つかさ「最近お姉ちゃん変なゲームに嵌ってるんだよ」
こなた「どんな?」
つかさ「なんか、私を攻略するゲーム。あの変なゲーム貸したのって、こなちゃん?」
こなた「持ってないよ、そんなの」
つかさ「そんなのって、酷いよ。私が出てるのにぃー」
こなた「ごめんごめん。ってかさ、つかさ嫉妬したりとかしないの?」
つかさ「?何に?」
こなた「そのゲームの中のつかさに。大好きなお姉ちゃん取られちゃってるよ?」
つかさ「うーん…。別にいいかな?だってそれって、私への愛情が転化したものに過ぎないでしょ?
私というイデアが好きな故に、イドラたるゲームキャラを愛してるんだよ」
こなた「…イデア…イドラ…。確か倫理で習ったね。ソクラテスだっけ?」
つかさ「プラトンだよ」
こなた「あーそうだそうだ、思い出した。まさかつかさに教えられる日がこようとは」
つかさ「だって、お姉ちゃんが非倫理的な愛に目覚めちゃったから。
妹である私が正してあげないとね。アレ、絶対姉妹愛とかそーゆー可愛い次元の話じゃないよ」
こなた「つかさって、案外まともなんだね」
つかさ「案外とかこなちゃん毒吐き過ぎ。ああそうそう、さっきの嫉妬の話に戻るけどね。
実は私…ホントはね、いい加減、辟易してるんだよ。
お姉ちゃんの過激な淫行っぷりに。だから、ゲームに熱中してくれてて本当はありがたいと思ってる。
私に被害及ぶの避けられるからね」
こなた「おお…」
つかさ「私、以前の関係に戻りたいな。尊敬してた大好きなお姉ちゃんは何処行っちゃったんだろ。
色情に塗れて爛れた関係じゃなくって、仲のいい姉妹に、戻れるかな」
こなた「きっと、戻れるよ」
つかさ「ありがと、こなちゃん」
こなた(かがみの馬鹿。つかさ悲しませるなんて、どうかしてるよ。
あんまりつかさに変な欲情抱いてるようだと、私がつかさ貰っちゃうよ?)
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かがみ「ふぁ〜〜」
みゆき「珍しいですね、かがみさんが欠伸だなんて」
かがみ「ゲームのやりすぎ、よ。つかさ攻略するゲーム」
みゆき「徹夜するほど気に入ってるんですか?」
かがみ「いーや?つかさが出てくるのは嬉しいんだけど、やっぱり生身の方が好きよ」
みゆき「だったら…何故?」
かがみ「私がゲームの中のつかさに熱中する事で、リアルつかさが嫉妬しないかなー、とか思っちゃってね。
ようは、ハマってるフリね。最近つかさ冷たいから。
でも何時になってもつかさ文句言ってこないのよ。どういう事?」
みゆき「…ど、どうなんでしょう?ただ、かがみさんって本当に策士ですよね」
かがみ「は、ん。上手く誘導出来なかった時点で、策士とは言えないわ。
ま、私にはキツネは似合わない。やっぱり、ライオン型よね、私。
肉食系女子、それでこそ私」
みゆき「結局いつもの展開に戻るんですね」
かがみ「いつも以上、よ。最近ゲームに熱中するフリしてて、つかさ分補充してないからね。
飢えに飢えてるの。貪り尽くしてあげるわ。今晩が楽しみね…」
みゆき「最高の調味料は、空腹らしいですね」
かがみ「そう…空腹。ああ…想像したら涎出てきたわ(
>>42)。リアルつかさ早く食べちゃいたい」
みゆき「ふふ、仲のいい姉妹って大変ですね」
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戻れるかな?
きっと戻れるよ。
こなちゃん
なに?
ありがとう
こなた「この笑顔を壊す事は、許さないよ…かがみ」