自閉症(じへいしょう)
1.自閉性を中心としたコミュニケーション障害(状況に応じた情緒表現ができない、など)
2.言語発達の障害(言語の理解と発達の遅れ、比喩的言語などの特異な話し言葉など)
3.反復的で常同的な行動様式(強迫的・儀式的行動など)
4.周囲に対する特異な反応(変化への抵抗、対象への特異な興味・愛着など)
例えば、自閉症の子に「まっすぐお家に帰りなさい」と言うと言葉通り直線で帰ろうとする
言い回しやたとえ話などを理解できない
特定の物に対する異様なまでの執着心も目立つ
何よりも通常の人とは違うのは、他人を自己の執着を満たすための道具と見なしていることである
高い棚にあるものをとろうとするときに大人の手をまるでマジックハンドのように使おうとすることもある
自分の思い通りにならない人間には癇癪を起すこともしばしばだ、相手を同じ人間とは思っていないのだから当然だ
第三者が論理的に患者のどこがおかしいかを説いても理解されることはまずない
この患者の大半はまともな社会生活を送ることができず、家族や周囲の人に多大な負担を強いる
患者や介護者の生活の質を向上するためにも一日も早い治療法開発が期待される