【まどか☆マギカ】鹿目まどかちゃんを応援しよう100
ごまどか「ミルキューwwwwミルギェエエエエええええッ!!!!!」ブギュッ!!
厚顔無恥極まるごまどかの顔面につま先蹴りをめり込ませてやった。
ごまどかは鞠玉のように吹っ飛んで顔面から塀に突っ込んでいった。
ごまどか「ヴェッ!!ウェビャアアアアアアア!!!ホムラチャタスケデエエエエェェ!!!」ポロポロ...
塀に直撃して崩れ落ちたごまどかが、情けない泣きっ面で俺の方を振り向く。
ごまどかの肉と骨は割合に柔らかいようで、さほど強く蹴っていないにも関わらず、鼻の骨が砕けて顔の中心が凹んでいた。
手痛いダメージを負ってうずくまるごまどかの体をサッカーボールの要領で足で転がして、ポメの眼前へと持っていってやる。
そしてごまどかが怯えきったこのタイミングで説法をひとつ。
「おい野良、お前飼いごまになりたいらしいな」
ごまどか「ウェヒヒィィィ・・・」コクコク
ごまどかは俺の顔を伺いながら媚びるように首を上下させる。
調子に乗ってご主人呼ばわりしてきた先程の言動の反動もあって、かなり卑屈っぽく見える。
「俺は優秀な動物以外はペットにしない主義でな。お前が俺の愛犬ポメと勝負して勝ったら飼いごまにしてやらんでもない」
その瞬間、ポメの耳がピクッと僅かに動いたのを俺は見逃さなかった。
ポメは一見無表情を装ってはいるが、尻尾が激しく左右に揺れ動いているので内心喜んでいるのが筒抜けである。
俺はポメとごまどかが決闘をするように仕向けてやったのだ。ポメはごまどかの理不尽な餌の強奪が腹に据えかねている様子だったからな。
正当な理由なく背負い込む羽目になったストレスは、ちゃんと発散させてやるのが飼い主の務めだ。
ごまどか「ウェヒ?ウェヒヒヒヒwwwwwホムラチャホムラチャwwwww」ピョンピョン! パタパタ!
一方のごまどかはというと、鼻が潰れているのも忘れて跳ねて飛んでと大忙しの様子であった。
目の前で餌を横取りしても何の抵抗も示さなかったポメのことを、完全に舐めくさっているらしい。
ごまどか「ウェヒヒヒwwwwwwゴハンダヨwwwww」プリプリ...
あろうことかごまどかはポメの餌入れ皿に尻を向けて、その中に脱糞するというトンデモな挑発行為を敢行した。
さらにごまどかは、自分の糞の詰まった餌入れを前足で弾いて、ポメの目の前に滑り込ませた。
しかもゴハンダヨwwwという言われたらはらわたが煮えたぎるようなおまけ発言つきで。
今時ボクサー崩れのチンピラでもこんな低俗な真似はしまい。
さてさてかような品性下劣な挑発行為を受けたポメの反応はというと、完全に表情が消え失せていた。
それと同時に尻尾をゆっくりと大振りに揺らし、地面に深く爪を立て、涎を地面に大量に垂らしているので、
ごまどかに呆れ果てているのではなく、怒りが限界突破したために却って感情が表情に顕れなくなっているのだろう。
決闘の前座としてはこれ以上ないくらい空気が暖まっている。俺はポメの肉体と精神を繋ぎ止めていた楔を解き放った。
ポメ「ヴヴヴゥ゙ゥゥゥゥ・・・!!!」
ごまどか「ウェヒヒヒwwwwミテテネホムラチャwwwwww」パタパタ!
ポメは地獄の番犬のような低く底冷えする呻き声を出して臨戦態勢を構える。
それと対照的に、ごまどかは相変わらず呑気そうだった。
お互いに相手を正面から見据えて出方を伺っている。
ごまどか「ウェヒヒヒwwwww」ピョーン!
火蓋を切ったのはごまどかの先制攻撃の体当たりだった。
ごまどかは勢いよく助走を付けて顔面をポメの左前足にヒットさせる。
ポメ「......」
しかしごまどかの攻撃は、ポメには蝿が止まった程度のダメージすら与えられていない。
ごまどか「ウェ・・・ウェビャアアアアイダイヨオオオオ!!!」ゴロゴロゴロゴロ!
それどころか、自分の攻撃で折れた鼻を痛めたごまどかが反動で大ダメージを受けている。
こいつは自分の鼻が折れていることを素で忘れて顔面体当たりをしていたらしい。アホすぎる。
後の先を取ったのはポメの方であった。
ポメ「ガアアァァウッ!テオアアアアァァァァァ!!」シュッ!ガブッ!
ポメの渾身の一撃が炸裂した。
阿呆のように地面を転がっているごまどかの背後に一瞬で回り込み、ごまどかの寸胴目掛けて鋭利な槍の如き牙を深々と突き立てたのだ。
ごまどか「ウェヒィ?ヴェエッッ...!?............!!!!」ピクピク...
ポメの牙はごまどかの腹の肉を突き破り、内蔵深くまで到達しているようだ。
ごまどかは鼻の怪我など比べものにならないような苦痛に襲われたせいか
あるいは舐めきっていた相手に訳の分からないうちに致命的な一撃を浴びせられたショックのせいか、声を出すことすらままならないらしい。
ところで言い忘れていたが、うちのポメは大型の狩猟犬である。
野ウサギどころか野生の猪でさえ幾度も討ち取った経験のある百戦錬磨の手練だ。
毎年見滝原市で開催されているごまどか百匹組手の国内大会でも5分フラット、歴代一位の大記録を打ち立てたことがあるもののふなのである。
ましてや野良ごまどか一匹の相手など、赤子の手を捻るどころか地面に這いつくばる蟻を潰すも同然に容易なことなのであった。
ポメはごまどかの胴体から突き刺さった牙を引っこ抜いた。ごまどかの黄ばんだ胴体に赤く大きな斑点が浮かび上がる
ごまどか「ヒャアアァァ...ァァァァァ...」コヒュー...コヒュー...
ごまどかは既に息も絶え絶えといった風情だ。だがその割りには出血量はさほど多くはない。ポメが意図的に急所を外したのだろう。
それからもポメの情け容赦無い攻撃が続いた。
手始めにポメは糞が入った餌入れ皿を両前足でホールドして、うずくまって震えるごまどか目掛けてアンダースローの要領で振り回した。
餌入れ皿にこびり付いた糞便が剥がされてごまどかへ向かって飛翔する。放物線を描いて飛んだ糞便はごまどかの口の中に見事にホール・イン・ワンされた。
ごまどか「ウッ!ウウオオエエエエェェェ!!!!」ピチャピチャ...
糞塊を口内に放り込まれた勢いのままに、咀嚼することなく飲み干してしまったごまどかは喉か胃に異物感を感じたのだろう。
吐瀉物と共に糞便をゲロゲロと吐き出した。吐瀉物の一部に、ごまどかが略奪したポメのドッグフードが紛れ込んでいることは言うまでもあるまい。
ポメは自分の朝食が無残な姿で吐き出されたことに怒りを感じたのだろうか。ごまどかの髪を鷲掴みにして顔面を吐瀉物にぐいぐいと押し付けた。
ごまどか「ムウウゥゥッ...モキャアアアアアアアア!!!」ポロポロ...
顔面をゲロと涙と鼻水塗れにしながら短い手足と尾を必死にバタつかせる。折れた鼻が痛むのかもしれない。
ポメ「ワフウウウウッ!!」ドガッ!
ごまどか「ウェエェェ...」ドサッ...
さらにポメはごまどかの脇腹に足蹴りを入れて大人しくさせた後に、腹の傷口目掛けて小便を掛けた。まるでごまどかをいたぶるのを愉しんでいるようだ。
ごまどか「ウェビャアアアアアアア!!!」ビクンビクン!
ポメは元来、このような無駄な暴行を弱者に加えるタイプではない。
ポメがここまで陰湿な報復行動に出るあたり、ごまどかの数々の無礼千万な振る舞いが酷く神経を逆撫でしたのだろう。
傷口に小便が染みたのだろう。ごまどかは吐瀉物塗れの口を大きく開けて雄叫びをあげた。
ポメはまたもやごまどかの腹の傷口目掛けて、今度は後ろ足で大量に砂を掛ける。
小便で潤った傷口に砂が張り付く。ごまどかがもはや幾度目かも分からぬ雄叫びをあげる。
ごまどか「ゴン゙ナ゙ノ゙ゼッダイ゙オ゙ガジイ゙ヨ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!」
話は変わるが先程からのごまどかの言動を見るに、自分が悪いことをしたと認識している様子が一切ないのが気になるところだ。
この現状もごまどかの脳みそ的には、訳の分からない狂犬に理不尽な暴行を受けているとしか思っていないのかもしれない。
やはりごまどかは自分のしでかしたことの責任の重さなんかまるで分かっちゃいない。自分が周りに迷惑を掛けていることにも気付けない低能な害獣なのだ。
ポメ「ヴラ゙ア゙ア゙ア゙アアアアアァァッッ!!!!」ドガッ!ドガッ!
ごまどか「ビイ゙イ゙イ゙イ゙イ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ゙ッ゙!!!ボム゙ラ゙ヂャ゙ダズゲデエ゙エ゙ェ゙ェ゙〜〜!!!!」
しかし馬鹿とハサミは使いようという諺もある。この野良ごまどかはポメの遊び相手として見ると非常に優秀なようだ。
普段は知能と忠信の高さが仇となってストレスを蓄積しやすいポメのことだ。ポメがリフレッシュできるまでごまどかに遊び相手を務めてもらおう。
そのためならこのごまどかを息絶えるまでの間、うちの飼いごまにしてやっても構わない。
滅多に見ることのできない、ポメが心からはしゃぐ姿を見て暖かい心持ちになりながら、俺は二匹分のドッグフードを用意するために玄関扉をくぐった。
おしまい
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゙ヽ.ヽ、 ごまどか禁止中を殲滅するウェヒー
<‐ 、_ ''ヽ ヽ、
ヽ 二--''' ニ''‐-...._、 ,,.. -―-=x,ィx、 __,,___......------ョ~コ、
丶 ´ ..r‐''丁''ミ''コニ 、 /^¨ハ_ W W\フ、..-‐''' コ匸ニニ ..- |ム===―'冖''゙ニ------------------------------------、
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|│ ''|´ 、 {i]ョ i ' / |::i:::λ!''' Д ''lト!」 h_____ノ._ _ _ -====L コココニニニ――――‐''''''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
|弋 、|´ 、 l六 / .|/l/ つ ,'つl! ''゙‐‐―、___|_|` ̄"" ̄ ̄
ヾ' 、_ .| 、 _厶j!」=ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`'―───----┤
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