【まどか☆マギカ】杏子×さやかスレ16【杏さや杏】
まどか☆マギカの杏子とさやかのカップルを全力支援するスレです
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|: : : : : : : : :|'./ i > ヽ /' `ヽ、 \
さやか×杏子【さや杏】も勿論OK
次スレ立ては
>>970もしくは480KBを目安にお願いします
sage進行推奨、荒らし・アンチはスル―でお願いします
◎関連サイト
公式:
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テンプレしくじったすまん
一応貼れてるから許してくれ
8ならあんさや結婚
お早う御座います。
また迷子になりました。
いま外で3列で並んでいるやつでせうか?
意気込んで出かけて、迷った末に到着したのに
結局、ギャグ本と杏さやメインだけどオールキャラな本の2冊しか買ってない
おかしい、そこそこいい本も何冊も見つけたのになんで結局買ってないんだ?
今回は自分も出費少ないな
グッズとかが今回殆ど無いし
杏子ドンブリが瞬殺してたのが若干悔しいくらいか
皆さんはアフターも参加されるのですか?
3着ジャガメ…か…?
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 15:27:35.16 ID:bac8Ik570
レンゲがさやかなんだっけ
すまん、誤爆した
冬の陣一月前だってのに結構新刊用意してるとこ多かったなあ
予算の倍くらい使っちまった
こっちで14冊、けいおんで4冊行ったんでJCで取り返そうと思ったら盛大に散ったわ
SS作者氏も待機中に(多分)見かけた
お疲れ様です
すまん、今日なんかイベあったのか…?東京か?
最後の最後に『最後尾』の札を獲得しました……。
SSのネタにでもします……。
最後尾ごっこ乙
百合だと思ったら男いやがった…ちくしょう
今日聞いた話は全体としてのオンリーは次回京都である
杏さやオンリーも単体でやる可能性もあるが夏コミ以降になるらしい
って事くらいか
とらとメロン、まだ今回のオンリーの委託分全部は出てないか
どうやら公式のカレンダーは新規絵無しの杏子無しらしいので、オンリーでカレンダー買ったが中々いい内容だった。
しかし、金使いすぎたな…
>>27 でも大御所というか鉄板セメントな3カ所はもう出てるね
あー!?
カレンダー忘れてた!?
あたしってほんとバカ…
>>32 そうかすまん
今回のオンリーはざわめきじゃんぼさんの新刊がかなり良かった。
計20冊の購入ですた
前回も出たから既刊買わなかった分前より冊数は減ったな
じっくり読んで冬までの糧にするわん
行った奴しかわからないレスは同人スレでやってくれ
だから同人絡みの話題は嫌なんだ
レポならいいけど、何冊買ったなどどうでもいい
それのどこが杏さやなんだ
同人スレやれ
アレヤルナーコレヤルナーってやつはなぜそれだけを言いに出てくるのだろう
そいつも含めてそいつが追放したがってる話してる形にしかなってないのに
他の杏さやの話題で盛り上がって流すより自分の叩きたいものを糾弾するのが先に来るものらしい
ところで、杏子とさやかに将来的に(ゆまの妹になる)娘が魔法的な何かとかiPSとかで生まれるとしてどうなるかの話でもしようぜ
どっち似とか
>>37 それはもちろんエントロピーを色々凌駕しちゃうだろ。
赤と青を混ぜたら紫色かなと思ってしまうが
>>34 お疲れ様
おすすめの新刊があったら教えてくれると嬉しい
>>35はアンチなので無視の方向で
イベントレポとかどんどん情報頼むわw
お勧め何があったか俺も情報がほしい
レポは現場との雰囲気を味わう感じで好きだな
詳しい話は明日帰ってからでもさらっと話すか
個人的に良かったのはモバゲー仕様の杏さやコスプレを見かけたこと
いましたね学ラン杏子とブルマさやか。
モバゲーでは杏子が玉入れの玉をさやかにぶつけていましたが、仲良さそうで何よりです。
ブルマの人は気合い入ってたなあ
どこもそれなりだったけど杏さやスペースが一番盛況だったかもね
そんなニッチなコスがw
いや学ラン杏子とブルマさやかはいいものだが…
そういえば素麺パッケージの白ドレスさやかとかもいたもんなあ過去のイベントには
行きたかった杏さやオンリー
新刊欲しくてわくわくしてる自分がいる。
はよ仕事終われ終われや終わってください
>>41 イベントだけど、おれは他との比較できないんだけど、盛り上がってたと思う。
混んでるから歩きにくくてしょうがなかった
イベントに来てない人にはねー、会場で見れた色紙を見せてあげたいよ。
モノクロのさやかと杏子二枚セットの色紙ですげーーーーいいのが
あってさ、欲しかったな。
買えなかったけど、見れただけでも幸せな一品だった
公式のカレンダー卓上のは杏子いない上に既存絵のみとかマジ
けど表紙の為に買うかなぁ…杏さやだし
表紙だけのために1500円は高いが杏さやの為だ。
来年からは手を抜かないでくれよ公式
ホントに新規絵無しなの?
昔買ったらきすたのはフル新規絵だったから新規が当たり前かと…
>>53 杏さやで並べるためにメガミ二冊買ったのより安いか
>>54 手抜いてるところのも結構多いもんなんだよ。ま、本当だったら一年間表紙だけ飾っとくか。
今日アキバで確認してきた
卓上も壁掛けも新規絵は無し
壁掛けが今までで一番評判がいいパジャマパーティの集合絵があるからスペースとかが許すなら壁掛けをオススメする
>>58 卓上も壁掛けも初期の頃から最終回ごろまでの既存絵がメインっぽいからそれだけ
>>60 凄いな、卓上なんか見事に一人だけいないじゃん
どういうことだおい…
完全に京アニあたりとは、グッズの製作方針が違うのだろうよ
ちょっと前までまどかはグッズに使われるイラストが使い回しばかりと批判されていたがまたそれに戻ったな
>>54 京アニはらき☆すたもハルヒもオール描き下ろし+レギュラーだけどサブキャラ(ひよりやパティ、鶴屋さん、朝比奈など)にも見せ場を描いてくれるので
サービス精神旺盛すぎる部類に入ると思う
他の会社のカレンダーは壁掛けみたいに表紙だけ描き下ろしであとは使い回しなんてのも多い
それにしても卓上はちょっと酷い。全部使い回し+メインキャラ(杏子)をハブるなんて杏子ファンだけでなく作品ファンだっていい気しないのは、少しの想像力があればわかろうはずなのに
壁掛けのやつ、せめて破るタイプじゃなくてリングタイプならよかったのにな
>>64 人気あるのに各キャラのキャラソンCD出さないしな
らきすたなんて背景コンビとか自虐ネタとかこなたの親父までキャラソン出してるし
こなたの親父ワロタw
杏子ちゃんやまどっちの父親が出すようなノリか?
人気あるアニメが全部キャラソン出すかと言えば、それは大間違いですぞ!
まぁ既にまどかのキャラソンと杏さやのキャラソンはあるけど
こなたの親父は主役回あり
拝啓コンビも随所で目立っているのでサブのサブキャラの杏子やまどかの親父と比較するのは間違いかと
>>66 まどかは声優さんにとっては金銭的にも美味しくも楽しくもないかもね
ミニライブさえない。ゲームのイベントでもトークオンリー。イベントでメインキャラ全員揃ったこともない
ソングだってOP、EDは声優さんには回ってこない。キャラソンも一般販売がない。全員分もない
>>68 新規絵は嬉しいけど上半身漫画イラストは微妙に嬉しくない
配置については杏さやほむまどになっていてよくわかってるなw
>>69 何となくわかったサンクス
>>71 すまん
らきすたはメインキャラの顔しか知らないんだ
しかし杏子の視線ブレないなw
何も食ってないってのは珍しいな
食欲よりも大事なものということだろ
つかもう冬なんだなー。魔法少女は風邪ひくのかな?風邪ひいた杏子を看病するさやかとか
>>68 のさやかちゃんが
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
に見えてきた
仕事疲れか…
>>67 詢子ママと早乙女先生が出すなら絶対買う。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/29(火) 10:18:11.42 ID:5pS219tN0
>>81 見れねえぞ
>>60 せめて最近の公式杏さや絵入れて欲しかったよ…
>>77 さやかが杏子が風邪ひかないようにマフラーとかあげたりするといいな
ageすまん
>>82 あれ、おかしいな…
まあいいや杏子「ポッキーゲーム…?」ってSS
>>86 見れた
面白かったw
何か杏子ちゃんはイジワルされる側の時がすごく可愛いと思うんだ
>>86 なんですかそれ。
あまりにも甘すぎます。
>>68 ちゃんと杏子はさやかを見、ほむらはまどかを見にしてくれてこの担当者わかっとるな
こう書くとアンチスレで叩かれそうだが杏子とほむらは似てる部分は似てる
二人とも初めて身近に感じた相手がいて(杏子はドラマCD3で変わってしまった可能性があるが杏さや中の人対談では杏子が初めて身近に感じた相手はさやか)、その相手にずっと執着して追い続ける
杏子はどの世界でも出会ったらさやかを追いかけ、ほむらは何度もやり直してまどかを追いかけ〜
二人が追ってる相手のさやかとまどかは全然似てないのに
ボタンのかけ方が正しくいけば杏さやほむまどで個性豊かな仲良し4人組になれるのにな
>>84 なるほどね...
確かにほむらと杏子叩いて得するカプって言ったら一つしかねーわなww
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/29(火) 11:38:33.80 ID:yAyDJf2OO
>>89 杏子は無私の献身、ほむらはまどかにカッコイイ自分を見せたいエゴ、全然違う
だから杏子は最後に「お前は自分の事だけを考えて生きろ」と非難したんだろ
ほむら美化も行き過ぎると反感を買うぞほむら厨
>>86 忘れかけてたドキドキ感がよみがえってきた
良さ気なAA見つけてきた
__,..-':::::::::/: : : : : : : : : : : : : :- 、: : : : : : \ / / , \
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/: V__: : : :人: : : : : : : :| `ヽ_,斗七 i: : : : : レ-ミ / i / ,イ i
/: : :!: : : : : : :ヽ: : : : : : :i - `" ヽ: :/ __! : : : / ノノ x、 V ./ ,イ i .!
/;イ: ム: : : : : : ;斗─ミ: :∧ }ノ/ i: : : / r " `゙==- .V /二 」 ,
,/" i: : ハ: : : : : : : :| `- 、: : ヽ、 ,/" i: : /. / ⊂⊃ ./ /! i ./
.!: : : ヽ: : : : : ,x──ミ、 ̄ ⊂⊃〈 / /-二」 /
i: : : : : ヽ : : : ヽ ノ:ヽ レ' i , " / ! /
! , : : : :, V : : : i ヽ _) , .! / ./___.ノ /
, イ: : : : :ノ ヽ、: :i 、⊂⊃ /ヽ、 / _,> " 丁 /
/ .i : ; -." i \ ヽヽ、 , - 、 / `>-<  ̄ , --、! ./
/ " 人、 iヾ、ヽ ___`二 // `> " `ヽ ,イ ,入"
/ \ ` ヽ、 `ヽ ヽ ./ , - " ヽ、 / レ' ヽ、
/ \ \ ` 丶/____ , イ |ヽi 、
/ \ ヽ、 i ! ヽ
./ /\ __, --ヽ \ .} } ヽ
>>96 まあ、なんちゅうか似た二人だな
多分杏子とほむらの視線の先にはさやまどがいるんだろ
元は違ったかもしれないけど、サメとイルカが似るように、似てしまったんだろう
>>99 マミさんが主人公だなw それも面白そうだけど
>>100 惜しいな、既出だ
けどこれはやっぱりエロいw
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/29(火) 20:10:44.95 ID:yAyDJf2OO
>>98 まどかに何とも思われてないと解ったからって杏子に擦り寄るなほむら厨
ほむらはぼっちって公式で決定したんだよ
杏子にダメージさえなければほむらはあの場で殺されてる、その位仲悪いだろ
ほむら厨は本編を都合よく解釈する事しかしないから嫌われるんだよ
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/29(火) 20:17:39.87 ID:yAyDJf2OO
杏さやスレでほむら擁護するなんて愚行もいい所だな
>>99 平和組の版権絵とは珍しいね。杏子はさやかの方見てるなww
>>97 次スレの
>>1のAAこれでいいな
>>99 杏子 「…………………」
ほむら「…………………」
まどか「キャッキャ」
さやか「ウフフ」
マミ 「マミどやぁ」
ほむら「楽しそう…」
杏子 「あんた、あいつらと一緒に滑らないのか?」
ほむら「その必要は無いわ。私はここでまどかを見守ることができれば…」
杏子 「滑れないってわけか」
ほむら「んぐ…。そういう貴方は、何故、美樹さやかと一緒に滑らないの?」
杏子 「た、たまには見物してるだけってのもいいんじやねえの?」
ほむら「滑れないのね」
杏子 「くっ…」
まどか「ほむらちゃーん、ほむらちゃんも一緒に滑ろーっ」
ほむら「まどか!? ええ、今行くわ」
杏子 「あ、おいっ」
つるっ
ずでーん
杏子 「滑れないのに無理しやがって…」
ほむら「(失態だわ…まどかの前で…)」
ほむら「(こんな蛙みたいに無様な姿を、まどかに見られてしまった…)」
ほむら「(死にたい…)」
さやか「おーい、生きてるかー」
ほむら「あ、あなたは…」
さやか「あんた、滑れないの?」
ほむら「…………」
さやか「よーし、それじゃ特別にこのさやかちゃんが教えてあげよう」
杏子 「何だって!?」
杏子 「さやか、あたしも…」
つるっ
ずでーん
さやか「…何やってんの」
杏子 「受け身の稽古」
美樹さやか、ゲットだぜ!ってか?
>>97 うおおおお何これ超かわいい
職人の方GJ
>>108 杏子ちゃんキタコレ
フィギュマで原作のあんなシーンやこんなシーンを再現するのが楽しみ……ウェヒヒ
杏子=蛇っていい加減しつこいなあ
他のこと言えないの?
こりゃひょっとしたらさやかをネックハングするシーンも再現出来るかもね…
再来年は巳年でその次は午年
来年の今頃は杏子の蛇年賀でその次は杏子のユニコーン年賀が登場するのかも
>>111 とは言っても武器からして蛇節槍と呼ばれ、アニメシーンも蛇っぽいのが随所に
今回のフィギュマなんてまんま蛇
もしかして蛇が嫌いですか?
蛇と思う人には蛇に見え
一角獣と思う人には一角獣に見える…
つまり杏子は鵺!
>>114 蛇は大好きだよ
けど杏子=蛇ってこのスレで何度も何度も何度も何度も繰り返し言われてたらいい加減うざいってこと
ループしてない話題のが少ない気がするが自分が興味ない話題はスルーしてりゃそれですむもんじゃねえ?
いちいちウザイとか言って話を止めないと気が済まない?
>>116 フィギュマで蛇っぽい燃料が来たので一つ
>>115 ユニコーンが杏子自身で、蛇は杏子の召喚獣・・・ということなら丸く収まるかな?
角に、蛇に、あと赤い魔法少女服の裾をエイっぽいと見ると…
>>119 何故か赤いスカート部分もってムササビーってする杏子が浮かんだ
>>117 確かにそうだな
すまんかった
頭冷やしてくるわ
>>119 杏子が蛇と言われるのも多分にこの人の影響もあるんだろうな
自分も初めて杏子を見た時、王蛇が来た!と思ったもんだ
モバゲーのイベント、トップ絵が既に杏さやだ……
「虚ろな人魚姫」というタイトルのイベントが今日から始まってる
バナー絵が海底で眠るさやかと、その頭を撫でる(?)杏子
冒頭から無茶な戦いをするさやかに忠告する杏子……で、反発さやか
それに対して先輩に向かって……と杏子が憤るも、魔法少女に先輩後輩は関係ないとさやか反駁
結局、傍にいたほむらが「先輩なら先輩らしくしなさい」と窘めて落ち着く
続きはまだやってないから分からない
>>129 さやかをもっと左に寄せれば膝枕になるぞ!
コラ職人さんどうでしょう
このスレにコラ職人いるのかな?
いれば頼みたい
たぶんさやかの頭で杏子の顔隠れちゃうよ
>>133 うむ
>>134 杏さや多いなw
金賞は3つともキャラが立ってていい
けどさやかェ・・・w
>>128 早く続きを見たいんだけど、すぐに行動力が尽きてしまって進まない。
オープニングでオリジナル魔法少女っぽいシルエットも何人か出ていて、
凄く続きが気になる。
イベント終了の12月7日までに最後までいけるだろうか。
絶対課金しないと決めて始めたんだけど、行動力回復を買いたくてしょうがない。
キーボックス50個くらい要るらしいし、課金しないとまず無理
杏さやストーリーありそうだし全話見たいんだが……
お得意の課金しないと楽しめないシステムだな
これだからモバゲグリーには死んでも手は出さん
イベントクリアしたけど杏さやに喧嘩売ってるような部分あったよ
モバゲーのストーリーには期待しない方がいい
イラストとちょっとした小話だけ楽しめばいいゲームだから
杏さやに喧嘩売ってるような部分……
それはそれで見たい気もする
>>141 ゴメン正しくは杏さやファンに喧嘩売ってる、かな
ネタバレになるから書くのは控えるが特に杏子ファンはなんとも言えない微妙な気分になるよ
むしろそこはネタバレしてくれよ
じゃあ少しネタバレ
本編の杏子の台詞、使い魔放置や願いは自分の為に使えとか上条の手足つぶせ発言を
まるっと敵のオリキャラにパクられてる
最後にさやか助けるのも敵のオリキャラ、というか最後なんだか色々とひどかった
予想以上に酷かったでござる、最低SSかよ…
よくわからんけどまたもや誰得感がすごいな^^
逆の意味で期待を裏切らないな
手を出さなくて正解
プレイする側としては逆に知れて良かった。
ある意味安心してできるよ。
あんこが既に仲良しモードに入ってるせいなのかね
それにしても助ける部分までオリキャラにやらせる意味がわからん…
何のためにマミさんがいてあんこが最初からいるのやら
モバゲあんこはちょっと口が悪いだけの素直にさやかちゃん大好きなお友だちなんですか?
絡みさえあればそれでいっこうにかまわんよ
絡みさえ…
>>144 おりこのゆまみたいなもんか
ゆまも嫌っている人は徹底的に嫌っているからね
今更ながらモバゲで一緒に鯛焼きを食う杏さやを初めて見た
デフォルメキャラかわいいな
今までにイベントこういった杏さやなムービーってあったの?運動会とかあったらしいが…気になる
モバゲーってさやかはかなり優遇されてるけど杏子はあんまり出てこないしそんなもんだろw
直球w
クレアさんは杏子と同門か。
さやか「よし、杏子!あんたもシスター服着て対抗するのよ!」
杏子「よしきた!」イソイソ
さやか(こいつ本当乗せやしー、眼福眼福)
同じ門派とは限らない
ローマカトリックとプロテスタントは血で血を争う関係
キリスト教は同じキリスト教の他派を皆殺しにして大きなってきた
杏子はキリスト教グノーシス派かも
あんあんさやさや
>>149 敵オリキャラの特殊能力でさやかが魔女になるのを防ぐから仕方ない面もある
でも本編みたいな杏さや展開に期待してると、話が進むにつれプレイヤーの瞳が虚ろになってくよ
杏子とさやかの絡みもあるけど敵キャラがいろいろ喰っちゃってるからなあ
今回のイベントで良かった点といえば、今にも泣きそうな顔の杏子が超カワイイという所と
最初のイベントのムービーの出来がいい所。運営は絶対さやか好きだろと思った
モバゲーってこんなにオリキャラでるのか
さやかを救うのは杏子の愛でなくては
モバゲやってみるかな
杏子とさやかの絵がかわいすぎるww
ゲームはPSP迄我慢
ついに12月か。二人でくっついてればあったかいよね。
お茶目なマミさん渋タグ数調査2011年11月30日
11月は我らがマミさんの不肖の弟子・さやかが躍進!!
さやか、杏子のタグ数2万突破は年内達成確実です
勢いは、さやか156>>まどか134>杏子123>ほむら118>マミさん100
マミさんは今月は最下位でした(つД`)
続いて渋まどか☆マギカカップリングタグ数ランキング
マミさんのカプは今月も3位につけています!
年内到達500を目指してガンバです!!
ほむまど/5,879
杏さや/5,337
マミまど/453
マミほむ/387
マミあん/305
ほむあん/302
ほむQ/302
さやまど/282
キュウマミ/175
ほむ×ほむ/171
恭さや/110
まどあん/107
ほむさや/75
タツほむ/63
マミさや/58
杏ゆま/45
キュウまど/43
ゆま杏さや/31
シャルマミ/25
仁さや/22
杏シャル/13
ゆま杏マミ/9
杏仁/8
仁まど/6
おりキリ/5
きょうきょう/2
参考
まどほむ−ほむまど/666
さや杏−杏さや/172
渋まどか☆マギカカップリングタグ数合計
マミさんは1,400の大台を突破!!
ほむら/7,179
まどか/6,770
杏子/6,159
さやか/5,884
マミ/1,412
上条恭介/110
千歳ゆま/85
志筑仁美/36
青と赤ってなんか映えるよね
>>166 ほむほむ操作して杏さやをくっつけたりできるといいなぁ
フランス国旗見ると白いところにハートマーク描きたくなるよね
厚生労働省のマークが9話のあの赤と青の混ざり合った奴に見えてくるから困る
>>77 杏子に薬を口移しで飲ませるさやかとかいいね
>>176 そういうのはいいです(AA略
じゃなくてあったかいおかゆをフーフーして食べさせてあげるシチュがいい
さやか「ちょっと、あんた大丈夫?」
杏子「大丈夫にみえるか」
さやか「(みえないけど)・・・みえる」
杏子「じゃあ大丈夫だ」
さやか「なにそれ」
杏子「さやかが大丈夫にみえるっていうならあたしは大丈夫なんだよ」
さやか「意味わかんないんだけど」
杏子「いーんだよ」
さやか「つっても全然大丈夫じゃないでしょ」
杏子「魔法少女なんだぜ、こんくらいへーきだ」
さやか「魔法少女も風邪引くのねー。ところで薬は飲んだの?」
杏子「魔法少女に薬はいらねー」
さやか「飲んでないのね」
杏子「あんなんきかねーって」
さやか「飲んでないのになにいってんの、持ってくるから」
杏子「いらねってば」
さやか「はい、起きれる?」
杏子「いらねー」
さやか「・・・あんた、まさか」
杏子「な、なんだよ」
さやか「薬飲めない?」
杏子「・・・・」
さやか「ふふふ・・・そっかそっかー!杏子はお薬飲めないお子ちゃまかー!」
杏子「やかましい!っごほっ・・・」
さやか「あ、ごめんごめん」
杏子「とにかく、薬はいらねー」
さやか「だーめ、良くなんないよ」
杏子「(引きさがんねーな、どうすっか・・・・あ。)じゃあさやかが飲ませてくれよ」
さやか「はぁ?」
杏子「こう、口移しでさぁ」
さやか「なっなんであたしが!!」
杏子「じゃあ飲まない」
さやか「ぐぬぬ・・・」
杏子「(これなら無理だろ、へへ・・薬なんか飲むもんか)」
さやか「・・・・・」
杏子「・・・・・・」
さやか「わかった」
杏子「ははは、やっと諦めたか・・・ってはぁ!?」
さやか「やってやるわよ!!」
杏子「いやまて、さやか。落ち着け」
さやか「なによ!あんたが言い出したんでしょ!」
杏子「そ、そうだけど。んな無理にやらなくたっていいんだから」
さやか「じゃあ飲んでくれる?」
杏子「いやだ」
さやか「・・・・もういいわ」
杏子「はぁ。やっと諦めってさやかなにして・・・むぐぅっ・・・」
さやか「・・・はぁ」
杏子「っげほ・・・はぁ・・・はぁ(まじでやりやがった・・・)」
さやか「・・・はやく治しなさいよね」
杏子「お、おう」
さやか「風邪引いた」
杏子「なんか・・・すまん」
さやか「薬飲ませてくれたら許す」
杏子「やだよ苦いじゃん」
さやか「拒否権なんか、あるわけない!」
杏子「そんなのあたしが・・・まぁいいか」
iPhoneでぽちぽち打ってたらそういうのはいいですレスに気づかなかったでござる
あたしってほんと・・・速さが足りない!!
杏さやは百合じゃなくたっていいじゃない
と思ってたけどこれは・・・キテルネ!
最近ワーキング見てると、ニヤニヤが止まりません
ワーキンだって
いい加減盗みで生計を立てるのはやめようとバイト先を探すあんこか
>>179 キマシタワー
>>183 杏子がバイトするならなんだろうな。接客とかはあまり向いてなさそうだが
ゆまをみるに、子供の世話が上手そうだから家族連れの多いファミレス
農業だろ
夫婦で農業営むのか
しまった、農業とか保育士とかバイトじゃねぇなww
夫婦で喫茶店とか
バイトじゃないけど
もう職業でいいよ
杏子は対人関係が抜群で体力知識があるからどんな職業でもできそう
さやかは対人関係では根本的には曲がったことが嫌いな正義の人+意地になりそうなのでちょっと難あるかも
ローソンでバイトか料理を覚えるついでに飲食店でバイトが似合いそう
平成14年4月から中学の1、2年で武道とダンスが義務教育化、3年では選択制となる
武道の範囲:柔道、剣道、相撲、地域や学校に応じたその他の武道
※その他の武道には弓道、なぎなたなどが入る
まどか、ほむらは弓道
やかは剣道、杏子はなぎなたですな
じゃあさやかは専業主婦だな
さやかですなorz
ちなみに我が地方では、柔道、剣道と「空手」となっとるはずです
空手は専守防衛の武道で武器も使用ありで脚技も多彩な杏子向き
剣は脚元の防御が弱いのでさやかも修得しておくべき武道でございますよ
>>195 さやかは日常で対人関係で問題起こすような学校描写じゃないしなぁ…
正義に拘るというか、マミさんの後継に拘るのはマミさんに連れられて行った
あの3話で何も出来なかった後悔が原因のトラウマだし
>>200 まどかが思い込みが激しくて意地っ張りですぐ人と喧嘩するとかいってなかったっけ
>>195 対人関係バツグンっても初見で槍ぶん回してきたりもするし。
親しい人以外には誤解されやすい性格だとは思うよ。
杏子はキツそうなイメージ与えるだろうな
餌付けされてるのみて印象が変わるとかそんなん
>>201 喧嘩仲裁の為の誇張された方便じゃね?
少なくとも孤立する事も無くまどか以外とも女子グループを形成してるぐらいには円滑なようだし
何事も無ければチャキチャキの江戸っ子タイプみたいな子
さやか「あんたの魔法少女服やっぱり随分薄着だよねえ…」
杏子 「あんたが言えたことじゃないと思うけどね、まあ寒いとかはないし平気だよ」
さやか「いやもう12月だよ?流石に寒いでしょ!それにさ…」
杏子 「なんでさっきから目逸らしてんの」
さやか「いや、乳首が…」
杏子 「乳首?…ってどこ見てんだよ変態!」
さやか「え、あたしが!?どう考えても乳首うかしてる奴のほうがおかしいでしょ!」
杏子 「さ、寒いんだからしょうがないだろー!!
別にあんたらとQBと魔獣ぐらいしか見るやつ、いないし!」
さやか「それ以前に下着はどうしたの?5話でもノーパン疑惑あったけど」
杏子 「…変身すると消えちゃうんだ…
あーこういうもんと思って気にしないようにしてたのに
さやかが変なこというから急に気になってきちゃったじゃんかーもぅ…」
さやか「あーごめん…今度絆創膏はったげるよ
てかやっぱ寒いんじゃん、とりあえずあたしのマント入る?
胸も隠してあげるから」
杏子 「入るっ!」
さやか「(乳首ダブルクリックしてえ…)」
http://stat.ameba.jp/user_images/20111129/10/figma/82/15/j/o0530053611641054848.jpg 胸がなんかえろいfigma杏子ちゃん本日より案内開始だよー
206 :
【凶】 :2011/12/01(木) 17:57:01.40 ID:UfFeKcxV0
小説版とか見るとさやかが一番社交性があるように感じるけどね
友達が多そうだったから
人と対立するというのは正義感が強い上に人とトラブルになっちゃうんじゃね
さやかはポイ捨てしている人がいたら全くの他人でも注意しそうだ
乳首勃ってるように見えたのは俺だけじゃなかったようだ
一般常識が一番ありそうなのがさやかだしな
平均的な一般人の感覚を持っていそう
210 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:14:02.06 ID:9tu93OeT0
・
・
・
・
・
今日の私は何かおかしい。
考えもまとまらないし、なぜか体もだるい。
まるで自分が自分じゃないみたいだ。
意識はしっかり保ってるし、自分が何をしたかという自覚もある。
でもあの時の私の精神状態は異常だったのかもしれない。
冷静じゃなかった。
普段の私なら絶対に考えないようなことを考えていた。
美樹さやかを見ているうちに、なぜかパパの顔を思い浮かべてしまったんだ。
あいつは――。
魔法も奇跡の他人のために使うものだと言った。
それこそが正しいとあいつは信じきってる。
まだ何も知らないからだ。
あいつはガキだ。
夢とか理想とか、そんな有りもしないモノばかり追いかけてる。
今だけなんだ。
キョウスケって奴の怪我を治して、巴マミみたいに魔女と戦う正義の味方になりきったつもりなんだ。
どうせすぐ音をあげるさ。
「きみの行動は不可解だね」
また、こいつは。
話がある時にはいないくせに、来て欲しくない時に限って現れる。
「いったい何がしたいんだい? 僕はてっきり美樹さやかを排除するものだと思ってたけど」
「さらっと言ってんじゃねえよ。そうなったらあんたも困るんじゃないのかよ」
「僕は別に……巴マミの代わりにきみが来てくれたから、この町の魔女退治については何の問題もないしね」
相変わらず声に抑揚がない。
こいつの場合は利害云々とは違う、もっと別の目的のために動いているようにも見える。
「それより美樹さやかが居て困るのはきみの方じゃないのかい?」
「別に困りはしないさ。あんな奴、すぐに潰せるんだからね」
「だったら何故、”すぐに”潰さないんだい?」
「………………」
私は口だけの奴が大嫌いだ。
実際にはできもしないくせに、恰もできるかのように豪語する奴が。
それは――私なのか……?
何もできないのは……。
「佐倉杏子、あまりに非効率的だよ。戦いで無駄な魔力を使った挙句に、グリーフシードを手放すなんて」
「あんたには関係ないだろ」
「これはたんなる助言だよ。いいかい? 僕が見る限り、きみたちは決して相容れない。
この町に留まる以上、どちらかがどちらかを倒すしか方法はないと思うよ。そして勝つとすれば……間違いなくきみだろうね」
「当たり前だろ。でもあのイレギュラーはどうするのさ?」
「彼女はきっと誰の味方でもない。独特の倫理観で動いているようだけど、少なくともきみの敵には成り難いね。
前回は両者の力量を見るために敢えて仲裁に入ったんだと思うよ。だから次は――」
「介入してこないってワケか…………」
「そうなるね」
面白くもつまらなくもない。
契約した当初はこいつからは色々と教わったが、今となってはただの話し相手だ。
それも相当ウザイ部類の。
私もバカじゃない。
こいつが何を狙っているのか、大体は分かってるつもりだ。
「なら、あいつを始末するなら今しかないってことだな」
だから私はこう言ってやった。
この後のこいつの返答で意図が分かるだろう。
「もう少し的確に言えば、”美樹さやかが力をつける前に”ということになるけどね」
211 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:15:34.96 ID:9tu93OeT0
やっぱり、そうだ。
キュゥべえは――私をけしかけてる?
わざわざこの町にやって来て、諍いを起こそうとする私を止めるどころか。
むしろ私が巴マミの後釜に座る――つまり美樹さやかを潰す――のを誘導しているような気さえする。
「………………」
思えば。
私にどんな反応を期待したのか、巴マミが魔女に殺されたことを知らせに来たのもこいつだった。
魔法少女が不在になったこの町を代わりに守ってくれ、とは言わなかった。
正体不明のイレギュラーが既にいたんだ。
魔女討伐を考えればわざわざ私に教えに来なくても良かったハズだ。
急に――いや、違う。
ちょっと前からだけど。
こいつに対して不信感が湧き始めた。
情報はくれるが戦いでサポートしてくれるワケじゃない。
アドヴァイスらしい言葉も投げてくれるが、よく聞けばそれもただ事実を述べているだけだ。
願いこそ叶えてはくれたが、それ以外では敵でも味方でもない存在。
それが私にとってのこいつだ。
実際、こいつはいつも私の傍にいるワケじゃない。
美樹さやかと契約した事から、あのルーキーの元にもいたりするんだろう。
私にとっちゃどうでもいい話だ。
キュゥべえが何時、どこでどうしていようと関係ない。
この胸のざわつきさえ治まれば――。
「………………」
私の考えを汲んでくれたのか、あいつはいつの間にかいなくなっていた。
結局、そうなんだ。
それでいいんだ。
私の周りにはいつも”誰も”いない。
まともに話せる奴も、心を許せる奴も。
誰ひとりいない。
「………………」
私がキュゥべえを毛嫌いしながら、それでも憎めないのは――。
あいつが私にとって、唯一の話し相手になってくれるからだ。
何もかも無くなった日から、傍にはあいつだけがいた。
いちいち損得や合理不合理でモノを考えているらしいあいつが、私に同情したとは思わない。
ただ、それでも私は少しだけ嬉しいと感じていた。
生きていくだけなら魔法の力で何とかなる。
でも話し相手だけはどうにもならない。
朝起きてから夜に寝るまで、誰とも話さない日だってあった。
それが続くと時々、正しい日本語の発音すら忘れそうになる。
言葉なんて要らないとさえ思ったことがある。
212 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:16:52.90 ID:9tu93OeT0
水があって、食べ物があれば――。
どんな生き物だって生きていける。
「………………」
でも、そんなのはもう”人間”じゃない。
ただ生きているだけの生き物だ。
死んでいるのと同じだ。
――なら、私はなんで生きてるんだ?
パパやママを死に追いやって、なんで私はまだ生きてるんだ?
「ああ、クソッ! なに考えてんだ、私は!!」
ポケットをまさぐる。
運の悪いことに菓子のストックは切れていた。
ついてねえな。
「………………」
大体、生きるや死ぬに理由なんてない。
いちいち何のために生きてるかとか、どんな死に方をするかなんて考えるだけ無駄だ。
それは――分かってる……。
分かってはいても……。
ふとした拍子にパパやママのことを考えてしまう。
自分だけが今も生きていること自体に、罪悪感を覚えてしまう。
パパは神様から与えられた命を自ら絶つ行為は、何よりも重い罪だと言ってたけど。
じゃあ今の私は――?
何も罪を犯してないっていえるのか?
「分からねえ…………」
何もかもが分からなかった。
何が分からないのかも、分からない。
家族と家を失った次は、考えることも失くしちまうのか……?
「………………」
今さら失うものなんて何もない。
私はそう思っていた。
でも――。
この時、私は大事なものをひとつ、失くしていたようだった。
213 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:18:46.46 ID:9tu93OeT0
敗北なんて認めたくない。
私が負けたら、それはマミさんが負けたのと同じだ。
なのに――。
私の体は動いてくれない。
痛みは殆どないのに、全身が痺れたように動かせない。
「さやかちゃんっ!!」
遠くでまどかの声がした。
多分、私を心配して来てくれたんだろうけど……。
こんな無様な姿を見られるのはイヤだ。
私はもう魔法少女なんだ。
魔女を倒して、みんなを守る存在なのに。
「さやかちゃん!!」
なのに何もできないまま、私はこうやって――。
まどかひとりも守れない――。
「良かった…………!」
友だちはこうやっていつも私を心配してくれる。
後先考えないで私が無茶をやらかすから、まどかも気を揉んでるんだろう。
それは分かってる。
だけど……もうこの町を魔女や使い魔から守れるのは私だけなんだ。
あの転校生は信用できない。
あいつも魔法少女だけど、マミさんが死ぬのを待ってから獲物を横取りするような奴だ。
それに――。
あの杏子って奴……。
あいつだけは…………!!
「さやかちゃん」
私の手に温かい何かが触れた。
「まどか…………」
あんたのこと、守るなんて大口叩いておきながらこのザマだよ……。
もしここに魔女が現れたら、誰がまどかを守るのよ……。
「つ…………ッ」
いつまでもこうしているワケにはいかない。
私は何とか体に力を入れて、上体を起こそうとする。
「あ、無理しないでっ!」
まどかが背中を支えてくれる。
ほんと情けないな、私……。
「大丈夫……?」
聞いたこっちが不安になるような声で、まどかはそっと言った。
「ああ、うん。平気だよ。丈夫なのが私の取り得だからね!」
そんな彼女に私は大袈裟に笑ってみせる。
実際、大したことはない。
胸の辺りを斬られた傷はまどかが駆け寄ってくる前に治した。
そうしないと、血を見たこの娘はきっとすごく心配する。
いつか家庭科の調理実習で、ちょっと指先を切っただけなのに大騒ぎしてたっけ。
法衣を解いた私はゆっくりと立ち上がる。
元気な姿を見せれば、まどかも安心するハズ。
だけど――。
「あ…………っ!!」
やっぱり私の体は思ったとおりには動いてくれない。
今もバランスを崩しかけたところを、まどかに支えられて辛うじて立っていられる状態だ。
「さやかちゃん、これ――」
申し訳無さそうにまどかが私に見せたのは――。
「これって、グリーフシード……?」
聞かなくても分かる。
マミさんが言ってた、魔女退治の見返り。
ソウルジェムの穢れを取り除くためのもの。
”あいつ”が無関係の人々を巻き込んでまで手に入れようとしてるものだ。
214 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:20:43.88 ID:9tu93OeT0
「これ、どうしたの……? ひょっとしてキュゥべえ?」
私の質問にまどかはかぶりを振った。
「違うの。あのね、これ……あの娘がくれたの…………さやかちゃんの魔力はきっともう限界だろうからって――」
去り際に、擦れ違ったまどかに手渡したらしい。
――意味が分からなかった。
あいつは私を殺そうとした。
私もあいつを殺そうとした。
絶対に――何があっても相容れない存在なんだ。
マミさんがいなくなって、この町でグリーフシード欲しさに好き勝手やりに来た――。
ハズだった。
でもあいつは……さっき私を殺さなかった。
悔しいけど。
認めたくないけど。
私の完敗だった。
私を殺そうと思えばすぐにできたハズなのに――?
「まどか、あいつ、他に何か言ってた?」
「え? ううん、話そうと思ったら行っちゃったから……」
「そっか……」
ただ悪い奴じゃない?
いや、そんなことない。
だってグリーフシードの為に関係ない人を見殺しにしようとしたんだ。
絶対悪い奴に決まってる!
それに恭介のことだって――!
「………………」
あんな奴に恭介が靡くワケないって分かってる。
全然違うから。
でも――。
あれがただの挑発だったとしても、佐倉杏子が恭介に手出ししないって決まったわけじゃない。
やっとヴァイオリンが弾けるようになったんだ。
誰にも邪魔させるもんか。
「ねえ、さやかちゃん。やっぱりあの娘とちゃんと話したほうがいいと思うの」
「…………」
「話し合えば、あの娘のことも分かると思うし……それに魔法少女同士で戦うなんておかしいよ」
「何を話し合えっていうのよ? あいつはマミさんとは違うんだよ。正義の為に戦ってるんじゃない。自分の事しか考えてないんだ」
私は……そんな奴は絶対に許さない。
魔法を遊び道具か何かみたいにしか使わない奴は――。
きっとマミさんだって私と同じことを考えるハズだ。
「じゃあ、このグリーフシードはどうなるの?」
多分まどかなら、真っ先にそこを指摘してくるだろうと思っていた。
癪だったけど私のソウルジェムはかなり濁ってて……このままじゃ満足に戦えないって分かってた。
だから私はこれを使った。
215 :
寂寥の渦:2011/12/01(木) 21:22:46.26 ID:9tu93OeT0
不思議なことにソウルジェムが綺麗になると、満足に動かせなかった体がいつもどおりに動くようになった。
何もしなかったら私は多分、使い魔とも戦えないままだっただろう。
だから……。
このグリーフシードの件だけは本当に分からなかった。
もしかしたら何かの罠かもしれない。
私を油断させる手かもしれない。
でもそれなら、そんな回りくどい手を使わなくたってあの時、あいつは私を殺せばよかったハズだ。
「きっと悪い娘じゃないと思う。急に攻撃してきたのも、何か理由があるんじゃないかな……?」
まどかは――なんでそう簡単にあいつを信じる気になれるんだろう?
使い魔を逃がしたところだって、私と戦ってたところだって見てたハズなのに。
「理由、ねえ……」
マミさんの後釜を狙ってこの町に来たら、私がいたから潰そうとした。
それくらいしか無いと思うけど、まどかには黙っておいたほうがいいかもしれない。
「とにかく――」
「ああ、もうッ! この話はやめ! これでおしまい!」
まだ何か言おうとするのを私は遮った。
これはたんなるケンカじゃない。
甘いことなんて言っていられない。
この娘の気持ちも分からないわけじゃないけど、まどかは甘すぎる。
魔女も使い魔も、悪い魔法少女も、私たちにとっては敵なんだ。
それなりに覚悟しなきゃ、私だって――マミさんのようになってしまうかもしれない。
油断も手加減もしちゃ駄目なんだ。
「さ、もう帰ろ、まどか!」
いろんなことがありすぎて私も考えがまとまらない。
こういう時は――。
何も考えない方がいい!
「ん……?」
歩き出そうとした時、足先に何かが触れた。
(なんだろ……?)
私はそれを拾い上げた。
なんでこんなところに……?
「どうかしたの?」
「あ、ううん。なんでもないよ」
何かと心配したがるまどかに、私は笑って答えた。
暫く空いていたので今夜はいつもより少し長めに。
遅くなりましたがイベントに行かれた方、お疲れ様でした。
それでは、また。
さやかが一般常識一番あるってのもどうだろう
なんだかんだ言って金属バットパチって来てそれを棚にあげて杏子を批判してるのに
あの金属バットの出どころは一々明記しなくても良かったのにな
220 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/01(木) 22:09:25.54 ID:QLkeB7RzO
ほむらなんか国の財産盗んでるだろ
「杏子に比べれば」常識人、でいいんじゃないの?杏さやスレだし。
一般的なことはさやかにお任せ、
魔女退治とか非日常のことは杏子にお任せ。
ベッドの上では、杏子がガンガン攻めるけど、実はさやかがリードしてる感じ?
>>205 マントの中にしまっちゃうさやかちゃんか
しまっちゃいますからねー
怪人青マントとか学校の怪談にいたね
>>224 赤マントと青マントは二人で一人の怪人なのだー
>>216 乙です
さやかが拾ったものが気になるww
さやかは絶望先生でいう「普通っていうな!」の子なイメージ
>>200 マミさんは関係ない
さやかの魔女結界の中に、マミが欠けらも存在しなかった点をみてもさやかにマミの影響もトラウマもない
さやかは昔からあーゆう正義感の強い性格
最近は杏さやの妄想しながら就寝する
>>202 杏子は最初から縄張り奪う気でしたから
そして、その行動に出る前に、さやかを観察して、どういう状況でも勝てると踏んでの行動
こういう人間観察をできるところが杏子の対人交渉抜群なところ
対ほむら戦でも一旦引き、その後のコミュ障害気味のほむらとの関係も良好
さやか救出において、敵対ないし良好とはいえないまどかとの対人交渉も良好だった
杏さやで鶴の恩返しのような話が頭に浮かんだから膨らませていたら
さやかがとんでもねえヤンデレになった
>>226 さやかが一番普通の中学生ぽいと言われていたしね
「普通って言うな!」ってさやかに言わせたいw
絵うまいよなw
金属バットは盗んだのか
小説かなんか?
>>238 小説
第4話で
さやか「でもってぇユウカったらさーそれだけ言ってもまだ気付かないのよー
え?なにぃ?わたしまた変なこと言ったぁ?とか半べそになっちゃってー
こっちはもう笑い堪えるのに必死でさぁ」
(仁美、何かいうが聞き取れず)
さやか「もーそーだよねーどーかと思うよねー」
仁美「わたしそこまでは……」
友人?を嘲笑して仁美がさやかに引いてる場面もあって
けして正義感の強いいい子という一辺倒では無いように思える
>>239 やっぱそうか
小説買ったけどまともに読んでないんだよなあ
小説は作者が関係者と内容詰めて無い様に思えるし(杏子の飽食癖の理由が違ったりとか)
作者自身の解釈が入りすぎてたりまどか視点を通す為に矛盾多いからはっきり言って黒歴史レベルの産物だと思うよ
公式の看板背負ってても参照するには値しないと思う
まぁそれを抜きでも自分も正義感が強いんじゃなくて思い込みが激しくて融通が利かないタイプって感じだと思う
杏子に対してはそれがある意味いい方向に転がってるし
付き合ったらさやかは杏子に依存しそうだよね
>>242 さやかは対象に依存するタイプでめんどくさやか
ここを可愛いと感じるかウザいと感じるかでさやかの評価は別れる
杏子は前者の人とみた
杏子は依存してるなーって思ってるけど実際そこまで依存してないタイプ
さやかは依存なんかしてないしって思ってるけど実際かなり依存してるタイプ
ってのがなんとなくあるイメージ
モバゲさやかイベントの泣き出しそうな杏子ちゃんって何話ぐらいで見れる?
間に合う気がしなくなってきた
単発でまたきな臭いのが沸いてるなぁ
>>241に関しては小説読んでなくてさやかアンチスレ流し読みで勘違いしてるの丸わかりだし
>>246 変なのがいるってわかったなら黙ってスルーすることが最善だってのはご存知?
あのAAすっかり見なくなったな
可愛くて好きだったんだが
深追いはせずとも否定はするべきだと思う
むしろ
>>247が蒸し返しつつ否定すら許さない空気にしようとしてる件
>>248 スルーって知ってる?ってやつ?あれいいよね
/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ. 「あんたたちとは違うネラーになる。あたしはそう決めたんだ。
l ,イl//`ヘヘ 煽りをスルーするのも、あぼんするのも、
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ | | ガッ そんなことをするヤツラとつるむのもイヤだ。
..ノ と)i杏i| ) | |__ 見返りなんていらない。
く_ /ノ 人'´ ヽ あたしだけは絶対にマジレスすることをやめな(ry」
し / ) < >ノハ从}
_/し' //. Vl|`Д´ノリ
(_フ彡 /
さやかは別に依存とかしてないなぁ
さやかはある種の対象に依存体質で依存や献身に物理的な見返りを求めるタイプ
でも、それがいい!それも人間、それだからさや可愛い!
さやかって依存タイプだっけ?
特殊状況に追い込まれた最悪のパターン一つ取り上げて言い過ぎ
>>244 私見だが、依存体質のさやかと相性いいのは反応返してくれたり誘い受けのさやかをどこまで追っかけてくれるタイプと思ったり
相性悪い順から
相性最悪
恭介、マミ(よくみれば素っ気ない。肝心なところでは誰に対しても逃げてる)
相性悪い
仁美
相性良い(反応返してくれて追っかけてくれるタイプ)
まどか、おりこ
相性最高(反応返してくれて死んでも追っかけてくれるタイプ)
杏子、ほむら、ゆま、キリカ
異論は認める
異論といえばさやかが見返り求めるタイプなら最後に願いを叶えた全てを受け入れて成仏選択はしないという所だと思う
確かにさやかも人の子だから見返りを望む部分はあるだろうけど
人並みの感性の一部を強調して抜き出し、まるで依存症かのような回しを選択する必要は無いとは思うな
>>257 全編通して見返り求めてた子が最後に見守るのもひとつの形だと受け入れるって部分が一つのキモだと思うよ
上條吹きって自分の幸せの為、そして正義の魔法少女として杏子やマミさん達とこれからを頑張っていける
そう考えたからこそ新房はさやかの助命をお願いしたんだろうし
ウダウダ上條に拘って身動き取れない状態で生かしてもぶっちゃけしょうがないしね
そういう状態なら引導渡して吹っ切らせた方がマシ(虚淵的にはこっちの考えだと思われる)
さやかは別に本編通して終始見返りを求めてたとも言えないし
最後の最後ですべてを受け入れたとも言えないと思う。涙だって流すし
まあ何が言いたいかというと、さやかの心情を0か1かに決め付けて語るのは腑に落ちないんだよね
たまに言われるさやかが人間っぽいって、そういう割り切れない部分があるからでしょ
261 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/02(金) 18:12:04.12 ID:mGlPPcMb0
別にあれが悔し涙だって訳でも無いだろう
何かを悟った時だって涙流しても不自然じゃ無いし
まぁ自分の考えを言った後に言うのもなんだが結局その人の考え方次第でいいんじゃねぇの
すまん上げた
もうどうでもいいから
そんなさやかの寂しさを埋めてあげるあんことか妄想してあんあんさやさやしようや…
杏子が導かれるときにはさやかが迎えに来たったらええねんな…
しかし本編ではあり得ない逆パターン(杏子の方が先に円環)も見てみたかったりする
杏子の中の天使と悪魔ってのが似合いすぎw
悪魔杏子「押し倒しちまえよ!今すぐに!」
天使杏子「ダメです!せめて断りを入れたほうがいいのです!」
どのみち押し倒す気満々すぎる…
こうかもしれない。
悪魔「押し倒しちまえよ!今すぐに!」
天使「ダメです!だってさやかさんを“押し倒す”より、さやかさんに“押し倒される”方が興奮するじゃないですか!
悪魔「くっ・・」
悪魔「いや!いつも押し倒されてばかりだからな!
今日という今日は押し倒してやるっ!」
杏子「さやかっ!!」ガシッ
さやか「んー?」
杏子「あ…うが…うぁ…///」
さやか「どしたの?あたし顔になんかついてる?」
杏子「いや…その…///」
天使「こンのヘタレ野郎ォッ!!!」
自重しない天使ワロタw
どっちもヤるつもりなんだなwww
>>239は真っ赤なアンチの嘘なんで信用しないように
おとぎ話みたいで綺麗だな
モバゲーだから手を出していなかったがこれはやりたくなる
>>275 もう痛くないさやかのトラウマとパンを踏んだ娘のトラウマが頭ん中いっぱいにひろがっちまって…
杏子ォ――――――ッ!!はやくきてくれ―――――――ッ!!!!
>>277 嘘は嘘って指摘するくらいはいいとおもう
つか分からない人が真に受けても困るしな
>>245 10話と11話だったかな?
泣き出しそうといっても表情は通常の顔の眉毛が八の字になる所謂困り顔
体力が余裕ある時に結界発見して、時間ある限り探索回数の少ないキャラでひたすら探索
下手したら今回はクリア出来ない人多そうだから、課金しなくてもどっかでネタバレくらいは見れそうな気もする
>>280がまず隔離スレに行ったほうがいい件
>>279は一理あるよ
荒れないように注意するなら嘘情報は嘘と明記した方がいい
>>281 同じキャラでしか探索しないでいたから全然すすまんかったのか・・
一応結界なくても使い魔みつかれば1個貰えるからアレだけどこれ何話まであるんだ?
モバゲーって単純なゲームだと思ってたけど見てると案外複雑でよくできてんのな
杏子がさやか助けるルートはもちろんあるよな?
新キャラも出てきたしあながちバカにできないかもと思ってきた
ただしまどかに限るだが
>>284 11話まで
ストーリー目当てなら探索回数の少ない(つまり体力消費少ない)キャラを上手く使ってキーボックスを稼ぐ
ただし探索回数多いキャラはスコアを稼げる。でもランキング100位以内は重課金者じゃないと無理だ…
>>288 うへぇ
5話で9個とかなのに11話とかいくついるんだよ・・
>>289 全部のストーリー見るのに193個必要らしい。ラストの11話が50個という鬼畜ぶり
物語進めるのにもかなり体力使うしな
ストーリーも杏さや好きには微妙だし、リンゴ食うかいもよくわからん使い方されてるし
さやか単体が好きな人にとっても微妙なストーリーのような気がする
>>290 OK諦める
内容微妙なのに割にあわねーw
所詮課金ゲーだったか・・・・オリキャラ展開も好かないからやるのやめよう・・・
とは言えたまに上がるミニキャラの杏さやはかわいいけどな…w
オクタヴィアとは戦えるよ、さやかを心配する杏子も見れる。助けるのは敵さんだが。
オクタと戦わせたいがためのオリキャラ展開なんだろう
今までのイベントは無課金でも問題なかったんだけど今回バランス間違えてる
このゲームやけに力を入れてるのでクリスマスも新規絵が見れそうなんだよな
ログインのスロットでムービーも貰えるし、体育祭でも杏さやは仲良かったので
無課金で貰える所だけ貰う気持ちでいいと思う。もう課金しちゃったけどな…
やっぱ杏さやだな
絶対無課金と決めてやっているので、現在まだ6話をクリアできない。
12月7日までに11話クリアは不可能。
「杏子でさやかを救える!」と、凄く楽しみにしていただけに、
この最悪バランス無理ゲーっぷりは残念でならない。
そりゃ、モバゲーなんていかに金を毟り取るかなゲームじゃないか
課金前提のバランスで当然だよ
しかしそれでストーリーも糞となるとどうしようもないな
クリスマスで杏さやイベントがあるなら今からでも始めようかな
人柱の情報で課金するかは決めればいいし…w
無料の部分で釣っておいて途中から課金しないと楽しめないように持っていく
ゲームはPSPまで我慢…。杏さや展開あってくれ
家で一緒にぬくぬくする杏さや
なんで百合こたつってほのぼの健全絵でもエロく感じるんだろう…?
出かけるときはマフラー一緒に巻いてくっついて歩いてそう
さやかは依存体質だからデレたらやたら引っ付いてくるだろうね
付き合うまではいろんな苦難があるだろうけど付き合ったら毎日いちゃいちゃしてそうだよ
どっちも自分がくっつくのは好きだけどくっつかれるのはあんまり好きじゃないといい
「くっつかれてるとあたしがくっつけないから一旦離れろ」
「くっつかれるよりくっつく方が好きだから嫌」
みたいま言い合いをしていてほしい
それで
「二人とも仲いいよね」
とか言われると
「「そんなんじゃないし!」」
ってベタな事言ってくれるとベネ
焼き芋の版権絵で誰かに見られたっぽいがそのときも言い訳したんだろうかww
あれ言い訳しようがねーよなww
真ん中に大量の焼き芋あるのにわざわざさやかの食べかけのをアーンしてもらうとかww
その事をまどほむまみにねっちりいじられて二人して赤面してほしい
何だかんだ言ってお互いの時間は尊重する二人だとおもう
杏さやはサバサバした関係が好き
>>301 /i´Y´`ヽ 食べ物で遊ぶんじゃねえ!
ハ7'´ ̄`ヽ.
l ,イl//`ヘヘ
リノ# ゚ ヮ゚ノリ | | ガッ
..ノ と)i杏i| ) | |__
く_ /ノ 人'´ ヽ
し / ) < >ノハ从}
_/し' //. Vl|`Д´ノリ
,-(-、 _ /
. {:;: } (
`ー‐'′(⌒
⌒Y⌒
さやかの場合は依存症とかではなく中学生特有の初恋美談みたいに恋に憧れている少女なだけだったとおもう
大人になってある程度の社会経験とかしたらノーマルな恋愛する性質だと思うわ
>>301 杏子の頭は意外に平らなんだなぁ。どれくらい乗っかるか試してみよう・・・
みたいな顔
>>315 むしろロリっ娘を惹き付けるオーラでもでてるんじゃないか?
杏子がさやかを好き過ぎる件
知ってる〜(ネコジャラシ
最初はさやか殺そうとしてたのに惚れたとたん一緒に死にやがる
極端なツンデレだな
ほら、ポニテだし。
本気で殺す気だったかは疑問だけどな
さやかがマミさん言いはじめた辺りでどう見ても杏子のスイッチ入ってるので
殺意はともかく小競り合いで終わらせる気はなくなったと見るとカプ的に熱い
最後の「終わりだよ」の一撃は串刺し狙いだったりすると俺得
それまでに耐久性を確認済みだから容赦なくいけると見切って刺したら腹ジェム割れて
まどか御契約という、ほむらが乱入しなくて大失敗したループもあったりすると更にむさ苦しい
当時はジェム=魂なんて知らなくて
知らなければ腹とか刺されたら耐久性あろうと死ぬだろうし
やっぱり殺す気だったんじゃない
杏子自信が殺し合いと語っていたからそうなんじゃないの
あのまま続いても殺すまでは行かなかったと思うが本人は殺す気ではあったとおもう
悪あんこはさやモツはみ出させて長時間苦悶させるタイプのほうが嬉しいなって
仮にも剣と槍で攻撃しあってたんだからどっちも殺す気なかったってこたないでしょ
でも「トドメ」をさしてたかは別
ドラマCDで結局マミさん倒さなかったようにね
あの軌道と地面の抉れ具合で殺す気がなかったってこともないだろうに
だからこそ9話が映えるのだよ
殺す気はないけど、手加減はしてない
結果的に死んだとしても、しゃーないな。あたしの言うこと聞かなかったし
あの時点での杏子のさやかへの関心はそんなところかと
出会いの時から特別な思いを持っていたとは自分は思ってないな
と言うかドラマCDを加味したらさやかはことごとく杏子の地雷を踏み抜いてるから結構頭に来てたんじゃね
どっちかと言うと6話の時点でどう思ってたかのほうが気になる
殺し合いする仲っていう杏子の心理も、”さやかにとっては〜”という意味かもしれない
あのシーンでの杏子は終始、さやかの視点に立って心理描写がされてたし
殺す殺す連呼する奴ほど本当は殺しなんてできない……って感じかも
裏路地の止めはさやかの脇すれすれを貫くつもりだったと思いたい
まぁ、ぶっちーとかアニメスタッフとかがが言及しないかぎりそこら辺はどうとでも想像できるよね
人によりけりってことで
中二病時代に色々やらかして大やけどした高二病患者が現行中二病患者に抱く嫌悪感…
かつ自分の好きな作品をさも知った風な口で語りだしたとなりゃぁ
あんまりうまくないな…
年取ったあとに中学生の頃描いた日記や漫画を見るとシュレッダーにかけたくなる気分みたいな
耳元でロッソファンタズマって囁かれたら
「強いぞ過去のあたし、今のあたしに大ダメージだー」って
路地裏でゴロゴロ転がる杏子だなんて…
考えたのマミさんじゃんw
さやか「UnlimitedBLADEWORKS!」
杏子「さやかあああああああああorz」
>>337 さやか「私はマミさんみたいに、誰かの為に魔法を使うって決めたんだ!」
杏子「あんたねぇ、弱肉強食って言葉が‥」
さやか「ついでに!」
さやか「マミさんが生前話してくれた、
『家族の為に、罪なき人々のために、人を不幸にする魔女や使い魔なんてみんなあたしが退治しちゃうんだ☆』
てはしゃいでたけど、なんか色々あってその志を貫くことができなかったらしい悲しき魔法少女の為にも、
私は戦わなきゃいけないんだ!」
杏子「うわあああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ
さやか「ちなみに、その子の必殺技名は『ロッソ・ファンタズマ』て言ったらしいよ!カッコイイよね!」
杏子「それ以上はやめてぇ!うわあああああああ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
QB「ところでその時に杏子をマミが撮っていたカメラがあるようだけど、見るかい?」
小説では出会いの時からさやかを救うために杏子は行動していたことになっているから殺意は全くない
ドラマCD3はアニメ(とコミック)、小説との関連はよくわからない
同時期に出た小説ではドラマCD3と関連する記述はゼロ
※ドラマCD3書いた平松と小説の作者は共にニトロ関連の人で縁がないわけではない
いままでアニメ(とコミック)との関連も記述がない
4話の戦いの真相はいまのところ各人の妄想、解釈しだいでOKなのかな?
346 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/03(土) 23:21:09.48 ID:iWObHyNB0
教会のとこで
さやか「あたしあんたのこと誤解してたよ」
杏子「やめろ!!そんないい笑顔でこっちみんな!!死にたくなる!!」
>>344 杏子「さやかにだけは見られたくなかったぁぁぁぁっっ!!」
QB「魔女化したみたいだね」
さやか「ひとりぼっちは寂しいよね、いいよ、一緒にいてあげるよ、杏子」
小説はともかくドラマCD3はアニメには採用はされないんじゃない?
どんどん評判悪くなってる感じ
別スレでこれ見た時は、あかんわドラマCD3と思ったもんだ
1年もたってない前に、願いのせいで一家心中して自分とたもとをわかった魔法少女を目の前にみているのに
まどか達に魔法少女の危険性を全く語ろうとせずに勧誘するマミ
小説はまどか視点にしてる影響でアニメと明確に違う部分がある
それが大丈夫ならドラマCDも問題なかろ
それがお前のレスだろ
一人でご苦労なことだ
昨日は妻の日だったらしいね。杏子とさやかどっちが妻なのだ?
今月のメガミでもいまだにキタエリがマミしか必殺技を言ってないとインタで言ってるのをみるに、ドラマCD3は一体どういう扱いなんだろうな
どっちも夫でどっちも妻だよ
愛妻弁当作ってノリでハートマークつくるというベタな事やってほしい
>>335 あれは殺し合いを杏子も認めていたように思うけどね
どっちも本気だったとおもうぞ
だからこの2人の関係が映えるのもある
殺し愛が出会いなんて素晴らしいじゃんw
>>355 まどかは嬉々として必殺技を言う様な話じゃないからね
なのはやファンタジーみたいに言葉が力を持っていて呪文を唱えないと技が発動しない世界でもない
魔法少女、魔女の秘密を知る前なら必殺技を言うかもしれないけど、秘密をもう知ってる視聴者からみたら哀れなピエロでしかない
必殺技を言うさやかに対し、そういうのは覚悟のない奴が言うもんだと語る杏子〜なんて構図かな
>>352 単純に本編のアニメではマミさんしか必殺技を言っていないからじゃね
映画版を指しての話だろうし
俺はそういう感じになってるSSを今書いてるな
相当長くなりそうだからSS板に投下する予定だけど
萌えもいいけどこの2人は燃えがやっぱり熱い、どんどんネタが溢れてくる
>>359 映画版でも必殺技は言わないでしょう
まどかはそういう話ではない
厨二なマミだから許せるのであって、それも魔法少女の秘密がバレるまでの話
魔女や魔法少女相手に必殺技を叫ぶ杏子、さやかなんてみたくもない
休日になると例の人は来るな
>>361 確かにね
3話までは吊りだから必殺技なんてのが許された
それ以降やネタバレした後で必殺技なんて言われても陳腐
4話以降の戦いもそれこそ淡々と戦っているからこそ悲壮感が際立っていた
あそこで必殺技なんて言ったら台無しだ
+2rNwVqA0
upPNkAo+0
空気悪くなるので荒らしの単発は来てほしくないな
非難所もあるのだからここが嫌なら住み分けて欲しいね
>>365 触るな。荒らしor棲み分けもできない奴に何言っても無駄
ネタじゃなく「さやか可愛い」って読んでしまった俺は頭が駄目かもしれん
杏子「さやか〜、朝だぞ起きろー。」
>>358 そもそも必殺技自体は普通の魔法少女ものに見せかけるダミーでしかなかったそうだしね
化けの皮がはがれた後にわざわざ必殺技名を考える必要はない
例外:フィニトラ〜、ロッソ〜
さやか「もう5分〜」
杏子「どういうことだ、オイ…そう言ってもう昼近くじゃねえか」
お休みだもの、ひるまでねてもいいさ。
さやか「んー…あと…五時間…」
杏子「どういう事だおい!」
9話以降を録画していたワンセグTVを修理に出したが、見積もりで基盤の交換が必要だと言われた
修理すればもう二度と出勤中の電車の中とかで見られなくなるのが確定する
どうしたもんか
杏子「起きないと10分ごとに服一枚ずつ脱がしてくぞ」
全部脱げたら次は…
>>376 一枚一枚脱がしていくごとに手つきがぬるくなり手が震えていき
最後の一枚ははがせないヘタレ杏子ちゃんしか浮かばなかったんだが
杏子がオドオドしながら脱がしていく姿をさやかは薄目で見てて焦れったくなっていって…
>>379 でもブラは脱がしちゃったんだな?
脱がしちゃったんだな!?
杏子「ほら!もう10分たったぞ!…10分たっちゃったからな?!10分たったし仕方ないからな?…さやかが悪いんだからな?!」
さやか(……意気地無しがぁ!)
そうこうしてる内に日が暮れたのであった
杏子「さやか、めしー。」
さやか「あたしはご飯じゃないでしょ!」
そうだね おかずだけどメインディッシュだね
なんか二人が冒頭から終わりまで一貫してキスばっかしてる同人誌思い出した
ファーストキスがカップ焼きそば味のやつ
391 :
寂寥の渦:2011/12/04(日) 20:34:07.58 ID:shRmp2Lh0
部屋に戻った私は、そっとソウルジェムを覗きこんでみた。
輝きは完全に取り戻してる。
まどかが持っていたグリーフシード……。
正直、使う時に本物かどうか疑ってしまった。
魔法少女なら誰もが欲しがるものを、あいつが手放すとは思えなかったから。
だけど、いま。
こうしてソウルジェムは輝いてるし、私の体にも異常はない。
ってことは――正真正銘グリーフシードだったってこと?
「ねえ、キュゥべえ」
クッションの上で寝そべっていたキュゥべえに声をかける。
「あんたさ、私が契約した理由、あいつに話したんでしょ?」
「あいつって?」
「佐倉杏子」
「ああ、たしかに話したよ。でもきみが恐らく隠しておきたいと思う部分には触れなかったけどね」
隠しておきたい部分……?
何のことだろ?
「それって、どういう経緯で?」
「巴マミが命を落とした事を杏子に伝えたんだ。この町の魔女を退治する魔法少女がいなくなったからね。
暁美ほむらがどんな行動に出るか分からない以上、別の地域から巴マミの後任を連れてくる必要があったんだ」
だからって、よりによってあんな奴に声をかけるなんて……。
「ところがタイミングが少しズレてしまった。きみと契約をしたのは、彼女が来る少し前だったんだよ。
僕は巴マミの代わりに新しい魔法少女が誕生したと言ったんだけれど……まったく、杏子にも困ったものだよ。
彼女はこの町を自分の縄張りにするつもりらしい」
やっぱりそうだ。
魔法少女なんてみんな、自分の事しか考えてないんだ。
大体、”縄張り”なんて言ってる時点で誰かを守りたいとか、そんな考え方をしてないってことじゃんか。
「そこで彼女に邪魔者――つまりはきみの事なんだけど――についての情報を教えて欲しいと頼まれてね。
残念ながら僕は特定の魔法少女に肩入れすることはできないから、その質問に答えたってわけさ」
「なるほどね…………」
大体の状況は分かった。
ってことは、キュゥべえがあいつに声をかけなかったら見滝原にやって来なかったってことになるのか。
「迂闊だったかもしれないね。きみもまどかも契約はしないと思っていたから、佐倉杏子に呼びかけたんだけど……。
もう少し待ってみるべきだった……本当に申し訳ないよ」
一応、謝ってくれてはいるんだけど。
なんていうかキュゥべえの喋り方って、強弱とか抑揚がないからイマイチ分からないんだよね。
「こうなった以上、彼女との戦いは避けられそうにない。前にも言ったけど、今のきみではとても勝ち目はないよ。
潤沢なグリーフシードを確保するか――」
「でも、それってつまり魔女だけを狙ってことでしょ? そんなことはできない」
「――あるいは鹿目まどかの協力を得るかしない限り、きみは必ず負ける」
「まどかはダメ。あの娘を巻き込みたくない」
どっちの手も使えない。
使うワケにはいかない。
たとえ私ひとりでも、この町の平和は守ってみせる。
マミさんだって、ずっとそうして戦ってきたんだ。
「もうひとつ訊いていい?」
「僕に答えられることならね」
「あいつ……杏子はどういう理由であんたと契約したの?」
こっちの事情ばっかり一方的に知られてるのはフェアじゃない。
魔法少女になるのに契約が必要なら、キュゥべえは全員分の願いの内容を知ってるハズだ。
「気になるかい?」
「そりゃ、まあ……私だけ何も知らないってのは癪だし――」
「なるほど、そういうものかもしれないね」
尻尾をくるんと丸めて、キュゥべえは私の質問に答えてくれた。
392 :
寂寥の渦:2011/12/04(日) 20:35:28.65 ID:shRmp2Lh0
・
・
・
・
・
あいつが契約した理由は、私が思っていたのとは全然違っていた。
「それ……本当なの…………?」
「本当さ。彼女の父親が世間に受け容れられなくなった辺りから、僕は注意深く観察していた。
何かあれば――佐倉杏子はきっと奇跡を願うだろうと思っていたからね」
キュゥべえが言うところだと、あいつが契約した理由は家族を救う為だったらしい。
宣教師だった父親が教義にないことを訴え始めたせいで信者が離れ、それが原因で貧しい生活を送っていた……。
父親の説法に皆が耳を傾ければ信者は戻って来る。
父親の言葉が正しいと信じていたから――だからあいつはキュゥべえに願ったという。
「なんか、信じられない……」
私はもっと違う理由を想像していた。
例えば――私が冗談で言ったように金銀財宝の類を手に入れようとしたとか、不老不死の体を得るとか。
とにかくそういう利己的な願いを叶えて魔法少女になったのだと思っていた。
「事実だよ、全て。契約した瞬間から、あの教会には信者が押しかけていた。彼女の願いは叶えられたんだ」
「じゃあさ、あいつは自分たちの暮らしさえ良くなれば、後はどうでもいいって考えてるワケ?」
「いや、違うね。正確には”違った”と言うべきかな。信じられないかもしれないけど、
彼女は魔女や使い魔を倒す事に意欲的だったよ。父親と同じように世界を救う為に戦っていたようだね」
ますます分からなくなる。
もし杏子がマミさんの代わりにこの町を守りに来た、っていうのならまだ納得はできる。
でも、実際はそうじゃない。
あいつはグリーフシード欲しさに他人を見殺しにするような奴だ。
「じゃあ、なんで…………」
「全ては偶然が引き起こしたことさ。彼女にとっては不幸だったかもしれないけれどね」
「何があったの?」
「佐倉杏子は契約に関する一切を家族に隠していたんだ。父親にしてみれば今まで見向きもされなかった説法に、
なぜ人々が耳を傾けるようになったのかは疑問だっただろうね。この国には”知らないほうがよい”という意味の
言葉があるけれど、まさにそのとおりだと思うよ」
「………………?」
「半年ほど経った頃かな。ある日、その秘密が父親の知るところとなった。タイミングが悪かったんだ。
偶然にも教会のすぐ近くに現れた魔女を杏子が倒した瞬間に――彼が居合わせてしまった。
そこから彼女が魔法少女であること、家族に隠れて魔女たちと戦っていたことが明らかになったんだ。
もうひとつ――信者が集まった理由もね」
それは、どうなんだろう。
たしかに魔法少女として魔女やその手下と戦ってる、なんて大っぴらにするようなことじゃない。
私だって恭介には何も言ってないんだ。
私が願ったから。私が戦いの運命を受け容れたから腕が治ったんだ、なんて――。
言えるワケがない。
「それでどうなったの?」
「真実を知って彼は発狂した。自分の力ではなく、娘が起こした奇跡が信者を集めていた、という事実を認められなかったんだろうね。
杏子を人の心を惑わす魔女だと罵り、熱心な宗教家だった彼は酒に溺れてそれまで自分が戒めていた様々な行為に及んだ。その挙句に――」
その先は……なんとなく想像がついた。
キュゥべえがそこで言葉を切ったのは、
「家族を道連れに命を絶った――杏子だけを遺してね」
これをどう表現するのか考えたからかもしれない。
「そんな…………」
393 :
寂寥の渦:2011/12/04(日) 20:37:14.84 ID:shRmp2Lh0
すぐには信じられない話だった。
他人が幸せになることを願ったハズなのに、その人も自分も不幸になるなんてあり得ない。
それじゃ願った意味がないじゃんか。
たった一度の奇跡なのに、それで誰も幸せにならないなんておかしい。
「………………」
たった一度の奇跡――?
「………………ッッ!!」
”たった一度の奇跡のチャンスをくっだらねぇことに使い潰しやがって”
あの時――あいつが言ってたのは……。
もしかして、そういうことだった?
父親が、家族がそんな目に遭ったから、あいつはそう言ったのか?
「それから彼女は変わった。今まで同様、魔女や使い魔を相手に戦いはしたけど、それはもう世界の為ではなく
自分が生きる為だと杏子は言うんだ。僕にはその違いは理解できないけれどね」
「自分の……ため……?」
「佐倉杏子はたしかにそう言っていたよ。不可解だよね。彼女は初めから自分の為に奇跡を願ったハズなんだから」
「…………? 家族を助けたいってのがあいつの願いだったんでしょ?」
「建前ではそうかもしれないよ。でも実際は違う。彼女はあくまで自分の幸せを願ったんだ。
皆が父親の話を聞くようになれば、暮らしも豊かになる。結果的にそれが彼女自身の幸せに繋がるんだ」
「それは違うんじゃない?」
「というと?」
「結果としてそうってだけで、あいつが元々叶えたかったのは、”家族の幸せ”なんでしょ?
そうじゃなかったら宗教がとうこうとか父親がどうこうとか言わないで、もっと簡単な願いにしてたんじゃない?
それこそストレートにさ、”幸せになりたい”とか”裕福な生活がしたい”とか」
私は――。
何を言ってるんだろう?
なんでこんな――あいつを庇うようなことを……?
「さあ、どうだかね。杏子の本心は分からない。誰が訊いても彼女はきっとそれには答えないよ。
ああ、それから誤解のないように言っておくけれど、きみがさっき言った、”家族”というのは厳密には誤りだ。
もちろん僕が説明に使った”父親”という言葉もね」
「どういうこと…………?」
私の質問にキュゥべえは全部答えてくれた。
教えてくれるなら、他にももっといろんなことを訊いておけばよかった。
だけど――。
私はする質問を間違ったんじゃないかと思った。
というより訊かないほうが良かったのかもしれない。
「さすがに他人が見て分かるような虐待はなかったよ。実の娘ではない、は暴行を加える理由にはならないからね。
だけどあのモモという娘との扱いの違いは明らかだった。佐倉杏子は家の中に置き去りにされたんだ」
キュゥべえが話してくれたのは、秘密がバレて家族が自殺するよりも、もっと残酷な内容だった。
佐倉杏子が貰われたきた娘だってこと。
暫らくして里親の間に子どもが生まれたから、あいつが家族から邪魔者扱いされたってこと。
「元々、あの夫婦が欲しかったのは子どもなんだ。ところが何度生殖行為を繰り返しても子は産まれなかった。
だから杏子が引き取られたんだけどね。彼らは彼女を実の娘のように扱いながらも、出産を諦めなかったんだ。
やがてそれが実を結んだ……モモと名付けられた子が産まれたから、佐倉杏子はもう必要なくなったんだ」
そういう話を淡々と語るキュゥべえの感覚が、私には理解できなかった。
「そんなのって――」
いくらなんでも酷すぎる。
子どもが産まれたからもう必要は無い、なんてモノみたいにしか見てないってことじゃんか。
そんな人間が宗教なんてできるのか?
信者を集めて平和だとか正義だとか説教するのか?
「仕方がないよ。彼らにとって佐倉杏子にもう価値は無くなったんだから。だけど皮肉なことに、この国では基本的に
成人前の人間を捨てることは禁止されている。尤も、そのお陰で彼女は放り出されずに済んだけれどね」
「捨てるって、あんた…………」
キュゥべえは何も感じないのかな。
聞いただけでも胸が締め付けられるような感じがするのに、それを近くで見てたハズのキュゥべえは?
何も思わないのかな?
394 :
寂寥の渦:2011/12/04(日) 20:38:58.40 ID:shRmp2Lh0
「………………」
あいつ、そんな辛い目に遭ってたんだ……。
あの転校生みたいに自分のことしか考えてないと思ってたけど――。
もしかして家族を亡くしたから自暴自棄になってたりとか……?
「虐待されても……あいつは家族のために願いを叶えたんだよね――」
「そうだよ――建前はそうかもしれないね――それが佐倉杏子の望みだった」
「なのに…………」
「いや、彼女はそれなりに幸せだったと思うよ。特に契約をした後はね」
本気で言ってるの?
そんな生活のどこが幸せだっていうんだよ。
「彼が説いたのは、万人への愛だった。分かるかい? 佐倉杏子が願ったのは、”彼の言葉を皆が聞くように”だ。
つまり彼も彼自身の言葉を受け容れたのさ。自らの魔法にかかった彼は佐倉杏子を再び娘として扱うようになった。
もちろん母親――里親のことだけれど――も同様さ。どうだい、そう考えれば彼女は幸せだったじゃないか」
「なに言ってんだよ!」
私は反射的に言い返していた。
「そんなの当たり前のことだろ。幸せでも何でもないじゃんか」
幸せってのはそういうものじゃない。
家族がいて、友だちがいて、学校に行って勉強して、休みの日は遊んで……。
それは普通のことだ。
私もまどかも仁美も。
そうやって当たり前の生活を当たり前のように送ってる。
それが幸せだとか――冗談で平凡が一番だ、なんて口走ったことはあるけど、誰かに比べて恵まれているとか考えたことはなかった。
ただ、だらだらと過ごしていても……。
何もしなくても、ちゃんと明日は来るから。
でも――。
あいつにとってはそうじゃなかったんだ……。
多分、産まれた時から……。
宗教やってる家ってのも実際は知らないけど、すごく厳格なイメージがある。
あいつはそういう世界で生きてきたんだ――。
私たちが当たり前だと思ってたことが、何ひとつできないで。
「………………ッッ!!」
――でも。
だけど、それでも。
いくら自暴自棄になったからって、好き勝手に魔法を使うのは許せない。
自分が辛い目に遭ったからって、他の誰かが傷つくのを見過ごしていい理由にはならない。
魔法はそんなふうに使う力じゃない。
苦しい想いをしたのなら、なおさら他人を助けたいって思うのが人間じゃないの?
「………………」
やっぱり、あいつとは相容れない。
そういう過去があるのなら少しは同情もするけど、平気で他人を見殺しにするのは――。
「これが僕の、彼女について知っている全てだ。佐倉杏子が何を考えているのか、までは僕にも分からない。
ただ、見ていて明らかなのはきみとは正反対のタイプだということだね。そして彼女はこの町にいる。
きっと間を置かずきみたちはぶつかるだろう。その時のために準備をしておく必要があるんじゃないかな?」
「………………」
「鹿目まどかの力を借りるなら早いほうがいい。いくら才能に溢れていたって契約したての戦い方を知らない状態では、
佐倉杏子に遅れをとることもある。万全を期すには――」
「ううん、まどかには契約させない。これは私の問題だから。私が片をつける」
「――意気込みは買うけれど、力の差は歴然だ。努力ではどうにもならない事があるよ」
「分かってる」
経験の違いなんて今すぐに埋められるワケがない。
そんなことくらい、キュゥべえに言われなくなって分かってる。
ただ、私は負けたくなかっただけだ。
道を踏み外したあいつには。
――絶対に負けたくはなかった。
今夜はここまで。
温かい紅茶が美味しい季節になりました。
風邪などひかぬやう御自愛下さい。
それでは、また。
乙
>>395 乙です!
続きまってますw
風邪をひかないように気をつけてください
>>395 待ってました
杏子と3戦目があるのか
杏子とさやかの本気の戦いの描写が好き
乙
卓上カレンダーが家にも来た
杏さや、ほむまど、マミの描き方が定番化してきたね
杏さや:杏子からさやかに絡んでくる+さやかが驚き、怒り顔
ほむまど:ほむらがまどかを見て手を繋いでる
マミ:単独か5人一緒だと一人輪から外れてるか目線は他の4人から外れてる
このパターンばかり
強いて言えば今回のメガミマガジンのピンで新パターンができた
まどさや:親友コンビで仲良く一緒
ほむ杏:保護者コンビで遠くからまどさやを見守る
マミ:一人輪から外れて目線は他の4人から外れてる
杏子「さやかー、寝るぞ!」
さやか「はいはい」
さやか「明日早いから起こしてね…zzz」
杏子「どういうことだよ、おやすみのチューもしてないのにこいつ寝てるじゃねーか」
>>400 杏さや、ほむまどのカプ、マミは単独とキャラの関係と構図がもう固定化しちゃったからね
杏子「さやかー、同じベッドで枕を並べて一緒のお布団の中で寝てるんだぞー」
さやか(一々細かく言うな!///)
他のカプだと杏子は食べものには釣られはしても基本気ままな野良猫イメージだけど
さやか相手だと食べもの関係なしにきっちり手懐けられて躾けられるイメージがある
杏さやは何かそう言うとこ好きだ
野良猫杏子も捨てがたいが家猫に仕立て上げられるのも良い
争いは同じレベルの物同士でしか発生しない!
あの絵がピッタリな関係の杏さやが好きだな
407 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/05(月) 09:26:53.22 ID:h5xECLhjQ
鯖落ちてたのね
>>400 杏さや、ほむまどがファンの数多過ぎ
スタッフも声優を杏さや、ほむまどで組ませている
内容は変わってもこの組み合わせはもう不動だよ
杏さや的にはいい傾向
杏子「弁当つくったから学校で食えよ。」
さやか「うん、ありがと。行ってきま〜す。」
410 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/05(月) 12:14:51.39 ID:EBWO7jab0
テレビ版では裏路地での戦いでさやかが防戦一方ながらも粘ってたけど
映画では実力の差を見せつけられて完膚無きまでに叩きのめされるところが見たい
と思う自分は異端だろうか
杏さやがいちゃいちゃする展開があればどっちでもいい
完膚なきまでに叩きのめされるほどそれでも立ち上がって向かってくるという部分が映えるので
ぶちのめされてるほど輝くと思うには思う
>>412 そうか、たしかに杏子がさやかに惚れた理由にそれもあるしね
あの髪飾りの入手先をそれとなく杏子は訪ねに行くだろう…
>>405 餌付けでマミさんに杏子を取られてお菓子作りに奮闘するさやかとかいいと思います
超空腹の杏子にさやかか食べ物を食べるかどっちか選択させる
杏子は死ぬほど悩んだ挙句思考がショートして選択肢が混ざって「さやかを食べる」になるんだけど
空腹に負けてさやかを食べかけた状態でぶっ倒れる
さやかは寸止めくらって怒りたいようなそこまで空腹なのに自分を選んでくれた?のが嬉しいような何とも言えない気持ちになるのであった
悩んだ挙句知恵熱だして倒れる杏子を看病するさやかかぁ
さやかあちゃんぽくていいなww
もしも願いが叶うなら、、、、
ニコニコ動画の「さやか、結婚しよう」の台詞を
キタエリとあいぽんに読み上げて貰いたい。
杏子「世界に絶望しないぐらいあたしが幸せにしてやる」
あのセリフはイケメンすぎるであんこちゃん
あんあんさやさや
劇場版の前にドラマCDかOVAで杏さやの話をやってほしいものだな
ゲームで多分あるはず
杏子「さやかぁ…なにすんだよぅ…//」
どうして杏子はこうも受けが似合うのか
>>424 「解熱には座薬が一番なんだよ、さ、お尻出して」
427 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/06(火) 07:58:40.60 ID:z+brawVc0
>>403 それでいい
数少ない貴重な版権イラストの機会だから、杏さや、ほむまど、5人全員の3パターンでいい
いままでまどかのピンナップを毎号出してくれていたメガミもとうとう来月からはまどかピンナップがつかなくなるもの版権イラストは貴重
治療だから仕方ないよな
それは本当に座薬でしょうか
さや…
さや…
さや…
>>427 娘には継続してまどかのピンが付くと思うよ
噂だが、まどかを角川が取った。まどかの大元のアニプレはソニー、ソニーと角川はお友達。人気のまどかを囲い込みにかかったなんて話もあるが、嘘でもないような
メガミはまどかと同時期放送のISも継続してピンにして、来月もISはピンが載るけど、ISより人気のまどかだけ来月は載らない
今月突然娘にまどかピンがついたのをみてると、あながち嘘でもないような
けいおん、なのはの経緯をみていてもね
今後は娘にはまどかのピンがつくから杏さやピンも期待していいかもよ
最古の版権杏さやピンは角川のNTが出したのだから
ピンの継続は嬉しいが出費がな…
>>429 杏子「さやかの奴、座薬入れるときに両肩に手をついてやがった!///」
ソウルチ○コか…
>>434 俺もそれ前に読んでいいなって思っていた
そのSSはなかなか面白かったww
437 :
寂寥の渦:2011/12/06(火) 20:50:53.60 ID:cyLcasPE0
魔女や使い魔は陽が沈む頃によく現れる、ってマミさんが言っていた。
この時間帯は学校や仕事帰りで疲れている人が多いから、魔女はそこに付け入ってくるらしい。
部活動をやっていなかったのは良かった。
おかげでこうして体調を万全にしてパトロールができる。
運動部なんかに入って体力を消耗してたら、マミさんならともかく経験の浅い私にはそれだけで危険だ。
通学路を折れて、まずは繁華街を目指す。
こういう場所には呪いは生まれにくいようだ。
多くの人が楽しい想いをしに集まる場所だから。
魔女も手を出しにくいのかもしれない。
「………………」
こうやって擦れ違う人は誰も魔法少女がいて、魔女と戦ってるなんて知らないんだろうな。
間違って結界に引き込まれた人間は自力じゃ脱出できない。
仮に助かったとしても仁美みたいに何も憶えてないんだ。
誰にも認められない、感謝もされない。
マミさんは……どんな気持ちで戦ってたんだろう?
遣り甲斐はあるハズだし、魔女を退治して誰かが救われるなら――それはとても嬉しいことだし誇るべきとも思う。
なのにマミさんは私たち以外には、誰にも看取られなかった。
おまけに現実の世界じゃただの行方不明で片付けられてる。
虚しい……っていうのかな。
人助けは尊い行為なのに。
なんで進んでそれをしてる人が認められないんだろう?
感謝をしろ、とは言わない。
私たちが勝手にしてることだから、そういうのを強要することは間違ってる。
でも……。
だけど…………。
少しくらい、せめてマミさんには生きた証があっても良かった。
独りでずっと戦ってきて、魔女に殺されたけど、でもあの人が救った人はいっぱいいたハズなんだ。
その人たちには――マミさんを知ってほしい。
「………………」
繁華街を抜けて、私は少し寂しい道を歩いている。
人通りも街灯も少ない、薄暗い道だ。
掌に熱を感じた私はそっと指を開いた。
ソウルジェムが反応してる…………!
438 :
寂寥の渦:2011/12/06(火) 20:52:00.66 ID:cyLcasPE0
でも輝きは弱い。
ということは――近くにいるのは使い魔だ。
私にとっては都合がいいかもしれない。
あの時はまどかを助けたい一心で必死だったけど、私はまだ殆ど戦いを経験していない。
魔女に出会したら正直……この前のように勝てるかどうかは分からない。
マミさんでさえあんなコトになったんだ。
正直、不安は尽きない。
こういう精神状態じゃダメだって理解していても、どうしてもあの瞬間を思い出してしまう。
「ああッ! こんなの私らしくないッ!!」
今さら不安がっててどうするんだ、私!
「よし――!!」
両手で頬を叩いて気合を入れる。
まだ敵とぶつかっていないうちから弱気になってちゃダメだ。
もうこの街を守る魔法少女は私しかいないんだ。
「………………」
そう、私はひとりだ。
ここにはまどかはいない。
あの娘は優しいから、今日も連れて行って欲しい、って言ってくれたけど……。
私はその申し出を断った。
本当はすごく嬉しかったし、心強かった。
まどかが傍にいてくれれば、それだけで不安はなくなるハズだった。
でも――。
もう、あの娘を連れて行くワケにはいかない。
439 :
寂寥の渦:2011/12/06(火) 20:53:01.68 ID:cyLcasPE0
”なんであの時、てめえはあの娘を連れてたんだ!?”
”使い魔だって人を殺すんだ! てめえは……それを知ってて関係ない奴を結界の中に入れたんだろ!?”
”自分から友だちを危険に巻き込んでおいて、何が『他人を守る』だ”
あの時、あいつに言われたことが忘れられない。
悔しいけど――そのとおりだ。
心強いからってまどかに頼ってたけど。
あの娘に危険が及ぶ可能性を考えてなかった。
普通の人間が結界の中にいても無事だったのは、マミさんだったからだ。
「………………」
今日、あの娘の同行を断った理由はそれだけじゃない。
あいつに――。
あいつに覚悟が足りない、と思われたくなかったからだ。
認めたくないけど、佐倉杏子は強い。
経験の差なんて今すぐにどうにかできるものじゃない。
それにグリーフシードをいくつも持ってるあいつが相手じゃ、私には不利だってキュゥべえも言っていた。
だけど、勝ち目がないからって逃げるつもりなんてない。
私だって相当の覚悟はしてるつもりだし、マミさんの傍で何度も魔女との戦いを見てきた。
あいつが”本当に”魔女より悪い奴なら――。
私はこの力で戦う。
でも……そうは言っても――。
今の私じゃ、まどかを守りきれないかもしれない。
ううん、きっとそうだ。
あの娘を遠ざけたのは正解だ。
もし佐倉杏子が私だけじゃなくて、まどかも狙ってたとしたら…………。
「………………ッッ!!」
なんで私には才能がないんだろう。
大切な人を守りたいっていう気持ちはマミさんにも負けてないのに。
「私だって――」
考え事をしていたせいだろう。
辺りはいつの間にか奇妙な色の壁に覆われていた。
すぐに結界の中に入ったんだと分かった。
私は法衣を纏って、剣を握り締めた。
多分、使い魔だろうけど。
今日こそは逃がすワケにはいかない。
あれだって放っておいたら誰かを殺すかもしれないんだから。
「今度こそ――!!」
結界の奥に踏み込んだ私は、そこで意外なものを見た。
今夜はここまで。
ダラダラ続けてきましたが、もうすぐお終いです。
皆さん、二槽式の洗濯機には呉々も注意しませう。
それでは、また。
杏子は告白するときすごなく真剣になりそう。
杏子「さやか…好きだ。」
451 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/07(水) 00:36:40.77 ID:clkLPsNyO
>>445 たまに見かけるgifはこの人が作ってたのか
みんなすごい技術だ
>>447 杏子はそういうのは真面目にやりそうだね。さやかの反応が気になる。
なんだかんだ杏子って性格は一番マメだよね
接触する前にさやか調べあげたり、助ける時も素直にまどか頼ったり
よく勘で生きてる野生キャラみたいな扱いされてるけど劇中で一番考えて行動してる子だと思う
ほむらが介入してきた時も相手の力が分からないからと冷静に見極めて退いたしね
あの後、ゲーセンであっさりほむらと手を組んだ理由がよく分からないけど
>>455 ワル夜自体は知ってたっぽいから、来るなら組んどいたほうが得と考えたんだろう。
ワル夜の話が出るまでは様子見してたし、ワル夜撃破の算段もある程度立てた上での「食うかい?」だったように見えたし。
ドラマCDのマミさんとの関係があるって前提なら受けても不思議ではない
あの時はマミさんの事を何も知らないぺーぺーに任せられるかって感じたろうし
無いなら無いで潜在的には正義の味方でありたいと思ってるからでどうにでもなりそう
>>454 杏子は勘的描写は皆無だった気が
さやか戦でも倒れたさやかに背を向けていてもさやか復活に気づいたように油断しない常にクレーバーなスタイル
ほむら相手にしてもほむらが気づくようにしたのかもだが背中向かず登場に気づいてる
初見の時にほむらが完全に敵対行動を取らなかったこととゲーセンでの会話内容で、当面は敵ではないと判断したんでしょう
>>457 ドラマCDは杏子の行動には全く影響はないと思うけどな
少なくとも中の人達は全くドラマCDのことは考慮してない
なにせ中の人達もアニメ終了後まで知らなかった珍後付け設定だから
二次創作でもマミと杏子は師弟なんてのが皆無だったのをみても、ドラマCDの影響は皆無だろう
都合の良い脳内補完もほどほどに
後付けドラマCDでマミと別れて一人で戦う覚悟を決めた杏子がアニメでは詳細も聞かずにほむらと組む
またドラマCDの変なところが出てきた
平松駄目だな。そりゃ、かずみの売上が2巻で1巻の三分の一にもなるわな
>>455 ワルプルはいつか狩ってみたいと思ってたのかもしれない。
モンハン的精神で。
>>461 自身の置かれた状況も、得ている情報量も、相手のタイプも違う。
おまけに一家心中の直後で精神に余裕のない状況と、ある程度達観している状況も違う。
別にドラマCDには矛盾も何もないよ。
ドラマCDは、下に目を瞑れば矛盾はない
・杏子が魔法少女一年未満で「ベテラン」魔法少女
・一年近く前に、魔法少女になったせいで一家心中した杏子を目のあたりにしたのに、
そのことを話さず、正常な判断もできない未成年のまどか達を魔法少女に勧誘するマミ
・魔法少女になったせいで一家心中した杏子を目のあたりにしたのに、
ほむらの「まどかを魔法少女にしたくない」に対し
「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっ子の発想ね」
とアホ丸出しな台詞をぶちまけるマミ
・生死を共にし、互いを高めあった杏子のことをあっさり忘れて
「体が軽い…。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて」
「もう何も怖くない」
とアホ丸出しな台詞をぶちまけるマミ
・そのアホ丸出しな台詞をぶちまけ、舞い上がって油断して死亡するマミ
魔法少女の5割?だかは初戦で死ぬらしいし1年は十分ベテランと言えるかもしれない
杏子が魔法少女になったせいで〜ってのは特殊な例だと思ったんじゃね
その段階のマミさんは祈りと絶望の関係なんて考えなかっただろうし
でも最後2つは・・・流石にフォローできないな
ID:tpsVCZ7v0と ID:DdZMB5ox0は
触っちゃダメな人だろうからスルーしたほうが…
原作あんこちゃんは汚いお金で綺麗なところに住んでたけど
二次あんこちゃんは綺麗な心で汚い暮らしをしてる場合が多いよね(主にvipss)
そのほうがさやかちゃんのお家に連れ込みやすいからかな
逆に杏子がさやかを綺麗な部屋に連れ込めばいい
最近はホテルにもゲーム機置いてるしいいところだとプールもあるから好きなだけ遊べるぜ
さやか「杏子に相応しい相手になる為に、少しぐらいの不正には目を瞑ろう」
杏子「さやかに相応しい相手になる為に、汚い事からはきっぱり足を洗うぞ」
キレイな杏子「ぷっ、なんだよ、その格好は!」
ワイルドさやか「あんたこそ何それ、似合わねー!」
シスター服杏子布教計画と聞いて
>>471 杏子の父の宗教のモデルはカトリックだし、それはそれでありかもな
>>468 いっそ杏子がさやかをホテルに連れ込んで(ry
むしろさやかが杏子更正のために家に連れ込むw
美樹父母に対しては品行方正ないい子になってさやか以上に可愛がられる杏子
>>468 普段はダンボールや野宿だけどさやか連れてるからスイートルーム取った説
マジレスすると教会でさやかに指摘するまでは高級ホテルとか不正して泊まっていたと思う
さやかに指摘されてからはそういうのを徐々に減らしていったりとか葛藤していたんじゃないかと
>>476 さやか「あんたなんで猫かぶってんのよ!!」
杏子「え?なんのことですか?」
さやか「似合ってない!、似合ってないって!」
杏子「……だってさやかのご両親に失礼があったら…もう遊びにこれなくなるだろ…」
さやか「な…///」
ふしだらシスターww
さやか「厳粛な顔して信者に説教してた清楚なシスターさんが、
こぉんないやらしい身体してるって知られちゃったらやばいよね?」
杏子「さ、さやか、やめ・・・せめて帰ってから・・・ぁ」
さやか「無理。
修道服着た杏子可愛すぎて無理」
杏子「ぁあん!誰か教会に来るかも、あっ、しれない、から・・・!」
さやか「ほんとだ、足音するね。
ふふ、今、中がきゅっとしたよ?
見られるかもって思ったら感じちゃった?
杏子は見られて興奮する変態さんなんだね。
神様に身を捧げたシスターさんなのに」
杏子「ち、違うもんっ。
神様も、だけど、さやかにもっともっと捧げてるんだからぁ!」
さやか「・・・。
ほんと可愛いよ杏子おおおおお!!!」
杏子「駄目ッ!さ、さやか激しすぎぃ・・・!」
杏子が敬虔なシスターになっていくほど汚したくなる欲望を抑えられなくなるさやか
>>484 さや杏いいね!
しかし修道服っていうと何度かみたイラストの影響でやたらスリット入ったのが浮かんで困る
ふしだらシスターってAVタイトルみたいだなw
しかもどんどん要求がエスカレートしてついに教会の祭壇で…
>>488 こういう絵を見るたびにマミさんが同学年だったらって思ってしまう
外じゃイケメン杏犬がさやかの前ではかわいい子猫ちゃんになるギャップがいい
さや杏萌え
なんで杏子はすぐにヘタれてしまうん…?
防御力が低いから・・・
>>488 もう見れないけど餅食ってるやつだよね?
コレって何に載ってるの?
アニメディア
早w
ありがとう
さやかはあんこ餅が好きだろうな
杏さやの幸せな姿を見たくて薄い本を買い続けていったら、現在約100冊。
自分でも書いたりしてるんだけど、未だ満たされない。
あと何冊入手すればいいんだろうか……
どっちかがすごい末端冷え性で手足がよく冷たくなるから
寝るときとかそうでない時とかにもう片方が暖めてる妄想をするんだけど
どっちのほうが冷えやすいかな
さやかかな
杏子はなんかこども体温なイメージがある
完全に色からのイメージだけど杏子は体温高そう
さやかは低いってほどでもないけど高くもなさそう
さやかは冬は杏子を抱き枕代わりに寝るんだな
うらやまけしからーん!
冷たい足を杏子の足で挟んで温めてもらうんだな
杏子も冷たいと文句いいながら挟んでやるんだな
五人の中でもさやかが一番「普通の女の子」ってイメージがあるから定番の冷え性かな
さやかを包み込んで温めてくれるあんこちゃんマジ聖女
杏子の服に手つっこんで暖をとるさやか
さやか「杏子のなか、凄くあったかい///」
まどか「ジャキッ」
ほむら「ジャキッ」
マミ「ジャキッ」
杏子「ちょっ!?何だよ!!」
さやか「いやいやいやいや変なことしてるわけじゃないからこれ!!
ポケットに手を突っ込んだだけだからね!?」
>>497 杏子「なー、さやかー。あんこ餅好きか?」
さやか「?何よ、突然。まあ好きだけど。」
杏子「そっかぁ、へへへっ//」テレッ
>>498 自分でも書いてるってのが凄い。
おいらには画力が無いので、ここに妄想文を書くことしかできない。
満たされない気持ちは「さやか、結婚しよう」の動画を見て補填します。
511 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/09(金) 07:13:16.35 ID:+QlfgS8R0
>>489 マミが別学年のおかげで出番が減りその分杏さやの出番が増えるので今の設定は凄くいい
主人公と同学年同クラスは出番増への必須事項だもの
>>498 すごいなー、春から出た杏さや同人誌それくらいになるのか
少なくとも5万とはw
俺はまだまだだ
俺は以前に買ったことを忘れて何冊もダブってるのがある
あるあるw
増えすぎて買ったかどうかわからなくなってもう一回買っちゃうこと
同人ネタね
毎回そうだが、イベントレポートがあるわけでもなく
おすすめ本の紹介もなく
ダラダラと同人ネタを続けるなら、ここよりもまどか同人スレがお薦めですよ
うめ先生またいつか杏さや漫画書いてほしい
>>517 ラクガキマドカは家宝。また書いて欲しいよね。
お薦めはらぶみぃどぅ(タイトルうろ憶え)
フルカラーのやつで絵がかなり本編に近い感じだった
さやかちゃんが冬コミの締め切りに追われて修羅場になる姿は容易に想像出来る
そして散々お前ってほんとバカと言った上で手伝ってあげる杏子ちゃん
521 :
ローカルルール追記議論中@自治スレ:2011/12/09(金) 15:08:55.88 ID:Lb+EOk+C0
お前は全力で続きを貼る使命を課された
>>521 何かきつそうな内容っぽいけど続きが気になる
どちらかが病んでるのはココロに来るね…
>>521 絵が上手いけどさやかの性格が最悪すぎてどうも・・
杏子がさやかさやか言ってるSSを思い出して興奮してるんで続きを
さやかと杏子の関係は杏子がさやかさやかって尻尾を振って
さやかが口では懐くなとか言いながら嬉しそうにじゃれあっている姿が好き
>>521 弱者が強者を攻め弄るシチュって興奮するよね…
逆バージョンも見たいw
最初の戦闘で杏子が言葉攻めしながらさやかを精神的にも肉体的にも追い詰めていくみたいなの
いっそ両方ともそうなって最後にはなんだかんだでアツアツに
これ読んだことあるわな。
さやか「それじゃ、あんたの望みどおりにしてやるよ」
杏子「違っ」
で、さやかに犯される。
なされるがままの杏子。
杏子「違うんだ、あたしが望んでいたのはこういう事じゃなくて、
一緒に泣いたり笑ったりできる友達が欲しかったんだ」
確かこんな内容。
同人誌なの?
結構前に出た奴だった気が
作者はオリジナルで18禁の百合物描いてる人だと思う
件の同人誌は「青い剣、紅のしずく。」ではないでせうか?
しかし今日は寒い
こんな日には布団の中に2人とも入って暖めあってほしいな
pixivにあった同じように気持ち悪い言われてさやかの手足切断して堕ちてく杏子の漫画もよかった
一応>521の続きが、36130.jpgにあるよ。
さやか「あんた、あたしのこと好きなの?」
杏子「ち、違っ…」
さやか「そういうの、気持ち悪いんだよ」
杏子「くぅ……」グスン
さやか「……」
さやか(あー可愛いー涙目の杏子マジ可愛いー)ゾクゾク
レズっ気のある娘が当の好きな相手から
いたぶられるのってゾクゾクする…
>>518 最近まどマギ見たからあんなのがでてたなんて知らなかった。欲しかったなぁ。
>>542 たまにはこういうのもいいかも…
どっちもS気があってM気があるから攻め役といたぶられる役を交代できるのも杏さやの醍醐味かもしれない
さやか「マミさんみたいな魔法少女になるんだ!」
杏子「お前なんかにマミの何がわかる!」
ちっ。何がこんなに苛つくんだ。
マミの正しさと志しと決別したあたしが、何故いまさら。
杏子「あ そっか。 あたしマミが好きだったんだ」
杏子「恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!」
杏子「結局あたしはモテたいだけの奴か!」
杏子「死ね!あたし死ね!デビル死ね!」
杏子「繁殖したいだけの人類か!」
杏子「ぐああああああああああ!」
杏子「体目当て!」
杏子 「ごちゃごちゃ御託並べていちゃいちゃしたいだけだった!」
杏子 「見当たらない自尊心!」
杏子 「正しいとか志とかそれっぽいこと言っといてアホか!」
杏子「格好悪い!志の欠片もない下衆野郎だ!」
杏子 「人の心をわかって欲しい?わかって欲しいのはあたしの心じゃねえか!」
杏子「恥ずかしい――」
さやか「恥ずかしくなんかない!それは下心なんかじゃない!恋心なのよ!」
さやか「誰かに恋して恥ずかしい事なんてない!」
さやか「だってだってだって!」
さやか「人の心に大切なのは、正しさでも志しでも戦いでもない!」
さやか「大切なのは…」
さやか「愛だろ!」
>>547 今年一番良かった事?
そりゃまどマギという作品と出合って、杏さやにはまった事さ。
BDやら薄い本やらフィギュアやら徳島やらで、
かつて無いほど金を浪費したけどね。
さて、次はモバゲで杏子とさやかのレアカードを…
ジブリールじゃね?
杏子まっしぐら
狂犬杏子いいよね…
月食の晩なのでそれを肴にSSをば。
6話〜7話あたりな雰囲気の関係から始まるんでそういうのいやな方は注意してください。
いろいろブン投げてますが、今日って言う前提からすでにありえなさそうなんで、ほんとすみませんがご勘弁の程を。
「こんな時間に話って何さ」
杏子は私をテレパシーでこの前の歩道橋まで呼び出してきた。
話がある、ってだけ言われても、信用も安心も出来ない。
「今日は殺り合いはなしだよ。上を見てみな」
言われてみた空には、赤い月が昇っていた。
そういえば月食とかまどかが言ってたっけ。
「月食ってさ」
杏子は続きを語りだす。
「欠けて見える前に始まってて、終わってもしばらく欠けてるんだってさ」
それだけ言って、杏子は月を見ている。
去年、授業で理科の先生がそんな事を言っていたような気もする。
「……それで?」
月食だから休戦って状況でも話でもないと思うけれど、めったに見れない赤い月は確かに私の目を奪う。
でも、杏子が言いたい事はわからない。薀蓄を披露するためにわざわざ呼んだわけじゃないだろうし。
「人間に似てるって思わねぇか?」
「……は?」
ちょっと戸惑って声が出たけど、なんとなく、意味は分かった気がする。
「アタシらが生まれる前から死んだ後まで、世界も時間も続くじゃん」
杏子の言葉が私の考えた事が正解だと教えてくれる。
「どう始まってどう終わるかは知んないけど、アタシらが生まれたり死んだりする事がきっかけじゃないのは確実だろ?」
「そうね」
ただ、それを言うためだけにこの場を用意したわけじゃないはず。
実際、杏子は話を続けた。
「だから、今を楽しめばいいってさ、言いたいんだよ」
「そりゃあそういう方法もあるだろうけど、私は考え方を変えるつもりは無いよ」
この前も杏子は同じことを言っていた。とてもじゃないけど、ついていく気になれない。
「その方法が一杯あるってことだよ。月食だって、カメラで撮ったり、双眼鏡でも、望遠鏡でも、こうしてただ見るだけでも楽しめるだろ?」
「つまり、アンタやほむらって奴みたいなやり方でも、マミさんみたいなやり方でも、探せばいいってこと?」
「ま、ほむらがどういう奴かはわかんないけど、そういうこと。アンタのやり方を見つけちまいなよ。新しいのをさ」
杏子からこんな説教を喰らうとは思わなかった。
「なるほどね。アンタのやり方を肯定するつもりは無いけど、私は私でなんかやってみるよ。あとさ――」
「なんだ?」
こっちを向いた杏子は敵意を見せなかった。よっぽど今の言い方に自信を持ってるのか、ほんとに戦う気はないのか判らないけど、今私が言いたい事は一つ。
「私には『さやか』って名前があるんだからさ、知ってるんだったら、名前で呼んでくれてもいいんじゃない?」
本当に私のやり方を探すのが正解だと思うなら、「アンタのやり方」じゃなくて、「さやかのやり方」って言ってほしかった。
私の名前を知ってるんだから、私のことをちゃんと区別してくれても、いいんじゃないかと思うのは勝手だろうか?
「そうだねぇ。『さやかのやり方』を見せてもらったら考えようか」
つまり、名前で呼ばれたかったら私なりの答えを見つけろということ。
「解った。変わりにそのときはちゃんと呼んでよ?」
「考えとくっつったろ? そのとき考えるよ。ちゃんと『さやかのやり方』って言えるかどうかさ」
手前勝手に答え合わせされるのは癪に障る気もするけど、
「それなら何度でもぶつかるよ。名前で呼ばれるまで」
私は私で「さやかのやり方」を見せ付けるだけってこと。
「それならいいさ。手本ぐらいなら見せてやるよ」
「だから、アンタの方法は手本にしないって」
敵意を向ける気もなくなっていた。
杏子が使い魔を野放しにして魔女を狩るなら、私はその使い魔を狩ってから魔女を狩るまで。
杏子が言っている事が本気なら、それを邪魔されるはずは無い。
「それじゃ、『今』を楽しむか」
「『月食』をね」
明日は明日の風が吹くなら、今日は今日の風を楽しもう。
何の準備も無いけれど、それも楽しみ方の一つだと、さっき杏子も言ってたし。
>>554 Gはグロでもゴキブリでもなく自慰であるべきだと心強く思うのであった。
>>557 杏子「……ところでさ」
さやか「なぁに?」
杏子「あたしにも、その、あるんだけど……名前」
さやか「んっ?」
杏子「いや、あの、ああああたしのことも……呼んでくほしいなって……」ゴニョゴニョ
さやか「え?ごめん、車の音でよく聞こえないよ」
杏子「あ、あたしのことも、ななななま、なま、な、なんでもねぇよっ!!」
さやか「さっきから何言ってるの、杏子」
杏子「!!」///
さやか「ん〜?どうしたの〜杏子ちゃんたら赤くなっちゃって」
杏子「あっ、お前聞こえないふりしてたな!?」///
さやか「何のことかしら〜、杏子ちゃ〜ん?」
杏子「くそぉっ!超ウゼェ!!」
シリアスとほのぼのの落差がよかった
二人ともGJ
乙すー
思えば一度でいいから本編で一時共闘ってやつが見たかったな
あくまで和解ではなく一時休戦みたいな感じで…スクライド的なというか…
「足引っ張んなよ!」「そっちこそ!」みたいな
7話ラストのは共闘というには痛々しすぎた
>>563 同意
対立しながら協力して魔女を倒すとか話数が多かったらあったかもしれないのに残念・・
ほのぼの
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ Q. 美樹さやか(みき さやか)とは── ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,,..-――-...._
,..::''" : : : /⌒: : : : : `ヽ、 ←ボーイッシュすぎないアシメショートカット
/ : : : : : : : i: : : : : : : :`、 : :\
,:': : : : : : : :/ : i: : : : :i: : : :ハ: : : : ヽ ←自分の魅力に気づかないべりーふーりっしゅ
/: : : : /: : :/ : /{: : : : :i: : : : :i : : ゙,: ヘ
/: : : : :i : : :i: ィ⌒i ト、: i: :i : :_i_ : : i : ハ ←LoVE Me Doでエッチだけど友達想い
/: : : : : i : : :i ム斗云ミ\iヽ}、∧ヽ: } : : i
/ : : : : : i : : :i〃然(_, j/ミx :ノ: : : :i ←満面な笑顔からいたずらっぽい顔まで表情豊か
/ : : : : : : i: : : i!{;;じミj fl|(j }} / : : :}
ノ/{ :i: : :゙、:゙、: : i弋;;;ノ {Jタ j:/:i : : :j ←人魚の涙 ほんとはとっても女の子
i i: : : :`、゙、 iつ /`''ー- ゙''゙ ハ :i : i j!
ヾ\ : : \: :i、 乂__ ノ ⊂ノ:iノ}: j:/ ←ホットドッグを頬張るおくち キスして欲しいと思っている
\トミ>、i^く≧┬rr ''サ~∨ !:/
ζ/⌒''ー`〜'フュ j/ ←祈りの姿勢を崩さない修道女ですら触りたくなる腋
//⌒/''"⌒`ヾ~ヽ
//:::::/): :: :: :: :: :: ノ ←恋心や正義感がつまった大きめの胸
/ \:::ヽミ==''"゙ii~!
,..- ''" / <、ノノ>、ー :ji {、 ←剣を握ったりまどかにセクハラしたりする手
/ / / ヒ__ノ ノヾミ、
./ / /、/r弋_,,r‐ヒ"_i┘::ヾ ←破廉恥な短さのアシメスカート
/ --‐〜⌒ ,..イ:::`^〜^''"`"::::::::::::::\
r≦、;;;:::/斗7/=テ7-‐''7三a ←フツーにパンツ
`ミヲミ彡7⌒∨::ノミ回ァ''"
/ /~7 / ←無防備でけしからんふともも
_r=ミ、/ / /
{⌒、::Y〉 r==、 ←ニーソやハイソに包まれたすっげー脚線美
7::::::::::) {、:::::::〈
`ー‐''" 廴::::::::) ←クラウチングスタートでダッシュしたりする足 ぐりぐりぃされたい
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ A. さやかちゃんさやさや ...┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ Q 佐倉杏子(さくら きょうこ)とは── ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/.イ ←鞭にも多節棍にもなるマジカルスピア。使いこなすには熟練の技を要する
/ ' |
/ ./ | ←本来の眩惑魔法は封じている。だから格闘戦能力を磨き上げた努力の人
/ / l |
___ / ̄\/∠}| | ←相手の手札が見えないと大人しく引く。好戦的なだけではないよ
___>‐:\/ /⌒ミ、==-、|__|
「ニニニニニミ∨ニニニヾ、ニヲく ←魅惑のポニーテール
/:.(ニ>:´:.:.:.:.:.:.:.:.:`<}}ニ〈:.:.ヽ
{:./__:/:.ヽノ⌒ヽー‐、リ:`く:.:.:.:.:.、 ←公認の美人設定。うん、知ってた
/´:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:x‐‐-:、:.:.い:\:..\
/:.:.:ハ:.:ト、:.:.:.:.:.:|,<:.:.\:.:.:V:.}:ハ:.:.:ヽ:.:.\ ←小卒?だけど英語は知ってるんだ
':.:⌒ト|、ハ \:.:∧,ィ升「》:.:.:.V:/:.}:.:.:.:.:.「 ̄
|:.:.:.:.rテミ、 \lYレ川 }:.:.:}⌒Y:.:.:.:.:..| ←いつでもおいしく食べている。八重歯も胃も健康だ
|:.:.:.:.:小,ハ Vrjりノノ /:.:.:.:.:.:.|
\:.从Vり .ィァ‐:'ハ:.:ヽ:八 ←舌足らずなあいぽんボイスで悪ぶって見せるんだ
}:人 ャ ツ .イ:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.\:ヽ __ノ
ノ:.:.:.:`>ァzrvr彡勹ヽ:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.}ー― ' ←「貧乳を粗末にすんじゃねえ、殺すぞ」 そこがいいんだよ
、__,/:.:.:.{て_ア/((亞)) {-、/\:.:.:.:.:ハ:.:.:.:,
`ー―‐‐彡∧//从_,.介ー 7'冫 ):.:./:/l:.:./ ←食うかい?して友達になる手。武器を持つ手でもある
/.イ:./〃 ̄ \ム =='=><_;/ノ j;ノ
. ´ |/∧/⌒ヽ )爻、 `マュ、 ←見事に引き締まったウェスト。DDRでカロリー消費するんだ
//{,人叉⌒゙く_乃气=、_r〜r勿
// 爪′ \ ∨_, (=-'⌒´ ←どんなに動いてもパンチラしないぞ!はいてない説もあるんだ!ワーオ!
// 《込、___∠) ) ゙ー‐′
〈/ ー―′ ←至高の絶対領域
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┃ A. あんこちゃんあんあん ┃
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r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒・ ¨,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) これを杏さやで作りたかったが上手くいかなかった。
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入
_,,..-――-...._ /.イ
,..::''" : : : /⌒: : : : : `ヽ、 / ' |
/ : : : : : : : i: : : : : : : :`、 : :\ / / l |
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/: : : : :i : : :i: ィ⌒i ト、: i: :i : :_i_ : : i : ハ ___>‐:\/ /⌒ミ、==-、|__|
/: : : : : i : : :i ム斗云ミ\iヽ}、∧ヽ: } : : i 「ニニニニニミ∨ニニニヾ、ニヲく
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中の文はいいのが思いつかぬぇ
いい…
>>572 可愛い!
569、570を昨日貼ったのは自分だけと、こういうのを造りたかった
映画ではひたすらいちゃいちゃする杏さやを出してほしい
本編であっさり流された友達になるまでの経緯をじっくりねっとりとお願いしたいですね
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ちょっとあんこちゃんの位置とか修正
勝手に修正
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582 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 20:52:52.95 ID:KwfO+/UC0
私はどちらかといえば気が短いほうだ。
待つくらいならこっちから出向く。
そうやって私は今日まで生きてきた。
特に魔法少女になったからには、いくらかはそういう性格でないと長続きしない。
魔女も使い魔も、基本的に私たちから逃げるように結界に身を隠す。
だからこっちから居場所を暴いて引きずり出す。
そうしなきゃグリーフシードだって手に入らない。
生きるために……魔法を使えなくなる。
幸い、この町には呪いが多い。
マミも獲物には苦労しなかっただろう。
絶好の狩り場じゃないか。
私が生きていくには充分過ぎる土地だ。
「………………」
そうだ。
私は”まだ”生きてるんだ。
私だけが、まだ――。
「さあて、今日はどこに行こうかねえ」
聞いてる奴なんていないってのに。
時々、こうして虚しいと分かっていても独り言を呟かずにはいられなくなる。
不安なんじゃない。
寂しいんじゃない。
誰かが欲しいワケでもない。
ただ、そうしたいからするだけだ。
私はできるだけ人通りの少ない道を歩く。
魔女は活気のある場所には寄り付かない。
暗い、ジメジメした、あまり人がいたくないと思うような場所に連中は隠れている。
わざわざそういう場所に近付く人間ってのは多かれ少なかれどこか病んでるから、
魔女にしてみれば結界の中に誘いやすいのかもしれない。
「………………」
ただ、私がここを歩いている理由はそれだけじゃない。
なんていうか、大通りに出るのにちょっとした後ろめたさがあるからだ。
あそこを行き交ってる奴らは呪いと戦っていない代わりに、たいてい真っ当な人生を歩んでる。
私みたいに家族を死に追いやったり、陰でこそこそ生活したりしてるワケじゃない。
そう考えると――私は自然と背を向けてしまう。
どうせ陽の当たるところに私はいられないし、魔女だっていないんだ。
だったらここで丁度いいじゃないか。
ああ、そうだ。
そうなんだよ。
私にはこういう場所がお似合いなんだ。
今の私はただ魔女を倒すだけの存在さ。
そうやって割り切っていれば。
この仕事もちょっとはマシだって思えてくる。
手の中のソウルジェムが淡く光り始めた。
「近いな…………」
呪いの反応はたしかにある。
が、今回の探索は無意味だとすぐに分かった。
輝きが弱い。
潜んでいるのは魔女じゃなくて使い魔だ。
「ふん、ハズレかよ」
あんな下っ端を倒したところで、こっちに旨みはない。
連中に健全な人間を結界に引き込む力は無い。
せいぜい極端に疲れてる奴とか、後ろ暗い奴の背中を押して自殺に追い込む程度だ。
使い魔にできるのはそれがやっとだと分かってるから。
私はあいつらには手を出さない。
グリーフシードを得られないから、だけじゃない。
ああいう弱い手下に引き込まれるような人間は、遅かれ早かれ死ぬなり重い病に罹るなりする。
一時的に助けても、ふとしたキッカケで連中に隙を見せて……同じことの繰り返しだ。
583 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 20:55:04.92 ID:KwfO+/UC0
「………………」
人を救うのは簡単だ。
飛び降りようとしてる奴の腕を掴んで引っ張ってやればいい。
それだけで自殺は防げる。
誰にでもできることなんだ。
でも――。
きっと殆どの奴は分かってない。
”救い続けること”がどれだけ難しいか。
分かっちゃいないんだ。
多くの人間は”人助け”とか”救済”なんて綺麗ごとを並べる。
実際にそれをやって満足してる。
でも、本当は違う。
そいつらは”善意”の下で”無責任”になってることに気が付いてない。
生が一番尊くて、自ら死ぬことが一番罪深いことだ。
パパはそう言っていた。
多分、どこの誰も同じことを考えるだろう。
自殺を奨励する奴なんていないんだから。
生きてさえいれば、それだけでいい。
それがこの国の考え方だ。
死ぬな!
生きろ!
生きていれば、きっと良いことがある!
どいつもこいつもそうやって長生きさせようとする。
じゃあ、その後の責任を取るのかっていえば、誰も背を向けるんだ。
苦しくて死にたがってる奴を無理やり生かせて、寿命が来るまでずっと苦痛を与える。
死ぬほうが楽だって奴はいっぱいいるハズなのに、死ぬ自由を取り上げて痛めつける。
それのどこが救いなんだよ。
自殺を食い止めた、ってだけで称賛される世の中だけど。
そんなの、ただ止めた奴の自己満足じゃねえか。
自分から死ななきゃならねえ原因を取り除こうともしないで、ただ止めてるだけ。
たった一度、”助けた”気になって後は知らん顔してるじゃねえか。
――パパはそうじゃなかった。
新しい時代を新しい信仰で救うっていうのは、何もその場しのぎのやり方じゃない。
パパは辛抱強く、説教を続けた。
ただ”救いたい”のではなく、”救い続けたかった”んだ。
きっとパパは分かってたんだ。
教えで信者が救われた気になっても、時が経てばいつかまた苦しい想いをするって。
だから繰り返したんだ。
強引な説得で自殺を思い留まった人間が、何かの拍子にまた自殺願望を持つのと同じで。
人間ってのは多分、そういう風にできてるんだ。
生に前向きな奴は生きるし、死にたいって思う奴は誰が止めたって意思を変えない。
だから私は使い魔を相手にしない。
奴らを追っ払って人を助けるのは簡単だけど、一生そいつの面倒を見ることなんてできない。
乱暴な言い方だけど、連中に目をつけられた奴は結界の中で死ぬほうが幸せなんじゃないかとさえ思う。
そもそも生きているのが辛いから手下に魅入られるんだ。
だったら――苦痛の生より安息の死のほうが良いに決まってるじゃねえか。
今さら自分にそう言い聞かせ、私は来た道を戻ろうとした。
でも、できなかった……。
薄闇の向こうに人影を見つけてしまったからだ。
小さな影だ。
「おいッ!!」
慌ててその後を追う。
放っておいたら結界に呑み込まれちまう。
なんでこんなところにあいつが…………!?
「クソッ!!」
素早く法衣を纏った私は結界の中に飛び込んだ。
584 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 20:57:19.00 ID:KwfO+/UC0
何を考えてるんだ、あいつは!
ここがどこだか分かってるのか?
魔女がいないのは幸運だった。
あいつらはいつも無数の手下を引き連れてる。
そんな中じゃ私ひとりが戦っても、結界の中に引きずり込まれた奴を守るのは難しい。
歪んだ空間に赤や青に塗りつぶされた壁が現れた。
走っていて気付かなかったが、足元にはいくつものクレヨンが落ちている。
「こいつは…………?」
落書きされた床や壁。
それに目が眩むような極彩色の空間。
間違いない。
あの時の使い魔だ。
私が……逃がした、あいつだ…………。
それがこの時になって――よりによってあいつを狙うなんて…………!!
不愉快な声を上げながら使い魔が中空を走り回っている。
呪いの中でも特に臆病者らしい。
積極的に誰かに危害を加えるような奴には見えないけど……。
だけど、もう放っておくことはできない。
私は多分、今までで一番速く結界の中を駆けた。
奴はまだこっちに気付いていない。
なんとかあいつが襲われる前に仕留めないと。
「な、なに…………?」
向こうで影が動いた。
「伏せろッッ!!」
叫ぶより先に槍に命を与え、ヘビのようにしなる棍を振り払った。
光が一閃し、そのすぐ後を風を斬る音が追う。
結界の奥でうずくまる影に使い魔が迫った。
「させるかよッ!!」
穂先は私の思い通りに動く。
この槍は呪いを祓うための、私だけの武器だ。
掌に僅かに伝わる感触が、奴を退治したことを教えてくれた。
ヘタな落書きから生まれたような使い魔は、金切り声を上げて煙のように消え失せた。
同時に塗りたくられた結界がゆっくりと崩壊していく。
なんとか間に合ったか……。
もう少し遅れていたら――。
こいつは殺されていたかもしれない。
「キョーコおねえちゃぁん…………」
泣きはらした顔で私に縋りつくのは――。
「モモ…………」
私はこの娘のことを、そう呼んでいた。
違うだろ。
モモじゃない。
あいつは――もうここには――。
じゃあ、この娘は誰だ?
こいつは私を知ってるんだ。
だったら私もこいつを知ってるハズだ。
名前は――たしか…………。
ああ、そうだ。
”ゆま”だったな。
「なにやってんだよ、こんなところで。まさかまた迷子になったんじゃねえよな?」
威圧的にならないように、腰を屈めて目線を合わせてやる。
585 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 20:59:15.56 ID:KwfO+/UC0
ゆまは涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、
「迷子じゃないよ。お買い物してただけなの」
必死に私に訴えようとしてくる。
「ママね、もうすぐ誕生日なの……だからお花買ってあげようと思ったの。そしたら――」
「ヘンな場所に来ちまったってワケか?」
「うん…………」
母親に誕生日プレゼント、ねえ……。
ほんっと連中は容赦がないな。
「帰り道は分かってるのかい?」
「うん、だいじょうぶ。お友だちの家が近くにあるからよく来てるの」
「そっか――」
「キョーコおねえちゃん……?」
「ん、なんだい?」
ゆまが私の顔を心配そうに見上げている。
「さっきのって何なの? なんでみんなヘンになっちゃったの……?」
結界のことを言ってるのか。
参ったな。
説明したところで理解できないだろうし、そもそもこいつは魔女や魔法少女とは無関係だ。
できればこの事には触れさせたくない。
「さあね、私にもよく分からないよ。妙な夢を見たと思って早々と忘れるんだね」
このくらいの歳なら記憶だってすぐに曖昧になる。
何日かしたらここでの出来事も無かったことになるだろう。
「おねえちゃん」
「今度は何さ?」
「どうしてそんなカッコしてるの……?」
言われるまで。
ゆまに言われるまで気付かなかった。
自分がまだ法衣を纏っていることにも、手にしっかりと槍を握っていることにも。
まあ、いいか。
私がどんな恰好をしていようと、ゆまには関係ない。
「もしかしてキョーコおねえちゃん、せいぎのみかたなの?」
引き下がってくれりゃいいのに、こいつは余計な詮索をしてくる。
「さっきの、わるいやつなんでしょ? おねえちゃん、私を助けてくれたんだよね!?」
おおかたアニメか漫画の影響だろう。
私だってこの娘くらいの時はそういうのに憬れたものだ。
さっきまで泣きじゃくってたのに、ゆまは目を輝かせて私を見つめている。
「ねえ、わたしもおねえちゃんみたいになりたい! せいぎのみかたになってわるいやつをやっつけ――」
「バカなこと言ってんじゃねえッッ!!」
私はいつの間にかゆまの肩を掴んでいた。
「余計なことに首突っ込むんじゃねえよ! てめえは今のままでも充分満足だろうがよ!」
こんなガキ相手に、って自覚はあるし、自分が何を言ってるのかも分かってる。
「正義の味方なんてどこにもいないんだ! そんなくだらないもの信じるな!!」
叫ばずにはいられなかった。
いまは――こいつが……。
今だけはゆまが憎かった。
「えぐ……だ、だってキョーコおねえちゃん、わたしのこと助け――」
「黙れッッ!!」
肩を掴んだ手に力を込める。
怒鳴られたことで、ゆまの目に涙が溜まった。
この顔だ。
この顔が似てるんだ!
あいつに。
私の居場所を奪った――。
”妹”にそっくりなんだ。
586 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 21:01:12.54 ID:KwfO+/UC0
「ガキは親の言うこと聞いてりゃいいんだよ! 何も分かってないくせに何でもかんでも欲しがるな!」
こいつがいなかったら。
こいつさえ産まれなければ、私はもっと親に愛してもらってた。
ちょっとくらい幸せを感じることだってできたハズなんだ。
それなのに――。
モモ……。
お前が産まれた所為で…………!
「てめえなんだ! ぜんぶ! 何もかもてめえの所為なんだよ、モモ!」
「おねえちゃん…………?」
「私が欲しかったものも……持ってたものも取り上げやがってッ!! なのにまだ欲しがるのかよ!?
今度は何だ!? 何が欲しいんだ!? 今度は私から何を奪うつもりなんだ!!」
「おねえちゃん!」
「モモ、私はあんたが大嫌いだったんだ! 何もしなかったくせに私より幸せだったあんたが――」
「なに言ってるの、キョーコおねえちゃん!? モモじゃないよ! わたし、ゆまだよ!!」
体から、ふっと力が抜けるのを感じた。
「ゆま…………?」
手から槍が滑り落ちた。
それに気を取られて視線を落とした私は、もう一度前を見た。
ゆまだった。
あの時、迷子になってたガキだ。
モモ……は?
さっきまでここにいた”妹”はどこに行った?
いつの間にいなくなったんだ?
「ゆま――?」
そうだった。
モモはもう、この世にはいないんだった。
あの時、パパが一緒に連れて行ったんだ。
だからここにいるのは。
「悪い、何を言ったか知らないけど、あんたには関係ないよ。さっきの夢と一緒に早々と忘れてくれよ」
せめてもの罪滅ぼしにゆまの頭を撫でてやる。
サラサラの、綺麗な髪だ。
「あ、あのね! 私もカッコよくなりたい! おねえちゃんと一緒に悪いやつをやっつけたい!」
「ダメだ」
この娘はまだこんな甘いコトを言ってる。
言うだけならまだいい。
でも、それを実際に行動に移しちゃダメだ。
「ゆまにはまだ無理さ。戦うってのは大変なんだ。友だちと遊べなくなるし、家にも帰れなくなる。
大好きなパパやママと離れ離れになっちまうんだぞ? それでもやるか?」
「う…………」
大袈裟に言ってやったけどウソじゃない。
失いたくないものがある内は、魔法少女になんてなるべきじゃないんだ。
たったひとつだけの願いが仇になって、なにもかも失くす道を。
こんな小さな娘に歩ませたくない。
「な、イヤだろ? 分かったらつまらないことは考えるな。それより今日はママの誕生日なんだろ? 早く帰ってお祝いしてやりなよ」
ゆまはきっと今のままでも充分幸せだ。
こんな世界に足を踏み込む必要なんてない。
今回はちょっと運が悪かっただけだ。
587 :
寂寥の渦:2011/12/11(日) 21:03:15.09 ID:KwfO+/UC0
「うん、分かった…………」
ゆまは残念そうに言った。
この娘なりに考えたんだろうな。
自己満足の正義と大切なものを失うリスクを天秤にかけて、ちゃんと答えを出した。
誰だって安全や安定を選ぶさ。
「よし、じゃあ帰りな。いいか、寄り道なんてするんじゃねえぞ? 私がいつもあんたを助けられるとは限らないんだからね」
こいつと別れるのはこれで2度目。
どっちも結局は偶然から始まっている。
今度こそ、もう会うこともないだろう。
「ありがとう、おねえちゃん!!」
ゆまは何度も何度も振り返りながら、大通りの向こうに駆けていった。
「ちゃんと前向いて走りな! 転んでも知らないよ!!」
まったく危なっかしい奴だな。
ゆまの姿が完全に見えなくなるまで待ってから、私は槍を拾い上げた。
気のせいか、いつもより少しだけ重く感じる。
「………………」
結局は無駄足だった。
使い魔一匹仕留めたところで何のメリットもない。
私としたことがくだらない相手に力を使ってしまったものだ。
「さて――――」
もう分かってたことだけど、今日の私はどうかしている。
いつもならもっと神経は研ぎ澄まされていて、どんな気配も敏感に察知できた。
小さな物音だって聴き取れるし、後ろに誰かがいれば見る前にそれが誰かも分かるくらいだった。
「………………ッッ!?」
でも、今日は。
私はどうかしていた。
ずっと気付かなかった。
「あんたは…………」
振り向いた、その先には。
――美樹さやかがいた。
今夜はここまで。
ぶつ切りでは読み難いと思い、ある程度まとまってからの投下と相成りました。
それでは、また。
>>588 乙
さやかが杏子の優しさを見て2人の関係が変わってくるのかな?
杏子うれしそうww
杏子はちゃんと世話できるんだろうかw
限定されそうだがT-4はうちの高校に来たなー
>>597 それは凄い。何かの航空イベントか自衛隊の入隊説明会があったのですか?
>>600 他の学校の学園祭が航空祭って名前で戦車も来るんだ。
その日に入隊説明会は無いけど
自衛隊でイベントがあると参加希望者は学校を公欠して行けたりするし
進路説明会の中にも自衛隊が直接来たよ。
あんあんさやさや
ところでビギニングストーリーってなんか杏さや要素あった?
>>603 又聞きした話だが心理描写が書かれてて結構いいらしい。
さやかは冷え症なイメージがある。杏子がさやかを暖めてあげるといいな
>>605 下をみるに、ほむらマンセーみたいな模様なので覚悟しておいたほうがいいかも
・千回もやって成功してないとなるとさすがにバカなの?となっちゃうので、いい塩梅の回数だと思ってもらえれば
・ほむらの頭の良さから考えて数千回もループしてるとは思えないので、もっと少ないでしょう。ほどよい回数
・本当に、ほむらは大変だったと思います。マミさんにすべてを教えると「みんな死ぬしかないじゃない!」とキレちゃうわけですから。きっとほむらは丁寧にマミさんには接していたんでしょうね。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2371550.jpg 散々言われてたが
虚淵=ほむら
間違いねえな
没になったとこの脚本の文見るとさやかが悪いみたいな書き方しかしてねえ
>>570 >美人設定。うん、知ってた
杏子が美人なんて設定あった?
公式的には、ほむら、仁美しか言われてなかったと記憶してる
うめキャラの美人条件の二重なのには、杏子とマミも二重で入ってるから
自分も杏子は美人だとは思うけど
>>607 それにしてもいいショタだよね
このショタが数年であんなエロい体へと変貌をとげるんだからね
第二次性徴というのは全く奇跡だね
生命の神秘といっていい
えねるぎあの本いいなあ
さやか「杏子、一緒に寝よう?」
杏子「お、おう…//」
と思ったら終わった
アニメでも漫画でも小説でも戦闘面ではあらゆる点で
杏子>勝負になってない壁>さやか
だからそういうイメージはないな
殺し合いは殺し合いだけど、さやかが一方的に倒されてただけ
力、技、速さ、精神面でさやかが杏子に勝る部分なし。勝負にさえならない
直線的なスピードだけならさやかが杏子に勝るかもだが、それで杏子が不利になるわけでもない
アニメの様に叩き潰され、接近することもままならない
さらに杏子には封印した眩惑魔法まである
実体のある分身技以外にもいろいろな技があるだろうしね
素質=因果にしても一介の幸せな町娘のさやかと地獄を見て死の寸前の杏子とでは比べるまでもない
杏子同様にマミ、ほむらが強いのも極限状態の願いだったからでこれまたさやかと比べるまでもない
戦闘面では杏子の補助的な存在がさやかだな〜というか杏子と対等なさやかなんてのはないな
雑誌のインタじゃベテランになれば杏子とそれなりに戦えるようになるらしいけどね
能力的には同じくらいみたいだし
つか杏子が師匠になってさやかを指導してやればおk
勘違いしてる人が多いが虚は
さやかも杏子も接近戦タイプなので似ているんですけど、ちょっとずつ違うところを意識してやりました。
だから、双方の特性を知った上で見ると面白いかもしれません。
例えば、さやかはスピード&パワー型だけど技術が低い。
杏子も同じくスピード&パワー型だけど、技術が高いからさやかより攻撃力が上なんです。
でも、回復力や防御力はさやかのほうが高くて、逆に杏子は防御力が低い。
攻撃を食らうと意外と脆くて、実は防御系は苦手です…・っていう感じにしています。
スピード自体、パワー自体、素質自体には言及していない
同じタイプだと言ってるだけ
どうもこの誤解は延々解けそうにない
スレチなので強さ議論終了
すまん。人の妄想は否定するつもりはないので
>>619は気にせんでくれ
>>620 それでも「それなり」だからね
杏子とさやかは才能は同じとかも言われるけど、元記事に「才能」の文字なんてないし
自分としてはさやかが杏子に戦闘面で対等とかはないんだよな
ほむらは、魔力が高い+ベテラン+杏子と同様な戦闘のプロだけど、特殊系だから倒しようがある
マミは、ベテラン+漫画では素質があるだけど、リボン攻撃の通じない相手とは相性が悪い(シャル、キリカ、杏子。そしてさやか)
けど、パワー&スピードタイプかつオールラウンダーな杏子相手だと、さやかは杏子の下位互換
超回復も一対一では攻撃力大な杏子とは相性悪い
眩惑魔法抜きにしても、素質においてもアニメ、漫画、小説、はてはドラマCDでも素質、才能があると言われる杏子に対してさやかは……
自分の杏さやは戦闘面では杏子>絶対超えられない壁>さやか。精神面ではさやか>杏子ってところです
強さ議論は相応のスレでやってくれ
たださやかもマミやほむら並にベテランになれば杏子といい勝負ができるという考えも同意できるけど
結局、公式が言わない限りは個人の妄想でしかない
トーシローのさやかとベテランのマミやほむほむと並べて考えるのがそもそも間違っているかな
鍛えればさやかも強くなる可能性はあるって話でしょ
雰囲気悪くなるからそういうのは強さ議論スレで
>>618みたいな絵は自分も普通に好きw
ただそれだけのことで強さ語っているわけでは無いからな
>>623 QBに対杏子で杏子が素質があると言われてるに対し、さやかは〜だからいい勝負どまりでしょうな
素質に関してははっきり公式=アニメ内で言われてますよ
神の領域のまどかと、素質のある杏子、魔力の高いほむら
>>625 強さ議論スレへ行ってください
>>618 こういうギリギリのスチュエーションていいなww
2人とも近接型だからね
動き回ってクタクタになって帰宅した後一緒にお風呂入って
風呂上りには同じベッドの上でマッサージしあったり湿布貼ったげたりするんだろうね
筋肉痛ごときに魔力で回復なんてつかわないよきっと
近接型ならではの苦労なんかもぐだぐだいいあったりしてるんだろうね
ロマンだね
まどか☆マギカは、現実同様に努力する天才には凡才は基本的に勝てない話だと思うからね
才能+無数のループの中で修練を積んで強くなったほむら、才能+固有魔法を失っても修練を積んで強くなった杏子
この二人に並ぶほどの強さをさやかが身に着けるには〜いや、そういうのはさやかじゃないなと
ほむらって魔法少女として弱いはずだったけど
アニメを見れば初期のほむらもペーペーだったのは無視しちゃうの
まあスレチなんでどうでもいいけど
各魔法少女の素質については公式も明確に区別してる
世界の因果が絡みついて最強の魔法少女の素質を秘めたまどか
尊敬する父は誰からも信じてもらえず一家が餓死寸前の状態で魔法少女になった杏子は全媒体で素質があると言われる
ボッチな少女が初めて得た友の死を救うために魔法少女になったほむらは魔力が高い
死という究極の状態で願ったマミは漫画だけだけど素質があると言われている
幸せな状態から魔法少女になったさやかは全媒体で一切素質があるとは言われない
>>634 スレチなんで消えてくれませんか
つかIDを変えてまだやってんのか
荒らしたいのかよ
>>631 ほむら特殊系
魔力が高い=素質は高いけど、時間停止という固有魔法にほぼ全魔力がいってるから魔法少女として弱い
だけど固有魔法を使いこなすと強い
そんなタイプ
さやかは魔法少女になってからたった一週間、長くて半月から一ヶ月で魔女化しちまったから未知数すぎるし
才能に関してもどこにも言及ないから
強さ議論は語れば語るほど虚しくなるだけじゃないかな
しかしそれは結果的にどっちが強くなるかも妄想できるということでもある
自分より強くなったさやかを誇らしげな目で見る杏子もありだし
いくら頑張っても杏子に届かずに羨望と嫉妬の眼差しで見続けるさやかも良い
スレが進んでいると思ったら変なのが沸いているな・・・
これだけ言われて強さ議論スレへ行かないっていつもの人か
>>635 スレチ?
ああ、杏さやは殺し合いを押し付けたい人なんですね?
杏さやは殺し合いなんてないよ
杏子が一方的にさやかをぶち殺していただけ
魔女さやかも杏子が本気になれば腕は一刀両断で、さやかはまるで勝負になってないですよ
ほむ杏スレかと思ったわ
つかあのイラスト見てから検討違いなコメントをするID:O4MTjaDs0の自演でFA
ID:O4MTjaDs0 → ID:lo8cHSmB0 にID変更
>>637 小説では杏子の戦いの歴史をまどかがみて、
マミ、さやかをみてきたまどかが杏子を強い強いと絶賛でした
QBが勝てないと言ってる
努力してもさやかは努力する才能ある杏子に素質の壁で勝てないと言われてますよ
公式ではっきりと言われてるよ
最終ループまどか>神の壁>杏子、ほむら>素質の壁>マミ、さやか
そんなに公式を捻じ曲げて杏さやは対等なんだ。殺し合いなんだと押し付けたいの?
※ほむら>マミは最近出た本で確定した
久々に面白いSSを見た
なあ、ビギニングストーリーで過去さやかがレイプされていた裏設定でたってマジ?
6話の四肢切断発言って実は特大の核地雷だったのかな勘弁してくれよ
いつもの人であろうとなかろうとうっとうしい上にスレチなのは確か
俺も乗っちゃったから同罪だけど
申し訳ない
>>628 恭介のことがあるしさやかはマッサージとかその辺に通じてそう
矯正っぽく呻く杏子を叱りつけながらマッサージするさやかが浮かんだ
>>645 さやかは因果が貯まる要素は一切ないものね
さやかが因果の貯まる境遇の杏子やほむらと対等になれるとはとても思えない
才能もなく努力もせずに舞い上がっていたさやかと才能もあり努力もした杏子、ほむらが対等?殺し合い?
本編無視のキャラ崩壊ですね
>>647 それ6話放送の頃ニコニコで書かれてた嘘バレじゃん
さやか「杏子……ばっかやろー!」
さやか「杏子!!モタモタしてないで早く帰ってこーい!3年以上は待たないぞー!ばか杏子ー!」
まどか「さやかちゃん…」
海に向かって叫ぶさやか
それをみてなんとも言えない表情になるほむら・マミ・まどか
暫くの間、波の音だけが響いていたその空間に待ち人の声がする
杏子「そんなに待たせねーよ」
さやか「え……」
みんなが驚いて声の方を見ると杏子が立っている
杏子「よぉ!ただいま!」
さやか「っ!……杏子!」
立ったまま固まるさやかだが、すこしずつ杏子の方へ歩いて行き
最後は走って杏子の元へ飛びつく
杏子「いてぇ!なにすんだよいきなり」
飛びつかれてそのまま砂浜へ倒れこむ二人
倒される形になった杏子がさやかに抗議しようとする
すると、さやかが起き上がり見つめ合ったまま固まる二人
そして、さやかが徐々に杏子へ近づいていきそのまま…
目が点になったまま固まる杏子
そんな二人を覆い隠すように波がやってきてふたりともずぶ濡れになる
まどか「あーあ」
マミ「うふふ」
波が去った後も何が起こったのか理解できずポカンとする杏子
向かい合う形で杏子を見つめるさやか
しばらく見つめ合ったのち二人して笑う
杏子「なにすんだこのやろっ!」
調子を取り戻した杏子はさやかを追いかけ、さやかはソレから逃れるように海へ逃げる
さやか「えいっ、えいっ!」
杏子「やりやがったなこのやろ!」
追いかけてきた杏子に水をかけるさやかとやり返す杏子
そんな二人を見て笑う3人
アニメ幽白最終回を杏さや変換するとヤバイ
>>648 まあ気にせず無視して杏さやしようぜw
さやかはマッサージとか上手そうだな
杏さやは殺し合い!w
これを人に押し付けるのはやめてほしいな
杏子もさやかもキャラ崩壊しまくりだ
>>645 >※ほむら>マミは最近出た本で確定した
それ、ビギニングストーリーらしいな
マミの素質に関しては漫画でしか言及がないから、マミが強いのは長く魔法少女をやっているからではないかと思っていたらやっぱりそうか?
素質に関しては、まどか>神>ほむら、杏子>素質言及>マミ、さやかが公式見解でいいみたい
あれだな
9話で杏子が披露した立派な三角筋をさやかちゃんはすごーいたくましーとか言ってドキドキしながら撫でさするんだ
杏子は気持ちよさと照れくささと女子としてやっぱ少しは複雑に思う気持ちがいろいろ混じって
さやかも剣振るってればすぐこんなになるんだからなーとかそんな返しするんだ
さやかはさやかで自分にこんな筋肉がつくのは遠慮したいので魔術師あたりにジョブチェンジしたいなあとか冗談言って
そこからいつものじゃれ合いに近いかけ合いが始まるんだ
そのうちさやかの至高の指使いで肩や腕をぐりぐりされてる杏子が寝ちゃって終わるんだけどね
杏子とさやかの殺し合いはどうでもいい
さやかがどんなに頑張っても絶対に追いつけず、杏子に叩きのめされるシチュは萌える
でも逆に杏子が錯乱するか何かして、敵わないと分かっていてもさやかがそれを止めようとする
シチュはもっと萌える
そんな絵とかSSないですぁ?
さやかって本編中じゃ杏子のこと名前で読んだこと無かったよな…
いつか呼ぶ日が来るかな
>>660 これ凄すぎ!
センスありすぎだろww
>>663 前にここに出ていた渋の小説がそんなかんじだった
いつもSSを投下してくれる人が書いている
杏子「さやかー、デートしようぜー」
うめ先生の同人にもあったが、確かにデートに誘うのは
杏子ちゃんの方からって感じがする
>>669 さやか「こんな夜遅くにさそわないでよ…ZZZ」
杏子「どういうことだおい…!」
>>673 WORKING!!知らないけど可愛いな
>>672 さやか「ZZZ……」
杏子 「仕方ない、一緒に寝るか」
杏子 「明日はちゃんとデートしような。おやすみ」
翌朝
さやか「!!!!!」
杏子 「ZZZ……」
布団の中に入りたがるSSがニヤニヤすぎて朝からあんあんさやさや
シリアスでも殺し愛でもいちゃいちゃばかっぷるでも無理矢理犯しちゃう系でも
大好物です。
>>681 この人の描くあんこちゃんは迷惑可愛いw
>>680 可愛いね。
早くさやかちゃんと並べたい。
685 :
寂寥の渦:2011/12/14(水) 21:02:43.43 ID:g9u1dcqA0
考えてみれば当然かもしれない。
こいつは使い魔も律儀に相手にするバカだった。
「遅かったじゃんか」
何に対しても。
折角の狩りなのに”ただ働き”してしまったことにも。
ゆまをモモと見間違えてしまった自分にも。
こいつが今、ここにいることにも。
「誰かを守るんじゃなかったのかい?」
きっと私はムカついてたんだ。
「そんなじゃあんたが結界を見つけた頃には、そいつは死んでるだろうね。ったく、大した正義の味方だよ」
だから私はこんな意地悪なことを言ってるのだろう。
実際は私が少し早くて、こいつが少し遅かった。
ただ、それだけなんだ。
「………………」
美樹さやかは何も言わない。
いや、何も言えないんだ。
私の指摘が正しかったから、何の反論もできないんだ。
大して役に立たない剣を持っているこいつに。
こいつにできるのは悔しそうに私を睨みつけることだけ――。
「………………」
だと思っていた。
なのに、違った。
私がおかしいのか、それともこいつがおかしいのか?
美樹さやかは真っ直ぐに私を見つめている。
でもそれは敵意じゃない。
私にはすぐに分かった。
憐れむような、蔑むような目だ。
離れていく信者が私たちを見ていた時と――同じ目だった。
私が一番嫌いなものだった。
「………………!!」
槍を握り締める。
なんでこいつは退かないんだ?
もうここには魔女も使い魔もいない。
私にも、美樹さやかにも、もうここにいる意味はないハズだ。
――上等じゃねえか。
こいつがここに残る理由はひとつしかない。
きっと私との再戦だ。
実力がない奴ほど無駄にプライドが高いんだ。
やっぱりこいつはバカだ。
何度やったって私には絶対に勝てないってことが、未だに分からないらしい。
「ふん、バカは死ななきゃ治らねえってか――」
手にした得物はさっきよりもずっと重く感じた。
その槍が私に語りかけてくるようだった。
”早く邪魔者を殺せ”
そう言っているように感じた。
自分でも好戦的な性格だと思う。
言葉で物事が解決しないなら、実力行使しかないって思ってるくらいだ。
686 :
寂寥の渦:2011/12/14(水) 21:04:42.02 ID:g9u1dcqA0
だからといってすぐに力技でどうにかしようとは思わない。
不意を衝くのも、無抵抗の相手を甚振るのも趣味じゃない。
それはパパのやり方じゃない。
パパの教えに反する。
力を使うのは言葉でどうにもならない時だけだ。
頭ではそう分かっていても。
私は槍を構えている。
穂先を真っ直ぐにあいつに向けている。
そうする理由があるんだ。
こいつは私の縄張りを奪おうとする敵だ。
私よりずっと恵まれてるくせに、私と同じ奇跡のチャンスを手に入れた――。
……敵だ!
「目障りなんだよッッ!!」
私の体は。
そうしようと思いもしないうちに動いていた。
いつものように地を蹴って。
真っ直ぐに伸ばした槍を。
あいつの喉元めがけて――。
「てめえが――ッッ!!」
鈍い銀色に光る穂先を突きつけていた。
だけど…………。
そこまでだった。
手には何の感触も無かったし、吹き上げた血が視界を覆ったりもしない。
美樹さやかは――。
額に大粒の汗をかいていた。
怯えたような、驚いたような顔で。
じっと私を見ていた。
手にした剣を構えようともしないで。
「なんで避けないんだ?」
手元が狂ったワケじゃない。
動かない相手を殺すなんて、使い魔を退治するより簡単だ。
なのに穂先はこいつのすぐ目の前で止まっていた。
「なんで止めたの?」
震える声で問い返してくる。
でもそれは私に対する問いかけじゃなかった。
震えていたのは私だった。
私は…………。
それには答えられなかった。
訊きたいのはこっちのほうだ。
自分にだって分からない。
なんで私は憎んでたこいつを殺してないんだ?
687 :
寂寥の渦:2011/12/14(水) 21:06:42.88 ID:g9u1dcqA0
「そりゃ止めるわよね!? あんたは本当はこんなコト、したくないんだから!!」
「…………ッッ!?」
何を言われたのか、すぐには理解できなかった。
理解したくなかった。
ほんの少し。
私がほんの少し手に力を加えれば。
こいつは自分の首か胸に槍が突き刺さるって分かってるハズだ。
でも逃げようとしない。
その場を動こうともしない!
こいつは――。
私がそれをできないことを知ってやがるんだ……!!
たったひとりの邪魔者さえ私が殺せないことを、こいつは知ってるんだ。
「てめえは…………」
「さっきのを見て分かったよ。あんた、他人を見殺しにするって言ったの、ウソなんでしょ?」
ふざけてる。
何も分かってない奴が、分かったつもりになってるだけだ。
「ふん……何が分かったっていうのさ……?」
だから私はこう返してやる。
答えられやしないんだ。
私がたまたま使い魔を倒しちまったところを見たくらいのこいつには――。
「キュゥべえから聞いたよ、あんたのこと」
「………………」
あのお喋り。
私が訊きたいことは飄々と躱すくせに、こいつには何を吹き込みやがったんだ。
「昔のこととか、契約した理由とか」
釘を刺しておくべきだったな。
余計な真似しやがって。
「だったら何なんだ……?」
やっぱり私はこいつが気に入らない。
力の差を見せつけられて怯えるなり、逃げ出すなりすればいいのに、こいつは絶対にそうしない。
今だって知った風な口を利きやがる。
「早々と構えな。それくらいの時間は与えてやる」
私は伸ばした槍を手許に戻した。
見る限りじゃ美樹さやかは負けず嫌いだ。
猶予を与えられたことでプライドの高いこいつは絶対に反発してくる。
そう思っていた――。
「………………」
美樹さやかは剣を引いた。
魔法の力で発生させた時と同じように、次の瞬間にはあいつの手には何もなくなっていた。
688 :
寂寥の渦:2011/12/14(水) 21:07:55.69 ID:g9u1dcqA0
「どういうつもりだ?」
「………………」
「どういうつもりだ、って訊いてんだよッッ!!」
私をバカにしてるのか?
武器なんか無くても勝てると思ってるのか?
「ふざけやがって!!」
私には怒鳴ることしかできなかった。
体は動いちゃくれない。
「私が憎いだろ!? 許せないだろ!? だったらすぐに武器を取れよ!!」
思いつく限りの言葉で挑発する。
お願いだ。
頼むから剣を持ってくれ。
あんたが立ち向かって来なかったら。
私はどうすればいいんだ?
今でも握り締めている槍は敵を倒すためだけのものだ。
「あのボウヤがどうなってもいいのかい?」
だから、頼むよ。
頼むから私の敵でいてくれよ。
あんたが何もしなかったら、私も何もできなくなるんだ。
簡単なことじゃねえか。
今までみたいに、がむしゃらに剣を振るえばいいだろ。
そうすりゃ私だって、何も考えないであんたを叩き潰せるんだ。
あのボウヤまで引き合いに出してやったんだ。
今度こそ挑発に乗ってこいよ。
「………………」
――ダメだった。
私が何を言っても、美樹さやかは構えようとしない。
「………………!!」
手に力が入らなくなってきた。
息も苦しい。
なんでだ……?
なんでこいつはそんな目で私を見るんだ?
憐れんでるような、悲しんでるような目で。
美樹さやかは――。
ゆっくりとこっちに近づいて来た。
今夜はここまで。
寒くなりましたが懐炉の取り扱いには気をつけませう。
思わぬところで怪我をしたりしますから。
それでは、また。
692 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 22:32:13.25 ID:dd2e0bhp0
生足がエロいww
杏子「冬は寒いだろ?だから一緒に寝てやるよさやか。」
さやか「冬じゃなくても入って来るじゃん…。でもたしかにあったかいかも…ZZZ」
___ __. , -── 、
,....'::::::::::::::::::`.......、 ム--- :ヽ ,⌒ヽニ=ミ、, r'圭圭圭圭圭心、
/::::::::::::::::::; -──‐‐`ヽ/──‐ヽ:V:ムヽ!ニヽ /,少 ' 、 ヽ、
,/::::::/:::::::r//ム───ヽ':::::::; ,- 、 ̄ ̄ ̄`ヽ 、::フ// /` ⌒ヽ ヽ、 ヽ
/:::::::,::::::::::!/:::/:::::::i:::::}:∧,へ/: : : ヽ/: : :ヽ: :ヽヽ!ヽ / ノ .ヽ ヽ
.i:::::::::i::::::::::i:::::::/:::::::イ:::::ハ,イ: : :i : : : : ハ : : : : }: : : ヽヽム ,/ //、 ハ ハ
.!::::::::i::::::::::! ̄`!::/ }/7:i: : : :!: : : : :i 、: : :ト: : : :ハ i: i , -,イ/ __ヽ ヽ ム i }
.|:::::r.!:::::i:::!:ムミ' ,=,: :{: : : :ト、: :ト:i },: : ハ : : : !:i j ,ム/ `ヽ.! , ! ./
.|::八i::::::ヾ!.{::::リ {:i: :!: : : i _,孑 ,i:ム斗: : : }: i! i 心 行テミ,イ /ヽ⌒}、
.|::::::::!:::i:::|ヽ` ' !:.iヽ: : iィr=ミ テ示i: : :/.!i、!ゝ' , ゝ-' i / 人_ , '
.!:::::::::!:::!:i> - イ!i: !、: .代::ri 弋:::ソ! :/ ノ-八 、-, , !- '( / ̄ ̄.}
i:::::::::∧ト:!::`....≧<:::::::!j:!:ゝヾ:ヽ''' ' ''' ,イ、!---,イ> 二 ≦=7/ , -- '
,:::rヾ-ハ!::::::_⊥ヽ!ヽヽ::i丶!、ゝ --─ , ヽヽヽニ' ,{ /ヽ }}{{ , ---i / /- '⌒}
/ ' ` 、:::V , ィ0 ̄7`i ヽ: :≧ _ ≦ヽヽヽヽ! レ「二二ニ----./ゝ-/ ,>'
く ヽ`イ/ i/⌒!,ノヽ- !_} ̄ヽ ///L_}'::::/}ヘ ,イ `ヽ `ヽ//=ヽ
∧, ⌒} __, -── ヽ、 Y ヽ>-/// ̄ヽ_V_///ハ// /, ! i i 、 ヽて ,/
':::/ ム' } , ' `ヽ! ̄ .i/////,イ ヽ 、///! ./ ,ハ、! V ハ ヽ ヽ丁`
' ⌒ヽ, ,/' , , ! 、'////ゝ乂ソノ////!ヽ / ,斗ハ ! 、 ⌒ ヽ! ハ i'
く ./ ./ / / ヽ ヽ!_.///////,个//////,!__, .i x=ミ i iヽ |
代/ / i _,イト、 - 、! {/////// o///////乂イ i i=ミ {:::::リノ! .! } ハ
く__」i ! ,イ // ヽ }ヽ.! i////////o///////イ .|,!ヽ.! ' , 、 ム /イ ,/`⌒ヽ
イ,人{ V i/ , ミ -ミ!.i i__ , -‐┐////// ! ム < .ノ /イ, ii、!从 `
/!/!.|::ゝ-V ヽ__ 、 , イ,i ,ゝ ,/ /-- 、// {、 .V .>-─-- 、' ヽ ヽ
、!ヽ!::/!⌒ 、!ヾ ヽ ̄ イ / .( {,..-─-.、  ̄丁 ̄ ̄ ̄ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ .ヽ
.ゝ {/ヽ{ ヽ、 ._」二 7!イ' / i /i:::::::::::::::i 、.________」__|.__} ヽ .ヽ
/ /i .i、 ヽr,/ヽ r 'イ,/ ゝ `-,/::; イ/},ヘヽ.! ヽ 、/ヽ ヽ,}rv 、,r'--ゝ' .ヽ
. / // | i ゝ i .! ノ ノ`ヽ r丁 }/ /,ハ! }⌒ヽ- ヽ,ヘ ヽ.i.!ヘ/ ̄` ̄ .ヽ
/.// .! `ゝ r ' z/r< ,/ r,ァ/-─ヽ ,/ 、 i:::; =  ̄ ヽ ヽ `! ヽ、
. ,--、,ノ ).! i .!,i` ,/ く~ i:::///ゝi ,ゝ//,i,ハ!i丶 , ヽヽ-----、 ___ /' !ヽ、
もうすぐクリスマスだな。
杏子とさやかはどんなクリスマスを過ごすのだろう。
700ならクリスマスはあんさやでいちゃラブデート
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/15(木) 12:35:51.70 ID:N4HliPwR0
杏子「ぐぎゃぁあああっ!」
まどか「さやかちゃん強い!」
さやか「悪い子は、正義の魔法少女さやかちゃんが成敗だよ!」
杏子「ぅ…ぅう」ぼろっ
さやか「これに懲りたら、もう悪い事なんかしちゃ駄目だよ!」
まどか「二度と私達の視界に入ってこないでね、私達は夢と希望を振り撒く魔法少女…貴女のような悪者は必要ないんだよ♪てひひ!」
杏子「…畜生」
杏子ちゃんはよく口の周りにチョコとかつけてるんだろうな
当然さやかちゃんがティッシュ渡して拭かせるんだけど
そのうち杏子ちゃんにかわってさやかちゃんがティッシュで杏子ちゃんの口を拭くようになって
さらに進むと指で拭ってぺろりするようになり最終的にはマウストゥーマウス
横着…じゃなくて親密度の進行過程
>>700 杏子はさやかに何をプレゼントするんだろう?
さやかはいろいろ考えられるが
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/15(木) 22:30:08.95 ID:Y/W4i0/30
杏さや分が足りないです。
このままでは死んでしまいます。助けてください…
>>696 杏子「さやかが抱き着いてきて寝れねー…///」
>>705 渋とか漁るといいぞ。すぐ渇くんだけどね
杏さやにはまると飢えて困る
そして大量に同人誌を買いあさる
あんさやってそういう仕組みだったんd(ry
初めて買った同人誌が杏さやでした
多分他にもそんな人結構いるはず
同人誌は杏さやしか買ったことないな。
>>704 さやかのためにコツコツバイトしてプレゼント買う杏子とか素敵だな
>>703 ちゃんと段階を踏むんだな。流石さやかちゃん!
>>712 いいね。さやかの方も慣れない編み物でマフラー作りしたりして。
クリスマスだというのに、二人にはプレゼントを買うお金がありません。
さやかは、杏子に似合う金の髪飾りを買う為に、大切にしていた懐中時計を売りました。
杏子は、さやかが大事にしている懐中時計に合う金の鎖を買う為に、髪を切って売りました。
二人がプレゼントを渡そうとした時、さやかには鎖を付ける懐中時計は無く、
杏子には髪飾りを付ける髪はありませんでした。
けれどプレゼントは無駄ではありませんでした。
二人は互いに相手の優しさを確認し、さらに強い絆で結ばれたのです。
以上、昔どこかで聞いた話の丸パクリでした。
相手を思いやりながらすれ違う2人いい…
>>707の続き
さやか「おはよー…って、そんなに顔赤くしてどうしたの?」
杏子「な、なんでもねーよ…//」
>>714 シャディのCMよろしく曲はLove Expressで
vipに酔ってイケメン化したさやかに
杏子が赤面させられまくるスレが立ってた
723 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/16(金) 14:32:09.56 ID:wHkwyrhC0
あぁ…9話何回も見てるのに毎回泣いてしまう
杏さやにハマってから俺ドンだけ泣いてんだ
十
△
劇場版は楽しみでもあり、すごく不安でもあるw
杏子はさやかへのクリスマスプレゼントはあたしだとか言いそう
杏子はサンタクロースへの手紙に「さやか欲しい」って書いてそう
>>729 サンタ役がさやかだったらどうするんだ!
寝たふり…かわいい!
ピクシブに杏さや小説を大量投下しよう
我の予想が当たれば映画の一作目は9話までだと思う
泣けるか鬱になるか
>>731 おやすみのちゅーかわいい!
杏さや就寝のAAとか無いのかな?
杏子「さやかの家で借り暮らししたい」
さやか「小人になったらね」
>>737 きょうこ「♪やまとーなでーしこ七変化ー」
雪合戦とか楽しんでやりそうだよな
雪合戦が一番似合うカプだと思う
まどマミほむはの三人はこたつで丸くなって眺めてる
745 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/17(土) 10:51:44.49 ID:Ji4sjo0VO
ネットで調べる前はあんこは魔法少女の中で二番目くらいの人気だと想像してけど一番人気ないんだね
しかもマミが一番人気ないと思ってたら真逆だった
変身前後の人形セットでも変身後しかない商品があるのが許せない
杏子って童貞少女って言われてたのか…
なかなか当てはまってるな
>>745 何を見てそう錯覚したのか
まとめブログ()とか言わないよな
(・ω・)僕は君達が思うアンチではないよ
ニコニコの記事の長さと内容PIXIV等で推測したんだ
実際にこのスレでも君達は彼女のグッズの冷遇について嘆いてるじゃないか
一応こういう結果もある
NTキャラランキング
女性
1位セイバー
2位暁美ほむら
3位鹿目まどか
4位いのり
5位シェリル・ノーム
6位佐倉杏子
7位平沢唯
8位巴マミ
9位イカ娘
10位美樹さやか
ヌータイプのランキングは色々な思惑が入ってるから宛には…
杏子のグッズ冷遇は追加戦士枠だから仕方ないし…
ニコニコや渋が信用に値するとは思えないけどね
「杏子の人気はもっと高いはず」と言うつもりは全然ないが、
グッズ展開遅いのは、一人だけアニメでもアニメ雑誌でも
情報公開が遅れた(ていうか隠れてた)魔法少女だからだろ。
人気があるからこのカップリングを好きになったわけじゃないぜ。
>>741 魔法で体の大きさとか変えられるんだろうか・・・
杏子が小さくなったらさやかはどうするんだろうな。
さやかあちゃんだからお母さんっぽく接するのかな。
>>757 年齢的に縮んでも物理的に縮んでも面倒は見そう
待遇良すぎて杏子が元に戻るの惜しがったり嫌がりそうなくらいに
甘いものばかり食べてるとしょっぱい物が食べたくなるなあ
シリアスな杏さやでお勧めのSS何かない?
>>762 見たことあるかもしれんけど9話生存ルートで検索してみな
本編では杏子に悪い事はダメだよっ!って叱ってんだよな
さやかあちゃんだなぁ
>>762 渋のJEDI_tkms1984さんのSSはシリアスな杏さや
ここにも時々投稿してくれる
サンクス
探してみる
冬の杏さや島に行くのが楽しみでしょうがないぜ…
今回はどれだけ買う事になるのか…
初期SSでシグナルとか好きだったなぁ
769 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/18(日) 07:08:58.66 ID:7Zq9A7iw0
地獄
杏子「まどかに言われて死んでみたけどよ…」
杏子「…確かに、ここは地獄だぜ…」
杏子「…けど、あたし…こんな処で幸せになんかなれるのかな?」
戸愚呂「…無理だな」
杏子「…あんたは、誰だよ?」
銀英伝の台詞を思い出した。
杏子 「いろいろやって来たからなー。死んだら地獄行きだな」
さやか「あんたが地獄に行くなら、あたしもつきあうよ」
杏子 「そりゃ困る。あんたには天国に行って貰って、あたしを釣り糸で吊り上げて貰うんだ」
>杏さや 健全本。
>ちゅーだけです!
パーフェクトだ。
今の時期はやっぱりクリスマスだな
二人でクリスマスデート
映画には期待なんだけど
さやかが更にひどい事になったりしないか心配だわw
映画はさやかの出番少ないだろうから杏さや分低いだろうなぁ
ゲームはひたすら悪乗りが怖いというマイナス分がでかいけど、一応杏さやしてそう
>映画はさやかの出番少ないだろうから
なにゆえ?
何か情報あったの?
脳内ソースを信じるなって
外伝でいいから杏さやオンリーのOVAとか出してほしい
最低限、杏さや連携・合体技アリの戦闘シーンがあってほしい劇場版
>>779 そか。
「本編から2年前の話」とかだから出番少なそう
とかそういうソースがあるのかと思ったw
>>781 共闘くらいはあってほしいな
全キャラにちゃんと見せ場がある作りにしてほしい
またどんでん返しを仕込んで来そうだが
キャラ立てがダメになるような形は嫌だな
ウロ様「TV版の総集編になると思った?
残念、ハッピーエンドでした」
ゲームは所詮は非公式だからどうでもいいな
どんなエンドも最後はまどかの世界改変でなかったことになるのだから
魔女化のデザインぐらいしか興味ない
あと、スタッフの描くイラストぐらい
>>776 映画ね・・・
多分おまえは公式という単語の使い方を間違ってる。
そこは「正史にならない」で良いだろ。
>>787 一度だけレスする
ハノカゲコミックもおりこもかずみも小説も全て「公式」と名うっていることを認識しろ
「公式」という権利は大変かつ価値があるのよ
>>788 じゃあゲームも公式ではないですか。
杏さやがあるかないかのソースなんてわからんのだから今から悲観してなんとなる。
とらドラ、俺妹など、唯一の原作者がシナリオ書いてたりするが、
それが公式なんて言ったら失笑されるよ
公式=正史にならない時点でアンソロジー、パロディでしかないのよ
>>789 ゲームに公式と書いてるなら公式だろうよ
書いてるならな
いや同人ゲームじゃねえんだから非公式なわけねえだろ
スピンオフみたいなもんだ
なんだ。全部俺の自演だったかー
ちょっと公式って言葉がゲシュタルト崩壊しそうになって困ったぜ!
公式スピンオフとついてるなら公式だよw
ガンダムゲームなんて一杯バンダイから出てますが、あれ公式なんですか?
公式ですよ?同人作品だと思いましたか?
「公式サイト」って書いてあるから公式ですよ
「さやかが可愛いのは公式」
「さやかは非公式なくらい可愛い」
杏子「どっちのがキャッチーだと思う?」
ほむら「二つ目ちょっと意味が解らないわ」
ゲーム公式がどーたら言ってる奴は他スレでも暴れてる奴っぽいのでスルーで
>>795 糞が多いけどだけど全て公式だよ。つーか許可取らないとサンライズのゲームは出せないよ。
>>776 映画に関しては何も心配してないな
俺らはただ祝砲をあげる準備をしていればいい
>>800 公式とゲーム出すのは全く違う
許可取らないとアンソロも出せないが、それが公式か?
>>800 馬鹿
ガンダムが公式としているのはアニメのみ
サンライズが大きくかかわる作品が、稀にサンライズの出す公式資料で採用され、半公式扱いとなる程度だ
許可とらないと出せないのは権利関係の話で公式非公式は関係ない
ゲームで〇〇だからと言ってると恥かくぞ
寧ろ映画は俺ら素人が想像だにしないような展開を希望だな。
杏さや展開があったらそりゃ嬉しいが。
俺ら素人が想像だにしないような杏さや展開を希望だな
ですね
杏子とさやかは赤い糸で結ばれている…!
合体技が見れるのかww
合体技
さやか「ちょっと、痛いじゃない!」
杏子 「あたしが攻撃しようとした時に飛び出すからだろ!」
さやか「しょうがないじゃん、あたしの武器、剣なんだし!」
杏子 「弱いくせに、前をうろちょろすんなっての!」
さやか「言ったな!」
杏子 「やるか!」
ほむら「もうやめてーーーっ!!!」
さやか「………」
杏子 「………」
ほむら「………って、まどかなら言うわ」
マミ 「そうね。いっそ、合体技なんてどうかしら」
さやか「合体技…」
マミ 「技の名前は私がつけるわ」
杏子 「却下だ」
マミ 「ひどい…」
翌日
魔獣 「グォォォォォォ」
杏子 「昨日練習した合体技、行くぜ」
さやか「OK」
杏子 「おりゃーーーっ」
ザシュッ
杏子 「とどめ行け、さやか!」
さやか「くらえっ、ハイパーオーラ斬り!」
魔獣 「グォォォォォォ」
杏子 「いっちょあがり」
さやか「へへっ、やればできるじゃん、あたしたち」
マミ 「素晴らしい合体技だわ。そうね、技の名前は…」
杏子 「却下」
マミ 「ひどい…」
終
技名のセンスw
蒼紅のなんたらとかになりそうww
マミさんは漢字にはしないか
>>808 杏子の髪を結んでで赤い糸ごっこする杏さや
>>782 ドラマCDが当初さやか円環後の魔獣編だったらしいから、それが一番可能性高そうだけどね
魔獣編としてももっと前からスタートしてもらいたいな…
杏子にプレゼントをあげるさやサンタ
さやか「プレゼントだと思った?残念!さやかちゃんでした!」ドヤッ
杏子「いやあたしにとっちゃ最高のプレゼントなんだけど。いただきます」ガバッ
さやか「ちょ、やめ、あっ・・・・」
ツッコミを入れると、残念なんて言ってる奴は、実は全然残念とは思ってなくて自信満々な奴ばかりです
まぁ実際元ネタ(?)の絵もかなりドヤァってしてるしなw
ガッカリさせるのが目的(と本人は思ってる)なんだからそらドヤ顔にもなるさ
杏子にはその残念が最高のプレゼントだよなww
さやかちゃんへ
おかし1ねんぶん
さやか「全部うんまい棒じゃん…」
杏子「かんじむずかしいんだよ!」
さやか「なんであんたらそんなに成績がいいんだよ…」
ほむら「同じことを何度もやってきたから…」
杏子 「パンに写して食べた」
アンキパン、いやアンコパンとな
杏子「食物連鎖って知ってる?学校で習ったわよね?」
さやか「明治維新って知ってる?」
杏子「知らない!」
微妙に知識が抜けている杏子を連想してしまった
さやか「その手があったかぁ!」
さやか「むしゃむしゃ…」
杏子 「頑張れ、あと20枚だ」
さやか「むぐ、げほげほ、こ、これで明日の追試はバッチリだね」
翌日
さやか「ぜ、全然暗記してない…、杏子のばかぁ〜」
教訓:他人の勉強方法はあてにならない
あんこちゃんスレにAAもあった
ニニ=--x!ム--.、ヽ
ヽ 、__,. -'. .¨ ̄¨ `ヽ 、::::ヽヽ、
/:, 、: : へ: -:、 : : \::::::::フ 、
/: : :i: : : 、: : ヽ :ヽ: : : : :ヽ/: : :ヽ
, イ: : : |: : :i ヾ 、:ハ、ハ : : V∧: : :ヽヽヽ、
./1:ハ: :!十!i ヽ十__: : : :L: }: : :トハ ヽ、
!:ハ: !ix-ミ、 "う::ハヽ /! ヽ : : !:ト:! , 1 ____
n:ト: n. { r':i 弋:ソ/:ノ ,/: : : i:.!./ ./ ' , 、 > 、
.八∨{ !ヾ.ゝ' , '' , ∩: : : : :!:/ ./ , ┐ , ` 、_
∧ヽ!マゝ'' ヽニフ ,.7イ, 1 .V : : :/ ./ ./ / /! / } ヽ
_,r ?ニヽヽ/ ≧コ"// ./ ハ r─./ ./,/ ./ // i ! ., .i } ハ
ゝ- ゝ> !フ "/" ! i././ " )! .)----、/ ,斗七7ハ .ハ.! ,ハ! i }
{.ゝ-イハ !ヽへiニヽ、.i .} !二! ヽ ム-ミ !i !V ∧ .ハ ト!
rL___/ .ヽ !入 ヽァ / .{ ¨" ヽ,ム //::ト! ` ,xrヽ!/ .} !
! i ヽ" }、 / !ヽ イ ! ヽ .i弋ソ (:ソ "/ イ,./
/ " ! /! 八ヽ-" }ヽゝ ヽ--"ノ ヽ!'' , _ 、 ,, / / "
/ iヽ / .ゝ {ヽ __ノ ハ>--イ } ≧ ゝ- .' - </
{ ./ ! ` ヽ .ヽ !./ヽ ノr-─r.i..-..、 i
ヽ r' / ,\ >-" `  ̄" !::::::::,イヽ::::::フ _i
.フ ./ ! ,r ヽ レ " ヾ.ヽ::ノ /
.r " / /:::ヽ ` _ .L! ノx:>
? , ' ヽ /:::::::::::ハ /フT ¨"./
/ヽ._/ 、 .} /:::::::::::::::::ゝ ./ /
. /: : : : : : :`r,:1 /::::::::::::::::::::::::>.、 ,..、 ,/ i::`i
..i: : : : : : : : : ! ゝ<" ヽ::::::::::::::::::::::::::::>--":::ゝ"i !:::::}
.,′-- 、: : : { : : !: : : : V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! `‐‐".i::::ノ
.ゝ _ ` -x,-x, -‐ ゝ-- 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::! !::::>
. ハ ` < }.{__,>---x__ノ `xL:::::::::::::::!、___>ト---イヾ V
∧ .!/ ./ 丶` ¨ " .!ヽ ゝ xヽ 、ヽゝ
.! / / ヽ Vヽ `ヽ\x- ヽ
ハ , / ヽ .V ヽ V
,} i / .ヽ } .ヽ i
./ .! .{ ./ 八 ヽ V
. / .人 V .,イ ./ ヽ .ヽ
.' ./ ヽ ヽ /:::ヽ / ハ、 _,ノ:}
>>839 甘い杏さや杏ってイイ…!
AAすげー!!
一緒に雪だるま作る杏さや
で、手袋持ってない杏子は素手で雪だるまを作って手が冷たくなる
その手をさやかが「しょーがないなぁ」とか言って両手で握って吐息で温める
杏子は調子乗って「あー、体も冷えてきたなー」と言ってきたのでさやかが体で
ワッフルワッフル
846 :
寂寥の渦:2011/12/20(火) 20:56:20.50 ID:paXNp2Iu0
私は――。
また何もできなかった。
美樹さやかは歩みを止めない。
もうとっくにあいつの間合いだ。
もし剣を振るわれたら……。
いくら私でも防御は間に合わないかもしれない。
いや、まだ大丈夫だ。
こいつは丸腰だ。
何かしようとする前に、私が槍で薙ぎ払うほうがずっと速い。
そうだ。
私の手にはまだ得物がある。
いつもよりずっと重く感じるが、美樹さやか相手には足枷にもならない。
「………………」
さあ、来いよ。
あんたの手の内は分かってるんだ。
そうやって私を油断させておいて、一気に踏み込むつもりなんだろ?
分かってるよ。
まともに戦っても勝ち目はないんだ。
不意を衝くしかないよな?
敢えてそれに乗ってやるっていうんだ。
なんなら避けないでやってもいいんだぜ?
どうせ無力なルーキーさ。
一撃くらい当てさせてやる。
美樹さやかはゆっくりと近づいてくる。
私がこれを薙ぎ払うのを警戒しているのだろう。
あんたとは違う。そんな卑怯な真似はしねえよ。
だから安心してかかってこいよ。
多分、もう互いの距離は数メートルもない。
どちらが先に仕掛けてかだ。
いや、違うな。
あいつが仕掛けて私がそれを止める。
たった一度でいい。
一度でもあいつが攻撃してくれたら、私も遠慮なくやれる。
その時はすぐだ。
ついに美樹さやかが手の届くところまで近づいて来た。
互いの距離を縮めたあいつはそこで立ち止まる。
すっとその手が前に伸びた。
――来た!
目の前に剣が現れる前に、私は槍を握る手に力を込めた。
「これ、あんたのでしょ――?」
私の思惑ははずれた。
あいつはここにきて剣を持っていない。
その代わりに……。
美樹さやかは掌に乗せたものを私に見せた。
「………………ッッ!!」
咄嗟のことに私は対応できない。
口をついて出たのは、
「なんで……あんたがそれを…………?」
小さな疑問だった。
それを落としたことに気付いたのは、すぐ後だった。
あいつは私の心を読んだみたいに、
「あの時、あんたが落としたんだよ」
妙に低い声で言った。
847 :
寂寥の渦:2011/12/20(火) 20:59:02.56 ID:paXNp2Iu0
――落とした?
じゃあ私は落とすまで持っていたのか?
何の役にも立たないものを?
腹の足しにもならない、お金にも換わらないようなものを?
ずっと持ってたっていうのか?
「………………」
気がつくと私は手を出していた。
すぐに”それ”があいつから私の手に移る。
小さな黄色の髪留め――。
ゆまが私にくれたものだ。
こんなものを……私は大事に持っていたのか……。
捨ててしまってもいいものだ。
どうせもう、ゆまと会うこともないだろう。
もし顔を合わせたとしても、あの年頃の娘がいちいち憶えているとは思えない。
自分があげた髪留めは今も持っているか、なんて訊いてはこないだろう。
だけど…………。
捨てるなんてできなかった。
これは拾ったものじゃない。
ゆまが”私に”くれたものなんだ。
一度は落としちまったけど、無碍に扱うことはできない。
「受け取るんだね、それ」
呆然としていた私に美樹さやかが言った。
「っていうか捨てないんだ?」
そう言われた瞬間、私の手はぎゅっと閉じられた。
「あんたには……関係ないだろ」
ゆまとの些細な出来事に踏み込まれたような気がして、私はついそう返していた。
本来なら礼を述べるべきだった。
落としていたことにさえ気付かなかった髪留めを、何のつもりかこいつが持っていて――。
それが私の手に戻ってきた。
そのことに私は感謝するべきだったんだ。
「いつまでそうしてるつもりなんだよ?」
なのに私の口は思っていることを喋ってくれない。
「もうここには使い魔はいねえんだ。こいつに免じて今日だけは見逃してやる。早々と行けよ」
仲間じゃない魔法少女が同じ場所にいるなら、そこは戦いの場にしかならない。
潰すのは簡単だが、これを受け取った直後にそうするのは何というか後味が悪い。
こいつに貸しを作ってやった、という顔をされるのもイヤだ。
「あんた……なんであの娘を助けたの?」
引き返してくれればいいのに、美樹さやかはそんなことを訊いてきた。
「使い魔に殺される人を見殺しにして――魔女になるまで待つんじゃなかったの?」
「………………」
「本当は……そんなことできないんじゃないの? あの娘が目の前で殺さ――」
「黙れッッ!!」
私はもう一度、掴んだ槍であいつの喉を衝こうとした。
余計なことばかり喋るあいつを黙らせるには。
そうするしかなかった。
「………………!!」
描いていたのは血を流して倒れる美樹さやかと、それを見下ろす自分だった。
私に戦意がないのをいいことに調子に乗った報いだ。
そうやって惨めな想いをしていればいいんだ。
自分が無力だと痛みを持って思い知ればいい。
「やっぱり、そうなんだね」
憐れむような目で美樹さやかは、私を見下ろしていた。
私は膝をついていた。
手にあったハズの槍はどこにもない。
あるのは、ゆまがくれた髪留めだけだった。
848 :
寂寥の渦:2011/12/20(火) 21:01:48.62 ID:paXNp2Iu0
「何なんだ…………」
美樹さやかを見上げた私の目は、
「何なんだよ、てめえは!?」
睨んでいるのか、見つめているのか分からない。
自分が何を考えているのかも、何を言っているのかも、どうしようとしているのかも分からなかった。
「なんとなく分かったんだよ、あんたのこと」
妙に穏やかな声が私をイラつかせる。
「多分、あんたは誰も殺したりできないし、見捨てたりもできない。そんな気がする――」
私より上に立って、私を知ったような言葉を投げかけてくるこいつが。
――憎くてたまらなかった。
「あんたも正義の味方になりたかったんだろ? 誰かのために戦うって――キュゥべえが言ってたこと、本当だったんだ」
「………………ッッ!!」
これだ。
こういう言葉が。
私は”大嫌い”なんだ。
「ふざけるな!!」
だから私は叫ぶ。
そんなもの有りはしないって。
「何が正義だッ!! 何が他人のためだッ!!」
こいつは何も分かってない、救いようのないバカだ。
その歳になってもまだ気付かない、大バカだ。
「二度と言うな!」
どんな謗りだって受けてやる。
世間に背を向けて生きてる私が、どんなに口汚く罵られたってかまわない。
誰が悪いわけでもない。
悪いのは私だ。
こんな生き方しかできなくなったのも、突き詰めれば私が安易に奇跡を願ったからだ。
それは、分かってる。
理解してる。
でも、納得はできない。
あの時、私はキュゥべえに縋るしかなかった。
私自身、家に居場所はなかったし、信者が途絶えたことで満足に食事もできない有様だった。
あのまま何もしなかったら……きっとみんなが不幸になる。
パパ、ママ、モモ…………。
みんなが不幸になるところだった。
だから願ったのに。
どうにかできるのは私しかいなかったから。
なのに――良かれと思ってやったことが結局、裏目に出ちまった。
何もかも、全部。
私がダメにしたんだ。
あの時、私はバカだったんだ。
自分のことも、他人のことも、世の中のルールも何ひとつ分かっていないバカだった。
愛とか正義とか、平等だとか平和だとか。
パパが繰り返し説いていたものが、結局は有りもしない夢想だったんだって。
その時まで知らなかったんだ。
でも、もう違う。
私は賢くなった。
条理、不条理だって分かってる。
美樹さやかがほざいているのが、たんなる理想論だってことも。
こいつがまだそれを信じてるガキだってことも。
何も知らないバカだってことも。
「ムカつくんだよ……あんたみたいな正義の味方気取ってる奴を見てると――」
嫌いなんじゃない。
憎いんだ。
「気取ってなんかない」
そう言うと思った。
「私はこの力でみんなを守るって決めたんだ。マミさんみたいに、みんなを守るって――」
「………………」
849 :
寂寥の渦:2011/12/20(火) 21:05:39.10 ID:paXNp2Iu0
軽々しく巴マミの名前を口にするな。
そう言ってやりたいのを私は堪えた。
あいつだって結局、町の誰かのために戦って死んだんだ。
自分を捨てて他人に尽くすなんて――そんなの人間にできることじゃない。
やろうと思うことさえ烏滸がましいんだ。
そんなことができるとしたら神様くらいだ。
でも私は知ってる。
本当は神様なんていない。
そんなものは幻だ。
この世界に悪魔はいても、私たちを救ってくれる神様なんていない。
「あんただってそうだったんでしょ?」
「なにが”人助け”だ! なにが”みんなを守る”だ! そんなのは偽善だ!
正義なんてねえんだよッ! ヒーローなんていねえんだよ!」
怒るな、と自分に言い聞かせてももう我慢できなかった。
「誰かを守りたいって思うのは当然だろ!? あんただってそういうのを信じてたからキュゥべ――」
「だったらなんで誰も助けてくれなかったんだッ!?」
「………………?」
「なんであの時、パパやママを助けてくれなかったんだよ!? なんでモモを助けてくれなかったんだよッ!!」
声を限りに叫んでから私は喉に手を当てた。
熱かった。
とても熱かった。
「誰も……助けてくれなかったじゃねえか……!! みんな見て見ぬフリしやがって…………!
食い物のひとつだって分けてはくれなかった……! あいつら、あんなに幸せそうだったのに…………」
いつの間にか俯いていた私は、足元が僅かに濡れているのに気付く。
「パパはみんなを救おうと一生懸命だったんだぞ!? 毎日、朝早く夜遅くまでひとりひとりにちゃんと向き合ってたんだ!
なのに――私たちが苦しんでても、あいつらは知らん顔しやがった! パパはあいつらを助けたのに、あいつらは助けてくれなかった!!」
止めようとした言葉が次々に出てくる。
「みんな自分のコトしか考えてねえんだよ……! 分かるか!? 人助けなんてウソだ! 善意なんてどこにもねえんだよ!!」
それを知らないこいつだけが幸せなんだ!
こいつだけが……!!
「不公平じゃねえか…………」
私はパパが大好きだった。
パパを愛していた。
だから私はパパのためなら何だってできた。
魔女との戦いも――最初は怖かったけど、でも戦うことでパパと同じように世界を救う手伝いができるんだと思えば苦じゃなかった。
生き甲斐みたいなものだった。
ふたりで世界を救えると信じていた。
でも、そう思っていたのは私だけだった。
奇跡はたしかにあった。
願いも叶えられた。
でも代わりに夢や希望は打ち砕かれた。
「私に……何ができたっていうんだよ…………!!」
850 :
寂寥の渦:2011/12/20(火) 21:08:45.07 ID:paXNp2Iu0
パパを助けるためには契約するしかなかった。
そうすればみんながパパの言うことを聴いてくれる。
そうすることでしか誰も救えない。
私にはそれしかできなかった。
なのに――祈った結果がこのザマだ。
結局、どうやったってみんなを救うことはできなかったんだ。
食う物もなくなって餓死するか、パパが秘密を知って家族を道連れにするか……そのどっちかしかなかったんだ。
「だったら…………」
魔法少女になんてならなきゃよかった。
そうすれば私も家族と一緒に向こうに逝けたかもしれないのに。
パパやママが私を愛してくれなくたっていい。
私はみんなを愛していたから。
向こうでくらい、幸せな時間を永遠に過ごせたかもしれないのに。
――惨めだった。
泣いたって何も起こらないことを私は知ってる。
誰も助けてくれないし、助ける素振りすら見せてはくれない。
だから涙なんて流すだけ意味のないものだって思ってる。
なのに今、私は泣いている。
あいつの目の前で。
無様に両手をついて、私は泣いていた。
止めようと思っても涙は止まらない。
こいつの所為だ……。
全部!
何もかもこいつの所為だッ!!
美樹さやか――。
こいつがパパに見えちまうんだ!!
大好きだった私のパパ……。
妹が生まれてからは一度も私に笑いかけてくれなくなったパパ……。
私の祈りで再び笑ってくれるようになったパパ……。
私だけを残して逝ったパパ……。
「う……うぅぅ……………っ!!」
お願いだ。
もう、”誰かのため”なんて言わないでくれよ。
自分のことだけ考えてろよ……。
同じ目に遭わせないでくれ――。
もう見たくないんだ……。
もう…………。
止まらない涙を止めようとした時。
露わになっている私の肩に、温かい何かが触れた――。
いい加減公開オナニーやめようぜ・・・
txtで投下してくれたほうがありがたいよ
今年はここまで。
散見される誤字脱字にはご海容賜りますれば幸甚に存じます。
次回の投下は皆さまが忘れた頃になるかもしれません。
それでは良い杏さやを。
きちがいだ
かまくらで過ごす杏さやとか良いですね
七輪でお餅焼いて二人で食う
きな粉が良いか醤油が良いかでケンカする杏さやが見えるぜ…
>>852 乙乙
今年はまだ結構あるのにもう終わりか・・・
来年に期待
杏子「サンタクロースのコスプレの親父があたしとモモにプレゼントを渡して、
ショボい安物だったけど、最高に嬉しかった。モモと半分ずつ分けたっけ…」
杏子「クリスマスか…。嫌な季節だ。どうしても家族のことを思い出しちまう」
さやか「やっぱりここにいた」
杏子 「なんだ、さやかか」
さやか「なんだじゃないよ、もうマミさん家でパーティ始まってるよ」
杏子 「悪い、キャンセル」
さやか「ちょっと、勝手なこと言わ…」
杏子 「…………」
さやか「(今、泣いてなかった?)」
さやか「あたしもキャンセル」
杏子 「お、おい…、何もさやかまで…」
さやか「ひとりぼっちは寂しいもんね。一緒にいてあげるよ」
ほむら「まどか…」
まどか「ほむらちゃん…」
マミ 「どうしよう、私の家なのに、居づらい雰囲気だわ…。
はやく佐倉さんを連れて戻ってきて、美樹さん…。」
>>852 乙
急に沸いた人たちは無視でお願いします。
来年まで待てないです・・
>>852 いい所で切れて更新は来年なのか
待てるかなww
続き待ってます!
>>861 マミさん・・・
杏さやはにぎやかし要因だからいないと何とはなしに静かそうだ
三人ともどちらかと言うとおとなしめとか落ち着いてるとかの性格だし
杏子は何で泣いているのだ?
昔を思い出して泣いちゃう杏子ちゃんを優しくなだめるさやか
無理してレスしなくていいから
ウザイからSSは自分のブログでやれ
腐女子は馬鹿だからホント困る
>>852 おつー、次回も楽しみにしてるよー
単発は無視が1番だが一応あんこスレのようにSS投下時のみ名前欄に†にしたらどうよ
>>870 おまえみたいな馬鹿がいるから調子に乗る
>>870 というか既に名前欄にタイトルあるんだからそれであぼーんしたらいいだけ
本当に読みたくない奴はそうしてるだろ
某キャラスレのテンプレだが
SSを投下する人へ
・名前欄に「SS」を含めてください
・直接レスで投稿する場合の文章量は2レス以内に収めてください
・3レス以上になる場合は、アップローダを使用し、そのファイルへのURLを貼ってください
・スレが荒れる原因になるのでSS投稿者の慣れ合いはほどほどに
嫌なら見るなってのは言っちゃいけないだろう
何もここでやるなと言ってるんじゃなく投稿者も少し気を使ってくれてもいいんじゃないかなとは思う
急に変な決まりを言い出すやつはいつもの人なので無視な
さやかと杏子が対等に戦うのはありえないと何度もレスして荒らしていた人でしょ
触れちゃダメな人がいるので他の話をしましょう
>>871 ベッドの上ではさやかの方が強そうww
どっちも主導権を握りたいタイプっぽいからポジション争いが凄そう
まぁこんだけ続いてたら新規層置いてけぼりだし何となく言わんとする事はわかる
個人的には渋のリンク貼ってくれるのが一番助かる
過去のも読みたいし
カプスレでSS自重しろとか愚行の極みだろ
スレを廃れさせたいとしか思えない
明日は冬至か
風呂に浸かった後のゆずを食おうとしてさやかにはたかれる杏子
よその自治押し付けるとか…
腐女子はこれだから。嫌われてるのがわからないのか
>>880 おまえみたいなマナー違反がいる限りはしかたがない
俺の嫁亜種のような馬鹿男よりは価値観の近い腐女子の方が遥かにウェルカムよ
だからSSのことに触れるなよ
ID:gtSBptpriは無視しろって
急に自治とかやる人はいつもの人だから無視
面白いSSを投下してくれるとスレも盛り上がる
それを防ごうとするのはスレが盛り上がるのが気に入らないアンチだから無視
ここが楽しそうにしているのがそもそも嫌なやつなんだから
アンチはスルーで
これからもどんどん投稿SSウエルカム!
レス無くなってカスるよりは全然マシです
ああ・・・結構投下の間隔離れてるからな
新しい住人置いてけぼりってのは一理ある
初代から数えての全体量でもあまりないから
wiki作るほどでもないし
SS書いてるのいつもの人だろうから、完結したら多分まとめてくれる
杏子「さやかが空きすぎて生きるのがつらい」
マミ魔女の使い魔にまどかと杏子をモチーフにした使い魔がいるらしいが
杏子魔女の使い魔にさやかをモチーフにした使い魔とか出てくるのな
いやまぁ順当に考えたら家族をモチーフにした奴なんだろうが
893 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 07:54:27.61 ID:xLuCfRct0
>>894 サンクス。さやかとほむらはどこへ行ったw?
美味しい情報を惜しみなく載せるんだなぁ
全員の魔女化した姿を見たい、というのもプレイの目標の一つだからなぁ…
この段階で公開しちゃうのはどうかと。
使い魔を見る限り、マミさん、杏子と喧嘩別れした事を本当に悔やんでたんだな…
SSは俺もウェルカム
デメリットなんて無くね?
1人、2人のアンチが騒ぎまくってるだけで実際受け入れたい人の方が多いと思うの。
これだから自治厨は()
年末の大掃除を一緒にやる杏さや夫婦
途中でサボってお菓子食べてる夫杏子
>>898 今まで普通にSSを投稿しても誰一人文句言わずに楽しんでいたのに急にそういう人間が沸く時点で察しなさいな
杏子がやりのごとくコロコロを振り回したり
さやかが剣のごとく叩きを振り回したり
そして結局大掃除が進まない
>>898 >>901 長文SSを垂れ流す馬鹿とそれを煽る馬鹿がいるからこのスレは駄目になった
杏子スレにもさやかスレにも職人が一杯なのに、このスレからは職人は消えた
長文SSを垂れ流す馬鹿とそれを煽る馬鹿がいるからこのスレから職人が消えた
馬鹿は消えろた
>>898 むしろアンチが邪魔したいだけで杏さや好きは投稿して盛り上げてくれる人は受け入れ態勢万全
いつもSSの人も来年まで更新しないと思うと寂しいな
まあssが嫌ならNGにすればいいんだしあんま長くなければいいんじゃない
どういう技術なんだろ?
SSの投下は今年はお終いですが、茲はいつも見ていますよ。
杏さやの新情報が早い段階で載せられるので助かっております。
>>908 前から思ってるんだけどその難解な漢字どうにかならないかな・・・
何て言ってるかぱっと見わからなくてもやもやするんだ
910 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 00:58:24.89 ID:Q8jmQv810
長文SS垂れ流すんならここじゃなくまとめて自分でスレ立ててやれよ
スレ立てるまでもない短いのならいいんじゃないか?
コテハン付けてるんだから嫌ならNGにすればいい
もうとっくの前に終わってる論議だよ
明日明後日の秋葉のまどかイベント、杏子は両日参加だけど、さやかは出ないんだな
特に24日はありゃりゃりゃぎ妹やってて出てこれないという……
まどかはトークオンリーのしょぼいイベント+OP、ED、キャラソンも発売してくれない、ライブイベントもやってくれない
いまやリア充のきたえりがまどかのイベントに来るわけがない
徳島イベントも野中とキタエリはバックアップしてくれてるキング絡みやまなびなどがメインで来たのであって、まどかがメインではない
915 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 01:54:33.15 ID:kiTiwO4R0
>>903 このスレから絵師、コラ職人が消えたのは糞長いオナニーSSのせいもある
けど、このスレはやたらと自分の萌えをおしつける+人の萌えを批判する奴がいるんだよね
まず、マミ厨が典型。黙ってスルーすればいいのに攻撃してくる
ゆまアンチもそう。子供を虐待死するタイプの腐女子
他にもイベントレポも本の紹介もない同人レスも腐女子
こんな叩きか無意味か無反応しかないスレからは絵師、コラ職人は消える
オナニーSS職人しか残らない
そんな事よりあんあんさやさやしようぜ
そういや杏子は本編でさやかをホテルに連れ込んでるんだよな…ゴクリ
さやかの鮮度保ってる時の杏子すげえかっこよかったけどあれは賢者モードだったのかな
>>917 ニュース「○日より行方がわからなくなっていた私立見滝原中学2年生、
美樹さやかさんが、本日未明、市内のホテルで遺体となって発見されました。
司法解剖の結果、性的な悪戯をされた跡が見つかり、警察では事件との関係を…」
まどか「性的な悪戯って…」
ほむら「杏子…」
なんで悪戯したってわかるんだw
下着がずり下ろされてただけじゃ痕跡とは言えんだろう
死体を偽装して駆け落ち
体液の付着とかあるかもしれんじゃないか…
体液が付着…
貝合わせか…!!
それかついキスマークつけまくっちまったか
>>918 マジメな話悪戯かどうかはともかく余程被疑者が特殊な性癖や性的嗜好の持ち主でなければ
性的な接触の有無を鑑別するだけならわざわざ遺体を切ったり刺したり(解剖)しなくとも
体表所見も含め鑑識の仕事の範囲内で充分だと思うんだが
つまり杏子はカニバリズム趣味うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
一つになっちゃったのか…
>>914 キャラソン山ほど出したりライブイベントやるような雰囲気のアニメでも無いような…
デュエットキャラソンみたいなのがまた来るなら嬉しいけどね
寒いので体をよせあって暖めあう杏さや
>>928 そうかな
アニメ内では5人揃うこともなく(10話のほんのちょいだけ)、分裂・殺し合いを演じ、
マミは杏子を殺し、ほむらやまどかを殺そうとした殺伐アニメだが
出てくる版権イラストは5人でにっこりや杏さや・ほむまどでにっこりばかりで
「やるような雰囲気のアニメ」と言われても・・・
それはおいて、まどかはあんまり声優に美味しくないアニメだとは言える
役にはまりこむ声優にはアンハッピーエンドで苦しいだろう
金銭的にもアニメと円盤付録のドラマCDしか出番がないってのはね
そして布団をかぶる二人
よーするに、杏さやや他のメンバーが揃って欲しいなら、声優さんに美味しいイベントにしないとこないってこと
まどかは大ヒットアニメだけど、声優視点でみたら美味しくないのよね
現実言えば杏子の人はこの冬レギュラーなしだけど、さやかの人はレギュラー一杯だもの
美味しくないまどかのイベントには来ないよってこと
そして布団からでてこない二人
布団の中で何やってんですかーww
何って、ナニだよ
布団の中でやることなんて一つさww
皆でお泊り会しててあんさやは二人で布団被って隠れてナニかしてるけど声でちゃって思いっきり皆にばれてるとこまで妄想余裕でした
朝になって寒いので布団からでるにでれない二人
そんで「寒いー」っていって抱き合ってまたイチャイチャしちゃって一日たつ
で、また朝になり寒くて…
無限ループだと…
無限ループって怖いね
まあ、さやかの人もいないし当然なんだが
杏さや的なものはなかった
あえて言うなら選んだ台詞がさやか戦のだったくらいか
今回はリアルマミったの一人勝ちすぎる
えっ?
まあ萌えアニメになっちゃったという感じかなw
初期のノリとしては萌えアニメで何も間違いではない
実際萌えているので萌えアニメで問題ない。
この理屈だと俺が見たアニメの95%は萌えアニメってことになるがな。
魔法少女という題名で美少女キャラがメインな時点で萌えアニメ中の萌えアニメ
まさかまどかが高尚だとか、他のアニメとは違うとか、社会現象とか、痛い厨二病を発症してるのか?
まあファンは萌えアニメのノリになっているよなww
同人ネタとかは完全にそのノリ
一回乗った俺が言うのも難だが、
萌えアニメなんて定義も曖昧な言葉でこれ以上不毛な言葉遊びするのはやめとこう。
なんか不穏な流れだし、完全にスレチだし。
それよりもっと聖夜前々夜らしい話をだな!
聖夜の夜に魔女を倒した後にスカイツリーのてっぺんでデートする2人を妄想した
>>954 一発でバレて映像記録に残り、さやかも杏子も警察送り
>>930 声優には美味しくないアニメか
ライブもやってくれないキャラソン1枚も出してくれないのは声優としては1万以下の円盤売上のアニメにも劣る
杏さやのクリスマスデート
杏子が待ち合わせに遅刻して喧嘩しちゃうけど最後には仲良くデートするとか
/i´Y´`ヽ __
,ハ7'´ ̄`ヽ. , '´ ヽ
__l ,イl//`ヘヘ! { i{ノハ从k.}__
| リノ(! ゚ ヮ゚ノリ ヽ!l|, ゚ ヮ゚ノリ |
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二人でサンタを待ってるようにも見える
さやか「サンタさんだと思った?残念、さやかちゃんでした!」
杏子「いや、私にとっては本物のサンタだったよ」
さやか「え?」
>>961 こういう絵が溢れている時点で、どーみてもまどかはオタご用達の萌えアニメだよね
アイマスはライブやるしISもやった。確かに声優には美味しいことないアニメだ
>>963 萌えアニメがどうかしたの?
杏さやとほむまどがくっついてるのが嫌なんだろ?w
触っちゃいけません。
いつもの人(=埋め立て荒らしの犯人)だから。
完全に子供たちを優しい目で見守る夫婦過ぎる…
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|\ ⌒⌒⌒ / : .. .... `ヽ⌒⌒⌒\ アンアン
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. . .\|______________| )) ギシギシ
>>955 ま、売れるとなればキャラソンでもライブでもやってくれるよ
商売なのだから売れればやる
俺達にできることは買い支えることのみ
だからキャラソン、ピンナップ、グッズが出たら買う(嫌なものを無理に買うことはないがな)
ただ、ここでもピンナップのスキャンが貼られるから、それで売上落ちてる面はあるかもな
女は金を落とさないから、女性人気が高いらしい杏子がらみのファンのいる杏さやはその点厳しいかもしれない
とにかく、俺達にできることは買い支えることのみ。ライブやって欲しい、グッズ欲しいなら買えだ
今日の杏さやの夜は激しそうだな…!
まさに杏子あんあん
「杏子の父の宗教はアニメではキリスト教系じゃないらしい」ネタでイヴSS製作しました。
「設定が無い」というのが設定なので、逆に勝手に設定でっち上げるのに苦労しましたが。
私は、廃墟になった教会をたびたび訪れる。
「懐かしみたい」のかもしれないし、「自分の現状を再確認したい」のかもしれない。
「もしかしたら、普通に教会も家族もそのままな現実に戻れるかもしれない」なんて甘い感情もあるかも……なんて思ったところで納得がいった。
――たまには、あのころに戻りたいくらい思ってもいいよな。
期待して、再確認して、懐かしんで。
また廃教会に立っているだけの世界に戻るとしても、少しくらいなら。
ずいぶんとほこりをかぶった礼拝用の椅子に腰掛けて、掛けたステンドグラスから空を眺める。
日も落ちて明かりももたない場所だけど、外の光を受けてステンドグラスは綺麗に見える。
――夜遅くにこうしてみるほうが好きだったっけね……。
ガタリ、と物音がしたのに気付いて、私は振り返る。
倒れた板をどけてさやかが入ってきたようだった。
「何の用だ?」
思い出から引きずり出された私は不機嫌を隠すつもりは無い。
ここがどこだか、さやかも知っているはずだから。
「いや、前の話のときからずっと気になっててさ」
「ああ、ここで身の上話をしたっけね」
ずいぶんと前の話な気もするが、さやかは今更何が気になったんだ?
「いや、今日はクリスマスイヴだし、杏子も来るんじゃないかって思ってたのさ」
言われてみりゃ、確かに12月24日だ。
「別に今日だからってわけじゃねえけど?」
一応、キリスト教と教会の様式は似てるけど、かなり違うんだがな……。
「まあ、いいじゃん。たまたま同じ日に立ち寄っただけって事でさ」
確かに。別に今日が何日とかより、二人でいることのほうが重要だ。
「で? 人がいると思ってたって事は、懺悔でもするつもりだったのかい?」
「いいや、たまには二人ってのもいいじゃん」
気恥ずかしさをごまかす私の冗談を交わして、堂々と言い放つさやか。
「ま、好きにしなよ。見ての通りだからさ」
暗さを生かして表情を隠して邪険に扱う振りをする。
寂しさで出来た隙間にするりと入られて、今にも身を任せてぶっ倒れちまいそうだ。
――こんな顔、見せらんねえし、さやかの顔も見らんねえな。
残念な気もするけど、どう考えても私の顔は真っ赤だし、恥ずかしいのは変わらなかった。
「イヴなんていえばマミとか騒ぎたがってんじゃねえの?」
ここぞとばかりに赤い服をいじられそうで、私は数日ほどマミを避けていた。
結果、さやかとも顔を合わせてなかった。
「数日振りに会うには、ちょっとばかしもったいない日なんじゃないか?」
私の隣に座ったさやかから顔を背けて、物憂げな顔をしてみせる。
「マミさんたちは集まってるけど、アンタがいないと私的に会場に締りが無くてさ」
あたしがいなきゃダメだ、なんて口説きにでも来たのか?
「それに、こういう日だから、個人的に会いたいなーなんてね」
やっぱり口説かれてる。
「わりいけど、家の教会はキリスト教じゃないんでね」
「ふうん」
「確かに、見た目は似てっけどさ」
「ま、特別な日じゃなくても、やっぱり会いたいとは思うけど」
手を変え品を変え、よくもまあ頑張ってくれるね。
ここじゃなきゃ、いくらでも喜んだかもしれないけど。
「じゃ、明日でも明後日でもいいじゃん。向こうに行っとけば? あたしが特別な日と思ってないだけで、さやかにはやっぱり特別な日なんだろ?」
「つーか、だったら付き合ってくれてもいいんじゃない?」
逃げ道をふさがれた。さやか本人にふさがれちゃ、よけて逃げ出す気力も無くなる。
「解ったから。いくらでも相手してやるよ」
「それなら、まずこっち向いてよ」
しゃあない、腹をくくるか。
「はいは……!」
向いて見せたら、唇を奪われた。
「ちょ、ちょっと待った! 高まり過ぎだって!」
「それはこっちがいいたいっての! いきなりキスなんで無しでしょ?」
……状況を整理すると、私を振り向かせようと座った位置よりこっちに身を乗り出していたさやかと、上半身全部で振り返ったあたしの接触事故だったようだ。
さやかもあたしと同じくらいの時間で飲み込んだようで、溜飲を下げたような顔をするけど、気まずさはいかんともしがたかった。
さらに考えてみる。
――いきなりのキスが無しなら、同意の上ならアリなのか?
さやかも私の「高まってる」という言葉から似たような事を考えたようで、伺いつつ、何か期待してる。
「よし、今日を告白記念日にしよう」
「……一生に一度の杏子からの告白の言葉がそれって、なんか微妙」
「うっさい! 歯の浮くような台詞なんてぱっと出てくるわけねえだろ!」
「聞いてみたいな〜杏子の歯の浮くような台詞〜」
「あーもう! 言うには言ったからな! 返事くらいよこせよ!」
それは言葉じゃなくて口づけだった。
さっきみたいな事故とか、さっきの台詞に続くような冗談じゃなくて、ちゃんとした、思いを告げるキス。
「返事はちゃんとした告白を聞いてからね」
「……考えときゃいいんだろ」
思いは伝えた、答えも知った。
ただ、言葉でも一度言ってほしいから。
私は、気の聞いた台詞を日夜考えるようになった。
えっと、新着チェックに失敗してて、次スレの季節なのにすみませんでした。以後気をつけます。
>>973 俺が踏んでたのか。携帯なんで無理。宴会で遅くまで帰れない
乙した!
やっぱクリスマスはニヤニヤするねw
次スレは誰か立ててる最中でなければチャレンジするよ
>>980 向こうにも書いたけどTHX.
必死にアニキャラ板探してたわ
今頃2人はww
杏子のためにバイト頑張るさやかが新鮮でかわいい
うめ
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