長門有希に萌えるスレ 204冊目

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213ss
流れ読まずにハルヒちゃんSS投下行きまーす

「長門有希の∞O」
214ss:2010/12/05(日) 19:52:54 ID:PJTgZees0
――チュンチュン チュン

あちゃくら「――長門さーん。朝ですよー……長門さーん?」ゆさゆさ

長門「zzz……」

あちゃくら「駄目だ、熟睡してる。せっかくの日曜なのに、寝てばっかりなんて不健康で」 

TV・タイマーON『仮面ライダーオーズ 前回のみっつの出来事』

長門「!」がばぁ! 

あちゃくら「ぐあっΣ」がんっ

あちゃくら「い、いたたた……流石です、まさかわたしを騙すために寝たふりをしていたなん――て」 

長門「……」正座してTVの前 

あちゃくら「って、テレビ目当てかいっ!」 

長門「そこ、うるさい」 

あちゃくら「う……ま、まあ二度寝されるよりはいいですけど。……って、何ですかこれ、アニメ?」 

長門「違う、特撮」

あちゃくら「どっちにしても、男の子が見る番組じゃないんですか?」 

長門「そうでもない。最近のライダーは若い女性にも人気。特に平成ライダーからはそう」 

あちゃくら「はぁ……く、詳しいですね」

長門「……」手に汗握ってる 

あちゃくら「あの……そろそろ朝ご飯を」 

長門「……っ!」ライダーがピンチ 

あちゃくら「長門さーん」 

長門「……」無言のまま応援中
215ss:2010/12/05(日) 19:53:34 ID:PJTgZees0
――三十分後 

TV『来週も見てくれよな! ……この後は、ハートキャッチプ』ぷつっ  

あちゃくら「……はぁ、やっと終わりましたか」 

長門「――今週も良かった」堪能  

あちゃくら「あの……長門さん? 楽しんでる所悪いんですが……あれってただの映像ですよ」 

長門「……貴女はライダーの何も解っていない」 

あちゃくら「で、でもあれは子供向けの番組じゃ」

長門「そこに正座」 

あちゃくら「へっ?」 

長門「正座」 

あちゃくら「は、はい」 

長門「仮面ライダーについて、貴女に教えておく」 

あちゃくら「あの……別にあたしは興味無いんですけど」 

長門「どうして」

あちゃくら「だから、さっきも言いましたけど……あれは子供向け番組だからです」 

長門「作っているのは大人」 

あちゃくら「それはそうですけど……やっぱり高校生にもなってライダーにはまってる女の子って、ちょっと」 

長門「解った」 

あちゃくら「あ、解ってもらえました?」 

長門「百文は一見に如かず」 

あちゃくら「へ?」 ピンポーン 

佐川「こんちわー」 

長門「お出まし」 

あちゃくら「え? それを言うならお出迎えじゃ……あの? 長門さん?」
216ss:2010/12/05(日) 19:54:16 ID:PJTgZees0
佐川「ありがとうござましたー」ばたん

長門「届いた」ほくほく 

あちゃくら「……何ですか、その箱」 

長門「変身ベルト」 

あちゃくら「へ?」 

長門「正しくは、DXオーズドライバー」がさごそ

あちゃくら「うわ、でかっ! って言うか高そう?! ――あのー、つかぬ事をお聞きしますが、これっておいくらでした?」 

長門「聞かない方がいい」 

あちゃくら「あ、そうですか」

長門「……」ベルトを付けてご満悦 

あちゃくら「……何ていうか、何ともコメントしようがありません」 

長門「放送が始まってからの数週間、わたしはずっとこれが欲しかった」 

あちゃくら「そうですか」 

長門「でも、常に在庫無しで買えなかった」 

あちゃくら「へー、人気なんですね、それ」 

長門「だから、近所の配送予定のこの商品を情報操作で」 

あちゃくら「ち、ちょっと待てー! 子供の夢を壊しちゃ駄目ー!」

長門「大丈夫、構成情報を確認した。これで複製できる」 

あちゃくら「……いや、その。あたしが言うのもなんですけど、思念体の構成情報をそんな事に使っていいんですか?」 

長門「平気、パパの分も作る様に頼まれている」 

あちゃくら「しっ主流派ってライダーごっこするんですか?!」 

長門「パパは初代からオーズに至るまで、歴代のライダーベルトを全てコンプしている」複製中

あちゃくら「……そ、そんな人がこの銀河を統括してたなんて……」ピンポーン 

佐川「ちわー……すみません、何か配送違いだったみたいで」 

長門「はい、お疲れ様」 

佐川「すみませんでしたー」ばたん
217ss:2010/12/05(日) 19:55:02 ID:PJTgZees0
あちゃくら「ま、とりあえずそれで遊ぶのは後にして、とりあえず朝ご飯に」 

長門「このベルトのこの部分にメダルを入れる」ちゃりちゃり

あちゃくら「はいはい、目玉焼きはしょうゆでいいですか?」 

長門「いい。そしてこのスキャナーを持ち、パワーをチャージする」 

あちゃくら「解りましたから、そろそろ席に座って」 

長門「そして変身」キンキロリーン


オーズドライバー『茄子! ガンプラ! 豆板醤! ナ・ガ・ト! ナ・ガ・ト・ナ・ガ・ト!!』


あちゃくら「うおっ! まぶしっ!? ……って、本当に変身したー!?」

長門「……馴染む」マスクの下でご満悦 

あちゃくら「こっこの世界のおもちゃってすげー!」

長門「……やってみる?」 

あちゃくら「へっ?」 

長門「あなたも、変身してみる?」変身解除 

あちゃくら「え、あ……じ、じゃあ一回だけ、試しに」

あちゃくら「おおー……これが変身ベルト」 

長門「ここにメダルを入れる、メダルはこっちにある」 

あちゃくら「へーいっぱいあるんですね……あ、このメダル可愛いかも」ちゃりん 

長門「違う」 

あちゃくら「へっ?」

長門「最初は二枚持って左右の穴に先に入れる、最後に真ん中を入れる」 

あちゃくら「あ、そういう物なんですか」 

長門「そう」 
218ss:2010/12/05(日) 19:56:38 ID:PJTgZees0
あちゃくら「じゃあ……これとこれで……最後はこれかな」ちゃりちゃり

長門「はい、オースキャナー」 

あちゃくら「ありがとうございます。……おお、ぎゅおんぎゅおん言ってる」 

長門「新しい貴女の誕生の瞬間……素晴らしい」 

あちゃくら「な……何ですか? それ」 

長門「気にしなくていい」 

あちゃくら「はぁ……じゃあ、早速」

キンキロリーン! 


オーズドライバー『マグロ! 柚子胡椒! 原付免許! マ・ユ・ゲ! マユゲ・マ・ユ・ゲ!』 


あちゃくら「……なっ何じゃそりゃー!」

あちゃくら「なんなんですかこの魚の被り物?! しかも何故か部屋の中に原付まで置いてあるし?!」 

長門「ライダーにバイクは付き物」 

あちゃくら「げ……原付ってバイクですか?」 

長門「大きな目で見れば、そう」 

あちゃくら「……まあ、もういいです。何か疲れました」

あちゃくら「さっ朝ご飯にしましょう……って、あの……長門さん?」 

長門「なに」むぐむぐ 

あちゃくら「この変身を解くのってどうやればいいんですか?」 

長門「……」むぐむぐ 

あちゃくら「……あのー」 

長門「……」むぐむぐ 

あちゃくら「まさか」 

長門「マユゲコンボは二日間解除できない」 

あちゃくら「さっ先にいえー!!」 


219ss:2010/12/05(日) 19:58:19 ID:PJTgZees0
一方、その頃――

佐川「ありがとうございましたー」バタン 

キョン「ふっふっふ……ついに、ついに手に入れたぞ! オーズドライバー!」

キョン「今日は家に誰も居ないし、これはもう早速変身だな」がさごそ

キョン「――え〜なになに……何か、使用感があるな。このベルト……まあいいか」

キョン「メダルは……おお、何かいっぱいある。まあ、とりあえずはどれでもいいだろ」ちゃりちゃりちゃり

スタンドミラーの前でポーズ中 

キョン「な、何かどきどきしてきた……変身っ!」チャキッ ギュイーンギュイーンギュイーン!   


オーズドライバー『小泉今日子! ダルデレ! ポニーテール! ――キョ・ン・コ! キョンコ・キョ・ン・コ!』  


キョン子「……は? 何だ今の音声……って」 

 ――その時、鏡に映っていたのは俺ではなく、どうみても呆れ顔の少女で、そいつの後頭部では俺好みのポニーテールが揺れてい

た。

 やけにひらひらとした白を貴重とした衣装に、意味深なスパッツ。確認してみたが、胸はやけに薄かった事を覚えている。

 鏡の中で苦笑いを浮かべる、やけにダルそうな顔のプリキュアがそこに居た。    

キョン子「って、ライダーですらねぇのかよっ!!!」 






キミドリさん「フラグブレイカー プリキュア! この後すぐ!」