【ARIA】晃さん Part6【ある案件で頭を悩ます】

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60名無しさん@お腹いっぱい。
(´・ω・`)…
こんなARIAは…禁止!だ 12
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1204730795/

808 メロン名無しさん sage New! 2008/03/25(火) 15:05:58 ID:???O
アル君との結婚に備えて晃とのただれた関係を断ち切らなければ
いけないのに身体は正直な藍華

809 メロン名無しさん sage New! 2008/03/25(火) 16:47:32 ID:???O
>>808
晃「いいのか?私とこんなことして」
藍「ダ、ダメです。止めてください、晃さん」
晃「そんなこと言っても、身体は正直だな」
藍「ん…らめっ」

続けてみる。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/25(火) 20:35:37 ID:oF9jlxzm
藍華「ダメ、ダメです…もうこんなこと、終わりに、しなきゃ…。」
晃「…ふざけるなよ?」
藍華「晃さん…。」
ダンッ!晃さんが壁を叩きつける。
晃「お前が、この私の前から、去る…?冗談も程ほどにしておくんだな!」
藍華「……ッ!」
藍華、唇を塞がれる。が、何の抵抗もしない。
しばしの時間が流れる。晃、ゆっくりと、名残惜しそうに唇を離す。しかし、そこまで距離を離さない。
そして間近で、藍華の瞳を覗き込む。口調とは逆に、彼女を眩しそうに見つめながら。

晃「お前が、私から離れられるわけが無いだろう?こんなにも、求め合っているのに。」
藍華「…それでも、もう、こんなこと止めなきゃ…。アル君にバレちゃう…。」
晃「いいじゃないか。見せ付けてやれば。アイツなら受け容れてくれるんじゃないのか?お前の…」
藍華「んあっ!」
藍華の口から甘い悲鳴と吐息がこぼれる。晃が藍華の小振りな胸元を無造作に弄ったのだ。
晃「こんな性癖、を!」
晃は弄り続ける。しかし、その手はいつまでも荒々しくはなかった。だんだんと、その動きはやわらかくなっていく。
藍華に一番良いところを、藍華にとって一番嬉しい動きで、藍華が一番求める快楽を作り出そうとする方法で…。

藍華「あきら…さぁん…。」
晃「お前の一番イイトコロは私が一番よく知ってるんだ。
  もう、どれだけお前と一緒のベッドの夜を過ごしたと思っている?
  お前と、どれだけの間、愛を囁き合って来たのか、忘れたのか?」
藍華「忘れるわけ…忘れられるわけ、ないじゃないですか!」
藍華は今度は逆に、晃の唇を強引に奪う。晃は黙って彼女の舌を受け入れた。
晃の首を強引に抱き寄せる藍華。晃はそれにただ身を任せ、そして優しく、彼女の腰を抱いた。
藍華「晃さん、晃さん、晃さん…。」
晃「藍華、藍華、藍華…。」
二人の手、体、そして唇。
全ての箇所が、だんだん烈し過ぎる程相手を求め始めた。
まるで体の全てが、相手との融合を求める生殖器官の様に。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/25(火) 20:36:38 ID:oF9jlxzm
藍華「抱いて…くださいっ…!もう…他の事なんか、何も…考えられなくなるくらいにっ…!!」
晃「ああ、分かった。今夜はもう寝かせない。お前がイヤだって言ったって、絶対に止めない。
  明日の朝、私たちが溶けて混ざり合ってしまっていても構わない。
  藍華…あんたは私だけのものだ…。そして私は、あんただけのものだよ…。」
藍華「ああ…嬉しい、晃さん…。」
晃は藍華を優しく抱き上げる。もう第二次成長も過ぎた、一人の大人と同じくらいの女性の身体を、
晃は軽々と抱き上げた。

ずっとこうしてきたのだ。彼女…藍華が、ウンディーネを志してから、ずっと。
あの頃に比べれば、藍華は確かに成長した。でも、まだまだ子供だ。
ホンの少し辛いことがあっただけで、部屋で一人でべそをかいてしまう様な。
晃は、ずっと、そんな彼女を、見守ってきたのだ。
先輩として、仲間として、そして、大切なただ一人の女として…。

晃は藍華を優しくベッドに横たえた。自分もその傍らに腰掛ける。
そしてその横顔を見つめ、人差し指でその頬を撫でる。
月明かりに照らされる一人の美しきウンディーネは、その有名過ぎるほどに有名になった通り名とは全く異なる、
可愛らしく、時にはかなげにも映る女の子の姿を、少しだけ恥ずかしそうに晃の前にさらけ出していた。
晃「綺麗だよ、藍華。本当に、綺麗になった。」
藍華「嬉しいです。晃さん。あたし、本当に嬉しい。」
晃「本当だよ。私のローゼンクイーンは、こんなに綺麗になったんだ。私だけの、女王様が。」
藍華「へへっ、何か変ですね。クイーンなのに。
   こういうのは、ホントはお姫様の役なのに。」
晃「いいじゃないか。そしたら、私がキングになればいい。それでいいだろう?」
藍華「晃さん…。」

月が陰る。それどころか、星空そのものが、巨大な雷雲によって覆いつくされてゆく。
今夜は雷雨の予報が出ていた。
その轟きの中ならば、ありとあらゆる音がかき消されるだろう。

二人のウンディーネの、誰にも見せない、見せる訳には行かない、
ただ二人だけの秘め事をも…。

―続く―