【ひぐらし】古手梨花21【おいで、鉈女】

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450名無しさん@お腹いっぱい。
子どもの頃、沙都子と羽入の三人で浮浪者風のオッサンをよく犯していたわ。
当時、わたし達は年の頃で×学6年生・・・まあ、ませてたのね。

例えば夜、祭具殿の石段やらで寝ている50代くらいの汚らしいオッサンがいたりするのよ。
するとわたしたちの中でも一番の好き者の羽入がわたしの背中を軽くつつき、こう言うのよね...

「祭の始まりなのですよ...」

その言葉を合図に、わたし達はそのベンチの背後に回る。
そして沙都子と羽入が両側から囲むようにベンチに腰をかけるの...

さあ......ここからが不幸話術に長ける沙都子の腕の見せ所ね。
大体ここでオッサンの放つ甘い蜜のにほひに誘われた妖精達が
目的の蜜を吸えるか否かが9割り方決まるのよ。当然慎重にもなるわ。

こんな夜更けに突如として現れた少女にオッサンも戸惑いを見せる。
あのときはこう言ってたわね。

「こら...こんな時間に......早く家に帰らんね。」

心の中で思う...(さあ、沙都子...いつものように魅せなさい...)

その日の沙都子はこう言ったわ。

「あたくし・・・お家に帰っても誰もいませんの・・・
 父も母も、にーにーも・・・」

オッサンの顔が明らかに曇った......沙都子は続ける...

「おじ様は何だかあたくしと同じ空気を感じますわ......」

オッサンの白内障がかった目が涙に滲む...沙都子がとどめの一言...

「あたくし達、おじ様となら笑顔になれそうな気がしますの!!」

そういうと両側の二人はオッサンに飛び掛かった...
背後から凶悪な締め付けを誇るわたしも登場!
オッサンは戸惑いながらも受け入れ体制に入り、そっとわたし達に手を伸ばしたわ・・・