真希波・マリ・イラストリアス
「櫂くん!弐号機は私でないと動かせないわよ!」
櫂トシキ
「そんな事を言ったって、ここは早く動かさないと、敵にやられちゃうんだぞ!」
真希波・マリ・イラストリアス
「ん?そうだ!あの手があったわ!インダクションレバーをこうやって展開して、
機体を高機動モードにすればいいんだにゃ!では、行くわよ!」
櫂トシキ
「よし!」
真希波・マリ・イラストリアスと櫂トシキ
「「開け!開け!開け!開け!開け!開け!開け!開け!」」
二人の思いが重なった瞬間、シンクロメーターがレッドゾーンに突入。全身に力がみなぎり
弐号機の首が持ち上がりその四つの目が輝くと、その力で使徒の口をこじ開けた。
後方にいた戦艦が口の中に突入。すかさずミサトの号令を出す。
「撃てぇっ!」
使徒の体内めがけて主砲の一斉射、そして自爆。体を膨らまし破裂すると同時に大爆発を起こす使徒。
その大爆発を利用して水中から飛び出す弐号機。無事空母に着地すると同時にその場に崩れ落ちる。
マリは櫂くんのさり気ない(?)サポートを受け初戦だというのに極度の緊張に包まれることなく勝利を飾ることが出来た。
しかしその事に気づくのはもう少し時間が必要だった。
メインはマリがシンクロさせたに過ぎないが…。