【らき☆すた】こなた×かがみPart27【こなかが】

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27名無しさん@お腹いっぱい。
「じゃあ、あれだね、きっと。オタクの才能!」
「わぁ、お姉ちゃん才能あるんだって!良かったね♪」
「そんな才能嬉しくない!というか、私は認めないわよ!!」
「ふえっ?だ、だって、さっき…」
さっきの表情から一転、目を丸くして私のことを見てくる。
「う・そ・よ。ちゃんと作ったわよ、昨日の夜にね。」
「…っ!もう、かがみの意地悪!本当にもらえないかと思って、私すごくショックだったんだから!」
「ふふ、いつものお返しよ、たまにはいいでしょ?あんたに負けっぱなしじゃ、つまらないもんね♪」
「ぶーっ、私は弄るだけなのに、かがみはいつも意地悪だ!」
「し、仕方ないでしょ。人を弄ることにおいては、あんたに敵う人なんていないじゃないのよ。」
おもいっきり頬を膨らませて講義してくるこなたは、どうみても可愛らしい子供だ。

でも、そんなことを考えている暇も僅かしか与えられなかった。
「…まぁ、いっか。かがみの愛をちゃんともらえたし、満足、満足♪」
「それにお姉ちゃんが意地悪するのは、こなちゃんがお姉ちゃんを弄るのと同じで、愛情の裏返しだよ♪」
「つ、つかさっ!」
でも、少し考えればこなたも私達と同じで、忙しいのにね。ただそれだけよ。」
「えーっ!それじゃあ、今年は私チョコ0個じゃん!そりゃないよー…。」
よっぽど私からのチョコを期待してたのか、心からがっかりしたようだ。
顔だけじゃなくて、体全体から気が抜けたようになってる。青菜に塩とはこの状態を指すのね。
「ゆたかちゃんとか、バイト先からもらえるんじゃないの?」
「ゆーちゃんはみなみちゃんので手一杯だったし、バイトは受験で行ってないからもらえないよ…。」
「ご、ごめんね、こなちゃん。私も実は料理学校のことで忙しくて何もしてないんだ…。」
でも、そんなことを冷静に言える状態じゃなく、つい大声になってしまう。
「う、う、嘘だっ!だって、さっき思いっきり驚いてたじゃない!」
「確かに、こなちゃん凄いびっくりした顔だったよ?」
「いやぁ、私って演技派だよねぇ〜。残念ながら、かがみがやることはお見通しだよ♪
…それにしても、会話に自然とアニメネタが入るあたり、かがみもずいぶんオタクっぽく…。」
「うぐぅ…」
「ほら、その台詞もね♪」
「今のは素だ!ってか、私はオタクじゃない!」
「じゃあ、あれだね、きっと。オタクの才能!」
「わぁ、お姉ちゃん才能あるんだって!良かったね♪」
「そんな才能嬉しくない!というか、私は認めないわよ!!」
「ふえっ?だ、だって、さっき…」
さっきの表情から一転、目を丸くして私のことを見てくる。
「う・そ・よ。ちゃんと作ったわよ、昨日の夜にね。」
「…っ!もう、かがみの意地悪!本当にもらえないかと思って、私すごくショックだったんだから!」
「ふふ、いつものお返しよ、たまにはいいでしょ?あんたに負けっぱなしじゃ、つまらないもんね♪」
「ぶーっ、私は弄るだけなのに、かがみはいつも意地悪だ!」
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/19(金) 20:31:26 ID:TMQWnylV
「…っ!もう、かがみの意地悪!本当にもらえないかと思って、私すごくショックだったんだから!」
「ふふ、いつものお返しよ、たまにはいいでしょ?あんたに負けっぱなしじゃ、つまらないもんね♪」
「ぶーっ、私は弄るだけなのに、かがみはいつも意地悪だ!」
「し、仕方ないでしょ。人を弄ることにおいては、あんたに敵う人なんていないじゃないのよ。」
おもいっきり頬を膨らませて講義してくるこなたは、どうみても可愛らしい子供だ。

でも、そんなことを考えている暇も僅かしか与えられなかった。
「…まぁ、いっか。かがみの愛をちゃんともらえたし、満足、満足♪」
「それにお姉ちゃんが意地悪するのは、こなちゃんがお姉ちゃんを弄るのと同じで、愛情の裏返しだよ♪」
「つ、つかさっ!」
でも、少し考えればこなたも私達と同じで、忙しいのにね。ただそれだけよ。」
「えーっ!それじゃあ、今年は私チョコ0個じゃん!そりゃないよー…。」
よっぽど私からのチョコを期待してたのか、心からがっかりしたようだ。
顔だけじゃなくて、体全体から気が抜けたようになってる。青菜に塩とはこの状態を指すのね。
「ゆたかちゃんとか、バイト先からもらえるんじゃないの?」
「ゆーちゃんはみなみちゃんので手一杯だったし、バイトは受験で行ってないからもらえないよ…。」
「ご、ごめんね、こなちゃん。私も実は料理学校のことで忙しくて何もしてないんだ…。」
「私達だって貰ってないんだし、お互い様よ。今年ぐらい諦めたっていいじゃ…?。」
こなたが持っていたカバンから出してきたのは二つのチョコレート。
片方はハート型の箱でリボンに結ばれ、もう一つは袋に包んであって、同じようにリボンで結ばれてる。
「あ、それじゃあ私は牛乳取って来るね〜。」
つかさはそういって、そそくさと出て行ってしまった。
空気を読んだのか、それとも居辛かったのか。どっちでもいいけど、ありがたい。

改めて箱を手に取り、丁寧にリボンを緩ませ、箱を開けるとそこには「かがみは私の嫁!」と書いてある。
一体全体、こいつはどうしてこう恥ずかしいことを堂々と出来るのかが不思議だ。
こなたでも恥ずかしいと思うことはあっても、さっきの理論を含めてもその範囲がやたら狭い気がする。
「あ、あんたねぇ…。」
「かがみは私の嫁じゃ不満?」
「そうじゃなくて、少しはムードとかさぁ…まぁ、あんたらしいっちゃ、あんたらしいけどね。」
「でも、かなり気合入れたから味は保証するヨ。あ、もちろん愛も入れたけどネ♪」
「恥ずかしい台詞禁止っ!…でも、忙しいのに作ってくれてありがと。」
「なになに、かがみのためならお安いご用だヨ!それじゃあ、私もかがみのを〜。」

すぐさまこなたは私があげた箱を開け始めた。
一応、昨晩数時間かけて作ったものだし、それなりに自信はあるけど、ドキドキの瞬間だ。
「どれどれ〜、かがみが作ってくれたチョコの出来栄えは、っと!おぉ、ちゃんと出来てる!」
「ちょ、なによそれ!褒められても、嬉しくないんだけど?」
「いやいや、美味しそうだよ、かがみん♪それにしても、〈I Love You Konata〉って、ベタだね〜。」
「べ、ベタで悪かったわね!」