【らき☆すた】こなた×かがみPart27【こなかが】

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224名無しさん@お腹いっぱい。
「みゆきさんの人脈を舐めてたね」
ヨーロッパの城を参考にしたという外見はゴシック調で、ここが日本だということを
忘れそうになる。もちろんご飯や部屋の中も外装に劣らないような代物だった。
夕食を食べ終え私とこなた、みゆきとつかさに分かれお風呂に入ると
漸く緊張の糸が切れた。大広間で食べる食事はそりゃあ美味しかったけれど
ただの大学生が来ていいところではないとひしひし感じて気まずい事この上なかった。
「んもー、楽しまないとせっかく誘ってくれたみゆきさんに失礼だよ?」
「ん…そうね。明日からはもっとリラックスするから」
「そだよ。…ところでパジャマ的なものがこれしかないのはもしや仕様?」
「そう、みたいね…」
「いやあ、態度で示して貰わないと伝わらないことだってあるんだヨ?」
「た、態度って…」
「キス、とか?」
止まっていたこなたの動きが再開して、またお互いの距離が狭まって行く。目を閉じることも忘れて
こなたのエメラルドグリーンの瞳を見つめた。
「目、閉じてよ…」
こなたの言葉に目をゆっくりと閉じて――。

「お姉ちゃん、こなちゃん、おじゃましまーす…わ…!」
「すみません、朝早くから失礼します。…!!お、お取り込み中申し訳ありません!!」
「わぁっあああああ!!!?」
「いやあ、態度で示して貰わないと伝わらないことだってあるんだヨ?」
「た、態度って…」
「キス、とか?」
止まっていたこなたの動きが再開して、またお互いの距離が狭まって行く。目を閉じることも忘れて
こなたのエメラルドグリーンの瞳を見つめた。
はあ、とため息もう一つ。
さっきまでの妙なはしゃぎ様が一瞬で洗い流されてしまったような、そんな感じ。
「あーもう、何が何だか分かんないけど行くわよ」
さっきとは逆に、こなたの左腕を取るようにして昇降口を出る。
「――――――」
「んー? みゆきさん達もう帰っちゃったよ?」
「なあっ!?」
予想外だ。というより今の今まで気付かなかった私に突っ込みたい。
「どっか寄る所があるんだって」
軽く振るようにして、無理矢理離させようと試みる。
が、こなたは腕に合わせて揺れるだけで全く離そうとはしなかった。
「何するのさー」
「それはこっちのセリフよ」
いきなり抱き着いてきたのはこなたなのだから、こなたに否があるはずなのではないか。
「ほらほら、とりあえずもう傘ささないと濡れちゃうよ?」
「え、あ、ホントだ!」
意味のない問答をしてるうちに、昇降口を出かけていた。
急いで傘をさそうと試みるけれど、