タユタマのましろは鬼嫁かわいい

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56名無しさん@お腹いっぱい。
ネタバレ ラスボスは綺久羅美

ましろを化成する際に消滅したと思われていた綺久羅美だが、実は弱りきったところを
悪霊の集団に拾われ、悪霊の神気を注入されたことで強大な悪性太転依へと変質させら
れてしまっていたのだ。邪悪な意思の手下となって人間を滅ぼそうとする綺久羅美。

事態を察知したましろ+裕理のタッグチームが出動!三強&脇役ヒロインズもアシスト
するが、やはり綺久羅美の力は強大で勝機が見出せない!

「ぶはははは!、ましろーっ、お前は自分自身に倒されるのだー!!」

勢いつく綺久羅美に、ましろは自分自身の存在を掛けた最終奥義を覚悟する。対消滅だ。
裕理+三強の協力で、遂に対消滅の大技を成し遂げるが、その結末を知った裕理と
関係者は悲嘆に暮れる。

「ちくしょおぉぉ、突然押し掛けて来たと思ったら、勝手に居なくなりやがって!!
 お前は俺の嫁じゃなかったのかよぉぉ!!」

悲しむ裕理を不憫に思ったましろは、消滅する寸前に、最後の神通力を使って関係者
から自分自身の記憶を消してしまうのだった。

そして街は以前の静けさを取り戻し、裕理や友人たちも、まるで最初からましろと
出会わなかったかのうように淡々と日常生活を送ることになる。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 23:36:06 ID:Y2hD5i1E
(つづき)
そして数ヶ月後、裕理は不思議な夢をよく見るようになる。
夢の中で、獣の耳と尻尾を持つ美しい少女が語り掛けて来る。
そう、裕理の持つ退魔の霊能が、ましろの神通力による記憶の封印を少しずつではあるが
開放していっているのだ。
誰に話しても信じてもらえない獣耳の少女が、かつて確かに居たことを裕理は確信する。

そしてさらに数ヶ月が過ぎ、裕理と友人達は高校の卒業式の日を迎える。
卒業式を終えて中庭で談笑している裕理は、教室の窓辺に、夢で見た獣耳の少女の
シルエットがあるのを発見する。血相を変えて走り出す裕理。階段を駆け上り教室に走り
込むが、教室には誰の姿も無かった。

教室の中を気配を探しながら歩く裕理。やがて掃除ロッカーの前で立ち止まる。
そしてロッカーの扉をそーっと開くと・・、そこには黒セーラー服に身を包んだロリ・・
もとい、小さいましろがちょこんと立っていた。

「ゆーりしゃん!」
「ましろっ!」

完全に対消滅したと思われていたましろだが、遺跡に残された神気と裕理の記憶を
依代に少しずつ神気を集め、時間を掛けて化成にまで漕ぎ着けたのだった。

「ましろっ、今すぐ結婚しよう!」
「何言ってるんですかゆーりしゃん。21世紀の世の中では、おこしゃまとは結婚できない
でしゅよ?」

神気が足りないので、ましろは当分この姿で居るしかないとのことだ。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 23:41:23 ID:Y2hD5i1E
(この辺からED曲が被り始める)
関係者に掛けた記憶封印の神通力を解くましろ。
ましろ生還を目の当たりにして、関係者一同、涙涙の大団円だ。

あきれた美冬が、涙を拭いながらため息混じりに言う「神通力とは便利なものだな」

ましろと裕理が声を合わせて答える。「そういうふうに 出来ている!」

END