【まどか☆マギカ】杏子×さやかスレ15【杏さや杏】
まどか☆マギカの杏子とさやかのカップルを全力支援するスレです
/: : : : : : : : : : : :\:::::;. .--‐┘‐,. . ':ヽ、_ _ ___
/_,: : : : : : : : : /: : : : :/: : : : : : : /: : : : : i: ; :-:': ヽ ,. . . ': : : : : : : : : `. . . 、
./'./: : : : : : : : / : : : : /: : : : : : / : : : : : : /: : : : : :ヽ_,. .' : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
. /: : : : : : : : /: : : : : / : : : : : /: : : : : : : :/ : : : : : : : 〉!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
.' : イ: : : : : :/ : : : : : i: : : : : :/ : : : : : : : /: : : : : / : / |: : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : ; - 、: : : :ヽ
': /| : : : : /: : : : : : : !: : : ;-/: : : :/: : : イ: ヽ、: イ : ∧: ト: : :ヽ:ヽ : : ヽ: : : : : : : Y,っ./: : : : : ヽ
:/ |: : : : /: : : : : : : ハ: :/、i: : : :/: : ://i: : : :>x、/ i: |:.、 : ト: ト /ヽ : : : : : : ト//, - ,: : : : i
' |: : : /: : : : : : : :/ ヽ:| |: : : :i: : :/ ミ=x._/ X |: |i ヽ: :| >ヘ : : :i: : :| : : : |:ヽ フ/ : : : : |
.|: : /: : : : : : : :/ ヽヽ!: : : |: :/ ヾ ぅ:/ヾ /|:| |:i: \テ示=x、!|: : |: : : :| -ヽ': : : : : : l
| : / : : : : : : : ,' ヽ:l: : :ト:/ レ' ‖: ト|.|∧; !ヽl:と .ア.|:|: : | : : :|' > i: i: : : : :|
|: / : : : : : : : / >`、:ハ:j. ヽヽヽ ヽ ハ:j ' ノ ゝ' i:|: : |: : : |]ノ./ |: : : :|: |
|:,': : : : : : : : :i /ヽト 、 iヽ 、 /: :i. ヽ / / //,イ : |: : : :l┌' : l: : : :∧|
|': : : : : : : : : | , /ヽ、 ヽ、 `‐-`ニ.ヘ====、 u |: イ: : :/ /イ: :i : ;イ/
|: : : : : : : : : :| ,-'ニ _ヽ丶、/.ヽ.、 / ヽ:| ヽ、 /:/i イ/ /┐||:/ |'
|: : : : : : : : : | /'  ̄ ヽ >> ` ヽ -<//イ,-ニ‐‐‐|' !'、
|: : : : : : : : : |/, ヽi L 、 .〈< , -‐‐  ̄ `ヽ、
|: : : : : : : : :|'./ i > ヽ /' `ヽ、 \
さやか×杏子【さや杏】も勿論OK
次スレ立ては
>>970もしくは480KBを目安にお願いします
sage進行推奨、荒らし・アンチはスル―でお願いします
◎関連サイト
公式:
http://www.madoka-magica.com/ MBS公式:
http://www.mbs.jp/madoka-magica/ アニプレックス公式:
http://www.aniplex.co.jp/lineup/anime/madokamagica/ 公式ツイッター:
http://twitter.com/madoka_magica まとめWiki:
http://www22.atwiki.jp/madoka-magica/
いちおつー
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
>>1乙
アニメOP風なのは既にあるけど
今度は映画化か…
1乙
で、映画はまだかね?
20012年ロードショーだってよ。
一瞬本気にして公式HP見にいった俺参上
二人がひたすらイチャイチャしてるだけでも観たい
映画では2人の熱い共闘だろ
公式5人集合絵の中で杏さやだけなんか二人でキャッキャしてる件
しかも後ろの方で見られないように2人の世界を作っている
17 :
寂寥の渦:2011/11/07(月) 22:42:03.18 ID:EeVTgSR00
”今日からここが杏子ちゃんの新しい家よ”
”これからは私たちが杏子ちゃんのパパとママだよ”
”よろしくね、杏子ちゃん”
この幼女は既に自力で歩ける年齢だったが、今は赤ん坊の如く見るもの全てに新鮮味を感じているように、
落ち着きなく視線を往復させていた。
ここにあるものの何もかもが、彼女の記憶になかった。
今まで住んでいた家はこことはまるで違う。
玄関ドアの場所も、間取りも、クローゼットの位置も、床や壁の色も。
一歩踏み込んだ瞬間に鼻腔を突く空気の匂いさえ違った。
何より彼女は――。
”佐倉杏子、きみの新しい名前だよ”
こんな名前ではなかった。
今となっては思い出せないが、姓はもっと別の……。
「パパ……? ママ……?」
当時の彼女に何かを決める力は無い。
展開するあらゆる事実を彼女は受け容れるしかなかった。
少し前まで両親と慕っていた2人はもう、いない。
いるのは何度か見かけたことのある――柔和な顔つきの男女だった。
杏子の”両親”が救いを求めて毎日のように訪れた教会。
そこに連れられた彼女は大人たちが何か難しい話をしているのを、退屈そうに見ていた。
その視界の中にいたのが今、新しい父親となった男だ。
幼い杏子には、まだ理解はできていなかった。
これが別れであり、出会いであり、また別れるキッカケになることに。
この瞬間から始まっていたのだった。
幼女の体が産みの親から育ての親に譲渡された。
この瞬間から。
18 :
寂寥の渦:2011/11/07(月) 22:42:27.24 ID:EeVTgSR00
「ほら、杏子。あれが見えるかい?」
こいつはいつも言葉に緩急をつけない。
私に問いかけてるのに語尾を上げることもしない。
……別に構いやしないけどね。
ヒマな時は話し相手くらいにはなるが、それ以外では鬱陶しいだけだ。
「車椅子の少年がいるだろう?」
マミがやられたって話を聞いた時は正直、驚きを隠せなかった。
あいつは優秀だったし、並みの魔女にも遅れを取らないだろうと思っていた。
キュゥべえによれば最期は呆気なかったらしい。
あいつらしいっちゃ、あいつらしいか。
仲間ができそうだったら、つい浮かれて油断して……。
ったく、どれだけ魔法少女やってんだよ。
相手が強かったならともなく、そんなつまらない理由でくたばりやがって。
「あの病院がそうだ」
で、その新しいお仲間ってのがどんな奴か、こいつに訪ねてみたら……。
・
・
・
・
・
気に入らなかった。
とにかく気に入らなかった。
あの幸せそうな顔が。
あの満足そうな面が。
何も知らねえくせに!
惚れた男の怪我を治すためだって?
ふざけるな!!
そんなくだらないコトにたった一度の奇跡を使っちまったっていうのかよ。
あいつは何も分かってない。
何も知らないんだ。
どうせ何もかもに恵まれてる奴に決まってる。
家だって、家族だって、食い物だって、お金だって。
どうせあいつは全部持ってるんだ。
何不自由ない生活をしてるくせに。
なんであんな奴に”私と同じ”チャンスが与えられるんだ?
「………………」
気に入らねえ…………!
いっそ、あいつの目の前であのボウヤをメチャクチャにしてやろうか。
せっかく叶えた奇跡をすぐに台無しにしてやろうか。
他人のために祈るのが、どれだけ愚かか教えてやろうか。
「佐倉杏子、本当に一戦を交えるつもりなのかい?」
惚けた顔して訊きやがる。
「ここにゃ魔女も大勢いるんだろ? みすみすあんなルーキーのヒヨッコにくれてやる理由なんてねえよ」
ああ、そうだ。
ああいう奴にはグリーフシードの値打ちだって分からないに決まってる。
どうせ勲章か何かとしか見ないに違いないんだ。
「それにあんな甘っちょろい奴じゃこの先、どのみ長くはないぜ。私にやられるか魔女にやられるかの違いさ」
「やれやれ、実にきみらしいね」
「……あんたも分かってて私をここに連れて来たんだろ?」
「否定はしないよ。僕はパートナーとしてきみに必要な情報を届けたまでのことさ。
その情報をどう用いるかは、きみ次第だけれどね」
「ああ、そのコトにだけは感謝しといてやる」
なぜかイラついた私はスナック菓子を口に放り込んだ。
巴マミ…………。
あんたは一体、どんな奴にやられたんだ……?
何を想ってそいつと戦ったんだ……?
公式絵で、杏子がさやかに絡んでいる絵は複数みた
さやかが杏子に絡んでいる絵は今回のメガミでみた
次はメガミらしいちょっとHな2人or5人をみたいもんだ
ちょうど来月はメガミにまたまどかピンがつくから
>>18 続きもの?
とりあえず続きが気になるww
続き物ですが、すぐには続きません。
タイトルも仮のもので、構想はあれど文章はできておらず。
ちまちまと投下し、いずれはきちんと纏めますのでご海容賜りますれば恐縮至極です。
無理せず投下よろしくお願いします
SSを投下してくれるとスレも盛り上がるんで
乙乙
気長に待ってるからゆっくり仕上げて行ってくれ
>>21 長文SSは百合スレあたりでやってくれ。ここはSSスレではない
カプスレで素人の長文駄文を書き殴られても困る
>>21 乙
あんまり長くなるようならロダにあげたほうがいいかもね
>>24みたいな口の悪い奴も居るし
txtを別リンクに貼るとかしたらどうだろ。
1乙です。
苦しいよ。さやかちゃんが最終回でも助からないなんて、つらいよ。だからいろいろ考えたよ。
まどかによる救済
ほむらと杏子による救済
おりキリによる救済
恭介による救済
でも足りない。徹底的に足りない。誰か、もっと多くの救済を、あふれる程の救済をお願いします。
>>27 自分たちによる(妄想)杏子の救済
が抜けていますが?
>>27 1話冒頭の『天国にて』という文字と、12話のお茶会でケーキ頬張る空間と合わせると
まどマギにおける死後の世界はそこまで悲観的なものではないのかもしれない
>>31 1000ゲットがマジになるなんて初めて見たよ!
>>26 おいおいwここはSSスレじゃねえぞ
いい加減ウザいと思っていたんだ
駄文を晒したいならSSスレに行け
それも理解できないアホは2ちゃんに来るな
SS見るの楽しみだから投下してくれるとそれはとってもうれしいなって
そう思ってしまうのでした
そういやキャラdisとかで散々言われてるVIPにもたまに良SSあるよね
最近だとおしっこのやつとか
__
. '´ ヽ
{ i{ノハ从k} …。
ヽ!l|.゚ ヮ゚ノリ
/_}li:i} / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
SS落としてもこんな流れじゃ誰も来なくなるぞ
長くなるようならロダに上げろだとかなんだとか
どうせ過疎ってるんだから10レスくらい消費した長編が来ても何の問題もないだろうに
キャラへの思い書いた長文はいいとしても、SSはSSスレだな
好き嫌いの問題ではない
どんどんSS上げて欲しい
>>17 SSに文句言ってるやつは自演アンチなんで気にせずうpしてね
上げるのは大歓迎だけど、ロダや渋の方がいいな
単純にそっちの方が読みやすい
短いのならここでもいいが、長くなると読みづらくなる
SSを上げるなとか言ってるやつはアンチだから無視の方向で
>>35 おしっこのやつってもしかして糖尿病の奴かな?あれはいい意味でタイトル詐欺だった
2・3スレくらいなら別にここに上げてもいいかな
それ以上になるならロダか渋でお願いします
まぁ、あくまで長くなるならそっちのほうがいいかもってなだけだ
>>17ぐらいならここでもまったく問題ない
携帯でみてると、SSは爆弾なんで勘弁
言っちゃうけど、非公式の文章を長々スクロールするのは物理的な実害あり
おしっこのやつはこの前誘導が貼られてたやつだな?あれは面白かった
執拗にSSの投下を拒む奴らって同一人物にしか見えないんだわ
アンチスレへ行ってください
>非公式の文章を長々スクロールするのは物理的な実害あり
必死に言い訳考えましたっていうのが滲み出てるな
スマホだろうがそれ以外だろうがたった数レスのSSぐらい5秒もあればスクロールできるだろカス
良いSSがあったら教えてくれ
触っちゃったよ
だいたい他のキャラスレでもこの程度の長さのSSなんて投下しまくりなのに
ここだけ異常に毛嫌いする奴が現れるということは例の人以外の誰でもないですハイ
あれだよ
スルーAA貼ろうよ
カタッ!カタ!カタッ!カタッ!
__
. '´ ヽ
{ i{ノハ从k} あたしの作ったSSを…許さない!
ヽ!l|.゚ ヮ゚ノリ
/_ミつ / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
/i´Y´`ヽ スルーって知ってる?学校で習ったよね?
ハ7'´ ̄`ヽ.
l ,イl//`ヘヘ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ | | ガッ
..ノ と)i杏i| ) | |__
く_ /ノ 人'´ ヽ
し / ) < >ノハ从}
_/し' //. Vl|`Д´ノリ
(_フ彡 /
>>51 さやか「杏子のおしっこ、すごく美味しいよ…」
さやか「あーんこはね♪」杏子「は?」
杏子「さやかの汗を煮詰めてをご飯にかけてお茶漬けにしたい」
杏子「こんなくっさいチンポは足で十分だよねェ?」
杏子「そうしてお姫さまは泡となって、」
杏子「さやかの為にバイトする」
杏子「あ、雨」
必死だね。そんなにルールねじ曲げて、SS張って嫌がらせしたいの?
>>56 4個目のって杏さやだったのか・・・
ちらっと見ただけでスルーしてたのに
4個目のタイトルからどうやって杏さやになると予想できよう
まどさやみればわかるけどSSでスレは活性化するんだけどね
信者装うことすらやめてアンチむき出しでSS叩いてる人は
杏さやに伸びられちゃ具合が悪いのでしょう
>>60 だから?
SSはSSスレへ行け
それがルールだ
不穏な流れを作ってしまいました。
まずは軽挙が引き起こした事態についてお詫びします。
前回もこのペースでミキキョウコが出てくるSSを勝手に投下しておりました。
その際は特に御指摘を頂戴しておりませんでしたので、スレとして許容の範囲と
認識しておりました。
ご意見にもあるとおり確かにこのまま続ければ長文になることは間違いありませんので、
完成したところでリンクを貼ることと致します。
失礼致しました。
>>63 反省してるようだが、長文SSなんぞ迷惑行為でしかないから二度としないでくれ
一部の馬鹿が調子に乗ってスレが機能しなくなる
と、一部の馬鹿が申しております
杏子が噛むやつとか毎日の楽しみにしてた
>>63 あのSS書いてた人か
あれはよかった
気にせずまた描いてくれ
>>63 SSを貼るなと執拗に言うアンチは無視していいので製作頑張ってください
ここ過疎にしたいやつらなんで
どんどん投下してくださいね
>>63 アンチの言うことを聞く必要は無いのでちょくちょく投稿しても構わんよ
1人が騒いでいるだけ
むしろアンチの思う壺になってはいけない
どうやらSSは信号組並に粘着アンチをあぶりだす
格好のリトマス紙になるようなので
ちょっとした思いつき・ネタフリでもバンバン投下しましょう
>>69 前々から気になってたんだけど、5ページ目より次が見れないのはどうして?
絶対おかしいよね?
>>72 …う、うるせー!これから書いていこうと思い始めてたんだよ!
まどさやスレだと
>>64をどんなネタに改編するんだろうと少し気になった
文才があれば試してみるのだけど
>>63 アンチは無視してSSを投下すればいいよ
1人のバカ以外はみんなあなたに期待してるのでよろ!
>>69 続き書けやいや書いてくださいマジでお願いします。続き気になってしょうがないです
百合スレは過疎だからここへ投下してもかまわんだろ
続きが見たいしww
>>19 メガミならではのパンツ丸出しで絡む杏さやなんかをみたい
>>79 そういえば5人集合絵(お泊り会っぽいやつ)でまどかがさりげなくパンツ見せてたのってメガミだっけ?
百合スレは殆どレス無いしここでいいんでね
ssここに直接投下してくれよ!
パンツで喜ぶのはまだ素人だ
玄人な
>>84 俺はいつまでも新鮮な感覚を持つ素人でありたいので、杏さやパンツで喜びたい
映画化するなら是非とも濃厚なさや杏を!!!!
個人的には下手やって杏さやの芽無くされるくらいならこういう展開はやって欲しくないなぁ…
まだ真贋はっきりしない物をネガっても仕方ないとは思うんだが
どうして自分は杏さやの事になるとポジティブな思考になれないんだろう
妄想しても最後は陰鬱な展開になってしまう
この2人なら熱血な共闘とかなら綺麗で良さそう
背中合わせに軽口言いながら戦う姿が似合う
完全に杏さやのことだけ考えたら人によっては既に12話すら蛇足に思えてるだろうからなぁ…
しかし一応百合板で一番伸びてて流れも速いスレが過疎と呼ばれるとはw
背中を任せるって展開はありそう
殺し愛を突き詰めて二人で修羅界に堕ちるようなのもあり
pixivでそういうSSがあった
しかし劇場版が仮に本当だとして杏さやはあるのだろうか
杏さや+うめ絵EDがあったことだし期待したいところだけど
あれが公式で精一杯の杏さやへの手向けとかやめてくれよ!
希望(さや杏)を抱くのが間違いだなんて言われたら 私 そんなのは違うって 何度でもそう言い返せます きっといつまでも言い張れます
>>91 そらはwkwkするので是非やってほしい
こいつらはそういう関係だよ
映画ではさや→杏頼みます!
このスレで過去にあがったSSで、わりと良作の物は、
どこかでまとめて読めるようにして欲しい気はする。
>>88 全文同意
もういっそエヴァみたいな総集編で良いよ
劇場版こわい
杏さやの芽が消えるかもしれなくて公式否定とか本末転倒にも程があるだろ
じゃあ聞くけど、劇場版の展開次第じゃ杏さや嫌いになるわけ?
他のカプに展開しちゃうのを恐れてるんだろ
>>99 嫌いにならないよ
もちろん公式ありきだと思ってる、だからこそ劇場版に期待したい反面こわい
本編の杏子とさやかの関係が好きだから、それを潰すようなものが公式できやしないか不安
……公式に失礼だよね
不快にさせてごめん
不安になるのは仕方ないと思うよ
今でこそ公式側からの燃料があるにせよ結局は二次妄想に拠る部分が大きいからね
結局さやかは上条上条言ってるだけで杏子を全然省みてくれてないのも事実だし
杞憂だろ。もともと対になる存在として描かれた二人なんだし。
きっとスクリーンでも満足いくやりとりを見せてくれるさ。
俺は劇場化っていうのが実は
実写化なんじゃなかろうなという不安を抱いてしまうんだが。
ええ、元ひぐらし信者です。
予知ww
最近の版権絵二人で恋人になってるシチュばっかだし
漫画や小説やDVDで修正されまくってるしで
公式が完璧に杏さや押しなのは日を見るより明らかなんだが…
お前らが弱気になってどうする
>>103 そうだな
ネガティブなこと言ってすまん
カプ抜きにしてもまどマギって作品自体好きだから楽しみ
映画化おめ
前スレで1000ゲットした者ですがマジで映画化ですか・・・!?
これはすごい
さや「映画化決定ですか! また出番があるんですか!やった──!」
↓
さや「出番ないじゃないですか!やだ───!」
まあ今からプロジェクト始動じゃやるのは早くとも再来年。
今から騒ぐことじゃないね。
ところで公式で杏さやがポッキー食べてる絵ってあったっけ
パジャマ5人のってポッキーじゃなかったっけ?
さやかちゃんが食べてた覚えはないけど
さやかが食べてるのは杏子です(キリッ
心配は後付けの杏子マミ師弟関係の話を、4話から9話に後付けされることだ
間違いなく、杏さや、ほむまどの話の軸も焦点もぼやけてつまらなくなる
なんか前後編の総集編と新作の3部作みたいな話聞いたけど新作の部分に杏さや期待出来るのかね
前中後編なら中が冗談抜きで丸々一本杏さやだったのに
>>122 新作が丸々一本杏さやかもしれないじゃないか!
映画できるまで夢ぐらい見たっていいはずだ
>>124 どうせなら同時上映「二人は杏さやMAXHeart」を願うべき
SS(サヤカスキー)
新作部分が12話の魔獣編の続きだとすると、
とにかくさやかに復活して貰わないと杏さやできない。
1:
担任が言うには「かなりダメージ背負った」らしい緑さん。
仁美「なんでこんなことに…また三人でキャッキャウフフなスクールライフを送りたいですわ」
QB「その言葉は本当かい?君が魔法少女になれば、美樹さやかの復活も可能だよ」
2:
ゆま登場。おりマギとは違う理由で魔法少女になる。
ゆま「さやかって人が生き返れば、キョーコは笑えるようになるんだよね?」
QB「僕と契約すれば以下略」
3:
佐渡先生の誤診。
佐渡「実は誤診じゃった」
さやか「どもー。生き返っちゃいましたー」
改変後が農耕だけど、さやかの出番がないとも思えないしな
うーむ
>>129 改変後は杏子は畑を耕してるのかー。
なら嫁いできてもいいかなって思うな。
>>128 「まどかか…なにもかもみな懐かしい…」
で事切れるさやか
ウロブチ「さやかの出番もありますよ。楽しみにしていてください」
↓
ウロブチ「残念、回想シーンだけの登場でしたー」
>>132 本当にありそうでこわいこわいこわいこわい
本当に回想シーンだけでもおかしくないのがもうね
それギャグにしても面白く無さ杉
杏さやがあるのはもはや確実。問題は多いか少ないかってことだ。
まどっち復帰させるわけにはいかないけどさやかを生き返らせるくらいならできないこともない気がする
今回はうめ先生と新房監督の意見をもとにやってるらしいから期待できるね。
杏さやがある可能性は大
ウメスは複数のキャラの扱いになれてそうだし、少しは期待してよさそうかね
新房はもちろん、ウメスもさやか好きそうだし
うめは杏さや大好きだからな
復活したさやかは、一度円環に行って来た事で、全てのループで起きた事を知っている。
↓
以前のループで魔女化した事も憶えている。
↓
杏さやの関係が新たな段階へ。
本編がああだったのにご都合主義的に復活するかなあ
絶望して円環の理に導かれそうになった杏子の前に現れて殴り倒すとかそんな感じじゃないの
ポッキーの日が近いな
>>139 それは期待ができるな
正直、虚淵は評判倒れもいいところだったからな
新房は至る所でさやか復活を言ってるから非常に期待できる
うめすもわかっている人だからこれも期待できる
>>143 > 本編がああだったのにご都合主義的に復活するかなあ
ご都合主義で、マミ、杏子は復活し、なぜかまどかの位置にほむらがいます
ご都合主義なんて言い出したら、現実に「奇跡」なんていうご都合主義の産物はない
杏さやおおいに期待できる
新作はあくまで本筋は虚淵が用意した2期用の脚本じゃないの?
なんか2期としてやるには尺が不足してたらしいからそこで使うんじゃないかねぇ
>>147 スケート場後ろの方でまどか達が小さくマミサンヤッターカッコイーしてる絵になるんじゃ無いの?
ねんどろダメージ顔とか杏子ちゃんに襲ってって言ってるようなもんじゃねぇか
さやかちゃんが恋人を紹介している絵にしか見えないよぶひいいいい
>>156 そういう話は隔離スレでどうぞ。そしてあなたの居場所は隔離スレにしかありません
>>153 うまい具合に並べてあるね。
これってお婿さんのご紹介か何かですかね。
セイバーをさやかちゃん、ランサーを杏子で召還したい
あんこちゃん幸運がEなんですけお…
ランサーは運が悪いのはお約束だから良いとしても、
セイバーは宝具以外の能力値がC以上じゃないとダメなんじゃなかったか。
そして理性を封じられたバーサヤカーソウルな召喚されちゃうさやかちゃん。
必死の杏子の呼びかけにも応えず、オクタヴィア戦の悲劇がまた繰り返されてしまうのか否か。
ホムマドマミアンサヤエントロピー!
誰のどのパーツを寄せ集めれば最強になるのかな…
164 :
寂寥の渦:2011/11/09(水) 21:22:00.56 ID:at5G1gUB0
少女は永く幸せの中にいた。
母親は何でも買い与えてくれた。
父親は彼女にも分かるように教えを説いてくれた。
食べたい物は用意してくれたし、どこかに出かけたいと言えば都合をつけて旅行にも連れて行ってくれた。
彼女の部屋はすぐにお気に入りのぬいぐるみで埋まった。
「杏子ちゃん、何か欲しいものはない?」
「ほら、こんなものを買ってきたぞ。前から欲しがっていただろう?」
「今度一緒に海にでも行こうね」
「パパの夢はね、この世界のみんなが幸せになることなんだ。私たちみたいにね」
「新しいお洋服よ。ほら、とっても似合うわ」
「いつか杏子にも分かる日が来るさ。私の……神の教えが間違っていないことがね」
まるで神体か何かのように扱われる彼女に、足りないものなど何ひとつなかった。
今が幸せであるばかりに、離れ離れになってしまった両親に寂しさを覚えることもない。
幼い頃の記憶など、よほど鮮烈なものでない限りは曖昧だ。
杏子は間もなく2人の親を忘れるだろう。
そして今いる、佐倉と名乗る親こそを親と認識するだろう。
難しいことではない。
誰かの意図でもない。
このままが、誰にとっても一番幸せなのだ。
”佐倉杏子”
少女はこの夫婦の娘だ。
たとえ血の繋がりはなくとも。
2人に望まれた子なのだ。
「ねえ、パパ。またお空のお話聞かせて」
だから杏子は彼に懐いた。
自らも敬虔な信者となった彼女は、父に教えを請う。
愛や平和、正義や正道を理解できる年齢ではない。
その言葉の意味の表面すら分かったつもりになることもできない。
しかしそれでも杏子は、彼の言っていることが正しいとは思っていた。
理解はできなくとも。
彼の周りにはいつも人がいる。
いつも人がいて、彼の言葉を聞きたがる。
そんな父が間違ったことを言うハズがないのだ。
常に――。
彼は正しいのだと。
杏子はずっと思っていた。
・
・
・
・
・
165 :
寂寥の渦:2011/11/09(水) 21:23:12.37 ID:at5G1gUB0
彼はたしかに正しかった。
間違っていたのは杏子だった。
勘違いをしていた。
曖昧な記憶の殆どが消え去り、自分は佐倉家の娘だと無意識に信じ込もうとした矢先のことだった。
杏子にとって第二の不幸が訪れたのだ。
それを齎したのは彼女が大好きだった――彼らだ。
不思議なことにそれを誰もが喜んでいた。
毎日のように訪れる信者たちはそれを祝福し、祈りが通じたのだと歓喜し、神に感謝した。
父も母も御恵みに跪拝(きはい)し、今ばかりは子どものようにはしゃいでいる。
何が起こったのか、杏子にはすぐには分からなかった。
間もなく母が姿を消し、父が再び真摯な宣教師に戻った時、よく杏子の話し相手になってくれていた信者が、
”もうすぐ杏子ちゃんに妹ができるんだよ”
とこっそり教えてくれた。
その意味が分からない彼女ではない。
妹ができると知り、杏子はとても喜んだ。
誰よりも愛情を注ごう。
朝起きてから夜寝るまで面倒を見てあげよう。
忙しい両親に代わって、自分が妹を導いてあげよう。
彼らが自分にそうしてくれたように。
同じことを妹にも与えてやろう、と。
杏子は思った。
この時、少女は”愛”というものが少し分かった気がした。
父がその説教の中で幾度となく繰り返してきた言葉だ。
与えられる側から与える側へ。
目には見えない、耳にも聞こえない。
しかしたしかに存在するそれは人々の間を絶えることなく巡っている。
血液のように。
お金のように。
人の心もまた、人から人へ巡るハズだった。
だが、それは杏子の思い違いだった。
彼女は生まれた時から間違っていた。
少し窶れた様子の母が赤ん坊を抱えて戻って来た時から――。
「おお! とうとう私たちも子を授かったか……!!」
「これも一心に神様に祈りを捧げていたからよ。神様が私たちの願いを聞き届けてくださったのよ」
佐倉家を取り巻く空気は変わった。
父は神の恵みに感謝し、また信心が深ければ自分たちのようにあらゆる施しを与えてくださると、
これまで以上に説教に熱を入れた。
母はモモ――この名前はずっと前から両親の間で決まっていた――の育児にかかりきりになった。
杏子は父を手伝い、母を手伝い、妹の面倒を見た。
そうしている間が幸せだった。
ただ親に甘え、庇護され、ただいることを望まれていた自分に。
初めて役割のようなものが与えられた気がした。
そしてその役割を全うすることで、自分は”佐倉家の一員になれる”のだと。
幼いながらに彼女は遣り甲斐を感じていた。
ここはまだ均衡点だった。
3人の――もちろん妹モモは除外して――思わくが、まだそれほど齟(くいちが)わないうちの。
極めて危うい均衡点だった。
だからそれはすぐに崩れた。
じつに呆気なく。
ふとしたキッカケで。
全てが壊れた。
ある昼のことだった。
杏子が食器の片づけをしていた時、大皿を持っていた彼女は足元が疎かになっていた。
よろよろとほんの少しバランスを崩しかけたところにモモがいた。
ようやく一人歩きができる頃になった彼女は、好奇心から家中を歩き回ることが多くなった。
さやかはセイバーと見せかけてバーサーカー
167 :
寂寥の渦:2011/11/09(水) 21:25:03.86 ID:at5G1gUB0
「あ…………!!」
足先に触れる感覚に気付いた時には既に遅かった。
抱えていた皿が手を滑り、床を叩いて飛散した。
「う……うええぇぇぇん……!!」
衝撃とすぐさま襲ってきた大きな音に驚いたモモは、その場に座り込んで泣き出してしまった。
「どうしたのっ!?」
皿の割れた音ではなく娘の悲鳴を聞きつけて、母が血相を変えて飛び込んで来た。
彼女は状況を理解する前に反射的に娘を抱き上げた。
「ああ、怖かったねえ。よしよし……もう大丈夫よ……ほら、いい子いい子……」
指先で小さな肩をとんとんと叩き、全身を使って娘を慰撫する。
モモには聖母の笑みを浮かべる彼女は、一瞬でその形相を悪鬼のそれに変貌させ、
「一体なにをしたのっ!?」
この世のあらゆるものを憎むような目で杏子を睥睨した。
「ご、ごめんなさい…………」
「なにをしたか訊いてるのッ!!」
「う、あの……お皿を片付けようと思って――そしたらモモが……」
「余計なことしないでちょうだい!!」
母は愛娘をぎゅっと抱きしめながら言った。
「モモの所為だっていうの!? あんたの不注意が引き起こしたことじゃないの!!」
「う…………」
「このお皿はね、本部の立派な方から寄贈されたものなのよ。それをこんなにしてしまって……。
本当ならあんたみたいな子が触っていい品物じゃないのよ!!」
「ごめんなさい……」
「モモが怪我でもしたらどうするつもり!?」
声を限りに怒鳴る彼女は。
母の目はもう”娘”を見てはいなかった。
そこにいるのは、どこからかやって来た見知らぬ少女。
便宜上、同じ姓を名乗っているだけのたんなる同居人だ。
「もういいわ……早くそれを片付けてちょうだい。いい? モモが足を切ったりしないように
ちゃんと全部拾うのよ?」
仕事を与えてやった母は肩にしがみつく娘に甘ったるい声をかけながら向こうに消えた。
彼女が向かった先はつい最近、改装したばかりのモモの部屋だ。
誤飲の恐れのある物を全て排除し、家具の鋭利な部分をクッションで覆い、
知覚の成長を促すために色鮮やかな内装にした、娘の新しい部屋。
そこは少し前まで杏子の部屋だった。
集めていたぬいぐるみは毛埃がモモに良くないからという理由で捨てられ、何度も読み返した絵本の数々は
モモには新しい綺麗な物をあげたいという理由でしまわれた。
そうして彼女が大切にしていた数々のものは片付けられ、最後に彼女自身がその部屋から立ち退くことになった。
新しく与えられた部屋はそれまでよりもずっと狭く、日当たりも悪かった。
飾り気のない、無機質な。
物置として使われていたことが容易に想像できる、生活感のない空間だった。
「ごめん……なさい……ごめん、なさい……」
もうとっくに母の姿は見えなくなったというのに、杏子は割れ欠けた皿を見ながら何度もそう呟いていた。
些かの逡巡の後、投下することと致しました。
その際には必ずこの名前を用います。
宜敷くお願いします。
おつおつ
ロリあんこちゃんprpr
どう杏さやに繋がるのか楽しみだわい
>>168 ウザいしルール違反なんだけどな
そういう俺様ルールで暴れるから
カプ厨死ね。杏さや厨はどこでも嫌われる様になる
>>168 乙
そういえば妹の名前ってどこででてたっけ?
結構モモって呼び方で呼ばれてるけど
>>168 GJ!
さやかとどう関わってくるか気になる
さやかってセイバー・アーチャー・バーサーカーの3クラスの属性あるんだな
>>168 GJ!!!!!!
投下ありがとう
楽しみにしてます
杏子と同程度に経験を積んださやかはどんな戦い方をするか予想。
@攻撃型
次々と魔方陣を蹴りながら縦横無尽に宙を舞い、
敵に反撃する間を与ず猛スピードで突進して
必殺の斬撃を叩き込む、閃光の魔法剣士。
A防御型
打たれ強さと驚異的な回復力で、守るべき対象を
鉄壁ガードする、「世界樹の迷宮」のパラディンのような
防御専門キャラ。
>180
防御系で成長すれば、肉を切らせて骨を断つことが可能だな。
と、考えて前スレで投下した。
戸愚呂兄みたいになる
戸愚呂姉
杏子が攻撃特化だから肉盾になった方がバランスはいい
「杏子、肉欲ってのは肉が食べたい欲求のことじゃないのよ……」
「えっ?」
>>185 微笑ましいな
ほのぼのした杏さやかわいい
映画はマミと杏子がひっつけられきゃいいんだが
ドラマCDみたいにマミ好きなスタッフが相手探して杏子と無理やりくっける様な話は勘弁してほしい
>>185 かわええw
さやかが男の子みたいで杏子がフリフリのお姫さまみたいな子供っていうのも有りかも
ショタさやか×ロリ杏子
有りですね!くっそ萌える
そういう絵ないのかな
元気なショタっ子のさやかと口数の少ないロリ杏子は萌える
エロいのが公式で全然ないのが残念
女しか出ないハーレムアニメ?でそういう需要が一杯あるのに。。。
水着や下着姿の二人をmottomotto
エロアニメじゃねーから
>>189 新房のさやか復活希望に虚淵が抵抗し続けるなら、
マミと杏子を無理やりくっけてさやかの居場所はもうありませんよ〜なんてのもやるかもしれん
虚淵は前科持ちだから
>>196 おいおいw水着やパンツ程度でエロアニメって、どこの教育委員会のババアだw
>>195 フィギュアで我慢するんだ
この手のシリアス(?)なアニメでそれは期待できんぞ
>>195 うめすのデザインは実はとてもエロいのに勿体無いよね
ひだまりキャラの水着やエロい服のイラストはめっちゃ良い物
下着はないだろうし、水着はもう出た&季節じゃない
今は厚着でもあんあんさやさやしてればええんよ…2人で1つのマフラーとかさ
>>199 なのはやストパンに喧嘩売ってるのかw
パンツ程度で絡んでくるのをみると杏さやってやっぱりある種の人達が一部混ざっているのかな
メガミの別冊でほむまどのエロピンが来てるよ
そのうち杏さやのエロいピンも出るわな
二次見てもわかるけど需要があるのだから供給もある
>>203 制服や魔法少女姿がウルトラミニってだけでもエロいちゃエロい
5人全員登場の水着イラストはないからそのうち出るよ
活発そうが淫乱そうに見えた 寝よう
あんまりあざといエロっぽさは要らないんだよなぁ…
というか何故そんなに水着やパンツにこだわるのか
ひだまりにしてもそんなん作風に合わねーよって思ったし
とにかくラブラブな感じのが見たい
それで結果エロくみえるのはむしろ歓迎
リリィのまどほむみたいなエロ絵なら是非見たいがあざといだけの絵には興味がないのう
二人とも憶えていないけど、幼少時に、さやかの親戚の結婚式か何かで
実は教会で会ったことがあって(その時点ではあんこパパは普通の神父)、
大人がいろいろ挨拶回りしている間に子供同士で遊んでいて、
「食べ物を粗末にしちゃだめだゾ」と教えたのは、実はさやかだった。
と妄想した。
>>211 他人の萌えを否定する人は隔離スレがお似合い
スレ空気が悪くなる
愚痴は隔離スレでどうぞ
>>208 そういうのを求めてたw
食うかいを最初にやったのはさやかっていう発想はいい
>>196 エロアニメでもないが子供向けでもないんだな
上はまどかブレイク前のメガミの表紙
このほむらはよく風俗と言われていたw
それの何が酷いって服と合わさってキャッチコピー(?)がまさにキャバクラか何かなんだよな…w
幼少の杏子って環境と合わさって強いて言うなら未契約まどかみたいな子なんだろうな
>>211 えーっと、あんたひだまり知らないんじゃない?
よくうめすは水着やミニスカのエロいゆのを表紙で描くよ
>>220 218の何が凄いってこの頃から今に至るまでメガミがまどかを猛PUSHしてくれていたこと
表紙にも虚淵×ハノカゲ対談の文字
最近は角川が攻勢かけてきてるからなのはみたいになったらイヤだな
ハノカゲのまどかの長期のお仕事のその後がないのも
角川がまどかのコミカライズを狙ってきてるのが原因だったりして
今後もメガミにはまどかPUSH、杏さやPUSHを継続してほしい
>>223 なんだかんだでこの二人は近くに配置されるのね
配列に深い意味はないんだろうけど
>>211 個人的にはいくらあざとかろうが構わない
が、欲を言えばそのあざとさを余すところなく杏子はさやかに、さやかは杏子に向けてほしい
豚によし!カプ厨によし!
萌え豚かつカプ厨房の俺には一粒で二度美味しい!
アナタモワタシモトテモウレシイGoodNews!GoodNews!!
と変な外人も絶賛する 出版社の枠を超えたれっつごー!ラブラブ企画!!
その名も『杏さや強化月間』!
はまだですかね
ロリさやかと杏子がかわいいなww
と言うかまどほむのベッド同伴みたいなもっとあざといの杏さやにもくださいよー
ペット同伴に見えた
あのベッドでさやかがこともなげに杏子に首輪つけて鎖握ってる図を想像しちまったじゃねえか
杏さやだとその逆も容易に想像できる
盲導犬ポスターの折、そういうコラあったよなぁw
>>221 商業展開しすぎた結果なのかは知らないけど最近たまに見かけるな妙にエロっぽいの
エロゲのねこねこ流れですらひだまりにそんなこと求めてなかったんだがな
234 :
寂寥の渦:2011/11/10(木) 21:26:10.49 ID:YDeRjEW/0
なんだ、あの戦い方は。
まるでなっちゃいねえ。
相手がたまたま弱い魔女だったから辛うじて勝ったようなもんだ。
あんなやり方じゃ、くたばるのも時間の問題だな。
どうせ今に使い魔にすら梃子摺るようになるだろ。
「………………」
大したことない。
他の魔法少女に比べりゃ、初戦であそこまで戦えたのは上出来かもしれない。
でも、それだけだ。
折角の得物も満足に使いこなせてないし、さっきだって勢いに任せた戦い方だった。
「………………」
なんであんなに楽しそうに笑ってられるんだ?
魔法少女は命懸けなんだぞ……?
殺らなきゃ殺られる。
そういう世界なんだぞ?
あいつは――。
やっぱり何も分かっちゃいねえ。
戦う意味も覚悟も。
「クソ…………ッ!!」
許せなかった。
とにかく許せなかった。
私がどんな想いであいつと契約したと思ってるんだ!
どんな想いで魔女と戦ってきたと思ってるんだ!!
どんな想いで…………。
「ぶっ潰してやる――」
「美樹さやかを、かい?」
いつの間にやって来たのか、この白い塊は私のすぐ横に立っていた。
「あんた、ちょっとは足音くらい立てたらどうなのさ」
「人間は時として音に不快感を催すものだろう? 僕なりの配慮だと思ってくれればいい」
「黙って近づかれて盗み聞きされるほうが不愉快だっつーの」
「次からは気をつけるよ。それより彼女をどうするつもりだい?
多くの魔法少女は自分のテリトリーを持っていて、迂闊に他のそれを侵害したりはしないよ。
実際、きみだって巴マミが存命中はその点に気を遣っていたじゃないか」
「気を遣ってたわけじゃねえよ。私なりの……けじめみたいなもんさ」
「違いがよく分からないね。それで、美樹さやかにはそうする必要はないというわけだ」
こいつは何を言わせたいんだ?
私がどう考えてるかなんて見通してるくせに。
「私が生きるためさ。そのために必要ならあいつをぶっ潰してでもここを手に入れる」
「僕にはそうは見えないけれどね」
「……どういう意味さ?」
いちいち癪に障る奴だな。
もったいぶらずに早々と話せよ。
235 :
寂寥の渦:2011/11/10(木) 21:26:40.17 ID:YDeRjEW/0
「風見野にだって魔女はいる。わざわざこの町に乗り込むメリットはあまり無いと思うけどなあ」
「獲物は多いに越したことはないだろ」
「それはきみの”感情”がそうさせているんじゃないのかい?」
「………………」
一瞬、息が詰まった。
感情の無さそうなこいつに言われても、別に驚くようなことじゃない。
私はどっちかといえば理性的だと思ってるし、あのバカみたいに後先考えずに行動したりはしない。
ここに来たのだってマミがいなくなったからだし、あいつを潰そうってのも結局、自分の利益のためだ。
利益のためだ――。
なのに……なんだ……?
胸の辺りがモヤモヤする。
「佐倉杏子、きみの彼女に対する見方は他の魔法少女たちへのそれとは少し違うね。
僕には到底理解できないことだけれど、利害の範疇を超えているようにも見えるよ」
「何が言いたいんだ……?」
「きみらしくない、感情的だと言ってるんだよ」
「私が……?」
「美樹さやかと事を構えるつもりなら気をつけた方がいい。
彼女は魔法少女になったばかりだけど……戦いの才能はある。
冷静でない今のきみでは――もしかしたら遅れを取るかもしれないよ」
そう言われた瞬間、私の中で何かが切れた。
「ふん、上等じゃねえか。私があいつに負けるだって?」
「そういう可能性もある、ということさ」
こいつの目はモノをちゃんと見てないらしいな。
私があんな奴に負けるわけがないだろ。
「それで? そこまで言っておきながら私を止めないのかよ?」
「止めて欲しいのかい?」
「………………」
「僕には何かを強制できないからね」
よく言うぜ。
「…………行きなよ、もう用は済んだろ?」
これ以上、話を続ければまた何を言われるか分からない。
何の役にも立たない忠告――私の神経を逆撫でするだけの――をくれるだけにわざわざ現れたこいつに、
あれこれと声をかけられるのは今だけは我慢ならない。
「ああ、僕の心配がたんなる思い過ごしだといいけどね」
相変わらずムカつく一言を残して、キュゥべえは来た時と同じように音もなく消えた。
「………………」
イライラする。
あいつに言われたことが気になってるからじゃない。
理由は分からないが、腹が立ってしかたがない。
「美樹さやか――」
私は無意識に呟いていた。
いいじゃない
続き頑張れ
さやか好きすぎるw
>>233 俺はそういうのを求め続けていたからいまのひだまりは嬉しい
杏さやにもそういうのやほむらメガミ表紙などを求む
東映不思議コメディーシリーズ「ペットントン」ED曲
「一度だけの魔法」
もしも一度だけ 魔法が使えたら どんなお願いをしようかな
われたティーカップ もとどおりにしたり
ピンクの粉雪 ふらせたり
ホニホニカブーラ ムニムニザボレ
ホニホニカブーラ ムニムニザボレ
逢えばケンカしちゃう あの子とほんとは
誰よりも仲よしに な・り・た・い
>>235 GJ
アニメの時も杏子の気持ちってこんな感じだったんだろうな
>>235 こういう展開好き
次はいよいよ出会うといいな
すみません、もう少しだけ杏子を酷い目に遭わせてしまいます……。
さやかとの出会いは次週になるかと。
>>244 悲劇的なのになるのかな?なんにせよ楽しみにしてます!
庵野はちょっと…
いや、悪くはないんだけど、現在のメンバーの誰が欠けても
まどマギではなくなると思うので。
何というか、小池一夫がまどマギに影響されて魔法少女モノの
原作をやる、という話を今知って驚いた。
ゆまを連れた杏子が子連れ狼みたいだ、なんて言っていたけど、
まさか子連れ狼の原作者が名乗りを上げるとは。
脚本監督キャラデザ声優、どれか一つでも欠けていたら杏さやにここまで魅力を感じることはなかっただろうからね
しかし子連れ狼杏子か
今日はポッキーの日だな。杏子とさやかはポッキーゲームしてるんだろうな。
しまったオール1狙ってポッキーしようぜしゃやかぁとかやれば良かった
ふたりでポッキー後ろに隠してかたまる図が浮かぶ
杏子がここ最近ずっとポッキーばっか食べてたからポッキー用意しないでいたら
今日に限ってポッキー食べてなくて文句いうさやか
「ちょっと!なんでポッキー食べてないのよ!」
「はぁ?あたしが何時なに食おうが関係ないだろ」
「あるわよ!大ありよ!」
「意味わかんねー」
「今日はポッキーの日なんだから!」
「あー?別にそんなもんなんでもいいじゃん」
「・・・折角ポッキーゲームをやりたいって言っても変じゃない日なのに・・」
「・・・なに、さやかポッキーゲームしたいの?」
「えっ、あー・・・えっと・・・」
「どーなのさ?」
「・・・・・・・・・やりたいです」
「んじゃやるか」
「え、ポッキーないし・・」
「じゃーん」
「あ、あんた隠してたの!?」
「いやー後で食おうと思ってさぁー」
「騙したなぁ!!」
「人聞きの悪いこと言わないで欲しいねぇ、あたしは持ってないなんていってないだろ?」
「なっ!!・・・もういい!ふーんだ!」
「え、ちょっ・・・ごめんって、出来心ってやつだよ」
「知らない!」
「さやかぁ・・・」
「・・・反省する?」
「するする」
「ポッキーゲームしてくれる?」
「うんうん」
「杏子は動いちゃダメだからね?」
「えっ」
「ね?」
「わ、わかった」
「じゃあ、やろう?」
「お、おう」
ポキポキポキ
「(ちょ、これ思ったよりはずい!)」
ポキポキ
「(自分動けないってこんな緊張すんのかよ!!)」
ポキポキ
「(ちょ、さやか近い近い近い!!)」
ポキポキポキ・・・ポキン
「・・・・へ?」
「・・・キスされると思った?」
「・・・」
「残念でしたー!」
ぐい
「え?」
チュ
「さやかが折ったから罰ゲームな」
「・・・・・ばか」
癒されるな……
恥ずかしいほどのイチャイチャに癒される・・・
動いちゃダメってのをいいことにポッキーゲームやりつつ杏子にいたずらするさやかっていうさや杏パターンも考えたけど
ポッキーがいくらあっても足りないのでなかったことになった
結婚しろと叫びたくなるな
さや杏でポッキーゲームやって欲しいww
分岐さや杏パターン
「じゃあ、やろう?」
「お、おう」
「動いたらやり直しだからね」
「わかった」
ポキポキ サワサワ
「んんぅ!?」ポキン
「あ」
「あーあ、やり直しね」
「いやちょっとまてよ、さやかが急に・・」
「や・り・な・お・し・ね?」
「・・・・はい」
ポキポキ フニフニ
「んんー!!んっ・・・・ぅんっ・・・んん!」
ポキポキ ツネリ
「んぁあっ」
「あー、ちゃんと咥えてなきゃダメでしょー」
「ら、らって・・・うぅ、さやかぁ・・・」
「はい、もう一本」
「頼む、勘弁して・・・」
「だぁめ」
「さ、さやかちゃん・・・ここ、公園なんだけどな・・・」
「ま、まどか!私たちも・・・」
「わけがわぁらないよ」
セーフセーフ?
杏さやって何かを一緒に食べてる絵が多いけどポッキーが1番多いかもね。
いかなる時でも口にくわえてたイメージが何故か深かったりするな。
歯を食いしばってるように見える場面でもポッキリ折れたりしない。
263 :
寂寥の渦:2011/11/11(金) 21:12:07.09 ID:FQIesGcc0
少女の居場所はその日を境にして無くなった。
佐倉杏子と呼ばれた彼女がいるべきところは、物置を適当に整理してできた狭い部屋。
もうここにはお気に入りのぬいぐるみも、大好きな絵本もない。
父から貰い受けた葦編が擦り切れた経典も。
ここは少女が安息を得られるだけの、ただの空間でしかなかった。
「………………」
杏子はここを守り続けた。
何日も。
何ヶ月も。
何年も。
モモの誕生は彼女を追い詰め続けはしたが、全てを奪うまでには至らなかった。
それは神の加護によるものではなく、父母の中にあったひと欠片の良心がそうさせたのでもない。
救いを求める人々は、信仰のためには昼夜を選ばない。
明るい陽光の下に将来を悲観し、夜の暗さに底知れない恐怖を覚える。
だから人々は何かに縋ろうとする。
神か、そうでなければ神に近い者に。
杏子が表向きは佐倉家の長女でいられたのは、そうした熱心な信者たちのお陰だった。
彼らの出入りが激しいために、父も母も彼女をあからさまに無視することができなかった。
救いの道を示し、世界に愛や平和の尊さを教える者が娘を虐げていると知られれば、
敬虔な信者たちはすぐに離れてしまうだろう。
なまじ他人の目があるばかりに、父母はさりげなく、ごく自然に見えるように杏子を家族から外した。
最低限の服を買い与え、食事も最低限のものを与える。
モモを囲んで3人で温かいスープを飲んでいる横で、杏子は野菜くずを白湯で浸しただけの粗末な”スープ”を啜った。
冬の寒い夜は暖房のある部屋から追い出され、彼女だけが薄い毛布を何枚も重ねて朝日が昇るのを待った。
2人はモモだけを可愛がった。
この家には次女などいなかった。
朝昼夕、時間が来れば杏子を餓死させないための食事を用意する。
それだけだった。
杏子はもう永いこと、家の中で会話をしていない。
両親の寵愛を一身に受けて育ったモモは、物心つく前から杏子を”そういう風に”見ていたため、
彼女のほうから声をかけるようなことはしない。
この父母の血を継いだ幼女に悪意は無い。
ただ両親がそうするように躾けたのだ。
『あれはこの家をうろつく、動く置物だ』
『こちらから目を合わせなければ寄って来ないし、こちらから声をかけなければ喋らない』
『絶対にあれに関わってはいけないよ』
杏子を除け者にすることで、”佐倉家”の結束はより強くなった。
父は妻と娘を愛し、母は夫と娘を愛した。
彼らはとても幸せだった。
日々にストレスを感じても、それが不和を起こす事はない。
鬱憤は杏子にぶつければ解消できる。
見えないように。
誰にも気付かれないように。
血を分けた娘なら擦り傷ひとつでも大騒ぎになるが、相手が杏子なら罪の意識を抱くこともない。
ただ世間体、あるいは法的に面倒なことにならないように巧妙にそれを行う注意くらいは必要だった。
この歪んだ幸福はやがて父の説教をも歪ませる。
彼はこの世界の幸せと不幸せを分けるものは、”子の存在だ”と説いた。
264 :
寂寥の渦:2011/11/11(金) 21:13:22.77 ID:FQIesGcc0
”番いの中に子を儲けよ!”
”血を継いだ子をひとり産めよ!”
”それ以外は捨てよ!”
この歪んだ宣教師はモモによって幸せを享受したため、子を儲ける以外に幸福を得る方法はないのだと信じていた。
実際、娘が生まれてからは元は他所の子だった杏子が憎くて堪らなかった。
自分とは全く繋がりのない、赤の他人。
妻とは婚姻して間もなく性行為を繰り返してきたが、何が原因でか子宝に恵まれず、
しかし子どもが欲しかった彼らは仕方なく他人からそれを譲り受けた。
その時にはどちらも、それが”命を使った壮大なままごと”であると気付かなかった。
気付かせてくれたのは――もちろん、モモだ。
紛うことなき2人の子が誕生した時、彼らは飽きっぽい子どもが古くなった玩具を捨てたくなる気持ちが分かった。
それほど娘が愛おしく、またそれほど杏子が憎くなったのだ。
だが、この幸を求める姿勢は裏目に出る。
彼の教えが教義から大きく逸脱し、極めて独善的かつ排他的な響きを持ち始めたため、
盲目的な信者でさえ永い夢から覚めたように祈りを捧げるのをやめた。
誰もが狭い視野を持つこの男に、御威光(みいつ)を見出さなくなったのだ。
ほどなくして一家は本部から追い出され、転落の人生を歩む。
豪華な食事は質量を落とし、杏子と同じものを食べる羽目になった。
財産は日を追って目減りし、衣服の一着さえ満足に手に入れられない。
無縁だった貧困が押し寄せたのだ。
だが彼らは自分たちの生活の質を落としてでも、モモにだけは人並みの生活を送らせた。
食べ物も、飲み物も、一切のものはモモに一番に与えた。
杏子は胸を痛めた。
自分を虐げた報いだ、などとは彼女は思わなかった。
そう思い込んだところで現実は何も変わりはしないし、そう思っていることが家族に知られたら、
この家を追い出されるかもしれない。
少女が独りで生きていける世界ではない。
辛くとも、痛くとも、苦しくとも。
生きるためには杏子はそれらの苦痛を受け容れなければならなかった。
「………………」
彼女は願った。
”佐倉”がもう一度、かつての栄華を取り戻せるように。
どれほど苦痛を味わわされても、彼女は両親を憎みはしなかった。
彼女は愛していた。
父も、母も、妹も。
大勢を前に説教する父の姿は輝いていたし、子育てに心血を注ぐ母の顔はいつか美術館で見た聖母のそれにそっくりだった。
愛はどのような悪意でも打ち消すことはできなかった。
窶れていく家族を横目に、杏子は祈り続けた。
『叶えたい願いがあるのかい?』
ある夜、聞こえたその問いかけは天使のものだった。
少なくとも杏子にはそう聞こえ、真っ白な姿は穢れのない天使が姿形を変えて降りてきたように見えた。
杏子は救われた、と思っていた。
父の娘であったおかげで、こうして祈りが天に通じたのだと思った。
『きみの願いを何でもひとつだけ叶えてあげるよ』
夜が明けきらないうちに――。
杏子は魔法少女となった。
「ねぇ」
「あん?」ポキポキ
「今日ってポッキーの日なんだって」
「ふーん」ポキポキ
「それだけ?」
「なにがさ」ポキン
「いや、もうちょっと何かないかなぁって」
「別になーんもないけど」ガサガサ
「はぁ。 あんたってそういうヤツよね。 期待したあたしが馬鹿だったわ」
「さやか いず べりー」ポキポキ
「そのネタはもういい!」
「ちぇ・・んで、さやかは何がしたいわけさ?」ポキポキ
「えっ、べ・・・別に・・・」
「んだよ、あたしと変わんねーじゃん」ポキン
「うっさいなぁ」
「まぁ、無理に何かする必要ないっしょ」ガサガサ
「むぅ」
「ほれ、くうかい?」ヒョイ
「ん、もらう」ポキポキ
「おう、いっぱい食え」ニカッ
「(まぁ・・・これはこれで、いっか)」
いい出せないさやかちゃん
>>265 なんでそこで諦めるんだ、そこで!と言いたい
「さ、さやか!」
「どしたの杏子」
「きょ、今日って何の日か知ってるか?」
「ポッキーの日でしょ」
「そう・・・・そ、そんで・・・その」
「なによ」
「こ、これっ」ズイッ
「?・・・あ、ポッキー」
「ち、ちゃんとした方法で・・買ったやつだから!・・・だから・・」
「・・・くれるの?」
「お、おう!」
「ん、ありがと」ニコッ
「!!・・・へへ」テレッ
「あ、そーだ。 ねぇ」
「な、なんだ?」
「ポッキーゲームって知ってる?」
「?」
「知らないかー」
「なんかの遊びか?」
「まぁ遊びっちゃーそうだね。 やってみる?」
「お、おう」
「そんな難しいのじゃないから身構えなくていいよ」
「そうなのか?」
「杏子、ポッキーの端っこ咥えて」
「ん」パクリ
「んでー、あたしが反対咥えて、食べてくの」
「!?」
「んじゃいくよー」
「(ちょちょちょ、ちょっ、まっ、え!?)」
ポキポキポキポキポキポキ
「(え、なにこれ、どうすんの?どうしたら勝ちでどうしたら負けでっていうかあばばばばばばb)」
ポキポキポキポキポキポキ
「(さやか可愛いさやか近い・・ちょ、も、もう無理!!)」ポキン
「あ」
「うああああああああー!!」ダダダダ
「あ、ちょっと杏子ー!?」
「後ちょっとだったのに・・・ヘタレ杏子」
「うぅ・・・しばらくさやかと顔合わせらんねぇ・・・」
ヘタレな杏子ちゃん
ハードとイチャイチャのSSが乱れ飛ぶ杏さやスレw
胃が痛むようなSSが来た後バカップルなSSが来てどうすればいいかわかんなくなっちゃったぞw
どっちももっとやれ
甘さと辛さを交互に補給できていい調子です。
ありがとうございました。
「あんたそれ、絶対あり得ないから!!」
「あぁん?それはこっちのセリフだっつーの!!」
「なによー!」
「なにさ!」
「ねぇほむらちゃん、あの二人何をあんなに言い争ってるのかな・・?」
「ポッキーかプリッツか、らしいわ。ばかばかしい」
「あ、あはは」
「まどか!あんたはプリッツ派よね!?」
「ほむら!お前はポッキー派だって信じてるぞ!」
「「(どっちでもいい・・・)」」
「プリッツのがいいって!」
「ポッキーだ!」
「どうしようほむらちゃん・・・」
「放っておきなさい」
「私に任せて!」
「マミさん!」
「二人とも」
「なに!?」
「あぁ!?」
「ここは一つトッポでポッキーゲーム勝負をしたらどうかしら?最後までチョコたっぷりよ!」
「ポッキーゲームぅ?」
「あら、佐倉さんは知らないのね」
「お互いが両端から食べていってたくさん食べられた方の勝ちというゲームよ」
「へぇ」
「ま、マミさん!そんなのあたし・・」
「なら美樹さんはプリッツを諦めるの?」
「うっ・・・それはぁ・・・」
「逃げるのか、さやかぁ」
「なっ!!やってやるわよ!後悔しないでよね!!」
「はっ、後悔なんてあるわけねーし!!」
「・・・では、はじめ!」
ポキポキポキポキポキポキ
「(なんだこれ、どんだけ残ってんのかわかんねーぞ)」
「(やばいやばい、予想以上に恥ずい・・・あたしってほんとばか・・・)」
ポキポキポキポキポキポキ
「(うぇ!?・・・このままだとさやかに・・)」
「(ど、どうしよう・・・このままだと杏子に・・)」
「「(えーい!!もう、どうにでもなれ!!)」」
ポキッ ガツン
「いってー!!」
「いったぁ!!」
「・・・まさかおでこ同士をぶつけるなんて・・・」
「き、器用だね、ふたりとも」
「この勝負、引き分けね」
「あぁ!?そんじゃ意味ねーじゃん!」
「そ、そうですよ!」
「あら、二人とも、もっとポッキーゲームをしたいってことかしら?仲良しさんね」
「ちっちげーし!!」
「ちっちがいます!!」
「じゃあ、したくないの?」
「「そ、それは・・・」」
「・・・ねぇ」
「・・・おぅ」
「それじゃ、ポッキーとプリッツでポッキーゲームを好きなだけやってるといいわ、いきましょうまどか」
「えっ・・・う、うん!それじゃ、仲良くね二人とも!」
「一件落着ね」マミドヤ
無理やり1レスに押し込んだら酷いことになった・・そしてネタ切れ
まぁその、なんだ・・最初の小ネタに反応くれたからハシャイジャッテw
>>264さん続き楽しみにしてます
やっぱりポッキーゲームネタは杏さやらしいからか多いな
しかもポッキーの日だったからなおさらポッキー絵が多かったww
映画やるんだね
この二人に救いがあると良いなぁ
この2人に見せ場があって欲しいわ
本編だと噛ませや魔法少女システムの説明役とかだったので・・
ポッキーって英語だと男性器の隠語らしいね
ポッキーゲームってエロい
>>279 戦闘で連携プレイとかカッコイイシーンがあるといいけどな
映画の新作部分が改編後の話だとしたら、
改編後の世界で出会って、
最初は敵対してたけど、いろいろなプロセスを経て仲良くなって、
連携プレイで戦うシーン等もあって、
色々な所で過去のループの記憶の断片が蘇って、
いちゃらぶな場面もあって、
だけど、
最後は、
さやか消滅。
なんか救いが無いぞ。なんとかしてくれ、まど神様。
キスシーンがあると予想
最終回のほむまどみたいに異空間で裸で抱き合ったりして。
>>283 公式で露骨な百合展開はなんか引く
ケンカップルくらいが調度いいよ
さやかは額に触れる程度は友達のノリでやりそう
杏子はバタフライキスくらいがそれっぽい
公式で百合展開など望むところだよ
百合やパンツなどのエロ系の話題に妙に反発否定する人がいるけど
他人の萌え否定はよくない
百合が売りなアニメならそれでいいと思うがこれは違うだろ
二次創作で盛り上がるのは大いにけっこうだしむしろ増えてほしいがそれに公式が刷りよっちゃうのはなんか違う
>>288 えーと、そんなことを言い出せば
>ケンカップルくらいが調度いいよ
まどかという作品はケンカップルなどが許される甘ったれた世界観の話ですか?
答えはNO!だと思いますが
自分の萌えはいい、まどかに合ってる、気に入らない萌え悪い、まどかに合ってない
と言い出すのは無粋ってもんですよ
>>289 別にケンカップルを公式でやってくれと言ってるわけじゃないんだがなぁ
そんなこといったらそもそも公式的には殺し愛の愛無しだぜ
それをこっちが勝手に百合妄想してんだから、公式燃料に期待してりゃいいんだよ
勿論純粋に映画は映画で楽しみだが
ポッキーゲーム延長戦はやく
ま、俺は百合やエロ歓迎派
嫌な展開や萌えもあるけど、公式がそういう方向に行っても別に文句は言わんな
嫌なら黙って杏さやまどかから去るスタンスですよ
「百合が至高だと何故わからんのだ!」
「友情こそが究極の萌えだ!」
杏子「昨日はポッキーの日?記念日なんて勝手にやってろ。あたしは死ぬまで反抗期」
さやか「とか言いつつポッキー加えながらあたしの口に近づけるの止めたまえ」
杏子「あたしらに記念日なんて関係ないだろ?」
さやか「まあ、そうだけどさ///(ぱく)」
空気悪くした事はあやまる
ま、キャラ崩壊して杏子やさやかの姿をした何かにならなければいいや
百合やエロやるなら型月みたいにカーニバルファンタズムみたいな完全なギャグ番外編を出してくれたほうがいい
さりげなく百合とパンツ一緒にすんなwwww
>>288 売りも何も本編そのものが壮大なまどほむ物語じゃないか…
本編は1〜3話は釣り
4話〜9話が魔法少女の悲劇と杏さやの話で
10話〜12話がほむまどと魔法少女全部の話
が大方の意見では?
マミ編がなくても困らないのは
願いの奇跡のシーンもまどか達は見たわけでもないし、4話から始めてもQBの秘密は全くばれてないから困らない
10話までほむらもまどかも空気だったしね
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 12:52:20.05 ID:weaqHPpf0
1〜3話がないと、あの緊張感は生まれなかったよ
>>298 マミさんの教えや想いがさやかとまどかに大きく影響を与えて彼女たちに色々考えさせる展開となったんだよね
1〜3話はジェットコースターの最初の登りの部分。
これが無いと落下のスリルが生まれない。
何か食べてないと口元が淋しいってことでちょくちょくさやかとキスするようになるんだけど
魔女と戦ってる時に3人の目の前でやらかしてしまって3人に撃たれそうになるって絵を渋で探してるんだけどurl知ってる人いる?
なにこれかわいい
お茶吹いたw
>>297 マミ編は釣りでしかないからいらないと言えばいらないな
物語にもまどかにもさやかにも何の影響も与えずに死んだ
可憐なうめキャラが頭食われて死にました
それ以上でもそれ以外でもない
映画はいまさ釣る必要はないからマミ編を全編カット
その分を杏さやの補完に当ててほしい
>>304 何処を触っている。
そんなにさやかあちゃんのおっぱいがうらやましいかー?
>>306 いつもの人乙。
起承転結の「起」の部分が全く不用という意見は極めて珍しいね。
特定キャラ叩きにしても、少々苦しすぎる言い訳だよ。
で、またID変えて「杏さやに関係ない事を書き込むな出て行け」かい?
触るな危険
>>308 ここはマミの話題に過剰反応する人がいるね
杏さやが一番なので、マミはいらないよ
本編でも杏さやはまどか、ほむらですすんでいた
この4人でギュッと凝縮したまどかを創って欲しいね
>>309 さやかのおっぱいになら触ってもいいよね!(杏子が)
>>308 まともな理屈の通じない気違いだからさわっちゃいけません
杏子がおっぱい触る。
↓
さやかのスイッチON。
↓
杏子を空海?してしまう。
こうですね。わかります。
犬に群れの順位仕込むときって結構手荒だよね
狂犬あんこちゃんにマウント取りつつ噛みつかせて首絞めるさやかちゃん
プロダクションノート手に入れ損ねたんだけど
杏さや的に重要な資料って含まれてる?
PNもう絶版なのか・・・
今日秋葉原のとらのあなに行ったらまだ置いてあったけどなー
あん×さやで繋がってる資料は特に無いよな
中身さやかとか、さやソードの蛇腹剣ギミックとか、あとは初期案の他校制服?あんこくらいか
あんさやで繋がってる…で物理的な意味かと
>>322 今日の夕方はアウトだったわw
そうか、早い時間帯だったらあったのか・・・・
あんあん!
>>302 その人の新作見たら、杏子の妹が魔法少女に…
>>283 べろちゅーなのかほっぺちゅーなのかが問題だな
>>328 杏子「はかなきゃいーじゃん」
で噴いた
吼星
>>344 なんとなくウメスの同人誌の雰囲気に似てるな。
>>414 元スレによると違うらしいけど、うめすと言われたらしんじてしまいそう
ひだまりスケッチ特別編で、うめすが5人の水着イラスト描いてる
これだよな
うめすの本領は可愛いだけではないエロ可愛いだ
まどか達5人の水着イラストを熱望する
>>415 参考にしたのかもね。
ウメスの杏さや観っていいよね。基本さやかがリードして杏子が赤面する。さやかも杏子がたまに見せる一面にどきっとするっていう。映画ではこんな二人が見たい
9話EDのイラストも素晴らしかった。
二人に救われて欲しかったんだなってわかる愛に溢れるイラストだった。
またウメスに杏さや書いて欲しいな。
うえの埋めたて荒しを削除依頼しておきました。
とりあえず報告まで
劇場版でまたウメスが描く可能性が出て来ただけでよかった
あ、アンカーし過ぎたら荒らし削除が通らなくなる可能性があるからやめてね。
杏さやとの約束だよ!
>>426 エースコンバット3のラスボスをサイモンにすればよかったんだよ!
どうでも良いが百合スレまで行くな馬鹿。
ほかのキャラ好きから杏さや好きをうざがらせようって魂胆が気に入らねえ。
>>432 クロスランブルは80万本売れると信じている
またいつもの人きてたのか
今回はやり方変えたんだな
モバゲーのまどかのゲームで杏さやがいい感じの会話してるのとかあるんだがここで話題にならないってのはやってる人が少ないんだろうか
うん
モバゲ1日で断念した
杏子が「奇跡を他人のために使ってもロクなことにならない」って言った時、
オリ主人公がそんな言い方ヒドイよって感じで仲裁したら
さやかが「いいんだよ、杏子は私を心配してくれてるんだよ」
とか言ってるあれ?
体育祭でも意外と絡みが多かった
さやかを最初に選んだらいきなり杏子が仲間になって喜んでたら
いきなり合体させろとか言われて困ったぜ
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/13(日) 23:43:32.89 ID:1QGA8QXD0
最初のほうとか覚えてない
どんな会話だっけ?
あとはまどかが杏子のソウルジェム投げてさやかが駆け寄る逆パターンとかな
五人メンバーは比較的ほのぼのしてる。ほむらの疎外っぷりがオリ主に来た感じ
>>441 いや会話つーかチュートリアルな
カードを消費して継承させるってやつ
>>435 マミ厨の方は隔離スレに移動してください
ここは杏さやスレです
モバゲーはめんどくてやってなかったがそんな杏さやイベントがあったとは…
またやってみるかな
コンビニで幻獣辞典という本を読んだ
蛇の幻獣は水や海に縁があるどころか水、海の神や支配者クラスとは意外だった
蛇と並んで杏子のモチーフと言われるユニコーンは特に水に関する記事なしだった
人魚さやか、海蛇杏子は意外にモチーフとして合っているのか????
>>448 蛇は二面性ある杏子の性格と武器が蛇みたいで繋がる部分はあるが
ユニコーンは杏子にどう繋がるのかわからない
映画で明かされでもするのか
海蛇で幻獣つったらレヴィアタンが浮かぶな
七つの大罪で嫉妬を象徴している、メスしかいない最強の生物らしい
何でメスしかいないかってと強すぎて危ないから繁殖できないようオスを神に皆殺しにされたんだと
その代わり残ったメスは不死身になったが
>>450 強すぎるってところが杏子と共通する
あと、キリスト教繋がりもあるね
アニメで人魚とユニコーンのレリーフが追加されてるから勘繰りたくなるのは当然だろう
あとついでに海外の人の絵に杏子とユニコーンに見立てて書いてた人もいたこっちゃいた
まぁ現時点じゃ繋がりが連想しにくいから蛇説の方が圧倒的に強いが
何スレ目かにユニコーン説掘り下げてくれてた人いたな
あれにはなるほどと思ったんだが
一本槍でさやかをずんずん突くってことだろ
蛇は杏子自身ではなく、使い魔、守護聖獣的にみればしっくりくるかも
>>452 ん〜ユニコーンは杏子を指していたのだろうかと深読み
さやかのもう一面を表してる?
あるいはまどかのこと?
杏子が魔女になって結界に蛇が現れたが、実は使い魔だったっていうSSなら最近見た
>>454 なんかエロいな。
そういえばカレンダーの中身どうなんだろ。新規絵あるといいけど
ユニコーンは非常に獰猛で、
処女の懐に抱かれて初めて大人しくなるという…。ソースはwiki
つまりさやかちゃんは清らかかわいいって意味なんだね。
460 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/14(月) 11:49:04.83 ID:4N8dPNfr0
>>454ってあながち間違ってなくって、
ユニコーンって男性の象徴みたいな意味も持たされてなかったっけ?
まあ、それが杏子とどう関係あるのかは知らないけど。
つまり杏子たんにはおにんにん…
処女じゃなかったら殺す
処女だったら襲う→処女じゃなくなったので殺す
ただの殺戮生物すぎる・・・
現状だとユニコーンが杏子に繋がる要素ってないんだよねぇ
ユニコーンの最期も傲慢さが表れた自業自得だし
>>463 なら、逆は?
さやか=ユニコーンってのは?
>>464 456だけど、人魚もユニコーンもさやかのことを指してると思ったり
あの場面で話題に上がり、そしていないのはさやかだし
ユニコーンがさやかだと余計わからん・・
あんこちゃんまじユニコーンってこと?
ある街に病気が蔓延してそれを治すには伝承にあるユニコーンの角に頼るっきゃねーってとこまできていた
その伝承にはユニコーンは処女を好むので処女の女を一人生贄に捧げれば後日に角がもたらされるって内容だったから女を一人選ばないとならなかった
んでそれに沢山の人のため(実際は病気の幼馴染のため)に立候補しちゃうさやか
森の奥深くにいるらしいユニコーンにさやか一人で会いにいくと赤毛赤目の女のコが一人いるだけ
話かけるとまさかのユニコーンだった(よくみれば角もあった)
街のこと、伝承のことを説明して角を街のひとに渡してほしいというさやか
都合のいいおもちゃを見つけたと思った杏子はさやかにこんなやつに処女を捧げる覚悟があんのかとあの手この手で脅す
嫌がったりすることを望んでたのにあっさりと街の人のためだからと進んで身を差し出すさやか
それに興ざめした杏子は角もってとっとと帰れとさやかに手を出すことなくいう
角をもって帰ってきたさやかに驚く一同
皆が喜び幼馴染も感謝してくれたが、病気が治った幼馴染は別の女性とくっついた
自暴自棄になったさやかは森の奥にある湖で死のうとした
そこにいつぞやのユニコーンが湖汚されると困るんだけどとかいいながらでてくる
(角はしっかり再生してる)
さやかをみるなり前との違いに驚く杏子とじゃああんたが殺してよというさやか
処女は殺せないんだという杏子にその角で奪えばいいともう投げやり
的なのをいま適当に妄想した
マジ話かと思ったがな
>>469 真面目にユニコーンの伝説と思って読んでいたorz
ユニコーンがさやかのもう一つのモチーフだと合致するかもと思ったり
さやかが影の魔女戦で杏子の助けを拒否する時とユニコーンがノアを拒否して溺れてしまうのは相通じると思う
教会での杏子の誘いは拒否するべきだった
杏子の誘いが魅力的かつ甘美であっても
拒否すれば圧倒的な杏子の強さで殺されたとしても、拒否するべきだった
でも、影の魔女戦での杏子の皮肉に隠された真摯な救いは拒否するべきではなかった
あそこではさやかは意地をはるべきではなかった
あと、ユニコーンの角=剣と考えれば、馬は騎士が乗るもの+剣付き=騎士に繋がり、人魚と合体すれば、上半身は剣持った騎士で下半身は人魚の、人魚の魔女の外見に繋がる
苦しいかw
杏子はりんごのイメージの方が強いな
教会だし
ユニコーン説とアダムとイヴにリンゴを勧めた蛇(名前忘れた)説が多いよな>杏子
でもBD9話のあの修正はゲームの伏線なんじゃないかと思ってる
このアニメは思わせぶりなアイテムを入れておいて全く意味が無かったりするからどうだろ
黒猫とか黒猫とかなww
>>475 街灯だったのをわざわざ変えたのに意味なしってのもそれはそれでいいかもしれんなw
>>475 いいじゃないですかー。想像することぐらい。
ぶっちーはファウストなんて知らないとかぶっちゃけてたらしいからな
犬カレーが演出でやってたそうだ
こういうのも意識してるとしたら演出の誰かかな
>>475 黒猫は女の子と可愛い動物の組み合わせは全然思わせぶりではないと思う
思わせぶりなのは黒くて言動や行動がコミュニケーション障害?元は動物?と思うくらい人間離れしていたほむらのほうでしょ
人魚の魔女のデザインは犬カレー考案だからね
ユニコーンもその意味は犬カレーが知ってるのかも
>>478 イヌカレーさんのサービスで妄想が膨らみますね。
>>478 9話の演出家は杏子好きを豪語してる人だったっけw
>>482 9話の演出といえば
魔女さやかから赤と青の液体が流れて
波紋に抱きあうさやかと杏子の模様が浮かぶという演出があったね。
自分も好きな演出だよ。
あれって杏子の出血=致命傷を隠喩してるのかと思ってたよ
それにしても対オクタ戦の赤と青ってどう見ても擬似SEXだよね
圭圭圭ア _,..。x=≦圭圭圭圭圭圭> ''"´ ______
圭圭W ,ィ升ニ圭圭圭圭圭圭> '"´ ,,.。x:≦圭圭圭圭圭圭圭圭心、
圭圭7 ,佳圭圭圭圭圭> '" _,,.。x≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭掛x、
圭圭| 佳圭圭圭>''" _,.。x≦圭圭圭圭圭圭アム少´<圭圭圭圭圭圭掛ミ 佳x、
圭圭| 炸圭紗'" _,,..。x:≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭《 レ′ ` 寸圭圭圭圭ム .|圭ミx、
圭圭| |圭ア ,..。x≦圭圭紗≠⌒`守圭圭圭少´ `゙ミx、`寸圭圭圭掛, [圭心、
圭圭| |ア´ ,.。x≦圭圭圭圭:少" 寸圭7 _ `゙ミ圭圭圭圭ム Z圭掛,
圭圭| ,.ィ升圭圭圭圭圭ア´ ,斗==ミ、マア l! 寸圭圭圭掛x、守圭沁
圭圭l! ィ佳圭圭圭圭圭圭7 ,.イ圭圭圭圭ト、 マム ハ 寸圭圭圭掛x 寸圭リ
圭圭ll |圭圭圭圭圭圭圭7 ィ升圭圭圭圭圭沁 佳〉 ,佳li _、 寸圭圭圭沁 Z7
圭ニ从 |圭圭圭圭圭圭刃’ 7圭圭圭圭圭圭圭ム从 〈圭ム l! [x 守圭圭圭》 W
圭圭ハ |圭圭圭圭ア仁刃 7圭圭圭圭圭圭'ソ`寸ミ、,..ィ升 寸掛, ミ、 Zミ、_、 `寸圭紗′
圭圭圭} |圭圭圭ア ム:ヲ′ マ圭圭圭圭ア Y圭ア´ 寸ム心 守ム 寸x `_x。.,,_,.ィ升 ム
圭圭W [圭圭7 ,佳タ ,.ィ圭圭圭圭圭》 廷壬圭7 Z圭沁、寸心、ヽli、 `守圭紗 ,佳i,
守圭マ [圭7 佳′ ,.イ圭圭圭玄 `¨`ミx、 `¨¨W |圭圭圭ト、 寸抄 `_ _,,.ィ 佳沁
マ从 , Z仂 陟 ,.イ圭圭圭圭圭_ `゙ミx紗′ 八 .|圭圭圭圭ト、У `゙ニ三圭圭リ 炸致
心、 マ∨ム Y′陟 ,佳圭ア佳圭圭圭ム`゙ミx。、 `´ x佳掛, [圭圭圭:抄 ミx。..,,_ ,.佳致′
圭_ 寸掛、 Yi紗 ,佳紗" .|圭圭圭圭リ `゙ミx。、__,佳圭圭} Y圭圭圭7 `守沁 ,.佳紗′
圭圭l! 寸掛、 寸7 ,佳致 ,佳|圭圭圭封'ミx、 `゙ミ少^寸圭リ `寸圭圭′ 》 寸′,.:佳ア´
Z圭|! ト、 寸掛, マ圭圭′,佳圭圭圭圭〈 寸≧x _,,.。x=升紗" 仏 Y圭{ { 〃 ,.イ紗'" ,.イ!
.∨圭ll, .マム 寸ム 寸圭ム [圭圭圭圭仏 `守圭圭圭少''"´ 杏′ 炸掛, l! ,佳 ,.x'紗'" ,.:佳’
寸从 [ヘ `守ト、 寸圭ム Z圭圭圭圭圭ト、 `守少'" /′ ,.佳圭ム仏 {掛、 '" _,,..ィ升ア
マム Y爪 `守ミ、 寸圭ムY圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧x。、_,〃 ,.イ圭圭圭圭心、`歩’,,.ィ≦圭圭紗"
寸 .Z代x 寸ミ、 寸圭沁圭圭 圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭′ 〃⌒`寸圭圭圭紗,.ィ升紗''",.ィ升
[圭心、 寸x、 守圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭7 ,.佳圭圭≧x。_`¨¨´ `¨¨¨´ "¨¨´ _,,.ィ"
守圭圭ト、 寸ム `守圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭致 ,.佳圭圭>''"´ ,,.。x=≠圭紗'"
`寸圭圭x 寸ミ、 ` <圭圭掛、` 守圭圭圭圭W 〃''"´ _,,..。x=≦ニ圭圭圭少"
` ミ圭心 `寸x ` <圭トx` 寸ミx、` ミ} ″ ,,.。x≦圭圭圭圭圭圭少'
こんなにエロかったっけ…?ちょっと見直してくる
そしてまた泣く
>>484 あ、そっちかも。み間違えたかもしれない。
何にしてもいいシーンだと思った。
489 :
寂寥の渦:2011/11/14(月) 20:43:38.01 ID:/F5r+OmR0
ほんのちょっとだけど、魔女の気配を感じる。
これは――きっと使い魔だな。
この町に来て正解だったぜ。
魔女の卵があちこちにいるじゃねえか。
巴マミも”正義の味方”で居続けるには困らなかっただろうな。
狩りは陽が沈んでからでいいとして、
「なんか食うか……」
とりあえずは腹ごしらえだ。
といって別に空腹というわけじゃない。
昼飯はたっぷり食ったし、激しい運動もしていないから腹が減るわけがない。
これは……私のちょっとした悪い癖のようなものだ。
大の男が煙草を手放せないのは、それがおしゃぶりの代わりになるからだと聞いたことがある。
言い訳するつもりはないけど、私もそんな感じだ。
何か食っていないとどうにも落ち着かない。
自覚はあるけどやめることはできない。
呼吸のついでに食ってるんだと思えば、いくらかは気が楽になる。
さて、甘いものが欲しくなったな。
この近くで手頃なのは――あそこの鯛焼きか……。
「………………」
――ふうん。
ずいぶんとぼろっちい佇まいだね。
老舗って感じだけど、さっきから全然客が入ってねえじゃんか。
「ん…………?」
なるほどね、原因はあれか。
通りを挟んで少し行ったところに、大きな和菓子屋がある。
開店して間がないらしい。
看板も綺麗だし、それに引っ切り無しに人が出入りしてる。
人間ってのは新しいモンが好きだからね。
あんなデカイ店が近くにできたんじゃ、こっちの見窄らしい鯛焼き屋もお終いだな。
………………。
私は息をひとつついて鯛焼き屋の前を通り過ぎた。
甘い匂いが風に乗ってくる。
悪いけど今は買わないよ。
―ー今はね。
私の目当てはあっちの小奇麗な店なのさ。
店の近くまで来た私はしばらく辺りの様子を窺った。
人通りはそう多くはない。
繁盛しているように見えたのは、過ぎる人の殆どが立ち止まるからだ。
「すみません」
客がいなくなるのを待ってから店員に声をかける。
「いらっしゃいませ」
出てきたのは気の良さそうなおばさんだ。
にこにこと笑ってる。
営業スマイルってやつか。
こういうのを相手にするのは気が引けるが仕方がない。
「これと……これ、2つずつください」
「ありがとうございます。合計で1,240円になります」
店員が値段を言ったところで、私はそっと手を振った。
「なに言ってんのさ? 代金はさっき払ったじゃんか」
「え……? あ、失礼しました! 申し訳ありません! ええっと――」
「2,000円出したからお釣りは760円だよ」
「あ、はい! すぐにお持ちします!」
慌てて店員がレジに走る。
私から”代金を受け取ったと思い込んでいる”おばさんは、すぐに包んだ商品とお釣りを持って戻って来た。
「大変失礼を致しました。こちら商品と760円のお返しです」
「ありがと、また来るよ」
目当ての物を受け取ったら、余計な詮索をされる前に店を出る。
奥から他の店員でも出てきたら厄介だ。
490 :
寂寥の渦:2011/11/14(月) 20:45:21.41 ID:/F5r+OmR0
まあ、追及されたとしてもちょっと魔法の力を働かせてやればやり過ごせるが、
無駄に力を使わないに越したことはない。
相手の思考を操るこの魔法は、そいつの意思が弱けりゃ弱いほど効き易い。
さっきみたいにお金を受け取ったと信じ込ませることもできるし、
もうちょっと捻ればこっちが思うような行動をとらせることもできる。
なかなか便利な魔法だけど。
この力をいつ手に入れたのかは覚えていない。
魔法少女になった時には、もっと別の力を持ってたハズなんだけどな。
「………………」
少しだけ、胸の辺りが痛む。
この魔法を使った後はいつもそうだ。
これも副作用ってやつか?
キュウべえの奴は何も言ってなかったけど。
……まあ、いいか。
私は包みを解いて和菓子を食べながら、さっき通り過ぎた鯛焼き屋に戻った。
近くで見ると貧相なナリだね。
こういう古めかしい感じは嫌いじゃないけど。
「おじさん、鯛焼き、まだ残ってる?」
店の奥にいた店主らしい人に声をかけてやる。
草臥れた顔してるな。
売り上げが落ち込んで、落ち込んでるのか?
――くだらねぇ。
「ああ、いらっしゃい。できたてのがあるよ」
「じゃあ、この餡子のやつ3個とカスタード2個」
「全部で400円ね」
今度はさっき手に入れたお金で支払う。
「はい、お釣りの100円――」
受け取った薄茶色の包み紙から香ばしい香りが漂ってくる。
「あれ? おじさん、1個多くない? 私、餡子が3個とカスタードが2個って言ったけど?」
「ははは、お嬢ちゃん、可愛いからサービスだよ」
そう言っておじさんは大仰に笑った。
「い、いいよいいよ! 別に……可愛くなんかねえし……」
お世辞でも褒められるのには慣れてない私は、ついぶっきらぼうにそう言ってしまう。
でもまあ、サービスってんなら貰っておいてやるか。
「また来てくれよ。お嬢ちゃんならいつでも大歓迎だ」
「あ、ああ…………」
なんなんだよ、この親父。
落ち込んでるのかと思ったら元気そうじゃねえか。
美味けりゃまた来てやるか。
よし、じゃあ魔女探し再開だ。
この町の地理にも慣れとかなきゃねんねえしな。
とりあえずは駅の場所と……こっちには公園があるのか。
どこも大して変わらないな。
「………………」
公園、ねえ――。
小さい頃はよく遊んでたな。
ジャングルジムとかシーソーとか……。
懐かしいな。
教会に来る信者はたいてい家族ぐるみだったから、私ぐらいの子もけっこう集まってたっけ。
思い返すと当時は外で遊んでる時が一番楽しかったか。
家に帰っても――モモがいたからな……。
ま、今となっちゃどうでもいいけど。
少し公園内を歩いてみる。
こういう所はどこも似たり寄ったりだ。
砂場があって、遊具があって。
とりあえず近くにあるベンチに腰をおろす。
491 :
寂寥の渦:2011/11/14(月) 20:46:52.57 ID:/F5r+OmR0
青から赤に変わりかけた空を見ながら鯛焼きを齧る。
先に手に入れた和菓子はここに来るまでに食っちまった。
味なんてどうでもいいハズなのに魔法で手に入れた菓子よりも、
こっちの鯛焼きのほうが美味く感じる。
ヘンな感じだな。
どっちも真っ当な手段で手に入れたワケじゃないのに。
なんてつまらない事を考えていると、不意に袖を引っ張られた。
「ん…………?」
視線を落とすと、女の子が泣きそうな顔でこっちを見上げている。
5歳くらいか?
黄色の髪留めで短いツインテールを作っている。
「なんだ?」
威圧的にならないように声をかけてやる。
女の子は目に涙を溜めて、
「ママ、どこか行っちゃったの……」
震える声で言った。
ああ、なるほどね。
「おいおい、”どこか行った”のはあんたのほうだろ?」
ったく、こんな小さい子から目離すなんて、どんな親だよ。
「ほら、泣くな。泣いたってママは見つからないぜ」
「うん…………」
迷子ねえ――。
交番にでも任せりゃ手っ取り早いんだろうけど。
あそこはちょっと苦手だしな……。
「ママとはどこではぐれたんだ?」
「あっちのお店がいっぱい並んでるとこ」
「……商店街か。おおかた人混みに揉まれたね?」
しょうがないか。
まだ日は昇ってる。
魔女狩りには早い。
「よし、じゃあ私が探してやるよ。あんた、名前はなんていうんだ?」
「ほんと!? いっしょに探してくれるの!?」
私が言うと女の子はパッと目を輝かせた。
おいおい、さっきまで泣きそうだった奴の顔じゃないだろ。
「ああ、どうせ暇だしね」
「あたし、ゆま!」
「うん? ああ、あんたの名前か」
「おねーちゃんは?」
「私は…………」
名前を訊いておいてなんだけど、ここで私が答えてもいいのか?
別に問題はないか。
どうせこいつの母親を見つけたら、そこでさよならだ。
それにこのくらいの子だと、見聞きしたものもすぐに忘れちまうだろう。
「私は杏子だ」
「キョーコ?」
「そう、さっさと忘れちまいな」
さてさて、ここでこうしている時間はない。
こいつの母親も心配してるだろうしね。
「とりあえずママとはぐれた場所から探してみるか」
そう言うと、ゆまはにこりと笑った。
嬉しそうな顔しやがる。
私は袋からカスタードの鯛焼きをとって、ゆまに渡してやった。
「ほら、これでも食ってなよ。食い終わる頃にはめでたくママと再会さ」
ゆまは鯛焼きをまじまじと見つめて、
「ありがとう、キョーコおねえちゃん!」
尻尾から食らいついた。
ちょっとだけモモに似てるな……。
あいつはもっと人見知りするタイプだったけど。
今夜はここまでです。
それではまた他日に。
>>465 人魚もユニコーンもさやかのことを指してるのかもな
自分もそんな気がしてきた
乙。
>>486 このAAを見ると、入ってるようにしか見えないっ…!
>>492 杏さやスレで忌み嫌われてるゆまを出す無謀なあなたに乾杯
べつに嫌われちゃいないだろ
>>492 乙!
まさかのゆまちゃん登場で、続きが楽しみです
>>498 俺ははっきり言って嫌いだ
杏さやへの不純物がゆま
いまだに関連スレとしてゆまスレがテンプレに入ってるのはいつもの人の所行だろう
アンチは肥溜めに落ちて消えればいいと思うよ
杏さや親子という流れはいいなぁ。
まぁ、言葉は悪いと思うけど
ゆまに関してどんなコメントしてもこのスレじゃ何物にもならん気はする
ただ共通の認識としてゆまが娘と決めつける反応を見せるのは
まぁ色んな人もいることだし、もう少し控えめに…
個人的には大いにOKだけどさ
杏子が親で小さいさやかを育てる
子育て奮闘記はまだですか?
ゆま「どんなお願いでもいいの?」
QB「なんだって構わない。どんな願い事でも叶えてあげるよ」
ゆま「それじゃ…」
ゆま「キョーコとさやかお姉ちゃんが結婚して、ゆまのパパとママになってくれますように」
QB「君の願いは叶えられた。これが君のソウルジェムだ。
さあ、二人の所へ行ってごらん」
杏子「何だ、この紙?」
さや「婚姻届…? ちょっと、これ受理されてるじゃない、いつの間に?どういうこと?」
杏子「わけわかんねえ、説明してくれ」
さや「あたし達、公式に夫婦になったんだよ…」
>>504 杏子が魔力使い果たしてちっちゃくなって
しゃやか〜になるという流れならば知ってますよ!ソースは脳内。
ゆまちゃんかわいいだろ!
杏さやゆまで幸せな親子みたいになってくれればいいのに
>>500 落ち着け。いつもの人におどらされんなよ。
>>506 そういう妄想何度もしたわ。自分に文章力が無いのが悔しい。
杏子は子育てうまそうw
杏さやっつーよりほむさやだったので読むのを断念した
さや母「お帰り、さやか。それから杏子ちゃんも」
杏子 「ど、どうも」
さやか「…………」
さや「父さんも母さんも普通に受け入れてるし…」
杏子「なあ、これどういう事なんだよ」
さや「あたしが知りたいよ!」
さや「ちょっと状況を整理してみたよ」
・さやかと杏子は結婚して、美樹家に住んでいる。
・さやかの両親も、杏子を娘の婿として、家族として受け入れている。
・既に役所に受理されていて、正式な夫婦になっている。
別に日本の法律が変わったわけではない。何故受理されたのか全く不明。
・二人の間には、ゆまという娘がいる。
杏子「なあ、さやか…」
さや「ねえ、杏子…」
杏子「別にこのままでもいいよな…」
さや「うん。深く追求するのはやめよう…」
杏子「それじゃ改めて…、絶対幸せにするからな、さやか」
さや「ずっと一緒にいてください、杏子」
Happy End
さやかの母さんは肝っ玉母さん系がいいがアニメは上品そうな母さんだったな
ゆま叩きは連れ子を虐待する継母=腐女子の匂いを感じる
マミさん信者のゆま叩きもはいってるのかな?
>>516 すぎゃあああああああああああああああ
なんかかわいいな。
からあげの臭いがすると思ったらやっぱりからあげだった
>>516 クリムゾンタービュランス以来超久々にこの人のイラストを見たけど相変わらずこの人が描く杏子はイミフで面白いww
>>516 杏子の妄想力が危険域にww
自分が花嫁なんだなww
杏子「美樹杏子か。悪くないね」
さや「佐倉さやか。うん、いい響き」
杏子「美樹だろ?」
さや「佐倉がいいよ」
杏子「それじゃあたしがマス夫さんみたいじやないか!」
さや「結婚して苗字が変わるのは女の子のロマンなの!」
杏子「それじゃあたしだって同じじゃねぇか!」
さや「あんた女の子ってガラじゃないでしょ!」
杏子「てめぇ!」
さや「やるか!」
ゆま「ふぇ、うぇぇぇぇん、けんかしないでよぉ」
杏子「ゆ、ゆま…」
さや「ゆまちゃん…」
QB「ひどいな君たちは。ゆまは君たちが夫婦になる願いで僕と契約したんだ。
君たちが夫婦喧嘩すると、ゆまが絶望することになる」
ゆま「うぇぇぇぇん、ふぇぇぇぇぇ」
杏子「くっ…さやか、好きだ!」
さや「!!」
ちゅうううううっ
…………
………
さや「ば、馬鹿、ゆまちゃんの前で…」
杏子「ゆま、あたしら喧嘩ばっかしてるけどさ、お互い大好きだからなんだぜ。
そうだろ?さやか」
さや「うん」
さや「それじゃ、お互いの苗字を一時ずつ取るってのはどう?」
杏子「悪くないね」
杏子「美倉…てのはどうだい?」
さや「佐樹…てのはどう?」
杏子「………………」
さや「………………」
杏子「なんだそりゃ、スケバン刑事かよ!」
さや「なにそれ、カプセル怪獣?」
ゆま「けんかしないでぇ」
QB「やれやれ、先が思いやられるな…」
今度こそEND
スケバン刑事知ってるって本当に現在の中学生かww
魔女狩りにいく旦那(杏子)と見送る嫁(さやか)
さや「気をつけなさいよね」
杏子「ああ、行ってくる」
ゆま「パパ行ってらっしゃい!」
ここまで考えた
スケバン刑事を放送していた頃は生まれていないぞ
さやかはともかく杏子はスケバンの格好が似合いそう
さやか「おはよっ、まどか」
まどか「おはよう、さやかちゃん」
仁美 「おはようございます」
さやか「仁美ぃ、最近恭介のやつ、どう?」
仁美 「あいかわらずですわ。私とヴァイオリン、どちらが大事なんでしょうか…」
さやか「あーあ、やっぱりか。苦労するよ、あいつには」
仁美 「お好きな方とご結婚できたさやかさんが羨ましいですわ」
さやか「いやーもう、杏子ったら、本当にゆまちゃんに甘くってさー」
まどか「もう、その話は何回も聞いたよぉ」
さやか「それでさ、杏子のやつ、あたしがゆまちゃん抱っこすると、さやかーあたしもーなんて」
ほむら「教室でのろけ話は感心できないわね、美樹さやか」
さやか「いいじゃん、あたしが結婚したことはクラス全員が知ってるから」
ほむら「御覧なさい、皆、あなたののろけ話にあてられてしまっているわ」
ほむら『だから、ここからはテレパシーで話すのよ。
美樹さやか、どうやって女の子同士で結婚できたのか、是非聞きたいわ』
まどか『ほむらちゃん、なんで私を見るのかな…』
マミ 『私も聞きたいわね』
さやか『マミさんも聞いてんの? まいったなー。それじゃ、まずは二人の馴れ初めから…』
やばい、久々に妄想にブーストかかった。止まらない。
ゆま可愛いじゃん
杏子は気に入ってる、さやかもたぶんに子供好き。
3人に何の障害があるのか
たっくん呼びからして子供は好きなんじゃね
嫌いなら愛称で呼ばないだろ
>>523 >>529 乙乙
この二人は表向きは喧嘩してるけど、その実惚気てるこう言う感じのが微笑ましいw
5人の中で、さやかが一番若奥様にみえる
特に、ゆまと一緒のイラストや小さな子と一緒にいるシーンを
想像すると母子のイラストにみえてしょうがない
千歳ゆまですが最近キョーコとさやかおねーちゃんがいつもプロレスごっこをしています
なんてこった!!
妄想族を自負するこの俺が
>>529を見るまでテレパシープレイの可能性を失念していた…
初心に帰って一から妄想しなおそう…
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/15(火) 19:42:31.84 ID:iTqFRk060
さやかに兄弟とかいるんだろうか?
どうも一人っ子っぽいけど
なぜか俺の中では子供の世話焼いてるのが似合うさやか
ゆまさやもいいな
>>539 むしろさやかは男兄弟がいるとおもう
女の一人っ子でボーイッシュ路線にいくのって不可能だから
一人っ子は独自の雰囲気を持っている子が多いからな
社交性もそれほど高くない人が多い
ほむほむとかが一人っ子かも
一人っ子だから〜とかレッテル貼りすんのは頭固すぎ
そんな私は四人家族w
杏子とさやかって星座なんなんだろ?
二人だけの秘密の星座を描こう〜
>>542 一人っ子は競争しなくてもいいからマイペースになっちまうんだよ
ショタボーイ風のさやかだとお兄さんがいそうだな
一人っ子ならそもそも男の子の服とか男の子のおもちゃなんて与えないもん
お兄さんのおさがりの服だなあれは
さやかの部屋がやけに広いのは元々は兄との二人部屋で
兄が成人して出て行ったから一人部屋になったと考えると納得いく気がする
単純にあの世界の地価が安いのかもしれないけど
杏子が妹でさやかが兄っていうのはいいなww
資料を見ると、杏子が意外と小柄な件。
実はまどかと同じぐらい?
さすがにまどかほどは小さくなくね?
まどかいっつも他より頭半分は小さいし
ほむらやマミさんと同じくらいでしょ
絶妙な身長差なんだよね きもちあんこが小さいくらい
個人的に相対身長差がもう+10cmくらいあると
というかaikoのカブトムシで歌われてるくらいが理想なんだが…
まあどうせ妄想だしねつ造してもいいよね
>>549 どこの資料だ?
杏子はさやかの次に大きい設定だったと思う
つかこの2人は160cmくらいでそんな差が無い
>>544 さやかがうお座だとすると星座占いとイメージから杏子ささそり座かな?
杏子は獅子座って感じ
杏子は蛇遣い座を推したい
>>550 まどかは152だったとおもう
杏子とさやかは2・3cmくらいしか変わらないよ
ダントツで高いのが仁美だった
あっ誤字ってた。さやかはおとめ座もありかも
>>492 続きはまだですか?
ここからどう杏さやに繋がるのか
続きはもう少しお待ちください。
一人称の文章は苦手なものでなかなか進まず……。
不恰好になるくらいなら途中からでも三人称にしてやらふかと考えております。
杏子は変身すると背が伸びるらしいので一粒で二度美味しい設定
それってマジックブーツ…ゲフンゲフン
>>560 焦らなくていいですよ。期待して待ってます
仁美>さやか>マミ≧ほむら≧杏子>>まどか
身長比較こんな感じだっけ。マミさん変身前だとヒール高いとかなんとか
ポニテブーツで稼いでる杏子がさやか宅にお呼ばれすると身長差が生まれるのか
565 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/16(水) 01:36:00.36 ID:eC+qaKL20
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
10. Dies irae
SS予定は無いのでしょうか?
>>564 へえ仁美ってそんなに高かったのか。
杏子の頭をなでなでするさやかが見たい。
杏子って一家心中前はおしとやかなイメージがあるけど
ドラマCDでは落とし前つけるとか言ってるんだね
聖職者の娘とは清楚じゃなくて腕白なタイプかな?
お父さんはイスカリオテの出身ですから
猫被り系の子かもしれない
>>564 杏子はほむらとマミさんよりでかかったよ
さやかの次に大きかった
>>571 PN確認したわ。確かにほむらよりは高かった。すまん
大雑把な数値表記あったこと思い出したから改めて
詢子さん(まどママ)・仁美が160〜165
さやか 158〜160
マミさん 156〜159
杏子 156〜158
ほむら 155〜158
和子先生 155〜157
まどか 152(100質問じゃ150未満的なこと仄めかしてたのに)
このスレ的にはさやか>杏子って身長差だけあればいいかも
タツヤが100〜120だから、ゆまもそれくらいかな
>>568 契約後でハシャイジャッテるのと、白い目で見られることが無くなったのがあるのかも<腕白
逆に、アニメ回想での大人しそうなのは清楚より陰気なのかもしれん
友達いなかった的なことも言われてたし、イジメに遭ってた可能性も
マミさんが友達として家に来たのが初っぽいし友達いなかったってのが妥当なのかもね
怪しい宗教っていじめ、貧乏、母は病床、妹は半壊しかけ
こんなんで明るく振舞えってのは無理な話だわ
さやかと杏子の身長差は2cmくらいしか無かったとおもう
ポニーテールでさやかより大きくなるって感じ
アニメだとむしろ杏子の方が背が高い描写が多かった気がするからな
ブーツにヒールがあるから外にいるとさやかと同じくらいになるんだよ
加えてポニテがあるから高く見える
まああのブーツはヒールそんなに高くはないだろうな
ヒールが高いととてもあんなダンスなんてできないし
そこは魔法少女ですから。
579 :
寂寥の渦:2011/11/16(水) 21:10:26.19 ID:5bOeSlc00
・
・
・
・
・
ゆまの母親は1時間もしないうちに見つかった。
聞いたところでは商店街ではぐれてからずっと近くを探していたらしい。
買い物に夢中だからって子どもから目を離すなよ。
「本当にありがとうございました! なんとお礼を言えばよいか――」
どうしてもお礼がしたいと母親が言ったが、あまり関わりたくなかった私は
気持ちだけ受け取っておくといってその場を離れた。
別に何か見返りを期待してゆまに付き合ったワケじゃない。
ただちょっと気になったってだけだ。
もう顔を合わせることもないだろうし、道ですれ違っても互いに気付かないに違いない。
あまり人と関わってもロクなことがないんだ。
付き合いはこの程度にしておいたほうがいい。
「キョーコおねえちゃん! ママを探してくれてありがとう!」
そう言ってゆまは私の足に飛びついてきた。
子どもってのはストレートだよな。
今みたいにすぐに感情を表に出すんだ。
「これ、おねえちゃんにあげるっ!」
ゆまが髪留めの片方をはずして差し出した。
小さくまとまっていた髪がばらりと崩れる。
こんなもの貰ってもしかたねえだろ。
何の腹の足しにもなりゃしねえのに……。
「……あ、ああ、じゃあもらっとくよ。今度は迷子になるんじゃねえぞ?」
いつまでも受け取らないでいると、ゆまは今にも泣き出しそうな目で私を見上げた。
で、それを見かねて欲しくもないモノを貰う私か……。
なにやってんだろうな。
まあ、それでこいつが満足するんなら安いものか。
さて…………。
迷子の面倒を見てるうちに、すっかり陽が暮れちまったな。
ちょうどいい暇つぶしができたってワケだ。
運の良いことにドス黒い気配も感じる。
どうせ使い魔だろうけど――見物がてら行ってみるか。
……あのルーキーも動いてるかもしれねえしな。
ああいうバカは律儀に使い魔も相手にするんだろう。
美樹さやか、か――。
考えただけでムカつく。
あの満足そうな面を潰してやらなきゃ気がすまない。
恵まれてる奴に片手間に魔女退治なんてされちゃたまらねえ。
「………………」
ソウルジェムは大通りから離れて、薄暗い町の一角に結界を感じ取っている。
人目につかないところで法衣を纏った私は路地裏に踏み込んだ。
やっぱりね。
いかにも狡猾で小心者の使い魔が好みそうな場所だ。
そういうところには当然、魔法少女もやって来る。
――あいつだ。
前に見た時と同じように勢いだけで攻めている。
巴マミに成りきってるのか、無駄に何本も剣を出しやがって。
遊びのつもりか?
しかもなんだ、後ろにいる奴は?
ひょっとして独りで戦うのが怖くて付き添ってもらってるのか?
「ふざけやがって…………ッ!!」
体が熱くなってくる。
どうしようもない怒りが湧いてくるのを感じる。
ヤバいかもしれない。
580 :
寂寥の渦:2011/11/16(水) 21:12:03.23 ID:5bOeSlc00
私は残しておいた鯛焼きを乱暴に齧った。
冷えて固くなった生地には独特の苦味がある。
一緒に口の中に入った甘さが、少しだけ気分を落ち着けてくれた。
” 冷静でない今のきみでは――もしかしたら遅れを取るかもしれないよ ”
キュゥべえが言っていたのを思い出す。
フン、くだらねえ。
たとえ冷静でなくたってあんな奴に――。
私はそうしようと思いもしないうちに手にした槍に命を与えて、あのいけ好かない魔法少女が
投げ打つ剣を叩き落としていた。
「なにやってんのさ? あんたたち」
餡子の甘味は感じなくなっていた。
「見て分かんないの? あれ、魔女じゃなくて使い魔だよ。グリーフシードを持ってるワケないじゃん」
逃げ果せた使い魔を追おうとする新米魔法少女の喉元に穂先を突きつけてやる。
最初こそ練習済みの威勢のいい台詞を吐くが、たいていの奴はこうやってちょっと脅してやれば、
さっきの使い魔みたいに逃げ出すんだ。
「だってあれ放っておいたら、誰かが殺されるのよ!?」
「………………?」
こいつは……違うのか?
「だからさ、4、5人ばかり食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃグリーフシードも孕むんだしさ。
あんた、卵産む前の鶏締めてどうすんのさ?」
私は――。
いや、”違う”。
私はこんなことを言いたいんじゃない。
「魔女に襲われる人たちを見殺しにするっていうのっ!?」
「………………」
こいつは何を言ってるんだ?
「なんか大元から勘違いしてんじゃない? 食物連鎖って知ってる? 学校で習ったよねぇ……?」
喉が渇いた。
でも私はそれを食べるのを止めなかった。
私の口は勝手に動いてる。
勝手に……喋ってる……?
「弱い人間を魔女が喰う。その魔女を私たちが喰う。それが当たり前のルールでしょ」
動いているのはこの口だけじゃない。
私はいつの間にか、バカな魔法少女に詰め寄っていた。
どんな顔をしてるんだ、私は…………?
こいつは怯えたように後ずさる。
ああ、そうだ。
「あんたは…………!!」
どうやら本当に逃げ出さないようだね。
付き添いがここにいるんじゃ当然か。
「………………」
いけ好かないルーキーを追い詰めた私は、離れたところで不安そうに見ている少女との間に結界を作った。
見たところあいつは契約はしていないらしい。
だったら魔法少女とは無関係だ。
たとえ魔女狩りについてきたとしても――何の力もない奴を巻き込むのは気分が悪い。
「まさかとは思うけど、やれ人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談かますために――
あいつと契約したわけじゃないよね、あんた……?」
分かってるくせに。
キュゥべえから聞いて私は全部知ってるんだ。
こいつが何を願ったのか。
どうして巴マミみたいな戦い方をしたのか。
全部知ってるんだ。
581 :
寂寥の渦:2011/11/16(水) 21:13:02.84 ID:5bOeSlc00
――キュゥべえ?
なんでてめえは”そっち”にいるんだ?
魔法少女との契約はお前だけがやってるんだろ?
「だったら――なんだっていうのよッ!!」
どうやらこいつは私以上に気が短いらしい。
美樹さやかは手に余る剣を振りかぶった。
私の体はまた勝手に動いてその攻撃を押し留める。
力を入れる必要はないし、意識を集中する必要もない。
戦いが何かをまるで分かってないこいつが、たとえ全体重を乗っけて斬りかかってきたところで……。
それが私に届くハズがない。
「ちょっとさぁ、やめてくれない?」
身の程を弁えろっての。
もうこれで分かっただろ。
あんたじゃ私には勝てねえんだよ。
どうやってもね。
「………………!!」
それよりあいつだ。
キュゥべえ。
なんでてめえは私を止めなかったんだ?
なんでこいつに警告のひとつでも与えなかったんだ?
近い内にこうなるって――あんたなら分かってただろ。
なんで止めなかったんだ…………。
「く…………ッ!!」
ほらみろ。
てめえのせいで美樹さやかがこんな目に遭ってるじゃねえか。
契約したらそれっきりじゃなくて、ちゃんと面倒みてやれよ。
それにしても、こいつ――。
綺麗な目してるな。
まだ何も失くしてない奴の目だ。
巴マミの後継者のつもりか、正義の味方を気取ってる奴の――。
「遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ほんとムカつくんだわ」
思っていることが声に出ていた。
魔法少女ってのはこんな奴ばっかりなのか。
褒められたいのか、誰かに認められたいのか、他人のために無駄に奇跡を使って。
町のためだとか、世界のためだとか言って――。
そんな甘っちょろいことほざいてる奴が。
私は大嫌いなんだ!
槍を持つ手にちょっと力を加えただけで、美樹さやかは大きくバランスを崩した。
鯛焼きはいつの間にかなくなっていた。
私は再び槍に命を与えてあいつを吹き飛ばしてやった。
ちょっとは粘るかと思ったが、壁に叩きつけられたあいつは無様に転がり落ちた。
これじゃ食後の運動にもなりゃしねえ。
「ふん、トーシロが。ちっとは頭冷やせっての」
興醒めだ。
もともと魔法少女になりたての奴が抵抗してくるなんて思っちゃいなかったけど。
これであのバカも身に沁みて分かっただろ。
「今度またくだらねえ正義感振りかざしたりしてみろ。この次はこれくらいじゃ済まないよ」
身の丈に合った魔法少女をやってろ、ってことだ。
踵を返した私は結界を解こうとした。
だがそれより早く、背後で音がした。
取り敢えず今日はここまで。
展開が早く感じられるかもしれませんが一人称が苦手であることに加え、
投下向けに文量を少なく抑えているからで御座います。
まとめる際には得意のメタファーと敷衍を交えて、読める形にします。
すらすらと読める文章がいいね
長くても気にならない
文章うまくてうらやましいです
>>582 やっとさやかと出会ったww
続きが楽しみですw
>>572 それ初期設定らしいよ
つうかタツヤ3歳なのに100とかでかすぎだろwwww
杏さやはお互いの帰る場所なんだよね
タツヤ100cmってマジか
こりゃ将来3メートルは超えるな
杏子とさやかの身長差は以外に少なかったのね
相変わらず話が面白いですね
続きお願いします
モバゲーログインボーナスのミニアニメが杏さやだった
ミニキャラかわええ
でもどっちもしかめっ面じゃないか?そこがちょっと残念
モバゲーにも杏さや要素結構あるみたいだな。
先生「…ですから、女性の魅力というのは、ゆで卵の殻を
きれいに剥けるかどうかで決まるのではなく…」
さや『でさ、杏子って、ベッドじゃ基本されるがままなんだよね。もう可愛くって』
まど『さやかちゃん、授業中にそんな話は…』
ほむ『いいわ、続けて』
まど『ほむらちゃん、目が恐いよ…』
ゆま「すやすや…」
杏子「やっと寝付いたか」
さや「可愛い」
杏子「あたしらも寝ようぜ。さやかの子守唄聞いてたら、あたしも眠くなっちまった」
さや「何いってんの? こっからが夫婦の時間じゃない」
杏子「うぇ? さ、さやか?」
さや「せっかく結婚したんだからさ、ね?」
……………
………
……
さや「杏子のやつ、ああ見えてMなんだよね。いじめると凄い可愛い反応すんの」
まど「//////////」
ほむ「………////」
さや「ん? みんな、どしたの?」
まど「さやかちゃん、途中から口に出てた」
さや「え?…………」
先生「………美樹さん、あとで職員室に来なさい」
中沢「………俺、ちょっとトイレ行ってくる……」
仁美「………羨ましいですわ……」
>>582 乙です
さやかキタ━(゚∀゚)━
更に続きが楽しみになりました
>>595 ww
さやかちゃんのエッチwww
杏子 「風見野によく来たな。これがロッソ・ファンタズマさ。
あたしは遂にこいつらと一体になった……もう誰もあたしを止めることはできねえぜ」
さやか「杏子……あたしはね、面倒が嫌いなんだよ」
杏子 「おい! 人の台詞取るんじゃねえよ!」
私生活だとさやかが杏子をリードしてそう
さやかは一度火がついたら止まらない
>>595 妻になっても学校通うんだなww
>>598 さやかは5人の中で一番一般常識を持っていそうだから
一般常識なら、杏子以外は同じくらいじゃないか?
ある種で杏子は秀でてるとも劣るとも言えず未知数
知識として知っているというなら杏子もある
だが行動に伴わない
杏子の境遇で常識的に生きるのは不可能
くんくん…
なんだか臭いわ
きな臭い臭いがするわ
>>604 くんくん…
なんだか臭う
きなこの臭いがする
にみえた
正月の餅をきなこ派か砂糖醤油派かでケンカする杏さやか
さやかは餡子派だろJK
だれうま
気がつけばもう冬か…。杏子はあの格好じゃ寒いだろうから、さやかあちゃんが何か編んでくれるだろうな
さやか「へそ出しルックはお腹が冷えるからねー。
腹巻でも編んでみようかな。」
611 :
寂寥の渦:2011/11/17(木) 21:00:24.14 ID:PUdoP5pY0
「おっかしいなぁ。全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど」
すぐには立ち上がれない程度には痛めつけてやったハズだ。
異変を感じて私が振り向いた時には。
あいつは既に立ち上がっていた。
足元はおぼつかないが、それでもしっかり剣を構えて私を睨みつけている。
「さっさと帰りな、お嬢様。今回だけは見逃してやるからさ」
私はそっと手を振りながら言った。
「誰があんたなんかに――ッ!!」
挑発だと捉えたのか、あいつは一歩踏み込んで来た。
やっぱり魔法少女相手じゃこの技は通じねえか。
「やめとけよ。あいつの前で無様な姿を晒したいのかい?」
結界の向こうにいる少女がこいつとどういう関係にあるかは分かる。
ふん、なにが”魔女に襲われる人たちを見殺しにするな”だ。
だったらてめえはなんで、その一般人をこんな危険な場所に連れて来てるんだよ。
たとえば私が背を向けて、結界を解いたと同時にあの少女を刺し貫いたらどうする?
てめえはあの娘を守れるのかよ?
どうせ学校の友だちかなにかだろ。
その友だちひとり守れねえくせに、正義の味方ぶってんじゃねえよ。
美樹さやか――。
あんたは巴マミには成れねえよ。
絶対に成れない。
あいつは口だけじゃなかった。
ちゃんと力を持ってて、少なくとも私が見ていた限りじゃ信念に忠実だった。
「てめえとは違うんだよッ!!」
今度は私の方から斬りかかってやった。
本気を出すまでもない。
今まで戦ってきた魔女のほうがずっと強いハズだ。
だから私は手を抜いていた。
こんな奴に全力でぶつかるのは魔力の無駄だし、何より私のプライドが許さない。
生きるか死ぬかの戦いに、生半可な気持ちで入り込んで来た奴に――。
「くぅ…………ッ!!」
現実の厳しさを教えてやる、なんて優しさは私にはない。
ただ、気に入らなかっただけだ。
私がほんの少し動く度に。
槍の穂先が宙を走る度に。
美樹さやかは苦悶の表情を浮かべながら、それをかろうじて防いでいた。
ああ、これか……。
私は別にあの使い魔を庇ったワケじゃない。
マミみたいにたった1個のグリーフシードに縋る戦い方に拘泥っていたら、私だって魔女だけを狙っていた。
そうしなきゃ困るのは自分だからな。
でも、私は違う。
魔法の使い方を学んだ私は、いつも最小限の力で魔女たちを衝き伏せてきた。
おかげでグリーフシードの蓄えもある。
あんな雑魚1匹相手にしたところで、どうってことはない。
私は、ただ――。
612 :
寂寥の渦:2011/11/17(木) 21:02:10.69 ID:PUdoP5pY0
こいつの邪魔をしたかっただけだ。
あのまま逃げ回る使い魔を倒して、こいつがバカみたいに喜ぶ顔が見たくなかっただけだ。
「さやかちゃんっ!!」
背後からの叫び声に我に返る。
私の得物は赤く染まっていた。
穂先から滴り落ちる血液が、足元の水溜りを濁らせる。
少しだけ。
ほんの少しだけ息を切らしている自分に気付く。
美樹さやかは――。
相変わらず敵意に満ちた目で私を睨んでいる。
怯んでいる様子はない。
これだけ痛めつけられてるってのに、まだ立ち向かってくるのかよ?
諦めが悪いのか、それともただのバカか?
……しょうがねえ。
これで終わりにしてやるか。
ヘビのように撓る槍がぐるりと円を描いてあいつの体を絡め取る。
「…………ッ!?」
こうなっちまえば、もう相手はどうすることもできない。
さっきみたいに壁に叩きつけてやってもいいし、締め上げて全身の骨を砕いてやってもいい。
――いや、後者はナシだ。
今日のところはこいつの戦意を削ぐだけでいい。
圧倒的な実力差に絶望する顔が見たくてたまらねえんだ。
私は右手を捻って大きく外側に振った。
意思どおりに動く槍が美樹さやかを中空高くに持ち上げる。
「うあ…………っ!!」
重力に逆らって跳ねたあいつの体は壁にぶつかって背中から落ちた。
「ったく、大人しくて寝てりゃ痛い目に遭わずに済んだのにさ」
精一杯の皮肉を込めて吐き捨ててやる。
さっきのはかなりの衝撃だったハズだ。
私の声も聞こえていないかもしれない。
別にそれでもかまわない。
”話し合い”に来たわけじゃないんだしね。
さて、泣き面でも拝んで――。
「………………?」
私は一度は収めかけた槍を握りなおした。
ゆっくりと。
美樹さやかが動いた。
地面に手をついて、それを支えに上体を起こすところだった。
「おい…………」
何やってんだよ、てめえは。
もう分かってるだろ。
どうやったって私には勝てないって、その身に味わっただろ……。
立ち上がってくるんじゃねえよ。
あんたが立ち向かってきたら――。
私はまた”これ”を振るわなくちゃならねえだろ。
613 :
寂寥の渦:2011/11/17(木) 21:04:30.79 ID:PUdoP5pY0
「負けない…………」
なのに、このバカは。
「あんたなんかに…………!」
どうにもならねえのに剣を構えて、
「負けるもんかああぁぁぁッッ!!」
まだ私をどうにかしようとする。
「………………」
意気込みだけは買ってやるよ。
私じゃなくて魔女だったら、それで勝てたかもな。
でも相手が悪すぎるんだ。
あいつは真っ直ぐに飛び込んで来た。
私に負けたくないんだろう。
自分がやろうとしてることを邪魔されて頭にきてるんだろう。
でも、それは私も同じだ。
こいつは――。
私は最後の仕上げに取り掛かることにした。
ヘンに回復力の高いらしいこいつは、徹底的に痛めつけてやらなきゃ理解できないらしい。
やることは簡単だ。
こいつの戦い方は分かり易すぎる。
槍を地面に衝き立て、私はそれを支点にして高く飛び上がった。
「な――――っ!?」
ほら見ろ。
たったこれだけの事でもう狼狽してやがる。
背後に着地した私は収縮させた槍で薙ぎ払った。
あいつは慌てて振り向くが――遅すぎる。
「あ…………っ!?」
互いの視線が交わる前に走った銀色の光が。
美樹さやかの足を斬った。
真新しい傷口から真っ赤な血が流れる。
私はできるだけそれを見ないようにして詰め寄った。
深手を負い、蹲った美樹さやかの手に剣はない。
ここにきて、こいつはようやく私が見たい顔を見せてくれた。
怒ってんだろ?
私が憎いんだろ?
なのに私に指一本触れられない、無力な自分を認めたくないんだろ?
ざまあみろ。
正義だの、人助けだの、くだらねえこと言ってるからこうなるんだ。
「終わりだよッ!!」
そうだ。
このまま――。
この槍があいつを貫けば。
ずっと抱えてた、このどうしようもないイライラも消える。
穂先があいつの胸元にまで迫った瞬間。
――私は目を閉じた。
今日はここまで。
次回の投下は次週となります。
それではまた。
>>614 乙です!
相変わらず物語りに引き込まれる
次回のさやかがどうなるのか気になる
話も文章も上手いなんてうらやましいっす!
お褒めに預かり恐縮至極です。
絵は全くダメなので変わりに文筆方面を研鑚していました。
各種コンクールに応募してもせいぜい二次止まりの拙筆ですが、
スレの殷賑の一助にでもなれば幸甚至極です。
>>618 さや「えっと…恐縮至極?幸甚…至極?
な、何これ、読めない」
杏子「さやか いず べりー ふーりっしゅ」
ゆま「どういう意味なの?」
杏子「さやかがすげー可愛いって意味さ」
>>618 いつも楽しく読ませてもらっています
強いやさぐれ杏子やズタボロさやかに萌えてしまう
>>620 さやか〜ww
>>620 これはさすがにわかるだろうから
その場は知らないふりして切りぬけて
後々になってからぶり返して責めだしそうだ
>>593 仲良しバカップルもいいが、まだお互い距離感を掴めずつい喧嘩腰になってしまうのもまたいい
ニュータイプのまどか記事を読むと今年の1月にはまどかの続編の話は進んでいたんだ
いままで続編はないと至る所で言われていたのはなんだったのかw
3本創る映画の新作の1本はやっぱりまどかが帰ってくるのかな????
となればさやかも帰ってくる。。。
まどかだけ帰ってきたらさやかもさやかファンが可哀想すぎるよ
2本の総集編のほうはストーリーは変わらないのは明言されてるけど
新規絵+いまは声は全部新録するから新たな杏さやが期待できそう
>>627 今年の1月って、始まったばかりじゃないかwwww
さやか=大石
杏子=原
これは鉄板
>>629 関係者の製作秘話は、基本的に話3割ぐらいで聞いておくべきだよな
こちらには調べる術がないとはいえ、1月で続編企画はマミ死亡の反響が大きかったとはいえ、話3割と言う感じ
杏さや成分あるといいな
ほむまどが主題とはいえ、まどか再登場があるならさやか再登場もあるはず
さや母「あら、杏子ちゃん、ゆまちゃんとおでかけ?」
杏子 「ちょっと散歩に行ってくるよ、義母(かあ)さん」
さや母「まあまあ、かあさんだなて、何だか嬉しくなっちゃう」
ゆま 「いってきまーす、お婆ちゃん」
さや母「お、お婆………」
作業員「おーらーい、おーらーい、すとっぷ」
配達員「ちわーす、○○急便です」
営業 「はい、○○商事の△△です」
杏子 「……………………」
杏子 「このままじゃ居候同然だからな。何か仕事でもすっか」
ゆま 「キョーコ、お仕事するの?」
杏子 「前にコンビニでバイトしたことあるんだけどな」
店長「佐倉さん、この棚にある弁当は全部廃棄ね」
杏子「弁当を廃棄!? 食い物を粗末にするんじゃねえ!」
杏子 「1日でクビになった」
ゆま 「……キョーコは悪くないよ」
杏子 「魔女探ししながらできる仕事…何か無いかな」
杏子 『さやか、起きてるかー』
さやか『へ? き、杏子??』
ゆま 『えへへ、ゆまもいるよー』
さやか『テレパシーが届くってことは、あんた、学校の近くにいるの?』
先生 「美樹さん?」
さやか『ていうか、いきなり「起きてるかー」って何よ、まるであたしがいつも居眠りしてるみたいじゃん』
まどか『さやかちゃん、さやかちゃん』
さやか『何? あ…』
先生 「美樹さん、どうしたんです?さっきから窓の方をきょろきょろと」
さやか「いや、その、なんでもねえです、はい」
杏子 『どうした? さては怒られたか』
ゆま 『さやかママ、おこられたー』
さやか「あーもう、うっさい!」
先生 「何がうっさいんです?」
さやか「その、ちょっと耳鳴りがしたかなー、なんて」
さやか『で、何しに来たの』
杏子 『散歩だよ。さやかも来いよ、今日は最高の天気だぜ』
さやか『ちょっと、馬鹿いわないでよ、今、授業中だよ?』
まどか『さやかちゃん、前、前』
先生 「美樹さん、さっきからだいぶ落ち着きがないみたいだけど、具合でも悪いの?」
さやか「あ、いえ、どうってことないです、はい」
ほむら「先生、美樹さんは具合が悪いそうです。保健室で休息をとるべきと思います」
先生 「あら…それじゃ、保健係に…」
ほむら「一人で大丈夫ね?」
さやか「う…うん」
ほむら『これは貸しよ、美樹さやか。杏子と存分に乳くりあってきなさい』
さやか『悪い、恩に着るよ』
さやか『ていうか、乳くりあいって何よ』
さやか「杏子ー」
杏子 「よう、出てきたな」
さやか「ごめーん、待った?
…とでも言うと思ったか、ボケェ!」
杏子 「なんだよ、いきなり!」
さやか「それはこっちの台詞だよ!授業中いきなり連れ出すなんて、何考えてんのよ!」
杏子 「授業ったって、どうせ舟漕いでたんだろ!?」
さやか「あんたが寝かしてくれないからでしょ!」
杏子 「誘ってくんのはさやかの方じゃないか!」
ゆま 「けんかしないでよぉ」
まどか「さやかちゃん、教室まで丸聞こえだよ…」
ほむら「貴方はどこまで愚かなの…」
いい夫婦だw
カレンダーって書き下ろしなのかな?
まあ表紙だけでも一年飾っとけからどっちにしろ買うけど。
とふと思って調べてみたら七枚らしい。二ヶ月に一枚ってことか。
暦表、壁掛けと卓上の二種類あるやうですね。
絵柄はそれぞれ違うのでせうか?
>>637 多分中身の絵は同じかと。書き下ろし分あるなら杏さやあるんだろうけどなぁ
壁掛けだか卓上だかどちらかは8枚じゃなかったっけ
1枚あまりが出るのはなんでだろう
卓上が8枚だね。まあ卓上だけ絵が多いって事は無いと思うけど。
でも既存絵だけでも季節感あるやつは冬以外はそろってるからな。
既存絵の可能性が高い。表紙があれだから買うけど。
お茶目なマミさん渋タグ数調査2011年11月19日
今回も我らがマミさんの不肖の弟子であるさやかが大躍進でTOP!!
勢いは、さやか157>>まどか126>杏子109>ほむら100、マミさん100
今回はほむらと共に最下位です(つД`)
でももう一人じゃない…暁美さんがいるもの
続いて渋まどか☆マギカカップリングタグ数ランキング
マミさんのカプは今回も3位につけています!
500まで年内到達をめざしていきましょう!!
ほむまど/5,830
杏さや/5,257
マミまど/451
マミほむ/379
ほむあん/302
ほむQ/299
マミあん/291
さやまど/277
ほむ×ほむ/172
キュウマミ/168
恭さや/108
まどあん/101
ほむさや/68
タツほむ/61
マミさや/57
杏ゆま/43
キュウまど/39
ゆま杏さや/31
シャルマミ/23
仁さや/21
杏シャル/13
ゆま杏マミ/9
杏仁/8
仁まど/6
おりキリ/4
きょうきょう/2
参考
まどほむ−ほむまど/638
さや杏−杏さや/167
644 :
寂寥の渦:2011/11/19(土) 21:00:22.39 ID:sbmFVmXD0
・
・
・
・
・
感触は、ない。
刺し貫いた時に特有の、指先から手首に走る衝撃がなかった。
「どういう……ことだ……?」
ゆっくりと目を開けた私は、そこに誰もいないことに気付く。
赤く染まった穂先は何もない空間を突き刺していた。
気配を感じて振り向く。
「そこまでにしてもらえるかしら?」
見慣れない奴がいる。
何者かはすぐに分かった。
いつかキュゥべえが言っていた、イレギュラーだ。
美樹さやかはそいつのすぐ後ろにいた。
何をしやがった?
あいつは確かに私の前にいたハズだ。
あの足の傷で、しかも一瞬で動けたとは思えない。
「てめえの仕業か……?」
「ええ――」
長髪を掻き揚げたそいつは表情も変えずに答えた。
そうか、この町の魔法少女は手を組んでるんだな。
ルーキーの危機に駆けつけたってところか。
弱い奴はそうやってすぐ群れたがる。
群れれば強くなれると勘違いしやがる。
「またあんたかよッ!」
美樹さやかは肩で息をしながら立ち上がった。
助けてもらった奴に言う台詞じゃないな。
そう思ってると、
「邪魔するなっ!!」
何のつもりか、あいつはイレギュラーに斬りかかった。
いや、斬りかかろうとした。
どうなったのか、私にもすぐには分からなかった。
いつの間にかあの得体の知れない魔法少女が美樹さやかの後ろに回りこみ、何かをした。
どうなってる……?
「てめえ、一体どっちの味方だ?」
状況がまるで掴めない。
なんであいつは気絶してる?
イレギュラーが割って入ったのは美樹さやかを助けるためじゃなかったのか?
私は無意識のうちに結界を解いていた。
「さやかちゃんッ!!」
あの少女はそれを待っていたように美樹さやかの元に駆け寄った。
「大丈夫、気絶してるだけだ」
足元でキュゥべえの声がした。
だがそっちに目を向けることはできない。
冷たい目で私を見ているあの魔法少女には妙な威圧感がある。
華奢だし、どう考えても戦いじゃモノになるようなタイプじゃない。
「あんたは――」
「私はどちらの味方でもないわ。強いて言えば冷静な人の味方で、無駄な戦いをするバカの敵」
「………………」
「あなたはどっちなの、佐倉杏子?」
「………………?」
645 :
寂寥の渦:2011/11/19(土) 21:03:28.44 ID:sbmFVmXD0
この程度じゃ動揺はしない。
私の名前を知ってるのは――足元をうろちょろしてるこいつに聞いたからだろう。
もしかしたら相手はただ冷静を装っているだけかもしれない。
「さあ、ね」
突き出した槍の先端はぶれることなくあいつの胸元を捉えている。
これならあいつ自身が言ったように、自分から”バカな真似”はしないだろう。
「………………」
「………………」
どうも魔法少女になって日が浅い、ってわけじゃないらしい。
構えもしないのは余裕か? それとも開き直りか?
「なにが目的だ?」
「別に……この無駄な争いを止めたかっただけ。あなたこそ、何が狙いなの?
美樹さやかを下したところでメリットがあるのかしら?」
キュゥべえみたいな奴だな。
それにこいつの眼……。
たしかに冷たいっていう印象だが、それよりも何もかも諦めてるような感じだ。
油断は禁物か。
美樹さやかがああだった分、こいつの不気味さが際立つ。
「フン、ケチがついちまった。今日のところは降りさせてもらうよ」
もちろん、一戦交えてやってもよかった。
ルーキー相手じゃ準備運動にもならなかったから、こいつで発散してもよかった。
ただ――。
癪だが”無駄な戦い”という言葉には賛成だった。
手の内の見えない相手とやり合っても、こっちが得られるものは少ない。
それに、だ。
もしこいつが美樹さやかと違うタイプの魔法少女なら、それこそいま争う意味は薄い。
この町を縄張りにする当初の目的は変わらねえが、こいつの事はもう少し調べたほうがいい。
キュゥべえを問い詰めるか。
「賢明ね」
イレギュラーは目を細めて髪を掻き揚げた。
ふん、挑発のつもりか?
そんな幼稚な誘いに乗るのは、そこで気絶してるバカくらいのものだ。
取り敢えずここにいる理由はなくなった。
槍を壁に衝き立て、それを支えにして私は路地裏の崖を伝って登っていく。
その最中、あいつから目を離さないようにした。
ああいう物静かなタイプはたいてい狡猾だ。
口が巧いか、そうじゃなきゃ最初は卑屈に振る舞って相手を油断させるんだ。
「………………」
美樹さやかは。
そのどっちでもなかったな……。
愚直っていうのか、バカみたいに真っ直ぐな奴だった。
ビルの陰で法衣を解いて雑踏に紛れる。
私はポケットに忍ばせていたスナック菓子を噛み砕いた。
646 :
寂寥の渦:2011/11/19(土) 21:05:17.83 ID:sbmFVmXD0
イライラが止まらない。
自分が何にムカついているのかも分からない。
ただ、無性に腹が立った。
通りを行き来する奴らが。
何も知らないで、歩いているだけの奴らが少しだけ憎くなる。
私は誰にも認められない処で戦っているっていうのに。
魔女を片付けたって誰も喜ばないし、誰も褒めてはくれない。
口付けを受けた奴は結界に誘い込まれる前後の記憶を持たない。
だから誰も知らないんだ。
魔法少女がいることも。
魔女がいることも。
私たちが戦ってることも。
「いや――」
知らないほうがいいのか。
ああ、そうだ。
”知らない”ほうがいい。
「それにしても、あいつは一体何者だ……?」
あちこちにいる魔法少女はキュゥべえを通して、ある程度の繋がりを持っている。
巴マミが命を落としたことも、その後に美樹さやかが契約したことも、あいつが教えてくれた。
あの感情のなさそうな奴が私にだけ情報をくれるとは思えない。
同じように他の連中にも適度に接触しているのだろう。
なのにあいつは、あのイレギュラーだけは敵視しているようだった。
ハッキリとは言っていないが煙たがっているような――。
まあ、誰が相手でも負ける気はしねえけど。
「………………」
負ける?
あいつに――?
私はやっと理解した。
さっきから収まらなかったイライラの理由が分かった。
私はあの得体の知れない魔法少女との戦いを降りた。
勝ち目がないからじゃない。
戦うのが無駄だと思ったからだ。
でも、美樹さやかはそうじゃなかった。
あいつはどうやったって私に勝つことはできなかった。
なのに逃げようとしなかった。
それどころか何度叩きのめしても立ち上がってきやがった……。
負けたのは――私のほうだったのか……?
あいつが私だったら、イレギュラーとの戦いは避けたのか?
それとも後先考えないで突っ込んで行ったか?
「クソ…………ッ!!」
あの時、邪魔さえ入らなかったら――。
私は残りの菓子を口の中に流し込んだ。
考えれば考えるほど、私の心は掻き乱される。
次週と申し上げましたがキリのよいところでここまで。
これを書いている間にまたひとつ、SSのアイデアを思いつきました。
(またミキキョウコになってしまうのですが、今度は悲惨な展開です)
どうも僕の中では杏子は実娘ではなく、子宝に恵まれなかった佐倉家の里子で
モモの誕生とともに虐遇される――というイメージガ付き纏っているやうで……。
それではまた。
来週のこの時間、僕は夜行バスの二階席で睡魔の理に導かれている事でせう。
乙
次週からも楽しみにしている
来週のオンリー行ける人は杏さやを楽しんできてね
渋まどか☆マギカカップリングタグ数合計
マミさんは1,400の大台に近づいてますよ〜!!
ほむら/7,111
まどか/6,704
杏子/6,057
さやか/5,821
マミ/1,376
上条恭介/110
千歳ゆま/83
志筑仁美/37
ヨツクロさんは来週のイベントに出ないのかな。
「私たち結婚しました」にインスピレーション受けまくりで
杏さや夫婦+娘ゆまネタ書き始めたんだけど。
出てないっぽいね。冬コミ前だし全体的に前より参加者少ないな
さすがに冬コミの一ヶ月前というスケジュールは厳しかったか…
でも行きますよ。
杏さや本の入手だけでなく、杏さや好きな皆さんの雰囲気に触れたい。
オンリーはどこ見ても自分の好きなものがあるまさに理想的環境だからね。
俺も楽しみたい
来週オンリーあるのか
知らなかった・・・
サヤカの国のキョーコ姫
>>657 サラダの国のトマト姫ってありましたね。ハドソンだっけか。
さやかの国さくらの少女
美の樹の国のさくら
・・・大分無理があるなw
>>666 エロいっつーか母親に甘える子供のようだ
ミルク欲しがる子猫のような
家族亡くしてずっと独りだったからね…
>>666下
さやか「目瞑って自由に責めさせたんだけど、あいつ、ずっとおっぱい吸ってばっかだったよ」
ほむら「ほむっ、ほむっ」
まどか「ほむらちゃん、なんか鼻息が荒いよ…」
>>647 長文SSはロダに上げてくれ。最低限の常識を持って行動してくれ
>>662 さやかがツンかと思ったら
両方デレだった・・・だと?
>>647 俺もロダにupを希望
言いたくはないが読み飛ばすのが困難な長文を書き込まれるのは苦痛です
読みたくもない同人誌を強制的に読まされるかのようです
>>674 取り合いみたいな絵はいいと思う。
杏子総受けかぁ。
パソコンでも読み飛ばせないよw
一画面超えた長文は読み飛ばせない
それが数レスも続いたら・・・
レス番も飛ぶから話題も中断される
SSはロダにUPが好ましい
言っても無駄でしょうね。なにが悪い正義は我にありでますますSSを連投してきそう
無駄だろw
そのうち何が悪い〜SS投稿賛成〜なんてレスを連投してくるぞ
渋タグ数荒らしが分断されて荒れるいつもの人w
647さんGJです
やっぱり来た
マミスレの住民なのか知らんがなんだかな
安心して杏さや話をしたいもんだ
触れるな触れるな
ありがたいことに文体からそうわかるんだから
黙ってNGして杏さや話すればいいじゃないか
じゃあ杏さやしましょって感じで。
ポッキーの日は結構庵さやポッキーネタが多かったんじゃないかね
じゃあ杏さやしましょって感じで。
ポッキーの日は結構杏さやポッキーネタが多かったんじゃないかね
ポッチーはみずほ先生、
ロッキーは杏子。
クリスマスにはさやかが本場の聖誕祭体験して、大晦日には杏子を家に呼んで年越しそば食べてればいいよ
そしてそのまま姫始めへ…
>>676 杏子は攻めには弱いよ
さやか(教会)にもまどか(9話)にもゆまにも正面攻撃されたら全部押し負けてる
実戦でも守りに入ると弱いタイプだから仕方ないね
>>688 正確には真摯な邪心のない正面攻撃には押し負けるだな
マミの説得(ドラマCD)や話(おりこ)は効かず、ほむらの共闘の誘いは余裕を持って応対してる
>>690 じゃあ杏さやがイチャイチャして杏子が攻めでエントロピーする展開になったとしても
さやかのタフさのせいでいつしかリバースして受け側エントロピーになってしまうのか。
>>690 自分は精神的な攻防でのこと言ってるので、物理的な攻防だと実体のある分身の出来る杏子には
いくらさやかがタフでもかなわないだろう
キスされて息をちゃんと吸えない状態で前後左右から分身達に攻められたら・・・ね
>>692 ま、それは分身が作れる状況ならばの話だが…
アニメ版みたいにロッソなんたらできない状態ならさやかに攻め側に回るのはこんなんだろうな。
世界改変後は杏子は自分を卑下してないので分身が使えるだろう
しかしその分身さえも超えて(ry
分身を片っ端から捌き切りそうなのがさやかの恐ろしいところ
ロッソファンタズマ解禁!
さやか「凄い、あんた、こんな技が使えたんだ。
えへへ、ちょっと惚れなおしたよ。ちゅっ」
杏子 「おーい、本体はこっちだ」
>>690 そりゃ、
後輩扱いで上から目線のマミ&こっちを疑ってるマミ&何かを隠してるのがありありほむらのでは
攻めに入っても杏子にはどうということはない
さらりと交わすか跳ね除けて終わり
さやか、まどか、ゆまの真っ直ぐな想いだからこそかわせず跳ね除けられずに負けた
漫画やアニメの王道パターンだよね
根は悪くないけど事情で捻くれた子には直球が一番っての
ほむらも洗いざらい杏子に全てを打ち明けていれば、杏さや、ほむまどで道も変わったんだろうな
映画版ってTVシリーズの再構成なの?
うれしいけど、この二人の扱いがどうなるかすげー不安でもある・・・
しかし攻め受けを固定しようって考えはいただけないな
どっち好きの人もいるだろうし、何より両方楽しめれば一粒で二度美味しい
個人的には、二人はそれぞれ強気に出れる状況が違うって印象だね
相手がツンでも遠慮しないのが杏子
親しい相手は日常的にセクハラするのがさやか
杏さやタグが消される
↓
長いことそのまま
↓
有志がタグを復活させる
って流れなのか最近ニコニコで杏さやで検索すると昔ヒットしなかった動画もヒットするようになって
結構前に上がってたけど見たことない動画が結構出てきた。しかも大体クオリティ高いっていうね
EXILE魂でシティハンターのゲットワイルドを聞いていて
冴羽=杏子、香=さやかと思ったり
>>647 乙です
新作も楽しみ
いつもの人のわかりやすい自演は無視でこれからも投稿してくださいね
>>703 ニコニコはいい杏さや動画たくさんあるよね。まだ生放送してないみたいだがコミュニティもあるし。
でもニコ動はアンチとかに荒らされやすいから微妙なんだよな
せっかくの良作品が残念なことにされるので腹立たしい
>>704 さやかの武器
魔女や魔獣と戦う時はサーベル
杏子をしばく時は16tハンマー
>>707 NG余裕しとけばええねん
いっそのことコメ消すんでもいいし
>>702 バトル面は杏子が強い
瀕死の状態で立ち続け、死をも厭わない強靭なメンタルは多分杏子ぐらいしか持ってない
それ以外ではさやかが強い
細かいちょっかいかけてきてさやかを引き回すのは杏子だけど
肝心なところではさやかに押し負けるというイメージ
713 :
寂寥の渦:2011/11/21(月) 21:00:54.30 ID:ePQ2CscG0
幸と不幸は常に隣り合わせだ。
前に喜びがあれば後ろに悲しみがあり、誰かが満たされれば誰かが満たされなくなる。
資産家の誕生は無数の貧者を産み出し、勝者は敗者の上に成り立つ。
この世界ではあらゆるモノ、あらゆる想い、あらゆる概念さえも対立し続ける。
栄華を極める者がたったひとつの思慮に欠けた行動によって地に堕ちるのと同じように、
苦痛と屈辱に塗れて這いずり回る者がたったひとつの奇跡によって無上の幸福を獲得することもある。
彼らもそうだった。
手に入れた”それ”が最も望むものであったから、彼はそこに至るまでの苦痛は神からの試練だと思った。
世に正しいことを説き続けても受け容れられなかったのは、それ自体が愛や正義や正道のひとつの側面なのだと。
峻路を越えなければ山巓からの絶景は拝めない。
つまり全ては無駄ではなかったのだ。
実際、教義から外れた彼の主張を蔑(なみ)していたかつての信者たちは、
まるでそうしていたのがウソであるかのように教会に戻って来た。
それまで宗教とは無縁の、どちらかといえば恵まれていた町の人々も、新しい信者となって彼の元を訪れた。
「やっとあなたの言葉を理解してもらえたのね」
母はとても嬉しそうに言った。
「ああ、まるで夢を見ているようだ」
少し前まで大衆を前に説教していた彼は額の汗を拭った。
「ずっと見向きもされなかったのに、これほど多くの人々が私の声に耳を傾けてくれるのだからね」
この激変を疑うことはしない。
今が辛くとも、今が苦しくとも、信仰さえすればいつか必ず報われる。
それが彼の教えだったからだ。
彼は自分の教えが正しい事を、その身を通じて証明して見せたのだ。
「ええ、おかげで私たちも人並みの生活を送ることができるわね」
彼女は失ったものの大切さをもう忘れている。
お金にも食べる物にも満たされた後は、それが永遠に枯れないことを願うだけだ。
「これでやっとモモにも栄養のある食事をさせることができる……」
両親の話題と関心は娘に始まって娘に終わる。
この場合の娘とは、もちろん”血の繋がりのある”娘だ。
「苦しかったけれど、でもそれもやっと報われたわ」
2人の会話を杏子は離れたところで聞いていた。
輪の中に加わることはできない。
少女は今でも家の中に放り出されたまま。
博愛主義で独善的な理念を持つ両親には、自分たちが勝手に迎え入れ、勝手な理由で虐げた彼女が
この度の奇跡を齎したなどと想像もつかない。
だが、彼らの杏子に対する扱いは少しだけ変わった。
食事の内容も、買い与える衣服の種類も、時たまに手渡す書籍も。
それらどれも豊かになった。
これは2人の考え方が変わったからではない。
すっかり忘れてしまった愛情が再び芽生えたからではない。
いまや栄華を極める佐倉家の娘として、対外的に恥にならないようにという配慮からだった。
杏子はそれを知っていた。
彼らが愛するのは今もモモだったし、その想いの僅かさえ自分には向けられないのだと分かっていた。
だが、それでも。
少女は幸せだった。
彼女は父を、母を愛していた。
愛する者の笑顔を見るのが、彼女自身の幸せだった。
たとえ自分が惨めでも構わない。
愛されていなくとも構わない。
愛は求めるものではなく、与えるものだと。
それが父の、最初から最後まで変わることのなかった教えだった。
「杏子――」
何食わぬ顔で本を読んでいた彼女に、父は久しぶりに声をかけた。
「今までお前にきつく当たってきてすまなかった……」
彼は伏し目がちに言った。
「え…………っ!?」
杏子の手から本が滑り落ち、床を叩いた。
少女の体は小刻みに震え、たった今かけられたばかりの言葉を正しく理解できない。
714 :
寂寥の渦:2011/11/21(月) 21:02:54.83 ID:ePQ2CscG0
「どうかしていた……お前も私たちの大切な娘だというのに……なんでこんなコトをしてしまったのか」
「パパ…………?」
「人々が私の声に耳を傾けてくれるようになって、やっと気付いたんだ。私たちは間違っていた。
愛は不変のものだと。永遠のものだと。それをずっと忘れていた自分が恥ずかしい――」
「パパ…………」
「モモばかり見ていた! 私とママの間に産まれた子だったから……! でも、許してくれ……杏子……!!
お前も私たちの子なんだ! 愛は万遍なく与えるものだったのに…………私は――!!」
「や、やめてよ……」
彼が落涙しているのに気付いた杏子は慌てて立ち上がった。
この男の流す涙は。
これまで杏子が誰にも見えないところで密かに流し続けて来たそれの、幾分の一にも満たない。
「もうお前に苦しい想いはさせない。私もママも……お前とモモを等しく愛する。
どうか許してくれ……杏子…………本当に、すまなかった――!!」
少女にはすぐには受け容れ難かった。
父の言っている意味の大半は理解できていたし、自分が置かれている状況、これから自分が置かれる状況が
どのようであるかも分かっている。
だが、それが。
本当に彼の口から出たものであるのか、杏子は少しだけ疑った。
「今日から一緒にご飯を食べよう。私たちと同じものを食べよう。服だって、本だって……杏子が欲しいものなら
何でも買ってあげる。もうあんな狭い部屋で寝ることはないよ。今夜から家族4人で一緒に寝よう」
疑う必要はなかった。
父はいつでも誠実――これまでを除けば――だった。
平和を愛する想いが一時的に彼を歪ませ、本来なら2人に平等に注がれるハズだった愛情をモモひとりに
捧げてしまったのだと。
幼いながらに杏子はそういう風に考えることにした。
そうでなければ、いま。
こうして優しい言葉をかけてくれるハズがない。
歪みは貧困の中でさらに大きくなったが、彼の言葉が人々の心を揺り動かし、
世界に愛と正義が満ちようとしている今ならば。
杏子はこれまでの全てを許すことができた。
「本当なの、パパ? 本当に……」
「ああ、本当だ。そうとも! 私は罪を償わなければならない。杏子、お前にしてしまった仕打ちの――」
「ううん……いいよ、そんなの。そんなことふうに思わないでよ」
「杏子…………?」
「だって前みたいにまた一緒に過ごせるんでしょ?」
「あ、ああ……でも杏子……怒っていないのか? 私たちがお前にしてきたのは……」
「怒ってないよ。うん、怒ってない。みんなの幸せが私の幸せだから。だからこれで充分なんだ」
この言葉にもまた、ウソはない。
佐倉杏子は産まれた時から嫉妬や憎悪を抱けなかった。
それら負の感情を向ける先は決まって自分自身だった。
父の所為でも、母の所為でも、ましてや妹の所為でもない。
何もかも全ては自分が原因だ、自分が悪いのだと。
そう思い込むことで杏子は心身に苦痛を感じずに済んだ。
幼いうちに身に付けた、彼女なりの処し方だったのだ。
「だから、さ……パパ……」
「杏子――」
2人は複雑な表情のまま見つめ合った。
宗教はこの時、彼女たちに最も効果的にその存在する意義を発揮してくれた。
それに魔法少女の起こした奇跡が加わり、全ての蟠りが解けたのだ。
”罪を赦しなさい。罪人を罰しようとする自分を罰しなさい。それが愛のひとつなのです”
父は常々、こう説いていた。
つまりいかなる理不尽も、それを誰かの所為にしてはいけない、という教えである。
所有している物を盗まれても、それを盗むことで満たされる人がいるならそれを祝福せよと。
これが独善的な教義の一だった。
715 :
寂寥の渦:2011/11/21(月) 21:04:19.83 ID:ePQ2CscG0
杏子はこの思想を刷り込まれていた。
だから父にも、母にも、やがて自分の居場所を奪った妹に対してさえも敵意を抱けなかった。
”赦すこと”が善であると教えられた彼女に、怒りの感情が湧くハズがなかった。
”悔い改めなさい。犯した罪を認め、それを言葉にしなさい。それがあなたが赦される唯一の道です”
父はいつも、こう言っていた。
犯した罪への償いとは裁判で負けることでも、お金を支払うことでもない。
それを認めること。
それが償いになるのだと。
これが独善的な教義の二だった。
だから彼はそうした。
杏子を虐げた事実を認め、謝罪した。
教義によれば、その時点で彼は赦されていたのだった。
”私の言葉を聞きなさい。今までの全ての思想を捨てて。それが救われる唯一の術なのです”
父は最後に、こう結んでいた。
生まれ育ちによって育んでしまった、異なる主義、主張、思想の全てを捨てよと。
そして自分の言葉を聞く誰もが信じ、受け容れ、共感し、実践せよと。
これが独善的な教義の集大成だった。
この言葉を真に理解した時、敬虔な信者になれるのだった。
キュゥべえとの契約の際、杏子はひとつミスを犯した。
ミスはとても小さなもので、敢えてそこに言及しなくてもさして影響はないハズだった。
”みんなが父の話を、真面目に聞いてくれますように”
杏子はそう祈った。
幼い彼女にひとつひとつの言葉が持つ意味を完全に理解することはできなかった。
だから願い事は思い込みによるものだった。
齟(くいちが)うことなく、誰にも同じように解釈されるものだと、彼女は思い込んでいた。
しかしキュゥべえは杏子の、歳相応の未発達な精神部分を斟酌してはくれなかった。
白い生物は聞いたまま、その”願い”を叶えた。
”みんなが父の話を――”
杏子は全くそのとおりに願った。
誰も気付かなかったのだ。
”みんな”の中に”父が含まれている”ことに。
”みんな”の中に”佐倉杏子が含まれている”ことに。
誰にも気付かれないまま、その願いは叶えられたのだった。
彼女も、彼も、彼の盲目的な信者になったことに。
父は宣教師でもあり、また同時に自分自身に教えを乞う信者でもあった。
全ての人を愛せよ。
全ての罪を赦せよ。
父はその言葉を、自分にも言い聞かせていたのだった。
だから彼はもう一度、杏子を愛することができた。
娘と同じようにではなく、娘として。
佐倉杏子の犯した小さなミスは、彼女にとって都合よく働いたのだった。
この時までは――。
今日はここまでです。
皆さまの温かいお言葉、励みになります。
それでは、また。
レベルが高すぎ
凄まじく乙
乙です
>>720 つづや氏の絵は毎回好きだけど今回可愛すぎるだろww
今日はいい夫婦の日ですね
>>720 かわいい!結構思うんだけどさやかって杏子の服似合うよな
>>724 さや「杏子の服を着るとさぁ、胸がすっごいきついんだよね」
杏子「さやかの服着ると、ウエストがだぶだぶなんだよなー」
>>725 ああ、そういう憎まれ口をたたき合う感じが好きだわーw
>>727 杏子「さやかは抱き心地最高だしいい匂いするし幸せだなー」モフモフ
さやか「暑苦しいっての!ウザイから離れろ!」モゾモゾ
なんだろう。なんかこう・・・遠くからじぃっと眺めていたい気分になる
>>727 嫌がっているフリをして実は嬉しいツンデレさやかww
今日はいい夫婦の日ですよ奥さん
>>732 お前がそういうせいでさやかの顔がヘブン状態に見えてきたじゃないか!
ISキャラが3人もランクイン
まどかがいなければ覇権アニメだったことはある
1位 アルター「IS〈インフィニット・ストラトス〉 シャルロット・デュノア ジャージVer.」
2位 ウェーブ「BEACH QUEENS IS〈インフィニット・ストラトス〉 セシリア・オルコット」
3位 グッドスマイルカンパニー「ねんどろいど アマガミSS 森島はるか」
4位 マックスファクトリー「figma ランス・クエスト 上杉謙信」
5位 グッドスマイルカンパニー「ねんどろいど 魔法少女まどか☆マギカ 美樹さやか」
6位 グッドスマイルカンパニー「魔法少女まどか☆マギカ 巴マミ」
7位 グッドスマイルカンパニー「ねんどろいど あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 めんま」
8位 ウェーブ「BEACH QUEENS IS〈インフィニット・ストラトス〉 シャルロット・デュノア」
9位 オーキッドシード「コミックアンリアル サキュバス・シルヴィア -ミスティバイオレットver.-」
10位 マックスファクトリー「装甲悪鬼村正 三世村正」
アルター「シャル」が再び1位に 新規も多数ランクイン アキバ☆ソフマップ2号店 週間予約ランキングTOP10 (11/14〜11/20付)
http://www.moeyo.com/2011/11/sofmap_ranking_111122.html
>>732 おまえのせいでそうとしか見えなくなった幸せ
738 :
寂寥の渦:2011/11/22(火) 20:59:11.25 ID:tkn+STik0
大したことない奴だ。
もう何度もそう思った。
しばらく観察していて分かった。
あの美樹さやかって奴は、やっぱり平和の上に胡坐を掻いているバカだ。
キュゥべえと契約して魔法少女になった意味がまるで分かっちゃいねえ。
「………………」
あいつが怪我を治した少年は退院していた。
もともと片腕が動かなかっただけらしい。
そんな程度でいちいち入院かよ。
教会を訪ねてきた信者の中には、末期癌の家族のために祈りに来た奴だっていた。
交通事故で両足を失った奴だって――。
それに比べりゃ大したことはない。
その大したことない怪我に、たった一度の奇跡を使っちまうんだから、あいつは救いようのないバカだ。
「私と同じだ――」
誰かのために祈っても。
それが独り善がりだったら、誰も幸せにはなれない。
あいつもいずれ気付くだろうさ。
私と同じコトを願ったあいつなら――。
「いや、違う……」
同じなワケがない。
だってあいつは少年――行動を見る限り、たぶん恋愛感情を抱いている――の怪我を治しただけだ。
私とは全然違う。
私の場合はパパを……家族を救うためだった。
食べる物にさえ困っていたあの時は、そうするしかなかったんだ。
自分の命だって懸かってた!
だから――あいつとは全然違う!
何の痛みも知らないあいつとは――。
私にはキュゥべえが必要だった。
魔女と戦う運命を受け容れてでも、叶えなければならない奇跡があった。
そうしなければいずれ私も、パパも……ママやモモだって死んでいたかもしれなかった。
あの時、家族を救えるのは私だけだったんだ。
美樹さやかはそうじゃない。
あいつは必要には迫られていない。
生きるか死ぬかの瀬戸際だった私とは全然違う。
少年の怪我を治すのだって、結局はたんなる善意だ。
契約なんかしなくても、あいつは普通の生活を送れた。
家族がいて、友達がいて、普通に学校に通って――。
あいつはそれができる。
奇跡なんかに頼らなくても、それができたんだ。
「不公平じゃねえか?」
私は背中越しに言ってやった。
「その質問にはいろいろと欠けている部分がある。僕には答えようがないよ」
キュゥべえがわざと足音を立てて私の横に並んだ。
「なんで何もかも恵まれている奴にもチャンスが来るんだ?」
「それは仕方がないよ。僕は誰彼なしに契約を提案しているわけではないけれど、
その選定基準は対象の貧富や出自ではないからね」
「つまり金持ちだって魔法少女になれるってことか?」
「もちろん、そうだとも。僕は叶えたい奇跡を願う少女に接触を図っているだけだ。
権力の上に座る者も、莫大な資産を持つ者も、それだけでは手に入らない物を欲しがっている。
そういう少女たちの想いが僕を引き寄せるんだ」
「お金も権力もあって、それでもまだ足りないって奴がいるのかよ……」
「つまりはそうだね。たとえば美樹さやかを見るとよく分かる」
こいつ。
私が何を考えてるのか、全部見通したつもりになってやがるな。
「あの少年の怪我は現時点での最高の医療技術を結集しても完治することはなかった。
お金も権力も土地も、家族や友だちだって、彼を治癒することに関しては無価値なんだよ。
彼女はきっとそれが分かっていたから――悩みに悩んだ末、”安易”に奇跡に縋ったのだと思うけどね」
「安易に…………?」
何気無い一言が引っ掛かる。
739 :
寂寥の渦:2011/11/22(火) 21:01:16.88 ID:tkn+STik0
「思考と、それに基づく行動とは全く別のものだよ。難しいのは決断するまでで、その後は簡単さ」
「てめえがそれを言うのかよ」
「何かおかしいかい?」
奇跡ってのはタダじゃない。
それは私も嫌というほど分かってる。
でも願うことそのものは、決して安易な考えによってではないハズだ。
それは多分、美樹さやかだって――。
「杏子、僕にはきみたちの願いを叶える以外には、思っているほど能動的にはなれないんだ。
町の外で何が起こっているのか、他の魔法少女の様子がどうなのか、それを伝えることくらいしかできない。
ああ、付け加えればそうした情報を基に多少のアドヴァイスくらいは――」
「そうだな、あんたはそういう奴さ」
「物分かりが良くて助かるよ、杏子。きみはいつだって賢かった」
キュゥべえが前に出て、遠くを見やった。
それに倣うように私も俯瞰気味に視線を追う。
――美樹さやかだ。
この前、傍にいた背の低い少女はいない。
「また接触を図るつもりかい?」
「どうだっていいだろ」
「まあね。だけどそう無碍に扱わないでほしいな。彼女に関する情報は欲しいだろう?」
「あのボウヤのために願いを叶えた、って以外に何があるんだよ?」
「美樹さやかとは何度か話したけれど、彼女は正義の味方になるとよく言っていたよ。
巴マミに代わってこの町の人々を守りたい。魔女や使い魔に狙われた人たちを助けたいってね」
新鮮味のない話だ。
そんなことはとっくに分かってる。
あいつが意気地のないバカだってことは。
「どこに行くんだい?」
歩き出そうとすると、こいつは分かりきったことを訊いてきた。
「あんたは私より賢いだろ?」
答えはこれでいい。
キュゥべえはきっと、すぐに私の元を離れる。
どこかの魔法少女のところにでも行くのだろう。
美樹さやかに警告しに行くのか、それともイレギュラーに意味深な言葉を吐いて撹乱するのか。
私には関係のないことだ。
・
・
・
・
・
あいつは、ここにいた。
ヴァイオリンの音が聴こえる門扉の前で、ぼんやりと立っていた。
家族ならともかく、他人のために祈ったことから、こいつがあのボウヤをどう想っているかは分かっている。
くだらねえ恋愛話だ。
充実した学生生活を送っているから、今度は彼氏が欲しいってワケか。
どこまで欲しがれば気が済むんだ?
「会いもしないで帰るのかよ?」
ムカついた私は皮肉をたっぷり込めて言ってやった。
「お前は…………!!」
振り向いた美樹さやかの表情が一瞬で強張る。
敵意剥き出しって感じだな。
分かりやすい奴だ。
「そこのボウヤなんだろ? あんたが契約した理由ってのは。
まったく、たった一度の奇跡のチャンスをくっだらねぇことに使い潰しやがって」
740 :
寂寥の渦:2011/11/22(火) 21:04:08.94 ID:tkn+STik0
ああ、そうだ。
これじゃ奇跡の無駄遣いだ。
ボウヤの怪我なんて、もしかしたら治るかもしれなかっただろ。
医学なんて日々進歩してんだ。
あんたが祈らなくても、いつか完治する技術ができたかもしれねえだろ。
「お前なんかに何が分かる!?」
あいつは精一杯、私を睨みつけて言った。
「分かってねえのはそっちだ、バカ。魔法ってのはな、自分の望みを叶えるためだけにあるんだよ。
他人のために使ったってロクなことにならねえんだよ!」
私はウソは言ってない。
パパのために――家族のために祈った私でさえ、こんな目に遭ったんだ。
赤の他人に奇跡を使ったこいつなら、きっと私よりもずっと痛い目を見るハズだ。
「………………」
もちろん同情なんてしない。
こいつは恵まれすぎてる
自分の愚かな行為で不幸になっても、それは自業自得だ。
「巴マミはそんなことも教えなかったのか?」
教えるワケがないか。
あいつはいつも仲間を欲しがってたからね。
誰かと組んだってグリーフシードが足りなくなるだけだってのに。
「惚れた男をモノにするならもっと冴えた手があるじゃん。せっかく手に入れた魔法でさぁ」
「な、何よ……?」
「今すぐ乗り込んで行って、ボウヤの手も足も二度と使えないぐらいに潰してやりな。
あんた無しでは何もできない体にしてやるんだよ。そうすれば今度こそボウヤはあんたのものさ」
挑発――のつもりだった。
あいつが真に受けて怒り出しそうな言葉を選んで、ただぶつけるつもりだった。
なのに……。
「って言っても、あんた、そんな度胸無さそうだしねえ。今日一日追い掛け回してたくせに、ロクに
声もかけられなかったじゃんか。ああ……だったら私にもチャンスがあるってことか……」
「どういうこと…………!?」
「あのボウヤ、要らないんなら私が貰ってやるってことさ」
「なっ――!?」
「どうせコクるつもりもないんだろ? あいつ、世間知らずっぽいしね。ちょっと声かけりゃ簡単に靡きそうだしさ」
私は――。
何を言ってるんだ?
「チョロそうじゃん。それで晴れて私と付き合うってことになりゃ、あんたは用済みさ。当然潔く身を退くんだろ?」
なんでこんなコトを言ってるんだ?
あのいけ好かない少年のことなんてどうだっていい。
将来有望なヴァイオリニストだか何だか知らないが、私には関係ないハズだ。
なのに、私はさっきから何を言ってるんだ?
「恭介に手を出すっていうのっ!?」
美樹さやかは刺すような目でこっちを見ている。
何にも恵まれてヌクヌクと育ってきた奴が、いくら睨みを利かせたって恐くも何ともない。
”怒る”ってこと自体、どうせ友だちとのちょっとしたケンカにしか使ったことがないんだろう。
「へえ、あのボウヤ、”キョウスケ”っていうのか」
私が皮肉っぽく言うと、あいつは明らかに動揺した。
墓穴を掘ったな。
まったく隙だらけだぜ。
「あいつには手を出さないで。恭介は関係無いんだから」
ああ、そうさ。
あいつは関係ない。
「フン、手を出すなって? あんたの男じゃないだろ? あいつは私のものさ。たった今からね――」
741 :
寂寥の渦:2011/11/22(火) 21:06:30.24 ID:tkn+STik0
私は視線を美樹さやかの後ろに注いでいた。
『上条』の表札が夕闇に浮かんでいる。
美樹さやかは視線に気付いたのか、さっと体を捌いて表札を隠した。
「ヴァイオリンの才能があるんだろ? いいじゃんか。あいつなら私と釣り合いそうだし」
違う。
違う!
私はこんなコト、言いたいんじゃない!
「誰が……誰があんたなんかと――ッ!!」
「釣り合わないって? じゃああんたなら相応しいってのかい? ったく、自惚れんじゃねえよ」
私は怒ってる。
静かに怒ってる。
その理由はたった今、分かった。
もちろん、私はあのボウヤになんて興味は無い。
男も女も、この世界にはいくらでもいる。
なのに私がまるでボウヤに気があるように振る舞ってるのは――。
美樹さやか。
こいつだ。
私はこいつから何もかも奪いたいんだ。
ただ殺すなんて生ぬるい。
こいつが持ってるモノ、大切にしているモノ、こいつが欲しがってるモノ。
それを全部奪ってやらなきゃ気が済まない。
私と同じ目に遭わせなければ気が治まらない。
「お前だけは……お前だけは絶対に許さない……! 今度こそ、必ず――!!」
「惚れた男を力ずくで奪い取るってワケか? あんたにそんな度胸があったとはねぇ」
「黙れッッ!!」
あのボウヤが絡むとこいつ、目の色を変えやがる。
前に裏路地で見た時よりも、ずっと。
「場所変えようか? 流れ弾でも当たってまたボウヤの手が使い物にならなくなったら笑えないしね」
私は――。
引き攣った顔でそう言っていた。
今夜はここまでです。
俄かに寒くなってきました。
体調を崩されませんやうお過ごし下さい。
それでは、また。
…引き込まれたぁ
気が付いたらお互いの破滅の引き金を引き絞りあってる関係って
いいよね
>>742 面白かった
続きが気になるとこでいつも引きますねww
杏子の心情描写がいいね
こんな想いだったのかもって思う
乙です。
杏さや夫婦はさやかが家事してそうなイメージ
さやかあちゃんだからな
ほら、さやかあちゃんって漫画で言われてたし。
お母さんぽくなってもしょうがないね。
いい夫婦だ
さやかはマミさんの次に料理や家事ができそうなイメージあるしね
いい夫婦の日過ぎちゃったがやっぱいい夫婦だ
>>735 すまん。誤爆しとった
ISは放送後もフィギュア化や新規絵、イベント、新作が続いたりと羨ましいと思ったが
こっちも新作映画が来て嬉しい
新作映画はほむまど中心だから杏さや成分はどうかな
ほむまどは主人公メインヒロインだから話の中心
人気でもツートップのまどかとほむらで一般人気、男女問わない人気
杏さやは女主体で一番人気のないさやかがいるから描写にどこまで時間を割いてくれるか
これでマミの描写に時間に割かれたら杏さや成分はどんどん薄まる
>>757 人気でいうと
ほむらダントツ、ならんで主人公のまどか、遅れてマミ、杏子、大きく遅れてさやかだもんな
下手すれば新作映画でさやかだけ切り捨てられて不思議ではない
さやかは他の4人と比べて大きく人気で劣る上に上条というコブ付きだもの
>>757 >杏さやは女主体で一番人気のないさやかがいるから描写にどこまで時間を割いてくれるか
女主体ってのはまずい。女はグッズに金をおとさない、閉鎖的だから発展性ないから
人気のないさやかは死んでるのも不味い
新作ではマミ杏で終るかもしれない
なるほど
ニシキヘビ飼ってるからあんこちゃんに振り回させてみるかな
あんこちゃんがニシキヘビに食われないように気をつけてくださいw
マジレスすると、蛇は美味しいのか?
あまり食卓に上らない食材は
・蟹みたいに採るのが大変で数ないから高い
・珍味=人を選ぶ味
の二択
蛇は捕まえやすい上に数いるから後者だと思う
ただ、一部のワシタカ類の主食は蛇だったりするからな
(日本最大の猛禽であるイヌワシなんかは時期によっては蛇ばっかり食ってる)
映画には杏さやがあるよ。俺の命を賭けてもいい。
>>768 スルーしちゃってください。
>>767 ワイルドな狩りをしてさやかに食材提供も考えられなくもない。
>>759 マミに尺をとられなければ大丈夫。。。と思いたいが、本当にさやか不人気ですから
彼氏付で男に不人気、恭介絡みで杏さやもぶち壊しかねない
スタッフも本音をさやかを切りたいのでしょう
>>773 両方お母さんでも自分は一向にかまいませんよ。
>>760 立体化するとますます杏子の槍は蛇っぽい
>>774 さやかの不人気は不安要素。グッズなどをみると歴然。杏子を人気のマミとくっつけるとかされたら嫌だな
>>776 槍の先の部分が開いたりするからな。余計に蛇っぽいね。
>>777 ていうか触っちゃダメ。
>>773 さやかって案外日常生活だらし無さそうだからね。それに手を焼く杏子とかいい。
>>778 槍の先割れは元々は相手の武器を間に挟んで取り押さえる機能なんだけどね
9話の巨大蛇槍などはこれが発想のもとでしょう
描いていて杏子の槍は蛇っぽい
先が割れる?ますます蛇っぽい
最後のシーンは杏子が地面にいるよりさやか魔女と対等の目線にいたほうがかっこい
それじゃ、蛇っぽい槍を召喚獣よろしく巨大化して呼び出してその上に杏子を乗せよう
という流れと想像
>>778 ヒント:自演
>>779 さやかってしょっちゅう寝坊とかしてそうだもんな。授業中も寝てたし
>>777 一時期、ドラマCD3の影響もあって杏さやにマミを絡める、世界改変後に杏マミにするのが流行ったな
>>780 まあ細かい考察は気にしないで蛇のイメージだと…
さやかをマルっと食べちゃうぞ!ってイメージが湧くんですが。
>>781 ごめん気をつける。
>>753 好きな人の前だと消極的だよね、さやかは
>>783 そのイメージはある。締め上げてさやかを丸呑み
いつも何か食べてる杏子のイメージとも蛇の大喰いは合う
個人的にはユニコーンの方がいいな。
ユニコーンの非常に獰猛で、処女の懐に抱かれて初めて大人しくなるってとこが杏さやにおける杏子っぽい
個人的にはその処女がらみの話が嫌だからユニコーンは嫌
一発かますと穢れるの?
えーと、私達は穢れた行為で生まれてきたんだ〜はおいておいて
処女=穢れてないことに固執するなんて杏子らしくない
穢れても立ち直れることを杏子は信じていた
さやかが穢れてしまった魔女になっても助けようととした杏子なのだから
処女は物理的な状態。そんなのを有難がるなんて杏子らしくない
ユニコーンに関しては、あれもさやかのことを指してるのじゃない?
物理的な状態≒正義の味方なんていう目先だけの綺麗さに拘って本質を見失ったさやかのこと
何故か定期的に蛇VSユニコーンの図式が成り立つスレですね
いっその事両方合体させればいいんだよ!
蛇と一角獣は聖闘士星矢の時代が相争うものなのよ
GEAR騎士杏子の流れか
間を取ってゴルゴンでいいよ
処女云々とかいう問題じゃなく、特定の誰か相手におとなしくなったのがユニコーンっぽいってことでしょ。
そんな細かくユニコーンっぽくなくても問題ないぜよ。
>>793 北斗搭乗時はユニコーンとバイパー併用してたな
赤いボディだしイリュージョンフラッシュも使えるし似てるわ
処女にだけ心を許すユニコーンって図式は
子供だけに見える妖精みたいなニュアンスだと思ってる
そういう特別な存在みたいなあるいは大人と子供の違いというか
個人的に杏子がユニコーンっていうのはイメージに合ってると思う
それに人魚さやかのイラストみたいに良い感じに擬人化されそう
>>799 ケンタウロスみたいになってる杏子しか浮かばんぞw
射手座の黄金聖衣じゃないか
対するは
蛇遣い座の黄金聖衣か一角獣の青銅聖衣か海蛇の青銅聖衣か
>>799 想像できねぇwwでも杏子が王子様っぽく白馬に乗るのは似合いそうだな
>>797 赤いドラゴンもそれっぽいしな
さやかはカラーリングから電童か
獅子牛猪とは共通点薄いけど
一時期百合スレでウリ坊さやかって言われてたぐらいか
>>779 一見だらしなさそうなのに几帳面そうなのはさやかのイメージかな
ドラマCDだと杏子は普段はだらしないけど決めるところは決めるみたいな
>>803 この人の絵もいいよな
杏さやの絵師はみんな絵がうまい
サモンナイトあたりのコラかな?
>>807 コラかなぁ?
でも一瞬ドキッとしたわ。
>>807 他所の大手画像掲示板で毎日夜にやってる杏さやスレが初出のコラだったと思う
杏子がユニコーンモチーフなんて公式で書かれていたの?
あの場面は、左に杏子と人魚で、右にまどかとユニコーン
そのままいけば杏子=人魚でまどか=ユニコーンがモチーフになる
人魚はさやかの魔女姿の下半身が魚だから合致するとして、ユニコーンもさやかの事じゃないの?
ユニコーンの角=剣とみれば繋がる
潔癖で杏子やほむらの救いを跳ね除けたところかなど処女厨なユニコーンにも繋がる
ユニコーンと杏子は処女の話を聞いても全然違うとしか
>>812 何にしても杏さやラブラブならいいよね。
>>812 そう喧嘩腰になるなよ。
いろんな解釈があっていいだろ?
>>742 乙です!
相変わらず心理描写が巧みで引き込まれるなぁ
続きが気になる
>>807 コラ……なの……?
なんとハイレベルな
>>807 PSPの新情報が公開されたかと思って公式サイト見に行ってしまった
>>815 深夜に杏さやスレが立ってる掲示板といえばおそらくふたばだな
喧嘩腰ではないんだけどな
杏子がユニコーンモチーフに疑問ありなの
自分は人魚とユニコーンを見た時は、なんとなく両方ともさやかのことだなと思ったよ
キメラになるわけですね。わかります。
>>819 だから各々の解釈でいいじゃん。そんなに頭ごなしに否定することでも無いだろ
どっちがユニコーンでも合体すれば二人の共有財産なんだから悩むだけ野暮
むしろ合体システムが気になる
9話のゴッツイオクタヴィアと巨大槍のキュピーンガシーンな変形こそが
杏さやの保守本流であって二人は勇者ロボ的にドッキングやフュージョンをすべき
人馬合体に失敗してスカルファッ……杏子にさやかが追突していたと思えば
そんないかがわしい状況はBDで修正されちゃうのも致し方ないよね
あの超速でさやかちゃんの頭や体があんこちゃんの股下を撫でていったとかわけがわからないよ
>>828 あらかわいい。そういやそろそろこたつの季節なんだな
ストーブも炬燵ももう既に完備さ
834 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/23(水) 22:30:33.47 ID:W3l0iIKy0
一匹何円ですかね?
1日30秒のハグでストレスの1/3は解消されるらしいが
さやかちゃんとイチャイチャすれば杏子ちゃんの過食も治るんかね
さやか食べればいいんじゃね
下半身魚のを物理的に食うのか
下半身足のを肉体的に食うのか
>>835 「口さびしくなったらさやかちゃんにキスしたらいいから☆」
杏子「さやかの母乳が飲みたいんだがどうやって飲めばいいのかわからない」
久しぶりに来たら渋絵を転載するだけのヘンテコなスレになっとるな
>>841 この人の杏さやもいいよね。杏さや絵師の人達はほんと尊敬するよ
>>836 別の意味で杏子はいつもさやかを食べているからなww
>>841 杏さや愛に溢れている絵をいつも描く人だよな
>>842 確かに他スレに比べると妙に多い気がするがどうでもいい
公式、関係者イラスト、関連グッズ以外は興味ないが、スルーすればいいだけの話
盛り上がるなら何でもいいよww
過疎るより全然いいですww
>>844 そうは言ってもさやかは他に付けるもん無いからな
マジカルバットも消火器も制服時だし
むしろ素材の違うマント2着は頑張ってくれたと思うぞ
逆にほむらマミさん杏子は付けるのが多すぎて中途半端なチョイスになっちゃてるのがな
ティーカップとティロ砲、リボほむ頭部と弓、祈り手首と解いた髪が付かないのは残念
剣の数を半分にして音符の魔法陣をつけてほしかったな
剣射出状態、BD5ジャケットの巨大剣、上の音符魔法陣やバットなどなど
マミの銃も4丁どまり
剣8本は流石に手抜きすぎる
キャラ単体グッズより杏さやグッズ出して欲しいなー
>>851>>852 あー確かに魔法陣は欲しい
いつもの台座カバースキンで再現して欲しいけど無理だろうなぁ
/ ̄ノ
/ /
ヘ/
\ _
\ ア::::::×⌒
\ て:::::::::::::`ヽ、
\丿::又:::__jヾ
____ τ´::::::::::::::ヽ
___/::::::::::::::`ヽ  ̄|:::::::::::::::ヽ_
∠....--ー¬''''"゛\::::ヽ /:::::::j´`丶_)
\::::\______/:::::::::∧ \
`ーメ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ \
∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ \
/:::::∧::::::zー--┐:::::::::::::/\::`、 \
// `ー、:\ |::::::/ ̄ `|::::`、
// /:/ /::ノ ヽ::::{
r´} r´ } /:::X´ \つ
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/zenmall/cabinet/burberry/0241102438-42-d-03.jpg?_ex=300x300&s=2&r=1 似てる…?と思ったらそうでもなかった
でもケンタウルス杏さやをバー●リーみたいな刺繍にしたら案外かっこいいかも、なんて思ってしまうのでした
>>851 音符の魔法陣いいねww
あとボロボロ魔法着とかさww
もう冬かぁ。杏さや夫婦はどのように過ごすのだろう
寒さを理由に同衾
こたつの中でいちゃいちゃ
やっぱ寒いから二人で密着してるのか
>>852 これはねんどろにも言えるが、剣2本にしてヘッドパーツ・表情パターン追加でも良かった
フィギュマもねんどろも剣8本はあまりにも・・・
杏子のねんどろには巨大槍の台座なんかつかないかな
確かにねんどろはなぁ
figmaにはマント2種付いてるから仕方ないと諦める事も出来るけどね
さやかが他の4人に比べて人気でかなり劣る、時間もたってまどか人気が落ちてるのはわかるけど、
それでも、他のアニメのヒロインに劣らないと思うのに、同じアイテム八つはないわ
杏子が分身ネタで多々買いされそうなだけに、売上でまたさやかが叩きネタにされそう
まどかフィギュアはまどかが値崩れ起こしてることから既に下降気味
mixiコミュの各キャラのファンの数はマミ>ほむら>杏子>さやか>まどかって順だったな
ちなみに杏子とさやかの間には結構開きがある
カップリングのコミュは杏さや杏778
ほむまどほむ568だったのでやはりこの二大カプは人気が高い
はむらと杏子の人気が高いのは大切な人の為に死力を尽くすキャラだからかな?
杏子「うぅ寒い。どっかに居候するしかねーな」
候補1:マミ宅
杏子「気まずいだろ、喧嘩別れした師匠の所なんて。ケーキ食い放題は捨て難いけど」
候補2:鹿目家
杏子「悪くはないけど、幸せ家族の中に入るのって、なんか苦手なんだよな」
候補3:ほむほむルーム
杏子「あいつの所にするか。不干渉な態度の分、居心地は悪くない」
杏子「なんでさやかの家に行かないのかって?
だってさ、その、ほら、あれだ……言わせんな恥ずかしい////」
さやか「何、一人でぶつぶつ言ってるのさ。うちに来ればいいじゃん」
杏子「!!」
あら、わたくしの家にお招きしてもいいですのに?
さや… さや…
杏子はあんな服装じゃ冬は寒そうだな。さやかが暖めてあげるべき。
二人でいちゃいちゃしてれば寒さなんてどっかいっちゃうね。
さやか「杏子はこたつで丸くなる〜♪」
今度のイベントってカタログは当日買えるの?
裸になって抱き合えば暖かいっていうよな…
ミス
帰る→買える
休日はこたつの中でもぞもぞしてるんですね
こたつの中って下半身が無防備だよな
さやかいつも制服でスカートだもんな
そんで杏子が温度変えようとコタツにもぐりこんだら…
さやか「残念、短パンはいてましたー」
短パン派かスパッツ派かでわかれそうだ
黒子を見習え
短パンも剥ぎ取ればいい
短パンの隙間からのぞくパンツは大変よろしい
886 :
寂寥の渦:2011/11/24(木) 20:51:30.38 ID:a/xzMp8b0
・
・
・
・
・
怒りだけが私に力をくれた。
憤りだけが私を強くしてくれた。
他には何も要らなかった。
どうせ私が欲しいものは何も手に入らない。
だったら他人から奪うだけだ。
奪って――自分のものにするワケじゃない。
それをしたらバランスが崩れてしまう。
みんなが私と同じになればいい。
誰かが幸せだから、その分だけ誰かが不幸になるんだ。
だったら……みんなが私と同じように不幸になれば。
そうすれば――。
私はもう、恨まなくて済む。
憎まなくて済む。
妬むことも――。
「ごっこ遊びで魔法少女なんてやってんじゃねえよッ!!」
私は多分、そうするために戦ってるんだろう。
穂先をほんの少し振るだけで、美樹さやかはもうそれに抗えない。
経験が違う。
武器の特性が違う。
覚悟が違う。
何もかも違うんだ。
ダンスゲームをやっているようにステップを踏む私は、もちろんあいつの手なんて完全に見切っている。
動きが遅すぎるんだよ。
それにあいつの剣は振り下ろすか、薙ぎ払うかのどちらかしかできない。
「てめえみたいに何不自由なく暮らしてきた奴が、くだらねえ正義感振りかざしてるの見てるとムカつくんだよ!」
感情は隠さない。
私は――。
これまでの戦いで付けた力をこんなコトに使ってる……。
魔女を倒して、使い魔をやっつけて。
パパと一緒にこの世界を救うための力を。
こんなコトに使ってる。
「何がくだらないのよ!? 魔法は――!!」
美樹さやかが地を蹴って迫った。
「大切な人を守るためにあるんだよッ!!」
銀色が目の前に伸びた。
「それが甘いっつってんだよ!」
くるりと穂先が視界の中で小さな円を描き、それが真っ直ぐに突き出された剣先を叩く。
攻撃の軸さえ逸らせれば、後は簡単だ。
振り払った槍の勢いをそのまま活かして、あいつの脇腹を抉る。
「くっ…………!!」
――つもりだったが、狙いが外れた。
空を斬った穂先は僅かに右腿を掠めた。
だがこれでも相手の動きを止めるには十分だ。
美樹さやかはさっきの牽制に警戒して踏み込めないでいる。
正面から来ることしか頭にないのか?
こいつはやっぱりバカだ。
どうしようもねえくらいのバカだ。
「巴マミにそう教えられたのかい? 奇跡も魔法も他人のために使えって、そう言ったのか?」
「教えられなくたって――!!」
887 :
寂寥の渦:2011/11/24(木) 20:53:52.63 ID:a/xzMp8b0
美樹さやかはまた飛び込んで来た。
剣をしっかり握り締めて。
あれは……水平に薙ぎ払うつもりだな。
「それが魔法の正しい使い方なんだッッ!!」
想ったとおり、切っ先は真横に伸びた。
私は素早く槍を構え、おそらくあいつが渾身の力を込めたハズの一撃を受け止める。
未熟者だ。
こいつは私が魔法少女になって初めて戦った魔女――あの時は私も戦いに不慣れで取り逃がしたけど――
よりもずっと弱い。
弱いハズなのに立ち向かってくる。
賢い奴なら自分と相手との力量差を見極める。
見極めて分が悪いと分かれば身を退く。
こいつはそれをしない。
「………………」
噛み合った刃が悲鳴をあげた。
「魔法は他人のために使うものなんだ! あんたみたいに自分の利益のために使うものなんかじゃない!!」
相変わらず気迫だけは一人前だ。
「魔女に襲われる人を平気で見殺しにするような奴なんかに――分かるもんか!!」
やっぱりあいつは退かない。
今も力で押し切ろうとしている。
マヌケな奴だ。
そんな玩具の剣じゃ私には届かないんだよ。
「なら……てめえは他人を守るために魔法少女になった、っていうのかよ?」
「当たり前でしょっ!?」
私の質問に美樹さやかは考えもせずに答えた。
「ふざけるな!!」
怒鳴ってしまったのは……。
多分あいつがただ綺麗ごとを言っているからじゃない。
「誰かを守るだって!? じゃあなんであの時、てめえはあの娘を連れてたんだ!?」
「………………?」
「使い魔だって人を殺すんだ! てめえは……それを知ってて関係ない奴を結界の中に入れたんだろ!?」
競り合っていた刃から、少しだけ力が抜けたのを感じた。
美樹さやかは剣をしっかり握ったまま、
「まどかの……こと…………?」
惚けたように問い返した。
あいつの視線が小刻みに揺れた。
それは私にとってチャンスだったハズだが、なぜかそれを活かそうという気にはなれなかった。
「自分から友だちを危険に巻き込んでおいて、何が”他人を守る”だ!!」
私はこういう奴が大嫌いなんだ。
口ばかりエラそうで、実際には行動が伴ってない奴が。
何の力も無いくせに、何でもできると思い込んでる奴が。
見ていてイライラする。
「あぐっ…………!!」
だから私はぶっ潰してやるんだ。
考えるより先に私の右手は動き、気が付くと美樹さやかの剣を斬り飛ばしていた。
もうあいつに自分の身を守る物はない。
「………………」
丸腰の相手に武器持ちじゃフェアじゃない。
私は宙返りを打つと同時に槍を収め、素早くあいつの背後に回り込んだ。
「あ…………っ!?」
伸ばした左腕を美樹さやかの首に巻きつけ、呼吸を奪わない程度に締め上げる。
「このまま腕をへし折ってやってもいいんだぜ?」
妙な真似をしないように右手首も掴んでおく。
「く…………っ!!」
私の腕に爪が食い込む。
拘束から逃れようとしてるみたいだけど無駄な足掻きだ。
「はな……せ…………!!」
「そんなに暴れたらほんとに折っちまうぜ?」
888 :
寂寥の渦:2011/11/24(木) 20:57:40.09 ID:a/xzMp8b0
敢えて囁くように言う。
脅しにしちゃ上出来だろう。
いくら向こう見ずのバカでも、ここまで身に危険が迫れば大人しくなるハズだ。
「あんたさぁ、あのキョウスケって奴のこと、もう諦めちまいなよ? どうせ叶わない恋なんだろ?」
こいつがいま一番、聞きたくないのはこの類の言葉だろう。
私はそれが分かっていて、わざとあのボウヤを引き合いに出す。
多分、こいつが一番大切に想ってる奴を。
「あんたが魔法少女だってこと、ボウヤは知ってるのかい?」
「………………」
「あんたのお陰で怪我が治ったってコト、あいつは知ってるのかよ?」
我ながら意地悪だと思う。
だけどこれでもまだ足りない。
もっとこいつに絶望を味わわせてやらなきゃ気が済まない。
「……へえ、さっそく”隠し事”か? つまりあんたはあいつにウソをついてるってワケだ――。
おかしいよなぁ? 疚しいことなんて無いハズなのにさぁ…………」
「く…………ッ!!」
「なんなら私が代わりに教えてやろうか。”あんたに惚れたバカな女が惜しみながら奇跡を願った”ってさ」
ちょっと薬が効きすぎたらしい。
私の腕の中でもがいていた美樹さやかの動きが急に止まった。
怒りに狂って暴れだすと思ったんだけどね。
それとも壊れちまったか……?
そう思っていると――。
「ナメるんじゃ――」
美樹さやかは私の左腕を掴んでいた手を離した。
「ないわよッッ!!」
ちょっとだけだ。
ほんのちょっとだけ見縊っていたらしい。
こいつは私に見えないように発生させた剣を握っていた。
それを逆手に持ち替えて、背後に立っている私を貫くつもりだ。
残念ながらその手は通用しない。
魔力を感じた時には拘束を解き、私はあいつの一撃が届かない位置にいたからだ。
「ちょっとは頭を使うようになったか」
こいつが私に勝てるとすれば、不意を打つ以外にあり得ない。
逆に言えばそれにさえ注意を払っていれば、遅れをとることはないってことだ。
といってもこいつにそこまでの能があるとは思えない。
さっきのだって苦し紛れの策に決まってる。
「あんたには……負けない――」
再び得物を手にしたことで調子づいたか?
「いい気になるなよ!」
踏んできた場数が違うんだ。
私は瞬時に槍を携え、真正面からぶつかってやった。
「負けるもんかああぁぁぁっっ!!」
889 :
寂寥の渦:2011/11/24(木) 21:01:02.23 ID:a/xzMp8b0
美樹さやかが剣を振りかぶった。
遅すぎる。
切っ先が振り下ろされる前に、私の槍があいつの右腕を斬っていた。
袈裟懸けに私を斬りつけるハズだった刃が外側に大きく逸れた。
この時の行動はきっとあいつには予想もできなかっただろう。
魔法少女同士の戦いがいつも武器による攻撃の応酬とは限らない。
私は美樹さやかが体勢を立て直す前に懐に飛び込み、穂先を払って刀身を叩いた。
その一撃にあいつは手から離れかけた柄をしっかりと掴む。
そうやって注意が得物に向いた隙に。
私は柄を握り締めている美樹さやかの手首を掴み、そのまま引っ張りあげた。
「うっ…………!!」
がら空きになった腹に膝蹴りを見舞う。
衝撃に美樹さやかの体がふわりと浮き上がった。
私は――。
いつの間にかムキになっていた。
こいつが悔しそうな顔で私を睨みつけているのが嬉しくて。
自分が無力なのを痛感してるんだと想像したら、楽しくてたまらなかった。
いつものダンスゲームの要領で私はその場で一回転し――。
大きく薙ぎ払った穂先で美樹さやかの胸元を斬り払った。
「あぐ……ッ!!」
まだ足りない。
さらに踊って、今度は回し蹴りを叩き込む。
遠心力と魔力を乗せた一撃はあいつを遥か後方に吹き飛ばした。
手から離れた剣が足元を滑る。
「………………」
私はそれを無視してあいつに近づいた。
背中から落ちた美樹さやかは立ち上がれずにいた。
気力だけで戦っていてダメージの蓄積に気付いてなかったのかもしれない。
それがここに来て一気に現れたってところか。
「ふん、トーシロが調子に乗るからそうなるんだよ」
私は美樹さやかの肩を踏みつけた。
「うあ…………っ!!」
さっきみたいにヘンな真似をしないように。
もっと自分の無力さを味わわせるために。
屈辱だろ?
惨めだろ?
悔しいだろ?
苦悶の色を浮かべながら、それでも気迫では負けないと思っているのだろう。
こいつは今でも私を睨みつけてくる。
圧倒的な力の差を見せ付けてやってるってのに。
「バカは死ななきゃ治らねえってことか」
私は逆手に持ち替えた槍を振り上げた。
今夜はここまでです。
イベントに向かわれる方は現地でお会いしませう。
それでは、また。
>>890 乙です!
いつもありがとうございます
しかしああ続きが気になる…っ次回も楽しみです
>>890 いつも続きが気になるところでww
GJです!!
レベル高杉GJ
やっぱ殺し愛が似合う2人だな
最高です
ありがとうございます。
地文の三人称との落差はご海容ください。
どうも動きのある描写は苦手で御座いまして……。
さや母「さやか、手紙が来てるわよー」
さやか「はーい」
さやか「差出人…上條…きょう…すけ??」
がさがさ
さやか「………………………」
さやか「…………………!?」
さやか「………馬鹿………今さら何言ってんのよ」
さやか「……仁美に謝れよ……バカ恭介……」
杏子 「帰ったぞー」
ゆま 「ゆまも帰ったよー」
さやか「…………」
杏子 「寒いじゃねえか。暖房もつけずに何やってんだ?」
さやか「ふぇぇぇぇぇっ」
杏子 「お、おい」
さやか「ばかばかばか、一瞬でも迷ったあたしが許せないー!」
>>865 乙。よく調べてくれた
私見だが、さやか、まどかが下位なのはなんとなくわかるな
ショップでのグッズの値段もほむら、マミ、杏子が高くて、かなり落ちてまどか、ほむら達の半額ぐらいがさやか
ちょっとわからないのが杏子。時々品切れになってることがある
ほむらと杏子の人気はね〜日本人は自己犠牲が大好きな民族だから
殺し愛も愛しあいもできそうでいい感じですよ。
SSの人乙です。
さて、今日も杏さやの事考えながら寝るか…
>>849 本来は
SSはSS板
渋絵は絵板
同人は同人板
なので、上記話題は脱線気味な話題
中でも、同人は書いてる人しかわからないレスが多い
が、流石に放送も連載も終了した作品ではそんなことも言ってられないんだが
ちょっと何言ってるか分からないです
日本語が不自由な人ってことで察してやれ
SSの人いつも乙です。
>>903 同棲する杏さやいいなぁ
>>903 無防備な杏子さんにドキドキしちゃうさやかさんを幻視した
さや…
さや…
あん…
あん…
あん…
イベントまであと2日
最終チェックでもしとくか
地方民はつらいよ
委託待ち
お気に入りサークル新刊出すみたいでうれしい
もうこのスレは同人スレだな
せっかくイベントあるのに話題にならないわけないだろ
ならば愚痴るのはやめて杏さやなネタをお願いします。
SS、二次絵を通り越して同人やイベントの話ならまどか同人スレかイベントスレだね
さっぱりわからん
http://mm.my-gg.com/ 新まどかサイト
まどかライブか、まどかPSPとは違う魔法少女でパーティ組めるゲームのサイトか・・・
順当ならまどか劇場版サイト
ほむらアンチスレより転
1 h050 誰の祈りも絶望で終わらせたりしない
まどかの想い
2 h010 私もホムラチャンのこと今でもはっきりと覚えているよ
ほむら宛
3 h018 奇跡と魔法で誰かが幸せになるってとっても素敵なことだと思うよ
さやか宛
4 h040 魔法少女は希望をかなえる存在にしなきゃね、杏子ちゃん
杏子宛
5 h028 後悔のない祈りってやっぱりあると思いました
マミ宛
6 h046 みんな私の最高の友達だよ、これからも
みんなへ
7 h016 さやかちゃんは絶対嫌な女じゃないよ
さやか宛
8 h033 杏子ちゃん、祈りが絶望にならないように私がずっと見ているよ
杏子宛
9 h027 マミさん、私ずっとマミさんのそばにいるからね
マミ宛
10 h047 魔法少女になるって覚悟に後悔なんかしていない、これからも
まどかの想い
11 h014 さやかちゃんの祈りも戦いも絶対無意味じゃなかったよ、大切な事ってさやかちゃんが思ったんだから
さやか宛
12 h034 杏子ちゃんのあこがれた最後に悠木とか愛が勝つストーリー、やっぱり一番だね
杏子宛
13 h026 B マミさん、宇宙のすべての希望のために私が希望になります
マミ宛
14 h012 さやかちゃんの人を大切にする気持ち、私大好きだよ
さやか宛
15 h039 誰かのための祈りはきっと一番強い祈りなんだ
まどかの想いorさやか宛?
16 h025 私にとってマミさんはいつでもかっこいい先輩です
マミ宛
17 h017 あたし、今なら思えるよ、幸せバカでもいいって
さやか宛
18 h036 杏子ちゃんのやさしい祈りがきっと世界を希望で満たすよ
杏子宛
19 h021 マミさん、もう一人にさせないよ、これからはずっと一緒だからね
マミ宛
20 h045 みんな、ほんの少しの奇跡起こるかもしれないよ
みんなへ
21 h011 さやかちゃん、また絶対に一緒に遊ぼうね
さやか宛
22 h038 幸せな夢はきっとまた訪れるよ、杏子ちゃん
杏子宛
23 h022 魔法少女コンビもう一回作りましょうね
マミ宛
日本語が不自由な人がまた来たか
>>915 映画版サイトならずこーwwww
ゲームは据え置きでも出してほしい
敗北も絶望で終わらせたりしない
私も高野総長の事今でもはっきりと覚えてますよ
チートで誰も幸せになるってとっても素敵な事だと思いますよ
転生者は希望をかなえる存在にしないといけませんね、原中将
より良き負けはやはりあると思いました
みんな私の最高の戦友だ、これからも
大石教官は絶対いやな男じゃない
原さん、より良き負けになるようにずっと見てますよ
転生者になるって覚悟に後悔なんかしてない、これからも
大石教官の単艦艦隊絶対無意味じゃ無かったよ、大切な事って教官が思ったんだから
原さんのあこがれた最後に田中と敏が勝つストーリー、やはり一番だ
大石教官のフミカネキャラを30年閉じ込める気持ち、私大好きだよ
恒久平和こそきっと一番強い祈りだ
私は今なら思えます。幸せ馬鹿でもよいって
>>915 幸せ馬鹿、なんか悲しくなる・・・2話の台詞なんだろ・・・
原参謀長の厳しい祈りがきっと宇宙を奇跡で満たします
みんな、ほんの少しの奇跡起こせるかもしれないぞ
教官、また絶対一緒に仕事しましょう
幸せな夢はきっとまた訪れます、原さん
転載。
>>915の音声はこんな配分の模様
そのうちほむまど杏さや的な台詞も追加されたりして
h1〜10はほむら
h11〜20はさやか
h21〜30はマミ
h31〜40は杏子
だから15は杏子宛て
>6 h046 みんな私の最高の友達だよ、これからも
>みんなへ
まどからしい台詞だが、またほむらとさやかでキャラ対立爆発しそうなことを公式もいまさら・・・
921 :
寂寥の渦:2011/11/25(金) 21:05:10.15 ID:O4b2r5xH0
これで終わりだ――。
これを急所に突き立てれば。
終わりだ。
「………………」
なのに。
それが。
できなかった――。
簡単なことだ。
今までもそうしてきたじゃないか。
魔女も使い魔も、邪魔をする奴はそうやって倒してきたじゃないか。
早々とやっちまえよ。
こいつは縄張りを横取りした奴だぞ。
私が狩り場にするハズだったこの町を。
力も無いくせに正義だの人助けだの、バカげたことを言ってる邪魔者だぞ。
はやく!
生かしておいたって意味はないんだ!
私の邪魔になるだけだ!
やっちまえ!
「………………」
いつ、そうしたのか分からない。
気が付くと私の手には何も無かった。
何かを持っていた感触も無くなっていた。
美樹さやかはここにいる。
私の足元でまだ立ち上がれずにいる。
こいつは私を見上げている。
私はこいつを見下ろしている。
向けられた視線は敵意だけじゃなかった。
何を考えているのは分からない。
分かろうとする必要なんてない。
――美樹さやか。
私と違って何でも持ってるこいつを。
忌々しいこいつを殺せば。
スッキリするハズだった。
恵まれている奴を潰せば、それで気が晴れるハズだった。
違うんだ。
本当は――。
私はこんなことをしたかったんじゃない。
こいつを死なせたところで、一時的にしか満足できない。
自分の犯した罪――自業自得として受け容れたつもりだけど、償い続けるつもりだった――が軽くなるワケでもない。
それどころか、私はもっと重い罪を重ねてしまうんだ。
パパの教えを思い出す。
人を愛し、平和を願え。
その教えだけは決して忘れない。
私はパパを否定したくなかった。
今でも私のたったひとりのパパは、絶対に間違ってなどいなかった。
922 :
寂寥の渦:2011/11/25(金) 21:06:29.10 ID:O4b2r5xH0
間違ってはいなかったけど――。
実践するのは不可能なんだ。
それが分かったから私は誰の幸せも祈らなくなった。
どうせ裏目に出るのは分かっていたから。
でもだからといって、進んで誰かを不幸にするのは違う。
幸せも不幸も要らない。
何も無い、どっちにも傾かない、中間に居続ければいいんだ。
美樹さやか――。
あんたにもいるんだよな……。
助けたい奴とか、守りたい奴が。
私にそれを奪う権利はないんだ――。
それはパパの教えに反するから…………。
――私にはできない。
「クソ…………ッ!!」
躊躇いなく、一思いに殺していればここまで掻き乱されずに済んだのに。
何もかもメチャクチャだ。
呼吸を整え、もう一度だけ美樹さやかを見やる。
私がさっき付けた傷はまだ残っている。
胸元を真横に切り裂いた傷口に凝固しかけた血が走っている。
ああ、だからこいつは立ち上がれないのか。
武器も持てず、得意の回復力も発揮できないとなれば魔法少女としては致命的だ。
「さやかちゃんッッ!!」
遠くでこいつを呼ぶ声がした。
聞き覚えがある。
あの時、一緒にいたチビだ。
「ふん…………」
水入り――にしちゃ遅すぎるか。
私は美樹さやかを一瞥すると、少女の方に向かった。
おおかたキュゥべえから聞かされて、心配になってやって来たんだろう。
実際、少女はあいつの元に駆け寄ろうとしたが、私が近づいたことでその足を止めた。
力の違いなんて言うまでもない。
生身の人間がどんなに頑張っても魔法少女の足元にも及ばない。
こいつもそれくらいは分かってるだろうに。
にも関わらず間に割って入ろうとするなんて、もしかしたらあいつより肝が据わってるかもしれない。
「あ、あの…………」
私と目が合った途端、少女はビクリと体を震わせて後ずさった。
まあ、そうなるよな。
別にあんたをどうこうするつもりはないさ。
私は持っていたグリーフシードをひとつ取り出すと、少女に押し付けるようにして渡した。
「え……? あの……これ…………?」
それを両手で受け取ったこいつは、困惑した様子で私の顔を見上げた。
「使ってやりな。あいつの魔力は多分もう限界だ」
魔法少女の負った傷は薬なんかで治るものじゃない。
そう言うと不便な体に思えるけど、実際はその逆だ。
グリーフシードさえあれば大抵の傷は何とかなる。
魔法だって好きなだけ、好きなように使える。
「あの、ありがとう…………」
少女は伏し目がちに礼を言った。
――ヘンな奴。
あんたの立場なら私を恨むのが普通だろ。
「でも……どうしてこれを…………?」
「さあね」
理由なんて私にも分からないんだ。
「ほら、早々と行けよ」
そう言い残して私はその場を立ち去った。
後ろで少女が何か言っていたが、私は意識してそれを聞かないようにしていた。
短めですが今日はここまで。
当日、紫のリュックを背負って右往左往している人物がいたら、多分それは僕です。
それでは、また。
GJ。
レベル高すぎて自分の下手さがつらいです。
紫のリュックだけではわかり辛いので、他に何か目印プリーズです。
さうですね……。
何を着ていくかまだ決まってませんし、特に目立つものも思いつきません。
シアンブルーのサングラスでもかけましょうか。
ほむらアンチの杏さやアンチはもう二度と来るなよ
前もあったなワザとらしくアンチスレから転載してくるやつが
アンソロが発売された時だったかな
○月○日 美樹さやか妊娠報告
まどか「あ、今動いた」
さやか「えへへ、元気でしょ」
マミ 「本当に驚いたわ。女の子同士で結婚するだけじゃなく、子供までできるなんて」
杏子 「やり方はキュゥべえに教わったんだけどな。聞きたいか?」
まどか「うん、教えて」
杏子 「あたしのソウルジェムを変形して、さやかの」
どげしっ
杏子 「いってぇ」
さやか「余計なこと言うな!蹴るよ」
杏子 「蹴る前に言えよ」
ほむら「……………」
ほむら「……こんなことしてる場合じゃないのに」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ワルプルギスの夜を撃退しない限り、私達に未来は無い…」
杏子 「名前も決めてあるんだ」
マミ 「聞きたいわ」
杏子 「男の子だったら田吾作、女の子だったらゆまだ」
話に引き込まれる
構成が素晴らしいです
自分もイベント行きたかった!!
△月□日 ワルプルギスの夜
さやか「杏子、生きて帰ってきて。ゆまの為にも…」
ギィ…バタン
杏子 「さやか…………」
さやか「杏子!? 良かった…」
杏子 「…………………」
さやか「戦況は? ワルプルギスの夜はどうなったの? 他のみんなは?」
杏子 「…………マミが死んだ」
さやか「!!」
杏子 「まどかは勝ち目が無くても突っ込んで行った。……くっ、畜生…」
さやか「まどか……!」
杏子 「おい、どこ行くんだ」
さやか「あたし行くよ。止めないで」
杏子 「やめろ、ゆまを産んだばかりのさやかには無理だ」
さやか「でも…」
杏子 「さやかはここでゆまを守ってくれ」
ほむら「まどかは死んだ…。今回も駄目だった…」
ワルプル『アーッハッハッハ』
ほむら「この街が全滅するのも時間の問題ね。だったら私は…」
杏子 「待ちな」
ほむら「佐倉杏子…美樹さやか…」
さやか「あんた、過去に戻れるんだよね?…この子をお願い」
ほむら「この子は…あなた達の…」
杏子 「こないだ出産したばかりのさやかはまだ動ける状態じゃない。
あたしの魔力も限界だ。 …………頼む」
ほむら「……悪いけど、時間遡行は私一人しかできないわ」
さやか「…………………」
ほむら「……だから必ず連れて行ける保障はできない。
それでも構わないなら…やってみるわ」
………
……
…
□月□日 暁美ほむら病室
ほむら「…………あの子が…いない。
別の時間に飛ばされたか、時空の狭間に取り残されたか」
ほむら「美樹さやか……ごめんなさい……あなたに託された希望を守れなかった」
その◎年前 市内某所
女 「あら、赤ちゃんの鳴き声?」
女 「この子は…、もしかして捨て子?」
女 「服に名前が書いてるわ。『ゆま』って言うんだ…」
そして◎年後
女 「パパがね、今日も家に帰ってこないんだ」
ゆま「…………」
女 「なんでだと思う?」
ゆま「ひいっ」
女 「ゆまが可愛くないからだよ!あたし達の子供じゃないから!拾った子だから!」
じゅっ
ゆま「熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い」
女 「あいつ絶対他に女作ってんだよ!畜生!畜生!畜生!」
ゆま「やめてー」
女 「あ、こら、逃げんな!」
ゆま「はぁ、はぁ、はぁ、」
女 「ゆまー、どこ行ったーっ」
ゆま「(助けて…見つかったらもっと痛いことされる)」
女 「くそっ、虐待の痕が見つかったら厄介なことになる。早く連れ戻さないと」
ゆま「(あれ?ヘンなお花が咲いてる…)」
女 「え? 何? ここは何処? 何がどうなってるの?」
ゆま「…ママ?」
魔女「クキャキャキャキャキャ」
女 「ひいっ、化け物!」
魔女「クキャキャキャキャキャ」
ズルッ
女 「ひはっ、ひ…ひぃぃたい、たす…け…」
グシャア
ゆま「!!!!」
スババババ!ドシュッ!
魔女「ギャォァァァァ!」
??「一丁あがりっと。
しっかし、この街を管轄する魔法少女はいないのか?
グリーフシード取り放題じゃんか。
ここ、アタシのシマにしちゃおうかな」
ゆま「あ……」
??「おい、お前、そんな顔したって誰も助けちゃくれないよ」
ゆま「『お前』じゃなくて、ゆま。お姉ちゃんは正義の味方なの?」
杏子「あたしは『お姉ちゃん』じゃない、佐倉杏子だ」
ゆま「キョーコ?」
杏子「ああ、一人で生きる術なら、あたしが教えてやるよ」
そして
>>505へ続く
◎月●日 現在
杏子 「…とまあ、そういう事があったってワケさ」
さやか「ふぅん。あんたさ、基本的におせっかいなんだね」
杏子 「そんなんじやねえよ、あたしはただ…」
さやか「いいじゃん、あんたがおせっかいだから、あたし達こうして一緒にいるんだし」
ゆま 「すやすや…」
さやか「可愛いなぁ、本当に」
杏子 「何でだろうな、ゆまに逢った時、初めて逢った気がしなかった」
さやか「あたしもだよ。実は私達、時空を超えてめぐりあった運命の親子…なわけないか」
おい髪の色
だとしてもどっちも親の髪緑じゃないだろww
と思ったけど杏子ママはちゃんとした顔が本編で出てないからもしかしたら・・・
RGBといえば三原色、揃うのはなんらおかしくない
子供だけは助けようとする親ってハリーポッターを思い出した
ほむまどスレで暴れてる杏さや厨(ID:JrF2rLJx0←実際はID変えてくるんで意味はないが)のクズを、お前ら引き取れよ
杏さや派がこんなクズばっかじゃないと思ってるが
杏さやを愛するものとしてまず謝っておくよ
ただこっちでもクズは引き取りたくないからそいつが死んでくれればいいんだけどな
いつもの人が手口変えてるだけじゃないのか、すぐID変えるし
あの人なんとか杏さやを失墜させたくて杏さや厨のフリしてるんだろ
普通は自分の好きなキャラやカプをわざわざ名乗ってまで
あんなさも叩いてくださいと言わんばかりの行動しないよ、メリットないもの
反応しないのが一番だと思うが
スルーって習ったよね(AAry
>>942 クズのIDとお前のIDが何故同じなのか
/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ. 「あんたたちとは違うネラーになる。あたしはそう決めたんだ。
l ,イl//`ヘヘ 煽りをスルーするのも、あぼんするのも、
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ | | ガッ そんなことをするヤツラとつるむのもイヤだ。
..ノ と)i杏i| ) | |__ 見返りなんていらない。
く_ /ノ 人'´ ヽ あたしだけは絶対にマジレスすることをやめな(ry」
し / ) < >ノハ从}
_/し' //. Vl|`Д´ノリ
(_フ彡 /
>>942 ID変え忘れて自演ばれてますよ、対立厨さんwwwwwwwwww
>>942 自分でクズって言っちゃってるよ・・・
よくお分かりのようで
なんでこの手の間違いが起きるかって、
普通は他人のIDと自分のIDを間違う筈無いのに間違うという事は無いのだが
専ブラ(jane等)ではデフォルト設定で自分の書き込みには名前の前に
『 自 分 』 とか自分の書き込みである事を強調表示されるものがある
どちらも「強調表示された自分の書き込み」だから
対立用に書込んでた串のIDを引用する時に引用間違いしやすかったんだろうな
>>923 もしかして前に杏子が病気になるSSここに書いた人?
>>953 どのSSの事かは分かりませんがもし、杏子がお菓子の包装紙やら備品やら
見境なく食べるようになって、さやかの介抱を拒絶した結果、記憶喪失になり挙句には
視力と聴力さえも失ってしまった……。
というSSを指していらっしゃるなら、それは僕のことで相違ありません。
>>949-951 一見ID荒らしはここでも出張か
ほむまどスレを荒らししてるお前は、IDを繋ぎ変えているため、元のIDにはならない
串使い?笑わせんな
串使いなら一見IDなんて、余所からみれば明らかな不利を、串使わずに荒らす馬鹿がどこにいるんだよw
どーせ、お前、そのIDも出てくれないんだろうがなw
ちなみに俺が杏さや厨だと思い込んでいたのは、ID:2kh+Umde0な
>>942はただのコピペミス
謝るよ
コピペミスなんかじゃなくて、こいつは杏さや厨じゃなかった事を
ただのキチガイ荒らしだった
自分は一見の荒らしでもないんだけど
あんまり厄介事を持ち込まれると困るだけで
火種になるようなものを持ち込まれてもその・・・対処に困るって訳だ
対立厨らしきものがいりゃ反応もする人も出てくる
ただでさえ最近荒らしが多かったし・・・
反応しちまったのは自分も悪いけど
日本語の不自由な人は国に帰ればいいのに
そんな事よりオンリーと次スレの季節だぞっと
近頃は荒らしと自演とその反応で埋まっていくもんなぁ
他スレみたく小ネタSSでも盛り上がってくれれば…
とりあえずメジャーな歯磨きプレイからいきましょうか
今回は1時間前くらいに行けばいいかな〜
>>954 やっぱりそうだったか。前作面白かった。今やってるやつも頑張ってね
>>964 前回も1時間前で第1段入場の最後尾入れたからそんなもんでいいんじゃないかね
そろそろ次スレやね
いつも9時に着けばいいやと思って行くが、必ず15分くらい道に迷う
何度行っても人形町界隈は慣れないわ
>>969 あの街はマジで魔境
軽く迷った後に、サンライズビル近くのサンクスを発見した時の安堵感といったら…
俺がスレ立てよう
をこんばんは。
いつも有り難う御座います。
屋外におりますので今夜は寂寥の渦の投下はありません。
明日は白い服にベージュのズボン、緑がかったジャンパーに紫のリュックという出で立ちで参ります。
屋外を緑のグラスをかけて彷徨っているのが僕です。
では参加される方は現地でお会いしませう。
さや… さや…
さやかちゃんが湧いてる…
1人いたら100人いるという噂
俺が立てる
駄目だった。
↓の人頼んだ
いってくる
/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ
>>978乙!
l ,イl//`ヘヘ __
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ._。_∬ ´ ` 、
_ノ /)i杏i|_o(___)o .{メ从ハヘi }
/\ . [“““““]\ ィハ.゚ヮ ゚ ,|l!/
< ※ \________\ゝ-さ-; `、
\ ※ /※ ※ ※ ※ ※ \i_i_ヌ∪ `、
\ノ__________ヽ
乙!梅!
ume
うめ先生
うめーさやあんー
埋淵さん
うめー
そういえばこたつの季節か
外界から遮断された遠赤外線の薄明かりの下
せめぎあう二色の靴下のRomance!Magic!Fantastic!!
あれ、杏子ちゃんって生足派だっけ?
靴下じゃないから臭くないもん!
生足魅惑のマーメ…あ、それじゃさやかだ
あたしマーメイッ!
マーメイドプリンセスより敵が歌が上手いのは常識ッ
なのに空気読まずに幼女のくせにやたら上手い声がさやかみたいなオレンジ
Before the Moment好きだったな
歌:キタエリだってことを知ったのは恥ずかしながらつい最近のことだけど
Beautiful Wishもいいぞ
1サビか2サビのラストとか杏さやっぽい
ゆま「これが声優ネタしつこいって気持ちなのね」
>>995 やっと味方に上手い人が!と喜んだ視聴者を敵にデスボイスキャラ追加して殺しにかかるアレか
確か新谷さんもでてたよな
あれは味方の緑色もうめぇってほどじゃないけど下手じゃない
が、常にぴちぴちボイスやデスボイスに囲まれてるせいで……
そろそろオンリーに出かけるか
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。