隣で眠っちゃったのには気付かなかったんだろうね
気付いたら手をギュッと握ったりして起こすよね
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/30(水) 17:56:43 ID:XRnrUE6d0
憂「桃と梅どっちが良い?」
梓「憂の桃尻!!」
こんなシーンが今週あった。
憂「じゃあわたしは梓ちゃんの胸にある梅干しを…」
梓のスカートが長かったのは憂にローターを付けられたからです
隠すためにスカートを長くしたのです。もちろんスイッチは憂が握ってます
うーん・・・、13話
梓憂の場面は増えてもアニメ展開の都合上、梓が今後の軽音部へ意識が向いてしまっていて寂しかったな。
もうちょっと同年代の友へ目を向けてくれても良かったなと。最後に純も含めた三人で、部員がいなかったら入部する
(純だけど)と約束してるところで救われてるにも関わらず、また夢かもしれないと梓が不安定になっている。
原作の四コマとは違う方向性で良いと思うけれど。あまり言うとスレ違い。…スマン続けて
やっぱりアニメはどうしても唯梓寄りになっちゃうよね まあしょうがないけど
でももっと2年どうしでイチャイチャしてほしいよなあ
そんなこんなで別荘に梓憂投下しました
よかったら見てください
後悔はしている
>>311 別荘?
そういやチケットじゃなくて本当にほっぺつねってたねw
あんだけ一緒にいたのに梓憂養分薄かったなぁ
ちょっと肩すかしだったかもな
梓にとって(というか普通は)部活の先輩後輩と同級生の友達とでは全然別の人間関係なんだから、
露骨に 軽音部>憂純 みたいな演出にはかなり違和感を感じた。
一方の大切さを強調するのに、もう一方を貶める必要はないと思うんだよね…。
それぞれで別の面が見えるのが2年生組の面白さなのに。
もう一回5話みたいな方向で見たいぜ。
梓「憂は日焼けした子と色白の子どっちが好き?」
憂「私は梓ちゃんが好き」
憂「梓ちゃんはポニーテールとサイドテールどっちが好き?」
梓「私は憂が好き」
純「私はそんな梓と憂が好き!」
梓部長になるまであと少し、二年生ズのキャラソン出たらいいなと思う
2年生ズオンリーのドラマCDがでたら家宝にする
あずにゃんが素で甘えれるのが憂
憂が子供みたいに年相応の顔をだせるのがあずにゃん
とかだったら禿萌え
これで成仏できるわってレベル。今の時点でお互いに「地」が出せる関係ではあるみたいね。
二年生ズだけで1クールやるべき
このカップルって携帯サイトとかだと多いよね
まあイラストサイトはしぶをみるのが無難だし・・・もっと増えろ!
あずにゃんって憂に対してだけ態度違うよね
先輩四人とかさわちゃんとか純ちゃんとかはだいたい一緒だけど(つんつんしてる)
憂だけには甘いというか優しいというか甘えてくるというか
もう確実に恋人だよね
こんなのも作られてたんだwアニメスレから持ってきたの?
>>321 梓、いつものツンデレがどっか吹っ飛ぶのは見てて興味深いよね
本人は自覚してるのかしてないのか。憂にべったり甘える梓がもっと見たい
>>324 その絵師さんのサイトに
俺達が歓喜する絵があるぞ
どこだ!どこにある!ハアハア
kwsk
手ごねスパイク
5話の二人がにゃんにゃんしてる
いいねーにゃんにゃんしてましたよ
さて、だれか性的ににゃんにゃんしてるSSをば…
梓「まだ眠たくないよー」
憂「じゃ、お布団でお話しようか?」
・
・
・
純「ゆうべはおたのしみでしたね」
梓「わたしが部長です」
梓「わたしが部長ですー、ムニャ…」
憂(…梓ちゃん、寝言でなに言ってるんだろ?)
憂(おやすみ、梓ちゃん)ギュ
もう眠い…、みんなおやすみ
一番大事なとこちゃんと描写しろよ!
〜〜
純「…というわけで、ノリとツッコミは大事なわけよ」
憂「へぇ。さすが純ちゃん、そうだね」
梓(のり、ツッコミ…///)カアァ
憂「どうかした?」
梓「な、なんでもないっ」
憂梓はもっと増えるべき
「あーずさちゃん!」
梓「?」
憂「おはよ!」ギュッ
梓「わあっ!な、なんだー!」
憂「ご、ごめんね」
梓「え?いや…(う、ういに抱きつかれたの?…え?)」ドキドキ
梓憂増殖しろ
おまえらが凄腕書き手じゃないと寄って来ないぞ
>>333 百合板でないから誤魔化したけど普通のSS
(自己満足のレベルかもしれないけれど)で良ければまた書きますよ
全裸待機
あずにゃんは憂に対してだけはガードが下がってるよな。
どうやったらあんなに親しくなったのだろうか。
梓が一歩踏み込んだ(ガードを下げる)接し方をしているから仲良いのかなと思ったり。
素直な自分を見せることで相手の素性も知りたい、親しくなりたいという気持ちが出てる。
「まだ眠たくないよ」
「じゃあ少し運動しよっか」
14話、あずにゃん家で一緒にいたからよし!
ナチュラルに梓家にいたなw
それもまた純ちゃんいないしw
何してたか妄想が止まらんw
七月。ようやく安定した夏の暑さになり、私は明るい日差しの下にいた。
歩いて10分程度のコンビニに行くまでも肌が焼ける気がして、コンビニの袋を持っていないほうの手で
無意識に腕をなでる。携帯からメールの受信を知らせる音がなったので、ポケットから引っ張り出すと
携帯までも熱で熱くてビックリする…。自分の体温のレベルじゃないよね、これ…。
「あ、憂からだ…」
『今から遊びに行くねー』と、用件と文末に絵文字だけの短いメール。
絵文字のハートマークは憂とって他意はないのだろうけど、私は意識してしまう。だって、私は…。
画面右上の時間を見る。聞いてた時間よりちょっと早い。コンビニに行ってたのは、ウチにお菓子もジュー
スもなかったからで。私は家までの道を、さっきよりも少し急いだ。
自宅に近づいたときにはすでに憂らしき人が表に立っていて、私に向けて手を振っていた。
部屋に入ると、さっき少しだけ家を空けただけなのに部屋の気温は一気に上昇していた。
私はクーラーのリモコンに手を伸ばす。
「さっきまで、どこかに出掛けてたの?」
「憂が来るまで時間あると思ったから、近くのコンビニまでね」
「そうだったんだ、日焼けした?」
「そ、そんな短時間で焼けないよ!」
「だよね。目に見えて焼けないけど、少しは焼けてるよ」
ななめ前に座っていた憂が突然、私の左手を取ったので内心ドキリとする。
「日焼けしやすいのは、梓ちゃんの皮膚が薄いんじゃないかな?」
私の腕や手の甲を撫でながら、まじまじと見つめる憂。こうして憂に腕を触れられただけで、
動揺するなんてやっぱり私は変だ。
「うーん、さわっても分からないね。…ん、どうかした?」
「え、別に、、、」
動揺してたの、気づいたのかな…、憂。
「梓ちゃん、へんなのー」
いつもの人懐っこい笑みを見せる憂。私の手を離してくれないまま話を続けた。
「今日そういえば、七夕なんだよ?」
「七夕かー…、小さい頃しかあまり興味がわかなかったけど」
「折り紙なんかで飾りを作ったり、短冊に願い事をかいたりしたよねー」
私は小さい頃、お父さんと同じミュージシャンになりたいと書いたんだっけ。音楽で毎日充実してる今、子
供のころ願った夢は着実に叶えられていってるのかもしれない。
「今だったら何お願いする?」
「今だったら?」
「そう、今の願い。ひとつ書くなら何にする?」
……もし本当に願い事をするだけで、願いが叶うなら。憂は期待のまなざしで私を見ていた。
私の願いは…。私は憂に捕まれたままの腕を解くと、その手で憂の手に触れた。
「私は、憂とずっと一緒にいたい」
「えっ…」
少し驚いた様子の憂。そうだよね普通…、何言ってるかワケ分かんないもん。
「、、、って書くよ、短冊に」
「そうなんだ、ありがとう。…うん、そうだね、私も梓ちゃんと一緒にいれたら嬉しいな」
本当は私の気持ちにも整理がついていない。このまま押したら、いままでの関係が壊れそうだから。
今は、…いいんだ、このままでも。そのうち機会が訪れたら、ちゃんと話すよ、…憂。
おわり
―――――――――――――――――――――
以上、七夕のネタでした。
>>346 お疲れ!
くそお!続きが!続きがみたいいいい!!
しかし、ここは我慢だ…
もっと所構わずイチャイチャすればいいのに
ここ、どのくらいの長さまで平気かな?
行数のことか?
60だが
ああごめんなさい
ss的なものは何レスくらい使えるのかなって思いまして
一回に三桁とかいかなければいくらでもどうぞ
長いのなら書き溜め投稿して最初に何レス使うみたいなのを書いてくれると嬉しい
>>347 ありがとう!ここで書かせてもらって自分の書きたい方向性が見えてきた。
そのうちサイトで公開できるかも。その時はまたここで知らせますよ
>>348 上のほうで梓→憂のリクがあったので、スマンね
>>353 どうも
このてのスレは基本的にssは数レスに収まってるので長いのは好まれないのかなと思いまして
ではできたら投下させてもらいます
スレ止めてしまったようですいません
出来たので11レスほどお借りして投下します
無駄に長く、キャラ崩壊も起こしていますが許してください
いつも通りの朝。
私は物思いに耽っているよう装いながら、妄想ワールドを頭のなかに繰り広げている。
「梓ちゃんおはよー!」
来た。天使だ。
どこだ。どこにいる。
私は1コンマでもはやくその御身を目に収めるため、ヘッドバンキングにも似た動きで視界を振り回す。
「えへへー。おはよう」
いた。眩しすぎる。
しかし目が潰れようとも私は見るのをやめない。
「おはよ」
「今日は早いね。英語の宿題終わった?」
「いや、まだだけど…」
「じゃあ私のノート貸そうか?」
「うん。ありがと」
あくまで装うのはクールなキャラ。
まず、この脳内に展開する欲情世界を露見する訳にもいかないし、
なんと言ってもカッコイイキャラを演じてその姿に惚れさせ大団円、という目論みが9割を占めている。
なんたる策士。
「はい。どーぞ」
「ありがと。じゃあちょっと借りるね」
「うん。わたしお姉ちゃんにお弁当届けてくるね。朝忘れて行っちゃったから」
ああ…行ってしまった。
もっとおしゃべりして目に笑顔を焼き付けてほのかな甘い香りを嗅いでいたかったのに。
名残惜しい気持ちを胸に留めつつ、受け取ったノートに目をやる。
憂のノート。
憂があの柔らかい手で数えきれないほど触り尽くしたノート。
いけないとはわかりつつ、唾液が出るのを抑えられない。
だめだだめだ。ここは我慢。
煩悩を消すため、ぼそぼそと除夜の鐘の音を呟きながら、宿題に取りかかる。
そうすると、いつでも彼女が帰ってくるのがわかるよう、
扉に向けて置いておいた鏡にその姿が映った。
気のせいか俯いているようにも見える。
「憂?どうしたの?」
「あ…梓ちゃん」
「お姉ちゃんがね…もうお昼買っちゃったからお弁当いいって…」
「仕方ないよね…でも、一生懸命作っ…たの、になあ…」
あっやばい!泣きそう!
どうしようすっごくかわいい!写真撮らなきゃ!
ってそんな場合じゃない!
それにこれはチャンス!
「憂!そのお弁当わたしにちょうだい!」
「…え?でも…」
「いいから!どうせ持ち帰っちゃうんでしょ?」
「うん…でも悪いよ…」
「わたしが食べたいの!」
「あ、ありがとう…じゃあ、はい」
ふう。これは思わぬ収穫だ。
なんとか憂を泣かせないですんだうえ、間違いなくイメージアップもはかれただろう。
それよりなんと言っても憂の手作りお弁当が手に入った。
多少取り乱してしまったものの安すぎる対価だ。
このお弁当、まずは最高の調味料として空腹を用意せねばならない。
そのためには早弁などもってのほか。昼まで待たねば。
ここからは自分との闘いだ。
はやる気持ちをなんとかして押さえ込む。
―そしてお昼。
これまでに何度心折れそうになったかしらない。
何度興奮のあまり歪む顔を心配されたかしらない。
しかし私は耐え抜いた。
この時のため。
「梓ちゃーん。純ちゃんもご飯食べよー」
「うん」
「ごめんね。わたしのあんまりおいしくないと思うけど…」
「そんなことない!」
「な、なんだよあずさーびっくりしたじゃん」
「それより梓。憂の弁当食べられるとはついてますなー」
「や、やめてよー」
そうだ。私はついている。だから今日もこのままでは終わらないだろう。
さて、弁当だ。純にも見守られながら、ゆっくりとフタを持ち上げる。
「うわああああ!おいしそおおお!」
「わっ!梓落ち着いて!!」
「ご、ごめん…はぁはぁ」
「あ、梓ちゃんそんなに期待しないでね…?」
「あ…う、うん」
思わず叫んでしまった。
冷静になれ私、これからこれを食べるんだ。
私は邪魔にしかならない数多くのものに意識が介入しないよう万物を超越し、森羅万象と一体となった。
そして、卵焼きをひときれ、口へと運んだ。
「ど、どうかな…?」
「…」
「ちょっと梓!どうなのって聞いてるでしょ!」
「…やっぱりおいしくなかったよね…」
「待って憂!梓の様子が…」
「…」ツー
「泣いてる…」
私の口内に広がったのはまさしく至福の世界。
さらに感動も加えて、涙が零れたのも返って当然といえよう。
まさか…料理も完璧だとは…。
私は胸を駆け巡るこの想いがさらに強くなるのを感じた。
「…おいしいよ。憂」ツー
「あ、ありがと…ってそれよりも涙を…」
憂がハンカチを取り出し、それを私の頬にあてがう。
反対の頬には憂の手が添えられている。
うわあやばいよ!ペロペロしたい!
「おー梓顔赤いぞ〜」
「な、何言ってるの」
「ごめんね梓ちゃん、もう拭き終えたから」
「う、うん…ありがとう」
そして私の頬と憂の暖かな手はお別れをした。
しかし十分だ。これだけで3ヶ月は戦える。
純に冷ややかな目で見られつつも、お弁当は3分で私の胃袋へと消えた。
午後の授業も終始口角が持ち上がるのを抑えられなかった。
今日は授業を受けた記憶がほぼ皆無に等しいが、私にはまったく構わない。
ホームルームを終え、活力に満ちた体でいざ部活へ向かわんとしているとき、ポケットの携帯電話が震えた。
ええと、律先輩だ。
どうやら今日は皆さん部活に来られないらしい。
では私も帰ろうか。
すでに私の足はもしかしたら、という一鏤の望みにかけて玄関へと向かっていた。
「いない…帰っちゃったか…」
「あれー?梓ちゃん部活は?」
「!」
「きょ、今日は先輩方みんないないから…」
「憂…よかったら一緒に…」
「そうなんだ。じゃあ一緒に帰ろう?」
「!…うん!」
自分から誘えなかったのは口惜しいが、しかし憂が誘ってくれたのだ。
喜んで厚意に甘んじよう。
本音を言うと、大声で叫びながら駆け回りたいほど嬉しかった。
校舎を出、私は少し後をついていく。
もちろん隣を歩くのも捨てがたいが、この位置は匂いを嗅ぐにはベストポジションだ。
五感は嗅覚だけを残し、匂いのもとへとのそのそついていく。
「…」スタスタ
「…」クンクン
「…わっ!」
突然、ぶつかった。
目を瞑っていたのが仇となった。
これでは前も見えないバカと思われてしまう。
「ごっごめん憂!」
「梓ちゃん…目を瞑ってたら危ないよ?」
「う、うん…その…眠くて…」
我ながらもう少しまともな言い訳は思いつかなかったものか。
あたふたしていると、優しく憂が私の手をとった。
「心配だなー」
「…大丈夫だよ」
「ううん。ダメ。手繋いでいこう」
「……うん」
思わぬ展開だ。
まさかこんなカップルみたいなことができるとは。
わたくし、中野梓、天にも飛び上がりそうな気持ちです!
今日はもちろん手を洗いません!
「明日から休みだねー」
「うん…憂は何か予定あるの?」
「うーん特には…」
その時、私の頭にとてつもないインスピレーションが働いた。
この流れなら言うことはひとつ!
山と問われて川と答えるように返した質問だったが、反ってそのお陰で自然に聞けていた。
自分で自分を褒めてあげたいです!
「憂。よ、よかったら明日一緒に遊びに行かない?」
「え?ほんと?行きたい!」
「そ、そう…じゃあどこ行こっか」
ふふ。全てはピタゴラスイッチの如く順調である。
私は心の内で世界を手に入れたようないやらしい笑みを浮かべていた。
明日は是が非でもイチャイチャしてやる。
「あ…純ちゃんも誘おうよ!」
「そ…うだね…」
不測の事態である。是でも非でもない。
相変わらず私の計画は見誤ってはいないが、イチャイチャプランは脆くも崩れ去った。
くそう。遊園地にでも行って2人乗りのアトラクションにばかり乗り続けてやろうか。
しかし、純も一応大事な友達だ。3人で遊ぶのもいいだろう。
しばらく明日の予定について言葉を交わしていたら、憂と別れる分かれ道へと差し掛かった。
ふっと憂が手を離しこちらを向く。
「じゃあまたメールするね」
「…うん。純にはわたしが言っておくよ」
「よろしくね。…じゃあ行こっか。…また明日ね」
「うん…また明日」
私は寂しくなった右手をおもむろにポケットへと突っ込み、独り帰路についた。
―朝がきた。
私は寝ぼけた頭を冷たい水で無理やり起こし、昨日の夜にさんざん吟味した洋服をそそくさと着た。
トーストを口へ加え、玄関を飛び出す。
何を隠そう、遅刻である。
今日が楽しみで眠れなかったと言うわけではない。
強いて言えば、今日はどんな予定になるかイメージトレーニングをしていたら夜遅くまでかかってしまったのだ。
身が果てるほど走り続け、ようやく2人の姿が目に写る。
「憂…ごめん!…はー…はー…」
「ちょっと梓!わたしもだよ!」
「?…あーごめん」
「なんでわたしだけいいかげんなのー!」
「と、ともかく梓ちゃん少し休みなよ」
「はい…これ飲んで」
憂からお茶を差し出される。
蓋が開いている。しかし量が減っているのかは微妙なところだ。
これ間接キスなの?どうなの憂!
私を見て察したように純が口を開く。
「あずさ〜憂と間接キッスじゃーん」
「じゅ、純ちゃんなに言って…」
瞬間、私はお茶を全て飲み干した。
2人は私を見てポカンとしている。
しまった。もっとさりげなくクールに飲み干すべきだった。
「あ、梓…普通全部飲むかー?」
「い、いいんだよ梓ちゃん。気にしないで」
「…」
なんということだ。全部飲むという発想自体がダメだったようだ。
後で奢ればいい、そんな程度に考えていた。
「じゃ…じゃあ後でなにか奢るよ」
「いいよ。わたしがあげたんだから」
「いいんだよ憂。奢ってもらえば」
なんだ。やっぱり後で返せばいいんじゃないか。
私はペットボトルをこっそりバッグへとしまい、口の中の余韻を十二分に味わった。
最初に訪れたのは洋服店。
純のワガママに付き合った結果だ。
まあ憂も楽しそうだし、良しとしよう。
しかし憂が見繕っているのはすべて私と純のもの。
私の前には憂が勧めた洋服が積まれている。
店ごと買取りたいくらいだが、生憎持ち合わせが少ない。
私はひとつ、特に気に入ったものを買った。
「次はどうしよっか」
「あ!バッティングセンター行きたい!」
「…マンガのせいでしょ」
「ご名答」
「…はあ」
「でもわたしも行ってみたいな」
「…そうだね。行こっか」
道中怪しくなる雲行きに不安を感じながらも、なんとかバッティングセンターへとやってきた。
純が我先にとバッターボックスへと向かい、みっともない構えを見せている。
私と憂も後に続いた。
「しゃー!ばっちこーい!」
「ふんっ!」スカッ
「あはは全然ダメじゃん」
「なにを〜!…ふんっ」スカッ
「よし…じゃあわたしも…えいっ!」スカッ
「梓もダメじゃん!」
「うるさ…」カキーン
「やったあ!2人とも!ホームランだって!」
「…」
やはりこの姉妹は人並み外れた天才肌の持ち主らしい。
自分との差に胸を落としつつ、純に続いてバッドを置く。
憂はどうやら景品を取りに言ったらしい。
でも…やっぱり憂はすごいなあ。
さっきピョンピョン跳ねてるところもかわいかった。
気がつくと純がこちらをじっと見つめていた。
「…なに?」
「…梓ってさあ…」
「…憂のこと好きでしょ」
「っ!なっなん、なにをまさかそんな!」
「やっぱり。端から見たらバレバレだよー」
「え?…え?」
なにが起きた。
まさか純に勘づかれるとは。なんたる不覚。
このままではパシリにされてしまう。
なんとかこの場を逃れるため、必死で頭をまわす。
「ち、違うの!その…」
「いーよいーよ。わたしも協力するし」
「え…ほんと?」
「うん!ほんとほんと!」
純は私が思っていたような人間ではなかった。
ぐっと頼もしくなり、すぐにアドバイスを乞う。
「じゃあ…どうすればいいのかな?」
「梓はさーもっと甘えちゃってもいいと思うよ」
「でも…」
「そっちのほうが憂も嬉しいと思うしー…それに」
「それに?」
「憂も甘えてくるかもよ?」
なんと。それはなんと素晴らしいではないか。
憂に甘え、甘えられ…うっかりニヤケ顔を作ってしまったところ、憂が帰ってきた。
「あ、梓ちゃん?どうしたの?」
「いやな、なにも!」
「てか憂なにそれ?ぬいぐるみ?」
「うん。もらっちゃった。えへへ。」
大きな亀のぬいぐるみに顎を沈め無垢に笑う憂。
私の生きる意味を再確認できた。
もう!かわいいなあ!
「次どうするー?」
「って…」
「雨…」
「…」
「…どうする?」
「……帰ろっか」
「そうだね」
やるせない気持ちで3人、バッティングセンターを後にする。
もう少し遊びたかったがこの雨だ、仕方ない。
それに協力者も得た。
「あっバス!わたしあれに乗って帰るねー!」
「うん…じゃあまたね」
「じゃあね」
「おーう!梓がんばれ!じゃっ!」タタッ
「…?」
余計なことを…。
まあいい。それなりに良いことも聞いたし憂と2人で…。2人!?
「わー!どどどうしよー!」
「わっ!梓ちゃんどうしたの?」
「あっああ…えーと…そう!傘ないからどうしよーかなーって」
「わたしが持ってるよ。一緒に行こ」
「う、うん」
これはいわゆる相合い傘というやつだろうか。
2人の距離が近くなることうけあいだ。
果たして理性を保てるだろうか。
私の考えなどお構い無しに歩き始める。
「た、楽しかったね」
「そうだねー」
「また今度どっか行こうよ」
「うん!行こう!」
今はおろか、未来にも事欠かさない。
私には生来軍師の才能があるやもしれない。
すると突然憂の声のトーンが下がった。
「梓ちゃん…ありがとね」
「?なにが?」
「昨日のお弁当」
「へっ!?いやあれは別にお礼を言われるほどのことじゃあ…」
「…うれしかったの」
「梓ちゃんがあんなに真剣に食べたいって言ってくれて…あんなに褒めてくれて」
「わたしはただ…思ったことを言っただけだよ…」
「うん。だから…ありがと」
憂が微笑んだその瞬間、時が止まったように錯覚した。
その時の憂は今まで見たどんな景色より綺麗で眩しくて…。
私は肩に雨が当たっているのに気づかなかった。
私…本当に憂が好きだ。
「梓ちゃん?雨当たってるよ?」
「待ってね今タオルを…」
そう言ってまた他人の為に世話を焼く。
私はよりその思いを確かにする。
しかし私には勇気がなかった。
今まで妄想で済ましてきたのはそれで満足するしかなかったからだ。
好き勝手考えつつ、心のどこかでは私なんかには…そんな考えがいつも渦巻いていた。
でも、今、言わなきゃ。
心に鞭打ち、全身を奮い立たせ、その名前を呼ぶ。
「…!憂!」
「…?なあに?」
「話が…あるの…聞いて」
「うん。わかった」
そう言って憂はじっと私の言葉を待つ。
はやく…はやく言わなきゃ!
わかってはいつつも、肝心の言葉が口から出てこない。
怖い。足も震えてきた。
やっぱり私には…無理なんだ。
そんな情けない私の手を憂が優しく握った。
傘はもう私たちの横に転がっている。
憂は胸まで私の手を持っていき、私に語りかける。
「梓ちゃん…大丈夫だよ」
「心配しなくても…大丈夫」
「っ!」
憂はすべてわかっているように私に話しかける。
そうだ。私はずっとそうやって勇気を貰いたいんだ。
ずっと憂と…。
私は憂を見据えた。
「…憂。わたし…」
「憂のことが…」
―次の日。
放課後のチャイムが鳴った。
先輩方はまた今日も来られないらしい。
私は急いで校門へと向かう。
「おーい!」
「あっ遅いよー!」
「ご、ごめん掃除が長引いちゃって…」
「ふふ…冗談だよ」
「じゃあ…帰ろっか」
「うん」
純には1日でお役御免かと怒られてしまったが、純は笑ってくれていた。
純には感謝しなくちゃね。
「梓ちゃん。ここ誰もいないね」
「え?うん…そうだね」
「誰も…いないよ?」
「?」
憂がじっと私を見つめる。
ま、まさか…。
「もー!梓ちゃん!」
「わっ!ご、ごめん!」
憂は顔を真っ赤にして私を睨んでいる。
いくらなんでもここまでくればわかる。
やらなきゃ…私がやらなきゃ!
とんでもなく熱くなる顔をよそに私は憂の肩を掴む。
聞こえるのは心臓の音だけ。
「憂…大好きだよ」
さらに真っ赤になり、なにかを言いそうになった憂の口を、私は無理やり塞いだ。
両手に掴んだこの肩と、暖かい口の感触を、私は一生離さない。
…以上です。どんどん叩いてください。
失礼いたしました
>>369 乙、面白かった!あずにゃん前半いい具合にこわれとるw
いつも遅刻する理由ってそういうことかと妙に納得してしまったよ
ああ、あずにゃんまで少し残念な子に
>>369 じゃあ遠慮なく
ババ バババ ババババ
バババ ∧_,∧ ババ ∧_∧ バババ
∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧
(´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
(っ ≡つ=つ (っ ⊂) ⊂=⊂≡ ⊂)
/ ) バ∧_∧| x |∧_∧ バ ( \
( / ̄∪バ ( ´・) ∪ ̄∪(・` )ババ ∪ ̄\ )
ババババ/ ) バババ ( \ ババババ
バババ `u-u'. バババ ババ `u-u'
>>372 見ていただいてどうも
それより本スレでもそれくらったんだけど どういうこと
叩けとか不用意に言うからだよw
本スレは知らんが
∧_∧ ∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ 〃(・ω・ ) ミ ∧
(っ ≡つ=つ (・ω・ ) O(・ω・ ) ヒュンヒュン
/ ) ババババ Oヽ( )〃ノO "
( / ̄∪ ∪∪
まあ向こうでも叩いてって言ったんですけどね
>>375 これが本来の俺
ともかく呼んでくれた人ありがとう
世界に蔓延れういあずさ!!
初めて梓憂のSSを書いてみたので投稿させていただきます。
4レスほど消費させていただきます。
「こんにちは〜」
「皆さん、いらっしゃい♪」
そう言って、笑顔で出迎えてくれたのは憂だった。
私と軽音部の3人の先輩達は、唯先輩の家で期末試験に向けての勉強会をする事にした。
とは言っても、先輩は先輩達で、私は憂と一緒に勉強するんだけどね。
「おぉ〜、皆早くおいでよ〜」
2階から唯先輩のちょっと気の抜けた声が聞こえてくる。
澪先輩、律先輩、ムギ先輩は唯先輩の部屋に通され、私は憂の部屋に足を踏み入れた。
「憂の部屋で勉強するのって初めてだよね」
「そ、そうだね!一緒に勉強するとしたら、学校か梓ちゃんの家が多いもんね」
「そうだよねぇ・・・最初の試験って数学だから、まずは数学から勉強しようか」
「うん、そうだね・・・」
私が勉強の準備をしていると、憂が私の隣でもじもじしている。・・・どうしたんだろう?
「憂・・・?」
「あ、あのね・・・私、梓ちゃんの為にクッキー焼いてみたの!口に合うかわからないけど、後で一緒に食べよ?」
「ホント!? ありがとう♪ 憂の焼いたクッキーなら絶品だよ。楽しみだなぁ」
「えへへ〜、そう言ってもらえると嬉しいな♪」
何だ、そういう事か。私の為にクッキーを焼いてくれるなんて・・・憂は優しいなぁ。
よし、とりあえず勉強を頑張って、憂と一緒にクッキーを食べよう、と意気込んだ私だったけど・・・。
今日は何故かやる気が続かない。朝から雨が降り続いていて、少し憂鬱な気分になっているからだろうか。
「まだ1時間しかやってないのに、もう疲れちゃった・・・」
「あっ・・・じゃあ、クッキー食べようよ♪」
「うん!」
憂の焼いたクッキーは形も凝っていて、星型やハート型の物もあった。
「美味しい〜。これが手作りなんて、憂はやっぱり天才だよ!」
「そ、そんな事ないよ!・・・でも、梓ちゃんに喜んでもらえて良かった♪」
そう言うと、憂は照れながらも満面の笑みを見せてくれた。憂って、ホント可愛いなぁ。
「美味しかったぁ。でも、何だかまだ勉強する気になれないや」
「雨が降ってなかったら、ちょっとお出かけとかできるんだけどね・・・」
「だよね〜。雨って嫌だなぁ・・・家の中で出来る事なんて限られちゃうしね・・・」
「じゃあ、簡単な遊びでもしよっか♪・・・梓ちゃん、ちょっと向こう見ててね」
そう言うと、憂は、服の上から私の背中を指でなぞり始めた。
「にゃっ/// ・・・く、くすぐったいよぉ」
「えへへ〜、今、何って書いたでしょう?」
「う〜ん・・・も、もう一度お願い・・・」
憂の指が、再び私の背中をなぞり始めた。ゆっくりなぞってくれたから、今度はわかった。
「・・・わかった♪『あずさ』でしょ」
「当たり〜♪」
「じゃあ、次は私が書くね」
『あずさ』で来たら、今度は『うい』にしたいけど・・・でも、これはさすがに簡単だよね・・・。
ちょっと難しくしてみようかな。私は憂の背中に指をなぞらせた。
「う〜ん・・・漢字で『憂』かなぁ?」
「正解♪平仮名だと簡単だから、漢字ならわからないかなって思ったけど、憂には関係なかったね」
「えへへ・・・じゃあ、次は私だね♪」
そう言うと、憂は再び指でなぞり始めた。何度も何度も、私の背中を憂の指がなぞっていった。
「えっ・・・な、長いよぉ・・・」
多分・・・だけど、8文字はあったと思う。
「じゃあ、ゆっくり書くね・・・ヒントは、私の気持ちだよ♪」
「憂の気持ち?」
背中に流れる感触を確かめながら、私はその文字を一言ずつ口にした。
「・・・梓・・・ち・・・ゃ・・・ん・・・ダ・・・イ・・・ス・・・キ!?」
すると、パチンという音と共に、私は体に違和感を覚えた。
「にゃっ・・・憂・・・ホックが外れた///」
「あ、ご、ゴメン・・・/// 今、私が直すね・・・」
そう言うと、憂は私の服をそっとめくった。・・・恥ずかしいけど、今、私の背中は憂の前で露わになっている。
憂ならすぐにホックを直してくれる・・・そう思い、腕で胸を抑えて待っていた。
だけど・・・憂の気持ちって・・・。私の勘違いじゃなければ、背中になぞられた文字は『梓ちゃんダイスキ』だったような・・・。
か、からかわれてるわけじゃないよね・・・。そのまま・・・受け止めて良いんだよね・・・。
直接、憂の口から聞いたわけじゃないけど、私は体が少し熱くなって感覚に陥った。
すると、再び背中に、指でなぞる感覚に襲われた。
「ひゃぅ///・・・にゃ、にゃに!?」
「あ、ゴメンゴメン・・・梓ちゃんが可愛い声を出すから、ちょっと悪戯したくなっちゃって・・・」
「ふぇ!?///」
すると、憂は私に顔を近づけてきた。
「お姉ちゃん、いつも梓ちゃんの話をするんだけど、お姉ちゃんが羨ましいなって思うの・・・」
「え・・・な、何で?」
「だって、お姉ちゃん・・・いつも軽音部でこんなに可愛い梓ちゃんを見ているんでしょ・・・?」
「いや・・・そんな事・・・」
「私だって梓ちゃんの事、お姉ちゃんの事以上に好きなのに・・・だから、私ももっと可愛い梓ちゃんを見たいよぉ」
すると、憂は急に私の耳に息を吹きかけてきた。
「ひゃうん///」
くすぐったい感覚に堪らずに、声を出してしまう。そして、力の抜けた私は、憂に軽く押し倒されてしまった。
「そんな可愛い声出しちゃうと・・・皆に聞こえちゃうよ? 皆、様子を見に来ちゃうよ?」
「ダ、ダメだよ、憂・・・こんな事・・・ん・・・!?///」
私の言葉を遮るように、憂は私に唇を被せてきた。私のファーストキスは、同じクラスの女の子と・・・。
私の好きな子だから、凄く嬉しいけど・・・突然の事だったから、心の準備ができないままだった。
「えへへ・・・梓ちゃんとキスしちゃった///」
「憂・・・///」
憂は、うっとりとした表情で私を見つめていた。
・・・すると、ドアをノックする音が聞こえてきた。・・・唯先輩だ。
「憂・・・?何で鍵閉めてるの?」
その言葉を聞き、憂は慌ててドアへ走った。
「あ、ゴメンね、お姉ちゃん・・・梓ちゃんと2人で大事な勉強してるの・・・」
「そっかぁ・・・私達ね、今から図書館に行ってくるから、留守番お願いね!」
「はーい」
ドア越しに唯先輩と話す憂を見ながら、私はゆっくりと起きあがった。
あ・・・まだ、ホック外れたままだった・・・。
仕方がないので、自分で直そうとすると・・・憂が後ろから抱きついてきた。
「にゃっ///」
「梓ちゃん・・・2人きりになっちゃったね」
家中がシーンと静まり返っている。家の中が静かになったのとは正反対に、私の中の鼓動は高鳴っている。
「・・・私ね、梓ちゃんと一緒にいると、凄くドキドキするの・・・」
「憂・・・わ、私も・・・」
「ほ、本当?・・・私、梓ちゃんの事が好きみたい・・・」
「・・・私も・・・憂が好き・・・」
お互いに通じた、好きという気持ち・・・。私は、再び憂に唇を奪われてしまう。
ドキドキしながら、さっきよりも長い時間、口づけを交わしたと思う。
「私・・・梓ちゃんが・・・ほしいな・・・」
「えっ・・・それは、どういう・・・」
私の言葉を遮り、憂は私の肩に手をかけてきた。
キス・・・まではいかないものの、私と憂の顔は至近距離にあった。
「ゴメン・・・梓ちゃんの事が好きだから、私もう我慢できないの・・・」
「う、憂・・・」
「大丈夫、優しくするから・・・」
「ダ、ダメだよぉ・・・それはまだ早いよぉ・・・」
しかし、憂は私をゆっくり押し倒してきた。私は言葉で抵抗するも、体は抵抗できないままだった。
「梓ちゃん・・・」
「ダメ・・・ダメだよ、憂・・・」
私の懇願も空しく、憂は私の服に手を掛けた・・・。
「ダメー!」
私は思わず飛び起きてしまった。息も荒れている。
「はぁ、はぁ・・・ゆ、夢・・・?」
辺りを見回してみると、そこは見覚えのある部屋・・・でも、ここは私の部屋ではなかった。
時計は、まだ夜中の3時を差している。
「あれ・・・ここ、憂の部屋?」
私が、ふと隣を見ると憂がすやすやと眠っている。何で私、憂の部屋で寝てたんだろう・・・。
・・・そうだ、夏休みになったから、憂の部屋にお泊まりに来ていたんだ。
唯先輩は勉強会で、澪先輩、律先輩と共に、ムギ先輩の家に泊まりに行っている。
憂のご両親も仕事関係で、今日も家を空けている。つまり、私と憂の2人きりでのお泊まり会だ。
「な、何て夢見ちゃったんだろう・・・」
私は隣で眠る憂の寝顔をジーッと見つめる。その可愛い寝顔に、私はドキッとしてしまった。
憂の寝顔を見ていると、ドキドキしてしまう・・・この気持ちはもしかして・・・。
「・・・やっぱり私、憂の事・・・」
私は、静かに寝息を立てている憂の寝顔に顔を近づけた。お互いに気持ちが通じたんだから、キスくらい・・・。
目を閉じ、そのまま無抵抗な憂の唇に・・・。
「はっ・・・あれは夢の中の出来事・・・。実際の憂の気持ちじゃないんだ・・・」
急に現実に戻された私は、慌てて憂から離れた。それと同時に、私は憂に対して罪悪感を抱いていた。
「何やってるんだろう・・・。ゴメンね、憂・・・」
夢の内容を思い出し、さらに今の愚かな行動を恥じ、私は布団に潜り込む。
しかし、気温の暑さと、私の体の熱さから、すぐに布団から顔を出してしまった。
「暑っ・・・」
私のドキドキはまだ治まっていない。チラッと憂の寝顔を見て、再び視線を天井にやった。
「憂・・・やっぱり可愛いなぁ」
「梓ちゃん・・・」
「ふぇ!?」
私の言葉が聞かれたと思い、私は飛び起きてしまった。しかし、憂は眠り続けている。
「な、何だ・・・寝言かぁ」
「梓ちゃん・・・」
憂からまた呼ばれた。憂、寝てる・・・んだよね?そんな可愛い寝顔で私を呼ぶなんて、イケない子・・・。
な〜んて考えていたら、憂から三度名前を呼ばれた。
「梓ちゃん・・・」
もう、憂ったら・・・私の夢見てるのかな?・・・それはそれで、嬉しいな///
「・・・ダイスキ♪」
「!?」
思わぬ言葉に、私はビックリして憂の顔を見る。憂・・・本当に寝てるんだよね?
私をからかっているわけじゃないんだよね。・・・って、憂はそんな事する子じゃないよね。
・・・って事は、やっぱり憂の言葉は憂自信の本音・・・?
止まらないドキドキ・・・だけど、私の顔は明らかににやけていると思う。
恥ずかしくて、こんな顔は憂には見せられないや・・・。
私は憂に近づき、そっとキスをした。だけど唇ではなく、頬に・・・。これくらいなら、許されるよね?
「私もダイスキだよ・・・おやすみ、憂♪」
「えへへ〜・・・」
あ、憂もちょっとにやけちゃった。きっと、楽しい夢見てるんだろうなぁ。
私の夢の中では2人の距離が縮まった。憂の夢の中でも、2人の距離は縮まっているのかな?
夢の中も良いけど・・・現実でも、もっともっと私達の距離が縮まると良いな♪
終わり
以上です。
最後は行数オーバーで、5レスになってしまいました。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
GJ
ちょうど
>>380までのとこで読んだから
えっ、続きは百合板?保管庫?脳内補完?
と思ったら続きがあってニヨニヨしたよ
乙です!黒憂展開になるのかと・・
今ではないこれからの話で二人が接近する可能性も十分あるのさ
梓の方向性が定まってきたw
おつー
妄想梓は書いてて楽しいんだよね
不評なことも言われてるけど、13話の二年生組の扱いが悪かっただけに今回は良かった。
あずにゃんも結局は憂と純のもとに帰ってくる、それでよし
俺も内容自体についてはちょっと…と思わなくもなかったが、
憂と梓が並んで走っているだけで十分癒された。
憂/梓の隣を走ることができるのは梓/憂だけということですね。
書き込みがないだと…?
まあそんなこともある
人少ないのならちょっと独り言
梓の主人公化が進んで、二年生エンドにもっていきそうな雰囲気だ
一期最後のような補足シナリオで二年生回が来てくれたら嬉しい。
この二人は両方とも全力を出せずにくすぶっているところがあると思う。
二人が本気で音楽活動に取り組む未来とか見てみたい。
憂が相方なら梓も手加減抜きで練習できるだろうし、
何でも人並み以上の憂にとっては、梓の一途さとか情熱は良い刺激になりそう。
最近あずういSS流行ってんのか?
>>393 その発想は無かった。確かにいいかも
憂って絶対梓のギター弾く姿に惚れてるよな
えっ、流行ってるの?
そうなんだ、憂が現時点で音楽やってないから別々の職業についた二人しか想像してなかった
ギタリストになった梓と何処かの企業に勤めた憂とか。
夜、自宅で作曲の仕事をしている梓と、
会社から帰宅、家事も済ませてとくに用事がなくなった憂はその作業を見てる、、みたいな。
>>396 もらった
というかもう書いた あとでどっかに投下する
ネタとられた!
最近勢い落ちてきたのでここに書いてください。
やっと「残暑見舞!」見れた
>>229-231の見方で納得してたらマジでつねってて笑ってしまった
つねってみて! ⇒ 痛くない!
って構成も結構斬新だな
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/20(火) 19:06:58 ID:5so3kkzQP