【らき☆すた】こなた×かがみPart23【こなかが】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
百合っぽいこなたとかがみにゆる〜くマッタリと萌えるスレです

書き込み投稿ルール(はじめてお越し下さった方へ)
☆ sage進行を守りましょう(e-mail欄に半角小文字でsageと入力してください)
☆ 割り込み防止のため書き込みの前にリロードしましょう
☆作品投稿の前には予告を入れて5分以内に投稿を開始しましょう
☆投稿の予告があったら5分間は書き込みを自粛しましょう
☆使う予定のレス数と、終われば投稿完了を必ず知らせてください
☆悲恋、鬱展開、独自設定などの作品は、苦手な人のために前書きで注意を促しましょう
☆極端な欝展開や暴力、悲劇的な結末の作品は(当スレでは歓迎されない傾向にあります)、
 判断に迷われる作品の場合、『避難所SS投稿スレ』に投稿の上で、本スレでの投稿の告知をお勧めします。
 『避難所SS投稿スレ』→http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1199803893/

前スレ
【らき☆すた】こなた×かがみPart22【こなかが】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1214089290/


こなた×かがみSS保管庫
http://www13.atwiki.jp/oyatu1/

こなかがお絵かき掲示板
http://www13.atwiki.jp/oyatu1/pages/574.html

画像UPロダ(レス機能付)※現在テスト中
http://konakaga.me.land.to/cgi-bin/imgboard/imgboard.cgi

避難所
http://jbbs.livedoor.jp/anime/6076/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:12:02 ID:gW4+VJcK
DX版パッケージ 216事件
ttp://ec2.images-amazon.com/images/I/5170IXTLLfL._SS400_.jpg

メガミピンナップ454事件
ttp://www.raki-suta.com/img/src/1198725084759.jpg

メガミピンナップ155事件
ttp://www.raki-suta.com/img/src/1209520160430.jpg


過去スレ
【らき☆すた】こなた×かがみ【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1184759923/
【らき☆すた】こなた×かがみPart2【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1189132797/
【らき☆すた】こなた×かがみPart3【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1190590116/
【らき☆すた】こなた×かがみPart4【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1191854895/
【らき☆すた】こなた×かがみPart5【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1193126126/
【らき☆すた】こなた×かがみPart6【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1194189891/
【らき☆すた】こなた×かがみPart7【こなかが】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1195136185/
【らき☆すた】こなた×かがみPart8【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1196173251/
【らき☆すた】こなた×かがみPart9【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1197991179/
【らき☆すた】こなた×かがみPart10【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1198835102/
【らき☆すた】こなた×かがみPart11【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1199721200/
【らき☆すた】こなた×かがみPart12【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1200669793/
【らき☆すた】こなた×かがみPart13【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1201969118/
【らき☆すた】こなた×かがみPart14【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1202953514/
【らき☆すた】こなた×かがみPart15【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1203870274/
【らき☆すた】こなた×かがみPart16【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1204988784/
【らき☆すた】こなた×かがみPart17【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1207069406/
【らき☆すた】こなた×かがみPart18【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1209066542/
【らき☆すた】こなた×かがみPart19【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1210639030/
【らき☆すた】こなた×かがみPart20【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1211989371/
【らき☆すた】こなた×かがみPart21【こなかが】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1213199159/
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:12:30 ID:gW4+VJcK
らき☆すた情報サイト
らき☆すたファンページ
ttp://harusuki.net/raki_index.html


こなかが漫画の連載している所
あお色えんぴつ
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Toys/4019/index.html
GUNP
ttp://gunp.jp/
よろず4コマ
ttp://www.lcv.ne.jp/~onakkey/page039.html
GABALL SCREEN
ttp://snowrabbit.lolipop.jp/public_html/karitop.html
PNOグループ
ttp://www117.sakura.ne.jp/~nyano/irasuto.html
ふたばミシャ絵保管庫
ttp://hp29.0zero.jp/602/tibimisya/

ニコニコ動画のこなた×かがみリスト
ttp://www.nicovideo.jp/tag/%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%9F%C3%97%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%BF?sort=f
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:13:08 ID:gW4+VJcK
ここで話題になった同人誌 (英数五十音順)
(一般)
DREAM CAST (山猫BOX)
KNKG4 (ハネゴヤ)
LUCKY POINT (東ガル会)
LUCKY POINT SUMMER (東ガル会)
LUCKY POINT AUTUMN (東ガル会)
LUCKY POINT WINTER (東ガル会)
LUCKY☆STRIKE あじゅじゅじゅした〜 (チョボにょぽ)
Sugar☆Star (milkberry)
Sweet Spice (ぱるふぇ)
アトのまつり!@ (ゆ〜のす通信)
アンダンテ (麦畑)
鏡の中のもう一人の私 (山猫BOX)
かがみんぼ (from-D)
キラボシ (SW919)
コイビトミマン (旅人)
コココナカガガガ (ハネゴヤ)
ココココナカガガガガ (ハネゴヤ)
こころのおと (ハネゴヤ)
こな☆かがまんが ぷらす (PNOグループ)
こなたとかがみの麗しき新婚生活 (越ヶ谷興業)
こなたとかがみの麗しき新婚生活A (越ヶ谷興業)
幸いなる星 呪いたる目録 ふたつぼし☆☆ (Hellfragrance)
すく☆スク かがみん (ゆ〜のす通信)
セブンすたー (GUNP)
セブンすたー2 (GUNP)
せるふぃっしゅ2 (I'LL調)
大好きだよっ (まっさら)
ちゅー☆チュー かがみん (ゆ〜のす通信)
ちょー らき☆でい (腰の曲がった空間)
ちょこっと☆ラッキー (MIKIHOUSE)
ついんころねこ (なぐ茶)
破顔一笑 (クラスメイト・ショック)
破顔二笑 (クラスメイト・ショック)
はぐ☆ハグ かがみん (ゆ〜のす通信)
は・ぴ・ら・き (虚弱畑)
はろ☆ハロ かがみん (ゆ〜のす通信)
柊さんちのリラッコナ (おでんや)
もち*もち (スペースオレンジパンケーキ)
らき☆すたRESPECT!! (乙女たちの鳥篭)
らき☆すたRESPECT!!2 (乙女たちの鳥篭)
らき☆でい (腰の曲がった空間)
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:13:35 ID:gW4+VJcK
(18禁)
Caprice Star (ししゃもはうす)
CICADA DRIZZLE (しもやけ堂)
HOME SWEET HOME (いちごさいず)
KONA×KAGA (めろぷり) ※同人ソフト
LOVERY POCKY (ciaociao)
SWEET GIRL (ciaociao)
蒼☆菫 (CELTRANCE)
うぃんたぁ☆ふぃーばー (BBBえくすとら)
かがみんと遊ぼう (まるか家)
こな☆かが (ASTRONOMY)
こなかがでらぶらぶちゅっちゅする本 (最果て空間)
こな☆ちく (おとといのあれ)
こなほん (メカニカルペンシル)
しの☆はら (篠原重工営業部)
彗星 (いちごさいず)
セーラー服キャワイイ同盟 (優希M.K.C)
セーラー服キャワイイ同盟2 (優希M.K.C)
ぬがせて☆セーラーふく (yunico)
まそっぷ (ごべらっつぉ)
らき☆ちょ (恋愛漫画家)
らっきー☆すたー (GABALL SCREEN)
らぶ☆すた (彩也学園)
6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:16:48 ID:v4ZDVh+7
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
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    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:17:24 ID:gW4+VJcK
 
2ちゃんねるanime3.2ch(アニメキャラ板)
【らき☆すた】こなた×かがみPart23【こなかが】スレ
(すなわちこの現行スレです)をご覧の皆様へ

只今このスレは数スレにわたって継続的なAAや投下作品のコピペなどによる荒らし行為が頻発しており、
作品投下や感想のレス、雑談などのレスによる正常なスレ進行が困難な状況にあります

つきましては緊急対応といたしまして、避難所内に設置しましたこなかが総合スレ

こなた×かがみ避難所スレPart1【こなかが】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/

に『任意の賛同住民』は避難の上で従来のスレ運用を行っています

尚上記の避難所スレは管理者によるコピペやAA荒らしの削除対応が可能という長所があります

住民分散とSSやイラスト作品作者の皆さんのモチベーション低下によるスレ崩壊を避けるためにも
是非とも趣旨にご賛同の上避難所スレへの書き込みや作品投下の移動をお願いいたします
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:21:14 ID:gW4+VJcK
テンプレ終わり…でいいでしょうかね?
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:23:14 ID:wJirl+WV
>>1


こなかがに関しては支持者と同じくらいアンチがいるであろうコトも想像に難くないわけだが
このスレ的に妄想の余地が残ってるくらいがちょうど良いじゃないか
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:25:45 ID:nfc5eX/b
乙!

悪意がどうのこうのって本気で言ってるとは思いたくないんだが……。
逆に原作でフィルター抜きのこなかが描写がこれまで
どれだけあったのかと聞いてみたいな。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:29:44 ID:V9byLcT0
>>9
うん。原作でまでこなかが求めてるわけじゃないけど、意図的に否定されるのは気分良くないよね。

それよか、発売前にスト4コケにしたりキャラが生意気なこと言わせるのはどーかと…

あとパティを全く出さなくなって、アニメ未登場のこうがよく登場させることとか、
よくアニメ版に逆らってるような描写もあるけど、作者はアニメ版嫌いなように思える。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:32:11 ID:BVRzBfG0
原作がこの後どう転ぼうが、こなかが職人さんの作品さえ見れればそれで良いやと思っている俺は異端だろうか?
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:37:02 ID:ctDl8Yxn
>>1乙 !

>>11
それ私も思った
原作者がアニメ版を毛嫌いする事は珍しくないそうだけど、らき☆すたも例に漏れずってことなのかなぁ・・・
むしろアニメ化して沢山の人に知ってもらえて、SSとかイラストとか漫画とかいっぱい描いてもらえて作者
もファンもどちらも幸せなはずなのに
なんで自分の意に沿わないファンを意図的に切り捨てるかなあ
妄想の余地くらい残してよ
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:44:22 ID:V9byLcT0
>>11
某海賊漫画の作者の人なんてファンもアニメもすごく大切にしてくれてるのにね。
だって映画がイマイチでも誉めry

>>13
アニメ化して震える程嬉しいってコメントはよく見るんだけどねえ…
原作者がアニメ嫌いってよくある例なんだ。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:46:52 ID:gW4+VJcK
>>12
俺もそうだな
元々美水氏はこなかがを推してないし、むしろかがみ・つかさの双子設定さえあれば、という感じで
らき☆すたの初期設定が決まったって書いてあるし(入学案内書p135あたり)。。

原作はまったりのために、同人系は萌えのために、と分けて楽しむようにしてる
一粒で二度おいしい、と
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:50:02 ID:u9mXOS7y
いやさ、申し訳ないけどこなかが好きとしても原作者が百合否定的とかアニメ嫌いそうとか、程々にしようとしか。
明確に否定的な内容描かれたわけじゃないんだし、仮にそうなっても作者の自由でしょ。
勝手に話飛躍してこんな事書かれたら、他のファンは凄い嫌な気分でしょう。

二次で幾らでも妄想出来るよう、さらっと流してくれたと受け取るけどね、自分は。
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 00:56:39 ID:3RNSzLZ+
うん、そうだな
原作ではメイン4人に明確なカップリングを示唆しない描写を一貫したまま
卒業してくれたわけで、こなかがもつかゆきもかがつかもかがみゆも
こなつかもこなゆきも、皆好きなように妄想できる地盤が完成したわけだ
原作者は萌えるための素材として良い作品を描いてくれたと思うよ
18名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:13:56 ID:DW0PG90t
>>1乙!
さっそくイラスト投下。
http://konakaga.me.land.to/cgi-bin/imgboard/img-box/img20080711010333.jpg
某購入特典のテレカが、いい感じにこなかがしてたので。
みなさん本編同様にほのぼのマターリでこなかがしましょう。
下手な絵で悪いですがOrz
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:16:21 ID:q2QsL8RW
特定カポー派と俺嫁派の両方に配慮しないとならんからね。
アニメがこなかがにバイアス振ってたから、原作は俺嫁派寄りになってるんだろう。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:20:22 ID:53qUxwno
カップリング示唆ってなんだw
らきすたは元々そういう作品じゃないぜ
コンビとして組み合わせが確定してるだけで十分だろ

つーか作者は否定も肯定もしとらん
美水は昔から周囲の声を気にしてない
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:24:20 ID:V9byLcT0
>>18
色使いはきれいよw絵は下手ではないし、今後に期待。

某所にあった絵。既出かもしれないけど。
ttp://sukima.vip2ch.com/up/sukima011106.jpg
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:30:28 ID:nfc5eX/b
えっとこのスレは転載歓迎なのか??
23名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:44:28 ID:53qUxwno
このスレってからきすたスレはどこも転載歓迎だな
かがつかスレや原作スレも転載で溢れてる
ジャンルの性質だろうな
24名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 01:56:17 ID:k3NNNaIW
ちょっとゴメン。
原作ってメイン4人卒業したの?
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 02:31:13 ID:k6Q5zenZ
>>1乙ですー

23スレ目おめでたうー本スレも避難所も賑わいますように!
益々の繁栄を願いまして、絵を持ってきました(`・ω・´)

避難所>>153のマーキングネタっぽい絵になりましたがどぞー。
ttp://momoiro.s4.dxbeat.com/up/img/momoiro06356.jpg

何かのゲームに負けたかがみんが、こなたにマーキングされているようです。
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 03:56:12 ID:mtEMpU64
原作キャラ紹介の稜桜学園入学案内書(だっけ?)には、
作者のインタビューで、アニメの影響は少なからず受ける云々言ってたっけ。

そこで言ってたけどもし、中学から話が始まってたら4人は既に出会っていたのだろうか。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 05:33:54 ID:DfPWx9Ci
>>1乙!

まだコンプ読んでないけど、ついに卒業したのか…
まずは買ってくるとして。
別に原作にこなかが要素が薄くたっていいと思うけどね。
アニメのほうでそういう気配が漂ってただけで、
原作のほうは元々そんなにそういうのを予感させる描写は余りなかったと思うけど、どうだろう?
原作は原作、アニメはアニメの良さがあると思うけど。
自分は卒業してしまった以上、次回からどうなるかが気になるなぁ
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 07:59:19 ID:k3NNNaIW
つまり、ちょっとでもそう見えたら皆が好きに脳内補完する時代なんだね。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 11:13:14 ID:aNQDBks4
今月号まだ読んでないけど、卒業って……受験イベントはすっ飛ばし?
30名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 12:50:58 ID:+Q+h4gGN
>>29

そこに来月へのサプライズがあると思うんだ。

 「新しい学校……新しい生活、かぁ」
 「やふー、かがみー♪」
 「ちょ、こなたっ!? なんでアンタがここにいるんだ!?」

みたいな。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 13:35:17 ID:DfPWx9Ci
高校卒業→かがみが大学進学のために一人暮らし
32名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 13:36:36 ID:DfPWx9Ci
途中で送ってしまった、申し訳ない
こなたは一浪、
「たまたま」かがみの大学と距離が近いところの大学の予定、とか言い出して
かがみの家に住み込みでー。とか妄想してみた
33名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 14:08:22 ID:Ym4sZOPb
>>32
いえいえ、そこは

・さりげなくこなたの通う予備校を聞き出そうと必死なかがみん
・さりげなくこなたの予備校の近くにアパートを探してしまうかがみん
・さりげなくを装うために乗り換え案内を駆使したのは内緒なかがみん

でしょ
34名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 14:43:10 ID:GG9Xvriq
         ,. - ―- 、
       /        ヽ
     /    ,.フ^''''ー- j.
    /    /    >>1
   /     /     _/^  、`、
  /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
  /.      |     -'''" =-{_ヽ{
. ./   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
. {  / ハ `l/   i' i    _  `ヽ  
 |  .rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ 
 | { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /  
  .|/ -'     ;: |  !  ∧_∧
   l   l     ;. l |  < `∀´>     n
.  .|    !.     ; |. |  ̄     \    ( E)
  |   l    ; l iフ     /ヽ ヽ_//
   l     l   ;: l |    j {   
   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
 l      :.         |

35名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 16:17:05 ID:ctDl8Yxn
問題の今月のコンプ買って来たよ〜

・・・これ、そんなに騒ぐような内容かな?
確かに卒業は4コマ二本で終わらせてあって、あっさりしすぎな気もするけど、逆にらき☆すたっぽい気が・・・

それに自分なりに気になったのは、こなたがかがみの机の中に偽のラブレターを仕込んだってこと
ラブレターって冗談やからかい半分でできるようなものじゃないよ (少なくとも自分は)
こなたは偽のラブレターを書くときに、少なくともドキドキするか、ある種の高揚感みたいなものを感じてると思う

偽だと言い聞かせながら、かがみへのラブレターを卒業前日の深夜、書きしたためるこなた・・・
・・・すっごく萌えないかい? 
そんな自分はこなかが病末期ですかそうですか
36名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 16:27:58 ID:+oGljPTc
>>35
安心しる

まだまだ入り口だと思うよ
末期ならそんなもんじゃ済まない
37名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 17:26:50 ID:xI+lLg5M
>>35
>こなたがかがみの机の中に偽のラブレターを仕込んだ
そんなシーンがあったの?
それはSS書く際絶好のネタになるじゃないか。
38名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 17:43:55 ID:VqlLKYQh
それより、原作はツッコミではなく、もはやただの嫌みな子になってしまったかがみの方が問題かと。
こなたやみさおに対してすごい態度冷たくなったよな。5巻あたりから。
39名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 18:04:39 ID:yvCPtxmk
>>38

『――時々 本当にあんた(編注:こなた)を尊敬することがあるわ――』
By かがみ(心の台詞)


……冷たいかぁ?
40名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 18:30:19 ID:MG/Rpew1
冷たくなったとか、前にもどっかで書き込みを見たけど、
個人的にそういう態度でも信頼が揺らがなくなったくらい
仲が良好だと捉えてるなぁ。
冷めデレとでも言うべきなのか知らんけども。
41名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 20:08:53 ID:rgjFmBoU
アニメはデレ多い
かがみの性格の件に関わらず、原作をアニメ基準で見ると戸惑う事が多いかも
42名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 20:16:31 ID:yxpuiP6S
そもそもみさおには最初から冷たい
43名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 20:40:58 ID:ctDl8Yxn
>>36
あんたはどんだけ末期なんだww

>>37
直接絵として描かれてるわけじゃないけど、4コマ目でこなたの心の声として言ってる


かがみがこなたに最近冷たいらしいけど、そうは思わない
あそこまでツンツンしてて人間関係が壊れないのは、並大抵の信頼関係じゃ出来ないと思う
もはや熟年ラブラブ夫婦の域に達しているかとw
44名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 04:43:31 ID:WJ/G3B8W
コンプ買ってきたけど。これはこれでアリだと思うけどね。
こなたが仕込んだ偽ラブレターに関しても、原作では気付かなかった。
だったら、「もしも気付いた場合」の展開をSSとして書いてみる、ってこともできると思うんだ。
二人の気持ちのあり方については書き手次第だけどさ。
原作のような間柄でも、アニメのように百合百合を彷彿させるような間柄でも、ね。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 10:52:47 ID:WJK+z0da
まだコンプ買っていないが、卒業で悪意とか言ってる奴までいるとは…
元々原作に百合要素は少なかったと思うぞ。
こな×かがが普及したのもアニメからじゃないかな?
こなかがと言うカップリングの概念も、同人的な要素の方が強いと思し、
むしろカップリングは同人でこそするべきであって、原作でやるべきではないと思う。
自分は連載開始からファンにだったが、
こなかがにハマったのは、ラッキー☆たーん読んでからだよ。


皆は原作とアニメどちらから入ったよ?

>>13
原作ファンから見ればアニメ版は、原作を冒涜しているとしか思えないな。
声優のキャストはやむを得ないにしろ、内容はアニメ店長、杉田本人、ハルヒ他諸々と、
一回だけならともかく、同じ様なネタの繰り返しだぞ。いくら良い制作会社でもあれはないわ。
相手は角川だし、美水先生も表立って嫌とは言えないんじゃないか。
最後は愚痴っぽくてすまん。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 11:04:40 ID:y5YJTwJg
俺は原作をアニメの始まるだいぶ前に見かけて、
「ああ、こんなんあったんだー」くらいの認識だった。
んでアニメが始まってちょっとしてから見始めてハマりこんだよ。

まあなんていうか、悪意と言うのも・・・原作を冒涜というのも・・・
言いたいことはわからなくもないが、言葉が悪過ぎやしませんかとw

ここは仲良くみんなでこなかがればいいんじゃないかー?
4736:2008/07/12(土) 11:24:33 ID:M24DG7WX
>>43
たとえば、▼ク■スFを見ても、

敵のスパイ3人組、ウィアー(♂ cv. 白石涼子)・ペドー(性別不明 cv. 加藤英美里)・フィリア(♀ cv. 朴ろ美)が潜入!
なぜかブリッジ3人娘と仲良くなり、うち若干2名でペドーの取り合いトライアングルに発展するが、実はペドーは女だった!

的な妄想に励んでしまう程度なので決して末期ではありません。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 11:32:38 ID:Los+dy2S
俺アニメ派。アニメから入ったんで逆に原作読んで違いに驚いた。

原作は原作なりの良さがあるし、分けて考えてるから問題なし。
ネットでは主張はしても批判はしないのがベターだと思うがな
49名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 11:41:50 ID:OANCe8lu
アニメから入ったけど
百合要素はアニメだけだろうと思って原作読んだら
修学旅行以外ほぼ全部原作にあったんで
予想外の忠実に逆にびっくりした
5015:2008/07/12(土) 11:42:24 ID:OP8whpMK
俺はアニメ→2ch(アニメ本スレ・こなかがスレ・エロパロスレ)→コミック→同人誌

丁度色々問題があった辺りだったからその情報を集めることもしてたんで、
2ch見出したのはかなり早い。こなかがスレはPart3、エロパロも10台だった

2chのSSや同人誌とコミックは半ば別個で見てるから>>15で書いたような考えで見てる。
でも最近の俺は原作のまったりを忘れかけてるな、ちょっと原作読み返してくるw
51名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 11:58:57 ID:aR70H6GV
京兄もそこまで酷い仕事をしたわけじゃないからな
原作パートは忠実に再現したし、それに通じるオリジナルパートも極力原作に合わせていた
ただパロディネタやら、主に後半部分のネタ具合がふざけすぎてて困ったな
あと気になるのは各キャラの性格改変くらいか
こなたが思いっきり最近のヲタク化してたのには驚いたな
526-774:2008/07/12(土) 12:25:50 ID:RnSbXuxd
突然失礼します。
ちょっと久々にss書いたので、避難所の方に挙げさせていただきました。
最近は色々あってスランプ気味でしてね。
多分、鬱だと思うので見るのは注意してください。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1199803893/505-507

あ、ちなみに私は原作から入りました。
ただ、それ程違和感なかったし、パロディもそんなに気にならなかったのですがね。
他の方も仰ってますが、かなり忠実にアニメの方は再現されていて驚きましたね。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 12:57:57 ID:VqE8PKNE
こなかがにかぎらず、らき☆すた内の百合要素については
原作5巻の104ページを見れば答えが出てる気がするけどな。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 13:57:55 ID:VWfe0hDb
PS2のゲームが初めてのらき☆すただったのは俺だけでいい(´・ω・`)

このスレに影響されてこなかが同人誌が50冊をこえてしまった・・・(同人誌買った事なかったのに)

もう不治の病ですw
55名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 14:19:00 ID:+RdLIEdz
百合同人(Cicada Drizzle)でこなかがにはまったオレに
一切の死角は無い。

最近、そのサークルさんの新刊で、表紙にかがみんが出てると思ったら
実はフェイトの凜だった。
とりあえずその本は買ったがちょっとガッカリ。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 14:21:05 ID:WJ/G3B8W
俺はアニメからだったな…名前だけは前から知ってたんで、
あぁ、アニメになるんだ…と思って見始めたのがきっかけ。
気がついたらもう、こんな俺。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 14:58:11 ID:I9xGwr9A
     (;゚:;u;゚;)つ
     ( つ /
     | (⌒)どどど・・・
.       し' 三



    ⊂(;゚:;u;゚;)
.     ヽ ⊂ )
     (⌒) |どどどどど・・・・・
        三 `J





       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|   GJ
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/

58名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 16:13:45 ID:amyFUYmh
アニメから入って原作を読破、このスレの立ち上がり時から居ついている自分
今ではちょっとしたことでもこなかが変換できるようになりました
立派なこなかが病です本当にありがとうございました
59名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:18:30 ID:NOsqpZP5
うんたしかに病気だ。早く死ねよ。
60名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:20:39 ID:NOsqpZP5

『and many more 〜それとたくさんの幸せを〜』

「どうしようどうしようどうしようどうしy…(略)…どうしよう!!」
「お、落ち着いてお姉ちゃん!ほ、ほら、まだ時間はあるから。」
「ああ、もうっ!なんで、何度やってもケーキが作れないのよぉっ!!」

私はいまだかつてない焦りを感じていた。それは何故か?理由は単純だ。
今日はこなたの誕生日であり、そして私はいまだにケーキが完成していないということだ。

「バレンタインはうまくいったのに…やっぱりつかさが隣にいてくれないと、無理よ…」
「そんなことないよ!あの時は一人で作れたんだし、それに毎日の夕飯だって少しずつ、
作れる物が増えたり、上達したりしてるんだから、頑張って!!」
「でも、かれこれ3度目よ?3度目の正直って言うのに、何も変わらないんだもの。」
「話を聞いてる限りでは、いい出来になるはずなのに…なんで焦げちゃうんだろ?」
「それが分かったら苦労しないわよ…」

レシピ通りの作り方でやっているのに、なぜかうまくいかない。
どうしても水分が抜けすぎてしまうらしく、パサパサになってしまい、底は焦げてしまう。
少しずつ時間を縮めてはいるものの、最初からあまり変わっていない。
2つ目からはアルミをかぶせてもいるし、敷いてもいる。ある意味、これで焦げるのが奇跡だ。
そして3回目はつかさを頼ってみたのだけど、食べれる程度にはなったものの、まだ焦げが多い。

「ごめんね、お姉ちゃん。手助けに行きたいけど、ゆきちゃんの帰りが遅くて、夕飯作らないといけなくて…」
「うぅん、こっちこそ無理に頼んでごめんね。ただでさえ電話でも時間とらせてるのに。」
「そんなことないよぉ。今までお姉ちゃんにはずっと頼りっぱなしだったし、これぐらいお安い御用だよ。」
「そう…でも、時間も時間だし、あとは一人で頑張ってみるわ。」
「ふぇ?あ、ほんとだ、もうこんな時間なんだぁ。そろそろ夕飯の支度をしないとダメかも。」
「色々とありがとう、つかさ。」
「ううん、またいつでも聞いてね。あ、それと私ね、明日休みだから遊びに行くかも〜」
「私たち、二人とも午後から講義があるから、朝から昼前までしかいないけど…起きれるの?」
「毎日ゆきちゃんに起こしてもらってるから、大丈夫だよぉ。」
(それは…どうなんだろう…。そしてごめんね、みゆき…)
「来てもいいけど、次の休みに私たちもそっちに行く予定だから、無理しなくてもいいわよ?」
「そうなんだ、楽しみにしてるね♪ゆきちゃんにも伝えておくよ〜」
「うん。それじゃ、またね。」
「バイバイー」

そういって電話を切って、私はすぐさまレシピと向き合う。
大学の午後の講義が休講という素晴らしい強運から一転、今は地獄を見ている。
目の前には炭×1と、失敗作×2、そしてあと一回分ほどの材料が並んでいる。
つまり、次はもう失敗が許されないということである、何があろうとも。

(分量は間違ってないし、材料を入れる順番も問題なし…と。やっぱり時間なの?
でも、ちゃんと書いてある通りに最初は作って、ほとんど炭みたいなのができたし…
さっきのはまだ食べられるけど…はぁ、つかさだったらすぐに分かるんだろうなぁ。)

61名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:24:50 ID:prmb1iSZ
そう心の中で考えはするものの、何がいけないのかさっぱり分からない。
こなたが帰ってくるまであと2時間、直ぐに作り始めないと間に合わない。
夕飯の方はすでに最後の仕上げを除いて出来ていて、サラダも冷蔵庫に入れてある。
お米も、次のケーキをオーブンに入れるタイミングで炊き始めれば問題はないはず。
そうして材料を再度混ぜ合わせ、あとはオーブンに入れればいいが、そこで悩んでいると

ピンポーン!

(誰かしら?みゆきは今日これないし、大学の友達にもまだ正確な住所は伝えてない。
おじさんやゆたかちゃんは25日に来てるし、ゆいさんも無理となると…まさか、つかさ?
でも合鍵を持たせてるから呼び鈴は鳴らさないだろうし、来るにしてもいくらなんでも早いわよねぇ??)

ピンポーン!

(あ、そうだ、とりあえず開けないと待たせちゃ悪いわよね。)
そう思って、玄関に行って扉を開いたら、


62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:27:18 ID:prmb1iSZ
「ふぃ〜、やっと開けてくれたよ。今日、鍵を忘れちゃ「なんでこなたがここにいるのよ!!」…へっ?」
「だ、だって、今日は8時まで帰らないって…」
「いやぁ、今日行ってみたら最後の講義、休講になっててさ。メールしたと思うんだけど?」
「え、嘘?ほとんど、け…課題で忙しくて見てなかったわ、ごめん。」
「珍しいね、かがみがそんなに余裕ないなんて。いつもは期限の2日前には終わらせて、
ラノベとか読んでるのに。今日はかがみが休みの日だし、数時間もあれば終わるんじゃ?」
「ちょっと手こずっただけよ、長いレポートだったし。」
「ふ〜ん。そういえば、一昨日から昨日にかけて何か必死に調べてたねぇ。」
「そ、そうそれそれ、昨日は調べるだけで精一杯だったのよ。」

その調べ物が、一昨日はケーキのレシピ、昨日は作るためのコツだったことは言えない。
そして今、こなたと応対している中で、このあとをどうしようか頭をフル回転させていた。
今日の出来事をいつもの様に聞きながら、寝室でこなたの着替えを見て、ふと思いついた。

「そうだ、着替える前に、とりあえずお風呂入ってきたら?」
「ん?う〜ん、どうしようかなぁ…リアルタイムのアニメもあるし〜」
「ほ、ほら、遅いと思って、まだご飯炊いてないし、アニメならビデオ撮ってあるしさ。」
「まっ、それもそだネ。今日のアニメは熱入れてないし。…ん〜でも、この匂い…これは、ひょっとして…」
(あ、やばい!今まで焦がしたケーキのこと忘れてたっ!!さっさと捨てておけばっ!)

私はずっとあの空間にいたから慣れてしまったのか、匂いが届いてるのに気付かなかった。
でも、小動物みたいなこなたのことだ、おそらく最初っから臭っていたのだろう。
もはや時すでに遅し。自分の失態を明かさないといけないのか、と覚悟を決めたのだが…

「チキンカレーだね♪」
「ぇえっ?そ、そうなの、今日はチキンカレー作ったのよ!あんたの誕生日だしね。」
「確かに、チキンカレーは作るの上手になったよね〜、細かい味付けとかまでさ。」
「そ、それはっ…あんたが好きだって言うから…って、ニヤニヤするな!」
「ぐふふ、かがみはいつも可愛いね〜。さすが私の嫁、愛さずには居られないよ♪」
「ば、ばかっ!もう、いいからとっととお風呂入って来なさいよ。」
「んじゃ、行ってきまーす。デレかがみ、萌えーーーっ!!」
「おまっ、恥ずかしいセリフ禁止―っ!!ったく、もう…」

普通の部屋に比べて、防音性の高い壁を使用したこのマンションだからいいものを、
そうでなければ確実に誰かに聞かれているほどの大声を叫びながら、
小走りで風呂場へ向かうこなたを見届け、作業に戻る。
(ふぅ、なんとか風呂に入ってくれたし、匂いもどうにかごまかせたわね。
とにかく急いで失敗作のケーキを廃棄して、ケーキをとっととオーブンに入れないと…)
そうと決めたら、即行動に移す。

☆★☆

63名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:31:13 ID:NOsqpZP5

一通り片付けを終えて、ケーキを作っていたような跡はどこにもないことを確認する。
調べておいたレシピは、自分の机の隠し場所にこなたの写真と一緒に入れてある。
さすがにクリームやフルーツは冷蔵庫に入れたが、野菜室に隠したし、平気だろう。
お皿やコップ、サラダにお茶も出したし、ご飯もあと10分強で炊きあがる。
カレーは温め直すだけだから、あとは目の前にある生の状態のケーキだけが問題だ。

(私も含めてそうだけど、女子の長風呂はこういう時は本当に助かるわね…っていうか、
風呂場から凄い声がするんだけど…防音してなきゃ騒音で訴えられそうね。)

音程を外して「…あ・い・し・て・る〜♪」と言っているのがはっきりと聞こえる。
こういうタイプの長風呂は珍しいだろうけど、どっちにしろ今の私には救いになっている。
「おそらく『創○のアクエ○○ン』ね。」とつぶやき、思考を目の前の物に集中させる。
しかし、何しろ3度も失敗している上に、時間的に失敗できないプレッシャーがかかる。

(慎重に入れてと…えーと、時間は前よりさらに数分短くすればいいわよね?
でも、生焼けとかだったら嫌だし…でも、生焼けならまだ修正は効くのかしら?
それじゃあ、うんと時間を短くして…)

「それじゃあ、ぐちゃぐちゃになっちゃうけどいいの?」
「あ、そうなの?じゃあ、あと数分長くしてっと。ありがと、こなた…うぁああっ!!!」

かがんでいる私の肩の上から、ひょこっと顔をのぞかせた人物に、飛び退ってしまった。
もちろんそれは私の恋人であり、今さっきまで風呂に入っていたはずのこなただ。



一通り片付けを終えて、ケーキを作っていたような跡はどこにもないことを確認する。
調べておいたレシピは、自分の机の隠し場所にこなたの写真と一緒に入れてある。
さすがにクリームやフルーツは冷蔵庫に入れたが、野菜室に隠したし、平気だろう。
お皿やコップ、サラダにお茶も出したし、ご飯もあと10分強で炊きあがる。
カレーは温め直すだけだから、あとは目の前にある生の状態のケーキだけが問題だ。

(私も含めてそうだけど、女子の長風呂はこういう時は本当に助かるわね…っていうか、
風呂場から凄い声がするんだけど…防音してなきゃ騒音で訴えられそうね。)

音程を外して「…あ・い・し・て・る〜♪」と言っているのがはっきりと聞こえる。
こういうタイプの長風呂は珍しいだろうけど、どっちにしろ今の私には救いになっている。
「おそらく『創○のアクエ○○ン』ね。」とつぶやき、思考を目の前の物に集中させる。
しかし、何しろ3度も失敗している上に、時間的に失敗できないプレッシャーがかかる。

(慎重に入れてと…えーと、時間は前よりさらに数分短くすればいいわよね?
でも、生焼けとかだったら嫌だし…でも、生焼けならまだ修正は効くのかしら?
それじゃあ、うんと時間を短くして…)

「それじゃあ、ぐちゃぐちゃになっちゃうけどいいの?」
「あ、そうなの?じゃあ、あと数分長くしてっと。ありがと、こなた…うぁああっ!!!」

かがんでいる私の肩の上から、ひょこっと顔をのぞかせた人物に、飛び退ってしまった。
もちろんそれは私の恋人であり、今さっきまで風呂に入っていたはずのこなただ。


64名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:37:10 ID:prmb1iSZ

「嘘ついても無駄だよ〜。だって、かがみ絶対レシピどおりにしか作らないジャン。」
「そ、それがどうしたのよ?レシピ通りに作ってれば、問題ないじゃない。」
「あなたは重大なミスを犯した…そう、環境までもが一緒だと思い込んでいることだ!」
「何のネタよ!それに、環境って言ったって一般家庭で作れるもののはずよ?」
「違うのだよ、かがみん。真実はすべてオーブンの中に隠されている!」

びしっとオーブンを指すこなたに、少し呆れ半分、あせり半分で聞いてみる。

「だから、何なのよ?もったいぶらないで言いなさいよ。」
「前にさ、料理の火加減の話はしたよね?コンロによっても火力が違うって。」
「あー、中華料理店のとかはすごく強くて、家庭の中でも新旧で強さが違うんだっけ?」
「そうそう。それはオーブンも一緒なのだよ。」
「はぁ?だって温度設定とかできるんだから、同じじゃないの?」
「違う違う、使ってるオーブンが元々どれぐらいの火力を持ってるかってこと。
全部一緒じゃないからネ。ここのは結構新しいやつだから、多少火力が強いはずだよ。
このケーキのレシピはどこ?」
「それなら書斎にあるけど私が取ってくるわ、あんたは知らないだr…」

私が言い終わる前に、こなたは私の部屋になるはずだった、書斎と称される部屋に行き、
一枚の紙を持って戻ってきた。隠してあったレシピをすんなり持ってこれたことに対して、
いささか疑問を感じたが、これはこの際気にしないでおこう。

「ほら、ここの部分。」
「…ほんとだ。全然気付かなかったわ。」

確かにそこに書いてある通り、オーブンによって誤差やクセがあると書いてある。
特に電気オーブンとガスオーブンによる違いは他のより大きいらしく、
レシピは電気オーブンを使用していたが、ここのはガスオーブンだ。
(つまり、いくら時間をぴったりやっても焦げたのは、これが原因だったってわけね…)

「そ・れ・に、こんなのも見つけちゃったしね〜」
「ん?…っ?!?!」
「ふふ〜ん、私に隠し物なんぞ100年早いよ、かがみん♪どこに何があろうと、
すぐにこのアホ毛ダウジングで見つけ出せるからね。」
「…冗談抜きで、なんで分かったのよ…」
「やっぱりかがみの考えることだし、すぐに分かるよ。例えば、このケーキ。
かがみも馬鹿じゃないから、家事をよくする私に気づかれにくいところに置くジャン?
ごみ箱やクローゼットなんて論外、風呂場も書斎もダメとなれば予想はつくもんだヨ。」
「じゃあ、まさかさっきのレシピは…」
「レシピは紙だから、かがみの写真入れに入ってるかなと思ったら、ビンゴだったヨ。」
「っ!?!」

(寝顔とか、料理中のとか、こっそり撮った写真を入れてたのを前から知られてた?!)
今まで撮っては入れて隠しているつもりだったものが、全部ばれていたと思うと顔がカーッと熱くなり、
あまりのショックに言葉も出ず、呆然とするしかできなかった。


65名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:45:25 ID:NOsqpZP5
「まぁ、かがみにしては中々考えてあったよ。失敗作は引越しの時に使った旅行鞄。
確かに掃除しても中まではあまり見ないし、ベッドの下にあれば安心かつ自然だからね。
でも、失敗だったのはそこにさっき置いたことかな。前まで押入れの奥にあったのが、
いきなり寝室のベッドの下にあったら、流石に怪しむしね〜。」
「………」
「そして写真だけど、私がかがみの机に置いたDVDケースに紛れさせるとは、
私も気付くまで時間がかかたヨー。でも、最後の詰めが甘かったね、かがみん♪
何かをケースに入れるのは見たんだけど、最初は何だったか分からなかったんだよネ。
でも、私があげたやつじゃないと分かって、何を見てるのか気になっちゃって、ついね。」

勝手に人の物を見るな!と、喉まで上ってきたけど、それよりは進まなかった。
なにせ入っていたのは、悪く言えばこなたを盗撮したものであり、怒るに怒れない。
それにそこまでばれていると、もはや怒る気力も起きず、逆にこなたを褒めてやりたい。
むしろ、勝手に写真を撮っていた自分の方が悪い気がしてきた。

「…ごめん。」
「ん?どして?」
「いや、勝手に写真とか撮ってさ。親しき仲にも礼儀ありよね…」
「そんなこと気にしなくていいのに。婿が嫁の写真を勝手に撮ったって、問題ないじゃん。」
「いや、あるだろ。」
「それに私が撮ってるかがみの写真に比べたら、これぐらいなんてことないよぉ〜」
「そうなんだ…って、ちょっと待て!いいいい、一体どんな写真撮ってるのよ!?」

まさかの発言ではなく、こなたならやりかねなかったけど、本当にやってるとは思わなかった。
それより「なんてことない」というのは、量のことを言ってるのか、それとも内容のことなのか、両方なのか。
内容のことを言っているのであれば、想像するだけで恥ずかしい。

「それはかがみが自力で隠し場所を探すんだね〜♪まぁ、そう簡単には見つからないヨ。」
「うぅ〜、もう!気になるっ!少しでもいいから、どんな写真か教えなさいよ!!」
「ん〜、そうだねぇ、寝顔はもちろん、お菓子食べてるときとか、入浴中のとか?」
「にゅ、入浴中って、あんたいつ、どうやって撮ったのよそんなの!」
「それも写真を見つけたら教えてあげるよ〜。まぁ、見つけられたらの話だけど。」
「くぅ、絶対見つけてやるんだから!!」
「むふふっ、頑張ってね、かがみん♪さてと、そろそろケーキ入れないと間に合わないよ?」
「(うまく話をそらしたわね…)うっ、そ、そうね、じゃあこれぐらいに設定して…」
「それじゃあ、夕飯にしよーよ。お腹すいちゃった〜」
「あー、はいはい。今温めたりするから、座って待ってて。」

☆★☆

66名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:50:42 ID:prmb1iSZ

「おぉ、いい匂い!それじゃあ、いただきまーす!」
「どうぞ、召し上がれ。私もいただきます、っと。」
「んん〜、ウマい!さっすがかがみん、チキンカレーはうまいねぇ。」
「〈チキンカレーは〉は、余計よ。でも、頑張ったかいがあったわ、ありがと。」

自分でも食べてみたけど、今までの中でもまた一段とよくできている気がする。
さすがに一日も寝かせていないけど、ケーキを作る前から寝かせているから、
6時間近く寝かせていることになり、それが良かったのかもしれない。
あまり料理に精通していないから、詳しいことは分からないけどね。

「うん、この分なら、しばらくしたら婿と嫁の立場逆転できそーだネ。」
「それは無理ね。そうね…あんたが私より身長が高くなったら、許してあげるわ。」
「えぇ〜、そんな無茶言わないでよぉー。今年の身体測定でようやく1cm伸びたのに!」
「まぁ、私は3cm伸びたけどね。あと19cm、がんばりな〜」
「前は気にしてないって言ってたくせに…誰が何と言おうと、かがみは私の嫁だぁー!」
「バ、バカ言ってないで、さっさと食べなさいよ。冷めちゃうじゃない。」
「逃げられた…」

☆★☆


「ごちそうさま!ふぅ〜、もうお腹いっぱいだヨ。」
「はい、お粗末さまでした。それにしても、よく食べたわね。ずいぶん減ってるもの。」
「いやぁ、お腹見てみる?すごい張ってると思うよ、ほら。」
「あ、あんたは少し恥じらいを持ちなさいよ!いくら私しかいないとはいえ、大胆すぎよ。」
「誘ってるんだよ、かがみん♪」
「そんなんで誘いに乗るか!!全く…そのお腹でケーキ食べれるのか?」
「甘いものは別バラだよ〜、と言いたいけど少し待ってくれると助かるかも…」
「まぁ、これから飾り付けするから、しばらくかかるし休んでるといいわ。」

少しばかり理性を削られたが、ここまで堅持してきた私はあの程度では落ちない(はず)。
食べてる最中に焼きあがった生地を取り出してみると、いい焼き加減で凹みもしていない。
こなた曰く、しばらくオーブン内に放置すると萎みにくくなると言われたから、
あえて放置してただけで、別に取り出すのをめんどくさがったわけじゃないからね?
ちなみにこなたはと言うと、そのままごろんと横になって、アニメを見始めた。
それを見て、私はクリームなどを用意しながら声をかけた。

67名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 20:57:34 ID:prmb1iSZ
「あんたねぇ、その体勢どうにかならない?物凄くオヤジっぽいんだけど。」
「むぅ、うるさいなぁ。どう見たっていいじゃん別に、お腹いっぱいなんだし。」
「それと、食べてすぐ寝ると太るわよ?」
「かがみほどじゃないから、平気だ、よ?!う、うそうそ、冗談だってば〜(汗」
「分かってるならいいのよ、分かってるならね♪」
「その笑顔が逆に怖いよ、かがみん…」

包丁でケーキを二層にスパッと切りながら笑いかけ、こなたに私の意志は伝わったようだ。
とりあえず、脳天にグーが一発飛んでくることぐらいは察したみたいね。

こなたが普通に座ったのを確認して、ケーキのデコレーション作業に戻る。
クリームを塗り、ケーキを重ね、再びクリームを塗って、フルーツを乗せる。
最後はHappy Birthdayとクリームで書けば、完成…っと、蝋燭も19本立てないとね。

「ふぅ、やっと終わったわ。こなたぁ、出来たわよ…こなた?」
「………」
(返事がない。ただの屍のようだ…って、それじゃ困るわよ!)

一人でのり突っ込みをする自分自身に呆れながら、もう一度声をかけるが返事がない。
とりあえずテレビの前まで行ってみると、どうってことはない、ただ寝ていただけ。
(寝てる時のこいつって、ほんっと憎たらしいほど可愛いわね…ん?。)
かがんで顔を少し近付けたところで、ふと頭の中で何かが働き、即座に立ちあがった。

「うぉっ!(ドサッ」
「…こなた、大丈夫?」
「な、なぜだ!私の完璧な作戦が見破られたとでも言うのかぁぁぁ…!」
「やっぱり、タヌキ寝入りだったのね。なーんかいつものこなたの寝顔と比べて、
ちょっと純粋さが欠けてたから、とっさに避けて正解だったわ。」
「かがみ、何かそれだと起きてる時の私が不純物みたいなんだけど?」
「いや、そうだろ。」
「そ、それは、酷いよかがみん〜…」
「普段から悪戯のことばかり考えてるんだし、自業自得よ。私だって馬鹿じゃないし。」
「いやぁ、誕生日なんだから、そこは空気を読んで避けないでだね…」
「それとこれとは関係ないでしょ?ほら、ケーキできたからいらっしゃい。」
「むぅ…」

どこか悔しそうにしているこなたは、それはそれで可愛くて、いじり甲斐がありそう。
だから、こんなチャンス見逃したくないけど、今日は仕方がないから諦める。
こなたを椅子に座らせたところで電気を暗くして、ろうそくに火をつけた。

「おぉ、いい感じにできたね〜。いつぞやの時みたいに、ぐちゃぐちゃになってないし。」
「あんたはいっつも一言余計なのよ、まったく。」
「ほら、早く歌ってよ♪。ろうそくが溶けきっちゃうよ?」
「急かすな、ニヤニヤするな!ふぅ…、い、行くわよ?
〈ハッピーバースデイ トゥーユー、ハッピーバースデイ トゥーユー♪
ハッピバースデイ ディアー こなたー、 ハッピーバースデイ トゥーユー♪
and many more…〉 お誕生日おめでとう、こなた!」

手に隠し持っていたクラッカーを鳴らし、それにこなたが一瞬ビクッと反応したのが、
ちょっと可愛かった…ほ、本当にちょっとだけよ?


68名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:03:58 ID:prmb1iSZ
「ありがと、かがみん♪ねぇ、せっかくだしさ、一緒に吹き消そうよ。」
「え?もう子供じゃないんだからいいわよ、私は。」
「えー、やろうよ〜。ねぇねぇ〜」
「もう、分かったわよ。それじゃあ、せーのでね。」
「そうこなくっちゃ!じゃ、いくよー!」『せーのっ!(ふぅー!!)』

ちょっとした共同作業だと秘かに思いつつ、ろうそくを吹き消した。
こなたはいったいどんな願い事をしたのかは気になったけど、とりあえず明かりをつけた。

「それじゃあケーキ切るけど、こなた食べられる?」
「一切れなら平気だよ。」
「無理しなくてもいいわよ?別に冷蔵庫に入れておけば持つし。」
「いやいや、かがみが愛を込めて作ったケーキは、作りたてをいただかないとネ♪」
「あ、愛なんて…もう!あんたのために作ったんだから、込めたに決まってんでしょ!
恥ずかしいこと言わせるんじゃないわよ、まったく…」
「さっすがG級ツンデレ、やってくれるね〜♪」
「私は新手のモンスターか!ほら、いいから早く食べるわよ!」

そういって、私とこなたの分を切り分けて、こなたに渡す。
以前、自分の誕生日でケーキを切るのに失敗したが、同じ過ちはしない。
でも、ケーキを切るのがうまくなったからと言って、味が変わるわけでもないんだけどね。

「それじゃあ、いただきま〜す。」

こなたがケーキを一口食べた瞬間、私に緊張がはしる。
ケーキだけでなく、クリームなども実際に味見などしていないから、かなりの不安がある。

「…どう?」
「おぉ、美味しくできてるじゃん!これは私も、うかうかしてらんないね。」
「そ、そんなことないわよ。レシピが良かっただけで、失敗も多いし…」
「いやいや、確実に上達してるし、なんだかんだで凡ミスが多いだけだしね。
でも、つかさと双子なのがよーく分かる感じだね、そういうところはさ。」
「え、どうして?」
「ほら、普段はつかさがドジで天然で凡ミスが多いけど、かがみはしっかりしてる。
でも、家事、特に料理となると逆転して、かがみの方がドジになるってことだヨ。
正反対な部分が多いことが、逆に双子っぽいジャン?色々例があることだしネ。」
「それはアニメやゲームの話でしょうが!事実だけど…」
「まぁまぁ、かがみも早く食べなよ。あ、でも速く食べると太るんだっけ?
じゃあ、ゆっくりの方がいいかもね〜」
「余計なお世話だ!!」

☆★☆

69名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:06:44 ID:NOsqpZP5

お互いに一切れずつ食べ終えたところで、ケーキは明日以降のためにしまった。
私はもう一切れ食べられたけど、誕生日のこなたが一切れしか食べてないのに、
自分だけ二切れ食べるのも気が引けるじゃない。(ダイエットじゃないわよ?)
味の方はというと、自分で言うのも変だけど、想像以上に上品な味に仕上がっていた。
ショートケーキのフルーツ多種バージョンだと思い込んでいたが、バランスがよくて、
酸味と甘みの種類が豊富なため、飽きが来ない味だった。

「いやぁ、美味しかったよ。ごちそうさま!ありがとね、かがみん♪」
「い、いいわよ、別に。それに成功したのもあんたのおかげだし、こっちこそありがと。
さて、片付けるとしますか。あ、こなたは座ってていいわよ。」
「いくら誕生日でも手伝いぐらいはするよ。」
「いいって、普段の家事だって多めにやってもらってるんだし。」
「そう?じゃあ、甘えさせてもらおっかな。」

そのままこなたはソファーに横になって、珍しくニュースを見ていた。
洗い物をしている状態だと、何をしてるのかよく分からないけど、どうやら寝ているわけではないらしい。
しばらくすると、突然こなたが尋ねてきた。

「ねぇ、そういえばさっきの歌さぁ…」
「うん?どうしたの?」
「最後の〈暗・目に・藻ー〉って、何?」
「いや、それこそなんだよ。〈and many more〉のことを言ってるのか?」
「そう、それ!今まで聞いたことないよ。どういう意味なの?」
「あんたねぇ…これぐらい初歩の初歩じゃないの。文学部でも英語あるでしょ?」
「まぁ、それは置いておいてさ。あれって何、オリジナル?」
「ううん、前にね、あるレストランに家族で私とつかさの誕生日に行ったの。
そしたら、お店の人がお祝いをしてくれたんだけど、その時に知ったのよ。」
「へー、そうなんだ。で、どういう意味なの?」

話の途中だったけど、片付けを終えたため、こなたのいるソファーまで移動する。
こなたの上体を起こして、そこに座り、太ももの上にこなたの頭を寝かせる。
つまり、膝枕に似た状態で、こなたが私に垂直になって寝ていることが違うだけだ。

「うぉぅ?!何々?どういうサービス?!」
「なんとなくよ。それで話の続き、直訳だと〈それと様々なものをたくさん〉って意味なんだけど…」
「だけど?」
「〈そしてたくさんの幸せを〉っていうのが歌に込められた意味なのよ。」
「へぇー。でも、私の幸せはもう叶ってるんだけどね〜♪」
「そう?でもね、私は個人的に〈そしてたくさんの愛情を〉込めてみたんだけど…」
「ふえっ?」
「それを『美味しかった』って言ってもらえたんだから、言うことなしよねぇ?」
「え、あ、うぅ〜!!」


70名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:07:52 ID:NOsqpZP5

最後のセリフは試しに耳元で囁いてみたら、こなたはガバッと起き上がり、
顔を赤らめたまま私を向いて、すぐに顔を軽くそむけてしまった。
以前読んだラノベの一節に主人公とヒロインの間にこういうシーンがあって、
これなら真似できると思ってやってみたんだけど、意外にも効果抜群。
前から感づいていたけど、なんだかんだ言ってる割に、こなたは私と似て素直じゃない。
(ただ、ツンデレじゃなくて、いじったり笑ったりでごまかしてる感じなのかしら?
あ、別に私がツンデレだって言ってるわけじゃなくて、ただの例だからね!)

「顔が真っ赤じゃない。どうかしたの?」
「た、ただお腹がいっぱいなだけだもん。」
「ふふっ、そんなお腹いっぱいのこなたに、もう一つプレゼントよ。」

そう言いながら、ソファーの横にある机の上に手を伸ばし、ポツンと置いてあった箱をとる。
そして中身を取り出しながら、さらにこなたに近づく。

「あ…、んっ…」

気配を感じてこっちを向いたこなたの首に腕を回して、キスをしながらそれをこなたにつけて離れる。
まさか無防備にプレゼントが置かれていたなんて、さすがのこなたも思わなかったようで、
意表をつかれた様子だったが、実はただ単に、こなたが早めに帰ってきた上、
ケーキのことで頭がいっぱいになっていたから、すっかり隠し忘れただけだったりする。

「これは…ペンダント?」
「うん、私とあんたの卒業式の写真を左に、4人で撮った修学旅行のプリクラを右に入れておいたわよ。
まぁ、あんたが好きな写真に変えていいけどね。」
「ありがと、かがみ…大切にするね。それに当分この写真は変えないよ、思い出の写真だしね。」
「ん、どうしたのよ?あんたらしくないわね。」
「私だって、たまにはこういうこと言うよ!」
「ごめんごめん、さっきからあまり弄ってこないから、ついね。」
「そ、それは、今日のかがみん…萌…から…」
「え、何?」
「ななな、なんでもないよ!とにかくありがと、かがみん♪」

これは何にするべきか2週間かけて考えついた答えだった。
グッズとかチケットでも喜んだかもしれないけど、それは他人でもできること。
私ならではのものは何かと考えた結果が、写真入りペンダント。
こなたの反応を見る限りでは、大成功ね。


71名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:09:31 ID:NOsqpZP5
「ううん、喜んでもらえて良かった。何をプレゼントするか、かなり悩んだんだもの。」
「…かがみってさ、時々すごい可愛いよネ。何か凄い乙女ちっくというか。」
「なっ?!そういう真面目な声で、恥ずかしいこと言うな〜!」
「いやぁ、こういうシチュ作るのって中々できないよ〜…何か、かがみってずるいよね。」
「また唐突に…」
「だって、いつもはヘタレのくせして、たまに素で積極的になるんだもん。しかも、
そういうのって私と二人っきりの時だけだし、やっぱツンデレだよネ。」
「だからヘタレとかツンデレって言うな!それは、あんたにしかこういう事しないけど…
そんなの、誰だって好きな人にしか見せない面ってあるでしょうが!」
「それでもかがみはツンデレなのだヨ。普段はちょっときつめだけど、本当は甘えん坊、
もしくは寂しがり屋のことをツンデレって言うんだから、かがみはぴったしジャン!」
「べ、別に甘えん坊でも寂しがり屋でもないわよ。当てはまらないじゃない。」
「ホント?じゃあ、明日から別々の部屋で寝ても、問題ないよネ?」
「えっ?!あ、いや…それは…」

確かに、最初は同じ部屋でいきなり寝るつもりはなかったけど、1か月たった今は、
むしろ横のベッドにこなたがいることに喜びを感じているし、安心感もある。
そこでいきなり別々にすると言われると、困るというか…やっぱり寂しい…。

「ん〜、どうしたのかがみ?一人でも平気なんだよねぇ?」
「うっ…うう〜」
「本音とプライドを天秤にかけて悶えてるかがみ萌え〜」
「何よ、さっきまであんたが悶えてたくせに…こなたの意地悪…」
「え、ちょ、拗ねないでよかがみん!」
「別に拗ねて何かないわよ。もう、別々の部屋で寝るから。」
「じょ、冗談だから!同じベッドで寝るから!だから怒らないで、かがみ様〜」

そう言って私にすがりついてくるこなたを見て、思わずニヤッとしてしまった。
(なんだかんだで、一番の甘えん坊で寂しがり屋はやっぱりこなたじゃない。)

72名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:11:17 ID:NOsqpZP5

「もうしょうがないわね、分かったわよ。甘えん坊さんめ。」
「むぅ、かがみのくせに、私を数カ月でいいように扱うようになるとは…恐ろしい子!
…なんか、夕飯食べてからどうも立場逆転してるよね〜…ま、まさか、盛られたか!」
「誰が盛るか!っていうか、ピンポイントすぎるだろう、そんな薬。」
「まぁね…でも、自分が言ったことには責任持ってもらうからね、かがみん♪」

はて、私が何か責任をもつようなことを言ったか思考を巡らしてみるが、分からない。

「言ったことには責任持つけど、私何か言った?」
「〈もうしょうがないわね、分かったわよ〉って言ったじゃん。それのこと。」
「それならもちろんいいわよ。別に再確認するほどのことじゃないじゃない。」
「男に二言はないからね!」
「私は女だ!はぁ、せっかく途中までいい感じだったのに…」
「むふふ、かがみってやっぱロマンチストだよね。まぁ、お楽しみは夜に「あるー晴れた日のことー、魔法以上のゆーかいがー」お、電話だ。」

突然鳴り響いたのは私の好きなラノベを原作とする、ハルヒのOP曲だ。
そういって携帯に出るものかと思ったら、普通に子機を手に取った。
(って、ちょっと待て!こいつ、家の着信までアニソンに変えたのか?!)

「もしもし?おー、みゆきさん、こんばんは。…いやぁ、わざわざありがとネ〜」

みゆきの声は聞こえないが、どうやらお誕生日のお祝いの言葉をかけるために、
医学部の講義や課題で忙しい中、わざわざ電話をしてきてくれたらしい。
(さて、どうやら話が長くなりそうだし、お風呂にでも入ってこようかしら。)
話の邪魔をしたら悪いと思って、あえてこなたには何も言わずに寝室に行き、
着替えを持って風呂場へ向かった…自分が了承していた事の真意を知らずに。

☆★☆

73名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:11:58 ID:NOsqpZP5
「ふぅ、さっぱりした。ん?こなた、何やってるの?」
「ん〜、ネトゲー」

寝室に入るなり見つけたのは、ノートパソコンでネトゲをしているこなた。
こなたは結局、大学に入ってもネトゲをやめずに今もやっているわけだが、
ノーパソを買ってまで寝室でやっているというわけだ。

「あー、そういえばそっちでも祝ってくれる人がいるんだっけ?」
「ん、まぁねー。かがみが知ってる人だと黒井先生ぐらいかな?」
「黒井先生まだやってるのか…今28だっけ?29?」
「み〜そじみさぁ〜きぃ〜♪」
「…それ、本人には絶対に言わない方がいいわよ?」
「分かってるってー」

そして私はしばらくボーっとしているわけだが、こなたは一向にやめる気配がない。
前から何度か頼んでいることで、もう少しやる時間を減らして欲しいんだけど、
元々やっている時間が長かったから、半分に減らさせたけどやっぱり長い。
今はラノベも登下校の時間や、こうした時間を使って読んでるから、新刊待ちの状態で、
私が今できることと言えば携帯ゲーム機で遊ぶか、勉強するか、このまま待つことぐらい。
しかし疲れがあるからか、もう何もやる気がでない…その上に眠くなってきた。

「んん〜っ…ふあぁ…ねぇ、こなた。私疲れたからそろそろ寝るわよ?」
「あれ、今日は早いねかがみ。明日は午後からでしょ?」
「だから疲れたって言ってるでしょ?ケーキだってさんざn…ふわぁ…作ってたし。」
「私ももう少しかかるかなぁ、いつもよりは早く終わるけどさ。」
「ん…そう、なの?珍しいわね、あんたにしては。あんたも午後からじゃないの?」
「いやぁ、一緒に寝てくれる約束したんだし、誕生日ぐらいはねぇ♪」
「??…言ってる意味がよく分かんっはぁあ…いけど、もう無理…おやすみ〜…」

そう言って私は目を閉じて寝る態勢に入った。
するとすぐにゲームの音が切れたため、わざわざ消したか、イヤホンをつけてくれたのが分かり、
そういう細かいところにこなたの優しさを感じて嬉しくなった。
ちょっとしたことなんだけど、こういう気配りが私から見たこなたの魅力の一つなんだと思う。
まぁ、他にもたくさんあるけどね。
そんなこなたのことを考えながら、そのまま穏やかに眠りについた…はずだった。

74名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:13:24 ID:NOsqpZP5
「うひゃぁあ!ななな、何?!」
「何って、夜這いに決まってるじゃん?」
「よ、よよ夜這いって、なな何を突然?!」

静かになったと思ったのは、音を消したんじゃなくて、パソコンの電源ごと消していた。
そして私が寝付きそうになったところを見計らって潜り込んできては、脇腹を擽ってきた。

「だってさっき一緒に寝てくれるって言ったよねー?同じ布団でって♪」
「そ、そんなこと言ってな…」
「『同じベッドで寝るから!怒らないで〜』って言った時に、分かったって言ったよね〜?」
「あれはそういう意味じゃなひぃっ!こ、こらやめっ、ちょっ…くくくっ、ひひっ!
く、くすぐっ…あははふぅっ!はひ、そ、そこはだめ!あは、あはははははっ!!もう…無理っ!
おなかいたっ!ひぃはっ、分かっ!分かったから!寝るから!ぎひっ、ギ、ギブだって!!」

その一言でぱっと手が離され、くすぐりという地獄から解放された。
この程度のことで何一つ抵抗することもできず、呆気なく屈してしまうなんて…。
そう思ってるうちに、こなたはもぞもぞしながら布団に入ってきて、ぴたっとくっついてきた。

「むふふぅ〜、かがみん擽りに弱いね〜」
「はぁ…はぁ…あ、あんたねぇ…」
「でも約束は約束だから、ヨロシクね、かがみん♪」
「もう勝手にしなさいよ…」
そう言って布団にくるまり、こなたの逆を向いて寝た。
ただでさえ疲れていたのに、今のくすぐりを受けたことによって疲れが倍増した気がする。
しかし、こなたはそれが不満なのか、しきりに私を自分の方に向けようとする。

「ねぇ、かがみぃ〜、こっちを見てくれないとつまんないよ〜」
「一緒に寝るだけなら関係ないでしょ?目を閉じるんだし。」
「だったら向いてくれてもいいじゃん。関係ないんだったらさぁ。」
「いやよ、あんたに何されるか分かったもんじゃないわ。」
「お誕生日のお願いじゃ駄目?」

出た、必殺のおねだり攻撃だ。多分、今こなたを見たら上目遣いを使われて勝ち目はないわね。
でも本音を言えばこなたの方は向きたい。ただ、この言葉であっさり従うのも癪。ならば…

「…変なことはしないのと、当面くすぐらないことを条件にならいいわよ。」
「とかいいつつ、かがみだってこっちを向きたいんじゃないの〜?」
「なっ、あ、あんたがそうしたいって言うから…あぁもう、おやすみ!」
「あぁん、分かったからこっち向いてよ〜」
「し、仕方ないわね…」



75名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:15:07 ID:NOsqpZP5

やれやれといった感じでこなたの方を向くが、内心はかなりドキドキしている。
そのこなたはと言うと、目を光らせてこっちを見ている…かと思いきや、意外と普通だった。
逆に何ともなさそうな顔が、何かを企んでいてそうで怖いわけだけど…。

そうしてしばらく向き合っている時間が静かに流れるわけだけど、ずっと見つめあってるわけで、
私の心境はとてもじゃないけど、眠れるような状態じゃなかった。
そんな状態のまま、さらに数分間の時が流れた後に静寂を破ったのはこなただった。

「…ねぇかがみ、寝ないの?」
「へっ?」
「向き合ってとは言ったけど、別に寝るなとは言ってないヨ?」
「あ、そ、そうね。おやすみ、こなた。」

今更だけど、物凄く恥ずかしいことをしていたんだと気づき、慌てて眼を閉じる。
だけど次の瞬間、急に抱きしめられたのがわかり、すぐにまた眼を開けた。

「ちょ、あんた寝てもいいって言ったそばから、な、何するのよ!」
「いやいや、私もこれから寝るところだよ?」
「だ、だったら離れなさいよ、暑苦しいんだから!」
「その割には顔がにやけてるし、自然と手を私の首に回してるあたり、凄くうれしそうだけど?」
「…っ!」
「返答がないからOKだネ。反論は認めない。そんじゃ、おやすみ〜♪」
「あっ…」

言うやいなや、私を抱き枕にしたまま、こなたは寝てしまった。
寝る態勢に入ってから寝るまでの速さには定評のあるこなたは、すぐに熟睡状態になっているようで、
ほほを突っついたり、息を吹きかけてみたけど反応がない。
無理に振りほどくのも手だけど、自分の中の何かがそれを認可してくれない。
寝相が悪いからすぐに離れるだろうと思い、待ってみたけれど一向に離れる気配がしない。
むしろ、顔を私の胸に埋めた上に、足を絡めて来て、余計に離れにくくなってしまった。

(何なのよ、も〜!それは嬉しくないわけないけど、私が寝れないじゃないの!
うぅ、なんでこういうことを平気で出来るのよ…こんな状況、他の人には絶対見せられないわね…。
はぁ…でも、やっぱり可愛い寝顔してるわね、こいつ…しばらく眺めていようかな…)

体をピタッとくっつけたまま時間は過ぎ、時計はもう12時を指していた。
確かにこなたにしては、ネトゲを切り上げるのが早かったなとか、こなたの誕生日が過ぎたなーとかを
思っているとようやく心臓が落ち着いてきて、それと同時に強烈な睡魔が襲ってきた。
疲れが溜まりに溜まっていた私は、あっという間に睡魔に負けて、そのまま眠りについた。

☆★☆

ピロリロリン!

次の朝、謎の音と共に起きた私の視界にまず入ったのは、幸せそうなこなたの寝顔。そして次に見たのは…

「あ、起こしちゃった?えへ、えへへっ、ご、ごめんね。あまりに幸せそうだったから、つい…」

顔を赤くしながらも、バツが悪そうに携帯を持って、こっちを見てるつかさだった…


76名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:17:20 ID:prmb1iSZ
これを書いた奴が不幸に遭いますように。
778-784:2008/07/12(土) 21:45:01 ID:amyFUYmh
こんばんは。
避難所に投下したものと同じですが、どうぞ

避難所に投下されたネタを許可いただいて漫画化したものです↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/351
78名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:47:51 ID:sykz6FPj

パティ「さすがこなたデス!鉄板の属性持ちを既に三人もはべらせて!」
こな「ちょ・・・私、リアルでは同性趣味ないんだけど・・・」

かが「え・・・そ、そうなの、こなた?」
こな「んー、まあ」
かが「・・・そ、そうよね。いや、ギャルゲーとかやってるみたいだからさ・・・」
こな「それはシナリオ楽しむのがメインだし」
かが「そっか・・・ちょ、ちょっと誤解してたわ・・・ま、まあ、そうだよねー・・・」

学校からの帰り道

かが「・・・こなた」
こな「んー?」
かが「何か最近、私アンタにずっと付きまとっちゃっててゴメンね・・・」
こな「どったのかがみん?」
かが「だから・・・その・・・私、アンタが同性趣味無いって知らなくて・・・」
こな「アレ?かがみん、そっちだったの〜?確かにそんな風だけどさ〜」
かが「ちゃかさなくても良いわよ・・・でも、しょうがないじゃない!アンタだって・・・
   アンタが!いつもいつも私の気持ちも知らないで、仲良くし過ぎるぐらいに親しくしてくれて・・・
   優しくして・・・くれたから・・・(メソメソ)・・・ご、ゴメンね・・・急にこんな話して・・・」
こな「わ、わわわ、泣かないでよ〜・・・」
かが「ゴメン、本当にゴメン・・・」
こな「そんなに泣くこと無いのにー・・・確かにかがみんが真性百合だったとは知らなかったけどさ〜
   私の場合は、たまたま好きだった人が同性だっただけだよ。かがみん以外は興味無いし。
   うーむ、かがみんもそうだと思ってたケド・・・」
かが「え!?あ、そ、そういう意味だったの!?」

こな「確かにショッキングだね。かがみんが真性百合の上にロリコンだったなんて・・・」
かが「ちょ、ロリコンは余計でしょ・・・」
こな「真性百合の上に、幼児体型の同級生に強引にモーションをかけるような特殊な嗜好だったなんて・・・」
かが「うっ・・・この流れで事実が来るとさすがにグサリとくるなぁ・・・」
こな「でも、いいの・・・かがみがどんなでも私はついていくよ。か、かがみになら、どんな行為をされても!
   もしかしたら抵抗するかもだけど、それは場を盛り上げるための演技だから、一思いに・・・」
かが「なんでそんな覚悟完了みたいなノリなのよ!どんな鬼畜キャラだ私は・・・」
こな「背景としては、ゆーちゃんの貞操を守るために、悲壮な決意でかがみの肉欲を鎮める私、という想定だよ」
かが「怖!!百合とかロリコンどころか、完全な性犯罪者じゃないのよ!」
こな「いやまあ、冗談だよ。かがみんは普通の百合でロリコンだと思ってるから」
かが「くっ・・・全く前進してない・・・あーもう、私だってこなただけなんだから!」
こな「ほほー、やっぱり私の幼い身体が目的なわけだネ−?かがみんはロリコ・・・」
かが「それは確かに否定しないけどさ」
こな「ちょっ!?・・・そこは否定しとこうよ」
かが「よく考えたら、こなたもその気なら遠慮は必要ないのよね」
こな「げ、かがみん、その不敵な笑みは・・・いつものヘタレはどうしちゃったの?」
かが「こなた!いっぱい優しくしてあげるから!!」
こな「の、のわー!?」


79名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:52:07 ID:hyZ7UKUW
そこはひよりんに鼻血を噴かせるべきだと思うんだ
80名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:57:19 ID:Sdgx3HNn

誕生日パーティ後の二人の下宿先

(ガチャガチャ・・・バタン)
かが「ふいー、ただいまー。今日は何だかんだで疲れたわねー」
こな「高校卒業してからみんなで揃う機会が無かったからねー。そんじゃ、改めまして!ハッピー!バースデーイィ!!か〜がみ〜ん!」
かが「声でかっ! アンタ・・・さっきもみんなとあんなにハイテンションだったのに、まだ騒ぐんかい・・・」
こな「うん!みんなで久し振りーとか言ってるうちにすっかり忘れてたけど、
   最も重要なイベントであるところのプレゼント贈呈がまだだったじゃん!かがみんも期待してるっしょ?るっしょ?」
かが「期待してなかったわけじゃないけど、とりあえず微妙にムカツク言われ方だわ・・・」
こな「かがみんのツンデレも、ますます磨きが掛かってきたナー」
かが「どっちかっつーと、突っ込みの力量を底上げされてる毎日なんだけど」

こな「フフフー、照れちゃって。せっかくみんながいないシチュなんだから、プレゼント代わりにかがみんの危険な欲望を
   叶えてあげてもいいんだよー」
かが「人を危険人物みたいに・・・」
こな「さあ、望みを言いたまへ・・・裸エプロンでも、妹プレイでも、何でも一つだけかなえてやろう・・・」
かが「アホか!そんな変態じゃないわよ!」
こな「・・・む、ゴメン。でも、下着を着用せずに学校に行ったり、野外露出したりとか他人に迷惑をかけるプレイはちょっと・・・
   かがみんは好きだけど、さすがについていけないって言うか・・・」
かが「酷くなってる!?変態度を過小評価されて怒ったんじゃないんだけど・・・」

かが「・・・はぁ・・・でもさ、そもそもこなたが女の子らしいプレゼントとか買ってる姿が全く思い浮かばないんだけど。
   逆の意味で気になるわ、プレゼント・・・」
こな「まあ、確かに限定マウスパッドとか限定フィギュアみたいなものに食指が動くけどさー」
かが「うわ・・・期待できんな、こりゃ」
こな「いや私の感性はオヤジだけど、贈り物をするときはちゃんとかがみんの事を考えてマスよ。
   むしろかがみん以上にかがみん自身を思いやってるはず」
かが「あ、ありがとう・・・(まあ、何もらえるかより、こなたにプレゼントもらえるってことの方が重要だしね)」
こな「うむ、私の見たところかがみん自身が気付いていない、かがみんの今の悩みは・・・

   ずばりパソコンスキルと見たね。大学に入りたてであんまりタイピングに慣れていないとか」
かが「あ、結構それあるかもー。大学のレポートがあんなに分量あるとは思わなかったわ」
こな「事務的な職業に就くなら将来的には400文字/分とかできないと駄目だね」
かが「うー、確かにいまだにキーボード何度も見てるなー・・・」
こな「だから!そんなかがみんのために、誰でもタイピングが得意になるキーボードをプレゼントしよう!」
かが「こなた・・・お母さん的な思いやりだわ・・・ちょっと感動・・・」

USBキーボード内蔵 黒猫メイドコスプレ服 angel kitty (職場or学校閲覧注意)
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こな「(自慢気に)どう?」
かが「・・・(か、完全にオチが完成してる・・・ここからどうやって突っ込めばいいのよ・・・)」
こな「ああ、そうそう。学校でアレなページ見てるの周りにバレないように、Fn+F4はとっさに押せるようにした方が良いよ。
   かがみん、ホラ、ココとココね。一回見れば目つぶっても覚えられるっしょ」
かが「く、悔しいけど、学習効果あるな〜コレ・・・」

ますます高い突っ込みスキルが求められつつある、かがみんだった


81名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:59:00 ID:Sdgx3HNn
「もう、友達だもん」
「ごめんごめん、で、何贈る?」
「うーん、そうだなあ、ずっと使ってもらえるものとかかな」
「例えば?」
「ハンカチとかかな?」
「なるほどねえ」
「お姉ちゃんもそんなに悩んでるってことは、かがみ先輩に贈るんだよね?」
うおっと、ここで反撃ですか。
「うん、そうだよ。つかさにもだけどね。つかさにはリボンを贈ることにしたんだけど、かがみのが決まらなくってね」
「難しいよね。好きな人に贈るのって」
「うん、ほんとに……って、あっ」
「えっ?」
「い、いや、今のは聞かなかった方向で……」
「わ、ごめんなさい。今のわざとじゃなくって……」
「うああ……」
「と、とにかく。頑張ってね、お姉ちゃん」
「うう……」
なんたる不覚。
素で反応してしまうとは、もっと気をつけなければ。
しかし、ずいぶん腕を上げたね、ゆーちゃん。
「おーい、早く下りてこないと夕飯が冷めるぞ」
ちょうど階段の下からお父さんの呼ぶ声がした。
渡りに船と、そそくさと部屋を出ることにした。
「ごめん、すぐ行く。さっ、行こっか、ゆーちゃん」
「あっ、はーい」
結局プレゼントは決まらなかったけど、仕方が無い。
また明日にでも考えることにしよう。


82名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 22:23:41 ID:AzSJrlC+
>>77
みゆきさん、そんな風に見てたんですね!
だけど、こなたがやってると、犬というか猫そのものですし、仕方ないかw
83名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 22:27:33 ID:sykz6FPj



その夜、早速今日図書室で調べた亜麻色のリボンをネットで調べてみた。
さすがネットの世界は広大なだけあり、前に行ったお店よりもはるかに多くのリボンが掲載されている。
その中でも、本で見た色とよく似たリボンが見つかった。
とても自然で優しい色合いのリボンで、オーガニックコットンを使用と書いてある。
「これが良さそうだね」
注文しようとして、ひとつ気付いたことがある。
「注文してからどれぐらいで届くんだろ」
発送の詳細ページを確認すると、最短でも1週間かかると書いてあった。
今日はもう7月5日。
今から注文しても、誕生日当日に届かない。
「……ネットは便利だけど、すぐに手に入らないのが不便だよね」
仕方なく、もう一度あの店に行くことにしよう。
幸い明日は日曜日だ。
購入するものも目星をつけたし、探せば見つかるだろう。
そう思い、今日は早めに寝ることにした。


84名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 22:53:21 ID:sykz6FPj
かがみが私と一緒に付き合ってくれるというので、結局ゲームセンターにたどり着く前に色んなお店にかがみを連れまわしてしまった。
かがみは口では嫌そうなことを言っていたのに、顔はとても楽しそうで、そんな顔を見ていた私も嬉しくなった。
結局当初の目的のゲームセンターに着いたのは、かなり時間が経ってからになった。
普段よく訪れる場所とはいえ、やはりこういう場所は一人で来るよりも友達と一緒に来たほうが楽しい。
かがみが側にいて、そう実感できる。
「で、何するの? 格闘ゲームなんて私できないわよ」
「そうだね。かがみが一緒だから、何がいいだろ。かがみは何がしたい?」
「いや、私に振られても。そうね、やっぱりクレーンゲームとかかしら?」
「また熱くなりすぎて前みたいに使いすぎないようにしなきゃね」
「あ、あれは、その……ちょっと熱くなってしまっただけよ」
ちょっと熱くなるだけであれだけ散財させるとは、さすがクレーンゲーム、貯金箱と言われるだけある。
「じゃあ、どれにする?」
「そうね。前回のリベンジも兼ねてあれにしようかしら」
そう言ってかがみが向かったのは、某かえるのキャラクター人形を扱うクレーンだった。
「んー、ちょっと難しいかもしれないね」
「そう? 私にはそうは見えないけど」
「いやいや、私の感がそう告げているのだよ」
「まあ、やってみなけりゃ分からないじゃない?」
そう言って、コインをクレーン本体に投入した。
コインの投入口が硬貨をおいしそうに飲み込む。
流れ出る音楽は、まるでこれから始まる硬貨のフルコースにクレーンが歓喜の声をあげているようだった……
……

「……ドンマイ、かがみ」
「あああぁ……」
ショックを受けてうずくまっているかがみの背中を撫でながら思った。
うーむ、しかし恐るべき貯金箱の魔力……
私が誘ったのに、かがみの方が熱中するとは。
勉強で相当ストレスが溜まっていたのだろうか?
涙目のかがみを優しく抱き起こし、代わりに私が挑戦することにした。
難しい位置に人形が置かれていたものの、私の腕なら何とか取れそうだ。
かがみへのプレゼントもあるから、ここで失敗してお金を使い果たすわけにはいかない。
85名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 23:27:43 ID:Sdgx3HNn
「はい、かがみ、これあげる」
「えっ、いいの?」
「うん」
「ありがとう、嬉しい」
花開くようにかがみの顔に笑顔が広がっていった。
「ふっふっふ、まだ終わりじゃないよ、かがみん」
「またクレーンに挑戦するつもり?」
「いやいや、今日はもうしないよ。その人形だけど」
「うん」
「実はただの人形じゃなくって、何でも願いをかなえてくれる人形なんだよ」
「えっ、何それ?」
「何かお願い事をすれば、私が叶えてあげる」
「肩叩き券みたいなもの?」
「かがみん、それじゃあまりに夢が無いよ……」
「わ、悪かったからそんなにしょげないでよ。何でも願いが叶うって言ったわよね?」
「私が出来ないことは叶えられないけどね」
「ふーん。……じゃあ、こなたが毎日ちゃんと宿題しますように」
「ああー、そんな殺生な」
「ちょっ、どんだけ意思弱いのよ。 今願い事叶えてくれるって言ったばかりじゃない」
「甘いね、かがみん。世の中には叶えたくても叶えられない願いというものがあるのだよ。かくもこの世は厳し──」
「こらこら、当たり前の願い事してるのにどこが厳しいのよ」
「うっ、でもでも、毎日ってところが……週1回にまけてくれない?」
「あのねえ。願いをかなえるほうがそんなこと言ってちゃ駄目じゃない」
「私が出来ることに限るからね」
「おーい、こんなことも叶えられないんじゃ、あんまりあてになりそうにないわね」
「むう、そんなことないもん。願いを叶えてくれる人形なんだもん」
「ああもう、分かったから。だからそんなにふくれるな」
「ふふふ、やっぱりかがみは優しいね」
「もう」
あきれながらも、元の元気なかがみに戻ってくれた。
「ただし、その人形にはいくつか条件があるよ。まず、願い事はひとつだけ。古典的だけど、願いを増やすって願い事は駄目だよ」
86名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 23:31:20 ID:Sdgx3HNn

必要な箇所を全て書き写し終えると、本を元の位置に戻し帰ることにした。
図書室の入り口へ向かう途中、カウンターに見知った後ろ姿を見つけた。
「かがみん?」
「えっ?」
振り向いたその顔は、やはりかがみだった。
「どうしてあんたがここに?」
まるで信じられないものを目の当たりにしたかのような反応だ。
「あんた、こんなところで何してたの?」
「ふふん、かがみんや、私は勉学に目覚めたのだよ」
「ほんとに? あんたが図書室に来るなんて、明日雹でも降るのかしら」
酷い言い様に、さすがにムッとした。
かがみのために調べ物をしに来たというのに。
「むぅ、そんなに言い方ないでしょ? 私だって調べたいものぐらいあるんだよ」
「ああ、ごめん。あんまり珍しかったから、びっくりしちゃって」
珍しく語気を強めた私に驚いているようだった。
「珍しくて悪かったね、ふん」
かがみのバカ。
一生懸命していることが茶化された気がして、どんどんやる気が失せていった。
「ごめん、驚いちゃって、つい。ほんとに悪気があったわけじゃないから」
「だいたい誰のために来たと思って──」
そこで私はハッと口をつぐんだ。
「えっ、今何て?」
「あああ、何でもないよ、うん」
今知られてしまうとまずい。
「……あからさまに怪しいわね。まあ、私も──」
そう言いかけてかがみは言葉を呑んだ。
机のある方を凝視して固まっている。
私もそちらを振り返ると、勉強中の生徒たちが私たちを憎々しげに睨んでいるのが見えた。
87名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 23:53:20 ID:sykz6FPj
「かがみ。私からの誕生日プレゼントだよ」

そう言ってこなたは鞄の中からプラスチックケースを取り出した。
そして取り出したケースを開け、また中から出てきたのは白い箱。
‥えらく大事にしてるなぁ、と思いながらその一連の動作を見ていると、
はい、と言って白い箱をこなたから手渡された。

「開けてみて、かがみ」

うん、と返事をしながら白い箱を開けてみる。
あんなに大事にしてるんだ、一体何が入っているのだろうと中を覗いてみると・・

「これは・・星?」

中に入っていたのは星の形をした物体だった。
キラキラと多彩な色をしている。
両手で心地良く持てるようなサイズと重量感。。

「うん、星だよ。意表を突いてヒトデなんてことはないから安心して」

また何かのネタか、と思いつつも私は星を見ることに夢中だった。
なんだろう、何故か不思議なかんじがする。。

88名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 23:56:08 ID:sykz6FPj

あけてもいい?
だめぇー。
な、なんで?
恥ずかしいから。
なんじゃそりゃ。
とにかくダメ。私が帰ってからあけてね。


あっ、そっか。こなた、帰るんだよね……。
そんな単純なことを私はすっかりと忘れていた。
そう、明日は平日なんだから、当たり前のこと。
なのに、それは私の頭の中から根絶されていて、再び現れたとき、涙が出そうなくらいの寂しさに襲われた。

うん、わかった。

私は、浮かびかかった涙を隠そうと、こなたから視線を逸らして頷いた。

それからしばらく、こなたと色々の話をした。
ずっとずっと続いて欲しい幸せの時間。
でも、そんな時間にも、終わりは来る。
逆なのかも。
そんな時間だからこそ、終わりは来る。
織姫と彦星だってそう。
時間が来たら、また離れ離れになってしまう。

…………もうこんな時間なんだね。
こなたが静かに言った。
時計の針を見ると、無情にもいい時間を示していた。
……そうね。
………私、そろそろ帰るね。
こなたは、そう言って立ち上がった。
うん……。
それ以上何も言えず、私も立ち上がった。



今日、ありがとうね。
いえいえ、次の私の誕生日の時も、期待してるよん〜♪
ま、そうね。アンタ次第かしらね。

89名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 23:57:51 ID:sykz6FPj

写真を立てる上半分には、そう書かれていた。
下半分には、私とこなたがピースしてる写真。
「この写真……この前、不自然に学校にデジカメ持ってきたのはこのためだったのね」
数日前のこなたの奇怪な行動にも納得し、それが自分のためだったことを知ると、一層嬉しくなる。
フレームは手作りなのか、少し不恰好に見える。
でも、そこもまた、嬉しく感じる。

そっとそれを立てかけると、もう1つの紙袋を開けてみる。
その中には、ハート型の長い花瓶と、小さめの笹が一本。
その笹には短冊が1つ。

かがみと
結婚できますように
泉こなた

汚い字でそう書いてあった。

「こなた…まったく……」
呆れたように言う私の声は、震えていた。


紙袋の中には、何も書かれていない短冊がもう1枚と、小さな袋がもう1つ入っていた。
袋のほうを開けてみると、そこには、シルバーの指輪が1つと、メモが1枚。

織姫と彦星が私の願いを叶えてくれるまで、ちゃんと大事にとっておいてね♪

「なるほど、だから恥ずかしいわけね」
小さく笑う私の顔は、涙が溢れていた。


「こなた………ありがとう……」
私はその指輪を両手でぎゅっと抱きしめた。


何もかかれてないもう1枚の短冊には、きっと私の願いを書けってことなんだろう。
どんなことを書こう?
悩む時間は少しもなかった。


90名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 00:46:11 ID:RSjzgruY
そんなこんなで放課後になった。
帰り道。
いつも朝の待ち合わせをする駅。
「じゃあ、また明日ねこなた。」
「まだだよ、かがみ」
「へ?」
「今日はかがみ様の誕生日だから、かがみの家まで私が手をつないで帰ってあげるヨ!」
「はぁ!?それ前のあんたの誕生日の時と一緒…!!」
「いいじゃ〜ん、つかさはみゆきさんと一緒にいるんだから、私はかがみと帰り道デート!」
「…や、やだよ。この前、手をつないで帰ったのすっごく恥ずかしかったんだから!!
「でもほら、つかさとみゆきさんは腕組んで帰っていったよ」


『えへへ…ゆ〜き〜ちゃん♪』
『ふふっ…つかささんは甘えんぼですね』


「ちょwwwwwだからお前らwwwww」


「わ、私は別にそんなことしなくてもいいわよっ!!じゃあね!」
そう言ってかがみはこなたを置いてすたすたと歩いて行く。
「かがみ〜」
こなたが名前を呼ぶと、一瞬足が止まった。
「おいてかないでよ、かがみ〜」
こなたの声を無視して歩き続けるかがみ。
「むぅ〜〜〜…」


91名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:08:14 ID:W/qrJGU4
上の方であった原作の卒業式ネタです。2レスほどお借りします。
今月号のコンプ未読の方には分かりにくいかもしれませんので、あらかじめご了承ください。
92名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:10:43 ID:W/qrJGU4
さて、そろそろいいかな?
頃合を見計らって私は体育館裏へと向かった。
今回ばかりは予想がしづらい。五分五分ってトコかな?
来ていてほしいような、でもなんとなく来ていてほしくないような……。

あ。

……いた。

いつも通りの、というか一時間ほど前に別れたばかりのツインテールの後姿。
こっちとしては期待通りの行動で嬉しいはずなんだけど、でもなんとなく寂しい気持ちもするのはどうしてだろうね?

よくわからないモヤモヤを胸に抱えつつ、私は努めて明るく声を出した。

「やふー! かーがみん!」

とにもかくにも、私のドッキリラヴレター大作戦はここでネタバラシ。
あんまり引き伸ばすようなもんでもないしね。

「…………」

かがみは黙ったまま、私に背を向けている。

あれれ?
てっきり、顔を真っ赤にして『な、なんであんたがここに!?』とか言うのを想像してたのに。

「…………」

……ひょ、ひょっとして。

嫌な汗が背中を伝う。

「か、かがみ……?」

怒ってる……?

段々雰囲気が重たくなってくるのを感じながら、私は懸命に言葉を探した。
だが、次に口を開いたのはかがみの方だった。

「やっぱり……あんただったのね」

やっぱり?
ってことは……。

「な、なんだ。バレてたんだ」
「……あんたの字くらい、一目見れば分かるわよ。この三年間で何回も見てきたんだから」
「あ〜……そりゃそうか」

抜かったな。筆跡くらい変えるんだった。
まあでも最初からバレてたんなら、別にそんなに怒ってもいないよね……って、あれ?

かがみはいまだに、私の方を見ようとしない。
私に背を向けたまま、じっとその場に立ち尽くしている。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:12:17 ID:W/qrJGU4
「……? か、かがみ?」
「…………」
「……えっと……」

どうしよう。やっぱり怒ってるのかな?
とするとここは、素直に謝ったほうがいいよね?
高校生活最後の日に、こんなくだらないことで親友と仲違いなんて、馬鹿らしいにも程がある……。

そう思い、私はこほんと咳払いをした。
大丈夫。かがみのことだ。
誠意を込めて謝れば、きっと笑顔で許してくれるはず。

私が謝罪の言葉を述べようと口を開いた瞬間、小さな呟きが私の耳に届いた。

「……で、話って……何なのよ」

……。

え?

「……あるんでしょ? 私に、その……話が」

「…………」

私は一瞬、かがみが何を言っているのか理解できなかった。
だが、彼女が私に謝罪を要求しているわけでもなければ、そもそも怒っているわけでもないということに気付いた時、全てを理解した。

……誤算だった。

手紙の差し出し主が私だと気付いた時点で、当然それは『嘘』であるとかがみは気付く。
その前提があったからこそ、私はこの作戦を思い立ったのだ。

だがもし、彼女が別の解釈をしたのなら。

手紙の差し出し主が私だと気付いてなお、それを『嘘』だと思わなかったら――。

それは、つまり……。


今、私には二つの選択肢が与えられた。

まず一つ目は、最も現実的で、かつ平和的な選択肢。
彼女を騙したことを謝罪し、全部『嘘』だったのだとネタバラシをする。
ついさっきまで、私にはこの選択肢しかないはずだった。

しかし今、二つ目の選択肢が追加されてしまったのだ。

それはつまり、この『嘘』を『嘘』でなくする、すなわち『本当』にしてしまうという、極めてリスクの高い選択肢。


永遠に続くとも思える沈黙の中、私が選んだ選択肢は――……。




94名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:27:50 ID:RSjzgruY
「??……そ、そうですか?」
「そういえば、さっきこなちゃんに『大好き』 って言われたよね?」
つかさが言った。

「え!?ええぇ!!??」
「こなちゃんの声、うちのクラスまで聞こえてたよ」
「むふ」

途端、かがみの顔はさっきの茹でだこに戻る。
「…こっ、こなたのバカああぁっっ!!!」


その後、自分の教室に戻ろうとするかがみを、こなたがどうにか説得して留まらせる。
まあ、さすがにかがみはお昼ご飯抜きってのは辛かろうからね。
なぜなら、
「…今日はあんたが私たちにお弁当を作ってきてくれたんだよね?」

「作ってきましたとも〜!はい、つかさ!弁当とお箸。早速味見てみて〜!」
「ありがと〜こなちゃん!わあ、すご〜い、豪華だね〜!…うん、おいしいよ!さすがこなちゃんだね」
「いや〜、料理でつかさに誉められるのは嬉しいねぇ〜♪」
「あんた…普段も自分の弁当にこれくらい手間かければいいのに…」
「はい、これがかがみの分!」
「お、サンキュ〜」

かがみが弁当を受けとろうとすると、こなたがひょいっと手を引いて、かがみの手が空を切った。
「…なによ」
「食べさせてあげるー!!」
「いい」
「遠慮しなくていいって!」
「いらん」
「むう…かがみんノリ悪いよ」
「そんな恥ずかしいことできるかっ!!」
「つかさはみゆきさんにしてもらってるのに」


『はい、つかささん。あ〜んして下さい』
『あ〜ん…もぐもぐ、おいしいよ!ゆきちゃん!』


「ちょwwwwwお前らwwwww」




午後。

「こんちゃ〜、かがみん」
「あんた、毎時間会いに来るのか?」
「毎時間愛をくれるよ?」
「…」
「かがみ〜「やっ、やめろ〜!!」

誕生日を口実に毎時間かがみにじゃれる。
毎回違った反応をするかがみん萌えw


95名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:30:03 ID:RSjzgruY
 こなたの言うイベントとは、恐らく私達の誕生日の事を指しているのだと思うけど、あのこなたが早起きする程、今日を楽しみにしているその理由は、この時の私には全く謎でしかなかった。

「とゆーわけで、ハイつかさ。誕生日おめでとう」
 早速こなたは、鞄からわりと大きめの包装箱を取り出すと、それをつかさに手渡した。
「ありがとうこなちゃん。中身見ていい?」
「いいよー」

 こなたからの了解を貰ったつかさは、箱の包装を丁寧に剥がして、中身を確認する。
 いかにも高そうなデザインの施された箱から出てきたのは、黒い液体の入った瓶だった。
 なんだろう、これ?

「最高級のバルサミコ酢だよ」
「バルサミコ酢!? そんな物プレゼントされても何に使うのよ?」
「わぁ〜、これ凄く欲しかったんだぁー。大事にするね。ありがとう!」
「アンタも欲しかったのかよ!」

 こればかりはいくら双子でも、妹の嗜好が良く分からないなと思った。
 …でも、つかさにそんな最高級品をプレゼントするという事は、こなたは私に何をプレゼントしてくれるのだろうか?
 それまで抑えていた期待感が一気に昂ってきた私は、逸る気持ちを何とか抑えながら、間もなく訪れるであろう“その時”を待った。
 しかし、こなたの口から出たのは、私の予想を裏切る意外な一言だった。

「じゃあ、あまり時間も無いしそろそろ行こうかー」
「へっ?」

96名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:32:45 ID:RSjzgruY
吐き気のする書き込み。
97名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 01:39:40 ID:t2KZaMys
>>91

こなた
「どうする、どうするよ私!?」


主人公@陵桜学園桜藤祭
「泉さん、俺の真似すんなよ〜」
98名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:02:11 ID:04gqGqpF
「おーっす、こなた。来たわよ」
「はろ〜、かがみん。そのへんすわっててよー」

日曜の朝からこなたによびだされた私は、こなたのベットに腰掛けた。
それにしても、何の用かしら。つかさも誘う?ときいたが、一人できて欲しいと言われたし。
一応念のために宿題は持ってきてあげたけど。

こなたはパソコンの前でなにやらやっていたが、やがて音楽が聞こえてきた。
って、ちょっとまて! これは……

『だれ だれ だれが〜? だれ だれ だれに〜?・・・』

顔がすぐに真っ赤になるのが分かる。最近出した私のCDだ。

「だれ、だれ、だれが〜♪ だれ、だれ、だれに〜♪」
「ちょ、ちょっと!! 恥ずかしいから止めてよ〜!」

思わず立ち上がり、真似て歌うこなたからマウスを奪うようにして曲を急いで止めた。
横ではこなたがニヤニヤしまくりだ。ゆびで私を突っつきながら、茶化してくる。

「かがみも大胆だねぇ。こんな歌うたっちゃうなんて」
「べ、べつにいいでしょ! 私がどんな歌っても」
「うんうん、そうだね。かがみは寂しがりやなウサギさんだもんね。うりうり」
「うっ、うるさぁい!! だれがウサギじゃぁ!」
「怒ったかがみんもまた萌え」

こ、こいつは……。あきれてものもいえん。
ため息一つして、再びベットに腰掛けると手近にあった小説を取り読みはじめた。


99名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:03:56 ID:04gqGqpF
もうどうとでも言え、と一言残すと私はベットにたおれこみ読書にふけったが────

こなただって図星を突くまでもなく、歌詞の意味は分かってると思う。
私のこなたへの気持ち……想い。
本当なら自分の口から伝えればいいのに、そんな勇気がない自分がちょっと情けない。
今も思わず否定しちゃうし。

こなたは、私のことをどう思ってるんだろうか。
やっぱり、ただの仲の良い友達なのかな。あの曲聞いても変にしか思われないのかな。
そうだよね、女の子同士なんだし……

いまのこの関係が壊れるのが怖い。今みたいなやり取りがもうできなくなるのはいやだ。
そう思うと、どうしても踏み切れなかった。

────そんな考えが頭の中をぐるぐる回り、読書どころではなかった。

こなたもいつのまにか茶化すのをやめていた。普段ならもっと絡んでくるのに。
そして、私もそれをまっている。

「かがみ?」

不意に近くから呼ばれた。すぐ横にこなたが座ってた。
私は本を置いて起き上がり、こなたのほうを見る。
また茶化されるのかなと思い、苦笑しつつ答えた。

「どうしたのよ? まーだなんか言いたいことでもあるの?」
「かがみは、私のこと、好きだよね?」
「ま〜た、何かのゲームのシチュエーションか?」


100名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:05:40 ID:04gqGqpF
「こなた……」
「……かが…み…?」

言うが否や、私はこなたを抱きしめた。実際に小さい体がすごく小さく感じた。
こんなに震えて……いっぱい気持ち溜めてたんだ、ずっと。

「こなたは、いつもらしくしてていいのよ。それに、あやまらなきゃいけないのは、私のほうよ」
「えっ……」
「もっとはやく、こなたに私の気持ち、伝えてれば……
こんなに苦しい思いさせなくてすんだんだから……おそくなって、ごめんね……こなた」
「か…が…み…」

そして、ずっと言えなかった一言を、
優しく、はっきり聞こえるようにゆっくり、こなたに伝えてあげた。

「こなた……大好きよ」

涙でぼやけた視界で、でもはっきりと映るこなたの表情が
今まで見たことのない笑顔にかわっていく。

「……かがみ……好きだよ……かがみぃ」
「こなたぁ……」

しっかりと抱きついてくるこなたに応えるように私も抱き返す。
自然と顔が近づいて───

『ん……』

───どれだけしてたのか覚えてないけど……私とこなたの唇は重なった。

それからしばらく、今までいえなかった想いをお互いいっぱい語った。
その間こなたはずっと私にじゃれついてきた。私もこなたをいっぱい撫でてあげた。
私たちから自然と笑みがこぼれる。目は二人とも真っ赤だったけどね……


101名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:06:19 ID:04gqGqpF

「全く、どうしちゃったのかと思ったよ。
 もしかして、熱がひどくなっちゃったとか?」
「だ、大丈夫。 ちょっと考え事してただけよ」
「……ほっほ〜う」

 こなたは、顔をにやにやさせながら、スプーンを回し始めていた。
 私は、こなたが次にいう言葉がなんとなく分かっていた。

「かがみ! それはずばり、おと……」
「男の事とか考えてないっつ〜の!
 ていうか、もう少し病人をいたわりなさいよ!」

 ついつい、いつもの調子で突っ込んでしまった。
 こういう所は、大学生になっても全然変わらないのよね。 

「まあまあ、落ち着きなさいって。
 時間はたっぷりあるんだからさ」
「何言ってるのよ。 レポートもろくに書いてないくせにさ。
 このカゼが治った後で、みっちり面倒みてあげるから、
覚悟しなさいよね!」
「うひゃ〜。 ありがたいような、恐ろしいような……」

 小さい体を揺らしながら、気のない声を上げている
こなたを横目に、久しぶりに窓の外を見てみる。
 どこまでも広がる空は、一面のうろこ雲に覆われて 、
青と白とがまんべんなく溶け合っていた。
 
 季節は、一歩ずつ秋へと向かっていた――



102名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:09:27 ID:04gqGqpF

怒りなんてとっくに納まっていた。
ただ悲しかった。悲しくて悲しくて、胸が痛いほどだった。

朝かがみが「ごめんね」って声をかけてくれたけど私は布団の中で動けなかった。

どうして……どうしてあんなこと言っちゃったんだろう。
かがみはいつも私のこと考えてくれてるのに。
いつも私のこと好きでいてくれてるのに。

「どうせ私とは結婚できないんだもんね」
そう言ったときのかがみの顔が頭から離れない。
かがみ、すごく悲しそうな顔してた。…すごく傷ついた顔してた。

ゴメンね……ゴメンね、かがみ。
ねぇ、なんでこうなっちゃうのかな?
私たち、やっぱり幸せにはなれないの……?


かがみがお父さんのところに挨拶しに来たときのことを思い出す。
私たちの同棲のことをきちんと伝えるんだってかがみが言い出したことだった。

居間に通されたかがみは出された座布団の上で小さく正座した。
そして正面に座るお父さんに「ごめんなさい」と何度も何度も謝った。
「ごめんなさい、ごめんなさい」と、何回言っても足りないみたいだった。

かがみはついには土下座までして涙を流しながら身体を小さく震わせた。
私はただびっくりしてしまって隣で震えてるかがみの背中に手を置くことしかできなかった。

泣きながら謝るかがみにお父さんは少し悲しそうに笑って「顔を上げなさい」と言った。
結局お父さんは私たちが同棲することにもずっと一緒に暮らしていくことにも反対はしないで、「こなたたちがそれで幸せなら」と言って了承してくれた。
それでもお父さんの顔からあの悲しそうな表情が消えることは最後までなかった。

かがみが帰った後、お父さんに聞いてみた。
「ねぇ、お父さん……私、本当にかがみと一緒にいていいの?」
「何言ってんだ、当たり前だろ。俺はこなたの幸せを願ってるよ」

お父さんはやっぱり少し悲しそうな表情でそう言った。


お父さんは……なんで心から祝福してくれなかったんだろう。
やっぱり、女同士で幸せになんてなれないってわかってたのかな……

昨日から疼きっぱなしの胸がまた痛み出す。
涙はもうしばらく止まりそうになかった。

103名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 07:16:15 ID:04gqGqpF

と、玄関のほうからガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえてきた。
かがみが帰ってきたんだ。どうしよう、どんな顔して迎えればいいんだろう。
そんなことを考えていると「バンッ!」とドアが思いっ切り開く音がして、その後にドタドタドタッと大きな足音が続いた。
何事かと驚いていると足音は私のいる寝室のドアの前で止まる。
そしてドア越しにかがみの声が聞こえてきた。
「こなた…?いるんでしょ?ゴメンね、今日は私がこなたに一緒に暮らそうって言った日だったんだよね
 いろいろ準備してくれたんだって?つかさから聞いた。私…すっかり忘れちゃってて……」

ああ、鍵なんてないのにかがみは無理やりドアを開けようとはしないんだ。
かがみは本当にやさしい。冷たくなった心がほのかに体温を取り戻す。
「ねぇ、まだ怒ってる?お願いだから出てきてよ、こなたぁ……」
「もう怒ってないよ。待ってて、いま開ける」

ドアの前に立ってゆっくり扉を開ける。廊下から差す明かりが眩しい。
かがみは目の前に立っていた。――なんだか泣きそうな顔をしてるな。
そう思った瞬間、「こなた…!」という声とともに視界がふさがった。

かがみにやさしく、力強く抱き締められながら思う。
温かい。かがみに抱き締められるだけで私はこんなに幸せな気持ちになれる。
なのに、私はここにいちゃいけないのかな……

104名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 14:59:39 ID:+S7UKOQP
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    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
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      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
105名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 15:50:49 ID:kYpjYhSJ
今月のコンプ買ってきた
騒がれているけど全然こなかが否定してる内容じゃないよコレ

むしろ次回に「こなたが出したかがみへの偽ラブレター」の話が続きそうでwktk
あ、四人で卒業旅行に行くとかも期待できる

とにかく卒業しても続いてくれるようで安心した
106名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 15:55:44 ID:qgvRYg4U
過去編やってほしい
メイン4人の入学式から始めて
107名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 15:57:06 ID:HwYbb+t3
マジで卒業したの?
バーボンとかお前はまた騙されたわけだがってネタじゃなかったの?
108名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 17:06:37 ID:ur2SnxkJ
>過去編
確かに…SS職人涙目になるかもだけど、最初にこなかがが名前で呼び合うシーンとか見てみたいなぁ。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 18:22:51 ID:qoVGSZfM
>>107
本屋に逝けばいいじゃない
110名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 19:05:46 ID:iMsj3N1b
やっとグレゴリーの絵削除されたな
111名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 20:40:36 ID:5I+Pp66w
過去編ってどこから?
かがみがこなた狙って稜桜を受験する辺りから?
112:2008/07/13(日) 20:48:07 ID:5QySpDqR
最近、ムシャクシャすることが多かったので
ついカッとなって描いた、反省はしていない
ttp://konakaga.me.land.to/cgi-bin/imgboard/img-box/img20080713202947.jpg

寝つきが最近悪い…助けてこなた
113名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 21:04:17 ID:S9GZmXni
>>112
かがみん自重www
相当溜まってるなw
114名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 21:12:03 ID:tIuqhdF9
>>105
漏れもこなたの「偽ラブレター」の内容が気になった。
3年間同じクラスであったつかさやみゆき宛では無くて、ずっと別クラスであった
かがみに「偽ラブレター」を書いたこなたの心情を知りたくなった。
かがみが、こなたからの「偽ラブレター」を把握していないことに対する、
こなたの悔しい気持ちと表情が印象的だった
115名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 21:16:28 ID:IpqFqGUh
>>112
素でこなたの裸が出てくるあたり末期だね、かがみんや
116名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 21:50:40 ID:kYpjYhSJ
>>114
あれは絶対カマかけだよ
「かがみがどのくらい異性に興味があるか」とか「私と一緒にいるときよりも男からラブレターもらったときのほうが
嬉しそうにするか試してみたい」とか深層心理では働いていそう。もちろん表向きは「そんなつもりはない」とこなた
は否定するだろうけど
軽い気持ちじゃラブレターなんて書けるもんじゃない

そもそもバレて怒られても赦してもらえるとこなたが確信してるあたり、並々ならない二人の信頼関係を感じる


117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 21:53:21 ID:hbvMezYo
前に同じネタを見た気がする……
118名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 22:51:39 ID:KyhcABhO
今かららき☆すた見直すんだが何話おすすめ?
皆もたまには本編観ようぜ
119名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 23:21:47 ID:KyhcABhO
取り合えず鉄板の七話観た
普通に面白いな…
この回はパロもさりげないし
120名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 23:43:04 ID:wMI+EGZR
じゃあ俺は一番好きな13話観てくる。
こなたに男が!?って大口あけるかがみにこなたが跳ねる最萌カット
さらにかがみのデレが見れるバレンタイン話は何度見ても良い。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 23:52:19 ID:KyhcABhO
>>120
さんくす
一話観てるんだが終わったら十三話観るわ
122名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 23:59:39 ID:PdfGtKb+
原作も忘れてはいけない。
ちょっとしたことでこなかが変換出来るネタてんこ盛りだ。
123名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 00:08:02 ID:MIXPbMUv
よし。13話の後は15話、21話見て身体が温まってきたら
最初からまた全話見直して、インターバルに原作、デザートにゲームで
パーフェクト!
124名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 00:44:46 ID:PuES4uah
コミックス3巻 p105 「狙い目」

こなた「ふー、よくやったっ 私にしては頑張った!!」

こなた「というワケでちょっとゲームをねー…」
トゥルルル
そうじろう「こなたー、かがみちゃんから電話だぞー」

こなた「というワケでちょっとゲームを――」
トゥルルル
ゆたか「お姉ちゃーん、かがみ先輩から電話だよ〜」

かがみ『あ もしもしこなた?』
こなた「かがみさぁ、私の部屋に監視カメラとかつけてないよネ?」
かがみ『はぁ?何で知ってるのよ』
こなた「え……」
125名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 08:12:13 ID:qp2FcEXY
ちょっとみんな、原作5巻P113第24回 ミッションの上の方にあるかがみの絵を見てくれ。正確にはかがみが腰掛けているものだ。
何を思ってかがみはこれに腰掛けているのか。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 08:49:27 ID:q6MjJbMA
23話の6分(適当)あたりが好きかな
なんか普通に「かっがみーん♪かっがみーん♪」で嬉しそうにじゃれついてるし、
かがみも「仕方ないわねー」とか言いながらこなたに付き合っちゃってるし
まさにこなかがじゃなかろうか
127名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 09:19:15 ID:f8734QBL
>>125
そりゃもちろん「こなたは私のもの」と回りに誇示してるんだと思うよ
つまりは、オマエラ近づくんじゃない、と。
128名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 14:33:52 ID:fAA8eGOJ
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      GJ
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
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    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
129名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 15:33:43 ID:YgN5kzK2
みんながこなかが好きになれば、世の中平和になると思うんだ・・・
130名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 15:44:11 ID:xvp26GiI
>>129
こなかが派とかがこな派が血で血を(ry
131名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 16:26:34 ID:f8734QBL
>>130
かがこなでもこなかがでも、どちらでも美味しくいただける自分は、
もしかすると、その両陣営からも狙われる立ち位置になってしまうのだろうか。
132名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 17:20:54 ID:JJVaHezP
>>131
戦争を根絶するために武力介入する私設武装組織とかでどうだろう
133名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 17:29:41 ID:v5xrP8Pb
>>132

ソレナンテ・ビーイング?
134名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 17:47:08 ID:JJVaHezP
さしあたって、コナカガル・ビーイングでw
135名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:42:53 ID:9t9iBYXi
>>129
頑張って洗脳しな。
136名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:43:43 ID:9t9iBYXi
「……? か、かがみ?」
「…………」
「……えっと……」

どうしよう。やっぱり怒ってるのかな?
とするとここは、素直に謝ったほうがいいよね?
高校生活最後の日に、こんなくだらないことで親友と仲違いなんて、馬鹿らしいにも程がある……。

そう思い、私はこほんと咳払いをした。
大丈夫。かがみのことだ。
誠意を込めて謝れば、きっと笑顔で許してくれるはず。

私が謝罪の言葉を述べようと口を開いた瞬間、小さな呟きが私の耳に届いた。

「……で、話って……何なのよ」

……。

え?

「……あるんでしょ? 私に、その……話が」

「…………」

私は一瞬、かがみが何を言っているのか理解できなかった。
だが、彼女が私に謝罪を要求しているわけでもなければ、そもそも怒っているわけでもないということに気付いた時、全てを理解した。

……誤算だった。

137名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:44:56 ID:9t9iBYXi
てっきり、顔を真っ赤にして『な、なんであんたがここに!?』とか言うのを想像してたのに。

「…………」

……ひょ、ひょっとして。

嫌な汗が背中を伝う。

「か、かがみ……?」

怒ってる……?

段々雰囲気が重たくなってくるのを感じながら、私は懸命に言葉を探した。
だが、次に口を開いたのはかがみの方だった。

「やっぱり……あんただったのね」

やっぱり?
ってことは……。

「な、なんだ。バレてたんだ」
「……あんたの字くらい、一目見れば分かるわよ。この三年間で何回も見てきたんだから」
「あ〜……そりゃそうか」

抜かったな。筆跡くらい変えるんだった。
まあでも最初からバレてたんなら、別にそんなに怒ってもいないよね……って、あれ?

かがみはいまだに、私の方を見ようとしない。
私に背を向けたまま、じっとその場に立ち尽くしている。


138名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:45:56 ID:9t9iBYXi
さて、そろそろいいかな?
頃合を見計らって私は体育館裏へと向かった。
今回ばかりは予想がしづらい。五分五分ってトコかな?
来ていてほしいような、でもなんとなく来ていてほしくないような……。

あ。

……いた。

いつも通りの、というか一時間ほど前に別れたばかりのツインテールの後姿。
こっちとしては期待通りの行動で嬉しいはずなんだけど、でもなんとなく寂しい気持ちもするのはどうしてだろうね?

よくわからないモヤモヤを胸に抱えつつ、私は努めて明るく声を出した。

「やふー! かーがみん!」

とにもかくにも、私のドッキリラヴレター大作戦はここでネタバラシ。
あんまり引き伸ばすようなもんでもないしね。

「…………」

かがみは黙ったまま、私に背を向けている。

あれれ?
139名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:47:14 ID:9t9iBYXi

手紙の差し出し主が私だと気付いた時点で、当然それは『嘘』であるとかがみは気付く。
その前提があったからこそ、私はこの作戦を思い立ったのだ。

だがもし、彼女が別の解釈をしたのなら。

手紙の差し出し主が私だと気付いてなお、それを『嘘』だと思わなかったら――。

それは、つまり……。


今、私には二つの選択肢が与えられた。

まず一つ目は、最も現実的で、かつ平和的な選択肢。
彼女を騙したことを謝罪し、全部『嘘』だったのだとネタバラシをする。
ついさっきまで、私にはこの選択肢しかないはずだった。

しかし今、二つ目の選択肢が追加されてしまったのだ。

それはつまり、この『嘘』を『嘘』でなくする、すなわち『本当』にしてしまうという、極めてリスクの高い選択肢。


永遠に続くとも思える沈黙の中、私が選んだ選択肢は――……。




140名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 19:59:19 ID:9t9iBYXi
                        『今日はこのクラスに転校生が来るでー!皆嬉しいやろ?』

教室は一気にざわめきだし、その話題で持ち切りになる。このクラスには、転校生が来ることを知らなかった人が多かったみたい。

『はいはい、静かにする。ほな入って来てー』

教室のドアがゆっくりと開き、中に入って来た子はとても小柄な女の子だった。膝にまで届きそうな蒼くて長い髪に、人を簡単には寄せ付けそうもない鋭い眼光が印象的だったという。
黒井先生は女の子を教壇へ招き、その肩をポンポンと叩いた。

『じゃあ泉、自己紹介頼むで』
『…自己、紹介?』
『そや。名前と…好きなもんとか嫌いなもんとか、何でも良いからアピールしてみ』
『………』

彼女は怪訝な顔付きになり、視線を動かすだけで教室中を確認をした。
そして口を開く。後ろの席に届くか届かないか…それ程の声で。

『泉…こなた』

言葉は一度、そこで区切られる。生徒達はその様子を真剣に見守る。次にどんなことを話すのか、期待を抱いたような目で。

『好きな物、ありません』『へー、泉は好きなもんあらへんのか』

黒井先生はいちいち変な時に反応を見せる。
いや、でもそんな性格があったからこそ…次の一言も軽く流すことが出来たのかもしれない。

『嫌いな物は…人間です』『へ?』

教室中に異様な空気が漂う。そして次の瞬間、それは笑い声に変わり、クラス中に響いた。
…それもそうだろう。いきなりやって来た転校生が人間嫌いだなんて…ネタか何かにしか思えない。

『そ、そないなネタでくるとは思わんかったわ!』

黒井先生も案の定、その言葉をネタとして済ませてしまったみたいで…。
ただ数名を除いて、彼女は面白い人と解釈を受けてしまっていた。

『まぁええ。じゃああそこに席空いてるから、座り』『………』

141名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:07:39 ID:9t9iBYXi

そういえば、頭がガンガンと痛む。雨の日って、たまにだけど偏頭痛が起こるから嫌いだ。うーん、何だか変な夢を見た気も…。

「よし、ご飯食べるか!」

私がリビングに向かいご飯を食べ始めた10分後に、つかさが瞼を擦りながら起きてきた。
全く…早寝遅起きなんてだらし無いな。

「お姉ちゃん…おはよー。今日も…早いね……」
「おはよ。つかさは朝が遅すぎるのよ………って寝るな!」
「ふぇー!?お、起きてるよ…」
「…本当か?まあいいから、早く食べちゃいなさい。じゃないと置いてくわよ?」
「そ、それは待ってぇ!」「私は先に着替えて来るから」

一足、いやそれ以上先に食事を済ませた私は部屋に戻り身嗜みを整える。すぐにでも外に出られるよう、準備しておいた。
きっとつかさが用意を始めるまでに、私の用意は全て済んでしまうだろう。

窓の外の暗い景色を見て思う。今日の体育はグラウンドで体力測定だったけど、この調子じゃ無くなりそうだ。
その場合、体育館での授業になるけど…比較的自由に動ける体力測定とは違い、体育館だと何かしらのスポーツをする為、色々面倒になる。

「…話せるかな」

私の不安はそれだけ。
彼女と…泉こなたと話してみたい。

「お姉ちゃんごめんねっ。学校行こっ!」

…つかさに待たされ15分強。もう慣れたけど、少しくらいどうにかならないものか。そんな不満を抱きながら、私達は家を出た。

学校に向かう間、私達はいつものように他愛のない会話をしていた。
雨だから、なんとなく人が少ないようにも思える。

142名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:13:31 ID:9t9iBYXi

「ふぅ…上手くやれるかな」

一つ不安を漏らし、机に顔を伏せる。
私のこの言葉は、このクラスでのこともあるし、その他にも当て嵌まる。
その他なんて言い方だけど、考えてることのは一つなんだけど…。

私はしばらくのそのままの態勢で朝の余った時間を過ごた。途中で髪を引っ張ってくる日下部に軽い鉄拳制裁を食らわし、峰岸には出来るだけ明るく挨拶をした。

…きっと大丈夫よね、うん。

授業が始まり、私は昨日とは打って変わったように先生の話を聞く。板書をノートに写し、重要項目にはアンダーライン。
勉強は学生の資本だから、真面目に受けて当然…そんなことを考えてチラッと視線を逸らすと、居眠りした日下部の姿が見えた。
先生がそれに気付き、日下部の席の前で怪しく笑っている。

マズイ物を見たような気がして視線を黒板に移した数秒後、ふぎゃ!という叫び声と多数の笑い声が聞こえた。

全く、あいつは…。心の中でそんなことを考えながらも、嫌な気はしなかった。日下部が持つ明るさは周りの人間を元気づけるし、魅了する。だから自然と誰からも好かれるんだ。
…少し羨ましいくらい。


ふと、自分のノートを見て悲しくなった。


143名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:17:47 ID:9t9iBYXi

「ね?先生。…そういう話なんですよ」

彼女はそう言って先生にボールを投げ返した。
そしてそのまま入って来たばかりのドアに向かって歩き始める。

「ど、何処に行くんだっ!」
「………」
「おい、泉!」
「帰ります、それじゃ…」

体育館には、顔を真っ赤にした先生とそれを見て笑う生徒達の声が響く。
しかし私は彼女しか見ていない。その小さな背中に視線をぶつけていた。
ふと、彼女がこちらを振り返った。紅い目が私を捕らえた。…二人の視線が絡み合う。

ドクンと心臓が鳴り響く。全身が妙に速い鼓動を打つ。何、この感じ…?
私、どこかで………。

彼女はそのまま何もなかったように出て行く。私は握った掌に原因不明の多量の汗をかいていた。


144名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:20:58 ID:9t9iBYXi
体育館の重いドアが開き、そこに制服姿の生徒が立っていた。そのドアは私達の視界に入る場所にあったので、皆がそこに注目した。綺麗な長い髪が、雨風に靡いて揺れている。

彼女はゆったりとしたペースで入ってくると、列の後ろに向かおうとした……が、先生がそれを制止した。

「おい、待て。どうして着替えていないんだ?」

確かにその質問は正しい。体育の授業で制服のままなんて、見学でもするつもりだろうか?

「…体操服、間に合わなかったんです」
「その場合、家にジャージか何かあるだろ?それを持ってくればいいんじゃないのか」

転校生だから用意出来なかった。いかにもそれらしい理由だけど…私には嘘っぽく聞こえた。

「別に着替えなくたって出来るし…先生には関係ないです」
「そういうことじゃないだろ!」

先生の怒声に彼女の表情が変わる。何か、怠いような面倒臭いような…そんな顔。

「第一、制服なんかでっ…」

先生が何か言おうとしたその瞬間、彼女は先生の手からボールを取った。
そのままボールを二、三度床につき、ドリブルを始めた。素早くて機敏な動きははまるで人のものとは思えない。最後にバサッと、シュートが決まった音がした。

誰もがその姿に魅せられていた。私もその中の一人。正直、男子よりも運動神経が高いと言っても過言じゃないのでは?とにかく、私の頭の中では先程の映像が繰り返し流れていた。


145名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:23:37 ID:9t9iBYXi
「お昼休み…?ああ、平気平気!ゆきちゃん怒ったりしてなかったよ?」
「いや、そうじゃなくて…」

つかさは私がお昼ご飯をドタキャンしたのを話していると思ったようだった。違うのよ、つかさ…。

「どうしたの?」
「あの…転校生の泉さん、いるじゃない?彼女…お昼休みはどうしてた?」
「え?」

つかさは何故そんなことを聞くのかというような顔をしている。でも仕方ないのよ。私達の中で一番彼女に近いのは、つかさかみゆきなんだから。

「昼休みは…教室にいなかったと思うよ。何で?」
「え、いや…別に」

ストレートに理由を聞かれると、流石に困る。そんな私を見て、つかさはニコニコと笑っていた。

「お姉ちゃん…好きなんでしょ?泉さんのこと」
「はぁ!?」

いきなりの発言に心臓が止まりそうになった。どうしたら全く関わりのない相手をいきなり好きになるのよ!

「体育の時間、カッコ良かったもんねー!お姉ちゃん、ずっと泉さんのこと見てたでしょ?」
「むむ…それは確かに」

つかさってば、気付いていたのか…侮れない。それに、カッコ良かったのも事実だから…。

「早く友達になれるといいね」
「………」
「友達…なりたくないの?」
「お姉ちゃん?」

146名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:25:15 ID:9t9iBYXi
「柊ぃ、なにボーっとしてんだ?次は体育だぜ!」
「わ、分かってるわよ…」「柊ちゃん、体調悪いの?」
「ううん…」

日下部と峰岸がどうしたのかと声をかけてきてくれた。うん、体調は全く大丈夫なんだけどね…。
あまりに心配そうに見られているので、私はゆっくりと着替え始める。まだ肌寒いので体操服の上にジャージを重ねて着た。

「そんじゃあ行くか!」
「行きましょ、柊ちゃん」「うん…」

体育館に向かう時、B組が気になって覗いてみたけど既にもぬけの殻だった。ゆっくりしすぎてたか…。

体育館に着くと、既にほとんどの生徒が中にいた。
走り回っていたり、喋っていたりしたけど、始業ベルと同時にそれは無くなる。体育の先生は厳しいので有名。だから皆、驚く程に良い子になるのだ。

私はクラスの列に並び、B組の列を見る。前の方にいたつかさがそれに気付き、手を振ってきた。みゆきは軽く会釈をして、すぐ前を向いた。

その二人の姿を確認することが出来たけど、肝心の人が見付からない。
念の為に他のクラスの列を探したけど、何処にもいなかった。
その間に先生が来てしまい、出席を取り始める。
皆が呼ばれた名前に元気よく返事をする中で、彼女の名前だけが返事もなく響いていた。休み?でもそんないきなり…。

「欠席は一名だな。よし…今日は体力測定の予定だったが雨の為、バスケットボールのシュート練習をするぞ。まずは先生が見本を…」


147名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 20:28:11 ID:9t9iBYXi

「いきなりじゃねーよ。もうさっきから何回も呼び掛けてんのに…」
「あ…そ、そうなの?」
「柊ちゃん、やっぱり無理して体育したんじゃ…」

よく見れば峰岸もいた。
私、ボーっとしすぎだよね。何が原因かなんて、一番良く分かってる。

「ち、違うわよ。心配しなくても平気。ところで何の用だった?」
「何の用って…もう昼休みじゃんか」
「柊ちゃん、いつもすぐに妹ちゃんのところに行くのに、今日は自分の席に座りっぱなしだったから…」
「もしかして、私らと一緒に食べたいのかー?」

今は彼女を見たくない…。見てしまうと、何かおかしくなりそうで…。
でもつかさの教室にいる。いや、そんなの分からない。いないかもしれないのにいるって決め付けるなんて…私、期待してるの?

「うん、今日はここで食べたい」
「うぇ!?ほ、ほんとにか?まさかのビックリだぜ!」「なら食べよっか」
「うん…」

携帯を取り出し、つかさに今日は峰岸達とご飯を食べるからとメールを打つ。
その間に日下部は机を二つくっつけて、気分良さそうに用意をしていた。

明日は…明日ならきっと大丈夫。意識するな、かがみ。今日の異常な感覚は偶然、私の体調が悪かっただけなんだ…。


148名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 21:50:15 ID:KAJ5sru9
おまいらが妄想しているこなたからかがみへの「偽ラブレター」
(実は「真ラブレター」かもしれぬ)を、こなたになったつもりでうp
するのを期待してまつ。
149名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 22:27:55 ID:YgN5kzK2
>>148
先ずは、おまいさんから手本を見せなw
150名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 11:36:44 ID:UvSuljzz
なんかこなかがの勢いが衰えてるな。
荒らしのせいもあるんだろうが…
最近双葉にこなかがスレが立っても落ちるし。

まぁ夏コミで再燃焼する事を願いたい。
セブンスター3は出るのかな?
151名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 14:58:25 ID:3DeUAlNN
         ,. - ―- 、
       /        ヽ
     /    ,.フ^''''ー- j.
    /    /    >>1
   /     /     _/^  、`、
  /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
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. ./   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
. {  / ハ `l/   i' i    _  `ヽ  
 |  .rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ 
 | { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /  
  .|/ -'     ;: |  !  ∧_∧
   l   l     ;. l |  < `∀´>     n
.  .|    !.     ; |. |  ̄     \    ( E)
  |   l    ; l iフ     /ヽ ヽ_//
   l     l   ;: l |    j {   
   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
 l      :.         |
152名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 15:10:12 ID:7fJxZzyr
ここって荒らしに目をつけられるほど、ヤバい事したのか?
153名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 15:45:58 ID:5IVa4yMT
>>150
アニメ本編終わって久しいしね。
らきすたそのものもじりじり落ちていってる状況だし、その中のこなかがだけだと仕方ないかも?
夏コミやOVAによる活性化期待ってことでw

>>152
別に何も。煽りや荒らしはさておき、住人の態度は良い方だと思うよ。
こなかがだとか百合だとか嫌いで仕方ないのか、単に暇でたまたまここに居着いてみただけでしょう。
他人の作品を貼り続けるばかりの粘着荒らしの思考とか、考えようもないし。

こなたの偽ラブレターだけど、あれって今後原作で使う可能性が全くないわけじゃないから、どうもまだネタにし難い気はする(笑)
154名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 15:49:03 ID:qHA7a2+X
知らん
ま、百合なんて少なからずアンチが出るもんだろ
人気カプなら目がつきやすいしな

ところで、汚くなったこなたの部屋を掃除してあげるんだけど、
いろいろと危うい物を見てしまって赤面してしまうかがみの妄想が止まらんのだが
その後は勿論こなたが労いという名の(検問削除)を
155名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 15:49:54 ID:qHA7a2+X
おおう、>>154>>152ですサーセン
156名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 15:50:40 ID:qHA7a2+X
…俺慌てすぎ自重
>>152宛てってことです、はい
157名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 17:02:56 ID:CYZ7JeXI
「らき☆すた」こな×かが百合厨アンチスレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1215223163/
158名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 17:47:36 ID:2H8ACuMo
まあアンチが湧くのはメジャーになった証拠だよ
今じゃらき☆すたは、こなかが抜きじゃ語れないところまで来てる

>>154
こなたの部屋だから・・・何が出てきてもおかしくないw
1596-774:2008/07/15(火) 19:06:14 ID:9s6PY3uX
暑いですね……こんなに暑いと、時には絵でこなかがりたくなります。

http://konakaga.me.land.to/cgi-bin/imgboard/img-box/img20080715190228.jpg

コミックス3巻p128をこなかが変換しただけです。ハイ。
スキャナ無いですからデジカメ撮影。そして、技量のなさから色塗れませんが。
お目汚しすみません。
160名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 19:58:06 ID:aueEqjuy
ゆーのすの新刊またこなかが本らしいぞ!
161名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:26:35 ID:0rUI+aEq
「こ、こ、こなた。わ、私の… 裸… どう? 嫌いになった?」
何聞いているんだろう。
「え? そんなに気にすること無いよ。かがみはやっぱり気にしすぎだよ。体重が1,2キロ増えても、見た目は変わんないよ」
「あ、そっちじゃなくて… 毛…」
「毛? 普通じゃない?」
「普通…」
「うん、私は薄いからよくわからないけど… 気にならないよ」
「そう」
「そう」
「…」
かがみが気にしていたのはそういうことか、未だに外見を気にするかがみに失望。私だって胸がないのを克服しているのにね。
背中に感じる弾力に自分の言葉の嘘を恥じた。あのユニットから早く卒業したいな。

「こなた、今日は取り乱して、悪かったわね」
急の本題に身体が反応する。ちゃぷっとお湯が揺れた。
「少し驚いたけど大丈夫だよ。かがみは何か落し物してたんじゃない?」
二人のかがみのやり取りを思い出す。
「そうね、落し物。けど見つかったから」
「茶屋の前でしょ? なんだかかがみの表情が変わったよ。私の好きなかがみの顔に」
「見てたのか…」

ここで言うことではないのかな、と躊躇したが私の中でけじめをつけたい。自分の下した愚かな思いやりを叱ってもらうために。
「私、かがみにお別れを言おうか、とも考えたんだよ」
「…」
「けど、走ってたらみんな忘れちゃったよ。最後に残ったのは『かがみに会いたい』ってことだけ」
「こなた、顔、見せて」

微妙ないい訳っぽい話に後悔しながら身体を回転させて、かがみの前に腕立て伏せのように手を着き、顔を向けた。
するとかがみは私の顔を両手で挟み私を見つめる。何が起こるのか見当がつかない。怒られるの? それとも別れを切り出されるの?
唾を飲み込み成り行きに備える。
かがみはまぶたを閉じゆっくり顔を近づけてきた。私は瞬きすることも忘れてかがみを見つめ続ける。
これは… キス… 私はかがみにキスされる?
キスするときはやっぱり私も目を閉じなきゃいけないのかな。そんな考えしか頭に浮かばない。
不思議と… これは必然だろうか、拒否する気持ちはなかった。

162名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:31:32 ID:0rUI+aEq

いつのまにか浴槽から出されていた私の思考は元に戻りこの状況を楽しむ。かがみの腕に抱かれて私はうなだれた。
「おい。猫口のまま棺桶に入るのか?」
「あはっ」
「あ、こなちゃん、目が覚めた。どうせなら、お姉ちゃんとキスして目覚めたらよかったのに」
「ちょっとつかさ、何てこと言うのよ。こなたが恥ずかしがって顔を赤くしてるじゃない」
「いやいや、かがみん。かがみさんの方が尋常ではない顔色ですよ」
「わ、私はただ服着たままだから、暑いのよ。あんたたちも早く出て、着替えなさい。こなたは
私の服持ってきてあげるから、それ使って頂戴」
「かがみ、服びしょ濡れだよ。そんなに慌てて行かなくてもいいじゃない」

私の濡れた身体をかがみの背中に押し付ける。それ、私の胸の感触を味わうがよい。
「ちょっと濡れちゃうじゃない。まとわりつくな!」
「これ以上濡れても変わりないよ」
「こなちゃんのお尻に蒙古斑あるかと思ったけど、ないねぇ」
「ちょっ、つかさ、私のお尻そんなに見ないでよ」

浴槽の淵に顎を乗せてつかさが私のお尻を観察していた。慌ててお尻を手で隠し、浴槽に飛び込む。
それを見たかがみは、
「つかさ、ちゃんと見ないとだめだからね。こいつにはまだ残ってるわよ、子供なんだから」
と捨て台詞を吐き逃げだした。
「かがみのばかぁ!」
私が放ったお湯はかがみに届くことなくドアに阻まれた。
「こなちゃんのお尻っ。こなちゃんのお尻っ」
「ちょっと、つかさ、どこ触ってるのさ」
「本当にありそうだから、探してるの」
つかさにお尻を撫でまわせれる。つかさのくせに…。
しかし姉妹っていいな。友達には出来ないお仕置きを心置きなくつかさに施してみた。



163名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:33:15 ID:0rUI+aEq
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',三三    三三゙^′..ヽ   
    ゙{y、、;:...""      ""・、)  、}
    ".¨ー=v '' ‘ー'ー'  、,_,,、_,,r_,ノ′
    /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
    ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
    ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

            こなかが(笑)
164名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:36:05 ID:0rUI+aEq
姉妹の会話をほほえましく聞く私。え、かがみが一緒に入る? かがみが私をお風呂に入れてくれるのか…、赤ん坊だった夢の続きかな?
「こなた、自分で脱げる?」
「腕が上がらないよ」
「じゃあ、私が脱がすからね」
「お願いします。かがみ様」
「様って付けるな」
「あはっ」
脱衣場でのやり取りが、私が私である証明をしていた。しかし手早く服を脱がされるのは、私を子ども扱いしているからか?
私も乙女なんだぞ、敬って脱がして欲しいよ。

しげしげと私の裸を眺めるかがみ。小刻みに震えているのは寒いからだよ。かがみが怖いわけじゃないよ。
「かがみ、私一人で裸なのは、恥ずかしいな…」
遠慮がちに呟く。
「そうなんだけど、私は… あの…」
なぜかかがみは言葉に詰まり、うつむき赤面する。
「いいよ、私、かがみのどんな姿でも好きだよ。今日あった事も忘れない。かがみの本当の姿だもん」
『寒いから早くお風呂に入ろうよ』と言うのはきっとお風呂から遠ざかる一言だろうと思い自重した。
「そうよね、今更見栄張っても仕方ないわね。寒い思いさせてごめん」
その言葉とは逆に未練たらしく制服を脱ぐ。少し大きなかがみの胸に羨ましさを隠せない。ウエストも引き締まっている。
この身体で恥ずかしがるなんて本当にかがみは見栄っ張りだな。

洗い場まで運ばれ座らされる私。浴槽から立ち上る湯気が幸福へ手招きしている。
しきりにお湯の温度を適温へと調整してくれるかがみの甲斐甲斐しさに萌えながら至福の時を待つ。
膝下から徐々にお湯の熱さを慣らしていく手際のよさに、私のお父さんの老後を託す決意をした。いい嫁だ。
もちろんそんな冗談を今言えば冷たい水をかけられるのは必然だ、自重、自重。

165名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:39:56 ID:0rUI+aEq
「でね、さっきの話の続きなんだけど、止める為にはどうすればいいのかな? わかんないかな、わかんないよね」
いつもと変わりない無邪気な素振りに、私は目を疑った、あのお仕置きが効かない人物がいようとは…。天然恐るべき。
「もう出ようか。こなちゃんには私の服貸してあげる」
かがみの言葉聞いてなかったの? 天然恐るべき。もう私の負けでいいです。

心持ち大きめのつかさの服を着てお風呂場を後にする。つかさは台所に飲み物を取りに行くと言い残し、私は一人階段の側で待つ。
するとかがみのお姉さん、まつりさんが近づき私の肩に手を置き懇願した。
「こなたちゃん、かがみのことよろしく頼むね。かがみは知っての通りの子だから誤解することもあると思うけど、
決して裏切ったりする子じゃないから、いつまでも側にいてあげてね。
いつかこなたちゃんだけが頼りになる時が必ず来ると思うの、その時はどうかかがみの力になってあげてください。
二人で力をあわせて、二人だけの幸せを掴んでください」
背の低い私の頭よりも低くまつりさんは頭を下げた。あまり仲がいいとは聞かない間柄なのに、かがみの為に取るこの態度。
姉妹って不思議な関係だな。私はこの中に加われるのかな?

「まつりお姉ちゃんどうしたの? こなちゃんと何のお話?」
両手でお盆を持ったつかさが話に加わろうとする。
「ん、なんでもなよ。つかさ、ちゃんと歯を磨いて寝るのよ」
そう言いながらちらっとお盆の上を見て、ココアを取り上げ一口飲むまつりさん。
「つかさのココアはいつも味が一定で美味しいわね」
「えへへー ありがとう。まつりお姉ちゃん」
まつりさんが右手をひらひらさせて去っていく姿はツンデレオーラ全開だった。話の逸らせ方うまいなぁ。流石かがみの姉。

「お姉ちゃん入るね」
両手の塞がっているつかさに代わり、かがみの部屋のドアをノックして開ける。いきなり開けて飛び込みたいが、つかさの頼みを断るわけにも行かない。
部屋の中でぼーと壁にかかった巫女服を眺めていたかがみが振り向く。
「かがみ遅いから、つかさに服借りたよ」
「あ、そうなの。貸せそうな服無いから悩んでたのよ。よかったらちょっと私の巫女装束着てみない? 
萌えるんでしょ?」
興味はないけどからかい半分で言っています、という演技がばればれだ。
「かがみんは間違ってるよ。自分が着ても萌えないよ。他人が着てるからいいんじゃないかぁ」
「私だってその、萌えって言うのを感じたいじゃない。
166名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:41:32 ID:0rUI+aEq
         / / /                    \
         /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
.       /: : : ∨: : /  /     / / / !  !  ! !   \ ヽ
    /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l
   /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l
   \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    \: : : :.|: : : : :|  | / /` ::/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
       \/l___.r|  l イ ヽ゜、 .ノヽ--/ ̄ ,
        |  l  l{ ヘ l/   ".ミ }  ...|  /!/           
        |  l  lト、_V      」_}`ー‐し'ゝL _
        |  l  l   ̄lヽ、    _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        l  l   ',    |   > .、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
.        /   ト、  ヽ、 |/: :.|   T:.ヽ |   l   |
      /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |
      /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   |
.     /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :l|   | |

             こなかが(笑)
167名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:46:26 ID:0rUI+aEq

黙って考え事をしていたかがみが急に話し出す。私に変な期待を持たせないで欲しいよ。
「かがみん、今つかさが陵桜で働きたいって言うのを聞いて、無理やり言ってるでしょ? いっつも私たちと離れていたから、今度こそってね」
「違うわよ。私のやりがいよ。弁護したり、代理人になって困ってる人を助けるのもいいわ。
けどねそもそも事件を起こさない、巻き込まれないような人間を育てる方がやりがいのある仕事と思うのよ」
本当? かがみ…。
「お姉ちゃん、今から間に合うの?」
「間に合わせるのよ。つかさ、こなた、私に協力してね」
「はい」
「うしゅ」
「と言うことで二人とも帰んなさい」
「あー、そうですよね、お邪魔ですよね… 私達、勉強できませんしね」
「ばか、心配かけさせないでよ」
「冗談だよ、今度からかがみがお弁当当番のときは、私が用意するからね」
「チョココロネはだめよ。あんなのばっかり食べるから子供のままなのよ」
「チョココロネをばかにするなー。徹夜で討論だ」
「ちょっと、こなちゃん…」
「いいわ、つかさはもう寝なさい。こなた正座」

つかさが消えた部屋の中を私達の思いが満たしていく。先のかけた時計が遠慮がちに時を刻む。
かがみは甘酒を一口のみ、後悔の念を浮かべた。
「かがみ、のど渇いてるでしょ? 口の中が甘くて不快でしょ?」
その言葉には反応せず、
「今日は… 悪かったわね」
と、ぽつりと一言。
「かがみってさあ、やっぱりかわいいよね」
「な、なに急に言うのよ。あんたも、その…」
「今日はもう帰るね。お父さん心配してると思うし」
「そ、そうね… 来てくれてありがとう。あの、今日、私…」
「いいよ、私、かがみのこともっと好きになったよ」



168名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 20:54:30 ID:SLGEHIra
いやっほーぅ!かがこな最高ー!
169名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 21:37:27 ID:AeV4N8mG
こなたんの制服の匂いをかがみんに嗅がせると興奮しすぎて死ぬ
1708-784:2008/07/15(火) 21:53:21 ID:2H8ACuMo
こんばんは
避難所と同じものですが、よろしければどうぞ・・・

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/379

前回お返事くださった方ありがとうございます !
171名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 22:10:41 ID:zRoyMFoX
>>159
ぐっじょぶ!
確かに暑いと、熱いこなかが描きたくなりますねw

絵は楽しく描ければいいと思いますよっ!
出来れば、古いスキャナー上げたいくらいw

是非また描いてくださいっ
172名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 22:25:20 ID:YalmMExd
>>158
>今じゃらき☆すたは、こなかが抜きじゃ語れないところまで来てる
は?
別にこのスレでこなかがに萌えるのは勝手だけどさ、
オフィシャル設定みたいに言うの辞めてくれないか?
173名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 22:38:38 ID:5IVa4yMT
>>170
GJ!
こ、こなた可愛すぎ!こなたの表情も磨きかかってきましたねw
四コマ目のかがみ、本音語りすぎな(笑)
174名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 23:05:54 ID:qHA7a2+X
>>170
相変わらずの糖分過多wご馳走様です
たまにはツンかがみも見たいぜ!四コマ以外も見てみたいぜ!
175名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 23:16:04 ID:IB1aU7+E
>>172
ごもっとも
176名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 23:32:10 ID:5IVa4yMT
いや、ごもっともでもないんじゃ……
このスレの住人みんながそう言ってて譲らないとかでもあるまいし。
スレ内でそういう風に感じる、くらいでそんな悪いかね?余所で言えばどうかと思うけど。
「そこまでは自分は思わないけど」程度の返事でいいでしょ。
177名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 23:51:17 ID:nwgd7m8A
>>172
言わんとしてることは正論だが、
喧嘩腰は場荒れの元。

おっと「住民どんだけ神経質」「ここも質が」とかいうのはなしな。
なぜなら>>176の指摘するとおりだ。
言葉はつくづく選ばないと。

何度でも言う、荒い口調、喧嘩口調は場荒れの元。
百害あって一理も無い。

というわけで、以後こなかが話ドゾー
178名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 23:59:08 ID:scnUI58J
>>172はアンチスレに同じ事書き込んでるので煽りだな

http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1215223163/

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/07/15(火) 22:27:54 ID:YalmMExd
ぶっちゃけさ、このカップリングをさもオフィシャルの様に言うのは辞めてほしいわ。
キャラスレにまでこなかが妄想書くバカってなんなの?
かがつか、かがみさ、みたいな他カプ好きな奴だって居るんだから、
ちっとは自制しろって感じだわ。
179名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:03:29 ID:rpvoOlqc
マルチだったか、こいつは失敬orz

おまいらこれから気をつけよう。以後これから、
荒い口調、喧嘩口調、こなかが否定慇懃無礼を見つけたら
無条件で荒らしと認定し脳内あぼーん推奨イタシマス。

オレモマダマダダナアorz

というわけで、今度こそこなかが話↓
180名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:12:28 ID:dV4B2gcf
ネタが枯渇してる時期でもあるかなぁ。
今のところ、偽ラブレターが一番いいのかもだけど、あれは今後どうなるか分からないのもあるし。
181名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:18:32 ID:Qk8gMxTo
勘違いしている人多いけど、まだこなた達は卒業していない。
卒業式はまだ終わってないぜ?
182名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:22:40 ID:rpvoOlqc
かがみと同じ大学をめざすため、
かがみに拉致監禁されながらみっちり学力強化合宿かwwwww

あるいは

もうこの時点であきらめて、かがみの嫁大作戦を敢行。
柊家に住み着きかがみ専用のメイド兼警備員となるかwwwww
183名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:33:32 ID:j40jlGCS
まー中にはこっちの文化に慣れてない新参もいるからな
原作と二次元の区別も出来ない子だっているだろう
どこぞの動画から勘違いして迷い込んじゃった子とか
どうでもいいな
はぁどろわどろわ
184名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:34:25 ID:dV4B2gcf
かがみが独り暮らししないのだったら、鷹宮神社の住み込み巫女になる手も。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:48:04 ID:GYXYcyuR
かがみが住み込み巫女さん…
両親もかがみに神社を任せて隠居して、私生活を補うためにこなたも同居と。
そういう流れか。
186名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:51:37 ID:dV4B2gcf
いや、こなたが住み込み巫女のつもりだったんだけど(笑)
でも、それもありかも?
187名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 01:07:19 ID:GYXYcyuR
…勘違いしてたのか俺orz
そうだよね。冷静に考えれば、
かがみにしてみたら実家なんだから、住み込みって表現自体がおかしいよね。
何故それに気付けなかったo...rz
188名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 02:07:29 ID:l1ZwQDsX
いつだったか、
「なんとかアカデミーだと思って試験勉強すればいいじゃない」
みたいなことを、かがみ@言葉の魔術師が言って、こなたもやる気になってたよな。
それを愚直に守って、後半で一気に追い上げて同じ大学に合格……という妄想をしてみる俺。

「いやー、いんくタンには足向けて寝られないねー」
「ちょ、おまっ、マジか!?」
189名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 03:09:36 ID:rpvoOlqc
ヲタクな結果だと見せかけておいて、
実はかがみと同じ大学に入りたいがために
陰ですごい努力をしたと連想できるこなた萌え




……だなんておもっちゃいないんだからねっ!
190名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 03:41:14 ID:dV4B2gcf
あ、そうか。かがみは隠れオタクだけど、こなたは隠れツンデレなわけですねw
191名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 06:32:20 ID:rTrNHuQV
似たもの婦婦W
192名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 14:57:21 ID:PTA1hVxT
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
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    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
193名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 16:09:47 ID:m5Io+pWJ
でも原作だとこなた大学合格大丈夫かなあ
ゆーちゃんもお守り買ってたし、漫画ならではのご都合主義でどうにかなるとは思うけど・・・
絶対にかがみと離れ離れなんて事にならないで欲しい
194名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:33:19 ID:j7+y/XBS
一緒になっても勿論萌えるんだけれど、別々になったらなったでおいしい
誰かが会えない時間で愛育てよう、と言っていた事だし
二人ともノート一面に名前とか似顔絵とか書いてればいいよ
電話したいけど迷惑にならないかな、と携帯の前で正座して小一時間悩んでればいいんだよ
195名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:37:55 ID:UMY3Cn1+
原作でかがみが寂しがる描写は期待できないが、脳内では違う大学行ってもこなたの事ばかり考えて寂しくてしょうがないかがみが容易に浮かぶ。
196名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:53:43 ID:gRDHb8Ys

 いつもと変わりない光景が、他人の視点から見ているようにも感じた。
 私以外の誰かと話すあの子、楽しそうに笑うあの子。
 私の知ってる笑顔が、私の知らない笑顔が、私の知ってる声が、私の知らない声が……
 私じゃない別の誰かに向けられている。
 それだけのことで、私の体の真ん中には、ドス黒いどろどろとしたものが湧き上がる。

 嫉妬。

 嫌悪感を覚えた。誰でもない、私に対して。
 依存するだけ依存しておいて、あなたの前では、言いたいことのひとつも言えない。
 伝えるべき言葉は喉の奥で引っかかり、また体の中へと吸い込まれてゆく。
 そんな自分が嫌いだった。素直になれない捻くれ者で、臆病者な『私』が……

 だからこそ、光って見えた。
 どんなに捩れた言葉でも、どんなに尖った言葉でも
 やさしく受け止め笑ってくれる。
 私の中の『私』を見てくれる。
 それがどんなに黒くても、それがどんなに掠れていても
 裏も表も黒も白も、綺麗も汚いも好きも嫌いも
 それは全部あなただと。その全てが大好きなのだと。屈託のない、まっすぐな瞳で……

 ――そして私は、また恋をする

 ――あなたの中の『あなた』を知るたび、スキになる

 だから、私
197名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:55:32 ID:gRDHb8Ys
問題なのは誰にチョコをあげたかと聞かれたかがみの台詞
「私は、あんたとつかさとみゆき」
……そう、背景コンビの名前がないのだ
それがどうしたと言われるかもしれないが、よく考えてみて欲しい
もし以前からかがみに友チョコの習慣があれば、この二人の名前も挙がるはずだ
つまりかがみがチョコを作って送ったのは高校二年が初めてだと推測できる
「つかさはこういう所凝り性なのよね、何個も何個作ってどうせ義理なのに」
「つかさが作ったからついでに作った」
だったら以前からかがみも友チョコを作っていて然るべきはずなのだ
では高二になって突然友チョコを初めたのはなぜか?
その理由は皆さん御存知の通り。
そう、こなたに惚れてしまったからだ。
しかし女同士のこと、こなた一人に送ってしまうのはよろしくない。
198名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:56:57 ID:gRDHb8Ys
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   /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l
   \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    \: : : :.|: : : : :|  | / /` ::/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
       \/l___.r|  l イ ヽ゜、 .ノヽ--/ ̄ ,
        |  l  l{ ヘ l/   ".ミ }  ...|  /!/           
        |  l  lト、_V      」_}`ー‐し'ゝL _
        |  l  l   ̄lヽ、    _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        l  l   ',    |   > .、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
.        /   ト、  ヽ、 |/: :.|   T:.ヽ |   l   |
      /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |
      /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   |
.     /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :l|   | |

             こなかが(笑)
199名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:58:00 ID:gRDHb8Ys
「こなた、重いようだったら、私がそっちを持つわよ?」
「いやいや、コレくらい。いつも買ってるグッズの方が重いぐらいだからね」
「ああ、そうですか……やれやれ」

あ、帰ってきたみたい。一緒にいるのは……お友達のかがみちゃんね。

「ただいま〜」
「おじゃましま〜す」
「……って言っても、今日は誰もいないけどね」
「まったく、もうちょっと早く言ってくれれば、色々用意したのに」
「私は、かがみが泊まりに来てくれるだけで嬉しいよ」
「バッ、バカッ……急に何言ってるのよ」
「ツンデレ萌え〜」
「……もうっ」

どうやら、一人になったこなたを心配して、かがみちゃんがお泊りに来てくれてるみたいね。
良い友達を持ったわね、こなた。

「で、こんなに材料を買い込んだわけだけど、一体晩御飯に何を作るつもりなのよ?」
「ん?みんな大好き、チキンカレーだよ」
「って、二人分にしては量が多くないか?」
200名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 19:59:27 ID:gRDHb8Ys

「かがみ、そうじゃなくて、こうだよ」
「こなた……?」
戻ってきたこなたがかがみちゃんの手を持って、一緒に包丁を動かしてあげています。

うふふ、なんだか微笑ましいですね。子どもに料理を教えるお母さん、そんな感じです。
料理を教える……か。

「……痛っ!」
「か、かがみ!」
あっ、刃を滑らせたかがみちゃんが指を切ってしまいました。
「ちょっと待って……パクッ」
「な、なななな……あ、わ、私のゆ、指をくわえて、何してるのよっ!」
「ひょーどく……ぷはぁっ。お父さんもお母さんによくしてあげてたんだって」

!?!?!?な、ななななななななな、何を言っているんでしょう、この子は!?
えっと、ち、違うんですよ?あ、いえ、違いませんけど……と、とにかく、このシーンはカットです。
201名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:06:47 ID:gRDHb8Ys

「えーっと、お皿お皿っと……うぁっ!あんなに高いところに」
あ〜、ちょっとこなたの身長では届きそうに無いですね。
私に背は似ませんようにってあんなにお祈りしたのに……。

「もう、お父さんに片付け頼むとこれだよ。ん〜……」
背伸びして、食器棚に手を伸ばすこなた、ですが、足元がふらついています。
無理しないでね、こなた……何も出来ないのが歯痒い。
「んぉ〜……あと少しぃ――って、わぁっ!」
こなたっ!!

「――はい、大丈夫か?」
「あ、かがみ……?」
「もう、届かないんだったら、無理しないの。後は私がやるから、こなたはお鍋見てきて」

ホッ……こなたが倒れる寸前、後ろからかがみちゃんが支えてくれました。ありがとう、かがみちゃん。
それにしても、この二人、結構身長差があるんですね。こなたはかがみちゃんにスッポリ包まれてる状態です。

「あ、ありがとね。かがみ」
「いいっていいって。じゃ、お鍋頼んだわよ」
「……うん」

こなたはそう言ってお鍋の前に立ちましたけど、なんでしょう?顔が赤いです。湯気のせいかしら。

「……かがみ、温かかった」



202名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:12:08 ID:gRDHb8Ys

今度は、かがみちゃんが真っ赤です。照れ屋さんなのかしら。俯いちゃって、肩も小刻みに震えています。
「むふふ〜?照れたな」
「う、うるさい! ……でも」
「?」
「ありがとね、こなた」

そう言って顔を上げたかがみちゃん。上気した頬に浮かんでいるのは、笑顔。
よっぽどこなたにおいしいって言ってもらえたのが嬉しかったのね。見ているこっちがハッとするような笑顔。

「……」
あら?またこなたの顔が赤くなってますね。外は寒いし、風邪かしら?心配です。

あ、こなたの手から、スプーンが――

「こなた?スプーン、落としたわよ?」
「え?あ、あぁっ!」
「どうしたのよ、突然ボーっとして、風邪?熱測るから、動かないで」

そう言って、かがみちゃんはこなたの額に自分の額をくっつけました。
「!!!」
また、こなたの顔が赤くなって……本当に大丈夫かしら?




203名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:17:35 ID:gRDHb8Ys

ちょうど2週間前、かがみが自分の名前を思い出した後に私たちは朝食をとった。
前日、余らせておいたチキンカレーはいつかのように腐ることなく、一晩寝かせた効果もあって満足な出来に昇格。
そんなカレーを堪能した後、時を同じくして食事を終えたかがみに今日の行動指針を示そうと口を開いた。

── 今日は講義もバイトもないし、警察行って話聞いてもらおうか。

その言葉は喉で掻き消え、音にはならなかった。
どうしてだろうと考えたのは一瞬で、どこから沸いたのか、コウモリみたいな羽根と矢印型の角をつけた私、
欲の象徴である“悪魔こなた”が原因を代弁してくれた。

『こんなギャルゲーみたいな体験をリアルにしているのに。自分からフラグ潰して、エンディングみちゃうの〜?
見た目、悪い人には見えなさそうだし、自分が行きたい方向に事を進めてもいいんじゃない?』

悪魔こなたが言うように、私はギャルゲーではありがちなこのシチュエーションを、そのままゲームの感覚で見始めていた。
声にならなかった原因は選択肢を選ぶときの迷いと同じ、カーソルを上へ下へと動かしながら迷ったときと一緒。
いつも通りの私なら迷わずフラグが立ちそうな方を選ぶはずだ。

そう考えて悪魔こなたと私が手を結びかけたとき、今度は小さな黄色い輪っかと白い羽根をつけた私、
常識と道徳の象徴“天使こなた”が否定しにはいる。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:21:09 ID:gRDHb8Ys
かがみはとびっきり驚いた顔をして、少し考えてから「こなたがいいのなら」という言葉と笑顔をくれた。
こうして私たちの同居生活が始まった。

ちなみに──
逆転さよならホームランを打たれた天使こなたの意思を汲んで、ことが決まった後に“かがみ”という
名前の家出人届が出ていないか、警察に確認しには行ったけど、届け出はないと言われて、進展のないまま初日は終わった。

 * * *


「ただいまーって、ふぉっ!?」
「おかえり。って、こなた、何驚いてんの?」

ドアを開けたら、すぐ近くにエプロン姿のかがみが立っていた。
正確には玄関を開けるとすぐに台所がある構造のため、かがみは台所に立っていることになる。

「…かがみ、台所でなにやってんの?」
「へ? 何って、見ての通り晩ご飯の支度だけど」

一緒に暮らし始めて、かがみが台所に立つ用事といえば冷蔵庫から何かを取り出すとき、
または洗い物をするときくらいで、今まで一度も料理をしていた記憶が無い。

「ねぇかがみ、鍋とか爆発させた記憶とかないの?」
「んなっ!?そ、そんな記憶あるかーっ!」

205名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:24:56 ID:gRDHb8Ys
生きていくのに必要なことは体がしっかりと記憶を残しており、個人情報や過去の記憶、
いわゆる“個人歴”といったものを喪失している。
もしも過去のかがみが料理をしていたならば、その手に「初心者にもできる簡単クッキング」などといった本はないはず。

「っていうのは冗談。かがみさ、過去に料理してた記憶はあるのー?」
「ん、記憶自体はないわ。ただ、帰りがけにスーパーで材料を色々見たとき、
レシピが思い浮かんでこなかったことから考えると、多分無いか、無いに等しいと思うけど。
まぁだからこの本をって、あ!」

物言いからするとかがみも私が考えたように、自身の状況には気づいているようだ。
それはさておき、最後の「あ!」で、ハッとして手に持っていた本を背に隠した。

── もう遅いけどね、かがみん。

煮物は初心者家庭料理の代表とも言える料理で、まさにあの本に載るにふさわしいもの。
ということは、手探りで作ってくれてる、というのが私が導きだした答え。
今の私はきっと誰が見てもわかるくらいニヤニヤしながらかがみに言った。

「手探りで一生懸命、晩ご飯を作ってくれてるかがみ萌え」
「…あんたね、ご飯抜きがいいわけ?
そ、それにただバイトが早めに終わったから作ってみようと思っただけだし、別にあんたのためじゃ…」

206名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:30:05 ID:gRDHb8Ys

「いいえ、滅相もありません、かがみ様!」

ボルテージがMAXになった私が、かがみに飛びつくと
「ええいっ!火元のあるところで抱きつくなーっ!危ないし、暑苦しい!」と赤かった頬を余計に上気させていた。

こんなやり取りやスキンシップが成立し始めたのは、名前を思い出した後にかがみが徐々に変わっていってからのこと。
いや“変わった”のではなく、かがみ本来の人格が戻ってきた、が正しいのだろうか。

―― まぁ、どっちが正しいかなんて、過去のかがみを知らない私にはわからないけどね。

行動とは裏腹に冷めた思考は、目の前の鍋によって中断させられた。

「で、かがみん。」
「な、何よ?」
「鍋、そろそろ弱火にしたほうがいいと思うよ。」
「あっ!」

207名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:30:47 ID:gRDHb8Ys

――出来たばかりの食事をテーブルの上に並べ、愛しい人の名を呼ぶ。
『こなたー?夕ご飯、出来たわよー』
『おぉっ!おいしそうだねぇ』
隣の部屋に居たらしいこなたが感嘆の声を上げ、椅子を引いてテーブルにつく。それを確認してから
私もエプロンを脱いでこなたの隣に座った。
『つかさに教えて貰ったメニューだから味は大丈夫なはずだけど…どう?』
『うん!とっても美味しいよ。かがみが作ってくれたからかな…』
頬を朱に染めて、恥ずかしそうに言うこなたが可愛過ぎて、悪戯心が沸いて来る。
『もっと美味しくなる食べ方、知ってる…?』
『え…何…?』
『……口移し』
反論が上がる前に、おかずを一口口に含んで唇を奪った。
一瞬、体がびくんと強張ったけどすぐに力を抜いて、少しずつおかずをかみ砕いて飲み込んでいく。
口の中に何もなくなって、こなたが体を離そうとしたけれど私はそれを押さえ込んだ。
今度は私がこなたの口内や舌を味わう番だ。
しばらくの間堪能してから唇を離すと、とろんとした目つきでこなたが私を見てる。
『…どうだった?』
『…甘い、よ…』
くすりと笑って顔を再度寄せると――


208名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 20:31:48 ID:gRDHb8Ys

――白い湯気がその部屋全体にかかっている。
それほど広くもない湯舟の中、いくら女の子同士だからとはいえ
二人同時に入れば自然、体は密着する。
『……っ……かがみっ…わ、私、体洗うね!』
それに耐えられなかったのだろうか。こなたがそう言って湯から出ていく。
湯に入る時に軽く汚れを洗い流しただけで、まだ本格的に洗ってはいない。
スポンジにボディソープを出し、泡立て始めるのを横目で見て
私も湯舟から出ることにした。
『…こなた…洗ってあげる』
『へ……?い、いいよ!!』
『遠慮しなくてもいいわよ』
半ば無理矢理スポンジを取って、長い髪を避け背中を擦る。
『気持ちいい?』
『………ん』
本当にそうなんだろう。猫みたいに目を細め、なんとも言えない表情をしているこなたに、心が疼いた。
『こっちも…』
『…っひゃ
209名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 21:15:46 ID:hZVvrWH6
こなたって大学合格したの?
210名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 22:31:19 ID:O+8ItB+Z
まだわからないようだ

美水先生の腕の見せ所だな
211名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 22:41:14 ID:rpvoOlqc
こなたは「やればできる子」を文字通りでいく人間である。
よって

何も無い場合は「大学いくことなく下手するとニート街道」
かがみと時々会うことを目標にした場合
          「かがみの大学に地理的に近い大学か短大を目指す」
かがみと別れるのがつらくなった場合
          「かがみと同じ大学に向けて死力を尽くす」






または「かがみに押しかけ女房する」www
212名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:03:58 ID:j7+y/XBS
番外「違う学校に入学するけれど合併する」
まあ、大学じゃあ可能性は低いだろうけどな
213名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:14:55 ID:rpvoOlqc
「それなんてき●ん○み」
「えらい懐かしいネタだなそれ」
「ソレを分かるかがみんって、やっぱり・・・」
「や・・・やかましいっ!」
214名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:30:01 ID:wSEk3b1O
>>211
なんだかそれだとこなたの人生や人格が全てかがみに直結してないと駄目みたいで嫌だ
別にこなたはかがみのためだけに生きてるわけじゃないのに
215名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:39:15 ID:rpvoOlqc
>>211はあくまで「このスレ的に」解釈した場合だよwww

まあ、自分の道をしっかり見据えた上で己が道を行く場合・・・

本命「コスプレ喫茶のオーナー」
対抗「ヲタ趣味が高じてヲタエッセイスト」
大穴「根性で文学系大学入ってラノベ作家の道」

といったところか。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:51:12 ID:7lcXVgXb
真面目な話、こなたもかがみも、お互いいなければいないで済むと思うよ。
生活する上では。お互い出会わなくても、それなりの高校生活送ってたんじゃないかな?
でも、だからこそ二人でいたがるのがとても価値あるように思ったり。
特別な理由がなくても「一緒にいたいからいる」という証拠なわけでw
217名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 23:56:25 ID:m5Io+pWJ
>>212
漫画の世界だからありえるんじゃね?

>>214
でも本編で将来寄生する気満々な話があった気が・・・
深々と頭下げてw
218名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 00:05:50 ID:wSEk3b1O
>>217
それはあくまで冗談じゃないの?
219名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 00:07:27 ID:GzcZ96xl
まあモチツケ
220名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 00:11:41 ID:BxUSGPoV
お互いの足りない部分を
上手く補いあう関係だと思うんよ
性的な意味ではなく
221名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 00:19:08 ID:XBmc8sWq
>>218
そんな事できたらいいね、ぐらいのつもりで言ってると解釈するのが一番スマートかつ萌える
222名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 05:13:02 ID:XcpRF/2u
別々の大学のせいで、高校のときほどしょっちゅう一緒にいることはできないけど、
お互いの都合があったときには遊びに行く。そういうのもいいよね。
あの4人はずっとそういう関係でいられる気がする。
自然と2/2のペアに分かれて話を展開してそうだけど。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 10:57:10 ID:wd85Rr9b
(表向きは)ゆたかの家庭教師としてこなたの家に(遊びに)通うようになるんじゃない?
224名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 14:59:51 ID:oHvMfnK4
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
225名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 16:09:55 ID:GQrpPr+b
でも一番萌えるのは、四人でルームシェアの形だと思う
ひだまりスケッチっぽくなるけどねw
226名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 18:07:27 ID:WZ5LQi+m
そろそろ夏コミだがゆ〜のすさん以外にこなかが本出してくれる人いるのかな?
227名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 18:24:23 ID:2Ueelgnl
>>226

「CELTRANCE」さんとか「ごべらっつぉ」さんはどうなのかな今回
228名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:16:02 ID:wd85Rr9b
日/東E37b 腰の曲がった空間
日/東E38a CELTRANCE
日/東E41a あお色えんぴつ
日/東E41b ごべらっつぉ
日/東E44a 揚げ連
日/東E56b 優希M.K.C.
日/東ミ44a ゆ〜のす通信
日/東O48a Axion Channel
日/東N41a 彩也学園
日/東C49B クラスメイトショック

今回の夏コミのこなかが本を出す(かもしれない含)サークル一覧。
俺が調べた限りはこの位。
今回からあのあお色えんぴつさんも同人に参戦だ!
229名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:18:23 ID:tYgYsYuS
現地に行くことができればなー
たとえ有名サークルがこなかが本出さなくても結構あるだろうし
230名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:36:38 ID:nUD+dg0Z
こな「やふー!かがみー!」
かが「おーす、こなた・・・って、ナニィ!こなたが先に来てる!
   ・・・アンタも随分と丸くなったわね。今まで待ち合わせ時間と呼ばれる概念が無い
   世界からやって来たのかと思ってたけど…この一年で最大の進歩だわ」
こな「人をマサイ族みたいに…折角のかがみんとのデートに遅れるわけにはいかないもんね。
   まあ、実は夏場は自室ではぜん・・・下着姿で過ごしているから、急に呼ばれても早いんだけどさ」
かが「今、全裸って言いそうになってたわよ!」
こな「ふふ−、駄目だよかがみん、私の家での姿を想像しちゃー」
かが「想像してないわよ!全裸は!」
こな「全裸とはハッキリ言ってないんだけどなー」
かが「くっ・・・しかし、デートねぇ…はりきってるところで悪いけど普通にゲマズに行くだけなんだけど」
こな「それはむしろ期待通りだよ、かがみん!こういう時こそ私の真価が発揮されるんだから!」
かが「うわ、何か全開・・・まあいいけど、控え目にしときなさいよ」

こな「うわーん!かがみん、私の必死さを分かってくれてないー!」
かが「ど、どうしたのよ、急に?」
こな「だ、だってー・・・みさきちはいつでもC組でかがみんと一緒だし、つかさはかがみんと一つ屋根の下だけど
   私はこういう時しかかがみんにアピールできないんだよ!貴重な機会なんだから!
   そ、それに、みさきちは元気バカキャラで、つかさは母性に訴えるキャラだけど、私はどっちも無いし・・・
   ゲマズでかがみん好みの話題を振るしか、今のところカードが無いんだもん・・・」
かが「別にそんなに気にしなくても・・・(こなたも元気で母性に訴えるタイプだと思うんだけどな)」
こな「ただ今日は新たな発見として、かがみんが私の自室での姿に興味を持ってることがわかったよ。
   奥の手として抑えておこっかな」
かが「全裸から離れなさい!」
こな「全裸とは言ってないんだけどなー」


231名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:37:19 ID:nUD+dg0Z
私はできる限り目を鋭くして日下部を睨みつける。ひっ、と小動物の様に峰岸のもとへ。
手元にある1枚の紙。健康診断表よりも、電気代請求書よりも今の私には酷な物だ。
全く情けないにもほどがある。こんな紙切れ1枚ごときに悩まされるとは。
整列した数字を、アルファベットが統率し私を寄ってたかっていじめている。
いい度胸だ。破り捨ててやろうか?そんな考えも一瞬だけ。捨てられない理由がある。

「どうしたの?柊ちゃん。良かったら相談に乗るよ?」

まるで菩薩の様な峰岸の笑顔。ああ、なんだか癒される。後ろで私を馬鹿にしたような顔の日下部が本当に馬鹿みたいだ。

「うん・・・えっとね・・・」
「かがみ様―!」

なんてタイミングが悪いんだろう。せかせかと私の近くに歩み寄る悩みの種。その名も。

「泉こなた、やりましたっ!見てください、かがみ様。9月の模試、E判定からC判定になりました!」

おぉ、と日下部、峰岸から感嘆の声。その前に私の呼び名に突っ込んでほしい。

「すごいわ泉ちゃん。目覚ましい成長ね。」
「やるじゃねーかチビッ子のくせに・・・アタシだってやれば・・・」
「ふふ、甘いなみさきち。やっているとやればには天と地ほどの差があるのだよ。」

今度は私が感嘆する番。こいつからこんな言葉が出るとは。
今までのこなたから出た言葉なら驚かない。むしろ溜息をつきながら突っ込みを入れる。
だけど今、この私たちが悩みながら生きる現実にいるこなたの口から出ているから私は突っ込まない。
本当にこいつは、泉こなたは力強く歩いている。迷わず、立ち止まらず。

「・・・様?」

232名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:40:20 ID:nUD+dg0Z
目を閉じてみると分かる秋の空気。少し冷たくて、澄んでいて。
溶けてしまいたい。この空に、この空気に。でもそんな事は不可能。不可能だから願うのかもしれない。
ドン。不意に鈍い衝撃を受け、私の体は地面に崩れる。

「いたっ・・・」

私にぶつかったスーツ姿の男性は私を気にかけることもなく、歩き去ってゆく。
アパートまでの帰り道に通るこの商店街。行きかう人々は数知れず。ボーっとしていた私が悪かった。でも。

「何よもう・・・謝るくらい、してもいいじゃない・・・」

ふと思う。あのサラリーマンにとって、私は、柊かがみはこの行きかう人々の何分の1なのだろう。
出会ってきた、関わってきた人の何分の1なのだろう。
商店街をみる。美しく紅。でもどこか無機質で、どこか機械的で。それを感じさせるのはきっと数え切れないほどの人々だ。
少し、酔った。すれ違う、溢れる人々とちっぽけな自分を意識したからだろうな。
深呼吸をした。そしてまた私はアパートへ歩き出す。無機質な、機械的な世界に溶けてゆく。

「もしもし・・・はい・・・・」
「あはははは!マジでー!?」
「でさ、あいつがうざくってさー・・・」

拒みたくても入ってくる音。この世界を奏でるこの音が、私の思いを加速させる。

「あーもう・・・やだ・・・」

どうしてこんなにちっぽけなんだろう。足掻いても足掻いても、ちっぽけな私。
鞄から1枚の紙切れを出す。数字とアルファベットの羅列。私に悩みを植え付けたモノ。
7、8、9月と変わらない、むしろ下がり気味の数値。救いなのはかろうじて維持しているBの文字。
努力しても形にならない私に、私は憤りを感じていた。こんなちっぽけな数値と文字達に振り回され、自分を見失いそうな私に、怒りを感じていた。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:43:05 ID:nUD+dg0Z
「手が滑った。」
「真顔でいうな!てゆうかそんなお約束いらんわ!」

実際、こんな状況になるなんて微塵も思っておりませんでした。さすがこなたさん。
驚きと呆れのあまり、小馬鹿にする言葉すら出ません。

「ったくもー・・・」
「まぁよいではないか。はっはっはー。」

はっはっはー、じゃない。こっちは死ぬほど恥ずかしい。

「それにしてもかがみの胸は結構あ・・・」
「う、うるさーい!!それ以上言うと・・・」
「それ以上言うと?」
「っ・・・さ、さっさと出ちゃうわよ・・・」
「・・・」
「な、何よ!?」
「・・・素で可愛いなかがみん・・・ずーるーいー!」
「うううるさぁーい!」

駄々っ子のような、甘える子供のようなこなたの表情。なにかが溶けてゆくような感覚。
やっぱり、補ってもらっているのは、依存しているのは私の方だ。
助けていたつもりがいつの間にか、助けられていて。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:47:28 ID:8G0SY3S1

世の中がもっと単純ならいいのに。こなたの言葉が理解しにくい。
頭の中になにかノイズがかかっているみたい。大切なこと、伝えてくれているのに。でも。

「今は、アニメよりも、ゲームよりも、一人の時間よりも、大切なものがある。
無くしたくなくて、必要で、隣にいてほしい存在があるんだ。
そんなことも胸を張って言えるよ。ちょっとエロゲの主人公みたいだけど。」

何だろうこの感覚。不思議だ。頭がぼーっとする。湯あたりではない。
こなたの言葉を理解できない。でも、こなたの意思は理解できる。本当に不思議だ。

「ね、かがみ、2回目はないからよく聞いてね。」

もう分かる。言わなくても分かるよ。
もしかしたら、私は空になっているのかもしれない。
水蒸気、酸素、二酸化炭素、命、想いが溶けるあの空に。
なりたいと思えるからなれるのかもしれない。単純だなこの世界は。
だったら、なりたいものがあるんだ。空よりもなりたいものがあるんだ。

「――――。」

私は戻ってゆく。空から複雑で、混沌として、難しい人間に。
こなたは笑ってる。無邪気で、凛としていて、少し恥ずかしそうな美しい笑顔。さっきの涙は水滴だったのかな?ううん。いまはそんなこと、どうでもいい。
目の前にある笑顔が全てだから。この瞬間、人間でよかったと思ったんだ。
やっぱり人間はちっぽけじゃない。だって。
こんなに笑顔が美しいから。たった60憶分の1でも美しい輝きだから。
笑顔一つで、崩れかけた人間を救えるから。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:52:26 ID:nUD+dg0Z

「かがみはさ、なんか現実が分かってないね」
何言ってんだコイツ…。

「そんな事言ってる人は実際には何も出来ないって、どっかの誰かが言ってたよ?」
「どっかの誰かって誰だよ…」
あまりに中身の無い事を言うのですかさず突っ込みを入れたが、
コイツは「さあ?誰だろね」と言って笑うだけだった。
何なんだ一体…。

「まあいいや。じゃあかがみのやりたい事って何?」
‥私のやりたい事?世界が滅ぶ前ってなら一つしかないわね。
「あんたには言わない」

うん、違うけどね。言わないんじゃなくて言えないだけ。
滅びる前ならともかく、今の私には明日の事を考える必要がある。
今日一日の過ちで明日から真っ暗な生活なんて御免だし。
「かがみ、もしかして人に言えないような事考えてるんじゃ…」
「アホか!そんなんじゃないわよ!!」
…まあ、人に言えないってのは間違いではないのかも。
でもそんな薄汚い欲望なんかじゃないわよ!

いや、どうかな…。もしかしたら私の考えてる事は薄汚い事なのかもしれない。

236名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:54:50 ID:nUD+dg0Z
 滅亡のカウントダウンは始まってるんだよ?」

‥ん?滅亡のカウントダウンが始まってる?
確かに、こなたの言うことは間違ってない。
私たちはいつか大人になってしまう。

「滅亡の前にやるべき事はやっておかないと後悔するよ〜?」

……。確かに、私は現実を分かっていなかった。
いや、分かってはいたけど考えたくなかっただけ。
当たり前のように、当然のように訪れるその暗黒に。
終わるまでもなく世界は最初から真っ暗だったんだ。…そう、今はちょっと夢を見てるだけ。
束の間の奇跡。

「なんでそんな事聞くのよ…」
私はちょっと涙を溜めてしまった。
確かに、こなたの言っている事は正しいよ。
自分は現実を見ているようでいて、実は全力で現実から目を背けていた。
でも、だからって…!わざわざそれを醒ませることないじゃない!
237名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:56:56 ID:nUD+dg0Z
こな「ほほう、高校生活の最後にラブレターを貰うとは、かがみもスミに置けないねー」
かが「何でラブレターだって知ってんの?」
こな「えー、いやまあ、何となくデスね・・・」
つか「す、スゴイね、お姉ちゃん!どんな事が書いてあったの?」
かが「う〜ん、話があるから、明後日の放課後、教室で会いたいだってさ。まー、どうせ誰かさんのイタズラでしょ。おおかた目星はついてるしー(じーっ)」
こな「(うっ・・・)そ、そっか?・・・」
つか「イタズラ・・・それじゃ、行かないの?」
かが「いや、行くわよ」
こな「え・・・」
かが「誰かさんが、私が思った通りの相手なら、ちょっと最後に言っときたい事があってさ」
こな「か、かがみ…」

当日

みゆ「奇遇ですね、田村さん」
ひよ「奇遇ッス!高良先輩!相変わらず先輩の情報網はスゴイッスね!」
みゆ「あらあら、何の話でしょう。それよりノーヒントでココに現れる田村さんこそ…本当に百合の花の匂いがわかるのですか?」
ひよ「その辺りの事については企業秘密ッスよ!まあ、そんな事より我々には偶然ながらも同じ目的があるのでは?」
みゆ「全く正しいですね、田村さん。さあ、急ぎましょう!」

なな「おいおいおい!!ちょい、待ち〜や!(ヒュガガッ!!)」
ひよ「あばう!?」
238名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 19:58:39 ID:nUD+dg0Z

眠たい目をこすりながら毎日通り抜けてきた門。
そこから玄関に向かって、靴を履き替えて、階段を上って…。

ほら、見えてきた。

「いやー、今日でこの教室ともお別れだと思うと、なんだか感慨深いねぇ」
「あんたからそんな言葉が聞けるとは思わなかったわ」
「やだなー。私だって人の子だよ」

3年B組。
私たちの教室。――じゃない、私とつかさとみゆきさんの教室だ。

「結局、お姉ちゃんとはずっとクラス違ったね」
「別に。今更でしょ」
「双子の宿命…ということでしょうか。残念でしたね」
「でもかがみいっつも来てたし、クラスメイトも同然でしょ」
「いつもってわけじゃ…」

かがみは照れくさそうに頬をかく。
いや〜その仕草が何とも♪

「かがみは寂しがり屋だからね〜」
「うひゃあ!?」

突然の奇襲に驚いたのか、肩をびくっと震わすかがみ。
ちょっと顔を近付けただけなのに…さすが私の嫁、いいリアクションだねぇ。

「そんなんでこれからやってけるの〜?毎晩電話掛かってきたりして…泣きながら」
「す、するか!!」
「私の居ない生活にいつまで耐えられるか、見ものだね♪」
「………」
239名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:05:27 ID:nUD+dg0Z
えー…なんで泣いてんの?もらい泣き?
さすが双子……じゃないっ!
えっと、こういう場合はどうすればいいのかな。
とりあえず、抱きしめ返すべき?

腰に手を回してみる。…これなんてギャルゲ?

「柊ぃーこんなと……」
「あ、みさきちいい所に!ちょっと助けてよ」

口を『と』の字にしたまま固まるみさきち。
うぉーい、どしたのー。

「うぅ〜あやのぉ……柊とちびっ子がぁ〜」
「はいはい」

……うわぁ、何この状況。
泣くんだったらみんな固まって泣こうよ。

いや、とりあえず…かがみを何とかしなくちゃ。
何か言わなきゃ…何か……。

「か、かがみ!」
「ひっく…ひっく……」
「…もしかして、花粉症ってオチとか?」
240名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:07:07 ID:nUD+dg0Z

「ゆーちゃん、もうちょっと詰めて。そう…良い絵だなぁ〜♪」
「ちょっお父さん…」
「すまん。今新しい萌えの形に目覚めかけていた」
「…間違っても男イラネとか言わないでね。自分も排斥されるよ」
「分かってるって〜♪じゃ、撮るよー」

まったくこのオヤジは…。

………。
…えっと。

いつの間にか、私の左手はホールドされていた。
…ホント、仕方ない子だね。
ギュッとその手を握り返す。耳まで真っ赤だよ、かがみん♪

「はい、チ〜ズ!」

写真の中に収まった私たちの姿は、いつまでも輝き続けていた。
本当に、こんな時間がずっと続けば良かったのにな…。

241名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:13:29 ID:nUD+dg0Z

「はあ?こなたファイトぉ?」
帰り道、こなたは突拍子も無い事を言い出した。まあいつものことだけど。
「そう、四年に一度世界各国のこなたが一堂に会して戦うんだよ」
「そういえば、今年はオリンピックイヤーですよね」
「こなちゃん凄いね〜♪」
いや、あんたらおかしいだろその反応は。慣れたけど。

「でね、戦って戦って戦い抜いて、最後に勝ち残った一人がかがみを嫁にできるんだ」
「どこから出て来た設定だよ!」
「ちなみにあたしはネオサイタマ代表の、シャイニング・コナタなんだよ。
 あたしのアホ毛が光って唸る!かがみを奪えと輝き叫ぶ!」
「はいはい」

軽い脱力感に見舞われながら、私は適当に相槌を打つ。
その時、前方に大勢のこなたが立ち塞がった。文字通りこなたがいっぱい居る、冗談抜きで。
おお神よ、ここはわたしのパラダイス?
「ふっ・・・遅かったね」
ニヤリと笑うこなた(ネオサイタマ代表)の拳に浮かぶのは毎度御馴染みカドカワの紋章。
コートとカバンが高々と宙に舞う。
「こなたファイトォーーーーー!!!レディーーーGO!!!」
戦えこなた、地球がリングだ! ・・・多分。


242名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:14:21 ID:nUD+dg0Z

 大丈夫よ、別に。
 こなたはもう近寄らないで。
 こなたと一緒にいると、辛いのよ!だって、私……
 ……こなたぁ……

「そうだ、あの時かがみは私を拒絶した。だから私は苛立って、あやうくお父さんの罠に……
 でも、別れ際の泣きそうな顔、あれは嫌いだから避けたんじゃなくて……
 そっか、見えたよっ、かがみの愛のひとしずくっ」

「(ええ、それこそ正しく真の百合百合もーどですっ!!)」

「むぅっ、なんだこの気迫はっ!?今までのこなたのモノとは違う……まさかぁっ!?」
「そうだよ、女同士だからって諦めてたけど、私決めた!!」
「ぬおおおおっ、お父さんも狙っていたのに、キサマがかがみちゃんとケコーンする気かぁっ!
 だがつけ上がるなよこなたっ、かがみちゃんと神前で」
「ごちゃごちゃうるさいっ、しゃぁーいにんぐっ、うぃざぁーーどっ!」
「ぐぼぁっ!!なっ、こんな馬鹿なぁっ!?この俺がっ、当方腐敗マスターファーザーがっっ、
 手も足も出せんなどということがあってぇぇぇ、たまるかぁあああぁぁぁっ!!」

「……諦めが悪いですよ、そう君。あなたはあなたの娘に敗れたんですっ」

243名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:16:17 ID:nUD+dg0Z
あるかのようだ。
「ふぅー」
私は緊張を吐き出すように、大きなため息をついた。
「こんなところで、何してるのよ?」
ため息をつくと幸せが逃げるんじゃないの? 幸せの代わりにかがみが来るなら、私は
幸せをありったけ逃がすよ。
「う、うん。かがみ待ってたんだ」
「そっか、じゃあ一緒に帰ろう」

かがみと踏み出す最後の一歩。それは人によっては、旅立ちの最初の一歩かもしれない。
私とかがみは身長差があるにもかかわらず、踏み出す一歩は同じ距離。
こんな関係がどうして終わるのだろう? 卒業ってどうしてしなきゃいけないの?
言葉も無く歩く私達。心地よさは春の陽気のせいだけじゃない。
かがみと一緒にいるなら、それだけで私の心は年中常春だよ。

一言も話さず駅まで歩いた。軽い疲労感も思い出になるのかな?
ホームで電車を待つ私達。話すことも、見つめ合うことも、触れ合うことも無く、
ただ電車を待つ私達。
「ふぅー」
二度目のため息は、電車の接近を知らせる放送でかき消された。

「かがみの卒業証書入れ、見せてよ」
「ん? 同じものだろ?」
私はかがみから筒を受け取ると、私のものと見比べる振りをした。
「だよね。はい、ありがと」
素直に返す私をいぶかしげに一瞥。これが最後に交わした会話。
私は来た電車に乗って、かがみの見送りを受けた。軽く手を上げて別れを表現する姿は、
もう高校生ではなく大学生の風格だ。
静かにドアが閉まり、電車は動き出す。かがみの姿は一瞬で見えなくなった。

244名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:18:13 ID:nUD+dg0Z


高校を卒業してから、どれだけの月日が流れただろうか。
もう忘れてしまった。

私は、世間に出て、その辛さを知った。
私は、世間に出て、その大変さを知った。
これが、大人になる、ということなのだろうか。

忙しくて、忙しくて、やがて今まで読んでいた本さえ、読まなくなった。
やっていたゲームも、やらなくなった。
段々と子どもだった頃のことを忘れていった。

でも、忘れないものもあった。
それは――彼女。

高校の時に出会った。私の大切な人。

――いつか、迎えに行くから。

卒業式の日、2人で唱和した約束を忘れてはいない。
忘れることなんて、出来はしない。

大人になって、悲しいこと辛いこと、たくさんあった。
でも、泣いたことは一度も無い。
だって、私の心の中には、卒業式、彼女と共に見上げた桜があり、重ねた唇のぬくもりも残っている。

245名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:22:43 ID:nUD+dg0Z

今、私の目の前には、卒業式に2人で見上げた桜がある。
彼女に会いたい。そんな時、大人の衣を脱ぎ捨てて、子どもに還りたくなる。
ここには、それがあった。

彼女と過ごした3年間が、夢のような時間が、しっかりと刻み込まれていた。

彼女は、好きだったものを今でも、持ち続けているだろうか?
また、その話題で私を一喜一憂させてくれるのだろうか。

子どもの彼女は、笑いかけてくれる。
私にしか見えない、幻。
此方の時間は、鏡に映る、幻。

私は、子どもの彼女に向かって語りかける。
子どもの彼女も私に向かって語りかけてくれる。

この時間だけ、私は、子どもだった。
あの頃の2人だった。

246名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:24:28 ID:nUD+dg0Z

「けど、なんか凄いわね……」
 例えて言うなら、何十年も前の土倉から出てきた色々なものをベースに、今風のディスカウント
 ストアを開いてみた感じだろうか。傾きかけた棚には駄菓子やおもちゃが適当に詰め込まれ、
 切り通しのように来客に迫る。天井からも縄跳びや布製品、蔓なんかがぶら下がり、
 一部はそれこそかき分けるようにしないと進めない。
 壁も壁で、一面に鑑定団にでも出てきそうな古めかしい洋画や浮世絵が飾られ、重厚な時計の
 針に合わせて、裸電球の光が揺れている。
 だが、そんな古びた外見と民家特有の匂いとは裏腹に、店内は隅々まで掃除が行き届き、
 棚の裏側や部屋の隅、蔦のように吊り下げられた品物に至るまで、どこを探しても埃一つない。

 そんなカオスな店内に分け入り、駄菓子だらけのテーブルを抜けて、ようやくレジに辿り着く。
 と、そこには……。
「うは」

 バーコードもなかったような、何世代も昔のレジの前で、一人の女の子がうたた寝をしていた。
 歳のころは、中学生……いや、もしかしたら小学生くらいかも知れない。
 腰よりも長く伸びたシルクの髪に、こなたと変わらないくらいの背丈。透けるような真っ白の肌を、
 これまた綿雪色のワンピースで覆っている。
 でも、何だろう、外見はこなたより幼いくらいなのに、雰囲気はまるで母親というか、
 不思議に落ち着いているというか……。

247名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:25:37 ID:nUD+dg0Z
見上げる空はどこまでも青く、どこまでも遠い、それは私のこれからの人生でも
あるかのようだ。
「ふぅー」
私は緊張を吐き出すように、大きなため息をついた。
「こんなところで、何してるのよ?」
ため息をつくと幸せが逃げるんじゃないの? 幸せの代わりにかがみが来るなら、私は
幸せをありったけ逃がすよ。
「う、うん。かがみ待ってたんだ」
「そっか、じゃあ一緒に帰ろう」

かがみと踏み出す最後の一歩。それは人によっては、旅立ちの最初の一歩かもしれない。
私とかがみは身長差があるにもかかわらず、踏み出す一歩は同じ距離。
こんな関係がどうして終わるのだろう? 卒業ってどうしてしなきゃいけないの?
言葉も無く歩く私達。心地よさは春の陽気のせいだけじゃない。
かがみと一緒にいるなら、それだけで私の心は年中常春だよ。

一言も話さず駅まで歩いた。軽い疲労感も思い出になるのかな?
ホームで電車を待つ私達。話すことも、見つめ合うことも、触れ合うことも無く、
ただ電車を待つ私達。
「ふぅー」
二度目のため息は、電車の接近を知らせる放送でかき消された。

「かがみの卒業証書入れ、見せてよ」
248名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 20:33:40 ID:sku2R5zu
夏コミ現地に行けない…
何にしてもゆ〜のすさんは押さえておきたい
249名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 21:40:55 ID:GQrpPr+b
なんからき☆すた本いまだに出してくれるサークルは、ほとんどこなかが本出してるような・・・
こなかが以外でらき☆すた本出すところってある ? ?
250名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:01:01 ID:nrpc074F
>>249
ここで訊く事じゃない
251名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:08:12 ID:7WWsBjVe
CELTRANCEは今回ふたなりとか言ってたしイラネー
252名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:09:00 ID:GzcZ96xl
うひゃあでっけぇ釣り針だなあ
253名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:41:54 ID:iFOOwkH8
>>228

ごっつい乙! てかマジ助かった
254名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 23:56:41 ID:sku2R5zu
ふたなりが相手なら買わざるをえない
255名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 00:45:46 ID:KbEX3OEw
ゆ〜のすは総集編だと聞いたが、新刊買う上で一番悩むパターンだな
よく知らずに「表紙だけ描き下ろし」を買ったときの哀しみは大きいし…
とりあえず現地で立ち読みしてからかな
256名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 01:07:14 ID:W401Te7n
>>255
描き下ろし作品もある、って日記に書いてあったよ。
7日の時点で今描いてるってさ。
期待してもいい・・・と思うよ
257名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 01:07:18 ID:70L2h3pa
コミケなんて無縁で絶対に行くわけがない場所だったのに
一瞬、行こうかなーなんて考えてしまった自分が怖い
こなかが病になってしまったせいだ、ちくしょう
258名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 01:47:31 ID:9AMxCNyM
>>257
俺もらきすたにはまるまでコミケも同人も無縁だったのに、
今年の夏コミに行くために既に宿まで予約しちゃったんだぜ?
同人も気付いたら100冊以上そろえてしまってたんだぜ?
259名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 08:00:58 ID:sS3SFS10
あれ?俺ガイル。
260名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 12:48:51 ID:QwDxreOS
思ったんだけどさ。
らき☆すたって、「普通の女子高生」のゆる〜い日常を描く作品だったよな。

卒業式の光景も、それを忠実に守っているんだと思うんだ。
あまり感傷的でもなく、さっぱりしてたり。


……「普通の女子高生」って、友達のために自分の進路を曲げたり変えたりしないよな……


まあ、いつもの4人(特にこなたとかがみ)を引き離しちゃうと人気に影響する、というのは
制作サイドも重々分かっているだろうから、何か手を考えてくるだろうとは思う。

「狙ったわけじゃないけど、結果としてまた一緒」というパターンが濃厚かな。
「仲良く浪人して同じ予備校」か、「たまたま同じ下宿に入居」か、
はたまた「学校は違うが家が近いので頻繁に会う」とくるか……

どうせ4コマだし、「何の説明も脈絡もなく4人で話してる」という可能性もあるな。


まあ、お手並み拝見といきますか。
261名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 14:40:14 ID:nUZZhmLU
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
262名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 16:45:58 ID:dY3oJ/R+
>>260
要するにまとめると

4人がバラバラになるのは嫌だー !

ということだな
263名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 17:04:15 ID:AmCWShwv
二次創作的には公式で卒業ってのは事件だな。
時系列の変化による説明の必要性や
妄想進路ネタが不可になるとか。
だがこれも仕方ないのか………
卒業後ちょっとだけ続くけどやっぱり終了とかだけはやめてくれ。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 17:47:11 ID:oAH+xcrW
>>263
別に不可にはならんだろ。
公式準拠でその世界を掘り下げてもよし、まったく違った歴史を歩ませてもよし。
むしろ、二次創作ということが明確になって、やりやすい面もある。

確かに、「公式準拠」を至上命題にしてしまうと辛いけど。
265名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 18:53:27 ID:KmprnZTT
そこはパラレルワールドや並行世界みたいな考えでいいんじゃない?
266名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 19:26:34 ID:NbY7h8pF
二次創作だから特に問題ではないだろうけど、その辺の場面を書いてる最中の人は辛いのかも?
気にしなくていいんだろうけど、原作と大きく違ってると展開に影響しそうな。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 20:26:38 ID:Za9vISY1
>>266

気にするこたーない
268名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:00:20 ID:06gy7yYk
かがみに「こなたと会っちゃ駄目・連絡取るのも駄目」の刑を授けて様子を見てみたい
269名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:09:52 ID:PfUGAGkk
同じ刑を、こなたにも与えてみたい、かがみ禁断症状、ツンデレ禁断症状wwwww
270名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:10:31 ID:GvipvYM6
>>268
かがみにとっては死刑宣告にも等しいな
そしてそれが解除された後のこなたもただでは済まない
我慢していた反動が凄まじそうだ
271名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:18:39 ID:d+jNafvH
>>270
解除されたらあまりの反動で
かがみ「がおー」
こなた「きゃー!(←逃げない)」
位、大変な状況になる。
272名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:25:45 ID:KmprnZTT
かがみ「休み中あんたの顔を見ないで済むと思うとせいせいするわ」
こなた「うん、私もー!」

かがみ(…え!?)


数日後

(電話)
かがみ「ちょっとアンタ!たまにはうちに遊びに来なさいよ!」
こなた「あれ〜♪かがみんどうしたのかな〜?(ニヤニヤ)」
273名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 02:06:22 ID:Vxk2lKul
>>272
その「休み中あんたの顔を見ないで済むと思うとせいせいするわ」って第何話だっけ?
274名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 05:31:15 ID:U1OmnjmS
>>272
会えない寂しさの耐性はこなたのほうが上(気持ちを外に出さない)だけど
限界超えた時の感情のたがの外れっぷりはこなたの方がひどいよな。
275名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 06:15:22 ID:GEYH/PG5
>>274
かがみは性的な方向で暴走して大変で
こなたは子供みたいに泣きじゃくってずっとひっついてそうで大変だ
我ながら二人のイメージの差がw
276名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 06:18:18 ID:ATaYNDhz
ショックを受けると幼児退行しそうなこなたと

ロ・・・子供っぽさに弱いかがみんという必勝の図式
277名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 08:12:04 ID:Y1ugBdP9
>>271
クソワロタwww
278名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 09:07:54 ID:UwXDQLsa
>>275
>かがみは性的な方向で暴走して大変で
かがみがこなたを好きになってまず深刻に思い悩むのが
こなたに対する抑え切れない性欲www
この設定は確定事項なほどSS職人さんに浸透しているから
リアルなレズにもかがみ並に性欲を持て余す人ているのかな?
とつい思ってしまう
279名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 09:16:53 ID:h2Sqdmk5
かがみ「こちらかがみ。こなたがあまりにも可愛すぎる。性欲を持て余す」
280名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 09:18:48 ID:ATaYNDhz
いやぁ、手を繋ぐだけで大満足する

我慢我慢のかがみんも乙なもんだよ
281名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 09:55:42 ID:iChvlT9m
>>278
リアルに持て余しまくり。叶わぬ恋だからより一層苦しい。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 11:15:09 ID:oHsle4QB
>>274
修学旅行の時のこなたを思い出すんだ
あんな一日にも満たない時間であれだと考えれば、長くなったらどうなることか
283名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 12:32:29 ID:emwcyBJA
>>268

1日目
今日、「こなたと会っちゃ駄目・連絡取るのも駄目」の刑を受けた。
私をばかにしやがって。

2日目
昨日から、つかさがこなたに見える。
いったいわたし どうな て

3日目
みんな こなた みえ
うれし です。

4日目
こな うま
284名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 12:59:14 ID:8U7zD27F
逢い引き規制で某スレの某SS思い出した

どうでもいいけど、最近はかがみノンケの作品見ないな…
保管庫とかにある?よかったらオススメのplz
285名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 13:02:31 ID:UwXDQLsa
1日目
今日、「かがみと会っちゃ駄目・連絡取るのも駄目」の刑を受けた。
淋しがり屋のかがみの方から会いに来るに決まってるね

2日目
・・・もうすぐ今日が終わる。明日になればかがみの
方から来るよ

3日目
・・・かがみどうしたの?
私の事嫌いになったの?

4日目
会いたいよ、会いたいよかがみ〜
もう許してよ。なんでもするからかがみに会わせてよ・・・・

5日目
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ
かがみお願いだから私の事嫌わないで・・・
いい子にするからなんでもするから

だから、だから、かがみと逢いたいよ
286名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 13:47:59 ID:+R9rKjDs
泣いた
287名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 14:45:06 ID:rt1FpdZ5
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
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    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
288名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 15:06:00 ID:YZ6AwMvV
>>284
狂想曲シリーズ
289名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 17:58:23 ID:8U7zD27F
>>288
ノンケじゃねぇwwww
笑い転げながら全部読んできちゃった自分が悔しいっビクビク
290名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 18:25:49 ID:EOkg7CUv
こなかがウザったい百合ウザったい
291名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 18:37:06 ID:ATaYNDhz
ストロベリーパニックの《顔の無い悪魔/Faceless Deamon》みたいな感じ

二週間の間、愛する二人を離ればなれにして刺客に誘惑させる
292名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 18:57:30 ID:ATaYNDhz
普通にスペルミスった・・・
293名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:34:48 ID:1MGjSzvB
かが「そういえばさ」
こな「はい。何でございましょう、かがみさん」 ? ? ?
かが「(調子狂うなあ・・・)??アンタ・・・小説版のマリ見て読んだの?」 ? ?
こな「実はワタクシ、アニメ版を視聴いたしました。小説は睡魔に勝てなかったもので・・・」 ? ?
かが「うわっ!その口調で何か馬鹿っぽい事を言われるとスゴい変!」 ? ?
こな「うるさいな? ・・・アニメ以外だと、しゃべり方とかが良くわかんなかったんだよ!」 ? ?
かが「あーなるほど。惜しいわね? 、こなたにもラノベを読んで貰いたいんだけどな・・・」
こな「・・・時間があったらね? ・・・いや、時間がございましたら、拝見させて頂きます」
かが「(こいつに祥子様は無理無理だなぁ・・・)??しっかし何でアニメにそんなに影響受けるかねー」
こな「アニメを存分に楽しむためには、主人公の気分になってみることも必要なのだと思いますわ」
かが「そっかなー?」????????
こな「かがみさんもお好きなラノベを読まれる時は、主人公がどんな考えをして、どう動くのかを妄想したりするのでは」
かが「あー確かに。こういうシーンがあったらいいなー、とか思うわね」
こな「それを一歩進めた形ですね。きっとコスチュームプレイを楽しむ方々もその境地ですわ」
かが「丁寧に略さないで言われると、なんか変態っぽいなー、それ」
こな「かがみさんもお好きなラノベがあるのでしたら、プレイを楽しんでみては?」
かが「そっちを略すな・・・」

(かがみん読書中『幽霊列車とこんぺいとう』)
かが「ふーん・・・ふむ・・・(パラパラパラ・・・パタン)・・・ふー・・・
   ?・・・
 ?  ・・・こーなーた!」
こな「ん、どったのかがみん?」
かが「こんぺいとう食べない?」
こな「おお、食べる食べるー!」
かが「オッケー、口開けてなさい。ほいっと(こんぺいとうを口にくわえる)」
こな「んー?かがみんが食べるのー?・・・うわっ!?ム、ムグググー!?(バタバタバタッ)」

かが「コラッ、暴れるからすぐに溶けちゃったじゃないの」
こな「い、いきなりキスするなんてヒドイよ〜!」
かが「舌動かしちゃ駄目でしょ!ハイ、もう一個!」
こな「わ、わわわわ!?むーっ!?」

(20分後)??????????
かが「こなたもすっかり大人しくなったわね」????????
こな「・・・(呆然)」???????????????
かが「しかし、やっぱ2人で舐めると結構早く溶けちゃうもんなのねー、こんぺいとう」
こな「へ、変態!変態かがみん!公衆の面前で・・・」?????
かが「何よー、こなたがラノベの真似してみろって言ったんでしょ」??
こな「ええっ、そんな強烈なラノベがあるの?」
かが「あるのあるの!!どう?興味出てきた?」
こな「いや、まあ、時間があったらね・・・」
かが「ほー・・・よーし、もう一回いっとくか!」
こな「ちょっ・・・ムムーッ!?」


29413-351:2008/07/19(土) 20:36:35 ID:3gWAAv/r
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/408

お久しぶりです。避難所にも投下しましたが、新作が出来ました。
感想お待ちしています。
295名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:36:58 ID:sk56n5It
『雨降って…』

「全く、何なのよこの天気は」
窓の外を眺めながら、不愉快な気分を隠すこともなく言い放った。
朝から土砂降りが続き、止む気配は無い。

高校を卒業して、一年が過ぎた。
東京の郊外の大学へ進学した私は、アパートで一人暮らしを始め、苦手だった家事も、今ではある程度出来るようになった。
それにしても、だ…。
洗濯物をため過ぎてしまった。しかも部屋中、ホコリだらけで汚い。最近急に増えた課題やサークル、バイトなどで忙しく、気がつけば家の中が物凄いことになっていた。
(こなたに見せたら何て言われるかな…)
そんな事を考えながら、洗濯機に服を放り込むと、洗剤を適当にぶち込み、ボタンを押した。
(床掃除もしないと……クイクイワイパーは便利よね…)


「はぁ…疲れた」
床や棚の上はほとんど片付いた、後は洗濯物さえ乾けば、友人を呼べる程度にはなるだろう。
部屋の中には物干し台や洗濯ロープに服が沢山吊られ、物凄い湿気を放っている。
(除湿入れなきゃ…体にカビが生えそうだわ)
エアコンのスイッチを入れて、冷風が吹き込んでくると、少し心地良くなった。
「ふぅ…気持ちいい…」
手近にリモコンがあったので、何となくテレビをつけてみると、落雷の影響で電車が止まったと緊急速報が流れた。
(あぁ…これでいよいよどこにも行けなくなったな…)
ベッドの上に寝転んだ。
(疲れた…最近ほとんど
296名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:38:29 ID:1MGjSzvB
全く、こんな日に一体誰だ。宅配だろうか。本当にご苦労様と言いたい。
「…はぁい」
ドアのほうにのそのそと向かい、のぞき穴から外を見ると、青いアホ毛が見える。
(まさか…)
ガチャ
「やぁかがみん、久しぶり」
「…ちょっと、なんでこんな日に来るのよ。しかもアポなしで」
「ん〜、ちょっとこの辺のショップに限定グッズの残りがまだあると聞いて、探しに来たんだけど、結局無くて…電車は止まっちゃうしさ」
「あぁもう、さっさと入りなさいよ。びしょびしょじゃない!!」
とりあえずタオルを一枚渡す。長くてボリュームのある長髪はたっぷり水分を含んでいるようだ。
「見てよかがみん、しぼったらこんなに雨水が!!」
「はいはい…て言うかさ、こんな日にわざわざ出歩くことないでしょうが」
「しょうがないよ。欲しかったんだから」
「いい加減そういう考え方卒業しろよな。もう大人なんだから…大体、私がいなかったらどうするつもりだったのよ?」
「その時はその時。こうしてかがみんがいてくれたからいいんだよ」
「ハイハイ、そうですか…」
突っ込む気力も起きない。
「まぁ、シャワーでも浴びなさいよ。風邪引いちゃうからさ」
「でも、服どうしよう…」
「洗濯しといてあげるわ。下着の替えも一応あるから…」
「え…?」
「あ、いや、この前、友達と飲んでて、酔っ払ってコンビニ行ったら、なぜか近くにあったもの適当に買っちゃって…7000円くらい使ってたのよ。その中に下着とか、わけのわからないものがいっぱい入ってたの」
「なるほどぉ…かがみんは酒乱の素質あり、と…」
「うるっさい!早く入りなさいよ」


「いやぁ…さっぱりした」
「そうね…」
「……かがみの生足拝み放題…」
「う…恥ずかしい事言うな」
結局、こなたが入った後で私もシャワーを浴びた。
まだ着替えがあると思って、着ていた服も洗濯したら、残っていたのがTシャツ二枚と下着が少しだけ。
今の格好は、こなたは上が赤いTシャツ、下は黒の下着。私は上が黄色いTシャツ、下は水色の下着。
297名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:40:29 ID:1MGjSzvB
いくら同性とは言え、人前でこんな格好なんてしたことがないので、少し恥ずかしい。
「あぁ…かがみんの服って微妙に大きいから、おじぎすると思いっきり見えるんだよね」
「そ、そういう事は男の人の方が喜ぶんじゃないかなぁ…」
「あー…そんな相手いませんから。てか、私達付き合ってるじゃん」
「まぁ、そうなんだけどね…」
「かがみ、私は浮気なんかできないしする気もないよ…今のところ」
「は?何よそれ!ケンカ売ってる?」
「冗談だって…かがみはね、生真面目すぎるんだよ。そんなんじゃ社会に出て苦労するよ」
「ハイハイ…って、なんで私がお説教されてるんだ」

ますます雨はひどくなる。テレビを見ると、警報がたくさん出ている。どうやら、私が住んでいる地域はかなりひどい状況になっているようだ。
『引き続き、土砂災害に警戒してください。危険ですので、川や海岸には近づかないでください』
アナウンサーが必死にレポートしている。本当に大丈夫か。

「…こりゃ帰れそうにないな」
こなたがつぶやく。
「当たり前でしょ。歩いて家まで行く気だったの?」
「いやぁ…ちょっとタクシー使おうかと思ったんだけど、やっぱ高すぎるよね」
「当たり前だ」
ここから都心まで行って、さらに埼玉の北東まで行くと…計算が面倒になった。やめやめ。
「ま、こなただったら私のベッドでも余裕ね」
「二人で添い寝か…いいねぇ」
「何ニヤニヤしてんのよ」
「いえ別にぃ〜…」
「それにしても…お腹すいたわね。何か食べる?」
「あぁ、わざわざ悪いね…」
「え、あんたの口からそんなセリフ聞けるなんて思わなかったわ」
「何で?」
「だって、高校の時は当たり前のような顔して宿題見せろって言ってたし…」
「私だっていつまでも子供じゃないんだよ。ちゃんと人の波に揉まれて成長しているのだよ」
「そりゃご立派ですこと。まぁ、体のほうは…」
298名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:43:49 ID:UyGje+1k
なんだよこれは…
299名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:44:53 ID:sk56n5It
「フン、これでもちょっとは成長したんだよ。身長だって2cm伸びたし」
「そりゃ良かったわね」
冷蔵庫の中を探すと、適当にあった食べ物をテーブルの上に並べた。
「お弁当二つと…サラダでいいか。今暖めるわ」
「うわ、オールコンビニ食品ですか」
「いつもってわけじゃないわよ。今はたまたま忙しい時期で、料理する気になれなかったの。スーパーだって遠いし」
「しかし…高いうなぎ弁当を二つも買うとは…かがみって意外と浪費家?」
「べ…別にいいじゃない。なんとなく、欲しかったのよ」
「こりゃ精がつきそうだねぇ。今夜が楽しみだなぁ」
「な…ちょっと!」
「ふっ…かがみんは今も純情な乙女なのか…」
「な、何よ…一応、あんたとは…その、友達以上の関係だし…男から告白されたこともあったけど、断ったのよ」
「ほほう、そうですか…かがみに悪い虫がついたら、やっつけに行くよ」
「大丈夫よ。そんなに変な人いないし」
「いやいや、男は腹の中じゃ考えてることは一緒だよ。みんなスケベが服着て歩いているようなもんだよ」
「その自信はどこから来るんでしょうか?教えてもらえますか?」


「ねぇかがみ、最近調子どう?」
「すっごいありきたりで漠然とした質問ね」
箸で食事をつつきながら、会話が続く。
「学校ちゃんと行ってるの?バイトばっかりして留年した先輩がいてさ…」
「行ってるわよ!まぁ、そこそこお金たまったし、そろそろ辞めても大丈夫かな」
「何?まさか夜の…」
「違うって。大学の書店よ。学生相手だから楽かと思ったんだけど、変なヤツがいるわ、いるわ…ずいぶん前のレシート持ってきて、計算間違ってるだろ、とか言ってくるのよ。自分が間違ってるのにさ…やってられないわ」
「仕事は大変なのですよ。お金もらうんだからさ」
「あぁ、同意するわ」
「…仕事と言えばさ、あと一年ちょっとで就職活動なんだよね。あ〜、やりたいことなんて何も見つからないよ」
「まぁ、全てが満たされてる人なんていないでしょうね…学生のうちが一番幸せだって、いのり姉さんが言ってたし」
一緒に食事する相手がいると、結構楽しいものだ。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:46:16 ID:a3PqTOKf
何で荒らしがいるんだよここは………
301名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:47:32 ID:sk56n5It
「かがみ…なんかさ、雰囲気変わったよね」
「ん?」
「大人っぽくなったって言うか…キレイになったよ」
「え…そんな、お世辞言っても何も出ないわよ」
「そんなんじゃないよ…ホント私好み…付き合って良かったなぁ」
「う…」
猫のような目で見つめられた私は、思わずうつむいてしまった。
「さ…さっさと食べなさいよね。デザートのゼリーあるから…」
私は立ち上がって、冷蔵庫の方に歩いていった。
何だろう、未だにこなたと二人っきりだとドキドキする。子供の初恋じゃあるまいし、何やってるんだ私は…。

お腹もふくれたので、歯を磨いて寝ることにした。
予備の歯ブラシをこなたにあげた。
「これで、私が泊まりに来たときも大丈夫ってわけだ」
「来るのはいいけどね、ちゃんと一言言いなさいよ。ケータイ持ってるんだから」
「えー、めんどくさいよ!いちいちアポ取るなんて」
「…あんたの将来が心配だよ」


「かがみ…」
「…ん?」
ベッドの上でタオルケットを二人で使っている。こなたがさっきから、フトモモをスリ寄せてくる…。
「ますます美人になったよね…どうやって肌のお手入れしてるの」
「別に…変わったことはしてないけど」
「あぁ…かがみ…」
私の胸元に顔を埋めてきた。
「やわらかい…」
「ちょっと、何なんだよ一体…」
「…しようよ」
「へ?」
「だからさ、二人で…」
こなたの舌が、ねっとりと、絡み付いてくる。
302名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:51:09 ID:1MGjSzvB
ディープすぎるくちづけ。
こなたの細くて長い脚が私の両脚の間に入り込んで来て、肌の感触や体温が、直に伝わって来る…。
抵抗なんかしない。むしろなすがまま。


「ん…ハァッ…かがみの唇ってやわらかい…」
「こなた…」
「あぁ…そのモノ欲しそうな目がたまらな…」
今度は私が思いっきりキスしてやった。
マシュマロのようにやわらかい唇にふれると、それだけで気持ちが高ぶった。
そして思いっきり抱き寄せる。背中に指を這わせると、んっ、と声を漏らす。

(あぁ…私やっぱり、こなたのこと、好きなんだ…)


「…み!」
「ん…?」
「かがみ!もう朝だよ」
「え、あ、え…えぇ?」
「もう…あの後私を抱きしめたまま寝ちゃうんだから。おかげで一晩中身動き取れなかったよ」
「…あぁ、ごめん…最近色々忙しくて、あんまり寝てなくて」
「いやぁ、それは言い訳に過ぎないね。私はいつだって体調万全だし」
「遊びのことばっか考えてるあんたと一緒に…あれ、前にもこんな事あったわよね」
「アハ☆」

こなたは手早く支度を済ませると、玄関へ向かった。
「今日はバイトと授業あるからもう帰るね。雨も上がったみたいだし」
「…こなた」
「ん?」
振り返った瞬間、軽くキスした。
こなたは少しぼんやりした表情で私を見つめている。
「かがみ…」
「その……また、来なさいよね。なかなか実家、帰れないから」
「もー、さびしんぼなのは変わらないなぁ、可愛いやつめ…」
「う…うるさい…そ、そんな事ない…」
私にべたべたひっついてくるこなた。あぁ、温もりが伝わってくる。
口では拒絶するようなこと言ってるけど、本当は傍にいて欲しい。
「じゃ…また今度ね。元気にしてるんだよ。私のウサちゃん」
「誰がウサちゃんだよ!さっさと帰れよ!」
嫌だ…帰って欲しくない…でも、仕方ない。
「かがみ」
「え?」
303名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:52:27 ID:1MGjSzvB
大好きだよ」
こなたは私に軽くキスすると、玄関の扉を開けて外へ飛び出した。
「じゃーにー!」
「あ、気をつけてね…」
風のように駆けていった。本当に自由奔放だよな。あいつは…。
(でも、そういう所が好きなんだよな…)
昨日の天気が嘘のように、雲ひとつ無い快晴。今日はいい日になりそうだ。
で、後日。
こなたの下着を家に置きっぱなしにしておくのはどうかと思ったので、ちゃんと本人に送っておいた。
届いた後、本人からメール。
「もー、かがみって律儀だよねぇ。そっちで好きにしてくれて良かったのに(*=ω=.)」
好きにって何だよ…私が変態みたいじゃないか。
私って結局、あいつの思い通りに動かされてるのかな。やれやれ。

悪い気は…しないけどね。

304名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 20:57:00 ID:1MGjSzvB
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',三三    三三゙^′..ヽ   
    ゙{y、、;:...""      ""・、)  、}
    ".¨ー=v '' ‘ー'ー'  、,_,,、_,,r_,ノ′
    /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
    ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
    ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

           こなかが(笑)

305名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:06:59 ID:1MGjSzvB
「もう朝かぁ……。あれ、昼か……」
目が覚めて時計を見ると、もう13時。
休日の朝はゆっくり寝てられるから、寝起きの気分は最高〜……のはずなんだけど、今日は最悪だった。
その理由はもう言わずもがなだね……。
空も私の心を映したようなどんよりとした曇天だった。
今日雨降るって言ってたっけ……なぁ?
あぁ……そういえば昨日はテレビもネットも見てないからわかんないや……。
……天気だけじゃない。
もう、何もわかんないよ……。

唯一分かること。
それは、私が望むこと。
でも、それを実現するための手段・方法はわからなかった。

「………はぁ」
昨日、みゆきさんと少し話をしたけど、結局私は何も行動を起こせずにいた。
「……かがみがなんであんな怒ったのかだけでもわかれば……」
人の心が読める能力をこんなに欲しいと思ったことはないよ……。
………まぁ、あったらあったなりの苦労があるんだろうけどね………。

私はいつも、人の心を読む必要がないようにってあんまり人に関わらないようにしてきた。
人と一線を張るってわけじゃない。
言うならば、仮面をつけていた。
人に認知されないような、気付かれないような仮面を。

気付かれなければ、相手にされなければ人を傷つけることはない。
人との馴れ合いを望まなければ、何も起こることなんてない。
だから、いつも一人。
だから、楽。
だから、この仮面を私は選んだ。
だから、慣れた。
だから、ずっとこの仮面のはずだった。
だけど、そうはならなかった。

306名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:13:08 ID:1MGjSzvB

みんなに笑っていて欲しい。
誰にも悲しい顔なんてして欲しくない。
いつしか、そう思うようになっていった。
親しくしてくれる人であればあるほど……。


私の小さい頃に、お母さんは死んじゃった。
それでも、私は人としての道は踏み外さず生きてこれた。
これは一重に、お父さんのおかげだった。

お父さんがキモい引きこもりがちなオタクであることは、疑う余地もない。
でも……そんなお父さんでも……いや、だからこそ、私はとても感謝し、誇りに思ってもいる。

お父さんは私が寂しくないように、悲しくないように、いつも明るく接してくれた。
その笑顔でいつも楽しませてくれた。

私に対する隠し事もなかった。
エロゲーとかマンガやアニメも、私の前で堂々とやってたし、みてた。


もちろん、お母さんがいてくれたらもっと良かったよ。
もっと甘えたかったし、一緒に話や家事とかしてみたかった。
でも、それは絶対に言わない。
お父さんを絶対に傷つけるから。
別にお父さんの言動をキモいって言う限りでは、冗談だってとってくれる。
でも、お母さんがいないことに関しては、冗談で取れる内容じゃない。
あれだけ私に温かさをくれたお父さんを傷つけるなんて、神様が許しても私が許さない。

……きっと言ったとしても、いつもみたいにふざけるんだと思う。
でも、心の中ではきっと苦しくて、悲しくて辛くて………。
でも、私の前では絶対に笑顔を絶やさないようにって、我慢して……。
きっと、ごめんな、って言うんだろうな……。
謝らなきゃいけないのは、そんなこと言ったほうなのに、ね……。

この前だって、お母さんの話を少し出しただけで、お父さんは私に寂しいかって聞いてきた。
私は内心焦ったけど、なんとか平静のままお父さんに本心を伝えられたけど……。
もし少しでもお父さんに罪悪感を持たせちゃったら、私は娘として、人として自分が許せない。

それに、お母さんは私のそばにいてくれてる。
説明するのは難しいけど、絶対。
時々お母さんの声を、温もり気を感じる気がするんだ。
もちろん覚えてるわけないんだけど……。
でも、わかるんだ。
この優しさ。この温かさ。この心地よさ。
お母さんに間違いないって。

307名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:14:30 ID:1MGjSzvB
最初、私は1つ目の仮面をつけていた。
かがみも、他人行儀な話し方だった。
当たり前だけどね。
私たちは、他人だったんだから。


『泉さん、お弁当自分で作ってるんですか』
『はい、朝が辛い時は、チョココロネで済ませちゃいますけどね』
『あはは、つかさと同じで、朝弱いんですか』
『そんなに強くないですねぇ』

だんだんと近づいていった。
………歩みよってきてくれたのは、かがみだったけど。
私には、仲良くするっていう感覚がイマイチ分からなかったから。
でも……もっと仲良くなりたい。他人じゃなくなりたい。
仮面の下の私は、そう思っちゃったんだ。


『泉さんのこと、名前で呼んでもいいですか?』
『それなら、私も名前で呼んでもいいですか?』
『もちろんですよ』
『なら私もです』
『そっか、じゃぁ……改めてよろしくね、こなた』
『う、うん、よろしく、その……かがみ』

308名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:18:43 ID:sk56n5It
結局、3年生になっても私たち4人が一緒になることはなかった。
『ただでさえ顔合わせる機会が多いんだし、クラスぐらい別になってくれないと私が疲れるわ』
その言葉が、心に突き刺さる。
そっか……かがみは思ってなかったんだ……。みんな同じクラスになりたいって……。
『お姉ちゃん……』『残念ですね……』
つかさとみゆきさんの言葉が重なる。
『別に、いつものことでしょ?それにどうせ、こなたあたり、ノートだの教科書だの借りに来るんだし〜』
『読まれてるね』
クラスが違っても、それを口実に会える。
それくらいなら、かがみと一緒にいてもいいよね……?
『まぁ、そんなわけで、先行ってて』
『うん、じゃ』『うん、また後でね〜』
私たちはそのまま新たなクラス、3年B組の教室を目指して歩き出した。
つかさとみゆきさんがこれからのことを話しているのを尻目に、私はそっと後ろを振り返る。
そこでは、かがみがクラス発表の張り紙をもう一度確認していた。
泣きそうな、悲しそうな、そんな顔で。
……よかった、かがみも思ってくれてたんだ……。
私は心の中で嬉しいと思う反面、同じクラスになれなかったことが哀しく思われた。
同時に、かがみに出来るだけ寂しい思いをさせないようにしよう、と決心した。
友達として。そして、ちょっとだけ―――。


309名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:21:58 ID:sk56n5It

こなた:ふ〜……とりあえずソロでなんかしよっかぁ……
ここ2日間、全くPCに触れてなかったせいで、少し感覚も鈍ってるし……。
しばらくザコを乱獲して勘を取り戻すかな〜。
ということで、軽く1時間ほど続けてると、唐突に誰かに話しかけられた。
ななこ:お、泉。久しぶりやな〜
こなた:先生こんにちは。2日ぶりだから、そんなでもないですよ
ななこ:泉が2日間やらんなんて、相当珍しいで〜?
こなた:んまぁ………そかもしれませんね
ななこ:そや、PT組んで狩りいかへんか?w
こなた:あぁ、おkですよ〜
ななこ:おっしゃ、気合いいれていこか!o(`ω´*)o
しばらくして、私と先生は狩り場に到着する。
こなた:釣りますね〜
ななこ:おう、こいや!
私のキャラが、敵目掛けてクロスボウからボルトを発射する。
こなた:しまった……すいません、2匹きます
ななこ:おkや!どんとこい!
先生のキャラが、片方に睡眠魔法をかけて、行動不能にする。
こなた:あり〜です
ななこ:おkやって。それよりはよ起きてる方つぶさな、面倒やで
こなた:ですね、速攻で倒しましょう
私のキャラが腰から下げた短剣を抜いた。


310名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:24:23 ID:sk56n5It
先生の言う通り、今日は半分以上……多分、70%くらいミスしていた。
自分で言うのもなんだけれど、普段の私ならミスなんて10%にも満たない。多分、3%くらい。
でも今日の私は、まるで初心者さながらの腕前だった。
ななこ:なんかあったんか?
こなた:いえ、そう言うわけではないんですけどね〜
チャットは良い。
直接話すわけじゃないから、感情を悟られづらい。
心の中がどんなにぐちゃぐちゃになってても、口調さえ変えなければ大丈夫だから。
ななこ:……まぁええわ。ちょっとMP回復するで
こなた:はい

少しの休憩時間、先生がふと思い出したように話し出した。
ななこ:そや泉、一昨日の掃除、本当に一人でやったんか?
こなた:やりましたよ……。もう、すごい大変だったんですからね?
ななこ:マジにやっとったんか……。高良や柊達が手伝うと思ったんやけどなぁ
こなた:先生が一人でやれって言ったから、わざわざ申し出を断って、先に帰ってもらったんですよ……
ななこ:おいおい、うちがそんなことマジで言うと思ったんかいなw
こなた:先生だからこそ、本気でとったんですよw
ななこ:なんやそれ……誉めてないよな?
こなた:当たり前ですw
ななこ:まぁええわ。それはそうとして、泉、確かあのとき、夜中までこれやっとったって言っとったよな?
こなた:えぇ……それが?

311名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:26:08 ID:sk56n5It

「やだなー? 私、は、いつでも、優しいわ、よ?」
油が切れた機械みたいな動きでゆっくりと詰め寄る。
詰め寄り、抑揚も発音もめちゃくちゃな喋り方で言葉を繋げる。
「あのー、もしかしてものすごく怒ってます?」
「そんなどこに私を怒らせるような要素が?」
ぎぎ、と音を立てながら更に距離を詰め、言う。
「あんたはいつもいつも――」
「ちょ、かがみ! 顔が近い!」
そんな事を言いながら制止してくるが、お構いなしに責め立てる。
「人を心配させておいてふざけた事を――」
「かお、ちかっ……心配?」
一時停止し、何で? と心底不思議そうに尋ねられた。
「え、………………空耳じゃない?」
さっきまでの焦りっぷりはどこへやら。
にやり、と笑って更に顔を近付けてきた。
「かがみんは、何で私の事を心配してくれてたのかな?」
ほお擦りされ、急いで顔を離すが、こなたはにやけた笑いをやめずに
「何で、なんでー?」
と、わざとらしく聞いてくる。
「う、うう、うるさい……!」
肺の奥から空気を搾り出すけれど、言えたのはそれだけで。
「うるさくないよ。うるさいって言うなら周りの方がうるさいもんねー」
そう言って、指をくるくる回すこなたから逃げるように辺りを見回す――
と、お弁当を食べているつかさとがっちり目があった。


312名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:29:42 ID:sk56n5It
                                -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
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                                 /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
                             `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |


313名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:36:46 ID:Y1ugBdP9
>>294
GJ !
梅雨気分を吹き飛ばす良SSでした !
蒸し暑い中、一晩中二人は何してたんだww
314名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:40:35 ID:sk56n5It
「だって、あの時の方がくっついてたよ?」
「あの、時?」
「相合い傘した日」
あれ以上熱くはならないだろうと思ってた顔が、一段と、熱くなる。
「だ、だってあれは、濡れないようにするためで!
 デートとか、言われてたら意識しちゃうし……!」
無我夢中で言い訳をするとぽけん、とした顔をして
「――かがみはやっぱり可愛いなあ」
くくく、と笑いを堪えるようにして手を離してくれた。
さっきまで温かく包まれていた手が風にさらされてちょっぴり、冷たくなる。
「また今度しようねー」
「二度とするかこんな恥ずかしいの……!」

それでも、冷たくなった手は少し悲しくて。
その、それくらいならしてもいいかな、という気分に、させられてしまった。
……この辺、淋しがり屋だと、からかわれる理由なのだろうか。

「そのかわり、してあげるわよ」
「ん?」
「デート。……だけど、つまらなかったら、承知しないんだからね?」
しかし、素直になれない私にはそれが精一杯で。
ぶっきらぼうにそう言うくらいしか出来なかった。

「――――うんっ!」

それを聞いて、大きく頷くこなた。

この笑顔を見られただけでも、デートをする価値はあったのかもしれない。


315名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 22:16:01 ID:u5nqeZpw
荒らしは黙ってNGにするに限る。
それはそれとして
>>294
GJ!!
蒸し暑い今日も清々しく乗り切れそうです
316名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 23:13:32 ID:aW/W1XXc
>>294
最近ROM専になりかけていたが、この作品にはGJを贈らざるを得ない。
原作で卒業しちゃったからね……こなたとかがみのその後ってどうしても気になるんだよね。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 23:39:52 ID:BUVkhi6l
>>294
GJ!
相変わらずなようで、相応に成長してる感じもする二人がいいですね。
このまま、幾つになってもやっていけそうで読んでて安心しますw
318名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 05:39:13 ID:Eq3fTidL
海行った回で風呂に入った時、こなたに対してかがみがいつも以上にツンツンしていた。
そして普段だったら絶対考えられないナンパの話題をわざわざその場で不自然に掘り返していた。
この時かがみは何か後ろめたい事があったのでは無いだろうか?

もしあの場に、他の4人が居なくてこなたとかがみだけだったら、どうなっていたんだろう…?
319名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 07:45:02 ID:XwKT0VBQ
>>318
何も変わらないよ。
320名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 07:50:18 ID:XwKT0VBQ
「ふぁ……」
 思わず出かかったあくびを、大急ぎで堪える。
 時計の針は、午前3時近く。普段ならとっくにベッドで目を閉じている時間だ。
 私だって本当は、さっさとこなたと眠りたい。
 ……でもその前にどうしても果たさなければならない、特別任務があった。

 雨戸も明かりもない闇の中、こなた以下全員が沈黙しているのを確認の後、ビールの空き缶や
 ワインの空き瓶、その他各種障害物の間隙を突いて冷蔵庫に到達。
 念のためにもう一度周囲の気配を探ってから、おもむろにソレを取り出す。

「ほんと、私って不器用よね……」
 一体何皿分になるだろう。
 冷蔵庫から取り出した、ビニール袋の中身。
 それは、こなたの誕生日に向けて何度も何度も焼いた、ショートケーキのスポンジ生地だった。


       しょーと&しょーと 〜1日遅れの、ばーすでい〜


「つかさ、ちょっといい?」
 飲み会の誘いを断って、久方ぶりに妹を訪ねたのは、1週間前。
「あの、さ……1週間だけでいいんだけど、ケーキ型と温度計と、泡立て器、貸してくれない?」
「もしかして、こなちゃんのお誕生日ケーキ?」
「え……うん、今度の誕生会だけど、昼間こなたが出てる間に、ケーキ焼いてあげようと思って」
「わぁっ、いいね!絶対喜んでくれるよ!」

321名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 07:53:35 ID:XwKT0VBQ
 常夜灯モードの薄明かりの中、缶をどかす僅かな音にもどきどきしながら片付けたテーブルに、
 問題のものを並べてみる。
 こなたは勿論、つかさやみゆきもびっくりした『会心作』の影に隠れた、数々の失敗作。
 やっぱり、料理は苦手なのかな……
 テーブルを占領する歪な何かに、呆れ半分、懐かしさ半分の、ため息をつく。
 中途半端に膨らみ過ぎて、最後に陥没したもの。逆に全然膨らまないまま終わったもの。
 グラムも計って、いい材料を使って、温度にもあんなに注意したのに、
 それでもケーキにできなかったケーキたちだ。

「並べてみると、凄いわね」
 こうして実際に体験してみると、改めてこなたやつかさの凄さが分かる。
 焼きたてのシュクレと甘酸っぱいフルーツが絶品のタルト、
 バターの香りをいっぱいに吸い込んだパイ生地が、ざくざくっ、と口の中で解けるミルフイユ……
 たった20年の人生だけど、その中で二人が料理を失敗した所なんて、見たことがない。
 自分が何度も焼いた中から選んだ、『奇跡的にうまくできたもの』――
 それより断然美味しい生地を、当たり前のように焼いてしまう。
 今更だけど、そんな二人が羨ましい。
 いや、正確に言えば、二人みたいに上手にできない私が、悲しい。

「……いただきます」
 流石に全部捨ててしまうのはもったいなくて、厚さが通常の3分の1くらいの生地に手を伸ばす。
 確か、ベーキングパウダーと間違えて、片栗粉か何かを混ぜたやつだったっけ。
 ボウルにまだまだ残っていた生クリームを塗って、ナイフで分割して……
「うわっ」
322名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 07:58:10 ID:XwKT0VBQ
 雑誌にも載った料理教室の先生だけあって、私の手を取って色々解説しながら、
 料理番組のように楽しそうに作ってくれた、つかさ。
 でも、その後自分一人で作ろうとしたら、泡立てに時間を使い過ぎたり、生クリームを擦りつけ
 過ぎてぼそぼそにしてしまったりで、同じ材料で作ったとは思えない悲劇。
 ……それ以来こなたに内緒で、毎日練習をした。
 こなたが眠ってから、生地作りを練習したり、生クリームを泡立てた。
 他にもみゆきとお茶するふりをしてレシピの店に行って、目標のケーキを味見してみたり、
 食パンや何かにジャムを塗る時にパレットナイフを使っているのを、こなたに見つかりかけた
 時もあったっけ。

 そんな努力を重ねて迎えた、泉家での本番。こなたがバイトに出かけたのを見計らって、
 ガスとオーブンレンジを駆使して何回もスポンジ生地に挑戦して……
 大きな生地と小さな生地、それぞれ一番よくできた二つを重ねて、みんなで分け合っても余る
 位のショートケーキを作った。
 前にこなたが作ってくれたのには及ばないけど、それでも私の精一杯を尽くしたケーキ。
 ……でも、残りはみんなが訪ねてくるぎりぎり前に、冷蔵庫や台所の片隅に
 緊急避難させたままだった。

 そんな失敗作を、誰か――というか主にこなたにだけど――気付かれないうちに『処理』する。
 それが、疲労と軽い二日酔いが残る体を無視して、早朝勤務に勤しむ理由だった。


323名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:14:14 ID:XwKT0VBQ

 そんな妄想から帰ってきた所で、改めてテーブルという名の現実を見つめ直す。
 この残骸は、果たしてどうしたものか。

 明後日になれば可燃ごみの日だけど、それだけは100%ダメ。
 注ぎ込んだ材料費を思うと切ないし、何より折角の食べ物を粗末にしたくない。
 けど、それならどうやって再利用しよう?
 正直、人に進呈するには余りにも不器用過ぎる。
 なら自分が巧みに料理するしかないけれど、ここから何を作ると言われると、結構難しい。

 甘味がきっちりついているから、カツサンドとかにはできないし……
 でもフルーツサンドにすればお昼になるかな?それともジャムとか塗って、3時のおやつに
 しようかな?でも、そうしたらカロリーが大変なことに……
 と、そんなことを考えながら、もう一度フォークを伸ばした、次の瞬間。

「そんなに食べたら、また太るよ?」
「な……っ!?」

 私が振り返ったのと、突然点けられた蛍光灯に目を細めたのは、殆ど同時。
 数瞬後、目を開けた時には、背中からありったけの力で、こなたに抱きしめられていた。


324名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:27:32 ID:XwKT0VBQ

 思わず出しかけた大声を強引に押さえ込む私の肩に、一層の体重がかかってくる。
 視線を逸らしている分、パジャマ越しに伝わってくる熱が、二人の髪が交わる音が、よりはっきり
 感じられて、どんどん心音が乱れていく。
 どうしてだろう。
 こなたと付き合って何年も経つし、キスどころか、体だって何度も重ねてきた筈なのに、
 時々心が陵桜の頃に戻ってしまうのは。

「……あのさ、こなた」
 高鳴る想いで真っ白になってしまう前に、まずはとにかく声を出す。
「い……一緒に、お茶でも飲まない?」
「星を見ながら秘密のお茶会か、そのシチュ相当嫌いじゃないね!でもそれならミルクティーは
 ホットミルクに茶葉入れるタイプにした方がいいんだったかな……」
 また何かのギャルゲネタだろうか、こなたはそう笑って、ふわりと私から離れた。
 でも、その動きに合わせて流れ込んだ冷気がこなたの温度と甘い匂いを流してしまうと、今度は
 さっきまでの感触が恋しくなる。
 こなたに隠れて、小さくため息。どうしてこんなにわがままなのかなと、我ながら呆れてしまう。
 ところがコイツは、内心寂しくなった私を小憎たらしいほど見通していて。

325名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:39:46 ID:XwKT0VBQ

 そんな妄想から帰ってきた所で、改めてテーブルという名の現実を見つめ直す。
 この残骸は、果たしてどうしたものか。

 明後日になれば可燃ごみの日だけど、それだけは100%ダメ。
 注ぎ込んだ材料費を思うと切ないし、何より折角の食べ物を粗末にしたくない。
 けど、それならどうやって再利用しよう?
 正直、人に進呈するには余りにも不器用過ぎる。
 なら自分が巧みに料理するしかないけれど、ここから何を作ると言われると、結構難しい。

 甘味がきっちりついているから、カツサンドとかにはできないし……
 でもフルーツサンドにすればお昼になるかな?それともジャムとか塗って、3時のおやつに
 しようかな?でも、そうしたらカロリーが大変なことに……
 と、そんなことを考えながら、もう一度フォークを伸ばした、次の瞬間。

「そんなに食べたら、また太るよ?」
「な……っ!?」

 私が振り返ったのと、突然点けられた蛍光灯に目を細めたのは、殆ど同時。
 数瞬後、目を開けた時には、背中からありったけの力で、こなたに抱きしめられていた。


326名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:48:39 ID:XwKT0VBQ
            / / /                    \
         /Y^Y^ヽ/  /    /  .イヽ        \ \
.       /: : : ∨: : /  /     / / / !  !  ! !   \ ヽ
    /: : : : :::/: : :.l  /     / イ / |  |  | l  ',   l`ヽ.l
   /: : : : : :: /: : : :{  l、_  / / ! /  |  |  ,.l -ト  l   |   l
   \: : : : : : i: : : : :|  { `メ、 l/ l/、::/ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
    \: : : :.|: : : : :|  | / /` ::/':::::/ ´`ヽ _  三,:三ー二
       \/l___.r|  l イ ヽ゜、 .ノヽ--/ ̄ ,
        |  l  l{ ヘ l/   ".ミ }  ...|  /!/           
        |  l  lト、_V      」_}`ー‐し'ゝL _
        |  l  l   ̄lヽ、    _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        l  l   ',    |   > .、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
.        /   ト、  ヽ、 |/: :.|   T:.ヽ |   l   |
      /   /  \  \|: : :.<   Lュ: 弋.  l   |
      /   /   | >、  \: : \___ ヽ: : lヽ.l   |
.     /   l   /⌒ヽヽ  ヽ: : : \  ̄| : l: :l|   | |
               こなかが(笑)
327名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:58:13 ID:7Em3OZjz
早くニート脱却しようぜ
328名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 08:59:59 ID:XwKT0VBQ
「その前に確認しておきたいんだけど…かがみ、今日はうちに泊まれる?」
「明日は学校も休みだし、大丈夫だけど…それがどうかしたの?」

 こなたの家でないと受け取れないものなのだろうか。
 だとしても、一体なんだというのだろう。
 
「よかった。もし断られたらダメになっちゃうとこだったよ」
「何なのよさっきから」
「えっとね。この日を記念して、かがみにご馳走してあげようと思って。
 先週から仕込みしてたんだ」
「本当?…なんか私のほうが割に合わないものになってきた気がするわ…」
「こういうのは気持ちの問題。私は凄い嬉しかったから問題ないよ」
 
 こなたは本当に嬉しそうにそう言ってくれた。
 この笑顔が見れたのなら、確かに実際のものが何であってもよかったと思える。
 
「私の家には後で連絡入れるから、行きましょうか」
「うんっ!あぁそうだ。言い忘れてたことがあったよ」
「言い忘れてたこと?」

329名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:04:50 ID:XwKT0VBQ

まだ生きてます。
そんな事を考えつつ枕元の時計を見遣ると、時刻は既に12時を回っていた。

「これ、作ってきたの!」

ジャーン!
と言わんばかりの笑顔で、透明の袋に詰めた物体を差し出される。
ブラック、ブラック、ブラーック、驚くほどにだ。
そうか、そういう事か。

つまりかがみは、
「それを誰かに食べて貰いたかった訳だね」
「うん!」
「ちなみに、誰かに食べさせてみたりした?」
「みんなお腹いっぱいだったらしいから、まだね」

黙り込んだ私を意にも介さず、
「仕方がないから、つかさの枕元に4袋くらい置いてきたけど」
と付け足していた。


330名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:07:10 ID:XwKT0VBQ
「ん?」
「いや、美味しいね、この煎餅」
言いたい事も言えない。
そんな心中を知ってか知らずか、いや多分知らないんだろうけど。
彼女はやれやれといった感じに口を開いた。

「うわぁーツッコミも入れられないほどに下手な冗談ね」
いや、まぁ……すみません。

「それチョコチップクッキーよ、美味しいでしょ?」
「へぇー、上手い冗談だね」
「ん?」
「へ、へぇー、上手い焼き加減だね」
「だよねー」

あなたの笑顔、怖いです。


331名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:12:06 ID:XwKT0VBQ
かがみが部屋を出ていくのを見計らったかのように、父さんが部屋へと入ってきた。
「この通り元気だよ、喉は痛いけど」
「そうかー」

うんうん、と頷いた父はそのまま続ける。

「しかし、かがみちゃんもいい子だよなー」
「そだね」
「お見舞いだぞ、お見舞い。それも朝早くから来るとは驚き物の木だ」
父の説明臭い台詞廻しは置いておくとして、気になる点を指摘する。
「朝、早くから?」
「そう、9時だぞ、9時」
「そ、そんな早くから来て何してたの?」
「お見舞いだろ?」
「え、私の所に来てたの?」
「へぇー、こなたってば意外に可愛い寝顔してんのねー……って言ってたみたいだぞ?」
うわぁ、アレ、起きるまでずっとやってたんだ……
っていうか何でそれを知っているんだ父さん。

「で、10時からは一緒にケロ○軍曹とリ○ーンを見て……」
そこは譲らないんだ。

「で、また部屋に戻っていったから、父さんは一人寂しく煎餅を御馳走になっていた訳だ」

332名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:14:01 ID:xaPQH/zh
荒らしの巣窟になってしまった……
333名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:19:37 ID:XwKT0VBQ
>>327 ありがとう^ ^
334名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 09:23:41 ID:XwKT0VBQ

でも…

「ねえ、かがみ…手、つないでいい?」
「う…うん、いいわよ…」

かがみは、私よりひと回り大きな手を伸ばし、私の手を優しく、ぎゅっと握ってくれた。

嬉しい。こんなにかがみのことが愛しい。
かがみの横顔を見てると、かがみが私の方を向いて、にこっと笑ってくれた。
ああ、なんてかわいいんだろ…
私はかがみのことがたまらなく愛しくなって言った。

「かがみ〜、ちゅーしてぇ…」
「だめよ…外じゃ…」
「じゃあ、教室に着いたらして…」
「…誰もいなかったらね、うふふっ」

私たちはドキドキしながら歩いていった。

335名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 11:08:50 ID:mcUUUpeL
荒らしorzとか言ってるやつは全員自演
336名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 11:17:01 ID:qDUA5VYj
ここの荒らし、本当に必死だなwww
まあ、避難所があるから、好き放題荒らしてくれて構わんけどなwww
337名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 11:20:10 ID:Udn8G9Og
荒らし君を利用して
コピペするとこなかがになるSSを作ろうと思ったけど頓挫
AAじゃないと無理だなぁ
338名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 13:16:42 ID:clofRkKb
律儀にレス返してる荒らしに萌えた
339名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 15:28:35 ID:t0YIa6Hh
       /                     \
      /  ,r'"j                i^'!、  ヽ
    /   </´                `ヾ>  .:;i,
    ,l        _,._,.        _,._,.       .:.:l,
    |       < (ヅ,>      < (ヅ,>     ...:.::|      乙
    !        ` ̄´      .   ` ̄´       ..: ::::::!   
   |           ノ . : . :;i,          ... ::::::.:::|    
     !          (.::.;人..;:::)      ...:.:::::.:::::::::!
    ヽ、         `´  `´    ........::..::..::.::::::::/
      \......,,,,,,,_           .....:::::::::::::::::::::::::/
340名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 15:30:03 ID:HCHJOeFS
荒らしニートなんだww
早く人様の役に立つ人間になれよ、穀潰しwww
341名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 17:11:59 ID:iaie4UIT
いつか平和を取り戻したい
342名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 17:41:20 ID:gB2gBUtL
荒らしはいけないと思います
343名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 17:54:17 ID:/yYoHKWp
同時ショップに置かれてる「こなほん」の裏表紙が二種類あるみたいなんだけど、これって内容に違いはあるの?
因みに俺が持っているのはコントローラ持ったこなたにかがみが絡んでいる絵。
344名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 17:54:52 ID:6ICUm7kz
おいおい、もしかしてもう夏休みに入っちまったのか…?
345名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 18:00:39 ID:KNHRh4fj
                              /\
                         '"  ̄ ̄ {    ̄ ̄`丶、
                        //: : : : : : : j: : : : : : : : : : : :\
__________     /' 7: : : : : / : : ∧: l: : : : \: :\-=ヘ_
三三三三三三三三三ミ∧      /: : : /: /: : :/: ハ:ヽ : : : : l: : : ∨:7(_厂\
              |lll|.     /: :/ /.: :|: :⌒:/  ヽ {\⌒:| : : : ∨ │  〉 基本に返って
              |lll|    /: ;イ:│.:.:.| :/∨    ヾ \j: : :ヽ:ハ.  |l  / こなたは私の嫁っと
              |lll|    W│ |.: : :!fて汽    イう汽ス: : : l: |  |:∨  
              |lll|         V:! : :ハ! V:rリ    {ト:::rリ ヘ : | :ト、ノ! :!  
              |lll|       ヘl :.:{小. ゞ''  ,   ''ヾ'  ^∨N : ,'.:│
__,               |lll|       ∧ : j:人xx  rっ  xxxヘー/: : :/: : |
l│               |lll|       |: ∨:|: : :`ーr-zr  ァ<. //: : :/: : : |
l│               |lll|       |: : : :|\:_;斗' >‐く  〃: : : :/l : : : |
l│               |lll|       |: : : :l /-―|o/ O∧o/: : : : :∧|.: : :│
l│               |lll|       |: : : :|' {   `|   | 7: : : : :/ │: : :.|
l│               |lll|       |: : : :| V ̄| | O | /: : : /   !: : : :|
l│               |lll|       ヽ: : :| {____,| |   |,' : /    │: : :.|
346名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 18:02:29 ID:Q6j2fz9n
このスレもう駄目だなwww
347名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 18:06:01 ID:KNHRh4fj
いえいえまだまだこれからですよwww
348名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 18:48:22 ID:a55ExhbK
>>344
どうせスルーに耐えかねて一人でやってんだよwいきなり露骨すぎるw
ま、それはともかく学生はもう夏休みらしい
こなたが喜ぶね
349名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 19:12:33 ID:+yhdypNu
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350名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 20:19:52 ID:KPbVxYLZ
おまいら、夏コミで期待してるサークルとかありますか?
351名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 20:33:08 ID:suuqfZ/E
破顔三笑は出るのかな?出るのかな?
352名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 20:33:41 ID:iaie4UIT
ゆ〜のす
CELTRANCE
クラスメイトショック
353名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 20:43:12 ID:KPbVxYLZ
ありがとう、参考にさせて頂きます。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 20:43:47 ID:/yYoHKWp
個人的にはあお色えんぴつ
355名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 21:08:17 ID:jBaBEdL/
1日目にこなかが本出すサークルある?
カタログ見た限り1日目はジャンル違いで全くなさそうなんだけど
一番多そうなのは3日目かな
356名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 21:38:46 ID:Eq3fTidL
CD-ROM派なのでまだカタログ買ってないが、>>228で大体注目サークルは網羅している。
次スレから夏コミ終了までテンプレ入りかな?
357名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 21:41:22 ID:f+tfK0JS
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358名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 21:47:22 ID:KNHRh4fj
OVAが出ればまた同人が増えるかな?
359名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 21:55:07 ID:Eq3fTidL
いつの間にかへんたいかがみさんの新作出ていて吹いたw
360名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:08:11 ID:HCHJOeFS
>>358
増えるといいねぇ
個人的にはOVAなんだから多少はっちゃけて、こなかが分多目にしてくれると文句ないんだがw
361名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:14:55 ID:py6vGWlb
こなかがが意外と広まってると思うのは
大生板出身のあの2スレにまでこなかが系のものがあったりする時
こなたの方では「偏愛」があるし、
かがみの方ではマウンテンプクイチさんが投稿してたりするし

こなかがスレとは一見真っ向から対立しそうなんで不思議
362名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:25:02 ID:lEAJjKwT
とりあえずいさかいを生みかねないので他スレの話は控えるべきとしても、

どんなものをネタにするにしても、
やはりこなかが2人は切っても切れない
何か不思議な絆ちうやつがあるんでしょうなあ。
363名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:28:42 ID:py6vGWlb
>>362
非常に軽率なことをしてしまいました。申し訳ありません。


そろそろ誰かがこなかがの歌でも作りそうな気がするなあ。
こんなにネタが豊富なんだし。
364名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:28:56 ID:T9Bw0GiI
とはいえ虐待ネタで喜んでる奴らがこなかがやってると思うと複雑になる
ぶっちゃけ、作者が好きだからって作中にこなかが混ぜてくんのやめてほしいよ
棲み分けできてりゃいいんだが、どっちも混ぜる作者のせいで影響された奴がこっち来てスレ違いの話始めるし
365名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:40:40 ID:T9Bw0GiI
>>362が上手くまとめて解決したのに妙なタイミングに投稿してしまった
すまん、このままじゃ雰囲気悪くなりそうだし上のは気にしないでくれ

以下こなかがタイム
366名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:42:08 ID:1TJc1Bsk
こんな風に他スレの職人叩きが始まるから他スレの話はやめといた方がいいかもね
367名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:42:55 ID:K3/JofBL
368名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:43:20 ID:Q6j2fz9n
だから荒らされるんだよ
369名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:44:28 ID:jcAvfEj2
ワレモノ注意か、このスレ
370名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:44:29 ID:K3/JofBL
う、モロに他スレの話じゃんスマソorz


ちなみに、先のURLは「歌詞の『あなた』を『こなた』に変えて遊ぶスレ」なんだが
スレの性質上、内容がかがこな出張所みたいになっとるw
371名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:45:16 ID:py6vGWlb
申し訳ありません。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:46:42 ID:T9Bw0GiI
完全に俺の過剰反応だ
謝るわ
373名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:52:12 ID:f+tfK0JS
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374名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 23:52:51 ID:lEAJjKwT
以後他スレの話をオミットしてこなかが話しドゾー

とはいえ、このままでもネタが停滞しかねないので
スレの話は一切せずに、色々ネタを引っ張り出してこなかがしてみるのも一興。
375名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:00:19 ID:JJpiolvW
「大学でまた新しく友達作らなきゃいけないのよね。 大丈夫かしら」
「だいじょぶだよー、かがみんは一人になんてならないから」
「あんたがいるから、ってオチはなしよ」
「……あれ? かがみ様、私だけじゃ不満ですか?」
「そ、そんな訳ないでしょーが!」
376名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:06:06 ID:VkZFz15I
かがみどころかこなたまで振り回すような、すっごい友人ができたりしてw
377名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:18:00 ID:5zh9FULl
なにかと「こな×かが」でネタにしたがる、ひよりのような人とかwwwww
378名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:42:34 ID:JJpiolvW
ついでに小ネタ。前半みなゆた。
みなみ⇔かがみ の呼称不明。

「こなたお姉ちゃんがね、お姉ちゃんとか私とかを好きになる同い年の人は
 ……その、ロリコンなのか、って話をしてたんだ」
「ゆたか…… ごめん」
「みなみちゃんは大丈夫だよ。 お姉ちゃんはそう言ってたけど、
 ロリコンって、子供をだまして誘拐しちゃうような人のことでしょ?
 みなみちゃんはそんなこと絶対にしないもん」
「うん。 それは、絶対、ない」
「それに、他にもいるから大丈夫だよ。 ほら、お姉ちゃんと付き合ってる――」

――後日、学校にて――
「あの、すみません」
「ん、おはよう、みなみちゃん。 今日はどうしたの?」
「柊先輩に、お聞きしたいことがありまして」
「分からないことがあったら、何でも教えてあげるわ」

「突然で申し訳ないのですが。
 その、私って、ロリコン、なんでしょうか」
「なっ!?」
「私とゆたかの関係はご存知だと思いますが…… ゆたかを好きになるのは、悪いことですか」
「どどどうして私に聞くのそんなこと!
 いや、何もももんだいはないと思うわよ?
 だって、それでみなみちゃんがロリコンって言われるなら、私も」
「柊先輩、も」
「な、何でもないわ。 とにかく、大丈夫よ。
 もしあなたがゆたかちゃんを好きで好きでたまらなくても、
 急に抱きしめて襲いたくなっても、あの青い髪を舐め回したくなっても、
 アホ毛を引っ張ってみたくなっても」
「あの」
「え、な、何かしら?」
「ゆたかの髪は青くありません。 それと……アホ、毛? 何でしょうか、それ」
「あっ、いや、その」


「やふー。 あれ、珍しい組み合わせだね。 何の話してたのかな? かな?」
「こここここなたっ! ねえ、私ってロリコンじゃないわよね?」
「いきなりだね。 どうかな」
「お願いだから、否定して!」
「いやー、でも、かがみんはそう言われてもしかたないと思うよ。
 私とキスするたびに、『身長差があるとなんだか興奮するのよね』とか言うし、
 貧乳はステータスだって前言ったら、すっごくうなずいてたじゃん。
 手をつなぐ時も、『本当にこなたの手って小さいわね。 でも、それがかわいいのよ』とか、さ。
 それに」
「ちょ、恥ずかしい話はストップ! 人前で言うな!」
「……柊先輩、面白い人ですね」
「待って、誤解しないで、ねえ」
「私は……まだ問題なさそうです。 参考になりました。 ありがとうございます」
「そんな目で見ないでよっ、みなみちゃん! 私はロリコンじゃないんだから!」
「かがみん、いい加減認めようよ。 昨日は私に『これ以上背が伸びませんように』って」
「うるさいうるさいうるさい!」
379名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:53:05 ID:MmwuDy1x
>>378
GJ!なんかすごいツボに入った!ww
かがみん可愛いなぁww
七夕の短冊には「こなたの背をこのままにしてください」とか書いたに違いない
380名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 00:59:43 ID:5zh9FULl
>>378
GJwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>379
いや、ここはダイレクトに
「こなたは一生その姿でいますように」
381名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 01:20:10 ID:ecWQQ79z
>>378
GJ!これはあれだ、「魔女の呪いで死ぬまで幼女」
382名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 01:37:34 ID:zvrg9z4j
>>378
みなゆた出すな、こなかがだけだ

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383名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 01:46:11 ID:vIwTHfpi
>>378

GJ!
やっぱりこのスレ大好きだぜ
384名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 02:07:32 ID:/G4Lehqx
かがみ=凛=魔女かwww
385名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 02:26:58 ID:JJpiolvW
再び小ネタ。再びロリコン。
途中からかがみがぶっ壊れます。

「ニュースでよくあるけど、怖いよね」
「ん、つかさ? どうしたの」
「小学校の先生とかが子供の裸の写真を撮ったりするのって、よくあるでしょ」
「あー、確かに怖いわね。 そんな犯罪者に教わってた子供達も泣くと思うわ」
「どうして、子供を好きになるんだろうね。 そういう人たちって」
「まあ、いろいろな理由があるんじゃないか?」
「たとえば……」
「小さい子は大人の言うことを聞きやすい、とか、力で勝てる、とか。
 まあ、でも、元々そういうのが好きな人ってのもいるのよね」
「小さい子供が、好きな人?」
「うん。 まあ、犯罪さえ起こさなければ、ねえ」
「でも、確かに子供ってかわいいと思うな。
 砂場で遊んでるのを見ると、私も幼稚園の頃に戻りたいな、なんて」
「つかさはもう高校生でしょ。 そんなことを考えてる暇があるなら勉強しなよ」
「そう思わない? お姉ちゃん」
「まあ、そうね。 子供が無邪気に遊んでるのを見ると、一緒に遊んであげたくなったりするわね」
「だよね」
「何年か経つと、その子供らしさもなくなるのかなって思うと、ちょっと悲しいかも」
「でも、みんな成長するってことだよ。 私なんて全然大人になれてないから、それもいいと思うよ」
「うん。だけど、正直なところ、私は小さい方がいいの」
「子供の頃が懐かしくなる、ってこと?」
「ちょっと違うな。 小さいと、動きがぴょこぴょこしててかわいいじゃない」
「そだね」
「手の届かないところで背伸びしたりする一生懸命なところも」
「子供らしいよね」
「声が高いのもかわいいし、元気でやんちゃだし」
「うん」
「胸がちっちゃいし、肌も赤ちゃんみたいにすべすべで、触るとしっとりしてるし」
「う、うん」
「抱っこすると足が浮き上がるし、顔を下げれば全身が見つめられるし。
 でも、ただの子供じゃダメなのよ。 そういう体験ができないから。
 私も犯罪者になっちゃうわ」
「お姉ちゃんはそんなことしないよ、ね、たぶん」
「その点、こなたは全部そろってるだけじゃないのがすごいのよ。
 子供っぽいってだけじゃ意味がないの。
 私の言うことを分かってくれて、たまに積極的になってくれて」
「え、えーと」
「オタクな話を聞かせてくれて、時々いきなり抱きついてくれて、それから」
「お姉ちゃん?」
「何? つかさ」
「…… 私が話してたのは、その、確か…… ニュースのことだった、かな」

「ああ、そうね。
 でも、私もそういう人の気持ちはちょっとわかるわ。
 一度好きになっちゃうと、倫理観が飛んじゃうのかも」
「そ、そうなんだ」
「でも、手を出さなきゃいいんじゃない? 趣味があるってだけじゃ法律では縛れないわけだし」

「お姉ちゃん、こなちゃんに…… もう、手を出してる、よね?」
「ち、違、ただ単にじゃれ合ってるだけよ! こなたがかわいいから、ついやっちゃうのよ」
「もしかして、こなちゃんの裸の写真とか」
「そ、それは…… まだ早い話だから、ね、つかさには」
「どんだけー」
386名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 02:37:59 ID:5zh9FULl
かがみはこなたをみると、ついやっちゃうんだ
自然に体が動いちゃうんだ!ホラネ!

こなた「アッーーーーーーーーーーーーー!」
387ちなみに、12-676:2008/07/21(月) 02:40:06 ID:JJpiolvW
おまけ

「柊先輩」
「どうしたの? みなみちゃん」
「新しいユニット、作りませんか」
「ユニット?」
「キャラクターソングの」
「ああ、そういえば、『胸ぺったんガールズ』とか、あったわね」
「それです。 そこから抜けたいんです」
「なるほど。 気にしてたんだっけ」
「胸の話はいいとして……新しいユニット、組みませんか?」
「私と? 面白いネタ、あったかしら」
「ユニット名は」
「うん」
「『ロリコン帝国☆ビショージョ大好き』です」
「……。 つっ込みたいところが山ほどあるんだけど、どういうことかしら?」
「その通りじゃないですか、先輩は」
「いや、みなみちゃんはその名前でいいの? 本当に?」
「胸のことを……言われる、よりは」

388名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 05:10:47 ID:9oQVC+Cp
>>387
みなみちゃんさらっとネーミングセンスがひどいw
そしてかがみは否定はしないのかw

話は変わるけど、こなたんファンタジーのかがみが本当にこなたにヤンデレってて噴いた
389名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 08:11:10 ID:n4E7JucM
                .. ≧ー‐: : : : : :/ : : : : : : : : : : : :>、
           イ: : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : : : : : \
.         /: : : / : : : : : : : :/: │: : : : : : : : : : : : : : : : : \
      /: , -/ : : : : /: : : :/ : : ,|: :|: : : : : :| : : : : ヽ : : : : : :ヽ
      /: //: : :/: : :/: : : ,イ: : :/ |: :|: : : : : :| : : : : : :', : : : : |_ 」__
    /: / .': : : :/ : : /.: : :/ |: : イ |: :|', : : : : | : : : : : : ',ニ/⌒ヽ.:.:>、
.   //  /: : : :/: : : .': \/ |: /:|  ',: ',ヽ: : : :|', : : : : : : ',/ ̄.:ヽ}___.:.:.:.\
  /    /: : : :/|: : : :|: : :/\.|/ |   v ', \斗―: : : : : :|.:.:.:.:.:.:.\:ヽ.:.:.:.:|
      |: : : /.:.|: : : :|: :f≧x、ヽ |   ヽ{ /ヽ| ', : : : : : |.:.:.:.:.:.:.:.:.:| :|.:.:.:.:|
      |: : ∧.:.|: : : :|: :|! {rイ心  、__ /x≦云示ア/⌒ヽ.:.:.:.:.:.:.:.| :|.:.:.:.:|
      |: :/ ヽ!: : : :!:ハ Y::::j}    〃frイ:::::::::/'      }.:.:.:.:.:.:.:| :|.:.:.:/
      |:/    V: : :|{: :ハ ヽzソ        vトーイ/      /.:.:.:.:.:.:.:.:| :|ー '
      |{r=≠ニヘ : ∧/ {.:.:.:.:.  、     ヽzxV     /____」 :|
        }    |V : : :个 、   f⌒ヽ  .:.:.:.{      ′: : : :/ : : : |
        { \ー‐|: : : : : |: /「 >- 、___ノ__ ... -',    {: : : :/: : : : │
        |  `ー|: : : : : |/ :| | |  ヽ x-- 、/ }    |: /:}: : : : : : |
       ヽ.ヽ、 ヘ : : : :∧/| | . >ー{   ヽ/ ̄ ̄ ̄ヽ. |: : : : : :│
         {ヽ.__ム: : : {-ヘ ー ' {.:.:.:.:.:.>、   {       ',ヽ: : : : : |
        ヽ.ー―ヘ: : :|-/ヽ   〉ーく /ヽ  ヽ/⌒    | ',: : : : |
         }ー―ヘ : |/ ,/ /.:.:.:.:.:| {: : :}  {        }ヽ.} : : : |

   私はロリコンじゃない。好きになった子がたまたまロリだっただけよ!!
390名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 09:39:20 ID:Sgh0rJOv
>>387
つまり、そのCDはちっちゃい子(こなた、ゆたか)に対する
愛情(一部性的な)を高らかに歌った曲ってことだな

どこで買えますか?
391TAKO3 ◆OS0HQpQN2w :2008/07/21(月) 10:12:53 ID:vHoVEvtN
>>388
へんたいかがみさんタグ付けられてて噴いた
392名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 12:59:32 ID:RYjeWie8

「こなたお姉ちゃんがね、お姉ちゃんとか私とかを好きになる同い年の人は
 ……その、ロリコンなのか、って話をしてたんだ」
「ゆたか…… ごめん」
「みなみちゃんは大丈夫だよ。 お姉ちゃんはそう言ってたけど、
 ロリコンって、子供をだまして誘拐しちゃうような人のことでしょ?
 みなみちゃんはそんなこと絶対にしないもん」
「うん。 それは、絶対、ない」
「それに、他にもいるから大丈夫だよ。 ほら、お姉ちゃんと付き合ってる――」

――後日、学校にて――
「あの、すみません」
「ん、おはよう、みなみちゃん。 今日はどうしたの?」
「柊先輩に、お聞きしたいことがありまして」
「分からないことがあったら、何でも教えてあげるわ」

「突然で申し訳ないのですが。
 その、私って、ロリコン、なんでしょうか」
「なっ!?」
「私とゆたかの関係はご存知だと思いますが…… ゆたかを好きになるのは、悪いことですか」
「どどどうして私に聞くのそんなこと!
 いや、何もももんだいはないと思うわよ?
 だって、それでみなみちゃんがロリコンって言われるなら、私も」
「柊先輩、も」
「な、何でもないわ。 とにかく、大丈夫よ。
 もしあなたがゆたかちゃんを好きで好きでたまらなくても、
 急に抱きしめて襲いたくなっても、あの青い髪を舐め回したくなっても、
 アホ毛を引っ張ってみたくなっても」
「あの」
「え、な、何かしら?」
「ゆたかの髪は青くありません。 それと……アホ、毛? 何でしょうか、それ」
「あっ、いや、その」


「やふー。 あれ、珍しい組み合わせだね。 何の話してたのかな? かな?」
「こここここなたっ! ねえ、私ってロリコンじゃないわよね?」
「いきなりだね。 どうかな」
「お願いだから、否定して!」
「いやー、でも、かがみんはそう言われてもしかたないと思うよ。
 私とキスするたびに、『身長差があるとなんだか興奮するのよね』とか言うし、
 貧乳はステータスだって前言ったら、すっごくうなずいてたじゃん。
 手をつなぐ時も、『本当にこなたの手って小さいわね。 でも、それがかわいいのよ』とか、さ。
 それに」
「ちょ、恥ずかしい話はストップ! 人前で言うな!」
「……柊先輩、面白い人ですね」
「待って、誤解しないで、ねえ」
「私は……まだ問題なさそうです。 参考になりました。 ありがとうございます」
「そんな目で見ないでよっ、みなみちゃん! 私はロリコンじゃないんだから!」
「かがみん、いい加減認めようよ。 昨日は私に『これ以上背が伸びませんように』って」
「うるさいうるさいうるさい!」

393名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:00:49 ID:RYjeWie8

「ニュースでよくあるけど、怖いよね」
「ん、つかさ? どうしたの」
「小学校の先生とかが子供の裸の写真を撮ったりするのって、よくあるでしょ」
「あー、確かに怖いわね。 そんな犯罪者に教わってた子供達も泣くと思うわ」
「どうして、子供を好きになるんだろうね。 そういう人たちって」
「まあ、いろいろな理由があるんじゃないか?」
「たとえば……」
「小さい子は大人の言うことを聞きやすい、とか、力で勝てる、とか。
 まあ、でも、元々そういうのが好きな人ってのもいるのよね」
「小さい子供が、好きな人?」
「うん。 まあ、犯罪さえ起こさなければ、ねえ」
「でも、確かに子供ってかわいいと思うな。
 砂場で遊んでるのを見ると、私も幼稚園の頃に戻りたいな、なんて」
「つかさはもう高校生でしょ。 そんなことを考えてる暇があるなら勉強しなよ」
「そう思わない? お姉ちゃん」
「まあ、そうね。 子供が無邪気に遊んでるのを見ると、一緒に遊んであげたくなったりするわね」
「だよね」
「何年か経つと、その子供らしさもなくなるのかなって思うと、ちょっと悲しいかも」
「でも、みんな成長するってことだよ。 私なんて全然大人になれてないから、それもいいと思うよ」
「うん。だけど、正直なところ、私は小さい方がいいの」
「子供の頃が懐かしくなる、ってこと?」
「ちょっと違うな。 小さいと、動きがぴょこぴょこしててかわいいじゃない」
「そだね」
「手の届かないところで背伸びしたりする一生懸命なところも」
「子供らしいよね」
「声が高いのもかわいいし、元気でやんちゃだし」
「うん」
「胸がちっちゃいし、肌も赤ちゃんみたいにすべすべで、触るとしっとりしてるし」
「う、うん」
「抱っこすると足が浮き上がるし、顔を下げれば全身が見つめられるし。
 でも、ただの子供じゃダメなのよ。 そういう体験ができないから。
 私も犯罪者になっちゃうわ」
「お姉ちゃんはそんなことしないよ、ね、たぶん」
「その点、こなたは全部そろってるだけじゃないのがすごいのよ。
 子供っぽいってだけじゃ意味がないの。
 私の言うことを分かってくれて、たまに積極的になってくれて」
「え、えーと」
「オタクな話を聞かせてくれて、時々いきなり抱きついてくれて、それから」
「お姉ちゃん?」
「何? つかさ」
「…… 私が話してたのは、その、確か…… ニュースのことだった、かな」

「ああ、そうね。
 でも、私もそういう人の気持ちはちょっとわかるわ。
 一度好きになっちゃうと、倫理観が飛んじゃうのかも」
「そ、そうなんだ」
「でも、手を出さなきゃいいんじゃない? 趣味があるってだけじゃ法律では縛れないわけだし」

「お姉ちゃん、こなちゃんに…… もう、手を出してる、よね?」
「ち、違、ただ単にじゃれ合ってるだけよ! こなたがかわいいから、ついやっちゃうのよ」
「もしかして、こなちゃんの裸の写真とか」
「そ、それは…… まだ早い話だから、ね、つかさには」
「どんだけー」

394名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:10:54 ID:cqv2305X
 青空に向かって二人にお礼を言いながら、私は歩くスピードをあげた。
 ――どうして、こんな所を歩いているのか。正直よくわからない。
 だけど、こうしていれば何かの答えがみつかるような気がする。
 昨日の朝にそう感じたからこそ、私は今ここにいる。だけど……。

(やっぱり、何のアテもなく来たのは、失敗だったかな……)

 苦笑いを浮かべながら、商店街をひたすら歩く。
 しばらく淡々と歩いていた時、とある店の看板が目に止まった。
 ……それは、小さなアクセサリーショップだった。

 普段なら少し気にとめる程度で素通りするハズなのに、何故か今日は
不思議とその店の雰囲気が気になって仕方がない。そして、ふと気が付くと、
私はお店のドアを開けていつのまにか中に入っていた。 



 お店の中は、シンと静まりかえっていた。
 誰もいないのかなと首を傾げていると、

395名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:15:13 ID:cqv2305X

 その店員さんの言葉通り、私はその石の色にしばらく心を奪われていた。
 何度見ても華やかで魅力的な色――そうだ、これを使ってアイツに……。

「あの、これって自分で手作りすることも出来るんですか?」
「もちろん出来るわよ。その代わり、適した材料が必要になるけどね」
「それじゃあその材料を買いたいんですけど」
「いいわよ。ちょっと待っててね」

 軽い足音を鳴らしながら、その店員さんはレジの奧へと入っていった。
 ……にしても、あの店員さん。誰かに雰囲気が似ているような気が。
 こなたに似てる? そう、確かにそんな印象も受けるけど、
もっと似ている人を知っている……様な気がするんだけど、多分気のせいよね。
 いわゆる、他人の空似って奴よ。きっと……ね。

 その後、ただ待っているというのも何なので再び店内の装飾品を
見て回ってみた。普段から、この類の物には普通の女の子並に興味は
あったけど、こうやってまじまじと見るのは今日が初めてのような気がする。
 しばらくの間、その光景にしばし見とれていると、いつの間にか店員さんが
戻ってきていた。左手には、材料が入った紙袋が一つ。

「お待たせしてごめんなさいね、これで材料は全部よ。
 作り方は、この袋の中に説明書が入ってるから、それを参考にして頂戴」
「はい、ありがとうございます」

 ペコリと頭を下げた後、私は紙袋を受け取った。
 中身をチラリと確認しつつ、そのまま店員さんと一緒に正面のレジへ。
 会計を済ませ、レシートとお釣りを貰って財布にしまいこんだ時、
店員さんがいかにも興味ありげといった感じで話しかけてきていた。



396名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:21:28 ID:t/dKSTaL
かがみがこなたの顔面に脱糞しました☆
397名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:25:49 ID:cqv2305X

休日、自室でのデートの時間。会話も尽き、空気が、雰囲気が『そういう』風に
なっていくのが肌で感じられる。

「かがみ…」
「ん…?」
仕掛けてきたのは、こなたのほうだった。隣に座る私の右手にこなたの手が重ねられ
ぎゅう、と握られる。手のひらを下にしていたのを逆にして、所謂恋人つなぎにすると
体温が数度上がる気がする。
「キス、しよ?」
「…私からするんだったらしてもいいわよ」
「ヤだ!私からするって決めてるんだから!」
「私だって、私からしたいわよ!!」
「「〜〜〜〜〜〜〜っ!!」」

そうなのだ。くだらないのだけれど、本当にくだらないとわかってはいるのだけれど
どちらが主導権を握るか、ということで揉めているのだ。
一か月が過ぎた今でも決着はつかなくて、お互いに一歩も引かず
もはや意地の問題になっている。
 
「でもさぁ」
「何よ」
「そろそろキスぐらいはしたくない?」
「まぁ…。だけどこなた、私は譲らないわよ?」
「わかってるよ。だからさ、いっせーので、で両方から近付けばいいんじゃない?」

想像してみてなんてアホな光景なんだと思ったけれど、決着がついてない今方法は
それしかないのかもしれない。それに、そのキスで勝敗が決するかもしれないのだし。

「…いいわよ。いっせーので、でね」
「ん、じゃいくよー」
「「いっせーのーでっ」」

ガチッ!!

「「いたぁ!!?」」

どうやら、勝負はまだまだ続くらしい。



398名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:43:40 ID:RYjeWie8

プルプルこなた

こな?????「しかし、最近世の中の不条理が身に染みてきたよ・・・」
かが?????「突然、深刻な顔ね・・・またオタクが不当に扱われているって話?」???????
??????????????????どうもああいうのってお互い様って気がするんだけどな」
こな?????「違うってー!この吊り革ですよ!電車の!何でこんな高い位置に!」
かが??「うわ、いきなりコメントし辛い・・・」
こな?????「みんなあまり気にしてないみたいだけど、実はつま先立ちなんですよ!画になってないところが!」
かが??「ああ!?確かに・・・小学生とかでぶら下がってる子がたまにいるけど、結構スレスレだわね」
こな?????????「背低い人の方がバランス良いだろうとか、そんな先入観が電車会社にあるのではないかー!」
?????????????????低いぶん軽いんだから、電車が揺れたときにむしろ危ないじゃん!」
かが??「まあまあまあ、落ち着きなさいって。いつもの『ステータスだ!』で頑張れ、こなた」
こな???「そうかなー・・・って、そっちは身長じゃないよぅ!ううぅ・・・かがみんがわかってくれない」

かが「でもさー、長めのつり革がビローンってなってたらそれはそれで危ないんじゃない?」
こな???「う、まあ・・・」
かが「席に座るか、座席のトコにある棒を占拠できるように、空いてる電車に乗ればいいわよ。
???????????????????これからは早起きする習慣に徐々にしていきなさい。どう?」
こな???「それは無理だね」??????????
かが「即答かい!」?????????????
こな???「しかし、こんな虎眼流みたいな修行をいつまでも続けてられないよ・・・傘でも引っかけるかなぁ(ガチャガチャ)」
かが「ちょっ、違うでしょそれは・・・危ないから止めなさいって!」
こな???「むー、しょうがないなぁ・・・」??????????????

(ガタガタガタッ!!)??『電車揺れましてご迷惑をお掛けします・・・』

こな???「のおぉっ!????(かがみんにしがみつく)????」
かが「だ、大丈夫!?こなた?」
こな???「・・・だいじょぶだいじょぶ・・・ビックリしたけど・・・」
かが「やっぱ、もうちょい早い電車に乗った方がいいんじゃないのー?」????????
こな???「・・・いや、わかった!これだよ!かがみんにいつも掴まってればいいんじゃん!」
かが「ちっともわかってないでしょ、それは!高校卒業したらどうするのよ!」
こな???「とりあえず、かがみんが居るとこに一緒に行くことにする!」
かが「ハイハイ」


399名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:56:59 ID:RYjeWie8
 がんばってたやり遂げたこなたに、ご褒美をあげたくなったのも本音。
 
 そっと舌先で唇を突付くと、応えるようにこなたの舌が私のそれに触れてくれた。
 そのまま舌を絡めあい、互いの口内を行き来し続ける。
 
「かが…み…っ…」
「…んっ…ふぁ…」

 ―――どれくらいそうしていたのだろう。
 実際はいかほども経ってはいないのだろうが、どちらからともなく、体を離す。
 私たちを繋ぐ銀色に輝く細い糸が伸び、そして消えた。
 
「…はぁっ…ご馳走様、こなた」
「…あっ…」
「こなた?」

 腰が抜けてしまったのか、こなたがぺたんと座り込んでしまった。
 それと同時に先ほどまでとは、少し違う感じに真っ赤になっていく。
 
「どうしたのよ?」
「……った」

 はっきりは聞き取れなかったが、さっきまでのこなたの状況と、
今の状況を考えてみると、一つの予想が浮かんだ。

「まさか…やっちゃった?」
「そのまさかだよ…かがみの…ばか!」

 そしてこなたは、部屋を出て行ってしまった…。
 そりゃ怒るわよね…失敗しちゃったな。
 
**************

 シャワーを浴びて戻ってきたこなたは、拗ねた子供のように頬を膨らませていた。
 謝らなきゃ…結果的にとはいえ、怒らせるようなことをしちゃったんだし…。
 
「こなた、ごめんね…」
「……」
「もうあんなこと言わないから、だから」
「……たら」
「え?」
「もう一度、キスしてくれたら、許してあげる」
「…わかった」

 今度は、キスだけでは済みそうにない気がした。
 済ますつもりもないけどね。
400名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 13:58:04 ID:RYjeWie8
 
「勉強会?」
「そう。いい加減あんたも本腰入れないと危ないわよ。わかってる?
 本当は今からだって遅すぎるんだから」
「わかってはいるつもりなんだけどね」
「それじゃダメなのよ。忘れたの?あんた、自分でなんて言ったのか」
「覚えてるよ。忘れるわけないじゃん」

 いくらなんでも『あのこと』を忘れてるわけがないか。
 もしも忘れていたら、さすがに私でも怒るかもしれない。
 
 高校最後の夏休みが明けたばかりの9月。こなたはこんなことを言った。
 
 ―――私、かがみと同じ大学に行く―――

 そう言っていた。でも、今現在のこなたの成績では、
 私と同じ大学に入ることは正直難しい。たとえ学部が違うとはいってもだ。
 だから私は、この勉強会の提案をした。
 理由は簡単なことだ。自分の…その、なんだ。
 カノジョが自分と同じところに行きたいと言ってくれたことが素直に嬉しくて、
私自身、もっとこいつと一緒にいたいから。できることなら、この先ずっと…。

「それなら結構。明日からあんたの家行くからね」
「ん…わかった。待ってるね」
「覚悟しておきなさいよ。今回ばかりはスパルタでいくからね」

*******************

 翌日。
 
「さて、始める前に一つだけ」
「どうしたの?」
「今日は、私の言うことに絶対に従ってもらうわ。いいわね」
「うん、いいよ。かがみの言うことだもん。ちゃんと守るよ」
「言ったわね。しっかり聞いたからね」
 
 勉強会を始めてしばらくは、こなたも集中してやっていたのだが、
だんだんと集中力が切れてきたのか…。

―――かがみ。
―――ねえ、かがみ。
―――あのさ、かがみ。

 本音を言うのであれば、私だって勉強ばかりしていないで、
もっとこなたといろいろなことを話していたい、いろいろなことをしていたい。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:02:47 ID:RYjeWie8
私は一人、屋上に取り残される。心の中には何故か虚しさだけが残る。彼女がいつも味わっていたのは…こんな気持ちだった?
約一週間ぶりになる、屋上での一人ぼっちの昼食に、初めて不快感を覚えた。

余りに堪えられない空気に、後ろを振り返ってみる。そこにはやっぱり誰もいなかったけど、代わりに何か変な物が落ちていた。
そこまで歩いていくと、落ちていたのはお弁当のようだった。

多分さっきの二人のどちらかのだろう。落としたのに気付かなかったのか、それとも置いていて忘れたのか…とにかく三人共、かなり気が動転していたみたいだ。

「あ…」

それを拾い弁当包みを見る。使い古された包みの端には小さく“柊かがみ”書いてあった。
彼女の物であった以上、私はこれをどうするか迷った。しかし持っていても仕方がないので、先生の所へ届けることにした。

ゆっくりと屋上からの階段を降りて、職員室へ向かう。この時間は人が多くて判断がつきにくいが…階段の踊り場辺りで、何と無く見覚えのある人達が視界に入った。

一人はピンク色の長い髪に眼鏡をかけた女子。もう一人は頭にリボンを付けた女子…確か同じクラスのだった気がする。
いつもなら他人に関心は湧かないが、今は精神的に滅入っていることもあり、その二人の存在が引っ掛かった。特にリボンの女子は…

同じ髪の色をしていたから。

二人との距離は徐々に近くなり、私は思わずお弁当箱を後ろ手で隠す。そして約2メートルまで近づいた時だった。その…リボンの方の女子が声を上げた。


402名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:06:09 ID:imTlm9TY
もしかして
保管所のSSのソースに&#8204;をランダムに挿入しまくれば
?????でNG登録して無断コピペ消せるんじゃね
403名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:21:41 ID:RYjeWie8

なんだろう…この人。言動が白々しくて、何か妙な感じがする。あからさまに感情が表情に出ている私に対し、相手は完璧な…作り笑顔の様に見えた。

「…話は変わりますが、あまりかがみさんを困らせないようにして下さいね」
「…な、何でいきなり。それに、私があのお節介さんを?関係無いから……」

いきなり出た名前に、何とか反論したものの…言葉は詰まり、身体が震えた。
ほんの少しだけ…この人に畏怖を感じていた。

「…そうですか。それでは行きましょうか、つかささん」
「あっ…う、うん」

自分がこの場の雰囲気に飲まれていたことに気付き、私はで二人が歩き出すより早く、その横を通り過ぎる…はずだった。

「…ねぇ!」

今度はリボンの子に引き止められる。無視しても良かったけど、私は敢えて振り返ることを選んだ。

「…今度は何?」

真っ直ぐに見つめてくる綺麗な瞳が、彼女とダブって見える。複雑な気分になり、わざと目を合わさないよう視線を下に逸らしていた。そんな私に諭すように、その子の言葉は続いた。

「泉さん……そんなことしてて、辛くない?」
「……!?」

…辛い?どういうこと?

「あまり…無理しないでね………」

そう言い残すとその子は眼鏡の女子の元へ駆け寄り、何処かへ行ってしまった。

「………」
404名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:34:26 ID:RYjeWie8
視界に映るのは青の世界。私はそこに座っている。
手には一つの弁当箱を持ったままだった。

教室に戻らない以上、私がこれを返す機会を失ったワケであり、その中身は無駄な重量感しか残さない。

どうすべきか少し迷った後、私はゆっくりと包みを開き、弁当箱の蓋を開けた。中には色とりどりのおかずが数品詰まっており、食欲がそそられる。そういえば、お昼ご飯はまともに食べれ無かったな…。

そんな考えと同時に、私はおかずに手を伸ばし、一つ一つゆっくり味わう。

「美味しい…」

温かければ満点に近い評価が期待出来るであろうそれを、私は最後の一つまでしっかり味わった。
そういえば、自分以外の人が作ったご飯を食べるのは何年ぶりだろう?
手料理なんて本当に長い間食べていないから…。

「…あ、れ………」

知らない内涙が溢れて、口の中が少し塩辛く感じる。その涙は止まることなく、お弁当箱を濡らし、私の頬を濡らした。

私はこの環境に来たことを幸せに思うべき?
それとも神を恨むべき?
ねぇ…分からないよ。


405名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:46:07 ID:RYjeWie8
間違いない…柊かがみだ。
けど何か様子がおかしい。私は彼女の視線の先…もう一度道路の方を見た。
そこには猫が毛繕い…している後ろからトラックが迫ってくるのが見える。

「ちょっ…まさかっ!?」

彼女は猫のいる方へ駆け出そうとしている…が、私の身体はそれより何倍も早く反応していた。
運動神経なら自信がある…私が止めないと!

今までに出したことのない…まさに全速力で走り、彼女に手を伸ばす。何とか掴めた彼女の腕を目一杯後ろへ引き、その横を駆け抜けた。

「泉さんっ!?」

名前を呼ばれるけど、それに反応している暇は無い。私は歩道から道路へ飛び出し、姿勢を目一杯低くして走る。そのままの体勢で猫を抱き抱え、反対側の歩道まで駆け抜けた。

トラックは飛び出す私の姿を見て急ブレーキを踏んでいたみたいだけど、無事を確認した途端、何も言わずに行ってしまった。なんて無責任な…。
抱えていた猫の頭をそっと撫でる。嬉しそうに喉を鳴らす姿を見て、改めて安心した。

そして今度は…彼女の方を見る。意味が分からないような、複雑な表情をしている。

「泉さん…」
「………」

何を言えば良いんだろう?
大丈夫だった?
気をつけなよ?
色々あるだろうけど、どれも当て嵌まらない。
彼女にどんな言葉をかけようか…。

406名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:49:07 ID:RYjeWie8
「若い子にしちゃ、律儀だね。感心したよ。でも、ほんとにお代はいいから。
こんな誰も訪れないような店に若い子が来てくれて、それに色々話ができて楽しかったよ。
むしろ私のほうが感謝したいくらいさ」
「あの、ほんとにありがとうございます」
「いいからいいから。それよりちゃんと友達にプレゼントあげとくれよ」
「はい、かがみも……友達もとても気に入ると思います」
「かがみちゃんって言うのかい。その子にも気に入ってもらえると、作ったかいがあったってもんだよ」
そう言って嬉しそうに微笑んだ。
「それじゃあ、帰るの遅くなるといけないんで、そろそろお邪魔します」
「そうかい。また近くに来たら寄っとくれ」
「はい、それじゃあ、お世話になりました」
「またね、かわいいお嬢さん」

ドアを開け外に出ると、初夏の熱気を帯びた空気が肌にまとわりついた。
日の光が建物に遮られて影を作ってはいるものの、今の季節特有の蒸し暑さから逃れることはできない。
表通りに向かって歩いてゆくと、賑やかな話し声や音楽が耳に入ってきた。

──ああ、いつも私がいた元の世界に戻ったんだ
騒がしくて、目まぐるしく過ぎ去ってゆく日常の風景。
これまでいた場所との余りのギャップに、まるで自分が違う世界に迷いこんでいたかのような錯覚を覚える。
ふと本当に自分はあのアンティークショップにいたのか不安になった。
もと来た道を振り返ると、ぽつんと佇むアンティークショップが目に入った。
薄闇の中で静まり返りながらも、その店は確かに存在していた。
ほっと息をつくと、再び私は表通りに向かって歩き始めた。


407名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:50:31 ID:CVMyUCM6
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408名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:51:10 ID:RYjeWie8
おばあさんは私を見てニッコリと微笑むと、数多くあるレースの中から
綺麗な花柄のあしらわれたものを取り出した。
「すぐできるからね。ちょっと待っておくれ」
慣れた手つきでレースを裁断すると、器用にレースをリボンの形に仕上げていった。
先端に細いレースを何枚も重ね合わせ、花柄模様が結び目から垂れ下がるように仕上げられている。
とてもシンプルではあるけれども気品があって、大人っぽくて、
風が通り抜けるたびに舞い上がるような爽やかなイメージのする素敵なリボンだった。

「お譲ちゃんの分も作ってあげるよ。あと、これはおまけだよ」
裁縫道具の中にあった留め具を取り出すと、余ったレースのリボンと
黒いオーガンジーを組み合わせたイヤリングを作ってくれた。
風に吹かれてひらひらと舞うその姿が、涼しさを感じさせる。
見違えるように立派に仕立てられたリボンとイヤリングを受け取り、
試しに自分の髪を結んでみた。
「よく似合ってるよ」
近くにある彫刻の施された鏡に映った自分の姿を眺めてみると、
いつもより落ち着いた雰囲気の私が映っていた。
身に付けるものによってこうも見栄えが変わることに新鮮な驚きを感じた。
素材はとても古いもののはずなのに、そうは見えないほど綺麗だった。
「喜んでもらえるかな……」
409名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 14:56:49 ID:RYjeWie8

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410名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:04:57 ID:cqv2305X
日の光を受け明るく輝く表通りに比べ、ここは直接日が当たらずほの暗い。
意外なことに、表の通りから外れたこんな場所にもちらほらとお店が並んでいた。
時折お店の中から流れてくるひんやりとした空気が肌に心地よかった。
表のお店が派手な装飾で通りがかる人を呼び込んでいるのに対し、
ここにあるお店はひっそりと、控えめに佇んでいるようだった。
その中に、どこか古びた感じを与えながらも、とても落ち着いた雰囲気の小さなお店を見つけた。
ショーウィンドウから覗くことのできる店内には、家具や食器などに混じり、
古びた布のようなものが見て取れた。
興味を覚え店の近くに行くと、看板には格式の高そうな文字でこう書いてあった。
『Antique Yoshimizu』
「アンチクエ? ……ああ、アンティークって読むんだ」
店内に並べられている古い家具などから、ここがどういうお店かおおよそ判断がついた。
アンティークを扱うお店はこれまで入ったことがなかったし、これからも入ることなんて無いと思っていた。
偏見なのだろうが、どうもアンティークというと一台数百万円以上もする家具や数十万もする食器など、
いわば超レアアイテムをそろえたお金持ち御用達のお店というイメージしかなく、
まさか今日自分が入ることになるなんて思いもよらなかった。
気になっていた天気を確認しようとカーテンを開けると、空は青く晴れ渡っていた。
梅雨のじめじめとした湿気も、今朝はまだましのようだ。
清々しい陽気に、気分まで爽やかになる。
このまま明日も晴れてくれればいい、そう思わせるほどいい天気だった。
朝食をとりながらテレビで明日の天気予報を見ていると、お父さんが話しかけてきた。
「今日は珍しく早いな。どこか遊びに行くのか?」
「うん、ちょっと買い物に出かけてくる」
「アキバか?」
411名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:06:30 ID:cqv2305X
空はこんなに晴れているのに、私の心はどんより雲がかかっていくようだ。
お目当てのリボンを買ったら、すぐに帰ることにしよう。
表通りを歩きながら、リボンを専門に取り扱うお店を探してみた。
ネット上にはそういうお店も多くあったが、通りをぐるっと探してみたところ、
どうもこのあたりには無いようだった。
仕方なくひとつひとつのお店に入って探すことにした。
リボンを取り扱うお店は多かったが、多くは赤や黄色など色が付けられていたり、
柄の付けられたもので占められていた。
ネット上で見つけたような、優しい風合いをしたリボンが中々見つからない。
すぐに見つかるかと思ったが、どうやら考えが甘かったようだ。
何度目かのお店でよく似たリボンを発見することができたが、
実際に手に取って確認すると、どうも印象が違う。
空はこんなに晴れているのに、私の心はどんより雲がかかっていくようだ。
お目当てのリボンを買ったら、すぐに帰ることにしよう。
表通りを歩きながら、リボンを専門に取り扱うお店を探してみた。
ネット上にはそういうお店も多くあったが、通りをぐるっと探してみたところ、
どうもこのあたりには無いようだった。
仕方なくひとつひとつのお店に入って探すことにした。
リボンを取り扱うお店は多かったが、多くは赤や黄色など色が付けられていたり、
柄の付けられたもので占められていた。
ネット上で見つけたような、優しい風合いをしたリボンが中々見つからない。
すぐに見つかるかと思ったが、どうやら考えが甘かったようだ。
何度目かのお店でよく似たリボンを発見することができたが、
実際に手に取って確認すると、どうも印象が違う。
412名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:11:59 ID:RYjeWie8
視界に映るのは青の世界。私はそこに座っている。
手には一つの弁当箱を持ったままだった。

教室に戻らない以上、私がこれを返す機会を失ったワケであり、その中身は無駄な重量感しか残さない。

どうすべきか少し迷った後、私はゆっくりと包みを開き、弁当箱の蓋を開けた。中には色とりどりのおかずが数品詰まっており、食欲がそそられる。そういえば、お昼ご飯はまともに食べれ無かったな…。

そんな考えと同時に、私はおかずに手を伸ばし、一つ一つゆっくり味わう。

「美味しい…」

温かければ満点に近い評価が期待出来るであろうそれを、私は最後の一つまでしっかり味わった。
そういえば、自分以外の人が作ったご飯を食べるのは何年ぶりだろう?
手料理なんて本当に長い間食べていないから…。

413名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:13:07 ID:RYjeWie8
                                      _, -――- 、_/^\
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         //⌒   /                  .| : {⌒ヽ  }了\∧-ヘ: │: :| :│
.        〈.::.{  __, ベ.ー-<               |/´   | | ト、_∧ノv }ハ∧: :| :│
         ,ゝ'´.::.::.::.::.::|.::.::.::.::`丶、             〈  /^7 |ノ/ {o「 V /  ∨ :│
        / :.::.::.::.(⌒ ⌒ヽ::.:: く ̄.  のわーっ!    .|ヽ __/  ,}  }o}  }ハ   | : : |
   {ヽ   ,'.:/.:(´⌒  ⌒  ⌒ヾヽ ハ.             }ー{_{〈  /  / /  ノ _ノ ..| : : |
   ∨\_ {('⌒ ; ⌒   ::⌒  )V }          厶 _ト、__/  / / /ー{    .| : : |
.   / / ∨(´     )    :: )∨          <___/  \厶ム/r―イ    | : : |
   ヽ_{   (´⌒;:    :⌒`):;  )∨.           // ヽ、_     /; |  │  │.:.:.|
     \. (⌒::   ::    ::⌒ )/ 三≡≡≡   ./ /     . : :  _:_:/ |│ │   | : : |
    /.:(    ゝ  ヾ 丶  ソ.く           .| |        ハ, |,ハ  l    |:.|: :|
   /:/.::./ヽ  ヾ  ノノ   ノ.::.::l  ..       ∧ |      ヽ: .   }| ∧  l  ノ∧│
                       こなかが(笑)
414名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:19:05 ID:RYjeWie8

「あいるびーばっく、かがみん♪」
 突然玄関の鍵がガチャリと開くと、大好きな声が飛んでくる。
「ったく、無理して慣れない英語使うな、意味が変でしょ」
「いいじゃんいいじゃん、ネタはネタであると割り切れる人でないと色々難しいんだよヨ?」
「はいはい」

 合鍵にくっついた猫のマスコットを回しながら駆けてくるこなたに、苦笑いする。
 元々変にタイミングのいいヤツだったけど、最近はますます磨きがかかってるみたい。
 自分が何かに詰まったり、退屈していたり、寂しくなったりすると、
 魔法のようにどこからか現れる。
 頭の上のアンテナで、感情パルスとかキャッチしてたりするんじゃないのか、なんて、
 馬鹿なことを考えてしまうほどに。

「おやおや、またずいぶんスランプのようですなあ、かがみ大作家先生」
「って、うわ!勝手に覗くなっ!!」
 ニヨニヨするこなたを見て、テキストを隠すのを忘れていたことを思い出す。
 慌ててマウスを操ろうとする私。
 でも、こなたが一瞬速く、それを阻止してしまった。

「別に隠さなくたっていいじゃん、私とかがみの仲なんだし」
「でも、こんなの……っ」

415名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:24:15 ID:RYjeWie8
「これもあんたのためよ。私と同じ大学に行ってくれるんでしょ?」
「自分じゃなくて、かがみのために…」
「かがみの教え方が上手なんだよ」
「そうだけど…」
「…なんでもない」
「そんなわけないでしょ。まだ全然進んでないのに」
「わからないところは教えてあげるから。
だから、終わるまで休憩はなし。この部屋からも出さないわよ」
「いや、だからね…トイレ…行ってきていい?」
「こなた」
「ええ!?それはひどいよ…」
「いや、だからね…トイレ…行ってきていい?」
「なるほど」
416名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:27:04 ID:cqv2305X
邪悪な笑みを浮かべながらこなたはまだ勝負がついていないのに
もう勝った気でいるようだ。
手も足も出ずに不機嫌な私を尻目に容赦なく起き攻めを続けようとする
Sっぷりにこなたの本性を垣間見た気がする。
ムカツクがゲーセンでやり込んでいるだけあってさすがに強い。
だがここで大人しくやられるほど私はお人好しではない。
このゲーム最大の理不尽を今度は私がこの場でお見舞いしてやる事にした。

「ねぇこなた…。私は初めてだからこれくらいはしても
別にアンフェアじゃないわよね?」
「へ?この状況をひっくり返せる手段が―」

気をとられて一瞬動きが鈍ったところに炎を纏って飛び出す
無敵の対空技を見舞う。

『寝てろぉおおッ!!』

417名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 15:31:49 ID:RYjeWie8
 部屋に一人残された私は何気なく周囲を見渡すと、意外にも整理されたこなたの机に
ふと目が留まる。机の周りは漫画とか置いてないんだな…。その代わりにいつもは
教室の机の中に監禁されているであろう教科書やノートがそこに整列していた。
という事はちゃんと勉強しているのだろうか?ただの気まぐれかそれとも考えにくいが
私に対するカムフラージュか。ところでこなたのノートってどうなってるんだろう?
彼女が宿題を忘れるたびに、こちらが見せるのはしょっちゅうだったけど、
逆に向こうのノートの中身を見せてもらったことがない。

「ちょっと見てみたいかも…」

好奇心は人の性、こうなると常識というのは脆いものである。
誘惑に負けてついに実行に移してしまう。

「ちょっとくらいならいいよね」

418名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 20:44:13 ID:n4E7JucM
ハネゴヤさん夏コミ参加するのかな?
こなかが本書いてるみたいだけど
419名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 21:13:14 ID:GyiOXmCK
>>418
KNKGの続きが気になるんで、出て欲しいね。
4208-784:2008/07/21(月) 22:23:18 ID:TudgO636
避難所と同じものですがどうぞ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/443

前回お返事くださった方々ありがとうございます !
421名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 22:36:07 ID:AqmODcZV
>>420
毎度GJ!ニヤニヤしてしまうわー
422名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 23:18:51 ID:c/jMJTEW
>>418
確か揚げ蓮さんに委託するはず
423名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 23:31:16 ID:ecWQQ79z
>>420
GJ!そしてまたのお越しをお待ちしております
424名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 23:32:03 ID:H693G9wu
>>420
GJ!
かがみとこなたの表情を極めましたねw
こなたんぽ、暖かいけどかがみは寝れなくなりそうな。
425名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 12:20:48 ID:7aByGPgY
こなた「いーつもーかがみにーむーちゅうちゅう♪chuchu♪」
かがみ「恥ずかしい替え歌やめろ!ってその歌知らないけど」
426名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 14:38:07 ID:fuTNpSwQ
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427名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 19:50:03 ID:kz8AwEmr
「どうしたのよ、こなた」
「かがみはかがみなの?」
「どういう意味よ、また何かのネタなの?」
「ううん、そうじゃないけど、私にとってかがみはかがみだけだから…(ばふっ)」
「ちょ…ちょっと、こなた!どうしたのよ?」
「ん、(すぅ〜)」
「ちょっとこなた、そんなところに抱きつかないで!
そんなところで息しないで」
「よかった、かがみだ」
「くすぐったいってば、こなた」
「おねがい、かがみが間違いなくかがみだと安心させて」
「いいわ、ふざけてるんじゃないのね…」
「うん…とっても怖かったんだよ」
「いいわ、理由なんて訊かない、落ち着くまでそうしてなさい」
「ん、ありがとうかがみ…すぅ───」

……

「って、あんた、抱きついてきたまま寝ちゃったんだから」
「え?わたしがそんなことを?…あっ、あ・あ」
「思い出したようね、お蔭でこっちは身動きひとつ出来なかったんだから」
「ごめんね…かがみ」
428名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 19:53:53 ID:kz8AwEmr

同じ歩調で、特に言葉を要せずとも共にいれる関係、私とかがみの間には、親友としての信頼関係がある。
表向きはそういう関係であればいいと私は思っていたから。
心の奥深くにいる貪欲な自分は出来るだけ見ない事にした。

スクールバスが止まるバス停まで後ちょっとの所で、ちょっと強めの向かい風が吹いた。
未だに続くつかさとみゆきさんの会話を小耳に入れながら、ぼんやりと歩いていた私の髪が後ろへなびき、首筋に風が通る。
暖かいような涼しいような、程よい感覚が気持ち良くて。
そんな感覚に後押しされるように、なんとなく空を見上げた刹那。

「ひゃっ!?」

鼻筋に感じる冷たさに、無意識下に間の抜けた声が口から漏れた。
どうやら、今の風に揺らされた桜の木から雫が私の鼻へ直撃したようで、鞄を持ってない方の手も無意識に暴れた。
そのせいで隣にいたかがみの手に私の手が触れたのか、触れ合った時に鼻筋に感じた冷たさよりも、手の触覚が鮮明な刺激を脳へ送ってきた。

「泉さんどうされました!?」
「こなちゃん、大丈夫?!」
429名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 19:57:54 ID:kz8AwEmr

「い、嫌よ」

かがみが下した決断は私の知っているかがみのものだった。
すぐ後に「別に」と小声でかがみが何か言っているけど最後の方は聞き取れず、心の中で落胆していた私は聞き返す努力もしないまま、口では「えーかがみのケチ」とか冗談めいた風に返した。
そうやって終ったやり取り。
私とかがみの間に流れる雰囲気は気まずいものじゃないから、これでよかったんだろうと、無理矢理心を落ち着けていた。
この関係のままでいいんだと、貪欲な私を押し殺していた。

ようやく落ち着いたところで、左手にひんやりとした感覚を覚える。
また雫だろうかとか、どうでもよかったけど一応視線を向けた。

でも、そこには雫なんかなくて。
半歩先を歩いたかがみの右手が私の左手に触れていた。

430名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:05:40 ID:kz8AwEmr
「こなたも、ゆたかちゃんの前じゃ、ちゃんと‘お姉ちゃん’してるのね」
 ポツリ、と呟いた。
 つかさもウンウンと頷きながら、
「今日も、ゆーちゃんが待ってるから先に帰るねって。凄い勢いで飛び出して行ったよ」
「そっか……」
 かがみは、微かに俯いてその表情隠す。
「どうかされましたか?」
「いや、何だか私の知らないこなたがいるな……って」
「もしかして、お姉ちゃん、寂しいの?」
 つかさの指摘に、勢いよく顔を上げ、
「そ、そんなわけないでしょ!!ただ、ちゃんとお姉ちゃんやってられるんだったら、普段からもうちょっと真面目に宿題にも取り組みなさいよって思っただけ」
 反論に次ぐ反論。しかし、英語で言うとBut、その声は段々と尻すぼんでいった。
 さて、そんな変化を気付いていながら殊更に指摘して場をより混乱させるKYはここにはいない。いるのは天然さんと、頭脳明晰な天然さんと、心優しいツッコミさん(ツンデレ属性を有す)だけである。
なので
「泉さんにとって、家族とは特別な存在なのかもしれませんね」
 言葉を繋げて会話を継続させるのだ。
「何で?」
 ?マークを3つほど飛ばしながらつかさ。そんなつかさを優しく、それこそ慈愛と言う言葉がこれほど似合う存在がいたとは、と思わせるほどの眼差しで見つめながらみゆきは言葉を続けた。
「泉さんは、お母様を幼い頃に亡くされています。ですから、身近にある存在の欠落、と言う事態についてある種のトラウマを抱えているかもしれません。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:09:03 ID:wnSbpqsQ
そういやニコニコにこなたんファンタジーの新作来たね

かがみがこなた好きなあまりヤンデレ化しとるw
432名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:12:39 ID:kz8AwEmr
「で?どうしたの、急に?」
 改めて、質問する。が、しかしかがみの視線はこなたの体の輪郭を舐めるように辿っており、到底話が通じてるように見えない。
 そんなかがみの視線を受け止めながら、ポッと擬音を立てて顔を赤らめたこなた。それを気取られまいと敢えてそっぽを向きながら、
「と、取りあえず、来たんなら上がってく?お茶くらいは出すよ」
 かがみに否は無かった。

「どう、落ち着いた?」
 泉家、居間。差し向かいに腰掛けながら、コーヒーをズズ〜っと音を立てながら啜る2人。さて一段落ついたと見えたところで、こなたはかがみに話を振った。
「うん。なんか、恥ずかしい所見せちゃったわね」
 クルクルと髪の先を落ち着かなく弄りながらかがみ。アポ無しで家庭訪問。玄関口でハグ。どう思い出しても顔から火が出る。
「いや、まぁ、それはいいんだけど。ホントどうしたの?急にさ。連絡無しでってかがみにしては珍しいじゃん?」
 再三の質問。あ〜、とか言いながらかがみは、今度は鼻の頭を掻いている。
「えっと、まぁ、その……今日、ゆたかちゃん休んだんだって?」
「うん。風邪引いちゃったみたいでね。さっきまでみなみちゃん達もお見舞いに来てたよ。今は寝てる。ひょっとして、かがみもお見舞い?」
「え〜っと、それもある、かも」
「かも?」
 今度は頬を掻くかがみ。いや、如何にも挙動が不審。目は泳いでいるし、心なしか冷や汗すらかいているようにも見える。
「? 今日のかがみ、何だか変だよ。ここまで煮え切らないのも珍しいね。ラノベの新刊を買おうか買うまいかで悩んでたのを見た以来」
 と、不審に思ったこなたがちょいと探りを入れる。じっと相手の目を見て……それが2分程続いただろうか、かがみの方が目を逸らした。
「あ〜、分かった分かった!言うわよ!言えばいいんでしょ!!」
「ん。大変素直でよろしい」
「……アンタが心配だったのよ」
433名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:17:27 ID:kz8AwEmr
 思いもかけない家庭的なこなたの言葉に、さっき大声禁止令をくらったにも拘らず、つい、うっかり、大声を上げてしまう。
 し〜、と人差し指を口元に当ててかがみを諌めるこなたに、ゴメンと謝りながら、
「な、何で、そんなに沢山?」
「いや、だって今お父さんいないし、私だけだったら晩御飯要らないけど、ゆーちゃんいるしね。朝は時間無いから夕方に洗濯機回すの。んで、後ネトゲにインしてソロ狩りしながら、アニメ録画して――」
「あ〜、最後のはいいから。でも、そんな事毎日してるの?」
「うん。お母さんいないし。家事分担しないとね。今日お父さんいないから全部私の役目」
 サラッと茶漬けを食べるようにこなたは言っているが、その言葉はかがみにとって自分の体重よりも3倍は重く感じられ、
 同時に、こなたの線の細さや性格からそこまでの家事の苦労を微塵も感じさせないけれど、やはりこれはこなたにとってかなりの負担なのではないか、と感じるのだった。
 んじゃ、ちょっと待っといて、と立ち上がるこなたの肩をぐわしと掴んで、
「ちょっと待った」
 と機先を制す。
「へ?かがみん?」
「私がお風呂洗いとかやるから。こなたは休んでて」
「え、でも……」
434名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:20:07 ID:wnSbpqsQ
>>420
こなたんぽww
435名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:22:30 ID:kz8AwEmr

「ふーん、それでままごとが出たってワケね」
「そうなのだよ。私もネトゲばっかりしてたわけじゃなかったんだねー」
「そんな小さい時からネトゲ漬けだったら、もう色々終わりだろ…」

今でも終わりかけているとは口に出さずに、私はこなたの話を聞き続ける。

「でね、思ったんだけど…今の私達でままごとをするとすれば、誰がどの役にピッタリかなって」
「なんかいきなり話が飛躍したな…」

不満そうな返事をしながらも、何となく頭で考えてみる。こなた、つかさ、みゆき、私の四人でままごとか…。

「みゆきさんはどんなのにする?」
「そうですね、私なら…」
みゆきは少しズレかかった眼鏡を上げ、聖人の微笑みで答えた。

「泉さんとつかささん、私とかがみさんが夫婦なんてどうでしょう?」
「んなっ!?」
「私と…こなちゃん?」
「おぉ!?み、みゆきさんにしては何だか意外だ…」

436名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:24:52 ID:kz8AwEmr

ナイスタイミングこなた。みゆきには悪いけど、それ以上はもう語らせまい。だって…あまりの刺激につかさが倒れるから。
みゆきは少し残念そうな顔をしながら、つかさを見ていた。

「私は…みんな仲良く一緒に暮らしていけたらいいなぁって思うよ」

周りの人まで幸せにしそうな表情で、つかさは最高の言葉を言った。

「うんうん、やっぱりつかさは良い子だ…」
「尊敬します、つかささん…」

こなたとみゆきも大絶賛。さすがはつかさ。四人の平和の象徴は間違いなくあんたよ。感慨深くしみじみしていると、こなたは次に私の方を向いた。

「ねーねー、かがみんはどんな配役にする?」
「わ、私!?」
「うん、どんな配役にしたい?」
「そうね、私なら…」

頭の中で一つの光景を思い浮かべてみる。
一つ屋根の下に私と…。


―――。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:27:31 ID:kz8AwEmr

『先にご飯にする?それともお風呂?』

質問の度、首を左右に傾けながら尋ねてくる。

『えっと、今日はご飯にしようかなー』
『分かった!それじゃあ用意するから待っててね』

私の返事を聞くと、一つ柔らかな笑顔を見せてリビングの方へと走って行った。私はこなたが用意を済ませる間に、服をスーツを着崩し少し楽な格好になる。
そのままテーブルに座り、こなたが来るのを待つ。

『用意出来たよー!』
『こなた、チョココロネ買ってきたから……って!?』

振り返り返事を返そうとしたが、目の前の驚くべき姿のこなたを見た途端、私は息が止まりそうになった。

『こっ、こなた!?その格好は一体…』
『えへへ…』

438名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:28:47 ID:kz8AwEmr

「べ、別にそんなんじゃないわよ!」
「じゃあどうしたのさ?」

私の思いを無視して、こなたはしつこく同じことを問い詰めてくる。
言えるワケないでしょ、あんたとの新婚生活をシミュレーションしてたなんて…。

「も、もう…何でも良いじゃない!そーゆーあんたはどうなのよ?」
「私?私は…」

こなたに話を振ることにより、私はどうにか尋問から逃げることが出来た。

いや、ただ話を逸らす為だけに話を振ったワケじゃないんだけど。だって私のことなんかより…こなたの意見が聞いてみたいから。

「んー…まぁお父さんは私で決まりかな?」
「こなちゃんがお父さんかー」

よし、夫役は大丈夫。こなたはきっと選んでくれるわよね。私だけがあんな妄想してるなんて…惨め過ぎるもの。

439名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 20:30:48 ID:kz8AwEmr

学生の頃から相変わらずの小さな身体と長い蒼髪に不釣り合いな、少し大人っぽいエプロン姿。
ああ、なんて可愛い嫁なんだ…。

『先にご飯にする?それともお風呂?』

質問の度、首を左右に傾けながら尋ねてくる。

『えっと、今日はご飯にしようかなー』
『分かった!それじゃあ用意するから待っててね』

私の返事を聞くと、一つ柔らかな笑顔を見せてリビングの方へと走って行った。私はこなたが用意を済ませる間に、服をスーツを着崩し少し楽な格好になる。
そのままテーブルに座り、こなたが来るのを待つ。

『用意出来たよー!』
『こなた、チョココロネ買ってきたから……って!?』

440名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 03:52:15 ID:hCCWkvLk
ミシャさんとこで新しい絵うpされてたね。
相変わらず素晴らしいものでした。
既出の話だったらごめん
441名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 10:19:13 ID:iXOC529b
こなたの事だから今頃は「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と
かがみの前でボケてるに違いない。
こなたのボケはツッコミ待ちの構って欲しいボケ。
442名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 12:46:27 ID:YReupSAa
>>441

>こなたのボケはツッコミ待ちの構って欲しいボケ。

ハゲド。
「……ツッコまない?」の時、明らかに真面目モードにスイッチしたよな。
アニメじゃ描かれていない部分で、つかさやみゆきさんと
「かがみん元気づけオプショナルツアー」
の計画とか立ててたと思う。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 14:58:09 ID:kSNJYYz4
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444名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 15:51:10 ID:RIUVPgEu
俺の最近の楽しみは、さつきをかがみ、めいをこなたに置き換えてトトロを見ることだ。
これは本当におすすめ。
445名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 16:45:15 ID:Cq4QzXyC
>>441
某飛行機少女か
てことはこなたはかがみの前ではスカートはいてないのかw
446名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 17:59:26 ID:cRLHSJJP
敢えて二人ともノンケのままでこなかがというのも面白いかも。
相当難しそうだけど…
447名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 18:43:55 ID:onRCg+r9
>>446

「べったり依存しあった女友達」ってのも、十分アリだと思うんだぜ。
「あんたさー、結婚しないの?」とか言いながらズルズルと同居w
448名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 19:53:38 ID:nTB7Yah0
>>447
俺もそのパターンに同意してみる。
お互い彼氏作らぬままずるずる同棲していくうちに・・・みたいなw
449名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:11:41 ID:fASEbhU9
少しずつ今野さんに興味を持ち始めた私は、
「では、ちょっと待っててください」
と言い、自分の席に戻った。

机の上のノートを前に私は腕組みをして考える。
出だしを失敗して炎上するスレにはしたくない。
>1のセンスが問われるプレッシャー、リアルの世界で味わうとは…。
まず板を決めないと、えっと今野さんもアニメやゲーム好きって言ってたし、それの複合でいいか。
タイトルは…、無難に『今期のおすすめを教えあうスレ』みたいな感じかな?
一人で盛り上がったら馬鹿みたいだから、クールにいかないといけないのは基本で、とりあえず、『漏れは**を推す。異論は認める』くらいのノリでいいか。
しかし変な掲示板の雰囲気は消さないとね。
……。

「はい、書いて見ました」
放課後交換ノートは今野さんの手に渡った。
「うわぁ、本当に書いてくれたんだ。私すごく嬉しい」
「お気に召すかどうかわかりませんが…」
450名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:13:42 ID:fASEbhU9
「チョコだよ。去年もらったから、そのお返し」
「あんたねぇ、バレンタインのお返しはその一ヶ月後だって知ってた?」
「いいじゃん。勉強でお疲れのかがみ様にーってね」
「受験終わった余裕か?あんたが先に大学決まるなんて、なんか無性に悔しいわ」
「………ホントは同じ大学行きたかったんだけどね」
「ん?何か言ったか?」

珍しくプレゼントをくれたあの日。

「今日で、この教室ともお別れかー」
「クラス違うし、私は特に思い入れとかないけど」
「えー、よく一緒にお昼食べたじゃん」
「あ、あれはつかさたちと食べたかっただけで、あんたとは別に…」
「ツンデレかがみ萌えー」
「だまれ」

走馬灯のように蘇る思い出。

あの頃は良かった…なんて、思いたくない。
もっと、もっと作りたい。こなたとの『これから』を…。

451名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:23:01 ID:fASEbhU9
心配して損した。

「いやー、本当に助かったよ。かがみが来てくれて」
「つかさから電話あったでしょ。そのときにでもやめときゃ良かったのに」
「まだ元気だったし、いけるかなーって」
「倒れるまでゲームにのめり込むなよ」

こういうやつを廃人って言うんだっけ?

「うーん、でも今回のことで気付いたことが1つ」
「なによ?」
「私には、かがみんが必要なのだよ」
「はぁ?」
「一人になるとね、どうしても歯止めがきかなくなっちゃうんだよ」
「…だから?」
「一生私のストッパー役して下さい」
「やだよ」
「じゃ、自重しろ係」
「自分の脳内に宿せ」
「んー…じゃあ」


452名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:28:16 ID:nQ7Ruq9r
ふゆき先生とひかる先生のような
453名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:32:58 ID:fASEbhU9

…ちょっと怪しい。まさか浮気とか!?
………それは流石にないない。こう見えて、私はかがみのこと…誰よりも1番信じてるからね。

でも、それとこれとはまた話が別。気になるものはやっぱり気になる。
面と向かって聞いたところできっと“あんたには関係ない”とか言われるだろうし…。
よし!こうなったらかがみが私達を避けて早く帰る理由を探ってやろう。
そうと決まればつかさも誘っ………ん?待て待て。
つかさにこんなこと言ったら“そんなことしちゃダメだよ、こなちゃん”とか言ってかがみに気を使いそうだ。私の計画が台無しになってしまう。
ここは仕方ない…

「じゃあこなちゃん、帰ろっ「ごめんつかさっ!今日は俺の嫁の限定版CDの発売だからは一緒に帰れないんだよ!では私は先に失礼しますってことでー!」

一目散に教室を飛び出す。よし!我ながら完璧な作戦だね。つかさには悪いけど、今度アイスでも奢って許してもらおっと。

454名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:35:47 ID:fASEbhU9

―――。


急いで追い掛けたのが良かったのか、学校を出たすぐの所でかがみを見付けることができた。
私は一定の距離を保ってあとをつけていった。
かがみの行動は明らかにおかしい。いつも帰る時にこんな道は通らないし、なぜか足早だった。
かがみを見失わないようにスピードを合わせて着いていくと、学校から少し離れた公園へと入っていった。私は傍の電柱に身を隠し、その様子を観察することにした。
なんだか探偵にでもなった気分。無駄にドキドキしながらその雰囲気を楽しんでいる自分っておかしいよね。
さてかがみと言えば、キョロキョロと辺りを見回している。何か探しているみたいだけど…ここからじゃ様子が良くわからないな。
もう少しだけ、かがみにバレない程度に顔を覗かせた…

「こなたー」
「ふ、ふぇ!?」

かがみが急に私の名前を呼んだ。こちらの方を見ることもなく。かがみってば、いつの間に気配探れるようになったのさ!?
455名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:41:20 ID:fASEbhU9

でも、それとこれとはまた話が別。気になるものはやっぱり気になる。
面と向かって聞いたところできっと“あんたには関係ない”とか言われるだろうし…。
よし!こうなったらかがみが私達を避けて早く帰る理由を探ってやろう。
そうと決まればつかさも誘っ………ん?待て待て。
つかさにこんなこと言ったら“そんなことしちゃダメだよ、こなちゃん”とか言ってかがみに気を使いそうだ。私の計画が台無しになってしまう。
ここは仕方ない…

「じゃあこなちゃん、帰ろっ「ごめんつかさっ!今日は俺の嫁の限定版CDの発売だからは一緒に帰れないんだよ!では私は先に失礼しますってことでー!」

一目散に教室を飛び出す。よし!我ながら完璧な作戦だね。つかさには悪いけど、今度アイスでも奢って許してもらおっと。


「………こなちゃん、どんだけー」
「…あら?つかささんじゃありませんか」
「あ、ゆきちゃん。委員会はどうしたの?」
「今日は資料の配布だけで済んだんですよ。つかささんはどうしたんですか?」「あのね、こなちゃんが急に用事があるって先に帰っちゃって…呆気に取られてたの」
「そうでしたか…なら私でよければ途中までご一緒しますよ?」
「ほんとに!?ゆきちゃん、ありがとう!」
「いえいえ…」


456名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:45:26 ID:fASEbhU9

急いで追い掛けたのが良かったのか、学校を出たすぐの所でかがみを見付けることができた。
私は一定の距離を保ってあとをつけていった。
かがみの行動は明らかにおかしい。いつも帰る時にこんな道は通らないし、なぜか足早だった。
かがみを見失わないようにスピードを合わせて着いていくと、学校から少し離れた公園へと入っていった。私は傍の電柱に身を隠し、その様子を観察することにした。
なんだか探偵にでもなった気分。無駄にドキドキしながらその雰囲気を楽しんでいる自分っておかしいよね。
さてかがみと言えば、キョロキョロと辺りを見回している。何か探しているみたいだけど…ここからじゃ様子が良くわからないな。
もう少しだけ、かがみにバレない程度に顔を覗かせた…

「こなたー」
「ふ、ふぇ!?」

かがみが急に私の名前を呼んだ。こちらの方を見ることもなく。かがみってば、いつの間に気配探れるようになったのさ!?
しかしまずい…まさか私の完璧な尾行がバレるなんて、間違いなく死亡フラグじゃん。色々と終わったね、うん。
観念してかがみのところに謝りに行こうとしたその時…


457名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:47:00 ID:fASEbhU9

私はかがみと子猫を交互に見遣る。子猫はワケが分からないという表情でいる。かがみは…口に出したら怒られそうだけど、明らかに挙動不審。
目は泳いでるし、手は後ろに回したり前にやったりで…とにかく面白い限り。

「かがみってば可愛いねー」
「な、何がよ!」
「だってさー…」
「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい!」
「じゃあ言うよ?」
「何よ…」
「猫に恋人の名前をつけて呼ぶかがみんが、凄く萌えかな…ってね」
「なぁ!?」

1番触れてはならないところに触れられて、かがみの顔がこれでもかというくらい赤くなっている。なんかもう、色々な意味で爆発しそうな感じに。

「あ、あんた…知ってたの?」
458名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:47:22 ID:Vlx9v2RC
お互い結婚し、子供連れて家で高校時代みたいに駄弁るのも一興だな
…ちょっと寂しい気持ちもあるが
459名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:49:15 ID:fASEbhU9

―――。


数日後、放課後の教室にて。


「こなちゃん、お姉ちゃん!飼ってくれる人見付かったよー!」
「「ホントに!?」」
「うん!ゆきちゃんがね、ご近所の人に聞いて回ってくれたんだって!」
「そっか、良かった…」

みゆきさんの協力もあり、どうやらあの子猫の飼い主が見付かったらしく、かがみは安堵の表情を見せている。

「かがみー」
「ん?」
「残念だね」
「なんでよ?」
「愛するこなたが一人減っちゃってさー」
「バカ、何言ってんのよ…」
「あれ?寂しくないの?」「寂しくないわよ。」
「へぇ、意外だ…」

460名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:59:23 ID:A77S5aiK
>>458
そういう系統のSSもいくつもあるけど、たとえ二人が幸せでもこっちが鬱になる。
もはや病気だね。
461名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:01:36 ID:y/fGS9AH
旦那にデレず、こなたにデレるかがみん
462名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:12:48 ID:Vlx9v2RC
人妻のこなたとかがみがいちゃいちゃしだして
後ろで余った旦那二人がいちゃいちゃしだすんですね。わかります。
463名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:19:46 ID:gVe/ljqz
>>462
スワッピングだと・・!?
464名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:20:11 ID:uRZamUrZ
いやそれはちょっとわかりませんw
465名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:20:45 ID:rUoU6SnW
>>462
こなたとかがみは分かるが、旦那同士はキモいつーかウゼー
466名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:30:04 ID:A77S5aiK
>>462
旦那も同性愛カップルで互いに偽装結婚、コモンハウスで同居(表札は普通の夫婦が二組、でも実際は……)って設定はありかも
467名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:40:31 ID:85mw4ugJ
クソスレ乙
468名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 21:45:42 ID:7MRik0Ft
こなかがをくっつけるならこそこそやるんじゃなくて
日本初の同性結婚くらいやって欲しいもんだぜ。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 22:21:32 ID:uRZamUrZ
でも二次創作でそれをやるのは難しいんだろうね
題材が題材だけに簡単に手を出すとかえって軽率な印象になるし
だからこそちゃんと書けている人は尊敬できるが

個人的には友情か百合かぐらいの期間が一番うめぇw
最終的にはくっついて欲しいけど
470名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 23:49:10 ID:Cy/5kyAe
471名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 00:02:37 ID:A6jtpUtw
一抹の寂しさがあってこその、幸せな家庭でございますな
472名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 01:55:04 ID:vMUtLbAP
ちと思ったんだが
こなかがちゃんねるみたいのがあったら便利じゃね?いや、こなかが板かな?
例えばこなた攻めが好きな人のスレとか、かがみ攻めスレとか立てられる。つまりスレ立て自由。
避難所とはまた違ってさ。名無し推奨?っつーか、こう、2chのノリのままで。
またそっちに移転するとかいった話でもなく別個に作る。うーん、上手く言えないからアレだけど。
473名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 02:04:35 ID:q/ukWLoY
>>472
避難所じゃだめなん?
あんまり細分化すると人も分散しちゃうかも
474名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 02:24:12 ID:vMUtLbAP
>>473
避難所は皆マナーも良くて上手く機能してると思うんだが、
それとは違ってもっと2chのように適当に話が出来る場所が欲しいと言えばいいのかな。
あとさらに細分化されたスレの中で今よりニッチな話も可能。
でもそうだよなー、たしかに避難所でもいいっちゃいいんだよね。
移転とは違うから、人を移動させたいんじゃないんだけど、なるほど分散・・・分散か・・・。
475名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 09:23:34 ID:MH3iCiO1
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476名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 10:52:22 ID:LuHK3x/v
(´・ω・`)
477名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 11:03:07 ID:jhQnIl9g
こなかが
478名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 11:38:39 ID:/qE6N0TT
いいよね。背広買うなら。
479名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 11:43:47 ID:gnlm3u0h
個人的には避難所もいらん
ここひとつで十分
480名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 13:12:25 ID:fxuhUYHh
まあ避難所は荒らしが駄目な人と職人さんの為の
救済処置だろうし。上手く回っているとは思うぜ

完全移転は馴れ合いが進行しそうな気がするんで勘弁して欲しいが
481名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 14:38:33 ID:fIF3SkeR
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482名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 19:59:33 ID:LokKONDQ
 クマはその力を活かして魚を取ってきました。キツネはその知恵を活かして果物を取ってきました。けれど、無力なウサギは何も取ってくることが出来ず、何も旅人に与えることができなかったんです……」
「そっ、それで、ウサギはどうしたの?」
 何故ゆきちゃんがこんな話を始めたのかは分らない。けれど、私はウサギがどうしたのか気になった。
「つかささんは、どうしたと思います?」
 けれど、ゆきちゃんは私の質問を質問で返してきた。
「えっ、えっ、その、あの……」
 わからない。だから私は口ごもるしかなかった。
「……ウサギは、火に飛び込んで、自分を食料として旅人に与えたんです」
 ゆきちゃんは、普段とは比べ物にならない低い声で、端的にそう言った。
「……ゆきちゃん……どうして、そんな話をするの?」
 私の声は涙声になっていた。
 私は最近様子がおかしいお姉ちゃんのことで悩んでいた。一生懸命考えたけれど、どうしていいのか分らなかった。だから、ゆきちゃんの家にやって来て相談した。
483名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:03:44 ID:LokKONDQ
 静かに目を開くと、部屋の天井が目に入った。
 どうやらいつの間にか眠ってしまったらしい。時計に目をやると、もうお昼になる時間だった。
「まったく、つかさじゃあるまいし……」
 そういえば、最近ろくに寝てなかったから、そのツケがまわったのだろう。
 久しぶりの睡眠で少しは体調が良くなっているはずなのだが、気だるい感じがまったく抜けない。
「……まつり姉さんを怒らせて、お父さんやお母さんたちも嫌な気持ちにさせて……。何をしているのよ、私は……」
 昨日の夜の事を思い出し、私は嘆息する。
「これじゃ、みゆきの言ってたとお……」
 弱気な発言を何とか飲み込むと、私はパンパンと両手で顔を叩いて気合を入れた。
「強くなる……。うん、私は強くなるんだ!」
 昨日は失敗したけれど、頑張る。私は強くなる。泣いてばかりいられない。
 そう決意した私は、とりあえず空腹を訴えるお腹を満たすために台所に向かう事にした。
「あら、かがみ。ようやく起きたの?」
 台所に着くなり、お母さんが声をかけてきた。けれど食卓には誰もいない。休日のこの時間帯なら、いつもであれば誰か一人ぐらいはいるはずなのに。
「いのりやまつり達はみんな外に遊びに出かけたわよ。お父さんはもう少ししたら来ると思うわ」
484名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:12:47 ID:LokKONDQ

それは、やはりある日の事。
いつもの4人は休み時間に3年B組で固まりながら、「あ、これあるよね〜」といった雑談に終始していた。
こなたが話す貧乳の勧めに各々頷いたり、首を傾げたりしている中、ふと、みゆきが、
「そういえば、泉さんとかがみさんは、田村さんに頼まれた例の物、完成しましたか?」
と、聞かれて、こなたとかがみは顔を見合わせて苦笑。
「いや〜……それがさっぱりでね〜」
「恋愛小説だっけ?」
つかさの言葉に、かがみは頷きながら、
「そうなのよ。今までロマンスの欠片もなかったのに、恋愛を題材にした小説を書けなんて言われてもね」
「ですが、田村さん……と言うより、アニ研部長の八坂さんがお決めになった納期までもうあまり時間はありませんよ?」
485名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:17:17 ID:LokKONDQ

「あのー、高良先輩、ちょっといいッスか?」
と、B組の戸口からみゆきを呼ぶのは、後輩のひよりんこと田村ひより。みゆきの事を何か怖いものを見るような目つきで、ちょっとキョドっているのは貴方の目の錯覚。
「どうかなさいましたか?」
対するみゆきは聖母の笑顔。聖母の背後に般若が見えたら、それは気のせい。
「いや、ちょっとお渡ししたいものが……」
戸口からちょいちょいとみゆきを手招きするひよりに頷くと、
「ちょっと失礼しますね」
そういってみゆきは席を外した。それを見送りながら、
「ひよりんがみゆきさんに用って珍しいよね」
と、こなた。つかさは訳知り顔で、
「風呂ジェクト、なんだよ」
因みに、正しくはプロジェクト。
「何の?」
「内緒♪」

486名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:27:59 ID:LokKONDQ
      ,,        )      )
      ゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',三三    三三゙^′..ヽ   
    ゙{y、、;:...""      ""・、)  、}
    ".¨ー=v '' ‘ー'ー'  、,_,,、_,,r_,ノ′
    /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
    ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
    ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

            こなかが(笑)
487名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:39:33 ID:LokKONDQ
屋上への扉が、何か恐ろしいものに見えた。行かなければよかったかもしれない。でも、来てしまった。
何故?もし、告白されたら断る為に。
ギィィ、と音を立て、錆付いた扉がゆっくりと開く。空の突き抜ける蒼さが目に沁みた。そして、蒼の中に蒼を見つけた。
ゆっくりと、蒼は振り返った。
蒼の中の碧が驚きに見開かれる。
「こなた――?」

こなたは、屋上に立っていた。
理由は手にした一通の手紙。内容は『お昼休み、屋上で会いたい。大切な話があります』なぜか点字で。
数々のギャルゲーを消化し、糧としてきた彼女にとってこのシチュエーションの続きは想像に難くなかった。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:45:05 ID:LokKONDQ

ラジオから流れてくる曲を聴いている内に眠ってしまったらしい。
「さむっ」
思わず身震いする。
タイマーをセットしておいたファンヒーターが止まっていた。
どうりで寒いわけだ。
時計に目をやると時刻は深夜の零時前。
何て微妙な時間に目を覚ましてしまったんだろう。
カレンダーに目をやると、明日は日曜日だ。
習慣からつい浮ついた気分になってしまう。
──駄目よ、集中しなきゃ
甘い誘惑に負けそうになる弱い自分を叱咤する。
──みんな必死で勉強してるんだから

ここ最近原因不明の不調に私は悩まされていた。
不調といっても全く勉強に手が付かなくなる程じゃない。
489名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 20:47:01 ID:LokKONDQ
「内緒♪」

時は移ろい、(恐らく)学校生活の中で放課後の次に貴重なお昼休みという、天上から流れ落ちる甘美な雫のような響きを持った、或いはお風呂上りに小指を立てて飲むコーヒー牛乳のような爽やかさを持った、至福の時間が訪れる。
いつもなら4人でB組の食卓を囲む所だが、今日は誰もいない。
チア等色々やって目立っているこの4人の不在はあまりにも注目を集めてしまう。それは大変よろしくない。
なので――
「布団が吹っ飛んだってね。WAWAWAWAWAWA!」
別な意味で注目を集めるよう大宇宙からの意志を受け取った漢(と書いて犠牲者と読む)が1人。クラス中から生暖かい視線を送られていた。

490名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 23:04:49 ID:kyYUjt69
避難所もここも俺には大切な場所だ
両方うまく機能してほしい
491名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 23:14:23 ID:nLuqQuG9
もう死んでるじゃんwww
こんな状態から復旧したスレなんてねぇよw
運営板に事例がいくらでも転がってるから見てくりゃいいんじゃね?

つーかこなかが厨って思ったより弱いのな
まあマイノリティの限界か
492名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 23:26:27 ID:l+MfljXd
゙ミ;;;;;,_           (
       ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
       i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
       ゙ゞy、、;:..、)  }    )
        .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
      /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
     ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
     ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
    /;i;i; '',三三    三三゙^′..ヽ   
    ゙{y、、;:...""      ""・、)  、}
    ".¨ー=v '' ‘ー'ー'  、,_,,、_,,r_,ノ′
    /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
    ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
    ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′

            こなかが(笑)

493名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:13:01 ID:9nbQe/se
アニメ放映終わって、そろそろ一年経ちますね。
原作でも卒業しちゃってる今だからこそ、敢えて、1スレ目とかの小なた、久々に覗いてみた。
で、そこで一回語られていることではあるが、アレから時を経て少しづつ関係が変化してきた2人。
ズバリ、キスをするなら、こなたから?かがみから?
今夜のご注文は、どっち?
494名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:15:49 ID:Kv0d70sL
キス……
敢えてゲームを引き合いに出すと、どっちも同じ程度の攻め度ですよね(笑)
勢いでやりかねないし、勢いに逆らえないみたいな。

こなたと見せかけて、上手く出来ないでいるところをかがみに奪われるに一票。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:16:58 ID:BinuhpDE
しかし、荒れてるねー
496名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:41:24 ID:6OQSzUsG
こなたが冗談半分で誘ってみて、マジになったかがみに呆気なく奪われるに一票。
初めて見た時はこなたは攻めだと思ってたけど、アニメやらカラオケボックスやらを
繰り返してる内にコイツは狼の皮を被った羊だ! 誘い受けだ! としか思えなくなったよ。
497名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:44:33 ID:cchnsE8T
俺もこなたが挑発してかがみが押し倒し→問答無用でキスかな
かがみは逆に兎の皮を被った狼だ

…兎のままでも性欲は強いらしいけどな
498名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:46:39 ID:RabiTZBe
こなた誘い受けに俺も一票!
一見こなた優勢に見えて、実はかがみに主導権を握られている。そこが萌えるのさ。
499名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:49:30 ID:9nbQe/se
こなた誘い受け派が予想以上に多くてお姉さんビックリだw
かがみさんからキスするに票が集中してますよぉ。
正確に言うと、こなた⇒誘い かがみ⇒暴走 ですがw

500名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 00:54:49 ID:xJSFs7Og
こなた挑発受けに1票ー
でも、キスのイニシアチブを巡って押しつ押されつのシーソーゲームもいいかなと思う今日この頃
501名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:00:08 ID:XuLKD0pa
このスレゴキブリのように生き残っているな
502名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:02:51 ID:5r7RfIMy
        /⌒ヽ /⌒ヽ
        _,.-┴┴-、
      フ ̄: : : : : : : : ヽ.
     / .ィ: : : : : : : : : : : ヘ   カサカサカサ…
      //| : : ,.':´: ̄ :`i:⌒ヘ
.         |: :(| : : : : : : :.! : : ャ‐ ┐
       ヘ l: : : : : : : :.! : : : 't、 |
      ┌‐‐┴.} : : : : : :.! : : : l| |
      | ┌┬!: : : : : : :! : : : ', _)
      |  | Y : : : : : : ! : : : 「
     〈____〉  | :∩: : : : !: : : :!ヽ
           l :∪: : : : l: : : :! |
           / ! :O : : : : ! : : l .!
        { tヘ : : : : : : l : : ! .|
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        | |   \: :.:.l/
       と___〉     \|
503名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:12:47 ID:cchnsE8T
しかし本当に意外だなーこな受けが多いのは
やはり、こなかがから入って極めていくとかがこなに進化するのか??
504名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:22:29 ID:6OQSzUsG
エロパロでも最初こなたは攻めしかなかったのに今じゃ受けの方が多いかもしれない。
ぱっと見攻めだけど性格を深く掘り下げていけばいくほど受け気質なんじゃないかな。
もしくはそうさせたくなる要素を持っているとか。自分もそうだし。
あと、かがみは普段受けっぽいけどデレたら最強の攻めになるんじゃないかなと
思わせるのも原因かもしれない。
505名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:33:37 ID:qzKM3tnW
誘い受けと言えば破顔一笑とついんころねこが思い浮かぶ
506名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:37:03 ID:cchnsE8T
確かに二人の性格を考えるとかがみが情熱的で
こなたは意外と現実的な印象を受ける
…この温度差がこな受けを誘うというのか!
507名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 01:56:53 ID:Kv0d70sL
アニメ観てると、弄れば照れるのはかがみだけど、押しに弱いのはこなたの方なんだよね。
こなたは強く出られるとたじたじになる事が多くて、明るいけど内面は繊細な子という印象があるわけで。
508名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 06:52:27 ID:ANv6tbgF
>>494
俺もこれかな。でもかがみが暴走するんじゃなくて、おろおろするこなたを見て
逆に冷静になって優しくキスするのがいい。
509名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 12:17:28 ID:vuxU+FPb
受け攻めはどうでもいい
こなたとかがみがいちゃいちゃしてくれればw
510名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 14:32:58 ID:7NYN6y2N
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511名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 21:58:50 ID:IqjU+yD/
ゆたか「でもまあ、かがみ先輩が突っ込み役ですよね」

・・・ざわ・・・ざわ・・・
512名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 22:36:06 ID:bovOJwaj
ゆーちゃん、一年の間に一体何が……
513名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 22:45:53 ID:vuxU+FPb
そろそろ平和な時間だな
よし、おまえらネタふってくれ

俺は・・・ネタが枯渇気味だスマン

OVAこなかが多めだといいな
夏コミ同人誌もこなかが多いみたいだし
514名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 22:47:30 ID:jBAdkhvY
かがみがこなたの愚痴をいう→「そうだよね」って同意する→何故か怒られる
515名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 22:57:13 ID:Lm3YgqVF
>>511
ひより「そ、そんな餌にこのわたしがひっかかるクマー(AA略)」
パティ「ウ、うろたえるんじゃあないッ!ドイツ軍人はうろたえないデス!!」
516名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 23:00:21 ID:3NBbnp8q
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517名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 23:19:41 ID:6OQSzUsG
>>514
かがみがこなたの愚痴を言う→反論する→「こなたの何がわかるのよ!」とキレられる
518名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/25(金) 23:56:41 ID:9nbQe/se
>>517
こなたの為に怒っている所を本人に見られ、真っ赤になりながら逃げ出そうとするかがみ。
その時、こなたがかがみの手を掴んだ。
「待って!かがみ」
いつも飄々としていて掴み所がなくて、でも、他人のこともちゃんと見て、気遣って。
私が落ち込んでいるときでも、さり気なさを装って、助けてくれて……
「こなた……」

続く――というか続けてください。
私では文章力が……orz
519名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 00:44:12 ID:4iF1kYy1
>>518
「かがみ、ありがとね。私のために怒ってくれて」
「そんな……元はといえば、私がアンタの愚痴を言ったからで」
「それは、仕方ないよ。私、かがみに一杯迷惑かけちゃってるもん」
「……」
「だけど、かがみってどんな時でも私を助けてくれるから、私、甘えちゃって……グスン」
「ちょ、こなた、な、泣かないでよ!」
「だって、だって……」
「いいのよ、迷惑かけられたって。私と、アンタの仲なんだから」
「かがみ……ウン」
かがみは、そっと、こなたを抱き寄せると、その頬に軽く口付けをした。
「一杯、一杯、迷惑かけてよ。甘えてよ、こなた」
「いいの?」
「いいわよ。だって――その分、お礼を沢山貰うから」
かがみの目が、妖しく光った。
気が付くと、かがみにがっちりホールドされて、こなたは、身動きが取れない!
「え、ちょ、かがみ―――アッ」

「かがみ先輩は、やっぱり突っ込み役ですね」


ゴメン、反省も、後悔もしてる。

520名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 00:53:31 ID:xm6A2CNN
「じゃあ早速貰お礼を貰おうかしら。
 その小さくて可愛い青い果実のような甘酸っぱい未成熟な身体で・・・フンカフンカ」

「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! (TωT.)」


スマン。俺自重
521名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 00:55:10 ID:+SAVilmY
キモ
522名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 01:33:00 ID:wTF6zw1Q
こなたってかがみの何処にひかれてるんだろうな?
本人は萌えなんて言ってるが、修学旅行とか見ると、それは照れ隠しっぽい。
恋とか友情関係無しに。ひかれる要素。
かがみって面倒見いいし、何だかんだでこなたに付き合うから母の面影を見るのかね。
こなたにとって、かがみはどういう存在なのだろう。
523名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 01:40:54 ID:28KcmXll
GJ!
ツンデレ含めて、かがみの真っ直ぐさ、高潔さに惹かれてる気がする。
根っこは似たような二人だけど、良くも悪くもかがみのようには生きられないこなただから。
524名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 02:17:42 ID:SbDef0Pm
妹みたいなゆーちゃんがいるこなたにとっては
カッコよくお姉ちゃんをしてるかがみへの尊敬もあるかもしれない
時々男前だしねかがみって
525名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 02:41:33 ID:+SAVilmY
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526名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 06:35:48 ID:nVMcJnES
付き合うのに深い理由はいらないものだし、こなたがかがみに惹かれてるのは、こなたにとってかがみが一番
居心地のいい空間だからでは?
527名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 07:34:48 ID:NmsKLx2i
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528名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 14:23:33 ID:nCZ34QPf
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       /        ヽ
     /    ,.フ^''''ー- j.
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  /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
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 |  .rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ 
 | { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /  
  .|/ -'     ;: |  !  ∧_∧
   l   l     ;. l |  < `∀´>     n
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   l     l   ;: l |    j {   
   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
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529名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 14:48:43 ID:sTwH+PrZ
自分が何かアクション起すと、
まるで打ち合せしたみたいに期待通りの反応を返してくれる友人てのは
一緒にいて気持良いんだよ。
530名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 15:47:47 ID:+0ELShuO
そういった意味で、日常会話で自然に、
半ば本能的にボケとツッコミが成立している
こなたとかがみの関係・・・(´∀`)
531名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 16:32:39 ID:BU2oaDos
普段しっかりしてるのに実は寂しがりって意外性はやっぱり魅力なんじゃないかな
それにそういう態度って、本当に求められてるんだなって実感できるし
532名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 18:08:20 ID:Yvot15HY
こなかがスレの皆さん

2chで朝日を取ってる人は少ないと思いますが
今日の夕刊をご覧になりましたでしょうか?

一面に「聖地巡礼」の記事が有りまして
そこに当然らきすたもありまして
「ああ、またか」と思っていたわけです

ところが、そこにある絵馬の写真をよく見ると……
533名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 18:27:18 ID:yxX7bIPC
>>532
うおっ、マジだ。朝日新聞@大阪
こうやって大手の新聞で好意的に紹介されるのは嬉しいな。
しかし、そこに写ってる写真w
こな☆かがが全国的に宣伝されているw
これは永久保存しなければ
534名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 18:28:05 ID:s6UNbY13
夕刊かよ…
535名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:28:14 ID:LdenzyON
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4082816
これはセフですか?
536名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:49:07 ID:xI9MZRbu

そして、
「かがみぃー!」
と言ってかがみの腕にしがみついてきたのはこなた。
「あ…あんたまでくっついてくるなっ!!」
「いーじゃん♪だって私だって、かがみのことが好きなんだもん!」
「…!!」
「あ、おかあさん赤くなったwほんとにおかあさんはこなたママのこと大好きなんだね〜」
「…う、うるさい…」
「かがみはねぇ〜、高校の時から素直になれない性格でねえ〜…だが、それが萌えるんだよ!!」
「へぇ〜」
「もう…あんたは…///」

さて、その3人から少し離れたところでチラチラと見ているもう一人のこなたとかがみの娘、かなみ。
こなたたちの様子を気にしつつも、無関心を装っているようだ。
「ほら〜、かなみもおいで〜!」
こなたが言った。
「べ、別に私はいいもん…!」
537名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:50:20 ID:J563sjgN
ウチ産経だ
しかも神奈川だから大阪版見れない orz

どんな感じの写真なの?
デカデカと「かがみはこなたの嫁」とか書いてある絵馬の写真が載ってるとか?
なにはともあれ見てみたいな・・・
538名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:51:30 ID:xI9MZRbu
>>513 お前たちに平和など訪れない。
539名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:53:35 ID:xI9MZRbu

年甲斐もなくはしゃぐこなたを見て、私はもう一つの贈り物を考え付いた。
まずは、腕元に集中しているこなたに悟られない様に、自分の髪に指先を触れた。
シュルリ、という音をたてて、私のトレードマークがほどかれていく。
その先では、私の行動に気が付いたこなたが、どったの?
といった様子で、こちらを伺っていた。『待ってて、すぐにわかるから』
小声でそう呟くと、私はこなたの髪の両端に手をかけた。
「わっ、くすぐったいよ」
「つべこべ言わないの。すぐ終わるから」
抵抗するこなたをよそに、私はこの日の為に新調した
髪飾り――桜色のリボンを、二つ分けにしたこなたの髪に、
一つずつ結っていった。所為、ツインテールの完成ね。
「はい、出来たわよ」
「むう〜、まさか私をツインテールにするとは」
「いいじゃないのよ。私だって、人の髪型いじるの好きなんだから」
そういうのって、自分でやっても面白くない。前にこなたはそう言っていた。
正直、もったいないって思ってた。髪型変えれば、もっと可愛くなれるのに。
だから、今日は本音を出してみた。だって、もう隠すことなんかないじゃない。
それは、こなたも同じでしょ? ――と言いたかったのだけれど。
「あはっ、それなんて魔法少女? 早速明日から金髪にしてこの
ブレスレットで戦わなくちゃネ。もちろん、ベルカ式で」
540名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:54:29 ID:xI9MZRbu

だけど、こなたは違った。真っ直ぐな瞳で、じっと私を見ている。
全てを包み込んでくれた……お母さんの様な優しい目で。
涙で視界はぼやけていたけれど、それだけははっきりとわかった。
「お願いだから、もう泣かないで」
左手に、こなたの右手がそっと触れるのを感じた。
あっ。こなたの手、すごく……暖かい。
「ほら、今のかがみの左手、すごく優しい感じがする」
「こ……なた」
「あの時はものすごくツンツンしてたけど、大違いだね」
「しっ、しつれ……いね。別に、ツンツンなんてっ」
もう、声になっているかすら分からない。
なのに、こなたには全部筒抜けで。
「そんな言い訳は通用しないよぉ。それに……」
ふわりと、こなたの髪が揺れた。
私とこなたとの間にあるほんの僅かな距離。
それをゼロにする為に迫ってくる蒼いカーテン。
刹那、私の右頬にとても柔らかいものが触れていた。
「ふふっ、これでおあいこだよ。かがみっ」
濡れた唇をゆっくりと離して、こなたは笑顔でそう言った。
目を瞑る間もなく起きた、一瞬の出来事。生まれて初めてのキス。
曖昧だった世界が再び彩られ、マシュマロの様に柔らかったこなたの
唇の感触の余韻が、私を包む。こぼれる涙は止まる気配を見せ始めていたけど、
541名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:55:44 ID:xI9MZRbu

体育館は、静寂に包まれていた。いつもは部活動や体育の授業で賑わっていた
この空間も、今は陵桜学園の卒業式の舞台として、飾り付けが施されていた。
演奏と共に道が開かれて、私たち卒業生の入場を合図に式は始まった。
校長先生の祝辞に始まりクラス代表の人への卒業証書の授与。
続けて在校生の送辞と卒業生の答辞。そして、校歌斉唱。
小学校や中学校の時とは全然違う、感慨深い何かが私の心の中で
モヤモヤとしながら漂っていた。それは、整然と配置されたパイプ椅子の上
で背筋を伸ばして座っている今でも、ずっと続いていた。
ふと、目だけを動かして周りを見渡してみる。
……左隣にいる峰岸が泣いていた。
その横にいる日下部も、目に涙をためながら、
それを流さまいと必死に耐えていた。
みんな、泣いていた。つかさも、みゆきも、私も。
そして、最後にこなたに視線を移した。
542名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:57:19 ID:xI9MZRbu
でも、今さらもう後悔なんてしてないし、後戻りする気もない。
「十分後、屋上で待ってて……か」
携帯に送られてきたメールには、そう書き綴られていた。
これから、屋上でこなたにどんな話をされるのか、それは私には分からない。
だけど、だからこそ、私は自分の中にあるこの想いを伝えたい。
決意。ただそれだけを胸の内に止めて、私は静かに扉を開いた。
「ふぅ……いい風」
久しぶりに入った屋上は、爽やかな空気に包まれていた。
錆付いた鉄柵や、塗装が剥げた給水塔。その一つ一つが、私の記憶の奥底にある
屋上のイメージを、静かに汲み上げていた。目の前にいる、蒼い髪の女の子を除けば。
「時間通りだね、かがみん」
こなたは、先に待っていた。右手の親指をたて、
左手で卒業証書の入った筒を脇に抱えながら。
「ここで良かったのよね? 待ち合わせ場所」
返事の分かり切っている質問をしてみる。
「うん、そうだよ」
予想通りの答え。
543名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:59:45 ID:xI9MZRbu
 そして、『わぁっ――』驚きとも、感嘆ともとれるような声が聞こえてきた。

 こなたの右手には、私が贈ったプレゼント……蒼い石の装飾が施された
ブレスレットが乗せられていた。 あの時、店員さんに教えてもらった説明書で作った、
世界に一つだけのモノ。

「も、もしかしてこれ、かがみが作ったの?」
「ん、まあね。だいぶ手伝ってもらったりしたけど」
「なるほど、つかさに手伝ってもらったんだね。通りで出来が良すぎると……」
「……あんた、ひょっとして喧嘩売ってんのか!?」

 こなたの頭に、回避不能な位の速さでデコピンをお見舞いしてやった。

「いたたたた、冗談だよぉ。全く、告白オーケーの後で
 すぐこれじゃあ、先が思いやられるよ」
「悪かったわね、狂暴で……でもね、こなたのことが好きなのは本当よ。
 それに、今あげたブレスレットには特別な意味があるの」
「特別な……意味?」
544名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:01:45 ID:xI9MZRbu

 そして、少し離れた場所では、日下部と峰岸が話していた。
 どうやら、周りの状況を見る限りB組の生徒達はまだここには来ていないらしい。
 その間も、カメラのシャッター音は鳴り続け、何故か卒業生じゃないゆたかちゃん達
までレンズに次々と収められていく。と、次の瞬間に警備の人が出てきて――

「いやっ、ですから違うんですって! 今日は娘の卒業式で、それをこのカメラに
 収めようとしただけで……って、のわーー!」

 聞き慣れた悲鳴があがり、大きなカメラを抱えた中年の男性が両脇を警備員に
がっちりと固められながら拘束されていった。体育祭や文化祭でも目撃した、
もはやお馴染みになっていた光景に、私は思わず笑ってしまった。

(……こなたのおじさんも、相変わらずね)

 違う意味で涙を流しながら、ふと空を見上げてみる。
 輝く太陽と、白く塗られた月。それは、互いに離れた所から
私たちを見下ろしていた。加えて、戻した目線の先には、桜の木。
 枝の先には、大きな蕾。この蕾が開く頃には、私たちと入れ替わりに
入って来た一年生が、この桜を見るんだよね……。


545名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:01:58 ID:yxX7bIPC
546名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:06:26 ID:9aMgMGiW
>>545
なるほど…なるほど。
NHKで見た「かがみは俺の嫁」並みの衝撃だw
547名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:07:09 ID:xI9MZRbu

お母さんは私のそばまで来ると、そのまま何も言わず優しく私を包み込んでくれた。
久しぶりに感じる、人の温もり。
懐かしいお母さんの匂い。
それらを感じた瞬間、心の奥に隠れていた感情が一気に表に溢れ出た。
「……うぅぅ、ぐすっ、……」
涙が止まらない。
いつもの冷静な私からは考えられないほど、感情のコントロールが効かない。
そのまま私は子供のように泣きじゃくった。
お母さんは何も言わずに背中をさすってくれる。
その手の温もりが、凍てついた心を徐々に、徐々に溶かしてゆく。
体を包み込む温かさが、こんなにも安らぎを与えてくれる。
これまで感じていた頭の重さが嘘のように消えていった。

こんなに単純なことだったんだ。
一人で抱えているときは、もう治らないかと深刻に悩んでいた。
でも、こんなにも簡単なことだったんだ。
人と触れ合うだけで、こんなに心が癒されるなんて知らなかった。




548名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:13:27 ID:xI9MZRbu

神社に着いたのはいいけど、これからどうしよう。
ここまで来たんだから、かがみに会わない手はないのだけど……
でも、こんな朝から何の連絡もなしに会うのはやっぱり気が引ける。
そうだ、携帯……、しまった、忘れてきた。
いつもの習慣が災いしてしまった。
こんな朝早くから家のインターホンを鳴らすわけにもいかないし……
勢いで来てしまったけど、どうしよう。
それに会ってもなんて言えばいいのか分からない。
後先考えずに来てしまったことを、少し後悔した。

どこかで時間を潰そうかな。
そういや、いつもかがみの家の中ばっかりで、神社を歩くことは余りなかった。
普段見慣れている様子とは異なり、白く雪化粧された境内を見ながらふとそんなことを思った。
いつもなら何人か近所の人が参拝に訪れているんだろうけど、今日の大雪のためか誰もいない。
さっきのマラソンもそうだけど、さすがにこんな雪の日の朝早い時間帯に訪れようと思う人間は、私以外いなかったらしい。
まだ足跡の付けられていない雪の降り積もった境内の先にぽつんと立つ社殿が見える。
しばらく悩んだ後、とりあえず神社にお参りすることにした。

549名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:16:38 ID:OzFeA3MC
お決まりのアナウンスが流れる。
出鼻をくじかれ落ち込みそうになるも、これは想定内。
こなたが携帯を余り使わないのは知っている。
今度は直接こなたの家に電話をかけることにした。
プルルル、プルルル…………
何度かの呼び出し音の後、こなたのお父さんが電話に出た。
「はい、もしもし、泉ですが」
「あ、もしもし、朝早くからすいません。柊と申します」
「ああ、こなたの友達のかがみちゃんかい? 久しぶりだね」
「はい。さっきこなたの携帯に電話したんですけど、出なくて」
「こなたなら朝早くから出かけて行ったよ。相変わらず携帯を持っていくのを忘れたんだな」
「えっ、そうなんですか? じゃあ、何時ぐらいに帰ってくるか分かりますか?」
「ちょっと外に出かけただけだから、もうすぐ戻ってくると思うよ」
「そうですか……」
「会う約束でもしてたのかい? 戻ってきたらすぐ電話するように伝えておくよ」
「いえ、そういう訳じゃ。すいません、よろしくお願いします」
「なに、気にしないで。あと少し聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「はい、いいですけど?」
おじさんから質問ってなんだろ。
想定外の質問がきたらどうしよう。
「いや、こなたのことなんだが、最近学校で何かあったのかな?」
「何かと言いますと?」
「こなたが最近元気なかったもんでね。思わず気になって。まあ、気にしすぎなんだろうが」
「……」
550名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:29:39 ID:OzFeA3MC

「……ぐすっ」
気が付けば涙が流れていた。
これまでずっと一人で辛い思いを抱えてきた。
一人で解決できると思ってた。
でも……無理だった。

お母さんは私のそばまで来ると、そのまま何も言わず優しく私を包み込んでくれた。
久しぶりに感じる、人の温もり。
懐かしいお母さんの匂い。
それらを感じた瞬間、心の奥に隠れていた感情が一気に表に溢れ出た。
「……うぅぅ、ぐすっ、……」
涙が止まらない。
いつもの冷静な私からは考えられないほど、感情のコントロールが効かない。
そのまま私は子供のように泣きじゃくった。
お母さんは何も言わずに背中をさすってくれる。
その手の温もりが、凍てついた心を徐々に、徐々に溶かしてゆく。
体を包み込む温かさが、こんなにも安らぎを与えてくれる。
これまで感じていた頭の重さが嘘のように消えていった。

こんなに単純なことだったんだ。
一人で抱えているときは、もう治らないかと深刻に悩んでいた。
でも、こんなにも簡単なことだったんだ。
人と触れ合うだけで、こんなに心が癒されるなんて知らなかった。

551名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:38:47 ID:OzFeA3MC

「それにしても、遅いな、こなた」
「そんなに朝早く出て行ったんですか?」
「ああ、俺が起きたときにはもう外に出かける準備ができていたみたいなんだ」
「いつもそんなに早く起きてるんですか?」
「いや、いつもは昼まで寝てることが多い」
その言葉を聞き、不安が募る。
いつも休日前は遅くまで起きているんだろう。
なのに今日に限ってこんな朝早く起きて一人で外に出るなんておかしい。
「何の用事で出かけたんですか? 何か練習にでも行ったんですか?」
こなたは昔格闘技をやっていたと聞いたことがある。
もしかすると今でも続けてるんだろうか。
「いや、最近は習い事もしてないから、それはないと思う。ちょっと雪を見にとか言っていたが、何しにいったんだろうな」
「そうですか……」

こんな寒い中一体何しに行ったんだろう。
552名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:46:27 ID:xI9MZRbu

「たまには素直になったっていいんだよ。私だって、かがみと一緒のクラスになりたかったんだからさ」


「そう、なの…?」
「うん、だからやっぱり私も残念」
…意外だった。こなたが私にこんな優しい言葉をかけてくれるなんて。
そういえば、こいつは人のことを気にかけてくれるとこあるんだよなあ…たまにだけど…でも…

「元気出してよっ!かがみぃ〜」
まさか、こなたがなぐさめてくれるなんてね…
さっきまでガチガチになってた私の心がほんのり温まってきた。

そして、急な寂しさが襲って来て涙が込みあげてくる。



「かがみはさびしんぼだからね。私たちが一緒にいてあげるよ!」

553名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:48:42 ID:xI9MZRbu

「おぉ〜、柊似合ってんなぁ!すっげぇ!!」
「はいはい会場では静かにっ!じゃないとお姉さんが逮捕しっちゃうぞぉ〜っ♪」

 スタッフその他が何とかしてくれたお陰で、人ごみは歩ける程度に薄まったけれど、それでも
 かけられる声や売り子の皆さんの視線は止まらない。
 こなさが壊れ本(作者マジで自重してくれwwww)から究極VS至高の料理マンガ(でもどうして
 食材がこなさがなんだろう)、SOS団ネタ(でもなんか違う)にミートボール(状のガチャガチャ)が
 詰まった弁当箱や調理実習ネタ、バレンタイン妄想に数学の宿題に記憶喪失、etc, etc。
 糖分過多なものから暖かい友情エンド、果ては桐箪笥についての100ページ近くある論文まで、
 気付けば色々買ったり貰ったり萌えたり萌やされたりしていた。

「はぁ……」
 人波に巻かれながら、3時間近くかけて会場を周回し終えた頃には、もうぐったりだ。
 島巡りの途中、『ゆりみな本』を手にした緑髪の子が、眩暈を起こして桃色髪の小さな女の子に
 看病されてたり、見覚えのある誰かがバルサミコ酢について熱い談義をしていたりしたのを
 見た気がしたのも、多分気のせいだと思う。
 不慣れなイベントで、こんだけ振り回されたら、疲れて幻覚見えても不思議じゃない。

 でも、どうしてだろう。
 疲れるし汗臭いし、福沢諭吉や樋口一葉が行方不明になるしで、とにかくロクなことがなかった
 筈なのに……。

554名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:54:56 ID:xI9MZRbu

 建物の外に出てきた時には、いつの間にかとっぷり陽が暮れて、空に星が瞬き始めていた。
 あんなに沢山いた筈の人も、今ではもうまばらだ。

「終わっちゃって、寂しい?寂しい?」
「もう、そうやって勝手に決めないでよ」
 帰り道、私の顔を覗き込んでくるこなたから目を逸らしながら、必死に平静を装っていた。
 普段とは違う、いつもより素直にいちゃつけた二人がいた場所が終わる……
 その何とも言えない物悲しさを気付かれないように。

「んふふ〜っ、相変わらずツンデレさんだね」
「ツンデレツンデレ言わないでよ。もう会場の外なんだから」
 私が寂しいことも、ちょっとずつこなたとの共通項が増えていっていることも、全部お見通しで
 からかってくる。
 そんなこなたにムカついて、重くなった手提げを握り締める私に、

555名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:59:45 ID:xI9MZRbu

(せ、せまいとこに隠れちゃった…)
つかさはみゆきの背中にぺったりくっついて様子を見る。
(あ…つかささん、こ、こんなにくっついてるなんて…)

「あれ?こなた?」
「かがみが書いたの?あの手紙」
「え?ううん。私は机の中にここに来て下さいって書いてあったから」
「でも、誰もいないね」
「そうね…誰が呼んだのかしら?こんなとこまるでムードもないし、告白するような場所でもないわよね。イタズラだったのかな」
「おやおや、かがみん、男から呼び出されたと思ってたのカナ?」
「ち、違うわよ…」
「もう〜私というものがありながらぁ〜、浮気しないでよ、かがみ〜ん♪」
「く…くっつくな!でも、こんなとこ呼び出すなんておかしいからやっぱりイタズラみたいね」
「…そうだ!せっかくかがみに会ったんだからさ、これから私と一緒にゲマズとアニメイトと…いろいろ寄ってこ!」
「ええ!?またぁ?2日前さんざん私を振り回したってのに!」
「いいじゃ〜ん、何度でも行こうよ〜」
「も…もう、あんたは…」
556名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:00:44 ID:xI9MZRbu
                                      _, -――- 、_/^\
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         //⌒   /                  .| : {⌒ヽ  }了\∧-ヘ: │: :| :│
.        〈.::.{  __, ベ.ー-<               |/´   | | ト、_∧ノv }ハ∧: :| :│
         ,ゝ'´.::.::.::.::.::|.::.::.::.::`丶、             〈  /^7 |ノ/ {o「 V /  ∨ :│
        / :.::.::.::.(⌒ ⌒ヽ::.:: く ̄.  のわーっ!    .|ヽ __/  ,}  }o}  }ハ   | : : |
   {ヽ   ,'.:/.:(´⌒  ⌒  ⌒ヾヽ ハ.             }ー{_{〈  /  / /  ノ _ノ ..| : : |
   ∨\_ {('⌒ ; ⌒   ::⌒  )V }          厶 _ト、__/  / / /ー{    .| : : |
.   / / ∨(´     )    :: )∨          <___/  \厶ム/r―イ    | : : |
   ヽ_{   (´⌒;:    :⌒`):;  )∨.           // ヽ、_     /; |  │  │.:.:.|
     \. (⌒::   ::    ::⌒ )/ 三≡≡≡   ./ /     . : :  _:_:/ |│ │   | : : |
    /.:(    ゝ  ヾ 丶  ソ.く           .| |        ハ, |,ハ  l    |:.|: :|
   /:/.::./ヽ  ヾ  ノノ   ノ.::.::l  ..       ∧ |      ヽ: .   }| ∧  l  ノ∧│
                       こなかが(笑)
557名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:02:31 ID:xI9MZRbu

私の気持ちを知ってか知らずか、こなたは部屋の中に入ると、ツツツと私に寄って、上目使いに見上げてきた。
「だって、折角の晴れ姿だよ?やっぱりかがみに早く見て欲しくってさぁ」
バ、バカ……そんなこと言ったら、余計に照れちゃうじゃないの。
「あるぇ?かがみ照れてんの?ねぇ、照れてんの?」
そう言ってふっくらした頬を擦り付けてくるこなた。何か言い返そうと思ったが、図星なので何も出てこない。
「ふふっ、あ〜やっぱりかがみは可愛いねぇ。私、かがみを選んで正解だったヨ」
「もう……」
諦めて、こなたのされるがままになっている私。弱いなぁ、と思う。でも、まぁ、いいか。

そんな私達を横でニコニコと見つめていたつかさが口を開く。
「それにしても、今日からこなちゃんもお義姉ちゃんになるんだね〜」

それを聞いて、私から体を離したこなたが大きく頷く。
「その通り。こなたお義姉ちゃんでも、こなたお義姉様でも好きなように呼びたまへ〜」
「え?う〜ん、こなちゃんはやっぱりこなちゃん、かな」

558名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:10:06 ID:xI9MZRbu

だってさ。

だから今、体中に包帯を巻いてるんだって。大変だなあ。私も寝相には気をつけなきゃ。


それにしても…

付き合い始めてからでも、普段つかさやみゆきさんと一緒にいる時はそれほどドキドキしないのに…
なんでかがみと二人きりだとこんなに恥ずかしいんだろうね…

でも…

「ねえ、かがみ…手、つないでいい?」
「う…うん、いいわよ…」

559名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:12:15 ID:xI9MZRbu


「おまたせ」
かがみが教室から出て来た。

私が中に入ると、教室にはまだ誰も来ていないみたいで誰もいなかった。



よかった。


なぜか、教室には乱闘の跡があって、窓ガラスが数枚割れて風が吹きこんでいたけど、別に気になんないや。


「いつもよりちょっと早く来てよかったね!」
「そうね」
私は教室の時計を見ながら言った。


私とかがみは抱き合って、お互いの顔を見つめ合う。
「二人っきり…だね…」
「そうね…うふふっ」
「かがみって…近くで見ると……すっごくきれい…」
「…あっ…ありがと………こ、こなたも…可愛いわよ……とっても…」
「…かがみぃ…」

560名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:13:17 ID:xI9MZRbu

今。
一瞬、金髪の髪の女の先生がB組の教室の扉を開けて入ってきて、かがみがその先生に獣のように襲いかかり、
教室内で大乱闘の末、スーパーかがみん裏拳チョップで勝利し、どこからともなくロープを取り出して先生を縛り上げ、
暴れる先生を担いでそのまま教室のロッカーに無理やり閉じ込めた。



ように見えた。


気のせいじゃね?




「かがみ…もっとこうしていたいけど、そろそろ離れないと…誰か来ちゃうよ」
と言って私が教室にある時計を見ようとしたら…
「…大丈夫よ、ほら」
と言って、かがみがなぜか教室にあるでかい時計を手に持っていて私に見せてくれた。

561名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:14:00 ID:xI9MZRbu

「ねえ、かがみぃ…早くキスしようよぉ……」
「あ…ごめんね、こなた…」

「じゃあ…するわよ……」
「うん…」

私の心臓はすごいどきどきしてる。

かがみの顔が近づく……

そして………唇が触れ


ガラッ。
「ヴァry」


何も聞こえなかった。うん、何も。

562名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:14:41 ID:xI9MZRbu
「こなた…」
私の名前を呼んでくれる。とても優しく…愛を込めて。
私は、かがみが私の名前を呼んでもらう度に胸が疼いてしまう。
だって、私はかがみのことがほんとに、本当に…  大好き、だから。

…だから、私もかがみの名前を、精一杯の愛を込めて…呼ぶ。

「かがみぃ…」

「なあに…?」

「かがみ……………あのね、私…私っ……」




ガラッ。
その時、また教室の扉が開いて、「泉先輩ちわっす!ふおおおっっ!!!!!こなかがどぅふぉあぁっっ!!!」
と言い、鼻血を噴きながら、自ら窓ガラスに突っ込んでいき、校舎から落ちていく黒髪の後輩を見た。



見なかったことにした。

563名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:15:37 ID:xI9MZRbu
朝。
私は、いつもかがみ達と待ち合わせている駅に着く。
そして、愛しのウサちゃんにいつもの挨拶をした。
私とかがみは今、付き合っている。昨日、ファーストキスもした。

今日は二人だけで学校に向かう。

つかさは、今日は休みだってかがみから聞いた。
なんでも、『朝、起きたら体中ぼろぼろになってたんだよ〜。きっとベッドから落ちてこうなっちゃったんだねwえへへ』

だってさ。

だから今、体中に包帯を巻いてるんだって。大変だなあ。私も寝相には気をつけなきゃ。


それにしても…

564名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:17:04 ID:xI9MZRbu
「こなた…」
私の名前を呼んでくれる。とても優しく…愛を込めて。
私は、かがみが私の名前を呼んでもらう度に胸が疼いてしまう。
だって、私はかがみのことがほんとに、本当に…  大好き、だから。

…だから、私もかがみの名前を、精一杯の愛を込めて…呼ぶ。

「かがみぃ…」

「なあに…?」

「かがみ……………あのね、私…私っ……」




ガラッ。
その時、また教室の扉が開いて、「泉先輩ちわっす!ふおおおっっ!!!!!こなかがどぅふぉあぁっっ!!!」
565名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 21:45:45 ID:J563sjgN
>>545
ありがと !

なんと ! 朝日新聞にデカデカと「こなかが」と書かれたこなたとかがみが抱き合ってる絵馬の写真が載る
ご時勢になるとはww
願いが届いてこなかががくっついてくれるといいな
まあ、もうあの二人はくっついてるようなものだけどなw
566名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 22:16:23 ID:YU5mzgCA
>>545
こなかがwww
567名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 22:25:44 ID:vXe8BNr6
>>545
わかる者だけの苦しみwwwwww
568名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 22:54:15 ID:BeORaLCa
4コマ描いてた人は卒業していったのかね?
569名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 23:20:21 ID:1uAJc7+6
>>568
今もたまに投下されてるぞ
570名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 00:11:28 ID:sewrq5FN
でも、この前ので暫くリアルに専念って言ってたような。
落ち着いたらまた覗きたいって言ってたから、気長に待ってるつもり。
571名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 00:16:52 ID:a/tGgJRJ
そう言えば>>1はSS投稿スレへのリンクがあるけど
避難所スレへのリンクは無いな
572名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 00:21:38 ID:JnscQgD5
>>545
サンクス。But リンクが怖くて覗けない俺チキンw
要するに、情報を統合すると新聞一面にこなたとかがみの結婚記者会見が載ったと。
かがみ「式は、大分前に挙げてましたけど、やっぱり、ちゃんと皆様にご報告したくって
    ……ハイ、将来はこなたと2人で都内に一戸建てを持って、可愛い女の子を双子で授かって、白い猫を飼いながら幸せに暮らします」
573名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 02:17:51 ID:Hf36q+GM
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574名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 03:43:46 ID:HXShJ2+I
>>571
避難所本スレを立てる前にこのスレがタッチの差で立っちゃったからね。
次のテンプレには入るといいけど…
575名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:45:35 ID:CN6GG/IZ

翌朝、私は余りの寒さに目を覚ました。
窓を開けっ放しで寝てしまったのかと思い、早速確認のために起きだす。
気だるい気分はまだ続いていたけど、重たい頭を振り払い窓に近づく。
カーテン越しでも寒さが伝わってくるのが分かる。
その冷たさに本当に窓を開けたまま寝てしまったのかとため息をついた。
気だるい気分を振り払うように、一気にカーテンを引く。
「うわぁ……」
あたり一面の銀世界。
目の前に広がる光景に現実味が感じられず、しばらく見入ってしまった。
──あれ、どこかでみたような
さっきまで自分がここにいたような気分に襲われる。
──……夢?
そのまましばらく眺めていると、やがて現実の寒さが私を元の世界に立ち戻らせた。
寒さで思わず震えてしまう。
「窓はちゃんと閉まっていたようね」
ロックがかかっていることも確認する。
そのあたりは抜かりない。
そのままもう一度寝ようかと考えたが、寒さで目が覚めてしまったらしく眠れそうに無かった。
先ほどまで感じていた気だるさも消え、幾分冴えているようにも感じる。
しかたなくそのまま起きる事にした。
──今年は暖冬だって言ってたのに、まるでそのツケが今日一日に来たみたい
もう一度外の様子をうかがう。
昨夜中に雪が降り積もったらしく、今はもう止んでいる。
昔はもっと頻繁に雪が積もっていたような気もするけど、
温暖化の影響なのだろうか、近年これほど積もった記憶は無い。
澄んだ冷たさと静寂が外の世界を支配していた。


576名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:51:46 ID:CN6GG/IZ
★☆★

───…………
暗い、とても暗い闇の世界
凍てつくような寒さの中、雪の上に足跡が続いている
永遠に終わることのない暗闇の奥へと、その足跡は続いている
一人の少女がその小さな足跡を刻み続けている
絶望という名の闇へ向かって
少女は立ち止まり、こちらを振り返る
そこにあるのは悲しい笑顔
とても儚く、すぐにでも壊れてしまいそうな脆さを秘めて
とても悲しそうに笑っていた
私は届くはずのない手を少女に向けることしかできない
どこへ行こうというの
どうして私の元を離れていくの
そう尋ねても声が出ない
少女は最後に何か呟くと、そのまま闇に飲み込まれていった
余りに辛くて、その姿を見ないよう私はそのまま目を閉じた
                          …………───

577名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 07:59:16 ID:CN6GG/IZ
パソコンのディスプレイに目を移すと、電源が入ったままだ。
暗いディスプレイには、ひどい顔をした自分がぼんやりと映し出されていた。
──泣いた後、疲れて寝てしまったんだ
泣いたせいで幾分まぶたが腫れてるような気もするけど、昨日より気分はましになってる。
また暗い感情に支配されそうになる前に、気分を変えるためにもベッドから起き出した。
「うわ、さむっ!」
予想外の寒さにもう一度ベッドにもぐりこんでしまう。
「ううう……」
そのまましばらくベッドの中でブルブルと震えていたけど、
シーツの隙間から入ってくる冷たい空気に耐えられず、仕方なくベッドから出る。
「早く防寒具に身を包まないと、このまま凍え死んでしまう」
部屋の中で氷漬けにされた哀れな自分の姿を想像していると、
「駄目だ……早くなんとかしないと……」
変な想像をしている余裕はさすがに無い。
全身鳥肌でガクガク震えながら素早く着替えを終える。
ヒーターもオン。
しばらくしてようやく部屋の中が暖かくなった。
「ふう、一時はどうなることかと……」
ぶつぶつと呟きながらカーテン
578名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:21:05 ID:CN6GG/IZ

ドアが開く音に振り返ると、お父さんが起き出してきた。
「うう〜、さむっ、さむっ……ってあれ? こんな朝早くからどうしたんだ?」
「あ、お父さんおはよう。久しぶりに積もった雪を見にちょっと散歩に出ようと思って」
そういって玄関のドアを開け、外の様子を見せる。
手に触れたドアノブが冷たかったけど、仕方ない。
手袋はまた今度探そう。
「うわ、こりゃあすごい雪だな。何年ぶりだ、こんなに積もったのは」
「久しぶりだよね」
「しかし、こんな雪の中出歩いて大丈夫なのか? 滑って怪我でもしたら大変だぞ」
「心配しすぎだよ。私の運動神経知ってるでしょ?」
「まあ、確かに。大事な時期なんだから、くれぐれも怪我だけはせんように気をつけてな」
「うん、じゃあ行ってくる……よ!?」
元気良く出ていくと、玄関に積もった雪に足を滑らせそうになった。
「おいおい、ほんとに大丈夫か?」
「ハハハ、雪の上を歩くのは久しぶりだからね」
言葉とは逆の結果に、慌ててごまかした。
579名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:24:01 ID:451rM7Am
>>572
ちょwww  結婚式までいってないってw
まあ、こなたとかがみのラブラブな雰囲気の絵馬だったから当たらずとも遠からずって感じだけど
八百万の神々に、こなたとかがみがくっつくというお願いが届くといいね
580名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:27:41 ID:CN6GG/IZ
──あの上に飛び込んだら気持ちいいだろうな
小さい頃よく雪の上に飛び込んで人型を作っていたことを思い出した。
昔のように衝動的に雪の中に飛び込みたいという気持ちに駆られることは、
さすがにもうすぐ高校を卒業する年にもなれば無い………はず。
ただ、久々に積もった雪の中を散歩してみたい気分にはなった。
このまま家に居ても勉強に集中できそうにないし、今の自分にはネトゲも楽しく感じられない。
この薄暗い部屋に篭ってもやもやとした感情に支配されるより、寒くても外に出たほうがはるかにましだ。

軽く朝食をとった後、早速外に出る準備をした。
テレビを見ると、この冬一番の寒さとのことなので、防寒対策もしっかりとしなければ。
厚手のコートにマフラー、それにあと手袋と……あれ?
いつも着用していた手袋が見当たらない。
おかしいな……どこにいったんだろう?

581名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:30:05 ID:Hf36q+GM
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582名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:36:41 ID:CN6GG/IZ
またため息が出る。
もう何度ついたか覚えていない。
こんな風になった原因に思い当たりはある。
こなたと喧嘩をしてから。
いや、喧嘩というより振られてからか……
って、振られてって、まるで私が告白したみたいじゃない。
自分の思い込みに一人顔を赤らめながら、その人の顔を思い描く。
これまでもずっとそうやって思ってきた。
「こなた……」

あの日以来ずっと忘れようとしてきた。
受験勉強で忙しいというのは本当だった。
でも、それを言い訳にしてこなたのことを避けてきたのも事実。
こんなわがままな私とずっと一緒に居続けてくれた親友を、
私は自分勝手な気持ちで、自分が傷つきたくないという弱さから避け続けた。
「最悪だ、私……」
罪悪感に苛まれ、うなだれるしかなかった。

583名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:43:41 ID:CN6GG/IZ

踏みつけるたびになる音が耳に心地よい。

周囲の景色にも目を向けてみることにした。
いつも通り過ぎている大きな家の屋根は白く染まり、木の枝に積もった雪は枝をしならせている。
門の近くには誰が作ったんだろう、可愛らしい小さな雪だるまがこちらの様子を伺っていた。
まるで雪だるまに呼び寄せられているような気がして、近づいてみることに。
顔をよく見ると小さいながらも一生懸命作ったんだろう、目と鼻と口がきちんと取り付けられている。
位置を何度も修正した跡が見てとれた。
「へえ、ちゃんと作ってるんだ……でも」
しばらくそのまま顔を見つめていると、最初笑っているように見えた顔がどこか寂しさを押し隠しているように見えてくる。
その表情にドキッとした。
──何を悩んでるの?
「えっ?」
584名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:46:54 ID:pHIQuZ2x
貼るなら内容を読んで理解してからのほうがいいよ
585名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:52:18 ID:CN6GG/IZ
もう一度あたり一面を見渡す。
木に積もった雪がこぼれ落ち、小さな雪の山を作っている。
白い雪で覆われた庭を眺めながら、未だに雪の上を元気に走り回っていそうな少女のことを思い出した。
蒼い髪を揺らしながらどこか遠くへと駆けていく彼女を思い描いてみる。
小さな雪が舞い落ちる中、踊るように雪の上を駆けてゆく少女。
その小さな姿はどんどん遠くへと離れていく。
追いつこうとするも、速くて追いつけない。
不安に駆られ声をかけようとしたけど、声が出ない。
──待って
思いが通じたのか少女は立ち止まる。
ゆっくりとこちらを振り向く彼女の表情は、笑みを湛えていた。
壊れそうなほど儚い笑みを。
……えっ?
586名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 08:58:42 ID:CN6GG/IZ
「えっ?」
「もうすぐ、引っ越す予定なの。だから、あの子も友達と別れることになるから。記念にね」
思ってもみなかった言葉に、何も言い返せない。
今目の前で仲良く遊んでいる二人は、もうじき離ればなれになる。
その事実に胸が締め付けられる思いがした。
もし自分が友達と離ればなれにならなくなったら?
みゆきさんや、つかさ、それに……それにかがみとも会えなくなる。
最初は電話やメールでやり取りするも、直に疎遠になり、やがて連絡も取らなくなる。
そんな現実を想像し、悪寒が走った。

「とても仲良さそうなのに……」
今目の前に溢れている笑顔は、もうすぐ失われる。
その現実がとても悲しい。
「別れは辛いけど、二人離れてもずっと友達のままよ」
「でも、時間がたったらお互いのことなんて忘れてしまう……」

587名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:09:08 ID:CN6GG/IZ

「滑らないように気をつけてね」
「分かりました」
「それじゃあ……がんばってね」
その言葉に一瞬ドキッとした。
まるでこちらの考えを見透かされているよう。
でも、その励ましに胸が熱くなった。
「……はい、ほんとに……ありがとうございました」
慣れないやり取りだったけど、不思議と悪い気はしない。
恥ずかしさとほんの少しの甘えが織り混ざった気持ちになり、顔が赤くなった。
……私こんなキャラだったかな?
名残惜しかったけど、その場から立ち去ることにした。

588名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:23:05 ID:CN6GG/IZ

一人で電車に乗り込む。
コミケ前とは全然違う緊張が走る。去年は三人で行ったっけ。

必死で勉強したおかげか、思いのほか出来は良かった。
PS2やパソコンがなくても、できるんだ、私。

合格発表の日。私は受かっていた。

「おっす、こなた。どうだった?」

久しぶりに聞いた気がする、愛しい人の声。でもなぜか、沈んだ声。

私がしていたことは、かがみに大きな影響を与えていた。
私は結局、かがみの邪魔をしていた。

「……かがみは?」
589名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:32:21 ID:CN6GG/IZ
>>584
した上で憎悪を込めてやっている。
590名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:35:57 ID:CN6GG/IZ

それから私は勉強に集中するため、バイトに休職願いを出した。
バイト仲間のみんなは、温かく送り出してくれた。

写真も送った。私のことを忘れてほしくない。これもわがままかな?
でも、かがみのこれからの人生と少しでも関わっていたいから。
ふとこれを見たとき、こんなバカいたなーなんて、ちょっと笑ってくれればそれで十分。

恋人みたいな関係になりたい、なんて思っていない。思っちゃいけない。
結局、私にもヘタレ属性がついてたのかもね。
告白なんてできるはずもなく、別れだけが迫ってくる。
だからせめて、今を大切にしたい。どうせ会えなくなるなら、悔いが残らないように。

二人っきりになれば、手を繋いでみたり、ちょっと抱きついてみたり。
591名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:45:29 ID:i16BKC+p
>>589はこのスレに何か恨みでもあるのか?
592名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:46:10 ID:CN6GG/IZ

分かってる。人はいつか、別れなきゃいけないんだって。

「でもね、こなたがそうしてたら、かがみちゃんは心配するんじゃないのか?」

それでも、私はかがみといっしょにいたかった。

「親離れ、子離れってね。子どもの巣立ちってのは、寂しくて嬉しいものなんだよ」

かがみといっしょに、毎日同じ門をくぐりたかった。


「かがみちゃんに心配ばかりかけちゃ駄目だよ」

別れたくないっていうのは、私のわがまま?
593名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:48:48 ID:CN6GG/IZ

「………私もいっしょ、落ちたよ」
「ふーん、そっか。あんたも落ちちゃったんだ」
「うん…」
「そうだ!気晴らしにパーっと遊びに行こっか!」
「え?いいの?」
「大丈夫よ。一日くらい」

ホント、バカだね私。こんなウソ、すぐにバレるって分かってたのに。

久しぶりに来た秋葉原。私たちは自然に手を繋いでいた。
こうしてるとデートみたいだねって、バカみたいに微笑んでた私。

私たちは、つかの間の幸せを楽しんだ。


594名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:51:24 ID:CN6GG/IZ

一瞬その姿に目を奪われて、それから愕然とした。
かがみが、その手に持っているのは。

星の柄の付いた、あの便箋だった。

「あ……」
かがみが音に気づいて、私の方を向く。
目を見開く。
その瞳には、今まで私を見るときに宿していたのとは、違う光があって。
私は、そのかがみの瞳を見て、全部を悟った。
生まれて初めて、世界にヒビの入る音を、聞いた。

「ご、ごめん、こなたの鞄、ひっくり返しちゃって、片付けようと思ったんだけれど――」
かがみが慌てたように言う。そこまで聞けば十分だった。
私はかがみに突進していくと、その便箋をひったくるように奪い取った。
「こんなの冗談だから」
そして、そのくしゃくしゃの便箋を、さらにくしゃくしゃにして。
思い切りそれを千切った。
ビリビリに破いて、破いて、破いて、私はそれらを全部放り投げた。
紙吹雪の向こうに、かがみの驚いた顔が見える。
私は言った。

595名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 09:52:05 ID:6TCjpzg2
なぜ、こなかが嫌いなの?
596名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:01:49 ID:CN6GG/IZ

不意にかがみが、動いて。
私は体がびくっとなるのを抑えられなかった。
かがみは身をかがめると、私がびりびりに破いた便箋の一枚をひとつ拾い上げた。
そして、凛とした声で言った。

「これ、本当?」

かがみの声に、まるでしかられている子供みたいに、身動きが取れない。
でも黙ってるわけにはいかなくて、私は上履きのつま先を見ながら言った。
「嘘だよ」
「こなた」
かがみの声が体を通り抜ける。
「私の目を見て」
言われて、私は気づかれないように深呼吸すると、ゆっくりとかがみの方を向いた。
かがみは私の目をまっすぐ射抜くように見つめていた。
空みたいな瞳が、揺らぐことなく、私の全身を映していた。
目を逸らさずに、私を見てくれていた。
597名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:09:49 ID:CN6GG/IZ

はあはあ、と音が聞こえて、何の音だろう?と思ったら、自分の息の音だって気が付いた。
心臓がまるで耳元にあるみたいに、うるさく聞こえた。
それから、沈黙。
それはいつものかがみとの間に落ちる心地のいい優しい沈黙ではなくて。
ひたすら居心地の悪い、息が詰まるような沈黙だった。
野球部の金属バットの鳴る音が聞こえて、私は口を開いた。
「……どうして、いるのさ? 帰ってって言った、じゃん」
私のつっけんどんな物言いに、かがみは少し驚いたようだった。
少しだけ目を見開いて、それから目を伏せるようにして、左手を自分の髪に触れさせた。
「本……一冊返し忘れてて。それで、図書委員の子と話してて遅くなったから、こなたを待ってようと思ったのよ」
そしてまた、居心地の悪い沈黙。
かがみが待っててくれたのは、嬉しいのに。
私の胸の中はぐちゃぐちゃだった。
幼稚園の頃、自由帳にクレヨンで描いたようなぐちゃぐちゃの線が、胸の中にいっぱい広がっていた。

隠してようと思ったんだよ。
ずっと、黙ってようと思ったんだよ。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:11:45 ID:CN6GG/IZ
授業中窓の外を見ながら。電車やバスに乗って窓の外を見ながら。
寝る前に電気を消しちゃってから。
何度も何度も繰り返し再生して、かがみの綺麗な瞳と、シャンプーの匂いを思い出した。
(むー、こんなふうに悶々としちゃうなんて、私も若者の一人だったわけだね…)
そんなふうに自虐的に考えてみても、思考の渦は止まらない。
気がつくと、かがみのことばっかり考えちゃう。
そして、当のかがみはというと、それから変わった様子は無い。
たまに何かの拍子に顔が近づくと、ほんの少し――ほんの少しだけ恥ずかしそうにすることはあるけれど。
少なくとも私みたいに暇さえあればキスのことばっかり考えてる、なんていう状態ではなさそうだ。
(なんか、不公平だよね…)
やっぱりかがみにとっては、あのキスはそれほど、私ほどには、重要なことではないんだなあ、と思う。
(事故だもんね…)
だけれど、それって『望みがない』ってことみたいで、何だか、やるせない。
(望みって…)
私は起き上がった。暗い部屋の中、月の光が青く部屋を照らしてる。
虫の声が聞こえる。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:14:46 ID:V87yY4R9
>>584,591,595
これが噂のコピペ厨
問わずただスルーしろ

それすら嫌なら避難所スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/
600名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:15:31 ID:CN6GG/IZ
闇に慣れた目が少しだけ痛くて、何度か瞬きをして。
そして机に座って、普段は閉めっぱなしの引き出しを開けた。
そこには昔好きだったアニメの下敷きが重なっていて、その下を探っていくと。
記憶にあった場所に違わずに、それはあった。

小さな星の柄がついた、シンプルな便箋。
何に使うつもりで買ったんだか思い出せないけれど。
封筒を探してみたけれど、封筒だけは何かに使ってしまったらしく見当たらなかった。
しかし、まあ実際に誰かに出すわけじゃないんだし、いいか、と思って私は適当なペンを手に取ると、書き始めた。
『かがみへ』
少しは発散できるかな、と思って。
私は思うままにペンを走らせてみた。
王様の耳はロバの耳。そんな感じで。
しかし心の中のことを言葉にすることは意外と難しくて、あるいは恥ずかしくて。
だけれどその時の私は妙に真剣で、何度も何度も書き直したり、便箋をくしゃくしゃに丸めたりしながら、自分の言葉を捜した。
お父さんも書くときは、こんな気分なのかな?
溢れる気持ちの中で、それに一番ふさわしい言葉を捜す。
砂金の粒を探すみたいに。
沢に足をひたして、冷たい水の中に手を伸ばす。
たくさんの砂の中にはきらきらしたものが見える。
601名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:18:40 ID:CN6GG/IZ

それから考えた。
もしも、もしもだよ。
私がもし、かがみに好きって言うことが出来たなら――。
かがみのことが友達じゃなくって、大好きなんだよ、って言うことが出来たなら。
そして、それを聞いたかがみが、私の大好きな笑顔で。
大きな花が咲くみたいな笑顔で。
まっすぐ笑って。私に笑って。
『嬉しい』って言ってくれたら。
どんなに。
どんなに嬉しいだろう。
それを想像すると、とても幸せな気持ちになった。
広い草原に、青い空が広がって、気持ちのいい風が吹いていくみたいに。
602名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:24:31 ID:CN6GG/IZ
変な格好で寝たから背中が固まっていて、その痛みに私は思わず悲鳴をあげる。
「あだだだ…!」
私が椅子の上でのたうってると、ゆーちゃんが慌てたように駆け寄ってきた。
「ご、ごめんね、お姉ちゃん、全然起きてこないから…」
「ん、んにゃ……ゆーちゃんは謝らなくていいんだヨ」
言われて時計を仰ぐ。私はまた悲鳴を上げた。
「んげっ、もうこんな時間!?」
慌てて、机から立ち上がった。早く着替えないと、遅刻しちゃう。
私は大急ぎで寝間着を脱ぎ始めた。
ゆーちゃんはもう制服姿である。ウウ、今日は朝ごはんお預けかな。
「勉強してたの?」
机を見てゆーちゃんが言う。やば、出しっぱなし。
「あー、うん、まーそんなトコ、かな?」
私は慌ててそれを手にとって二つ折りにすると、とりあえず鞄の中に突っ込んだ。


603名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:31:12 ID:CN6GG/IZ
散々悩んで書いてこれか、としか言いようがなかった。
寝不足の頭でも、それが陳腐でひどい代物であるかはわかった。
汚い字で短い、つまらない言葉が書いてあるだけ。
鞄の中に適当に突っ込んだ所為で、しわくちゃになっていて、余計にみすぼらしく見える。
それは悲惨なラブレターだった。
それが、夜中じゅう捜し求めた私の言葉の姿だった。
先生の板書の音がリズミカルに響く。
じっとりと暑い教室に、開け放った窓から九月の風が滑り込んできて私の前髪を揺らした。
鼻先には摘み上げた、便箋。
そこにはしわくちゃになった、私の気持ち。
(まぁ、こんなものなのかもネ)
604名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 10:37:54 ID:CN6GG/IZ
六畳ほどのその部屋は、通路にまでものが溢れかえっていた。
私と黒い先生は背中合わせになりながら、ダンボールに入ったファイルや本を棚につめている。
特別話もせずに、もくもくと片付けていたんだけれど、不意に黒井先生が言った。
「泉、今日、どないしたんや〜」
私はちょっとぼんやりしていたので、「ええ?」と聞き返してしまった。
手から資料が落ちそうになるのをすんでの所で空中で受け止める。
「っと……なんです?」
「お前、今日ちょっと変やろ。昨日はログインしてこんかったし」
狭い社会科資料室の中で、地球儀や大きな地図をよけながら、先生が私を振り返った。
「ネトゲ以外でお前が眠そうにしとる理由が見つからんわ」
イタズラっぽい八重歯を見せて、先生が笑う。
それに私はちょっと口を尖らせた。
「……あるでしょー? ベンキョーしてたとか」
「あはは、担任のうちが言うのも難やけど、無いわ」
言い切られた。
605名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 11:20:33 ID:cCkYyaK9
>>572
白い犬じゃなくて猫なのかw

猫といや、散々言われてるけどこなたは本当に猫っぽいと思う。性格とか仕草とか役割とか。
猫耳と尻尾生やして本物の猫と仲良くじゃれあったり一緒に寝てたりしたら和むだろうなぁ。
こなたって動物にもモテそうだし、特に小動物系。
606名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 11:23:26 ID:5gVMWUUL
うとうとしてるこなたの頭に物怖じしないスズメが止まって、
それを見ていたかがみが悶絶するわけですね。
わかります。
607名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 11:51:13 ID:T8RiFtd2

あれから2年。かがみと同居を始めてから2年。かがみ、つかさやみゆきさんと親友になって。
たくさん、大切なモノができて、たくさん、大切なモノを知ることが出来た。

「しかし、ゆーちゃん、よく一人暮らしする気になったね。」
「陵桜に行くには丁度いいし、それにお姉ちゃんや、先輩方もいて安心かなって思ったの。」

そして、3年目。3回目の春には従姉妹のゆーちゃんが隣に引っ越してきて。
景色が春、夏、秋、冬と目まぐるしく変わるように、普通じゃない事が、普通になってゆく。
でも、それが私には嬉しくて、幸せで。かがみや、皆と、普通でいられるのが幸福で。

「ゆたかちゃんは、こなちゃんの事、お姉ちゃんって呼んでるんだ?」
「はい。昔からこなたお姉ちゃんにはいっぱい面倒を見てもらっていたので、つい癖で。」
「いいんだよ、ゆーちゃん。どんどんお姉ちゃんと呼び給へ。その方が萌えるしね。」
「も、萌え・・・?」
608名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 11:57:21 ID:T8RiFtd2

「聞いてたよ!もちろん聞いてたよ!」
「じゃ、何て言った?」
「んとね・・・べ、別にこなたと一緒に掃除したいわけじゃないんだからね!って言ったよね?」
「ちょっと待て!突っ込み所満載なのだが?」
「え、違うの?」
「違うわっ!」

なんていうやりとりだって日常茶飯事。太陽が登って沈むまでに、二桁はするやりとり。
いつも隣には紫陽花、太陽の光、春の心地。いい匂いで、温かくて、眠くなるような。
ここが私の居場所。私の特等席。気が付いたら、いつもいる場所。ネコのお昼寝する日向。

「あのね、大家さんが、1室開いたから、もしよかったら同居、止めてもいいよ?だってさ。」
「え?」

そんな日向が、ビルで無くなってしまう。不思議とそう感じてしまった。


609名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 12:23:08 ID:T8RiFtd2

「やっぱりツンデレかがみは萌えるー!」

ここだけ素直です。そう言いながらかがみに抱きつく。ちょっとした高揚感。

「だー!抱きつくの止めろ!そしてさりげなく胸を触るなっ!」
「お姉ちゃん、ここちょっと分からないんだけど・・・」
「え?」

ふとドアの方を見ると紅のツインテール。可愛らしい我が妹の姿。どことなく顔が赤い。

「す、すみません!宿題聞こうかと思って来たんですが・・・お二人がそんな関係だったとは知らなくて・・・」

そんな関係。私がかがみを抱き締めて。かがみは照れてるのか分からないけれど、頬は相変わらず夕陽。

610名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 12:30:50 ID:T8RiFtd2

初めてかがみと会った日、丁度2年前もこんな会話をしたな。あの時私は、どうしたっけ。

「え?私?」
「だ、だって・・・私、料理とか、結構こなたに迷惑かけてるし・・・それに、2年前、無理矢理、こなたに同居させちゅったしさ・・・」

あ、思い出した。かがみに、どうしたいって聞かれたとき、私は。
『柊さんはどうしたいんですか?』
そう、口にした。私は私の意志を述べなかった。

「あ、勘違いしないでよ?私、こなたと同居するの嫌じゃない・・・むしろ、その・・・」

恥ずかしい?照れてる?よく分からないけど、かがみの頬っぺたは夕陽のよう。
2年前は意志がなかった。きっと無だった。でも今は違う。はっきりとした有。なんだか気恥ずかしいけどね。

611名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 12:33:58 ID:T8RiFtd2

私はそうぶつぶつ文句を言ってみせる。でも本心は違う。ただこんな単純なやりとりがしたかっただけ。
なんでだろうね。2年前はこんなこと微塵も思わなかったのに。こんな風にかがみを見れるなんて思っていなかったのに。

「・・た!こなたってば!」
「うぉっ!え、あ、はい?何、かがみ?」
「・・・あんた人の話、聞いてなかったでしょ?」

はい、正直聞いてませんでした。でもそんなつまらない事は言いたくない。だから本日の日課を。

「聞いてたよ!もちろん聞いてたよ!」
「じゃ、何て言った?」
612名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 12:43:03 ID:T8RiFtd2


「ゆたかちゃんは、こなちゃんの事、お姉ちゃんって呼んでるんだ?」
「はい。昔からこなたお姉ちゃんにはいっぱい面倒を見てもらっていたので、つい癖で。」
「いいんだよ、ゆーちゃん。どんどんお姉ちゃんと呼び給へ。その方が萌えるしね。」
「も、萌え・・・?」
「こなた・・・あんたお姉ちゃんなんだから、お姉ちゃんらしい言動をしなさいよ?」
「うっ!?かがみん、痛いところを・・・」

新たな隣人ゆーちゃんを私達の家、『幸福荘』に迎え、また始まる。

「さ、こなたの事は置いといてゆたかちゃんの歓迎会を始めましょ!」
「かがみ、ひどっ・・・ゆーちゃん!
「ゆたかちゃん!」
「よーこそ、幸福荘へ!」

613名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 12:47:13 ID:T8RiFtd2

私はそうぶつぶつ文句を言ってみせる。でも本心は違う。ただこんな単純なやりとりがしたかっただけ。
なんでだろうね。2年前はこんなこと微塵も思わなかったのに。こんな風にかがみを見れるなんて思っていなかったのに。

「・・た!こなたってば!」
「うぉっ!え、あ、はい?何、かがみ?」
「・・・あんた人の話、聞いてなかったでしょ?」

はい、正直聞いてませんでした。でもそんなつまらない事は言いたくない。だから本日の日課を。

「聞いてたよ!もちろん聞いてたよ!」
「じゃ、何て言った?」
「んとね・・・べ、別にこなたと一緒に掃除したいわけじゃないんだからね!って言ったよね?」
「ちょっと待て!突っ込み所満載なのだが?」
「え、違うの?」
614名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 13:00:27 ID:aSgVk8/R
丸いクッションとか部屋に置いておくと
その上でこなたが眠ります
615名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 13:20:45 ID:451rM7Am
>>614
まるっきりネコじゃねーかwww

かがみが正座すると、こなたがかがみの膝を枕にしてお昼寝を始めます
616名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 13:24:42 ID:5gVMWUUL
香箱作ってるこなたを想像した

ネコの香箱 → ttp://img03.ti-da.net/usr/fukumen/0707194.jpg
617名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 14:33:34 ID:qEIOkl3u
最近SS投稿されないね
618名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 14:37:00 ID:8BsXoEvj
                                    -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
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619名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 15:42:00 ID:VX1uR5E/
こっちだと混ざってしまうんで
最近はみんな避難所に張られてるな
620名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 17:38:10 ID:ONvmFuDJ
>>228には未記載だった某壁が今回も出してくれるようだ
湯呑みの元ネタがよく分からんが、また楽しみが一つ増えたわい
621名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 18:26:00 ID:451rM7Am
>>616
スレ違い画像だけどテラカワユスw
こなたは確かにネコっぽいイメージがあるな

>>617
避難所知ってる? もっぱらあっちに投下されてるよ
作品は避難所で、雑談は2ちゃんでって感じかな、今は

>>620
ヒ、ヒントでもいいから教えて欲しい・・・
もし三日目なら行けそうなんだ・・・
622名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 18:37:35 ID:Kk+MekYs
>>616
カーテンの所に有る顔の様に見えるのは?

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
623名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 19:34:46 ID:EgZPh0eW
>>621
分からんか?
まだまだ貴公も「あまぁ〜い」な
624名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 19:38:46 ID:Pq1GY8Bi
ついに食べちゃうのか
625名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 20:42:27 ID:5gVMWUUL
>>623

おお、3巻出るのか。
メロン行くといつまでも山積みしてあったから、ちと心配してたんだが。
626名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 21:50:03 ID:451rM7Am
>>623
その一言でわかったww
そっか、あのサークルまたこなかが本出してくれるんだ

夏コミでこなかが本、色々なサークルがいっぱい出してくれるみたいだし、熱さにめげずに行くぞー !
627名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 23:21:52 ID:DAmiyY9j
避難所にSS来てるのかw
見てないから全然気づかなかった
628名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 08:20:21 ID:dUGe+368
>>620
>某壁が今回も出してくれるようだ
もう書かないかと思っていたからビックなニュースだよ。
あそこの書くこなかがは二人の距離感がむずむずして超萌える!

>湯呑みの元ネタ
ドラマCDも同じフロンティアネタだし、タイトルのOVA語源ネタといい、
ここまでシンクロするとは中の人は京アニ関係者か(笑)
629名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 10:22:42 ID:ULy01kd1
>>622
ほんとだ、顔がwwww
630名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 13:48:39 ID:YsDq7XKy
631名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 14:26:01 ID:+nUuPye7
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632名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 15:52:26 ID:iYaH7SW4
直リンすんなクズ
633名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 16:07:09 ID:VAmfus+M
>>630
あーこれpixivで見たわw
634名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 16:39:21 ID:dZPW/RWj
本当にその作者が好きなら、たとえ礼儀無視の甜菜でも、画像アプロダに別にアップして
そこのURLを張るのが最低限の礼儀なんだけどな。特に荒らしの常駐するような所の場合

画像URLをh抜けば直リンじゃ無いとか問題ないとか勘違いしている人が多いんだけど
635名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 19:51:00 ID:cXUd8v+N
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636名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:17:47 ID:TRxrU0s5
「何がよ」
自分でも素直になれない性格なのは分かっているが、ひねくれているとは初めて言われた。
まあ、こんないい天気の日にあえて外出しない辺り、そうなのだろうけれど。
「こんないい天気に部屋に閉じこもって本読んでるなんてさ」
ツンデレなのは私に対してだけで十分だよ、と付けたし一言。
……ツンデレの用途として、それは正しいのか?
そんな疑問と、思考が被った事が気恥ずかしくて、少し強引に話題を逸らそうとする。
「いいじゃない。もし私が外に出てたらどうする気だったのよ」
そう、今家族は出払っていて私しか居ないのだ。
何の連絡も無かったし、私が居ない可能性だってあっただろう。
「ずっと待ってたかなー」
「そこまでするか」
呆れながら言葉を放つ。
「私はものすっごくかがみに会いたかったのだよ」
「そうですか」
637名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:23:54 ID:TRxrU0s5
沈黙が、痛い。
たった数分なのだが、私の顔は真っ赤に染まったままだし、本にも集中出来ない。
こなたから顔を隠すように、掲げてある本を支えている腕も疲れてきた。
「やっぱこんな状況で読めるか!」
ついに根負けして体を起こす――が、また阻まれる。
「あー、もう本読む気分じゃないし。他の事しない?」
「私はもう少しこのままでいたいのだよ」
正直恥ずかしいのだけれど……さっきまでの事を根に持たれているのだろうか。
「なんでよ」
言葉に詰まったように停止。数秒してから「なんでも」と答えた。
「……起きよう」
「わ、待って! 分かったよ! 言うから!」
強引に体を持ち上げようとすると観念したように叫ぶ。
「怒らない? 笑わない? 引かない?」
「内容にもよるわよ」
ここまで悩むこなたも珍しい。一体どんな理由があるのやら。
言いにくそうに数秒迷った後、口を開く。
「えっとね、私は、かがみが、好き、です」
「……………………はい?」
ぶつ切りで、しかも段々声が小さくなっていくので聞き取りずらかったのだけれど。
私を、好き? こなたが?
638名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:30:51 ID:TRxrU0s5
「……かがみは、いいの?」
「さっき言ったみたいに悪い気はしないし、分からないんだからいいのよ」
「で、でも……」
いつもからは想像できない縋り付くような顔と声。
告白までしてきたのに何でそんな後ろ向きなんだろう。
私はいいと言ってるのにな。
つい、ため息を吐いてしまう。
「……そんなに心配なら、本気で私を惚れさせてみなさいよ」
ほぼ不意打ちのようなセリフにきょとんと目を丸くして。
「そんなの、ずるいよ」
なんて、頬を真っ赤に染め上げながらもいつもの笑顔を見せてくれる。
「ね、かがみ。ちょっと目閉じて」
言われた通りに目を閉じる。
実は未だにひざ枕されたままだったので、こなたが動いているのが分かった。
息が額にかかるほど近くで、ゆっくりと囁かれる。

639名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:36:54 ID:TRxrU0s5
「そうですか」
「……そうなのです」
そこで一旦会話が止まり、こなたの顔を覗いてみた。
なんだか複雑そうな表情を浮かべている。
「どうしたの?」
「……かがみ、何か冷たい」
「今日は一日ラノベ読み耽ろうと思った頃にあんたが来たからね」
本に視線を戻し、頭の中がラノベ一色になっちゃってるのよ、と付け足す。
「そりゃさ、邪魔されたら腹立つのも分かるけど……」
困ったように漏らしている声。顔は見ていないので分からない。
「怒ってはいないわよ? ただ今は本以外の事になかなか集中出来なくてね」
あくまでも本から目を逸らさずに返答。
「……そっか、私も目に入らない訳かぁ」
は? と声を上げた頃にはもう目の前にこなたは居なかった。
どこ行ったのだろう、と部屋を見渡そうとすると、後ろ向きに倒される。
倒した犯人は一人しか思い浮かばない。
640名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:43:11 ID:TRxrU0s5

私を咎めもせず、寧ろ納得して受け入れてくれた二人。更に協力までしてもらえるなんて…持つべきものは友達だと痛感した。

そんな優しさに触れ心が落ち着いた私は、先程と違って明るく、他愛の無い話を始めた。授業の話や、最近流行りの臭いものの話。
あ、それと…

「そういえば、つかさ達はさっきまで何処に行ってたの?トイレか?」
「あ…う、うん。そうだよー」
「…?」

その話に切り替わった途端、つかさの表情が変わった。私にはそれが何を意味しているか全く分からず、そのままオロオロしたつかさの顔を見つめていた。

「コホン…かがみさん」
「ん?」
641名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:45:15 ID:TRxrU0s5

「先生か誰かが預かってるのかな?」

屋上をウロウロと徘徊しながら、独り言を呟く。
でもやっぱり、何処にもお弁当箱は無かった。

「…もう明日でいいや」

意外にも呆気無く諦めた私は、教室へ荷物を取りに戻り、一人寂しく通学路を家に向けて歩き出す。

「これなら二人と一緒に帰れば良かったな…」

自分勝手な不満を漏らしながら、ゆっくりと歩く。
そんな私の横で、子供の騒ぐような声が聞こえた。
視線を送ると小さな公園が目に入った。公園の周りには草木が多く、なんだか河川敷みたいな雰囲気も否めない。

何も考えず、フラフラとその中に入ってみると、ブランコや滑り台で数人の子供が遊んでいた。
その姿に目をやりながら、傍にあったベンチに座る。

642名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:47:22 ID:TRxrU0s5

「一つお話しておきます」「な、何よ?」
「泉さんは…自分の言ったことに後悔されています。今日のことに関して、かがみさんだけが気に病まれているワケではないかと」

終わったハズの話題が、意外にもすぐ掘り返された。というか、何を根拠にいきなりこんなことを言うんだろう?みゆきは泉さんの何を知っているのか?

「どうして…そう言い切れるの?」
「はい……勘ですね」
「か、勘って…」

女の勘は鋭いって聞くけど、この時だけはそんな言葉を信じられなかった。みゆきはきっと、何か確信を持っている。

「…まぁいいわ。あまり深くは聞かない」
「そうですか、ありがとうございます」

そう言うとみゆきはつかさと目を合わせて苦笑していた。やっぱり何かあるのか…この二人、何だか侮れないわね。
そうこうしていると、昼休み終了のチャイムが聞こえた。私は二人に一礼し、急いで自分のクラスへと向かった。


643名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 20:52:09 ID:TRxrU0s5

ベンチの後ろにある草むらから小さな音が聞こえる。振り返ってみると、そこから一匹の黒猫出て来て、私のもとへ寄って来た。

「あなたも一人なの?」

私の言葉に返すように小さく口を開けて鳴いてみせる。本当はタイミング良く鳴いただけだろうけど、私にはそれがこの子からの返事に思えた。

「そっかぁ…」

その小さな頭をそっと撫でると、気持ち良さそうに喉を鳴らしている。
猫は気まぐれって言うけど、本当はこんなにも人懐こいんだね…。

もしかしたら、泉さんも…。

猫に例えるなんて失礼かもしれないけど、彼女と猫は似ているような気がしてやまない。それなら、いつかは私に…。

「あっ…」

644名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 21:01:27 ID:TRxrU0s5
「かがみはかがみなの?」
「どういう意味よ、また何かのネタなの?」
「ううん、そうじゃないけど、私にとってかがみはかがみだけだから…(ばふっ)」
「ちょ…ちょっと、こなた!どうしたのよ?」
「ん、(すぅ〜)」
「ちょっとこなた、そんなところに抱きつかないで!
そんなところで息しないで」
「よかった、かがみだ」
「くすぐったいってば、こなた」
「おねがい、かがみが間違いなくかがみだと安心させて」
「いいわ、ふざけてるんじゃないのね…」
「うん…とっても怖かったんだよ」
「いいわ、理由なんて訊かない、落ち着くまでそうしてなさい」
「ん、ありがとうかがみ…すぅ───」

……
645名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 21:02:49 ID:TRxrU0s5
「かがみはかがみなの?」
「どういう意味よ、また何かのネタなの?」
「ううん、そうじゃないけど、私にとってかがみはかがみだけだから…(ばふっ)」
「ちょ…ちょっと、こなた!どうしたのよ?」
「ん、(すぅ〜)」
「ちょっとこなた、そんなところに抱きつかないで!
そんなところで息しないで」
「よかった、かがみだ」
「くすぐったいってば、こなた」
「おねがい、かがみが間違いなくかがみだと安心させて」
「いいわ、ふざけてるんじゃないのね…」
「うん…とっても怖かったんだよ」
「いいわ、理由なんて訊かない、落ち着くまでそうしてなさい」
「ん、ありがとうかがみ…すぅ───」

……
646名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 21:05:21 ID:TRxrU0s5
「それじゃ、今日も頑張ろっか」
かがみは明るく言った。
けれど、私は言葉を返さなかった。……返せなかった。
「こなた?」
「かがみ……もう、無理……だよ」
私は、ポツリと言葉を零した。
「ど、どうしたのよ、突然」
かがみの言葉に、私の内に溜まっていた感情が溢れ出る。
「かがみに付きっきりで、ほとんど毎日教えてもらって……外が真っ暗になるまで頑張って……。
家に帰ってからも、今までネトゲとかアニメに使ってた時間も勉強し続けて……。
それなのに全然変わってないんだよ……!?やっぱり私には無理なんだよ!!」
かがみは悪くない。
むしろ、かがみの勉強を邪魔してしまってる分迷惑をかけてる。
頭では分かってるんだけど……。
それでも、私は自分の不甲斐なさをかがみに八つ当たりしていた。
そんな自分に対しても、自己嫌悪してしまっていた。
647名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 21:13:18 ID:v+adtYnI
一人で荒らしなんかしててもいいこと無いだろうに…
別のところで、話が合う他の誰かと話でもしているほうが楽しいだろ。
悪いこと言わんからそうしな。
648名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 21:22:31 ID:mkBp86Wc
まとめからランダムで取って来て投稿するスクリプトじゃないかと思うよ。
こんなこと人手でやってたら頭おかしくなりそうだ。

たまに、これを見て昔の作品読み返しに行ってたりする…
649名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 22:06:29 ID:VAmfus+M
まあ避難所あるし、ここを荒らしたってて全く無意味なんだけどね
夏コミのらき☆すた関連の同人誌の発行数見れば、いかにこなかががらき☆すた好きの人たちに深く浸透してるか
わかる
650名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 22:31:41 ID:cXUd8v+N
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651名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 00:10:23 ID:Mo1YMS5Q
>>630
ここ、この間はweb拍手にリンク貼られてたなぁ……
652名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 03:15:13 ID:5KJFnphn
実際このスレ以外でらき☆すた百合がタブーとされてるのって2ch位なんだよね。
双葉の二次裏等では比較的受け入れられているし、アンチもそんなに多くない。
同人でもこなかが率は多いしね。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 03:35:52 ID:CPK2SVpZ
双葉は百合に限らず何でもOKな風潮
百合ってどうしてもアンチは付き物だし特にらき☆すたは百合作品じゃないからな
そこを踏まえての住み分け、譲り合いの精神が大事だと思うよ。
654名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 07:58:48 ID:Z0N4ldM2
アンチはスレの空気を悪くするのが楽しいキチガイだから、
そういう説得は通用しないんだよなあ……
相手しないのが吉なんだが、こいつはタチが悪すぎる。

攻性防壁仕掛けてくれよ運営
655名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 14:38:05 ID:SgxUMcQh
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656名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 15:20:34 ID:vWWFEfcc
まあどんなことがあっても、自分はこれからもずっとこなかがを支持して愛し続けるよ
生まれて初めてなんだ、こんなに熱烈に支持したくなったカップルは
657名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 15:27:05 ID:ME1pAU5I
荒らしとかIDをクリックするだけで纏めて一瞬で消えるのにな
ID変えたらまたクリックするだけでいいから手間でもない
2,3秒で始末できるのを知らずに無駄に時間を浪費してるのを想像するとニヤニヤする
658名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 17:58:47 ID:sTvsClS4
>>656
>生まれて初めてなんだ、こんなに熱烈に支持したくなったカップルは
狂おしいほど同意。
これまでもいいなと思うキャラはいたけど、ほとんど3ヶ月ともたない内に熱が冷めた。
こなかがほど好きになって、熱の冷めないキャラはいなかったよ。
これまで文章書いたことのない俺にSSを書かせたぐらいだ。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 19:07:55 ID:EaIpUhHS
では書くのだ。
そのお前の、ありったけの想いをこめて。
このスレは、そんなこなかが魂にあふれた人を歓迎します。
660名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 19:18:22 ID:7BApmaS5
>>648
>たまに、これを見て昔の作品読み返しに行ってたりする…
あれ、俺が居るww
661名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 19:23:37 ID:DqT2Ug7h
あるあるwww
自分の作品が投下された瞬間に出くわした時は笑ったなあ
662名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 20:52:02 ID:vWWFEfcc
みんな強いなw
そんなおまえらが大好きだw
663名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 21:02:13 ID:vWWFEfcc
連投すまない
今月のメガミマガジン早売りゲットした人いる?
今月で創刊100号記念らしいんだが、ピンナップでまたこなかがやらかしてくれてないかな?
うん、実はメガミのこなかがピンナップがあるかどうかが月末の楽しみになってしまったんだw

でも報告がないということは、こなかがピンナップ今月号は無かったのかな・・・期待してたんだが
664名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 21:06:42 ID:Xz0dL5zY
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666naniw:2008/07/29(火) 22:21:40 ID:fR1exJES
SS書きとして少し着てないうちにすごいスレが進行していた。びっくり
一応北海道にもリアル夏休みが来たのでSS書いてきましたが・・
2レスってSSなのか?と疑問が・・・とりあえず投下おk?
667naniw:2008/07/29(火) 22:32:54 ID:fR1exJES
返事が無いので久しぶりに投下です
夏ですね。暑いですね。
夏といえば海なのでなんとなく無人島へ行かせてみました。
設定としては『問い』とか『答え』のあとということにしておいてください
あれの設定は春ということに(ry
それでは楽しんでくれれば幸いというか
どちらかといえば唯の予告編です本当に(ry

「こなたとかがみの無人島生活0日目」Aパートかがみ(2スレ+1あとがき消費)
668名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 22:33:26 ID:vWWFEfcc
>>666
いいけど投下は最近避難所で行うのが慣例になってきてるから避難所のほうがいいかもしれない
669名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 22:34:20 ID:7RoTrmQj
聞く暇があるなら投下するんだ
670naniw:2008/07/29(火) 22:35:04 ID:fR1exJES
>>668
おっと、そういえばそんなこともありましたね
ありがとうございます。
じゃあ避難所いってきます
671名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/29(火) 22:37:17 ID:Xz0dL5zY
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674naniw:2008/07/29(火) 22:44:12 ID:fR1exJES
投下してきました↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/539-542
早速Bルートこなた書いてきます。
675名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 01:34:08 ID:GXdlslDi
676名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 05:58:45 ID:R96pzDNv
こなたは俺らと違ってモノホンを
持ってるからなあ
677名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 08:31:00 ID:e1tGYEUd
すでに何回か言われてるけど非公式で騒がれてる百合ねたを無理矢理公式化しようとしたのがすべての原因でしょ

エロゲ風に自分の擬似恋愛を想像するには目無し顔無し野郎が必要だけど、らきすたは男キャラがいないので
重度のオタという自分の性格に近しい存在のこなたを自分の成りすましキャラに仕立てて、百合という形でかがみに
いたずらしてオナニー三昧
これがこなかが百合厨の本当の姿

もちろんそんな設定は非公式なんだから個々人で楽しんでいれば十分だったのに、角川編集部にこなかが信者が
混ざっているのかこなたとかがみのワンツーフィニッシュ人気を百合と勘違いしたのかしらんけど、需要あると勝手に
みなしてアンソロや付録ピンナップで堂々とやり始めた
これがこなかががだんだん嫌われるようになった理由

ついでに
かがつかやゆたみなだって百合っぽいピンナップとかあるのになんでそっちは叩かれないんだよって不満を
垂れてる人がいるけど、それは他の百合カプ厨はこなかが百合厨みたいに公式化を強要しないからだよ

立場をわきまえずにこなかが最高とか公式として認めろとか言ってる基地害さんがこなかが厨には多すぎ
身から出た錆なんだから他カプに八つ当たりする前に自浄作用をがんばらないとね
678名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 08:41:13 ID:HXo3CeyU
んで?
679名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 08:58:50 ID:qVkQwNs0
>>675
名前までパクりとなったら
訴えたら勝てるよねこれ
680名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 09:06:40 ID:V/ARfR2E
少し下世話な話だけどこなたってあんまり自慰とかしなさそうだ。
エロゲとかギャルゲの話をするけど、どうも性欲が薄いタイプのように思えるんだよね。
手を繋いだり軽くキスしたりして仲良くじゃれあえれば満たされそうというか
それだけでいっぱいいっぱいというか
681名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 10:28:36 ID:8V4kcEsb
>>680
このスレでも、こなたって現実の性欲無いんじゃないの? とか無性愛じゃないの?
といった説は何回か出てるけど、
エロパロ板の方で、こなたがアセクシュアルって設定のSS来てるよ。
682名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 10:40:06 ID:yXJU+7rf
>>680
>>681
おまいら表現が即物的杉

心の触れ合いだけで満たされるとか、もうちょっと言い方あるだろw
683名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 10:54:20 ID:V/ARfR2E
>>682
いや、いい表現が思いつかなくて。
こなたは意外とプラトニック重視なんじゃないかってことを言いたかったんだ。
性欲ないってわけじゃくて、あんまりがつがつぜず淡白みたいな感じ。
もしくは、あのかがこな相視点シリーズみたいに性的に幼くて怖がってるような。
684名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 11:16:36 ID:dj3L7bmN
>>683
こなたは淡白というか、単に初心ってイメージがあるかなー
外見もそうだけど、中身も子供っぽかったり案外無邪気な面もあるし、
エロゲとかで知識はあるんだけど、精神的にはまだ幼い、という感じかな
685名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 11:28:57 ID:Ez9NCLdN
避難所スレと全く逆の考察になってるのがおもしろいよな。

あちらじゃ、「こなたは達観してる」、という意見があった。
それに個人的見解を加えると、「老成」なのかもしれん、とオモタ。

性欲と愛情すら、切り離してるかもしれない。
肉体の繋がりは薄くても(なくても)、お互いを思う気持ちがあればそれで満足、みたいな感じ?

恋に恋する、とかはとうに卒業して、本当の意味での愛情に目覚めた、というか。
お年寄り夫婦の夫婦愛みたいな……
686名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 11:57:59 ID:zQYNrnbO
二極化するのは、ある意味では必然じゃないかな?
外側から見たこなたの恋愛観や性指向及び嗜好みたいなものは、大体皆同じに捉える。
でも、その理由を「精神的な思春期の到来が遅れているだけ」と見るか、「Aセクかそれに準じる性的情動の薄さ、または純愛思考」と見るか。

前者であればよくある事だし、後者はちょっとマイナーな理由と言える。
こうした症状(というには語弊があるけど)を見せる理由にPTSDや家庭不和、人間嫌いなども挙げられるけど、これらは本編からあり得ない。
というか、あったらやってられないので、必然的に除外されるわけで。

で、原因をどっちにあるかと捉えるのは、こなたにどうあって欲しいのかを望む視聴者次第なのかなぁと……
687名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 12:25:31 ID:gQCLH/RQ
人の精神構造は複雑だから、達観している事と幼い一面は両立できるのでは。
大人なんだけど、子供っぽい一面も持っている人っているじゃん。その逆も然り。
その二面性・多面性こそこなたの魅力の一つではないかと。
セクシャリティだって一つのグループの中に色んな人がいるもんだしね。そう考えてみるとこなたの構造は複雑で面白いな。

つか、こなたが淡白だというのは度々語られているが、かがみは……おっと誰か来たようだ。
688名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 12:54:01 ID:3JA2Khfy
>>687

ハゲド。そして俺は、その二面性こそがこなたの魅力だと思ってる。

そして、そんなこなたに振り回される、「少しマジメでカタブツな普通の女子高生」であるかがみ、
という対比が面白いなあと思ってるんだが。
689名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 15:21:22 ID:XKFiybYs
つかさに指摘されるまでサンタさんの存在を信じていたこなただから精神未成熟説に一票
690名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 17:45:57 ID:ohwWRXVN
>>228のサークルでちらほらこなかが本の情報出始めたね
E地区はらきすたゾーンなので掘り出し物にも期待
691名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 18:42:56 ID:WAdliwH+
夏コミのらき☆すた本出しそうなところグルっと回ってみたが、こなかが率高すぎw

ちゅーかほとんどこなかが本でワラタw
放送終わっても熱心に支持してくれてるコアな層は、こなかが好き率高そうだな
692名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 20:12:23 ID:nd0hgpf5
無駄なことをw
693名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:04:44 ID:6rMq+q0V
そうだな
どんなにここが荒らされてもこなかが好きな人数が多い事実は変わらないわけだし
荒らしても全く無駄だなw
694名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:08:35 ID:HXo3CeyU
こなかが厨って全国で3000人くらいだよ多分
695名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:27:22 ID:BgeaobGv
そんなにいるかなぁ
696名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:27:37 ID:XeyldrRi
>>693
あんまり挑発的なことは言うもんじゃないよ

>>694
そんなにいるのか
697名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 22:07:49 ID:HXo3CeyU
ごめん多すぎたなw200人くらいかな‥
698名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 00:26:30 ID:0YzSOcW6
>>697
それはいくらなんでも少なすぎる。
具体例を挙げてみたいんだが、みんなは最近ニコニコ動画にニコニココミュニティなるものが開設されたのを知ってるかい?
ここに「こなた×かがみコミュニティ」というコミュがあるんだが、らき☆すた関連コミュニティの中でも珍しく、会員数が
三桁を越えている。会員数三桁を越えているコミュは、沢山あるらき☆すた関連コミュの中でもこなかがコミュを含めて
数えるほどしかない。
らき☆すた全般をカバーするらき☆すたコミュニティの会員総数は、約400人。こなかがコミュの会員数は約110人。
単純計算すると、らき☆すた好きの四人に一人くらいはこなかがコミュにわざわざ入会してしまうくらいの熱い情熱を
もってこなかがを支持している計算になる。もちろんコミュの存在を知らなかったり、わざわざコミュに入るほどでも
無いと思っているライトこなかが好き層もいるだろうから、潜在人数はもっと多いはずだ。

数学っぽい話になるが、ニコニコみたいに膨大な人数が集まる場所で抽出された数字だから、らき☆すた全体に
おけるこなかが好きの人数を推測する指標としては、ある程度信用できる数字だと思う。
らき☆すたファンが全国にどのくらいいるかは正確にはわからないが、その内の何割かは確実にこなかが支持者だ。

それでは質問だが、君のその200人という意見の根拠はいったい何だい?
699名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 00:43:55 ID:lyq/Y/Ri
以降荒らしに触ってるのは自演と見なす
700名無しさん@お腹いっぱい。
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     レ.::|.::.::.|.::.::.ハfヘノ:::::ハ   ∨    ・}.::.l       |:: ∧!: リ  Vヒj       行テ乏ア :::|::::::: |:::::,′ |::::::|_ノ
     lrーゝ、∧.::.l∧ V;少''     _'    イ.::.:|.       W  !;八    ,     {ヘ;;:::// ヾ|::::: ∧:/  ノ :::::|
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