図は、真宵ループ線にて、エンジンを吹かしながらぐるぐると登るキハ40系。
下るときには、機関ブレーキを使い、制限速度を超えないように気をつけながら下る。
撫子山駅では、急勾配上にホームがあるため、キハ20系やキハ40系の性能では、
勾配上のホームに停車し、そこから発車させることは難しかった。このため、
士幌線のように、麓に上り列車用ホーム、当駅に下り列車用ホームを設け、
上り列車は、麓のホームで発車した後、そのまま勾配を登って行き、撫子山駅を通過し、
下り列車は撫子山駅に停車する扱いとなった。もちろん、キハ110系に置き換えられた後は、
登坂性能が向上したこともあり、上り勾配上での起動も不可能ではなくなったが、
それでも安全のため、以前と同じ方法で取り扱われている。