【大正野球娘】宗谷雪ちゃんカワイイよスレ【能登】

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426名無しさん@お腹いっぱい。
>>420
雪とタマは子どもの頃、近所の男の子達と一緒に
「兄と慕う人物」から野球を教わって遊んでいたん
雪もタマも「お兄ちゃん」の事が好きで、そのお兄ちゃんが好きだという野球を
二人とも、いっぱいがんばって練習したのよ

だけど、ほどなくタマちゃんは引っ越してしまう
タマにしてみれば、お兄ちゃんを雪に一人占めされちゃう気分のままお別れした格好。
女学校で再会した時には、なんとなく距離としこりが残る

実際は「お兄ちゃん」はすぐ慶應に行ってしまうし、
お兄ちゃんから見れば雪タマはあまりにもコドモで、恋愛対象なんてとてもとても。
わかってるけど、雪としても、なんとなく申し訳なさが残っちゃった。
せっかく再会できたのに、お互い仲良くし辛かったん

同時に雪は、女である事・家が老舗である事・その跡継ぎである事から
一緒に遊んでいた男の子達とも疎遠になっていく。
いつしか「上品なお嬢様」の仮面をかぶり振る舞うよう言外に強制されていた女の子は
けれど本当は男勝りの自由闊達さで、
子どもだったあの頃を追体験したいと願うようになっていた
家は誇りに思うし服の仕事も好き、やがて知らない殿方と後を継ごうと思う でも でも
「でもまだ私たちは子どもだわ」「子どもの時にしか出来ない事をするのよ」

その時、晶子さんが言った
「私たち、野球をはじめようと思いますの」

パッと光が射し込んだ気がした。ラストチャンスだと思った。
皆で仲良く遊んだあの頃を取り戻せるかも?!
あぁ、こうしちゃいられない。あれもこれも準備しなくちゃ!
思わず勝手に体が動いて、小梅さん家に押しかけちゃったり
きちんと参加の意思表示をする事を忘れてしまったわ
このあふれ出る やる気オーラで伝わったと思っていたんだもの てへ♪


俺の脳内では こうだ