【らき☆すた】こなた×かがみPart26【こなかが】
けど、それは世間一般の常識の範疇である同性間や異性間に生まれるのは友情、
または特定の異性に対して恋愛感情を抱くことに問題ないだけだ。
私もその常識の中にいて、ずっとリアル同性趣味はないと豪語していたのに。
──ふたを開けてみれば、私はかがみを好きになっていた。
同性の、しかも抱いてる感情は限りなく恋愛寄りなものであって、友情じゃ留まれないくらい強い想い。
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線一個分身長が高い。
そんな身体的な特徴や、今、つかさが纏っている空気に、表情のせいもあるのかもしれないけど。
…記憶の中のかがみの面影と、目の前にいるつかさが重なって見えて、私はつかさに釘付けになった。
かがみが、泣いている私を抱き締めてくれたときと、同じ優しさが、
──ふたを開けてみれば、私はかがみを好きになっていた。
同性の、しかも抱いてる感情は限りなく恋愛寄りなものであって、友情じゃ留まれないくらい強い想い。
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
──ふたを開けてみれば、私はかがみを好きになっていた。
同性の、しかも抱いてる感情は限りなく恋愛寄りなものであって、友情じゃ留まれないくらい強い想い。
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
──ふたを開けてみれば、私はかがみを好きになっていた。
同性の、しかも抱いてる感情は限りなく恋愛寄りなものであって、友情じゃ留まれないくらい強い想い。
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。
「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」
本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。
「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」
本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
お茶を吹きかけた。
ついでに、気管にお茶が入って、さらには手の中にあるコップを落としかけた。
そんな慌ただしい今の心境をゲームに例えると、グラフィックでエネミーエンカウントするRPGのプレイ中、
目視出来ない敵にバックアタック食らった感じだ。
一見冷静に例えてるけど、実際は唐突かつ意外な不意打ちに、咽せつつも頭の中はぐちゃぐちゃになってた。
「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」
本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
引っ越す際にお気に入り以外のものはほとんど実家においてきた分、あの区域は物が増えたという証拠でもある。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
それが悪いとは思ってはいなかった。…つい2日前までは。
今の私はかがみのことに考えが至る度に、かがみを失う可能性の未来を考えては、陰鬱になり、周りが見えなくなってしまう。
── まだ失うとは決まったわけじゃないのに、ね…。
そう。その可能性に縋るか、捨てるかは自分次第なのに、私は未だ決められていない。
「こなちゃん、どうしたの?」
「へ…あー…なんでもないよ」
「そっかぁ」
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。
「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」
何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
引っ越す際にお気に入り以外のものはほとんど実家においてきた分、あの区域は物が増えたという証拠でもある。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線一個分身長が高い。
そんな身体的な特徴や、今、つかさが纏っている空気に、表情のせいもあるのかもしれないけど。
…記憶の中のかがみの面影と、目の前にいるつかさが重なって見えて、私はつかさに釘付けになった。
かがみが、泣いている私を抱き締めてくれたときと、同じ優しさが、
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線一個分身長が高い。
そんな身体的な特徴や、今、つかさが纏っている空気に、表情のせいもあるのかもしれないけど。
…記憶の中のかがみの面影と、目の前にいるつかさが重なって見えて、私はつかさに釘付けになった。
かがみが、泣いている私を抱き締めてくれたときと、同じ優しさが、
「友達として、じゃなくて…多分、恋愛感情的な意味で。
つかさに言うような事じゃないし、気持ち悪いって思われても仕方ない。
女同士で、こんな気持ち抱くのは間違いだって、自分でもわかってるんだよ。
でも、そんなこと関係ないって、周りにどう思われてもいいって思っちゃうくらい、かがみが好き──」
そこまでいって、ようやく口の暴走が止まる。
雰囲気に飲み込まれた自我が、目の前にいるつかさの笑顔を確認したとき、そろっと帰ってきた。
想いの相手に伝えたわけじゃないのに、今の自分は間違いなく愛の告白をしているわけで。
沸き上がる羞恥心が顔を赤に染め上げるには、そう時間は掛からなかった。
顔が熱い。
── は、恥ずかしすぎる…。
そんな私をつかさは見続けていた。
ある種の羞恥プレイに心は悶えながら、身体は頭を抱え込んで、とりあえずつかさの視線から逃亡を図る。
「あ、いや…その、つかさ、今の…一部忘れてくれると、助かるんだけど…」
そんな私の想いは、日本という世間では冷たい目で見られる上に、
かがみの家族であるつかさに、非常識を一方的に突きつけていいはずがない。
そんな常識が、私の口を止めていた。
「…それともこなちゃんは、お姉ちゃんのこと…嫌い?」
しばしの間の後、背に刺さる言葉。
いや、この痛みはもっと深いところに刺さったんだろう。
《かがみのこと嫌い?》
その一部だけが頭の中で反復され、心の中の何かが軋む音がした。
「そんなことない!嫌いなんかじゃない!」
脊髄反射ともいうのだろうか。
気付けば、語尾を強めた言葉を返しながら振り返っていた。
思ったよりつかさとの距離が近くて、驚いたのもつかの間。
彼女の持っているほんわかした雰囲気で忘れがちだけど、つかさは私より目線
「ちょっち散らかってるけど、どうぞどうぞ」
「お邪魔します」と律儀に一言いれてから上がるつかさを部屋に通し、冷蔵庫に入ってるお茶を2人分準備する。
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。
「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」
何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
引っ越す際にお気に入り以外のものはほとんど実家においてきた分、あの区域は物が増えたという証拠でもある。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
それが悪いとは思ってはいなかった。…つい2日前までは。
今の私はかがみのことに考えが至る度に、かがみを失う可能性の未来を考えては、陰鬱になり、周りが見えなくなってしまう。
── まだ失うとは決まったわけじゃないのに、ね…。
そう。その可能性に縋るか、捨てるかは自分次第なのに、私は未だ決められていない。
「ちょっち散らかってるけど、どうぞどうぞ」
「お邪魔します」と律儀に一言いれてから上がるつかさを部屋に通し、冷蔵庫に入ってるお茶を2人分準備する。
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。
「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」
何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
引っ越す際にお気に入り以外のものはほとんど実家においてきた分、あの区域は物が増えたという証拠でもある。
── かがみにもあのヲタ区域については、2日に1回は口うるさく言われてたっけ。
そこまで考えが至って、自分の思考に落胆した。
── …また、やってしまった。
最近は何を考えても、最後はかがみに結びついてしまう。
それが悪いとは思ってはいなかった。…つい2日前までは。
今の私はかがみのことに考えが至る度に、かがみを失う可能性の未来を考えては、陰鬱になり、周りが見えなくなってしまう。
── まだ失うとは決まったわけじゃないのに、ね…。
そう。その可能性に縋るか、捨てるかは自分次第なのに、私は未だ決められていない。
つかさの申し入れを了承し、その1時間後につかさはうちにきた。
会って話すだけなら、前の公園で待ち合わせることも考えたけど、今日も炎天下。
それにかがみにご飯を作って待っていると言った事、沈んだ気分のまま遠出はしたくなかったから、つかさをうちに招く事にした。
そして、正午過ぎ。かがみが急に帰ってくる事はないとは思ったけど、
念のためにかがみにはバイトが終り次第メールをくれるように手配はしておく。
「ちょっち散らかってるけど、どうぞどうぞ」
「お邪魔します」と律儀に一言いれてから上がるつかさを部屋に通し、冷蔵庫に入ってるお茶を2人分準備する。
かがみと一緒に暮らすようになってから、常備するようになったお茶だ。
手元にあるコップが、注がれていくお茶の量に比例して冷えていくのが心地いい。
「こなちゃんのアパートにくるの、これで2回目かな?」
「ん、確かそだったかな? まぁ相変わらずの部屋だけどね」
何故か立ちっぱなしのつかさにお茶を手渡す。
つかさが言うように、つかさがこの家にくるのは2回目だ。
ちなみに1回目は、つかさにみゆきさんに、ご招待というなのお手伝いをしてもらった日。
ストレートにいうと、引っ越し初日だった。
手伝ってもらったはずなのに、片付くまで当社比2倍の時間が掛かったあの日の思い出に関連してなのか、
ふと漫画やDVDを収納した棚や棚の前に極限まで積まれたアニメグッズ、数不明な積みゲーの区域に目がいく。
引っ越す際にお気に入り以外のものはほとんど実家においてきた分、あの区域は物が増えたという証拠でもある。
「こ、こなちゃん、大丈夫!??」
「げほっ!げほっ!」
本気とかいてマジで心配そうな顔なつかさに、咽せつつもジェスチャーで大丈夫と意思表示しておく。
まぁ咽せた原因は間違いなくつかさにあって、本人はそんなこと露にも思ってないのはさすがだと思う。
一通り咳き込んですっきりしてから、一方すっきりとは程遠い頭を稼働させた。
つかさの質問の意図は解らないけど、言葉の意味は理解できる。
「かがみのことが好きか?」と言われれば、もちろんYesだ。
だから、私は口を開いた。
「私は」
,, ) )
゙ミ;;;;;,_ (
ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
゙ゞy、、;:..、) } )
.¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
/;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ 、}
".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
/;i;i; '',三三 三三゙^′..ヽ
゙{y、、;:..."" ""・、) 、}
".¨ー=v '' ‘ー'ー' 、,_,,、_,,r_,ノ′
/i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、) 、}
ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
こなかが(笑)
黙って考え事をしていたかがみが急に話し出す。私に変な期待を持たせないで欲しいよ。
「かがみん、今つかさが陵桜で働きたいって言うのを聞いて、無理やり言ってるでしょ? いっつも私たちと離れていたから、今度こそってね」
「違うわよ。私のやりがいよ。弁護したり、代理人になって困ってる人を助けるのもいいわ。
けどねそもそも事件を起こさない、巻き込まれないような人間を育てる方がやりがいのある仕事と思うのよ」
本当? かがみ…。
「お姉ちゃん、今から間に合うの?」
「間に合わせるのよ。つかさ、こなた、私に協力してね」
「はい」
「うしゅ」
「と言うことで二人とも帰んなさい」
「あー、そうですよね、お邪魔ですよね… 私達、勉強できませんしね」
「ばか、心配かけさせないでよ」
「冗談だよ、今度からかがみがお弁当当番のときは、私が用意するからね」
「チョココロネはだめよ。あんなのばっかり食べるから子供のままなのよ」
「チョココロネをばかにするなー。徹夜で討論だ」
「ちょっと、こなちゃん…」
「いいわ、つかさはもう寝なさい。こなた正座」
つかさが消えた部屋の中を私達の思いが満たしていく。先のかけた時計が遠慮がちに時を刻む。
かがみは甘酒を一口のみ、後悔の念を浮かべた。
「かがみ、のど渇いてるでしょ? 口の中が甘くて不快でしょ?」
その言葉には反応せず、
「今日は… 悪かったわね」
と、ぽつりと一言。
「かがみってさあ、やっぱりかわいいよね」
「な、なに急に言うのよ。あんたも、その…」
「今日はもう帰るね。お父さん心配してると思うし」
「そ、そうね… 来てくれてありがとう。あの、今日、私…」
「いいよ、私、かがみのこともっと好きになったよ」
∩_
〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
∩___∩ | |
| ノ ヽ ! !
/ ● ● | /
| ( _●_) ミ/ <こいつ最高にアホ
彡、 |∪| /
/ __ ヽノ /
(___) /
いつもと変わりない無邪気な素振りに、私は目を疑った、あのお仕置きが効かない人物がいようとは…。天然恐るべき。
「もう出ようか。こなちゃんには私の服貸してあげる」
かがみの言葉聞いてなかったの? 天然恐るべき。もう私の負けでいいです。
心持ち大きめのつかさの服を着てお風呂場を後にする。つかさは台所に飲み物を取りに行くと言い残し、私は一人階段の側で待つ。
するとかがみのお姉さん、まつりさんが近づき私の肩に手を置き懇願した。
「こなたちゃん、かがみのことよろしく頼むね。かがみは知っての通りの子だから誤解することもあると思うけど、
決して裏切ったりする子じゃないから、いつまでも側にいてあげてね。
いつかこなたちゃんだけが頼りになる時が必ず来ると思うの、その時はどうかかがみの力になってあげてください。
二人で力をあわせて、二人だけの幸せを掴んでください」
背の低い私の頭よりも低くまつりさんは頭を下げた。あまり仲がいいとは聞かない間柄なのに、かがみの為に取るこの態度。
姉妹って不思議な関係だな。私はこの中に加われるのかな?
「まつりお姉ちゃんどうしたの? こなちゃんと何のお話?」
両手でお盆を持ったつかさが話に加わろうとする。
「ん、なんでもなよ。つかさ、ちゃんと歯を磨いて寝るのよ」
そう言いながらちらっとお盆の上を見て、ココアを取り上げ一口飲むまつりさん。
「つかさのココアはいつも味が一定で美味しいわね」
「えへへー ありがとう。まつりお姉ちゃん」
まつりさんが右手をひらひらさせて去っていく姿はツンデレオーラ全開だった。話の逸らせ方うまいなぁ。流石かがみの姉。
「お姉ちゃん入るね」
いつもと変わりない無邪気な素振りに、私は目を疑った、あのお仕置きが効かない人物がいようとは…。天然恐るべき。
「もう出ようか。こなちゃんには私の服貸してあげる」
かがみの言葉聞いてなかったの? 天然恐るべき。もう私の負けでいいです。
心持ち大きめのつかさの服を着てお風呂場を後にする。つかさは台所に飲み物を取りに行くと言い残し、私は一人階段の側で待つ。
するとかがみのお姉さん、まつりさんが近づき私の肩に手を置き懇願した。
「こなたちゃん、かがみのことよろしく頼むね。かがみは知っての通りの子だから誤解することもあると思うけど、
決して裏切ったりする子じゃないから、いつまでも側にいてあげてね。
いつかこなたちゃんだけが頼りになる時が必ず来ると思うの、その時はどうかかがみの力になってあげてください。
二人で力をあわせて、二人だけの幸せを掴んでください」
背の低い私の頭よりも低くまつりさんは頭を下げた。あまり仲がいいとは聞かない間柄なのに、かがみの為に取るこの態度。
姉妹って不思議な関係だな。私はこの中に加われるのかな?
「まつりお姉ちゃんどうしたの? こなちゃんと何のお話?」
両手でお盆を持ったつかさが話に加わろうとする。
「ん、なんでもなよ。つかさ、ちゃんと歯を磨いて寝るのよ」
そう言いながらちらっとお盆の上を見て、ココアを取り上げ一口飲むまつりさん。
「つかさのココアはいつも味が一定で美味しいわね」
「えへへー ありがとう。まつりお姉ちゃん」
まつりさんが右手をひらひらさせて去っていく姿はツンデレオーラ全開だった。話の逸らせ方うまいなぁ。流石かがみの姉。
「お姉ちゃん入るね」
「こなた、自分で脱げる?」
「腕が上がらないよ」
「じゃあ、私が脱がすからね」
「お願いします。かがみ様」
「様って付けるな」
「あはっ」
脱衣場でのやり取りが、私が私である証明をしていた。しかし手早く服を脱がされるのは、私を子ども扱いしているからか?
私も乙女なんだぞ、敬って脱がして欲しいよ。
しげしげと私の裸を眺めるかがみ。小刻みに震えているのは寒いからだよ。かがみが怖いわけじゃないよ。
「かがみ、私一人で裸なのは、恥ずかしいな…」
遠慮がちに呟く。
「そうなんだけど、私は… あの…」
なぜかかがみは言葉に詰まり、うつむき赤面する。
「いいよ、私、かがみのどんな姿でも好きだよ。今日あった事も忘れない。かがみの本当の姿だもん」
『寒いから早くお風呂に入ろうよ』と言うのはきっとお風呂から遠ざかる一言だろうと思い自重した。
「そうよね、今更見栄張っても仕方ないわね。寒い思いさせてごめん」
その言葉とは逆に未練たらしく制服を脱ぐ。少し大きなかがみの胸に羨ましさを隠せない。ウエストも引き締まっている。
この身体で恥ずかしがるなんて本当にかがみは見栄っ張りだな。
洗い場まで運ばれ座らされる私。浴槽から立ち上る湯気が幸福へ手招きしている。
しきりにお湯の温度を適温へと調整してくれるかがみの甲斐甲斐しさに萌えながら至福の時を待つ。
「こなた、自分で脱げる?」
「腕が上がらないよ」
「じゃあ、私が脱がすからね」
「お願いします。かがみ様」
「様って付けるな」
「あはっ」
脱衣場でのやり取りが、私が私である証明をしていた。しかし手早く服を脱がされるのは、私を子ども扱いしているからか?
私も乙女なんだぞ、敬って脱がして欲しいよ。
しげしげと私の裸を眺めるかがみ。小刻みに震えているのは寒いからだよ。かがみが怖いわけじゃないよ。
「かがみ、私一人で裸なのは、恥ずかしいな…」
遠慮がちに呟く。
「そうなんだけど、私は… あの…」
なぜかかがみは言葉に詰まり、うつむき赤面する。
「いいよ、私、かがみのどんな姿でも好きだよ。今日あった事も忘れない。かがみの本当の姿だもん」
『寒いから早くお風呂に入ろうよ』と言うのはきっとお風呂から遠ざかる一言だろうと思い自重した。
「そうよね、今更見栄張っても仕方ないわね。寒い思いさせてごめん」
その言葉とは逆に未練たらしく制服を脱ぐ。少し大きなかがみの胸に羨ましさを隠せない。ウエストも引き締まっている。
この身体で恥ずかしがるなんて本当にかがみは見栄っ張りだな。
洗い場まで運ばれ座らされる私。浴槽から立ち上る湯気が幸福へ手招きしている。
しきりにお湯の温度を適温へと調整してくれるかがみの甲斐甲斐しさに萌えながら至福の時を待つ。