1 :
Haruhi:
2 :
Kyon:2008/01/17(木) 10:53:52 ID:/Jc8mipP
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/(PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/(携帯用)
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:.:./ /,/lヽ;:;:;:;レト{ ヽっ::ノ:::{ ゝ ノ.|:;:;:;/ .| / いい?
:.;:.ヽ'. > >ヽ;:;:ヽ ヽ;;;;=''" _,,ィ /_=!:;:;/ .l / 優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ! ヽ;:;.`、、 l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 / 〈_/i じゃないとあたしを語らせてあげない
ヽ;:;:;.,\ ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.// /:' )^''、 `ヾf゙〉 あたしが王様なんだから
ヽ;:;:,<¨ヽ、 ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ // ' // i `''、ー-' 王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪
乙だっぜ!
●「乙っふ!」
皆さんはちゃんと朝食を食べているだろうか?俺は基本的に食べる主義、それも和食派だ。
ところが、年明けからここ最近の冬の寒さの中、天国の如きマイ布団でいつもより余計に惰眠を貪り過ぎたために、今朝の俺は朝飯抜きだ。自業自得だな、全く。
というわけで、授業も四限目となるとさすがに腹が減って憂鬱で仕方がない。
よっぽど早弁してやろうかと思った俺なのだったが、真後ろの席のハルヒに見つかってまた面倒くさい事態になるのも癪だし、昼まで我慢するか、と溜息を吐く。
しかし、なんか静かだな。何故だろうな、ってそんなの決まってる。ハルヒの奴が今日は朝から元気がないのだ。
またロクでもないことを企んでいるのか、それとも機嫌が悪いのか、俺はワザワザ確認する気にはならなかった。どのみち、SOS団のメンバー、というか主に俺がハルヒの退屈しのぎのために、何かしなければならないのに変わりはないんだしな。
なんて思って、油断していたのだろう。
教師の声のみ発せられる静かな教室内に、二種類のマヌケな音が同時に鳴り響いた。
『グ〜〜〜〜!』
『キュルキュルキュル!』
え、同時にだって?
確かに一つは俺の腹から生じた音だが、後ろから聞こえてきたもう片方は――――もしかしてハルヒか!
気が付くと、クラスの全員が俺とハルヒの方を振り返っていた。教師も『もう少しの辛抱』とか苦笑いで無理矢理に授業を再開させる。
だが、この微妙な空気が教室内から一日中消失することがなかったのは諸君の想像の通りである。腹の虫ユニゾンが駆けていったクラス内の雰囲気は、位相を二分の一πラジアン程シフトさせてしまっているように俺には感じられた。
昼休み、ハルヒはいつもならさっさと学食目指して、暴走列車のごとく発進しているはずなのだが、どうしたことか後ろの席でぐったりと机に伏せたままだ――名状しがたいオーラを発しながら。
谷口や国木田も、警戒したのか遠くから俺に意味ありげな目配せで合図。触らぬ神に祟りなし、だな。仕方がない、今日の昼飯は俺一人でとっとと食ってしまおう。
それにしても、ハルヒはそんな俺にちょっかいを出すでもなく、後ろの席で微動だにしない。まさか寝ている……ってわけでもないな。静か過ぎてかえって不気味ですらある。
と、ふと気が付けば、俺とハルヒの周りにだけ誰もいない空間ができており、それを取り囲むように、クラスメイト連中がなにやらヒソヒソ話している。って、こっち見んな。
思い起こせば谷口と国木田コンビも、俺に変に気を利かせて近寄らなかったのかも知れん。そんな妙な期待をされても俺とハルヒの間には何もないぞ。
だが、そんな周囲の目に動揺していたのは俺一人だけのようで、ハルヒは休み時間だけでなく、午後の授業中も沈黙したままだったのだ。
これには、さすがに俺も少々心配になるというものだ。全く、一体どうしたんだろうな。
その日の放課後、俺はいつものようにまっすぐ部室には向かわず、校外のコンビニを目指しているのであった。
サボりなんてつもりではない。どういった気紛れか、俺はSOS団のみんなに差し入れでもしようなんて殊勝なことを何故か急に思いついたのだ。決して何か企んだりとか陰謀の類ではなく、純粋な俺の気持ちからの行為だ。
しかし、さすがにこの時期は温かい食品類が定番であり、人気商品でもあるのだろう。
店内のレジ脇のケース内を見ると、どうやらあんまんは数種類あるどれもが売り切れなのか一つもない。何だ、最近は甘いモノがそんなに流行ってるのか?
肉まんはあるものの残り三個、しょうがない、種類はバラバラになるが、後二つは適当に選ぶことにでもするか。
飲み物は特に購入しなかった。なに、そんなもの買って帰らなくても、我らが朝比奈茶があれば、少なくとも俺は幸せいっぱいだ。
というわけで、文芸部室前。
ノックと共に「はぁ〜い」と麗しのヒーリング・ボイスが返ってくるのを確認して、俺は室内に――ここも妙な雰囲気だ。
宇宙人未来人超能力者が一斉に俺の方を見る。何だよ、一体。
古泉は俺に静かに接近すると、声を潜めて囁いてきた。
「ご到着早々すみませんが、何かご存知ではありませんか?ええ、勿論、涼宮さんのことですよ」
さあな。あと、毎度言わせるな。息が多いぞ。ワザとやってるんじゃないのか、お前。
朝比奈さんはメイド服の端を握って、困ったような表情で縋るようにこちらを見つめている。
長門も、読んでいたらしい本から顔を上げ、俺のことをその二つの限りなく透明に近いクリア・ブラックの瞳で見据えている。
で、肝心のハルヒは、団長机で教室にいたときと同じように力無さそうにうなだれていた。
おい、ハルヒ、どうしたんだ?今日一日元気がないじゃないか。
「…………何でもないわ」
そう呟くハルヒの声もいつものパワーはどこへ行ったのやら、といった具合だ。全く、しょうがないな。
「――そうだ。実はさっき、コンビニで肉まんとか買ってきたんだが、ハルヒ、お前も食うだろ?」
一瞬の間。生唾を飲み込むような音が聞こえた気がした。だが、俺の気遣いの言葉も効果なく、ハルヒは心底どうでもいいといった感じを繕って
「いらない」
と一言だけ返答した。
やれやれ、後から「やっぱりよこせ」なんて言っても知らないからな。
とりあえず俺は、残りの三名に買ってきたものをおすそ分けする。
肉まんを手にした朝比奈さんは、
「うわあ……ふかふかでとっても美味しそうですね。キョンくん、どうもありがとう」
と満面の笑みで応えてくれた。ああ、もうそれだけで俺は十分に元を取りました。
長門にはカレーまんを手渡す。お前のことだ、それなら嫌いってわけじゃないだろ。
「…………」
無言でミクロの頷きを返す長門である。気のせいか、その目はどことなく、喜びに満ちた光をたたえていたように思えるのは、俺の欲目というものだろうか。
ほれ、古泉。お前はピザまんでも喰ってろ、このニヤケ野郎。
「お心遣い有難う御座います。しかし、あなたもよくご存知でしたね、僕の好物がピザまんだということを。いやはや、さすがです」
と、ピザまんを片手にご満悦の古泉だった。中々にシュールな絵であるのだが、この光景を皆さんにお届けできないのが実にに残念である。え、そんなの見たくない?奇遇だな、俺もそうさ。
朝比奈さんが、
「せっかくだから、今日はジャスミン茶でも淹れてみようかな。えへへ」
と笑いながら、お茶の準備を始める。
俺は残った肉まん二つを手にハルヒに再度声を掛ける。
「なあ、ハルヒ。本当にいらないのか」
「しつこいわね。食べたくないからそういってるんじゃないの」
憤慨したように声を荒げるハルヒ。と、同時に
『グキュルルルルル〜〜!』
と、無情に鳴り響くハルヒのお腹の音。
真っ赤な顔のハルヒに、俺は訊く。
「ハルヒ――まさか、お前ダイエットでもしてるのか?」
「!」
図星かよ。
渋々話し始めたハルヒによれば、正月明けで久しぶりに体重計に乗ってショックを受けたということだ。調子に乗ってお雑煮とかお節料理を食いすぎたのだろう。なんというお約束な理由だろうか。
それに、ついこの前、朝比奈さんと長門からそれぞれの体重を教えられて、自分が一番重かったという事実が拍車を掛けたらしい。とうとう耐えられなくなって、絶食を決意した、とのことだ。
「それにしてもやることが極端過ぎるだろ。第一、食物の消化ってのは普段の生活リズムの中でも相当カロリーを消費する部分なんだ。何も食べないと基礎代謝が低下して、かえって痩せにくくなるんだぞ」
「わかってるわよ、そんなこと。……でも」
アヒル口で不満そうなハルヒ。
「だいたい、そんな無茶したら、お腹とかそういう減って欲しいところの脂肪は落ちずに、減って欲しくない部分から無くなっていくって聞くぞ」
「ううっ――」
「一体どれだけ増えたか知らんが、俺が見てる限りでは全然見た目では変わってないぞ。毎日見てる俺が言うんだから間違いない」
「……キョ、キョン」
「お前はスリムだし、他の女子連中から見ても羨ましがられるぐらいなんじゃないのか。それに、着痩せしてるっていうのか、出るところはちゃんと出てるし、バランスも完璧と言っていい――と俺は思ってる」
「やだ……キョン、ちょっと」
「そういえば、どちらかというとふっくら柔らか、ってのが俺はいいかもな。抱き心地もいいし。お前も――」
と、そこで俺の長々とした演説は
「アホ、バカー!このエロキョン!」
と叫んで俺の顔面に見事なストレートを決めたハルヒによって遮られることになった。
何だよ、お前もシャミセンを抱いてみれば、俺の言いたいことは解るだろう、って言いたかっただけなんだが、なに逆ギレしてるんだ。
『グ〜〜!』
再度の腹の虫の抗議。ハルヒはよっぽど恥ずかしかったのか、耳まで真っ赤になった顔で
「解ったわよ――そんなにあんたが食べて欲しいってんなら、仕方がないから食べてあげてもいいわよ」
と言って、俺の持っていた肉まんを両方とも奪うと、モソモソと食い始めた。って俺の分までかよ……まあ、しょうがない奴だな。
なんだかんだで機嫌を取り戻したらしいハルヒは、帰り道を歩いている間も、俺に対して妙にちょっかいを出してきやがる。何のつもりだお前。
「別に。食後には身体を動かした方がいいからそうしてるだけよ。なにか文句でもあるの、キョン」
そう言って後ろから俺を羽交い絞めしてくるハルヒ。おいおい――まあいいか。
俺は黙ってハルヒのされるがままになっていた。全く、さっきの肉まん二個の貸しを、俺の背中に払ってくれるなんてのは、何かの冗談なのだろうかね。
「あのぅ、おかしいんです。さっき、肉まんをいただいて、ジャスミン茶でお口直しまでしたのに、口の中が……こんなに……甘ったるいなんて」
「奇遇ですね。僕も同じです。今ならハバネロソースを直に口にしても全然平気かも、とか思ってしまいますよ」
「……甘口…………カレーあんまん」
おかしいな。たしかに肉まん買ったはずなのにカスタードクリームの味がするよ……GJ
>>17 最近ハルキョンSS影響で太ってきたwww
GJ!!
大きなユメ、ユメ、
>>1乙
>>17 アレ? 何だろう、視界一面に広がるこのピンクがかった靄は……? GJ。
>>17 キョン、ハルヒのスタイル褒めすぎ。
毎日みてんのかよww
さて、俺も肉まん買ってこよう。
きっと、読みながら食べたらあんまんになってること間違い無しだ、GJ!!!
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/17(木) 16:36:44 ID:FMI/IKOC
>>17 GJ!
位相とか言ってるあたり、作者は理系だと確信した
そして見事に反応して、脳内に複素平面を描いてしまった俺も明らかに理系orz
>>17 GJ!!
>>24 やめてくれ〜
今さっきまで複素解析と格闘してて今は見たくもない
そしてハルにゃんかわいいよハルにゃん
>>17 キョン!それ羽交い絞めやない!
抱き付きや!!
>>17 ふっくら柔らかハルヒまん、新発売。
そして世界は 世界は 確かに
>>1乙してる...!
>>17 GJ!
つうかこれから歯医者なのにwwwwwwww(75スレであのSS書いた奴。まだ治療中)
ねぇキョン。
あんた、もし目の前に病気で苦しんでる人がいたらどうする?
・・・そうね。ちゃんと助けてあげるんだ。アンタにしては立派だわ
聞きなさい。
あたしはね、精神病にかかったの。
さっき言ったこと忘れてないわよ。あたしを助けなさい。
ああ・・・そうだな。仕方ないな。病気にかかってる奴が目の前にいるなら
ちゃんと助けてやらないとな。
やれやれ。
キョン「古泉がいい精神科を紹介してくれるそうだ、よかったなハルヒ」
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
さすがフラクラ
ハルにゃん可愛い愛してる
けど長門が心配なんとなく
キョンをフラクラ扱いするのうざいわ。
ネタでも女キャラが可哀相で全然楽しめないし。
>32
そして古泉が紹介する精神科医が実はキョンで
わざとらしい白衣を纏ったキョンが、
医師免許は無いがお前の精神病の面倒位なら見てやるぞ
とか言う電波を受信した。
熱計るとか言って額くっつけて「なんでこんなに熱上がるまで放っといたんだ」
とか。なんかピンク色の霧に視界を塞がれて仕事が手に着かないんだが…
スーパードクターKYON
白いキョン塔
>37
お医者さんごっこ
という単語が真っ先に浮かんだ俺は多分手遅れ
>>41 のレスでエロい想像をしてしまった奴挙手
ノシ
女医ハルにゃんがキョンを診てあげるってのもいい。
キョンの尻に特大注射を刺すハルヒ
キョンがお医者さんになって色んなキャラのアレコレを診るわけか…
「ほう、○○の方の△△が云々…」と呟くわけだ
キョンスレどころかpink行きだな
キョン「…い、いれるぞ」
ハルヒ「…痛くすんじゃ…ないわよ!!」
キョン「そんなこといったって
おれだって初めてなn(ry」
ノシ
>37の電波でSS考えようとしたんだけど
構想練る段階で糖死しかけた…
キョンがあちこちでフラグを立てまくるSSを書いていたら、
このスレよりもVIP向きな感じになった気がしないでもないぜ!
キョンをぺたぺたと触診する女医ハルにゃんを妄想して独り悶えている俺ガイル。
キョン先生、早くお注射刺してくださいよぉ・・・
という夢を見たハルにゃん
聴診器をキョンの胸に当ててドキドキするハルにゃん
>>17 「さっきの肉まん二個の貸しを、俺の背中に払ってくれる」
さりげなく大赤面のモノローグじゃないかwwって思ったのは俺の考えすぎ?
>>42 ノシ
キョンもドキドキしていることに気づき、更にドキドキしながらも何処か嬉しい気持ちになるハルにゃん。
>>53 誰も言わないから自分の頭が桃色なだけかと思ってたw
いや、みんなわかってるけど、言わないだけだろ。
聴診するとき、意外と逞しいキョンの身体にドキドキする女医ハルにゃん
あれ、ハルにゃんスレってこんなにpink空間だったっけ…下半身がみなぎってきたよハルにゃん何とかして
>>59 キョン以外の下半身を何とかすることはないと思われ。
涼宮ハルヒによろしく
キョン「これはすばらしい…も…もも…ももまんじゃな」
クンフー編乙w
お、お師匠さん・・・
部室にかかってくる電話の内容が「盛り蕎麦3つ」とか「叉焼麺2つ」とか出前と間違われて怒るハルヒ
>>65 ……部室に……電話…………?
基本的には『着信音1』だが、キョンからの着信時には『はじめてのチュウ』が流れるハルにゃんの携帯。
涼宮さんは世界がもっと
>>1乙することを望んでいます。
そして彼女には世界に
>>1乙させるだけの力もあります。
あなたもよくご存じのはずですよ
___.,,, __.,,,
( ヽ:`:.:.:.:.:.:.:.:.:\ア
` -‐/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j
/:.:.:.:.:.:.:.:(_ヽ.:.:.:.:.:.(ソ`
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.::.::.:.:.:.:.::▼.:l キョン (英名 Reeves's muntjac、学名 Muntiacus reevesi)
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`:、::.:ノ:.:/
./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ト-´`´ 哺乳綱 偶蹄目 シカ科 ホエジカ属に分類されるシカ。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:_._:._:._.:.:| 体長70-100cm。 肩高40-50cm。 体重10-15kg。 森林、低木林に生息する。
:.:.:.:.:.::.::.::/.:.:.::.::.:.::.`ヽ 群れは形成せず単独で生活する。 草食性で木の葉や果実等を食べる。
:.:.:.:.:.::.:/.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ 繁殖形態は胎生で、1回に1匹の幼体を出産する。 肉質は柔らかく、脂肪も少ない。
:.:.:.:.:.:.ト:.:.:∧:.:|、:.:.∧:.:.:.:.l 中華料理では、薄切りまたは細切りにして、炒め物などにされる。 別名・四目鹿(ヨツメジカ)
:::.:.:.:.:.l_V_ヽ! V___.レ|:.:l
:.::.:.:.:.| -‐‐ ‐- |:.l/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
:.:.:.:.:l:l. | l.:.| | ___ |
:.:..:.:|/ ' l:.:.l | \\ /| / |
.:.:.:.::.:!、 -‐ /∨ < \\ | / |
:.:.:.:.:.::.:.\ /:/ | // | / |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ | // __|_. (___ゝ |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:| \______________/
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\. ∩
_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._:./:ヽ. / ,ゝ-,
: : ̄: : --- : : ̄: : : : : : :l. | (二`i
長門は言った。
>>1乙と。
朝比奈さんによると
>>1乙で、
古泉に至っては
>>1乙扱いだ。
どうしよう、何か今書いてるSSにハルヒの出番が見当たらない
ハルヒポニーテール
キョン(鹿)を食べるハルヒ
ハルヒのポニーに噛みつくキョン
キョン(鹿)を焼いて食べるSOS団だがキョンが共食いしてる気になって拒否
後に動物愛護団体から抗議の手紙が部室にどっさり届く
>>70 VIPかエロパロに投下した後で
ハルヒが出てくる新作SSに取り掛かる
ハルヒおやすみハルヒ
>>66 確かにハルにゃんは着信音1に設定してる気が、というかいじってない気がする。
と思わせといて意外とカワイイ系のだったり。
78 :
改造作者人間:2008/01/18(金) 00:08:49 ID:U0ONUxvC
別の時間軸シリーズの作者さんへ最初に言っておく!
俺はかーなーり怒ってない! むしろ嬉しいくらいですw
これからもお互い頑張りましょう。
「キョンが手当たり次第フラグを立ててってさあ大変」的なSSを書こうとしたら
思いのほかハルヒの出番が少なくなってしまい、何かもう涙目です
らき☆すたクロスオーバースレへの移住も考えているのですが、どうしたらいいんでしょうかね……
【涼宮ハルヒ】ポンジー藤原 part1【未来人?】
. 。 ン,彡ヽンミゝ 。
ミ/ . バ〈〈゙`"〉〉〉. ミ/
( '´ / ノ) .イj(厂 厂ル ( '´ / ノ)
. / 彡 Ni、 −,ノ / 彡
゚ と'j`:|:゙iつ ゚
. /¨`!¨ヾ.
〈__/ ヽ__>
, -‐- 、、. , -‐- 、
. 〃 u ;ヽヾ. ||| ||| ,'::;〃i::iヾヾ
ハミ((メノリ从)).lll lll .ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l
| i(| ┃ ┃ |!| /((::!┯ ┯l!|
| トリ、'' 〜'',∩. i::: ∩ヽ - ノ八
. レ゙⊂i´:i:iン 彡 !: l::::ヽリ:i:リ>i:::i
く/_!_j,> |:::|::::i:::く/_!_j,>:i:::|
〈_,ハ_,> ノ;;;l;;;;;i;;;(__i__);;;i;;;リ
・ポンジーSSの保管庫
ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/21.html ・パンジー ≒ ポンジー
自称「藤原(笑)」、陰謀ではひねくれながらも記憶端末を手渡すツンデレっぷりを披露
佐々木、橘両者から名前を覚えてもらえず「未来人」と呼ばれる始末
みくるとは敵対する組織に所属すると考えられる
佐々木団も向こうで元気そうでなによりだ
はるにゃんおやすみ
「うにゃー」
「!?」
布団に衝撃。何か重いものが乗っかってきた。
寝ていた俺を起こしたのは猫……ではなくハルヒだった。猫科っぽいけどな。
「こんな夜中にどうし……お前酔ってるのか?」
「なによぅわるいー?っていうかあんたれるのはやすぎー」
「飲んでるのか」
「べっつにいいれしょー、あ、れもおんなろころうしらったから安心しなさい」
にへらと笑うハルヒ。何を安心しろというのか。だったら俺の安眠妨害について責任を取って欲しいもんだ。
昨日は大学のレポートで徹夜したから今日は早く寝るつもりだったんだよ。
時計を見ると11時半。二十歳の女性が一人歩きするには危険な時間になってくる。
「はぁ、わかったよ。今日は泊まってけ」
「いいの?やたー」
万歳して喜ぶハルヒ。酔っているせいかいつもよりだいぶ子どもっぽい。
大学に入って一人暮らしを始めた俺だったが大学に近いせいかハルヒがこうしてやってくることが少なくなかった。
一度許してしまえば後はなし崩し的にダラダラと居座りそのまま泊まることもあった。
一人暮らしの男のところに泊まるなんてどうかしてるとしか思えなかったが高校時代を考えればハルヒらしいともいえる。
なので悪ささえしなければと言う条件で泊めてやる、そんな関係だった。
まあ翌日に作ってくれる朝食がコンビニ飯よりはるかにうまいと言うのも理由の一つではある。
「待ってろ、今布団敷いてやるから」
「ん、いい。ここで寝る」
そう言って俺の布団にもぐりこんできた。
「お、おい」
「あに?もしかしてこーふんしてるの?」
「……違う。服がしわになるし、なにより酒臭いんだよ」
「あによそれ」
不満げにいいながら俺に抱きついてくる。
「あったかい」
それは外が寒かったことに対する比較に過ぎないとは思うもののいろいろ考えてしまうのは男子として当然のことだろう。
「……きょうね、あんたのこときかれたの」
酔っ払いの寝言だ。話半分に聞き流す。
「あんまり『付き合ってるんれしょ?』とかうるさいから、付き合ってるって言っちゃった」
「な……」
「そしたら『やっぱり』とか『お似合い』とか言われたの」
「……それで?」
「はじめはからかわれるって思ったからムカついたんらけろ、なんからんらんうれしくなってたの」
ふらふら、ふわふわとハルヒは歌う。なぜなのか、俺にもわからない。
「あたしらってわかんないわよ。けど……あんたならいいかなって、ずっとこうしてるのも悪くないなって」
俺の胸に顔をうずめるハルヒ。俺まで酔いがうつったのかもしれない。
「そうだな。それも悪くない。こうしてるのが嬉しいってことは、たぶん俺はお前が好きなんだろう」
「………………ふぇ?え、えと、今なんていったの?もーいっかい聞かせて」
「お前が好きだから付き合ってくれって言ったんだ」
ぐしゃぐしゃと頭を撫でる。それでもなきゃいままで互いに恋人も作らずに一緒にいるなんてことに説明がつかない。
「ほ、ほんとに!?いいの!?その、恋人で」
「いいって言ってるだろ。っていうかそう聞いたのは俺だぞ」
「う、わ、な、なんかかお熱い。……ばか、ばか。なんとかしなさいよ、ばかぁ」
ハルヒはバカバカ言いながら俺に体を預け寝てしまった。
「よお、おはよう。水おいとくぞ」
「ううう、うん。ありがと。………………うわ、バカみたい」
「なにがだ。起きてそうそう人をバカ呼ばわりか」
「……違うわよ。あたしがバカみたいって言ったの。あー変な夢」
「ほう、なんだ?布団の中で俺に告白される夢でも見たか?」
ハルヒがピタリ止まって、キリキリと機械のように俺のほうを見る。
「夢でいいならかまわんがな、本当にしたけりゃ一つ条件がある」
ハルヒはじっと俺を見ている。一言も聞き漏らすまいと必死な顔だった。
「俺からは言ったんだ。お前の返事を聞かせてくれ。お前その前に寝ちまったんだからな」
その日の朝食はかつてないほど豪勢なものだった。
>>70,78
まるっきりハルヒの出番が無いなら仕方ないからVIPに行くしかないのでは
ちなみに俺は過去に、ハルヒの台詞が一切無いハルキョンSS堂々と投下しましたが
>>82 ウホッ、いいハルキョン
こういう有川浩的な話好きなんだよなあ。俺も何か書いてみるかなあ
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/18(金) 00:34:10 ID:/wLu/WBM
>>82 起きてた甲斐があった!!!GJ!!!!!
>>82 GJ!これくらいの長さが一番いいね
読みやすくて適度な糖分補給ができたよ
>>82 寝る前に目が冴えちまったぜ! GJ!!!
>>82 なんちゅうものを書いてくれたんだ!GJ!!
>>82 GJ。
絵に描いたような新婚夫婦の朝食風景が見える。
恥ずかしがりながらも
「あ〜ん」とかしちゃったり、口の周りについたご飯粒取ってあげたり。
>>82 PCの前でもだえてしまったほどGJ!!!
酔ってるハルにゃん可愛いよハルにゃん。
久々にGJしてみるぜ
たまんね
ご飯は柔らかめがいいか固めがいいかで口論するハルヒとキョン
>>82 GJ!
良質なキョンをありがとう。
おやすみハルにゃん
>>82 GJ!! このSSの糖分濃度は凄いな。
今夜はいい夢見れそうだ。おやすみハルキョンおやすみ。
SS投下しようとしたら規制食らっていてできないわ
テキスト携帯に転送していざ投下しようとしたら今度は違うSSに糖化されて悶えてるあいだにタイミング逃すわ…(;´Д⊂)
1レス以内で十分な糖分補給した上ですっきり纏めるのってすげーよ。心からGJ!
うん。俺のは4レス程使うんだ。申し訳ない。
「……」
先に断っておくがこの3点リーダを放っているのは長門では無い。
目の前で三点リーダを絶賛大放出させているのはSOS団において最も沈黙の似合わない女。涼宮ハルヒである。
ハルヒの絶句などと言う珍しい光景が広がっていると言うのに俺はその様子を観察する事が出来ずにいた。
何故ならハルヒと一緒に俺もフリーズの真っ最中だからである。
何故こんな事になっちまったのか、話を一ヶ月ほど遡って振り返ってみよう。
とある週末、いつものように市内探索と言う名の散歩を、珍しくハルヒと二人で行っていた時の事である。
俺の奢りの缶コーヒーを飲みながら繁華街をぶらついていると、少し行ったところに黒山の人だかりを発見した。
「ねぇ、キョン!あれ何かしら?」
さぁね。芸能人か何かでも来てるんじゃないのか?
「何言ってんのよ。あれはきっと何か不可解な事件が起こっているに違いないわ。行って見ましょ!」
こんな繁華街で奇怪な事件に遭遇するのはご免だぞ。
ここには長門も古泉も居ないんだ。何か起こったら真っ先に脱出させてもらうからな。
などという俺の心配も知らずにハルヒはやっと面白い物を見つけたといわんばかりの笑顔で人だかりの中に突入していった。
…ドラマか何かの撮影だな
「そうみたいね。つまんないの。行きましょ。」
幕の内弁当を買って肉だと思って最後まで取って置いたフライが白身魚だと知った子供のように
興醒めし切った様子のハルヒが俺の手を引いて踵を返したまさにその時である。
「あー君たち、ちょっと良いかな?」
監督と思しき中年の男性に声をかけられた俺とハルヒが不審そうな顔をその男性に向けていると
「通行人のエキストラを探していたんだけど、君たちやってみないかい?」
…きみ『たち』と言ったかこのオッサン。
黙ってさえ居れば見栄えするハルヒがエキストラとは言えスカウトされるのはまだ理解できる。
しかし何故俺も含まれるのだ?ハルヒ一人だけ連れて行けば良いじゃないか。
「通行人の中に何組か男女のカップルが必要なんだよ。他にも何組かカップルも居るからさぁ。どうかな?」
『カップル』の一言にハルヒが過剰に反応する。
「あたしたちそんなんじゃ無いわよ!ねぇ、キョン!」
俺に話を振るんじゃない。
「まぁまぁ、男女が何組か並んで歩いている画が撮れれば良いだけだから、そう堅苦しく考えずにね。頼むよ。」
言葉とは裏腹に生暖かい視線を向ける監督に半ば押し切られる形でエキストラを引き受ける事になってしまった。
やる事といえば至極簡単。他のエキストラと共に並んで100メートル程歩けば良いらしい。
演技などと言うものに縁もゆかりも無い俺たちに細かい演技指導が有るわけも無く、
ただ「いつも通りに歩いてくれ」と言われただけだったのだが、この監督は涼宮ハルヒという女を分かっていない。
もっとも、初見でこいつを理解してしまうような変人だったら違う意味で困る事になりそうな気もするのだが…。
まずはリハーサルである。
スタートの掛け声と同時にハルヒは普段通り歩きだした。
しかし、それを普段通りだと思っているのは恐らくハルヒだけであり、
俺でさえ諦めにも似た感情で「こいつに普段どおりと言えばそうなるだろう」と溜息をつくのがやっとであった。
ハルヒは、俺の襟首をむんずと掴むと俺を引きずるようにしてずんずんと大股で
人込みを掻き分けるように歩いていたのである。何の羞恥プレイだこれは。
当然監督による「演技指導」がハルヒに入る事となった。
まぁ、演技指導と行っても、『普通に』俺と並んで、カップルらしく歩けという至極全うなものなのだが
人に指図するのは大好きでも指図されるのは大嫌いなハルヒは
口をアヒルかカモノハシのように擬態させながらその指導を聞いていた。
そしていよいよ本番である。
やる事は普通に並んで歩くだけ、演技にもなりゃしない。楽勝だ…と思っていた。のだが…
…なぁ、ハルヒ。おまえさっきまでの威勢はどうしたんだ?表情が硬いぞ。
「あんただって顔面神経痛にでもなったわけ?顔が変な形で固まってるわよ」
お前こそ歩き方が変じゃねぇか。手と足が一緒に動いてるぞ
「うるさいわね。これがあたしの正式な歩き方なのよ」
どこの古武術の歩き方なんだそれは。
いざ所定の位置につきカメラだの照明器具だのマイクだの見慣れぬ設備に囲まれて
「普通に」歩く事がどれほど難しい事か、俺は身を持って知る事となった。
スタートの声がかかると同時に緊張感に体を支配され思うように動けなくなってしまう。
ハルヒも同じようで、できそこないのポンコツロボットのようにぎこちない動きをみせていた。
当然やり直しである。
何度やってもカメラが回りだすと途端にハルヒの顔色が変化し動作がおかしくなる。
バニーガールの格好でステージに立つことは出来てもカメラの前で『演技』する事は苦手なのか?
もしかしたら文化祭の映画の時もこの出たがり女が監督になって自分が出ようとしなかったのはそういう訳だったのかもな。
それでも何度か繰り返すうちに普通に歩く事くらいは出来るようになってきたのだが、
エキストラの配置や動きを何度も変えてもどうやら監督は納得行かないようで、時間だけが悪戯に過ぎてしまう。
他のシーンの撮影や機材チェックをしている間15分ほど待って欲しいと言われ、俺たちはビルの谷間の公園で待ちぼうけを食らう事になった。
「あんたがちゃんと演技しないから何度もやり直しされるんでしょ!」
それはお互い様だ。お前だって出来そこないのロボットみたいにガチガチだったじゃねーか。
「何よ!人のせいにする気?第一なんなのよあの監督。気楽にいつも通りとか言っておきながら一々文句つけてきて!」
そういうもんだろ、エキストラとは言えその作品の構成要素なんだ。
誰かの映画みたいに行き当たりばったりじゃ良い作品なんて撮れっこねーんだよ。
最後の一言は余計だった。
しまった。と思う頃には既にハルヒの刺すような視線が俺を貫いていた。
「もういい。帰る」
ハルヒは俺を置いて歩き出してしまった。このままハルヒを行かせてしまってはまずい。
待てよ!俺はハルヒの腕を掴んで引き止めた。
「なによ!あんたには関係ないでしょ!あたしはもう帰るから一人でエキストラでも何でもやんなさいよ!」
お前はそれで良いのか?
SOS団の団長ともあろう者が、たかが通行人のエキストラ位も出来ないで途中で放り投げるような半端者だったのか?
ハルヒは口をカモノハシのように擬態させたまま俺を睨んでいた。
さっきの一言は言いすぎた。それは謝る。
だがな、お前だったらたがか通行人のエキストラでも主役を食っちまう位の存在感を見せた挙句に、
プロの監督の演出やら撮影の手法を盗んで自分が作る映画の肥やしにでもしちまうような奴だと思っていたが、
それは俺の見込み違いで、涼宮ハルヒって奴は乗りかかった船を途中で放り出しちまうような奴だったのか?
どうせやるならSOS団の団長らしさの一つでも見せ付けてやったらどうなんだ?
相変わらずハルヒは俺を睨んだままだが、その目にはさっきまでは消えていた光が戻り、口元は不敵な笑みを浮かべていた。
それを見て俺は思った。どうやら俺はまたハルヒに要らん燃料までくべちまったらしい。
物事には加減ってもんがある。ハルヒを焚き付けるのにも火加減って物が必要だった。もう遅いんだろうが。
「あんた、平団員の癖に団長であるこのあたしに説教するなんて良い度胸じゃないの。
いいわ。あたしの実力を見せてあげるわよ。だからあんたも協力しなさい。」
良いだろう。じゃぁ次集合かかったらちゃんとだなぁ…
「さあ、練習するわよ!」
何の練習だ。普通に歩けば良いんだろうが。
「普通で良いわけ無いじゃない。あたしはやるからにはとことんやらないと気が済まないのよ。」
そうかい。じゃぁ何だ?ウォーキングの練習でもするのか?
「道行くカップルって設定なんだから腕くらい組んで歩いた方が良いのかしらね」
んなっ!そこまでする必要ないだろ。普通に歩けば良いんだよ普通に。
「何言ってるのよ!主役を食うくらいの歩きを見せるんだから、演技もディテールにこだわるのよ!」
使われるかどうかも分からないシーンに何を求めようというのだこいつは。
「これは演技なんだからね!変な気を起こすんじゃないわよ!」
そう言うとハルヒは俺の腕を絡め取り、鼻歌でも歌い出しそうな笑顔で歩き出した。
「あんたもちょっとは嬉しそうな顔して歩きなさいよ!あたしの名演技を台無しにする気!?」
俺があっけに取られていると、ハルヒは怒ってるのか笑ってるのかどっちかにしろと言いたくなる表情で俺に言った。
分かったよ。これはあくまでも演技だからな。
そう言った俺がよほど変な顔でもしていたのだろうか、ハルヒはプッと吹き出し、釣られて俺も笑ってしまった。
そのまま数十メートルほど歩いた所で、俺たちは周りに居た他のエキストラ達の生暖かい視線に囲まれている事に気付いた。
言っておくがこれは演技だからな。勘違いするんじゃないぞ。
しばらくして再度集合がかけられた。
スタート地点に着くとハルヒは先ほどの『練習』の通り俺の腕に組み付いてきた。
「何にやけてんのよ。エロキョン。これは演技なんだからね。勘違いするんじゃないわよ。」
分かってるよ。俺のこの表情も演技だ。気にすんな。
そうして俺とハルヒは腕を組んで笑顔で並んで歩く『演技』を無事こなし、数度のリテイクの後めでたくOKとなった。
撮影が終了し、エキストラの面々が散り散りに歩き出した時、たまたま近くに居た監督の
「お陰で良い画が撮れたよ。ありがとう。」と言う社交辞令的な挨拶に対してハルヒは、
「当たり前じゃないの。あたしが出たんだからこの作品はヒット間違い無しね。期待していいわよ!」
とプロの監督相手に失礼極まりない事を言ってのけ、監督の苦笑を誘っていた。
再びSOS団の通常業務(市内不思議探索)に戻った俺は、重要な事を聞き忘れた事に気付いた。
そういえばあの撮影、何の作品に使うんだろうな?
「どうせVシネマか何かでしょ。見たこともない監督だったし。」
まぁ、そんな所だろうけどな、折角自分がちょい役でも出てるものなら後で見てみたい気もしたんだがな。
「どうせほとんど写っていないわよ。何十人も通行人役居たんだから、画面にちょっと映ってれば良いくらいじゃない?」
ついさっき監督に大口を叩いていたとは思えないほどの常識的な意見だな。
とまぁ、ある意味貴重な体験が出来てめでたしめでたし。だと思っていたんだけどなぁ…この時は。
そんな出来事が有ったという事すら記憶の片隅に追いやられた約1ヵ月後、
つまり冒頭のハルヒのフリーズシーンの数時間前に話は進む。
不思議探索の無い土曜日は俺は一日中惰眠を貪ると心に決めていたのだが、
何故か俺は起きている。そして何故かSOS団の面々が俺の部屋に集合していた。
中間テストを週明けに控え、このテストの結果次第では俺を予備校に放り込む気満々のお袋の思惑を察知したハルヒが
SOS団緊急勉強会の開催を決定したのである。つまり、俺のための勉強会だ。
古泉と長門はそれぞれ予想問題を持ち寄り、朝比奈さんは去年の同時期のテスト問題から出題範囲や傾向を予想。
ハルヒは総合監督としてそれらの問題と解法を俺の頭に叩き込む役である。
これで赤点レーダーを意識する低空飛行をしたらさすがに全員に申し訳が立たない。
そんなわけで勉強漬けの一日が何とか終わり、心身ともに充実した疲労感を感じつつ
余計な気を回したお袋が鍋ごと持ってきたカレーを俺の部屋で食いながらSOS団プラス妹でしばしの歓談をしていた。
テレビの前には妹が陣取り、少女漫画原作の人気ドラマをかぶりつくように見ていた。
その番組に真っ先に反応したのは朝比奈さんである。
「このドラマ面白いですよ。わたし原作の漫画も大好きなんです。」
「ロケ地はこの付近のようですね」
古泉が言った。確かに見覚えのある風景が写っている。ヒロイン役の女優が佇んでいるところは確かに勝手知ったる地元の繁華街だ。
「あれ?…今の、もしかして涼宮さん?」
朝比奈さんが目を丸くしてテレビに釘付けになっていた。
確かに繁華街の雑踏を写したシーンで見覚えのある後姿が一瞬写った。
あの黄色いカチューシャは間違いなくハルヒである。という事は隣に写っているのは俺か。
あれだけ何度も撮り直して使われたのは後姿だけ。しかも腕を組んでいないところを見ると使われたシーンは休憩前の部分だな。
「何なのよこれ!あれだけ何度もやり直しさせておいてこれだけしか使わないなんてどういう事!?テレビ局に抗議よ抗議!」
お前、撮影後には『画面にちょっと映ってれば良いくらい』だとか言ってたじゃねーか。
「それにしても限度があるわ。あの無駄にした時間を返しなさいよ!」
ハルヒは得意のアヒル口で画面を睨みつけていたが、朝比奈さんは状況が飲み込めていないようだ。
そういえばエキストラの話はしていなかったな。俺はあの日の出来事をかいつまんで説明した。
「それってすごい事ですよ。このドラマに一瞬でも写ったなんて涼宮さん羨ましいですぅ」
羨望の眼差しを向ける朝比奈さんを見てハルヒも満更でもなさそうな顔をしている。
そういえばさっきのシーン、ハルヒが写ったのはほんの一瞬だったが、
ヒロインの視線が雑踏の中の黄色いカチューシャを追ったように見えたのは…多分俺の気のせいだろう。
などと考え事をしている所でやっと話は冒頭のシーンに戻る。
物語は若干進み、彼氏と些細な事で喧嘩中のヒロインが繁華街の喫茶店で外の雑踏を眺めている。
そこで一組のカップルが喧嘩しているのを見つけ、そのカップルがしばらく言い争いをして
その後仲直りして腕を組んで笑顔で歩き出す姿を自分たちと重ね、自分も彼氏と仲直りしたいと思う印象的なシーンなのだが…
その喧嘩→仲直りしてるカップルって、休憩時間に帰るだの何だのと騒いでいたハルヒと俺じゃねーか!
ちょっと待て、いつの間にそんなシーン撮ってたんだ!?
ハルヒと朝比奈さんと俺は赤面フリーズ。古泉は若干目を見開いたニヤケ面、長門は…まぁいつもどおりだ。
そしてその直後、俺は自身の息の根を止めるシーンを目にすることになる。
一組のカップル…俺とハルヒだ。が、腕を組んで満面の笑みを浮かべて街中を歩いているのを彼氏役の俳優が見つけ、
ヒロインと同じように仲直りしようと思い、俺たちの後姿を目で追いながら携帯を取り出すシーンが流れたのである。
何が通行人のエキストラだあの監督、こんな目立つシーンで使うなんて聞いてねーぞ!
朝比奈さんとハルヒは揃って顔を真っ赤にして酸欠になった金魚みたいに口をパクパクさせている。
「主人公二人に影響を与える重要なシーンに出演されるとは…さすがはお二人です。」
古泉が要らん事を言う。これは演技だ演技。さっきそう言ったろ。
「はて、先ほどは『いつもどおりに歩くように言われた』と伺いましたので、あれはお二人の普段の姿と解釈していましたが。」
古泉、その辺にしておけ。そろそろ目の前の酸欠金魚が死んじまうぞ。
「あわわ…キョン君と涼宮さんっていつもあんな…」
いや、だから朝比奈さん。違いますって!
机の上では背面液晶に『谷口』という文字を表示させた俺の携帯電話が着信音を鳴らしていたが、そんなものは無視だ。無視。
「この番組の視聴率はおよそ32%。北高生徒に限れば女子生徒の62%、男子生徒は31%が視聴している。
その中であなたたちに気付く割合は74%。口頭伝播等により週明け月曜日の昼時点でこの事は北高生徒の85%以上が知る事になると推測できる。」
長門がやっと口を開いたと思ったら恐ろしい事を小声で淡々と言ってのけやがった。
穴があったら入りたいとはこの事を言うのだろう。
誰か穴を掘ってくれ。出来ればクルーベラ洞窟位の深い奴を。今なら迷うことなくゴム無しバンジージャンプを決めてやる。
「まかせて。情報操作は得意。」
何とかしてくれるのか?
「北高生徒の本件に関する認知度を100%にする。あなた達は全校生徒公認のバカップル。」
・・・いや、長門、何とかするってそっちの方向じゃなくてだな…。
「・・・自業自得。」
長々すまんかった
最後上手く纏まらなかった…orz
最後の長門は二人のラブラブ『演技』に嫉妬してキョンにちょっと意地悪言ってるって感じに脳内補完してくれ
>>101 朝からなんてものを!
GJとしか言えないじゃないか!
長門ヒドスwwwwwwww
やっちまえw
>>94 「ねえ、キョン。このご飯、ちょっと水気が多過ぎると思わない?」
「いや、普通こんなもんだろ。つやつやしてて、見た目もバッチリの美味いご飯じゃないか」
「そうかしら?こんなに柔らかいと歯応えがなくって、なんかちゃんと食べたって感じがしないじゃないの。それに、ベチャベチャだと、オニギリにもしにくいわよ、海苔なんかもふやけちゃうから」
「オニギリにするんでも、湯気を飛ばしたりとかすれば大丈夫だろ、このぐらい。それに冷ご飯になったときに、あとでレンジで温めることを考えると、あんまり水分が少ないとパサパサになりそうだから、このぐらいが丁度いいんだ」
「冷ご飯のことなんか今は関係ないでしょ!第一、あたしだったらちゃんと分量を見切ってご飯を炊くから、残ったりなんかしないわよ」
「だったらオニギリの方こそ今は関係ないだろ。そもそも、ハルヒは面倒くさがりだから、俺にちゃんと毎日弁当作ってくれるかどうかどうかも怪しいぜ」
「なによ、キョンのクセに偉そうじゃないの。台所を預かるのはあたしなの。いい?あんたには一言も文句なんて言わせないんだから」
「あのぅ……なんだか、このご飯、砂糖でもかかったみたいにとっても甘いんですけど――どうしちゃったんでしょうか?」
「米粒内の澱粉質がすべてブドウ糖に変質している。消化酵素などの作用は今のところ確認できていない。ちなみに、この納豆も甘納豆に変質している」
「いやはや、朝の旅館の定番の和食がスイーツに化けてしまうなんて、あのお二人にはかないませんね」
>>102 早起きは三文のGJ
しかし、ここって長いSSは非推奨?
もう駄目だ・・・みんな虫歯になる・・・w
ともあれGJ!
>105
非推奨って訳でも無いとは思うけど
一つ前のSSが短くすっきり纏める手本みたいなやつだったから
それに比べて増長化スマン…って感じだた。
個人的にはまとめWikiの長編に入るようなのも
読み応えあって好きなんだが、好みは個人差あるしね
長くなりそうなら一応断り入れるようにはしてるんだ
短いのは短いので、長いのは長いのでそれぞれ良さがあると思う。
>>102は全然冗長に感じなかったし面白かった、GJ!!!
てか、月曜日の北高の惨状を見てみたいw
>>82 デレデレになったハルヒは「あーん(はぁと)」とか真っ赤になりながらするんだろうなぁ。
なんともストロベリー!
>>102 情報操作のおかげで晴れて公認夫婦に!よかったね!
>>105 結婚後の会話かと思ったらSOS団で旅行中なのかよw
なんというナチュラル夫婦…!
>108
日曜日に丸一日図書館に行くことを条件に情報操作でなんとかする事を提案する長門さんを幻視
長「情報操作により認知度を限りなく0に近づける事も可能」
キ「本当か?」
長「本当。でもそれにはあなたの協力が必要」
キ「出来る事なら何だってしてやる。言ってくれ」
長「明日、図書館へ」
キ「図書館で何かするわけだな。分かった図書館へ行こう。」
丸一日図書館で過ごした二人
キ「…一日中本棚の前で本を読んでいたようにしか見えなかったんだが…」
長「問題ない。情報操作は完了した。あなたと涼宮ハルヒがテレビに出演したという認知度はほぼ0パーセント」
キ「そうか!助かったよ。ありがとう」
翌日、学校にて
谷口「おまえ、土曜日のドラマに通行人のエキストラとして出てたろ?しかも長門有希と一緒に」
キ「なんですと!?」
ハルヒかわいいよハルヒ
>>112 ちょwwwおまwww長門スレに貼るぞ!
引っ越し屋のバイトを始めるキョン
筋肉のついてきたキョンにドキドキのハルヒ
投げやりになっても腰抜けと言われたら簡単に挑発に乗るハルヒ
それなんてマイケル・J・フォックス?
おはるひ
>>102 GJ!面白かったぜ。
>>115 似合わずうっとりしてるハルにゃん幻視して萌えた。
そして、腕相撲を挑むハルヒ。
おはるにゃん
キョンと腕相撲の際に掌に瞬間接着剤を仕込むハルヒ
>>121 いや、わざと負けて、何度もてをニギニギ・・・・
>>102 1レス1レスに糖分がギッシリ……歯が砕け散った。GJ!
余すとこ無く甘くて冗長には感じなかった。
ってか途中でID変わってる……?
>>105 歯を破壊するような糖分があれば短くても長くても良いのです。
ハルヒが毎日髪型を変えていたとき
土曜と日曜はどんな髪型だったのだろうか、宇宙人や未来人に会うのに土日も関係ないだろう
きっと髪型を変えていたに違いない
だがその髪型は謎のままである
北高といわずに西宮全域で願います
その秘密を知りえるのはハルヒを嫁にした者だけ…
俺のことか
ごめんなさい俺です
>>115 なんという偶然だろうか。
このスレ開く直前、今の家に越してきた当日に引越屋の兄ちゃんか姉ちゃんに
家の人間の誰よりも早くトイレ使われたことを思い出してたんだ。
林檎をかじってたら歯茎から血が
これを不治の病と思い込んで本当にそうなるハルヒ
寧ろハルにゃんパワーで原因不明の昏睡状態に陥る。かじったリンゴには何故かsnow whiteと書かれてある。
ハルヒがネガティブ思考だったら恐ろしい事になりそうだなw
ポジキョンとネガハルにゃん
1970年代の神 一橋 ゆりえ
2000年代の神 涼宮ハルヒ
>>135 「ただの人間には興味ありません」て言った時点で人類殆ど消滅してるわなw
ポジキョン「ハルヒ! この映画を上映したら満員御礼間違いなしだな!! 視聴覚室じゃ入りきれんだろうし
こうなったらどっか映画館でも借りるか?」
ネガハルヒ「そんなことになるわけないじゃない、こんな素人が作った映画が……。構成とか滅茶苦茶だし
こんなの見せたらみんなの笑い者になるわ。やっぱりあたしが映画を撮るなんて無理だったのよ……」
このスレがなければ
私は糖分不足に陥っていた。
それほどこのスレのssは質量、共に優秀。
女子高生はスカートだから冬はお尻が冷えるよね
ハルヒは毛糸のパンツとかはけばいいと思う
>>139 ミラクルってレベルじゃねーぞw
そういや驚愕はハルヒだけでなくキョンまで暴走してしまったから調整しなおすってながるんが言ってたが、ま・さ・か!?
>>140 以外とお似合いじゃないかw
ネガティブハルヒはどうやってSOS団なんか立ち上げんだ…w
やっぱキョンか?完全にポジションが逆転しそうだがw
ハルにゃんが風邪ひかないか心配。
キョンと一緒にいればあったかいと思います。
>>144 ハルヒ「部の名前・・・え、S…OS団なんて・・・どう?かな・・・」
キョン「・・・すまん、何だって?」
ハルヒ「すいませんごめんなさい死にます」ギュッ(ロープを首に掛ける)
キョン「わあーー!?いい!それいい最高!うはww涼宮マジ天才wwwそれでいこう!!」
なんか別の漫画になりそうだw
徹夜明けのテンションで電波受信したネガティブハルヒの原案。
とりあえず性格真逆にしてみた。
誰か続き書いてくれ…w
美少女だが鬱々オーラ全開で早くもクラスから浮き気味なネガティブハルヒ。
そんな彼女をなぜだか気に入ってしまった元気が取り柄のポジティブキョン。
抜群に空気の読める彼はハルヒの秘めた願望を鋭敏にキャッチする。
さっそく下準備を済ませハルヒに声をかけるキョン。
(ポジティブなのでもし断られたら…などは考えてない)
キ「なぁ涼宮!お前不思議なことが気になる…みたいなこと言ってたよな!」
ハ「え、あたし…?はい…」
キ「宇宙人、未来人、超能力者!それが本当にただのオカルトなのか…俺達の目で確かめてみないか?」
ハ「………………!」
キ「それを部活動にしちまうとか面白そうだな!仲間も集めてさ!団体の名前は…」
ハ「(ドキドキ)」
キ「世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団!略してSOS団!」
ハ「え!?な、なんであたしの名前が!」
キ「そう、団長はお前だ!サポートなら俺に任せろ!!」
ハ「ええぇー!?」
キ「だって、これは多分だけど…、この世界で一番不思議を望んでるのはお前のはずだぜ?」
キ「そんなお前には一番最初に不思議と出会う権利がある!…だろ?」
ハ「………(とろん)」
非常に興味はあるものの、生来のネガティブさからあまり乗り気ではないハルヒ。
だが、その熱い彼の姿は昔も見たような既視感…ぶっちゃけて言えば一目惚れである。
…を起こしてしまい、彼に言われるがまま、人生初の冒険に踏み切ることになるわけある。
頑張れ鬱々美少女涼宮ハルヒ! 不思議は君を待っている!!
いいね!
デレデレハルヒが見れそうだな
毛糸パンツか…懐かしいな…
もう完全桃色の少女マンガ状態になりそうだw
>>149 ツンデレからツン取ったらデレしか残らないもんなw
キ「ここが部室だ!」
ハ「う、うわ、すごい、キョンくん!」
キ「アッハッハ!お前もそのあだ名で呼ぶのか!」
ハ「はぅ…ごめんなさい…」
キ「いやいや!むしろ呼び捨てにでもしたらどうだ!?元気いい方がお前には似合うって!」
ハ「えぇ…っ!?そんな、いきなりは…」
キ「あだ名の方でもかまわないぞ?」
ハ「じゃ、じゃあ、キョン?」
キ「うん、それでいい!なんだかそっちの方がシックリくるだろ!」
ハ「えへへ…キョン…」
キ「よし!そんじゃ早速団員勧誘にでも行くか!」
ハ「えー…、いいよ…うまくいきっこないし…」
ハ「(それにあたしにはキョン…(←きゃっ!)さえいてくれれば…)」
ハ「…ふたりっきりのぶかつどう…(ドキドキ)」
キ「…?、ホラホラゴチャゴチャ考えない!何なら俺が拉致してきてやってもいいぞ!」
ハ「ふわ!?それは困るよ!!?」
キャラ変わりすぎです。本当にありがとうございました。
お喋り長門
ボクッ子みくる
いつもしかめっ面してる古泉
を、つれてくる
ハイテンションユッキーの出番かw
>>153 >いつもしかめっ面してる古泉
何が不満なんだw
おっちょこちょいだけどいつしか潜在能力は計り知れぬエースとなるハルヒ
ハルヒの憧れでライバルの最強エース長門
ハルヒに想いを寄せており彼女のためなら協力を惜しまぬ古泉
愛すべきハルヒの相棒みくる
白血病だけどいち早くハルヒの才能を見抜き、鍛え上げるテニス部のコーチ・キョン
これは良い電波www
古泉は不良にしか見えないなw
>>147 今気付いたんだが最後がエセ中国人に…w
やっぱ徹夜するとロクなことないやね!
「〜人生初の冒険に踏み切ることになるわけだ。」に訂正。
>>147の続きを書いてみた
ハ「でも部活を新たに作るのって大変なんじゃないの? 学校に許可とかとらなきゃいけないんでしょ?」
キ「大丈夫、大丈夫! とりあえず俺が部員と部室を探してくるから、涼宮は学校に提出する書類を作ってくれないか?」
ハ「それはいいけど……、部員と部室なんてそう簡単に見つかるとは思えないよ」
キ「大丈夫だって、なんとかなる!」
放課後、キョンに引っ張られ教室を連れ出されたハルヒ
ハ「ど、どこに行くの?」
キ「部室だ!」
そして文芸部室
キ「これからこの部屋が我らがSOS団の部室だ!!」
ハ「で、でもここって文芸部の部室じゃないの?」
キ「部員が1人しかいなくて休部同然だから問題ない」
長「やあ! あたしがその唯一の文芸部員の長門有希、よろしく! あなたが涼宮ハルヒさんね!」
ハ「ど、どうも。……あれ? なんであたしの名前を?」
長「ああ、いつも観察……じゃなかった、たまたまだよ、たまたま知ってたの!」
ハ「そ、そう。でも、いいの? あたし達、ここを違う部活の部室にしようとしてるんだよ?」
長「ぜんぜんいいよ! その方が任務も楽……じゃなかった、楽しそうだし!」
ハ「?」
キ「というわけだから、これから放課後はこの部室に集合な。絶対来いよ、お前が団長なんだから!」
この後は無理だw
男であるキョンがみくるを拉致ってくるとどうしても犯罪っぽくなるw
>>159 長門がこれだけハイテンションなら長門が使える。
てか、このシリーズはこれで面白いなwww
みくるは「僕に何か用かい?」とか言うのか?
古泉はまんま藤原になりそうだw
>>159 >>153の案でいくとなるとみくるはボーイッシュな性格になってると思うんだ。
つーか鶴屋さんか?考えてみれば朝比奈さんの性格反転させたのが鶴屋さんなんだな。
ま、それは置いといてポジティブキョンが拉致…っつーより
上手いこと言いくるめて連れてくる感じにすれば丸く収まると思う。
みくる「ウダウダ習字やってんのもやっぱ性に合わねーやw」って感じでw
>>153 ●がポンジーじゃねえか
みくるはおっとりを装った腹黒。キョンとハルヒをくっつけようと画策する
いつも照れるハルヒを見て楽しんでいる。長門とは当然仲が悪い
つかあまりにもこのネタ引っ張るのは…ここはキャラスレなんだし。
そのネタだと名前だけ同じのオリキャラって感じでしょ。
>>163 まさにVIPでやれというやつですねorz
ハルヒのキャラって仮面ライダーカブトのぼっちゃまこと神代剣とカブッてるよね
>>165 それより仮面ライダー牙に杉田が出るんだぜ。
カブト見てないからキャラわからんw
ところでここって鬱なSSの需要ある?
鬱はVIP行った方がいいのか?
>>164 まあそういうことかな。
みくるみたいなキャラに近づこうと努力するハルヒ。
こっちのが良いと一瞬思ってしまうキョンだが元のハルヒの良さに気付き
ハルヒにそう告白し、いつものハルヒに戻って無事二人はくっつきましたとさ。
みたいな感じでキャラがガラッと変わったハルヒを出すなら良いと思うけど。
あと酒飲んでキャラ崩壊みたいなのとか。
>>166 ハルにゃんが鬱になる奴なら断固としてノーサンキューだ
何故かネガティブハルヒとキョンの話を読んだら
天蓋領域との争いの代償として記憶を失い長門が消失長門化したのを
キョンが何とか記憶を取り戻すきっかけを掴もうと長門を引っ張り回す
という情景が浮かんだ
ハルヒがオリジナル長門役やって、古泉とみくるは違和感から記憶を取り戻さないかと
敢えて全く違うキャラを演じてる…みたいな
>>166 VIPでやってくれ。お願いだから鬱はVIPでやってくれ……。
ハルにゃんが鬱だと俺も鬱になる……。
3分ハルにゃん
sosi
麦藁帽子を風に吹き飛ばさせるハルにゃん
河に落ちた帽子を取りにいくキョン
麦藁ハルにゃんもやっぱりカチューシャつけてるのかなあ
個人的にはスレ建ててやってほしいくらいツボだw ま控えならこっちでも?
>>175 麦藁帽子にリボンが付いてるとか
>>176 なるほど!!(・∀・)
誰か麦藁リボンハルにゃん描いてくれないかなあ
>>171 さっきVIPのまとめwikiで鬱SS見てきた俺はもう駄目なようだ…
最後にどんでん返しのハッピーエンドが待っていると勝手に信じ込んでいた俺が馬鹿だったorz
やっぱここは暖かいな。最高だ。
VIPは良くも悪くもカオスだからな
ハルにゃんに麦藁帽子か。その発想は無かったな。
>>177 Youが描いちゃいなYo!!
ってか前はこのスレにも絵師さんが沢山いたはずなんだけどな。
>>180 た、試しに描いてみるだけなんだからね!
う、上手く描けないかぎりのせないんだからね///
絵師さん出てきてくださあーい
vipは好かん。パロ板とここだけだなぁ。
ハルにゃんのために絵の練習しようかと思いつつもう半年経ってしまったorz
vipはバカップル保守とか事実婚生活保守とかが好きだな 甘くてw
あんまり他の板の話してるとさすがに嫌がる人が出てくるぞ。
ハルヒニートが好きな俺は異端なのか
まあ、あそこのSSは読むに耐えないようなのもあるけど、良質なSSも結構あるからな。
俺としては赤い糸の話がよくできてていいと思った。
涼宮ハルヒの軌跡はガチ
量が多い分、受け付けない作品や良作が出てくるのも当然だわなw
ま、よその話はそこそこに、批判はやや落ち着く感じで。
>>142 そこでストッキングハルにゃんですよ。
読む人を不快にさせずに感動を得られるSSが一番いいな
鬱は登場人物を殺したり追い詰めたりして感動を得るものだから反則だと思う
Melancholic
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/18(金) 22:32:51 ID:mcw3fOFu
ジブリな感じだな
落ち込んだりもしたけれど、あたしは元気です。
魔女の宅急便か。
俺は猫の恩返しが大好きなんだが、あまり好き人いないみたいだな・・・
>>191 公園で遊ぶ我が子を見つめてるような感じ。
そりゃあ、ジョン・スミスにだろ。
お供はシャミセン。
>>195 私も好きですよ。ただ良くも悪くもジブリっぽくないからかな。
お休みハルハルついでに2分ハルヒ
そ
>>191 麦藁ハルにゃん(*´д`*)
確かにお母さんハルにゃんっぽい!
イラストよくかけるなー
おれも描いてくみたんだが
あるハルにゃんに帽子を被せることしか出来なかったよ
You上げちゃいなYo
どうでもいいが、猫の恩返しは耳をすませばの雫が書いたって設定だよな
>>163 確かに正論なんだけど皆で盛り上がってる場に水差して白けさせる奴って必ずいるよな。
リアルではそういうのやめといた方が身のためだぞ。
>>205 そうやってKYな忠告をしてスレを白けさせる奴もいるわけで。
>>205 おまいさんもこういう場で「リアルでは……」とか言うのはやめといた方がいいと思うぞ。
ハルにゃんおやすみ。
そもそも50も前のスレに何故今更突っ込むんだ
「なあキョン、ちょっといいか」
昼休みに入った直後谷口が声をかけてきた。俺としては腹が限界を訴えているので早々に援軍を送ってやりたいんだがな。
「ああ別に飯食いながらでいいぜ。国木田も呼ぶか」
改まった話ではないようだ。意味深な導入部など必要なかったろうに。
「キョン、涼宮のどこがいいんだ」
何かと身構えていればそんなことか。そんなに気になるのか?
「いいとかじゃない。俺は巻き込まれただけだ。文句があるならハルヒにいってくれ」
「でもキョンも嫌じゃないんでしょ?」
国木田の言葉に少し考える。む、そうだな……
「まあな、一年も付き合ってりゃ愛着も湧くってことだ」
「愛着なんて言葉で涼宮と付き合ってらんねえだろ、普通」
谷口はハルヒに恨みでもあるのだろうか。
「当たり前だ。水の中放り込まれたことを俺は忘れてないからな」
意外に恨みがましい奴だな。それくらいすぐ忘れると思っていたんだが。
「だいたいだ、確かに涼宮の外見はいい。だがいつもあんな怒り顔じゃあどうにもならねえ」
「そうか?結構笑うぞ、あいつ」
「え?そうなの?」
国木田もあまり見たことはないらしい。
「へえ、涼宮さんきっと笑ったらかわいいよね」
俺としてはむしろ不幸の表徴なんだがな。あいつがいい笑顔のときはだいたい厄介ごとを持ち込むんだ。
「ぐ……だがあいつは性格悪いだろ。お前がいつも引っ張りまわされてるのを知ってるぞ」
「そうだな、それは事実だ。けどあいつ朝比奈さんや長門あたりには結構優しいぞ」
「う、嘘だ。だったらあんな格好させるわけないだろ」
「それはあいつの趣味だからな。まあ去年の春先ならともかく今のあいつは団員に危険が迫ったら体を張ってでも助ける」
「……なんだよ。いやにはっきり言うな……」
そんなことは見てればわかる。あいつはSOS団を何よりも大切にしてることくらいな。
「けど性格が悪いってのは譲らないぞ。俺なんか今でもそこいらの机やイスと同じに見られてる気がする」
なんだ?谷口はハルヒにどう見て欲しいんだ?
「あいつだって人は選んでる。年上には一応の礼儀正しさは見せるし年下にだって面倒見はいい。ならお前が悪いんだろ」
「ううう……」
谷口は頭を抱え込んでしまった。哀れなり。
「でもキョン、涼宮さんのことよく見てるね」
一年もつき合わされれば多少は見えてくるさ。自分の好むと好まざるに関わらずな。
「キョンの前では涼宮さんかわいいんだね」
「「ぶっ!」」
俺と、なぜか谷口が同時に吹いた。
「あのなあ国木田、誤解を招くような発言は勘弁してくれ」
「え、どうして?けっこう長く一緒のクラスだった谷口が涼宮さんのことよくわかってないのにキョンはよくわかってるんでしょ?だったら涼宮さんはキョンの前では自分を出してるってことじゃない」
「まあ、そうだが……」
「話を聞いてると涼宮さんすごくかわいいと思うよ。それはキョンの前での話でしょ?」
「いやまて、そうかもしれないがあいつ俺には命令したり怒ってばかりだぞ」
「かまって欲しいんじゃないかな、それとも愛情表現の一つかもしれないよ」
ありえん。ベクトルが完全に逆じゃないか
「ほら谷口なんだっけ、最近流行の好きな人の前で素直になれない……」
「……ツンデレ」
「そうそう、それなんじゃないの?」
俺は常々谷口を馬鹿だ馬鹿だと思っていたがどうやら国木田もそうだったらしい。伊達に谷口と友達やってないな。
「羨ましいなぁ、ねえ谷口」
「羨ましくねえよ、なんで涼宮なんか」
馬鹿馬鹿しい、だがどうせ違うと言ったって聞きやしないんだ、こいつらは。
しかし……今頭に浮かぶいろいろな表情のハルヒをこいつらは知らないのか。
笑うハルヒ、怒るハルヒ、すねるハルヒ、不安げなハルヒ、間抜けな声を漏らしたときのハルヒ、そしてキスする寸前の……
昼休みの終わり頃ようやく帰ってきたハルヒの顔をつい見てしまう。
「……?なによ」
「いや、面白い顔だな、と思ってな」
予想通り怒り出すハルヒ。やはり見ていて飽きないな、こいつは。
「悪い意味じゃない。まあともかく今後ともよろしくってことだ」
狐につままれたような顔のハルヒ。こんな顔を見れるのも俺だけなのかもしれなかった。
ネガティブハルヒは女装したシンジ君のイメージがある俺はおかしいんだろうなきっとw
>>191 もはや別人だろw可愛いけどw
>>209 nice tsundere(w
ニヤケちまったぜ!GJ
>>209GJ
なによ、あたしの顔が面白い、だなんて。キョンのマヌケ顔の方がよっぽどお笑いじゃないの。
……でも、今もそうだけど、こいつってたまーにだけど、すっごくいい笑顔になることがあるのよね。そういう表情されたら、あたしも正直、どんな顔して接したらいいのかわかんなくなっちゃうわ。
って、なに考えてるんだろ、あたし。
ああ、もう。全部キョンのせいよ。許さないわ。あとで『面白い顔だ』なんていった罰を与えてあげなくっちゃね。覚悟してなさいよ、キョン。
とか、ハルにゃんのモノローグを受信した。スマン。
>>209 GJ!
ハルヒはどんな顔してもかわいいよね
>>209 GJ!
キョンの前でしか見せない表情か・・・良いね〜
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
しかし、人によって谷口って捕らえ方が違うんだな〜
3分間レスが無ければハルヒはキョンの嫁
ss
>>221 谷口よ〜、いくら自分がもてないからって他人に当たるのは良くないぜ
むしろキョンはハルヒは嫁だろw
日本語はおk
ハルヒのカチューシャが黄色から赤く点滅し始めた。
>>209 GJ!
ハルにゃんの笑顔で世界は救われる。
おやすみハルにゃん
>>226 個人的には大巨神の方が(ry
SSっつうより小ネタ枠?投下
229 :
SS? 2:2008/01/19(土) 06:01:31 ID:9RN1iYEz
……大体こんなとこかしら。
……途中で諦めないで最後の最後まで全力でやりなさい。油断は絶対に禁物よ。
この1年、あたしと一緒に頑張ってきたじゃない。あたしの多大なる労力を一瞬でパーにでもしてみなさい。死刑じゃすまないからね。
あたしと一緒の大学に行きたいんでしょ?なら最後まで根性出してやり遂げなさいよ!大丈夫、このあたしが指導したんだから、あんたは絶対いい成績出せるわよ!
え?も、もちろんあたしも頑張るわよ!?そ…そりゃあ…あたしだって出来ればあんたと同じ…
何言わせんのよ!あたしより自分の心配しなさい!ったくもぅ……。
それじゃ、また後でね。
あたしは勝利の報告以外聞くつもりはないわ。やるからには絶対勝ちなさい!以上!
以上
みんな頑張れよ。俺は公民受けないから二度寝させてもらうが
(告知)
別の時間軸シリーズ新作現在妄想中
なんだけど実際書いてるのは「別の」別の時間軸シリーズだったりする。内容は…まあお楽しみで
230 :
SS? 1:2008/01/19(土) 06:02:57 ID:9RN1iYEz
がっ!1を投下したような気になってた!
それじゃあ、最終持ち物点検を始めるわよ。
まず受験票と写真票。これ無いと受験出来ないから絶対必須よ。もちろんちゃんと写真貼ってあるわよね?
次に鉛筆。太さは濃くてもHB。格言とか掘ってある奴は最初から使えないから。そうね…念のため10本は必要よね。
え?3本しか用意してない?ちょっと、そんなに少なくて本番何かあったらどうするつもりよ!
ほら、あたしの予備の鉛筆貸したげるから。その代わり、後でちゃんと返すのよ!いい!?
消しゴムもあるわよね?ガンガン使うから3個は持っていかないとね。備えあれば憂いなしって昔の人も言ってたわよ。
鉛筆削りもあると便利だから持っていきなさい。あ、シャーペンは使えないからいらないわ(ぽいっ)
あと腕時計も大切よ。本番の教室にあるとは限らないし、携帯は使えないから。
言っとくけど、携帯はきちんと電源切っときなさいよ。アラームも全部消す!何が起こるかわからないのがセンターなんだからね。
ハンカチにティッシュ、小銭にカイロ、あとお弁当も忘れんじゃないわよ。え?忘れた!?
無理無理、会場近くのコンビニなんてハイエナの群れに突っ込むようなものよ。あんた死にたいの?
仕方ないわねぇ…ほら、そんなことだろうと思って、あんたの分のお弁当も作ってきてやったわ。
別に…ちょっと作りすぎたから余り物詰めただけよ。ありがたくいただきなさい。
ちょっと、そんなに参考書持ってくつもり?不安なのは誰だって一緒よ。かさばるし、参考書は最低限で充分!どうせ空き時間なんて緊張で今さら頭に入らないし。
あと、念のため薬も持ってきなさい。本番に腹痛や頭痛なんて起こしたくないでしょ?
持ち物は大体こんなんでいいかしら。次に本番の試験について確認するわよ。
マークはしっかり塗ること。半端に塗ったり消したりはダメ!消しカスでシートを汚すなんてもってのほかよ!
同じ問題冊子の選択問題を間違えてやらないこと。毎年いるらしいのよそういうアホが。
マークミスにも注意が必要ね。いい?まず必ず問題用紙に答えを書きなさい。解答欄のズレが防げるし時間切れでマーク出来なかったなんてこともなくなるわ。
それに自己採点でも必要だしね。いい?団長命令よ。絶対やりなさい。
会場の雰囲気に飲みこまれちゃダメよ。あんた以外の全員があんたと同じ不安を抱えてるんだからね。気にするだけ無駄よ。
何と言う夫婦…こんなイチャつき見せつけられたら試験なんてどーでもよくなっちゃいそうだ。
受験生皆さんの武運を祈るとしますかね
おはるにゃん
おハルにゃん
>>230 受験生が少し羨ましく思えた。
健闘を祈る。
ネガハルポジキョンなら古泉いらないんじゃね?w
ネガハルにイエスマンは要らないし
>>234 ハルヒとキョンが反転してるなら●も反転でイエスマンから嫌味キャラになるんじゃない?
しかもあえてキョンに嫌味を言って裏でハルキョンくっつける魂胆とか
なんか佐々木団のポンジーの位置だな
お・は・る・ひ
>>230 ミニSSとは言え受験生なのに投下とは……いい根性してるぢゃないか。
だがそういう俺も受験生。
俺、合格してPCとペンタブ買ったら、このスレの絵師になるんだ……。
行ってきますハルにゃん逝ってきます。
>235
ポンジーが間違って北高に来たようにしか見えないwww
>237
買うならペンタブより先にスキャナーを推奨
ペンタブで1から絵を描くのって難しいよ
紙に線画書いてPCに取り込む方が(・∀・)イイ!!
デジ絵の文法とか見るとプロのイラストレーターも線画は紙な人が多いみたいだし
まぁその前に試験頑張れ
ハルヒポニーテール
別時間シリーズの人、受験生かよ!ww
頑張れ、他の受験生の人も頑張れ!
大丈夫、ハルにゃんが付いてるぜ!!
おはるにゃん
去年の受験生だったなあ…懐かしい。俺もハルヒから激励をもらいたかった
過疎?
人居ないな。
もしかして此処の住人の殆どは受験生なのか?
と社会人の俺が聞いてみる
明日警視庁の試験がある俺がここにいる
それは報告しなくてもいいです。
なんか無人島かと思って絶望したところでやっと人に会えた気分
いるけどさ
徹夜でガンプラ作りながらSS読んでニヤニヤしている大学生の俺も居ますよ
>238
返事遅くなったが此処の住人に『ポンジー』誰の事か通用するのかな?
まぁハルヒスレだし他のキャラの話は此処で止めとく
後ついでに1時間ハルにゃん
そしてアジア留学中の俺もいる
ハルヒはキョンの嫁
>>251 誰かマジでわからない俺w
パンジーのタイプミスかなんかかと思ってたが、他にも言ってる人も居るし。別のスレのオリキャラかな。うん、突っ込むのは止めとくよ。
>>229 別の時間軸期待してるぜ!
>>252 いやこの過疎っぷりなら逝けるかなと・・・
>>254 正解だよ。佐々木団の未来人『藤原(自称)』が別名パンジーがタイプミスで何故か
ポンジーとよそでは書かれてる
まぁこの話題はコレまで
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
ところでハルヒを動物に例えるならやっぱり猫?
俺結構犬でもあってないかな?って思ってるんだが。
何だかんだでキョンの言う事聞くところとか
PSP見てニヤニヤしてる俺が通りますよ
>>256 やっぱ猫だろう
社長の机にハルヒグッズがおいてある俺の会社wwwww
年商5億あるのにwww
俺の机にもハルry
世界史終了のお知らせ
>>259 ナイスなんだけどちょっと目が合わないかな…偉そうなこと言ってすまん
うはwうちの地方雪すごいんだがww今週ずっと大雪だ
近くのスキー場2.5m以上積もってるし
これもハルヒが望んだからなのか
>>259 左手にキョンの袖か何かを掴ませるんだ!
>>260 おお!レスありがとう!次上げる機会がある時までにはもっとがむばってみる!
おれは地理終了だよハルにゃん
>>262 そう!ネクタイなんだな本物はw
行ってきますハルにゃん
>>253 韓国あたり?
通信代馬鹿にならないからほどほどにしろよw
>>259 乙。でも目が怖い。
ハルにゃん今から仕事逝って来るよハルにゃん
みんな受験がんばれ!
ペンタブ購入のお知らせ。
>>239を参考に頑張ってみようかと思う。
うpできるくらいまで成長したいぜ。
>>256 なんかネコのイメージがある。
しかし実家の猫はどちらかと言うと長門…
キョン・ディカプリオ
キョン・スミス
この過疎具合ならっ・・・
1時間ハルにゃん
sosi
阻止するの早いよ・・・orz
今日も寒いな。
でもこんだけ寒いならハルにゃんも遠慮なく手を握ったり腕を組んだり出来るな、とか思ってニヤニヤしてる俺マジキモいw
野球帽を被ったハルヒ
ハルヒに麦藁帽子をかぶせる→向日葵が連想された
「ハルヒに似合う花」って言ったら結構既出な話題だけど、
やっぱり向日葵が一番似合いそうだと思う俺
ハイビスカスも似合いそうだけどさ
今だ!1時間ハルにゃん
/  ̄'´ ̄` ヽ
/ `´ ヽ \
//, '///`´| | | ヽ 、ヽ
〃 {_{ レ| レりりリ .l彡||
|!小 l━ ━レ| |、| |
ヽ| | ● ● |.| |ノ.| |
ε- | |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃| |i | |
プッ | |/⌒l,、 __, イァト|/| |
|./ /::|三/::// ヽ||
|| l ヾ∨:::/ ヒ:::::彡,|
阻止
させない
なみなみ爆弾
散ってきた。
>>239 スキャナは親のがあるからいいんだ。線画はアナログで、ペンタブは着色時に使うつもり。
カラー版ぬこハルにゃんを妄想するだけでニヤニヤが止まらないw でもその前に絵の修行だな。
いやそれ以前に受験か。ちょっとハルにゃんと勉強してくる。
最初に言っておく!俺はかーなーり落ちる気がしない!
財布に忍ばせたハルにゃんのトレカの神通力だと言ったら友人に鼻で嗤われたが気にしない
浪人乙
最近やけにハルヒのポスターやら本やら増えてきた気がする・・・
気のせいか
現役生なんです><
まあどうせ文系の三流私大だけどさ
× 文系の三流私大だけどさ
○ 第一志望が文系の三流私大だけどさ
ハルにゃんとにゃんにゃんしたい
登校中にパンをくわえながら全力疾走するハルヒ
街角でキョンとぶつかる
>>297 見ようと思ったら寝違えた
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
ハルヒが何かイベントをやり遂げる度に
人知れず部室にハルヒ宛の紫のバラの花束が置かれていた電波を受信した。
これはジョンからかも、と満更でもないハルにゃん
さて、今度は風属性の悪魔を充実させて欲しいぜ
ニュート以外はクソの役にも立たない連中ばっかりだし、烏なんて禁止だし
すまん、書き込むスレ間違えた\(^o^)/
過疎か…?
3分ハルにゃん
なにが?
そういえば深夜の3分とか5分はずるいと思うんだ
30分くらいにしろと
「……これは…………。あんた、随分やっかいな病気にかかってるわ。
治るのかですって? そうね……現代の医学では難しいわね。
でも安心なさい、キョン! あんたのこの病はあたしが一生かかってでも治してあげるから!
だからほら、これにサインしなさい」
そう言って婚姻届をキョンに差し出す、白衣を身に纏い「超名医」の腕章を付けたハルヒ。
正式ルールでは上げないと無効だしね。まぁハルにゃんはキョンの嫁なのが永久規定事項。
ハルにゃんに「キョンに素直に甘えること」って罰ゲームを言い渡したい
まあ阻止するためにあるようなものだし
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 22:39:33 ID:PirgQgRB
最近過疎気味だな。
VIPのSSVでも読んでくるべ。
この速度で過疎っていってるやつは普段どんなスレにいるんだろ…
実況?
前々から「○○男系スレ風SS」ってのに憧れてるんだが実際やったら何百レス以上になるよなあ…
勉強してたつもりなのに気がつくとぬこハルにゃんを
描いていた俺は何科の病院に行けば良いのか……。
>>315 普通に1日1スレ消化するとこもあるしね・・・某ゲーム系
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:09:36 ID:7I3W8Gb9
3分はるひ
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:10:23 ID:PirgQgRB
阻止。
阻止
だが阻止する
阻止。
>>315 鳥居みゆきスレは1日3スレとか消費してるぞww芸人スレなのにwww
過疎って言うやつも何分ハルヒもスルーでいいよ。
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1200582533/ . 。 ン,彡ヽンミゝ 。
ミ/ . バ〈〈゙`"〉〉〉. ミ/
( '´ / ノ) .イj(厂 厂ル ( '´ / ノ)
. / 彡 Ni、 −,ノ / 彡
゚ と'j`:|:゙iつ ゚
. /¨`!¨ヾ.
〈__/ ヽ__>
, -‐- 、、. , -‐- 、
. 〃 u ;ヽヾ. ||| ||| ,'::;〃i::iヾヾ
ハミ((メノリ从)).lll lll .ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l
| i(| ┃ ┃ |!| /((::!┯ ┯l!|
| トリ、'' 〜'',∩. i::: ∩ヽ - ノ八
. レ゙⊂i´:i:iン 彡 !: l::::ヽリ:i:リ>i:::i
く/_!_j,> |:::|::::i:::く/_!_j,>:i:::|
〈_,ハ_,> ノ;;;l;;;;;i;;;(__i__);;;i;;;リ
・ポンジーSSの保管庫
ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/21.html ・パンジー ≒ ポンジー
自称「藤原(笑)」、陰謀ではひねくれながらも記憶端末を手渡すツンデレっぷりを披露
佐々木、橘両者から名前を覚えてもらえず「未来人」と呼ばれる始末
みくるとは敵対する組織に所属すると考えられる
フラクラしねえキョンはただのキョンだ
佐々木厨マジでうざい。勘弁してくれよ。
ハルヒ関連のスレ全てに貼る気か
バカじゃねーの
ハルヒはハルヒだ
>>327 キョンってそんなにフラクラしまくりだっけか?
○分ハルヒとかもうやめろ
いい加減うざい
それと過疎過疎言ってる奴ら
たいして過疎ってない、いつもこんなもんだ
○分ハルヒが鬱陶しいのはわかるが
「過疎」に対してなぜ過剰な反応を示すのか、理由がわからない。
ハルにゃんは騒がしいのが好きだからな。
いや騒がしくするのが好きであって、勝手に騒がしくなるのはむしろ苦手だったりするかもだな
336 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:41:31 ID:tg1uf0e1
なんかふいんき(なぜか変換できない)変わったねこのスレ。
SS職人さん、お待ちしてます。
自分はROMるぐらいしかできないへたれですが・・・
スワンボートに相乗りするハルキョン、ってネタにならない?
>>336 ふいんきじゃなくてふんいきだよ
ごめんね
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/19(土) 23:47:55 ID:xv1XcxNP
>>336 「ふいんき」じゃなくて「ふんいき」だよ。
・・・あのな、「ふいんき(なぜか変換できない)」っつーのは2chにおける絶賛釣りワードだぞ・・・。
そっちかよ!
しかしそれはそれでw
ハルにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん
可愛いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ハルにゃああああああああああああああああああああああああああああああああん
そうか、「ふいんき(なぜか変換できない)」を知らない世代がいるのか・・・
>>341 そんなもん知らないよ
このスレとプリンスレくらいしか見ないし
うるさいよあんた
そんなんどうでもいいが
たいして過疎でもないのに騒ぐ奴と○分ハルヒやる奴は死ねば良いと思うよ、なんだよ正式ルールって
いやー、思ったより釣られる厨が多いね、このスレはwwww
>>350 嫌ならスルーすればいいだけ
ダメですかね
過疎とか言ってる奴2ちゃんのやりすぎだろ
そんなにレス数とか気になる?
>>352 スルーしてやってもいいが、限度があるだろ・・・いい加減鬱陶しい
●<…ちょっとバイト逝ってきます
>>1にあるハルにゃんのお言葉15498回読め
ここで微妙な空気を変えようと
もっと空気の読めないオイラがSS投下。4レス。
この前の肉まんの続きにしようと思ってたら、全然違うものに化けた。orz
ある日の放課後。
憂鬱な授業も終わり、極楽気分でいつものように部室に向かう途中、俺は見覚えのある後姿に遭遇した。
「よう。どうしたんだ、長門」
ダンボール箱を抱えたまま、長門は俺の方に振り返ると、例によって淡々とした口調で返答した。
「コピー用紙の束。涼宮ハルヒに頼まれた」
ハルヒめ、また何か変なことを思いついたんではあるまいな、と、つい溜息を吐く俺である。
しかし、そんなに大量の新品コピー用紙、どこで調達したんだ?
「印刷室。廃棄予定の書類表面の顔料を除去して再利用した。同時にダメージを受けた紙繊維を補強するため、分子レベルでの初期化再構成を実行……」
あー、長門。解ってるとは思うけど、情報操作だとかは、その、程々にな。
「了解した」
やれやれ。しかし、ある意味究極のリサイクルだな。昨今、再生紙の偽装が発覚したとか世間では騒いでたみたいだが、長門によって処理されたこの紙ってのは、果たして古紙というものに分類されるんだろうかね。
しかし、紙というものは案外重いものだ。一見華奢な女の子が、ダンボール箱一杯の紙束を運んでいるという図を見て、手伝おうという気にならない男子がいるだろうか?いや、いない(反語)。
「なあ、長門。重たいだろ。俺が代わりに運んでやるよ」
「平気」
「まあ、そう言うなって」
そういうと俺は、半ば無理矢理に長門からダンボールを受け取る。って、長門の表情につい油断してしまったんだが、正直、これは結構重いぞ。危うく腰を痛めるところだった。
「大丈夫?」
「あ、ああ。この位どうってことないぜ。はは、あははははは」
心配そうな長門に、俺はひたすら誤魔化しの笑いを続けた。
全く、忘れてたよ。重力をどうにかすることなんて、こいつにかかれば朝飯前ってことをな。
だが、先程長門に情報操作云々を自粛するよう促した手前、この大荷物を何とかしてくれ、とは言い出せない俺なのであった。合掌。
と、長門は踵を返してどこかに向かう。何だ、部室に行くんじゃないのか?
「まだ残りが存在」
といって、指を二本立ててみせる長門。何だ、あと二箱もあるのか。そうか。じゃあ、待っててくれ。俺も手伝うから。
「わかった。待っている」
そう言って多分印刷室に向かう長門を見送ると、俺は気を取り直して部室へと足を進めた。
さて、今度は何をおっ始めるんだろうな。まあ、ハルヒと一緒にいれば、退屈とは無縁でいられることには間違いないさ。って、なんだかんだ言って、すっかり俺も毒されてしまったようだね、全く。
さて、程なく部室前に到着。ドアが半分開いていて、何やら中からガサゴソと物音が聞こえる。
まあ、ドアが閉まっていないということは、朝比奈さんが着替え中である可能性は低い。
いやいや、あの迂闊な先輩は、たまに俺の想像の斜め上を遥かに超えた行動(といってもハルヒのそれとは異なって全く人畜無害なんだが)をとることもあるし。
いや、まあ大丈夫さ、両手も塞がっているんだし、ノックできないよな。でも声ぐらいは掛けるべきだろ、常識的に考えて。
とか思いながらも、結局俺はそのまま何も言わずに室内に踏み込んだのであった。
ああ、皆さんのご期待に添えなくて残念だ。中にいたのはハルヒ一人だけ、である。
「よっこらせ、っと。……ん、ハルヒ。お前何やってるんだ?」
ハルヒはパイプ椅子の上に立って、本棚の上を何やら探し物でもしている様子だ。
「あら、キョン。それって、有希に頼んでたコピー用紙じゃない。へえ、代わりに運んでくれたのね、感心、感心。どうやらあんたも、雑用としての自覚が出てきたみたいね。まあ、でもまだあたしから見れば全然ダメダメなんだけどね」
何だそりゃ、褒めているんだか貶しているんだかさっぱり解らんぞ。で、俺の質問は無視かよ、このアマ。
まあ、それを知ったところで、この先の俺の運命が変化するとも思えない。あらかじめ何を知っていたところで、ハルヒに振り回されて俺が散々な目にあうのは決定事項見たいなモンだからな。
ハルヒはそんな俺の方に目もくれようとせず、夢中になってガラクタの山を漁り続けている。って言うか、お前、いつの間に部室内をこんなカオスな品々で埋め尽くしていたんだ?
いつぞや古泉が言っていた、部室内が異空間化しているというアレ、実はハルヒが持ち込んだ数々の怪しげなシロモノのせいだ、なんて可能性も大いにありだ、とか思わせられてしまう。
「――おかしいわね。確か、この辺にあったはずなんだけど……あっちの箱の中だったかしら」
そう言って、爪先立ちになって身を乗り出すハルヒ。重心が明らかに椅子部分からはみ出しており、見るからに危なっかしい。
「おい、ハルヒ。無理しないで、もっと椅子を近くに寄せたらどうなんだ」
俺はそう声を掛けて近付く。と同時に、パイプ椅子が斜めに傾き、バランスを崩すハルヒ。
「きゃあああああ」
「!」
パイプ椅子のひっくり返る音。
間一髪、落下するハルヒに駆け寄る俺。だが、正面に回り込もうとしたせいで無理な姿勢をとらざるを得なかったため、俺は二人分の体重を支えきれずに、まともに背中から床に激突した。
「ぐはっ!」
一瞬呼吸が止まる程の衝撃。だが、どうやらかろうじて俺はハルヒの身体を上手く受け止めることができたみたいだ。
「キョン……」
「ハルヒ――大丈夫か?」
「うん、あたしは――」
そう言いかけて、ハルヒは何故か絶句してしまった。どこか打ったりしたのだろうか?
「ねえ、キョン……」
少し困ったような、あるいはまるで何かに怯えているような微妙な表情のハルヒ。こういうのもレア顔って言うんだろうか、とかマヌケなことをつい俺は考えてしまう。
「――お願い」
お願いとはまた、お前らしからん言葉じゃないか。俺は今まで命令されたことはあっても何かをお願いされたことはなかった気がするぞ。
「じゃあ――命令」
って何か妙に潤んだ目をしてませんか、ハルヒさん。そういった、ウルウルした瞳で『お願い(ハートマーク)』なんてのは、朝比奈さんの超必殺最終奥義スーパーコンボだろう、誰が考えてみても。
と、妙にらしくない尽くしのハルヒを目の当たりにして、マヌケなモノローグを脳内に展開させていた俺は、続けて発せられた言葉を聞き逃してしまっていた。
「……しなさい」
はあ、俺に何をしろと?
ハルヒは何故か耳まで顔を真っ赤に染めて、ゴニョゴニョと呟いていたのだ。って何だ、この反応は。
「スマン……よく聞こえなかったんだが、もう一回、言ってくれないか」
ハルヒは困ったような表情で俺を見つめながら、口元をピクピク動かしている。
「いいから……」
いい、って何だか顔が近過ぎるんじゃないか、ハルヒ。古泉の真似なんて、一体どういうつもりだ。
密着状態のハルヒは、こいつらしからぬ恥じらいっぷりで、モジモジそわそわとしている。あのな、お前、俺に一体ナニをして欲しいんだ?
と微妙な空気が室内を充填したその時。
「……いいから、さっさとその両手を離『しなさい』、このアホキョン!」
と、大声ではないものの、ハルヒは力のこもった声で俺にハッキリ告げた。
離す?何を?
と、そこで初めて俺も気が付いた。ハルヒを受け止めた拍子に、あろうことか俺の両手が、ハルヒの胸の二つのふくらみをしっかりとキャッチしていた、という事実を。
「うぉ、す、すまんハルヒ!」
だが、慌ててしまったせいで、離すどころか逆に力が入ってしまい、俺の意に反して両手は、掌の中の嬉し恥ずかし柔らかパーツに、その指を思い切り食い込ませていたのだった。
「あっ――!」
「バカー、ふざけんなー!調子に乗ってなにしてんのよ、このエロエロキョン!」
と、間の悪いことにその瞬間、ドアが開いて我らの上級天使、朝比奈さんがご登場だ。
「すみませーん、遅くなりました。…………ふぇ?」
空気が、死んだ。
えーと、冷静に考えろ。朝比奈さんが今目撃しているのは、俺に馬乗り状態のハルヒと、その両胸をガッチリと鷲掴みにしている俺、という図であり、即ち――
「ひょえぇぇぇ!ご、ご、ごめんなさーい!わ、わたし、な、な、な、なにも見てませーん!」
見てません、と言いつつも、両手で顔を覆った、その指の隙間からこちらをガン見して真っ赤になってしまった朝比奈さんであった。
「あ、朝比奈さん、誤解です。これは――」
「いいから、さっさとその手を離しなさい、このアホンダラゲ!」
弁解しようとする俺の肩を掴んで、床に叩きつけるハルヒ。鈍い音が響く。
「きゅー……」
「あれっ?」
「ふぇっ、キョンくん?」
俺の全身力が抜け、両手の縛めから開放されるハルヒの胸。ああ、よかったな。
と、思い切り脳震盪を起こした俺の意識はそこで消失したらしい。だから、
「あ、あの、みくるちゃん。こ、これは……その」
と、弁明しようとするハルヒのセリフとか
「あ、あ、あのっ……わ、わたし、誰か助けを呼んできますから」
と言って部屋の外に飛び出した朝比奈さんと、丁度そこに到着した古泉との間で、
「ふぇ、こ、古泉くん、大変です。す、涼宮さんがキョンくんに馬乗りで、キョ、キョ、キョンくんが昇天しちゃいましたぁ!」
「ほほう、それはそれは実におめでたいことですね。邪魔になってもいけませんし、僕たちは退散した方がよろしいかと」
などというやり取りがあったとかいう事なんて、俺の知ったことではなかったのさ。
ああ、明日という日が来るのが、心底恐怖だな。何を言われることになるのやら。やれやれ。
どの位時間が経ったのだろうか。
目を覚ました俺は、床の上でマヌケに倒れたままだった。と、額に触れる手の感触――しゃがみ込んだハルヒが、心配そうな表情で俺の方に手を伸ばしていた。
「あ、キョン。気が付いた?」
「ハルヒ?」
「大丈夫?ちゃんと動ける?」
そう言われて起き上がろうとするが、体の自由が利かない。
そんな俺を見て、ハルヒは不安そうに声を掛けてくる。
「ごめんね、キョン。……あんた、あたしを助けようとして……。でも、あたし――」
ああ、不可抗力とはいえ、あんなことを俺はしてしまったんだ。お前の反応も当然だろう。まあその、あんまり気にするな。
「キョン、あたしのこと――怒ってないの?」
ああ、怒ってなんかないぞ。
「……嘘」
嘘?俺が?嘘なんかついてどうするんだ。
「…………だって、キョン、あたしの方、向いてもくれないじゃないの」
いや、まあ、なんだ、その。そっちを向くと、ハルヒのスカートの中の白いものが目に入ってしまうからであって、決して俺は怒ってなんか――
「バカー!」
そう叫んでハルヒは俺のネクタイを引っ掴むと、勢いよく立ち上がる。首が絞まりそうだったが、その拍子に俺も立ち上がることが出来た。
「なによ、あんた。真面目に心配しちゃったあたしがアホみたいじゃないの」
心配?
俺はそこで思い当たった。またしても俺は、ハルヒの目の前で、頭を打って意識を失っていたのだということに。
なんてことだ。
ついこの前、もうハルヒには心配をかけない、って自分に誓ったばかりだと言うのに。自分のヘタレ具合が自分でも情けなくて、俺の感情は暴走寸前だった。
「すまん、ハルヒ」
動揺の余り、俺はいつの間にか、自分の両腕の中にハルヒの身体を捕らえていた。気のせいか、前がよく見えない。それになんだ、この頬を伝う感触は?
「キョン、もしかして、あんた泣いて――」
ハルヒはそこで言葉を切ったまま、特に抵抗する様子もなく、俺にされるがままになっていた。
「あ、すまん、ハルヒ」
やがて、我に返った俺が身体を離そうとすると、ハルヒはそれを制するようにこう言った。
「何よ、キョン。さっきから謝ってばっかりじゃないの。そんなにあたしに申し訳ないって思ってるんなら、一つだけ、あたしのいう通りにしなさい」
ああ、俺に出来ることなら何でもするさ。
「それじゃ――もうちょっと、このままにしててもらえるかしら」
そう言って、ハルヒは自身の腕を俺の腰にまわし、こちらにその体重を預けてきた。
「ハルヒ?」
「何も言わないで。……そうね、あと五分――こうしててくれたらいいわ」
ハルヒの言葉に甘えて、俺はもうしばらくそうさせてもらうことにした。自分の鼓動以外のもう一つのパルスをその身に受けて、それでいて不思議と心が穏やかさを取り戻していくのが解る。
夕焼けの紅に染まる部室内で、静止したままの二つの人影。
どのくらいそうしていたか、とか、その後何が俺たちの間に起こったかなんて、俺の口からは語ることができない。まあでも、少なくとも五分なんて時間内に収まったりはしなかった、とだけは伝えておくことにしよう。
場所は変わって、印刷室内。
そこには、二十箱ほどのダンボールに取り囲まれた状態で、
「それでも彼なら、彼ならきっとなんとか来てくれる…………」
と、呪文のように呟きつつ、全く本の中身に集中できていない様子で読書しながら、ひたすら待ち続ける長門の姿があったそうだ。
なんというか、その、すまん、長門。
以上、
>>359-362 ですた。
結局ハルヒが何しようとしてたのかとか、大量のコピー用紙とか、消化不良ですけど皆様のご想像にお任せします。
なんというラッキースケベ。こりゃ朝比奈さんや長門に近づけないな
長門哀れ…
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:20:29 ID:y7phKLMP
GJすぐる!!!
これで今夜の糖分はばっちり!!
367 :
sage:2008/01/20(日) 00:21:27 ID:y7phKLMP
sageわすれた・・・ごめん。。
本気で間違えたwww
今後自重します。
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:22:47 ID:tURRjmwX
和田出てきてよ
このスレ荒らして、うざいから
ちょっと今からニコ動でみてくる
>>369 別に和田を呼ばなくても立派に荒らせてるよ
ハルヒかわいいよ
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:29:40 ID:tURRjmwX
>>351ゆるさない
毎日あらしてやるお前呪ってやる
375 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:33:03 ID:tURRjmwX
ふいんきとかしらねーよ
しってなきゃだめなのかよ
2chばっかやってるニートとは違うんだよ
リア厨かまってんじゃねーよカス共。
はぁ、荒らしごときにムキになるお前ら自重しろ。
知らないなら知らないでそれで終わればいい話。
ろくな反論できないのに煽るな、また荒れる。
だからスルーしろってば
>>362 ナニがあったんだキョンwww
語れないってことはみくる&古泉の言ってたことが現実になったんだな?こいつめ!
GJ!
>>363 乙です
こりゃ後でハルキョンの二人で長門にご馳走してやらにゃあ
382 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:42:22 ID:tURRjmwX
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:43:48 ID:tURRjmwX
わだーー
はやくこーい
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:46:14 ID:tURRjmwX
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:47:46 ID:tURRjmwX
−−−−−−−−−− 終了 −−−−−−−−−−−
以下、【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その77
がお送りします。
>>363 ハルヒバランス崩す→キョン受け止めネタならコピー用紙の件とかは無くてもいけたんじゃねw
そのオチだとなんかこうスッキリしない感じ。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:51:22 ID:tURRjmwX
>>351がでてこないなら
学校の仲間よんでここ荒らすぞ
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 00:53:17 ID:tURRjmwX
1:00までまってやる
>>387 一応続きは想定してるけど、妙に長くなりそうなんで
構想段階でペンディングにしてさわりの部分をいじって投下したんだが失敗だったか。
とにかくご意見感謝。気負わずに続き考えるだけ考えてみる。機会があればまた。
393 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 01:02:42 ID:tURRjmwX
しゅーりょー
月曜からお楽しみに
>>390 次回作wktkして待ってるぜ。
ハルにゃんおやすみハルにゃん
>>363 甘い! GJ!! 妄想が止まらないw
長門は……まぁ、続編に期待w
夜中に妄想投下
鶴屋さんちのハムスターが子供を生みそうだということになり、部室で飼おうということになる。
↓
キョンとハルヒが名前を考える。
↓
アツアツカップルの名づけ風景を谷口が目撃。
↓
キョンハルヒをはらませたと誤解が広がる
↓
谷口ぼこぼこ
↓
ハルヒ「自分の子供にはどんな名前がいいかしらね・・・キョンはどんなのがいい」
キョン「何で俺に聞く。元気で明るく育ってくれたらそれでいい。
名前には親の願いがこめられてるからな。子供がそれを知って誇れるような名前がいいな。」
ハルヒ「キョンが決めてよね。」
ってなエンド
誰かかいてくれ。
その名はガンダム!
>>399 「ガンダムちゃ〜ん」と言って、
膝の上に小さな戦闘ロボを乗せて撫でてるハルキョンを幻視した
神人がガンダムになる光景を想像したorz
誘拐されたハルにゃんを助けるキョン
ショッカーに捕まったハルにゃんを助ける人造人間キョン
>>401 殆どさんかw
>>402 そう言えばハルにゃんの危機をキョンが救う話って原作ではまだないよな。
まあ使ったら最終回になっちゃうだろうけどw
今だ。一時間んんんんんんんんんんん!!!!!
そ、阻止でいいんだよね?公式試合頑張ってくるよハルにゃん
5分レスなかったらキョンの朝食はハルヒ 作
指パッチンをして神人を呼び出すハルヒ
ハルヒ「来ぉぉい!!しんじぃぃーーん!!!」パチィィン!
>>401 で、古泉が黒いガンダムに乗って神人ガンダムを迎撃しに来るわけですね
すまん、戯言だ
>>406 ありがちですまんが。
日曜の朝。
毎日をSOS団の活動に費やしている俺の、唯一の安息日である。
この日ばかりはハルヒから解放されるはずの俺は、階下の話し声で目が覚めた。
今日は早朝から両親が親戚の用事で出かけているはずで、家には俺と妹しかいないはずだ。
妹が友達でも連れてきたのか……なんて考えていた俺が甘かった。
「な、何やってんだ!?」
階下に降りた俺の目に入ったのは、何故かうちの台所にエプロン姿で立っているハルヒと、嬉しそうにハルヒを手伝う妹であった。
「あんた起きるの遅いわよ!」
「キョンくんおはよー!」
俺の質問は無視かよ。せめてお前は答えてくれ、妹よ。
「だから、お前は人の家で何やってるんだ」
再び質問した俺に、ハルヒはようやく答えた。
「あんたの携帯、電源入ってないでしょ! 電話したのに繋がらないから、家の方に電話したら妹ちゃんが出たのよ」
そう言って妹に視線を移して微笑みかける。妹も「ねー!」などと相づちをうっている。仲いいな、お前ら。
「ご両親が留守で、あんたが朝食まかされてるのに起きてこないっていうじゃない!」
そういやそうだった。
「あんた、休みの日だからって弛んでるわよ! 妹ちゃんがお腹空かせてるのにいつまでも寝てるなんて許し難い行為だわ!」
日曜のことまでお前に指図されたくはない。とはいえ、妹の朝食を親から頼まれていたのも事実で、多少の罪悪感は感じる。
「仕方ないから、あたしが作りに来てあげたってわけ!」
胸を張って言うハルヒに俺は反論出来ない。
日曜は起こしに来るなと言う約束を律儀に守って腹を空かせていた妹のためにわざわざ来てくれたわけで、全面的に俺が悪い。
ここは素直に礼を言うことにするか。
「いや、わざわざ悪いな。ありがとう」
俺がそう言うと、ハルヒは視線をそらした。
「べ、別にあんたのためにやってるわけじゃないんだからね! 妹ちゃんが可哀相だから来てあげただけなんだから!」
ああ、分かってるよ。
ハルヒの作った朝食はやたら豪勢で、とても旨かった。
「美味しかったー! ハルにゃんがお姉ちゃんだったら毎日食べられるのになー」
「そ、そう? 何だったらなってあげてもいいわよ」
「ほんとー? やったー!」
「おいおい、うちは養女は募集してないはずだぞ。お前が俺の姉か妹なんて勘弁してくれ」
「そんなんじゃないわよ、バカ!!」
じゃあどういう意味なんだよ。何でお前は赤くなってんだよ。
翌日、この話を何気なくしたら古泉に呆れられ、朝比奈さんに涙目で叱られた。
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/20(日) 13:13:37 ID:hSLr2jNJ
何という王道
>>411 GJ!キョンはわかっててやってるんだかニブイだけなんだか・・・
この辺の距離感がなんともいえずいいもんだ。
いいけどさ、萌えたけどさ、一応SSなんだから名前欄ルール守ってくれよ。
おはるにゃん
GJありがとう
>>419 素で忘れてた。すまん。吊ってくる。
>>420のレスを見て、『寝坊したハルにゃん』というイメージがっ!
>>411 ありがとう、本当に書いてくれるとは…つーか絶妙だGJ!
>>424 その衝撃でパンを落としてしまうハルにゃん。
罰としてキョンが食べていたパンを没収するハルにゃん。
今日の顔がみたいアニメキャラベスト30ではるにゃんでないかな〜?
しばらくは新しいライダーに出るため部活に出られないキョン
>>363 というか
>>390 なんですけど
一応続き(
>>359-362の)がなんとか終わりますた。
8レスもあって、内容も当初考えていたものとは全然違うものになってしまったんですが
約束なので投下してみます。
忘れるところだった。
>>411GJ
前回、と言っても何のことやらさっぱり解らん人も多いだろう。ちょっと説明する。
ハルヒとの部室でのドタバタで、印刷室の長門のことを放置プレー状態にしていたことを思い出した俺は、部室に置いてあった長門の鞄を取ると、下校時刻ギリギリの校内をハルヒの手を引いて印刷室に向かった。
まあ、途中からはハルヒが俺の手を引いている格好になったわけなのだが。
「迂闊だったわ。あたしとしたことが、有希のことをすっかり忘れてたなんて。……もう、全部キョンが悪いんだからね」
解ってるって。だから、早いところ長門に謝りに行かないとな。……全く、さっきの甘ったるい雰囲気がまるで嘘のような憂鬱さじゃないか。
そして印刷室にて。
呆然と立ち尽くすハルヒと俺。その俺の方をなんとも言えない視線で貫く長門。そして――
「ちょっと、有希。何なのこの大量のダンボール箱は?」
室内を埋め尽くしたダンボール箱。入り口近くにも関係なしに積まれていて、室内に入るに入れないし、これだと長門自身、外に出られない、というくらい邪魔である。この中身、ひょっとして全部コピー用紙なのか?
「そう」
って、おいおい。俺はつい溜息を吐いてしまう。このありえない量の紙束を、一体ハルヒにどう説明したものか、と一瞬悩んだりもしたのだが、
「ごめんね、有希。あたしがコピー用紙適当にガメてきて、なんてお願いしたばっかりに、どっかのバカが、有希がいるのを気付かずに、こんなに一杯ダンボール箱を搬入しちゃったのね。大丈夫?閉じ込められて怖くなかった?」
と、なんか適当な解釈を勝手にしてくれたらしい。とにかく一安心だ。
「別に。ただ……少しだけ退屈だった」
長門はハルヒの方を見ずに俺を見据えたままそう答えた。なんか、睨んでいるような気もする。なんというか、その、非常に申し訳ない。この埋め合わせは、いつか必ずさせてくれ。
で、結局下校時刻となったため、俺は倉庫番よろしくダンボールを移動させて、長門を印刷室から脱出させ、ハルヒも含め三人して慌てて下駄箱までダッシュすることになったのだった。
しかし、あのダンボール箱の山、やっぱり俺たちで始末しなきゃまずいんだろうな。
あとで長門から聞かされたことなのだが、俺を待っている間中、ずっとヒマでしょうがなかったので、シュレッダーにかけられて室内にごみ袋詰めされていた書類クズまで全て復元して、例によって新品同様のリサイクル紙を大量生産したそうだ。
ちなみにその時生じた使用済み顔料は、ご丁寧にもコピー機の空のトナーのカートリッジに装填し直したうえで、部屋の隅に山積みにしておいたらしい。
ところで、コピー紙はいいとして、ダンボール箱自体はどこから調達したんだ、長門?
「……秘密」
――まあ、聞かなくてもなんとなく想像が付くし、このことに関しては忘れた方がいい気がするので俺もそうすることにしよう。
しかし、長門から『退屈』なんて言葉を聴いたのも初めてだな。例の七夕の一件からは三年近く俺たちのことを平気な様子で孤独なマンションの中待機していたみたいだったんだが。
まあ、ハルヒも変わったといえば変わったんだし、長門もそうなんだろう、きっと。
しかし、変わり栄えしないのは俺ばっかりだな。進歩がないというかなんというか。やれやれ。
翌日のこと。
「おや、一体どうしたのですか?この大量のダンボール箱は」
「ふえぇ……ハコがジャマで、メイドさんのお洋服が取れませんよう。お茶の準備もできませんし、どうしたらいいんですかぁ?あうぅ」
言葉とは裏腹に大して戸惑っている様子でもない古泉と、制服のままというのがが何気に新鮮な朝比奈さんの途方にくれる姿である。
とまあ、一体何があったのかと言うと、ただでさえ狭い部室に、昨日の印刷室から引っ越してきたコピー用紙ギッシリのダンボール箱がワープしてきていたのである。
「…………」
何も言わずに、いつものパイプ椅子ではなく、重ねたダンボール箱に腰掛けて平然と読書する長門。おい、まさか、昨日のアレ、全部運んできたのか?
「全部ではない。全体の丁度六割」
しれっと答える長門。気のせいかその瞳の奥に込められた光には怒りのようなものが宿っているような気がする。ひょっとして昨日のことをまだ根に持ってないか、お前?
「ない」
と、そこにハルヒが登場だ。
「なにこれ?ちょっと、キョン。こんなに持ってこなくてもいいのに。もっと常識的に考えなさい。モノには限度ってものがあるんだから、あんたもその辺をちゃんと弁えなさいよ」
そっくりそのセリフをいつものハルヒに返してやりたい気分になった俺だが、ここはとりあえず黙っておいた。ていうか、別に俺が持ってきたわけじゃないんだがな。
「まあ、いいわ。これだけ物資があれば、補給無しでもあと一年は余裕で戦えるわね」
一体こいつはどこのドイツと戦争するつもりなのだろうか?
「みんな、いい?これからあたしたちSOS団は、第一回ペーパークラフト人形大会を開催します!文句のある人はいないわね」
声も高らかに宣言するハルヒ。
これまたあとで判明したことだが、どうやらハルヒはネットの某巨大掲示板で、ペーパークラフト作成の模様を逐一報告するスレを見て影響されたらしい。なんて単純なんだ。っていうか、こいつ、VI○○ERだったのかよ。
「実は、いつだったか、『夜になると勝手に動き出すペーパークラフト人形』ってのを入手して棚の上のどこかに仕舞っておいたんだけど、昨日いくら探しても見つかんなかったのよね。まあ、それはどうでもいいわ」
何だよそれは。まるで呪いの人形じゃないか。で、しかもこの部室内で行方不明って、不気味過ぎるだろ、おい。
「とにかく、あたしたちも、自分で勝手に動き回るぐらいの人形を作るのよ。気合と信念があれば決して不可能じゃないわ。――ちょっと、キョン。ちゃんと聞いてる?いいわね!」
へいへい。というわけで、五人揃っていざペーパークラフト工作の時間、と相成ったわけである。
ちなみに、人形のモデルは何故か俺に決まっていた。全く、性質の悪い冗談も程々にして欲しいものだ。
例によってハルヒは自己流で、さっそくなにやら紙を切ったり折ったりし始めていた。
それ以外のメンバー、つまり、俺と朝比奈さんと古泉は、長門が作成した展開図らしきものを基に作業することになった。
なんでも長門に教えてもらったところによれば3Dのモデリングデータからペーパークラフト用の展開図を出力するフリーソフトがあるそうだ。
しかし、俺の3Dモデルなんてものを、いつの間にか用意していたなんて、長門も用意がいいと言うか、なんというべきだろうか。
しばらくして、俺たちはハルヒの分を除いた四体の『俺』人形を完成させていた。
ハルヒの工作が終了するまで、古泉の提案により、俺たちはSOS団全員分の人形を作ることになった。
先程同様に長門謹製の図案を元に残りの面子の人形が次々と作成されていく。って、やっぱり全員分の3Dモデリングデータ、作ってたんだな、長門。
ハルヒ、朝比奈さん、長門、そしてついでに古泉、の各人形。それぞれ結構複雑な形なのだが、慣れてくればこれはこれで楽しいかもしれない。
ただ、完成したものを並べていくと、ちょっとしたシュールさ満点な光景を目にすることになった。なまじよく出来ているだけに、ある意味不気味な気がするのは俺だけだろうか。
しかし、作業中はみんな集中しているのか、長門は当たり前として、ハルヒまでも含めた全員が無口である。
こうして、みんなが黙々と一つの作業に集中する、という図も。この部室内でも滅多に見られるようなモノではない。
静かだな。なんだろう、こういう放課後ってのもちょっといいかもな、なんて気分に俺が浸っていたのも束の間のこと、
「できた〜!」
と、ハルヒが雄叫びを上げる。
見れば、ハルヒの手元には、俺たちが作ったものより数段大きなオブジェクトが、ってハルヒよ、それが『俺』なのか?
「そうよ。自分で言うのもなんだけど、結構似てると思わない?」
うーん、どう答えたものだろうか。俺自身、自分ではこういう質問には客観的に答えられそうにない。
だが、そんな俺の考えをよそに、朝比奈さんと古泉は揃って、
「うわぁ〜、とっても似てるんです。なんだか、ちっちゃくて可愛いし、リトル・キョンくん、って感じがしますね」
「これは素晴らしい出来栄えですね。さすがは涼宮さんです。細かな観察眼と、手先の器用さを持ち合わせていなければ、とてもここまでの作品は完成させられないでしょう」
と、ベタ褒めである。そういうものなのだろうか。
「…………」
ハルヒの作品を手に取り、じっと見つめる長門。どうしたのだろう。何か気になることでもあるのか?
「なんでもない。ただ……」
ただ、何だって?
「あなたにそっくり」
なんと、長門も絶賛とはね。
「でしょう、有希。まあ、キョンのことだったら、あたしは毎日――」
とそこで何故か黙り込んでしまうハルヒ。おい、どうしたんだ?
「な……何でもないわよ!と、とりあえず、今日のところはこれくらいにしておきましょう」
と、ハルヒの一声で、本日のSOS団の活動はお終いである。
やれやれ。しかし、このコピー用紙の詰まったダンボール箱の山はこの程度では片付かないぞ。一体どうすればいいんだろうな、などと考えていた俺であった。
だが、異変はその時既に始まっていたのかもしれない。
ひょっとしたら長門は既に何か気付いていたのかもしれないが、そんなことは当時の俺に解るはずもなかった。
三日後の部室。
部屋に入った俺は奇妙な違和感に襲われた。気のせいか、ダンボール箱が減っている。誰かが片付けたのだろうか?
朝比奈さんに訊いてみても
「え?わたしはなにも知りませんよ。てっきり、わたし、キョンくんが片付けてくれたものだとばかり……」
と、久々にメイドルックの朝比奈さんは人差し指を顎の下につける例のポーズで可愛らしく小首を傾げて答えてくれた。うーむ、とても癒される。ってそんな場合じゃないか。
そもそも、メイド服に着替えられたのも、そこを塞いでいたダンボール箱がどこかに移動してしまったためなのである。
古泉、お前は何か知らないか?
「いいえ、僕もすっかり、あなたが片付けてくださったものだと思っていたのですが」
と、両手を広げていつものポーズだ。こっちは見ても決して癒されたりなんかしないけどな。
「…………」
長門が無言のままこちらを見つめていたのに俺は気付いた。ひょっとしてお前か、長門?
「わたしではない」
というと、ハルヒの方を一瞥して、長門はまた読書に戻った。
てことは、ハルヒが片付けたのか?まさかな……。
そのハルヒは、よっぽど自分の作品が気に入ったのか、紙人形の『俺』を傍に置いてひたすらネットサーフィンに没頭している様子だ。
ただ、気のせいか、その目がどことなく何も見ていないように思えたのは、俺の気のせいなどではなかったということを、あとで思い知らされることになるのだった。
更に翌日。
ついに、あれほどあったダンボールは完全に部室内から消失していた。
「さて、不思議なこともあるものですね。僕たちの誰もが片付けたのではない、というのに、これは一体どうしたことなのでしょうか」
俺に訊かれても答えられるわけないだろ、古泉。
ひょっとして誰か他の生徒がここに大量のコピー紙があることを知って、勝手に持ち出した、なんてことは考えられないか、長門。
「他の生徒がこの部室内に侵入した形跡は見られない。……ただし」
そのあと、長門は平然と恐ろしいことを口にした。
「昨日施錠したあと、部室内部から何者かが外に出た痕跡を発見した」
何者か、って鍵掛けた後に誰かがこの部室内にいるなんてことがあるわけ――
「キョ、キョ、キョンくん。あ、アレ、見てください〜!」
突然、窓の外を指差して叫ぶ朝比奈さん。
俺が見たその先には……
「な、ハルヒ?」
屋上にハルヒがいた。と、その隣には何者か、北高の制服姿の男子生徒がいる。
「キョンくん、あそこの人、キョンくんみたいです。で、でも。キョンくんは今ここにいるし、えーと、これって、どういうことなんですか?」
だから、俺に訊かれても答えられませんよ、朝比奈さん。
「あれは、先日涼宮ハルヒの作成したペーパークラフト作品が擬態したもの」
何だって?一体どういうことなんだ、長門。
「何者かによる一連の情報操作の形跡が認められる。おそらく、目的は涼宮ハルヒ自身」
つまり、ハルヒは今まさに危険な目にあっている、ってことなんだな。
「そう」
長門が答えると同時に、俺は古泉を見る。無言で頷く古泉。
待ってろ、ハルヒ。今から俺が助けに――
「!」
だが、ドアを開いた俺たちを待ち受けていたのは、なんとも恐ろしい光景だった。廊下を埋め尽くした無数の真っ黒な紙人形が蠢いている。その顔には真っ赤な『呪』の文字が……。
「ひょ、ひょえぇぇぇぇ〜〜!」
なんとも形容しがたい萌えボイスを上げて、朝比奈さんは気絶してしまった。だが、今はそんなことで脳内に桃色の霞を発生させている場合ではない。
「この場は僕たちに任せて、あなたは早く涼宮さんのところに」
朝比奈さんを脇に抱えた古泉がいつになく真剣な声で俺に告げる。
しかし、この悪趣味な紙人形どもを相手に、俺なんかがまともに立ち向かえるのだろうか?
「敵性群体の分析完了。これより対抗処置を実行する。……あなたは、これを」
長門はそう言って何か早口コマンドらしきものを唱えると、机の上に並べられていたペーパークラフト長門人形の一つを俺に向かって投げた。それは俺の右肩にソフトランディングする。
『急いで』
肩の『ペーパー長門』から長門の声が発せられている。そうか、これはお前の分身、ってことなんだな。実に頼もしいじゃないか。
肩につかまった小さな相棒と共に、俺は廊下に飛び出す。
俺の足元にだけまるで穴が開いたかのように呪い人形のいない空間が発生する。どういった原理かはまるで解らないが、バリアーのようなものを肩の『長門』が展開してくれているのだろうか。
パニック状態の校内。あちこちで生徒たちの悲鳴が上がっている。
俺は無人の廊下をブレーキの故障した暴走車のごとく突っ切った。つい後ろを振り向きそうになってしまうが、それはやめた方がいい、ともう一人の自分が忠告している気がした。
おそらく、黒地に赤文字の塊が大量に俺のことを追いかけてきているだろうからな。そんなモノを見てしまったら、恐怖の余り、足がすくんで動けなくなるに決まっているだろうしな。
渡り廊下を駆け抜け、中館の階段を三段飛ばしで上り、屋上へと出る。掛けられていたであろう鍵は、『長門』の情報操作でこじ開けられたようだ。
「ハルヒ!」
俺の声に振り向くハルヒ。
「え、あれ?……何でキョンが二人も」
困惑したようなハルヒ。そこに俺に擬態した《人形野郎》が気味の悪い声を掛ける。
《騙されるな、ハルヒ。あいつはニセモノだ。本物はこの俺だ》
クソ、何てこと言いやがる。って、ハルヒの奴、フラフラと《人形野郎》の方に歩いていくじゃないか。
「おい、ハルヒ。お前、一体どうしちまったんだよ!」
足を止めるハルヒ。こちらを振り向く。だが、
《考えてもみろ。あの男はいつもお前の行動に文句ばかりで非協力的だ。俺は違う。俺についてくれば、お前の望みは何でも叶うだろう》
と、《人形野郎》の誘惑の声に、ハルヒは背中を向けるとまた一歩俺から遠ざかっていく。一体どうすればいいんだ?
その時、肩の『長門』が俺に囁きかける。
『敵は涼宮ハルヒの精神面に攻撃を仕掛けている。彼女の心理状態は今、不安定。わたしが敵の本体に直接攻撃を掛ける。それまで時間稼ぎが必要。あなたは涼宮ハルヒを説得して』
そう言って『長門』は俺の肩から飛び降りると、何処かへと走り去った。
と同時に、後ろのドアが開き、呪い人形の一群が俺の足元を取り囲む。畜生、絶体絶命って奴じゃないか。
435 :
電車男:2008/01/20(日) 17:11:35 ID:w+8zXheJ
腹が減りました
このままでは身動きが取れない。とにかく、今、俺にできることをしなくては。
「ハルヒ、お願いだ。こっちを向いて、せめて俺の目を見てくれ」
また立ち止まって、俺の方を見るハルヒ。だが、その目はうつろなままだった。
「確かに俺は、今までお前に非協力的だったかも知れん。文句ばかりでさぞ鬱陶しい奴だと思われても仕方ないだろう」
取り付く呪い人形共を必死で振り払いながら、俺は必死で言葉を続ける。
「でもな、ハルヒ。俺はもう覚悟を決めたんだ。お前がどんな無茶をしようと、俺はハルヒにどこまでもついていくんだ、ってな」
ハルヒは、一歩、また一歩と俺に向かって歩み寄る。今まで余裕を見せていた《人形野郎》だったが、
《おい、何を考えている。戻れ。こちらの世界にはお前を傷つけるものは誰一人いない。壊れそうなお前の魂を救えるのは俺だけなんだぞ》
と、動揺した様子でハルヒがこちらに戻ろうとするのを食い止めようとする。
呪い人形の塊に押し潰されそうになり、俺は片膝をついてしまう。だが、俺の心はこんなことで折れたりはしない。
「ハルヒ。俺は信じている、お前の強さを。お前と俺たちの絆の確かさを俺は知っているんだ。何があっても俺たち『SOS団』は一つだ。なあ……お前だってそう思うだろ、ハルヒ!」
「……キョン」
その瞬間、俺の背後からこの世のものとも思われぬ、名状しがたき悲鳴が上がった。
《ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄ロ兄》
みると、『長門』がなにやら妙な姿の人形、おそらく、それが敵の本体らしいのだが、そいつを羽交い絞めにして
『$_ =〜 s/ロ/ネ/g;』
と、例の早口で何やら詠唱している。
同時に全ての呪い人形が煌く光の塵となって一瞬で消し飛んだ。
形勢逆転だな。体の自由を取り戻した俺はハルヒの元へと駆け寄る。思い知ったか。SOS団はお前たちの陰謀なんかには決して負けたりなんてしないんだ。
だが、断末魔の叫びを上げながら悶えていた《人形野郎》はその腕を数倍の長さに伸ばすと、ハルヒの足首を掴む。
「きゃぁぁぁ!」
足をとられて転倒するハルヒ。
《こうなったら貴様も道連れだ。決して生かしては返さん》
そう叫ぶと、屋上から転落していく。まずい、このままだとハルヒまで――
『跳んで』
俺は『長門』の声にごく自然に反応した。
全速力でダッシュして、ハルヒの身体を抱えると、そのままの勢いで屋上から飛び出す。
その瞬間、猛烈な旋風があたりを包み込む。
かまいたち現象とでも呼べばいいモノなのだろうか。空気の渦に《人形野郎》だった物体は、粉々になるまで切り裂かれて消し飛んでしまった。
程なく、重力が俺たち二人の身体を虜にする。ヤバイ、落ちる――
次の瞬間。
俺は足の下に何かを感じた。
ふと見ると、小さな紙飛行機――おそらく、先程までは『ペーパー長門』だったもの――が俺とハルヒの全体重を支えたまま、旋回飛行している。
その紙飛行機はくるくると螺旋軌道を描いて、無事に俺たちを中庭に着地させた。
中庭では、朝比奈さんと古泉が、俺たちを待っていた――俺と、腕の中で気を失っているハルヒのことを。
「キョンく〜〜ん」
朝比奈さんは、俺とハルヒに抱きつくと顔をくしゃくしゃにして泣き叫んだ。
「ふえぇ、キョンく〜ん……よかった――涼宮さんも、無事で。ほんとに……ほんとによかったですぅ〜。ぐすっ」
古泉は俺の方を一瞥して、いつもの仰々しいポーズをとってみせる。
「さすがですね。あなたの素晴らしい演説は、僕のところまでもハッキリと聞こえてきましたよ。――とにかく、本当にお疲れ様でした」
その古泉のセリフを聞いて俺は脱力した。俺の渾身の説得は、校内中に聞かれちまってたんじゃないだろうな。やれやれ。
「しかし、かなりの騒ぎになっちまったな。さて、一体どうしたもんだか」
「問題ない。情報操作で校内にいた生徒および教職員全ての記憶は既に改竄済み」
いつの間にか、長門が傍に立っていた。その手には妙な形の古めかしい紙細工人形がくたびれた様子で収まっていた。
「そいつが、今回の黒幕ってことか。って、まさかハルヒが探していた『夜になると勝手に動き出す』とかいってたのは……」
「そう」
間髪入れず肯定する長門であった。
なんとまあ。ハルヒが本物の呪いの人形を入手していて、それがつい最近まで部室内に転がっていたなんて、悪い冗談にも程があるってもんだ。
「で、そいつはもう、悪さしたりしないんだろうな?」
「安全。既に無害」
やれやれ。しかし、ハルヒもたいした奴だな。ものの見事に不思議発見ミステリーハンターだ。スーパー○としくん人形を進呈したいぐらいだぞ。
って、もう人形の話はやめにしておいた方がよさそうだな。正直俺はもう懲り懲りだ。
「ん――キョン」
おっと、ハルヒの声だ。って、なんだ、目を覚ましちまったのかと思ったじゃないか。
「とりあえず、僕は涼宮さんを保健室まで連れて行くことをお勧めします。今回の一件は全て夢だった、とでも説明するしかなさそうですね。あとは全て、あなたにお任せしますので」
そう言って古泉は朝比奈さんを促して部室へ戻ろうとする。長門は
「…………」
と、無言で俺たちを見つめていたが、しばらくすると旧館内へその足を進めた。
さて、さっさと保健室へ行くとするか。
所変わって、保健室内。
俺がここまでどうやってハルヒを運んできたか、なんてことは、まあ皆さんのご想像にお任せする。と言ってもなんだかバレバレな気がするのは何故なんだろうな。
ああ、そうだとも。『お姫様抱っこ』の何が悪い、コンチクショウめ。
ちなみに、養護教諭はまるで自分がいることが罪悪か何かであるかのように、俺たち二人を残して何処かへ行ってしまった。なんだろう、妙な勘違いをされても困ってしまうんだがな。
ハルヒをベッドに横たわらせる。と、数分もしないうちに
「う〜ん。――え、キョン?ここって――あたし、いったい?」
と目を覚ました。
「よう。随分とうなされてたみたいだけど、どうした、ハルヒ。何か変な夢でも見てたのか?」
「夢?まさか、そんな……でも、あれ?」
「なんだ、ハルヒ。まだ寝ぼけてるのか?顔でも洗って頭をスッキリさせた方がいいかも知れんな」
「バカ。もうちゃんと起きてるわよ」
憤慨した様子のハルヒだったが、すぐに訝しげな表情に戻ってしまう。
「ねえ、キョン。なんであたし、ここにいるわけ?」
俺は、あらかじめ用意していた通りに、ハルヒが貧血で倒れたのでここまで連れて来た、という話をでっち上げて聞かせた。
「そんな、じゃあ、さっきのアレは全部……」
だから言ったろ、悪い夢でもみてたんじゃないかって。
「悪い夢なんかじゃないわ。確かに、ちょっと怖いような、そんな感じもしたけど、でもなにかこう、嬉しいような……」
そう言ってハルヒは頬をピンクに染めたかと思うとそっぽを向いてしまった。が、ふと何かに気付いたように俺の顔をしげしげと眺めて、
「キョン。あんた、そのほっぺの傷、どうしたの?」
そう言われて俺も初めて自分の頬に切り傷が付いていたことを知った。きっとあの『かまいたち』の時の巻き添えを食らったのかもな。しかし、全然痛みがないから気付かなかったぜ。
「キョン――」
そう俺の名を呼んでハルヒは手を伸ばすと、俺の頬の傷を指でなぞり、
「あたしには、夢に思えないのよね。なんだか妙にリアルで――あたしは、確かにあんたに――キョンに助けてもらった気がするわ」
と、神妙に呟いた。
「真っ暗な世界の中で、あたしは独りぼっちで……。でもそこに光が射して、その輝きの中に、キョンが――」
俺はつい、自分の頬に手を当てていた――ハルヒの手の上から。
「キョン……」
ハルヒは一瞬顔を真っ赤にしたかと思うと、俺の肩にその額を押し当ててきた。
「おい、ハルヒ?」
「――忘れなさい」
はあ?
「あたしは夢なんか見なかった。――貧血で倒れて、ついさっき、目を覚ました。それだけよ。で、あんたはあたしから何も聞かなかった。……いいわね、キョン」
ああ、解ったよ。そういうことにしたいなら、お前のいう通りにするまでさ。
「それから――」
「解ってるって。あと何分だ?五分か?それとも――」
俺はそっとハルヒの肩を抱きながら囁く。
「バカ……」
そう呟いてハルヒは俺の服の端をぎゅっと掴むとその身体を預けかけてきた。やれやれ、これではいつぞやの再現VTRみたいだな。というわけで、本日の実況中継はここまでにさせていただく。皆さん、悪しからず。
翌日のこと。
校内の様子が、何故か妙である。すれ違う生徒や教師共が、皆揃ったように俺とハルヒに向かって
「おめでとう御座います」
と口々に挨拶しやがる。こいつら、一体何の真似だ?
「敵性群体のマイナスエネルギーを正方向に位相転移したときの副作用。大丈夫、あなたが気にすることはない」
って、長門。急に現れるからびっくりするじゃないか。と、その長門が持っているコピー用紙数枚には
『スクープ!ついにゴールイン!涼宮ハルヒとキョンが放課後の部室で××!』
『養護教諭は見た!保健室内での禁断の愛!ハルヒ×キョン』
etc、etc。って、なんじゃこりゃあ!何だ一体、このどこぞの週刊誌やスポーツ新聞の見出し記事みたいなノリは。
「あら、キョン。あんたが手に持っているそれ、何かしら?」
って、ハルヒ登場。いつの間にか長門は姿を消している。ハルヒは俺から紙束をひったくって内容を確認すると、眉をピクピクと震わせて、妙な猫なで声で俺に宣告した。
「校内に、なにやら怪文書が出回っているみたいね。で、なんでここに、あたしとあんただけしか知らないようなことが書いてあるのかしら?――キョン。あたしにもしっかり解るように説明してもらいたいわね」
いえ、あの、ハルヒ。ちょっと落ち着いてください。って、こ、こら、首を絞めるな!おい、い、息が……苦し――
以上、
>>430-434,436,437,438 でした。
長門のコマンド詠唱はすげー適当なんですけど話のオチ的ネタになってます。
わかる人はニヤニヤしてください。
ていうか、文法的に間違ってたりしたらバカみたいだな。ツッコミあればどうかよろしく orz
他にもネタは仕込むだけ仕込んでるけど
長いとスルーされちゃうから苦労の割に会わない気が。
まあ、ただの自己満足だし、気にしないことに。
そもそも、スルーされるはネタとして面白くないからだ、というのは理解してるんです!(><;)
というわけで、お付き合いくださってどうもです。またの機会があれば。
>>439 GJ
最後のオチがハルヒとキョンらしくて好きだ
おおGJ!
しかし小ネタはちょっとしか分からねぇorz
>>439 話の流れも甘さもGJ!
>>421 せっかくGJなSSなんだから今からでも題名を付けてみてはどうだろう。
>>443 「涼宮ハルヒの朝食」
「涼宮ハルヒの朝餐」
「涼宮ハルヒの姉入り」
作者じゃないがこんなのが浮かんできた。参考にならんな。すまん。
キョンのボーナスで勝手に自分用の最新型パソコンを買うハルヒ
あっちむいてホイでマジバトルするハルにゃんとキョン
勇ましい男にしか見えません
>>447 絵的にはうめー!!!!!!!
って思ったけど言われて見ると勇ましい男かもw
>>447 メール欄の自分の年齢アピールは必要あったのかな?^^
451 :
別の時間軸:2008/01/20(日) 21:30:51 ID:d7zUijEv
CVは白石涼子希望。てゆうか平野ってショタボイス出来るのか?
センター前に言ってた奴のSS投下。ただし未完成なんで途中まで
電波飛ばしてくれた人はマジ乙
「前から不思議だったのよねぇ」
都から取り寄せた書物(宇津保物語と言うそうだ。俺は最低限しか文字を読めないからわからん)を退屈そうに眺めながら春日が呟いた。
「何がだよ」
あまりの寒さにくしゃみをしそうになりつつ俺は返事をした。
「なんであんたってもののけの存在を信じてないわけ?蝶々や蜂の存在を信じてないのと一緒じゃない」
「生憎俺はこの目で見た物しか信じてないんでな」
しかし、涼宮の君にタメ口で話してるなんて涼宮殿に知られたらどんな目に遭うかな。まあ、この時代に普通に男の前に顔を晒している春日も春日だが。
「じゃあ、見たことが無ければ虫や鳥や鼠の存在も信じないわけ?」
「何年旅をしてたと思ってんだ。大抵の鳥獣は既にこの目でしかと見てるんだよ」
何故か不満そうな顔の春日。てゆうかだ。
「お前だって、本当に妖怪の存在を信じてるならなんでそいつらを一生懸命探すんだよ。おかしいだろ」
「あたしは自分が見たことが無い物があるのが嫌なの」
好奇心旺盛で結構なことだ。
「妖怪はあちこちにいますよ」
いつの間に現れたのか、神妙不可侵にして胡散臭い陰陽師が話しかけてきた。どう考えてもこいつ自身が妖怪だよな。
「彼らは普段は眼に映りません。姿を消す術を用いているからです。しかし、妖怪は確実にあちこちにいます。我々が知らないだけでね」
認めたくないが事実だ。こないだばっちり見ちまったからな。古泉は俺の苦い顔をどこか楽しそうに一瞥した。ああ忌々しい。
「古泉君はもののけを見た事があるのよね?」
「もちろん、私は陰陽師ですから」
どんな理屈だ。戦をした事が無い武士だってこの世には沢山いるんだぞ。
「てことはさ、この部屋にいるもののけとかも見えたりするの?」
涼宮の君?せっかく取り寄せた書物を足蹴に踏みつけるのは止めてください。紙がどんだけ貴重だかわかってんのかこの姫は。
「ええ、見えますよ。貴女の隣に一体…ね」
隣?春日はまず右を向き、次いで左の俺を見た。まさか古泉、妖怪って俺のことか?
「なかなか優秀な「人真似」のようですね。「人真似」というのは人間に化けて悪戯をする下級の妖怪です。僕には妖怪だとすぐにわかりましたがね」
待てやこら。俺は妖怪じゃない。れっきとした人間だ。
「へぇ〜言われてみればどことなく怪しいわね…。あんた、名前は?」
恭次郎。親に付けてもらった立派な名前だ。
「ふっふ〜ん、残念!!」
腕を胸の前で交差させる春日。そりゃペケのつもりか?
「その姿の名前はキョンよ。あたしが呪いで洗脳したから本人は元の名前を失ってるの。だから本物なら元の名前を言えるはずがないわ!」
「なんじゃそりゃああああああっ!!」
勝手に設定を捏造するな!つうか最近やけに肩が重いと思ったらお前の仕業か!
「本性を表したわねもののけ!さあ〜覚悟しなさい!」
叫ぶやいなや、春日が俺に突然のしかかってきた。不意打ちで馬乗りにされる俺。
「古泉〜!嘘つくな〜!助けろ〜!!」
「姫の好奇心を満たすためです。我慢してください」
にやあっと意地悪く笑う古泉。完全にハメられた…。
「元の姿を見せなさい!」
密着して動きを封じ、体を弄ってくる春日。朝比奈の君ならともかくこいつにやられても気色悪いだけだ。
「やめろ春日!父上に言いつけるぞ!!」
「お父様が怖くてもののけが相手出来るか〜!!」
どんな理屈だ!って着物を脱がすな!つうかこんな光景他人に見られたら…
「………」
前言撤回。バッチリ見られてます。
「おゆき、違うんだ。これは」
「………ごゆっくり」
半ば呆れたように去っていくおゆき。万策尽き果てたか…。
「いいからさっさと正体を見せて成仏しなさい!」
成仏するのは幽霊だ。さてどうしたもんかなあ。
「まったく、お二人の熱々っぷりには困ったものですね♪」
それはある晴れた日のことだった。
「こらぁ有希!待ちなさ〜い!」
なんだなんだと思う間もなく、俺の横を何かが風の如き速さですり抜けていった。そして遅れて
「おがっ!?」
ドン!という音と共に何かが俺に体当たりしてきた。もちろん俺がそんな不意打ちに耐えられるわけがなく、何かと一緒に崩れ落ちる。正直かなり痛かった。
「ったあ〜……。あ、有希!有希はどこに」
「待てや」
何事もなかったかのように起き上がろうとする何か……春日姫を俺は無理矢理抑えつけた。人にぶつかっておいてその対応はいくらなんでもありえん。
「ちょ、ちょっとキョン何すんのよ!離しなさい!てゆうかどこ触ってっ!!」
「あ…す、すまん」
体勢を立て直し、長門を呼んで閑話休題する俺達。で、何で自分の家臣を追い回してたんだ?
「有希に忍びの技を教えてもらおうと思ったのよ。なのに嫌がるんだもの」
なんじゃそりゃ。忍術なんか覚えてどうするつもりなんだよ。
「決まってるじゃない!あたし自身が忍びとして敵のお城に潜入して…」
「長門。このバカ姫は俺が足止めしとくからお前は逃げていいぞ」
何を考えてるんだこいつは。自ら戦場に赴くだけでも充分非常識なのに、一国の姫が自ら忍びの仕事をやるなど聞いたことがない。
「あのな春日。忍びってのはお前が想像してるような華やかで派手で格好いいもんじゃないんだ。もっと泥臭くて非情で情け容赦なくて…」
本来なら長門がやるべき説明を代わりにやってあげる俺。優しいなあ。
「姫には性分が合わないと推測される」
ポツリと長門。どこか投げやりな響きが感じられるのは恐らく気のせいだろう。こいつに限って。
「そんなのやってみなくちゃわからないじゃないの!あたしもやりたいの。文句ある?」
あるからこうやって説得してるんだろうが。
「む〜キョンの癖に生意気な…」
「俺はどこぞのいじめられっこか」
かなりスレスレな発言だが絶賛無視してくれ。つうか何で長門は放置して俺だけなんだよ。
「いいじゃない、あたしだって分身したり風より速く走ったり、雷雨を呼んだりガマガエルを召喚したりしたいの!」
………は?
「だ〜か〜ら〜!」
「そっちじゃない。春日、何を勘違いしてるのか知らんが現実の忍びはそんなこと出来ないぞ」
絵巻物じゃないんだから。大体目立たない事第一な忍びがそんな事したら凄く目立つだろ。
「だってみくるちゃんが、忍びはそういうことが出来るって」
「………」
「水平に、真っ直ぐ投げる」
「こうねっ!」
ザシュッと破壊的な音と共に棒手裏剣が木に突き刺さった。相手が人間なら間違いなく即死だろう。
「動作が大きすぎる。実戦で命取りになる可能性がある」
意外と熱心に指導をする長門先生。生徒の春日も真剣な表情だ。
「あ、あのぉ〜キョン君、これは何をしてるんですか?」
後ろから朝比奈さんが声をかけてきた。
「護身用の手裏剣投げの練習ですよ。長門が教えてるんです」
本当は「これで我慢しろ」的な意味なのだが、何を勘違いしたのか春日は燃えに燃えまくっていた。熟練したら本当に忍術を教えてもらうつもりか。
しばらく練習を眺めていた俺達だったが、俺はあることを思い出し朝比奈さんに言った。
「朝比奈さん、この時代の忍者は分身したり風より速く走ったり、雷雨を呼んだりガマガエルを召喚したりなんて出来ませんよ」
「……え?」
ポカンとする朝比奈さん。まさか本当に信じてたんですか?
「未来はどうかは知りませんが、この時代の技術段階ではそんなの使えません」
「そそそ、そうなんですかぁ!?わ、私てっきり…」
やれやれ、やはりどうもこの未来人は抜けてるんだよなあ。俺は深く深く溜息をついた。その時だった。
「ぬうぉっ!?」
「きゃあっ!?」
俺と朝比奈さんの間を棒手裏剣が凄い速さで突っ切ったのだ。そのまま柱に刺さる棒手裏剣。
「ごめん、手が滑っちゃったわ」
あっけらかんと言う春日。ふざけんな危うく死ぬかと思ったぞ。
「次からは気をつけるって」
そう言って練習に戻る春日。俺はと言えば、その「次」がこないように祈ることぐらいしか出来なかった。不意に長門がこちらを向く。
「……嫉妬、注意」
以上。この後、江戸編、明治編、現代編と続く予定
だから誰か僕に電波と書き上げる力をください
_lヽ、
\ 、-` /
ヾ #フ/ ,ィ
7++++++++++/, / //_
/ /~~7 "フ,.-'"
,.-―'''"~~~ ̄`丶、 ヾ
,-l^l^l/7 '彡 /レル'"^| ヽ GJだよ……
ヾ` lっ 彡フ-‐" '"リ/M ヽ 電波、届いた……?
ゝ、_ イ、 /:l ,.ィ-、 _ヽヘM
ト-‐''" ヽ |' l ll i /,、:li / i` ,、ノフフ_
` 、 レ1""~ ・ ヾ'ノ ム |_ノ ! " 'っ
ヽ `ヽ、 ‐ " ,、ノケ"7 ノ
ゝ、 | |`ー―''フ ヾニフ~
>^ゞ=テ7 ,.イ ,.-ー''"
/`ヽ/_ノ`く~`" ik
俺は電波送れないけどwktk
>>439 亀だがGJ
キテレツ大百科にこんなの在った気がするな
>>456 GJ
是非、縄文時代辺りも頼む。俺は途中で挫折したが
>>439 面白かった! GJ!!!
俺は長いの好きなんでどんどん書いてくれると嬉しい。
>>456 GJ過ぎる!! てか、前スレで戦国電波投下したの俺。
マジでGJ!!
>>444 二期と驚愕が心残りで吊れなかった俺が帰ってきました。
小ネタとして考えてたのでタイトル考えてなかった。
メモ帳のタイトルは「朝食」になってるが、「姉入り」いいなぁw
考えてくれてありがとう。
ここ最近の俺はプロローグだけだの
予告編だのといったのしか書いてないというのに、
偉い受験生もいたもんだなあ。
>>447 埼玉県民か?と、塾講やってる俺が釣られてみる
まあ、受験終わったらまた頑張って書いてうpしな。
>>456 GJ!
このまま行くとSOS団的ライブアライブができそうだなw
ハルヒおやすみハルヒ
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
ハルにゃんとカラオケ行きたい
おやすみハルにゃん
クラブに行くハルキョン
>>456 まさに一万年と二千年前からハルキョンはアツアツバカップル
ハルにゃんは頭に「超」を付けた肩書きをよく使用しているけど
「超執刀」や「超操縦」には興味持つかな?
超伝導
それとなく時代物に疑問なんだがどの時代でもハルヒとキョンが一緒にいて、
未来からみくるがくるって設定は納得だが、なぜいつも古泉も長門いるんだろうか?
長門はまぁアレだが。
超人機ナガトダー
>>473 ●<本当にお分かりでないのですか?僕がキョ(ry
>>456 GJ!
江戸時代に春日率いるSOS団で世直ししていくという電波を受信した。
水戸黄門見たいな感じに。
悪代官は谷口。
おやすみハルにゃん
ハルにゃんおやすみハルにゃん!
ハルにゃん寝れないよハルにゃん
寝る前にハルキョンSSを見てニヤニヤする時間こそ至高の一時
おはるひハルヒ
冷える朝はハルにゃんでも布団から出るのに一苦労
おはるひ
朝、毛布を引きずりながら芋虫みたいな姿で起きてくるハルヒを幻視した。
>471
肩書きじゃなくて行為になってないかそれ?
「超名医」とか「超機長」ならあるいは…
雪山でキョンが口走った「ハルヒに宝くじ買わせて…」が現実になって
本当に複座の戦闘機を買い付けて来たら…
おハルにゃん
むしろ単座を5機買ってきてリアル空中戦だな
…戦闘機っていくらで買えるかは知らんが
寝ぼけてズームイン見てたら
平野がルパン出るらしい
こりゃSSのネタになる予感
キョン「最初に言っておく、ハルヒの胸にある頭は単なる飾りだからな!」
戦闘機の値段は100億円ぐらい
新品じゃなくてアフリカあたりの金が無い国の軍が
金の足しにするために民間に払い下げる中古戦闘機を機関の根回しで…
でも宝くじ一度や二度じゃどうしようもないかw
SOS団で宝くじ買ったら一等当選!
さぁ、どうする…ってネタで何かSSできないかなぁ…
>>491 「世界5周旅行」なるものを計画して・・・・。
世界5周してるSSはレスじゃなくてスレを消費しそうですな。
駄文失礼。
ハルヒるやすみ
>491
使い道について口論しているうちに
子育てやマイホーム購入やら老後の蓄えの話に…
という風景しか浮かんで来ないんだが
南の島で暮らすハルキョン
アダムとイヴですよ
ハルヒちゃんは可愛いなぁ
ハルヒだからね
ワケありで夕鶴の資料を見ていたんだが、文化祭で2年5組の出し物として演る電波を受信してしまった。
与ひょう:キョン
つう:ハルヒ
運ず・惣ど:谷口・国木田(どっちでもいい)
しかし、いくら練習しても、最後のシーンでハルヒが暴走するので結局うまく行かなかった。
「あれほど頼んでおいたのに、あれほど固く約束したのに、どうしてあんたは見てしまったの」
「さあ、布は二枚。 一枚は売っても、もう一枚は私だと思って大切にとっておいておくれ」
「短い間だったけれど、あんなに愛されて過ごした日々のことは決して忘れはしない……」
というところで、ハルヒ暴走。
「やっぱりおかしいわよ! だいたいあんなバカ2人にいいように利用されて、あんたどれだけバカなの!?
それで何であたしたちが別れなきゃならないのよ!」
「いや、これそういう話だろ! 台本通りにやれ! 何度言わせるんだ!」
クラスメイトは生暖かい視線で見守ってるわけだ。
谷「いい加減、もう配役変えろよ!」
国「むしろ台本変えた方がうまく行くんじゃない?」
誰か書いてくれないかw
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱の単行本は一体いつ出るんだ
少年エース買うの我慢してずっと待ってるのに
早くママになりたいなどと言い出すハルヒに
顔が引き攣るキョン
>>499 俺としては惣どが谷口で、運ずが国木田ってイメージがあるな。
元ネタの鬱な結末をいかにハッピーエンドにパロるか、お前頑張れw
>>393の者ですが、この前はすいませんでした
なんかムキになってしまって変なこと書いちゃいました
迷惑かけてごめんなさい
>>392さんごめんなさい
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 19:08:16 ID:wMkkMT2Q
>>499 与ひょうがつうに口づけするとつうは本物の人間に。
翌朝目が覚めた与ひょうが昨晩のことを尋ねると
「何を言ってるの?夢でも見てたの?あたしは正真正銘、生まれてから今日までずーっと人間よ」と、つう。
夢にしてはやけにリアルだったなと思う与ひょうであった。
それから与ひょうとつうは貧しいながらも幸せに暮らしました。めでたしめでたし。
ハルヒ「ちょっと!なんでき……キスシーンなんて入れてるのよ!それに何これ、夢オチじゃない!」
>>503 ドンマイヽ(^^)
ハルにゃんは雪が積もったら何をするだろうか。
雪合戦で騒ぎまくるか、それとも雪だるまやかまくら作りに精を出すだろうか。
…まとめて全部やりそうな気がするなw
>>506 かまくら作り
かまくらの中でハルキョンがいちゃいちゃ、結果かまくら崩壊。
文句を言い合いながらもう一度作る、中でいc(ry。エンドレス。
雪だるま
長門がキョンそっくりの作る。
解散後、ハルヒが雪だるまに何かしてるのをキョンが見てしまう。
ハルヒが罰として自分そっくりの雪だるまを作れという。
見事に作り上げるキョン。勢いあまってはだk(ry。
妄想が、妄想が止まらない。
>>506 ソリ作ったりSOS団の皆でスノボやってる電波を受信した。
で、ハルヒだけ軌道を外して皆とはぐれてしまう、と。
タンデムそり遊びしかないだろ?
ハルヒポニーテールにしてみないか?
鶴やさん家の庭を使って雪合戦、後に巨大雪だるまと巨大雪兎を作る
後に人が入れない小さなカマクラを何個も作ってロウソクを置いて燈す
その小さなカマクラ群の中央に人が何人も入れる大きなカマクラを作り
鶴屋さん提供の昔ながらの炬燵を持ち込んで皆で鍋パーティをして〆る
という普通のネタしか考え付かない
>>506 あなぐら氏案いただいて雪合戦。
だんだん調子に乗ってきて特大の雪玉作ってキョンにぶつけようとするハルにゃん。
>>512 あまりの大きさと重さに耐えられず、倒れそうになるハルにゃんをキョンがキャッチ。
が、もっと力のないキョンは盛大に転倒。
倒れたところに2人仲良く雪玉を当てられまくる
>>514 リバースカードオープン! マジックカード『桃色空間』発動! 桃色空間の効力により、
何物も二人の邪魔をすることができない! よって、雪玉は二人に届かない!!
……特に意味は無い。
銀行強盗をするSOS団
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:21:46 ID:hrRncgsC
そんなのは想像もしたくない
5人で力を合わせて世界中の紛争を解決した後、
最後にはロケットで宇宙へ旅立つのですよ
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:32:54 ID:hrRncgsC
それはいいねー
家では黒縁眼鏡にスウェットのハルにゃん
キョン関連の外出にはオシャレに事欠かない
白コートハルにゃんの可愛さは異常
パジャマ代わりにキョンお下がりのTシャツとトランクスを着用するハルにゃん
523 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:39:36 ID:hrRncgsC
そうなんだ
524 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:44:16 ID:hrRncgsC
何でそんなことしってんの
瞼を閉じれば(ry
3分ハルヒしつつ質問
江戸編書いたけど、明治編現代編書いてから纏めて、と今江戸編だけ、のどっちがいい?
とりあえず阻止
今江戸編キボン
ダメージジーンズに編み上げブーツとか革ジャンなんかを
キョン宅に持ってきてキョンにお洒落させるハルヒ
着せ替え人形にされてやれやれなキョン
ハルにゃんあったかくして寝てね
おやすみハルにゃん
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:50:27 ID:hrRncgsC
だれにきいてるの?
「お春、まだ着かないのか?」
「おっかしいわねぇ。この近くのはずなんだけど」
地図を片手にあちこちキョロキョロ見回すお春。一方俺は息も切れ切れで既に疲労困憊だ。本格的に体力の低下に危機感を感じずにはいられない。
さて、俺達が何をしているのかと言うと、話は昨日にまで遡る。
『みんなぁ!琴鳴山の幻の温泉を探しに行くわよ!』
というお春の叫びから始まった。手には胡散臭い地図を握り締めている。どっから取ってきたんだよ。
『…どうせ拒否権は無いんだろ?』
一応言ってみるだけ俺にはまだ諦めは残っていた。てゆうか断った後が怖いわけで。
『当たり前じゃない。あんたは荷物持ちのために必要なんだから』
必要の仕方が大いに間違ってる気がするんだが。まあ日頃の疲れを癒やすのも悪くはないだろう。
「で、余計に疲れるとは思ってなかったがな」
ちなみに天界人、未来人、異能者達は何だかんだ理由をつけて同行を拒否しやがった。絶対何か企んでるに違いない。
「がたがたうるさいわねぇ。多分ここら辺に…あ」
なんだ熊でもいたのか?そう思いながらお春の視線を追うと
「見つけた!幻の温泉!!」
そこにはポッカリと湯気を立てるお湯たまりがあった。本当に見つけやがったよこいつ。
「やれやれ、苦労させやがって。じゃあ、早速入らせてもら」
「ちょっと待ったあっ!!」
いきなりお春が俺を突き飛ばした。当然俺はそばの茂みに顔から突っ込む。
「いきなり何しやがんだこの野郎」
「まだ顔出さないで!」
そう強く言われ、理由を暫し考察する。……うあ。よく考えなくてもわかってしまった。
ここは人の手の入っていない天然の湯である。つまり脱衣場なんて物があるわけがないのだ。てゆうか仕切りも無いからまさしく混浴になるわけで…。
「もういいわよ」
茂みから顔を出すと畳まれたお春の着物が目に入った。用心のために湯に背を向けながら脱ぐ。お春も顔背けてくれてるよな?
「お春、入るぞ」
顔だけ水面に出したお春(幸いお湯はかなり濁っていて体は見えない)に申告し俺も湯に浸かる。
はぁ〜…なんつうかすげぇなこりゃ。体の疲れという疲れが一気に剥ぎ落ちていく感じだ。
「………」
なのに心が全然休まらんのはどういうわけかね。隣の奴も何か居心地悪そうだし。
「なんか喋れよ」
「何意識してんのよ」
お前もな。俺もだが。前略親父様。貴方の息子はまだ思春期真っ盛りでした。
チラッと横目で見るとお春のほんのり赤く染まった肩が視界に入った。慌てて視線を逸らす。我ながら情けない。
「しかし、たまにはこうしてのんびりするのもいいな」
「あんたいつものんびりしてるじゃない」
ある意味正しいから何も言わん。
「なんか普通の温泉ねぇ。もっと凄い効浴があるかと思ったのに」
「充分凄い効浴があると思うぞ」
「浴びた途端に性別が変わるとか」
お前はそんな呪いの泉に入りたいのか?
「何もないよりマシよ」
憮然とした表情のお春。だが次の瞬間、くしゅっと似合わないほど可愛らしいくしゃみを一つ。
「なんだ?寒いのか?」
「ちょっと水温があたしには低いかな…」
俺にはちょうどいいがな。熱い湯を好むのは江戸っ子ぐらいだろう。
そんなことを考えていると、お春がすすっと寄ってきた。なんだよ、と思う間もなく
「……確かにあんた暖かいわ」
ギュッと背中から抱きついてきた。ちなみに当然ながら裸同士である。その具体的な破壊力(二つの膨らみ的な意味で)はまあ想像にお任せする。
「お前…のぼせて暴走してないか?」
「……そうかも」
ヤバい。急に恥ずかしくなってきた。お互い相手の表情は見えないのだが、どうせ真っ赤に染まってるはずだ。
「ねぇキョン」
静かな口調だが耳元に直接くるため音量がさほど変わらない。首筋が妙にくすぐったい。
「あの地図はね、偶然拾ったの。裏路地に引っ掛かってて。あたしが見つけなかったらあと何百年誰も見つけられないような」
実際は何百年なんて紙の品質的に持たないだろうがな。
「きっと…神様があたしにくださったに違いないわ。でないとこんなの有り得ない…」
神様はお前なんだが。まあ、こいつに自作自演なんて高度な技が出来るわけがないだろう。
「そうか。運命様に感謝しないとな」
あえて神という言葉を避ける俺。かなり高度な言葉遊びなんだが、笑ってくれそうなのが古泉ぐらいしかいなさそうなのが微妙に虚しい。
「ここ、あたし達専用にするわ。どうせ誰にも見つからないだろうけどね」
「そうかい」
「とりあえず長屋のみんなは無条件。あと鶴屋さんも許可ね。それから田丸さん達に……」
あれこれ並べるお春だったが、俺は別のことを考えていた。
「次もお前と一緒に入れたらいいな」
「ん?なんか言った」
危ない。心の声のはずなのにうっかり口に出てしまっていた。お春も別のことに夢中だったから助かったが。
「そうだな。みんなで入れたらいいよなあ」
以上、残り二つもさっさと書かにゃ
>>522 トランクスハルにゃんはいいが、もしキョンがブリーフ派だったら……
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/21(月) 23:58:30 ID:hrRncgsC
みなさんお休みなさい
>>531 萌え杉田。
GJ!
相変わらずこのスレのキョンは羨ましすぎるwww
>>532 GJ!ハルにゃんってばダイターンなんだから。
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/22(火) 00:23:52 ID:RMOC1tRF
SOS団のメンバーは、いつの時代にいても似たような感じかな。
未来人も含めて…
「そうそう興味深いことを耳に挟んだのですが聞いていただけますか?」
そういう言い方ってことは世界に関わることではないのだろう。だとしたら聞かないと言ったって勝手に弁舌を垂れ流すんだから促してやるほうが精神衛生上悪くない。
「なんだ?聞いてやるから早く話せ」
では、と一言前置きして古泉が話し出す。
「まばたきについてのことです。人はどんなときまばたきをすると思いますか?」
「そりゃ目が乾いたときじゃないのか」
「それがどうも違うようなのです乾燥した部屋と湿度の高い部屋、どちらもまばたきの数は変わらないそうです」
ふむ、それは意外だ。目が乾燥するってのはまた別の要因なのか。
「さらに興味深い事実として楽しいと感じているときはまばたきの回数が減り、つまらないと減るそうですよ」
「楽しいものは出来るだけ見ていたいし、つまらないものはできるだけ目に入れたくないってことか」
「ご名答。人体とは不思議で満ちていますね。涼宮さんが興味を持たないか少々不安です」
なるほどね。古泉にしては面白い話だったと思う。そんなことを思っているところにハルヒがやってきた。
「今日は何をしようかしら。久々にみくるちゃんコスプレ撮影会もいいわね」
目を爛々と輝かせるハルヒを見ていると思うことがある。今こいつはまばたきが少ないんだろうか、と。
なので観察してみることにした。
パチ、パチ。ハルヒの大きな瞳はまばたきがわかりやすい。まつげまでばっちりだ。
「ねえキョン。これなんかどう」
「ん?……って却下だ!こんなものを朝比奈さんに着せられるか!」
「いいじゃない。ちょっとだけ露出度多いけどかわいいし、そうエロカワイイわ!」
「なんと言おうと却下だ」
「もう……あ、じゃあこれは?」
「む、これは……」
なんて感じでハルヒを観察していたのだがわかったことは一つ。ハルヒはやたらまばたきが少ないということだ。
「なるほど、涼宮さんは楽しんでいるということですね」
「ああ、他にも昼休みに話しながら観察したり、不思議探索のときにも見てたんだがやはりまばたきは少なかったな」
クスクスと古泉が笑っている。何がおかしいんだ。
「予想通りだったもので」
「何?」
「十中八九そうだろうと思っていました。あなたといるとき涼宮さんはまばたきが少ないのだろうな、と」
それは。
「口に出すのはやめておきます。あまりに野暮ですから。それにいくらあなたでもその意味はわかるでしょう?」
「……余計な気を回すな」
「そうします。ああそうだ。機関に論文でも出してみますか?『涼宮ハルヒのまばたきが減ると閉鎖空間の回数も減少する』」
「勝手に書いてろ。俺は知らん」
「そうします。もし認められれば涼宮さんのまばたきを減少させられるあなたはさらに重要度を増すでしょうね」
「お前らの都合なんぞ知るか」
「重要度が増すということは機関がさらにあなたと涼宮さんの関係を応援するということですよ」
「……馬鹿馬鹿しい。……トイレに行ってくる」
「あれ?古泉くんだけ?まだ揃ってないの?」
「こんにちわ。長門さんはお隣へ、朝比奈さんは少々遅れるとのことです。あと一名は外で頭を冷やしているところでしょう」
「そう……あ、そういえば古泉くんが言ってたこと調べてみたわ、活動中とか、教室とかで」
「どういう結果になりましたか?」
「えっとね、……まばたき少なかったわ。それってさ、キョンも」
「そうですね。楽しいと思っているんですよ、彼も」
「そ、そうなんだ。なによあいつ、つまんないーみたいな顔してるくせにちゃっかり楽しんでるんじゃない。もう」
「結構なことじゃないですか」
「っていうかSOS団が楽しむなんて当然のことよ。バカキョンが素直に楽しいって言ってれば面倒なことしないですんだのに」
「しかし涼宮さん。それはあなたと一緒にいるとき、その事実に気付いていますか?」
「え?……あ……な、何言ってるのよ古泉くん!別に、そんな……キョンが……」
「……そういえば彼、遅いですね。涼宮さん彼を迎えに行ってはいかがですか?」
「あ!そ、そうね!じゃあみくるちゃんを迎えに行くついでに拾ってくるわ。あくまでついでよ」
「……やれやれ、素直でないのはお互い様でしょうに。とはいえ多少はお互いの気持ちを知ることが出来たでしょうか。まあともかくも互いのまばたきを見ようと見つめ合っている光景はどうしたものかと思いましたね」
何人かの足音が聞こえる。さて、僕も楽しむとしよう。まばたきなどせずにね。
JG!楽しめたw
いいよ、古泉。ただ、気になったのが、
「さらに興味深い事実として楽しいと感じているときはまばたきの回数が減り、つまらないと減るそうですよ」
つまらないと増えるの間違いじゃないのか?じゃないと下のセリフにつながらにような・・・
俺もGJ間違えとる、なんだJGってorz
GJ
ハルにゃんおやすみハルにゃん
>>539GJ!
きっとSОS団全員まばたき少ないんだろうなぁ
怪盗ハルヒは今日も行く
今日のターゲットはキョンの心。激闘の末辛うじて盗み出す事に成功したが、その代償として自分の心もキョンに奪われてしまった。
何て電波を受信した俺から
>>539へGJを送る。
俺もこのスレを見ているときはまばたき少ないだろうよ。
>>539 GJ!
長門ってまばたきしないんだっけ?
長門もまばたきをする
ヤムチャは足元がお留守
549 :
和田:2008/01/22(火) 01:24:29 ID:+fif8STS
野口翔平
正直、佐々木のほうが好きです
ハルヒがライアーゲームに参戦したら一人勝ちなんだろな…
フクナガ「ヘコんだ顔も超セクスィー」
ハルヒ「はぁ?バカじゃないの!?勝つのは あーたーしーなーのッ!」
>549
また来ちゃったようだけど、実名はやめといたほうが良いよ。
しかもフルネーム(しかも漢字まで)なら住所学校等が特定される可能性が大きくなってくる。
実名でチャットのようなことをやりたいのであればチャットソフトを使うか、
どこか他者が入ってこない掲示板でやるべし。
そんでここみたいなところは閲覧のみにすれば良い。
抱き枕を作ろうかと思い悩むハルにゃん
という夢を見た。……寝なおすか。
キョン抱き枕をポカポカ叩いてフラクラを嘆くハルヒと痛がるキョンを幻視。
おはようハルにゃん
ハルにゃんのほっぺたつんつんしたい
授業中に後ろからペンでツンツンされたい
おはるひんぬ
なんでこんなにかわいいのかよ・・ハルハル
おハルにゃん
後ろをツンツンしてキョンが振り向いたら頬をツンっとするハルヒ
おはるにゃん
後ろをツンツンしてキョンが振り向いたら頬をグーで殴るハルヒ
これぐらいやんちゃな方がかわいいです><
後ろをツンツンしてキョンが振り向いたらキスをするハルヒ
付き合いたてのハルにゃんはこんなのかもしれません><
ハルヒちゃんください><
それも教室で
お前らはハルヒと殴りあいのケンカしたら勝てるのかい?
ハルヒに手をあげるようなやつにはなれないしなろうとも思わないから負ける
ハルにゃんに殴られるとかたまらん
ベッドでのナイター試合はキョンにやられっぱなしのハルにゃん
ナイターってタマと棒をつかってるすアレか?
延長は何回まであるんでしょうね〜。
>>572 入るか? 入るか!? 入るか!? 入るか!? ……入った! 入った!!
入ったぁあぁ!!!! ホォォォオォォムラァァアァアァァァンッッ!!!!!!
的なアレです。ナイターがそのままデイゲームになる場合もあります。
流れぶつ切りですまんがSS投下
3レス使います
今日は朝から涼宮の態度がおかしい。キョンもどうやらそんな様子を察知してしきりに涼宮を気にかけている。
俺?あぁ、気にすんな。今日はキョンのモノローグは休みだそうで、
今日は俺が神の視点から進行を司る事になったらしいんだ。俺も何のことやら分からんがそういう事だ。
んでだ、今日は何故涼宮の元気が無いのかと言うと…
どういう風の吹き回しか、あの捻くれ天邪鬼女がついにキョンに告白するつもりらしく、
どう話を切り出そうかそればかり気になって仕方ないみたいなんだな。
つーか、あの二人まだ付き合ってなかったのか?俺だけじゃなく、恐らくクラス全員そっちの方が驚きだと思うんだが…。
3時間目の終わり、涼宮がついに動いた。
「キョン、昼休み部室に来なさい!」
「どうした?何か用事でもあるのか?」
「用件なら部室で言うから、とにかく昼休みになったらすぐに部室に来なさい。良いわね?」
キョンは溜息を一つついて「分かったよ」とそっけなく答えた。
その顔には『どうせまたろくでもない事でも思いついたんだろ』と書いてある。
4時間目の授業が終わると涼宮は一目散に部室に走って行っちまった。
「部室で用があるなら一緒に行けばいいのに、何考えてんだあいつ」
キョンはこれから自分の身に起こる事も知らねーで暢気な事を言いつつのんびりと部室に向かった。
部室に着いたキョンがドアをノックする。
「ど、どーぞ!」
「なんだ、声が裏返ってるぞ?って、長門は居ないのか?」
ドアを開きながらキョンが聞く。
「うん。有希にはちょっと席を外してもらったの。ちょっとここ座ってもらえる?」
涼宮はこう答えると『団長』と書かれた三角錐が置いてある机の横にパイプいすを出してながらキョンに座るように促した。
「で、用件って何だ?」
「うん…用があるのには違いないんだけどね…」
涼宮が俯き加減でボソボソと話している。
「やらなくて後悔するよりやって後悔したほうが良いって言うじゃない。あんた、それってどう思う?」
キョンの顔が一瞬青ざめた。なんだ?その言葉に何かトラウマでもあるのか?
「…ま、まぁ、その通りの意味じゃないか?」
急に落ち着きが無くなり、後ずさりしたような体勢で周囲をキョロキョロ見渡しながらキョンが答えた。
「それじゃ、もしもよ、目の前で病気で苦しんでいる人が居たとして、自分ならその人を救える。
何もしなかったらその人の容態はどんどん悪くなるかもしれない。そんな時あんたならどうする?」
「何だそりゃ?…まぁ、俺には医療の心得なんぞは皆無だが、自分が助けられるってなら何とかしてやるだろうな。」
「うん。あんたってそういう人よね。自分のこともろくに出来ないのに人の事になると気を回すというか…ね。」
「それは俺を褒めてるのか貶してるのかどっちなんだ?」
「それで、ここからが本題なんだけど…」
涼宮が真剣な表情でキョンに向き直った。キョンも釣られて背筋を正している。
「最近、あたしは妙な病気に罹っているようなの。多分ある種の精神病の一種。原因はあんた。
そして、治療できるのも多分あんただけ。さっき『自分が助けられるなら何とかする』って言ったわよね。
それならあたしの事も何とかできるでしょ?だから何とかしなさい!」
この鈍感野郎にそんな遠まわしな物言いで通じるのかねぇ…
ってほら見ろ。キョンの奴ポカンとした顔で固まって居るじゃねーか。
顔を真っ赤にして固まる涼宮とポカンとマヌケ面晒して固まるキョン、
永遠に続くかとも思われたある意味シュールな光景だが、沈黙に耐えかねた涼宮が口を開いた。
「…何か言いなさいよ。いつまで黙ってる気?」
「あ…うん…あぁ、要するにお前のその妙な病気を何とかしろって言うんだな。うん。ちょっと待ってくれ。
そうだな、放課後、放課後まで待ってくれ。その時にはどうするか決めておく。」
キョンはそう言うと部室を飛び出した。
残された涼宮は狐に摘まれたような顔をしていたが、しばらくすると大きく溜息をついて椅子に深くもたれかかり何も無い天井を仰いだ。
教室を飛び出したキョンが向かった先は9組の教室だった。
そこで、古泉とか言ったかな、連中の仲間の一人の男を捕まえてなにやら話し込んでいた。
最初はキョンの話をニヤケ面で聞いていたが、途中真剣な顔になりキョンになにやら小言を言っているようだ。
キョンはブスっとした顔で「んな事は分かってる」とでも言っているような素振りを見せていた。
そして二人でしばらく話し込み、古泉はニコニコ、キョンは渋々といった表情で何かを確認し二人は別れた。
…何企んでんだあの二人は?
5時間目が終わった休み時間の事だ。
「なぁ、ハルヒ。昼休みの話だが。今日お前掃除当番だったよな。掃除が終わったら9組に行ってもらえないか?
そこで古泉が待ってるはずだ。とりあえず行けば分かるから掃除が終わったら9組に行ってくれ。」
「何で古泉君が関係あるのよ?」
「今は何も聞くな。とにかく9組に行けば分かるから、な。」
珍しくキョンが涼宮を押し切る形で会話を終了させ、何となく微妙な雰囲気を残したまま6時間目とホームルームが終わった。
キョンはホームルームが終わると一目散に教室を飛び出した。
掃除当番を終えた涼宮が9組に向かうと、教室に一人佇む男が居た。古泉である。
「あ、古泉君…キョンに9組に行くように言われて来たんだけど…」
「お待ちしていました。ご足労頂き恐縮です。彼に頼まれごとを仰せつかっていまして。」
「キョンが?古泉君になにを?」
「涼宮さんが最近精神的にお疲れの様子なので、腕のいい精神科医かカウンセラーでも紹介してやってくれ。と言われまして」
涼宮は大きな溜息を着くと呆れ返ったように首を二三度振った。
「僕もここ数日の涼宮さんの様子が気がかりだったもので、何かお力になれればと思いまして、お待ちしていました。」
「その事だったらもう良いわ。あたしは大丈夫。心配かけちゃったみたいで悪かったわね。」
涼宮の投げやりなせりふが2人しか居ない教室に響いた。
「実は先生を学校にお呼びしているんですよ、無料のカウンセリングだと思って、先生とお話だけでもして頂けませんか?
僕の勝手の行動とはいえ、わざわざ学校まで呼びつけてしまった手前もありますし。」
「…そう。そうね。来て貰ってそのまま追い返すのも悪いわね。話だけでもしてみるわ。」
「ありがとうございます。先生はこちらでお待ちです。どうぞ。」
そういうと古泉は涼宮を先導して歩き出した。歩きながら何故か古泉は白衣を羽織っていた。そしてその格好で向かった先はというと…
「え?…部室?」
「はい、他に場所が無かったもので、部室をお借りしました。他の皆さんには席を外していただいています。」
にこやかに答えた古泉は部室のドアをノックし「失礼します」と言って部室に入った。
そこに白衣を纏い最奥の机に座り物憂げに窓の外を眺めているのは…
「何やってんの?キョン。」
「ここに座りなさい。あ、古泉君。君はもういい。下がりなさい。」
「はい。失礼します。」
そう言うと古泉は一礼して部室を去った。
「で、キョン。これは何なのか説明して貰おうかしら?」
涼宮がキョンに詰め寄るがその白衣の自称ドクターは顔色一つ変えずに。
「キョン?誰だねそれは。私はさすらいの精神科医、ドクターKだ。」
「何バカなこと言ってんのよ!あんた何考えて…」
「助手の古泉から話は聞いている。確かに君はある種の精神病を患っているようだ。その専門医として私がここに呼ばれた。と言うわけだ。」
そういうとドクターはニヤリと笑った。
涼宮もどうやら多少落ち着いてきたようで、ドクターに対して睨んでるのか笑ってるのか良く分からん顔を向けながら、
「で、その専門医とやらはあたしをどうするって言うわけ?」
「そうだな。まずは症状を確かめるとするか。ちょっと熱でもあるようだね。計ってみようか?」
キョ…もとい、ドクターが真剣な面持ちで涼宮に言った。
体温計なんて用意してたのか、小物まで準備万端整えやがっって…ておい、顔が近いぞ!何やってんだキョン!
自分の額を涼宮の額に当て、目を閉じてなにやら考え込む素振りを見せている。
涼宮の顔が見る見る真っ赤に染まっていく、あーあ。ありゃ相当熱出たな。
つーか、自分も真っ赤になってりゃ相手の熱なんて分からんだろうに。
「すごい熱だ!何でこんなになるまで放って置いたんだ?すぐに治療しないと。」
おい、キョン、それ以上は自重しろ!ここは18禁じゃないんだぞ!
「それで、何するのよ?」
涼宮も相変わらず真っ赤な顔して居やがる。
「助手の古泉から君は重度の精神病に罹っていると聞いている。どうやらその原因はクラスメイトのとある男子らしいね。」
わざとらしいキョンの語り口に涼宮も「ぷっ」と思わず笑いを漏らし赤い顔をしたままプルプルと震えている。
「そ、そうね。あいつのせいであたしは変な病気になっちゃったみたいね。で、どうしてくれるわけ?」
「私は治療までは請け負っていない。治療方法はそのクラスメイトに教えておくからそいつと一緒に治療してくれ。」
「治療ってなによ?」
「君の精神病はもしかしたら一生治らないかもしれない。自分でちゃんと治るまで看病してくれって頼むんだ。」
「何であたしから言わないといけないのよ!」
「それが自分の病気の治療を依頼する患者の態度か?自分から頼むのが筋だろ?きっと断らないと思うぜ。」
…そろそろじれったくなってきたんで語り部降りてもいいか?駄目?あぁ分かったよ。やればいいんだろやればよ。クソッ。
二人とも真っ赤な顔して何やってんだかなぁ。
涼宮がキョンに挑むような目を向けたと思ったらおもむろに口を開いた。
「あんた、やっぱりヤブ医者ね!」
「んなっ!何を根拠に。」
「さっきあたしの熱を計るといって額で体温見たじゃない。あたしが患ってるのは内面の病気なの。
表面の温度だけじゃあたしの内面の熱は分からないわよ!」
「じゃぁどうしろって言うんだ?」
「こうするのよ!」
涼宮が顔を更に赤く変色させ、ニヤリと笑いキョンに近づいていく。
「ちょっ…ハルヒ!」
・・・いや、お前らちょっと待て、何で顔近づけ…それ以上は大人の領…
ごゆっくりぃぃぃぃぃ!
□□□□□
…ったく、偉い目に遭ったぜチクショウめ。こんなもん引き受けるんじゃなかったぜ。
「やぁ、谷口さん。大役お疲れ様でした。神の視点はいかがでしたか?」
お前はいつまで白衣着て助手の振りして居やがるつもりだ、俺への多大な精神的苦痛の治療でもしてくれるのか?
「さて、どんな治療がお望みでしょうか?」
その意味深な笑顔はやめろ。
何だあの茶番劇は。あのバカップルがいちゃついてる様を俺に見せ付けて何の得になるってんだ?
「語り部たる人が居ないと物語が進行しないものでしたから。まぁ誰でも良かったんですが。」
さわやかに言い放ちやがって…誰でも良くてこの仕打ちか。
…待てよ、俺様はこの話の中では神の目を持つ者、つまり神なんだよな?
「ある意味においてはそうとも言えるでしょう。」
ほほう…つまり、こういうことも可能なわけだ。
「と、言いますと?」
・・・えー、この物語はフィクショ…んごがっ!!
「その言葉は言わせませんよ。我々もこれまでの苦労を水泡に帰すわけにもいきませんから。」
笑顔のままいきなり殴りやがって…ケッ。俺の知った事か。
あーこの物語はフィクションであr…ぬぉわ!
「言わせないと言っているでしょう?」
ってお前、ちょっと待て、止めるにしてもやりようってもんが…ちょ…やめっ…アッー!
>>578 GJ!ハルにゃんは可也の大病に罹ったようだねキョンしっかり治療してやりなよ。
まぁなんか一生直りそうにもないけど
●自重!最近策士すぐるきだする
谷口おつかれ。かわいそうだが谷口はこのポジションが一番あっていると思う
>>578 とこで今思ったのですがこのSSってもしかして
>>31を受けて書かれたのですか?
その後の一連の流れをSSにしたような感じがしましたので。
>582
確かにその話を妄想で膨らませて書いたのが>578
因みに>37は俺だったりするw
よくスレの話題に出たネタを膨らましてSSにするからあまり気にしてなかったけど
今回の奴は元ネタ書いてなかったね。スマソ。
気にすんな!GJだぜ!しかしこの二人ノリノリであるw
最近脳内によつばが住んでるようでテンション高いぜ!
射手座のハルヒがかわいすぎる
>>578 こうしてドクターにも精神病が思いっきり伝染・・・w
GJ!
>>585 ハルにゃんにとび蹴りされたい同志か。
あまり大きな声じゃ言えないけど…
某動画サイトで2092638に接続したいやつは接続汁。ネタバレ乙なことになるぞ。
>583
単に気になっただけですから、それよりアノネタから此処までのSSが書けるのがすごいですね。
自分なんか碌な妄想しか出ませんのに
改めてGJ!です
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/22(火) 19:09:43 ID:dcMk1nbd
ハルにゃんの肩揉みたい
キョンと出会わなかった場合のハルヒと現在のハルヒを一堂に会させたい
新作ライダーに杉田さんが出演される事と
>>428で
古泉にバイトを紹介してもらったキョン。
しかも其れが『仮面ライダー』だった。口では文句いってもノリノリのキョン。
急に団活の出席率が落ちたキョン。
そのせいで閉鎖空間を大量発生させるハルにゃん。
って変な妄想受信した。
しかし、この先が受信できない。
皆さん本当に良いアンテナをお持ちで。
その後キョンを尾行する事にしたハルにゃん。
キョンを尾行してるハルにゃんを尾行する俺
>>592 考えられてるシュチュと違う気がしますが、消失ハルヒと現ハルヒが出会う
『二涼辺三角関係』と言うSSを見ました。
何処のサイトは忘れました。すみません
原作の
「ツイスターゲームではハルヒと押し合いへし合いするハメになった〜」
って所誰か小説化してくれないか
いったいどんな体勢になったんだよw気になるww
>>598 どもでした。さらにこの話の続きがあったとは・・・
只、なかなか見つめられなくて虱潰しに探してたらタイトルみて鬱になる物が・・・
ハルキョンはやっぱ最高で最強だよ。
OPの『冒険でしょでしょ?』を聞くたびに改めて思うね
ハルキョン最高ーーーーーーーーーーーー!!!!
果たしてこれほどのベストカップルが他に存在するのだろうか。
ハルキョンは正義。
>>599 SS化もいいけど俺としてはイラスト化をキボン
と言ってみるテスト
当然あててんのよが発動したんだろうなw
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
うあ・・・こんな電波が
婦人警官ハルヒ
「今度違反駐車したら死刑だから!」
>>605 逮捕されても構わない。むしろ逮捕したい。
>>606 ハルヒがルパンになったら俺は一生銭形でいい
そのまま自宅へ連行だな。
懲役一晩の刑だ。
>>607 どんな不思議なものを盗むのか気になるね。
「普通の宝石には興味ありません。
どこかに呪い、魔法、いわくの付加されてる品物があったら、
わたしのところに連絡しなさい。盗みに行くわ。以上。」
ハルヒ「ちょっと刑事さん!あいつは何も盗んでなんかいないわ!」
古泉「いえ、彼は大変なモノを盗んでいきました」
ハルヒ「え?」
古泉「あなたの心です」
ハルヒ「……はい」
〜♪こたえは〜いつもあたしの胸に〜♪
怪盗キョン
>>610 キョンがルパンか・・・。もみあg(ry
ハルヒなら追っかけて行くさ!
ついでに古泉に逮捕されたらルパンも真っ青な目に・・・。
>>610 ちょ、それなんてカリオストロ?
キョン=ルパン
クラリス=ハルにゃん
次元=長門
五右衛門=鶴屋さん
不二子=みくる(おっ○い的に)
銭形=古泉
カリオストロ伯爵=生徒会長
なんか、そのままルパン(キョン)の事追っかけて行きそうなクラリス(ハルにゃん)だ
って自分で書いてキャスト間違ってる
>>613 キョン=ルパン→ルパン=キョンに訂正
>>615 その場合のクラリスが気になる。
キョンは次元かね?
朝比奈さん目がけてルパンダイブするハルヒを妄想した
…妄想してちょっと後悔した
ハルヒダイブ
フライングボディアタックしか想像できん
>>616 最初純粋にルパン=ハルにゃん・クラリス=キョンで考えてみた。
次元は長門で良いかもと思ったが不二子誰にするで行き詰まった。
ってな訳で
>>610に便乗した スマン
後キョンにウエディングドレスでお姫様抱っこされてるハルにゃん想像したら
ルパン=キョン
クラリス=ハルにゃん
以外想像出来なくなった。
キョン「助けに来たぜ。ハルヒ」
ハルにゃん「キョン!!」
う!鼻から赤い汁が出てきたちょっと席外す
>>616 クラリスは良識派のなのねって言う人かと
>>620 ハルヒ=ルパン
キョン=銭形
みくる=フジコ
古泉=次元
長門=五右衛門(ガチ)
じゃないかな
これが一番各キャラに合ってる気がする
毎度えらくオタオタしてそうなフジコさんですね
毎回わざと逮捕されるハルにゃんとかヤバス。
予告状欲しいよ予告状
さっき約束クリアした俺に言わせてくれ
カニタコスはガチ
長門「…またつまらぬ情報結合を解除してしまった」
こんな電波が北
青い音速のハリネズミなハルにゃん
黄色い2本の黄色がトレードマークの狐なみくる
赤いハリモグラな長門
>>629 色がしっくりこないけど、おもしろそう。
>>623 なるほど!
しかし、次元て何時もルパンと一緒に居るイメージあるから
次元=古泉だけは考えもしなかった。
まぁ俺の妄想はカリオストロ限定で、あるいはこのキャストでまだ映画撮ったと言う事で
ナラ少し便乗させてもらって
ルパン=ハルにゃん
次元=キョン
五右衛門=長門
不二子=みくる
銭形=古泉
やはりハルにゃんの隣は古泉には譲れんよ。
>>632 ルパン=ハルにゃん
次元=キョン
五右衛門=長門
不二子=みくる
銭形=谷口
この方がしっくり来るな
古泉はホラ……イケメンだからなんでもやれるしw
>>632 インターポールが「機関」ですか。
すごい優秀だw
古泉のキャラ的に逮捕せずに泳がす方法を取りそう。
むしろ獲物を用意しまくったり。
>>627 くず湯吹いたwww
怪盗つながりでキャッ○アイをハルヒキャラで考えてみたんだが
泪=みくる
瞳=ハルヒ
愛=長門
俊夫=キョン
と考えて、古泉いねぇってことに気付いた……
随分陰気な愛だなww
古泉、いるか?
古泉はかっこよくていいキャラなんだけど
キョンと違って主人公じゃないから使いにくい
>>602 なら俺はアニメ化希望、二期のラストでやってくれることを期待
>>637 ハルにゃんが金庫の開錠にイライラして閉鎖空間が出来たらしい。
だからバイト中だよ。
>>632 ですが
自分で書いてなんですがこの銭形のとっつぁん。ルパンで無く次元捕まえに来そうだ。
古泉「待ちなさいキョン君!今日こそ逮捕です!フモッフ!」
ハルにゃん「ちょっとキョン、今日も古泉君きてるわよ。」
キョン「俺には何も見えんし!聞こえない!」
長門「・・・パーソナルネーム古泉一樹を敵性と判定。当該対象の有機情報連結を解除する。」
みくる「キョ、キョン君に手はだしゃしぇましぇーーーーーん。」
ごめんなんかgdgdや吊ってくる
「愛だとか恋だとか言うけどみんな錯覚よね」
意図がつかめない。まあそんなことはもう慣れた。なれてしまっている自分が嫌だが。
「また何かあったのか」
古泉くんが言ってたんだけどさ、という前置き。またあいつか。
「なんかいろんな錯覚とかあるじゃない。棒の端が矢印みたいになっててどっちが長いでしょう、みたいなやつ」
見たことがある。矢印が内向きと外向きなだけで本当は棒の長さ自体はどちらも同じって奴だな。
「あとはなんかへこんでるものがふくらんでみえたり、下り坂なのにボールが登っていったりとか」
聞くだけだと何がなにやらわからないがとにかく不思議そうなことだけは伝わった。
「つまり世の不思議は全て錯覚ということか?」
「違うわよバカ!世界にはまだ人間が感知できていない断固とした不思議があるに違いないわ!」
とりあえずは今のお前の言葉が不思議だよ。
「で、結局、さっきの不思議未満みたいなやつらはみんな錯覚なんだって」
不思議未満ってなんだ。
「目から入力された情報を脳が自分の常識で判断するんだけどそれが現実とはズレてることがあってそれが錯覚なんだって」
おそらく古泉が言ったそのままをオウムのように繰り返しているのだろう。なんとも古泉らしい台詞だからな。
「でね。やっぱり愛とか恋とかもそうなのよ」
「……そのこころは?」
「性欲を誤魔化すためのものよ。つまり理由が欲しいのね。好きだからそういうことがしたいって思い込んでるのよ」
「それがどうつながるんだ」
「性欲が現実で、恋愛が脳内の幻想よ。一致していないならそれは錯覚ってことでしょ」
「その言い方だと本音と建前の違いにしか聞こえないぞ。それにプラトニックな恋愛だってあるだろうに」
「あるわけないでしょそんなの。どーせ男と女よ」
これだけ男女関係にやさぐれていると過去になにかあったのかと思うところだがなんとなく俗なものへの潔癖のように感じる。
自分はそんなものではない、と否定したが故の強がりと言おうか、むしろガキっぽいな。
「じゃあ聞くが、俺とお前の関係って何だと思う?」
「な、何言ってるのよ!いきなり!」
「別に恋愛関係ってわけじゃないがな。赤の他人とは言えないくらいの付き合いだ。お前の言うことが正しいなら男女関係はすべからく性欲に基づくものなんだろ?俺とお前もそうなのか?」
「それは……たぶん違う、と思うけど……」
まあ俺だって明言はできない。古泉風に言うならば「信頼」という言葉が近いのかもしれない。
恋愛感情と絡めるのは少々反則気味ではあるが、まあ俺もこいつのことを嫌いってわけじゃない。
「だろ?世の中お前の知ってるだけじゃないってことだ」
棒の長さの不思議だってわかっているのにどうしてもそう見えてしまうのが面白いと思う。
「それに錯覚なら錯覚でいいんじゃないか?お前の言ってた不思議だって面白かったしな」
そう言ってやるとハルヒはあごに手をやり何やら考え始めた。
「……じゃあ、その検証に付き合いなさい」
「なんだって?」
「錯覚がおもしろい不思議ってこともあるんでしょ?だったらあんたも協力しなさい」
「別にかまわないが……何をするんだ?」
下り坂なのにボールが登っていく坂を探せとか言われるのだろうか。こっそり古泉に聞けば問題ないか?
「あたしと、付き合いなさい」
は?という言葉も出ない。ただ呆然とハルヒを眺めることしか出来ない。
「あんたの言うことにも一理あるわ。だからあたしを錯覚させなさい。愛でも恋でもいいから」
おいおい、それは休み時間の教室で言うことか?そもそもどれだけ同期が不純なんだ。
「それとも何?不満があるの?あんたが言い出したんだからね。あんたが責任取らなきゃダメだからね!」
普通に考えれば断るに決まってる。そんな理由で付き合うなんてゴメンだ。
「……わかったよ。あらためてよろしく」
そう、顔を真っ赤にして言い訳めいたことを早口でまくし立てる不器用な奴でなければ断っていただろうな。
「そろそろ3ヶ月か?どうだ、何かわかったか?」
「全然。びっくりするくらい変わらないわ」
「そうか、でいつまで続ける予定なんだ」
「成果が出るまでよ」
そう言ってハルヒは腕を組んできた。さてカップルの出来上がり。
一つ不安がある。もし錯覚に陥ったときその当人はそれが錯覚だと気付けないのではないかということだ。
もしかして俺はすでに手遅れかもしれない。そしてそれは俺だけではなく。
ハルヒは言葉とは裏腹に楽しそうに、そして幸せそうに笑っていた。
その笑顔は錯覚などではなく確かなものに思えた。
>>642 GJ。
一言も喋ってないのにイイね古泉。
ついでに、2人は同期で不純な関係になってく、って暗示だと深読みした。
GJ!
毎回よく解体新ショーネタを上手いことSSにできるなぁ
まじ感心してしまう
>>597 そのSSはゴジラの曲を流しながら読むと雰囲気が伝わってくるよw
>>642 ううむ…古泉の策士な流れが良いな。
GJ
>>642 GJ!
ハルにゃんって告白するのにこんな理由や言い訳準備しそう
最近古泉大活躍だな。
>>647 それって保健室での件からですか?
確かにハルにゃん対消失ハルにゃんは『ゴジラ対メカゴジラ』に例えられるかも
>>650 そう2002年板のゴジラ×メカゴジラの曲な。
>>642 GJ!
まさに恋のキューピッド古泉(ハルキョン限定)だな
俺にとってハルキョンSSは空気みたいなもんだ
これがないと生きていけません
>>642GJ!
明日テストだし寝るかな。
ついでに
3分レスが無かったらハルにゃんが夢に出てきて
「あんたならできるわ!自信を持ちなさい!」
とかなんとか言う。
キョンに。
ハルにゃんおやすみハルにゃん
超女教師ハルにゃん
ワイシャツ
網タイ
黒縁眼鏡
ご飯3杯イケるよハルにゃん
エプロンハルヒを調理してくれキョン
ハルヒの女体盛り食いたい…
>>659 それキョン専用だよ。俺達がいくら金積んでも決して口にする事は出来ないさ。
遅レスすまんが、怪盗ネタで自分はセイント・テールを連想した
ヒロインは怪盗時だけポニーテールだし
芽美→ハルヒ、アスカJr.→キョンで
そういや彼等も典型的喧嘩ップルだ
しかしキョンは何故モテるのか
古泉みたく男前でもないのにな
7変化の中にツインテハルにゃんがいないのはおかしい
おはようハルハルゥ
おやすみハルにゃん
おはるひ
おハルにゃん
キョンスレ・佐々木スレちょっと覗いたら
○○×谷口は歓迎されてない事を知った(長門スレでは対ハルヒらしいが)
荒れる元だから自重するが、何で谷口持ち上げたがる人居るのかね?
いくら考えてもハルキョンがガチだと思う俺が此処に居る。
まあここはあくまで便宜上はハルヒの単体スレだからハルキョンにこだわる必要は全く無い
谷口「でもあんなバカップル見てみろよ。どちらか片方に手出そうなんて考える奴ぁいないっつうの」
谷口が大好きな人だっているんだよ
>>671 GJ
一時はネット上のMADに必ずといっていいほど谷口がでてた
時期もありました
ハルにゃんおはようハルにゃん
ハルにゃんに蟹の美味さを教えたい
俺も谷口のキャラは好きだが
SSに使うとなるとオチにするか途中のチョイ役になる事が多いなぁ…
谷口が報われる話とか日常ネタも書きたいとは思ってるんだが
キャラを壊さずに書くのって難しいんだよな…
谷口×SOS団キャラのカプネタだとどちらかの設定崩壊必至だし
その為にオリキャラ作るのもなぁ…
おハルにゃん
原作での谷口は何かしらのキーマンになりそうな気もするが
カプとなると別なのかもな、可哀想に
>>672 今は必ずと言っていいほど古泉が出てる件について
九曜説はどうなった?
九曜の外見やキャラで谷口があそこまで浮かれるかなぁ…
橘って学校は描写されてないんだっけ?
そっちの方が可能性ありそうな気がする
ずっとハルヒと同じクラスだから何か重要な人間なんじゃないかと
橘側の機関が接触を図ったとかそんな感じで
そんなことより
>>671のハルにゃんが下着を穿いてるのかどうかについて1年ほど議論したい
ハルにゃんがお風呂に入ってる間に
着物の裏側のニオイを くんか くんか
お風呂に入ってるハルにゃんをくんかくんかすればいいぢゃん
>>671 小首を傾げているみくるの表情がたまらん
婦警ハルにゃん
ただの犯人には興味ありません。ってか?
SS投下。完結。既にまとめられといて何だけど、各話のサブタイトル考えてみた(まとめる人マジごめんorz)
平安編「妖怪にご用心」
戦国編「涼宮春日、忍者になりたい」
江戸編「温泉に入りに行こう」
明治編「ダンシングベイビードール」
現代編「別時間軸に繋がるプロローグ」
扉の向こうは、にやにや笑いの悪魔の住処でした。
「おや?どうなされました」
怪訝そうな雰囲気(顔は笑顔のままだ)の古泉。しまった。だが来てしまった物は仕方ない。
「古泉、すまんが少しの間匿ってくれ。誰か来ても俺のことは言うなよ」
そう早口で言いつつベッドの下に飛び込む俺。幸い中には何も入っていなかった。
「別に構いませんが…」
古泉の台詞が終わる前にバタンと勢いよく扉が開く音がした。ここからでは何も見えないが恐らく奴が来たのだろう。
「古泉君、ここにバカキョンが来なかった?」
さあ頼むぞ古泉。俺の命運、全てお前に託したからな。
「いいえ、見てませんよ」
思わず小躍りしたくなったね。狭いから出来ないが。
「そう、邪魔したわね」
再び扉が閉まる音。勝った……喜びを噛み締めつつ俺はベッドの下から這い出し
「ふぅん、そこにいたわけね」
な…何ですと!?そこには部屋を出て行ったはずのハルヒが仁王立ちで俺を待っていた。
「罠か!」
「申し訳ありません。ですが、音と共に即座に出て来る貴方もかなり不用心かと…」
うるさい。言われんでもわかってるわ。
「今度逃げたら承知しないからね!古泉君、次からはちゃんとあたしに報告しなさい」
「かしこまりました、お嬢様」
恭しく一例する涼宮家執事。まあ、一回守ってもらっただけでも御の字か。暇が出来たら飯でも奢ってやろう。
「本番の舞踏会まであと少ししかないんだからねっ!」
さて、何故俺がハルヒに追いかけられてたかと言うと、全ては明日の北野異人館での舞踏会が原因なのである。
「真面目にやりなさいよね。本番であたしが恥かくかもしれないんだから」
涼宮家の一員として舞踏会に呼ばれたハルヒだったが、こいつはタンゴなどのノリのいい曲じゃないと上手く踊れないのだ。もちろん本番でそんな曲が流れるわけがない。
「てゆうか何であんたの方が上手くなってるのよ…本末転倒もいいとこだわ」
で、俺が練習相手に選ばれたわけだ。ふざけんなこっちは疲れてんだ。なんて文句が通じるわけがない。
「聞いてるのキョン!」
「聞いてるっつの」
嘘です。全く聞いてなかった。まあ説明のための大切なト書きだからやむを得ないわけだが。
「みくるちゃん、音楽!」
「は、はい!」
蓄音機(外来だ)を操作する朝比奈さん。また前みたいに失敗するかと思ったが、今回は大丈夫のようだ。
「それじゃあいくわよ。しっかり合わせなさい」
お前がな。
「痛っ!」
「あ、ご、ごめんなさい!染みましたか?」
ちょっと質問していいか?俺達はダンスの練習をしてたんだよな?
「なんでそれで膝を擦りむいたり痣出来たりしてるんだよ!」
「大体コツは掴んだわ。後は本番でどう生かせるかね」
無視すんなコラ。
「ハルヒお嬢様はとってもお上手ですよ。私はあんな風にはとても踊れませんもの」
にっこり微笑む朝比奈さん。見え見えのお世辞も美人が言うと真面目に聞こえるから不思議だ。
「なあ、俺帰っていいか?明日の授業の予習がしたいんだよ」
じっとこちらを見つめるハルヒ。なんだよ気色悪いな。
「まあいいわ。もう帰っていいわよ」
そう言うなり部屋を出て行くハルヒ。やれやれ、練習に付き合ってやった礼も無しかよ。
「では朝比奈さん、さような」
「キョン君、ちょっと待って。大切な話があるの」
嫌な予感。予習したいって言ったのに!
「お嬢様のダンスの腕前は残念ながら未だ見られたものではありません。このままでは大勢の賓客方の眼前で涼宮の名に泥を塗ってしまうことでしょう」
いつの間にか現れた古泉がゆっくりと近寄ってくる。絶対何かを企んでいるに違いない。
「それはお嬢様自身望んではおりません。ですから、再び貴方に協力してもらいます」
朝比奈さん、その手に持った洋服は一体なんですか?
「うふ。私お手製です。一流の仕立て屋には及ばないけど、頑張っちゃいました」
「そして僕はこれから貴方に社交マナーをお教えします。心配いりません、こう見えても昔僕は」
「勝手に話を進めるな」
どういうことかさっぱりわからんぞ。
「はっきりしてるのは……貴方は今日家に帰れない事ですかね」
勘弁してくれ。
「でね、ダンスが始まったんだけどその中に仮面を付けた人がいたのよ!」
うるさいぞハルヒ。俺は昨日の遅れを取り戻すのに忙しいんだ。
「興味を持って近づいたら「お嬢さん、僕とどうですか?」だって。勿論喜んで応じたわ」
あんなに怒った先生を見たのは初めてだ。
「その人ダンスも上手いのよ。あたしをグイグイリードしてくれて。練習の時より上手く踊れたかも」
そうかい。そりゃよかったな。
「ダンスが終わったらその人は風のように消えてしまった…不思議な人だったわ。…何か興味無さそうねあんた」
ねぇよ。今忙しいんだ。
「みくるちゃん、いつかまたあの人にまた会えると思う?」
優しく微笑む朝比奈さん。
「そうですね…案外すぐ会えるんじゃないですか?」
「おうハルヒ、どうだった?」
保健室から帰ってきたハルヒに声をかける。ってなんか顔色が悪いままなんだけど。
「結局行かなかったわ。この程度大丈夫よ」
とんでもない事を言いつつ席につくハルヒ。
「ふざけんな。3回勝負のジャンケンにもにらめっこにもあっちむいてホイにも負けといて行かなかっただと?約束は守れよ」
「約束とパイ生地は破られるためにあるのよ」
言い訳すんな。俺はハルヒを無理矢理立たせて引っ張っていく。
「ちょっとキョン何すんのよ!止めなさいよ!」
大声で叫ぶハルヒだが抵抗する体にいつもの、俺を引っ張っていく力は感じられない。
「大人しくついてこい。それともあれか?お前は保健室になんかトラウマでもあるのか?」
「大丈夫よ!行かなくても平気だってば!」
意地張ってまで自分の弱みを見せたくないらしい。でもそんなの関係ねぇ。
「お〜い、いちゃつくならよそでやってくれ」
黙れ谷口。城ヶ島の海に沈めるぞ。
いつもと逆にハルヒを引っ張りながら廊下に出てズンズン歩いていく。やけに抵抗が無くなったな。観念したか。
「キョ…ン」
なんだよと思って後ろを振り向いた俺が見た物は…
グラッと崩れ落ちるハルヒの姿だった。
「ハルヒ?ハルヒ!?」
慌てて呼びかけるが返事が無い。はぁはぁと荒い息をするだけだ。
「キョン、救急車だ!」
いつの間にか現れた谷口が叫ぶ。言われんでも既に携帯は取り出してる。谷口、お前が応対しろ。
「わかった!……もしもし」
今の俺じゃ気が動転しまくって上手く説明出来ないかもしれないからな。その間も俺は必死にハルヒに対し名前を叫び続けていた……。
「上の人達は戦々恐々ですよ」
普段以上に深刻そうな顔の古泉が先程まで話していた病院の先生達から離れて近づいてきた。ちなみにこの病院はやはり機関の直属らしい。
「涼宮さんどうしちゃったんですかぁ」
ひっくひっくと泣きながら朝比奈さん。俺にもさっぱりわかりません。
「現時点では原因不明です。恐らく現代医学では治療は厳しいでしょう…長門さん」
こういう時に頼りになるのはやはり長門だ。長門は軽く瞬きをして答えた。
「アンノウンからの攻撃。非常に強力」
例の雪山のと同じ奴か?
「26%。攻撃波長が大きく異なる」
「ただ涼宮さんを意識不明にするだけの攻撃…というわけではないですよね?」
古泉が質問する。目的は別にあると言うわけか?
「敵は涼宮ハルヒの潜在能力を5等分した」
5等分?
「今の彼女には本来の20%しか力が残っていない。現在の症状はそのため。放置すれば最悪の場合死に至る恐れがある」
そりゃ最悪だ。で、その残りの80%はどこに行ったんだよ。
「平安時代」
……は?
「室町、江戸、明治。……の涼宮ハルヒの遺伝子同位体」
長門はそのまま解説モードに入った。長くなるので詳細は省くがようするに
http://wikiwiki.jp/haruhi/?72-537%A1%A1%A4%AA%C2%EAということらしい。
「つまり、別の時代にハルヒのそっくりさんが居て、そいつらに能力が20%ずつ移ったってわけか?」
「そう。ちなみに現在彼女達は通常の1.2倍の力を所持していると推測される」
ヤバいなそりゃ。その時代の人達に迷惑がかかっちまう。
「解決法は一つ、その時代に直接出向き能力を少し吸収すること」
そう言って長門は何かを取り出した。傍目にはお札にしか見えないが…。
「お札」
マジかよ。
「これに力を吸収させる。全部で4枚」
更に3枚を出してくる長門。だがちょっと待て、平安時代なんてそんな大昔にどうやって行けばいいんだ。
「あの…キョン君。ちょうど今時間移動命令が…」
何というご都合主義。やれやれ、ついに本格的タイムスリップってわけか。
「私はその時代の同位体と同期をする。情報統合思念体に特別申請をする必要がある」
3年前に生まれた筈の宇宙人の同位体が何で過去にいるのか…なんて突っ込みはこの際無視する。何かもうありとあらゆる制約が無視されてる気がするからな。
「過去の情報統合思念体に送ってもらう」
律儀に説明する長門。もう何でもありだ。で、古泉はどうするんだ?
「僕は留守番ですよ。色々機関でやる仕事がありますので。せっかくタイムスリップが出来る機会だというのに本当に残念です」
肩を竦める古泉。本当に残念そうだ。
「時間があまりない」
「キョン君、行きますよ」
ちょっと待て待て待て。まだ心の準備が出来てない!
「……必ず助けてやるからな。ハルヒ」
はい心の準備終了。俺も随分安上がりな男だ。
「それじゃあ行きます」
途端に猛烈な立ち眩み。何回やってもこれに慣れる事はないな。
「こ…ここは?」
「997年の1月23日ですけど…」
俺達は何やら和風な庭に立っていた。既に辺りは薄暗いので誰かに見つかる心配は無いだろうが。
「とにかく長門と合流しないと」
そう思い一歩を踏み出した時だった。
「誰かいるの!?」
あっさり見つかった!どうする?逃げるか?或いは…。
「あ、あれ?」
とりあえず相手を確認するため振り向く。そこには…
十二単のような豪華な衣装を着たハルヒがいた。もちろん現代のではなくこの時代のハルヒなのだろう。
「ま…不味い人に見られちゃいましたね」
小声で朝比奈さん。長門、早く来てくれ。もう俺にはどうしたらいいかわからん。だが、次の瞬間平安ハルヒはとんでもないことを口走りやがった。
「キョン、その変な格好は何?それにその隣の人…まさかあんたの女とか!?」
GJ!大作乙。
個人的には
温泉に入りに行こう→温泉に行こう
の方が語感が良いような気もするが、まぁ好みの問題かな…と。
警部補 涼宮ハルヒ
……キャラが違いすぎるな
警部補 古泉一樹
「全て団長の仕業」
これだとハルヒが犯人に……
>>690 大作乙!!
どう落とすか気になってたがかなりスッキリした。
GJ!!
>>671 これ見るとハルヒとみくるがただならない仲かのように見えるw
>>690 乙!
尊敬した、よくこんなに書けるなぁ〜
女子アナハルヒ
>>671 これはいい別の時間軸w
>>690 GっJ!!まだまだ待ってるぜ?
〜に入りに行こう、はジョジョっぽいよなw 楽しませて貰いました。
>>690 乙。志は大きく頑張れ。
ところで世界が夢見るユメノナカの「照れくさいけど大好きだよ」っていう歌詞はハルヒ→キョンってことでいいのか?
雪崩に埋まったハルヒを掘り当てるキョン
ただいまハルにゃん
>>671 です。
何も考えず長門スレに行って、このイラストを発見。
ハルにゃん見た瞬間神速保存と此処にUPしてました。
インフルエンザで一昨日からタミフル飲んでて良く確認してなかったのですが、
問題なかったようですね。
>>698 その歌詞を誰が歌っているかで意見が分かれそうそうだがもし平野綾なら
ハルにょん→キョン
で無問題!!
もし全員で合唱なら修羅場?のオカン
>>703 「ハルにょん」はさておき…w
3人verだと合唱、ソロだとそれぞれが歌ってるな。
こりゃキョン大変だな。
>>704 タミフルやタミフルのせいなんや
ごめんハルにゃん吊ってくる
>>707 GGGGGGGGGGGGGGJ!!何この萌えの塊は
こりゃ是が非でも合格してもらわなきゃな(自分はとりあえず棚上げして)
>>707 コレはやばいぬこハルにゃん!早く飼い主のキョンに引き取りに来て貰わないと・・・
おもちかえりぃぃぃーーーーーーー!!!
後、何気に
>>707に死亡フラグ立ってるからやっぱりキョンに来て貰わないと
あともう少しで、その77の777だ。
ハローワークで仕事を探すハルキョン
招きぬこを可愛がるといいことがあるんだろうか
じゃあ俺は大学落ちたら絵うpするわ
ハルヒは高い所が嫌いって事ないかな?
高層ビルの窓ふきバイトをするハルキョンだが
強がりつつもブルってしまうハルヒを諌めるキョンって電波が来たが
>>715 キョン「何言ってんだお前。バカと煙は高いところが好きって言葉知らないのか?」
>>711 ハローワークで探さなくてもハルにゃんの就職先はもう決まってるジャマイカ
>>716 地上数十mで鼻歌まじりに窓拭きしてるキョンをみて
「・・・そうね。その言い伝えにはすっごく信憑性があるわね」
ちょっと流れ止まったかな?
久しぶりに
30分レスが有っても無くてもハルにゃんはキョンの嫁
720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/23(水) 23:03:13 ID:uyC8UTMx
やっぱりこのスレは受験生が多かったのか
あげちゃってごめんなさい…orz
なにがなんでもハルにゃんはキョンの嫁
コーラの一気飲み対決をするハルキョン
実は炭酸があまり得意じゃなくて勝ちながらも涙目なハルヒ、とかも良いな。
まぁ炭酸苦手ってことはないかな…。
世界が夢見るユメノナカ、いいね!
しかし長門Ver.だけは茅原Ver.にしか聞こえない…
芋の食い過ぎでオナラがハモるハルキョン
ハルヒはオナラしないよ?
ピンクのガスのような物がでますってか?
おやすみ3分ハルヒ
炭酸一気か、キョンが勝つ姿が想像できないなぁ。
>>728 お前のIDは何が終わるんだw
おやすみハルにゃん。
ハルヒが好きです
ハルキョンはもっと好きです
にらめっこするハルキョン
珍しくくじ引きで同じ班になったハルヒとキョン。
ハルヒのスカートが風でめくれそうになったので光の速さで押さえようとするキョン
しかし勢いあまってハルヒのスカートの中という名の楽園にキョンの右手が入ってしまった!
『んもう、キョンったら。お・ま・せ・さ・んなんだからぁ。』って超展開を期待してみる
>>725 スレチだが、
サウンドアライドで茅原がハルにゃんに地声をイマイチと言われてたシーンがあったなw
●<…すみませんこんな格好をして、紛らわしかった…ですよね?アハハ
機関にも色んな思惑があるわけで、理由は聞かずにいていただければ幸です
このスレで古ハルSSが投下されたことはないのかな?
ハルにゃんおやすみハルにゃん
今日も可愛い寝顔だね
いつの日かハルヒと寝てみせる
おやハルにゃんすみ
>>741 頑張れキョン。
モノローグは抽象的かつ的確に、
ついでに読んだ奴がリビドーと情熱とその他諸々を持て余すぐらいにな。
おやすみハルにゃん。
ジャージで寝るハルにゃん、というシチュエーションに至る妄想をしながら寝るコトにするぜ
着替えている途中睡魔に襲われ上はセーラー下はブルマという姿で眠ってしまうハルヒ。
休日というものは休む日と書くものだが、我が団長様は急日とでも勘違いしているのだろうか?
普段から走りまわってるんだから休日ぐらいは休めばいいだろうに。
そうすれば俺も、探したくも無い不思議を探索せずに日曜朝のあのなんともいえんまどろみを堪能できるってものだ。
俺はぬるめの湯にたっぷり20分は体を沈めながら、休みが終わるまでの僅かな時間を疲労の回復に費やしていた。
しかしながら今日の探索の組み合わせで、俺は朝比奈さんと長門の三人での行動だったことは悪くはなかった。
長門は元より何かを見つける気などさらさら無い様子だし、生真面目にも本気で何かを見つけようとあたりを見渡す俺の天使のおかげで、精神的には充実した日曜だった気がする。
すくなくともハルヒの奇異動作や古泉の朗々とした演説も聞かされずに済んだことは喜ぶべきことである。
流石に長く入りすぎたか。ほってった体で部屋に戻ると机に投げ出してあった携帯がチカチカと点滅している。メールが届いているようだ。
開いてみるとディスプレイには涼宮ハルヒの名前が…とたんに赤紙を受け取ったような気分になったのはいうまでも無い。
“今日こそ何か収穫は無かったの。結果は常に団長に報告しなさい”
まことに顔文字もない、ぶっきらぼうな内容である。女子高生とは思えん。
“ない”
変換もせずに俺は返してやった。と、ほとんど間を空けずに返事が返ってくる。内容はいかに俺が役立たずかというものだったので、無視することに決めた。我ながら賢明な判断である。
しかしそれから5分と経たない間に3通ほどメールが入った。どれもハルヒからである。無視するなだの、雑用のくせにだの、死刑だの一方的な内容ばかりで溜息が出る。
ここは悪態の一つでも聞いてやらんと、明日深夜シフト明けの古泉ににじり寄られそうなので電話をかけることにした。
正直怒鳴りちらされると踏んでいたんだが、電話に出たあいつはやけに静かだった。「もしもし」と聞こえたまま怒鳴りだすまで少し待ってみたが、ハルヒはなにも話し出そうとはしなかった。
しかたないので俺から口を開く
「なにも無かったものはしかたないだろ。それにお前のほうはどうだったんだよ?」何もなかったっことはわかってるんだがな
「……ねぇキョン。ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」らしくないことをいいやがる。俺は「ああ」とだけ答えた。
「今日古泉君と探索してる間、中学の時の話になってね。
あたしはただつまらなかったって事を話したんだけど、古泉君に『色々大変だったでしょ』って言われたのよ。
そりゃ色々と自分なりにやってきた事はあるけど、誰かにあたしがしてきたことを吹き込まれたのかなって思って
『誰かとそんな話したの?』って訊いたわ…」
中学時代のハルヒが大変だったことは古泉が一番よく知っているはずだ。どうやらつい口を滑らせたらしいな。
「そしたら『僕が誰かと涼宮さんの陰口を話すと思いますか?』って返されちゃって。
あたし、そんなこと思ってなかったし、誰かに陰口言われてたとしても全然気にしないから『そんなこと思ってないよ』ってその時は答えたんだけど……」
語尾が小さくなってきていた。少し震えたような声だった。俺は黙って聴いていた。
「帰ってから…古泉君の言ってた……僕が誰かとそんな話をすると思うかって言われたことが気に…なって……」
ハルヒは言葉に詰まりながら紡ぐように話した。ズズッとすするような音が聞こえた後「…なんでだろ?」と付け加えた。
なんでかって?そんなものカウンセラーに聞くまでもない。それはお前が古泉を疑った罪悪感だろ?
「……うん」
ややあっていつもより半オクターブほど高い返事が返ってきた。
なんとなく、俺にはわかったような気がした。こいつは人に悪いことをしたという気持ちになれていないのだろう。これまで人に迷惑をかけることはあれ、謝ることなんてなかっただろうからな。
電話の向こうからは鼻をすするような音が漏れている。もしかして泣いているのか?おいおいいつも傍若無人なお前はどこにいった。
そもそも泣き顔など見せないやつだ。そういえば今も見てるわけではない。電話だから、姿が見られないから、安心して泣いているのだろうか?
「思ってないと言ったのなら、古泉はもう気にしてないと思うぞ。
お前が嘘がつけるようなやつじゃないことはあいつもよく知ってるからな。まぁそこがお前のいいとこだ。」
と一応のフォローを入れておく。どうもこいつの嗚咽は俺の調子を狂わすようだ。
「グスッ…そんなことないもん……」
涙声のそのセリフは、まるで泣き虫の妹を思わせた。
「いや、お前は良い子だ!」
心にもない言葉だな。いつもなら。
「あたし全然良い子じゃないもん…」
声はその主がどんな表情をしているかを容易に想像できるほどに震えていた。これはずるい、反則だ。昔親父が女の涙に気をつけろと言った意味が分かった気がする。
俺は自分の頬が緩むのを感じながら
「よしよし……」と諭すように言った。とたん「えへへっ…」とくすぐったそうな声が聞こえた。悪くない響きだな。
「大丈夫。俺が言うんだから間違いない!」そう付け加えると、箸でも転んだような笑い声が聞こえてきた。どうやら多少元気になったようだ。
ひとしきり笑った後「……ありがとう」と小さく言ってハルヒは電話を切った。
その夜俺が恥ずかしさと後悔で眠れぬ夜を過ごしたことはいうまでもない。
翌日、教室に入ると真っ先に外を眺めるポニーテールが目に入った。こいつなりの礼のつもりか?
前の席に座り「よう」と声をかける。俺もどう接したらいいかわからん。
頬杖をついたハルヒは外を見たまま「…ありがと」と小さくつぶやいた。そういうことは面と向かって言え。まぁ、ハルヒらしいか。
頬が緩むのをクラスの連中に見られまいと俺も外の景色を眺めることにした。
という夢を見たんで書いてみた
どうか末期な俺を許してくれ
おやすみ
>>752 GJ。
ずいぶんと感度のいいアンテナだ、うらやまし。
罪悪感が芽生えたか。
恋心はとっくに芽生えてるようなので、いい感じだ。
夢でこんなの見たのかよw
文句なしGJ!
>>752 正直、頬緩みっぱなしです
GJ!!良い夢見れそう!!
>>690 別時間の原案と平安編の電波を飛ばした俺がGJを贈ってみる。
1スレ1SS、そんなことを目標にした時期が僕にもありました。
3スレくらいしか持続しなかった。
頑張れ受験生。
>>756 1スレ1SSで充分っすか。
前スレ5SS、このスレ既に3SSの自分は自重すべきでしょうか?
というのも、ここ数日の脳内ハルにゃんが糖分過多?で体調を崩したのか
ずっと調子が悪くて寝込んでるみたいで、機嫌も最悪。
今は何を訊いても
「…………キョンのバカ」
としか言わず、それ以上は相手もしてくれないんです!(><;)
本当にどうしよう? orz
>>752みたいにグッドテイストな夢を見られるのはいつになるやら
ゴロゴロ鳴くハルにゃン
,.-''" ̄  ̄`ヽ,_
_r-' 'ヽ、
// / 入 丶
/ ./ i/ K ヽ、 .ト, たかちゃん、こんなに露骨な盗作許されるの?
.i 〃i /,..i=,,.. \\ ヽ i / もう呆れるしかないんよ…
{.i'|i i /i i.,,. ` \ \-―i-K、 ト i///
リ i りi 彳i`ヾ i ,>.____シ` i ハ ` t/-ー――――
{i i'i `ik_.j /|i 丶i ヽ, K i /ー、 /
{ii. `ー 代_ノj '"ヽ,_,ハi i 0 0) /ヽ
i ''"" ' `ー-゚ ik⌒j弋W/ ==
ヽ. rー-、 ""''' r-ー' ヽ、
` 、. ヽ.__) , i 丿/ ヽ
/ノヽ、 _,,,...-''' K {i{ /i \
i// ̄~,,..k .ト、i/ 人iN .i\ /i
,r'’ ̄ ̄/ ,..........ノ.. `ー、...,,,_ i \ ヽi
,/ i ` ' / `ヽ、
涼宮ハルヒは笹森花梨のパクリです。
設定・ストーリーに酷似している点が散見されます。
売れれば何をパクってもいい、というスタンスには疑問を感じずにはいられません・・・
>758
俺も70スレで初めてSS投下したんだが
数えてみたらこのスレで27本目だった
長門スレに投下したのが2つあるからここには25…
旅行とかで1つも書かなかったスレが2つあるから1スレ平均5とか(゚Д゚;)
ハルにゃんかわいいおはよう
やはりここの住人のハルにゃん電波受信レベルは怪物級。羨ましいんだぜ
おハルにゃん
>>758,762
最近の糖分大量投下はオマイラの仕業かww
いいぞ、もっとやれwwwwww
ブルドーザで生徒会に殴り込むハルヒ
おハルにゃん
>>759 なんとも“らしい”ハルにゃんだ。GJ!
う〜ん。胸元に抱き上げたいねぇ。
スーパースター涼子
「どうしました?顔色が優れないようですが?」
放課後、部室の机に突っ伏していた俺に古泉が声をかけてきた。
あぁ、最近課題やらテスト勉強やらで疲れが溜まってるのか知らんが久しぶりに偏頭痛が出てな。
「それは大変ですね。偏頭痛と言っても思わぬ病気が隠れている事がありますから
長引いたり痛み方が違うようでしたら病院に行かれたほうがいいと思いますよ」
それなら心配に及ばんよ。この頭痛とは長い付き合いだ。この程度なら薬飲んでしばらく安静にしてれば治るさ。
今日はたまたま常備してる頭痛薬が切れててな。古泉、鎮痛剤か何か持ってないか?
「申し訳ありませんが、僕は薬を持ち歩いていませんので・・・でも気をつけてください。
偏頭痛と一言で言っても原因によって飲むべき薬が全く違うそうですよ。
間違った薬を飲んでしまうと痛みが軽減するどころか逆に症状が悪化してしまうそうです。
具体的に言いますと、偏頭痛とは主に脳内の圧力が上昇して脳神経系が圧迫される事で痛みと知覚される事が多いのですが、
その原因が、血管が詰まってしまい詰まった部分より下流に血が溜まってしまう事があります。
これは脳梗塞といわれる症状ですから即刻病院に行くべき事象です。他に軽微な症例として
脳内の血管が一時的に膨張して血流が増加し脳を圧迫してしまうパターンと、首や肩の凝りから血流やリンパ液の流れが阻害され
脳から排出されるべき体液が脳内に留まってしまい脳を圧迫するパターンがあります。前者の場合は血管を収縮させ
余計な血流を脳に送らないようにする働きがある薬を投与する事が望ましいのですが、後者の場合は逆に血管を拡張させ
溜まった血流を排出してあげる事が望ましいのです。なので偏頭痛だからとその辺にある痛み止めを飲んでしまうのではなく
ご自分の頭痛のタイプをしっかりと判定してもらいそれに合わせた薬を服用する事が肝心です」
気分良く演説してる所すまんが、『持ち歩いていませんので・・・』から先は全く聞いて無いぞ。
頭痛いんだから余計な事考えさせるな。それに、自分の頭痛に効く薬位ならちゃんと心得てるさ。
「それは恐縮です。聞いていないと言いつつ要点は抑えていただいたようで何よりです。」
肩をすくめニヤリとする古泉に鼻を鳴らして一瞥し俺は首だけを捻って長門を見た。
長門は読んでいる本から顔を上げて俺に観察するような視線を投げかけていた。
長門。お前頭痛薬か何か持ってないか?
「持っている」
そういうと長門はカバンの中から錠剤を二つ出して俺に渡した。念のため確認してみる。
まさか、これは妙な生物とかナノマシンとかの錠剤じゃないだろうな?
「違う。一般的な痛み止め。」
お前が普通の薬を持ってるなんて意外だな。
「同等の成分を解析して今合成した。成分は同一」
・・・入手方法に若干の不安はあるがまぁ、長門の出すものが毒か何かのわけは無いだろう。
「長門さんでしたら頭痛も一瞬で治療してしまうかと思いましたが、意外ですね」
また長門に噛み付かれたり変な空間に飛ばされたりするんだったら薬飲んでしばらく安静にしていた方が気が楽だよ。
「はい。お茶です。ところで、今日は涼宮さん遅いですね。」
薬を飲む為に新しいお茶を入れてくれた朝比奈さんに言われて俺は皆に伝えていなかった事を思い出した。
ハルヒなら午前中の体育の時間にちょっと転んで怪我したんで、念のためにって病院に連れて行かれましたよ。
本人は大丈夫だって騒いでたから大したことは無いと思いますが。
「そうなんですか・・・大した怪我じゃ無いと良いですね・・・」
朝比奈さんはまるで自分の身に降りかかった不幸を案じるような表情で心配していた。
そんな雰囲気が全員に伝染したのか、何となく重い空気が部室に蔓延した。
ったく、居ても居なくても人に心配ばかりかけやがって・・・
「いやー遅れてごめーん!」
威勢良く部室のドアが開かれたのはそれから10分ほど経ってからである。
足首に包帯を巻いて松葉杖を抱えたハルヒが片足でピョンピョン飛び跳ねながら部屋に入ってきた。
何の為に松葉杖持ってんだ。それは抱えて歩くもんじゃないぞ。
「良いのよ。どうせ軽い捻挫だし。大げさに包帯巻いて松葉杖なんてよこしてさ。これ位テーピングでも巻いて冷やしておけばいいのよ」
「捻挫もしっかり治さないと癖になってしまいますよ。しばらくは安静にしておいた方がいいかと」
ハルヒに忠告する古泉も元気そうなハルヒを見て表情に安堵の色が戻っていたようだ。
「涼宮さん。怪我は大丈夫ですか?」
「へーきへーき。本当なら病院に行く必要も無いくらい。保健室で十分だって言ったのよあたしは」
団長専用湯飲みに満たされた緑茶を一気に飲み干しながらハルヒは答えた。
さっきまで静かだった部室が一気に騒がしくなっちまった。
やれやれ…俺としては薬が効いてくるまでもう少し安静にして居たかったんだがなぁ。
「キョン!ちょっとこっち来て」
何だ?まだ頭痛いって言うのに・・・
「SOS団のサイトにメールが全く来ないのよね。」
まだそんな事気にしてたのか。
「きっとメールってのがいけなかったのよね。電話ならきっとかけてくる奴も居るに違いないわ」
その『違いない』と言い切れる自信の根拠はどこにあるんだ。
「人生相談とかそういうものは今でもメールじゃなくて電話が主流じゃない。
だからSOS団のサイトにも相談窓口の電話番号を記載する事にしたのよ。良い考えでしょ!?」
わざわざこんな得体の知れない団体に電話して来ようなんて奇特な奴は・・・ってちょっと待て!
お前、そこに書いてる電話番号って俺の携帯の番号じゃねーか!
「そうよ。あんたの携帯がSOS団の窓口になるのよ。光栄に思いなさい!」
ふざけるな。何で俺の携帯番号がこんな所で晒されないといけないんだ。自分のを書け自分のを!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「どうやら長門さんの薬も効いてきたようですね。彼も元気になったようで何よりです。」
「・・・先ほど渡したのは薬ではない。ただのラムネ。」
「えっ?でも頭痛は治まったようですが?」
「頭痛原因の除去を確認。」
「・・・あぁ、なるほど。そういう事ですか。」
「そう。」
「ふえっ?どういうことですか??」
「彼の頭痛の原因は涼宮さんだったんですよ。元気な彼女を見て安心し、症状が改善した。」
「キョン君も涼宮さんの事心配してたんですね。」
「そういう事です。僕達はお邪魔なようですから退散しましょうか。」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「あたしやみくるちゃんや有希の番号を書くわけにはいかないでしょ!だからあんたので良いのよ!」
だったら古泉の番号を書け。あいつなら喜んで協力するだろうよ。
・・・って他の連中はどこ行った!?古泉!出て来い!!
>>774 GJ!
仕事中にいい物を見させられてしまった。
この後帰りにハルヒのほうから「やっぱり痛いからオブらせなさい」と
ハルヒがキョンの背中に乗っかってきて帰宅するverと
キョンのほうから「痛い時は強がっていないで俺を頼れ」とか言って
ハルヒを無理矢理オブって帰宅するverの二種類の続きかたを受信した。
ハルヒかわいいよハルヒ
>>774 GJ!
いざ人生相談の窓口作ってキョンの携帯から女の子らから
電話が殺到したらハルにゃんどうする?と思った
>>779 チャイナ服のハルにゃんかと思って見てしまった。
ハルにゃんは何着ても似合うなあ。
>>779 このなんとも微妙に変えました感が大学のレポートで
友人の基本丸写しで細かい所を変えたレベルに似ている
健康診断でバリウムを飲んだ時のSOS団それぞれの面々の反応が気になるぜ
>>784 バリウム飲むのって30代になってからな希ガス
ハ:レントゲン検診の科学的根拠云々でゴネるも仕方なく受診。下剤が効かずに便秘になって焦る。
有:バリウムを口腔内で即時情報分解、レントゲン映像も捏造。
み:何度もゲップを出してしまい、そのたびに造影剤追加で涙目に。
古:検診自体は何のトラブルもなくスムーズに。結果映像に不審な黒い影が……。
キ:口元のバリウム跡をハルにゃんに笑われながらも「しょうがないわね」とかいって拭ってもらう。代謝がいいので下剤いらず。っていうか下痢でトイレから出られず。
ハルにゃんが便秘とな!?
そりゃいかん、俺が浣腸して治してくる
何気に古泉カワイソスw
>>785 古泉だけ検査で引っ掛かるのか
最近病気も若年齢化が進んでるからな
流れぶつ切りスマソ
>773です。>775の電波を受けてその後を書いてみた。2レス消費します。
--
結局下校時間まで電話番号を載せる乗せないですったもんだしちまった訳だが。
ここで俺はある重要な問題に直面する事となった。
自称軽い捻挫と言っているハルヒではあるが、
一応足を怪我して歩行に不具合が出ている女である。
そんなハルヒを放っといてそのまま帰ると言うのも俺の信条に反する。
それに、「軽い捻挫」という自己申告も怪しいもんだ。
俺も捻挫の一度や二度位経験があるが、病院で松葉杖なんぞ渡された事は無い。
それに、部室に入ってくるときも決して包帯の巻いてある足を床に下ろそうとはしていなかったしな。
さすがに靭帯がどうにかなっちまう程の大怪我では無いだろうが、
捻挫としては重症の部類に入るであろう事は想像に難くない。
どうせ皆に心配かけまいとして無理に振舞っていたんだろう。
しかし、ハルヒの事だ。俺が手を貸すと言えばムキになって自力で帰ろうとするに違いない。
折角長門がくれた薬のお陰で収まってた頭痛がまた出てきそうじゃねーか・・・ったく。
下校時間になっても帰ろうとしないハルヒに俺は声をかけた。
「もう下校時間になるけど、まだ帰らないのか?」
「あたしはもう少し調べものしてから帰るわ。先に帰ってていいわよ。」
嘘付け。さっきから窓に反射して映ってるディスプレイにはSOS団サイトのトップページしか映ってねーだろうが。
とはいえ、ここで無理強いしてもハルヒは余計に意地を張るだけだ。そう思った俺は部室を後にした。
下駄箱付近で身を潜める事数分。予想通り松葉杖を突きながら表情を歪めたハルヒが現れた。
「やっぱり相当痛いんじゃねーか。無茶しやがって。」
「なっ!何してんのよキョン!」
「お前の事だからどうせ強がって痛く無い振りしてるんだと思ったんだよ。それで待ってみたら思ったとおりだ。」
「あんたに助けを請うほどの重症じゃないわよ!」
俺はハルヒからカバンを取り上げると黙って歩き出した。
「ちょっと!キョン!あたしのカバンどうする気!?」
「どうせ手を貸すって言っても意地張って一人で帰ろうとするだろうからな。荷物くらいなら持ってやるよ。」
「・・・まぁいいわ。丁度両手も塞がってた事だし、荷物くらい持たせてあげるわよ。」
そう言ったハルヒだったが、松葉杖を突きながらでも相当痛そうである。
俺が振り向くと何とも無い素振りを見せるのだが、見ていない時にはさっきのように苦痛に顔を歪めている事だろう。
下駄箱から校門まで、普段ならものの1分程度の道のりをハルヒに合わせて歩いた今日は5分はかかっただろうか。
門を出た所で俺は無言でハルヒにカバンを手渡した。
「何よ?荷物持ちはここまでだって言うの?」
「いいや。松葉杖突きながらこの坂はきついだろ?ここからはおぶってやるよ。」
「ちょっと!そんな事までしなくて良いってば!」
ほれ、とハルヒに背中を向けた俺に対してハルヒは顔を赤くしながら言った。
「そのペースじゃ坂を下りきる頃には日付変わっちまうぞ。」
「だったらあんた一人で先に帰れば良いじゃない!」
「皆の前や学校の中では痛いの我慢して普通に振舞ってたんだ。もう十分頑張ったろ。
痛いときくらいいつまでも強がってないで少しは俺を頼ってみたらどうだ?」
「・・・分かったわよ。そのかわり、あたしを落としたり乱暴に扱うんじゃないわよ。」
「はいはい。怪我人は大人しく俺に背負われてろよ。」
・・・今が下校時間もとっくに過ぎた夜道で良かった。
こんな所をクラスの奴に見られたら何言われるか知れたもんじゃないからな。
幸いにしてハルヒも俺に背負われてからは大人しくしてくれているようだし、とっととハルヒを家まで送っちまおう。
「ふぅ...」
ぬぉ!何だ!?突然首筋に息を吹きかけるんじゃない!落としちまう所だったぞ・・・
と思ったらハルヒは俺の肩にあごを乗せて寝息を立てていた・・・ってハルヒ、顔が近いぞ。
常々コイツは口さえ開かなきゃなぁ・・・と思う事があるのだが、今のハルヒは口だけじゃなく、
普段は他人を睨んだり見下したり挑発したり威嚇したりと大活躍の目も閉じている。
要するに涼宮ハルヒという女の二大欠点が影を潜めたその顔が俺の顔の真横にあるのだ。
・・・。
言っておくが今の沈黙はこの無防備なハルヒの顔にどうやって油性マジックの刻印を施してやろうかと
俺の脳内で作戦会議が招集されたからであり、結構可愛い顔してんだよなコイツは。とか改めて思った訳ではない。
それにしても怪我して痛い時くらい他人を頼れば良いのに、何でツマラン意地張るんだろうね。
本当に素直じゃないんだからなぁ。コイツはよ。
「・・・素直じゃないのはあんたもでしょうが。」
驚いてハルヒの顔を覗き込むとハルヒはまだ俺の顔の横で赤い顔をして寝息を立てていた。
・・・ったく。俺の独り言に突っ込みを入れるとは随分とタイムリーな寝言だなぁ。おい。
「・・・・・・」
まぁ、独り言ついでだ。お前は毎日毎日無遠慮に俺に余計な面倒ごとを背負わせてるんだ。
今更ハルヒ一人分くらい背負い込む物が増えたって大した負担にはなりゃしねーよ。
お前にそのつもりがあるならいつでもお前の持ってくる面倒事とまとめて俺が抱え込んでやるよ。
「・・・・・・」
さすがに何回も連続でタイミングよく独り言に寝言で答えが返ってくる事も無いか。
まぁ、今のは俺の戯言だ。とっととハルヒを送って行ってやらないとな。
「・・・んぁぃぁと・・・んョン」
再びタイムリーな寝言を発したハルヒは俺の体に巻きつけた手に若干の力を込め、
そして、ハルヒの唇が軽く俺の頬に触れた。
俺の肩に乗ったハルヒの顔がバランスを失い俺の顔の方に倒れてきたんだろう。
下手に動かして起こしちまうと機嫌を損ねちまうかもしれないから仕方なくそのままにしておく事にする。
・・・そういう事にしておけ。な。
真冬の寒空の下にも関わらず妙に暖かいのはきっとハルヒを背負って強制ハイキングコースを歩いているせいだろう。
さて、あまりゆっくり歩いても帰りが遅くなっちまうな。少し急ぐとするか。
・・・ハルヒ。俺の背中から離れるんじゃないぞ。
>>790 GJ。
ハルヒの家についたら部屋までおぶってけと言われて従うキョン。
ごゆっくり。
どうやら俺は連日のテストで疲れてるらしい。
>>790 何だこれは
何で俺は大学の食堂で一人ニヤニヤとキモい顔を周りに晒してんだ。
もっとやれ。もっとやって俺をとことん社会不適合者にしてくれ
>>790 GJ
あと本当にどうでもいいことだが、俺も今日の授業で捻挫したんだ。
ゴギッ!と音が鳴った時はかなりびびった。
795 :
775:2008/01/24(木) 16:53:08 ID:ypLHvP4A
>>790 GJ!!
ハルにゃんかわえ〜
まさか僕が受信した電波でこんな甘いのを書いてくれるとは…
感謝感謝
キョンのブレザーのボタンが取れかかっていたのを、みくるが見つけ
ボタンをつけてあげる。
そのシーンを目撃したハルヒがヤキモチ
次の日から、キョンの制服のボタンが毎日取れるようになる。
長門とみくるがボタン付けをしてくれる。
それを見てハルヒが、さらにヤキモチ
キョンの制服のボタンが、一気に全部取れる。(ぶちぶちぶち)
困り果てたキョンが、ハルヒにボタン付けを依頼。
ツン混じりでハルヒがボタン付けを承諾。
いそいそと鞄から裁縫道具を取り出す。
という少女マンガな電波を受信したのだが、誰かSSにしてくれないかな。
>>794 俺も駅の階段から落ちて捻挫した。
本当にどうでもいい事だが
学校生活の行事としては、文化祭などと並ぶ大きなものだと世間一般に思われているんだろうが、俺がそれを
特に刺激的なものだとは思わなくなったのはどうしたことだろうね。
「修学旅行なんてありきたりだわ。つまんない。」
俺の隣でそうほざくのは誰あろう、涼宮ハルヒである。まあそう言うとは思ったけどさ。
だがしかし、昼間さんざん俺の腕を引っ張って好奇心満点であちこち駆けずり回っていたのはどこの誰なんだ
ろうね。俺の目にはこれ以上ないくらいに楽しんでいるように見えたんだがな。
「そりゃ楽しいわよ。でもありきたりなのよね…なんて言うの?たとえば突然未確認生物に遭遇するとか、
誰か忽然といなくなるとか、ホテルの密室で大事件が起こるとか…」
頼むからそんなこと願わないでくれよ。軽い冗談なのかもしれんが、お前の場合それが実際に起こりかねん。
特に後の2つは勘弁してもらいたいね。と思ったのだが、言わないことにした。
ところで…俺とハルヒは今ホテルの一室で二人きりである。おいそこ、顔がにやけてるぞ。何の妄想をする?
俺は何もやましい事なんて考えていないし、そもそもハルヒがこの部屋に乱入してきたのだ。
宿泊所のホテルの部屋割りは3人ずつで、俺と同室のうち国木田は他の部屋で他のメンバーと談笑中、谷口は
部屋の風呂では物足りん、と大浴場に行っているところだった。突然ノックもなしに入ってきたやつがいた。
改めて言う必要もないだろうが、ハルヒだ。
「おいハルヒ、ここは男子の部屋だろ?それに部屋のやつらはどうした?」
まさか夜這いじゃあるまいな、と俺の脳内人格の一人がモノローグでそう呟き、もう一人がそれを思いっきり
掃き捨てる。何考えてんだよ、と。
「ほかのやつはみんな寝ちゃったわ。暇だからここに来ただけよ。何?変な期待でもした?」
その疑念は半分当たっている…というか俺、そんな分かりやすい顔してたか?まあいい。それにしても、
暇だったら男子部屋にノックもなく入ってくるのか。俺が一人でボーっとしていただけだったからよかった
ものを、もう30分早く来られていたらまずかったな…っと、この話はここまでだ。何でもないぞ。
「あんたも暇そうね…そういや、あいつらは?この部屋でしょ?」
「ああ、国木田なら他の部屋に行ってていないな。谷口の方は大浴場に行っているところだから、しばらくは
帰ってこないだろ。」
「ふうん…」
そう言うと、ハルヒはうれしいのか退屈なのか判断しがたい表情になった。何なんだろうな、もう少しなんか
話してくれないと色々と気詰まりなんだがな…俺は特にやりたいことが見当たらなかったので、とりあえず
手近にあったリモコンでテレビのスイッチをつけた。
画面では二流ドラマが実にありがちな展開で繰り広げられていた。別に見たいとも思わなかったが、他にする
ことも思い当たらないのでそれを見ることにした。まあしかし、先ほど「二流」と言ったことも後悔するほどに
三流ベタベタな展開になってくると流石に忍耐強く見る気も失せてしまい、やれやれと俺はテレビを切った。
一応は見ていたハルヒも一切抗議をしなかったので、テレビ視聴は全会一致で中止された。そして冒頭の
会話に戻るわけである。
ハルヒの言う通り、俺もこの修学旅行はありきたりでそこまで刺激は感じなかった。楽しいことには楽しいが、
なんというか普段のSOS団の超常的な活動に比べると物足りないものがあった。いやはや、こんなにも
ハルヒと意見が一致するともはや笑うしかないね。はは。
入学したばかりの頃は、俺以外、いや俺も含めてか。クラスメートを全く寄せ付けない雰囲気を放っていた
ハルヒも、阪中の一件で分かり始めたようにクラス内でそこそこ他のメンバーにも打ち解け始めていたのは
事実だ。実際、この旅行中もハルヒはかつてからは想像できないほどに楽しそうだった。俺だってクラスで
話す相手がハルヒ、谷口、国木田、阪中だけなんてことはないから、実質2年間丸々同じクラスだった面子との
旅は色々な発見もあって楽しいものだった。しかし何度も言うが、格別に楽しんでいるわけではないのは、
もう色々な意味で俺は病気なのかもしれない。SOS団病とか、ハルヒ病とか、そんな名前のな。
立派な精神病患者だ。やれやれ。
どれくらい静かな沈黙が続いたんだろうな。ハルヒとの沈黙が続くと疲れるぞ。いやほんとに。
「…暇ねえ…」
ようやく口を開いた。他に言うことはないもんか。
「だったら帰って寝たらどうだ。明日最終日だろ?疲れちまったらもったいないぜ。」
別に追い返すつもりはないんだがな。ただずっとこの沈黙が続くなら俺も寝ちまいたい。
「あんまり眠れないのよ。そうでしょ?旅行中のなんていうのかしら、独特の高揚感があると眠れないわ。
このまんまじゃ…」
そうか、まあそれは俺もそういう経験はあるが、さて「このまんまじゃ」ってどういう意味だ?
「眠れなくても横になるだけでもある程度疲れがとれるぞ。俺もそろそろ寝たいし、今夜はもうお開き、な?」
何もやってなくて何がお開きなのか、という突っ込みは抑えておいて、俺としても谷口辺りが帰ってきて
盛大に誤解を受けたりはしたくないからそろそろ帰ってもらいたい。
「このまんまじゃ眠れないわよ!」
ハルヒは俺に何か言外のニュアンスを込めるように声を少し荒げた。
「だから何が…どうすれば帰ってくれるんだ?」
「だから…」
ハルヒはそう言うと少し静かになり―後から思えばこのときに俺は態勢を整えとくべきだったんだな―そして
唐突に飛び掛ってきた。
「こうすんのよ!」
…何があったかって?ハルヒは短距離走選手もびっくりの瞬発力で俺に飛び掛ったかと思うと、そのまま俺を
ベッドに押し倒した。おいこら、この痴女が!
ハルヒは俺を押し倒したものの、それ以上何もしないで…よく見ると顔を紅潮させているようだった。
何だ何だ?妙に閉鎖的な室内で発情でもしたのか?まて落ち着け、俺。何を考えているんだ、何を勘違いして
いるんだ、俺。まだそんな心の準備など出来てないぞ…ってますます何考えているんだ。
だがハルヒはあながち俺の勘違いでもないようなことを言い出した。
「キ…キスしてくれたら帰ってやるわよ。だから…さっさとしなさい。いつ誰が入ってくるか分かんないわ。
善は急ぎなさい!」
た…頼むからいたずらに俺のいたいけな心と親切な突っ込み心を動揺させることを一度に言わないでくれ。
お前はなんて言った?「キス」?それは食用の魚であるあの…じゃなく、俺が考えるべきはそんなことじゃ
ない。そこまで俺は空気が読めない男じゃないはずだ。しかし、ハルヒは…本気なのか?
「お前…正気か?」
「あたしが嘘なんて言ったことある?いつでも本気よ。早く…恥ずかしいんだからさっさとしなさいよ。」
ハルヒの双眸を見ると…確かに本気としか思えない。2年間こいつに付き合ってきた俺が言うんだから間違い
ない。俺はというと、ハルヒの言うところの「旅の高揚感」やら深夜の眠気のせいだろう、いやそうとしか思えない。
ハルヒの言葉をそのまま飲んで、上半身を起こすとハルヒの背中と後頭部に両手を回し…
キスをしてしまった。
あれこれ言い訳したいがここは控えるとする。正直言わせてもらおう、ハルヒの唇の感触がたまらない。
マナーに則って目を閉じているからハルヒの表情はうかがえないものの、直前のハルヒの紅潮した表情は…
いやはや、こんなことを考える俺は本当にやばい精神病なのかもな。
ハルヒの方も俺の背中に手を回して、俺を強く抱きしめようとした。そうなるとだな、必然的にあの膨らみが
密着するわけであり…ああちくしょう、情熱を持て余す。
それがなんだか無性に気持ちよく…俺は油断しちまっていた。この後あんなにも後悔することが起こるとは…
それは突然やって来た。俺とハルヒの口付けがどれだけ続いたか、そろそろ俺の理性の堤防が大決壊を起こし
てハルヒの口の中に舌でも絡ませようかというほどに悪ノリをしようとしたときだった。
2月は節分とバレンタインデーがあるんだよな
今年の恵方巻はハルヒ達が作ればいいと思う
「ふう〜いい湯だった。しっかし参ったぜ。みんな同じこと考えて結構混んでたからな…って...!!」
「「あぁ…!!」」
突然だが状況を整理しようか。
Q:外部から見て室内には誰がいる?
A:俺とハルヒの二人だけだ。
Q: ここはどこだ?
A:ホテルの一室である。ちなみに深夜だ。
Q:俺は何をしている?
A:ハルヒと抱き合ってキスしている真っ最中だ。
Q:谷口がそれを見たら?
…要するに一番目撃されたくないやつに一番まずい瞬間を見られてしまったことを改めて言うこともない
だろう。早い話が、あの愚かなる同級生に俺とハルヒのキスシーンを目撃されてしまったのである。
「あ゛…」
「え……」
「ちょ…」
気まずい静けさが漂う。
俺とハルヒから返す言葉もない。なにしろ思いっきり唇を重ね合っていたのは紛れも無い事実であり…
「す…すまん!!邪魔したな。ま、まさかお前らがそこまで…悪い、そんなつもりじゃなかった。ご、
ごゆっくりぃぃー!!」
………………
この三点リーダは俺とハルヒのものである。ええとつまり、俺はハルヒとキスを交わしたところを谷口に
目撃されたわけであり…
なんつーことをしてくれちまったんだ。扉が開け放された部屋を静寂が包む。頼むからなんか言って
場を取り繕ってくれよ。誰か。
「…迷惑だった?」
先に口を開いたのはハルヒだった。ええと、そりゃ谷口にモロ見られちまったわけだし、迷惑じゃないといえば
明らかに嘘になるな。だがしかし、
「迷惑といえば迷惑な結果だがな、別に悪い気はしなかった。」
これは本音だ。他の誰かだったら丁重に断っていただろうな。それが長門だったらキスしたい、したくない
以前に深刻なエラーを心配してしまうし、もし朝比奈さんとキスなんてしてしまったら、全校の大半の
男を敵に回すことになるだろうからな。
「そう…ならよかったけど。」
「そうか。」
薄暗い部屋の照明のせいかもしれないが、普段よりも静かに話しているハルヒの横顔はいつもより大人びて
見えた。それをずっと見つめているとなんだか変な気を起こしてしまいそうなほどだった。
いつもこういう風に奥ゆかしい感じだったら魅力的なのにな…と思ったが当然声には出さなかった。
「と…とにかく、さっきのことは誰にもいっちゃダメよ。も、もし言いふらしたりしたらし…いや、絶対に
許さないわよ!わかった!?」
ああ、俺としてもこのことは広めたくない。恥ずかしくて死にそうだ。
「わかった。今回のことは…秘密にしとくぞ。もう帰って寝るか?」
「そうね、そうするわ。じゃあね、おやすみ。」
「あ、ああ。じゃあな。ゆっくり休めよ。」
パタン、と扉が閉まり、先ほどのムードとは打って変わっていそいそとハルヒは出て行ってしまった。
しかしながら、ハルヒの表情がうれしそうだったのを俺は見逃さなかった。あいつ…いや、俺もだが、
お互いに満足できたということなんだろうか、今のは。
「どうしたことかな…」
口が勝手に動き、俺はそう呟いていた。唐突にキスをしてくれ、と言ってきたハルヒ。顔を真っ赤にして
俺とキスをしたハルヒ。普段の素行からは想像もつかないようなことをしでかしてくれたハルヒは、一体
何がしたかったんだろうな…いや、本当は俺も分かっているのかもしれんが、それが何なのか、となると
思考が途端にもやに包まれたようになる気がした。俺は実は相当な臆病者なのかもしれん。
「ま、いいか。」
別に逃げるわけじゃないが、少し気持ちを落ち着けたいな。そのまま寝ようかとも思ったが、少し部屋の
外で気分転換することにした。廊下の先のトイレにでも行くかな。
トイレの前に着くと中から何やら聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「いや、マジで驚いたぜ。何があったかって言うとだな、なんと!あのキョンと涼宮が『愛してるぞ』って
具合に抱き合ってブチューってキスしてやがったんだぜ。あれは間違いない。今頃あの部屋では熱々の…」
こんな軽率な発言をするやつは他にいないだろう。俺はその口軽く目撃談+妄想話をクラスのほかの男子数名
に披露するあの同級生に向かって精一杯の笑顔でもって近づいた。
「よぉ…谷口ぃ。相変わらず元気そうで何よりだなぁ〜。んで、なんだ、俺の話をしていたようだが、なんか
用か?俺なら今暇だからいくらでもお前の話を聞いてやろうかと思うんだが、さて何の話をしてんだ、え?」
いつか見たハルヒの引きつった笑みは今そのまま俺の顔に張り付いているんだろう。自覚しながらそういう
話し方をしているんだからこれはもう確信犯だ。さあて、目の前のこいつをどう料理しようか。
「あ…あ…キョン…ど、どうしたんだ?すすす、涼宮が待ってんじゃないのか?その、お前の嫁が。俺なんか
気にしないで続きを仲良くやってくれよ、な?」
よく言ってくれるな。よほどのMだな、こいつ。
「このやろう、覚悟しろー!!」
「うぎゃぁーっ!!」
この後の修羅場は言わなくても分かるだろう。この夜谷口に安息が訪れることはなかったね。
しかしなんとか明日、いやもう日付の上では今日だ。何かしら大きな思い出でも作って埋め合わせないと
ハルヒの真っ赤な顔と唇の感触と去り際の表情がこの旅の一番の思い出になっちまいそうなんだがな。
別にそれはそれでもいいのさ、と俺の人格のどこかが呟いた気がしたが、とりあえず今は寝るか。
…後から言うと全然眠れなかったんだがな。
―終―
以上。既出ネタとかぶる内容かもしれないけど。
ちなみにタイトルの元ねたは「パッパッパーパパパパッパーパパパパッパッパパッパー♪」のあれ。
駄文失礼しました。
あと、書き込む途中でもろもろのトラブルがあったためちょっといろいろやってIDが変わったりしてすまん。
GJ!!夜這いハルにゃんヤバス
後、谷口いいぞもっとやれ!
ハルにゃんが夜這いとか…考えただけで情熱を持て余す…!
ああもう俺をテスト勉強させない気だな!?もっとやれ、もっとやって俺を留年に(ry
フィルター外れたハルヒはやたら積極的だなあ
バリウムを風呂上りの牛乳の如く一気飲みするハルヒ
バリウムって飲むと真っ白になるよな
>>798 GJ!
谷口はこういうポジションだとやけに輝いてるなww
本当このスレの甘甘SSは心が癒されるぜ
そろそろハルヒとキョンは結婚してもいいと思うんだが
>>798GJ!
甘すぎです。ブラックコーヒーが甘ったるくてしょうがない。
修学旅行か〜。どこいったんだろう。
妄想。
ハルヒたちの飛行機がジャックされる→治安とか情勢が不安定な国に→
キョンが怪しい奴に飛行機から連れ出される→ハルヒが飛行機から脱出。キョンを探す→
変な車の中で変な機械に固定されてるキョンを発見→助け出して2人で近くの倉庫に→
そこにあったアーm(ry
キョンを主人公にしなかった理由は特にありません。
駄文スマソ。テスト勉強に戻ります。
もうしてるじゃん
ハルキョンの結婚式は、それはもう盛大でしたよ
その日なら予約も空いてる上費用も半額で済むと言うことで
結婚式の日取りを仏滅の13日の金曜日にしたハルキョン
>>811 それならハルヒこそが特殊な存在だから反転しないで普通にハルヒが連れて行かれたほうが
断然しっくりくるぜ。あとはキョンが実は(ryっていう設定を加えるだけだからなw
「太陽がいっぱい」というフレーズをきいて
なぜか満開笑顔のハルヒがいっぱいいる光景をイメージしてしまったキョン
>>815 最初は機関を黒幕に、謎の転校生つながりで古泉、かとおもったんですが、
キョンの出番がなくなってしまい。紆余曲折と面倒だから、で
>>811になってしまったんです。
>>814 「おい、ハルヒ。いくらなんでもそれは……」
「あのねキョン。仏滅で縁起が悪いなんてあたし達で変えてやる!って勢いを見せないと駄目よ。結婚は戦いよ」
「お前はなにと戦うつもりだ」
とか言い出しそうに思える反面、
「バカキョン!こういうのはね、縁起をかつがなきゃ駄目よ。いい?結婚ってのはあらゆるものから祝福を受けなきゃ駄目なの」
とその辺しっかりしそうな気もする。
上のほうの話でちょっと妄想が浮かんだけど、上手く文章に出来ない…が
ハルヒならどんなところに飛ばされても自力で帰ってきそうだな。
>>818 ああ、そういうところはあるよね。
作中でハルキョン以外のカプが成立しちゃったら、全力で谷川を見限るわ。
ハルヒは明らかにキョンに自覚の無いかもしれんが、そういう気があるっていう
描写をさんざん書いといて他のとくっつくってのは無理がありすぎるんじゃないか
というわけで俺も万が一にでもそうなったら谷川を見限るね。
ハルヒが終わって別の作品書き始めても絶対に買わない
そんなアホ展開はさすがにないだろうがな
他のスレにも出入りしてるからわかるが、それやると長門×キョン派や佐々木×キョン派も見限るな
気持ちはわかるがハルにゃんの笑顔見て落ち着こうぜ
コイキョンという可能性を忘れてはいないかね
マッガーレ
>>825 あれはそんな柄じゃなさそうな気がする。
…アホ映画では古泉×みくるだよな。そういえば。
>>823 あっちの人達は一時期有り得ない程騒いでたけど、
あくまでサブだとは分かってるだろうからある程度の覚悟は出来てるのでは?
でも結局はみんなが無難な形で収まってくれればいいよ
一応キョンとハルヒは主人公とヒロインであるし、主人公とヒロインがくっ付くってのは王道だから。
一番ありえるカプはハルキョンなのは確か。既にキスもしちゃってるし。
まあ結局は谷川次第なんだが。早く驚愕だせよ。
まさかのるーみっく的な延長戦オチもありか?
別時間軸の人に質問なんだけど
1:全ての時間軸のハルヒは遺伝子が全く同じだが別人である
2:全ての時間軸のキョンは全くの別人である
3:全ての時間軸のみくるは同一人物である
4:全ての時間軸の長門は異時間同位体である
5:全ての時間軸の古泉は全くの別人である
6:その他、全ての時間軸の脇役キャラ(谷口など)は全くの別人である
こういう認識でOK?
>>821 つーかいきなり何いってんだ?他スレからの回し者か?
俺の中ではハルキョンはもうくっついてることになってる
授業中や知らないところではイチャイチャしまくりです
誰かこの全然萌えない流れを止めてくれ。
>>832 お前は俺かw
このスレに絵師さんがもっと増えることを期待しつつ、おやすみハルにゃんおやすみ。
無人島に流れ着き、半ば野生化したハルヒの妄想を未だにやってる俺
1週間で全島を支配下に置くも、流石に完全な孤独は辛かったらしく、ついに閉鎖空間が発生。
しかしその閉鎖空間のおかげで所在が確認される。
目つきが冗談抜きに肉食獣のそれになっており、みくるは失神。
この辺まで考えてるんだけどなあ。
あ!やせいのハルにゃんがとびだしてきた!
たたかう どうぐ
ポケモン ニアにげる
やせいの ハルにゃん は きょん の メロメロボディで メロメロになった !!
ハルにゃんおやすみハルにゃん
超獣機神で悪と戦うハルにゃん達
ハルヒ「やぁぁってやるわ!!」
キョン「OK、ハルヒ(やれやれ」
ほんとのキスをおーかーえーしに〜♪
ハルヒ綺麗だよハルヒ
おやすみなさい
>>840 パイロットが一人余るが・・・
ノヴァの方なら問題ないか
かわいいハルにゃんお休み
ハルヒの可愛さは異常
くしゃみして鼻水が出ているところをキョンに見られるハルヒ
でも両手がふさがっていたのでキョンに鼻をかんでもらうハルにゃん
キョン「ほら、チーン」
おはるにゃん
雪が、降っていた。
どこまでも白く続く世界に終わりはない。
音のない世界は全てのものを飲み込んでいく。
この夢の始まりがどこからだったのか、それすらも思い出せない……
なんておかしな夢を見たのは朝から雪が降っていたからだろう。
「ん……もう朝?」
ハルヒがもぞもぞと起き出してきた。
勘違いしないで頂きたいが別にこれは俺とハルヒが同衾していたと言うわけではない。
ハルヒが合宿と称し鶴屋邸に乗り込み、夜中まで遊び続けそのままみんなで雑魚寝したと言うだけの話だ。
……いや、まあ高校生の男女が雑魚寝なんて危険極まりないと思う。
とはいえハルヒもそこらへんはわかっているらしく早々にダウンした朝比奈さんを自らの後ろへやり鉄壁ガード。
長門や鶴屋さんのことも完全に守っていた。
ちなみに古泉は適当なところで「では僕もここまでです」と言い残し部屋の隅で寝てしまった。
結局ハルヒは俺と一緒に一番最後まで起きていた。
俺が起きていた理由は「暇だから話し相手になりなさい」とのことだったが。
周りにみんながいるとはいえパジャマ姿のハルヒと二人で話すってのは思ったより精神力を食うらしい。
見ないよう見ないようにしてるってのに俺の顔を挟んで「こっち見なさい」と向きなおさせる。
「人の目を見て話しなさいよね」
話してるのは一方的にハルヒ側からで俺は専ら聞き役だがな。
「それでも聞き手なりの礼儀ってのもがあるでしょ」
そんなもの頼んじゃいない。どうせ言ったって無駄だろうがな。
ようやくハルヒが目をこすりだしたのは明け方近く。
明日は昼まで寝てるだろうな、なんてことを思いながら俺も寝に入ろうとした。
「ん……おやすみなさい……キョン……」
隣で無防備な寝姿を晒すハルヒがいなけりゃもう少し早く眠れただろうな。
寒い、と布団をかき抱きながら異物の感触に脳幹のほうが反応したのか、白い夢はあっさり晴れた。
至近に見える同級生の顔にまだ夢を見ているのか、いや夢であって欲しいと現実逃避。
隣の布団で寝ていたはずがなぜこんな近くに。寝相悪すぎるだろ。
慌てて身を引くが布団ごと引っ張ってしまい余計にハルヒと接近してしまう。
「ん……ちょっと、暴れないでよ」
身を起こしたハルヒはまるで俺に乗っかろうとしているようで、そのまま倒れこんできた。
「……すごい寒いんだけど」
ハルヒが俺に乗っている。そのあごが俺の胸に乗っている。近い。近い。近い。
「……重いんだが」
脳の茹っている部分を強制的に切り離しつとめて冷静にコメントする。そう冬はつとめてだもんな。
「なにが重いのよ」
一般的な女性と同じように体重を気にしているのだろうか。
たしかに高校生にしては十分に育ってるよ。特に今俺の体に当たっている部分とかな。
「そうだな……お前の気持ちなんかが重いかな」
「な!」
「いや、悪い。それじゃまるでお前が押しかけ女房みたいだよな。逃げる男を押し倒して、なんてな」
「バッ、バカキョン!このエロキョン!」
ぶん殴られた。だが助かった。この状況、俺からは離れられなかったのだから。
慌ててあまりを見回し誰もいないことを確認。時間は午後一時。
みんなもう起きていたらしい。あのやり取りを見られなくて本当によかった……
と、思ったがあんな場面を見逃してくれるほど甘くなかったようだ
「わわ、あ、あの、あの、お、お赤飯作ったほうがいいですか?」
「おめでとうございます。これで名実ともに、ですね」
「……合体?」
押しかけ女房だなんて言ったせいかハルヒはしばらくむくれていた。
「別に押しかけてなんかいないじゃない」
たしかに押しかけちゃいないが男を拉致っていくのは何女房というのだろうか。
連れ去り女房?まあそういい直したところで「連れ去ってなんかいない」と反論するのだろう。
本当にタチの悪いのに見つかったもんだよ、やれやれ。
そっちから迫ってきた癖に指摘するとキレるとかキョンはどうするのが正解だったんだろう…
>>830 大体それで会ってる
字だけじゃわからないけど、各時間軸のキョン、古泉、脇キャラ達は全員微妙に見た目が違う(俺の妄想だけど、例えば戦国編のキョンは顔に傷がある。明治編の古泉は眼鏡…とか。あくまで俺の脳内だからな)
みくるは同一人物で間違い無しだけど、長門はわりかし複雑で、全ての時間軸でハルヒは3年前に能力発動で宇宙人、未来人、超能力者を生み出してるんだな
つまり、各時間軸ごとにそれぞれ情報統合思念体がいて、全ての時間でそれぞれ長門や朝倉や喜緑さんを送っている
本来ならイレギュラーなんだけど、現代長門は他の時間の「微妙に自分に似てるヒューマノイドインターフェース」と同期してる。つまり、別時間軸長門もある意味遺伝子同位体とも言えるわけだ
超チラ裏だが大体わかったかな?
谷川先生こんなところでなにやってんすか
戦中を舞台にハルヒキャラでで「男たちの大和」やったらどうなる?
男達なのにハルヒの出番はあるのか?
連れ去り女房いいな(*´Д`)
キョンもハルにゃんのハートを連れ去って要るし、ハルにゃん的に連れ去り旦那と言ったところかw
ハルにゃんかわいいおはよう
そりゃハルヒかわいいよおはよう
オープニングのハルヒのブルマ姿見ながら一日3回抜く生活を2週間してた時期があった…懐かしい…
そんでもってチアリーダー姿見ながら抜いてた時もあった…
もちろん今もハルヒタソで抜いてるよ(;´д`)
キョンがハルヒにさらわれた。
このスレは強者の溜まり場だな。
このスレ見たらハルにゃんも喜ぶのだろうか。
ハルヒのポニテは今夜OKよのサイン
>>859 なんというIDがみくる・・・
>>859 ゴトゥーザ様こんなところでなにやってんすか
>>859 「そこで気絶するの!」
「きゅ〜」
が頭の中で再生された。
みくるよりハルにゃんのが良かったけど正直嬉しいww
ってかIDでハルにゃん出た人いるのか?
NHKにハルにゃんが出た
>>849 亀だがGJ!
>あのやり取りを見られなくて〜
っていうか二人で添い寝してるのをバッチリ見られてる時点で手遅れだぞキョンw
昨日録画したあをによし見てたら
酔っておぶってもらうとこから「酔っててもなんとか帰ってこれるものなんですね」
まで何故かハルキョンで再生された
ヤンキー共と喧嘩してズタボロのハルヒを抱えて帰る同じくズタボロのキョン
>>870 たとえハッピーエンドでもハルにゃんが暴行を食らうのは本当に心が痛む。
_.. -‐ ' " ヽ ̄ノ^7__
`ー ''"--―――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/
`ー--――ー---> 〜-、_, ',
`ー-- .._ へ/ くてi` 〈
`ー-_ | ^i , ノ _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
ヽr''ヘ、_ ,.-=ァ/ _. -‐ '"´ l l r} } }l
/ !、 {__// __ . -‐ ' "´ l ヽ 、 ヽ_ノノ
ノ 、  ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ーテヽJ
_.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´ / / __.. -'-'"
. ‐ '7 く/|〉-rへ. / l l / . -‐ '"´
┌‐────┐
│ ナルホド |
├───‐─┴────────────────────────
│
>>1!こんな糞スレ立てるんじゃない!
|
└─────────────────────────────‐
>>871 ヤンキー共と喧嘩してズタボロのヤンキーを見下ろす無傷のハルヒを抱えて帰る同じくズタボロのキョン
ハルヒ番長参上!
>875
「涼宮ハルヒ伝説」ノートより抜粋
・セクハラしてきたハンドボール教師に花瓶を投げつけた
・群がる男共をバッサバッサ五分以内にとなぎ倒した
・コンピ研のパソコンを全部強奪した
…毎日が…伝説ですv
>877
長門「…下らない…番長とツチノコは昭和の遺物だ。」
昭和の遺物のコスプレをするわよ!というハルヒの発案で特攻服を身に纏うSOS団3人娘。
特攻服を身につけた途端、キャラが豹変するみくるを「姐さん!」と慕うハルヒ。
>879
キャラはそのままに
「懐かしいなぁ…」
の方がインパクト大
>>864 6589100000000ハルヒで買えるよ。
キョンの家でスマッシュブラザーズをやるSOS団
キョンの家で涼宮ハルヒの戸惑をやるSOS団
SOS団の5人をポケモンにたとえると?
「そうね…懐かしいわね…」
なぜか話しを合わせるハルにゃん
ニャース→谷口
俺のチソポをアナルに入れられるハルにゃん
>>871 ハルヒがレイプ未遂に遭うが、犯人は両方のあれを一撃で潰されていた、
という話なら考えたことがある。
ソーナンス→谷口
>>876 よっぽどのことが無いかぎりそんなやつらの相手しないよ。
ハルヒなら勝つねw
890 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/25(金) 21:08:07 ID:hNRPw7f/
ガチホモがトップかよw
>>890 実際のところ●の数値が一番納得できない件
tp://www.fileup.org/fup175996.jpg.html
既出でしょうが拾ったのUPします
PASSは「KYON」で
ハルにゃんとキョンがフィージョンしたら最強のツンデレに……
と思ったがこれだとツンデレする相手がいないな。
ユキや こんこ あられや こんこ
ふっても ふっても まだ ふりやまぬ
はるにゃんは よろこび にわ かけまわり
キョンと こたつで まるくなる
>>894 大文字ではダメだったけど、小文字なら通った
乙
>>894 乙
パス小文字でしたよ
でもパスはストレートにハルヒでいいだろうにw
はるにゃんかわいいよはるにゃん
>>894です
初めてUPしまして少々かってが解りませんでした(汗
パスは小文字か大文字か少々怪しかったもので・・・
あとパス名はワザとですw
あんたのハートを狙い撃ちよ!
みくるに擦り傷を治療してもらうハルヒ
消毒の際に喚くのでその度ビクッとするみくる
SS投下5レスほどいきます
どうしたんだろう?ここしばらく、ずっと調子が良くない。
ええ、別に風邪をひいた、とか、頭が痛い、とか、耳鳴りがするってことじゃないわ。
ただ、何ていうのか、あたしのすぐ傍に、つけっ放しのテレビかラジオがあるような、そんな感じ。そう――うるさい――というのが一番ピッタリ当てはまるのかも知れないわね。
でも、周りの音はちゃんと聞こえてるし、今、深夜三時過ぎなんだけど、何も音がしない、静かな状態というのも、ちゃんと把握できてるわ。
なのに……これは一体、どういうことなのよ?
ああ、もう。わかんない!
憂鬱な気分のまま、あたしは布団を頭から被って無理矢理目を瞑ることにした。明日は、ってもう日付変わっちゃってるから今日のことだけど、SOS団市内不思議探索パトロールの日だ。
寝坊して遅刻、なんてことになったら、団長として示しがつかないってものよね。
危ない危ない。本当に寝坊するところだった。
といっても、この電車に乗ることができたから、集合時間の三十分前には余裕で到着なんだけどね。でも、みんなはもう、あたしのことを待ってるんだろうな……約一名を除いて。
有希もみくるちゃんも古泉くんも、ちゃんとあたしが来るまでにスタンバってるのは立派だわ。それに引き換え、キョンの奴は……。
思わず溜息が漏れてしまう。
ふと前を見ると、お腹の大きな女性、要するに妊婦さんなんだけど、その人がなんだか辛そうな様子で立っていた。
あたしには、その人が『もう少しの辛抱だから、我慢しなきゃ』って言ってるみたいな気がしたので、
「あの、どうぞ座ってください。あたしは次の駅で降りますから」
と言って席を譲った。
それにしても、周囲の人たちって何なのかしら。『自分が譲らなくて済んで助かった』って声が口々に聞こえたような気がして、あたしは何だかいたたまれない気分になった。
駅前では、予想通りキョン以外の全員が勢揃いしていた。
「みんな、おはよう。って案の定キョンはまだなのね。そうだ、ねえ古泉くん、今、キョンが何時頃ここに着くかみんなで賭けをしてたでしょ?あたしは、――そうね、有希と同じで八時五十三分、って所だと思うんだけど」
あたしがそう言うと、何故だか三人とも驚いたみたいだった。といっても、有希はいつも通りだったけど、みくるちゃんも古泉くんも意外そうな表情であたしのことを見てる。
あたし、なにか変なこと言ったかしら?
「あ、あの――す、涼宮さんって今来たばかり、なんですよね?え、あ、ご、ごめんなさい、わたし、当たり前のこと訊いちゃって……」
「確かに、僕たちはつい先程、涼宮さんが仰ったような内容の話をしていました。が、それにしても驚きました。まるで僕たちの会話内容を最初から聞いておられたみたいでしたので」
そっか。そういえば何でだろう?あたしはついさっきここで今日初めてみんなに声を掛けたばかりなのに。
「…………」
有希も不思議そうにあたしの方を無言のまま見つめている。
そして、その日キョンが到着したのは、あたしと有希の予想時刻ピッタリだった。
いつも通りのことなんだけど、キョンの奢りの喫茶店。恒例のクジ引きの結果、午前中の班分けは女子三人と男子二人ということになった。
「こら、キョン!なに退屈そうな顔してるのよ。あんたには緊張感ってものが無いわけ?」
面倒くさそうに適当な返事をするキョン。なによ、その態度。あんたってやる気とか覇気ってものがすっかり消失してるんじゃないの?
「いい、古泉くん。キョンがサボったりしないように、ちゃんと監視お願いするわね」
「畏まりました、閣下」
「それじゃあ、あたしたちは東側、キョンと古泉くんは西側ね。それから……」
あたしはちらっと有希の顔を見てから続けた。
「今日のお昼はC○C○壱番屋でカレーにしましょう。有希のリクエストの、グランドマザーカレーだったかしら、あれって毎年やってる奴よね。ああ、勿論キョンの奢りだからね」
正午に再集合することにして解散。
男子二人はだらだらと西の方へ歩いていった。全く、それにしても、キョンはいつになったら一団員としての自覚を持ってくれるんだろう。
さて、あたしたちは、っと。
「そういえば、みくるちゃん。いつもお茶買ってるお店のスタンプカードが全部埋まってるんだったわよね。せっかくだから、ついでにお店の入ってるデパートにも行くことにしましょう。いい?決まりね」
あたしの提案にみくるちゃんはキョトンとした表情で尋ねてきた。
「あ、あの、涼宮さん。……どうしてスタンプカードのこと、知ってるんですか?――わたし、さっきお財布の中を見て今日初めて気が付いたんで、まだ、誰にも話していないはずだったんですけど……」
え、あれ?そうなの?たった今みくるちゃんに聞いたばっかりだったと思うんだけど。おかしいな。
ふと、有希もあたしに声を掛けてきた。そういえば、有希の方からあたしに何か話を切り出すってのも、滅多になかったような気がするわね。
「わたしも……話していなかった」
え、有希。何のこと?
「リクエスト……グラマカレー」
ちょっと、有希までなにを言い出すの?さっきの喫茶店であたしは有希に――そういえば何も訊かなかったような……。
なにこれ、さっきからあたしは訊いてもいないことを既にもう知ってしまっているみたいじゃないの。
まさか、あたしに予知能力が芽生えたとでもいうのだろうか。……バカみたい。そんなこと、あるわけないじゃないの。
ふとみると、有希もみくるちゃんもあたしの方をじっと見てる。あたしが急に黙っちゃったから、変に思われたのかな。
「何でもないわ。なんとなく、あたしがそう思っただけなんだから、別に気にしないでちょうだい」
あたしは、二人にではなくあたし自身に言い聞かせるような感じでそういうのがやっとだった。
というわけだったので、午前中はデパートの開店時間までブラブラと歩き回ったり、みくるちゃんのお茶の買い物のあとも、冷やかしでしかないウィンドウショッピングもどきで終わってしまった。
ああ、何だか全然集中力を欠いてしまったわ。みんな、ごめんね。あたしがこんな調子じゃ、キョンのことを偉そうに説教できたものじゃないわね。
それにしても、やっぱり妙だわ。まるで予行演習でもしていたみたいに、みくるちゃんが行きたがっていたところばかりを先回りするような今日の巡回コースもね。
あたしが次の行き先を告げる度に、みくるちゃんはただ目を丸くするばかりだったわ。
そういえば、やたらと『禁則』、『禁則』って、みくるちゃん、校正のアルバイトかなにかでも始めたのかしら?よくわかんないけど。
有希はつまらなくなかったかしら。お昼のカレーが待ちきれないってわけでも無さそうなんだけど、ずっと食べ物のことばかり考えているような気がしたわ。
それにしても、ジョーホーメーサイってなんだろう。中華料理の一種かなにかしら?
午後の組分けは、あたしと古泉くん、両手に花のキョン、となってしまった。――なによ、キョン。言い訳なんか聞きたくないわ。あたしが言いたいのはデレデレすんな、ってことだけよ。
「おい、まだ何も言ってねーだろ」
うるさい。却下。
班別行動を開始してすぐ、あたしは思い切って古泉くんに話を切り出した。
「ねえ、古泉くん。実は今朝からあたし、ちょっと気になることがあるんだけど……」
そう言ってあたしは、集合場所でのみんなの賭けの一件を始め、有希のカレーのリクエストのこと、みくるちゃんのスタンプカードなど、ことあるごとにあたしが先回りしてばかりだったことなどを説明したわ。
「なるほど。いわゆる『デ・ジャ・ヴュ』、つまり既視感のことですけれども、涼宮さんは今朝からことごとくそのように感じていらっしゃるということでよろしいでしょうか」
それからは古泉くんの独壇場だった。
人間の記憶管理の仕組みや夢を見るメカニズム、果てはあたしの意識だけがタイム・リープをして未来から今日に戻ってきた、というSFチックな仮説まで披露してくれたのよね。
時間一杯まで熱弁してくれた古泉くん。それは、きっとあたしのことを気遣ってくれてのことだったんだと思う。
でも、古泉くんには申し訳なかったけど、あたしの耳はその話をほとんど聞き流していたと思う。
だって、そのときの古泉くんが、次になにを言うかを、あたしはハッキリと予測してしまっていたんだもの。
どうしたのよ、これは一体。
あたしは表面上は平静を繕いながら話を聞いていたものの、言い知れぬ不安に押しつぶされそうでたまらなかった。
あたしは、あたしが怖くなった。
午後四時、駅前広場に再度集合したあたしたち。
気のせいか、みんながあたしのことを心配しているように思えてならなかった。ひょっとして、今のあたしの気持ちが顔に出てしまっていたんだろうか。――いけないわ、こんなんじゃ。
「みんな、お疲れ様。今日も特に成果はなかったけど、あきらめずに探し続けていれば、きっと不思議はみつかるはずよ。それじゃ、解散」
少々無理気味に笑顔をこしらえて、努めて明るく宣言する。
でも、その自分自身の言葉に、あたしはなんともやりきれない思いになってしまった。
今のあたし自身に起こっていることは、多分不思議なことだ。
だけど……。
こんなの、あたしが望んでいたようなワクワクするような不思議じゃない。
――こんなのは嫌。
周囲の空気が、またザワザワと騒ぎ出した気がする。耳を塞いでもダメ。止まらない。
暴走を始めた自分の意識が、辺りの景色を暗転させ始める。
もう少しで、あたしは叫び声を上げてしまいそうになった。
『ハルヒ!』
キョンの呼びかけにあたしはふと我に返る。
辺りを見れば、もう有希もみくるちゃんも古泉くんもいなかった。
「なによ、キョン。そんなに大声出さなくっても――」
怪訝そうなキョンの顔を見て気付いた。今、あたしはキョンの声を聞いたわけじゃない。
「な、何だよ、ハルヒ。俺はまだ、何も言ってないぞ。……というか、、まあ、声を掛けようとしてたのは確かなんだが――その」
キョンの唾を飲み込む音。なにかを決心したような表情で、キョンは更に続けた。
「ハルヒ、俺と付き合ってもらってもいいか?」
え?
時間が止まったみたいな気がした。
多分、その時のあたしの周りにいた人なら、いわゆる『目が点になっている』状態の顔を拝むことができただろう、って気がしないでもないわね。
「ちょ、ちょっと、キョン。な、な、なに言い出すのよ、あんた――」
思わず動揺してしまったじゃない。パニックになってでしどろもどろのあたしを遮るように、キョンはこう続けたわ。
「いや、この後、何も用事がないんだったら、ってことで、特に深い意味はないんだが……。ん?どうしたんだ、ハルヒ」
唖然。
次の瞬間、あたしの渾身の右ストレートが、キョンの鳩尾を貫いた。
「うぼぁ……な、なにしやがる!」
「アホー!あんたが急に変なこと言い出すからビックリしたじゃないの」
「変なこと、って俺が何言ったんだよ。……まあいい、って全然良くはないが、ハルヒ。お前、都合がいいのか悪いのか、どっちなんだ?」
「どっち、って、まあ――あんたが、どうしても、っていうんなら……その、つ、付き合ってあげても構わないわよ」
何故だろう。あたしは自分の言葉にドキドキしている。
河川敷のベンチであたしが待っていると、キョンは近くの自動販売機でレモネードを買ってきてくれた。自分の缶コーヒーを一口飲んでから、キョンは、何の脈絡もない話を切り出した。
「なあ、ハルヒ。お前は俺に対して、秘密にしてることはあるか?……って、まあ、誰でも秘密の一つや二つ位はあるよな」
しばらく気付かなかったけど、古泉くんのときと違って、あたしには次にキョンがなにを話すか、ということはそのときは解らなかったの。
ただ、何だろう、何度もキョンが『ハルヒ』ってあたしの名前を呼んだ気がして、その度あたしはつい、声を上げそうになってしまったわ。
「勿論、俺にだってお前に秘密にしていることはある。……ああ、訊かれても教えられないぞ、当然だが。――そうだな、お前が逆の立場だったら、ってことを考えてみてくれ」
「そりゃ、まあ、キョン如きのプライバシーにまで関心を払っていられる程、あたしはヒマじゃないもんね」
やれやれ、とでも言いたげに苦笑するキョン。そんなキョンを見ていたら、あたしの中のさっきまでのモヤモヤはどこかに行ってしまったみたい。
「じゃあ、例え話だが……もしハルヒが周りに誰もいない部屋で、俺の日記が置いてあるのを目にしたら、お前はそれを読みたいって思うか?」
それは――読みたい。っていうか、あたし、絶対すぐに手にとって読んじゃうに決まってる!とか思ってたら、意外にもキョンは、
「まあ、そんな状況に置かれたら、誰にだって読みたいって気持ちは起こると思う。でも、さっきのハルヒの言葉を信じれば、お前は読んだりはしないはずだよな」
と言って、あたしの方に向かって優しげに微笑んだ。
胸に小さな針が刺さった気がした。
あたしは、自分でも好奇心は旺盛な方だと思う。確かに、キョンのことも含め、みんなのことを何でも知りたいと、あたしは思っていた。
でも、キョンにだって、あたしに知られたくないことはあるはず。仮にそれを知ってしまうことで、今の関係が壊れてしまったら――あたしは、ずっと後悔するだろう。
知らないうちにあたしは俯いてしまっていた。そのあたしの両肩に手を置いて、キョンはあたしの身体を自分の正面に引き寄せた。
って、ちょっと、キョン。一体何のつもり――
「ハルヒ。俺が今、何を考えているか、お前に解るか?」
「キョン……」
ま、待って。その、か、顔が近過ぎるわよ。ってなにこれ、何だか前にもこんなことがあったような気が……。
キョンは真剣にあたしの目を見つめている。
頭に血が上る。キョンの瞳に映るあたしの顔は、多分もう真っ赤に違いないわ。
そうだわ。これは古泉くんたちの陰謀よ。きっと、そのうちヘルメットを被ってプラカードを持った有希が『……大成功』とか言って出てくるに決まってるんだから。みくるちゃんもきっとその辺に隠れて――、
わけのわからないことばかりを考えてしまうあたし。でも、何も起こらず、ひたすら見つめ合うあたしとキョン。
やだ、どうしよう。どうしたらいいの、あたし。どうすればいいのか、あたしには――
「……わ、わかんないわよ」
あたしがそう呟くと、肩から手が離れるのを感じた。
キョンはもう一度あたしに微笑んだ――さっきよりもずっと優しげな表情で。
「俺にも、お前が何を考えているかなんて、正直解らん。でも、それも悪くないな、って思う。最初から何もかも知ってしまう、なんてのは、最初に犯人とトリックがバレてしまってるミステリを読まされるみたいでつまらんからな」
わざとらしく咳払いして、キョンは話し続ける。
「まあ、全然理解し合えないってのは寂しいだろうが、限度ってモノもあるだろ。変な例えだけど、いくら健康にいいからって、ビタミンとかのサプリを一気飲みするのはいくらなんでもおかしいって、ハルヒ、お前もそう思わないか?」
「……うん」
キョンはなにもかも納得尽くと言った感じで、
「俺が言いたかったのはそれだけだ。……なあに、昨日お前が『あんたがなにを考えてるか全然わからないわ』って憤慨してたから、俺の考えってのを伝えてみようとしたんだが、上手くいったかどうか、正直自信はないな」
といってベンチから立ち上がった。
「長々と付き合せて悪かったな。じゃあ、また、月曜日に学校でな。――寒いから、風邪引かないように気をつけろよ」
え、なによ、もう終わりなの?
あたしは呆然とキョンの背中を見送ることしかできなかった。
気が付けば、キョンが買ってきたレモネードにあたしは一口も手をつけてなかった。
はあ、持って帰るのもバカバカしいから、今更だけど飲んでしまおう。
妙に甘ったるいレモネードは、ぬるいというよりは、もうすっかり冷たくなってしまっていた。
でも、何故だかわかんないけど、あたしは不思議とポカポカしてくるのを感じていた。
そう、まるで心の中にキョンからなにかを補給してもらったみたいに……。
「……涼宮ハルヒの周辺から、思考探知フィールドの収束を確認。もう、大丈夫」
「それは一安心です。しかし、まさか涼宮さんに『テレパシー』めいた能力が発現するとは思ってもみませんでした。僕の『超能力者』という立場はお役御免なのではないかと冷や汗モノでしたね」
「ふぇ〜。わたし、ひょっとして『禁則事項』や『禁則事項』まで『禁則事項』だったんじゃないか、ってとっても不安でした〜」
「って、やっぱりお前ら、覗いていやがったんだな。やれやれ」
というわけで、ハルヒに急に芽生えた『サトリ』の能力の件は何とか収拾がついた――のだが、事態はそれだけでは済まなかったのだ。まあ、その話は気が向いたら次回にでもな。
以上、
>>906-910ですた。
難産だったわりにはたいした出来じゃないのが悲しい orz
もっと精進します。
>911
…これはいい。原作らしいSOS団風景だと思う。
キョンの言い聞かせも納得のいくものだったし、GJだ。
旨いぜ!GJ!
ハルにゃんもかわええ(*´Д`)し、キョンもカッコいいぜw
ハルヒ視点にも関わらず雰囲気が似てて良かった。GJ!
>>911 面白かったぞ
ハルヒ自身に特殊能力が付いたら
かえって自己嫌悪になるかもなー。読んでて思った。
良いハルヒ視点。GJ
>>911 面白かった。
ハルヒは自分に異質な能力がほしいんじゃなくて、そういった連中と遊びたいって言ってたし、
戸惑うところが原作でもありうる感じでよかったっす。
>>911 GJ!!なんかハルにゃんっぽい…さてはお主ハルにゃんか!!
その発想は無かったwwww
>>796の電波を受信。ラッキー77スレが埋まる前にやってやるぜ。
「あ、キョン君袖口のボタン取れかかってますよ」
部室でいつものように古泉と時間を無為に潰していた時のことだった。
この世にこれ以上愛らしい方など存在しないに違いない、メイド・オブ・プリティメイズ朝比奈さんの言葉で俺は腕を見る。
なるほど、右手袖口のボタンは今にも外れて転げていきそうなほどよれよれの細い糸1本でぷらぷらと揺れている。
いつもハルヒが強引に引っ張りやがるせいだ。
「気づいてくれて助かりました。こりゃ帰るまでに千切れてたでしょうね」
無くならない内にむしっておいて家に帰ってから付け直しをお袋に頼むか。ボタン付けくらい俺だって出来ないわけじゃないが速さと出来上がりの丈夫さはやはり母親には敵わない。
「あの、もしよかったらあたしがおつけします」
は? 朝比奈さんがですか?
「うん、お裁縫セットならあるから。あんまり上手に出来ないかもしれないけど」
とんでもない。あなたにボタンをつけていただける栄誉に与れるとは。
朝比奈さんは自分の鞄から実に可愛くファンシーなミニ裁縫セットを取り出す。
本当にこういうのが似合う人だよなあ。恥ずかしそうにはにかんで。ああもう、何でそんなに可愛いんですか朝比奈さん。
「じゃあすいませんがお願いします。今ブレザー脱ぎますね」
「ううん、そのままで大丈夫。今日は寒いでしょう?」
このままやってくれるらしい。流れ的に針が刺さるくらいのアクシデントはあるかもしれないな。
だが誰あろう朝比奈さんが至近距離で俺のために一生懸命やってくれるというのだ。針が刺さることなどなんでもないね。
むしろ朝比奈さんの細く可憐なその指に針が刺さらないかそれだけが心配だ。
それから少しの間、北高1の美少女がメイド姿で俺のボタン付けをしてくれてるというのだからその場でフロイデと歌いだしたい気分だったね。
しかしやはりというか何と言うか。黙って見ていられず俺の至福に水を差して来るやつがいるのである。
「キョン! あんたそんなつまんないことでみくるちゃんを占有するんじゃないわよ。みくるちゃんはあたしのメイドさんなのよ!」
いつからお前専属のメイドになった。たまにはいいだろうこれくらい。
「よくないわよ鼻の下デレデレ伸ばして! みくるちゃんはあんたの慰み者じゃないって何回言ったらわかるのよ!」
違うっつの。朝比奈さんもこんな近いところで頬染めないでください。ハルヒの前だってのに反射的に抱きしめそうになっちまうじゃないですか。いや、しませんよ。しませんけどね。
「先輩からの好意を素直に受け取って何が悪い」
「こっ、好意って! みくるちゃんがあんたなんか相手にするわけ無いでしょうが! 正気に戻んなさい!」
正気に戻るのはお前だ。そう言う意味じゃねえしそんなことくらい俺だってわかってる。ほら、変なこと言うから朝比奈さんもう真っ赤じゃねえか。
「朝比奈さんはお前が言うメイドの心から来る奉仕活動ってやつを実践してるだけだろ。それの何が悪い」
「ぐ……そう言うことにしといたげるわ。でももうみくるちゃんを気軽に私用で使っちゃダメよ」
心がけとくよ。そうそうボタンなんて取れやしねーだろうしな。
どうもその時思っていたのは間違いだったらしい。
それが単なる偶然だったのか誰かの狙いだったのかはわからないが。
漫画の表現みたいにわかりやすくハルヒが赤くなる。だから目を逸らせって。
「ばっ……ばっ……」
ば……なんだ? まあなんて続くかはもうわかりきっちゃいるんだが。
「この、馬鹿キョン!! エロキョン!!!」
ほら予想通り。俺が悪いみたいに言うな! お前がやったんだろうが。
「団長に対してわいせつ行為を働くなんて不敬にも程があるわよ!」
だから俺のせいじゃない。そもそもお前自分の着替えに関しては無頓着じゃねえか。しかも水着とかになった時に見てるだろう。
「それとこれとは別よ! いきなりなんて驚くじゃないの!」
じゃあゆっくり脱いだらいいのか。そう言う問題じゃないだろう。
「ああ、もういい。とにかく早く何とかさせてくれ。寒いだろ」
責任の所在で言い争っても何も得るものはないんだからな。
さてどうするか。このままってわけにもいかん。
もう一度体操服を着るか。いや、汗で湿ったやつなんて2度は着たくないぜ。風邪引きたくもないしな。
ボタンをつけようにも俺は裁縫セットなんて持ち歩いたりしないしな。この姿で購買に買いに行くのも嫌だ。
かといって……。
「……つ、付け直してあげよっか?」
小声でつぶやきつつアヒル口で睨んできた。ちなみに顔は真っ赤なままだ。
胸ポケットに手を入れて取り出したのは片手サイズの針ケースと糸。また似合わない物持ち歩いてんだなお前。
「朝比奈さんや長門に頼むのは禁じられたんじゃなかったか? 団長様ならいいのかい?」
声を掛けられる前のモノローグの続きを声に出して言う。朝令暮改は見苦しいぜ。
「あ、あたしのせい……とまでは言わないけど、ほっとくのも悪いじゃない。特例よ特例、ありがたく思いなさい」
へいへい。助かりますよ。
「じゃあ頼めるか?」
「団長への不敬を謝罪した上でお願いしなさい。雑用が団長に針子をさせるって自覚が足りないわよ」
……やれやれだ。
「悪かったよ。ボタン、つけてくれるか?」
「仕方ないわね。やってあげる」
嫌なら別に針と糸だけ貸してくれれば自分でやるんだがな。とは言わないことにした。
だから見物すんな、ニヤニヤすんなって。今までの何が面白いってんだ。
>>796の電波を受けて書いてみた。後悔はしていない。
まずすまん。書き込める分量見積もりできなくて4分割のつもりだったのが5になっちまった。
吊りたい気分だぜ。
後半は「自分の彼女にどんな風にボタン付けされたらおっきするか」を想定してるので糖尿病の人は死んでください。
ただ、
>>499の電波をSS化してる途中にこの電波を受けて先にちょろんと書いてたんだが保存し間違えて書きかけのやつに上書きしちまった。
>>499には謝っておきたい。次スレ中には投下するつもり。
そもそも2ちゃんに書き込むこと自体初めてなんで勝手がよくわからんくてミスったわ。
形式とかもなんか間違えてるとこあったら指摘してくれると助かるわ。じゃ、また。
ちなみに電波募集中。
あれー。順番に投下したのになんでこんなことに?
ちょっとロープ買ってくるわ
>>923 吊る前に脱落部を投下してからにしてくれ
長門スレから天才バカボン
50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 17:19:53 ID:VKkW2uNS
エロパロから情報だが甜菜
> 733 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 05:32:35 ID:p5LPc+l5
> 627 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 21:54:50 ID:x6K+J9Jh
> あ、知らない新規制を発見したので、既出かもだけど報告。
>
> 一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
> SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。
>
> 630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 23:03:23 ID:JkkZ5sEy
> デザインとして最初に改行入れたいときは、スペースを入れておけばいいらしいよ。
> と一応報告。
>
>
> これか?
>
> 736 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 07:28:51 ID:sjR/O4I0
> −−−
> ↑文頭にこういう単一キャラクタが重複するのもまずいらしい、と風の噂で。
再投下。まじ氏にてえ
「綿繊維が度重なる摩擦により劣化している。数時間以内の胸部第2ボタンの脱落は必至」
体育の後、6組で着替え終わって廊下に出た時のことだった。
この世にこれ以上発言が信頼できるやつなど存在しないに違いない、万能超人長門の言葉で俺はブレザーを見る。
なるほど、ブレザーの第2ボタンは今にも千切れそうな1本の糸に頼りなくしがみついている。
ん? さっきまでボタンはちゃんとついてると思っていたが。
さっき着替えた時に一気に擦り切れたとでも言うのだろうか。
「付け直す」
なんだって、長門がか?
「そう、すぐ済む」
そういって長門は俺の取れかけたボタンに手を伸ばし、
「……失礼」
言うと同時にあっさりむしりとった。
「しかし直すったってお前今裁縫道具なんて持ってるのか?」
まあ長門なら制服のポケットが4次元に繋がってても俺は驚かんがな。
だが長門は俺の問いには答えず、左手に握ったボタンをじっと見つめる。おいおい、ボタンに穴開いちまうぞ。いや、元から開いてるけどさ。
左手のボタンから目を離さないまま長門は俺の胸、つい今までボタンがあった場所に右手の人差し指をあてた。
1秒ほど止めていた指を外したそこにはやっぱりというか何と言うか。
ボタンが既にそこにあった。初めからついていたとしか思えないくらい見事な縫製で。唯一違う点はボタンが新品になっているところか。
「ボタン自体の劣化も進んでいた為新品に置き換えた。……サービス」
とてもありがたいんだがな長門。そのお前がまだ左手に持ってるコピー元のボタンはどうするんだ。
「私が回収しておく。……第2ボタン」
「長門。風習が間違ってるぞ。それは卒業式とかの時に、好きな男に対してやるもんだ」
あとちなみに本来は学ランでやるもんだ。ブレザーの第2ボタンの位置じゃだと「心臓(ハート)に近いボタン」にはならんぜ。
そりゃ勘違いとはいえ長門に第2ボタンを欲しがられるのは悪い気分ではないけどさ。
「……駄目?」
いや、駄目じゃないぞ。駄目じゃない。
俺が持ってたってゴミ箱行きにしかならんし何に使うかは知らんが欲しいなら持っていけばいい。
「……そう」
それだけ言うと長門は踵を返して自分の教室へ入っていった。本当にあんなボタンどうすんのかね。
>>923 吊りながらでもいいから脱落部を投下してくれ
最初に一行改行すると消えることがあるらしい。
「あんた昨日の今日で性懲りもなく有希にまでちょっかい出してるわけ?」
振り向いた俺の目に入ったのは爛々と目を輝かせつつ笑顔を引きつらせ仁王立ちしたハルヒだった。ってか近えよ、ぶつかるだろ。
「みくるちゃんの次は有希にボタン付けを頼むなんてあんた雑用の癖に何様のつもりなのよ」
だから俺から要請したことなど一度もないというのに、相も変わらず話を聞かないやつだ。
「有希もいい子よねえ。新品と交換してあげるなんてさ。ボタン代と作業料を本来なら払うべきよ」
ってお前いつから見てやがった。長門が不思議パワーでボタンを作り出すのを見てはいないだろうな。
いや、俺の背中のおかげで見てないのか。ナイスセーブだ俺の背中。背中よ、今回の働きを俺が覚えてる間はお前を鉄壁と呼んでやろう。
「それで、第2ボタンって何よ」
え。その話広げちゃいますかハルヒさん。いや、それは長門が風習を勘違いしたまま……っ!
コラ! 胸ぐらをつかみあげるな。苦しいだろうが。襟元をつかんでそんなにしぼり上げんじゃねえよ。
「あんた有希が勘違いしてるのをいいことにゴミ押し付けた挙句に鼻の下伸ばしてたってわけ? 最低のエロキョンだわ」
エロキョンという単語を「エロ河童」みたいな感覚で使うんじゃねえ。汎用性が出たらどうしてくれる。
つうかいいかげんに放せ。他所のクラスの前で締め上げられてるなんざみっともないにも程がある。
ほらみんな見てるじゃねえか。お前らもニヤニヤしてないで止めてくれよ。この状況はお前らが思ってるほど楽しかねえぞ。
「ハル……ヒ、わかったから、放せって」
体育で疲れている時に呼吸困難に陥った俺がふらりと2,3歩下がるのを誰が責められようか。
そして俺とハルヒの間には若干とはいえ身長差、そして歩幅の差があるわけで。
「きゃっ」
「おわっ」
小さくとはいえ、ハルヒが「きゃ」なんて声をあげるのは希少だったかもしれん。誰か録音とか――してるわきゃねえよな。
おっとなんのことかまだ飲み込めてない人もいるかもしれんので状況説明に戻ろう。
簡単だ、俺とハルヒの足がもつれたのだ。
たたらを踏みつつも俺は何とか倒れずにこらえたのだが、ハルヒはそうもいかなかったようだ。
床と身体との衝突を防ぐ為に藁にすがったのだ。
そう、ハルヒが掴んでたのは俺の襟元。
聞かせてやりたいくらい気持ちいい音がしたとも。ぶちぶちぶちぶちっとね。
後になって思う。素直に倒れてりゃ被害は少なかったのかね。
さて、ちょっと話を変えて確認しておきたい。学生服がブレザーだったことが1度でもある人達にだ。
まず君達は体育の後、制服に着替える時にネクタイをきっちり締めるか?
締めるやつには「お前はきっちりしてるな」と褒め言葉を贈ってやりたい。
なぜかって? そりゃ俺はきっちりしてないものぐさ人間だからさ。
次に、寒い季節にかいた汗を放っておくのは風邪を引く恐れがあることは君らも知っているだろう。
着替えの時にはタオルなんかで汗を拭くのが望ましいんだがその日はタオルがないとする。
肌着のシャツをタオル代わりに使ってそのまま体操服袋に放り込んだことはないか?
拭かない? それじゃ気持ち悪いし風邪引くかもじゃねえか。
汗なんてかかないだって? 俺はこれでも真面目に授業受けてるんだよ。
なんでタオルが無いかだって? 言ったろ。俺はきっちりしてないんだって。
さあ、話がずれてしまってすまん。
ここまで言えば今の状況は察してくれると思う。
なに、ちゃんと言えって? 断る。……と言いたいんだが、そうもいかねえよな。
ああ畜生。
ハルヒは俺の襟元を掴んでたおかげで倒れはしなかった。けどハルヒが今握ってるのは襟じゃない、裾だ。
ハルヒの馬鹿力は俺のYシャツのボタンを引き千切ってしまった。
俺の胸から腹にかけてが、ハルヒの目の前で全開になっていた。
ハルヒの目の前に俺の自慢出来ない胸板がある。おい、固まってないで目とか逸らせよ。ギャラリー、お前らもだよ。見世物じゃねえぞ。
ボタンを拾ってクラスの席まで戻って。
ハルヒと向かい合ったまま黙ってるのはなんだか落ち着かない。
Yシャツを着たまま、はだけたまんまハルヒにボタンをつけてもらってるのだ。恥ずかしくないと言えば嘘になる。
なぜかと言えばYシャツを脱いでしまうと俺の上半身は裸にネクタイとブレザーと言うどっかの大サーカスの団長もかくやと言わんばかりの格好になってしまうからな。
そういやあの人この市内の出身者だった。ま、今となってはこの市内で「団長」と言えば有名人よりも有名な団長様が君臨されてしまってるからな。
イマイチ印象が薄くなるのも無理は無い。
……とかどうでもいいことを考えてなければなんか妙なことを考えてしまいそうだ。
ハルヒもなんか喋れよ。黙々とボタンつけてないで。
しかしなんだかんだ言ってやっぱりこいつは器用だよな。手際はいいし運針も速くて正確だ。俺は家庭科もハルヒに敵わんのか。
ふと見るとハルヒの手が止まっている。なんだ、見事にボタンはついてるように見えるが。
「……あんたハサミ持ってないの?」
妹がよく借りに来るせいで俺はハサミなんぞ用も無く学校に持ってきたことは無い。それがどうした。
「そう、じゃあ仕方ないわね」
この時、なぜそんなことを聞くのか常識的に考えればすぐにわかったはずなのである。だから不意打ちは防げたはずなのだ。
ハルヒはすっと止める間も無く俺のはだけた胸に顔を寄せ、その見事なまでに白い歯で玉止めした糸を噛み切ったのだ。
素肌の胸に当たったのはハルヒの額であり、髪であるわけだ。
どきりと、全世界中に響くんじゃねえかって位心臓が鳴ったね。不覚……つーかありゃ反則だ。
ハルヒは真っ赤な顔で髪を掻き揚げながらにやりと見上げてくる。だから今は上目遣いはやめろって。
「なに生唾飲み込んでんのよ。いやらしい」
「っ……そんなんじゃねーよ。単純にびっくりしただけだ」
我ながら苦しい言い逃れだね。
しかしハルヒ。お前もうちょっと考えて行動してくれ。クラス中の視線が痛いじゃねえか。
谷口のやつが何事か泣き喚きながら走り去ったぞ。あいつは後で記憶がなくなるまで殴っておこう。
国木田。なにニヤニヤしながら肩をすくめる。お前は古泉か。
阪中。お前はお前でさっきからなんで携帯のカメラをこっちに向けている。「凄いの撮れちゃったのね」だと? 肖像権って何か知ってるか? 盗撮は犯罪だぜ。こら、他の女子に見せんな。消せよ! いや消してくれ、消してください。頼む、300円あげるから。
「ほらキョン。ボタンまだ3つも残ってんのよ。じっとしてなさい、早くしないと授業始まっちゃうでしょ」
ハルヒが今つけたのは第4ボタン。つまりこれからだんだんと高さが上がってくると言うことだ。首まで。
そんなとこまで口使って糸切る気か? 誰か、俺にハサミを貸してくれ。
まだしばらく続くことが確定しているこの羞恥プレイに俺は天を仰ぐことしかできないのだ。やれやれ。
「なあハルヒ」
「なによ」
「その、もう時間無いしあんまりきっちりつけてくれなくてもいいぜ。ちゃちゃっと適当に頼む」
ハルヒの流麗に動く整った指先を見ながら俺は、次にボタンが取れるのはいつだろうかとぼんやり考えていた―――。
>>925ありがとう。今後肝に銘じる。
マジ恥ずかしいし、言ったりきたりしながら読む人に申し訳ないわ。
というわけで死なない程度に吊ってくる。
>>931 いやいやいや吊る必要はない。GJだ!
このGJなSSを書いた奴に文句は言えない。
>>931 罰として、アタシが満足するまでもっとSSを投下しなさいって団長が言ってたよ。
ハルにゃんとにゃんにゃんしたいよハルにゃん
>>931 SS自体はGJだったんだからドン舞いだぜ。ニヤニヤ止まらん、
っていうか阪中、その動画よこせwww
ハルにゃんおやふみ
印刷してスケートの靴履いて空中で4回転しながら踏んだんだけどそれで良いっすか?
>>931とSSのダブルでニヤニヤさせてもらったぜw
GJ!
>>938 ブラクラ踏んだついでにこのキョンも踏んでくる。
おやすみハルにゃん
941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/26(土) 08:29:19 ID:MCrIZfWv
ハンドボールが今話題だけど
ハンドボール=岡部だと思ってる奴はおまいらだろw
おはよーハルヒちゃん
ハルにゃんの寝顔幸せそうおはよう
おハルにゃん
やっとインフルエンザが治ったよ
ハルにゃん俺の花粉症治して
ハルヒの笑顔が最大の治療薬
この時期に出す話題ではないけど、次スレ建てはどうする?
前スレで、スレ建て制限が厳しくなってて弾かれる人が多いからちょっと早めようか、って話題が出てたけど。
では950にお願いするとか?
さすがにそれは近いw
とりあえず960くらいでいいかなと。どうだろう?
960ぐらいじゃないと埋めるのが大変だ
970でいいじゃん
960かな
960に賛成
じゃあ折衷案で967で
>>954 960でええやんw
まぁ立てられなかったら次で
今日も寒いぜ。
ハルにゃんは風引かないようにキョンと引っ付いてればいいと思うよ
寒くて寝られないハルヒ
寒くて眠れないハルにゃんが気になって眠れないキョン。
では立てられる方どうぞ↓
キョンはハルにゃん専用の抱き枕
962 :
960:2008/01/26(土) 14:51:50 ID:g2HbrwrU
テンプレの次スレが970のままだった orz
がんばって埋めましょう。
突然ですが、ハルキョンが子供作るとしたら何人くらい作ると思いますか?
SSとか子供は一人が多いですが個人的に5人くらい作って子供達にでミニSOS団作るとか
一姫二太郎でハルヒっぽい姉とキョンっぽい弟って構図はこの議論の鉄板だな
長門「……彼女はあなたとの子供なら何人でも欲しいと思っている。要はあなたの頑張り次第。……頑張って」
キョン「……だからって結婚祝いにマムシドリンクを大量に寄越すことはないだろう。……ったく、ただでさえ古泉から山ほど貰ったっていうのにどいつもこいつも……」
実は機関や情報統合思念体の方でハルヒのクローンを作ってるとか
3人いて全員女の子で、しかも、性格までハルヒ似ですよw
キョン「いやあ、たまには愚痴が言いたくなるもんだよ。」
古泉「飲みすぎはいけませんね。栄養あるものを食べて、身体を健康に保たないと。」
キョン「そうは言ってもなぁ……。朝から晩までで、週末もだぞ。」
ピルル……。
キョン「うおっ!?あ、ハルヒか。いや、古泉と……。え、すぐに帰って来い。わかったよ。」
古泉「それでは。僕でよければ、いつでも付き合いますよ。」
キョン「はあ、代わって欲しいぐらいだよ。」
古泉「では、そうしましょうか。」
キョン「冗談だよ。それじゃあな。」
>>968 ●「それでは。僕でよければいつでも突き合いますよ」
>>963 乙。ストレートに建ったし次忘れないようにしようw
ちびハルやちびキョンの通う学校に何故か長門先生がいるとか
キョン似の女の子とハルヒ似の男の子の双子
>>969 ポーカーで強そうなIDだなw
ハルキョンの子供たちはオリキャラの部類に入るのか否か。
今のところ書くつもりは無いが、書くとしたら
投下前に注意書きは入れるべきなのか?
ほんとニコ厨は笑いの沸点が低いな
キョンが下戸だったら
>>973 能動的に動き回るのなら入れといたほうがいいんじゃない?
赤ん坊とかならなくてもいいかも。
>>956-958を受けて
「なあ、ハルヒ」
「なによ、キョン?」
「何でお前が、俺の布団の中にいるんだ?」
「だって、仕方ないじゃない、寒かったんだから。あんただってさっきまで丸まってブルブル震えてたし、あたしが暖めてあげてるんだから、いちいち文句言わないの」
「あのなあ、そもそもお前が『あたしたちは一階でに寝ましょう』って朝比奈さんと長門の三人で寝る事に決めたんだろ。『夜這いなんかしたら屋根から逆さ吊りの刑』とかいって、お前が俺の部屋に忍び込んでくるのはどういうことだ?」
「うるさいわね。あんまり夜中に騒ぐとみんなに迷惑よ」
「やれやれ、ってそういえば古泉は?」
「ああ、古泉くんなら眠れないからコンビニまで行ってくるって。この寒いのに、よく外出なんかできるわね。うう、寒」
「って、ハルヒ……おい、なんで俺に抱きついてくるんだ?」
「あんたの背中、思ったより暖かいわね。これならあたしも眠れそう――」
「だから、その……当たってるんだが、背中に――お前の、って」
「ZZZ…………」
「もう寝ちまったのか。全く、俺はこれじゃ眠れそうに無いな……」
>>967 機関はありえないが思念体はハルヒボディのインターフェイス作ってそうだ
>>979 「って、なんでさっきまで背中側にいたハルヒが俺の正面にいるんだ?俺は寝返りうった覚えはないし」
「ZZZ……うーん、キョン」
「おわ、って――寝言かよ」
「ZZZ…………」
「しかし、まずい、まずいぞ。俺の胸板に当てられたふくよかな感触と、ハルヒの髪から漂うシャンプーの香りが……いかん、ええい、静まれ、マイ・リトル・ジョン・スミス!って、マジでヤバイ。一体どうすれば――」
「両足の親指に意識を集中する事を勧める。交感神経優位から、副交感神経優位に遷移させることでリラックス状態が得られる。そうすればあなたの局部に発生した現象は多少改善されるはず」
「そうか、助かったよ、長門――って、お前まで何で俺の布団に」
「あなたが気にする事はない」
「いや、しかしだな……」
「おやすみなさい。……良い子は、寝る時間」
「って、おい!」
1000なら戸惑のミニゲームに"呪いの館"が登場
>>969 IDがBBHかwゲーセン行ってやるしかない
埋めネタってことでポジキョンとネガハルの続きでも妄想しようぜ。
ええと、みくるがハイテンションなんだっけ。
武人なみくる
埋めようぜ
ume
987 :
埋め:2008/01/26(土) 20:38:16 ID:EzyQdBO0
押〜しくらまんじゅ〜♪
押っされて
. , -‐, -‐―‐- 、
ノ u./rシ/ニニヾ
ノハ ハ芥.lノメ从从|t
!- i l (| | ┃ ┃ i.|
、 i从リ、''' ヮ''ノリ
. と'i} l {'i'づl}l'il⊃
ノ.__」.〈/_i_l_i,ゝ
〈__/ノ ヾ._,>_>
泣く……な??
. ,.-,へー-、
ノ.,K ヾ、ヽ、.ヽ コイズミ ジャ ネーノカ? ユキ? ミクルチャン?
ノiリヽ\Nハヾ 〉 , -‐ー‐- 、 , -‐―‐- 、 エ? ジャア ダレ?
イ!⌒| ⌒|l) !. ノ, u /r ;/ニニヽヽ マサカ…
ル、ー ノリN ノハハハ ハ芥.lノメ从从|゙t
〈i゙|{†}|´{'> !|;iリ) i l (| | ┃ ┃ i | , -‐-‐-.、 , -‐- .
l´'T`^i 、 ,ノルハハメi从リ、''' ''ノリl 〃; ;' ヽ. ン ヽ
〈__八__〉 とi} l `i⊃. ⊂} |{H}l'ilつ ! ((八从リ))) ノハノハ从ハN. !
l.__」__,! く_/_i_l_ゝ |(| | ┃ ┃ | ! i.!┰ ┰ | |) i
〈__八__〉 (__八__) . ノリ.ハ''' ヮ''ノハ. リ、 - ,ノリハ'
(.(.(リ.{i'づと) リ i:l{H}l::{')
く_/_i_l,ゝ </_i_l_j,ゝ
(__j__) (_i__)
>>978 じゃあ思念体からお持ち帰りしてきますね
猫ハルヒの耳と尻尾は何色が一番しっくりくるだろうか。
やっぱ黒か?
このタイミングでSS投下
遥か彼方の元ネタはみ○みけ
皆さんこんにちは、朝比奈みくるです。最近寒い日が続きますね。
さて、今日はこの間の不思議探索の時間に起こったちょっとした話を皆さんにお聞かせしたいと思います。それではお話させていただきますね。
「みくるちゃん、何か面白そうな物はあった?」
待ち合わせ場所で待っていると涼宮さん達が帰ってきました。
「いいえ特には…涼宮さんは?」
「有希は?」
あぅ〜無視しないでくださ〜い。首を短く横に振る長門さん。まあ、長門さんは私とペアだったんだから当たり前なんですけど。
「不甲斐ないわねぇ。SOS団としての自覚が足りないんじゃないの?」
「自覚程度でどうにか出来ないわけねーだろ」
絶妙な突っ込みをいれるキョン君。まあまあ、と古泉君が場を落ち着かせます。
「とにかく、一度お昼を取って午後に賭けてみましょう。この辺りに最近美味しいカレーの店が出来たんですよ」
まだ若干不機嫌そうな顔をしていた涼宮さんでしたが、それを聞いてパッと顔を輝かせました。
「そうね。過ぎ去った過去を悔やんでもしょうがないわ。それより午後に備えないとね。古泉君、その店に案内しなさい」
「かしこまりました」
古泉君を先頭に私達は街を歩き始めました。
キョン君がこそっと近寄って
「カレーで機嫌を取り戻すなんて現金な奴ですよね」
と囁いてきました。ん〜とりあえずノーコメントで。
「みくるちゃん、行くわよ!」
「あ、待ってくださ〜い!」
午後は涼宮さんとペアです。でも涼宮さんって歩くの早いから付いて行くのが大変…
「きゃっ!?」
あぅ〜転んじゃいましたぁ〜、とっても痛いです…。
「何やってんのよみくるちゃん。ほら、立てる?」
手を差し伸べてくる涼宮さん。お心遣いは嬉しいんだけど、私の方が上級生なのに……。
「みくるちゃんは永遠の妹キャラだからいいのよ。それも一つの萌え要素なのよ」
妹キャラって何なんだろう。キョン君の妹ちゃんみたいなのかなあ。
「何にも見つからないわねぇ。何てことない、いつもの街だわ」
退屈そうな涼宮さん。ここは私がどうにかしないと、ですね。
「あ、涼宮さん、あれ見てください。「占い屋」って書いてありますよ!」
「占い…?」
何でもいいから涼宮さんに興味を持って貰わないと!
「どんなものか一回入ってみませんか?」
「先週あんなとこに占い屋なんてあったかなあ…気になるわ、行ってみましょう!」
何はともあれ涼宮さんもその気になったみたいですね。
「ヒヒヒ…いらっしゃあい」
うぅ〜いかにもそれっぽいお婆さんが私達を出迎えてくれました。変な色の照明や壁の小道具も見るからに怪しいですぅ〜。
「何を占って貰いたいのかね?」
「そうね……みくるちゃんの運勢について占ってもらおうかしら」
わ、私の運勢ですかぁ?とりあえずお婆さんの前の椅子に座ります。
「ふぅむ……お主の運勢をのぅ」
何か目の前の水晶にブツブツ言ってます。はっきり言って怖いです。
「お主、本当にこの世界の住人かの?」
!!
「何やら違和感のような物を感じるのじゃが…まあいい。お主は今日3回道端で転ぶ。用心されるがよい」
「へぇ〜さっき1回転んだからあと2回転ぶわけね」
そんな場合じゃありません。今の私の顔、涼宮さんに見られなくて本当によかった…。このお婆さん、ただ者じゃありません。
「それじゃ次はあたしね」
そう言って座る涼宮さん。な、何を質問するつもりなんでしょうか…。
「あたしは何でもいいわよ。あたしに関係することなら運勢でも未来でも」
ホッと安心の溜息。てっきり「宇宙人は本当にいるのか」とか「超能力者にはいつ会えるのか」とかいう質問だと思ったから…。
「ヒヒヒ、では言うがな」
そう言ってやけに間を開けるお婆さん。何を言うつもりなんでしょうか…。
「今日の16時丁度に初めてお主が眼に映した人物」
「あと1時間後?」
「そやつはお主の未来の伴侶じゃ」
………。
「あのぉ、涼宮さん?」
涼宮さんはあれっきり黙ったままです。なのでお金は私が払いました。意外と安くてビックリです。
「みくるちゃん」
ひゃ、ひゃ〜い!?
「あんなのインチキよね。信じる必要ないわよね」
涼宮さん…バッチリ信じちゃってますけど。
「大体、いくらドジなみくるちゃんでも1日に3回転ぶなんて有り得ないじゃない。みくるちゃん、過去に1日に3回も転んだ経験ある?」
いえ…ありませんけど。
「ほら、やっぱりそうよ。とにかくあたしは信じな」
「きゃっ!?」
痛た…なんでこんなところに段差があるんですかぁ?……あ。涼宮さんがこっちを凄い睨んでます。さっきのお婆さんより怖いです。
「その…ごめんなさい」
はぁ…と溜息をつく涼宮さん。申し訳ありません…。
時計は3時45分を指してます。例の時間まであと15分です。
「ふぅーん、そう」
今私達は広場のベンチに並んで座ってます。…涼宮さんが「4時になったら目を瞑ればいい」なんて言うから。
「結局信じちゃってるじゃないですかぁ」
「わ、悪い!?」
別に悪くはないですけど…。涼宮さんって恋愛のことになるとこれなんですよね。
そういえば涼宮さんの旦那さんになるのってどんな人なんだろう。いくら涼宮さんでもいつかは結婚するだろうし、その時涼宮さんのハートを射止める人って…。
猪突猛進な涼宮さんをしっかりブレーキ出来て、それでいて涼宮さんに一緒に付いて行ってくれる人が一番かなあ。私の個人的な考えですけど。
「……涼宮さん?」
隣から寝息のような声が…と思ってみると案の定涼宮さんは寝ちゃってました。涼宮さんって結構よく寝るんですよねぇ。
まあこれなら4時には目を覚まさないだろうし…あ、でも誰かが夢の中に出て来たらどうなるんだろう。
「朝比奈さん?何やってるんですか?」
驚いて前をみるとキョン君が立ってました。キョン君こそ、長門さんに古泉君はどうしたんですか?
「まだ図書館にいますよ。俺はどうもあの厳かな雰囲気が苦手なんで」
そう言えばここは図書館の近くだったっけ。キョン君は次に私の隣に視線を逸らしました。
「やれやれ、こんなとこで寝たら風邪ひくっての」
…ひょっとして涼宮さんを起こすつもりですか?
ちょ、ちょっと待ってください!本当にあと少しで4時になっちゃうんです!
「ハルヒはほっぺた引っ張るとすぐ起きるんです。ほらハルヒ、起きろ」
へぇ〜そうなんですか…ってそうじゃなくて!あ、あと10秒しかない!?
「ん、ん〜……おが?」
あと5秒!ああ…涼宮さんが目を開けちゃいました。
「まだ寒いんだから野宿は止めとけ」
この場合野宿って言わないんじゃ…そして涼宮さんの意識がはっきりした瞬間
「……4時です」
「ハルヒ?朝比奈さん?一体どうし
そこまでしか言えず見事なアッパーを食らうキョン君。涼宮さんは相手が倒れるやいなやすぐに馬乗りになります。
「何しやがる!」
「うるさいうるさい!この…このバカキョン!!」
「俺はただ起こしただけだろ!」
「起こすな!あんたが…あんたがあたしの…とにかく絶対認めないわ!!」
「何を言ってるんだかさっぱりわからん。とにかく恥ずかしいから早くどいてくれ。公衆の面前だぞ」
「あれはインチキ!絶対に絶対にぜぇ〜ったいにインチキだから!!」
「何がインチキなんだ!?朝比奈さん助けてくださ…朝比奈さん?」
産め
はぁ〜。いくら私でも限界はあります。勝手にしてください。
……末永くお幸せに。きっといい夫婦になれますよ。
「あの占いのお婆さん、本当に凄い人だったんだなぁ……きゃっ!?」
あたた…また段差に…
あ、3回目…。
終わり
以上
しまった。次スレに投下すりゃよかった
じゃあ、次スレもハルヒを語るか
ギリギリにいい仕事したな。
略してGJなんだぜ。
ハルヒの起こし方を心得てるキョン。
うらやましいな。
,r=''""゙゙゙li,
_,、r=====、、,,_ ,r!' ...::;il!
,r!'゙゙´ `'ヾ;、, ..::::;r!'゙
,i{゙‐'_,,_ :l}..::;r!゙
. ,r!'゙´ ´-ー‐‐==、;;;:.... :;l!:;r゙
,rジ `~''=;;:;il!::'li
. ill゙ .... .:;ll:::: ゙li
..il' ' ' '‐‐===、;;;;;;;:.... .;;il!:: ,il!
..ll `"゙''l{::: ,,;r'゙
..'l! . . . . . . ::l}::;rll(,
'i, ' ' -=====‐ー《:::il::゙ヾ;、
゙i、 ::li:il:: ゙'\.
゙li、 ..........,,ノ;i!:.... `' 、 ∧__,,∧
`'=、:::::;;、:、===''ジ゙'==-、、,,,__ ` '(´・ω・`)
`~''''===''"゙´ ~`'' ( )
>>995 素晴らしくGJ♪
このスレの最後を飾るにふさわしい♪
1000ならハルヒはキョンと幸せになる
1000ならハルヒはキョンと幸せになる
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。