【らき☆すた】こなた×かがみPart27【こなかが】

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81名無しさん@お腹いっぱい。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
それが悪いとは思ってはいなかった。…つい2日前までは。
今の私はかがみのことに考えが至る度に、かがみを失う可能性の未来を考えては、陰鬱になり、周りが見えなくなってしまう。
── まだ失うとは決まったわけじゃないのに、ね…。
そう。その可能性に縋るか、捨てるかは自分次第なのに、私は未だ決められていない。

「こなちゃん、どうしたの?」
「へ…あー…なんでもないよ」
「そっかぁ」
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。

「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」

何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
それが悪いとは思ってはいなかった。…つい2日前までは。
今の私はかがみのことに考えが至る度に、かがみを失う可能性の未来を考えては、陰鬱になり、周りが見えなくなってしまう。
── まだ失うとは決まったわけじゃないのに、ね…。
そう。その可能性に縋るか、捨てるかは自分次第なのに、私は未だ決められていない。

「こなちゃん、どうしたの?」
「へ…あー…なんでもないよ」
「そっかぁ」
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。

「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」

何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。

>>57 想像するだに面白いね。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:29:08 ID:05UeF957
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。

「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」

本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。

つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。

「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」

本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。

83名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:35:24 ID:05UeF957
そんな常識が、私の口を止めていた。

「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」

しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。

「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」

脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線一個分身長が高い。
そんな身体的な特徴や、今、つかさが纏っている空気に、表情のせいもあるのかもしれないけど。
…記憶の中のかがみの面影と、目の前にいるつかさが重なって見えて、私はつかさに釘付けになった。
かがみが、泣いている私を抱き締めてくれたときと、同じ優しさが、
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。

「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」

しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」

何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
84名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:39:03 ID:05UeF957
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。

「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」

しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。

「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」

脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線一個分身長が高い。
そんな身体的な特徴や、今、つかさが纏っている空気に、表情のせいもあるのかもしれないけど。
…記憶の中のかがみの面影と、目の前にいるつかさが重なって見えて、私はつかさに釘付けになった
つかさに言うような事じゃないし、気持ち悪いって思われても仕方ない。
女同士で、こんな気持ち抱くのは間違いだって、自分でもわかってるんだよ。
でも、そんなこと関係ないって、周りにどう思われてもいいって思っちゃうくらい、かがみが好き──」

そこまでいって、ようやく口の暴走が止まる。
雰囲気に飲み込まれた自我が、目の前にいるつかさの笑顔を確認したとき、そろっと帰ってきた。
想いの相手に伝えたわけじゃないのに、今の自分は間違いなく愛の告白をしているわけで。
沸き上がる羞恥心が顔を赤に染め上げるには、そう時間は掛からなかった。