、写真はまだ受け取ってないし、そもそもリビングどまりだしな。
「お茶いれる」ってのはその場を逃げ出すための咄嗟の発言だからな。
22話で奉太郎が挨拶をした時の吉田(CV永井一郎)の表情から思いついたネタ。
奉えるだけど、奉太郎は出てきません。
場面的には、22話の後、吉田翁が千反田邸に礼を述べに訪問したところ。
えるの祖父母と吉田翁は同年代で比較的近しい関係にあるという設定。
える父に礼を述べ、深々と頭を下げる吉田
える父 「顔を上げてください、吉田の小父さん。そう頭を下げられては・・・。私は電話一本入れただけです」
吉田 「いやいや、お嬢さんの機転と旦那の力添えがなくば、雛行列がまとまらなかったでしょう」
える父 「何をおっしゃいます。あのような場合では是非もないこと。特別なことをしたわけではありません」
吉田「ズズ・・・」(お茶をすする)
吉田「・・・美しくなられましたな、お嬢さんは」
える父「なんの、まだ小娘ですよ。落ち着きのないところは直りません。雛役を仰せつかって以来
皆さんに失礼なふるまいがないか、毎年胃が痛くなる思いです」
吉田「おやおや、お嬢さんでそうならば、うちの孫どもなどはどうなるか・・・」
える父「16といえば、昔ならば嫁入りの話が出る年頃でしょうが、えるはまだ子供。
雛は雛でも、ひよっこの雛ですよ。行儀と見聞をもっと身に着けさせなければと思っています」
吉田「フム、千反田の家を背負われるわけですからな」
える父「フフ、そうであればよいのですが、まあ親の望むように子が育つとは限りませんからな」
吉田「ズズ(ほぅ・・・)」
吉田「お嬢さんは聡明に育っておられる。道を違えることなく、5年もすれば立派な御婦人になることでしょう」
える父「吉田の小父さんにそう言っていただけると心強いものです」
吉田「それに、よい目をお持ちだ」
える父「(目・・・?)」
吉田「年の割にしっかりとした青年でしたな」
える父「(青年・・・?)」
吉田「思慮深さと胆力を持っておられる。まったく良い人を・・・」
える父「(誰のことだ??「折木さん」というのは女子生徒じゃなかったのか??
えーと、つまり、ということは・・・?)」
吉田「(・・・おや、知らないのか。てっきり親御に面通しくらいはしているものと・・・)」
える父「・・・・・・(えるを問いただすべきか・・・しかし・・・)」
吉田「(む・・・これは・・・しくじったのぅ・・・さて、どう句を継げたものか)」
ガラッ
える「失礼します。お父様、あのう、お祖母様が吉田のおじい様にぜひお会いしたいと。
御足労願えないかということなのですが・・・」
える父「そ、そうか、小父さん、時間はよろしいだろうか」
吉田「か、構いません。」
える父「では、離れにお通ししなさい」
える「はい」
吉田「(ふう・・・冷や汗をかいたわい)」
える父「・・・(汗)」
える父「・・・(どうやって父親の威厳を保ちつつ聞き出そうか頭をひねっている)」
える「すみません。吉田のおじい様が来られていると聞いて、祖母が是非にと・・・」
吉田「いやいや、儂も久しぶりにご挨拶したいと思ってたところじゃ」
える「ありがとうございます。きっと祖母も喜びます」
吉田「もう数少ない同い年だからのぅ。昭和はとおくなりにけり、じゃ。
ところで、「傘持ち」のことじゃが、折木さん、じゃったか、
実によい人を呼んでくれたのう」
える「ありがとうございます。私が無理に折木さんにお願いしたのです」
吉田「若いのに落ち着きがあって、謙虚な、いい目をした若衆じゃ。
儂からも礼を言っていたと伝えてくれんか」
える「ありがとうございます。折木さんに必ず伝えます(ポッ)」
吉田「(ふむ、この笑顔、やはり同じじゃな・・・奥さんと)」
吉田「また機会があれば呼んでいただけんかのう。最近は祭りの人手も四苦八苦でな・・・
しっかりした人ならば是非に頼みたいのじゃ」
える「はい!(パァァァァ)」
吉田「(フフフ・・・しかし、年始の挨拶や今回の件で少なからぬ動揺が出ているというのに
父親に面通しもしていなかったとは大胆な。やはりまだ若い故の甘さかのぅ、
それとも先代の血筋か・・・)」
78 :
73-77:2013/04/03(水) 23:40:02.57 ID:0nnClWlH0
ひとまず終了です。える祖母との話はまだ推敲中です。
原作未読ゆえに矛盾点があるかもしれませんが何卒ご容赦ください。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/04(木) 00:55:22.48 ID:WG/3M9kMO
>>72 なら、えるが寝込んでるほうたるの部屋まで行くなんて展開は尚更有り得ないだろ
えるは其処まで踏み込まないし、ほうたるも寝込んでるからってのこのこ自室に招かんだろ
作者じゃないが、姉の存在を考えればおかしくないのでは?
と言うか、カプスレの妄想になにむきになってるんだ?
不本意な異動でもさせられたのか?
>>73-77 平静を装いつつ狼狽えるパパに萌えw
なぜか玄田哲章ボイスで脳内再生されたww
>>80 姉がほうたるの自室に行くよう(えるを)促すというかけしかける展開いいかも
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/04(木) 13:57:41.90 ID:WG/3M9kMO
>>80 >>不本意な移動
そうか
お前はそうなのか可哀想に
異動と言えば、閑職希望だったのに激務部署にいかされた。
収入は激増だが趣味にさく時間がなくなりそうだ。
古典部に入ったほうたるの気分?
>73-77の続きです。
奉太郎抜きの奉えるネタ、える祖父母のキャラは創作です。
※吉田翁が「兄さん」と言っているのは、同郷の年上に対する比喩表現です。
える祖母「・・・ホホ、そんなことを吉田さんがおっしゃっるなんて。
主人が生きていればたいそう喜んだでしょうに」
吉田 「いやいや、兄さんに言えば叱られたでしょうな。『目上に対して面と向かってほめるものではない』とな」
える祖母「まあ、そのようなことを・・・。でも、主人ならば言いそうですわね。主人は、他人から褒められることには
無頓着で、座りが悪いと言っていましたもの」
吉田 「何かをやるときはよく思うものも思わぬものもいて当たり前、結果が皆のためになるのであればよい。
そうやってこられましたな。振り返れば、千反田の兄さんが一番皆のことを考えておられた」
える祖母「フフフ、有難うございます。向こうに行ってから主人に伝えますわ」
吉田 「(夫が褒められた時の奥さんの表情・・・やはり同じじゃな)」
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/06(土) 01:33:31.26 ID:Bhpx/SwQ0
える祖母「でも主人は口下手が説明が苦手でしたでしょう・・・。何をするにも結論が先に出て、
よそ様からは突飛にみられることが多くて苦労させられましたわ」
吉田 「ハハ、そこは奥さんがよくまとめておられましたからのぅ。まあ口止めされていましたが、
兄さんは奥さんのことを『俺には贅沢な嫁だ』と言っておられましてな・・・」
える祖母「まあ・・・。私は一度『茄子の様な嫁』だと主人に言われましたわ。さて一体何のことやら、
聞いても教えてくれず、褒められているのかけなされているのかわかりませんでしたわ。」
吉田 「(フム・・・やはり口下手な人だ・・・)」
える祖母「ところでえるは、皆様にご迷惑をおかけしておりませんか」
吉田 「息子さんと同じ心配をなさるな・・・。なんの、立ち居振る舞いにも磨きがかかって
見事な雛ぶりじゃった。兄さんが生きていればさぞかし喜んだことじゃろうて」
える祖母「そうですか・・・。あの子も16・・・。昔ならばよいお話もでる年頃ですわね」
吉田 「千反田の総領娘ともなれば、一昔前なら、縁談の数片手では足りませんかったじゃろうなぁ」
える祖母「息子の時を思い出しますわね・・・。主人は興味がないものでしたから、私が走り回りました。
いまはそんな元気はありませんわね・・・。吉田さん、どこか良い心当たりはございませんの?」
吉田 「はは、まあ、ないわけでもありませんがな・・・」
える祖母「まあ、それは・・・吉田さんの御眼鏡にかなう方かしら?」
吉田 「いやいや、儂なんぞよりお孫さんの、えるちゃんの目が確かじゃろう」
える祖母「まあ、えるの目が・・・?」
吉田 「やはり血筋ですな。人を見る確かな目をお持ちじゃ」
える祖母「それは・・・。フフフ、そういうこと・・・。いずれの楽しみにしておきましょう」
吉田 「(それ以上のことは、今は言わんでもよかろう・・・)」
える祖母「あの子は学業にばかり熱心だから、少し心配なのですよ。2年生に上がるときも、あの子は
理系にすすみ、女だてらに農学を修めると言ってるんですよ」
吉田 「ほう、それは頼もしい限りではありませんかな」
える祖母「みなさんそうおっしゃってくれますが、私はあの子が千反田の跡取りとして、あまりに
真っ直ぐ過ぎるのではないかということが心配なのです。本当に良いのかと」
吉田 「この家に生まれ育ったからには自然なこと。それはぜいたくな悩みですじゃ」
える祖母「そうかもしれません。しかし、主人と私でがむしゃらに働いて千反田の家を盛り立てて
きましたが、それは子どもや孫にとっていささか重すぎているのではないかと、私は気になるのです」
える祖母「もちろん、主人の働きがあってこそ、今の千反田があり、子どもたちを育てることもできたのですがね・・・」
吉田 「(親の心子知らず、子の心親知らず、は世の常かの・・・)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
える「吉田のおじい様、またいらしてください」
吉田「すっかり長居してしまったのぅ。年寄り二人が集まれば若者の悪口と昔話で
とりとめがなくなっていかん・・・」
える「まあ」
吉田「今日はひさしぶりに、千反田の先代のことで話が弾んでな・・・」
える「お祖父様の?」
吉田「ああ、若いころに帰った気分じゃった」
える「若いころのお祖父様って、どんな人だったんですか。父や祖母からは少し聞いているのですが・・・」
吉田「自分からは多くを語らん人じゃったが、行動は常に皆のため、すべて理にかなっておった」
える「・・・・」
吉田「奥さんの力も大きかった。若いころの儂は二人を見ていて、良い伴侶を得ることは何よりの
幸いであると思ったもんじゃ・・・」
える「ええ・・・」
吉田「先代と奥さんは、いろいろなものが違っておって「不釣り合い」というものもおったが、
足せば本当にちょうどよい塩梅じゃった。似たもので夫婦になるのもよいが
互いに補い合う夫婦というもののよい手本じゃった。えるちゃんはどう思う?」
える「そのお話は初めて聞きました。でも・・・すごく素敵だと思います」
吉田「いずれえるちゃんにもそういう時が来よう・・・」
える「(カァァ…)」
吉田「ところで、さっき聞き忘れたんじゃが、折木さん、下の名前は何じゃったかな。
年を取って忘れっぽくなって、名字だけだとすぐに忘れてしまうでな。名前も
聞いておきたいんじゃ」
える「ほ、奉太郎さん・・・です」
吉田「フム、覚えておこう・・・。では失礼する」
える「(・・・奉太郎さん・・・奉太郎さん・・・・カァァ)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
奉太郎「ハ・・・ハクション!!・・・ウーン、今日はやけにくしゃみがでる・・・
何だろう、熱っぽくはないんだが・・・」
プルルルルルル・・・・
奉太郎「電話か・・・」
(完)
「春」のクリアポスターの私服が「マタニティドレスに見える」という書き込みから連想したネタ
シチュエーションは高3で、後輩部員と喫茶店で打ち合わせ
える「折木さん、あれから考えていたんですが」
える「(おなかに手を当てた状態で)やっぱり男の子なら、『太郎』のつく名前がしっくりきますね」
部員A ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━━ッ!!
部員B ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━━ッ!!
部員C ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━━ッ!!
部員D ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━━ッ!!
奉太郎「ち、千反田・・・それは昨日の『文中における仮名の付け方』の話題だという前提を飛ばさないでくれ・・・」
里志と摩耶花 「(・・・もう慣れっこ)」
まろたそ〜
氷菓雛が欲しい
ほうたるに女形をさせた所自分より綺麗で少し敗北感を感じるえるたそ
>>58 >>62 >>58の最後の段落だけ、SS化してみた。
迷子の女の子に出会った古典部の4人
里志はイベントのガードマンに連絡をしに走り、摩耶花は子どもを探している女性がいないか
見てまわりに向かった。
えるはしゃがんで女の子を抱き寄せ、その頭を優しく撫でながら耳元に語りかける。
「大丈夫よ、怖くないよ、お姉ちゃん、一緒にママを探してあげるから・・・」
幾度かの繰り返しののち、女の子はようやく泣き止み、クリッとした瞳をえるに向ける。
「ねっ」
えるは笑顔で女の子の視線に応える。
学校で見せる表情と同じはずなのだが、その自然な所作は、
いつになく大人びた雰囲気を感じさせた。
それは隣にいたの奉太郎の心に、一瞬の困惑と、
また一瞬の錯覚 ―女の子の母親がえるだという― を引き起こした。
あわててそれを打ち消す奉太郎。
やがて女の子は、えるの言葉に小さくうなずく。
えるも安堵のため息を小さくつき、続けて語りかける
「えらいね〜。じゃあ、お名前は?言えるかな〜?」
女の子が、その言葉に応えて口を開こうとした刹那、女の子の背後に小さな影が。
フンフンと鼻を鳴らしていたのは、通りがかった中年女性が連れている小型犬。
小さな生き物に興味を持ったのか、リードをいっぱいに伸ばして近づいていたのだった。
振り向いた女の子は「キャッ」と悲鳴をあげて奉太郎の方に走る。
とっさに抱きとめたものの、どう言葉をかけてよいかわからない奉太郎。
奉太郎の服をつかみ、泣き出しそうな目で見つめる女の子。
「(参ったな、また泣かせちゃいけない・・・)」と思いながらも、手も口も動かず
ただ女の子と同じ高さで目を合わせ、視線を受け止めるのが精いっぱいだった。
女の子の頭に乗せられる大きな手。
「ごめんなさいね、お嬢ちゃん。びっくりしたでしょう?もう大丈夫よ・・・」
と、犬を連れていた女性が女の子を慰める。
奉太郎が視線をむけると、飼い主に叱られた小型犬がすっかりおとなしくなって
えるに撫でられていた。
「泣かないね〜、えらいね〜。コロもごめんなさいって言ってるからね〜」
ひとしきり女の子の頭を撫でた後、女性は奉太郎の方を向き
「うちのコが、普段来ないところに来て調子に乗っていたみたい。お嬢さんに
怖い思いをさせてしまって、本当にごめんなさいね」と頭を下げる。
年上の女性に頭を下げられ、「あ、いえ、そんな・・・」と困惑しながら答える奉太郎。
女の子はようやく奉太郎の服を離し、えるのほうに駆け寄っていく。
「あら、やっぱりママの方がいいのかしら?パパはこんなにイケメンなのにねー」
女性は小さく笑い、えるにしがみ付きながら恐る恐る犬を見ている女の子の頭をもう一度撫でる
「んーいい子ね〜。ママ譲りのきれいなお目目ね。パパとママとお出かけ、楽しいね〜」
リードを引っ張り、また一礼して去っていく女性。
その女性と犬の後ろ姿が遠ざかる頃、奉太郎が口を開く。
「なあ、今の、完全に・・・」
「誤解・・・されてましたね・・・」
えるの色白の頬には赤みがさしている。
「なあ千反田・・・俺、そんなに老けてるかな・・・」
「今日の折木さんの服装が、大人びて見えるんじゃ・・・」
「それ、微妙にフォローになってないぞ」
2人の間に挟まれた女の子はきょとんとして、2人の顔を交互に見つめる。
いつしか、女の子の左手はえるの右手に、右手は奉太郎の左手にしっかりとつながれていて、
「誤解」を受けるに十分すぎる格好になっていることに二人が気づくのは、少し後のことだった。
(以下チラシの裏)
このSSを考えているときに、俺の高校時代の同級生同士の夫婦の子が、今春わが母校に
入学するという知らせをうけた。何やら奇妙な縁のようなものを感じ、また俺が氷菓と奉えるに
強烈なノスタルジーを感じていた理由を説明されたようで、今夜はニヤニヤが止まらないw
大天使チタンダエルの贈り物か・・・。
彼らは高校時代のキャラ的には雑学王と腐女子の組み合わせで、どっちかというと「奉える」
よりも「里まや」のほうが近い感じだが、高校時代から「彼氏彼女というよりすでに夫婦」な雰囲気の二人だった。
え「か、勘違いされてしまいましたね」
奉「あ、ああ」
え「わたしたち、そんな風に見えるんでしょうか?」
奉「さあな」
え「…嬉しいです」
奉「な、なにか言ったか?」
え「い、いえ、何でもありません」
摩「ん〜〜ふくちゃん助けて〜」
里「摩耶花、見ちゃいけないよ。目に毒だからね」
自分語りは流石にきめえ
103 :
97-100:2013/04/08(月) 12:31:40.98 ID:jqR23ewf0
正直すまんかった。
浮かれて余計なこと書いてしまった。
>>100 くぅ〜w疲コピペを彷彿とさせるなwww
「折木さんは将来の夢ってありますか?」
「そうだな・・・姉貴に倣って英語でも勉強して海外に行って、そこで仕事でも見つけて死ぬさ」
「なんで死ぬんですか、折木さん、死んじゃ駄目です!」
「ち
「千反田さん、心配ないよ。確かにホータローは死ぬさ、いつかはね」
「あぁ、70年位経てばな」
「あ・・・あぁ、そうだったんですか。折木さんが死なないでよかったです!」
「第一俺が生きようと死のうと特に千反田には関係の無い事だろ。
最初から千反田が気に病む必要はあるまい」
「折木さん、酷いです!」
「あれでホータローなりに千反田さんを気遣っているつもりなんだろうけどねえ・・・」
「ほんっと、人の気持ちがわかんない奴」
奉える系のSSで、「折木さん、ひどいです!」ってえるのせりふをいちゃらぶシーンでよく見るけど、
本編に出てきたっけ?
「ひどいですよ、折木さん」ならあったが。
しかし、妙にしっくりくるんだよな。
>>108 チョコ回で「福部さん、遅いです」というのがある。
>58-60 のプロットと>99,>101を借りて、エピローグっぽいものを。
里志視点にて
結局、今回も奉太郎の推理に助けられてしまった。
奉太郎が「近くの家から飛び出してきた迷子」という可能性に気付いてくれなかったら、
解決にもっと時間がかかって、女の子にももっと不安な思いをさせてしまっただろう。
まあ、この騒動で僕たちも列車を一本逃してしまい、一時間後の列車で帰る羽目に
なってしまったけれど、たぶん誰も後悔している人はいないだろう。
千反田さんなんかは、女の子と遊ぶ時間ができてちょっと嬉しそうな顔をしていたぐらい。
すっかり暗くなってしまった帰りの列車。
あと少しで神山駅に着く。
お母さん役を引き受けていた女性陣二人は、頭を寄せ合って爆睡中。
最大の功労者は、相変わらず窓の外を見ながらぼーっとしてる。
そして僕は、デジカメの画像を見返している。
今日行ったイベントの写真やみんなの写真がほとんどだけれど、一枚だけ毛色が違う。
えーと、最後から6枚目、これこれ。
午後の日差しが差し込む公園にたたずむ、三人の後ろ姿。左手は女性、右手は男性、真ん中に
2歳くらいの女の子。しっかりとつながれた小さな手。
この三人の関係について、他の情報なく正解を言い当てられる人がいたならば、それは
天才というよりも紙一重のあっちの方だと思う。
「未来予想図」なんてありがちすぎる題名を考え、自分の発想力の貧困さに自己嫌悪。
シャッターチャンス、という言葉は知っていたけれど、実例を示されたのは初めてだ。
そして、ためらいなくシャッターを切れた自分に我ながら驚嘆する。
そういう方面の才能があるかもと、ちょっとうぬぼれてみたり・・・。
でも、本当に光の入り方といい、なかなかのものだと思う。
そして、こんな風景の被写体の二人に、ちょっとジェラシーを感じるのも事実だ。
「なあ、奉太郎」
「なんだ?」
「今日撮れた写真になかなかいいのがあるんだ。
写真研の一般公募にでも出してみようかと思うんだけど」
そう言いながら奉太郎に、デジカメ画面の「あの写真」を見せる
「どれどれ・・・なっ!!おいッ!!」
「しっ。列車の中はお静かに・・・。二人が起きちゃうでしょ」
「不許可、発禁だ」
奉太郎も声を落とす。ここで二人が起きても面白そうだったけどな。
「どうして?芸術的作品だと思うけど」
「盗撮みたいなもんだろ。肖像権の侵害だ、消せ」
「うーんそうか。じゃあ千反田さんにも聞いてから判断するとしようか」
「まて、おい!」
「お静かに・・・」
奉太郎は小さくため息をついて
「学食の日替わり定食で、手を打て」
さすが、わかってらっしゃる。
「まいどありぃ。じゃあ消去と」
デリートボタンをポチッとな。
「あっ・・・」
奉太郎が珍しく驚きの声を出す。
「何?消しちゃまずかった?」
「いや・・・」
僕があっさり消去に応じたことに少なからず違和感を感じたんだろう。
また窓の方を向いた奉太郎がやや残念そうな顔つきだったのは気になるかな
実は奉太郎が居ない間に、摩耶花と千反田さんにはデータをカードに落として
渡し済みなんだけどね。
名探偵に気づかれないよう、今日はこれ以上余計なことは言わないでおこう。
さて休み明け、僕の目論見はみごとに崩れることになる。
千反田さんが「あの写真」ごと全部プリントして古典部に持ってきたからだ。
しかも千反田さん、自分はその写真に気づいていなかったふりをして
「え、あの、これって・・・ええー(棒)」なんて言っちゃって。
いやいや、嬉しそうな顔とその台詞が一致してないって!
そんなにみんなに見てほしかったの・・・?
やっぱり君が演技をするのは無理がありすぎるよ!
奉太郎は温泉で湯あたりした時みたいに真っ赤になって、湯気が出そうだった。
それが見れたのはいいけれど、学食のおごりは当然なし、あ〜残念。
そのまた翌日、僕は事態がさらに悪化していることを知ることになる。
僕はつくづく、千反田さんを甘く見ていたようだ。
千反田さん、何人かのクラスメートにも「あの写真」を例の演技付きで見せていたらしい。
もちろん本当のことを説明しているようだけれど、千反田さんの表情を見れば
言わんとすることは誰にだってバレバレだ。
策士策に溺れる、僕は知らずに千反田さんの策にはまっていたのかもしれない。
・・・いや、そんなことよりもいま大事なことは、奉太郎の耳にこのことが聞こえたら、
千反田さんではなく、僕に八つ当たりが向くであろうということだ。
まったく、割に合わない話だ。
奉太郎が地学準備室に来る前に、今日のところは退散するとしよう。
摩耶花、悪いけれど僕は先に帰
(終)
え「お、折木さん!わたしたちの写真がブラウザ上に出回っているみたいです!」
奉「里志!お前の仕業だな!」
里「待ってよ、僕は写真のデータは千反田さんに頼まれて渡した以外、どこにもやってないよ!」
奉「千反田?」
え「…わ、わたしお茶淹れてきますねっ」
>>112 >また窓の方を向いた奉太郎がやや残念そうな顔つきだったのは気になるかな
こういうのはありそうで笑った。男版ツンデレw
高2のある日、つい摩耶花たちのいる前で「お〜れ〜き〜さん」と「心あたり」みたいにジト目肩ユサユサをやってしまい、
気づいてはっとなるえるたそ。
固まる奉太郎。
とりあえず見なかったことにする里摩耶。
>101みたいな、若いカップルが親子連れに間違えられるのって
嬉しいもんなの?高校生なんだし嫌じゃね?
きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
>>119 きたあああああああああああああ
どういう話になるのか私気になります!
えるの一人称で、ひたすら折木さんへの溢れる思いを語る話だったら、もう職場やめても、死んでもいいわ。
5年後、相変わらず中途半端な2人、大学生で1人暮らしの奉太郎の家
奉「千反田?どうしたんだ急に」
え「折木さん、わたし・・・ 産 み ま す!」
奉「(;゚Д゚ ;) ハ ァ ?」
ガシッ
え「子ども…作りましょう!折木さんの赤ちゃん、授けてください!」
奉「ちょっ!!何が何だか・・・!」
え「折木さん、抱いてください!折木さんの命の証を私の中に!」
奉「(怒涛の押し、しかも胸に当たって、おまけに昔より・・・増量・・・)」
ドサッ(←押し倒される音)
え「折木さんと私の子どもがどんな顔か、私 … 気 に な り ま す !」(例の効果音)
奉「(もはやここまでか…省エネ人生\(^o^)/オワタ)」
入「何を吹き込んだか、ですって?人聞きの良くない言い方はやめていただきたいですね…。
急な縁談で、お父上も決して乗り気ではないが、先方が強引で困っていると相談を受けただけです。
私は『縁談が相手にとって不名誉になるような「落ち度」をわざと拵える手もある』と言ったに過ぎません」
入「まあ、『今時「男がいる」くたいでは弱い、もう一回りくらい必要だろうな』とは、付け足しましたけど・・・」
折木さんがしきりに呟いてる"がんだむ"って、何ですか?私、気になります!
>>124中の人ネタは分かり辛い……こともないのかな?この場合は。
>>123の事後
奉「なあ千反田・・・。俺はすべてを受け入れる覚悟だ。そして、お前の責めは俺も共に受けるつもりだ。
だから、一つだけ聞いてくれ」
奉「今回のことで、その・・・子どもができていたとしても、絶対にその子を「理由」とか「手段」にはしないでくれ。
それは、子どもにとってあんまりにも悲しいことだ。子どもは、その子自身を望まれるべきなんだ・・・。
ゆうべのことも、その結果も、すべて俺たちが望んだことだ。他には何もない。そうだな・・・」
え「折木さん・・・。ええ・・・その通りです・・・。グス・・・やっぱり優しくて思慮深いですね・・・折木さん。
ふふ…そんなこと言われたら、ますます欲しくなっちゃいましたよ、赤ちゃん」
奉「そればかりは、コウノトリの気持ち次第だな。ただ千反田のことを考えたら、大学出てからでも
いいと思うがな。こんな無茶をしなければ気持ちをはっきりさせられなかった、俺の意気地なしの結果だな」
え「それは私も同じですよ。今思えば滑稽ですよね・・・。ふふ、でもやっぱり、できている感じがします」
奉「そう・・なのか?」
え「根拠はありませんけど、明け方に夢を見ていました。赤ちゃんの夢・・・」
え「男の子か女の子かはわかりませんでしたけど、小さくて、暖かくて・・・。この手に抱いて、頬に触れて
おっぱいをあげている夢でした」
奉「(・・・俺が無意識に吸っていたことは黙っとこう・・・)」
え「私からも一つ、お願いです。これからは、える、って呼んでくださいね、奉太郎さん」
奉「える・・・。今度の休みにいったん神山に帰ろう。そして、ご両親に会わせてくれるか?」
え「もちろんですよ・・・」
入「何にせよ、少子過疎化が進む神山にとってはめでたいことではありますまいか」
あ・た・し♪「来年には可愛い甥か姪に会えそうね。ならばよし!」
このスレも平均的なキャラスレらしくなってきたな
>え「折木さんと私の子どもがどんな顔か、私 … 気 に な り ま す !」(例の効果音)
意外と薄い本では見かけなかった台詞だなw
えるって、古典部みんなでいるときと、二人だけでいるときとで、奉太郎への態度が違うよね。
本人は気付いてるんだろうか?
二人だけの時の様子を里まやが見たらなんと思うことか。
>>130 というか奉太郎の態度が違うんだよね。
摩耶花に「いつもと違うじゃん」とか思われちゃうし。
奉えるってどっちがSでどっちがM?
奉太郎がサーヴァントでえるがマスター
魔力供給…ゴクリ…
え「折木さん、最低です!」
折「おー、もっと言ってくれ」
>>130 「困ってる千反田の手助けのために」生き雛祭り行くぐらい
小説版ではえるよりホータローの方がデレだよ
古典部みんなでいるときに、里志あたりに「ホータローと千反田さんって、お互いのことどう思ってるの?」とか言って欲しい。
あわてふためくふたりの様子が楽しめそうだ。
>>137 うろたえて絶句する奉太郎と、
一生懸命真面目に答えようとする
えるの姿が目にうかんだ。
>>137 奉「どう・・・とは?」
摩「だから、あんたがちーちゃんの事、どんな風に見てるかって事よ」
里「僕も聞いてみたいな、ホータローの千反田さん評は」
奉「そうだな・・・千反田は部長としては統率力に申し分は無く、行動力もあり、理にも聡い。
だが他人の食事中に横から口を挟む、またトリュフの過剰摂取による泥酔等、出自に反する軽挙は時々目に付くが、
その点は戒告程度で済むだろう、鎖に繋いでおく分にはさして問題は無いと思うが」
摩「く、鎖って・・・」
里「そういう点も大事だけど、もっと情緒的な事を摩耶花は聞きたいんだと思うんだけどなぁ」
奉「ところで他人にどうこう聞く前にお前達はまず
自分の身辺に気を付けるべきじゃないか?特に里志」
里「どう言う事だい、ホータロー?」
奉「伊原、これを見てどう思う?」
摩「写真?これが何よ・・・って福ちゃん、何よこれ!私の知らない女と肩組んで!」
里「え?ま、摩耶花、ここはひとまず落ち着こう。落ち着いて状況を俯瞰するんだ。
ホータロー、この写真いつ撮ったんだい!?」
奉「さあ、そんな事は問題じゃないんじゃないか
まず目の前の脅威に釈明をすべきじゃないのか?」
摩「福ちゃん・・・待ちなさい!コラ、ちゃんと1から10まで説明しなさい、待ちなさいったら!」
里「せ、説明ならするからそんなに怒らないで、摩耶花!」
奉「(昨日、ただ酔った女性を里志が介抱したに過ぎない写真だが、
事の真偽は問題じゃないし、暫くは大人しくしていて貰いたいな)」
え「遅れてすみません!福部さんと摩耶花さん?何で言い争っているんですか?折木さん」
奉「・・・さあな、俺より本人達に聞いた方が確実でいいんじゃないか?」
え「はい、わかりました!私、福部さん達に聞いてきます!」
奉「(猫には猫、犬には犬、とそれぞれ適した躾け方があるというものだ)」
奉「」
140 :
1/7:2013/04/19(金) 01:10:31.93 ID:t6/SZv820
「おや、動揺しているようだな。カップの持ち方が違うぞ」
「君は自分のことになると推理が鈍る癖があるな。本題はここからだ」
「・・・父は話を引き受けてきたはいいが、肝心のアテがないらしい。
なにしろ、若い医者やその親が望むような話ではないからな。そこで
私にどこかアテはないかときたわけだ」
「ことは父と家の名誉にもかかわること。ここで虚言など弄すつもりはない。
断っても、君に何らの不利益がないことは約束しよう」
「即答か。悪い返事はないと思ったのだがな。ただし、私と父の立場を考えて
行動してもらいたい。まあ、君に対しては杞憂かな」
141 :
2/7:2013/04/19(金) 01:11:58.69 ID:t6/SZv820
大学4年の夏休み、帰省していた私は、父に呼び出されました。
心の中でずっと目を背けてきたものに、向き合わなければならない時が来たと思いました。
そしてやはり・・・父の話は私の縁談でした。
入須さんのお父様が紹介された方で、農業経営を志し、千反田の婿に入ることも承知している人だと。
しかも異例なことに、この帰省中に、相手の方が会いにこられるというのです。
私は、胸の奥が鉛のように重くなる心地になりました。
折木さんとは、神山高校を卒業してからも手紙やメールのやり取りは続いていました。
元古典部の4人で遊びに出かけたこともありました。高校時代のように、
私が気になることを折木さんにぶつけ、一緒に解決していただいたこともありました。
でも、それだけでした。
142 :
3/7:2013/04/19(金) 01:13:18.46 ID:t6/SZv820
高校2年を迎える春、私は折木さんに私のことを知ってもらいたいと思い、祭りで代役をお願いしました。
ですが、高校3年、そして大学生になり、より輝いていく折木さんを見ていくなかで
私はどうしても、その先の思いを伝えることができませんでした。
大きく広く羽ばたこうとしているあの人にとって、私のような生き方はけっして交わらないのでは
ないか、と。
それ以上に、そのことをあの人自身から聞かされることが、何より怖かったのかもしれません。
家のしがらみが関係する縁談の場合は、一度会ってから断ることは難しくなります。
会わないという選択肢はあり得ない以上、私の運命は決まったようなものです。
覚悟を、決めなければなりません。
私は、折木さんにすべての気持ちを告げたい衝動に駆られました。
でも、それはできませんでした。
ただ、縁談を受けるということだけを、メールで伝えました。
143 :
4/7:2013/04/19(金) 01:15:10.83 ID:t6/SZv820
お見合いの当日、直前まで、私は何度もメールをチェックしました。
折木さんからの返信は・・・ありませんでした。
私は何を期待していたのでしょう。
いうべきことを言わず、何かを期待だけしていたのだと、自分の愚かさを悔やみました。
伯父が、文集にこめたあの言葉が、頭の中に甦ってきました。
ああ、私も同じだと・・・。
でも、もう後悔は先に立ちません。
私は大きくため息をつき、身支度をしました。
父に促され、客間に入った私は、形どおりの挨拶をし、顔を上げました。
向こう側に座っていたのは、入須さんのお父様、入須さん、そして・・・・。
私は、しばらく自分の目を信じることができませんでした。
144 :
5/7:2013/04/19(金) 01:16:25.72 ID:t6/SZv820
入須さんが「今はまだダメだ」と手振りで示され、
私はあわてて居住まいを正しました。
入須さんの計らいで、私たちは早々に二人きりになることができました。
2人で歩く道すがら、本当に嬉しいのに、私はなぜか涙が出て止まりませんでした。
2人で歩いて行った先は、あの臥龍桜の木のたもとです。
そこで折木さん・・・奉太郎さんは、私と人生を共にしたい、迎えてほしいと
言ってくださいました。
否の言葉など、あるはずがありません。
思わず抱きついた私を、優しく抱き留めた奉太郎さんは、
今自分が目指しているものは、あの生き雛祭りから始まっていると告げました。
そして、「遠回りしてすまなかった」と、小さく謝られました。
夏ですから、もちろん臥龍桜の花は咲いていません。
ですが、涙でにじんだ私の眼には、あの日と同じ満開の桜が私たちを包んでいるように
思えてなりませんでした。
145 :
6/7:2013/04/19(金) 01:19:19.71 ID:t6/SZv820
その日は帰るまでの間、何度も何度も「これは夢ではないこと」の確認を求め
奉太郎さんに辟易されてしまいました。
奉太郎さんが帰った後、私は父に奉太郎さんと結婚の約束をした旨を伝えました。
あまりにも私が乗り気であったことに、父は怪訝そうな顔をしたので、
私は正直にすべてを話しました。
話を聞いた父は、声を上げて大笑いました。
私が初めて見る笑い顔でした。
後で聞いたことですが、入須さんのお父さまも、本当のことはご存じなかったようで、
父がお礼の電話と今後の段取りを話したところ、目を丸くしておられたそうです。
146 :
7/7:2013/04/19(金) 01:21:09.55 ID:t6/SZv820
そこから先は、とんとん拍子に進んでいきました。
大学を卒業してすぐに籍を入れ、千反田家での暮らしが始まりました。
夫は父について、仕事も付き合いも覚えてくれています。
人の名前を覚えるのは苦手なので、そこは私がサポートしていますし、
省エネなのは相変わらずですが、それが
「出しゃばらずに義父や嫁を立てる、謙虚な婿殿」という周りの評判を
生んでいるのだから、面白いものです。
ところで、「とんとん拍子」のとんとん、って何でしょうね?
擬音だというのは分かるのですが、何の音でしょう。
私、気になります。ですが最近は「お腹の子に障るから、あまり思い煩うな」
と夫に叱られてしまいます。
こればかりは仕方ありません。生まれてから子どもと一緒に
ゆっくり考えることにしましょう・・・。
奉えるが最後には結婚するにしても、途中は危機的な状況が訪れて欲しいな。
悲劇のヒロインっぽくなったえるたそを見てみたい。
もちろん処女は奉太郎に捧げるわけだが。
遠回りする雛ってうまい表題だなと思ったな。
この2人にも遠回りしてもくっついてほしいものだ。
お雛様の“雛”とは、読むまで思いもしなかった。
雛鳥をまず連想して、カルガモの親子でも出てきて、あっちの川からこっちの池へピヨピヨと移動するんだけど、
なんかえらく遠回りして歩いているので、それが何故かを奉太郎が推理するのか? とか変な想像をしたw
それは私のお雛様だ
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/20(土) 00:05:36.73 ID:4SIn7kvL0
>>145 >その日は帰るまでの間、何度も何度も「これは夢ではないこと」の確認を求め
>奉太郎さんに辟易されてしまいました。
え「これは、夢じゃないですよね・・・」
奉「夢なんかであるものか。これは現実、お前の目の前の俺は現実だ」
え「でもやっぱり、まだ信じられません。夢じゃないと、証明してほしいです」
奉「おいおい、ないことの証明というのは、悪魔の証明だぞ」
え「でも奉太郎さんなら、できそうな気がします・・・私、本当に怖いんです。
今にも目覚まし時計が鳴って、全部消えてしまうんじゃないかって・・・」
奉「そうか、それなら仕方ないな。証明方法は・・・」(ムグ)
え「!!!!!!」
奉「(ハァ)どうだ、この感覚は・・・まだ夢だと思えるか・・・」
え「(ハァ)・・・いいえ・・・でもまだ確信できません・・・もう一度・・・お願いします・・・」
入「(・・・どこか手ごろな壁はないか・・・)」
>>146を読んで思ったが、結婚して三十路前後を迎えた奉えるのイメージって、
ヤンとフレデリカみたいな感じに思えた。
フレデリカも記憶力に優れているという設定だったし、(ただし家事能力はえるとは比べ物にならないw)
奉太郎は自分の省エネのために、ヤンのように適切な人材に適切な待遇と権限を与えて使いそうだ。
「食えない人」の入須先輩は、さしずめキャゼルヌかシトレ元帥か。
有能だが他人から好かれない故に千反田家当主らに疎まれて
謀略等汚れ仕事専門の部署に飛ばされるほうたる
>>140-146 (・∀・)イイ! >110-114と同じ人?
作中にもあったけれど、2人がきちんと想いを伝えあえず、すれ違いのまま
離れ離れになってしまいそうになったとき、関谷純の言葉がキーワードになりそうな気がする。
「実は生きてました」展開じゃなけりゃ、関谷純は2人の守護霊になってそうだしなw
奉太郎がえるたそのことを心のなかで密かに「える」とよんでいたのを、
古典部みんなでいるときについうっかり口に出してしまい、大慌ての奉太郎。
固まったのち冷やかし出す里摩耶。
真っ赤になって、「奉太郎さん…」とつぶやくえるたそ。
奉「ところでえるたそ…ハッ!ちっ、千反田!」
え里摩「(た…たそ!?)」
奉「千反田か、今ようやくツェッペリンの天国への階段をマスターした所だが、聞くか?」
え「折木さん、ここは地学準備室ですけどギターを弾いてていいんですか?」
奉「どうせ誰も来ないだろう?なら有効に使うまでだ」
え「音楽室は使わないんですか?」
奉「生憎使用中だ、だからここを使っている」
え「でも、私達古典部じゃ・・・?」
奉「なら早くこれからの方針を決めてくれ、部長ならな。それまで本も退屈だし、ギターでも弾いてるさ」
摩「あの道楽者のせいで図書室まで響いてうるさいのよね」
里「まあまあ摩耶花、落ち着いて」」
省エネ主義者のホータローがギターをマスターするって天変地異の前触れか?
クラスの女子を連れ込んで部室でヨロシクする所をえるたそに見られる漁色家ほうたる
お嬢には刺激が強過ぎたかと苦笑の里志と幻滅する摩耶花
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/23(火) 00:55:09.59 ID:h5PRJlYQ0
ほうほうほうたるこい
一人つぶやくえるたそ
え「お、折木さん。わたしの写真なんて撮って、どうするんですか?」
摩「ふふん。そんなの決まってるじゃない。とても口には出せないようないやら…」
奉「伊原、お前は黙ってろ」
里「まあ、ホータローも健全な男子高校生だったってことだね」
え「?わたしも健全な女子高校生ですよ?」
氷菓にはまり、このカップリングが好きになって以来、
駅近くの公園とかでだべっている高校生カップル連中に対する
視線が暖かくなっている俺ガイル。
不審者扱いされないように気を付けよう。
古典部部室である地学準備室の窓辺に立ち、開けた窓から格技場を眺めていた。
校庭には卒業式を終えた3年生達がそこかしこに集まり、写真を撮り合ったり
泣きながら抱き合ってたりするのが見える。
「…さらば薔薇色の日々というやつか」
俺は、小学校や中学校の時にもそうだったように、卒業というものに特に
深い感慨を持たないタチだった…はずだが、今回の卒業はどうやら違うようだ。
背後でガタっと音がする。
振りかえるとドアの鍵を回す音がして、ドアがゆっくり開いていった。
ドアを開けた人物がゆっくりと教室に入ってくる。背まで伸びた黒髪と線の細さが
清楚さを醸し出しているが、瞳の大きさだけが全体の印象から離れて活発さを感じさせる。
そう、我らが古典部部長、千反田えるだ。
千反田は大きな瞳を見開いて、驚きの表情でこちらを見つめている。
目元がかすかに赤いのはさっきまでの卒業式で泣いていたからだろう。
「折木さん!…どうして部室にいるんですか?」
「どうしても何もここは古典部の部室だ。元古典部員の俺がいるのは何の不思議も無いぞ」
「いえ、そうではなくてですね!今、部室には鍵がかかってました。鍵は私が持ってます。
ではどうして折木さんが中にいるんですか?折木さんはどうやって部室に入ったんですか?」
まっすぐ射抜くように俺に向けられた瞳はこれ以上なく見開かれ、爛々と輝いているようさえ見える。
好奇心が爆発する兆候だ。そしいつものあのセリフが飛び出す。
「わたし、気になります」
3年前のここで、初めてこのセリフを聞いて以来、俺の安寧と省エネの日々は騒がしいものになった。
最初は戸惑い振り回され、そのうちに慣れ出して、諦めを経て最後には(決して言わないが)
ひそかに快感でもあった千反田えるの好奇心だ。
そんな自分がおかしくなり、くすりと笑うと千反田に提案をした。
「なあ、千反田。この状況はまさに3年前、俺とお前が初めて会った時と同じじゃないか?
どうだ、卒業の記念にここはひとつお前がこの謎を解いてみないか?」
千反田大きなの瞳が、いっそう大きくなったように思う。
「面白そうですね。受けて立ちます」
千反田は口許をほころばせ、首を少し傾けて嬉しそうな表情をしていた、と思う。
「折木さんが職員室に来たのはいつごろですか?」
「千反田の来る3分前だな」
「う〜ん…それでは誰かが鍵をかけてから職員室へ鍵を戻すのは難しいですね」
腕を組んで千反田はうなっている。と、何かを思いついた表情をして
「あ、もしかしたら用務…」
そう言うだろうと予想していた俺は、千反田の言葉を途中で遮る。
「用務員が掛けたというなら違うぞ。今日は卒業式だ。こんな日に蛍光灯の交換なんかしない」
「んくぅ〜…そうですね」
口を“への字”にして変な声を出していた千反田も同意する。それからしきりに首をかしげながら考えていたが、
やがて
「これ以上はだめですね、わかりません。降参です。」
と、はにかみながらこちらを向いて軽く頭をさげた。
「折木さん教えてください」
俺は笑いながら
「そんな難しいことじゃないさ。千反田、こっちへ来てみろ」
手招きして千反田を窓際に呼んだ。
「ほら、あれを見てみろ」
校舎の下を指さすと、千反田は窓から顔を乗り出して校舎下に目をやるとすぐに小さく声をあげた。
「あ!」
そこには里志と伊原の姿があった。里志は笑いながら手を振っている。
伊原はあきれたような表情をしてこちらを横目で見ている。
「摩耶花さんと福部さん…」
「そうだ、真相はこうだ。まず俺が職員室から鍵を持ってきて部室に入り、内側から鍵をかける。
次に窓から下に待機していた里志に鍵を落として、職員室に持って行ってもらう。
お前が持ってきた鍵は里志が戻したものだった。以上だ」
この事を里志に頼んだとき、奴は
「ホータローがねぇ…ま、ついに折木奉太郎も保留をやめる決心がついたわけだ」
とやけに嬉しそうにしていたな。
しばらくの間、千反田は少し呆けたような表情で俺を見つめていた。そしておもむろににじり寄り、
顔をくっつけんばかりに近づけ、俺に問いかけた。
「鍵の謎はなるほどです。でも、どうして折木さんはこんなことをしたんですか?
それも卒業式の日に?いつもの折木さんは自分から謎かけをするるような性格ではなかったと思います。
しかも福部さんを巻き込んだりして…折木さんらしくありません」
「わたし、気になります…」
そんな千反田を眺めながら、俺は姉貴に対してこう思っていた。
(姉貴よ。俺を古典部に入れた事で、今日という日を迎えたのなら、姉貴には感謝しなきゃならないな。
何もやらんが。ただ、ひとつ姉貴はこうなる事を予想していたのか?という事は聞きたいものだがな。
そういえばこれは『氷菓』事件の時も思ったことだな…)
「折木さん!」
短い思索を千反田の声で中断され、俺は現実に戻った。ついに言う時が来たか。
「そうだな。千反田、3年前に俺とお前が初めて出会った状況を、卒業式の日に逆パターンで再現するのも
面白いなと思ったんだ。その、なんだ、感謝のしるしに」
「感謝…ですか?」
「そうだ。あの日以来、俺の平穏と安寧の日々は終わりをつげ、省エネという不動の信条も宗旨替えする事となった。
だが、そのおかげで俺は、大切なものを手に入れたと思っている。それはお前のおかげだ」
「そんな…」
「それと、こんな事をした理由には、もうひとつお前に伝えたかったことがあるからなんだ」
俺はひとつ大きな息をすって、千反田をまっすぐに見据え、はっきりした声でこう言った。
「俺は、お前の事が…」
その刹那、スピーカーからチャイムの音が流れ、続いて教頭の柴崎の声が部室に響いた。
『昨日、昇降口の掲示板に“女郎蜘蛛の会”の勧誘メモを貼った心あたりのある者は、
至急職員室の柴崎のところまで来なさい』
…なんと間の悪い。俺の渾身のセリフは校内放送によってかき消されてしまったではないか!
果たして千反田には聞こえたのだろうか?また2年前の生き雛祭りの時みたいになってしまったのか?
横目で千反田を見ると、両手を胸のあたりで組み、微動だにせず、大きな瞳を見開いて俺を見つめていた。
顔は耳まで見た事ないくらい真っ赤にそまっている。
良かった、どうやら聞こえていたようだ。ホっとし、しばらく待ってみたが、千反田は一向に動き出す気配がない。
だが、肝心な事をまだ聞いていない。自分の信条を棄ててまで発した言葉だ。
俺も横を向きながらも千反田に問いかけた。
「それで、良かったらお前の返事を聞かせてくれないか?」
その声で、はっと我に返った千反田はしばらくおろおろしていたが、やがて小さく俯くと消え入るような声で
「はい…わたしもです…」
そう答え、いっそう顔を赤くしてまた動かなくなってしまった。
目から流れている涙は…きっと卒業式の事を思い出しているのに違いない。
俺はというと…どんな表情をしていたかは自分では確認できない。あいにくここには鏡は無いからな。
しかし、いつまでもこうしているわけにもいかない。俺は千反田にぶっきらぼうにこう告げた。
「さあ、そろそろ行くぞ。白線流しが始まるぞ。里志や伊原をあまり待たせるのも悪いからな」
千反田は満面の笑みで
「はい」
と答えた後、続けていつもの好奇心に満ちた表情に戻ってでこう言った。
「ところで、折木さんがいつからそう思っていたのか…」
やれやれ、結局最後もこれか。
「わたし、気になります」
>>164-168 なかなか面白かった
心当たりネタが入ってくるあたり新鮮でニヤリとしてしまった
あと無粋だが、神山高校の教室は内側からは鍵をかけられないハズw
>>169 ありがとー
神山高校の教室のドアは表も中も「鍵」がないとロックできない仕様のはず。
鍵があれば内側からでもロック可能。例)遠垣内
>>163 もしもし、駅前交番ですか?
ちょっとパトロール強化をお願いしたいんですが・・・
>>170 たしかにそうだった
勘違いはコチラでしたね、まさしく私のほうが無粋でしたw
昨日、バレンタインの回を見直したが、奉太郎薔薇色すぎだろ
摩耶花に好きな人はと聞かれて、真っ赤になって口ごもるえるたそ(明らかにバレバレ)、
当日朝の赤面やりとり(そもそも意識しあってなければあんな風にならない)、
事件解決後の、全面的に信頼しきった口調の電話。
きっと、里志がえるたそに謝罪するときには、
「ホータローに、お前は千反田を傷つけた!って、すごい勢いで怒られたよ」とか言って、
さらに油を注ぐに違いない。
摩「ところでさ、ちーちゃんって、好きな人いないの?」
え「わ、わたしは…す、好きな人といいますか、き、気になる方ならいますが…」
摩「ふ〜ん。ねえ、それって、わたしも知ってる人?」
え「そ、それは……そ、そうだ摩耶花さん、わたし、お茶淹れてきますね!」
摩「…ちーちゃん、ここお店なんだけど」
ssでは、気まずくなったえるたそが逃げ出す時に「お茶いれてきますね」が常套句になってきたな
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/28(日) 22:35:41.92 ID:nQmvPCCB0
ほ
「心あたり」以後の奉えるは、里志や摩耶花の前でも顔が近づきすぎた時とかに赤面しあってるのかな?
里摩耶をよそに完全にふたりの世界に入り込んで黙り込む二人。
破壊力高過ぎだな。
鏡には〜をやっと読んだ。
概算からの流れで奉太郎とウキウキ会話するえるたそがもうね。
えるの笑顔を取り戻した奉太郎がイケメンすぎる。
奉太郎はえるを幸せにできると確信できたわ。
える「折木さんとたくさんお話できて嬉しいです」
奉「千反田をなんとか笑顔にしないと(=千反田の笑顔は俺が守る)」
もう結婚しろ!
奉「(よしこの話を明日千反田にしてやることにしよう)」
姉「いつもより身を入れて聞いてるわね。この話そんなにおもしろい?(ニヤニヤ)」
える「折木さん。お話の続きが気になりますので、こんどのお休みに折木さんのご自宅にうかがってもいいですか?」
奉「休日はだらだら過ごすのが俺の信条だが、まあ、お前が気になってしまったのなら仕方がないな。」
える「はい!それではいつもの時間にうかがいますね」
奉「お、おいっ」
里摩耶「いつもの?」
>>178 しかし、ホータローもこんだけイケメンだと、
えるもライバル多くなるだろうな。
鳥羽麻美はとりあえずヒーローとして心に留めるだけにしたようだが…
アニメの心残りは、嫉妬えるが見られなかったことだな。
え「折木さん。先ほどは、ずいぶんと楽しそうにお話されてましたね?」
折「いや、別に楽しくはなかったぞ」
え「いいえ。楽しそうに頬をゆるめてました」
折「気のせいだ」
え「おれきさん?」
仕事以外は部屋で一人窓の外を眺めるか本を読むか寝るしかせず、外出もしないので
えるたそ以外の千反田家の連中から疎まれているほうたる
>>182 奉太郎は優良物件だと思うが、果たしてそれを見い出すことができるのがどれだけいるかわかんないな。
同じ中学出身の生徒には一部の例外除いてすこぶる悪いみたいだし。
>>183 嫉妬の相手が誰なのか私、気になります。
製菓研のかぼちゃ相手だったら微笑ましくなりそうだ。
女目線からだと、奉太郎は
カップルとして隣歩いてて、
同性から(温かく見守られることはあっても)羨ましがられることはあまりなさそう。
でも、結婚するといったら、みんなに良い人を見つけたねと祝福されそうなタイプ。
だな
奉太郎スレ落ちちゃったみたいだな。
少数派だがこの二人はしっかり肉体関係になってほしい
結婚すれば大多数は肉体関係を結ぶんだから、
ssでも結婚妄想話が多いなか、少数派ではないだろう。
>>191 本編というか原作で、ってことじゃないか?
俺としては、もし原作中でそんな描写があったら、よねぽ的にむしろバッドエンドフラグのような気がして恐いんだが。
鏡で奉太郎のことを見直した摩耶花が、奉えるを応援するようになる。
やたら親しげに「折木、今日一緒に帰らない?」とか話しかけて、仲のいい雰囲気を演出。
「摩耶花さんが折木さんの良さに気付いて下さったのはよかったのですが…どうしてこんなに胸がもやもやするのでしょうか?」
焦ったえるがアプローチを加速。
って流れが読みたい。
>>192 えるが自分のモヤモヤに気がつく前に
ふくちゃんのモヤモヤが爆発しそうだ。
まやかは腐でビッチで癇癪持ちというどうしようもない女。
それでも聖天使チタンダエル様は優しく接しておられる。
焦ったえるたそが、昼休みの教室にやってきて、
「折木さん、今日はわたしと一緒に帰りましょう!」と宣言して一時騒然。
まあ実際は、恋なんて急接近してドキドキしているうちが華で、
毛に覆われたマンコなんか見てしまうと幻滅なんだよな。
あとはもうドロドロした精液もとい性欲の世界というか。
しかし、清楚な美少女だってマンコはグロいし、ケツから大便も排出する。
そういう事実を受け入れるというのが、大人になるということなんだろうな。
奉太郎は、表向きは「千反田も人間である以上、大便をするのは当然のことだ」とかいっておきながら、
心のなかではなかなか認められなさそうw
この野菜は千反田のが養分になって立派に育ったんだよなぁ・・
と、ちょっと感動しながら味を噛みしめる奉太郎くん。
えるたそがトイレに行った時、いけない想像をしてしまって
打ち消そうと必死で他のことを考える奉太郎というシチュはありそうw
むしろ千反田邸のトイレで這いつくばってあるものを探している奉太郎の姿が…
うぶな奉太郎にはせいぜいえるのパンチラ止まり。
それ以上は刺激が強すぎる。
専門家を交えてあれだけ大論争して結論が出たと言うのに、
いまだに美少女もうんこするとか信じている奴がいるとか、あり得ないな。
奉太郎の目の前でえるたそにちょっかい出して
微妙な反応を観察したい
馴れ馴れしく「千反田さん千反田さん」とか肩を叩いたりしたいな。
「俺の千反田に触るな」オーラを出してきそう。
決して口にはしないが。
9800円
208 :
ちゃんべる:2013/05/22(水) 00:22:59.34 ID:MOd5zDzI0
334
パンチラは無理でもブラチラならばいけるはず。
夏に私服で一緒に活動してれば。
野菜の柄入りのブラだったりして…
ブラがわかればパンツも類推可能だから、奉太郎は夜のおかずには困らないな。
大阪に来て京阪京橋駅の高架下の飲食店街を見て卒倒してしまうほうたるという電波を受信した
9800円のラブホに入るところを壁新聞部にスクープされて、えるに「最後まで責任取って下さい」と言われて快諾する奉太カ
奉 「(……千反田のことを、える。と呼びたい… だが言い出しにくいな…。)」
え 「折木さん、どうしました?」
奉 「えぇ!?あぁ…いや、お前の呼び方をだな…。」
え 「呼び方?」
奉 「毎回いつも千反田、なんて長いし……そ、そう!省エネ的ではない。」
え 「はあ。」
奉 「だからこれからは…え、える。と呼んでいいか…///」
え 「は、はい…/// じゃあわたしも奉太郎さん、と……あ、でも長くて省エネ的ではありませんね。」
奉 「え?」
え 「それでも名前で呼んで頂くからにはわたしも名前で呼びたいですし……では省いて、太郎。でどうでしょう?」
奉 「却下だ。」
えるたそから昼食に誘われても一人で食べるからいいと拒否する奉太郎
えると摩耶花はどっちがより子供っぽいパンツはいてるかな?
なんといってもまだこの間まで中学生だった高1だからな。
>>216 意外とそんなに変わらない気が
えるたそに派手な色の下着って印象が無い
(それこそ純白系の物を好んでそう)
田舎の農家の娘だぜ?綿100に決まっておる
えるは白か、薄い色のチェック柄かだな。ちょっといい素材の日本製。
摩耶花はかわいい系でピンクとかカラフルなのも履いてそう。
どっちかか両方が京王線沿いの大学に進学して、高速バスの広告に郷愁を覚えるという電波を受信したはいいものの、SS化出来ない……
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/27(月) 23:20:21.06 ID:kOc1FsK/0
えるたそはあのスカート丈で自転車通学だから、スカートの下はハーパンorスパッツの完全防備だろうな。
あれって、結構蒸れて、お尻まわりの肌とか汚くなるんだよね。
>>223 えるたそはそんなにスカート短くないし
穿かない
いや、ふくらはぎ位まである神戸の名門校みたいなスカートならともかく、
座って膝小僧が出るくらいの丈なら、自転車危険だろ。
え、そのくらいの丈の学校なんで山ほどあるぞ。むしろもっと短いくらいのとこも多い
女子高生のチャリ通みんな危険と言いたいのか
風が強い日とかは危ないかもな。
サドルに敷くかどうかにもよるだろうし。一応対策してんじゃないの。
えるにそんな発想があるわけない。むしろスリップ着てる可能性の方が高い。
という願望
中学〜高校くらいの、ある種の真面目というか、性的に奥手な子は、
下半身のガードに異様に気を遣うからな。
その代わり、上半身が驚くほど無防備だったりする。えるたそもそのタイプだな。
奉太郎はこれからどれだけ目のやり場に困ることか。
スリップというか、夏服セーラーのなかにインナー着てるのは作中でも描写あったよね。
いわゆるアンダーベストというやつか。セーラー服の私立校では、制服一式のなかにはいっていたりもするが、神高は無さそうだな。
アニメのえるのバストサイズだとスリップは流石に辛いだろ
大学に入りたてのころ、地方の進学校(○○県立○○第一高校って感じの)から
出てきた大人しくてまじめな女の子が同じ語学クラスにいて、
ローライズの最盛期だったから、たまに腰からパンツ見えたりした。
その時のパンツが、いかにも高校生がはいてそうなチェック柄パンツで、
えるたそもそんな感じのパンツ履いてるんだろうな。
ちなみにその子は卒業時には清楚系女性が履いてそうな大人なパンツに変わってた。
なにパンツ観察してんだよこの変態( ゚∀゚)
ローライズの最盛期はたしかにまじめな子も清楚な子も腰チラしてたな。そういう子はパンツが大きめだからなおさら。
それを見るのが生き甲斐だったぜ。
奉太郎は、えるたそのような子を好きになるんだから、純白が好みなのかな?
案外ギャップのあるものが好きだったりして。
二人が付き合い出したら「あの…折木さんはどんな下着がお好みなんですか?」とかなったりして
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/05/30(木) 13:08:42.17 ID:rar/eB1m0
(ローライズって何だよ…)
(股上が浅いパンツのコトダヨ!)
ローライズを知らないやつがいたとは…
えるたそはズボンはほとんどはかなそうだから、
毛貧は望めないな。
ズボンをはいたえるたそ…
それは新鮮だな
意外に大きいお尻が目立って、ホータローはさぞ穏やかじゃあないだろうな
農作業の手伝いでいくらでもありそうだが(田植えとか)
上はセーラー下がモンペでお願いします
ズボンの楽しみは腰ちらと透けるパンツライン。
SSで「・・・」を使ってるやつ、「…」(三点リーダー)を使ってくれ。
気になる。
もっとえるたそみたいに言ってくれ
うむ
けふブルーレイを見返してゐたら、既に大罪を犯す話でも、奉太郎に見つめられてゐたのに気付きかをを仄かに赤らめるえるたそが。
>>242 何故なのでしょうか?私、気になります!
秋に古典部シリーズの新作が野生時代に載るってまじ?
マジだよ。
概算以後の、ますます募る奉太郎への想いを、ひたすらえるの一人称で綴る作品になります。
>>248 こらこら、妄想と現実をごっちゃにすんなwww
ただ、前回(鏡)がマヤカ視点だったから、今度はえる視点というのはあり得るかも。
__(\ ∧ //__
. ヽ二 ヽ 〈\|\| |/|/〉 / 二ノ
`丶 <\\ | | //> /
. \ \ <二 >丑丑< 二> / /
\ \,,_ <二ニ7#/|/|/ヽ Yニ二> ___/
\ \|\ <┌|#{‐ト、_,ィ‐}#|┐> /|ノ /
(|\(|: ⌒7_(○)(○)=(○)(○)>'⌒7: : |)/|)
(|: : (|: :.〈゛⌒\人 ー‐ 人/⌒7: : : : |): : |)
(|: : (|: : 人\__\}><{/_/_人 ゛: : : :|): : |)
(|: : (l: : : : :\\._\| |/,/_/: / : : : :|): : |)
(|: : (|: : : 〈\ : ̄ ̄| l ̄ ̄: /7 : : : : :ノ): : |)
(∨ (∨: :人 ⌒\| |/⌒ 人: : : : /): : /)
(∨ (∨: : :\_\| |/___/:.: : : : :/): : /)
(∨ (∨: : : : : : : :| |: : : : /: : : : : /): : /)
(∨ (∨\: : : : :| | : : : _/〉:/): : /)
(∨ (∨゛_\: :.:| |: /_/_/ /): : /)
(∨ (∨\\| |// _/ /) :/)
(\ (\__ヽ| l/__/ /)/)
>>246 語尾を濁したり、言葉の”間”を表すには通常三点リーダーが使われ、これは慣習上二個一セットで使用される。
って、聞いてるのか千反田。
待て! なぜこっちに寄って来る!
ち、近い! もっと離れ……ん……
折木「夏服の千反田が正視にたえない」
夏服セーラーってヤバイよな。
小柄な子のすぐ脇に立つと、上から胸元・ブラが丸見え。少しでも屈んだりすると、貧乳の子ならB地区がいけることも。
奉太郎も夏は落ち着かないだろうな。
>>252 地の文が里志に変換されて猥談しているようにみえた。
里「随分長いトイレだったね」
奉「ちょっと探し物をしててな」
里「コンタクトでも落としたのかい?」
奉「俺はそもそもコンタクトはしていない」
える「大丈夫ですか、折木さん。もし見当たらないのでしたら、みなさんが帰られたあと、わたし探してみますけど…」
奉「いや、見つかったから大丈夫だ」
(千反田の陰毛を探していたとは、さすがに言えんな)
里「まあ、ホータローが何をしていたか、大体見当はついてるんだけどね」
奉「!」
える「なんですか?」
里「かわいい同級生女子の家に行って、男子がやることなんて一つしかないよ」
摩耶「最っ低。あんたまさかちーちゃんの部屋のタンスとか漁ってたんじゃないでしょうね?」
える「え!あの…」
奉「惜しいが違うぞ」
「「惜しいのかい!」」
>>256 折木「千反田の部屋の箪笥だったら、前回ここに来た時に漁って、
千反田がどんな下着を持っているかはだいたい把握しているつもりだ。
今日は、トイレで千反田の陰毛が落ちてないかと思って探していた」
伊原「あんた最低ね。いっぺん死ねば?」
里志「見損なったよ、ホータロー」
える「あの…そんなものでよろしければ、わざわざ探さなくても差し上げますよ?」
里「そんなことだったら、僕もぜひいただきたいね」
摩耶「ちょっと、ふくちゃん!」
里「もちろん、摩耶花のをさ」
える「え!摩耶花さんって、もう生えてたんですか?」
摩耶「もー、ちーちゃん!合宿のとき一緒に温泉入ったじゃん!」
える「そうなんですか。あの時は、折木さんのことばかり考えていて、そこまで目がいきませんでした。
胸のあたりが平らなのは、制服を着ていてもわかるのですが」
奉「なんというか、いろいろ最低だな」
「古典部共!」になってしまうwww
260 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/06(木) 11:20:35.15 ID:jStIAcpL0
このスレはご覧のスポンサーの提供でお送りします。
提 供
角 川 書 店
ほうたる
「折木さん、このスレは変態さんが多いみたいです。どうしましょう?」
「変態の編隊か そりゃ大変だ」
里志の変態
「千反田のパンツの染みが気になる」
「千反田のパンツの中が気になる」
高校生の頃、駅のトイレで小便してたら、隣のサラリーマンに「かわいいおちんちんだね」と言われてマジ驚いた。
怪しい感じはなく、いかにもビジネスマンといったかんじだったから。
包茎だからかわいいと言われたのかな?
ち「折木さんの、こんなに固いのに先っぽはプニプニしてるんですね。かわいい!」
える「折木さん。お恥ずかしながら、わたしは他の男の方のをまじまじと見たことがないのですが、
みなさんこのような形をしていらっしゃるんでしょうか?」
里「それは違うよ、千反田さん。もっとも日本人にはホータローのタイプが多いのは事実だけどね」
折木「根拠のないことを言うな」
里「根拠ならあるさ。僕はデータベースだからね」
える「どうやって調査をしたのか、わたし気になります!」
折木「くだらないこと言ってないで、そろそろ靴下はいていいか?」
里「いいよ。それにしても、見事な扁平足だったね」
なんて汚いレスばかりなんだ と怒るのも面倒な奉太郎であった
ノ/ / : :: :::: :: :::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }
| : ′ .: | | :: :::::::. :::::::::::. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
| .: .::: l | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
/ .::/ / .::::: |:. :. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ \
-=彡 :ノ .::′ / .::::::: |:::. :. : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/`ヾゝ
/} :′ / :::::::::. |:::::.. ::. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
∨ j :::. : :::::.|::リ:::::::::...} }ハ ト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八
,ノイ ::::: .:: ::::::{::::::::::::::::::|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::/::}:::::′
|:八 :::::::::::. .:::::{:::::::::::::::::::::::::}::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::}:::/}::/::/:/リ
|:| }::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::}八:.:{::「/::::::::::::::::::::::::::}/}::リ:/:/
リ }入::::::、:::::トヘ }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/イ八{
リ ヽ\{ ノ:::`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/
Υ{` }:::::::::::::::::::::::::::::::/::::::{
、 〈::::::::::::::::::::::::::/|:::∧}
}r 、 ´ / ̄ ̄:::::::/::::::|リ{ ∧
j{ }!>... ':,::::::::::/::::::::::::| / ∧_
} リ、::::>.. _}_::/:::::::::::::::: ト/ ∧ \
r彳 }ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ } ニ=-
える「折木さん、タオルありがとうございました」
奉「ああ」
える「ふふ、このタオル、折木さんの匂いがして、なんだか落ち着きました」
摩耶里「ブッ!」
奉「そ、そうか?お前の匂いもいい匂いだぞ」
える「え?そ、そうなんですか?」
摩耶「…ふくちゃん、わたしたち帰ろっか?」
里「そうだね…」
(これが千反田の匂いか。この香しいかほり。さすがは農家の娘だ)
遠垣内「折木君、いい加減認めたらどうかな?」
折「いいえ。第一証拠がないでしょう」
遠「証拠なら、充分過ぎるほど揃っている。君はカンヤ祭のとき、千反田さんのコスプレ写真を盗み見たそうだね」
折「!どうしてそれを」
遠「ある信頼できる筋から証言があったのさ。生き雛祭のときも、千反田さんを後ろから凝視していたそうだね。君の友達二人が証言してくれたよ」
折「里志たちだな」
遠「さらに図書館や河辺で仲睦まじくデートしている様子は、複数の神高生が目撃している。
二人きりで初詣にいった事実は十文字家ほかから報告が来てるよ」
折「…」
遠「かくいう俺自身も、君たちが二人で墓参りをしている所をみたのさ。墓参りなんて、余程親密な仲でないと一緒にはいかないよな」
「さあ、いい加減認めたまえ。折木奉太郎は千反田えるに惚れていると!」
>>273 奉太郎の周囲は敵だらけwww
いや味方かw
える「ひどいです、折木さん!わたしのこと好きって言って下さったのに」
奉「おいまて!言葉に出しては言ってないぞ!」
「千反田、俺はおまえの手料理を毎日食べたい!」
「折木さん…わたしうれしいです! 毎日作ってきますから任せてください!」
「なんとなく見えたが、一応聞こう。何の話だ?」
「何って、お弁当のお話ですよね?」
(そうだよ。俺はこのお約束な天然娘が好きなんだよ!)
える「あ、あの、わたし、折木さんの下着を毎日洗いたいです!」
奉「(これは告白なのか?解釈に苦しむ)」
「心あたり」のその後
奉「千反田から墓参りに誘われてしまった…。これはあれだ、一応デートと考えていいのか?
いや、あいつのことだから、そんなことは全く考えてないだろうな。
服装は、高校生だから制服でいいか。
…あいつ泣くかもしれないな。…きれいなハンカチを持っていこう」
>>276 >>277のようなやり取りを重ねてX年後・・・・
娘「お父さんとお母さんのプロポーズの言葉ってどんなだったの?どっちから言ったの?」
奉「んなもん、いちいち覚えとらん」
え「たくさんあり過ぎましたからね〜」
娘「???」
奉「千反田、臭いな」
える「えっ、やっぱり分かりますか?恥ずかしいです…」
奉「…何のはなしだ?」
える「あ、あの、女の子の日のことではないのですか?」
奉「俺はこの事件匂うなと言ったんだが…」
える「あっ、そ、そうですよね。」
某生徒会会計のノーパンお嬢様か
「折木さん!私はタ○ポ○派です!」(DVD・BDでは規制解除)
(あいつにはストレートに言わざるを得ないか)
(しかし参ったな。さすがに照れるぞ)
(だがこれ以上は俺も限界だ……よし!)
「千反田、話がある。屋上まで来てくれないか」
「は、はい! あの、どのようなお話ですか? 折木さん」
「屋上についたら話す」
「わかりました」
「……折木さん? 屋上につきましたけど……」
「千反田」
「はい?」
「俺はおまえが好きだ! 付き合って欲しい!」
「折木さん…… わたしうれしいです。ずっとその言葉を待っていました……」
「ち、千反田泣くな」
「わたしも前から折木さんのことが好きだったんです。だからうれしくて……」
「そ、そうか。じゃあ俺と付き合ってくれるのか」
「はい。ぜひお願いいたします」
(よかった、OKか――)
(しかし告白というものは、まったく省エネにはならんな)
「それで折木さん、お願いがあるんです」
「ん、何だ?」
「その、二人だけのときは”える”って呼んでください」
「わ、わかった」
「折木さんのことも、奉太郎さんって呼んでもいいですか?」
「え、あ、うん」
「よかったです。今日はいろいろ夢が叶っちゃいました。奉太郎さん、デートに連れてってくださいね」
「あ、ああ。それで千反田……」
「え・るですよ」
「え、える、その、里志と伊原には付き合っていることを黙っていてくれないか」
「え? なぜですか?」
「あいつらとは中学から一緒なんで、そのなんだ、気恥ずかしいのだ」
「わかりました。二人だけの秘密ですね」
「そ、そうだ。頼む」
――――――
「折木さん、おはようございます!」
「ああ、千反田おはよう」
「あの、昨日はお電話ありがとうございました。わたし、休日のデートが楽しみでよく寝られませんでした」
「俺も寝不足気味だ」
「それじゃ放課後部室で!」
「じゃあな。勉学に励めよ」
――――――
「こんちわー! って誰もいないの?」
「あれ? 奉太郎と千反田さんは先に来てるはずだけどいないね」
「二人ともどこ行っちゃったんだろ」
「なんだおまえら来てたのか」
「奉太郎!」
「ちーちゃんもどこ行ってたの?」
「部室の棚が落ちそうなので、用務員室に金槌と釘を借りに行っていたんです」
「とにかく棚を直そう。える、釘を取ってくれ」
「はい、奉太郎さん」
「ちょ、ちょっと待って!」
「なんで奉太郎と千反田さんが、下の名前で呼び合ってるんだい?」
(しまった! つい!)
「いや、これには深い事情があってだな」
「折木さん! ごめんなさい! ごめんなさい!」
「ちーちゃん、もう遅いってば」
「さてそれじゃ、これからその事情とやらをゆっくりと聞かせてもらうよ」
原作「遠まわりしる雛」の縁側推理場面に、
える「ここにペンがあります」
奉「どうして」
える「さっき郵便の宛名を書いたからです。そんなことはいいんです」
という描写があるが、この直後にあの「告白」があることを考えると、奉える的に意味のある手紙のような気がしてならない。
今後の伏線か。
それはそうと、いよいよ彼女とヤバくなってきた。
昨日は「お前の顔見てるより、画面の中のえるたそ見てるほうがよっぽど幸せだわ」とつい本音を言ってしまった。
>>283 神山高校の屋上って鍵が無いと入れないんじゃ?
梯子も上らなきゃならんし
見逃してください、見逃してください
俺も嫁見てるよりえるたそ見てる方がいいわw
里志「ホータロー。これだけは覚えておいた方がいい。結婚は人生の墓場だよ」
>>287 ほ「まだ千反田と結婚したわけじゃない
俺が千反田家に居候させてもらっているだけだ」
里志「へえ、もうそうなってたとはね。一晩どれ位でだい?」
奉太郎「50万」
里志「へえ、そんなに取ったのかい、ホータロー?」
奉太郎「あの家の規模だと他と同等という訳にはいかないからな」
里志「今回は随分ガッポリいったね」
奉太郎「千反田が払えないなら断る所だったがアッサリ通ってな」
里志「多分千反田さんだからあんまり金銭への執着は無いんだろうね」
奉太郎「そのお陰で話が早くてこっちも助かったさ」
里志「それでホータロー、夜の手当は付いたのかい?」
奉太郎「うんにゃ、無かった」
里志「意外だね、しなかったのかい?」
奉太郎「あぁ、ベッドの上の仕事を早く終わらせようと思ったら無くてな。正直ホッとしたさ」
里志「でも千反田さんに誘われなくてホータロー、少しは残念だったんじゃない?」
奉太郎「まさか、ああ言うタイプは深く関わったらリスクが大き過ぎる。こっちも火傷は極力避けたいさ。」
久しぶりに最終回を見返したがやはり良いな
告白(ってかプロポーズ)しようとしてチキって誤摩化す奉太郎も奉太郎っぽくて良い
あそこで告白していれば人生違ったろうか…と自嘲する折木奉太郎42歳独身であった
奉「千反田、…手握ってもいいか?」
える「だめですっていったらどうします?」
奉「あ、いや…」
える「ふふっ。冗談です。」ギュッ
奉「あ、いや俺は手を繋ごうと言っただけで、腕を組もうとは…」
える「…いやなんですか?」
奉「…うれしい」
摩耶「あのさ、そういうことは二人っきりの時にやってくんない?」
奉えるバカップル化計画(前編)
ほうたる「おいやめろ」
える「折木さん、バカップルって、なんですか?」ギュッ
奉「さあな、全くわからんな。そ、それより、この腕はなんだ?」
える「わ、わたし、ちょっと寒いので、折木さんで暖まろうと思いまして…」
奉「そうか。まあ、寒いのならしょうがないな」
える「はい」
摩耶「…ねえ、ふくちゃん。バカップルについて説明して欲しいんだけど…」
里「…摩耶花、目の前の光景が見えないのかい?」
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/19(水) 15:21:37.37 ID:2h9uBugC0
える 「目の前の光景ってなんですか、私、気になります。」
ほ「千反田! 見るな!」
え「あ、福部さんあんなところを……摩耶花さん気持ちよさそう……」
ほ「(千反田が内股をもじもじさせている。発情してるのか)」
え「折木さん、あんな風に触られるとどのぐらい気持ちいいのでしょうか。わたし、気になります!」
奉「千反田、お前を呼ぶのにいちいち四文字も発音しなけりゃいけないのは、俺の省エネ主義に反するのだが。は、半分位で済ませたいな」
える「そ、そうですね…わたしの下の名前で「える」と呼ぶのはどうでしょうか?これなら半分です」
奉「そうだな。まあ、省エネのためにそうするか」
える「(ボソッ)そのうち折木さんも千反田になるわけですし」
奉「な、なにか言ったか?」
える「いえ、なんでもありません」
える「あのっ、折木さん。わたし、実は、「おれきさん」という言葉は、少し発音しづらいのです。どうしたらよいでしょうか?」
奉「そ、そうだな。それなら、奉太郎と呼ぶのはどうだ?少し長くなってしまうが」
える「奉太郎さん…とっても発音しやすいです。」
奉「まあ、それが発音しやすいのなら、下の名前で呼ばれるのもしょうがないな」
千鳥町⇔五反田の定期券で興奮するほうたるという電波を受信した。
えるたその白ビキニよかった
しっかり見てるほーたろはやっぱりむっつりですな
余談だが、賀東はふもっふでもかなめに白ビキニ着せてたし、趣味なのか
奉「俺は前々から自分には汚い仕事がお似合いだと思っていた。だから千反田家はピッタリだった」
どこの池上線やねんw
>>301 下手くそだけど考えてみた。
大学を卒業し、そのまま東京の会社に就職した俺は大田区の千鳥というところにある会社の寮に入ることになった。
だが会社には東急〜JR〜地下鉄と2回乗り換える必要があり、定期券も2枚作らねばならん。実に省エネでない。
会社側最寄駅をJRと一緒にしたほうがにした方が仕事で出かける時楽なので、俺はJR・メトロと東急で分けて定期券を作ることにした。
しかし面白いものだ。東京には五反田という地名があるのか。どっかの誰かさんのちの200分の1の広さしか田んぼがなかったんだろうか。
そして最寄り駅である千鳥町の自動券売機で俺は東急線の定期券を買った。
奉「当駅から五反田駅まで買えばいいんだな。」
社会人は便利だ。わざわざ申込用紙に必要事項を書いて学生証を見せなくても、自動券売機で定期が買える。
値段は高いけどどうせ会社持ち。実に省エネだ。
定期券が発行された。ん、「千鳥町⇔五反田」!?
これでは真ん中の3文字を隠したら千反田じゃないか。もうこれは年貢の納め時ということだろうか。
今度神山に帰った時、いい加減庄屋さんに年貢を納めるか。
える「もう少しでとれそうなんですが…」
奉「ち、千反田、それ以上のぼるな」
える「どうしてですか?」
奉「いや、あれだ、スカートの中が…」
える「(バッ)お、折木さんエッチです!」
奉「(ボソッ)白だな…」
える「おれきさん!」
「折木さん、折木さん。元素周期表でスカンジウムの次は何でしたっけ?」
「チタンだ」
「え?♪」
「え?」
「それじゃあもう一つです。アルファベットのKの次は?」
「える」
「きゃー!」
「ねえ、ふくちゃん。あれは何が楽しいの?」
「摩耶花、見ちゃいけないよ。あれはバカップルだからね」
頼りになるぜ エルチャモ!
える「折木さん」
奉「グー」
える「おれきさん」
奉「グー」
える「ふふっ。よく寝ています。かわいいです。
(キョロキョロ)奉太郎さん」
奉「グー」
える「(ギュッ)ほうたろうさん」
奉「グー」
える「はっ、わ、わたしはいったい何をしているのでしょうか?いけません!無防備な折木さんにこんなことを…」
奉「グー」
える「(キョロキョロ)で、でも、髪の毛を触るくらいなら許されるでしょうか?サワサワ」
摩耶「ふくちゃん、わたしたちはいつ中に入ればいいのかな?」
里「僕が思うに、今日はこのまま帰るしかないんじゃないかな」
摩「いい、ちーちゃん。折木ともっと仲良くなりたいと思ったら、積極的にならないとだめ」
え「積極的ですか?例えば、どういった感じでしょうか?」
摩「そうねえ。一緒に下校するときに手をつなぐとか」
え「て、手をつなぐなんて、そんな大胆なことわたしには…」
摩「(いつも手をつないで学校内を引っ張りまわしてるじゃん。あれは無意識なのか)」
える「…と、いうわけなんです、ほうたるさん」
ほう「千反田、その呼び方は…」
える「いいじゃないですか。かわいいですよ?」
ほう「………」
ふく「へえ、二人の仲がそんなに親しくなっていたとはね」
ほう「違うぞ里志! ふ、深い意味はない!」
える「そ、そうです! ほうたるさんというのは、二人でチャットしている時の折木さんのお名前です!」
まや「つまり二人で親しくチャットしている訳ね?」
奉「親しくと言うほどのことではない」
える「はい。毎晩一時間位の短い時間だけです。あっというまに終わってしまいます」
奉「それはL、お前がいつも厄介な話題を持ち込むからだろ」
里「える?」
奉「あ、いや、Lというのは千反田のチャット上の呼び名で…」
摩耶「そう。いろいろよ〜く分かったわ」
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/27(木) 11:39:54.52 ID:kkY98sSC0
里 「例のチャットのログみると、ほうたるとLはIP一緒だよ、奉太郎どういうことなんだい?」
奉「IPなどと言われても、俺にはさっぱりわからん」
える「それなら、先日、ほうたるさんがうちに泊まりに来られた時のことではないでしょうか?
わたしのパソコンで交互に書き込んだじゃないですか」
奉「お、おい馬鹿!」
える「(ハッ)す、すみません」
摩耶里「ふ〜ん」
奉「言っとくが、泊まったのは別々の部屋だからな」
摩耶「そんなこと聞いてないし。大体なんであんたがちーちゃんちに泊まるのよ」
える「わたしのうちの近くに、ほうたる、いえ、ホタルの名所がありまして…」
奉「そうだ。帰りが遅くなるから泊めてもらったんだ。全てはホタルのためだ」
える「はい」
里「二人の間ではそういう建前でまとまったみたいだね」
里「ところで、同じIPアドレスだったのは4月なんだけど、流石にホタルは関係ないんじゃないかな?」
奉「里志、そういうことはもっと早くいえ」
える「それでしたら、わたしがほうたるさんのうちに泊まりにいった時でしょうか?」
摩耶「ち、ちーちゃんが折木の家に?」
奉「誤解するなよ。俺が熱出して寝込んでるときに…」
える「はい、晩御飯をつくりに行ったんです」
奉「まあ、暗い夜道を千反田一人で帰らせる訳にはいかなかったからな。やむを得ずだ」
える「はい。やむなくです」
概算、新歓がいちゃいちゃしてるだけだといわれて
読みなおしてみたが確かにそうだった
特にえるたんがいちゃいちゃしてるのを見られて
恥ずかしがってるのがたまらん
いつもキレキレのほうたろーが全く気づかないのもたまらん
ほうえるがいちゃいちゃしてるのを延々と見せ付けられる摩耶里が可哀想だ
バカップル2組によるリア充サークルの秩序を乱す
非モテ新入生にはLT(えるたそ)フィールドが発動し排除される
里「…という訳なんだ」
える「どうしてそうなったんでしょうか?折木さん、わたし気になります」
奉「まて、いまオナニー中だ。後にしろ」
里「ホータロー。レディの前でその言葉はいただけないね。マスターベーションと言わないと」
奉「どっちにしろ同じだろ」
摩耶「あんた、一回やるのにいったい何分かけてるのよ?」
奉「もう二回目だ」
える「?皆さん、なんの話をされているのですか?」
奉「お前はわからなくていい」
える「ひどいです。わたしだけ仲間外れなんて…」
摩耶「ちょっと折木、ちーちゃんが可哀想じゃない!」
奉「はぁ、わかったよ。いま始末するから、千反田、そこのティッシュ取ってくれ」
>>319 普通に里摩耶もイチャイチャしてますがな
「ふくちゃんと話してない、なんてこと」とか言ってるし
バカップルいちゃちゃよりほうたる誕生日会みたいな二人して隠してる感じの雰囲気のが萌える
>>320 古典部はいつからカップル部に…
もしかして設立当初からか
奉太郎→灰色
える→薔薇色
なら、
奉太郎→グレーのボクサーブリーフ
える→ピンクのフリル付きショーツ
だな。
「ひどいです、折木さん。わたし、下着は白しか持っていません!」
「そうか。それなら証拠を見せてもらおうか」
「証拠…ですか?」
「そうだ。言葉で聞くだけでは信憑性がない。
確実に証拠を示すなら、お前の家にいって、タンスのなかを改める必要があるが、それは後々やるとして、とりあえず、今はいてるショーツが白だという証拠を示してもらおうか」
「ちょっと、あんた、ちーちゃんになんてこと言ってるのよ!」
「いや、摩耶花。ホータローの言うことはもっともだよ。こういった事柄は確実性を踏まえないと」
「…わかりました。証拠をお示しします」
「よし。じゃあ千反田、別室へ行くぞ」
「僕も立ち会うよ」
「ちょっと、なんでふくちゃんも行くのよ!」
「証人としてだよ。それに、データベースとして、千反田さんの下着について確実な情報をつかんでいたいからね」
「里志、お前は、単に千反田のパンツが見たいだけだろ」
「仮にそうだったとして、君はどうなんだい、ホータロー」
「俺は…違う」
「折木さん、福部さん。わたしは、折木さんにだけお見せします。立ち会いは必要ありません」
「千反田さんにそうまで言われたら、残念だけど諦めるしかないね。かわりにホータローに、下着をチェックする際の三つのポイントについて伝授しよう。
色、形、匂いだよ。豪農千反田家令嬢のパンツを見ることが出来るなんて、君はまったく果報者だよ。僕は摩耶花ので我慢しよう」
「み、見せないわよっ」
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/02(火) 14:14:06.45 ID:E3F5LMz70
「里志、パンツ研究会ってなんだ、総務委員会の方で掌握してるか?」
「福部さん、私も気になります、女郎蜘蛛の会と関係あるんですか?」
ビクトリア朝の女性たちは、トイレに行くことを人に知られるのをひどく恥ずかしがったそうだが、
えるたそもそんな感じだよね。
ホータローと付き合い出して、デートの時とか見ものだな。
ホータローはそういう所は気がまわりそうもないし
ここのキャラスレはいい感じ
奉「どうした、千反田?もじもじして」
える「えっと、あのですね…」
奉「なんだ、寒いのか?それなら俺の上着を…」
える「いえ、そういう事ではないのですが…」
奉「わかった。腹が減ったんだな。なんか食べるか?」
える「いえ、お腹はすいてないんですが、その…」
奉「(ま、まさか、キスしたいとか、そんなことを言い出すんじゃないだろうか)」
える「やっぱりこんなこと折木さんにお話できません……」
奉「そこまで引っ張られると気になる。話してくれ」
える「わかりました。実はわたし、気になることがあって。キスのことなんですけど」
奉「(やっぱり来たか!)……それで?」
える「キスするときは、舌を入れるのと入れないのとどちらが正しいのでしょうか」
奉「な、なぜそんなことを考えるのだ!」
える「でも、わたしキスしたことがないので気になるんです! 折木さんご存知ないですか?」
奉「俺だってそんなこと知らな…… 千反田待て! なぜ目を閉じる!? か、体が勝手に……」
える「折木さん、今度から、一緒に帰るときは手をつなぎましょう」
奉「なっ、千反田、それはさすがに…」
える「どうしてですか?…わたしのこと、嫌いになったんですか?」
奉「そんなわけあるか。そう、恥ずかしいじゃないか」
える「わたしは恥ずかしくは思いません。折木さんは、わたしと付き合うことを恥ずかしいことだと思っているんですか?」
奉「はあ、わかった。そうするよ」
える「はいっ!ありがとうございます」
奉「(最近いつもこの調子で押しきられてる気がする)」
える「好きなひとが、できました。」
奉「…何を言ってるんだ?」
える「はっ!お、折木さん、いつからいらしたんですか?」
奉「いまさっきだ」
える「い、今のはですね、あの、この間テレビでやっていたアニメ映画の宣伝にあったせりふでして、
あの、別にわたし自身がどうかという訳では、ないわけではないんですが、直接的にはその…」
奉「…俺は別にイタリアには行かんぞ」
える「あの、折木さん、な、なななにを言ってるんですか?」
える「折木さん、実は先程の映画の話でお願いがあるんです。ラストシーンで男の子が言うセリフを折木さんの声で聞きたいなって」
奉「ラストシーンって……待て。俺にはあんなことは言えん」
える「折木さん? 私聞いてみたいです」
奉「だめだ。俺にはできない」
える「折木さんにできないことなんかありません!」
摩「あの二人またやってる。よく飽きないわねえ」
里「ホータローは千反田さんの大きなお尻に、もう完全に敷かれてるね」
摩「ちょっとふくちゃん、聞き捨てならないわね。なんでちーちゃんのお尻が大きいって知ってるわけ?」
里「そ、それはこないだプールに行ったときにチラッと目に入ったのさ」
摩「どうせちーちゃんの方がスタイルいいから、じっーと見てたんでしょ。キー、悔しい!」
里「摩耶花、それは誤解だよ」
奉「あいつら、またやってるな」
える「あの二人、仲いいですよね」
えると摩耶花の口喧嘩を見てみたいな。
える「ですから、そういうことは、きちんと福部さんに伝えないと駄目です」
摩耶「なによ!ちーちゃんこそ、自分の気持ち、折木に言えてない癖に!
いつもいつも「気になります」とか言って引っ付いてるんだから、はっきり言えば?「折木さんの気持ちが気になります」って。
そのくらい言わないと、あのボンクラにはわからないわよ!」
える「ムッ、折木さんのことを悪く言うのはやめてください!それに、今は折木さんは関係ないじゃないですか」
摩耶「いいえ関係あるわ!今時、少女漫画のヒロインですらそんなにヘタレじゃないんだから。ヘタレよヘタレ!」
える「摩耶花さん、言っていいことと、悪いことがあります。もう知りません、絶交です!」
「…ということになってしまったんですが、どうしたらいいでしょうか?」
奉「…なぜ俺に聞く。喧嘩の内容的にコメントしづらい…」
える「あの、摩耶花さん。折り入ってご相談したいことが…」
摩耶「なに?もしかして、折木のこと?最近順調なの?」
える「はい、折木さんのことなんですが…あの…実は…折木さんにエッチなことをされてしまって…」
摩耶「ええ!ちーちゃん大丈夫?あの馬鹿、なにやってるのよ!」
える「わたし、とても恥ずかしかったんですが、断ると折木さんを傷付けてしまいそうで…」
摩耶「折木の奴、無理やりやるなんて最低だわ!ちーちゃん、痛かったりしなかった?」
える「はい。強く握られたわけではないので…」
摩耶「握る?」
える「はい。折木さん、一緒に帰っているときに、わたしの手を握ったんです。
わたし、恥ずかしくて、どうしたらいいか…」
摩耶「…もしかして、エッチなことって、手を繋いだことなの?」
える「はい。」
摩耶「あ、ああ、そうなのっ。てっきりわたしは…」
える「?あの、もしかして、ききききすとか、想像されました?」
摩耶「いや、違うけど。はあ、ちーちゃんと折木だもんね、わたしが馬鹿だったわ」
える「摩耶花さん。またご相談したいことが……」
摩耶「え? 今度はどうしたの?」
える「はい……実は昨日、折木さんとキスしたんです。わたし初めてだったので恥ずかしくて」
摩耶「ちーちゃん、ファーストキスだったんだ。おめでとう」
える「ありがとうございます。でも突然だったので、わたし心の準備ができてなくて。それで気になってしまったんです」
摩耶「うん?」
える「その……キスしたとき、折木さんの唾液を飲んでしまったのですが、赤ちゃんができたりしないでしょうか?」
摩耶「…………はい?」
える「もしできていたら、折木さんとの赤ちゃんですから産みたいと思うのですが、わたしたちまだ高校生ですし、迷っています」
摩耶「あのねちーちゃん。どうやってもキスじゃ妊娠しないから」
える「ええ? そうなんですか? でもわたしいっぱい飲んじゃったんですよ?」
摩耶「ああもう! 性教育をやり直してきなさい!」
奉えるって、一般人が別に何とも思わないようなことを恥ずかしがって、
逆に一般人が恥ずかしがるようなことを平気で人前でやって周囲をざわつかせそうだな。
340 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/10(水) 11:41:36.78 ID:NzgtKDw20
>>339 「省エネ主義」だから、やらなければならないなら一気にいくでしょ
迷いはないと思うよ
奉「猛暑日のなか丸一日着た千反田のセーラー服、スカート、肌着、ブラ、ショーツのにおいを嗅ぎたい。それはどんなにか…」
「折木、それはやらなきゃならないことなの」
「くっ、そ、そうだ」
「ホータローもだいぶ俗物になってきたねえ」
「あ、じゃあちーちゃんの代わりに、わたしのセーラー服の匂いかぐ?」
「おことわりだ」
いいぞ〜これ
えるはどんなに暑くてもセーラー服の下にはインナーを着るだろうが、
摩耶花は生ブラとかありそうだな。
逆に下半身は、えるは生パンが基本そうだが、摩耶花は重ね履きが基本っぽい。
夏の薄い本に期待(>_<)
既出かもしれないが、冬に倉の中に閉じ込められる話。
あれが夏だったらどうなったろう 、と思った。
「折木さん、とても暑いです」
「千反田、脱げ! こうなったらセーラー服を脱ぐんだ!」
「でもわたし、そんなことできません!」
「しかしこのままじゃ熱中症になるぞ」
「で、でも……」
「じゃあ俺も脱ぐ。それでおあいこだ」
「わかりました。折木さん、あの……み、見ないでくださいね」
「大丈夫だ。目を閉じている」
「あ、でも」
「何だ?」
「折木さんだったら、ちょっとならいいかなと思っちゃいました」
える「いけません、折木さん!そういったことは、少なくとも大学を卒業してからです!」
奉「そうか。大学に入ったら断らないんだな」
える「あ、あの、折木さん。やっぱり、き、きすとかは、社会人になるまで、控えるべきだと思うんです」
摩耶里「はあ?!」
える「ま、摩耶花さんに福部さん!い、いつからそこに…」
摩耶「いい、ちーちゃん。肝試しは最高のチャンスなんだからね!昨日の夜打ち合わせした通りにやるのよ!」
える「わ、わかりました、がんばります!」
える「あの、折木さん。わたし、怖いです…」
奉「ほう、千反田にも怖いものがあるんだな」
える「ひどいです、折木さん!(はっ、これではいけません)あの、手、繋いでも、いいですか?//」
奉「…ああ//」
ガサッ
える「きゃ!」ギュッ
奉「!!」
抱き付きながら歩く
奉「な、なあ。手を繋ぐんじゃ、なかったのか?//」
える「よ、予定が変わったんです//」
摩耶「ちょっとふくちゃん気をつけてよ。危うく見つかるところだったわ」
里「ごめんごめん。でも、そのお陰でうまくいったみたいじゃないか」
摩耶「そうね、ちーちゃんたら、あんなにくっついて//」
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/16(火) 14:06:47.05 ID:0B6NZ0Nx0
「お、折木さん、わ、わたし怖いの苦手なんです。腕を組ませてもらえますか?」
「ああ。(ん? この柔らかい感触は千反田の胸か。なかなか気持ちがいいものだな。それに千反田の胸が、こんなに大きいとは思わなかった)」
「どうしたんですか? あ、もしかして折木さんも怖いのダメなのでしょうか」
「いや、そうじゃない。おまえの胸が当たっているんだ」
「きゃっ! ご、ごめんなさい!」
「謝ることはない。その柔らかさは気持ちがいい」
「はい?」
「い、いやそうじゃなくて 、千反田も結構胸があるなと」
「ええと……折木さん?」
「 ち、違う! 俺はいったい何を言っているのだ! 」
「折木ったら何やってるのよ。考えてることがだだ漏れ状態じゃない」
「ほーたろーも、ああなるとただの凡人だねぇ」
千「折木さん、腕を貸して貰ってもいいですか?」
奉「何故だ?」
千「私、怖いのはちょっと・・・」
奉「怖い?何が?」
千「この辺りは幽霊とかが出て来ると聞いたので」
奉「幽霊?いる訳ないだろう、いたとしても誰かの作り物に過ぎない、
最初からそんな相手を恐れる必要があるのか?」
千「そんな事を言われても私は・・・」
奉「第一千反田、家のトップ候補がそんな姿勢で誰が付いて来てくれる?
一時はそれでいいのかも知れないが度を越せば臆病者の誹りは免れず、
人心が離れたら下々の士気に関わるんじゃないのか?
更に部長であるなら俺達に見本を示すべきだ、だから手を貸すつもりはない」
千「・・・解りました。折木さん、酷いです!」
摩「ちーちゃん、御愁傷様。相手が悪過ぎだよね、あの折木じゃ」
里「長い目で見たら千反田さんの為なんだけどね、ホータローも不器用だなぁ」
354 :
千反田家大爆破:2013/07/17(水) 08:06:00.20 ID:z9t8hiyGO
奉「千反田家のトイレにカメラを仕掛けた。
このカメラは千反田がトイレに入ると自動的にスイッチが入り、トイレにいる間はそのまま録画を続けるが、トイレから出ると停止する仕組みになっている」
里「まさかそんな!」
奉「嘘だと思うなら、伊原家のトイレにも同じカメラを仕掛けたから、いつでもいい、好きなときに中に入ってみろ。
カメラは必ず動き出す」
355 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/17(水) 16:32:19.69 ID:Rc/6J5pc0
>>354 この元ネタが分かるやつがはたしてこのスレに何人いるんだ?w
シベリア超特急→超特急→新幹線 で一応繋がってはいるな。
里「君の要求はなんだい?お金かい?」
奉「金はいらん。千反田の着替え、入浴、排泄盗撮映像を500本用意しろ。すべてブルーレイでだ。」
奉「500本?そんな大量になんか僕には用意できない」
奉「お前が用意しろとは言わない。千反田家に用意させろ。ものの受け渡し方式はまた追って指示する」
最近このスレ、下品やね
える「摩耶花さん、ご相談があるのですが…」
摩耶「なに? ちーちゃん」
える「あの…最近、折木さんが、たたないんです」
摩耶「ブッ! ゲホンゲホン」
える「あの、大丈夫ですか?」
摩耶「う、うん。ちょっとショックが大きくて…
(ちーちゃんたち、そんなところまでいってたなんて)」
える「福部さんも、そういうことってありますか?」
摩耶「え? あー、そういうことはないかな〜。
(だって、そんなシチュエーションになってないもん私たち)」
える「シュン そうですか…」
摩耶「あ、で、でもちーちゃん。心配することないんじゃない?
ほら、えーっと、折木はさ、ちーちゃんをちょっと神聖視してる
ところとかあるからさ。(薄い本によれば、そういう場合って、
できなくなったりする筈よね)あの、ちーちゃんの方からリラックス
するように働きかけてもいいんじゃないかな?」
える「わたしも、口でいったりしてるんですが…」
摩耶「く、口で!(ちーちゃん、おとなしそうな顔してなんて大胆な)」
える「おかしいですか?」
摩耶「ううん、ふ、普通だと思う」
える「折木さんが、もう少し、活発な方だといいのかもしれませんが…」
摩耶「(…折木って、やっぱりそっちの方も省エネとかいってるのかな?)」
える「でも、こんどベンチを見かけたら、わたしも負けないように頑張ります!」
摩耶「ベ、ベンチ?」
える「はい。折木さん、デート中にベンチを見つけると、座ってしまってなかなか
立って下さらないんです」
摩耶「たつって、そっちの立つだったの!?」
える「…はい? ほかに何かあるのですか?」
摩耶「え? ううん! ほかには、ないかな〜、なんて」
和む
える→読書をするのでそっち系の知識がないわけではないが、実生活の場面には結び付けられない。
摩耶花→薄い本効果であれな面を含め色々な知識があるが、実地が圧倒的に不足している。
まあ、どっちもどっちだよな。
「ふくちゃんはなんで私を好きになってくれないの? 私はこんなに好きなのに! やっぱり私の胸がこんなで、ちーちゃんみたいに大きくないから?」
「違 うよ摩耶花。データベースは結論を出せないんだ!」
「あっ、ふくちゃん待ってよっ」
「すまない。思わず千反田の口を手で塞いでしまった」
「いえ……でも 摩耶花さんかわいそう 」
「そう言うな。里志もあれで悩んでいるんだ」
「そう言えば、折木さんってどういう女の子が好みなのですか?」
「ずいぶん唐突な質問だな。そうだな……俺は、髪は黒でサラサラのストレートロング。かわいいタイプがいいかな。それに料理上手。変なところで押しが強いくせに、どこか抜けてて守ってやりたくなるような娘が好みだ」
「ずいぶん具体的ですね。もうどなたかお好きな方がいらっしゃるのでしょうか?」
「い、いやそれはだな」
「(他はともかく 、お料理の腕では負けません。わたしがんばります!)」
しかしえるたそは「催淫薬」を知らなかったぐらいウブ
手作りチョコレート事件の冒頭あたり。ただし原作のみ
>>365 それ確か、原作小説ネタだな。
チョコの話だったよたしか。
どっちかというとあそこは耳年増なマヤカにグッと来たけどw
まあ、いきなり「サイインヤク」と聞いても、なかなか漢字は思い浮かばないよな。
しかし、えるたそ、家に帰ってから、辞書やブラウザで意味を調べて赤くなってそう。
「これを飲むとどんな感じになるのでしょうか?わたし、気になります。でも、折木さんには聞けません」
「お、折木さん、体が熱いです……」
「なんだ。また酔っぱらったのか。ん? ということはさっきの手作りチョコに酒でも入っていたのか」
「わかりません。でも折木さんにいただいたチョコを食べてからこうなのです」
「それはすまなかった。もらった物だから、俺が先に食べればよかったな」
「でもこれは、前にウィスキー ボンボンで酔った感じではありません。なにかこう、体の奥がジンジンしてくるのです」
「一体これに何が入ってるんだ」
「折木さん、暑くてがまんできません。私を治してください」
「俺は医者じゃない」
「いえ、折木さんなら治せます。キスを……わたしにキスをしてください」
(千反田……顔が火照って瞳が潤んでいる)
(それにあの千反田がこんなことを言うとは)
「わたしじゃだめですか?」
「い、いや。そんなことは……」
「よかったです。わたしもう我慢できません」
(んん! 千反田が自分からキスを!)
「折木さん。わたしこんなにドキドキしています」
(お、俺の手が千反田の胸に!)
(柔らかい……いやそうじゃなくて)
(千反田は今明らかに発情している)(つまりチョコに入っていたのは催淫薬!)
「折木さん。いえ奉太郎さん」
「千反田、服を脱ぐな! くそ! チョコをもらいさえしなければ! 真犯人は必ず見つけ出してやる!」
告白するとしたらどっちがするだろう
えるたそに告白されたら奉太郎はどんな反応をするだろう
奉「千反田、パンツから毛がはみ出てるぞ」
える「折木さん、どこ見てるんですか」
375 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/25(木) 11:03:57.48 ID:znyLH/ul0
>>372 えるたそに告白さええりゃ、断れない状況になるでしょ
告白してくるってことは、押してくることだしね
というよりえるたその人柄と人脈で意図せず奉太郎からプロポーズしないといけなくなる方向になってしまう感。
「ほうたろー、すっかり外堀を埋められたね」
「何を言ってるんだ里志。おまえもじゃないか」
最初のえるたそが用務員に閉じ込めらたのも、姉の仕込かもしれんしな
今時農家って基本的に後継者不足だからなぁ。
銀の匙の御影牧場みたいに奉太郎が獲物を狙うような目で見られている可能性はちっとも否定できない。
というか、えるの紹介で生き雛に参加した時点で親類からはそういう認識なのかも。
正直、しいて奉太郎とえるが結婚するに当たって不具合があるとすれば、奉太郎が長男で男の兄弟がいないことぐらいだと思う。
数年後、奉太郎の密告で偽造米の販売と幹部連中による経費横領、脱税の実態が明らかになり
千反田家は連日マスコミが押し寄せ凋落化の一途を辿る事に。
幾ら年収が高かろうと殆ど経費で持ってかれて手元には僅かしか残らず
その僅かな金を身内で奪い合う世界だからなぁ、えるたその家も例外じゃないんだろう。
>>379その点は、それこそあの姉が、何とでもするような気がする。
2年時の氷菓(文集)のテーマに、恋愛研究を選択するえるたそ。
奉「お前、最近、変なアニメを、見ていないか?」
肩書きだけは立派でも年に100万すら満たない金で飼い殺しの先が見えたので
早々と千反田に見切りを付けて普通に就職するか海外に出る奉太郎
「千反田、パンツ見えてるぞ」
「千反田ブラ見えてるぞ」
えるの胸の谷間がちらっと見えただけであれだけ狼狽してた奉太郎が、そんな状況に遭遇して平然と言ってのけられるはずがないなw
童貞はちょろいな
ブラック千反田
ビッチえるたそ
ちょっと興奮する
「折木さんに頼み事をするのは簡単です。休日喫茶店まで来ていただいて、胸元の緩い服を着て前屈みになってお願いすれば、すぐに言うことを聞いて下さいます」
里「ホータローたちは、もうやるこたあやったのかい?」
奉「まあな。…なあ、ちょっと聞きたいんだが、その、女子ってのは、初めての時でも、男のあれを口に入れたりするものなのか?」
里「これは凄いことを聞くね。まあ、一般的なデータはあいにくと持ち合わせてないけど、摩耶花はそうだったよ」
奉「そうか。まさか、あの千反田にあんなことされるとは思わなかった。どこで知識を入れたんだろう」
里「確かに、千反田さんは意外だね。摩耶花の場合、知識の出所はだいたい想像できるんだけど…」
摩耶「ねえ、ちーちゃん、…どうだった?」
える「はい…うまくいきました。摩耶花さんのおかげです。摩耶花さんに教えていただいたあれをやったら、折木さん、とても喜んで下さって」
摩耶「まあ、あいつも人間だったってことよね」
夏の薄い本の情報がチラホラ出てて期待(´Д`)
えるたそのパンツは、その外見とは裏腹に激臭なんだろうな。
たまにウンスジつきです。
えるたそはシャワートイレで一時間ぐらいその小さなお尻の穴を洗ってから、
「はー、いいお湯でした」
と言って出てくる
「折木さん、あんまり下着の臭いを嗅ぎすぎないで下さい。わたしだって、少しは恥ずかしいんですから」
このスレどうしたんだよ…
夏ですな
える「もう!折木さん!エッチなことばかり言わないで下さい」
奉「そうか。じゃあ、千反田は、エッチなこととは一切関わりたくないということだな?それなら、これからは言わないし、やらない」
える「えっ?そ、その、一切と言うわけでは、ないのですが…そうです、程度の問題です!」
奉「ほう。なら、ある程度はエッチなことを望んでいるわけだな?」
える「おれきさん?」
ここんとこ奉えるの二次創作が減ってる気がする(支部とか)
お前らがんば!
ネタ仕入れ中
「ん? 千反田か」
「あ、折木さん。どちらへ?」
「おまえと同じところだ」
「ふふ、やっぱり宿に来たら温泉ですよね」
「千反田は温泉好きなのか?」
「ええ! 大好きです! お肌がスベスベになりますし。折木さんは温泉お好きですか?」
「別に嫌いではないが 、里志のように日に何回も入るほど好きでもない」
「ああ、そうなんですか」
「そろそろ風呂の入り口だ。後でな」
「はい。折木さん、一緒に出ましょうね」
「あ、ああ」
(千反田も旅行で多少はしゃいでるようだな)
(さて、風呂に入るか)
(湯加減は……ふむ、丁度いい)
「きゃっ」
「ち、千反田!」
「折木さん……なぜここに?」
(しまった。脱衣所だけ別で、中は一緒だったのか)
「す、すまん。今出ていく」
「あ、折木さん。わたしは構いませ
ん。一緒に入りませんか?」
「あ……いや」
「恥ずかしいので、お湯に入るまでは後ろを向いててくださいね」
(これは夢か?)
(どうせいいところで目が覚めるというオチだろう)
「お待たせしました。折木さんも入ってください」
「ああ」
「いいお湯ですね」
「ああ」
「今日のお夕飯は何でしょうか」
「ああ」
「くすくす、折木さん緊張してます?」
「おまえは何でそんなに冷静なんだ」
「折木さんが信用できる方だからです」
「俺が?」
「はい……折木さんごめんなさい。わたし体を洗いますので、またむこうを向いていてくださいね」
(千反田は俺を信用してるという)(それはそれでうれしいが、男としてははたしてどうなのだろうか)
(長いな。女は長湯というのは本当のようだ)
(うっ……目眩が……)
(だめだ、意識が薄れていく……)
「折木さん? 折木さん!」
「……ここは?」
「ほーたろー気がついたかい? ここは僕たちの部屋だよ」
「俺は気を失ってたのか」
「ほーたろーが湯中りとはね。何か考え事でもしてた?」
「そうか、俺は湯船の中で……ちょっと待て。この浴衣を着せてくれたのは里志か?」
「いいや。僕は摩耶花と、近くでやってたお祭りを見に行ってたよ。あの時間はお風呂が混浴だったからね。帰って来たときは、ほーたろーがここで寝てた」
「混浴の時間? そんなものが……じゃあまさか俺に浴衣を着せたのは……」「ほーたろー?」
「ああああー! 里志! なぜ混浴の時間があることを教えてくれなかったんだ! そのせいで俺は!」
「へえ、ほーたろーもそんなに気が動転するんだねえ。一体何があったんだい?」
(言えるか 、千反田にすべてを見られましたなどと! いや本当に見られたのか? くっ、気になる!!)
える「折木さん、わたしに隠していることはないですか?」
奉「なんのことだ?」
える「とぼけないで下さい。…日曜日に綺麗な女の方と、楽しそうに買い物されてました!グスッ」
奉「ああ、姉貴のことか?」
える「お、お姉さんですか?」
奉「そのうちお前にも紹介するよ。…しかし、嫉妬して怒って泣いてるお前もかわいいなボソッ」
える「し、知りませんっ///」
今日、薄い本買った人がいたら情報ドゾー
奉「なあ、千反田。お前、昨日、だれか男と商店街歩いてただろ?」
える「昨日ですか?久しぶりに戻ってきたいとこと買い物に行きました」
奉「なっ、いとこ、だったのか?」
える「はい。…ふふ、折木さん、もしかして、焼き餅妬きました?」
奉「ばっ、馬鹿な、そんなはずないだろっ」
える「折木さん、かわいいです」
でもいとこは4親等。つまり・・・
「話は聞かせてもらったわ」
「摩耶花さん!?」
「折木。何を安心してるのか知らないけど、いとこ同士は結婚できるのよ!」
「な、何だと!」
「あら、知らなかったの?」
「いや、そんなことは知っている! 千反田、まさかそのいとこのことを……」
(折木さんのヤキモチ、もう少し見てみたいです)
(ここは摩耶花さんに乗ってみましょう)
「はい。私そのいとこが大好きです」
「そ、そうなのか」
「どうしたの、折木。顔が真っ青じゃない。ちーちゃんがいとこを好きだったら何か問題ある?」
「いや、問題はない。問題はないが……」
(ああ、ダメです。折木さんがかわいそうになってきました)
「折木さん 、ごめんなさい。いとこは漢字で書くと『従妹』なんです」
「従妹!? しかしおまえと一緒だったのは男だったぞ!?」
「ええ、あの子は背が高くてボーイッシュなのでよく男の子に間違えられますが、れっきとした女の子ですよ」
「折木ごめん。私も悪ノリしちゃった」
「摩耶花さんには従妹のことお話ししたので」
「なんだそうか、女の子か。ははは」
「あれえ? 女の子だとなんで折木が安心するわけ?」
「い、いや。安心なんかしていない!」
(折木さん……本当にかわいいです)
〜部室にて〜
奉「よお」ガラッ
里「やあ、ホータロー」
摩耶「ん」
える「…」
里摩耶「(あれ?)」
える「…わたし、用事を思い出したので帰ります」スタスタ パタン
摩耶「ちょっと折木!」
里「なんかあったね、ホータロー」
奉「なんでもない」
摩耶「なんでもないわけないでしょ!あんた、ちーちゃんになにしたのよ?」
奉「だから、お前らには関係ないことだ」
摩耶「ふーん、わたしにそういう態度とっていいと思ってるの?これが学校中に広まってもいいんだ?」
奉「なっ、その写真は…。わかったよ。昨日のことなんだが…」
〜昨日〜
女生徒「昨日はわざわざ家まで来てくれてありがとう。助かったわ」
奉「いや、まあ」
女生徒「じゃあね、バイバイ!」
奉「ああ。…ふう」
える「あ、あの、折木さん?」
奉「うわっ!千反田か。いきなり声をかけるな」
える「すみません。」
奉「…」
える「…あのっ、いま、女の方とお話されてましたが…」
奉「ああ」
える「えっと、その…どういった」
奉「べ、別になんでもない」
える「…あの、ちょっと聞こえてしまったんですが、…あの方のご自宅に行かれたんですか?」
奉「だから、お前には関係ないことだ。余計なこと気にするな」
える「…わかりました。折木さんがどうされようと、わたしには関係のないことですね。立ち入ったことを聞いてすみませんでしたグスッ」
奉「おい、なぜ泣く。あっ、待て、千反田!」
奉「…とまあこんな具合だ」
摩耶「折木、有罪」
里「さすがにそれはないよ、ホータロー」
奉「まあ、少し言い方がきつかったかなとは思ったんだが」
摩耶「言い方の問題じゃないでしょ!あんた、ちーちゃんがどんな気持ちで…」
里「(摩耶花、それは言っちゃまずいよ)ところで、ホータローは何でその女子生徒の家に行ったんだい?」
奉「落とし物を届けただけだ。うちのすぐ近所だからな」
摩耶「あんたねえ、それをさっさとちーちゃんに説明してれば、こんなことには」
奉「なんとなく照れ臭くて言いづらかっただけだ」
里「まあ、その気持ちはわかるけどね。でも、千反田さんには、ちゃんと話さなきゃ駄目だよ」
奉「ああ、明日話す」
〜翌日〜
える「…」
奉「おとといのことなんだが…カクカクシカジカ」
える「わかりました。わたしの方こそ、取り乱してしまってすみませんでした」
奉「ところで、これってそんなに気になるような話か?」
える「そ、それは…///」
奉「普段お前が気になりますって迫ってくるようなものとは随分違うと思うんだが。どこが気になる?」
える「///もうっ!やっぱり折木さんはわかっていません!もう知りません!プンスカ」
奉「おい、千反田」
摩耶「折木やっぱり最低ね。ちーちゃんが可哀想だわ」
里「まあまあ。そのうちホータローにも気づく時がくるよ」
クラスメイト「なあ、折木。ちょっといいかな?」
奉太郎「俺の、食後の貴重な休憩時間を邪魔するのは一体誰だよ?」
クラスメイト「え?あ、ああ。すまん。ちょっとお前に聞きたい事があってな」
奉太郎「聞きたい事?古典部部員の募集要項でも聞きたいのか?」
クラスメイト「いや、そうじゃなくて。千反田さんっているだろ?お前のいる古典部の、その事なんだけど」
奉太郎「千反田?彼女のスリーサイズが知りたいんなら俺より保健室の先生に聞いた方が早いんじゃないか?
最も教えてくれるかは保証の限りじゃないがね」
クラスメイト「違うよ、同じ古典部にいるんだろ?千反田さんの事、何か知らないか?好きな食べ物とか趣味とか」
奉太郎「そういう質問なら違うクラスだが伊原に聞いた方が早いな」
クラスメイト「そ、そっか。」
奉太郎「で、お前は彼女、千反田えると交際したいと?」
クラスメイト「え!?う、うん、まあ・・・。出来たら付き合えたら良いなって」
奉太郎「ふうん、でもいきなり付き合ってと言ったって、ちょっと無理じゃないか?」
クラスメイト「そ、そうか?やっぱ俺じゃ無理っぽいかなあ・・・。」
奉太郎「いや、そうじゃあな%8
クラスメイト「なあ、折木。ちょっといいかな?」
奉太郎「俺の、食後の貴重な休憩時間を邪魔するのは一体誰だよ?」
クラスメイト「え?あ、ああ。すまん。ちょっとお前に聞きたい事があってな」
奉太郎「聞きたい事?古典部部員の募集要項でも聞きたいのか?」
クラスメイト「いや、そうじゃなくて。千反田さんっているだろ?お前のいる古典部の、その事なんだけど」
奉太郎「千反田?彼女のスリーサイズが知りたいんなら俺より保健室の先生に聞いた方が早いんじゃないか?
最も教えてくれるかは保証の限りじゃないがね」
クラスメイト「違うよ、同じ古典部にいるんだろ?千反田さんの事、何か知らないか?好きな食べ物とか趣味とか」
奉太郎「そういう質問なら違うクラスだが伊原に聞いた方が早いな」
クラスメイト「そ、そっか。」
奉太郎「で、お前は彼女、千反田えると交際したいと?」
クラスメイト「え!?う、うん、まあ・・・。出来たら付き合えたら良いなって」
奉太郎「ふうん、でもいきなり付き合ってと言ったって、ちょっと無理じゃないか?」
クラスメイト「そ、そうか?やっぱ俺じゃ無理っぽいかなあ・・・。」
奉太郎「いや、そうじゃあない。俺が思うに%9
クラスメイト「なあ、折木。ちょっといいかな?」
奉太郎「俺の、食後の貴重な休憩時間を邪魔するのは一体誰だよ?」
クラスメイト「え?あ、ああ。すまん。ちょっとお前に聞きたい事があってな」
奉太郎「聞きたい事?古典部部員の募集要項でも聞きたいのか?」
クラスメイト「いや、そうじゃなくて。千反田さんっているだろ?お前のいる古典部の、その事なんだけど」
奉太郎「千反田?彼女のスリーサイズが知りたいんなら俺より保健室の先生に聞いた方が早いんじゃないか?
最も教えてくれるかは保証の限りじゃないがね」
クラスメイト「違うよ、同じ古典部にいるんだろ?千反田さんの事、何か知らないか?好きな食べ物とか趣味とか」
奉太郎「そういう質問なら違うクラスだが伊原に聞いた方が早いな」
クラスメイト「そ、そっか。」
奉太郎「で、お前は彼女、千反田えると交際したいと?」
クラスメイト「え!?う、うん、まあ・・・。出来たら付き合えたら良いなって」
奉太郎「ふうん、でもいきなり付き合ってと言ったって、ちょっと無理じゃないか?」
クラスメイト「そ、そうか?やっぱ俺じゃ無理っぽいかなあ・・・。」
奉太郎「いや、そうじゃあない。俺が思うに彼女、人との距離の取り方があんまり上手くないんじゃないか。
と言っても俺もよく知らんがね、まあそれはいいとして、ここはひとつ交換日記から始めてみてはどうだ?」
クラスメイト「こ、交換日記?えらい古風だなあ」
奉太郎「俺もそう思う。だが彼女の場合、そういう初歩の初歩から始めるのがいいんじゃないか?
あくまで何と無く、感だけど」
クラスメイト「交換日記か・・・そりゃ思い付きもしなかった」
奉太郎「上手く行けばお慰み。駄目なら・・・その時は泣くしかないな」
クラスメイト「そうだな、じゃあ上手くやってみるよ。ありがとよ、折木
・・・お前ってさ、もっと怖い奴かと思ってたけど、案外いい奴だな?」
奉太郎「そいつはどうも」
クラスメイト「はあ・・・なあ折木。失恋ってのは、キツイよな」
奉太郎「そんなもんだろうな」
クラスメイト「俺、自分が思ってたより、千反田さんの事、マジだったみたいだよ・・・。」
奉太郎「逃がした魚は大きかった、か。いっその事、粉微塵になってみるか?」
クラスメイト「告白しろってか?無理だと・・・分かった上で?」
奉太郎「スッパリ諦めが付くかも知れない」
クラスメイト「でも千反田さん、好きな奴がいるみたいな雰囲気だったぞ?それでも告白しろってか?」
奉太郎「出来なきゃ、諦めて泣くしかないだろうな」
クラスメイト「泣いてもいいか・・・?」
奉太郎「お前自身の事だ。好きにするといいだろうさ」
クラスメイト「・・・学校じゃ泣きにくい」
奉太郎「なら家に帰って1人きりで泣くといい。銭金がかかるわけでもなし、遠慮はいるまいよ」
クラスメイト「そうだな、家に帰るまで・・・失恋の涙はとっておくよ。
なあ、折木、お前好きな子とかいるのか?」
奉太郎「いない、というか愛だの恋だの、といった類のものにはとんと縁が無い。
コイってのは、洗いがいいか鍋がいいかも存知あげないって所さ。」
クラスメイト「魚の鯉と一緒にすんなよ。でもお前、そういう経験とか豊富そうな感じがするから・・・」
奉太郎「ひとつ断っておくと、俺はお前と同い年だ。」
クラスメイト「ああ・・・そういえばそうだよな。でもよ、粉微塵とか簡単に言うけどよ・・・他人事みたいな態度だよな、お前」
奉太郎「他人事だからな」
クラスメイト「冷たいよな、折木は」
奉太郎「性分だからな」
クラスメイト「ちょっとは慰めてやろうとか思わないのかよ?」
奉太郎「全然、少なくとも自分に関係の無い色恋沙汰で一喜一憂するタイプじゃないつもりだ」
クラスメイト「そんなんじゃ折木にこそ彼女なんて出来ないぞ?」
奉太郎「それもまた人生って奴だろうよ。モテてしょうがない奴がいるかと思えば
何処かでそれを見てみっともなくジェラシーを抱く奴もいる。世の中そういうもんだろう?」
クラスメイト「で、お前みたいにあっしには関わりございやせんとか木枯らし紋次郎を決め込む奴もいる訳だ?」
奉太郎「その通りだ」
クラスメイト「全くこいつは・・・。」
奉太郎「ジェラシー持ったり、落ち込む奴の方が人間的には正しいんだろうけどな」
「折木さん。月が綺麗ですね」
「折木さん。月が綺麗ですね」
「いや、その……ち、千反田の方が綺麗だ」
「ふふ、ありがとうございます。折木さんからそう言われるとすごくうれしいです」
「お世辞じゃないぞ」
「はい。折木さんはお世辞を言いませんよね。だから素直に喜べるんです」
「そうか」
「あっ、流れ星! あん、消えちゃいました」
「流れ星? ああ、また降ってきたぞ」
「え? あ、また!」
「これは……流星雨!」
「……すごいです」
「千反田? なるほど願い事か」
「…………まだ降ってますね。いっぱいお願いしちゃいました」
「何をお願いしたんだ。全人類の平和とかか?」
「いえ、もっと個人的なことです」
「例えば?」
「それは内緒です。特に折木さんにはまだお話しできません」
「それじゃいつかは教えてくれるのか?」
「はい。いつか……!」
え「今日も天気が良いし、爽やかな見晴らしですよね、折木さん!」
奉「そうか?俺はもう見慣れたけど。・・・で、千反田が何で此処にいる?クラス、違う筈だが」
え「今日のお昼、一緒に食べましょう!屋上で。」
奉「(・・・そうするか、屋上は滅多に来ないし。)里志、お前も来るか?」
里「僕はいいさ、モテない男は1人寂しく食べるとするから。行って来るといいよ、ホータロー」
奉「そうか」
え「行きましょうよ、折木さん!」
え「それで私昨日こんな事を・・・」
奉「へえ」
え「私のこのお弁当のおかず、実は私の家で採れた野菜から作った物で・・・」
奉「ふうん」
え「家の親類の方がこないだお仕事中に・・・」
奉「そう、そりゃ大変な事で」
え「・・・折木さん、私もしかして、迷惑でした?」
奉「別に」
え「あ、あの折木さん!これは何かご存知ですか?」
奉「数珠」
え「そうなんです、天然石でお洒落だったので買ってきました!
それで折木さんに問題です、私はこれを今からどうすると思いますか?」
奉「ここか何処かの海にでも投げ捨てる」
え「違います!正解は、私が折木さんの腕に付けて差しあげm」
奉「いや、結構」
え「え?」
奉「折角だけど、俺の趣味に合わない。あげたかったら他の奴に当たるといい」
え「そうですか・・・・・・。」
摩「ちょっとはちーちゃんに気遣いしようとか思わないのかしら?あの折木は」
里「まあ、あの様子じゃ千反田さんにおべっかを使いもしなきゃ不機嫌になりもしない、
自然体といえば極めて自然体だけどね。
流石に1人で食べてるのと全くペースが変わらないのはちょっと不気味かな。」
える「こんにちは」
摩耶「わっ、ちーちゃん、そのシュシュかわいー」
里「とってもいいね!」
える「ありがとうございます。チラッ」
奉「…千反田」
える「はい」
奉「あー、なんだ、その、似合ってるぞ///」
える「///あ、ありがとう、ございます…」
奉「…」
える「…」
摩耶「さっ、帰ろっか」
里「そうだね」
「……で、その時突然『月が綺麗ですね』と言われてな」
「『死んでもいいわ』とでも答えたのかい?」
「どういう意味だ?」
「漱石だよ。知らないかな」
「漱石は知っているが」
「結構有名な話だと思うんだけどな。
ある言葉を、『月が綺麗ですね』と訳したって話。
因みに『死んでもいいわ』と訳したのは二葉亭四迷」
「ある言葉?」
「『I love you』だよ」
夏休みに入ったある日、折木奉太郎は古典部の部室で本を読んでいた。
隣では古典部部長の千反田えるが刺繍をしている。
部室の中は夏の暑さで満たされていたが、奉太郎には心地よい空間であった。
彼にとって、えるは特に会話を必要としない相手であるが 、ふとえるに声をかけたくなり机に本を伏せた。
「千反田、それは刺繍か?」
「ええ、しばらくやっていなかったのですが、最近また始めました」
「うまいもんだな。里志のいる手芸部にでも入ったらどうだ」
「いえ、わたしのは本当に個人的な趣味ですし、それにわたしはこの部室が大好きなんです」
「そうか」
えるは思い出したように、バッグからお菓子を取り出した。
「これわたしが焼いたクッキーなんですけどいかがですか?」
「ああ、もらおうか」
えるは女の子らしい包みを開けて、奉太郎に中身を渡す。
美味い。
クッキーを食べた奉太郎は、素直にそう思った。
もっとも、えるほどの料理の腕前であれば当然なのかもしれない。
そんなことを考えながら食べていると、えるの視線に気がついた。
えるは両手で頬杖を突き、微笑みながら奉太郎を眺めている。
少々照れながら、奉太郎はえるに話しかけた。
「クッキーは美味いが、喉が渇くな」
「あ、わたしお茶も持ってきました」
ステンレスボトルのキャップに紅茶を注ぎ、えるは奉太郎の前に置いた。
奉太郎はそれを飲み干すとキャップをえるに返す。
「わたしも喉が渇いてしまいました」
えるはそう言うと、同じキャップで紅茶を飲み始める。
「ああ、おいしいです」
屈託のないその笑顔に、奉太郎は気恥ずかしくなり、外に出ようと立ち上がった。
だが、椅子の脚につまずいてバランスを崩し、奉太郎はえるの方へ倒れかかってしまった。
気がつくと目の前にはえるの顔がある。
黒く長い髪、柔らかそうな唇、そして紫がかった大きな瞳。
間近で見るえるは、奉太郎を魅了するのに十分過ぎるほど美しかった。
二人はしばらく見つめ合っていたが、やがてえるはその瞳を閉じた。
「千反田、ち、違っ」
しかし言葉とは裏腹に、奉太郎はえるの唇へと引き寄せられていった。
そのとき部室のドアからガタンという音がした。
二人は驚きお互い離れてドアの方を見ると、同じ古典部の福部里志と伊原摩耶花がドアの隙間から覗いているのが見えた。
「ほらぁ。ふくちゃんが音をたてるからバレちゃったじゃない」
「ごめんごめん。でも惜しかったねえ、決定的瞬間」
「お前たち、いたのか……」
「あの、お二人はいつ頃からそこへ?」
「えーと、折木が立ち上がった辺りかな」
「…………きゃー!」
えるは顔を真っ赤にして部室から走り去って行った。
「いやあ、覗き見するつもりはなかったんだけど、入るに入れなくてね」
「もういい。怒る気も失せた」
「ちーちゃん大丈夫かな」
「荷物がここにあるから、その内戻って来るだろう」
「じゃあ文集作り始めよっか」
準備をしながら奉太郎は考える。
俺は千反田のことが好きなのだろうか。
そしてもし付き合うことになったら、千反田の後ろに見える「豪農」千反田家の重圧に耐えられるのだろうか。
そこで奉太郎は頭を振った。
家柄のことを考えるなど、エネルギーの消費が大き過ぎる。
奉太郎はえるが戻るのを待ちつつ作業を始めるのであった。
え「折木さん、折木さんの下の名前は何て言うんですか?」
里「千反田さん、知らないのかい?ホーt」
奉「供恵」
里「え!?」
え「供恵さん・・・ですか?」
奉「そう、折木供恵。備える恵って漢字だけどどうかしたか?」
え「いえ、女性みたいなお名前だって思って」
奉「特に珍しくもないだろう、女子みたいな名前の奴って。なあ、里志?」
え「福部さん、そうなんですか?」
里「・・・そうだね、例えば歴史上の人物でも小野妹子とか藤原鎌足が改名する前の名前が中臣鎌子って男性とかが有名だね。
現代でもカオルとかヒカルとか男性でも女性でも使える名前は沢山あるんだ。
だからホー・・・プッ・・・供恵もその一つかも知れないね」
え「そうなんですか、勉強になりました、では折木供恵さん、よろしくお願いします!」
奉「ああ、よろしくね。」
里志(ホータロー、お姉さんの名前使ったみたいだね、お姉さんの喋りまで真似までして。これはちょっとした偽装だよ)
奉(別に下の名前なんてお前位しか言わないんだからいいだろう。ま、バレたらバレたでいいし適当に供恵で通しておいてくれ)
里(はいはい)
同じ部員なのに里志の口から下の名前しょっちゅう聞いているはずなのにわからないのは、
里志を無視しているかこのえるたそがアホの子すぎるかやろw
いやそもそも部長なのに部員名簿まとめたことないのかと…。
アニメ版は忘れたが漫画版ではえるに入部届を渡していたような
ところで「」の前に名前を書く人が何人かいるが、必要かねぇ?
4人とも全然喋り方違うから誰の台詞かわからないということも無いだろうし
第一に、発話者の記載があった方がぱっと見で分かりやすい。
第二に、「え?」「どうして…」などの言葉はそれだけでは発話者を特定しづらい。
「ほーたろー、それは書き手の方の腕じゃないかな」
「え?」
「ふくちゃん、それどういうこと?」
「福部さん、わたし気になります!」
書き手の好きにすればいい
書き手の自由なのは言うまでもないが、読む方としては、誰の発言かが書いてあった方がいいな。
流し読みしても解りやすいし。
古典部4人以外の人物かも知れないしな
「える、えるの髪は今日もきれいだね」
「あ、ありがとうございます、奉太郎さん」
「?わたしは十文字だけど」
「かほさんでしたか。すみません」
「折木くんなら、えるとは呼ばないでしょ」
「そ、それは…わたしの願望といいますか…」
「はあ、もうすぐバレンタインです。去年は屁理屈を言って折木さんには渡しそびれてしまいましたが、今年こそはお渡ししたいです。
でも、去年ああいった手前、どうやってお渡しすればいいでしょうか?少し練習して見ましょう。
あの、折木さん、これ、受け取って下さい!」
「なにをやってるんだ?千反田」
「わっ、折木さん!違うんです、これには深い訳が…」
「?わたしは入須だが」
「入須さんでしたか、失礼しました。お名前が書いてなかったもので」
「ところでお前、なにかわたしの折木くんにいかがわしいことを企んでいるのではないだろうな?」
「ムッ、折木さんは入須さんのものではありませんし、いかがわしいことも企んでません。
た、ただ、バ、バレンタインの…チョコレートを…///」
「そんな様子では一生渡せそうにないな。まあ、折木くんには、去年に引き続きわたしの手作りチョコレートをわたしておくから心配するな」
「待ってください!アニメにも原作にもそんな描写はありませんでした!」
「千反田、折木くんがいわゆる信頼出来ない語り手だと言うことを忘れてもらっては困る。彼は照れ屋だから、わたしからチョコレートを受け取ったシーンは意図的に省いたんだ。
省く、甘美な響きだろう?」
「そ、そんなこと、納得できません!」
「折木さんは何処ですか、折木さんは何処に行ったんですか!?」ブン ブン
「ホータローなら先程餅を食べにうさぎ山商店街の方に行ったよ、千反田さん!」
「ち、ちーちゃん、ここ部室だから長刀振り回すのやめなったら!」
「ねえ、ちーちゃんって好きな人いないの?」
「千反田さん、ホータローのことどう思ってるの?」
「える、最近折木くんとはうまくいってるの?」
「…えっと、みなさん、突然どうしたんですか?」
摩耶「ちーちゃんにその気がないんなら、わたし折木にアタックしてみようかな」
入須「待て、折木くんはわたしのものだ」
大日向「折木先輩って、一年の女子に人気あるんですよ。わたしも、実は、憧れているんです」
里「そういえば、昨日もホータローは体育館裏で告白されてたみたいだね」
える「えっと、みなさん。ああ、どうしてこんなことに…」
ピピピピピ
える「…はあ、夢、ですか。とっても変な夢でした。
でも、もし正夢だったとしたら、わたし…」
「はぁ、さっきの夢が気になります。ううん、いけません、いけません! とにかく学校に行きましょう」
「あれは何でしょう。女子があんなに集まってます。……折木さん? なぜ折木さんの回りにあれだけの女の子が?」
「折木さん、この手紙受け取ってください!」
「このお菓子私が作りました。食べてください!」
「奉太郎さん、今日デートしてください!」
「あ、あ、皆さん折木さんにアプローチを……だめです! 折木さんは私のです!」
「はっ! ……これも夢でしたか。なぜでしょう。この夢、八回ぐらい見そうな気がします」
奉太郎が他の女子とからんでいるのを見て、胸がうずいて言動がおかしくなるえるたそを見てみたい。
奉太郎が他の女子の胸を凝視と読み間違えてしまった
>>437 「折木さん!なにを見てるんですか?」
「いたたっ。つねるな」
「他の女性ではなくて、わたしを見て下さい」
「やっぱり折木さんも女性の胸が見たいですか?」
「いや、まあ見たいかと言われれば見たい方だな」
「それじゃ、わたしの胸を見せてあげますから、他の女の子を見ないでください!」
「で、君は私を選んでくれたんだよね。折木君、どうしてなの?」
「はい、何故か俺の周囲は俺の才能とやらに集る蛆虫が多くて。
でも貴女は違う、沢木口先輩。貴女は何も求めたりしない。」
「成程、私は蛆虫よりはマシって認めてくれた訳?光栄だねえ」
奉太郎はえっちな方が好き?
それとも清純なのが好き?
かしこ
「お、折木さんは清純な女の子が好みに決まってます。そうじゃないと、わたし…」
「天然エロエロ娘と天使チタンダエル。千丹田、おまえの本当の姿は一体どっちなんだ」
清純なのとえっちなのって別段相反してないから両方を兼ね備えるのは十分可能なんだよなぁ。
どちらもある種豊穣の象徴とされることもありますし。
(『ケガレ』と呼ばれるものをどう捉えるかによって人によっては変わってくるかもしれませんが)
俺の彼女も真面目な処女だったけど、初Hの時息子をしゃぶってきたのには驚いた。
えるたそもそんな感じかもしれん。
「折木さん、あの看板に書いてある『おとこ教室』って何でしょう?」
「千反田よく見ろ。あれは『おこと教室』だ」
「え?…………きゃああ!!」
えるたそは折木のこと好きなのか?
なんかいまいちわからんよね
そうかな、割とわかりやすく奉太郎への好意を示していると思うぞ。
アニメ版でも顕著だけど、原作版でも結構2人の距離感が徐々に縮まってきている描写が為されていますし。
所謂普通の人が思い浮かべる“恋愛”というよりも、信頼を基に築かれてきた“情愛”と考えた方がこの2人の場合は当てはまるかも。
あんまり勢いで交際を始めるなんてのはどうにも想像しづらいですしね、この2人って。
原作でもほうたるは「信頼できない語り手」といわれてるし(特にえるに関して)、
アニメ版で恋愛描写が顕著なのも、原作の解釈の一つととっても不自然じゃないしな。
たとえば初対面時の「目が大きい」ってのも、実際は一目見て可愛いと思ったことの照れ隠しとも解釈できるし。
「摩耶花さん……私、気になります!」グスッ
「わっ、どうしたのちーちゃん? そんな泣きそうな顔して」
「先程折木さんのクラスの女子が噂話をしているのが聞こえてきたのですが、
折木さんにはお付き合いしている女子がいるらしくて……」
「えー、折木なんかと付き合ってくれる子なんてありえないと思うけどなあ」
「でも、でも!! 皆さんおっしゃっていたんです、いつも放課後になると二人で仲良く手をつないでいるとか!」
「(それって、もしかして……)」
「それに、ききき、キスしてるところまで見たという方も……私、もうどうしたらいいか……」グスッ
「(ちーちゃん自分のことだって気づいてないの??)」
「ホータロー、千反田さんに彼氏ができたって話は聞いたことあるかい?
おっ、動揺したね? あー、でもその顔は気づいちゃったって顔だね」
「どうせ俺のことだろ? あれだけ距離が近ければ勘違いする奴も出てくるだろうな」
「いやはや、それが傑作なんだよ、いつも放課後になると二人で仲良く手をつないでいるとか、
夕暮れの廊下でキスしてるのを見たって言ってる人もいるらしくてね」
「千反田はいつも顔が近すぎるからな、まったく、迷惑な話だ……」
「(そう言いながらニヤニヤしちゃって、素直じゃないねえホータローは)」
「そうか、里志は父親似なんだな」
「ああ、ホータローはお姉さんがお母さん似だから、ホータロー自身はお父さん似って所かな」
「そうかもな、伊原、お前は父親と母親、どっちに似たんだ?」
「私はお母さん似かな。福ちゃん、今度紹介するから家に来てよね!」
「あはは、まあそれは追々…。」
「あまり見せつけるなよ、居心地が悪くなるんでな。ところで…んー…」
「あの、折木さん?もしかして私の方を見てるんですか?」
「あ、ああ。そうだ。お前だ。お前は両親のどっちに似たんだ?」
「(お前…?)わ、私は叔父に似ているとよく言われます!」
「そうか、叔父さん似だったか。」
「ところで福ちゃん、子供の頃の夢ってあったでしょ?福ちゃんは何だったの?」
「僕はそうだねえ、博物館で働きたい、かな。摩耶花は?」
「私は今と変わらず漫画家よ…一応聞いておくけど折木はあんの?そういう夢とか」
「一応って何だ、一応って。まあいい、そうだな……俺は普通にサラリーマンだったさ」
「ハァ?それ本気で思ってたの?本当に子供の頃から可愛げが無いのは顔だけじゃないわね、折木の場合は」
「まあまあ、ホータローらしいじゃないか。で…」
「はい、何のお話でしょうか!私、気になります!」
「うん……貴女は子供の頃どんな夢をm」
「あのう、ちょっと待ってください!折木さんのお前とか、摩耶花さんの貴女とか、
皆さん、もしかして私の名前、覚えてないのでしょうか!?」
「んんんんー…お前の名前か…」
「自他共に認めるデータベースの僕が…まさかこんな…」
「んー…すっごく言いにくいけどさ、」
「「「ごめん、忘れた」」」
「皆さん、酷いです!」
>>449 何だかんだ言って出逢った当初からえるのことを拒絶できなかったり無視できなかったりするあたり、あの時点ですでに奉太郎が一目惚れしていた(見方のよっては喰われた?)と解釈できますからね。
奉太郎は自分の事を灰色だとよく述べていますが、逆にえるにとっては方太郎との出逢いってどんなものだったのだろうなぁ、と思うこともあります。
もしも古典部で奉太郎に出逢わなければ、表面的には順風満帆な学校生活を送っていても心の奥底では伯父のことを引き摺ったまま燻った灰色の毎日を送っていたんじゃないのではないかという気がしてきますし。
453 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/26(月) 22:41:17.36 ID:kMmx4eee0
その視線にはいみなんてべつにないはず
だって友達にしてるのと同じ
>>452 奉太郎の一人称では意図的にえるとの恋愛描写が簡潔にされてるけど、
概算の大日向や短編の摩耶花視点からは仲よくイチャイチャしてるように見えてるし、
しかも巻が進むごとにそう匂わせる描写が増えてきてるんだよな
概算でみんなにバレても別にかまわないようなことを
わざわざ二人揃って内緒にしようとしてるとこなんか
かわいらしいやら恥ずかしいやらで
大日向に冷やかされてえるが真っ赤になったのも、
えるとしては、奉太郎とイチャイチャしてる自覚があったんだろうね。
イチャイチャに夢中になって周りが見えてなかったのがかわいらしいw
大日向に折木取られるのが怖かったからおいだしたんだー
正直、大日向にはまだ一緒にいてもらって
この無自覚バカップルをもう少し煽って欲しかった
部内にバカップル2組じゃ、身の置き場に困っただろう。
「わたしと折木さんの仲を邪魔する方は、古典部には必要ありません。出ていっていただきます」
勧誘そっちのけでイチャついてたら、それ見て入部してきたってのに
普段からあれが平常運行なら誰しもが勘違いするよな。
「阿呆と思いましたか?」のあたりなんて良い意味で遠慮がなくなってきているのが自然と感じられましたし。
……あれで本格的に付き合いだしたら一体どうなるのだろうか。
「折木さんは最初お会いした時、私自己紹介しましたよね?
一番最初に名乗ったから、その分お付き合いも長いし私の名前、覚えていると思います!」
「いや、その理屈はちょっとどうかな?」
「すまない、本当に思い出せないんだ」
「本当なんですか!?というか、折木さんにそんなに堂々と言われると私、少し寂しくなります…」
「ま、まあまあ。落ち込む事はないよ、寿限無のフルネームみたいに長い名前だったかも知れないし、覚えられなくて当然さ」
「福ちゃん、それはフォローになってないよ、ホラ、何か特殊な名前だったんじゃない?
例えば貴女のそのおっとりした外見から想像できないような、ゴツい名前だったとか?
これだったら余りのギャップで忘れられたって…」
「そう言うなよ、里志も伊原も酷いだろう。俺はそうとは思えない。何故俺達がお前の名前を知らないかというと詰まる所…
その時は別にどうでもいい事だと思ってたから、だろうな。」
「(うわー…ホータロー、結構ストレートだね)」
「(一番酷いのは間違いなく折木だわ)」
「…グスン。解りました。なら改めて自己紹介させていただきます!私の名前はちt」
「あ、そうそう。ところで話は変わっちゃうんだけど」
「摩耶花さん!今私が喋ってるのに遮られるのは困ります!」
「彼女の言うとおりだよ、摩耶花。今のは僕もひどいと思うね。」
「ここは大人しく、彼女に名前を名乗らせてあげたほうがいいんじゃないか?」
「折木はともかく福ちゃんにまで言われちゃあね…ごめんなさい、私もちょっと大人気なかったわ」
「何か違和感は拭えませんけど、ありがとうございます!では自己紹介させていただきます、私は千反d」
「うわ、熱いッ!なんでお茶が溢れているのさ!?」
「すまん、里志。どうやら俺のペーパーバックの角のあたりが湯飲みに当たったみたいだ。」
「ちょっと、気を付けなさいよ、折木!福ちゃん大丈夫!?火傷とかしてない!?」
「ああ、大丈夫だよ。ちょっと制服に付いた位で…え?」
「私が拭きます、福部さんはじっとしてて下さい!」
「な…な…貴女、ちょっと福ちゃんから離れなさいよ!えーと…チタンさん!」
「成程、チタンさんって言うのか、お前。伊原の考えは強ち間違いじゃなかったって事か。」
「本当にいいから、チタンさん!僕、ハンカチ持ってるし」
「皆さん…本当に酷いです!!」
465 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/27(火) 22:59:54.63 ID:PYz/ni6E0
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「お、折木さん、きょ、今日は別人みたいです」
千反田は下から俺を見ている。
「ああ、ビデオや本を見て勉強したからな。今までの俺とは少し違うぞ」
「わ、わたしすごっく満足です」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「はぁはぁ、す、すごくいい感じです。粘りも出てきました。も、もっと奥のほうまで突いてください」
「よし、ラストスパートだ。行くぞ千反田」
「は、はいっ、折木さん」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「きゃあああ、お、折木さん、私もうだめです。お、追いつけません・・」
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「えええーーい」
「はぁ、はぁ、どうだ千反田、怪我しなかったか?」
「はぁ、はぁ、だ、大丈夫ですよ。おいしそうなお餅ができました」
えるたその胸にもお餅が二つ
えるたそ並みに胸があると、B地区チラは期待出来ないな。
そのかわり谷間が拝めるな
谷間もいいが、B地区の破壊力には及ばないな。
摩耶花ならいけそう。見栄はって大きめサイズのブラとかしてそうだしw
公式で絶対乳首が見れないからこそ価値がある
氷菓はそういう路線じゃないからな
そうだな
ほーたろー目線で、えるたそのセーラー服の胸当て越しに中が見えそうになる場面、
えるたその谷間がみえるかと期待したが、何も見えなかった orz
正直この2人に関してはそういった露骨な描写は勘弁して欲しい。
髪を上げたときのうなじに見惚れたりとか、ちょっとしたチラリズムで十分だ。
奉太郎とえるなら、たとえ爺婆になっても謎解きと好奇心を追い求めてくれていた方がしっくりくると思う。
「どうやったら赤ちゃんができるのか、私、気になります!」
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/30(金) 06:43:13.21 ID:F3OL+w+R0
奉 「そうだな、里志達に実演してもらうとするか、それでいいな、千反田」
「それではだめです!わたしが体験しなければ不十分です。…ですから、その、折木さんと…」
「お前、十分に知ってて言ってるだろ」
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/30(金) 11:07:40.49 ID:F3OL+w+R0
「やらなければいけないことことみたいだな」
「でも折木さん。わたし……処女ですよ」
?年後
「おとーさーん、赤ちゃんってどうやってできるの? 私、気になるー!」
「じゃあ、お父さんが教えて……」
「奉太郎さん?」
「千反田、子返しって知ってるか?」
「聞いた事ありませんけどそれは何ですか、折木さん?私、気になります!」
「自分の子供を殺す事さ」
「こ、殺す・・・?何でそんな事でしょうか?」
「理由は色々さ、例えば貧困で子に食わせる食糧がない。偉い人の子沢山の家だと後継者争いを避ける為とかな。
子は天からの授かり物で、それを返す意味合いで生まれた言葉だけど、所謂間引きって奴だな」
「私、自分の子供にそんな事はしたくありません・・・」
「もう一つ、親子は一代、夫婦は二代、主従は三代って言葉だけど、
親子の繋がりなんて所詮一代程度で夫婦と主従より儚い関係って意味さ。
俺はこの言葉に賛成するけどな。」
「そんな事ありません!」
「そうか?まあ信じなくても構わんがね」
「んー、ここだ!」
「きゃっ! 当たりです! 次はわたしの番ですね。えい!」
「惜しい、外れだ」
「摩耶花、あの二人なにやってるのさ」
「ち、ちく……言えない!」
古典部の短編載るのって今月発売のやつ?
>>485 サンクス
作中でも時間が経つごとにイチャイチャが増えてるから次が楽しみだw
次は何の話かね?
短編だから学校のイベントではなさげだか…
えるたそといちゃいちゃしながらついでに謎解きする話です
奉えるどちらかの家に行っていちゃいちゃする話です。(おまけで推理もあります)
ほーたろーは幸せ太りで激変しますた
推理はコナン君に任せるそうでつ
「心当たり」みたいに、語り手である本人たち同士には自覚はなし、
しかしその情景を第三者の目で想像してみたら「いちゃいちゃしている」としか言いようのないような
話がいいな・・・。
える「折木さん、こんどの短編は、心あたりの続編みたいに部室でカップルが仲良くお話をする話だそうです」
奉「そうか。カップルというなら里志たちの出番だな」
える「でも、心あたりには福部さん摩耶花さんは出てこられなかったような気が」
奉「まあ、何かの間違いだろ」
える「そうですね」
心あたりの続編って
いちゃいちゃ下校ぐらいしかやることないね
「自分がかわいいと思う女子生徒は放課後古典部部室まで来てください 折木奉太郎」
「1年A組折木奉太郎さん、豪農千反田えるのところまで婿に来てください」
奉「千反田、なぜくっつく」
える「いえ、特に理由があるわけではありませんが…」
ピカッ!ゴロゴロ
える「(ギュッ)…」
奉「もしかして、お前、雷が怖いのか?」
える「い、いえ、そそんなことないですよ」
ピカッ、ドン!ゴロゴロ
える「きゃあ!(抱き付き)」
奉「ほら、やっぱり」
える「か、雷が怖い訳ではありません!ただ、ちょっと、びっくりしただけで…」
奉「(落雷グッジョブ!)」
える「ふふっ。雷が怖いかのように装って、折木さんに抱きついてしまいました。今度は摩耶花さんたちのいる前でもやってみましょう」
える「その…折木さんっ!」
奉「なんだ千反田」
える「あのっ、わ、わたしのパンツを毎日洗ってくださいっ」
奉「…」
里「なんか、いろんな意味で突っ込み所満載のプロポーズだったね」
摩耶「とゆーか、あれ、プロポーズだったの?」
「パンツ位自分で洗え、家に洗濯機あるだろう」
「そ、そうじゃなくて!」
「一蹴しちゃったね」
「折木は折木で何か歪よね」
そういえば奉太郎やえるに限らず他のメンバーって飛騨弁で話すことってあるのかな?
ほうたるとえるたそをもう一回テレビで見たいよ
省エネなら、ついで洗うよね 奉太郎
>>499 「千反田、お前の希望通りパンツを洗ったが、染みがおちないぞ」
「お、折木さん! そんな細かいところまでは見なくていいのです!」
夜な夜な奉太郎の事を想ってつけるシミはさぞしつこいだろうな
だいじょうぶですよー
だいじょーぶ……
……………………クウ
childlikeって同人が初々しい奉える初体験話で良かった
「千反田、来いっ」ギュ
「ま、待ってください、折木さん。今日の下着は普段用のものといいますか…」
「…なにを言っているんだ?」
>>507-508 原作の雰囲気のまま進んでいったらきっとあんななんだろうなぁ〜というのが自然と感じられる内容でしたよね。
変にかまととぶったり、性への知識が皆無といったあの手の同人にありがちな要素が一切なかったのも良かった。
「折木さん……アレが来ないんです……」
える「折木さん、最近放課後の部室で、二人だけで仲良くしてるカップルがいるみたいですよ」
奉「そうか。色恋に励むのもいいが、場所を選んで欲しいものだな」
える「はい。いくら放課後だからって、神聖な部室で、その…いちゃついたりするなんて、信じられません」
奉「まったくだ。どこの部活なんだか」
摩耶「…ねえ、あの噂って、古典部のことだよね?」
里「そうだね。僕が聞いたところだと、キスしてたとかなんとか。
まあ、それに関してだけは何かの間違いだろうけど…」
奉えるの無自覚いちゃいちゃ(お互いちょっぴり意識)ものだけで短編集一冊くらい出て欲しい。
悶え死にそうだが。
新作に期待しよう
える「やっ、折木さん、やめてください!」
奉「おい、動くなって」
える「無理にするのはやめてください!」
摩耶「(ガラッ!)ちょっと折木、何やってるのよ!ちーちゃん大丈夫?」
える「やっ、目薬くらい自分でさせます!」
奉「さっきから一滴も目に入ってないじゃないか」
える「これから入れるんです!…摩耶花さん、どうされたんですか?」
摩耶「…ううん。私が馬鹿だったわ。あんたたち、廊下でやってなさい!」
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/09/14(土) 22:53:19.60 ID:Kh+8Rfcb0
おちちゃうよ
イチャイチャもいいけど、謎解き成分も欲しいと思う今日この頃。
次回はえるたそが奉太郎のことを考えるとなぜ胸がドキドキするのかの謎を解き明かします
そろそろ、やむなく手繋ぎとか、事故でキスとかがあってもよい頃だな。
まあ、よねぽがそれを書くとは思えんが。
その分妄想が捗るで
古典部シリーズはラブコメってわけじゃないかならな。
ただこのふたりって告白やら付き合い始めやら果ては結婚式当日や新婚生活まで謎解きを引っ張ってきそうな勢いだけど。
この作者にハッピーエンドがみえない
初期案だと「さよなら妖精」のプロットが古典部シリーズの完結編となるはずだったんでしたっけ?
もしそうなっていたのだとしたら一体どういう結末が用意されていたんだろうか……。
奉太郎をマーヤに取られそうになって悶々とするえるたそ
えるたそにライバルっぽいのが出現して心穏やかでないえるたそ、
というのはぜひ読んでみたいな。
鳥羽麻美の噂を聞いて心中穏やかでないえるたそ
Eru hate Asami T
える「ただいま帰りました…ん、靴?誰か家に来ているんでしょうか?」
里「やあ、千反田さん。お帰り」
摩「お帰り、ちーちゃん」
奉「お帰り」
える「あのう、皆さん、学校で別れたはずですけど何で家に上がり込んで来たんでしょうか?私は何も聞いてませんけど」
里「何も言わなかったことについては謝るよ、それで僕と摩耶花とホータローと3人で話し合った結果なんだけどね」
摩「私達、ちーちゃんの家とちーちゃんを泊まりがけで守る事にしたのよ」
える「え、えええっ!?な、何でですか?」
里「それについてはホータロー、頼むよ」
奉「例の十文字事件でつまらんものばかりとは言え学校で盗みが起きたのは知ってるな、千反田?」
える「はい、それは…折木さんが解決してくれたんですよね?」
奉「そうだ、それでいつまたああゆう奴が突然出てこないとは限らないからな。
あの時は幸い金目の物に害はなかったが次はそうじゃないとは言えない。
だからせめて部内でだけは被害は避けたい。強盗はまず裕福な家庭を狙う。そしてうちの古典部で一番裕福な奴と言えば、」
摩「ちーちゃんしか該当しないのよ、うちビンボーだし、福ちゃんも折木も裕福かと言われるとちょっとね」
里「摩耶花、ちょっと今のは余計だと思うよ」
奉「悪かったな、貧乏で」
摩「ご、ごめん福ちゃん。私、一言多かった」
奉「おい、俺には謝らないのか。まあいいが」
里「とにかく敵はどんな手段でこの家の財宝を奪取しにくるかわからない
そんな時仲間の僕達がやらないで誰がこの家と千反田さんを悪漢から守るって言うんだよ!」
奉「そういう事だ、しばらく厄介になる」
摩「あ、安心してちーちゃん。折木も福ちゃんも大丈夫だと思うけどお風呂も寝床も男女別できちんと分けておくから」
里「まあそういう話は後にして今は皆で英気を養おう。千反田さん、コーヒーとお菓子をお願いできるかい?砂糖はいらないよ」
奉「俺は緑茶がいいな、あまり渋くない奴で」
摩「ちーちゃん、私はカプチーノお願い。あとカントリーマアムあるかしら?」
里「摩耶花、夜遅くに甘いものは体に良くないよ」
摩「いーだ、私は福ちゃんが思ってるほどヤワな体じゃないわよ」
奉「伊原、ここは煎餅位にしておいた方がいいぞ。何事も過信は命取りだと思うがな」
摩「ふん、折木だって飲み物だけで何も食べないで、そんなモヤシで大丈夫かしらね?」
奉「俺は小食なだけさ」
える「……皆さん、ここは喫茶店じゃありません!」
「折木さん、今日も暑かったですね。あっ、このアイスおいしいです!」
「……千反田……」
「はい?」
「……その、なんだ。そんな風にアイスを咥えるのはやめてくれないか」
「え? なぜですか?」
「それは、その……って咥えるときに髪をかき上げるな!」
「お、折木さん」
「ああ、すまない。ちょっと声が大きかった」
「折木さん、もしかして何かあったのですか?」
「いや、何でもない。アイスが溶けるぞ」
「あ、そうです!」
「……千反田」
「はい!」
「何でアイスの先を舐めたり、横を舐めたりするのだ」
「だって、アイスが溶けてきて落ちそうですから」
「そうか、わかった。俺の気にしすぎらしい」
「あの、折木さん。わたし気になることがあるのですが」
「何だ一体」
「折木さんはなぜさっきから前屈みで歩いているのですか?」
「おまえ絶対わかっててやってるだろう!!」
校内を歩いていたら、「折木の彼女が…」という言葉が聞こえてきて、
ショックを受け、気分が悪くなって早退してしまうえるたそ。
けれど実はえるたそのことを彼女と言っていたという…。
それを知って、安堵するとともに今度は真っ赤になる。
>>531 摩耶花が事情を聞きにいった相手がえるたそと同じクラスだったら有り得たな
「けほっ・・・けほ」
「?ちょっとちーちゃん、大丈夫なの?」
「えっ、ええ。ちょっと咳が多いだけですから大丈夫です」
「本当か、千反田?」
「ひゃっ・・・折木さんの手、冷たいです」
「どうなんだい、ホウタロー、熱は?」
「ああ、少し熱いな」
「何ですって?・・・本当ね、少しあったかい」
「僕もちょっと失礼するよ、こ、これは・・・間違い無く風邪だね」
「千反田、何で早く俺達に言うなり保健室へ行かなかったんだ?」
「いえ・・・欠席して皆さんに御迷惑をかけるわけにはいかないと思って」
「何を言ってるのよちーちゃん、水臭いわね」
「そうだよ、僕達は古典部の仲間じゃないか!」
「気遣いをするのは結構だが拗らせでもしたらそれこそ周囲が心配するからな、そうしないためにも気にせず保健室で休めば良い」
「折木さん、福部さん、摩耶花さん・・・皆さん、ありがとうございます。ではすみませんが私、保健室へ言って決ま・・・うっ」
「危ない!」
「あっ・・・折木さん」
「良かった、折木が間に合ったわね」
「ナイスキャッチ、流石だねホータロー」
「茶化してる場合じゃないぞ、これでは一人で保健室まで歩けそうもないな」
「じゃあ連れて行く?」
「それしかないな、千反田。行けるか?」
「はい・・・はぁ、解りました。折木さん、お願いします。」
「よし、俺は頭を支えるから里志は体の方を頼めるか?」
「え?」
「お安い御用さ、摩耶花は足を持っててくれるかい?」
「う、うん。福ちゃん、分かった!」
「ええっ!?み、皆さんで運ぶんですか?」
「当たり前だよ、千反田さん。残念ながら部室に担架なんてないからね」
「そうよ、もしモヤシの折木とかに運ばせて転びでもしたら取り返しが付かなくなるじゃない」
「一言多いぞ、伊原。否定は出来んが。とにかく遠慮はいらんぞ、千反田。このまま保健室に行こう」
何かがおかしい。
「オッケー、ホータローも摩耶花も絶対千反田さんから手を離さないでね」
「解ってるわよ、そうと決まれば善は急げね!」
「そうだな、これ以上拗らせる前に出発だ」
「はぁ・・・皆さん、ありがとうございます(でも、とっても恥ずかしいと思います)」
「あ、あのですね、わたしの希望としては、その…お姫様だっこを…」
「2人とも、大丈夫かい?ホータロー?」
「ああ、こっちは大丈夫だ。もうすぐ階段だからそこは焦らずゆっくり行った方がいいな。」
「段差がある所は特に注意しなきゃ駄目だからね、福ちゃんはともかく折木はちゃんと歩調合わせなさいよ」
「解ってるから一々言わなくて良い、それより前に気を付けろよ」
「ふん、ちーちゃん、保健室までもうすぐだからね!」
「休めたとしていいけど帰りはどうするんだ?」
「勿論帰りもまたこうして家まで送って行くしかないさ、放っておく訳にはいかないだろ!」
「確かに保健室に送ってそれでよしには出来そうも無いな、千反田がこんな状態だと」
「当たり前じゃない、そうなったら皆でちーちゃんの家に泊りがけで看病よ!」
「摩耶花、燃えてるね」
「当たり前よ、友達だもん。福ちゃんも体調を崩したら真っ先にお見舞いに行ってあげるから安心して風邪を引いてね」
「俺が風邪を引いたら?」
「ちょっと考えるわ」
「おい伊原」
「「アッハッハッハッハ!!」」
「おい、まさかあの3人に担がれてる女子って千反田家の・・・」
「馬鹿、他人に決まってるよ。錯覚だよ、目の錯覚」
「だよなぁ、悪い悪い。ちょっと見間違えたわ、俺」
「グスッ・・・(もう折木さん達、好きにして下さい、私、恥ずかしくていたたまれません)」
>>536 「そうかい? だったら、僕がだっこをしようか」
「い、いえ、その、福部さんではなくて…」
「えっ?もしかしてわたし? うーん、わたしにちーちゃんが抱っこできるかな?」
「いえ、摩耶花さんでもなくて…」
「まさか、折木じゃないわよね。こんな奴にできるわけがないわ」
「あたりまえだ。伊原ならともかく、千反田はどうも重そうで俺には無理だ」
「グスッ。…もういいです。歩いていきます!」
>>538 「あっ……」
「わぁ、危ない危ない!セーフ。」
「無事だったか」
「福ちゃんナイス!もう、さっき立ち眩みしたのにまた歩くから。無理しなくていいって!」
「はぁ……はぁ…でも、これ以上私の我儘で皆さんに苦労をかける訳には。ケホッ、ケホッ」
「千反田さん、今はそんな事気にしなくてもいいんだよ」
「それを言い出されたら霧がないしな」
「そうよ、私達だってちーちゃんには苦労かけちゃってるから持ちつ持たれつよ」
「でもお姫様抱っこか…どうすればいい、ホータロー?」
「俺かよ」
「データベースは答えが出せないからね」
「それらしい事を一つもしてないだろうが」
「うーん、ここは悔しいけど折木に任せるわ」
「伊原までもか…そうだな、俺なら…3人でお姫様だっこすればいいんじゃないか?」
「はぁ…3人で、なんですか?」
「そうだ、これなら一人がへこたれても残りの2人で持たせる事ができる」
「それ、本当にできるの、折木?」
「いや摩耶花、一見荒唐無稽でもいい提案かもしれない。3人で持つから1人当たりの力がさほど要らないからね」
「成程、力のない折木でも出来そうよね!」
「だから伊原、一言余計だ。言うよりやってみた方がいいな、伊原は足と腰を、里志は胴体を頼む。俺は頭と肩口を引き受ける」
「オッケー、行くよ、千反田さん。」
「ちーちゃん、ちょっとごめんね、いっせーので」
「そぅら」
「ふぇて……わ、私、浮いてます!」
「成功だね、ホータロー!そんなに力入れないくてもいいよ、これは」
「凄い、軽いじゃない。これならスムーズにちーちゃんを連れていけそうね!」
「本当に出来るんだな。驚くほど軽い」
「え、折木、出来るか考えてなかったの?」
「まあ摩耶花、結果的に出来たんだからいいじゃないか、3人お姫様抱っこ」
「千反田、気分はどうだ?」
「はぁ…大分、落ち着いた気がします…けど、けど」
「けど何だい、千反田さん?」
「はぁ…お姫さまだっこ…されるなら折けほっ、けほけほっけほっ!」
「ちーちゃん!これは早い所保健室へ行かないと不味いわね」
「そういう事だろうな、ったく何が大分落ち着いた、だ。じゃあ出発するぞ、お前ら」
「分かったよ、これは今の千反田さんの状態だと急ぎ足になるかもね」
「折木、あんたが言いだしっぺなんだから1人だけサボるんじゃないわよ」
「解ってるさ、伊原こそ手を離すなよ」
「2人ともスタンバイはいいかい?進むよ!」
「おう」
「うん!ちーちゃん、少しの辛抱だからね」
「はぁ…けほっけほっけほっ…グスン(皆さんの気持ちは嬉しいのに何故でしょうか?私、泣きたくなります。)」
「あの、みなさん。ここまで送っていただいて、ありがとうございます。保健室で休んでいたおかげで、だいぶ良くなりました。わたしの家はすぐそこですし、ここで失礼させていただきます」
「千反田さん 、大丈夫なのかい?」
「そうよ! ちーちゃん、やせ我慢してない?」
「いえ、大丈夫ですよ。それにわたし恥ずかし……な、何でもありません!」
「千反田、本当に大丈夫なのか」
「はい!」
「よし、二人とも帰るぞ」
「ちょ、ちょっと折木!」
「千反田がああ言ってるんだ。外野がとやかく言うことじゃないだろう。行くぞ」
「あ、折木さん。わたしのカバンを。」
「ああ、すまん」
「ありがとうござ……きゃっ」
「千反田危ない!」
「えっ」
「あっ」
「ちょ、摩耶花、二人とも……」
「キス……しちゃった……」
「折木さん 、わたし……」
「千反田! 今のは事故だ! ノーカウントにしよう!」
「わたし……」
「お、おい千反田!」
「ちーちゃん、走って帰っちゃった」
「さっきより顔が赤かったね」
「当たり前でしょ。意図せず折木とキスしたんだから」
「ほーたろー、千反田さんの唇はどうだった?」
「柔らかかった……」
「え?」
「な、なんでもない!」
「ほーたろーも風邪かい? 顔が真っ赤だよ」
「うるさい!」
「ちーちゃん、今日が峠ね」
「摩耶花、恋の病はこれから始まるのさ」
「それ上手いこと言ったつもり?」
「二人とも、ごちゃごちゃ言ってないで足を動かせ」
「はいはい」
「あ、皆さん」
「ちーちゃん、大丈夫なの、熱は?」
「はい、皆さんのお陰で暫く寝ていたら歩ける位にはなりました!」
「本当か、千反田?」
「本当ですよ!」
「まあ本人がこう言ってるんだからもう大丈夫だと思うよ」
「そうか、良かった」
「ふー・・・良い事をした後って気持ちがいいわよね、福ちゃん!」
「僕もさ、元気を取り戻してくれたなら僕ら3人、苦労して連れて行った甲斐があったと言うものだね」
「・・・・・・はい、皆さんには本当に感謝してます!」
「千反田さん、顔、何か引き攣ってないかい?」
「ちーちゃん、無理しなくていいよ?何なら3人で送ってあげるから!」
「え・・・そ、そうでしょうか?大丈夫です、本当に元気ですから1人で帰れますよ!」
「まぁ歩けると言うなら家までは大丈夫だろう、家に着いたらゆっくり養生すればいい。ほら、お前の鞄」
「ありがとうございます、折木さ・・・きゃっ!」
「千反dうぉっ」
「ホータロー!」
「ちーちゃん!」
ビタンッ バシャーンッ
「いてて・・・足が滑ったみたいだな、千反田。大丈・・・夫?」
「じゃないみたいだね、これは・・・」
「ワックスのバケツに頭から・・・ちーちゃん!ちーちゃん!」
「は・・・はい、伊原さん」
「・・・お前、千反田か?」
「ち・・・千反田さん、真っ白になったね」
「き、きゃあっ!で、出たァ!?じゃないわよ、折木か福ちゃんのどっちでもいいから何か拭く物貸して!」
「あ、ああ。伊原、これを」
「大変、ちーちゃん、今すぐ顔拭いてあげるからねって折木、これ雑巾じゃない!」
「あ、すまん。間違えた」
「ホータロー、どうやったらタオルと雑巾を間違えられるんだい?」
「そんな事言ってる場合じゃないでしょう!もう誰よ、こんな所にワックス置きっ放しにしたのは!?・・・ちーちゃん?」
「フフフ・・・大丈夫ですよ、私はだいじょーぶ・・・フフフフ」
なにこれ全然面白くねぇ…
どちらかの体調が悪くなって看病
ライバル出現で焦るも実は勘違い
周囲に勝手にカップル扱いされて赤面
このあたりのお決まりは漏れなくやって欲しいな。
>>544 二番ってライバルがオリキャラだと怒る?
むしろ入須とかが絡む方が不自然かと。
やっぱ書くとしたら、えるたそのかわいい嫉妬だなあ
>>545 変にキャラクター付けをしたりせず、最小限の出番にとどめるならアリだと思う。
むやみに設定が凝っていたり、オリキャラに何かいいことを言わせるのはウザいことが多い。
>>548 そうなんだよね
オリキャラは世界観を壊しかねないんで
自分で書くときはまず出さないんだけど
えるの恋のライバルというのはちょっと気になるので考えてみる
街で公立のJKを見ると、臭いパンツはいてるんだろうなと思ってしまう。
えるたそはいい臭い
匂いにしようぜ
通常、「匂い」はにおい全般をさし、
「臭い」は悪臭をさすからな。
まあ、えるたそのがいいにおいというのはあり得んだろうが。
えるたそは良家の子女だし、まあ汚ギャルのようなことはあるまい
特別悪臭はしなくても、やはりある程度のくさいにおいはあるだろう。
えるたそ、大人になってしまったん?
える「ふふっ、浴衣着てきちゃいました〜」
奉「(まずい、何か言わないとな。なんて言おうか。…そうだ、「似合っているな」
でいい。それが一番無難そうだ)
お、おまえ、かわいいな…」
え「え?!///」
里摩耶「ブッー!」
奉「(し、しまった〜! 明らかに失言だ)
い、いや、その…///」
える「…折木さんも、すてきですよ///」
温泉の浴衣
正月の着物
雛の十二単
ほうたるさんは和装に弱い
夏の花火大会で浴衣でトドメだな
そういえば和服成分多かったな
奉「今日は風が強いな」
える「きゃあ!」
摩耶「ちーちゃん、スカート、スカート!」
奉「(千反田が気になるが、後が怖くて見られん)」
里「ホータローのかわりに僕が見ておいてあげたよ。いやあ、いい目の保養になったね。残念ながら写真までは撮れなかったけど。予想通り純白だよ純白」
奉「里志、いいのか?」
里「なにがだよ」
摩「…ふくちゃん!ふくちゃんって人は一体…」
里「ま、摩耶花、誤解だよ、誤解!わあ、助けて!」
え「福部さん。見てはいけないものを見てしまった罰です」
(千反田はやはり綿の白か)
(実に千反田らしい)
(待てよ。持っているものすべてが白とは限らないな)
(ピンク、ブルー、紫)
(もしかしたらアダルトな黒も持っているかもしれない)
(一体どんなときに履くのだ)
「折木さん?」
「な、何だ」
「お顔がニヤニヤしていますが、何かえっちなことを考えていませんか?」
「そ、そんなことはない」
(千反田、侮れんやつ)
シャランラシャランラ ヘイヘヘイイエイエ
シャランラ!
子供だなんて〜思ったら〜
大間違いよ〜女の子〜
二つの胸の〜膨らみは〜
何でもできる〜証拠なの〜
お化粧なんかはしなくても〜
あなたは私にもう夢中〜
真珠の涙を浮かべたら〜
男の子なんてイチコロよ〜
千反田えるは〜千反田えるは〜
あなたの心に忍び込む!
お化粧なんかはしなくても〜
あなたは私にもう夢中〜
真珠の涙を浮かべたら〜
男の子なんてイチコロよ〜
千反田えるは〜千反田えるは〜
あなたの心に忍び込む!
忍び込む! シャランラ
里「ホータロー、いま神高生男子の間でLINEで広まってる画像を知ってるかい?」
奉「千反田の…透けブラ写真だと?」
里「ああ、撮影者によると、近日中にもっとすごい写真を販売予定らしい…
撮影者は、写真部だって、もっぱらの噂だよ」
〜〜〜〜
写真部「わかった。もう堪忍するよ」
奉「わかったならいい。ところで、例の画像だが…」
写真部「お前の指定した例のアップローダーにアップするよ」
奉「ああ。オリジナルサイズでだ。リサイズなんかしたら承知しないぞ」
〜〜廊下〜〜
える「折木さん、本当にありがとうございました。またまた助けられてしまいました」
奉「いや…たまたまだ」
写真部「おい、折木! 約束の画像だけど、指定のアップローダーが閉鎖されてて…」
奉「おい、ばか!」
える「…折木さん、約束の画像とは何のことですか?」
奉「いや、あれだ、その…」
える「わたし、とっても気になります! 説明してください!」
えるたそは理系女子なんだね
ほーたろーはがんばって同じ大学に行こうと思うのかな
文理選択で文系選ぶっていってたろ
総合大学なら文理両方の学部があると思うが。
よねぽの講演では、奉太郎が一橋、えるが農工大だとか
それ言ったのよねぽじゃなくて聴講者
米澤さん
ハッピーエンドでお願いしますよ
ほ「ところでお前が諦めた経営的戦略眼についてだが、かわりに俺が修めるというのはどうだろう?」
え「………!!!
つまり、経営的戦略眼が得意な方を事務員として採用してはどうかという御意見ですね!
わたし、それは考えつきませんでした!
ありがとうございます、さすが折木さんです!」
ほ「」
「結局折木、ちーちゃん家の事務員になるってなったの?」
「みたいだよ、千反田さんもそうして欲しいって言ってたし。ね、ホータロー?」
「だな、それまで千反田の家が残ってればの話だが」
「でも折木、現場とか入らないのね、男手なのに」
「摩耶花、逆に聞くよ。ホータローに農作業が出来ると思うかい?」
「…あー、無理ね。こんなモヤシじゃ。朝も弱そうだし」
「言ってくれるな、伊原。否定はしないが。」
「泥に汚れるの、嫌いそうだしね」
「その通りだ、精々泥臭い仕事は千反田にやって貰うさ」
「うわ、ちーちゃん可哀想…でも何だかんだ言ったってお得じゃない、何たってあのちーちゃんの家でしょ?」
「それでホータローは日中エアコンの効いた事務所で悠々自適に過ごす訳だね」
「ああ、ハンコ一つ押すのに2時間くらいかけたりする訳よね」
「そこまではしないとは思うけどホータローなら苦にならないと思うよ、打って付けって奴だね」
「折木、ズルい!」
「ズルいと言われてもな、これが現実だ」
「むかつくぅ…今からでも事務員の枠あるかしら?福ちゃんも一緒にちーちゃんに頼み込んでおこうよ!」
「ええ、ぼ、僕もかい?」
「そうよ、古典部のよしみなら融通効きそうだし」
「げ、現場じゃ駄目かい?」
「嫌よ、私汚れるのもう懲り懲りだもん」
「伊原も人の事言えないだろ」
「うっさい、あんた程意地汚くないわよ」
える「折木さん、わたしはかわいいですよ」
奉「そうか?どちらかといえば伊原の方がかわいいと思うが」
える「た、確かに摩耶花さんは、ちんまりとしてかわいらしいですが…そ、そうです、わたしは美人なんです」
奉「美人といえば入須だろ。お前の友達の十文字なんかも美人だな。お前は特に…」
える「いいえ、そんなことありません!折木さんは間違ってます!」
ピピピピ
える「はあ、夢でしたか。嫌な夢でした。それにしても、いくら夢の中とはいえ、わたしは何を言っていたのでしょうか。恥ずかしいです」
「でも、摩耶花さんの方がかわいいなんてやっぱりあり得ません」
「千反田、お前、スカートの後ろが丸見えだぞ」
「ええっ!…って、あたりまえじゃないですか。折木さんの意地悪!ポカポカ」
「おいこら、やめろって」
「ふくちゃん。あの二人、まとめて叩き出してくれる?」
「まあまあ、摩耶花落ち着いて」
奉太郎とえるの、バカップルいらっしゃ〜い
卒業式では何と言って別れるのかな
「それじゃわたしお買い物に行ってきますね」
「ああ、俺は先に帰っている」
>>578 卒業式の時点で既に同居してるんかいww
在学中に婚約、結納済
卒業後に入籍、挙式
概算のほうたる
デレデレやな
2クールの最後の話でヒロインのことを好きだと自覚する主人公
いいと思います
温泉回で十分意識してると思うよ
えるって、あの時も結構積極的なんだろうか?
それともひどく恥ずかしがって大人しい感じなんだろうか?
昼と夜で変わる
奉えるイイネ
聖なるえるたそとえっちなえるたそが俺の中でせめぎ合ってる
昼は淑女で夜は娼婦なえるたそ
「お、折木さん、今はだめです。そういうことは夜になってからです」
ほ「そうか。夜だったらいいんだな」
超テンション上がってきたわ
甘い話になるかどうかはともかく、ひさびさのえる視点か!
える「ひとりでいると、いつも折木さんのことが気になります・・・
でも、ふたりきりになるとなぜかうまく話せなくなってしまうんです・・・」
ネタだぞ
とうとう原作も奉える要素が濃くなってくるのか?
よねぽの作品で519みたいな甘々な予感がする煽り文になるわけがない
この甘そうな煽りだとむしろ実際は…と不安になるのがよねぽファン
なんだよ、ネタだったのかよww
マジで騙されたわw
センスあると思ふ
本当ならえる・摩耶花なんて書かず千反田える・伊原摩耶花と書くでしょう
奉太郎への誤解が完全に溶けた摩耶花が
どう接していくんだろうね
奉えるの関係にもなんらかの影響をもたらしてくれるだろうか
>>602 福ちゃんとつきあったのだから、関係ないと思うよ
>>603 摩耶花は、「なんでこんな男と福ちゃんが友達なのか、もったいない」
って思うくらい、奉太郎が嫌い&無関心なスタンスだったのが
ある程度敬意を払うくらいにまで見直したわけだから
福ちゃんと結ばれた今、鈍い友人ふたりのためにお節介くらいすると思うんだが
太陽奉えるズ
奉「おっ、ネット上には氷菓関連の掲示板もあるのか。なにか書き込んでみるかな。
ええと、「えるたそのパンチラ画像きぼんぬ」と。よし、送信」
〜数日後〜
里「みんなっ、ネットの掲示板にこんな投稿が!」
摩耶「ちょっと、なによこれ!変態ね!」
える「この「えるたそ」って、もしかしてわたしのことですか?」
里「投稿者の名前を見てほしいんだ」
奉「(名前?)」
摩耶「「ほうたる」?ちょっと、これ、折木?」
奉「(しまった。以前千反田とチャットした時の名前が入ってしまったらしい)」
える「…確か、前に折木さんとチャットした時のお名前が、ほうたるさんでしたよね?」
奉「まて。確かにそうだが、俺が書き込んだ証拠にはならないぞ。アニメを見た視聴者の仕業かもしれん」
里「ホータロー。残念ながら、アニメ版ではホータローと千反田さんのチャット場面はカットされてるんだ。それにここはアニメ板だからね、原作小説は出てこないんだよ」
える「おれきさん?どういうことだかご説明いただけます?」
折木「原作厨の仕業かもしれないだろ
それにアニメから入った連中でも由来もわからずに『ほうたる〜』なんて言ってる奴もいるぞ」
>>606 奉 「この投稿日時、千反田よくみてみろ」
える 「(折木さんが泊まった日)・・気になりません」
まや・里 「?」
奉「きれいな服着てすました顔でいても、心の中はエロエロなんだろ?」
える「はい。耳年増な年頃なんです」
里摩耶「ええー!」
ある休日の昼下がりに、奉太郎は駅前の小さな公園でえるを待っていた。
買い物に付き合うよう、昨日えるに頼まれたのである。
奉太郎は時計を度々確認する。
時間に正確なえるが珍しく遅れている。
手持ちぶさたになった奉太郎は、ポケットから棒付きキャンディーを取り出し、口に咥えて辺りをブラブラと歩き出す。
そして、出がけに姉の供恵からアイスを買ってくよう頼まれたのを、ぼんやりと思い出していた。
じきに走ってやって来るえるの姿が見えてきた。
どうにも危なっかしく、今にも転びそうである。
どうやらややヒールの高い靴を履いてきたらしい。
奉太郎の下にたどり着いたえるは、はあはあと荒い呼吸が収まらぬまま奉太郎に謝った。
「お、折木さんごめんなさい! 出かける用意に手間取ってしまい遅れました!」
「千反田、少し落ち着け。俺も今来たところだ」
「折木さん……優しいんですね」
「い、いや別に」
そのとき奉太郎は、今日初めてえるの顔を正面から見た。
そのとたん奉太郎の体に衝撃が走り、口の中のキャンディーを落としてしまった。
「あ、折木さん飴が」
だが奉太郎からの返事がない。
彼はえるの顔に見とれてしまっていた。
(かわいい。いや美しいと言うのか)
(なんだこの今まで見たことがない、千反田の美しさは)
「あのー、折木さん?」
突然固まってしまった奉太郎を不思議に思い、えるは背伸びをして奉太郎の顔を覗き込んだ。
「あ、ああ。すまない」
顔が近い。
奉太郎はそう思った。
まるでキスしてしまいそうなぐらいに。
「え?」
急にえるが後ろを振り向き、辺りを見回し始めた。
「一体どうしたんだ」
「はい。 今何か物音が聞こえたものですから」
「物音?」
「ええ、人声でよく聞こえませんでしたが、数回同じ音がしたので気になったのです」
「そうか。だが気のせいと言うこともある。とにかく先を急ごう」
「はい!」
奉太郎が改めてえるの顔を見ると、先ほど受けた衝撃がまた甦ってくる。
「千反田、もしかして化粧をしているのか?」
「ええ、本当に軽くですがお化粧してみました。実はどうしても折木さんに見てもらいたくて。これでも結構練習したんですよ。でもまだ慣れてなくて、そのせいで今日は遅れてしまいました。ごめんなさい」
「いや、それは構わないが……」
「……やっぱり似合いませんか?」
「そうじゃない。き……きれいだ」
「え?」
「姉貴の化粧は見慣れているが、身内の顔には興味がないからな。正直いって千反田が化粧でこれほど変わるとは思わなかった」
「本当ですか!? わたしうれしいです!」
喜んだえるは思わず奉太郎に抱きついた。
「ち、千反田」
「あっ、ご、ごめんなさい!」
えるは慌てて奉太郎から離れた。
そのとき先ほどの音が聞こえたような気がして、えるはまた振り返って周りを見渡した。
「さっきの音か?」
「ええ。聞こえたような気がしたのですが、気のせいかもしれません。さあ、急ぎましょう」
「あ、ちょっと待て!」
「待てませんー」
二人が買い物を終えたときは、既に夕方であった。
奉太郎は両手に荷物を抱えている。
「折木さん、今日はありがとうございました。荷物を持っていただき大変助かりました」
「元々荷物持ちで呼んだんだろう」
「それだけじゃありませんよ?」
「え?」
「あ、そうです。折木さんにお礼をしたいのですが、何かご希望がありますか?」
お礼と聞いて奉太郎は反射的にえるの柔らかそうな唇に目がいってしまったが、えるは気がつかなかった。
「もしよろしければ、明日からお弁当を作ってこようと思うのですが、ダメでしょうか」
「いや、ダメじゃない!」
「よかった。それではがんばって作ってきますね」
「ああ」
そして二人は話をしながら帰途についた。
翌日、奉太郎が学校に着くと妙な雰囲気を感じ取った。
まるで誰かに観察されているような気がする。
奉太郎は周りの様子を確かめながら、廊下を歩いていった。
すると前から知った顔がやってくる。
『女帝』と呼ばれている二年生の入須冬実である。
「やあ折木君、おはよう」
「先輩おはようございます。ここは一年の教室ですよ」
「ああ、ちょっと用事があってな。それより君たちはかなり有名になってるようだ。気を付けた方がいい」
「待ってください。それはどういう意味ですか」
しかし入須はそれには答えず、意味ありげな笑顔で去っていった。
(俺たち? 有名? どういうことだ)
奉太郎が入須の言葉の意味を考えながら教室へ歩いていると、途中里志と摩耶花が待ち構えていた。
「折木! 遅い!」
「ほーたろーと千反田さんが学校中で噂になってるよ!」
「意味がわからん」
「この写真よ!」
摩耶花から渡された数枚の写真には、奉太郎とえるが写っていた。
あるものはまるでキスしているような写真で、またあるものはえるが奉太郎に抱きついている姿が写っている。
「これは一昨日の……誰かが俺たちを尾行して写したのか?」
里志の話では、これらの写真が何枚も校内に出回っているらしい。
「こんなことをして誰が得をするというんだ。そう言えば千反田はどうした?」
「それが……ちーちゃん、女子トイレに閉じこもっちゃって」
「伊原、千反田を今すぐ連れてきてくれ」
「う、うん。わかった」
ほどなく摩耶花に連れられて、えるがやってきた。
「千反田! 大丈夫か?」
「折木さん、ごめんなさい。わたしこんなことになるとは思わなくて……わたしが折木さんをお誘いしなければ……」
「それはおまえのせいじゃない」
「昨日わたしが聞いた音はカメラのシャッター音だったのですね」
「ああ、そうらしい」
「一体誰がこんなことを」
「それはまだわからん。だが見てろよ。絶対探しだしてやる!」
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/09(水) 20:27:49.17 ID:dQonQJOd0
続き期待
省エネはどこ行ったんや(´・ω・`;)
折木さん、省エネのEマークは、えるのEですか、気になります。
えるたそが奉太郎との仲を既成事実化するためにカメラマンを雇ったとみた。
「ホータローと魔耶花も千反田さんの家に事務になるのはいいけどさ、おかしいとは思わないかい?」
「何がよ、福ちゃん。」
「結構規模はある農家なのに後継者らしき人がいないって所さ」
「確かにな」
「ちょっと、折木まで」
「いや、あれ程なら俺たちと出会う前にとうにお見合い話なんかで
後継者を既に見つけていたって可笑しくないはずだろ」
「それってまさかさ…ちーちゃん家に何か後暗い事情でもあるとか」
「魔耶花の言うことも間違いじゃないかもね。家の誰もが千反田さんみたいな人とも限らないし、人が多ければ尚更さ。」
「もしくは、単純に農家が儲からない。だから立候補者がいないか、だな」
「あー…確かに、農家やってる人って大抵お年寄りとかばっかりで若い人がやってるの、あんまり見ないしね」
「伊原、それならお前は考え直したほうがいいんじゃないか?」
「それはあんたの方なんじゃないの、折木?あんた他に行く所ないでしょ?
苦労して就職活動して、受かるか解りもしない面接を何件もしてさ、それで落ちても見なって。馬鹿馬鹿しいと思わない?」
「それもそうだな」
「フン、こんの寄生虫」
「それはお互い様さ、これが現実って奴だ」
「まぁ違いないけどね」
「私はいざとなったら同人誌書いて売ったり副業やっちゃえばいいわけだし、後は福ちゃんが貰ってくれて夢の結婚生活よ」
「え、ええっ!もうそこまで魔耶花の中では決まってるのかい?」
「当たり前じゃない、福ちゃん。大丈夫よ、生活支えなくちゃなんないし、寿退社とかはしないから」
「そ、そういう問題じゃないと思うけどね、僕は」
「一生やってろ、お前らは」
「いっそ折木がちーちゃん家の後継者になっちゃえば?婿養子で」
「俺が、無理だな」
「何でだい、ホータロー?」
「そうなった所で責任だけ課せられて後は使い潰されてボロ雑巾が関の山さ。楽もできなくて、しかも早死にはしたくない」
「成程ね、ホータローらしいや」
「んー、そう考えたら末端の事務員の方が何倍もいいのよね。ある程度は時間の融通も効くし」
「まぁ少なくても儲けは儲けと考えれば楽な方がいいさ」
こん
最新話読んだ。
詳しい内容は差し控えるけど、奉太郎が自分の過去をえるに話すって内容だったよ。
2人のほかには十文字さんが登場していました。
新作、奉える全開だったな
最後の供恵さんの台詞にグッと来た
>>619 何だかんだ言ってあの姉あっての奉太郎なんでしょうね。
それに付随して今回も母親の存在が一切なかったというのが非常に気になりましたけど。
やっぱり父子家庭なのかな?
どこにも売ってない…
奉太郎の独白に紛れてるけど、コンビ組んだ相方を男か女か、
髪型どんなのかを気にするえるがかわいい
まさに奉える短編だったな。
奉太郎と会ったときのえるたその乙女な仕草さいこう!
まさに、「休日に気になる男の子に突然出くわした女の子」の仕草だな。
あと、田中の髪が長いことを知ったえるたそは、
ひそかに「折木さんは田中さんのことがなんとなく気になっていたのに、その田中さんに裏切られるようなことをされてかわいそう」とか思っていそう。
えるたその中では、奉太郎は髪の長い女の子が好み、といつの間にか決めつけられていてw
ネタバレよせよ
Amazonも在庫切れ…
今日概算読んだんだけどえるたそとホータローは好きあってるの?
家に来たこと隠してたとことか
お前が嫌がらせをしたなんて思ってたら呼び止めない の後の顔そらし描写とか
発売日の正午すぎたらネタバレOKじゃないの?
折木「千反田、うちの姉貴と毎日1時間俺の代わりに会話してやってくれ。ウザイんだ、マジで。」
>>626 基本的に好き合っていると解釈して問題ないと思う。
何かと家の用事に奉太郎を同行させたり、里志への対応とかと比べても、少なくともただの友人レベルの好意を超えているのは確か。
新援会でのやり取りなど(特に「それども阿呆と思いましたか?」)を見ても、互いに良い意味で遠慮がなくなって来ていると感じられます。
すでに挙げられていますが、今回の新作でもそういった描写があちこちに見られました。
作者曰くえるは奉太郎にとって一番の謎の存在であるとのこと。
あれで好意がないってことになったらそれこそ詐欺だと思う。
概算までしか読んでないけど、今月号買っても大丈夫かな?
前の話を読んでないと、困ることある?
古典部が載ってる号の中古価格が異常に高い…
しかし「氷菓」で過去のわだかまりを解放してくれ、
「連峰」では細やかな心に触れ、
「概算」では信頼を寄せてくれ、
そして「休日」で心の内を話してくれた奉太郎
惚れるのも無理ないわ…
もしえるが「鏡」のエピソードを摩耶花から聞いたら
茄子のぬいぐるみが真っ二つになるだろう
>>630 特に困ることはないよ
まあ他の話もそのうちたぶんまとめて文庫本で出ると思うし
>>630 そこまで読んでいるなら特にない。
過去作について直接触れているのはせいぜい「遠回りする雛」くらいなので特別気にしなくても大丈夫ですよ。
そういえば普通に話してるけど野性時代の話題はOKってことでいいのか
まあ鏡の話とかもけっこう普通にしてるから今さらだけど…
それともしばらくはバレ改行とかしたほうがいい?
奉太郎が現れたらおろおろして手櫛で髪を整えるえるたそ可愛い
えるきてるよ ワロタ
えるきてるは笑ったw
あとえるたそをからかう奉太郎かわいい
はよ結婚しろ
相変わらず奉太郎は信頼できない語り手だな。
「何故こんなところでこんなことをしているんだろう」とか言いながら、その実えるたそに会えてご機嫌で鼻歌歌ってるし、
最後のえるたその言葉に振り向かなかったのも、「億劫」だったからではなく、本当は照れ臭かったからだろ。
それにしても、
図書館デート
墓参りデート
初詣デート
地域の伝統行事デート
神社掃除デート
まさに清く正しい男女交際だな
このペースなら結婚するまで純潔を保ちそうだな
>>639 それどころか荒楠神社にえるが居ることをやはり知ってて来た可能性すら…
田中さん(仮)のことをしきりに気にしていたのは
やっぱり嫉妬ですよね?
えるが鳥羽麻美の事を知った日には…
大天使チタンダエルの、嫉妬と推定できる描写は初めてじゃないかな?
鳥羽さんの名前は知っていてもおかしくないだろうけど、
(えるは学内の生徒の名前を覚える)
例の話を知ったらどうなるやらだな。
摩耶花は避けたわけだが。
>>645 嫉妬の大罪で堕天使チタンダエルとなるのか
嫉妬が高じて色欲の大罪まであらわれてくる
鏡の事件はえるが知ったら嫉妬より先に
怒りと悲しみで泣き出しそうなイマゲ
イジメの主謀者や誤解したままの同期生、沈黙した奉太郎と鳥羽の選択、
全部に胸を痛めそう
>>642 えると摩耶花の話は意識はしてなかったけど耳には残ってて
深層心理で絶好調になって神社へとかはありそう
えるっぱいがあれば奉太郎は復活するのだ
結構、里志里志言ってる奉太郎ワロタ
しかし、アニメだと奉太郎の知識レベルが↓になって、えるたそが↑になってるよな。
湿布と膏薬の所とか特に。
今回の短編でも、電話の交換手を知らなかったりと、原作のえるたそは
成績優秀な割に結構ものを知らない。
電話の交換手とか雑学レベルの知識じゃね
>>652 それだけ数少ない友人として頼みにしてるんだろう。「毒チョコ」と「鏡」を経た後ならなおさら
小学生であんな思いしてたら、摩耶香の存在もさぞ頼もしいだろうな
彼女は好悪を隠さずはっきり言うから
えるは言うに及ばず。獅子を長い眠りから醒ましたのは彼女だもんな
少なくとも作中からすると里志以外に友達いないような気が
鏡ってもう読めないよね?
Amazonで20000こえてたw
なんでえるが嫉妬することになるのか誰か教えてくれない?
>>633,634
早速買ってきた。
思ったより短かったけど、満足だー。
ありがとう。
>>657 奉太郎が、中学の卒業制作で、鳥羽麻美という女子生徒(面識なし)を
誹謗から救うために、行動をおこしたから。
一部では、「鳥羽麻美は折木の彼女」という噂が立ち、
いまだにそれを信じている元同級生も神高にはいる。
>>659 ちょっと待ってくれ
折木の行動の真意は里志と鳥羽、後に摩耶香の3人しか知らないはずだ
彼女疑惑があるのは、かばったからじゃなくて名前を呼び捨てにしたからじゃないか?
それも、実際は呼び捨てにしたわけじゃなくて「麻美(というローマ字綴り)次第だな」の意味だったと思われる
>>659 なるほどサンクス
まやかはそれでホータローを見直した的な感じなの?
ネタバレしていいなら説明するが。
※以下「鏡には映らない」簡易ネタバレ注意
・中学時代
卒業製作で虐め主謀者が作品に虐めネタを仕込む
→奉太郎が気づいて、自分の担当作業を手抜きすることで阻止
→学年全員がただの手抜きだと誤解して奉太郎を猛非難
・現在
→摩耶香が(一年間一緒に過ごしたことで)奉太郎への誤解に感づく
→自分で調べて謎を解き、誤解を謝罪
…というお話だったのさ
鳥羽はその時の虐め被害者。
>>662 ネタバレ誘発質問
里志は誤解しなかったの?
>>663 里志は奉太郎を手伝った
みんなの誤解を解かなかったのは、奉太郎に黙ってるように頼まれてるっぽい
あれ?IDが変わっとる
>>664 里志は里志で秘密にする理由があったんじゃないかな?
鳥羽が同じ神高に進学してることや現状も知ってるのにホータローに教えてないし
えるは、「折木さんはああは言ってたけど、やっぱりわたしが今日かほさんの所に行くのを知っててここに来たんだ。そうだったら嬉しいな」とか思ってそう。
しかし、普段は落ち着いた感じで「折木さん、こんにちは」とか挨拶してるのに、今回の慌てようw
勿論急に出会ったということもあるだろうけど、実は直前までかほと写真を見ながら奉太郎のことでガールズトークをしていたと見た。
>>668 奉太郎のことが話題に上っていたっていうのは十分ありえそう。
かほさんもかほさんでそのことが念頭にあってすでに奉太郎とえるをセットに扱っているのかもしれませんね。
そうでなければ「えるきてるよ」と奉太郎をあっさり自室にまで招いたりしないはず。
えるたその酷い写真はどんなんだったんだろ
まさか雛の写真の件が回収されるとは思わなかった
というか奉太郎が「見惚れた」って素直に認めたのがびっくり
えるたそのハメ撮り写真に見惚れる奉太郎か
673 :
611 後編:2013/10/15(火) 01:10:40.04 ID:53SXfuV80
その日の放課後、生徒指導室に呼ばれた奉太郎とえるは、生徒指導の森下先生に散々しぼられたあと、無事解放された。
二人が帰り支度をして部室に行くと、里志と摩耶花が中で二人を待っていた。
「やあ奉太郎。お説教はどうだった?」
「ああ。いつから付き合っているかだの、当日はどこに行っただの、根掘り葉掘り聞かれたよ」
「おめでとう。これで学校公認の仲だね」
「バカを言うな」
「福部さん困ります! わたし……」
「ふくちゃんたら! ちーちゃん冗談よ」
「それより一体誰があの写真を撮ったかだが、俺または千反田をよく知る人物であることは間違いあるまい。誰でもいいのなら、もうとっくに他のカップルの写真が出回っているはずだ」
他の三人がうなずく。
「それに写真を撮られた翌週、すなわち今日の朝にはもう学校中に写真が出回っていた。このことを考えると、犯人はこの学校の関係者である可能性が高い」
「折木さんに賛成です。でもなぜ折木さんと私の写真を撮ったのでしょう」
「それはまだわからん。この写真をばらまいてどんな得があるのか見当もつかない」
「とすると、やっぱり愉快犯? 噂になったちーちゃんと折木を見てニヤニヤしてるだけの」
「でも摩耶花、そういう場合は裏でこっそり出回るんじゃないかな。特にキスの写真とかこんなに堂々としかも大々的に流したのは、犯人の何らかの意図を感じるよ」
「わたしたちキスはしていません!」
えるは思わず反応してしまい、里志につっこまれる。
「キス"は"?」
「いえ、その……ごめんなさい」
「不明な点はまだある。なぜ犯人は俺と千反田が待ち合わせているのを知っていたかだ」
「しかも事前にカメラまで用意してね」
「あの日、俺と千反田が買い物に行くことを知っていたのはこの四人だけだが、誰か他の者に話したか?」
「僕は話していないよ」
「わたしも。ちーちゃんは?」
「い、いえ……わたしもです」
「でもこれじゃ、犯人の目星がつかないねえ」
「犯人はネタを求めてふらっと古典部の前へ来て、わたしたちの話を聞いてしまう。そしてカメラを持って、待ち合わせの場所へ向かう??ていうのはどう?」
「ネタとカメラとくれば、壁新聞部だね」
「やめとけ。大体壁新聞部なら、特ダネをタダでばらまくはずはないだろう」
「それもそうね。じゃあ折木は誰だと思うの?」
「今ある情報だけじゃわからない。千反田、何か意見はないか?」
「いえ、特にありません」
「そうか……」
「ほうたろー、意見も出尽くしたようだし、今日はもう帰らないかい?」
「ああ、そうするか」
用事があるらしい里志と摩耶花たちと別れ、奉太郎とえるは道を歩いていた。
「千反田、どうした? いつもより口数が少なかったが、そんなにあの写真がショックだったのか?」
「い、いえ。そうではありません」
えるはしばらくの逡巡のあと、口を開いた。
「折木さん、少しお話しがあります」
「何だ?」
「実はわたし、家同士で決められた許嫁がいるのです」
「何……だと……?」
「最近のことのようで、詳しいことはわたしもまだ聞いていませんし、その方とは一度もお会いしたことはありません」
えるは話を続ける。
「もちろんすべて千反田家のためということは理解しています。そしてわたしもそのために生きていくつもりです。でも、せめて自分の相手は自分で見つけたいのです」
「千反田。おまえの気持ちはわかった。その許嫁がどこの誰だか教えてくれないか」
「わかりました。調べて折木さんにお伝えします」
数日後、えるが奉太郎の教室にやって来ると、みんなにからかわれてしまった。
「千反田、放課後の部室でもよかったんじゃないか?」
「ごめんなさい。一刻も早くお知らせしたくて。折木さん、許嫁の方の身元がわかりました。入須家に縁のある二十四歳の青年実業家で、一之宮隆弘さんという方だそうです」
「入須家が関係してるのか」
「あと、折木さんに謝らなければならないことがあります」
「謝る?」
「はい。以前部室で、他の人には話していないと言いましたが、あの日の午後出かけることは入須さんに話してありました。ごめんなさい」
「それは俺と出かけることもか?」
「いいえ。土曜日の午後にチャットはできるかと電話で聞かれましたので、出かけることだけ伝えました」
「それなら問題ないだろう。入須とはよくチャットをするのか?」
「はい、最近は許嫁の件で相談にのってもらっています」
「そうか」
放課後の帰り道で、奉太郎はえるを誘ってみた。
「千反田、この間の公園に行ってみないか?」
「え……? は、はい!」
えるは奉太郎の言葉に一瞬驚いたが、すぐにうれしそうな笑顔になった。
二人が公園に着くと、えるは自転車を停め、噴水の方へ向かっていく。
そして噴水の縁に上りそこを歩き出した。
「おい、危ないぞ!」
「大丈夫ですよー」
苦笑した奉太郎は、えるの手を取って支えてやった。
「折木さん……」
立ち止まったえるの顔をしげしげと見つめながら、奉太郎は質問を投げかけた。
「今日は化粧をしていないのか?」
「はい。普段はしていません。あの日は特別でしたので、慣れないお化粧をしてみました」
「特別?」
「許嫁の話とかいろいろありましたので、すこし落ち込んでいました。そこで折木さんをお誘いしてお買い物に行けば楽しいだろうと思ったのです」
(そうか。いきなり呼び出されたのはそういうわけだったのか)
(しかし、あまり弱味を見せない千反田がこんなことを言うとは、かなり参っているようだな)
「あ、もうこんな時間です。折木さん、帰りましょうか」
「ああ、そうするか」
家に戻った奉太郎は、ベッドの上で考え事をしていた。
(しかし千反田に社会人の許嫁がいたとはな)
(いや、今考えるのはその事じゃない)
(入須もあの日、千反田が出かけることを知っていた)
(どうも引っかかるな。つついてみるか)
そこまで考えて奉太郎は気がついた。
(省エネ主義の俺が、なんでこんなに必死になっているんだ)
(すべては千反田のため……か)
小腹が空いた奉太郎は供恵を探したがどこにもいない。
そのうち机の上にメモが置いてあるのことに気がついた。
『奉太郎、しばらく友達のところにお邪魔するからよろしくね 供恵』
「姉貴はまたどっかに行ったのか。俺には真似のできん生き方だ」
翌日、奉太郎は入須の教室を訪ねた。
「入須先輩。ちょっといいですか」
「折木君か。教室までやって来て何の用だ?」
「先輩は先日の土曜日の午後、どこにいましたか?」
「いきなりな質問だな。何のためにそんなことを聞くのだ」
「今出回っている写真に関することです」
「犯人探しか。それでわたしが怪しいと?」
「はい」
「正直なやつだな。では先ほどの質問に答えよう。わたしは土曜日の朝から日曜日の夜まで出かけていた。一緒にいた者が証言してくれると思うが連絡してみるか?」
「……そうですか。先輩を信用します。失礼しました」
(入須にはアリバイがあった)
(だがまだ釈然としないのはなぜだ)
奉太郎が部室に行く途中廊下を歩いていると、天文部が機材を運び込んでいた。
そこに入須のクラスメイトの沢木口美崎がいたので話しかけてみた。
「沢木口先輩、どうしたんですか」
「おお、有名人の折木君じゃない。ちょっと臨時収入があったから、古い機材をいろいろ新調しちゃったのよね」
「でもこの時期には珍しいですね」
「そーなの。女帝がいろんなクラブから余り予算をかき集めてくれたみたい」
「女帝? 入須先輩ですか?」
沢木口は、ハッとして口を押さえる。
「ごめーん。今の忘れて!」
「残念ながら忘れることは不可能です。沢木口先輩が話してくれなければ入須先輩に聞いてみますが」
「わかったわよぅ」
「じゃあどうして天文部が余り予算を手に入れられたんですか?」
「それは……実はあんたたちの写真を撮ったのはあたしなのよ」
「なっ……!」
「あの日の午後二時に駅前の公園に行って、あんたたちがいちゃラブしてる写真を撮ってこいって、入須に言われたのね。その代わりに天文部の予算を何とかするって」
「それは……一体何のために……」
「理由は聞いてないわ。あたしは言われたとおり写真を撮って、校内にバラまいただけ」
「……わかりました」
「お願い! くれぐれも入須には内緒にしてね!」
(やはり入須が黒幕だった。だがなぜこんなことを)
奉太郎が部室に入ると、そこにはえるがいた。
「千反田、黒幕がわか……」
「折木さん、許嫁の話が白紙になりました! しかも両家納得ずくのことだそうです!」
「そうか。よかったな」
「はい! でもなぜ急に白紙になったのでしょう?」
「わからん。だがもうそれはいいんじゃないか」
「そうですね。折木さんがそうおっしゃるのであれば……それじゃ折木さん、帰りましょうか」
「おい、里志たちは……」
「お二人には、今日は部活をお休みすると伝えてあります」
「さいですか」
あくる日の放課後、奉太郎は再び入須の教室に足を運んだ。
そこには入須が一人で机に座っていた。
「やあ、折木君。意外と来るのが早かったね」
「教えてください。先輩はなぜこんなことを?」
「私が許嫁の件でえるから相談を受けていたのは、君も知っていると思う。だがいいアイデアが浮かばなくてね、わたしもある人に相談したのだよ」
「ある人?」
「この学校の卒業生だ。わたしもいつもお世話になっている」
「じゃあその人が……」
「ああ、その後のことはすべてあの人のシナリオどおり。既成事実と人脈だそうだ」
「わかりました」
奉太郎は部室へと向かっていった。
("あの人"か。謎が増えてしまったな)
(ああ、そういえばどうして俺と千反田が待ち合わせているのがわかったのかも聞き忘れた)
(まあいい。これ以上はエネルギーの無駄だ)
(……待てよ。そう言えば、俺もあの日出かけることを姉貴に話した)
(それが入須に伝わって、入須が千反田の予定を確認した)
(ということは"あの人"とは姉貴?)
奉太郎は首を振った。
(考え過ぎだ。さすがの姉貴も、千反田家を動かすほどの人脈があるとは思えん)
部室についた奉太郎は、中にいたえるたち三人に説明をし、四人はえるが自由になったことを喜びあった。
数日後の放課後、奉太郎とえるは買い物のため商店街を歩いていた。
そこに左ハンドルの外車が近づいてきて、窓から男がえるに声をかけてきた。
「すみません。神山高校へはどう行けばいいですか?」
「はい。神山高校は…………あっ!」
「ん? 僕の顔に何かついてるかい?」
「いえ、あの……」
「何だ。僕の顔を知っているのか。それじゃ話が早い。千反田えるさん、僕が一之宮隆弘だ。そっちの彼は折木奉太郎君かな?」
「はい……」
「君たちに話したいことがあってここまで来たんだが、ここで会えてよかったよ」
「お話しとは何でしょうか」
「君たちの学校内に出回ったあの写真のことを冬実さんに聞いたとき、君たち二人がお互い好きあっていると言われた」
「そ、それは……」
「そこで僕は考えた。面識もない僕が許嫁として君たちの間に割り込むのはアンフェアじゃないかとね」
一之宮の話し方は穏やかながら、人を話に引き込む迫力がある。
「だから僕は一旦許嫁という関係を白紙に戻させてもらった。もっとも父と君のお父さんを説得するのは、僕だけじゃ容易じゃなかったけどね」
「そんなことがあったのですか」
「今日は改めて、君と結婚を前提としたお付き合いをしたいということを伝えに来た。折木君には悪いが、これからは僕もアプローチさせてもらうよ」
一之宮は車を出そうとして、思い出したように話しかけた。
「そうそう、君たちは僕の家に圧力をかけられるようだけど、これからはもうそんなことは必要ないからね。それじゃ!」
「あっ、待ってください!」
一之宮は車のエンジン音ともに走り去っていった。
「千反田、今のが"元"許嫁か?」
「あ、はい」
「ふん、キザなやつだ」
「折木さん、負けないでくださいね!」
「あ、ああ……?」
奉太郎は意味もわからず生返事をする。
二人は秋晴れの中を歩いていくのであった。
短編、正直ここまで奉える度が高くなるとは思わなかったな。
でも、今後も急展開せず、こんな感じのもどかしさを維持して欲しい。
しかし、えるはどんな服装だったんだろうか。掃除するつもりで来たんだから、まさかいつものお嬢様スタイルじゃないよな。
かほが外出する直前まで、二人で写真みながら
かほ「ところでえる、折木君のこと、どうなの?」
える「か、かほさん…それは…」
かほ「早く告白しないと、ほかの子に取られちゃうよ」
える「それは駄目です!」
かほ「やっぱり好きなんだ」
える「あっ、いえ、その…」
みたいな話をしてたんだろうな。
かほさんとえるたそが俗世の話というか恋バナをしてる姿が想像できないw
かといって、式年遷宮の話ばかりでもあるまいw
お育ちがおよろしいお嬢様方は、あんまり直接的な話はしないイメージだなー
かほさんなら、えるにさり気なく近況を訊いて、頻出する「折木さん」に微笑んでる感じ
「える、また『折木さん』なんだ?」程度のからかいはしてそう。
奉える盛り沢山で僕、満足!
あーこりゃ結婚秒読みですわ
591 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2013/10/05(土) 10:45:05.91 ID:Gpx0ydkl0
12日発売の野性時代の詳細情報が出たな。
―マラソン大会以後、奉太郎のことが頭から離れないえる。二人きりでい
ると、どうしてもぎこちなくなってしまう。そんなえるは摩耶花に相談
することを考えるが…
今回の新作
この嘘予告の摩耶花をかほに変えるとそれほど間違ってなかったんじゃ…
「折木さん大変です!台風で電車が止まっています!」
「落ち着け、千反田。神山には電車は走ってない」
「そ、そうでした」
今回の野性時代品薄は凄まじいな
他の作家の連載目当てで毎号買っている読者のなかにも、難民が多数出たに違いない
奉えるが恨まれそうだ
古典部目当で何人が買ったんだろう
>>688 ノ
(密林で予約注文しちゃ)いかんのか?
>>640 こういう風に列挙してみると、改めてすごいなw
>>688 はい。
文芸雑誌自体初めて買いました。
>>640 現実にこんな恋愛している高校生、大学生なんっていないよな…
はぁ…
奉えるというより
構図的にえる奉な気がする
えるに奉仕する折木という構図か
えるたそをからかう奉太郎って、
まさに好きな子にちょっかいを出す小学生男子だな。
語りでは絶対に言わないが、千反田のいろんな表情がかわいい、とか思ってそう。
どんな学校生活送ってるんだこの二人
噂されるようなこと普通にしてそう
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/18(金) 16:55:48.13 ID:liLd4xmV0
噂どころか、ほうたるは既に名前も知らない奴に恨まれてるレベル
>>640 どうで結婚式場の下見にでもデートで行くんだろうな
すでに名物扱いされてて「また千反田さんが折木くんを引っ張りまわしてるね」と微笑ましく見守られていても驚かない自信がある。
まあ原作でそうそうこういった安易な恋愛ネタが取り沙汰されることはないでしょうけれどね。
>>697 概算でいきなり突っかかられたのって・・・w
>>701 神山中卒業生で「鏡」の件を引きずってる説、もあるにはあるけど
やっぱりえるが好きなんじゃないかなーアイツ
以前もつまんないことで奉太郎につっかかったみたいだし
>>702 やっぱりそう思いますよね
えるって学年で人気あるんだと思います
ゴミ捨てがライフワーク、ちゃんと走れよクソがの何某さんか
おれはただ単にほうたるが気に入らないだけだと思う
「ねえ、千反田さん。折木君とつきあってるの?」
「はい。(折木さんをはじめ古典部のみなさまとは)仲良くおつきあい
させていただいてます」
「やっぱりそうなんだー。クラスの男子大ショックだねー!」
「?」
「あきましておめでとう」の時点で折木さんを見せびらかしきていると
考えられます。
「雛」の時点でも同様にしていると思われます。
普段は楚々とした感じだし、
大罪を犯す時みたく正義感もあり、
お嬢様で頭も良い
かなりの数のクラスや学年男子の妄想相手になってるに違いない
しかし肝心なトコで奉太郎の顔が出てきてしまい、
萎えさせるとともに、憎悪をつのらせてるのかもしれない
「折木さん、私をめちゃくちゃにしてください!」
「摩耶花さん、折木さんは?」
「折木ならもう帰ったけど、何か用なの、ちーちゃん?」
「そうでしたか・・・折木さんにお話したい事があったのですが」
「そっか、じゃあ明日にしようか?何なら私で良かったら折木に伝えるけど」
「いえ、そこまで摩耶花さんにご迷惑は。仕方がありません」
「え、ち、ちーちゃん?いきなりお財布出して一万円札を何枚も床にばら撒いて何して・・・折木!?」
「折木さん!」
「誰かが呼んだ気がしてな、お前か?千反田」
「折木、あんた帰ったんじゃなかったの?見えなかったわよ」
「何を言ってるんだ、伊原。俺はずっと学校に居たぞ」
「やっぱり折木さんは呼んだらすぐ来てくれるんですね、私、嬉しいです!」
「そ、そうなんだ・・・ていうか折木、その足をすぐにどけたら?お札全部踏ん付けてるけど」
「んー、何の事だ?」
>>705 3コマしか表示されないんだがそれで良いのかな?
というより転載やめろよ。渋に行けば全部見られる
>>708 内面を知らなければ「なんであんな奴が千反田さんと親しいのか」と疑問に思うわな
今のところ学内で奉太郎の切れ味を知っているのは
糸魚川先生・遠垣内・入須・田名辺・大日向・鳥羽くらいかね
2-Cの面々も、映画の好評を受けてそれなりに評価してくれそうだが
十文字さんも間接的には聞いているかもしれないな。
>>715 「える、挙式はうちの神社でいいんでしょ?」
>>702 伏線なのかな?
次の短編で回収してくれないかなぁ
「待て千反田。挙式とか、何の話だ?」
「ふふっ、秘密です。折木さん、はやく18歳になって下さいね」
「解った、里志と伊原のか」
「えっ?」
「おおかた伊原にでも頼まれて式場を用意したんだろう、千反田」
「え、いえあの、折木さん?」
「気が早いな、伊原も。まあ、里志相手だとこうでもしないと捕まらないのもあるだろうが。
しかし顔が利いてると式場を借りる費用も安くなるから便利だな」
「違います、折木さん!」
「すまん、千反田。少し話が下世話過ぎた。しかし一応は古典部の腐れ縁同士だ。
ちゃんと祝福はしてやるさ、今のうちに友人代表のスピーチの原稿でもしたためておくか」
「…もう知りません、好きにして下さい!」
「?何怒ってるんだ?」
「18歳か。酒が飲めるな」
「飲めません」
「んー、タバコか」
「吸えません」
「そうか、18禁の……」
「そ、そんなもの見ないでください!」
「それじゃ何だ?」
「うふふっ」
かほとはともかく、摩耶花とは絶対恋ばなやってるよな。
チョコレートのときも話振られてたし。
「折木さん、いえ奉太郎さん。不束者ですがよろしくお願いいたします」
一気に過疎ったね
える「あの、折木さん、ご相談したいことが…」
奉「なんだ」
える「えっと、あの、わたし、福部さんのことが好きになってしまって」
奉「なんだと?」
える「もちろん、摩耶花さんのお気持ちは知っています。でも、自分の気持ちがおさえられないんです。もう、どうしたらいいか…」
奉「…」
える「あの、折木さん、お顔が真っ青ですが、大丈夫ですか?」
奉「う〜ん、う〜ん」
える「折木さん、だいぶうなされてますね」
里「落第する夢でも見てるんじゃないかな」
摩耶「それはふくちゃんでしょ。どーせろくな夢じゃないわよ、折木の夢なんて」
える「わたし、夢の内容が気になります!折木さんが起きたらきいてみましょう」
ほうたる「えるたそ〜」
えるたそ「ほうたる〜」
>>722 摩耶花ならノロケ相手いるからいいけど、かほさんはあの無自覚ノロケ聞かされまくって
お腹いっぱいになりそうだな。
かほさん人当たりがよくない印象らしいけど、えるは当然かもしれないが奉太郎相手には
気さくな気がするんだけど、やっぱよく話題に出る人だからか?
かほさんなら
「ふうん」ってニヤニヤしながら聞いてくれる
>>728 興味がない人間にはとことん素っ気ないタイプなのでは?
奉太郎に関してはえるから話を聞いていて、いろいろ試す気持ちがあるのかも。
えるきてる
なんかかわいい
ほうたる「える、来てるか!」
テンション上がり過ぎ
そういやえるって名前で呼ぶのかほさんだけだな
摩耶花さん・・・
摩耶花は「ちーちゃん」だな。
供恵さんあたりなら「えるちゃん」とか呼びそうだけど。
えるたそは
供恵のことお義姉さんって呼ぶと思うだけどな
そういやなぜ供恵さんはアニメで顔出しNGだったんだろ
原作でもなぞめいた雰囲気やからね
あれで良かったと思う
ゼルダの伝説で言うところのシークみたいな
顔の隠し
「えるきてる」って、実際に声に出してみると、エレキテルと間違えることはあり得ないと思ったww
ビリビリ
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/28(月) 13:04:51.14 ID:bbc3a2JW0
入須家と千反田家は家同士のお付き合いなのに、なんで苗字呼びなんだろうな。
家族こみで会ってる時に、娘を「千反田」って苗字呼び捨てじゃ変だろう。
つーか、普通に失礼じゃないか?
誰でも苗字で呼んでた友達くらいいたでしょう
ほうたろうとニヤニヤ恋バナしたいです
>>745 ほうたる「やらなくていいことだからやらない」
当たり前のように一緒に下校する二人の後ろ姿を遠目に見ながら
同級生たちとやっかみ交じりの2828トークをしたい・・・
で、沢木口さんあたりにジト目で「悲しい奴らね」と言われたいw
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/29(火) 23:30:58.01 ID:61AKlMrB0
処女のずり上がりかわいい
これはいいよねえ
少女漫画っぽい絵柄とえるたその
セーラーカラーのワンピース姿が好み
全体的にいい感じやけどこの同人hシーンじゃない所は特に好きだ
うむ、悪くない
>>751 夢を壊すマジレスをするが、これだけ足が上がっててずり上がる訳無いからな
えるたそにはエロシーンは似合わんよ
非エロ同人少ないな
きくらげの薄い本はかなりヌけた
転載ってほんと害悪だな
お前らそんな目で見てたのかよ!!
可愛い過ぎてエロ目線で見れないわ
墓参りで、えるたそは黒服と黒ストかと、気になる奉太郎
高校生なんだから普通に制服だろう。
墓参りまで礼服で行くのか?
普通に休日墓参りデート
墓参りにかこつけた親戚への奉太郎紹介だったり…
「あ、あの折木さん、明日のお墓参りですが、制服で来ていただけませんか?」
「どうしてだ?」
「えっと、その…」
外堀を埋めにかかるえるたそ
しかし、奉太郎はすでに内堀埋まっているので、外堀が埋まると落城になってしまう
最初から城なんてなかったんや!
えるたそ「早くっ♪早くっ♪」
>>763 奉 なんで、制服じゃなく礼服なんだ。
え 見せびらかしに来ました。
「折木さん、私明日お墓参りに行くんですけどご一緒に行っていただけますか?」
「何で俺だ?」
「それは、その・・・私の身辺警護をして下さればと思って」
「それなら俺じゃなくてもいいじゃないか、ガードマンを雇う金位あるだろ?それこそ身内の誰にでも頼めばいい」
「それはそうですけど・・・とにかく折木さんじゃなきゃ駄目なんです!少しの間でいいのでお願い出来ますか?」
「千反田、まさか”ガードマン代も惜しいし、こいつなら暇そうだから頼めばタダでホイホイ着いてきて来るから楽だ”とは考えてないよな?」
「私、そんな事考えてません!」
「なら何で俺なのかハッキリ理由を言うべきだな」
「あの・・・実は親戚に折木さんの事を紹介したくて」
「何だ、やはり警護は嘘だったか。千反田、今度はこっちが聞くが俺を紹介する必要性が何処にあるんだ?」
「そ、それは・・・・・・」
「やらなくていい事はやらない、俺の考えは知ってるな?墓参り位一人でやっててくれ。庶民はお前が思うよりずっと暇じゃないんだ」
「・・・分かりました、もう折木さんには頼みません!」
奉太郎とえるたそが喧嘩する所がみたい
だれか書いて下さい
もちろん仲直りシーンまで頼みます
千反田邸にて
奉「ほう、これが千反田が毎日脱糞しているトイレか」
える「毎日ではありません!…あ、えっと、その…お通じが悪くて…」
奉「女子に多い便秘ぎみということだな」
える「はっきり言わないでください。わたしだって、恥ずかしいんですから」
摂生してるに決まってるえるたそが
便秘とかありえん
却下
体質的な面もあるから、必ずしも食生活等に気を付けているからといって便秘にならないわけではない。
そんな感じには見えないな
下痢、便秘、尿漏れ、生理不順、無毛、性器奇形等の類でひそかに悩んでいる女性はかなり多いから、
えるがその内のどれかに該当していても確率的に驚くに値しない。
えるが性器奇形で悩んでる姿が想像できねえw
他のはともかく、便秘や尿漏れはありうるなw
摩耶「ちーちゃんにとって、叔父さんってどんな人だったの?」
える「そうですね。叔父はわたしの疑問に何でも答えてくれる、
すてきな方でした。ふふっ、もしかしたら、わたしの初恋の人かもしれません」
里志「インドで行方不明になってしまった時はショックだったんじゃないかな?」
える「はい…でも、今は折木さんがいらっしゃいますから」
里摩耶「ぶーっ!」
える「?…どう、されました?」
奉「ちょ、ちょっと用事思い出したんで、今日は帰る…」
奉太郎はともかく、えるは無自覚に告白に近い言葉を発しそうだな。
(もし折木さんと結婚したら、子供は三人ぐらい欲しいです。みんないい子たちでわたしたちのことをパパと、ママって……)
「千反田? おい千反田!」
「はいパパ!」
>>779 はいパパって、それは子供三人じゃ足りないと思うw
えるたそが親になったらパパママよりお父さんお母さんって感じ
お父様お母様だろ。
おもうさま、おたあさまでもいいが。
そこらへんは子供の性格次第じゃないかな?
お父さんお父様とーさん父ちゃん親父etc…
前にpixivで見た公式に匹敵するレベルの未来想像図だと「お父さん・お母さん」って感じだったな。
どんな子に育つのか
省エネな気になります子でしょ
性格は遺伝しないし
ほうたるが子育て時点では省エネじゃないかもしれんから
普通に気になりますな子かな
>>785は炬燵でごろごろしながらiPadで検索しまくるただの現代っ子の可能性が
1人じゃすまないだろうから、2.3人生まれてそれぞれにタイプが分かれそう。
気になりますな長子、伯母に師事してアグレッシブな2人目
普段から上二人に振り回されて省エネ志向な末っ子とか。
振り回されるのは真ん中の子だとリアルなんじゃないかな
末っ子は往々にして天真爛漫
でもいいね、めちゃくちゃ想像しやすい
>>788 一人じゃすまないって言い方なんか
えろたそ
むしろ省エネじゃないのは子作りの方。
後に子育ても省エネじゃなくなります。
むしろ子作りがいっこうに始まらないじゃないかという懸念
える「米づくりには八十八手間かかると言われるように、子作りには四十八手かかるんですよね、折木さん?」
奉太郎「千反田…」
1度関係をもったら、全体位気になりますな展開
摩耶「滝の音は〜」
える「はい!」
奉「はい」
奉「あっ、…す、すまん」
える「い、いえ///」
摩耶「山鳥の〜」
奉「はい」
える「はい!」
える「あっ、すみませんっ」
奉「い、いや…///」
摩耶「(もう!手が触れる度にこの調子じゃあ、読み手なんてやってられないわ!)」
わざとやってんじゃ
>>796 える「♪」
奉「(前かがみになる千反田の胸元が気になる…)」
摩耶「(折木、目線でバレバレよ。サイテー)」
>>798 里「(ほーたろー、前が膨らんでるよ)」
奉「(い、いかん)ちょっとトイレに行っくる」
え「折木さん、また前屈みになってますが、どうしたのでしょうか」
里「(それは千反田さんが前屈みになるからなんだけどね)」
だれうま
省エネなら、百人一首せんだろ
どうしても、するなら、える実家で、和服だろうに
茄子柄ノートに恋する乙女なポエムを書き付けて赤面するえるたそ。
明らかに自分と奉太郎がモデルの恋愛小説を綴るえるたそ。
そのノートを学校で紛失し焦るえるたそ。
探しても見付からず、やむなく奉太郎に捜索を頼むも、「あ、あの、もし見つかっても、ノートの中は絶対に見ないで下さいね」と念を押すえるたそ。
しかし既にノートを拾い、中を見てしまったとは言えないほうたる
家で勉強していても、気づいたらノートに「折木さん」とたくさん書いていて赤面するえるたそ。
一ヶ所「奉太郎さん」と書いてみて、あわてて消しゴムで消すえるたそ。
オレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサンオレキサン
え「折木さん、この前お願いされましたCDを持ってきました」
ほ「ああ、助かる」
え「夜聴いてくださいねっ」
ほ「あ、ああ」
ほ「さて、千反田にもらったCDでも聴くか」
ほ「……一通り聴いたがなかなかよかった……そう言えば腹がへったな。冷蔵庫に何かあったか」
CD「折木さん、わたし千反田えるです。わたしは折木さんが大好きです」
える「あ、あの、摩耶花さん。鳥羽麻美さんって、髪の長さはどれぐらいなんですか?」
「ニュースです。最近神山市内で女子高校生の髪が何者かに切られる事件が連続して発生しています」
若菜陽子「出たわね、ポニー男! じゃないショート男!」
摩「あれ、折木は?折角ちーちゃん家で美味しいお菓子用意して貰ってるってるのに」
里「トイレだってさ、それにしちゃあ長いけどね」
え「・・・」
奉(幾ら土地の規模が大きくても個人経営の農家でこんなに儲かる訳が無い。必ず不正が行われてる筈だ。・・・これは帳簿か。これで千反田家の金の流れが解る・・・何?)
奉「やはり脱税だったか、それに何社かリベートもある・・・国税局が泣いて喜ぶな。
とにかく早い所これを出す所に出さなくては、ぬっ!うわぁぁぁぁぁ・・・」
?「折木さん、しばらく地下でゆっくりしてて下さいね」
える「折木さん。そこ濡れてますよ」
奉「お前の方も濡れてるぞ」
里「ホータロー、セクハラ発言はいただけないね」
奉「なっ、俺は別に」
える「?どうして今のがセクハラになるんですか?」
奉「お前はわからんでいい」
摩耶「二人とも最低ね」
里「じゃあ、摩耶花も意味がわかってるんだね」
摩耶「ち、ちょっと、ふくちゃん///」
える「ひどいです。わたしだけ仲間外れなんて…」
摩耶「ち、ちーちゃん…」
奉「こうなったら、伊原、お前が教えてやれ」
摩耶「なんでわたしが!」
里「僕らが教えたら、それこそセクハラになっちゃうからね」
摩耶「…わかった。ちーちゃん、ちょっとこっちに…ゴニョゴニョ」
える「ええ!///あ、あの、その…お漏らしの話だったんですか///」
奉「(通じてないな。まあいいか)」
摩耶「(ちーちゃん、もしかして本当に体験ない?)」
「千反田……」
「折木さん……」
「おまえのすべてが見たい」
「そんな……恥ずかしいです……」
「お願いだ」
「はい……」
「…………千反田、きれいだ」
「お願いです。恥ずかしいからあまり見ないでください……」
「千反田、横になってくれ」
「はい。……あの、えると呼んでください」
「える、いくぞ」
「ええ、奉太郎さん……」
「……さん! 折木さん!」
「ん……千反田……」
「大丈夫ですか? 急に寝てしまわれたので、心配しました」
「何だ、夢か」
(待てよ、何で千反田が俺の部屋にいる?)
(これも夢か)
(そうとわかれば……)
「千反田、好きだ」
「ええ!? お、折木さん!?」
「ああ、千反田!」
「折木さん、苦しいです。もっと優しく抱いてください……」
「千反田、眼を閉じて」
「はい……ん……」
(もう辛抱たまらん。どうせ夢だ。このまま最後まで……)
「ふぁああ、朝か。よく寝た。しかしいい夢だったな」
「折木さん、おはようございます」
「ああ、千反田おはよう」
「昨日はありがとうございました」
「え?」
「わたし初めてでしたので、折木さんなら責任を取っていただけますよね」
える「ふふっ。なんにも知らないふりをしてみなさんをからかうのは楽しいです」
悪女えるたそ
堕天使チタンダエル
えるたそ、どこに堕ちたい?
える「お昼休みに折木さんと楽しそうにお話しされていたあの方はどなたなんでしょうか?」
摩耶「ちーちゃん、すごくこわい顔してるよ…」
えるたそはそんな醜い嫉妬しない
ほうたるの初恋
える「お、折木さんが、わたしの知らない女子の方とお昼休みに楽しそうにお話しされていたんですが、どなたでしょうか…グスッ」
摩耶「な、なにも泣くことないじゃない」
「摩耶花さん、大変です!」
「どうしたの、ちーちゃん」
「折木さんが持ってきたんです! お弁当付きハートマークの手作り!
女の子が二段重ねで! 二段重ねで!」
>>827 「働く奉太郎さま!」
違和感ありありww
える「ひどいです、折木さん。グスッ…わたしというものがありながら…グス」
摩耶「あの〜、…ちーちゃんと折木って、別に付き合ってたりとかはしてないよね?」
>>825 える「初恋?最後の恋ですよ。折木さん(ニッコリ)」
男はその女の最初の男になりたがり、
女はその男の最後の女になりたがる
わたしの折木に対する誤解が解けてから、前よりも折木と話をするようになった。
部室で二人で話していると、本を読んでいるちーちゃんがちらちらとこっちを見てくる。その様子がとっても可愛くて、ついつい笑顔になってしまう。
折木はわたしの変わりように驚いているに違いない。
ちーちゃんは笑顔で話しているわたしたちの方を時々なんとも言えない表情で見てたりする。
ちーちゃん。わたしなら大丈夫だけど、うかうかしてたら大変だよ。
折木の本当の姿を知ったら、好きになる女の子はいっぱいいるんだから。
「ちーちゃん、折木のこと好きでしょ」
「ま、摩耶花さん、そんなことありません!」
「隠してもバレバレよ。今も顔真っ赤だし」
「そ、そうなのですか……実は私ずっと悩んでいました。どうすればいいのか」
「魔法の言葉を教えてあげる。『好きです』これを折木に言うだけで幸せになれるわ」
「で、でもわたしから言うなんて……」
「ちーちゃん、割と古風だもんね。でもあの鈍感男を待ってたら、おばあちゃんになっちゃうよ。それにこれから、折木の良さに気づく女の子が出てくるかもしれないし」
「……摩耶花さん、わたしがんばります!」
「ちーちゃん、ファイト!」
「はい!」
「わたし、折木さんの事が気になります!」
折木何の木 気になります
見たこともない 方ですから
見たこともない 答えが聞けるでしょう
「折木さん!」ギュ
「ち、千反田、その…胸があたるんだが…」
「はい、わざとです」
「なっ」
「最近摩耶花さんとばかり楽しそうにお話しされているからお仕置きです。摩耶花さんには大きさでは負けません」
「お前、意外といい性格してるな」
ほ「ああ、補足しておくと、大きささだけじゃなくて形も千反田の方がよかったぞ」
え「そうなのですか! ありがとうございます!」
さ「(ほーたろー、いつの間に……しかも二人の胸を……)」
千反田さんのパンツ臭そう
いい匂いに決まってる
えるはほのかなおしっこ臭がしそう。
本人は真っ赤になって否定するだろうが。
摩耶花はどぎつい臭いがしそう。
本人は「そ、そんなわけないじゃない!」と言いそうだが。
「千反田、膝裏にキスしたい」
「え、あ、はい……」
最近あげられた氷菓MAD(奉える)。シーンを繋ぎ合わせて、新しい話を作ってる
www.nicovideo.jp/watch/sm22208917
>>842の動画は先にこっちにアップされてたのかな
akross.ru/index.cgi?act=video;id=3753;l=e
844 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/24(日) 18:59:53.30 ID:kSCvwkLw0
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「ハァ、ハァ、お、折木さん、今日は別人みたいです」
千反田は下から俺を見ている。
「ああ、ビデオや本を見て勉強したからな。今までの俺とは違うぜ」
「折木さん、わ、私すごっく満足です」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「ハァハァ、す、すごくいい感じです。粘りも出てきました。もっと奥のほう突いて下さい」
「よおし、ラストスパートだ。いくぞ千反田」
「は、はいっ、折木さん」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「きゃあああ、お、折木さんもうだめです。私追いつけなぃ」
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「えええーーい」
「ハァ、ハァ」
「はぁはぁ、どうだ千反田、怪我しなかったか?」
「はい、大丈夫ですよ。お餅もしっかりつけてますし父も喜びますわ」
えるたそのお餅をこねるほうたろう
まで読んだ
ほ「えるたそー!」
え「ほうたるさーん!」
ほ・え「ウルトラターッチ!」
「あ、あの…折木さん。その…たいへんお話ししにくいことなんですが…えっと…」
「なんでもいいから早く言ってくれ」
「は、はい。その…ズボンのファスナーが…」
奉「ち、千反田…そのだな、ええと…」
える「なんですか?」
奉「いや、その…一度しか言わないからよく聞いてくれ」
える「は、はい(なんでしょう?も、もしかして、こ、告白ですか?///)」
奉「その…なんだ、お前、スカートのファスナーが全開だぞ」
える「折木さん見たんですか? わたしのパ、パンツ……」
奉「あ、ああ」
える「わたしもうお嫁に行けません! 折木さん責任を取ってください!」
奉「責任?(責任というとやっぱり結婚か。そうすると千反田にあんなことやこんなことを……)」
摩「折木、何考えてるのか顔に出てるわよ」
里「ほーたろーも千反田さんに似てきたねえ」
とらで奉えるアンソロ同人の在庫復活を確認
える「はあ、早く折木さんに会いたいです」
摩耶「…ちーちゃん、心の声がだだもれだよ」
◎月☆日
折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん
折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん
折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん
折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん
折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん折木さん
あああああわたしだけのお・れ・き・さ・ん−!!!
「えるの折木さんかんさつ日記」
12月3日
朝、昇降口で折木さんとばったり会う。うれしい。
いつもの少し眠たそうな顔で「おはよう」といわれる。いつも通り素敵だ。
放課後、古典部で(以下略)
える「折木さん。これから川沿いをお散歩して帰りませんか?」
奉「しかし、外は寒そうだしな」
える「ひどいです、折木さん。わたしと帰るのが嫌なんですか?」
奉「い、いや。行こう」
える「はい!」
える「折木さん。今度の土曜日に、映画を見に行きませんか?」
奉「うーむ。出掛けるのはめんど…」
える「グスッ」
奉「ぜひ行こう」
える「はい!」
里「ホータローの省エネ主義も完全廃業だね」
摩耶「ちーちゃん、意外に悪女かも…」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「ハァ、ハァ、お、折木さん、今日は別人みたいです」
千反田は下から俺を見ている。
「ああ、ビデオや本を見て勉強したからな。今までの俺とは違うぜ」
「折木さん、わ、私すごっく満足です」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
「ハァハァ、す、すごくいい感じです。粘りも出てきました。もっと奥のほう突いて下さい」
「よおし、ラストスパートだ。いくぞ千反田」
「は、はいっ、折木さん」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「きゃあああ、お、折木さんもうだめです。私追いつけなぃ」
パコパコパコパコパコパコパコパコ
「えええーーい」
「ハァ、ハァ」
「はぁはぁ、どうだ千反田、痛くなかったか?」
「はい、気持ち良かったですよ。子種もしっかりつけてもらって、赤ちゃんができれば父も喜びますわ」
ハイハイ、餅つき餅つ・・・あれ?
「える第二ラウンド行っていいか、なるべく早く子供を作ってお義父さんに安心してもらわなければならないしな、がんばらないと」
「ええ、私もがんばります奉太郎さん」
「身体の方は大丈夫か?」
「はい、とても気持ちよかったです、次も気持ちいいと思うと気になります。奉太郎さんはどうでしょうか」
「最高に気持ちよかったぞ、とりあえず子供ができるまで1日最低10発がノルマだと思ってる。」
「はい、私も頑張ります!私は平気ですが奉太郎さんは大丈夫ですか?」
「運動をして体力もつけて備えているんだ、やるべきことはしっかりやらないとな」
「ふふ、無理をしないでくださいね?」
「ではいくぞえる!」
「はい!」
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコッ、パコッ、パコッ、パコッ、
パコッパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
パコパコパコパコパコパコパコパコ
奉「千反田は?」
里「排便に行ったよ。大か小かは知らないけどね」
奉「なっ、千反田のような美少女は排泄なんてしない」
里「…ホータローがそんな痛い子だとは知らなかったよ」
痛い子はおめーだよ、つまんなすぎ
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2013/12/08(日) 23:15:10.35 ID:uVIFqthT0
この二人お似合いすぎる。眺めていたい。
新刊はよ
奉「ち、千反田、その…前屈みになるときは、胸元を押さえろ」
える「えっ、…はっ、み、見えてましたか?///」
奉「少しな///」
える「あ、あの…失礼しました。(は、恥ずかしいです。…今日はそんな変な下着ではなかったはず…)」
そういえば、小学生の頃、同じようなことがありましたっけ。
男児「千反田さん、その格好、パンツ見えてるよ」
える「えっ、あ、…教えてくれてありがとうございました」
男児「ううん…」
あれから、あの子から生まれて初めて告白されたんです。男の子が、女の子にこういったことを指摘するのは、とても勇気のいることでしょう。
もしかしたら、折木さんも…
える「ふふっ」
奉「(な、なぜ笑う)」
える「折木さん。教えて下さってありがとうございます。これから気を付けますね」
ええ話や
クドリャフカでは胸元見えてたようだけど、心当たりの話では押さえていたな。
好きな子の胸とかアソコとか気になるものなあw
巨乳とかほうたろうも
気になるでしょうな
実際文化祭のときに奉太郎はえるのブラを見たんだろうか?
文化祭前に水着見ちゃってるし気になるわなw
えるみたいなおしとやかな子の下着の色を朝聞いたなら、
その夜に死んだとしてもいいな。
えるちゃん素敵
ほ「千反田、ちょっと」
え「折木さん、違いますよ。え・る・た・そ・です」
ほ「すまん。ついいつものくせで。しかしそういうおまえも、俺のことをほうたると呼ばないじゃないか」
え「ごめんなさい! それじゃ、ほうたるさん♪」
ほ「なんだい。えるたそ♪」
ま「ねえ、ふくちゃん。あの二人これで今日五回目だけど、何かあったの?」
さ「昨日缶ジュースで間接キスしたらしいよ」
え「どうですか、折木さん。この服、私に合うでしょうか?」
ほ「さぁ、どうと言われてもな。服なんて着れれば何を着ても一緒だろ。それよりこっちの方がいいんじゃないか?」
え「これって、ジャージ、ですか?」
ほ「そうだ、動き易く何より特売品で値段が安い。どうせ選ぶならコスパを最優先だ」
え「はぁ、そんな物でしょうか・・・?じ、じゃあこの後お店で一緒に食事はどうでしょうか?」
ほ「嫌だ」
え「何でなんですか?」
ほ「食事は帰れば幾らでも摂れるじゃないか、腹に入れば何を食べても一緒なんだし金を掛けてまで食べるつもりはない」
え「うー・・・では、私のお家で一緒に・・・折木さん?何処に行ったんですか、折木さん!?」
ま「あー、折木帰っちゃったね。ちーちゃんご愁傷様、頑張りなよ」
さ「まぁホータローといてよく持った方なんじゃないかな」
なんだこのほうたろう
こんなんじゃないだろう
なんでこいつわざわざID変えてるんだろ
えるたそパンツ臭いよ。
そ、そんな。臭くなんかありません!
初恋の相手を忘れられず、喪のまま結婚する事無く八十数才になった俺。
近所からは危ない老人、キチガイ老人と理不尽に迫害され続ける俺。
訪れる人といえば市の職員が死んでねーか?と来るくらい。
冬のある日、風邪をこじらせた俺の家の玄関をダンダン!と叩く馬鹿がいる。
ブチ切れた俺は「誰だ!フォルァァ!」と扉を激しく開ける。
そこには60年以上前に心の底から愛し恋い焦がれた千反田えるの姿があった。
彼女は何ら変わらぬ優しい笑顔で俺に手を差し伸べた。
「折木さん、お待たせしました。ふふ、そろそろ時間ですよ。一緒に行きましょう!」
震えた、涙が止まらなかった。
それから数日後、俺の家を訪ねた市の職員は玄関先で倒れた俺を発見する。
すでにこと切れていた。
警察や役所は風邪をこじらせた独居老人の孤独死と結論を出す。
しかし色んな孤独死を見てきた市の職員は不思議に思っていた。
これ程の満面の笑みで亡くなった老人を彼は知らない。
最期の最期でこの孤独な老人にいったいどんな奇跡が起きたのだろうか…。
奉「千反田、寒くないか?」
える「寒いです」
奉「そうか。ひとつ提案なんだが…手をつなぐというのはどうだろう。その…少しは暖かくなると思うのだが///」
える「そ、そうですね。暖かくするために、それはいい考えです///」
摩耶「ふくちゃん、確かあの二人って、付き合い出したんだよね?手をつなぐのにいちいち理由付けしてるけど」
里「まあ摩耶花、暖かく見守っていこうよ」
「どうか、折木さんが出てくれますように……」
ピポパ
ドキドキ
ガチャン!
「ダメです。ドキドキしてお話しできそうにありません。明日かけ直しましょう」
次の日
「お・れ・き・さん♪」
「千反田か。どうした」
「実は、わたし今日お弁当を作って来たんですけど、よろしければお昼ご一緒しませんか?」
「それは助かる。それじゃ昼休みに校庭で」
「はい! お昼に!」
昼休み
「あ、あの、お弁当のお味はいかがでしょうか?」
「ああ、うまい。また腕を上げたようだな。料亭並の味だ」
「本当ですか!?」
「俺は世辞など言わない」
キュン
(ああ、やっぱりわたしにはこの人しかいません!)
「お、折木さん!」
「な、何だ」
キーンコーンカーンコーン
「予鈴だ。教室に戻るか」
「は……い」
その夜
「今日こそは折木さんをデートにおさそいします! で、でもやっぱりドキドキが止まりません……」
ピポ……
ガチャン!
「ダ、ダメです……」
ジリリリーン
「わ! 電話がかかって来ました! も、もしもし。千反田です」
「ち、千反田か? 俺だ。折木だ」
「(ヒャ!)お、折木さん!?」
「その、なんだ。今日の弁当のお礼に、次の休みに遊園地でも行かないか?」
「え……あっはい! 行きたいです!」
「そうか。それじゃ十時に駅前の…………」
(折木さん、大好きです!!)
かわいいのう
そういう方向で頼む
かわいいのう
「里志、千反田のパンツが見たい」
「ホータロー、ずいぶん欲望をストレートに言うようになったね」
「ほっとけ。伊原のパンツなら小学生時代にさんざん見たし、今のもだいたい想像できる。
しかし千反田のような浮世離れしたお嬢様は、どんなのを履いているんだろうか?」
「…一部聞き捨てならないところもあるけど、概ね理解はできるね」
「里志、千反田のオマンコが見たい」
「ホータロー、ずいぶん欲望をストレートに言うようになったね」
「ほっとけ。伊原のオマンコなら小学生時代にさんざん見たし、今のもだいたい想像できる。
しかし千反田のような浮世離れしたお嬢様は、どんな色でどんな形をしているのだろうか?」
「…一部聞き捨てならないところもあるけど、とても理解はできるね、俺も摩耶花のはじっくりとは見てないし」
>>888 里「千反田さんが履いているパンツを推測するには、三つの要素が重要だね。
年齢的要素、地域的要素、そして個人的要素さ。
まず年齢的要素だけど、僕らは高校生とはいっても、まだ入学して間もない
から、過分に中学生的なものを引きずっていると考えられる。
次に地域的要素だけど、ここ神山では、東京のように、都心のランジェリー
ショップで買い物…というわけにはいかないよね。おのずと店で買うところは
限られてくる。通販については、利用に個人差があるけど、下着はやはり
試着してからじゃないと、と考える人は多い。
最後の個人的要素は、ホータローも言ってたとおり、千反田さんのお嬢様的性質だ」
奉「御託はいいから、千反田はどんなパンツを履いてるんだ?」
里「それは僕にはわからないよ。なにせ、データベースは結論をだせないんだ」
またID変えてつまんないの連投してるな
保守はありがたいけどね
手動保守機能だと思えばいいのかw
話題がないから仕方ないじゃない
長崎にて
奉「ふう。やっと市街地に着いたな」
える「折木さん見てください!チンチン電車です!」
奉「あ、ああ、そうだな///」
える「あっ、その…///」
摩耶「///」
里「(みんな、揃いも揃って純情だね)」
沖縄にて
奉「ふう。やっと空港からバスに乗れたな」
える「折木さん見てください!マ
学校にて
「千反田どうした。犬のコスプレなんかして」
「あ、折木さん。ワンちゃんかわいいでしょう。似合いますか?」
「うむ。おまえは何となく犬っぽいからな。ほれ、お手」
「ワン♪」
「おあずけ」
「ワンワン♪」
「次はチンチンだ」
「ク〜ン♪」
「ちょっ、ちょっと待て! 千反田違う! ズボンのチャックを下ろすな!」
「…………キャー! わたしったら、わたしたらぁぁぁー!!」
「おい! 待て、千反田ァ!」
「折木さん!写生です!写生!」
「折木さん!成功です!成功!」
「折木さん!チンチン電車です!チンチン電車!」
「千反田、お前、わざと言ってるだろ」
「なにがですか?」ニコッ
逆セクハラ千反田
というか七(以下略
腐女子ですら虜にするというNL最強CPのスレはここですか?
怖いw
いいなこの二人
ほ「千反田、柔らかいな……」
え「(折木さん、固いです……)」
折木奉太郎とえるたそのカプに最近はまりました
Howell 奉える
Haswell?
あきましておめでとう
えるの胸元みて真っ赤になったり、裸想像してのぼせるほーたろ
「折木さん、お待たせしました」
「来たか、千反田。俺も今来たところだ」
「わたし、こんな夜中に初詣に来るの初めてです」
「ああ、いつもはこたつでテレビでも見ている時間だ」
「じゃあお詣りしましょうか」
「結構人がいるのですね。お賽銭箱が見えません」
「とにかく賽銭を前に投げろ」
「えい! きゃっ! 他の人の頭に当たってしまいました!」
「正月くらい許してくれるだろ」
「………………じゃあ折木さん行きましょうか」
「ずいぶん長いこと拝んでいたようだが、何をお願いしていたんだ?」
「ふふ、ナイショです。あ、折木さん。人が多いのではぐれないよう、手を繋いでいいですか?」
「あ、ああ」
(うふふ、早速お願いの一つがかなってしまいました)
「千反田、今年もいい年になるといいな」
「はい!」
ちたんだえるの姫はじめ
914 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/01(水) 21:00:56.61 ID:qi4UpbVc0
トゥルルル…ピッ
元旦の早朝に電話が鳴るとは何事だ?姉貴か?
奉太郎「はい、折木ですけど…」
える「あ、あけましておめでとうございます折木さん。」
奉太郎「…おめでとう。…千反田か?」
える「あっはい。すいません、新年の挨拶をと思っていたら名乗るのを忘れてしまいました」
珍しいな千反田がそんなことをするなんて
奉太郎「それは構わん、で…新年早々どうかしたのか?」
える「…」チンモク
奉太郎「…千反田?」
える「…あのですね…今日一日私に付き合ってもらえませんか?」
奉太郎「…断ると言ったら?そもそも要件はなんだ?」
える「断られたら…私の人生が大きく変わるかもしれません。折木さん以外に頼める人はいませんから」
奉太郎「まぁ付き合ってもいいが、そんなに重大なことなのか?」
える「ええ。折木さんにもきっと多大な迷惑をかけてしまうと思います…」
おい続き
916 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 09:28:00.36 ID:A9uML8by0
すまん、特に考えてないんだ、そもそも書き込みが初めてだし
まぁもう少しなら書いてみます
917 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 09:46:03.01 ID:A9uML8by0
なんだ、多大な迷惑って…そもそも迷惑をかけるようなことを千反田は頼むのか
今までのは俺にとっては迷惑なこともあったがはっきり迷惑とわかるものではなかった
奉太郎「千反田何があったんだ?」
える「そ、それは……今いうと折木さんは、いえ誰であろうと私には付き合ってくれないでしょう…」
正月早々千反田を悩ませる問題とはいささか気にはなるが…
奉太郎「…じゃあ何があったかは聞かないから何をすればいいかを教えてくれ。これも話せないようなら付き合うことはできん」
える「私の家に来て…私に話を合わせてください」
…家族間で何かあったのか?豪農・千反田家といえば神山市でも有数の名家だからな
奉太郎「本当にそれだけなんだな?俺でも出来る事なんだな?」
える「ええ、それだけ…です」
奉太郎「わかったよ、手伝ってやる」
える「本当ですか!?ありがとうございますっ」
奉太郎「ああ、いつそっちにむかえばいい?」
える「できればすぐにでも…」
奉太郎「着替えて向かうから3,40分ほどかかるがいいか?」
える「はい、全然構いません」
奉太郎「じゃあ切るぞ」
える「はい、ではまたあとで」
…折木さん、こんなことに巻き込んで本当にすいません
キニナリマス!
919 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 10:38:48.04 ID:A9uML8by0
疲れてきたww
しかし、新年早々千反田家に御呼ばれとは流石に緊張するな
奉太郎「ふむぅ…手土産はこんなものでよかったのか?」
今になってこんなことを考えてもしょうがない、か
奉太郎「ん?あれは千反田か…うお!」
去年の着物もすごかったが、今年はさらに凄い気が、
える「おはようございます、折木さん。そして新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
奉太郎「あ、あぁ。よ、よろしく、」プイッ
千反田への気持ちに気づいている自分にとってこの姿はかなりグッと来るものがある
奉太郎「そ、それで俺はなにをすればいいんだ、ここまで来たんだからそろそろ教えてくれてもいいだろう」
える「そうですね」
千反田の顔が曇る、おそらく本当にいいことではなさそうだな
える「口では説明するのが難しいです、うまく言えません」シュン
奉太郎「おいおいなn える「でもっ今からいうことを守ってください」
920 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 11:00:16.47 ID:A9uML8by0
なんか初めてで文下手くそだしやめようかな
いいよ。続けてください
922 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 15:12:41.31 ID:A9uML8by0
える「一つ目はなるべく動揺しないでください。」
奉太郎「は?」
える「いえ、深い意味はありません、質問などをされたら冷静に答えてくださいという意味です」
奉太郎「まぁうろたえるだけ無駄なエネルギーだしな」
える「それから必要に応じて話を合わせてください」
奉太郎「…?ふむそれも構わんが嘘を言ってもいいってことか?」
える「嘘も方便っていうじゃありませんか」
奉太郎「…さいで」
える「とりあえず守ってほしいのはこの辺ですかね?あとは必要に応じて頼みますので」
話はまだよく見えないが何か証言やら話し合いやらがありそうだな
奉太郎「…わかったよ、それよりも寒いからとりあえず中に入れてくれ」プルプル
える「あっはい気が利かなくてすいません、でもこのことはとりあえず親戚の耳に入らないところでしたかったので」
奉太郎「まぁそんな気はしてたさ、この寒いのにわざわざ外で待ってたんだもんな」
える「はい、それではなか、あっもうひとつだけいいですか?」
奉太郎「ん?歩きながらなら構わないぞ」テクテク
える「…」テクテク
奉太郎「千反田?」
える「家の中では…親戚の前では名前で呼んでください//ほ、奉太郎さん//」ウツムキ
いいねぇ
924 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 16:59:00.72 ID:A9uML8by0
奉太郎「…っえ?千反田?」
える「…千反田じゃないです…えるです」ボソボソ
奉太郎「ふぅ、仕方ないな、それに親戚の前で千反田というと語弊もありそうだしなえ、える//」
奉太郎&える「///」
925 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 17:13:50.27 ID:A9uML8by0
奉太郎「おじゃまします」
える「はい、いらっしゃい奉太郎さん」
奉太郎「でだ、える、俺は何をすればいいんだ?」
える「そうですね…とりあえず居間でくつろいでいてください、こちらへどうぞ」
奉太郎「おぉなんか悪いな」
ガラッ
親戚A「おっえるちゃんそれが噂の未来の旦那さんかい?」ニヤニヤ
える「もっもう叔父さんたら///そういうこと言うのはやめてください///」
奉太郎「…はっ!!」
奉太郎「し、新年明けましておめでとうございます。折木奉太郎と申します、よろしくお願いします」
親戚A「ほぉなかなか礼儀正しい子じゃないか!」
親戚B&C「馬鹿だね、あのえるちゃんが選んだ相手なんだよ、いい子に決まってるじゃないか」
親戚D「折木くん、と言ったね、寒い中ご苦労様、適当に掛けてくれよ」
奉太郎「あ、はいお言葉に甘えさせていただきます」
親戚D「あははは そんなに固くならなくていいよ、まだいろいろと時間がかかりそうだから自由にしててね」
いいよいいよ〜
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 17:55:35.59 ID:A9uML8by0
なんとなくわかってきたな、今日俺は千反田の恋人役として呼ばれたのか
何が理由かはまだわからないけれど
幼女A「…」ジー
奉太郎「…」
幼女A「…」ジー
やばい…子供は苦手なんだ…
奉太郎「え、っと、どうかしたのかな」ニ、ニヤッ
うおぉぉぉぉぉぜってぇぇぇ笑えてねぇぇぇぇ!!
幼女A「お兄ちゃん名前…なんていうの?」
奉太郎「ほうたろうだよ」
幼女A「ほうたる?ほうたる!!遊ぼうほうたる!!」
ほうたろうだよ、まぁ子供に訂正するだけ無駄だな。しかし遊びとはしたくないがここで印象を悪くするのもな…
気づいたらえるも料理の支度に入ってるみたいだしな
奉太郎「…いいよ。何する 幼女A「みんな!ほうたるがあそんでくれるって〜!」
幼女B「やった〜(((o(*゚▽゚*)o)))」
幼男A&B「ほうたる!ほうたる!!」
奉太郎「」
どこにこんなに隠れていたんだ…
少女「…」ジー
奉太郎「君も一緒に遊ぶかい?」
少女「!!あ、あたしはいいよ…ちょっと調子よくないし…」ゴホゴホ
奉太郎「そうか、で、何して遊ぶんだ?」
928 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 18:20:24.59 ID:A9uML8by0
奉太郎「犬も歩け 幼男「はい!」
結局かるたとは千反田家らしいな
……はい!……はい!かるた終了
奉太郎「ふぅ〜、少しトイレに行ってくる」
幼女&幼男「いってらっしゃ〜い」
奉太郎「えっと、トイレはこっちか」テクテク
しかし子供の相手は疲れるな…
ガッシャーン!!
奉太郎「…ん?何の音だ?」テクテク
奉太郎「確かこの辺から音が…うおっ、花瓶が割れてる…」
奉太郎「千反田に知らせておくか」
929 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 18:31:38.81 ID:A9uML8by0
奉太郎「ちt、える、いるか?」
える「はい、奉太郎さん何でしょうか?」
奉太郎「なんかどこかの部屋の花瓶が割れていて?
親戚共の麻薬や不倫なんかの不祥事を知り、
芋蔓式に不審者を摘発して千反田家を破滅させる金持ちクラッシャー折木
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 19:46:57.54 ID:A9uML8by0
ミスです
奉太郎「ちt、える、いるか?」
える「はい、奉太郎さん何でしょうか?」
奉太郎「なんかどこかの部屋の花瓶が割れていて危ないと思ったんだが」
える「それは本当ですか?でも居間に花瓶は置いてなかった気が…」
奉太郎「あぁ場所は居間じゃない、居間からトイレに行く途中の部屋だ」
える「そちらの部屋でしたか、でも今日はそちらの部屋を使ってはいないですし花瓶も割れていなかったはずです」
あぁやばい、これはまたいつものが始まる気が
える「私、気になります!なぜその部屋の花瓶が割れていたのか!!」
ほら始まった…
奉太郎「その気になるのはまた後だ、今はほかにもやることがあるだろ?」
える「はっ!そうでした!!むぅ〜奉太郎さんあとで一緒に考えてくださいね!?」
奉太郎「わかったから早く片付けに行くぞ」
える「はい!」
932 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 20:17:19.86 ID:A9uML8by0
>>930そんな折木にはしないwww
片付け終了
える「しかし誰が割ってしまったんでしょうね?この花瓶は高価ではないので特に問題ないのですが…」
奉太郎「この家には高価な花瓶もあるのか?」
える「そうですね。高価なものもあるにはありますがそのようなものは大体が倉庫にありますかね?」
奉太郎「親戚の人はそれを知っているのか?」
える「う〜ん、そのあたりはわかりかねますかね?でももちろん知っている人もいると思いますよ」
奉太郎「なるほどね…」
鉄吾「ただいま」ガラガラ
ドアがあきまた次の人がやってきたようだ
える「おかえりなさいお父様!!」
なんと千反田のお父様でしたか、新年早々忙しそうで思わず敬礼しそうになるな
奉太郎「明けましておめでとうございます。折木奉太郎と申します、よろしくお願いします」
鉄吾「…君が折木くんか…娘のえるから話は聞いているよ、えるが随分親しくしてもらっているようだね」
奉太郎「いえいえこちらこそお世話になっています。とても良い方ですよ、えるさんは」
える「もう二人して無視しないでください!!」
鉄吾「はは、すまんすまん。折木くん今は時間平気かね?」
奉太郎「ええ、全く問題ないですけど、なにかお話があるんですね?」
鉄吾「なるほど、話に聞いていたようになかなか鋭いところがあるんだな。こちらで少し話をしようか、えると三人で」
奉太郎「分かりました、行こう。える」
える「…はい」
この時点で千反田が全く乗り気でないことには気づいた。つまりこのために今日呼ばれたのだろう
933 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 21:41:08.61 ID:A9uML8by0
鉄吾「まぁここに掛けなさい」
奉太郎「失礼します」
鉄吾「単刀直入に聞こう。まず君たちは付き合っているのか?」
奉太郎「それは える「はい、もちろんです!」
…まぁこうなるか、しかしなんのために呼んだんだ?まさかこの為だけではないだろうな…
鉄吾「…折木くん君に覚悟はあるのかい?」
奉太郎「覚悟…ですか?」
鉄吾「そうだ、えると付き合うというのは私としては最初から結婚を視野に入れていてもらいたい、もちろん婿養子としてだ…この意味はわかるね?」
奉太郎「はい」
鉄吾「まぁ私は交際に反対するわけではないんだ、ただ知っての通り家は豪農とも呼ばれているほどだ。普通の家とは違う」
奉太郎「…」
鉄吾「離婚はもちろんできないし自由も効かなくなり、そして千反田の名前を背負うことになる。」
える「おとうさ 鉄吾「えるは黙っていなさい!」
鉄吾「…もし覚悟がない、と言うならばできるだけ早くえると別れてもらいたい。」
なるほど、こういうことかおそらくこのままだと千反田は見合いか何かするはずだ、ならば
奉太郎「覚悟があるといえば嘘になります。しかしないというのも嘘になります」
鉄吾「…」
奉太郎「自分は経済を学ぼうと思っています。ちt…えるがそういう方面には向いていないからです」
える「…」
奉太郎「覚悟はしていくつもりです。ですから今はただ見守って頂けたらと思っています」
鉄吾「なるほど、わかったよ…ただ1年だ、この1年で何かしら覚悟を見せてもらうよ、いいね?」
奉太郎「…はい」
GJ!
よくこんなホイホイ思い浮かぶもんやね
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 22:16:04.60 ID:A9uML8by0
鉄吾「時間をとってすまなかったな折木くん、それではみんなのところへ戻ろう」ガラガラ
奉太郎「いえい、こちらこそ大切なお話をありがとうございました。ほらえる行くぞ」
える「…はい」
オイキュウキュウシャヨブカマッテマダヨワイワイガヤガヤ
なんだ?外がやけに騒がしいな、何かあったのか?
鉄吾「どうした何があった!?」
親戚A「鉄吾さん!それが少女ちゃんが喘息で倒れちゃって…薬も持ってきてないみたいで」
鉄吾「わかった、とりあえず俺もそっちに行くぞ」
える「私たちも行きましょう!!奉太郎さん!!」
少女ちゃんはさっきの風邪ひいてたあの子か?
奉太郎「ああ」
鉄吾「どうだ?大丈夫か?」ガラガラ
親戚B「それが全然良くならなくて…救急車を呼ぼうか悩んでいて…」
鉄吾「もう少し様子を見よう、それでダメなら救急車だ」
少女「ゼェハァゼェハァ…ゲホゲホ」
喘息か…確かにこの症状は少し危ないな
奉太郎「える…すぐに〜〜を用意できるか?」ゴニョゴニョ
える「〜〜ですか?5分くらいあれば…」
奉太郎「できれば早めに頼む、あと多めに用意してくれ」
5分か長いな…このままだと救急車をよんでしまうぞ…
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 22:28:58.02 ID:A9uML8by0
える「奉太郎さん!少しぬるくなっているのですが先ほど叔父様がつくったのが残っていました!!」
!!これなら救急車を呼ばなくて済むかもしれない!
奉太郎「それでいい!!カップに入れてすぐに持ってきてくれ」
える「はいっただいま!」
鉄吾「しょうがない救急車をよ 奉太郎「待ってください」
鉄吾「しかし、ここまで苦しんでいるんだぞ?」
奉太郎「あと5分…いや3分俺にください。それで良くならなければ救急車を呼びましょう」
親戚B「でも…治らなかったら辛いだけよ?」
奉太郎「お願いします」
鉄吾「わかった3分だぞ」
える「折木さん持ってきました!!」
奉太郎「おぉいいタイミングだ、える。それと一つお願いがあります、俺と千反田以外この部屋から退出してもらえませんか?」
「「えっ?」」
奉太郎「時間がないんです。お願いします」
鉄吾「みんな早く出るぞ」
「「っえ!?でも」」
鉄吾「いいから!」
「「はいぃっ!」」ガラガラ
帳簿を見たら予算管理がザルで親戚とかが少しずつ横領してたり
接待費やら私用な使い込みが多過ぎて実際は大赤字なのを知り、早々に千反田家に見切りを付ける奉太郎
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 22:38:49.08 ID:A9uML8by0
奉太郎「える急いでそれを飲ませてやってくれ」
える「はい」ドウゾ
少女「ぜぇげほ…」ゴクゴク
奉太郎「そしたら悪いが千反田は少し反対を向いて耳を塞いでいてくれ」
える「??わ、わかりました」
奉太郎「…」ゴニョゴニョ
少女「ゲホゼェ…ほ、ほんと?」ハァハァ
奉太郎「…あぁだから安心していいぞ」
少女「ハァハァ…あっ落ち着いてきた…」
奉太郎「もう大丈夫だな」
少女「…お兄ちゃん、ありがとう///」
奉太郎「気にするな、そういうときもある。お〜いえるもういいぞ!!」
える「はい…!!少女ちゃん大丈夫ですか?」
少女「うん!!心配かけてごめんなさい…」シュン
える「大丈夫ですよ。あの、私皆さんを呼んできますね」
940 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 22:49:47.99 ID:A9uML8by0
>>938やめてくれww腹痛いwww
「「少女ちゃん!!よかった…」」
鉄吾「…どうやらさっきのは余計なお世話だったようだな」
〜時間は変わって帰りの時間〜
折木「おじゃましました」ペコー
親戚達「いえいえこちらこそ迷惑かけてごめんね」
幼女&幼男「ほうたる、またあそんでね〜!!」
少女「お兄ちゃん…ありがとう」
鉄吾「折木くん、またいつでも来てくれ、今日はありがとう」フカブカー
奉太郎「か、顔を上げてください!こちらこそ新年早々ご馳走になってしまいありがとうございました」
鉄吾「折木くん、しっかり見守っているからな。える、そろそろ送ってあげなさい」
える「はい、行きましょう奉太郎さん」
奉太郎「ありがとうございました」
鉄吾「見守っているぞ…ずっとな…」フッ
941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/02(木) 23:15:00.25 ID:A9uML8by0
える「ところで奉太郎さん、あの時何をしたんですか?私、気になります!!」キラキラ
奉太郎「べ、別に話をして軽く抱きしめてあげただけだ…」
える「抱きしめた?…折木さんそれって」
奉太郎「違う!!その、なんだ、要はあれだ、安心させてやっただけだ」
える「安心…ですか?」
奉太郎「まず喘息についてだが体調はもちろん精神面でも大きく関わる場合もある。今回がそのパターンだ」
える「はい」
奉太郎「少女はまず体調が悪かったこれが原因の1つだ。もう1つはいつ怒られるかという恐怖だ。」
える「恐怖…ですか?」
奉太郎「あぁ少女は事故だったが怒られることをしてしまったんだ。なんだと思う?」
える「え、…あっ花瓶ですか?」
奉太郎「そうだ、少女は花瓶を割ってしまった。気の弱い彼女はここで正直には言えなかったんだ。だからそのまま逃げた」
奉太郎「場所が場所だから気づかれないと思ったんだろう。だがたまたま俺が発見してしまい、千反田と掃除をしてしまった」
える「それを彼女が再び覗いた時にはなくなっていて…ってかんじですね!?」
奉太郎「そうだ、ましてやこの家の物だどれくらい値が張るかもわからない。それはそれは怖かったはずだぞ」
える「…そうですね」
奉太郎「だから、優しく教えてあげたんだ。『あの花瓶は安物で壊れても大丈夫だよ、誰も怒ってないよ』ってな」
奉太郎「親戚達に席を外してもらったのもその為もあるし、余計心配をかけてしまうってことも精神的に来るだろうからな」
える「…すごいです奉太郎さん!!私の気になることを解き明かしてしまいました!!でもコーヒーは何のために?」
奉太郎「飲み物を飲むと落ち着くんだ。それとこれは里志から聞いたんだがコーヒーは昔喘息の治療に使われていたらしい」
える「凄いです!!折木さん本当に尊敬します!!」
奉太郎「くっ、今日のこそ運だ。たまたまトイレに行ったときだったからな」
える「ふふっそういうことにしておきますね!」
奉太郎「…える…話が える「きゃぁ!もうこんな時間!!すいません折木さん今日はありがとうございました。失礼します」ペコー
奉太郎「」
〜Fin〜
942 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/03(金) 00:29:03.93 ID:6Zs/hIep0
後日談
〜部室にて〜
里志「やぁ、ホータローに麻耶花。千反田さんは?」ガラッ
麻耶花「ちーちゃんならまだ来てないわよ?もう少しで来るんじゃないかしら?」
奉太郎「…おー」ペラッ
える「遅くなりましたっすいません!それと明けましておめでとうございます!」ペコー
麻耶花「おめでとうちーちゃん!全然平気よ、ねぇふくちゃん?」
里志「おめでとう千反田さん…まぁねぇどうせやることもないし、定例会なだけだからねぇ」
える「そんなことないですよっやることだって…あります…たぶん」
里志「尻すぼみだよ…千反田さん」
麻耶花「まぁ確かにね…」
奉太郎「…」ペラッ
える「〜奉太郎さん!福部さんと麻耶花さんがぁ…」
里志&麻耶花「「!?!?」」
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/03(金) 00:30:22.35 ID:6Zs/hIep0
奉太郎「…」パタン
える「どうかしたんですか福部さん麻耶花さん?」
麻耶花「い、今ちーちゃん、折木のこと…」
える「はい?…あっ」カァー
える「ちがうんです、ちがうんです〜///」
里志「麻耶花少し席を外そうか?ホータローちょっとコンビニにでも行ってくるよ」
奉太郎「…そうしてくれると助かる」
里志「じゃあ適当に帰ってくるから。ほら行くよ麻耶花」グイッ
麻耶花「ちーちゃんが、折木に手篭に…」ブツブツ
おいそれは誤解だ俺は決してそんなことはしていない
奉太郎「…える」
える「ひゃうっ、は、はい…」
奉太郎「話がある、聞いてくれるか?」
える「…はい」
奉太郎「まず先日のえるの家での話だがあの時の俺の役目は恋人、これは合ってるな?」
える「はい」
奉太郎「なぜそんなことをしたかは…見合いの話が持ち上がった、違うか?」
える「凄いですね、奉太郎さんは…なんでもお見通しです、そうです。それに驚いた私は咄嗟に折木さんと交際してると言ってしまったのです」
奉太郎「それでこの間の御呼ばれだよな?」
える「はい、ご迷惑をおかけしました。」
奉太郎「…る…よ」ボソボソ
える「え?」
奉太郎「謝るなって言ってんだよ!!」ダキシメー
える「っえ、え、ちょ奉太郎さん?///」
奉太郎「俺じゃダメか?…覚悟もある…好きなんだよえるのことが…俺じゃダメか?」
える「…いえ…ダメじゃありません…奉太郎さんがいいです。奉太郎さんと一緒になりたいです///」
奉太郎「本当に俺でいいんだな?苦労をかけさせるぞ」
える「奉太郎さんでじゃなくて奉太郎さんがいいんです。それはお互い様ですよ」
〜Happy End〜
こんなクソSSに付き合ってくれてありがとうございました!!
お疲れさま
お疲れ!楽しかった!
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/03(金) 23:41:03.73 ID:6Zs/hIep0
私は千反田えるです。神山高校古典部に部長をしていますが、私には最近大きな悩みがあります。
その内容は……恋…です。そうです私は同じ部活の折木奉太郎さんに恋してしまったのです。
私は、今まで恋というものを経験したことがありませんでした。つまりこれが初恋なのです…
高校生にもなって初恋というのも変な話かもしれませんが本当です。
この気持ちに気づいてしまった以上もうどうすることもできません。
…決めました。告白します。今年の目標はそれです。頑張ります。
「「千反田えるのプロポーズ?大作戦!!〜二人の色をバラ色に〜」」
947 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/03(金) 23:52:36.94 ID:6Zs/hIep0
える「はわわっ」ポッ
意気込んできたもののどうしましょう。私には何も考えが浮かびません…こういう時は人に聞くのが一番なんでしょうが、誰にこんなことが相談できましょうか。
初恋というものはこんなにも大変なものなんですね…
麻耶花「ちーちゃん!おっはよ」ポンッ
える「はうっ!!あ、麻耶花さんおはようございます。」
麻耶花「なによそんなに驚いちゃって!何か考え事でもしてたの?まさか折木に何かされた!?」
折木さんのことで考えていたのは確かですが何かをされたわけではありませんね。どうしましょうか、麻耶花さんに相談しましょうか?
どうしましょう…はわわわ自分で自分の頭を殴りたくなってきます!!
麻耶花「ちーちゃん?本当に大丈夫?悩みがあるなら相談に乗るよ??」
える「い、いえ大丈夫です。そんなことより学校に遅れてしまいますよ?ほら行きましょう!」
今の私にはこれをいうのが精一杯なのです。それぐらい頭の中は折木さん一色なのです。
「折木さん、わたし、好きな人に愛の告白をしたいのですが、告白のしかたが気になります!」
949 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/04(土) 10:34:57.29 ID:goPS0Am90
キーンコーンカーンコーン
どうしましょう…授業が終わってしまいました。このあとは古典部に行かなきゃいけません。
いっそのこと休んでし いえいえそんなことを考えてはいけません。気が進みませんが向かうとしましょう。
麻耶花「ちーちゃん、ふくちゃん見なかった?」
部室に着くと開口一番に麻耶花さんが言いました。凄いですね、好きな人の名前を簡単に言えるなんて…
える「福部さんなら今日は手芸部に顔を出してから来ると言っていましたよ?」ニコッ
麻耶花「え〜、じゃあふくちゃん来るまでちーちゃんと二人かぁ…あ ごめんね!?嫌って意味で言ったんじゃないんだよ?」
…二人?ということは折木さんは今日は来ないのでしょうか?
麻耶花「折木の奴はねぇ今日はお姉さんと何かあるんだってさ。それでちーちゃん、今日は何をするの?」
私が考えていたことがなんだか見透かされてる気がします…そうですか二人ですか。なんだかほっとしたような、寂しいような…
麻耶花「お〜いちーちゃん?大丈夫?なんか今日は朝から変だよ?…朝も言ったけど私でよければ相談に乗るよ?」
える「…」
麻耶花さんはとても優しい方ですね。…決めました私麻耶花さんに相談することにします。
える「あの、ですね…少し悩んでいることがあるんです、実は。相談に乗って頂けませんか?」
ええよええよ〜
える「あの…摩耶花さん、好きです!」
摩耶「えっ?」
える「あ、す、すみません。だいぶ途中を省いてしまいました」
952 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/04(土) 20:46:17.90 ID:goPS0Am90
える「あの、ですね…その…私好きな人ができた…んです」カァー
麻耶花「!!ホント?よかったね!ちーちゃん!!それで、その人って私の知ってる人?(どうせ折木なんだろうなぁ…折木にはむかつくけどちーちゃんには頑張ってもらいたいな)」
もうしょうがないです。ここは麻耶花さんに全てを話してしまいます。
える「いや、その相手は…折木さん、なんですけど///私どうしたらいいかわからなくて…」ハズカシイ
麻耶花「…そっか折木か。なんだかんだあいつもいいところあるもんね。」
里志「へぇ、千反田さんホータローに告白でもするのかい?」
える「…はい、思いをつた…って、ぇええ!?ふ、福部さんいつから聞いてたんですか!?」
はぅ〜、福部さんに聞かれてしまいました///凄い恥ずかしいです…
里志「えっとねぇ、確か麻耶花のホント?よかったね!辺りかな?」
麻耶花「ほとんど全部じゃない!!」ガタッ
里志「まぁまぁそれはこの際どうでもいいじゃないか。ここは皆で千反田さんの恋を応援、協力しようじゃないか!!」
知られてしまった以上は仕方ありません。福部さんは優しい方ですね。私なんだかとっても心強く感じます!
える「…はい、ありがとうございます!」
953 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/04(土) 22:01:31.60 ID:goPS0Am90
里志「まぁ実際、ホータローに直接言うのが一番だよね。千反田さんは今までに恋愛したことあるのかな?」
恥ずかしながら、初恋なんです。…でもここで嘘をついても仕方がありません。
える「…私、異性を好きになったことって今までなかったんです。…その、いわゆる初恋です。」
麻耶花「へぇ、凄い意外だわ。(ちーちゃん、今の言い方だと同性は好きになったことあるみたいに聞こえるよ…)」
里志「そうか、だとするといきなり思いを伝えることは難しいだろうね…」
はい、そうなんです。初めてのことで凄い混乱しているんです。しかも私は口下手でいつも物事をうまく伝えることができません…どうしましょう。
里志「う〜ん、千反田さん、ひとつ聞いていいかな?」
える「はい?何でしょうか?」
里志「千反田さんは仮にホータローと付き合えたとしてさ、どんなことをしたいの?そんでもってどんなことをしてもらいたいのかな?」
…そんなこと全く考えてもいませんでした。そもそも付き合ってもらえるのかもわかりませんし…
える「…考えていませんでした。そもそもほんとうにつきあってもらえるかもまだわかりませんし…」
里志「千反田さん、これは大事なことだよ?あと、告白する前からそんなことは言っちゃいけないんだ。そんなこと言ってると叶う恋も叶わないよ。」
麻耶花「そうよ、ちーちゃん。弱気はダメよ」
里志「麻耶花の場合は強気すぎるんだけどね…」ボソッ
麻耶花「ふくちゃん?今何か言ったかな」ゴゴゴ
里志「いや、なんでもないよ!それより千反田さんよく考えてごらん?」
私は、どうなりたいのでしょうか…もちろん今までのように過ごしたいとは思っています。でも、折木さんに…頭を撫でてもらったり、抱きしめてもらったりしてもらいたいです。
える「…私は、折木さんにもっと身体に触れてもらいたいです…抱きしめてもらいたいんです…」
里志&麻耶花「そっか…(青春だなぁwwwww)」
>>951 折木「省く・・・甘美な響きだ、いいぞ千反田」
なるほど、似た者夫婦だな
わたし、気になります!
ほ「(俺も千反田の胸が気になる)」
958 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/05(日) 21:48:54.44 ID:SbJeNxmV0
やっぱり、コメしてもらえると嬉しいですね。高校生の妄想ですが楽しんでいただければ幸いです
どうやら私は折木さんに私を求めて欲しいと思っていたようです。確かに思い返してみると、折木さんに頼まれごとをされた時などは嬉しかった気がします。
あぁどうしましょう。折木さんのことが頭から離れません…折木さんは私のことをどう思っているのでしょうか?私、気になります…
える「…どうしたら、私の気持ちがうまく伝わるでしょうか…?」
麻耶花「そうねぇ…手紙とかはどうかしら?ちーちゃんも手紙ならうまく書けるんじゃない!?」
手紙ですか…確かに私には一番向いてる方法だと思います
しかし、今更しかも恋文を折木さんに渡すとなると気恥ずかしくて、まともな文がかける気がしません…
里志「いや…千反田さん伝えるなら口で伝えたほうがいいと思うよ」
っえ!?なぜでしょう!?私が口下手、特に興奮してしまうと話を折りすぎてしまうのも福部さんもよくご存知のはずなのに、
麻耶花「それは…ちょっと厳しくない?」
私も麻耶花さんに賛成です。自分のことはよく理解してるつもりですから…
里志「まぁ、最後まで聞けって、確かに千反田さんはこういうのを話すのは得意じゃないと思うよ。今までのを参考にすると必ず端を折って話してしまう。」
確かに、そうですが…直接言われるとなんだか悲しいです。シュン
里志「おっと、別に千反田さんを悪く言ってるわけじゃないよ?ただ告白においてはそれがプラスになると思うんだけどな、僕は。」
それって一体どういうことでしょうか?
麻耶花「…どういうこと?」
里志「いいか、告白するときにまっすぐ伝えるのって簡単そうで実は難しいんだ。だってそうだろ?『好きだ』や『付き合って』の一言が本来は言いたいことのはずなのにそれがうまく言えないからごまかしながら口にする人は少なくないんだよ。」
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/05(日) 23:07:03.21 ID:SbJeNxmV0
麻耶花「な、なるほど〜!!確かにそうかもしれないわね!」
里志「しかもだ、『好きだ』って一言をはっきり伝えられたら男なら少なからずドキッとするはずだよ。しかも千反田さんのような人からならなおさらだ!」
麻耶花「そうね!私が男でちーちゃんにそんなこと言われたら一発で落ちちゃうわ!!」
える「お二人共、買いかぶりすぎですよ///恥ずかしいからやめてくださいっ。…でも確かに回りくどく言うよりかはいいかもしれませんね」
そうです、そもそも直接告白するとしたら多分考えても無駄ですから…(笑)
麻耶花「それでちーちゃん、結局いつ告白するの?」
える「そうですね…まだ決めてないんですけど早いうちに告白しないと多分夜眠れなくなってしまいますね」ハハハ…
里志「だったら今日でもいいんじゃない?多分夜ならホータローも平気だと思うし」スマホキドウ
え、え?今日いきなりですか!?それは困ります!私まだ心の準備が、
プルルルルルプルルルピッ
奉太郎「はい折木です」
里志「ホータローかい?千反田さんが話があるから今日会いたいって言ってるんだけど時間はあるかい?」
奉太郎「…夜の7時くらいなら平気だが電話じゃダメなのか?」
里志「電話じゃ話せないことみたいだよ?あとできれば今日中がいいらしいから」
奉太郎「…わかった。じゃあ7時頃に…場所はいつもの河原にしといてくれ」
里志「わかったよ。そう伝えておく、これから出かけるのに時間を撮らせて悪かったねホータロー」
奉太郎「別に構わん、それよりも家を出る前でよかったよ。それじゃ姉貴が呼んでるから切るぞ、じゃあな」
里志「うん、まったねぇ〜」
里志「っというわけでアポはとったよ千反田さん。いつもの河原で7時待ち合わせだってさ」
そ、そんな…突然すぎます…本当にまだ心の準備が出来ていないのに…
キニナリマスキニナリマスキニナリマス!!
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 01:07:00.57 ID:9mpjZe1s0
麻耶花と里志も良いよなぁ
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 10:08:46.58 ID:+Tnfmxg90
える「え、本当に告白するんですか?突然すぎてまだ頭が追いついてません…」
里志「そりゃそうだろうよ。だって夜も眠れないって言ってたのは千反田さんじゃないか」
麻耶花「…そうね。でも約束しちゃったんだからここは頑張るしかないよ!ちーちゃん!!応援してるよ!」ニコッ
える「あ、ありがとうございます…」
あぁ、私が告白するなんて思ってもみませんでした…まだ2時間もあるのに緊張して心臓がバクバクしてきます
里志「じゃあもう少し話でもしてそしたら帰ろうか」
麻耶花「そうね」
える「お二人共ついてきてくれるんじゃないんですか!?」
里志「どうしてもと言われればついていくけど…でも告白のシーンはあまり人に見せるものではないと思うよ?」
麻耶花「大丈夫よ、ちーちゃん。きっとうまくいくから!どうせなら明日の予定も取り付けちゃいなさいよ、土曜日なんだから!」
そうですね…そう言われると確かにそうかもしれません、折木さんも他に人がいるところではきっと嫌がると思います
える「…わかりました。私、決めました。折木さんに告白します!!」ドドンッ
里志「そうこなくっちゃ!頑張ってね千反田さん!!」
麻耶花「結果聞かせてね!ちーちゃん」
はい、こんなにも力強い仲間がいるなんて私、幸せですね!涙が出てきそうです…
このあとは他愛もない会話をして気がつけば帰る時間になっていました。
二人とお別れしたあと一度家に帰り着替えてからあの場所に向かっています。…そう、あの河原に
いい!
いいねえ
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 16:10:46.16 ID:+Tnfmxg90
6時45分…予定よりも少々早くついてしまいました…歩いている足が止まることを忘れてどんどんと進んでいってしまいました。
今、私はすごく緊張しています…でも何故だか楽しい気もするんです。福部さんと麻耶花さんのおかげでしょうね!
える「折木さんに…早く会いたいなぁ」ボソッ
7時になってしまいましたね…もう少しで折木さんは来るのでしょうか?なんだか私このままずっと待っているような気がして不安です…
はっ!ダメです告白する前から弱気になっていたらまた怒られてしまいます!
966 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 16:32:09.53 ID:+Tnfmxg90
奉太郎「ち、千反田!遅れてすまんっ」ゼェハァゼェハァ
7時10分…良かったです…もし来なかったら私きっと、立ち直れなかったです
える「いえ、お呼び立てしたのはこちらですので全然大丈夫ですよ?それよりもそんなに走ってくるなんて折木さんらしくないです」フフッ
奉太郎「いや、外で…しかも夜に待たせてるとなったら走らないわけにはいかないだろう(それに相手が千反田ならなおさらだろう ボソッ
える「えっ!?」
折木さん今、なんて言ったのでしょうか…気のせいでしょうか?
奉太郎「い、いやなんでもない(思わず口にしまっていた…)」
奉太郎「…それで話ってなんだ?」
…沈黙を破ったのは折木さんでしたか…本当は私から言わなくちゃいけなかったのに
決めました…私、告白します!!
える「あ、あのですね折木さん、大切な話があるんです。」
奉太郎「大切な話?」
える「はい…しっかりと聞いてください…私は、私は千反田えるは折木奉太郎さんのことが好きです…」カァー//
言った言ってしまいました…もう引くことはできません…
奉太郎「!!」
える「そ、それでですね…私と付き合ってくださいませんか?」ウツムキ
奉太郎「…一晩…一晩だけ時間をくれないか?」
える「…はい、わかりました。明日…返事を聞かせていただけるんですね?」
奉太郎「あぁ、明日の9時に…もう一度ここで返事をさせてくれ」
える「わかりました。いい返事を期待しています…」
…返事を保留されるということは大体の場合振られる、そう聞いたことがあります。
…そうですね私はいつも折木さんに迷惑をかけていました。振られても仕方ありません…
続き!
奉「千反田、いくぞ。しっかり差し込むから」
える「はいっ」
奉「ところで、この穴でいいのか?」
える「ち、ちがいます!隣です!」
奉「そうか、よく見えないもんですまんな」
える「いえ」
奉「よし、いくぞ!き、きついな」
える「い、いたっ」
奉「すまん。大丈夫か?」
える「大丈夫です。そのまま進んでください」
奉「んっ、んっ」
える「んんっ、あっ」
奉「ふう。やっと入ったな」
える「組み立て式本棚がこんなに大変だなんて知りませんでした」
奉「部材の加工が悪いんだろうな」
969 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 21:59:10.88 ID:+Tnfmxg90
…振られるとわかっていても昨晩はあまり眠ることができませんでした
でも、たとえ振られるとしても笑って対応したいです。
える「それでは、行ってきます」
あぁ…なんだか足取りが重いです…早く自転車をこがなければ遅刻してしまうというのに…
える「…あれは折木さんですね。」
ドキリッと心臓がはねる音が自分にも聞こえてきました。折木さんもういらっしゃってるんですね…
昨日は遅れたのに…ダメですこんなことを考えてはいけません…なのに思考が止まりません。
奉太郎「!!千反田…」
える「おはようございます。折木さん」ニコッ
奉太郎「ああ」
今の私にはこれが精一杯の返事です…うまく笑えていたでしょうか?…きっと笑えていたでしょう
奉太郎「…千反田、聞いてくれるか?」
える「はい」
いよいよですね…
奉太郎「一晩考えたんだ…俺は千反田の告白に答えることはできない」
える「…そう…ですか」ポロポロ
わかっていたはずです、わかっていたはずなんです。なのにどうして涙が…涙が止まらないんでしょう…?
決めていたのに…笑顔で対応しようって。それなのにどうして…
える「お手間をとらせて申し訳ありませんでした。こ、これからも今までどおり接してく、くれたら、さ、さいわ…
もう何も口に出すことができませんでした。それからの私は何をしたかも覚えていません。
折木さんが呼んでいるような気がしていましたが、私は…ただ、ただ夢中で自転車を漕いでいました…
頭に浮かんでいるのはずっと折木さんの返事のときの表情だけでした。少し赤らめたあの表情が…いつまでも私を苦しめるのです…
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/06(月) 22:19:40.92 ID:+Tnfmxg90
…あれからどれくらいたったでしょう…この顔のままで家に帰るわけにも行かずに自転車にまたがっていた私は荒楠神社で足を止め、神社の端の方で小さくなっていました。
える「心が痛みます…麻耶花さんもこんなお気持ちだっただったんでしょうかね。…この気持ちもいつか時効になるのでしょうか?」
奉太郎「千反田ー!いたら、いたら返事をしてくれー!!」ハァハァ
!!折木さんです…思わず身を隠してしまいました。しかし今更私を探して何を言おうというのでしょうか?返事は、返事はあれで終わりのはずです。
奉太郎「千反田ー…ちた…だ…ち…」
…どうやら行ってしまったようです。ホッとしているはずなのに虚無感に苛まれます…あぁ私は自分で思っていた以上にあの人のことが好きだったんですね…
そう思うと、再び涙が溢れてきます…私の涙は枯れることを知らないのでしょうか?枯れない花はないけれど枯れない涙はあるんでしょうか?
こんな時でも気になることが出てきます。思えばこの好奇心があの人好きになったきっかけであり…振られた理由でもあるんですよね…
私は…まだ動くことができそうにありません。この姿を他人には決して見られたくはないですから…
やばいです。980近いです。俺スレ立てできないんです。踏んだらどうしよう…ssはもう少し続きます…明日完成予定です
誰か頼む
972 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/01/07(火) 09:31:26.76 ID:KErR9L+40
ギリギリ終わるかなぁ…
…そろそろ家に帰らなければいけないはずなのに…体が動きません。何とも言えない脱力感が私を襲います。
思い返せばこんなに泣いたのはいつ以来でしょうか?…叔父さんに氷菓の意味を聞いた時以来でしょうか?
…そんなことはどうでもいいです。帰りましょうか…
奉太郎「…やっと…やっと見つけたぞ…千反田ぁ」ハァハァ
力の無い足に力を込めて立とうとしたその時でした。私の目の前には…あの人が、折木奉太郎さんが…
える「お…折木さん…」
ダメです顔を合わせることができません…この場から走り去ってしまいたいです。
える「…」グッ
奉太郎「!待ってくれ、千反田っ!!頼む、頼むから最後まで話を聞いてくれ!!!」パシッ
…どうして、私の名前を呼ぶんですか?どうして、私を止めるんですか?どうして、私の腕を掴んでいるんですか?
どうして?どうして?どうして…?
折木さんにそんなことされたら…私は動くことなんてできないじゃないですか…早くこの場から逃げ出したいはずなのに…どうしてなんですか…
…教えてください。折木さん、私、気になるんです…
える「…」ポロポロ
再び泣き出してしまった私は、その場に力なく座り込んでしまいました…
その時でした…
勃ててくる
折木えるたそ教に入信しました
結末は?
新しいすれ何でもいいから書き込まないと落ちるぞ
第二期やらないの
原作のストックがあまりないからなぁ。
概算だけじゃどんなに引っ張ってもせいぜい4、5話程度のエピソードでしょうし。
プラス鏡や休日を合わせても1クールに届かないんじゃアニメ2期は現状では厳しいと思う。
てゆうか、京アニが氷菓を無かったことにしているようで気になる
色々大人の事情があるのかね?
アニメ奉えるのその後が観たいんだが
そういうのは角川の問題で
アニメ制作会社が勝手にコンテンツをどうこうできないってだけだと思うけどな
「ち、千反田、スカートのファスナーが全開だぞ」
埋めるか。
「折木さん、わたしのぱ、ぱんつを見たのですか!? わたしもうお嫁に行けません! 責任を取ってください!」
「た、確かに、お前の、その、パンツは見えたが、
見たのは俺だけじゃないぞ。里志も見ていた」
まだ埋めてないのかw
梅
「ふ、福部さんも、見たんですか?」
「あ、ああ。別に見るつもりはなかったんだけどね。意外にかわいいのだったね」
「ぐすっ、摩耶花さんに言いつけます」
「そう言えば、こないだ摩耶花とえっちしたときは勝負パンツを履いてたね」
「ええ! 摩耶花さんがですか!? 折木さん! 折木さんはどんなぱんつが好きですか!?」
「え、ええ?」
「今日の放課後お買い物に付き合ってください!」
ume
「パンツは本来白に限るが、千反田、お前は人よりシミがつきやすいんだからやめた方がいい」
「な、なぜそんなことご存知なんですか?」
ほ「この間、おまえが部室で寝てるときに確かめた。寝てても感じるもんなんだな」
え「い、いやぁぁぁぁぁ!」
「ホータロー、それは言わない約束だったじゃないか」
「福部さんもご覧になったんですか?」
「千反田さん。制服の下には、ハーフパンツかスパッツを履いた方がいいよ。摩耶花みたいに。
じゃないと、千反田さん位のスカート丈だとちょっと危険だ。自転車通学だしね」
埋め
梅梅
―――きっと誰かが、あんたの休日を終わらせるはずだから。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。