>>682 「でもね、話を聞くとそんなことは無いんだってさ。大河は・・・同クラの北村君知ってたっけ?」
「え?」
その名前にドキリとする。
みのりん。それは私の好きな人なんだよ。
言葉には出せずにコクリと頷く。
「う、うん知ってる・・・」
「あの人、私と同じソフト部なんだけどね、高須君の親友なんだって」
そっちの言葉に驚いた。
なんで北村君があんな目つきの悪い奴と?
「その北村君がよく言ってたんだ。同クラの奴等は、外見のみで高須の中身をまるで見ようとしない。あんなにいい奴は他にいない。せめてお前達だけでもあいつを色眼鏡で見ないでやってくれって」
「・・・」
みのりんの言葉に少し俯いた。
私も他の連中と一緒か。
あいつをただの目つきの悪い奴としか認識してなかった。
北村君に申し訳ない。
「だからね、私は高須君と仲良くしてみたいなって」
「みのりんが?」
「うん、そうさ」
少し胸を張るみのりん。
その姿に、なんだか・・・胸が痛んだ。
なんで痛むの?わかんないよ。
だから・・・これだけ言った。
「わ・・・私も・・・一緒に・・・仲良くしよっかな・・・?」
ポショポショとした呟き。
でもそれを聞き逃さず、目の前のみのりんが破顔して手を握ってきた。
「おー!一緒に彼を真人間に戻そうぜ!!」
みのりんそれ違う・・・。
苦笑しながら呟いて、私は何故か熱い頬に手を当てた。
こんな感じでどーよ?w
「SNOW」と「エンゲージ〜」の続き書きながらだから、稚拙なのは許せw