【とらドラ!】櫛枝実乃梨SSスレ【まったり妄想】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
ここは『とらドラ!』のみのりんこと櫛枝実乃梨について様々な妄想をしたりするスレです。
どんなネタでも構いませんので、みんなでまったり色々と妄想したり雑談したりしましょう。
次スレは>>970が立ててください。もしくは容量が480KBに近づいたら。
2ラミリア:2009/06/14(日) 23:18:23 ID:9gmbEe16
>>1
立ち直った!(早っ)
改めてありがとう。
お礼というわけじゃないが、一つSSを書いてみた。良かったら読んでみてくださいw
3ラミリア:2009/06/14(日) 23:22:53 ID:9gmbEe16

竜児「櫛枝喜べ!ついに俺たち専用のSSスレが出来たぞ!!」
実乃梨「ほんと!?ほんとに、高須君!?」
竜児「ああ、本当だ。今までのスレと別れるのは哀しいが、これでもう俺たちの邪魔は誰もしてこねえ」
実乃梨「うわあ・・・本当に>>1には感謝だね・・・」
竜児「ああ。見るに見かねて作ってくれたんだ。大事にしていかないとな」
実乃梨「うん。それと・・・まとめ人さんにも感謝だね?」
竜児「そうだな。スレが変わるってのに、引き続き俺たちのSSをまとめてくれるんだ。本当にありがたいよな」
実乃梨「うん・・・?あのさ高須君?これって所謂専用スレだよね?じゃさ、SS投稿する人しか書いちゃダメなの?」
竜児「そんなことはない。俺たちのSSに感想くれたり、普通に・・・その・・・///」
実乃梨「?どしたの高須君?」
竜児「く、櫛枝の・・・か、可愛いとこっ・・・とか・・・雑談しても良いんだぜ?///」
実乃梨「た、高須君・・・///」
竜児「と、とにかくだ!要するに荒れる前のスレと同じになったって思えばいい!そーゆー事だ!」
実乃梨「・・・ううん違う。・・・それ以上だよ?」
竜児「?櫛枝?」

ドサ

竜児「ちょっと待てーーーっ!な、なんでいきなり俺押し倒されてんだーーーっ!?」
実乃梨「あのね高須君。この書き手は苦手だけど所謂・・・ギシアンだって書いていいんだぜー?」
竜児「!?・・・そ、そりゃありがたいが、なんでお前が上にいんだよ!?普通逆じゃねーか!?」
実乃梨「へっへっへ。安心しなハニー・・・痛くしないから」
竜児「それ、お前の台詞じゃねぇ!?」
実乃梨「大丈夫。・・・天井の染みを数えてる間に終わるから」
竜児「それもお前じゃねー・・・あーっ!!」

ギシギシアンアン



一発目にギシアン持ってくるなんて、俺って奴ぁ・・・orz
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/14(日) 23:29:36 ID:V4G1AwLj
みのりんまとめサイト(SS・イラストのまとめ)
http://08.mbsp.jp/minodora/

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5名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/14(日) 23:30:25 ID:3jmy3e13
>>1
>>3
復活おめ
そしてギシアンネタktkrww
6BF555 ◆bIhI/TcPQ. :2009/06/14(日) 23:30:46 ID:l5ceJdWr
>>1乙にして感謝
なんだか俺が空気読まずに投稿したせいでごめんね。
悲しい結果で立ち直れないが、帰ってこれたらまた投稿させてくださいm(__)m


>>3
GJ!!一発目がギシアンとは流石ですぜ、ラミリアの兄貴♪
俺も立ち直れるように頑張ってみます。

ではまた一旦、ROM専にもどるぜ!!

アドュー同志よ♪
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/14(日) 23:34:51 ID:V4G1AwLj
>>3
ぬおっ!早速、復帰されとる!?
いや、待ってました!そして、逆ギシアンENDw
今後とも楽しみにしてます!

(かくなる上は自分でSS投下して場繋ぎしようと思ってたけど助かりました…)
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/14(日) 23:56:06 ID:V4G1AwLj
まとめサイト管理人様へ
あっちのスレは満スレまであと少しなんで、こっちに書き込ませて頂きます。
それで、こっちのスレのまとめも是非お願いします!
書き手さんも賛同してくれると思うので。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 00:06:17 ID:zAgOKUM+
>>6
気にしないでよ(苦笑)その後に、便乗投稿→最後まで争ってたのは私なんだからさ。早めの復帰を頼みます・・・あ。切ないんだあなたのSSは・・・(^-^;)

ホント>>1には感謝だ。あのスレにこだわってヤイヤイやってたのがバカみたいだ(苦笑)ここに来たらすっかり気持ちが軽くなった♪本当にありがとうm(__)m
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 00:09:24 ID:aD5tHVG6
リアルなツッコミをすればギシアンネタは禁止だが…ww
しかしエロパロとかの影響もあり、みのりんは逆レイパーみたいな子になってるな……ww
だが俺はあえて最後には逆転されて受けになるという展開きぼん
おっと、変なレスすまん
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 00:30:56 ID:UyE+o+m6
確か最初はギシアンネタがばかり投下されてたな
アニメがクリスマス〜スキーあたりで住人が一番病んでいた時期だw
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 00:44:40 ID:zAgOKUM+
>>10
やらねーよ!?(笑)やめてよそんなんwギシアンマジ苦手なんだから(苦笑)あーゆーギャグなら書けるんだけどなー・・・。さて次は竜児に叫ばせるか・・・w
13みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/15(月) 01:01:42 ID:2hv2tdLz
>>1
乙です〜
少し悲しいこど仕方ないですね・・


頼りない管理人ですけど
こちらでもまたよろしくお願いしますm(´∀`)m>職人のみなさん

一応サイトの方でも投稿おkにはしてあるので
そちらを使いたい方はメールしてください。

一つ質問なんですが、みのりんキャラスレ・・でまとめた方がいいですか?
みのりんSSスレで分けて欲しいですか?

どっちもみたいな形がいいですか?
(もしあっちでも投稿されたらどっちもまとめるつもりではいます。あくまでも一応ですが・・もちろんエロパロもまとめますです。)

そしてサイト一時閉鎖します。
今週いっぱい時間をください。
また解除時間書き込みまする〜


>>3
早速w
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 01:34:05 ID:4/LmPSe7
>>13
お疲れ様です。毎度、仕事を増やしちゃって本当に申し訳ないです。
んで、今後のまとめ方について自分なりの考えを。

多分、今までと同じキャラスレ扱い、というか短編集の所にまとめて良いと思います。
(わざわざ分ける意味もないと思いますし。)
ただ、それとは別の話ですが、続きものが結構あるようなので、
短編集・シリーズ物・エロパロ(またはエロ描写有の作品)、
の三項目でまとめた方がスッキリするんじゃないか、なんて思ってます。
(余計なお世話かもですが)

そんな感じでよろしくお願いします。
あと、今回のドタバタが一段落したら自分のブログのSSを転載し…
…いや、何でもないです。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 01:39:49 ID:4/LmPSe7
自分の考えを押し付けるような書き方をしてしまいました、すいませんっ。
本当に余計なお世話でした、以後自重します。
16みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/15(月) 01:53:16 ID:2hv2tdLz
>>15
えっえっ?
>短編集・シリーズ物・エロパロ(またはエロ描写の作品)
すごくいい案だと思ってるんですが・・(><)

>ブログ転載
了解です^^
一段落したら転載させて頂きます。
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 14:00:04 ID:VwDywkIW
細けえことはいいんだよ。池沼だっていいんだよ。
みのりんのパンツがあればすべてがうまくいく。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 14:24:30 ID:zAgOKUM+
>>17
言葉使い悪い人は元のスレに行ってください。こちらは別スレとしてまったり行きますので。荒らすな>>17
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 14:39:24 ID:VwDywkIW
>>18
そう思うのなら荒らしID登録してね♪
みのりんファンって池沼が多いんだね。
悲しいねw
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 14:48:34 ID:zAgOKUM+
よくわからないが、あんたがこなけりゃ済む話。だから来んな。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 14:59:21 ID:VwDywkIW
    |┃三             _________
    |┃              /
    |┃ ≡    _、_   < 話は全部聞かせて貰ったぞ!
____.|ミ\___( <_,` ) _ \
    |┃=___    \    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡   )   人 \ ガラッ
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 16:19:33 ID:LfmqBDfl
お前らやーめーろーよー
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 16:23:37 ID:aD5tHVG6
おーちつきなさーれ
みのりんが悲しむぜ?

ところでここはエロパロスレと違って誘い受けみたいのしていいのかい?
24ラミリア:2009/06/15(月) 17:02:28 ID:zAgOKUM+
>>23
誘い受けってこんなの?

試験勉強in櫛枝家

実乃梨「ねえ高須君・・・今日は泊まっていくの?」
竜児「え?い、いや・・・さすがにそれは無理だろ。親御さんとかいるし」
実乃梨「気付いてなかった?両親・・・旅行に行ってるんだよ?」
竜児「え!?」
実乃梨「帰ってくるの明日・・・。だから今日は・・・」
竜児「ちょちょっと待て!そんなのいきなり言われたって・・・!」
実乃梨「・・・嫌なの?」
竜児「い、嫌とかそんなんじゃなくて、普通にヤバイだろ・・・!」
実乃梨「・・・私は・・・」
竜児「!?」
実乃梨「私は・・・OKだもん・・・」
竜児「く・・・櫛枝ー!!」
実乃梨「はい。終了ー」
竜児「・・・へ?」

押入れガラ

大河「ったくとんだ発情犬だわ」
亜美「あーあ。やっぱ高須君も普通の男子か」
竜児「え?え?」
実乃梨「いやー実は二人と賭けしててね、高須君がこゆシチュの時、理性が効くかどうかって」
大河「1秒たりとも理性がもたないなんて、想像の遥か外だったわ」
亜美「まーまータイガー。所詮高須君はこの程度だって。仕方ないから亜美ちゃんにしなだれなって」
大河「そうね。ばかちーのがなんぼか安全だわ」
竜児「・・・お前等・・・」
実乃梨「大丈夫だ高須君!私は君を受け入れるから!鬼畜バッチこーい!!」
竜児「(ブチッ!)お前等なんか嫌いだー!!!」

あれ?誘い受けはどこに?
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 19:43:37 ID:VwDywkIW
池沼でもいい。みのりんにちんこぶち込みたい
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 19:55:04 ID:n+JH0j8n
>>23
いいんでね?俺の独断だが
>>24
竜児どまい(笑)それでこそ漢だ…2828
>>25
おwちwつwけw
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 20:19:30 ID:aD5tHVG6
>>24 SSつきの答えさんくす
何か違う気もするが先の質問は気にしないでくれ
だもん……かわいい
ブログもいいがやっぱり皆でわいわいする方が楽しいな。
てわけで俺も久々に投下してみるよ
4巻81Pより。3〜4レスくらい使わしてもらう…雑な文体なのは先に謝っておく

「……なぁ、ときに櫛枝」
「なあに?」
「あそこに漂ってるの、人間の頭みたいに見えねえ?」
「っ……!」
指さす先には海面に漂うただのワカメ――見ようによっては漂える人間の頭部に見えなくともない、かもしれない。
とりあえず実乃梨なら勝手にどんどん妄想をふくらませて怯えてくれる気がする。
その予想通り、見る間に実乃梨は全身にぶつぶつ、と鳥肌を立てて、
「ぐ……っぎゃー!死体……死体!ってことはこの海には腐乱したしたいエキスが…うおわあ!」
もんどり打って逃げようとしてバランスを崩し、竜児の腕につかまる。体重をかける。
その指の感触に、思ったよりも熱い掌の温度に。
「だ――大丈夫、か!?」
一瞬で息の根が止まりそうになる。
首の後ろから強張りと震えが脊髄を伝わって尻までしびれさせる。
これはちょっと……いや、だいぶ、いい感じかもしれない。
「大丈夫じゃないよ私たち死体エキスに使ってるうぅぅぅーー!」
顔を真っ赤にさせて怖がっている実乃梨を見ると、さすがに一人で興奮しているのには罪悪感が湧いたものの、そんなことを言っていたら今回の作戦など実行できない。
竜児は心を鬼にして(半ば私利私欲のためでもあるのだが)
次の一声を放つ。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 20:20:19 ID:aD5tHVG6

「お、おい何かこっち見てねえ?」
「ひっ……っ」
恐らくプラスチック片か何かがワカメに引っ掛かっているだけあり、誰がどう見ても眼光などには見えないのだが、今の実乃梨は自身の妄想でパニック状態、
「んぎゃあああーーーー!目があったぁぁぁ! 死体と目が合っちゃったよ!こーろーさーれーるぅぅぅーー!」
とんでもない悲鳴を上げて、竜児の肩を掴むとゆさゆさと揺らす。
激しく揺さぶられる脳、だがしかしその相手が実乃梨なら全く構わない、むしろ大いに結構なのだ。

だが竜児は実乃梨を甘く見ていた。彼女の力は強すぎたのだ。
全体重をかけあまりに激しく揺さぶられたために、実乃梨の体重を支えることの出来なくなった竜児はバランスを崩す。
「おううう!?」
「うおぁあ!?」
間抜けな声を上げながら二人は浅瀬に突っ込み、竜児はもろに海底に頭を打ちつけ、おまけに海水まで飲み込んだ。
「ごばふっ」
「あぁ!?ごめんっごめんよ高須くん大丈夫?」
「お、おう……おう!?」
何とか意識はあるものの竜児は肩を掴まれたまま倒れ、現在もその状態のまま。
つまりは実乃梨が竜児の肩に手を置いたまま押し倒している状態になるわけであり、
竜児の目の前、少し体を起こしたら確実に顔に当たるくらいの距離にあのるのは、意外にもボリュームのある二つの――
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 20:21:24 ID:aD5tHVG6

「っんぶっ」
鼻から海水が飛び出した。
「うわっ今のどうやったの?」
「俺もよくわからん……」
よかった鼻血じゃなくて、竜児は心の中で安堵する。――こんなところで鼻血など出してしまった日には人間失格だ、ついでに紳士失格だ。
「う……あ、あの、ちょ、その、どいてくれないか?……悪い」
「へ?……あ、ご、ごめん重かったね、すまぬすまぬ」
竜児としてはあと数分、数十分、数時間ほどそうしていてももちろん問題なくて、むしろそうしていてもらいたいのだが、そうにもいかない。
すぐ近くには大河や亜美、北村もいるわけで、あと、息子の具合とかね、ほら。
「あだっ…」
竜児から離れた実乃梨は浅瀬に浸かりながら足頸を抑え蹲る。
「ど、どうした!?」
「いんや、ちょっとふざけすぎたわ。ひねったみたい」
「おい大丈夫かよっ」
「だいじょぶだいじょぶ……っ」
無理矢理立ち上がって、見せた彼女の笑顔に少しだけ苦痛の色が混ざっていたことを竜児は見逃さなかった。
「ほ、ほら肩かせよ」
いいよいいよと、遠慮がちな実乃梨の腕をほぼ無理やり掴んで自分の肩に回し立ちあがる。
実乃梨の胸が少しだけ当たっているのだが、恥ずかしさは雰囲気に飲まれて少しだげ和らいだ。
隣で「ありがとう」と呟く実乃梨の顔は直視出来なかったが。
「おーーーーーい!」
竜児の声に未だにフナ虫で騒ぎ合っていた大河、亜美、北村の三人が一斉に振り返り、妙に仲良く声を揃えて
「どうしたーーー?」
「どうしたの?」
「どうしたのよっ?」
と返事をした。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 20:24:45 ID:aD5tHVG6
「ちょっと櫛枝が怪我してよぉ、大したことはないと思うが……ちょっと俺たち抜けるからー」
「ごめんよーー、すぐ戻ってくるから」
二人が声を大にして言うと、大河と亜美は掴んでいたフナ虫を海へ投げ捨て、北村は未だはなれないフナ虫を張り付けたまま、二人のところへ駆けよる。
「みのりんどうしたのどうしたのどうしたの!?」
「実乃梨ちゃん大丈夫?」
「竜児、あんたなんかしたわけ!?」
「おう!?」
今にも竜児に掴みかかりそうになった大河を実乃梨は片手のみで器用に止め、
「私の凡ミスだから高須くんのせいじゃないよ」となだめる。
「俺のバッグの中に薬とかと一緒に湿布薬も入っているんだ、よかったら使ってくれ」
「おう、ありがとう」
「ありがと北村くん。 本当にみんなごめんよーすまんよー」
そんな実乃梨の謝罪に三者三様、気にするなと首を振る。
「大丈夫か櫛枝?」
「うん……てか本当に本当に大したことないからね?」
本当なのか意地を張っているのかは定かではないが、そんな彼女の肩を強く抱いて竜児はデッキへ上がる階段までの一歩を踏み出した。
続く
中途半端にポイポイ投げ出しまくっててすまぬ
スレたて記念に。
多レスすまん。改行もかなり変かもしれん
これからもみんなで仲良く出来るといいな
>>まとめ管理人さんよろしくお願いします。タイトルは『一夏の』で。
……失礼ノシ
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 22:57:33 ID:zAgOKUM+
>>30
うわあ、ここで切るのかー!続き気になるわー(苦笑)

そですね楽しくやりましょ♪

あのさ・・・たまになんだけど、みのチワ書いてもいいかな?(;^-^)
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 23:19:01 ID:4/LmPSe7
>>24
グッジョブ!竜児フルボッコwドンマイ。しかし、みのりんの家いいなぁ…
なんか部屋の匂いをクンカクンカ嗅いだりして2828する竜児が目に浮かんだ。
>>27-30
ナイス原作IF(補完?)。とてつもない破壊力だったぜ…
さぁ、どんどんじゃんじゃん続けるんだ。

みのチワでもみのトラでもドンと来いっ。
そのためのSSスレなのだから!
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 23:28:30 ID:VwDywkIW
みのりんいんも〜☆
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 23:33:33 ID:aD5tHVG6
>>31
個人的にはおkだと思うぞ
苦手な人の為に前書きなどもすれば大丈夫

やべーみのりんの部屋クンカクンカしてぇww
とか思ったが……冷静になってみのりんの部屋を思い浮べたら何故か悲しくなった
35みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/15(月) 23:49:02 ID:2hv2tdLz
盛り上がってきましたね(^^)
みなさんSSGJです



まとめ方なんですけど>>14氏の案を参考にさせて頂きました。

そこでこれから投稿される際
短編か長編(続き物)か教えてもらえると助かります。
今、今までのSS全てまとめ直しをしてるんですが

「みのドラ!双子」の作者さまへ
これは続き物ですか?

MWM氏へ

「夕日の下へ」や「プリドラ」シリーズ物(要は長編)としてまとめた方がよろしいですか?
「思春期」や「続・思春期」もまとめてよろしいですか
(Okならエロパロでよいでしょうか)



長文失礼しました。
36ラミリア:2009/06/16(火) 00:12:40 ID:NjEQyh/Q
みのドラ双子は私だー!w書こうか?w
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 00:27:15 ID:gAXCu+Yb
皆さんGJです!


期待してます。
38みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/16(火) 01:09:52 ID:xXpvoyrG
自分何寝言言ってんすかね・・・
ちゃんとラミリアさんの名前でまとめてあるのにorz
連レスすみません
そろそろ吊ってきます・・・

R29&MWM両氏へ
ブログ拝見させて頂いてます。
すでにまとめにある作品で、書き加えされてあるのも含めて
ブログのSS転載よろしいでしょうか
Okな作品名をお願いします。
あと、個人的な内容で申し訳ないです。
R29氏の「KYな奴ら」も載せてもよろしいですか

本当に何度も何度もすみませんでした。

>>36
ぜひ続き読みたいですw

39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 10:01:37 ID:xwhgecdc
長文アホすぎ。死ねば?
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 13:41:22 ID:NjEQyh/Q
>>39
はいはい他逝って。

>>まとめ人
わかりました。たしかみのチワ以外は全て続きものです。だから双子も書きマス♪
41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 15:07:03 ID:xwhgecdc
つまんない長文書くなアホ。迷惑者が
42名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 15:08:33 ID:GvQQ/Oqo
釣り針見え見えでおもしろくもない
43名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 16:44:29 ID:xwhgecdc
>>42
そうだよな。>>40の釣り針はミエミエでつまんないよな。バカだよな
44名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 17:22:52 ID:NjEQyh/Q
あー違う。受難三連作は完結だ。あとは・・・サイト見ないとわからないwたぶん他は続くはずデス♪
45名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 17:41:12 ID:wVgGLN/a
職人さん乙です
続き楽しみにしてる
46 ◆KARsW3gC4M :2009/06/16(火) 20:45:30 ID:+pQ61Z5h
気が付いたら自分の駄作が保管して貰えてたw
まとめの管理人さんありがとうございます。
47R29 ◆tsGpSwX8mo :2009/06/16(火) 20:55:32 ID:vfjL4IQc
>>まとめ管理人さん
ブログのは全て転載おkで、KYな奴らもみのりメインではないが俺は構わないです
ついでに>>27-30も自分です

KA氏の作品はまじエロまじヤバww
是非また書いてもらいたいものですな

長文失礼、名無しに戻ります
48名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 23:30:11 ID:0bA+t4vi
まとめ管理人さんへ。お疲れ様です。
「夕日の下で」「プリドラ」はシリーズ物、「思春期」「続・思春期」はエロパロ行きでお願いします。
ブログ転載については、とりあえず「デラウェア」(後編)を【3】として転載して頂ければと思ってます。
他はちゃんと完結してからお願いしたいなと。そんな感じで一つ、よろしくお願いします。

チラ裏ですが、みのりんの魅力があればスレを分けても大丈夫だろうと思ってたけど、
実際にどっちのスレも今のところ問題なさそうで良かったです。以上、失礼しました。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 23:43:27 ID:0bA+t4vi
すいません、名乗り忘れた。MWMです。

あと、イラストについて>>1で触れ忘れてたのですが(すいません)、
大歓迎!で大丈夫ですよね?念のため確認させて下さいな。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/16(火) 23:45:21 ID:xwhgecdc
ジサクジエンの売れないバカきもすぎ
51山猫:2009/06/17(水) 00:59:11 ID:dxg2N+d6
やはり板を分けることになったか……。
とりあえず盛況でよかった。
52みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/17(水) 03:58:23 ID:BzvTBB0U
今週いっぱいと言ってましたが、徹夜して完成させました。
(と言ってもそんな大したことしてないです。はい。)

R29氏へ
『KYな奴ら』転載許可ありがとうございます。
『青春の影』という作品なんですが、内容がブログの方と違いますよね?
ブログの方をまとめればよいですか?

MWM氏へ
>他はちゃんと完結してからお願いしたいなと。
了解です^^
イラストはおkじゃないですかね?
自分はおkです

ラミリア氏へ
了解です^^

KARsW3gC4M氏へ
どもども。
後編の方もまとめさせて頂きました。


えっと4時に閉鎖解除します。
前とかなり変更したので注意事項は必ず読んでおいてください。
まとめ方の関係で前と場所が違う作品があるのでご注意ください。
とりあえず、このスレの>>30までまとめました^^
あと、実乃梨スレ8の最後の方に投稿されたイラストももちろんまとめさせていただきました。

>>イラストの作者さま
勝手にタイトル名&セリフを加えさせて頂きました。すみません。問題でしたら直します。
そして今更ですが、GJです!

本当に毎回長文すみません。
どっちのスレも問題なさそうなので本当によかったです。

それではそろそろ、寝ます。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 07:36:23 ID:SdZEUPoT
>>52
54 ◆tsGpSwX8mo :2009/06/17(水) 07:49:24 ID:zpNMR0lm
>>52
さぞや大変な作業だったでしょう……
ブログの方でおkです

プリーズフリーズ二番の
突然鳴り響く君からの着信〜
って歌詞が聖夜祭のみのりの留守番シーンに似てるなorz
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 10:09:34 ID:+CHaOjqN
私が子供の頃。
女だからと言って、野球が出来ないと言われたあの日。
半べそかいて、私は公園に立ちすくんでいた。
そんな、ある日の事だった。

「おーい、そこの涙目のお嬢ちゃん。一体何泣いてるんだ?」
やけに背の高く、風変わりな髪をした大男が私に声をかけた。
「・・・泣いてなんか、ないもん。」
弱々しくも、強張った声で私はその男に返答した。"影の無い"、その男に。
「まあそう意地張る事ないだろ。俺でよければ、相談ぐらいは乗ってやる。」
見ず知らずの男だったけども、自然と私は信用に至った。何故かは分からないが、この男の声は何かが信じられる。
嘘を言ってはいない。信用に足る、と本能的に判断したのだ。

私は全てを洗いざらいに話した。自分の事、友達の事、野球の事。
「ほう・・・で、お嬢ちゃんはどうしたいんだ?」
「野球、続けたい。でも、このままじゃみんなと・・・」

「そうでも無いぞ。野球とは違うが、ソフトボールと言うスポーツも存在する。
何も周りの形に合わせる事は無い、自分の形を作って周りを引き寄せる事だって出来る。」
少し間を置き、その男は少々意地悪げに言った。
「・・・それに、このまま泣き寝入りしたいのか?お前の意地は、そんな物か?
幸せを勝ちとって、世界中に自分を見せびらかすぐらいにまでやっちまえよ。お前には、それが出来る」
自分の、意地。自分の、幸せ。
考えてもみなかった。ただ私は野球が好きだったけど、それ以前に私は"みんなが好き"だった。
私がみんなに近づいたら、みんなが離れていくのが怖かった。
でも・・・もしかしたら、変われるかもしれない。私の望む形とは少し変わるかもしれないけど、別の形で成し遂げれるかもしれない。
そう、私はみんなと楽しくスポーツをしたい。野球が無理なら、"野球に近い物"にすればいいんだ。
簡単に差し伸べられた答えと、男の一言が私に次のステップへと進ませてくれた。
「・・・うん、私、やってみるよ。うまくいくかは分からないけど・・・」
「───うまくいくかどうか、じゃねえ。いかすんだよ。」
強引さながらも、どこか確実なものを感じるその人の言葉は、私の心を潤してくれていた。気付くと、私自身の涙は枯れて見事に吹っ切れた。
「へへ、そっか。ありがとう、おじさん。私、なんかやる気が出てきたよ。」
「おじさんなんかじゃねえ。俺の名はストレイト・クーガー ───誰よりも早く走る男だ。嬢ちゃん、名前は?」
「・・・くしえだ、みのり。」

「なるほど、"みもり"ちゃんか」
「みのりです。」
「そっか、すまなかった。人の名前を覚えるのがどうも苦手でなぁ・・・」
その時、おじさん・・・クーガーさんは、どこか物寂しげな顔をしていた気がしたけど、微笑んでくれた。

もしあの時、私の道だけを考えて進んでいたら、もしかしたら今も私は一人ぼっちだったのかもしれない。
私がみんなに合わせるのではなく、みんなを私に合わさせる事をクーガーさんは教えてくれた。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 10:10:17 ID:+CHaOjqN
***

それから私が17歳になるまで、クーガーさんは私の傍に居続けてくれた。
あらゆる事を教えてくれたり、その育ち故に私もお陰で多芸なキャラになってしまった。
働く事の美学、天然を自称する人間がどうか、人間の文化とはそもそも何かと諸々、彼に教えて貰った事は数尽きない。

しかし、クーガーさんは周りには見えない存在だった。「何者か?」とか「どこから来たの?」と聞いても、いつもクーガーさんは笑って誤魔化した。
そうやって気になるうちに、私は幽霊の存在やUFOの存在が気になり始めた。けども、クーガーさんはどちらでもない気がした。

・・・そうやって、クーガーさんのお陰で成長していく日々の中で、私は高須君に恋をするようになっていた。
それも、クーガーさんと大河の指摘があって初めて気付いた事だった。

不安少々、焦り半分の日々を送るうちに、大河のクリスマスツリーの飾りは壊してしまったり、気付けばあーみんとは喧嘩をするようになった。
その時、クーガーさんは私に何も言ってくれなかった。不安が募り、気付いたら高須君が大河に嘘をついた事を怒って。

そして、高須君に告白して。でも、それでも自分の道を勝手に舗装して欲しくなくて。
保健室で高須君を見送ったあの後、クーガーさんは言葉をやっとかけてくれた。

『我慢しないで、お前は今泣いていいんだぞ。
変な意地は張らず、泣きたいときに泣いて、笑いたいときに笑えばいい。体裁を取り繕ってないほうが、みもりさんは魅力的だ。』
普段ツッコミを入れていたけども、あーみんもいてか流石にその時私はわんわん涙を流した。
「もう泣かないって、絶対泣かないって決めてたのに・・・でも、分かった事1つ。廊下で転ぶと鼻血が出て、人生で転ぶと涙が出るんだ。」
その一言を聞いて、あーみんと仲良くなったのをクーガーさんは見て
「俺が教える事はもう無いな・・・俺は俺の道を進む。だから、お前はお前の道を進め。
今のお前は、俺がいなくても自分の道を突き進めるようになった。・・・元気でな、実乃梨さん」

と言い、私の前から姿を消した。
その時以来、クーガーさんは二度と私に現れなかった。

***

後に調べて分かった事だけども、クーガーさんは「兄貴」と呼ばれる存在で生徒会長だった狩野すみれこと兄貴に逢うためにこの世界にやってきたんだって。
でもどういう訳か時軸がズレてしまい、私の少女時代に飛んできたみたいだった。
それでも、私にとってはかけがえのない出会いだった。
自分に正直でいて人と接し、自分に正直に生きる事ができるようになったのだから。


走り書きでおわりんご
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 16:49:13 ID:3BB8RACl
ゴメン、泣いた。
58THE・クイズショー:2009/06/17(水) 17:21:12 ID:ab5MH9ZQ
MC.亜美「問題!櫛枝実乃梨が本当に好きな人は次のうちどれ?
A.逢坂大河 B.春田浩次
C.北村祐作 D.高須竜児
さぁ、答えをどうぞ!」
実乃梨「ちょっと待ってよ!何・・・これ。」
MC.亜美「あれぇ?答えられない感じ?」


書くのうまい人続きお願いします
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 18:42:20 ID:KMNfaRI5
>>52
前スレの最後の方にイラスト二枚うpした者ですが、タイトルそのままでOKです
まとめお疲れ様
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/17(水) 19:59:08 ID:zpNMR0lm
>>56
何だか謎めいていて、且悲しかった

みのりには何だかまだ秘密がありそう
61 ◆KARsW3gC4M :2009/06/17(水) 21:51:16 ID:AIX8KOBY
>>52
遅ればせながらお疲れ様です。
また、みのりん物を書いた時はお世話になります。
職人の皆さんのレベルが高いので、日々ワクテカしながらスレを覗かせて貰っていますw
名無しに戻ります
では
ノシ
62ラミリア:2009/06/18(木) 14:02:25 ID:/eBz8dAZ
>>52
お疲れ様です♪無茶しなくていいのに・・・ありがとデス♪

双子はこれで終わりにします。また書きたくなったら書くけどw

二人を寝かし付けたあと、リビングに戻る竜児。

「あー全く・・・いつまでたっても子供で困るな」
「・・・(じー)」
「?どうした実乃梨?」
「・・・(ピト)」

隣に座った竜児に寄り添う実乃梨。

「・・・なにしてんだ?」
「愛情表現?」
「・・・なんでいきなり?」
「娘達が意外と強敵で」
「はい?」
「なんか負けそうなので」
「・・・よくわからんが、同レベルで争うなよ?」
「なんで?」
「・・・」

ちゅ

「・・・俺の一番はお前に決まってるからだ・・・///」
「・・・はう・・・あう・・・うん///」

一方部屋の外。

「あーやっぱりお母さんに勝てないかー」
「仕方ないっちゃ仕方ないけどね」
「んー・・・やっぱイイ男捜すかね」
「お父さんに勝てる男かー・・・あ!大河おばさんとこのは?」
「祐河かー。あのこ見た目いいけど、すぐ脱ぎたがるんだよねー」
「確かに変態だよね・・・」
「まあ・・・慌てず行くかね?」
「そだね。ね、お姉ちゃん。今日一緒に寝てあげる」
「ほんとに?じゃあ上行こ」

パタパタ

そんな風に、高須家の日常は紡がれていく。

END
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/18(木) 22:11:36 ID:9jpA/7ob
>>62
露出狂は遺伝する!
GJですた

ところでみのりんって面に出さなくても意外と嫉妬深いんじゃね?って思うのだが……
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/18(木) 22:52:45 ID:PwkYkZEg
>>54
>プリーズフリーズの〜
思った。
そこ聴いてから改めてクリスマス回見直したら・・・orz
>>62
ちょっ裸族かw
続き楽しみにしてるw


文化祭の時大河のことで
竜児に嫉妬してたって言ってたしなぁ
まぁ嫉妬深いだろうねぇ
65山猫:2009/06/18(木) 23:01:01 ID:FPU+mHhd
嫉妬はしても修羅場とかにはならず、黙って離れていきそうだな。
そういうことで人と競うのが苦手そうだ。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 00:33:26 ID:7iQL6j+3
>>58
書くのヘタクソだけど続けてみた。

「さぁ答えて頂戴、実乃梨ちゃん!この中で本当に好きな人は誰!?」
「え、や、その。こ、答えるも何も……」
「そぉんな実乃梨ちゃんのために、ライフラインを用意したよ〜。そーゆーわけで、はい使って。」
「な、何だ、この強引な流れ?つかライフラインって違……まっいいや。んじゃ選択肢を二つにするヤツ。」
「50/50ね。それじゃ、選択肢を二つに!!」

デデン!

「な、なんだってーー!?」
「春田くんと高須くんね。何だレズじゃないジャン。ちょっと期待してたのに。」
「な、な!?大河は私の嫁、と公言してるってのに…ごめんな、大河orz」

「…ま、まぁそんな実乃梨ちゃんにはオーディエンス。皆の見解を聞いて落ち着いて。ね?」
「……お、おーよ。」
「それじゃ、オーディエンス!」

デデン!

「高須くんが99票、春田くんが1票。うん、予想通りの圧倒的な差ね。」

観客一同「みのドラ!みのドラ!」

「な、何か異様な盛り上がりを見せてますけど!?」
「あ、ちなみに春田くんに投票したのは春田くん本人だから、全くアテにしないでいーから。」
「うそぉ〜ん!亜美ちゃん、何でバラしちゃうわけよぉ!?」
「…春田、自重しろ。」

「みのドラ!みのドラ!」

「く、このままじゃ負ける…えぇい!まだデュエルは終わっちゃいねぇ!おいらは最後のカード、テレフォンを使うぜ!」
「テレフォンね。テレフォンの電話先はなんと、高須くんっ!」
「なぬーーーっ!?」

続け

適当かつイミフすまそ。
67ラミリア:2009/06/19(金) 00:42:58 ID:fx1XHYqZ
>>66
楽しみだw

>>63-64
感想サンクスwそんなあなた達の為に書いてみたw
スレチは流れの上で書いたので勘弁(>人<)

○その頃の北村家○

祐河「はっくしゅ!」
祐作「ん?どうした、風邪でも引いたか?」
祐河「んーそんなことないと思うけど・・・」
祐作「案外アレじゃないか?噂されてという奴だ」 祐河「うん、ならいーな」
大河「バカ言ってんじゃないの!いい加減ベランダの窓閉めて服着ろ!バカ親子!!」
祐作・祐河「はーい」
大河「ったく・・・。それにしてもあんた、噂されていいななんて、気になる子でもいるの?」
祐河「あ・・・う、うん///」
大河「へー、誰よ?お母さん知ってる子?」
祐河「そりゃもう///」
大河「へーへー!誰誰?言ってみなさいよ〜」
祐作「コラ大河。あまり詮索するもんじゃない。今のお前、どことなく亜美に似てるぞ」
大河「うぎ。・・・ばかちーに似てるってのは遺憾だけど、気になるんだもん。ね?言ってみなさいよ」
祐河「えと・・・た、高須家の・・・///」
大河・祐作「おおっ!」
祐河「・・・竜児おじさん・・・///」
大河・祐作「あーそっちいっちゃったかー」

お粗末!w
68ラミリア:2009/06/19(金) 01:13:45 ID:fx1XHYqZ
まとめ人?もしかして双子ネタ削除した?
69みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/19(金) 01:33:07 ID:L2AaKDqX
>>68
|ω・`)
続きが投稿されたので
とりあえず今週末に>>62>>67含めて
まとめようと思いサイトにはまだおいてませぬ。。

不安にさせて申し訳ないです。今週末まとめますゆえ・・


あと、職人のみなさまGJです!
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 06:07:28 ID:ioXuWvr5
>>66
おもしれぇww
選択肢に春田が残ってるあたり……GJ
>>67
やはり……遺伝する
ちょいと吹きますたwwGJ

いやはや、作品投下もあって日々wktkだ
71名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/19(金) 21:04:18 ID:oHO4A2BY
>>66
みーのドラ!みーのドラ!
オーディエンスの一人は俺です
>>67
さすが北村の子供だな

実乃梨は怒った時の顔と声が最高だな!
72ラミリア:2009/06/19(金) 22:45:50 ID:fx1XHYqZ
>>71
あ、隣は私ですwまあここに居るのも何かの縁なので、一つSSでもいかがですか?w


『ラブラブまで300秒』

ある日の帰り道。
「しっかし何度思い返してもあの一球が悔やまれるなー・・・」
実乃梨はしきりと、先の大会の敗戦を悔やんでいた。
それも、自分の投球が敗因ともなれば、些か自嘲気味になるのも無理からぬことだ。
「あーそうだな」
そして竜児はといえば、並んで歩きながらそれに延々と相槌を打っていた。
「あの失投さえなければ、決勝までいけたのに・・・」
「ああ残念だな」
「お陰で地区3位かー・・・。休暇明けに、皆に会わせる顔が無いよ」
「ああ仕方ないな」
「こうなったら、バイトに明け暮れて忙しさで一旦忘れるかな?」
「ああそれがいいかもな」
「・・・高須君?」
ピタリと歩いていた実乃梨の足が止まる。
それに合わせて竜児の足も。
「どうした櫛枝?」
「さっきから返してくれるのはありがたいんだけど、なんか適当言ってない・・・?」
ギクリっと、竜児の顔がたしかに強張った。
「そ・れ・に・・・」
いきなりぐっと竜児の顔に自分の顔を寄せる実乃梨。
いきなりの近接距離に、竜児の顔が瞬時に赤くなる。
「な、なんだよ・・・?」
「・・・なんか嬉しそうじゃない、高須君?」
ジロリッと睨(ね)めつけられ、竜児の動きが一瞬止まる。
「そ、そんな事は無いぞ、うん!俺は櫛枝の頑張りを知ってるし、その悔しさにも同調している!」
「・・・そのわりには・・・」
どことなく焦った様子の竜児の頬が、グニュッと実乃梨につねられる。
しかも両方。
「なんか笑顔だよね?」
「い、いひゃいくふぃえら!!」
女子といってもソフト部キャプテン。その握力は半端無い。
正直言ってとても痛い。
「ね?高須君?なにを隠しておるのかね?」
ニッコリと張り付いた笑顔で迫られ、竜児の背中に怖気が走る。
これはホントの事を言わなければ、そう思うほどに。
「ひゃなひゅ!ひゃなひゅひゃら、ひゃなふぃふぇふふぇ!」
頬をつねられてる所為で変な発音になってる言葉だが、実乃梨はそれを正確に理解して手を離した。
「ち・・・千切れるかと思った・・・」
「失礼な。千切れる前に力はちゃんと緩めるよ」
・・・千切れないわけじゃないのか・・・。
「さ、じゃあ笑顔の訳を話してもらおーか?」
竜児が一つ溜め息をつく前で、腰に手を当てて実乃梨が問いただす。
一瞬虚空を向いて、頬を掻いた竜児だったが、睨み上げる実乃梨に降参とばかりにもう一度溜め息をついた。
73ラミリア:2009/06/19(金) 22:47:18 ID:fx1XHYqZ
>>72
「悪かった。確かに半分生返事だった。謝る」
「なんでそんなになったのさ?」
詰め寄るような口調に、溜め息をもう一つ。
「・・・単純なことだよ」
「え?」
そこで一旦言葉を区切り、ちらりと実乃梨をみつめる竜児。
視線の意味の気付かず、小首を傾げる実乃梨。
そうして口は言の葉を紡ぐ。
「・・・お前と一緒に帰れる。・・・それが嬉しかっただけだ」
「・・・はう!?」
言った方言われた方、双方同時に顔に朱が差した瞬間。
数瞬の間を置いて、先に話し出したのは実乃梨だった。
「わ・・・私だって嬉しいよ?で、でも今は・・・その・・・」
何を言っても言い訳になる。それに気付いて俯く実乃梨。
「わかってっから!」
その耳に届いた竜児の声。
「負けたのが悔しくて、そっちに気が行ってんだろ!?わかってるから、気にすんな!」
「・・・高須君・・・」
手先は器用な竜児の、不器用な気遣い。
恥ずかしさからか、暫く俯いている竜児を見ながら、実乃梨がそっと話し掛けた。
「・・・私・・・頑張ったって思う?」
呟くような問い掛けに、逆に大きな声で答える竜児。
「お、思うさそりゃ!お前が練習毎日やってきたのも知ってるし!皆が帰った後も、居残って基礎練してたのも見てた!」
「・・・ほんとに?」
「ああほんとさ!勝負は時の運て言うじゃねーか!今回はたまたま・・・!」
「だったらさ・・・」
「え?」
「ご褒美・・・頂戴?」
ご褒美?なにを?と思っている竜児の目の前、ゆっくりと実乃梨が竜児の胸に飛び込んできた。
「・・・え?く・・・櫛枝・・・?」
突然のことに、今一状況の飲み込めてない竜児に、実乃梨は顔を胸に埋めたまま呟いた。
「よくやったって・・・誉めて。それで、頑張ったなって・・・頭撫でて。それで・・・こ、今度は勝てるようにって、お、おまじないに・・・おまじないに・・・」

『キス・・・して』

「!?」
最後の一言に、ようやく竜児の頭が正常に動き出す。
否、明らかにオーバーヒートしているのは正常とは言わない。
「こここここでか・・・?」
「うん・・・今すぐ・・・」
「いいいい家についてからとかじゃ・・・」
「やだ。今すぐ」
「だだだだだってお、お前ここ公道・・・」
「今がいい」
「いいいいいいやしかしだな・・・」
「ダメ。今」
そのまま延々と繰り返される押し問答。
竜児が折れるまであと5分。
時刻はそろそろ夕刻へと差し掛かっていた。

そんなある日の帰り道。

これはショートです、まとめ人さん♪
74名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 01:50:43 ID:MUUXJeWe
>>66
観客の一人に間違いなく自分がいる!
>>67
竜児もてすぎw
>>73
2828(・∀・)♪

みのりん8スレでピクニックネタ書いた者です。
gdgdだったので改めて書きなおしました。
次レスからどうぞ。
75abc:2009/06/20(土) 01:51:29 ID:MUUXJeWe
――カチ…カチ…カチッ

目覚ましの時計の針が5の文字を指した

ピピッ…ピピッ…ピピッ…
高々と鳴り響くアラームの音

ピピッ…ピピッ…ピピ…カチャ
手を伸ばし目覚まし時計のボタンを押して

役目を終えた時計を両手でつかみ、そのまま顔に近づける竜児。

ニタァ…と薄気味笑いを浮かべ時計を睨みつける


決して「この日曜の朝っぱらからうるせぇなオンボロ時計が…
分解して粗大ごみ送りにしてやろうか…」なんて思ってるわけじゃない

今日は、フフッ…待ちに…フフッ、待ちに待った櫛枝と…フフッ

くそぅ、楽しみ過ぎて笑いが止まらないぜ
こんなに楽しみなのは、スーパー狩野屋が特別大売り出しをやっていいた時以来だ

竜児は布団の中で胸をときめかせながら
先週のことを思い出し再び薄気味笑いを浮かべていた。


最近、俺達はあまりデートをしていなかった

3年生になって、俺は理系、櫛枝は文系でクラスが分かれてからというものなかなか会えないでいる

くそぉ…能登めぇ…、櫛枝とまた同じクラスだなんて…羨ましすぎる。。
もし櫛枝に手を出しやがったら・・・どうなるか覚えていろ…
って何考えてんだ俺っ・・、能登はそんなやつじゃねぇのに
まっ、仕方ねぇな・・・櫛枝が魅力的過ぎるからだな、うん間違いない。

俺がいないクラスで、他の男子共に言い寄られてないか心配だぜ


ともかく、会ってないと言っても、放課中にお互いの教室行ったり

昼休みとか屋上で一緒に弁当を食べたりはするし

部活後とか俺の家寄って、一緒に夕飯を食べたりはしている

デートをしていないだけ(大事なことなので2回ry)

76abc:2009/06/20(土) 01:52:31 ID:MUUXJeWe
櫛枝はここ最近、部活バイト部活バイト部活バイト部活バイト部活バイト(省略)…の毎日

今は5月、夏からは本格的に受験に取り組むためラストスパートに向けて
バイトを入れまくっているのだ。

休日は部活かバイト、櫛枝は会いたいって言ってくれるが…
疲れてるだろうし、あまり無理はさせたくない。


会えない日は夜に電話をするのが習慣になっていた
電話代が大変じゃないかって?ふっ、愚問だな。

このために俺達はやわらか銀行にしたぜ
家族契約してきたぜ。Wホワイトさまさまだな

24時間しゃべり放題だ


そこで先週のことだ

――時を遡ること先週の土曜


この日も実乃梨は部活とバイトで忙しく会えなかったのでいつものように電話をしていた。
その電話で来週の日曜は珍しく部活もバイトも休みらしく
たまにはどこかに行こうという話になった。

竜児が「遊園地とか水族館とかどうだ?」などとありきたりな場所ばかりを出していると

実乃梨が「高須くん!この櫛枝めによい考えがありますぜ」と言い出した。
「ん、なんだ?どこ行くんだ?」と竜児が言ったら

「フッフッフッ・・・それは当日のお楽しみということで」
「そっ、そっか・・じゃあ俺、弁当作るよ」
「またれい、高須くん。今回は私が作るぜぃ!」と電話越しに叫ぶ

「いつも高須くんばかりで、そりゃ高須くんは料理上手だし 、私も食べたい…
でもたまには…その…私の料理も……食べて…ほしぃ…なーなんて//」

さっきまでの勢いはどこにいったのやら急にモジモジと話し始める実乃梨
「と、ともかく!来週の日曜のことは全部私に、任せて欲しい」
そんな実乃梨を竜児は、電話越しなのをいいことに
なんて可愛いんだっ…!とか、どんな表情をしてるのかを想像して思いっきり顔を緩めていた。

「おぅ!わかった!!櫛枝に任せた!すっげぇ楽しみにしてるよ」と近所迷惑なのも構わず叫んでいた


――その会話を隣のマンションから一部始終見聞きしていた実乃梨の親友
逢坂大河は、竜児の行動に
「キモっ…なに夜中に発情してるのよ、万年発情犬が…」とドン引きしていた。
「ふーん、みのりんとデートねぇ…なんか……面白そうじゃない」
「そうよ!いいこと思いついちゃった」などと呟きながらニヤリと笑う――


続く
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 02:00:06 ID:MUUXJeWe
ここまでです。
先は思いついてるけど
まとめるのって難しいですね。

自分でSS書いてみて本当に
SS職人のみなさんすごいなと思いました。

それでは夜分に失礼しました。

78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 09:44:33 ID:lXzcCiDi
いやいやいやGJGJGJ
79名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 09:48:39 ID:kGgErxc3
おぉ!
両方ともGJ
ってかみのりんに恋してる竜児が可愛くて好きな俺ガイル……
期待しております
80名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 10:17:20 ID:2yByK353
>>66続き。

「みーのドラ!みーのドラ!」
「oh,oh,ohoh、みーのドラ!ワンダフォー! Oh,oh,oh,oh,oh〜!!」
「みのりん!みのりん!M・I・N・O、みのりん!!」
「はるみの!はるみ…ゴハッ!だ、ダレだよ、いまブったや…!」

「ひゅーーーーーっ!!」

「…はいっ!ウェーブも起きたところで、テレフォンto高須くん!」
「ちょ、あーみん待っ、フリーズフリーズ!」

「――もしもし。おう、川嶋か。…何か周りがうるさいようだが?」
「細かいコトは気にシナイ。で、今から実乃梨ちゃんが問題言うから、それに答えてあげて。」
「…は?いきなりお前、何言ってん…」

「はい、実乃梨ちゃん。問題をどうぞ!」

「え、あ?っと……た、高須くん。何か巻き込んじゃってごめんな。」
「い、いや…で、問題って何だ?」
「それが、その……」
「……?」

「えぇい!い、今から問題を言うから答えやがれ、チクショー!!」
「お、おう?何だ急に?ど、どーした?」

「わわ、私が好きな人はどっち!?選択肢はB.春田くんD.高須くん!」
「…は?」

「……」
「春t……ゴバっ!だ、ダレだよ今モノなげたヤツ!?」

「…俺に櫛枝の気持ちは分からねぇ。」
「そ、そーだよね、うん。そらそーだ。ごめんよ。変なこと聞い」
「ただ、そんな俺に言えることが一つだけある。…俺は櫛枝、お前のことが好きだってことだ。」
「え?た、高須くん……?」
「だ、だから、答えはD、俺を選んで欲しい!」

「た、高須きゅんっ!」
「櫛えびゃっ!!」

リンゴーン♪答えは、いつも私の胸に〜♪

おわれ
81名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 10:18:19 ID:2yByK353
以上。>>58、希望してた展開と違ってたらごめん。
というか、そんな時は自分で(ry

あと、他の方の作品があまりに素晴らしすぎるので感想書かせて下さい。
>>55
クーガーの兄貴GJ。世界観というか何というかが物凄く好きだ。お見事。
>>62>>67
>「娘たちが意外と強敵で」
あたりでとても2828した。いくつになってもラブラブな夫婦っぽいよな。GJ。
>>72
『ラブラブまで300秒』というタイトルだが、既に半端なくラブラブだ。
さぁ、300秒後も書いてもらおうか…
>>77
>今日は、フフッ…待ちに…フフッ、待ちに待った櫛枝と…フフッ
とか読んでるこっちまで2828した。
「まとめるの難しい」に激しく同意だけど、それでも続き待ってますぞ。

長々と失礼した。それでは。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 10:36:19 ID:SXWa2lyd
>>73
積極的になるみのりん……これ神じゃね?GJ!
>>76
Wホワイト家族契約ワロタww
続きwktk
>>80
春田の扱いに思わずwwGJですた

投下の波がずげえ・・・
83名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 11:22:36 ID:OvluXP0K
>>73です。
感想くれた方感謝♪300秒後も書いちゃうかなw

>>76
デート楽しみにしてますノシ

>>80
いいよーいいよーGJ

まとめ人さんお疲れ様。なんか双子順番変だった気がしますが、気のせいですねwあと休日デートUPできますか?どこまでUPしたか忘れました(爆)ヨロシクお願いします♪
84みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/20(土) 14:07:52 ID:wcPC5pyC
|;`)本当にすみませぬ。
気のせいではないです。
「休日デート」1〜4再UPしました。
こちらも完全にミスですorz


そして300秒後楽しみにしてまふ(^q^)え

失礼しましたっ。
85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 14:51:52 ID:SXWa2lyd
やべっ やっぱどの作品もレベルたけぇよwwニヨニヨがとまんねww
恥ずかしながら>>30の続き投下 4レスお付き合い願います


***
「本当にごめんよ、私が悪かったのにこんなことまでしてもらちゃって」
リビングのイスに腰掛け、左足に丁寧に巻かれた包帯を見ながら実乃梨は言った。
窓越しには砂浜でビーチバレーをする大河たちの姿が見える。
そんな3人の姿を遠目に見ながら
「まだ来たばっかだけど……来て良かった」
と実乃梨は呟く。
「部活の合宿とはまた違ってて、なんつーか本当に」
――楽しい。足の痛みも気にしないような笑顔の彼女を見て竜児は罪悪感に苛まれるのだった。

「足すまん。ふざけすぎた……さっきのあれ、ただのワカメだよな」
真面目に謝っているつもりで言ったのだが、当の実乃梨は徐々に顔を赤らめながら再び興奮。
「え?ワカメ……ワカメ? じゃあワカメの死体かぁぁぁああ!!」
いや、そんなこと言ったらスーパーなんかはワカメを含む植物動物類の死体だらけではないか。
そう指摘すると「あ、そうじゃんか、えへへ」と頭に手を当てはにかむのだが、
その姿がまた何とも可愛い。
「………」
「………」
開いていた窓から潮風が吹きこみ、二人は急に黙り込んで穏やかな時間が流れた。
「あ、あのさ、く、櫛枝おまえさ」
「うん?」
その沈黙が怖くて、少しでも彼女の心に届きたくて、竜児は乾いた唇を何度も舐め声を絞り出す。
「彼氏とか、いるのか?」
「………」
やっちまった。そして瞬時に後悔する。
焦って距離を縮めようとして踏み込み過ぎてしまったのだと。
忘れて欲しい、もしくは普段の素っ頓狂さで話題を変えて欲しい。
竜児の問いが聞こえてなかったみたいに黙り込む実乃梨の顔を見ながらそんなことを思うのだった。
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 14:52:54 ID:SXWa2lyd
「ね、高須くん、さっきのワカメ、ただのワカメだったと思う?」
「えっ?」
「もしかしたら本当にワカメの幽霊かもしれないじゃない。
こう、呪い殺してやるぞぅーって、今夜枕元に立ってるかもよ?」
「……ぶぶっ」
短い髪を無理やり後ろから前に垂らして、某ホラー映画の主人公のように髪の隙間から目を輝かせる
実乃梨を見て思わず吹き出してしまう。
出た、この調子で、このとんちき発言で先ほどの自分の発言のことなど忘れさせてくれ……
そう思って再び実乃梨の表情を見たとき、確かに一瞬竜児の心臓が凍りついた。
「高須くんは、幽霊、見たことある?」
話題に似つかわしくない程真剣な瞳。
吸い込まれそうな瞳に言葉をつまらせ、
「いや……ねえ、けど」
そう答えるのに精一杯。
今から話すことはみんなには内緒だよ、と釘をさして実乃梨はゆっくりと口を開いた。
先ほどまで聞こえていた大河や亜美の悲鳴にも似た叫び声がとたんに聞こえなくなり、
部屋の中に波打つ音だけがやたら大きく響いた。
「私はさ、幽霊いるって信じてるんだよね」
そんな中、実乃梨が少し低めに発する声はよく通る。
「でも実際に目にしたことはないし、見たことのあるっていう人の話も……信じない」
話の意図がつかめず実乃梨を見るが、彼女は竜児の顔を見ることはせず横を向き、
何かを必死に見つけようとしているみたいに目を細めている。
「……それとさ、同じように思うことがあるの。
私はいつか心から愛せる人が出来て、付き合ったりして、結婚して、幸せになるって信じてる。
でも実際に誰かとそんな感じに上手くいったことないんだよね」
実乃梨は包帯を巻いた左足でぶらぶらと空を蹴り、もう片方の足を椅子にかけながら声と表情だけは真剣に話す。
「世の中の人は当たり前に恋愛して、そこに愛があるって言う。
私にはそう言う人たちの存在がすごく遠い。
幽霊が見えるって人は本当に見えてるの?
恋愛してる人は本当に恋してるの?って思うのよ。
だって私には見えないんだもん。あったことがないんだもん……いくら信じていたって。
他の人の当たり前は、私には永遠に訪れない気がして、私は信じながら半ばあきらめかけてる。
でも、嘘っぱち、目の錯覚気のせい!って叫ぶほどにはまだ思いきれてないからさ。
だから……質問の答えは……『いない』」
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 14:54:20 ID:SXWa2lyd
一気にそこまで喋り、理解してもらえたか不安な表情を見せながら実乃梨は視線を海から竜児へと移す。
その一瞬だけ見せた横顔が言葉に出来ないほどあまりに美しくて、竜児は息を詰まらせた。
「……高須くんは、幽霊、見える人?」
声がひっくり返ってしまわないように小さく深呼吸をして乾いた喉を震わせた。
「……見たことはねえけど、存在は信じてる人…・・だと、思う」
「私と同じだ?」
ううん、と首を横に振って
「俺は『見たい』んだ」
と続ける。
「俺は信じてるだけのおまえとは違って見たい。
おまえは幽霊なんているわけないと思ってても、存在を感じることがあるから怖いんだろ?
でも、世の中にはおまえみたいに思ってる……思ってた奴もいるんじゃないか?
見れねえって思ってても見えちまった奴はきっといると思う。
誰にとってもそれが当たり前なんてわかんねえし、それに俺は、俺は……」
実乃梨は息を飲んで竜児を直視する。きっと自分の瞳には彼女が映っているのだろう。
その眼差しからは実乃梨が自分の言葉をどう理解しているか、何を感じているかはわからないけれども、
次の言葉を待っているようだった。
「……俺はおまえがいつか、幽霊を見れたらって思う。
怖がりなおまえには酷かもしれねえけど、でも、おまえに見られることを望んでる幽霊が、
多分、この世にはちゃんといると思うから」
例えば俺とか。その一言は口にしないとしても自分の想いを、言葉として伝えることが出来た。
上手く伝わったかはわからないにしろ。
でも実乃梨の表情を見る限り、少しは理解してくれた、そう信じることにする。
そうしてもうひと押し、この夏、いや高須竜児の今までの人生の中で一番の勇気を振り絞って続けようとするのだ。
「あ、あのよ櫛枝はさ」
「ん?」
「幽霊を、信じるだけじゃなくて……見て見たいと思うか?」
「幽霊を……見て見たいって?」
「おう、さっきのワカメはやっぱりただのワカメだったと思う。
でも、本物を、本物の幽霊を……見て見たいと思うか?」
そこでまた実乃梨は黙り込み、竜児は神にも祈る気持ちで彼女が頷くことを願っているのだ。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 14:55:24 ID:SXWa2lyd
そしてそんな思いが伝わったわけではないだろうが、実乃梨は一度、小さくコクンと頷くのだった。
「だ、だったらさ」
こんなにも踏みこんで嫌がられないだろうか、慣れ慣れしいとか思われないだろうか。
「探してみねえか?俺たちで?」
でもそれ以上に実乃梨に見せてあげたいのだ。いつか誰かも知らぬ人が彼女に見せてしまう前に、
自分の手で、幽霊を見せてあげたくなったのだ。
「え? ああ!いいねえ、面白そう!大河やあーみんや北村くんも誘ってみんなでさ」
「いや」
「……へ?」
竜児の話の意図を少しだけ勘違いした実乃梨が素っ頓狂な声をあげて竜児を見つめ直す。
「俺とおまえと……でだ。だってこの話はみんなには内緒なんだろ?」
「え、あー……うん」
「だったら、ふ、二人でどうだ?」
「あ――」
実乃梨は驚いたように何かを言いかけて……止めた。
結局その口を噤み、続くはずたった言葉は紡がれず仕舞いだった。
だがその代りにまたも小さくうなずくのだった。

「きょ、今日は足もまだあれだし……最終日の夜はどうだ?」
跳ね上がった心拍数を実乃梨に悟られてしまうのを竜児は恐れ、一言一言を絞り出すように丁寧に発する。
そんな竜児のゆっくりと紡がれる言葉一つ一つに実乃梨はしっかりとうなずいてくれた。
「肝試しみたいだね」
全ての話が終わって一番に実乃梨はそう言って少しだけいたずらげな笑顔を見せた。
その笑顔が、大好きなのだ。


一緒に本物の幽霊を見つけに行こう。
亜美も北村も、大河だって誰も知らない、二人だけの約束――
続く
89名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/20(土) 14:56:53 ID:SXWa2lyd

以上
原作のセリフや表現をややパクリ気味すまそ……しかしIFということで多めにみてくだされ…
みのドラにするにはこの会話は必要不可欠だと思いまして
あとタイトルの変更を頼みたいっす……
一夏だと一夏で終わる恋みたいで縁起悪いんで、4巻IFということで『幽霊を見ようと君は』でお願いします。
もうすわけねえ…では失礼ノシ

90ラミリア:2009/06/21(日) 00:59:40 ID:B/LK0L4K
>>89
乙デシ♪つづきwktkしてますね!

>>81>>84
そうか?書いちゃうか?w即興だから変かもしれないゾ?w

夏の初めの季節は日が長い。
それでも公園までくると、既に夕飯の時刻でもあり、人影は皆無だった。
何とかそこまで引っ張ってこれたことに、心底竜児は安堵してた。

『ラブラブしてる300秒』

「あー・・・そのーなんだ・・・」
夕日は沈んだとはいえ、その残滓がまだ視界を明るく見せる中。
目の前に「ん!」と差し出された頭に、竜児は困ったように視線を向けた。
ふと思う。
これをさっき・・・街中でやられたんだよな・・・?
その時を思い出し、竜児の眉間に皺が寄った。
そうなのだ。
先の押し問答があった町中。
実乃梨は、あまりにも承諾しない竜児に対し、予想外の行動に出た。
即ち実力行使。
「だーっ!!」
いきなり、抱きしめられていた竜児の胸から身体を離すと、
「はいっ!」と一声。
お辞儀をするように、竜児へとその脳天を差し出したのだ。
驚いて回りを見渡す竜児。
予想通りに、なんだなんだといった視線で見ている通行人達。
思わず実乃梨の手をとって、その場をあとにしたのは言うまでも無い。
まあ尤も。
実乃梨と往来の真ん中で抱き合っている時点から、周りに野次馬が集まっていたのだが、幸いにも竜児は、今後ともその事実を知ることは無かった。



まあなんにせよ、人気の無いトコまでつれてくるのには成功した訳で、それならばと、再度実乃梨が同じ行動をとるのは無理からぬことだった。
それでも恥ずかしさが先に立つのか、竜児はなかなか踏み切ることが出来ないでいた。
その気配を鋭く察知して、実乃梨が一言呟いた。
「・・・なんだ。やっぱり私が頑張ったなんて・・・思ってないじゃん・・・」
「!?そ、そんなことはねーぞっ!?」
その言葉に慌てて竜児が言い返す。
「俺は見てきたって言ったろ!?お前は頑張ってたし良くやった!その言葉に偽りはねえ!!」
「・・・そうなんだ?」
その時、お辞儀をしたままの顔が・・・実乃梨の口許が、ニヤリと歪んだ。
「だったら」
「え?」
「ご褒美」
再び「ん!」と差し出された頭に、
「・・・嵌められた!?」
と、竜児が気付くのに、1秒もいらなかった。



ゆるゆる行っていい?(笑)
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/21(日) 08:17:39 ID:pOjIIULp
>>89
>>90
ぉkおまいらの熱いソウルを見させて貰った。
問題無い続けたまえ。
私はモニターの前で全裸で座して待とうじゃないか
92ラミリア:2009/06/21(日) 09:36:52 ID:B/LK0L4K
「櫛枝・・・俺、お前に一つ嘘をついていたことがあるんだ・・・」
「・・・高須君?」
放課後の帰り道、竜児はそんな事を言い出した。

「NO TITLE」

「な・・・なにがさ?」
思いの外真剣な声に、実乃梨にも緊張が走る。
不安そうな顔で振り返ると、そのまま竜児をみつめる。
「・・・」
「高須君!」
「・・・悪い・・・。俺・・・お前の事好きだって言ったけど・・・本当は・・・」
そこで一旦言葉を区切る竜児。
その先を敏感に察知して涙を流す実乃梨。
「本当は・・・」






























「愛してる!」
「!高須君!私も愛してる!」

「・・・でだな、これでより二人は親密になってだな・・・」
「ねー竜児。ゲームやっていい?あんたの妄想なんかウザイ」

初音聞いて勢いで書いた。後悔はしてないwでもまとめなくていいと思うw
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/21(日) 16:28:28 ID:uvVPpHQY
>>89
爽やかな夏の恋、って感じがすっげー良い。続きに期待。
>>92
GJ!竜児うぜぇwけど、竜児の妄想ノートの一端にありそうで怖いな…

感想ついでに小ネタ投下。ひぐらしネタ注意。

「なのです☆」
「…櫛枝?いきなりどうした?」
「高須くん、高須くん。実乃梨は甘いものが食べたいのです〜。
ジョニーズよりもエンジェルモートよりも甘いデザートが食べたいのです!」
「…エンジェルモートって何だ?ていうか、夕飯の激辛カレーがもう出来てるんだが…」
「あぅあぅ〜〜」

つい浮かんだので書いてしまった。今では反省している。
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/21(日) 17:17:28 ID:uvVPpHQY
>>90
300秒後の展開にwktkしてたくせに投下に気付かんかった、吊ってこよう。
しかし、ワガママモードのみのりんの破壊力は凄いな…GJ

あと、>>93についてだが、ひぐらしの羽生が何故かみのりんに乗り移ったという脳内補足で頼む。
ついでに、苦情は幼馴染が照れ隠しで言うような感じで頼む。
以上、長々と失礼した。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/21(日) 17:19:18 ID:ery4OBrz
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。
驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を
貴方にもたらすでしょう。

約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。
たった3分ですから、ためす価値ありです。


まず、ペンと、紙をご用意下さい。
先を読むと、願い事が叶わなくなります。


@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。

B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)

必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。

C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。

まだ、先を見てはいけませんよ!!

D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。

E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。

1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。

2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。

3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。

4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。

5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。

6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。

7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。

8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。

9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。

10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。この書き
込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピー
して貼って下さい。そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、
貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当
たってませんか?
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/21(日) 21:18:40 ID:/rhRly8H
>>93
その発想はなかったww
ナイス!
つかみのりんはあの声出せるんだよな……

ラブラブまで300秒……俺の中で映像化してみた
http://f.pic.to/11ts06
……ラミリア氏すませんorz
97山猫:2009/06/21(日) 23:51:26 ID:j7FkZ56E
>>95
こりゃゲームじゃなくてただの嫌がらせだろ。
98ラミリア:2009/06/22(月) 00:23:59 ID:Dc30A7bS
山猫さん、噛み付かない噛み付かない(苦笑)スルーでいきましょ?♪

>>96
!?・・・すいません、鼻血吹いていいですか?
とても素晴らしい絵を、あんな駄文に頂き感謝の極みです!!ΩÅΩ;

>>94
イキロ!・・・懐かしいな、このやりとりw米あんがとノシ
んで、気を良くして続き書こう♪って思ったら・・・↓
学校にいる間の一番の楽しみ。
それはお昼に限るだろうさ!
まあ部活も並び立つくらい楽しみな時間なんだけどね。

『楽しみな時間』

それはともかく、私と大河、高須君に北村君はいつものように机を動かして四角形に並べた。
「さーさーママン!今日のおかずはなんじゃらホイ!」
「みのりん、ホントこの時間好きだよね?」
大河の言葉に笑顔で答える。
「あったりまえさあ!この櫛枝、この為に学校に来ていると言っても過言ではない!!アイ・ラブ・ランチタイムだ!」
「・・・部活はいいのか?」
「言ってくれるな北村君!今まさにこの時においては、この時間こそが1番になるのだよ!」
ビシッと突き付けた人差し指に、北村君は軽く首を傾げた。
「・・・なるほど、食べ終わったら、今度は部活ラブに変わるわけか・・・」
「そーのとぉうりっ!」
ガシッと握りこぶしを作り、渾身の力説。
そんな私の耳にクスッと笑い声が聞こえた。
「?」
何気なく見ると、笑っていたのは高須君。
なんというか・・・心底おかしかったらしくクスクスと笑い続けてる。
その笑顔が・・・。
「・・・あ、わり。あまりにも力強く言うもんだから、笑っちまった」
すまん、と言いながらも、高須君は笑い続けていた。
私はその声を半ば聞き流しながら・・・彼の笑顔に見とれていた。
こんなにも・・・楽しそうに笑う人だったんだ・・・。
99ラミリア:2009/06/22(月) 00:25:12 ID:Dc30A7bS
>>98
「こら竜児!いい加減に笑うのやめなさいよ!みのりんに失礼よ!」
大河の叱咤の声にはっと我に返る。
いけない!今の間を気付かれちゃ・・・!
「そーだぞー高須君!私の力説を笑うとは何事だ!?ショックで、意識が涅槃にまで飛んでしまったじゃないか!!」
急いで言い訳を考えて言い繕う。
「ほら見なさいよ!こんなにショックを受けるなんて、なんて可哀想なみのりん!」
どうやらそれは功を奏したらしく、大河がわざとらしく私に同情しつつ、高須君に謝れって言ってくれてる。よかった・・・。
・・・え?なんで?
「わかったわーかったって!わり、櫛枝!お詫びに俺の作った卵焼きやるから、それで勘弁な?な?」
言いながら、高須君は申し訳なさそうな笑顔を浮かべて、卵焼きを一切れ私の弁当箱の蓋に置いた。
・・・気がした。
でも私の目は・・・。
「ん?な、なんか、おお俺の顔についてるか?」
そのまま高須君をみつめ続けた。
「お、おいなんとか・・・」
「うんついてるよ」
「え!?マ、マジかよ!?ど、どこだ!?」
「・・・目と鼻と口。それに眉毛も」
「・・・お前な?」
「にゃははは!卵焼き一つGETだぜっ!さーさ皆の衆。貴重なリラックスタイムがなくなるぜ?てなわけで・・・いっただきまーす!!」
かつかつと弁当を食べながら高須君をちらり。
「ったく・・・」
軽く呟きながら、彼も弁当に取り掛かる。
その時・・・。

『あ』

さっきの事を思い出したのか、高須君から、クックと忍び笑いがもれた。
その顔を見ながら、私は弁当を食べつづけた。



私は櫛枝実乃梨。
学校で楽しみな時間は、体育と昼休みと部活。
今までは。
そこに新たに一つ追加。
あるクラスメートの笑顔を見る時間。
その人の名前は・・・。

全然関係ないのが出来ました・・・orz
100山猫:2009/06/22(月) 00:47:13 ID:GrzqkyBS
>>98
そうでした……。みんな間違っても貼りつけたりしないようにね(するか)。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 02:33:20 ID:Cfb7YGOl
>>55-56の世界観のとある日のエピソード

初夏が過ぎ、暑中見舞いの話題があちこちで飛び交う今日。
バイト先の報酬として、私はプラネタリウムの鑑賞券を2枚貰った。
"ここ最近かなり働き詰めじゃないの、町中でも評判の噂になってるよ。
ほら、このプラネタリウムの公開日はどこも仕事の無い日になってるはずだから、友達なり彼氏なりと一緒に行きなさい。"
「彼氏なんてそんな〜、店長ってば気が利きすぎるけども生憎私めはシングルだぜ!」

───と、返答した物の受け取ったのはクーガーさんが考えがあると言ったからだ。
「確かにどこも仕事が入ってないのは確認したけども、私にはプラネタリウムなんて暗い天井で
星の勉強をさせられてるような物だからどうもねぇ。」
少し溜息混じりにクーガーさんに愚痴ると、颯爽と口を開いて答えてくれた。
「はは、手厳しい事を言うもんだな。」
一言間を置き、実乃梨のベットに座って言葉を続けた。
「だが、みもりさんはプラネタリウムがどれだけ素晴らしい施設か全くわかっちゃいない。
プラネタリウムは星の学習や睡眠をするためだけでなく、親しい人との仲を親密に深める神秘のスポットという崇高な役割があるのだ。
個人宅での四畳半のプラネタリウムなんかと違い、広大な宇宙がそこに広がり人々の心を魅了してくれる!
それはみもりさんにだって例外ではない、そうやって感動している最中に大好きな人と一緒に居られる事はそれはもう大層な幸せだ!
ここに速さは必要ありません、むしろ相対性理論よろしく好きな事をしてるほど時間を短く感じてしまうのでなおさら時間が必要となる!
そうやってお互いの関係は急展開を起こし親密以上の関係に至れる、そうプラネタリウムは恋愛の神の支配する空間なのだッ!!
そして臨界点突破し到達した先にあるのは、名状しがたい幸せなのだぁあああ!!!」
とてつもない滑舌に、また私は言葉を失っていた。
私はクーガーさんに逢って以来、未だに彼の早口は聞き取りきれない。
けども、その言葉の節々からはプラネタリウムに大事な人と一緒に行く事の大切さが伝わってきた。

その時はまだ、私の恋は見つかっていなかった。
これから見つかるといいのに・・・なんて思わない。でも、私はいつか恋を手に入れる!
しかし今では無いと思い、大河を誘ってみると大河自身もチケットを1枚持っていた。
そんな訳で、1枚だけ使おうかなと考えた時に大河の勧めで高須君も一緒に行く事になった。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 02:36:15 ID:Cfb7YGOl
今思えば、高須君とっても口数が少なかった気がする。
私はそんな高須君の横顔を「大河の隣にいるからかな」と思い少しだけニヤけていたっけ。
でも、広大にも感じるドームに満点の星空が映しだされるとそんな事は言えなかった。
(見て、竜児!あれ仔馬座よ、あんたそっくりに小さい肝してそう!)
(そういうアレは蠍座っぽいな。大河より凄い毒持ってるかもな)
(何よそれ、どういう意味?犬の分際で私に皮肉るつもり?)
(へいへい、スミマセンっと・・・お、あっちにはアンドロメダがある)
何だかんだで仲が良いんだな、と思って私も正座を見つめていると、ある正座を見つけた。
有名なはくちょう座の右上に隣する、雄々しい正座。
(大河、高須君、あれって・・・竜座じゃない?)
大河が目を凝らして、静かに口を開いた。
(あ、本当だ。実際の距離に換算したら、とんでもない程の強大な竜になりそうね。どこかの誰かと違って)
(どこの誰って・・・俺の事かよ!?)
(アンタ以外に誰がいるってのよ、駄犬座。)
(だ・・・駄犬座って・・・)
少々高須君が落ち込んでたので、元気付かせるために声をかけてみた。
(そんなこたぁーないと思うよ、高須君。あんな巨大・強大・甚大な竜の名を冠す高須君は
将来きーっと、ドラゴンが如く素晴らしい主夫にならざるを得ない!)
(な、ならざるを得ないのかよ・・・!でも、櫛枝にそう言われるとそんな気がしてきた)
その時、高須君は少し顔を赤らめてた気がしたけども、暗かったので結局分からなかった。
大河はあれだけ見ていたのに、気付いたら眠っていたっけな。

***

そしてプラネタリウムが終わり、大河がトイレに行ってる時に高須君は私に呟くように話しかけた。
「なぁ、櫛枝。その・・・ありがとな。俺、もっと大きな人間になれるよう努力してみる」
「そんな、感謝される程ではないよ。」
少しぶっきらぼうな口調だったけど、それから私は高須君とより一層仲良くなれたと思う。
クーガーさんの言ってたような恋愛ではないし、それはあまり理想的な物じゃないけど、それでも。
・・・少し、嬉しかったな。高須君に、感謝されて。


稚拙走り書き、終わり
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 09:53:34 ID:Dc30A7bS
>>102
すまん。そろそろクーガーさんの元ネタ教えてくれまいか?それとも創作なのだろうか?すごく気になる(苦笑)
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 12:15:09 ID:yVWiGdpu
俺は正座が気になるw
105名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 12:54:20 ID:kHJ6DReQ
長文書いて何かうれしいの?バカなの?とっとと死ぬの?
106名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 14:04:24 ID:Cfb7YGOl
>>103
「スクライド」という作品の最速を信条とする文化人desu
ストレイト・クーガーとか世界三大兄貴とかでググって下さい 
>>104
誤字ってたwwwサーセン><
>>105
長文失礼。
だが馬鹿な男と言われようとも愚直な生き方を選択するッッッ

大概白昼夢を元にしてるから他の作品と比べちゃ堅苦しい上に分かり辛いすけども
こういう作品もあるんだと甘んじて受け入れてくれれば嬉しいです。
107名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 14:12:40 ID:kHJ6DReQ
だから長文糞野郎は死ね。
108名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 14:59:54 ID:KyxVY5kV
お前が死ねよ
109名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 16:13:08 ID:Dc30A7bS
釣りだろ。無視しなよ。
110名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 17:06:34 ID:0o0m48pV
>>105
「みもりさん」って言葉を見て
ニコのMADで最終鬼畜のみのりんMADに出てたの思い出した。
スクライド面白そうだ。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 17:07:23 ID:0o0m48pV
連レスすまん
>>106だった。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 20:07:25 ID:hoY2TOQn
>>102がとても切ないのは何故だろう……
結局その結ばれない未来が待っているからだろうか
113名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 20:58:31 ID:kHJ6DReQ
真剣に長文鬱陶しい。死ね
114名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:14:52 ID:KyxVY5kV
長文読めずにSSスレに居座るんじゃねーよ、絵本でも読んでろ死ね
115名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:28:03 ID:kHJ6DReQ
長文垂れ流して開き直りやがってバカか?とっとと死ね
116名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:32:23 ID:hoY2TOQn
落ち着けってww
SSスレだから長文あって当たり前、これでFA

はい、手打ちー
我らがみのりんについて語ろうぜ!
117名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:39:26 ID:uONHMeyF
むしろ書き手さんが投下するまで頑張って保守してくれてるんだ。
ツンデレ乙、と感謝すべきなのかも知れん。なんて思う今日この頃。

ところで、ひょんなことでみのりんのスカートに顔を潜り込ませてしまう竜児…
というシチュが浮かんだんだが、誰か書いて下さい。お願いします。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:42:55 ID:kHJ6DReQ
バカか。掲示板で長文とか売れない同人気取りのバカのジサクジエンでキモイだけだろ。
キモイから死ね。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:46:43 ID:tSTA6ROK
>>118
じゃあなんでこのスレにおるん?

>>116,117
流そうと思ったがすまん。
無理だった。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:54:47 ID:kHJ6DReQ
池沼ファンはやっぱり救いようの無い池沼
121名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 21:55:05 ID:hoY2TOQn
>>117
ぶほぉ……おいおい、想像しただけで鼻血もんだ
そんな素晴らしいネタを俺は書けんorz

ふと、婚カツ!のED聴いてて思ったが、竜児と大河の結婚式にみのりんはどんな気持ちで出席するのだろう……
122名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 22:07:39 ID:KyxVY5kV
>>120のレスを見る限り、単に荒らしたいがために荒らしてるようにしか見えないんだが

仮にSS好きだったとしても、生理的に嫌いだからという自己主張が激しくおこがましい理由で
スレの皆さんや作者に迷惑をかけるのはどうかと思うわ。基本的に嫌なら見るな、早々に失せろ。
123ラミリア:2009/06/22(月) 22:08:41 ID:Dc30A7bS
>>114>>119
書き手本人がスルーしてるんだから、あまり噛み付かないでよー(苦笑)
あんなのより、読んでくれて感想くれる人がいるって方を、重要視してるから気にしないで。
やっとできたSSスレじゃん。荒らしスルーで楽しくやってこうよ?w
124名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 22:26:18 ID:tSTA6ROK
>>123
ごめん。。
久し振りにきたらいろいろ作品投下されてて、嬉しかったのに
イラッてきてスルーできんかった

以下感想

>>80
照れみのりんかわいいなw
>>88
続きが楽しみすぎるw雰囲気好きだ!
>>90,92,98
あなたの作品好きだw
竜児の妄想ネタ好きすぐるw
いいなぁほのぼのw
>>93
ひぐらしネタはわからんけど、あうあう言ってるみのりん可愛かった!
>>96
イラストGJ
体操服かな?かわええw
>>102
その世界観すきっす♪

長々とすまん。
あと、反応してすまんかった。

125名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/22(月) 23:34:58 ID:hoY2TOQn
>>124
>>96のイラストはよりいっそう『運動部』感を高めるために俗に言う部活専用ジャージ?を描いてみたのだが
因みに後ろには大橋高塁球部と書いてある……
126ラミリア:2009/06/23(火) 01:13:49 ID:cLeQCohH
>>124
気にしないでよw楽しんでもらえたら、それが一番さ♪
レスだけもあれなんで、以下投下♪

小ネタ、大喜利。
お題「櫛枝実乃梨」

実乃梨「・・・なにこれ?」
北村「いやぁ!書き手がだな、さっき不意に思いついたんだそーな!で、これを投下して『殺伐とした雰囲気を緩和させたくて書きました』とか言えば、人気取りになるとかなんとか!」
実乃梨「・・・ラミリア・・・」
北村「まあまあ。とりあえず始まってしまったわけだし、お前も参加しないか?」
実乃梨「へ?なんで私が?お題なんでしょ?」
大河「一番とった人には、賞品、竜児のキスなんだって」
実乃梨「な・・・なんだとぅ!?」
亜美「んふふー。実乃梨ちゃんの前で、高須君とキス・・・気分良いわぁ」
実乃梨「・・・北村君・・・」
北村「ん?なんだ、櫛枝?」
実乃梨「・・・私もエントリーするからー!!」



127ラミリア:2009/06/23(火) 01:15:19 ID:cLeQCohH
北村「さて始まってしまったわけだが、競ってもらうのは・・・なぞかけ!」
実乃梨「なぞかけ?」
北村「まあ簡単に言えば、『○○と掛けまして××と解きます』と言うあれだ」
一同「ふんふん」
北村「それに櫛枝を絡めて貰うのが今回の趣旨だ」
一同「なるほど〜」
大河「・・・はい」
北村「お、逢坂早いな?」
大河「みのりん絡めれば良いのよね?」
北村「ああ、そうだ」
大河「・・・いきます。みのりんの打席と掛けまして・・・」
北村「お。櫛枝の打席と掛けまして?」
大河「みのりんの恋愛と解きます」
実乃梨「恋愛!?」
北村「ほほう・・・。櫛枝の恋愛と解く・・・その心は?」
大河「実は直球に弱いです!」
実乃梨「!?たたた大河ーっ!?」
大河「みのりんてね、好きだ!とか真っ向から言われたら真っ赤になっちゃうんだよ?ね、みのりん」
実乃梨「く・・・///」
北村「おーっと、いきなり逢坂高ポイントGETか!?」
亜美「あ、はーい♪そーゆーのなら亜美ちゃんもいきまーす」
北村「お?いくか亜美?さあ、それではどうぞ!」
亜美「実乃梨ちゃんの打席と掛けまして〜」
北村「お?お前もか?」
亜美「んふ。実乃梨ちゃんの恋愛と解きまーす」
北村「おお!?大丈夫か亜美?同じネタは難易度が上がるぞ・・・?」
亜美「だーいじょうぶだってぇ。ほら祐作」
北村「わ、わかった。・・・櫛枝の打席と掛けて、櫛枝の恋愛と解く・・・その心は?」
亜美「変化球には、徹底的に、に・ぶ・い。んふ」
実乃梨「!?ああああーみん!?それどういうことだ!?てか私、どんだけ打てないんだよ!?///」
亜美「えー?だってさあ、高須君が色々とアプローチしても気付かなかったわけじゃん?遠回しに好き好きーって言ってたのにさ?」
実乃梨「うぐ・・・」
亜美「なら、ニブ枝実乃梨って呼ばれても仕方なくね?」
大河「待ちな、ばかちー」
亜美「なによチビトラ?」
大河「・・・みのりんの名誉の為に言っておくわ・・・」
実乃梨「た、大河!や、やっぱりあんたは私の親友・・・!」
大河「みのりんは鈍いんじゃない・・・ド鈍なのよ!!」
実乃梨「・・・じゃない、これから・・・」

あれ?続いちまったw
128みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/23(火) 03:51:18 ID:LXHkToYS
>>102までまとめました。
ラミリアさんへ
>>92はまとめなくていいんですか?

>>55-56
>>101-102の作者さんへ
勝手にタイトルつけちゃいました。
すみませぬ。

それでは(><)
129名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/23(火) 09:40:24 ID:Ba2WdL+e
長文垂れ流しのバカタレきもい。まだ生きてるの?死ぬの?早く死なないの?
130ラミリア:2009/06/23(火) 11:09:57 ID:cLeQCohH
>>128
まとめ人さん、いつも乙です♪
んー・・・気に入った人も居てくれたし、入れて貰ってもいいですか?(苦笑)お手数お掛けしてすいませんm(__)m

大喜利はあと1レスで済みますので、ショートの方にお願いします♪
131名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/23(火) 17:08:40 ID:cLeQCohH
>>128追記
まとめる時は「後悔はしていないw」で切ってもらっていいですか?
132名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/23(火) 18:28:22 ID:Ba2WdL+e
長文垂れ流し無責任野郎は大いに反省しろ。ついでに死ね。
133名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/23(火) 19:38:34 ID:2//1r5Fp
それはつまりこのスレの全員に死ねと言ってるようなもんだな、おっと触れてしまった桑原桑原
134名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/23(火) 21:14:49 ID:hcS6EN6U
触るな
135名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 00:00:13 ID:v9Mo1tK+
長文垂れ流し無責任野郎は死ね。反省無しで即死ね
136名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 00:41:43 ID:vcHdWVpo
『HENTAI!』
それはある日の放課後。

「くっ……俺としたことが弁当箱を教室に忘れるなんてミスを……洗ってあるからカビの心配はないが、ってそんな問題じゃ」
人をも殺すという目力の持ち主、高須竜児は教室に入るなり自分の机へ一直線。
机の横に掛けてある弁当袋へ手を伸ばしたところで
「ん?なんだこりゃ?」
机上に置いてある『あるもの』に気づいた。
「ジャージか?……でも学校指定のじゃねえし、そもそも誰のだよ」
というか……。竜児はそのジャージを一瞥、心の中でTATAME!と叫ぶ。
つまり放り捨てたという感じに丸まっているのだ。
「勝手に体が反応……っておう!?」
畳もうと思いジャージを広げたところで確かに心臓が高鳴る。
「……大橋高、塁球部……こ、こ、これはもしや……もしやして」
櫛枝実乃梨のジャー……いやいや北村のかもしれん。
竜児はジャージを手に裏を見たり表を見たり、そしてある文字を見つける。
「お、おう……これは」
腕の辺りに筆記体でM.Kushiedaの刺繍。
間違いない!
何故竜児の机の上にあるかは謎だが間違いなくこのジャージは実乃梨のもの。
「く、櫛枝のジャージ……おおう!?いやいや匂いを嗅ごうなんてしてない、断じてしてないぞ。
こ、これはソフ○ン……って何やってるんだ俺っ!!」
顔に付けていたジャージを慌てて離す。危うく人としての何かを失うところであった。
「い、いやだがな……」
だがしかし!好きな女子のジャージ(上着)を見つけてただ畳んで置いておく男子がとこにいる。
そんなの男じゃない!男じゃ!

「ふぉ……」
柔軟剤の香りに交ざってジャージにしみ込んだ少し甘酸っぱい香りは実乃梨自身の――
スケベ心強し。
そうして竜児は彼女のジャージに顔を埋め数分……
理性を取り戻し始めた頃

ガラッ
「いやージャージどこ置いてきちまったかいなあ……………………!?
た、高須くん……だよね?」
「…………っ」
背筋が凍り付いた。
――終われ

いや、俺は何がしたかったんだろうなww
走り書きサーセンww
137名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 02:36:54 ID:B16+D5HK
どうやら、涼宮ハルヒのSSスレに取り憑いていた奴が
一切触れられず、完全に空気同然に扱われたのに
耐えられなくなって、こっちに流れてきたようだな。

「死ね」などと小学校低学年の様な芸の無い書込みする位だから
精神年齢もたかが知れているし、こちらでも一切無視していれば
ベソかいて勝手に消えるだろうて。

まぁ、出てきたら「お大事に〜。(病院の受付風に)」の精神で
生暖かく扱いましょうや。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 14:08:06 ID:v9Mo1tK+
長文垂れ流してるバカってどうして生きてるの?死ぬの?まだ死なないの?
139名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 19:49:37 ID:O+RoZG15
>>121
きっと心の底から喜んでくれると思うが…切ないなぁ。。
>>125
おお、部活専用ジャージなのか
ソフト部は塁球って書くんだなぁ、知らんかったw
>>127
大喜利ネタktkr
オチに期待w
>>136
これ続くよなっ!?続くと信じてるw
140名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 20:52:07 ID:CV6kWOFt
>>121
まぁその頃にはみのりんは俺の嫁だからね。
普通に心からお祝いするって言ってるよ。
141名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 21:01:43 ID:vcHdWVpo
>>139
すまん続くかわからんww

>>140
あれ?日本じゃ一妻多夫は認められてなry……ゲフンッ
142名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 22:57:17 ID:GiJnkqtL
次から3レスくらい投下します。
内容は、原作6巻、アニメ15話の河川敷シーンをみのりんサイドから書いたものです。
真・みのりん視点のお話になるので、明るいみのりんが好きな人には少し辛いお話かもしれません。
143河川敷にて〜みのりんSIDE〜@:2009/06/24(水) 23:02:25 ID:GiJnkqtL
「優しい!?」

突然の言葉に、声のトーンが高くなる。
君はいつもこうだ。どうしてこうも容易く、私が必死でつけている仮面を外すのだろう。

「違うよ、違う!」

あーみんの別荘で君は言ったよね。『幽霊を見せたい』、と。
思い返せばあの時、君は初めて私の仮面を外したんだっけ。
そりゃあびっくりしたよ、いきなり『彼氏、いるのか?』なんて訊かれたから。
すぐには意味が理解できなくて、変なことを言っちゃったけど。
144河川敷にて〜みのりんSIDE〜A:2009/06/24(水) 23:05:54 ID:GiJnkqtL
「私は――」

夏休みの後、いろいろ考えたんだ。
君はたぶん・・・ううん、きっと私のことを好きなんだよね。
君は大河のことが好きだと思っていたから、腑に落ちない部分はあるけど。
どう考えても、そう思うのが一番しっくり来るんだよね。

「――ただ底無しに傲慢で、」

正直言って、私も君のことが気になり始めていると思う。
だから、君の気持ちは嬉しいよ。
でも、今は認めたくないんだ。
認めたくない理由はいくつでも思い当たるものはある。
けど、結局のところ、傷つきたくないだけなんだ。私。
145河川敷にて〜みのりんSIDE〜B:2009/06/24(水) 23:12:11 ID:GiJnkqtL
「そして――」

君はきれいな私しか見てないよね?
高須くんは、私が『本当の自分』を見せても好きでいてくれる?
『本当の自分』を見せたら、君は私から離れていくよ。
そしたらきっと、大河のところに行くんだよね?

「――ずるい、ん、だよ」

それは見たくないんだ。
もうちょっと『櫛枝実乃梨』の仮面をつけさせてよ。
長い間つけてきたものだし、急には壊せないんだよ。
本当は私のことを変えてほしいし、君ならできる、って思いたい。
でも、急に近付かれるのは心が痛いし、まだ怖いんだよ。
146あとがき的なモノ:2009/06/24(水) 23:21:15 ID:GiJnkqtL
以上になります。
中途半端な終わり方で申し訳ない。
序盤の白みのりんも好きでしたが、中盤の黒みのりんを見て尚更好きになりました。
黒みのりんを乗り越えた終盤のみのりんは眩し過ぎでした。
予想していた形とは違っただろうけど、最後は竜児に救われたんだろうなあ。

また気が向いたら筆をとりますが、しばらくは一読者として作品を楽しみにしたいと思います。
乱文乱筆失礼しました。 ノシ
147名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 23:51:33 ID:cBUK3ua9
長文目障りうざいから死ね。
148名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/24(水) 23:59:32 ID:vcHdWVpo
>>146
うぉ……切ないがGJ
こんな気持ちだったのかなぁ
あと余計かもしれないけど1レスにもう少し入れてもいいと思

だがこうして見るとやっぱり竜児は本当の意味でみのりんを知ることは出来なかったと思うんだよな俺は
最後の方は眩しすぎてそれが嬉しくも悲しくもあった
149名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/25(木) 20:00:08 ID:evFRzIXm
>>136
こーゆーの好きだわw最高だったぜ。GJ。
>>146
みのりんっぽい雰囲気が出てて良かった。
というか、この後のみのりん視点に超wktkなんだが…
是非、また書いてくれ。GJ。

色んな作品が投下されてて、何というか最高っす。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/26(金) 15:25:51 ID:XDID6Z39
駐輪場2階の柵の上に手を載せて、
そこからみのりんと並んで一緒に後夜祭を見る

という僕の妄想を誰か書いてくだしあ><
151名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/26(金) 22:18:11 ID:o8jbx8Pa
>>150
それは二人が付き合っているという設定でか?

どちらにせよいいシチュだなww
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 00:46:44 ID:CQQbSLhe
>>150
二人ってのはみのりんと竜児って事かな?

それともみのりんとあなたですか?w
153ラミリア:2009/06/27(土) 01:07:54 ID:LGaSbcK+
>>146
お前の気持ちは受け取った!!
なら、みのりんの『罪悪感』俺がここで救う!
24話アナザー、続き投下!↓
「・・・大河の事だって、あの子が、可哀想からって気持ちで接してたのかもしれない。親に見捨てられて、傷ついてる可哀想な子だからって・・・」
「櫛枝・・・」
今、櫛枝は、自分の傷を告白してる。
直感的にそれに気付いた。
俺に全てを話そうと、過去自分が傷ついたであろうことまで、全部。
「あーみんの件だってそう・・・。雪山でケンカした時とっても酷いこと言った。でもそれは、全部私が心のどっかで思っていたことなんだ・・・」
「・・・」
俺は何も言えなかった。
いや言わなかった。
今は・・・聞いてやることが俺の責務だ。
「明るく振舞って、自分の黒いトコ隠して、そんで皆と付き合って。ずるい女だよ。酷い女だよ!こんな・・・こんな私が・・・好きだなんて言われる価値・・・ないよ・・・っ!」
自嘲的に呟いた声に、思わず反応していた。
「それのどこがいけねーんだよ!?」
「え?」
顔を上げた時、櫛枝は泣いていた。
大きな目からぽろぽろ涙を流していた。
それが無性に腹が立った。
勘違いで泣いてる櫛枝に、マジで腹が立ったんだ。

154ラミリア:2009/06/27(土) 01:09:01 ID:LGaSbcK+
「お前の言ったこと!そのどこに悪い事があったんだよ!?言ってみろ!」
「だ、だから大河に同情で・・・」
「同情のどこが悪い!」
「え?」
大声を出した俺に、櫛枝が怯んだ気がした。
いや違うな。
声にじゃねえ。俺の言葉に怯んだんだ。
「な・・・なにいって・・・」
「あいつは・・・大河は毎年クリスマスに、施設の子供達にプレゼントを贈ってる!」
「!?」
明らかに驚いたように櫛枝の眼が見開いた。
やっぱりあれは誰も知らなかったのか。
「あいつは言ってた。これは自己満足なんだって。恵まれない子ってのも言ってた」
「・・・」
「でもよ、あいつはこうも言ってた!どんなに不幸でも、誰かが見ててくれてるって教えてあげたいんだって!」
「!!」
俺の言葉に、櫛枝が目を見開く。
そうだ。それは全部・・・。
「どこかで誰かがきっと見ててくれてるから、不幸に負けないで生きて欲しいんだって。お前が大河にしてやったこととどこが違う!?」
「!!高須君・・・」
「俺はそん時、大河をスゲー立派だって思った!尊敬した!だから俺があいつを見てる奴になろうと思った!でもよ、お前はそのずっと前から大河を見てやってたじゃねーか!!」
「・・・」
力説する俺の目の前で、櫛枝が涙を浮かべる。
そうだ!それでいいんだ!
「文化祭で俺に食って掛かったのも!体育館で泣きながら拍手送ったのも!福男で俺を1位にしようとしたことも!全部全部大河のためにしてやったことじゃねーか!!
それを・・・全部脇において!私は大河を可哀想と思ってただ!?ざけんな!そんなのはおまえ自身に失礼だ!!二度というんじゃねーぞ!?お前は友達想いの立派な奴だ!」
「た・・・かす・・・くん・・・」
櫛枝がまた泣き始めた。
でもそれは、さっきみたいな自嘲的な泣き方じゃなく、小さな子供の泣き方だ。
ただ泣きたくて、泣く泣き方だった。
「・・・川嶋の件にしたってそうだ。あいつは言ってた。本気でぶつかれる相手がいて、それを受け止めてくれる相手がいて幸せだって。お前と友達でよかったって」
「あ、あーみんがそんなことを・・・う、うえーん・・・」
声を上げて泣き出した櫛枝は、本当に小さな子供のようだった。
今まで自分を責めてきたんだろう。
誰にも言えずにきたんだろう。
自分は汚くて、ズルくて、でもそれをやめられないと、半ば自嘲的に思って生きてきたのだろう。
馬鹿な奴だ。
お前のしたことがどれだけ大きくて、どれだけ周りを救ってきたか・・・。
それを教えてやりたくて、俺は一歩櫛枝に近づいた。
「いいか、勘違いするな?お前はそのままでいいんだ。いや寧ろそのままじゃなきゃいけないんだ。それだけで・・・助けられてる奴がいるんだ。ここにも」
「・・・え?」
「お前が好きだ、櫛枝」
「!!」
突然の告白は、櫛枝を真っ赤にさせるに足る物だったらしい。

とりまここまでだw
いけてるならいいなw
155名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 04:55:11 ID:3nWKS/2w
>>146
みのりん視点ってとこがすごくよかった
切なかったけど、是非続きが読みたいな
>>150
想像したら2828してしまったじゃないか!
>>154
アフター続き待ってました!
竜児かっこいいな・・
ゲームの喧嘩思い出した
そして文化祭の時の拍手するみのりん思い出して泣けてきた
久しぶりに5巻読みたくなったな・・
156名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 15:25:18 ID:6snyT+rU
>>154
GJGJ
竜児の言う通りみのりんはそのままが一番さ
157名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/27(土) 23:43:03 ID:JjYVkfkj
>>143-145の作者です。

思いのほか筆が乗ってしまい、続きを書けてしまったので投下します。
今回は、大河VS兄貴のみのりんサイドからです。
携帯からの投稿につき、1レス辺りの文量の加減が少なめなのはご諒承ください。
次から5レス程度になります。
158喧騒の中で〜みのりんSIDE〜@:2009/06/27(土) 23:47:11 ID:JjYVkfkj
「櫛枝っ!櫛枝っ!」

名前を呼ばれてはっと我に帰る。

「櫛枝っ、落ち着け!」

引退した部活の先輩が私を抑えているのに気づく。
さすがは関東ベスト8スラッガー、私ごとき抑えるのは屁でもないってか。

「も、もう大丈夫ですから……!」
「どこが大丈夫だ!」

先輩の腕にさらに力が篭るのを感じる。
悪夢のような光景が目の前で繰り広げられている。
見たくないはずなのに、何故か目が離せない。
何故大河と狩野すみれがやりあっている?
人の壁に阻まれて、中の様子ははっきりとは窺い知れないが。
大河を抑えている男の子はきっと高須くんのような気がする。
こんなことを悟ってしまう自分が嫌だ、と少し思う。

「……許さない……!」

大河の声は、よく聞き取れなかった。
159喧騒の中で〜みのりんSIDE〜A:2009/06/27(土) 23:50:49 ID:JjYVkfkj
何がそこまで大河を突き動かす?何故?
その瞬間、

「自分の心に向き合うこともできない弱虫っ!」

何故か、その言葉だけはクリアーに、ダイレクトに、頭に響いてきて。
力が抜け、崩れ落ちそうになるのを必死に堪える。
いや、先輩が支えていてくれなかったら、きっと…

「……言ってみろ……!」

やっぱり大河の声は途切れ途切れにしか聞こえない。
あの断片だけ聞き取れたのは偶然か、はたまたそれとも・・・

   * * *

喧騒に満ちていた教室が、日常を取り戻そうとしている。
その中、本来の回転を取り戻しつつある頭で考えていた。
何故、大河は殴りこみに行った?許せないことがあったから。
でも、大河はただ許せないことがあるというだけでここまでする奴じゃない。
何が許せなかった?狩野すみれが北村くんを傷つけたから。
問題はここだ。
160喧騒の中で〜みのりんSIDE〜B:2009/06/27(土) 23:53:25 ID:JjYVkfkj
そんな訳ないよ。大河が好きなのは…
ふと、大河のことを思い出す。
高須くんと仲良くなってからの大河はもっと可愛くなった。
女の私から見てもそう思えるほど、にだ。
高須くんの前で赤面していた大河のことを思い出す。
ひょっとして、あの恥じらいは高須くんに向けられていたのではなくて……

「……本当に、好き、なんだ……」

最も考えたくなかった答えを導き出したのと、その声が聞こえたのは同時だった。
必死にその答えを打ち消す理由を探そうとするけど、うまくいかない。
何より、一番近くに居たはずの『親友』のことを気づけなかったのがショックだった。
だから、亜美が自分に近づいてきたことなど気づかなかった。

「――――――?」

一瞬、何を言われたのかわからなかった。
声の主が亜美だ、ということを理解するのに数秒を要する。
161喧騒の中で〜みのりんSIDE〜C:2009/06/27(土) 23:57:06 ID:JjYVkfkj
亜美はきっと、自分と同じ人種だと思う。
恐ろしいほどに洞察力に優れていて、そして仮面を纏っていて…
本能。直感。同属嫌悪。
どんな言葉を使えばうまく表現できるかはわからないが。
最初から、亜美のことをそういう人間だと理解していた。
亜美もきっと、私のことをそういう人間だと理解していたと思う。

『私はもう仮面を外せるんだよ?実乃梨ちゃんはまだ外さないの?』

亜美の声が聞こえるような気がする。
『罪悪感』?なんだ、それ。
ああそうか、大河が高須くんを必要としなくなるということか。
大河が高須くんを必要とする限り、高須くんは大河の傍らに居ようとするのだ。
その前提が崩れたらどうなるのだろう?
そんなこと、考えたこともなかった。
大河と高須くんの関係は、不自然なようで、それでいてとても自然だったから。
亜美はひょっとして、もう気づいていたのだろうか?
いや、きっと気づいていたんだろうな。
『自然』を崩し得る要素、つまりは『大河は北村君を好き』ということに。

そして、私自身も、その『自然』を壊し得る要素のひとつなのだ。
気付いたら嵌まった泥沼は深くて、もう抜け出せなくなっているのだ。
この苦しみを、誰が理解してくれる?
162喧騒の中で〜みのりんSIDE〜D:2009/06/28(日) 00:01:09 ID:JjYVkfkj
   * * *

それからしばらくの間はボロボロだった。
ノートを開けば違う科目だったりしたし、お弁当の箸を忘れたりもした。
極めつけが、試合での大エラー。

「……なーにやってんだぁ……私は……」

本当の自分はこんなにも弱いのだ。
自分で思っていた以上に、弱い人間だった。
これくらいで平静を保てなくてどうする?

――それが私なのだ。
自分が仮面をつけていることはとてもよく理解していた。
まさか、自分に対してまで仮面をつけているとは思わなかった。
高須くんが本当の自分を引っ張り出してくれる、そう信じていた。
それはきっと、私にとってもいいことのはずだった。
でも、その希望がきっぱりと否定されたような気がした。
結局私は、本当の自分を晒してはいけない人種なのだ。
晒された私はとても受け入れ難いものだから。
自分にとっても、他人にとっても、きっと。
それならば、私がすべきことは――

この泥沼から抜けようともがくことしかないではないか。
163あとがき的なもの:2009/06/28(日) 00:07:59 ID:JjYVkfkj
今回は以上になります。
完全に暗黒面に墜ちる展開ということもあって、書いててちょっとだけ泣きましたw
最後には救いがあると判っているからこそ、書けるお話だなぁとしみじみ思います。
救われるところまで書ききれるといいなと思いますが、気長にお待ちください。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 00:27:43 ID:NCVG5bPT
>>163
GJ
上手く言葉にできないけど、
みのりんの気持ちがしっかりと文章から伝わってきた。

いつまでも待ってます><
165名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 01:18:27 ID:ztEyiPur
>>163
なんで、俺がみのりんの罪悪感を救ったのに、こんなの書くんだよ・・・畜生、GJ。涙が止まらねぇよ・・・。
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 01:24:39 ID:dmJrxwRX
>>163
がなじいよう……
でもGJだ。だがここからは辛すぎて見たいけど見たくない

結局最後みのりんは救われたって言えるのかな?
確かに本人は納得してたけど、あれは他の選択肢を考えないようにしているだけに見えて辛いorz
167xukiy:2009/06/28(日) 03:14:37 ID:m0Ff8c5v
>>163

グッジョブ…
くはっ玉ねぎが目にっ
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 03:24:22 ID:YlBtkSxY
>>166
本来の目標に進んだから不幸ではないだろう
169名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 06:31:37 ID:dmJrxwRX
>>168
まあそうなんだが……
だが逆に不幸じゃないってとこが悲しいつーかな
みのりには夢を叶えてもらいたいが、その支えとして竜児は必要な気がするんだよな……個人的には
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 07:09:52 ID:NCVG5bPT
>>169
わからないでもない気がする。

自分としては、実乃梨には竜児よりもっといい人が現れて幸せになってほしい
って考え方だったけど、特典の小説読んだらそうも思えなくなってしまったし

ゲームの100エンド見たら実乃梨には竜児が必要だなぁ、とも思った
ゲームは作者本人が書いたシナリオではないし、ifストーリーに過ぎないからなんとも言えないんだけど。


最近はどの選択がよかったかなんて、わかんなくなってきた。。。
171MWM:2009/06/28(日) 20:43:23 ID:TIJ2DeyE
SS投下します。タイトル「とらドラ・R!」で4レスお借りします。


――何が一体どうなってんだ?

本日快晴。風もなし。
高校三年の始まりに相応しい絶好の始業式日和。…そこまでは良かった。
「おっ、高須。今年も同じクラスになったな。よろしく。
…って、おい。大丈夫か?なにやら顔色が優れないようだが。」
「お、おう。大丈夫、だ。」
血の気が引いて、目眩で足元がふらつく感覚。
それを何とか堪えて、俺に声を掛けてきた親友、北村祐作に返事をする。
対する北村は俺の挙動に首を傾げるだけ。
北村よ、何でお前は普通でいられる?お前はこれがおかしいとは思わないのか?
…北村だけじゃない。隣にいる女子生徒、いやここにいる全員に聞きたい。
何でこの状況で平然としていられるんだ?
何で普通にわいわいキャっキャっと騒いでいられる?
何なんだ?この状況に違和感を抱いてるのは俺だけなのか?
何かの間違いであってくれ――そう願いながらもう一度クラス掲示板を見る。
…もう一度。もう一回……何回見ても、やっぱり間違いない、のか?
間違いないとしても、これをどうやって受け入れろっていうんだ?
何で……
「ほら、高須。ボサっとしてないで早く教室に行くぞ。
いざ俺たちの新しいクラス、2年C組の教室へ!」
何でまた2−Cなんだ……?

***

高須くん、噂以上の迫力じゃないか…?
あぁ。なんか同じ教室にいるだけで息苦しく……
おい、お前。話しかけてこいよ。
ムリムリ。あんなん命がいくらあっても足りないって――

「はぁ…」

いつもの2−Cの教室、全く同じ2−Cの面々。
俺の中では、ついこの間まで仲良くしてたはずの奴らにこうして危険人物扱いされてる。
というか、一年前より扱いがさらに酷い気が……あぁ、もう。すっげー憂鬱だ。
「なぁ、高須。本当に大丈夫か?何か悩みでもあるんじゃないか?
俺でよかったら相談に乗ってやりたいんだが……」
見るに見かねたのか、北村が声を掛けてくる。
「いや、だから大丈夫だって。何でもねーから。マジで。」
「それなら良いんだが……とりあえず、その何とも言えない暗いオーラを
何とかしてはくれないか?クラスの奴らが変に誤解を深めてしまう。」
「お、おう。すまねぇ……はぁ。」
そう言いながらも、ため息は止まらない。
何がどうなって2年を繰り返すことになってるのか皆目見当もつかない。
これが夢なら今すぐに醒めて欲しい。それで、三年としての日々を――
172MWM:2009/06/28(日) 20:44:41 ID:TIJ2DeyE
「やっ、北村くん!」
「おぉ、櫛枝。お前も同じクラスだったのか。」
そんな重い空気も何のその、一人の女子生徒が俺たち二人の会話に割って入ってきた。
「あれ、今気付いたの?もー冷たいなぁ。」
「ははは、すまんすまん。」
暗闇を照らし出してくれるような暖かくて眩しい笑顔、その輝きは前と全く変わらない。
そんな笑顔の持ち主、そしてあの日、永遠の絆を誓い合った大切な友人――
「よう、櫛枝。」
「ふぇ?」
俺の発言に櫛枝実乃梨は素っ頓狂な声をあげる。
…しまった。つい気安く声を掛けちまったが、この櫛枝にとってはこれが初会話なのか。
「ありり?ユノミ?」
「は?ゆ、湯飲み?」
「You know me?私のこと知っとるんかい、と聞きたかったわけだよ。
いや、たまにニアミスしただけだから、私のこと知らぬ存ぜぬだと思っとったからさ。」
細かい英文法へのツッコミはともかく、櫛枝の言うとおりだ。
「あ。い、いや、その……」
「別に責めてるわけじゃないよ?てゆーか…けっこう嬉しいし、さ。」
「え?」
「っとと、向こうから私を呼ぶ声がっ!そいじゃ北村くんに高須くん、一年間よろしくサンサン!」
教室の外から自分を呼ぶ声に敏感に反応、そして嵐のごとく去っていく。
櫛枝らしくて何だか安心してしまう。…けど何だろう?どことなく違和感が――
「……。」
「っ!?」
その時。すれ違い際、櫛枝の微かに何か呟いた。
刹那、思考を中断させ物凄い勢いで後ろを振り返る。そして、櫛枝に声を掛けようとする。
…が、俺が声を発する前に櫛枝は教室の外へ行ってしまった。
「相変わらずだな、櫛枝は……っと、今度はどうしたんだ、高須?」
「い、いや?何でもないぞ。気にしないでくれ。」
「…今日は本当に様子がおかしいぞ。後で保健室に行ったほうが良いんじゃないか?」
「心配すんなよ。本当に何でもねーからよ……」
内心パニック状態の頭をむりやり落ち着け、精一杯の演技で平静を装う。
しかし、今日は心臓に悪い出来事ばかり起きるな。寿命が何日か分は縮んだぞ…
いや、それより。櫛枝は今……聞き間違いでなければ、櫛枝はこう言ったはずだ。
「嫌な、夢だったね。」と。
…何なんだ、一体どーゆー意味だ?訳がわからねぇぞ、櫛枝。
嫌な夢?このタイミングでそんなことを言うのはあまりにも縁起が悪い。
これじゃまるで――
「しかし、高須にとっては実に幸先の良いスタートだったな。いやぁ微笑ましい限りだ。」
「は?何でだよ。」
現状にあまりに似つかわしくない発言に思わず北村を睨んでしまう。
この状況が幸先の良いように見えるなら、そいつは天然の超鈍感野郎だ。
…っと、そうだった。こいつは最高に良いヤツだが反面、犯罪級の超鈍感野郎だっ――
「何で、って……だってお前、櫛枝のことが好きってこの前、」
――予想以上だった。
173MWM:2009/06/28(日) 20:45:58 ID:TIJ2DeyE
「な、なな!?何を言ってんだ、お前!?」
超々鈍感がごくごくナチュラルに、爆弾発言をぶちかまそうとするのを大慌てて遮る。
「あぁ、悪い悪い!こんな公衆の面前で公言しかけるとは俺もとんだ粗相を!」
いや、思いっきり公言してるし!しかも――!!
「はっはっは、まぁとにかく頑張れよ、高須!俺はお前のこと応援してるからな!」
ポンと俺の肩を叩いて、笑いながら教室の外へ消えていく。
しかし、北村よ。お前は何て鈍感で、間が悪くて……
「なんて空気が読めない野郎なんだ…」
しかも……違う。違うんだ。北村。
この時点でお前にそんなこと言った覚えはねぇし、そもそも俺は……

ちょっと今の聞いた!?高須くん、櫛枝さんのことが好きなんだって?
まるおのデマじゃないの?でも、ホントなら……ちょっと意外かも。
櫛枝さんけっこう可愛いし、まるおウソ言うキャラじゃないし、絶対マジっしょ!

クラスの連中の騒ぎ立てる声に思考を中断させられる。
――気がつけば、クラスの連中の格好の話題とされていた。
その視線は恐怖のそれから好奇のそれに変わっている。
…えぇい、こんな場じゃ思考に集中できん。一端、退こう。
独身ホームルームまではトイレの個室にでも逃げ込んで……

小走りで廊下に飛び出した所で、ぼふんと衝撃。
そうか、そうだったな。ここでコイツと――
上も左右も見ることもなく、真っ先に見下ろして、
「おぅ。大、が……?」
言い掛けて、しまったと気付く。
櫛枝と同様、大河ともこれがファーストコンタクトなのか。
だが、気づいたのが遅かった。
「…誰よ。あんた。鬱陶しいし、馴れ馴れしい。」
「うっ……」
殺気をむき出しにした視線。その視線は前よりもその力を込められているような――
一年間一緒にいて慣れたなんて思ってたが……甘かった。
その程度じゃ、こいつの本気の殺気をマトモに受けられるワケなかった。
視線だけで殺されそうな感覚になす術もなく、しりもちをつきながらへたれ込む。
「今度、近づいてきたらぶっ殺すよ。」
こちらを一瞥した後、冷徹にそう吐き捨てて、ズンズンと教室に入っていく。
動くことも言葉を発することもできないまま呆然とそれを眺める。
周囲の視線、喧騒になんて意識を配ることすら出来ない。
ただただ絶望に打ちのめされたまま教室の入り口を眺めて、
「そっか、大河。やっぱりお前も……」
何も覚えてねぇんだな。
それだけ。しゃがみこんだまま何とかそれだけポツリと呟く。

その後、教室へ戻ってきた北村に手を差し伸べられるまで、その場から立ち上がれなかった。

続く

以上です。一応みのドラ物の予定なのでこっちに投下させてもらいました。
なお、書きかけをどっかのブログに投下した覚えもありますが、たぶん気のせいでしょう。
あと、4レスじゃなくて3レスですね、すいません。そんな感じで長文・駄文失礼しました。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 21:09:44 ID:I3vWy0F1
やっべ、ワクワクしてきた
続きも期待しております

とらドラの逆行モノは初めて見ましたわ
175名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 21:47:38 ID:dmJrxwRX
>>173
Rキターー、GJっす
中々に気になる展開
言われてみれば竜児と大河が結ばれたのは周りが騒いで決めつけたって言うのもあるよな……
176山猫:2009/06/28(日) 23:20:03 ID:0+NirQVt
>>173
これはまさに、「どっかのブログ」から消えたあの小説! 続きが非常に気になってたので、
この先も楽しみにしております。
177みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/29(月) 02:00:55 ID:Ff/N1Z7X
>>173までまとめました。

>ラミリアさん
遅くなりましたが了解です
178名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/29(月) 20:13:40 ID:dJTJJS8A
>>174
逆行モノといえば、エロパロに「とき×みの」というSSがあって、
それがまた最高というかwktkが超絶に止まらない!って感じなので良かったら是非。
続きを心待ちにしてるのはおいらだけじゃねぇはず…!
あと、「竜と姫の24時」とか…と、良作を挙げだすとキリがないわけです、はい。

>管理人さん
更新乙です。今後とも、まったりゆったり更新頑張って下さい〜
179名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/29(月) 20:23:38 ID:HPhRx5Oc
管理人さんいつも乙っす

竜と姫の24時は俺もすげえwktkなのだが原作、アニメのAfterはムズいから続きが出るのか心配だ……
180名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/29(月) 23:51:45 ID:KBWnrldG
久しぶりにまとめサイトを見たんだけど、
HENTAI、弁当袋の中が無くて中身を持ってるのは―って展開が見たいです。続けて下さい!
無理にとは言わないけど…


アホが昼にAVの話をし出してみんな騒ぐんだけど、みのりんは弟が―
っていう電波が来たんだけど、同様シチュって既出?
最近エロパロ見てなかったら進み過ぎて追い付けない…
181名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/29(月) 23:53:04 ID:KBWnrldG
連、ゴメン
まだ続きそうなみのりんSSってエロパロとココ合わせてどれくらい?
出来ればタイトルも
182名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 00:01:28 ID:sOwslmWc
>>180
何!?その展開はむずいな……
出来たら書いてみるが期待はしないように

>>181
続きもの〜
太陽の煌き
想いを載せて
Help me, Kitamuraaaa!
幽霊を見ようと君は
とらドラ・R!
みのりんSIDE〜
ピクニック
休日デート
24話another
温泉に行こうと僕は
竜と姫の24時
初恋

くらいかな。まだあったらすまんが
183みのりまとめ ◆OMmR6qSOgU :2009/06/30(火) 00:19:34 ID:7HsQMyMr
>>182に追加です。
You are similar
青春の影

それぞれの今
待ち合わせ


だったかと。
「You are similar」
に関してはまだまとめに載せてないだけです><

失礼しました。
184名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 02:13:50 ID:g91Yrn9f
>>180
受信した。

「高っちゃん、大先生、能登っちー」
「お、おう。どうした?」
「どったの?春田」
「いいもの手に入れたんだよー、う・ら・も・の」
「健全なる一男子としては興味を持たざるを得ない!で、当然鑑賞会はしてくれるんだよな?な?な?」
「北村、少しは落ち着け、な?」
「俺っちも参加してもいいのか、な?」
「「「「うわあっ!」」」」
「櫛枝、なんで居るのー?」
「ふふふ、甘いよ明智君。放課後とはいえ油断は禁物なんだぜ。」
「櫛枝がいくら健全な女子とはいえ、仲間に入れる訳には行かないな。すまんが、聞かなかったことにしてくれ」
「ふふふふ…北村くんの純潔が散っても構わないというのかね?」
「た、高須!能登!助けてくれ!こいつは本気だ!」
「さあ、そのディスクを渡したまえ!」
「北村すまん、死んでくれ…」
「大先生のことは忘れないよ…」
「ちなみに、私には全員の純ケツを散らす覚悟はある!」
「「「「!」」」」
「さて、どうするかね?」
「「「「お収めください」」」」

たぶん続かない
185名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 02:20:24 ID:g91Yrn9f
執筆5分推敲1分の結果がこれだよ!
みのりんがただの痴女になってしまったwww
やっぱり勢いで書いちゃうとヤバいな。
186名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 04:00:34 ID:jCK+jvUH
>>101-102の世界観をば。

とある梅雨の日の事。徒労を終えた夜10頃に、私は疲れを吐き出すかのように溜息をし、曇り空を仰いでいた。
「どうかしたのか、みもりさん」
「実乃梨だよぉ、いい加減名前を覚えてよクーガーさん」
「あぁ、すまんすまん。で、一体どうしてそんな疲れた顔をしてるんだ?」
少し考えた素振りを見せた実乃梨は、苦悩した後に出る独特の顔をしていた。
「私にもよく分からないんだ・・・。梅雨の時期になるといつもこんな感じなのよね。」
梅雨の時期。クーガーはそれにピンと来て、部屋に立てかけてある面白カレンダーを見つめた。
「そいつはきっと・・・6月、だからじゃないのか?」
「6月?」
「ほら、6月って祝日が無いだろ?そしてみもりさんは働き詰めだし、休みの数が極端に少ない上に休日出勤もあると来た。」
大雨で冷える中で、実乃梨はその冴えた答えに感動を覚えつつあった。
「ほぉほぉ・・・となると、日頃の疲れが倍になると?」
「そういう事になるだろうな。俺は世界を縮めて残りの時間を有意義に使って寛いでるが・・・
みもりさんは残った時間さえも勤労に捧げる道を選んでしまった。」
「道に迷ってた私に勤労精神の素晴らしさについて説いたのは、どこのどちら様でしたかなぁ〜?」
少々クーガーは焦りを見せた。
「いやぁ、こいつは参ったな。・・・だが、俺から言わせて貰えば息抜きも必要だと思うぞ。
市街に出向くとか、友達や彼氏とのデートとか。」
「私にとっては働く事と部活こそが幸せなのですよ〜」
「その割にはヘトヘトで幸福感を微塵に感じないけどな」
うっ、と起点に戻されたために実乃梨はちょっと焦った。
考えても分からない。働く事が幸せだった。働いたら疲れるのに、運動のような達成感が最近感じなくなってきている。
マンネリ化?このままじゃ、働く事にさえ興味を向かなくなってしまうのか?ニート?お姉ちゃんどうして働かないの?死ぬの?
あああああああピンチだ、デンジャラスだ、崖っぷちだぁあああああ!!!

・・・と、実乃梨は自分ワールドを展開してる最中に、世界に引き戻すかのように実乃梨の頭を撫で呟いた。
「まぁ、考えても分からない事だってあるさ。そんな時は、闇雲にでもいいから自分が前だと思う方向に突き進め。
倒れるとしたら、前のめりでもいい。そうやり続けることで、分からない事がどうでもよくなる事もあれば、分からないものが目に見えるだろうからな。
っと、もうこんな時間じゃないか。飯食って、風呂入ってこいよ。」
話し込んでると夜11時。雨は少し音を沈め、風の音も止まっていた。
実乃梨は「先の事を考えても分からないし、今は今を考えて生きるのがいいよね」と言って、食卓に向かった。

***

一応これで迷いは吹っ切れたのだけども、一つクーガーはモヤモヤしてる点があった。
どうして誰かと息抜きに遊びに行かないんだ?親密な人付き合いが、あまりにも見られない。
ここ最近は、逢坂大河という少女が何度か遊びに来ただけだ。もしかして、人付き合いが実は苦手なのか?
・・・まあいい、それは実乃梨さんが選ぶ事だろう。実乃梨さんが選んだ所を、俺がサポートする。きたるべき時までにな。

───きたるべき時というのは、まだ分からない。多分、青年が大人になるその時かもしれなければ、女性になる時かもしれない。
俺は、それが来るまで見守り続ける。水守さんの姿勢のように・・・水守さんとそのが一途に思い続けた劉鳳に似た、彼女を。




やっぱり走り書き。今までみのりん視点で書いてたけど、今回は客観的とクーガー視点に。
187M&S:2009/06/30(火) 08:03:49 ID:69qGL8oM
>>184
早ぇw
自分で出した電波だけに自分で片付けられるかもだぜぃ?w
もうちょい待っててくんろ

そして忘れられている我が作品…
別にいいけどね…評判良くなかったし…
188名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 09:11:21 ID:sZtTeEJI
>>184
純ケツ散らせちゃ嫌よーー
仮に男子4人の観賞会にみのりんが参加したら襲われそうでならないからな……
おいらは心配だよ

>>186
GJ
いつもどこか切ないんだよなぁ…
友達が多いようで実は少ないところが悲しい

>>187
あみんあみん…wktkしております
というか月と太陽の作者さん?
違ってたらすまんが……あれは完結しているものだと思ってたぜい
189184:2009/06/30(火) 09:20:59 ID:g91Yrn9f
>>186
確かにそう解釈することもできちゃうなぁ。
今後の作品作りの参考にできそうな切り口でした。GJ。

>>187
ネタ奪ったような形になってしまって正直すまんかった。
変な方向行った自覚はあるから、正しい方向行った作品も読んでみたいんだぜw
待ってます。

>>188
その4人じゃ束になってもみのりんに勝てない気がするw
むしろ逆にみのりんに辱めを受けそうだ。
190abc:2009/06/30(火) 13:02:15 ID:8KAtLOx7
>>75-76のピクニックネタの続きが出来ました。
なんとかちょこちょこ改変しつつ…↓からどうぞ




* * *



「ちょっと、早く来過ぎたな」
竜児はポケットから携帯を出して時間を確認する。


「9時00分か…、待ち合わせは10時00分だったな。」


竜児は待ち合わせ場所の駅前のロータリーに1時間も早く着いてしまった

朝5時に起床、朝ごはんを食べて身も心もきれいにするためにお風呂へ
鏡の前で「おっ、これいいんじゃね?」とか「んー…決まらねぇ…」
などと一人でぶつぶつと言いながら服選びに1時間近くかかった

―そして、今に至るわけだが・・・


クックックッ…俺はこの1週間どんなに待ち望んだことか…

竜児は目をギラギラと輝かせ口元をクイっと上げ、ニヤリと笑う

その顔がどんなに凶悪な顔つきをしていて
周りの人たちがその顔に怯えているいるかなんて当の本人は全く気付いていない。


――櫛枝と一緒にいるのは楽しい。いつもいろんなことに驚かされる。
部活やバイトのことを楽しそうに話す彼女を見てるだけで胸いっぱいだ。


1年の頃は、笑顔が眩しくていつも元気な『櫛枝実乃梨』という女の子に恋をした。
同じソフト部の北村と話すのを横目で見てるだけで精一杯だった。


2年生になったら同じクラスになり、大河を通して友達になった。

何度か話すうちに、いろんな櫛枝を知った。
191abc:2009/06/30(火) 13:03:30 ID:8KAtLOx7
いつもふざけてるし、急に真剣な顔つきで話し始めたと思ったら
またすぐにふざける。何考えてるんだかわけわかんねぇって何度も思った。
けど…、もっと、もっと櫛枝のことを知りたいと思った。

いつも俺の中で輝いていた女の子は、心の中で泣いていた。
一人で傷ついて悩んでそれでも、誰にも見ぜず仮面を被って前を向いていた


何度も壁にぶつかって、何度も挫けそうになったけど

いつの間にか、憧れだった恋は、『本物』になっていた。


櫛枝には夢がある。ソフトの頂点に立つことだ。
そのためにあんなにバイトを頑張ってる。自力で体育大へ行くために。

あいつの夢を・・・俺は応援してやりたい。支えになってあげたい。
そして、最終的には……。

「わっ!!」
「うわっ…!?」
突然後ろから大きな声がして竜児の身体が揺れる

何事かと竜児は後ろを振り向く。

そこには、イタズラに成功した子供みたいにニヤニヤと笑っている実乃梨が立っていた。
「エへへッ、成功♪」

髪は頭のてっぺん近くでまとめて、グレーの七分袖パーカーに
白のロゴ入りTシャツ黄色のショートスカートに黒のレギンス、赤のスニーカーがとてもよく似合っている。

そして、前髪にはオレンジ色のヘアピンがキラキラと輝いていた。
このヘアピンは俺がクリスマスイブの日櫛枝にプレゼントする予定の物だった。
何度も遠回りしたが、ようやく櫛枝のもとに辿りついた。
今でも、ヘアピンをみると胸が熱くなる。
192abc:2009/06/30(火) 13:04:23 ID:8KAtLOx7
櫛枝のプレゼントも俺のもとに辿り着いた。もちろん今日も持ってきているぜ。
いつも肌身離さず、高須棒とワンセット。いつどんな時必要になるかわからんからな



ってのは冗談だ。大事なプレゼントを流石の俺もデート先には持ってこないぞ
大事に大事に俺の机の上に置いてある。もちろん高須棒とry


「高須くん、どうしたの怖い顔しちゃって、みんな怯えてるぜぇ〜」
「おっ…、おう!?」
考え事に夢中で周りに気づいてなかった竜児は周りを見渡す。
通りすがる人々は即座に視線をそらし早歩きで去っていく。
もっとひどいのになると、「見ちゃいけません!」みたいな声も聞こえてきた。

おかしいな…変なことを考えていたわけじゃないんだが…軽くショックだ
「ほらほら、笑顔、笑顔っ!スマァ〜イルっ♪」
実乃梨は顔いっぱい、身体全体で笑う。


うおおぉ…なんて神々しいサンシャインスマイル
流石俺の地上に降りた
「シャ…ィ――-っ…!」

「ん?今、何か言った?」
「コホンっコホン…いやっ、な、なんでもねぇ」

危ねぇ、危ねぇ…、声に出すとこだった
俺としたことが、つい熱くなっちまったぜ。

と、額の冷や汗を右手の甲で拭う
こんな妄想ノートの断片、、、口が裂けても言えません
妄想は俺の脳内の中だけで充分だ。


しかし、久しぶりのデートだからかなんだろうかいつもと雰囲気が違う
193abc:2009/06/30(火) 13:07:44 ID:8KAtLOx7
「そっかぁ。いやぁ〜今日はいい天気だねぇ」
実乃梨はそう言いながら空を仰ぐ

そんな実乃梨を見つめる竜児
透き通るような青い空には雲ひとつなく太陽が燦々と輝いている。
まるで今の櫛枝みたいにキラキラと輝いている

…っ!わかった!俺は制服以外でスカートをはいている櫛枝を見たことねぇ
あっ…あった、バイトのユニフォームはスカートだったな…
と、ともかく私服では見たことない

「高須くん?」

「お、おう!いい天気だなぁ!えー、えーと…」

気を抜くと顔が緩むのでなにか話題はないかと考えていると実乃梨の大きなカバンが目につく
「そ、それにしても、おっきい鞄だなぁもしかして弁当か?」

「おっ!ばれてしまっては仕方がない、ついはりきり過ぎて作りすぎてしまったのだよ」
「へぇーそれは楽しみだなぁ」
櫛枝が俺のために手料理をっ…!
櫛枝の料理はバレンタインにチョコレートケーキを作ってくれて食べたことがある。
あれはかなりの出来だった。なんかこう言葉では表せられない感情が溢れていて…

「高須くん?」
「いや、な、なんでもねぇ。」

そろそろ俺のHPもやばいな、初っ端からこの調子で、今日は生きて帰ってこられるのか不安だ

「と、ところで櫛枝、今日はどこに行くんだ?」


どこかの推理小説に出てくる探偵のような喋り方で
「フッフッフッ、それは着いてからのお楽しみだよワトスンくん」

「だ、誰だよワトスンって…いや知ってるけど」

「さぁさぁ、電車に乗り遅れるよ高須くん♪」

「お、おう!」

ニコニコとはしゃぎながら竜児の手を取って「レッツ&ゴー♪」と大きな声で叫ぶ



続く
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 13:13:58 ID:8KAtLOx7
えっと前回投下したやつと今回ので併せて前編です。
とらPネタを入れてみました。
竜児のポエムネタ入れようと思ってその部分もう一回見たんですが
あれは本当に破壊力がはんぱないですねw

なんか竜児の妄想?みたいの書いてて結構楽しかった気もするけど
考えてると恥ずかしいwそろそろ自重しますw


>>184
みのりんw文化祭を思い出したw
>>186
その世界観大好物です
>>187
自分、M&Sさんの月と太陽すごく好きなんですが…(´;ω;`)
いつ続きくるのかwktkしてますw


それじゃあ失礼しました。
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 18:29:51 ID:tjEARLWX
>>189
みのりん強っww
もはや怖いぞ……

>>194
続きwktk、微笑ましさにGJ。俺も昨日改めてポエム読んだがダメだったorz

今日は投稿するたびにIDが変わるが……何故だ!?
ところでみのりんと竜児の浮気モノが読みたいとか思ってしまう俺ガイル……
でも二人の性格上あり得ないだろうし、それを踏まえて書ける強者もいないだろう
だが読みたい……こんなジレンマを抱えているのは俺だけだろうか
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 19:43:30 ID:tQZ0edP/
100歩譲って、喧嘩した当て付けの為に浮気未満・・・程度なら、いつか書いてあげられるかもしれない。
でも基本初々しい二人が好きなので、本当にいつかだがw
197名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 20:26:17 ID:g91Yrn9f
みのりんSIDE、>>158-162の続きが書き上がりましたので、投下します。
今回は、原作7巻アニメ18話の体育館シーンです。
次から4レスを予定しています。
198星の光 〜みのりんSIDE〜@:2009/06/30(火) 20:28:45 ID:g91Yrn9f
「…じゃあ、竜児が、手伝ってあげてよ、ね?」

親友の声に、反射的に答えていた。

「だめっ!」

咄嗟に吐き出したのは、拒絶の一言。

「だめなのやめて、それはやめて!」

自分の心の奥を見られたくなくて避けていたのに。
今まさに、彼の目の前で弱い私を晒して震えているのだ。
慰めなんて欲しくないと思う。
私の傷口に塩を塗りこむようなものだから。

「……高須くんも行ってくれよ。ね。今はこれ、一人で頑張らせて」

まさに搾り出すような声で、言う。
それにもかかわらず、彼は私の隣に腰を降ろす。
なんて人だろう。
人の領域に、ずけずけと踏み込んでくるのだ。
私が見たくないものを、私の目の前に突きつけてくるのだ。
そして、思い当たる。
これって、私が大河にしていたことじゃねぇか。
私はかつて、大河の親子関係に踏み込んだ。
そして、大河が最も聞きたくなかった言葉を浴びせたのだ。
ははは、これが『因果応報』ってやつか。
199星の光 〜みのりんSIDE〜A:2009/06/30(火) 20:31:31 ID:g91Yrn9f
「……高須くん……」
「おう」

無意識に彼の名を呼んでいた。
こんなにも醜い私を見ても、彼はまだ手を差し伸べてくれるというのだろうか。

「……高須くん、高須くん……」
「聞いてるよ」

大河が会長に殴りこんだあの事件以来、心の中に大きな穴があるのを感じていた。
この穴がその時できたものなのか、それより前からあったものなのかはわからない。
一つだけわかることは、その穴を埋めなければ立ってもいられないほどだったということ。
だからこそ、その穴を埋めるために部活に、バイトに、没頭してきた。
少しずつ穴は埋まってきていたと思う。
時間はかかるはずだが、いずれは完全に埋まると思っていた。

「高須くん……」
「いるよ」

とても、心に響く声だった。
穴を埋めることはこんなに簡単なものだったのか。
彼の力強い返事、それを聞くだけで十分だった。
自分が今までやってきたどんなことよりも、彼の言葉のほうが力強かった。
200星の光 〜みのりんSIDE〜B:2009/06/30(火) 20:34:03 ID:g91Yrn9f
「壊れたってちゃんと直るんだ。元気出せよな」
「……元通りには、ならないよ……」

私の心だって、そうなのだ。
過去につけられた傷も、一見すると直ったように見えるのだ。
でも実際には、元通りになんてなってはいない。

「でもちゃんと光ってる」
「……な、」

私はまた光ることができるだろうか?
明るく前向きな私を、高須くんにもう一度見せることができるだろうか?
声を震わせながら、縋るように高須くんに問いかける。

「……直るかどうか、私には、……わからない……っ」
「直る」

高須くんは強く言い切る。

「大丈夫――直るんだ、何度でも」
201星の光 〜みのりんSIDE〜C:2009/06/30(火) 20:36:41 ID:g91Yrn9f
   * * *

「明日、来てくれよ!パーティ!絶対楽しいから!
……お前と一緒に、過ごしたいから!」
「もしも予定がねぇなら、だけど、……俺はお前に来て欲しいから!」

今はその気持ちがすごく嬉しかった。
高須くんなら、いつまでも私を待っていてくれる、と今なら思う。
そう信じていられるからこそ、今は駄目なのだ。
だって、私は高須くんにとても酷いことをしてきたから。
高須くんの存在を疎ましく思い、意図的に拒んできた。
それはきっと、間違いだったのだ。
今ここで高須くんを受け入れたら、私は自分の間違いを責めるだろう。

「待たないで、行かないからさ」
「待ってる!」

今は待たないで、というのは本心。
でも、待っていて欲しいっていうのも本心。
高須くんはきっと、こんな私でも受け入れてくれるだろう。
今ならそう信じられる。
それならば私も、少しずつ弱い私を受け入れて行こうと思う。
いつかまた高須くんに、力強く生きる私を見せるために。
202あとがき的なもの:2009/06/30(火) 20:45:50 ID:g91Yrn9f
今回は意外と、書いていて心苦しさは感じませんでした。
次の話は5〜6割できています。
残りの5割が難しいんですがw
次回はまた、泣くと思います。

何をとち狂ったか、全部書ききった後にとらPの内容で外伝的なものをやろうとか思い付いてしまったりw
ここまで思い付いてしまったら、報われるみのりんを書ききるまで終われないなぁと思います。
頑張ります。
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/30(火) 21:37:15 ID:jSn/5moF
すごいラッシュだ…!皆、GJ!

>>184
純ケツワロタwみのりんはやっぱ最強かつ最凶に限るな!w
>>187
このスレでは自重は禁止されてる(多分)。さぁ続きを書きたまえ。
さもなくば、あなたの純ケツを(ry
>>186
センチメンタルほのぼの、的な世界観が超好きだ。つか兄貴、いいかげん名前をw
>>194
エヘヘって笑うみのりん可愛いよ、みのりん。さぁどんどん俺を悶えさせてくれ…!
>>202
「待っていて欲しいっていうのも本心」が心に来た。原作愛が伝わってきたぜ、GJ。
続き・外伝どちらも超wktkで待ってます。

以上、長々と失礼した。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/01(水) 05:35:43 ID:Oxe+VOti
>>188
>>194
覚えててくれた人がいたとは…
続きがあるかと言えばそうでもない 設定が大学生なだけにやりたい放題出来る分、続けるのは楽だけど汗

春田きっかけAV話、もうちょい待ってくだせい
205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/01(水) 13:42:35 ID:LNCwuBky
ねえ、竜児がさ大河に頼んでみのりん誘ってもらって、そんで竜児の家にきて、妄想ノート見られちゃう話、アレまとめに入ってる?
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/01(水) 23:35:46 ID:O27H9aPj
>>204
AV話、楽しみにしてるよ。
…高っちゃんの性癖がついに明らかになるわけですね。
>>205
>>183にも挙がってる「You are similar」のことかな?
まだ掲載されてないみたいだけど、自分も続き楽しみにしてる。
てなわけで管理人さん、よろですw
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/02(木) 04:23:49 ID:gaIo9sY3
http://loda.jp/ritsuss/?id=26
書いていて楽しかった・・・後悔はしていない
良かったら暖かい目で見てくださいお願いします
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/02(木) 23:11:34 ID:EIpgNMlL
「高須くん。私、もう…デレっちゃっても良いよね?」
「お、おぅ…って、え?く、櫛枝?お前はいきなり何を言っ…」
「…ダメ?」
――思考が止まった。
いきなりのデレ宣言。そして、おねだりモード。
全俺が力の限り白旗を降り回した瞬間だった。

「みのデレ!」そのうち投下予定

思いつきそのままに書いてみた。
少し頭冷やしてくる。
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/02(木) 23:24:33 ID:wZoBio9/
>>202
切ないなぁ…次はあのシーンか。。
外伝も楽しみにしてます。
>>204
月と太陽の続きも春田の話も期待w
>>207
けいおん!見たことないから律がどんなキャラか知らないけど
ボケとつっこみでなかなかいいコンビだなw
>>208
みのりんのデレ期待してるw
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/02(木) 23:37:31 ID:lwurOKoe
>>207
二人とも好きだよGJ
最初けいおん!見たときノリが少しみのりんに似てて気になってしまった
>>208
みのりんのデレ!?
本編じゃ写真購入時しか見れなかったのに……
これは期待するしかない
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/03(金) 00:45:22 ID:7flfqrFP
みのりんSIDE、>>198-201の続きです。
今回は、イブの夜のあのシーンです。
次から4レスの投下を予定しています。
212聖なる夜に 〜みのりんSIDE〜@:2009/07/03(金) 00:48:44 ID:7flfqrFP
「竜児ぃー―――――っ!」

泣き叫ぶ親友の姿を目にし、立ち尽くす。
それは明らかに、特別な感情が篭った叫びだ、ということを一瞬で理解する。

「何だよそれ、ははは……」

大河は北村くんのことを好きだ、と心が揺らいだこともあった。
しかし、自分の推測はすこしも間違っていなかったのだ。

大河は高須くんを好き。

大河にも恐らく、心に大きな空洞があって、高須くんの存在がそれを埋めていたのだろう。
北村くんに対する感情はきっと、それに蓋をしていただけなのだ。
高須くんを失って、自身の空虚な部分を晒されて、泣いているに違いない、と思う。

そして、何よりもショックなのが、高須くんがついさっきまで大河の所に居たということだ。
高須くんの心はきっと、無意識のうちに大河を欲しているのだ。
高須くんも大河と同じで、心に蓋をしているだけなのだろう。
高須くんはどうしてそれに気づかないのだろう?
そうだ、大河も高須くんも自分の本心に対して徹底的に鈍い人なのだ。
213聖なる夜に 〜みのりんSIDE〜A:2009/07/03(金) 00:50:54 ID:7flfqrFP
大河にはとても声をかけられる状態じゃなかった。
実際に言葉では聞けなかったけど、大河の本心は痛いほどよくわかった。
だからある意味、ここに来た目的は達成できたのだ。
ついでに、余計なことも思い知らされてしまったけど。

信じようとした矢先にこの仕打ちだ。
だけど不思議と、高須くんを恨む気持ちはなかった。
だって、始めから解っていたことじゃないか、高須くんは大河のことが必要だってのは。
それを失念して、彼に縋ろうとした私が悪いのだ。

そして、決心する。

   * * *

高須くんを見つけるのは容易かった。
だって、すぐ校門に居るなんて思わないだろう。
それに、クマの着ぐるみなんてふざけた格好で。

「それ、いいクマだね、高須くん」

彼の鋭い目を見ると、心は揺らぐのだ。
ニットキャップを降ろし、視線を遮断する。
しかし彼はそれを許そうとしてはくれないのだ。
私の心に踏み込もうとしてくるのだ。
今は自分でも、どんな表情をしているのかわからないのに。
こんな顔は見られたくない、と思う。
214聖なる夜に 〜みのりんSIDE〜B:2009/07/03(金) 00:53:03 ID:7flfqrFP
高須君の手が、ニットキャップを奪う。
反射的に、手で自分の表情を覆っていた。

「なっ、なんだよおまえは!?なんなんだよ!」
「高須くんこそなんだよ!」

どうして自分の本心に気づけないのだろう?

「おまえがなんだよ!?」
「高須くんが、高須くんが……あーもうっ!でぇぇぇぇーいっ!」

これ以上彼の声を聞いたら、決心が鈍りそうだった。
だから、彼の唇を力ずくで抑えこむしかなかった。

「……高須くん……ごめん、ちょっと先に、言わせて――」

言葉という実体になったら、いずれは彼の心を締め付けるのだ。
だってそれは、彼の本心じゃないから。
私の心だって、彼の心だって、傷つけるのだろう。

「――言いたいことばっか言って、ごめん……。櫛枝は、これで帰ります」

彼に踵を返し、走り出す。
もう、泣き出してしまうかと思った。
泣き出したくはないはずなのに。
215聖なる夜に 〜みのりんSIDE〜C:2009/07/03(金) 00:55:40 ID:7flfqrFP
傍らで彼が言ったことを思い出す。

『壊れたってちゃんと直るんだ』

もう一度、仮面をかぶりなおせばいいだけの話なのだ。

『でもちゃんと光ってる』

今の自分を乗り越えてこそ、強い自分になれるはずだから。

『大丈夫――直るんだ、何度でも』

傷も弱さも今までの仮面も全部ひっくるめて、新しい仮面(じぶん)を創りあげるのだ。
己の力だけで、誰の助けも借りず。
たとえ壊されたとしても、何度でも。

今はただ、縋れる言葉が欲しかった。
彼が伝えたかった意味とは違うことは十分承知している。
こういう勇気のもらい方は間違っているだろうか?

いつか、彼に言った言葉を思い出す。

『私はずるくて傲慢で――』

まさにその通りだとも。
でも、きっとこれでいいのだ、仕方ないのだ。
だって、こうするしかないのだから。
ずるくて傲慢な私も受け入れて、前に進むしかないのだ。
今は。
216あとがき的なもの:2009/07/03(金) 01:02:41 ID:7flfqrFP
やっぱ切ないぜ…
Cの部分の言い回しは、構想当初から暖めていたものなので、ひとまずそこに辿りつけてホッとしてます。
次からはほぼ構想無いに等しいので、たぶんペースは落ちるでしょう。
次の投下は、みのりんSIDEではなくて自分の中で精神のバランス取るための作品になると思います。
明るめの作品にできたらいいなぁ。
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/03(金) 06:35:45 ID:PYjPvGgW
>>216
ばっきゃーろーー
朝っぱらから泣いちまったよGJ!
やっぱクリスマスの辺りはダメだorz
218名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/03(金) 22:09:58 ID:c0ZrPDDs
そろそろ逆レイプものに期待したい
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/03(金) 23:04:45 ID:zg54gBzo
>>218
>>3で書いたw
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/03(金) 23:08:42 ID:PYjPvGgW
>>218
結局最後は逆転される形なら書いてみようかと……っつってもここはギシアン禁止だからエロパロでだが
221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/04(土) 23:11:13 ID:7lIHnAeS
>>218
このスレだとこれが限界だな……すまんww↓


痴女電車でGO!?
※キャラ崩壊?に注意

〜ドアが閉まりまーす
...
「混んでるな……櫛枝、大丈夫か?」
「うん、ダイジョビダイジョビ!」
愛しの彼女が痴漢にでもあったら大変だと、竜児は実乃梨をドアの方に立たせ人ごみに背を向ける。
「おう!?」
「わひゃっ」
しかしあまりの人の多さと揺れに耐え切ることは出来ず、どうしても自身の体を彼女に押しつけてしまうのだ。
「す、すまん……苦しくないか?」
「くるしゅーないぞ……んふふ」
竜児の胸の中にすっぽり収まる形になった実乃梨は得意気な笑みを見せる。その上目使いにはもはや感嘆の声を漏らすしかない。
互いの心音が聞こえてしまうなくらいの密着に、満員電車GJと申しながらも汗臭くないだろうかと不安がる竜児。
そんな男の心中を知ってか知らずか、実乃梨はわざとらしく竜児に体をこすりつけ小さな手のひらでペタペタと触ってくる。
222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/04(土) 23:12:12 ID:7lIHnAeS
「お!?おいおい何やって」
「んん?メタボ対策はしとるかね?」
腹の辺りに指を這わせたり少ない肉を摘んだりする。
「メタボじゃねえよ……てかくすぐってえ!」
「いひひ……うりうりぃ」
「おう!?やめ、やめろって!」
笑いをこらえて少しきつめの目で彼女を見るが悪ぶれた様子もなく「やーだ」と言って手を離さない。
与えられた玩具で遊ぶ子供のような生き生きとした表情で、興味津々に体に触りまくる彼女を見て嬉しいんだか悲しいんだか……。
このくらいなら良いかと一息ついたところに不意討ち。
「笑止。私を甘く見るなよ」
「〜〜〜。おまえなぁ!」
実乃梨の手が背中へ伸びさらに降下、竜児の尻を撫でる。
「ふっふっふ。いい尻してんねぇ、あんちゃん」
「オヤジか!?……おっ、ちょ、ヤバイ、待て」
無駄にやらしいさわさわもみもみな手つきを何とか躱そうと体を捩らせるが、人の多さに思うように体を動かすことが出来ない。
そして極めつけに―――

223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/04(土) 23:13:16 ID:7lIHnAeS
「ほぉあ!? あぁっ」
竜児印のTHE★黒レーズンに唇を当て付けてくるではないか。もちろん服の上からだが。
しかし予想以上の唇の柔らかさと、吹きかかる息の温かさに体の至るところが反応して……。
...

「……俺のライフはゼロよ」
「んふーっ、何だか悪ノリしちゃった」
全く反省なしの表情で駅ホームを歩く実乃梨。
この野郎……だなんて思っても本気で怒っているハズはなく。
「櫛枝っ!」
「へ?」
だが彼氏としてびしっとしつけてやらねば、とは思っている。
実乃梨の手を強く掴み、出来るだけ怖く鋭く睨みつける。
一般人が見たら即通報即逮捕、有罪判決お勤めよろしく!の目つきでさえ実乃梨にとっては胸を高鳴らせる要因でしかないことを竜児は気づいていないのだ。
そんな目つきをしながら、路地裏に連れて行こうか、それとも駅のトイレに引きずり込んでやろうかなどと考えている訳では……
「ちょっと、来い」
あるのかもしれない。

とにかくどうやって彼女にお仕置きしてあげようか考えている竜児と、そんな竜児を見て少しだけ期待の表情を浮かべるちょっぴりエッチな櫛枝さんのお話はこれでおしまい。
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/04(土) 23:14:32 ID:7lIHnAeS
すまん……先走った。
後悔はしとらん、反省はしとる。
でもみのりんって懐いてくれるとすげースキンシップ激しそうな気がするのは俺だけ!?

……ageちまったorzスマソ
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/04(土) 23:39:05 ID:LCWKvyFo
>>224
いんじゃねいんじゃね?スキンシップ激しいのは同意だなwそこに意図的にエロを含ませる、小悪魔みのりんGJだぜw
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/05(日) 00:04:07 ID:ATyRyO7u
>>216
>今の自分を乗り越えてこそ、強い自分になれるはずだから。
涙腺崩壊しますた
やっぱそこは辛いよ…
>>224
GJ!
続きはエロパロに投下するから読めと、そういうことですね?

スキンシップ同意wなんか想像もとい妄想したら2828してきたw

227M&S
…消えた…
内容は頭にあるけどもう少しでテストだし…ダルい
かなり遅れるかも…自分で言っときながら申し訳ない
春田発信 AV話
内容は春田が―
で、みのりんは弟がそういうの持ってるから案外平気(サバサバ?)で―
って話です 期待しないでその内見かけて下さい