【らき☆すた】こなた×かがみPart22【こなかが】
ここで話題になった同人誌 (英数五十音順)
(一般)
DREAM CAST (山猫BOX)
KNKG4 (ハネゴヤ)
LUCKY POINT (東ガル会)
LUCKY POINT SUMMER (東ガル会)
LUCKY POINT AUTUMN (東ガル会)
LUCKY POINT WINTER (東ガル会)
LUCKY☆STRIKE あじゅじゅじゅした〜 (チョボにょぽ)
Sugar☆Star (milkberry)
Sweet Spice (ぱるふぇ)
アトのまつり!@ (ゆ〜のす通信)
アンダンテ (麦畑)
鏡の中のもう一人の私 (山猫BOX)
かがみんぼ (from-D)
キラボシ (SW919)
コイビトミマン (旅人)
コココナカガガガ (ハネゴヤ)
ココココナカガガガガ (ハネゴヤ)
こころのおと (ハネゴヤ)
こな☆かがまんが ぷらす (PNOグループ)
こなたとかがみの麗しき新婚生活 (越ヶ谷興業)
こなたとかがみの麗しき新婚生活A (越ヶ谷興業)
幸いなる星 呪いたる目録 ふたつぼし☆☆ (Hellfragrance)
すく☆スク かがみん (ゆ〜のす通信)
セブンすたー (GUNP)
セブンすたー2 (GUNP)
せるふぃっしゅ2 (I'LL調)
大好きだよっ (まっさら)
ちゅー☆チュー かがみん (ゆ〜のす通信)
ちょー らき☆でい (腰の曲がった空間)
ちょこっと☆ラッキー (MIKIHOUSE)
ついんころねこ (なぐ茶)
破顔一笑 (クラスメイト・ショック)
破顔二笑 (クラスメイト・ショック)
はぐ☆ハグ かがみん (ゆ〜のす通信)
は・ぴ・ら・き (虚弱畑)
はろ☆ハロ かがみん (ゆ〜のす通信)
柊さんちのリラッコナ (おでんや)
もち*もち (スペースオレンジパンケーキ)
らき☆すたRESPECT!! (乙女たちの鳥篭)
らき☆すたRESPECT!!2 (乙女たちの鳥篭)
らき☆でい (腰の曲がった空間)
(18禁)
Caprice Star (ししゃもはうす)
CICADA DRIZZLE (しもやけ堂)
HOME SWEET HOME (いちごさいず)
KONA×KAGA (めろぷり) ※同人ソフト
LOVERY POCKY (ciaociao)
SWEET GIRL (ciaociao)
蒼☆菫 (CELTRANCE)
うぃんたぁ☆ふぃーばー (BBBえくすとら)
かがみんと遊ぼう (まるか家)
こな☆かが (ASTRONOMY)
こなかがでらぶらぶちゅっちゅする本 (最果て空間)
こな☆ちく (おとといのあれ)
こなほん (メカニカルペンシル)
しの☆はら (篠原重工営業部)
彗星 (いちごさいず)
セーラー服キャワイイ同盟 (優希M.K.C)
セーラー服キャワイイ同盟2 (優希M.K.C)
ぬがせて☆セーラーふく (yunico)
まそっぷ (ごべらっつぉ)
らき☆ちょ (恋愛漫画家)
らっきー☆すたー (GABALL SCREEN)
らぶ☆すた (彩也学園)
>>1 乙です !
めげずに頑張りましょう !
避難所知らない人もいるかもしれないので一応告知を
現在ここの本スレと避難所の併用案が出ています
SSなんかも避難所のほうに投下されているのもあります
>>1のリンクやこなた×かがみSS保管庫からも行けるので、ぜひ覗いてみてください
ちなみに私は職人なのですが、誘導の意味もこめてしばらくの間は避難所とここの両方に投下するつもりです
>>1乙です!
では早速。
虹スレにも少し書いたけど、
こんな夢を見たので……。
重症だな、俺。
「かがみ〜」
「どうしたの、こなた?」
「今日1日、かがみんみたいに
ツンデレになろうかと思ってね」
「何だそりゃ……ってか、私はツンデレで確定か!」
「そりゃ〜もちろん♪ かがみんのツンデレ具合だけで私」
「ハイハイ、ストップ! それ以上の発言は危ない気がするから
止めさせて貰うわよ」
「うぐぅ……まあいいや。
それで私もツンデレになるって話だけどさ、
ただ、なっても面白くないよね?」
「いや、同意を求められても困るんだが……」
「だから、かがみんがツンツンしてる時は私もツンツン、
デレデレしてる時は私もデレデレするね☆」
「結局、私合わせかい。まあ、好きにしなさい……」
(……って、あれ? これってこなたと一緒にデレちゃうチャンス……?
ここぞとばかりにこなたに甘えれば、こなたも甘えてくるってこと……?
そういうことなら……)
ここで途切れたんで、続きは任せた。
その日は朝早く目が覚めた。
すぐに、昨日の出来事を思い出す。
夢……ではない。
身支度を整え、部屋を出る。
つかさはまだ寝ているようだ。
お母さんとお父さんには委員会があると適当な理由をつけて、
早めに家を出ることにした。
「行ってきます」
そう言って、家を出る。
学校行ったら、こなたに謝らないと……。
「かがみ」
『その人』はそこにいた
「こな…た……!?」
「かがみ。その……」
「き「昨日はごめん!!」」
とっさに謝ったが、こなたの声に被ってしまう
「あ……その、いきなり電話切ったりしてごめんね……」
「こっちこそ、調子に乗りすぎちゃってごめん……
……つかさは一緒じゃないんだよね……?」
「まだ寝てると思うけど……」
「……じゃさ、ちょっと2人だけになれる場所行こ……?」
「え……!? う、うん……」
私達は、通学路の途中にある公園に立ち寄った。
朝早いせいか、人気はほとんどない。
「その……昨日のことだけどさ……」
こなたが話を切り出す。
「ホントにゴメンよ。かがみの気持ちも考えずに、つい……」
「そのことは、もういいのよ。私も大人気なかったしね」
こなたにしては、随分気にしてるみたいね……よし!
「ほら、らしくないぞ!
いつもみたいに笑って冗談の一つでも言ったら?」
そう言って、私はポンと肩を叩いてやる。
「……うう、かがみぃ〜!!」
「え!? ちょっと……!!?」
予想外の行動――突然、こなたが泣きながら抱きついてきた。
「かがみはやっぱり優しいよ……。
いつだって、私のこと心配してくれて……
気に掛けてくれて……
私、それに甘えてばっかりだよね……」
「そんなこと……」
……確かに、こなたは普段明るく振舞っていて、
私達の中でもムードメーカー的な存在になっている。
でも、きっとそれは孤独感の裏返しなんだろう。
いつか『社交性ゼロの自分の心配をしなさい』と言ったとき、
そして、母親が他界して既にいないと聞かされたとき、
彼女はおどけて何でもないように振舞っていた。
でも、私にはその表情がとても寂しげなものに思えてならなかった。
今にして思えば、彼女を一人に・孤独にさせまいと
無意識に私は奔走してきたのかもしれない。
気がつけば、毎日こなたのクラスへ行ってこなた達と談笑し
行きも帰りもいつも一緒だった。
「こなた……」
私にしがみついたまま、泣きじゃくるこなた。
昔、つかさもこうやって泣きついてきてたっけ。
思わず、その時のように抱きしめて頭を撫でてしまう。
「あ……」
「落ち着くまで、こうしててあげるから……」
「かがみ……ありがと……」
……どうしてだろう。
こうやってこなたを抱きしめている時間が、
とても幸せなものに感じられた。
いつしか、春風が吹き抜けていき
幸せな時間も終わりを迎える。
「かがみ、ありがとね」
そういって、こなたが離れる。
「もう、大丈夫だから」
「良かった……」
こなたに少し笑顔が戻る。
それを見て、私も微笑む。
もう、心配ないかな?
乙っす。
さあ、萌えようか。
18 :
naniw:2008/06/22(日) 11:06:20 ID:GuuUoSvW
>>1乙です!
宣言どおり『問い』〜かがみ〜ができました!
投下してもおkな状態ですか?
「かがみ、もう1つ大事な話、聞いてくれる?」
また、こなたの表情が真剣なものになる。
「え、うん?」
「私……あの後色々考えてさ……
気がついたら寝てて、そんで夢見てたんだよね」
「夢?」
「そ、夢。春にコンサートに行った時の。
内容もそのまんまなんだけどね」
「それって、あのアニメのコンサート?」
「そそ、それそれ。
あのコンサートの後さ、何か私、惚気てたじゃん」
「ああ、祭の後の脱力感って私も言ってたっけ」
「私も最初はそうだと思ってた……。
コンサートだってホントに感動したしね。
……でも、本当は違ったんだ……」
「え……?」
21 :
naniw:2008/06/22(日) 11:39:54 ID:GuuUoSvW
分かりました
『問い』〜こなた〜のかがみ目線なわけですが、
こなた編と同じような文章があったりしますが、
気にしたら負けかな、とか考えちゃってますが、
それでは。
楽しんでいただければ幸いです。
22 :
naniw:2008/06/22(日) 11:40:29 ID:GuuUoSvW
『問い』〜かがみ〜
最近アイツのことが気になってしょうがない。
アイツとはいつも私の近くで私に迷惑ばかりかけるこなたのことだ。
最近は寝てもさめてもこなたのことばかり考えている。
確かにあいつのインパクトは凄まじい。
だが、最近は違う。
本を読んでいても、
何をしていても、
頭の片隅にはいつもこなたがいる。
なんなんだろう・・・この気持ち・・・
・・・考えていてもしょうがない。
少なくても今考えててもしょうがない。
明日考えよう。
そう思っていたとき、携帯がなった。
こなたからだ。
「やふーかがみん」
「ん?どうした?こなた」
「いやぁ。明日日曜日だからうちで遊ばない?」
「いいね〜私もどうせ暇だったし」
こなたに会えるし。
「じゃあ明日つかさを連れてそっちに行くよ」
「分かった〜」
そうして会話が終わる。
携帯を机の上において思う。
「今日は会話が短かったな・・・」
別に寂しいとかそんなこと思ってるわけじゃないけれど、
・・・とにかくもう12時だ。
いつもなら買ってきたばかりのラノベとか呼んでいるが、
そんな気分ではない。
明日はこなたの家に行くわけだから今日はもう寝よう・・・
日曜日
何故か早く目が覚めた私は、
いつもより早く朝食を済ませ、
こなたの家へ行く準備を始めた。
・・・あ。つかさも一緒に行くんだった。呼んでこよう。
23 :
naniw:2008/06/22(日) 11:41:03 ID:GuuUoSvW
「つかさ〜」
「Zzz・・・」
寝てるし・・・
「つかさ〜」
反応が無い
「つかさっ!」
「はうっ!?」
「起きなよ。もう9時だよ」
「ごめんごめん」
「今日はこなたの家に行くんだから少しは早く起きるとかしなさいよ」
「はーい」
少し気が抜けている部分もあるが一応人の話はきちんと聞いている。
「ねぇお姉ちゃん」
「ん?」
「いや。なんでもない。」
・・・なんだったんだろう。
そんなこんなで準備を済ませ、
こなたの家へ行った。
「やぁ。いらっしゃい。かがみちゃん、つかさちゃん」
やはりおじさんがいた。
「お邪魔します」
「こなたは自分の部屋にいると思うよ」
「分かりました」
そしてこなたの部屋
「こなた」
「・・・」
「こなた」
「・・・」
「こなたってば!」
「ふぇ?」
「『ふぇ?』じゃないわよ!」
「あれ?かがみ?つかさ?なんでいるの?」
「あんたが呼んだんでしょ?」
「・・・あぁ」
「まさか、忘れてたわけじゃないわよね?」
「ごめん。すっかり忘れてた」
自分で呼んでおいてそれはないだろ・・・
「あのなぁ・・・」
「まぁ思い出したんだからいいじゃん♪」
相変わらずのんきである。
「普通覚えておくだろう・・・というか一晩で忘れるな」
「相変わらずかがみんはきびしいなぁ〜」
「とにかく何して遊ぶつもりなの?」
「あぁちょっと皆でゲームをとね」
「まぁあんたのことだからそんなことだろうと思ったけど」
つかさが空気なのだが、とりあえずゲーム機を用意する。
その間沈黙が続く。
24 :
naniw:2008/06/22(日) 11:41:38 ID:GuuUoSvW
「それにしてもこなちゃんとお姉ちゃん仲いいよねぇ〜」
空気がその沈黙を破った。
確かに私とこなたは仲がいいかもしれない。それで言ってしまったのだ。
「まあ、そうかもね」
横でなぜかこなたが微妙な反応をしている。
何か私変なこと言ったか?
それから少しして・・・
「ねぇこなちゃん」
「ん〜?」
「好きな人とかいるの?」
・・・気になる。
友達として?
なんでだろう・・・
それで言った。
「あ〜、私も気になるわね。」
少し沈黙ができる。
そしてこなたは語りだした。
「ん〜好きなのかどうかは分からないけれど・・・
なんだか気になる人はいるんだよ。
その人と一緒にいるとなんか安心するんだけど、
でも何でか分からないけど少し・・・なんというか
なんか胸が締め付けられるというか・・・
ドキドキするんだよね・・・」
・・・こなたがそんなことを思っているとは・・・
「ふぅ〜ん」
つかさがそう答えて、続きを言った。
「こなちゃん」
「ん?」
「それは『恋』だよ。」
「・・・」
こなたに・・・好きな人が・・・
・・・まあよく考えれば当然なことだ。
あんなオタクだが、あれでも年頃の女の子なんだからね。
でも、
なんだか悔しい。
「それで?」
「ん?」
「誰なの?」
「い・・・言えないよ〜」
その後、私は何故か黙ってしまった。
反対につかさがおしゃべりになっていた。
25 :
naniw:2008/06/22(日) 11:42:05 ID:GuuUoSvW
その後家へ帰った後、自室のベットの上で
ずっと今日のことを考えていた。
こなたに・・・好きな人が・・・
悔しい。
そんなことを考えていると、
つかさが部屋にやってきた。
「お姉ちゃんどうしたの?」
「なんでもないわよ」
「お姉ちゃん」
「ん?」
「お姉ちゃんにもいるんだね」
「何が?」
「好きな人が」
・・・え?
「・・・なんで?」
「だってお姉ちゃん昨日からなんだか変だったよ?」
昨日のこと見ていたのか・・・
「そしてこなちゃんの家でさ好きな人の話になった後
お姉ちゃんなんだか落ち込んでたじゃん」
・・・分かっていたのか・・・
「まあがんばってよ〜応援してるからb」
そういい残してつかさは部屋に戻っていった。
・・・がんばるって何を?
告白する?
こなたに?
笑われるに決まっている。
・・・でも
しないよりマシかな・・・
でも・・・
迷惑かな・・・?
だってあいつには好きな人が・・・
でもあいつに告白しなきゃ答えが出ない。
告白しよう
そう決意し、私は眠りについた。
こなたに告白した時のこなたの答え。
それが私の心に対する問いの答えだから・・・
26 :
naniw:2008/06/22(日) 11:42:36 ID:GuuUoSvW
あとがき
『問い』〜こなた〜のかがみ編です。
やはりかがみらしさが出てないかもしれません。
でもこの問いと答えが終わったらもっと
こなたとかがみらしさを出した作品を書きたいと思います。
そして
やはり問いを書いたからには答えを書くわけで、
それを書くのに頭がパーンとなりそうです。
(今回の後半ですら3日間ぐらい案が思いつかなかったorz)
あと、SS保管庫のほうで感想くださった人ありがとうございます。
その感想を力にこれからも書いていきたいです。
それでは、また
ごちそうさま。
『問い』〜かがみ〜
最近アイツのことが気になってしょうがない。
アイツとはいつも私の近くで私に迷惑ばかりかけるこなたのことだ。
最近は寝てもさめてもこなたのことばかり考えている。
確かにあいつのインパクトは凄まじい。
だが、最近は違う。
本を読んでいても、
何をしていても、
頭の片隅にはいつもこなたがいる。
なんなんだろう・・・この気持ち・・・
・・・考えていてもしょうがない。
少なくても今考えててもしょうがない。
明日考えよう。
そう思っていたとき、携帯がなった。
こなたからだ。
「やふーかがみん」
「ん?どうした?こなた」
「いやぁ。明日日曜日だからうちで遊ばない?」
「いいね〜私もどうせ暇だったし」
こなたに会えるし。
「じゃあ明日つかさを連れてそっちに行くよ」
「分かった〜」
そうして会話が終わる。
携帯を机の上において思う。
「今日は会話が短かったな・・・」
別に寂しいとかそんなこと思ってるわけじゃないけれど、
・・・とにかくもう12時だ。
いつもなら買ってきたばかりのラノベとか呼んでいるが、
そんな気分ではない。
明日はこなたの家に行くわけだから今日はもう寝よう・・・
日曜日
何故か早く目が覚めた私は、
いつもより早く朝食を済ませ、
こなたの家へ行く準備を始めた。
・・・あ。つかさも一緒に行くんだった。呼んでこよう。
「それにしてもこなちゃんとお姉ちゃん仲いいよねぇ〜」
空気がその沈黙を破った。
確かに私とこなたは仲がいいかもしれない。それで言ってしまったのだ。
「まあ、そうかもね」
横でなぜかこなたが微妙な反応をしている。
何か私変なこと言ったか?
それから少しして・・・
「ねぇこなちゃん」
「ん〜?」
「好きな人とかいるの?」
・・・気になる。
友達として?
なんでだろう・・・
それで言った。
「あ〜、私も気になるわね。」
少し沈黙ができる。
そしてこなたは語りだした。
「ん〜好きなのかどうかは分からないけれど・・・
なんだか気になる人はいるんだよ。
その人と一緒にいるとなんか安心するんだけど、
でも何でか分からないけど少し・・・なんというか
なんか胸が締め付けられるというか・・・
ドキドキするんだよね・・・」
「やぁ。いらっしゃい。かがみちゃん、つかさちゃん」
やはりおじさんがいた。
「お邪魔します」
「こなたは自分の部屋にいると思うよ」
「分かりました」
そしてこなたの部屋
「こなた」
「・・・」
「こなた」
「・・・」
「こなたってば!」
「ふぇ?」
「『ふぇ?』じゃないわよ!」
「あれ?かがみ?つかさ?なんでいるの?」
「あんたが呼んだんでしょ?」
「・・・あぁ」
「まさか、忘れてたわけじゃないわよね?」
「ごめん。すっかり忘れてた」
自分で呼んでおいてそれはないだろ・・・
「あのなぁ・・・」
「まぁ思い出したんだからいいじゃん♪」
相変わらずのんきである。
「普通覚えておくだろう・・・というか一晩で忘れるな」
「相変わらずかがみんはきびしいなぁ〜」
「とにかく何して遊ぶつもりなの?」
「あぁちょっと皆でゲームをとね」
「まぁあんたのことだからそんなことだろうと思ったけど」
つかさが空気なのだが、とりあえずゲーム機を用意する。
その間沈黙が続く。
・・・こなたがそんなことを思っているとは・・・
「ふぅ〜ん」
つかさがそう答えて、続きを言った。
「こなちゃん」
「ん?」
「それは『恋』だよ。」
「・・・」
こなたに・・・好きな人が・・・
・・・まあよく考えれば当然なことだ。
あんなオタクだが、あれでも年頃の女の子なんだからね。
でも、
なんだか悔しい。
「それで?」
「ん?」
「誰なの?」
「い・・・言えないよ〜」
その後、私は何故か黙ってしまった。
反対につかさがおしゃべりになっていた。
「つかさ〜」
「Zzz・・・」
寝てるし・・・
「つかさ〜」
反応が無い
「つかさっ!」
「はうっ!?」
「起きなよ。もう9時だよ」
「ごめんごめん」
「今日はこなたの家に行くんだから少しは早く起きるとかしなさいよ」
「はーい」
少し気が抜けている部分もあるが一応人の話はきちんと聞いている。
「ねぇお姉ちゃん」
「ん?」
「いや。なんでもない。」
・・・なんだったんだろう。
そんなこんなで準備を済ませ、
こなたの家へ行った。
そう決意し、私は眠りについた。
こなたに告白した時のこなたの答え。
それが私の心に対する問いの答えだから・・・
「だってお姉ちゃん昨日からなんだか変だったよ?」
昨日のこと見ていたのか・・・
「そしてこなちゃんの家でさ好きな人の話になった後
お姉ちゃんなんだか落ち込んでたじゃん」
・・・分かっていたのか・・・
「まあがんばってよ〜応援してるからb」
そういい残してつかさは部屋に戻っていった。
・・・がんばるって何を?
告白する?
こなたに?
笑われるに決まっている。
・・・でも
しないよりマシかな・・・
でも・・・
迷惑かな・・・?
だってあいつには好きな人が・・・
でもあいつに告白しなきゃ答えが出ない。
告白しよう
「だってお姉ちゃん昨日からなんだか変だったよ?」
昨日のこと見ていたのか・・・
「そしてこなちゃんの家でさ好きな人の話になった後
お姉ちゃんなんだか落ち込んでたじゃん」
・・・分かっていたのか・・・
「まあがんばってよ〜応援してるからb」
そういい残してつかさは部屋に戻っていった。
・・・がんばるって何を?
告白する?
こなたに?
笑われるに決まっている。
・・・でも
しないよりマシかな・・・
でも・・・
迷惑かな・・・?
だってあいつには好きな人が・・・
でもあいつに告白しなきゃ答えが出ない。
告白しよう
36 :
7-438:2008/06/22(日) 14:22:49 ID:au9FNXq9
(;゚:;u;゚;)つ
( つ /
| (⌒)どどど・・・
. し' 三
⊂(;゚:;u;゚;)
. ヽ ⊂ )
(⌒) |どどどどど・・・・・
三 `J
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::|
>>1GJ
! ` ̄´ . ` ̄´ ..: ::::::!
| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
>>36 GJ!
こなたらしい結ばれ方に思わず吹いたwww
>>36 GJ !
実は避難所でもう読んでたんですけどねw
避難所に投下する場合、イラストはSSスレに投下すればいいのでしょうか?
今夜辺り投下するかもしれないので・・・
ちなみに今回から避難所とこちらの両方にうPしようと思ってます
>>26 GJ!
荒らしに負けずにまた作品を投下してくれるの待ってるよ。
避難所の方にも感想あったので、あとで見てみてくださいな〜
>>36 保存しました。こなたの顔カワイイwww
次回も楽しみにしています。
44 :
8-784:2008/06/22(日) 21:43:19 ID:WjraFmfP
こんばんは。避難所にも投下したのですが、こちらにも置いておきますね
前スレ428さんが考えてくださった続きにアレンジ加えて続きを作ってみました
かが☆こなの5回目です↓
http://momoiro.s4.dxbeat.com/up/img/momoiro06230.gif かがみヤキモチ妬いてますw
それからブログのアドバイスありがとうございます
でも私は勉強第一じゃないといけない身の上ですので、ブログどころか絵なんて描いてる場合じゃなかったり
します > < ;
とりあえずかがみとつかさの誕生日まで頑張って、それから頭を切り替えるつもりでいます
>>44 嫁のナイトこなたも
嫉妬かがみも
小学生気分のつかさも
みんなまとめてかわいい。GJ!
>>44 3コマ目のつかさの表情、なんかいいなw
お互いがつかさに対してやきもちを焼いてしまった事でバカップル再認識かなw
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:53:08 ID:ASZGYIQH
>>40 うん。避難所の場合はSSスレが適してるかと。本スレと両方貼ってくれるのはありがたいよ。
>>44 つかさは案外まともなのかと思ったら、やっぱりマイペース。
いい意味で周囲の心配しなくていいですよね(笑)
>>36 だんだんと記憶が掘り返されてきた感じ。
そして絵…アホ毛にwww
>>44 結論…つかさ最強だなw
天然は恐ろしい。
そして後ろでやっぱりヤキモチ妬いてるかがみw
>>44 受験生かな?頑張ってくださいね。
息抜きにはこなかがなんてどうでしょうか?
どんどんレベルアップしてるのでこれからも楽しみにしています。
,. - ―- 、
/ ヽ
/ ,.フ^''''ー- j.
/ /
>>1\
/ / _/^ 、`、
/ / / _ 、,.;j ヽ|
/. | -'''" =-{_ヽ{
. ./ ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
. { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
| .rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
| { ' ノ l /''"´ 〈/ /
.|/ -' ;: | ! ∧_∧
l l ;. l | < `∀´> n
. .| !. ; |. |  ̄ \ ( E)
| l ; l iフ /ヽ ヽ_//
l l ;: l | j {
|. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
| ::. \ ヽ、__ ノ
| ::. `ー-`ニ''ブ
l :. |
とらの通販覗いてたらkirakira☆starという同人誌見つけたんだけど、こなかが本?
激しくこなかが本っぽい雰囲気が・・・
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 19:40:33 ID:7bvE8g4T
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 19:42:25 ID:7bvE8g4T
『ねぇ、知ってた?』
「知ってた?
いつも変に想われないように
ガマンして触れてたんダヨ?」
私の胸の中に顔を埋めながらこなたはこんなことを言った。
「そのままずっと触れていたいのをガマンして
自分の持っているキャラクター故の引き際をいつも演出してたんだよ? 知ってた?」
「…我慢? あれでか?」
「ひ、ひどいよー、かがみん」
少し非難めいた声。
いやだってそうでしょ?
あれだけペタペタしてきてガマンもへったくれもあるわけないじゃない。
でも…
「・・・なに私と同じようなことしてんのよ・・・(ボソッ」
小声の本音
「えっ?」
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 19:44:01 ID:7bvE8g4T
聞き返された、私はたまらず、すぐ近くのあんたに
よく聞こえるようにはっきりと本音を言っていた
「私だってずっと触れていたいのガマンしてたんだから!
変に思われたりしないように、いつもちょっとですませてたのに!!
あんたなんか私よりぺったぺたしてくれてたじゃない…!」
「そ、それは、私がそういうキャラでそういう関係だったからだよ!
慣れ慣れしいぐらいの距離感で触れるの、苦労してたんだよ?
か、会話だって、変にならないようにならないようにって!」
「いつも…いつも!
あんたを抱きしめ返したくて仕方なかったのよ!?
あんたと私じゃ訳が全然違うわよ!」
「そうは言うけどね、かがみ
私だってあれでもいっぱいいっぱいだったよ!」
「うー」
「むー」
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 19:47:29 ID:7bvE8g4T
「…ふふふ」
「あははっ…」
結局何となくだけど
今なら分かるような気がしたんだ
確かに私たちはいっつもギリギリだったんだなぁって
ぎゅううううううう!!!!!
どちらともなく強く抱き締めあって、
それは「離さないから」そう言ってるみたいに聞こえた
もちろん、私もコイツを離してやるつもりなんてない。
「もー遠慮とかしないわよ?」
「かがみ、私だって…エンリョしないよ?」
「うん、もっと…」
「「するからね」」
『4月1日』
私とこなたは特に何処へ向かうでもなく二人で街を散歩していた。
ふと見上げると街路樹の桜が満開に近づいていて綺麗だ。
こうして歩いていてもこなたは相変わらずマニアックな話を
こちらの知識などお構い無しにしてくる。まあそんなところも含めて好きなんだけども・・・。
今日は4月1日だ。この嬉しそうに先日見たアニメの話をするこなたの様子だと
今日がエイプリルフールであることなんてどうでもよくなってるんだろうな。
いつだったかの4月1日にこなたに騙された事があったっけ・・・。
―・・・よし
「こなた。私ね、今度引っ越すの」
「へ?」
突然の私の言葉にこなたは素っ頓狂な声で答える。
ふふ、びっくりしたかな? 私は続けた。
「だから引っ越しよ引っ越し。しばらく会えなくなっちゃうけど
まあしょうがないわよね。それにアンタだって別に―・・」
―トッ
全て言い終える前に急にこなたが足を止めた。
数歩進んだ先で振り返るとこなたは俯いていた。
長い髪が顔の一部を隠し、表情がよく窺えない。
だが次の瞬間私はこんな嘘をついたのを後悔することになる。
「・・・グスッ」
(――しまったぁ!)
「・・・うっ、やっぱり・・・かがみは私なんて・・・」
予想以上のこなたの反応に堪らず私は駆け寄り肩を掴み、
「バ・・・バカッ!ウソよ!ウソに決まってるじゃない!
き・・・今日はエイプリルフールでしょ!?いつもからかわれてるから
ちょっとお返ししてやろうと思っただけ!」
「・・・」
こなたは俯いたまま動かない。胸が痛む。
私はそのまま正面からこなたを抱き寄せた。
「こなたを残してどこかに行っちゃうなんてあるわけないじゃない!
ううん、そんなの私が耐えられない!」
「・・・」
こなたの無言の反応に抱き寄せる両手に力が入ってしまう。
「私にはこなたがいないとダメなの!わがままだったり
ちょっかいかけてきたりどうしようもないやつだけど
いつも明るく笑って私の心を満たしてくれるこなたが好きなの!
こなたの全てが大好きなのっ!」
普段の自分ならこんな恥ずかしい事は絶対に言わないだろう。
でも今はそんな羞恥心など気にすることはできない。
私のついたくだらない嘘でこなたとの関係を壊してしまう方が余程嫌だ。
しかし瞬間、またしても私の心境は激変する。
「・・・んふふ・・」
「・・・え?」
「う・そっ♪」
「なッ・・・」
夢の中にあった意識がゆっくりゆっくり現実へと引き戻されていく。ぼんやりと、未だけぶる頭の中に
最初に聞こえてきた音は、カタカタと軽やかにパソコンのキーを打つ音と、数度聞いたことのある
とあるネットゲームのBGMだった。
薄目を開けて確認すると、そこにはやはりパソコンの前に座り、キーボードも見ずに
パーティーの誰かと話しているこなたの姿があった。
――今日は確か。春休みも終盤に入ったからと、こなたと一緒に午前中宿題をして。
午後になって漸く一段落がついたし、なによりこなたの集中力が切れてしまったから
私でも何とかこなたと張り合えるゲームを少しだけして。
それから。――それから。…そうだ。もうちょっとで終わる恋愛系のゲームがあるからと、
そして私はそういったジャンルのゲームに興味がないからと、こなたのベッドで
前に来た時に気になっていた本を読んでいて――。
起き抜けのせいか、それとも半分寝ぼけているせいか、あるいはその両方共か。
いつもより働かない脳みそを懸命に使って出した答えはひどく単純なものだった。
ここ一週間ほどで急激に高くなり始めた気温は、河川敷や公園に等間隔に植えられた桜の蕾をやはり
急速にほころばせていて。それは今日も例外ではなかった。一ヶ月前コート無しでは
外など出られなかったのが嘘のように、一気に季節は春へ変わろうとしている。
遮るものなど何もない青空に浮かぶ太陽は、こなたの部屋の窓と純白のレースを透過して
程よいぬくもりを与えてくれている。お昼ご飯を食べた後ということも
原因の一つだったのだろう。
どうやら本を読みながら眠ってしまったらしい。
察するに、こなたがやりたいと言っていたゲームは終わっているのだろう。あれはパソコンで
やるやつじゃなかったから。となると一体何十分、いやもしかしたら何時間ぐらい
寝ていたんだろうか。思考の切れ端にそんな疑問があったけど、無視してまた目を閉じることにした。
覚醒と無意識のまどろみの時間というのもこれはこれで心地よい時間だったし、こんな機会でもなければ
こなたのベッドに寝るなんてそうそう出来る事ではないから。
そこまで考えて、どっと自己嫌悪の念が押し寄せた。これではまるで、まるで変態か何かみたいじゃないか。
好きという気持ちはもっと純粋で、綺麗なもののはずなのに。
女の人は身体的な触れ合いよりも気持の繋がりを大事にするというけど、場合によりけりだな
と思う。恋しいとこなたを想う気持ちは、私とこなたが同じ性別である以上
隠し通していかなければならないものだと思うし、それは自分のためというよりも
こなたのためだった。ずっと私だけを見て欲しいだなんて
こんな身勝手で凶悪な気持ち、こなたにぶつけてしまったら。
だけど、自制することでますます想いが強くなっていくのもまた、事実だった。
どうすればいいんだろう、それが私のこのところの目下の悩みだった。
ふと気づくと、キーボードを叩く規則正しいリズムが消えていた。飲み物でも取りにいったかと
暢気に考えていると、やけに私に近いところできし、とベッドのスプリングの軋む音がした。
「――――っ!!」
声を出さなかったのは、我ながら上出来だと思った。パソコンの電源が消された今、耳を澄ますと
呼吸音まで聞こえる、そんな距離にこなたが居るのだ。
くふ、とこなたが喉で笑う声が聞こえた。
「あー、かがみん寝ちゃったんだ。あったかくなったもんねぇ。
……放っておいた私のせいでもあるか」
それにしても寝顔可愛いよね、なんて言いながらこなたはベッドに腰かけ、私の前髪を
梳いて来る。さらさら髪が指をすり抜け、下に流れて。
瞼がぴくぴく動きそうになるのを必死で押しとどめる。自ら触れることが出来ないなら
せめて、これぐらいなら。
「全然起きる気配ないね。………そうだ」
いかにもいいこと思いつきました、みたいな声音で呟いたかと思うと私の上でこなたが
動く気配がした。シーツだろうか、何かの衣擦れの音とスプリングの音。それが
私の左右から聞こえて――ということは考えられる体勢は――。こなたが私に覆いかぶさっている?
目を瞑っているから本当の事はわからないけれど、その認識は私を混乱に陥れるには、十分すぎる
破壊力だった。そしてもう一つの爆弾が落とされる。
「お姫様を起こすには王子様のキスが必要なんだよネ」
…誰が?――こなたが。
…誰に?――私に。
…何を?――キスを。
きゅうう、と胸が締め付けられる。それは、想い人に図らずもキスをされるかもしれないという
期待感もちろんあったけれど、こんな風にしてキスを、それも人生初経験のキスを
してもいいのかという罪悪感もあった。それでも、期待感の方が勝ってしまったのは
恋ゆえ仕方のないことなのだろうか。
どくどく勢いよく全身に血液を送り出している心臓に念じる。出来ることならなるべく
ゆっくり鼓動を刻んで欲しいと。
こなたにこの音が聞こえてしまうから。気づかれたくないから。
起きていると気づかれてしまったら、夢みたいなこのひと時が終わってしまうかもしれないから。
こなたの吐いた息が唇の辺りにかかる。それが、私とこなたとの距離の近さを感じさせて
またどきどきしてしまう。こなたは体が小さいから、私との間もそれほどあいていないはず。
気取られない程度に手を握りその時を待つ。ふ、とこなたの息を止める気配が伝わってきて
私も身を硬くした。
けれど、いつまで経っても柔らかい感触が下りてこない。気になってしまって
少しだけ目を開けると、見慣れたニマニマ顔が私を見下ろしていた。
「あは、やっぱりかがみん起きてた」
「………いつから」
「んー、髪撫でた辺りから?かがみすごい勢いで真っ赤になっていくんだもん。
気づかない方がおかしいって」
「………」
しまった。こういう奴だった。自業自得とはいえ、何であの時さっさと
起きておかなかったのかと後悔する。こうなってしまったら後はからかわれるだけなのに。
だから、先手を打つことにした。こなたに主導権をとられてしまったら、
平静でいられる自信なんてこれっぽっちもありはしないしないのだから。
「…なんで、あんなこと言ったの」
「ありゃ、意外に冷静だね。あせりまくるかがみが見たかったのに」
やっぱりそんなことか、と半ば呆れの意味をこめてため息を吐いた。この手の悪戯は
良くある事で、そのたびに心臓が高鳴って、一人でどきどきして。
裏切られた気分になる。本人にはそのつもりがないんだから、こなたには
非がないのだけれどどうしてもそう思わずにはいられなかった。
「あとは、あれだね。かがみ今日何月何日か解る?」
「そんなの4月1日に決まっ…――エイプリルフール…」
「そ。…でもあんまり引っかかってくれなかったけどね」
ほら、やっぱり。こなたは私のことを『仲のいい友達』ぐらいにしか思っていなくて、
だから平気でこんなことも出来る。今一度、私のこの想いは異端だということ、届かない想い
なんだということを突きつけられているようで心が痛む。
「何度もこんな事されてたらそりゃ慣れるわよ」
嘘。内心は嵐みたいに荒れ狂っているくせに。痛みと想いを隠して私も嘘を吐く。
だって、今日はエイプリルフール。これぐらいの嘘は許されるはずでしょ?
「で、あんたはいつまで乗ってんの。終わったんならさっさと退きなさいよ」
ん、ちょい待って。と起き上がろうとした私をこなたが制止する。
正直言って早く退いて欲しかった。ただでさえいつもよりも近い距離だというのに
さらにこんな体制。こんな恋人同士、みたいな。
こなたはこなたで私の上から退く気配を見せず、ここまでやってもだめかぁ…
とかなんとかぶつぶつ呟いている。
「こなた!」
とうとう焦れて少し大きな声で呼ぶと、こなたは私の声が聞こえてないかのように、
そして何かを決心したみたいにうんうんと頷いた。
「あのね、かがみ。私はね、ずっと前から知ってたんだよ」
「……何を?」
「私もずうっとかがみだけを見てたから」
私の疑問を呆気なく無視してこなたの独白は続く。私も、この話は聞いておかなければ
いけないような気がしてこなたの言葉に集中することにした。
「でもね、私どうしてもかがみから言わせたくて。告白するよりされたい
乙女ゴコロってやつかな。で、色々してみたわけですよ。前よりも
抱きつく回数増やしてみたり……エイプリルフールにかこつけてキスを誘ってみたりね。
…まぁ、でもその激ニブな誰かさんは全然私の想いなんか気づいてくれないわけ」
「というわけで、私としては先にかがみんが我慢出来なくなるかな、と思ってたんだけど」
どうやら計算違い、と小さくこなたが舌を出した。
こなたかわいい
待て。
待て待て。
状況が目まぐるしく変わっているせいか、理解が追いつかない。今の私はひどく
間抜けな表情をしているに違いない。えぇと、端的に言うと私とこなたの気持ちは
同じということでいいんだろうか。震える声で聞くとこなたが軽い調子で
そうそう、と返す。
「…それも、エイプリルフールだから?」
まだ不安でこなたを下から見上げて問う。こなたは困った顔をして一つ息を吐いた。
「違うよ、かがみ。ああもう、私のせいだなー…。もう少し真面目に口説いてればよかった。
――好き。かがみが大好き。この気持だけは、嘘吐けないよ」
ぶわっと涙が滲んでこなたの姿が不明瞭になるのと、こなたの慌てた声が
聞こえたのはほぼ同時だった。
「ちょっ…!泣くのは反則だよぉ」
必死な声が、何故だかとても嬉しくて。さっきのが嘘なんかじゃないって言うのが
伝わってきて。握ったままだった手を緩めてこなたの背に回して思い切り引き寄せた。
「わ…」
面と向かっては恥ずかしいし、私の性格じゃ一度しか言えないから。
その代わり万感の想いをこめて。
「私も、好き、だから。あんたのこと大好き、だから」
「ん…」
暫くそうやって抱きしめあっていたけれど、不意にこなたが声を上げた。
日差しは西の空へと傾き始めていて窓から入る光も弱くなっている。こなたから
与えられる体温が心地よくて、そしてそれをまだ感じていたくて
離れようとしていたこなたの服の裾を思わず掴んでしまった。
「…あ、違っ!これは、その、そんなんじゃなくて…!」
慌てて離したけれど、無かったことにはならない。こなたがまた、喉の奥で
小さく笑った。
「やっぱりかがみんは寂しがり屋で甘えん坊のウサギさんだネ。
大丈夫だよ。まだ離れないから。ねぇ、ところでさっきの嘘じゃなくしてもいい?」
さっきのって一体何、と問いかけようとしたところで一つだけ思い当たった。
私も嘘を吐いたけれど、こなたも一つだけ吐いていた。つまり、遠まわしに
本当にキスしてもいいかと聞いているのだ。私が我慢できなくなると
思われていた事は心外だったけれど、この際水に流してやろう。
「…解りきったこと聞かないでよ。その代わり、は、初めてなんだから
優しくしなさいよね…!」
「さすがかがみん、こんな時でもツンデレとは…。…仰せのとおりに、お姫様」
最初のやり取りを律儀に覚えていて、畏まった口調のこなたにくすりと笑みを零す。
ツンデレじゃないとか、そういうことは今日だけは置いておこう。瞼をゆっくりと閉じると
柔らかくて暖かいこなたの唇が私の唇に落ちて。そうして、私たちは初めてのキスを交わした。
もう不安にならない。
心配もしない。
好きだといってくれたその言葉が嘘じゃないんだと、心と体で解ったから。
こなた「か〜がみん!」
こなたが私の顔を覗く…超至近距離で。
想いとキスを重ねていくうちに慣れたハズなのにイザとなると照れくさい。
こなた「顔を真っ赤にしちゃうかがみん萌え〜」
かがみ「う〜る〜さ〜い」
私は箸を離した両手でこなたの柔らかい頬をギュッと挟みながらそっと笑顔をこぼす。
やはりコイツといると安心するよ、つらい時でも私に笑顔を与えてくれるから。
こなたとずっと一緒に生きていきたい、永遠に…今更確信するまでもないが私はこなたが好きだ。
こなた「かがみ、何か悩みごとがあるんでしょ?」
急に真面目な顔になるこなたに私は少しとまどったが、昨日の出来事を話した。
「ヤフー、かがみーん!」
活発な、それでいて安らぎを与えてくれる声が聞こえる。そんな声の主はこの世にたった1人しかいない。
そう、私にとって…
かがみ「おーす、こなたー。今日は珍しく早いわねー」
こなた「あれー、今日はなんか元気ないけど…どしたの?」
バレバレである。隠していたつもりなのだが…さすが私の嫁。
―昼休み―
私とこなたは屋上で2人きりの昼食を食べる、最近ではこれがデフォだ。
でもまだごはんを口にしてからお互いに一言も発していない。
沈黙が続く…でも私にとって期待の在る沈黙だ。そう、救いを求めるような…。
そして
―翌日―
かがみ「おはよう」
みき「おはよう、かがみ」
昨日はずっと泣いていたのだろうか…母の目が赤い、何故か心が痛くなる。
結局それ以上の言葉も出ず、朝食を食べてからつかさと学校へ向かう。
―学校―
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:21:22 ID:CekC7tAv
ID:7bvE8g4T
埋め立て荒らしって事で通報しとくからな?
何度でもやるよ?
かがみ「それってまさか…」
みき「こなたちゃんのお母さんよ、大きくなったこなたちゃんを見た時かなちゃんの生き写しかと驚いたわ」
私はまた違う意味で絶句した。
もし母とかなたさんが結ばれていたら私とこなたは巡り会えなかったということだ。
私は手放しにこなたと出会えたことを喜んで良いのだろうか…。
みき「私はね、かがみ達を応援することにしたわ」
母の突然の台詞に言葉もでない…。
みき「あなたはお互いが大切だと想い合える人と幸せを掴みなさい。
私達が掴めなかった幸せをあなた達が掴む事が私達の願いであり、あなた達の願いである事と信じる事にしたから
他の誰が反対しても私だけはあなた達の味方でいるわ」
いつの間にかまた私の目から涙が溢れていた…私はこの言葉を待っていたんだと思う。
みき「もう、泣かないの。
そしてかがみ、娘の幸せは親である私の幸せでもあるんだからしっかり掴みなさいよ?」
お母さん
私、あなたの子供で本当によかった…ありがとう
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:27:11 ID:CekC7tAv
ちなみに2ちゃんの運営は擬似スレ乱立よりスレ埋め立ての方が反応や対処がはやい
ま、覚悟しとけ、変態。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:46:57 ID:CekC7tAv
>>76 黙れ!腐れ野郎!
いい加減頭来てんだよ!
この手の糞野郎に!
マジ殺すぞ!
さて、どうするこの事態?通報がなされてるなら、また、雑談に戻ってもいいのか?
それとも、少し議論すべき?
議論は避難所のスレでいいかと。あっちの方でずっとされて話が進んでるし。
通報は誰かが定期的にしてると思うから、気にせず雑談するのが一番じゃないかと。
OK。じゃあ、雑談行こうか。
こなたとかがみって、友情?恋愛?どっちだと思う。
>>81 友情、かなぁ。それも、いわゆる「一生の親友」というやつ。
愛だとか恋だとかじゃないけれど、それぞれ彼氏を見つけて結婚しても、たとえ住む場所が遠くなっても、何かの折に電話したり
会ったりする関係。
ご近所さんだったら、それこそ毎日お茶飲みに行ったり来たりして。
そんなSSを、某所に書いた事もある。
公式では熱い友情
妄想アリでいいなら友情と恋愛の境でもじもじする二人が一番の大好物だ
友情百合という便利な言葉が
公式であれ二次であれ、友情以上(友情までも含む)の何だかもじもじな関係。
そこに高い集客力(笑)の秘密があると思う。
>>81 何かきっかけがあれば恋愛に発展してしまう、親友以上恋人未満かと
二人の距離感を様々に設定できる所と、どちらもリバで違和感が無い点で
お姉様と妹系の百合とか、少年漫画的な友情から愛情へといった
人によって違う百合ニーズに対して、最適なソリューションを提供できる
俺も基本友情→何かがきっかけで友達以上の関係に発展……派。
お互い合鍵を普通に渡しあい、なんとなく同棲、そして
なんとなくじゃれあい→なんとなくあれやこれや……で
気づいたら友達以上、な感じだと思う。
だが、
時々、熱烈こな→かが かが→こなも欲しくなる贅沢な俺。
突然だけどこなた×かがみSS保管庫って所行けば今までに投稿された
全てのSSって見ること出来る?
おおむね見ることができる
SSとして抽出されてないものについては
一応、生ログが残っているので探すことはできる
>>89 すべてではないと思う(作者さんの意向とかにより保管されないことあったかもしれんから)
けどほとんどのものは見れるよ
おk。有り難う。
明日授業中抜け出してSS見ることにしよう。
ところで本屋さんでかがみんの狩猟日記って本見つけたけどどんな内容か
知ってる人居る?
過去のお絵書き掲示板見たくなった。こなたとかがみが二人にそっくりの赤ちゃんを抱いている絵。
それは今も見られるのかな?
小なた、最近ないからそっちも見たいな…雑談とか1レス程度のちょっとしたSSとか…
>>53 軽いかが→こなという感じ。ほとんどこなたとかがみしか出てこない。
>>92 特にこなかが要素はないけど、二人がモンハンの世界に入って遊ぶという内容。
最近じゃ、保管庫見る人もめっきり減ったな…昨日は日曜日だってのにたったの13人…
やっぱり新作がないと盛り上がらないね。
荒らしの一日も早い抹消を願う。
そんな中でも保管庫毎日覗いてるよ(笑)
レスは滅多につけないけどね。
13人ってそれ作品毎のカウンタじゃね?
TOPだと今日だけですでに68人だぜw
つか13だとか俺一人でそんくらい回してるってのw
新作が投下されにくい状況だから、逆に昔の読んだりしてしのいでるかな。
愛情溢れる作品の数々は、何度でも楽しませてくれますよw
>>98 どんだけ見てんだよww 愛が溢れすぎだろww
師匠と呼ばせてくれ
2004年のある休日
こなた(7時…今日は珍しく早く起きたかな…)
(今日もまたつまらない一日になるのかな…。誰かから誘いの電話来ないかな…)
(よし。11時まで待ってみよう。誰かから電話かメールが来ますように。)
・
・
・
(11時になっちゃったよ…。)
(何人かは友達いるはずなのにな…)
(なんで誰も連絡してくれないんだろ…)
(まるで悪夢だネ…)
(こんなの不公平だよ神様…)
(誰かに…会わせてよ…)
―その時
テッテレッテ〜♪
(!?電話だ!!)
(でもこの番号…誰?まあ…とりあえず出てみようかな。)
「もしもし?」
『あ、もしもし!?すみません!』
「はい?」(…間違い電話…かな?)
『近所の小さい子が勝手にかけちゃって…』
「へえ…」(そういえば私もよくやったな)
『本当にすみません…』
「いえ、別にいいですよ。私も小さいころよくやりましたし。」(この人、奇麗な声で喋るなあ)
『そうなんですか…。実は私もやったことあるんですよ。』
(どんな人なのかな。)
『知らない人と話すのが大好きだったんです。』
(なんでかな…とても会ってみたいよ…)
『かがみお姉ちゃ〜ん!早く続きしようよ〜!』
『はいはい。今行くからちょっと待ってなさい。
それでは失礼します。本当に…』
(会いたい…!)
「ちょ、ちょっと待って!あ、あの…」
みたいな馴れ初めを考えてみた。ふたりとも中三で実は知りあってた、みたいな。
はい。文才なくてごめんなさい。
>>101いや、中々いいんじゃない。
公式では高校で初めて会った二人でけど、実際、それ以前に出会ってる可能性ってそれ程低くないと思うんだ。
割りと近い距離に家あるから、どちらかが気紛れで遠出した時、とかね。
1年4月
「ツリ目でツインテールかぁ。ポイント高いねー」
1年7月
「真面目で頑張り屋さんなんだねー。優等生♪優等生♪」
1年10月
「かがみんって優しくて面倒見がいいんだよねー」
1年1月
「かがみー!宿題見せてー♪」
2年4月
「一緒のクラスになれなくて落ち込んでるのかー。…実は結構淋しがり屋?」
2年7月
「かがみんは可愛いよねーヨシヨシ♪」
2年10月
「かがみーん♪ギュッ」
「こ、こら!抱き付くなぁー!」
2年1月
「かがみーん♪かがみーん♪大好きー♪」
「だああっ!引っ付くなぁー!!」
3年4月
「こなたと一緒のクラスになれなかった…。うわああああーん」
部屋で一人で泣くかがみ。
「かがみ可愛いよかがみーん♪」
3年7月
「お姉ちゃんとこなちゃんって、ほんと仲が良いねー」
「なっ!だ、誰がこんな奴と…」
「そうだよつかさ。かがみんは私の嫁だからねー♪」
「誰があんたの嫁かぁあー!」
「かがみん大好きだよー♪」
3年10月
「ね、私ね。ほんとにかがみの事が好きなんだよ。…」
「こなた…」
3年12月24日
「かがみ、大好き。…好き」
「…わ、私もこなたの事、大好きなんだからね!」
「…ほんとに?」
「ほんとだってば!あんたに言われるずっと前から好きだったんだから!」
「…うぅ、かがみー!!」
「わっ!」
―大好きだよ…。
3年卒業式
「いつまでも、一緒だからね、こなた…」
「かがみーん愛してるー♪」
Happy End
勢いで書いた、反省はしていない。
>>103GJ
こなかが年表ですかできたらもう少し細かく書いてほしかったかもw
いやいや、最初からどんだけ好きなんですかこなたさんw
GJ
∩
//
//
| | /⌒ヽ /⌒ヽ
| | / 冫、) ./ 冫、)
| | / ` / / ` /
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|:::::::::::: l | //´|:::::::::::: l |
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| / | | / *'ω'*) .| /.| |
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U U U U U U
>>101 その馴れ初め萌えるわ〜w
>>103 うん、安心していいよ
私の中のこなかが年表もそんな感じだからw
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 15:52:29 ID:e/kPo+bY
もう結婚しろ
もう結婚した
>>101 本人が気付かない内に出会っていたという設定は面白いね
前にこなたとかがみが子供の頃一緒に遊んでいた時期が
あったという設定のSSを書いてた職人さんがいた気がする
「影踏み遊びのつもりで、知らずにかがみと婚約するこなた」と申したか
>>112 そうじろうさん、2ちゃんにカキコなんかしていないで原稿を書いてください
2004年のある休日
こなた(7時…今日は珍しく早く起きたかな…)
(今日もまたつまらない一日になるのかな…。誰かから誘いの電話来ないかな…)
(よし。11時まで待ってみよう。誰かから電話かメールが来ますように。)
・
・
・
(11時になっちゃったよ…。)
(何人かは友達いるはずなのにな…)
(なんで誰も連絡してくれないんだろ…)
(まるで悪夢だネ…)
(こんなの不公平だよ神様…)
(誰かに…会わせてよ…)
―その時
テッテレッテ〜♪
(!?電話だ!!)
(でもこの番号…誰?まあ…とりあえず出てみようかな。)
「もしもし?」
『あ、もしもし!?すみません!』
「はい?」(…間違い電話…かな?)
『近所の小さい子が勝手にかけちゃって…』
「へえ…」(そういえば私もよくやったな)
『本当にすみません…』
「いえ、別にいいですよ。私も小さいころよくやりましたし。」(この人、奇麗な声で喋るなあ)
『そうなんですか…。実は私もやったことあるんですよ。』
(どんな人なのかな。)
『知らない人と話すのが大好きだったんです。』
(なんでかな…とても会ってみたいよ…)
『かがみお姉ちゃ〜ん!早く続きしようよ〜!』
『はいはい。今行くからちょっと待ってなさい。
それでは失礼します。本当に…』
(会いたい…!)
「ちょ、ちょっと待って!あ、あの…」
みたいな馴れ初めを考えてみた。ふたりとも中三で実は知りあってた、みたいな。
はい。文才なくてごめんなさい。
1年4月
「ツリ目でツインテールかぁ。ポイント高いねー」
1年7月
「真面目で頑張り屋さんなんだねー。優等生♪優等生♪」
1年10月
「かがみんって優しくて面倒見がいいんだよねー」
1年1月
「かがみー!宿題見せてー♪」
2年4月
「一緒のクラスになれなくて落ち込んでるのかー。…実は結構淋しがり屋?」
2年7月
「かがみんは可愛いよねーヨシヨシ♪」
2年10月
「かがみーん♪ギュッ」
「こ、こら!抱き付くなぁー!」
2年1月
「かがみーん♪かがみーん♪大好きー♪」
「だああっ!引っ付くなぁー!!」
3年4月
「こなたと一緒のクラスになれなかった…。うわああああーん」
部屋で一人で泣くかがみ。
「かがみ可愛いよかがみーん♪」
3年7月
「お姉ちゃんとこなちゃんって、ほんと仲が良いねー」
「なっ!だ、誰がこんな奴と…」
「そうだよつかさ。かがみんは私の嫁だからねー♪」
「誰があんたの嫁かぁあー!」
「かがみん大好きだよー♪」
3年10月
「ね、私ね。ほんとにかがみの事が好きなんだよ。…」
「こなた…」
3年12月24日
「かがみ、大好き。…好き」
「…わ、私もこなたの事、大好きなんだからね!」
「…ほんとに?」
「ほんとだってば!あんたに言われるずっと前から好きだったんだから!」
「…うぅ、かがみー!!」
「わっ!」
―大好きだよ…。
3年卒業式
「いつまでも、一緒だからね、こなた…」
「かがみーん愛してるー♪」
思ったとおり、全部出来ていた。
机の上に置いておく。
時計を眺める。途端に秒針の動きが鈍くなった。
こんなに一秒は遅かったのだろうか。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。秒針は四週もしていなかった。
もうこなたが来たらしい。一体どれくらいの近場から電話をしてきたのかと思いながら、急いでつかさと玄関に向かう。
「おはよー、つかさ、かがみ」
「おはよう、こなちゃん」
「こなた、おはよう」
こなたは軽めの格好だった。二学期が始まったとはいえまだまだ暑い。
それにしても、こなたはファッションというものには興味が無いのだろうか。
こんなだから彼氏も出来ないんだ。少し気を使えば顔も可愛いし、簡単に出来ると思うのに。
いや、それは困る。こなたに彼氏が出来るなんて……。
あれ、私は何を考えてるんだろう。こなたは大切な親友なんだから、恋を応援するのは当たり前だ。
ため息をつく。携帯電話が携帯電話としての機能を全く生かせていない。
あ、でも、普段使ってないってことは、私達以外とはあまり付き合いがないってことか。よかった。
よかった? なんで?
最近自分のことが分からなくなってくる。天井を見上げて気持ちを落ち着ける。
少し整理しよう。
「あ、ここに携帯あるじゃん。ちょっと貸して」
「え?」
こなたが私の机に目を向けている。
携帯を机の上に置いたままにしていたことを思い出した。
やばい、どうしよう……。
「ま、待って!」
「え、どうしたのかがみ。怪しいメールでもあるのかな〜」
こなたは逆に興味津々といった感じで携帯を手に持った。
待って待って待って!
おしまいだ。何もかも。
かがこなで面白いの無いですかね
こなかがベースの作品でも攻守(?)反転して
かがみに突っ込まれて顔真っ赤にしてギクシャクしたり
弱気になって涙目のこなたが、ががみに抱きしめられたり
するシーンでのこなたに最近激萌えなんですが
「うん。私がこなちゃんから借りてた漫画を取りに来るんだって」
「ふーん、べ、別にいいけど。わざわざその為に来るの? つかさが学校ででも渡せばいいのに」
「なんか、早く返して欲しいんだって」
そうか、こなたが家に来るのか。
こなたが。
明日。
待ち遠しいな。
「お姉ちゃんどうしたの? にやにやして」
「え? な、なんでもないわよ。気にしないで」
危なかった。表情が顔に出てしまっていた。落ち着け、私。ポーカーフェイスだ。
ベッドに入る。携帯をそっと開けた。
こなたの困った顔。
込み上げてくる何かを抑えるようにため息をつく。
忘れようと思って携帯を閉じる。
何やってるんだろうな、私は。
もやもやした思いを胸に秘めたまま、眠りに落ちた。
思ったとおり、全部出来ていた。
机の上に置いておく。
時計を眺める。途端に秒針の動きが鈍くなった。
こんなに一秒は遅かったのだろうか。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。秒針は四週もしていなかった。
もうこなたが来たらしい。一体どれくらいの近場から電話をしてきたのかと思いながら、急いでつかさと玄関に向かう。
「おはよー、つかさ、かがみ」
「おはよう、こなちゃん」
「こなた、おはよう」
こなたは軽めの格好だった。二学期が始まったとはいえまだまだ暑い。
それにしても、こなたはファッションというものには興味が無いのだろうか。
こんなだから彼氏も出来ないんだ。少し気を使えば顔も可愛いし、簡単に出来ると思うのに。
いや、それは困る。こなたに彼氏が出来るなんて……。
あれ、私は何を考えてるんだろう。こなたは大切な親友なんだから、恋を応援するのは当たり前だ。
同性に好かれているなんて知ったら、いくらこなたでも引くに決まってる。
こんなのは普通じゃないから。
友達だったのに、いつからだろう。こんな風に思いだしたのは。
ベンチの背もたれに思いっきり背中を預けた。
ぼんやりと空を見つめ続けた。
雲ひとつ無い青い空。恨めしいほどに私とは全然違う。
真っ白になった頭の中、モザイクが薄れていくように何かの映像が広がっていく。
こなた……。
こなたの姿がいくつもいくつも現れては消えていく。
チョココロネを食べるこなた。
目を細めて思案するこなた。
アニメについて語るこなた。
嬉しそうに笑うこなた。
それは、心の奥底に隠した思い出の写真。
こんなにも沢山の写真を持っているのに、どうして私は携帯でこなたを撮ろうとしたんだろう。
こんな気持ちなんて、誰にも気づかれないように胸の中だけで抑えていたらよかったんだ。
こなたはいつまでも子供のように純粋だ。
自分の好きなことならどこまでも追い続け、自分の気持ちに嘘をつかないで、思ったとおりに行動する。
周りの目なんて一切気にしていない。
私にはないものを、こなたは持っている。
だからかな……。
気づいたら、部屋を飛び出していた。
家を出て、走り続けた。どこまでも。現実から逃げられるまで。
でも、何処まで行っても、体は震えたままだ。
もう、終わりだな。
公園があった。
ベンチに座る。
必死に忘れようとしているのに、あの出来事が何度も蘇ってくる。
つかさは、攻められない。
あの状況なら、本当のことを言うしかない。それに、結局実践したのは私だ。
あんなこと、しなければ良かった。
何の意味もないのに。
でも、もしかしたらという淡い希望もあった。それは思い込みでしかなかったのだけど、私にはこんなことしか出来なかったんだ。
告白なんて、そんなに簡単に出来ない。だからこそ、こんな夢物語的なものを信じてしまった。いや、信じるほかなかったんだ。
だって、どうしようもないから。思いは強くても、行動には移せないから。そんな勇気無かったから。
ああ、どうしたらいいんだろう。
まだ見ていないこの後の様子が鮮明に浮かび上がる。
そしてそれは現実になった。
「どれどれ。……えっ?」
「どうしたのこなちゃん。あれ、これって、もしかして……」」
やめて、それ以上言わないで。こなたには知られたくないから。お願い。
やめてやめてやめてやめて。
テーブルの前に座ったまま体は動かない。
ただ、何も聞こえないように、必死で耳を塞いだ。
体が小刻みに震える。
「どういうこと? つかさ」
「えっと、あの……」
言葉は塞いだ手を突き破って耳に入ってくる。
「携帯の待ち受け画面をね……」
もう耐えられなかった。聞きたくない。ここにいたら、嫌でも耳に入ってしまう。
自分でやった事実だから、逃れようがない。
「好きな人の写真にしたら……」
「え? どうして?」
どうしてだなんて、言えるわけがない。
だから、怪しまれないような言い訳も考えてきた。
「え、えと、私の友達に、こなたの話をしたら、顔を見たいって言い出して……」
これで、私は頼まれてやっているだけの人になれる。
「別に私に言ってくれれば実物を見せるんだけど。……この学校の人だよね」
まさか、ここまで聞いてくるとは思ってなかった。
でも、私だってここで嘘とばれるわけにはいかない。
嘘に嘘を重ねていく。
「い、いや、そうじゃなくて……む、昔の友達なのよ」
「ふ〜ん。それで、どんなポーズになればいいの?」
「え?」
「だから、格好とか表情とか、そんなの。第一印象って大事じゃん」
そうか、こなたは疑っていないのか、私のことを。
そのでっち上げた友達に、会いたいと思ってるのか。
少し罪悪感を覚えた。こなた、ごめん。本当に、ごめん。
「か、可愛い表情がいいと思うわよ」
無意識のうちにそんなことが口から漏れていた。
何気なく大変なことを言ってしまった。
恥ずかしさに苛まれる。
いや、よく考えたら、これは私が望んでいるものではなくて、私の友達が望んでいるものだ。
私が私の意思で要求するのなら恥ずかしいけど、これは違う。あくまで私の友達の欲求だ。
悪魔どもめ…
まだまだやるからな。
その思想、スレだけの中にしとけよ。
家族には迷惑かけるな。
何がそこまで駆り立てるのか知らんけど、人生大事にしろよとだけ言いたい。
一人で生きてるんじゃないんだからさ。いや、ホントに冗談抜きでね。
130 :
103:2008/06/24(火) 21:23:52 ID:Zy97ZwQd
レスが嬉しかったので、ちょっと返事書きますね。
>>105 綺麗に1レスに纏めようとしたらこんな感じになっちゃいました。
あくまで小ネタのつもりで書いたつもりです。
あんまり長くするともはや普通のSSと変わらなくなるのでw
>>106 最初から好きだと言えばそうですが、
一応1年前半でかがみを知り、後期でかがみに懐き始め。
2年からは甘えまくり。2年後期にはもうベッタリ。
3年で好きだという気持ちが本気になり、3年後期ではかがみを思うだけで泣いちゃうくらいに。
…というつもりで書いたつもりです。
あ、でも好きに解釈して読んでもらえばいいかな。
>>108 おお、友よ!
一応、出来るだけアニメに沿ったかんじで作ってみましたw
レスくれて感謝です。
どうでもいいけどみなみ×ゆたかってこなかが程は心に響いてこないのは何故だろうね
かがみ×ゆたかならいけるんだけど
>>131 安定しすぎてるからじゃないかな。
無邪気というか、こなかがのような危うさがない。
なんてーかな、言うに言えなくて悶々とするような。
俺はみなゆた凄い好きだけどなにか?
某所のFF4のらきすたパロはこなかが的にもみなゆた的にも
非常に良くて嬉しい限りです。
あのFFパロはこなかがじゃなくてかがこなだと思う
というかあのこなたは受けすぎる
まあどっちでも美味しく頂ける訳ですが
超個人的な意見を言わせてもらうと
百合とガチの違いだと思うッス
いや……そもそも、他のカップリングを引き合いに出しちゃ駄目でしょ。
それ言ってしまうと、自分は二次もあくまで本編が元になってる意識強いから、こなたとかがみ、ゆたかとみなみ以外は違和感強い。
まして、この四人が違うキャラとくっつく展開とか、かなり厳しい。
でも、二次というのはそこを楽しむものだしさ。人それぞれというか。
逆に言うと、そうした違和感を忘れさせて読ませてしまうSSとか、真に凄いのかもと思ったりして。
>>127 こなた「エロいのエッサッサ!」
かがみ「文字にするとわかりにくいわね…ってかエロハァハァ」
139 :
8-784:2008/06/24(火) 22:57:22 ID:wGj39U3f
【らき☆すた】こなた×かがみ【こなかが】避難所の『こなかが板方針について』スレッド有志の者です。
ここ最近の本スレでの荒らしの慢性化について、『こなかが板方針について』スレッドでは6月上旬頃から議論を重ねて参りました。
デリケートな問題故、現時点でもその具体的な結論が出ていない状態ではありますが、ここ最近のコピペ荒らしの爆撃を受けて、暫定的ではありますが当面の対応策が出来上がったので、ご報告と代理スレの誘導をしに参りました。
まずは、避難所BBSに本スレの代理となるスレッドを設置しましたので、当面はこちらを本スレの代わりとして利用するようご協力をお願い致します。
【らき☆すた】こなた×かがみ避難所スレPart1【こなかが】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/ したらば掲示板を利用していますので、基本的には2chと同様の書き込みが出来ると思います。
この代理スレッドには、今回の対応策に賛同された住民と職人が参加します。
本スレをご利用の皆様におかれましては、ここ最近の本スレッドの現状について様々なお考えがある事と思いますが、代理スレを設置する以上、出来るだけ本スレと代理スレで住人が分散するという最悪の事態だけは避けたいと考えています。
ですので、決して強制は致しませんが、現在本スレッドに参加されている住民様及び職人様におかれましては、是非ともご協力の程を宜しくお願い申し上げます。
代理スレへの移転以降の作品の投稿方法につきましては、同掲示板の『避難所SS投稿スレ』の
>>502にその詳細を書きましたので、職人の方々は一度目を通して頂ければと思います。
また今回採用された対応策に関してご質問がある方は、お手数ですが避難所の『こなかが板方針について』までお越し下さい。
それでは宜しくお願いいたします。
>>372 ◆l.VMZYTjVwさん
スレ建てお疲れ様です。
>>139 ウホッ!いいフラグ!!GJ!!
リボンが解けたときのかがみの表情の破壊力はMAXレベルでしたw
そして、その表情が似合うのはこなたしかいないっ!
む、以降は避難所推奨と考えた方がいいのかな?
でも、8-784氏のはギリギリセーフって事で(笑)
何にでもイベント発動の可能性を求めるこなたのたくましさに感動w
多分荒らしてるの
グレゴリー
とか言うコテ使ってた奴じゃないか?
あのグロ系とか訳わからん話とか気味の悪い絵を書く人
確証はないけどさ
いずれにせよ、変な人に目を付けられちゃったね
こんな事しても人のためにもならなければ自分の為にもならないのにね
>>142 なんか奴の執念からすると避難所も爆撃目標になりかねん気がするが…
避難所ってどこから書き込みされたかの機能ある?
それなら奴なら絶対書き込まないかもしれないけどね
>>144 避難所(したらば)はIP表示・削除・アク禁等ができるよ。各板の管理者権限ですぐできる。
荒らしの対策とかは避難所の専用スレでいいよ。
どっちにしろ、こなかがをまったり楽しむのがスレの基本姿勢だしね。
>>146 疑心暗鬼になるのも止む終えない状況でしょうが
私は違います
むしろ心からこのスレに出没する荒らしを憎んでいます
信用してくれと言っても信用してくれないでしょうけどね
>>147 とりあえず作家さんが関連するトコに投下するまで雑談と小ネタ投下でしのぎましょうか、この場は
スレ違いすみません
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 02:10:16 ID:65TEPl5S
犯人探しは、結果が当たりでも外れでも良い事はない
外れだと容疑者が更に面倒臭い奴になる可能性が発生し、
当たってても荒らしであることに変わりはない
犯人探しはやめとけ
>>139 まさに風のいたずら…。
普段と違うってだけでやはり新鮮ですな。
GJ
とにかく、荒らしなんか気にしないでみんなでいつも通りにしてればいいと思うよ。
二人を愛でていればそれでいいさ
きっとこの荒らしは
こなたが誕生日プレゼントを渡すためにこっそりバイトの量を増やしたんだけど
それを知らないかがみがこなたの好きなスレを荒らせば構ってくれるんじゃないか
と思って荒らしてるんじゃないかという妄想
はいはい病院行き病院行き
ヤンデレかがみと申したか。
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::| GJ
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| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
保管庫のこなかがSSを楽しく読ませて貰っているよ。そん中でこういうシーン
「私、何か怒らせることしちゃったんだよね。だから、私のこと、最近避けてるんだよね……」
「こなたのせいじゃ―――」
言い終わる前に、言葉が止まった。
小さな身体が、小さな声が、小さく震えていた。
「ごめん……ごめん……なさい……。私……何でも……するから……かがみが……
して……欲しいこと……絶対……するから……許して……かがみ……お願い……」
こなたが……あのこなたが、泣いてる……。
気落ちして消え入りそうなこなたにかなり不謹慎だと自覚しながらも
萌えてしまう。泣きこなはステータスだ希少価値だ!
すみません俺なんだか壊れてます
>>155 大丈夫、ここの住人みんなそんな感じだからw
某泣きこなた職人の描く泣いているこなたが好きだw
>>157 現状
>>140の状態で運営が行われてるので、宜しければ避難所の方にも転載して頂ければ。
避難所メインで職人さん達の作品もそちらに投下され始めてるので、住人の皆様は是非そちらの方覗いてやって下さい。
2ちゃんねるanime3.2ch(アニメキャラ板)
【らき☆すた】こなた×かがみPart22【こなかが】スレ
(すなわちこの現行スレです)をご覧の皆様へ
只今このスレは数スレにわたって継続的なAAや投下作品のコピペなどによる荒らし行為が頻発しており、
作品投下や感想のレス、雑談などのレスによる正常なスレ進行が困難な状況にあります
つきましては緊急対応といたしまして、避難所内に設置しましたこなかが総合スレ
こなた×かがみ避難所スレPart○○【こなかが】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/ に『任意の賛同住民』は避難の上で従来のスレ運用を行っています
尚上記の避難所スレは管理者によるコピペやAA荒らしの削除対応が可能という長所があります
住民分散とSSやイラスト作品作者の皆さんのモチベーション低下によるスレ崩壊を避けるためにも
是非とも趣旨にご賛同の上避難所スレへの書き込みや作品投下の移動をお願いいたします
避難所スレ、保管庫や避難所の重要なお知らせは、こちらのスレにもレスにて報告いたします
---------------------
自治厨うぜーよ
知らんがな!
162 :
160:2008/06/25(水) 19:56:44 ID:WQESxsWx
泣きこなはレアなんだよなー
作品書く時はどうやってそこまで追い込むかが難しいんだが
色々思い込んで泣いちゃうかがみんってのもなかなか
165 :
フタ☆某:2008/06/25(水) 20:26:58 ID:pOaeZWuz
他スレの専用うぷろだを使ってマルチポストとはちょっとひくなあ...
あっちではGJさせてもらったよー
しかしマルチポストはいくない
>>155 このSSって作者とタイトル何だっけ?
また読みたくなったんだけど忘れてしもた。誰か教えて。
今こそwikiの検索機能を使うべき
うつるものの6
170 :
フタ☆某:2008/06/25(水) 21:15:27 ID:pOaeZWuz
171 :
フタ☆某:2008/06/25(水) 21:20:23 ID:pOaeZWuz
ああもう、マルチポストの意味をようやく理解した。orz
たびたび申し訳ない、自粛します。
>>169 サンクス!これでようやく読めるよ。
そうか検索機能あるんだ。いつも携帯から見てるから気付かなかった。これは便利だ。
今日すげえシュールなかがみの本見つけた
おめでとう
176 :
13-351:2008/06/25(水) 22:12:13 ID:QPoLRay/
>>175 全然ないよ。っていうかこなたでてこない
名前はマジカル☆カガミンみたいな名前
>>177 それ知ってますw
スレ違いで申し訳ないけど、確かにシュールですよねw
>>176 読んだよー
ひそかに漂う鬱要素
今後どうなるのか楽しみです
きっと二人なら乗り越えていける !
今晩は何というか…静かだな
>>179 メイン機能が避難所に移っちゃったからねえ
言いたい放題言えるから自分はこっちのほうが好きなんだけどね
とりあえず、どうあろうと
俺らはかわらずこなかがでいこうぜ。
しっかし、アニメとか見てつくづく思うね。
確かにこの2人、ノンケではあるんだろうけど
きっかけさえあればお互いを深く求めかねん、と。
こなかがは友情とか親友とか好きな自分には天国
漫画が漫画だからくっつく可能性は限りなく低いのに妄想せざるを得ない
ナチュラルに間接キスしちゃってるけど気付かないこなかが萌え
つーか、避難所は携帯だと見づらいんだよねぇ…
いっそここに作品投下するアウトローになろうかな
好きで避難所でやってるわけじゃないから、荒らし問題がある程度解決すればこっちに戻るでしょ。
多くの職人さんや住人の気持ち考えたら仕方ない措置だと思うから、自分は両方に書き込みするよ。
住民分散しちゃったら、折角戻れるようになっても寂しいし。
「らき☆すたでレズ萌え」(※18斤)という同人誌が何気にこなかがしていていい感じだったよ。
因みにスレ違いだけど「友達以上恋人未満」という本が割りと珍しいみさかが本だった。
こなかがって同人もネット創作も多いから嬉しいんだけど
一部の作品はこなたを自己投影の道具というか、かがみに絡ませられる男がいないから代わりに
としか思えないのがあるのが嫌だな。
完璧にこなたがエロ親父で、かがみは男前さがないただのツンデレお姫さまみたいなのは泣きたくなってくる。
こなたが垣間見せるナイーブさや、かがみとの一方的に弄ってるようでそうでもない
べたべたしてるようで距離がある関係が好きだから特に。
それについてはこなかがに限らずどんな二次創作にもありがちな事だと思うぞ
ここの作品も合わせて原作の性格を改変なしってのも相当少ないと思うし
違和感なく書いてる作品って本当に少数だと思う
まあ結局面白ければ改変されてても構わないけどな俺は
エロこな、姫かがみ、暴走かがみ、乙女こなた何でもドンと来い!
まあ限度ってものはあるが…
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>>169 いまだに検索の仕方が分からない自分は負け組
シリアスなこなかがを探しているのに見つけられないorz
ググるみたい普通に検索すりゃいいんじゃねーの?
たとえば誕生日モノが読みたいなら誕生日って入力すれば
誕生日関連のがズラっと並ばれる
>>181 こなたはあっちこっちでノンケ発言してるけど、かがみは性別関係無しに「こなただから好き」「こなたの存在が好き」
って思っていそうな節があちこちでチラホラと・・・
発音し易いから「こなかが」って呼ばれることが多いけど、実際は「かがこな」が実態じゃないかと思う
そんな二人だから、何かきっかけがあれば親友以上の関係になるかもしれないのには同意
コンプエース買ってきたけどポケットストーリーズがいい感じのこなかが展開で幕を閉じたね
もう少しラヴ分が欲しいところだけど・・・w
>>185 どちらかというと(書き手な自分のこの発言は)避難所の職人雑談スレ的な話題なのかもしれないけど、
女性として女性を愛するガチに対して、それを純化させてファンタジーにした百合において、
キャラクター性を維持したまま女性という性的(エロじゃなくてセクシャルな意味で)な描写を行うのは非常に高度なんだよなぁ。
オブラートに包まずに言えば、百合はファンタジー化が進みすぎて、ノンケの人(もっと言えばオタ)にも受け入れられやすいように
パッケージ化(商品化)されてしまったので、本来の純化した(擬似含む)恋愛から外れた『萌え』になっちゃったんだよね。
だから特に男性作家が百合を書いた場合、どうしても、こなかがのどちらかに自分(もしくは読み手)の理想の男性像、女性像を投影して『萌え』にしてしまうのは仕方ないんだよなぁ。
読み手にそういうニーズがあるから書き手もそれを意識して書いちゃうのも事実だし、男性が多い(と思われる)職人さんにとっては書きやすいし、
さらに心理的に男性化しているので、男性読者の共感を呼びやすいという…
185さんはエロオヤジ化したこなたを指摘してるけど、逆に『俺の嫁』至上主義者(がいるとすれば)にとっては、
メガミその他で匂わされるカップリング+二次創作の『百合を越えてしまった男的立ち位置』のかがみに反発を覚えてしまうのかな…
とアンチな人たちの背景をぼんやり考えてしまう今日この頃です。
違和感あるかないかに限って言えば、「どっちも恋愛や色事にはヘタレ」なのが真実というか。
こなたはただの耳年増でしょうし(笑)
本質的に現実主義というか冷めてるのもこなただし……
要するに、二人ともごく普通の感性の持ち主って事なのでしょう。
そこに百合やら持ち込むなら、どっちも性格に応じて悩みまくり、少しずつ距離を詰めるような緊張感があるのが自然なのでしょう。
最初からエロ全開とか攻める気まんまんなのはパロですね(勿論、それはそれで良し
本来、百合とは切ないものなのでしょう、うん。
アンチに関しては、自分がそうじゃないから少し分かりづらいかも。
そもそも、「俺の嫁」っていう人は、らきすたに限らずネタなのかある程度自己投影してるのか分からない。
これはそういう属性ないと理解しようがないのかも……
単純に百合嫌いっていう方が理解し易いというか。
>>186 それはわかる。二次創作はキャラクターを崩したり特徴を極端にしないと難しいし。
でもいい作品は、元のキャラと乖離していても納得できたり、新しい側面に気づくことも多い。
原作と性格が違いすぎるのが嫌なら二次創作なんてみなきゃいいとわかっていても
そういう作品に出会った時の嬉しさを忘れられないから何でも見ちゃうんだろうなぁ。
>>191 いや、わかりやすかった。ありがとう。
自分はかがみとこなたという『組み合わせ』が好きで、『百合』というカテゴリーでは認識していないとわかったよ。
たぶんこの二人で性格も関係も変わらないなら
片方が男の『男女』でも、両方男の『やおい』だったとしても好きだと思う。
お〜、やっぱり人によって違いが出てくるね。
自分は「百合がいいからこなかが好きなのか?」と訊かれると答えはノー。
だけど、「異性同士だったり男同士だったりでいいのか?」と問われるとノーかな。
やおいは受け付けないとかではなくて、女であることもこなたとかがみを構成する重要な要素というか。
性別が変われば仕草も悩みも色々変わってくるはずなんだよね。どっちが良い悪いとかじゃなく。
百合を意識せず、友情だとしても何かしら違ってくるものだと思う。
今のキャラと立ち位置での絡みが魅力的、と自分は感じる。
勿論、ネタで色々やってるのはそういうの抜きにして楽しいから全然いいんだけど。
俺の場合、こなたとかがみはすっごく仲が良い。
ホントにこれだけなんだ。
これ以上の理屈はいらない。
俺は元々百合が好きだったんで流れた感じだが
こなかがは百合初心者から上級者まで楽しめるのがいい
同姓間の愛情はそれだけで葛藤、障害、ドラマができるんだよな
そこにはまると抜け出せない。答えが無いからいくらでも掘り下げられる。
身体的に力も無い、精神的にもまだ不安定な少女の
簡単に折れてしまいかねない想いってのがたまらん。
…気持ち悪いな俺
なんて熱い議論を交わす漢達なんだ…
>>185 どちらかというと(書き手な自分のこの発言は)避難所の職人雑談スレ的な話題なのかもしれないけど、
女性として女性を愛するガチに対して、それを純化させてファンタジーにした百合において、
キャラクター性を維持したまま女性という性的(エロじゃなくてセクシャルな意味で)な描写を行うのは非常に高度なんだよなぁ。
オブラートに包まずに言えば、百合はファンタジー化が進みすぎて、ノンケの人(もっと言えばオタ)にも受け入れられやすいように
パッケージ化(商品化)されてしまったので、本来の純化した(擬似含む)恋愛から外れた『萌え』になっちゃったんだよね。
だから特に男性作家が百合を書いた場合、どうしても、こなかがのどちらかに自分(もしくは読み手)の理想の男性像、女性像を投影して『萌え』にしてしまうのは仕方ないんだよなぁ。
読み手にそういうニーズがあるから書き手もそれを意識して書いちゃうのも事実だし、男性が多い(と思われる)職人さんにとっては書きやすいし、
さらに心理的に男性化しているので、男性読者の共感を呼びやすいという…
185さんはエロオヤジ化したこなたを指摘してるけど、逆に『俺の嫁』至上主義者(がいるとすれば)にとっては、
メガミその他で匂わされるカップリング+二次創作の『百合を越えてしまった男的立ち位置』のかがみに反発を覚えてしまうのかな…
とアンチな人たちの背景をぼんやり考えてしまう今日この頃です。
俺は元々百合が好きだったんで流れた感じだが
こなかがは百合初心者から上級者まで楽しめるのがいい
同姓間の愛情はそれだけで葛藤、障害、ドラマができるんだよな
そこにはまると抜け出せない。答えが無いからいくらでも掘り下げられる。
身体的に力も無い、精神的にもまだ不安定な少女の
簡単に折れてしまいかねない想いってのがたまらん。
…気持ち悪いな俺
お〜、やっぱり人によって違いが出てくるね。
自分は「百合がいいからこなかが好きなのか?」と訊かれると答えはノー。
だけど、「異性同士だったり男同士だったりでいいのか?」と問われるとノーかな。
やおいは受け付けないとかではなくて、女であることもこなたとかがみを構成する重要な要素というか。
性別が変われば仕草も悩みも色々変わってくるはずなんだよね。どっちが良い悪いとかじゃなく。
百合を意識せず、友情だとしても何かしら違ってくるものだと思う。
今のキャラと立ち位置での絡みが魅力的、と自分は感じる。
勿論、ネタで色々やってるのはそういうの抜きにして楽しいから全然いいんだけど。
保管庫のこなかがSSを楽しく読ませて貰っているよ。そん中でこういうシーン
「私、何か怒らせることしちゃったんだよね。だから、私のこと、最近避けてるんだよね……」
「こなたのせいじゃ―――」
言い終わる前に、言葉が止まった。
小さな身体が、小さな声が、小さく震えていた。
「ごめん……ごめん……なさい……。私……何でも……するから……かがみが……
して……欲しいこと……絶対……するから……許して……かがみ……お願い……」
こなたが……あのこなたが、泣いてる……。
気落ちして消え入りそうなこなたにかなり不謹慎だと自覚しながらも
萌えてしまう。泣きこなはステータスだ希少価値だ!
すみません俺なんだか壊れてます
『ふぁん☆すた』 第一話
やけに重い意識を引き上げると共に、これもやけに重い目を開ける。
なんだか私と私の周りの世界の境界線が曖昧だ。
現実が夢になり、夢が現実になる。
私は今そんな状態。
だから私の目の前に広がる見覚えのないくすんだ白い天井も、夢であってほしい。
しかし徐々に覚醒していく意識が、
お節介にもそれがまぎれもない現実だということを教えてくれた。
「ちょ、ここはどこなのよ!?」
バッ、と勢いよく飛び起きた私の腕につけられているのは、…点滴。
右手には閉じられたカーテン。それに遮られて見えないが、窓もあるようだ。
周りの壁は白く、明るい光を反射している。
色気のない部屋。
それを見て私は現時点で自分が置かれているだいたいの状況を把握できた。
つまり、
「病院の中…?」
でもなぜ?
確か、ええと…、あれ??
今の状況につながる記憶が見当たらない。
というよりも昨日や一昨日といった新しい記憶らしきものが見つからない。
相当焦る。動悸も速まる。
仕方ないのでとりあえず覚えているところから順にたどっていくことにした。
―受験が終わって、3月3日に卒業式があって…
そう。私は3月3日に陵桜学園高等部を卒業した。
あの日の空には雲が一つだけ浮かんでいた。
快晴の下、私はみゆき、春日部、峰岸をはじめとする学校の面々に別れを告げた。
高校生活はそれなりに楽しかった。
つかさの世話を焼いたり、春日部を叱ったり、
みゆきのうんちくを聞いたり、峰岸と他愛のない話をしたり。
みんなのいろんな顔が浮かんでくる。
眠たげだったり笑っていたり嬉しそうだったりしょんぼりしたり…。
変わったことはなく、穏やかだった。
今考えてみると、どうやら私は平凡な高校生活を送ったらしかった。
それも悪くはない気もするが、少し寂しい気もした。
その後、都内の大学へと進学する私は引っ越しの準備を完了させて…
そこから先が分からない。
まるで時間を蹴り飛ばしたみたいね。
そこで軽く伸びをする。
下ろした右手がカーテンにあたった。
ベッドとベッドを隔たるカーテン。
――向こうに誰かいる…?
人の気配がする。
おそらく向こうもこちらに気づいているだろう。
それか無邪気に寝ているかだ。
私は恐る恐るカーテンに手をかけた。
そして深呼吸をする。
覚悟を決めて…!
カーテンを持つ手に力を込め、横に払った。
注意
>>201は
>>155のコピペです
ID:GAV+gw9oの思惑に乗せられない様注意しましょう
荒らしは住民分散と避難所への移行を阻止しようと必死の工作中です
それと馬鹿ですから避難所スレの書き込みに素直に反応してくれています
ふふふ、最高のショーとは思わないかね諸君
…そこにいたのは、青い髪をした少女。
そしてその髪は相当長い。
頭頂部には元気そうにぴょこん、と飛び出した一束の髪。
楽しげな目。
猫のような口。
細見の体。
そんな子がベッドに腰かけてこちらを見ている。
―…かわいい…
瞬間、私の心は高鳴った。
―まてまてまて!!なんでこんなに心臓バクバクなのよ!?
この子は女の子で、私も女の子で、だからそんなはずは…
よく分からない言い訳を繰り返す。
しかしこんな思いに関わらず、私の心にはどうしようもないほどの幸福感が広がっていた。
この感覚は、まぎれもなく、アレだ…。
ここまできたら認めるしかない…。
つまり、その…、私は、彼女に…
『一目惚れ』…をしてしまったらしい…。
「おはよ〜」
一人で葛藤していた私に彼女が声をかけてきた。
「えっ!?あ、おはようございます!!」
いきなりのことに裏声になりながらも返事を返した。
…これじゃただの変な人じゃないのよ。
でも彼女から話しかけてくれた。
それだけなのに凄く嬉しい。
「大丈夫?気分は?」
そして脊髄反射的に私は答えてしまった。
「さ、最高です…。」
かがみんルーム
かが「あちゃー、紅茶花伝切れたわ。」
こな「2Lが一瞬で…さすがだねぇ、かがみん。」
かが「私だけじゃないわよ!四人いるんだから。確か冷蔵庫にも無かったわね。
まだみんなしばらくいるんでしょ。ちょっと買いに行ってくるわ。」
こな「ありー。」
こな「うん?…違うか…むむ…」
つか「こなちゃん、何か探し物?」
こな「うーん、最近のかがみんはどんな本を読んでるのかナーと。」
ゆき「こちらに本棚がありますよ。これはー…『狼と香辛料』に、しおりが刺さっています。」
こな「いやいや、そじゃなくてさ。もっともっと剥き身のかがみんを知りたいじゃん…ベッドの下は…無いか。」
ゆき「…(ヒュババババ!)…チェックしましたが残念ながら、本棚も一般向けの本だけですね。本棚奥にもありませんし、
カバーと中身も一致しています。しかし見て下さい、二段目と三段目に不自然に空きスペースが。」
こな「移動したってことかなぁ…」
つか「…???」
こな「うーむ、かがみんの気持ちになってみるか…ブツを箱か何かに入れて…
『こなたに見つかんないように』でしょ……うーん………む!上か!わかった、たんすの上だ。」
つか「こなちゃん、イスの上で跳ねると危ないよー。」
こな「くっ…シンプルだが強力な相手だ…あとちょっとなのに。」
ゆき「しょうがありませんね。つかささん、合体です。」
つか「え…えぇー!そ、そんな、急に…その…」
ゆき「こうやって、つかささんの腕をこう持ってきて…ここでギュッと。さあ、乗ってください!こなたさん。」
つか「あ、これ中学の組み体操でやったヤツだ。私、上に乗る役だったよー。」
こな「(別にみゆきさんがイスに乗ってくれてもいいのに…まあいいや)ありがとう!みゆきさん。」
ゆき「はい、せーの、上へ参ります……何かありましたかー、こなたさん?」
こな「見えた!奥にクッキーの空き缶がある!ふふー、かがみんの秘密を御開帳といきますか。」
こな「(意外にBLは無しか…脈有ると思ったんだけどな…マリみてにストパニ…って隠すほどでも無いのに。
ナハトイェーガー、幽霊列車?…なんだろ?お、これは漫画だ。少女セクト。後で調べてみよ。
そして底には……う、私の写真じゃん…かがみん何で保存してんの…)」
ゆき「どうでした?」
こな「あー、残念!思い出のアルバムみたいな感じだったよ。いいネタになると思ったのに。
(何か悪いから、お詫びに今度私の写真一杯あげよっかな)」
避難所スレに反対するわけじゃないけれど
こなかがスレ住民は結局匿名性に守られてしか行動できないのか
チェアマンにしても372にしても身分を明かしていないしな
年齢層的に違うとは言えエロパロのコテハンが名乗りを上げるのと対称的だ
仮に372がおやつ氏なら名乗ってほしいな
『今そっちへ…』
そこまで打って、私は携帯を閉じた。
(やっぱり、サプライズの方がいいよね)
手に提げた紙袋を見ながら、私はふと溜め息を吐く。
5月28日。
普通の人には何でもない平日。
私は、夜空を見上げながらそっと微笑んだ。
『ただ、会いたくて』
「あれ?おかしいわね…」
インターホンを押して数秒。
わくわくしながら、あるいはドキドキしながら返事を待っていた私は拍子抜けした。
扉も確認したが、やはり閉まっている。
嫌な予感がよぎり、私は合い鍵を取り出す。
カチャリと音がして、なんてこともなく扉は開いた。
「…何でよ」
早く帰らなきゃ…と、思ってもなかなか体を起こすことはできなかった。
いつもの部屋、いつもの空気が、なんだか今日は息苦しい。
それでもなぜか、ここから離れたくなかった。
「――あと、1時間か」
時計を確認して、私は長い溜め息を吐いた。
あと、1時間。あと1時間ここに居よう。
(だからそれまで――どうか、帰ってこないで、こなた)
今の私じゃ、合わす顔がないから。
今の私じゃ、あいつの重荷になるから。
だから、せめてこの日が終わるまで、ここに居させて。
あいつを感じられる、この場所に。
目を瞑ると、軽い眠気が私を襲った。
そう、できることなら――このまま眠ってしまいたい。
そしたら王子様が、あいつが起こしに来てくれるから……。
でもそれはただの夢で、現実のあいつは気付きもしないで通り過ぎて行く。
それが、ホント。
今更だけど、これって不法侵入になるのかな…なんて考えながら、私は夢の世界へ溺れていった。
目を擦りながら、時計を見る。
(なんだ、まだ30分も経ってな…)
ふいに、私は温もりに包まれた。
さっきまでの眠気が吹っ飛び、私は体が火照っていくのを感じた。
「かがみのバカ!なんでこんな所に居るの!」
「え?ちょっ…」
のし掛かってくる重圧に耐え切れず、私はベッドの上に倒れた。
「ずっと、待ってたのに…かがみが帰ってくるまで、ずっと……」
「待ってたって――私の部屋でか?」
「……だって、寂しかったから。こんな日に限ってかがみは遊びに来ないし」
「仕方ないでしょ、バイトあったんだから。あんたこそ、バイト仲間に祝ってもらったんでしょ?」
「かがみに会いたかったんだもん」
「…来る前に連絡するとか」
「驚かせようと思って」
「……とりあえず、下りろ」
「あ、ごめんね。なんか感極まっちゃって」
「なんてもの読んでんのよ!!」
1人ツッコミの虚しさを身を持って体感した私は、またベッドに横たわる。
携帯を見つめながら、やっぱり事前に連絡しておくべきだったな…なんて、どうにもならないことを思ってみたりした。
(ま、デートに水差すことにならなくて良かったか…)
早く帰らなきゃ…と、思ってもなかなか体を起こすことはできなかった。
いつもの部屋、いつもの空気が、なんだか今日は息苦しい。
それでもなぜか、ここから離れたくなかった。
「――あと、1時間か」
時計を確認して、私は長い溜め息を吐いた。
あと、1時間。あと1時間ここに居よう。
(だからそれまで――どうか、帰ってこないで、こなた)
今の私じゃ、合わす顔がないから。
今の私じゃ、あいつの重荷になるから。
だから、せめてこの日が終わるまで、ここに居させて。
あいつを感じられる、この場所に。
涙は自然と流れ落ちた。
だけど、明日からは普通の柊かがみに戻らなくちゃ。
ところで、普通って何だったっけ?
“ピンポーン”
一人で住むには広すぎる部屋に、鳴り響くインターホン。
来客が来たみたい。
出迎えに行かなくちゃ。
でも、体は全く動かない。
“ピンポーン、ピンポーン”
外からの来訪者は容赦を知らないらしい。
……うるさいわね、静かにして欲しい。
第一、失恋直後に来客だなんて、どんな顔して出ればいいのよ……。
悪態付きながら鉛のような扉を開けた、その先には――。
私はどんな顔をしたらいいのか分からなかった。
そこに立っていたのは、ウエディングドレス姿のこなた。
しかもそいつは頬を染めながら、
「エスコートしに来たよ、かがみん」
なんていうものだから、私は、
「そういうのは普通新郎がやるもんでしょ、ばか」
としか、返事を返す事が出来なかった。
とりあえず私は、羽毛のように軽い扉を開けて、こなたを招き入れようと思う。
拝啓 柊ただお様 みき様。
>>210 『匿名掲示板で身分を明かすこと』とかけまして、
『謎を解かない名探偵』ととく。
そのこころは?
『かがみ、私結婚することにしたよ』
高校を卒業して以来、ずっと連絡が取れなかったこなたからの第一声がそれだった。
何故かわからないけど、頭を金槌か何かでズガンと殴られたような気分。
「そう、おめでとう」
結局私は、久々の会話に何の感動も見いだせないまま、こなたとの電話を切った。
「こなた……」
わかっていた。
私が高校の時からこなたの事好きだったって事、わかっていた。
わかっていたからこそ、届かない今が悔しい。
この胸に秘めた一途な想いを、解凍する間もなく永久に氷付けにしてしまう今が悔しい。
「ふっ……うぇぇ……」
枕に顔を押し付ける。
涙は自然と流れ落ちた。
だけど、明日からは普通の柊かがみに戻らなくちゃ。
ところで、普通って何だったっけ?
“ピンポーン
つか「こなちゃん、イスの上で跳ねると危ないよー。」
こな「くっ…シンプルだが強力な相手だ…あとちょっとなのに。」
ゆき「しょうがありませんね。つかささん、合体です。」
つか「え…えぇー!そ、そんな、急に…その…」
ゆき「こうやって、つかささんの腕をこう持ってきて…ここでギュッと。さあ、乗ってください!こなたさん。」
つか「あ、これ中学の組み体操でやったヤツだ。私、上に乗る役だったよー。」
こな「(別にみゆきさんがイスに乗ってくれてもいいのに…まあいいや)ありがとう!みゆきさん。」
ゆき「はい、せーの、上へ参ります……何かありましたかー、こなたさん?」
こな「見えた!奥にクッキーの空き缶がある!ふふー、かがみんの秘密を御開帳といきますか。」
こな「(意外にBLは無しか…脈有ると思ったんだけどな…マリみてにストパニ…って隠すほどでも無いのに。
ナハトイェーガー、幽霊列車?…なんだろ?お、これは漫画だ。少女セクト。後で調べてみよ。
そして底には……う、私の写真じゃん…かがみん何で保存してんの…)」
ゆき「どうでした?」
こな「あー、残念!思い出のアルバムみたいな感じだったよ。いいネタになると思ったのに。
(何か悪いから、お詫びに今度私の写真一杯あげよっかな)」
かがみんルーム
かが「あちゃー、紅茶花伝切れたわ。」
こな「2Lが一瞬で…さすがだねぇ、かがみん。」
かが「私だけじゃないわよ!四人いるんだから。確か冷蔵庫にも無かったわね。
まだみんなしばらくいるんでしょ。ちょっと買いに行ってくるわ。」
こな「ありー。」
こな「うん?…違うか…むむ…」
つか「こなちゃん、何か探し物?」
こな「うーん、最近のかがみんはどんな本を読んでるのかナーと。」
ゆき「こちらに本棚がありますよ。これはー…『狼と香辛料』に、しおりが刺さっています。」
こな「いやいや、そじゃなくてさ。もっともっと剥き身のかがみんを知りたいじゃん…ベッドの下は…無いか。」
ゆき「…(ヒュババババ!)…チェックしましたが残念ながら、本棚も一般向けの本だけですね。本棚奥にもありませんし、
カバーと中身も一致しています。しかし見て下さい、二段目と三段目に不自然に空きスペースが。」
こな「移動したってことかなぁ…」
つか「…???」
こな「うーむ、かがみんの気持ちになってみるか…ブツを箱か何かに入れて…
『こなたに見つかんないように』でしょ……うーん………む!上か!わかった、たんすの上だ。」
ラジオは夢うつつの私にぴったりな曲を聴かせてくれていた。
Oh, I could hide 'neath the wings
Of the bluebird as she sings.
The six o'clock alarm would never ring.
But it rings and I rise,
Wipe the sleep out of my eyes.
My shavin' razor's cold and it stings♪
明るくて、どこか悲壮な曲。
なんだっけこの曲…聴いたことあるんだけどな…。
Cheer up, Sleepy Jean!
Oh, what can it mean
To a daydream believer
And a homecoming queen♪
元気で、どこか不安定で。
まるでベトナム戦争やキューバ危機をはじめとした1960年代の世界情勢を象徴するかのよう…
とまで考えて、まだ受験生から切り替わっていない自分の頭に苦笑。
ああ、『Daydream Believer』、だったっけ?
誰かが口ずさんでた気がするわ。
それにしても随分と眠い。そしてだるい。
もう朝だっけ?
そこで私は興味深いことに気付いた。
――…あれ?私の部屋にラジオなんてないぞ?
なんつーかねー。皆デリケートすぎだと思うよ?読み手も書き手もね
荒らしに関する人は荒らし。無視してりゃいいのさー
心の中で今日もお疲れ様ーとかせせら笑ってればいいのさー
こなかがは線一本で壊れそうな危うい雰囲気がいい
普段は普段でいちゃいちゃしすぎだし
何なんだお前ら!いい意味で!と言いたい。全力で突っ込みたい
俺は根っからの百合スキーでこなかが好きだぞ
でも百合をあまり知らない人にも受け入れられやすいと思う
荒らしと煽りは2ちゃんの華
こうですか >< わかりません
>>222 これに対してスルーで応戦した百合スレは廃墟になったんだぜ
約1年粘着されてw
そういえば他スレが荒れるとそのネタで祭りになる百合萌えスレは今回静かだな
本当に廃墟になったのか...
百合スレは荒れたけど別にこなかがスレがあったからな
>>224 そうだけど、それが何か?
それが嫌なら避難所に行けばいいだけだろ
まあ、選択肢があるのはいいことだ
まったりしたい人も殺伐としてても平気な人もどちらにも居場所がある
俺は両方楽しもうかな
今更アンソロ本買ったんだけど、ゆーのすさんこの頃からこなかが的漫画を描いていたのか!
アンソロ本3冊目はいつ出るんだ
Live2ch、はやくしたらばに対応してくんないかなぁ……
ブラウザで見るのはなんともわびしいorz
>>231 したらば見るのにJane Doe Styleを使ってるな
jane2ch.brdをメモ帳で開いて以下のように記入するだけでOK
したらば 0
jbbs.livedoor.jp/anime 6076 こなかがスレ避難所
どうも2chだとTabが認識されないようなので、以下のように
お願いします。
したらば(Tab)0(改行)
(Tab)jbbs.livedoor.jp/anime(Tab)6076(Tab)こなかがスレ避難所
>>232 IPとホスト晒してもヤホーとかのありふれたホストだったら面白味に欠けるな
思いっきり地方ローカルホストなんかなら田舎者乙で笑えるんだが
えっマジそれなんてアンソロ?
したらばなら管理人が簡単にアク禁にできるんじゃないの?
やろうと思えばできる事は結構ある、けどわざわざここを見てる荒らしに
詳しく教えてあげる必要もなかろ
この話はもういいでしょ
俺たちの戦いはこれからだ!!!!
なんでここで荒らしの話題を振るんだ?
荒らしが嫌な人は自治の効く避難所を有効活用する、これでいいじゃないか
荒らしの対策は避難所の方針スレでの範囲だし、何にせよここで続ける必要はない
243 :
泉 芭蕉:2008/06/26(木) 23:15:40 ID:eB7ErR1A
一句できたっ!=ω=.
とりあえず
荒らし忘れて
こなかがろ
かがみ「私が荒らしよ。爆撃対象はこなた。もちろん性的ないm
>>240 ねえ、この荒らしってさ、昔いたグレゴリーって奴じゃない?
独特のおかしな言葉遣いとか、日本語が変で意味が微妙に通じないところとか・・・
このスレで邪険にされて、憎しみが溜まって荒らしになったんじゃない ?
>>246 こなかが関連を百合萌え板時代から伝統的に荒らしてる人がいるようなので
その人ではないかと
>>245 流れ的に俺に行ってるのか?
過去に議論を促した覚えはないから俺はその議論厨とやらではないよ
>>232辺りはここでやる必要はないと思ったんだが、ネタとして楽しんでるならすまん
こなた「きらめ〜く稲妻〜 と〜どろく雷鳴〜♪」
かがみ「それは嵐だろ」
つかさ「お姉ちゃん何で知ってるの?」
みゆき「そもそも変身忍者嵐とは、石森章太郎原作の・・・(以下延々と続く)」
奴が邪険にされたのはここだけじゃない
あちこちに場違いなグロ絵やSSを投下しているから
そういや前スレ辺りで、こいつに忠告するレスがあって自演乙とか言われてたけれど
あれって彼と親密な、続保管庫時代のお絵かき掲示板のアク禁氏じゃないの?
工作始まってるなー下手に話乗るなよー
荒らしの話題でレス使うの勿体ねえ
素直にこなかがればいいんだ
こなた「じゃあここで一発萌えネタを提供―」
かがみ「おい…なんで人の布団に入ってくるんだ」
>>248 ががづがの事を言ってるなら、ががづか本人じゃなくて、似て非なる劣化コピーのががづがモドキの方じゃないか
>>252 そこまで頭が回ってないみたいだが、お前のやってることも住民分散の工作とも取れるぜ
こなかがりたいなら、さっさと避難所行けよ
↓ここより先こなかがのネタ
kirakira☆star虎で注文できなくなってた○刀乙
こなかがのネタかどうか微妙かも知れんがね。
かがみが文系選んだのはこなた(&つかさみゆき)と同じクラスになりたいから。
それをどういう経緯でつかさはこなたに教えたのかね。
何となく、つかさキューピッド説が頭をよぎるんだけど。
荒らし議論は避難所へ。
SS投稿も避難所へ。
分散させた時点で分かってたことだけど、これじゃこのスレの存在意義が無い気がするよ…
言ってしまえばただの荒らし隔離スレやん。
こっちでSS投稿したい人もいれば雑談したい人もいるんだし、何かあるごとに避難所に誘導するのは止めて欲しい。
この空気が嫌いな人は、自ずと避難所に移動するよ。
>>257 > 荒らし議論は避難所へ
荒らし議論は避難所へ
>>256 こなたが聞いたと予想。
何のかんのでかがみの進路希望は気になるはず。嫁のチェックにおこたりなし。
>>255 注文したはいいがメール便扱いのせいかまだ届かん
蒼☆菫瞬殺でorzしたときに同人誌は見かけたら即ポチるべしと悟ったさ
>>257 アンタの言い分に使うならこの場合分散じゃなくて分離か隔離だろ!
偉そうに能書き垂れるなら少しは日本語の勉強しろ
ここまで荒れるまで何もしなかったかできなかったただの空気名無しが今更偉そうに!
文句垂れと評論家はいらんから偉そうに言うなら改善案か代案を出しやがれってんだ
>>259 成る程。充分ありえる話だね。
個人的には先程も書き込んだが、つかさキューピッド説も捨てがたいが。
だがしかし、こなたが、嫁の進路希望調査のために色々工作している姿を想像すると何となく微笑ましいな。
あのかがみの表情、その一瞬を捉えるためだけに、きっと何日も努力したんだ。こなたは。
40 運営スレより、これが原因らしい sage しばらく重いらしい 2008/06/26(木) 23:19:49 ID:TCGY3du6
先週土曜日未明に発生したPIEのネットワーク障害ですが、David社長やRobertなど
PIEのネットワーク担当者の頑張りで、現在は小康状態になっています。
が、公式発表はもうちょっと時間がかかる見込みです。。。
最終的に問題解決するにはまだ幾つか対応が必要で、早ければ火曜日未明から
行われる予定です。
今回は特定のIP(しかも、本来はどこにも使用されていない未使用のIPアドレス:
一般にBogonと呼ばれています)を使って送信元を偽装し大量(数百メガ)のデータを
一度に送信してくる、という不正なアクセスが先週土曜日未明に発生しました。
その為にPIEのネットワークが麻痺状態になりました。
David社長がルータやスイッチの設定で該当のIPからのアクセスを遮断する様に
修正をおこなったのですが、次々と違うIPで同じ様なアクセスがひっきりなしに来ます。
なので、暫定的な対応ですがBogonフィルタ対策を実施し、Bogonアドレスからの
アクセスが来ても、すぐに遮断される様になりました。
ただ、現在のPIEのネットワークのスピードは通常時よりも遅くなっています。。。
アクセスが普段多いサーバを利用されている人は「なんか重い」「繋がりにくい」と
感じるかもしれません。
この状況は現在のスイッチの設定とBogonフィルタ部分との最終調整をおこなう事で
解決される見通しです。
不便に感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、正常化までもう少しお待ち下さい
かがみの進路希望をさりげなく聞くためにタイミングを計りまくるんですね
そして存外あっさり教えてくれるつかさに肩透かし
今メロンor虎で買えるこなかが本で、一番糖度の高いのって何?
>>257氏を含め、本スレをご利用の皆様へ。
何度もすいません。本スレではこれで最後にしますんで、もう一度だけお付き合い下さい。
本スレの方で今回の避難スレ設置の意味合い等を詳しく説明しなかった為、今回の暫定案に今ひとつピンと来ない方もいらっしゃる事と思いますので、ご説明の方をさせて頂きます。
今回の暫定案は、荒らしの爆撃に被害を被っていらっしゃる職人さんの救済という点を特に重視して決めた事です。
「荒らしはスルーすれば良いじゃない」とお思いの方もいらっしゃる事かと思いますが、職人の方の中には自分の作品が荒らし行為に利用される事にショックを受けるケースが少なくないのです。
現に、自分の作品が荒らし行為に利用された事により精神的なショックを受けたという報告も議論中にありました。
その為、今回の暫定案はそういった職人さん達が本スレを覗かなければいけない機会を最大限に減らす事が最大の目的となっています。
既に本スレが立てられていた為、具体的な投稿禁止等の強制するような文言は含めておりませんが、個人的な気持ちとしては何らかの事情でしたらばに移れない場合を除いて、ほぼ確実に移動して欲しいと思っています。
作品を作った人からすれば、一人でも多くの人から感想を貰いたいという人が大半だと思います。
その時に、本スレと避難スレで住人が分散していると、本来なら荒らしのいるスレに投下したくない場合でも投下せざるを得ない状況が出来てくる訳です。
こうした状況を職人の方に強いるのは、このスレにとって害はあっても得する事は無いと思います。
現在、本スレの状況と比べると避難スレの方はまだ軌道に乗ったとは言えない状況です。
この状況が続けば、確実に共倒れする事でしょう。
なので、「避難スレには行きたい人だけ行けば良い」とは言わずに、現在この本スレに残っている皆様の大部分が避難スレに一時移転されますよう、改めてご協力の程を宜しくお願い申し上げます。
【らき☆すた】こなた×かがみ避難所スレPart1【こなかが】
【PC用】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6076/1214315716/ 【携帯用】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/anime/6076/1214315716/
>>266 今買えるのだと・・・
非エロなら「キラ☆キラかがみん」
エロなら「LUCKY☆PAREDE」が個人的に読んだ中では良かったよ
「LUCKY☆PAREDE」は糖度高めというよりは、付き合いはじめてしばらく経った
二人が色々試してみるというシチュが新鮮だったw
というか、今何が買えるのかとリスト眺めているうちに
6冊ほど注文してしまってるんですが、これなんて罠?
かがみ「最近暑いわね。何か涼しくなる方法って無いかしら」
みゆき「人肌に直接触れると、互いの汗が蒸発する際、熱を奪うので涼しくなるそうですよ」
こなた「じゃあ、かがみん♪」(ピトッ)
かがみ「こ、こなた!?」
こなた「どう、涼しくなった?」
かがみ「余計に暑くなったわよ・・・でも、ありがと、こなた」
こなた「あ・・・う、うん」
俺ではこれが限界だ、誰か続きを、頼む。
>269 微妙に続いていたり。
「かがみ〜 暑いよ〜」
「もうしょうがないわね。でも梅雨時だから蒸すわね」
「そうだよ〜 宿題やる気おきないし」
「こなた。アンタは暑くなくてもやる気ないだろ」
「うん」
「あっさり肯定すんな! 」
「でも、ほんとに暑いよ〜 もうとけそうだよ〜 」
「ええい。暑いっていうな! ぐたーっと机にねそべるな! 」
「あついあついあついあつい」
「連呼すんな! 」
「だって〜 暑いんだもん」
「もんって、あんたは子供か! 」
「全くっ、こっちまで暑くなってきたわよ! 」
「あっ、そだ。いいこと思いついた」
「何よ 」
「シャワー浴びよ」
「確かに…… いいかもしれないわね 」
「かがみ。一緒に…… ネ」
「えっ、でも、そんな。わ、私」
「もしかして恥ずかしいの? 」
「そんなんじゃないわよっ! 」
「ふふ…… 恥じらうかがみん萌え」
「萌えってゆーな」
「一緒に入ろうよ。ねえ。かがみ〜 」
「しょうがないわね。今日だけよ」
「なんだかんだ言って。付き合ってくれるかがみん。大好きだよ」
「あーもうっ こなた。さっさと入るわよ」
(おしまい)
>>271 夏は暑いと言ってくっつき、梅雨は蒸すと言ってシャワー。
冬は当然寒いからとくっつくわけで……春と秋は何だろうw
幸せそうで口元が緩みますな。
春…「あ、かがみ桜が綺麗だヨ!お花見していこー!!」
「いつもあんたは唐突だな…。場所なんて取ってないから
座るとこなんてないわよ」
「お花見っていってもちょっと歩くだけだから。
ほらほら早くしないと散っちゃうよー!」
「そんなに短時間で散るか!ってちょっと!そんなに早く歩いたらはぐれちゃうでしょうが!
もう!ほら手!」
「ふぉぉ…!久々のかがみんデレ…!!」
「誰がツンデレか。これ以上何か言うなら離すか?」
「あぁー!かがみさまー!!ダメー!」
「様付けもやめい。…それにしても、すごい人ねー」
「日本人ってのは何かにつけて騒ぎたい国民性なんだろうネ。あ、ほら
邪魔になってるよ、こっちによらないと」
「あ、ごめん…。って近いわよ!!」
「えー?でもこうでもしないと邪魔になっちゃうしー」
「だからって…」
こうですか!わかりません><
秋は任せ…た…
シャワーの音。
「あんたってさ…結構スタイルいいのね」
「そうかな?」
「意外と足長いんだ…」
「あんまじろじろ見ないでよ。恥ずかしいから」
「…意外とボリュームある」
「う……別に、変わったことなんかしてないんだからね」
「へぇ」
「あ…こら!ひゃっ!!」
「かがみ…かわいいよ」
「こなた…」
「二人っきりで入るのは、初めてだよね」
「…うん」
「肌キレイすぎるよ…うらやましい」
「あんただって、すべすべしてる…」
「かがみ…」
「え、何?…んっ」
「やわらかい」
「ば…ばかっ…いきなり何を…」
「動揺するかがみん萌え〜」
「…っ」
「え、ちょっと、背中?……ソコ触っ…ああぁん」
>273
秋……
「おはよ。こなた」
「おはよう。かがみ…… ご飯炊けてるよん」
「美味しそうな匂いがするわね」
「今日は、かがみ大好き。栗ごはんだよ」
「えっ、ほんと? 」
「大きな栗ね。どこで買ってきたの? 」
「近くのスーパーで大安売りだったから 」
「ふうん。いただきます」
「ちょっと待ったあ! 」
「ま、何よ」
「ふふ かがみ〜 」
「こなた? にじり寄ってきて、何をするつもりよ」
「はい。あ〜ん」
「こらっ、恥ずかしいって」
「あ〜ん」
「いや、マジで」
「あ〜ん」
「し、しょうがないわね。す、好きでやっているんじゃないわよ。
こなたがどうしてもって言うから、付きあってあげるだけだからねっ! 」
ぱくっ
「どう? 」
「とても…… おいしい。でもね…… 」
「な、なにかな? 」
「こなたの方が、もっとおいしいわよ」
ちゅっ
こなかが春夏秋冬、冬。
かがみ「あー、寒い」
こなた「んー、かがみ手袋どうしたの?」
かがみ「いや、ちょっと忘れちゃってね」
こなた「ふーん・・・ハイ」
かがみ「え、これ、アンタの手袋じゃ」
こなた「私は大丈夫。えっと、その・・・そう!さっきホットコーヒー飲んだし」
かがみ「・・・ん、これ、ちょっと小さい」
こなた「む。失礼な、そんな事言うなら返してよ」
かがみ「冗談よ、アンタの熱が残ってて温かい。ありがと、こなた」
こなた「・・・うん」
かがみ「手、繋ご?その方が、もっと温かい」
こなた「・・・うん」
かがみ「大好きだよ、こなた」
こなた「・・・うん、私も」
ゴメン携帯の性能限界で2レスかかった。
「あーん」サイコー!
かがみが食べさせてあげるのも、絵面的にいいかも。餌付けみたいでw
小ナタ
昼休み学校
「あんたの作ったから揚げ美味しいわね」(わけてもらった)
「おお、今日はいつになくデレ分の多めだ」
「茶化すな! 素直に受け取れ」
「へーへー。でもそれならよかったよ。今日の自信作だし」
「そうなんだ。ねぇこなちゃん、私ももらっていい?」
「いいよー」
「……わーほんとだ美味しいね! 味付けもちょっと薄めで、私好きだなぁ」
「つかさにほめられると照れるなぁ」
「あれ? でもこなたは濃い目のほうが好きだって言ってなかった?」
「あぁ、これゆーちゃんに合わせて作ったから」
「……ふーん」
「あの、かがみさん?(心なしか怒っていられるような……)」
「じゃあ、ゆたかちゃんのために作ってるようなものなの?」
(つかささん、気づいてませんね)
「うん。自分の分だけならわざわざ作らなくてもって感じだけど
誰かのために作るのは張り合いあるね(ほんとは姉の威厳とかもあるんだけど)」
「それわかるよー。料理ってそうだよね」
「……」
(ああ、お二人が意気投合されて、ますますかがみさんが不機嫌に)
「特にゆーちゃんたくさんほめてくれてうれしい――ってどしたのかがみ?
苦瓜噛み潰したような顔して」
「別に」
「(あれツッコまない。あ、もしかして……)ねぇかがみ」
「何」
「かがみはどんな味付けが好きなの?」
「え?」
「おねえちゃんはね――(むがっふぐ)」(みゆきに口をふさがれた)
「だから、好みだよ好み。他にも好きな食べ物とか、いろいろ」
「何で、そんなこと知りたいの?」
「んー、将来必要になりそうだから、かな」
「それって――」
「めんどくさがりな私でも、ずっと一緒にいたい人のためなら
美味しいもの作ってあげたいし……」
「こなた……」
「ほ、ほら早く教えてよっ」(顔真っ赤)
「……こなたが私のために作ったものなら、何でも好きよ」
「泉かがみと柊こなたなら、こなちゃんが家に来るほうが語呂がいいね」
「そうですね」
「こなちゃんがお姉ちゃんなって家に来てくれたらもっと嬉しいし」
「そうですね」
「ゆきちゃんどうしたの? おかず全然減ってない」
「ええ、ちょっと食欲が……」
かがみ→こなたの片思な状況で、
しかもガチ百合ってわけでもないかがみが男に告白されて葛藤するのが読みたい。
コンプエースかてきた
ポケとらがこなかがオチで満足した
>>283 本編もなにげにいいぞ
こなたの本心と、それを見抜いて本気で尊敬してるかがみがいい。
そういえば、こなた大学受けるんだな…大丈夫なのかマジで…
>>286 Cクラスならおさわりまで
Bクラスならちゅー放題
一流校なら、あ・た・し・をまるごと・・・
>>287 その『馬にニンジン作戦』はどちらかというとかがみのほうが聞きそうだw
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 13:57:23 ID:L8PE4W8H
>>287 これなら絶対必死で勉強・・・
・・・教えまくりますよね、かがみさんが
>>284 何か動きあったの?
てか原作ってまだ高三の三学期?
>>290 うむ。
自由登校期間に入ってるのに全員登校してきてたり(こなたの登校理由がかがみの尊敬につながっている)、
ゆーちゃんがこなたのために、「意図的に」違うお守りを授かってきたり。
なんか不思議に感動路線。
>>291 もう自由登校期間なのか。
別スレでつかさがみさおに教科書借りる話がうpされてたけど、あれはそれより前の話なのかな
しかしそうなってくるとホントに卒業しそうだな。。。
まさかの大学編にいくのだろか
それって、コンプティーク?それともエース?
エースらしいよ
サンクス、ちょっと買ってくる。
>>245 >いや荒らしをネタに楽しんでるんだからいいじゃないか
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! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
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あああ、小ネタがいっぱい投下されてて幸せ・・・
妄想力のいい肥やしになりそうw
コンプエース買ってきた ! 最終回のポケトラがこなかがエンドっぽくて満足w 単行本出たら買うかも
本編も微妙にこなかが入っていて満足な一冊だった
でも・・・本編このままだと卒業するよなあ・・・大学別々でこなたとかがみが離れ離れとかになると嫌だなあ
>>287 これなら絶対こなたはかがみと同じ大学に入れますねww
さすが原作でこういう事やるとクるものがあるな。
続くのか終わるのか・・・やきもきするねえ
でもマジで期待しちゃうな
熱血努力のかいあってかがみんとおんなじ大学!
なんて展開があったら俺は美水先生に一生ついていく
>>299 そのまま大学編・社会人編までコミックチャージあたりに移して続けるとか
過去編やってほしい
出会ったばかりの二人が見たい
社会人編まで行くと流石に進路は別だろうけど、大学編やるんなら同じ学校に行かせるだろ。
今思えば、アニメにはお互い裸でこなたがかがみに寄り添うシーンがあるんだよな。
>>303 こなた「やふー☆」
かがみ「!? な、なんでアンタがいるんだあああああ!」
でも内心飛び上がる程嬉しいかがみ。
また前みたいに沢山話ができる。
そして夢にまで見て諦めていた同じクラス。
こなた「あれ、かがみどうしたの?涙ぐんでない?」
かがみ「べ、別に泣いてなんかないわよ!」
ポケとら
「かがみが素直になってくれることがこなた一番の願いだった」
こう書くとすげぇこなかがオチに見えるぜww
…いや実際そうなのか。
I'LL調の人お疲れ様でした。単行本買います。そしてせるふぃっしゅ3お待ちしてますww
309 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:12:21 ID:dBT/SaRV
かがみんは卒業式で大泣きするんだろうな
それをみていたこなたは「人目を選ば大泣きするかがみん萌え」とw
『素直にね!かがみん』ですね
わかります
最近の原作は時系列シャッフル気味だからね
2レスほど借ります
あ、そういえば明日提出の宿題あったのに問題集学校に置いてきちゃったな……。
どうしよう……。
そうだ! かがみに見せてもらおう!
ピポパ、っとな。
プルルルル……。
ガチャ。
お、早いな。流石は私の嫁。
『こなた? どうしたの?』
いやー、実はかくかくしかじかでさ……悪いけどまた見せてくんないかな?
『…………』
……か、かがみ?
『……あんたねー……もうちょっと受験生としての自覚持ったら?』
およ? ひょっとしてお説教モード?
『大体、先週もリーダーの訳見せてあげたとこじゃない』
いや、まあ、それはそうなんだけどさ……。
『人に頼る前に、まず自分でなんとかしようと思わないの? 問題集学校に置いてきたんなら、問題だけ見せてもらって後は自分で解くとかできるじゃないの』
むー……そんなこと言われたって、私はかがみみたいに優秀じゃないんだからさ……。
「はあ? 何言ってんの!?」
うおっ、びっくりした。
「ちょっとあんた、いい加減にしなさいよね!」
か、かがみ?
「冗談じゃないわよ! 言っとくけど、私知らないからね!?」
ブツッ ツーッ ツーッ ツーッ
……か、かがみ……。
どうしよう。
かがみを怒らせちゃった……。
頭が真っ白になる。
バカだ、私。
かがみは私のことを思って、あえて……。
それなのに、私は……私は……。
視界が滲む。
次の瞬間、携帯が軽快なメロディーを奏でる。
『着信:かがみ』
震える指先で通話ボタンを押す。
か……かがみ? あの……。
『あー、もしもし? あんた今切ってないわよね?』
え? あ、うん……。
『いや、電波三本立ってるのになぜか切れて……』
え? じゃ、じゃあ……。
『あー、うん……まあさっきは大人げなかったわ。ごめん……ああ、キレて切ったわけじゃないからね』
そ、そうだったんだ……よかった……。
『まあでも、宿題はやっぱり自分で――』
……うん、わかってるよ。かがみ。
『こなた?』
だから今から、その、問題だけ見せてもらいに行ってもいい? 解くのは自分でやるから……。
『……ん、待ってる』
……ありがとう、かがみ。
『いいわよ、別に。それに……』
?
『ど、どうしてもわかんないとことかあったら、まあ教えてあげなくも、ないし』
………。
『な、何よ?』
ふふっ。やっぱりかがみはツンデレだね〜。
『う、うるさいっ! そんなこと言うならやっぱりやめにするわよ!?』
ああっ! そ、それだけはご勘弁をっ! かがみ様っ。
『その呼び方はやめい!』
照れるな照れるな。
『照れとらんわ!』
……ねえ、かがみ。
『ん?』
……ありがと。
終
315 :
8-784:2008/06/27(金) 22:13:49 ID:qTpL3rxh
>>314 GJ!!そうか、あの会話の裏にはそんな意味が……
>>315 こちらもGJ!ツンデレの極意を体現した一作ですね。
噂のコンプエース買った……本編、ちょっと本気でうるっと来たぞ。
みゆきさん出番あっても一言も喋ってないじゃないか!!
ってのは置いて置いて。
こなたの本音を見抜くかがみ。立派な熟年夫婦っぽいw
ゆーちゃんがお守りかって来た理由が、何となく東ガル会さんの同人誌のこなたとかがみが付き合った流れに繋がってるように感じた。
遺伝体質みたいな物なのかな。
この前、同人誌の安売りコーナーにあった、はぴらきを買った。
ここの情報知らずに表紙で買ったのだが、めちゃくちゃ良い本だった。
作者さん見たら、らっきー☆ターンで、「おそろい」描いてた高野ういと知って納得したよw
こんな良い本が100円とは、凄く得した気分だw
>>316 あの話のこなたの本心って「少しでも長く皆と一緒にいたい」ってこと?
でもそれとかがみの「尊敬」ってどうつながるのか実はちょっとよくわからなかったり。。。
319 :
naniw:2008/06/28(土) 02:23:51 ID:5BWR2/9M
どうも。
『答え』〜かがみ〜が完成したので
投下したいと思います。
投下してもよろしいでしょうか?
320 :
naniw:2008/06/28(土) 02:29:43 ID:5BWR2/9M
なんだかよさそうな気がするのでいきますね。
『問い』〜かがみ〜の続編です。
かがみはキャラ特性のおかげで
だいぶ考えるのに時間がかかりました。
もうすぐ脳内バーンが起こりそうです。
でもがんばるです。
それではどうぞ
321 :
naniw:2008/06/28(土) 02:30:22 ID:5BWR2/9M
『答え』〜かがみ〜
月曜日
いつもより遅く起きてしまった。
昨日の悩みのせいかな・・・
だがもう決意した。
こなたに好きな人がいようが、
私はこの思いをこなたに告げる。
私は朝食を少し早めに済ませ、
つかさと一緒に家を出た。
いつも通りの駅前。
こなたはまだこない
「あいつはまた遅いのか?」
「そうかもね〜」
そうして待っていると、
向こうから青髪とアホ毛が見えた。
「こなた!遅いじゃないの!もうすぐ電車出ちゃうわよ!」
「ごめん・・・」
なんだか元気が無い・・・
「なんだか元気が無いけど・・・どうかしたの?」
「ん?なんでもないよ?」
「そう?ならいいんだけど・・・」
本当はすごく気になった。
こなたが元気じゃなかったら告白してもな・・・
そうしていつも通り学校へ向かう。
学校へ向かう電車の中では終始どういう言葉で告白するかを
考えていた。
(やはりストレートに『好き』と伝えるのが一番よね・・・)
しかし、
突然私が告白したら、こなたはどんな反応をするのだろう。
・・・いやいや。そんなことを恐れてはいけない。
今更それを恐れていては告白なんて到底無理。
私はこなたに告白すると決心した。
たとえ断れようと、
自分の気持ちを素直に伝える。
これは私の戦いだ。
そして今日は私の戦いの日だ。
覚悟を決めた戦いの一日・・・
それが今、始まろうとしている・・・
322 :
naniw:2008/06/28(土) 02:30:46 ID:5BWR2/9M
・・・だからといって授業をないがしろにするわけにはいけない。
いつも通り授業は受けた。
そして昼休み前の4時限目。
私はあることに気がついた。
(どこで告白するか考えて無いじゃん!)
それを考えないでどうする私。
・・・しかしどこで・・・
体育館裏だよね・・・基本は・・・
うん。決まり。
そして昼休み。
こなたが迎えに来た。
「かがみん〜」
「おぉこなた〜」
「お昼ごはん一緒に食べよ〜」
「おー分かった。ちょっと待ってて。」
「分かった。」
こなたと一緒にこなた達のクラスへ向かう。
呼ぶなら今がチャンスか・・・?
あぁ・・・なんだか緊張してきた。
でも言わなきゃ・・・
「「あ・・・あのさ」」
同時に両者から言葉が出た。
「あぁ・・・かがみからどうぞ」
「いや・・・こなたからどうぞ」
よく分からない会話が・・・
一応精神集中も込めて、こなたに先を譲った。
しかしこなたは遠慮気味だ。
「んで?なに?こなた」
そして私は話を切り出した。
「あのさ・・・かがみん。」
「ん?」
「今日の放課後さ、体育館裏に来てほしいんだけど・・・」
・・・え?
まさに今、私が言おうと思ったことをそのまま言ってきた。
とりあえず私も同じ内容だったので、
「分かったわ」
と反応した。
そうしたら、
「かがみは何?」
「いや、私はやっぱいいや。」
「そうかぁ〜」
「じゃあ皆でお弁当食べようかぁ〜」
「あんたはどうせチョココロネでしょ?」
そしていつも通りのお昼休みを過ごす。
323 :
naniw:2008/06/28(土) 02:31:14 ID:5BWR2/9M
5,6時限目は、一応普通に受けながら、
(こなたは私に何の用があって私を呼んだんだろう・・・)
それだけを考えていた。
そして放課後・・・
私は掃除があったので、掃除をしていた。
掃除が終わった後、こなたのクラスにいったら、つかさが
「こなちゃんならどこかにいっちゃったよ〜」
といっていたので恐らく体育館裏だろう。
私も急いでむかった。
体育館裏には桜の木が一本生えている。
その木に寄りかかるようにして、こなたがいた。
「こなた」
「・・・あ」
「『・・・あ』じゃないわよ。あんたが呼んだんでしょ」
少し沈黙が続く。
そして、
「あ・・・あのさ・・・
かがみんってさ・・・」
「ん?」
「同性愛とかってどう思う?」
・・・え?
同性愛?
・・・それは今。私がこなたを思うこの気持ち。
なんでこなたがこんな質問をしてきたのか気になったので、
「え?なんで?」
と聞き返した。
すると、
「いいから答えて」
といわれた。
私は、今の気持ちをそのまま、
「わ、私は別に愛があれば性別は関係ないと思う」
と答えた。
「そうか・・・」
324 :
naniw:2008/06/28(土) 02:32:05 ID:5BWR2/9M
そうして又少し沈黙ができる。
そして、
「かがみ。」
「ん?」
なぜかドキドキする。
そしてこなたは続ける。
「あ・・・あのさ・・・」
次のこなたの発言に私は耳を疑った。
「私・・・かがみのこと好き!」
こなたが・・・?
私のことを・・・?
『好き』?
思ってもいなかった発言。
こなたの好きな人は私だった。
今出た私の問いの答えは、
私の頭の中を高速で通り抜けた。
そして私は整理をし、
恥ずかしさからだろうか、
こなたの顔が下を向いている。
そのこなたに向かって、
「こなた」
「あのね・・・」
「私もこなたのこと好きだよ。」
私も自分の気持ちを伝えた。
「え・・・?」
「私も今日こなたに告白しようと思ったの。」
「・・・」
「そうしたら先に告白されちゃって・・・
こなたが私のこと好きって言ってくれた時、
すごく・・・うれしくって、一瞬頭がおかしくなっちゃって・・・」
こなたは涙を出している。
私も嬉しくて泣いている。
「かがみ・・・」
「ん?」
「好きだよ」
「分かってるよ」
325 :
naniw:2008/06/28(土) 02:32:37 ID:5BWR2/9M
「かがみ・・・」
「こなた・・・」
私はこなたを見つめる。
恐らく私の顔は真っ赤だろう。
こなたも私と同じように真っ赤だった。
そして抱きしめあう
どれくらいの間抱き合っていたか分からない。
でも覚えていることは、、
こなたは暖かかった。
こなたはいい匂いだった。
そしてお互いに見つめあい、
そして・・・
キスをする。
こなたの唇は柔らかく、
キスの味は今までに食べたいろいろなおやつにも例えられないほど甘かった。
唇と唇が離れる。
そしてもう一度抱き合った。
そして・・・
「そろそろ帰ろうか?」
「そうだね。少し暗くなったし。」
私たちは校舎内に戻った。
しかしそこには人影がない。
「おかしいわね。」
普段私とこなたがいなければつかさが探しているはずである。
そう思っていると、後ろから、
「わっ!」
「うわぁ!」
つかさが現れた。
「なんだぁつかさかぁ〜」
326 :
naniw:2008/06/28(土) 02:32:59 ID:5BWR2/9M
「どうしたの?つかさ。」
「つかさ先輩だけじゃないッスよ。」
つかさの後ろからパトリシアさんと田村さんがあわられた。
「どうしたの?三人とも。」
変な空気が流れていく。
なんだかいやな予感が・・・
そしてなんだかその変な空気を狙っていたかのように、
パトリシアさんが話し始めた。
「Oh!コナタ!見させていただきましたよ!」
・・・やはり
「「・・・見てたの?」」
「もちろんだよお姉ちゃん。」
「いやぁつかさ先輩になんだか先輩たちの様子が変だと聞いたので・・・」
「こっそりついていったらコナタたちが・・・ねぇ。」
あんな場面を見られていたとは・・・
顔が自然と赤くなる。
こなたも真っ赤だ。
つかさの割にはできるわね・・・
そしてこなたはこれ以上恥ずかしい思いをしたくないからか、
「頼むからみゆきさんには内緒に・・・」
というのだが・・・
「でもそんなの関係ねぇ♪もうメールしちゃったよ。」
試合終了。私達の敗北です。こなたさん。
そんなこともありましたが、
まぁそんなこんなありながらも、
私とこなたは互いに思い続けていて、
今日めでたく結ばれましたとさ。
その次の日から周りの人からの質問の嵐だったのは
いうまでもない・・・
その横で日下部が泣いていて、それを峰岸が励ましていた。
とにかく今、こなたといて、幸せです。
終わり
327 :
naniw:2008/06/28(土) 02:34:08 ID:5BWR2/9M
あとがき
うん。告白シーンからつかさたちが出てくるシーンまでほとんどこなた編と
同じなんだ。ごめん
あと設定としては4月の後半ぐらいなんだ。
桜散っちゃってるよね('A
まさか改行が多すぎると警告を受けるとは思わなかった
次の投下SSはこの物語のあとのお話
それでは一旦失礼します
>>318 それだけみんなのことを大事に思ってる、ってことじゃないかな。
>>317 久しぶりに昨日メロソに行ったけどさ、棚品にも処分品コーナーにもこなかが本はあまり無かった・・・つーからきすた本そのものがなくて店内ほとんどが東方系
みんなどこでらきすた本を買ってくるんだ?地方とアキバでは品揃えにこんなに極端な差があるのか?
>>329 俺はアキバになんとかいける位置にいるからなんとも言えないんだけど、
基本的にはアキバに買いに行ってるかな。
でもそれほどらき☆すた本の数が多いってほど多くはないと思う。むしろ少ないかも?
だいたいは通販で済ませてしまうんだが…
>>317を見てると店舗に直接見に行くのがいちばんいいのかもしれないね
らき☆すたって本当にハマってた人少ないからなぁ
よくよく見ればアニメだって本来あんな人気が出るような作りじゃない
本編にはストーリーもキャラの掘り下げも無いからな感情移入もしにくい
逆に言えば妄想し放題、補完し放題の突き抜ければ最高に美味しい素材なんだが
>逆に言えば妄想し放題、補完し放題の突き抜ければ最高に美味しい素材
はじめからそれに頼ってウケなかったりすると悲惨だよね。
G'sの読参なんていい例。
>>332 らき☆すたの二次創作は難易度高いんだよね。
絵にしてもキャラの掘り下げにしても、二次創作者のオリジナリティをうまく加えないといけないから。
人気に乗っただけの「ヤるだけ同人誌」が比較的少ないのが、総量が少なく感じる原因なんではないかと。
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>>318 何かと素直になれないかがみにとって、素直に思いを表に出せるこなたは尊敬の対象、
ってことじゃないかと。
陵桜学園って土曜日に授業ありましたっけ?
公立なら休みでしょうが、私立ならありえるので
>>336 尊敬がその内、愛情に高まっていってくれるとこのスレ的には言う事ないんだが
原作でそれは高望みすぎだろう…脳内補完できる程度で丁度いいんだ
>>337 「土日は泊まりで夜通し遊ぶかー」(アニメ10話)の台詞からすると、土曜は休みっぽいけど
>>337 進学校という設定なので、土曜も登校学習会みたいな取り組みがあるかも。
あるなら、
こ「だる〜い…
世間はお休みだってのに、何で土曜も登校なんてしなきゃいけないのさ」
か「あんたみたいな学生に少しでも学習時間を与えるためでしょ?
何度も言うように、受験生なんだから仕方がないでしょうが」
こ「う゛〜。
かがみは何でそんなに元気なの?
まったく…少しくらいそのやる気を私にも分けて欲しいよ」
つ「おねえちゃんは土曜日好きだもんね。
だって、登校学習会はクラス合同だからこなちゃんといっsy…むぐっ?!」
か「こ、こらっ!つかさ!?変な事言わないでよ!!」
み「(こなたにそっと耳打ちして)ふふっ、『同じ文系』ですものね」
か「み、みゆきまで何言ってるのよ!?」
みたいな会話があるに違いないと予想。
>>339 そうそう、むしろちょっともどかしいぐらいの中途半端さが良い
原作で悶えて楽しんで脳内補完してまた楽しむ、一粒で二度おいしい
344 :
342:2008/06/28(土) 16:45:26 ID:j+EGFXOl
340が言っている通り二年次は土曜日休みみたいだね。
342は三年次の予想です。
紛らわしくてごめんなさい(汗)
>>342 登校学習会ですか
私は公立だったので、そのような会は無かったですね
土日に学校行くのは、主にクラブに参加している人だけだったかと
一応今書いてるSSでは、土曜は休みという設定で書き進めますね
しかし、その会話は面白いですね
ぜひその会話を発展させて、SSを書いてみてください
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うちの学校は三年だけ土曜に任意参加の補講があったな。
自分で好きな科目選べるから、普段のクラス割は関係なかった。
もし陵桜もそういうシステムなら多分こんな感じになる↓
「こなたはどうするの? 土曜の補講」
「うーん、私はパスしようかと……」
「ちょっと何腑抜けたこと言ってんのよ。せめて苦手の数学だけでも出たら?」
「数学ねぇ……まあセンターにある以上逃げられないのはわかってるんだけど……」
「でしょ? 私も出るからそうしなさいよ」
「? でもかがみは出るとしても演習クラスじゃないの? 私は当然基礎クラスだけどさ……」
「えっ、あーいや、私もその、基本をもう一度固めようと思って……だからあんたと同じクラスにしようかな、みたいな」
「ふーん。じゃあそうするよ。かがみと一緒なら何かと心強いしネ」
「い、言っとくけど私をアテにしたらダメよ? 勉強は自分でやらないと意味ないんだからね」
「へーい、わかってますともかがみ様」
「ったく……」
>>340 普通に土曜登校だと思う。そうでもないとコマ数足りんし。
学校終わってから泊まりで遊ぶことだってできるわけで。
土曜は常に授業ある高校だったんですが、他のところでも、3年とかになると結構あるんですね。
卒業まで土曜日はずっと休みなんだとばかり思ってましたよ。
>>349 >学校終わってから泊まりで遊ぶことだってできるわけで
確かに。
公式で土曜が休みだと明言されていない限り、推測の域を出ませんね。
原作の学校も私立か公立か定かではなかったですよね?
アニメでモデルになってる学校が私立なので、その線でいくと土曜も
授業ありという設定にしたほうがいいのかな。
素敵なお話しありがとうございます。さっそく使わせていただきます。
『……ん、待ってる』
……ありがとう、かがみ。
『いいわよ、別に。それに……』
?
『ど、どうしてもわかんないとことかあったら、まあ教えてあげなくも、ないし』
………。
『な、何よ?』
ふふっ。やっぱりかがみはツンデレだね〜。
『う、うるさいっ! そんなこと言うならやっぱりやめにするわよ!?』
ああっ! そ、それだけはご勘弁をっ! かがみ様っ。
『その呼び方はやめい!』
照れるな照れるな。
『照れとらんわ!』
……ねえ、かがみ。
『ん?』
……ありがと。
終
あ、そういえば明日提出の宿題あったのに問題集学校に置いてきちゃったな……。
どうしよう……。
そうだ! かがみに見せてもらおう!
ピポパ、っとな。
プルルルル……。
ガチャ。
お、早いな。流石は私の嫁。
『こなた? どうしたの?』
いやー、実はかくかくしかじかでさ……悪いけどまた見せてくんないかな?
『…………』
……か、かがみ?
『……あんたねー……もうちょっと受験生としての自覚持ったら?』
およ? ひょっとしてお説教モード?
『大体、先週もリーダーの訳見せてあげたとこじゃない』
いや、まあ、それはそうなんだけどさ……。
『人に頼る前に、まず自分でなんとかしようと思わないの? 問題集学校に置いてきたんなら、問題だけ見せてもらって後は自分で解くとかできるじゃないの』
むー……そんなこと言われたって、私はかがみみたいに優秀じゃないんだからさ……。
「はあ? 何言ってんの!?」
うおっ、びっくりした。
「ちょっとあんた、いい加減にしなさいよね!」
か、かがみ?
「冗談じゃないわよ! 言っとくけど、私知らないからね!?」
ブツッ ツーッ ツーッ ツーッ
……か、かがみ……。
どうしよう。
かがみを怒らせちゃった……。
頭が真っ白になる。
バカだ、私。
かがみは私のことを思って、あえて……。
それなのに、私は……私は……。
視界が滲む。
次の瞬間、携帯が軽快なメロディーを奏でる。
『着信:かがみ』
震える指先で通話ボタンを押す。
か……かがみ? あの……。
『あー、もしもし? あんた今切ってないわよね?』
え? あ、うん……。
『いや、電波三本立ってるのになぜか切れて……』
え? じゃ、じゃあ……。
『あー、うん……まあさっきは大人げなかったわ。ごめん……ああ、キレて切ったわけじゃないからね』
そ、そうだったんだ……よかった……。
『まあでも、宿題はやっぱり自分で――』
……うん、わかってるよ。かがみ。
『こなた?』
だから今から、その、問題だけ見せてもらいに行ってもいい? 解くのは自分でやるから……。
キスをする。
こなたの唇は柔らかく、
キスの味は今までに食べたいろいろなおやつにも例えられないほど甘かった。
唇と唇が離れる。
そしてもう一度抱き合った。
そして・・・
「そろそろ帰ろうか?」
「そうだね。少し暗くなったし。」
私たちは校舎内に戻った。
しかしそこには人影がない。
「おかしいわね。」
普段私とこなたがいなければつかさが探しているはずである。
そう思っていると、後ろから、
「わっ!」
「うわぁ!」
つかさが現れた。
「なんだぁつかさかぁ〜」
そしてなんだかその変な空気を狙っていたかのように、
パトリシアさんが話し始めた。
「Oh!コナタ!見させていただきましたよ!」
・・・やはり
「「・・・見てたの?」」
「もちろんだよお姉ちゃん。」
「いやぁつかさ先輩になんだか先輩たちの様子が変だと聞いたので・・・」
「こっそりついていったらコナタたちが・・・ねぇ。」
あんな場面を見られていたとは・・・
顔が自然と赤くなる。
こなたも真っ赤だ。
つかさの割にはできるわね・・・
そしてこなたはこれ以上恥ずかしい思いをしたくないからか、
「頼むからみゆきさんには内緒に・・・」
というのだが・・・
「でもそんなの関係ねぇ♪もうメールしちゃったよ。」
試合終了。私達の敗北です。こなたさん。
そんなこともありましたが、
まぁそんなこんなありながらも、
私とこなたは互いに思い続けていて、
今日めでたく結ばれましたとさ。
その次の日から周りの人からの質問の嵐だったのは
いうまでもない・・・
その横で日下部が泣いていて、それを峰岸が励ましていた。
とにかく今、こなたといて、幸せです。
そうして又少し沈黙ができる。
そして、
「かがみ。」
「ん?」
なぜかドキドキする。
そしてこなたは続ける。
「あ・・・あのさ・・・」
次のこなたの発言に私は耳を疑った。
「私・・・かがみのこと好き!」
こなたが・・・?
私のことを・・・?
『好き』?
思ってもいなかった発言。
こなたの好きな人は私だった。
今出た私の問いの答えは、
私の頭の中を高速で通り抜けた。
そして私は整理をし、
恥ずかしさからだろうか、
こなたの顔が下を向いている。
そのこなたに向かって、
「こなた」
「あのね・・・」
「私もこなたのこと好きだよ。」
私も自分の気持ちを伝えた。
それを考えないでどうする私。
・・・しかしどこで・・・
体育館裏だよね・・・基本は・・・
うん。決まり。
そして昼休み。
こなたが迎えに来た。
「かがみん〜」
「おぉこなた〜」
「お昼ごはん一緒に食べよ〜」
「おー分かった。ちょっと待ってて。」
「分かった。」
こなたと一緒にこなた達のクラスへ向かう。
呼ぶなら今がチャンスか・・・?
あぁ・・・なんだか緊張してきた。
でも言わなきゃ・・・
「「あ・・・あのさ」」
同時に両者から言葉が出た。
「あぁ・・・かがみからどうぞ」
「いや・・・こなたからどうぞ」
よく分からない会話が・・・
一応精神集中も込めて、こなたに先を譲った。
しかしこなたは遠慮気味だ。
「んで?なに?こなた」
そして私は話を切り出した。
「あのさ・・・かがみん。」
「ん?」
補講がある設定かどうかは知らんが、こと勉強ごとになると、みゆきと一緒になりそうな感じがする
真面目な優等生同士で対等な友人という感じで一緒に勉強しそう
・・・で、それを見てSHITしていじけるこなた、一生懸命ご機嫌取りするかがみというSSを(ry
こなたに好きな人がいようが、
私はこの思いをこなたに告げる。
私は朝食を少し早めに済ませ、
つかさと一緒に家を出た。
いつも通りの駅前。
こなたはまだこない
「あいつはまた遅いのか?」
「そうかもね〜」
そうして待っていると、
向こうから青髪とアホ毛が見えた。
「こなた!遅いじゃないの!もうすぐ電車出ちゃうわよ!」
「ごめん・・・」
なんだか元気が無い・・・
「なんだか元気が無いけど・・・どうかしたの?」
「ん?なんでもないよ?」
「そう?ならいいんだけど・・・」
本当はすごく気になった。
こなたが元気じゃなかったら告白してもな・・・
そうしていつも通り学校へ向かう。
学校へ向かう電車の中では終始どういう言葉で告白するかを
考えていた。
(やはりストレートに『好き』と伝えるのが一番よね・・・)
しかし、
突然私が告白したら、こなたはどんな反応をするのだろう。
「「あ・・・あのさ」」
同時に両者から言葉が出た。
「あぁ・・・かがみからどうぞ」
「いや・・・こなたからどうぞ」
よく分からない会話が・・・
一応精神集中も込めて、こなたに先を譲った。
しかしこなたは遠慮気味だ。
「んで?なに?こなた」
そして私は話を切り出した。
「あのさ・・・かがみん。」
「ん?」
「今日の放課後さ、体育館裏に来てほしいんだけど・・・」
・・・え?
まさに今、私が言おうと思ったことをそのまま言ってきた。
とりあえず私も同じ内容だったので、
「分かったわ」
と反応した。
そうしたら、
「かがみは何?」
「いや、私はやっぱいいや。」
「そうかぁ〜」
「じゃあ皆でお弁当食べようかぁ〜」
「あんたはどうせチョココロネでしょ?」
そしていつも通りのお昼休みを過ごす。
『答え』〜かがみ〜
月曜日
いつもより遅く起きてしまった。
昨日の悩みのせいかな・・・
だがもう決意した。
こなたに好きな人がいようが、
私はこの思いをこなたに告げる。
私は朝食を少し早めに済ませ、
つかさと一緒に家を出た。
いつも通りの駅前。
かがみんってさ・・・」
「ん?」
「同性愛とかってどう思う?」
・・・え?
同性愛?
・・・それは今。私がこなたを思うこの気持ち。
なんでこなたがこんな質問をしてきたのか気になったので、
「え?なんで?」
と聞き返した。
すると、
「いいから答えて」
といわれた。
私は、今の気持ちをそのまま、
「わ、私は別に愛があれば性別は関係ないと思う」
と答えた。
「そうか・・・」
「どうしたの?つかさ。」
「つかさ先輩だけじゃないッスよ。」
つかさの後ろからパトリシアさんと田村さんがあわられた。
「どうしたの?三人とも。」
変な空気が流れていく。
なんだかいやな予感が・・・
そしてなんだかその変な空気を狙っていたかのように、
パトリシアさんが話し始めた。
「Oh!コナタ!見させていただきましたよ!」
・・・やはり
小ナタ
昼休み学校
「あんたの作ったから揚げ美味しいわね」(わけてもらった)
「おお、今日はいつになくデレ分の多めだ」
「茶化すな! 素直に受け取れ」
「へーへー。でもそれならよかったよ。今日の自信作だし」
「そうなんだ。ねぇこなちゃん、私ももらっていい?」
「いいよー」
「……わーほんとだ美味しいね! 味付けもちょっと薄めで、私好きだなぁ」
「つかさにほめられると照れるなぁ」
「あれ? でもこなたは濃い目のほうが好きだって言ってなかった?」
「あぁ、これゆーちゃんに合わせて作ったから」
「……ふーん」
「あの、かがみさん?(心なしか怒っていられるような……)」
「じゃあ、ゆたかちゃんのために作ってるようなものなの?」
(つかささん、気づいてませんね)
「うん。自分の分だけならわざわざ作らなくてもって感じだけど
誰かのために作るのは張り合いあるね(ほんとは姉の威厳とかもあるんだけど)」
「それわかるよー。料理ってそうだよね」
「……」
(ああ、お二人が意気投合されて、ますますかがみさんが不機嫌に)
「特にゆーちゃんたくさんほめてくれてうれしい――ってどしたのかがみ?
苦瓜噛み潰したような顔して」
「別に」
「(あれツッコまない。あ、もしかして……)ねぇかがみ」
「何」
「かがみはどんな味付けが好きなの?」
「え?」
「おねえちゃんはね――(むがっふぐ)」(みゆきに口をふさがれた)
「だから、好みだよ好み。他にも好きな食べ物とか、いろいろ」
「何で、そんなこと知りたいの?」
「んー、将来必要になりそうだから、かな」
「それって――」
「めんどくさがりな私でも、ずっと一緒にいたい人のためなら
美味しいもの作ってあげたいし……」
「こなた……」
「ほ、ほら早く教えてよっ」(顔真っ赤)
「……こなたが私のために作ったものなら、何でも好きよ」
「泉かがみと柊こなたなら、こなちゃんが家に来るほうが語呂がいいね」
「そうですね」
「こなちゃんがお姉ちゃんなって家に来てくれたらもっと嬉しいし」
「そうですね」
「ゆきちゃんどうしたの? おかず全然減ってない」
「ええ、ちょっと食欲が……」
シャワーの音。
「あんたってさ…結構スタイルいいのね」
「そうかな?」
「意外と足長いんだ…」
「あんまじろじろ見ないでよ。恥ずかしいから」
「…意外とボリュームある」
「う……別に、変わったことなんかしてないんだからね」
「へぇ」
「あ…こら!ひゃっ!!」
「かがみ…かわいいよ」
「こなた…」
「二人っきりで入るのは、初めてだよね」
「…うん」
「肌キレイすぎるよ…うらやましい」
「あんただって、すべすべしてる…」
「かがみ…」
「え、何?…んっ」
「やわらかい」
「ば…ばかっ…いきなり何を…」
「動揺するかがみん萌え〜」
「…っ」
「え、ちょっと、背中?……ソコ触っ…ああぁん」
>273
秋……
「おはよ。こなた」
「おはよう。かがみ…… ご飯炊けてるよん」
「美味しそうな匂いがするわね」
「今日は、かがみ大好き。栗ごはんだよ」
「えっ、ほんと? 」
「大きな栗ね。どこで買ってきたの? 」
「近くのスーパーで大安売りだったから 」
「ふうん。いただきます」
「ちょっと待ったあ! 」
「ま、何よ」
「ふふ かがみ〜 」
「こなた? にじり寄ってきて、何をするつもりよ」
「はい。あ〜ん」
「こらっ、恥ずかしいって」
「あ〜ん」
「いや、マジで」
「あ〜ん」
「し、しょうがないわね。す、好きでやっているんじゃないわよ。
こなたがどうしてもって言うから、付きあってあげるだけだからねっ! 」
ぱくっ
「どう? 」
「とても…… おいしい。でもね…… 」
「な、なにかな? 」
「こなたの方が、もっとおいしいわよ」
ちゅっ
「ふぉぉ…!久々のかがみんデレ…!!」
「誰がツンデレか。これ以上何か言うなら離すか?」
「あぁー!かがみさまー!!ダメー!」
「様付けもやめい。…それにしても、すごい人ねー」
「日本人ってのは何かにつけて騒ぎたい国民性なんだろうネ。あ、ほら
邪魔になってるよ、こっちによらないと」
「あ、ごめん…。って近いわよ!!」
「えー?でもこうでもしないと邪魔になっちゃうしー」
「だからって…」
こうですか!わかりません><
秋は任せ…た…
「いつもあんたは唐突だな…。場所なんて取ってないから
座るとこなんてないわよ」
「お花見っていってもちょっと歩くだけだから。
ほらほら早くしないと散っちゃうよー!」
「そんなに短時間で散るか!ってちょっと!そんなに早く歩いたらはぐれちゃうでしょうが!
もう!ほら手!」
「ふぉぉ…!久々のかがみんデレ…!!」
「誰がツンデレか。これ以上何か言うなら離すか?」
>>16 GJ!そう、
かがみんだけじゃなくてこなたにもデレ要素があるんだよ!
今スレでも私たちの愛に祝福を!
/⌒V⌒\ ひ
>>1らぎ かがみはこなたの嫁なんだからねっ!
| | >2かさ < チョコの作り方は全部教えてあげるよ、
\ / お姉ちゃん
\/ >3ゆきさん < 永遠の愛を誓いますね?
´`) >4らいしって誰? 私たちの邪魔をしないでよね!
,; ‐,、‐ 、 ,; ‐'‐ 、
>>5なた……愛してないわけがないんだからね?
ヨ>ノノハ))<E. l _ノ)ノハヽ そうじ>6うお父さん、もちろん神前婚だよ!
|iリ、゚ ー゚ノil| | i、゚ω゚.l| 岩崎 み>7みちゃん×
ノハl^iVi^コつとl_^iVi^l| こば>8かわ ゆーちゃん 二人もおめでとう!
((ノU_´`,l ハ) .| ll_´`_U >9ろい先生、ごめんなさい。 お先に失礼します。
</_i_l_i> ノノ/_i_l_i> パティことパトリシア・マー>10ちゃんへ
U U ´ U U 日本文化にも百合はあるのだよ……ふふふ
>14りん、妄想は自重せずにSSにぶちまけてね。
>33きち、ごめん、かがみんは私のものだっ!
>>10-13、
>>15-32、
>>34-1000 みんなも式場に来てね!
いきなりだが失礼
あっちのスレで節分ネタが出たので、なんとなく書いてみました
かがみ「鬼は〜外、福は〜内。鬼は〜外ー」
こなた「(ぱくっ!)」
かがみ「っ! ちょっとあんた、一体なにやってんのよ!? そんなき…着ぐるみなんか着て!///」
こなた「いや〜、なんかただ節分するするのもつまんなくってさ〜。
いっそのこと鬼になってみたくなったのだよ。かがみんちなら神社でシチュぴったりだし」
かがみ「だからってそんな格好で遊びにくるな! あんた、そんなんでウチまで来たんか!」
こなた「イヤそこまでは。ちゃんと隠れて着替えてきたよ」
かがみ「隠れてかよ…(つかそんな着ぐるみ、どっから持ってきたのよ…)」
こなた「んっふっふ…そんなわけでかがみんや、今日は思いっきり節分プレイを楽しもうじゃないか」
かがみ「プレイって言うな! ったく、あんたにかかればなんでもコスプレよね…」
こなた「それじゃ改めてがおー、豆をよこせーがおー」
かがみ「(っ! ……か、可愛い…///)
ってあんた! それ鬼じゃ」
こなた「がおー、豆をくれなきゃ悪戯するぞー」
かがみ「って、なんでハロウィンになっ」
こなた「がおー」
かがみ「………」
かがみ
>>140の続きを勝手に妄想。
シチュ:学校帰りとか?
こなた「まだ路面に氷が張ってるね」
かがみ「危ないから気をつけるのよ、つかさ」
つかさ「大丈夫だよ、お姉ちゃ……きゃっ!?」かがみ「ちょっ! つかさ押さないで……いやっ!?」
こなた「か、かがみ! 髪を引っ張らないで……ひゃあっ!?」
つ「いたたた……お姉ちゃん、こなちゃん大……ぇ?」
か「…………」
こ「…………」
つ「うそ……キスしてる……」
か・こ『〜〜〜〜〜〜っ!?』
つ「ご、ごめんなさいっ!
先に帰ってるね!」
か「あ! 誤解よ、つかさっ!
こなたも何か……こなた?」
こ「(気持ち良かったかも……)」
か「こなた?」
こ「い、いやっ、そのっ!
別に何でもないよっ!」か「そ、そう?」
こ「(何でも、ないよ……)」
その日、こなたは覚えてしまった。
柔らかいかがみの胸の感触、甘酸っぱい口付けの味。
こなたがかがみに告白したのは、この事件から数ヶ月後。
告白が成功したか、或いは失敗したか。
それは皆様のご想像にお任せしよう。
「でね、間違って酢の物にバルサミコ酢使っちゃったの・・・」
「どんだけよ?」
「むぅ。つかさにもドジっ娘属性があったとは。」
「あ、あれゆきちゃんじゃない?」
「ホントだ。おーい!みゆきさーん!」
早くも夏の日差し。綺麗に咲き誇っていた桜に変わり、今は緑の葉が木々を覆っている。
今校門の近くに映える桜色の髪。羊のようにモフモフしている。
私の声を聞いて振り替える女性。私達に微笑みかける姿は、高貴なお嬢様のようだ。
「おはようございます、泉さん、つかささん、かがみさん。」
「おはよー、ゆきちゃん。眠そうだね?」
「おはよ、みゆき。遅くまで勉強?」
「勉強ではないんですが・・・虫歯がまた痛みだしまして。気にしていたらいつの間にか夜中だったんですよ。」
「あー!分かるかもそれ!虫歯って気になるよね?」
「歯医者に行けばいいのですが・・・お恥ずかしながら怖くて行けないんですよ・・・」
「みゆきさん、あなたって人は本当に得だよね。」
「もっと一般人に分かるように説明してくれ。」
つかさとみゆきさん、そしてかがみ。その中を歩く、私。
つかさとみゆきさんの緩い会話。私のディープなコメント。かがみのツッコミ。
そして、かがみと二人で暮らす。これが今の、私の、普通。
「あ、そういえば午後どうする?みゆきは暇?」
「はい、今日は特に用事はありませんよ。」
「じゃあさ、皆でどこか行かない?つかさは?」
「私賛成!4人でどこか行こうよー!いいよね、こなちゃん?」
嬉しい。楽しい。最近はそんな感情ばっかり。これが『トモダチ』。
だから私は、分からなくなる。戸惑う。頭が真っ白になる。
「うん。いいよ。」
「じゃ、決まりね。皆行きたいトコ考えといてね。それから・・・」
かがみの声を聞きながら、私は扉を閉める。私は器用なのかもしれない。
そして、いつものように、自分に話し掛ける。私は本当に皆の、かがみの友達なのかな?
モチベーションが高まるなぁ。いろいろと。
>>360 本気で勉強するときは、ライバルっぽい人には手の内見せたくないから、自分はそういうとき独学してた。
でもかがみはどうなんだろうね?
放っておくとこなたが100%いじけるには同意w
>>374 こなたも寂しがりやっぽいしね。でもそういう感情は素直に表せないように感じるな。
実のところかがみ以上にツンデレで素直じゃないと思うよ、こなたは。
かがみは私の嫁〜なんて茶化しているけど何かの切っ掛けで
かがみとケンカになって数日口も聞いてもらえない状態になると
先に壊れるというか落ちるのはこなたの場合が多いかな
かがみの前で涙ぼろぼろ零して泣き出すこなたについ萌えるが、普段のやり取りで
素直じゃない。それを隠すのが上手。て事ではこなたのほうがちょっと上だよね
こなたって泣くかなあ?
そういや原作とアニメではかがみ対して嫁だとか言ってないような。
個人的はこなたがかがみは私の嫁って言うのは違和感がある。
>>378 それは俺もよく思うわ
「私の嫁」ってちょっと軽い感じがするし、こなたはそもそもそういった人を独占したがるような発言はあんまりしないね
内心寂しがりやなところはあるだろうが
>>378 嫁発言は確かゲームと小説版だっけ? あとメガミ辺りだとしっかりかがみはこなたの嫁認定受けていそうw
こなたなら本心隠しておちゃらけたフリを装って、「かがみは私の嫁」くらいなら普通に言ってそうな気がする
こなたはWOWOWが見れなくて泣いていた
>>こなたって泣くかなあ?
泣かないと思う。泣くイメージの無いこなたが泣いているSSを読んで
知らないこなたの一面を見た気がして違和感はさほど感じない
(脳内こなた設定によって感じないだけな点はあるけどね)
>>380 どちらか言うとメガミじゃこなたのほうが嫁じゃないか
ピンナップの内容的に
>>382 ギャグ泣きはするけど、本泣きらしいものは見たことがないな。
>>385 保管庫に何作か本当に悲しくて泣いているこなたが出てくるSSあるよ
タイトルからだけだと判りにくいけど、そのぶんそのシーンに出会うと
みょうにドキドキしてしまう
SSって、こちらで投下してもよいのでしょうか?
今は避難所でだけ投下なのかな・・・?
>>342 それとちょっと似てるんだけど、21話で「今年の夏は夏期講習とかばっかりで〜」って台詞があるじゃん
けど予備校についての言及はないし、陵桜が進学校なのを考え合わせれば自前の夏期講習って可能性もなくはない
この設定を使えば夏休み中もずっと二人は一緒だったということにできる
コンプエース買ってきたけど、らき☆すたに限らず百合くて吹いたw
これが時代か…
>>378 こなたは軽い感じがする「私の嫁」とか言いそうにない。
作中のキャラ、特にかがみはそう思ってるからこそ冗談と信じて疑わない。
こなた自身、そうでなければ本気ではとても言えないんじゃないかな?
>>382 少なくとも、人前では泣かないと思う。限界超えて涙が滲んでも隠そうとする気がする。
一人で夜とかだと、状況次第で泣くのはありそう。
>>387 職人さんの任意だったと思う
こっちに貼るとコピペされやすいとは思うけど、
別に気にならねーwってならどちらでもいいんじゃないかな
というわけで投下まってるぜ
原作、アニメではマジ泣きシーンが描かれないにかかわらず、
あらゆる絵師、作家、動画作成者が描くこなたのマジ泣きシーンが
こうまで異様にマッチするのはどういうことなんだろう。
俺なりにかんがえてみたのだが、こなたに与えられている特長を鑑みると、
・蒼くて長いストレートな髪
・泣きぼくろ
・低い背、くわえて全体的な華奢さ
・母いない
とまあ、これだけ儚げフラグ満載だったりするわけだ
加えて、平野が演じているあの特徴的な声も、
シリアス時には、ハルヒモードにならずともちゃんと儚げになるし。
逆に考えると、これだけ儚げフラグ満載なこなたが
ちょっとでもネガティブモードになると、もはやらきすたの体をなさなくなるのではないか、
原作やアニメでは、泣きのシーンが一切ないのはそのためではないか……
まあ、さすがにこれはこじつけでしかないけどなw
393 :
4-234:2008/06/29(日) 00:44:59 ID:JXYQZfor
>>391 ありがとうです!私はあんまり気にしないので慣れてるこっちに投下させて
いただきます。
約一カ月ぶりです(ホントすみません)
・観察日記続き序章は保管庫にあります
・つかさ視点
・3レスお借りします
・ほんのりみゆつか分ありますので、苦手な方はスルーお願いします
◆ ◆ ◆
田村さんからノートを受け取った私は、胸にしっかりとそれを抱えながら教室に戻った。
「みんな、ごめんねー」
椅子を引いて席に座って、ノートをカバンの中に入れると、いったんお姉ちゃんとゆきちゃんとの話の
区切りを付けたこなちゃんが話しかけてきた。
「いやいや、それでどしたの?」
え、えーとなんて言おう。まさかこなちゃんにこなちゃん達のことを日記に書いて欲しいと
言われたなんて言えないし、もし気づかれてしまったらそのことを意識してしまって普段のこなちゃん達に
ならないかもしれない。秘密にしておこう。そう心に決めて小さく頷いた。
「え、えーとね、田村さんに頼まれたことがあるの!」
「へ?ひよりんがつかさに?珍しいね?」
こなちゃんが目を丸くしてびっくりしている。それはお姉ちゃんもゆきちゃんも同じで
どれくらい意外なことかということが表情だけで伝わって来た。
そうだよね…。私もびっくりしたし、驚かないわけがない。
「そうなの!なんだか田村さん、孫の手も借りたいぐらい忙しいみたいで!
…んと、なにか思いついたことがあったらこれに書いて欲しいって!」
「孫の手を借りてどーすんのよ…」
「つかささん、孫ではなくて猫ですよ」
「みゆきさん、野暮なことは言いっこなしだよ。天然なつかさが可愛いんだから」
「そんなこと言って、この先ずっと間違えたまんまだったらあんたのせいよ?」
一度しまったノートを取り出して説明すると、みんな納得してくれたみたいだった。
嘘を吐くことは苦手だからなるべく本当のことを話して、知られたくないことだけは
少しだけぼかして言う。いつの間にか話はノートや田村さんの話から
逸れていて、ほっと息をつくのと同時に、授業があと5分で始まる
という合図のチャイムが鳴ってお姉ちゃんはC組に戻って行った。
◆
金曜日。今日から本格的に日記を書き始めようと思う。あのノートはあんまり出していると
変に思われるから、出来る限りのことを覚えておいて家に帰ってから書くことにした。
学校に来るまでには特に何もなかったから書かなくても大丈夫なはず。
それよりも、ちょうど午前中の授業が終わったからこれからお昼ごはんと
昼休みがある。ちゃんと見ておこうと、決心しつつ鞄から今日のお弁当を取り出していると
こなちゃんがこっちに来るのが見えた。
「あー…つかさ?今日のお昼なんだけどさ、買ってくるの忘れちゃったから
かがみといっしょに食堂行ってくるね?」
「あ…うん…わかったよー。いってらっしゃい」
ど、どうしよう?笑顔で送り出しちゃったけれど昼休みくらいしかお姉ちゃんとこなちゃんを見る機会は
ないし…。昼休みはあっちで過ごしちゃうかもしれないし…。…そうだ!
「ゆきちゃん!」
「は、はい!なんでしょうか?つかささん」
突然私が大きな声を出したせいか、ゆきちゃんも同じように大きな声を出して
答えた。箸の先から掴んでいたプチトマトが滑ってお弁当箱の上に落ちて転がった。
謝ろうとする前に質問をされてしまってタイミングを逃してしまった。
「えぇ、と…ごはん食べたらちょっとつき合ってほしいんだけれど…駄目、かな…?」
「いえ、大丈夫ですよ。どうかされたんですか?」
「うん、ちょっとやらなきゃ無いことがあって…」
◆
いつもよりも頑張って早くご飯を食べ終えた私たちは、廊下を早足で進んでいた。もちろん食堂に向かうために。
こっちから動かないと、田村さんにあんなに必死に頼まれたことをできずに終わってしまう。だから
私は自分から動くことにした。食堂に行ってこっそり覗くぐらい大丈夫、だよね?ゆきちゃんも
一瞬困った顔をしたものの何も言わずに付いてきてくれた。覗く理由は言ってないから本当にびっくりしたと
思うけれど、それがゆきちゃんの優しさかもしれない。
食堂は廊下の一番端の階段を降りた先で、お昼時には何人もの生徒でいっぱいになってしまう。私たちも
たまに使うけれど、普段お弁当を持ってきているせいかその頻度は普通の生徒よりはちょっと少ないくらい。
だけど、そのたまに食べる学食は値段の割に量も多くて味も結構美味しくて、生徒だけじゃなくて
先生たちも頻繁に利用しているみたいだ。だから、私たちが隅の方にいたとしても気づかれないはず――。
そんなことを考えながら歩いていると、廊下の先、10メートルぐらいの所に蒼い髪がちらりと
踊るのが見えた。
「こ、こなちゃん!?」
「ひゃぁっ!?つかささん!?」
慌ててゆきちゃんのセーラー服の裾を引っ張って抱きしめるみたいにして縮こまって
一緒に目の前にある柱に身を隠した。顔は見えなかったけれど
この学校にあんなに綺麗な蒼くて長い髪の持ち主はこなちゃんしかいない。
トイレはちょうど今進んでいる方の正反対にあるから、もし見つかっちゃったらなんて言い訳したらいいんだろう?
焦りでうまく働かない頭を懸命に働かせながら出来る限り体を小さく折りたためる。
けれど、いつまでたってもこなちゃん、そして一緒にいるはずのお姉ちゃんは廊下を進んでこなかった。
「あれ…?」
不思議に思って少しだけ顔を出してみると、廊下にはこなちゃんどころか誰一人歩いていなかった。
「つ、つかささん…、あの…苦しい…です…」
ぽんぽん腕を叩かれて下を見るとお腹のあたりに抱きしめたままのゆきちゃんがいた。
「わぁっ!!ご、ごめんねゆきちゃん!!」
絡めていた腕を離すと酸欠のせいかゆきちゃんの顔は真っ赤になっていた。しかもなんだか息まで荒い。
「本当にごめんね!!」
「それはいいんですが…むしろ…。ぁ、いえ、なんでもありません!
…それより、泉さんたちは屋上に行ったのではないでしょうか?
他に行く場所もありませんし…」
屋上…。考えてみればそうかもしれない。これより上の階には音楽室やパソコンルームとかの
特別教室しかないし…。まだ午後の授業までは時間があるから…。ひとつ頷いて、ゆきちゃんと
一緒に私はまた歩きだしたのだった。
◆
きいい、と油を差していない金属製の扉が音を立てる。二人がいるはずだから気づかれないように
なるべくゆっくり押したけれど、どうしても耳障りな音を鳴らさないように開けることは不可能だった。
それでも、二人には聞こえなかったみたいで私はほっと胸を撫で下ろした。ゆきちゃんとそっと顔を少しだけ覗かせると、
屋上の校庭側、つまり私たちとは反対側にこなちゃんとお姉ちゃんが並んで座っているのが見えた。
背中をこっちに向けているから見つからないはず――。そう思ってもう少しだけ頭を出して聞き耳を立てることにした。
「――でさ、それがまた――」
「――そうよね。だけど――」
とぎれとぎれだけど何とか内容が分かる程度には聞こえる。お姉ちゃんの隣には食堂で食べてきたらしい
お弁当箱が置いてあった。…ふと気付くと、いつの間にかあんなにさっきまで楽しげだった会話は
止んでいて、校庭の向こうにある桜の木の枝を揺らす風の音だけが聞こえてくる。
少し何かがあれば崩れてしまいそうな空気の中、先に動いたのは――こなちゃんの方だった。ぴくりと
左手が動いて、床に置いてあったお姉ちゃんの右手に重ねられる。びくりと大きく肩を震わせたお姉ちゃんは
それでもその手を振り払わずにされるがままになっている。そのままこなちゃんがより強く
握り締めるのが見えた。ふわりと、暖かい風が吹いて翻った菫色の長い髪からちらりと覗いた
お姉ちゃんの耳は、真っ赤に染まっていた。
「わぁ…。なんだかドラマみたいだねー。ねぇ、ゆきちゃん?」
「え…あ、はいそうですね!」
私の上で二人を見ていたゆきちゃんを見上げると、なぜだかゆきちゃんもおねえちゃんに
負けないくらい赤くなっていて、私は首をかしげた。
「ゆきちゃん…?顔、赤いけどどうしたの?」
「え!?あの…その、少々、熱くて…」
「そうだねー。今日はちょっと暑いかも」
セーラー服の襟をぱたぱたさせながら私はゆきちゃんの言葉に同意した。確かに今日は5月にしては
汗ばむほどの陽気で、風が吹かなければ衣替えがまだ済んでいない冬服では暑苦しいと感じたかもしれない。
視線を元に戻すと、お姉ちゃんとこなちゃんは肩が触れ合うほどお互いの距離を詰めていて
また、ドラマみたいでいいなぁと心の隅で思う。いつだってお姉ちゃんとこなちゃんは
仲良しで、それが少し羨ましく思ったりもするけれど、私としてはもう一人お姉ちゃんが出来たみたいで
嬉しくあったりもした。
そんなことをぼんやり考えていると、視線の先でこなちゃんがゆっくり顔をお姉ちゃんの方に近づけるのが見えた。
「…!!いけません!つかささん!」
「ふぇ!?ゆきちゃんどうしたの!?」
焦ったようなゆきちゃんの声が突然降ってきたと思ったら、手で目隠しをされてしまった。なにも見えないことに
混乱して、どうしたの?と聞いてみるけれど、ゆきちゃんはもう少しだけ待って下さい、
とだけ言って全然放してくれる気配がない。それから、5分か10分が経ったころ、5時間目の予鈴がなって
漸くゆきちゃんは手を放してくれた。
「ど、どうしたの?ゆきちゃん、いきなり…」
「…その、少し…教育上良くない光景が繰り広げられていたものですから…」
「?…ふーん…?」
ゆきちゃんの言葉がよく意味がわからなくて曖昧な相槌を打つのと同時に顔の前に長い影が落ちた。
「およ?どしたの?つかさにみゆきさん。こんなところで」
見上げると、こなちゃんとお姉ちゃんが不思議そうな顔をして立っていた。まさか、二人を
観察しに来たとは言えず、なんて言おうか迷っているとゆきちゃんが口を開いた。
「えぇ、と…予鈴もなりましたし、中々お二人が帰られないので呼びに来たところなんです」
「そ、そうそう!もう少しで授業が始まっちゃうよー。
…そういえば、さっき何してたの?」
ゆきちゃんのフォローを有難く思いつつ、ついでにさっき目隠しをされてたせいで
見えなかったことを聞いてみた。
「な、ぁ…っ!!つかさ、あんたさっきの見てたの!?」
聞いたとたん、お姉ちゃんの顔はぼん!と音が出るぐらいに急激に朱に染まった。それがなんでだか
分からなくて、小さく首をかしげるとお姉ちゃんは今度は怒り始めた。
「こなたぁ!だからこんなところでするのはやめようって何度も言ったじゃない!」
「えー?かがみんだって本気で拒否しなかったくせにー」
「ぐ…!それ、は…そうだけど…」
「?見てないけど…どうしたの?」
このままだと本気の喧嘩に発展しそうだったから、慌てて言うと今までお姉ちゃんの方を向いて
話していたこなちゃんが、私の方に向き直っていつもみたいな猫さんみたいな口で笑いながら言った。
「見てないのならいいのだよー。ただ睦みあってただけだし」
「ちょ!おま…!!」
むつみちゃんと会ってた?でも、二人のほかには誰もいなかったみたいだけど…。それに、
この学年にそんな子いたかなぁ…?記憶の糸を手繰り寄せて今まで聞いたことのある
女の子の名前を順に並べていると、遠くから鐘の音が聞こえてきた。
「――だからっ!何であんたはそんなに軽率に…って、これ本鈴じゃないの!?」
「わ!次世界史だよ!黒井せんせーに怒られちゃうヨー!つかさ、みゆきさん
ダッシュだー!!」
「い、急ぎましょう皆さん!」
「わぁぁ!皆待ってよー!」
―――こうして、私のこなちゃんとお姉ちゃんの観察日記は始まったのでした。
398 :
4-234:2008/06/29(日) 00:51:57 ID:JXYQZfor
以上です。読んでくださった皆様ありがとうございました!
レス計算ちゃんとやってなくて1レスオーバーしてしまい本当にすみません。
次はもうちょっと早めに投下できるよう頑張ります…orz
気長に待ってやってください…
>>392 泣きこなが出てきたSSでもこなたが泣くのはそれぞれ一回だけ
対かがみんのリーサルウエポンが泣きこな
ふだんお茶らけた子がちょっとしたすれ違いから落ち込んで
かがみとの仲を取り戻したくてでもぼろぼろ泣き出したら
はっきり言って反則です
>>398 GJ!
ひよりはみゆきさんに頼んだ方が良かったのではw
でも、それだと自然に観察出来ないし、かがみに対するアドバンテージないしね。
ひよりなら詳しく書かれてない事も妄想力で補うはず!
ところで、投下に関しては面倒とか嫌でなければ避難所優先してあげた方が良いかも。
暫く様子見して状況次第でどうするのが良いか決めたいみたいなので。
勿論、無理強いとかでないのですが……こちらにしか投下しないのはその職人さんは無言の避難所拒否とカウントすると思います。
職人さんの心情を慮って始めた部分がかなりあるので、今後の参考にせざる得ないようなので。
どうなんだろうね?
今のとこ本スレわりと順調に進んでるけど。
避難所は落ちる心配ないし、住人の二分化を避けるために両方活用するのはいいと思うけど。
で、もしこっちの動きが怪しくなったら避難所利用するとかでもいいし。
職人さん達の要望とかもあって、暫定的な措置で避難したから、並行で今後進めるかも様子見しないと決められないっぽいから。
どうするかはそんな長い間じゃないと思うから、その間は協力してあげた方がいいかなと。
と言っても、明確に「避難所は嫌」っていう場合は別にそれでいいと思う。
今の流れだと「どっちでもいいならまあ今まで通りでいいか」くらいの感じになってるみたいなんで、それだとお互い意図が違ってしまうのかなと。
職人さん的にも「いや、そんな深く考えてじゃない。協力していいよ」とかだとしたら勿体ないしね。
職人さんが両方投下で構わないなら、それもいいと思う。
どうするにしても、職人さん達の要望が方針決める際に大きいはずなんで。
>>398 GJ!観察初日からこれでは最後どうなってしまうのか想像もできないんだぜ?
続き楽しみにしてますよ〜
>>390 あーそれはある
あと、こなたってすごく冷めてる、もしくは淡白なところがあるような気が
こなたがヤンデレになったり暴走したりするのは想像できない
かがみは直情的で意外と単純だから結構しっくりくるんだけど
この二人は両思いになっても温度差が明確っぽいから好きだな
>>404 こなたは母親の事があったり、趣味がマイノリティなせいか、万事割り切ってるように見える。
何事も世間的に許される範囲で、自分らしく生きてる感じがするというか。彼女が定めた限界線を自ら越えようとはしないんだろうなと。
こなたって小さい頃から泣かない子みたいなイメージがあるな。
泣かない事が逆にそうじろうが心配する程。
◆
いつもよりも頑張って早くご飯を食べ終えた私たちは、廊下を早足で進んでいた。もちろん食堂に向かうために。
こっちから動かないと、田村さんにあんなに必死に頼まれたことをできずに終わってしまう。だから
私は自分から動くことにした。食堂に行ってこっそり覗くぐらい大丈夫、だよね?ゆきちゃんも
一瞬困った顔をしたものの何も言わずに付いてきてくれた。覗く理由は言ってないから本当にびっくりしたと
思うけれど、それがゆきちゃんの優しさかもしれない。
食堂は廊下の一番端の階段を降りた先で、お昼時には何人もの生徒でいっぱいになってしまう。私たちも
たまに使うけれど、普段お弁当を持ってきているせいかその頻度は普通の生徒よりはちょっと少ないくらい。
だけど、そのたまに食べる学食は値段の割に量も多くて味も結構美味しくて、生徒だけじゃなくて
先生たちも頻繁に利用しているみたいだ。だから、私たちが隅の方にいたとしても気づかれないはず――。
そんなことを考えながら歩いていると、廊下の先、10メートルぐらいの所に蒼い髪がちらりと
踊るのが見えた。
「こ、こなちゃん!?」
「ひゃぁっ!?つかささん!?」
慌ててゆきちゃんのセーラー服の裾を引っ張って抱きしめるみたいにして縮こまって
一緒に目の前にある柱に身を隠した。顔は見えなかったけれど
この学校にあんなに綺麗な蒼くて長い髪の持ち主はこなちゃんしかいない。
トイレはちょうど今進んでいる方の正反対にあるから、もし見つかっちゃったらなんて言い訳したらいいんだろう?
焦りでうまく働かない頭を懸命に働かせながら出来る限り体を小さく折りたためる。
けれど、いつまでたってもこなちゃん、そして一緒にいるはずのお姉ちゃんは廊下を進んでこなかった。
「あれ…?」
不思議に思って少しだけ顔を出してみると、廊下にはこなちゃんどころか誰一人歩いていなかった。
「つ、つかささん…、あの…苦しい…です…」
ぽんぽん腕を叩かれて下を見るとお腹のあたりに抱きしめたままのゆきちゃんがいた。
「わぁっ!!ご、ごめんねゆきちゃん!!」
絡めていた腕を離すと酸欠のせいかゆきちゃんの顔は真っ赤になっていた。しかもなんだか息まで荒い。
「本当にごめんね!!」
「それはいいんですが…むしろ…。ぁ、いえ、なんでもありません!
…それより、泉さんたちは屋上に行ったのではないでしょうか?
他に行く場所もありませんし…」
屋上…。考えてみればそうかもしれない。これより上の階には音楽室やパソコンルームとかの
特別教室しかないし…。まだ午後の授業までは時間があるから…。ひとつ頷いて、ゆきちゃんと
一緒に私はまた歩きだしたのだった。
◆
金曜日。今日から本格的に日記を書き始めようと思う。あのノートはあんまり出していると
変に思われるから、出来る限りのことを覚えておいて家に帰ってから書くことにした。
学校に来るまでには特に何もなかったから書かなくても大丈夫なはず。
それよりも、ちょうど午前中の授業が終わったからこれからお昼ごはんと
昼休みがある。ちゃんと見ておこうと、決心しつつ鞄から今日のお弁当を取り出していると
こなちゃんがこっちに来るのが見えた。
「あー…つかさ?今日のお昼なんだけどさ、買ってくるの忘れちゃったから
かがみといっしょに食堂行ってくるね?」
「あ…うん…わかったよー。いってらっしゃい」
ど、どうしよう?笑顔で送り出しちゃったけれど昼休みくらいしかお姉ちゃんとこなちゃんを見る機会は
ないし…。昼休みはあっちで過ごしちゃうかもしれないし…。…そうだ!
「ゆきちゃん!」
「は、はい!なんでしょうか?つかささん」
突然私が大きな声を出したせいか、ゆきちゃんも同じように大きな声を出して
答えた。箸の先から掴んでいたプチトマトが滑ってお弁当箱の上に落ちて転がった。
謝ろうとする前に質問をされてしまってタイミングを逃してしまった。
「えぇ、と…ごはん食べたらちょっとつき合ってほしいんだけれど…駄目、かな…?」
「いえ、大丈夫ですよ。どうかされたんですか?」
「うん、ちょっとやらなきゃ無いことがあって…」
◆ ◆ ◆
田村さんからノートを受け取った私は、胸にしっかりとそれを抱えながら教室に戻った。
「みんな、ごめんねー」
椅子を引いて席に座って、ノートをカバンの中に入れると、いったんお姉ちゃんとゆきちゃんとの話の
区切りを付けたこなちゃんが話しかけてきた。
「いやいや、それでどしたの?」
え、えーとなんて言おう。まさかこなちゃんにこなちゃん達のことを日記に書いて欲しいと
言われたなんて言えないし、もし気づかれてしまったらそのことを意識してしまって普段のこなちゃん達に
ならないかもしれない。秘密にしておこう。そう心に決めて小さく頷いた。
「え、えーとね、田村さんに頼まれたことがあるの!」
「へ?ひよりんがつかさに?珍しいね?」
こなちゃんが目を丸くしてびっくりしている。それはお姉ちゃんもゆきちゃんも同じで
どれくらい意外なことかということが表情だけで伝わって来た。
そうだよね…。私もびっくりしたし、驚かないわけがない。
「そうなの!なんだか田村さん、孫の手も借りたいぐらい忙しいみたいで!
…んと、なにか思いついたことがあったらこれに書いて欲しいって!」
「孫の手を借りてどーすんのよ…」
「つかささん、孫ではなくて猫ですよ」
「みゆきさん、野暮なことは言いっこなしだよ。天然なつかさが可愛いんだから」
「そんなこと言って、この先ずっと間違えたまんまだったらあんたのせいよ?」
一度しまったノートを取り出して説明すると、みんな納得してくれたみたいだった。
嘘を吐くことは苦手だからなるべく本当のことを話して、知られたくないことだけは
少しだけぼかして言う。いつの間にか話はノートや田村さんの話から
逸れていて、ほっと息をつくのと同時に、授業があと5分で始まる
という合図のチャイムが鳴ってお姉ちゃんはC組に戻って行った。
「およ?どしたの?つかさにみゆきさん。こんなところで」
見上げると、こなちゃんとお姉ちゃんが不思議そうな顔をして立っていた。まさか、二人を
観察しに来たとは言えず、なんて言おうか迷っているとゆきちゃんが口を開いた。
「えぇ、と…予鈴もなりましたし、中々お二人が帰られないので呼びに来たところなんです」
「そ、そうそう!もう少しで授業が始まっちゃうよー。
…そういえば、さっき何してたの?」
ゆきちゃんのフォローを有難く思いつつ、ついでにさっき目隠しをされてたせいで
見えなかったことを聞いてみた。
「な、ぁ…っ!!つかさ、あんたさっきの見てたの!?」
聞いたとたん、お姉ちゃんの顔はぼん!と音が出るぐらいに急激に朱に染まった。それがなんでだか
分からなくて、小さく首をかしげるとお姉ちゃんは今度は怒り始めた。
「こなたぁ!だからこんなところでするのはやめようって何度も言ったじゃない!」
「えー?かがみんだって本気で拒否しなかったくせにー」
「ぐ…!それ、は…そうだけど…」
「?見てないけど…どうしたの?」
このままだと本気の喧嘩に発展しそうだったから、慌てて言うと今までお姉ちゃんの方を向いて
話していたこなちゃんが、私の方に向き直っていつもみたいな猫さんみたいな口で笑いながら言った。
「見てないのならいいのだよー。ただ睦みあってただけだし」
「ちょ!おま…!!」
むつみちゃんと会ってた?でも、二人のほかには誰もいなかったみたいだけど…。それに、
この学年にそんな子いたかなぁ…?記憶の糸を手繰り寄せて今まで聞いたことのある
女の子の名前を順に並べていると、遠くから鐘の音が聞こえてきた。
「――だからっ!何であんたはそんなに軽率に…って、これ本鈴じゃないの!?」
「わ!次世界史だよ!黒井せんせーに怒られちゃうヨー!つかさ、みゆきさん
ダッシュだー!!」
「い、急ぎましょう皆さん!」
「わぁぁ!皆待ってよー!」
―――こうして、私のこなちゃんとお姉ちゃんの観察日記は始まったのでした。
少し何かがあれば崩れてしまいそうな空気の中、先に動いたのは――こなちゃんの方だった。ぴくりと
左手が動いて、床に置いてあったお姉ちゃんの右手に重ねられる。びくりと大きく肩を震わせたお姉ちゃんは
それでもその手を振り払わずにされるがままになっている。そのままこなちゃんがより強く
握り締めるのが見えた。ふわりと、暖かい風が吹いて翻った菫色の長い髪からちらりと覗いた
お姉ちゃんの耳は、真っ赤に染まっていた。
「わぁ…。なんだかドラマみたいだねー。ねぇ、ゆきちゃん?」
「え…あ、はいそうですね!」
私の上で二人を見ていたゆきちゃんを見上げると、なぜだかゆきちゃんもおねえちゃんに
負けないくらい赤くなっていて、私は首をかしげた。
「ゆきちゃん…?顔、赤いけどどうしたの?」
「え!?あの…その、少々、熱くて…」
「そうだねー。今日はちょっと暑いかも」
セーラー服の襟をぱたぱたさせながら私はゆきちゃんの言葉に同意した。確かに今日は5月にしては
汗ばむほどの陽気で、風が吹かなければ衣替えがまだ済んでいない冬服では暑苦しいと感じたかもしれない。
視線を元に戻すと、お姉ちゃんとこなちゃんは肩が触れ合うほどお互いの距離を詰めていて
また、ドラマみたいでいいなぁと心の隅で思う。いつだってお姉ちゃんとこなちゃんは
仲良しで、それが少し羨ましく思ったりもするけれど、私としてはもう一人お姉ちゃんが出来たみたいで
◆
きいい、と油を差していない金属製の扉が音を立てる。二人がいるはずだから気づかれないように
なるべくゆっくり押したけれど、どうしても耳障りな音を鳴らさないように開けることは不可能だった。
それでも、二人には聞こえなかったみたいで私はほっと胸を撫で下ろした。ゆきちゃんとそっと顔を少しだけ覗かせると、
屋上の校庭側、つまり私たちとは反対側にこなちゃんとお姉ちゃんが並んで座っているのが見えた。
背中をこっちに向けているから見つからないはず――。そう思ってもう少しだけ頭を出して聞き耳を立てることにした。
「――でさ、それがまた――」
「――そうよね。だけど――」
とぎれとぎれだけど何とか内容が分かる程度には聞こえる。お姉ちゃんの隣には食堂で食べてきたらしい
お弁当箱が置いてあった。…ふと気付くと、いつの間にかあんなにさっきまで楽しげだった会話は
止んでいて、校庭の向こうにある桜の木の枝を揺らす風の音だけが聞こえてくる。
けれど、いつまでたってもこなちゃん、そして一緒にいるはずのお姉ちゃんは廊下を進んでこなかった。
「あれ…?」
不思議に思って少しだけ顔を出してみると、廊下にはこなちゃんどころか誰一人歩いていなかった。
「つ、つかささん…、あの…苦しい…です…」
ぽんぽん腕を叩かれて下を見るとお腹のあたりに抱きしめたままのゆきちゃんがいた。
「わぁっ!!ご、ごめんねゆきちゃん!!」
絡めていた腕を離すと酸欠のせいかゆきちゃんの顔は真っ赤になっていた。しかもなんだか息まで荒い。
「本当にごめんね!!」
「それはいいんですが…むしろ…。ぁ、いえ、なんでもありません!
…それより、泉さんたちは屋上に行ったのではないでしょうか?
他に行く場所もありませんし…」
屋上…。考えてみればそうかもしれない。これより上の階には音楽室やパソコンルームとかの
特別教室しかないし…。まだ午後の授業までは時間があるから…。ひとつ頷いて、ゆきちゃんと
一緒に私はまた歩きだしたのだった。
◆
ID:eUSN05H6は何がやりたいんだ?
>>842 コンプエースを買ったつもりが、どうやら若干厚めなこなかが同人誌を買ってしまったみたいだ。
俺のコンプエース、どこ行ったんだろ……。
小ネタ『ビビッと来ました』
パチッ!
「痛っ!」
「つかささん、静電気ですか?」
「そうなの、ゆきちゃん。
私、静電気が溜まりやすい体質みたいで……」
「昔からそうなのよね、つかさは」
「えへへ……」
「実は私もそうなのだよ〜」
「こなちゃんも?」
「かがみ、試しに触ってみてよ」
「やあよ、そう言って私に電気が流れたりとか……」
バリバリバリバリ!
『ひあう!?』
「だ、大丈夫、こなちゃん!?」
「かがみさん、大丈夫ですか!?」
『…………』
「良かった、大丈夫そうだね〜」
「心配しましたよ、お二人共」
『私達、結婚するから』
『ええええええぇぇぇぇぇぇ!?』
「いや、かがみは私の嫁だし」
「これはもう、こなたと結婚せざるを得ないわね」
「お、お姉ちゃん達、変になってるよ!?」
「変じゃないよ、これは一万年と二千年前から決まっていた事だよ?」
「それに、一億と二千年後も愛してるしね」
「泉さん、かがみさん、正気に戻って下さい!」
「私達は正気だよ。
正気だから今からハネムーンの予約するんだ」
「挙式だったらうちの神社で挙げてもいいのよ、こなた?」
「おお、かがみ! ナイスアイディア!」
『…………』
「ゆきちゃん……」
「触りません」
-------------------
以上ですー。
(泉こなた、両手の人差し指を立て、指先を合わせる)
「ご名答っス。 さすが先輩」
「ほう、あの関係は妄想にとどまらなかった、ということだね? まあなんというか、おめでとう。
ゆい姉さんは知らないけど、お父さんは許してくれるかもねえ。
かもっていうか、間違いないかな、経験上」
「経験上、というと?」
「いやー、あの時は結構怖かったんだよ。
いくらアレな親とはいえ、さすがに私たちのような二次元上でだけ
メジャーな関係を認めてもらえるとは思わなかったよ。
しかし、あの二人も同じ道を歩むわけか、こりゃ面白くなってきたよ、
って、何言ってんの私は!? ちょ、待って、今の発言全部黒歴史にしまっといて!」
「ふふふふふ。
ふふふふふふふふふふ、良いこと聞きましたよ、先輩」
「いやだから今のなしだって!」
「泉先輩と柊先輩、もしやとは思ってましたけどねえ……今月は大漁っスね」
「ストップストップ! ひよりん自重してよ!」
「妄想が現実になった今!
私のリビドーがあふれ出す二次創作が原作を一片たりとも汚していないと知った今!
先輩が夢あふれるお二人方の素晴らしい絡みに反論できなくなった今!
この同人作家、田村ひよりを止められる者はいないッ!
――まずは、『この作品はノンフィクションです』、と……」
>>406 そうだなぁ
俺的イメージでも
原作の初期の頃の無表情クールこなたみたいな感じかな?
幼年期こなたは
で、そう君は娘を楽しませようとがんばったら…
立派なヲタクになっちゃったみたいな?
よくそこまで考えるなw
さて、2月14日。所謂バレンタインデーであるが、渡される方は兎も角、渡す側にとっては必死になって準備を行う必要がある。それが本命ならば、なおのこと。
では、互いを想い合う少女達、彼女達がそれぞれの為に必死になってチョコを作る様を2月13日に遡って見てみたいと思う。
2月13日、時刻は昼頃。高校三年生は既に家庭学習期間に入っており、学校に行く必要が無いため割と気楽な時期ではないだろうか。進路が決まっていない場合はそうでもないが。
さて、進路が決まっているかどうかは兎も角、この物語の主人公である四人組も翌日に控えたスーパーイベントの為に入念なる準備を行っていた。
しかし今、4人組と言っても一人足りないのだが……
「みゆきさん、遅いね〜」
そう言ったのは泉こなた。いつもの様に人の字を書く猫口をしながら、今日はエプロン装備。お菓子作りの準備は万全。
「そうね、みゆきが遅いなんて珍しいわね」
答えたのは柊かがみ。こなたと同じくエプロン装備。そして、さり気なくこなたの隣に立ち、或いは傍目にはその肩を抱いているようにも見える。本人に自覚なし。
(ゆきちゃん、大丈夫かな……?)
口に出さず心の中で呟くのは柊つかさ。エプロン装備は、言うまでも無いだろう。
さて、ここいらで少し話しておかなくてはならないことがある。こなたとかがみは両想いである。友人、では無く、恋、の方で。
ただし、あまりにも近く居すぎる為に本人達はそのことに気が付いていなかった。
なので未だ現れていない登場人物、高良みゆきが色々手を回して、恋心を自覚させるまでには至ったのだが、何の因果か、相思相愛であることには気が付かない、と言う鈍感振り。
仕方が無いので、みゆきは事情を周りに話して、告白イベント、両想いであることに気が付かせる、そのための詰め将棋を今行っている、と言うわけだ。
このバレンタインも勿論その一つで、事情を承知しているつかさは、上手くいくかどうか、まぁ、割と心配している。
と、その時だ。
「遅れてすみません。材料の買出しに手間取ってしまったので。私のせいで始められなかったことを謝ります。それとも、何か奢ったほうがいいでしょうか?」
謝罪を述べながら入ってきたのはみゆき。エプロン装備であることは……面倒だからもう言うまい。
「いやいや、みゆきさんなら可愛いからオールオッケー!」
ビっと親指を立てるこなた。‘可愛いから’の発言にかがみのみゆきを見る目に殺気を帯びたが、本人は自覚なし。気付いたのはみゆきとつかさ。でも余計なことは言わない。
「じゃ、じゃあ、みんな揃ったし、とにかく始めようよ」
空気を変える為に、つかさが提案。ことお菓子作りに関しては彼女の右に出る対抗馬はここにはいない。故に首を横に振るものは誰もいない。
さて、チョコレート作りの始まりなわけだが、
「ちょっと……素材用チョコの量多くない?」
と、かがみ。
「そうでしょうか?これでも考えて買ってきたのですが……」
みゆき。多いのは承知のうえ。考えてきたのは別のこと。今は言わずとも後で分かるだろう。
「ま、必要な分だけ使って、後は普通に食べちゃおうよ」
こなた。実に彼女らしい提案。だが、
「ま、まって!余った分のチョコは私に頂戴!後で使うから」
慌てるつかさ。その言葉に反応するのは姉であるかがみ。
「え〜、もしかして本命?」
違うよぉ、と首を振るつかさを尻目に、余った分はつかさに渡す、と言うことで決着が付いた。
さて、2月14日。
「渡しあい〜」
昨日作られたチョコがみんなに配分される。ハート型。
「かがみん、私のハ〜トを、た・べ・て」
「……本気にしちゃうわよ」
「え、何か言った?」
「な、何でもないわよ!」
と、ヘタレ2人組は、婦婦漫才。
そこへ、
「お姉ちゃん、こなちゃん、見てこれ」
「「うおぉぅ!」」
声が揃う、パーフェクトハーモニー・完全調和。だが、やむなし、つかさが持ってきたモノは全長2メートルはあろうかという巨大チョコ。
「昨日の余りで作ったんだよ」
正確には、わざと余らせて作ったんだよ。多目にみゆきが買ってきた理由は、これ。
「あまりに大きすぎますので、切らないと食べられませんね」
微苦笑する、振りをするみゆき。
「すみませんが、泉さん、かがみさんで切っていただけませんか?」
「えっ、私達で?」
「はい」
反論する暇を与えるほど、この作戦はチョコほど甘くは無い。ささっと二人の手に結婚式場で見かける、
「入刀の儀用の包丁です」
を、握らせる。
それが意味する所、流石に鈍感なこなかがでも分かるようだ。今2月、でも室内温度は7月位?
「さぁ、遠慮なさらずにどうぞ」
「チョコ、入刀〜♪」
「ど、どうする、こなた?」
「う〜ん、ここでやらないと、空気嫁って言うね。私なら」
「じゃあ……」
「やろうよ、かがみ」
「うん……」
「それに、最初がかがみとだと――」「最初がこなたとだと――」
「「嬉しいからね!」」
こうして、恙無くバレンタインは終わった。だが、みゆつか、そしてこなかがを応援する機関の戦いは終わらない。いつか本当の気持ちに互いが気が付くまで、応援しよう、どこまでも!
こなたは、問いを発したかがみを見、次いで自分のステータス、貧乳に手を当て考えること凡そ30秒。
「女同士……だよ?」
ヤバイ、本気で思うみゆき。
「そ、そうよね……」
落胆の仕方がいつもと違う、気が付くつかさ。
「でも……ありなら……」
ボソっと呟いたこなた。おや?
「私は、かがみが好き!」
言った!ついに言った!聞いたかがみも顔を真っ赤にしている。
だが、人生そんなに甘くない。と、言うか2人が鈍感すぎる。
「そ、そうよね。私も、こなたが好きよ……親友だもんね」
「う、うん、そう、親友だもんね〜」
ここで身も蓋もないことを言えば、こなたはかがみをノンケだと思っている。かがみもこなたをノンケだと思っている。
故に、今の告白。好き、の度合いをずれた方向に解釈してしまうのだ。なんと言うヘタレ。でも、親友、と言うニュアンスに悲哀が込められている分、悲しいすれ違い。
一瞬でもお2人がくっついたと思った私の時間を返してください、とみゆきは口にも表情にも出さないが、思った。
「つかささん……この詰め将棋、かなり難易度が高そうです」
「う、うん……2人ともどんだけぇ〜」
で、まぁ、なんやかんやあったわけだが、ついにチョコは完成。
完成は今日でも渡すのは明日。
「で、この残ったチョコはどうするのよ?」
「えへへ〜、内緒だよ♪」
妙に楽しそうなつかさを訝りながらも、かがみは、こなたと一緒にアニメ○トに買い物に行く。
かがみと一緒ならポイント溜まるしねぇ〜、と本当は一緒に居たいだけなのに強がるこなた。本心に気が付かないかがみ。前 途 多 難。
「さて、つかささん。明日のメインイベントの為の準備を始めましょうか」
「うんっ!」
頷きあう、みゆつか。さてはてメインイベントとは?
「実は、あの勉強合宿もお2人のために開いたものだったので、それに参加し、お2人のご家族であるつかささん、小早川さん。
直接的な関係はありませんが、合宿参加をしたみなみさんにはこの事を知っておいて欲しかったのです」
成る程、と今度はつかさが頷く。
「それでお姉ちゃん、あの合宿の後少し様子が変だったんだね。
あのね、ちょっと前のことなんだけど、と前置きして、
「お姉ちゃんに宿題を見せて貰ったの、そしたら3問に1問は回答に‘こなた’って書いてあって……あぅぅ、宿題終わらないよぉ」
自力でやれよ、と言うツッコミをする人間はここにはいない。
「大丈夫ですよ、つかささん。私が見せて差し上げますから」
「ありがとう、ゆきちゃん」
だから自力でやれよと……いや、言うまい。
で、それを聞いたゆたかが、
「私もね、毎朝の事なんだけど、こなたお姉ちゃんが鏡の前で30分くらいかな?‘かがみ、鏡、かがみ、鏡……’ってずっと言ってるの。
本当はいつも私が、みなみちゃんにどんな顔でおはようって言ったらいいかなって練習用に使ってる鏡なのに、お姉ちゃんのせいで最近は全然出来ないよぉ」
むぅ、と頬を膨らませる。それを見てみなみは、
「大丈夫、ゆたかなら、どんな顔をしても可愛いから」
「みなみちゃん……エヘヘ、ありがとう」
ツッコミたい人はどうぞ。ついでに隣で悶えてる人間も何とかして欲しい。
さて、この物語の主人公、泉こなたと柊かがみが親友でありながら、性別を超えた両想いである事は、聡明なる読者様なら既にご周知のことだろう。
で、このシリーズに関して、2人がその想いを自覚するまでに、親友である高良みゆきが色々工作したのは、まぁ、予備知識として知っていて頂ければいい。
さて、ならば今回の話はその続きとなるわけだが、敢えてシリーズを区切ったのには訳がある。それは時間。2月入ったら卒業しちゃいますね?マズイんです。少なくともこの時点では。
なので、読者の皆様方には、時間と言う概念を今シリーズのみ、消し去ってご覧になって欲しい。或いはループ時空と考えてくださっても結構。花火揚げようか?
と、言うわけで、とある休日、場所は都内のある喫茶店。
並んで席に腰掛ける5人組。みゆき、かがみの妹、柊つかさ。席を挟んだ向かいにこなたの従姉、小早川ゆたか。隣、みゆきのご近所岩崎みなみ。隣、眼鏡おでこの田村ひより。
さて、主人公2人組不在のこの面子。実は、みゆきが召集をかけた。ある報告をする為に。
それは、
「泉さんと、かがみさんは両想いです。親友ではなく、恋人として。但し、本人達には自覚がありません」
と言うもの。
「ふ〜ん」
つかさ。
「へぇ」
「……」
みなゆた。
「マ、マジッスか!?リアル百合ッスか!!」
ひより。
「……って言うか、皆反応薄すぎッス!もっとなんとも思わないの!?」
あわあわと手を振り、首振り髪を振るひより。明らかに一人、浮いている。
「だって、お姉ちゃん達だし、ねぇ?」
みなゆたに同意を求めるつかさ。頷く2人。
「うぅ……反応してしまうのがオタクの性ってことッスね」
「これは、かなり重症のようですね……」
頬に手を当て、考え込む風情のみゆき。
あれ?
「あ、あの〜、高良先輩?」
「はい、なんですか?」
「私だけ、何の関係も無いような気がするのは、気のせいッスかね……」
そう、今のみゆき理論なら、ひよりは完全なる部外者だ。
だが、ここまで話されたのは全て過去の話。今から重要なのは、未来のこと。
いえ、とみゆきは首を振ってから、
「田村さん、実はあなたが一番重要なんですよ」
「へ?」
「失礼かとは思いましたが、あなたについては色々調べさせてもらいました。著書も一般向けから成年指定まで」
「う、ど、どうもッス……」
「いや、どうして中々リアルな描写で。特にあの、南が豊を――「わー!わー!」
みゆきの言葉を遮るひより、この慌てよう、さて、何ででしょうね?
「まぁ、つまり。保証します、あなたは特別何の力も持たない普通のオタクです」
さて、これは喜ぶべき?悲しむべき?さあ、ひよりの気持ちになって考えよう。
「そこで、泉さんと同じ健全なるオタクである田村さんにお願いがあるのです」
「……あの、オタクオタクって連呼、やめていただけます……」
これは失礼、と形ばかりの笑顔で謝罪のみゆき。とりあえず、もう一回。
「泉さんと同じ健全なるオタクである田村さん、あなたなら、何か考えがあるんじゃないんですか?泉さん、かがみさん、お2人をくっつける方法」
ニコッとした笑顔が恐ろしい。ここで何か案を捻り出さないとマズイ。ひよりの直感が告げる、拒否ったらさっきの南豊の話の続きを感情込めて朗読される。
じゃあ、
「お、お2人に、直接両想いですって言うのは……」
「却下です」
「何で?ゆきちゃん」
頭に?マークを3個程乗せたつかさが問うと、ひよりに向けるのとは明らかに種類が違う、女神が小さな一輪の花を見つけたらこのように微笑むのではないか、という笑顔で、
「いいですか、つかささん。確かにお2人に両想いを告げることは簡単です。くっつくでしょう。でも、それでは良くないのです。
人に頼って出来た関係。今は良いとしても、将来、お2人の関係で何か困ったことがあったら?人に頼ればいい、そう思った時、果たして何人がお2人の関係に理解を示すでしょう?」
小さく肩を竦め、ふっと息を吐くと、
「残念ながらそんな人、現れる確率はかなり低い。だったら頼れない時、崩壊してしまうでしょうね。親友として、そんなことになって欲しくはありません。だから、お2人には自力で気が付いて欲しい。
しかし、あまりに鈍感なお2人。切欠が無ければ何事もないでしょう。困ったものです。ですから、私達にできるのは、その切欠を作ること。後は外堀を埋めることですね」
「外堀?」
「噛み砕けば周囲の理解を得る、と言ったところですね。例えば、ご両親等に」
「そっか〜、お母さんとかなちゃんに伝えなくちゃいけないんだね」
……ん。かなちゃん?
と、誰もが思った。故に質問する。誰です?と。
「こなちゃんのお母さんのかなたさん。縮めてかなちゃん」
本題。
思い付け〜、思い付け、私。と頭を抱えるひより。
ピコン、電球100wが光った。
「ラブレターッス!」
「ラブレター?」
異口同音。得意そうにひよりは、
「そう、愛を伝えあう定番中の定番。下駄箱によし、机の中によし。手作り弁当にふりかけで書いちゃってもOK!」
「でも、あの二人が素直に書くとは……」
と、懸念するみなみ。確かに2人ともあの性格だ、ラブレターと言われれば書かないだろうが。
「恋愛小説……ならいけますね」
顎に手を当ててみゆき。
「恋愛小説のフリをしてラブレターを書くように仕向けてみましょうか……田村さん、その案、採用します」
ほぅ、と息を吐くひより。ひとまず危機は去ったか。
だが、ニヤリとしたみゆきと目があい、ビクリとする。同人誌は読まれているのだ、弱みは握られている。
「さて、時間も良い頃合ですから帰りましょうか」
伝票を手に立ち上がるみゆき。皆後に続く。
「お会計4000円になりまーす」
さて、お会計。財布からお金を出しながら、
「領収書お願いします」
と、みゆき。
「かしこまりました。お宛名はどちら様で?」
「陵桜学園、3年B組、白石みのる宛で」
躊躇う必要?何所にあるのさ?
お姉ちゃんが走り出す。
気のせいなんかじゃなく、その目は潤んでた。
…どうしよう?
→お姉ちゃんを追いかける(つかかがルート)
こなちゃんに追いかけさせる(こなかがルート)
えーと…ど・ち・ら・に・し・よ……って、そんなことしてる場合じゃないよ!
「こなちゃん!!」
「は、はい!?」
「お姉ちゃん、どうして映画に誘ったと思う?」
「み、見たかったからでしょ?」
「それだけじゃないの!!」
そう、お姉ちゃんは…こなちゃんのことが………。
「お姉ちゃんね、この日のためにいっぱい準備したんだよ?
何時が1番人空いてるとか、どこで待ち合わせするとか考えたり…」
「………」
「新しい服も買って、美容院にも行って、出かける前には何時間も化粧して身だしなみチェックして」
「なんでそこまで…」
「全部こなちゃんのためだよ!!」
「へ?」
「…今日ね、お姉ちゃん、こなちゃんに告白するつもりだったの」
「えぇ!?」
「私がついてきたのは、心細いって言われたからなの。
本当は、後で2人っきりにするつもりだったんだ」
「か、かがみが…わたしのことを?……本当に?」
「………追って」
「うぇ??」
「今すぐお姉ちゃんを抱きしめて『I Love You』って囁いてくるの!!」
「は、はい〜〜〜!!!」
この小動物みたいなこなたの連続攻撃に私の『理性』という精神はボロボロになりつつある。
ひたすら顔を赤くしてる私にこなたの行動はエスカレートし、ついには…
「ひゃうっ!…こ、こなたぁ!!」
「おぉ、予想以上の反応だね。」
「いい、いきなり、うなじを舐めないでよ!」
「じゃあ、いきなりじゃなきゃいいの?」
「そ、そういう意味じゃないわよ。私にも理性ってのがあるんだから…その…ほどほどにしなさいよね…。」
「かがみん、それって…「みんみんみらくる、みーくるんるん〜」」
突如、恐ろしく音程を外した声と共に、音楽が流れ始めた。これは確か…こなたの携帯だ。
「ごめん、かがみちょっと待っててね。
〈もしもし、なーにおとーさん?…うん、まだかがみんちだよ。…えっ?ああ、そうだごめん!
今からすぐ帰るから、下準備だけ済ませてて!…分かったよ、だから悪かったって。…うん、じゃあ。〉ピッ
かがみ、ごめん!今日夕飯の当番だったのすっかり忘れてたよ!!今から帰って作らないと…。」
「いいのよ、そんなの。また受験後にいつでも来てよ。今度はそっちにいくかもしれないし、遊びに行ってもいいしね。二人切りもいいけど、みゆきとつかさを呼んでもいいしね。もちろんゆたかちゃんとかも。」
「そだネ、何か考えておいてよ。私も私なりに考えておくからさ。んじゃ!」
「あ、待ってよ。玄関までは送るから。」
「夫を送るのが嫁の仕事だしね〜♪」
「それは朝の話でしょ?夜の場合は、嫁を見送る夫でしょ。ほらいったいった。」
「えぇ、それこそ屁理t…って、うわ押さないでよ、危ないって!」
こなたの反論を無視し、玄関にたどり着く。
「それじゃあ、気をつけて帰りなさいよ。夜道は危ないんだし。」
「格闘技やってたから平気だよ〜。万が一があっても、かがみが助けてくれるだろうしネ。」
「良かった、ひとまず安心だわ。」
最悪のパターンでない上に、こなたがそこまで気を使ってくれたのが何より嬉しかった。
でも、気になる点はもう一つある、というより、いま浮かんだ。
「…ここまで素直なかがみんって、何か違和感あるなぁ。口調だけは相変わらずツンデレだけど。」
「ちょ、それどういう意味よ!…まぁ、それは置いておいて、近くの大学を優先してくれたのはいいんだけど、その条件に縛られて自分のやりたいことは制限してないわよね?こなたを縛ってるようなら、嫌だから…。」
「大丈夫だよ、かがみん。ちゃんと自分のやりたいことはやるようにしてるからさ。」
「そう?ほんとに?…ならいいんだけどね。」
「もう、そんなに心配しなくていいって。気軽に生きようよ、かがみん♪」
「あんたが軽すぎるから心配になるんでしょ?!二人して突っ走ったら誰が止めるのよ?」
「まぁ、それもそうだね〜。でも、二人で突っ走る愛の道は誰にも止められないよ、ね?かがみん♪」
〈ね?〉のあたりで私の首に腕をまわして抱きついてきた。
「ちょ、ちょっと。恥ずかしい台詞禁止って言ったでしょ、もう…。」
1ヶ月強の時間が経っても、不意に抱きつかれるのには未だに恥ずかしい。
こなたにキスするのには慣れたんじゃないかと言われたけど、内心はもちろん活火山状態だ。
正月も徹夜で若干ハイになってたから、寝起きにキスなんてしてたけど、今思い出しても…
「…どんだけ〜」
(そうそう、どんだけ〜…って!)
「こ、こなた!つかさが見てるから、離れなさいって!」
「周りの視線は気にしないって言ったじゃーん、かがみぃ。」
「屁理屈はいいから、離れろぉ!!」
半ば強引に引き離されたこなたはもちろん、空気化しかけていたつかさもどこか不満そうだ。
その後、こなたの機嫌をとりつつ、つかさにも話題を振りながら過ごすという何とも疲れる時間になった。
少なくても、私にとっては…やれやれ。
☆★☆
大学に行かないって、こいつ本当に自宅警備員、またの名をニートになるつもりなんだろうか?
そう思って、真意を問いただそうと意気込んだところで、
「いやだなぁ、冗談だよ冗談。」
「じ、冗談かぁ、そうだよね〜。びっくりしたよ、こなちゃん。」
「はぁ…ビックリさせんじゃないわよ。どうするか真剣に考えちゃったじゃない。」
「なにを言っても私の心配をしてくれるかがみ萌え〜♪」
「し、心配ぐらいしたっていいじゃない!それで、結局どこに行くつもりなのよ?」
「う〜ん…ひ・み・つ♪ってことで。」
「ぶっ」
こなたの似合わない台詞に思わず吹き出してしまったが、これはこれでこなたらしくないけど、可愛らしい。
でも、今はそこに気を取られてはいけない。私が言えたことじゃないけど。
「秘密って、どういうことよ?隠し事は…」
「大丈夫、ちゃんと教えるからさ。ただ、今はってことだよヨ。3月になったら教えるから。」
「まぁ、合格したらの話になるんでしょうね。」
「む〜、ちゃんと合格するもん。おとーさんとまた賭けもしてるしね。」
この陵桜にも合格したのも、父親との賭け事に勝つためという不順極まりない理由だったからね。
でも、そのおかげで私はこなたに出会えたんだから、どうあれ感謝しないとね。
「こなちゃん、今度はなにを賭けたの?WiiやPS3とか?」
「いや、Wiiはもう既に購入済みだよつかさ。PS3もバイトでどうにかなるしね。」
「じゃあ、新しいパソコンとか?」
「そんなのよりよっぽど私にとって大きなものなのだよ♪まぁ、それもその時教えるよ。」
こなたの趣味に合いそうで、高額なものか何か珍しいものと言われても今の以外あまり思いつかない。
何か限定者のフィギュアとかだろうか?でも、あの言い方だと物じゃないのかな?う〜ん…まぁ、いいか。
「…ふ〜ん。でも、その代わり3月に入ったら絶対教えないさいよ?」
「合格発表が終わった時にでも教える、それは約束するよ、かがみん。もちろんつかさにも言うよ。」
「わ〜、楽しみだね、お姉ちゃん!」
果たしてそれは楽しいことなのかは分からないが、気になるというのは認めよう。
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なんだか「こなたは泣くかどうか」で盛り上がってますね
私は・・・人前では飄々とした態度を崩さないけど、一人になるとさめざめと泣く・・・かな
でも感極まって大泣きし始めたら、かがみは一発で撃沈されそうな気がするw
むしろ高校入学して以降泣くようになったと解釈できるかもしれん。
アニメや漫画などを読む(見る)以外では泣かない…
けれど「〇〇(何かのイベント)した時に初めて泣く」ってのは王道だね。
>>433 こなた
「な、なんだ、目から水が! これは正義超人が人の情に触れた時に流す涙というものではないのか…!」
4-248氏のブログにあった
泣きこなたとヨシヨシかがみんが
非常に良かった
すいません、ちょっと質問です!
みゆき→ゆたか、の呼び方って何ですか?
『ゆたかさん』?
『ゆたかちゃん』?
なんかどっちも違和感あって分かりません、先生!
さんじゃね
「小早川さん」じゃないかな
つかそうじゃないとこなたが不憫すぎる
そうかい?
だってこなたは未だに「泉さん」なんだぜ
それなのに、自分より遥かにみゆきとの接点の少ないゆたかが下の名前で呼ばれてたらやるせないだろう
年下だから良いんじゃないか?
DVDのブックレットによると「小早川さん」
ていうか、なぜここで聞く?
>>441 かがみとつかさは苗字が同じだから区別してるんだと思うよ
どっちも「柊さん」だもの
みゆきさんは過去に、みなみん素直クール計画を成し遂げた策師なので
次はゆーちゃんを使ってこなかがシチュエーションを楽しもうとしているんだよななんだってー
と言う内容のSSの準備ですね
双子の誕生日が近いので浮かんだ小ネタ
2レス使用
つかさとこなたしか出てこないけどかがこなです
「ねぇ、つかさ」
暑さがますます増してきた七月間近。
柊家に遊びにきていた私は、いつものように遊んでいたゲームをやめて隣で漫画を読んでいるつかさに尋ねた。
かがみが欲しいものを知らないか、と。それがどんな結末を生むのかも知らずに。
「どうしたの急に」
「もうすぐつかさとかがみの誕生日じゃん」
去年のようにコスプレ衣装を渡そうかとも考えたけど、二番煎じじゃインパクトもないし、
二人ともあまりお気に召さなかったようだから早々に却下した。
贈るからにはなるべく喜んでもらいたい。それなら本人が希望しているものが一番だ。
だけど直接訊くのは芸がない。やっぱりプレゼントには『何が入ってるのかな』ってワクワク感がないと。
というわけでこの一週間、かがみのプレゼント選びに頭を悩ませていた。
つかさのプレゼントはすぐに決まったからもう用意してある。犬のぬいぐるみと新しい調理器具。
一ヶ月くらい前につかさが欲しいと言っていたのを憶えていた私の頭に感謝した。
かがみには悩んだあげく、無難にラノベと可愛いお菓子類でも贈ろうかなと考えていたけど、
私はラノベには詳しくないし、かがみの好きな種類のものが選べるかはわからない。
今日遊びにきたのは、さり気なくかがみの本棚を見て好みを探ろうと考えたからだった。
生憎かがみは出かけていたけど(夕方まで帰らないらしい)むしろ好都合だ。
気兼ねせずにつかさに色々訊けるしラノベよりも欲しいものがあるかもしれない。
というか、意地を張らずに最初からつかさに訊けばよかった。
「お姉ちゃんが欲しいものー……あっ」
たぶん何か思い当たったんだろう。へにゃんとしていた黄色いリボンが、猫のしっぽのようにピンっと立った。
どういう仕組みになってるのそれ。私のアホ毛と一緒かな。
「こなちゃん」
「何? つかさ。欲しいものわかった?」
「だからこなちゃんだよ」
「……は?」
私の頭が暑さでおかしくなってしまったんだろうか。それとも聞き間違い?
爆弾発言に混乱してしまう。それがまともにとりあっていないように見えたのか
少しむくれたつかさは大きな声でもういちど爆弾を投下してくれた。
「お姉ちゃんはこなちゃんが欲しいの!」
私が欲しいって、そんなどこかの変態魔導師じゃあるまいし、そもそも私魔力ないんだけど。
なんて、つかさは元ネタを知らないだろうから茶化すこともできない。
「ほんとだよ。うそじゃないもん」
「うん、それはわかるよ」
確かに冗談を言っているような雰囲気はなかった。だってつかさの目は真剣だ。
こんなに凛々しい顔つきは初めて見たよ。できればもっと違う状況で見たかったなぁ。
というか、本当にかがみは私が欲しいのか。そんな素振りちっともなかったじゃん。
でもつかさには気づかれているあたり詰めが甘いね。こんなふうにばれるかもしれないのに。
私がかがみを好きじゃなかったらどうするつもりだろう。
そう、私はかがみが好きだ。たぶん恋愛感情で。気づいたのはたった今だけど。
かがみが私を欲しがっていることに驚きはしたけど嫌じゃなかった。それどころか嬉しく感じる気持ちもある。
つまり、そういうことなんだろう。
こんな形で気づくなんて我ながら情けないと思いつつ、つかさにもう一度尋ねた。
「かがみの欲しいものはわかったけどさ、それってどうすればいいと思う?」
「こなちゃんをお姉ちゃんにあげればいいんだよ」
『それともそれが嫌なの?』と不安げな目にさせてしまったから慌てて言葉を付け足す。
「う、うん。それは別にいいんだ。でも私をあげるとしてもどうやって」
私は物じゃないし、はいどうぞと渡せるもんでもない。裸の私を赤いリボンで包装した後箱に入って
かがみが箱を開けた瞬間抱きつく、なんて最近のラブコメマンガでも見ないお約束をするわけにもいかないし。
恥ずかしいうえに、痛いよ。色んな意味で。
そんなアホなことを考えたのがいけなかったのか。
つかさはすごく長いリボン(赤色)を取り出して、私の腕に巻きつけた。
「えっと、まずこのリボンを」
「もういいよわかったからそしてごめんそれ却下」
「すごーい、どうしてわかったの?」とすげなく拒否をしたことなんて気にもしていない無邪気な笑顔に
どっと全身の力が抜けた。そんなリボンどこにもなかったよねとツッコム気力もない。
「うーん、でも」
ん? と手に違和感を覚えた瞬間――私の視界は反転した。
反転した視界に最初に映ったのはつかさの顔。そして次に映ったのはその手に持っている赤いリボン。
「この方法が一番喜ぶと思うな、お姉ちゃん」
私はつかさに馬乗りされて、腕をリボンで拘束されていた
――ちょっと待って。何この状況。
「つか、さ? ちょ、シャレになんないって」
「だって冗談じゃないもん」
ひょいっと私を抱えあげるとつかさは居間から出ていく。
「ど、どこ行くのっ?」
「お姉ちゃんの部屋だよ。痛くしないから、ね?」
痛いとか痛くないとかの問題じゃないよ! いやそりゃ痛くないほうがいいけど!
そもそも私の相談って誕生日プレゼントだったはずだよね!? 今こうしても意味がないじゃん!!
至極真っ当な反論の数々は、途中で口を塞がれたのでほとんど言えなかった。
かがみの部屋に運ばれてベッドに寝かされてからが本番だった。
さすが器用なつかさ。全然動けないのに痛くも苦しくもなく、腹が立つくらい綺麗なラッピングをしてくれた。
ご丁寧にカードまで付けていく徹底振り。そういや前にかがみがつかさは凝り性だって言ってたっけ。
じゃあ、まだ裸にされて箱に入れられていない分マシだと考えるべきだろうか。
このまま帰れなかったらお父さんが心配すると訴えてもきいちゃくれなかった。
ラッピングが済んだら連絡するので大丈夫らしい。「安心してね」と天使のような笑顔で言われて泣きたくなった。
そんな心配りは心底いらない。
かがみに早く帰ってきてほしいようなほしくないような、自分は明日の朝どうなっているのかと怯えながら
いつかつかさに絶対復讐してやると誓いを立てていた。
お姉ちゃん思いなつかさが好きです
たぶんこなたはあまちゃんだからつかさに謝られたら許すと思う
>>450 つかさの問答無用ぶりに吹いたw
帰ってきたかがみは、リボンでラッピングされたこなたを見てどんな顔をするんだろう?
多分呆気にとられた後、こうなった経過説明になって、その内だんだんとラブラブな雰囲気になりそうな気が
>>450 今気づいたというこなたは、やっぱり結構鈍いし乙女だよね。
つかさの無茶苦茶なマイペースぶりに、何故か妙に納得がいったり。
>>450 面白い!!!めちゃワロタwww
つかさってかなり面白いキャラでも違和感ないよなあw
>へにゃんとしていた黄色いリボンが、猫のしっぽのようにピンっと立った
「つかさの本体はリボン」説を唱えていた同僚を思い出した
ところで泣いてるこなたとか可愛いよね。
かがみの言ってた「こなたが好きな絵描き」って誰だろ
つか、なんでそんなこと知ってんだw絵描きに詳しいのは立派なオタ
>>3以外で、ネット上でこなかが(微々たるものでも可)漫画が見られるとこって他にないかな?
き○こなべ研究所、個人的にヒットですw
泣きこなたについて、みんな悲しいシーンばっか想像してるみたいだけど
かがみと初めてベッドを共にする時に嬉し涙が出ちゃうってのもいいと思うんだぜ
>>456 狐印って人。最近だとかのこんの表紙書いてる
絵師って言い方をするあたりかがみも完全に手遅れですw
>>460 かのこんw
確かにこなたが好きそうな萌え系の絵柄だ
つまり、かがみはかのこんを読んで、それをこなたに薦めてるわけだ。
文章力に定評のある18-817氏が避難所にSS投下して下さいました。
きれいな文章なのでぜひとも一読を進めるっ/
ttp://konakaga.me.land.to/cgi-bin/imgboard/img-box/img20080630012107.jpg 「まさか、こんな再会を果たすとはね」
かがみの一言に、目の前のロックスターはゆっくりと顔を上げた。
「ほんと、ジャンキーの面ってのは糞だわ」
目元は落ち窪み、影の中に埋もれた目には輝きすらない。
「好きでこうなったわけじゃないよ」
こなたは答えた。しかし、かがみはあくまで冷たい。
「その言い訳はなしよ。私はね何百回と聞いてきた。こうならざるを得なかったんだって」
こなたは独り言のようにつぶやいた。
「...捨てたんだよ。私はあの日、自分自身を捨てた」
かがみは目を閉じた。あの光景がはっきりとまぶたの裏によみがえる。あの日、それは
伝説のライブ。
熱気に沸き返る数万人の観客、その中の一人だった。
まるで私は砂浜の中の一粒の砂。
そして、数万の観客の視線の先、ステージの上にこなたがいた。
ライトアップされたこなたは後ろ向きで両手と両足を弓のように曲げている。
とたんに観客のすさまじい歓声が会場にこだまする。
こなたはゆっくりと身体を前に向けた。
一瞬、観客は静まり返った。目の前のカリスマが自分たちのほうを向いている...
気絶しそうなほどの感動が観客の中に静かに染み渡る。
と、突然にベースの演奏が始まり、こなたは足を内側にキュッと曲げ、そしてマイクを持つ手を
クルリとのけぞらせ、それから先はあまり覚えていない。
ただ、かつての人生で味わったことの無い興奮と熱気、そして一体感。それらが一度に自分を襲ってきたという
強烈な感触は、今、思い出すだけで鳥肌が立つくらいだ。
「ねえ、かがみ」
いきなり聞こえたこなたの声に、かがみは現実に舞い戻らされた。
「あのライブ、かがみは来なかったんでしょ」
かがみは冷静に答えた。
「ええ、まあ、私は音楽の好みが違うしね」
かがみは机の上にある書類を手にとった。
「今のあなたは、シャブで動く操り人形。あなたは負けたのよ、こなた。
自分の名声と観客に。あなたの声のよさを見込んだ音楽業界があなたをスカウトして
そして、あなたは瞬く間に歌謡界のスターになった。あの頃は私たちは素直に
喜んだわ。かつての親友がこれほど輝いてる。でも、」
こなたはかがみをさえぎって言った。
「私は寂しかった。」
かがみは続けた。
「でも、あなたはどんどん音楽性を変えていって、そして、魂のミュージシャンになった。
自分のありのままを吐き出すようになった。そして、負けてしまったのよ」
かがみは急いで書類をこなたの前に持っていった。
「音楽界の頂点に立ったあなたと違って、私は警察の中ではまだ下っ端なの。あまり時間がかかると
上司がうるさいから、はやくこの書類を片付けて頂戴、ここにサインをしなさい」
こうして、麻薬所持で逮捕された泉こなたは、実刑判決を受け、執行猶予付きの刑を言い渡されたのだった。
南半球にあるとある島。真っ青な海を望む真っ白なビーチをこなたは歩いていた。
麻薬治療で療養中なのだ。
少女時代はあれほど健康的な肌色だったこなたの青白い皮膚も、しばらくすれば日焼けするかもしれない。
と、こなたは目の前に人影を認めて、サングラスを下げてそれを見つめた。
真っ白なワンピースと麦藁帽子をかぶったその人物は、柊かがみ。
「け、警察の仕事で。あなたに書類を持ってきたわ。ちょっといいかしら。それと、これを渡した終わったら
そのまま、休暇をとってこの島をゆっくりと観光するつもりなんだから」
目を逸らしながら伝えるかがみを観て、こなたはほほえんだ。ジャンキー特有の疲れたような顔の皺、青白い皮膚。
だけど、それらの要素も、なかなかこなたの表情に味を加えてるわね。と、かがみは心中でふと思った。
完
ふと思ったけど、かがみを「可愛い」と本気で思ってるのってこなた以外にどれくらいいるんだろう?
仮にいるとして、こなたが日常的に言い出すより前から思ってたキャラは実はいなさそう。
半ば本気で怖がられる事が多いかがみにとって、こなたの「可愛い」は相当ポイント高かったのではないかと思う。
>>467 原作や、アニメのキャラ作りによるかわいさのおかげでファンがあろうとも、
現実にかがみがいたら、たしかに、
こなたのようなタイプしか受け入れられなさそうではあるな。
よっくつきあってみないと、内面のやさしさはわかりづらかろうしな。
こなたが、かがみの外面のきつさを「ツンデレキター(゚∀゚)」と解釈し、
積極的にこなたがすりよってきたからこそ
かがみの内面に触れることができ、そしてそのお陰で、
いま俺らが認識している「萌え萌えかがみん」となっているわけで。
突然だけど、新作SSが完成したんで、投下してもいいとも?
していいなら行きますよ
こなたがラブレターを貰った。
それはとてもいい事だ。交際のきっかけにもなるかも知れないし、恋愛といえばゲームやアニメしか思いつかないようなこなたにとっては尚更だ。
しかし何故だろう。私にとっては誰かがこなたに書いたラブレターがとても煩わしく、とても憎らしかった。
これはラブレターを貰ったこなたへの嫉妬? それとも―――――
『恋するかがみはラブレターに嫉妬する』
「いやあ、私も捨てたもんじゃないね、かがみん♪」
「あんたね、たかがラブレター一枚でそこまで自慢出来るもんじゃないでしょ」
「あれぇ?羨ましいの?かがみん?」
「んなわけないでしょうが」
と、私はこなたにデコピンを軽く一発。
最近の自分は何か変だ。それはこなたがラブレターを貰う前から。こなたが誰かと話しているだけで妙にイライラするというか、こう、言葉では言い表せられない感情に陥ってしまう。
そんな事をボンヤリと考えながら、私はこなたに問う。
「で、OKすんの?」
「へ?」
「へ?じゃなくて、告白の返事よ」
「ん―――。わかんない。その時になって考えるかな」
「んないい加減な…」
「じっくり考えた方がいいですよ、泉さん。その人の人となりが分からない内からOKするのは危険ですし」
「そうね、みゆきの言うとおりかもね」
「ま、その人に会ってから考えるヨ〜」
と、みゆきの折角のアドバイスを軽く受け流すこなた。さてはコイツ真剣に考えてないな。
それにしてもラブレターを貰っただけなのに、なんでこんなに嬉しそうなのかね、コイツは。
ムカッ
あ、まただ。こなたが誰かと話しているだけで感じる妙な高ぶり。なんなんだ、コレは。
私はこなたに対するこの感情の名前を知らずに悶々としていたが、程なくしてこの感情が何なのかを知る事になる。それは私にとって、自分の世界を変えるほどの事実だと言う事は、今はまだ知らない。
放課後。こなたはラブレターの相手に指定された場所にやってきた。…え?なんでお前もなんでそこにいるかって? コレはアレよ、あの、親友が告白されるってのに落ち着いていられないでしょうが。
が、見守るには少し遠すぎたのか、顔は見えても声は聞こえない。
今どうやら告白されたらしい。あらあらこなたったら顔真っ赤にして…。
意外と…乙女なの…ね…
……あれ…まただ…。また例の高ぶりだ。しかも今回は今までのより一層酷い。
…ダメだ。物凄いイライラする。私以外の人の言葉に顔を赤らめるこなたを見るのはとても耐えられたもんじゃない。
なんで?なんでこんなにイライラするの?自問自答する私に答えは意外と早く降りてきた。
―――これは……恋……?
いやいや有り得ないって。そりゃこなたの事は大事だし、私に頼ってくる様はメチャクチャ可愛いし、でも意外と繊細だし、こなたに頼られて私も悪い気はしないし…
…これ、恋……じゃん…
これを恋と考えれば、今までの感情の高ぶりは全て説明がつく。
私…ラブレターに嫉妬してたんだ…。
そう思った時には私は既に近所の公園にいた。私は愕然としていた。
「私…こなたに恋…してたんだ…」
それでこなたの友達や、ラブレターに自分でも驚くほどの嫉妬心を抱いていた。
そう思うと、急に自分が汚い人間に思えてきて。
涙が、出た。
「ああっ…私ダメな人間だぁっ… こなたの幸せも喜べないなんて……私、こなたにこんな邪な想いまで抱いていたなんて… 私もうこなたの傍にいる資格なんてっ…」
「かーがみっ」
私の肩に誰かの手が置かれた。聞き慣れた声と一緒に。
「こっ…なた…」
私は急いで涙を拭き、『泉こなたの親友・柊かがみ』としてこなたに話し掛ける。
「どうだった?OKしたの?相手の子、カッコ良かった?」
こなたの事だ。きっとOKしただろう。
悔しいけど、ここは親友としてこなたをサポートしなくちゃ。
しかし次の瞬間、こなたから出た言葉は私の決意を軽く打ち砕くものだった。
「ああ…それね…断ったヨ」
「え…?だって、あんたあんなに喜んでたじゃない」
「いやいや、あればラブレターを貰ったというだけで喜んでたのだよ。誰もOKするとは言ってないし」
…要するに、こなたにとってはラブレターというのは萌えステータスの一つに過ぎなかったという事か。
「それに、私には今好きな人がいるから」
「…ああっ…そう、なんだ」
マズい。また涙が…
「誰?○○君?あっ、それとも××君かなあ」
私がそう言うとこなたは若干怒ったような顔になって。
「じゃあ、ヒントあげる。私の好きな人は、髪の色は薄い紫。それでちょっと吊り目かな。髪型はツインテール。性格はツンデレ」
体が一瞬にして熱くなっていくのが分かった。
「……えっ…?こなた、それ………?」
こなたが抱きついてきた。
「こっ…こなたっ…///」
「かがみったら鈍感すぎ。私がここに来た時点で気付くべきだったネ」
「あんた…」
「かがみ……私……かがみの事が好き……かがみは…どうなのかな」
…もう、隠す必要もない、かな…
「こなた……私もこなたの事が……」
――END――
お粗末様でした。これを制作している途中に携帯を止められてしまいまして…。予想以上に完成が遅れました…。 こんな文でも楽しんで頂けたら。
>>473 短いながらもGJ!
中だるみせずにぽんぽんと進んで行くテンポがいいね。
ただもうちょっと最後の成就は含みを持たせた方がよかったかも。
携帯ストップにも負けずに執筆お疲れ様。
次も期待してるよ(・∀・)
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>>473 GJ !
好きな人にラブレターが舞い込んできたりしたら、そりゃ焦るよなぁ
480 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 19:34:08 ID:Ls8jxj8q
そう思った時には私は既に近所の公園にいた。私は愕然としていた。
「私…こなたに恋…してたんだ…」
それでこなたの友達や、ラブレターに自分でも驚くほどの嫉妬心を抱いていた。
そう思うと、急に自分が汚い人間に思えてきて。
涙が、出た。
「ああっ…私ダメな人間だぁっ… こなたの幸せも喜べないなんて……私、こなたにこんな邪な想いまで抱いていたなんて… 私もうこなたの傍にいる資格なんてっ…」
「かーがみっ」
私の肩に誰かの手が置かれた。聞き慣れた声と一緒に。
「こっ…なた…」
私は急いで涙を拭き、『泉こなたの親友・柊かがみ』としてこなたに話し掛ける。
「どうだった?OKしたの?相手の子、カッコ良かった?」
こなたの事だ。きっとOKしただろう。
悔しいけど、ここは親友としてこなたをサポートしなくちゃ。
しかし次の瞬間、こなたから出た言葉は私の決意を軽く打ち砕くものだった。
「ああ…それね…断ったヨ」
「え…?だって、あんたあんなに喜んでたじゃない」
「いやいや、あればラブレターを貰ったというだけで喜んでたのだよ。誰もOKするとは言ってないし」
…要するに、こなたにとってはラブレターというのは萌えステータスの一つに過ぎなかったという事か。
「それに、私には今好きな人がいるから」
「…ああっ…そう、なんだ」
マズい。また涙が…
「誰?○○君?あっ、それとも××君かなあ」
私がそう言うとこなたは若干怒ったような顔になって。
「じゃあ、ヒントあげる。私の好きな人は、髪の色は薄い紫。それでちょっと吊り目かな。髪型はツインテール。性格はツンデレ」
体が一瞬にして熱くなっていくのが分かった。
「……えっ…?こなた、それ………?」
こなたが抱きついてきた。
「こっ…こなたっ…///」
「かがみったら鈍感すぎ。私がここに来た時点で気付くべきだったネ」
「あんた…」
「かがみ……私……かがみの事が好き……かがみは…どうなのかな」
…もう、隠す必要もない、かな…
「こなた……私もこなたの事が……」
「じっくり考えた方がいいですよ、泉さん。その人の人となりが分からない内からOKするのは危険ですし」
「そうね、みゆきの言うとおりかもね」
「ま、その人に会ってから考えるヨ〜」
と、みゆきの折角のアドバイスを軽く受け流すこなた。さてはコイツ真剣に考えてないな。
それにしてもラブレターを貰っただけなのに、なんでこんなに嬉しそうなのかね、コイツは。
ムカッ
あ、まただ。こなたが誰かと話しているだけで感じる妙な高ぶり。なんなんだ、コレは。
私はこなたに対するこの感情の名前を知らずに悶々としていたが、程なくしてこの感情が何なのかを知る事になる。それは私にとって、自分の世界を変えるほどの事実だと言う事は、今はまだ知らない。
放課後。こなたはラブレターの相手に指定された場所にやってきた。…え?なんでお前もなんでそこにいるかって? コレはアレよ、あの、親友が告白されるってのに落ち着いていられないでしょうが。
が、見守るには少し遠すぎたのか、顔は見えても声は聞こえない。
今どうやら告白されたらしい。あらあらこなたったら顔真っ赤にして…。
意外と…乙女なの…ね…
……あれ…まただ…。また例の高ぶりだ。しかも今回は今までのより一層酷い。
…ダメだ。物凄いイライラする。私以外の人の言葉に顔を赤らめるこなたを見るのはとても耐えられたもんじゃない。
なんで?なんでこんなにイライラするの?自問自答する私に答えは意外と早く降りてきた。
―――これは……恋……?
いやいや有り得ないって。そりゃこなたの事は大事だし、私に頼ってくる様はメチャクチャ可愛いし、でも意外と繊細だし、こなたに頼られて私も悪い気はしないし…
…これ、恋……じゃん…
これを恋と考えれば、今までの感情の高ぶりは全て説明がつく。
私…ラブレターに嫉妬してたんだ…。
こなたがラブレターを貰った。
それはとてもいい事だ。交際のきっかけにもなるかも知れないし、恋愛といえばゲームやアニメしか思いつかないようなこなたにとっては尚更だ。
しかし何故だろう。私にとっては誰かがこなたに書いたラブレターがとても煩わしく、とても憎らしかった。
これはラブレターを貰ったこなたへの嫉妬? それとも―――――
『恋するかがみはラブレターに嫉妬する』
「いやあ、私も捨てたもんじゃないね、かがみん♪」
「あんたね、たかがラブレター一枚でそこまで自慢出来るもんじゃないでしょ」
「あれぇ?羨ましいの?かがみん?」
「んなわけないでしょうが」
と、私はこなたにデコピンを軽く一発。
最近の自分は何か変だ。それはこなたがラブレターを貰う前から。こなたが誰かと話しているだけで妙にイライラするというか、こう、言葉では言い表せられない感情に陥ってしまう。
そんな事をボンヤリと考えながら、私はこなたに問う。
「で、OKすんの?」
「へ?」
「へ?じゃなくて、告白の返事よ」
「ん―――。わかんない。その時になって考えるかな」
「んないい加減な…」
こんな形で気づくなんて我ながら情けないと思いつつ、つかさにもう一度尋ねた。
「かがみの欲しいものはわかったけどさ、それってどうすればいいと思う?」
「こなちゃんをお姉ちゃんにあげればいいんだよ」
『それともそれが嫌なの?』と不安げな目にさせてしまったから慌てて言葉を付け足す。
「う、うん。それは別にいいんだ。でも私をあげるとしてもどうやって」
私は物じゃないし、はいどうぞと渡せるもんでもない。裸の私を赤いリボンで包装した後箱に入って
かがみが箱を開けた瞬間抱きつく、なんて最近のラブコメマンガでも見ないお約束をするわけにもいかないし。
恥ずかしいうえに、痛いよ。色んな意味で。
そんなアホなことを考えたのがいけなかったのか。
つかさはすごく長いリボン(赤色)を取り出して、私の腕に巻きつけた。
「えっと、まずこのリボンを」
「もういいよわかったからそしてごめんそれ却下」
「すごーい、どうしてわかったの?」とすげなく拒否をしたことなんて気にもしていない無邪気な笑顔に
どっと全身の力が抜けた。そんなリボンどこにもなかったよねとツッコム気力もない。
「うーん、でも」
ん? と手に違和感を覚えた瞬間――私の視界は反転した。
反転した視界に最初に映ったのはつかさの顔。そして次に映ったのはその手に持っている赤いリボン。
「この方法が一番喜ぶと思うな、お姉ちゃん」
私はつかさに馬乗りされて、腕をリボンで拘束されていた
――ちょっと待
何この状況。
「つか、さ? ちょ、シャレになんないって」
「だって冗談じゃないもん」
ひょいっと私を抱えあげるとつかさは居間から出ていく。
「ど、どこ行くのっ?」
「お姉ちゃんの部屋だよ。痛くしないから、ね?」
痛いとか痛くないとかの問題じゃないよ! いやそりゃ痛くないほうがいいけど!
そもそも私の相談って誕生日プレゼントだったはずだよね!? 今こうしても意味がないじゃん!!
至極真っ当な反論の数々は、途中で口を塞がれたのでほとんど言えなかった。
かがみの部屋に運ばれてベッドに寝かされてからが本番だった。
さすが器用なつかさ。全然動けないのに痛くも苦しくもなく、腹が立つくらい綺麗なラッピングをしてくれた。
ご丁寧にカードまで付けていく徹底振り。そういや前にかがみがつかさは凝り性だって言ってたっけ。
じゃあ、まだ裸にされて箱に入れられていない分マシだと考えるべきだろうか。
このまま帰れなかったらお父さんが心配すると訴えてもきいちゃくれなかった。
ラッピングが済んだら連絡するので大丈夫らしい。「安心してね」と天使のような笑顔で言われて泣きたくなった。
そんな心配りは心底いらない。
かがみに早く帰ってきてほしいようなほしくないような、自分は明日の朝どうなっているのかと怯えながら
いつかつかさに絶対復讐してやると誓いを立てていた。
「ねぇ、つかさ」
暑さがますます増してきた七月間近。
柊家に遊びにきていた私は、いつものように遊んでいたゲームをやめて隣で漫画を読んでいるつかさに尋ねた。
かがみが欲しいものを知らないか、と。それがどんな結末を生むのかも知らずに。
「どうしたの急に」
「もうすぐつかさとかがみの誕生日じゃん」
去年のようにコスプレ衣装を渡そうかとも考えたけど、二番煎じじゃインパクトもないし、
二人ともあまりお気に召さなかったようだから早々に却下した。
贈るからにはなるべく喜んでもらいたい。それなら本人が希望しているものが一番だ。
だけど直接訊くのは芸がない。やっぱりプレゼントには『何が入ってるのかな』ってワクワク感がないと。
というわけでこの一週間、かがみのプレゼント選びに頭を悩ませていた。
つかさのプレゼントはすぐに決まったからもう用意してある。犬のぬいぐるみと新しい調理器具。
一ヶ月くらい前につかさが欲しいと言っていたのを憶えていた私の頭に感謝した。
かがみには悩んだあげく、無難にラノベと可愛いお菓子類でも贈ろうかなと考えていたけど、
私はラノベには詳しくないし、かがみの好きな種類のものが選べるかはわからない。
今日遊びにきたのは、さり気なくかがみの本棚を見て好みを探ろうと考えたからだった。
生憎かがみは出かけていたけど(夕方まで帰らないらしい)むしろ好都合だ。
気兼ねせずにつかさに色々訊けるしラノベよりも欲しいものがあるかもしれない。
というか、意地を張らずに最初からつかさに訊けばよかった。
「お姉ちゃんが欲しいものー……あっ」
たぶん何か思い当たったんだろう。へにゃんとしていた黄色いリボンが、猫のしっぽのようにピンっと立った。
どういう仕組みになってるのそれ。私のアホ毛と一緒かな。
「こなちゃん」
「何? つかさ。欲しいものわかった?」
「だからこなちゃんだよ」
「……は?」
私の頭が暑さでおかしくなってしまったんだろうか。それとも聞き間違い?
爆弾発言に混乱してしまう。それがまともにとりあっていないように見えたのか
少しむくれたつかさは大きな声でもういちど爆弾を投下してくれた。
「お姉ちゃんはこなちゃんが欲しいの!」
私が欲しいって、そんなどこかの変態魔導師じゃあるまいし、そもそも私魔力ないんだけど。
なんて、つかさは元ネタを知らないだろうから茶化すこともできない。
「ほんとだよ。うそじゃないもん」
「うん、それはわかるよ」
確かに冗談を言っているような雰囲気はなかった。だってつかさの目は真剣だ。
こんなに凛々しい顔つきは初めて見たよ。できればもっと違う状況で見たかったなぁ。
というか、本当にかがみは私が欲しいのか。そんな素振りちっともなかったじゃん。
でもつかさには気づかれているあたり詰めが甘いね。こんなふうにばれるかもしれないのに。
私がかがみを好きじゃなかったらどうするつもりだろう。
そう、私はかがみが好きだ。たぶん恋愛感情で。気づいたのはたった今だけど。
かがみが私を欲しがっていることに驚きはしたけど嫌じゃなかった。それどころか嬉しく感じる気持ちもある。
つまり、そういうことなんだろう。
「……見てたんなら、別に無理して食べなくてもいいのよ?」
「え、なんで?」
「ほら、夜中に食べると太るし、それに、こな」
「かがみんの次のセリフは『こなたが1から作った方がおいしいんだし』だだだっ」
言うや否や、私が失敗具材から作ったサンドを目ざとく選び、ぱくっと一口咥えるこなた。
そしてそのまま……。
「ふぁふぁふぃ〜っ♪」
「え、ぁんっ……」
こなたに初めて作った差し入れ。
マーガリンはつけ過ぎで、野菜の形も不揃いで、ちょっとだけ卵の殻が混じってて。
なのに、すごく、すごく、嬉しくて、涙が零れそうで……。
「ふっふっふっ、甘いぞかがみん。私がそう簡単に『当たり』を外すと思ったのかね」
えっへん、と誇らしげにポーズを取って。
「それに、パソコンの間でも食べやすいように、わざわざかがみが作ってくれたメニューだよ、
おいしくないわけないじゃん?」
幸せいっぱいなこなたのコトバに、落ち込んでたのが嘘みたいに、私も幸せになっていく。
だから私も、そのお返しに。
「もう、そういうセリフはね、ちゃんと身だしなみを整えて言いなさい、バカ」
真っ赤になりながら、言い返してやる。
こなたの唇の端に残った卵を、甘い口付けで頂いて。
「やっぱり、不器用なのかな……」
味なし卵スープのようになった鍋を見て、ため息をつく。
折角こなたに差し入れしようと思ったのに、これじゃまるで食材にトドメを刺しているみたいで。
でも、こんなのを食べさせるなんて、できなくて。
「仕方ないよね……」
側にあったふきんを鍋掴み代わりに、私は『卵鍋』を三角コーナーに運んで……。
「おぉーっとSTOPかがみんや」
「え……!?」
がしっと肩を掴んでくる感触。
誰か、なんて、一人しかいないんだけど……でも……。
「短期は損のモトなのだよ。割れたのだってちゃんと食べられるし、それにほら、これは無事だよ」
いつの間にか手にしていた菜箸で、つんつん無事な卵をつつきながら。
「というわけで、まずは鍋を置いて。ここからは二人の共同作業だよ」
真っ赤になった私を、こなたが嬉しそうに覗き込んでいた。
「ふぅ、任務完了、かがみんもお疲れさま♪」
子供のようにVサインを作るこなたに、それでも私は素直に笑い返せなかった。
「あれ、どしたの?」
「いや、別に……」
こなたに手伝ってもらったというか、後半は殆どこなたが作った卵サンド。
私はあんなに失敗だらけだったのに、こなたのお陰でこんなに綺麗に作れて……。
「あんた、ゲームするんじゃなかったの?」
「いやいや、インストールの間は棒グラフ見てるだけだし暇じゃん。それに、今日は食事の後、
やけに台所丁寧に片付けてたからさ、もしかしたらと思って」
「そ、そう……」
あんなに秘密だった筈なのに、全部お見通し。
どうしてこいつは、いつも私を先回りしちゃうんだろう。
こなたの部屋の方から聞こえる、PCが何かを読み込む音をBGMに、私のバトルは第二段階。
卵が茹で上がるまでの時間で、野菜の準備だ。
レタスは何枚か洗って挟むだけだからいいけど、きゅうりが難敵だった。
「こんの……!」
こなたが鼻歌交じりにやっていた作業だけど、いざやってみるととんでもない。
些細なことで転がるきゅうりを手のひらで拘束、ゆっくり慎重に庖丁を押し込むんだけど、
どう見ても輪切りというか、中には乱切りに近い角度のもある。
正直薄切りってレベルじゃないぞ?
やっぱり『猫の手』で切った方がいいんだろうか?
でも、アレはさっき言葉通りの意味で『手料理』になりかけたし……。
こんな簡単な料理でも、一度こうして作ってみると、こなたやつかさの技術がよく分かる。
『かがみんはまな板ごと斬っちゃいそうだし、代わりに片付けしてくれるからモーマンタイだよ』
なんて笑ってたけど、あいつ、毎日こんな大変なことしてたんだ、って。
「もうちょっと、この辺か、なっ!」
ぞんっ、がっ、ざじゅっ。
こなたの何倍も時間をかけて、斬り尽してしまったきゅうりから、特に薄目&平らに切れたのを
選抜して、別の皿に隔離。
残りのありえない角度のは……本当は処分したいけど、もったいないから私が食べよう。
と、そんな時……。
「うわ!忘れてた!!」
何の気なしに時計を見やった瞬間、不穏な未来が垣間見えた。
慌てて鍋の方に飛ぶ。
「あちゃー……」
速攻で火を止めるが、時既に遅し。
お湯の中では卵が見事にヒビ割れて、茹で卵とはとても言えない別の何かと化していた。
「こなた、喜んでくれるかな……」
こなたがゲームに夢中な間に、こっそり台所にやってきた私。
『ねんがんのえろ……ぎゃるげをてにいれたからね、今日は朝まで萌えを謳歌するのだー!』
とか言ってパソコンに向かったのが30分前。
だから私は不意打ちで、差し入れを持っていってあげようと思ったんだけど……。
「あ、卵入れるの忘れてた!」
鍋肌で沸騰が始まった音がして、慌てて卵を持っていく。
「あ、洗うの忘れてた!」
と思ったけど、2つ入れた所でそれを思いだして、残りの卵を洗って。
「ふぅ……」
何とか卵を投入して、一息。
でも、休む間もなく、私は次の課題・きゅうりの薄切りに取り掛かった。
こなたに初めて作った差し入れ。
マーガリンはつけ過ぎで、野菜の形も不揃いで、ちょっとだけ卵の殻が混じってて。
なのに、すごく、すごく、嬉しくて、涙が零れそうで……。
「ふっふっふっ、甘いぞかがみん。私がそう簡単に『当たり』を外すと思ったのかね」
えっへん、と誇らしげにポーズを取って。
「それに、パソコンの間でも食べやすいように、わざわざかがみが作ってくれたメニューだよ、
おいしくないわけないじゃん?」
幸せいっぱいなこなたのコトバに、落ち込んでたのが嘘みたいに、私も幸せになっていく。
だから私も、そのお返しに。
「もう、そういうセリフはね、ちゃんと身だしなみを整えて言いなさい、バカ」
真っ赤になりながら、言い返してやる。
こなたの唇の端に残った卵を、甘い口付けで頂いて。
……確かに、こなたは普段明るく振舞っていて、
私達の中でもムードメーカー的な存在になっている。
でも、きっとそれは孤独感の裏返しなんだろう。
いつか『社交性ゼロの自分の心配をしなさい』と言ったとき、
そして、母親が他界して既にいないと聞かされたとき、
彼女はおどけて何でもないように振舞っていた。
でも、私にはその表情がとても寂しげなものに思えてならなかった。
今にして思えば、彼女を一人に・孤独にさせまいと
無意識に私は奔走してきたのかもしれない。
気がつけば、毎日こなたのクラスへ行ってこなた達と談笑し
行きも帰りもいつも一緒だった。
「こなた……」
「かがみ〜」
「どうしたの、こなた?」
「今日1日、かがみんみたいに
ツンデレになろうかと思ってね」
「何だそりゃ……ってか、私はツンデレで確定か!」
「そりゃ〜もちろん♪ かがみんのツンデレ具合だけで私」
「ハイハイ、ストップ! それ以上の発言は危ない気がするから
止めさせて貰うわよ」
「うぐぅ……まあいいや。
それで私もツンデレになるって話だけどさ、
ただ、なっても面白くないよね?」
「いや、同意を求められても困るんだが……」
「だから、かがみんがツンツンしてる時は私もツンツン、
デレデレしてる時は私もデレデレするね☆」
「結局、私合わせかい。まあ、好きにしなさい……」
(……って、あれ? これってこなたと一緒にデレちゃうチャンス……?
ここぞとばかりにこなたに甘えれば、こなたも甘えてくるってこと……?
そういうことなら……)
もうすぐかがみの誕生日だな
つかさ…
スレタイ読めないつかさ厨がうざい
500 :
8-784:2008/06/30(月) 21:57:19 ID:2Gk2Do9H
つかさなんて人はいないよ?
ユリ〜w
こなかがにつかさを絡めるのは大好物だぜ
もちろん、みゆきさんも
とうとう画像掲示板にまでグレゴリーが荒らしに来たぞ。
マジで死ね!!!!この人間のクズ!!
自殺スレ関連の奴らは人間として終わってるよな
過剰反応とか他スレ批判とか、住人装った煽りかね?
そうじゃないなら、以後止めてね。みんな迷惑するだけだから。
単発IDの攻撃的な発言は基本、全部疑ってかかったほうがいいだろうなー
>>500 相変わらず上手で可愛くてニヤニヤさせる4コマですねw
貴方の4コマは本当に大好きです、ありがとう
・・・にしても久しぶりに来たら変な空気になっちまってるな・・・・・・悲しい限りだ
ひより「『萌えねぇこなかがは只のレズだ!』よし、夏はこれで行くっす!」
ポルコ・ロッソ「お嬢ちゃん、少し頭冷やそうか?」
ひより「ひぃっ!?」
勢いでやった
反省?
先週の生ごみと一緒に捨てたさ
只のレズ、で刺激を受けてちょっとした視点の変換を。
本来のこなたやかがみの性格からして、付き合い出すまでも付き合ってからももどかしいのがデフォ。
だけど、敢えて「いつも通りに過ごしてたのに、何か波長が合ってキスしちゃってそのままズルズルと」みたいなのもあるのかな、とか。
二人には元々強い絆があるのだから、始まりがこうでもドライな関係ではないと思う。
萌え成分は薄いけど、この展開だとまた違った味があるのかな?
>>515 それ系のSSもたまにあるんだよな
数は少ないが粒揃いで面白いのばかりだった印象がある。
なりゆきカップルこなかが
大学から帰って来て自室で公務員試験の勉強をするかがみん。国一を目指しています。
↓
そこに合鍵で普通に入ってくるこなた。勉強してるかがみの隣で、漫画読んだりゲームしたり。
↓
たまに、こなたが何か話題を振ったりする。勉強しながらも相づちを打ち、的確に突っ込むかがみん。
↓
勉強が一段落して伸びをするかがみん。当然のように、こなた作の夕ご飯が用意されている。
↓
こなたに付き合ってゲームしたりして息抜きするかがみん。ゲームしながらも、こなたの足をチラチラ。
↓
就寝。と、その前に入浴。その後いろいろあって就寝。明日も頑張ろう。
>>518 漫画家(男)とこなたの一日を時系列でおっかけた、8コマ(6コマだっけ?)漫画を思い出した
誰か、あれをかがこなで改変してくんないかなあ。
>>518 うーん、こっちは本編の空気を濃厚に残してる気がするw
親友からそのまま自然に夫婦になってるようにも見える。恋人飛び越して(笑)
無断転載?
>>521 無断転載だし全年齢板のここに貼っていい絵でもない。
作者に謝るべき
作者知らない…
やっぱ犯罪だよね…捕まるのかな俺…
作者知らない…
このサイト画像板だったから…
やっぱ犯罪だよね…捕まるのかな俺…
なんにも知らずに…
俺はなんて事を…
>>ID:YvRczgoZ
いいから学校行け
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::|
! ` ̄´ . ` ̄´ ..: ::::::!
| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
まあ悪いのは最初に転載した奴だわな
おけ、3つ予約した
らきすたはポーズ固定のフィギュアよりもアクションフィギュアのほうが
楽しそうだな
こなたとかがみでお姫様だっこで飾るか、ハグで飾るか、今から妄想が
止まらないぜ
フィギュア系は買おうと思ったことないけど、こなたとかがみを並べてみるなんて野望が叶うと思うと
ちょっと興味がわくかも
>>534>>536 ちゃんとつかさやみwikiさんまで揃えるんだぞー
こういうフィギュアは揃ってこそ満足できるんだww
飾る場所が無いから買ってもぞんざいな扱いになるからフィギュアは買わない事にしているが
決めポーズで飾れるフィグマは欲しいかも、いや欲しい!
普段フィギュアってあんまり買わないけどこれはいいなあ
フィギュアに久々にキュンと来たよ
お前等気を付けろよ
フィギュアは一体買ったら勝手に増えていくんだぜ…
欲しいけど置く所がない
・場所がない
・金がない
・興味がない
フィギュアは以上の理由で常にスルー
過去某クマのぬいぐるみにはまって
>>540のようになった教訓だ
何となく夜中に勝手に抱き付き合う
怪奇フィギュアを連想してしまった
いいです
547 :
544:2008/07/01(火) 22:56:51 ID:M20mVk3r
ありがとう。近いうちに載せます
>>547 今じゃなくて近いうちかよ ! w
まぁ、待ってるよw
549 :
465:2008/07/02(水) 00:01:35 ID:c3uZWogP
むげえ、おまえらの処置! 処置がむげえ。
画像掲示板の挿絵が消されてるじゃないか。
なぜ消したのだあ。
スレの趣旨に合致したSSの内容を考慮してくれたまえ。
相方の提言どうり、せめてグラムロック風にすればよかったのかね?
結局、ルックスじゃねえかバカヤロー
俺も消すのはやりすぎと思った。
消した方の言い分もわかるけど、これじゃ自分達の気に入らないやつを全員で閉め出してるようにしか見えない。
とりあえず
>>465はこのスレにいてもいい事ないし、どこか自分にあった場所に移動したほうがいいんでない?
ここに居ても異端児としてまた迫害されるよw
俺、過去に
>>550とおんなじこと言ってるはずなんだが、華麗にスルーされたかなあ。
何度でもいうが
>>549、おまいさんの作風にあったスレは必ずある。絶対ある。
探せ。とにかく探せ。そして二度と戻ってこないで欲しい。
それとも、何が何でもここにいなければならない理由でもあるのかな?
それとも俺、釣られた?(´∀`;)
552 :
465:2008/07/02(水) 00:33:47 ID:8ShBRj/B
それは俺がこなかが主義者だからだ!
ビジョンとすれば、天性の能力から何かを開花させるこなたと、
あえて、つきはなした態度を取りながらも、影で支えるかがみの
優しさを描いていきたい。同時に、努力家だけれども、素質はつかさと
たいして違わないかがみの、こなたに対する複雑な嫉妬も
極論をいうなら、かがみは努力するバカ、こなたは努力しない天才
と俺は思ってる。
はぁ・・・そうなんだ、あなた、こな×かが主義だったんですね・・・
それはまあわかりますた。
まあなんにせよ・・・今のままの作風では、風当たりはものごっつ強い。
今までの
>>1のルールどおり、注意書きは可能な限りいれて作品を書いてくだされ。
で、絵なんだが・・・
せめてこなたとかがみをセットで描いてくれんものかね。
で、ネガティブ要素は可能な限り排してくれるとありがたい。
お前何様だ、ルールに則ってる。文句を言われる筋合いはないというなら
もうなんもいわんよ・・・はぁ・・・。
ただお「もう少し空気というものをだな・・・」
余談
>かがみは努力するバカ、こなたは努力しない天才
コレには一応同意しておく(バカは言いすぎだな)。
554 :
547:2008/07/02(水) 00:49:12 ID:3P/NchhZ
なんで両津こんなに上手いんだよwwwwwww
558 :
おやつ:2008/07/02(水) 01:12:27 ID:Sso1IJCK
こんばんは、お久しぶりです。
当スレの作品保管庫の管理補佐の「おやつ」です。
現在管理人である「かつめし」氏はお忙しいとのことで、
僭越ながら私が補佐、という形で代理で管理を務めております。
この度はこのような問題を起こしてしまい誠に申し訳ありません。
当該保管庫は現在管理権限を有する者が、私とかつめし氏を含め4人います。
私とかつめし氏で管理するのが困難になった時のサポートとして
有志にお願いして、保管が遅れないように配慮しております。
今回の問題は
「これ(グレゴリー氏の作品)はこのスレにそぐわないので削除してほしい」
と避難所に出された削除依頼に対し、
その管理サポートの一員が独断で事前に私に相談無く
作品を削除してしまったため、起こったものです。
そしてこのような結果を招いた責任は、
画像掲示板を設置する際にきちんと投稿ルールを設けることをせず、
管理サポートを依頼する際にも細かに削除・保管ルールを設けなかった
私自身にあり、管理スタッフ・作者のグレゴリー氏にはありません。
今後このような事がないよう、管理サポートスタッフと充分に話し合い
きちんとルールを設けたいと思います。
ルールが決まり次第、保管庫にてお知らせいたしますので
宜しければごらん下さい。
絵の作者グレゴリー氏(でよろしいでしょうか?)、
そして保管庫をいつも見て下さっている皆様、スレ住民の方に
多大なる迷惑をおかけしたことに対し深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
明かなスレ違い画像載せたら消されるの当たり前でしょ。2ちゃんねるじゃないんだから。
ここで「よくも消したな」的な事書くのも分かり切ってる。
そもそも、板設置自体が管理者側の好意なんだから、意にそぐわない事したら削除なのは言うまでもない。
ってか、自演に構う必要もないでしょうに。やれやれ。
561 :
おやつ:2008/07/02(水) 01:52:04 ID:Sso1IJCK
>>559 管理者のしての判断とおっしゃいますけれど、
当保管庫は私の個人サイトではありませんし
ましてや今は私はただの補佐役であって管理人でもありません。
スレ住民の皆様で話し合って出された結果にしたがって
これまで保管・管理を続けてまいりましたので
これからもその方針は変わりません。
画像掲示板は保管指針どころか投稿ルールまで
定めていなかったので、これからそれを決める段階です。
スレ住民・画像掲示板住人の意見を一度も伺っていない現状、
保管する・しないは私の一存では返答致しかねます。
ただ、今回の件はスレ住民の話し合いによる最終判断を仰ぐ前に
作品を独断で削除し、
結果、「消すほどではなかった」と思う方がいらっしゃったことや
作者さんに不快な思いをさせてしまったことについて
正直な気持ちで責任の所在と謝罪を述べただけなので
それがお気に召さなかったからといって政治家を引き合いに出されても困ります。
この件についてこれ以上こちらでやるのは作品投下の妨げになりますので
避難所の方針スレにて、お考えをお聞かせ下さい。
おやつ氏のスレ住民中心の意見で管理してるって所で涙出そうになった
あなたは管理者の鏡だよ
しかしいつからこのスレ>
>>559こんな自治厨ばっかになの?
ここ、こんなスレだっけ?
とりあえず、確かにこれ以上は避難所でやるべきだな。
というわけで、以後こなかがネタドゾー
前に泣きこなたが云々って話があったけど、むくれこなたもいいと思うのよね〜。
ていうか、スネこなはたしかにいい。
実際、アニメでは、平野の特徴的な声とあいまって、
大変魅力的なスネっぷりを発揮してて大変萌えたものだ。
そのスネこなをからかうかがみんもまた・・・w
スネこなのフォローを必死でするかがみ普段じゃ言えない素直な言葉をかけ続ける。
一方こなたはとっくに機嫌が直っていて、結果いいようにこなたの手のひらで踊らされている
哀れなかがみんって構図が浮かんだ。
アニメ本編を観る限りだと、確かにこなたはかがみを弄るけれど、同じくらい弄られてる気が。
こなたの方が普段は弄り倒してるイメージが強いのは、かがみの反応がツンデレだったり多彩だからじゃないかなぁ。
こなたが弄られる時は、ネタが大抵勉強かオタク度に関してだから、素直にへこむかスネるかになってる。
スネたこなたに関しては、かがみは冷静に小さい子をあやすような対応が多い感じ。
「はいはい」と軽く流すか、或いは「悪かったわ」と素直に謝るか、いずれにしても保護者っぽい物言い?
あと身長に関してはとことんからかうな。
「あんたが振袖着ても七五三〜」とか小学校に入っても違和感ないとか。
「こんなちびっ子に夢を求めてる〜」のところは
あんたが言うかあんたがとツッコミたくなったけど
特にアニメ版ではこなたのバックに薔薇の花咲いてるし
スーパーかがみビジョンなのか、あのこなたは。
>>540 それ、凄い実感してる…
フィギュアだけには手を出すまいとしてたのに、
ねんどろぷちを買ったら芋づる式に増えていってるよ…
ねんどろぷちはついつい揃えたくなるんだよね
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 07:39:49 ID:VA6WiI7O
今週のこなたはバイトが忙しいらしいです
もちろん7日のあの日に・・・
>>561 色々気苦労はあるとは思いますが、頑張ってください・・・
管理人さんたちには本当に感謝しています
>>571 そういえばもうすぐかがみとつかさの誕生日だね
避難所のほうに沢山SSとか絵とか投下されるといいな
こなたの誕生日のときは凄かった
>>554 GJ!!すごい上手いですね
最後わろたw
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>>568 身長に関しては、何であんなにからかうんでしょうね?
やっぱりそこが可愛くて仕方ないんだろうか。こなたがツンデレツンデレ言ってるのと同じで。
あの薔薇はスーパーかがみヴィジョンでしょう!店の客の気持ちが分かるかがみならではですw
>>575 いわゆる「イジリ合い」なんじゃなかろうかと。
相当仲が良くないとできない。(下手するとマジ喧嘩になるから)
かがみって口に出しては言わないけど
そうじろう並にこなたのこと可愛いって思ってそう
素でこなたは可愛いけどかがみ視点で見たらもっと可愛いんだろうな
そこでスーパーかがみヴィジョンなわけですね、分かります。
アニ研部室
こなた「こうちゃんいるー?」
こう「あ、先輩方。どうしました」
こな「今月のコンプ無いかなと思ってさー。」
こう「ありますよ。あー、ひよりんのオリキャラですか」
こな「そうそうそう。かがみんも見て見て」
かが「・・・はー・・・オリキャラってか何と言うか・・・」
こな「まあ、私的には全然アリだけどね」
かが「こんな感じでずっとほのぼのと話が続くのなら健康的だわね」
こう「まあ、その辺はお察しで・・・。あ、このキャラの同人も一冊ありますよ、どうぞ」
こな・かが「(うっ・・・)」
ボソボソ
かが「(ちょっと!覚えがある内容じゃない!)」
こな「(いやー、こんな事細かに見られてたとは・・・)」
かが「(だから学校ではやめようって言ったんでしょ!)」
こな「(えーかがみんもノリノリだったじゃーん)」
こう「アレ、不評でした?キャラのセリフとか高1が描いたわりに臨場感あると思うんスけど」
こな「いや・・・よ、よ、良くできてると思うナー」
かが「そ、そ、そうね。キャラ愛が感じられるわにゃ(噛んだ)。じゃあ、私達これで失礼するんで」
こな「あ、ありがとね、こうちゃん」
こう「いえいえ、いつでもまた来てください」
こう「…(でも学校では控えた方がいいですよ、先輩方)」
☆★☆
受験も終わり、私は無事に第一希望の大学に進む事が出来た。もちろん学部も法学部。
こなたはというと、どこかに合格したらしいが、答えてはくれなかった。
今度はなにを父親と賭けたのかも聞いてみたが、それも今は教えないらしい。
二人の間の秘密ごとを私は嫌ったけど、本人曰く、いつか話すときが来るらしい。
いつになるか分からないと言われていたら追究したけど、来月には明かすというので許すとする。
つかさは無事に料理の専門学校に合格。面接で失敗したって本人は言ってたけど、問題なかったみたい。
ただ、初めて私と進路が変わるし、私の学校とも少し離れているため一緒には暮らせなくなる。
でも、ルームシェアリングということでみゆきと一緒に暮らすことになったから、不安はないわね。
そのみゆきはというと、第一希望の都内の有名医学部に合格したようで、ほっとしていた。
でも、私達からしてみれば落ちる要素が何一つない。むしろ、みゆきが落ちたら誰が受かるだろうか。
みゆきが医者になったら、人気ナンバーワンドクター間違いないしね。いろんな意味で。
…こなたに感化されたかな…。〈いろんな意味で〉にどういう意味が含まれるかは想像に任せるわ。
くさ…、みさおは近くの体育大学に推薦で入ったらしい。あやのや私と離れて大丈夫なのか不安だけど、
まぁ、あいつのことだから平気。勉強からはある程度解放されたわけだしね。
峰…、じゃなくてあやのはつかさと同じ料理学校に合格したと言っていた。
「花嫁修業だってヴァ」とみさおに冷やかされていたが、あながち嘘じゃないかも。
お昼休み。生徒達がそれぞれ自由な場所でお弁当を食べる時間。
私もいつもならB組へ出かけてみんなと昼食を食べる……ハズだった。
「珍しいよなー。柊がこっちでお昼たべるなんて。なー、あやの」
「そうよね。何かあったの、柊ちゃん?」
特大のミートボールを口に頬張る日下部と、隣にいる峰岸が
心配そうに話しかけてきている。そんな二人が見つめている中、
私はお気に入りの箸を口にくわえながら、
「別に。なんとなくよ」
不機嫌さ全開で反応し、口元にご飯を運んでいた。
いぶかしむ二人をよそに、ただ淡々とお弁当を口にする。
けれども、不思議と今日は味がしない。味覚まで不機嫌なのかしら。
くわえていた箸を一旦入れ物にしまい、頬杖をつく。
しばらくの間そうしていると、
「んあ? あれ柊の妹じゃねーのか?」
日下部が扉の方に人差し指を突き出しながら叫んでいた。
指の先を確認してみると、確かにそこにはつかさがいた。
ほんの少し不安そうな顔をしながら、私に目配せしている。
「どうしたのかな? 妹ちゃん、なんだか元気なさそうね」
「そーだなー。なんだかため息ばっかついてるしなぁ」
つかさはああ見えて時々もの凄く鋭い所がある。
きっと今回もそのパターンだということはすぐにわかった。
いわゆる、女の勘……とは少し意味は違うけど。
「ちょっと私行ってくるね。すぐに戻ってくるから」
「お〜う。気をつけていってこいってヴぁ」
「頑張ってね、柊ちゃん」
……何か微妙にツッコミを入れたくなったのは気のせいだろうか。
そんなことを頭の片隅で考えながら、私はつかさの所へ向かった。
「あ、お姉ちゃん。お昼、食べに来ないの?」
開口一番、つかさは核心を突いてきた。
とはいっても、いつもなら私の方が率先してB組に足を
運んでいたから、つかさが不思議に思うのは当然だった。
でも、どう答えたら良いんだろう。今のつかさの態度を見る限りでは、
どうやらこなたに事情を聞いたからここに来た訳ではないらしい。
扉の片側を持つ手に力がこもる。そして、私は――。
「ごめんね、つかさ。今日は日下部達とお昼食べる約束してたのよ」
「えっ、そうだったの?」
嘘をついていた。
中学時代からの親友の名前を引っ張り出してまで、
私はこなたと向き合うのを拒絶してしまった。
「てなわけだから。ごめんね、つかさ」
「ううん、それならいいんだ。じゃねー……」
後ろ髪を引かれるような感じで遠ざかっていくつかさ。
その姿を見ながら、私は一つの結論を導き出した。
――私は、もうB組には行けないなぁ。
晴れない霧の様な答えを胸に抱えながら、
私は足早に日下部達の所へと戻った。
気付くと、お昼休みはもう半分以上過ぎていた。
***
五時間目。机の上に世界史の教科書とノートを拡げながら小さくため息。
黒板の前では黒井先生が世界史の学習ポイントについてのまとめを
していた。これから二次募集を受験する人も、もう進路が確定した人も、みんな
真剣になって授業の内容に耳を傾けている。だけど、私は上の空。
(なんで、あんなことしちゃったんだろう。こなた……)
そんな風にうつろな目を漂わせていた時、ふいに黒井先生と目があった。
ヤバい! と感じて教科書を慌てて持ち直す。しかし、不思議と先生は
私を注意することなく、チョークを握り直してポイントの説明を再開していた。
思わず肩の力が抜ける。気のせいだったのかな?
左手に持っていたシャーペンが、ことりと机の上に落ちていた。
結局、何も頭に入らないまま授業は終わった。
教科書とノートを引き出しの中にしまい、再びため息。
……こういう時は、何か読むのが一番よね。
そう判断して、鞄からラノベを取り出そうとすると、
「お〜う、柊。ちょっとええか〜?」
何メートルか離れた先から私を呼ぶ声。黒井先生だった。
もう、放っておいて欲しいのに。そう思いつつ、声を絞り出す。
「なんですか、先生」
自分でもびっくりする位の低い声だった。
だけど、先生がそれを気にする素振りは無い。
「いやあ、ちょっと柊に確認したいことがあってなぁ。
ここじゃ話しにくいから、ちょっと一緒に来てくれへんか?」
右手で小さく手招きしながら私を誘導しようとする。
とりあえず、どんな内容か位は聞いてもいいかな……。
そう思った私は立ち上がって先生と一緒に廊下に出た。
連れてこられた先は、普段あまり生徒が近づかない、
屋上へと続く階段の先にある閑散とした踊り場だった。
埃っぽい空気が塵となって鼻の先をくすぐる。
「それで、なにか用ですか? 先生」
「いや〜、なんか柊があんまり元気なさそうだったもんでなぁ」
「別に……普通ですよ」
「嘘ついたらあかんで〜。その素っ気ない態度が何よりの証拠や」
教材を抱えていない右手をくいっとさせながらおどける黒井先生。
なんだか、いつもとは違った雰囲気がする。強烈な違和感。
「で、実際に何が原因でそうなったんや?
もしかして、また泉と口ゲンカでもしとったんか〜?」
「ちっ、違います! あんな奴とは、何の関係もありません!」
しまった。ついつい普段の癖で、盛大に自爆してしまった。
開いた口を手で押さえた時には、もう手遅れだった。
「その口調に、その反応……。泉から、もう進路の話しを聞いたみたいやな?」
「……」
「どうなんや? 黙ってたら、先生怒るで」
「……はい。今日の朝に、こなたの方から」
先生には、全部お見通しだったようだ。
よく考えれば、先生はこなたの担任なのだから、
別に驚くほどのことではなかったけど。
「今日の朝、か。どうやらちゃんと守り通せたみたいやな」
「守る? どういうことですか?」
私の声を聞いた先生が、ふうっと息を吐いた。
何か大事なことを享受したかの様な顔で。
「泉はな、進路指導の時、私にこう言うたんや。『今自分が進路の事をかがみ達に
話したらきっと迷惑になる。だから、他のみんなの進路が決まるまでこの事
は伏せておきたいから、協力して下さい』ってな」
「……」
耳が痛かった。こなたが、そこまで考えていたなんて。
だけど、私は……。
「柊と泉の間に何があったのか、ウチにはわからん。
かといって、泉の方から無理に事情を聞くこともせえへん。それに……」
「……の……勝手……じゃないですか」
「ん? 柊。今なんか言うたか?」
黒井先生の話しがちょうど佳境に入り始めた時。
私は呟いていた。自分の頭のどこに存在していたのか
わからないぐらい、恐ろしく冷徹でトゲのついた言葉を。
「そんなの、こなたが勝手に言い出したことじゃないですか」
「……なんやて!? もう一度言うてみい!」
先生の怒気を含んだ声。だけど、不思議と怖くはなかった。
周辺の雰囲気が、一気に張りつめていくのを肌に感じる。
「何度でも言います。それは、こなたが勝手に言い出した事です。
私には、何の関係もありません」
「――ひぃぃらぎぃ!」
廊下の空気を切り裂くかの様な声が響いていた。
同時に、金縛りにあったかの様に体が硬直する。
「適当なこと抜かすのもええかげんにせぇ! 泉が、どんな気持ちで一番
最初に、柊に進路の事を話したのか、わかっとんのか!?」
――そんな……そんなこと、言われなくてもわかってたわよ!
いつもはおちゃらけててだらしがないけど、他人の気持ちを
理解できないまま、話しを切り出してくる様な奴じゃないってこと位!
だけど、それを認めちゃったら、私はこなたのことを……。
「……わかりません」
「なんやて?」
「急に、そんなこと言われてもわかりません。だって、私はこなたをっ!」
「柊……」
私の思考は、既に限界だった。
抑圧、合理化。そうすることだけで精一杯。
「すみません。次の授業があるので……、失礼します」
「あっ。ちょい待ちぃ! 柊! 柊ーー!」
駆け足で踊り場から離れた私の背後に響く黒井先生の声。
だけど私は振り返らない。いや、振り返れなかった。
こんな一日、早く終わらせたい。今日は、最悪の日だ。
「ただいま……」
外気で冷え切っていたドアを開け、家に入る。一人ぼっちの帰宅。
結局、朝の出来事以来、私はこなたに会うことは無かった。
そして、つかさにも一切連絡を入れず、私は逃げ帰っていた。
「おかえりー……って、珍しいねー。
かがみがつかさより先に帰ってくるなんて」
正面から声。そこに居たのは、まつり姉さんだった。
「たまたまよ。偶然そうなっただけ」
「そうかしら。なーんか怪しいわね」
「き、気のせいよ」
「まあいいけど。でも、あんまりつかさを放っておいちゃダメだからね」
ピンと私の額を弾いて、まつり姉さんは自分の部屋に帰っていった。
……何よ、人の気も知らないで。それに、つかさはもう私が一緒に
いなくても、一人で考えて行動できてるわよ。子供じゃないんだから。
(そう。つかさはもう子供じゃない。子供なのは、私の方よ)
今朝の私の行動は、子供のわがままそのものだった。
そして、今までずっとこなたに甘え続けていた私が払った代償。
こなたとの距離。こなたとの絆。こなたの笑顔……。
シンと静まり返った部屋。私はそこに侵入した。
自分の部屋に侵入というのも変だとは思うけど、
色んな考えが巡り続けている私には、ここが自分だけの
空間であるという認識が持てなかった。
だけど、その空間に飾られていた物は、紛れもなく私のものだった。
修学旅行の時に撮ったプリクラ。去年の学園祭で踊った時の衣装。
そして、満面の笑みを浮かべたこなたと一緒に写っている、私の写真。
でも、その楽しい日々を私は自ら壊してしまった。
気晴らしに、数学の教科書に載っている公式を、ひたすらノートに
書き取ろうかとも考えた。しかし、いくら鞄の中をかきまわしても
肝心の教科書は見つからなかった。理由は簡単。
――こなたに、貸したままだったから。
考えまいとすればするほど、こなたは私の脳裏に現れる。
大学生活への準備や、読みかけのラノベの内容も全部押しのけて。
同時に、全てのやる気が体から抜け、制服のままベッドに
仰向けになって倒れ込む。時の流れから、私は切り離された。
「い、いや、プールはともかく、それだけは勘弁を!お願いかがみ様!!」
「…そうねぇ、あんたがちゃんと出るなら考え直してあげるわ。」
「むぅ、分かったよ、出ればいいんでしょ、出れば。…でも、その代わり…」
不敵にこなたが笑い出した。な、何?まさか一緒に走れとか言うのかしら。
文化祭の時も、何の断りもなくチアのメンバーに入れたんだから、こいつならやりかねない。
「かがみが私らのマネージャーになること!」
「…はい?マネージャー?」
「そう、マネージャー。ほら、私達は部活でもなんでもないから、サポートしてくれる人がいないんだよね〜。だから、そこでかがみにお願いしようかと…。」
「な、なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ?!それに、私より適任者はいるでしょ?スポーツ医学とか、トレーニングとかにもっと詳しい人は。」
「私はかがみに支えてほしいんだけど…」
ちょっと照れくさそうに俯いて問いかけてくる。うぅっ、な、なんか、可愛いっ!
でも、が、我慢だ、我慢!これぐらいの自制心は持ち合わせて…
「…やっぱ、駄目かなぁ?」
今度は私の右手を両手で優しく握り、必殺の上目遣いを駆使して、見上げてくる。
思わずよろめいた。だ、駄目だ…星ひとつを破壊しかねない威力があるわ。
「わ、分かったわよ!それぐらいならしてあげるわよ。」
「ぐふふっ、言ったねかがみ!じゃあ、明後日から始めるから絶対来てよ!来ないと死刑だから!」
「またハルヒか…って、もういないし!」
そう言ってこなたは満足そうに自分の教室に帰っていった。…ん?満足そうに?もしや、謀られたか?
と言っても、最初のうちは本当に嫌がってみたいだし、あれが演技なら相当なものだと思う。
(でも考えて見れば、堂々とこなたのサポートをできるなら願ってもない話よね。
みんなの前でこなたに飲み物を渡したり、汗を拭いてあげたり、マッサージしてあげたり…etc。
マネージャーの建前がある以上、クラスの誰にも付き合ってることがばれずに済むってわけか…。よしっ!)
心の中でガッツポーズをとって、私は帰ったら色々準備をすることを決意した。
☆★☆
そして迎えた練習初日。
少し遅れて集合場所に行くと、すでにこなた、みゆき、みなみちゃんが体操をしていた。
そして何故か…いや当然だけどゆたかちゃんもいた。しかし、もう1人というのが見当たらない。
「おっす、こなた。来たわよー。」
「ん?おぉ、ちゃんと来てくれたね♪遅いから心配したヨ。」
「ごめんごめん、ちょっと荷物が多くてね。」
「かがみさん、いろいろとお世話になりますが、よろしくお願いしますね。」
「よろしくお願いします…。」
そこまでしなくてもと思うほど、みなみちゃんは丁寧なお辞儀をする。
それにしても、一年生でこんなに礼儀正しいのは珍しいかもしれない。みゆきもそうだったけど。
できればもう少し気軽に接して欲しいのだけど、難しいわね…。
「いいのよ、気にしなくて。二人とも、何かあったら気軽に言ってくれていいからね?」
「あ、あの、かがみ先輩、私もご迷惑かけちゃうかも知れないですけど、よろしくお願いします!」
そう言ってきたのはゆたかちゃんだった。どうやら彼女もマネージャーをするらしい。
体は平気なのかと聞こうと思ったけれど、みなみちゃんがいることだし心配はいらないわね。
…でも、それだとマネージャーと選手の立場が逆な気もしなくもないけど…。
「ううん、私も助けてもらうだろうし、こっちこそよろしくね。それと、無理しないようにね?」
「はい!ありがとうございます。」
593 :
8-784:2008/07/02(水) 21:59:00 ID:1OmtPOLW
>>593 いやー、甘甘でたまらんですね♪
こういうノリも全然いいと思いますよ〜
>>577 かがみ視点でこなたを見るっていいな
色々とヤバそう
>>593 可愛いヨ可愛いヨ毎回言ってるけど、あんたの絵は本当に可愛いw
やっぱかがみって母性愛があるなー。だから、こなたのことを怒ったりしてほってけないんだと思う。
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おおう、ネタがない !
小ネタでもいいから思い付いてくれ自分のボンクラ頭 orz
いつからだろう。
些細な、本当に些細な変化、というよりは違和感を感じるようになったのは。
具体的に言うとその違和感は二つ。
一つはこなたの様子。
元から一般人とは掛け離れた言動や行動をするやつだったけどそれとは違う。
そわそわしてたり、ぼーっとしてる時が多いと思う。…これは私の気のせいかもしれないけどね。
もう一つは私自身。
そんなこなたのことが気になって仕方がないというか、何と言うか…。
…とにかく、こなたの一挙一動に敏感に反応してしまう。
前はこんなことなかったはずなのに、なんで?
解るような解らないような…。
朝からそんなことを自分の部屋で考えていると、すぐに学校に行く時間が来てしまって、
その気持ちに名前を付けられないまま、私はつかさと一緒に家を出た。
バス停で5分程待っていると、いつものように
少し遅れてこなたがやって来た。
それをみて、私とつかさが手を挙げて挨拶する。
「おっす!こなた」
「おはよう。こなちゃん」
なぜかちょっとだけこなたの目が大きくなる。
その一瞬後にこなたも手を挙げて挨拶を仕返して来た。
「…おはよー。二人とも」
あれ?なんかいつもよりテンションが低い?
だけど目の下にクマを作ってないから、徹夜で
ネトゲをしてたわけじゃないみたい。
「…どしたの?こなた。何か元気ないみたいだけど…」
「え?そう?お姉ちゃん」
つかさは解らなかったみたいだ。
…私の考え過ぎかしら。
「…別になんともないけど?何なにかがみん、私が心配なのかなー?」
「ち…ちが…!そんなんじゃないわよっ!
…なんともないならいいけど…」
猫口でにまにま笑いながら私をからかうのは、すっかりいつものこなたで。
やっぱり考え過ぎかな、と思いながら私は
バスに揺られて学校へと向かった。
学校に着いてこなた達と別れてから、席に座って鞄を置く。
壁に掛かっている時計を見ると、まだ時間に余裕が有る。
日下部も峰岸もまだ来てないみたいだし、こなたの所にでも行くかー。
教室から一歩踏み出すと、隣のクラスからちょうどこなたとみゆきが
出ていくのが見えた。
珍しい組み合わせだな、と感じつつも、
また胸の中にもやもやが広がっていく。
ちらりと見えたこなたの顔はいつになく真剣なもので。
(…なんか、嫌な予感がする…)
本能がそう警告を発するのを無視して、
手を繋いで人気のない方へと向かう二人を、悪いことだとは思いつつも
私は後をつけてしまっていた。
「こなた……」
「そんな悲しそうな顔しないでよ……。
死なんてのは遅かれ早かれ誰にも訪れるものなんだからさ。
それがちょっと早まっただけのことだよ……」
「うっ……こなた……」
「私の為に泣いてくれるの?
優しいんだね、かがみは……」
「だって……」
「ほら、顔をあげてよ。
俯いたままなんて、かがみには似合わないよ?
私の大好きなかがみの笑顔を見せてよ」
「うっ、く……うん……」
「ああ、良い顔だあ……。
そうそう、私はかがみのこの顔に惚れたんだよね……。
思えば、一年の頃からずっと、この顔に元気づけられてきたんだっけ……」
「こなた……」
「かがみん、見てよ。
世界はまだまだ広いんだよ。
これからかがみ一人で生きていく訳だけど、私がいなくてもきっと大丈夫だよね……。
かがみ、私よりずっと強いもん」
「そんなことないよ……。
そんなことない!」
「大丈夫だよ。
私はかがみの事信じてるから。
……それでも、辛くなったらいつでも私がいるこの場所に戻って来てね。
私がきっと助けてあげるから……」
「こなたぁっ!」
「なんだか眠く……なってきたよ。
お母さん……いま……そっちに行く……よ……」
「こなたああああああああああああっ!」
……………………
「……私は生きる。
生きてみせる!
こなたの分まで生きてみせるんだからあああああっ!!」
(う……前髪切りすぎた……。
鏡で見たらおデコが出過ぎてて、ちょっと恥ずかしかったんだよね……。
今日は学校休んだ方が良かったかな……)
……ドドドドドドドド
「何の音だろ?」
ドドドドドドドド!
「こ、な、たぁ〜っ♪」
「サブマリン!?」
超低空で飛んでくるかがみをもろに受け止めて、地面を抱き合って転がる私達。
せめて直前で減速してほしかったよ……。
「なんで?
私は急には止まれないわよ?
……特にこなた相手には」
「普通に心を読まないでよ!?」
「それにしても、いつ見てもこなたは可愛いなぁ〜。
あ、今日のこなたは髪型が違うのね? ますます可愛いわよ」
「そ、そうかな?」
自分ではそうは思わなかったんだけど……。
「大丈夫、似合うわよ!
私のお墨付き!」
「だから人の心を読むなとあれほど(ry」
「それにね……」
チュッ
「!?!?!?」
「おデコにキスしやすいし」
「ちょ、かがみ!
冗談は止めて……」
「冗談じゃないわよ?
ほら……チュッ、チュッ、チュッ、ん〜、チュッチュッチュッチュッチュッ」
「ふわわわわわ!
だ、だめ、だめだよぅ、やめて……。
らめへえええええぇぇぇぇぇっ!」
ガバアッ
「はあっはあっはあっはあっ……。
ゆ、夢か……」
そうだよね、幾ら何でもかがみがあんな事するわけが……。
「……ってなんで私かがみの部屋のベッドで寝てるの?
なんで私昨日のパジャマと違うの?
あれ〜〜〜?」
最近の私は変だ。
何をやっても集中出来ない。
勉強はいつものことだけど、アニメを見たりネトゲをする時さえも。
ゆい姉さんじゃないけど、びっくりだ、と言わざるを得ない。
そしてたびたび襲って来る胸が締め付けられるような感覚。
これってなにかのビョーキなのかな…。
お母さんのこともあるし、少しだけ不安になった私はお父さんにそのことを言ってみた。
次の瞬間、お父さんの両目から洪水みたいに涙が溢れ出て
そのまま自分の部屋に引きこもってしまった。
時々部屋から
「…つい…に…彼氏……でき…うおおおおおん!!!」
とか途切れ途切れに聞こえて来て、私はますます混乱することになった。
まあ、病院に行って来いとか言われなかったから大丈夫だろうと
半ば無理矢理自分を納得させて学校に行くことにする。
お父さんを放って来たけれど…死にはしないだろう。
バス停に近付くとすでにかがみとつかさが居て、私に気が付くと
手を挙げて挨拶をしてくる。
「おっす!こなた」
「おはよう。こなちゃん」
どくん
バスの中から考え続けていたけど、答えはまだ出て来ない。
…だけど小骨がのどに引っ掛かってる感じというか、もうちょっとで解りそうなんだけど…。
ああー…なんだっけー?
しばらくうんうん唸って記憶の海からサルベージしてきたのは
ひよりんに貸して貰った、所謂、乙女ゲームの一場面だった。
“あの人のことを考えるだけで胸がドキドキして落ち着かない。
一つのことに集中出来なくて、気付いたらあの人を想ってる。
間違いない。私は恋してるんだ――…”
………いやいや、待て自分。
確かにこれは今の私の状態にそっくりだ。
だけど…恋…?……誰に……?
自分で自分に問い掛けると、ぽん!と一つの顔が
これが正解だよ、と言わんばかりに思い浮かぶ。
それは紛れも無く、親友の――かがみの顔だった。
「――っ!ありえないから!!」
ガッと一気に顔に血が上るのを感じて、じっとしてられなくなった私は
椅子から立ち上がった。
ガタン!と思ったより大きな音が教室に響いて、
クラスメイトの何人かが何事かとこっちを見る。
さっきとはまた違う理由で赤くなるのを自覚しながら、今度はゆっくりと
椅子に座り直す。
「ど、どうしたの?こなちゃん」
怖ず怖ずとつかさが聞いて来て、私はなんでもないヨとはぐらかす。
それでも何か言いたそうだったけど、諦めたのか自分の席に戻って行った。
ごめん、つかさ。
でもこれは……。
まただ。心臓を誰かに掴まれたような、
痛いとも苦しいとも取れるこの感覚。
「…おはよー。二人とも」
どくどくと勢いよく心臓が血液を体中に送り出しているのを
知られないように、いつも通りを装って私は返す。
「…どしたの?こなた。何か元気ないみたいだけど…」
「え?そう?お姉ちゃん」
あちゃー、なんでこんな時だけ鋭いんだろうね、かがみんは。
ごめんね、かがみ。ちょっとだけウソつくよ。
心配させたくないから、ね。
「…別になんともないけど?何なにかがみん、私が心配なのかなー?」
「ち…ちが…!そんなんじゃないわよっ!
…なんともないならいいけど…」
ふう…何とかごまかしきれたみたいだ。
それにしても、かがみはやっぱりツンデレのお手本だね。
…あれ?なんでだろう。さっきよりドキドキが強くなったような…。
「じゃーにー」
「じゃあね、お姉ちゃん」
「んー」
教室の前でかがみと別れ、自分の席に着いてからはあ、と
めったに出さないため息をついた。
本当なんなんだろうこの気持ち。
これじゃあ私の心臓がもたないよ……。
「ありがと、みゆきさん。なんか楽になったよ。…でも、やけに詳しいね」
「え…!?あ、あの…実は私も…」
そこまで言って頬を染めたみゆきさんが少し屈んで私の耳に唇を寄せる。
わわ、くすぐったいよ。
「…つかささんを、お慕いしてるんです。
泉さんは、かがみさんのことが好き、なんですよね?」
「へ、えぇええええぇ!!??」
わ、私誰のことかなんて言ってないよね!?
って言うかみゆきさんも!?
ずざざざざっ!と音が聞こえるぐらいの勢いで後ずさると壁に背が当たる。
でもその痛みよりも、顔面の方がマズイことになってる気がする。
「な、なんで…」
ようやくそれだけを絞り出すと、みゆきさんが口に手をあててくすっと笑う。
「私も、同じですから。泉さんの様子で解ってしまったんです」
な、なるほど。だけど全然気付かなかった。
かがみのことも、つかさのことも。
「…ではそろそろホームルームが始まる頃ですね。行きましょうか」
「…ん」
「お互い、がんばりましょうね」
「…うん」
今度は逆にみゆきさんに手を引かれながら私たちは廊下を
教室へと歩き始めた。
「はぁ〜」
空を見上げると白んだ息が空気にすっと溶けていき、上空からはみぞれ混じりの雪がぱらぱらと降っていた。
「暑いのは嫌だけどここまで寒いのもほんと勘弁してほしいよ…。」
ブツブツ言いながらも寒い中バス停でこうしてかがみ達を待ってる私も健気だなぁ。
ほんとは今朝かがみから少し遅れるから先行ってていいよってメールがあったんだけど…。
カバンを足元に置き、カタカタと震える肩を抱くように身を縮めた。
いつもなら遅れると言われてもここまでしないんだけど、残り少ない学生生活。
あとどれだけかがみ達とこうして一緒にいられるのか…。
そういう寂しさにも似た焦りからこういう行動をとってるのかな?自分でもよくわかんないや。
それに、暖房の効いたバスに揺られながら、なんてことない雑談をするあの空間が
私は結構気に入ってたりするんだよね。
そんなことをぼーっと考えていると後ろからポンッと肩を叩かれた。
「おっすこなた」
「おはよーかがみ」
待ち焦がれた人物が現れ、自然と頬が緩む。
「もう学校に着いてる頃かと思ったけど…なに、あんたも寝坊?」
「え?あーうん。いや〜、今日はなかなかベットからでられなくてさー」
とっさに嘘をついた。かがみと一緒に行きたくてずっと待ってましたなんて、
恥ずかしくて口が裂けても言えませんよ。
かがみの暖かく白い吐息が私の手を包む。
いきなりの事で頭が追いつかず、手だけではなく顔まで熱くなっていくのがわかる。
かがみは無言で自分のマフラーの半分を私の首に巻くとぴったりと体を寄せてきた。
今の私の顔はたぶん、かがみに負けず劣らず真っ赤なんだろうな…。
「どう?これで少しはマシになったでしょ?」
「…あの…かがみさん?周りの人にジロジロ見られてるんですが…」
「う、うるさいっ!私だって恥ずかしいんだから…。
とにかく、バスが来るまでこれで我慢しなさいよ」
そういうとフイッと顔だけ背けた。よく見るとかがみの耳が真っ赤だ。
「今日のかがみはいつになくデレ状態ですなぁ。なんというか自虐的とも言うか」
「しょ、しょうがないでしょ!風邪とかひかれて…その…一緒にいられる時間が減るのも…困るし…」
「へ?」
さりげにすごいことを言われたような気がして聞き返そうかと思ったけど
かがみはゴニョゴニョと何か言いながら俯いてしまった。
大抵のかがみのデレには対応できるつもりだったけど、
ここまで積極的かつ、不意打ちともなるとさすがの私でも動揺してしまうわけでして…。
お互い気恥ずかしさでしばらく無言になってしまった。
それでもかがみの温もりを感じられるほど近い距離にいる安心感からか
さっきまで凍えてたのが嘘のように身も心も暖まっていく。
できればずっとこのままでいたいなー……なんてね。
かがみには聞こえないくらいの小さな声で
むー、と私はかがみを見て思わず唸った。
もちろん、このかがみはミラーの方で私の友達じゃない。
でも私の頭の中ではその鏡面に必死で笑いを堪える友人のイメージが見えた。
あ!耐え切れずにふきだしたなー!!
くそう、ツンデレのくせにー!…って何一人でやってるんだろ。
自分の妄想に向けられた理不尽な怒りを振り払うように首を左右に振ると、その動きに少し遅れて私の髪も左右に揺れた。
いつもと同じ――お母さんと同じ、私の自慢の長い髪。
…前髪だけはいつもと同じじゃないけど。
さんざん長いモノローグを続けてきたが、冒頭の唸り声の理由はこのいつもより短い前髪であり、私の不機嫌さの原因もこの前髪である。
以下回想。
今朝方、珍しく早く起きた私はこれまた珍しく余裕のある登校準備の最中に急に前髪を整えようと思い立った。
(はい、オチが見えたって人はお口にチャック!)
フルメタTSRのOPを口ずさみながら鏡に向かい、慎重に前髪にハサミをあてて毛先をそろえる。
(そういえばアニメにも髪を切るシーンがあったっけ…)
自然と私の脳裏にはTSRの本編映像が浮かんだ。
あーごめん、以下シーン紹介するから未見の人は気をつけてね。
>>597 かがみがこなたから目を離せないのは、母性愛なのか特殊な性癖(笑)ゆえなのか。
何となく、保護者気質とちびっ子萌えの両方が混在しててその時々でコロコロ変わってる感じがするw
かがみって変態ロリコンっぽい
かがみが保護者っぽいのは認めるが、好きな人から「お母さんみたい」って言われるのは地雷じゃねw
そういやキャラソンでも「保護者的に私は疲れる」とか言っておいて、曲の後半になると
「誰、誰、誰が〜・・・ホントのこと言っていいよ」みたいな感じでこなたのことを意識しまくってたなw
保護者云々は、自分の本当の気持ちに気づく事に戸惑いを感じてるかがみの言い訳のように思う
あまりに自重しなさすぎて
「かがみん、変態っぽいよ!」
こなたに怒られるかがみ
しかし、かがみんは
「アレ?こなたに怒られるの、あんまり嫌じゃない・・・?」
どんどん駄目になってきていた
このスレ的に趣旨がずれてるかもしれんが、ニコニコの変態かがみさんシリーズは面白い。
あー、確かに面白かった
カラオケの回で深夜に爆笑したな。
普段秀才型優等生なぶん、ぶっこわれたときのギャップが
たまらなく可笑しくて、そして萌えるんだよな。
だからかが×こなの場合、かがみが暴走気味になるのはある意味必然w
>>615 本編を見れば保護者的でないのは明らかだしな
それに例え似ていたとしても、同い年な以上やっぱりそれは違うんだよ
更に言うと、毎年5月28〜7月6日の間だけはこなたの方が年上なんだよね。
「お姉ちゃんって呼んでもいいよ? かがみ」
「あーはいはい。お姉ちゃんお姉ちゃん(ナデナデ」
「うぅ……は、はなせ〜っ!」
母性云々は別にして、本当はこなたの方が家庭的で世渡り上手だしね。
自分が親だったら、かがみの方が心配になると思う。
愚直過ぎて、どこかでポキっといっちゃいそうな危うさがあるというか。
だから、普段はかがみが保護者でいて、
いざ、というときにこなたが保護者になるのですね、わかります。
ほんと、もちつもたれつな間柄だなあ。
いい議論の応酬?に、思わずなるほど…とリアルで呟いてしまったw
特に
>>622さんのレスなんかは、非常に頷けると言うか、
これをふまえて本編…修学旅行の回とか見直すと、こなかがの関係に
燃えつつ萌えつつ悶えつつ…を少し違った観点で味わえそうだなあ。
ということで、深夜ながらもちょっと見て来る!
>>622 こなたはあれで結構空気読める。相手に気取られないようにフォローすることもできる。
如才なく溶け込むというか、人の保護欲に訴えるのも得意そう。
サービス業を続けられて人気があるのもわかるよ。
かがみのほうは優しいけど率直で直情的なんだよな。
広く周りを見渡せてない感じだし、人間関係では抜けてるっぽい。
そうか……それでかがみは
「時々――本当にあんたを尊敬することがあるわ――」
(コンプエース今月号より)
なわけか。
テレがなくて素直なところにでしょう
流れ豚切り小ネタ
「ん……」
寝苦しさを感じ、寝返りをうとうとするもそれは叶わなかった。
右腕に何か重りが置かれているような感覚。
昨日は勉強に少し熱が入ってしまったから、
軽い筋肉痛になっているのだろうか、と寝ぼけた頭で左腕に視線を向け――
「――――――!」
声にならない声を上げながら、重りから腕をすっぽ抜いて一瞬で部屋の隅まで後退する。
「な、なななななんで、こなたが一緒に寝てるのよ!?」
しかも、私に腕枕をされているような状態で!
つまり重りだと思っていた物はこなたの頭で、そのせいで寝返りがうてなくて!?
確かに筋肉痛にしては腕が重いとも感じたけれど、これを予知するのは不可能に近いだろうしっ!
ぐるんぐるんと必死に頭を回転させていると、こなたがもそもそと起き上がった。
「どしたのかがみー?」
こなたは寝起きそのものの舌足らずな声を上げながら、何事もなかったかのようにこちらを見る。
そのとろんとした視線を向けられながら、現状を把握しようと未だ混乱している頭を抱えた。
ここまで書いた。続きは思い付かない
こなた…長女(しかも最初の子)
かがみ…三女
一番上の子は親にとって初めての子供なので、親はかなり気合が入るらしく、しっかりした子が多いらしい。(神経質になることもある)
子育てになれた二番目、三番目の子は、結構気まぐれなんだとか。(上の兄弟が風よけになってくれたりするから)
昔テレビでやってた。
で、私はこなた受が好きだったりする。
「お姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで〜!!!うおっ!」
「ふふ…あんたってすっぽり収まるわ…抱かれるほうが似合うわよ…」
「(か…かがみんっていい匂い…)」
>>629 自分もこなた受けが好きだ。勝手にらき☆すたキャラ内で一番受けくさいと思ってる。
>二番目、三番目の子は、結構きまぐれ
確かに付き合ってからならフリーダムなのはかがみのほうかな。
付き合う前は謙虚、付き合い始めはヘタレ、慣れてきたら暴走しまくりなイメージ。
>>629 >一番上の子は親にとって初めての子供なので、親はかなり気合が入るらしく、しっかりした子が多いらしい。(神経質にな
>ることもある)
甘やかされ過ぎて、わがままや甘えん坊になりがち、でもある。
>>631 こなたの場合、母親いないからそうじろうがどう甘やかしても苦労するんだよね……
そうじろうくらい愛情注いで丁度良かったのかも。
あらゆる意味で柊家とは対照的というか。
今、誕生日投下用に色塗りしてるんだけど詰まった。
誰か俺の脳に刺激を・・・頼む
/ \
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「ほ、ほんとにこんな格好するの!?」
「大丈夫だってかがみ、似合ってるって」
「だからってボディペイントなんか、誰かに見られたらどうするつもりよ!」
「気付かれないって。それよりも、まだ塗り終わってないんだから、隠してないで手をどけてよ〜」
「い、いやよ!それにまだ話は終わってないわよ!」
「そんなワガママばっかり言ってないでさぁ〜。そんなこと言ってると無理やり塗っちゃうよ?」
「ワガママ言ってるのはどっちだ!!って、ちょ、やめ、そこは……んっ、……ダメ……だって……」
「ムフフフフ、あんなこと言ってても体は正直だね〜」
「んっ!へ、へんなこと……言う……なぁ……」
「あの台詞、一回でいいから言ってみたかったんだよね〜」
「も、もうっ……だめっ、…………あははははは、こなっ、もうやめっ、あはははははは」
「むぅ。 …………かがみはさ〜、もうちょっと場の流れというものをだね」
「だ、だって、わき腹なんてっ、筆でっ、なぞられたらっ、くすぐったいにっ、きまってるじゃっ、あははははははは」
「まあいいか、まだ塗るところはたくさんあるしね〜♪」
「ちょっ、こなた!そっちはほんとにダメだって!!」
「問答無用!いざゆかん!ヴァルハラへ〜♪」
「あはははははははははははっははは」
結局、笑いすぎて汗で絵の具が落ちちゃってまた塗りなおし。上に戻る。
>>633 ごめん、色塗りで思いついたけど、こんなんが限界だった。反省も後悔も大いにしてる。
なんか上のほうでかがみロリコン説があったので超小ネタ
「ところでさ。
私ってちっちゃいじゃん? 背も胸も。
同学年の人から告白されたら、その人、ロリコンってことになるかな?」
「……違うわよ」
「ほほう。それはいかに」
「そんなこと言ったら、こなたを好きになった人はロリコンってことじゃない」
「いや、そうなのかってことを聞いてるんだけど」
「その考え方は許せないわね。
ロリコンだからこなたが好きになったんじゃなくて、本当に心から好きなのかもしれないのに」
「あはは、今日はやけに熱いねえ、かがみん。
どっちでもいいって答えるかと思ってたよ」
「もしも、もしもよ。
こなたを好きになった人がロリコンだって言われたら、私は全力で弁護するわね」
「ああ、えーと……ありがと」
「同学年だとか関係なく、誰かを好きになることは自由よ。
手を出したら犯罪かもしれないけどね、とにかく、
こなたを好きっていうだけでロリコン扱いだなんて、絶対ダメよ」
「あ、うん、分かったよ。
今聞きたいのは私がどうかってだけじゃなくて、私みたいな体型の人が、その」
「それと、念のため言っとくけどね、少なくとも私はロリコンじゃないわよ。 信じて。 安心して」
「いや、そんなの言われなくても……
……え?」
>>638 GJ! かがみ超必死w
まあ、かがみが真性のロリコンだったらこなただけじゃなくゆたかも危ないしなw
時系列が未来のSSでかがみが普通に結婚してたり、
そうじゃなくてもかがみとこなたがあくまで親友で恋仲になってなかったりすると
自分が失恋しみたいに胸が痛くなる。
かなり末期だな……
>>640 そんな人に10-79氏の長編をおすすめ
まぁ破顔一笑ではゆたかもかがみに狙われていたけどねw
かがみって言われるほどツンツンしてないしデレばっかのような気がしてきた
アニメやキャラソンのこなた大好きっぷりは異常
むしろあまりデレてくれないというか肝心のところでつれないのはこなたのほうだと思う
「しっかしこなた……アンタ、ほんとちっちゃいな」
「なにげに失礼だなぁ、かがみは〜……
まぁでも、同い年かそれより上で私のコト好きな人って、ぶっちゃけロリコンだよネ」
「!! ……しっ、失礼ねっ!!#」
「……へ? どゆこと?」
「え、いや、あの……(しまったぁぁぁあああああ!!!!)」
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そういえばニコニコのMADが全部削除されるらしいね
大好きだったこなかがMADも全部消されてしまうのかなあ・・・ orz
MADが無くなったらニコニコなんて只のカスだろ・・・バカじゃねえの?
650 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 19:15:50 ID:W6GpiKl1
アニメでかがみがこなたにあの手この手でラノベ読まそうとするのは、いじらしくて泣きそうになる。
そこまでして趣味を共有したいのかと……満面の笑顔の時とか素が出過ぎではw
ぬおっ、上げてしまった。すみません……
かがみが誕生日に欲しいもの↓
654 :
8-784:2008/07/05(土) 22:24:24 ID:nfUmmTud
>>653 お菓子(こなたの手作り)を食べながら
こなたと好きなラノベを語り合ったりして一日中こなたの愛情を独占すること
きっとかがみは天国にいける
あれ…全然書き込みがない…?
そんなわけないよな…?
657 :
656:2008/07/05(土) 23:47:12 ID:+1f/fqtr
ごめん、解決した。
スレ汚し申し訳ない
>>654 GJ!
かがみは攻める時は直球がいいけど、攻められる時はそれだと駄目なのかな?
こなたはやはり誘い受けを極めるべき!
ついに明日か・・・
ひよりんの気持ちが良くわかった
はじめまして。
さっきらき☆すたssの「4season」というのを読んだんだが、
このスレ的にはこの作品はどう捉えられているのか気になった。
こなかがとか以上に普通にスゲーいい作品で、でも分類はこなかがなので。
読んだ人いる?
>>661 読んでる。続きをとても楽しみにしてる。
あの人の小説の人物描写、特にこなたの性格や行動の見せ方がすごく好きだ。
あと、かがみとこなたって基本かがみの片想いというか、かがみの方が恋心や
それに伴う欲が強いと思ってたから、こなたに対する葛藤とか期待とか落胆の過程、描写がとても自然に感じた。
個人的にはあのこなたはかがみに恋愛感情を抱いてなくてもいい。
もちろんかがみとこなたが結ばれたら一番嬉しいけど、あのこなたにとってかがみは特別な存在で
その特別が恋とは違っていても、大切に想ってくれてるならそれでもいいなと思う。
,. - ―- 、
/ ヽ
/ ,.フ^''''ー- j.
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>>1\
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>>661 あの作者さんの心理描写と背景描写力、そして語彙は群を抜いている
ヘタな小説よりもずっと面白いし読み応えがある
いっそのこと本という形で出版してもらいたいくらいだ
>>662 確かにかがみはガチでこなたのことを愛しているけれど、こなたがかがみのことをどう思っているのかについて
作中で触れられてないから愛なのか友情なのか分からないんだよな。そこがもどかしくて読者としてはたまらな
い訳だがw
でも、遠まわしで「かがみのこと好きだよ」と読み取れるような描写も見られるから、個人的にはこなたもかがみ
のことを愛していて欲しいとは思ってる
とにかく結末が気になる傑作だ
665 :
661:2008/07/06(日) 17:18:04 ID:gV/IRLK0
反応あって良かった。
俺は基本百合スキーではないので(嫌いではないけど)、
「こなかが作品だから」ってつもりで読んだわけではないんだが、何か普通に色々考えさせられた。
あの作品、オリジナル設定は
「かがみが両性愛者でありこなたに恋している」ってことだけで(桜庭先生もか)、
それ以外は公式(原作・アニメ)にとことん忠実だから、公式設定を深く掘り下げたら
「かがみがこなたに恋していないとおかしい」という証拠が出てくるんじゃないかとすら思ってしまった。
「かがみがこなたに恋している筈がない」という証拠がほしい。
百合に免疫ないから俺ショートしかけてる。
4seasonsはいいよね。こなかが要素に限らず、らき☆すたのいろんな部分が深く掘り下げられてる。
>>665 心をゆったりと広く持つ事だよ
性別とか関係ない。こなたとかがみという人格だからこそ、世界で最高のお似合いカップルなんだ
>>661 実は昨夜読んだばっかりで、ちょうど話題にしたかったところ。
あれはもう、こなかがの二次創作ってレベルを超えて文学作品になってる。
ただし、四人組の精神年齢が高すぎるのが気になる。
大学生でもあんな思考と会話出来ないよ。
あと、自分でもこなたノンケでかがみガチ、カミングアウトできないかがみってのを書こうとしてたところなんで
すごすぎる作品に出会って色んな意味で虚脱状態です。
>>661 このスレで語るべきかちょっと悩むけど、こなかがというかかがこなだし、エロでもないのでOKとして。
それでも、敢えて言うとあの作品は良く出来すぎてる。勿論、いい意味で。
4seasonsに限らず、あの作者さんの作品はらき☆すたという範疇を余裕で超えちゃってるから、他のSSと違う感覚で読んでるなぁ。
欠点という欠点があるならば、こなかがじゃなくても変わらず好きと言えてしまうだろうことか。
ちなみに、作者さんは保管庫やここを見る事あるそうで。
みなさんの書き込みをみて気になったのでみてみたんですが、
カキコどおりの素晴らしい出来に、舌を巻きました。
携帯からなんで改行がおかしかったですね
>>667 何か真理を突かれた気がする。
あの作品に対しての態度は
「こなたとかがみならそれでいい」
であるべきなんだな。
多分、百合とかそんな概念も要らんのだろう。
>>668 奇遇、俺も昨夜見つけた。
あの作品は他のssライター泣かせだねえ。
あんなん見せられたら逆に創作意欲失せるのはわかる。
でも頑張って。
>>669 このスレ来るの初めてで適切な話題だったかどうかもわかりません……。
あの作品、最早「百合」っていう分類すら凌駕しちゃっているから、
「( ゚∀゚)oノノ 百合!百合!」とか軽い気持ちで手を出すと痛い目みるだろうね。
ついでに「マシマロ」も読んだ。
これ普通に教育に使えね?って思った。
詳細は不明だが商業出版もされてるらしい。書き方からしてなんかのアンソロの一部かと思うんだが。
>>669 俺はあの作品は悪い意味で出来が良すぎると思う。
描写があまりに誠実かつ丁寧なせいで、作者の意図とは逆にキャラがオリジナルに近づいてる気がする。
>>671 おお、ご新規さんだったのか !
久々にこの言葉を使うときが来たようだ
ようこそこなかがスレへ !
最近荒らしに苦しんだりもしたが、基本ここはこなかが好きの集うまったりとしたスレだ
イラスト、漫画、SS何でも受け入れてる懐の広いスレでもあるw
ところで明日は、かがみとつかさの誕生日だが・・・SSやイラストや漫画とかは避難所のみに投下されるのだろうか?
めんどいからこっちで一括して見たい気もするが
>>673 言いたい事は分かるよ。なので、自分も欠点らしい欠点と言えば、で挙げてるし。
それを良いとするか悪いとするかは、どこに重きを置くかで違うと思うので人それぞれかも。
これ以上は流石にスレ違いかな。
>>674 作品の投下は避難した際の経緯から、当日は避難所推奨のままでいこうって事みたい。
職人さんもコロコロ変わると混乱しちゃうだろうしね。
ただ、基本は職人さん任せだから、両方に投下する人もいると思う。
>>673 確かにそうなんだよね……。
文章が上手いのは非常に素晴らしい。 僕も見習いたい。
ただ、書き手さん本人がおそらくあまりにも頭が良すぎて(それゆえに、考えすぎて)
らきすた自身の雰囲気からおのずと離れちゃってるってのはあるかなあ、と。
もちろん、こなかがで重い話を求める人は沢山いるから、否定はしない。
677 :
671:2008/07/06(日) 23:29:06 ID:gV/IRLK0
へー、商業化されてるかもなんだ。
是非とも紙媒体で読みたい。
「作者のオリジ入りすぎ」という意見が大局みたいだけど、
俺はオリジというよりは、あくまで公式設定を元にした「可能性」の範囲内ではあるからいいと思う。
で、その上でリアリズムを追究し過ぎるからあんな重い作品になるんだろうなーと。
(そもそもかがみがこなたに恋しているって時点で最大のオリジナル設定だとおも)
設定がかなり独自だけれど雰囲気がそのままに近いのを好むか
雰囲気は原作と離れているけど事実関係はかなり忠実なのを好むか
そこまで来ると読者次第じゃない?
「泉こなたの寂寞」も凄い
コメントの多さが全てを物語っている
いやいや、「作者の世界観が沢山入ってる」とは言ってるけど、それを否定してる意見が多いわけじゃないよ。
ファンが群を抜いて多いのはエロパロスレの保管庫見ても一目瞭然だし。
ただ、それを否とする人も当然いるよって話なだけで。
で、このスレの保管庫にもこの手の名作は幾つかあると思うので、良かったら是非読んでみてw
オリジナル要素そんなに強いかな?
普通にすんなり受け入れて、作品に没頭できたんだけど
大好きだ4seasons
作者さんはぜひこのまま突っ走って欲しい。次回が超楽しみだ
>>678 なるほど、そういうことだったのか。
そりゃどっちが良いとか悪いとか言えないな。
俺は後者。
多分PS2のゲームは前者なんだろうな。
>>682 ちなみに、このスレに限らず「小ネタ」は結構前者の部類に入ることが多いかな。
あと、もう一つのパターンとして
「設定はぶっ壊れてるけど、ギャグとして成立している」ってのも。
これも小ネタに多い。 あと、狂想曲シリーズとか。
他を読むとわかるけど、あの人は忠実なのも書けるよ
あれは同性愛に踏み込んでるから独特なんだろう
つか、思った事はここで続けず直接言った方が良いと思うがw
誕生日おめでと☆かがみん
__ ほれほれ、素直にいわってもらえって
/;'⌒ヾ ____
/::/ /´ `丶、
{.::{ _____/ヽ / \
>'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ― 、 /´ ̄`ヽ、_ \\ )))
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/::.::/::.::.::./::.::.::.::.::./::.:/::.:: |::.::.\:::::ヽ:::/⌒{xヘ{ : : :  ̄ `丶
/::.::.::.:l::.::.//::.::.::.::/_,斗∧::.::.:ト、:ヽ::.\ :::/: : /::::::::::〉: : : : : : : : : \
,' .:.:.:.:. |/.:./::.::.::.::/´/.::/ ',.:: 「`l 、:\::∨ /:; -‐┴――-: : : : : : :\
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|.:.:.:.:/: イ:,'::.::.::. / j/ ' _ |.::/ |.::W: : :∠xニ>'´: : : : :人: : : : : : : : : : : :',
∨.::j/.::∨::.::.:,.ヘ -三三 j/ 三∨: : : :/7'´: : : : : : : :(_ ::): : : : : : : : : : : }
j.::.::.: r-|.::.::/.:: ヘ :::::: 、_,、ィ ::: 八__{__/: : : : : : : : : :-――――- : : : : \
/.::.::.: {i^レヘ{.::.::.::.:\ ( ノ イ `ヾヽ -‐=Z._____/: : : _: : -― : : :/
/.::.::.::.::/ ̄ ̄>'´ ̄`ヽ _/ Vハ i⌒ヽヾ /{ ̄ ¨フ: : : : /:.∧
/.::.::.::/ / ヽ‐/ Vハ ヽ:::ノ ∨八_,/ -―ァ: :/:.ハ
. /.::.::.:/ / Y VY(ヽ \∠{イ、 // : : |: :|
/.::.::.:/ / l| \ j | Z,ノ \、 (,∠/: :/: :.:.|: :|
. /.::.::.:/ r'´ jj \/>く__f::斗<| / : : /!.: : /∨
/.::.::. /==ヘ 〃 `く/∧ |`'' : : l| /: : ://: :./
や・・・やかましいっ・・・
かがみん誕生日おめでとう!
>>685 見事なタイミング!
かがみ誕生日おめでとう、つかさもおめでとう!
それにしても、こんな時くらい素直でいいと思うよw
かがみ誕生日おめ!
かがみん誕生日おめでとう!!
諸君、私はこなかがが好きだ。
諸君、私はこなかがが好きだ。
諸君、私はこなかがが大好きだ。
教室で、帰り道で、校門で、学食で、屋上で
コンビニで、ゲマズで、ゲーセンで、アニメイトで、メイド喫茶で、こなたの部屋で、かがみの部屋で
あらゆる所で行われるこなかがが大好きだ。
( =ω=.)<かがみん誕生日おめでとー
ようやく今年も同い年になったな
これからもこなたと仲良くしてくれたまへ〜
かがみおめ
つかさもおめ
>>684 ノーマルなものすらあんだけ書けるあの作者が、
何で百合という題材にはあんなにこだわるのかがすごく気になった
ううう・・・
こなかがRPGを作りたいけど
とりあえず先に作ってる本編の構築を終わらせてから
番外編的な扱いで作りたいから
まだまだかかりそう・・・。
今日までには何らかの形として出したかったのに・・・残念。
ツクール製のらきすたRPGって
大体アニメとかから顔グラフィックとってきてるけれど
自作でやろうとしてる私はある意味異端なのかな。
今まで、自作してる人は
公開されてるこな☆かがRPGの作者の方しか知らない。
RPGツクールスレで言うような事かもしれないけど
ジャンルがジャンルだけにこちらで。
696 :
465:2008/07/07(月) 02:08:21 ID:eqQSQv5e
>>694 GJ!
こなたとお揃いでネコ耳と尻尾。これもかがみの願望なのかもしれませんねw
>>695 自作の顔グラとは気合い入ってる!
時間かかってもいいから、いつか出来たらどんなのか観てみたいです。
かがみ、誕生日おめでとう!つかさもおめでとう!
某作品のことでいろいろ話が広がりつつあるけども…
誰のどんな作品であれ、自分の中にいい意味での衝撃を受けるような作品、
自然と引き込まれてしまうような作品。
そういうのに出会うと、今自分が書いてるSSがミミズがのたくったような文章に感じてしまうな…
そこまで感じることもないのかもしれないけど。
読んでて心臓がバクバクするほどの作品ってのはそうそうないと思う…。
もっとも、そんな風になるのは自分だけだと思うけど。ひどいときは手の震えさえ起きるし。
>>684 いやね、上で同じようなこと書いてる人いるけど、これの評価に関しては作品単体というより
二次創作についての考え方次第の所があるから、みんなの意見を聞いてみたかったんだよね。
そして誕生日おめ、二人が今どこにいるか知らないけど変わらず仲良くしてるとといいな。
かがみとつかさおめでとう!
そして誕生祝なのか知らんが『へんたいかがみさん』が以外にも良い終わり方
だったので、ノンケを落とすのは難しいが頑張れと言いたくなった
702 :
naniw:2008/07/07(月) 09:12:26 ID:BKR7vgJk
避難所に誕生日記念SS投下。
多分私が壊れてます。
みてくれれば幸いです。
かがつか誕生日オメ!
とりあえず、
>>696を削除申請。ゴミはいらない。
,. - ―- 、
/ ヽ
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>>1\
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. { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
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l l ;. l | < `∀´> n
. .| !. ; |. |  ̄ \ ( E)
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| ::. \ ヽ、__ ノ
| ::. `ー-`ニ''ブ
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今pixivでこなかがで48手祭やってるよ。ここに載ってる絵師もいっぱいいる
l| ,、 `
,.-.‐┼.──‐´: ├─.-.-、._
/::.::./::.::.::.::.::.:l::.::.::l:.::.::. ̄ヽ ̄ ̄`
/:.::.::.//:.::.::.::.::.::./l::.::.::l.::.::.:::.::ヽ::.ヽ
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l.::,r┤:./l 三三 l/ 三ヨヘ人/ ヾl
│ヽ l:/::.l , ・l:N:.:/ `
l:l:.::.レ:.:丶_" ー'ー "_人l:./
ll:.::.::.l::.::.l:.>┬-,、..-‐:T:l:.::.ハ/
l.::.::.:ヽ.::.Y Y '┤、::.:l.l:.::.l
l.::.::./l:.::ヽ 「 ̄`l >l:.::.:l
/.::./ミミミ、:.l l l 彡|:.:/ かがみ誕生日おめでとう
/:.:/ `` ミヾ:l、、ヽ l 彡/l.:∧
/:.:/ l lVミミヽl彡/l l/ ヽ つかさもおめでとう
l.::.l l, `、_ヽl/ノ | ヽ 〃
/::.l , ‐L / l ヽ.l 〉/
l:.::l / ,─,,ュ'、、_ ハ l| ,-l/-、
│:.:|´ // / 、 、 V ヽ l /、/, , `l
> つかさもおめでとう
つかさ「・・・こなちゃんのくせにー・・・」
708 :
19-737:2008/07/07(月) 15:49:16 ID:72w0P066
かがみとつかさ誕生日オメ !
今夜もこなた誕生日みたいに盛り上がるといいな〜
712 :
naniw:2008/07/07(月) 17:43:52 ID:BKR7vgJk
>>713 見に行ったけど意外にエロくないから困る
というかpixiv登録したいけど、絵描けないからなぁ……練習するか
なんというすばらしい企画。
メジャーなものが少ないというか
あえてマイナーなものをだしてくるというのもまたwww
なにげに、2人意識せず、ナチュラルにこんなことしながら
日常を送ってそうなあたりがまた、萌ゆるwwwww
ひよりの為にモデルになっていると想像♪
「待ちぼうけ」
直接渡すのが一番なんだろうけど、私にはそんなことできそうもない。
きっと直前になって、恥ずかしくて渡せなくなると思う。
だから、机の中に入れておくことにした。
昨日、つかさに手伝ってもらってなんとか完成させたチョコレート。
市販のものとかつかさが作ったのみたいに綺麗には出来なかったけど、それでも自分で作ったやつを渡したかった。
やっぱりこういうのは、自作のものじゃないといけないと思う。
自分で作らないと、チョコに気持ちを込められないから。
今まで。
私は本気で練習してきたし、本気で作った。
これが、私の全力。
後はこの思いの形を届けるだけ。
委員会の仕事があるからとつかさに言って、いつもより早起きして、誰よりも早く学校に来て、
今いるのはB組の教室。
誰もいない教室はいつもの活気を失い、不気味なまでに静まり返っていた。
そんな中、誰もいるわけないのに物音を立てないよう注意しながら、そっと鞄を開けてラッピングしたチョコを取り出す。
ハートマークのプリントが、今更ながらに恥ずかしい。
カードにメッセージ書いてみたら? とつかさに言われるがまま、それ用のカードに文章を綴った。
チョコは、そのカードと一緒に、小さな紙袋に入っている。
すぐには見つからないように、カードはチョコの下に隠すように入れた。
内容は……思い出したくない。
何を書いたのか詳しく覚えていないのは、単に忘れっぽいだけなのか、それとも忘れようという無意識が働いているのか。
でも、目の前で読まれるわけじゃないからいいわよね。
気づいてくれるかな。分かってくれるかな。
机の中のこれを。
私の気持ちを。
●
徐々に人が増えてきて、始業のチャイムがなって、授業が始まっても、私は一向に集中できなかった。
そもそも教科書とかノートを机に入れようという気にもならない。
教科書を出し忘れて注意されたのは、何の授業の時だっけ?
頭に浮かんでくるのは、机の中に入れたチョコと、それを見つけた時のあいつの反応。
今頃、とっくに気づいているんだろうか。あの手紙を読んだんだろうか。
確かめたいけど、でも、会おうとは思わない。
なんだか気恥ずかしいし、カードを読んだのだとしたら、今は会うべきじゃないと思う。
カードを書こうと思っても、いきなりすらすらと自分の気持ちを文章に出来るわけもない。
出来たとしても、私は多分書くことは出来ないと思う。
だから、一文だけ。
問題の先延ばしみたいな感じだけど、二つ折りの小さなカードの真ん中に、もっと小さな文字で、それだけ書いておいた。
――大事な話があるから、放課後屋上に来て。
先生の話なんて耳に入らなくて、ぼんやりと窓の外を眺めた。
空は青く晴れ渡っていて、千切った綿菓子のような雲がぽつぽつと浮かんでいる。
なんとなく、心のもやもやが晴れたような清々しさを感じた。
それは多分、一方通行だけど、自分から行動することが出来たから。
……放課後も、晴れていてくれればいいんだけど。
小さく溜め息をついて、下を向き、また窓の外を見上げた。
いつからだろう。
自分の中に、この気持ちが生まれたのは。
気づかないうちに、私は惹かれていた。
何処に? って問われたら、それは難しい質問だ。
性格? 趣味? 容姿?
どれが最初だったかは分からないけど、でも今ではその全てが愛しい。
そんなものでしょ?
どんなに人がいっぱいいても、どんなに周りがうるさくても、その姿だけが目に入るし、その声だけが鮮明に聞こえてくる。
一秒でも長く一緒の時間を過ごしたいと思うし、もっと深く関わっていきたいと思う。
それは、友達とか親友よりも、もっと上。
ただの親友なら、こんなに求めたりしない。
そう。だから、これは友チョコじゃない。
本命だ。
だって私は……、
……泉こなたが、大好きだから。
●
昼休みもB組には行かず、自分の教室で過ごした。
あいつと顔をあわせると、全てが駄目になってしまう。
そんな気がしたから。
今日の授業はどういうわけか時間がいつもの倍になったようで、いつまで経ってもチャイムが鳴らなかった。
その間集中することも出来ず、ずっと空を眺めていた。
遠くに見える巨大な灰色の綿菓子は、雪雲だろうか。
ようやく放課後になった時には、二日分の授業をいっぺんに受けた気分だった。
荷物も持たず、一目散に屋上に向かう。
待ち合わせ場所は教室でも良かったけど、やっぱり人目につかないところにしたかった。
階段入り口の壁にもたれて、しばらく待つ。
見上げた視界いっぱいに広がる空は突き抜けるように青く、そこを漂う細かな雲の流れはゆったりとしていた。
風はほとんどなく穏やかで、気温の割にはあまり寒さを感じない。
これなら長い間待っていても大丈夫そうだ。
……そんなに待たされるとは思えないけど。
携帯で時間を確認すると、放課になってからすでに五分が経過していた。
……遅いわね、あいつ。
宿題でも忘れて怒られてるのか?
出来ることなら一刻も早く来て欲しいけど、時間を指定してなかった自分が悪いんだし、
あいつにはあいつのペースがあるんだから、気長に待っていよう。
きっと、来てくれるはずだ。
……絶対に。
●
時間を確認するのは、これで何度目だろう。
携帯の液晶にうつる表示は、六時五十五分。
とっくに下校時間なんて過ぎている。
辺りはほとんど真っ暗で、山際が僅かに水色に染まっているだけ。
風は強く、私の顔に正面からぶつかってくる。
でも、私は帰る気になんてなれなかった。
あいつが、まだ来ていないから。
入れ違いにならないようにずっとここで待っていたけど、誰一人として現れることはなかった。
いい加減に、体が冷たくなっていて、さっきから小刻みに震えている。
徐々に周囲の温度は下がり、肌に纏わりつかれて体温を吸い取られている感じだ。
大気そのものが氷のようで、体を動かすと触れていなかった空気に当たって痛い。
屋上を約束の場所にしたのを後悔しながら、私は冷えたコンクリートの壁に背中を預け、しゃがみこんでいる。
体を出来るだけ丸め、風を浴びる面積を少しでも狭くしようとしてるけど、それはほとんど意味を成さなかった。
そんなもので寒さが防げるわけないし、今の私は冬服を着ただけの防寒性ゼロだから、全身が冷えている。
せめてコートでも持ってくるんだった。
隙間という隙間から風が入り込んで、体温を奪っていく。
このままでいたら間違いなく風邪を引くと思う。
だけど、私はずっとここにいたかった。
ましてや家に帰るなんて絶対にしたくない。
それは、ここを離れたら、私のバレンタインが、私の恋が、終わってしまう気がしたから。
来てくれないってことは、私の気持ちを受け入れられないってことで、でも、ずっと待っていたら、まだ可能性は消えずに残ってくれるんじゃないか。
そんな、縋り付くような思いが、私をここに座らせている。
私がいる限り、希望はなくならないはずだから。
体育座りのまま、空を見上げる。
割と大きな灰色の雲がいくつも広がり、空の黒と合わさってマーブル模様を作っていた。
黒の中には、小さく光る沢山の星。
口から漏れた白い息が、目の前でぼんやりと消えていく。
人の気配は全くしない。
もう学校にいるのは私だけなんじゃないかと思う。
……どうして、来てくれないんだろう。
何か、大事な用事があったの?
それとも、来たくないの?
よく考えたら、変よね。
女同士なのに、大事な話があるから屋上に来てって。
そんなのいきなり言われたら、私だって怪しむ。
元々、私が一方的に思ってただけだ。
普通じゃない感情を、普通の人に押し付けても、迷惑なだけ。
こうなるのも予想がついていたはずだ。
だけど、女性キャラを攻略するギャルゲーばかりやってて、持ってるフィギュアは女性キャラがほとんどで、
だからこそ、もしかしたらなんて淡い希望を持ってしまったのかもしれない。
いつまでもここにいるわけにはいかないし、やがては帰らないといけない。
いつかは諦めて、それを受け入れないといけない。
でも、後もう少しだけ、待っていようかな。
後三十分、いや後一時間。それでこなかったら、その時はすっきり諦めよう。
――どれくらい経っただろうか。
空はすっかり暗くなっていた。
星たちがより一層光って見えるけど、今や大きな雲がそのほとんどを灰色に塗りつぶしている。
とうとう、雪まで降り出してきた。
風に乗って、いくつもいくつも降り注いでくる。
それが肌に落ちるたび、冷たい痛みが走った。
制服が徐々に雪で湿ってくる。
さすがに寒さに耐え切れなくなって、立ち上がった。
これからどんどん気温が下がっていくから、コートでも羽織ってないと本当に大変なことになる。
だから、教室にとりに行くことにした。
しばらく屋上から離れることになるけど、すぐに戻ってくるんだしノーカンだ。
そう自分に言い聞かせて、冷え切って思い通りに動かない体を無理矢理に動かして、数時間ぶりに校舎の中に戻った。
●
校舎の中はすでに電気が消されていて、窓から入る空の光だけが唯一の明かりだった。
窓の明かりをぼんやりと反射する床を歩くと、足音が廊下中に反響して行く。
なんとなく不気味で、怖くなってきて、自然と忍び足になりながら自分のクラスに向かった。
教室の扉は開いていた。
私が荷物を置いたままにしてたからだろう。最後に出る人が鍵を閉めて返すというのが暗黙の了解になっている。
コートを羽織って、ついでに鞄も持っていっとこうかとしゃがみこんで荷物をまとめていると、ふと、何かが目に入った。
机の中。
何かがある。
誰もいない教室、机の中。
思わず既視感を覚えた。
朝、自分が感じた雰囲気と、よく似ていたから。
急いで机の中からそれを引っぱりだす。
赤い包装紙でラッピングされた、小さな箱。
ピンクのリボンが巻かれ、包装のところどころにはハートマークがあしらわれている。
「あ……」
包装紙の隙間に、白いカードが挟まっていた。
そっと摘んで、開けてみる。
――かがみへ。
ええと、何て言えばいいのかな。いざ書こうって思うと、書くことが浮かんでこないんだよね。
一人で書いてるとなんか恥ずかしいし。
とにかく、去年はかがみが作ってくれたから、今年は私がお返しするね。
自信作だから、絶対においしいと思うよ。
それから突然だけど、ありがとう、かがみ。
変に思われるかもしれないけど、私、今までかがみと一緒にいられて嬉しかったよ。
こんなの本人の前じゃ言えないけど、かがみの傍にいた時が、一番幸せだったよ。
だから、これからもずっと、私の傍にいて。じゃないと私、駄目になっちゃうから。
それで、もしよかったら、放課後体育館の裏に来てくれない?
あ、無理にこなくていいんだよ? かがみの都合が良かったらってことで。
ちょっと、話したいことがあってね、それだけだから。
じゃ、またね。
泉こなた――
「あのバカ……」
急いで教室を飛び出す。
廊下は相変わらず薄気味悪かったけど、無視して走った。
あいつのことだ。きっとこんな時間になっても、ずっと体育館の裏で待ってるだろう。
この寒い中、外にずっといたら風邪を引くに決まってる。
だから、一秒でも早くそこに辿り着かないといけない。
走って、走って、
「!?」
いきなり背後から、教室の扉が開くけたたましい音がして、足を止めた。
背筋を冷たい何かが這っていって、自然と体が震え始める。
学校の怪談という単語が脳裏を駆け巡り、思わず幽霊とかお化けの類が頭に浮かんできた。
そんなものはいるわけないと、意を決して後ろを振り返ると、
いた。
幽霊でもお化けでもなく、
……私が、ずっと待っていた人が。
星の光に半身を照らされて、もう半分を闇に隠して。
顔には驚いたような表情があって、多分私もそんな感じなんだと思う。
だって、目の前には、
……こなた。
こなたが、いたから。
「か、がみ……? どうして、ここにいるの?」
コートを羽織り、鞄を手にしている所を見ると、諦めて帰るところだったんだろうか。
その姿は、何となくいつもより小さく見えた。
「私……私ね、ずっと体育館の裏にいたんだよ。かがみが来るまで待ってたんだけど、全然来てくれなくて……。
でも、何で今目の前にかがみがいるの? 帰っちゃったんじゃないの?」
直立姿勢のまま、不安そうに私の顔を見上げてくる。
そして、何かに気づいたように口を開けて、すぐに視線を斜め下の床に向けた。
「あ、そっか。……来てくれなかったってことは、振られたってことだよね。……うん。分かってたよ、こうなることくらい。
だって変だもん。女同士なのに……あんな手紙書いて、挙句の果てに呼び出すなんて、おかしいよね。気持ち悪いよね」
そう言って、ワザとらしく笑う。
でも全然笑えてなくて、無理に作った笑顔はすぐに崩れていった。
乾いた笑い声は、嗚咽に変わる。
俯いた顔から何かが落ちて、それが星の光で微かに煌いたのを、私は見た。
「か、がみ、ごめんね……。変な手紙、渡しちゃって。迷惑、だよ……ね?
私が、勝手に……かがみを、友達じゃなくて、恋人として意識するよう、に、なって、
それで、か、かがみに同性、趣味、なんてないのに、こんなこと……して……」
だから、そっと近づいて、右手を腰に回すと、左手で闇に映える青の髪をそっと撫でてあげた。
こなたは呆けた表情で、私を見返してくる。
「え、かがみ……?」
「こなた。私が机の中に入れといたチョコは見つけた?」
「……うん。見つけた、よ。でも、あれは、友チョコ、でしょ。
私が、渡したのは、かがみ、の、とは……違うんだよ。……本命、だから」
その顔は濡れていて、くしゃくしゃになっている。
しばらく見つめていると、私の視線に気づいたのか、こなたは急いで制服の袖でそれを拭った。
それでも、まだずっと泣きじゃくっている。
「……あんたねぇ、私がチョコと一緒にカード入れてたの、気づいてないの?」
「……カー、ド?」
「そ。チョコの下に入れといたはずなんだけど」
「え?」
「ちゃんと確認しときなさいよ。入ってるんだから」
「だ、だって、すぐにかがみからだって分かったから、嬉しくて、家に帰ってから開けようって思って……」
「こなた……」
暗い影の落ちた顔を見ていると、自然と口元が緩んできた。
この子は、何を勘違いしてるんだろう。
ふぅ、と一つ息を吐いて、
「だったら、今ここで、開けてみなさいよ」
「……う、うん」
こなたは床にしゃがみこんで徐に鞄を開け、そこから腫れ物を触るような手つきで、私が朝机の中に入れた紙袋を取り出した。
それから中を覗き……これ以上見てるのは恥ずかしくなって、目を逸らした。
今更ながらに、胸の鼓動が早くなってることに気づいた。
さっきまでの寒さが嘘のように体が熱くなってるのは、コートのせいだけではないはずだ。
「あ……」
驚きを含んだ声が廊下に響き、すぐに弱々しく消えていく。
振り向くと、こなたは手にした小さなカードを握り締めて、口を開けたまま固まっていた。
その姿は、窓からの青い光で輝いているように見える。
「ね。……分かったでしょ?」
あんたみたいに、自分の気持ちを素直に書くことは出来なかったけど、それでも私はその一文に気持ちを込めた。
大好きな人のことを思って、書いた。
だから、言葉足らずだったところは、今、埋めよう。
私の気持ちを、伝えてあげよう。
あんたが泣く必要なんて、何処にもないんだから。
「私のチョコも、あんたのと同じよ。出来栄えは比べ物にならないでしょうけど、
私だって自分の思いを、ずっと抱いてた気持ちを伝えたい人がいるんだから」
「それは……」
しゃがみ込んで、戸惑うこなたの視線を無視して、その体を力いっぱい抱きしめる。
ほのかな温もりを感じながら、小さな体を包み込むようにして。
「こなた、……大好き」
なんて言ったらいいか分からなくて、ただそれだけを、耳元で呟いた。
でもやっぱり、言葉なんていらないわよね。
好きだっていう気持ちだけで、十分だから。
「かがみ……。良かったぁ。本当に、良かった……。
私、絶対叶わないって思ってた。こんなの、現実じゃ、ありえない夢だって。
でも、本当に、私の気持ちを、受け取ってくれて……」
「こなた。……だったら、こなたからも聞かせてよ。こなたの気持ちを」
「うん……かがみ。私も、かがみのこと……大好きだよ」
こなたが私の腰に腕を回してくる。
……嬉しかった。こなたにそう言ってもらえたことが。
私の気持ちを伝えられたことが。
思いが通じ合えたことが。
肩に手を置いて、顔を少し離して向き合う。
すぐ正面にいる、こなた。
大好きな人を目の前にして、今からしようとしていることを思うと、胸がどきどきして、体が痺れたような感じになる。
肩を掴んだ両手も、微かに震えている。
こなたも理解したのか、意を決したように、
「いつでもいいよ。……かがみの好きなタイミングで」
そう言って、ゆっくりと目を閉じた。
眠ったように佇む顔も、また可愛くて……。
「そ、それじゃ……いくわよ」
肩を抱き寄せて、少しずつ近づいていって、
触れ合う瞬間、目を瞑った。
世界中の、どんなものよりも甘かった。
>>713 48手と聞いてもっと過激なのを想像してしまったけど、逆にちょっと安心(笑)
ナチュラルにじゃれ合ってる感じがなんかいいなぁ。愛ですなw
♪
こなた「かがみー」
かがみ「何よ」
こなた「呼んだだけ〜(=ω=.)」
かがみ「何よそれ。もう…」
こなた「……」
かがみ「……」
こなた「かがみー」
かがみ「何?」
こなた「呼んでみただけ〜(=ω=.)」
かがみ「はあ? いい加減にしなさいよ」
こなた「……」
かがみ「……」
こなた「かがみー」
かがみ「もう何よ!」
こなた「愛してる」
かがみ「!?!?!?」
729 :
naniw:2008/07/07(月) 20:37:23 ID:OV7AmJBf
『一日自由券』
(前半はこなた目線)
今日は7月7日
私の嫁ことかがみの誕生日。
ついでにつかさの誕生日でもある。
もちろんプレゼントは用意している。
去年みたいなプレゼントになるけどね。
つかさにはバルサミコ酢トラップ(手作り)
かがみには去年が団長腕章にしてつっこまれたので、
今回は何にしようか悩んだが、
結局何かのグッツになるわけで、
そうして悩んだらいつの間にかアニメのDVDになってた。
まぁそれは友達としてのプレゼント。
恋人としてのプレゼントは別に用意しているよ♪
むしろそっちがメインだね♪
しかし、ひどいことに今年の7月7日は月曜日。
必然的に学校でプレゼントを渡す羽目に・・・
時間的にも昼休みだろうね。
タイミングとかが面倒だね。
そんなこと考えていたら、
いつの間にか昼休みだったんだ!
そして皆で一緒に弁当(私はチョココロネだけどね)を食べる。
そして、
「今日はかがみんとつかさの誕生日だよね〜」
「そうね」「そうだね」
「というわけでプレゼントをあげましょ〜」
「わーいありがとう♪こなちゃん」
「また去年みたいな変なものじゃないだろうな?」
「流石かがみん。鋭いね」
「なんだ。そうなのか」
「そんなわけで、はい。まずはつかさ」
「なんだろう?」
「ストラップだよ」
「わぁ〜バルサミコ酢トラップだ〜ありがとう」
「よろこんでもらってうれしいよ〜」
730 :
naniw:2008/07/07(月) 20:39:16 ID:OV7AmJBf
んでこれがかがみんの」
「また腕章か?」
「去年は団長腕章だったから、少しか自重したよ」
「アニメのDVDよね・・・これ」
「うん。そだよー」
「まあ変なグッツよりましかな・・・」
「も〜素直にありがとうって言えばいいのに〜」
「はいはいありがとね」
「でもかがみんにはもうひとつプレゼントがあるんだよ?」
「え?何?」
「その袋にきちんと入ってるよ〜」
「ん?」
そうしてかがみは袋を覗き込む。
そして見つけたようだ。
「何?この紙」
そしてかがみはそれを取り出す。
「えっと・・・『一日自由券』?なにこれ?」
「かがみんが今日一日私を自由にできる券だよ」
「あ〜なるほど・・・っておい」
「どうしたの?うれしくないの?」
「いや・・・少し反応に困っただけ」
「かがみんが望むことを何でもしてあげるという
素晴らしい券だよ〜」
「じゃあ例えば何をしてくれるのよ」
かがみんから何かが切れそうな音が聞こえてくるがとりあえず答える
「ん〜例えば〜『キスさせて欲しい』といえばするし」
プチッ
あ、かがみんの何かが切れた。
「なんでも・・・?」
なんだか目が怖い。
「う・・・うん」
「そっか」
なんだか目が怖いです。かがみ様。
そして少し沈黙
「よ〜しじゃあお持ち帰りぃ〜♪」
あ、かがみが壊れた。
何でいきなり・・・
そうか!さっき切れたのは『理性』だったのか
731 :
naniw:2008/07/07(月) 20:41:22 ID:OV7AmJBf
・・・あれ?
ということはやばくね?
このままお持ち帰り
↓
理性が壊れたかがみなら確実に暴走
↓
私の貞操終了のお知らせ
↓
\(^〇^)/
・・・まぁいいか。
少し予定がずれたけどね。
・・・本当はこっちから襲うつもりだったけど。
↑が私の脳内で0.1秒で展開されていた。
「どーぞご自由に〜」
「わ〜い♪お持ち帰りぃ〜♪」
そのまま教室を私を抱えてかがみは教室から出て行った。
教室に残った二人は・・・
「こなちゃんにお姉ちゃんどんだけー」
「・・・どうしましょう?」
「どうしようもないよゆきちゃん」
「放っておきましょうか」
そしてその後・・・
こなたはかがみにお持ち帰りされ、
その後どうなったのかは多分皆様が想像している通りだと思うよ。
きっとかがみへの誕生日プレゼントって、
自分自身だったんだね(違
732 :
naniw:2008/07/07(月) 20:44:17 ID:OV7AmJBf
以下おまけっぽいもの。何故か日付が変わる。
〜次の日〜かがみの部屋にて
(こっからかがみ目線)
「ん〜」
なんだか体に違和感がありながらも私は目を覚ます。
何かが横にあるようだ。
「ん〜」
横からも声が聞こえる。
どうみてもこなたです。
本当にありがとうございました。
「・・・あれ?」
そしてやっと今自分の状態がわかった。
私、服着てないし。
こなたも、服着てないし。
どうなってるのか誰かkwsk説明してくれ。
「むぅ〜」
私のことなどお構いなしに気持ちよく目覚めたこなた。
ついでに聞いてみるか。
「おい、こなた」
「なぁに?かがみ様」
「今の状態について少し語らないか?」
「え〜見ての通りだよ」
「どういう経緯でこうなったか教えてくれ」
「え?かがみん覚えてないの?」
確か、昨日の昼休みにこなたからプレゼントもらって・・・
あれ?それ以降の記憶がまったく無い。
「かがみん暴走したんだよ?」
覚えていない。
「『わ〜い♪お持ち帰りぃ〜』とかいってさ
私をここにお持ち帰りとかしちゃってさ〜」
・・・覚えていない。
「その後はもうかがみんのワンサイドゲーム
私を好きにしちゃってさ〜」
「・・・冗談でしょ?」
こなたがきっと襲ったんだ。うん。そう思ったほうが気がらk
「いや〜かがみん激しかったよ?
もうなんか理性が吹っ飛んでたもん♪」
・・・やっぱ私ですか。そうですか。
733 :
naniw:2008/07/07(月) 20:46:10 ID:I0SjtALE
「でも私としてはよかったかな〜とか思ってたり」
「は?」
「かがみんのあんな一面を知ることができて♪」
やっぱり笑われてる。
なんかもう何がなんだか分からなくなって、
そのまま布団にバタンと倒れて、
「・・・あんたはなんで私の暴走止めようとしなかった?」
と聞いてみた。
「ん?別に良かったから」
「は?」
「本当は家に押しかけてこっちから襲うつもりだったし〜」
「おいおい、結局こうなることをあんたは望んでいたのか?」
「まぁ〜そうなるかもね」
「なんだよ・・・それ・・・」
「だから私としては結果オーライなのだよ」
「もうわけ分からない」
「ところでかがみんや」
「なんだよ」
「私をこんなにしておいて責任取らないつもりかい?」
「責任・・・?」
そういうとこなたは私にじりじりと近づいてきた。
今の状態をもう一度説明しよう。
私達は服を着ていない。
つまり、お互い裸で向かい合っている。
「一体何をするつもりd「アッー!」」
その後どうなったかは今度は誰も知らない。
あれ?月曜日の次の日って火曜日?
学校あるだろって?
休んだんじゃね?こんなになっちゃったんだし。
結局そのあと、かがみが
「プレゼントってなんだったんだろ・・・」
という呟きに対し、こなたが
「え?わ・た・し♪」
とかいってかがみを少し怒らせたそうな。
めでたし
3年B組、朝の教室にて。
「やふ〜、かがみん、つかさ誕生日めでと〜」
「おめでとうございます。かがみさん、つかささん」
今日は柊姉妹の誕生日。こなたとみゆきが二人を祝福する。
「あ、ありがと。面と向かって言われるとちょっと照れるわね…」
「ありがと!こなちゃん、ゆきちゃん!」
「では…私からお二人に、どうぞ」
みゆきが姉妹にそれぞれプレゼントを渡す。
「わあ〜プレゼント嬉しい〜!ありがと、ゆきちゃん!」
「おそろいのネックレスね、ありがと!みゆき」
「うふふ、どういたしまして」
みゆきはにっこり笑う。
「ではでは、私からもプレゼントを授けよう!はーい!じゃあまず、つかさにプレゼント〜!」
「わ〜い!こなちゃんありがと〜!何かな…♪わあ、ブレスレットだ〜!綺麗〜!」
「うんうん、喜んでもらえて嬉しいヨ」
「へえ、あんたにしては、随分まともなプレゼントね」
「ふふん、今年はみゆきさんの紹介してくれたショップで買ってきたのだよ☆ネタに走るのもいいけど、こういうのもまた乙なもんだネ☆」
「それで?私には何をくれるのかしら?」
かがみが聞いた。
「かがみにはね…私をあげるっ!!」
こなたはかがみに抱きついた。
「コ、コラ!くっつくな!!バカかあんた!」
「…え?じゃあ、つかさは?」
『ゆきちゃん、ありがと〜!私すっごく嬉しい〜〜♪』
つかさはみゆきに抱きついて、胸にすりすりしている。
『うふふ、どういたしまして。つかささんは本当に可愛らしいですね』
みゆきは、つかさの頭をなでなでしている。つかさのリボンがぴんぴん跳ねてる。
「ちょwwwww」
「私はね、毎年同じクラスになれない寂しんぼウサちゃんのために、今日一日中一緒にいてあげる!」
「はあ!!?」
「柊姉妹の誕生日・こなかが、ところにより、つかゆき」
休み時間。
「かがみ〜、宿題見せて〜!」
「おまっ…こんな日まで宿題写すのか…私の誕生日の時くらいせめて苦労をかけないでほしいわ!」
「ちっちっち。違うよかがみん。これは習慣だからね」
「手慣れてんじゃねーよ!!」
こうして、かがみの席の隣で宿題を写すこなた。いつも通りの事にため息が出るかがみ。
「よし、できた!かがみんありがと〜」
「はあ…」
「じゃあ、お礼にちゅーしてあげる!」
「…そこまでしなくていいわよっ!!」
「ちがう」
「へっ?」
「私がしたいの」
「え?」
「ちゅ」
声に出しながら、こなたは、かがみの頬にちょんと唇を当てる。
一瞬の間を置いて、かがみの顔はかあっ、とすぐに赤くなった。
「な… あああああっ!!!ちょ…ちょっと、私たち、女の子同士でしょ!?」
「私は構わないよ」
「私には構えよ!!」
「素直になってよ〜かがみぃ〜〜」
「…うるさいうるさいっ!」
次の休み時間。
こなたはかがみの腕を抱いて顔をすりよせる。
「むふふ〜、ねえかがみ〜んかがみ〜ん」
「こっ、コラ!離れなさいって〜!」
「かがみん♪かがみん♪素直になって♪」
「ちょ…もう!いいかげんにしなさいよっ!!」
かがみはそっぽを向いてしまった。
「むぅ…(しまった…ちょっとやりすぎた…)」
ぎゅっ。
こなたは後ろからかがみを抱きしめて、顔をかがみの背中に寄せる。
「かがみに嫌われちゃやだ…」
急にしおらしくなったこなた。
すると、かがみは優しい言葉をかける。
「バカね…大丈夫よ。別にあんたのことが嫌いになったわけじゃないんだから… だ、だから早く離れなさいよ…///」
おろおろして顔を赤くしている。
(その様子がもう可愛すぎるよかがみ…)
「くふ、だからかがみん、好きっ」
「!
は、恥ずかしいこと言わないでよっ…!他の人に聞こえちゃうでしょ!」
かがみは周りを見渡しながら、頬を赤くしながら、困ったような恥じらいを見せながら、言った。
こなたはかがみが可愛くてたまらなくなって、さらに腕にぎゅうとしがみついて、
「…好きぃーー!!」
クラス中の人がこっちを見た。しかし私たち二人のことを見ると、また各々もとの向きを向く。
どうやら二人のことは既に認知されちゃっているようだ。
「ちょ、ちょっと、…あんたっ!!…んなっ…何…をっ…!」
(かがみ、顔真っ赤。あー、もう可愛い可愛いっ!!!)
「だぁーーい好きっ!!!」
「な……なぁぁ………」
「あはは、かがみん顔赤いよ!ホントかがみってウブで可愛いよね。んじゃ〜、お昼待ってるから〜〜」
かがみが何か言おうとした瞬間、こなたは教室から飛び出し、ちょうど測ったように授業のチャイムが鳴った。
「…も…もぉー!!!」
かがみの叫びが、教室に戻るこなたの耳に聞こえ、ニヤッと笑う。
お昼の時間。
とりあえず、こなたはかがみに殴られる。
「あ・ん・た・ね・え…」
「おぉぉぉぉ…凶ちゃん…痛いよ…」
みゆきが聞いてきた。
「ど、どうかされたのですか?かがみさん…」
「それがね、またこいつが…
…
…………………………………なんでもないわよ」
「??……そ、そうですか?」
「そういえば、さっきこなちゃんに『大好き』 って言われたよね?」
つかさが言った。
「え!?ええぇ!!??」
「こなちゃんの声、うちのクラスまで聞こえてたよ」
「むふ」
途端、かがみの顔はさっきの茹でだこに戻る。
「…こっ、こなたのバカああぁっっ!!!」
その後、自分の教室に戻ろうとするかがみを、こなたがどうにか説得して留まらせる。
まあ、さすがにかがみはお昼ご飯抜きってのは辛かろうからね。
なぜなら、
「…今日はあんたが私たちにお弁当を作ってきてくれたんだよね?」
「作ってきましたとも〜!はい、つかさ!弁当とお箸。早速味見てみて〜!」
「ありがと〜こなちゃん!わあ、すご〜い、豪華だね〜!…うん、おいしいよ!さすがこなちゃんだね」
「いや〜、料理でつかさに誉められるのは嬉しいねぇ〜♪」
「あんた…普段も自分の弁当にこれくらい手間かければいいのに…」
「はい、これがかがみの分!」
「お、サンキュ〜」
かがみが弁当を受けとろうとすると、こなたがひょいっと手を引いて、かがみの手が空を切った。
「…なによ」
「食べさせてあげるー!!」
「いい」
「遠慮しなくていいって!」
「いらん」
「むう…かがみんノリ悪いよ」
「そんな恥ずかしいことできるかっ!!」
「つかさはみゆきさんにしてもらってるのに」
『はい、つかささん。あ〜んして下さい』
『あ〜ん…もぐもぐ、おいしいよ!ゆきちゃん!』
「ちょwwwwwお前らwwwww」
午後。
「こんちゃ〜、かがみん」
「あんた、毎時間会いに来るのか?」
「毎時間愛をくれるよ?」
「…」
「かがみ〜「やっ、やめろ〜!!」
誕生日を口実に毎時間かがみにじゃれる。
毎回違った反応をするかがみん萌えw
そんなこんなで放課後になった。
帰り道。
いつも朝の待ち合わせをする駅。
「じゃあ、また明日ねこなた。」
「まだだよ、かがみ」
「へ?」
「今日はかがみ様の誕生日だから、かがみの家まで私が手をつないで帰ってあげるヨ!」
「はぁ!?それ前のあんたの誕生日の時と一緒…!!」
「いいじゃ〜ん、つかさはみゆきさんと一緒にいるんだから、私はかがみと帰り道デート!」
「…や、やだよ。この前、手をつないで帰ったのすっごく恥ずかしかったんだから!!
「でもほら、つかさとみゆきさんは腕組んで帰っていったよ」
『えへへ…ゆ〜き〜ちゃん♪』
『ふふっ…つかささんは甘えんぼですね』
「ちょwwwwwだからお前らwwwww」
「わ、私は別にそんなことしなくてもいいわよっ!!じゃあね!」
そう言ってかがみはこなたを置いてすたすたと歩いて行く。
「かがみ〜」
こなたが名前を呼ぶと、一瞬足が止まった。
「おいてかないでよ、かがみ〜」
こなたの声を無視して歩き続けるかがみ。
「むぅ〜〜〜…」
「コホン。すう〜…
か〜が〜みぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!」
「だからそんな大声出すなぁっ!!」
こなたに負けない声量でツッコむかがみ。
「…置いてかないでヨ」
かがみは下を向いて、どうするか迷っているようだった。
そして、気持ちが定まると、こなたの方に歩いてきた。
「あ、あんたが…うるさいからやってあげるのよ…」
かがみは不機嫌そうな顔で、こなたの顔を見ないように言って、手を出してくる。
「ありがと〜かがみん」
「…」
二人は手をつなぐ。
かがみは返事もせずに、そのまま歩き出す。
(ツン顔だけど頬染めちゃってるのが、かがみらしいね)
「私、手つなぐの結構好きみたいなんだよね」
「…」
「でも、私お父さんしかいないからさ、今じゃ年頃の娘とっていうのはねえ…なんか、あれでしょ?」
「…それが、なんで私ばっかり…」
「…かがみなら安心するんだよねぇ。一番接しやすいというか。それにかがみの反応見てると面白いしさ〜♪」
「…あ、そう…」
柊家に到着。
「結局またあんたに一日中振り回されちゃったわね…じゃあ、こなた、また明日ね!」
「ちょいと待ちなさい!かがみんや」
「何よ?」
「これこれ♪」
こなたは、鞄から小さな包みを取り出してケースを開ける。
「指輪…」
「うん!」
「…なんだ、私にもそういうプレゼント用意してくれてたんだ…」
「せっかくみゆきさんが紹介してくれた店だからね。それに、この前…私の誕生日にかがみ、
最後に私の家の前でそうしてくれたから… …嬉しかったんだヨ?私」
「あ…あの時は渡すタイミングをうかがってただけよ!」
「それに、誕生日なんだからちゃんとしたシチュで渡さないとフラグ立たないからね」
「ギャルゲーじゃねえよ!!」
「でも、今日だって結局あんたの誕生日の時と変わらなかった気がするわ…」
「かもね〜。はい、付けて付けて〜!…おお、なかなか似合うじゃん!」
「左手の薬指につけるな」
「…でも、これちょっときついわね。はずすの大変そうだわ…」
「愛がこもってるので、一度つけたら外せません!私が持ってるのとおそろいの指輪だよ!」
「お、おそろいって……あんた……!」
こなたは、かがみを見つめて言った。
「かがみ!誕生日……………おめでとっ!!」
かがみの顔が赤くなってしまった。
「…う、うん………指輪… きれいね…ありがと… ねえ、こなた… 家、寄っていかない?」
「いいの?」
「うん、いいわよ!つかさもみゆきの家に行ってるみたいだし、私たちも、ね?」
「……かがみぃ〜〜〜!!」
こなたは嬉しくなって、かがみをぎゅっと抱きしめた。
かがみは困ったように、笑った。
●おまけと書いて蛇足。
かがみの部屋でくつろぐ二人。
「そういえば、つかさはどうしたのかしらねー」
「電話してみれば〜?」
「そうね、してみるか」
「もしもし、つかさー?」
『あっ、お姉ちゃん?』
「そっちではどう?楽しくやってる?」
『うんー!ゆきちゃんと楽しくやっ…
あん☆ゆきちゃぁん…ソコくすぐったいからだめぇ〜…
ああああ、つかささん可愛いよつかささん
今、お姉ちゃんと電話中なのにぃ〜…っふにゃぁ!
ああん、つかささ〜ん♪
もぉ〜…ゆきちゃんのえっち…えへへ…
「…」
かがみはそっと電話を切った。
そして、携帯の電源を切った。
ついでにこなたの携帯の電源も切った。
「何やってんの、かがみ?」
「…」
かがみさんは言いました。
「つかさには負けてられないわ」
「へ?」
かがみん愛の熱血授業が始まったのはそれからまもなくのこと。
つまり、かがみは素直になった。というわけ。
こなた「かがみーん!ぱふぱふさせて〜♪」
かがみ「なっ!何言ってるのよアンタ!!!!」
こなた「いいじゃん女同士なんだし」
かがみ「そういう問題じゃないでしょ!絶対嫌よ…」
こなた「えー、じゃあいいや。みゆきさ〜ん♪」
かがみ「ちょっ待った!わっ解ったわよ。こなたが相手なら…ちょっと位は…」
こなた「わーいかがみん積極的!」
(屋上の踊り場にてかがみの露出した胸に顔をうずめるこなた)
かがみ「かっ勘違いしないでよ、私がしなきゃみゆきさんに迷惑かけるからね。」
(こなた、かがみの胸の感触に夢中になりながら…)
こなた「へぇ〜かがみはみゆきさんにやきもち焼いてたんだ。」
かがみ「だから違うって言ってるでしょってアンタ何処触って…ひゃっ!」
こなた「かがみって乳首も感じやすいんだね、おー硬くなってきた…」
かがみ「…ねぇそろそろやめない?誰か来たらまずいし」
『泊まった日・朝』
眩しい光に照らされて、目を覚ます。
もう、朝か……。
開けっ放しの窓から、小鳥の囀りが聞こえてくる。
……お約束だなあ。
夜は長いと思ってたけど、やっぱり短くて。やっぱり朝が来て。
少しだけ、夜を反芻する。
まだ数時間しか経ってないのに、ずいぶん前のようで、それでいて、ついさっきのことのような、不思議な感じだ。
あれから、二人で私のベッドに入って……。
色々、した。いや、されたのかな。
何だか記憶が曖昧だ。
全体の雰囲気は覚えてるけど、細かく何をされたかまでは覚えてない。
隣を見ると、かがみがすぐ近くですやすやと眠っている。
寝顔も可愛いなあ……。
かがみを起こさないようにして、そっと起き上がる。
そういえば、つかさとみゆきさんはどうしてるかな。
昨日は結構悪いことをしてしまったと思う。二人ともほとんど空気だったし。
いや、それ以前に。
あの時は全然気にしてなかったけど、二人に対してどういう顔をすればいいんだろう。
何というか、尋常じゃなく恥ずかしい。
まだ、好きな人がいるよー、なんていうのならいいけど。
二人の目の前で告白して、抱きついて、二人を外に追い出すくらいになったんだから、会わせる顔がない。
コンコン
「こなちゃん、お姉ちゃん、起きてる?」
ノックする音。
つかさの声。
え?
「そ、そんなの別に言わなくたって、いいでしょ……」
でも、こなたはおどけることもなく、ただ上を向いたまま、
「恥ずかしいよね? でも、教えてよ。私も話すから……。知りたいんだ。かがみが何で私を好きになったのかを……」
同じように、少し上を見つめる。
……何でだろうな。
何で、私は、こなたのことを……。
いつの間にかその感情は芽生えていた。
直視しないようにしてたけど、気づいたらこなたのことばかり考えていた。
前は、こんな気持ちじゃなかったと思う。
前までは、大切な親友で、でも、そこまでだった。
いつからだろう。どうしてだろう。
きっかけは何なんだろう。
自分に正直に、思考を過去へと遡らせる。
このまま理由をはっきりさせなくても、今のこの気持ちは本物なんだから。
私がこなたを、好きだってことは真実だから、これからのことに何の影響もない。
でも、原因があるんだから、結果がある。
もちろん、この感情が生まれてきたことにも。
原因がはっきりしてない結果なんて、成立しない。
理由の分からない愛なんて、すぐに消えてしまう。
それは、一時期の気の迷いでしかないと思う。
忘れてしまわないうちに、はっきりさせたい。
これから先、理由も分からないままこなたを愛していくなんて、嫌だった。
恥ずかしくて、思わず目を背けてしまうだろうけど。
自分の気持ちを。自分の素直な気持ちを。
見つめ直そう。
目を瞑る。
>>727 高校のころ、女子ってこのくらいのじゃれあいはしてたよね。
健康な男子としては目のやり場に困ったものだけど。
東ガル会の最終刊、こなたとかがみがお互いHする程の仲に発展していたのには驚いた。
続刊で仲の進展をゆっくり描く同人誌って珍しいかも。
>>744 妹が友達何人も連れてきた時は、色々居心地悪かった。
48手やってた訳じゃないけど。本編で男がほとんど出ないのは正しいよ。
747 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 22:13:23 ID:k+RXMFmc
カッコつけて鏡形而を演じていたのに
かがみんになっちゃった
神様にひとつだけ願いをかなえてもらうなら
女の子に生まれ変わりたいと思ってたけど
こんな形で実現するとは想定外だった
748 :
8-784:2008/07/07(月) 22:23:28 ID:W5dMyMIz
>>748 相変わらずかがみが可愛いですね!
こなたは分かっててとぼけてるようにも見えたり。
それにしても、それ書けないのは拙くないですかつかささん。
ま、お礼言っておいてあげるわよこなた、ありがと☆
/: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
/::了弋___: : : :/: : : : : : : : : : :.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
/::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
{:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉
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/l、::::: / / |: : : :/ イ: : / !/ l:.|´ ∨ |: : :i、.: : !
. l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/ |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气 斤ァ/ハ:|: : :l \|
. | : :!: : :.! ト、_.l/ {:辷.ソ 辷/{: :∧!: :/
. | : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄ ,. }/:.:!:.∨|
l : : ! : / \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:|
| : : l:.:,' ,.ヘ_と}_}_}_]≧、 `ヽー┴‐-、:|
| : : l:.| '"´ ヽヽヽヽ- 、 }!
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|: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨´i ̄¨´:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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|: :.l/ !:.:.!:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.、l:.:.:/ .!:.:.:.:. / ヽ/:.: i:.:.:.:ヽ
|:.:/ .|:.:.!:.:.:.l:.:.:.:.:.:../「:メ、__,|:.:.:.:/ 、_/ ヽ:.:.:.|:.:.:.:.:.i
l:/ |:.:.! :.:.!:.:.:.:.:/ |/_ |:.:./ ____ ∨:|:.:.:.:.:.|
|{ |:.:.!:.:/!:.:.:./|≡≡≡ .!./ ≡≡=.ト、ト、:.:.:.:|
|: >、___|:.:从_|:.:./: | ’|:.:.|:∧:. |
|/ /|:/:.:.:!|:/:.:.:.! xxx __ xx ノ:.:.l/ ∨
むぅ〜、いまいちサプライズできなかたよ・・・
避難所の方ではそれなりに盛り上がったよw平日なのに、結構SS投下されたし。
>>748 可愛くてなごむw
こなかがもいいんだけど、あなたの書くつかさにズッキュンきましたw
恥ずかしがりながらみゆきに紙を見せるつかさが可愛えええ…つかゆきも大好きなので、次回も大・期待してますっ。
752 :
狂信者M:2008/07/08(火) 00:30:34 ID:AUvCdzf4
>>752 GJ!
おお……何という見事な七夕絵!!
ご満悦なかがみの表情がとても良い感じw
>>752 GJ!
幸せそうなかがみんの表情が何とも言えませんね。
さっきメロンの通販サイトを見てたら、「らき☆ちょ」という同人誌を見つけたんですが、これはこなかが本でしょうか?
18禁ですが、ご存じの方おられますか?
757 :
狂信者M:2008/07/08(火) 02:14:49 ID:AUvCdzf4
皆様ご感想どうもありがとうございました!
上げるまで不安だったけどヨカタ。
>>756 多分スレの方もご存知だと思うけど、メイン4人のからみ系ではなかったかと。
確かワタクシも所持していたハズなのだけど…どこしまったかなあ…現物確認が
できていなくて、かすかな記憶でモノ言ってるんでもしかしたら違うかもしれないです…
758 :
13-351:2008/07/08(火) 05:12:40 ID:N0h7/nsW
>>748 なんか描かれる度に絵のレベルが上がっていく…驚かされます。
次回も楽しみにしています。
>>752 二人ともかわいいwwww
かがみってホントこなた大好きですよね。
>>757 レスありがとうございます。
早速注文してみたいと思います。
>>758 GJ!
大きな事件に発展する事なく、心の整理つけましたか。
でも現実、大抵の問題はそういうものな気がする。
そうやっていつの間にかみんな成長してる、みたいな。
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::| GJ
! ` ̄´ . ` ̄´ ..: ::::::!
| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
柊姉妹の誕生日にpixivに投下されたイラスト見ていて思った
こなかが率超高いwww
最近ますますこなかがが勢いづいてる気がする
>>763 「こなかが」で検索してみた。確かにこりゃ凄いわ・・・
あとこのスレで見かけた人もちらほらとw
48手が解らないゆとりの俺涙目だ…orz
順調に健全じゃないフォームが残りつつある48手
岩清水なんてどうする気だ一体ww
だれもこたつ隠れに手を出さないところに、絵師の心意気を感じた。
>>765 つかさ「48手ってなぁに?おねえちゃん知ってる?」
かがみ「し、48手って…///」
(こ、この子はまた変な事言い出して…///もう!!)
こなた「知っているのか雷電!!」
かがみ「誰よそれは!!」
こなた「48手ってのはね…(ごにょごにょ)」
つかさ「…ええっ?!そ、そうなの!?」
こなた「だから、こうやって、こう…」
かがみ「スルーするなっ!!それに!人の妹に何変な事教えてるのよ!!」
こなた「よしっ!!じゃあつかさ、一緒にやってみよう」
かがみ「無視するなって!!…って、何しようとしてるのよ!?」
つかさ「大丈夫だよおねえちゃん、これくらい簡単だよ〜」
こなた「ふっふっふ…つかさだってもう子供じゃないのだよ!!
それじゃ行くよ!つかさ!」
つかさ「うん!」
かがみ「ちょ、ちょっと待ちなさいって!!」
こなた「雷 鳴 剣 !」
つかさ「電 光 雷 鳴 崩 し !!」
かがみ「へっ!?ナニソレ?」
こなた「なにって…48手でしょ?」
つかさ「48手ってロボットアニメの必殺技のことなんだよね〜
あれ?おねえちゃん知らなかったの?」
こなた「なに?かがみはなんのことだと思ったの?」
かがみ「え、え、ええ!そうよ!ひ、必殺技のことよね!も、もちろんそうだと思ってたわ」
こなた「じゃあ今度はかがみの番ね」
かがみ「なんでわたしがそんなことしなくちゃならないのよ!!」
こなた「いいから、いいから…行くよ!!」
かがみ「わ、わかったわよ…やればいいんでしょ?やれば…」
こなた「雷鳴剣!!」
かがみ「で、電光…」
こなた(SE:きら〜ん)
こなた「松葉崩しぃぃぃぃ!!」
かがみ「え!?えぇっ!?ちょ、ちょっと何、ど、どこ触っ…アッーー」
つかさ「うわぁ…た、確かに必殺技かも…
よし!ゆきちゃんにも今度試して見ようっと!」
48手ってこんな感じです。
駄ネタでごめんなさいorz
妄想の余地の残る『こたつ隠れ』はそれゆえに危険だ・・・
OVAって内容どうなるのかな?
>>772 炎タイプ使いにしては手持ちが寂しいよネ(=ω=.)
へんたいかがみさんの最終回にちょっと感動してしまった…
776 :
某ツンデレ:2008/07/09(水) 01:09:38 ID:c3zG/jVd
何よ・・・ちょっと・・・感動しちゃったじゃない・・・
>>4seasons
ちょい上のほうで出てきた4seasons読んできた。
ちょっと難しい言い回しとかあったけど面白かった。
続きが気になるな、最後は幸せな結末を願ってます。です。
かなたさんの墓参りにかがみが招かれる話で
泉家一同の前でこなたの「かがみは私の嫁」が出るのか?と
思った俺て凄い不謹慎野郎ですか? ちょっとは期待するよね?
・・・冗談ですからさらっと流してください。
こなたていまだに掴みきれなくてどういう子なのかな?
と思うところ色々あるのでどんな風にこなたを書いていくのかが
一番の楽しみ
>>777 同人とか見てもやっぱりかがみ視点のが多い気がする
ネタはもう出尽くしたと言われるけれど、こなたにはまだまだ鉱脈が残ってると思うんだよね。
>>777 こなたはあれで空気読める子だから、あの場だと余計なさそうかも。
そうじろうや自分の立場を理解してるから、そういうノリはしっかり抑えそうというか。
作者さんはそういった「本来のキャラの思考や行動」を重視してると思うから、それを念頭にあれこれ予想してみると幸せになれそうな。
ところで、こなたは本当に掴みきれない子ですよね。
だからこそ、直球にとても弱そうだと思うのは私だけでしょうか。
あり得ないけど、かがみが素直に接しまくればほとんど抵抗出来ずに陥落しそうな〜
エロパロの話はエロパロスレでやってくれ
てかなんでここでやんの?
頼むから住み分けくらいして
>>780 まあ、そうキツく言わないでも。
エロ作品でもこなかがじゃないわけでもないし、同人誌なんかと同じ扱いでいいでしょ。
一応、すぐ下の778からこなた語りになってるんだしさ。
とはいえ、当該スレがちゃんとあるんだから、そっちでなるべく話した方がいいのも確か。
過剰にならないよう、気をつけた方がいいんだろうね。
エロパロに利用されるのはさすがに不愉快
一度流れて終ったのに再度蒸し返すしさ
考察とか向こうで書き難いからここ使ってるだけだろう
>>783 エロパロに利用されてるんじゃなくて、こちらの住民が勝手に話題として引用してるだけ
そういう無神経な書き込みをすれば、不必要な敵を作ってスレが荒れるので
このスレが好きだからならではのレスかも知れないけれど、相手の立場も考えて書き込んだほうがいいよ
利用って……向こうの職人さんや住人が誤解しそうな事言うのは良くないよ。
「これからは程々にしてね」でいいじゃない。誰ももっとやろうとか言ってないんだから。
この話はこれで終わりで、こなた語りでいいんじゃないの?元々そうなってたんだしさ。
作者の考察とかしといてそんなこと言われてもな
百合スレの時と同じように住人に責任擦り付けてエロパロは悪くない!か
不必要に敵作ってるのはどっちだよ・・・
他スレの話題は棲み分けろと言っておいて今度は百合スレかよwww
本日のNG指定 ID:eaPhBt0i
そういえば夏休みか
つーか内容的にありえなさそうだが、こっちの専属の住民がやってるってほうが不味いぞw
自覚ないようだが、一連の流れは他スレの職人ヲチってるようなものだぜ
作品内容への賛否両論もあるようだし、そういうのは他スレでやっちゃ駄目だ
こなかがスレとエロパロスレは別のスレ
NGでも夏厨でもいいから
エロパロのアンチ作りたくないなら自重してくれ
おまえこそこなかがのアンチ工作自重しろ
いずれにしろ、ここまでにしておこうってみんな言ってるんだから、それで宜しい。
引っ張ってどうなるのさ。
あー一言いっておく、ごめん。
俺が"向こう"と"こっち"の違いに無頓着に感想なんか書いたばっかりに
"向こう"では非エロの種別になっているがR-15越えな表現も無くは無いものな
>>780 らきすたはそのへん緩いからねぇ
確かに責任逃れの言い訳はちょっと見苦しいけど
あんたの言うように他のスレを利用してるわけではないと思う
どちらかというとスレチの自覚がないってやつ
エロパロでもこっちの住人がはしゃいでるから強く言えん
あんまり良い傾向じゃないんだけどね
うーん、とにかくもういいでしょう。自重しとこうって意見に皆違いないんだから。
これ以上続けたら、スレがどうこう以前に職人さんが不愉快でしょう。ホント、関係ないんだから。
感想には一言だけ返して、普通にこなた語りしたかったんだけどなぁ、自分は。
ってか、しようよ。今日はもう寝るけどさ。
取り合えずこなた攻略法は奇をてらわず正攻法に限ると思う
お人よしで絆されやすいところがあって素直に好意を示されたら弱いし
直球で押しまくったらすんなり陥落してくれそうな気がする
このスレの趣旨には反するけどそれがかがみじゃなくても落とされそうというか
つまり早い者勝ち かがみは早く素直になるべき
こなたてコンプレックスを隠す仮面を被るのが上手な子なのかな?
身長低い、乳小さい、ねこ口、オタク、友達少ない、母親がいない、実は同性愛
かがみが勇気をだしてこなたに告白すると、実は私もかがみの事が大好き
と返されるパターン多い、かがみがこなたを好き(love)と意識しだすと
こなたにバレないように必死になるけど、こなたはいつもどうりの様子で
それがかがみの心を乱す事になるけど、こなたは他人用の「泉こなた」
のキャラを用意して接している。かがみ達には少しつづ仮面を脱いでいるけど
母親がいない寂しさと、実はかがみが好きの同性愛の二つの仮面が最後まで残る
「周りの状況に合わせて的確に演技をしていくようなやつだった」
どこかのSSでそうじろうさんがこなたの事を語る一節、哀しい仮面少女をあらわしているかも
こなた「ヒョー!」
かがみ「はいはい昇竜拳あれっ出ないうわっやめ」
確かにこなたは直球に弱そうだよなあ
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::| GJ
! ` ̄´ . ` ̄´ ..: ::::::!
| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
「かがみ〜、あそぼ〜よ〜」
「ちょっと待って、今からこっち片付けないといけないんだから」
「え〜」
そう言って唇を尖らせるこなた。そんなこなたを見て、かがみは苦笑しながら、
「後で遊んであげるから」
と、ポンポンと頭を軽く叩きました。
くすぐったそうに目を細めるこなた。頭に生えている狐の耳がピクピクと動きました。
そんな、2人の日常です。
助けた狐が人間になった。かがみも、そしてその家族も最初は驚きました。
ですが、昔から狐は何かに化ける動物と言われています。
なので、神社を営んでいるかがみの家の人達は、それを狐の恩返しと、解釈しました。
一方、狐であったこなたは、何故、人間になれたのか?そんなことは一切気にせず、ここぞとばかりにかがみに甘えてくるようになりました。
「かがみ〜、あの時は助けてくれてありがと」
そう言ってかがみに擦り寄るこなた。ですが、こなたの中で2箇所、人間になりきれていない所がありました。それは、耳と尾です。
どういう訳か、狐の耳と尻尾だけは消えることなく、こなたの頭と腰の辺りから生えていました。
なので、こなたがかがみに擦り寄ると、ふさふさと毛が生えた耳や尾がかがみに当るわけで、
「ちょ、くすぐったいってば」
「んふふ〜。か〜がみん♪」
それでも、嬉しそうにしているこなたを見ると、ついつい口元を緩めてしまうのでした。
「あんまり足を動かすんじゃないわよ」
かがみが言うと、こなたは、は〜い、と返事をしました。
人間になっても、足に負った怪我は治ってなくて、まだ包帯を巻いています。包帯を替えるのはかがみと、双子の妹のつかさの役目でした。
そのつかさは、今、かがみと一緒に神社の境内の掃除をしています。
サッサッ、とかがみが竹箒で石畳を掃き、つかさが一箇所に纏める。木々が多いここでは、必然、ゴミは落ち葉が主体になります。
はじめは、かがみが後で遊んでくれると言ってくれたので、こなたもおとなしく階段に腰をかけ、足をぶらぶらさせていました。
しかし段々と積もっていく葉っぱの山を見て、悪戯を思いついたのか、ニヤリと笑うと2人に気付かれないようにそっと、立ち上がりました。
「お姉ちゃん、これぐらいでいいかな?」
一通り境内を掃き終えて、かがみが、ふぅ、と息をついたところでつかさが話しかけました。かがみは辺りを見渡して、
「そうね。屋台の設営場所とかが綺麗になっていれば、とりあえずはいいと思う」
その時です。掃き溜めた山から一抱え葉っぱを持ってきたこなたが、2人に勢い良く、それを被せました。
「わっ!?」
「きゃっ!?」
狼狽する2人を見て、こなたはニコッと笑うと、
「驚いた?」
「〜〜〜っ、こなた〜っ!!」
かがみが、勢い良く拳を振り上げると、こなたは「かがみが怒った〜っ」と、楽しそうに逃げ回り始めました。
「待ちなさいっ、こなたっ!!」
追いかけるかがみ。ですが、こなたの足は早く、また、元が狐なためか非常に俊敏で、中々捕まりません。
「ここまで、おい……痛っ!」
と、突然うずくまったこなた。かがみが追いつくとこなたは足を押さえ込んでいます。
「痛いよ〜、かがみ〜」
「はぁ……だからあんまり足を動かすなって言っといたのに――ほら」
一つ息をついて、かがみはこなたの肩と腰を抱えると持ち上げました。
「傷口が開いちゃってるか、ちょっと包帯外して見てみなくちゃね」
「うぅ〜……」
ショボン、と目じりを下げるこなた。それと一緒に耳もぺたんと寝てしまいました。
「全く、なんであんなことしたのよ」
かがみが言っても、こなたは目を合わせようとはしません。不安そうに尻尾が揺れているだけです。
そんなこなたの様子を見てつかさが助け舟を出しました。
「きっと、見ているだけで退屈だったんだよ。ね?こなちゃん」
「……そうなの?」
かがみがこなたの瞳を覗き込むと、不安そうに揺れていたそれを伏せて、コクン、と頷くと、
「だって、後で、って言ったのに、かがみ全然遊んでくれないんだもん」
寂しそうに、そう呟きました。
そんなこなたの様子に、つかさは苦笑しながらかがみの方を向いて、
「ここは後、私がやっておくから、お姉ちゃんはこなちゃんをお願いしてもいいかな」
と言いました。それを聞いてこなたは顔を上げると、
「かがみ……?」
「……分かったわよ。ほら、こなた、つかさにお礼言いなさい」
「うん。つかさ、ありがと」
「ううん。気にしないでいいよ」
そして、つかさを残して、2人は家の方へと戻りました。
「はい、じゃあ、足を見せて」
かがみがそう言うと、こなたは借りている巫女服の袴の裾を持ち上げて、傷口が見えるようにしました。
「あ〜、やっぱり、ちょっと傷口開いちゃってる」
ちょっと待ってて、と言うとかがみは家の奥の方へと引っ込んで行きました。後に残されたこなたは特にすることもなく、畳敷きの部屋の中を見渡しています。と、
「あら、こなたちゃんじゃない」
かがみが向かった方とは別の方から、かがみのお母さんの柊みきが盆にお茶とお菓子を乗せて現れました。
「あ、おば……」
さん、と言おうとした時、一瞬背筋が寒くなった気がしたので、こなたは会釈をしておくだけに留めて置きました。
みきは、盆を傍の机に置くとにっこりと微笑んで、
「こなたちゃんも、大分人間の言葉について覚えてきたようね」
と言いました。
「ところで、こんな所でどうしたの?かがみとつかさは?」
みきが不思議そうに呟くと、こなたは足元の傷口を指しました。それを見て、みきは納得したようで成る程、と頷きました。
「痛くない?大丈夫?」
と、聞かれて、少しこなたは後ろに下がりました。
「どうしたの?」
みきが訝しげに眉を顰めます。こなたは、耳と尾の毛をピンと張り詰めさせて、
「人間は、嫌い」
と、言って四つん這いになると、姿勢を低くし警戒の意を示しました。
それを見て、みきは苦笑すると、
「あらあら。どうして?」
「だって、人間は私達を罠にかけたり、大きな音を出す棒を持って追い立てるから」
こなたは、更に姿勢を低くして、唸り声を上げました。その様は、人間になった狐といった佇まいは消えて、元の子狐のようにも見えます。
ですが、みきは、その様子を見ても動じません。ふっと笑うと、
「じゃあ、かがみは?」
と、聞きました。
すると、こなたの張り詰めていた緊張がほぐれ、立っていた毛も元通りにぺしゃりと寝ました。頭頂の一房だけは立ったままでしたが。
「かがみは、好き。人間だけど、優しいし。ツンデレだし」
「え〜と……それは狐の言葉、なのかしら?」
「それにね、かがみといると、温かい。ずっと一緒にいたいって思える」
そこまで言って、でも、とこなたの耳がぺしゃっと寝ました。
「かがみは、私のこと、どう思ってるのか分からない。私、迷惑かけちゃってるよね。自分勝手な狐だし、怪我もしてるし……でも、かがみといると楽しいから、だから……」
ぐすっ、と鼻を啜り上げ始めたこなたを、みきは制しました。そして、
「大丈夫よ、こなたちゃん。かがみは素直じゃない所もあるけど、きっと」
「きっと?」
それには答えず、みきは目線を横にずらしました。つられて、こなたもそちらを見ます。すると、
「ゴメン、お待たせ。中々替えの包帯が見当たらなくて。あれ?お母さん?」
かがみが戻ってきました。みきの姿に一瞬訝りましたが、直ぐにこなたのところに向き直ると、
「大丈夫?痛くない?直ぐに包帯を替えるから」
そう言ってこなたの足元を優しく両手で包みました。はっとして、こなたがみきを見ると、みきは微かに頷きました。
「あ、そうそう。かがみ、包帯を替えるなら先にお風呂に入れちゃったほうがいいわよ?」
「それもそうね。傷回りも洗わないとだし」
「……え?」
「こらっ、こなた!暴れないの!!」
「ちょっ、かがみ!?ダメ、お湯だけはダメ!!」
お風呂場、ちょっと早い入浴です。
かがみはこなたをお風呂に入れようと持ち上げますが、こなたは暴れて抵抗します。
「ヤダッ!毛が濡れると気持ち悪いんだよ?」
「ダ〜メ。清潔にしないと傷の治りが遅くなるわよ」
お互いに一歩も譲りません。狭い浴場の中をじりじりとにらみ合いながらこなたとかがみは間合いを計ります。
これは、こなたが人間の姿になった初日から続く戦いです。元々、狐であるこなたは毛が濡れる事を極端に嫌います。人間の姿になってもそれは変わらなかったようです。
しかし、元は野生の子狐。外に出れば泥だらけになるまで駆けずり回ります。それで家に上がられては困ると、無理を承知でこなたをお風呂に入れるのです。
「うぅ〜……かがみにはあの気持ち悪さが分からないんだよ」
こなたが呟くと、かがみは組んでいた腕を解いて、
「そうね、そんなに嫌なら強制するのも悪いかしら」
と言いました。それを聞いてこなたも、ほぅ、と息を吐きました。
「良かった……」
無い胸をなでおろしたこなたを見て、かがみは少しだけ微笑みました。
「ちょっとこなた、こっち来なさい。頭撫でてあげるから」
「ホントッ!」
疑うことなく、こなたはかがみの胸に飛び込みました。お風呂場なのでお互い何も身につけていない状態です。ポフッ、と音がしました。
「ん〜、かがみん柔らかい」
「く、くすぐったいってば」
すりすりと頬と耳をかがみに擦り付けるこなた。その時です、密着した状態のこなたの背中にかがみは右腕を回しました。
「ほぇ?」
しっかりと捕まえて離しません。そして、かがみの左手にはお湯の入った桶。
「ぁぁぁあっ!?」
ザパッとこなたの頭からお湯をかけました。
「うみゅぅ〜!?」
そして、こなたが逃げないように両足で挟み込むと布に石鹸を絡ませてこなたの背中を洗い始めました。
「ちょ、か、がみ……ぁ」
「じっとしてなさいよ」
背中を流し、尻尾の付け根へ。すると、こなたの体がピクっと硬直しました。
「じっとしてなさいって」
丁寧に、丁寧に尻尾周りを洗います。最初は強張っていたこなたの体も段々と緊張がほぐれてきました。
「次、頭洗うわよ〜」
かがみの声が届いていないのか、こなたは何も答えませんでした。それを肯定の意と取って、こなたの髪の毛に石鹸を絡ませます。
耳に泡が入らないように気をつけて、ゆっくりと。
「(あ、耳がぴくぴくしてる)」
こなたは先程から俯いたままで、その表情は分かりません。ですが、ぴくぴく動く耳を見ると、きっと気持ちいいんだろう、とかがみは思いました。
そっと、こなたの耳に手を当てます。
「(うわ、狐の耳って柔らかい……)」
ふわふわでもふもふ。そしてぴくぴく動く耳。ゆっくりと、毛並みに沿って指を滑らせます。
こなたの体がまた強張りました。
「こなた……?」
流石に心配になってこなたの顔を覗き込むと、潤んだ瞳と目が合いました。
心なしか、こなたの息遣いも荒くなっているみたいです。
こなたは、かがみを潤んだ瞳で見上げると微かな声で、
「かがみ、ずるいよ……そんなことされたら、私、私……」
そう言ってこなたは尻尾をかがみの体に巻きつけました。そして、ゆっくりと、顔を近づけていきます。
かがみも、こなたにあわせるように顔を近づけます。こなたが、目を閉じました。
そして、
「にゃぅあ!?」
頭の上から、またお湯をかけました。
「はい、頭洗い終わったわよ」
「うぅぅ〜……」
お風呂に入った後は、かがみの部屋に行って足の包帯の付け替えです。
お風呂に入って毛が濡れたことが相当嫌だったのか、こなたはかがみの布団に丸まって唸り声を上げ続けています。
「ちょっとこなた、いい加減機嫌直しなさいよ」
かがみが言うのに、プイと横を向いて。
「フンだ。かがみひどいよ。頭撫でてくれるって嘘までついてさ」
と言った時です。こなたの頭をフワ、と撫でるものがありました。
「……嘘は、言ってないわよ?」
こなたが顔を上げると、ちょっと困ったような、微笑んだような、かがみの顔がありました。
かがみはこなたを布団から持ち上げると後ろから抱え込むようにしました。
そして、そのまま、また頭を撫でます。
「嫌だったお風呂、頑張ったからね。ご褒美」
「かがみ……」
また、耳がぴくぴくと動き、尾がパタパタ跳ねます。短い付き合いですが、かがみには、これがこなたの喜んでいる証だと、分かりました。
ゆっくり、ゆっくり、こなたの蒼い髪の毛を撫で梳き、耳をかいてあげます。
気持ち良さそうに、こなたは目を瞑りました。
「包帯替えるの、後でいい?」
かがみが言いました。
「もう少し、こうしていたいから」
「うん」
こなたは頷きました。そして、かがみの方を向いて、その頬をペロリ、と舐めました。
「かがみ……好きだよ」
「輝け」
季節は夏。少しずつセミの声が聞こえ始めた、緑が眩しい神社の境内には、きれいな紫の髪をした女の子が2人と、青い髪にぴょこんとたったアホ毛が印象的な女の子が1人。
「みゆきさん、今歯医者終わったってさ」口にソーダアイスを含んだままメールを読み、もごもごとしゃべるアホ毛の子。
「みゆきはいつもいつも大変ね…;てかあんた喋るか食べるかどっちかにしなさいよ」こちらの子は紫のツインテールを肩から垂らし、アイスモナカを手に持っている。
「じゃあゆきちゃんは夕方までには来れるねっ」こちらは黄色いリボンをハタハタと動かし、持っているアイスが溶け出すのを必死で舐め取ろうとしている紫のショートカットの子。
「今日はこなちゃんもゆきちゃんもお泊まりだからわくわくだねー」
ん?お泊りとな?
…遡ること1週間。
「今年のつかさ他1名の誕生日って、土曜で休みなんだねー」
「略す意味あるのかそれ」
「では、もしご家族でどこかに行かれる用事などがなかったら、プレゼントを持って行っても構いませんか?」
「わあーありがとう、ゆきちゃん!というか、こなちゃんと一緒に遊びにおいでよっ!ケーキも焼くよー」
「そうね、どうせどこにも出かけないし。」
「そんなに私たちに祝ってほしいかい、かがみんやー」
「あ、じゃあアンタはつかさのケーキ食べにこなくていいから」
「ちょ!それはナシだよー冗談だよー」
みたいなやりとりがあったそうな。
んで、それから3日後
「おとーさんが週末は取材旅行でいないから、土日はゆーちゃんはみなみちゃんのとこ泊まるんだってー」
というSS特有のなんともご都合主義なセリフにより、誕生日当日から翌日にかけてのお泊りが決定したらしい。
さて、ここからはしばらくダイジェストでお送りするよ!
<夕方ごろ柊家にやってきたみゆきは、つかさとなにか意味ありげな目配せを交わした後、かがみに向かって、こちらも小さなガッツポーズをしてみせた。
晩御飯のとき、みゆきからはおそろいのイヤリング、こなたからはコスプレグッズが二人にプレゼントされた。
食後につかさ特製ケーキに舌鼓をうち、交代でお風呂を済ませた4人はかがみの部屋でUNOで白熱した勝負を繰り広げていた。>
…「あがりー!つかさ最下位ーっ♪」こなたの楽しそうな声とともにつかさの「ふぇぇ」の声も聞こえてきた。
ゲームもひと段落ついたところで、みゆきが小さくあくびをした。
「ごめんなさい、私いつもはもう寝ている時間なもので」とみゆき。
「あ、じゃあゆきちゃんはわたしの部屋で先に寝ててもいいよー!うん、そうするべきだよ!そうだ、わたしも急に眠くなっちゃったから向こうで先に寝てるね!お姉ちゃんとこなちゃんはまだ二人で遊んでていいからね!じゃあおやすみこすー!」
…怒涛の速さで部屋を出て行く2人の不自然さ以上に、あそらくセリフをしっかり考えていたのであろうつかさの、信じがたいほどの棒読みが気になるが、これがつかさの必死の演技のようだ。オヤスミコスー
んで、ポカーンとしているのが残された二人。
「つかさ…なんて恐ろしい子…!」頭を抱えるかがみ。明らかに不自然な空気が漂う。
しばしの沈黙。
かがみは葛藤していた。こなたへの想いをぶつけるチャンスだ、と思う自分と、言ってしまったらこなたとの友情さえも終わってしまうかも、と思う自分がいた。
でも、せっかくふたりが頑張って作ってくれたこなたと二人きりの時間。少し、いやだいぶ不自然だったけど。これを無駄にするわけにはいかない。それに、こなたはそんなことで友達をやめるような子じゃないことはかがみが一番知っていた。
しばらく考えて、かがみは想いを伝えることに決めた。
かがみの決心がついたのと同じタイミングで、こなたが口を開いた。
「うーん…あー、そっかそういうことかぁー。うん、つかさとみゆきさんの優しさは痛いほど伝わってきた」
ん?もしかしてこいつ全部わかってる?
「…あんなことまでされたら腹くくるしかないね」とかがみには聞こえないような声でポツリと言ったこなたは、目じりを下げて、困ったような喜んでるような顔をしてポリポリと頭を掻いた。
「こ…なた…?」かがみは不思議そうな顔をしてこなたを見つめる。こなたもかがみを見つめ返す。
そのまま数秒が経った。
かがみは勇気を振り絞った。言ってしまおう。今しかない。そう思って声を出した。
「こなっ…」
こなたも勇気を振り絞った。言ってしまおう。今しかない。そう思って声を出した。
「かがっ…」
かがみとこなたは同時に相手の名前を口にしていた。
一瞬の間を空け、かがみが続けた。
「わたし…こなたのことが好き。好きなの。ずっとずっと、気持ち伝えたかった…!」
こなたが目を丸くしているのを見て、かがみは続けた。
「…わかってる、こんなの気持ち悪いよね…いきなりこんなこと言ってごめ……っ!?」
優しい顔で微笑んだこなたが、かがみの唇を自分の唇でふさいでいた。
目を見開いたまま固まるかがみから顔を離すと、こなたは緑色の瞳にたまった涙を頬にこぼしながら「…気持ち悪くないよ。かがみは世界一かわいいよ。」と言ってまた微笑んだ。
かがみはその半開きの口元から「…ふぇっ」っという声を漏らしたと同時に、堰を切ったように泣き出した。
それから、2人で顔がぐしゃぐしゃになるまで泣いた。ずっと、お互いを抱きしめていた。
「ん…」
…明け方ごろ、涙も枯れてうとうとしていたかがみは、金属の冷たさで目を覚ました。
こなたがかがみの指に指輪をはめていたからだった。
「あ、起きちゃだめだよかがみんーっ」と、いたずらっぽく笑うこなた。
状況が飲み込めないかがみをよそに、こなたが続ける。
「…本当はかがみの誕生日にこれを、と思って買ってたんだけど、面と向かって渡すの、恥ずかしくて。だからかがみが寝てる間に、と思ったのになぁー」といいながら苦笑いを浮かべている。
ああ、はじめからこなたも今日勇気を出すつもりだったんだ。そう気づいた時、かがみにはこなたがとてつもなくいじらしく感じられた。
指輪は左手の薬指にぴったりだった。かがみは枯れたはずの涙を瞳いっぱいにうかべて、小さな、小さな声で「ありがと…」と言った。
こなたはそんなかがみを見て「好きだよ、かがみ」と言ったあと、はずかしそうに目をそらした。
隣の部屋では、みゆきとつかさがぐっすりと寝ている。
…つかさは、みゆきからつかさだけにプレゼントされたバルサミコ酢(←お決まりw)の瓶をしっかりと抱いていた…。こちらのふたりがどんな一晩を過ごしたのか、それはまた別のお話。
空には星が輝いている。こなたとかがみの忘れられない夜がもうすぐ終わり、じきに輝く太陽とともに、朝が来る。
きっと、忘れられない朝が――
ニコニコにこなかが吹き替えMADの新作がきてるね
相変わらずの神仕事ぶりだ
もうこれがらき☆すた二期でいいような気がしてきたw
こなたは「かがみは私の嫁」と言いつつ、自分の方が嫁の仕事するよね。
適性のせいだけど、むしろこなたがその言い分に拘るのは何故なんだろう。
やってる事も誘い受けばっかりなのに。
>>809 拘るといってもこなたは本編じゃ一言もそんなこと言ってないけどねw
まぁこなたも意地っ張りだから表面上優位に立っていたいんじゃないのかな
どう見ても受けで嫁なのに攻めぶろうとするこなたかわいいよこなた
こなたは受け側にまわってしまっているのを認めたがらなさそう
だが受け
>>796 同性愛は確定情報ではありえません
久しぶりに見たゲームのCGではひかげに抱きつかれてるとき
こなたはショック受けてるみたいなのに
かがみは照れてる
百合属性に抵抗が少ないのはかがみの方かと
こなた受け疑惑浮上w
まあ正面から小細工無しでかがみが攻めてきたら間違いなく受けになるだろうなー
>>812 そういやこなた本人は同性愛趣味は無いとか言ってたっけ
百合も見てる分にはいいが、自分が当事者になる気は無いとか
だが、先ほどの本気迫られると弱く受けに回ってしまう属性を考慮すると・・・
かがみ!アタックだ!アタックあるのみ!!
あそこでパティに『うらやましーだろー』とか言うと
かがみんに浮気してると思われるからな
>>816 その発想はなかった…
確かに普段のこなたなら「ふははは!私の覇道(ハーレムルート)は誰にも止められないのだよ!!」くらいいいそうだもんなw
>>817 いやそれはないだろう。こなたは意外とそういうネタにはのらないし。
百合と関係するか知らんが、ドラマCDでコミケの二日目だかに連れて行かれた時は
BL分野は苦手といって、タジタジになってたような
結構ノーマルな性癖なのかね
7話でマリみてストパニ見てたけど、百合にどっぷりって感じでもないし
こなたは普通のコアなアニオタという印象
かがみは押すべき
うーん、こなたの百合嗜好云々はかつても散々語り尽くされたし、少々野暮だと思うので置いておくとして。
こなたの恋愛観はちょっと気になるかなぁ。あれでかなり乙女っぽい思考の時があるような。
あれ、コミケって一日目商業、二日目ひより、三日目そうじろうで合ってたよね
こなたは未だに実際の恋をした事が無く、ゲームの中のそれも単なるタスク処理であり、
恋愛感情その物を理解出来てない。
ゆえに、かかみが押せば落ちる。
かなたさんも似たようなものだったと思われ。
いやこなたの感情や思考はかなり繊細だと思うけどね
まあ初恋とかまだかも
つまりかがみが押せば落ちる
いや、かなたさんは違うんじゃないだろうか?
押したから落ちたんじゃなくて、「そうじろうが自分を一番愛してる」と確信してたからだと思う。
そこが一番大事なのであって、仮にそうじろうがそう押さなくてもそこが変わらないなら同じ結果じゃないかな?
まだ女子高生、それも男っ気が父親のみのこなたと、きちんと段階を経たかなたさんでは雲泥の差がありそう。
>>809 『○○は俺の嫁』というのはオタクが使う定型文であり
オタク少女としてその風習に習ってるだけだろう
>>812 こなたは百合嗜好ではなくかがみが好きなだけ
かがみは百合嗜好ではなくこなたを愛してるだけ
そう解釈してる
>>822 >>823 つまりかがみはエロゲやらギャルゲの知識で覆われていた
実はまっさらで乙女なこなたを堪能できるわけだね
もうこりゃ何度も言われているが押すしかないなかがみ
このスレじゃもうかがみ→押し倒すで決定っすかw
そしてこなた=隠れ受けもなw
人によるだろうけど、多少なりともガチなこなかがとして読めるのはアニメだけじゃないかな
原作はもっとドライだし、他の媒体ではオタクで、しかも男性向けが好きって部分が強調されてて
あんまり内面が想像できない。
>>828 これが受け攻めどっちの属性になるかは分からないけど、執着心を強く見せてるのって
かがみよりむしろこなたのほうじゃないかな。
正確にはかがみは日頃から小出しにしてるけど、こなたは意外にため込むタイプというか
>>830 こなたってあんまり人には執着しない性質のような。でも仮に強いとするなら溜め込むタイプというのは同意。
かがみの執着心や独占欲は分かりやすいけどこなたのそれは分かり辛いというか、
むしろ本人も気づいてなくて、不愉快な気持ちをどう表現していいかわからずに
爆発して泣いちゃうなんてのを想像したら堪らない。だけどヤンデレなこなたは想像できない。
>>824 PS2藤桜祭のおまけシナリオが公式設定だとすれば、そう君が押さなければかなたさんの方からプロポーズしていたと思われる。
でも、いくらそう君がオタクだからって、
「ひざまずいて足をお舐め!」
はないんじゃないかな、かなたさんやw
833 :
かがみん:2008/07/10(木) 09:46:13 ID:Dzdt7dbQ
いよいよ今日こなたに告白してきます
今日は旧暦で僕の誕生日です
がんがれおれ
/ \
/ ,r'"j i^'!、 ヽ
/ </´ `ヾ> .:;i,
,l _,._,. _,._,. .:.:l,
| < (ヅ,> < (ヅ,> ...:.::| GJ
! ` ̄´ . ` ̄´ ..: ::::::!
| ノ . : . :;i, ... ::::::.:::|
! (.::.;人..;:::) ...:.:::::.:::::::::!
ヽ、 `´ `´ ........::..::..::.::::::::/
\......,,,,,,,_ .....:::::::::::::::::::::::::/
卒業式、こなたもかがみも泣かなかったな
もしこなたの偽ラブレターをかがみが読んでいたら…どう反応してたか知りたい
誕生日パーティ後の二人の下宿先
(ガチャガチャ・・・バタン)
かが「ふいー、ただいまー。今日は何だかんだで疲れたわねー」
こな「高校卒業してからみんなで揃う機会が無かったからねー。そんじゃ、改めまして!ハッピー!バースデーイィ!!か〜がみ〜ん!」
かが「声でかっ! アンタ・・・さっきもみんなとあんなにハイテンションだったのに、まだ騒ぐんかい・・・」
こな「うん!みんなで久し振りーとか言ってるうちにすっかり忘れてたけど、
最も重要なイベントであるところのプレゼント贈呈がまだだったじゃん!かがみんも期待してるっしょ?るっしょ?」
かが「期待してなかったわけじゃないけど、とりあえず微妙にムカツク言われ方だわ・・・」
こな「かがみんのツンデレも、ますます磨きが掛かってきたナー」
かが「どっちかっつーと、突っ込みの力量を底上げされてる毎日なんだけど」
こな「フフフー、照れちゃって。せっかくみんながいないシチュなんだから、プレゼント代わりにかがみんの危険な欲望を
叶えてあげてもいいんだよー」
かが「人を危険人物みたいに・・・」
こな「さあ、望みを言いたまへ・・・裸エプロンでも、妹プレイでも、何でも一つだけかなえてやろう・・・」
かが「アホか!そんな変態じゃないわよ!」
こな「・・・む、ゴメン。でも、下着を着用せずに学校に行ったり、野外露出したりとか他人に迷惑をかけるプレイはちょっと・・・
かがみんは好きだけど、さすがについていけないって言うか・・・」
かが「酷くなってる!?変態度を過小評価されて怒ったんじゃないんだけど・・・」
かが「・・・はぁ・・・でもさ、そもそもこなたが女の子らしいプレゼントとか買ってる姿が全く思い浮かばないんだけど。
逆の意味で気になるわ、プレゼント・・・」
こな「まあ、確かに限定マウスパッドとか限定フィギュアみたいなものに食指が動くけどさー」
かが「うわ・・・期待できんな、こりゃ」
こな「いや私の感性はオヤジだけど、贈り物をするときはちゃんとかがみんの事を考えてマスよ。
むしろかがみん以上にかがみん自身を思いやってるはず」
かが「あ、ありがとう・・・(まあ、何もらえるかより、こなたにプレゼントもらえるってことの方が重要だしね)」
こな「うむ、私の見たところかがみん自身が気付いていない、かがみんの今の悩みは・・・
ずばりパソコンスキルと見たね。大学に入りたてであんまりタイピングに慣れていないとか」
かが「あ、結構それあるかもー。大学のレポートがあんなに分量あるとは思わなかったわ」
こな「事務的な職業に就くなら将来的には400文字/分とかできないと駄目だね」
かが「うー、確かにいまだにキーボード何度も見てるなー・・・」
こな「だから!そんなかがみんのために、誰でもタイピングが得意になるキーボードをプレゼントしよう!」
かが「こなた・・・お母さん的な思いやりだわ・・・ちょっと感動・・・」
USBキーボード内蔵 黒猫メイドコスプレ服 angel kitty (職場or学校閲覧注意)
ttp://www.angelkitty.jp/News/ こな「(自慢気に)どう?」
かが「・・・(か、完全にオチが完成してる・・・ここからどうやって突っ込めばいいのよ・・・)」
こな「ああ、そうそう。学校でアレなページ見てるの周りにバレないように、Fn+F4はとっさに押せるようにした方が良いよ。
かがみん、ホラ、ココとココね。一回見れば目つぶっても覚えられるっしょ」
かが「く、悔しいけど、学習効果あるな〜コレ・・・」
7月7日といえば、世間では七夕の日として認知されている。
確か、ポニーテールの日もこの日なんだっけ?
しかし、柊家にとっての7月7日は七夕ではなく、私とつかさが誕生した大切な一日として認識されていた。
さすがにこの年齢にもなると、子供の頃のように期待に胸を躍らせながら、誕生日を指折り数えて待つような事も無いけれど、今年の私は、一週間も前から不思議な高揚感に支配されていた。
それは、18歳という年齢を「大人への最終移行期間」として私が受け止めているからなんだけど、それ以上に大きかったのが、泉こなたという、“初めての恋人と迎える初めての誕生日”という期待感だった。
昨年の誕生日は、こなたにコスプレグッズをプレゼントされ、とてもガッカリした記憶が未だに私の心の中に深く刻み込まれているのだけど、今年はちゃんとした物をプレゼントしてくれるのかな?
この間、さり気なくそんな話題をこなたに振ってみたら、案の定、私の本心を見抜かれていた様で、
「なんだかんだ言いつつも、プレゼントの事が気になって仕方が無いかがみ萌え〜」
等と散々からかわれてしまったけれど、それでも最後には、
「まぁ、今年はかがみが泣いて喜ぶようなプレゼントをちゃんと用意してあるから、期待しておいてくれたまえ〜」
という、ハッキリ言って期待して良いのか良くないのか判断し難い含みを持たせて、その話題は終了した。
それから私は、こなたからのプレゼントを出来るだけ期待しないように心がける事にした。
別にこなたを信用していないという訳ではないけど、期待するだけ期待して後でガッカリするのは嫌だし、そうなれば、折角プレゼントを選んでくれたこなただって、決して良い気分はしないだろうと私が判断したからだ。
…ま、まぁ、あれ以来ずっとプレゼントの事が気になって、勉強が全く手につかなくなったから、無理矢理自分にそう言い聞かせて体裁を保ってるっていう理由も少しはあるかな…///。
「あ、あの…こなちゃん。お姉ちゃんへのプレゼントは?」
そんな私の様子を見かねたつかさが、恐る恐るこなたに尋ねてくれた。
すると、こなたは例の猫口モードで私達の方に振り返る。
「勿論用意してあるよ。でも、かがみへのプレゼントは放課後の二人っきりの時に渡さないとシチュ的にアレなんだよ」
こなたは臆面も無くそう告げると、「だから、かがみは今日の放課後、屋上まで来てね♪」という約束を勝手に取り付けて、再び学校へ向けて歩き始めた。
私もつかさと一緒にこなたの後を付いて行ったけれど、ちゃんと私へのプレゼントを用意してくれている事が解った安堵感と、待望の時間を先延ばしにされた失望感で私は半ば放心状態のまま学校へと辿り着いた。
結局、この日の私は、こなたのプレゼントの事で頭が一杯になって、授業中も黒板に書かれた事をノートに書き写すのが精一杯だった。
せめてもの救いは、期末試験が終わったばかりで、今日の授業は午前中のみだった事だろう。
ちなみに、休み時間にはみゆきや峰岸、日下部達が誕生日を祝ってくれて、プレゼントも渡してくれたけど、やはりこなたはプレゼントを渡す素振りすら見せようとしなかった。
そして待ちに待った放課後、私はすぐに屋上へと向かった。
屋上の扉を開くと、そこには既にこなたの姿があった。
「こなた。来たわよ」
私が声を掛けると、こなたは私に微笑みかけた。
それは、私をからかうような時に見せる笑顔ではなく、純粋に喜びを表現しているかのような微笑みだった。
「待ってたよ、かがみん。ちゃんと一人でここまで来たよね?」
「あんたの言うとおり、一人で来たわよ」
私はもう一度、後ろを振り返って扉の周辺を確認してみたけど、誰かが後を付けて来ていたという事も無いようだ。
「…で、わざわざここまでして、私に渡すプレゼントとやらは一体どんなものなのかしらね?」
散々このネタで引っ張られ続けた“お返し”も兼ねて、私は敢えて威圧的な雰囲気でプレゼントの催促をしてみた。
これ以上勿体ぶられると、私も正常な精神を保てる自信が無いしね…。
「う、うん…」
すると、こなたは意外にも神妙な面持ちになり、鞄を開けて手探りで何かを探し始めた。
間もなくして、お目当ての物を見つけたのだろう。ピタリと手の動きが止まったかと思うと、何故かそこで少しの間を置き、それから、決心したかのように手に持ったそれを私の目の前に差し出した。
「実を言うと、あの法律が決まってすぐに、ウチのお父さんやかがみのおじさん達と話し合いをしたんだよ。かがみには敢えて内緒にしてたけどね。…で、一ヶ月ぐらい真剣に話し合った結果がこれだよ!」
えっへん!と、得意げに胸を張るこなた。
こなたがそんな事をしていたなんて、私は全然気づかなかった。
「それで、住む所はお父さんが『ウチに住まなきゃ、二人の結婚は認めない!』って譲らなくてねー。とりあえず私の家で同居する事に決まったんだけど、別にそれで構わないよね?」
「……ホントに?」
「えっ?」
「……ホントに、こなたと結婚して良いの…?」
ついさっきまでは微塵たりとも想像しなかった展開に、私はこなたに最後の確認を行なった。
「当ったり前じゃん! 私はかがみと一緒に居られたらそれで良いんだよ! …だからさ、かがみ――けっこんしよ」
「……」
私はその言葉に返事を返す事が出来なかった。
「結婚しよう」というその言葉で、胸が詰まり、体中から熱いものが込み上げて来て、一気にそれが溢れ出したからだ。
折角の誕生日にこれだけヒトを泣かせ、そして「泣いて喜ぶプレゼント」を有言実行させたのは、後にも先にもコイツ以外に出て来る事は無いだろう。
泣きじゃくりながらもなんとか首を縦に振った私を、こなたはゆっくりと抱きしめると、本来の私が聞きたかった言葉をようやく掛けてくれたのだった。
――誕生日おめでとう、かがみ。
そうこうしている内に、とうとう私は18歳の朝を迎えた。
誕生日の朝というのは、幾つになっても「今日は特別な一日になりそうだ」という根拠の無い期待感を抱いてしまうのだけど、世間にとっては普段と同じ“ただの一日”でしかない。
だから今日も、私はつかさと駅でこなたの登場をいつものように待ち侘びていた。
すると、普段は一本遅い電車でやって来るこなたが、珍しく早い時間に顔を出した。
「おはよー」
「おはよう、こなちゃん」
「おーっす。こんな早い時間に来るなんて珍しいわね」
「いやー、今日は楽しみなイベントが盛り沢山だから、つい早起きしてしまったのだよー」
「遠足の日の小学生か、アンタは」
こなたの言うイベントとは、恐らく私達の誕生日の事を指しているのだと思うけど、あのこなたが早起きする程、今日を楽しみにしているその理由は、この時の私には全く謎でしかなかった。
「とゆーわけで、ハイつかさ。誕生日おめでとう」
早速こなたは、鞄からわりと大きめの包装箱を取り出すと、それをつかさに手渡した。
「ありがとうこなちゃん。中身見ていい?」
「いいよー」
こなたからの了解を貰ったつかさは、箱の包装を丁寧に剥がして、中身を確認する。
いかにも高そうなデザインの施された箱から出てきたのは、黒い液体の入った瓶だった。
なんだろう、これ?
「最高級のバルサミコ酢だよ」
「バルサミコ酢!? そんな物プレゼントされても何に使うのよ?」
「わぁ〜、これ凄く欲しかったんだぁー。大事にするね。ありがとう!」
「アンタも欲しかったのかよ!」
こればかりはいくら双子でも、妹の嗜好が良く分からないなと思った。
…でも、つかさにそんな最高級品をプレゼントするという事は、こなたは私に何をプレゼントしてくれるのだろうか?
それまで抑えていた期待感が一気に昂ってきた私は、逸る気持ちを何とか抑えながら、間もなく訪れるであろう“その時”を待った。
しかし、こなたの口から出たのは、私の予想を裏切る意外な一言だった。
「じゃあ、あまり時間も無いしそろそろ行こうかー」
「へっ?」
これ以上のイベントなど無いかのように、こなたが学校へと向けて淡々と歩き始める。
てっきり、この場でプレゼントを渡してくれるものだと思っていた私は、この行動に呆気にとられてしまい、いつものツッコミを入れる余裕すら奪われていた。
★
私は今ものすごく迷っている。
目の前にそびえ立つ陳列棚を眺めながら、途方に暮れていた。
私の背丈の2倍はありそうな棚に、所狭しと様々な商品が並べられている。
いや、実際にはそれほど高くないのだけれど、色鮮やかな数々の小物に圧倒されそのように見えるのだろう。
買うべきか、買うべきでないか……それが問題だ。
英語の授業の時に、そんな台詞を呟く人物を先生が紹介していたような気がする。
「うーん、そのゲームの主人公もこんな心境だったのかな」
うろ覚えの知識を思い出しながら、そんな主人公になりきっていた。
あれ、そもそもゲームじゃないような……。
とにかく、今はこっちに集中しよう。
私は再び目の前の棚に目を移した。
『星紡ぐ思い』
私は郊外にあるアクセサリーなどの小物を扱うお店を訪ねていた。
お店の中には私が普段身につけることも無い数々の装飾品が並べられている。
この辺り一体は洋服やアクセサリーを扱うお洒落な店が数多く軒を構えていることで有名だった。
これまで訪れたことがなかったが、噂どおり私にとっては異世界とも言える場所だった。
町を行きかう人々も、顔つきや身に着けているもの、そして漂う雰囲気が私の知っているものとまるで違う。
町によって人の層がここまで違うとは知らなかった。
普段行き慣れたアニメショップが立ち並ぶ一角とは雲泥の差だ。
以前かがみとつかさを無理に誘ってコミケに行ったことがあったけど、そのときのつかさもこんな風に感じたのだろうか。
「……慣れない店は来るもんじゃないね」
そんな私がここにいることが、とても場違いに感じられた。
こういうのを“浮いている”と言うのだろう。
あえて私がこの異世界に飛び込んだのにも訳がある。
それは、かがみとつかさの誕生日プレゼントを買うためだ。
お店の時計に目をやると、もう18時近い。
横に掛けてあるこれまたお洒落な絵が描かれたカレンダーを確認すると、今日は7月1日。
かがみ達の誕生日ももうすぐだ。
私の誕生日のときもみんなからお祝いされ、いろんなプレゼントを贈ってもらった。
なかでもかがみはとても素敵なプレゼントを贈ってくれた。
これまでもらった中でも最高のものを。
恥ずかしくて、どこかむず痒くなって、でも嬉しくて……
プレゼントをもらうことがこんなにも嬉しいものだと、かがみに気付かされた。
もちろん他のプレゼントがつまらなかったと言いたい訳じゃない。
つかさやみゆきさん、それにゆーちゃんから贈られた、心を込めたプレゼント。
みんなからお祝いの言葉と共に贈られ、心が温かくなった。
でも、……かがみだけは特別。
他と比べることなんてできない。
最初かがみが特別だと思える自分が信じられなかった。
けど、否定できない。
4人集まってもいつもかがみのこと見ている。
かがみの反応が気になる。
私はかがみからどう思われているんだろうと、いつも気にしている。
かがみが私に微笑みかけてくれるだけで、心が温かくなる。
これってやっぱり……ううん、その結論はもう少し後にしよう。
だから、私もかがみにもっと素敵な贈り物をしたい。
私が感じた以上に、もっと喜んでもらいたい。
そう意気込んでこのお店にやって来たのだけど……
◆
その夜、私はネットで誕生日プレゼントについて調べてみた。
「ふむ、形に残るものと残らないもの両方用意すること、か」
確かに両方用意しておけば完璧だろう。
「形に残らないものは、クッキーでいいか。つかさみたいに上手くできないかもしれないけど」
では、形に残らないものだけど……
「肝心なところが分からないなあ」
プレゼントランキングみたいなものもあったけど、どうも気が乗らない。
やはり、何を贈るのかは自分で決めたかった。
そのとき、部屋をノックする音が聞こえた。
「お姉ちゃん、夕飯の準備できたよ」
「あっ、ゆーちゃん、ちょっといい?」
「なーに、お姉ちゃん」
「んー、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「うん、何?」
「ゆーちゃんだったら、みなみちゃんの誕生日プレゼントに何贈る?」
「えっ、うーん、まだ贈ったことないから考えたことなかったなあ」
「みなみちゃんの誕生日っていつだったっけ?」
「9月12日だよ」
即答するとはさすがだね、ゆーちゃん。
「どうしたのお姉ちゃん? ニヤニヤしてるよ?」
「いや、さすがみなみちゃんのことになると何でも知ってるんだなって」
「えっ、そ、そんなことないよ」
赤くなっちゃって、可愛いねえ。
「それに、と、友達だったら当たり前だよ」
「友達?」
「もう、友達だもん」
「ごめんごめん、で、何贈る?」
「うーん、そうだなあ、ずっと使ってもらえるものとかかな」
「例えば?」
「ハンカチとかかな?」
「なるほどねえ」
「お姉ちゃんもそんなに悩んでるってことは、かがみ先輩に贈るんだよね?」
うおっと、ここで反撃ですか。
「うん、そうだよ。つかさにもだけどね。つかさにはリボンを贈ることにしたんだけど、かがみのが決まらなくってね」
「難しいよね。好きな人に贈るのって」
「うん、ほんとに……って、あっ」
「えっ?」
「い、いや、今のは聞かなかった方向で……」
「わ、ごめんなさい。今のわざとじゃなくって……」
「うああ……」
「と、とにかく。頑張ってね、お姉ちゃん」
「うう……」
なんたる不覚。
素で反応してしまうとは、もっと気をつけなければ。
しかし、ずいぶん腕を上げたね、ゆーちゃん。
「おーい、早く下りてこないと夕飯が冷めるぞ」
ちょうど階段の下からお父さんの呼ぶ声がした。
渡りに船と、そそくさと部屋を出ることにした。
「ごめん、すぐ行く。さっ、行こっか、ゆーちゃん」
「あっ、はーい」
結局プレゼントは決まらなかったけど、仕方が無い。
また明日にでも考えることにしよう。
いずれ劣らぬ屑ばかり。
◆
放課後、つかさやみゆきさんに用事があることを伝え、先に帰ってもらうことにした。
足早に図書室に向かい目的の本がある一角までたどり着くと、早速配色の本を机の上に広げた。
「ネットだったら印刷して終わりなんだけどなぁ」
本に書いてある色の組み合わせや説明をノートに書き写した。
授業中もこれぐらい真面目に取り組めばいいんだろうけど……
なぜか授業中はやる気が起きないんだよね。
必要な箇所を全て書き写し終えると、本を元の位置に戻し帰ることにした。
図書室の入り口へ向かう途中、カウンターに見知った後ろ姿を見つけた。
「かがみん?」
「えっ?」
振り向いたその顔は、やはりかがみだった。
「どうしてあんたがここに?」
まるで信じられないものを目の当たりにしたかのような反応だ。
「あんた、こんなところで何してたの?」
「ふふん、かがみんや、私は勉学に目覚めたのだよ」
「ほんとに? あんたが図書室に来るなんて、明日雹でも降るのかしら」
酷い言い様に、さすがにムッとした。
かがみのために調べ物をしに来たというのに。
「むぅ、そんなに言い方ないでしょ? 私だって調べたいものぐらいあるんだよ」
「ああ、ごめん。あんまり珍しかったから、びっくりしちゃって」
珍しく語気を強めた私に驚いているようだった。
「珍しくて悪かったね、ふん」
かがみのバカ。
一生懸命していることが茶化された気がして、どんどんやる気が失せていった。
「ごめん、驚いちゃって、つい。ほんとに悪気があったわけじゃないから」
「だいたい誰のために来たと思って──」
そこで私はハッと口をつぐんだ。
「えっ、今何て?」
「あああ、何でもないよ、うん」
今知られてしまうとまずい。
「……あからさまに怪しいわね。まあ、私も──」
そう言いかけてかがみは言葉を呑んだ。
机のある方を凝視して固まっている。
私もそちらを振り返ると、勉強中の生徒たちが私たちを憎々しげに睨んでいるのが見えた。
「早く行きましょ」
「うん、そだね」
まるで追い立てられるかのように、そそくさとその場を去ることにした。
◆
「もうこなた、いい加減機嫌直してよ」
「ふーんだ」
本当はもう怒ってなんかなかったけど、私の方から突っかかっていった手前、どうしても素直になれなかった。
「ごめん、謝るから」
「……」
「どこか一緒に行ってあげるから」
「……じゃあ、ゲーセンに付き合ってくれる?」
「ゲーセンって、……分かったわよ」
「……ほんとに?」
「ほんとよ。嘘はつかない」
「やったぁ!」
「ちょっ、気分変わるの早っ。なんかしてやられたような気がしないでもないわね……」
「細かいこと気にしちゃ駄目だよ、かがみん」
「気になるわよ」
「ふふ」
「はぁ。ま、いっか。でもやっぱりこなたにはその笑顔が一番似合うわよ」
「えっ?」
その何気ない一言にドキッとした。
「あぅ、べ、別に変な意味じゃないから」
必死に否定するけど顔が真っ赤だよ、かがみん。
「ふふ、私もいじわるしてごめんね」
「もう」
「ふふふ」
846 :
かがみん:2008/07/10(木) 20:58:27 ID:Dzdt7dbQ
もえちゃんに会ってきました
オタク系の知識は皆無の娘でした
前よりも一段とカワイクなってました
萌えーでした
卒業式がすげえあっさりしてた
まさかもう卒業したの?原作
それはもう、淡々と普通に4コマ2本で卒業しました。
卒業式後もなんか打ち上げとかなかったようで、
柊家も高良家も家族と食事にでかけたようでした
せめて4人で仲良くファミレスいってどうこう、
みたいなのは欲しかったなぁ
コンプティークにあったね卒業式。といっても1ページだけでなんてことない内容。
…しかし、原作にまでこなかがを求めているわけじゃないけど、
ここ最近は意図的に作者自身がこなかがを否定する内容が見えてきて、微々ながら悪意すら感じてしまうよ…
原作までそうしろとは言わないけど、進んで否定的なのはどうかと…原作もういいかげん見限っていい?
卒業も日常の一コマって感じらしい
らき☆すたらしいっちゃらしいかも
>>850 勝手に見切れよw
いや、元々原作はあるある系ほのぼの4コマ
キャラの感情に踏み込んだ描写は期待してなかったし
いいんじゃないか?
そこを妄想でカバーするのがこなかがを楽しむ基本スタンスだと
思ってたんだが…。
OVAの方はちょっとだけ期待してるんだけどなー
原作卒業しちゃったの !?
しかもあっさり !?
なんとまあ・・・確かに作者から悪意すら感じるね
次回からどーすんだろ
大学編? 浪人編?
こなたとかがみが離れ離れになって接点ほとんど無くなったら萌えマンガとして失格でしょ
そこまでこなかが避ける理由がわからん
かなりの数の支持者いるのは明白なのに
悪意悪意って…マジで言ってるのか
>>522 他人に迷惑をかけてるから。テンプレに
☆悲恋、鬱展開、独自設定などの作品は、苦手な人のために前書きで注意を促しましょう
☆極端な欝展開や暴力、悲劇的な結末の作品は(当スレでは歓迎されない傾向にあります)、
判断に迷われる作品の場合、『避難所SS投稿スレ』に投稿の上で、本スレでの投稿の告知をお勧めします。
こう書いてあるにもかかわらずそれを無視して投下し続けたんだから、嫌われても仕方ない。
激しくゴバクorz
原作に悪意がどうのって正気か?
こなかが好きにも色々いるんだな