【けいおん!】田井中聡はお寒いのが嫌い 地球3個目

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18名無しさん@お腹いっぱい。

十年後の姉弟


律「ほいさー!・・・・・・・・おおしよしよし。ラッキー、もっかいだ!それ、よいさー!」

晴れた日の午後、まだ空が青さを保っているころ、律は犬と遊んでいた。

律「もう一回いくか?それ!・・・・・・ん?あれ?聡?」

低めのフェンスの向こう側に弟の姿を確認した律は、近くへ歩み寄った。

聡「姉ちゃん、今日もやってるね。」

律「おお、聡!どうしたんだ?こんな時間に。」

一緒についてきた犬を撫でながら、ニッコリと律が言った。

聡「今日は午後が休みでさ。こっちに用事もあったしちょっと寄ってみようかな、って。」
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 04:22:27 ID:KDJ/9ihv
律にフェンスの扉を開けてもらい、中に入る聡。
聡は背広を着て、ネクタイを締め、鞄を手にしている。
しゃがみ込んでラッキーを撫でてやると、聡は再び立ち上がり、フリスビーを投げた。

二人は芝生の上に座り込む。

律「最近の生徒の出来はどうだ?」

尻尾を千切れんばかりに振って走っていくラッキーを眺めながら、律が聞いた。

聡「まあまあかな。この前は硫酸を服にこぼした生徒が居たけど・・・・。」

律「うぇ、大丈夫だったのかよ、その子。」

聡「うん、大丈夫だった。服に穴開いちゃったけどね。」

律「そっか・・・・。」

律「それにしても、聡も立派になっちゃって・・・・。」

聡「何だよ、いきなり。」

律「いやさ、もうあれから十年だな〜って。」

聡「・・・・・そうだね。」
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 04:24:19 ID:KDJ/9ihv
はるか上空で、真っ白な雲が青空の中をゆっくりと滑空する。眩しい。

律「父さんと母さんが死んだときは、本当にどうなることかと思ったぜ。」

律「でも、聡ももう高校化学の教師だもんな。こんなに一人前になっちゃって♪」

律「軽音部の皆もなんかどんどん高いところに行っちゃう感じだしな〜、いやあ〜、私はどう

すっかな〜。」

聡「せっかくだからもっと深刻そうに言えば?」

律「それが私のキャラか?」

聡「違う。」

律「即答かよ、おいw。」

ニヤッと笑ってみせる律。

律「でもまあ、何だかんだ言って、私はこの仕事が気に入ってるしな。」

律「ってあれ、ラッキーは?」

律はキョロキョロと辺りを見回した。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 04:26:04 ID:KDJ/9ihv
聡「さっき係りの人に誘導されて建物の中に入ってったよ。」

律「ああ、そうか・・・。」

涼しい微風が、二人の髪をなびかせた。

律「ラッキーはな、明日引き取られるんだ。」

律「いつかはこの日が来るって分かっていたはずなのに、やっぱり寂しくってな。」

聡「そっか・・・・・・」

沈黙。そして、

律「なあ聡。お前は・・・・・お前はどこへも行くなよな?」

自分のつま先を見つめながら、振り向かずに律が言った。

聡「行かないよ。」

すぐさま答えた聡に、律は思わず顔を上げる。

聡「どこへも行かないよ。」

微笑みながら聡が繰り返した。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 04:29:28 ID:KDJ/9ihv
律はキラキラと輝く満面の笑みを浮かべると、力いっぱい聡の背中を叩いた。

律「あったりまえだ!ハハ!お前がどこかへ行くはずがないよなぁ!
っていうか私が行かせな・・・・」

聡「・・・・その代わり、」

聡がさえぎった。

聡「姉ちゃんもどこへも行くなよ?約束だからな。」

律「・・・・・・・。」

律「ああ。そうだな。」

律「どこへも行かない。行かないぞ・・・・・・。」

照り輝く太陽が、いつもよりも少しだけ暖かく感じられた。



________




律「今度の週末、仕事仲間と北海道へ・・・・・」

聡「いきなり行っちゃうのかよw。」





23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:02:12 ID:KDJ/9ihv

第二部:それぞれの道


聡「ちょっと!姉ちゃんの所為で遅刻だよ!」

律「わ、わりぃわりぃ・・・・。」

二人は時計をチラチラと確認しながら、早歩きをしていた。

聡「ここかな?」

上品な喫茶店の前で立ち止まると、聡は看板を見上げた。確かにここだ。

律「なかなか高級そうだな。」

聡「だね。」

ドアを開けると、爽やかな鈴の音が店内に鳴り響いた。

店員「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

聡「あ、ええと・・・・待ち合わせを・・・・・・」

店員「はい、田井中様・・・・ですね?皆さんあちらでお待ちです。」

店員が示した奥のほうのテーブルには、懐かしいメンバーが勢ぞろいしていた。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:04:30 ID:KDJ/9ihv
澪「遅いぞ、二人とも!みんなとっくに集まってるっていうのに。」

唯「私より遅れるなんて、ダメだよ〜。」

憂「お姉ちゃん、私が言うまで忘れてたじゃない。」

唯「アッハハ・・・そうだっけ?」

紬「いらっしゃい、二人とも、お久しぶりねー。」

梓「お久しぶりです!」

全員との挨拶を一通り済ませ、二人は席に付いた。
改めてまわりに座っている面々を眺めると、嬉しさと感動で胸が一杯になる。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:06:22 ID:KDJ/9ihv
律「いやあ、ゴメンゴメン。ちょっと準備に手間取ってなー。」

聡「だからもっと早く用意するように言ったのに・・・・、」

唯「りっちゃん相変わらずだね〜。私もだけど、テヘ。」

憂「お姉ちゃんは今のままでいいんだよ。律さんも聡君も変ってませんね〜。」

律「まあなw。」
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:07:11 ID:KDJ/9ihv
唯「今も二人で暮らしてるの?」

聡「そうですよー。家事はほとんど僕の担当ですけど・・・・。」

律「失敬な!私だって晩御飯・・・・の後片付けくらいやるやい。」

軽く笑いが起こる。

聡「まあ、実際のところ晩御飯は時々作ってもらってますが。」

律「そうそう。」

聡「いっつもカレーかハンバーグで・・・・。」

律「それを言うなー!」

再び起きる笑い。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:08:50 ID:KDJ/9ihv
一口コーヒーをすすると、澪が向かいに座っている聡に問いかけた。

澪「どうだ、聡?生徒たちとは上手くやってるか?」

聡「まあまあかな。」

律「こいつ人懐っこいからなー。生徒たちの間じゃ人気者らしいぜ」

澪「そうなのか。でも逆に先生としてというより友達として好かれてたりとかw。」

聡「うう・・・・・・図星かも・・・・・・。」

聡「澪姉はどう?最近忙しいみたいだけど。」

澪「ああ、なんか最近裁判続きでな・・・・。」

唯「澪ちゃん弁護士さんだもんね〜。」

横から唯が会話に加わる。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:13:18 ID:KDJ/9ihv
唯「時間がない!っていつも言ってるよね。」

澪「うーん・・・悪いな、唯にばかり愚痴をこぼしてw。でもほんと、時間がないんだよな・・・・。」

憂「私も同じです。最近なかなか時間が取れなくて・・・・。」

律「憂ちゃんは大学病院勤務だっけ?小児科は大変らしいよね・・・・。」

憂「そうなんですよ・・・・。睡眠を削っての重労働です。でも、子供たちの命を
救えることぐらい素晴らしいことはないと思うんですよ!」

唯「そうだよね〜。子供たちってかーわいいよね〜。」

聡「唯さんちょっとレベルが・・・・・・。あ、でも『可愛い』と思うことも大切ですよね!」

唯「そうだよ〜。私もう、毎日子供たちと遊べて幸せだよ〜。」

澪「唯くらい幼稚園教諭が似合うやつも珍しいかもな。」

聡「そうですねw。」
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:16:12 ID:KDJ/9ihv
唯「りっちゃんもワンちゃんの学校やってるんだよね?」

律「いや、学校って言うか・・・・。盲導犬の訓練所な。あと、私はトレーナーの
一人ってだけで別に私が経営してるわけじゃないぞ?」

唯「細かいことはいいんだよ。っていうかこれはりっちゃんの台詞でしょー。」

律「wwなんだよそれ!私だって細かいことに気を配ったりもするんだぞ?」

聡「犬の訓練だって地道な作業だもんね。」

律「そうそう、そうなんだよ。分かってるなぁ、弟よ。」

澪「でもこの前見に行ったら遊んでるだけだったぞ?」

律「な!そ、それも重要なプログラムの一環であって・・・・」
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:24:27 ID:KDJ/9ihv

テーブルの奥のほうから発言があった。

紬「聡君はその後ピアノやってる?」

聡「あー、ちょっと時間がなくて・・・・。」

紬「そうなのー。実は私もよ。なかなかまとまった時間が取れなくて・・・・。」

律「私は結構ドラム叩いたりしてるけど。」

澪「お前は犬と戯れてるだけで時間余りすぎなんだ。」

唯「ハイハーイ!私も時々ギター弾くよ!」

澪「そうかそうか。いいなあ、お前たち暇で。」

律「ひ、暇って!一応これでも仕事してんだから。人を暇人扱いすんなよw」

澪「でもまあ、ムギや憂ちゃんに比べたら、私なんてまだ暇なほうなのかもな。」

紬「うーん・・・・悪いけど同意せざるを得ないわ・・・・。」

眉を逆さにして微笑みながら紬が言った
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:26:02 ID:KDJ/9ihv
律「なんか随分大それたことやってるんだって?」

紬「大それた、って程でもないけど・・・・。琴吹グループの収益の75%を、
発展途上国の人々へ支援として提供しているの。」

律「な、75%!?」

紬「ええ・・・・。それで経営が傾き始めて・・・///」

律「ありゃー・・・・。でもなんかすごいな。世の社長なんて、自分の手にする
利益以外何も見えてないってのに。爪の垢を煎じて飲ませてやりたいぜ。」

紬「フフ。でもそんなことしたら軒並み倒産しちゃうわよ?」

律「あ、あははは・・・・・。」

聡「それにしても立派ですね。紬さんも勿論ですけど、皆さん本当に立派なこと
されてて・・・・・・尊敬します!」

律「そんなに褒めるなよ〜。」

聡「姉ちゃん以外。」

律「んだとコラァw!」

また笑いが起こる。
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:28:10 ID:KDJ/9ihv
梓「フフフ・・・・。あ、でも、私もあんまり立派なことはしてないですよ・・・・?」

全員の目が梓へ向かった。

律「なあに言ってんだよ、梓。」

唯「そうだよ、あずにゃんがある意味一番立派だよ?」

澪「そうだな。梓だけが、私たちの大切な思い出、放課後ティータイムを
存続させてくれてるんだもんな。」

皆が口をそろえる。

梓「うーん、でも私はやっぱり、皆さんと一緒にバンドを組みたかったです。」

紬「そうね。あの頃は本当に楽しかったわね・・・。」

梓「最高でしたよ!そりゃ確かに今は、そこそこ有名に・・・」

律「『メチャクチャ有名に』の間違いだろw?」

梓「はいw。・・・・メチャクチャ有名になりましたけど、やっぱりあの頃のような
楽しさはもう味わえないんですよね・・・・。」
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:50:48 ID:KDJ/9ihv
澪「そうなのか・・・・・。なんか悪いな。私たちが引っ張り込んでおいて。」

梓「いえ、そんなことはないですよ!」

両手を振ってみせる。

梓「楽しい思い出をたくさん作れましたし、それがあったからこそ、
私は今でもこうしてバンドを組んでいるんですよ。」

梓「あ、そうだ!」

そう言いながら軽く手を叩くと、梓は手提げ鞄の中から封筒を取り出した。

梓「この前お伝えしたとおり、今度武道館でライブをやるんですが、そのチケットです。」

律「おお!これが。」

紬「まあ、いいのかしら?」

唯「これVIPって書いてあるよ!」

澪「ほんとにいいのか?」

梓「いいんですよ。私にとっては、皆さんは Very Important People どころか
Most Important People なんですから。」
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:53:52 ID:KDJ/9ihv
澪「いやあ、それにしても、ついに私たちの願いが叶うんだなぁ。」

唯「だね〜。夢は武道館!って言ってた頃が懐かしいよ。」

律「あん時はまさか本当に叶うとは思ってなかったぜw。」

聡「姉ちゃん、それを言っちゃダメだろw。」

梓「それから、聡君と、憂の分もあるんだけど・・・」

聡「あれ?いいの?」

梓「いいの。約束したでしょ?あの時。」

律「おいおい、何だよ約束って?」

聡「あいやいやいや・・・・別に大したことじゃ・・・・。」

澪「何だ何だ?気になるなw。」

梓「私たちがまだ高校生だった頃、約束したんですよ。もしいつか、
私がステージに立つ日が来たら、必ず最前列で見ててねって。」

律「そんな約束してたのかよー!幸せモンだなぁ、おいw。」

聡「む、昔の話だってば・・・・。」

梓「そうですね。昔の話です。でも約束は約束だから。」
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:58:35 ID:KDJ/9ihv
梓「ところで憂は・・・・・」

梓は、チケットを眺めながら残念そうな表情をしている憂を振り返った。

憂「ごめんなさい!私この日は当直があって・・・・。」

梓「やっぱりダメか・・・・。まあそれじゃ仕方ないよね。」

憂「じゃあ私の分はさわ子先生にでも・・・。」

梓「あ、さわ子先生の分はもうあるよ。」

そういうと梓はもう一つ封筒を取り出した。

梓「郵送しようかと思って。まだ桜高に居るんですよね?」

律「だと思うぜ。未だに独身だし。」

梓「そうなんですか。まあ、そうじゃないかとは思いましたけど。」
36名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 10:59:55 ID:KDJ/9ihv
憂「でもじゃあ、どうしようか。私の分のチケット。」

唯「和ちゃんはどうかな〜?誘ったらきっと来てくれると思うよ?」

澪「和か・・・・。声かけてみる価値はあるかもな。」

律「確か検事やってるんだったよな?」

澪「そうだぞ。ある意味私の敵だなw。」

聡「対決したこととかは?」

澪「ないな、幸いなことにw。まあ、私は刑事裁判にはあまり出ないってのもあるけど。」

聡「そっか。」

律「もし対決したら澪が負けそうだなw。」

澪「な、なんだよそれ?」

聡「澪姉がお人よしだってことだよ。」

澪「うう・・・・聡に言われたらオシマイだな。」

聡「ちょっと!」

37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:01:59 ID:KDJ/9ihv
その後も賑やかな会話は途絶えることなく続いた。
そうしてあっという間に時間は過ぎて行き、解散の時間となった。
帰り支度を終えた一行は店から出ようとしていた。

唯「今日はたーのしかったぁ!」

律「こうして集まるのなんて何年ぶりだったろうな。」

澪「そうだよな。連絡取ったり時々個別に会ったりはしてたけど、
全員集まったのは高校のとき以来じゃないか?」

紬「でも、また近いうちに集まれるわね。梓ちゃんのコンサートで。」

梓「そうですね。今から楽しみです!」

憂「私は行けないけど、みなさん楽しんできてくださいね。」

梓「残念だな〜、憂も行けたら良かったのに・・・。」

憂「そうだね。でも、今回が最後じゃないよね?またライブやってね。
今度はきっと行くから。」

梓「勿論!また武道館でやってやるです!よ。」

そういうと、梓はガッツポーズをしてみせる。この日最後の笑いが起きた。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:08:31 ID:KDJ/9ihv
聡「それじゃ皆さん、またライブのときに。」

澪「じゃあな。」

唯「まったね〜。」

紬「ライブ、頑張ってね。」

律「『夢の武道館』、楽しみにしてっぞ?」

憂「なんか私だけちょっと寂しいな・・・。次は絶対行くからね。」

梓「ありがと。それじゃあね。」

少し歩いて、梓が振り返る。

梓「武道館ライブ、きっと成功させて見せますから!」

一同「オウ!」

39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:10:36 ID:KDJ/9ihv
それぞれの帰路につき、律と聡は電車に揺られていた。

律「みんな、変ってなかったな。」

聡「そうだね。」

律「でも、それぞれの道をしっかり進んでた。」

聡「だね。」

律「私たちも・・・・・ちゃんと進んでるんだよな?」

聡「・・・・・」

聡「もっちろん!」

ニッコリと笑いなら聡が答えた。

これから十年後、そしてそのさらに十年後も、皆が変らず平和に暮らし続けていられますように・・・・・。
律は夕空に輝き始めた一番星を見上げながら、小さく囁いた。

40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:13:15 ID:KDJ/9ihv

________



その日の夜。

律「新メニューに挑戦した!」

聡「へえ!すごい!」

律「ジャーン!」

聡「・・・・・・・・・・ハンバーグカレー?」

律「そう。どうだ?」

聡「・・・・・・・・・・美味しそう・・・・」

律「だろ?」

聡「・・・けどこれは新メニューじゃない。」

律「やっぱし。」





41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:18:12 ID:KDJ/9ihv
長々とありがとうございました。23レスも使っちった、テヘペロ

設定に関する補足が一つだけ。
以前あったVIPスレで、ゲームセンターで告白を叫びあっちゃう聡梓の話が
あまりに可愛かったのでw取り込んでみました。ただし、梓が高校卒業すると
同時に「恋人」ではなく「親友」になった設定です。やっぱ聡には律しか(ry