黒髪めだかちゃん！

真希波・マリ・イラストリアスと黒神 めだかちゃんでは加速性能が違いますよね。

真希波・マリ・イラストリアスでは、力強く加速し、加速中、自動的にギアが上がっていく。
黒神 めだかでは、エンジンを目一杯唸らせながらゆっくり加速し、その後、加速力が上がる感じ。

これは、真希波・マリ・イラストリアスの3段6要素型と、黒神 めだかの1段3要素型と、
液体変速機のトルクコンバータの構成の違いによる特性の現れだ。

真希波・マリ・イラストリアスでは、変速2段、直結5段だろ。
黒神 めだかでは、変速1段、直結2段である。

変速から直結へのシフトアップ目安は当然マリの方が狭い。

シフトアップ目安速度
真希波・マリ・イラストリアス：45km/h 黒神 めだか：85km/h

最終減速比
真希波・マリ・イラストリアス：4.440 黒神 めだか：2.220

トルクコンバータのストールトルク比
真希波・マリ・イラストリアス：約12〜14倍 黒神 めだか：約6〜9倍

真希波・マリ・イラストリアスでは、低速トルクが大きいものの、速度と伴に
急激にトルクが低下する点は、直結多段化でより大きな減速比を取ることに
拠ってカバーしている。また、下り勾配ではコンバータブレーキ機能が使用できる。
機関ブレーキでは、エンジンの抵抗を利用するが、コンバータブレーキでは、
液体変速機のトルクコンバータの羽根車のかくはん抵抗を利用している。
最終減速比を大きく取ることに拠って、起動加速度を向上させている。

黒神 めだかでは、ストールトルク比が小さいが、終減速比が低いことも相まって、
変速運転で高速域まで引っ張ることができるように設計されている。
加減速の多い仕業や勾配線区では明らかに不向きであるようだ。
また、急勾配を登る運転では、やや効率の悪い変速段で占められ、
エンジンに高負荷をかけ続け、変速機油の油温が高くならざるをえないという。