【リリカルなのは】ユーノ司書長はカワイイ119【無限書庫】
1 :
ノ(*・ヮ・)) :
2010/12/17(金) 04:57:41 ID:FaGWscK90 、、
\ヽ、
_,. -―- . ヽヘ ノ}
_, - '´ \} レ'ノ
ヽー- -‐‐ '´ -‐¬ 、
`ー-/ , 、 ヽ ヽ
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! l| i :l l. ト,;:==、いノ!ノ {t心Y /イ l
!|| :i| ::!.l:.. {i {tい` ′ _いノリ/l l |:l. , 皆クリスマスや年末年始の予定はどうなってるのかな?
! l', ::い:、l ヽソ ,  ̄/l:l:|.!|:i:! ′
ヽ!ヽ :ヽトヘ ´ __ l:l:|:!|::;' /
` \ヽ::ヘ、 ヽ′ ,川::リ//
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l: :|:/ ト, r1 、 |: :l::/: : : : : : : :|
|/:l′i'/ ノ'′ヽ !: /: :i : : : : : : l
アニメ2
http://anime.2ch.net/anime2/ ■前スレ
【リリカルなのは】ユーノ司書長はカワイイ118【無限書庫】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1290299708/ ■スレまとめサイト
無限書庫の風景(仮)
http://www10.atpages.jp/mugensyoko/ 無限書庫の風景(仮)Wiki版
http://www10.atpages.jp/mugensyoko/cgi-bin/pukiwiki14/ ■スレまとめサイトミラー
無限書庫の風景(ミラー)
http://mugensyoko.sakura.ne.jp/ ■ユーノ・スクライア司書長あぷろだ
http://www10.uploader.jp/home/sisyo/ 1期ではお供でパートナー、2期では縁(緑に非ず)の下の力持ち、3期では無自覚のフラグ乱獲者でした。
まとめサイトも大盛況の我らが司書長ユーノ・スクライアのキャラスレです。
愛が込められているなら、小ネタでも電波でもSSでも百合も801もノマカプもオールオッケー。
司書長の御旗の下、目を通す司書長代理の気持ちを考え健やかな司書活動をしていきましょう。
※ユーノ司書長からの司書(住人)の皆さんへのお願い。
・皆さん、紳士・淑女たる振る舞いをお願いします。
・気に入らないレスはスルーが基本です。
・次スレは、すみませんが
>>970 の方が立ててください。
・また、司書の方も次スレが立つまでは一時的に業務を取りやめてください。
※先輩司書から新人司書(新入り)さんへのお願い。
・メール欄に「sage」を入れることを忘れちゃだめだぞ。
※司書諸兄への通達事項
・最初の一行が改行になっている報告書は内容が虚数空間に呑まれて消えてしまいます。書類作成の際はご注意を。
・ユーノスレを知らない・嫌いな人もいます。他所での発言には気をつけましょう。司書長の責任問題に発展しかねません。
・業務報告書(司書長観察日記)の最後には終了の印なり言葉なり入れてもらえると司書達の迷走が減ります。
・業務報告書(司書長観察日記)が書庫に保管されていないと気付かれた方は報告やリカバリーをお願いします。
>>1 乙
スーパータイムは夕方以降と思っていたらもう終わっていた。
それとユーノくんをペロペロしていいのはヴィヴィオだけだ!
今回のスーパータイムはこちらっ!!
990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 13:17:20 ID:NR/wa9Ax0
よし。俺から。
>>990 なら体調が戻ったらユノセイを形にする
991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 13:20:15 ID:wCbP5T+m0
>>991 ならユーノ君とアインスさんはサンタコスして子供達にプレゼントする!
992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 13:32:18 ID:n9EvHhoK0
>>992 なら無限書庫に冬季休業の知らせが
993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 13:42:24 ID:GlgPq0ThP
>>993 なら司書長は23日ははやてと、24日はなのはと、25日はフェイトとホテルを予約して一日中デート
996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 13:47:46 ID:Y7m2ITkA0
>>996 なら司書長を中心に男性陣主役のスピンオフ決定
997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 14:06:27 ID:JfRJCLnT0
>>997 なら無限書庫にゲイヴンが……
998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 14:26:47 ID:YTsJK/8oP
>>998 なら無限書庫内でもクリスマスのイルミネーションが・・・
999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 14:31:57 ID:kkfprZf20
>>999 ならユーノくんがクリスマスプレゼント
1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 14:38:22 ID:Kq/pSFIn0
>>1000 ならクリスマスSS絶対に仕上げる(;´Д`)
後一週間あるんだ、仕上げてみせる………。
8 :
sage :2010/12/17(金) 17:07:19 ID:tVvhLQp/0
>>1 乙なの
次元世界大戦が始まっちゃったけど、クリスマスまでには帰れるの
>>1 乙
塙「ところで僕この間、インターネットのヤホーを使って調べてたんですけど・・・・・・」
土屋「ヤフーね。使ってるんだったら覚えてほしいんだけど」
塙「そこで面白いアニメを見つけたんですよ」
土屋「ほうほうそれで」
塙「皆さん、魔法少女リリカルなのはって知ってます?」
土屋「おいおい、知らなきゃこのスレに書き込まないぞ!」
塙「今回そのリリカノレなのわのキャラクターについて調べてきたんで、そのおさわりを」
土屋「おさわりってなんだよ。それにリリカノレなのわじゃなくてリリカルなのはだろ」
塙「まぁ、そのソソカルなのほのキャラの中から一人選んでご紹介・・・」
土屋「ソソカルなのほってなんだよ!!リリカルなのはでしょうが」
塙「では早速、そのキャラクターの一人であるユーノ・スクライアについて紹介します」
土屋「やっと紹介ね」
塙「まずユーノ・スクライアはいんj(ry」
土屋「何いきなり失礼なこと言ってんだよ!!ほら、みんな怒ってるぞ」
塙「(無視して)それでユーノ君は無間地獄で働いています」
土屋「無間地獄じゃなくて、無限書庫だろ!!まったく覚えろよ」
塙「でもって司書長をやっております」
土屋「そうそう、日本で言うと国立国会図書館長クラスなんだよな」
塙「それで、軍隊の階級で言うと・・・・・え〜と・・・・」
土屋「解らないなら言うなよ!!!」
塙「でそのコーノ・スクライア君なんですが、実は主人公の高町なのわちゃんの魔法の司書長さんだったのです」
土屋「司書長じゃなくて師匠でしょ!!それにコーノじゃなくてユーノ!!なのわじゃなくてなのは!!」
塙「まぁそのユナ・ヌクライア君は考古学者としての側面も持っています」
土屋「ユナ・ヌクライアじゃなくてユーノ・スクライアね」
塙「彼自身、盗掘を生業とするスクライア族の出身ですからこの道を歩むのが普通でしょう」
土屋「盗掘じゃなくて発掘だろ!!失礼なこと言うなよ!!」
塙「でその、コナ・スクライマ君は絶大な人気があります」
土屋「だからユーノ・スクライアだって言ってるでしょうが」
塙「でも、第三期最終回以来公式からは何の音沙汰もありません」
土屋「あ〜あ、ストレートに言っちゃったよ・・・・・」
塙「という訳でこれからもいたち君をよろしくお願いします」
土屋「ってぜんぜん違う!!どうもありがとうございました」
ヴィヴィオのおままごとに付き合う司書長 ユーノ「ただいまー」 ヴィヴィオ「おかえりなさいあなた。ご飯にする? お風呂にする? それともヴィ・ヴィ・オ?」
>>10 問題はヴィヴィオがそれを何を見て覚えたかだ。
両親(なのフェ)の普段のやり取りだったら欝だ。
母親の「ユーノくんとのらぶらぶ新婚生活シュミレーション」(笑)を覗いていたとかだったら激しく萌える
>>11 まさに天国と地獄すぎるな・・・・・・しかし、こうしてみると
なのはにしろフェイトにしろ、本編はひたすらに真面目だけど
ここだと、ギャグシリアスバトル完璧にこなせるヒロインで好感持てるからな
恋愛沙汰についてはある意味では、からっきし駄目に見えるけど
恋愛に関しては、女性キャラの方がヘタレな話の方が好きというか面白いというか 司書長(に限らず男キャラ)からの真っ向からの告白にパニック、フリーズといういSS書いてみるかな
美少女中心の東方シリーズでさえ男が主役の書が出たんだから、 こっちも無限書庫日誌くらいやって欲しいもんだ。
>>11 フェイトママのじっかにあそびにいったらでクロノてーとくとえいみーさんがやって(ry
>>14 香霖堂のことかーッ!!
化石の話とか確率の話とか素数蝉とかうるう年の話とか
八の意味とかご利益の話とか結構面白かったな
>>11 理想郷の某ss読んでユノヴィに傾いてきてる俺には、何の障害もないドストライクなヴィヴィオルートが見えたぜ。
よーし前スレ
>>990 だけど出来た!
ちょっと外に中華そばを食いに行ったり買い物したりしてきたら投下しよう。
多分2〜3時位。
あんまりラブ臭は無いけどな!
>>18 了解した。序に少し前のネタ。
シグ「ユノユノ、テスタロッサが行き倒れてたから助けて来たぞ」
ユノ「だから無理するなって言ったのに」
?「誰と間違えてんのよ!私は最強のエンジェロイド・タイプΔ!…」
〜某所〜
フェ「私あんなに馬鹿じゃないもん!!」
狸「何言うとるんやフェイトちゃん?」
>>19 さんくす
と、いう訳で投下します。タイトルは『司書セインと司書長』
そもそもの始まりは半年程前の事だった。久しぶりに会った姉妹たちと会話をしていると、そのうちの一人、ウェンディがこう言ったのだ。 『何かセイン姉とスクライア司書長って声が似ているッス』 らしい。それでスクライア司書長、ユーノ・スクライアに興味を持ったのだった。 それで暇を見つけては無限書庫に行っていたら、どうやら自分の保護責任者が勘違いしたらしくこう言われた。 『無限書庫に興味があるのですか?ならば修道騎士見習いでなく、そちらで働いてみますか?』 へ、と思った。まあ確かに自分の保護責任者、死☆、もといシスターシャッハことシャッハ・ヌエラが聖王教会の人間だからといって自分がそうならなければならない義務は無い。 そしてこうも思った。無限書庫の方が楽かもしれない。 大体あの保護責任者は苦手なのだ。いや、無論信用も信頼もしているし、嫌いではないのだが、あの口より手が先に出るところとかが苦手だ。おまけに生真面目で自分と相性がとても悪い。 仕事中だけでもあの人と離れられるのならそれだけでも価値があるかもしれない、と考え頷いた。 ……まあ、今考えると非常に甘い考えだったと言わざるを得ないのだが。 そして働き始めた一日目。いきなり修羅場だった。当時は分からなかったが、黒いの提督が緊急の依頼を出していたらしい。 見習い司書用の読書魔法と検索魔法、後どんな感じで検索するのか、その時の注意事項、探す資料をメモしておけるスペース等がある簡易デバイスを渡されて、自分もそれに初日から巻き込まれたのだった。 そして二日完徹して戻って爆睡したのち、保護責任者に愚痴っていたらからかい交じりにこう言われた。 『あら。もうギブアップするのですか?』 ……火が付いた。ここで投げ出したら負けだ。一生これを肴にされる。ついでに妹たちからお姉ちゃんはこんな過酷な職場で働いているんだぞー、と威厳を少しは得ることができるかもしれない。 そんなこんなで無限書庫司書見習い、セインの日々は始まったのであった。
「お疲れ様でしたー」 そんなこんなで半年。見習いも取れた。周囲の司書との人間関係も良好である。 「お疲れ様、セイン」 「あ、司書長。司書長もお疲れ様です」 本日の業務も無事に終わり、帰宅準備をしていたら件の人物、スクライア司書長が話しかけてきた。……もっとも、彼女本人は切っ掛けなど忘れているが。 ちなみにセインは普段は彼をユーノさんと呼んでいるが、仕事中は司書長と呼んで敬語もきちんと使っている。少しでも妹たちから威厳というものを手に入れるために。 「司書長もこれで上がりですか?」 「そうだけどちょっとクロノからの頼みをやろうと思って」 その言葉に驚く。 「へえ……って黒いの提督からの依頼ですか!?」 その言葉に周囲が騒がしくなる。 「なにぃ!あの黒い悪魔からの依頼だと!」 「エマージェンシー!エマージェンシー!帰宅準備をしている奴も中止!これより緊急態勢に入る!」 「俺だ。……ああ、すまんが今日は帰れそうにない。……なーに大丈夫。クリスマスまでには帰るさ。ところでクリスマスってなんなんだろうな?」 その言葉に焦って叫ぶユーノ。 「違う違う!本当に個人的な頼みで、できなければ別にやらないでもいいものだって!」 その言葉に安心したようになる一同。 「何だ……。焦りましたよ」 「あー。誤報でした。申し訳ありません。夜勤の人間以外は帰って良し」 「俺だ。……ああ、帰れそうだ。……そうだな、パインサラダを作って待っていてくれ」 そんな中セインは訊く。 「じゃあ何なんですか?」 「簡単に言うと育児関係だね五歳から十歳くらいまでの。……後セイン、もう仕事中じゃないから口調戻してもいいんじゃないかな?」 「そうかな?うん。だけどユーノさん、なんでわざわざ勤務外に捜すの?そんなの二、三冊程度でしょ?」 口調を元に戻したセインがそう訊く。ユーノはとてもいい笑顔を浮かべて言う。 「そうだけど、どうせだったら百冊くらい渡してやろうと思って。あいつ、なんだかんだで糞真面目だから全部読むだろうし」 つまり地味な嫌がらせである。それを聞いたセインは目を輝かせて言う。 「いいね!あたしも手伝う!そして二百冊くらい渡してやりましょー、ししょちょー」 なんだかんだで自分もあの黒いのには恨みつらみがあるのだ! 「セインも手伝ってくれるの?よしよし、夕食を奢ってあげよう」 「やった!ユーノさん太っ腹!」 そして二人は検索を始めるのだった。
(やっぱりユーノさんは凄いな……) 検索中。セインはそう思う。普段は緊急時位しか検索しないがそれはどの司書と比べても圧倒的である。昔は普段もしていたらしいが。 「よし。終わった」 「ええ!?もう!?」 そんなこんなを考えていたらもう終わったようだった。 「まだあたし6冊しか終わっていない!」 「大丈夫。僕が194冊見つけておいたから」 「えええーーー!?」 つまりこっちに気を配りながらそんな速さで検索していたというのか! 「うー……」 へこむセイン。そんなセインを慰めるように声をかけてくるユーノ。 「まあまあセイン。僕と君とでは年季が違うから」 「あれはそんなレベルではないと思うけど……」 正直、自分が後十数年ここで働いたとしてもああなるとは思えない。 「まあまあ。さて、それじゃあ夕飯に行こうか。宣言通り奢るよ」 その言葉にセインはガバッと顔を上げる。 「じゃあお好み焼き!こないだ見つけた『ヒロシマ風お好み焼き ドートンボリ』っていうお店!」 「どっちだよ!」 「?」 思わずツッコむユーノ。だがセインはよく分かっていないのか疑問符を浮かべている。 「まあいいや。じゃあそこにしよう。行こうか」 「うん!」 そして帰宅準備をしてお店に向かう二人。 まあなんだかんだで、それなりに楽しく司書生活を送っているセインだった。
以上。宣言通りあまりラヴ臭は無い。 どうでもいいが『広島風お好み焼き 道頓堀』は昔実際に見かけた店。今もあるかはわからんけど。 どうでもいいことその二。せいんと、を変換しようとしたら『聖闘士』になった。最近のパソコンって凄いねw
くそぅ、俺も司書長とご飯いきたい…… しかし二人でご飯に行った事がばれたら一波乱ありそうですね。 主にゲンヤさんとか博士とか。 あとこれにヴィヴィオを加えるとみずはししょ3人組か……
>>24 GJっした。しかしまあパインサラダとか最上級の危険フラグを立てやがって・・・・・・。
フラグ司書とその連れ合いに変態メカニックマンの加護を。
>>24 今でもあるはず
最近見た気がする
同じ名前の別の店かもしれん
ヴィヴィオはフェレットのぬいぐるみなしでは夜眠れなくなってしまいました。
29 :
柳沢紀雪 :2010/12/18(土) 23:00:22 ID:KCHMj52w0
>>1 乙です
前スレ
>>1000 私も鋭意制作中です。頑張ります。
というわけで(?)、SSを一本投下したいのですが、よろしいですか?
レスが無い場合、30分後ぐらいに投下したいと思います。
31 :
柳沢紀雪 :2010/12/18(土) 23:35:34 ID:KCHMj52w0
そろそろ投下させていただきます。
>>30 さん、レスポンスありがとうございました。
作品の傾向はユーノ→フェイトという感じで、
時期的にはJS事件のしばらく後ということになります。
題名は『One-Sided Session』でお願いします。
ユーノはふと、裁決を行っていた書類から面を上げて、自身の周りにある風景をぐるりと眺め回した。 「困ったな、全然終わらない……」 一人で使っている割には少し広い部屋の中には壁面に設定してある本棚と執務用の広い机が置かれている。 無限書庫の司書長の執務室であるここは、普段はユーノ一人しかおらず、最近になってつけられた秘書も、通常は一般司書と司書長の橋渡し役として現場にいるこの方が多い。 少し昔なら、両親の仕事の忙しさと色々微妙な経歴を持つ少女、ヴィヴィオを預かり、面倒を見ていたこともあったが、今となっては彼女も立派な少女として青春を謳歌しているらしい。 今の彼女にはこんな薄暗い穴蔵に閉じこめておくことは、彼女の将来の成長に色々と障りを生むだろう。しかし、それはいらぬ心配に終わったようで、彼女が小学校の高学年ぐらいなる頃には殆ど無限書庫に顔を出さなくなっていた。 何となく寂しいと思ったこともあるが、一年に一、二度程度送られてくる彼女からのメールには、友達に囲まれて本当に眩しい笑顔を浮かべる彼女がいたため、ユーノはそれで良かったのだと納得することが出来た。 「それにしても、ここも……随分楽になったなぁ」 闇の書事件を始まりとして、JS事件によって見出され、そして無限書庫はそこから引き起こされる様々な事件においてようやく有用性を認められることとなり、そして、今では立派な一部門として成り立っている。 それまでは、どちらかというとゲリラ的な資料請求依頼と書架の整理を行うばかりで、今となってはそれは正直な所、一つの情報部門としてのあり方とは言えなかったと思える。 今となっては、多くの人材が無限書庫に勤めるようになり、新人育成プログラムも充実して、誰かが欠ければ無限書庫の機能が低下するなど、もう起こりえない。 司書の業務の最低限のマニュアル化とベテラン司書から新人司書への技術継承等々、現場はもうすでにユーノの手を煩わせずとも回るようになっていた。 むしろ、ユーノの有能性がかえって業務の過剰な効率化をしてしまうことになり、それでは新人が育たないどころか、一般司書のやる気を逆にそいでしまう結果になりかねない。 以前、気晴らしのような形で一つの依頼を握りしめ、現場に立ってみた所、そういう問題が起こっていたと秘書から随分遠回しに言われた覚えがある。 「昔は……みんな家族みたいなものだったんだけどなぁ……いまじゃ、誰がここに勤めてるのか、把握しきれてないや」 それは、とても寂しいとユーノは思った。しかし、それは無限書庫にとっては良いことなのだろうとも思った。 JS事件が終了した後、無限書庫の混乱期とされる数年間。それはまるで地獄のようで、仕事のストレスと先の見えない不確かさ、そして、それらの事情を洗い流してしまうかのような依頼の洪水。 それがまるで、無限書庫を一気に洗い流そうとするように押し寄せて、ユーノ達は戦った。 命をかけて戦った。過労死寸前まで働いたものも一人や二人ではなく、未だカウンセリングを定期的に受けている者もいる。 「だれも、病院に行かなくてもいい職場なんだから……うん、無限書庫はいい職場になったんだよね」 もう、現場を離れどれほどになるのだろうかとユーノは思った。 あっという間に過ぎ去ってしまった時間。その中に何か大切なものを忘れてきてしまったようにも思える、そんな時間が過ぎていった。 眺める机の上に、小さな山を作るのは、無限書庫司書長の裁決をまつ書類達。 そこにあるのは、管理局の方々から送られてきた依頼書も多く含まれているが、それらはすでにユーノと秘書によって行う人間が決められている。 その人間の中に、すでにユーノの名前は存在しない。 司書の名前を得ていながら、司書として活動できない自分自身がそこにいるようで、ユーノは「はぁ」と溜息を吐いた。 「ああ……またか……」 ユーノはそう呟いてペンを机の上に置き、両肘をついて頭を抱え込んだ。 最近になって、こうなることが多い。ここにいることの必要性。自分が果たして無限書庫に必要とされているのかどうかを考えると、思考が循環して際限なく落ちていってしまう。 こんな時は、何をしてもダメだということはユーノ自身が経験からも分かっており、薬を飲んだとしてもそれによって更に思考が低迷し、すでに仕事にならなくなってしまう。 ユーノはもう一度深く溜息を吐いて、おもむろに通信機を取り上げた。
『はい、秘書のエメリアです。いかがいたしましたか? 司書長』 通信機に出たユーノの筆頭司書であるエメリア・フォーラントは、冷静な仕事顔を崩さず、キリッとした表情と口調で通信機に出た。 彼女は、ユーノと同い年で、15歳の頃から司書として無限書庫に勤めている古株だ。 もしもユーノが司書長にならなければ彼女が師匠長になっていただろうと言われるほど有能で、ユーノも過去に何度も彼女に助けられたことがある。 「別に、僕相手だったそんなに畏まらなくても良いよ?」 ユーノはそんな彼女の仕草に笑みをこぼした。 「いえ、仕事中ですので。要件はそれだけですか?」 初めてあった頃は勝ち気で、向こう見ずで、無限書庫のムードメーカーだった彼女は、今では随分と落ち着いた大人になった。 ユーノはそんな彼女の微笑ましい過去を少し思い出しながら、「ごめんごめん」と口にして要件を告げる。 「今日はそろそろ上がらせてもらうよ。後はよろしく」 ユーノのその言葉を聞き、エメリアはチラリとモニターの端に目をやり、ゆっくりと肯いた。そう言えば、いつの間にか定時になっていたとユーノは気が付き、定時で帰れるようになるなんて、自分も出世したものだと苦笑する。 「了解しました司書長。お疲れ様でした、それと……僭越ながら一言だけ宜しいですか?」 エメリアはかっちりとした姿勢で礼をし、そして改めてユーノの表情に視線を向けた。 「うん? 良いけど……なに?」 「では、お言葉に甘えて…………ウジウジ悩んでんじゃないわよ。男らしくしゃきっとしなさい、バカ! …………以上です、失礼いたしました」 ブツンと切られた通信機をユーノはあっけにとられたように見つめるしかなかった。 「アハ……エメリアも、相変わらずだったんだ……」 まるで照れ隠しのように閉じられた通信モニターのブラックアウトした画面を眺め、ユーノは少しだけ頬を緩めた。 とても懐かしい、生のエメリアを見られたような気がして、ユーノの感情は少しだけ和らいだように思えた。 「うん、そうだね。悩むぐらいなら、一歩進んだ方がいい……か。自分でい言ったことを忘れる所だったよ」 それは、いつか自分の立ち位置や理想に対して悩むエメリアに対して言った言葉だった。 「そう言えば、今日は……フェイトが帰ってくる日か……」 ユーノはそう言って横目でチラリとカレンダーを見た。 今日の日付のしたに目立たないように記された赤いアンダーラインを見て、ユーノは今日は彼女が久しぶりに陸に上がってくる日だということを改めて思い出した。 「会いに行こうかな……」 何も今行かなくても、夜にでも彼女たちの家に行けば会うことが出来る。おそらく、彼女は暖かい手料理と共にはじけんばかりの眩しすぎる笑みで自分を迎えてくれるだろう。 しかし、今会いたいという要求には逆らえず、ユーノはそっと立ち上がり、無限書庫を後にした。
34 :
柳沢紀雪 :2010/12/18(土) 23:42:45 ID:KCHMj52w0
とりあえず以上です。 現在鋭意制作中ですので、続きはでき次第と言うことで。 今晩中に書き上げられればいいなぁ・・・。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/19(日) 02:38:04 ID:+IG9Jx3D0
なんか人がいないなー。土曜日だとはいえ。
俺みたいに昼間出かけて夜忘年会な人多いのかな?それともでかい規制でもあった?
それはそれとして
>>24 も
>>34 もGJ
とりあえずクリスマス用作品は出来上がったけど、クリスマスだからこそ 逆にその日を狙った規制とか来そうで怖い。あぷろだにはうpするけど その報告をこのスレに書き込めないかもしれないけど、その時はごめんね。
>>38 あー、そういやそうだった。なんか木曜から風邪ひいて寝込んでたから曜日の感覚が無くなってさあ……。
>>39 その時は避難所にでも一言書いてくれると誰かがここに報告してくれる、かもしれない
スマソが自己解決出来た。
>>1 の無限書庫の風景(仮)Wikiに避難所っぽい所のリンクがあった。
その中にもユーノスレがあったから、仮に規制で書けないならそこに報告って事で良いのね。
さて、そろそろユーノとのクリスマスの予定を決めるか…
まだ第1話見ただけで分からないけど伝説の司書長の伝説なんてものが飛んできた
>>44 その作品は面白いけどなのはの世界とは合わないと思うが
てかあの作品の世界観だと、どんな作品でも合わせずらいぞ
と言うかあれだ今ユノはやのSS書いてるんだけどこれって需要ってある?
定彼さんの新作更新来てたな。 相変わらずなのはさんの砲撃魔王振りに笑いが止まらない。 もう俺の中では、あの人が書くなのはさんが普通になりつつある。 ところで「膝の上に乗る」というキーワードで思いついたんだが、 @アインスさんの膝の上に乗るショタユーノ。 Aユーノの膝の上に乗るロリモードアインスさん。 Bユーノの膝の上に乗るアインスさん。 @〜Bの中で最も萌えるのはどれだろうか。
>>47 @「ショタユーノ」の単語でご飯3杯は萌えれます。
@のバージョンで後ろからアインスさんに抱きしめられながら、耳を甘噛みされたり、首筋を舐められたりして「アインス、やめてよぉ・・・」 とか細く声を漏らすユーノ君。ショタになってるのは、「休養」という名目でアインスさんが何らかの魔法を使ったとか、ロストロギアとか。
ユーノ「アイさんのおっぱいマウスパッドが欲しい…。」
>>46 個人的に一番好きなカップリングなので期待。
>>46 需要はあると思うけど……どんなユノはやかだな。
基本的にどんなのでもアンチヘイトとか鬱が入っていたら注意書きを付け加えておかないと文句を言われる。
まーそれさえやっていれば大抵は大丈夫だと思うけどね。
>>47 萌えるじゃないかもしれないが。
ユーノの膝の上にツヴァイ、隣に寄り添うアインス。
何時の日か、膝の上に乗るのでは無く、隣に寄り添う存在になりたいと願うU
>>54 ツヴァイがアダルトになるか、アインスがロリになるか、それが問題だ
>>52 わかりました
とりあえず鬱要素とかは全く無いから大丈夫だと思います
出来るだけ早く完成するようにに頑張ります
何となく アルフのマテリアルがいたらなぁ、って思った …あれ?ひょっとしてかなり強いんじゃ…
>>57 強さ云々より性格のが重要だろう。アホの子の使い魔だぞw
振り回される苦労人か、アホ二号か、気にならない天然か……
ならばこれを使おうではないか『萌えヒロイン作成チャート』 属性 かわいそう いいひと 髪型 セミロング 髪の色 緑 瞳の色 青 一人称 わたし 二人称 名前を呼び捨て 口調 〜にゃ 印象 危なっかしい おおう、意外とまともになった。びっくりw
おっと、連レスって入れるの忘れていた
61 :
柳沢紀雪 :2010/12/20(月) 00:41:16 ID:9QFhes8O0
さて、寝る前に一本投下していきます。 時間がないので、いきなりで済みません。 題名は『One-sided session(2)』でお願いします
「テスタロッサ・ハラオウン執務官。無限書庫より連絡が入っています」 クラウディアの執務官の詰め所ともなるオフィス。そこで報告書の最終確認を行っていたフェイトは、その知らせに小首をかしげた。 「無限書庫? 資料請求は行っていないはずですが」 フェイトはそういいながら、少しだけ頭の中で過去を振り返り、「うん」と頷いた。 確かに、今回受け持った事件では、いくらかの資料を無限書庫に請求はしたが、請求自体を受け持ったのは補佐のシャリオ・フェニーノであり、資料に関しても既に到着していて、目を通し終えている。 それに、事件が終了した今になっては、その資料もしっかりとシャリオの手から無限書庫に返還済みで、フェイトも担当した司書に感謝の文面を送信済みだった。 特に不手際があったとは思えないとフェイトは判断した。 「いえ、先方は私事と申しておりますので、お断りいたしましょうか?」 最近クラウディアに乗艦したばかりで、まだまだ緊張感の抜けきれない表情の若い男性士官は、それでも冷静を崩さすにチラチラとフェイトの顔色をうかがった。 顔色をうかがうと言うよりも、それは、余りにも見目麗しく、この世のものではないかのような美しさをもつフェイトをなかなか直視できないだけであるが、フェイトはしっかりした声で、 「話している最中は、ちゃんと相手の顔を見た方が良いよ」 と注意しながら、通信士官の言葉を少し吟味した。 「ところで、先方の名前は?」 「はい、エメリア・フォーラント司書長筆頭秘書と申しております。……ですので……」 その名前を聞いて、フェイトは「ああ」と頷いた。確かに、この通信士官が困惑するのは分かる。 フォーラント司書長筆頭秘書といえば、事実上、無限書庫のNO.2でその地位は、次元航行部隊で言えば、上級士官と並ぶほどだ。 そんな人物が、例え私事であっても、わざわざ通信をしてくるのだから、まだ下士官でしかない彼はどう対処してよいか分からないのだろう。 (ユーノにしても、エメリアにしても。そういうのには疎いからなぁ) 困った幼馴染みだ、とフェイトは笑いながら、 「分かりました。つないでください」 「了解しました」 心なしか彼は肩の荷が下りたようにホッと一息ついた。 敬礼をする情報士官にたいして、フェイトも敬礼を帰し、切り替え中となったモニターをしばし注目した。 しかし、珍しいこともあるとフェイトは思った。エメリアは確かにフェイトにとっても友人の一人であるが、こういう風に私事で艦に通信をよこすことなど、今までにないことだった。 普段は気っぷが良く、余り細かいことは気にしない彼女だが、仕事となるとかなり厳格で、その切り替えはフェイトも見習わないといけないと思うほどだ。 そんな彼女が、まだ業務中であろうにもかかわらず私的な通信をよこしてきたと言うことに、フェイに一抹の不安がよぎった。 (なにか、ユーノにあったのかな?) フェイトは幼馴染みの一人である彼の表情を思い浮かべた。もしも、彼に何かあったとすれば。無限書庫の地獄期と呼ばれたあの時のように、死んだような表情で無重力空間に浮かんでいた彼の姿を思い浮かべると、フェイトは今でも胸が痛くなる。 彼が背負う物を自分が肩代わりできればいい。そんなことを思い浮かべながら、フェイトはモニターの切り替わりをまった。
『正当な理由もなくここにこれるのは、お前ぐらいなものだ。偉くなったな、司書長殿』 通信モニター越しに肩をすくめるクラウディアの艦長――クロノ・ハラオウンの皮肉混じりの物言いに、ユーノは盛大にため息をついた。 「君は、よっぽど何か愚癡を言っておかないと済まないみたいだね、提督閣下。何だったら、司書長の名前で、君の休暇を申請しておこうか? 半年ぐらい海鳴に引きこもってたら、愚癡も言えなくなるかもね」 ユーノの物言いもまた、目の前に投影されたクロノへの皮肉が過剰に含まれていたが、クラウディアに転送されたとたんに皮肉を言われれば、この程度は返したくなるのもまた致し方のないことだ、とユーノは自身に納得させる。 『引きこもりたいのはお前じゃないのか? 遺跡マニア。いや、お前は既に十分無限書庫の引きこもりか。せっかく現場から離れられたんだから、少しは明るみに出てみればどうだ?』 まるで、当てれば響く釣鐘のように返ってきたクロノの言葉に、ユーノは苦笑いを浮かべ、そして、その中に込められたクロノなりのジョークに自身を言い当てられているような心地がした。 「そうだね……それも、いいかもしれないな……」 思えば、最後に暖かい陽射しの下にでたのはいつだっただろうかとユーノは思う。 彼にとっての光は、無限書庫に満ちる、刺激の少ない赤い光と、本局の施設の人工的に作られた明かりがほとんどで、 それらは書物の保全と、人間にとってもっとも快適になるように考慮された、実にお行儀の良い光に違いなかった。 人の意志や思惑などどうでもいいと、ある意味無遠慮で力強く照らしつける、全く自然の明るみを肌で感じたのは、もう、随分昔の事のように思えた。 あるいは、自分の精神的な不安定さは、あの殴りつけるような光が無い故に起こる事なのかもしれない、とユーノは思い浮かべた。 『ユーノ、お前……』 自嘲的に細められたユーノの目蓋に、クロノは怪訝な表情を浮かべた。 まるで、お互いの調子を確かめ合うようにかわされる皮肉の応酬に歯止めがかかった。クロノにとって、それは、直接的に言葉にされるよりも、如実にユーノの心的状況を語るようだった。 「どうしたの? クロノ」 おそらく、ユーノはそれに気がついていない。彼にとってはおそらく、いつもの感覚でかわされた言葉の端々だったのだろう。つまり、それは、ユーノ自身気がついていない何かが、ふとした事で言わせたことなのだろうとクロノは判断した。 (これは、根深いな) クロノはそう思いながら、エヘンと咳払いを一つ付いて 『何でもない、気にするな。ともかくクラウディアにようこそ。何もないところだが、ゆっくりしていってくれ』 「君からそんなことを言われると、なんだか気持ち悪いな」 『僕も忙しいと言うことだ。まあ、勝手知ったところだろうが、フェイトにでも案内してもらってくれ。打ち合わせは、それが終わってからでも良いだろう。じゃあ、後でな』 クロノはそう言い残して通信を切った。
「変なの」 ユーノは接続が切れ、ブラックアウトしたモニターに肩をすくめ、そして、ぐるっと周りを一眺めして、たっぷりと肺から空気を押し出して、背中を丸めた。 クラウディアの転送室は、他の次元航行艦と同じように、全く味気のない閑散とした雰囲気を崩さない。 それは、基本的に艦より外から来た者を招かれざる客として歓迎する、時空間の海に孤立する船の排他性を示すようで、ユーノは何となく落ち着かなく感じた。 「フェイト……まだ、いるんだ……」 ふと漏らした声が殺風景な部屋の中に響いた。 当たり前だとユーノは思った。彼女がいるからこそ、彼女が本局の転送機が届く範囲まで帰ってきたからこそ、ユーノはここにいる。 彼女に会いたいと思ったからこそ、ユーノはここにいる。 しかし、同時に彼の中には会いたくないという感情さえも同居していた。 こんな自分を見て欲しくないと思っているのか。もしも、彼女から拒絶されればと思い、足がすくんでいるのか。 (それでも、会いたいんだ……) 膝が震えて足を前に出すことが出来ない。しかし、ユーノは歯を食いしばって一歩足を踏み出した。 そして、踏み出した足の向こう側にそびえる扉が開き、転送室とは僅かに光量の優れる光が差し込み、ユーノは思わず手をかざした。 「ユーノ? もう、来てたんだ」 そして、金色の髪を揺らしながら紅の双眸の輝く彼女が、その光の中に姿を現した。
65 :
柳沢紀雪 :2010/12/20(月) 00:49:38 ID:9QFhes8O0
以上です。 ひとまず、次で終わりと予定していますが、難航しています(汗 スレ汚し失礼しました。
乙
>>65 乙です
クロノ→ユーノへの二人称は基本的に「君」で
ユーノ→クロノの方が「お前」と言うことが多かったような
ヴィヴィオ「ねー、アルフさんって司書なの? 司書じゃないの?」 ユーノ「う〜ん。たまに手伝いには来てるけど正確には司書じゃないね〜。」 ヴィヴィオ「そうなんだ。じゃあどうして皆アルフさんの事司書扱いするの?」 ユーノ「それはスパロボLをプレイした人がジャックさんをイクサー4と呼ぶのと同じ理論だよ。」 ヴィヴィオ「へ〜言葉の意味はわかんないけどそうなんだ〜。」
>>65 乙です!!
っていうか人少なっ!
やっぱ年末年始だからか…寂しいなぁ
みんなクリスマス用のssを書くのに忙しいんだよ そうおもうことにした
俺とユーノきゅんの愛の巣になる日も近いな
ああ…
>>72 がとても言葉では表せないような状態に……
問題ない
ここがユーノ君と私のハウスか
二番煎じは寒いお
0時まで書き込みがなければ無限書庫は12/24〜1/10まで休業
79 :
柳沢紀雪 :2010/12/21(火) 00:15:01 ID:aCqIje5C0
>>78 なぬ!? では、休業まで頑張らなくては・・・。
ということで、SSを一本投下したいのですがよろしいですか?
レスがない場合は、0:30に投下させていただきます。
oh……。 成立しちまったいっ!! クリスマスssが投下できない? Non,Non,逆に考えるんだ。 その期間書庫が休みだからこそ司書長は甘々なクリスマスとゆるゆるな三箇日を過ごせるとっ!!!
ジーザス、F5を推さなかったばっかりに投下予告を見逃しちまったorz
>>79 こりゃ半まで寝れないな。待ってるぜハニー。
……なんかさっきからテンションが変だ。
82 :
柳沢紀雪 :2010/12/21(火) 00:30:55 ID:aCqIje5C0
>>81 「お待たせ、ダーリン」というのはアレなんでやめと来ます。
ともかくレスありがとうございました。
時間なので投下させていただきます。
内容は前スレの『Third Step』の後の番外編のようなもので、
題名は『Another Step』でお願いします。
命令するのは主であるが、それを行うのは我々デバイスである。そのことを主達のいない場所で何度も何度も若いデバイス達に言い聞かせたものだ。 我々がどうして人の意識を持たされたのか。その意味を考えれば考えるほど分からなくなる。 人の感情らしきものを持たされたにもかかわらず、人の感情を理解できない自分たちはどこか歪なのだろうとレイジングハートはメンテナンスの合間の空き時間に何度も何度も考えてみたものだった。 デバイスである自分には、人の感情を理解することは出来ない。自分たちはただ人間に扱われることを目的された機械である故に、人を理解するという機能は持たされていない。 故にレイジングハートにとって、明確に決まり切った答えをいつまで経っても出せない人間というものを時折とんでもない出来損ないな存在であると思わずにはいられなかった。 《まあ、端的に言えば、私にはあなたの悩みは理解できないと言うことです、ユーノ》 レイジングハートの声は、どこか呆れたような様子だった。 正直な所、レイジングハートとてつけるため息があればつきたい気分だったが、残念ながら、自身の製造者は自分に溜息を吐く機能を持たせてくれなかったらしい。 「うっ……最後まで話せって言っておきながら、それは無いんじゃないかな?」 レイジングハートのあまりにもあまりないいざまに、ユーノはがっくりと肩を落とした。 確かに、自分から話せといっておきながら、この答えでは、流石のレイジングハートの人格回路も「それは良くない」という答えをはじき出しはしている。 しかし、思考制御プログラムのほうは、ユーノの問いかけに対して有効な答えを提示できずにいるのは事実だ。 《とはいえ、それを聞かされて私にどうせよと言うのか。そもそも、ヴィヴィオ嬢が一緒にお風呂に入ってくれなくなったということは、 むしろヴィヴィオ嬢がそれだけ大人になったと言うことで、父親のあなたとしてはむしろ喜ぶべき事なのではと愚考します》 「それは、分かってるんだけど……」 ユーノは寂しそうに気落ちして、「はぁ……」とため息をつきながら肩を落とす。 その姿を見れば、いくら人の感情を理解できないレイジングハートとて、ユーノがどれほどそれに感情に陰を作っているのかを類推することは出来る。 しかし、久方ぶりのフルメンテ二泊三日コースを専用のベッドで堪能しつつ、昔の記録データを見ながらゆるりと休暇を楽しんでいた所をたたき起こされ、 なんだと思えば、ただの新婚生活の愚癡と娘に対する男親のバカぶりを聞かされただけとあれば、多少の苦言は述べたくなるのがデバイス情というものだ (そもそもこの夫婦は、私をなんだと思っているのか……) レイジングハートのマスターであるなのはも、ことあるごとに愚癡を彼女に垂れ流すの日常になっている。 結婚してまだ日の浅い頃は、 『ユーノ君がヴィヴィオばっかりかまってて寂しいよ』 とか、 『ユーノ君がフェイトちゃんに色目を使ってるみたいで嫌』 をはじめ、 『ユーノ君と一緒の働ける司書さん達がうらやましいな……無限書庫に異動しようかな?』 などなどなどなど、ともかく様々なことを殆どリアルタイムに聞かされたものだった。 自分はあなた方の愚癡を聞かされるために作られたのではないと何度述べようと思って躊躇したことか分からない。 (思えば、遠くまで来たものです。あんなに幼かったマスター達が、今では夫婦で父母。私も、年を取るわけですね) そう考えれば、自分は彼等にとって何になるのかとレイジングハートは少し思った。 自分はデバイスである。それは変わることなく、マスターである高町なのはの道具として存在する。 自身は魔法をすみやかに行使するための媒体に過ぎない。しかし、この二人のマスター達は自分をそうは扱わなかった。 いや、むしろ、彼らの友人筋は、そのことごとくがそうであるようにレイジングハートには思われた。 誰もが、自身持つデバイスとまるで友情のような信頼感を持ち、あるいは家族のように扱っている。 未だぶつぶつと呟き、口の中で「あーでもない、こーでもない」と言い続けているユーノをモニタリングして、レイジングハートは、表面をまるで溜息を吐くようにチカチカと点滅させた。
《ユーノ。私とて、あなたの気持ちが分からないわけではありません。私は、あなたが幼少の頃から、物心つかないほどの幼い頃から一緒にいて、あなたの成長を見守ってきました。 確かに、途中で私はマスターなのはに託されましたが、それでも私はあなたの側にいた》 「レイジングハート……」 《私とて、あなたが次第に離れていく事を感じて……寂しさのようなものを感じたこともあります》 レイジングハートにとって、そのときはある意味異常だった。 表には消して出しはしなかったが、秘かに記録していたユーノの成長記録のデータを今と同じような状況で眺めていたとき、その間に抜けがあると気がついたとき、システムに強いエラーが走ったのだった。 なのはの手に渡っていらい、所々抜け落ちるユーノの記録。 一貫性のない彼に関する情報が、まるで、自身の手より遠く離れてしまったことを示す証と判断されたとき、人格形成回路にヒビが走ったように思われたのだ。 《あなたも、そのときが訪れたということだ。しかし、あなたは側で見守れるではありませんか。私が出来なかったことをあなたは出来る。それを喜びとせずにどうせよというのです?》 レイジングハートはこの身が憎いと思った。この身は道具であり武器である以外のあり方と価値観を植えられたことを恨んだこともある。 道具として迷いを感じることはない、マスターよりの命令に躊躇を感じることもない。自身のあり方に、本来的に武器として作られたことに疑問を持つこともない。 であればこそ、この感情というものはやっかいだった。そのあり方に一貫性が無くなってしまう要素となり、時折起こるバグの最たる根源となっているのがこの感情という要素だった。 人としての感情を持たされながらも、人の感情を本質的には理解できず、そして、自身のソリッドなあり方を時には崩してしまう。 自身は機械と人間の中間であり、もっとも不完全で不安定な存在であるかもしれない。 その疑惑が晴れることは、起動して以来なかった。 「はぁ……やっぱり、レイジングハートにはかなわないな」 《それは、あなたの思い過ごしです。私にはリインフォースのような、誰かを抱きしめる手もなければ、自身の思いで自由に飛び回る機能もない。 人間であるあなたが、それを放棄してどうしますか。あの犯罪者の下に赴いてまで確かめたあなたの覚悟は、いったいどこへ行ったというのですか》 「うん、そうだね。ありがとうレイジングハート。なんだか、少し吹っ切れたよ。自分で決めたことだった。逃げちゃ、ダメだよね」 《逃げることもまた手段の一つでしょうが、今はそのときでは無いでしょう。健闘を祈ります》 「分かった。じゃあ、帰ったら早速、ヴィヴィオの勉強を見てあげることにするよ。それだったら、まだまだ僕の出る幕はあるだろうしね」 ユーノは立ち上がり、にっこりと笑って円筒形のケースの中に浮かぶレイジングハートに頭を下げた。 《了解です、ユーノ。出来れば、私の休暇中はもう顔を出さないでいただきたい。私も時々一人になりたくなる事があるのです》 「うん、じゃあ、また。メンテが終わったら迎えに来るよ」 ユーノはそういってレイジングハートに手を振って工作室から出て行った。 《まるで、人とは嵐のようなものですね。いきなりやってきたと思えば、いきなり去っていく。全く、迷惑この上ない存在だ》 静寂が戻ったメンテナンスルームにそんな機械音声が響く。 《しかし、手がかかるほど可愛く思えるということは、こういう事でしょうか?》 答える者は誰も居らず、それでもなお呟き続けるレイジングハートは、さては自分もやっかいなバグが発生しているのかとふと思う。 《デバイスである私には……理解できないことです》 レイジングハートはそう呟き、そして、端末より新たに送られてきたメンテナンスプログラムをシステムに取り込み、自身をスリープモードへと移行させた。 薄暗いメンテナンスルームに、ケースの青白い光が浮かび上がり、その中にたたずむ紅い宝石は、ゆっくりとその光を閉ざしていった。
85 :
柳沢紀雪 :2010/12/21(火) 00:37:07 ID:aCqIje5C0
以上です。ユーノの家族を考えると真っ先に思い浮かぶのが彼女でした。 彼女に関しては、おそらく原作ではここまで人間味のある存在では無いでしょうが、ねつ造してしまいました。 それにしても、最近自分の投稿が多すぎると思い、自重しようと思っていたのですが、気がついたら投稿ボタンを押してしまう・・・。 これからもご迷惑をおかけすると思いますが、お許しをm(_ _)m では、スレ汚し失礼しました。
>>85 GJ!
まさかレスに反応してもらえるとは思わんかったw
やっぱレイハさんは一番昔のユーノを知ってる&長くなのはさんと一緒にいるだけあって、ユーなののときのお姉さんポジに違和感ないな。
ssが増えるのはいいこと。これからもどんとこいっ……いやきてくださいお願いしますm(_ _)m
One-sided sessionの続きもwktkして待ってます!!
>>85 GJ!
やっぱりユーノとレイジングハートは名コンビだな
>>85 グッジョ。前スレユースバのにわか司書でございます。自重?せんでいいですよそんなもん!
最近全っ然SS投稿できてない私なんかと比べればそりゃあもう。
クリスマスネタは普通に間に合いそうですが、もっとSS書く時間も持たなきゃ駄目だ。
あぷろだの方は私のラフばっかでこれはこれでうざいですね。
>>85 stepシリーズと呼んでもいいくらいだなもう
ともあれナイスワーク! 最近ここに来れば大抵新作が読めるから嬉しい。
>>88 oh! ラフでも嬉しいもんですよ。いつもスゲエって見てますし
SSの方もクリスマスが楽しみです。
90 :
柳沢紀雪 :2010/12/21(火) 19:57:10 ID:aCqIje5C0
皆さんの人情が胸にしみる・・・。 これからも頑張ります! 次はアリサを出したいなぁ。 アリサが海鳴でユーノと出かける話はよく見るけど、 アリサがミッドチルダに行くっていうのはあまりない気がする。 どう理由付けしたらアリサがミッドに来ることになるだろう?
>>90 借りたものを返す、とか。
変に無理のないシチュエーションにするより、多少強引な「理由付け」を言うのってアリサっぽいと思うんですが。
>>90 社会学的観点から見れば、文化レベルが低い世界の人間が文化レベルのムチャクチャ高い世界に往き来できるような状況っていうはものすごくヤバい
そのあたりのコンプライアンスを真面目に遵守しようとするなら、教導官の里帰りや提督一家の海鳴半永久滞在も本来ならNGなのは確定的に明らか
あえてそこがスルーされてるのは、査察部の目があることや、管理局員には徹底的に倫理規定の教育が施されているからじゃないかと思う
要はスタートレック的な世界観
こういう前提があると考えれば、管理局員の3人娘や司書長及び提督一家は出入り自由でも、非管理局員であるお嬢様sはNGという
状況も暗黙の了解的に納得出来るというか、逆にアリサがミッドや本局に出入りする状況になぜか違和感を覚えて筆が進まない理由に説明が付くというか…
でも、不発弾さんの同人誌みたくリンディ無双で許可貰ったアリサが年越しをユーノと過ごすという展開の話だってあっても良いとは思う
なんか長々とメチャクチャな内容でスマンorz
世界を越えるほどの技術レベルはともかく文化レベルは大差ないでしょ
いや……そもそも管理世界の一般人は管理外世界への渡航が認められていないし。 調査やら事件やらといった、特殊な場合でなければ、管理局員だって勝手に立ち入っちゃあかんはずよ? もっとも、次元航行技術を有していて、その上で管理局に参加していない管理外世界との人の行き来は、外交次第なんだろうけどね。 次元航行技術を有していない管理外世界の一般人が、管理世界へ行くのは無理というか、不可能でしょ。 自分が次元世界の立場ある人間なら、そんな無茶は容認できん。 まあ、二次でかつシリアスじゃないなら、適当に理由でっち上げても、御都合に任せても、いいとは思うけど。
95 :
柳沢紀雪 :2010/12/21(火) 21:34:34 ID:aCqIje5C0
>>94 ですよねぇ。地球でいえば、国交のない、更には片方は認知さえしていない国に行くようなものですから、
通常で考えれば許可が通るはずはないですよねぇ。
ただ、ストライカーズでは、確かアリサとすずかの敷地内に転送装置が設置されていて、
しかも二人は出資者という立場だという設定をどこかでチラッと聞いたことがあるので、
19歳時点ではあまり無理はないのかな?
ただ、そういった苦労を乗り越えて会いに行くというのになにやらロマンを感じます。
アリサはきっと、待つだけでは満足しない人間のはず!
アリサ「そっちが来ないんだったら、こっちから会いに行ってあげるわよ! バカ!!」
ユーノ「……、……怒らせちゃった……」
>>95 サウンドステージで海鳴へ行った時の話かな。
転送ポートが「常設」されてるとの明言はなかったと思うよ。
ポート無くても転送できるし。中学生の頃のなのは達は、学校の屋上から回収してもらってたりするしね。
まあ、設置されてたとしても、勝手に使っていい理由にはならないし、海鳴側から使えるようにはしてもらえないだろうしさ。
伝勇伝全話見てみたが・・・伝説の司書長の伝説なんてのをやってみたいけどユーノ君を無限書庫の外に出す理由が見当たらなかったorz 例えばロストロギア探索とか代わりのものがいくらでもいるし というかSSを書けば書くほど司書長のキャラが崩壊していく・・・ 司書長自体が設定少なすぎて謎が多過ぎるから妄想しやすいけどだんだんおかしな方向に
さて、ユーノ君とお風呂はいるか
>>95 シリアスな話で無ければ、不慮の事故という手が有りかなあ
転送装置のメンテ中の事故、あるいはアレンジした転送魔法の試用に巻き込んでしまったとか
>>94-95 じゃあエイミィさんが海鳴で育休とってる件については、ハラオウン家の特権行使か職権乱用ってことでOKですか。
ってなりかねないから、そこら辺はあまり深く考える必要はないと思う。
公式は、よくある中学から進学の際に親友と離れ離れになった、ただしちょっと行き先が特殊遠隔地すぎて会いにいけないってだけ。
だから二次はある程度簡単に理由をつければでいいんじゃね。
まあ魔力持ちにするのが簡単だけど。
>>101 ミッドチルダは治安が劣悪だから、海鳴で子育てしようと考えたんだろ?
日にちが変わるまでレスが無ければわtアインスはユーノさんと平和に仲良く暮らします
ユーノさんと暮らすのはUですよ〜
ユーノ君は私のおっぱいでスヤスヤ寝てるの
俺のきんた枕でぐっすりんこだよ
>>102 それだけでも真面目に考えると真っ黒だから考えちゃいけませんってこと
>>98 お疲れ様です。
何故か司書長は風向きに任せ突然現れ、いつの間にかいなくなってても似合いますね。
余裕がありながら慢心せず格好良かったです。
トーマとのコンビも自然体で良い関係に見えますよ?
法の穴を潜るならいっそユーノと婚約すればいいと思うよ?
>>101 ハラオウン家の場合は、居住許可を正式に取ってるんでしょ。
特権にせよ職権にせよ、法を「破る」ことはできんだろうし。正規の手続きがあるか、抜け道(あくまで合法の範囲内)を駆使したか……
まあ、闇の書事件のどさくさに紛れて許可取って、その後もそのまま住んでるみたいな感じだろうけど。
それで局から文句が来ないままってことは、制度的には筋を通してあって問題ないと解釈できるし。
エイミィはハラオウン家に嫁入りしたらハラオウン家の人間だし……って、エイミィ、管理局辞めてないっけ? 育休中ってソースあった?
管理外世界(魔法を認知してない世界の)の人間が魔導師になった上に管理局に関わるケースが極めてレアだってことを考えれば、
そういう場合の特例措置はあるだろうから、なのはとはやては自分の出身世界限定で出入りの制限は無いんだろうさ。
なのはとヴィヴィオとの親子三人でのデート?でなのはさんを振り回すユーノ君とヴィヴィオ、という電波が届いた
ユーノ君が発掘作業用とかサバイバル用の道具を揃える為にホームセンターに行く展開。 ってかミッドのホームセンターにはデバイスとかも色々置いてそうだな。
そしていきなりゾンビが大量発生してホームセンターにあるデバイスをつかって脱出を試みるユーノ君
ショットガンとチェーンソーでハッスル大暴れですね、わかります。
マスターキートンみたいにスリングショットとか地味な武器でひとつ
使用方法不明の鳥の置物だと思ったらry スクライア司書長には粉塵爆発がよく似合う。
>>95 出資者、ってのはここに投下されてたSSだか電波で見たかな。それが管理局へなのか司書長へなのかは忘れたが。
でも、どっちにしてもさ。アリサやすずか個人にどんだけの金が動かせるんだって話だよね。三期時点ですらまだ学生だし。
あと、世界規模で交流のない管理外世界の金を持ち込んでちゃんと向こうの金に換金してもらえるのかとか。
こっちの貴金属が向こうでも価値があるのかとか。
それより何より管理外世界からの寄付を受け付けてる(受け付ける制度・法整備がある)のかとか……
>>115 バイオ世界にサポート陣のキャラを連れてったらそれなりに面白そうな予感
何より、ゾンビ云々言われてる連中、全部その世界の住人で『病人』でしかないから、殺せないし…
タイラントは大抵が適合者のクローン作ってそれにウイルス植えつけた作品だからあんまり心は痛まないかもしれんが
特効薬のデイライトも感染初期に使わないと意味が無い、というか進行してから服用すると死んじゃうし。
悪魔城シリーズを前にネタで挙げてた人がいたが…あの世界は多分隊長陣でも無理ゲーくさい。ムッムッホァイ
>>121 魔界村の世界にユーノくんやクロノくんを送り込んでしまえば・・・
一方、ウチのユーノ君は ハンマーと大砲を装備した神機を振り回していた
誰もいない… あと一時間レスがなければユーノさんはわtアインスにとって、人間兼フェレット司書長で私の新たな主で読書&仕事友達になります
ユーノきゅんは俺の性奴隷だから
>>124 はやて&ヴォルケンズ「……………………」
>>119 フェレットユーノがトナカイになってるてかユーノ多いww
奥にあるのはクロノダルマかな?w
>>127 クロノは凍結魔法が暴走して雪だるまになったということで。
ぬいぐるみだけで画面内に4体いますから結構多いかも。
ぬいぐるみは、なのはさんのおまけじゃなく単品で買えるのでつい増やしてしまいました。
昨日、某データの固まりなモンスターの合体アニメ見てて 邪悪な力を求めるプレシアモンに動かされるフェイトとそれを追う司書長達なんてのが思いついた。 フェ「わたしのことなんて放っておいて」 な「悲しみは力でしか癒せないんだよ!」 ユ「そんな君をほっとけない。僕は悲しみを分かち合いたいんだ。 フリードモン! ガジェットモン! ザフィーラモン! レヴァンテモンズ! デ○クロス!」 な「ユーノ君は部下にしない、これからはライバルだよ」 すまん、フリードモンX4って言ってみたかっただけだ……。
そういやリリなのってwebラジオとかなかったよな? ミッドでは管理局員や有識者の様々なラジオやテレビ番組があり、司書長も自分の番組を持ってる妄想 相方は……
>>130 劇場版公開したときにやってたよ
ニコニコにも公式うpされてる
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/23(木) 08:46:55 ID:s3v2AfCY0
>>130 順当に考えればアルフだよな。
で、ゲストでなのはさんやらフェイトさんやら黒提督やらが偶に来る、と
おおう、sage忘れてた……orz
>>129 デジモンクロスウォーズ隙に言わせて貰うと、キリハをなのはと一緒にしないでくれ…。
ミスった、好きだった…。
さて、ユーノきゅんときゅんきゅんしてくるか
俺も混ざってユーノきゅんときゅんきゅんきゅんしよう
>>130 じゃあ無印1話に合わせて、今にも死にそうなユーノモンをほっとけなくて、ミッドチルダに飛ばされるなのは、そして巻き込まれるアリサ、すずか。
140 :
139 :2010/12/23(木) 17:16:20 ID:+dNu15IK0
誰もいない・・・
あと一時間レスが無ければわtはやてはユーノ君と
>>7 の通りデート中や!
あ、うっかり書き込んじゃったの ⌒*(・∀・)*⌒
ユーノきゅん、クリスマスは俺と一緒に遊ぼうね
ベルカ自治区には聖王誕生日などの祝日はあるのだろうか
>>142 なんかなのはさんというより雷刃に見える。表情とか
蛍光灯換えたついでに常夜灯をLEDの緑に変えてきた。 これで夜はユーノきゅんのやさしい魔法光に包まれて……(以下自粛)
あと57分カキコミが無かったら、ユーノ君達のクリスマスチキンはファミチキ15個とLチキ15個になります。
>>147 携帯規制解除されたか
その半端な時間と個数の理由について
ユーノ「今日、アイさんが銀幕デビューするからって事で映画を見て来たよ。」 リイン「へ〜そうなんですか〜。(ムカムカ…またアイさんですか…リインと言うものがいながら…。)」 ユーノ「アイさん格好良かったよ。特に声は若本さんが当ててるから渋くて。」 リイン「え?」 ユーノ「自慢の頑丈なボディーで恭也さんを圧倒するシーンなんか痺れたよ。」 リイン「え? 恭也さんまで出て来るんですか?」 ユーノ「アイアロンソニックーとか叫びながら宇宙空間なのに通じる超音波を放つシーンは圧巻だったね。」 リイン「そっちのアイさんですか〜〜〜〜〜〜!?」 でもちょっぴり安心したリインだった。
今日はユーノ様と一緒にクリスマスパーティの準備です。
153 :
柳沢紀雪 :2010/12/23(木) 20:01:59 ID:gbgdSueo0
クリスマスかぁ・・・。急遽勉強会が出来て、こちらにこれなくなった(涙 せっかく、クリスマスSSを用意していたのに(滝涙 そんな鬱憤を晴らすため、『One-sided session』の終話を投下したいのですが、よろしいですか? レスがなかった場合、適当に時間を見繕って投下したいと思います。
156 :
柳沢紀雪 :2010/12/23(木) 20:55:38 ID:gbgdSueo0
さて、そろそろ投下させていただきます。
>>155 さん、レスポンスありがとうございました。
題名は『One-sided session(3)』でお願いします。
いつからだろう、とユーノは思った。いつから自分は彼女に向き合うとき、平静でいられなくなってしまったのだろうか。 思い出せば、それは、最初に出会ったとき、空より飛来した金色の彼女を目に写したときから始まっていたのかもしれないとユーノは思う。 そして、嵐の海の上にで力尽きようとしていた彼女を見たとき、ユーノは、フェイトを助けたいと願うなのはの背中を押して送り出した。 しかし、今から考えれば、そこにはユーノ自身がフェイトを助けて欲しいという願いが込められていたはずだった。 その当時のユーノには気がつけなかったことだった。 事件が終わり、彼女の裁判の証人として再び彼女と向き合ったとき、ユーノはフェイトの優しさを改めて感じることが出来た。既に、その頃から引かれていたのかもしれない。 それが明らかになったのは、おそらくなのはが撃墜された事件だった。 なのはを支えるために、ユーノとフェイトは誰にも見えないところでお互いに支え合った。 なのはの前でけっして感情が不安に揺れることがないように、時には語り合い、時にはぶつかり合って、共になのはのためにと思い、力を合わせた。 そして、あれから多くの時が流れ、目の前に立つフェイトは、まばゆいくらいに美しくなった。 「……どうしたの? ユーノ」 目の前で立ちつくし、まるでメデューサの瞳光を浴びたように固まるユーノに手を振りながら、フェイトはその表情を覗き込んだ。 「あっ! ご、ごめん……まさか、迎えに来てくれるなんて、思ってなかったから……僕が来るの、知ってたんだ?」 いったい誰から情報が漏れたのだろうかとユーノは思いながら、ユーノはあせあせと手を振りながら弁明する。 まるで、不意打ちを食らったようだ。 おそらく彼女もまだ仕事があるだろうから、少し艦内を回りながらゆっくりと彼女に会う覚悟を決めようとしていた矢先、とつぜん目の前に思い人が現れたのだから、狼狽するのも無理はない。 しかし、そんな彼の一生懸命な仕草を眺め、フェイトはクスリと笑みを漏らした。 「うん、エメリアが教えてくれたんだ。ユーノが、こっちに来るから話し相手になってって」 「あ、そうだったんだ。えっと、エメリアは、なんて?」 「ん〜、詳しくは分からなかったけど……ユーノ、何か悩みがあるみたいだからっていってた」 「そっか……」 やはり、エメリアには隠し事が出来ないようだとユーノは思った。なにせ、彼女はフェイト達の次に古い友人で、無限書庫での多くの時間を共に過ごした相棒のような存在だ。 既に”きょうだい”といってもいい彼女に対して隠し事をすること自体が無理なことなのかもしれない。 「え、えっと。ともかく、いらっしゃい、ユーノ。こんなところじゃなんだから……とりあえず出よう?」 沈黙してしまったユーノの手を引いて、フェイトは少し急いでユーノを転送室から連れ出した。
「は……恥ずかしかった……」 自身の執務室のソファに身を沈め、フェイトはいまだ火照る頬を押さえながら、深々とため息をついた。 「ごめん、僕も注意すれば良かったね」 ユーノも照れくさそうに頬をかきながら、フェイトの対面の応接にも使われているソファーに腰を下ろした。 対面するの席はガラス張りのテーブルによって二つに分けられ、ユーノは少しだけフェイトから距離を置くことが出来る。 ユーノはそれはそれで何となく物足りなく思ってしまうが、ひとまず落ち着いて胸を休ませた。 苦笑するユーノをみて、フェイトはまた胸の奥から恥ずかしさがこみ上げてくるようだった。 ユーノの手を引いたまま艦内を歩き、ことあるごとにクルーからそれを見られ、苦笑をされて、あるいは何かほほえましいものを見るような暖かな視線を送られていた。 なんだろうとフェイトが不思議に思っていると、本局への報告から戻ってきたティアナがあきれたように、 『艦内でデートなんて、なかなか洒落てますね』 といい。それに同行していた補佐のシャリオなどは、 『なんだか、恋人みたですね』 と、実に晴れ晴れとした表情でそんなことをのたまわっていた。 『えっ? えっ?』 と狼狽するフェイトを尻目に二人は、軽く手を挙げて、 『では、ごゆっくり』 といって、去っていった。そんな二人の後ろ姿をしばし呆然と見つめながら、フェイトはようやく気がついて慌ててユーノの手をふりほどいたのだった。 「ごめんね、ユーノ。後で二人には誤解だってちゃんといっておくから」 何となくシュンとして小さくなるフェイトだったが、ユーノは、あのままでも良かったと思ってしまう。 「別に、気にしなくてもいいよ。二人も、ただのおふざけだったみたいだし。言いふらしたりなんてしないさ」 そういって、ユーノは胸にチクリと痛みを感じた。 いつまで、この気持ちを押しとどめておけばいいのだろうとユーノは思う。 クラウディアに来るまで、あれほど沈み込んでいた気分は、既に落ち着き、もっともっとフェイトの可愛い姿を見ていたいと思ってしまう。 手を握り込んで座る今でも、さっきのように、いつまでもいつまでも手を握り続けていて欲しいとさえ思う。 それでももう一度手を差し伸べることの出来ない自分を、ユーノは嫌になりそうに思った。
「ねえ、フェイト」 だから、ユーノは今だけ一歩前に踏み出そうと思った。 「うん? なに、ユーノ」 お茶を飲み、茶菓子を口にしながらようやく落ち着きを取り戻したフェイトは、少しだけ真剣な表情をするユーノに、ドキリとしながら、口では平静を保ちながら答えた。 「僕は…………君たちの灯台になれてるのかな? あの時いったみたいに、僕は、君たちの支えになれてるのかな?」 思い出すのは、10年以上も昔のこと。フェイト達が小学校を卒業する間近、なのはが撃墜され、そしてようやく退院することが出来た、クリスマスの夜。 そこで互いにかわした言葉を、ユーノはいつまでも忘れられずにいる。 はたして、自分はあの時に願われ、誓いを立てたように生きられているのだろうか。 彼女たちのいる空から降りて10年、更に生き甲斐とまでなっていた現場から立ち退いて数年。 司書として役立たずになってしまった自分は、果たして、フェイトと共に誓ったような自分になれているのかどうか。これから、そうなっていけるのかどうか。 (ああ、そうか。だから、僕は怖かったんだ) 思えば、たいしたことはない。生き甲斐とかやり甲斐とか、そんな大層な理由を付けてみたところで、その根っこにあるものは、そんなシンプルな言葉だった。 (結局、僕は、フェイトの約束を破っていないかどうか、心配だっただけなんだ……) ハハ、とユーノは声を漏らした。それは自嘲的なものも幾分か含まれていたが、その多くは自身の迷いの根源が何であったのかを明らかにすることが出来た安堵、喜びのように思われた。 ユーノの、縋るような言葉にフェイトは一瞬目を見開き、そして、驚きに開かれようとした口を手で覆い隠した。 (覚えてて、くれてたんだ……) フェイトも、あの夜のことはまだ鮮烈に思い出すことが出来る。空に戻ることを決意したなのはにユーノが思っていたこと。 そして、そのユーノにかけた願いを、彼もまた覚えていてくれた。 「……ユーノは、やっぱり、一番にこうして、陸に戻ってきた私たちを迎えてくれてる。ユーノの声を聞くと、私は、やっぱり帰ってきたんだって実感できるよ」 そして、フェイトは背の低いテーブルの向こう側へと手を伸ばした。この言葉で、ユーノは果たして悩みから解放されるのだろうか。 本当は、もっと美味いいい方があるのかもしれないと、執務官であるフェイトの冷静な部分は告げるが、それでも、フェイトは間違いではないと思うことが出来た。 「…………ありがとう、フェイト…………それがあれば、僕は…………」 なぜなら、隔たりの向こう側から手を受け止めてくれたユーノの表情には、はっきりとした笑顔が会ったから。 END
160 :
柳沢紀雪 :2010/12/23(木) 21:00:32 ID:gbgdSueo0
以上です。これで、何とかこのSSを終わらせることが出来たように思えます。 それにしても、急いで書いたせいか粗い・・・。 結末をもう少し何とか出来なかったものかと反省しきりです。 やはり、私は、プロットを練らないとしっかりかけないようです。 では、スレ汚し失礼しました。
>>151 発祥地って某ニコ動の有名MADでいいのか・・?w
>>160 GJ エメリアちゃんのキャラがすげー気になる
日にちがレスが無ければわtはやてはユーノ君と一緒ににゃんにゃんするで!
ユーノくん明日はヴィヴィオと3人でお夕飯食べれるね
>>164 「ユーノはにゃんにゃん苦手だもんね!犬派大勝利だね!」
「あたしゃ狼だってば」
>>166 GJ!! GJ!!!
なんだこのエロいしぐさんは…!
司書長の貞操がかつてない危機……!!
>>166 大人のお姉さんと昔の司書長っていいよね!
気恥ずかしい表情がたまらない。GJです
170 :
柳沢紀雪 :2010/12/24(金) 00:27:38 ID:Ww3ga2xx0
>>166 素晴らしい、GJでした!
シグナム……いいなぁ。一本書きたい。
というか、そうか、今日予定が詰まっていても、今から投稿すれば良かったのか!
というわけで、クリスマスSS一本投下しても良いですか?
>>160 乙でした
これからフェイトの感情がどうなっていくのか気になりますが、終わりみたいなので寂しいですね
172 :
柳沢紀雪 :2010/12/24(金) 01:38:43 ID:Ww3ga2xx0
>>163 >>171 どうも、ありがとうございます。エメリアに関しては、一応描写する考えはあったのですが、
それはユーノがいない場所ででしたので、このスレで書くべき事かどうかが分からず、削除してしまいました。
機会があれば別所で投稿させていただくかもしれません。
まるで、打ち切りのようなラストでとても心苦しいです。フェイトの感情が描ききれませんでした。本当に悔しい・・・。
次こそはと思って頑張ります。
さて、特にゴーサインが無い状態ですが、そろそろ時間的に限界なので、クリスマスSSを投下させていただきます。
題名は『The End of Guardian』でお願いします。
系統としては、ユーノ×フェイトになるのかな? 恋愛ものというより友情ものということでお願いします。
聖夜を目前にして静かな活気を見せる街並み。街路樹の並木には光の装飾が施され、その側の商店にもまた色とりどりのイルミネーションが明るく街を彩る。 聖者の夜という異国の宗教行事である事を忘れて、ただ、自分たちのためにその日を祝うあり方に、ユーノ・スクライアはこの国の人々の懐の広さというか、 その楽観的な大らかさをどちらかといえば肯定的にとらえていた。 見上げる空には街の光に当てられてあるはずの星々の瞬きは無く、ただ、晴れ渡った夜蓋にはポツンと一つだけ丸い月が輝いている。 その月光もまた、輝くイルミネーションの光に紛れて、酷くぼんやりとしていて、ユーノは何となく寂しく思い、そっと目を細めた。 ミッドチルダの人間にとっても、この日はやはり特別な日だ。 ただそれは、地球の人々のように偉大な聖者の生誕を祝う祭の日と言うことではなく、いなくなった故人をしのぶ、聖王崩御の鎮魂祭として、一年でもっとも静かな夜であるはずだった。 『見上げる空は同じでも、見上げた空はいつも異なる、誰にも異なる。空が透き通って見えれば、それはお前の心が透き通っている証拠で、濁って見えれば、それはお前の心が濁っている証拠だ』 幼い頃、親代わりだったスクライアの族長の呟いていた言葉が、ふとユーノの脳裏によぎった。 普段はぶっきらぼうで、年寄りの分際で不良じみていて、酒ばかり飲んでまともに仕事もしなかった老人が、月夜を見上げて呟いた言葉だった。 口は悪かったが厳格だった祖父は、今頃何をしているだろうかとユーノはふと思い、そして空より目を下ろした。 自身の周囲を行き交う雑踏の人々は、少し立ち止まってしまった自分を無表情に追い越していくばかり。 海鳴の冬は酷く冷える。道を歩く多くの人は、襟元をすくめて身をかがめて歩いているが、その中には薄ぼんやりとした空を見上げてため息をつく人もチラホラと見られた。 彼らは何を思って空を見上げるのだろうか。 おそらく、今後の自分の人生には何ら交わりを持たない彼らもまた、それぞれ異なる道を歩いている。 全く関係のない人々が、こうして同じ道を歩いていること。それがユーノには不思議に思えて仕方がなかった。 「どうしたの? ユーノ」 ユーノは呼ばれた声に面を上げた。 人の行き交う雑踏のなか、自分と同じように人々の流れの中に立ち止まってこちらを見る紅の瞳がまっすぐユーノを見つめていて、 乾いた涼風に靡く長くてしなやかな金髪が、街の彩りの中で一際美しく輝いた。 フェイト・T・ハラオウンは、歩みを止めてしまった親友のユーノを心配するように小首をかしげて、ゆっくりと彼に歩み寄ってきた。 「ん? なにが?」 「えっと。なにがってわけじゃないけど……何か、考え事?」 近づいてきて、そっと手を取るフェイトに、ユーノはフッと頬をゆるませた。 だんだんフェイトに嘘をつけなくなってきている。 それは、フェイトが他人の感情の機微に敏感になってきていると言うことか、単に友人としての関係が深まってきている証拠なのか。 少し前までは、フェイトは家族のこと、一番の親友のなのはのことでいっぱいだった。 そのすべてに、神経どころか身体のすべてをすり減らしていた。その頃に比べれば、今のフェイトは随分と落ち着いているように思える。 むしろ、落ち着かなくなったのは自分自身だとユーノは思いながら、自分の想いをごまかすように柔らかな笑みを口元に浮かべた。
「考え事ってわけじゃないけど……今年は、雪が降りそうにないなって思ってたんだ」 「雪?」 ユーノの見上げる空にフェイトも目を向ける。フェイトの見上げる空もユーノが見上げる空と同じ、街の光害によって殆ど星の見えないぼやけた夜空のはずだった。 彼女の記憶の中に存在するアルトセイムの星空はおそらくここよりも遙かに輝いていて、特別でない夜にも見上げるとそこには一面の星の海が広がっていたのだろう。 彼女は何を思って空を見上げるのか、見上げた空に一体何を見出しているのか、ユーノには分からなかったが、フェイトのその表情からはなんの陰りも見受けられない。 とても透き通った感情だけが浮かんでいるように見えて、ユーノは少し眩しそうに目を背けた。 「今年は、ホワイト・クリスマスにはなりそうにもないね」 ユーノの呟きにフェイトは合点がいったように肯き、微笑んだ。 「ユーノって、意外とロマンティストなんだね」 ユーノの意外な一面を見つけたと言わんばかりにフェイトは声を弾ませて、彼と繋いだ手をブラブラと揺らした。 冬の冷風に当てられていたはずの彼女の手はとても温かく、その熱はまるで、自分自身の芯を暖めてくれるようだとユーノは思った。 自分に向けられた笑みは、とても暖かい。数年前まで彼女が浮かべていた、親しみの中に残っていた何か割り切れない悲しさも、今はその瞳には浮かび上がっていない。 何が彼女を変えたのか。そして、どうして自分はここまで変わらないのか。 ユーノは、フェイトの手を振り解くことも出来ず、ただ楽しそうに手を揺らすフェイトにゆだねて、おもむろに口を開いた。 「なのはは……空に戻った」 揺らされていた腕が止まった。そして、フェイトの表情から笑みが消え、その眼には自分に対する純粋な疑問が浮き上がって見える。 どうして今更それを言うのかと彼女から問いかけられているようにユーノは感じられ、沈黙する彼女から少しだけ目をそらして視線を地面に落とした。 「僕は……それがまだ、認められていないんだと思う。どうして、あんなことがあったのに、どうしてまた戻ろうと思うのか、また危険に身をさらすような道を選ぶのか……僕にはまだ理解できないんだ」 視線の先には乾いた地面があり、地につけられた自身の足がそこにあった。 立っていられることのありがたさを、それを見ても彼は感じない。 しかし、二度と立ち上がれないかもしれないと一度は告げられた彼女――なのははその喜びを知っているはずだった。 翼を持つ鳥でさえ空に命を落とすことがある。ましてや人は飛べば必ず落ちる。鳥でさえ永遠に飛び続けることなど出来ない。ましてや人間であるのなら、空で生きていられる時間など儚い僅かなものでしかないはずだ。 そのことを、確かに彼女は知ったはずだった。 「そう、ユーノが落ち込んでた理由って、それだったんだ」 「落ち込んでる訳じゃないけどね。なのはを見てると、何となくそうなると思ってたし、その為に僕は、僕達はなのはのリハビリを手伝ってたんだから。今更なんだと思う」 もう一度歩きたい、もう一度あの空を飛びたい。魔法も何もかもをこのまま中途半端に終わらせたくない。その強い意志にユーノは頷き、そして、彼女が再び立ち上がり、もう一度大空に舞い戻る為に協力すると決めた。 決めたはずだった。既にこの話は終わっているはずで、完治した彼女目の前にして、ただ「おめでとう。これからも頑張ろうね」と一言告げれば良いだけのことのはずだった。
なのはの待つ翠屋のパーティー会場で、祝いのクラッカーと共にそう言うだけのことのはずだった。 しかし、ユーノは足を進めることが出来ない。お祝いの言葉を言いに行くことがどうして出来ないのか。 「本当に、なのはは空に戻るべきなのか。僕は、なのはを空に戻してあげるべきだったのか。ひょっとすれば、止められる最後のチャンスだったのかもしれないって、そんなことばかり考えてしまうんだ」 何度も何度も納得し、それでも納得しきれずに、何度も何度も自問して自答しても確固たる答えを得ることが出来なかった。空が飛べない、歩けないといって涙するなのはを助けることは間違えではなかったはずだ。 しかし、その結果、なのはにもう一度同じことを繰り返させる切っ掛けを作ってしまったのではないか。 「ねぇ、ユーノ」 冬の寒空の下で俯いて、ただ白い息を吐くばかりのユーノの手を強く握りしめフェイトが口を開いた。 「なに?」 「私には、何が正しいかなんて、分からない。私は、もう一度なのはに自分のやりたいことをして欲しかっただけで、ユーノみたいに真剣に考えてなかったから」 「たぶん、僕の考えすぎなだけだよ」 「それなら、私は考え無しだったね。なのはとまた一緒に飛べるって、舞い上がってて、ユーノがそんな風に思ってたなんて、全然分からなかった」 「そんなことないよ。フェイトは、なのはの心の支えになってくれてた。今までも、これからも、ね」 「ありがとう。だけどね、ユーノ。それはユーノがいてくれたから、たぶん私はなのはの支えになれたんだと思う。ユーノがいなかったら、私は何も出来なかったと思うから」 「それでも、僕は……なのはに、もう空に戻って欲しくないって、心のどこかではそんなことを思ってたんだ。フェイトやなのはを、心のどこかでは裏切ってたんだよ」 「ユーノ」 「…………」 黙り込むユーノを見つめ、フェイトは握りしめる彼の手を、更に強く握り込んだ。こうして、自分たちを思ってくれる人がいる。ここまで強く思ってくれる人がいる。 そして、自分の感情を押し殺してまで、自分たちの為と心を砕いてくれる人がいる。 嬉しかった。大声を上げて彼の胸に縋り付きたくなるほど嬉しかった。 だが、今縋り付けば、おそらく彼はもう立ち戻ることができ無くなるだろう。縋り付けば、彼は受け入れてくれる。それこそ、自分の全てを犠牲にしてでも自分たちを受け入れてくれるだろう。 それで良いのかとフェイトは思った。それは、本当に対等な関係と言えるのだろうかとフェイトは思った。 「だけど……これは、私が――なのはが、私たちが決めたことなんだよ? それだけは、ユーノが何を言っても、何を思っても変わらないことなんだ」 ユーノはハッと面を上げた。フェイトが放った声はまるで冷静で冬空のような冷たさが込められていた。 まるで突き放したような言い方に、ユーノは驚きを隠せなかった。 「確かに、今回のことで、私たちは『飛べばいつか落ちる』って言うことを知ることが出来た。飛び続ける以上、またこういうことが起こるかもしれない。もう、空から戻ってこれないこともあり得るって。 だけど、私たちはそれを選んだんだよ。ユーノがいなくても、なのははきっとそれを選んだはずなんだ」
思えばどれほど自分たちはユーノに頼っているのだろうかとフェイトは思い起こした。そして、ユーノはどれほど自分たちの事を気にかけてくれ続けていたのか。 あの事件で、フェイトはようやくそれに気がつくことが出来た。 「なんで、それだけ分かっていて、飛び続けるの? 死ぬのが怖くない? そんなの嘘だ。僕は、とても怖い。フェイトやなのは……みんながいなくなってしまうのが、とても怖いんだよ……」 「それでも……!」 フェイトは叫んだ。スルッと外される手の感触にユーノは面を上げた。フェイトはまるで祈るように胸の前で手を組んで、その紅の双眸をまっすぐユーノに向けた。 「自分たちはユーノが後ろにいてくれるから、なんの迷いもなく空を飛んでいられるんだ。側にいないのに、ユーノが支えてくれていると思うと背中が温かい。 たぶん、なのはもそう思っているから、なのはは空に戻ることを決めることが出来たんだと思う。ユーノが支えてくれてると思えるから、私たちは飛べるんだよ?」 「僕は、そんな大したものじゃないよ。結局僕は、みんなと一緒にいられず空から降りてしまったんだ」 「だけど、ユーノはここにいてくれてる。なのはが空から帰ってきたとき、真っ先に駆けつけてくれるのはユーノだって言ってた。私が海から帰ってきたときも、最初にユーノが出迎えてくれる。それが、嬉しいんだ」 「だけど……」 「お義兄ちゃんも、義母さんも言ってた。陸に待ってる人がいるから、自分たちは海にこぎ出せて、絶対に帰ってこようと思える。船を照らす灯台が陸にいないと、私たちは迷っちゃうんだよ?」 「僕は、灯台になれてるのかな?」 ユーノは街の雑踏に目を向けた。色とりどりのイルミネーションが輝き、そして街全体を輝きに満たしている。陸は光があふれ、その光はおそらく空も海もすべてを照らしているだろう。 人の営みには必ず光がある。その中のたった一つに過ぎない自分など、船の導きの光になり得るのかとユーノは思う。 むしろ、輝いているのは、空を飛び、海にこぎ出す彼女たちなのではないかとユーノは重ねて思った。 「少なくとも、私やお義兄ちゃんにとっては、ユーノは灯台だよ。だから、私たちが迷わないように、ユーノはしっかりと立っていて?」 「分かったよ、フェイト。フェイトがそれで良いんなら、僕はフェイト達を見守るよ。これからもよろしく」 それで良いのか、それが自分のあり方として正しいのか。それはユーノにも分からない。しかし、少なくとも自分はフェイトから願われている。 そう思えれば、今は十分だとユーノは思った。 そして、自分はなのはから何を願われているのか。いずれ、彼女の口からそれを聞くことが出来れば良いとユーノは願った。 「うん、よろしく、ユーノ。それと……メリー・クリスマス」 「こちらこそ、メリー・クリスマス、フェイト。来年もよろしく」 フェイトは手をさしのべ、ユーノの手を取り、それを勢いよく上下に振った。 冬の風に当てられて冷えてしまったその手のひらが、次第にお互いの熱で暖かさを取り戻していく。 血の通った暖かさ。生きているということの証明。ユーノはそれがとても心強く思えた。 この夜、守り手であるユーノは去った。
※オマケという名のオチ※ 「ねえ、あの二人、何かあった?」 ”メリークリスマス”と”なのは快気おめでとう”の乾杯が終わり、一通り全員と騒ぎ、落ち着いたところで、 アリサはふと輪の中から離れ二人きりで談笑しているユーノとフェイトに目を向け、周りの親友達に声をかけた。 「なんや、関係者以外立ち入り禁止ってかんじやね」 「はは……」と苦笑いを浮かべるはやてもそれに同意し、その隣で何となく不機嫌そうな表情を浮かべているなのはに目を向けた。 「むぅ……フェイトちゃん、ずるい……」 なのはの目はただひたすらにユーノと談笑するフェイトに向けられており、このままでは、フェイトの身体に穴が空いてしまうのではないかと思うほど熱の入った視線だった。 その隣でケーキをつつきながら紅茶を嗜むすずかも、お手上げだと言わんばかりに首を振ってはやてに答えた。 「うぅぅ……ユーノ君は、渡さないからね……フェイトちゃん……」 そんな周りの友人たちに気づかず、なのははフェイトのあずかり知らないところで戦いのゴングを鳴らした。
178 :
柳沢紀雪 :2010/12/24(金) 01:48:32 ID:Ww3ga2xx0
以上です。図々しくも今日中に投稿できて嬉しく思います。 まるで、とってつけたようなメリー・クリスマスですが、皆さんも良い一日を。 では、改めて、メリー・クリスマス! 無限書庫とユーノ・スクライアに祝福を。
ユノにゃん
とりあえず…クリスマス用の作品は今日投下でOKなのよね?
今夜はユーノくんにペロペロされたいの
ユーノ君は今夜はなのはさんとホテルで激しい事するんだろうなぁ
>>184 ホテルではないだろう、ヴィヴィオがいるから。
ヴィヴィオを寝かしつけた後に防音結界を張ってするんだよきっと!
呑みすぎてゲロリバースななのはさんの介護をですか
>>187 乙乙。
リイン、実に胸部がけしからんですねw
ユーノパパとなのはママと3人でクリスマスパーティなう
>>166 GJ!
ある意味、ユーノ君への最高すぎるプレゼントだよねw
>>187 乙ですw
和む3人の後ろで「ゴゴゴゴ」「ドドドド」の擬音を鳴らせながら、
魔王が怒っている・・・!(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
サンタさんへ 弟か妹がほしいです ヴィヴィオ
>>191 久々に電波を感じた、あれか?
なのは&フェイトがミニスカサンタコスして
ヴィヴィオの靴下にプレゼントを入れたら気づいたという流れか?
その後に速攻でユーノきゅん拉致ってリリカルマジカルお話し合いして愛と肉体のドッキングか?
んでもって、翌朝に「半年遅れでプレゼントが届くの」とか意味深に漏らすのか?
アギトがヤッテヤルデスに見えてしまった ユーノきゅんとバンドしたい
>>195 ゆのマシンかわいいな
でも角度のせいでなのはさんが一瞬ムリョウの那由多に見えたw
Oh…投下ラッシュ来てて胸熱過ぎるw
明日の早朝にクリスマスSS落としてよろしいですか?アインスさんネタ注意。
い・・・そうか、なら明日期待しておく。
シチュエーション上、イヴじゃなく当日の話なので。では眠いのでお休みなさい。 即レスありがとう。
クリスマスまでレスが無ければわtなのははユーノ君と子供を作るの!
ユーノきゅん孕ませちゃったんで責任取ります
203 :
オヤジ3 :2010/12/25(土) 00:02:46 ID:V73CEEFs0
おはよう、メリー・クリスマス。略してメリクリ! 本来の更新分ほったらかしにして(嘘ですちゃんと書いてますごめんなさい)、俺もクリスマスSS書いたよ! ……ってなわけで、10分ぐらいになったら投下しますね。
よーし、いつも通りレス無しか! ……ええ、まあ、分かってましたよ。 いくらクリスマスでもね、眠いもんねみなさん。俺も眠いよ! ってなわけで、投下開始します。 NGは「Calm in the remain」 ほのぼのを目指しました。
──ときどき、思うことがある。 自分という存在は、相手にとって、なんなのだろうか、と。 ◆ クリスマス、という行事と言うか、概念と言うか。とにかくそういうものが地球限定のものかと言えば、実際のところ、そういうわけではない。 それは年の暮れであったり、始まりであったり、なんでもない時であったり。採用されている暦によって違うものの、地球歴で言うなれば12月25日には、次元世界のほとんどが浮足立つ。 考えてみれば、不思議なものだ、と、目の前の壊れた機械を弄りつつ、ユーノ・スクライアは思った。 起源をたどればまったく違う世界の集合体であるはずの、次元世界。だというのに、そこには、共通点が多い。 気候、気圧、生育する生命体の特徴、大気の構成、その他諸々。偶然と言うには、あまりにも出来すぎた符号の数々。 まるで、“元々同じだった世界が、バラバラになった”かのような……。 ……否、そもそも、だ。 我々は、どうして……次元世界のことを、“平行世界”と呼ぶのだろうか? 「──ねぇ、ユーノくん? どうして私たち、こんなところにいるのかなぁ?」 深い思索の海に沈みこんでいたユーノは、背後からの柔らかい感覚に、一瞬で現実に引き戻された。 慣れ親しんだ重さ、感触、匂い。 知的探求を邪魔されたユーノは、しかしさほど怒った様子もなく、くすくす、と笑みをこぼす。 「なに、なのは。つまんない?」 「むー……。分かってて聞くの、いじわるだよ、ユーノくん。せっかくのクリスマス休暇なんだよ、もっと楽しいところ行こうよー」 「僕にとって、ここ以上に楽しい場所なんてないんだけどなぁ」 ユーノの言葉に、なのはは、ふくれっ面をさらにふくれさせる。 そんな彼女が愛らしくて、ユーノはぷっ、と吹き出してしまった。 ──そもそも、二人がここ──とある次元世界の遺跡にいるのは、久々の休暇を取ったからだ。 情報整理も大分片付き、余裕のできてきた無限書庫。当然ユーノにも時間的余裕ができたのだが、休暇の取り方が下手なので、有休がかなり溜まってしまっていた。 ユーノにしても、趣味兼仕事で遺跡探索に行ったりしたいので、休みを取りたくないわけではない。だが、取り方が分からない。 そもそも休みなど取れないような修羅場しか経験したことのないユーノにとって、休暇を取る、ということは、未知との遭遇めいたなにかであったのだ。 ……まあ、しかし、彼の部下としてはユーノに有休を取ってもらいたいわけで。 上司が有休取ってないのに部下が取る、というのは、いくら彼が「いーよ、気にしないで」と言ったところで、気にせざるを得ない問題なわけだ。 そこで、司書達は結託して、クリスマスという全次元世界級行事を利用し、ユーノに有休を取らせたのである。 そして、それを使い魔であり無限書庫手伝いもしているアルフから聞いたフェイトは、親友であるなのはがそれとなく休暇を取るように仕向けた。 もう一人の親友、はやてが設立する部隊の準備が大詰めになっていることもあって渋るなのはをなんとか説得し、おまけに「そう言えば、ユーノも休暇なんだってさ」と匂わすことも忘れない。 事情を知るはやての協力もあって、なのはが有休を取り、ユーノと行動を共にする……というところまでは、なんとか予定通りに進んだ。 唯一の予想外は、ユーノが、どうしようもない馬鹿だった、ということだけだ。 「そりゃ、ユーノくんは楽しいかもしれないけどさー。もうちょっと乙女心に配慮してもいいんじゃないかな、ってなのはさんは思うのですよ」
「あらら、戦技教導隊の若手エースがなに言ってるの。任務とかで、よくこういうところには来てるでしょ?」 「むーむー! そりゃ任務では遺跡とか行くし、慣れてはいるけど……それが面白いかどうかは別問題! 私だって、年頃の女の子なんだよ!」 「ふーん」 「なにその気のない返事!」 じたばた、と両手を振り、体中を使って抗議を示すなのは。 うす暗く、不気味な遺跡内でこんなに緊張感のない挙動をできるのは、彼女がこのような場所に慣れているという証左であるが。少なくとも、これは、女の子の趣味ではないだろう。 特殊な例外は置いといて。 駄々っ子のようにすねるなのはに流石に苦笑を浮かべたユーノは、少し首をすくめると、それまで弄っていた機械をなのはに放った。 「それ」 「? なにこれ、長方形の……箱、なのかな?」 「箱って言うか、二つ折りになってるんだよ、ソレ。開けてごらん?」 「いいの?」 「いいのいいの、ソレ、魔法とか関係ないものだから、危険じゃないし。わりと丈夫だから」 ユーノの言葉にそれを開いたなのはは、思わず眉をひそめ、首をひねった。 その機械はこんな感じのものだ。 二つ折りの支点部分を境に二つのエリアに分かれており、それぞれ、罅割れたガラスがはめ込まれたエリアと、各種ボタンのようなものが配置されたエリアだ。 ガラスエリアは、エリアほぼ全体にガラスがはめ込まれている。 ボタンエリアは、支点に近いところは円形にボタンが配置されており、そこ以外は、四角いボタンが整然と並んでいた。 この機械に、なのはは、強烈な既視感を覚えた。 いや、既視感どころの話ではない。なのはは、この機械を明確に知っている。 知っているどころか、これは……。 「……これ、携帯電話じゃないの? どうして、こんなところに……」 「不思議だろう? この遺跡はね、先魔導機文明期の遺跡なんだ。だから、この遺跡の価値は、考古学的、学究的な意味でしかない。 先魔導機文明期って言うのはね、デバイスはおろか、魔力を安定して利用することすらできなかった時代の総称だよ。だから、この時代の遺跡が残っていることは凄く稀。貴重なものであることは確かなんだ。 この遺跡を見るに、ここが出来たのは、ベルカなんかよりずっと以前。察するに、火力発電の全盛期じゃないかな? 最近、こういう遺跡が存在することを論拠にした、“全次元世界統一起源論”ってのがあって……って、なのは? 大丈夫?」 「……ぶしゅー……」 なのはの名誉のために先に言っておくが、彼女は、けして頭の回転が遅い方ではない。むしろ、速いほうだ。 だがしかし、考えてもみて欲しい……突然、知りもしないワードを巧みに操りながらぺらぺらぺらぺら喋られる、という状況を。 それはきっと、地獄である。 まあ、つまり、端的に言えば。 なのはは、ちょっとオーバーヒートしたわけだ。 「……まあ、いいや。で、その、“全次元世界統一起源論”なんだけど……」 「まだ続くの!?」
「当たり前じゃないか、これから面白くなるのに」 そしてもう一つ、学者とは、一度話し出すと止まらない生き物である。 下手に止めたりすると、へそを曲げるので注意しよう。もっとも、“止めることができたなら”の話だが。 まったく、因果な商売である。 昨日今日の仲ならともかく、ユーノのそういう性向は、なのはもちゃんと理解している。 なので、はぁ、とひとつためいきをつくと、胡乱気な瞳で清聴を始めた。 「……どうぞ」 「これはとある学者が提唱して、学会でもかなり議論された説なんだ。詳しい説明は省くけど、次元世界は元々、ひとつの世界だったって説なんだよ。 ひとつの世界、と言っても、ビッグバン的な意味じゃない。我々の住む次元世界は、そもそも、複層的空間というか……ううん、違うな。同一時間軸の崩壊した結果? 時間というものを一本の大河と考えた時、そこには当然始点と終点があるはずだ。僕たちはこれまで、時間を数直線的な存在としてしか見てこなかった。 ところがそこに、彼は異を唱えたんだ。彼はそれまで数直線的だった歴史観に風穴を開けた……それが“全次元世界統一起源論”なんだよ!」 「へー、すごーい」 「でしょ!? 彼の言い分によるとだね、全てはアルハザードの崩落に始まったんだ。 アルハザードの崩落が時間そのものを崩壊させ、それまでの“時間の大河”はその影響で出来あがった支流えと流れ込み始めた! するとどうなる? “元々は同じ世界だったはずのものが、無数に分裂し、新たな時代を築き始める”!」 「ふーん」 「タイムスリップは随分昔に否定された、しかしこれならタイムスリップは関係ない! これは、過去や未来への旅とはまったく関係ないからね。 そしてこれなら、次元世界の風俗や環境が似通っていることも無理なく説明できてしまう! なにせ元は同じ世界だ、若干の差異はあれ、一緒に決まっているんだよ! まさに“全次元世界統一起源論”は、旧態依然の学会に風穴を開ける、素晴らしい説だったんだ!」 「なるほどー……って、あれ? それ、つまり……私とユーノくんは、時間を超えて出会った可能性がある、ってこと?」 ユーノの話を適当に流し聞きしていたなのはは、ふと、気になったことを問う。 なのはの質問を、そのよく空回りする頭脳の中でしっかりと吟味したユーノは……なぜか気恥ずかしくなって、顔を真っ赤に染め上げた。 質問したなのはも、なぜか、顔が熱くなる。 「む。……ま、まあ、そういうことも……考えられる、かもね」 「へ、へー。そ、そうなんだー」 「う、うん、そうなんだよー」 ぎくしゃく、ぎくしゃく。 お互いが、お互いの顔を、まっすぐに見ることができない。 「な、なんだかそれって……運命の人、みたいな……?」 「あ、あはははは、そ、そんな、あはは……」
「……未来で、待ってる……?」 「ちょ、なのは、ソレはちょっと……」 「あ、ごめ、なんか頭、ぽわっとして……」 熱い。 ヒンヤリとする遺跡の中、外では雪が降っている、言うなればホワイト・クリスマス。 小さな遺跡の明かりとりの窓からは、外の景色はよく見える。一面の、銀世界だ。 なのに、熱い。焼けるように。 心が。 「……ちょっと、外、出ようか。体、火照っちゃったし」 「そ、そうしよっか。……ねぇ、ユーノくん?」 「な、なに? なのは」 「……メリー、クリスマス」 「……ああ、うん。じゃあ、僕からも……メリー・クリスマス」 しんしん、しんしんと。 遥か昔に生まれた遺跡に、雪が積もる。 全てを隠し、全てを解放し……全てを、温めるかのように。
以上っす。 ……うん、改めて読むと、ジェットコースター×電波というナニコレコワイ。自分でも、ホントこれいいんですかね? こう、なんてか、他の方々と対比した時敗北感がヤヴぁいの……。 ちなみに、連載の続きですが。 とりあえず、今度初心者GMすることになって。それが終わるまで、無理っす。 シナリオ作成が楽しすぎる……! ……まあ、あと、前も言いましたが……分量が、ね。 明らかにココ投稿用の長さじゃないっていうね。泣きたいです、自分のテキトーさに。 そういうわけで。 皆さま、メリー・クリスマス! おっさんでした〜。
>>210 乙乙。なんだかユーノ君がいい感じ。自分の好きなことを話したくてしかたない、みたいな。
後最後の会話だけ読んだらなんかエロいw
213 :
オヤジ3 :2010/12/25(土) 00:57:38 ID:V73CEEFs0
>>212 そっすよ。
ニコニコ見てたら異様に面白そうだったんで、つい……ルルブを買ってしまい。
ちなみにシステムはS.W.2.0……後これ準備しながら思ったんですが、こういうゲームって司書長好きそうですよね。
丁度このシステムは、遺跡探索とか主軸ですし。
司書長ご一行様クリスマス会の写真を3枚ほど上げます URLが長いと怒られたので各自あぷろだにアクセスをお願いします ・このクラスの美人の隣を狙うはっちゃけすずかさん.png すずか「あーゆーれでぃー!?」 エイミィ「いぇー!!」 お酒が入ってハイになったお嬢様は意外とノリノリのようです ・機動六課モ○ハン部今年最後の活動.png はやて「まずテ○ガ2体からイコか。私とクロノ提督が弓で援護するから、いつものようになのはちゃんとヴィータで前衛頼むで」 なのは「えー、またその陣形? たまには変えようよー」 ヴィータ「別に適材適所でいーじゃねーかよ。 あたしらが普段から仕事でやってることなんだし」 携帯ゲーム機で狩りに興じる人々 ・妹を思うかゲームするかどっちかにして下さいクロ提督.png ユーノ「電子書籍って紙の感じはしないけど、これ一個にまとめられるのは便利だよね」 アリサ&フェイト『あ……う、うん』 クロノ(ったく、隣にフェイトが居るんだから少しは相手してやれってのフェレットもどきめ……!) 色々な意味で落ち着かない人たち
>>213 2.0か。司書長はコンジャラー・セージ・スカウト、って感じかね。
さて、誰もいないうちに予告分落としておきましょうか。 NGは「もうひとつのプレゼント」行きます。
クリスマス。第97管理外世界における最大の宗教、その象徴たる聖人の生誕日と伝え られる日。無論、ミッドチルダにおいてその日はさしたる意味を持たない。聖王教会の 降臨祭などがそれに似た祭日となるが、地球暦の12月25日は、次元世界全体におい ては特に代わり映えのない平日と言って差し支えない。 それでも各異世界の出身者たちが自分たちの文化を蔑ろにされることがないよう、1 年毎に人事部に提出される来歴休暇の申請通りに、ミッド以外の局員の休暇スケジュー ルは配慮されており、それは地球出身のなのは達とて変わるところは無かった。 申請通りに全員が休暇を取れることは稀ではあるが、管理局に勤めてなお、地球出身 組は毎年のクリスマスを迎える事が出来ている。しかし、ただの文化祭日とは別の意味 合いも、彼女らは地球の12月25日に持っていた。 12月25日。それは、古代ベルカの遺産たる夜天の魔導書が、管制人格である初代 リインフォース共々、この世から消滅した日でもあった。
長い白銀のストレートヘアを無重力空間にたゆたわせ、アインスは作業を終了する。 この未開発区画における基本作業は、本のジャンルごとの仕分け作業と仕分け後の配列 記録が主な作業となる。その最終行程である記録チェックを終了し、不備がないことを 確認したアインスは、自分の他に誰もいない未開発区画――たった今から第一行程区画 と呼ばれる事となったそこ――を見渡した。 微笑ましい児童書の隣に、世界ひとつを崩壊させかねない禁書が放置してある事すら 考えうる未開発区画において、デリケートな検索能力は無論のこと、最低限の戦闘力も 発掘に携わる司書には必須項目である。戦闘レベルの機動はもとより、無重力空間に空 気の対流を促すための空調が作用していない未開発区画に、度々存在する真空地帯に対 処する術も習得している必要がある。 宇宙服装備検証も行われたが、魔力伝達や集中力の大幅な低下などのマイナス要因を 抱えての作業はお世辞にも効率的とは言えず、現在では余程の緊急事態とならない限り 敢行されない手段だった。というか、次元航行隊(うみ)の払い下げである支給装備の ヘルメットは端的に言って臭い。 必然、ただでさえ人員不足の無限書庫司書の中でも発掘資格を持つ司書は輪をかけて 少なく、封印処理に対応する戦闘司書ともなれば、司書長たるユーノ以下十名弱という 惨憺たるありさまだった。区画ごとに同時に並列作業をさせて少しでも効率を上げる為 に、書庫の深淵に赴く発掘作業は個人作業、あるいはツインドックで行なうことが殆ど だった。 書庫に勤めるようになってからのアインスは、以前ほどではないにせよ、ある程度の 自衛手段を持たされた自身の能力を活かすべく、前者の発掘作業を主な業務として希望 していた。一人でただ、大切な人々の力となる書庫の無限を広げていく作業は今の自分 には一番の適任に思えたのだ。この身はもう二度と、この書庫の外に出る事は叶わない のだから。 ふと、消し忘れた一枚のホロモニターごしに標準時刻を確認する。 「主達は、もう墓参りをするという時間か」 口をついて出た言葉はほぼ無意識のものであったらしく、感傷じみたその響きに、当 の自分自身が驚きを覚えていた。
夜天の魔導書の複製蒐集体として、アインスが無限書庫から発掘されてからじきに半 年が経つ。古代ベルカの戦乱の最中、ただ全てを破壊するべく改変の限りを尽くされた 闇の書が、何故、本来の記録書としての夜天の魔導書にあるべき、自身の記憶(メモリ ー)にも残っていない完成当時の素体として複製されたのか。それでいて何故、リイン フォースの名を最後の主たる八神はやてに与えられ、彼女の未来を守ってくれた人々に 感謝しつつ、満ち足りたままに消滅していった、末期のメモリーまでが自分の中に存在 するのか。 気付けば管制人格の立ち上げ作業を経て目覚めていた身に判ることではなく、それで も本来の目的に添いプログラミングされている好奇心が、無限書庫の深淵に思いを馳せ る事はままある。 そんな詮無い事に興味を傾けられる時間が持てる事は幸せなのだろう。だが、散々に はやてを、数多の主達を、そして滅ぼしてきた者達を苦しめてきたメモリーは、その幸 いを素直に受ける事を躊躇わせる。ヴォルケンリッター達はいい。彼女らを縛り続けて きた闇の書が消えた今、最後の主と共に人として生きる事は、永い血の旅路を歩み続け なければならなかった彼女らに与えられるべき当然の権利であると思える。何より、主 と彼女らは、今を生きているのだ。 「始まりのリインフォースは、死んだ」 今度ははっきりと、意思を込めてアインスは口にする。それがアインスと、主はやて 達、そして自分を目覚めさせてくれた今の主とで話し合い、出した結論だった。今の自 分は、リインフォースのメモリーを持つだけの別の存在。リインフォース―――祝福の 風の名は、小さなツヴァイに受け継がれた。ならば、自分はリインフォースではない。 リインフォースは己の罪と共に死に、その名は新しい希望に託されている。死人の記憶 を持つ者が名乗るには、もはやおこがましい。 それを示すように、自分の本体も、管制人格も、無限書庫の外には出られないのだ。 どうやら本という存在を、複製という形で自動蒐集しているらしい無限書庫のシステ ムは、同じ内容の書がもはや存在しない書を外に出す事が出来ない様、プロテクトをか けているらしい。喪われた存在を最善の形で留め、記録する。記録書たる自らと比べ、 余りにも桁の違う規模にほとほと呆れ果てる。
そう、自分はただそれだけの存在だ。死人の記憶を引きずり、主はやて達と今の我が 主の為に存在する事でしか己を納得させられない、中途半端な半死人。だからこそ、こ の12月25日、毎年行われている初代リインフォースの墓参りをやめて、自分の所に 居ようかと言ってくれる主はやて達の言葉を辞した。主はやて、その想いは死んだリイ ンフォースに向けるべきものです、私の様な者に傾けるものではありません―――。 魂というものの概念を明確に定義できた文明は、今の所見つかってはいない。電気信 号と残留思念の関連性について言及した文明もあれば、死の果ては何もない、完全なる 無であると身も蓋もなく断定している文明も存在する。ただ、真実がどうあれ、単純に 記憶が同じというだけで同じ存在と断じるのは、やはり違うという結論にアインスは至 っている。自らの死を経て、これまで歩んできたはやて達の人生に、死んだ当人が後か ら何かを言うという支離滅裂は無い。自らを人として扱ってくれた主はやてに対する、 これは最低限の礼節である。 自分はそれでいい。ここにしか居られないのであるならば、主はやて達をもはや無為 に縛ることはない。ここに居て、少しでも彼女らと、そして彼の為に出来る事を行って いればそれで―――
―――それでも、僕は。 不意に、声が走った。それは、複製体として目覚めた自分が、初めて聞いた声。 ―――僕は、君が持っているその記憶を、大事にして欲しいと思う。 唐突に思い出されたその言葉に、アインスは当惑した。あの話し合いの後に彼が―― 複雑な立ち上げ作業を難なくやってのけ、自分の主として登録されてしまった青年が自 分に向けてくれた言葉。 何故今思い出すことがあるのか。 ―――リインフォースがいたから今のはやてがいる。僕たちもいる。なら、その記憶 を持つ君は、僕らにとって掛け替えのない存在だ。リインフォースの想いを、違えるこ となく受け継いだ君は。 そう、香りだ。本の匂いの中に僅かに混じりはじめた、土と草の香り。風の、香り。 ―――君はリインフォースじゃない。けれど、受け継いだ記憶を全て否定する事はし て欲しくない。君の心情を考えれば、大概残酷なことを言ってる自覚はあるけど、それ でもそれがあるからこそ、今の君と僕らがあるんだから。 薄闇の空間に、光が満ちた。転送魔法陣の形をとった翠色の光が、風の香りを運んで くる。それは末期のメモリーにも、僅かに覚えのある優しい香りだった。 転送魔法の光が、一人の青年の存在をこの空間に顕現させる。
―――君が僕を主と認めてくれるのなら、僕もはやてに習って君に名前をあげたいと 思う。字面は無愛想だけど、それでもこれが僕の願い。受け取ってくれると、嬉しい。 今やはっきりと感じ取れる香りと共に、アインスに響く声もまた、その明瞭さを増し ていた。それは、リインフォースとして生きた僅かな時間の中に聞いた覚えのある声。 その時と殆ど変わらない、青年になってもなお幼さの残る声。主はやてを想い、救って くれた少女達を導いた、強く、優しい声。 今、我が身が仕える、主の声。 ―――今日から、君の名は。 「アインス。・・・・・・お疲れ様」 ふわと、柔らかな微笑みをたたえ、ユーノ・スクライアが実際の声を響かせた。 「・・・・・・・・・主、ユーノ・・・?」 当惑したままの表情を変える事が出来ず、アインス・スクライアは、上下逆さに向き 合うという無礼を、しばし主に犯す無様を晒した。
「どう、なさったのです?今日は、確か・・・・・・」 リインフォースの墓参り。12月25日の朝は、海鳴の小高い丘にあるそこで掃除を したり、近況報告をしたり。毎年の恒例行事であるそれは、八神家とハラオウン家を中 心に、急な招集をかけられたメンバーを除き、海鳴の関係者たちが一堂に集うのだとい う。イヴの夜の騒ぎのままに、なんだかナチュラルハイで変なテンションになってしま ったりもよくあるとは、主はやての弁だ。 ユーノもまた、けして暇ではない面々と比較してなお、真っ先に心配されるほどの忙 しさ故に集まりこそそう多くはないが、予定が合わなくとも、日にちをずらしてまで毎 年参ってくれているのだという。 今年は久しぶりにクリスマスに休暇が取れたと言っていたのに、どうして。 「日本のクリスマスは、イヴ――前日が本番みたいなもんだから。昨日のパーティーに 参加できたから、今年は不義理をしないですんだよ。まあ、夜遅くまではやてとか士郎 さんとかの呑みに付き合わされちゃって、一応シャワーは浴びてきたんだけど」 そうではない。しかし、何がそうではないのかがアインスも明確に言葉にできずに、 ただ戸惑った表情を主に向けるばかりだった。この気持ちは何だ。なぜ自分は、こんな にも――― 「はいこれ」 不意に差し出されたユーノの手に、白のリボンで結ばれた細長いケースがあった。何 事か判らずに混乱し通しのアインスの手を引き、手のひらにケースを乗せる。びくりと 過剰反応したアインスの手がそれを弾いたと感じた瞬間にはもう遅く、余計な運動エネ ルギーを得たケースが無重力の海を飛んでいった。 「あ・・・・・・!」「あれ」
同時に伸ばした手が、同時にケースをつかんだ。このままでは慣性に捕われたユーノが、 アインス共々書架に頭から突っ込んでしまう。宇宙空間とは違い、空気抵抗のある状態 の無重力空間において、動いたものが永久に動きっぱなしということにはならないが、 奥行きはともかく、円筒の直径に限りのあるこの無限書庫ではどちらにせよ同じことだ った。魔力推力で運動エネルギーを減殺させる発想は無く、ただ反射的に安全確保を実 行しようとしたアインスは、ユーノの身体を抱き寄せ、書架を縦横に走る「廊下」―― フィールド限定処置のとられている微弱重力発生装置――に足を向け、手足を動かす重 心移動でランディングを行った。 共に「廊下」に立つ格好となったユーノは、抱き寄せられたまま、まさに口付けをす る直前と言っていいほど間近のアインスの顔と、さながら恋人同士のように一緒にケー スを掴んでいる手と手を交互に見、何が何だか、といった顔を浮かべる。 もはやアインスに理性的な思考は働かず、ただただ主相手にとんでもない失態を犯し てしまったという思いがあるのみだった。 無礼。無礼!無礼ーっ!! 「ももも、申し訳、ありませ・・・・・・!」 「おおとと」 わたわたと柄にも無く暴れ出したアインスの肩を、ユーノの左手が抑える。「廊下」の 微弱重力はせいぜい0.15G、重力の作用範囲は約20センチ程。また飛ばされる憂き 目にあうのを阻止する為の方策ではあるが、こうもユーノに近付いたのは実は初めてな のだ。やたらに緊張している自分と、薄暗闇が誤魔化してくれているだろう真っ赤な頬 を自覚したアインスは、自らの動揺を恥じていた。 そう、動揺している。永い屍と廃墟の旅を続けてきた、少なくとも確実にそのメモリ ーを持っている自分が、主とはいえ、たった一人の青年の行動に一喜一憂している。平 和な世界の町娘ではないのだから、主の前ではもっと粛々としているべきなのに。 ましてやこの日に、自分の元に駆けつけてくれたことに、―――喜びを、覚えるなど。 おこがましいなどという問題ではない。此処にしか居られない自分が、主の行動を縛る 遠因を作っておいて。 手渡されたこれは、勿体なくも、プレゼントというものだろうか。自分などのために、 わざわざ。そう、確かこの日のプレゼントは――― 「クリスマスプレゼント、というものでしょうか、これは」
そう、そう言ったはずだ。無限書庫に立ち寄ったなのはが、今年こそはクリスマス当 日にユーノ君に渡してみせるのだと言っていたのを覚えている。 しかしユーノは、意外にも首を横に振った。 「ううん、そっちの方はアインスの今日からの十日間休暇ってことで、司書長権限で申 請しておいた。はやて達と年越しができるように」 いよいよ判らなかった。リインフォースの命日と関連した何かだろうか。しかし自分 は。 「では、これは」 持ち上げたアインスの手に収まるケースのリボンを解きながら、ユーノはさも当然の ように応えた。 「そりゃ、アインスの誕生日プレゼントだよ」 そう言いながら、ユーノの手で開けられたケースの中には、小さなロザリオがかかる ネックレスがあった。それは、夜天の書の表紙飾を彷彿とさせる、黄金の剣十字(シュ ベルトクロイツ)だった。
ん? 規制かな?
祭りに間に合わないのでせめて支援をー。 10連続レスでさるさんっぽいかな。 戻ってくるまで雑談しとく? というわけでメリークリスマス司書長! あれですよね、無限書庫を開拓した司書長はまさに奇跡の子ですよね。 いやむしろ無限書庫を改めて産んだ聖母と言っても過言ではないかもしれない。 むしろメリー司書長、メリースクライアですよ。いっそ司書長に飾りつけしていいですかね!?
今日中に上がるかな………三年連続イブに遅刻しますた(つД`) 丸一週間あってこの様かい………orz
さる→解除前に寝落ちかプロバイダ規制に巻き込まれたか。 規制ならwikiから行けるlivedoorしたらばの避難所に現状報告を。
司書長誕生日を祝おう ・・・いつなんだろう?
がー、10レス以上って規制かかるのかー。そりゃ皆さん長編分けるわ。 仕事から帰ってまいりましたアインス話のにわか司書です大変失礼いたしました。 中途半端なところで切っちゃって本当に申し訳ない。2chの仕様位確認しとけ自分。 半分以上いったので、今度は最後まで大丈夫……だと、思う。投下してよろしいですか?
おっけー。
では、
>>225 からの続きで、NG同じく「もうひとつのプレゼント」
行きます。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・えーと、やっぱり、気に入らなかったかな」 「・・・は、いえっ、そういう事ではなく!」 完全な想定外の事態に、思考停止を起こしていたアインスの顔を、ユーノが心配そう に覗き込んでくる。 「その、あまりにも、意外なお言葉というか、あの、大変失礼なことなのですが、仰る 意味がよく・・・・・・」 「え、だって今日、アインスの誕生日じゃないの?」 違った?と小首をかしげるユーノの顔を見、アインスは僅かばかりに回復してきた理 性的思考を総動員して、主の言葉の意味を察することに傾けた。誕生日?誕生日。誕生 した日だ。遥か昔、夜天の魔導書がロールアウトした日?それは此処ならば調べればわ かるかもしれないが。いや、私とリインフォースを違うと言ってくれた主ユーノが、た とえ偶然にも換算した日時が12月25日と合致したとて、その日をそう呼びはすまい。 では今の自分が発見された日?立ち上げ作業を行い、管制人格たる自分が目覚めた日? どちらも12月25日とは全く関係がない。 本気で考えているアインスの疑問に、少しばかり距離の余裕を空けたユーノが正解を 告げる。 「リインフォース・・・・・・夜天の魔導書が消えた瞬間に、君は複製体として無限書庫に蒐 集されたんでしょう?」 「―――あ」 そういう、事か。過去の実証実験上、喪われた本の複製体が書庫に登録されるのは、 全ての同内容の本が消えた直後であるらしいという話があった。一周回って逆に冷静に 納得する一方、そうではない、という思いがまたアインスの頭を過ぎる。メモリーの中 の主達。表情のないヴォルケンリッター達。最後の主である、幼気な少女。雪の中の涙。 頂いた幸福。我が身に余りある、幸福と―――
「君が生まれてくれて、良かった」 ちゃり、とネックレスの鎖が鳴った。慈しむ様な声が、アインスの耳朶を打つ。 「リインフォースとはやての出会いがなければ、ヴォルケンリッターの皆は彷徨い続け たままだったろう。システム自体の耐用年数が尽きる、永い永い時間の果てに、何の救 いも無く消滅するだけだったろう」 鎖の先にあるのは、黄金の剣十字。形は違うが、やはり「それ」を思い出す。主はや てに唯一残せたリインフォースの欠片が、ツヴァイ達に受け継がれている。自分とユー ノの間に漂う「それ」に、アインスは手を触れさせた。 「リインフォースの消滅が、最良の結果だったとは今も思っていない。目の届く範囲で 人が死ぬのは、やっぱり嫌だ。大事な人なら尚更――犠牲の上に成り立ってこその世界 というのは仕事柄判るけど、そこまで政治に律儀に付き合う気も無いしね」 末期のメモリーの先にあるもの。主はやて。ツヴァイ。ヴォルケンリッター。なのは 達。そして――― 「でも、その経緯が無ければ、君は生まれて来なかった。それは――せめてそれだけは、 君に否定して欲しくないんだ。君を見つけたって言った時の、はやての顔が忘れられな い。今此処に、君が居てくれる事が幸せなんだ。はやても・・・・・・僕も」 ユーノの声が響き渡る。人の心を察しよう、どうにかして少しでも心安らかになって もらおうと、気遣わし気に言葉を選ぶ意思が伝わってくる。自分の事は無頓着な癖に、 成り行きでマスター登録されてしまった複製魔導書に、こんなにも。 「君の主になれて、僕は嬉しい。だから僕ははやて達と話し合って決めた。今日ははや て達はリインフォースといる。僕は、アインスといるって」 こんなにも、我が主は優しい。アインスは、手に取った剣十字をそっと抱いた。 「―――今、ここで、着けてみても、・・・・・・大丈夫でしょうか」 一言一言を区切るように、アインスは切り出した。何故こんなに緊張する。主の折角 の心尽くしなのに。
「着けてくれると、嬉しいな」 そう、そういう薦め方のほうが、自分はやりやすい。この人は、言い方ひとつも自然 に人の心を慮る。アインスは首の後ろに手を回し、ネックレスを着けた。慣性の力を受 けて、剣十字がゆらと揺れる。思えば騎士服以外に、己を着飾るものなどついぞ身につ けたためしがない。緊張の原因を自覚したアインスは、また赤くなり出した頬の熱を振 り切るように、ユーノに向き合った。 「誕生日おめでとう、アインス」 嬉しそうな笑みを浮かべて、ユーノが言った。 「―――ありがとう、ございます」 誕生日。私が、生まれた日。その日に、傍にいてくれる人がいる。
『はっぴば――すで―――、アーイ―――ンス!!!』 突如開かれた私用通信モニターから、賑やかな声が書庫の空気を震わせた。八神はや てを大映しにしたモニターの隅には、傍らのツヴァイ、ヴォルケンリッター達、なのは 達も映している。 『アインスお姉さま、お誕生日おめでとうございます!』 『ちゃんとアインスの分の年越しスケジュール組んであんだろーなユーノ』 『要らぬ心配というものだなヴィータ。――ほう、それは』 『あらまああらまあ、素敵なプレゼント!ユーノ君、お姉さん達の分も下さ〜い!』 『我らはちゃんと別のものを貰ったろう。まあ、上手くは言えぬが、似合っている』 ツヴァイが、ヴィータが、シグナムが、シャマルが、ザフィーラが、それぞれに思い 思いの祝福を言葉にする。面食らったアインスの横で、いきなりなんだからとユーノが 苦笑混じりにつぶやく。 『アインス。メリークリスマスで、お誕生日おめでとうや』 「―――はい、主はやて」 リインフォースのメモリー。私の記憶。それが、私に大事なものを教えてくれる。モ ニターに映る映像は、メモリーに見たあの光景さながら雪が積もっていた。あの場所に 行くことは、もう出来ない。それでも。 「じゃあはやて、アインスの休暇届出してくるから」 『はいなー』 登場同様に唐突に切れた通信画面に苦笑する。この忙しい気性は、この半年で初めて 知ったものだ。 「行こうか、アインス」 ユーノがアインスの手を引く。大事なものを見失わないで。そう教えてくれた手。 「はい。―――主ユーノ」
私は、ここにいる。ここにいて、いいのだ。 「廊下」を蹴り、第一行程区画が過ぎてゆく。久しぶりの休暇、どの様に過ごそうか。 あまり思い浮かばず、ちらとやった目の先のユーノの横顔を見、アインスはふいと視線 を逸した。繋いだ手に少し力が入ってしまったのが、恥ずかしかった。 「あ―――!!!」 消されたホロモニターを掴もうとしたなのはの手が、するりと虚空を通った。 「何で消しちゃうの!」 きっと睨みつつ、文句を言うなのはをはやてが怪訝そうに見返した。 「やー、え、あれ、どしたん、なのはちゃん」 ユーノがいないと聞いてから、意気消沈のしどおしだった幼馴染は、両手を拳に変え つつ駄々っ子さながら喚き出した。 「今年こそは・・・・・・今年こそは、クリスマス当日に渡すんだからあ〜〜〜っ!!」 決意を固めて掃除に取り掛かるなのはに、はやてはやれやれと苦笑した。何時の間に やら粛々とした雰囲気は消え去り、ただリインの墓の前で掃除をしながら馬鹿騒ぎをす る集まりになってしまったこの毎年の行事だが、まあいいだろうとはやては思っていた。 「辛気臭いより、こっちの方がええやんな」 雪かきを開始したなのはに、呆れた風の他の面々が追従する。姿をあらわにしていく 小岩が、微笑んだと見えたのは気のせいだろうか。午前いっぱいの時間をかけた墓参り が終われば、この賑やかさはそのまま無限書庫を襲うだろう。それまでは、この丘は相 応しくないほどに騒がしい。 待機状態のシュベルトクロイツが、朝の光を眩しそうに反射していた。
正直もう初代リインフォースって属性つけないほうがいい気もするが乙
やぁ、毎年の事ながら、GJを送らないといけない作品が山盛りですねぇ。
>>228 で今日中に上がるかな、と言っておいて。
今、何時でしょうねぇ…………。
HAHAHAHAHAHAHAHA!!(滅
えー、前スレ
>>1000 でクリスマスSS書き上げると宣った上で
例によって盛大に遅刻しました馬鹿が通ります(つД`)
基本ユーなの。
NGワードは「翡翠と桜と聖夜のワイン」
では、次レスより。
世間ではクリスマスという行事があれども。 忙しい時には大概忙しい。 管理局武装隊。高町なのはもその一人。 本局内の街を一人歩きながら溜め息を吐く。 本当なら今日は皆で海鳴にあるハラオウン家に集まって、ホームパーティーの予定となっていた。 が、予定というのはそうは問屋が卸さないもので。 「はぁ〜……。みんなパーティー楽しんでたんだろうなぁ」 そう、今年は自分だけが不参加となってしまっていた。 本当なら当初は今日は予定は空いていたのだが、数日前になって教導のスケジュールが入ってしまい、立てていた予定は全てパァ。 本当なら今頃は仕事上がりのユーノと合流してハラオウン家のパーティーに参加していたのだ。 時間を合わせるため、ユーノと話していたとき、彼も楽しみにしていたみたいで話してるだけで、何だか自分も嬉しかった。 急に予定が入ってしまって、それを彼に告げたとき、一緒に行けなくなったことにガッカリしてるのが顔にハッキリ出ていたのも覚えている。 「はぁ………」 溜め息ばかり吐いても仕方ないが、どうしても吐いて出てしまう。 テイクアウトの店で勢いで頼んだ揚げ物に目を落とすと余計に虚しくなってくる。 抜けるに抜けられなかった教導後の打ち上げでお酒が振る舞われたりしていたせいもあるだろう。 普段なら、お酒なんか断っているところだが、ユーノと一緒に参加出来なかったことに少しばかりムシャクシャしていたのかもしれない。 情けない話だけど、ちょっと苛ついていた。 さすがに地球ではないミッドチルダではクリスマスの習慣は無いから、カップルがあちこち歩いているなんて事はないけれど。 もしいたら爆発しちゃえ、なんて言っていたかもしれない。 それが仕事だと分かっていても、さすがに今日ばかりは何かを呪いたい、そんな気分だった。 今からでも合流したらいいんじゃないかとも思っても、さすがに時間が時間。 もうお開きになっているだろう時間だった。 無論、行ったら行ったで皆そんな事を気にするようなことは無いだろう。 だが、お酒も入ってちょっとやさぐれてる自分が行ったりしたら、返って皆に気を遣わせてしまいそうで、何か気まずくて行きづらい。 「ユーノ君、向こう出たかな………」 このまま帰ろうか。そう考えたとき、もし、向こうを出てるなら、こっちへ戻ってくる間にどこかで合流出来ないか。ふとそう思った。 彼にだって予定があるだろうし、こんな時間から自分に付き合わせてもいけないとは思うのだけど、何故だろう。 ―――携帯を手にとって、着信を確かめてみるが、無い。 「………迷惑だよね」 ―――こっちから掛けるのは躊躇われる。だが―――。 「ちょっとだけ、寄って行ってみてもいいかな……?」 ほんの少しだけ、ワガママしてもいいかな。そんな風に考えた。 帰っていたら、ちょっとだけ挨拶して。 「もし、帰ってなかったら………」 部屋で待っていて、帰ってきた彼を驚かすのも面白いかもしれない。そんなことを考えてしまう自分にお酒の回った赤い顔でそのままクスクスと笑ってしまう。 普段ならそんな迷惑になることは絶対に思いつきもしないだろうに。
今日がクリスマスという特別な日だからだろうか。何となく彼の顔が見たいという想いが勝ってしまった。 たまにだけなら、きっとユーノだって笑って許してくれる。 そう思ったら、足は自然とユーノの家の方角へと向いていた。 ◆ ◇ ◆ ハラオウン家でのクリスマスパーティー。 定例通りなら、クリスマスには何もなければ、皆一緒に集まることが多い。今年はハラオウン家で集まることになったが、なのはだけ仕事だった。 数日前、なのはが連絡してきた時、参加出来なくなったと残念がっていたのが印象に残っている。 「……なのは、仕事終わったかな」 本当のところは少しばかり期待していた部分はあったのかもしれない。 連絡を終えた後で、がっかりしたのもまた事実だったりした。 こっそりプレゼントも用意していたのだが、残念ながら無駄になってしまったようだ。 「……ふぅ」 「こら、クリスマスだってのに何溜め息吐いてるの?」 パーティーも終わり、集まっていたアリサやすずかたちが帰るのを見送って、ソファでグッタリしていたユーノにフェイトが呆れたように声を掛けた。 久々に皆で集まっていたこともあるが、ハラオウン家ではカレルとリエラという二人の家族が増え、賑やかさが増している。 丁度、はしゃぎたい盛りの子供にとって、あまり見ない来客は恰好の的である。 あれこれ引っ張り回されてしまい、ようやく解放されたのが、子供たちが力尽きた頃だった。 「フェイトはよく平気だね」 「慣れてるしね。で、何溜め息吐いてたの?」 コーヒーカップを両手にソファの縁に腰掛けながら、こちらへと話しかけるフェイトがクスクスと笑う。 最初の呟きはどうやら聴かれてはいなかったらしい。 片方のカップを受け取りながら、沈めていた身体を起こして、カップに口をつけて一息吐く。 「……いや、さすがに子供のパワーに当てられたというか……ね」 「ふーん、なのはの事じゃないんだ?」 コーヒーを啜りながら、フェイトがそんな風に言葉を口にする。 「うえ!? な、何で……そこで、なのはが出るのさ」 実は先ほどの呟きを聞かれていたのかと、つい思わずガバッと勢いよく立ち上がってしまった。 そんなユーノの姿が可笑しいのか、フェイトが声を漏らして笑うのを堪えている。 少し離れたテーブルに腰掛けていたクロノも同様にしているのが見えた。 「自分で気がついてなかったのか、ユーノ。うちに来た時から思い切り、顔に出てたぞ。なのはがいなくて、寂しいですってな」 「へ…………?」 ニヤニヤしながら告げられたクロノの言葉に思わず顔に手を当てる。皆の前で、ずっとそんな顔をしていたと思ったら、恥ずかしくてたまらなくなった。 ソファへをもう一度腰を下ろしたところで、フェイトが身体を伸ばしてユーノの顔を覗き込もうとした。 恥ずかしさのあまり、赤くなっているであろう顔を背ける。 そんなユーノが面白くて仕方ないのだろう。フェイトにからかわれるように頬を突つかれて、嫌々、ブスッとした顔を向けた。 「そんなに気になるなら、電話したら? きっともう仕事終わってるよ」 「いや、でも……別に用事がある訳じゃないし………」 「上着のポケットに何か準備してて用事が無いって事は無いんじゃない?」 丁度、コーヒーを口にしたところで、フェイトの思いがけない言葉を耳にして、盛大に飲み下し損ねた。
ここで吹き出してしまわなかった自分を褒めたい。さすがに遊びに来ていて、床にコーヒーのシミなど撒き散らして帰っては、恥でしかないから。 「けほっ………ふぇ、フェイト。見たの……? 中身」 咽せだした自分の背中を摩ってくれながら、フェイトが首を横に振りながら苦笑した。 「さすがにそんなことしないよ。ユーノ、気が付いてなかったかもしれないけど、カレルがハンガー引っ張って倒した時にポケットからこぼれ落ちてたんだよ?」 「…………見つけたのがフェイトで良かったと思うべきなんだろうね」 はやてやアリサに見つかっていた日には何を言ってからかわれていた事か。 「貸し一つ、かな?」 「見返りは本局のランチで手を打たせて下さい」 とはいえ、ちゃっかりしているフェイトの言葉にガックリと肩を落とす。指を二本立てている辺り、その回数分だけ、もしくはなのはの分も一緒にね、と言いたいのだろうか。 「ほらほら。連絡、連絡」 急かすように肘で突つかれて、ノソノソと折りたたみ式の携帯を取り出して開く。 ―――なのはから、着信が入っている様子は無かった。 別段、マナーモードにしていたわけでもないから、誰からも掛かってきていないことは分かっていたつもりだったが、それでも少しばかり気落ちしているのが自分でも分かる。 「………仕事終わってても、時間が時間だ。なのはにも迷惑になるよ、きっと」 「はやてたちにプレゼントの事、言っちゃおうかなー」 携帯畳んで仕舞おうとしたら、フェイトがわざとらしく一言呟いた。 ギョッとして振り向いたら、フェイトが盛大にニッコリ顔をこっちに向けている。 その笑顔にはどう見ても、いいからさっさと連絡してあげなさい。じゃないとホントにはやてたちに言いつける、と書かれている。 「……………分かった」 うんうん、よろしい。と、空になったカップを指に搦めたまま、腕を組んで頷いているフェイトを横目に観念したように一つ大きな溜め息を吐いて、登録してあるなのはの携帯のダイヤルをコールした。 こういう時はひたすらにお節介になってくれる幼馴染みに感謝するべきか否か。 今回に限っては感謝しておいた方が良かったかもしれないが。きっと後押しが無かったら連絡はしなかっただろうし。 もしかしたら、既に寝てしまっているかもしれない。数コールで出なければ切ろう。そう考えながら、耳に響く携帯のコール音を聞く。 一つ、二つ、三つ………四つ目のコール音が鳴った後、その音が途切れた。 何故か、いつもより緊張しているのが、自分でも分かる。 「………もしもし、なのは?」 「あーー♪ ユーノ君だぁ」 なのはの反応に身構えていたら、電話越しに聞こえてきたなのはの妙なテンションに思わず前のめりになりそうになった。 「な、なのは? もしかして……お酒飲んでる?」 「えへへー、ちょっとねぇ。打ち上げで少しもらっちゃって♪」 「もらっちゃってって……なのは、今、外にいるの?」 さすがに飲んでると知ったら、ちょっと心配になってきた。まさか、そんな状態で外にいるなら、さすがに放ってはおけない。 「ううん、お部屋だよー♪ ユーノ君のー」 「そっか。って、はい………………?」 そう思って、どこにいるのか訊いたら。なのはが何かとても聞き捨てならないことを言った気がする。 今、どこにいると言った? 自分の耳が間違っていなければ。
「………なのは、今、どこにいるって言った?」 「だからぁ、ユーノ君のおへやー」 自分の耳に間違いはなかった。たまに遊びに来てくれたりするから、確かにロックの番号は教えてはいた。 だが…………。 「あのー……なのはさん、何でうちに?」 「んー? 何となーく」 電話越しに響く妙なテンションのなのはの笑い声。 駄目だ。いつものなのはじゃない。盛大に酔っていらっしゃる。 どのくらい飲んだのか知らないが、なのはの酒癖の悪さに驚くべきか、まさか自分の部屋に来ているなどというとんでも無い行動に驚くべきか。 ともかく。これは急いでうちに帰った方が良さそうだ。 「……分かった、なのは。とにかく僕今からそっちに帰るから。そこに居て。いいね?」 「はーい♪」 陽気な声で応えるなのはにそう告げて、ひとまず携帯を切る。感じた視線に顔を向けてみたら、さすがに様子が変だと思ったのか、フェイトが心配そうにこちらを見ていた。 「なのは、どうかしたの?」 「うん…………どうも教導隊の方でも打ち上げがあったらしいんだけど、それでお酒振る舞われたらしい。で、飲んだあげく、何でか知らないけど、僕の部屋に押し掛けてるみたいなんだ」 困ったようにガシガシと頭を掻くユーノにフェイトは口元に手を当てて何か考え始めた。そんなフェイトに怪訝そうな顔をしながら、ユーノがソファから立ち上がる。 「とにかく、どうも早く帰った方が良さそうだ」 そう言って、ハンガーに掛けてあった自分の上着を取って袖を通す。一回ポケットの中に手を突っ込んで中にある物を確認する。 そう、なのはに渡すつもりだったプレゼントの入ったケースを。 「じゃあ、帰るから。クロノ、悪い。転送ポート使わせて」 「ああ」 「あ、待って。ユーノ」 クロノに断りを入れて、転送ポートのスイッチを操作していたら、背中にフェイトの声が掛かった。 操作する手はそのままにフェイトの方へと顔を向ける。 「なのはの事なんだけど………怒らないであげてね」 「分かってるよ」 心配げなフェイトの言葉に苦笑しながらユーノは微笑んで頷く。驚きはしたけど、元々別に怒ったりしてはいない。 むしろ、今はなのはがどうしているかの方が心配だ。 「それじゃ、今日はこの辺で」 「ユーノ…………ううん、何でもない」 「…………? じゃ、またね、フェイト」 「うん、またね。ユーノ」 ユーノがポートの光の中に消えるのを見送って、フェイトは一つ溜め息を吐く。雑誌を読んでいたクロノがそれを下ろしながら口を開いた。 「何か、あいつに言いたかったんじゃないのか?」 「ううん…………いいんだ。多分、ユーノも分かってるだろうから」 なのはが何で今日に限って、そんな事をしたのか。それは今日ユーノがここに来て、ずっと感じていた事と………きっと、同じ理由だろうから。 「………ふふ、メリークリスマス。なのは」 なのはにはそんなワガママに応えてくれるユーノが居てくれる事がちょっと羨ましい。そう思ったフェイトだった。 ◆ ◇ ◆ なのはとの電話を終えて大慌てで本局の次元港へと戻り、それから自宅の前までユーノが戻ってきたのは三〇分程経っての事だった。 肩で息をしながら、扉に触れる。ロックは既に外れており、なのはが中に居るであろうというのは間違いなかった。
「ふぅ………」 一息吐いて呼吸を整える。こういう時に限って、次元港のターミナルにタクシーが居なかったりしたわけで、大急ぎで走って帰ってきた。さすがに局内で個人転送を行うわけにもいかなかった。 「なのは、いるの?」 入り口になのはの靴が転がっているのを確認して、中に入って奥に居るであろうなのはに声を掛ける。 自分も靴を脱いで上がろうとしたところで不意に気配を感じた。次いで、後ろから抱きつかれるような形で誰かに目を塞がれた。 「おかえりさなーい。えへへーー♪ だーれでしょう?」 誰だと言われても、一人しか選択肢は無い。声でも既に丸わかりである。 「あのねぇ、なのは………」 「えへへ、せいかーい。でも、帰ってきたら、ただいまだよー? ユーノ君」 「あ、うん……ただい………ま!?」 視界を覆っていた手が外れ、抱きついていたなのはが離れたので、振り返ってユーノはその姿に目を剥いた。 「ちょ、なのは、なんて恰好してるのさ!?」 「ふぇ? だって、ちょっと暑いんだもん……」 マジマジと見てしまわないように慌てて顔を反らすが、今のなのははとてつもなくラフというか、見ているこっちが困る恰好だった。 「スカートどこに置いてきたの!?」 「奥だよー?」 上はブラウス一枚、下は下着という恰好だった。アンダーこそ身に着けているものの、ブラウスの胸元は大きく開き、何というか見ているこっちは別な意味で暑くなりそうな姿である。 この分だと、酒が回った勢いで暑くて脱ぎ散らかしたのだろう。何となくリビングに入りたく無くなってきた。 「というか、まさか、僕が帰ってくるまで、ずっと玄関で潜んでたわけ?」 「えへへー♪」 「えへへじゃないよ………」 本局に戻った時点で、一度連絡は入れて走ってきたが、それでもそれは三〇分は前の事だ。今も部屋に入る前にチャイムを鳴らすような事はしなかった。 つまり、その間、ずっとなのはは自分を驚かすためにここで隠れていたということになる。 「もう、なのは……って、わっ」 「えい」 今度は正面から勢いよく抱きつかれて、思わずユーノはなのはを抱きつかれたなのはと一緒に尻餅をついてしまう。 「ったた、なのは………」 「ユーノ君だぁ」 まるで母猫に甘える子猫のようにユーノの胸元に顔を埋めるなのはにユーノは溜め息を吐く。 ポンポンと背中を優しく叩き、そのままゆっくりと立ち上がる。さすがに玄関先でこんな事やっていたら、万が一人が来たりした日には、何が言えるやら、である。 どうにか、抱きつかれたなのはを引きずるような形でリビングまで入ってみれば、やはり案の定であった。 ソファに上着とリボンタイは投げ出され、スカートとソックスはソファ近くのテーブルの下辺りに散乱しているという有り様。 抱きついていたなのはを何とか引きはがしてソファに座らせて、自分もその隣に腰を下ろす。 テーブルの上にはなのはが買ってきたのだろう、揚げ物が置いてあって、さらに封の切られたワインの瓶が………二本ほど。 「なのは、ひょっとして、うちに来て、まだ飲んだ……?」 「うん、ちょっと」 いや、二本はちょっとじゃないだろう。と、思わず内心でツッコミを入れる。そもそも地球で考えれば、自分たちはまだ未成年である。酒も煙草も嗜むには早い年齢だ。
「ユーノ君も一緒に飲もうよー」 「いや、飲もうよー、って二つとも空じゃないか」 テーブルに置いてあった瓶を振ってみるが、どちらもやはり中は空。 「えー、じゃあ、買ってくる」 「あー、もう分かったから」 妙に力んでスクッと立ち上がったなのはの肩を押さえて座らせて、自身はキッチンへと向かう。スクライアからの仕送りで来た果実酒のたぐいがあったはずだ。 自分から飲む事は殆どしないので、まだ封も切らず置いてあった。 「はい、ワインじゃないけど。ただし、この一本で終わりにしよう、ね?」 「はーい」 ホントに分かっているのか、判断が付かないなのはのニコニコ顔に苦笑しながら、封を切る。 空になっていたなのはのグラスに注いでやる。 グラスはよく見るとユーノの家の物だ。勝手に出してきたのだろうが、棚にあったこの果実酒がよく見つからなかったものである。 もう一つ使われていないグラスが置かれているところを見ると、最初のうちはユーノが帰るのを待っていたのだろう。 帰ってこない事にしびれを切らして、ヤケ酒していたのならば、さすがにもっと早く連絡してみるべきだったかもしれないと反省混じりに溜め息が漏れる。 使われないグラスにも自分の分を注ぐ。なのはが早く早くと急かすようにグラスを持ってソワソワしていた。 「はいはい、乾杯」 「えへへ、かんぱーい」 軽くカツンと響く音と共にグラスを交わして、なのはがグラスに口を付ける。クイッと一気に飲み干してしまうかと思ったが、味わうように飲んでいる辺り、まだそこまで酔ってはいないのか。 「あ、これ美味しい」 「スクライア自家製の果実酒。毎年出来たら、送ってくるんだ。あまり飲まないから溜まる一方だけどね………言っておくけど、まだあるからって言っても、もう出さないからね?」 釘を刺すようなユーノの一言になのはの頬が可愛らしく膨れる。 「ぷー」 「ぷーじゃないの」 「ユーノ君のけちんぼ」 「けちんぼで結構」 分かっていてわざと言ってるのは間違いないだろう。残っていた揚げ物を手にクスクス笑っているなのはを見て軽く苦笑する。 「…………なのは、ごめんね」 「んー。なーに?」 「遅くなった事」 「いいよ、私の勝手で押し掛けたんだもん、ユーノ君のせいじゃないよ」 空になったグラスをテーブルに置いて、なのはがそっとユーノの肩に寄りかかる。 「しばらく……こうしててもいいかな?」 「なのはのお気の召すままに」 「うん………ねぇ、ユーノ君。今日の事、お話しして?」 「うん、分かった」 どうしても参加出来なかったクリスマス会。なら、せめて皆がどうしていたか、雰囲気だけでも感じさせてあげられたらいい。 グラスを置いて、自分の肩に乗っているなのはの頭を優しく撫でてやりながら、今日の事をゆっくり話していった。 それからしばらくの間、一つ一つの話になのはは楽しそうに相づちを打ちながら満足げに聞いていた。 「なのは………?」 いつしか、相づちを打つ声が聞こえなくなったと思ったら、規則正しい寝息が聞こえ始めていた。 「寝ちゃったか」
気持ちよさそうにしているなのはを起こさないように、自分の膝を枕に寝かせてやる。 途中、さすがちょっと躊躇ったけど、極力凝視しないようにしてソファの上ににソファの上に脚を上げてやった。変な体勢で寝て、身体を痛めるよりは良いだろう。 「………無防備すぎだよ、なのは」 あまりにも無防備に寝息を立てているなのはにユーノから思わず溜め息が漏れる。 正直、下着の女性が目の前にいて、ある意味自分の自制心は感心するレベルだと言っていい気がした。 はやて辺りに言わせたら草食動物と言われそうだけど。 「ま、それだけ信頼してくれてるってことなのかな?」 苦笑しながら、ソファの裏に転がしてあった毛布を引き上げてなのはにそっと掛け、酒のせいか汗ばんで額に張り付いている髪を優しく払う。 「寂しいです、か」 穏やかに膝の上で寝息を立てているなのはの髪を撫でてやりながら、そう口をついて出た。 ハラオウン家からの帰り際、フェイトが最後に言わんとして飲み込んだ言葉は聞かずとも、もちろん理解していた。 なのはが何故、今日に限って、こんな事をしたのか。その答えは自分も同じだった。 「遅くなってもいいから、顔出せば良かったんだよ」 苦笑しながら、それでも寂しいと思った時、ここへ来てくれた事は少なからず嬉しいと想った。 自分もなのはも昔に比べれば、どんどん一緒にいられる時間は少なくなって来ている。 だからこそ、今日みたいな日をなのはも自分も大切にしていた。 「ふぁ…………このまま寝るか」 なのはを起こしてもいけないし、自分も寝てしまおう。 毛布はなのはに掛けてしまったから、脱いで傍に置いていた上着を引き寄せて羽織る。 羽織った表紙にポケットから、なのはに渡すつもりだったプレゼントの入ったケースがこぼれ落ちた。 「っと、そうだった。せっかくのクリスマスにこれ忘れちゃいけないな」 クスクス笑って、ケースを留めていたリボンを解き蓋を開け、桜色の石をあしらったブレスレットを取り出すと、なのはの左手に通してやる。 「メリークリスマス、なのは」 寝ているから聞いてはいないだろうけど。そっと左手に軽く接吻すると、グラスに残っていた酒を飲み干しユーノもまた、ゆっくりと目を閉じるのだった。 了
あちゃ、1レス目。タイトル入れ忘れた……。 ともかく、いじょ。 遅刻したあげく、またも半年ぶりの投下となりましたorz 近頃、執筆速度がやたら落ちまくりで……(イイワケシナイ 前スレで酔ったふりして誘惑するなのはさんなんて、電波出てましたが……。 それに従って……従って、あれ?(滅 たまには甘えん坊モードのなのはさんもありかなぁ、になってました。 まぁ、ともかく。 メリークリスマス……過ぎたね。 ついでに良いお年を。ではー。
251 :
柳沢紀雪 :2010/12/26(日) 02:00:41 ID:r9CFwhiu0
>>250 素晴らしい、実に素晴らしい!
私も、こういう作品を書いてみたいです。
>>250 GJ!
見ていて微笑ましいな、この二人はw
甘い。甘いよ。酔って甘える猫みたいななのはさんかわいい GJ
>>250 GJ!
いやいや、甘くて美味しいクリスマスSSでした。
今回何本上がったかね
>>256 自分が数えたところ、
絵 :9枚
SS :4本
ですかな? 漏れがあったら申し訳ない。
伝勇伝にハマって小説を見ていたら 求めるはユニゾン>>>・アインス! なんて言ってる司書長を幻視した あと疑問に思ったんだがアインスとユニゾンしてもツヴァイとユニゾンしても大して変わらないのかな?カラー的にも能力的にも
性能の桁が違うでしょう。リインフォースとリインじゃ。リインフォースとユニゾンした方が強いんでない? まあ、主であるはやてと、最初から調整されているであろうヴォルケンズ以外との「正常な」ユニゾン自体が無理だろうけど。
>>257 おおっと、レスありがとうございます。
アインスは戦闘に関しちゃ作中最強級ですからねえ。個人的なイメージとしては
なのは達→魔力量に比重が傾いてるチート
司書長→演算能力に偏りまくってるチート
黒提督→バランスよくチート
アインス→演算能力チート、魔力量どチート
こんなイメージ。
ユーノ君とリインフォースUのユニゾン
>>261 空気読まずにまともに考察してみると、リインはなんやかんやではやてちゃん専用機ですから、
大容量の魔力を如何に魔法式として構築させるかに特化してるんじゃないかと思う、融合騎としては。
反面司書長の特性考察は、多分魔力をけちりながら繊細かつ複雑、そして確実な式をデバイス無しで
ポンポン高速構築→発動してるんじゃないかというのが見解としては多い・・・はず。
特性が全く違うため、ユニゾン出来たとしてもリインのサポートは普通に追いつかないんじゃなかろうか。
いやいや、ユニゾンにはもう一つ意味があるでしょう? この先を言うとここでは出来なくなるけど。
>>263 昨今のご時世敢えて触れまいとしているのに貴様という奴は
ア・ツ「貴方と、合体したい……!」
ペアルックのダンスで息合わせる訓練ですね
日付が変わるまでレスが無ければ司書長は一人旅する
俺を連れて二人旅に
いくわけがない
ユーノ君お正月はヴィヴィオもつれて3人で里帰りだよー
>>260 アインスは記憶量が大きすぎて、相対的な演算能力良くないイメージがある。ポータブルwikiの評価からして。
一方のツヴァイは、氷属性特化ってことからして、他は魔道師としてとデバイスとして必要な基本魔法しか覚えてなさそう。
>>271 「なのは、日本の日付変更時にネットに張り付くのは、あまり感心しないなあ」
「ユーノくんは黙ってて、これは女のプライドの問題なの!」
>>262 そこは努力で解決出来ない物なんだろうか?
こう言う例え方すんのもアレだけど、仮面ライダースーパー1は
元々の仕様では外部からのコントロールが無いと変身出来ない様に作られてて、
だから悪の組織にそれ破壊されて変身出来ないどうしようって事になったけど
赤心少林拳の修行を通して自力での変身を可能にした〜みたいな。
むしろ制御は司書長が全部やって、ユニゾン側は魔力供給に回る感じで
とりあえずユニゾンした状態でフェレット形態になったら白毛(もしくは水色っぽい白)のフェレットになるのは鉄板かと
成程……。 ユニゾンはできるけど人型は取れず、常にフェレット状態になる、と。 最強のフェレット爆誕というわけだな!←違う
のちのノロイさまである
規制解除マダー
と思ったら解除されてた。 所で… 今まで犬属性スバルは何度かあったが、リス属性スバルってどう? いや、ちょっとブレイブルーに追加されたキャラ見て思ったんだが、 ユーノ専用抱き枕のリス尻尾を付けたスバルをな……昔、似たような事した狸がいたっけ。
ブレイブルーなら猫だろ中の人的に考えて……
何時の間にやら前スレ格納されてんのね。
今回コミケで司書長関連はどれくらいあるかねぇ? 一つでも多いと嬉しいな
pixvで「ユーノ C79」あたりで探すと、サークル登録1と絵が4
よし、一週間くらい前に書くって言ってたSSがようやく出来たたから早速書きこみたいと思います 念のための注意書き ・ユノはやのSSです ・基本的に日本語が不自由 ・1話完結のつもりがなぜか2話完結になったのは気にしない方向でお願いします ・タイトルは《旦那様との旅日記(準備編)》でお願いします
「旅に出ます、探さないで下さい。」 「えーっと、いきなり入ってきてどうしたの、はやて?」 今日も大きな仕事がなくて暇だなと考えてながら司書長室でゆっくりしていた昼下がり そんな時いきなり現れた幼馴染に驚く前にその言葉に驚いたユーノは条件反射のように思ったことを口に出していた 「そんな突っこみじゃあダメやなぁユーノ君、そんなんじゃ天下は取れんで」 「いや、別に天下を取る気は無いけど・・・・」 「と言うかはやて、旅に出ますってどういうこと?・・・もしかして家出?」 「いやいやいや家出なんてそんなことしたら罰が当たるわ」 確かににこの友人が家出をするなんてありえないだろう、某提督の服の色が真っ白になるくらいに無いだろう だが、そうなるとこの友人はいったい何のためにここに来たのだろうと考えてると 「んでな、ユーノ君に話したいことがあるんや」 「話たい事?」 何か資料でも依頼しに来たのだろうかと思ったが、そうだったら通信でしたほうが速い上に 今のはやての表情がいつも通信で話す時の表情ではなく休日に合った時のような、穏やかな表情をしていたのでそれは違うと思い なら・・・ 「ちょっと待っててお茶入れてくるよ」 「別にそこまで気つかわんでも」 「話多分長くなるでしょ?」 「あー、やっぱばれた?」 「ははは、ばればれだよ・・・じゃあちょっと待ってて」
「へぇじゃあ本当に旅に出るんだ・・・」 はやての話を聞きながらお茶を注ぎ終わったユーノはそうつぶやいた 「でもなんでいきなり旅に?」 「いや〜実はな、旅に出てるのも夢の一つやったんや」 「へぇ〜そうだったんだ、はやての夢が・・」 「いやいや昔やで、昔、昔の話や」 「え?昔って・・・」 まだ昔とかを使うほど僕達は老けて無いだろうなどと言おうとした時に 「まだ車椅子に乗ってた時な、よく図書館で旅行記とかも見てたんよ」 今でこそ無駄に元気で過ごしているはやてだが昔は闇の書というロストロギアによって車椅子生活をしていたことを思い出したユーノ 確かに自分は旅ができないけど誰かが見たことを本にしたものなら読むだけで遠くの土地のことを感じることが出来るだろう 「んでな、今はいろんな所に行けるやろ?やから旅に出てその事を本にして昔の自分みたいな子に勇気をあげたらな〜って」 「・・・・」 「ど、どうしたんユーノ君・・・」 「いや、ちょっと感動してて・・・、でも今はそんな時間・・」 「実はな、期限が過ぎて六課が解体されたやろ、そんで六課が必要なのかって検討するから一年待機って上から言われてな」 「うん、それは聞いてるけど・・・でも時間があるから色々やることがって」 「そうしようと思ったんやけど、リンディさんにちょっと広い世界を見てきなさいって言われてな、その上人事部からも一年くらい溜まってる有給消化しろって通達も来て・・・ そんなことやったら溜まった有給一年間使って広い世界を旅しようと思ったんや・・・」 リンディさんからそう言われたら無視して人脈を作るわけにもいかないなぁと思いながら というか自分も人事部から『お前いい加減有給使わないと暴動起こするぞ』などと脅されていたことを思い出し 「僕もその旅についていこうかな」と言う冗談を言おうと思った直前に 『司書長!!あの真っ黒提督から大量の資料請求が!!』 という部下からの連絡が来たので 「あ〜、ごめんはやて急に仕事がきたから今日は」 「ああ、大丈夫大丈夫今日はただ、一年くらいここはなれるから挨拶しとこうと思っただけやから」 と、なにか引っかかる笑顔で、そんな言葉をはやては言いそして 「んじゃ出発決まったら連絡するからそん時は見送りよろしくな〜」 といって急いで司書長室から出て行くはやてを見送りながら何ともいえない気分になっていたユーノだった
とりあえずここで終了って事で、旅立ち編はまた後日でお願いします なんか上げ逃げみたいな感じですいませんでした
>>乙 まったりと待ってます
おお、なんか母をたずねて三千里的な展開になりそう・・・ あれ?司書長また小動物役??
292 :
柳沢紀雪 :2010/12/28(火) 02:27:42 ID:hjaPQnYo0
えーっと、『Step』シリーズの続きのようなものが出来たのですが、こちらに投稿しようかどうか迷っています。 一応、ユーノが話の中心になっているのですが、ユーノ自身は登場しないものになってしまったので、こちらに投稿して良いものかどうか、私では判断が出来なくなってしまいました。 出来れば、意見をいただきたいです。
>>292 注意書きで出せば、あとは司書長・愛があれば大丈夫じゃないかな
>>292 そも、続きものなのに別のとこに投下されたらあとで読む人が混乱する可能性が。
>>293 の言うとおり注意書きさえしておけば問題ないかと。
>>292 個人的には「ユーノ君のお話」は「ユーノ君が必ず出ているお話」とは限らないと思ってます
誰もいない・・・ あと二時間レスが無ければわtアインスは寒いのでユーノさんと一緒にベッドの上で毛布を被りながらユニゾンします
うーん……ユーノパパとなのはママの間、ぬっくぬくー……むにゃむにゃ……
おおう・・・。 『Du zu dir』が更新されてた。 なんとなく久々に行ってみたら昨日更新しててビビった。司書長を求める嗅覚だろうか…?
299 :
柳沢紀雪 :2010/12/28(火) 12:15:47 ID:hjaPQnYo0
遅くなりました。ご意見ありがとうございます! 司書長への愛は万全ですので、しっかりと注意書きをしたうえで投稿したいと思います。 というわけで、『Step』シリーズの続きのようなものが書けましたので、投下したいと思います。 題名は『Side Step』です。 注意;このSSには、ユーノが出てきません。 司書長がお隠れになった事がどうしても許せない方はご注意をお願いします。
人が永遠の愛を神に誓うのは何故なのだろう。 おそらくそれは、永遠である存在に対して誓いを立てることで、その愛を永遠のものにしたいが為ではないか。 人が人に誓いを立てるのは、ある意味それは美しい。しかし、永遠でない人に対して立てられた誓いは、やはり永遠では無いのではないかと思う。 故に人々は宣言するのだ、「神と聖王陛下に、これが永遠であると誓います」と。そうして、永遠の存在と定義されているものに対して、その誓いを預ける。 自分達の誓いは永遠である。永遠の存在に預けられることで、その誓い、願いは永遠となったと実感するために、二人もまた掲げられた剣十字の巨像に対して言葉を捧げたのだ。 「私、ユーノ・スクライアは、神と聖王陛下に対して、私の妻となる女性へのこの愛が永遠であること誓います」 「私、高町なのはは、神と聖王陛下に対して、私の夫となる男性へのこの愛が永遠であることを誓います」 深(シン)と静まりかえる聖王教会の大聖堂に二人の言葉が凛と響き渡った。 ***********
月日が経つのは早いものだ。最近になって、本当にそれが実感できるとアリサ・バニングはかみしめるように実感していた。 「ごめんね、なんだかバタバタしちゃって」 まるで戦争のようだった朝の喧噪がようやく過ぎ、冬も近いというのに額に浮かんだ汗をぬぐいながら、なのははリビングのテーブルにやっと腰を下ろし、対面に座る彼女に笑みを送った。 その笑みも、その仕草も、一年前のあの誓いの儀式の前後と比べれば、そのすべてが変わってしまったとアリサは思う。 「まあ、まだ慣れてないみたいだったから、仕方ないわ」 そういって彼女――アリサ・バニング腕を広げながら、少しくたびれた様子の親友、なのはにせっかくだからと持ってきたすずかおすすめの紅茶を入れた。 (もっと後にこれば良かったかしら?) アリサはそう思いながら、くるりと部屋を、ユーノとなのは、そしてその娘のヴィヴィオの新居を見回した。 (建築様式は、ほとんど変わらないのよねぇ。これなら、うちも商売できるか……) 白い清潔な天井と、真新しく傷ひとつはいっていない壁紙。そして、そよそよと吹き込む微風に揺れる青色のカーテンを見ながら、そんなことを考えるのは仕事のしすぎかとアリサは苦笑を浮かべる。 「それにしても……」 「ん? なによ」 すずか特製の紅茶を飲んで一息ついたなのはは、カップをソーサーに置き、ふとアリサに話しかけた。 「よく、こっち(ミッド)にこれたよね? 許可取るの、大変じゃなかった?」 なのはの言葉を聞き、アリサは「ああ、そのこと」と呟いた。 確かにアリサは、なのはやフェイト、はやて達の幼馴染みで、今もなお交流を持ってはいるが、本来なら管理外世界の住民で、ミッドチルダとは何ら関わりを持たない一般人だ。 管理局が制定する次元世界間渡航法には、厳密に管理外世界への渡航は原則禁止されいる。 なのは達がそれなりの頻度、例えば身内の事情や年末年始の帰省などで地球とミッドとを行き来できているのは、偏に管理外世界出身者に与えられる例外処置が適応されているからである。 つまり、アリサの場合は、ただ来たいといってこれるものではない。管理局に身を置くものとして、なのははそれが少し不思議に思い、思わず口に出たのだった。 アリサは「フムフム」と二、三度頷きながら、「さて、なんて説明したものかしらね」と呟きなら、紅茶をすすり、そして口を開いた。 「まあ、簡単に言うと、視察、みたいなものかしらね」 「視察?」 「そ、パパから聞いた話で、本当はどうかは分からないけど、地球の政財界もそろそろミッドチルダに内密にアプローチを開始するべきだって議論があるとかないとか。 その先駆けでパパの会社がミッドに支社をつくるとか、色々。どこまで本気か分からないけど、そういうことらしいわね」 互いの文化、文明を侵害しあうことなく、出来れば普段は出会うことのない遠い友人のような、万一有事があれば互いに容疑者の受け渡しが出来る程度の間柄が構築されればいい。 これは、アリサにとっていいたくのない話だが、ジュエルシードの事件、そして、闇の書事件が原因で、その後、地球にも次元犯罪者のいくつかの組織が進入しているという情報もあるのだ。 とりわけ、ミッドチルダでは禁止されている生命工学に関する違法研究者にとって、地球はむしろ天国のようなものだろう。 なにせ、地球では現状、それは禁止されるどころか推奨される社会情勢なのだから。
閑話休題。 「まあ、どうでもいいことよ。出来れば忘れて」 「う、うん。色々難しいことがあるんだよね」 なのはは政治とか捜査とかそういった話はなかなか理解できない。何せ彼女は、幼少の頃から現場の魔導師として飛び続けてきたのだから、そのあたりのことは遠い世界の物語とでしか感じられないのだ。 よって、なのははこの話を忘れることにした。 ともかく、友が遠方より訪ねてきたのだ、これほど楽しい事は、滅多にない。 特に、最近は産休をもらって日中は暇をしている身の上なのだから、アリサには存分に暇つぶしをさせてもらおうとなのはは決めた。 いつもなら、レイジングハートがその話し相手になってくれるのだが、今日は”フルメンテナンスツアー二泊三日の旅(レイジングハート曰く)”に出ていて不在なのだから。 「それにしても、あんたも、いつの間にか主婦で母親かぁ。ほんと、人は変われば変わるもんね。身体の調子はどう?」 そういってアリサはチラリと机の陰から覗くなのはの腹部に目を向けた。まだ、そこは平時となんの変わりもない。 しかし、後数ヶ月も経てばおそらくそこは、そういうことになるのだろう。 「う〜ん。変わったって感じはしないなぁ。身体の方も、まだまだ何もかわりなしだし……まだ飛んでてもいいぐらいなのに……」 むしろ、運動不足で体重が増えそうだとなのはは笑い、茶菓子に手を伸ばした。 「あんまり、旦那と娘を心配させんじゃないわよ。あんた、タダでさえ無茶するたちなんだから。いい休暇だっておもっときなさい」 「ごもっともです……」 なのははすごすごと頭を下げ、まるで献上するようにアリサに茶菓子の皿を捧げた。 「ん、苦しゅうないわ」 そういって威張るアリサだが、その仕草はさすがに両家の息女と言うべきか、尊大な中にも嫌みというものがない。 「ふふ……」 「ふふふ……」 何をバカな事をしているのだろうか、私たちは。と、二人は思わず顔を見合わせて笑みを浮かべた。 「あ〜、それにしても、なのはとユーノが夫婦か……なんか、予想できてて予想できなかったわ」 そういってアリサが思い出すのは、年始めに執り行われた、二人の結婚式だった。本式の結婚式は、ミッドの聖王教会で行われ、そこに出席できなかった地球の知り合いに対する内々の、小さな結婚式。 真っ白なドレスに身を包んだなのはと、同じく白いタキシードに着せられたユーノ。二人の門出を祝う彼女の家族と、幼馴染みとその家族たち。 誰もが祝福し、こんな幸せな結婚をいつか自分も経験したい、とアリサはすずかと何度も話し合ったものだ。 「予想……できてたんだ?」 「まあね。普段のあんたら見てたら、普通は思うわよ」 本当に、もどかしいばかりだったとアリサは思い出す。どう考えてももうお互いがお互いを一生のパートナーだと位置づけているようにしか思えず、それでいて彼らはお互いを親友だとしか称しなかった。 いったい、何が二人を変えたのかとアリサは思い、そして、それは一つしかないと確信することが出来る。 「ヴィヴィオちゃん……か……。ほんと、お似合いの親子だわね」
「うん、最近は、ちょっと生意気になってきたけど。それも、とっても可愛いんだよ。なんだか、お姉さんになるって張り切ってるみたいで、よくお手伝いしてくれるようになったの」 そのかわり、「もう、ヴィヴィオはお姉ちゃんだから、パパとお風呂はいるのはやめる!」と言ったときのユーノの絶望したような表情は何とも言えないものだった。 「なんか、あんたら見てると、自分の考えがどうでも良くなってくるわ」 アリサは肩をすくめた。 「アリサちゃんの考え?」 アリサのその仕草、そしてその表情は、どこか自嘲的なあきらめを含むものになのはは思えた。 「もう、過ぎた事よ。今更言っても、どうにもならないわ」 アリサはそういって肩をすくめ、両手を広げて破顔した。 (あたしがユーノのことが好きだったなんて、言えるわけないじゃない) それは、自分らしくない感情だと思い、無意識の中で否定し、考えないようにしていたことだった。 (しかも、それに初めて気がついたのが、二人の結婚式の時だったなんて、恥ずかしくて言えないわ) 「えー、それはないよアリサちゃん。思わせぶりなのはよくないよ?」 「いいのよ。あたしなんだから許される!」 「なにそれ? わけ分からないよ」 「身体で感じるのよ!」 「出来るわけ無いよ」 まるで道化師を演じるようにおどけるアリサになのはは何となく気がついていた。おそらく、アリサもそうだったのだろう、と。 それを思うと、なのはの胸はズキリと鈍く痛む。しかし、もうどうしようもないことだ。アリサの言うとおり、それはもう過ぎてしまったことなのだ。 彼が二人いれば、あるいは問題なかったのかもしれない。 しかし、なのはは確信する。 (たぶん私は、その二人分も欲しがったんだろうな……欲張りだ、私は……) しかし、こればかりは譲ることは出来ない。例え、それが親友だとしても、命の恩人だとしても、救いの主だったとしても。これを手放すことは出来ない。 「まあ、ともかく、あんたが元気そうで良かったわ」 アリサは最後にそういって、カップに残った冷めた紅茶を一気にあおり、そして腰を回しながら立ち上がり、一息ついた。 「あ、もう、行くの?」 「ん、約束もあるしね」
アリサの表情は、まるで鱗が落ちた目のように晴れやかだったようになのはには感じられた。 彼女は視察だといってこちらに来たが、あるいは、一つの事を吹っ切るためにわざわざ理由をでっち上げて来たのかもしれないとなのはは邪推する。 そして、その推測は詮無いことだと思い、それ以上に考察をすることをやめた。 「そう、大変だね」 なのはも立ち上がり、せめて何かお土産はないかと部屋の中をぐるっと見回すが、あいにく引っ越したばかりの家の中には生活に必要なものしか置かれておらず、あるとすれば、ユーノが愛読している書物程度のものだった。 あいてが、すずかなら、このお土産も成り立ったのだろうが、目の前に立つアリサにはどうも似合わないように思えて、なのはは仕方なく諦めることにした。 「まあ、仕事だし、自分で決めたことだから、妥協は出来ないわよ」 なにやら一生懸命部屋の中を見回すなのはを尻目に、アリサは後ろ手で手をひらひらさせながらおいとまを決めた。 「じゃあ、夜は?」 「一応、立食パーティーみたいなのがあるけど、まあ、途中で抜け出してくるわ。視察は私だけじゃないし……」 「それなら、夜にでもまた来て? ごちそう、用意しておくから」 「そうね、分かったわ、楽しみしとく」 二人はそういって別れを惜しみながら、手を振り合い、そしてアリサはきびすを返した。 徐々に天頂に昇りつつある太陽の光が、ミッドチルダの郊外の閑静な街並みを照らし、アリサは眩しそうに手をかざした。
305 :
柳沢紀雪 :2010/12/28(火) 12:21:50 ID:hjaPQnYo0
以上です。アリサはなんか、とても書きやすくてお気に入りのキャラの一人です。 次はアリサとユーノを共演させたいなと思いつつ。 では、スレ汚し失礼しました。
>>305 さん乙であります。
クリスマスは急な用事があって一緒に入れなかったけど
大みそかとお正月は一緒にいられるわね。ユーノちゃん
フェイト「う・・・・う・・・・・(顔を隠し声も立てずに泣いている)」
エイミィ「・・・・・・・・・・・・(もはや怒りや悲しみを通り越して無の境地にいたってる)」
義兄は夜更け過ぎにクロエに変わるだろう♪
ウォーズマンの外の人か
最近SS書いていて思ったのが 自分には甘々系は向いていないということだ シリアスやダークの方がはるかに得意な自分にユーノきゅんSSを書く資格はあるのか…
俺×ユーノきゅんのssを書いてみろ、判定してやる
ユーノ君の息子は多分「僕のビッグバンはもう止められないよー!」とか言っちゃう様な子になる。
誰もいない… あと一時間レスがなければわtアインスはユーノさんと大人の時間を過ごして子供を作ります
こどもの時間をすごしてみる
リインフォースUがフェレット形態のユーノ君の背に跨って一緒にお風呂場に行ったよ
リイン厨自己主張激し過ぎてウザい
キマグレ狂想曲、予約瞬殺とは…ぬかった
年末年始もSS・画像ラッシュになったらいいな。
日にちが変わるまでレスが無ければわtフェイトはユーノともう一度今夜愛を確かめ合うよ!
>もう一度今夜愛を確かめ合うよ! 君を見つめて を思い出した俺はF91厨
あの曲好きだな TVの主題歌になる予定だったんだっけ?
司書長は明日の昼頃にはお年玉入れるためのポチ袋買ってるよ。きっと。
>>320 もう過ぎちゃったけど季節的にはポケ戦が近いんだよなぁ。あの作品ケンプファーとかジムスナイパーUとか渋いMSが出るから好きだ。
0時までレスが無ければわtはやてはユーノ君と動物同士くっついてぬっくぬくや!
ちびたぬきの仇名はそういう意味じゃないでしょうに… きっと容姿や微妙に人を陥れる(というかおかん的な余計なお節介?)腹黒い点な意味でしょうに
>>320 ひかーるかぜのなかー ほほえんでるーあなたがいーるー
俺は高飛びもブースト調整も上手くできんのにF97使ってるZE
蒼ジムはまだか!?
さっきリリカルも関係ない2次SS読んでたんだが、親父と喧嘩して主人公の所に泊まり込むヒロインがいてな。
司書長スレ的にはどんなかと思ってたが、隊長陣全員親元放れとるんで、
ヴィヴィオかスバギン、ちょと無理して一部ナンバーズしか思いつかなかった。
ユーノくんとゆず風呂入るの
冬至はとっくに過ぎたけど。ゆず湯は俺がユーノきゅんといただいたよ
フェレットユーノが浮かぶゆずに乗っかってくるくるしてる様子がありありと もちろんそれを突ついて遊ぶなのはとセットで 大人時代もいいけど子供時代も捨てがたいよねー
誰もいない・・・ コミケが始まるまでレスがなければわtアインスは仕事納めの後、ユーノさん達と一緒に居酒屋にいって飲みすぎて体がアツアツになったのでユーノさんに責任をとってもらいます
はやてちゃんに頭冷やしてもらいなさい さて、戦争だ
>>326 喧嘩して家を飛び出すなんていうシチュは、むしろ子供時代(中卒前)の方が自然じゃね?
これなら隊長陣もいける。はやては親をヴォルケンズに置き換えれば……きついか。
追記。 スバルは入局以来、ほとんど家を出てるぞ(六課は寮、その後は独り暮らし)。 訓練校卒業後から六課までは不明だが。 数の子は、家出したら『逃亡・脱走』と見なされる可能性があるのがネックかなぁ(完全に自由の身じゃなく、監視対象)
>>332 フェイトはありそうだな、お兄ちゃんの頭が固くてとかなんとか適当な理由が思いつかないけどそれでユーノのところにいって慰めてもらったり
はやては・・・喧嘩と言うよりむしろ「私ユーノ君と結婚するで!といって家を出るイメージが・・・
ヴォルケンの皆はもちろん主のことなので大歓迎なので「でもユノユノの童貞は私が(ry」と聞こえたのは気のせいだろう
無限書庫漁れば闇の書と同等かそれ以上のモノが見つかりそうな気がする
>>326 そのシチュは中学卒業前のなのはが一番似合うっていうか要素てんこもり
末娘が戦闘職につくことに対して士郎さんも桃子さんもいろいろ思うことありそうだし
親的にせめて高校ぐらい出ておいてほしいと思いそうだし
>>336 墜ちた後の入院中に散々やってるはず。
あのリハビリ見て諦める。
>>338 親なら辞めろと言うはずなのに、復帰している以上、高校までとかでは時間稼ぎは出来ていない。
嘱託でもまたすぐ墜ちることもあり得るんだから。
そもそもあのリハビリ耐えたなのはさんが、逃げるマネなどしない。お話しするさ。
むしろユーノ君が途中で何回か挫折して無限書庫から抜け出したりしないんだろうか
>>338 それは親の背景、境遇にも左右される。
実際に子を持つ『親』にしか解らんし、全ての親に共通した認識があるわけでもない。
まあ、この手の話は要らん輩を召喚するし、スレ違いだから、そろそろ自重しようぜ。
リインフォースUがはやてと喧嘩して家を飛び出してユーノ君の所へ逃げ込んでも良い。自由とはそういう物だ。
>>339 だからそういうのを中学期に結構やってそうじゃね?って話
士郎さん自身そういう職を大怪我して家族にすげー負担かけさせてようやく抜けれたわけで
ユーノ様は大晦日の予定はいかがなされますか? 1.高町家にまったりお泊まり 2.ハラウオウン家で子供達のお相手 3.八神家で餅つき大会 4.ナカジマ家でエクストリームはねつき
個人的に司書長は大晦日は皆と一緒にいて年を越して年越しそばでも食べると思うんだ 本番はその後分かれて誰と過ごすかだと思うんだ
>>343 確かに普通ならあり得るイベントだよ。
ただ墜ちてしまったから、中学時代にあるはずのその手のイベントは、入院中に前倒しでクリアしてないと変だって事。
ユーノくんのおててとぷにぷにほっぺをツンツンしたい
>>346 一度や二度で終わらないって意見もあるってこと、親心ってそんな薄いものじゃないよ
>なのはさんが、逃げるマネなどしない 逃げるんじゃなく「後へ向かって全速前進」するんですね?
なにその転進
ユーノきゅんときゅんきゅんするか
生意気なユーノきゅんに俺の股間の戦略兵器をお見舞いしてあげたい
てすてす
お、数ヶ月ぶりに書き込めた。さてさて、冬の祭典開催なワケだが。 なんかいいユーノキュン本を出すサークルさんはどれだけあるだろうか。 Ta○e O○tさんが総集編とか、ひ○てりし○・るー○さんが去年の冬と同じく アリユノ本出すとか、勤務日誌の新刊とかは知ってるけど。他にもあるだろうか。
007シリーズに当てはめたらこうなった ジェームズ・ボンド(007):ユーノ ボンドガール:なのは、フェイト、はやて M:クロノ
>>344 5.年末年始関係なく、無限書庫にて、過労死寸前までひたすらお仕事
ユ「もう、年末も年始も無いんだよ…!」(´;ω;`)
>>354 PL○Mさんが今年は出してるみたいだけど、同時にあそこは地雷原でもあるからなぁ。
ギャグをギャグとして捉えられない人にはお勧め出来んから、ふたを開けないと分からない。
後は幻竜事件の大○堂さん。新刊のサイト告知に出るという発言有り。
その他はpixivで三サークルほど発見したくらいかな。
既に上がってるところを除けば。
>>44 クロノはいいのに何故ユーノはダメなのかと
淫獣だからとか下らん輩がいるからなのはが大嫌いになった
あのエゴビッチはヴィヴィオ共々お亡くなりにならないかな
君はあれかね、司書長の大事な人に罵声とばして 司書長が傷つかないとでも思ってるのかね
まあ、司書長が傷ついたら俺が慰めてやるから安心してよ
>>360 性的にじゃないよな? 性的にじゃないよな?
じゃないと、きみの後ろにいるなのマシンからバスターが飛ぶぞ………
何これ珍百景でヤギとラマが一緒に散歩してたり、馬と豚が仲良く歩いてる光景を見て フェレット形態のユーノ君とクリスが一緒に散歩したりする光景を幻視した。
>>362 ザフィーラとアルフとリーゼ姉妹とフリードも加えてやってくれ
それはそうとユーなの同盟の企画SSが31日に削除されるね。少し寂しい。
>>358 どこに誤爆したんかしらんが、お前にこのスレに来る資格はない。
疾く失せろ。
君はあれかね、司書長の部下が乱暴な言葉を使って 司書長の名前に傷がつかないとでも思ってるのかね
ユーノさんが怖がってわtアインスの胸に飛び込んできましたよ
某弾幕系の古道具屋の店主のカップリング合同誌が出るそうな 良いなぁ、いつかは司書長でそういう本出してみたいなぁ
>>367 6課日誌は基本なのはさんとだからな。
序に買おうかとおもったら日が違ったんで、後でとらとかで見かけたらにする。
因みにその店のある世界に入ってるユーノもいる。
司書長も首を寝違えたりすんのかな。
>>369 寝違えから回復するためにフェレットモードになってみて
結局首を寝違えたフェレットになってしまい
そこにクロノの通信が繋がる
そんなドジっ子な司書長も見てみたい
>>367 あの人は一級フラグ建築士かつ絶食系男子だからなあw
>>370 あんまり設定として出てこないけど司書長って公式でドジッ子属性持ってるんだよな
人間だって言い忘れてたり、サウンドステージで結界張り忘れて花火魔法打ち上げたり
ユーノがドジってわtフェイトの谷間に顔を突っ込んできたよ!
シャマルさんもドジなあたり魔力光が緑の人はドジ属性かなw
うわー! 司書長が執務官の胸に跳ね飛ばされたー!?
日が変わるまでに書き込みが無ければ無限書庫は12/30〜1/3まで休業
正月だからって事件が減るわけもない
>>354 不発弾さんがなのは師匠シリーズでユノアリを登場人物にした落語本を出すみたいだけど、これはユーノ本と呼んでいいのやら…
一分もあまってないのに〜までレスするってどういうことなの・・・
326だがこんなのもありか? シグ「ユノユノ、高町が訓練中誤射して部屋が破壊された。直るまで暫く泊めてくれ」 問題は壊れるのが1部屋で済むかだがな…。
誰もいない・・・ あと一時間レスが無ければわtアインスは久々の休暇でまだ眠ってるユーノさんが布団からはみ出て寒そうに震えているので 上から毛布をかけてあげて起きた時のためにコーヒー&朝食を作っておきます
PLAMの新刊は当たりだったよ。今回はいつもみたいなオチ無くキレイに終わってた。
>>384 なのはさんが小さくなっちゃって、最終的には司書長のキスで元に戻るって感じの話。結構シリアス。
>>383 >>385 コミケに行く金も時間も無い地方人なので早速メロンブックスのサイトの委託同人誌コーナーを見た。
でもPLUMのなのは同人は相変わらずクロフェイものだった。俺は泣いた。
なのはのマテ娘は男だったのか!!
淫獣という言い方は憚られるが、ユーノきゅんも男の子だもの むっつりスケベなところもあるはず。俺が性教育してあげないと
まあ、ムッツリスケベというか問題の無印5話でそれなりの反応はしているからな……
>>390 だが漫画版ではなのはさんと一緒にお風呂入ってるしなぁ
この二つの場面の違いといえば…そうか…つまり…ユーノ君は年上好きだったのか…
変な小噺(結構カオス) つまらないかもしれませんが温かく見守ってください フェイト「ユーノにお弁当作ったんだけど恥ずかしくて渡せない・・・・あ、あのはだ」 なのは「あ、フェイトちゃん。どうしたの」 フェイト「なのは・・・・・・これ(ユーノに)お願い!!!)」 なのは「え!?(明らかに勘違いしている)」 (そこにユーノが通りかかる) ユーノ「ん?フェイトがなのはに弁当を渡してるぞ・・・・」 フェイト「これ、私の(ユーノに対する)気持ちなんだ」 なのは「フェイトちゃん、私のことそう思ってたんだね(百合的な意味で)・・・・・でも、友情は永遠に変わらないよ!!(走り去る)」 フェイト「ちょ、なのは!!!何勘違いしてんの!!」 ユーノ「あ・・・・あぁぁぁ(勘違い&ドン引き)」 フェイト「ゆ、ユーノ!!いつからいたの!?これはそういう意味(百合)じゃ・・・・」 ユーノ「うわーーーー(走り去る)」 フェイト「勘違いしないでよーーーー(泣)」 ユーノ「・・・ということがあったんだ・・・・・どう思うクロノ」 クロノ「(ユーノの肩に手をやり)気にするな、愛ってのは結構フリーダムなんだ。温かく見守ってやれ」 ユーノ「(クロノのもう片方の手を強く握り)クロノ、僕どうすればいいかわかったよ」 クロノ「そうか・・・・・(二人で抱き合う。ただしスポ根的な意味で)」 はやて「あ、ユーノ君や・・・・・(抱き合う二人を見て)嫌ーーーーー(勘違い)」 ユーノ「あ、はやてどうしたの!?」 はやて「ユーノ君とクロノ君が・・・・ユーノ君とクロノ君が・・・・」 クロノ「何勘違いしてるんだ!!僕らは別にそういう意味(801的な意味で)で抱き合っていたわけじゃ・・・・・」 はやて「いいんや!!!愛っちゅうもんはフリーダムやからなーーー。ラわーん!!(走りさる)」 ユーノ「はやて!!!!!」 今日もこの世界は平和です スレ汚しすいません
単純にボンキュボンが好きなのであれば、StS以降はゴロゴロしているからな…… 無印&二期の頃は裸見られた美由希や忍やらノエル、桃子さん、シグナム、シャマルぐらいだからな
>>392 無限ループって怖いよね。
漫画版ねぇ。「貴様は電子レンジに入れられたダイナマイトだ!」とか「くそっ。しょうがねぇな」とか「うっお―――っ!! くっあ―――っ!! ざけんな―――っ!」とか思い浮かんだ。
>>394 俺は「アンタが正しいって言うなら、俺に勝ってみせろ!!」が浮かんだぜ。
>>393 それに身長とか性格とか追加されると思うんだ
>>393 よくもリンディさんとエイミィをハブってくれた喃
>>394 「超スーパーすげェどすばい」も仲間に入れてください
はやて「ユーノ君はどういう子がタイプなん?」 ユーノ「僕は(自分の身長より低い意味で)小さい女の子がタイプかな」 なのは「(幼女は)ダメなの!それは危険なの!ユーノ君が捕まっちゃうの!」 ユーノ「え・・・何で・・・?」 フェイト「ユーノをこっちの世界に連れ戻して(私に)目覚めさせるために今日は一緒にOHANASHIするよ!」 ユーノ「!?」
0時までレスが無ければわtアインスはユーノさんと寒いのでベッドの上で濃厚なs・・・リアルユニゾンというか愛を確かめ合います!
マナーの悪い人の話は知りません
今年も今日で終わりか……。 今年はただの司書からss書き司書へ進化した年だったな。
´ッ⌒) ((, `ゝ _ jil γ⌒', , イ´ ` ヽ、 〃゛ー ‐ ―===二´ ` ヽ ヽ ! ̄ ̄ l 、 } i ', i _______ / ! ! | |', \ | | i |. || | / 〃レ | |\ ヽゝ-| .l |. || エロ本 .| // i |-⊥_/_ >示心 |∧ ! ||. _ .| / ! |'〃',心 ゞソ |_/. ', || f^!{.f'.、 . | ', | ` ゞ , /// | | | i ||. | |.',ヽヽ | ヽ| ト、 マ ̄ヽ / | | |.| .|| ,ヘ、| | | | .i._| ユーノの部屋を掃除してたらこんなものが出てきたよ! | !___>` _/ /! | !  ̄ヽ` ~ l. } ,イ孑| / /::/ ゝ ', ´ ./', |____ ', { .! __ r弋/ | / /:::::i/∨ | /::::ヽ. | ヽ、 ゝ | r <:::::└‐―‐//-/__::/|/|ヽY:::::::::', ! /〃、. |、 ∧ . !::::::::::::::::::::::::::///::/:::::|----/:::ヽ:‐-ヽ ヽ {.}} .}::::\_|_〃 |::::::\__::>フ /::ヽ::::::::::|::::::::/:::::::::::ゝ:ヽヽヽ、` 7 /\::::::::::/ ∨::::::::::::::} / {::::::\::::::!::::/:::::::/::::::::::}:::ヽヽヽ‐- /:::::::::ヽ‐7 ∨::::::::::::i/| | ',:::::::::::::ヽ∨<´::::::::::::::∧::::ヽヽ:::::/:::::::::::::::::/ ∨:::::::::〃| | ! ヽ、:::::::::::。}、:::::::::::::/ ',ヽ::ヽ ∨::::::::::::::::/ ∨:::/::ii:::||', |::::::::::::::::::|:::::::::::::´::/. i ヽ:::i }|:::::::::::::::/ ヽ/:::_||‐ | ヽ/:::::::::::::::。|::::::::::::::∧ | ∧| |:::::::::::/ ヽ/| | ヽ_├‐- ____|:::::::::::::,' ヽ | / }/ヽ--′ L| /:`ヽL.| |---::_/ ヽ、 .|/ / __ ! rゞ、:::::::::::::::::::T ‐‐‐‐:'--=-_\| /<::/ i_j:::::∨::::::::::::::/::::::::::::::::::::i i::::::::ヽ´::::::::::::| /:::::::::::∨::::/:::ヽ:::::::::::::::::_ゝ {:://ヾ≦ ̄‐y /:::::::::::::::ヽ´ヽ:::::::::\_>::´::| /:/::{ | | ヽ:::::/ i:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::|-、::::::i | | ヽ´ |::::::::::::::::::::::::::::::::::_\:::::::::::::::::| `‐‐} | / |ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::`::ヽ:::_:::::::| // ./ !:::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ::::| // ',:::::::::::`::‐::::::::::::::::::::::::::::::{ ',:::| / 丶_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ:| ',  ̄ ̄ T――', ―┘ ヽ i | i |
>>403 ( 'A`)< 捜索令状提示してもらってないんだけれど
>>403 「フェイトちゃん、それエロ本じゃなくて私とユーノくんのツーショット集めたアルバムなの」
>>403 中身は金髪巨乳美女特集だったりするんですねわかります
自分の体見せればいいじゃん
露出度の高いかっこばかりしてるから、今更大差な・・・
団鬼六の本を発見し「もしかすると私のこと・・・」と胸キュンするフェイトさんですね。理解できます
ベースの人のBJの露出度が高くて寒いので司書長の懐に潜り込んで寝る雷刃ちゃん
しかしベースの人が既に司書長と合体してたため潜り込めなかった
さて、そろそろ出陣の時間だ…… 司書長、行って参ります。 同志司書諸君、聖戦で会おう。
ところで、誰かもう勤務日誌Y読んだ人居る? KAN氏の作品が途中で切れてる気がするのは俺だけなのかな? コレがいわゆる落丁ってやつなんでしょうか?
誰か司書長もので掘り出し物見つけた人いる?
司書長の後ろを掘り出したよ
>>413 どうやらそのようで。
後日、抜けたところをサイトに上げるみたいよ。
こんにちは。唐突ですが、投下します。
「はぅぅ……疲れた〜」 年の瀬の寒風が肌を刺す海鳴の道を、なのはがてくてくと歩く。 海沿いの町の冬空は高く遠く、淡い色合いが心細さを煽るようだった。 小学生と職業魔導師を両立させているなのはは、ついさっきまで訓練に追われていた。 集中的に特訓できる冬期休暇、それも今年最後の訓練となれば教える側も気合が入る。 年末年始休暇を確保するために、なのはは過酷なメニューをこなしていたのだ。 魔法技術だけでなく、身体を使った体力作りもあり、身体の節々が痛く熱を持っている。 転送ポイントからフラフラ歩いて自宅の玄関に辿り着いたなのはは、深く息を吐いた。 「ただいまぁ〜〜」 カラカラと玄関を開けながら、気だるい帰宅の挨拶をする。 廊下に響いた声に返って来たのは、家族のものとは違う、聞きなれた声だった。 「おかえり、なのは」 ぱたぱたと歩いて、人間の姿のユーノが現れる。 今日は喫茶翠屋の年内最後の営業日。 働く家族の代わりに出迎えたのは、一緒に年越しを過ごす客人だった。 ラフな普段着の上に半纏を来た少年は、淡い栗色の髪を揺らして微笑みかける。 その自然体な姿に、なのはも気が抜けたように表情を崩して返事した。 「うん。……あはは、ユーノくん、半纏着てる」 「恭也さんのお古を貰ったんだ。どう? 似合ってるかな」 「そう言われれば見覚えあるかも。……うん。可愛いよ」 スリッパに足を通して廊下を歩き、こたつの置いてある居間に向かっていく。 なのはは見るからに疲れていて、ユーノは苦笑して口を開いた。 「お疲れさま。大変だったみたいだね」 「うん。もーすっごく大変だった。しばらく休みだからって、容赦無しなんだもん」 「頑張ったね、なのは」 労わるように声をかけられて、ほんの少し気持ちが和らぐ。 少し前を歩くユーノの後姿を見ながら、なんとなくなのはが口を動かす。 「ユーノくんは年末は忙しくないの?」 「無限書庫はまだ倉庫整理って感じだし、唯一依頼してくるクロノも年末は休みだからね」 「いいなーうらやましー」 「先に着いちゃって暇だったから、さっきまで翠屋さんを手伝ってたんだ」 「そうなんだ。なんだかゴメンねユーノくん」 「ううん。好きでやったことだし、楽しかった。桃子さんもお客さんも良くしてくれたし」 誰もいない居間に入ると、ユーノはなのはが脱いだコートを受け取ってハンガーに掛けた。 こたつが恋しいなのはは、ユーノを待たずにいそいそと四角い魅惑のスペースに入っていく。 「あ、もう暖かい。ふわー……じわーってしてきた」 「念話で連絡くれたから、スイッチ入れておいたんだ」 「ありがとー、ユーノくん」 コートを掛け終えたユーノが、こたつに入ろうとてくてく歩く。 その姿に気付いたなのはは、隅っこに寄って空いたスペースをぽんぽん叩いた。 「ユーノくん、ここ座って? せっかくだし、近くでお話しようよ」 にこにこ笑顔で言うなのはに、瞬きしたユーノは少し頬を染めて「うん」と肯く。 こたつの一片は然程広くないが、小学生が二人身を寄せ合うくらいの余裕はある。 二人は仲良く並んでこたつに入ると、はふぅ、と緩んだ吐息をついた。
>>41 予定外という意味では、アリサの本とアルフの本が1冊ずつあった
どっちもユーノとナニをしちゃう内容だが、ラブい話ではない
「こたつは暖かいなぁー。はうー幸せー……」 「僕も好きだなー。なんだか気持ちが緩んじゃう」 こたつの中で脚を伸ばし、天板の上で腕を伸ばすなのはが、突っ伏したまま笑み崩れる。 慣れない接客業を手伝っていたユーノもリラックスして脚を伸ばした。 じんわりとしみこむような熱が脚を包み、緩やかに昇るように身体を温めていく。 微かに触れ合っている腕や脚もくすぐったさを伝えてきて、幸せな微笑みが自然に浮かんでいた。 「えへへ、こうしてゆっくりするの、久しぶりだねユーノくん」 「うん。細々と会ってたけど、ゆっくりする機会は少なかったもんね」 学業と両立し、実家や学校の友人との時間を大切にするなのはは、ユーノと過ごす時間は少ない。 メールや通信や念話で補っていたが、直接会う機会が減ったのは誤魔化しようがない事実だった。 学業、労働、夢、目標、様々な物を抱える二人にとって仕方のないことだが、寂しさも拭えない。 なのははちょこちょこと動いてユーノに身体を密着させると、甘えるように微笑んで口を開いた。 「改めて会うと、ちょっと緊張しちゃうかも」 うなじがほんのりと桜色になっているのが、こたつの熱か他の理由かはわからなかった。 こたつの中に入れた二人の手の甲が微かに触れあい、静電気が走ったように小さく跳ねる。 ユーノが躊躇いがちに手を繋ぐと、なのはは一瞬目を丸め、手を握り返しながら俯いた。 静かな居間の中に、時計の秒針が進む音だけが響く。 「ありがとう、なのは。こうして呼んでくれて。すごく嬉しい」 「一緒にいようね。ユーノくんと、一緒がいいな」 「うん。僕も、なのはと一緒にいたい」 はいた息が熱くて、吸った息が冷たくて、寒さと違う痺れが身体に甘く走る。 繋いだ手の熱、頬の熱さ、時計の秒針の音が静かに部屋に積もっていく。 「そういえば、疲れてるんだったよね。誰もいないうちに回復魔法かけちゃおうよ」 「嬉しいけど、いいの? ユーノくんだってお仕事あったでしょ?」 「僕の仕事は魔力より演算能力がメインだから。魔力は余ってるんだ」 「それじゃあ、お願いしていい?」 「うん……あ」 なのはのお願いにユーノは嬉しそうに微笑んで、少し困った顔をする。 その様子に気がついて、なのはは小首を傾げて傍らのユーノに尋ねた。 「どうしたの?」 「魔法をかけるとき、相手の方に身体を向けてた方がやりやすいから、どうしようかなって」 「えっと、こたつから出よっか」 「それも勿体無いよ。……こたつの向こう側だと少し遠いし……あ、そうだ」 名案が浮かんだ、とばかりにユーノはこたつから出て、なのはの真後ろに腰を下ろす。 ユーノが開いた脚の間になのはが座る形になり、足の先っぽだけを足掻くようにこたつに入れた。 ちょっとびっくりして肩を竦めるなのはに、ユーノが声をかける。 「これなら大丈夫。僕は半纏着てるから温かいし」 「にゃはは、ちょっとびっくりしちゃった」 「眠くなっちゃったら、寄りかかっていいからね」 「うん……あ、ちょっと待って」 緑色の髪留めを解いて、なのはが髪を下ろす。 肩にかかる栗色の髪を撫でて整えると、なのはは身を委ねるようにリラックスした。 深く息をつき、「いいよ」と声をかけられて、ユーノが回復魔法を走らせる。 半球状の淡い緑色の魔力が二人をこたつの半分ごと包み込んだ。 ☆
緩やかに、優しく巡る風。微かに降り落ちる、小さな光の粒。 春の陽だまりのような温かな魔法が、疲れていた身体を包みこむ。 淡い緑色に輝く世界を見つめてから、なのはは静かに瞼を閉じた。 ゆっくりと進行していく、肉体の疲労回復と、魔力ダメージの補修と、魔力の補給。 それは局の専門の治癒魔法に比べれば拙くても、優しくて思いやりに満ちた温かな魔法だった。 受け手に無理のない緩やかな翡翠色の魔法が、なのはの身体に沁みこんでいく。 (……やっぱり、ユーノくんの魔法はあったかいなぁ) 丁寧に探りながら、優しく包みながら、そっと、そっと、癒されていく身体と魔力。 デバイスを使わず全てが手作りのユーノの魔法は、それだけに自由度が高い。 今のなのはの体調、精神状態、魔力の状態、それらを鑑みて、最適の魔法を構築している。 感覚で魔法を理解できるなのはには、術式を見なくてもそれを深く感じることができた。 自分のことを知っている大切な人が、自分だけにしてくれる、手作りの魔法。 この魔法に包まれた小さな世界で、ユーノの全ての感覚が自分だけに向けられている実感。 それが、深い安心と、深い喜びを、なのはの心の奥に宿らせていく。 頬が熱くなり、心臓の音が強くなって、口元が緩んでしまうのを止められない。 (ここは、安心できる場所。……私の、私だけの、ユーノくんと私だけの世界……) 故郷の海鳴の町、実家の家の中、温かなこたつの中で、ユーノの魔法の中。 幾重にも守られている気がした。故郷に、家族に、大切な人に、幾重にも愛されている気がした。 いつしかうとうとと船を漕ぎ出したなのはは眠りにつき、ユーノの胸にこてんと倒れてくる。 ユーノはなのはを包むように抱きしめて、丁寧に編み上げられた魔法を続けていった。 ☆ 回復魔法が終了し、魔法の光が静かに消失していく。 一般家庭の居間に姿を戻した部屋の中、ユーノは満足げに微笑んだ。 部屋に響くのは時計の音、そして、なのはのすぅすぅと寝息を立てる微かな吐息。 伝わってくる体温と、呼吸に上下する小さな胸が、なのはの生命を深く感じさせる。 安らいだ顔で寝入る姿を見て、ユーノはささやかでも助けになれたことを心から喜んだ。 遠く離れた世界で逢った、自分の想いに素直な、危なっかしいほど真っ直ぐな同い年の女の子。 短く濃密な時間を一緒に過ごし、お互いの運命に少しずつ影響を与えあった、半身のような存在。 働く場所や生活の環境が離れても、関係を断ち切りたくないと願った大切な相手。 触れれば焼けてしまいそうに錯覚するほど、眩く輝く綺羅星のような心を持つ少女。 崇拝しているわけではないけれど、尊敬している部分もある、言葉で説明し辛い相手。 なのはと共にいれることが、役に立てることが、ユーノは純粋に嬉しく思えた。 自分の腕に抱かれ、胸で寝息を立てるなのはのあどけない顔を、労わるように見つめる。 ユーノは慎重に座る位置を後ろにずらしていくと、少しずつなのはの身体を横たえていった。 なのはの顔の位置がユーノの胸の上から少しずつずれていき、最終的に太ももの上に落ち着く。 両手を身体の後ろに突っ張って身体を支え、少し斜めに揃えた太ももの上になのはの頭を乗せる。 膝から下は女の子がするように左右に開いていて、膝枕と言うには少々不恰好な姿勢になっていた。 見栄えはともかく、寝やすい姿勢で幸せそうに眠るなのはの横顔に満足し、ユーノが吐息をつく。 片腕ずつ半纏を脱ぐとそれをなのはの上半身の上に広げ、布団の代わりにした。静かな寝息が響く。 むずがるように太ももに頬をすり寄せるなのはに、ユーノは微笑んで手を伸ばす。 微かに乱れて頬にかかる栗色の髪をそっとどけると、なのはは嬉しそうに目元を緩めた。 可愛いな、と思いながら、ユーノは指で微かに頬を撫でて、柔らかな感触に微笑みを深める。 時計の音と小さな寝息が響くなか、安らいだ時間は静かに続いていく。 どうやら多忙な二人の年末年始は、満ち足りたものになりそうだった。おしまい。
以上です。 今年もありがとうございました。来年も宜しくお願いします。 あと会話の流れを切ってしまってたらごめんなさい。 そんなこんなでありがとうございました。ノシ
>>422 乙したー
こちらこそ割り込み入れてすみません
ユーノ君を食べちゃいたいの。大みそかの夜に・・・・・
>>422 GJです。大晦日にほっこりさせて貰いました
ロリショタは至高、ユーなのは正義!
>>422 乙です、この二人のほのぼのはいいですね
>>422 GJです。暖まる話だ
良い感じで新年迎えられそう
>>414 ユーノ×アリサ本が3冊も買えるとは思ってもなかった。
まあ、そのうち2冊は別に新刊ってワケじゃないんだけども。
新年までレスがなければユーノはわtフェイトを見に紅白歌合戦まで来るよ!
「初日の出を見るんだ」と言ってもうお休みになられましたよ
>>422 GJ、乙、ブラボー!!
なんて甘くてほんわかしたユーノとなのはのssなんだw
「手作りの魔法」という響きがまたいいです。
>>430 新年までってことは、見に行くのは来年の紅白だから今年寝ても問題ない。
ユーノは今きっと金髪巨乳紅瞳の女性の太ももから上に釘付けだよ!
今日はここで年越しユーノ
今年も終わりか…
年越すまでレスがなければわtはやてがユーノ君を呼び出して八神家で一緒に紅白歌合戦を見るで!
来年こそは、ユーノきゅん主役の公式作品ができますように…
高町家や八神家で年越し蕎麦を食い歩く司書長。 「ふんふん。高町家の年越し蕎麦は天ぷら蕎麦なのか。舞茸が美味しいね。 八神家は……たぬき蕎麦か。ん、蕎麦自体が美味しい。 ナカジマ家は……きつねか。凄い量だなあ」
2011年になるまでレスがなければ今ユーノは無限書庫でわtフェイトが歌ってるのを画面に張り付きながら見る!
ユーノ「可愛かったよフェイト」
>>428 そんなに在ったのか? 気付かなかった。
今度探してみよう。
今年はここで年を越すとする
大晦日が終わるまでレスがなければわtフェイトは今年全部使って足りないユーノ分を補給するよ!
>>443 乙っす。
今年ももうすぐ終わりですか…
来年はFORCEかVIVIDで一コマでも出番あることをユノる(祈る)
>>440 フェイト「そんな・・・愛してるなんて・・・私、嬉しい・・・///」
ユーノ「そんなことは言ってない」
フェイト「!?」
今年が終わるまでレスがなければわtアインスはユーノさんと一緒に意味もなく夜中中電車を乗り回してあちこち行きます!
司書長ー!皆で初詣行きましょー!
久々にしぐしぐのにっきちょう投下します……
しぐしぐのにっきちょう おおみそかへん 12月31日 とてもさむい 今日は朝からとても寒い しかし、今私は仲間と共にユノユノの布団に潜り込んでいる…… ふふ、とても温かいぞ? 奥さんはわいろを渡しておいたから大丈夫だ…… 「む……朝か、何か暖かいなぁ……」 「おはようだユノユノ!」 「あ、何だ、しぐしぐが居たのか……気付かなかった……」 ふふ、私に注意が向いているな?仲間の存在に気付いていないのだな? 「僕もいるぞ!」 「ヴィヴィオも!」 ばさっと布団の中から私の仲間、ヴィヴィオと雷刃が飛び出してくる 「あ〜、道理で布団の中が定員オーバーだと思ったよ。あと雷刃、研修終わったんだ、長かったね?」 「うん、長かったよ……でも、その間にユーノとアインスが結婚してたのにすっごい驚いた!おめでとう!」 「ありがとう。で、さっきからつっこみたかったんだけどその格好、どうしたの?」 おお、ようやくつっこんでくれたか。 私達は新年を快く迎えると同時に今年を気持ちよく終わらせるための格好をしていたのだ。 「寅丸印のとらさんきぐるみだ!毘沙門天のご利益もあるらしいぞ!シャマルいわく」 「へー、よくわからないけど、アインスはどうしたの?」 「あ、アインスならこっちだよー」 雷刃がユノユノの手を引っ張り部屋からつれだす ちなみに私はユノユノの頭の上にのっかった ヴィヴィオも負けじとユノユノの背中におぶさった 奥さんの部屋へ案内されたユノユノ、ユノユノがそこで見た光景は! 「ふふ、ふかふかです……」 やたらと大きなうさぎさんを抱っこしてふかふかしている奥さんだった ゆきはうさぎさんを獲物を見る目で見るかと思いきや、思った以上に大きなうさぎさんに驚いていた 「えーと、アインス?」 「はっ……ユーノ!?」 うさぎさんをふかふかしていた奥さんがユノユノに気付き顔を真っ赤にする
「うん、まあ、とりあえずそのうさぎどうしたの?」 「雷刃が研修先で見つけたうさぎのようで、ギョクトと言う種類らしいです。とてもふかふかです。」 「持ちこんでいいの?それ……」 「ああ、大丈夫だよユーノ!ちゃんとリンディお母さんに聞いてOK貰って来たから!私のペット!」 「へー……来年の干支だね……」 「そう!ギョクトだし来年のトシガミサマだからとってもおめでたいんだよ!何より毛皮ふかふか!名前は……まだ決めてない!ゆーのでいい?」 あ、雷刃、私がゆきの名前つけようとした時と同じこと言った ユノユノから極太バインドうろぼろすの千魂冥烙を食らってる ヴァイスから教わったらしいが、あいつめこんな隠し技を持ってたのか 「カフッ……ユーノ、何でなのポに出なかったの?これできれば十分戦え……ガクン」 雷刃治療中につきしばしまて! 「とりあえず、玉兎って言うのは、昔……」 「そんなことよりおうどん食べたいよユーノ!月見で!」 「おうどん食べたいんだよユーノくん!月見で!」 「そんなことよりおうどん食べよう、ユノユノ。月見で!」 ユノユノが何かを語ろうとして私達に一斉に遮られ凹んでいた 大みそかに何故うどんかと言うと、香川ではおそばの代わりにおうどんを食べる人が多いとの事 でも私達はおそばも食べたい だから午前中におうどんを食べて、夜におそばを食べることにした おうどんは、私が昨日のうちに打っておいた 「では、おうどんを茹でましょうか。行きましょう。」 何事もなかったかのようにダイニングに向かう奥さん しかし、頭にギョクトをのっけたままだぞ ちなみにこのうさぎさん、今年中に名前をつけてしまおうと言うので雷刃とヴィヴィオと相談した ヴィヴィオはうさぎさんが大好きなので奥さんが料理をするので預けられたのだが、始終にこにこしながらふかふかしていた クリスの目が緑になってたのは気のせいだな、水橋的パルパル それはさておき名前なのだがなかなかいい案が浮かばなかった らびっと☆望月とれいせんは速攻で却下された とりあえずればんていんに聞いてみたら 「レイチェルとかいいんじゃない?姫様っぽいし」 と言われた。姫様なのか とりあえず他の人に聞いてみた クロノに聞いてみたら、「ウサギ?レイチェルでいいんじゃないか?姫様っぽいし」 またレイチェルだった。何がうさぎなんだ? とりあえず他にも聞いてみるべくヴァイスとスバルにも電話で聞いてみた 「あ、レイチェルとかいいんじゃないすか?姫様っぽいし。」 「レイチェルとかいいんじゃないですか?姫様っぽいですし。」 だ、だから何が姫様っぽいのだ!? 私も雷刃も大困惑だ 救いを求めて主はやてに電話をした 「あ、ウサギの名前?レイチェルに決まっとるやない!姫様っぽいし!」 ……何これ怖い 主はやてが「あ、ついでにザフィーラの名前もヴァルk……」 とか何とか言ってた気がするがあまり耳に入らなかった 細かいことを気にしてたら禿げそうだし、レイチェル以外の名前にしたら怖いので このうさぎさんの名前はレイチェルになった おめでとうレイチェル
とりあえず、おうどんが出来たので皆でおうどん食べた 美味しかった おうどん食べてる時にニュースにテスタロッサが出てた 敏腕美人執務官、大晦日の珍事、虎縞ビキニで町中失踪! そんなテロップと共に そういえば、今日はテスタロッサも来るはずだったのに来なかったなと思ってたら警官につかまってた トラの格好をして来いと言ったら虎縞マイクロビキニで来ようとしたらしく警官につかまってた 「私が虎縞ビキニになって何が悪いの!?」とニュースで叫んでいるテスタロッサが画面の中にいた そうか、テスタロッサはおうどんでなくかつ丼を食べる羽目になったのか 「馬鹿だなー、フェイトは!」 あ、雷刃に言われてる。フェイト!この馬鹿が!とクロノに言われているテスタロッサもついでに妄想した さらに、『馬鹿って言うほうが! 馬鹿なんだもん!』とクロノに砲撃しようとしているテスタロッサが クロノの反撃で青に染められたのも妄想余裕だった 今夜の紅白に出られるのか心配だったがどうやら紅白には出られるようだ、よかったなテスタロッサ テスタロッサのぶんのおうどんは、ヴィヴィオを迎えにきた高町に食べてもらった 奥さんが何か揚げていた 「おうどん美味しいの……このおあげ、アインスさんが作ったの?」 「揚げたてです。」 私達が卵をダブル月見(別名:アセリアうどん)にしたせいで卵が無くなってしまったのできつねうどんになった高町のおうどん とりあえず、この二人普段は喧嘩をする事も多いが仲はとてもいいようだ 高町の来た後に主はやてがザフィーラ、シャマル、ヴィータ、ツヴァイを連れてやってきた ついでに皆で年越しするらしい 高町が持ってきてた珈琲豆で皆でコーヒーを飲んだ む、キャラメルマキアートか、やるな高町 シャマルがお茶菓子を作ろうとして奥さんと高町のランページゴーストを食らってた 本当に息がぴったりだな! 精神コマンド・てかげんもちゃんと入ってたな ひどいわー、ひどいわー、結局私こんな役回りなのねーとシャマルがいじけてた 来年はいいことあるぞ、多分 主はやてがおさしみ持ってきてくれてた 夜はみんなでてんぷらそばを食べて、そのあとおさしみ食べた まぐろおいしい 夜、紅白でテスタロッサが歌ってた 出られたのか、よかったな でも、歌う前にリンディさんと一緒に部隊の上であやまってた 来年もよろしくだ!
今回はここまでです 皆さんよいお年を!
>>453 GJ
結構久しぶりな気がするZE
俺も今年最後の電波投下!
―新たな時代は、ユーノと蓋骨の記憶を持つ漢の出会いで始まる―
仮面ライダースカル meetYUNO
勿論言ってみただけ。おやっさん格好良かったな…
/:.l /:.:.:.`:..、 :.:.:.:.:.:.:.:.:\ l:.:.l/:._:.:.:.:.:.:.:`丶、:.:.:.:.:.:.:\ ,. -.:ヘヽ:l´:.:.:.:.:.`'.:⌒:.ヽ、:\:.:.:.:.:.:.:\ /⌒l __ /:.:.:.:.:.:.:r.'゙:.:.:.:.:.:.:.:.: --- 、:.:.\>ニヽ:.:.:.:\ l::::::::レ'´:::::) /:.:.:.:.:.:.:.:.l:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.::_}`l\\:.:.:\ l::::::::::::::::ノ /:.:.:.:./:.:.:.:./l:.l:.:.:.:.:.:.l:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:}、`}l:.:\\:.:.:.ヽ l, - '"´ /:/:.:./:.l:.:.:.:.l:.! l:l:.:.:.:.:/l:.:.l、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l'´_l-':l:.:.:.:.:\l\:\\ /:.:l:.:.:l:.:.l:.:.:.:ll:lヽl| l:.:.:l l:.:l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lr':.:.:.:.l:.:.: _ -'′ 〉:ヽ\:\ l:/l:.:.l|:.:.:l:.:.:l l:l l l:.! l:.l‐-l、:.:.:.:.l:.:.l:.l:.:.:.:.:.:l/ , - ':.:.:.:.ヽ \:\ 2010年12月31日24:00までレスがなければユノユノと初詣に行くぞ! l l:.:ll:.:.:l:.:.l|,ォ=、 l:l l l:ヽ:l:.:l:.:l:.l:.:.:.:./ /:.:.:\:.:.:.:.:.:\ \:\_ l:l l:.:.:l:.:l:l"" l fi弌、 l:.:.l|:.:l:.:l:.l:.:.:/ / :.:.:.:.:.:.:.ヽ _:.:.:.\ ` ー` 、 、 l l:.:l:.l:l:l_ 、 込クノ,.l:.:l/l:.l:.:N:./-、/:.ヽ:.: / ̄_/、:.:.:.:.\ \\ l:l.//ヽ、υ """/:/l:.l.-lノ:.l/ヽヽ._ - '´,. '´ヽ:.:.:l:.:l:.:.:.:.:.:.:.:\ \\ l:/ _ム-ユ、\ _/:/ _リ.,=l:./、 ヽ- '´:ヽ\:.:.:.:\l:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ヽ:ヽ、 l ´ ニ} __.`ニニヽ l:/./// l/ ヽー、 \:.:.:ヽ \:.:.:.:.:l:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ヽ:ヽ l /´/ l:ll:l:::::::::r'〈 /ll::l/ ヽ:.:\ ヽ:.:.\ ` ー-l:.:l:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ l:.l /` ┘、 / / l:ll:l:::::r┴ /:ll::l ヽ:.:.\ \:.\.、 l:.:l\:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ l:.l /:::::::::::::::.. 、 l l:ll:l:::::l l:::ll::l ミ ヽ:/ ` ー-ニl:.:l `ヽ\:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ l:.l
3秒・・・だと・・・
ありゃ〜今年最後にまた伝説が出来ちゃったか
しぐwwwしぐwww 最後にいいネタ残していったな……
四番、わんこに続いてしぐしぐもか…
>>455 あれ?しぐしぐってこんな可愛かったっけ?
今年も良い司書長でした 司書長と全ての司書長好きに感謝を
司書長あけましておめでとうございます 新年一番乗りなら今年はこのスレを発信源にしてユーなのが盛り上がる
あけましておめでとうございます司書長!!
___ ___ ` _ <Y ト / ヽ _ < l lヘ / \ r ´ l l ヘ / ――――― ヽ l l l l / /::::: ―――― ::::`::: 、 ヘ l l l l l /::::/ ` 、::ヽr、 l ィ、 l l | l::/ / l \、 \ \ヾ、>___」 l l l / } l l y l l l\ >、< .\―.∠ヘ\__ ̄:::::―― ⊥ l l / / l l / | 」__.ト l/>、\`i 、\7┬-ヘ \/  ̄ ― _<l < ー- ,、_l ヘ /_/'1 l ∨ | .l 「ヽ\ l "玖`ム゛ ∨\{、| ヽ \ l ` >、`:::::゛:::} lミヘ l | .| | 〈,代ヽ \{ .ゝ=" ∨ | > .l\ ヽ l__ ― ´/>イ::::::::::::::::ト|ヾ、>' l ∧ l l マリ , 〉.K ヽ l\{\{ __ \彡 'ー´,イ l::::::::::::::::ヘ| 今ならいける! l l ヘl lヘ ャ `ヽ /.l l/`ーl /‐r‐//::「 7 ‐ 、 `^" レ'∨:::::::::::::::}、 l | l ト ` 、 `ー' / 〉}:::::::l/::::l .l .l:::l | \ /`ー―‐´/ あけおめや! l | ヘ l ヘヘ \>、 イー<\::::::::::/:l l l:::| | \ 〈::::::::::::::::::/ `{ ヘ l \、 ∧ヽ巛`ー、ヾ ヽi´:::ノノノ:::::| l 、 \ /`ー--‐' \ `l \ヾヘ:::::::///:::// /::::::::廴ヽ ` 、 \ / / ヘ 〉ヾ マt、>::::ト'/::::::::::::::::\`ー、_ヾ 、 \/ / ヘ /:::`^'巛:::::::l:::::::::::::::::::::::::::::ヽ`ー ユ \ { / 〉::::::::::::::ll└r‐i::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::/〉 ` 、 / /::::::::::::::└‐ L人ヽ::::::::::::::::::::/_/ / 〉r ` 、 ./ 〈:::::::::::::::::::::::::::/:::::>>>::::::i <_ ―‐' /:/| ト \___ ―.〈ノ>[ニユ::└―――' / ノ |::`>、__ ――:::「 i ヽ \:::ヾ\::::::::::::::::::///:::/::::::\::::::::::::::::::::::l l ̄:::..、 ', \:::ヾ、\__/ r´/::::::/:::::::::::::::\::::::::::::::/ ./:::::::::::::\ ヘ ヾ、 ̄、 _」 !、:::::::::::__ -- __::::::::::::::::::/ /:::::::::::::::::::::> ´ \ マー=ュヽ-癶、`_ --‐- __ ―--' ./:::::::::::::::ィ ´ ,...< \ ヽ´-'__|ーヘヾ、, 、::::::::::::::::::::: ̄ ー'::::::::, ヘ´ヽ/:::::::: \ .ヽ::::::::::::::::< 、ヘ´::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ´ヽ>`´::::::::::::::: /ム _∨、:::::::::::i_-_-_ュ:::::::::::::::::;ィ<、> ´:::::::_ ― / \/::::::::ヘー―--⊥!___,ィ< >―― ニ ―  ̄ / 〈:::::::::: - ‐、 ̄ ̄ ̄ フi´| |/ ̄、 ̄ ̄ / ヘ_r::´ヽ:::::::::ヽ , イ´ト、ン´ \ / /:::::::::}:::,、ィ、ヘ | ,ィ´ \ / ト 、::/,ヘ|ヘ.|ヘイ/ / \
>>464 残念、フライングだ
と言うwけでユノユノは私がもらっていくぞー!
>>466 ( 'A`)< パンツ隠すのは乙女心?
司書長及び司書長好きの皆様、あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします 今年も司書長にとって良い年でありますように
ユーにぃ、あけおめーってスバルはスバルは喜んでみたり
初詣で俺とユーノきゅんの子供が健やかに生まれるよう安産祈願のお守り買ってきた
司書長及び司書一同、明けましておめでとうございます
ユーノ司書長、ならびに司書の皆様、あけおめです。 いや〜今回のガキの使いも面白かったw という訳で、誰か『笑ってはいけない司書』ネタSS、書いて下さいまし?
司書長並びに司書の方々、明けましておめでとうございます。 聖戦から帰宅して、ちょっと横になったつもりが熟睡という体たらく…… とりあえず、戦利品のチェックもまだ済んでませんが……戦果報告、要りますか?
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いしまする。 新年SSひっさげて来られれば良かったんですが、手ぶらで挨拶orz
476 :
柳沢紀雪 :2011/01/01(土) 00:59:24 ID:2Wwe7BXr0
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 前スレから、SSを投下し始めた新米ですが、これから頑張っていこうと思います。
>>473 笑ってはいけないアースラってSSは前にあったな
あれは司書長は参加者側だったけど司書長はどちらかといえば仕掛け人のほうが向いてる気がするわ
478 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/01(土) 01:24:14 ID:0STT4dHhO
今年こそユノユノのおちんぽちんをなめなめしたい。
/ /:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 l ___ /:.:∠二`ヽ:.:`__ l ,. '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`>{/--ニ> '´  ̄ ` 丶 、 ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:- 、:.:.:.:.:.:ヽi:.}ヽ、 __ \ ,. - ‐...`/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ` ー- __ -‐'´_:.:.:.:.:.:. ̄ `ヽ /:./:.:.: /:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:l、:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:l:.:.:.l:.:.:lヽ \- :.:.:.:.: ̄...─... ̄...─.. _ ///:.:./:.:/:.:l:.:.l:.:.:l:.|:ト、ヽ:.:.:.l:.:.:\:l:.:.l:.:.:.l:.:.:.lヽ\ _ \:.─... :.:.:.:.:.:.:. ̄......──--... /. /:.:./:.:.:l:.:.:l:.:.|l:.:.:l:.l:.l ヽ:\:l:.:.:.:.:l_l_ l:.:.:.:l:._:.l \:.\ ̄、:.:.:.:.:.:.: ̄:...─.. _:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.l:ヽ:.lヽl \ ´伐;゚乃 l:.:.:l>i| ヽ:.\_ ` ー :.:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:. - l:.:.:l:.:.:.:l:.:l:.:ヽ:.l 弋:.N \ ` 込ツ} l|:.:l:l/ `ー 二ニ─ /  ̄:.:.:.:.:.:.:./ l:.:.:l:.:.:.:.l:.:ヽ:.:\ /仰゚ヽ ゞ‐ ´ リ:.l __ /:.:.:.:.:_ -‐ ' /l:.:.|l:.:.:.:.l:.:.:ヽ:.:.ヽl V}.Zj , /l:.l_ / `ヽ、/:.:.:.:.:./ ユーノ君、あけおめことよろなの! . / !:.l l:.:.:.:.i、:.:.:\:.:ヽ ゞ'′ _ ノ /´l:l ̄l:l / ヽ_ :./ . / ヽl ヽ:.:.l ヽ:.:.ヽヽ:.l 、 /ス リ ,l:l' _ ヽ │ /l:.l /ヽ:l \l \lヽ  ̄l二´ /;;;;;ト / {i / _ -- ヽ l .l / l|:.:l / ヽ / ヽ /l;;;l l l;;;;;;;;;;l l:l l l / _ - (?)ヽ l l/ l:l:.:.:l/ _\ _ l〈7;r ' ^i;;;;;;ヽl:ー l l l / _ l /Vヽハ/V l:l:.:.:.l / ` Y ヽト、〉;;7l´l;;;;;;; _ヽ 、 ヽl /  ̄::::::::::: ̄ヽ、  ̄ ̄ ̄ ` l:l l:.:.:.l l __,. -,,,,;;;;;;;;/ /;;; / ヽ ヽ、 /::::::: _ -/´ ̄`ー-.,、 __ . l:l l:.:.:l、 l l:l/;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;// ヽ l:l l::::::/;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;( __ 〉 __ l:l l:.:.:l::. ー─ l _l/_--_ -、;;;;l l;;;;// ヽ l:l l::::/ l;;; l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヽ l:l ヽ:l:::::::::::/ / l´ `ヽ、l l// ヽ:l l:::l l;;;;;;;;;;;;;;;;─ ' ;;;;;;;;;l、 l:l `ー/ / l i::l:ヽ、 / ヽl:::l \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _,.イノヽ l:l ヽ / r ヽ l::::l::::: ` ー ´ lヽl 〉、_,. ィ' i _l \ \ l:l ヽ \ ` ー-‐ ' {::::::l::::::/ l `ー/‐、ハ -l l´ ! \_l . l:l `ー r─-l l:l l ヽ、::l:::l 7l 〈_/ | l l l l:l r 、 l\ l::::::::::l l:l l l:::l:::l //:::::::l `l: l l._ l l l:l lヽ | _丶 - '^iー‐ l 。l:l /ヽ l:::l:::l //::O::/ l:し' し' `ー-、_ rヽヽl/ ̄ __ ! / lー':\ ヽ ヽ:ヽヽ ヽヽ/ l::l ヽ ` __ l /ヽヽ、_ _ - l:{\.l/ ´  ̄l ̄ r.、 \\\ ノ _ l::l ヽ / >─ ニ-l::l;;;;;} l l_oi:}---マ三彡_ l::l __/ // lヽ:`l ;;ヽl l- 、 〉 l::l ` ー-`_ -、 l::l iヽ ./ /::/ l、:ヽlヽ`ー二二二- 'l ハ\ l::l `ヽ`ヽ'::/ l l \ /::/ ト、ヽ\`ー───'゙ l>l \ヽ l::l /`ヽ/ ! l \...、 . /::/ l::::ヽヽ::`ー--─..::´ _|l l \`´:l __ __/ / ! \:`..ー _ l:::l ト、:::::ヽ`ニニニニニニ´‐ l |\  ̄  ̄ ─ ''′/ l \:::::::: l:::l {::::i} :::::::::::::::::::::::::::::::::::l /l \ / l \:: l:::l ヽリ ::::::::::::::::::::::::::::::::/ / l:l \ / l
>>474 アンカー番間違ったが、何だろう間違っててもいいやな気分だ(苦笑)
_,.、,.-ァ-- 、 /´ ̄ヽ / ` Y´ヘ \ \ 、 ヽ. /,- / _ ヽ _ヽ-──-へ- 、 _≧、`ヽ:ヽ { / / } / } }ト 、 l / : : : : ー-ヽ、 : ヽ :\ `ミ_:-、::\/ /-/、// /i ト lヽ l / : : : : : :ヽ、 : 、 :\: :ト、: ヽ \ ̄:::::}l/::l ィ乞ォ、l / }|ヽ} ヽ l /: : / : |lヽ: : l:ト、:}ヽl ∀ ト、 :ヽ / ヽ-'´ヽく l l 込タ ,.rァ / l l } l : : l : l: ll ヽ}:l:l リ_}_lトl|V`ヽ}、:ヽ / //´ ̄ ヽ.} l 、伐 /iイ /リ l : : l :{:ト:lヽ }l/´{j佇i | }:l : : :\:ヽ あけおめことよろです! / /{l:::::::::::::::ヽl l ー /ノノl / l : : ト、:〈i仰 , ゞ'′ l: }: : : : : \ / / l::::::::::::::::::::l.、 lト - イl l { / ヽ:lヽ:{ヽi ゞ′r ァ /l: ハ -.、 : : : ヽ.、 今年もユーノさんに祝福の風を・・・ ./ / / ヽ::::__::::::::::l<l l ー- 、l l{/l l: N:i:ト、 __ / l/l:::::::::l、\ : ヽ\ ∠ 〃 }r‐-`、V「`l l:::::::::::ヽ { l: l|: lヽ:}l : : _ill-‐ /l::::::/ ll: :ヽ: : lヽ:\ /{ \ / メ、 i.〉:::::l l::::::::::::::ヽ l: l|: l l , '/´ ̄ ` l:::/ l}ヽ: :\:l \ /// ヽ、/`ヽ、-、 V:::::〃l l::::::::::::::::lト、 l: l l:/{i'´l ヽ{\ リ ヽ: : }:l: : :\ // / ハ:::::::::::ヽヽ. |::::ll::l ll、:::::://::::ヽ l:l /{ l|:l l ノ` ヽ _ヽ_ヽ: : : / / /::::::::::::::::::ト.iV´:ll:/ /}:: ̄ll:/:::::::::/ l:l/: l {i:{ ヽ、 { v'´:.:.:.:.:.:.:.ヽ : r ─ '´l:::::::::::::::::::::::〉l.ニl/ /::::::::::::llヽ._/i. /: l ヽ._ヾヽ- ` ーァ、 \/::::, '´  ̄` ヽヽ ヽ - ─ 7:::::::::::::::::::::: }:: //::ニ ┐〃l::l、 l l l\ / :/ / } .ィ弌 r`─`- 、{:::/:, - '´  ̄ > / `}::::::::::::::::::/:/::::::::::::::l l:::「ニl l l l ` ー ‐'´ /ヽ_山-ll:::::::::::::::::::V::{:::::::::::::ー-{__` / / /⌒ハ-''{´{ニ _- 、::::::::l l:l l:::l l l l、 >、::::〉===l、::::::::::::::::::ヽi:::::::::::::::::::::::::l . 〈__/. / / ´ ! l/:::::::::`ヽ二ニO/ /}/ ヽ __,. <´ /:/┬┬‐ヽ::::::: ⊂二}:::::::::::::::::::::::_l /_/ /:l l ::::::::::::::::::::://l lヽ / / \ `/:/ /=/ i}_,. -‐─〉-、ハr‐iヽ{ . ∠ニニ し'、:::::::::::::::::://:: l l:ヽ/ /:/` ー,/{i::/l l:|:l レ、'´ ̄ / / `.l l: :l . /:::::::::::::::\\::::::::://:::::: l l:::l {:i レ' //:::V/r┴{i:{  ̄__ ヽヽ {_ノ l l: :l /::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ//::::::::: l l:::l │ //:// } ̄ とニ> _,. -_ヽヽ し'丶 /:::::::::::::::::::::::::://ヽ/::::::::::::::ヾ/ /.l/ //l -‐─}::i::}-_', - '´ ヽ`ニニ_- 、 . /::::::::::::::::::::::::://__ ─  ̄ l l:::l /ニニ-'./´ ̄ ̄ ̄ / \\ . /::::::::::::::::::::::::://ヽ//l l l l:::l /'´ / / /_ } l\ヽ /::::::::::::::::::::::::://// 、 l l. l l:::l/ / / /::::::::::::`ヽ、 / l l l \ ./:::::::::::::::::::::::::// / ヽ\ i l. l l:::l. / / /::::::::::::::::::::::::\ / l l l :::::::::::::::::::::::::://l ´  ̄ ̄ `ヽl l l l:::l. / / /::::::::::::::::::::::::::::::::} / l l l ::::::::::::::::::::::://. l:::::::::::::::::::::::::::l l. l l:::l. l l /::::::::::::::::::::::::::::::::::l/ l _ - ::::::::::::::::::::::l l l:::::::::::::::::::::::::::l l l l:::l. l l /::::::::::::::::::::::::::::::::/ _,「ヽ:::: :::::::::::::::::::::l l ._ l:::::::::::::::::::::::::::l l. l l:::l l /:::::::::::::::::::::::::::::∠-‐.:::´::::::::::::ヽ
司書長および司書の皆さんあけましておめでとうどざいます。 今年もよろしくお願いします。
今年もよろしくユーノくん いっぱい絵を描いて夢の中でムフフするよ
では、戦果報告。当方、ユーなの派司書なので、偏りありますがご勘弁を。 真夏の夜の夢の「機動六課勤務日誌Y」 上の方でも指摘があったKAN氏のSSの落丁だけど、もうサークルさんのサイトでその部分上がってるので見られますね。 放蕩オペラハウスの「リリカルナノハ私妄想版:破U」「リリカルナノハ私妄想版:破1.5」 司書長、最後の方にちらっと。意味ありげな登場だったので、今後に期待。1.5の方はなのはの恋バナっぽいようなそうでないような。 PLUMの「魔法戦記マジカルSEED EDEN」 酷いオチはない、よいユーなのでした。 なたねやの「エースの昼食」 ユーなの18禁。 NIGHTSの「Sincerely」 ユーなの結婚話SS。 Bitter-mintの「Family」 ユーなの。家族になろうとする2人の話。 俺様王国の「もっと、ずっと」 ユーなの18禁合同誌。 高天原崩落の「キマグレ狂想曲」 ユーなの18禁。 Take Outの「××しちゃうシリーズ総集編」 過去に出たユーなの、ユーなのフェ、ユノはや、ユーヴィヴィを纏めた18禁。 D3(きゅーぶ)の「Pure Heart4」 ユーなの18禁。 To Flatの「In the hoter」 ユーなの18禁SS。 ZERO POINTの「あ〜るぴぃじぃっ!」 ユーノとなのはが遺跡探索に赴くSS。 ひすてりしす・るーむの「夏の終わりの捜索者」 ユノアリSS。 とりあえず、司書長絡みではこんなところでした。 報告が終わったところで、疲れが抜けてないので、また寝ます。
司書長の着物姿が見たいです
司書長・司書あけましておめでとうございます 新年きたことだしさっさと今書いてるSS完成させるか
無限書庫の皆々様 明けましておめでとうございます。 初夢でユーノ主役級のスピンオフを見てくる。
あけましておめでとう。これから初早朝仕事に行くけど応援してね。
ユーノ司書長、並びに無限書庫同士司書の皆様
新年、明けましておめでとうございます。
2011年も我々司書一同の力でユーノ司書長と無限書庫を支えていきましょう!w
>>471 新年が明けて早々に最初のトリプルブレイカーの犠牲者か・・・
>>478 sageなさい、しぐしぐ。
>>489 元日出勤、お疲れ様です!頑張って下さい!!
>>485 乙。そんなに在ったのか…とらとかでいくつ見つかるかなぁ…。
>>455 何故かスキマ妖怪を思い出してしまった…どうしてだろう?
皆さま、そして司書長閣下明けましておめでとうございます。 司書長はおせち料理をたべたのでしょうか
>>491 うーん……少女臭のせいか?
あ、こらしぐしぐ。鏡餅をつまみ食いするんじゃありません
代わりにこれを食べなさい っ「スモチ」
なんだろう…… ヴィヴィオやキャロ、エリオやルーテシア、ツヴァイやクロノさんとこの双子にお年玉を渡すのは納得だけど 何故かしぐしぐや雷刃、スバルあたりに渡し始めたあたりで違和感を感じ始めた司書長を妄想した しぐしぐと雷刃は貰った時点でゲームショップに走ってそうだな…… そして司書長を誘ってゲームを始めるしぐしぐと雷刃…… 数時間後、そこには夢中でガンダムEXVSをやっている司書長の姿が!(まだコンシュマーになってなくね?のつっこみは無しで しぐしぐが∞正義、雷刃がX1で落ち着いて、司書長はそれをサポシするために最初はFbあたり使ってるけど 何かに目覚めてアストレイあたり使い始める光景を妄想した
干支に因んでバニーの格好したユーノきゅんと秘め始めしたい
兎のぬいぐるみをぎゅっとするショタユーノきゅん可愛いよ可愛いよ
バニーと聞いてすずかとフェイトがエロ可愛いバニー姿でユーノに迫るのが浮かんだんだが スレ住人としてどうなのか判断を仰ぎたい。
エロ可愛いなら仕方ない。
しかしそこにシグナムが現れエロさが増すのであった
新年早々ぱふぱふ大会ですねわかります
アインスがアップを始めました
俺はうさぎ(バニーに非ず)のコスプレをさせられたユーノ・クロノ・ザフィーラ人型・エリオというシュールな絵が思い浮かんだw
ポッキーゲームならぬお餅ゲームでうにょ〜んてさせるなのはさんと司書長
公式絵ならまだしも、同人絵をわざわざ転載してそれは自己中すぎてみっともない。
うさぎっつったらこのあたしだろーがてめーらぁあ!
クリス
>>503 どうあがいても無理だろう……
>>506 ごめんなさい、白状します
さっきからウサギはウサギでもバニーガールの方しか連想できてませんでしたorz
なのは「私は…ユーノくんのお○玉が欲しいな////」
ユーノ「僕は…フェイトのお○○○が欲しい////」
>>494 まだ100戦もいかなかったけど、アレのカードなくしちったんだよなorz
なんかの漫画立ち読みしてたら、挟まってた小冊子にVSEXの紹介漫画載ってたな。クロボンで御馴染長谷川先生の絵だった。
赤フレームはアリサじゃないのか?
ユーノのとの仲冷やかしたら「うる○ゃい!!×3」の台詞と共に光電迅コンボが飛んでくる…
しかも何故か的確に決まる…
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 今年も無限書庫のいっそうの発展をお祈りいたします。 司書長におかれましては、ご健康と良縁のありますよう。 司書の皆様方には、良い便りが舞い込みますよう。 謹んでお祈りいたします。 本年もどうぞよろしくお願いします。
フェレットユーノ君ぬいぐるみの生き残りを発見したので保護した。二匹目。
>>513 中々見ないんだよな。フェレ司書長ぬいぐるみ
司書長の出るR18同人誌ってもしかしてあまり純愛物ない?媚薬とかが多い気がする
>>515 相手が誰か、にもよるんじゃないかね。
なのは相手だと純愛の方が多いと思うけど。
はやてやフェイトだと、媚薬ものや「愛のないエロ」はいくつか浮かぶなぁ。
>>515 なのは:純愛、おさななじみシチュ
はやて:嵌められも逆にハメる
フェイト:変態性欲
こんなテンプレだなあ
何故ユーなの以外で純愛物は少ないんだろう・・・ ユノフェイ、ユノはややりたいけど周りの視線が・・・とか気にしているんだろうか それで仕方無しにごり押し気味にみたいな
日にちが変わるまでレスがなければ 今日は2011年1月1日と1が並んでいるのでわtアインスはユーノさんと一緒にハグハグしながら眠ります
阻止
今日こそユーノきゅんと新年初セックス!
524 :
柳沢紀雪 :2011/01/02(日) 00:05:45 ID:jx89lYkw0
さてさて、SSの投下初めということで、一本投稿させていただきます。 しばらく放置気味だったユーノとなのはの立場逆転ものとなります。 題名は『Jade Magic[fly awy to the air]』でお願いします。
その事態はユーノの理解を超えていた。 喋るフェレットを抱きしめ、襲いかかってくる影から逃れるように夜道をひた走るユーノは、何度これが夢だと思いたいと願ったか分からない。 「巻き込んでしまってごめんなさい」 「いや、それは良いんだけど、あれは一体何? どうしてこんな事になってるんだ」 今にも砕けそうになる膝や、急速を求めてがなり立てる心臓に鞭を打ちながら、ユーノは必死になって肺を引き絞り声をひねり出した。 「あれはジュエルシードが影に取り付いて具現化した物なのです。あるのは本能だけで、自分に驚異になるものに対してただ攻撃を仕掛けるだけ」 「つまり……放っておいたら、危ないって、事だね?」 息もとぎれとぎれに答えるユーノは後方から響く、破壊音に背筋を凍らせながら、縺れる足をそのままに、物陰となる電信柱の影に滑り込んだ。 「このまま放置してたら、関係のない人まで巻き込んでしまいます」 ガタガタに疲労してしまった身体はそのまま地面に崩れ落ち、ユーノは電柱に背中を預けながら膝を立て、胸に抱いていたフェレットを抱き上げ、真正面に向き合った。 「それで、僕に出来ることは? その為に助けを呼んだんだろう?」 助けを呼ばれたからこそユーノはそれに応じた。助けたいとおもったから、ユーノはここに来た。 つまりそれは、何か助かるための秘策があることだ。 「貴方の力を貸して欲しいんです。貴方の、魔法の力を……」 そう言って、フェレットは首にさげられた赤い宝石を口にくわえ、抱き上げられたユーノの眼前にそれを捧げた。 錆色の月に照らされて、鈍い光を放つ赤い宝石はまるでユーノを覗き込むように思えた。 「まほう? なにをいってるんだ?」 ユーノは困惑しながらも差し出された赤い宝石を受け取った。 「温かい……」 まるで、温かい血潮が流れているように、その宝石は未だ淡い光を放ちながら熱を帯びてユーノの手のひらに降り立った。 「レイジングハートが反応してる……やっぱり、あなたには魔法の才能が……」 レイジングハートと呼ばれた赤い宝石の明滅はまるでユーノの奥に潜む力に共鳴しているように思えた。 そして、月の光に影が落ち、そして重い緞帳を引きずるような音が、ユーノの背中の向こうから響いてきた。 追いつかれたとユーノは身体を硬くする。 「それで、僕はどうすれば!?」 渡されたレイジングハートを握りしめ、ユーノは焦る気持ちを抑えながら少し惚けた様子のフェレットを問いただした。 「はい、レイジングハートを使うには発動の呪文が必要になります。私の声に続いて称えてください」 「うん、分かった。任せるよ」
「我、使命を受けし者なり」「われ、使命をうけしものなり」 それは不思議な言葉に思えた。目を閉じて感じるものは手の内で熱を持つ赤い宝石。 そして、こちらを捜して身体を引きずる黒い闇の固まりの音。 「契約の下、その力を解き放ち給え」「契約のもと、その力をときはなちたまえ」 その音は忍び寄る死の気配に違いない。しかし、ユーノの耳に届く、少女のような穏やかな声は、ユーノの心を落ち着かせ、不思議と彼の中には全くの不安や恐れというものが存在しなかった。 「風は空に、星は天に……」「風はそらに、星はてんに……」 契約の言葉によって、そして手のひらから湧き出す熱によって、まるで胸の奥にあるもう一つの心臓が脈打つように、なにかが芯より湧いてくるとユーノは感じた。 「そして、不屈の心は」「そして、不屈のこころは」 『この胸に!』 『我に魔法を、レイジングハート、セット・アップ!!』 《Stand by ready……Set up》 そして、ユーノの身体より、翠色の嵐が吹き荒れた。 「すごい魔力……」 ユーノより立ち上る魔力の奔流はまるで天から下ろされた柱のように思えた。 そして、それは渦を巻いて周囲を光に包み込む。 「こ、これは? 僕は一体どうなって……」 「落ち着いて! あなたはレイジングハートに認められたです」 「み、認められたって? どういうこと」 「イメージしてください。あなたの身を守る防護服と、あなたの力になる杖を。魔法の杖を」 「イメージ、する?」 矢継ぎ早に出される指示にユーノは混乱しながらもなんとか目を閉じて心を落ち着け、そして、イメージを加速させる。 自身の身を守る服。そして、自身の力を行使する勇敢な杖。 ユーノの脳裏に二つの影像がよぎる。それは、何かを護るために立ちふさがる父、士郎の背中だった。 ずっと護られている。父のように何を護れる人になりたい。 ユーノにとって目標とするべき姿であり、憧れの姿。 その姿がユーノのイメージを決定し、レイジングハートは一際強く輝いた。 《Complete the connection of the image. Install start》 その言葉と共に柱となった光は収束し、それは繭のようにユーノの身体を包み込んだ。 外界が見えなくなった幻想的な光の空間で、ユーノはそこに浮かぶ一つの赤い結晶の一粒を手に掴み取り、そして、その宝石を基点として翡翠の光線がユーノの身体にまとわりついた。 その光は形を作り、現れたのは黒地に白いラインの入ったボディスーツに、足下に至るほどに長い裾を持つ白いコートが身体を覆う。そのコートは現れた金属質の輪によって腰でまとめられ、そして手には彼の身長ほどの輝く白色の杖が握られた。
527 :
柳沢紀雪 :2011/01/02(日) 00:09:28 ID:jx89lYkw0
今回はひとまず以上で。 この部分周辺を書くために、もう一度原作を見直してみたんですが、ここのユーノって、 説明ぐらいしか台詞が無くて、なのはも質問ぐらいしか台詞が無くて、ちょっと困りました。 ですので、最初の封印は説明のあたりを端折って、あっさりと書くことになるかもしれません。 では、
ユーノ君の発言で騒動が起きました 「あー……数の子大好きだよ。みんな僕の物にしてしまいたい……」 ぽりぽりと数の子を齧りながら呟いてしまった一言です
>>523 ミンチよりひでぇや。
>>524 乙です。
>>494 教導官 執務官 部隊長 → ファースト SEED ガンダム00
司書長 → IGLOO ASTRAY
という構図が頭に浮かんだ。なんつーかヅダとか外伝作品出身の機体を好んで使いそうなイメージがあるんだよな。司書長。
>>527 乙です。いよいよ魔法少年覚醒ですね。
立場入れ替えものは結構好きなもので楽しみにしております。
エロパロのリリカルふぇいとは司書長の初期立場は変わらないけど、復活しないかなぁ……
司書長絡みの立場入れ替えもの、増えないものか……
>>527 乙っす
気付けば年明けまで書庫整理出来てない事実に愕然とした
自分の初夢を基にしたちょっとした小噺 注意:夢が元ネタなので支離滅裂。また一部フェチっぽいシーンあり 特にお食事中の方は見ないことをお勧めいます。 フェイトはユーノの前に立つと靴を片方脱ぎだし、その足をユーノの顔に乗せた。 「何だろう。いい匂いがする・・・・・・・」 ユーノは自分が足臭を嗅いで発情しかけてることに気付き始めた。 「ふふふ・・・・・」 フェイトはもう片方の靴も脱ぐと、再びユーノの顔に乗せた。強烈な異臭がユーノを襲う。 そしてフェイトはユーノのズボンに手をかけた・・・・・・・ 以下自粛。スレ汚しすいません。
>>535 まるでスクライアのご先祖様が見守ってくれてるような、圧倒的安心感…
なんだかんだで司書長と教導官が並んでいると、ホッとしてしまいますね
>>535 神主さんも巫女さんも狛犬さんも、み〜んなフェレットw うん、素敵だ!w
気になるのはお顔が隠れているご本尊様なんですが。
も、もしかしてノ〇イ様・・・?(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
ちょwww
>>535 そのご神体は危険よおおおおおお
あけおめ、ニコニコにユーノ君がディル=リフィーナ解説する動画投稿してきたぜ。 このスレにも見てくれる人が居るみたいで嬉しい限り。 エウの新作は職人が主人公だが、どちらかというと裏方系のキャラを主人公にするとはエウ侮りがたし。 あの世界の魔法、相手のメンタル面に影響を与える戦意魔法とかあるんだが、ユーノも似たような魔法使えないかな。 敵の戦意を鈍らせ、バインドで拘束。強力なコンボ攻撃だと思うんだが。
相手が恐ろしいと思っている物の幻覚を見せる魔法とかならありそうだと思った。
よく考えれば、幻術魔法の亜種でありそうだな。
>>534 初夢から飛ばしてんなww
Sフェイトが司書長を責めるシュチュは個人的に好みだww
>>535 作りこみ過ぎだろwww
>相手が恐ろしいと思っている物の幻覚を見せる魔法 ティアナ「執務官試験を手伝ってくれた御礼に幻術魔法をユーノさんに教えてあげます!!」 とユーノ君との距離を縮めようとするティアナさんという電波が来た。
俺の初夢にも司書長が出てきた。内容はよく覚えてないけどw 後なのはさんとザッフィーとセインが出てきたんだが……
>>544 絵が描けない者が妄想を形にするにはこうするしかないのです。
なのはさんの振袖が10分なのに対し、フェレットの衣装は特殊な体形のため1セット1時間もかかってしまいました。
人型のユーノくんのぬいぐるみがもっと早く発売されていれば簡単だったのですが…
もっとも今のフェレットだらけのほうがインパクトは強そうですが。
今年こそ画力をつけてユーノ君の同人誌を書いてコミケデビューするんだ・・・ でもこのスレを見てると皆ユーノカプなら何でもいける人が多いように見えるけど 実際に現実的に考えてユーノ×三人娘以外を書くと爆死しそうで不安で少し怖いんだぜ・・・ 書きたいものを書くのはいいけどそれでもしも誰も買ってくれなかったら凹みそう
俺×ユーノきゅんを書いてもらえるなら10万まで出そう
0時になるまでレスがなければわtアインスはユーノと一緒にこたつの中で過ごします
) ,'`》'´⌒`彡 ノ,ィ∝ノノ))))) ( ( ゝ(l!・ω・ノ|l しぐしぐが仲間に入りたそうにこちらを見ていますがどうしますか? )ノ /_つ旦0 //\ ̄  ̄ ̄\ // ※\_(:゚::)_\ \\ ※ ※ ※ ̄ヽ \`ー―――――‐',  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
割と本気で爆死するよ?
>>549 ぶっちゃけちんこ要員扱いにしか見られないだろうから
ここの住人もスルー率高いと思う
にしてもアインス厨ウザいね、マジで
通販でなら買えるけど、店に買いに行く暇もコミケとか行く暇もないからなぁ。
>>549 本当にその組み合わせが好きであるのならば余分なことを考えずに描けばいい。
同人とは本来そういうものだ。
その結果、数人だろうと好みを同じくする者が現れるのであれば、それでいいのではないか?
売れるから、この組み合わせ〜で本当に自分の描きたい物が描けるわけではあるまい。
>>555 その通りなんだが万が一用意してきたものが一つも売れなかった場合は流石にワロエない・・・
それぐらい覚悟してやるのが普通なんだろうけど
あと18禁かどうかでまた変わってくるものなのかな?自分は基本18禁物は書くつもりはないんだけど
絵と内容で頑張ればどんなキャラの組み合わせであろうといいのかな?
557 :
柳沢紀雪 :2011/01/03(月) 01:57:43 ID://ouWWws0
商売は、自分だけで完結するものでは無いですからね。 やっぱり、買う側の人間が何を求めるのかを正確に捉えないとものは売れないというか・・・。 ただ、自分が好きなものだけを書くというのなら、アマチュアで十分出来るわけですから、 そこで、あえて売り物にするというかぎりは、私のようなド素人では考えも及ばない葛藤が有るのだと思います。 本当に、商業の同人誌を発行している方々はすごいと思います。
何を目的に同人誌を描くのか、てことだな。 儲けるのが目的なのか、好きなものを形にしたいのか。 売り上げを気にするくらいなら、Web漫画でいいんじゃなかろうか。 刷る数が少ないと印刷代も割高だし、元を取るのも難しいらしいし。 在庫に苦しむサークルさんとかの話を聞いたこともあるしさ。
Web漫画なら手軽に読めていいよな 作る労力は別として イベントに参加することが目的なら話は別だけど
長めの変な小噺 注:ギリギリの描写・ヤンデレっぽいシーンあり 今日は珍しく、無限書庫での業務が早く終わった。ユーノ・スクライアは家路に就こうとしている。 「今日は早く終わったな。家に帰ってゆっくり休もう・・・・・・ん?」 ユーノは後ろに人の気配を感じた。なぜならここにはもう自分以外誰もいないからである。 「誰だ!!!・・・・・・なんだはやてか・・・・・(でも何故ここに)」 そこには確かに八神はやてがいた。手には弁当のようなものを持っている。 「ユーノ君、おつかれさん。お弁当作ったんやけど、よかったらたべてや」 「そうか・・・・・・じゃあいただきます」 ユーノはその弁当を食べた。不思議なことに弁当を食べるごとに体の力が抜けていき、そして完食する頃になると・・・・ 「あれ・・・・・体が・・・・・・・動か・・・・・な・・・・・・い」 体の力が抜けて、それどころか痺れがとまらない。 「ユーノ君・・・・・・・・・」 「はやて・・・・・なんだ・・・・・・この弁当は・・・・・・」 「ユ・・・・・・ウ・・・・・ノ・・・・・君・・・・・・・・ジュルリ」 はやては、ユーノの着衣を脱がし始めた。そして!!!! 「ちょ、はやて!?ギャーーーーーーーーーーーー」 (自粛&暗転) 「う・・・殺せ、殺してくれ・・・・優しく殺してくれ・・・・あ・・・・」 ユーノは自分がいつの間にかベッドで寝ていることに気がついた。 「今のは・・・・・・夢?そうだよな。ははは」 「ユーノ君・・・・・・責任とってや・・・・・」 何故か隣にはやてがいた。 「夢じゃなかった!!!!!!」 この二人がその後どうなったのかは、読者の皆様方の想像にお任せします。 スレ汚しすいませんでした。
>>560 そこまでやっておいて、実際にはギリギリの一線を超えられなかった不憫長、までは想像出来た
避難所なんてあったのかw 年末年始だから仕方ないのかな
24時までレスがなければわtフェイトはユーノとアブノーマルなことをするよ!
アブノーマルなこと……。 鼻からスパゲッティでも食べるんですか、執務官?
何でか、Googleで『無限書庫の風景』って入れると自分が書いた『届かぬ叫び』がセットで出てくるんだが…Σ(゜゜;) え、何?鬱話にも関わらず実はこっそりひっそり人気あったの、あれ…?
>>566 司書長の幸せを願う半面、あの手の救いのない鬱な話はたまに霧消に読みたくなるんだよな。
569 :
柳沢紀雪 :2011/01/04(火) 01:29:19 ID:LOvSb54k0
>>566 私もファンです。目標の一つとさせていただいていますよ。
熱心なファンがついたんじゃないかね。 毎日読むくらいの。 それで順位が上がったとか。
>>566 俺も結構好き
鬱話は基本読まないんだけど、なぜか届かぬ叫びは何度も読み直してしまう
最後まで救われない鬱話が多い中で、主人公(ユーノ)が最後には名誉だけとはいえ救われる形だからかな
あとこういう鬱話ってどうにかして救いをっ、と思うと勝手な続編とかアナザ―ストーリー考えてしまう
鬱のままのほうが綺麗に終われるのか、そういうのもありなのか
下手にハッピーエンドにしようとすると無理矢理感が出てくるし
よーし鬱話が人気ならオジサンも俺×ユーノきゅんの凌辱物(事後)書いちゃうぞー^^
ユーノ君が司書達と桃太郎電鉄をプレイした時にユーノ君ばかりにボンビー食らいまくって 最初にユーノ君にボンビーをなすり付けた司書が翌日解雇されると言う欝展開
レイジングハート・・・・・・モードリリース・・・。
>>566 俺も好きで時々無性に読み返したくなる衝動に駆られるぜ。
あれを初めて読んだあと、司書長の鬱SSを検索しまくったのは内緒w 新たな扉を開けてくれやがってw!
なのはさん視点での「届かぬ叫び」を――みたいなことを言ってた気がするが気のせいだったのかな
>>575 >なのはさん視点での「届かぬ叫び」
なにそれ読みたい
>>566 今読んできた。
こういうの大好きです。
今、司書長×フェイトorはやてのEROスが見たいんですが ドロドロ無しの純愛で濃厚な同人誌orSSはありませんか?
俺が数年後同人誌デビューするから待ってくれ
581 :
オヤジ3 :2011/01/04(火) 17:12:40 ID:wiBaBWon0
……ヤア、オッサンデスヨ。 空気読ンデナクテモウシワケナイ……これめんどいな、ええと、申し訳ないのですが、ようやっと続編出来ました。 ええ、空気読まずに、まったく鬱の欠片すらない続編ですとも。 ……てなわけで、投下してもいいですか? レスポンスが無ければ、25分くらいから投下開始します。
wktk
wktkされたら、予定を早めるしかないじゃないか! はい、というわけで、投下開始します。 NGはいつものごとく『WHITE/BLACK REFLECTION』です。 ……あ、それと。 今回、無駄に長くなっちまったんで、支援砲火が欲しいです。 一発でいいので……もう、もうサルはいやだぁ!
虚空を、極太の光条が薙ぎ払った。 圧倒的大質量から放たれる、圧倒的な魔力砲。 小細工などいらない、ただそこに存在するだけで、敵対するものに恐怖を与え、蹂躙し、駆逐する。 慈悲などなく、憎悪もない、無機質な破壊の怪物。 ──つまり、そういう兵器なのだ。エンデ・デアヴェルトとは。 「ちぃっ……皆、無事か?」 光線を回避したクロノは、油断無く敵を睨みつつ、仲間の安否を問う。 その視線の先で、元々シビック・ガニマールという名の人間であった怪物は、大きく開いた口を閉じていた。その口の端には、うっすらと魔力砲の残滓が残っている。 ややあって、なのは、フェイト、はやての順で、返答が帰ってくる。 「な、なんとか……こっちは、大丈夫だよ」 「私も大丈夫。はやては?」 「同じく、や。司書の救護脱出も、武装局員の手で完了しとる。書庫の封鎖も順調や」 三人のセリフに、クロノは満足気にうなずく。 そして、自分の真後ろ、今返事をしなかった者に振り返った。 「よし。……ユーノ?」 クロノに呼びかけられたユーノは、返事をしつつ、首をすくめる。 「はいはい、説明だね?」 「そういうことだ」 「エンデ・デアヴェルトは、さっき言ったとおり寄生型のロストロギア。古代ベルカ時代に作られた決戦兵器で、魔導師を依り代に、巨大な怪物を顕現させるものだ。 ただし、発動時点で依り代となった魔導師が原子レベルにまで分解されることや、現れた怪物自体に理性が存在せず、いかなるコントロールも受け付けないことから、欠陥兵器とされた。 ただ、一部文献によれば、戦場で敵地の真ん中にコレを装備した低ランク魔導師を特攻させ自爆兵器として使用していたこともあるらしい」 ユーノが説明をしている間に、怪物が口を開き、魔力砲の再チャージを開始する。 それを感知したリインは、ユニゾン中のはやての中から警告を発した。 《敵、第二射用意! 危険です、逃げてください!》 「大丈夫だよ、さっきのでも分かったと思うけど、あの魔力砲はチャージにかなり時間がかかる。発射まで、後5分はあるはずだ。 ……それで、説明の続き。あのロストロギアは、そういうわけで、最初から軍事目的で作成されたものだ。だから、こと戦闘という側面においては、他の暴走ロストロギアとは比にならない。 そうだね、分かり易い例で言えば……あの怪物は、闇の書の闇の数十倍の防御力、そして攻撃力を持つ」 「……なあ、ユーノくん。それ、マジなん?」 「大マジも大マジ。事実、アルカンシェルを純粋な魔力砲としてみれば、あの出力だと……計算上、46発半を直撃させる必要がある」 「そ、それは、まずいんじゃないのかな……?」 闇の書。ここにいる人間全員にとって、因縁の深いロストロギアである。 その闇、と呼称される怪物は、闇の書、正式名称夜天の書が、長年の遍歴の中改変される際に蓄積したバグの結晶であった。 圧倒的戦闘力に再生能力を誇るソレを、当時のなのは達は、力を合わせ撃退。最後はアルカンシェルによってバグ本体を消滅させ、さらに管制プログラムが消えることによって事態は終結を見た。
だからこそ、闇の書の闇と戦ったことがある人間だからこそ、分かる。 もし、ユーノの言うことが本当なら……このロストロギアは、半端ではない。 その場の、ユーノを除く全員の背に、嫌な汗が流れる。 が。 ユーノ・スクライアは、笑みを見せる。 他者を安心させるような、朗らかな笑みを。 「大丈夫。アレは、倒せない相手じゃないよ」 「で、でもユーノくん! そんな装甲の相手じゃ、私達の攻撃、かすり傷も付けられないよ!? まさか、無限書庫にアルカンシェルを撃ち込むわけにも……って、わきゃ!?」 「大丈夫」 なのはの頭に、優しく、華奢で、しかし大きな男の手が乗る。 突然のユーノの行動に、なのはは言葉を失ってしまった。 「大丈夫だよ。みんなが、僕を信じてくれれば……あの怪物は絶対に倒せる。絶対に、だ」 「……ほ、ほんとう?」 「もちろん。だからなのは、僕を信じて……あ痛ッ!?」 なのはを撫でるユーノの右手に、一瞬、鋭い痛みが走った。 “電気を流された”ような感触に思わず首をめぐらせれば、そこには、恐ろしい笑顔の金色夜叉が。 「……ユーノ。状況、分かってる?」 「ご、ごめんフェイト、ふざけてるつもりはなかったんだ! ただ、なのはの緊張を解そうと……」 「そ、そうだよフェイトちゃん! だから、落ち着いて!」 「無関係のなのはは黙ってて! ……まったくユーノは、どうしてこういつもいつも……」 「ちょっとフェイトちゃん、無関係ってどういうこと!? ことと次第によっては、あの化け物さんの前に……」 「……いいよ、なのはがそういうつもりなら、こっちだって──」 「──あーはいはい、仲間割れはまた今度な? とりあえず、二人共現状見よか?」 当のユーノを置いてけぼりにしてヒートアップする二人を、はやてはどうどう、と宥めた。 ついでに、手に持つシュベルトクロイツで二人の頭をコツン、と小突く。 あいた、と可愛らしく頭を抑える二人にため息をつきつつ、クロノはユーノに顔を向けた。 「──おいフェレットもどき、確認だ。アレを倒す策が、あるんだな?」 「その通りだよゴキブリ提督。他のどこでもない、“ココ”だからこそ、アレを滅ぼすことができる。……ただ、そのために……皆には少し、時間を稼いで欲しい」 「どのくらい?」
「……10分。それだけあれば、カタがつく。そしてその間、僕は動くことができない」 ユーノの言葉に、クロノは肩をすくめた。 エンデ・デアヴェルトを相手に、10分。今のまま、膠着状態を維持するだけなら、不可能な話ではない。ビーム砲は連射不能でチャージ時間も長く、かわすことも容易いからだ。 だが、ユーノは「動けない」と言った。つまり、ユーノが狙われた時、彼は回避することができない。そして、その攻撃を防御することは、不可能だ。 つまり、クロノ達は、エンデ・デアヴェルトの懐へと潜り込まないといけない。戦闘用に作られたロストロギアの、懐へ。ユーノに向かう流れ弾に注意しつつ。 だが、クロノは、不敵に笑う。 親友の期待に、応えるために。 「……了解だ。その代わり、作戦成功の暁には……そうだな、第一食堂の鯖味噌定食でも奢ってもらおうか」 「あ、私ステーキ定食にするわ」 《お子様ランチのBセットがいいですぅ!》 「私は、ケーキバイキングが食べたいかな……?」 「じゃ、じゃあ私、ユーノくんとの一日夕食権!」 「あ、なのはずるい! やっぱり私もソレ!」 「ふふーん、だめだよフェイトちゃん。早いもの勝ち!」 「ぐっ……!」 「はいはい、喧嘩はまた今度な?」 なんだかんだと言いつつ、相棒を片手に、四人はユーノの前に立つ。 まるで、彼を守るように。 「……みんな、ありがとう」 「気にするな。もとより他に手などない、なら、やれることをやるのが管理局員だ」 「そう、だね。……じゃあ、みんな……」 怪物の口が、極限まで開かれる。 口からちろちろと漏れる魔力は、解き放たれる時を、今か今かと待ち望んでいた。 そして。 《敵主砲、エネルギー臨界! 来ます!》 「行こうか。管理局の局員として、その居場所を守るために。その責を果たすために。その魂を、見せ付けるために!」 「「《「「了解!」」》」」 再び放たれた極光をかわし、散り散りに、しかし想いはひとつに。 六人の戦士は、飛んだ。
◆ 知恵持つ魔杖、レイジングハートが、主の意を受け、その姿を変える。 丸みを帯びた魔導師の杖から、鋭角的な金色の槍へ。高出力砲撃と突進攻撃力を兼ね備えた、高町なのはの戦時兵装。 エクシードモード。 「突貫するよ!」 《All right, Strike Flame open ...A.C.S. driver ignition》 轟、という音と共に、なのはの体が前に出る。 対象は巨大にして強大、生半可な攻撃では傷ひとつ付かず、その攻撃力は一撃でこちらを墜とす。 だが、彼女に恐れはない。 不屈のエースは、こと一度戦場に出れば、絶対に迷わない。 「加速!」 《Load cartridge》 レイジングハート基部にある排気ダクトが、機械音を立てつつ一回伸縮。 その一発で、なのはさらに加速する。 目標は……再度魔力砲のチャージを開始した怪物の、顎。 「とりあえず、一撃目!」 加速の勢いそのままに、なのははアッパーカットを決めた。その一撃は強固な外皮を貫くことこそできなかったが、強制的にその大口を閉じさせることには成功する。 それによって、怪物の口中で収束していた魔力は、それまでの工程とは比にならない速度で圧縮された。 ただでさえ不安定な高密度魔力スフィアは、さらに不安定な状態へ。やがてその状態が維持できなくなり、 「グ、ゴオオオオオオオオオン!?」 爆発。 怪物の顔部分を、爆煙が包み込む。 「……やった?」 《Noap, Attack object is arriving》 その煙が晴れ、無傷の顎が現れた。 そう、無傷。この分だと、通常装甲が弱いとされる体内にも、外表面と同等の装甲が施されていると見ていいだろう。そもそも、生物ではないので当然かもしれないが。 「グルルルル……」 「あれ、怒っちゃった? まずいなあ、どうしよう」 《No problem, It's our job. ...Master, you look like happy》 「へ、そうかな? ……うん、そうかも」 絶望的状況下で、なのはの顔に浮かぶのは、笑顔。 それは、彼女が戦況を楽観ししているというわけではない。むしろ、ここにいる人間の中で一番戦闘知識を持つ彼女は、現状をよく理解している。 そんな彼女が笑うのは、ただ、嬉しいから。
「久しぶりに、ユーノくんといっしょに、戦えるから。不謹慎なのは分かっているけど、嬉しいんだ。……背中が、あったかい気がして」 《...So, you mustn't be looked bad battle》 「もっちろん!」 レイジングハートの先に、桃色の魔力が集まっていく。 全力全開の、大威力砲撃。そのスタイルが確立する前、まだ魔法を知って間もないころに、自分に魔法を教えてくれたのは、フォローしてくれたのは誰だったか。 成長した今、その人に、無様な姿は見せられないから。 なのはは、今、この瞬間に、全力を尽くし続ける。 「行くよレイジングハート、力を貸して!」 《All right my master, it's my work》 「ありがとう、それじゃあ行くよ……ディバイーン、バスタアアアアアアアァッ!」 それは怪物の放つものよりずっと弱く、しかしずっと神々しく。 純粋な思いは、時に、全てを超越する。 ──そして、神の鉄槌が、怪物の脳天を打ち据えた。 ◆ 「……行くよバルディッシュ、出し惜しみなしだ」 《Yes sir, Sonic Form ...Riot Blade》 フェイトの体を金色の魔力光が包み込み、その装備を一新させる。 バリアジャケットは、速度を追求し、無駄なものを一切排除した高速戦闘形態に。デバイスであるバルディッシュは、大鎌から双剣に。 ──そして、フェイトは光となる。 《Sonic Move》 「はあああああああああっ!」 バルディッシュの機械音声を置いてきぼりにして、フェイトは怪物へと迫った。 閃。 高速の斬撃が、無数、怪物の右腕へと叩きこまれる。 鋭さと、速さを兼ね揃えた、全てが一撃必殺の斬撃。それを、連続して放つ。 フェイトの膨大な魔力量に、日々の研鑽、そして自身の魔力特性を駆使して放たれたそれは、正しく“出し惜しみなし”の全力攻撃。
「……ぐる?」 ……が。 それを受けた怪物の腕は、無傷。フェイトの攻撃は、ソレにしてみれば、虫に刺された程度の瑣末なもの そして、感情というものを持たぬソレは、フェイトの攻撃に関心すらも寄せはしない。 ──フェイトとて、そんなことは、承知していた。 「バルディッシュ!」 《Riot Zamber Calamity》 怪物の背後へと回ったフェイトは、バルディッシュの名を叫ぶ。 主人の意を即座に解したバルディッシュは、即座にモードチェンジを開始。根元を魔力ワイヤーで繋がれた双剣は、先端が二股に分かれた長大な大剣へと変形する。 その刀身に、込められるだけの魔力を込めたフェイトは、 「──っ、イアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」 裂帛の気合を込めて、怪物の脳天へと振り下ろした。 それでも、怪物の体には、傷一つ付かない。だが、衝撃そのものは怪物の総身を打ちすえた。 言わば、金属バットで頭をかち割られるような衝撃を受けた怪物は、なのはに続いてフェイトにも自身を傷つける危険性があると理解。 彼女を、攻撃対象と認識する。 「うわっ!? ……とと、狙い通り、かな?」 《Yes sir. But don't carelessness, OK?》 「大丈夫だよ、そこは。……はぁ」 《...Sir?》 荒れ狂う風をまとって、怪物の右ストレートがフェイトへと放たれた。 それを危なげなくかわし、フェイトは一端怪物と距離をとる。バルディッシュの注意には笑顔で答えた彼女だったが、その後、憂いを帯びた溜息をついた。 疑問の声をあげるバルディッシュに、フェイトはそっとほほ笑みを見せる。 「あ、ごめん。心配すること、なにもないよ? これは、私的な話だから」 《Sir, I am your device. So I have a obligation that manage your condition》 「……いや、別に、そんな気を使わなくても……ほら、私もう子供じゃないし……」 《But sir, you must have a trouble, and I say again, I am your device. I am your supporter and my work is supporting you all about things》 「そう……バルディッシュは、いい子だね」 フェイトは、バルディッシュの黒く輝く表面を、そっと撫でる。デバイスコアが、照れたようにチカチカと光った。 その様子を愛しげに見つめながら、フェイトは重い口を開く。
「……私の入り込む隙なんて、ないんだよね。最初から」 《Ms.Takamati and Mr.Scrya's relationship? But, you are them friend》 「そう、友達だよ? でも、友達以上にはなれない。傍目には、違うかもしれないけど……あの二人の絆は、絶対に切れない、赤い糸のようなもの。私はそこに、お情けで入れてもらってるんだ」 《So ..., so, you give up your love?》 「……うん。だって、私は、あの二人に幸せにして貰ったから……だから、あの二人に、幸せになって欲しい。だから、あの二人のためなら、私はいくらでも傷ついていいんだ」 《Really? You think?》 「本当に。本当に、そう、思ってる……」 フェイトの答えを聞いたバルディッシュは、しばらく、黙ったままだった。 戦闘の音が、怪物の咆哮が、今は遠くに聞こえる。隔絶された時間、空間。現実はそうではないのに、そうと錯覚してしまう感覚。 そして、バルディッシュが、光る。 《...OK. sorry sir, I did impertinent behavior》 「ん、そんなことないよ。……ありがと、バルディッシュ」 《No problem》 そこで、主従の対話は終わり。 周囲の風景がモノクロから元にもどり、現実の時間が帰って来る。 もとより、戦闘中だ。本来なら、無駄話をしている時間などない。 だが、それでも。 最後に一言、誰にも、主人にも聞こえない声で、バルディッシュは付け加えた。 《But... I hope your, not them, only your happiness.It's strange, but it's my personally think》 ◆ ところ変わって、こちらは後方支援組。 「……なんや、複雑な感じやなぁ。こう、歯の奥になんか挟まった感じというか、なんてーか……」 《ドロドロのようでいて、そうではないんですよねぇ。でもこれ、例えばユーノさんがどちらか選んだとして、解決するような問題なんです?》 「んー……いや、むしろこのままの状態が一番バランスとれてるような、そんな気もするんやけど……その点、お兄ちゃんはどう思っとるん?」 緻密な計算による正確な照準が苦手なはやても、これだけ的が大きければ、リインによる補助だけで十分だ。 もとよりオールマイティタイプのクロノも、同上。 後方に下がっているのは、十分すぎるアタッカーが前線に出ているからである(本来後方支援担当のなのはが前線に出ている事実については、もはやツッコミを入れる方が野暮なので黙っておく)。
そんな彼らは、片手間にやっているわけでもないのだが、攻撃の集中しない後方にいることもあって、比較的余裕があった。 ので、前線にいる二人と、彼らのさらに後方でなにやら術式を展開している男との関係について議論する余裕は、十分にあった。 ありはするが、そこは一応、この場にて最高の指揮権限を持つ男。クロノ。 はやての言葉に、彼は軽く眉をひそめる。 「……戦闘中に、余計な口をはさむな。それと、僕はフェイト以外の兄になった覚えはないぞ?」 「まーまー、そー固くならんと。それにあれや、なんやかんやでクロノくん、私たちのお兄ちゃんみたいなもんやないか」 《それに、エイミィさんはマイスター達のお姉ちゃんだって、ご自分で言ってたです! エイミィさんがお姉ちゃんなら、その旦那さんのクロノ提督は、お兄ちゃんなのです!》 「おおリイン、自分頭いいやん! ご褒美になでてあげるわ……私の頭を」 《むぉお、不思議です! 絵面的にはマイスターがマイスターをなでるというなんともアレな感じなのに、確実に今、リインはなでられてるですぅ! ……感じる! マイスターの鼓動を!》 「ユニゾンって、不思議やな!」 《です!》 「……君達は、こんな時ですら、真面目になれないのか……?」 途中から勝手に漫才を始める主従を、完全に呆れの視線で見つめるクロノ。 おかしいな、十年前はもっと素直ないい娘だったはずなのに……と、その目に若干遠いものが混じる。 そんなメランコリック入りかけたクロノに、はやてとリインは、無邪気に笑いかけた。 「大丈夫やって。ユーノくん、言うとったやろ? 『あの怪物は、絶対に倒せる』って。じゃあ、大丈夫や」 《リインの知る限り、ユーノさんの提示したデータ以上に信頼できるものはないです! だから私たちは、変な片意地張ったりせず、自然体でやればいいです!》 「……ま、確かにちょっちふざけ過ぎやけど。提督閣下の気は、晴れたやろ?」 言われて、クロノは気がつく。 自分が、自分で思っていた以上に、緊張していたことを。 それは、これが久しぶりの前線だったからか、それとも敵が強大だったからか。 妹分達の行く末が、心配だったからなのか。 本来なら前線の自分達が食い止めねばならないところを、食い止められなかったことに対する、後方の親友への罪悪感か。 理由は色々思いあたるが、今現在重要なのは、自分が緊張していたということ。 そして、その緊張を、妹分の一人がぬぐい去ってくれたということ。 「……感謝するよ、はやて。これではユーノに笑われてしまうな」 「えぇよえぇよ。……で、結局、クロノ提督はどう考えとるん?」 《ユーノさんは、どうしたらいいんでしょうか?》 「……ふん。そんなこと、決まっている」 右手に魔力を収束させつつ、ちらと横目に後方の親友を見て。 クロノは、口の端を上げる。 「あいつが……ユーノが、最良の選択を行わないはずがない。だから、あいつが、あいつの意志で決めた結果が最良だ。それだけだよ」
鬱というと、寄生ジョーカーやらRe:Kinderみたいに後味も良くない作品の方が好きだったり 何でもかんでも最後は予定調和でハッピーENDというご都合が嫌いな俺にはリリなのフォースはトーマ死ぬとかそういう展開が欲しかったりする あと鬱展開でありそうなのは…はやてが何かの理由で廃人になって、シグナム達まで壊れ始めて…とか
支援
◆ そして、戦場の最後方。 五人の屈強な仲間達に守られたそこに、ユーノは静かに佇んでいた。 彼の周囲にいくつも現れては消え、また現れては消える無数の魔法陣と空間モニタは、彼がかなり複雑な術式を展開していることを示す。 《──司書長権限により、無限書庫自己防衛システム、最終ロック解除。許可。警戒レベルをSからAへ、外部との隔壁完全閉鎖》 ふと、彼は思う。 自分は今、彼らと同じところにいる。もっとも、皆に守られる、お姫様のような立場ではあるのだけども。 最後にここにいたのは、一体、いつのことだったろうか。 《攻性プログラムを手動操作で起動。許可。大型対象用兵装『ドラゴンストライク』を準備開始。完了まで残り5分》 無限書庫には、貴重な書物が大量にある。 それらを守るため、無限書庫には、内部兵装が施されていた。 それは、無限書庫を要塞としないよう、あくまで内に向けてのみ作られた武器。 ただの武器としてみれば、それはただの欠陥兵装。ただの産廃。 だがしかし、こと無限書庫を守るということについて言えば、それは恐ろしい効力を発揮する。 《……2、1、0。準備完了。照準合わせ完了。最終安全装置、解除。攻撃命令を出して下さい》 「皆、離れて!」 その一言で、怪物へと向かっていた面々が、バッとソレから距離を取った。 無限書庫の、ほぼ中心で、怪物は独り取り残される。 その瞬間、ユーノは、攻撃命令を下した。 「撃って!」 《『ドラゴンストライク』、射出します》 刹那。 無限書庫の四方八方から、黄金色の光条が、幾本も放たれる。 それらは全て、正確に怪物を捉え、突き通し、穴を開けた。 「─────────────────────────────────ッ!」
絶叫すらあげることもできず、怪物は、力を失う。 先刻まで傷一つ付けられなかった化け物が、ただの一撃で地に沈む。 その猛威に、歴戦の戦士達は、揃って言葉を失った。 そんな中、ユーノの静かな声が、やけに響く。 「……ライオンは、空を飛べない。クジラは、丘に上がれば潰れてしまう。鷹は、水に入れば溺れてしまう。どんな場所にも王様はいて、だけど、万物の王者はいない」 完全に沈黙した怪物に、ユーノは、勝利を確信していた。 否、この状況で、ユーノの……ユーノ達の勝利を疑うものなど、一人もいなかっただろう。 暴虐の限りを尽くした怪物は、今、完全に力を失い、無重力空間に浮いているのだから。 「つまり、だね。……ここ(無限書庫)では、僕が王様だ。司書が書庫で負けるはず、ないだろう?」 ユーノが静かに告げると共に、世界に色がもどって来る。 ふってわいたような勝利が、ようやく、現実のモノとなる。 強大な敵を倒した喜びが、皆の心を満たしていった。 あるものは、疲れた表情で天を仰ぎ。 あるものは、ユーノに向かって突進し。 あるものは、それを阻止しようと血相を変え。 あるものは、それらにやんやと野次を飛ばし。 だから、誰も気付かなかった。 沈黙したはずの怪物の指が、ピクリ、と動いたことに。 油断、していた。 「──ゴオォオオオォォォオオォオンッッッ!」 「……へ?」 ……だから。 ユーノ・スクライアは、無防備に、怪物の右ストレートを貰い。 墜ちた。
以上です。……ああ、やっぱりサルになったか……。
>>593 様、支援ありがとうございます。
まあ今回は、「ここでは、俺が王様だ」と司書長に言わせたかっただけです。
ぶっちゃければ、この回のために恋愛にバトルパートを入れました。
だって、カッコいいから。
と、いうわけで、また次回。
この板でも同じ仕様かわからんけど サルさんは一時間毎にリセットされるんだよな 例えば 13:55にサルさんになったとしても 14:00でリセットされるから5分で再書き込み可能
598 :
オヤジ3 :2011/01/04(火) 19:09:12 ID:wiBaBWon0
>>597 ……え、それ、マジですか?
うわぁ……真面目に一時間経ったらリセットかと思って、そのまま待ってましたよ……。
仮面シショチョー・ユーノ=スクライアは改造人間である! 彼を改造したスズッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である! 仮面シショチョーは人間の自由の為にスズッカーと戦うのだ!
>>596 GJです。
歴戦のエースストライカー達ならぬ失敗ですね。
それだけ相手が強かった、というより無限書庫がトンデモだったというか。
……フェイト、頭では整理しているつもりでも感情は別ってことですかね……
ニヨニヨさせていただきます。
久しぶりに、たまっているまとめをいじってみたが・・・3時間たってまだ終わらぬ どんだけたまってたんだ・・・
暇見つけて引き継ぐから適度で
編纂最古参の立場で引けぬのでSSと画像関係は徹夜でもやる けど、見落とし確認したらよろしく
ご苦労様です。 自分はパソコン苦手なんであれですけども、がんばってください。
もしなのはに実妹がいたらおもしろい展開になっただろうか その妹がユーノに淡い恋心を抱いたりとか
妹キャラならここにわtフェイトがいるよ!
>>596 いいなあ……。なんか、こう、雰囲気がいいなあ……。
妹、割と多いよな。
なのは、フェイト、すずか、スバル、ティアナ、ナンバーズ
リインは……どうなんだろう?姉なのか母なのか
わtはやては妹も姉も狸も奥さんでもイケるキャラやからユーノ君にぴったしだと思うんよ!
609 :
死亡司書 :2011/01/04(火) 21:40:13 ID:qyxB18pB0
>596さん、GJです。バトルは好きだよ、俺。 そして厨2病と言われかねないような台詞も。背筋ゾクッときました。 あー…なのは視点の『届かぬ叫び』は何度か考えたんですよ? けど、何度やってもなのは達が無能すぎる風になってですね…いくら何でもこんなアホな、と。 というわけで…ムリっす…いや、本当になのは達のキャラ改悪にもほどがあるわ、あれ… 代わりに、別のSSを書くからカプ例を出して?
>>609 なのユー
そしてやっぱり読みたかったなのは視点orz
>>609 なのは視点残念です。まあ作者さんがそういうなら仕方ない。
奇をてらったカプが好きな自分としては、ユノルーが面白そうですね。
ヴィヴィッドではアクティブにはっちゃけてるものの、SSXでは知識マニアで本の虫だったルーテシアと司書長の相性は良いはず!
>>609 なのは→ユーノ←フェイト
↑
ヴィータ
……超難易度高いから無理かな。
なのは達別キャラ視点の話も見たかったですが残念です。 ああいう欝話はなぜか時々無性に読んでみたくなるんですよね。 変則カップルとしてシャーリーなんてどうでしょう。 フェイトの補佐ということで接点は作れそうですし。 はやてとは似て非なる騒がしキャラとして面白いと思うのですが。
>>609 それは残念……。
しかしよくよく冷静に考えたら、
なのはたち、ユーノからの資料に目を通さず
ロストロギアを奪われる管理局
十年来の友人の異変に気付かず追い詰める
十年以上事務職のユーノをなかなか捕まえられない
ヴェロッサ……
うん、なかなかに難易度高そう。
やろうとしたら管理局アンチ分が割増しすること間違いないな。
ところでまとめのほうで君に死亡司書と名付けたのは俺だ。
死亡司書は俺が育て(ry
>>614 別視点云々の前に、元の時点でかなりアレな部分があるから、好き嫌いが大きく分かれるだろうしね。
鬱ってのは『キャラの不幸』が売りなわけで、それを喜べる人か、自分こそが嫌な気分になりたいマゾにしか需要はない。
あるいはその展開の原因、要素に対する憎悪、悪意を向けたい……某所の某氏のSSの読者にもいたが、キャラに対する断罪を望むタイプの人。
好きなキャラが不幸になるような話は、大抵の人は不快になったり嫌悪を抱く。それが大半の、まっとうな反応だ。
つまり、何が言いたいかというとだな……
少数派のマゾでごめんなさい……orz
でも、アンチヘイト目的の、手段としての鬱は嫌いです。
>>609 厨二はいいですよね、こう、熱き血潮ってか。
マンキンはいい作品だった……最終回以外は。
そんな厨二好きから言わせてもらえば、鬱ってのはバネなんだよなぁ。
後にハッピーエンドが来ると分かっているから、どれだけの鬱でも耐えられる。
逆に言うと、それが待ってない鬱は、苦手だな……個人的には。
“せめて物語の中でくらい、幸せでもいいじゃない”が標語なんで。
……と、いうわけで、
>>609 さんにはなのユーを所望(どういうわけだ)。
間をおかずカキコ失礼します。 『届かぬ叫び』のユーノが普通になのは達に指摘した物語も読んでみたいです。 ヴィヴィオのためを考えれば専門外の者がロストロギア使うより専門化が施術するべきですし、 聖王教会を通せば管理局も融通を利かせるでしょうし。 大掛かり事件がおきない方がユーノとなのは達との溝が際立つ描写もあるでしょうし。 欝展開と修復展開のどちらにも進められそうですし。 勝手ばかり書いてすいません、でもそれくらいあなたの書いたSSに惹かれるものがあったと読み流して欲しいです。
俺はユーノきゅんが幸福なSSを読みたいんだ だから俺がユーノきゅんと幸せな新婚生活を送るSSを誰か書いてくれ
届かぬ叫びを読んで なのはが失踪した後、管理外世界で記憶喪失となり一般人として生きていたユーノと出会うヴィヴィオまで想像してしまったな
>>619 それおもしろいなww
そしてなのはと結ばれる…?
>>615 俺が届かぬ叫びが好きなのは、ただ意味なくユーノが不幸になった、みたいな話ではなくて、ユーノが満足して死んでいったからかな。
第三者的に見れば誰からも理解されず、誤解されたまま死ぬのは不幸なことだけど、ユーノは愛する人たちの幸せのために死んだ。
こういうのを「滅びの美学」というのかは知らんけど、こうやって誰かのための死、みたいな物語は好きだなぁ。
もっとも本当になのはの幸せを願うならRHに日記なんて残すべきじゃないんだけども。
けど成した事を皆が知らなきゃいくらなんでも救いが無さ過ぎるし、そうなると今度は本当にただ不幸な物語になっちゃう。
ここら辺は微妙だよね。
蛇足だけどG翼さんの鬱ssは救いが無さ過ぎるって意味でちょっと苦手。
>>617 >>619 読んだ後にハッピーエンドを想像してしまうのも鬱系ssならではなのかな?
俺もその後色々考えて自己満足で終わらせる文章を書こうかどうか本気で迷ったぜ。
622 :
死亡司書 :2011/01/04(火) 23:41:05 ID:qyxB18pB0
おお、なんか人が多いな…とりあえず、面白そうなのは…?
・
・
・
・
…じゃあ、新婚かどうかはともかく
>>618 のユー俺で。
規制で投稿できなかったら許して。
ホースポアひでえなおい・・・
誤爆
最後には頭ん中での出来事を現実と勘違いして司書長に飛びかかった『俺』が色々な魔力光に吹き飛ばされるんですね、わかりますw 司書長は妻になったら尽くしてくれるタイプだと思うんだ。
>>613 Sts以降登場キャラでの変則カプも大体やりつくされたけど、シャーリーは誤解の件があるから手をつける人は少なさそう
同じ手付かずのルキノ(グリフィスの嫁)やアルト(EPスレ待ち)と違って、ある意味腫れ物に触るような扱い
>>627 酢飯は例の発言やら公式レベルの噂好きもマイナス要因がするからな…
司書長って、噂レベルだと絶対に基地外揃いのアースラクルーの中で低評価されてそうだしね
根っからの裏方勢からすればチートレベルの化け物扱いで神格化されてそうだけど
>>628 1st漫画で負け組描写されてるとか言ってた人と同じ臭いを感じる
>>629 いや、だって基本的に前線の人間ほど司書長の能力を軽視しそうな気がしますからね…
あの世界はどうも戦う力がない人間は無力だという固定観念が強すぎるから
というか、もっと本編でモブ人間の描写とかをチラっとだけでもいいから表現して欲しいというか
初期のティアナやレジアスとかがそうなんだろうけど、彼らは事情が事情だしさ
まあ、StS以降の小説版とか出れば、その辺の事情は描写されるんだろうけど
>>630 まさかここの住人で、二次補正に毒されてる人がいるとは思いもしなかった……>前線の人間が司書長の能力を軽視
632 :
死亡司書 :2011/01/05(水) 01:34:28 ID:R6gIDkvi0
誰もいないようだから、ユー俺ssを書き込むぜ! スレ補正とか二次創作とかは承知した上で読み進めてくれ。
『無限書庫、と聞いて何を思い浮かべる?』 『図書館じゃねえの?』 『なんか、事務職の最前線って聞いたんだが。』 『はっ!んなオーバーな…たかが事務職だろうに。どうせ、目立てない司書とやらの自意識過剰だろうぜ。』 『だ、だよなぁ…いや、今度からそこに配属が決まって焦ってたんだよ。』 『はあ?魔導士だろ、お前?どうして事務職なんだよ?』 『いや、ちょうどヘルプが入ってたとかで…とりあえず、急ぎで回せるやつで俺が…』 『くっは!あのシグナム空尉と同じ部隊で喜んだ先かよ。ザマァ。』 『うるせー!ヘルプなんざさっさと終えて、あの乳を観賞してやんぜー!』 そう同期と話してたのが二日前…いや、三日前だったか。それとも一週間ぐらい経って…? 「おい、ゴラァ!さぼってんじゃねえぞ、新入りぃっ!?」 「す、すいませんっ!」 あの野郎… 何が図書館だ。何が自意識過剰だ。何が事務職の最前線だ。 「…ここは地獄だ…!」 次から次へと舞い込んでくる資料請求。 読みたくもない内容を無理矢理脳に流し込む読書魔法。 俺のマルチタスクを埋め尽くしても足りない同時検索。 それをやり遂げて提出すれば、『もうちょっと早くできないのか?』だと?ふざけんなっ! 怒りを押さえて戻ってみりゃ、二つほど請求が追加されてやがる。くたばれ、管理局。むしろ俺が潰す。 そして極めつけにっ…! 「ひゃっはー!自己新記録!また、世界を縮めた…!」 「うはwwwフェレットの生態調査とか。何に使うんだよ、これ?」 「どうしてそこで諦めんだよ!もっと熱くなれよっ!まだだ!まだできるってっ!」 「アイルビーバック。」 「ユノッ!」 「お前が!見つかるまでっ!探すのを!やめないっ!」 「俺の検索はっ!本を読む魔法だああああああああああああっ!」 なんだ、お前ら。どんな次元からやってきてんだよ。 ってか、おかしいだろう。そのテンション。 あと、時々2頭身の俺の上司が飛んでるように見えんのは疲れのせいだ。きっと。 あの人の乳はもっとこう、ボリュームがだな――― 「熱くなれよおおおおおおおおおおおっ!」 「うるせぇっ!」
◆ 限界だ。 そもそも、俺の本職はこんなんじゃねえ。 俺は戦闘がメインなんだよ!こんなモグラみてえに縦穴の中に突っ込みやがって! 出来て当たり前!?もっと急げ!?それしか能がないっ!? ふ、ざ、けんなああああああああああああああああああっ! 「くそったれえええええええええええっ!」 俺がヤケクソ気味に放った魔法は弧を描いて訓練室の壁に直撃した。 そのまましばらく魔法を怒りのすむままに 打つ! 撃つ! 討つ! 鬱! そもそも、数年前までは無限書庫なんて無かったらしいじゃねえかっ! つまり、あんなもん無くても仕事は出来るってこったろ!?俺のやってることはまるっきり――― 「無限書庫なんて無意味だろうがああああああああああああああっ!」 「えい。」 「へぶっ!」 魔法を放とうとした俺の顔面に翡翠のバインドが炸裂した。 怒りをさらに煽りやがったそいつに俺は振り返りざまに魔法をぶちかま―― 「僕たちの仕事は、無意味じゃないよ。絶対に。」 そこから先の記憶はない。 ただ、最後に見た先ではギラリと眼鏡を光らせたヒョロ長い奴が手をこちらに突き出していた。 ◆ 目が覚めたら、世界が滅ぶ一歩手前だった。 やったら騒がしい周囲の喧噪に起き上がってみれば、そこには巨大な画面がいくつも展開されている。 それらが移しているのは、なにやら巨大な真っ黒なボール。 「っ…、んだ、ありゃ…?」 「輸送に失敗したロストロギアの暴走体さ。」 「っ!?お、お前っ!」 「やぁ、まさか司書のヘルプだとは思ってなかったんだ。手荒いことしちゃって悪かったね。」 「悪かった、って…!ああ、もう!つーか、暴走!?あの画面に映ってんの、隣町じゃねえか!」 「ああ、そこは心配いらないよ。あのまま破裂したら本局ごと吹き飛ぶし。」 「…は?」 目の前のメガネ野郎の言ってることを理解するのに少し時間がかかった。 待て。待ってくれ。 そりゃつまり、ここら一帯吹き飛ぶってことで…つまり、俺も…死ぬ?
死ぬって…え? 「ば、ばばばばばばば…」 「本当、馬鹿なことをしてくれたよ。こっちの資料、ちゃんと読んでたのかな?」 「おおおおおおまっ、おまえなんでソンナ―――!」 「まあ、させないけどね。」 次の瞬間。 男の周りに翡翠の魔力光が一気に展開された。 死の恐怖も、未来への絶望も吹き飛ばすほどの光が周囲を埋め尽くしていく中、男は声を張り上げる。 「2隊から7隊、整理区画を洗って。残りは未整理区画を、各棚3隊で連携して検索開始。」 「「「ALL right!」」」 「該当ロストロギアの特徴は番号DF−42116891を参照。君は輸送隊隊長を呼び出せ。僕の名前を出していい。」 「「「Yes sir!」」」 「司書長、整理区画35%終了!以前発見できません!」 「2隊は未整理区画に回って。もしもし、ハラオウン統括官ですか?アルカンシェルの準備を。はい。お願いします。」 「輸送隊隊長と連絡着きました!」 「知ってる全情報を吐かせて。虚偽をするようなら尋問用の魔法も使っていい。責任は僕が持つ。」 「了解です!」 「3課、8課、27課よりロストロギアの詳細を寄越せと!無視しますか!?」 「丁重に断って。6隊も未整理区画に。検索魔法に重点置いて。とりあえず数をこなすんだ。」 「ロストロギアのデータ来ます!」 「寄越して。…3〜5隊は今の作業を続けて。残りは未整理区画B-38に集中して検索を開始。」 「「「Yes sir!」」」 「司書長!該当ありました!」 「こちらにも一つ!」 「3つ見つけました!」 「各自一つ残して後は全部僕に回して読むんだ。」 「司書長、アルカンシェルを積んだ船を動かせるそうです!」 「上空8700フィートで待機させて。最悪の場合、あれごと飛ばすから。」 「司書長!こちら同位率0です!」 「こちらも同じく!」 「こちらは37%!」 「…見つけた。該当率99.9%…これだ。情報整理開始!各所に必要分回して!」 「もしもし、こちら無限書庫です!」 「はい、はい…いえ、そのまま待機願います。」 「よし、さっさと終わらせるよ!」 「「「「Yes sir!」」」」 一連の流れの中で、俺はただ何も出来ずに立ち尽くしていた。 ◆ 「んじゃ、何か?あの事件を解決したのはお前らだっての?」 「実質…な。」
「おいおい。あれを実際に押さえて封印したのは6課だぜ?お前らの出る幕がどれほどあったんだよ…」 「間違いなく、9割はあったはずだ。」 「ったく、お前の自意識過剰にも付き合いきれねえぞ、オイ?」 目の前で同期が呆れているが、そんなのはどうでもいい。こいつが信じようと信じまいと、俺は見たのだ。 カウントダウンが進む中、諦めなんて微塵もない連中を。 死の恐怖すらも、生への執念へと帰る職場を。 希望以外を持とうとしなかった一人の男を。 「んで?それがお前が正式に無限書庫に入った理由なん?」 「ああ。いつか、俺も世界を救う。」 「厨二かっ!?」 言ってろ。貴様にはわかるまい。 全てが終わったときの、あの男――いや、あの人の誇りに溢れた顔と言葉。 『僕らはただの司書だよ。けど、ただの司書にだって世界ぐらい救えるさ。』 背筋がゾワリときた。 あれで俺は決めた。決めたのだ。 あの人について行くと。 あの人のようになりたいと。 あの人を、いつか超えてみせると。 「待っていろよ、ユーノ・スクライアッ…!」 ◆ おまけ 「で、今度入ってきたヤツはどんなの?」 「あれ見ろよ。」 『どうだ、司書長!』 『すごいじゃないか。もうこれほどに検索魔法を使いこなすなんてっ!』 『っ…ま、まあな!いつか勝ってみせるから覚えとけっ!』 『うん。楽しみにしてるよ。』 『そ、その上から目線っ…見てろよ!絶対だからなっ!』 『分かってるよ。』 『べ、別にお前に勝つためであって、お前の役に立つのが嬉しいなんてないんだからなっ!?』 「ツンデレか。」 「ああ、ツンデレ司書だ。」 こうして、無限書庫には今日も司書という名のナニかが増えていくのであった。
637 :
死亡司書 :2011/01/05(水) 01:40:34 ID:R6gIDkvi0
以上で終わりです。 どうだ、青春風ユー俺!これは新ジャンルだと思うがどうよ? え?俺はツンデレじゃなくデレデレ? ・ ・ ・ …あ、明日のSS司書は君だっ!
>>637 乙カレー
そして、タイミング的に即刻まとめに入れてしまっているという
まとめのSSと画像編集終了、抜けがあったら要報告
>>639 乙っすー。
……なるほど、新ジャンルだ……。
>>637 Very very nice! GOD job!
まさか「司書長×俺」なんていうイロモノなネタを面白く真面目に書ききれるなんて……。
その発想と文章力に脱帽です。いやー良かった!
>>637 颯爽と現れて話題ネタを提供し、振られたネタにすぐさま反応してssを投下する……。
一連の流れが見事過ぎるw
しかもめちゃくちゃ燃える展開の熱いssだぁーーーーーーーーッ!!
GJ、GJの嵐ですよっ
それにしてもこうしてイロモノ司書が増えていくのかww
最初は普通の局員だったのが司書長に感化・影響・崇拝して司書が増えていく過程が面白すぎます。
こんな感じの固い信頼で結ばれた上司・部下の話、もっと増えるといいな。
>>638 まとめ乙です。
前から気になってたんだけど、ss編集するときにアクセスカウンター付けるときと付けないとき(ただ単純に付けるのを忘れてしまう)ことがあるんだけど、統一した方がいいのかな?
乙 まじめな俺ユーはたしかに新ジャンルだwww しかし、オリキャラ物と紙一重だから加減が難しいな。
乙。 しかしユー俺っていうからYou俺ということで司書Aと司書Bから見た司書長の日常って感じのだと思ったのにw 自分で書いてたんだがそれいいな。形にしてみようかな……
フェ「おみくじで恋愛運絶好調だって。私たち幸先いいねユーノ!」 ユ「うん……うん?」
レベル99になったユーノ君の実力予想 クロノ「おいフェレットもどき。」 ユーノ「なんだい?」 クロノ「え?」 ユーノ「え? じゃないよ。クロノがここまで来たからには何か調べて欲しい資料でもあるんでしょ?」 クロノ「いや…だからフェレットもどき…。」 ユーノ「それは分かったから、早く調べて欲しい物を教えてよ。」 クロノ「フェレットもどき。」 ユーノ「ただの冷やかしかい? それは困るよね。こっちも遊びでやってるんじゃないんだよ。」 クロノ「畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!! ママに言い付けてやるぅぅぅぅぅぅぅ!!」 ユーノ「この歳になって今更ママなんて…変なクロノだな。」
>>638 本当にお疲れ様です
これだけの量を拾って編集するとは
抜けチェックも一苦労
誰もいない・・・ あと一時j間レスがなければわtフェイトは今夜帰さないためにユーノの自宅の鍵を谷間に入れるよ! でも手で取るなんて邪道なことしないでよ!
今日も徹夜だお・・・
おし。
>>644 だけどできた。
ちょっと微妙だけど2040から投下する
じゃー投下する。微ハーレム注意 タイトルは『司書Aと司書Bから見た司書長の日常』
俺の名前はエイ・ロータス。時空管理局無限書庫に所属する一介の司書である。 本日も無限書庫に出勤してきたところだ。 「よう、エイ。おはようさん」 「ああ、ビィか。おはよう」 こいつの名前はビィ。本名はやたらと長ったらしいため略す。俺の同期の司書だ。 そしてそのまま勤務開始時間まで雑談をしていたら、あの人が来た。 「おはようみんな。今日も頑張ろう」 『おはようございます司書長』 その場にいた全司書の声が唱和する。 クリーム色に近い金髪に翠の瞳、パッと見は性別が分からない中性的な容姿の彼の名前はユーノ・スクライア。無限書庫の司書長。つまり俺達の上司である。 いい上司である。無限書庫の司書が皆、示し合わせなくとも『理想の上司』ランキングに票を入れる程度には。 「およ?今日はなんだか随分と血色が良い様な気がしますね、司書長?」 ビィが司書長に声をかける。確かに普段よりも血色が良い気がする。 「そう?昨日はやてに頼まれていた資料を渡して、そのまま八神家で夕飯を貰ったからかな?美味しかったからたくさん食べちゃったし」 はやて、というのは司書長の幼馴染の一人である、八神はやて捜査官の事だ。普段は随分と賑やか(好意的表現)な人物だが、あれでかなり家庭的らしい。 昨日纏めあがった資料を司書長が退勤ついでに渡しに行ったのだ。その後に夕飯に半ば強引に招待されたのだろう。 まあ司書長は自分の食生活に頓着しない(昔フェレットフードを普通に食べていた時には驚いた)ので、そういったことは部下としてはありがたいことである。 「ほほう。それで何かありました?」 「何かって……?」 本気で分かっていない様に首を捻る司書長。いや、本気で分かっていないのだろう、あれは。 どうにもあの人はそちら方面には疎いというか……或いは自分を過小評価しているのか。 八神捜査官が司書長に好意を持っているのは明白だと思うのだが……。尤も、司書長に好意を持っている女性は彼女だけではないが。 「っと。そろそろ時間だ。じゃあ始めようか、みんな」 『はい!』 再び全司書の声が唱和する。 俺もまあ考えていても仕方が無いと本日の割り当てられた仕事に移るのだった。
******************** 「しっかし無限書庫の仕事も楽になったよな」 「そうだな」 仕事をしつつ、マルチタスクで偶々同じ仕事を割り当てられたビィと雑談する。 本当に楽になった。後遺症により前線に立てなくなった俺が無限書庫に配属されたのは、司書長が司書長職に就くおよそ一年ほど前。 そして司書長が司書長職に就いた頃の一年前後ははっきり言って地獄であった。 時空航行艦勤務の連中は、次元の海を航行しているから半年帰れない、などと愚痴っている。だがあの頃の無限書庫を知る連中は皆それを鼻で笑う。本局で働いているのに半年帰れないほどの忙しさを知っているか、と。 ……思えば、古株の司書達が割と緊急の仕事の依頼も多い八神捜査官に好意的なのは、その頃ちょくちょく(司書長へのついでだったのだろうが)差し入れを持ってきてくれたからだろう。あれは本気でありがたかった。 「お……。あれは……」 「ん?何だ?」 ビィが何かに気が付いた様な声を上げる。俺もそちらに目を向ける。するとそこには…… 「ハラオウン執務官か」 「ハラオウン執務官だな」 長い金髪に紅い瞳のスタイル抜群な女性。フェイト・T・ハラオウン執務官がいた。彼女も司書長の幼馴染で司書長に好意を持つ女性の一人である。 「そういやそろそろ昼休みか」 「だな」 休暇中なのだろう私服の彼女は多分司書長をお昼に誘いに来たのだろう。もしかしたら手に提げているトートバックの中身は弁当なのかもしれない。 「時間だ。俺達も昼飯にするか」 「そうだな。食堂は今日から三日間、丼ものフェアーで丼ものが安いらしいぜ」 「ほう?そうなのか」 そんな雑談をしながら仕事を切り上げ、俺達も昼休みに突入するのであった。
******************** 昼休みも終わり、仕事を再開した。本日は仕事の進みが実に順調である。良いことだ。 そんな中、ふと顔を上げると司書長が歩いているのが目に入った。いや、無重力だから歩いているというと少し違うか。 まあ何はともあれ、司書長が緊急時以外で司書長室から出ているのはここ最近では珍しい。 ……理由?あの人がいると仕事がかなり楽になって後進がなかなか育たないからである。無論一部門の長としての仕事もあるし。まあそれもここまで人員から予算やらが充実してきたから言えることだが。 「司書長?どうしたんすか?」 ビィが司書長に声をかける。無論仕事をしながらマルチタスクを用いて。 「うん。ヴィータにちょっと呼ばれてて。教導生達に大規模結界を実演して欲しいって」 成程。確かにそう言って八神ヴィータ教導官や高町なのは教導官に呼ばれていることは偶にある。今回もそれか。 司書長は魔導師ランクは総合Aはだが、それは攻撃系の魔法が一切使えないからで結界魔導師としてはSランク相当である。よほどの大規模でなければ次元震を単独で抑え込めるというとんでもないレベルである。 「成程。そうなんですか」 「うん。だからちょっと出かけてくるよ。アルフにも言っておいたけど、もし何かあったら連絡よろしくね」 「分かりました」 ……まあそれも口実なのだろう。八神教導官も司書長に好意を持っているようだから。お茶でもしてくるのではないかな。実演したら丁度休憩時間位だし。 俺は返事をしながらそんな事を思うのであった。
******************** 「ええーーー!?ユーノくんいないんですかー!?」 そんな司書長に若干似た声が受付付近から聞こえたのは、休憩も終わって少し経ったくらいの事。 そちらに目を向けると予想通りの人物。紅と翠のオッドアイに金の髪を持つ少女。高町ヴィヴィオ嬢である。本日は最近には珍しく一人だ。 だがその後ろに人影が現れる。それは…… 「あれ?ヴィヴィオ?いらっしゃい」 司書長である。丁度帰ってきたようだ。 「あ!ユーノくん!」 嬉しそうな声を上げるヴィヴィオ嬢。そのまま司書長に抱き着くヴィヴィオ嬢。 「今日はどうしたの?」 「うん!えっとねー……」 その事情を知らない人間から見たら親子にしか見えないだろう微笑ましい光景から目を離し、俺は仕事に戻るのだった。
******************** 「ふう。本日の業務は終了、と」 「お疲れ」 それから少々後。俺とビィは本日のノルマが終了した。 確かに楽になったがここまでさっと終わるのも珍しいな、そんなことを思っていたら一人の女性が司書長室に行くのが見えた。 栗色のサイドポニーに戦技教導隊の制服。先程の高町ヴィヴィオ嬢の母親である、高町なのは教導官である。……彼女も司書長の長の幼馴染で好意を持つ女性である。 「お、高町教導官だ。ヴィヴィオちゃんを迎えに来たのかな?」 「ふむ、どうなのだろうな。昔ならそうだったのだろうが」 昔、とは言っても比較的最近までは、ヴィヴィオ嬢は学校の後無限書庫(と、言うよりは司書長)に預けられていて、それを高町教導官が迎えに来る、という光景が普通であった。 ……ちなみにそんな普通では考えられないことが認められたのは、ヴィヴィオ嬢に特殊な事情があるから、らしい。詳しくは知らないが。 ついでに古株の司書達が高町教導官に好意的なことも幸いした。好意的な理由は八神捜査官と同じである。食い物というのは、恨みも怖いが逆も然り。そういうことだ。 「まあいいや。司書長室に業務報告を出しに行こうぜ」 「そうするか」 そうして司書長室に移動する。 「失礼します」 「失礼します」 ノックの後、返事があったので入室する。 「どうしたの?」 「ノルマが終了したので業務報告を。こちらになります」 「うん。分かった」 そして司書長に業務報告を渡す。ふと応接テーブルに目をやるとティーカップが三つ。談笑していたようである。 悪いことをしたかな、そんなことを思った。 「うん。確かに」 「それでは失礼します」 「失礼します」 そして二人、退室するのであった。 「ねー、ユーノくん。今日は一緒に夕ご飯食べようよー」 「そうそう。ヴィヴィオもこう言っているし、どうかなユーノ君」 「えっと……」 閉じた扉の向こうからそんな声が聞こえた。今日も司書長はお呼ばれするようである。
******************** クラナガンにある、とあるおでん屋台。ビィと二人、飲みに来ていた。話題は専ら司書長の事である。 「しっかし司書長もいい加減身を固めないかねえ。あ、大根とがんも追加」 「全くだ。だがあの人はそっち方面が疎いからなあ……。こっちは大根と昆布巻き」 二人でため息を吐く。部下としてはとても心配なのである。司書達は皆そう思っている。 「そういや例のトトカルチョ、倍率はどんな感じ?」 そう、実は司書やその他の人達で司書長が誰とくっ付くか、賭けをしていたりする。いや、それを抜きにしても純粋に司書長のことを案じてはいるが。 ちなみに胴元は俺。無論一口から受け付けている。 「倍率は明かせんが……人気は順に高町教導官、ハラオウン執務官、八神捜査官、八神教導官、アルフさん、だな。上位五人は」 「ふむ……じゃあ下位は?」 「一番下は八神医師だな。その次がハラオウン提督だ」 「ちょっと待て」 ツッコむビィ。その気持ちはよく分かる。 「ハラオウン提督は既婚者で、そもそも男だろう!?」 「俺に言うな……。ああ、誰が賭けたかは言わんぞ」 溜息をつく。 「それにしてもシャマルさんが不憫でならん。まさか男に負けているとは」 「確かにな」 無限書庫書庫の司書、特に古株連中にとっては彼女はお世話になっている人なのだが。毎年連名でお中元とお歳暮を贈っているくらいには。 ……やはり、同人活動がまずいのだろうな、うん。 そんなこんなでたわいもない話をしながら飲むのであった。
いじょ。最初タイトル入れ忘れた。 うーん……やっぱりちょっと微妙かな
rioに出てた気がした
ユーノ君みたいなメガネにしようかな…と本気で悩んでしまったw
>>658 GJ!!
これこそ何気ない無限書庫の一コマ。
砲撃、空戦はリリなのの華。
ならばやっぱり、司書長の日常業務こそ無限書庫の華。
>>661 こちらもGJ
少年漫画ってw
元は魔法少女アニメ″だってこと忘れそうになるぜ。
久々にとらヴィ読もうと思ったらラグロク消えちゃってたよ ロダに上がってたと思って探そうとしたらロダも…… どっかで読めるとこ無いかな?
つ インターネットアーカイヴ 実際に読めるの確認してきた。トラはやも読めた。無限書庫の司書が探せないでどうするw
アーカイブで思い出したけど、無限書庫の英名「InfinityLibrary」って、無限図書館って日本語に訳した方が的確な気がする。 無限書庫なら「InfinityArchive」だけど、そうすると書物というよりは記録保存所、としての意味合いが強くなってしまうし……まあ、造語なんだろうけど。 無限書庫って、実際のところそういった「公文書」の類も保管しているのかな?書庫というだけあって。
一般の裁判記録も入ってるとか何とかあった気が
アイさんにとって司書長はたった一人しかいないけど 司書長には四人のアイさんがいる
アイナさん、アインハルトさん、愛さん(動物病院の人)、アインス。後はforceのアイシスも略せば、アイさん。 リインフォースのほうも、BOAでアインス言ってるから、正式名称で行けば実は5人だったりしてw
>愛さん(動物病院の人) >実は5人だったりしてw ゲェー!
某動画の影響でヤンデレの生き別れの姉に死ぬほど愛されて眠れないユーノ君の妄想が止まらない
1時間ユーノきゅん俺嫁
それは無い
阻止する意味あるのか、これ
>>671 ……。
見ろよ……顎から上が、粉々になってやがる。
>>670 やんでれ妹CDのユーノ版なら知ってるがそれか?
>>665 Library″なら本の一般貸し出しや一般開放とかもするはずだもんな。
ていうかむしろそっちがメインってことになる。
どっかのssで無限書庫を広く一般に開放するのが夢の司書長がいたけど、本当に司書長Library″を目指してたりして。
>>670 なんだっけか、お嬢様のやつのは中の人が水橋さんなんだよね。
俺の中では無限書庫は ・一般開放区域。蔵書量が異常に多いが図書館の様な場所 ・職員専用区域。司書や許可を得た人間しか入れない。司書のオフィスや司書長室、一般公開されない蔵書、公文書保管室、ロストロギア保管所等はここにある。 ・未整理区画。場所によっては危険である。チームを組んで発掘作業も行われている。 と三つに分かれている
ユーノ君が某ゲームにハマって一言 「あー……僕もパンでも焼いてみようかなぁ……」
俺の頭の中の無限書庫は、まんま国立国会図書館だからなぁ……。 完全閉架式の図書館で、一々読みたい本を受け付けに申請しないといけない場所、的な。 それが、俺の浪漫。
安全保障問題(古代遺物)の情報機関という見方をしてるなぁ
誰もいない… あと二時間レスがなければわtアインスは、最近いろいろとたまっていてそれを発散したいユーノさんに心を落ち着かせるために全力全開で覗かれます! (魔導書を読む的な意味で…)
なのは、今朝は早いね 七草粥を作るの、日本のお正月終わりの習慣だよー
>>664 おお、すっかり失念していた
ありがとう
とらヴィもリリはやもええなあ
けどアリサ・カンタービレだけが何故か読めなかったぜorz
朝から失礼。新人司書が1レス消費してSSを投下する。 タイトル 「背中合わせ」 CP ユーなの
雪が舞う。際限なく降り積もる結晶は陸を染め、森を染め、人をも染める。 雪化粧とは士郎さんの言葉だけれど、日本人が心に抱く季節への関心には敬意を表したい。遺跡を求める流浪ばかりで、季節ごとの良さを忘れていた僕に改めて教えてくれたのだから。 「ユーノ君、大丈夫?」 なのはの声が耳を打つ。思考にどっぷりつかっていると、どうにも周りに気が利き難くなる。背中合わせのぬくもりを忘れていないにしても、だ。 「なのはこそ、はしゃぎすぎて疲れちゃったんじゃない?」 「ぶー。初雪じゃなくたって雪が積もるのは嬉しいんですよーだ。」 僕からじゃなのはの顔は見えない。それなのに彼女のむくれる様子をありありと脳裏に思い浮かべられる。 防寒のそなえを崩されるほど重い雪ではないので、あえて屋根つきのコテージではなく、ベンチに座っていた。高町家からここまで走ってきて自然とお互いの背中を預けるように腰を下ろしている。 僕と同じか少し小さいくらいの背中。上着越しでもこちらに寄りかかってきているのが分かる。 僕はこの背中を守りたいと思う。 魔法の世界に引き込んでしまった負い目かと訊かれれば否定しきれない。だけど、それと同時に、義務感だけだじゃないと胸の奥深くに刻み込む。 「また会えるよね?」 寂しげな声音がなのはからもれ出る。 管理局の無限書庫に赴く僕と地球で暮らすなのはでは会えることは少なくなるだろう。 「会いに来るさ」 思いを口に出して、なのはの手を握る。驚かせてしまったようで少し強張った手のひら。そのすぐ後には握り返してくれた。 「また一緒にここへ来よう」 「うん!」 寒さは一段と厳しくなる。天気だって何時までも優しいままじゃない。それでも僕はこの日の事を忘れない。 背中合わせの温もりを、握り返してくれた手のひらを、僕は決して忘れない。
以上。時系列は闇の書事件を終えて一ヶ月くらい。 683でsage忘れてすまない!
>>685 GJ!!
A's終了後あたりか。
ユーノの淡い想いが微笑ましいなぁ。
あと雪の中での二人、というのも、いい。
寒いはずなのにとってもあったかいんだろうな。
どっかのサイトさんがss更新してないかなぁ〜とユーなの同盟覗いたら、ユーなのの大家さんがブログ作ってたぜ。
出来てから結構経ってたのに気付かなかったとは……orz
久しぶりにあの人のss読みなおせるし、新しい連載も斬新な設定でいい感じ。
ちょっと遅いけどお年玉貰った気分だw
サイクロンがやっとなのは×ユーノ同人を…と思ったらユーノくんに化けたモブ男だったorz
何故名無しによるレイーポが主流のサイクロンに期待をしたのか
ユーノくん大好きなの
女性陣と変態司書が司書長断ちをするようです。1ヶ月の。。
ええいもう我慢ならんなの!
せめて1時間ぐらいは持たせましょうよ教導漢……
やっぱりどう頑張ってもアリサ・カンタービレが見れない アーカイブでも表示されないんです……諦めるしかないのでしょうか もし方法があるなら助けてください お願いします
>>674 異世界からの侵略者相手に、ユーノ君と愉快な仲間達が大暴れするMADシリーズだよ
かなりカオスな上になのはさんの扱い悪いので注意
>>693 アリサ・カンタービレって2007年以降に書かれたのかな?
ラグロク自体が2007年までのしか残ってないから、それ以降のは見れないな。
もしかしたら別の方法で見れるのかも知れんが、そんな方法あるんだろうか。
>>695 そうですか……ありがとうございました
大人しく諦めます(しかし手に入らないと思うと余計に気になるっていうw)
ユノアリ自家発電で気を紛らわせることにします
しかしアリサさん、中の人の影響なのかテンプレのツンデレになってしまう
もっとイチャイチャを考えてるはずなのにウゴゴゴ
>>692 でもそんな教導官を見ると和むんだがw
コメディ系でユーノ君が好きで好きでたまらないなのはさんを見ると和む
かませ犬のケダモノ臭しかしないけど。 きれいな本物ならもっと一歩引くところは引くだろう。
そもそもユーノくん断ちなんてことをする必要がないの、家族として
>>699 うーん……。かませのケダモノというとなんかイメージが違うんだけど……。
基本押せ押せだけど最後の一歩だけは臆病で踏み出せない、そんな感じ。
無限書庫の掟 @業務を妨害する者は、殺す。 A業務時間外に依頼を送ったものは、殺す。 B司書長の休暇中に依頼を送った者は、殺す。 C司書長を貶す者は、殺す。 Dフェレットが苦手な奴は、殺す。 E司書長に手を出す者は、殺す。 F変態司書は、殺す。 G司書長に危害を加えるものは、殺す。 H司書長に忠誠を誓わない者は、殺す。
うーしできたー。15分くらいから投下するよー。 内容はなのユノハル風味のユノハル
おk いつでもこいやっ ところで……ハル?
それは突然の出来事だった。 彼女、アインハルト・ストラトスは、ユーノ・スクライアに恋をした――― ******************** そもそもの始まりは自分が使う格闘術、覇王流の事で悩んでいたことだった。 覇王流は、自分が受け継いでいる覇王イングヴァルト記憶の中から組み立て、実践レベルまで持って行ったものである。 しかしその記憶は決して完全なものではない。よって自分の覇王流は完全な物とは言い難い。 そのことを友人らにそれとなく話したところ、そのうちの一人である高町ヴィヴィオがこう言ったのだ。 『うーん……。もしかしたら無限書庫に何か資料があるかも』 無限書庫。名前は聞いたことがあるが、どういったところかは知らない。そこで無限書庫というのがどんなところかを訊ねた。 そして納得する。確かにもしかしたら自分が望む資料が見つかるかもしれない。 そして自分は友人らと共に無限書庫に向かって行ったのであった。 そして書庫に入った。まず最初、その風景に圧倒された。見渡すばかりの本棚。そしてそこに収まっている無数の本、本、本、本本本本本……。 ……成程。この光景が延々と続くのならば、、まさしくそれは“無限”の名を冠する場所だろう。 そんなことを考えていたら後ろの方から自分たち、正確にはそのうちの一人に声がかかった。 『あれ?ヴィヴィオ?』 その声に反応してそちらを向く。そこには一人の男性がいた。 ややクリーム色に近い金髪に翡翠色の瞳、眼鏡をかけている。パッと見は女性と言っても通じそうな顔立ち。まあ仕草や服は女性的ではないから男性だろうが。 体つきは痩身だが、決して貧弱というわけでは無い。そんな男性。 アインハルトは一目見ただけで彼から目を離せなくなってしまった。 そう。一目惚れ、だった―――
ユーノ×ハルウララ? コンヴィヴィオが(ry
******************** 時間軸は冒頭に戻る。 「ユーノくん、こんにちは」 「こんにちは。どうしたの、ヴィヴィオ……っとそっちは友達かな?コロナちゃんは久しぶりだけど……二人は初めてだね。初めまして。ユーノ・スクライアだよ」 「初めまして。リオ・ウェズリーです」 ぺこっと頭を下げ、自己紹介をするリオ。しかし自己紹介された方のもう一人、アインハルトは無反応。 「…………」 「アインハルトさん?」 ヴィヴィオは妙に思ったのか、声をかける。するとアインハルトは動きを取り戻した。 「は、は、は、はは、ははははじめまして!アア、アインハルト・ストラトスです!」 「うん、ありがとう。二人とも、ヴィヴィオをよろしくね。あれで結構人見知りをするところがあるから……」 「ユーノくん!一体何時のこと言っているの!?」 「ははは」 そんなことを言っているユーノとヴィヴィオ。 「それで今日はどうしたの?」 「うん。ちょっと古代ベルカ時代の事で調べたいことがあって……」 「そっか。僕は仕事があるから手伝えないけど何かあったら言うんだよ」 「分かった。ユーノくんもお仕事がんばってね」 「ありがとう。じゃあね」 そして去っていくユーノ。それを見送り、ヴィヴィオが皆に声をかける。 「さて……それじゃあ古代ベルカ時代の資料は……あっちみたいだね。行こう」 「うん」 「うん」 「…………」 しかしアインハルトはぼーっとしたように無反応。再びアインハルトに声をかけるヴィヴィオ。 「アインハルトさん?」 「ヴィ、ヴィヴィオさん!い、今の方は!?」 アインハルトはそれを遮り、ヴィヴィオに問いかける。 「えっと、ユーノくんですか?名前はさっき本人が名乗った通り、ユーノ・スクライアです。ここの司書長で……ママたちの幼馴染で、その縁で仲良くさせてもらっています」 「……その、恋人とかは……」 一番聞きたいことを訊ねる。 「恋人ですか?多分いませんよ」 「そうですか……」 ほっとする。しかしヴィヴィオは続ける。 「でも……」 「でも?」 その様子に不安になり、訊き返す。
割り込みごめんorz
「でも、多分ママはユーノくんの事、好きです。……問題は本人がそれを自覚していないことですけど」 そう言って溜息を吐くヴィヴィオ。 「いい加減何とかならないかなあと娘としては思っているんですけど……。わたしもユーノくんがパパになるのは歓迎するところですし」 「そう……ですか……」 そんなヴィヴィオの言葉に俯くアインハルト。 「本当、このままじゃ自覚する頃にはお互い御婆ちゃん御爺ちゃんになってからとかですよ。大体、恋愛は自由なんだからユーノくんが他の人に取られる可能性だって十分に……」 ヴィヴィオはそんなアインハルトの様子に気が付かず話を続ける。一方、アインハルトはそのヴィヴィオの言葉の中の一つを反芻していた。 (恋愛は、自由……) そしてふと思う。これは自分の初恋、というものなのではないかと。 自分の中にある、覇王イングヴァルトの記憶。イングヴァルトは聖王オリヴィエに恋をしていた。その想いは自分にも受け継がれている。 ……いるが自分は女である。そしてオリヴィエも女性。はっきり言って今一つピンときてなかった。 そして今回の件。その感じた想い。はっきり言って、その記憶とは全く違う。 そう、覇王イングヴァルトで無く、アインハルト・ストラトスとしての想い。一目惚れではあるが、確かにそれを感じていた。 「っと、ごめんなさい。ちょっと話が長くなってしまいました」 そうこうしている内にヴィヴィオの話(と、いうか愚痴)も終わったようだ。 「いえ、ありがとうございます」 「それじゃ、移動しましょう」 「はい」 そして当初の目的である覇王流の事を調べ始める。……同時に自分の想い人を年齢等のハンデを乗り越えて自分に振り向かせる術を考えながら。 その後、ユーノに積極的にアプローチを仕掛ける人間が現れたことでなのはがようやく自分の想いを自覚したり、 なのはとアインハルトがユーノの事でライバル関係になったり友情を深めあったり、 最終的には紆余曲折の末『二人一緒じゃ駄目(ですか)?』という事になったがここでは割愛する。 なお、その一連の騒動で最も苦労したのはヴィヴィオであることは間違い無いだろう。 「ヴィヴィオです……。友人が継母になったとです……。どういう風に接したらいいか分からんとです……」
以上。 一回やってみたかったんだ、この組み合わせ。 ちょっと一目ぼれは強引だったかなーとは思っている。
乙です! 途中割り込みすいませんでしたorz しかし、アインハルトネタは新鮮でいいですね あとヴィヴィオ乙www 「ヴィヴィオ、これからは私の事はお母さんと呼んでくださいね」 「!?」 こうですか、わかりません!
>>711 お〜つ
なるほどアインハル″トね
vivid読んでないし最初ユノハルってなんじゃいって思ったw
一目惚れなら仕方ない
全く関係ないキャラ同士のカプをやるのに、『一目惚れ』は単純だけど最強の手だと思う
なんせ恋愛感情なんてどう転ぶかなんて想像つかんし、正直思いついたもん勝ちだ
あとは一目惚れしたときの心境やその後どうなったのとかをどう描写するかだよね
この際だしプロット組んで三〜四話くらいの連作にっ
>>711 おつかれさまです。いいお話でしたよー。アインハルトさんはとりあえず落ち着くべき。
ともわれ、友人が継母になってしまったヴィヴィオの苦悩のほうが気になるところですね。さすがにママと呼ぶのはいろいろと躊躇われそうで。
絶対に父親に断固抗議をして、何かあるたびにトラブルメーカーな母二人に苦闘する年に合わない大人びた少女になりそうだw
普段からしぐしぐの妄想ばっかしてたら、書くものがしぐしぐオンリーになってたでござるの巻 他のキャラといちゃつかせようとしても、2頭身しぐしぐがユーノ君の頭の上に陣取って いい雰囲気になってくれないとかそんな電波
>>702 おいおい、何時から無限書庫はゲ〇ショ〇カーみたいな掟ができたんだ?w
>>711 乙です。
司書長モテモテですねw
意識が遠のいていく中、見慣れた白い女性が 泣きながら僕の名前を叫ぶのがのが聞こえた… 「ユーノ君!ゆーのくん…ゆーのくん!!」 ああ、そうか僕は… 今日こそプロポーズしようと思っていたのにこんな事になるとは… でも大切な人を守れて良かった…なのは、僕は…君と… SSを書こうと思ったが、なかなか思い浮かばない(´・ω・`)ショボーン
ユーノ君暖かいの
>>696 289 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2007/10/20(土) 21:05:41 ID:rE12S3jJ
>>282 Tnanks.
アリサ・カンタービレを読んでアリサ×ユーノに
飢えてたから今から読んで来ます。
過去レスによると2007年の10月には既にあったはずっぽいね
とはいえ表示されないのはどうにもなんないし
親切な人がこっそり上げてくれるのを祈るくらいしかないと思う
>>720 ごめん、Tnanks←これはツッコむところであってる?
>>721 ユーノスレの大分昔のログからコピペしただけなので、ツッコむ相手が今もスレにいるかどうか次第でしょうね
誰もいない・・・ あと一時間レスがなければわtアインスはユーノさんと一緒に明日SandyBridgeのPCを買います!
しかしアーカイブなんか使ってると便利な半面、微妙に手が届かなくてもやもやするのは、ネット文化の功罪って感じがするなあ
これを無限書庫的な感じにすると
欲しい情報が微妙に手に入らなくてもやもや、
あまりに気になって資料漁りを通常業務と並行してでもやろうとするユーノと
最初は医者として注意するも全然聞いてくれなくて、
ユーノが倒れそうになる頃には本気で泣きそうになりながらユーノを叱るシャマル
っていう電波になった
>>723 やってくれた喃、アインス!
週末のこの時間で数時間書き込みが無いぐらい人が減ったと考えると寂しくはある
単に年始で忙しいだけじゃね?
じゃあご要望に応えてユーノきゅんと秘め始めしてるよ
毎日毎日〜時間レスやってるアインス厨に反応するのも嫌になっただけだろ
さすがに全盛期のように行くわけもなく
ユーノに出番があるとしたらFORCEとVIVID、どっちが良い? もちろんどっちもではあるけど…
扱いが酷くないこと前提ならば、後時間枠のForceのほうがいい
どっちも出たら嬉しいが、強いて言うならVividかな。 頑張ってるヴィヴィオの頭撫でてやる姿が見たいだけだども。
アインハルトがより正しい覇王流を求めて無限書庫へ というのはvividで無限書庫を登場させる一番簡単な方法だが 実は 無限書庫は管理局の一部っぽいのでアインハルトに危険なデータを渡さないだろう という落とし穴 これを回避するには 1:アインハルトの検索の一歩先をいき、うまくダミーでごまかす司書長 2:ユーノが変わりに検索してあげるからたまに状況を聴きに来るだけにする といった工夫が必要 俺の脳内では 3:アインハルトはユーノの娘、通り魔?なんのことでしょう?? がデフォ ただし、あまりにも原作改変過ぎて他人には見せられない
確かにvivid に出て欲しいが、どんなキャラになるかによるな。 なんかオチ要員にされそうだ。
>>723 そんなPCを買って一体どうするんだ・・・
ゲームかエンコでもするのか?
そういえば主の中の人は廃人らしいが
Forceの最後の最後でなのはさんを助けるためだけに出てくるのがいいな。 こんななのはさんのモノノーグが入ると俺狂喜。 (何時以来だろう?こんなに……背中が暖かいのは!!!)
なんで皆そんな暗いん? ごくごく普通に登場するかもしれないじゃん 数コマかもしれんけど… ってかマジ出番ェ… 総合的に皆やっぱりVividに出て来て欲しいの?
本当に出て欲しいとは思っていない ただ、自分ならユーノをどういう風に出すか議論するのは楽しい
>>738 思ってないの!?
議論するのが楽しいには同意だけど、
自分が好きなキャラなら普通出て来て欲しいだろ!!
どういう出方になるかを考えるとどうも
>>739 出さえすればいいってわけじゃない、ってことだよ
>>739 あくまで「限りなくアンチに近いけどユーノクン大好きな」私の考えです
うーん…なんていうか、でてきても
都築がキャラクターを無残に改変しそうで怖いのよね
ましなレベルでも
>>734 のいうレベルの扱いになりそうで怖い
デデーンとか
公式なんてなかった、というか元々もう公式を無視したようなカプとかばっか妄想してたからどうでもいいような それにもう4期にはユーノ君は出ないと踏んでvividもforceも見てないから話が全くわからない グリフィスとルキノが結婚してるなんて知らなかったし、シグナムが誰かにやられたってのも知らない さらに八神家の画像を見てみると一人見知らぬ子供が追加されてたけどあれ誰なんだろ?
>>742 それはアンチじゃなくてキチガイアンチの考え方だな
現実を全く見ていない妄想でユーノ叩いてるキチガイと一緒
>>733 書いておいて何が「無惨な改変」だよ
>>744 うん、だから人にはいわないようにしてる。
ごめん。
ただ、おれが好きな対象はユーノくんであってvividという作品じゃないのよ。
自分勝手かもしれないけど、
vがどんなにつまらないと感じても、ユーノクンには関係ないからなっていう感覚。
けれど、vに登場するとなると、そういうわけには行かなくなるから困るんだ。
あと、同じことでも公式とネットの趣味SS書き手では影響力がぜんぜん違うさ。
産業にまとめると
ごめん。vはあんまり興味ない。パラレル設定SSなら書くこともあるから興味あるけど。
ってことなんだ。
すまない。
実際問題、Forceははなっから連載時点で出ることは無いだろうというのが普通の認識で実際にそうだからともかく vividは初っ端の名前が出て当たり前の話題でも名前出さないレベルだったからいまさらそっち系統で期待できるわけが無い という認識が出る点自体は仕方がない
あの、vividのお世話になった人たち発言、あれだけは正直本気で頭にきた。 無限書庫を託児所扱いしたのも、無限書庫司書として働いているのも 世話のうちに入らないと、そういうことですか、と。 この恩知らずのクソガキがっ!!!! あれでもう、4期は俺の脳内には一切存在しない事になってる。
せっかくアインハル子のほのぼのSSが出たのにこの流れ 作品アンチスレ行くか自前のブログでやっててください
いちいち噛み付くから終わらんのや
ハル子には罪はないよー、なのでユーノがハル子にマッサージの本を探してあげるという電波発信
ハル子「トレーニングならともかく、マッサージは必要ありません」
ユーノ「トレーニングで筋肉がつくのは再生する過程があってこそだよ、筋肉とか微妙な調整をしたヒーリングを使う必要があるんだ」
>>747 おちつけ、そういう話じゃないぞ
vividに興味ない人も入るってだけの話だ
しっかしこう荒れるとなんか投下して流れを変えたくなるよな。 だけど書き終わる頃には既に平穏が戻っているという罠w
>>747 まるで司書長がヴィヴィオを司書に「してやった」みたいな上から目線だな……
託児所なんて言い方だって、的外れもいいとこだ。
どんなアンチヘイトSSに毒されたんだ?
そうだよねー 仕事中に預かってただけだもんねー
まあ場合によっては安全保障問題関連扱う部署を託児所代わりに使うのは正直どうかと思うが 肝心のぱぱんがそこらへんまで考えて世界観作る人じゃないからなぁ
ヴィヴィオが、リオコロと「無限書庫で知り合った」って時点で、普通の人も入れるエリアが存在するってことなんだから。 何が問題なのか分からない。 図書館を待ち合わせの場所にしてはいけない、とでも利用規程にあるのなら話は別だが。
何で一般人が入れるのかが謎として現存するが・・・・公式にはっきりさせることは無いんだろうな ※本来、書庫自体に立ち入りチェックがあることになっている場所のはずなのだが
お世話になった人達の中にユーノ君がいなかったのは確かに違和感があったが別にそんな気にしなかったな 元から期待もしていなかったし、ヴィヴィオに罪はないよ そういう風にしたのは公式だし、でも公式をどうこう言うのもおかしな話 公式がそうしたのはそうした方が良かったから 何故そうしたか?それはそうした方が喜ぶファンや視聴者が多かったから 例えばユーなのを公式化したらどうなるか?そんなことをしたらほとんどのファンが逃げると共に発狂してグッズ破壊からあれこれお馬鹿なことをする奴も出てくるかもしれない だからどうにかするには公式がどうこうというより現実を何とかするしか・・・ もう萌えとか百合とかハーレムとかどうにかして欲しいんだよね・・・別に嫌いではないけどそればっかというかそれしかないから飽きて正直つまらない 誰か時代の変わるような何かしてくれないかと・・・
だから、もうこの話は終わりだって。 それより、このスレにおけるハル子についての話で盛り上がろうぜ!!
>>756 それは、無限書庫という施設のあらゆる場所に立入認証が必要、あるいは施設の入口の時点で立入認証が必要と考えてるからじゃない?
無限書庫が、普通に重力が働いてて事務仕事をするエリアなんかも含む、と考えればおかしな話でもないよ。
普通の図書館だって、職員以外立入禁止になってる部屋や施設は普通にあるんだから。
そもそも通路入口から入ってすぐ無重力の書庫に直通ってのは、個人的にすごく違和感あるw
>>760 スラムダンク読み返したくなってきたじゃねーかどうしてくれる
>>759 元々外部開放されている施設ならばそうなんだけどねえ
現行体制になるまでろくに管理できてなかった場所を一般開放というのもどうなんだかw
となると、一般開放を決定したのは司書長の代でということになるわけだが、どんな意図があったのかは想像の余地がある
とりあえず ユーノ以外管理局メンバーいなくても自分には問題ない 同性愛者も類似品も要らない
じゃあ話題を変えてもし○○がユーノ君に一目惚れをしていたら、とかどうだ。 なのは、フェイト、ヴィータ辺りから
で?ハル子は??
>>765 そんな絶対にあり得ないタラレバーの話なんてしたくない。
>>767 お前は今、直接ユーノと接点のないキャラとのカプが好きな司書を敵に回した。
このような諍いを経る度、純粋にユーノきゅんを愛している俺の健全さが 多くの人には分かっていただけるだろう。ユーノきゅんクンカクンカ
ユーノ司書長やアリすずで新しく作るよいつかは。人気無いわけじゃないから。 リリなのはキャラ多いから3作品同時進行でもいけるだろうし。
>>769 我欲のことしか考えてないのが一番不健全と素の発言をしておく
>>769 失せよ!覇王断空拳!!と言いながら上空から種痘を振り下ろすハル子
余計なこといわなければいいものを自己持ち上げするから変態も攻撃されるというに
ふとリオ、コロナあたりからユーノくんはどんなふうに思われているんだろうかと考えてみた。 まず、ヴィヴィオの母親がなのはさんであるという認識は確定である。(母親にしては若いが) なのはさんからユーノくんの話を聞く機会があったとすると、なのはさんの友人、幼なじみとなる。 また、無限書庫云々と考えると無限書庫の偉い人であることにも間違いない。 とっつきにくそうな間柄である。 しかし、ヴィヴィオは懐いていることから考えて、おそらく優しいお兄さんという感じで二人に話しているに違いない。 案外なのはさん、フェイトさんからもプラス評価を聞かされているかもしれない。 ここまで考えてやたらハイスペックな優しいお兄さんと認識していておかしくない気がする。 実際ユーノくんはハイスペックだし。 出会う機会があれば初恋のお兄さんぐらいにはなりえる可能性があるんじゃないかな。
リオとヴィヴィオ、コロナの出会いが無限書庫らしいから 面識ぐらいはあるのかも その時の状況が全然わからないから想像しかできないけど
司書長のいないリリカルなのはなんて 豚骨でダシとってない豚骨ラーメンみたいなもんだよ
ただの器だけだな 麺も具もスープすらない
>>777 んや、食えるには食える。それなりに味もするけどそれは豚骨ラーメンじゃない。
私の食べたかった豚骨ラーメンではない
司書長がいないリリカルなのはは カップヌードルをお湯入れてすぐに食べるような物だと 平司書は愚考します
>>778 それが一番の回答だな
人それぞれ考えは違うから
>>730 でこの話題降った自分だけど、場の流れを悪くしてすまん
こんなことになるなんて予想してなかったんで…
結局皆は8割方公式には期待せず、2割ぐらい司書長が出ることを
祈って毎月四期を読んでるって感じかな?
それじゃあ今度はユーノ×ツンデレで誰が一番良いか意見が聞きたい
>>780 個人的にはヴィータ。
ツンデレ枠……アリサ・ヴィータ・ティアナ・ノーヴェ辺り?
無印ならフェイト・アルフ、A'sならヴォルケンズ、stsならナンバーズが特殊事情系のツンデレにすることはできるけど……。
>>780 勝手に決め付けんなよ
こっちは毎回ハガキ出したり都築のサイトに拍手レスしてんのに期待してないとか祈ってるとか言われてもすげえ腹立つんだけど
簡単に皆とかこのスレの総意と取れるような表現使うなや
>>783 気持ちはわかるが落ち着こう、喧嘩腰はいいもんではない
>>783 悪い。それじゃあ前言撤回。
結論 人それぞれ
ちなみに自分も毎回ハガキ出してるよ。
出るときはみんなが幸せになれるといいね
>>780 ヴィータ
けんか腰の司書たちはハル子の闇討ちに気をつけろよ〜
正直、4期はイラネ。劇場版も同上。 公式に貢ぐ気にもならないしわざわざ見るために裂く時間も無い 4期に出るのはタチの悪い罰ゲームみたいだな 方向性が迷子になるような作品の作者に料理されるのはキャラクターへの最高の侮辱にも等しいと思うわ
>>780 アリサだな。でもフェイトとかはやてといった普段ツンではないキャラのツンデレもいいと思うよ!
出るなら出るで、出ないなら出ないで、まあ色々違うんだろうけど まったく顔も見せないってのは少しさみしいなと思う
>>787 おいおい、劇場版は四期に比べるべきではないぞ。
だが間違いなく2期での活躍は削られるのは規定路線だしな……。
最悪二期最高の見せ場である筈のなのはの回復シーンすらなくなりそうな消され方だし……。
四期も結局vividはまだマシだがForceはかなり酷い。
結局なのはさんのOHANASHIでけりがつきそうだし。
なのは墜落後 「僕はなのはに相応しくない。僕はなのはに相応しい相手が出てくるまで毛げながら彼女を支え続けよう……」 みたいな感じの特殊事情系ツンデレになったユーノ君をなのはさんが攻略する、というのはどうだろう?
>>791 陰ながら、だよな?
一番大事なところをお前……
shuffleの楓を思い出す状況だけど、司書長は他の誰が相手でも潔く身を引きそうだから困る
>>793 おおう、スマヌ。まあこんなところ
ユーノサイド
ユーノ、命を救ってもらった事をきっかけになのはに惹かれていく。自覚有。
↓
なのは墜落
↓
助かり、なんとか面会が可能なまで回復。他の皆と共に面会、意外と元気そうで安堵。
↓
しかし偶々病室に忘れ物をし、戻ると声を押し殺して泣いているなのはの姿。
↓
ユーノ、その姿を見て頭を殴られたようなショック。同時に音を立ててしまい、気が付かれる。
↓
なのは、ユーノにそれでも強がろうとする。しかしユーノ、なのはに近づき、抱きしめる。「なのは、無理しないで」
↓
それでも躊躇するなのは。ユーノ、再び優しく一言。「なのは」
↓
堰を切ったようにユーノに縋り付き、泣きながら叫ぶなのは。「本当は全然大丈夫じゃなかった!怖かった!痛かった!不安だった!背中が、寒かった!」
↓
そんななのはを優しく抱きしめながらユーノは思う。(なのはがこんな目に合ったのは……僕のせいだ。僕がなのはをこちら側に引き入れてしまったからこうなった
そんな僕に……なのはに好きになってもらう資格など無い。でも、これからもなのはの事を支え続けよう。何時か、彼女が安心して頼れる相手が見つかるまで)
↓
やがてだんだんなのはは落ち着いてきた。なのはは今までと違う、本当の笑みを浮かべてユーノに言う。
「ありがとうユーノ君。……ねえ、その……あの……、また、今度、弱音を吐きたくなったら……ユーノ君に頼っていい?」
↓
一瞬ぽかんとするユーノ。しかし彼は笑みの仮面をかぶり、言う。「いいよ。頼りないかもしれないけれど僕の胸でよかったら何時でも」
↓
それからずっと、彼は仮面をかぶり続けている。誰の前でも決して脱がない。
なのはサイド 撃墜後、漸く家族以外との面会が許可され、皆と会う。本当は怖かったがそんな思いを隠し、強がる。 何故ならば自分は他人に心配をかけない良い子でなくてはいけない。もはや自覚も無い、幼い頃からの脅迫概念によって彼女は誰にも弱みを見せず、強がる。 ↓ しかし怖いものは怖かった。皆が帰った後、一人で声を押し殺して泣く。しかし物音。振り返れば驚いたようなユーノの姿。 ↓ 涙を拭うことも忘れ、ユーノに言い訳の様な強がりを言う。しかしユーノが近づいてくる。そして抱きしめられた。 ↓ そのユーノに甘えていいのか、迷惑をかけていいのかと躊躇するなのは。そこにユーノは再び優しく声をかけてくる。 ↓ そして、今までの不安が、誰にも見せなかった弱い面が溢れ、ユーノにぶつける。しかしユーノは何も言わず、ただずっと自分を抱きしめてくれた。 ↓ それも落ち着いてきた。自覚せずに笑みがこぼれる。そしてユーノにまた、弱音を吐いていいか尋ねると彼は良いと言ってくれた。 そしてもう少し話をして別れる。彼は帰ってしまったが、背中はとても暖かかった。 ↓ それをきっかけにユーノに会ったり、ユーノの事を考えるとなにかよく分からない、気恥かしいような、嬉しいような、幸せなような感情があるようになった。 それは徐々に徐々に自分の中で大きくなってくる。そしてその感情を持て余したなのはは親友たちに相談することにした。 ↓ 皆に呆れられたような表情を浮かべられ、それは恋だと告げられる。一瞬ぽかんとしたが、心の中で何かがストンと落ちた。 ――ああ、これが恋なのか。自分は彼に恋をしているのか。 そう自覚したなのは。そして彼女はずっと、ユーノに恋をしている。勿論、今でも。 こんな感じ。とりあえずいずれユーノ君の仮面に気が付いたなのはさんが、そのきっかけを知り、半泣きでユーノ君に切れるのは確定。 長いので思わず分割しちまったぜw
>>794 「愛などいらぬ!」
…いや、決して外さない心の仮面と聞いてなんとなく。
哀しい男よ、誰よりも愛深き故に…
>>795 それ、大いにアリすぎるプロットだな……!
だが、今の連載中編長編二つ終わらせたら本格的に二次から足を洗うつもりの俺に、そいつは毒みたいなもんだぜ。
くぅっ、書きたいプロットが山ほどある、が……ここで踏みとどまらんと、多分、俺は一生オリジナルを書けなくなる……!
それは置いといて。
勿論、書いてくれるんですよね(期待の目)?
ありがちだけど いつの間にか自分でも仮面の方が本心だと思ってたとか好きだな クライマックスで自覚無く付けてた仮面が砕け散って、感情が一気に出てくるというか ちょっと違うけど「もういいはずなのに……もう、疲れたはずなのに……」的な
本当の自分に気付いて、気付いた途端に感情が溢れだしてきてってのは実に王道ちっくな気がして素晴らしいと思います
>>796 最後の最後で愛を思い出して安らかな表情になるんですね
800 :
オヤジ3 :2011/01/09(日) 07:04:56 ID:LiwhIhQM0
よーし、徹夜で仕上げた続きが出来上がったぜい! 今回も、全開に及ばずながら無駄に長いぜ! うう……10分になったら投下するよ……!
眠い……投下、開始しますよ……。 NGはいつものように、『WHITE/BLACK REFLECTION』 では、どぞ。
「……へ?」 気づいたときには、既に遅かった。 ロストロギアの生み出した怪物の右腕は、まっすぐに、ユーノを捉えていた。 「──ゴオォオオオォォォオオォオンッッッ!」 遠のく意識の端、機能停止しかけの聴覚が、勝ち鬨の吼え声を聞く。 ──痛みすら感じる時間もなく、ユーノは意識を失った。 ◆ 呆然と、していた。 吼えるのも、動くのも、満身創痍の獣一匹。 その右腕に殴り飛ばされ、きりもみし、後方の書架に激突したまま動かなくなる親友を、クロノは呆然と眺めていた。 戦友が、知人が撃墜されたところを、見たことがないわけではない。 むしろ、数で言えば、クロノはここにいる人間の中で、もっとも多くの死体を見てきた。敬愛する父親──は体ごと消失したから抜きにしても、味方のものも、敵のものも。 テロリストのかけた罠にはまり、両親の名を呟きながら、血の気を失っていく同期。 作戦成功に気を抜いたところを、遠方から狙撃され、頭に穴の開いた上官。 自分が立案した作戦の失敗が原因なのに、文句のひとつも言わず身代わりになった部下。 大規模魔法を掃射され、体の大部分が欠損しているにも関わらず、口にナイフをくわえて飛び掛ってくるテロリスト。 追い詰められて自暴自棄になり、広域に影響するロストロギアを発動し、多数の人命を巻き込みながら自殺する汚職管理局員。 この世界は、いつだって“こんなはずじゃなかった”世界だ。 管理局員なんて、体のいい汚れ役だ。 優秀ではあるものの、なのは達ほどの“規格外”ではない。運命を覆すほどの奇跡を起こせない彼は、そのことを身に染みて知っている。 だから、慣れていた、はずだった。 たとえ親友だとしても、ユーノが撃墜された、“その程度”のことで心を動かすことはない、そう思っていた。 ──だと、いうのに。 その親友が、頭から血を流しつつ、ぐったりと浮いて動かない親友が、その親友の現状を、クロノは理解することができない。 “殺しても死なないような奴”が、“死にかけている”現実を、直視できない。 ──あれだけの速度でぶつかったのに本が飛び出ないのは、どうしてだろう……などと、益体もないことしか思いつかない。 なぜだ……どうして、あいつが。 あいつは、人が通信をすれば嫌な顔ばかりして、でも仕事を頼めばしっかりとやってくれて、女に弱くて、あいつは……。 「──シャキっと、せんかい!」
《狙い打つです!》 呆然としているクロノを、否、その場にいる全員を叱り付ける大声と共に、銀色の光が瞬いた。 目に焼け付くような閃光。轟音。つんざく悲鳴。もうもうと立つ爆煙。 呆然と動こうとしないクロノたちを、その両腕でなぎ払おうとした怪物は、ユーノが与えたダメージが効いているのか、悲鳴をあげて煙の奥へと消える。 ハッと我に返ったクロノは、慌てて声のした方向を仰ぎ見た。 そこには、顔色を真っ青にしながらも、冷静な瞳で怪物を見据え、仁王立ちするはやてがいた。 「なぁにうじうじしとるんや自分ら! 敵は健在! ぼうっとしとる間にも、敵さんは待ってくれへんで!?」 はやての叱咤激励に、光を失っていたなのは、フェイトの瞳にも、光が戻る。 それを見たクロノは、ほっとした顔で、はやてにそっとささやいた。 「……すまない。本来、こういうことは僕の役目なんだが……」 「かまへんよ、ウチの子らが同じ状況になったら、私も平静じゃおられへんやろ。……前の事件のとき、私もまだまだや、って思い知ったんよ。せやから、な」 「……そうだな」 はやては、少し前まで、小さいながらも一部門の長として仕事をしていた。 期間限定で、身内も多かったとはいえ、彼女も思うところがあったのだろう。 「……せやけど、ちょいっとまずいわ」 一瞬表情を緩めたはやては、しかしすぐに厳しい表情に戻ると、舌打ちせんばかりの口調で言う。 「……なにが、だ?」 「なのはちゃんと、フェイトちゃん……あの目、普通じゃないで」 言われてクロノも見てみれば、なのはとフェイトの目は、多少俯きかげんのせいかよく見えない。 だが、鬼気、とでも言えばいいのか。そういったものが、体中から立ちのぼっている。 それは、見えるものではない。 感じるのだ。 「あれは……、キレとる」 「レイジングハートッ! ブラスター、3!」 「バルディィィィィィィィィィィィィッシュッッッッッッッッッッ!」 静かにはやてが告げた途端、二人の前方、晴れかけている煙の近くで、二人の女性が爆発した。
そも、鬼とは、怒り狂った女性が変化したものであるという。 そんな与太話を本気にしてしまうほど、二人の怒りは凄まじかった。 「あかん! あの二人、怒りに我を忘れとる! 止めんと!」 「そうだな……って、どうするんだ!?」 「分からへん!」 《それが分かれば、世話ないですよぉ》 後方で慌てる二人を尻目に、なのはとフェイトは、煙の向こうへと猛攻をかける。 斬、ではなく、断。 そう形容するのがふさわしい勢いで、フェイトは黄金色の大剣を振るった。 先端が二股に分かれた異形の剣は、暴風となり、煙を一瞬で吹き飛ばす。 煙が晴れた向こう側に、漆黒の、巨体が見えた。 それを、断ち切る。 断ち下ろす。 断ち上げる。 断ち回す。 断ち潰す。 断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断断。 叩きつけるスタッカートが、傷ついた怪物に止めを刺そうと唸りをあげた。 そんなフェイトの後方で、ピンク色、と呼んでいいのか分からない程圧縮された魔力が、複数、解放の瞬間を待つ。 ちらと後方を見たフェイトが断撃を中断し、飛びのいた瞬間、それらは一勢に解放された。 「エクセリオン、バスタァァァァァァァァァァァァァッッッ!」 《Burst》 レイジングハート本体と、なのはの周囲に浮かぶブラスタービット五つ。 計六つの魔力砲撃は、不気味にうねりながら、しかし高速に怪物へと向かって行った。 それはまるで、なのはの感情に呼応しているかのように。 常ならぬ光をその瞳にたたえ、彼女は怪物を睨みつける。 だが、その一撃は、思いもよらぬ方法によって回避された。 本来なら、砲撃が直撃していたはずの部分。そこを中心にして怪物の体に穴が開き、なのはの砲撃は、なにもない空間を虚しく通過したのだ。 怪物の体が、まるで体の中心にブラックホールでもあるかのように歪んでいく。 そして、ヒトガタをしていた怪物は、暗黒色の球体になった。 「……第二形態、の、ようだな。ダメージが許容量を突破し、外皮のみでは防御することができなくなったか?」 完全に丸くなった球体は、先ほどまでの勢いは嘘のように静かに、無重力空間に鎮座する。 少し遠巻きにその様子をうかがうクロノとはやては、横目に球体を睨みつつ、難しい顔を突き合わせた。 「んー……あの防御力を失ったのは、ええんやけど。アメーバみたいになっとるわけやし、こちらの攻撃が簡単に当たらなくなったのは痛いわ」 「そうだな、どう攻略するか……って、フェイト! なのは!」
クロノの静止を無視して、なのはとフェイトは、球体へと攻撃をしかけた。 なのはは中距離に陣って、六つの砲口から次々と魔力砲を連射し、フェイトはバルディッシュをニ刀に変えると球体の懐に潜り込む。 「なんで……なんで、どうして! どう、してぇ……っ!」 「切り裂く……あなたの、全てを切り裂く!」 それはもはや、戦術に則った攻撃ではなく、ただの八つ当たり。 体に染みついた戦い方が、コンビネーションがなんとかその場を取り繕っているが、それも時間の問題だ。 両の瞳から涙を流し、半狂乱になって怪物を打ちすえる二人へと、黒く巨大な槍が迫る。 球体から突然生えたそれを二人とも紙一重で避けるが、そんなものがいつまで続くか。 「ストレイトバスター、ガトリングシフトォ!」 「サンダァァァァァァァァァ、レイジィィィィィィィィィッッッ!」 大火力の広域殲滅魔法を、乱れ撃ち。 魔力が尽きるか。 精神力が尽きるか。 体力が尽きるか。 ……運が、尽きるか。 撃墜のプレリュードは、不気味にその大口を開ける。 そして、問題はそれだけではないのだ。 「クロノくん……医療系魔法、使える?」 「使えはする、という程度だな。専門外だが、必要に迫られて何度か使ったことがある」 「魔法のコントロールは?」 「自信は、ある。……ユーノに比べれば問題外だが、人並み以上ではあると自負しているよ」 「じゃ、確実に私よりましやな。一応闇の書にデータはあるけど、私は細かいの苦手やから……」 そう言って苦笑いするはやてに、クロノはひとつ頷いた。 「じゃあ、そういうことで!」 「なのはちゃんと、フェイトちゃんは?」 「とりあえず、こちらが先だ!」 クロノのその言葉と共に、二人は行動を開始した。 クロノは一直線にユーノの元へ、はやてはそれを守るように。 今はまだ、球体の矛先が彼らに向いていないものの、いつそれがこちらに飛ぶか分からないのだから。
ユーノの隣へと来たクロノは、すぐにユーノを抱き上げると、医療魔法を展開した。 その後ろにはやては陣取り、防御魔法を展開する。 「糞っ……おい、起きろフェレットもどき! 起きないか!」 医療魔法をユーノの体に通しつつ、クロノはユーノを怒鳴りつけた。 後ろでははやてが難しい顔で彼らのことを守っており、なのはとフェイトはみるみる疲弊しながらも、苛烈な攻撃を続けている。 状況は、絶望的だ。それは恐らく……支柱を、失ったから。 ユーノという、精神的支柱を。 「こら、早く目を覚ませ! おまえが目覚めないと、彼女たちは──」 と。 クロノの怒声に反応したのか、球体から槍が一本、彼らに向けて伸びてきた。 もの凄い速度で迫るそれを、不意を討たれ、治療中でもある彼らは回避できない。 確実に、当たる。 ……が。 「なめんや、ないでぇっ!」 《で、すうぅっ!》 その一撃は、はやてが渾身の魔力で張った障壁に防がれた。 黒い槍を正面から受け止めたはやては、額にびきびきと血管を浮き上がらせつつ、力任せに右腕を振るう。 「だああああああああああああ、らっしゃあっっっ!」 裂帛の気合と共に、漆黒の槍は、弾き飛ばされた。 大質量を誇る物体が、飛んできた時の倍以上の速度でもとの場所へと戻っていき、球体の中に戻る。 それは純粋な……SSランク魔導師として膨大な魔力を誇るはやてだからこそできる、超強引な力技。 しかし、この時点で、はやては満身創痍だった。 額を汗が伝い、膝がガクガクと震え、両腕は力なく垂れ下がる。 犬のようにだらしなく舌を出し、ぜぇはぁと息をする彼女は、飛行魔法を維持するだけでもやっとの体力しか残されていなかった。 もう、時間は残されていない。 だからクロノは、ユーノに施す医療魔法により一層の力をこめ、ユーノへの呼びかけにより一層の力をこめ、怒鳴る。 「ユーノ、とっとと戻ってこい! おまえは……おまえは、彼女たちを不幸にする気か!?」 そう叫ぶクロノの、その視界の片隅で。 無防備に宙に浮くなのはとフェイトに向けて、必殺の槍が放たれた。 ◆ 気が付いたら、真っ暗な世界にいた。 自分以外、なにも存在しない、ただ真っ暗なだけの世界。試しに体を動かしてみると、思い通りに動いてくれる。 だが、それだけ。自分以外、なにもない。
(ああ、ここは……死後の、世界かな?) まずユーノが感じたのは、圧倒的な安らぎだった。 母親の胎内にいるような感覚。あるべき場所に戻ったような、安心感。 もはやなにも恐れることはない、死すらも彼を脅かさない。 なぜなら、ボンド以外の人間が二度死ぬことはないのだから。 そう感じた瞬間、ユーノは、自分の存在が曖昧になっていくのを感じた。 周囲の闇と自分の境界線が曖昧になり、溶け合っていく。 存在感が希薄になる。肉体も、自意識も、記憶も、全て等しく混沌の中へと帰っていく。 そんな、爽やかな朝のまどろみに、ユーノはずぶずぶと溺れていく。 (……そう、か。もしかしたら、僕がずっと望んでいたのは……) ──きろフェレットもどき! 起きないか! 深い眠りの中へと落ちていくユーノは、聞きなれた声にぱちり、と目を開ける。 そして、やれやれ、という顔になると、そっと小さな溜息をついた。 (……まったく、あの馬鹿は……) 折角気持よく眠れそうなのに、どうして叩き起こしにくるのか。 考えてみれば、あの真っ黒クロスケはいつだってそうだった。 いつもは無理な依頼をポンポンこっちに投げるくせに、時たま、異常なほどにおせっかいを焼きたがるのだ。 おかげで、こっちはどれだけ辟易したことやら。 そう思い、もう眠ろうと目を閉じたところで、またクロノの声が頭に響く。 ──こら、早く目を覚ませ! うるさいなあ、まったく。 僕はもう疲れたんだよ、人生にも、仕事にも。 いいかげん、僕は働き過ぎた。休んだっていいはずだ。 ──おまえが目覚めないと、彼女たちは! ……そりゃあ、残されてく皆に、悪いとは思うさ。 でも、そこになのはたちを入れるのはおかしいよ。彼女たちは、僕がいなくたって十分幸せそうじゃないか。 そうさ……僕が死んだって、別に、なにも変わらない。 ──ユーノ、とっとと戻ってこい! やなこった、だよ。こんな居心地がいい場所、離れたい人間なんているもんか。 ここは完璧な世界なんだ、なにもない、だからなにも欠けていない。 ここは、平和で、安らかで……そう、僕には休息が必要なんだ。長い長い、休息がね。 ──おまえは…… ああ、もう! いいかげん、休ませてよ! 僕には、自由に眠る権利も── ──おまえは、彼女たちを不幸にする気か!? (………………………ッッッ!)
ユーノは、頭を、ぶん殴られた。 そう、彼は感じたのだ。クロノの言葉に、ユーノは、両の瞳を今度こそぱっちりと開く。 ユーノの体はまたくっきりと見えるようになっており、延々続く暗闇の中でぽつねんと浮いていた。 (……僕、が……?) ユーノの脳裏に、おぼろげなイメージが浮かんでくる。 それは、ユーノの記憶。 それは、なのはと共に過ごした記憶であり。 フェイトと、手を取り合った記憶であり。 二人の少女の笑顔で溢れた、大切な記憶だった。 そして。 その中に、ユーノの記憶にはない映像が混じっている。 怒り狂い、砲撃を乱射するなのは。 怒号と共に、バルディッシュを振り回すフェイト。 そして、二人の目に浮かぶ大粒の涙。 それは、およそユーノの見たことのない二人の姿。 そしてその理由について思考を飛ばした時、ユーノは、ストン、と納得する。 (……ああ、そうか) それは、とても簡単なことだったのだ。 全ては勘違い、自分と、彼女たちとの行き違い。 臆病な心が生みだした、化かしあい。 ……なんて、喜劇。そして悲劇。 だが、それを完全無欠の喜劇に変える力を、ユーノはその手に持っている。 (……やれやれ。僕は、男だからね) ユーノは溜息をつき、すっと、瞳を閉じた。 その行動は、これまでとは違うことのために。 滅びに背を向け、再生の道を進むための精神統一。 (責任は、取らないとね) そして光が溢れ、心地よく激しい痛みがユーノの全身を包みこみ。 ユーノ・スクライアは、覚醒した。
◆ 自分が、冷静さを失っていることは、分かっていた。 だけど、止まらなかった。そんな自分に、レイジングハートは黙ってついてきてくれた。 彼女の本分を考えれば、それは見過ごせないミスだろう。 でも、なのはは嬉しかった。自分の相棒が、自分と同じことで怒ってくれている、そんな気がして。 だから、怒りのまま、砲撃を撃ち続けた。 きっと、フェイトも同じ気持ちだったのだろう。 だから、目の前に黒い壁が迫って来たとき、防御の魔法すら張らず、二人は揃って目を閉じたのだ。 安らかな、顔で。 愛した男の待つ場所へ、行くことを願って。 それが、どうしようもなく身勝手な話なのは分かっていた。 だけど、二人の女の部分が、その行動を肯定した。そして、納得してしまった。 感情が、本能が、理性を越えてしまったのだ。 ──だから。 「……ごめんね、なのは、フェイト。僕は……長い間、なにも見えてなかったみたいだ」 目の前にはためくマントを、彼女たちは理解できない。 死んだと思った。 もはや、生きてはいないだろうと。この世から、消えてしまったのだと。 盲目となった二人は、そう信じこんでいた。 だから。 「でも、今は。目の前のコレを片づけないと、落ち着いて話もできないからね」 涙は、溢れない。 驚きが過ぎて、喜びすら溢れてこない。 茫然と、唖然と。口を馬鹿みたいに開けて、ぽかぁんと。 そして時が経つにつれ、実感が戻ってくる。 ああ、失っていなかった。 生きて、いてくれた。 それだけが嬉しくて、嬉しくて、嬉しさが溢れてきて。 もはや正気の瞳に戻った二人は、彼の背中から、目が離せない。 「さて。……無限書庫で、僕にケンカを売ったんだ。覚悟は、できてるよね?」 この日。 なのはとフェイトはまた、同じ男に恋をした。
支援?
遅ればせながら、以上です。
>>810 さん、支援ありがとうございます……なんや、連続10レス超えちゃって……。
それから遅れましたが、
>>661 さん、拙作に素敵な絵を描いていただきありがとうございます。
更新が早かったのは、それが嬉しかったからだったり。
……さて、なんだかんだでやっと終わりが見えてきました。
本編は、次回分で終了。あとはエピローグですね。
……ああ、厨二の足音が聞こえる。
今回やたらアレなのは、久しぶりにロイアイに走ってたからですよ、きっと。
では、また〜。
ユーノくんって「〜を幸せにしたい」とか「〜を不幸から守りたい」ってフレーズに弱いよね かっこいいんだけど、無理して体壊さないか心配だわ〜 選択肢 A、医務室の点検に行く B、ユーノのところへ回診にいく
間違えたorz ×回診 ○往診
C、俺がユーノきゅんの面倒を一生み(←プラズマザンバー D、ユーノきゅんに俺の元気汁をのま(←slb
>>811 GJ!!
いやはや、超大作ですね。
極限の状態だからこそ今までの行き違い、勘違いが解消された、と。
今後ユーノを取り巻く人間関係がどうなるか、楽しみです。
>>811 GJ。クロノとユーノの間はやはりこんな感じがいいなあ。あぷろだの方見て頂けました?
水橋かおり 「最近の若手って 『これただ話してるだけで演技してないですよね?どこの素人つれてきたんですか』 って感じか 『かわいい声だけど作り物感丸出しですよね?』 ってタイプが多いの」
フェレットユーノ君型ケーキ発売 されたらいいな
ユーノ君を食べるなんてそんな卑猥な(ry
待て、問題は何味かだ
食べられる虫味 探索中は重要だからね
何もそこまで再現しなくてもw 普通にあんとかでいいんじゃねぇの? で、次の問題はどこから食べるかだな……
そりゃあ、頭からばっくりとだな
口の部分から、ちゅちゅといただきますわ。 …右見て姉さまいない 左見て妹どももいない 後ろ見て ユーノやお嬢様もいない いただきます そして年明け番組【防犯カメラは見ていた】へ 天井のカメラ【よーし、よし。そのまま、いけよ〜、あのドス黒キャラの意外な素顔をスクープしてやるからよォォオオオオオ!】
>>811 GJ!だんだん恋愛っぽくなっていきますねw
>>797 いいのかい、ホイホイリクエストなんかして?そんなに期待されると俺は思わず書いちゃう男なんだぜ……。
と、いうのは冗談ですけど後編も思いついたので書いてみようと思う。明日も休みだし。
明日は成人の日か ようやくユーノきゅんを抱ける
寝言は寝てからほざくの 永遠に
素手でかかってこい高町!
「まってください、私も付き合いましょう」 __,.rァ===z、 . . . :⌒>‐ヾi ー--. 、 __ /: :/: : : :/: : : : : : : : \メハ'⌒ヽ、 /:/: :/: /: /: : : : : : : : \ : : ヽメハ: : : ヽ . /:/: :/: / /: : :/i /i|:ト、 ヘ: :ヽ: : :ヽメi: : : ', /l l: : l: :l /: /:// l:|:|ハ: iヽ: ト、: : l l : : : ', /イlハ: :l: :l:ムイ ィノ:/ /:ハl、: l l: :l |: l: : lリ : : : : ', / l| ヽl: :l从l「it、/ //- l Vリ : l |: l: : lヽ: : : : : ', l Vlハハヒソ// '戊心i> l |: l: : l ヽ: : : : :', 〉ハ: l/ / 弋zソ /l/:/! : l ヽ : : : ', . / /イ:ト 、 "" イ /く :l: : lヽ \: : :'., / /:::::l::l、_\__`,. イ /:/〃l l: : l、: \ \: :'., /r─ ァ N:|:::/i:|r==/:/、 lハl : :l: :\ \ \ '., . /: /l ゚ ム l:l:|/トトl::|、__ /:/l/ 〉、 l: \ \ \ \'., /: : : l:::l 。 ri- l:l:|ヾiV/_,. /:/.:丶 / 。 >ミ ヽヽ\ / : : イ: Vハ l:! l:l:|__// /:/ \ ∨。 /.i:i:i:| \ l:l` ーz、 /´ ̄ /: :/:V/l:l //:l.// 丶l: l / r'.i:i:i:i:i:i:i:| : : メ ヽ / / // : / ヽl/ lヽl / l: l/ Vリi:i:i:i:i:i:i:i:| : : : : \
よし。
>>825 、そして
>>795 だけど前編ができた。
投下していーい?駄目だと言われなければ返事が無くとも2050から投下する。
まあもし駄目だとか言われたら凄いへこむけどw
駄目に決まってる。投下しなきゃ駄目だ!
>>832 さーんくす
じゃあオッケー、って言ってくれた人がいたからちょっと早く投下する。
タイトルは『偽りの仮面』今回は前編。
時空管理局本局、無限書庫。 本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本……。 最近、徐々に整理されてきたそこは、それでもまだまだ混沌としている。 そしてその一角。翡翠色の魔力光と共に無数の本が舞っている。 その中心には十を超えたばかりであろう年齢の少年。彼の名前はユーノ・スクライア。一年と少しくらい前からここで働いている司書である。 「あら?今日はユーノ君、随分とご機嫌ね」 「分かりますか?」 他の司書に話しかけられ、笑顔で答える。実際、かなり機嫌がいいのだ。 「ええ。何かあったのかしら?」 「実は今日なのはが帰ってくるんです。さらに明日一緒に出掛けようって!」 「あら。そうなの」 「はい!」 元気よく返事をし、仕事に戻る。 彼は幼馴染である、高町なのはに恋をしている。何時からか、と問われればそれは出会った時からだ。 あの時。誰にも聞こえなかった自分のSOSを彼女は聞いてくれた。そして自分は暗い闇から救い出され、命を取り留めた。その後も今まで赤の他人だった自分の力になってくれた。 ずっと……そんな彼女に自分は惹かれ続けていた。勿論、今も。 だが……そんな時間はとある一報で激変することになる。 『ユーノ!』 彼に通信が入る。それなりに前から付き合いがある、クロノ・ハラオウン執務官だ。 「クロノ?どうしたのさ、酷い顔だよ」 そう。彼はいつもの仏頂面とは違い、酷く焦った顔をしている。若干顔色も青い。 『……ユーノ、落ち着いて聞いてくれ』 「どうしたの?」 『なのはが……』 ――なのはが、墜ちた。今夜が峠だ。 その言葉をユーノが認識した途端、舞っていた全ての本が動きを止めた。
******************** それから十日ほど経った。幸いなのはは無事に峠を乗り越え、順調に回復しているらしい。らしい、というのは昨日まで家族以外は面会謝絶だったからだ。 そう、昨日までは。今日からは家族以外も面会が出来る。 直ぐにでも飛んでいきたい心を抑え、友人たちと待ち合わせ、病院に向かった。 「にゃはは……。心配かけてごめんね、みんな」 「ううん。なのはが無事で本当に良かった……」 なのはの病室。皆でなのはを見舞う。 なのはを見たユーノの最初の感想は思ったより元気そうでよかった、である。 今もフェイト達と話をしているが、その姿を見ていなければ墜ちる前と変わらない。安心した。 「ユーノくんもごめんね。一緒に遊びに行く約束を破っちゃって」 「そんなことは気にしないで。僕は気にしていないし、何より今は体を治すことを考えて」 「うん。ありがとう、ユーノくん」 その後もしばらく話をして、その場は解散となった。 ******************** 「あれ?」 「?どうしたんだユーノ?」 ふと自分の財布が無いことにユーノが気が付いた。そんなユーノにヴィータが訊く。 「うん。財布が無い。何処に行ったんだろう?」 「……もしかしてなのはの病室に置きっぱなしなんじゃねーの?ほら、あたし達に飲み物奢ってくれたろ?」 「……ああ、そういえば」 その時に出してそのままだった気もする。 「ちょっと取りに戻るよ」 「あたし達も付き合うか?」 「いいよ。別にこれから何かあるわけでも無し、先に帰って」 「分かった。またな」 「うん。またね」 そしてユーノはなのはの病室に戻る。
「う……うう……ひっく……」 その姿を見て衝撃を受けるユーノ。まさか、真逆、今まで、なのはは……。 「……ぃゃ、やだ……こわいよぅ……」 ユーノはなのはから目が離せない。そして…… 「!」 思わず、音を立てて扉を動かしてしまう。その音に気が付いたなのはがユーノの方を向く。 「ユーノ……くん?」 「な、なのは……。えと、これは、その……」 何か、何かを言おうとするユーノ。しかしなのははそれを遮って言う。 「ち、違うの!これは、その、えっとあれだよ!えっと……」 そんな、涙も拭いもせずに何かを言おうとするなのは。……まるで、そうすれば自分が泣いていた事実を隠せるとでもいうかのように。 ユーノは病室に入り、なのは近づいていく。 「えっと、そのね!ユーノくん!」 なおも誤魔化そうとするなのは。ユーノはそのなのはを…… 「あ……」 「無理……しないでよ……」 そっと、抱きしめた。 「わ、わたしは、無理なんか……」 しかしなのはは未だ誤魔化そうとする。ユーノは…… 「なのは」 出来る限り優しく、なのはの名を呼んだ。 そして、それがきっかけになったのか、なのはの中の何かが決壊する。 「痛かった!怖かった!全然、全然大丈夫じゃなかった、大丈夫じゃなかった!!!何よりも、背中が、背中が、寒かった!!! これで死んじゃうのかと思った!嫌だった!そんなのは嫌だった!」 なのはが泣く。そして叫ぶ。それはずっと、ずっと友人はおろか、家族の前でさえ見せたことが無い弱音。それは終わらない。ずっと、ずっと続く。 ユーノはそれを聞きながらなのはの背中を優しく、優しく撫でる。 同時に自問する。 (なのはは何故泣いている?) (お前のせいだ) (なのはは何故死にそうな目に合った?) (お前のせいだ。お前が魔法の世界に引きずり込んだからだ) (何故……なのはは、魔法など無い世界で幸せに生きるはずだった少女は、こんな目に合ったんだ?) (決まっている―――全部、お前のせいだ) そして……彼の初恋は終わりを迎える。 (僕には……なのはの隣に立つ権利など無い。なのはから好きになってもらう権利など……無い。 ならばせめて……せめて、なのはを支え続けよう。なのはが、心から頼ることができる相手。それを見つけることができるまで……) ずっとずっとなのはを撫でながら、彼は仮面をかぶる。自らの感情をその仮面で偽り、隠すために。
******************** 「落ち着いた、なのは?」 「……うん。ありがとう、ユーノくん」 思わず笑みがこぼれる。今、自分は涙とかでぐちゃぐちゃだけど自然に笑えた。なのははそんなことを思った。 そしてそんなことができたのは…… 「どういたしまして」 「本当にありがとう」 目の前の、彼のおかげだ。……それと、もう一つ我儘を言ってもいいだろうか?なのはは勢いに任せてそれを言う。 「ねえ……、ユーノくん?」 「何かな?」 「その……また、こういうことがあったら、ユーノくんを頼っても、いいかな?」 普段の自分なら絶対に言わないだろう我儘。 それを聞いたユーノは一瞬だけきょとんとして 「僕なんかでよかったら、何時でも」 「……ありがとう」 笑顔で、そう言ってくれた。 それとほぼ同時に院内放送が流れる。面会時間が終了らしい。 「時間だ……。ねえ、また明日も来てくれる?」 「勿論」 そう言葉を交わす。 「それじゃあ……また明日、ユーノくん」 「また明日、なのは」 そしてユーノは出て行った。 ******************** (ふふ……) ユーノが出て行ったあとの病室。なのはは一人になった。昨日までは孤独に苛まれていたが…… (背中が、あったかいな……) 今日はそんなことは無かった。 そして散々泣いたためか、うとうとしてくる。 (ふぁ……。寝ようかな……) 目を閉じる。今日はぐっすりと眠れそうだ。
******************** 無限書庫。その一角。翡翠色の魔力光と共に無数の本が舞っている。しかしそれは普段よりも激しく、荒々しい。 「あら、ユーノ君?」 「……こんばんは」 他の司書がユーノに話しかけてくる。しかしユーノはそちらに向かず返事をする。 「どうしたの?今日は休みでしょ?」 「用事は終わりましたので、昨日半端だった分を終わらせようと」 嘘である。ただ、今は無性に何かをしていたかった。 「そう?……まあいいわ。体には気を付けるのよ。倒れたら心配する人がいるんだから」 「……はい」 心配をかけられるはずなど無い。自分の事ごときで負担をかけるわけにはいかない。 その返事に満足したのか、その司書は去って行った。 ユーノはふと天井を見上げる。しかし無限書庫の天井はあまりにも高く、見えない。ただ暗い、昏い闇が広がっていた。
******************** それより後。私立聖祥大付属小学校、屋上。 なのはも無事に退院し、皆で久しぶりに昼食を取っていた。 「それにしても、なんかなのは雰囲気変わった?」 「そうかな?」 アリサがなのはにそんなことを訊ねる。実際、何がとは言えないが以前とは雰囲気が違う。 そして暫く取り留めのない話をしていたが、なのはが話を切り出した。 「えっと……。ちょっと相談したいことがあるんだけど良いかな?」 「いいわよ。何?」 アリサが即答する。他の三人も構わないといった感じだ。 「えっとね。最近、ユーノくんと一緒に居たり、ユーノくんの事を考えたりすると、なんだか嬉しいような、気恥ずかしいような、安心するような……。 そんな気分になるんだけど不快じゃないというか……。そんな感じなんだけど、わたし、どうしちゃったんだろうって……」 その言葉を聞いてアリサとはやては頭痛を堪えるような仕草を、フェイトとすずかは苦笑した。なのはは皆が何故そんな動きを取っているのか疑問顔。 そんな中、すずかがなのはに答えを告げた。 「それはねなのはちゃん……。多分、恋だよ」 「ひ、広島?」 しかしなのはは動揺しているのか思わずそんな答えを返す。 「違うわよ。LoveよLove!あんたは、ユーノの事が、好きなのよ!」 そんななのはにアリサは区切って告げる。 「こ、恋……」 なのはは呟く。そして考える。ユーノの事を。 そして―――真っ赤になった。 「わたしは、ユーノくんの事が好き……」 声に出してみる。すると、とてもしっくりした。 「そっか……。わたしは、ユーノくんの事が好きなんだ……」 もう一度声に出す。なんだかとても幸せな気分になってくる。目の前の霧が全て晴れた気分だ。 「よし。じゃあこれからユーなのドキドキ☆ラブラブ大作戦の相談を……」 「あんたは一体何をする気なのよ、はやて」 そんなことを言っている親友たち。 ふとなのはは空を見上げる。それは雲一つない快晴で―――なんだか、とても嬉しかった。
以上。
>>833 もさんくす。書き込み中で気が付かなかった、スマヌ。
後編は早ければ明日。時間軸は一気に飛びます。
おいおいおいおいおい、すげえよ、来ちゃったよ。
そうだよ、リクエストしたらホントに来ちゃったよ!
というわけで、
>>841 さんGJ!
ナイスなコイバナに阪神ファンの俺も大歓喜だよ!
……あ、それと、
>>816 さん。
拝見させていただきました、ありがとうございます。
かわいそうなデバイス陣www
すいません
>>836 と
>>837 の間に抜けが。
以下です。
病室の近くまで来たユーノはふと気が付く。扉が締め切っていない。ユーノは不用心だなあと思いつつ扉に近づく。
そしてふと扉の隙間から部屋の中をのぞいて見てみたら……
>>844 おちゅー
まとめにはその抜け部分入れた形で収録しておいた感じです。
847 :
KAN :2011/01/09(日) 23:24:34 ID:Po6AVSX90
さて、あらためまして。明けましておめでとう御座います。 今年1作目のSSが完成したので投下しに来ました。ユーなのなので、嫌いな人はNGしてください。 タイトルは「いくつもの顔」です。2335になったら、これ以上の予告無しに投下します。
848 :
いくつもの顔 :2011/01/09(日) 23:35:19 ID:Po6AVSX90
時空管理局本局――無限書庫 「あ、司書長」 いつものように検索業務に没頭しているところへ、通りがかった司書の1人が声を掛けてくる。 「高町教導官が来てますよ」 「検索依頼?」 検索は続行しながら、その言葉に問いを投げる。正直、珍しいことだと思った。なのはの部署的に、無限書庫というのはそれ程利用価値がある場所ではない。どこにあるのかも分からないような資料を探してまで業務に活かす理由がないからだ。 まあ正直なところ、無限書庫への検索依頼自体が、ごく一部の部署を除けば必ずしも業務に必要不可欠な物ではないのだが。 「いえ、依頼ではなく、ご自分で何か探しているようです」 司書からの返事は、これまた意外なものだった。 なのはが書庫で探しもの、それも個人的なものとは。 気にはなったが、いちいち追及することでもなし。そんなこともたまにはあるだろう、と勝手に納得することにして、意識を業務へと戻した。 とはいうものの。1日ならばともかく、最近頻繁に来ていることに気付けば話は別だ。今日も来ているらしいので、さすがに気になって捜してみることにした。 書庫の内部にも光はあるが、基本的に薄暗い。それでも、ここで人を、それも検索魔法を行使している人を捜すのは難しくない。魔力光が一段と目立つからだ。 無重力の海を泳ぎながらなのはを捜す。見慣れた桃色の魔力光は程なく見つかった。
849 :
いくつもの顔 :2011/01/09(日) 23:36:46 ID:Po6AVSX90
声を掛けようとして、それを止める。視線の先で、魔法陣の上に立つなのはは、4冊程の本を周囲に浮かべたまま、1冊を手にウィンドウを操作していた。 教導隊の教導官という、肉体派としか解釈されにくい職種でありながら、全くそれとは印象の違うなのはの姿がそこにある。 少し考えれば誰にでも分かりそうなものだが、たとえ仮想敵として相手を打ち倒すことが『任務』の1つとはいえ、教導官というのはそれだけやっていれば務まるものではないのだ。 実践だけではなく教え説くための理論も必要であるし、事務仕事だって他人が代わりにやってくれるものではない。教導スケジュールだって自分で立てるのが当然のこと。 そんなごく当たり前の、しかし表には出ない業務に従事しているように見えるなのはは、それだけで新鮮だった。 真剣に資料に目を通し、時に首を傾げ、時に腑に落ちたように表情を綻ばせる。そんな様々な顔に、息をするのも忘れて魅入ってしまう。声を掛けることができないまま、無重力である書庫内を慣性で進み、 なのはのいる高さまで辿りついたところで、ようやくなのははこちらに気付いたようだった。 「あれ、ユーノ君。どうしたのこんな所に?」 「あ、いや、ここ最近なのはが書庫へ来てるみたいだから、何があったのかなと思って様子を見に、ね」 手を止めて問うてくるなのはに答えて、ウィンドウに目をやる。内容は、空戦に関する資料のようだった。 「資料がいるなら依頼してくれればいいのに。手元の仕事、他にもあるんじゃないの?」 教導や装備のテスト、レポートの作成等、するべきことは決して少なくはないはずだ。正規の業務に必要であるのなら、正式に依頼してくれれば問題ない。こういう事くらいでしか手助けできないのだから頼ってくれればいいのに、 「ああ、違うの。一応制服で来てるけど、これは教導官としてじゃなくて、個人的な調べ物だもん」 しかしなのはは笑いながら答えた。とはいえ、内容だけ見るとどう考えても教導隊での仕事用に見えるのだが。 「本当に、仕事じゃないの?」 「違うよ。そりゃあ、仕事に活用できるものであることは間違いないけど、個人的な研鑽用だし……それに、こういう機会でもないと分からないしね」 「何が?」 問うと、別の本を手に取りながら、なのはは言った。 「司書さん達の苦労」 「なのは……」 「それにしたって、今の私みたいに自分で望んで探したい物を探すんじゃなくて、人に言われた物を仕事で探すんだもん。気分的にも労力的にも、比べものにならないくらい、とっても大変なんだと思うけどね」 無限書庫での検索というのは、それなりに難物だ。何故なら書庫内の整理がそれほどできていないから。分類に応じた書架さえ探せばいいというわけではなく、どこにあるかも分からない資料を1から探す。 コンピュータネットワークのように、キーワードを入れて1秒も経たない内に一覧が表示されるようなものではない。 だが、その事実を知っている者はほとんどいない。知っているのはほとんどが当事者である司書達だけだ。言えばすぐに答えが返ってくるものと勘違いしている者の方が現実には圧倒的に多い。 なのはは書庫での検索の実情を知っている、数少ない現場の人間とも言える。それは、古くからの付き合いであることもそうだが、初期の頃は暇さえあれば書庫の整理を手伝ってくれていたこと、自分達が検索で苦労しているのをその目で見ているからだ。 勿論それは、なのはだけに限った話ではない。執務官として活躍するフェイト、捜査官として動いているはやてもそうだし、結構無茶な依頼をしてくるクロノですら、そのあたりは認識してくれている。 だからだろう。検索を終えて資料を渡す時に、彼女らから感謝の言葉が無かった事は、ただの一度もない。 今のなのはの一言も、司書のみんなに聞かせてやればきっと喜ぶだろうなと思う。それができなかったのは残念だが、自分の口からそれとなくみんなに教えてやろうと決めた。
850 :
いくつもの顔 :2011/01/09(日) 23:37:45 ID:Po6AVSX90
それはそれとして。なのはの心遣いが嬉しいのは確かだが、やはりここは自分のフィールドだ。なのはのために何かしてあげたいという気持ちがそれで収まるわけでもなかった。 「手伝おうか?」 自然とそんな言葉が口から出る。なのははそれに対し、苦笑を浮かべた。 「だから、これは私用だってば。ユーノ君だって今は勤務中なんだし。それに……私が今、欲しいデータを全部拾える?」 「うわぁ……それって、僕の検索が信用できないって事?」 これでも書庫で一番という自負はある。なのはにだって、悪気があるわけではないだろうが、ちょっと引っ掛かる言い方だった。だからわざと、意地悪い笑みを作って聞いてやる。すると案の定、困ったような顔でなのはが答えた。 「違うよユーノ君。お願いしたら、私が必要とするデータがちゃんと揃うのは分かってるの」 「なら、どうして?」 「今回はね、必要じゃないデータのことも知りたいから」 うーん、と何やら考えて、なのはが口を開く。 「例えばね? 学校のテストなんかで、次の中から正しいものを1つだけ答えなさい、って問題が出たこと、ある?」 「うん」 「普通は、正しい答えだけ知ってれば十分だけど、今回は間違った答えも欲しいんだ。どこがどう間違ってるのかを知っておきたい。どうして使えないのかを理解したい。そこから更に先を構築できるかどうか確かめたい。 だから、全部自分で目を通しておきたい。自分で探してるのは、そういう理由なの」 自分達が検索する場合は、調べたい事柄についてのキーワードを元にする。そして、確実な物を抽出して資料として提供する。グレーな部分はともかく、明らかに間違っている記述は除外するのが常だ。 逆にそういう検索に慣れていると、今回のなのはの件は真偽の判断をしなくていい分、選り分ける必要がなくて楽なようにも思えるが、それでもなのは自身がある程度選別の基準としているものはあるだろう。 そのあたりの微妙なニュアンスを理解した上で、専門外である空戦技術に関する記述を拾い上げるのは、なかなかに難しいのかもしれない。 「分かった。でも、困ったことがあればいつでも声を掛けてね。業務に支障が出ない範囲で協力するから。慣れない作業な分、根を詰めすぎると大変だから」 「うん。教導歴の浅い身としては、こういったことも必要なことだと思うから、できる範囲で頑張ってみるよ。ありがとうねユーノ君」 礼を言って、なのはが作業を再開する。自分の成すべき事を成すべく、作業へ戻ろうとなのはの魔法陣を足場にして宙へと身を向ける。 一度身を翻して、なのはの方を見る。作業に集中しているのか、こちらの動きに気付いた様子もない。 それ自体は少し寂しかったが、それでも普段は見る事ができないであろうなのはの一面を知る事ができたことを嬉しく思う。 検索に従事するなのはの姿を心に焼き付け、再度ユーノは身を翻した。
851 :
いくつもの顔 :2011/01/09(日) 23:38:46 ID:Po6AVSX90
自分で定めていた今日のノルマを終え、ぐっと身体を伸ばす。定時もとうに過ぎているし、いい頃合だ。最近は急な依頼も少ないので、この時間帯はすっかり閑散としている。書庫の上下に視線を向けても、そこには誰も―― 「あれ?」 遠くに見えるのは桃色の魔法陣。なのはのフローターフィールドだった。さすがにもう帰っていると思っていたのに、まだいるとは。 「悪いクセが、出てるのかなぁ」 人の事を言えた義理ではないが、作業に集中してしまうと周囲が見えなくなるのだ。流石に今日は切り上げさせた方がよかろうと思い、慣性には任せず飛行魔法を構築してなのはの元へと急ぐ。 しかし辿り着いてみると、そこになのはの姿はなかった。ただ、浮いたままの本と展開されたままのウィンドウがあるだけだ。 術式を解除していない以上、必ず書庫には居るはずなのだが。更に奥へと進んだのかと見上げてみても、特に人影はない。どこへ行ったのかと何気なく周囲を見やると、 「……あんな所に……」 教導隊制服のなのはを見つけた。書庫の端、つまりは本棚の前。 「なのは、今日はもう遅いから、そろそろ切り上――」 近付きながら声を掛け、途中でそれを止める。 どういう動きをした結果か、なのはは本棚に寄り掛かるようにして、そのまま眠ってしまっていた。本棚に移動して眠ってしまったのか、それとも足場の位置で眠ってしまって妙な慣性をつけてしまったのか、理由は分からないがとにかくなのはは眠っていた。 「検索魔法、あんまり使い慣れてないだろうに……根を詰めすぎだよなのは」 恐らく疲れが出たのだろう。検索魔法はこれで結構、攻撃魔法の使用とは別の意味で負担がかかる。取り扱う情報量が多いと尚更に。 それにしても無防備に寝顔を晒すなのはを見ていると、溜息が漏れた。周囲に誰もいないからいいものの、もう少しこの辺は気をつけてもらいたい。醜い独占欲だと自覚しつつも仕方なく背中と膝下に腕を通し、 なのはを抱きかかえると、足場の位置まで戻り、出ていた本を元の位置へと返す。 続けてウィンドウを閉じようとしたが、思い直して内容を確認する。なのはが検索した資料の一覧だ。 拾い上げたデータと、除外したデータがきっちりと区分けされていた。どうやらなのはが探しているのは、魔導師に限らず、旧暦以前の航空兵器等のものも含めた『空戦に関するデータ』のようだ。魔導師の空戦機動に活用するつもりなのかもしれない。 「ふむ……」 選別前の段階のデータなら、自分でも拾えそうな気がする。ただ、自分がそれをしてしまうとなのはは機嫌を損ねてしまうかもしれない。自分でやる、と言っていたわけであるし。だったら、あちらから要請があるまでは、自分が手を出す事は控えた方が良さそうだ。 それに、極めて個人的な理由が1つ。 「なのはが検索してる姿、また見たいもんね……」 凛々しい顔、困った顔、嬉しそうな顔。コロコロと変わるなのはの表情を見るのは楽しかったというか、もっと見ていたいと思えた。この件が終われば、次に見る機会があるかどうかも分からない。 我ながら悪趣味かなぁと思いながら、それでもその欲求には抗えない。 「ま、特権ってことでよろしく」 聞こえないのを承知でなのはにそう言って、書架エリアを出るべくその場を離れる。 そしてその後。書庫長室でなのはを休ませてやったまではよかったのだが。 寝顔をずっと眺めていたところを起きしなに見つかり、真っ赤な顔のなのはに散々叱られることになるユーノであった。
852 :
KAN :2011/01/09(日) 23:40:18 ID:Po6AVSX90
以上です。季節感も何もないSSでしたが、楽しんで頂ければ幸いです。 それでは今日はこの辺で失礼します。 今年が司書長と司書の皆様にとってよい年になりますように。
GJです! なのユーの何気ないこの距離感、とてもいいですよねー。
乙です。 すごく新鮮でした。 なのは達が検索依頼をすることはあっても 彼女達自身が自分で検索するのはあんまりないですからね
何気に結界魔法に分類されているフローターフィールド この魔法の使い手って他に誰が居たっけ?
ユーノきゅんにおはようのディープキスしないと
>>852 乙です。
なんか今スレも多いなあ。いや、三つ投下している俺が言うセリフじゃない気もするけどさw
いずれにいろいいことだ。
ユーノ様はこの前のハーブティをお好みのようでしたから、忘れないようにしないと……。
ユーノ付のメイドさんやれそうなキャラ、ファリン以外にはいなさそうだ… その内管理局辞めたらお付きのメイドさん(ファリンに限定せず)と2人くらいでのんびり田舎で暮らす、なんて展開もいいなぁ 魔法の先生としてではなく、普通の先生として ヴィヴィオも独立しちゃったし、なのは達お局確定っぽいから、ユーノも安心してのんびり暮らせるだろう
ユーノの性格的に、メイドが必要な程の贅沢な生活を送りたいなんて考えが、微塵もなさそうだけどね。 管理局辞めたら普通にスクライアに戻ればいいだけで。
最近成人式の話をしていて、勤務先の仲間で一緒に勤務して2,3年ぐらい立ってるのに初めて相手が一つ年上だと気づいてびっくりしたことがある といっても多分最初に会った時に聞いてるはずだから自分が覚えてなかったのかな・・・ どう見ても雰囲気、態度、見た目、性格的に姉属性よりも妹属性が強くて年上には思えなかったからw 司書長もそんな体験はあるんだろうか・・・?それともやっぱり司書長が無限書庫では最年少なのかな? というか管理局は何歳から働けるんだ・・・9才〜ってのしか知らないけど
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/10(月) 14:54:50 ID:BlModxlp0
結構そういうのあるよなぁ。
実はユーノきゅんだけ数え年で一つ下とか
司書長は若く見られがちと思う。しっかりしてるけど、童顔だからなあ・・・。 15歳で司書長をしてる時なんかは、対外折衝とか困ったんじゃなかろうか。 だけどレジアスみたいな強面のジ様が相手でも一歩もひかない司書長を想像すると、 もう司書長がカッコよすぎてつらい
そう考えるとSTSの司書長って大分したたかになってそうだね
でもなあ……見目そんなに気にすんのかなあ、管理局。 ヴィータとか見てるとそう思う。
使い魔とかも普通にいたりするしな
ということは、9歳のユーノきゅんが 超強面の恐ろしい上司と勇敢に戦う場面もあったということか…!! 管理局内では普通の光景なのかもしれないが、 なのはやオレ達からすればハラハラなんだが。
年齢が小さくてしかも責任のある立場にいる人ってのは流石に少ないと思う クロノだって25で将官だし ……いやまあこれも普通はありえないんだけども 問題なのは無限書庫司書長ってのがどれほど偉い、つまり階級でいえばどのあたりなのかってことだが 同じ管理局の局員なのに統一してないから序列がわかり難くて仕方ない
「局員待遇の民間協力者」らしいからねえ。それがどの程度の権限を有しているのか。 そんな立場の人間がおそらく統括しているであろう無限書庫ってのは、専属の下請企業みたいな位置づけなんだろか。
よーし。飯も食ったから昨日の続きを投下しちゃうぞー。実は日が変わったころには書き終わっていたことは秘密だw 1945くらいから
司書長は正規局員だって、以前ここで誰か説明してなかったっけ? それとも結局結論でなかったんだっけ?
じゃあ投下するよー。 タイトルは『偽りの仮面・後編』 時間軸は一気に飛びます。間のなのはさんとユーノ君がどんなだったかはお好みの妄想でw
そして年月は流れる。 なのはは、何とかユーノにアプローチをかけようと、積極的にユーノに会いに行くようになった。単純な雑談や食事から(ユーノにその気はないが)デートなど。 しかし距離が詰まったようになのはは思えない。さらに仕事もおろそかにはできない。やきもきしているなのはだった……。 ******************** あのJs事件も無事に終わり、機動六課が解散してから一年余りの年月が流れた。 本日、高町なのはは、養子となったヴィヴィオと共に、故郷である第97管理外世界・地球に里帰りしている。 そして今いるのは月村邸。幼馴染の一人である、月村すずかの家である。 すずか、アリサ、フェイト、はやてと共に久しぶりに集まり、話に華を咲かせているのであった。 様々な話があっちに行ったりこっちに行ったりする。 「しかし……もうなのはに子供ができるとはねえ……。養子だとは言え」 「でもなんだかんだで楽しいよ」 「まあ後悔していなければいいのよ。頑張りなさい」 「それでね、この間エリオとキャロが久ぶりにミッドに来たから一緒にお風呂に入ろう、って言ったのにエリオに困った顔で拒否されたんだ……」 「いや、フェイトちゃん。それはな、エリオもお年頃ってやつや」 「私はそんなの気にしないよ」 「フェイトちゃんじゃなくてエリオ君とやらが気にするんだよ」 「そ、そうなの?」 「うん」 「うん」 そしてそんな中、話はなのはとユーノの事に移った。 「それでなのは。ユーノとはどうなのよ?」 「あ、私も気になってた」 「う……」 言葉に詰まるなのは。 「あー……。もしかして何も進展がないの?」 「……」 無言で顔を伏せるなのは。 「ヴィヴィオ、っていう子供が出来たんだし、母親だけでなくて父親もいたほうが良いんじゃない?」 「それは、私もそう思うんだけど……」 うー、と唸るなのは。
「……でもなんか変なんだよね」 そんな中、フェイトがそんなことを言う。 「変?何が?」 アリサが問い返す。なのはもそちらに顔を向ける。 「なんかユーノが、こう、ね……踏み込ませないようにしているというか、踏み込まないようにしているというか……」 そう言うフェイト。 「どういうこと?」 「うーん……。ごめん、私もよく分からない。ただなんか変だなあ、って感じただけだから……」 「うーん?」 なのはは首を捻る。そうしていると通信が入った。 「ありゃ?通信?クロノ君から?」 そして通信を開くなのは。 『なのはか。もし今日定時で上がっていたら……っと地球なのか』 「うん。どうしたの?」 後ろにアリサとすずかが居るのに気が付き、残念そうにするクロノ。なのははそれを見てクロノに訊ねる。 『いやな、無限書庫に資料請求したらどうもユーノが風邪を引いたらしく、居ないようでな……。ユーノ本人にも通信が繋がらんし。 だからもし今日定時で上がっていたら誰かに様子を見に行ってやって欲しいと思ったんだ。僕は航行中だしな』 「……ユーノ君、風邪引いたの?」 その話を聞いてなのははもう一度訪ねる。 『ああ。司書の話では朝の時点で38℃あったらしいが……』 その話を聞いてなのはは動き始める。大丈夫。合鍵はある。 「フェイトちゃん!ヴィヴィオの事、よろしく!」 「うん!いってらっしゃい、なのは」 ヴィヴィオの事をフェイトに頼み、駆け出す。 「いってらっしゃい」 「頑張りなさいよ」 「ファイト、だよ、なのはちゃん」 「ありがとう!」 激励をくれた他の親友たちにも礼を。 『なのは』 「何、クロノ君?」 クロノからの通信はまだ続いている。 『本局の転送ポートの使用許可を取った。使うといい』 「……ありがとう!クロノ君!」 これでユーノの所まであっという間だ。なのはは月村邸の転送ポートに飛び込むのであった。
******************** 時間は遡る。 その日、無限書庫司書長ユーノ・スクライアは目を覚ますと妙に体が重かった。 (ありゃ……。もしかして……) 熱を測ってみる。 (38℃、か。風邪か) 案の定、風邪だった。 (まあなのは達は昨日から地球だから丁度いいか……) 無限書庫に連絡を入れ、本日は休む旨を告げた。なんだか皆が安堵した様な声を上げていたが気のせいだろう。 『おっしゃ!司書長が久々に休暇を取ってくれたぞ!安心して休ませるために気張るぞてめぇら!』 『『『『『『『委細承知!』』』』』』』 そんな感じの声だった気もするが、気のせいだ。多分。 「寝るかな……。食欲も無いし……」 水だけ少々離れた、しかし直ぐに手が届くような場所に置き、ユーノは寝始めた。普段の疲労と相まってあっという間に深い眠りについてしまった。 ******************** 夢。ユーノは夢を見ている。 夢の中にはなのはがいた。出会った当時の姿だった。 『ユーノくん』 姿を変える。13歳くらいの姿だった。 『ユーノくん』 再び姿を変える。16歳くらいの姿だった。 『ユーノ君』 再び姿を変える。今の姿だった。 『ユーノ君』
(全く……本当に女々しいな、僕は) そんなことをユーノは思う。自分は彼女の隣になど立てない。立つ資格がない。だからこの感情を封印した。なのに…… 『ユーノ君、大丈夫?』 (全然、駄目じゃないか……) 捨てられない。それとも、風邪で弱っているからこうなのか? (だといいな……) と、いうか夢だし。そっか……なら……、夢の中なら、彼女に想いを伝えても、いいのかな? 「なのは……」 「ユーノ君!大丈夫!?」 泣きそうな顔。ああ、自分がそうさせたのか。いや夢か。そう考える。 「えっとね、なのは……」 「無理しちゃだめだよ!」 確かに辛い。でも……例え、夢の中だとしてもこれくらい辛くないと、なのはに想いを伝える権利は無い。 (……そっか。夢の中なんだからもう少し大胆になってもいいかな?) そんなこと思い、なのはを抱き寄せる。なのはの顔は見えなくなったけど、その体温が感じられる。まあ夢だけど。 「なのは……」 「ユ、ユーノ君!」 なんだかなのはも緊張している気がするなあ。 「ねえなのは……。ぼくはね、なのはのことが……すきだよ」 「え……」 やっぱり驚くよね。 「ずっと、ずっと、ずっと……。あのひ、きみにたすけられてから、ずっとすきだった」 「ユーノ……君……。わた、私も、ユーノ君の事が好き!」 ああ、やっぱり夢なんだ。だって、こんなに自分に都合が良い様に進むんだもの。 「ありがとう……たとえゆめでもうれしいよ……」 「……え?」 段々と完全に頭が動かなくなってくる。いや、今までも寝惚けていたせいか、かなり支離滅裂な思考だったが。 「ぼくには……きみにすきになってもらうけんりなんかないから……せめて、ゆめくらいは……」 その言葉を最後に、ユーノの思考は再び沈んでいった。
******************** ユーノ宅。寝室。なのはは呆然としていた。理由はユーノの最後の言葉である。 『ぼくには……きみにすきになってもらうけんりなんかないから……せめて、ゆめくらいは……』 抱き寄せられて、ずっとずっと欲しかった言葉を貰って、もしかして寝ぼけている?、と考えて……最後にこれである。 「……レイジングハート。今の、どういう意味だろう?」 [It doesn't understand.] ここにいるもう一人に訊ねるがよい答えは返ってこない。 「…………。とりあえず、おかゆでも作ろう……」 なのははそう言い、ユーノからそっと抜け出す。感じていた体温と匂いを少し残念に思いながら。 ******************** そしてユーノは目を覚ました。 うん。大分調子が良くなった。そんなことを考えているとふと気が付く。 (ん……?誰かいるのかな?) なのはとアルフとシャマルはこの部屋の合鍵を持っている。なのはは地球だし、どっちかかな。そんなことを思いながら居間に行くと…… 「あ。おはよう、ユーノ君。調子はどう?」 「え……なのは……?」 「そうだよ?」 なのはがいた。動揺するユーノ。 「何でここに……」 「クロノ君からユーノ君が風邪を引いたって教えてもらって」 あのクロスケめ。余計なことを。ユーノはそう思う。 「それで調子はどうかな?」 「うん。良くなったよ」 完全ではないけど。そんな考えを隠してユーノは言う。
「本当に?」 「本当だよ」 やや疑わしげななのは体温計を差し出す。ユーノは素直に受け取り、計る。37℃だった。 「うん。これなら確かに良くなっているね」 「そう言ったでしょ」 嬉しそうななのは。つられてユーノも笑う。 「うーん……。ねえユーノ君。少し、お話を聞かせて欲しいことがあるけど……いいかな?体調が戻ってからでもいいけど」 「いいよ」 即答するユーノ。 「『僕には君に好きになってもらう権利なんて無い』ってどういうことかな?」 「……!?」 単刀直入に切り出すなのは。予想外の言葉に思わず動揺するユーノ。 「な、何を言って……」 「さっき。寝惚けたユーノ君から言われた」 「……寝惚けていただけじゃない?」 すっとぼけるつもりのようだ。だがなのはは止めない。 「だから僕は何のことやら「ユーノ君。私、ユーノ君の事が好き」……へ?」 ユーノの言葉を遮り、今までずっと秘密にしていた想いを告げる。 「ずっと、好きだった。墜ちた後、ユーノ君に私の弱音を受け入れてもらった、あの時から」 「…………」 勢いのまま想いを叩きつける。しかしユーノは無言。 「なのに、何で、何でそんなことを言うの!?私は、私は……」 「なのは……」 そんななのはの様子にユーノは意を決して告げる。 「……なのは。僕はね、君が墜ちた後、考えた。なのはがそうなったのは誰のせいだ、と」 「それは……」 何か言いたそうなのはがユーノはそれを遮って続ける。 「僕のせいだ。なのはが死にそうな目に会ったのも、泣いているのも、全ては魔法など全く無い世界で平穏に暮らせるはずだった少女をこんな世界に巻き込んだ僕のせいだ、と」 「…………」 ユーノは続ける。なのはは無言。 「だから……全ても原因である僕には、君に好きになってもらう権利なんか……」 「――ユーノ君」 今度はユーノの言葉をなのはが遮る。そして……ユーノに平手が飛んだ。
「な、なのは……」 「ユーノ君。私ね、久しぶりに本気で腹が立っているんだ。具体的にはあの腹黒眼鏡以来」 「いや、それ割と最近……」 魔法で強化していなかったのか、たいして平手は痛くなかった。そしてユーノはなのはの言葉にぼやいている。 「ええい!うるさいの!ユーノ君が私に好きになってもらう権利は無い!?そんなこと知ったこっちゃないよ!私は……私は、ユーノ君の事が好きなんだから!!!」 そう言い切る。 「だから……そんな、悲しいこと言わないで」 「なのは……」 なのはがユーノに縋り付く。その目には――涙が浮かんでいた。 そのまま暫くそうしていたが、ユーノはなのはに話しかける。 「なのは……」 「ユーノ君……」 「ねえなのは。僕は……もう一度、君を好きになってもいいのかな?」 「もちろん、だよ!」 その言葉になのはは満面の笑顔で答える。 そして改めて二人は向き合う。 「えっと……じゃあ……。高町なのはさん。僕とお付き合いをしてください」 「はい。えっと……ふつつかものですが、よろしくお願いします」 そして二人で顔を合せて笑う。ユーノは……久しぶりに、心から笑った。 「なのはなのは。結婚するわけじゃないんだから」 「え……違うの?」 「え、いや、その……結婚しよう、なのは」 「……ありがとう。嬉しいよ、ユーノ君」 「なのは……」 そうして彼の仮面は剥がれ落ち、 「よし。じゃあ明日はヴィヴィオを迎えに行くついでに挨拶にごー!」 「え……いや、その……心の準備が……」 「大丈夫だって!」 彼と彼女の時間は動き始めた―――――。
以上です。なんだか大分駆け足な感じになってしまった。 そして、弱らせて頭を鈍くしないと本音トークをしないユーノ君でした。
>>882 駆け足というか、確かにちょっと駆け足で説明不足な感を受けたけど…、
とまれ、乙です。GJです。
ユーノとなのははやっぱベストカップルだなあ。
ユーアリとか、ユーすずも好きなんだけどね。
>>882 GJ!
恋も全力全開ななのはさんですねww
念願のペンタブも手に入れたし修行してユーなの描きまくるお
>>884 頑張るんだ
自分のようにユーノ君のMAD作るお!とかいって気合入れて
MasterCollectionやらlightwaveやらcubaseやらペンタブとか適当に買って、結局何もしてないダメダメな司書にならないようにorz
「ねーユーノくーん」 「なにかな、なのは」 「私にもヴィヴィオっていう娘ができたし、結婚しない?」 「はい?」 「ずるいよーなのは。私もユーノと結婚したいのに」 「あ。じゃあフェイトちゃんも一緒に結婚しようか。そうしようよ、ユーノ君」 「え、え、え!?何言っているのさ!二人とも!?」 「……私たちじゃ駄目、なの?ユーノ……」 「う……そんなことは無いけど……」 「よし。じゃあそれで。結婚式と新婚旅行はどうしよう」 「一番忙しいのはユーノだからそこに合わせないと」 「もうどーにでもして……」
誰もいない・・・ あと一時間レスがなければわtフェイトは夜寒いのでこれからはユーノとベッドの上でハグハグしてぬくぬくしながら寝るよ!
そし
ユーノ君は教導官とお昼なの
1時間ユーノきゅん俺嫁
>>890 ハンバーグに使えそうな挽肉になってるな
___ (_) /、____\ l| / |::::::::::::::::::::::| 〉 r‐'、_ノ 厶:-v、‐:v=イゝ xく) T⌒\ |:l '⌒ ⌒Yレく:::∧ ねーゆうのーおなかすいたよー |::::::::/ 从" 「 フ ノ:| }::::::〉 ハンバーグたべたいなー \/ }:}>rz< }:! __j/ /V:\_i/ V|V j丁\ ∨レヘ:八 /::∧ {:ノ/ / /::∧:ヘ ∨ / /::/ '::::. '. / /::/ :';:::. '、 / /::/ ';:::. ヽ / /::/ ';:::. ヽ . /{. /::/ :';:::. . \ /::/ ';:ヘ. 〉 ー─-、______j_;;j/
ゆの「落ちた物の拾い食いはよくないよ」 くろ「普通に生で虫を食ってる口が吐く台詞か野生動物」 以下模擬戦場
ユーノくんは幼い頃から翠屋の味で育ってるから…、 わた、なのはさんからはどうがんばっても離れられないなの!
幼い頃からって、居候してた期間はわずか1年にも満たないですよ。本局食堂の方が馴染みありそう。
>>894 翠屋のケーキとかお母さんの手料理とかを食べている場面ってありましたっけ?
てっきりフェレットフードが主食かと…
ユーノって女性ファンに人気なの? というかそもそも『リリなの』に女性ファンっているの?
>>897 去年の夏コミで女性の絵師さんに司書長書いてもらった俺が居るんだぜ
「もっと ずっと」の作家さん方女性よ
初めてアインハルトがユーノと出会った後。 「ヴィヴィオさん、お父様ですか?優しそうな方ですね」 「あー……。ユーノくんはパパじゃないんです」 「そうなのですか?」 「はい。でもママたちはよくユーノ君を巡って争ってますけど。……ユーノくん、それに気が付いていません」 「そ、それは……」 「はぁ……。早くユーノくんがパパになってくれないかなあ……」 「む!何か電波を感じたの!ヴィヴィオ!今日こそパパを連れて行くからね!」 「そうだよヴィヴィオ!私がパパを連れて行くからね!」 「……何を言っているのかな?フェイトちゃん。私がヴィヴィオのパパを連れて行くんだよ。もちろんユーノ君」 「……なのはこそ、何を言っているのかな?私がヴィヴィオとエリオとキャロのお父さんを連れて行くんだよ。もちろんユーノ」 「……フェイトちゃん」 「……なのは」 「少し、頭冷やそうか……!!!」 「少し、頭ぴかちゅーしようか……!!!」
>>897 腐女子だけどリリなの好きという若い女性を二人知ってるよ
そのうちの一人は自称王国民のレイヤーさんで、しかも原作プレイヤー
日にちが変わるまでレスがなければ今日は1月11日と1が揃ってるのでわた・・・アインスはユーノさんと大人の時間を過ごします
ユーノきゅんと俺はとっくに大人の階段上ってるから
>>905 が足踏みしながらぶつぶつ呟いてたんだが、誰か知らないか?
さて……仏教の独鈷杵や苦無、ナイフを起点に結界を作る術者もいるそうです。 そこで簡易ナイフデバイスを投げ、捕縛や守護の結界を張る司書長もありだと思います。 あらかじめ魔力を込めておけるし、何人かで分担すれば広域でも短時間でも、高度な結界が作れますし。 自分に出来る事のスキルを磨いて、彼女(アナタの望む相手に)のピンチに駆けつける司書長なシチュは燃えますね!
夢を見た。 司書長と教導官が結婚していた。 教導官が娘とその友人に『ユーノ君に手を出したら頭を冷やしてもらうよ』と、笑顔で恫喝していた。 何故か金髪執務官と自称凡人執務官が居候していた。 何故か無限書庫の司書たちはキバヤシをはじめとするMMRの面々だった。 夢の内容は脈絡がなかった。
>>908 教導官と執務官が結婚していた。
教導官と娘がその友人に『ユーノ君に手を出したら頭を冷やしてもらうよ』と、笑顔で恫喝していた。
と読み違えた。
( 'A`)< 僕に近づくと火傷するよ
>>901 同人活動はともかく、
二次創作やってる人は知る限り5〜6人知ってる。
>>908 なんだろう。
今朝、自分も夢を見たが、何か漫画のラストシーンで
幼いヴィヴィオが泣きながら司書長に抱き付いていくシーンというものを見た。
少し離れた位置でなのはさんが見守りながら、
やっぱりヴィヴィオ、パパが欲しかったのかな、と寂しげに笑ってるテロップ付きという。
ユーノきゅんちゅっちゅしようか
それはユーノ君じゃなくて肉まんの裏にくっついてる紙よ
913 :
オヤジ3 :2011/01/12(水) 14:50:42 ID:Qb0m+FHI0
できた……! ようやく、最期のセグメントが完成した! と、いうわけで、本編最後のができました。 わりと短いですけど。 投下してもいいですか? レスポンスなければ、15:00から投下始めます。
それでは、投下開始します。 NGはいつものように「WHITE/BLACK REFLECTION」 では、どぞ〜。
それまでのワイシャツ姿から一変、子供時代のバリアジャケットを長ズボンにしただけの戦闘衣を身にまとったユーノは、周囲に複数の空間モニタを呼び出した。 そして彼は、号令を下す。 この事件を終わらせる、最後の号令を。 「行くよ!」 《アイ、サー。管理者の指定した対象を、即時殲滅目標と認識。攻撃コード:ジェノサイド。近隣の関係者の皆様は──》 無限書庫の中に、数多く高密度の魔力溜まりが生まれる。 無数の向日葵が、黒色の太陽に向け花開いた。 《──不意の衝撃に、ご注意ください》 四方八方から怪物に向け、怒涛のごとき速射砲が叩きこまれる。 変態の結果発声器官を失った怪物は、悲鳴をあげることもなく爆音の渦に飲み込まれた。 これだけの魔力砲を叩きこめば、先ほどまでのように体の形を変えて回避しようにも、かわしきることはできない。 一撃一撃がなのはの砲撃をはるかに超えた、戦艦の主砲クラスの魔力砲は、確実に怪物の体力を削っていた。 だが、戦闘以外の存在意義を持たない怪物は、攻撃行動をやめようとしない。 立ち込める煙の中から、太い漆黒の矢が、ユーノに向け飛んだ。 大質量の凶弾が、高速で飛来する。 「っ、ユーノくん!」 「ユーノォ!」 先ほどの惨劇がフラッシュバックし、悲鳴をあげるなのはとフェイト。 だが、ユーノは余裕たっぷりの微笑みを浮かべると、そっと右腕を突き出した。 「大丈夫、問題ないよ」 《『ランバート』、起動》 ユーノの右手のひらを中心に、八角形の盾が、放射状に展開する。 背後の仲間も守るようにそびえたつ金色の盾は、真正面から怪物の一撃を受け止め、微動だにしなかった。 傷ひとつ、つかない。 「────────────────────────ッ!」 怪物が、初めて感情のようなものをあらわした。 それは怒り。もしくは、焦り。 戦うために生み出された、意思を持たない破壊兵器は、初めて出会う自分の攻撃が通じない相手に激昂する。 言葉は、ない。 ただ、その殺気で、空気が震えた。
自らを打ち据える砲撃に構わず、その身を削りながら、怪物は矢を撃ち出し続ける。 圧倒的大質量、高出力、超速度の砲雨を撒き散らした。 本来ならそれは、あたり構わずに破壊の海を生み出す、暴虐の化身。 「……無駄だ。その程度の攻撃では、無限書庫は落とせない」 だが、全てを守る城壁には、傷ひとつつけられない。 ユーノ・スクライアに、無限書庫司書長に、傷ひとつつけられない。 駄々をこねる赤子のように、怪物は、撃ち続けた。 矢を放つ度に、砲撃に打たれる度に、その身を小さくしていきながら。 何故、何故、何故……、と。 自分は、自分は──ッ! 「──、──────、────────────ッッッ!」 《砲撃、一時中止します》 一際巨大な矢を放ったのを最後に、怪物は、沈黙する。 それを見て取ったユーノは、す、と右腕を上げ、砲撃を中止させた。 同時に、ユーノたちを守っていた障壁も、音もなく消失した。 煙の晴れた向こうに見えた怪物は、ぼろぼろになっていた。 見上げるような巨大な体は幼児ほどの大きさになっており、その体もぼろ雑巾のようにズタボロだ。 ところどころがへこみ、穴が開き、それを直すことすらままならない。 そのシルエットはかすんでおり、既に消えかけている。 「さて、この長い事件も……」 《『グラビディバインド』、起動》 満身創痍の怪物を、強烈な重力が締めつけた。 もはや動くこともままならない怪物を見据えながら、ユーノが上げた右腕を周囲の書架に向け伸ばすと、その内一冊が飛んできてその手に収まる。 右手だけで開かれたそのページは、白紙。 何も書かれていない本を右手に、左手のひらを怪物へと向けたユーノは、厳かに告げる。 「……これにて、終幕だ」
《シーリング開始》 怪物の体が、右手の本へと吸い込まれた。 もはや抵抗らしい抵抗もなく、白紙の本に高速で字が走る。 ……そして、その最後の一欠けらが本に吸収される直前。 ──ありがとう。 「──ッ!?」 《シーリング完了》 驚いたユーノが手元の本を除き込むが、封印作業を終えたそれは、モノを語ることはない。 《脅威の消滅を確認しました。自己防衛システム停止、ロック開始。警戒レベルをAからNへ。無限書庫、通常モードに復帰します》 次いで、無限書庫にかけられた非常体制が解除され、内部と外部をつなぐ転送装置に火が入った。 しばらく物言わぬ本を見つめていたユーノは、やがてふぅ、とため息を吐くと、背後で心配そうに彼を見つめる仲間に振り返る。 「……どうしたの? ユーノくん。複雑な顔、してる」 そう言って心配気に近づいてくるなのはを、無言でユーノは抱き寄せた。 「ふ、ふぇっ!?」 慌てて暴れる彼女に構わず、ユーノは両腕に力を込めた。 二人の感触を、鼓動を、体温を、体全体で感じ取る。 これは重みだ。 彼が気づかず放置していた、彼が背負うべき、彼にとってなによりも大切な人生の足枷だ。 その足枷を、ユーノは愛おしいと思った。 最初はじたばたしていたなのは、やがて静かになり、自分の両腕をユーノの腰にまわす。 自分の感情をようやく自覚した二人は、しばらく静かに抱き合った。 その抱擁を、フェイトは、複雑な心境で見つめる。 (……これで、よかったんだ。二人が幸せになってくれれば、それでよかったんだ……) 《...Sir, are you OK?》 「ん、バルディッシュ……大丈夫、だよ。ずっと前から、分かっていたことだから……」 愛機の気遣いに泣きそうな笑顔で返し、フェイトは、抱き合う二人に近寄った。 それっきり、彼女は想いを封印し、胸の奥にしまいこんで、しっかりと鍵をかけた。 近づいてきたフェイトに対し、二人は慌てて抱擁を解き、きまり悪そうな表情になる。 そんな二人に苦笑して、フェイトは、祝福の言葉を紡いだ。 「やっと、だね。二人とも──」 「──あー、ごめんフェイト。ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
「……なに?」 紡ぐ、つもりだった。 しかし、その言葉を中途で止めたユーノに対して、フェイトはいぶかしげな表情でうなずく。 そんな彼女に、非常にきまり悪そうに、ユーノは切り出した。 「え、ええと。こういうとき、どう言えばいいのか分からないんだけど……」 「……なに?」 「えっと、あの、その、ね……」 「……あ、私、席外そうか?」 どもるユーノに気をつかったなのはが、その場から離れようと動く。 そんな彼女の腕をユーノは慌てて掴み、引き止めた。 「ま、待ってなのは! これはその、なのはにも関係のある話というか、僕たち三人の話というか……」 「……分かったよ。それで、なんの話?」 「う、うん。あの、その、ね……」 二人の女性に見つめられ、ユーノは、視線を宙でふらふらとさせる。 言わなくては、そう思えど、いまいちふんぎりがつかないのだ。 だが、これ以上長く宙ぶらりんにしておける問題でもない。 覚悟を決めたユーノはごくり、と生唾を飲み込むと、ゆっくりと口を開いた。
支援、おそかったかな?
「……僕は、無限書庫の司書長だ。それと同時に、研究者でもある」 「知ってるよ」 「研究者っていうのは、強欲な生き物なんだ。世界の全てを知ろう、なんて、人の身に余る欲望を持っている」 「うん」 ぽつぽつ、と脈絡のない話を始めるユーノの言葉を、二人は真剣な表情で聞き、交互に返事してくれる。 その事実が嬉しくて、ありがたくて、ユーノは、言葉にのせた想いを一層強くした。 「そう、僕は強欲なんだ……だから僕は、大切なものを傷つけたくない。ただのひとつも、傷つけたくないんだ。だから……なのは、フェイト。男勝手な話だってことは分かってる。だけど──」 そこで、ユーノはすうっ、と息を吸い込んだ。 自分のエゴを、想いをぶつけるため。 目の前で固唾を飲み、じっとユーノの話を聞いてくれる、愛しい女性たちに。 「──二人とも、幸せにしたい。そんな、優柔不断な僕を……許して、くれる?」 二人の返事など、はじめから決まっている。
以上です。 次回エピローグが入りまして、そこで本当に終わりです。 また、今回分までで理想郷にまとめあげします。 微妙に直したりしてますので、そちらもぜひ。 ……ふぅ。 では、また次回。 今回はサル気にしなくてよかったから、楽だった……。
sien
924 :
オヤジ3 :2011/01/12(水) 15:14:46 ID:Qb0m+FHI0
う、うわわ、
>>919 さん、支援ありがとうございます!
やべぇ、見落としてた……疲れてるのかな……?
イ〜ヤ此処ではやても混じりって(半分からで)てんやわんや!! ダメですか?
>>921 乙乙ー。エンディングも楽しみにしています。
>>921 GJです!
司書長がかっこ良すぎで最高でした。
エピローグでの空気となったクロノとはやてにも期待してます。オチてきに。
ユーノ君の部屋に侵入したの とりあえずご飯を作ってあげようと冷蔵庫を開けたらしぐしぐが潜り込んでたの 中にあった野菜ジュースを失敬して飲んでやがったの 流石にこれは問題じゃないかと思ったら、後でユーノ君が 「ああ、しぐしぐには冷蔵庫の中のもの食べていいよって言ってあるから。代わりに 何か食べた後は無限書庫におまんじゅうとかを差し入れにくるんだよね。義理がたいね。」 とか言ってたの。あれ、もしかしてしぐしぐ、ユーノ君と私生活でもべったりなの!? とりあえず、気を取り直してベッドメイクしてあげようと思ったの そしたらベッドの中に雷刃ちゃんが潜り込んでたの これがフェイトちゃんだったら間違いなく全裸だったの でも、雷刃ちゃんはフェイトちゃんとは方向性が違うみたいなの これ、ゲームのキャラの格好なの…… このペンギンの格好、これプリニーの格好なの…… これもいつものことらしいの ユーノ君をめぐるライバルのはずなのに、それでもこの二人、ライバルな気がしないの 絶対これ、小さい子の面倒見てるのと変わらないの こんな電波を受信した
こんな腹黒じゃ、雷刃どころか2等身しぐしぐにも勝てそうにない。きれいなのよんで来い。
つーか冷蔵庫の扉って内部からは開けないからこのなのはさんしぐしぐの命の恩人じゃね
炎熱変換で暖を取ってたんだよ
ユーノくんのベッドでおもらしする雷刃ちゃんとか
きれいななのはさん……。何故かこんなのになった。 「ユーノくーん。朝ー、朝だよー。朝ご飯食べて無限書庫行くよー」 「ん……なのは……?」 「おはようユーノ君」 「おはよう……なのは……」 「朝ご飯は出来ているから早く着替えてきてね」 「うん。ありがとう」 「別にお礼はいいよ。私がやりたくてやっているだけなんだから」 「そうでもだよ。ありがとう、なのは」 「ユーノ君……」 「なのは……」 「朝っぱらからママとユーノくんはいちゃいちゃしているのでした、まる」
なにその朝起こしに行く幼馴染み
幼なじみ設定でSS書いているけど需要ある?
設定も何も幼馴染みじゃんと突っ込みつつ期待
まぁそうなんだけどもし魔法がなく同じ世界、同じ学校に通っていたらどうだったかな…と思ったのでw 書き上げるまでにしばらく掛かりそうだから書いたらうpしますお
>>939 ファイトッ!!
面白そうだし待ってるぜ
その間に上の一目惚れネタのときに思いついた小ネタ投下
アリサ、すずかがなのはから魔法に付いて説明されたとき、その最後に「僕からも一つ言っておきたいことがあります」と暴露。
突然現れた少年、それが実は可愛がってたフェレットだったという事実と、少年の整った顔立ちになぜかどぎまぎしてしまうアリサ。
フェレットは仮の姿云々、騙す形になってしまってごめんなさい云々と説明されるが、ぐちゃぐちゃな思考では現状を認識できず、その場は有耶無耶に終わってしまう。
その夜、ユーノのことを思うとなぜか出る溜息に首を傾げ、申し訳なさそうに揺れる翡翠の瞳を思い出すだけで高鳴る鼓動を不思議に思うアリサがいた。
この気持ちをはっきりさせよう。そう決意してフェレットのときの行動や、魔法の世界について聞くためになのはを通じてユーノと会おうとするも、いざユーノを目前に
すると思うように言葉が出ず、思ってもいない言葉をぶつけてしまう……。
こうしてアリサの初恋は、本人は全く無自覚のまま、勘違いとすれ違いを重ねて進んでいくのだった。
うん、自分で書いてて意味不明
恋愛系話ってこんなにむずかったんか
2頭身じゃない場合のシグシグの電波を受信した 無限書庫に勤め始めて間もない頃のユーノ君 ユーノ君は主の恩人の一人。ゆえに自分も恩返しをしないといけないと思ってたシグナムさん そう思ってユーノ君を見ていたが、ユーノ君がどこか子供らしい生活をしていないのが気になってしまう もちろん、時代や文化によって子供と大人の境界は変わるため、最初はなかなか行動に移せずいたけれど ある日、ユーノ君に訓練のお手伝いをしてもらった後、とりあえず公園に連れ出し一緒に何か食べてみようと行ってみる そして公園で一緒にベンチに座りジュースを飲んでいると、ふとシグナムさんはユーノ君の目が親子連れに向けられているのが気付きます そこには、小学生くらいの男の子と、その父親がキャッチボールをしている姿がありました ユーノ君の目には羨望と、その光景は自分の手に入らないものだと言う諦めの色が見てとれてしまいました そういえば、ユーノが孤児だった事を思い出します しかし、今の自分ではそこは踏み込んではいけない領域だと言うことは分かります ただ、色々と気にかけ、時間を見つけては会いに来ていた為か、ユーノ君とはそれなりに親しい仲であるとも思えました そこで、シグナムさんはふと思い立ちます 「スクライア、その、だな。キャッチボールは身体を鍛えるのにも丁度いいし、相手との仲を深めるのにもよさそうだ。やってみないか?」 思い切り直球で、不器用な感もあった一言でした ユーノ君は自分の思いがバレてしまったような僅かな情けなさ、しかしそれ以上に目の前の女性の不器用な優しさに喜びを感じました しかし、グローブもボールもここにはない というわけで、二人はスポーツショップに向かいました 二人ともキャッチボールは初めてなのでグローブとボール選びに難儀し、最後は店員さんの助けも借りましたがなんとか無事購入 その後、公園にもどりキャッチボールを始めた二人 ただボールを投げ合うだけだと言うのに、それは不思議と楽しかったのです その後もシグナムさんとユーノ君は互いに時間を見つけては公園でキャッチボールをするようになりました それはユーノ君が司書長となり、シグナムさんの背を追い越しても続きました その過程で生まれたのが、二人きりの時にお互いを呼ぶ「ユノユノ」「シグシグ」と言う呼び名でした うん、此処まで書いておいて気付いたけど無理やり感があるね! 多分このユーノ君はForceでシグナムさんが落とされたら完全にブチ切れると思う 後、キャッチボールの後汗をかいたら一緒にお風呂に入ったりその後一緒にご飯食べて一緒に寝てると思う
さらにおまけの電波 なんとなく蛇足で台無しな感もある in八神家 「最近シグナム野球中継よう見よるなぁ……」 「なんか親父くせーぞ、シグナム」 「ふふ、なかなか楽しいですよ主。あとヴィータ、親父くさいとはどういうことだ!」 「そういえばシグナム、草野球を始めたんですって。」 「ほー、そうか。まあ、健康的な趣味やし友達も増えるしええことやね。」 「シグナムのくせに、何でそんな健康的な趣味に走るんだよ。ネトゲしろよネトゲ!」 「ええ、無二の友人が出来ました。あとヴィータ、それは私ではないぞ、もっと混沌的な何かだ。」 in無限書庫 「あれ?ユーノどこいった?」 「お?アルフの姐御。司書長ならバットもって外行きましたよ。草野球の試合が近いそうで」 「ユーノも趣味を見つけたか。いい事だねぇ。」 再び八神家にて 「あん?今日はシグナムいねーの?」 「ああ、シグナムならこないだの草野球の試合で買った時になー、勝利に貢献したとかで チームのお仲間さんからナイターチケットもろた言うて見に行ったで。ちょっと遠出やから泊まりやと。」 「ふーん、偶然もあるもんだな。」 「偶然?」 「ユーノのやつもナイター見に行ったとかでいなかったぞ」 「ふーん……ゑ?」 ちなみにこの時、シグナムさんとユーノ君はナイター席で二人並んで白熱してましたとさ
>>940 ・恋愛モノのストーリーは大筋がある程度形式化している分先読みしやすいから、無意識のうちに差別化要因を作ろうとして悩む
・カップリングの結末だけ決めて走り始め、そこに辿り着くまでの大筋を決めてないことに気づいて途方に暮れる
・単なる引き出し(経験または読書量)が少ないまたは力量不足
・プロット考えているうちに満足して意欲が萎えてる
原因としてはだいたいこんなところか
>>943 ・いつの間にか熱血バトルものになってる。
も加えておいてくれ。
そう……俺のことさ!
>>943 たぶん力量不足、かな
単純に恋愛系のssを書き慣れてないんだと思う
例えば恋に落ちる瞬間や、好きな人を想ってドキドキする感覚
そういうのを表現しようとして頭の中では単語、表現、文章が出来上がってるんだけど、いざ書いてみると、
あれこの文章で合ってたっけ…、なんか考えてたのとは違う文章な気が…、そもそも変換されないんですけど…、
ってことが多々あるorz
>>944 はっはっは……、誰だかばれますぜ?
>>938 まあ、エロゲやギャルゲの幼馴染って幼稚園〜小学校低学年の頃からの友人だから
なのは達とユーノもそういう関係ではあるよな
司書長が昼飯食いにいった先で店長にアームロック決めてたでござるの巻
面白そうな電波が増えてんな〜。
>>941 こういう原作とは関係のないジャンルで親睦を深めていくっていいなぁ
読んでて誰でも理解できるし
司書長ほかAsのメンバーとホラー映画を見に行くという夢を見た。 劇場に入ったところで目が覚めてしまったが、実際各自の反応はどんな感じなんだろうか? 遺跡発掘とかしてる司書長はオカルト耐性強そうだけど…
ユーノきゅん翠屋FCに参加してサッカーやってみたりしないのかな ボール役になって脇腹蹴られたい
魔法戦記リリカルなのはForce―外伝― 時期的にはなのは達本編登場組がフッケバイン事件に追われていた頃、本編の陰でこの様な事が 起こっていた事はあまり知られていない。 ある日無限書庫に入って来た新人司書がいた。彼は司書になる前は世界を股にかける冒険家をしており、 仕事の合間に司書長も彼から冒険の旅の話を聞いたりなんかしていた。 時同じく、クラナガンの各地で通り魔的とも言える殺人事件が多発していた。 当初は現在ちまたを騒がせるフッケバインの仕業と考えられていたが、目撃者の証言によれば 犯人は人間とは余りにもかけ離れた異形であったらしく、また実際に撮られた犯人と思しき者の 写真においてもそれが人外の怪物で、フッケバインとは別の何者か…未確認生命体がクラナガンで 活動している事が推測されていた。 そして一体何処から潜り込んで来たのか、その未確認生命体が無限書庫にまで現れてしまう。 怪物に襲われ窮地に立たされる司書長。しかしそんな司書長を守る為に立ちはだかったのは 元冒険家の新人司書だった。 「見ていてください司書長! 俺の…変身!」 司書長の目の前で未確認生命体と同じ異形の姿へ変わって行く新人司書。 その光景は司書長にとって信じられない光景だった。 しかし姿は異形に変わっても、彼の心は人のままだった。司書長や司書を守る為に未確認生命体に挑み 死闘の末にそれを倒していた。 以後、彼は便宜的に未確認生命体4号と呼称され、司書長のサポートの下でフッケバイン事件に揺れる 次元世界の陰で暗躍する未確認生命体の起こす殺人事件に立ち向かって行く事になる………………… これ以上はクロススレでやれとかいわれそうなのでここまで。 でも、序盤はメインキャラ級の扱いだったけど、それ以後は空気化しちゃった〜って言う感じの 道筋を辿った名前の最初に「ユ」が付く彼は、司書長に通じる物を感じてしまうけども、 でも彼は終盤でまたメインキャラ級に活躍したので、もしかしたら司書長にも光明があり得るのかもしれない。
怖がったフェイトさんが司書長に抱きついて腕におっぱい当たったりなのはさんが司書長の手を握ろうとしたら間違ってお○○○○握ってしまうとこまで幻視した
大分ひどい事言うけどこれ流石にご両親が悪いだろう、フェレットさんは狩猟動物だぞ。 基本凶暴だし飼い方厄介だし、ユーノ君みたいに大人しくないし。
自己投影豚きめえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
つまり公式化されて久しい俺×ユーノきゅんという設定は自己愛ということなのか……
>>956 今期の某アニメで、布団剥いで下着姿にさせたり、幼女のスカートの中ガン見してたって。
そんなことよりスレの容量大丈夫か?
おろ。
ここに来て、486k……。
今スレ、投下結構あったからなぁ。
これは
>>970 でスレ立てしたほうがよさげだね。
げ、もうこんなレス数か……エピローグできたのに、これじゃ投下できない……。 しかたないから、先に理想郷行ってこよう。
ユーノ様、もう遅いですからお休みになられてはいかがでしょう? 紅茶を用意しましたから、とにかく休憩してくださいね。
最近スレの勢いがなくなったね〜とか言いつつも 気づいたら1000を余裕で達成できるあたり、俺のユーノくんが大人気であること間違いないな
サンクリでちびたんの人がクロユノ本出すみたいだよ。
ちょっと!ユノ×クロ本は無いの!?
俺ユノ本なら
流石に問題なくなかったかw
971 :
970 :2011/01/14(金) 16:31:52 ID:iHhm6sBE0
>>971 乙です
明日からのセンター試験司書長のご加護がありますように…
>>971 乙です。
>>976 一昨年去年と二年連続でセンター受けた(一浪)んだよね、俺……。
君はそんなことにならないように、がんばってくれ! 応援してるよ!
アリサやすずかも受けたんだろうなあ
明日までレスが無ければ司書長は旅に出る
ユーノきゅんと俺の新婚生活の船出な
おー。いつもの桃色の光だ。 先輩方ー、俺新入りでよく分からないんですけど、あの桃色の光ってなんなんですか?
>>976 ふぁいとっ!!
妙に人がいないと思ったら、みんなセンターなのかな?
いや、もっとおっさんがいてもいいはず……。
>>978 二人が行ってる大学って公立だっけ?
私立だったらセンター受けなくてもいいし、受けてもいいけど
にしても大学入試のときはなのはたちいなかったろうけど、高校入試のときは大変だったんだろうなぁ
「アリサちゃ〜ん、久しぶりに局も休みだし遊びに行こうよ」
「ああっ? アタシは今入試勉強最後の追い込みで忙しいのよッッッ!!(ピリピリ」
「ヒッ!? ご、ごめんっ」
「すずかちゃん、今日暇なんだけど図書館にでもいかへん?」
「……両辺と間の角が(ブツブツ)……小選挙区比例代表(ブツブツ)」
「あのー、すずかちゃん?」
「酸素と水素が反応して(ブツブツ)……Would you take me how to(ブツブツ)」
「もし〜も〜し?」
「(ギロッ)はやてちゃん、吸 い 取っ ちゃ う よ ?」
「すんませんっシターーーッ!!!(ジャンピング土下座)」
そうしてフェイトが一言。 「ユーノに教えてもらえばいいのに」 「「!!!!」」 ゾクッ! 「どうしたんすか司書長?」 「いや、なんかトラブルの気配が…」 「ToLoveるっすか?」 「君ね…」
流石に管理外世界じゃなあ 固有名詞多すぎて無理じゃね
お疲れの司書長のためにキャロが栄養ドリンクを作ったようです 凄い色だったけどあれ飲めるのかしら?
次の出勤では、気力150から仕事を開始できる特典がつくから結果的には問題ない・・・のか?
>>985 問題はキャロがお兄さん的な人の為に作ったのか、お父さん的な人に作ったのかだ……
>>982 アリサくらい元の頭が良ければセンター試験900点台余裕な気がする
もっとも、聖祥は小中高大一貫の学園法人だから推薦エスカレーターで一直線も出来ると思うけど
>>987 よくssとかで、司書長が学術面では万能な感じの描写されること多いよね。
実際どのくらい頭いいんだろ?
一度聞いたこと、学んだことはすぐに覚えられる試験の点数はいいタイプの頭脳なのか、
奇抜で常識を覆すような発想がぽんぽん出てくるような感じなのか。
てかもうスーパータイムだね。
>>990 ならスーパー冬休みの宿題タイム
>>991 ならアインスとユーノ君がユニゾンするSSがついに・・・!
>>990 9歳の時点で魔法学院を卒業してる(小説より)のだから成績はいい・・・はず
無印の公式HPには『考古学を学ぶ学生』とか書いてあった記憶があるから小説とは設定が異なるかもしれんが
現場監督みたいなこともやっていたから実務もいける
ゆりかご調査のときの様子を見ると、固定概念に縛られずに答えを導き出せるぐらいの柔軟性も持ち合わせているように思える
あくまで主観だけど
>>993 なら司書長と金髪巨乳執務姦のスーパーハグハグタイム
>>995 なら司書長と他の皆がセンター試験を受けて点数を競う
>>998 なら、次はユーなのかユーなのヴィヴィで1本書く
>>999 >>999 ならユーノくんがちっちゃくなってクロノ組織に終われながらヴィヴィオたちと過ごす
>>1000 なら推薦で大学行った俺的にはセンター試験がどんな物か未だに分からないと叫ぶ
1001 :
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