渚カヲル
「櫂くん、僕のエヴァの操縦技術を見せてあげるよ。」
櫂トシキ
「でも、パイロットスーツが…。」
渚カヲル
「ほら、僕のプラグスーツの予備を貸してあげるから、これに着替えて。」
櫂トシキ
「プラグスーツって、こんなにきついのか…。ウェットスーツみたいだな。」
渚カヲル
「きついと感じるのは最初だけだよ。すぐに慣れると思うよ。
次は、L.C.L注入。」
櫂トシキ
「うわっ!赤い水が入っていく…。溺れる…。」
渚カヲル
「大丈夫だよ。それはL.C.Lと呼ばれる特殊な液体だ。
肺がL.C.Lに満たされることに拠って、そこで酸素を取り込んでくれるんだ。
最初は苦しいけど、すぐに慣れるよ。落ち着いてL.C.Lを飲み込むんだよ。」
櫂トシキ
「うぐぐ…。ごぼっ!!き、気持ち悪い…。血の池の中に潜ったみたいだ…。」
渚カヲル
「次は、起動パルス送信、ハーモニクス信号送信、シンクロスタート。
思考言語は当然日本語をベーシックね。では、エヴァンゲリオン四号機、起動。」
渚カヲル
「こんなの、プログナイフがあれば十分さ。さあ、かかって来なさい。三枚におろしてやるぜ。
うわっ!予想外だった!使徒戦はいつも油断はできない!」
葛城ミサト
「カヲル君!早く逃げて!現在、四号機はB型装備で、その装備じゃ、
水の中はあまり勝手が効かないのよ!」
渚カヲル
「アンビリカルケーブルさえついていれば何とかなるよ。」
櫂トシキ
「カヲルの腕力が足りないようだな。俺も手伝う!」
渚カヲル
「ええっ?あなたはエヴァのパイロットじゃないんだよ!シンクロできるわけはないよ!」
櫂トシキ
「そんなの、やってみなくちゃわからないだろ!」
渚カヲル
「よし!僕と櫂くんでインダクションレバーを握って、ガギエルの口を開けさせるんだ!
開け!開け!ひらけえ〜っ!!」