どうすれば良い聞こえが得られるか、すぐれた人工内耳が作れないものかを研究していたマリ。
そして、疲れ切ってしまい、第三新東京市の公園のベンチで頭を休めていた。
タバコのメビウス・プレミアムメンソールを取り出して軽く一服。
その時、頭の中に「今の段階では音質が悪いが、仮想的に128チャンネル化して、少しでも高音質で
聞き取れるようになれば、音楽が楽しめる人工内耳ができるかもしれない。」とひらめいたのだ。
実際の研究ではその困難は並大抵のものではなかったという。
もちろん、「だめだ!うまくいかない!失敗連続だ!」と机を叩くこともあったという。