【らき☆すた】こなた×かがみPart10【こなかが】
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レ.::|.::.::.|.::.::.ハfヘノ:::::ハ ∨ ・}.::.l |:: ∧!: リ Vヒj 行テ乏ア :::|::::::: |:::::,′ |::::::|_ノ
lrーゝ、∧.::.l∧ V;少'' _' イ.::.:|. W !;八 , {ヘ;;:::// ヾ|::::: ∧:/ ノ :::::|
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百合っぽいこなたとかがみに全力且つマッタリと萌えるも10スレ目です。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/28(金) 18:47:00 ID:QuZY4Dxg
>>1乙
いくでがんす!
>>1乙!!
あ〜んど
こなかがスレ2桁突入おめぇ〜!!
>>1 乙!
ついに10の大台に!
それにしても前スレの勢いは凄かった。
700で次スレに移行するとは……。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/28(金) 19:05:03 ID:061X3U+p
ホントにバカ旦那には腹立つ。
旦那は、土日にほとんど休みなく子供の面倒も見ない。
私はおなかに子供がいるのに、二言目には「仕事、仕事」で3歳になる子供の面倒を家にいるときしか見ない。
もっと家にいて子供の面倒を見ろよ!
土日に家にいないことに文句を言えば、「仕事なんだからしょうがないだろ!」と言われ、全く取り合ってもらえず。
毎日朝8時から夜12時まで仕事だと言って、朝子供を幼稚園に送りに行く以外の面倒を全く見ない。
おまえの仕事なんて、結局は遊びなんだろ。
そのおかげで年間の所得が3000万円を超えているっていうのが旦那の弁解なんだけど、
毎日子供の面倒を見る私の方がよっぽど大変なんだよ。
専業主婦がどれだけ大変かって、もっと分かってほしいよ。
炊事洗濯掃除etc
旦那は、「俺は飯は家で食べないし、洗濯機だって乾燥機つきだ。食器だって食器洗浄機買ってやっただろ!」
と勝ち誇ったようにいうものの、それだって子供の面倒を見ながらの家事は大変なんだよ!
もっと家事を分担してくれないなら、本当に離婚するぞ。何様のつもりだ。
14 :
8-784:2007/12/28(金) 19:31:14 ID:/i5patg7
>>1 スレ立て乙です !
前スレで返事くださった618、638さんありがとうございます !
ついにスレが二桁突入・・・ひっそりと存在していた初代スレがウソのような今の繁栄ぶり・・・
そういえば、なにげに夏に比べて冬コミのほうが、こなかが本の数や全体から見ての割合が増えている
ような気が・・・? 気のせい?
ひょっとして、どんどんこなかが支持者が増えてる !?
15 :
7-428:2007/12/28(金) 19:37:05 ID:vhxRFqKR
>>1 乙です。
少し書きましたので早速使わせてもらいます。
前回はかがみ視点でしたが、今回はこなた視点で進めて行きたいと思います。
なお、しばらくはこなたの中学時代を書いてますので、かがみ成分無配合ですのでご注意を。
それでは5レス行きます。
16 :
1/5:2007/12/28(金) 19:38:38 ID:vhxRFqKR
玄関のドアノブの冷たさに一瞬身を震わせ、私は外に出た。
後ろではお父さんとゆーちゃんが緊張を出さないよう、努めた笑顔で見送っている。
今日は体育大学の入試日、冷たい風も手伝って私も普段にはない身の引き締まりを感じ、駅に向かった。
途中でみさきちと待ち合わせをして会場に向かう為、遅刻は厳禁。
時間には余裕があるが、無意識に早足になる。
道すがら、女子中学生達とすれ違う。
私も3年間、袖を通した見慣れた制服を着た彼女達は、今の自分を最大限に謳歌するよう
高い笑い声をあげて歩いていく。
ちょうど3年前の私達のように…。
小学生の頃は男子とばかり遊んでいた私は、中学に入ると急によそよそしくなる仲間達に戸惑いを感じながら、
一人の時間に楽しみを見つけ、その居心地に身を委ねる日々を重ねていた。
二年生になってもそれは続き、家に帰ったらお父さんのビデオやDVDを飽きることなく見続けた。
ゲーム、アニメ、特撮、漫画… 子供の頃から慣れ親しんでいたけど、この2年で私の基礎は完璧に固まった。
そのような私に周りも異質を感じ、話しかける人など授業中の教師くらいしかいなくなった。
私にとってもそれは好都合、ゴールデンタイムのアニメをリアルタイムで見るのを邪魔する存在など、
想像すら出来ないまでに至っていた。
しかしその想像の存在は、急に現実の世界において遭遇する事になる。
三年生に上がり、新しいクラスでのHR。
私は自己紹介の為の無駄な時間を過ごそうとしていた。
「では出席番号順にして行こうか! じゃあ、『いずみ』から!!」
無駄な時間は無駄に活気のある、若い教師によって進められた。
自分の為にも無駄な時間が使われるのか…。
勢いよく立ち上がった私を見て、その教師は
「お、初っ端から元気のある奴がきたな。さあこい!」
17 :
2/5:2007/12/28(金) 19:40:08 ID:vhxRFqKR
違いますよ、時間の無駄を省きたいのですよ、とは言わず
「泉です、アニメとゲームが好きです。よろしくです」
と簡潔に答え席に着く。
別に私のことを知らさなくてもいい、アニメやゲームが嫌いな中学生がいるほうがおかしい、
この1年を空気で過ごせる為の大事な儀式として、必要十分なノルマをこなしたと確信した私は、
机の中から漫画を取り出し、腿の上に置いてページをめくる。
言動に違和を感じた教師は、言葉を失い
「あ… じゃあ、こちらもよろしくです。次、『いまの』」
と、言葉を詰まらせ、ぺこり頭を下げた。
後ろで椅子を引く音と共に、人が立つ気配がするが、続きのページを見つけた私は、ゆっくり読み始めた。
「今野宏美です。二年の時は三組でした。好きな…」
遠くでこのような感じの音がする、私がページをめくるより大きい音だな、気にならないけど。
「…あと私も、泉さんと同じでアニメとゲームに夢中です。泉さんよろしくね」
急に名前を呼ばれ、肩に何かが触れたので振り返り、
「はい?」
「髪の毛かわいいね」
「そうですか?」
「名前教えて?」
「泉です」
「下の名前っ」
「こなたです」
「こなたちゃんかぁ。じゃあこなちゃんだね。あ、今まで何て呼ばれていたの?」
「特には…」
「じゃあ、こなちゃんって呼んでいい?」
「問題はありませんが…」
自己紹介の順番は次に進んでいるが、座り直しながらも彼女は話を続ける。
「私は今野宏美。ひーちゃんって呼んでね」
「『ひーちゃん』ですか?」
「そう、ひーちゃんよ。いい感じでしょ? よろしく、こなちゃん」
「はい…」
18 :
3/5:2007/12/28(金) 19:42:01 ID:vhxRFqKR
突然降りかかった災難に、淡々と応対する。
出生番号順の座席なんか、すぐ生徒のご機嫌伺いのため『くじ引き』などで変わるだろう。
早くて今日、遅くとも授業が本格的に始まる週明けには済ませる手はずだ。
なんの意図を持って話しかけてきたのか知らないが、2,3日の付き合い、
貴女にはすぐ相手をしてくれるクラスメイトが出来ますよ。
貴女の幸せを願っていますから、私の幸せを奪わないでください。
「じゃあ、また後でね。こなちゃん」
と言われた私は、その『後』が卒業式の後であることを心から願っていた。
今日この後は、今期から始まっている期待のアニメでデビューした、新人の声優さんを追わなきゃいけない。
まさかそれを邪魔する者がいるなんて夢にも思わない。
途中、笑いあり歓声あり、私とは違う時間を過ごした自己紹介は時間一杯まで続いた、らしい。
私は3分の2ほど読み進めて、時間切れ。
放課後の掃除当番は、出席番号順で一列目という事らしい、当然一番の私も含まれる。
これは想定の範囲内、ちゃっちゃっと済ませて帰りましょう。
みんなも早くクラブ行きたいでしょ?
私も早くスレ巡回したいよ。
お父さんパソコン使ってなければいいけどな。
所詮始業式直後の教室、別に汚れているわけじゃない、形だけの掃除も終わり帰路に付こうとした時、
「こーなちゃんっ」
との呼び声。
「はい?」
今から話があるのか警戒しながら、いぶかしげに返事をする。
用事あるなら卒業式後にしておくれ、クラスメイトから他人になった貴女にはきっぱりと拒否の回答が出来るから。
「こなちゃんは何のクラブ入ってる?」
「いえ」
「もう受験で引退?」
「いえ」
「だったら何かのクラブに所属してるでしょ?」
19 :
4/5:2007/12/28(金) 19:43:42 ID:vhxRFqKR
「いえ、私忙しいから…」
「具合悪いの?」
「いえ」
「…」
「…」
「ひょっとして、早く家に帰ってゲームしたい?」
「いえ」
「今期のアニメ何見てる?」
「…」
「…。私嫌われてるの?」
「いえ。ちょっと用事があるので、失礼します」
『あっ』と声にならない声に送られ、私は教室を後にする。
頭の中は不安で一杯、スレの進み具合どうなっているだろう?
あのコテさん、今日は叩かれず持論を展開しているかな?
あのスレ、最近書き込みないから落ちているんじゃ…。
小走りで帰路に着く私は、途中から本気で走った。
漫画を2冊入れただけの通学鞄を鷲づかみにして。
翌朝、教室に入ると一人の少女が寄ってきて、
「こなちゃん、おはよう」
と言ってきた。
見覚えのない顔だが明るく少し高い声は聞いたことがある、今野さんだっけ?
「おはようございます」
頭を下げやり過ごそうとする。
「昨日は忙しいのに引き止めてごめんなさいね。こなちゃんと話がしたかったの」
と言う彼女の右手には一冊のノート、それを私に渡し、
「よかったら、交換日記しない? こういうの苦手かしら…」
と遠慮がちに問うてくる。
「やったこと無いですから…」
「こなちゃんはインターネットとかする?」
「あまりしません」
「携帯は?」
「持ってません」
「じゃあこのノート使って、話しようよ」
「え…」
20 :
5/5:2007/12/28(金) 19:45:13 ID:vhxRFqKR
「家だと忙しそうだから、授業中にちょこちょこっと書いて欲しいな。あ、先生には内緒ね。
私がこなちゃんを悪い子にしちゃったみたいだから」
ちょこっと舌を出す彼女、少し萌えた。
小悪魔属性か、けど悪くないキャラだな。
改めて彼女を見る。
背は私より少し高い、しかし私より低い人は滅多にいないのでみんな大きく見える。
150くらいだろうか。
黒いロングヘアの似合う整った和風美人顔、そして計算高い小悪魔。いや、この顔は天然入っているかもしれないな…。
返事をせず観察していると予鈴が鳴った。
「ノート書いてね」
「はい」
手渡されたノートを手にし、私達は並んで席にお互いの席に向かう。
HRでは早速、席替え。
私は窓側の一番後ろという最高の席を手に入れた。
移動する際、
「こなちゃん、ノート楽しみにしてるね」
と言い残し、今野さんは教室中央やや廊下側の席に去っていった。
この席は一学期中変わらないらしい。今朝変なアイテムが増えたが、この幸運は素直に喜んでいいだろう。
この机や椅子に愛着など湧かないが、卒業生の残した落書きや傷を一通り眺め、全教科の本とノートを詰め込む。
そして交換ノートを机の上に置き、表紙をめくる。
何も書かれていない1ページ目をさらにめくる。
何も書かれていない2ページ目、少し持ち上げ右手で残りのページをパラパラとめくる。
このノートは世間で言う『新品』のノートだ。
普通言い出した方がスレ主になるんじゃないのかな?
スレタイやテンプレ、つくろうよ… 今野さん。
そもそも何板だよ、このノート。
気が重くなる一方で、中学生生活最後の一年の充実を感じ始めていた。
21 :
7-428:2007/12/28(金) 19:46:39 ID:vhxRFqKR
今日は以上です。
かがみ視点に追いついたら、そっちも再開しますのでちょっと待っててください。
今気がついた。30行を2つひっつけると60行になるということを。
すいません、すいません、すいません。
22 :
7-428:2007/12/28(金) 21:10:48 ID:vhxRFqKR
授業が終わり私は交換ノートを手に今野さんの席に向かう。
「あの、これ…」
「え? もう書いてくれたの!」
「いえ、何も書かれてないのですが…」
「私もこうしたのしたことなくて、何書いていいか分からなくて、あ、一応昨日一晩考えたんだけどね。
こなちゃん好きなこと書いていいよ」
そんなノート持ってこないで頂きたい。積極的に近づきながらもこの仕打ち、天然系ドジっ子属性か?
少しずつ今野さんに興味を持ち始めた私は、
「では、ちょっと待っててください」
と言い、自分の席に戻った。
机の上のノートを前に私は腕組みをして考える。
出だしを失敗して炎上するスレにはしたくない。
>1のセンスが問われるプレッシャー、リアルの世界で味わうとは…。
まず板を決めないと、えっと今野さんもアニメやゲーム好きって言ってたし、それの複合でいいか。
タイトルは…、無難に『今期のおすすめを教えあうスレ』みたいな感じかな?
一人で盛り上がったら馬鹿みたいだから、クールにいかないといけないのは基本で、とりあえず、『漏れは**を推す。異論は認める』くらいのノリでいいか。
しかし変な掲示板の雰囲気は消さないとね。
……。
「はい、書いて見ました」
放課後交換ノートは今野さんの手に渡った。
「うわぁ、本当に書いてくれたんだ。私すごく嬉しい」
「お気に召すかどうかわかりませんが…」
「ううん、本当に嬉しいな。こなちゃん、これからずっと続けようね」
と言い私に抱きついてきた。
いやいや、同性趣味はありませんから。
しかしフラグが立ったな、私GJ。
週末をはさんで、興奮冷めやらない私はノートのことをすっかり忘れていた。
今期のアニメ神すぎる。土曜が楽しみだ。アンチスレも少ないし、これは4期まで行くな…。
席に着くなり思い出し笑い、しかし表情は変えない。あくまでもクールを装い空気にならなければ、
悪い虫が寄ってくる。
男子? 思春期に入り私を女だと意識したとたん離れていった。きっと私を攻略しようと、また近づいてくるだろうけどね。
女子… 観察するのは好き。属性を見極め攻略する対象。分岐点ではセーブできないけど、プレイ中じゃないから、
気にしない。そもそも三次元の女は扱いにくい、興味は薄れるな。
私の時間を邪魔する悪い虫は今のところ居ない…。
何か忘れている感じを、一言で吹き飛ばされる瞬間は急に訪れる。
「こなちゃん、おはよう。ノート書いたよ」
今野宏美の存在だった。
「どうだった?」
動揺を隠しつつ、記憶を整理する。今野さんと交換日記を始めたんだった。
「私なりに色々書いたよ。こなちゃん、感想も書いてね。楽しみにしてるから」
「うん、わかった」
今野さんは今のところ悪い虫ではないかな?
授業中の暇つぶしを提供してくれたのだから、いや何が書かれているか確認が先か。
予鈴が鳴り各々席に着く。
教科書と共に机には交換ノート、期待と不安を胸にノートのページをめくる。
あまり上手くない、人に言わせると汚い部類の文字で書かれた、私の二行にまとめた出だしの次に、
女子らしい小さく丸い文字が4、5行続く。
私の提示したアニメは今野さんも見てるようだ。少し安心した。しかし視点がずれているんだよね、
可愛いのは色じゃないんだよ、まったく…。
こうして私達の交換日記は始まった。
23 :
7-428:2007/12/28(金) 21:12:21 ID:vhxRFqKR
こんな感じになるのか、みなさんと同じようだ。
しかしクリスマス、結婚式と続いた甘い流れを完全に止めてしまいましたね。
こなかがスレなのに・・・どうしよう。
今途中で投げ出した方がいいのか、それとも完結させたほうがいいのか、判断しかねる。
はやくちゃんとした職人さん来てください。
まずは
>>1乙です。
前スレの
>>691です。GJ頂いた方、どうもです。
とりあえず続き投下したいと思います。
言うの忘れてましたが、
私が最初に投下した『風邪引きこなた』からこのSSまでずっと同じ設定です。
・高校卒業後の話
・こなたは一人暮らし
…言うの遅っ
多分3レスでいけると思います。
「ハァ…ハァ………」
寒空の下、私は走っていた。
早くあいつに会いたい。理由なんて、それだけで十分でしょ?
『こなた日和』
「かがみってさー、鈍感だよねぇ」
「は?なんでよ?」
「…言われても気付かないんじゃ、筋金入りだね。
もう何人のフラグへし折ってきたのー?」
「フラグって…あんたにだけは言われたくないわね。
どうせゲームの中でしか恋愛したことないんでしょ」
「失礼だねー。私だって恋愛経験の1つや2つ」
「ふーん、じゃあ聞かせてよ」
「んー…またいつかね」
「いつか…ねぇ。その間にちゃんとネタ考えておきなさいよ」
手を繋いで帰ったあの日。
「はい、かがみん♪」
「…なにコレ?」
「チョコだよ。去年もらったから、そのお返し」
「あんたねぇ、バレンタインのお返しはその一ヶ月後だって知ってた?」
「いいじゃん。勉強でお疲れのかがみ様にーってね」
「受験終わった余裕か?あんたが先に大学決まるなんて、なんか無性に悔しいわ」
「………ホントは同じ大学行きたかったんだけどね」
「ん?何か言ったか?」
珍しくプレゼントをくれたあの日。
「今日で、この教室ともお別れかー」
「クラス違うし、私は特に思い入れとかないけど」
「えー、よく一緒にお昼食べたじゃん」
「あ、あれはつかさたちと食べたかっただけで、あんたとは別に…」
「ツンデレかがみ萌えー」
「だまれ」
走馬灯のように蘇る思い出。
あの頃は良かった…なんて、思いたくない。
もっと、もっと作りたい。こなたとの『これから』を…。
私の心は、すでに決まっていた。
息を切らす私の目に映るのは、あいつのアパート。
ドアは開かなかった。
私はいつものように合い鍵を取り出す。
「こなた!!」
そこには、いつかのようにうつ伏せで倒れているこなたの姿があった。
「どうしたのよ、こなた、こなた!!」
「…あ、かがみ?来て…くれたんだ……」
すっかり衰弱しきっていたこなたは、『良かった…』と呟いてそのまま目を閉じた。
「こなたぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」
私の声は、狭い部屋でよく響いていた。
☆ ☆ ☆
「………ネトゲ?」
「うん。いやーもうかれこれ一週間ぐらい。あんまり睡眠時間取れなくて」
おかゆを食べさせるこなたの目にはひどいクマができていた。
「その間ろくに食事も取ってなかったからさ。
で、さすがに限界だと思って立ち上がったんだけど…」
「そのまま倒れた…と」
「当たり♪」
「………」
心配して損した。
「いやー、本当に助かったよ。かがみが来てくれて」
「つかさから電話あったでしょ。そのときにでもやめときゃ良かったのに」
「まだ元気だったし、いけるかなーって」
「倒れるまでゲームにのめり込むなよ」
こういうやつを廃人って言うんだっけ?
「うーん、でも今回のことで気付いたことが1つ」
「なによ?」
「私には、かがみんが必要なのだよ」
「はぁ?」
「一人になるとね、どうしても歯止めがきかなくなっちゃうんだよ」
「…だから?」
「一生私のストッパー役して下さい」
「やだよ」
「じゃ、自重しろ係」
「自分の脳内に宿せ」
「んー…じゃあ」
「かがみは俺の嫁ーってことで…」
「逆でしょ」
「へ?」
12月某日、私は最高のプレゼントをもらった。
☆☆☆☆☆
以上です。
尻すぼみっぽい上ボッコボコの文章ですいませんorz
タイトルがこなたばっかだったのは、多分かがみの愛ゆえでしょう。
特に考えてつけてませんでしたが…センスなくてすいませんw
かがみは高校卒業してもこなたの所へ足繁く通うイメージです。
最後に一言。百合が嫌いな女子なんかいません!!
…いや、2スレ目あたりから見ていたんですが女人口がorz
今回の投下はそんな少数派?にエールを送りたいという気持ちもありました。
では、読み専門に戻って11日を楽しみにしてますね。
>>1 乙です!
>>23 こういう設定のこなた初めて見るんで続きが激しく気になります!
>>27 やっぱりこなたはかがみがついてないとダメダメですねw
このペースだと11日には次スレで、その日のうちに埋まりそうな予感がする
俺も投下出来るように頑張ってみようかな。と、クリスマス前も活きこんでたんだけどな・・・orz
29 :
7-428:2007/12/28(金) 23:59:32 ID:vhxRFqKR
30 :
1/4:2007/12/29(土) 00:06:28 ID:vhxRFqKR
駅に着き切符売り場で、体育大学の最寄り駅までの料金を確かめながら切符を買う。
改札を抜けホームを確認して、電車を待つ。
かがみは今頃起きた頃かな?
昨日届いたかがみからのメールを読み返す。
『頑張りなさいよ。あんた、今回お父さんと何賭けたの? あんたが欲しいもの私もプレゼントしてあげるから、
試験終わったらメール頂戴。いらないんだったらいいけどね』
かがみの相変わらずのツンデレぶりに頬が緩む。
私もかがみが大学受かったら、何か送らなきゃ。けどその前にかがみはどこの大学受けるのかな?
法学部なんて経済や経営みたいに、文系希望で何も考えていない人が行くところじゃん。
弁護士になる、なんてとってつけた夢、聞かされたらますます心配だよ。
電車が来た。乗り込む。幸い二駅ほどで席が空き、そこに座る。
みさきちからメールが届く。
『予定の電車に乗ったze。ちびっこは大丈夫だろうな?』
『抜かりはないですぜ。みさきち。昨日言った一番前の真ん中に乗ってるよ』
と返信。
そうして目を瞑り、思いをめぐらす。
かがみやみさきち、つかさ、みゆきさん… 高校で出会った友達の顔を思い浮かべる。
一人顔の浮かばない人物が現れた。その人は中学の制服を着ている。
ひいちゃんか、何しているのかな…。
今野宏美との交換日記はGWを過ぎ、梅雨も過ぎ、衣替えをしたことも忘れた一学期の期末試験前まで続いた。
そんな時間の経過は、次のステップに進むのに十分すぎる心の余裕を生んでいた。
最初は手探りでお互いのことを探したが、すでに共通認識は出来上がっていたのだろう。
『ねえ、こなちゃん。夏休みって何か行事とかある?』
『いや、特には。溜まってる漫画やゲームするくらいかな』
『もしよかったら、こなちゃんの家に遊びに行ってもいい?』
『いいよ、ひいちゃんなら大歓迎だよ』
この文を最後に交換日記は幕を閉じた。
新しい楽しみが出来た夏休みを前に、期末試験の成績は学年トップを取るのに十分だった。
「お父さん、中学の同級生で友達のひいちゃんが夏休み家にくるけど、かまわないかな?」
「おっ、こなたが友達連れてくるの久しぶりだな。お父さん楽しみだな。」
「変なことしないでよ。ひいちゃんいい子なんだから」
「そんなことしないよー。じっくり眺めるだけだから」
「それが変なことなんじゃん。禁止」
「じゃあ、じっくり微笑みながら眺めるよ」
「…お父さん、ひいちゃんは男の子だよ」
「なに! それを早く言いなさい。それだったらこちらも考えが…」
「…って言ったらお父さんの反応変わるかな? って、もうっ!」
「はは、こなたはずるい子に育ったな。お父さん、残念だ」
「いやいや… 残念なのはこちらです」
「そうかそうか、ごめんな、こなた」
と言いながら、いつものようにぺったぺた引っ付いてくるお父さん、仕方ないな。
31 :
2/4:2007/12/29(土) 00:09:02 ID:NWS6NE2n
「そんな訳だから、その日はお昼ご飯三人分作るね」
「わかったよ、その日お父さん仕事でパソコン使うけど、大丈夫かな?」
「うん、ゲームする約束だから。うるさくしたらごめんね」
「そしたら、『うるさい!』って言って追い出すぞ」
「それは困るなぁ。気をつけねば」
「はは、そんなに盛り上がるんなら、お父さんも一緒に遊ぶから大丈夫さ!」
「とりゃー」
私の蹴りがお父さんの顔にヒットする。
「こなたぁ、最近力入れすぎだぞ」
「お父さんの発言に比例してますから」
「せめて『お父さんの愛情に比例してる』って言っておくれよぅ」
「そしたら、手加減はしませんよ」
「かなた… こなたはいい子に育ったよ」
「嘘をつくことも覚えました」
「うー、かなたぁ」
写真のお母さんはいつも微笑んでいる。けど今日は特に輝いていて素敵。
ひいちゃんが家に来る日、私は朝から張り切って料理を作った。
夏本番を迎えた太陽の光は、今日も手加減無しに降り注ぐ。
お昼ごはんにしては少し豪華すぎる食卓、しかしそれは私のひいちゃんへの歓迎の表れだ。
準備が済むとそわそわして落ち着かない、私は約束の時間前だが外に出てひいちゃんを迎える。
同じ町内で迷うことは無いけど、ひいちゃんの家の方向を背伸びしながら、注意深く見つめていると、
ひいちゃんがゆっくり歩いてきた。
制服姿しか見たことのないひいちゃんの、私服姿はとても新鮮だった。
私を見つけるとちょっと早足になり、手を振りながらやってくる。
「こなちゃん、ごめん、遅れちゃったかな?」
「いやいや、落ち着かなくて」
「今日も暑いね。あ、はい、これおみやげ」
「おお、アイスだ。おやつに頂こう。ありがと」
「今日家の人大丈夫なの?」
「お父さんがいるけど大丈夫。ささっ入って、入って」
「おじゃましまーす」
「いらっしゃい、ひいちゃんだね、こなたから話は聞いてるよ。ゆっくりしていってね」
「はい、はじめまして。今野宏美です」
三人での昼食が始まるが、食卓を前にひいちゃんは固まる。
「これは…」
「え? ひいちゃん、何か嫌いなものでもあった?」
「いや、どうしたの、これ?」
「私、作ったんだよ」
「本当に! すごいね、こなちゃん」
「喜んでくれる?」
「うん、すごいすごい!」
食事が済んで居間でくつろぐ。お父さんは書斎に行き仕事を始めた。
「お腹一杯だよ。こなちゃんの作った料理、美味しいから止まんなくなっちゃった」
「そう言ってもらえると、作った甲斐があるよ。ありがと」
「こなちゃんはいいお嫁さんになるね」
「あはっ。そんなに未来の事はわかんないよ。そだ、ゲームしよ、ゲーム」
32 :
3/4:2007/12/29(土) 00:11:40 ID:NWS6NE2n
堰を切るとはこのことだろう。夏休み中、毎日お互いの家を行き来して遊んだ。
しかしそれを周りは許さなかった。
「こなた、ちょっとこっちにきなさい」
「ふぇ? 何」
「最近遊んでばかりじゃないか? 今年受験だろ」
「ああ… 大丈夫だよ。行けるとこ行くから」
「そんなんじゃ、将来困るぞ」
「お父さんは勉強した?」
「まあ、したかと問われれば、胸を張って返事をすることは避けたいな」
「で、お父さんは困った?」
「うっ、別に困らなかったけど…」
「じゃあ、大丈夫じゃん」
「それは結果であって、努力は大切だぞ」
「努力はするよぅー」
「する気ないだろ?」
「あはっ」
うちでそんな会話が行われるなんて、思いも寄らなかった。この分だとひいちゃんの家でも言われているのかな?
電話に手を伸ばした瞬間、それは鳴り出した。
「もしもし、泉です」
『あ、こなちゃん。私、宏美』
「ひいちゃん、どうしたの? 泣いてるの?」
『うん、今ね親から叱られた。遊び過ぎって』
「うちも言われたよ。急にどうしたのかね」
『ごめん、それうちの親がこなちゃんのお父さんに頼んだみたい。勉強させるようにって』
「そうなんだ、気にしなくていいよ」
『どうしよう、遊べなくなるよー。あっ、電話切れって…』
「うんうん。ちょっと自重しよう」
「うん」
電話を切って、ため息一つ。高校受験か、やっかいだな。
2,3日過ぎ久しぶりのひいちゃんからの電話。その間会うことはなかった分、会話が弾む。
『でね、お父さんが陵桜目指せって言うんだよ。陵桜だよ、陵桜』
「それはまた難関を希望されましたなぁ」
『私、高校は行ける所でいいって思ってたから、今更そんな事言われても困るよ』
「私もそんな感じ、でどうなの、行けそう?」
『無理だよ、こなちゃんなら行けそうだけど…』
「私だって無理だよ。そんな知らない所よりひいちゃんと同じ… そっか、二人で陵桜目指そうか」
『え?』
「だから、二人で陵桜目指す為、一緒に勉強しますって言って遊ぼうよ。目標が同じ者同士、
励ましあった方がはかどるからって言ってさ」
『それいいかも』
「でね、ごにょごにょ…」
打ち合わせを済ませると電話を切って、書斎に向かう。お父さんは筆が乗らないらしく、空を見つめている。
「お父さん、ちょっといい?」
「なんだ、こなた」
「受験なんだけど、やっぱり行けるところでいいでしょ?」
「うーん、こなたの成績で行ける所ってどこだ。期末はトップだったんだろ? 相当レベル上も行けるんじゃないのか?」
「あれはまぐれだよ。ちょっと楽しみが有ったから、はかどっただけ」
「楽しみがあれば勉強するのか? こなたらしいな」
「あはっ」
33 :
4/4:2007/12/29(土) 00:14:34 ID:NWS6NE2n
「じゃあ、合格祝いを用意しようか。例えば… Dランクならドリキャス、CならPS2とかな。どうだ、面白いだろ?」
「おおお… それはすごいや。みなぎってきますよ」
「よし! その調子だ。こなたはどのランクなら行けるんだ?」
「Cは固いな、PS2はもらったー」
「もっと上を目指してもいいんだぞ」
「じゃあ、陵桜なんてどう?」
「陵桜って、あの陵桜か? そんな所入ったら… パソコン買ってあげるよ」
「パソコンか… PS2がいいのでCランクで…」
「おいおい、じゃあ両方でどうだ」
「おおお… ますます み・な・ぎ・っ・て・き・た」
「じゃあ、決まりだ。頑張れよ」
「うい! あ、そうだひいちゃんも陵桜目指すんだって」
「そうなんだ。一緒に行けたらいいな」
「でしょ? でね、一緒に勉強して励ましあうって駄目かな?」
「まあ、遊ばないならいいけど」
「遊ばないよぉー」
「…嘘ついたらPS2もないぞ」
「了解です。で、家で勉強していい?」
「まあ、かまわないけど」
「では早速連絡を、と」
「?」
電話をかける。2コールでひいちゃんが出る。
『どうだった? こなちゃん』
「ばっちりだよ。ひいちゃんは?」
『うちはまだ信じてもらえない』
「じゃあ作戦開始」
『うん』
電話の子機を持って書斎に向かう。
「お父さん。ひいちゃんのお父さんに説明して」
「ん? 何をだ」
「私達がこれからは、うちで励ましあいながら勉強するって」
「ああ… そう言えばいいんだな?」
「うんうん。よろしく」
「もしもし、ひいちゃん?」
『こなちゃん、こっちは用意できたよ… お父さん代わって』
「はい、お父さん」
子機を渡す。
34 :
5/4:2007/12/29(土) 00:15:48 ID:NWS6NE2n
「泉こなたの父ですが… はい、ああこちらこそ… そうなんですよ。はいはい… そうなんですか…
いや、それは、はい、まあ、本人達もそう言ってますし、こちらも私が見てますし。
はい、仕事柄家には居るので… はい、はい… 大丈夫だと思いますよ。
自立の意味も込めまして、ここは本人達を… はい、そうですね、そうですよね。
そういうわけですので、こちらで勉強をさせてみましょう。では、あ、代わります。おい、こなた」
子機を受け取る。
「代わりました」
『じゃあ、二人で頑張りなさい。おじさんからも頼むよ』
「はい、努力します」
『…もしもしこなちゃん。ありがとう。これから二人で頑張ろうね』
「ははっ、頑張ろう頑張ろう」
『じゃあ、明日』
「うん、待ってるねー」
電話を切り、にやける。
「お父さんありがとう」
「本当に勉強しろよー」
「わかってるって、けどちょーっと息抜きも必要だよね」
「ほどほどにな」
「ほどほど… うん、うん」
子機を持ったまま自室に戻り、ひいちゃん宅の番号を押す。
「あ、ひいちゃん、うまくいったね」
『うん、すごいな。こなちゃん最高!』
「そういうわけだから、一応勉強の用意はしとこうね。あと、息抜きのため、お菓子とかゲームとか
漫画とか、アニメのDVDもいるかな。勉強の合間の息抜きにならなかったら困るから、入念に用意しとこう」
『うんそうそう』
「じゃあ明日」
『おやすみー』
こうして勉強会という、夏休み第二部が始まった。
一部との差は、ひいちゃんの荷物が少し増えたこと、だけだったけど。
35 :
7-428:2007/12/29(土) 00:20:06 ID:NWS6NE2n
改行が多すぎます・・・
5/4ってこうやって生まれるのか。
かがみ出てきたよ。スレ違いじゃないからね。
しかし、今(大学入試)の時点ではこなたにはまだ恋愛感情は無い設定ですので、あしからず。
このあとみさおとの会話で・・・。
速く文を書く方法教えてください!
>>7-428氏
スレの流れは常に変動するもので、それを気に病む必要はあまりないかと思いますよ。
時には空気を読む必要があるとは思いますがw
今書いてる作品を完結させるかどうかは貴方次第なのもしかり。
個人的には気になるから書き続けてほしいけども!
GJは、7-428氏が物語の続きをどうするかを結論を出した時に言おうと思います。
でもこっそりGJなんだからね…!
>>27 最後の甘々GJ!!
葛藤の末、苦悩の道のりの後にあるパッピーエンドは大好物です(・ω・`*)
>かがみは高校卒業してもこなたの所へ足繁く通うイメージです。
これ同感ですw
それと私も性別は一応女です。
あまり気にした事なかったのは秘密ですが、
同性がこうしてスレにいるということはちょっとだけ安心感を貰えます。
こなかがファンは結構女性もいるというイメージ
そういう私も女ですヽ(´ー`)ノ
なんというかこう、こなかがには百合を超えた何がある!!
よくわからないけどなんか照れるから性別を曖昧にする女性が多いのかも 自分みたいに
元々腐ってますが(ひよりん的な意味で こなかがの威力は
>>37に同意
要は別に気にすること無いと
前スレラストがこなたたちでヨカタヨ
それにしてもこなたの意味深発言にニヤニヤが止まらない(・∀・)
こなかが同人描いてる作家さんでも女性の方はいますよね
>>7-428 おお、きてなかった間に進んでますね!
語られることのなかった中学時代の話をもってきたのは、
正直なかなかすごいと思います!
しかも、それをここまでちゃんと出来てるから、またまた余計に!
自分からすれば、十分に書くの早いと思いますよ〜w
>>27 相変わらずの心情表現の上手さと会話のテンポの良さに、惚れ惚れしますー
見事のこなたとかがみを表現できてて、そのやり取りを目の前でみてるようですよw
こなたの姿(ネトゲ廃人)が自分の姿と重なりそうでこわいですwww
追記:最後のネタを使おうと思ってたのに先に使われてしました/(^o^)\
パクりになってしまいますが、よろしいでしょうかorz
初ですが、自分投下させていただきます。
コミケの並んでる等、待ち時間の暇つぶし程度みたいな感覚で見てくれれば幸いです。
3レスほど、お邪魔します〜。
「ねぇ、かがみぃ〜」
「うわっ、ど、どうしたのよ、突然っ!」
廊下を歩いてると、突然こなたに、後ろから飛び付かれて思わずドキッとする私。
「にひひ、驚いたかね、かがみ。背後にも気を付けないと、だめじゃん。いつ敵に襲われるかわからないよ〜?」
ニヤリと笑いながら、回した手を離さず、顔をこっちに向けている。
「またゲームの話かぁ?そんなこと、現実であるわけないでしょ」
「い〜や、わからないよ?かがみは可愛いからね〜、いつ野獣化した男子に襲われるか……」
「ば、バカ!そんなことあるわけないわよ!」
「あれぇ〜?もしかして、想像してる?」
「するかッ!!」
そう言って、思わず呆れてため息をつく。
「ねぇかがみ〜、今日は昼はこっちに来るの?」
こなたの声が、いつもの感じに戻る。
「うん、行く予定よ。そんなの、わざわざ確認する必要ないでしょ」
「良いじゃん、ちょっと聞きたかっただけ〜」
まったく……。相変わらず変ね、コイツは……。
まぁ、確かに最近、日下部や峰岸と食べる時もあるけど、
ほとんどそっちに行ってるじゃない。
それに、そういう時は事前に私が一声かけるし……。
「んじゃ、みんなで待ってるね〜」
いつものこなたの顔でそう言って、こなたは私から離れた。
「はいはい、お昼まで後一時間あるんだから、授業ちゃんと受けなさいよ」
「いつでもバッチリだよっ!」
「そーゆーのは、人にノート借りなくなってから言いなさいよね」
「うわ、かがみ様、痛いところついてくるね〜……」
こなたがそう、言いにくそうに言った時、
次の授業の開始を告げるチャイムが鳴り響いた。
「やば、急がなきゃ!」
「もう、アンタがしがみついてくるからよ!」
私がそう言うと、こなたは気にした素振りもなく、
「とんずら〜!」
と、走り出した。
「も〜!自分だけいくな〜〜!」
私も文句を言いながら、急いで自分の教室まで戻った。
授業が終わり、やっとお昼の時間。
それは、学校にいる間で、数少ない、クラスの違いを感じないでいられる時間。
その時間を少しでも親友達と長く過ごしたい。
表には出さないけど、やっぱりみんなといられる時が、最高に楽しいからね……。
ま、こんなこと言った暁には、こなたに何を言われることやら……。
「あ、お姉ちゃん〜」
「かがみ、遅い〜〜」
「かがみさん、いらっしゃいませ」
「ごめんね、お待たせ。ちょっと長引いちゃってさ〜」
私はみんなに謝る。
「かがみさんのせいではありませんよ」
「そだよ、お姉ちゃん。仕方ないって」
みゆきとつかさがそう言ってくれたが、こなたは一人、
「抜け出してくれば良かったのに〜」
とかバカみたいなことを言っている。
「小学生じゃあるまいし、そんなことできるわけないでしょ」
私がこうやって律儀に突っ込むから、図に乗るのかなぁ……。はぁ。
「ま、いいや。食べよ食べよ〜」
みんな、お弁当を開けないで待っててくれたみたいね。
そんなちょっとした気遣いが、嬉しい。
そう感じてる私だった。
「も〜、こなたのせいでさっきの授業、危なかったわよ………」
「ごめんごめん」
お弁当を食べ初めて、早速こなたに文句を言う。
「どうしたの?」
「こなたに、前の休み時間に捕まってさ、身動き出来なくて、
危うく遅刻になるとこだったのよ」
「そ、それは大変でしたね、かがみさん」
みゆきが労いの言葉をくれてるけど、当の本人は大して悪びれた様子もない。
「ま、間に合ったから、良いじゃん〜?」
「良くないわよ!」
「まぁまぁ、お姉ちゃん、それくらいにしてあげなよ」
つかさはそう宥めてくるけど、事実、後十数秒遅かったら、
本当に遅刻をつけられるとこだったんだから、
これくらい文句言わせてもらわないとね。
「むぅ、かがみんよ、俺の嫁なんだから、それくらいちゃんと許容しなきゃ!」
「誰がアンタの嫁よ!まったく、バカも休み休み言いなさいよね」
「うわ、酷いなぁ」
こなたが口を尖らすけれど、それはもういつものこと。
「えっ!?お姉ちゃんってこなちゃんのお嫁さんだったの!?」
つかさがワンテンポ遅れて驚く。
「だから、違うって言ってるじゃない!」
双子の妹にまで突っ込まなきゃいけないんだから、私も楽じゃないわ……。
そう思っていると、以外なところからも以外な言葉が出る。
「でも、お二人とも、お似合いですよ?」
「み、みゆきまで、何言ってるのよ!」
「おお!かがみん、これならきっと私達の未来は明るいね!
結婚式はお互いが選んだ料理を交換して食べあうっていう連邦形式のがいいなぁ……
かがみんが何を私のために用意してくれるのか楽しみだ〜。
あ、つかさとみゆきさん、仲人として、ウェディングサポートの抽選の登録お願いするね〜」
「勝手に話進めるな!第一、何よ、その抽選って!またゲームかっ!」
「さすがかがみん!ちゃんと分かってるね☆それでこそ俺の嫁」
「だから勝手にわけわからんこと言うなーーッ!」
こんな、わけのわからない会話だけど――――
私にとって、最高に楽しい時間―――。
いつからだろうか……?
こなたのことばかりを、考えるようになったのは。
今日だって、ほとんどこなたのことばっかり考えていたきがする。
いつからだろうか……?
こなたの事を考えると、顔を見ると、話をしていると、落ち着かなくなったのは……。
今日のお昼だってあんな話をした後、こなたの顔をまともに見れなかった。
と言っても、時々、本当に時々だし、いつものように接せられてるし、
これといって困ったこともないから、あまり気にしないけれど……。
私は夜、ベッドの中でそんなことをふっと思っていた。
でも、この気持ちが何なのか、未だにわからない。
多分、保護者的な気持ち……なのかな……?
今まで生きてきて、こんな感情になったことがないからわからないけど……。
多分、手話のかかる子どもを世話する母親の感覚なんだろうな、と勝手に思う。
ま、何でもいっか……。
丁度身体も温まってきたし、明日も授業あるから、ちゃんと寝とかなきゃ。
もし寝坊なんかしたら、つかさの事いえなくなっちゃうしね。
そう思って目を瞑った暗闇にうつる、あいつの顔。
はあ、なんて小さなため息をつく私。
私はまだ知らない。
今日という日が眠れない夜を過ごすことと、自分の心を―――。
45 :
↑の作者:2007/12/29(土) 01:53:01 ID:df1YzVv0
2レスでいけましたね……orz
場面転換で切ったってことで、ご容赦頂ければ幸いです……。
質の高い作品の中に、こんな初心者が書くような物を投下するのは
いささか気が引けたんですが、させて頂きました。
設定は、高校時代のままです。
一応、後3〜4話程続く予定なので、付き合っていただければ幸いです。
甘甘、というより、王道の方に傾いちゃうと思いますが、どうかお許しくだされ〜。
>>7-428氏
GJです!
GJだけど一つ言わせてもらうと、こなたの設定が独特だから、その事を前置きしてもらえればよかったな、と。
独自の視点・解釈で面白いけど少し面食らってしまったので。
あと、友人があきら様の中の人と同名なのは何かの複線なのかな。
>>27 GJです!身内だけ、といわずにまた投下しに来てください。
>>45 リアルタイムでした、GJです!
続きも期待してます!
しばらく来ていない間に半端なく伸びてる…。
皆さんホントGJです!
このスレのおかげでよい年が迎えられそうだ…。
帰ってきたら次スレが立ってた!ということで
>>1乙なのですよ
>>7-248氏
この友人が例の魔法使い志望のコ、ってことになるんですかね。
続き、楽しみにしてます
>>27 お疲れ様〜。GJでした。
気が向いたら、でもいいのでまた投下しに来てくださいね
いつ戻ってきても、きっと温かく迎えてくれるはず。
しかし…思いのほか女性も多いんだなぁ。ちょっと意外。
泉母子の膝枕画像を見て温かくも切なく感じたそんな冬の日
>>48 キャラメルの版権ですなぁ。
こなかがじゃないけど、母のアガペが感じられていいですよね。
本編じゃ絶対に有り得ないシーンだからこそ、儚くみえるところがなんとも…。
そういえば思ったのだけど1月11日の鏡開き祭りって、
投下するSSや絵などにお題はあるのだろうか?
クリスマスはもちろんクリスマスネタだったけど鏡開き…
なんでもOKなのかな?
>>50 多分なんでもありだと思う。
SS祭りだし。
>>27ですが、とりあえずGJありです。
思ったより女性陣がいたようで安心しましたw
なんだーまだまだ大丈夫じゃん私w←授業中こなかがの落書きしまくってテスト落としまくった人
おかしい…こなかが見るまでめっちゃノーマルだったのに。
もししょうこりもなくまた投下しにきたときは生温かい目で迎えてやって下さい。
それから
>>7-428氏
>>45GJです!
続き激しく期待です!
全レスは自重するが皆GJ
>>7-428 あきらさまがナチュラルすぎて吹いた
続きwktk
>>39 昔に比べて泣かせなくなってきただけでも
十分進展したように思えてしまうのは俺だけでいい( ;∀;)
54 :
6-774:2007/12/29(土) 14:29:41 ID:OGv4Nn9e
どうも、昨日は仕事で書きこめなかったのですが、もう新スレ立ってました。
ビックリデス。
>>1乙です。
さらに新スレ入ってから怒涛のssラッシュ!一括になりますが皆様GJです!!
さて、前回私が皆様に空気を読まない質問をしたために、色々と混乱させてしまったみたいで申し訳ないです。
注意書きをしっかりすればいい、と仰ってくれた方も、エロパロスレでどうです?と仰ってくれた方も、大変参考になりました。
言っていたssの方、ちょっと下書きをしてみたのですが、やはりこなかがスレという事で意見が割れそうな内容になりそうです。
荒れる元ともなってはいけませんし、皆様を納得させるレベルの文章書きでもないので……。
まだその域に達しいていないと判断し、今回は少し見送らせていただきます。
肯定の意見をくださった皆様には本当に、申し訳ないです。
要らん物議をかもし出す原因となってしまった私ですが、しばらく名無しとなってこのスレに参加しようと思います。
今回の件で、もし、皆様の心の中に、新たなこなかが、としての考えが生まれてくれると怪我の功名なのかもしれませんが、甘い考えですね。
では、失礼します。
>>54 ああいう議論はスレのためにもなる必要なものだから、そんなに気に病む必要は無いかと。
個人的にはお蔵入りは残念だけど、下書きまで書いたのに別所で発表しないところに
6-774氏のこのスレに対する強い思い入れを見た気がする。
またSSが出来たら投下してくださいな、このスレは基本的に自重不要なんだし。
企業ブースに時間を取られてこなかが本漁る暇が無かった…
くそう明後日こそは!
58 :
1-166:2007/12/29(土) 18:27:14 ID:BM/Rh1Z0
遅ればせながら
>>1乙です。
そして、前スレで感想を下さった方、ありがとうございました。
今後も、遅筆ながらも作品作りを心がけます。
前スレ
>>671 『落ち葉〜』の辺りの文章は、特に想いを込めて書きました。
この文章から構築されるシーンを連想した時、一つの完成された
未来の二人のイメージが浮かんだので、最後にこの文章を使いました。
それでは、失礼します。 みなさんよいお年を。
>>27です。
…なんか投下したSS見返してみたら、
かがこなっぽいのばっか書いてたことに気付き、急遽こなかが作成しました。
内容的には完結編の一部分を掘り下げただけですが。設定は高校生です。
多分3レス消費。再び失礼します。
好き。
この言葉に、どれくらいの意味があるのかな。
ゲームが好き。アニメが好き。漫画が好き。
チョココロネが好き。…もずくは嫌いだけど。
並べ立てても、みんな違う気がする。
大きさ?それとも質?
かがみが好き。
なんでだろね。この気持ちだけ周りから浮き上がってた。
『ダイスキかがみ』
「かがみー、一緒に帰ろ」
「あ、こなた。ちょっと待っててね」
ある放課後。
いつものようにかがみを誘う。
仲良さそうに喋ってたのはクラスの友達かな。
…ふーん。
「お待たせ。あれ?今日つかさは?」
「みゆきさんのお手伝いだよ。今の時期、委員長は忙しいみたいだから」
「…って、あんたは手伝わないのか?」
「つかさがいれば十分だってー。邪魔しちゃ悪いし」
「そう?ならいいけど」
ってあれー?もしかしてかがみ気付いてなかったの?
まぁいいや。久しぶりに二人っきりになれたんだし。
「ね、ゲマズ寄ってかない?」
「またそれか。ちょっとは受験生の自覚持ちなさいよ」
「いいじゃん。息抜きは必要だって」
「今月入って何回目だと思ってんのよ。お金も使い過ぎ」
「じゃ、何も買わないから。眺めるだけ」
「一人で行け」
それじゃ意味ないよ。
私はできるだけかがみと時間を共有したいだけなんだから。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/29(土) 18:44:21 ID:a3LhOqSB
・無駄なパンチラ
・幼馴染キャラがいる
・カタコトの外国人がいる
・ヒロインが高飛びの選手
・ヒロインが料理下手
・海に行く話がある
・ついでに水着コンテストもある
・温泉に行く話がある
・お祭りに行く話がある
・プールに行く話がある
・ついでに浴衣姿を見てフラグを立てる
・ついでに首が飛ぶ
・「アイショーティ」「アイフェロー」
・未だに女子の体育着がブルマである
・出演声優によるOP・ED
・3DCGを混ぜる
・声優が平野
・声優が植田
・声優が釘宮
・声優が川澄
・原作が糞
・1クールが非常に長く感じられる
・逆に1クールじゃ足りない
・2クールも要らない
・OPで走ってる
・OPで全員集合
・登場キャラが無駄に多い
・落ちながら闘う
4つ以上当てはまれば糞アニメ
さっきのクラスメイトたちを思い出す。
素直に羨ましいって気持ちと、同時に負の感情が流れてきた。
やっぱり、双子は同じクラスになれないのかな。
頭を振る。一瞬でも親友を恨んだ自分が情けなくなる。
よく考えたら、私とかがみを引き合わせてくれたのはつかさだっけ。
友情よりも女…か。
かがみも同じなのかなー。むなしいねぇ。
☆ ☆ ☆
「どうしたのー?置いてくわよ」
「あ、ごめんごめん」
少し前を歩くかがみを見て、私はちょっとした作戦を思い付く。
よし、決行。
小走りでかがみの元へ向かう。
目標捕捉。…よし!
「あんた、ちゃんと勉強してる?この間もテスト駄目だったんでしょ?」
ミッションコンプリーt……って、スルーですか。
しっかりと繋がれた二人の手を見ながら、私は一人ドキドキする。
「だいじょぶだいじょぶ。いざとなったら出来る子だから、私」
「自分で言うか?」
かがみがため息をつく。
「かがみってさー、鈍感だよねぇ」
「は?なんでよ?」
…なんでって、普通この状況で聞き返すかなー。
「…言われても気付かないんじゃ、筋金入りだね。
もう何人のフラグへし折ってきたのー?」
「フラグって…あんたにだけは言われたくないわね。
どうせゲームの中でしか恋愛したことないんでしょ」
「失礼だねー。私だって恋愛経験の1つや2つ」
「ふーん、じゃあ聞かせてよ」
「んー…またいつかね」
「いつか…ねぇ。その間にちゃんとネタ考えておきなさいよ」
ネタって…全然信じちゃくれませんか。いや、実際1つしかありませんけどね。
とりあえず鈍感かがみに一安心。
これじゃ直接言われるまで気付かないね。ご愁傷様、背景のヘタレ男子。
☆ ☆ ☆
「かがみはどう?最近好きな人とかいる?」
「………」
あれ?なんで沈黙?
軽い気持ちで聞いた私は、予想外の反応に戸惑う。
え?マジですか?
「い、いや。好きな人とかはいないんだけね」
じゃあなにさ、今の間は。
「私のクラスの峰岸…って、前会ったわよね。今日そいつの彼氏の話題出て…」
だれ?
「まぁノロケっぽいことしか聞けなかったけど…なんか、やっぱ羨ましくてさ」
ふーむ。かがみは恋人願望あるのかな。
「じゃ、今誰かに告白されたらどうする?」
「へ!?そ、そりゃ相手によるけど……」
「んーじゃあ私とか」
「あんたも一応女だろ」
「だって、私たちの周りに男いないし」
「だからってレズに走るか?」
「百合だよ百合」
「同じだ」
かがみー。最近周りから公認カップル扱い受けてるの気付いてない?
つくづく鈍感な人だね。まぁ、それはそれで萌えるけど♪
「なにニヤニヤしてんだ?…ってか、いいかげん離せ!!」
「あれー気付いてたんだ」
名残惜しいけど、手を元の位置に戻す。
「まったく…子どもっぽいのは外見だけにしなさいよね」
あれあれー。手繋いだのそういう解釈になるの?
…ま、いっか。
愛しい人の横顔を見て思う。
顔がちょっと赤いのは、脈ありってことでいいよね?
以上です。
タイトル適当すぎwいっそ無題でよかったかも。
こなた視点初めて書いたけどけっこう難しかった…。
短時間で仕上げたので変な部分あるかも。
ではさよならー。
>>64 おお、早速新作投下乙です!
今度はこなた視線ですねー。
難しい、とお書きになってますが、お上手に出来てますよ。
どうも64さんの作品は自分の坪を見事に的確に突いてきますw
>>64 萌えましたw かがみの方が鈍感ってのは新鮮かも。でも微妙に強がってるっぽいから相思相愛だといいね
ところで、このスレって結構女性多いんですね。自分の拙い落書きや漫画がお姉さま方に見られていたと思
うと、めっちゃ照れくさいというか恥ずかしい (汗)
このままではMに目覚めてし (ry
67 :
4-248:2007/12/29(土) 20:35:25 ID:qKfIVGeX
新スレたって間もないのにみなさんほんとGJすぎです!
全レスは控えますが本当に素敵なSSばかりで自分幸せです!w
ところでこのスレの女性率が高いということで…自分もその1人なので心強いです(´・ω・`)
といってももともと自分はノーマルCPが好きで
らき☆すた(こなかが)がきっかけでマリ見てやらストパニやら見て百合にどっぷりはまった
百合専門の人間なのでやっぱり異質かもしれませんが…
…ときどきこんな自分が心配になりますw
そして絵の方はあいかわらずスランプな自分orz
もうたくさん投下したことだし読み専に転向しようかなと思います…
68 :
8-784:2007/12/29(土) 20:51:58 ID:FUkZAEir
>>67 やめてー ! 引退しないで〜 ! (涙)
>>64です。皆さんGJどうもです。
>>67 私も百合専門ですwストパニはまだ見てませんが…。
…ってえ?引退?そんな……。
いや、6個SS書いて消えようとする私が言うのもなんですが、
4-248氏にはやめないでほしい!…です。
70 :
7-438:2007/12/29(土) 21:19:31 ID:KoDS8tol
>>67 >…ときどきこんな自分が心配になりますw
安心するんだ、私もそんな1人です(!?
スランプは、クリエイターとしては通る道だと思うのですよ。
私も仕事的な意味で無理にでもモノを作らないといけない時があったりで、
4-248氏の葛藤がよく解ります。
そういうときはとことん好きな事をどっぷり遣ってから、
もう一度向き合うと案外できちゃうんだぜ!
と、偉そうにいってますが、ようは引退してほしくない訳でw
無理にとはいいませんので、ゆっくりスランプ脱出してくださいな〜。
スランプ脱出した折には、是非4-248氏に一個協力してほしいことがあったりなかったり(何
…最近糖分の摂取しすぎで、風邪が一向に治らないので寝てこようw
冬コミ初日に良いかがこな同人ゲト
>>67 止めないでください!って言っても個人のわがままなんで、自重しますが、67さんのss大好きでしたw ずっとファンでいますので(何
ss投下していきます。
シリアスです。苦手な方、ご注意を。長編になりそう・・・でも最後はハッピーエンドにします。
73 :
哀雨 1/6:2007/12/29(土) 21:58:31 ID:NH21tIb5
雨が冷たい。肌がヒリヒリする。指がかじかむ。私の中に温かさはない。
私の胸にポッカリ空いた空虚に吸い込まれるように、春雨が降り注ぐ。
私を責め立てるように。
こなたの温度をかき消すように。
私がこなたに出会ってから3年。私達は陵桜学園を卒業した。
「早かったね。高校三年間。お姉ちゃんやこなちゃん、ゆきちゃんと居たからかな?」
「そう考えるととても感慨深いですね。」
「つかさやみゆきさんはロマンチストだねー。ま、かがみはどうか分からないけど。」
「うるさいわね。私だって少しぐらい感傷に浸るわよ。」
少しぐらいじゃなかった。たくさん、たくさん、胸にくるものがあった。
思い出が多過ぎて、私に刻みきれないくらい、たくさんの幸せがあった。
それはもちろん日下部達ともそうだけど、やっぱり。
「私、皆と同じクラスにはなれなかったけど、楽しかった。
胸を張って大人になったって言える。皆ありがと。」
「お姉ちゃん・・私も凄く楽しかったよ。専門学校に行っても、おばーちゃんになっても忘れないよ。」
「私もです。泉さんやかがみさん、つかささんとの思い出、大事にします。」
「忘れない・・私は皆がくれた萌えを決して忘れない!」
「はいはい、こなたらしいわね。」
「最後ぐらいもっとデレていいんだよ?かがみ。」
「う、うるさいわね!」
4人で笑い合った、高校最後の帰り道。ずっと続くと思ってた。
皆それぞれの道を歩み初めて、少しずつ変わるだろうけど、
つかさがいて、みゆきがいて、そしてこなたがいる。
ずっとずっと一緒に笑い合える。そう、信じてた。
74 :
哀雨 2/6:2007/12/29(土) 21:59:38 ID:NH21tIb5
『で、かがみは一人暮らしにするの?』
ほぼ毎日していたこなたとの電話。卒業した日の夜もこなたの声を受話器越しに聞いていた。
「まーね。家からだとちょっと不便だし。」
『寂しくなったら逢いに来ていいんだからね?』
正直寂しくないって言ったら嘘になる。でも私は素直になれなかった。
今なら素直に言えるのに。
失ってから大事なものに気が付くって本当だった。
「さ、寂しくなんてないわよ。・・ちょっとつまんなくなるだけよ。」
『素直になれないかがみは可愛いなぁー。まさにツンデレ。』
「うっさいわねー。」
『ねぇかがみ?』
私は名前を呼ばれるのが好きだった。こなたが発する『かがみ』という単語が好きだった。
柔らかくて、心地よくて。眠くなるように温かい。こなたはそんな風に私の名を呼んでいた。
でも今思い出すと、この時のこなたの声は、泣きだしそうな少女のように、震えていた。
「何よ?たまにはデレてって言われても無理だからね!」
この時の私には、震えたこなたの声に気付けなかった。気付いてあげられなかった。
そしてこんなバカらしい事を口にしていたんだ。
『んーん、何でもない。・・・ねぇ、明日遊びにいかない?』
「いいわよー。どうせ暇だし。」
今でも腹が立つ。のんきに返事をした自分に、こなたの声の変化に気が付かなかった自分に。
75 :
哀雨 3/6:2007/12/29(土) 22:00:47 ID:NH21tIb5
「んーおいし。」
「相変わらずケーキ好きだねーかがみは。太るよ?」
私達はいつも通っていたケーキバイキングに足を運んだ。
こなたとの思い出もここにはたくさんあった。
「いーのよたまには!こなたも食べないと損よ?」
「いやー私はもうお腹いっぱいだよ。かがみのその弛んだ顔を見れただけで。」
「な、何言ってんのよ!?」
「照れるかがみも萌えるなー。」
「あんた結局三年間変わらなかったわね。まぁそれがいいんだけどね。」
そこがこなたのいいトコだと思った。無邪気な笑顔でアニメやゲームの話をしてくる。
そういうトコが好きだった。
「さ、次はどこ行きますか、かがみ様?」
「そーねー・・こなたはどこ行きたい?」
「じゃとりあえずブラブラしない?大学に入ったら逢える時間もへっちゃうからね。
いまのうちに思い出作り。」
「ブラブラのどこが思いで作りだよ。」
「まぁいいじゃん、行きましょーかがみ様。」
「様をつけるな!」
ごめんね、こなた。
こなたがブラブラするのが思い出作りだって意味が分かったのはついさっき。
こうやって、私はこなたを傷つけていたのかな?
今とても悔やんでる。ずっとこなたの近くにいたのに。三年間もいたのに。
大事な人なのに。
76 :
哀雨 4/6:2007/12/29(土) 22:01:48 ID:NH21tIb5
「・・・でね、あっ、雨?」
「雨、だね。」
「どっかで雨宿りしよう?こなたんちも私の家もあんま近くないから。」
「だね、じゃあの公園の広場まで競争!」
「あ、まてこら!!」
久しぶりに全力で走った。受験勉強でカラダが鈍っているはずなのに、体が軽かった。
横には私に気を遣いながら走るこなた。だから、爽快な気分だったのかもしれない。
「はぁっ・・・はぁっ・・あーっ冷たい。結構濡れちゃった。」
「かがみ大丈夫?」
「うん、でも少し寒いかな。」
「じゃーこうしよー!」
春雨で濡れた背中に温かいぬくもりを感じたのを覚えている。いつも感じていた確かな温度。
「どう?背中合わせ。結構萌えない?」
「質問違うだろ。普通温かい?とか聞くだろ?」
「あーあったかい。」
「無視かい。でも何もしないよりはマシね。」
春雨は少しずつ雨脚を強くして街を濡らしていく。
雨の音の他に2つの鼓動が私の耳に響きわたる。私とこなたの間にはちょっとした沈黙が流れる。
「かがみ。」
「んー?」
沈黙を破るこなた。
こなたがどんな顔をしているか私には見えなかった。
そして、雨の音をかき消す、か弱い声が私に届いた。
「好き。」
2つの鼓動が一瞬止まったように、感じた。
雨の音が聞こえなくなった。たった2つの言葉を並べた単語によって。
「・・・え?」
「好き。私、かがみが好き。ずっと、かがみの傍にいたい。」
この時の事はよく覚えていない。ただ好きという単語の意味を考えていた。
77 :
哀雨 5/6:2007/12/29(土) 22:02:40 ID:NH21tIb5
「気が付いたら、いつも傍にかがみがいて、私を助けてくれていた。」
「・・・」
「かがみを見ていると胸が苦しいんだ。あー、これが恋なんだって思った。」
「こなた・・・」
「最後まで聞いて!女の子同士なんておかしいよね?私も何度も思った。
でも、理屈じゃないんだ。かがみが好き。上手く伝えられないけど・・・
もっともっと、伝えたいことあるのに、言葉がでないんだ・・・」
こなたが私を・・・好き?
私は?こなたをどう思っているの?
親友?好きな人?
そんな事が頭をぐるぐる回っていた。それで、何も話せなかった。
「・・・」
「かがみは、私のこと、キライ?」
分からない。分からない。分からない。分からない。私がこなたに抱いている好きと、こなたが私に抱いている好き。
ずっと親友だと思ってた。
ずっと笑いあえる大切な人だと思っていた。
錯乱していた私は、一番残酷な答えを、こなたに出した。
「ぐすっ・・ひっぐ・・ぐすっ・」
「か、かがみ・・・ごめん・・・」
いつの間にか、泣いていた。目から涙が、止まらなかった。こうやって私は悲劇のヒロインを演じた。
最低だ。私はこなたから逃げたんだ。泣く、という最低な方法で。
「泣かせてごめん。いつも迷惑かけちゃうね。なんでだろうね・・・」
違う、違う。
そう叫びたかった。それなのに、口から出るのは醜い嗚咽だけ。
「かがみ・・・返事はいらない。かがみは優しいから私のこと、傷つけないようにしてくれてるんだよね。ごめん・・・」
背中からぬくもりが消え、代わりに小さな腕が私を包んだ。
包んだこなたの腕は優しく、私を抱き締めた。
「かがみ、今までありがと・・・大好きだよ。私は貴女の傍にいれて幸せだった。」
もう、涙腺が壊れた。
春雨なんじゃないかってぐらい、大粒の雫石が頬を伝った。
「こ・・なた・・・ぐずっ・・・」
「大切な気持ちをくれて、ありがとう。忘れない、忘れ・・ない・よ・・・」
こなたも、きっと泣いていた。優しく抱き締めた腕が哀しく震えていた。
78 :
哀雨 6/6:2007/12/29(土) 22:03:33 ID:NH21tIb5
私を抱き締めていた腕が、私から離れていった。
振り向いた時には、もうこなたは広場から離れ、春雨に打たれていた。
「こなっ・・・た!」
嗚咽で上手く叫べなかった。こなたの名を叫べなかった。
「かがみ。幸せに、なってね。」
春雨で濡れた笑顔、哀しい笑顔は、私の脳裏にするどく、刻まれた。3年間の思い出よりも深く。
「さよなら。」
そう、こなたが言うと、こなたは雨の中に消えていった。雨に濡れた、世界に。
どうして引き止められなかったのだろう?
どうして答えを出せなかったのだろう?
どうして、傷つけてしまうだろう?
どうして・・・分からないんだろう?
今も止まない、春雨。風邪を引いたって構わない。
私は、何度自問しても答えが出ない問いを、麻痺した脳に与えている。
自分を責めるように。
遅すぎる後悔と共に。
こなたの哀しい笑顔と共に。
新しい季節、こなたに出会って13回目の季節、4回目の春はもう始まっていた。
79 :
↑作者:2007/12/29(土) 22:06:17 ID:NH21tIb5
6レスお借りしました。
拙い文章ですみません・・・とりあえず1部終わりです。
他の書き手の皆様のように甘くなくて申し訳ないです。
80 :
4-234:2007/12/29(土) 22:17:33 ID:6cvAQey9
>>67 私も女だったりするので引退はしないでいただけると嬉しいです…!
イラストものすごい楽しみにしてますので!!
>>79 リアルタイム遭遇GJ!
こなたの想いが切ない程伝わってきました。
ハッピーエンドwktkしてますね!
前スレで拙作に感想を下さった皆様、遅ればせながらありがとうございます
あれ、見られた光景とか書いてますが実は半分以上実体k(ry
ちなみに公立の共学でした…
>>79 ぐぁ、切ねぇ……
だがこういう成分もこのスレには必要なんだぜ
>>67 やめないで…スランプならいつかは抜けられるはず!
だからお願いですorz
>>79 うあぁ・・・この時点だとものっそい胸が痛い…
>>81も言ってるけどこういうのもやっぱりいいものだよね。
ここからどうなるのか、期待してますぜ
しかし、ここってリアルひよりんが多いスレだと思ってたがww
頑張ってくれ、日本中のひよりんたち
声援しか出来ないけど
84 :
8-784:2007/12/29(土) 22:48:58 ID:FUkZAEir
>>79 GJ ! ・・・だけど切ない・・・
大逆転ホームランのハッピーエンドな続きを希望してはダメですか? w
ところでこのスレの女性比率に驚愕。も、もしや今現在このスレに書き込みしている男性は自分だけの悪寒 (汗)
めちゃくちゃ失礼な話なのですが、4-248さんも男性だと思い込んでいました (←超失礼)。
自分は描く線が太くて、248さんのような繊細なラインが描ける人が羨ましくて仕方ありませんでした。「この人男
なのに、こんな繊細な絵がかけて凄いな。尊敬するな・・・」とか思ってました (←重ね重ね失礼)
以前このスレのスピードが落ちたとき、下手とはいえ落書きくらいは出来るのでなんとかしてこのスレの力になり
と思っても、若輩者のためうPの仕方が分かりませんでした。そんなときうPの仕方を248さんが教えてくださいま
した。
恩人の方が引退なさるのは寂しいです・・・。自分も勉強忙しくなったら自動で引退ですけどね orz
シリアスがあるからこそ、ハッピーエンドがより輝くわけで。
何が言いたいかって言うと切ないのもGJ
あと
>>4-248氏は神無月でも見て考え直した方がいいと思うよ
86 :
6-600:2007/12/29(土) 23:28:12 ID:aaVs6P/V
男参上。
まずは、現在投下中の職人さんにGJ!
クリスマスは何もできなかったな……。
1/11の準備もまだしてないけど、何か用意したい所。
>248氏
スランプ時に根詰めるといやになると思うので、しばらくは休まれては?
リクエスト等、義務的に感じてしまうとどうしても良いものを、となってしまっているのかと。
さてコミケ初日行ってきたわけだが、
他ジャンルで必ず行ってたサークルさんとこで良こなかが本があって思わぬ収穫。
皆さんGJ!
甘々は読んでるとこっちも幸せになってくるし、
シリアスはグッと切なくなりつつ二人の幸せを願わずにはいられない味があるんだよなぁ…
素晴らしい
ところで前スレで話が出てた保管庫新設の件はどうなったのだろう
>>79 せ、切ない……。
こういうすれ違いって言うのか、二人の間に微妙な感じの変化が訪れると、幸せになって欲しいなって思う。
やっぱり、私はこなかがの二人の組み合わせが大好きなんだなと思う瞬間です。
そんな原点を思い返させてくれた、あなたとその作品にGJ!!
女性比率の多さが話題に上がっていますね。そういう私は男ですけど。
男には男ならではの女には女ならではの発想があって、読んでて新鮮ですね。
男の自分として夢のシチュの一つに膝枕。
こなたがかがみにしてあげるのか、かがみがこなたにしてあげるのか、考えるだけで眠れませんよw
>>79 この切なさがGJです。
自分も書き手なのですがこういう文章がかける方本当に尊敬します。
続編も楽しみにしています。
二人には幸せになってもらいたい(´・ω・`)
>>88 前スレで候補がいなければ管理人代理をすると言った者です。
現在PCからはアク禁になってますので状況がどうなってるか把握出来ていないので
前スレに書いたことをもう一度書かせていただきますが
他に管理人候補の方がいらっしゃらないようでしたら管理人代理として
自分が候補を名乗り出ます。
また現在の管理人氏が戻ってこられた場合は引き継いでもらう形をとれば
具合が悪くないと思っております。
ただ、自分よがりなことはあまりしたくないので
多くの方の意見を聞いてから行動に出ようかと思っております。
よろしくお願いいたします。
>>67 248氏の頑張りのおかげでこのスレが潤った分、氏には大きな負担をかけてしまっていたのかも…本当ありがとう。
スランプを抜け出たら、きっと戻ってきて下さいよ。応援してます。
>>79 GJ!甘いのも好きだけど、シリアスは胸に来るものがあって良いよなぁ。続きも期待してます。
>>90 出来れば是非とも新設をお願いしたい所です。
自分は数度保管代行をしたぐらいで、あまりwiki編集は得意ではないですが、新設の折には出来る限り協力させていただきます。
保管作業は溜め込んでしまうと量が多くなって大変になってしまいますが
気がついた人がこまめに保管していくようにすれば負担も減ると思いますので。
こんなスレがあったのか……!
自分、カプ物は悲恋厨なんだけど
こな×かがで、久々にほのぼのしたの書けないかなとか思ってた。
イラも投下されるSSの質もほんとにいいから、ここに定住しよう。
>>79 GJです……。
前にこういう切ないシーンがあると、余計に最後の甘いのが強調されますからね〜。
といっても、やはりラストにいくまでの過程も非常にきになるわけでw
ということで、期待しております!
>>90 最近このスレにきたので、豪そうに言えた義理ではないし、
お願いするばかりで何も出来なく、申し訳ないのですが、
もしやってくださるというならば、ぜひとも自分もお願いしたいです。
>>79 こなたぁ・・・。ハッピーエンドにするってわかってても切ないなぁ
かがみの何も言わずに泣くことで気持ちを伝えるとこが上手いです。GJ!
>>67 あなたの絵が好きな自分がここにもいますよ。好きなシチュを描いてもらったときすごく嬉しかったです
だからこそ無理はなさらないでください。もし投下するようであれば全力で応援させてもらいます
(´-`).。oO( ほろ苦いのもいいね…シンミリ
97 :
8-616:2007/12/30(日) 02:17:52 ID:tH/fiu3K
保管庫で名前的なものがついていたので、これからは名無しではなくこの番号を使わせてもらいます。
>>67>>80 私も女だったりするので、なんだか妙に親近感がわきますw思わず書き込んでしまいました。
お二方とも色々大変でしょうが頑張って下さい!
相変わらず名前的なものは割と適当につけてますすみません
あと誰がどれを書いたか自信なかったりするのもあったりヽ( ・ω・)ノ
>>90 是非お願いしたいです
その際は自分も微力ながら協力させていただきます
>>1おつ
ついに二桁か。
こなかが人気はさらに加速しているな。
>>67 もしもリクにこだわって手が動かなくなっているのであれば
一旦リセットして好きなのを描くようにしても問題ないかと。
きっと4-248氏が何を描いても住人はみんな幸せになれるヽ(´ー`)ノ
とりあえずは冬コミの新刊とか読んでこなかが分を大量摂取するしか。
>>79 ぐお、切ねえ。
しかし、ハッピーエンドのための切なさなら歓迎。
続き楽しみにしています。
100
101 :
8-616:2007/12/30(日) 03:30:50 ID:tH/fiu3K
一つssが完成したので、今夜もひっそりと投下させて頂こうと思います。
規制等に引っ掛からないことを祈るばかり…
・こなかが(かがこなも有り)
・6レス程お借りします。
「お姉ちゃん?」
「かがみ、帰るよー」
「…あ、ごめんっ!私、今日も用事があるんだ」
「え、またなの?」
「…うん。じゃあ悪いけど先に帰るわね」
最近、かがみが一緒に帰ってくれなくなった。
放課後になると慌てて“今日はちょっと寄るところがある”なんて言って先に帰ってしまう。
私もその度に着いて行くって言ってるのに、何故か“あんたは来るな”と拒絶されてしまう。
うぅ、酷いよ。私達付き合ってるのにさ。一緒に帰るのも許されないんて…。
…ちょっと怪しい。まさか浮気とか!?
………それは流石にないない。こう見えて、私はかがみのこと…誰よりも1番信じてるからね。
でも、それとこれとはまた話が別。気になるものはやっぱり気になる。
面と向かって聞いたところできっと“あんたには関係ない”とか言われるだろうし…。
よし!こうなったらかがみが私達を避けて早く帰る理由を探ってやろう。
そうと決まればつかさも誘っ………ん?待て待て。
つかさにこんなこと言ったら“そんなことしちゃダメだよ、こなちゃん”とか言ってかがみに気を使いそうだ。私の計画が台無しになってしまう。
ここは仕方ない…
「じゃあこなちゃん、帰ろっ「ごめんつかさっ!今日は俺の嫁の限定版CDの発売だからは一緒に帰れないんだよ!では私は先に失礼しますってことでー!」
一目散に教室を飛び出す。よし!我ながら完璧な作戦だね。つかさには悪いけど、今度アイスでも奢って許してもらおっと。
「………こなちゃん、どんだけー」
「…あら?つかささんじゃありませんか」
「あ、ゆきちゃん。委員会はどうしたの?」
「今日は資料の配布だけで済んだんですよ。つかささんはどうしたんですか?」「あのね、こなちゃんが急に用事があるって先に帰っちゃって…呆気に取られてたの」
「そうでしたか…なら私でよければ途中までご一緒しますよ?」
「ほんとに!?ゆきちゃん、ありがとう!」
「いえいえ…」
―――。
急いで追い掛けたのが良かったのか、学校を出たすぐの所でかがみを見付けることができた。
私は一定の距離を保ってあとをつけていった。
かがみの行動は明らかにおかしい。いつも帰る時にこんな道は通らないし、なぜか足早だった。
かがみを見失わないようにスピードを合わせて着いていくと、学校から少し離れた公園へと入っていった。私は傍の電柱に身を隠し、その様子を観察することにした。
なんだか探偵にでもなった気分。無駄にドキドキしながらその雰囲気を楽しんでいる自分っておかしいよね。
さてかがみと言えば、キョロキョロと辺りを見回している。何か探しているみたいだけど…ここからじゃ様子が良くわからないな。
もう少しだけ、かがみにバレない程度に顔を覗かせた…
「こなたー」
「ふ、ふぇ!?」
かがみが急に私の名前を呼んだ。こちらの方を見ることもなく。かがみってば、いつの間に気配探れるようになったのさ!?
しかしまずい…まさか私の完璧な尾行がバレるなんて、間違いなく死亡フラグじゃん。色々と終わったね、うん。
観念してかがみのところに謝りに行こうとしたその時…
にゃあ。
「あ、いたいた!こっちおいでー」
「あり???」
猫?それともぬこか?
いや、別にどっちでもいいんだけどさ。
かがみの前に現れたのは一匹の子猫だった。
その猫を見た瞬間、かがみの表情が見たこともない程に緩んでいたのには驚いた。
「どこ言ってたのよー!全く、心配したんだからね」「にゃあ」
「ふふふ、あんたはホント可愛いわねー」
「にゃー」
かがみは子猫を抱き上げ、その胸に抱きながら優しく撫でている。猫も気持ち良さそうに目を閉じていた。…く、くそぅ!なんて羨ましいんだ。私もかがみの胸でパフパ……違う違う。
私がこんな馬鹿なことを考えている間に、猫はかがみの腕から離れ、その足元に擦り寄っていた。
わ、私だってまだあんなことしてないのに!蹴り飛ばされたことなら……だから違うってば、自分。
うわ、頭の中がごちゃごちゃだ。パチンと頬を叩いて意識を取り戻し、猫は放っておいてかがみを見る。
かがみは何か鞄の中をガサゴソとあさっていた。
「じゃあご飯でも食べよっか、こなた」
「ほぇ?わ、私?」
「にゃあー」
私の声と猫の鳴き声がハモったのはほぼ同時。そこで何故その猫が反応するのさ!こなたってのは私の名前で………ん?待てよ…。
「こなたー、いっぱい食べなさいよ?」
「にゃー」
「ほんと素直で可愛いわね。同じ名前でも性格は全然違うわねー」
「にゃぁ?」
…ふふーん、そういうことだったのか。
やってくれるではないか、かがみん。だが私だってやられっぱなしじゃないよ?
私はかがみに気付かれないよう、抜き足差し足忍び足で近づいていく。ラッキーなことに、かがみは私に背中を向けている状態だった。
「かーがみん」
「へ?」
「えらく楽しそうだねー」「こ…こここここなたっ!?な、なんであんたがここにいるのよ!?」
「なんでだろーねぇ?」
かがみは案の定顔を真っ赤にして焦りまくっている。全く、可愛いなぁ…。でもちょっと吃り過ぎだよ。
顔がニヤニヤするのをどうにか堪えながら、私は話を続ける。
「かがみはこんな所で何してるの?」
「わ、私は…たまたま此処を通りかかったら子猫がいて………気になったからちょっと見てただけ」
「…ふーん。そなんだ」
「そ、そうよ!悪い?」
「いーや、悪くないよ。その子は野良猫なの?」
「そ、そうみたい…」
私はかがみと子猫を交互に見遣る。子猫はワケが分からないという表情でいる。かがみは…口に出したら怒られそうだけど、明らかに挙動不審。
目は泳いでるし、手は後ろに回したり前にやったりで…とにかく面白い限り。
「かがみってば可愛いねー」
「な、何がよ!」
「だってさー…」
「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい!」
「じゃあ言うよ?」
「何よ…」
「猫に恋人の名前をつけて呼ぶかがみんが、凄く萌えかな…ってね」
「なぁ!?」
1番触れてはならないところに触れられて、かがみの顔がこれでもかというくらい赤くなっている。なんかもう、色々な意味で爆発しそうな感じに。
「あ、あんた…知ってたの?」
「そりゃあんな大きな声で名前呼んでたらさ、すぐ分かるよ」
「さ、最悪…」
「だろうねー」
「ホント、目眩してきたわ…」
かがみはこめかみを押さえながらため息をついている。意地悪しすぎたかな、なんて思いながらも私は言葉を続ける。
「そんなこと言わないでさ。私だって…ちょっと気分が優れないし」
「…何であんたが?」
「だって…」
周りに人がいないことを確認して、グッとかがみを抱き寄せる。かがみは意味が分からないようで身体を強張らせていた。
「かがみを取られてたと思うと…凄く妬ける」
「こっ、こなた?」
「かがみは私のだもん。例え猫にだって取られたくない」
「こなた…」
かがみの身体から力が抜け、そっと抱き返してくれた。その手はさっきの子猫をしていたみたいに私の頭を優しく撫でている。
「ずっとずっと、寂しかったんだよ…?」
「…うん」
「かがみの馬鹿」
「…ごめん」
「許さない」
「じゃあどうすれば…」
「私のお願い、聞いてくれる?」
「…無茶言うのだけはやめなさいよ?」
そんなことを言いながらも、何だかんだで無茶苦茶な注文をやってくれるのがかがみなんだけど…ね。
「えっとね…」
「うん」
「………今度からは、一緒にこの子の世話してもいい?」
ホントならもっと私欲に使うべきだったかもしれないけど、かがみ優しい心を私も見習ってみよう。
「…当たり前じゃない。大歓迎するわ」
「良かったー。あ、あとさ…キスしよ!」
「どさくさに紛れて何を言うか、あんたは!」
「…ダメ?」
「………むぅ」
かがみは口を一文字にして納得いかない様子。
ここで私も負けじと上目使い。とびっきりのおねだり顔をお見舞いする。
「かーがーみー、おねがい」
「ま、全く………しょうがないわね」
「えー!!これは当たり前じゃないの?」
「調子に乗るな!」
そんな風に怒りながらも、照れ臭そうに目を閉じて顔を近付けてくるかがみをみて、心底可愛いなと感じたのは秘密。
こんな二人の様子を子猫…いや、こなたは相変わらずワケの分からないような顔で見上げていた気がする。
―――。
数日後、放課後の教室にて。
「こなちゃん、お姉ちゃん!飼ってくれる人見付かったよー!」
「「ホントに!?」」
「うん!ゆきちゃんがね、ご近所の人に聞いて回ってくれたんだって!」
「そっか、良かった…」
みゆきさんの協力もあり、どうやらあの子猫の飼い主が見付かったらしく、かがみは安堵の表情を見せている。
「かがみー」
「ん?」
「残念だね」
「なんでよ?」
「愛するこなたが一人減っちゃってさー」
「バカ、何言ってんのよ…」
「あれ?寂しくないの?」「寂しくないわよ。」
「へぇ、意外だ…」
かがみの性格からして、こんな時は絶対に強がっているとばかり思っていた。
だけどかがみはニヤニヤしながらこっちを見ている。こ、この不気味な笑顔は何だ!?
「…………私にはあんたがいるからねっ」
その言葉と同時に私はの身体は宙に浮く。こ、これってお姫様抱っこじゃんか!?かがみのニヤニヤの理由はこれだったんだ…。
「うにゃぁー!?」
「ははは、何よその声?猫みたーい!」
「ちょ!このシチュは普通逆でしょ?私がかがみを…」
「そんなの知らない。猫は大人しく抱っこされときなさい!」
舌を出して悪戯に笑うかがみ。…むぅ、反則に可愛いではないか。
…まさか私が一本取られるとは。このツンデレさんは侮れないね。
しかしこれがあの猫が味わった抱かれたときの至福というわけか…。
うん………凄く暖かいや。
fin
108 :
8-616:2007/12/30(日) 03:45:13 ID:tH/fiu3K
以上です。
前作がシリアスだったので甘い話を書くよう心掛けましたが…微妙だったかもしれません。
よし、次こそは…!
お姫様抱っこで逆襲するかがみん…(・∀・)イイ!!
うわああああああああ!GJGJリアルタイムGJ
しかもこんな時間にこっそりと
ただでさえ猫属性のこなたに猫のこなたですか!
もし自分が絵を書けたら擬猫化したあほ毛の猫と子猫を仲良く抱いて
微笑んでるかがみを描きたい…そんな映像が見えました
>>108 おお、こんな時間にまさか投下があるとは……!!
自分にとっては十分に甘いですww
最後の、お姫様だっこするかがみと、されるこなた・・・じゅる( ´¬`)
>>108 すごく・・・甘いです。GJ。
ヤキモチこなたがツボですw
2人で世話してる最中にかがみが子猫にちゅーしたらどうなるか、とか考えたら顔が門外不出なことに。
113 :
4-465:2007/12/30(日) 09:01:52 ID:O9uSTvFc
>>108 Nice nuko.
これは良い猫ですなー。
自分も猫ネタは浮かんだ事があります。
かがみがこなたそっくりな猫を飼っていたら、猫が本当にこなたになって、ネコナタとこなたでかがみ争奪戦をする話。(どんだけー)
それはさておき、この子猫(こなた)は最終的にかがみそっくりな猫との間に沢山の子供を授かるわけですね?
そしてそれを知った二人が赤くなって、ニヤニヤしたりツンしたりデレしたりするわけですね?(ぉ)
ところで、久々このスレ来たら女性比率の高さに吹いたww
ちなみに、俺は男です。(←分かるって)
けど、そんなの関係ねぇ!
老若男女こなかが好き、それでおk!播(・∀・)
でも個人的に
>>67の4-248氏が女性という事実にちょっち驚いたかも。
何となくは分かってだけどね。
とりあえず同氏には静養していて下さいと。
引退はらめぇぇぇ!
さて、これだけ女性比率が高いと微エロネタは控えた方が良いのですな?
女性でエロパロとか行ってる人は居るのだろうか……?
114 :
79:2007/12/30(日) 09:33:43 ID:rD9eHvzP
79です。たくさんのレスありがとうございますw ハッピーエンドを期待されてる方、大丈夫です!
私もハッピーエンド大好きなんでw ちょっと長くなりそうなんですが、長い目で見てくださると嬉しいです。
>>108 GJ!こなたのやきもち可愛すぎww そしてお姫様だっこ!!ごちですw
115 :
4-465:2007/12/30(日) 09:33:57 ID:O9uSTvFc
小ネタ『来年の抱負』
「いよいよ今年も終わりだね」
「そうね、意外と早かったわね」
「来年こそはかがみに――」
「私に、何よ?」
「あ、いやいや、こっちの話」
「? 変なこなた」
(――来年こそは、かがみに告白するんだ)
握り締めた手は、冬なのにしっとりと汗ばんでいた。
小ネタ2『来年の干支』
「いまからかがみを来年の干支にしてあげよう」
「来年の干支って、ネズミ?
人がネズミになれるわけ――」
チュッ
「!? チュ、チュウ!?」
「ほら、なった」
小ネタ3『今年の一文字』
「今年の一文字は『偽』だってね」
「色々賞味期限の偽装とかあったものね」
「実は私も偽装している事があるんだけど」
「へえ、何を?」
ぺりっ(アホ毛を取って)
「実は私、かなたなんです」
「お義母様?!」
「娘をよろしくお願いしますね?」
「は、はははははいっ!」
以上です。
年末ネタ3連続でした。
(深夜)朝からGJだ☆ZE!妬けるこなたもイイ
よし、今日も気合いれて(今日は入れるほどじゃないが)戦場の有明いってくる!
>>108 GJ!!ひっそりと投下されてしまうのがもったいないくらいの甘甘ですね。
ねこなた。ねこなた……なでなでかがみん。うん、いいね。実にいい。
かがみの膝で丸くなるねこなた。かがみは優しく微笑みながらその耳をそっと撫でてあげる。
「んにゃぁ……」
ねこなたの口から漏れる、幸せを具現化した音。
その時のねこなたの顔は、世界平和を実現するレベルだっただろう。
「こなた……」
そんなねこなたを優しく撫で続けるかがみは今、世界一の幸せ者だろう……。
って妄想しちゃいましたよw
>>115 年末ネタGJ!!
最後の今年の一文字が個人的に壺。かなたさんならやりかねない気がするのは何故だろう、何故だろう?
初日組と一緒にカラオケ行って帰ってきたらPCがイってて軽く泣きそうになった…
が、何とか復旧!一時はどうなることかと。
>>108 GJ!!ねこにすらヤキモチ妬くこなたが可愛いw
でも本当に相手が好きなら何に対しても嫉妬しちゃうものかも。
そしてお姫様抱っこされるこなたも可愛いなぁ
得意気な顔したかがみと、真っ赤になったこなたが見えた気がする
…あとチラ裏かもしれないが…
うちの職場の上司が来年の夏に向けて本出そう!とか割と本気で言ってるぽい。
らき☆すた本にする予定らしく、
場合によっては一部にこなかが要素含まれる本になるかもしれない…
15P分小説書けとか結構きっついんだけどなー。
受からんと話にならんわけだが。
/||ミ
/ ::::|| ガチャッ
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誤爆した…ごめ
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 14:12:09 ID:QWcFqiJy
>>115 お義母様?!ってwww
もうケッコン済みでしたか><*
124 :
4-248:2007/12/30(日) 15:07:55 ID:3VzbZNyt
なんか、もう、いろいろとありがとうございます…!(´;ω;`)ウッ
正直今はこなかがが描けない状態ですorz
技術的な問題というよりはこのスレで多くの素敵なSSや絵に触れ
自分の中で描きたいと思う2人の理想が高くなりすぎてるというのが一番の原因だと思います
いいものを描こうと思えば思うほど出来上がった絵に「なんか違うな…」と違和感を覚えてしまいorz
自分の限界かなぁ…と思ってしまったわけで
でも自分のことを一人でも待ってくださる方がいてくれて、自分もまた昔みたいに純粋にこなかが描きたい!
と思える日が来たときはまたこのスレにお世話になってもいいでしょうか?><
今はまだ力が入りすぎて窮屈な絵しか描けないのですが、きっとまた…!
その日がくるまではこのスレでこなかが分をたっぷり補給しようと思いますw
この上なくスレチ&個人的な内容を長々としてしまい、申し訳ありませんでした
今日までのこなかが本収穫
・エロ:2冊
・非エロ:4冊
今のところクラスメイトショックが一番かな
明日はゆ〜のすとGUNPにwktkしておく
126 :
8-784:2007/12/30(日) 16:41:01 ID:ARaDrL4D
>>124 おk
待ってます
今は静養なさってください
127 :
8-616:2007/12/30(日) 16:55:55 ID:tH/fiu3K
皆様GJありがとうございます。我が家にもねこなた欲しい…かがみに怒られそうだけど。
投下の時間帯について結構突っ込まれてるのに驚きです(笑)
>>115 三つ目のかなたさんに吹きましたwもう偽装とか以前の問題になってるwww
>>124 今は無理をせずに自分のことを第一に考えて下さいね。私はいつまでも貴女のファンでいます!
>>124 私も、あなたの絵が大好きなので。いつまでも待っています。
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 18:40:01 ID:M46Ag5oO
Aaa:東京、京都
Aa :一橋、東京工業、大阪
A :東北、筑波、名古屋、神戸、九州、早稲田、慶應
Baa:北海道、お茶の水、東京外語、横浜国立、広島、上智、ICU
Ba :千葉、首都大学、電気通信、金沢、京都工芸繊維、奈良女子、大阪外語、大阪市立、大阪府立、岡山、東京理科、同志社
B :埼玉、東京学芸、東京農工、横浜市立、信州、新潟、静岡、名古屋工業、九州工業、熊本、立教、明治、津田塾、学習院、関西学院
>>124 待ってる待ってる。復活を楽しみにしてるよ。
>>125 やっぱり明日が本丸なのかな、いい本見つけたら報告よろしく。
>>124 4-248氏の絵をまた見れる日がくるのなら、いつまでも待ちますとも!
どれだけあなたの作品で糖分を補給させていただいているか…www
またあなたの新作に出会える日をwktkしながら待ってます!!
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 18:46:05 ID:M46Ag5oO
【04年大学別上場企業役員・管理職者数ランキング】1000人以上
(97年からの減少率)
1、早稲田大学・・・・・・・・4,923人(▲54%)
2、慶応義塾大学・・・・・・・4,820人(▲54%)
3、東京大学・・・・・・・・・3,370人(▲61%)←減少率第2位
4、日本大学・・・・・・・・・2,551人(▲50%)
5、京都大学・・・・・・・・・2,546人(▲56%)
6、中央大学・・・・・・・・・2,309人(▲53%)
7、明治大学・・・・・・・・・2,096人(▲53%)
8、同志社大学・・・・・・・・1,713人(▲48%)
9、大阪大学・・・・・・・・・1,641人(▲49%)
10、東北大学・・・・・・・・・1,320人(▲58%)
11、関西学院大学・・・・・・・1,307人(▲52%)
12、神戸大学・・・・・・・・・1,216人(▲59%)
13、九州大学・・・・・・・・・1,180人(▲60%)←減少率第3位
14、法政大学・・・・・・・・・1,166人(▲51%)
15、関西大学・・・・・・・・・1,096人(▲42%)
16、一橋大学・・・・・・・・・1,054人(▲62%)←最大の減少率
17、名古屋大学・・・・・・・・1,022人(▲53%)
次点 立命館大学・・・・・・・957人(▲47%)
>>133 いきなり変なポップアップが出るんで、踏まない事を推奨。
あ、ポップアップじゃなくてアラートだった。連レススマン。
>>134 ちょっと有名な有害サイトだった気がするねえ
アドレスをグーグルに似せた有害サイトって奴か、要注意。
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 19:59:22 ID:fNi8UoHP
このスレSSは厨臭いしリア厨多そうだし
引っ掛かった奴いそうだな^ ^
冬休みですねぇ〜
140 :
8-616:2007/12/30(日) 20:51:42 ID:tH/fiu3K
この流れを切って投下しても大丈夫でしょうか?
>>112さんの言葉を聞いてちょっとした小ネタが浮かんだので…。
この時間帯の投下試みは初めてでドキドキするw
是非とも!
期待してますw
ささ、遠慮せずどうぞ!
143 :
8-616:2007/12/30(日) 21:09:21 ID:tH/fiu3K
ではお言葉に甘えて投下します。
2レスお借りして短いのが4パターンほど。
144 :
8-616:2007/12/30(日) 21:11:42 ID:tH/fiu3K
パターン1『お調子者こなたん』
ちゅっ。
「あはは、この子ってばキスしてきたー」
「なんですとぉ!!」
「何?あんたもしてもらいたいの?ほれ…」
「違うー!私はかがみと…」
ちゅっ。
「あはは、こなたも奪われちゃったわね」
「こ、このぬこ野郎めー!」
「…でも、私と間接キスしたことになるわね」
「なぬ!?」
「それでも、嫌なの?」
「………ぬこ様、大変ごちになりました」
「にゃ?」
パターン2『ヤキモチかがみん』
「猫ってほんと可愛いよねー!何だか親近感がわくよ」
「にゃー」
「この子ってば、あれからこなたばっかに懐いて…私は置いてけぼりか」
「ふふふ、かがみんや。まさか嫉妬かい?」
「ち、違うっ!!」
「こなた小よ、かがみは妬いてるようだよ?」
「にゃあ」
「ふふふ、可愛いなぁ…」「………だ……」
「ん?」
「Wこなたに弄ばれたぁー!うわぁぁぁん!!」
「えぇ!?ちょ、かがみ?何も…泣くことないじゃん!?」
「こなたのバカぁー!!!!」「………あちゃー」
145 :
8-616:2007/12/30(日) 21:12:58 ID:tH/fiu3K
パターン3『策略家こなたん』
「猫には簡単にキスするのに、なんで私はしてくれないのー!」
「あんたはすぐ調子に乗るからよ」
「…かがみにとって、私はそんなちっぽけな存在だったんだね」
「な、何よ!?」
「もうこの物語の主人公はねこなたに譲るべきなのかな…」
「はぁ!?」
「こなかがに変わるカプとしてねこかがが主流になり、一人になった私はつかさやみやきさん達に弄ばれ………」
「な、ななな!?」
「私の心は、次第にかがみのことを忘れていくんだ…」
「だ、ダメっ!」
「(…ニヤリ)」
「わ、分かったわよ!キスぐらいいつでもしてあげるからっ…そんなこと言わないで!」
「わーい、やっぱかがみん大好きー!!じゃあ早速…」
パターン4『新境地かがみん』
「こっ、こら!ほっぺ舐めるなー」
「にゃあ〜」
「んっ、くすぐったいって!あ、そんなとこまで…」「えらく懐かれてるわね」「や、やめれー!かがみ助けてよー!!」
「………」
「かがみ゛ぃー!!」
「(これは新しいプレイになるわね…)」
「んぁっ………う、うにゃぁああああ!!」
「(猫プレイの快楽に溺れるこなた、メモメモっと…♪)」
146 :
8-616:2007/12/30(日) 21:15:18 ID:tH/fiu3K
以上です。
この時間はやっぱりドキドキしますね、投下は夜中に限りますw
しかし最後かがみが壊れてしまい申し訳ない…
「にゃ?」 に一番萌えたw
>>146 なんと言う連続攻撃w
私も「にゃ?」に一番萌えた人物の一人ですw
ぬこ様、大変ごちになりました
=こなっともんすたー=
あ!やせいの ねこなたが あらわれた!▼
かがみは がまんしている!▼
ねこなたの あまえる こうげき!▼
かがみは たおされてしまった!▼
かがみは めのまえが ばらいろになった!▼
fin
151 :
79:2007/12/30(日) 22:25:13 ID:rD9eHvzP
>>146 GJ!!はなぢ出そう・・・可愛過ぎるw
甘い流れを切って申し訳ないですが、昨日の(
>>73)続きができましたので投下していきます。
注意
シリアスです。
長編です(2部目)
でも最後はハッピーエンドにしますので
152 :
哀詞 1/5:2007/12/30(日) 22:25:55 ID:rD9eHvzP
季節は目まぐるしく回る。そんな季節に取り残されていると感じる。
私の季節は4ヶ月前、こなたを残酷に傷つけたあの日で止まっている。
私の季節は、春雨が降る、薄暗い初春。
あの日から、私の頭にはいつもこなたの影がちらつく。
さよなら。
笑いながら哀しんでいるこなたが、私の中に住み着いている。3年間、一度も見たことが無い表情で。
「お姉ちゃんどうしたの?せっかく家に帰ってきたのに暗いね。」
「えっ、あっそうかな・・?」
「夏休みにぐだーってしてるお姉ちゃん見るのは初めてかも。」
「ちょっと夏バテかもなー。」
「じゃー後で私がご飯作るね。専門学校で教わった料理とかご馳走するよ。」
「ありがとう、つかさ。楽しみにしてるわ。」
いつもこうやって私は偽っている。つかさや大学の友達、そして自分にも、偽っている。
深く考えられない。あの日のことを受けとめようとすればする程、私の頭は痺れていく。考える事を止めてしまう。
自分の気持ち。最低な自分。逃げた自分。
そして、こなたの想い。
前に進めない、進もうとしない私は、あの冷たい春雨にいつも縛られている。
逃げても、逃げてもあの冷たさが蘇り、私は逃げられない。
負の連鎖だった。
「そーいえばお姉ちゃん、今週の日曜日に何か予定ある?」
「・・・んー特に無いけど?」
「今週の日曜日ね、こなちゃんとゆきちゃんも暇なんだってー。久しぶりに4人で遊びに行かない?」
つかさの言葉が、私の胸を衝く。
さよなら。
またこなたの、春雨で濡れた哀しい笑顔が私の頭をよぎる。
もしかしたら、もしかしたら。4人で集まれば、あの日も無かったかのように、こなたといつも通りでいられる。
本当はそんな事は有り得ない。あってはいけない事だと分かっていた。
だけど、もう一度こなたに逢えば、何か変わるかもしれない、逢わなきゃ私は進めない。
また、こなたを傷つけてしまうのが、自分が傷つくのが怖くても。
そう、思ったんだ。
153 :
哀詞 2/5:2007/12/30(日) 22:27:04 ID:rD9eHvzP
「おはようございます、かがみさん、つかささん。お久しぶりですね。」
「ゆきちゃん、久しぶり!今日はたくさん遊ぼうね。」
「おはよ、みゆき。直接会ったのは1ヶ月ぶりくらいかな?」
「そうですね。お二人とも、元気そうで何よりです。」
みゆきとはメールのやりとりとか、たまに逢ったりとかはしていた。
でも、こなたと逢うのは4ヶ月ぶり。メールも電話もしていない。
罪悪感?それとも気まずさ?ううん、ただの現実逃避だったと思う。
どんな顔して、こなたに逢えばいいのだろう?どんな風にこなたと接すればいいのだろう?
「わっ!!」
「うわぁぁぁっ!」
「久しぶり、かがみ。つかさ、みゆきさん、元気にしてた?」
後ろからかの攻撃とは、油断していた。とても、驚いたが、もっと驚いたのが、こなたの態度。
あまりにも普通で、あまりにも思い出の中のこなた通りで。
「泉さんもお元気そうで何よりです。」
「こなちゃん、遅刻だよー。」
「ごめんごめん!ちょっと時間潰しにマンガ読んでたら遅くなっちゃって。」
あぁ、こなただ。
いつも頭をよぎっていた、切ないこなたではなく、私の思い出にいた、こなた。
そしてもう一つ、驚いたことがある。
「あれ?かがみ元気なさげー?もしや食い過ぎで太・・・」
「ち、違うわよっ!相変わらず失礼ね!・・・ちょっとアンタの服の変化にびっくりしただけよ。」
これは偽りではなかった。こなたの服がなんとなく、大人の雰囲気を出していた。
「確かに、泉さん、なんとなく大人っぽく見えますよ?」
「こなちゃん似合ってるよ。」
「へーよくかがみ気が付いたね。まぁ、立ち話もなんだし、どっか座れるトコに行かない?」
私達はこなたの提案に賛成し、歩き始める。まるで、高校時代のように。
来て良かった、こなたと逢えて良かった。
春雨が弱まった気がした。
154 :
哀詞 3/5:2007/12/30(日) 22:27:46 ID:rD9eHvzP
「・・・でねー、実習の時の講師がすごく怖くてさー。」
「つかさも可哀相だねー。ま、私は教授にかまってもらってるけど。」
「かまってもらってるって言うより問題児として、目を付けられてるだけだろ。」
「うっ・・・痛いところを・・・」
「どーせ、講義中に漫画でも読んでたんでしょ?」
「違うよー。ちょっとPSPを・・・」
「どっちにしてもダメだろ!?もうノート貸したりとか、教えてあげたりできないんだから、もっとしっかりしなさい。」
「相変わらず素直じゃないけど、さりげなく心配してくれるかがみ萌え。」
「・・・言うと思った。」
みゆきが微笑む。つかさがくすくす笑う。そして、こなたが照れるように笑う。
不思議と頭が冴えている。いつものように痺れる感覚も、冷たさに襲われる感覚も、ない。
私の隣にはこなた。
温かい。直接は触れていなけれど、こなたの温度を確かに、私は感じている。
心地いい。改めて思う。こいつがいたから、こいつが傍にいたから、幸せだったんだ。
こなたの雰囲気が、外見が変わってもそれは揺らがない。
「でも、私達の中で一番こなたが変わったよねー。あんなに子供っぽかったのに。」
「えっ・・・まぁ、ね。」
ちょっと照れてる。頬が紅に染まっている。こんな仕草も今は色っぽく見える。
だけど、それは、褒められて照れてるのではないんだと、直感で分かってしまった。
こなたは少しどもりながら、言葉を発した。
「・・・彼氏が、できたんだ。」
155 :
哀詞 4/5:2007/12/30(日) 22:28:34 ID:rD9eHvzP
「・・・いつから?」
「んー1ヶ月ぐらい前かな。」
「あんたから?」
「ううん、あっちから。」
私達の真上には白い月。満月ではない、ちょっと欠けた上弦の月。
あれからしばらく遊び回った後、つかさ、みゆきは明日用事があるといって帰っていった。
私とこなたは帰路に着くため、バス乗り場まで街灯の下を歩いていた。
触れ合う程近くなく、でもこなたの温度を感じる程度の距離。
「どんな人なの?」
「なんか照れるなー・・・まー簡単に言えば優しい人だよ。誠実で、物事をはっきり言う素直な人。」
こなたが話しているのは聞こえる。けれど、内容はよく分からない。
ただ、こなたの声が耳を通り抜けるだけ。そんな感覚。
「・・・こなたは、幸せ?」
「まだよく分かんないよ。まだ1ヶ月たってないし。でも楽しいよ。」
こなたはへへ、と照れながら笑う。その瞬間、私は、最低な事を思った。
「そっか。」
「うん。」
私といるのと、どっちが楽しい?
そんな、事を聞こうとしていた。バカだ。私はバカだ。4ヶ月前、こなたを酷いくらい傷つけ、泣かせた私。
それでも、こなたを、いつも傍にいてくれたこなたを、これからもずっと傍に感じていたがる私が、いた。
「かがみ。」
「何?」
「ありがとね。」
ありがとう。それはお礼の言葉。こなたが何故この言葉を口にしたのかが、よく分からなかった。
「こなた?」
「んーん。別になんでもないよ。ただ言ってみただけ。」
嘘。
嘘だと、すぐに分かった。でも私は、何も聞けなかった。聞かないほうがいいのだと、思った。
バスを待ってる時間が、永遠にも感じられるぐらい長い。
こなたは何も話さない。ただ、月を仰いでいた。
「こなた。」
「なーに、かがみ?」
今、言わなきゃいけない。言わなかったら、ずっと私の季節は変わらない。
ずっとあの日に縛られたまま。
「・・・ごめんね。」
「・・・いいよ。」
ただ、ごめんね。
ずっと、ずっと、4ヶ月前から、こなたに言いたかった。
仲直りの言葉。
でもそれが、私とこなたの距離を元に戻すことなんて、できない。
そう分かっていても、ごめんね、と伝えたかった。
156 :
哀詞 5/5:2007/12/30(日) 22:30:20 ID:rD9eHvzP
沈黙を裂くように、私が乗るバスが近づいてきた。
「じゃ、私これに乗るから。」
「・・・だよね?」
バスのせいなのか、こなたがわざとつぶやくように言ったのかは分からない。
よく、こなたの声が聞こえない。
「こなた、聞こえない。」
「・・・私とかがみは、ずっと友達、だよね?」
友達という言葉が、響く。バスのエンジン音よりも強く。それよりも私は、こなたの、笑顔に魅了される。
あの時のような哀しい笑顔でもなく、思い出の中の可愛い笑顔でもなく。
私の知らない、凛とした笑顔だった。
「・・・うん。友達。」
「ありがと、かがみ。バイバイ。」
私がバスの席に座っても、こなたは手を振っている。
ドアが閉まり、ゆっくりとバスが動きだす。どんどん、こなたと私の距離が離れていく。
それでも、こなたは手を振っていた。私に、向かって。
もう、こなたの温度が感じられない。バスの中のちょっとした熱気だけ。
私は月を見つめる。さっきまでのこなたのように。
「こなた・・・」
そう口にした瞬間、私の目には、あの日のような雫が溢れていた。
「こなた・・・こな・・・た・・・・こなたっ・・・」
とめどなく、私の頬を濡らす。でも、あの日のような、冷たい雫ではない。
「こなたぁぁ・・・こなたぁぁ!」
いくら、こなたの名前を呼んでも、ぬくもりはもう、戻らない。ぬくもりだけじゃない。こなたも、私も、戻れない。
あの日、分かっていたんだ、本当は。錯乱しながらも頭には浮かんでいたんだ。
ううん、ずっと前から。
でも臆病な私は、傷つくのを恐れて、幸せを前にして、逃げた。
でも今は、もう逃げない。春雨の中に縛られるのも、もう、止めた。
今ならはっきりと分かる。逃げないで、受けとめられる。
「こなたぁぁぁぁぁっ・・・・・・!」
私はこなたを、愛してる。
進まなきゃ、前に。
Fin
157 :
79:2007/12/30(日) 22:33:26 ID:rD9eHvzP
またもや曖昧な終わらせ方で申し訳ない・・・5部ぐらいまで続きそうです。
それまで付き合っていただければ、嬉しいですw
>>157 GJです。こういう切ない系のお話も好きなので、期待しています。
頑張って下さい!
>>146 こなた小、ねこなたにワラタww
ナイス小ネタw
>>157 ぐあぁっ !? またしても切ない展開・・・
続きが無いと、自分のガラスのハートは砕け散りそうです
最後の前向きなセリフを信じて続編期待 !
>>157 正直、シリアスエンドでもしここで終わったとしても
良いと思える位、上手く綺麗にまとまった話だ
続きも待ってます
誰か、明日出展するこなかがサークル教えてくれ!
こなかが的に蜂屋って嫌われてるのかな?
憎めない気がして結構好きなんだが
>>157 うむぅっ!切なさ炸裂……いやぁ、GJ、ですよ。
なんと言うか、深い、ですね。
それにしても、こなたに彼氏か……うぅむ。
悪いというわけじゃないのですが、なんだか想像できなくて……。
その人はロリコンなのか、それとも違うのか、見た目にウェイトを置いたのか、それとも性格に惹かれたのか……。
さて、そうなるとかがみちゃんは、こなたのどこら辺に惹かれているのか。
見た目?性格?うぅむぅ?
おっと論点ずれましたな。申し訳ない。とにかく続きも期待していますよ。
>>161 前スレ151も含めて個人的にチェックしたのは約30あった
くまなく島めぐりすれば多分もっと出てくるでしょ
この二日間でノーマークのところから3冊ほど出てきたし
チラ裏だが、ぱるふぇの下敷きだけ欲しいのは俺だけだろうか
166 :
5-974:2007/12/31(月) 00:08:04 ID:P2j52wh5
5-974でつ。
あ、作者別保管庫に「りばーすたー」←(名前付けてくれたのサンクス!)と「放課後のぬくもり」も入れてくれると嬉しいっす…
あと無題6-652タイトルは「こなたの初恋」…で。微妙だけど。
なんか自分で書いたSSってわりと読みたくなるわけで…
167 :
5-974:2007/12/31(月) 00:09:50 ID:P2j52wh5
さて。前スレのリクエストの「美女と野獣」できました。
実際にこれ見たことはないorzので、一応ストーリーだけ調べてみたら、かなりイケそうだと思った。
ディズニーアニメのものを使用。
知らん人(俺含)のための、大まかなあらすじ。
とある城に、傲慢な王子が住んでいました。ある日、城に一晩泊めてほしいという老女の頼みを断ると、
その老女は魔女に変わり、優しい心を持たない王子を野獣に、その召し使いたちを家具の姿に変える魔法をかけてしまう。
元の姿に戻るためには、王子が「真実の愛」を見つけなければならないと言う。
一方、町に住むベルという娘は、読書と空想が好きな父親想いの少女だった。
ある日、父親が森の中に迷い、野獣の城に入り込んでしまったことで、その父親は野獣に捕らえられてしまう。
父を探しに来たベルは、父を釈放する変わりに、城に居続けなければならなくなってしまった。
しかし、ベルは野獣や家来たちと暮らすうちに、野獣と恋に落ちていく。そして、ベルと野獣が愛を打ち明けあった時、野獣や家来たちは元の姿に戻る…
…はずなんだけど、ややこしいので結構いろいろハブいちまったwでは始まり。
「演劇:らき☆すた美女と野獣」
美女(ベル):かがみ
野獣(王子):こなた
ベルの父:つかさ
魔女 :ゆたか
魔女の呪いで、姿を変えられた城の者たち
ポットのメイド:みゆき
ろうそくの給仕係:みなみ
時計の執事:みさお
洋服ダンスの家来:あやの
羽根ばたきの家来:ななこ
コップの家来:ゆい
監督:パティ
助監督:ひより
168 :
2:2007/12/31(月) 00:11:14 ID:P2j52wh5
ある町のある家のある一家。二人の中の良い〈父親〉と〈娘〉が住んでいました。
「それじゃあ、お姉ちゃん。出かけてくるね!」
「うん。いってらっしゃい。そろそろ、いいかげん劇を演じてるということを自覚してよね、『お父さん』」
「うん!分かったよ!お姉ちゃん!」
「家のことは私に任せといてね、だからさっさと行ってこい」
「夕方までには戻ってくるからね、お姉ちゃん!」
「逝ってらっしゃい」
「行ってきま〜す!」
つかさの『お父さん』が家から出ていった後、私は壁に力いっぱい拳を打ち付けた。
『ハ〜イ☆それじゃあ、次のシーン行くネ!』
『次はお城のシーンっすよ!』
耳もとから、編集室にいる監督&助監督のパティとひよりの声が聞こえる。
今回は、役者はイヤホンを付けて、そこから指示を受けながら演技することになっている。
それに加え、イヤホンに内臓されたマイクで、監督側にも声が届くようなハイテク装備が整っている。
よくここまでやるわね。こんな三文芝居で。 …いやいやいや!!主役は私、私っ!!
森の奥にある城。そこには、傲慢な王子が住んでるという…
その城には、王子こなたと、メイドのみゆき、給仕係のみなみ、執事のみさお、家来のあやの、ななこ、ゆいが住んでいた。
「お食事の用意ができました」メイドのみゆきが言った。
「メイド姿のみゆきさん萌え〜☆」この城の王子こなたが言った。
「…」給仕係のみなみが料理を並べている。
「なぁ、ちびっ子ぉ〜、今日のうちらの予定どうする〜?」執事のみさおが言った。
「みさちゃん。執事、執事…」あやのが言う。
「そだねぇ〜…今日一日皆でまったりネトゲでもしますか〜」
「賛成や〜!!」家来の一人のななこが言った。
「んう?私はこの前みたいにまたカーもので熱くなりたいんだけどねぇ〜」家来のゆいが言った。
「むふ〜、いっそのこと、全員にメイド服装着させよっかな〜♪」王子が言った。
舞台袖から見ていたかがみは思った。
(…まあ…確かにある意味傲慢な王子よね)
169 :
3:2007/12/31(月) 00:12:21 ID:P2j52wh5
「こんにちは。魔女です。この城に一泊泊めてもらえないでしょうか?」
(のっけから魔女名乗りかよ!しかも登場いきなり過ぎ!)
「いいよいいよ〜。自分の家だと思って気楽に過ごしたまえ〜」
(ちょっ!!こなた!傲慢な王子が魔女を追い出さないとストーリーは成立しないのよ!!)
「む、そんな優しい心を持たない王子には魔法をかけちゃいます!」
(それは、脚本通りの台詞…)
「あ〜れ〜…私の体が子供に戻ってゆく〜(違)」
(元々よ。 『体は大人、頭脳は子供』その名は名探偵こなたん! ←冗談よ)
「うふふ…王子様。その野獣の姿の呪いを解くには、『真実の愛』を見つけなくてはなりません!こんな王子様に教育した家来さんたちにも呪いをかけちゃいます!」
「「「「あ〜れ〜!」」」」
(すごいわ。話がかみあってないのに、劇が進んでゆく…)
メイドのみゆきは、ポットの姿になった(頭にポットを付ける)
給仕係のみなみちゃんは、ろうそくの姿になった。
執事の日下部は、時計になった。
家来の峰岸は、洋服ダンスになった。タンスて。
同じく家来の黒井ななこ先生は羽根ばたきになった。羽根ばたきって何よ。
同じくゆいさんは、コップになった。…コップね。
魔女のゆたかちゃんが言った。
「皆さんは、『真実の愛』を見つけなければ元の姿に戻れないのですよ!」
その時。
魔女はある一人の女性と目が合った。
二人は熱い眼差しで見つめ合った。
その瞬間、
み な み ち ゃ ん は 元 の 姿 に 戻 っ た 。
早くも真実の愛を見つけたらしい。こうしていきなり二人だけハッピーエンドとなった。
『ふおおおお…キタっすよぉぉぉぉ…あの二人の百合はガチっすよ!ガチ!』
『ウ〜ン、いつも通りあの二人の恋は萌え萌えネ☆』
イヤホンから奇っ怪な言葉が聞こえてくる。
170 :
4:2007/12/31(月) 00:13:30 ID:P2j52wh5
「…ゆたかに会ったおかげで…私は元に戻れた…」
「みなみちゃん…真実の愛を見つけられたんだね…」
「ゆたか…」
「みなみちゃん…」
二人は抱き合って、お互いの愛を確かめあっている。主役はどこへ行ったのかしら。
『きゃあ〜☆ナンテ純粋なLOVE!萌えるですネ〜!』
『いいっす!これはいいっす!同人の参考になるっす!!』
またも奇怪な言葉が聞こえてくる。私のイヤホンの調子が悪い。
「ごめんくださ〜い!」
つかさが入ってきた。もう訳わからん。
ストーリーを復習しておくと…確かつかさ演じる私の『お父さん』が野獣のいる城に迷いこんでしまい、
野獣に捕まってしまい、私は父を探しにいく…という話だったわね。
忘れてた。
「おお〜、柊妹やないか〜、この前のテストよく出来てたで!」
「本当ですか〜?わあ、嬉しい!」
「つかささん、頑張ってましたからね」
「えへへ…ゆきちゃんがしっかり教えてくれたおかげだよぉ」
「良かったねえ〜、つかさちゃん!」
「あ、ゆたかちゃんのお姉ちゃん!この前言った海は楽しかったです!」
「あ〜、そんなことあったねえ!今度また行っちゃおうかぁ〜!」
「劇の最中に内輪話をするなあああああ!!!!!」と、私は激をとばした。
それと同じ頃、背景では…
時計の執事のみさおと、洋服ダンスで家来のあやのが話していた。
「私ら…時計と洋服タンスかぁ〜…背景もベテランって感じだな!」
「うふふ、みさちゃんたら…」
「私は、もうメインじゃなくても構わねーぜ!☆」
「構わないんだ…」
「あやのぉ、私は背景だけでこの劇を多いに盛り上げてやるんだぜぇ〜!!!」
その時、
「劇の最中に内輪話をするなあああああ!!!!!」というかがみの声が聞こえてきた。
「みゅ〜〜〜〜〜〜、ひいらぎに怒られた〜…」
「よしよし…」
171 :
5:2007/12/31(月) 00:14:55 ID:P2j52wh5
さて。
私は、父が城の野獣の捕まったと聞いて、急いで城へやってきた。
そこの城で待っていた恐ろしき野獣…
「ふっふっふ。ようこそ野獣の城へ、かがみん」
「…こなた」
あんた…ぬいぐるみみたいよ。
こなたは、野獣の着ぐるみを着ていた。
しかし、この小柄なコイツが着ても恐怖を感じることは全く、ない。むしろ可愛いくらい。可愛い。
「着ぐるみねぇ…」
「着ぐるみ好きの女の子ってばミントみたいだね。青い髪だし」
「何の話だ」
私の『父』のつかさが言った。
「わあ、こなちゃんの衣装カワイイ〜!」
「ありがと〜。つかさの衣装も良いよ〜」
「えへへ…ありがと、こなちゃん!」
捕われの身とは思えん父。
しかし、私は劇を進めるべく、指示された台詞を言う。
「ど、どうか、父だけでも町に帰して下さい!私が城に残ってもいいので、どうか…!」
「え?わたし、この城にいてもいいよ。楽しいし。いいでしょお姉ちゃん?」
演劇の自覚のないつかさ。一瞬、この妹に殺意が沸いたのは秘密だ。
その後、私は「目」でつかさを脅して、しぶしぶ町に帰らせた。
そして、私は父の変わりに仕方なく、
仕 方 な く 、この城に住むことになってしまった。
メイドのみゆきが言った。
「かがみさん、お茶をどうぞ」
あ、どうも…
いや。人質を接待すな。
172 :
6:2007/12/31(月) 00:16:17 ID:P2j52wh5
ここでの暮らしは大変だ。
野獣の王子様や、家具の姿になってしまった家来たちのお世話をしなくてはいけないのだから。
掃除、洗濯、料理…
…料理は、まあ、給仕係の人だけ(なぜか)元の姿に戻っていたので、やってくれたけど。
ちょ、魔女と給仕係、イチャつくな。
あと、深夜までネトゲに付き合わされたり。
かなたさん、お鍋かぶって出てこないで下さい。
…ここでの暮らしは大変だ。
しかし、しばらくの間、この城で暮らしているうちに、美女と野獣は仲良しになった。
そして、二人は恋に落ちていった…
私と野獣のこなたは、ダンスホールでダンスをしていた。
こなたは、どこで覚えたのか、かがみをリードしながらステップを踏んでいく。
「楽しいね、かがみ!」
「うん…」
「こないだのシンデレラの時もさ、こうやって二人で踊ったよね〜」
「ふふっ、そうよね…わ!わっ!」
ステップをはずして転びそうになった私を、こなたは受け止めて、元の態勢に戻してくれる。
「あ…ありがと…」
「くふ、かがみんて料理とダンスに関してはドジっ子なんだね☆」
「う…うるさいわねっ!
…でもさ。こなた、野獣なのにちっこいから全然怖くないわよね〜」
私はいたずらっぽく言ってやった。
「むぅ…」
「でも、その姿のあんたも…結構可愛いわよ!」
「ふぇ?」
『見よパティ、これがツンデレというやつだ!!』
『カガミの萌え要素の一つネ♪』
監督ら、ちょっと黙れ。
私とこなたは、バルコニーに移動する。城の高いところから舞台全体が見える。
『さあ〜〜!!こっからは美女と野獣の愛のシーンっすよ!!かがみ先輩、思う存分泉先輩に気持ちをぶつけてやって下さいっス!!』
…弱冠イラッときた。
「でも…真実の愛を伝え合うって…どうしたらいいのかしら?」
「そりゃ告白するんでしょ?『私…こなたのことが大好きなのぉ!!』って萌え声で言って!」
「い、いやよ!!そんなの!!なんで私があんたなんかにっ…!!」
「むふふ〜、劇でやってることなのに、私を意識するかがみん萌え」
『それも可愛いネ、カガミ♪』
イヤホンぶっ壊したくなった。
173 :
7:2007/12/31(月) 00:17:24 ID:P2j52wh5
「でも、告白…か。なんて言えばいいのかしらね…」
私は困ったように笑う。
「じゃ、かがみ。聞いて」
「え?」
こなたは、イヤホンマイクをはずした。
「こなた…」
私はこなたの気持ちを察して、マイクをはずした。こっから先は人に聞かれたくない。
なんだか私の胸がドキドキしてくる。
「な、なんでマイクをはずしちゃったんすか!?声が聞こえないっすぅ〜〜!」
「う〜ん、残念ネ…ココから先ハ二人だけの秘密のようネ」
「かがみ」
「…何?」
「かがみ…、私かがみにしょっちゅう怒られてるけどさ、それは私のためにいろいろ気にしてくれるからなんだよね…?
いざとなったらちゃんと助けてくれるし… こんなだらしない私のことでもちゃんと面倒見てくれるよね?
かがみってホントはすごい優しい人なんだなってのが分かるヨ…そ、それにツンデレだから…萌えるしさ…」
こなたは頬をかきながら照れ笑いをしながら話す。
そ…それは、美女と野獣じゃなくて…あんたの気持ちでしょ。
でも…
「ふふっ…
私はね…こなたにはいっつもからかわれて、よく怒ったり、呆れたりするけどさ…そういうの嫌いじゃないのよね…
むしろ、毎日楽しくて仕方ないくらいよ…
それに、こなたは… 人の気持ちをちゃんと考えてくれるところがあるのも…知ってるんだからねっ。
だから…ね、これからも、えと、その…よろしく…ってね…」
…は、恥ずかしい…聞いてるのがこなただけとは言え…
174 :
8:2007/12/31(月) 00:20:36 ID:P2j52wh5
「かがみ」
こなたはとっても嬉しそうに笑ってくれた。頬が少し赤い。
「ちょっとだけ目ぇつぶって」
「何で?」
「いいから!劇を進めなきゃいけないでしょ?」
「う、うん…な、なに…するの?」
私は目をつぶった。ああもぅ、この後されることは大体わかってるのに…
こなたは、顔を真っ赤にした私の顔に近づいた。
「んっ…」
ちゅ。
私の頬にキスしてきた。やっぱり恥ずかしいわよ…
「あ…」
私が目を開けると、こなたは王子様の衣装に包まれていた。いつの間に着替えたのか分からなかったけど、
…格好良かった。
「真実の愛を見つけられて、元の姿にもどれたヨ!私」
「…うん。 うふふ…こなたぁ…」
「…なあに?」
「こなた… …私の…王子様っ!!」
私はこなたに抱きついた。なんだかよく分からないけど、すごく嬉しくて…
「ちょっと、かがみぃ〜…どうしたのさ〜?」
「えへへ…こ〜な〜た☆」
「今日はデレ成分高めだよ、かがみぃ…」
今はこなたの方が恥ずかしがってるみたいだ。たまにはこういうときがあってもいいよね!
「王子様っ!」
「もう、かがみん甘えすぎ…」
「こなた様〜!」
「くぅぅ…なんだか恥ずかしくなってきたよぉ〜、そろそろ離してよかがみん…」
「…やだ」
「絶対離してあげないんだからねっ!!」
きっと今の私の顔はとても嬉しそうに笑ってるんだろうなあ…
…しかし、皆の前でまたもこんな恥ずかしい姿を見せてしまっていたことに気付くのはまだ先だった…
こうしてこの劇はハッピーエンドを向かえた。
他の家来の魔法は溶けてないけど。
あ、ちなみにつかさとみゆきはその後、溶けたという。
完。
どうも俺のSSは…
べっ、別に壊れ系ばっか書きたいわけじゃないんだからねっ!
実は今週初めてこのスレ来たんだが、454事件のおかげで俺の体溶けちゃって6割くらいしか残ってないけど、次の話のリクエスト承るよ。
>>175 GJです。
実は壊れ系大好きとおみうけしますが?w
次回作期待しております。
えっと管理人代理をしますと言った
>>90です。
必要と言って下さっている方もいらっしゃいますので
僭越ではありますが自分が代理として今後保管に携わりたいと思います。
1スレからの保管になりますので多少時間がかかってしまいますが
鏡開きまでにはwikiでの保管をすべて完了させたいと思っています。
力不足な所も数多くあると思いますが
よろしくお願いいたします。
ただ管理するにあたってSS投下出来なくなるのはちと寂しいですね。
かなたさん…実は出たがりなんかw
保管庫を見てみたところ、りばーすたーは5-791氏、放課後のぬくもりは6-250氏としてそれぞれ管理人さんによって保管されてました
投稿時名無しだったためかと思われます
自分が保管代行したときも前後のレスから同一人物だと推測してた記憶があるんで
統一後の名前は5-974氏でokですか?
編集してきますよ
>>175 毎回楽しませてもらってるよ、GJ!
かがみのツッコミもいちいち面白い
そしてまたつかさとゆーちゃんで吹いた
キャラも元ネタももうほとんど関係ないしw
あと 山猫BOX「鏡の中のもう一人の私」買って来たー
しっとりとした雰囲気で丁寧に描かれてると思う
保護者的に疲れるかがみん萌え、ごちそうさまだった
>>175 GJです。
リクエストした者ですが、最高に笑わせていただきました。ありがとうございます。
やっぱ壊れネタはいいなぁとか思ったりw
更新完了
SSは皆さんまとめてで申し訳ないがすごくGJです
>>176 大変な役をかってでていただいてありがたい限りです
>>176 管理人代理候補(異論が出なければ管理人代理)様
今後スレでの見分けが付きやすいように
先ずご自身の、呼び名(ニックネーム)をお決めいただくのはいかがでしょう
それとまず構成と作品保管の各ページを作られたらそのあと作品は現保管庫
(これも「新⇔旧保管庫」等の呼び名を決めたほうがよいとおもいます)未保管の
8スレから優先されてはどうでしょうか
それが済むまで1〜7スレ分はページだけ作って今の保管庫のリンクを貼っておいていただければ
8スレ目からの作成のページのスタイルを見て有志が手伝うこともできるかとおもうのですが
>>181 いえいえ、楽しくやっていければと考えております。
>>182 アドバイスありがとうございます。
ニックネームはちょうど今ポテトチップス食べていたので「ポテチ」か「おやつ」で。
もしくはみなさんで考えてやってください
名前なんて飾りです。偉い人に(ry
構成、作品保管の件なんですが
>>182氏の提案に従い
8スレ目からの保管をしたいと思います。
またどのようなデザインにするかはまったく考えていないので
最初は形だけを完成させ、その後ゆっくりデザインを変えていく
もしくはスレ住民のみなさんと一緒に作っていければと考えております。
8スレ目は保管してますよ〜
>>124 今はゆっくりとお休みをば。
のんびりと待っていますのでー。
ファンは待つことなんて苦にならないんだ!
186 :
おやつ:2007/12/31(月) 03:37:58 ID:sLDzGHAp
>>186 情報ありがとうございます。
それでは9スレ目からの保管をスタートしたいと思います。
今無料HPスペースに登録して画像やら過去ログを保管しています。
出来れば年明け前に公開したいと思います。
187 :
おやつ:2007/12/31(月) 03:40:28 ID:sLDzGHAp
>>186は
>>184氏への返事です。
自分に返事してどうするんだ orz
アク禁早く解けないかな…
188 :
5-974:2007/12/31(月) 04:22:02 ID:XOHdh0GD
>>178 はいどうもでつ。
今回甘味成分少なめだし、大丈夫かな…と思ってたがGJもらえたのでありがたいっす。
なお、私めは壊れ系が好きというか、お笑い系書くとこんなんなっちゃうだけです。
でももう今までの半数近くは壊れ系だろうorz
念のため以前一度入れた酉を付けつつ、保管庫の中の人です。
11月下旬から会社と自宅ベッドの往復だった為PCに触るのもままならない状況だったのですが、
言い訳とはいえ肝心の言伝をしないまま留守にしてしまい申し訳ありませんでした。
(時間を割いて保管を代行してくださった方々、数時間差で行き違いになってしまいましたが
おやつ氏ありがとうございます)
今日でようやく仕事が終わって、年が明ければ時間的・体力的ともに余裕が戻ってくるので
自身の更新はあと少しお待ちくださると幸いです。
それでは、こなかがとそれらを取り巻く全ての人々によいお年が来ますよう。
190 :
おやつ:2007/12/31(月) 07:58:58 ID:sLDzGHAp
>>189 管理人氏、お疲れ様です。
年末が近づくにつれて忙しくなりますし、やはり身体が第一ですからね!
お気になさらないでください。
年明けに戻られるとの事
なので
それまでの間は私が代理として過去ログの保存及び作品を保存して
管理人氏に引き継いでいただきたいと思います。
また、もう作る必要がないかもしれませんので
もしそのような意見があれば現在作っているwikiと過去ログは削除、もしくはログのみを
管理人氏が戻ってこられたら渡すと言う形にしたいと思います。
長くなりましたが、お早いご帰還お待ちしております。
自分には管理人氏のようなコメントセンスがないのでw
>>150 ふと思ったんだが、「こなたん」とか「かがみん」って何となくポケモンっぽいね、何となく。
>>189 おお、お疲れ様です。消息が途絶えたので心配しました。
復帰の際には微力ながら保管を手伝わせていただきますよ。
>>190 保管代理お疲れ様です、一からお任せしてしまってすみません。
>>182です
>>189お疲れ様です。ご多忙のご様子とはいえまずは安堵しています
とにかくご無理されず、まずはゆっくり休暇をお過ごしください
今のスレの流れの速さは喜ばしいのですが、その分保管作業に負荷がかかります。
リアルタイムでの作品保管等お手伝いできる事は住民が手伝えると思います
その節は私も微力ながらお手伝いさせていただきます
>>190 おやつ様 一番大変なのは、本当の意味で編集作業の小なたですね
>>184 すみません&お疲れ様です。
>>175 某エロパロで壊れネタばかり投下してるので
他の人の壊れ物見るのは楽しいですw
堪能させていただきましたGJ。
>>194 サンクス。
折角だからニコニコ登録してみるか。
198 :
おやつ:2007/12/31(月) 14:56:59 ID:sLDzGHAp
まだ規制がとけないので携帯から書き込みです。
え〜、情けない話ですが昨日の夜からずっと起きっぱなし作業で
この程度しかできませんでした・・・申し訳ありません(´・ω・`)
ただ一応公開できそうな形にはなりましたのでアドレス貼り付けておきます。
ttp://www13.atwiki.jp/oyatu1/ ◆注意
TOPページ及び、他のページも自由に更新出来るように設定してあります。
TOPページは完全にエロパロスレwikiのソックリというかパクリです。
もう少し時間があれば改良しますので(代理ですので)今はこれで勘弁してやってください。
当代理管理人、かなり寝ぼけながら保管しましたので
保管し忘れてるSS・絵・作者様の名前間違いが多数存在していると思いますのでもし見かけましたら
更新していただくか代理管理人に連絡をいただければうれしいです。
(◆メールアドレスを作りましたので晒しておきます)
TOP、SSにコメント欄をまだ設置しておりません。
というか設置する時間がありませんでした(´・ω・`)
どなたか手伝っていただければ管理人狂喜乱舞いたします。
(みなさん大晦日で忙しいと思いますので暇ができれば1日に設置する予定です)
9スレ目、画像保管をこちら側で勝手に行ってしまいました。
削除希望の方がもしおられましたらお手数ですが一度当方までメールいただければ
すぐに削除いたします。
又、保管できなかった、消されている画像もありますので
もし保管して欲しい!作者様が保管希望とおっしゃられる場合は
メールで画像を送っていただければこちらで更新いたします。
四・五四事件をテストVerとして勝手に取り上げさせていただきました。
まだ製作途中と言うか、みなさんの許可をいただければHTML化して
事件の概要など詳しく書きますので宜しくお願い致します。
■作者様へ
SSなどで題名がないものを「無題」としてタイトルをつけております。
もしタイトルをお考えでしたら(タイトルを見落としてることもあると思いますので)
更新していただくか私にメールいただければ
更新いたしますのでご一報ください。
画像は代理管理人が「勝手に名前をつけさせていただきました」(´・ω・`)
これも上記と同じよう、タイトルをお考えでしたらメールください。
他に色々改良しないといけないのですが体力的に限界になりました。
というか書き込みしながら寝そうな勢いですw
とんでもないミスもあるかもしれないので出来るだけこのスレを見るようにします。
とりあえず、みなさま良いお年を!
>>182 >>192 です
>>198 おやつ様 お疲れ様です
454事件
前スレの次のレスに鮮明な画像のURLがあります
563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 12:37:14 ID:CYEA+eb0
>>454の画像関連のソースか
マジかネタか分からんが
http://ime.nu/www.raki-suta.com/img/src/1198725084759.jpg 564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 12:39:18 ID:CYEA+eb0
>>563 補足左上の文字がはっきり読める
デザインはWikiのテンプレートにあるデザインなのでしょうか
もしエロパロ保管この方が作られたデザインを借りるならエロパレスレに
その旨断りを入れてからの方がよいのでは
このデザインがWikiのテンプレートでしたら無礼をお許しください
ご存知かもれませんが、エロパレスレの作家さんの作品が
携帯サイトで無断転載されてその方が削除依頼をかけるという事が
ここ2、3日中に有ったばかりの微妙な時期です
あちらの管理人のましまろ様は1/2まで不在ですのでそれまで
一旦TOPはさげておいてその後に公開したほうがよりよいと思います
作品の無断転載とはぜんぜん別物だと思うけど
>>198おやつさん
大変な作業だったでしょうに、たった一夜にして…
本当にお疲れ様です。
「なぜとばたし?」にウケてしまいましたすみません。
連投失礼orz
画像保管庫(9スレ)の9-352氏と9-550氏は同一人物です
作者さんのサイトに両方置いてありましたのでw
>>198 wiki作成、本当にお疲れ様でした。
とりあえず各作品とトップにコメントフォームを設置しました。
206 :
おやつ:2007/12/31(月) 17:38:12 ID:sLDzGHAp
>>199 アドバイスありがとうございます。
>>200氏に書いていただいていますがこのテンプレート(デザイン)は
元々wikiに設置されているもので今回はそれを使用しております。
ただパッと見たらやはりエロパロスレのwikiに見えますね。
その辺りは配慮が足りませんでした。
不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。
ましまろ氏には一応このwikiを作る前に
「参考にさせていただいてもよろしいでしょうか?」とメールをお送りしております。
まだお返事を頂戴しておりませんが
お返事内容次第ではデザインを変えなければいけないと考えております。
返答をいただく前に見切り発車してしまい、そのせいで混乱を招いた事
大変申し訳ありませんでした。
>>202 あそこには何かしら作る予定でございますw
また、作者同一の件了解しました
情報ありがとうございます。
>>204 あなたが神か?
本当は自分で最後までやらないといけないところだったんですが
最後の最後にしんどくなってしまって…
本当にありがとうございます。
注意!絶対に踏んではいけない!
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/31(月) 18:49:52 ID:y4PDWkvA
あ^ ^間違えた^ ^
良いお年を^ ^
by某名も無き職人
207はHDDをフォーマットするウィルスのようです。
自分は直接確認はしていませんが、他スレでウィルス認定をされていました。ご注意ください。
冬休みですねえ…
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/31(月) 19:05:07 ID:GMT4FG2y
糞スレage
相変わらずゆ〜のすの新刊がこなかが的に最高すぎる件
もう既に書いてる人もいるけど、ここ最近HDDをフォーマットするブラクラが出回ってるから気を付けろ。
対策はー
主にIEで開いた場合に被害が出てるので、それ系のブラウザを避ける。
非IEコンポーネントのブラウザや専ブラを使う。(火狐・Doe系)
貧乳はステータス。
なんかよくわからんって人はとりあえず怪しいリンクは踏まないこと。
大晦日だってのに、甘甘じゃなくて、むしろ……シリアスっていえるのかな……
そんな微妙な作品の続きを投下させていただきますヽ(;´Д`)ノ
おそらく4レスほど、お邪魔させていただきます。
「お、かがみとつかさ、おはよ〜」
「おはよ、こなちゃん」
「おはよう……」
こなたがいつも通りに挨拶してきたのに、つかさは元気よく、対照的に、私は疲れたように返した。
「かがみ、どうしたの?なんか元気ないじゃん」
「なんか、寝れなかったんだってさ〜。
私なんてまた布団に入ってすぐ寝ちゃうんだけどね〜」
「それはつかさが早すぎなだけだよ」
珍しく、こなたが突っ込みをいれる。
あ〜、でも、この二人なら珍しくもないのかな……。
「で、かがみは何で寝れなかったの?もしかして、男かぁ〜!?」
ニヤニヤとオヤジみたいな下品丸出しの顔で、こなたは私を見る。
……相手がいないのを知ってて言うか、コイツは……。
「アンタのせいよ……」
私は皮肉の意味を込めて、そう返した。
でも実際、あながちウソではないからね……。
「え?私なんかしたっけ?」
こなたがきょとんとしている。
まぁ、わかるわけないわ……。
「もしかして、私と離れてるのが辛くなっちゃったとか?」
離れてるのが辛い、かぁ……。
でも昨日だって、一緒にいた時だってこなたのこと考えてたのよね……。
って、何で私は真面目に考察してるんだ!
「そんなわけないでしょ」
「何かな〜?今の微妙な間は〜?」
こなたがにへら〜と笑いながら顔を近づけてくる。
その距離、多分10cmくらい。
う、真面目に考えてた、なんて恥ずかしくて言えないわ……!!
ど、どうしよう、何かドキドキしてきた……!何焦ってるのよ、私……!
「き、今日は寝てないから、頭のキレが悪いのよ!」
顔をこなたからそらして、斜め下を向きながら絞り出すように言う。
苦し紛れの言い訳で、逃げ切れる相手ではないけれど、
とりあえず何か言わなきゃ、と頭の中で勝手に考えていたらしい。
「かがみ、照れちゃって、かっわい〜♪」
そう言って、こなたは私の頭をなで始めた。
顔が熱くなるのを感じる。
自分で思ってる以上に、恥ずかしいと思ってるらしい。
「かがみはホント淋しがり屋さんだねぇ〜〜」
やっぱり、結局こなたにからかわれるのね……。
「あはは、お姉ちゃん、面白〜い」
うう、つかさにまで笑われて、すっごい恥ずかしい……。
何か返さないと……。でもどうしよう……。なんか今は少し変……。
頭がぼーっとするわ……。
でも、心は反対に何かに慌てるように、凄い早さで動いてるし……。
寝てないから、ちょっと身体がおかしくなってるのかな……。
そんな状況だけど、何とか言葉を見つけて、二人に返す。
「う、うるさいッ!急がないと、遅刻になっちゃっうわよ!」
またもや苦しい言い逃れだけど、つかさが私の言葉で携帯の時計を見て、
ホントだ!、と言うと、こなたはむむっ、と顔をしかめて、私を撫でるのをやめた。
「またアンタのせいで遅刻寸前なんてのは嫌だから、さっさと行くわよ」
ふぅ、こなたの手が離れて、少し落ち着けたわね……。
って、この二人は時間がヤバいってわかってるのに、どうして動かないのよ!
「ほ、ほら、早く!」
何となくこなたの顔を直視できず、
かといってつかさの方だけをみるのも気が引けて、二人の前を歩き出した。
「わ、お姉ちゃん、待って〜」
「かがみ、おいてくなんて酷いよ〜」
まったく、世話がやけるのが二人もいるって、大変ね……。
双子の私達がまだ小さかった頃のお母さんの苦労が、偲ばれるわね……。
私は、いつもより速い鼓動を感じながら、努めてそう考えようと心がけた。
結局この日は、変な気持ちのまま1日が過ぎちゃったわけで……。
でも夜は、疲れとか睡眠不足とか体調が悪かった?とかですぐ寝れた。
多分、つかさくらい寝たわね……。
我ながら、凄い……でも、つかさはこれが毎日なんだからね……
寝過ぎよ、まったく。
でも――――。
そんなにいっぱい寝た日でさえ――。
やっぱり、なんか気持ちが落ち着かない……。
その翌日も、またその翌日も、
その落ち着かない状態がおさまることはなくて……。
どころか、日増しに大きくなってるような………。
流石に、この頃になると、私も薄々感じ始めていた。
これは、私が今まで思ってたような気持ちではないと―――。
私は、周りにこなたとつかさがいない、そんなタイミングを狙って、
とうとうみゆきに相談してみた。
「ねぇ、みゆき、ちょっと良い?」
「どうかなさったんですか?」
何て言えば良いかな……。率直に言うのはちょっとね……。
「そ、その、なんか落ち着かない気分になることとか、ある?」
ちょっと抽象的過ぎたかも……。
「そうですね…」
みゆきはそう言って、少し考える。
「ある物事について、興味を持ってしまった時でしょうか。
その時は気のすむまで調べないと、落ち着かないですね」
「えっと……そうゆうのじゃなくて……」
やっぱり抽象的過ぎたみたいね……。
う〜、何て言えば良いかな……。
「ドキドキしたりする、みたいな感じ」
「あ、それならば、ホラー映画を見てるですね。
怖くて、とてもドキドキします」
「あ〜、それともまた違ってね……」
うう〜〜みゆき、わかってよ……。
「だ、誰かのこと考えたりすると、そうなったりしない……?」
多分、今の私の顔は真っ赤だと思う。
みゆきは、う〜ん、と少し困ったように頬に手を当てて考えて、言い辛そうに言った。
「私も経験がないので、何とも言えないのですが……」
意味深長に、みゆきが一呼吸置く。
「恋、ではないでしょうか?」
「えっ……」
思わず呆然としてしまう。
……って、そんなわけあるわけないじゃない。
それこそ、100%ナイナイナイ、よ。
だって、相手はこなたよ?
話す話題っていったら、アニメとかゲームのことばっかり。
いっつもよく分からないことばっかり言ってるような奴。
それになにより――――
女――――だし。
「かがみさん、どうかしました?」
「あっ、えっ!?あ、なんでもない!た、多分それとは違うと思うんだけど」
みゆきの声に我に返り、慌てて返答する。
「そうですか………。そうなると、ちょっと思い当たるものはありませんね……。
すいません、次までに色々調べておきますね」
「そ、そこまでしてもらう程のことじゃないから、いいわよ」
「いえ、お恥ずかしながら、先ほども言ったように、
一度気になると、落ち着かなくなってしまう体質でして……。
かがみさんはお気になさらないでください。私が勝手に調べまさせていただきますので」
漫画のキャラみたいに、キラーンとみゆきの目が光った気がした。
何で今のみゆきになったのか、なんとなくわかった瞬間だった。
「あ、ありがと。それじゃ、私、そろそろ教室戻るね」
「はい、また後で」
廊下に出た私から丁度十数メートル先。そこに見える、小さい背丈に特徴的なアホ毛。
その姿を見ただけで、私はドキッとしてしまう。
しかし、すぐその隣に人がいることに気づいた。
誰だろう……田村さん……かな?
仲良く話す二人。それを、私はぼうっと立ちながら眺めていた。
盛り上がる話。
私といるときにはしないような顔をしているこなた。
……あの二人、確かに話、あうだろうしね……。
それに比べて……。
「お、かがみ、どうしたの〜?」
「うひゃぁっ」
「うひひ、かがみ、なんでそんな驚いてるのかな〜?」
「な、なんでもないわよっ!」
ああもう、こいつはホントいつも……。
私がそう思っていると、横にいた田村さんが挨拶をしてきた。
「柊先輩、こんにちわっス」
「こんにちは、こなたと一緒にいて、どうしたの?」
私はさりげなく、こなたと一緒にいた理由を聞いてみる。
「いや〜、ちょっと泉先輩に持ってきてもらえるよう頼んだブツがありまして……」
「な、なるほどね……」
どうゆう物かは、大体予想がつくわね……。
でも、良かった。それだけの理由だったんだ。
って、何で安心してるのよ、私!?
別にこなたが他の誰かと一緒にいてもいいじゃない。
「私のクラスの前で立っててどうしたのかな~?そんなに私に会いたかったのかな〜?」
「ち、違うわよ、みゆきに用があったの」
「またまた、そうやってウソついちゃって〜」
「ち、ちょっと、難しい演習問題を聞いてたの!アンタが聞いても、どうせわからないような」
「むぅ、かがみ、直接言われると、私でも傷つくよ」
「そ、そうね、ごめん」
「……かがみ、どうかしたの?」
こなたが、いつになく心配そうな顔をする。
その顔で、また私の心臓の鼓動の速度が加速する。
「な、なによ、突然……」
なんとか、こなたから顔を逸らして言う。
「いつもなら、謝ったりしないからさ」
そういえば、なんで私謝ったんだろう……。
いつもなら、『ならもっと真面目に勉強しなさい!』とか言うのに……。
私の知らないこなたを見たから?
ドキドキしちゃって、まともな思考ができなかったから?
演技だって分かってるのに、悲しそうな顔を見ちゃったから?
ああ、そっか――――
―――――やっぱり、みゆきの予想は間違ってなかったんだ。
そのとき、確信した。
――――こなたのことが好きなんだ。
「ねぇつかさ。もし私が、つかさのこと好きって言ったら、どうする?」
夜、私は何気なくを装って、つかさに聞いてみた。
「え、嬉しいなぁ〜。私もお姉ちゃんのこと、大好きだもん!」
えっ………!?つかさは同性愛とかおっけーなの……!?
っていうか、そんなはっきりと大好きとか言われても、私……。
そう思ったのも束の間、私はすぐにお互いの間にある
単語の意味(というより重み?)の違いに気づいた。
「えーっと、それは、よく言う……ライク(like)……よね?」
「うん、そうだよ〜」
「そ、そうよね」
ビックリした……。もし違ったらどうしようかと思っちゃったわ。
はぁ、姉妹、しかも双子なんだからそんな心配する必要ないわよね……。
でもそれがもし、友達だったなら――――?
って、何ワケわかんないこと考えてるのよッ!!
「お姉ちゃん……どうしたの?頭なんか抱えちゃって……」
「な、なんでもないわ、あはは」
ああもう、少し落ち着かないと……。
「もし……もしもの話よ。絶対ありえないから、本気にしないでね」
「うん、どうしたの?」
つかさが不思議そうに聞いてくる。
「私の好きが……ラヴ(Love)だったら、どう思う?」
「う〜ん……ちょっとビックリしちゃうかな」
つかさは特にこれといって変な反応をせず、普段通りにそう言った。
「それって、私たちが双子だから?」
「それも、う〜ん、あるかなぁ」
「な、なら、友達なら?」
「え、えっと……女の子同士だから、やっぱりビックリするかな……」
「やっぱり………そうよね」
「突然そんなこと聞いて、どうかしたの?」
つかさが、心配そうに見てくる。
その顔を見ても、もちろん私はドキドキしたりなんてしない。
「ううん、なんでもないの、ありがとう」
私はそう言って、自分の部屋に戻った。
『女の子同士』。
その言葉が、やけに重く感じられる。
なんでだろう……。
この気持ちの正体が分かった途端、こなたへの思いがどんどん大きくなってる――。
真っ暗な部屋。
入ってくるのは、黒い窓に寂しげに浮かぶ、二十日余月の照らす光だけ。
その月は、まるで私――――。
後少しで、自分自身を見失ってしまいそうな、そんな状態。
やっぱり、おかしいわよね……。私自身だって、そう思う……。
こなただってよく、『俺の嫁!』なんて言ってるけど、
実際に私が、こんな気持ちを抱いてるってしったら、絶対迷惑すると思う。
この前だって、ドジッ娘はリアルでやられたら迷惑だって言ってたし……。
もし気持ちを伝えて、拒絶されたら―――――
―――――今の私にとっての一番幸せな時間までもが、失われる――――
丁度、孤独に照らす月の数日後の姿のように。
それは、絶対に嫌……!
もしそうなったら、多分私、どうにかなっちゃう……。
こなたがいつも私の傍にいてくれたら、それはすごく嬉しい。
けど、もしそれが叶わなかったら……。
そしたらもう、今までのような関係も保っていられない。
私のせいで、私たちみんな、きっとみんなバラバラになっちゃう。
こなたがいて、私がいて、つかさがいて、みゆきがいて。
そんな、今の私にとっての幸せな時間がなくなってしまうくらいなら―――
私はこの、うつり変わった思いに、鍵をかけよう――――。
窓にうつる月はもうすぐなくなり、そして、また新しく生まれ変わる。
私もこの思いをなくして、明日からまた新しい自分になろう。
そう、ガラスを隔てた先にいる自分に誓った。
221 :
↑の作者の者:2007/12/31(月) 20:35:47 ID:m/txdJ0W
すいません、1レス多くなってしまいましたorz
えーっと、一応この会でようやく自分の気持ちに気づくって感じですが……
展開が王道ですね、1話のときの宣言どおりの(´・ω・`)
今回、すごいダラダラと展開してる感がありますが、すいません、
これが自分の限界です(つД`)
他の方の作品を見ていると、そのLvの高さに、本当に頭が上がりません。
皆さんがwikiの話をしている最中に空気読まず入ってしまって申し訳ありません。
おやつさん、運営応援しております!
222 :
6-774:2007/12/31(月) 20:52:31 ID:GOosThPn
>>221 私は王道も大好きなので、非常におkです。GJ!!
百合、というか同性愛だからこその葛藤ってありますよね。その辺りの描写が深くていいなって思いますよ。
Lvも相当高い部類だと思いますよ。というかこのスレの職人さんたちはLv高すぎw
つづきもwktkです。
wiki纏められた方々お疲れ様です。
さて、年末のご挨拶ということで、封印したコテ番でのカキコです。
私はこういった掲示板への書き込みは始めてで不安もあったのですが、
皆様のこなかがに対する熱い思い、そして他者の意見を受け入れ、自分の考えを昇華させる紳士的な態度。
その他諸々等から、自らのこなかがに対する考えを出せたなと思います。
ssを書かせていただき、それが御好評をいただけたこともあり、とても嬉しかったです。
年明けたら、またssを書いてみようかな、と思っています。
前スレで、自分の質問で、ちょっとした波紋を出してご迷惑をおかけしてしまいましたが、また、生暖かく見守っていただけたら幸いです。
それでは、皆様良いお年を。
保管庫の流れがよくわかんないんだけどどうなるの?
元の中の人は戻ってきたようだけど。
保管庫2つ?理解力無くてスマンが。
>>221 GJ
224 :
おやつ:2007/12/31(月) 21:51:21 ID:sLDzGHAp
>>223 管理人氏は年明け後、落ち着いたら戻られるとのことなので
それまでのログ、絵などを保管するためにwikiをたてました。
管理人氏が戻って来られこれまでのログ保存をしたら自分は名無しに戻り
wikiを削除する予定です。
しばらくの間ですがよろしくお願いいたします。
226 :
79:2007/12/31(月) 22:13:23 ID:mAA0aCWP
>>221 GJ!王道は私も好きですねーw続編期待してます。
おやつ氏GJ!お疲れさまでした。おかげでいいお晦日になりますw
ssにレスありがとうございます!とても嬉しいですw
皆さんが読んで良かったと思えるこなかがssを作れるよう精進します。
では昨日の続きを投下していきます。
注意
シリアスです。
長編となってます。只今3作目です(2作目
>>152)
最後はハッピーエンドにします。
227 :
想愛 1/6:2007/12/31(月) 22:14:42 ID:mAA0aCWP
夢を見た。こなたの夢。
空を見ると満天の星空で、ちょっと寒く感じられるぐらいの夜だった。
私の隣にこなたがいて、二人で笑い合ってた。些細なことや、身近な事。そう、高校時代のように。
凄く、温かくて、楽しくて、幸せで。ずっと続いたらいいなって思った瞬間、こなたが、いなくなっていた。
いくらこなたを呼んでも、戻ってこなかった。そこで夢は、終わった。
枕が濡れていたのを覚えている。
こなたとはあれ以来、ずっと『友達』でいる、って約束してから、頻繁にメールや電話をするようになった。
「聞いてよーかがみ!」
「・・・で、かがみはどう思う?」
「かがみならそう言ってくれると思ったよ。」
「照れるかがみに萌え。」
いつもこなたから連絡をくれた。自分の話をしたり、私の事を聞いてくれたり。
もちろん、昔のように、とはいかない。それは私のせい。
「うん。」
「へぇー。」
「そうなんだ。」
そんな返事しかできなかった。そんな返事しか、したくなかった。
こなたを、感じたい。もっと傍に感じたいのに、その想いに比例して、こなたとの距離をおいてしまう。
本当は嬉しいのに、本当は、もっともっとこなたとたくさん話したいのに。
そう思えば思うほど、胸が締め付けられる。言葉がでなくなる。泣きたくなる。
「かがみそっけないなー。せっかく面白い話をしてあげてるのにさ。」
ごめん。
こなたには謝罪の言葉しか出てこない。こなたは、本当はきっと気が付いているんだろうな。
私が抱いている醜い感情。ダメだ、押さえなきゃって思っても、溢れる、嫉妬。
それでもこなたは私に声を聞かせてくれる。温かい声。眠くなりそうな声。この声を聞くたびに、私の想いは強くなる。
嫉妬とは真逆の想い。純粋な、淡い想い。
止められないんだ。この想い。ごめんね、こなた。
もう『友達』で、いたくないんだ。こなたの『特別』になりたいんだ。
ーーーー
228 :
想愛 2/6:2007/12/31(月) 22:15:29 ID:mAA0aCWP
「おーっす柊ぃ!元気にしてたかー?」
「あんたは相変わらず元気そうで安心したよ。」
「久しぶりに柊ちゃんと会えたから、みさちゃんはしゃいでるの。」
「喜んでいいのか分からないな。峰岸も元気そうで何よりね。」
「まっ、かたっ苦しいのは抜きにしてさー。何か食いにいこーぜ。」
「さんせー。」
今日は日下部と峰岸と3人で夕飯を食べに行く約束をしていた。
こなた達といるのもいいけど、日下部達と何かをするのも、とても楽しい。
でも、こんな時でも、私の中にはこなたがいて、どんどん想いが膨れていく。ちょっと日下部と峰岸には悪いな。
「そーいえば、柊ぃ。ちびっ子は元気かー?」
こいつ、超能力でも持っているのか?
「・・・元気なんじゃない?」
「え?ちびっ子とは最近遊んでねーのか?」
「・・・まーそんなとこ。お互い忙しいしね。」
ふっ、とため息を月ながら空を見上げる。夢のように、空は綺麗じゃなかった。
「ふぅーん。私はてっきりまた一緒にいるのかと思ってたよ。」
「そーよね。柊ちゃん、泉ちゃんと一緒にいるが一番幸せそーだしね。」
「あやのがウチの兄貴といるときみたいになー。」
「み、みさちゃん!?」
「照れなさんなって。」
凄いな、日下部と峰岸は。中学からずっと私を見てきたからかな?
「そう、思う?」
「んーまぁ、友達っていうより、恋人の方が実は合ってるかもなー。」
「柊ちゃん、泉ちゃんと何かあったの?」
前に進むって決めたんだ。決して普通じゃない、むしろ異端かもしれない。
同姓で、しかも彼氏がいる人を好きになるなんて。
でも立ち止まりたくない。後悔するのも、もうたくさん。傷つくのも、もう慣れた。
ここから、始まるんだ。
私は、澄んだ夜の空気を吸う。そして、一歩を踏み出した。
‐‐‐‐
229 :
想愛 3/6:2007/12/31(月) 22:16:31 ID:mAA0aCWP
「やっぱりかー・・・モグモグ・・・」
「やっぱりねー・・・」
口にミートボールをいっぱい詰め込む日下部。ゆっくりスープわ味わう峰岸。対照的な二人だけれど、反応は同じだった。
「な、何よ、その反応。喧嘩うってんの?」
「いえいえ、決してバカにはしてないよ。むしろ納得したんだってヴぁ。」
納得、か。
私は二人に打ち明けた。4ヶ月前のこと、この間の事、そして私の想い。
この二人なら分かってくれるかもしれない。つかさ、みゆきには逆に話しにくかった。
これ以上、私のせいで、みんなとの関係を壊したくなかったから。
「柊ちゃんも恋するのね。中学から一緒だけど、そんな素振りなかったから。」
「わ、私だって・・・恋の一つぐらいするわよ。それよりも・・・」
そう、私にはよく分からない事があった。
「・・・変とか、気持ち悪い、とか思わないの?」
「べっつにー。そんな事思わねーけどな、あやの?」
「うん、私も性別なんて関係ないと思うわ。」
「・・・ホント?」
正直、私が日下部や峰岸の立場だったら、こんなこと言えたか分からない。
臆病者だから、傷つきたくないから、きっと変だとか思ってしまう。だから、4ヶ月前も、こなたの事を傷つけてしまった。
「ホントよ?それにね、柊ちゃんは、一人の人として『泉こなた』ちゃんが好きなんでしょ?」
「え・・・?」
「好きになったのがたまたま女の子だった。ただそれだけだと、私は思うわ。」
私はこなたが好き。大好き。ずっと傍にいたい。
峰岸の言うとおりだ。私はこなたのどこが好きだとかは、分からない。ただ、こなたが好き。
『泉こなた』の存在を、愛しているんだ。
「あやのも中々良い事言うなー。まぁこれもひとえにウチの兄貴の・・・」
「みみみみみみ、みさちゃん!」
「真っ赤になってやんのー。」
「あはは。・・・峰岸、ありがと。」
勇気を出して、良かった。また、一歩、進んだ。あの日に帰れない代わりに、私は進んでる。
「なぁなぁ、柊ぃ?」
‐‐‐‐
230 :
想愛 4/6:2007/12/31(月) 22:17:26 ID:mAA0aCWP
「はぁっはぁ・・・っはぁ・・・」
胸が苦しい。足が痛くなってきた。ふくろはぎがパンパンだ。
「っはぁ・・・はぁ・・・」
『柊はさ、頭良いから、考えすぎるんだよ。もっとバカになったら楽だぜ?』
『日下部さん・・・よく意味が分からないんだが?』
「はぁ・・・っこ・・・」
もう疲れた。自分でもビックリするぐらい走った。でも、まだ走り続けたい。
『要するにだな、後先考えないでばしーっと決めてこいってこと。』
『みさちゃんの言うとおりだと思うわ。ここで、諦めたら、それこそ一生後悔する。』
「はぁっはぁっ・・・っ・・・なた」
バスを使っても良かった。でも走りたかった。月に照らされた街を、思いっきり走りぬけたかった。
『ほら、行ってこいよ。ちびっ子のところにさ。』
『・・・でも・・・私、こなたを拒絶したのに・・・許される?それに、もう彼氏いるし・・・』
『あーうじうじしやがって!柊らしくねーぞ!いいか?結果なんてやってみないと分かんねーんだよ。陸上も恋も同じだろ?』
『柊ちゃん、今から、泉ちゃんのトコに。家、知ってるんでしょ?善は急げ、よ?』
「っ・・・こなたぁぁ!」
そうだ。行かなきゃ。伝えなきゃ。じゃないと私は、4ヶ月前より、後悔する事になる。
急ぎすぎなような気もする。でも、なりふり構ってられない。
『・・・うん。私、行ってくる。』
『そうこなくっちゃ。』
『ごめんね、二人共。また遊ぼうね。』
『今度はちびっ子も一緒がいいなー。』
『妹ちゃんや、高良ちゃんも一緒にね。』
『・・・ありがと。』
『負けんな、頑張れ、柊ぃ。』
『負けないで、頑張って、柊ちゃん。』
『うん、行ってくる。』
ありがと、日下部、峰岸。
「はっ・・・はっ・・・」
あいつのアパートまであと1キロ。私は走る。想いを乗せて。雲がなくなって星がはっきりと見える満点の空の下を。
気持ちが良かった。
‐‐‐‐
231 :
想愛 5/6:2007/12/31(月) 22:18:30 ID:mAA0aCWP
「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・」
ここが、こなたの住むアパート。古くない、でも決して新しくはない。
乱れた呼吸を整える。汗で少し風が冷たい。私の汗ばんだ手のなかにある携帯。
少し震えた手で電話をかける。プルル・・・。無機質な音がやけに大きく聞こえる。
『もしもし、お姉ちゃん?どうしたの?こんな夜遅くに?』
聞き慣れた声。こなたとは違った安心感。鼓動が落ち着いていく。
「つかさ?今何してた?」
『んー、ゆきちゃんがウチに泊りに来てたから、雑談してたの。お姉ちゃんは?』
「・・・私、今から試験受ける。すごく難しいの。・・・私、怯えてる。」
『お姉ちゃん?』
「・・・応援、してくれないかな?一言でいいから。お願い。」
『・・・頑張れ』
「・・・うん。」
『負けるな、頑張れ、お姉ちゃん。』
「・・・うん。」
早くも、泣きそうになった。いつからこんなに泣き虫になったのかな?
『・・・かがみさん?』
「みゆき・・・」
『話は、つかささんから聞きました。私も、応援してもいいですか?』
「・・・ありがと・・・」
『頑張って下さい。かがみさんならきっと、うまくいきます。』
「・・・うん。」
『負けないで下さい、頑張って下さい。』
「・・・うん。」
つかさ、みゆき、ありがと。本当に助けられてる。
私、逃げないで、頑張る。例え、失敗しても。
「じゃ、行ってくる。」
『いってらっしゃい、かがみさん・・・いってらっしゃい、お姉ちゃん。』
行ってくるよ。大事な、大事な試験に。
‐‐‐‐
232 :
想愛 6/6:2007/12/31(月) 22:19:20 ID:mAA0aCWP
今度は電話帳の1番、上の電話番号に電話をかけた。
プルル・・・プルル・・・
待ち遠しい。指先がチリチリする。胸がはじけそうだ。体から汗が吹き出る。
『はーい、もしもしかがみ?珍しいね、かがみから電話するの。』
うん、久しぶり。高校以来、ずっとこなたからだったね。私はアパートの階段を一段一段ゆっくりと上っていく。
『で、何かしたの、夜遅いけど?』
「うん、ちょっと、こなたに大事な用事があってね、それで電話したの。」
どんどん鼓動が早くなる。喉がやけに渇いた。手も、声も震えだしたのがわかった。
『えー、何々?まさか・・・ゲームを買ってくれるとか?それとも漫画?あ、夏コミに付き合ってくれるのかなー?』
ぷっと吹いてしまった。変わらない。私もこなたも変わったと思ったら、根元は、確かに、こなただった。
「違うわよ。あのね・・・」
目の前のドアには汚い字で、泉こなた、と書いてあった。
深呼吸をする。そして、研ぎ澄ませる。私の大事な想いを。
「今から、こなたんち、行ってもいい?」
『ええー!?今!?んーまぁいいっちゃーいいけど・・・もうバスも電車もないんじゃ・・・』
「・・・アパートのドア開けてみてよ?」
『ふぇ?』
部屋の中からドタバタという騒がしい音がした。するとすぐに、ドアが開いた。
「か、かがみ・・・」
負けるな、頑張れ、お姉ちゃん。
負けないで下さい、頑張って下さい、かがみさん。
負けんな、頑張れ、柊ぃ。
負けないで、頑張って、柊ちゃん。
うん、私、頑張るよ。
「こんばんわ、こなた。」
Fin
233 :
79:2007/12/31(月) 22:21:13 ID:mAA0aCWP
3部です。あと3つぐらいになりそうです・・・段々長くなりそうです。
皆さん、よいお年を。
>>233 リアルタイムでした。GJ!
なんだか目から汗が出てきた……。
みんなが応援してくれてる、それだけで温まってくる感じがします。
235 :
221:2007/12/31(月) 22:43:20 ID:m/txdJ0W
応援してくださった皆さん、ありがとうございます〜。
ペース遅いですが、出来る限り応えられるよう頑張ります(`・ω・´)
>>233 相変わらず見事、としか言いようがありません……。
かがみのその場その場の心情と、その変化が、ものすごく上手く表現されてますね。
無駄がなく、さらにみんなの応援がまた……(つД`)
来年もまた、期待してます!
>>233 GJです!名作になりそうな予感・・・!!
他のSS職人のみなさんも超GJです! 全部読ませていただきました!
それでは皆さんよいお年
237 :
4-465:2007/12/31(月) 23:20:18 ID:cy6UBIl+
滑り込み小ネタ投下!
2レスです!
小ネタ『年越しソバ』
「かがみん、今年ももう終わりだね」
「そうねー。 今年一年、本当に早かったわね」
「今年はかがみが居てくれたから、一年あっと言う間だったよ」
「お、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「今年一年、良いツンデレをあじゅじゅした〜」
「……大方そんな事だろうとは思ってたわよ……。
まあ、私もこなたが居てくれたおかげで退屈する暇も無かったわね」
「……それは褒めてるのかい、かがみんや?」
「う……。 ま、まあでもこなたが居てくれて良かったって思ってるのよ!
本当なんだからね!?」
「分かってるよー。
そうやって必死に弁解するかがみ萌えー」
「絶対分かってないだろ、あんた……」
「分かってるって♪ よしよし……」
「ううう……」
「かがみ、そろそろ年越しソバ食べよ?」
「あ、もうそんな時間?
じゃあ準備を……あれ?」
「どったの、かがみ」
「あちゃー、ソバ買い忘れてたわ……」
「そっか」
「……怒らないの?」
「なんで?」
「だって、ソバが無いのよ?
年越せないー、とか言わないの?」
「ソバならここにあるじゃん」
「え? 何言って……」
ギュッ
「……かがみの傍(ソバ)」
「な……!?」
「今年一年ありがとね、かがみ」
「……こちらこそ、こなた」
238 :
4-465:2007/12/31(月) 23:22:44 ID:cy6UBIl+
「いよいよ年越しだね」
「……うん」
「年越す時にさ、やりたい事があるんだけどいいかな?」
「? どうぞご自由に」
『それでは参りましょう! 3、2、1……』
チュッ
「!?!?!?」
『HAPPY NEW YEAR!』
「こ、こな……」
「ん?」
「き、キス……!?」
「うん。 二年越しのキスしちゃったね、私達」
「うわ……」
「顔赤いよー、かがみ」
「……そういうこなただって、顔赤いじゃない」
「あれ、本当だ。 何か顔熱くなってるっ!」
「……ふふ」
「……えへへ」
『あははははは……』
「HAPPY NEW YEAR、こなた」
「HAPPY NEW YEAR、かがみん♪」
『今年もよろしくお願いしますっ!』
「全く……新年早々幸せな気持ちにさせてくれちゃって、コイツめコイツめっ!」
「いひゃいいひゃい!
やひぇろ〜!」
(これからも毎年一緒だよ? こなた……)
>>233 みんながGJしているところに申し訳ない。
どっちかが他のキャラもしくはオリ男とくっつく展開があるなら
苦手な人のために最初に注意とか書いて欲しかったかも。
241 :
4-465:2007/12/31(月) 23:27:57 ID:cy6UBIl+
以上、投下終了です!
このスレに来て、沢山のGJを貰いました。
ありがとうございました!
失敗した時に、その度に暖かい言葉をいただきました。
ご迷惑をお掛けしてすいませんでしたm(_ _)m
このスレの方には本当にいくら感謝してもし足りないです……。
来年もよろしくお願いします!
さしあたっては鏡開き!
よろしくお願いします!
それでは、よいお年を!
>>240 シリアス注意があるのでおkかと。
最後にハッピーエンドと言ってくれてるのも良心的だと思う。
ともかく、今年はこのスレに世話になった!ありがとう!
244 :
2-907:2007/12/31(月) 23:57:35 ID:OZw3GmCM
シリアスはおkだけど、オリキャラは不可って人もいるかと。(この2つは別物だろう)
とくに男オリキャラについては前も物議あったしねぇ。
さて、もうすぐ1年終わるですよ。
らき☆すたを初めて知ったときはまさか自分でこなかがSSを書くまでとは思わんかったので。
いやはや、これも単にコナタカガミ様の導きなのか。
では皆様、良いお年をお迎え下さいませ。そして来年もよろしゅう。
/ / / l ,:-―トl、 |ハ: : l! >イ\: : :∨. : : : V:.:.:.:.:.\::.:.:.:/ミ川川川川川川川彡
′ イ /i:ハ :|′: :/| | \! Yl′>_z三=ァ : : : V:.:.:.:.:.:.:ヽイ 三 三
// !: : : :|:し.:|: : :/.z土ー| ヽ.Vイ¨´}z.ミli、}ト、 : : : |:.:.:.:.:.:.:.:/:| 三 あけおめだ!三
/ ! : : | : :| :くf¨ 丁ミ.、 \ 「7!:::ハ}| ヾ ヽ: : :L:.:.:.:/|: | 三 三
| : : : l : :.:.! ハ 「7{:::jj} V迂ソリ jヘ : | Y:.:.| : | :| .三 .三
l: : : /!: : :.:〉ヘ V{爪リ `ニ´ jヘ:| リ:.:.| : |:| 彡川川川川川川川ミ
i: :/ l: : :.|:{ハ `ー' 、 ' ' ,、__ .ィ.:.:.:.! : |: :!
∨ V: :|:.ト._} ´ _ .. - 、 .イ :}:.:.:/:.:.:.:.l : :!: :|
V:|/.:八 {7 ̄.. - 一' /|/:./:.: : : :|: :i|:. :|
トl:.: : :.:> .._  ̄ . ´ !
246 :
1-176:2008/01/01(火) 00:06:12 ID:BaPPZMB5
あけましておめでとうございます。めがっさご無沙汰しております1-176です。
なんだかしばらく来ないうちにスレは伸びてるし、新しい職人様方がたくさんいらっしゃったようで、
我が事のように嬉しく感じております。
まとめてで申しわけありませんが、皆様GJ!!です!
では、新年のこなかがSS、投下させていただきます。
247 :
1-176:2008/01/01(火) 00:07:24 ID:BaPPZMB5
ゴーン・・・・・・ゴーン・・・・・・
鐘の音が聞こえる。いつの間にか眠ってしまったらしい。
顔を上げると、除夜の鐘がテレビに映っていた。
隣を見ればつかさが眠っている。
新しい年の始まりだった。
「明けましておめでと」
「おめでとー、お姉ちゃん」
家族は全員仕事に出計らっている。
私はつかさと新年の挨拶だけして、コタツから抜け出ると自室に向かった。
思った通り、携帯にメールが数通。
クラスメートや仲の良い友達からの年賀メールだった。私も、今年は受験なので、とメールで済ませてしまった。
中にはみゆきからのメールも混じっている。
不意に携帯が震え始めた。「着信中」とディスプレイに表示されている。かけてきたのは・・・
「何か用?日下部」
「ちぇー、冷たいな柊は。素っ気なくても『あけおめ』くらい言ってくれたって良いぢゃん」
「はいはい、あけおめ」
「うわっ、ホントにそっけねーな」
「大体何でこんな時間にかけてくるのよ。勉強はどうした?センターまであと19日無いわよ」
「グサッ!刺さったよ、心に何か刺さったよ!」
「それに年の始めだし、あんたのことだから峰岸に電話してるんじゃないかと思ってたんだけど」
「ほら、あやのはさぁ。ねぇ?」
「ああ」
そうだ、峰岸には彼氏が居た。
きっとなかなか電話の繋がらないこの時間に何度もリダイヤルを繰り返して
「あー、やっと繋がったー」
とか言って二人で喜んでいるのだろう。
・・・・・・
「どうせ私には縁のない話だわよ」
「えー、私が折角かけてきたのに?何度もリダイアルしてんだぜ?」
「だって恋人でもないし」
「あやのー、柊がシベリアの大地より冷たいー」
「え、嘘?!そこにいるの?」
「いないけど?」
「何よ、もう・・・そろそろ切るわよ。寝直したいし、少しは家の手伝いもしないと」
「あっ、ちょっ」
問答無用。終話ボタンを押し、ポケットに携帯を押し込む。
回線が込み合う時間だから、しばらくはかかってこないだろう。
何となしに外へ出てみることにした。
何かの予感が、あった気がした。
248 :
1-176:2008/01/01(火) 00:08:15 ID:BaPPZMB5
「寒っ」
外へ出てきたのが後悔されるほどの寒さ。それでも私は、期待してしばらくそこへ立っていた。
・・・期待って、何を?
私は、もう一枚上着を取りに、家の中に引っ込んだ。
神社へ出る。本当なら私たちも手伝いをしなくてはいけなかったのだが、受験だから、と勘弁して貰っている。
それだから家族に見つかるのは決まりが悪い。
一番近くの位置にいるまつり姉さんの視界に入らないように、私は参拝客の列が見渡せる位置へ回った。
そして目的の物を探す。緩やかなカーブを描いたアホ毛を。
予感は確信に変わった。
「おーっす、こなた」
「おー、かがみじゃん。あけおめー」
「あ、そうね。明けましておめでとう」
参拝客の中。列の端の方にこなたは居た。
「あれ?おじさんは?去年来てたわよね。それからゆたかちゃん」
「ああ、お父さんなら、何でも締め切りがマズいらしくて、今必死になってワープロにかじりついてるよ。ゆーちゃんは友達と初詣だって。だから今年は私一人で来たわけ」
こなたが列から抜けるように歩みを進めた。
私もそれに倣う。
「ふーん、大変そうねぇ。・・・所であんたはどうして来たの?受験でしょ」
「何をおっしゃる、かがみ様。こうしてかがみの顔を拝みに来たんじゃないかえ。御利益ありそうだしネ」
「なっ!」
顔が赤くなった。
「それにかがみだって、仕事じゃないのにこうして出てきてるじゃん。かがみこそ何で?」
「わっ、私は・・・」
あやふやな気持ちに決着をつけようか。
それともあやふやなままで終わりにしてしまおうか。
「こなたが来る、って気がしたから・・・」
「・・・そっか」
こなたが微笑む。
「私もかがみに会えるような気がしたんだ。だから出てきたんだけど・・・当たったね」
決めた。
はっきりさせよう。
249 :
1-176:2008/01/01(火) 00:09:10 ID:BaPPZMB5
「・・・あのね・・・」
「ん?」
白い息が視界を覆う。
「私、こなたのこと・・・好き」
「・・・・・・・」
この寒さで時間が凍ったかの様に思えた。
永い沈黙。
息を吐く体が震えているのが分かる。
寒さで?緊張で?
そんなことはどうだって良い。
やがてこなたが目を大きくして言った。
「・・・良かった・・・」
聞き取れるかどうかも分からないような、かすかな声。
「私も好きだよ、かがみ」
涙が止まらなかった。
「今年もよろしくね」
「うん」
そしてお互いは、
「みなみちゃん!お姉ちゃんと柊先輩見つけたよ!」
「どこ・・・?」
「ほら、あっち。列から離れたあっちの方・・・あ!」
「あ、見つけた。・・・!?」
「・・・キス・・・」
「・・・邪魔しないようにしよう・・・か」
「そ、そうだね・・・ふぁっくしゅっ!」
「大丈夫?風邪引かないように・・・」
「大丈夫だよ、みなみちゃん。・・・心配してくれて有り難う。改めて、今年もよろしくね!みなみちゃん!」
「うん。こちらこそ、よろしく。ゆたか」
250 :
1-176:2008/01/01(火) 00:10:30 ID:BaPPZMB5
うわぁ、タイトル忘れてました。
「謹賀新年 かがみ視点」です・・・
もう少ししたらこなた視点も投下させていただきます・・・
新年TOPが暖かい作品でGJです
初詣に出かける前にのぞいてよかった
冷え込みの厳しい昨日今日にもリアルタイムにマッチングGJ
252 :
1-176:2008/01/01(火) 00:19:06 ID:BaPPZMB5
うう、はがきソフトがメモリ食ってるせいか、動作がとろいー。
では「謹賀新年 こなた視点」。投下させていただきます。
253 :
1-176:2008/01/01(火) 00:19:47 ID:BaPPZMB5
「せーのっ」
『明けましておめでとうございます』
「今年もよろしくな、二人とも」
新年。作るのが遅かったせいでまだ暖かい年越しそばのどんぶりを目の前に置きながらの、おきまりの挨拶。
「それじゃあ年が明けましたので。お父さん、お年玉」
「ちゃんと用意してあるさ。二人とも計画的に使うんだぞ」
「え、私の分も?!」
「遠慮せずに貰っておきなよ、ゆーちゃん」
「そ、それじゃあ・・・」
今年・・・じゃない。去年からゆーちゃんが家に来てるから、お年玉はゆーちゃんのも込みだ。
去年と同じ額なら、お父さんの懐はさぞ寒いだろうに。
「じゃあ私、ネトゲの仲間に挨拶周りしてくるよ。黒井先生とか」
「おう、よろしく言っておいてくれ」
「私は友達と初詣に行ってきます」
「そうかい。行っておいで」
思い思いの元日。
部屋に戻ってPCの電源を入れ、起動が終わるまでにお年玉の内訳を確認する。
・・・やっぱり、去年より少なくなってる。
まあ、しょうがないか。ゆーちゃんも居るし。今度ゆい姉さんに何かおごって貰おう。
まだ立ち上がらないPCを後目に、コピー用紙を一枚持ってきて、筆箱からシャーペンを取り出す。
一年の計は元旦にありと言うしネ。今年こそは・・・そう思ってることを、私は書き出すことにした。
PCも起動したのでゲームにログイン。
右手にキーボード、左手にペン。
コピー用紙に箇条書きにしていく。
「大学落ちても受かっても後悔しない・・・っと。おっと、右手で打ってる文字が割り込んでる」
大学落ちてもヨロって何さ。
そりゃまあ、あの3人には私が大学落ちても仲良くして貰いたいけどさ。
・・・で、一番最後の項目。
やっぱり、これしかないよね。
「かがみに告白する・・・っと」
254 :
1-176:2008/01/01(火) 00:20:26 ID:BaPPZMB5
何時だったかな?かがみと話すようになったのは。
ともかく、吊り目、ツインテールと萌え要素そろってるかがみに、私は・・・うん、かがみは嫌がるかも知れないけど、『萌えた』。
しかも話していく内に、ツンデレもあるって分かって、ますます好きになっていった。
でもさ、萌えだけじゃ無いんだよ。
一目惚れ、なのかなぁ。つかさ経由で知り合う前から、時々かがみを見かけることはあった。
そのときから・・・何か惚れてたっぽいんだよね、私。
で、萌えと惚れの相乗効果(?)で、気づかない内に・・・かがみが大好きになってた。恋してた。
いつも会う度に、胸がキュンとなるあの感じ。わかるかなぁ、あれがずっと続くんだ。
大好きで大好きで仕方なかったんだよね。
でも、私はその気持ちを言えないで居た。
女同士だからって言うのもあるけど・・・一番の理由は、やっぱり今までの関係を崩したくなかったからかな。
私が原因で、昼休みのあの団欒がぎこちなくなるような事があれば、本当に学校行けなくなるかも知れない。
つかさやみゆきさん、それにかがみにあわせる顔がないから・・・
でも、卒業すれば、嫌だけど4人が顔をあわせることも少なくなる。
そうすれば多少ぎくしゃくしたところで、顔あわせる機会が少ないから付き合いに殆ど影響は無いはず・・・
って、後ろ向きなことばかり考えてるけど、それで今年こそは告白・・・卒業式あたりかな、それくらいに告白しようと思ってる。
一通り挨拶巡りしたところで、私はベッドに横になった。積んであるマンガに手を伸ばす。
「?」
手が止まる。
何かしなきゃ。
そんな感じがした。
255 :
1-176:2008/01/01(火) 00:21:27 ID:BaPPZMB5
結局、何であのときマンガに手を伸ばすのを止めたのかは分からない。
「お父さん、ちょっと出かけてきて良い?」
「こんな時間にかい?」
時計は0時30分を少し回ったところを指している。
こんな時間に外に出る理由といえば
「ちょっと私も初詣行こうかなと思って。かがみとつかさの家の」
「ああ、あの二人の巫女さんの所かい。でも今年は巫女さんで出てないんだろ?」
「でも会えそうな気がしてさ」
?
「そうか。じゃあ、挨拶に行っておいで。お父さんはまだこの部分は書かないと忘れそうだし、しばらく出られそうにないよ。・・・〆切近いしさぁ」
うわぁ、泣きそう。
かがみ達の巫女姿見に行けないのがそんなに悲しいのか。
だとしたら、やっぱり私のお父さんだ。
「う、うん・・・頑張ってね。行ってきます」
・・・私、何でかがみに会えそうな気がしたんだろ?
そうして、かがみの家の(?)神社に着いた。
かがみ達が出てきてるとしても何処にいるのか見当も付かない。
取りあえず、初詣の列に並ぶことにした。
「はふぅ」
手がかじかむ。手袋はしているけれど、流石にこの寒さはきつい。
見渡せば地面には霜柱。昔よく踏んづけて遊んだ記憶がある。
それから絵馬。かがみは俺の嫁、とか書いて帰ろうかな。それじゃ単なるストーカーか。
そしてかがみ・・・
「へ?」
かがみが居た。しかもこちら目掛けて歩いてくる。
「・・・」
開いた口が塞がらなかった。
256 :
1-176:2008/01/01(火) 00:22:02 ID:BaPPZMB5
「おーっす、こなた」
「おー、かがみじゃん。あけおめー」
「あ、そうね。明けましておめでとう」
いつものかがみだ。
「あれ?おじさんは?去年来てたわよね。それからゆたかちゃん」
「ああ、お父さんなら、何でも締め切りがマズいらしくて、今必死になってワープロにかじりついてるよ。ゆーちゃんは友達と初詣だって。だから今年は私一人で来たわけ」
長い話になりそうだ。
私は参拝客の列から抜けるように歩いた。
かがみも付いてくる。
「ふーん、大変そうねぇ。・・・所であんたはどうして来たの?受験でしょ」
「何をおっしゃる、かがみ様。こうしてかがみの顔を拝みに来たんじゃないかえ。御利益ありそうだしネ」
「なっ!」
いつも通りの冗談。かがみの顔がボッと赤くなった。
可愛い。
そして、胸がときめく。
「それにかがみだって、仕事じゃないのにこうして出てきてるじゃん。かがみこそ何で?」
「わっ、私は・・・・・・こなたが来る、って気がしたから・・・」
「・・・そっか」
予感はこれだったのだ。運命の巡り合わせか、はたまた神様の悪戯か。
そんなことはどうだって良い。
「私もかがみに会えるような気がしたんだ。だから出てきたんだけど・・・当たったね」
「・・・あのね・・・」
「ん?」
かがみが俯いて、何か言いたそうにしている。
「私、こなたのこと・・・好き」
驚いた。ラックの種って、リアルに存在したっけ?
衝撃に固まること、しばし。
「・・・良かった・・・」
思わず口に出てしまった様だ。
かがみが好いてくれていた・・・だったら、私も言っても良いよね?
計画前倒し。
「私も好きだよ、かがみ」
うれし涙が止まらなかった。
見ればかがみも涙を流している。
「今年もよろしくね」
「うん」
次第にお互いの顔が近くなっていく。
最高のお年玉だった、と思う。
257 :
79:2008/01/01(火) 00:22:07 ID:4y8k3eZJ
皆様明けましておめでとうございます。
今年も皆さんと一緒に、こなかがを愛でれたらいいなぁと思っておりますw
今年もよろしくお願いします。
>>246 新年初GJ!もう早速ニヤニヤしてますw ありがとうございました。
>>240 >>244 お騒がせして申し訳ありませんでした。特に240さん、気分を害してしまったなら、本当にごめんなさい。
ただ、オリキャラでもないんです。セリフも1つも書く予定なかったんです。
でも本当にすみませんでした。以後、気を付けます。
レスくれた皆様、ありがとうございました。
258 :
1-176:2008/01/01(火) 00:22:48 ID:BaPPZMB5
「寒いわね」
「寒いねー」
二人手を繋ぎ、境内をぶらぶらと歩く。
かがみが手袋を持っていなかったから、片方を貸して、素手を握りあった。
「で、晴れてお互いの気持ちが伝わったは良いけどさ」
「ん?」
「報告・・・どうする?つかさや、みゆきさんに言う?」
「・・・どーしよっか・・・」
二人の間ならべつに女同士だろうと何だろうと、関係ない。
が、周りの目はそうも行かない。
世間体を気にしない生き方が出来れば良いんだろうけど、そのせいでかがみが辛い目に遭うようなことがあれば、問題は深刻だ。
百合作品が最近よく出回ってるとは言え、飽くまでそれは作品であり、リアルで百合は好かない、という人だって居るだろう。
隠れてしか二人きりになれないとか、そんなのは嫌だ。
「みゆきは・・・多分話せば分かってくれるわよ。つかさだったら別に問題ないんじゃない?」
「何で?」
「こなたから・・・そう、何て言うの?女の子同士イチャイチャしてるような・・・」
「百合?」
「まあ、そう言うマンガ貸していって抵抗無くせば・・・あの子、そういうのに影響受けやすいから」
「かがみも結構スゴいこと考えるねー。世間一般ではそういうの、洗脳って言うんだよ」
「わ、分かってるけど・・・」
でも確かに、そういう手は有効かも知れない。
紅白でも、性同一性障害(だっけ?)で性転換した歌手が出てたし。
259 :
1-176:2008/01/01(火) 00:23:21 ID:BaPPZMB5
「よし、決めた」
「何をよ」
「ふっふふふふー、良いこと」
「どんなよ」
「私が世間に影響力を持てるようになって、恋人がかがみだってカミングアウトするの。そうすれば、少なからず賛同者が出てくるじゃん?その勢いで署名集めて、同性婚出来るように法改正要求して、かがみの家に『かがみを幸せにします』って言いに行くの」
「!・・・何かまた突拍子のない考えを・・・」
「・・・ダメ?」
「良いんじゃない?でも、どうやって影響力持つのよ」
「コスプレ喫茶で鍛えた演技力で、俳優やるとか。そうじゃなかったら声優とか!私、平野綾そっくりの声出せるよ!」
「それじゃぁ、今からやることは?」
「・・・はい、お勉強します・・・」
「あとそういう声優養成学校みたいな所のパンフの取り寄せね」
やることは決まった。さっきのコピー用紙に書き足しておこうか。
「ところでさ、こなた」
「ん?」
「・・・この後、予定入ってる?」
「無いけど?」
「じゃあ、家に来ない?つかさしか居ないし、多分また寝てるし」
「え。え、えぇっ?!」
「よし、決まりね!さぁ、行こう」
「ちょ、ちょ、まっ」
体の小さな私は、かがみに引きずられるようについていく。
かがみの手がさっきより熱い。
・・・可愛いなぁ、かがみ。
「ねぇ、ちょっとかがみ」
「ん?何?」
振り向いたかがみの頬に、タイミングを図ってキス。
頬は手よりも熱かった。
「好きだよ」
「私も」
初日の出の時間まで、あと何時間あるかな?
260 :
1-176:2008/01/01(火) 00:26:31 ID:BaPPZMB5
以上です。久々の投稿で緊張に手が震えております。
去年はiPS細胞が開発されたり、なんだか2人が結婚した後、本当に子供が作れそうな感じになってきてますね。
よし、初詣はこなたとかがみの幸せを祈願してくるぞー!
センターまで20日切ってるorz化学どうしよ
年明けから飛ばしすぎだwww。
みんなGJ!!
さて、たまアリでPRIDE見て来たついでに、
鷲宮神社に初詣に行って、二人の幸せを祈ってくるぜ
あけ☆おめ!
今年もこなかがを応援します!
263 :
おやつ:2008/01/01(火) 00:41:17 ID:l8AnHTvo
あけましておめでとうございます〜!
今年もこな×かがに染まりたいと思います。
落ち着きましたら保管開始しますのでよろしくお願いします〜。
>>260 GJ
お前も受験生なのか
俺と同じ年なのにこんだけ文章書けるのはすごいな
センター頑張ろうぜ
265 :
4-465:2008/01/01(火) 00:48:21 ID:pdP6e78Y
>>241からすかさず新年のご挨拶(笑)
明けましておめでとうございます!
今年もこなかがな一年にしましょう!
>>243 ありがとうございます!
今年も頑張ります!
なお、このスレはゴッデス・コナタカガミによって見守られています。
おお、ゲットしたこなかが本を消化してたら年が明けていた
あけおめ!
あけおめ
冬コミはこなかが・かがこな共に豊作だったZE☆
>>260 ちょw受験生ww
>>261 もしかしなくても冬コミ→やれんのか!→鷲宮初詣というハードスケジュールかw
俺も一瞬考えたけどw
受験勉強してるとこなかが妄想が沸いてきやがります
職人諸氏のさらなるご活躍とこのスレの発展を祈りつつ、
あけましておめでとう!
>>260 新年初のSS、GJです!新年早々いい気分になれたよ。
あといらんお節介かもしれないが、1-176氏をはじめとする受験生の健闘を祈ってる。
大学受験じゃないが、俺も去年は試験勉強漬けだったで。
>>268 眠気に襲われたときとかに妄想すると目が覚めていいよ。
こなかが病も使いようだと思った。俺だけだったらごめん。
あとどうでもいいけど、今雑学王クイズ見てたら「ぽち袋」の由来は何かって問題が出て吹いた。
新年初かきこ。
いつも絵とSS楽しませていただいています。
今年もまた素敵な作品に出会えるのを楽しみにしています。
>>260 新年早々いきなりのGJ
にやにやが止まらない。
さっそく今夜はお楽しみってやつでしょうか。
>>266 なかーま。
前スレ151氏の情報を元に東館を探したが
昼ちょい過ぎだったのですでに完売してたのもあったorz
店売りしてくれると嬉しいんだけどな。
あと、前スレ380氏の本が買えたのかどうかも気になるところだ。
271 :
7-438:2008/01/01(火) 03:08:36 ID:Gl/f3TcF
「うー暖冬とはいえ、この時間はさすがに冷えるわねぇ」
明日巫女服を着る約束の元、今はこなたと過ごす事の許された時間。
珍しく地元から離れた社寺へこなたと2人で初詣に来ていた。
「ふぇ?かがみは寒いの?」
…?
どうやらベクトルがずれてるらしい。
こなたの真顔がこんなところで見れるとは思ってもいなかった。
げふんげふん、戻ってこい私。
「あんた、寒くないの?」
「うん、寒いけど──」
って、やっぱり寒いんかい。
と、突っ込みかけて、続くこなたの言葉をあえて待った。
「かがみと一緒ならどこにいても心はあったかいよ」
直球ストレートな物言いに、いつもの猫口じゃなくて、
素の笑顔は反則だと思うんだけど、こなたさん?
…ああ、鼻血出そう。
「ほぇ、かがみ?」
どうやら意識があらゆる意味でトリップしかけてたらしい。
こなたに呼ばれて飛びかけてたものが戻ってこれた。
「ご、ごめん。こなた」
「?変なかがみ」
…というかその無自覚なキラーワードどうにかしてくれないと、いつか跳ぶわね。
そんなことを考えつつ、私をこんなにも優しい気持ちにさせてくれる彼女に
私からも一言言おうと思う。
「ねぇこなた」
「ん、かがみどしたの?」
こなたが丁度暖めるために口元に寄せた手を、私は引ったくって握りしめて。
「なっ!ちょっ!か、かがみ!?」とか慌ててる姿もまたかわいい。
ちょっとだけその姿を堪能した後、ひんやりとした外気を一息分吸い込んで。
「こなた、今年もよろしくね!」
2人の1年の幕開けがここに ─ A HAPPY NEW YEAR 2008!!!
────────────────────────
あけましておめでとうございます、新年初カキコ。
短めSSから失礼しました。
今年もこなたとかがみの幸せ、
このスレに沢山の良作SS&絵が投稿される事を祈願しまして!
…インフルエンザになった私はベッドからただただ祈っておりますorz
それではみなさん、今年もよろしくお願い致します(´・ω・`)
あけおめことよろ
いつ来てもこのスレはマターリしてていいね。皆様GJ!
あけおめー
ちょっと質問なんだけどここの住人からすると、エロパロ板のらきすたスレってどうなんだろう
たまに向こうのネタが使われることあるよね ゴッドかなたさんとかなんとか
やっぱこなかがの質だとこっちのが良かったりする?
あけましておめでとう!
初詣で二人の幸せを祈ってきた俺参上。
年末〜年始と素晴らしい展開になってますな。
>>221 王道ってことは割りと数が多い、数が多いってことは受け入れやすいって事だと思うのです
俺も王道展開大好きです
さぁ、がんばれかがみ!GJ!
>>233 うあ・・・目頭熱くなってる・・・
みんなの応援のところが最高すぎる・・・
こちらのかがみもがんばれ!超がんばれ!!
>>260 なんと温かい話。
二人の今後に大きな幸あらんことを。
そして受験がんばってくださいな。
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/01(火) 10:17:22 ID:HLO0cWBi
明けましておめでとう御座います
昨年は皆と一緒に萌えられて幸せでした!!
今年もSSとか頑張りたいと思いますので生暖かく見守っていただければ
嬉しいです。
では、今年もこなかがと職人様、読者様にに幸あれ!!!
そして受験頑張ろう・・・化学なんて嫌いだ・・・
あけましておめでとう
新年早々SSや写真やで飛ばしすぎw
職人の皆さん超GJなんだぜ!
今年もみんなでこなたとかがみの幸せを願って行こうじゃないか
ぐあ!!sage忘れスマソ・・・
明けましておめでとうございます。
昨年は四ヶ月ほどお世話になりました。
今年も頑張って二人を応援していきましょう。
当面の目標は鏡開きだけど、間に合う気がしない……。
かがみびらき……いかん、エロパロ向けにしかならん
>>273 あけおめ。
あちらとこちらは、かなり住人がかぶってる気がする。
とか言ってる俺も、あっちの職人(変化球専門なんでこなかがはなかなか描けないけどorz)なんだけどさ。
ところで、今回の冬コミ。
蒼☆菫。
こなかがというよりかがこなだが、マジでやられました。
明けましておめでとうございます
今年もこなかがにとっていい年になりますように・・・
今、親戚宅なので、明日あたりに絵を投下しますね
「かがみん、鏡開きのSSに協力してくれないカナ」
「脱がないわよ」
「じゃあ、かんの…」
「ここは、前年齢板だという空気を読め」
「むぅ、じゃあ
ひいらぎかがみ
かがみひいらぎ
かがみびいらき
かがみびらき
鏡開き」
「結局、親父ギャグか」
285 :
8-616:2008/01/01(火) 18:02:40 ID:xlH15KVG
『突撃!〇〇〇〇スレにご挨拶』
「あけまして〜、おめでとござーまーす」
「腹立つから微妙に略すな!」
「本年度も、昨年と変わらぬ………いや、それ以上にかがみんとイチャイチャベタベタするので、皆さん応援宜しくね〜」
「こ、こら!余計なこと言うな!!それに人の惚気を聞かされたとこで住人さん達は良い気はしないわよ」
「ちっちっ。かがみんは甘いねー。ここのスレの住人さん達は、私達がイチャイチャすればする程、気分が昇天しちゃうんだよ?ヘブンに逝っちゃうんだよ?スレタイ見て来なかったの?」
「み、見てないけど…何なのよそれ!?」
「まぁまぁ、とにかくそゆワケだから適当に挨拶しときなって。思いつかないなら…はい、カンペ」
「んー、なになに?“あけましておめでとうございます。私達も付き合って数年になりますが、今年こそ子供の一人くらいはと考えております。つきましては、皆様に子供の名前を………ってちょいまて!!!!」
「どーしたの?」
「そりゃどうかするわよ!明らかにおかしいじゃない!!子供って、私達女だし…」
「甘いねかがみ、ここは私達の不可能を可能にするスレだよ?ちょっと職人さんが頑張ってくれれば…」
「もう私にはあんたの言葉の意味がよくわからん」
「頭が固いんだねー。じゃあもういいや、当初の予定を果たすよ?」
「最初からそれでいいじゃない!じゃあいくわよ?せーのっ」
「「昨年はお世話になりました!これからも私達二人と、こなかがスレを宜しくお願いします!」」
「って、ココはこなかがスレだったのか!?」
「遅いよ、かがみん」
ってわけで、皆様あけましておめでとうございます!今年も沢山の良作とこなかが好きさんに出会えますように祈っています☆
286 :
4-248:2008/01/01(火) 18:18:06 ID:YhmCtn+w
挨拶しにくるのが遅れましたが皆さん、あけましておめでとうございます!
新年早々たくさんのSSを見ることもできて…皆さんGJです!
自分は今年も昨年同様まったりとこなかがを応援していきたいと思いますw
それでは今年1年が皆さんおよびこなかがにとって幸せな年になりますように…!
あけおめー! ことよろー!
去年は色々いいもの見せてを貰いました!
今年もまた萌えるようなもの、よろしくお願いしますよお二方!
大吉ならこなたとかがみの結婚式に俺参加。
ちなみにお祝儀はIDの数×万円
>>288 大吉で結婚式はいい、しかしなぜそこでID数なんだw
あと、何気にこのスレ初のおみくじとお年玉だったんだな。
>>288 こなたとかがみが結婚することだけはガチなのねw
2人へのご祝儀はお年玉の額でしょう、やっぱりw
当然おみくじは2人の将来。
こなた「ふふふ、きょうちゃんだけに凶なんだね」
かがみ「厄払しといてあげるから、その御神籤よこしなさいよ」
こなた「わたしたちの未来を心配してるかがみ萌え」
かがみ「う、うるさいわね(////)」
じゃあ改めて俺が
298 :
【凶】 :2008/01/01(火) 22:36:36 ID:Sgtgt/Bw
お年玉の金額×10円でどおだ
 ̄ ̄> .::.::.: /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ::\.::.::.::.:\
/⌒l , ‐、/ .::.::.::.::.:: | .::.::.::.::.::.::.: | .::.: |.::.::.\.::.::.::.:ヽ
{ | ,/ |/.::.::.::/ .::.: |.::|::.::.::.::.::.:: j :.::.::|/.::.::.::.\.::.::.: ',
| |/{ |.::.::.: ,'.::.::.::.:|.::l::.::.::.::.::.::ハ.::.:∧ .::.::.::.l.::ヽ :.::.l
/^ヽ │ | ̄! :l ::.l .::|:\:/ |.::l .::.::.::.::./ ∨.:ハ.::.::.:.|\|::.::.:| あけおめ!
{ `、 l :l, | :l.::.:!.::.| .::/\!∧ :.::.::./ __/∨ |.:::.::.:|.:| .::.::.::!
`、 ヽヘ :L_j :{.::.ハ.::.l :,' `ーヘ.::.:∧ 三三三 |.::|∨::.|.::.::.::.|
\ ∨ ∨ ヘ.:l小. 三三 ∨ ・|.::l.::.::. |^ヽl :|
ゝ ヽ Yハ ' :::::::| :l.::.::.::|_ノ:l :| 今年の恋愛運
〃 `Y⌒ ー─ |_ンーヘ::::::: `ーー ’ │l ::.::.:ハ.::.::V
{{ \ ノ⌒ | l l |ヽ、 _ イ|:l.::.::.:,'.:.::.::.::| アンド
`ーt一'´ ̄て` | l l | ヘヽ> -‐ '´ん.::リ:l .:: /:l.::.::.::.:|
`ヽ、 __ | l l | | l l\ ∧ ∨:l.::.:/::.:l.::.::.::.:| 交際費を占うのだだだだだー!
`ヽ、__//// V|ヘ ヽ_}_ ∨.:/.::.::.l.::.::.::.:|
人彡∠/ V|ヘ ∨ |//ヽ :.::l.::.::.::.:|
/.::.::ヽ、__/ V|lヘ ヽ j /// }ー-、.::.::.:|
301 :
【ぴょん吉】 :2008/01/01(火) 22:57:05 ID:rmduTT1F
大吉ならかがみおめでた!
新参者にはおみくじの出し方がわからない……。
どうやってるんですか?
名前欄に !omikuji って入れるとでおみくじで !dama って入れると年玉だったと思う
あけおめことよろ!
リアルおみくじが末吉だった私が華麗に二人の将来を占いますヨー。
ご祝儀はお年玉×100でどだ!
名前欄に入れ忘れたorz
>>303 ありがとう。
これであってるかな?
二人の運勢ってことで。
(⌒)
(こ○こ) ,-、
(___) てOう
_ ‘ー’ (⌒)
. ,-、 //⌒ / (こ○こ)
てOう 〈.::.{ __, ベ.ー-< ‘ーヘ_ノ
‘ー’ ,ゝ'´.::.::.::.::.::|.::.::.::.::`丶、 やたー!
/ :.::.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.:: く ̄
{ヽ ,'.:/.::.::⌒/|.::.::ハ⌒.::.::.:ヽ ハ 大吉だいきちだー。
>>299 ∨\_ {/.::.::/:./ |::/ ヽ\.::.::|.::V }
. / / ∨イ.::/≡≡l/ ≡= ハ.:.|ヽ「∨ みんなもおめでとう。
ヽ_{ |.:ハ:::::: 、_,、_, ::・{:.W ∨
\. |ヘ.::.:l、 _(_ ノ_ イ.::| /
/.::.\ ヽ::| ∨{ / |.:/ .xく ところで
/:/.::./\ ヾ\ 「] /| ノ'/.::.::l
/.::./.::./.::.::.: _} |lヽV/ l|r'´.::.::l.::.| ROM専のむっつりかがみは
l_;斗-く :.::.::. 〈 j >ω<.| :.::.:: l.::.|
V`ーく¨ヽ.::j≧ヘ / ∧ }| :.::.:: l.::.| 占わないのかな?かな?
/.::.::.∧/∨l| Y_/ レく :/l.:|l:ノ
. |.::/l.::ヽ_,,斗‐'´/ 了丁 // リ
ROM専w
お年玉^10をご祝儀に
やべえ*10^1と間違えた
311 :
79:2008/01/02(水) 00:02:11 ID:SFvZgSFJ
流れを切って申し訳ないですが、昨日の続編を投下していきます。正月に似合わないですが・・・
レスくれた皆さん、ありがとうございました。少しでも楽しんでいただければ幸いです
>>240さん、本当に申し訳なかったです。他にも気を悪くしてしまった皆さん、すみませんでした。
注意
シリアスです。
長編です(4部目、
>>2273部)
こなたと男がくっついてます(男はssに登場しません。)
最後はハッピーエンドにします。
312 :
想貴 1/5:2008/01/02(水) 00:04:12 ID:SFvZgSFJ
『か、かがみ・・・』
『こんばんわ、こなた。』
「いきなりだから、ビックリしたよー。前々から言っててくれれば良かったのに。」
こなたの部屋は思ってたより汚くなかった。なんとなく、安心した。いつも遊びに行っていた、こなたの部屋のようだったから。
「いや、ただ近くを通ったからさ。抜き打ちで来てみただけよ。」
「抜き打ちって・・・テストじゃないんだから。」
ぶつぶつ文句を言うこなた。でも、なんとなくだけど、喜んでくれてる。
自惚れかもしれないけど、確信はないけど、こなたの機嫌が良いと思った。
「いきなり、悪かったわね。迷惑じゃなかったかな?」
「迷惑だと思うー?」
こなたはニヤニヤしながら私の顔を見る。こいつ、私をからかってそんな楽しいのか?
「・・・そ、そんなのあんたじゃないと分かんないわよ。」
「迷惑なわけないじゃーん。むしろ嬉しいぐらいだよ。ご飯はー?」
「食べたわよ。今日日下部と峰岸と遊んできたの。」
「みさきちと峰岸さんかー。どーだった?」
些細な話は私の耳を通過するだけ。それよりも胸の鼓動を押さえるのが難しくなってきた。
この部屋の匂い。こなたの雰囲気。こなたの声。こなたの表情。全てが私をおかしくする。
顔が熱い。絶対真っ赤になってる。抑えようとしても止まらない。私から、熱と想いが溢れる。
「・・み?かがみってば?」
「えっ?あ、ごめんボーッとしてた・・・」
「何ー?そんなに私に会えて嬉しいかね?」
どうも私の周りのやつらは私の心を読めるらしい。ならば、私だって、仕返しをしたい。
「・・・そうよ。悪い?」
「おぉぉ、かがみってば大胆。デレキャラに転職したの!?」
「するかっ!」
「相変わらず鋭い突っ込みだね。まぁ座りなって。お茶でも準備するから。」
こなたはそう言ってキッチンに消えていく。
嘘をつきたくなかった。だからこんな大胆な事を言ってしまった。
でも、素直なのも、悪くないって思った。
‐‐‐‐
313 :
想貴 2/5:2008/01/02(水) 00:05:29 ID:SFvZgSFJ
「今日泊まっていく?」
「えっ!?えっと・・・」
そこまで考えてなかった。ただ勢いで来てしまったからな。勢いって怖いな。
「今日はもう少ししたら帰るわ。」
「えーなんでー?」
キッチンからひょこっと顔を見せる。残念そうな顔も、私は好きだ。
今日は、友達として、こなたに会いにきたんじゃない。自分を変えたくて、今の辛い現実を変えたくてこなたに会いに来たんだ。
「遠慮しなくてもいいんだよ?」
「大丈夫よ。あんたも立て込んでるみたいだし。」
部屋の奥で光を発しているパソコン。画面には昔見せられたギャルゲー。一緒に画面に釘付けになってたっけ。
あのキャラは確か。
「立て込んでるっていうかギャルゲーだし。」
「懐かしいね、あれ。」
「かがみ覚えてたんだ。ちょっと意外。」
忘れられない。
あのキャラは、ツインテールに、赤いセーラー服。そして。
「覚えてるわよ。変わらないね、こなたは。」
ツンデレ。
こなたがあのゲームの中で一番好きなキャラ。
それを聞いたとき、恥ずかしかったけど、それよりも、嬉しかったんだ。
「そうでもないよ。私も・・・」
「私も?」
「・・・前を見て、前に進んでるよ。もう、振り返らないんだ。」
すぐにこなたが言いたい事が分かった。それは今の私には辛くて、悲しくて、切なくて。
「かがみは?」
それでも、進むんだ。
「私はね、進むために、こなたに会いに来たの。こなたに会わなきゃ、進まないの。」
ずっと縛られてた。でもやっと鎖を切れた。雨も、もう降っていない。
だから今日は、止まった季節を動かしたい。
「こなたに聞いて欲しい事があるの。」
「かがみ・・・」
こなたを傷つけた。こなたを拒絶した。こなたを泣かせた。それでも私は。
「私は、泉こなたを愛してる。」
こなたが茶わんと煎餅を乗せたお盆を落とした。大きな音が聞こえなかった。
‐‐‐‐
314 :
6-774:2008/01/02(水) 00:06:02 ID:aAjHT/O2
あけましておめでとうございます。皆さんが御神籤で盛り上がってるところ空気読まずにコテ番入れてますw
アニメを観ると初詣の後、早速嫁に電話するこなた。あれ?この場合は婿?
今頃もお年玉の使い道で盛り上がった電話をしてるんでしょうね。
こなた「かがみ〜、お年玉何に使う?」
かがみ「そうね……こなたとのハネムーンの旅費、かしら」
こなた「全然足りないよ、かがみん……orz」
じゃ、私のお年玉も二人に差し上げよう。
315 :
想貴 3/5:2008/01/02(水) 00:06:30 ID:SFvZgSFJ
床に落ちた湯飲みから零れるお茶。散らばる煎餅。それさえも目に入らない。
私の目にはこなたしか写っていない。私はゆっくりこなたに近づく。
「こなた・・・」
こなたは信じられないっていう表情をしている。当たり前だ。
私だって、こんなことになるなんて、4ヶ月前には想像していなかった。
段々こなたが近くなっていく。
「私は、苦しかった。あの日からずっと。謝りたくて、元に戻りたくて、後悔していて。」
「・・・でも、それは私が悪かったから・・・」
「違う!こなたは、悪くない!私が弱かったから、本当はこなたの事、好きだったのに・・・」
「かがみ・・・」
こなたまであと1メートル。こなたの体は寒さに耐えるように、震えている。
「私、彼氏いるよ?」
「・・・知ってる。」
胸に突き刺さる痛み。想像していたけれど、こんなに痛いなんて。
でも泣かない。逃げない。私は負けない。負けたくないんだ。
「かがみは、私を拒絶したんだよ?」
「・・・知ってる。」
「私、前に進んでるよ?」
「・・・知ってる。」
「じゃ・・・なんで?」
こなたの目が潤んでいる。それがこなたをもっと愛しく見せた。
「・・・止まらないの。抑えても抑えても、止まらない。こなたが好き・・・勝手だって、分かってるけど・・・こなたをたくさん傷つけちゃったけど・・・」
私は、全てをぶつけた。
「泉こなたの全てが好き・・・どこが好きで、どこが嫌いなんてない!全部大好きなの!・・・ずっと、傍にいて欲しいの・・・」
息が荒い。全てを吐き出したからだ。大切にしてきた想い全部。
でも、ちょっとだけ後悔してしまった。
「うわぁぁ・・・ぁぁん・・・っひぐ・・・」
目の前にいる蒼髪の小さな少女が、泣き崩れたから。
「うぁぁん・・・うわぁぁん・・・」
声を上げて、泣いていた。まるで生まれたばかりの赤ん坊のように、泣きじゃくっていた。
「こなた・・・」
私はこなたを強く抱き締めた。強く、優しく。こんな事しか、私はこなたにしてあげられなかった。
私の腕の中にいるこなたはすごく小さくて、弱々しく震えていた。あの日の私のように。
髪を撫でた。ぎゅっと力を入れて抱き締めた。背中をさすってあげた。
でも、私は無力で、すぐにこなたを泣き止ませることはできなかった。
それがすごく、切なくて、もどかしかった。
‐‐‐‐
316 :
想貴 4/5:2008/01/02(水) 00:07:17 ID:SFvZgSFJ
街が静寂に包まれている。たまに車やちらほら人が通るだけ。騒がしい喧騒も今は聞こえない。
駅のデジタル時計は4時を示している。
後悔していないって言ったら嘘になる。こなたを泣かせてしまったから。あの日のこなたも、こんな気分だったのかな。
『ごめんね、こなた・・・ごめんね。』
『えっぐ・・・ひっぐ・・・』
こなたの涙が鮮明な映像として、頭に残っている。こなたが泣いているトコなんて、記憶になかった。
今もまだ、こなたは部屋で一人泣いているのかな?
『ごめんね、4ヶ月前も、今も・・・ごめんね。』
何回、ごめんね、って言ったか覚えていない。私には謝るしかすべはなかった。
どのくらいだろう?かなり長い時間、こなたを抱き締めていた。こなたが泣き止むまで抱き締めていた。
『・・・もう・大丈夫だよ・・・かがみ』
『うん・・・』
泣き止むと同時に、大丈夫とこなたは言った。その意味を理解した私は、こなたを解放した。
本当は離したくなかった。もっともっと、こなたを感じていたかった。
『返事・・・できたら、欲しいな。』
『・・・うん。』
『いつでも、いいから。何日、何週間、何ヵ月、何年後でもいい。ずっと待ってる。』
自分がこんなにエゴイストだとは知らなかった。こなたはあの時、返事はいらないって言ったのにね。
『こなた。』
『・・・』
『ごめんね・・・自分勝手で。ごめんね・・・傷つけて。好きになって、ごめんね。』
『・・・ひっく・・・』
好きになって、ごめんね。よく泣かないで言えたなーって思った。
好きなのに、傷つけてしまう。違う。好きだから、傷つけてしまうのかも、しれない。
だから、ごめんね。
『・・・またね、こなた。それまで、元気でね。』
それだけ告げて、私は夜の街に戻ってきた。また泣きそうになっていたこなたを残して。
きっと、ダメだろうな。でも、泣きたい気分じゃない。むしろ清々しい。これが、『進む』って事なんだ。
さぁ、帰ろう。時計はいつの間にか6時になっていた。電車が、街が動き始めていた。
‐‐‐‐
317 :
想貴 5/5:2008/01/02(水) 00:08:00 ID:SFvZgSFJ
あれから、1週間。大学の長い夏休みはまだまだ終わらない。
熱いと思ったらいきなり天気が崩れたり、冷え込んだりする日々が続いている。
でも、私は嬉しい。私の中の止まっていた季節が動いていると実感できるから。
ファミレスから見える外の風景は雨。カエルは、喜んでいるだろうな。
「柊は頑張ったと思うぞ。後悔してねーんだろ?」
「こなたを傷つけた事は、後悔してる。でも、私は納得してるよ。」
「柊ちゃんは優しすぎるのよ。誰かが喜べば、必ず誰かが悲しんでるって前にテレビでやってたわ。」
日下部や峰岸は私を励ましてくれている。
1週間前、こなたの部屋で起きたことをありのままに打ち明けた。
「あとはちびっ子しだいだなー。」
「きっと、ダメって言われるよ。」
「まだ分かんねーってヴぁ。」
「ううん。あいつね、私に言ったの。私は、前を見て、前に進んでる、って。意味分かる?」
それはきっと、私への特別な想いを捨てたって事。もう振り返らないって事。
「柊ぃ・・・」
「いいの、気にしないで。言ったでしょ?私はこれで良かったって思ってる。」
「柊ちゃん・・・」
「何よ、二人共。私ならダイジョブ。ホラ、今日は私のおごりだから。」
「柊ぃ・・・」
「まだ何かあるの?」
「ミートボール頼んでいいか?」
可愛らしい八重歯を見せて、日下部はにかっと笑った。・・・ありがとう、日下部。
振り返らない、か。私も、頑張らなきゃ。
日下部と峰岸と夕飯を食べ終わり、私は帰路に着く。時刻はとっくに22時を過ぎていた。
雨はまだ止まない。でもこんな雨はキライじゃなかった。傘越しに見る雨に濡れた夜空も悪くなかった。
こなたは今、何してるんだろうな。こなたは、何を考えてるんだろうな。
アパートに着き、自分の部屋へ向かう為に階段をのぼる。そこまではいつもと変わらない、日常。
でも、階段を登りきった時、夢なのか、現実なのか分からなかった。
部屋の前にうずくまっている人がいた。それは、見間違えるワケがない、綺麗な蒼髪。
うずくまっていた人が私の足音に気が付き、顔を上げた。
目が合った時、時が止まったと思った。
「・・・こなた・・・」
「・・・お帰り、かがみ。」
Fin
318 :
79:2008/01/02(水) 00:11:08 ID:SFvZgSFJ
以上で4部終了です。完結は6を予定してます。
皆さんのおかげで去年は良い年でした。皆さんにとって今年も良い年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
>>318 続きがきた!GJです!
本当の気持ちを伝えたかがみにこなたの返事はどうなるのか…
どきどきが本気で止まらない…次を楽しみに待ってます!
320 :
6-774:2008/01/02(水) 00:15:54 ID:aAjHT/O2
>>318 新年早々、割り込みすみませんでした。
本当に、申し訳ない……。
ssの方GJ!!です。年明け一発目から涙が……。
かがみの告白やこなたの受け止め方。その後の背景コンビとのやり取り。全てが深いなと思います。
続きも期待しています。
本当に、割り込み、すみませんでした。
>>318 GJ!
文章も展開も全てが上手いよ。
同じ言葉でも、使い方一つでこんなに凄い文章になるとは……。感服です。
コミケの収穫とかどうでしたか?
>>318 GJ!
>誰かが喜べば、必ず誰かが悲しんでる
この台詞は胸に来るものがある。人間、なかなか清廉潔白には生きられないんだよな。
さて、このスレのおみくじ結果だが
大吉・4
末吉・1
ぴょん吉・2
吉・2
凶・2
ってわけでこのスレの運勢は最多の「大吉」で決定、幸先いいぜ。
>>318 新年そうそう、相変わらずGJ過ぎます……ッ!
話の進め方や各キャラの心情等、とてもよく表されてます。
もう、毎度毎度同じ〆方で申し訳ないのですが、
続き、期待しております!
>>318 GJ。
内容とは関係ないけど、各章の終りで「Fin」を付けるのは少し違和感がある。
元々フランス語で終りなどを意味する言葉なので、物語がまだ続くのならちょっと変かなーと。
>>318 プラスマイナス 幸せの在庫はいくつ 誰が泣いて暮らせば僕は笑うだろう
――中島みゆき『幸福論』
GJ!!
>>318 あけおめGJ!
ハッピーエンドと知っててもドキドキするのがシリアスの醍醐味ですね
非常に上手く話が出来てると思います!
まじめな話になってしまうんだが、本編の設定通りでこなたとかがみが結婚したいと言ったら
いったい何人の人が応援してくれるのか・・・
そうじろうは何とかなるかもしれないが、かがみのほうは確実に家族(特にまつり)に反対される気がする
外国に行かないと幸せになれないなんて悲しすぎる現実
こなかがが好きなだけに真剣に考えてみた俺重症・・・
すみません、スルーの対象で
>>327 スルーできませんでした。
個人的にはまつりは大丈夫なイメージ、寧ろ応援してくれそう。
あえて言うならかがみ母が1番厳しいそう。
ただかがみの事だから反対されたら駆け落ちは間違いなさそうだから
仕方なく…って感じかな。
そうじろうは問題なさそうだけど
実際は……って感じっす
うーむ。現実には孫ができれば修復するというのが普遍だよね。
というわけで、御二人にはぜひとも子作りを頑張っていただき(ry
>>327 女同士というのは、今の日本じゃ現実的には壁ばかりだからねぇ。
確かにまつりには反対されそうだ。
>>329の言う通り、例の技術をみwikiさんに作ってもらって(ry
さて、SS投稿しようと思いますが大丈夫でしょうか?
331 :
7-438:2008/01/02(水) 03:34:22 ID:XW+hZvxb
大丈夫そうなので、SS続きの投稿させていただきます。
正月なのに甘いSSが書けないのはなんてことー!
前スレ
>>446の続き、パーフェクトスター第4章Bパートの1です。
・パラレルもの
・今回よりシリアス展開
・かがみの記憶がありません
・絶賛ノンシュガー
1なのは後書きにて説明します。6レス消費予定
いつでもかかってきたまへ〜
―――――――――――
『パーフェクトスター』
●第4章「夢の終わりに謳う歌」Bパート1
―――――――――――
* * *
「みゆきさんやつかさに呼び出されるのは問題ないよ。
友達だし困ってる事があるなら力になりたいからね…」
この言葉は私の本心で、嘘は一つも含まれてないと断言できる。
けど、今回のケースは極めて変則的で想いだけじゃさすがに収まりがつかなかった。
「でも、今回の呼び出し方はちょっと変わってるよね?
誰かは予想してたけど、最初はまったくわからなかったもん。」
想いから溢れた疑問が口からついて出る。
二人に寄せてる信頼の前では、呼び出しなんて容易く些細なことだ。
別にこんな偽装めいた事をしなくても、私は呼び出しに応じたはずなのに。
わざわざ知らないアドレスから私宛にメールをして呼び出したという事実は、
逆に2人から信頼されていない感覚を私に与えていた。
「…こなちゃん、それはねっ」
「つかささん、待ってください」
私の変化を察したつかさがその疑問に答えようとしたところで、みゆきさんが制す。
険しい表情をより一層険しくさせたみゆきさんが私に向き直った。
…正直、どちらかが答えるにしろ、この件に関しては“偶然”や“成り行き”で片付けて欲しかったのに。
「…泉さんのおっしゃる通り、今回の呼び出し方は泉さんの意に背くものだとわかっていました」
…みゆきさんの言葉に、それは叶わないものだと知らされる。
確かな背信が私の心を静かに抉る。
「だったら…なんで…!」
ありったけの冷静さを総動員しても、その言葉に哀しみを隠すことは出来なかった。
私の言葉の中の哀しみを感じ取ったつかさが顔を苦しみに歪ませる。
「泉さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています。
ただ、どうしても彼女をここに呼ぶ事だけは避けたかったので、このような手段をとらせていただきました」
そんなつかさを他所に、依然みゆきさんだけは冷然と言葉を紡いでいる。
── …みゆきさんのことだ。
この態度や言葉にも全部意味が含まれているはずだと、未だ信頼を捨てきれないもう1人の自分が私に呼びかける。
だったら、裏切られた哀しみに囚われる前に私も話を聞かなければいけない。
そう判断した上で、生まれゆく感情を一旦捨てることにした。
感情を忘却のロッカーに入れて閉じ込め、抑えるものを失った手隙の冷静さを盾にしてみゆきさんを見据える。
「彼女って、かがみのこと…?」
「ええ。もし仮に、私やつかささんの携帯で連絡したとします。
そのときに泉さんの近くにかがみさんがいた場合、泉さんならどうしますか?」
みゆきさんに提示されたシチュエーションを脳内で再生する。
私ならどうするか…。
「2人にかがみを会わせたいから連れて行こうとする、かな」
お見舞いのとき、かがみとみゆきさんを会わせる機会を作ったように。
今回も同じような行動をとると思う。それが私の出した答えだった。
「はい、私も泉さんと同じような結論に至りました」
みゆきさんは間髪入れず私の答えに同意を示す。
私という人間が解っていたからこそ、今回このような呼び出し方をしたのは解った。
だが、『どうしてかがみを呼びたくなかったのか』ということには触れられてはいないことに気づく。
「みゆきさんは、どうしてかがみをこの場に呼びたくなかったの?」
「…それはまだお話できません。が、順を追っていけばいずれお話できると思います」
みゆきさんの肝心な部分の黙秘に焦れったさを感じた私は、
手元にあるアイスコーヒーのコップに視線を落とし、コップを忙しなく回す。
忘却のロッカーから感情が物言いたげに胎動するのを必死に堪えていた。
そんな私の気持ちと相反するように、コップの中の氷が溶けてカランっと気持ちいい音を立てて崩れる。
「ちなみに、呼び出し方法についてはあくまで私の提案であって、
つかささんに非はありませんので、誤解ないようお願いします」
みゆきさんがこの謎に補足を付け加えたところで、私の中で“何か”が思い出された。
── まただ、この違和感…。
ここにくるまで感じていた違和感にも共通する“何か”は『みゆきさんの補足』の短い言葉の中にしっかり存在し、
解決の糸口を探す範囲が絞られたも同然だった。
違和感を感じ取ろうと文節ごとに区切りを入れて探ってみる。
“呼び出し方法については”、“あくまで私の提案”、“つかささんには非はありません”“誤解ないように”。
…見つけた。
文節にあった違和感の正体をより鮮明にするに、目の前に2人へ視線を戻す。
ここまでくれば後は自分の記憶と状況の間違い探し。
しばらくして違和感が徐々に輪郭を持ち、見つけ出した違和感の答えが走馬灯のように私の中を駆け巡った。
…そして、すべてが繋がった。
いや、繋がらなかったが正しい。
さも当然のように受け入れていたが、私の知っている限りの情報と今回の本題のパズルをくみ上げると、
どこにも当てはまらないピースが一つある。
「なんでつかさが、ここにいるの…?」
公園でつかさを見たときから、深層的におかしいとは思っていたんだと思う。
つかさとかがみを会わせた事は無いし、かがみの話はつかさに一度もしていない。
だったら「かがみのことで話がある」と呼び出されたこの場に、つかさの存在はあり得ない。
私が感じてた違和感。その正体は、そう──つかさの存在だった。
「こなちゃん…」
まるでこのことを問われるのを望んでいたかのように、すでに覚悟を目に灯していた
つかさが自分のカバンから大切そうに何かを取出し、テーブルの上に置く。
それは――
ストラップも何も付いていない飾り気のない携帯電話。
覚えている限りではつかさのものではない。
ここにあるくらいだ、所有者不明のこの携帯で私にメールしたのは何となくわかる。
でも、それは私が今欲しい答えじゃない。
「つかさ、これは…?」
「この携帯ね…私のお姉ちゃんのなんだ」
つかさは4人姉妹の末っ子だと高校時代から聞かされていたっけ。
そのうちの三女、ようはつかさのすぐ上のお姉さんはつかさと生命の種を分け合った双子だという話も聞いていた。
…一度は会いたいと望んだ同い年のその人とは、運命のいたずらの連続で、
結局会えずに高校生活を終えてしまったけど…。
気づくと、私はつかさの言葉に自分の記憶とそれに伴った想いと邂逅していた。
「私のお姉ちゃん…双子のお姉ちゃんの──」
セピア色の想いに浸っていた私を呼び戻したのもまたつかさで。
最後の言葉に世界が色を取り戻し、いつのまにか携帯に向けていた視線をつかさへ戻す。
「かがみお姉ちゃんの携帯なのっ!」
私はただ、つかさの言葉に耳を疑わざるを得なかった。
頭がうまく回らない。
自分に起きている状況すらうまく整理できない。
…さっきまであったはずの冷静さはどっかに吹っ飛んでしまったようだ。
今私を支配しているのは不信と驚愕。
だからこそ、私はありえもしない可能性に縋ることしかできなかった。
「つ、つかさの双子のお姉ちゃんは、かがみさんって名前なんだね」
「うん…」
「で、でも。つかさのお姉ちゃんが私の知ってるかがみとイコールで必ず繋がるなんて確証は」
「泉さん、信じがたい気持ちもわかりますが、確証はあります」
みゆきさんが私の言葉を遮る。
── …そう、だよね…。じゃないとここに私を呼び出さないもんね。
唐突な右斜め45度からの質問をされれば、みゆきさんでも答えられないことがある。
でも、彼女達が準備した場に限って、不確定な要素が存在しないのは、高校時代の日々の経験と記憶が教えてくれた。
「こなちゃん、この写真を見てもらえる?」
今度は1枚の写真が差し出される。
そこに写っていたのは、薄紫のツインテールの持ち主。
シチュエーション的には、「お姉ちゃん」と呼びかけて振り向いたところ激写、なんだろうか。
ポッキーを一本だけ銜えて振り返りながらも、何の感情のない表情が写真に収められていた。
…ただ、自分の記憶にある人物との差違を私は感じてしまった。
例えるなら、アニメの各話ごとに変わる作画監督のタッチの差で、キャラクターの表情が微妙に異なるような感じ。
写真の中の被写体は──写真の中のかがみはどこか冷たい雰囲気があった。
「かがみ…」
私の呟きが、みゆきさんがいう“確証”になるのは解っていたけど、
もう止める必要がない気がした。
── この写真だけでも十分だよ…。
「…泉さん、信じていただけましたか?」
「…そだね、この写真出されたら信じるしかない、よね」
かがみが何者なのかこうして種明かしがされた後、つかさが双子の姉である“柊かがみ”について色々教えてくれた。
姉妹の中で最も「姉の威厳」に囚われた人で、一流進学校である高校に進んでからは、
周りの状況に流され、今まで“身内に向けられた威厳”が、周囲にも負けや妥協を辞さない“プライド”に変化していた。
家族や周りの人間にもその厳しさは及ぶことはあったものの、かがみが一番厳しくしたのは自分自身だったらしい。
身体を壊すくらいの努力は、常に成績の上位をキープし続け、志望していた法学部への受験にも成功させた。
大学へ進学した後、かがみは一人暮らしをしたいと家族に進言したという。
環境の変化から、家族からもその堅い性格への改変に期待して一人暮らしを承諾したが、
彼女の強固なプライドは一切変わる事無く、それどころかより一層堅く彼女を取り巻き覆う形になっていた。
そりゃあ弁護士を目指すとなれば、至極当然な結果とも言えなくはないけど。
── あの写真から感じられた冷たさの正体はそのプライド、なのかな…。
私は、氷のほとんど溶けかけたアイスコーヒーを一口飲みながらそんな事を考えていた。
未だ、かがみ=柊かがみの方程式は私の中で成り立ってはいないけど、蛇足を脳内で交えながら、
“柊かがみ”については理解を得た。
「かがみの過去についてはわかったよ、つかさ」
「うん」
「…でも、そんなかがみがどうして記憶を無くしちゃったんだろ?」
「…っ」
私の中の驚愕が萎み、2人に対しての不信も過去の話を聞いて行く上で徐々に元の形を取り戻した頃、
次にたどり着いた疑問はそれ。
かがみが記憶を失ってしまった理由だ。
つかさが言うほどのプライドを持った“柊かがみ”にとっては、今の状況は最大の汚点ではないのだろうか。
記憶を失い、本来の自分の制御外で自分が動いて、思い出を作っている。
──その状況が、だ。
「現在のかがみさんの状態と記憶の消失の経緯については、私からお話させていただきますね」
口を閉ざしてしまったつかさに、みゆきさんの助け舟が出る。
かがみの過去を基軸として、みゆきさんがこれから話すことを線で結べば、その線はきっと私に届く。
── ここからが本番…かな。
私は小さな決意を心に灯した。
「うん…みゆきさんお願い」
「はい、その前に泉さん。一つお願いがあるのですが」
「ん、どしたの?」
「かがみさんと出会った時のこと、それから今日までのかがみさんの状況を簡単でいいので
お話していただけませんでしょうか?」
「かがみとの?」
「ええ。私がかがみさんと接触したのは、つかささんのお見舞いにいく前の数十分だけで、
泉さんの傍にいらっしゃるかがみさんのことをあまり知り得ていません。
出来る限り、私の中の不鮮明な部分を明らかにしてから、これからのお話をしたいので」
みゆきさんから先程まで感じた言葉の冷たさが少し軽減されていた。
もう何も隠さずに私に思惑を伝えてくれてることがそう感じさせる要因でもあったけど。
そのみゆきさんの態度に、しっかりと形を取り戻した2人への信頼が、
何も迷うなと私に囁きかけ、私も再びこの2人を信じたいと願っている。
── だったら、望むように行動してあげなきゃね。
私はかがみと出会ったときのこと、不思議な同居生活が始まったときのことを覚えてる限りをみゆきさんに伝えた。
隣にいたつかさも合わせ、2人とも至って真面目に私の話を聞いてくれてた。
話の中にある笑い話にも応じてくれたりもした。
そして一通り話し終えた後、みゆきさんは、私に対し感謝の言葉を一つしてから、
自分の中ですべてが繋がったことを確信するかのように頷いていた。
338 :
7-438:2008/01/02(水) 03:46:05 ID:XW+hZvxb
以上、続きます。
レス計算ミスです。5レスで終ったorz
2人との対峙〜かがみの過去までの流れでした。
次回Bパート2では、ちょっと医学的な部分の話を書こうか迷い中。
みゆきさんのうんちく口調で話が続く予定なのですが、
読んでくださってる方達の苦になりませんかね…?
ご意見ありましたら、お願いします。
一応第4章もCパートで終る予定です。
=話の終わりが近づいてるんで、書いてる本人も手にあせ握りつつ、
手探りで書いている状況で申し分けないです。
それでは、今年もよろしこです。
うわ、wktkしてた連載にリアルタイム遭遇+自分の空気カキコにレスもらえるとは・・・!
If かがみが稜桜に入学しなかったら として予想外の展開でした。
序盤の他人行儀な態度はそういう事情でしたか。そして個人的に ”氷のかがみ” ってのは萌えます!
次回もwktk!!つーかドキドキだ!!
>>338 久しぶりに続きが来た!
記憶を失う前のかがみはそんな感じだったんか…
となるとこなたと出会い、
一緒に暮らしていった過程でその冷たさが溶けていって、本来のかがみが出てきた…とか。
次で医学的な部分の話ということは、かがみが記憶をなぜ失ったのか、が語られるのかな。
次回も楽しみにしてまっさ!
>>338 いやー楽しみにしていた作品が寝ようと思ったら待ってましたの投稿開始
寝られんこれは、そしてTVドラマも真っ青な─続く!のGJ
(いつから年末年始も休まず24時間営業になったんでしょうこのスレは)
以前、『記憶喪失の間の記憶は記憶を取り戻したら忘れてしまうのか』
という問いを作品投下直後に書き込んだ者です
私個人としましては、(一般的なフィクション用の)記憶喪失とは違う
(よい意味でのこの作品独特の)雰囲気を感じていましたので、
この作品中の記憶喪失観を明確にするということでしたら
是非入れていただきたいなと思います
外的な要因ではなく、かがみの内因によるものと思わせる展開ですが
つかさの入院にも何かもう一枚カードが裏返ったままな様な雰囲気が…
それと、最近影が薄いみゆきさんがみゆきさん然としていてこちらもGJ
ま、とにかく続きが気になって眠くなるどころかもうすっかり朝だよになりそうです
342 :
7-428:2008/01/02(水) 11:24:56 ID:8XF9pOiJ
あけましておめでとうございます。旧年中は助言や励ましありがとうございます。
長編が続いる中、申し訳ありませんが挨拶代わりにベタなSSをひとつ。
甘―いのが書きたいのですが、実力のなさを隠すことは出来ません。
343 :
7-428:2008/01/02(水) 11:28:09 ID:8XF9pOiJ
最後尾に私達はつく。前の家族連れの母親に一言聞いて、ここがそうであることを確認した。
こなたと二人だけで来た近所のお寺、除夜の鐘を撞く人々で行列が出来ている。
家の巫女の手伝いは年が明けて三時から、つかさと交代の予定だ。
「今年はかがみん、煩悩だらけだったね」
「うるさいわね、私は煩悩なんかなかったわよ」
「えー、だって私のことばかり考えてたじゃん」
「それは煩悩とは言わない!」
「言い切っちゃったよ…」
「もしそうだったら、すべての神仏を敵に回してもいいわ」
「かがみんちの神社、来年大丈夫かな…」
時折吹く強風に身を震わす。列が出来ていると言ってもコミケのように人が人を包み込む、そんな異常な列ではない。
お寺の壁に沿って、おとなしく二列になっているだけ。
「もっと近づきなさいよ。寒いでしょ?」
「う、うん」
幾度となく抱きしめたこなたの身体、すっかり安定した姿勢が出来ていた。ちょこっと私は右のほほでアホ毛を潰す。
今年もこのアホ毛に振り回されたな、思い出し笑い。
こなたは私のコートの中に入り込む、セーターの上から私の背中を優しく摩っている。
こなたの顔は私の胸の中。眠っているのか、と思うくらい動かない。何考えているんだろ?
コートが風ではだけないよう、こなたがどこかに飛ばされないよう、私はこなたの背中に手を回し腕組み。
さりげなく半回転して、こなたを壁際に持っていく。これでこなたに風が当たらない。
「二列になってくださーい」
係員の声が聞こえる。すると私の背後に人の気配。
私達は引っ付いていた為、隙間が出来てどうやら一人と思われたようだ。
私達の列だけ三人、いや、二人でいいや、こなたと私は二人で一人。
私達の順番が回ってきた。急に三人になって、係員は驚き戸惑う。
「あの… 大人の方は左右順番に、一人ずつしか撞けないのですが…」
「ワタシこどもデス」
「すいません、二人で撞いたらだめですか?」
「それはいいですよ。順番が狂わなかったら、問題ありません」
こなたは鐘に繋がっている縄を握り、私は鐘に合掌してこなたの手を取る。
「いくよ、せーの」
『こーん』
二人ともお互いを気遣って、力を弱めすぎた。弱弱しい響きに周りも苦笑。
顔を火照らせながらその場から退散。
気がつくと時計は0時を回っている。
「二人の共同作業って案外難しいね」
「いいわよ、気にしなくても。きっと今年もたくさん、たくさんすることになるから」
「あ、もう今年か。かがみん、あけましておめでとう」
「あけましておめでとう。今年もよろしく」
344 :
7-428:2008/01/02(水) 11:30:30 ID:8XF9pOiJ
結婚話が出てますが、付き合うに当たって私は柊家の設定は皆さんと同じ感じです。
父、いのり おk。母、まつりNG。つかさの出番です。
あと、そうじろうさんにはちょっと暴れてもらう予定です。
それでは今年もよろしくお願いします。
小ネタというか妄想みたいなものを。
メガミ時空のかがこなを盗聴
することに成功しました(途中送信してしまった)
小ネタ『こなカルタ』
「ねえかがみ、ツンデレカルタしようよ」
「面倒くさそうなカルタだな」
「お正月あそびといえばカルタ!かがみといえばツンデレ!いや〜、くぎみーと双璧の絶対女神だね〜」
「・・・あのさー、前々から言いたかったんだが、私はツンデレじゃないだろう」
「はえ?」
「他の誰かに酷いことをしちゃってもさ、こなたに冷たくなんかしないじゃない。
なんだか知らないけどもう諦めたら?どうみても私たちラブラブなんだし」
「うん・・・・。い、いやそうじゃなくて、かがみはツンデレだもん!ツインテかわいい嫁なんだもん!」
「嫁か夫かは今後の展開次第で・・・ほー、髪型のせいなのか?なら、おもいきって切っちゃおうかな」
「そ、それは駄目!ぜったい駄目だよ!!」
「・・・うふふ」
「・・・・・・かがみ、いじわるだよ」
「こなたはかわいいわよ」
「いつからそんなジゴロになったの」
「こなたの魅力に気付いただけよ。
で、ツンデレカルタ、する?」
「ばか・・・」
こなかが結婚話という深い話題が出ていますね。
私は、柊家も泉家も父が反対するんじゃないかなと思います。
特にそうじろうさん。
「俺は、確かにオタクだが趣味と現実は分けてるつもりだ。それにかなたに顔向けできないことはしたくない。
だから、結婚は認められない」
とか言って。いつだって娘のことに口を出すのは父親なのですよ。
みきさん、いのりさん、まつりさんはどうなのでしょうね。彼女達が泉こなたという人物をどこまで知っているか、それが鍵になりそうな気がします。
だから、いつだったか柊家が鍋を囲んでいる話でつかさがこなたの話を出していたのはさり気ない援護射撃だったりして。
後は、戸籍の変化もありますから学校も無視するわけにはいかないでしょう。
黒井先生がどう動くか、普段の中の良い様子を見ていることから応援はしてくれそうですが……
>>338 おお、期待していた続きが!
やはり、独自の世界を上手く表現できていますね……。
この3人で、こんな真面目な雰囲気というのは自分では想像できませんでしたが、
とてもよく表現出来てます。
続き、楽しみにしております!
>>345 十分甘甘ですw
今流行り(なのかな?)のネタを上手い具合に取り入れてますね〜w
完全に主導権を握られたこなたに不覚ながら……w
ぐあ、途中書き込みしてしまった……orz
出かける前に、投下されていただきます……。
4レスほど、お邪魔させていただきます。
「ふあ〜、おはよぉ〜」
「おはよう、つかさ」
「あれ、お母さん、お姉ちゃんは?」
「先に行ったわよ。何だか、学校で用事があるって言ってたわよ」
「用事?あれぇ、今日ってなんかあったっけなぁ?」
「ところで、つかさ」
「なぁ〜に、お母さん?」
「時間、大丈夫なの?」
「えっ?」
てん、てん、てん・・・。
「うわあああっ!!お母さぁぁーん!!何で起こしてくれたなかったのぉぉーーッ!?」
――――朝のHR開始チャイムが鳴り響く。
ふぅ、流石に朝から会いにきたりはしなかったわね…………。
思いを封じるって決めた。
だから気持ちが落ち着くまで、こなたと会うのは少し自粛。
それを決意するつもりで、今日は早く家を出てきた。
つかさのこと、置いてきちゃったけど、大丈夫かな………?
お母さんいるし、流石に遅刻はしないと思うけど、走らせちゃったかも……?
「ふぇぇぇぇ〜〜〜〜ん!!鳴り終わらないでぇぇぇぇ〜〜〜〜〜」
……今、校門のほうから、なんか聞こえてきた気がするけど、多分気のせい………よね。
「日下部、峰岸、今日お昼、一緒にどう?」
「柊から誘ってくるなんて珍しいな〜」
「確かにそうだね。どうかしたの、柊ちゃん?」
あ、あのなぁ…………。
「私がアンタ達を誘うのが、そんなおかしいか……?」
「「うん」」
二人の声が寸分の狂いもなく、完全にハモった。
私は思わず呆れる。
「自分達で言ってて、悲しくならない……?」
「えーだってなぁ?」
「そうだよね?」
二人は、お互い頷きあう。
「「私たち、はいけ―――」」
「はいっ!悲しい発言ストーーーップ!!」
私は、反射的に二人の口を塞いでしまった。
「あ、ご、ごめん、ついこなたと同じノリで言っちゃったわ」
私は二人から手を離す。
「これで、私たち
「柊、ちびっ子たちとばっかりじゃん?」
「ま、まぁそうだけど……」
そ、それは認めざるを得ないわね……。
「柊ちゃんも、泉さんたちといるときのほうが楽しそうだしね」
「そ、そんなことないわよ」
うう、ちゃんとみんな分かってたのね……。
改めてこういわれると、恥ずかしさと申し訳ない気持ちでいっぱいになるわ……。
「だからどうしたんだって思ったんだってヴぁ。どうかしたのか?」
「ケンカでもしたの?」
「もう、だからそんなんじゃないって」
ちゃんと自分のクラスの友達のことも、見直さなきゃいけないわね……。
私は心の中でこっそりとそう思った。
「かがみ〜、帰ろ〜」
最後の授業が終わったら、こなたが私のクラスまで迎えに来た。
「おぉ〜っす、ちびっ子」
「こんにちは、泉ちゃん」
「みさきちに峰岸さん、おひさ〜。かがみがいつもお世話になってます」
「私はアンタの子供かなんかか!」
良かった……いつも通りに突っ込めてる。
私は、表情にはださないけど、気持ちだけこっそりと胸をなでおろす。
「え〜?言う必要あるの〜〜?」
「わかった……。わかったからみなまで言うな……」
また、私の気持ちを何にも知らないで、俺の嫁とか言うんだろうな、きっと……。
「それじゃあ日下部、峰岸、また明日」
「おう、また明日な〜」
「バイバイ、柊ちゃん」
私は二人に別れを告げて、こなたとともに、教室を出た。
「なんだよあやの、別に柊とちびっ子、ケンカなんかしてね〜じゃね〜かよ〜」
「そうだったみたいね。良かった」
「でも、確かに柊、いつもとなんか違ったな」
「やっぱりみさちゃんも、そう思った?」
「なんか、我慢してるっていうかな……」
「何か悩み事があるのかな?」
「うう〜ん、バカな私にはわからん……」
「でもみさちゃん、バカにしかわからないこともあるよ?」
「そ、そうだな!私もここは一つ、気合いを入れるぜ!」
「そのいきだよ、みさちゃん」
「ここで活躍して、背景の汚名を挽回するぜ!」
「みさちゃん、汚名は返上するんだよ……?」
「あれ、そだったな!じゃあ名誉返上か!」
「名誉は挽回するんだよ、みさちゃん……」
「むむ……あやの、水をさすのは禁止だってヴぁ……」
「ご、ごめんね、みさちゃん……」
「なぁ、あやの?」
「何?」
「あやのもやっぱり、私のこと、バカだと思ってるんだな……。
さっき、バカにしか〜とか言ったし……」
「う……ち、違うの、そんなつもりじゃ……」
「せっかく一晩もそのアイテム落とすモンスターを張ってたのに、
結局とられちゃってさ〜。あの時はホント悔しかったよ」
「それは残念でしたね……」
「こなちゃん、次は頑張ってね」
「アンタは、またそんなバカみたいなことばっかりしてる時間があったら、
少しは宿題とかしなさいよね」
帰り道。いつものみんな。
やっぱり、楽しい。
日下部や峰岸には悪いけど、やっぱり私もみんなと同じ、B組が良かったな……。
ドキドキしてないか、と言われたら、さっきから凄いしてる。
やっぱり、すぐに抑えられるものじゃないみたい……。
でも、これくらいの時間なら大丈夫。
ちゃんと『理想の友達像』を保てる。
「大丈夫、私にはかがみがいる!宿題なんて、イチコロさ〜♪」
「言っとくけど、そんな理由を聞いたら、もう貸さないわよ」
ちゃんと自分の気持ちに向き合って、そうするって決めたから、
前より気持ちを抑えられるのかな。
私がそう思った途端、何かが私の身体に触れる。
驚いてそっちを見ると、こなたが私の腕をつかんで、さらに頬擦りしてきた。
「かがみ〜そんなこと言わないでよ〜〜」
な、ななな、ななななななな!?
顔が熱くなってきてる……そ、それより、心臓がまた……音……
こ、こなたに聞かれちゃう……!!
「ちょっ、ちょっと、離しなさいよ」
私はこなたの手から慌てて腕を離れる。
「かがみ……?」
「お、お姉ちゃん……?」
「かがみさん……?」
ちょっと驚いたみんなの顔。
直視出来ず、私は逆方向を向く。
最優先は平常心を取り戻すこと。
「ごめん……」
誰にむけられたのかわからない、そんな言葉を私は呟いた。
「かがみぃ〜、何動揺してるのかな〜?身体が疼いてきちゃった?」
こなたが突然、そんなことを言い出した。
それはあたかも、私が作ってしまった気まずい雰囲気を壊すようだった。
「ち、違うわよ!!」
落ち着いてないけど、何とか言葉は出た。
「そう言えば、みゆきさん、この前ちょっと気になったんだけど、
何でCDとかって、大体限界の時間が全部同じなの〜?」
「あ、それ私も不思議に思ったことある〜!」
「それはですね、日本人指揮者である――――」
こなたが、話を変えてくれた。
―――私のために。
……ありがとう、こなた。
私は声に出さず、そう言った。
翌日には、またいつも通りの私に戻れた。
前ほどじゃないけど、私はちゃんとこなた達と一緒にいる。
この前のアレ以降、これと言った問題はない。
ちゃんと、気持ちを抑えられてる。
ちゃんと、友達を演じてられている。
私の名前の由来は鏡―――。
鏡はうつすもの。
鏡にうつるものは、私。
私という役者が、友達という役の演技をしているのを映している。
私という鏡は、ちゃんと理想の友人像を映している。
哀しいことなんて、何もない。むしろ、嬉しいことだ。
なのに―――
どうしてこんなにも、鏡の中の私は辛そうなの?
どうしてこんなにも、鏡の中の私は訴えかけてるの?
どうしてこんなにも、私の中の鏡は割れそうなの?
私の頬を、冷たいものが二つ伝う。
これが私の本心……?
相変わらず、部屋は真っ暗。
誰もいない。
今日は新月。誓いの証人もいない。
そんな今くらい、いいよね……。
本当の気持ちを晒したっていいよね……。
「うぅ……こなたぁ……こな……た…」
何で、私の隣にいてくれないの……?
何で、私を泣かせたままにするの……?
何で、私に何もしてくれないの……?
ねぇ、何で……?どうして……?どうしてなの……?
なにか言ってよ……。
なにか答えてよ……。
私の気持ちを、受け入れて…………。
自分がそうしてくれないことを望んでたってわかってる。
ワガママだってわかってる。
でも、お願い――――。
今だけ……今だけでいいの――――。
素直にならせて―――――。
明かり一つない部屋。
嗚咽と名前を呼ぶ声だけが、響き続ける―――。
356 :
↑の作者の者:2008/01/02(水) 13:38:18 ID:L/QmVPxY
3話、投下させてもらいました……。
今回、前半はギャグばっかりになっちゃいましたね(´・ω・`)
らき☆すたらしさを残したいなぁ、と思ったら、こんな感じに……。
後半は後半で、
>>79さんとだいぶ被ってる感じになってるし(つД`)スイマセン
スイマセン、実は背景コンビの二人、全然話し方分からず、
かなり曖昧な記憶で書いたせいで、しゃべり方が違うかもしれません。
そうゆう場面でも、他の作者の皆様がいかに上手にキャラをとらえていて、
それを表せている、と今更ながら感じてしまいました。
「バカ」のところは、アニメでこなたとつかさの掛け合いがあり、
さらに、かがみが「友達って同じようなのが〜」と言っていたのを
ふと思い出して、取り入れてみました。
さて、次はいかにも!な展開になります……まさに王道。
後数話、お付き合い頂ければありがたいです。
>>356 GJ!!最近の傾向としてはシリアス物が好まれるのかな?
私も二次創作としてモノを書くとき、元々の話‘らしさ’をどう残したらいいのか悩みます。
ギャグ的な話を入れたのはいい判断だったと思いますよ。
‘鏡はうつすもの。
鏡にうつるものは、私。 ’
この文が非常に綺麗だと思いました。うつすを平仮名で持ってきたところも気持ちの揺れなどが表現されてるかなと思います。
続きもwktkです。
358 :
79:2008/01/02(水) 14:59:04 ID:SFvZgSFJ
>>356 GJ!!上手すぎる・・・かがみの心情が切ない・・・あれ?目から汗が出てきた
そんなワケでGJ!
被ってないですよ!
>>356さんのssの方が何倍も素敵w 謝ることなんて全然ないですヨ^^*
>>356 GJ!ここのところ
>>356氏と79氏に切なくされまくりなんだぜ!
でもこういうのもやはりいいものです。
ニヤニヤしつつ次を待つのもいいものですが、どきどきしながら待つってのもいいものです
360 :
8-784:2008/01/02(水) 16:30:13 ID:uM13exYF
二日間パソコン触れなかっただけで、えらく進んでる (汗) 職人の皆様GJです !
あけましておめでとうございます !
ところで新保管庫を管理されているおやつ様、9スレ目の画像として保管されている8-784のキスするぞ落書きと
クリスマス漫画を描いた9-82は私、8-784で同一人物です
絵柄が固まってなくて毎回絵が変わるから、きっと別人物だと思われちゃったんですね orz
すいません、もっとお絵かき修行してきます・・・
いちいち「草い」とか必死に書き込んでるニートはなんなの?wwww
脳みそはゆとりってるクセに、心にはゆとりがないんですねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
バカジャネーノwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッワロwwwwwwwwwッワロwwwwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwwwwwwwwww
”草い”だっておwwwwwwwwwwwwwwぷwwwwwwwwげwwwwwwwwwらwwwwwwwwwおううぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
くやしいのうwwwwwwwwwwwwwwwくやしいのうwwwwwwwwwwwwwww
「ゆとりってる」入りましたー
ヌルー
ほ、保管庫のお絵描きBBSに神が降臨してますよ!
365 :
8-784:2008/01/02(水) 20:38:43 ID:uM13exYF
>>365 GJ!
二人のやりとり見てると、おみくじ通りになってるみたいで何よりです。
うちの地元じゃそんな話は聞かないですね。
むしろ皆で引いたおみくじを見せ合ったりしてたんで、
それが本当なら今までどれだけ運を逃してきたんだか……。
>>365 GJ!!です。
そういえば、私の地元でも人に見せると効果なくなる言いますね。
でもその後10秒以内に木に結べばいいとか。それなんて10秒ルール?
さてと、新年になったし、祭りも近いということでssに挑戦しているのですが、中々筆が乗りません。
皆さんはそんな時どうしてます?
一応こなかが分補給として、原作読んだり、皆さんのssや絵を見たりしてるのですが……。
>>367 俺も今そんな状態で……。
自分の場合は、とりあえず無理強いしないで休憩したり、頭の中でSSの妄想を広げたりしてリラックス。
後はこなかがに触れていると、自然とインスピレーションが沸いてきます。
参考になるかどうかは分かりませんが……。
>>365 GJ!そういう話は聞いたことあるような無いような。
>>367 俺は小説なり漫画なりをジャンルを問わず読むよ。
ただ、直前に読んだものに大なり小なり引っ張られるから少し怖いけども。
私事で恐縮だけど、鬼平犯科帳の影響受けてるときは、もうどうしようもなかった。
370 :
79:2008/01/02(水) 22:16:47 ID:SFvZgSFJ
>>365 GJ! やはり絵師さんにはいつも感服させられます!可愛い作品と365さんに感謝
前作へのレス、ありがとうございました。誉めてもらったうえに、期待してくださるのは本当に嬉しい限りですw
>>320さん、気になさらないでください^^* 誉めてくださってありがとうございましたw
>>325さん、指摘ありがとうございます。今回ちょっと変えてみましたが不安です・・・
>>326さん、歌まで付けてくださるなんて・・・感謝ですw
本当は全レスしたいのですが、自重します。本当に感謝です。
では5部投下していきます。
注意
シリアスです。
長編です(5部目、
>>3124部)
こなたと男がくっついています(男はssには登場しません)
最後はハッピーエンドにします
371 :
想互 1/6:2008/01/02(水) 22:18:55 ID:SFvZgSFJ
暗闇の中で雨の音だけが響く。月灯りも今日は下界には降りてこない。それでも、こなたの事ははっきりと見える。
「・・・いつからいたの?何で電話しなかったの?」
濡れた髪。濡れた体。いくら屋根があるといっても、雨は容赦なくこなたに降り注いでいた。
つい、口調が荒くなる。
「来たのはついさっきだよ。かがみが出かけてるのに呼び戻すの、すごく悪い気がしてさ・・・1週間ぶりだね、かがみ。」
こなたが私に微笑みをくれた瞬間、身体が勝手動いていた。
「バカっ・・・バカこなた!」
「・・・知らなかったの?それと苦しいよかがみ。」
気がついたら、こなたを抱き締めていた。
服越しに感じる冷たい体温が、余計にこなたを愛しく感じさせる。
「本当の事言いなさいよ。」
「え・・・な、何の事やら・・・」
「いつからいたの?」
「・・・30分前。」
「・・・本当は?」
「・・・約6時間前。」
時計の針は22時をすぎている。全く、こいつは。
「ごめんね、待たせて。」
「ううん、私が勝手に待ってただけだし。それよりも・・・そろそろ離していただけませんかね?ちょっと苦しい・・・」
しまった。冷静に考えたら、私の行為はしてはいけない行為だった。
「ご、ごめん・・・」
こなたを腕の中から離す。こなたの雫で冷たいはずなのに、凄く温かかった。
ココアを飲んだ後のように、春の日差しを浴びたように。
「ぷはー・・・ううん、大丈夫だよ。」
少し、ほんの少しだけど、こなたの頬が夕焼けのように赤いのは、雨のせいなのかな?それとも・・・
「とりあえず、中入って。まず髪の毛乾かして・・・その間に何か飲み物でも作るから・・・」
「・・・かがみの手作り?」
「な、何よ?イヤなら飲まなくたっていいわよ!」
「・・・むしろ嬉しいよ。」
「・・・お世辞言ったって何も出ないんだから。」
私はこなたにちょっと怒ってみせた。でも失敗した。きっと喜んでるように見えただろうな。
‐‐‐‐
372 :
想互 2/6:2008/01/02(水) 22:19:30 ID:SFvZgSFJ
「6時間前って16時頃から待ってたの?て事は、夕飯もまだ?」
「大丈夫!私はいつもチョココロネを装備しているのだよ。」
「・・・この時期にそれはまずくないか?」
「いやいやかがみはチョココロネをなめてるよ。以外と保つよ?」
「はいはい。」
私がミネストローネを作りながら、こなたを軽くあしらう。聞けよー、とこなたはぷーっと頬っぺたを膨らませる。
なんて普通なんだろう。
私達は傷つけ合っていた。傷つけ合う度に、泣いていた。泣くたびに、哀しんでいた。
だからこんな普通がやけに幸せで、普通が普通じゃなくて不思議な気分だった。
「はい、ミネストローネ。」
「おー。美味しそうだねー!!じゃ、いただきますー!」
湿っていた蒼髪も今はさらさらと乾いている。服は私の服を貸してあげた。自分の服を着てるこなたを見るのはなんとなく気恥ずかしい。
「・・・ふぅ。あったまるなぁ。」
「で、どう?」
「どうって何が?」
「あ、味よ!味。」
分かってるくせに。わざと私に言わせたな。ニヤニヤしながら私の方をみる。
「腕をあげたね、かがみ。美味しいよ。」
「ホントに!?」
「本当だよ。そんなに喜ぶなんてかがみは可愛いなぁー。」
「そ、そんなんじゃないわよ!で、今日はどうしたの?」
「うん。」
ミネストローネを全て飲み終える。本当に美味しかったらしい。
そしてこなたは、真剣な目で私の目を覗き込む。綺麗なエメラルド。吸い込まれそうになるぐらい、綺麗だった。
「かがみに、言わなきゃいけない事と、お願いがあって来たんだ。」
「お願い?」
「うん。かがみにしかできない。ううん、かがみに、して欲しいお願い。」
私にして欲しい?彼氏、じゃなくて私?
高鳴る鼓動。不安?心配?違う。それよりも、期待の方が大きかった。
「私にできるなら、なんでもする。こなたの為に何かしてあげたい。」
傷つけるんじゃなくて、力になりたい。泣かせるんじゃなくて、元気づけたい。哀しませるんじゃなくて、
幸せにしたい。
「ありがとう、かがみ。あのね、お願いっていうのはね・・・」
‐‐‐‐
373 :
想互 3/6:2008/01/02(水) 22:20:15 ID:SFvZgSFJ
「かがみあったかい。」
「そ、そりゃ、こんなに密着してるからね・・・」
こなたのお願いは予想していたお願いというものと180度違っていた。
『・・・今日、一緒のベッドで、寝てもいい?』
「かがみ照れてる?」
「・・・別に。」
照れているというよりも、正直恥ずかしかった。こなたの目に、私の顔が写っているのが見える。1人用に二人でねたのは、つかさ以来だな。
それよりも、心臓の音がやけに大きい。こなたに聞こえていなか心配になる。
でも、この気持ち、この感情が懐かしい。こなたと一緒にいる時にしか感じられない感情。
その感情のせいで鼓動が早くなる。耳が熱い。顔が火照る。
「ねぇ、かがみ?」
「うん?」
部屋に光は灯っていない。でも確かに感じる、愛しい人の存在。はっきりと見える瞳。心なしか、潤んでいる。
「別れた。今日は、それを伝えに来たの。」
耳を、疑った。でもそれは現実だった。こなたの温度がそう思わせる。
「1週間前に思ったんだ。あの人は私のどこが好きなのかな?どこが嫌いなのかな?って。」
それを聞いた時、自分が必死でこなたに想いを伝えた時を思い出した。
「料理してる私が好きなのかな?ちびな私が好きなのかな?ギャルゲーしてる私は嫌いかな?すぐに人を頼る私は嫌いかな?って。」
「・・・うん。」
「だから、聞いてみたの。そしたら、一つ一つ丁寧に教えてくれた。どこが好きで、どこが嫌いか。」
「・・・うん。」
「それを全て聞き終わった時、あぁ、違うんだなって思った。私はこの人が好きなんじゃない、ただ、一緒にいて、楽しい。それだけだった。」
「・・・うん。」
こなたの表情が曇っていく。こいつの感情が痛いほどに分かる。
他人を大切にする人だから、自分よりも大事にする人だから、苦しんでいるんだ。
「だから、全部伝えた。好きになれなかったって、ごめんねって。ギャルゲーだったら軽く終わるシーンなのに、凄く、辛かった・・・」
そう言って、私を抱き締めた。4ヶ月前とは違う。あの時よりも、強く、そして優しく。
‐‐‐‐
374 :
想互 4/6:2008/01/02(水) 22:21:03 ID:SFvZgSFJ
「こなたは・・・悪くない。悪くないんだよ・・・」
「うん・・・」
私も小さい体を優しく抱き締める。優しく頭を撫でた。
「峰岸が言ってた。誰かが喜べば、誰かが哀しむ・・・私達はそうやって生きてる。」
「・・・私と、かがみも、そうなのかな?」
今まで傷つけ合ってきた。哀しみ合ってきた。だったら、いつ幸せが訪れるのだろうか?
「私が哀しめば、かがみは喜んでくれる?」
「そんなワケない!なんでそんな事言うの・・・?」
「・・・私はずっと、かがみに迷惑かけてきたよね?だから、どうしたら、かがみは・・・」
「ばか。」
「・・・え?」
こなたを抱き締める力を強くする。離したくない。こなたの傍にいたい。
だって、こなたを愛してるから。
「ずっと・・・傍にいなさいよ・・・」
「かがみ・・・」
「独りに・・・しないでよ・・・」
また泣く。すぐに泣く。本当に泣き虫になった。こなたのせいだ。
「愛してる・・・だから、傍に、いてよ・・・」
声を絞りだして伝える。でもこなたは、うん、とは言ってくれない。頭を縦に振ることもしてくれない。
ただ抱き締める力を強くした。小さな身体で私を優しく包むだけだった。
でも今はそれだけで、私の心は溶けていく。
「かがみ・・・」
何度も何度も私の名を呼んだ。その度に、こなたの力が強くなる。
だんだん私の意識が遠退いていく。でも、こなたの温度、こなたの声ははっきりと感じる。
夢の中でも、こなたに、あえたら、いいな。
「おやすみ、かがみ。」
‐‐‐‐
375 :
想互 5/6:2008/01/02(水) 22:21:47 ID:SFvZgSFJ
温かい。でも何故かもの足りない、・・・まぶしい。
目を開けると昨日の雨が嘘のように綺麗な空が見える。カーテンの隙間から太陽の光が私に注ぐ。
「ん・・・んー・・・」
身体を起こしてあくびと共に大きく背伸びをした。久しぶりに気持ち良く寝ることができた。
そうだ、昨日はこなたが来てくれた。こなたが、私を抱き締めてくれた。
約束はしてくれなかった。でも、今は幸せで満ち足りている。
本当の幸せが分かったような気がした。こなたが傍にいてくれたから。
そうだ、こなたを起こしてあげないと。
「こなた・・・起きて。こなた?」
こなたの名前を呼ぶ。でも呼んでも、何回呼んでも返事がない。
「こ、なた?」
彼女が寝ていた場所、私の隣を見たら、こなたは、居なかった。
確かに昨日、抱き締めていた彼女が、私の隣に、いなかった。
「こなた・・・こなたぁ!?」
声を荒げて叫ぶ。部屋全部に響くぐらいの大きな声で、私は名前を呼んだ。
それでも、返事はなく、この部屋にあるのは私と、静寂だけだった。
「こなた・・・」
なんで?なんでいつも、貴女は居なくなるの?こんなにこなたを想ってるのに。
こんなに、泣いているのに、どうして私には、幸せが来てくれないの?どうしたら、こなたの傍にいれるの?誰か、教えてよ。
ふと顔を上げると私の目にある光景が目に入る。
「チョコ・・・コロネ?」
部屋の端にあるテーブルには、チョココロネと、こなたの携帯。
ベッドから飛び降り、すぐにこなたの携帯を手に取る。
手が震える。携帯を開けば何かが分かる。見たい、見なきゃ。でも見たくない。
そんな矛盾に襲われながら、ゆっくりと携帯を開く。画面には作成中のメール。私は覚悟を決めて、読み始めた。
‐‐‐‐
376 :
想互 6/6:2008/01/02(水) 22:22:38 ID:SFvZgSFJ
『かがみへ。
泊めてくれてありがとう。ワガママを聞いてくれてありがとう。
本当はね、かがみに逢っておきたかった。かがみのぬくもりを感じたかったんだ。
ねぇ、かがみ。
私、出かけてくる。どこに行くかは、教えられない。教えたら、きっとかがみは追って来ちゃうでしょ?
もうかがみには迷惑かけたくないんだ。1人で頑張ってみたい事がある。
やりたい事があるんだ。
それが終わるまで、何日、何週間、何ヵ月、何年かかるか分からない。
でもそれが終われば、私は変われると思う。
終わったら、もう一度、かがみに逢いに行くよ。迎えに行くよ。
そこで、かがみからの告白の返事、するよ。だから、待ってて。
これが、最後のお願い。
辛いよね?自分勝手だよね?分かってる。
もし、待てなくても、私はずっとずっとかがみを想ってるから。
ゲームじゃなくても、こんなセリフ言えるんだね。でも、本当だからね。ずっと想ってる。
ねぇ、かがみ。
私達、何回ごめんねを繰り返して、何回ありがとうを繰り返したかな?
あと何回、ごめんね、ありがとうを繰り返すのかな?
私達、あと何回、傷つけ合うのかな?
私達、あと何回、泣き合うのかな?
私達、あと何回、哀しめば、幸せになれるのかな?
もう一度、かがみに逢えたら、幸せになりたいな。
かがみを幸せにしたいな。
最後に、かがみを独りにして、ごめんね。
さよならは言わないよ?また、逢えるのを信じてるから。
ありがとう、かがみ。
またね、かがみ。』
画面が濡れていく。目に変な液体がたまる。視界が悪くなっていく。こなたの、言葉が見えなくなる。
止まれ。止まれ。
そう願っても、嗚咽と涙が止まらない。やっぱり泣き虫は治らない。
「こなたぁぁぁぁぁ・・・っ!」
部屋に私の声が虚しくこだまする。携帯とチョココロネを抱き締めても、こなたを感じられない。
忘れたくないのに、こなたを抱き締めた感覚が冷めていく。
チョココロネを少しかじった。甘かった。
甘さは私の胸に開いた空虚を埋めることはできない。
ただ、甘かった。
それが余計に切なかった。
to be continue
377 :
79:2008/01/02(水) 22:25:27 ID:SFvZgSFJ
どうでしょうか、5部終了です。次が完結・・・の予定でしたが、増えそうです。多分7部になってしまいますね。
では失礼します。
>>368>>369 一括ですみません。
ご意見ありがとうございます。大変参考になりました。
やっぱり少し間を開けるか、何かしらの参考図書を観た方がよさそうですね。
>>377 GJGJ……を何回繰り返しても足りないくらいGJ!!
あなたの書く文章はとても綺麗で、毎回引き込まれます。
今回で二人はくっつくのかな、と思っていたのですが、こなたの返事は保留。
ハッピーエンドが分かっていてもとても切なくなりますね。
こなたのメールで目から汗が……
本気で続きが気になります。
>>377 GJ!
本気で涙が出てくる……。
文章が綺麗で、もう、なんていうか、言葉も出ません。
心理描写が丁寧で、感情移入しやすいんですよね。
380 :
8-784:2008/01/02(水) 22:42:39 ID:uM13exYF
>>366 >>367 >>369 >>370 お返事ありがとうございます〜♪ ウチの地元だけの話しかと思ったのですが、他の土地でもあるみたいで
ちょっとびっくりしましたw
お正月編の続き、がんばって描きますね
>>377 なんていうか・・・切ない恋の駆け引きの連続に、自分のガラスのハートはビリビリ震えています
完結編、ハッピーエンドと分かっていても期待と不安が入り交じります・・・!
次回楽しみ !
>>377 最後のは受身だから過去分詞にして to be continued. じゃないかな?かな?
まぁ、そんな細かいことはともあれGJ!
上の方にあった結婚話が面白い。
たしかに周囲に反対されても仕方ないな、それは自然な反応だしね。
俺はまつり姉さんは最初猛反対して大騒ぎするけどわかってくれるのも早い感じ。
あと仮に同姓結婚できるとして、結婚したがるのはかがみだなw
382 :
おやつ:2008/01/02(水) 23:18:15 ID:mzY/4DFe
>>360 4コマいつも楽しみにしております。
ご指摘の所先程訂正しました。
このwikiは作った時かなり寝ぼけながら作っていましたので
完全に自分のミスです。申し訳ありません。
又、臨時更新していただいた名無しの方本当にありがとうございます。
383 :
365:2008/01/02(水) 23:22:52 ID:L/QmVPxY
>>357 やはり、らしさを残すのに苦労されますか〜。
この後、らしさの微塵もなくなってきちゃうんで、
今のうちにやっておきたいネタをやっときましたw
その部分の文章は、かなり悩みました。
平仮名はそのほかにも、題名とかけていたりもしてますw
>>359さん
き、期待にできるだけ応えられるように頑張ります……((((;゜Д゜)))
>>79さん
いやいや、そんなご謙遜なさらないでくださいw
そして今回も変わらずのクオリティで!!
この速さでここまでのすばらしい作品が作られるのですから、尊敬してしまいます。
話のほうも、まさかの展開ですねー。
正直のところ、今回の流れのままハッピーエンドだとばかり思ってました〜。
次の、多分最後の一波乱、その切なさをまた期待しながら待っております。
>>377 胸がキュウとなるような切なさ・・・いい味出してます超GJ!
結婚話様々な意見がありました(スルーされると思ってた)。二人が結ばれるには
かがみはともかく、こなたがまとも(?)な所に就職
つかさとそうじろうの援護(自分の中ではこの二人は応援確定)
が最低限必要かなと自分的に思います。
そのためにこなたは勉強に励み・・・
こういうシリアスを話し合うのもたまにはいいかなと思ったりします。
そしていずれはSSにして救ってあげたいなと
今思いついたばっかで本当に出来るかは分かりませんが・・・誰か他の人も書かないかなぁ?
他力本願ですいませんorz
こなたは結婚とかの形式にはこだわらないんじゃないかな
ちょっと覚めた所があるというか、達観してるというか
ところでかがみが「こなたは心がエリートです」って言うの何話だっけ
ならば、鷹宮神社で神前婚しかあるまい
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/03(木) 00:33:25 ID:Ghl7xsc/
>>386 んじゃ神社に「こなたとかがみが結ばれますように」って書こうか
…迷わなかったら…
388 :
!dama :2008/01/03(木) 00:59:22 ID:V0kpg4GI
b
まったくこのスレときたら…正月からたまらんぜよ…くぅっ
390 :
8-616:2008/01/03(木) 04:17:44 ID:mSQ3qqdI
>>377 素晴らしくGJです!二人の距離が近くなったり遠くなったり…展開を期待して読み進めました!最後がどうなるか気になるなる。
えっと、続き物っぽいssを書き始めたので今夜もひっそり投下したいと思います。
現実でありえないようなことが起こっている、もはやパラレルワールド?更に最初はこなかが絡んでないので、好まない方はスルーして頂けると助かります。
・続きもの?
・こなたの人格が…?
・初めは暗い、最後はハッピーエンド予定
3レスお借りします。
「ずっと前から言ってたのに…」
「こなた…ごめん。」
「ホント、信じられないよ…」
「また埋め合わせするからっ」
「私はそういうことを求めてるんじゃないよ…」
「え?」
「もういい、かがみなんて知らない…」
「こ、こなた…待って!」
―――。
今日、私とかがみは喧嘩をした。
理由は至って単純。
前々から二人で一緒に過ごす予定をしていた日に、かがみは家の都合で急用が入ってしまったのだ。
…ただそれだけ。
前にも、急にクラスの子達と集まりがあるとか言って約束が取消になったけど、その時はキツくあたることも無かったのに…今日は何故か違った。
私の心の中で何かがモヤモヤとして、それを流すことが出来なかった。
自分が自分じゃないみたいだった。
かがみは何も悪くなかったのに…。
あんなに必死で謝ってくれていたのに…。
私は自分の気持ちを抑えられずにかがみに八つ当たりをしてしまったんだ。
私が怒って立ち去る時の、かがみの寂しそうな顔が脳裏から離れない。
「何であんなこと言っちゃったんだろ…私のバカ」
そんな学校でのやり取りを自室で思い出し自己嫌悪に陥る。
「うん、素直に謝ろう…」
あんなの本音じゃないからって。ついカッとなって…一時的に変な奴に取り付かれてたんだよ…とか言って謝れば、かがみは許してくれる。
『何で謝るの?』
…頭の中にそんな言葉が聞こえた気がした。
得に意味もない雑念だと考え、かがみに電話しようと携帯に手を伸ばした時、ふと机の上の鏡に映った自分を見て…悪寒がした。
変な表現だけど、何か、見てはいけないものを見たような…。
だって、鏡の中の私………気持ち悪い程に笑ってるんだよ?
口角は見たことない程釣り上がっていて、人と言うより化け物に近い感じで。
なんで?私は一つも笑ってなんかないのに………
『それは私が真の泉こなただからだよ』
「へ…!?」
さっきと同じような雑念…いや、違う。これは声だ。じゃあさっきのも………一体誰の声?
この部屋には私一人しかいない。
もこの耳と脳には、誰かの声がはっきりと届いた。
部屋全体を見渡す。
「だ、誰さ一体!」
部屋に人がいないと分かっていながらも、問わずにはいられなかった。
返ってくるハズのない返事は、私の問いの数十秒後に返って来た。
『私は…こなただよ?』
「こなたは私だよ!ふざけるのも大概にしてっ」
『やれやれ、喧嘩の鬱憤を人にぶつけるとはね…見苦しいね』
「うるさいな!」
『かがみと喧嘩して、後悔してる?』
「放っといてよ!」
『相手にしてもらえなくて、色んな人に嫉妬してるんでしょ?』
「そんなの違う!」
『付き合ってるんだからさ、自分だけのモノにすればいいじゃん?』
「そ、そんな迷惑な…」
言葉を続けようにも、急に起こった目眩と酷い頭痛で声にならなかった。
足がよろけて倒れそうになるのを、机に手をつくことでどうにか免れる。
揺れる視線の先には鏡。映っている自分は苦痛どころか快感を感じているような笑顔だった。
そこで…意識は途切れた。
『お疲れ様。これでやっと、本当の泉こなたになれるね…』
―――。
寝覚めの気分は最高だった。何か歯止めが取れて、今なら本当の自分を出せる気がする。
かがみを私だけのモノに…それだけが、私の望み。
「ふふふ、待っててね…かがみ」
つづく?
394 :
8-616:2008/01/03(木) 04:25:32 ID:mSQ3qqdI
以上です。
あの短さなら2レスでいけたな…と今更反省しています。
あー、甘いのとか感動系を書けるようになりたい。
>>377 うあ・・・胸がぐっとクるものですな・・・
最初はこなたがかがみの家に来たのはどうしてかな、と思ってたけど割りと予想通り。
「好き」と「楽しい」は別物、かぁ…わかるような、わからないような。
そして最後のこなたのメール内容で目から滝が・・・
こなたのやりたいことってなんだろう…?次をおとなしく待ちますぜ!
>>394 些細なことが原因でケンカをしてしまうというのは割とあるパターンではありますが…
このもう一人のこなたはこなた自身の願望の表れなのかな・・・?
こちらもいい意味でドキドキが止まらない。GJ!
396 :
4-248:2008/01/03(木) 10:12:21 ID:4vLqDMzq
一日留守にしただけでこんなに流れるものなんですね…!
みなさん本当にGJ!
最近あまり時間が作れず個別にレスできないのが残念&申し訳ないです><
>>394 GJ ! でも、なんだか黒い流れになりそうな・・・あわわ
黒こなたが、強引にかがみの唇を奪うくらいの展開ならOKですがw
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/03(木) 17:21:07 ID:qJV6q0tG
【朝鮮退散祈願心経】
漢字文面 木魚韻律 朗読推奨 無学小坊 読了困難 不逞鮮人 退散心経
常連往来 固定名無 毎日頭痛 妄想半島 驚愕唖然 年中無休
喜怒哀楽 体質変化 電波中毒 感情麻痺 禁断症状 接続患者
反日厨房 主張展開 洗脳教育 常識解脱 左翼新聞 錯誤報道
文化伝導 強要感謝 検定制度 内政干渉 従軍娼婦 補償要求
辛味成分 脳内妄想 元首裁判 事後立法 親日鮮人 圧殺差別
創氏改名 地位向上 強制連行 国外脱出 歴史歪曲 自爆民族
新造軍艦 調達失敗 高速鉄道 誤算敷設 電信回線 唯一自慢
犯罪入国 贋作貨幣 強盗恐喝 婦人暴行 不良在日 帰化申請
漫画動画 海賊複製 電脳遊戯 泥棒市場 楽曲円盤 無法地帯
模倣文化 滑稽千万 起源捏造 腹茶沸騰 伝統収奪 宗家願望
韓流幻想 外国喧伝 妄言国家 看過不可 涅槃到達 閑話休題
外務大臣 無能典型 恥辱外交 売国奴隷 省内対立 御家騒動
熱烈待望 国民覚醒 支援停止 竹島奪還 国交断絶 一心賛同
南北半島 平定祈願 民団総連 帰国解散 絶交歓迎 朝鮮退散 祈願心経
399 :
1-316:2008/01/03(木) 17:46:52 ID:+1N1zziS
どうもお久しぶりです。というかはじめましてでしょうか?
スレの流れに追いついていけず、6スレ目辺りから脱落しておりました1-316です。
正月休みでかなーり暇が出来たので久々にまとめサイトを見させていただいてました。
素晴らしい作品の数々と、このスレの相も変わらず猛烈な勢いに驚愕するばかり。
lvの高い作品を提供してくれる職人諸氏、忙しい中まとめサイトを更新してくれる
管理人氏および代行を名乗り出てくれたおやつ氏、そしてこなかがスレを
紳士的かつKY(かがみは(ry)に盛り上げてくれる住民のみなさん、ひとえにGJ!
またSSを投下しようかと考えていましたが、職人さんたちのlvの高さを見て
自分が出る幕はもはやないと思い、ペンを折ることにしました。
ただ、休み中にここに来られたこの機会にもう一度このスレの住人になるつもりです。
名無しのまま合流したほうがよかったのかもしれませんが、このスレの紳士的な
みなさんにどうしても挨拶をしておきたくて、1レスいただいてしまいました。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
この年が私たちとこなた、かがみにとって好い年になりますよう。
まさかのsage忘れ大変失礼しましたorz
久しぶりに書き込みをするとろくな事がないです
しばらく自重しますorzzz
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/03(木) 18:01:17 ID:qJV6q0tG
>>399 折ったペンはまた繋ぐか、新しいのを買えばいいんだ。
また書きたくなったときには是非投下して下さい。
話は変わって、今日は逆襲のシャア見ながら
かがみ「そうか、こなたは母親を求めていたのか」とか
こなた「柊かがみは、私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」
とかアホな事考えてたんだけど、意外と当たらずとも遠からずなんじゃないかと思った。
かがみにちょっかい出して叱られるってのは、まさに母親に甘える子供の構図に当てはまるような気がして。
既出だったら申し訳ない。
403 :
4-465:2008/01/03(木) 19:13:18 ID:uH6/MxtV
>>402 こなた「zZZ…」
かがみ「よく寝てるわね、こなた…」
こなた「むにゃ…お母さん…」
かがみ(もしかして、私の事をお母さんと勘違いしてる?)
かがみ「こなた、わ、私がお母さんよ!
たくさん甘えt『ゴッドフィンガー!』げふっ!」
かなた「ヒートエンド…母親のポジションは渡しません」
かがみ「お義母さん…」
かなた「しっかりして下さい、かがみさん。
あなたのポジションはこなたの旦那のはずですよ?」
かがみ「す、すいません…ついうっかりしてました」
かなたさん…すっかりオタクネタに馴染んでるしw
かなたさんww
今日虎とメロンでこなかが本買いまくってきたZE
うpしなさいよっ
>>399 そんなこといわず、また何か投下してくださいな
ここは皆の力で盛り上げていくスレなんですから・・・
きっと皆歓迎してくれるはずです
>>403 元ネタわかんないけど、なんとなくワロタw
409 :
4-465:2008/01/03(木) 21:16:04 ID:uH6/MxtV
>>408 かがみ「ところでゴッドフィンガーって、元ネタはやっぱり…」
かなた「はい、Gガ○ダムです」
かがみ「やっぱり…」
かなた「実はそう君に仕込まれまして…」
かがみ「私はこなたから…お互い大変ですね」
かなた「ええ、でも私は結構気に入ってるんですよ、この技」
かがみ「え?」
かなた「とある場所で神様をやらせてもらってるんです、私。
それで、やっぱり神としては必殺技の一つも必要かと思いまして」
かがみ「はあ…」
かなた「でもそこの世界の住人さん、えっちな事ばかり考えていて…。
結構使う機会多いんですよ、この技」
かがみ「そ、それは大変ですね…」
かなた「あと、そこに居る並行世界のかがみさんは私の事全然敬ってくれないんですよ? ぷんぷん」
かがみ「わ、私はお義母さんの事敬ってますよ!」
かなた「本当に?」
かがみ「ほ、本当ですってば!」
かなた「…まあ、そういう事にしておきます。
ところでかがみさんは、いつになったらうちのこなたと石破ラ○ラブ天驚拳が撃てるようになるんですか?」
かがみ「勘弁して下さい…」
0から始めよう!ネタにワロタw
411 :
4-465:2008/01/03(木) 21:24:50 ID:uH6/MxtV
>>410 無許可でやってしまいますた(苦笑)
でも、あの方のSSのファンなので許していただきたい。
(ヒントはエ○パロ板)
ふと思ったのですが、家が神社で巫女(バイト)をやってるかがみは霊感とかありそう。
だから、普段からかなたさんの幽霊と話しとかしてるのでは?
かがみ「お義母さん!こなたさんを私にください!!」
かなた「あなたにその覚悟があるなら……私の屍を越えていきなさい!!」
かがみ「あなたもう幽霊ですから……」
そういえば禁止されてる実況やって
反省してますとか言ってたの誰だっけ
414 :
4-465:2008/01/03(木) 21:59:35 ID:uH6/MxtV
>>413 俺です、すいません。
今のレスの流れも大分調子に乗ってました、自重します…。
>>406 当たりがあったら報告よろしく。
自分も通販で買いたい。
416 :
79:2008/01/03(木) 22:11:48 ID:1FhOG2LT
皆さん、こんばんは。
昨日の続きができましたので投下していきます。
前作へのレス、ありがとうございました。指摘してくださる方、喜んでくださる方、感想をくださる方、本当に感謝です。
少しでも恩返しができるよう、いいssを作るように頑張ります。
では投下します。
注意
シリアスです。
長編です(6部目、
>>3715部)
最後はハッピーエンドにします
417 :
謳温 1/6:2008/01/03(木) 22:12:34 ID:1FhOG2LT
私の目に写る景色が次々に変わっていく。流れるように早く。私の見たことがない風景が次々と映し出される。
かたんかたん、と規則的に響く線路を走る音。今、新幹線は私を見知らぬ世界へと運んでいる。
窓から見える空はいつも見ていた空と同じ色。それなのに私は夢見心地だ。現実ではないような錯覚。
それでも、気分が高揚している。ワクワクドキドキ。まるで小学生みたい。
こなたに抱き締められながら眠ったあの日。あの日からまだ1週間しかたっていない。それなのに、すごく昔に感じるのは何故だろう?
『もしもし、柊かがみさんのお宅でしょうか?』
あの日の夜、そんな電話が私に届いた。
その声は確か。
『はい、そうですが・・あの、こなたのお父さん、ですよね?』
『覚えていてくれたんだね。こんにちは。』
『こんにちは。』
『いきなり電話してごめんね。実は、かがみちゃんに用があってね。』
おじさんは何かをためらったのだろうか?ちょっとだけ長い間があった。
その間が、すごく長く感じて不安になったのを覚えている。
『こなたの事で、話したい事があるんだ。開いている日、ないかな?忙しかったらオレが、かがみちゃんの所にいこうか?』
『いえ、私が行きます・・・こなたの家に行かせて下さい。明日、行きます。』
本当は、行くのが怖かったんだ。何を言われるか分からなくて。
でも知りたかった。おじさんが、私に何を伝えたいのか。もしかしたらこなたの事が分かるかもしれない。
昔だったら、行かなかったかもしれない。でも、私は何にすがりついてでも、したい事があった。
こなたに逢いたい。
こなたを感じたい。
その想いが私を動かした。
‐‐‐‐
418 :
謳温 2/6:2008/01/03(木) 22:13:17 ID:1FhOG2LT
約束通り、私はこなたの家に行った。何日ぶりだったんだろうか?見慣れたはずだったこなたの家も、今では懐かしく感じた。
「いらっしゃい、かがみちゃん。わざわざ来てもらって悪いね。」
「こんにちは、おじゃまします。」
何回通ったか数えられないぐらい、この家に来た。でも、この家にこなたはいない。こなたのぬくもりがない。
「今日も暑いね。麦茶欲しいかい?」
「あ、いえ結構です。それよりも・・・」
確かに暑かった。麦茶があったら一気に飲み干したくなるぐらい暑い日だった。
でも私はそんな事よりも、早くおじさんの話が聞きたかった。
「うん、そうだね。」
そう言っておじさんは私の前に座った。おじさんの顔つきは、私の知っている『こなたの気さくなお父さん』ではなかった。
「まずはお礼だね。いつもこなたと一緒にいてくれてありがとう。」
「そんな・・・私のほうが、ありがとうを言う立場です。」
「こなたがいつもかがみちゃんの話をするんだ。いつも私を助けてくれる、私を元気にしてくれる、大事な人だって。」
身体の芯が震えた。そんな風に思ってくれていたのが今の私には、嬉しくて。
同時に切なくて。
「そして昨日も、かがみちゃんの事を言っていた。」
昨日?それは、こなたが居なくなった日。私を残して居なくなった日だった。
「あいつ、改まった顔をして、好きな人ができた、一生傍にいたい人ができた、って言っていたよ。」
頭が真っ白になるって事を初めて体験した。
好きな人?
一生傍にいたい人?
疑問だけが頭の中を走り回っていた。
「こなたは今、分岐点にいる。こなたは一生懸命もがいている。だから親としてオレは、こなたにちょっとだけ力を貸してあげたい。」
現実を整理しようと努力しても、どんどん複雑に絡み合うだけだった。
そして次のおじさんの言葉は、簡単に見えて、すごく複雑なものだった。
「率直に聞くよ。かがみちゃん、君は、こなたをどう思っているんだい?」
‐‐‐‐
419 :
謳温 3/6:2008/01/03(木) 22:14:05 ID:1FhOG2LT
どう思っている?
そう聞かれたら、答えは一つしかない。自分の想いを話せば良いだけ。
なのに、口が動かなかった。声が出なかった。
「同性愛。百合。そんなモノは現実では受け入れられない。それが普通なんだ。」
そう、私の想いは異端。現実では拒絶されるもの。
とっくの昔に分かっていた。分かっていたはずなのにおじさんの言葉は鋭い刃となって私に突き刺さった。
「正直に言おう。オレは賛成できない。こなたを異端にさせたくない。」
当たり前だ。おじさんにとってこなたは家族。かけがえのない、家族。
死んでしまった、こなたのお母さんが生きていた証。
それを私が、異端にすることは許されるのだろうか?
「・・・それでも君は、こなたを愛せるか?」
許されない。許されるはずもない。でも、私は?
私は、譲れる?こなたを諦めて納得できる?周りのみんなが幸せならいい?こなたが幸せなら、いい?
違う。嫌だ。
私は1度こなたを手放した。この上ない哀しみと後悔を味わった。もう2度と、あんな思いはしたくない。
私はエゴイスト。
この時、私は自分自身の甘さを捨てた。誰も哀しませたくない。そんな事は無理だから。
誰かを哀しませないと、私達は幸せになれないんだ。
だから、哀しませた人の哀しみを背負いながら、私は生きていこう。
もう、迷わない。
「・・・おじさんや、亡くなられたおばさんに、なんて言ったら良いか分かりません。ですが・・・」
すれ違って。傷ついて、傷つけて。泣いて、泣かせて。哀しんで、哀しませて。
でもそれが、幸せの道しるべ。先に光がなくても、目の前が棘の道でも、こなたが、私たちが幸せになれるなら。
「私はこなたを愛しています。本当に申し訳なく思っています・・・でも、この想いは譲れないんです。」
胸が痛い。きっとおじさんとおばさんの哀しみ。私は、この痛みを忘れないで生きていく。
ごめんなさい、おじさん、おばさん。
‐‐‐‐
420 :
謳温 4/6:2008/01/03(木) 22:14:45 ID:1FhOG2LT
「・・・その言葉を聞きたかった。」
おじさんの表情が変わっていった。でもどんな表情かは言い表わせない。
哀しみ。喜び。安堵。混沌とした表情。
「こなたの親としてのオレは、誰よりもこなたの幸せを願っている。例え、幸せが現実に受け入れられないものでも。」
この言葉は、こなたの親としてのおじさんの言葉だった。
私の想いと似ているようで、似ていないこなたへの想い。
「オレとこなたの間には絆がある。オレとこなただけのつながりがある。」
絆。
「それと同じように、こなたとかがみちゃんの間にも、絆がある。オレとこなたにはない、こなたとかがみちゃんだけの、かけがえのない絆だ。」
かけがえのない絆。
「オレはそれに賭けてみたい。かがみちゃんにしか、こなたにしてあげられない事があるとオレは信じている。」
私にしか、できない事。
「かがみちゃんなら、こなたを幸せにしてくれると信じてる。」
幸せ。
「かがみちゃん、こなたを、幸せにしてやってくれないか?」
私達は、たくさんの人に大切にされて、たくさんの人との絆があって、今を生きているんだ。
哀しみだけじゃない。たくさんの人の優しい想いも、大切にしまっておこう。
「・・・はい。約束、します。絶対にこなたを、幸せにします。」
おじさんは私を見てにこっと微笑む。笑った顔が、こなたにそっくりだった。
「かがみちゃんにこれを・・・」
差し出された一つの封筒。何の変哲もない、ただの封筒。
「家に帰ったら、中身を見て欲しい。あともう1つお願いがあるんだ。」
「なんですか?」
「封筒には、こなたの居場所を書いておいた。あいつ、出かけてくるって言って、自分の行く場所だけを教えて飛び出したからな。こなたに逢いたいんだろ?」
おじさんはウイングをしておどけて見せた。
これを開ければ、こなたの居場所が分かる。こなたに、逢えるんだ。
「かがみちゃん、こなたを追い掛ける前に、家族と向き合って欲しい。これがオレからのお願いだ。」
‐‐‐‐
421 :
謳温 5/6:2008/01/03(木) 22:15:22 ID:1FhOG2LT
封筒の中には1枚の紙と、偉人が描かれた紙が数枚入っていた。
紙に印してあるのは、本州の北部、東北地方のとある県の地名。そして民宿らしい名前と電話番号。そこまで行くための新幹線、電車、バスなど事細かに書いてあった。
そして、紙切れの端には。
『お金は幸せへの投資』
と書いてあった。
つい吹いてしまった。こなたのお父さんなんだなって思った。ありがとうございます。
「お姉ちゃん・・・」
お姉ちゃんと声がしたところを見るとつかさが立っていた。
「どうしたの?つかさ?」
そういい終わるか終わらないかのうちに、つかさが私を抱き締めていた。
「・・・つかさ?」
「お姉ちゃん頑張ってね・・・絶対こなちゃんと一緒に帰ってきてね。」
驚いた。何故つかさが知っているのだろう?
「なんで知ってるの?」
「こなちゃんから電話がきてね、私、ちょっと出かけるから、しばらくつかさに逢えなくなる。ごめんね。元気でね。あとその間、私の嫁をよろしくって。」
おい。どこからつっこめば良いのだろう。
でも、こなたが、つかさにそんな事を頼んでいたのを知ったら、頬がゆるんだ。
「お姉ちゃんは、こなちゃんの事、追っ掛けるんでしょ?」
ああ、成る程。部屋に散らばる衣服を見てそう思ったのだろう。
つかさの声がだんだん震えてきた。私を抱き締める力も強くなる。
「だから・・・二人で帰ってきてね・・・絶対だからね。そしたら、またみんなで遊びにいこう?」
「うん、約束する。大丈夫。私は、あんたのお姉ちゃんだから。」
「うん、信じてる。頑張れお姉ちゃん。」
ここにも絆。
こうやって他人と触れ合ってる時、人間って温かいって思う。哀しみだけじゃないんだなって思う。
ありがとう、つかさ。私の妹。私とつかさにしかない絆が、私に力をくれてる。
頑張ってくるよ。
‐‐‐‐
422 :
謳温 6/6:2008/01/03(木) 22:16:17 ID:1FhOG2LT
「お父さん、お母さん・・・ちょっといい?」
「どうしたの、かがみ?」
茶の間にいたお父さんとお母さん。
勇気を、出して。
「お父さん、お母さん、私・・・好きな人ができました。」
心臓が飛び出そう。恥ずかしさからなのか、不安からなのか、身体から汗がにじみ出てきた。
「でも、それは・・・現実では受け入れられないものです。」
お父さんとお母さんの視線が痛い。でも、私は迷わない。
「分かっていても、止められないんです・・・」
19年間、私を育ててくれたお父さん、お母さん。大切にしてくれたお父さん、お母さん。
「一生、その人の傍にいたいんです。」
いつも私を想ってくれるお父さん、お母さん。私を愛してくれるお父さん、お母さん。
ありがとう。そしてごめんなさい。
「私は・・・その人を愛しています。その人を愛すことを、許してください。」
お父さん、お母さんの顔が見れない。しばらくして沈黙を破ったのはお父さん。
「かがみ、いい子に育ったな。」
「え・・・?」
お父さんとお母さんを見ると、笑っていた。でもいつもより凛とした笑顔。
「父さんは、かがみには、かがみの正しいと思った事をして欲しい。」
「愛しているものを素直に愛してると言うには勇気がいるわ。でもかがみは、迷わずに、愛してると言ったね。母さんはそれが嬉しいわ。」
「覚えていなさい。現実がかがみの敵になっても、父さんと、母さんはずっとかがみの味方だ。」
唇が震える。肩が震える。寒さじゃない。温かくて、本当に絆って温かいんだなって思った。
「お父さんっ!お母さんっ!」
私は二人に抱きついた。年甲斐もなく、まるで子供のように。涙を流しながら、温かさを感じた。
「かがみ、頑張りなさい。貴女が幸せなら母さんは何もいらない・・・」
「もし、負けそうになったら、戻っておいで。ここもかがみの居場所だからな。」
また一つ。しまうものが増えた。ありがとう、お父さん、お母さん。大好き。
行ってきます。
皆とのつながりで、今私はここにいる。新幹線に揺られながら、空を見る。
こなた。
今行くよ。もう一度、今度は『友達』じゃなく『特別』な絆を結ぼう。
to be continued
423 :
79:2008/01/03(木) 22:21:15 ID:1FhOG2LT
6部終了です。
実はこの6部、予定にはなかったんですが、結婚に反対するのは誰か、賛成するのは誰かという論議があったので、入れてみました。
でも、私の考えというか、妄想なんであまり気になさらないで下さい・・・
次で完結編。
本当は明日に投下したいのですが・・・明日から学校なんです(泣) 実は私、受験生でしてorz なので投下遅れます。
楽しみにしてくださっている皆さん、申し訳ないです・・・
>>423 リアルタイムGJ!!
やはりあなたのssは深いです。こういう形でこなかがへの想いを表現できるのは羨ましいです。
個人的な感想なので、もし不快に思われたらすみません。
今回の話は何となく、分岐点という感じがしました。
こなたの返事は保留だったけど、もしかしたら、そうじろうさんの話を聞いた後、こなたを信じて待ち続ける、という道もあったのではないかなと。
まぁ、追っかけてくのはかがみらしいといえばかがみらしいですねw
愛だよ、というのは簡単だけど。もし、こなたのメッセージを汲んで待ち続けることと、それとも追いかけること、どちらが正しいのか……難しいなぁ。
信じた道を突っ走る、その先に二人の幸せがある事を願って。続きもwktkです。
受検も頑張ってください。
>>423 GJ ! 次で最終回ですか・・・ハラハラドキドキして涙が・・・
続き待ってます !
そして、私も勉強せにゃ・・・ orz
GJ こなたのやりたい事って…想像してししまいますが余計な書き込みは
創作の邪魔になってはいけませんので…でも考えてしまう
それが終わるまで、何日、何週間、何ヵ月、何年かかるか分からない。
とやたら幅があって…ん〜やっぱりアレかな
429 :
9-176:2008/01/03(木) 23:05:45 ID:vat4T7Sv
皆さん、あけましておめでとうございます。
9-176です。←まとめのところの使わせてもらいました
や、やっと追いついた…。
二日ぶりくらいだったけどここまで早いとは。新年早々GJです!
で、しばらく田舎のほうに行っていた私ですが、
残念ながらこなかが熱を冷ますことは無理でしたorz
こなたもかがみもここの住人も好きなんだよー。ってことでまた投下しにきました。
消える宣言なんだったんだ…って感じですがorz
ネタが切れるまでやってやるぜ!そのやる気を少しでも勉強に(ry
新年関係ないけど投下します。
設定は前のと同じでこなた(片想い?)かがみ(無自覚?)って感じで高校生編。
4レスくらい失礼します。
430 :
9-176:2008/01/03(木) 23:06:44 ID:vat4T7Sv
「こなた、今頃何してんだろ?」
机一面に広がった写真を見ながら呟く。
こなたこなたこなたこなたこなた。
最近何をしてても浮かんでくる顔。
「ちゃんと勉強しないとだめよ?もうすぐ受験なんだから」
写真の一つを手に取り、話し掛けてみる。
エメラルドグリーンの瞳は、私の何もかもを吸い込んでしまうような気がした。
『ダイスキ?こなた』
「お姉ちゃん」
後ろを振り返ると、そこには妹のつかさが立っていた。
「つ、つかさ。何か用?」
「うん。ちょっと分からない問題があったんだけど…」
つかさの視線が私の机に移る。
慌てて手で隠すけど、時すでに遅し。
「わ〜写真がいっぱい。見てもいい?」
「う、うん。いいわよ」
写真を整えてつかさに渡す。
「あ、これかわいい〜」
つかさは一枚一枚丁寧に見ている。
「こなちゃんばっかだけど、どうしたのこれ?」
「ぱ、パトリシアさんに押し付けられたのよ。なんでか分からないけど捨てるのもなんだし…」
「あ〜、だから着替え中の写真があるんだ」
「え!?そんな写真あった!?」
「冗談だよー。あ、メイドさんだ」
油断ならん妹だ。
でも着替え写真か…確かにバイト一緒なら撮れるかも………いやいやいや、そうじゃないだろ私。
「ね、お姉ちゃん。いらないんだったら、これもらってもいい?」
「へ!?な、なんでよ?」
「ふーん。やっぱりだめかー、お姉ちゃんはこなちゃんのことs」
「い、いいわよ!!私だってそんなのいらないし!」
「ホント?ありがと〜」
つかさが部屋を出て行く。こなたの生写真と一緒に。
………。
431 :
9-176:2008/01/03(木) 23:07:26 ID:vat4T7Sv
「やっぱ待って!!」
勢いよくドアを開けると、つかさが満面の笑みで待ち構えていた。
「はい♪写真返すね」
「う…うぅ………」
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私はこなちゃん取ったりしないから♪」
図ったなこいつ。
「あ、もしもし?」
おもむろに携帯を取り出すつかさ。
「そうそう、今から。うん、お姉ちゃんもいるよー」
誰と話してるんだよ。
「うん、うん。じゃーねー………良かったねお姉ちゃん!今から来るって♪」
「………誰が?」
「あ!私今日ゆきちゃん家行く約束してたんだ!!うっかりしてた〜。仕方ないから二人でしてね」
大物の予感を感じさせながら妹は去っていた。
…っておい、分からない問題はどうした?
☆ ☆ ☆
「やふーかがみん……あれ、つかさは?」
「用事あるとかで出掛けたわよ」
「もしかしてみゆきさん関係?」
「名目上はね…って、あんたよく分かったわね」
「むっふっふ。前から怪しーと思ってたんだよねぇ」
「なによそれ」
「気にしない気にしない♪」
二人で部屋に向かう。
…写真はちゃんと隠したし、大丈夫よね。
「かがみの部屋も久しぶりだねー。最近は勉強漬けだったし」
「ほら、早く準備しなさいよ」
「えー。ちょっとくらいいいじゃ〜ん」
「つかさにも勉強会って言われてたでしょ?受験生の自覚持て」
「むぅー…そりゃ勉強も大事だけどさ」
「なら早くやれ」
こなたが『二人の時間を大切に…』とかなんとか妄言吐いていたけど、とりあえずスルー。
机に向かい、ノートを広げる。…閉じる。
「どしたのかがみ?」
「な、何でもないわよ!!」
慌てて消しゴムを取り出す。
…そうだった。
さっきまで勉強してて……集中できないから写真眺めてたんだっけ。
数学のノートに不相応な大量のかな文字を一心不乱に消していく。
432 :
9-176:2008/01/03(木) 23:08:06 ID:vat4T7Sv
「…やっぱゲームやる?息抜きも大切だし」
「本当!?さすがかがみ様!!」
いない時であれじゃ、今の状態で勉強に集中できるはずがない。
…っておい、そのカバンに入ってるのはゲームソフトばっかか?
「息抜きにはこれがおすすめ!初心者にもやさしい設計だよ♪」
「……なんでギャルゲー?一人用じゃない」
「二人でするのもきっと楽しいよ。それに対戦ゲームじゃかがみに勝ち目ないし」
「そりゃそうだけど」
「なんなら乙女ゲーとか、もしくはパティに借りたこの」
「あぁ!!!分かった、やるからそれ以上出すな!!」
☆ ☆ ☆
「よぉ〜し、インストール完了!では始めてくれたまへー」
終わったら速効消そう。跡形もなく。
「なんで私がこんなことを…」
ま、気が紛れるならなんでもいっか。
―――数分後
「………こなた」
「うん?」
「これ、ケースと中身合ってる?」
「気付くの遅いよかがみー」
さーて、どうしたもんか。とりあえず、一発いっとく?
「ごふっ!?…べ、別にいいじゃ〜ん。これでかがみも大人の階段を」
追加入りまーす。
「あぅぅ…やっぱり凶ちゃんだ………」
「さ、戻って勉強よ」
なんか叩いたらすっきりしたわ。運動不足だったのかしら?
勉強は思いのほかはかどった。良かった、遅れてた分取り返さなくっちゃ。
向かいに座ってるやつは唸りっ放しだけど。
「…どうしたの?教えられる範囲なら見てあげるけど」
「うん。二人っきりになった時さ、どうしたら雰囲気良くなるかなって」
「またゲームの話か」
「え?……うん、そう」
「家でもちゃんと勉強してるんだろうなー」
「してるしてる。あ、そうだ。二人でシュミレーションしてみない?」
「シミュレーションな。……って何を?」
「だから〜」
433 :
9-176:2008/01/03(木) 23:08:28 ID:vat4T7Sv
こなたが体を寄せてくる。
「男女が一緒にいると起こるおかしな事♪」
「は、はぁ!?そもそも男女じゃないでしょ!」
「だからシュミレーションだってばー」
うわ!?ちょ、おまっ近いって……!
自動的にさっきのゲームがフラッシュバックされる。
舞台は女子校。
主人公は上級生のお姉さまと運命の出会いを果たす。
徐々に仲を深めていく二人は夕暮れの教室でとうとう………ってうぉい!!
「い、いーかげんにしなさい!!!!」
部屋中に鈍い音が響く。
☆ ☆ ☆
「じゃねーかがみ」
「うん、また明日」
結局この日はろくに勉強せずに終わった。
…これヤバイんじゃない?本気で落ちるかも………。
「あ、そうだ。私の写真ちゃんともらった?」
「それならカギ付きの引き出し……なんで知ってんのよ!?」
「んー。バイト辞める時にいっぱい記念撮影したから、その一部を渡してもらったんだよ」
「あんたの差し金かよ。…っていうか、バイト辞めたの?」
「そろそろ本腰入れて勉強しないといけないからね。とりあえず休職扱いだけど」
「ふーん、あんたもちゃんと考えてたんだ」
「そりゃねー。第一志望は無理だって言われたけど………」
「どこ受けるの?」
「ないしょ」
「ふーん」
その時のこなたの顔は、少し赤みを帯びていて、ほんのちょっぴり―――寂しそうだった。
でも私がその意味に気付くのは、もう少し経ってからのことだった。
434 :
9-176:2008/01/03(木) 23:09:10 ID:vat4T7Sv
以上です。つづく?かも。
未だにSS投下緊張してるよ…。相変わらずタイトル適当。
ギャルゲー類やったことないんでそこらも適当。
つかさのキャラが大分あれですが多分今回限り。
なんという駄文…。
他の人のに比べて私のSSはどうもうすい気が…やっぱり身内レベ(ry
あと落ちるとかなんとか、受験生の方すいませんm(_ _)m
シリアスにしようと思ってもなりきれない私ですが、
これからもよろしくお願いします………。
おまけ(結局ゲーム消すの忘れてたかがみ)
☆ ☆ ☆
「ねーお姉ちゃん。これなに?」
「あ、つかs…ってなんでパソコン触ってんの!?」
「なんとなくー。ね、ここ押したら始まるの?」
「だぁぁ!!あんたにはまだ早い!!!!」
「あんた達なにやってんの?」
「あ、まつりお姉ちゃん」
「で、デリート!!デリート!!!お願いだから…消して、下さい」
「うん♪」
>>423 何故か開始2行目で目が滲んでた。
最近
>>79氏のSSで涙腺が緩くなってる……。
ともあれGJです。
続きも焦らずに自分のペースで頑張ってください。
>>434 こちらもGJです。
原作の雰囲気を残したままにシリアスでいい感じです。
好きな人の名前を書いたり、呟いたり、
かがみの溢れ出る恋心を見てると応援したくなりますね。
>>415 406じゃないが「蒼☆菫」にはやられた・・・
こういうのがあるから同人誌の多々買いはやめられない
消すなんてもったいない!
ねこなたいいよねこなた
>>440 ググったが、しもやけ堂か。サンプル見ると割と普通のエロ同人誌っぽいな。
毛が生えているのが個人的にはマイナスポイント……。
>>423 早いなー。GJ!!
そうじろうはかがみの覚悟を問いたかったんだなぁ…
賛成できない、異端にしたくないってのも全部本音だろうし。
っつーかもう、それぞれの家族との会話でもう前が見えない…
ヒトのヒトの絆っていいなぁ・・・こういうのに弱くてorz
最終話、楽しみにしてまっさ!!
冬コミのこなかが本は好きな人だけが残った&新たにはまったって感じの本が多かったね
俺も買ったけどしもやけがこなかがなのは驚いたw
444 :
7-428:2008/01/04(金) 10:50:10 ID:7ZUgknTV
>>16-20 >>22 >>30-34 の続きです。
注意
シリアスです。
長編です
最後はハッピーエンドにします(7スレでかがみ視点では二人は陵桜の教師をしています)。
こなた視点で、一レスの前半を大学受験(現在)、三行空けて後半を中学時代の思い出にしました。
心当たりのある名前の人が出ていますが、別人だと思います。
気付いた方は読み飛ばしてください、ちょっとひどい扱いです。
テンプレ79さんのをパクリました。
それでは5レス使います。
445 :
1/5:2008/01/04(金) 10:52:08 ID:7ZUgknTV
電車はいつも降りる駅に着く。しかし今日は乗り過ごし、不思議な感覚を覚える。
降りる人に続き人々が乗ってくる。その中の一人が私に近づく。
「おっす。ちびっこ。なんだ、柊はちびっこのこと遅刻ばっかりするって言ってたけど、案外ちゃんと来んだな」
「またかがみはろくなこと言わないな。私はそんなに遅刻など、しないのだよ」
「そうだぜ。柊はオーバーに言いすぎなんだ。私だってちゃんとしてるんだってヴぁ」
「それにしてもみさきち、今日は少し緊張するね」
「おう、私もどっきどきしてるぜ」
「とりあえずこの時間だと遅刻は無いよね」
「そっだな、その点は安心だな」
「うー…」
「どうした、ちびっこ?」
「眠い」
「ははっ、だらしないな。まかせろ、私が着いたら起こしてやんから」
「やっぱり二人だと心強いよ」
しばらくしてみさきちを見る。ぐっすり眠っているようだ。
込み合ってきた車内では外の景色を見ることもできず、そうかと言って私まで眠るわけはいかない、暇に身を任せるしかないか…。
私達の夏休み第二部は二人の思惑どおり過ぎ去った。
まるっきり手付かずの参考書、少し開いただけの夏休みの宿題… これは受験生のため提出免除の特典があったが。
ともあれ、二人の仲は充実した時間の中で熟成されていった。
二学期もこのような調子で『勉強会』と称しては、私の家で目いっぱい遊んだ。
受験生は同時に卒業生でもある。秋の体育祭、文化祭などに混じって、卒業写真の撮影など卒業生独自のイベントが発生する。
そんなある日、卒業文集に載せる原稿のプリントが回ってきた。
「こなちゃんは将来の夢、何?」
勉強会会場と称する私の漫画だらけでお菓子まみれの部屋は、今日はその原稿書きに使われていた。
「んーと、自衛隊員かな。とりあえず軍曹までは登りつめないと、話にならないけどね。ひいちゃんは?」
「私、魔法使い。昔からの憧れだったんだ。それもすっごい悪い役で活躍するの」
「おおっ、それもいいね」
悪ふざけと言ってしまえばそれまでだが、私達の夢の詰まった原稿は書きあがった。
そう、いつまでも友達でいるそんな願いが込められた夢の原稿。
二人にしか価値は見出せない、そんな卒業文集の完成を夢見て提出する。
二学期の中間試験は二人の得意技、一夜漬けで微妙ながらも乗り切り油断したのか、期末試験は散々な結果に終わった。
私はお父さんから今までの怠惰な生活をこっ酷く叱られ、合格祝い取り消しはおろか、もしCランク以下の
高校にしか行けなければ、私のコレクションすべて廃棄の勧告を受けた。
町はクリスマス一色、そんな中私は必死に勉強に励んだ。
禁止されていた為ひいちゃんとの連絡は出来ず、しかしひいちゃんも私と同じように
必死に勉強していて春には同じ陵桜で会える、そう信じて勉強漬けの冬休みは過ぎていく。
正月気分を忘れた年なんて今までなかった。唯一お父さんが一人で作った、手作りパスタの昼食がその祝日の存在を告げていた。
きれいに洗われたパスタマシーンを見て、とってつけたような祝賀をし、お年玉を頂いた。
そんな私は年賀状のことにまで気が回らない。そもそも、中学に入って一枚も貰ってなかったので、
そんな風習は日本の過去の遺物でしかなかった。
ひいちゃんからも届いてなかったし…。
446 :
2/5:2008/01/04(金) 10:54:17 ID:7ZUgknTV
電車は都心へ入り、異常な車内の人いきれでむっとしている。
もしこの大学に受かったら、こんな中を通学しなければならないのかと思うと、不合格が待ち遠しい。
幸い辺境の地から乗車する為、座ることが可能なのが救いか。
隣で熟睡しているみさきちは時折、
「この大きさじゃ、ハンバーグかミートボールか、わかんねーよ」
とつぶやく。他人の振り見て… の言葉が頭をよぎる。かがみの気持ちが少しわかった気がした。
頭だけ回して後ろを見る。地下を走っている電車の窓ガラスに私の顔が映る。
子供の頃から変わらない風貌に、今の自分を忘れる。
そして思い出したくない、あの受験の年を思い出す。
三学期の始業式、登校しながら私は久しぶりに会うひいちゃんの姿を探した。
しかし背の低さは視界を極端に縮め、結局のところ受験でそわそわしている中学生の一人を演じるだけでしかなかった。
教室に入りひいちゃんの席を見るが、まだ来ていないらしい。
廊下側の一番後ろの席をあてがわれていた私は、ひいちゃんの登校を誰よりも早く察知できるし、
ひいちゃんも私を見つけるだろう。
予鈴が鳴る。各自席に着く。しかし一席だけ空席が生まれた。
私にとってそこは、そこだけは空席ではないはずの席だった。
HRののち、体育館に移動し始業式が行われた。しかし、ひいちゃんの姿はその日見ることはなかった。
次の日、私は一つの噂を耳にする。
教室でひいちゃん以外の人の話を聞くのはいつ振りだろうか、しかし今まで聞かなかったのは幸せだったのだろう。
『今野は妊娠して男と駆け落ちした』
そのような話がクラスで囁かれていたのだったのだから。
私はひいちゃんが登校すればすぐそのデマが消えると思い、聞かない振りをいていた。
夏休みの件以来、連絡することは禁止されていてかつ、いつでも教室で会える、その思いが電話一本
入れるのを放置していた。
しかし、ひいちゃんが登校する事は卒業式が終わっても、一日もなかった。
もちろん陵桜の試験会場で会うこともなく、私は受験に意味を感じず解答用紙をただ埋めるだけの作業をした。
447 :
3/5:2008/01/04(金) 10:56:27 ID:7ZUgknTV
電車は都心を抜け、降りるべき駅に近づく。
「起きなさいよ日下部、もう着くわよ」
かがみの声色を使ってみさきちに声を掛ける。
「うにゅうー。ひいらぎぃ、あと五分」
「みさちゃん、起きようよ。もう着いちゃうわ」
今度は峰岸さんの真似。
「うにゅうー。あやのぉ、今日は休もうぜ」
みさきちの反応は楽しい。逆の返事をしたらかがみには叩かれ、峰岸さんは本当に五分くらいなら起こさないだろう。
では、
「ねぇーねぇー、みさきち。もう大学着くよ」
私の物真似。
「そうだな。ちびっこは寝てなかったのか? 起こしてあげたのに」
さっき一瞬だけまばたきをしました。といいたげに視線をまっすぐ私に向ける。
…こ、この人はいったい私をどう見ているんだろうか。
同じ受験生達の波に乗り駅を出る、試験会場に入り手続きを済ませた私達は、試験の終わった後の待ち合わせを決めた。
その際、みさきちから言いにくいけど、大切な話がある旨を伝えられる。別段気にすることなく、返事をして別れた。
とても大きな大学のキャンパスは、試験会場への案内がなければ一人で回ることは出来ないだろう。
寄り道をしたら二度と戻れない、そんな危機感を持ち矢印の指示に従い講義室に入る。
そしてその指示は職員の声に代わり、私は変わらず指示に従う一日を過ごした。
私はみさきちとの待ち合わせ場所で暇を潰す。入試とは終わってみれば苦労を忘れるもの。
あの年の入試もそうであったように。
やる気無く受けた陵桜は、年の瀬間際の追い込みで詰めた知識が功を奏してか、奇跡的に受かっていた。
もちろん合格者の中にひいちゃんの名はなく、地元から離れる私はひとりぼっちの入学式を送ることになるだろう。
お父さんからはパソコンとPS2が送られ、私の部屋に設置された。
喜びを分かち合う。そのような雰囲気は少しもなく、ただ決定事項を粛々とこなしていく、そんなプレゼントだった。
私の空ろな瞳はお父さんにはどう映ったのだろう。ただお母さんの写真を眺めている時間が増えていた気がする。
クラスメイトが親友になったら、卒業後も続いていく。そんな何も根拠の無い思いで、私はひいちゃんの連絡を待つ。
自分から連絡するという選択肢を消していたのは、万が一を恐れていたのだろう、
残酷な事実を知るかもしれないその不安は日に日に強まり、ひいちゃんの言葉以外では打ち消す事が出来なかった。
制服あわせ、教科書購入、春から始まる新しい生活の準備をした記憶はほとんど無かった。
家から出るのは怖かったけれど、一縷の望みに賭けて町を歩く。
同年代の少女に自然と目を向ける。意中の人物ではないことに安心を覚える。
真実から逃げている自分に慣れてきた頃、入学式が行われた。
448 :
4/5:2008/01/04(金) 10:58:31 ID:7ZUgknTV
やりとげた顔のみさきちが小走りで向かってきた。
「またせたな、ちびっこはどうだった?」
「まあまあだよ。みさきちの顔だと、自身ありげだけど、後でがっかりしないでね」
「ははは。ちびっこがそんな心配しなくっても、いいってヴぁ」
「ところで話って何?」
「柊のことなんだけど、ここじゃなんだし、どっか行こうぜ」
「あ…」
かがみからのメールを思い出す。試験が終わったら連絡するよう言っていたっけ?
『今試験終わったよ。とりあえず私のアミノ式は完璧だったよ。かがみ様を受け入れてくれる大学はどこでしょう?』
かがみにメールを出す。
みさきちに移動を促す視線を送る、2,3歩進んだところで、メールの受信。
『私の事はどうでもいいのよ。あんた、合格しそうなの?』
かがみからのすばやい返信に、苦笑しながらみさきちにその旨を伝える。
しかしみさきちの表情に変化は表れない、むしろ納得した感じを漂わせる。
『まあね、任せたまえ、かがみくん』
『ふーん、また明日ね』
こんなやり取りをして、メールは終了。なんかいつものかがみじゃないな。
新しいクラス。なんだか勉強のよく出来そうな、かなり癖のあるロングヘアな眼鏡っ子が委員長になった。
胸が大きい、そのことが私に敗北感を与えた。しかし住む世界が違うから係わりは持たないだろう。
私の生きている世界は今、大変なことになっている。この世界に光を取り戻す為、私は日夜戦っているのだった。
ネトゲの世界は私を快く受け入れてくれた。こここそ私の住むべき世界。
異世界では梅雨に入ろうとしている。なんて居心地の悪い非現実空間なんだろう。
軽く降り出した雨に、傘というアイテムを手に学校に向かう。
視界が狭くなる。いつもうつむいて歩いているので、実はそんなにも変わった訳ではないけど、なんだか気になる。
立ち止まり、傘を後ろに倒し見上げてみる。
数メートル先に並んで歩く2つの傘が見えた。おしゃれに興味のない私でもわかる、二つの傘は男性用と女性用。
なぜか負い目を感じた私は、道を開けるべく比較的濡れていない場所を探す。
そのような気配に気付いたのか、二つの傘も歩くのをやめ私を見た。
…見覚えのある顔、記憶から消したはず。消した分だけ倍になって蘇る記憶。逃げ出したい気持ちは不思議と起こらない。
「こんにちは、泉さん」
お腹がきゅんと痛くなる。
地元の高校の制服に身を包んだ男女。男子の方は私を見ても無反応、軽く会釈をしてきた。女子は…ひいちゃんは…。
「それじゃあ」
私はその一言だけ使い、その場に幕を下ろす。
逃げるんじゃない、ちょっと今日は急いでるんです、とアピールするつもりで時計を見て走り出す。
足元が濡れる、その寒さで身が震える。決して心が震えているわけではない、だって教科書と共に思い出は学校に置いてきたはずだから。
家に帰るとすぐ、きっと二人で笑いながら見ることになる、そう信じて名残惜しく机の上に出しっぱなしにしていた、
まだページをめくっていない、卒業文集を机の奥にしまった。
449 :
5/5:2008/01/04(金) 11:00:47 ID:7ZUgknTV
落ち着いた感じの喫茶店を見つけた。大学から程よく近く、かと言って大学生で込んでいる感じのしない、
悪く言えば時代から取り残されている、そんな感じの店に私達は入った。
そんな店の雰囲気を醸し出している本人は、ちらりと私たちを見て微笑む。客として合格したのだろう。
みさきちの『言いにくい大事な話』を思い出し、店の奥の席に座る。
主人は察したのか、
「ゆっくりお話をしてていいよ」
と注文を聞いてからは、一言も声を掛けて来なかった。
「みさきち、話って何?」
ホットチョコを一口すすり、カップを手に持って温まる。
「柊のことなんだけどな」
「かがみがどうしたの?」
「ちびっこは柊のことどう思う?」
急に聞かれて困る質問はいろいろあるが、どう思う? はその中でも一番厄介な部類だろう。
答えに詰まっていると、
「最近、柊、変なんだよ。気がつかないか?」
そういえばさっきのメールも何かそっけない。聞きたい事は他にある、しかし我慢している、そんな感じを持っていた。
「柊、恋、してんじゃないかな?」
「え! かがみが、恋…」
『今野は妊娠して男と駆け落ちした』
その噂は嘘だったのだろう。しかし、彼氏と肩を並べて歩いている、その事実は間違いない。
私は捨てられた。
ひいちゃんは私より、彼氏を選んだ。私が一緒の高校にいけるよう、がんばっている間、彼氏を作り、
私のことを忘れ、連絡一つせず遊んでいたんだ。三次元の女はこういうことするのか。
私は結婚した。相手は感じのいい、女キャラ。ひいちゃんに対するあてつけ。現実世界に告げた別れ。
ゲームの世界は急にイベントが発生することがある。大抵はその前にフリが有るけど、気付かないとちょっと焦る。
あの日はちょうどギャルゲの発売日。そのため今、自分がどっちの世界にいるのかわからなくなっていたのだろう。
学校の帰り、駅前で同じ制服を着た少女が外国人に襲われていた。
ライトパープルのショートヘアをリボンでカチューシャ風にまとめている、その天然癒し系のタレ眼には
今にもこぼれんばかりの涙が、遠くからでも分かる位浮かんでいる。
『フラグ!』 と、ここぞとばかりに走り出す私。有無を言わさず外国人に飛び掛る。
外国人は謝罪らしきことをしつつ、去っていった。
「同じクラスの人ですよね? 泉さんでしたっけ? 私は柊つかさ、覚えてますか?」
しまった。ゲームの世界と間違えた。セーブして…出来ないよねこの世界じゃ。
「泉こなたです」
「こなた… こなちゃんかぁ」
『こなちゃん』と呼ばれた瞬間、何かが動き出した。
450 :
7-428:2008/01/04(金) 11:02:26 ID:7ZUgknTV
これで中学時代の話は終わりです。
こなたにトラウマを与えてみました。男性に関わる不信と、友達を失う恐怖、それをかがみ達との出会いで…。
同姓趣味は無いと言った(このスレで知りました)こなたを引っ付ける為ですが、気に障ったらごめんなさい。
あと、スレ上関係ないのでここで後日談。
今野(いまの)宏美さんは、陵桜をあきらめて簡単に入れる地元の高校に進学しました。
しかし、ものすごい努力をしています。
それは、『声優になって魔法使いの役を得る』という夢の為に。
声優学校に入る前、基礎レッスンを受ける為中学を無断欠席、高校と専門学校の両立をして過ごしていました。
彼女なりにこなたとの約束を、果たそうとしていたんですね。
彼女もこなた同様、友達(いつでも会える人)は連絡しなくても続いていくと信じて。
こなたは確認をせず去ったので、このことは今も知りません。
いつか、二人で卒業文集をみて笑いあう日が来るかもしれませんが、ここは皆様の想像でお願いします。
引き続き時間を作って大学受験の話から、7スレ目のかがみの告白までをこなた視点で書いていきます。
おまけに1レス。
今野さんはこんなことしているかもしれません。
451 :
おまけ:2008/01/04(金) 11:04:02 ID:7ZUgknTV
452 :
7-428:2008/01/04(金) 11:07:39 ID:7ZUgknTV
「ケーソツケーソツ結局南極」
ってことでお許しを
>>482 まずはGJをば!幼いゆえの行き違いがなんだかリアルで辛いなあ。
つかさと出会って先、こなたがどう変わっていくのか楽しみです。
さて、100`先のとらへ出発するかな。情報カキコしてくれた皆さんd!
>>452 GJ!やっぱり言葉って大事なんだなぁ…
つかさとの出会いがこなたにいい変化を与えたのかな。
あー、やっぱり友達っていいものだー。
>>452 あ、あの・・・南極に行かれたことがあるのですか? 観光目的で行けるのでしょうか??
もしや南極観測隊の方ですか?
数学オリンピックで日本は韓国に負けてる><
1995年:1位-中国、2位-ルーマニア、3位-ロシア、4位-ベトナム、5位-ハンガリー
1996年:1位-ルーマニア、2位-アメリカ、3位-ハンガリー、4位-ロシア、5位-イギリス
1997年:1位-中国、2位-ハンガリー、3位-イラン、4位-ロシア、アメリカ
1998年:1位-イラン、2位-ブルガリア、3位-アメリカ、ハンガリー、5位-台湾
1999年:1位-中国・ロシア、3位-ベトナム、4位-ルーマニア、5位-ブルガリア
2000年:1位-中国、2位-ロシア、3位-アメリカ、4位-韓国、5位-ブルガリア、ベトナム
2001年:1位-中国、2位-アメリカ、ロシア、4位-ブルガリア、韓国
2002年:1位-中国、2位-ロシア、3位-アメリカ、4位-ブルガリア、5位-ベトナム
2003年:1位-ブルガリア、2位-中国、3位-アメリカ、4位-ベトナム、5位-ロシア
2004年:1位-中国、2位-アメリカ、3位-ロシア、4位-ベトナム、5位-ブルガリア
2005年:1位-中国、2位-アメリカ、3位-ロシア、4位-イラン、5位-韓国
2006年:1位-中国、2位-ロシア、3位-韓国、4位-ドイツ、5位-アメリカ
2007年:1位-ロシア、2位-中国、3位-ベトナム、韓国、5位-アメリカ
韓国に負けないで><
韓国の一人当たりGDP、10年間の推移
1998年 7463
1999年 9554
2000年 10884
2001年 10176
2002年 11485
2003年 12707
2004年 14165
2005年 16441
2006年 18387
2007年 21000
日本の一人当たりGDP、9年間の推移
1999年 34669
2000年 36790
2001年 32215
2002年 30837
2003年 33221
2004年 36084
2005年 35675
2006年 34252
2007年 35000
>>452 GJ!
しかし、南極でネタを作ってくるとは凄いな
460 :
お題:2008/01/04(金) 19:48:14 ID:xj8fUBJz
こなた「かがみ〜、今年も冬休みの宿題の掃除やろ〜よ〜」
ちょっと待て、お前はわたしのを写すだけだろ!
462 :
8-784:2008/01/04(金) 20:28:39 ID:qkvz83+Y
>>462 ばかっぽいかがみが可愛すぐるwGJww
かがみ「ちょ…そんなことないわよ!
ったく…分からないところは見てあげるから自分でやりなさいよ」
464 :
4-248:2008/01/04(金) 20:57:16 ID:rXxbEEY3
>>452 GJ!独特の設定と展開をいつも楽しみに見ています!
こなたの心情を思うととても切ないですね…><
今後の展開に期待!です
そして南極…なんて壮大なおまけ!w
>>460 じゃ、じゃあ今すぐにでもうちに来なさいよ!
家族全員追い出しておくから…///
>>462 GJ!かがみw可愛いなぁww
自滅していくタイプですよねかがみはw
>>463 こなた「なんだかんだで世話してくれるかがみん萌え〜(だきっ)」
466 :
7-428:2008/01/04(金) 21:22:20 ID:eSWvkuRR
私事で申し訳ありません。続きを書き込もうとしたら、使っているプロバイダが全規制されていました。
このままさようならになってしまいそうですが、今までお付き合い頂きありがとうございました。
隊員じゃないです。
>>466 本人? 規制されててなんで書き込めるの?
(本人なら申し訳ない)
もしよければどっかのロダにテキストをうpすると言う手もありますよ。
468 :
4-248:2008/01/04(金) 21:34:54 ID:rXxbEEY3
今はケータイで繋いでるのかな。
書き溜めておいて規制解除まで待つのも有りかと。本人もどかしいとは思うけどね。
470 :
2-716:2008/01/04(金) 21:39:14 ID:Riu3QODO
>>466 残念…規制解除されたら是非また戻って来てくださいな(´・ω・`)
>>470 俺の鼻血返せGJ
>>470 うおおおおおおおっ!
ちょっくらアクシズ押し返してくる
474 :
8-784:2008/01/04(金) 22:16:13 ID:qkvz83+Y
>>463 ええ、バカップルですからw バレンタインにまたシリアス話やるかもしれませんが、それまでギャグ路線ですw
>>464 248さん ! 自滅というか、自分にウソがつけないというかw 分かり易いですよね、彼女w
>>470 なんという直球ww
バカップルといえば冬コミではバカップル度の高いこなかが本が色々でていて嬉しかったw
甘々なこなかが本も多かったなあ
>>462 GJ!!本人に見えないところでスキって書くのは、ツンデレの真骨頂ですね。
>>466 以前、自分も規制かかってたとき大変もどかしい思いをしました。
こなかがへの愛ある限り、規制解除したらまた戻ってきてください。
>>470 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
先に好きになるというか
片想いするのはどっち?
>>478 やばい、こういう脱力系な絵大好きだwwwww
口だけツンで行動デレとかどんだけかがみw
GJです!!
483 :
7-428:2008/01/05(土) 00:06:29 ID:n+p4JYaz
PK2chと言うのを使ってみます。
注意
シリアスです。
長編です
最後はハッピーエンドにします(7スレでかがみ視点では二人は陵桜の教師をしています)。
こなた視点で大学受験中です
手元には17レスありますが、携帯の電池がなくなりそうなので、とりあえず4レスいきます。
484 :
1/4:2008/01/05(土) 00:09:00 ID:n+p4JYaz
『かがみが恋をしている』 みさきちの指摘は私の心にしまっていたある感情を引き出した。
友達が恋をするとどうなるか。心臓が高鳴る。手にしたカップが震えるのを悟られないよう慌ててソーサーの上に戻し、
みさきちの次の言葉を待つ。
「やっぱり、びっくりするよな。柊だもんな。ありえねぇよなぁ。けど、あやのがいうんだ。『柊ちゃん、恋してる』って」
「それで、みさきちはどう思うの?」
「確かに柊、最近あやのと同じ目をしてんだよ。兄貴のこと考えてる時のあやのだな」
みさきちも女の子だな、ちゃんと見ているんだ、そう感心しつつ私はかがみの変化に気が付かなかったのを恥じる。
修学旅行では急にうわの空になっていたけど、あれは私がはしゃぎすぎただけで、かがみの行きたいところに
行けなかったからだと思っていた。
まさかあの時何かあったのか…。
気付かなかったことに私は悔やんだ。今までを思い出す。
事あるごとに私達は彼氏の存在が無いのを自嘲し合った。お花見、夏祭り、花火大会、クリスマス、初詣、バレンタイン…
そのたびにかがみの『なっしんぐ』の言葉が嬉しかった。
かがみに彼氏が出来ない限り、私達は友達を続けられる。いや、出来てしまっ
485 :
7-428:2008/01/05(土) 00:16:13 ID:n+p4JYaz
なんか、文が途中で切れてしまいました。
文字数が多いからでしょうか? 他の手を考えます。
今日はもうあきらめます。ごめんなさい。
486 :
4-248:2008/01/05(土) 00:41:31 ID:H1kZPRMC
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 01:29:44 ID:FI9uyAyX
>>478さん
GJです!!こなたが照れてるのがすごく可愛いですねw
>>485さん
投稿規制って解除されるまで長いんですか??
続きすんごく気になります…
>>4-248さんの絵、すごくすきです!!
スランプなんですか?全然そんな風に見えません…
自分は絵とか描けないのでとてもうらやましいです。
焦らずにゆっくりとスランプをぬけだしてください.
応援してます!!
>>485 規制で歯がゆいだろうけど、そのうち解除されるさ。
>>486 GJです!この出来で「描けなくなってる」のか…
絵師の方も新年早々GJ
>>470 やはりこなかがのちゅーはいいね。
2人の幸せそうな表情がすごくいい。
>>478 すごく和む絵柄だ(*´ー`)
受けなこなたも新鮮で良い。
>>486 久々に4-248氏のこなかがきたー。
個人的には攻め風なこなたが好みでした。
楽しんで描くことが一番だと思うので無理はせず
いいのが描けたらと思ったらまた見せてください。
ちょっwwwみゆきさんwww
絵師が続々集結してきて
嬉しい限りですな。
>>462 かがみなにやってんのw
確かにそこなら鏡見ないとわからないけどー!
…かがみの瞳に映る自分を見て気づくとかそんなの妄想した。
>>470 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃これは死ぬしかない
>>485 あら…残念です。規制解除のときを待ってます!
>>486 開いた瞬間吐血してしまった・・・
久しぶりっていうのもあるけど、改めて自分はあなたの絵が大好きなんだと認識…。
ほかの方も言ってるけどこれで描けなくなってるって・・・。
494 :
7-438:2008/01/05(土) 05:25:54 ID:Q1vX9DSU
絵師様たちは私を萌え殺す気ですか!
鼻水と一緒に、あ、血がだばだば。
しかし!そんな萌えの空気を読まずにSS続き投稿しまっさ(´・ω・`)
>>333続き、パーフェクトスター第4章Bパート2です。
・パラレルもの(かがみの記憶がありません)
・シリアス展開中
・毎回注意書きが変わってるのは仕様です
・7レス消費予定
難しい単語に悪戦苦闘。今回はちょっとまとめ方が足りなくて、
いつも以上に話の流れが悪い+誤字脱字が多い気もします。
うんちくが結構含まれているので、割とあっさり読みたい方は
2レス分飛ばして読んでください。
―――――――――――
『パーフェクトスター』
●第4章「夢の終わりに謳う歌」Bパート2
―――――――――――
* * *
眉をひそめて少し考えている様子からすると、かがみの状態を説明するのには時間がかかりそうだ。
医学部かつ博学であるみゆきさんは納得できていても、
素人相手に説明する際、言葉が多くなってしまうのは仕方のないことだと覚悟し、
あくまでみゆきさんのペースで私は話を進めることにした。
「泉さん、人が過去の記憶を無くす、といった人体の自然の仕組みから離れた行動を起こす要因はご存知ですか?」
「ようは記憶を無くしてしまう原因ってこと?」
「ええ」
脳みそのありとあらゆる引き出しを急いで全開にする。
出てきた情報はどれもゲームや不真面目に見たドキュメンタリー番組、映画による知識なだけで結構曖昧なものばかりだ。
「うーん…事故や病気が原因だったりするよね、確か」
「そうです。その原因の分類は知られているだけで5つ。
外傷性─頭部の外傷によるもの。薬剤性─精神作用のある薬剤の投与によるもの。
症候性─全身疾患による健忘や認知症─神経の変性疾患による健忘があります」
「な、なるほど…」
みゆきさんは細かく丁寧に説明してくれてるんだけど、聞き慣れない単語を含むこのペースに早くもついていけるのか心配になっていた。
事実を知ってるはずつかさからも、何故か頭の上から白煙が見えるのは気のせいだろうか。
私やつかさの様子を、苦笑を交えながらうかがっているみゆきさんが「そして」と続ける。
「かがみさんにスポットを当てます。彼女の場合は、5つ目のの要因。
“心因性”によるものだと推測されます」
「その、心因性って?」
「心因性というのは、例えば、幼少期に受けた虐待の記憶、天災や事故で受けた心的外傷、
いわゆるトラウマや極度なストレスが原因ということになります」
「う、うーむ、ちょっと待ってねみゆきさん」
── いかん、早くも煙出そうだヨ。
つかさの二の舞を踏まないために、脳のキャパシーを越えないように必死に物事を整理する。
「ようは、かがみは何らかのトラウマやストレスによって記憶を無くしたっていう認識でいいんだよね?」
「ええ、そういうことになります」
頭の悪い教え子に献身的かつ丁寧に説明してくれてるみゆき先生から正解が出た。
私はとりあえず、自分の出した答えを頭の中に並列させていく。
「私も専門分野からかけ離れた事象なので、多少間違えがあるかもしれません。
ですが、泉さんがお話してくださったことや、現在のかがみさんの状態を掛け合わせると、
精神医学的に“解離性障害”と称される病気を発症していると言えます」
「へ?」
「人は極度なストレスや過去のトラウマから自己を守るため、
何らかの手段を自分の中でとる事があります。
その中の一種として“解離性障害”というものがあります」
新たなワード、“病気”、“解離性障害”。
どこかで聞いた事あるようなワードなだけで、
一向に私の引き出しからは類似ワードが選出されない。
…しろはた。
「…ごめん、みゆきさん、何かわかりやすい例えないかな?」
「そうですね…同じ人物でも複数の人格が存在したりする物語がありますよね?
物語では明確にされていないこともありますが、あれも“解離性障害”の一種です」
「あー多重人格の人が探偵やってたりするよね」
私の言葉にみゆきさんはクエスチョンマークを返したが、
私としてはなんと“解離性障害”の理解は出来た。
…歪曲した理解の仕方かもしれないけど。
「ただし、それは解離性同一性障害といってまた特殊な例でして、
この病気については未だ不明な部分が多いとされてますが」
どうやら歪曲しすぎてたようだ。
「かがみさんの場合は、とある出来事をきっかけに記憶を喪失し、
遁走(とんそう)を起こしていることから、“解離性遁走”状態にあると推測できます」
* * *
「かいりせいとんそう?」
みゆきさんから出てきた言葉の漢字が頭に浮かんでこない。
また何かの専門用語なのだろうかと頭を捻っていると、みゆきさんが答えをくれた。
「解離性遁走とは、解離は説明した通り、心的外傷への自己防衛手段として、
自己同一性を失う神経症のことで、遁走は元々その場から逃げ出すという意味を持った言葉です」
「んー…ということは、かがみは何かしら心に傷を負ったり、自分を失いたくなるようなストレスを受けて、記憶を失って逃げ出したことになるの?」
「簡潔にまとめるとそういうことになりますね。
解離性遁走の特徴としては、不意に家や職場から遠く旅立ってしまい、
過去の想起が出来ない状態に陥っていて、また新たな同一性 ─ 人格を装っているか、
人格に混乱を生じている可能性があるとのことです」
“自分が本来過ごしてた環境から逃げ出し、記憶を喪失している”
難しい言葉の羅列を必死に紐解けば、確かにかがみに当てはまる部分はある。
「今のかがみの人格は昔の人格とは違うのかな…」
「それは…私も以前、つかささんの家に伺ったときに数回、お会いしただけなので…」
私が口にした疑問に、みゆきさんが言い淀む。
ここまではみゆきさんにもわからないかと、諦めかけていたとき。
「ううん。こなちゃん、今のお姉ちゃんは前のお姉ちゃんとあまり変わってないよ」
さっきまで頭から白煙を出していたつかさが復活していた。
「確かにお姉ちゃん、高校に入ってからは、人から冷たいって言われるようになっちゃったけど。
元々素直じゃない部分はあったし、本来はすごく優しい人なんだ。
だから、こなちゃんが言ってた…ツンデレ?なのは、前からだから」
さすが双子の妹。
姉の性格はしっかりと把握しているようで、つかさの言葉には重みがあった。
いい知れぬ安堵に浸っている中、みゆきさんが話を続ける。
「“心に傷を負い、記憶を失って逃げ出した”と先程泉さんがまとめてくださいましたが、
かがみさんはとある出来事によって、心の自己防衛機能が働いたと私は推測しております」
「そう、確かにそこだよね。だって、かがみは記憶を失う前はすごくプライドが高い人だったんだよね?
だったら、この状況は本人からしてみれば苦痛以外の何者でもないんじゃないかって思うんだけど」
「…そんな方だからこそ、ある出来事に対し“全部自分が悪い”と深く考えてしまい、
遁走を起こすほど症状が重くなってしまったのではないか、と思いますが…」
「…」
そこまでいってみゆきさんは一度目を閉じた。
みゆきさんの言う通り、プライドの高い、もとい完璧を追い求める人間ほど、深い自己嫌悪に陥ったとき、酷く脆い。
…今まで逃げてこなかっただけに、逃げ道がわからないから。
私らしくない人間心理を一人思い浸っていると、頭の中でバラバラだった糸が突如形を成し、一つの憶測へ変わる。
── もしも“自分のせい”で誰かを、身内を傷つけてしまっていたら?
かがみの記憶喪失の期間と、とある出来事の始まりの糸が繋がった。
みゆきさんが何度も口にしている“とある出来事”に思い当たる節があったから。
「もしかして…かがみが自分を追い込むきっかけになった“ある出来事”って…」
「泉さんも予測しているとは思いますが──」
みゆきさんは目をしっかりと開き、私を見据える。
「かがみさんと泉さんとの出会いが3週間前、つかささんの事故は約3週間前。
大きな出来事がほぼ同時に起こっている事から、今回の事はつかささんの事故がトリガーになっていると思われます」
私の憶測が、より一層現実味を帯びた形へ変化を遂げた瞬間だった。
* * *
「…せっかくのフリードリンクだし、飲み物とってくるよ。
みゆきさんにつかさ、何飲む?」
逃げ出す口実以外には聞こえない台詞と三人分のコップとともに、私は席を立つ。
もとい、逃げ出すというよりは、状況整理を自分の中でしたかったから。
席は窓際で、フリードリンクの補充位置は若干歩く場所にある。
丁度、2人を背にする形で私は頼まれた飲み物のスイッチを押してから、自分の頭の中を整理し始めた。
みゆきさんが私に配ったカードは2つ──
一枚目のカードは、“きっかけ”。
かがみの記憶喪失は“つかさの事故”がきっかけになっていること。
ただし、みゆきさんにもどのような事があったのか、つかさからは聞かされていないらしく、
当時の状況についてはここでも語られる事はなかった。
当人のつかさも、事故の状況の話になると途端に口調は鈍り、肝心な部分まで話が進まずにいた。
そんな様子のつかさに、私もみゆきさんも、つかさが自分から喋ってくれるまでは、
こちらから触れないというのを暗黙の了解とし、話を進めていた。
そして二枚目のカードは、“原因”。
つかさが語らない事故の詳細を抜きにしても、つかさの事故をきっかけにかがみが
記憶を喪失したことは時系列からいってほぼ確実で、
みゆきさんがタイムテーブルをより明確にしていってくれたおかげで、
事実とかがみの認識にずれが生じている可能性があるのもわかった。
その可能性が事実ならば…
── かがみは“大きな勘違い”をしてる。
一つ認識を間違えるだけで自分自身を貶めてしまう大きな勘違い。
それが、きっとかがみが記憶喪失した原因になったストレスの正体なんだと思う。
対し、みゆきさんはこうも言っていた。
『その誤解が今回のトリガーであるならば、それさえ取り除かれれば、かがみさんの記憶は戻るかもしれません』
みゆきさんの台詞を思い返してハッとして気づく。
“きっかけ”、“原因”のカードと──“解決方法”のカードも既に配布されていた。
…みゆきさんはすでに3枚目のカードを配っていた。
なら、もう私たちがするべきことは揺るぎないものとして、出ているんじゃないだろうか。
私の今の気持ちのように、溢れかけたドリンクを手早く小さな手に備え、私は席に戻る。
かがみが遁走を起こした本当のきっかけこそ、かがみ本人にしかわからないし、
つかさが喋らない以上は事故の詳細もわからないままだけど、起こった事はすべて事実として誰かしらの記憶に残っていた。
飲み物をとりに行く前、人伝の事実を聞かされた上で時系列の整理とみゆきさんから今回の出来事に関する情報をもらっていた。
「もう一回、確認していい?」
頼まれたドリンクを2人の前に置きながら、私は自分が至った結論の最終確認のため、もう一度お浚いを提案した。
私の目の色で変化を察してくれたらしい2人は、受け答えの出来る体制をとってくれる。
「3週間と正確には3日前、つかさが事故にあった」
「うん、間違えないよ」
「運び込まれた当時は、意識不明の重体で、一時は“意識が戻らない可能性もある”って言われてたんだよね?」
「そうだったって、お母さんやお姉ちゃんたちはいってたけど」
「かがみもその話を耳にしているのもほぼ確定だよね?」
「…うん、睡眠も食事もとらないで、ずっと外で待ってたってお母さんがいってたから…」
「それで、かがみが最後に家族の前から姿を消したのは」
「事故が起きてから2日後。つかささんが、目を覚まされる前です」
何かを思い出したつかさは口を閉ざし、そこにみゆきさんの補足が入る。
つかさの意識が戻ったのは、かがみが家族の前から姿を消してから。
かがみは最後に「自分の気持ちの整理がつくまでは、連絡は取らない」と家族に言い残して、姿を消したという。
「時系列から考えると、つかさが目を覚ます前に、姿を消したかがみが知っている事実は、
“つかさは意識が戻らないかもしれない”で止まっている可能性がある」
「ええ」
「これがかがみの誤解で、今回かがみが記憶を喪失するトリガーであると考えていいよね」
「推測通りであれば、そうなります」
私は必要な糸を手繰り寄せ、すべてを繋げた。
難なく繋がった糸を元にすれば、みゆきさんからもらった三枚目のカードを言葉にするのは簡単で。
きっとここですべてが明確にされた後、親友2人と大好きな人と私、その4人で笑い合える未来が待ってると、
この場にそぐわない感情に心が躍り始めていた。
「それならさ。さっきみゆきさんがいった『原因を取り除くことができれば記憶が戻る』って話からすると」
こうして期待を含んだ私の示唆を与える言葉の後は。
「かがみさんとつかささんを会わせれば、すべてが解決するのではないか、ですよね」
予想と反し、みゆきさんによって紡がれ、その声にはこのファミレスに来た当時に感じた冷たさが再び含まれていた。
直接言葉で否定されたわけではないのに、与えられたのは否定された感覚。
それは今回の問題が難儀無く解決する期待と、心のどこかで希望を持っていた私を打ち砕くには十分だった。
「解決、しないの?」
「…解決はします。ですが、その解決策をとる前に泉さんには知っていて欲しいことがありました」
「…」
「今回の冒頭で、“どうしてかがみさんをこの場に呼びたくないのか?”と問われましたが、この理由もそこに既存します」
「…そこまでして、私に知っていて欲しいことって」
「ことをすべて解決する上で、ほぼ確実に失われるものが一つだけ出てきてしまうということです」
「かがみの記憶が戻るのと引き換えに…何かがまた失われるってこと?」
「はい」
みゆきさんの言葉に、砕かれたモノの跡に募っていくのは不安だけ。
積もり積もった不安を少しでも軽減したくて、目の前の2人を見直すと、2人の目には共通して苦の色があった。
余計重量を増した不安は、すでに不安ではなくある種の恐怖へ変化し──
これ以上聞いてはいけないと本能か勘、または別のものが私を引き止めようとしていたけど、
すでに心の均衡が崩れた自分は止まってはくれなかった。
「…その失われるものって、何?」
「それは──」
* * *
今日たくさん起こった出来事の中から、唯一よかったことを選び出せと言われたら、間違えなく私はこれを選ぶ。
── 帰った後、すぐにかがみと顔を合わせなくて済んだこと。
実を言えば帰ることすら躊躇われた家の玄関のドアを、数十分かけてようやく覚悟して開けたとき、かがみは部屋で寝息を立てていた。
起こさないように、顔が見えないようにと、直行でお風呂に向かった私は、シャワーを浴びている。
頭上から降り注ぐお湯は、汗でベタついた肌と顔を汚した雫を洗い流してくれるけど、混濁した思考と感情までは消してくれないようだ。
私の身体を柱にして、床に落ちる水の音と共に、頭の中ではみゆきさんの言葉が反復されていく。
『解離性遁走の症状を起こした方のほとんどが、第一の自己、過去の記憶を取り戻したとき遁走期間中の記憶を』
…どうして私はかがみに出会ってしまったのだろうか。
『専門医からすれば例え違いもあるかもしれません。
ですが、あえて例えるならば今のかがみさんは夢を見ているのと同じ状態で、このままにしていても何れは醒めてしまう。
醒めてしまえば、ほぼ確実に』
…どうして私はかがみと暮らすことを選んだのだろうか。
『心の均衡を保つ防衛手段として解離を起こしているため、夢で思ったこと・体験したことを残してしまうと、
今度は同一性への影響が出てしまうとも言えます』
…どうして私はかがみのことを好きになってしまったのか。
いつか居なくなるって、なんとなくわかっていた気がするのに、私はかがみを好きになっていた。
──ああ、居なくなるだけなら、探し出せば繋がるからまだいいのかな。
想いが繋がったままの失踪のほうが思えば楽だ。
そうだったら私はなんとしてでもかがみを探し出すから。
でも──
『それは、かがみさんが泉さんと過ごした3週間すべての記憶を喪失するということです』
かがみの中から私の存在が消え、私の気持ちだけが残る結末。
人の気持ちを、一寸の狂い無く形成し直すことなんて不可能に近いのは、同じ人である以上はわかる。
降り注ぐお湯とは違う温度の液体が、目元から生まれ、再び私の顔を汚していく。
何度洗い流しても消えることのないその液体は、私の感情のベクトルを一気に一定方向に固定する。
感情に身を任せた私はその場に崩れ落ち、ただ声を押し殺して泣いた。
502 :
7-438:2008/01/05(土) 05:50:00 ID:omJBG91Z
以上、続きます。
冒頭でも述べた通り、難しい専門用語に悩まされたのもしかり、
今まで蒔いた芽を咲かせる過程に頭がごっちゃになりつつ、書いたので、
話の流れが悪い気がしてならないんですが、大丈夫でしたでしょうか。
ちなみに、この病気については、Webの参考文献をざっと読んでから
自分なりに理解して書いたので、本当に認識違いもあると思いますが、
あくまでフィクションとして楽しんでいただけたらと思います(´・ω・`)
第4章はCパートで終ります。たぶん鏡開きの後頃になりそうな予感ひしひし。
>>502 リアルタイムGJ!
記憶喪失モノでありがちといえばありがちだけど…やっぱりつらいなぁ
まだ確定したわけじゃないし、そうなるとも限らないけど、
自分が好きになった相手が自分を覚えてない、自分と過ごした時間を覚えてない。
これはつらすぎる・・・
それってついこの間まで一緒に笑い合えてたヒトに、他人を見る目で見られる事だからなぁ…
自分と友達に置き換えて考えてみただけで背筋が凍るよ
乙です。
ただ「間違い」と言う名詞を「間違え」と何度か表記しているのが気になりました。
話し言葉ではよく使われますし、文法上も必ずしも誤った用法ではないのですが、
文字にした際にかなり違和感があるので直した方がよいと思います。
505 :
7-438:2008/01/05(土) 10:39:22 ID:Q1vX9DSU
>>503 リアルタイム遭遇おつです&感想ありがとうございます!
記憶喪失ものとしてはありがちな設定ですよね。
実はもっと違う話になる予定だった気がするんだけど、
どこでどう道を間違えてこうなったのか…!
今後もよろしくお願いします(´・ω・`)
>>504 指摘ありがとうございます。
以降、しっかり反映して書いて行こうと思います。
で、SS投稿した後に寝ようと思ったんですが、
>>478氏の絵が頭から離れなくて、つい調子にのって
>>478氏の
絵をFlashアニメにしちゃいました(´・ω・`)
勝手に作ったものなので、このままお蔵入りでもいいかなぁと思いつつ、
>>478氏の許しをいただけるのならば、せっかくなので公開しようと思います。
>>462 かがみ自重しろGJ
毎度らぶらぶでとろけるわ。
次はこなたが勝ってかがみに私の嫁とか
書いてしまう展開を妄想した。
>>502 GJ
かがみが記憶を取り戻せばこなたと暮らした記憶を
失ってしまうだろうというのはある程度予想できるが
ここからどんなラストが待ってるのか期待半分不安半分。
何とかハッピーエンドになって欲しいところ。
>>478です
たくさんのコメントありがとうです!
>>479 言ってることとやってることのギャップてのは良いもんですよねw
>>480 かわいいふたりのかわいい時間です(´w`*)
>>481 魂ぬけとる!戻ってきて
>>482 ひとえに愛だよ(byこなた)
>>486 脱力系はニヤニヤにもってこいですなw
4-248氏のこなかが絵来た(*゚∀゚)o彡°かがみの照れがたまりませんて
>>489 かがみ→こなたもかなり好きなのです
>>490 上手い…っ 何か物語に発展しそうな作品ですね
>>505 うあぁ…こなたに辛い現実が突きつけられるorz
今後の展開に期待して待っております 幸せが訪れますように…
ってFlashですとーー 見たいですwぜひ投下を!
508 :
7-438:2008/01/05(土) 12:51:47 ID:Q1vX9DSU
511 :
4-248:2008/01/05(土) 14:10:14 ID:H1kZPRMC
>>490 小悪魔的な表情のこなたと照れてるかがみがたまらなく可愛い!
しかし…みゆきさんwww
>>502 楽しみにしていた続きキター!!いつもながら丁寧な描写ですね
しかしなんという残酷な現実…
ドキドキしながら続き待ってます!
>>508 か わ い い !!
保存したいけど保存の仕方がわからない自分涙目(´・ω・`)
それから
>>478にコメントしてくださった方々ありがとうございました!
その、あれですよ、描いてる本人しかわからない微妙な違いってやつです(´・ω・`)
いよいよ本格的にひよりん化してきましたw
512 :
4-248:2008/01/05(土) 14:12:00 ID:H1kZPRMC
うお、なんというアンカミスorz
>>486の絵、です478さん申し訳ありませんでしたorz orz orz
>>511 保存するならベクターにあるフリーソフトの
FLASH MANIAがお勧めですよ=w=)b
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 16:22:23 ID:Baqu4pCV
ダイエットは、ダイエットしなきゃ!って意気込んでる間は成功しないんです。
「え!どういうこと!?」って思われたかもしれません。
というのも、意思が強いと、体の声がきこえないからなんです。
「体の声って?なにそれ?」なんて声がきこえてきそうですが、
これはちょっとガンバって訓練しないときこえない声なんですね。
体はいつだって「こうしたいよぉ、ああしたいよぉ、」って声を発信しているんです。
と・こ・ろ・が!私達の生活というのは情報の洪水にあふれ、
自分の体が発信してくるホントの欲求てのがきこえづらくなってるんです。
だから、ヨガや呼吸法、瞑想などで体と心の背筋をシャン!とまっすぐにするような気持ちで
「体の声がききやすい回路」を作りましょうよ、ね。
特に女子の体は男どもとは違って、とても繊細に作られているんです。
男どもは一週間ぐらいでも減食させてそこら辺走らせればすぐに脂肪が減るんですが、
命を余分に10ヶ月宿さなきゃいけないために女子は脂肪をためる構造が違うんですね。
妊娠をすればひどくつわりをしていてもちゃんとお腹はぽっこりと膨らんでいくでしょう?
また、妊娠にありがちな逸話や武勇伝として、「〜ばかりが食べたくなった」とか
「土が食べたい」「チョークが食べたい」なんて変わり物もありますが、
あれらがつまり「体の声の発信を受け取っている状態」ともいえるんです、ね。
そしてダイエットを成功させるためには日ごろから「ほっこり力」を強めておく必要があります。
それを鍛錬するためには、必要なのはおいしい食事だけじゃあ、ありませんよ。
おいしい音楽、おいしい風景、さらにおいしい旅やおいしい空気なんかも
「ほっこり力」を高めるには大切な要素なんです。
おいしい”ほっこり感”を常日頃から感じ取るようにアンテナをピン!とはっていると
自然にやせていきます。女子のダイエットはそうしないと成功しないんですよ
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 16:40:14 ID:Baqu4pCV
自 努力が足りない 親元帰れば? 「我々の若い頃は、」 ワガママ 身の程を知れ
己 学生気分が抜けていない 世の中舐めてない? 怠けているだけ 他
責 成功してる人間もいる エセ弱者 個 働かざるもの食うべからず 力
任 社会のお荷物 性 自立しろ 言い訳文句ばかり 本
全力で頑張ればなんとかなる お前はまだ恵まれている 幸 いいご身分ですね 願
社会のせいにするな 親 福 屁理屈で自己正当化
税金納めてから物を言え 自業自得 の 昔のほうが酷かった 他人に迷惑をかけている自覚が無い
豊かさゆえの 自分の力で 脛 義務も果たせないのに 社会人失格
五体満足のくせに 這い上がれ / ̄ ̄ ̄\ 権利ばかり主張する で、君に何が出来るの?
夢と現実の境界線が引けない / ─ ─ \ 他の国よりはマシ
未来は自分で掴む物 / <○> <○> \ 苦労してるのはみんな同じ
我慢が足りない | (__人__) |
欝(笑) 口だけ達者 \ `⌒´ / 「君の代わりなんて
国が傾く原因 世間 / \ いくらだっているんだよ?」
甘えるな
516 :
8-784:2008/01/05(土) 17:58:49 ID:J6YhuoHI
なんだか凄い人たちが集結してる・・・ !
和み系とかスランプ言ってるけど全然そう見えない人とか、どこぞのプロですか? みたいな人まで・・・ !
そしてついにフラッシュまでww どこまで突き抜けるんだろう、このスレw
そして自分の力の無さに愕然 orz
>>476 >>493 >>506 お返事ありがとうございます〜
これからも自重せずに、こなたとかがみをイチャイチャさせていきますw
でも下手なので、これからも七転八倒苦しみながら描く事になりそうです orz
このスレ住人的に冬コミでのオススメこなかが本は何ですかね?
購入の参考にしたいのですが
>>518 CELTRANCE「蒼☆菫」
しもやけ堂 「CICIDA DRIZZLE」
がよかった
特に「蒼☆菫」は終始かがみが攻めでなかなか新鮮だった
ちなみに両方エロ同人ね
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 20:12:01 ID:CNs88sPO
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521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 20:44:47 ID:CNs88sPO
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冬コミ本の委託ってまだなのかな?
今日地元のとらとメロンにこなかが本探しに行ったんだが、大晦日と品揃えが変わっておらず残念だった。
でもセブンすたー2とLUCKYPOINT AUTUMNを買っている人を見掛けて、ちょっと嬉しい気分になったw
523 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 20:53:54 ID:CNs88sPO
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>>517 ゲッソリしてるこなたと対照的なツヤツヤかがみがw
きっとこなたと密着して、こなた分を大量摂取できたからだねw
>>519 しもやけ堂さんは書店委託されないのかな? すっごく読みたいけど見かけない
でも、18禁かぁ・・
【審議中】
_,,..,,,,_ _,,..,,,,_
_,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_
./ ・ω_,,..,,,,_ l _,,..,,,,_/ω・ ヽ
| / ・ヽ /・ ヽ l
`'ー--l ll l---‐´
`'ー---‐´`'ー---‐´
∧,,∧ /⌒ヽ
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∧,,∧ /⌒ヽ
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u' `u-u'. `u-u'
【審議終了】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ ∧ ( ) ( ・ω・)
(ω・ ) ( U) ( つ日ノ ∧,,∧
| U u-u u-u ( uω)
u-u (∩∩)
∧,,∧ ∩ ∧_∧ 審議結果
(・ω・') ⊂⌒( ・ω・) 「はいはいわろす」
⊂∪∪⊃ `ヽ_∩∩
>>523 なんという私…
wktkでとらとメロン行ったけどとくに収穫なし…
はぐ☆ハグかがみんがすげえ見たい
|.| //
!| _,...------、,,,_ / /
.| ,. -‐'' ´ ```、/ /
>'゙  ̄ ̄` ヽ 、
/ , 、 __``ヽ、
/ /i |、r、ィii.| , ヽ  ̄'''''`ヽ
./ | ./ | .| | .| ヽ,
f | / | | | | , '、
.| | | ../ .|| | ハ .| ヽ
.| | | ./ | |' | | ト、 ヽ
|/ | .| / ` ' ハ | .| ヽ, i
/ / | /| / / |.| | `ヽ, |
/ _,,.ィ/ | / .レ \ / / ミ|ハ .| ヽ
/// ./⌒| / ,,,,,,,,,,,,_,,, ---i') ``', .|
´// | .| /. 、,___, ’ ==| 弋-ヘ.|>
. /// 弋_| ./ ヾ彡. ,.ノ ヽ, リ
./ / _,.ィ<|.へィ‐‐、 __,。ィ'゙ |
/ /_,,ィ'゙√,\〉/ ヾ'''ァ‐--‐'゙、_ ヽ,゙゙''‐ ,, |
/ /‐'゙ / ゙V ノノ `i 〉、\i ``ヽ、,,|
レ' . { .| .r‐'゙'´ヽ | ./:/.)、 ` `
| .| |\、\'、 | / / /.ィ'
r┴---┤ |λヽ、ヽi .レ'゙/../-'゙ ヘ、__
| _,,,,,,,,,,,| | `iヽヽ::iレ'゙/ノ / . >
>>518 >>519で挙がってる作品は自分もオススメ。
ごべらっつぉの「まそっぷ」もバカップルなエロが堪能できて中々イイ。
あと委託はまだだけどいちごさいずの新刊総集編「Home Sweet Home」に
描き下ろしとして収録されてる「12月の魔法」という話がすげー良かった
同サークルの「彗星」が気に入ってる人はこなかが話の為だけに購入する価値はあると思う。
ちなみにエロ無し。(本自体は18禁だけど)
>>519 しもやけ堂は毎回委託してるので大丈夫かと
あ、アンカー間違えてる
>>524 しもやけ堂は毎回委託してるので大丈夫かと
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:24:19 ID:CNs88sPO
/ ̄ ̄ ̄ 丶、
/ \ ______
, --'、 / `〉
/ ⌒ ) / /
,′ ノ / . ./
l T´_ / r'´ ̄ヽ
/:\ノ>―`丶、 / (  ̄ l
{ ,>'´ / / `>'―――― --、ゝ- /
/-―/ / / / / ヽ.| \ xく
/ 〈 `/ , / / X |/l ∧ 1 ∧ \_:. |
V ,イ / /,.く \ l /__」斗- l ∧ __/
/ハl/ /l/ \ l /__j.」l ト l |
|' j| /V}  ̄ ̄ '、| \ l | V /
V/ 人. >-、__, `.ハ l /
/ / l\ ゝ.__,ノ .ノ|/V ィ´
/ /、| || 「ー 、/ ̄厂| j /
| /.:.:.:l/ll | / /! / l/l
/∨.:.:.;小 ヽjl / / / / /: \
/ .:.:.:./ ̄` ォ`二 ィ/./l:.:. 、 \
/ l:.:∠. __.ノ! | l _Kチ:.:.:l:.:.|: ヽ、ヽ
|:∧/:.:.:l/, 〈 lーく、 ̄}:.:.:.:.lヽ | ヽ |
l:| |:.:.:〈/ / l\|,丶、\/:.:.:.:.l V l jノ
丶 ヽ:.:.|V_ l \ >イ:.:.l:.:.:l l:.:l /
ヽlヽ:.`T┬-‐く\\:.:l:.:.:! j:./
\`'l |:.:.| l:.:ハ-ヘ\{ /'′
{ーlヽj レ' l__|
l__l じ'
ゞ_)
冬コミは書店委託を当てにして島優先で回ったり
書店委託するだろうけど最優先で回ったりルートに悩んだなあ
>>528 ちょwちょうど今
ごべらっつぉ「まそっぷ」といちごさいず「Home Sweet Home」について長文レス書いてた所なのにww
まあ、前者はこなた攻め攻め、全編エロに抵抗がなければオススメできる
後者は…なつめえり氏のこなかがが理想的すぎる俺には冷静なレスができる自信がないw
>>518 今のところ
クラスメイト・ショック「破顔一笑」
CELTRANCE「蒼☆童」
しもやけ堂「CICADA DRIZZLE」
ゆ〜のす通信「はぐ☆ハグ☆かがみん」
いちごさいず「HOME SWEET HOME」(の中の描き下ろし漫画)
が良い。・・・やっぱりここの住人とは好みが被りまくりだw
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:32:14 ID:CNs88sPO
/`i /~ヽ
,,/ "''"'` "`;,
(ヽ;" ^▽^ * ,;/) ポィン
`ミ "ミ ポィン
ミ ミ ハ、_,ハ、
彡 ミ ;'^▽^* '; ..☆ .***. .***.
(⌒";',,,.,(⌒";'彡 ミc c ,;彡 ゜ * * * ☆..
`'"' `"'' `゛''''" : *.,へ∞ヘ*
;;:;: ;;'``、;::;;'、;。:;;.: '、;:。 | *.. ☆. *:ミo・-・oミ*:
.:.。:;;.:'、;;.;::。. :。::;;`.:..'、;、;",:, ∧ c(,_uuノ:* :☆.:
;: ;;'、;::;;'、;。`:;;.:.;:,,.,;;'、;:,.;`'、;。:|:. ,i ./" `i, ヽ / ヽ * *´
。:;: .i:i. ;.: ・..:.;;'、;::;;'、;。:;;.: ,|、 |l,/:.:..... 'i, | | ヽ / * *
:;;'/、;。:;;.:.;: ;;'、;::,., | .i;;;i |/ 'i,/iヽ ∧ Y Y ヽ
。:;;.:.;: ;;'、;::;;'、;。:,.・ ∧ i| /''|''i, lコココココココl__|__\ /:|.'i, | ,:;.,-.::";:;: '"; :;;;.:;
.i:i. ;.: ..:.;;'、;:;: .,. /::... i, _|'''/:: .| 'i,|_i __ i __ i|::, |:. ̄|/:..i:..'i, ∧ 。:;: . ;` ・..:.;;'、;::
;::;;'、;`。:;;.: ;;'、;::;;'::..:.....'i,::....| ̄| ̄| i.:.:..: i:.\|i_i_i:|l ̄i ̄| /::::'i, ,,;.:'、;::。.:;;`.:;:;;:; :;;: :。:..
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__,,- ' ,,- '';、;: :. ';、;: :. .:. :. :.: .:. . ';、;: :. .:. :. :.: .:. . `^〜〜-〜'^ .. ..、;:;:. :.: .:. .:.: .:.:.';、;:
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,, '' ;: :. .;.; ;.:. .:.:. :. :.: .:. . . :,i: ;。::: ;;;;;.!;:|.:.:..: |::..:.....|::..|i _i::.|::.|i;: .. .:. .: .'i,、;: :. .:. :;:. :.: .:. . . :.';、;:
;: :. .;: :...:; ;.:. .:.:. :. :.: .:. . . ,i . .. : ...:. ,i;.|]:.:[]:.:[]|:i_i_i_i|::..|iXi'''|::.|:.:. . .: .:.: . :i,.、;: :. .:. ;:. :. : .:. . . :. ';、;: .
534 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:33:42 ID:CNs88sPO
∧_∧
/ ̄ ( ・∀・)⌒\ ヨイサー
__ / _| | |
ヽヽ / / \ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
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| ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
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`ー― ̄ ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliii| |
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ヽ \ | |
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`ヽ、,,_ノ| |
゙゙!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!゙゙
゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
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535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:35:50 ID:CNs88sPO
/: : : / : /: : : : : : / |: : : : : :| : |、: : : : : : : : \ \}
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536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:38:10 ID:CNs88sPO
/::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
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ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉
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l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气 斤ァ/ハ:|: : :l \|
| : :!: : :.! ト、_.l/ {:辷.ソ 辷/{: :∧!: :/
| : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄ ,. }/:.:!:.∨|
l : : ! : / \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:|
| : : l:.:,' ,.ヘ_と}_}_}_]≧、 `ヽー┴‐-、:|
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|: : :.l:.|ヽ、 }:.:}.:.}.:}ィノ____〉<´
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|: >、___|:.:从_|:.:./: | ’|:.:.|:∧:. |
|/ /|:/:.:.:!|:/:.:.:.! xxx __ xx ノ:.:.l/ ∨
537 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:41:51 ID:CNs88sPO
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| みそラーメンのイチゴ味一丁
レヽ____________________
∧_∧ ____
( ´∀) / ̄ヽ |ラーメン| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( `つ 日 凸 (・∀・ )< ジャム入れていい?
(_ ⌒./ 凵ヽ ( ) \_____________
「 (_/Y ヽ | | | / /|
┗┳━| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (__(___)..| ̄ ̄ ̄| |
┻\| .| |___|/
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:49:21 ID:CNs88sPO
(^(^^)
、(,,, ( )、
ミ ( )ヽ
ミ ● ノ●ヽ
ミ (´`ヽ ミ
.:r,'''='''-ミヽ | ヽノ ミ,:‐ '''''v,'-''''‐.┬‐.rヽ.,.,,i'‐-u ,...:、 .,,,,-'' '''~~-,,
,r ¨ v::.,,,'''.-'''''::'''.:r‐.:r.,::,' ' , 丶7 ., ,,.:: ., ._, ,:: ., _., ¨.'¨, ._「_ ¨.rrr., - .″ ,,,,-'~
::;.: :.' .. :: ..''' ヾ '''i .,,;; ''... :.....'''' : v ;;''''7;., ' :; ,. ;;:,...: ::''_ ::__/_
,i、 ::. .'' :`` .y、.- v、 ;'' ,,,;;.... 、 n、 .u .u .、、 .、、:::::::: ,,''i;;; 、'''''、v、.''';;,,,、L ...:::::''-,,,,_
j;.: :.' .:::,'' '''..., ヾ,,''' ,v'' .. ..i ,,':: ,... v ;.,: :::: ' :; ,. ;;:,...: l_ ....'' ''',-'
f:.:r : :.., 、 ,::,,: ;;,,. ;;,,,''' ;''i ::'ヾ ::,. ,''7 7r ミ ,, ,.. :,,´ ,,,_..,:::''-'' ^^^^″^^^^~
v : 、... 丶,: ,l v .ニ. v.、´ ,、.`. 、.ニ .、、、、:,::,, 、:: , 、、:i ' `''''
`'‐rr'';;uy ニ、=,,,..=,,,,,,,,=-、.''゙= ' ┘‐゙゙″'''''~~¨ ′
‖ {ii,iiii ;..:::::::ii} .\
丿 {i,iii,ii, ;..:::::ii,}
{,iii,ii, ;..::::ii,i} ─── _ __O  ̄ ̄
/{i,iii,ii:::::::::ii,i}ヽ ─┬─ | l  ̄ ̄| ‐7ll ┼
/ {,ii,ii,i::::::iii,ii} \ / _ノ _/ ノ (_ 9 。
| ヽ,,,,!!!!!,,,,/ │
ヽ ~~~ 丿
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:53:54 ID:SHVY60Fv
糞スレが良スレになった
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:54:11 ID:CNs88sPO
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
┏┓┏┓ ┏┓ ┏┳┳┓ ┏┓ / /" `ヽ ヽ \. ┏┓┏┓
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/:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:57:13 ID:CNs88sPO
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
┏┓┏━━┓ ┏━━┓ / /" `ヽ ヽ \. ┏┓┏┓
┃┃┗━━┛ ┏┓ ┗━┓┛ //, '/ ヽハ 、 ヽ ┃┃┃┃
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┃┃ ┃┏╋┛━┓┃┃ レ!小l● ● 从 |、i| ┃ ┃┃┃┃
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┃┃┃┗━┫ ━ ┏┛┏━┛┃ /⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i ! ┏┓┏┓
┗┛┗━━┻━━┛ ┗━━┛ \ /::::| l>,、 __, イァ/ /│ ┗┛┗┛
542 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/05(土) 21:58:00 ID:CNs88sPO
. // _/_,∠__ _, -――‐-、 /\ ____
/.:/ '"  ̄ ̄ ヘ __ ¨.二ニ=-、  ̄ ̄ ̄>―`ヽ/'´ ̄ `丶、
{::{ /: : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : : : :`丶、 , '" ̄_: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :.\
ヾ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ /_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
>′.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ.::.::.::.::.::. \-.::.::.::.::.:\_.::.::.\´ /::::: /::::::/::::::: :|::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::\::::::: ヽ
. /.::.::.::/ :.::.::.::.::.::.:: |.::.::.::.::.::.::.|::\.::.\.::.::.:\`\∨:::::: /::::::/::`ヽ/ |::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::: ∧
|.::.:: /.::.::.::.::.::/|⌒:j.::.::.:.:::.::.:: |.::| _\.::.ヽ.::.::. ヽ ∧//::::::/:::::::::::/ |:::l ',:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::∨j∠|__
|.::.:/.::.:: /.::.::.::.: | .:/ \.::.::.::.::.:レチ斤| ト.::.',.::.::.::.:l //∨:::: /::::::ト、/ :|:::l ヽ:-―-:::::l::::::::::::::::Vヽ ヽ \
|.:/.:,'.::.::|.::.::.::.::/|:/__ ヽ.::.::.::|ち:::| {.::W\.::.j ,' ::::::l:::;イ レ'心 l:::| \::::::::::::|::::::: l:::::::| ∧人_, /
. Y.:/! .:: l.::.::.: / ィチ行 ヽ.::.| Vヒi ',::.l ∨ l::::::/|/::j {ヘ:::| ヾ| ヽ--\ :::::|::::::: | ::: | |::::::| ヽ/
レ.::|.::.::.|.::.::.ハfヘノ:::::ハ ∨ ・}.::.l |:: ∧!: リ Vヒj 行テ乏ア :::|::::::: |:::::,′ |::::::|_ノ
lrーゝ、∧.::.l∧ V;少'' _' イ.::.:|. W !;八 , {ヘ;;:::// ヾ|::::: ∧:/ ノ :::::|
j \ \∨.::. ヽ, -、 こ.ノ ∠l | ::.:| /::::::ヽ 、 __ ゞ少′ ⌒!::/⌒)7:l::::::l:::|
. ,'.::.::.( ̄`ヾー、_/ /、 __ ///}│ .:l / :::::: /7\ `ー’ __ ,、__,/ ‐<:::ノ::|:::::::l::|
. /.::.::.: ( ̄ ヽノ {\ ハ /V/│.::.! ,'::::::::::/ レ'/ >ーr ( \´>'´(_, -く:::ノ|::|::::::::l:|
/.::.::.::.:r'¨`ーt' ノ.::. \ー‐'´| 川{ ∨リ ::::::: / /'//{ /ヽ ¨ (__ r‐<:八:! :::::::l|
. / :.::.::.::. `ト ー′ イ \.::ヽ\ | // ノ i:::::: ノ {V/ >'´/:::\ `ー ノシ |::::::::::|
/.::.::.::.::.::.:人ゝ、_ lノ ハ.:.:}∨ヽ!シイ |::::::,' ∧l{ /-='´:::::::::::/ヽ、_ , イヾ |::::::::::|
/.::/.:::.:::.::.::〃 \ \/ /) V二ニ¨´¨`ヽ |:: / ン≠'´::::::::::::::::::::::人_∧ /〉 ││::::::::|
.::/|.::/.:::.::.::{{ \三/人 / } \ j//:/::::::::_:::,斗ァ‐'´( \ 三三 / 人│::::::::|
/ V.:::.:::.:::.:::ヾ イ ` ( {`ヽ、_ > / /:;イ::::: /| `ー'´ \ ヽ ヾ彡'´ }! ::::::::|
いーかげんにシナサイ
ぐぁー。冬でいちごさいずはHAPPY DANCE 2しか友達に頼まなかったことを今心の底から後悔してるぜ・・・
何故Home Sweet Homeのことを忘れてた…HPをよく見てなかったせいかorz
544 :
4-248:2008/01/05(土) 22:05:23 ID:H1kZPRMC
>>513 ありがとうございます!早くDLして保存したいと思います(`・ω・´)
>>517 本当に好みの絵柄です(*´ω`*)
かがみのニヤニヤ顔素敵すぎるw
そしてこなかが本情報すごく参考になります!
委託されたらネットでこっそり買っておこう(´・ω・`)♪
それにしても同人誌買うまではまったジャンルはこなかがが初めてです…!
>>531 なつめさんが作品コメントで書いてたところの
「まだ付き合ってもいないし告白もしてないのになんだかもう付き合ってるような微妙な関係」
というのは自分にとっても理想的なこなかがかもしれないw
>>543 HAPPY DANCE 2はこなかが表紙だったから
こっちにこなかがマンガを収録してくれれば一番良かったんだけどね
546 :
4-465:2008/01/05(土) 22:15:47 ID:pLKabtHJ
>>517さんGJ過ぎです!
癒やし系な絵にベタ甘で可愛いっス!
このかがみは勉強以外でも色々理由付けてこなたにベタベタ触りそう。
さて、鏡開きが近いですが言い出しっぺの自分のSSが大ピンチorz
何とか間に合わせないと…。
まだでてないとこで1つ
虚弱畑「は・ぴ・ら・き」
ラブラブ本じゃないのでこのスレ的にはいいのか微妙だけど、いい感じですよ。
>>547 確かコンプでハニカミコミック版描いてる作家さんだっけ
お勧め紹介乙!委託開始が待ち遠しいよ。
まったく関係ないけど、
>>8-616氏のSS、そして
>>438氏の絵を見てからというもの、ねこなた妄想が止まらん。
猫好きの性分かな。
「ね〜こなたぁ、おいで」
「(そっぽ向いたまま)ん〜…」
「頭なでてあげるから、ほら、こっちおいでってば」
「(首をチャッチャとかきながら)ん〜あとで…めんどくさい」
てな具合で。
ツンデレカルタ、かがこな編
あ『あんたなんて豆腐の角に頭ぶつけて死んじゃえばいいのよ』
「かがみは座っててよ、私がするから」
「なによ、私だって手伝いくらいはできるわよ」
「今日はお鍋だよ。そんなに手間かからないから」
「運ぶものとか、用意するものとか、無いの?」
「じゃあ、この座布団回してて」
「えーと、中心がここだから… って何で私がそんなこと、しなきゃいけないのよ」
「だって今日は新年会だよ。私達の家でするからって、かがみがみんなを呼んだんじゃない。もてなさないと」
「いや、そうだけど。私も料理できるところを…、あんたに…、見せたい…、じゃない…」
「何言ってるの今更、かがみんが鍋を爆発させるの、何度見たと思ってるの?」
「見てたのか!」
「このとおり、かがみんの焦る顔は、ばっちりデジカメで記録してますよ」
「なっ!」
「(ぱしゃ)get」
「も、もういいわよ。ところで飲み物とかは、もうあるわけ? 冷やしてる?」
「あ… 買い物忘れた。材料何も無い」
「あんたなんて豆腐の角に頭ぶつけて死んじゃえばいいのよ」
次回は『い』です。
らきすたを好きになるやつ、頭大丈夫?;;;
どうにもキャラクターがうんこなんですけど…。。
あんなのどうやったら好きになるの;
552 :
7-438:2008/01/05(土) 22:59:16 ID:Q1vX9DSU
>>517 いやぁ!こちらこそ萌えと制作意欲もらったので、
感謝するのは私の方でっせ(´・ω・`)
さらに気に入っていただけたみたいで…もう感無量…だ…
あれから、携帯の待受けFlashにしようとして、Flash Liteなるものと
格闘してたら、見事に負けて挫折。
なんでもLiteつければ(ryと私涙目になってたら、
おまけでまた癒されましたw
俺が冬&3日メロンと虎でゲットした本
しもやけ堂「CICADA DRIZZLE」
ゆ〜のす通信「はぐ☆ハグ☆かがみん」
ごべらっつぉ「まそっぷ」
おでんや「柊さんちのリラッコナ」
彩也学園「らぶ☆すた」
ししゃもはうす「CapriceStar」
BBBえくすとら「うぃんたぁ☆ふぃーばー」
スペースオレンジパンケーキ「もちもち」
CELTRANCE「蒼☆菫」持ってないよ〜
今サイトみたら気になったけど委託まだしてないっぽい
>>553 蒼☆菫は早い時期に虎に委託されて既に完売みたい・・・
再販期待するしかないかなあ
マジスカ再販待ち('A`)
でも夏の時入荷&発送遅れのせいで
委託部数どこも少ないらしいんで良いのはすぐ完売してますね
送料かかるから1ぺんに全部注文したいけど待ってると売り切れる
いちごさいずは2冊こなかが好きに2冊買わせるために、
あえて書き下ろしのほうをHomeSweetHomeに収録したんじゃないかと思えてきた…
>>555 蒼☆菫の入荷が確認できたら速攻で注文するんだ!
たとえほかの本と注文が別々になったとしてもいい価値があるとオレは思うぞ!
いろいろこなかが本紹介されているね。
コミケには行ったが買い逃し多かったので
参考にさせていただきます。
自分が買って良かったなと思ったのは
ゆ〜のす通信としもやけ堂と蒼☆菫かな。
まあ、ほとんどここの住人とかぶっているんだが。
あとは、通販でいろいろ補完したいところ。
いちごさいずはまだ店売り始まってないのかな。
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 00:35:15 ID:zrPIdYW1
このスレは神職人と雑談で荒らす乞食のすくつですか?
559 :
9-176:2008/01/06(日) 01:02:07 ID:jAIcXhnQ
えーと、9-176です。
今投下してもよろしいでしょうか?
妙にしみったれた文章ですが、3レスくらいです。
560 :
9-176:2008/01/06(日) 01:02:39 ID:jAIcXhnQ
「どうして言わなかったの!!」
教室が静まりかえる。この日から、私は一度もかがみと口をきいていない。
『かがみといっしょ』
ある放課後、私は黒井先生に呼び出された。
「あー、泉。この前出した進路希望票やけどな」
「はい」
「そら先生としてはな、ちゃんと考えてたんかって安心なんやけど…」
「はい」
「いくらなんでも、××大は厳しいんとちゃう?」
「…はい」
「うちもこないなこと言いたないんやけど…。
進学するんやったら、今からでも間に合いそうなとこ考えたらどうや?」
「………はい」
今からじゃ追いつけそうもない、か。
こんなことなら、一年のときから頑張っておくんだったな。
「ただいまー」
「おぉ、おかえりこなた。どうしたそんな顔して」
「私、大学行くのやめようかな」
「……やっぱり、無理だって?」
「うん。みんながいない大学なんて、行く意味ないし」
「おいおい。まぁお父さんだってこんなこと言える立場じゃないけど」
「これからどうしよー」
「大学生活もきっと楽しいぞ」
「かがみが居なくちゃ、楽しいことなんてないよ」
「………そうか」
「うん」
かがみは、私の親友だ。
叱られたり呆れられたり、それでも私に付き合ってくれた。
最初はお母さんみたいだなって思った。
それからは目一杯甘えた。からかうと真っ赤になって照れるかがみ。
かわいいなって思った。
そうしていっしょに過ごす時間が増えていき、私は気付いた。
561 :
9-176:2008/01/06(日) 01:03:02 ID:jAIcXhnQ
「こなたは、かがみちゃんが大好きなんだね」
「うん」
分かってる。人はいつか、別れなきゃいけないんだって。
「でもね、こなたがそうしてたら、かがみちゃんは心配するんじゃないのか?」
それでも、私はかがみといっしょにいたかった。
「親離れ、子離れってね。子どもの巣立ちってのは、寂しくて嬉しいものなんだよ」
かがみといっしょに、毎日同じ門をくぐりたかった。
「かがみちゃんに心配ばかりかけちゃ駄目だよ」
別れたくないっていうのは、私のわがまま?
お父さんが言いたかったことは、なんとなく分かった。
私のかがみに対する感情は、母親とはまた違ったものだったけど。
☆ ☆ ☆
結局、私は少し遠くにある大学を受けることにした。
理由は、ちゃんと進路を決めてお父さんを安心させるため。
それから、自分のため。
考えてみれば、私はずっとかがみに依存していた。
このままじゃ私は駄目になる。自立しよう。決心できたのは、お父さんのおかげ。
それから私は勉強に集中するため、バイトに休職願いを出した。
バイト仲間のみんなは、温かく送り出してくれた。
写真も送った。私のことを忘れてほしくない。これもわがままかな?
でも、かがみのこれからの人生と少しでも関わっていたいから。
ふとこれを見たとき、こんなバカいたなーなんて、ちょっと笑ってくれればそれで十分。
恋人みたいな関係になりたい、なんて思っていない。思っちゃいけない。
結局、私にもヘタレ属性がついてたのかもね。
告白なんてできるはずもなく、別れだけが迫ってくる。
だからせめて、今を大切にしたい。どうせ会えなくなるなら、悔いが残らないように。
二人っきりになれば、手を繋いでみたり、ちょっと抱きついてみたり。
かがみは決まって頬を染め、でも段々面倒くさくなったのか、あまり拒まなくなった。
私がその気持ちの変化に気付かなかったのは、バカだったとしかいいようがない。
562 :
9-176:2008/01/06(日) 01:03:23 ID:jAIcXhnQ
準備は整った。
受験票を見ると、曖昧な表情の私が居た。
一人で電車に乗り込む。
コミケ前とは全然違う緊張が走る。去年は三人で行ったっけ。
必死で勉強したおかげか、思いのほか出来は良かった。
PS2やパソコンがなくても、できるんだ、私。
合格発表の日。私は受かっていた。
「おっす、こなた。どうだった?」
久しぶりに聞いた気がする、愛しい人の声。でもなぜか、沈んだ声。
私がしていたことは、かがみに大きな影響を与えていた。
私は結局、かがみの邪魔をしていた。
「……かがみは?」
「私?はは、落ちちゃった。大丈夫よ、一次だし。次があるわ」
安全圏だって言われてたじゃん。どうして?
このときも、まだ気付けなかった私。
「で、どうなのよ?」
「…わ、私は――」
私は、ウソをついた。
「………私もいっしょ、落ちたよ」
「ふーん、そっか。あんたも落ちちゃったんだ」
「うん…」
「そうだ!気晴らしにパーっと遊びに行こっか!」
「え?いいの?」
「大丈夫よ。一日くらい」
ホント、バカだね私。こんなウソ、すぐにバレるって分かってたのに。
久しぶりに来た秋葉原。私たちは自然に手を繋いでいた。
こうしてるとデートみたいだねって、バカみたいに微笑んでた私。
私たちは、つかの間の幸せを楽しんだ。
563 :
9-176:2008/01/06(日) 01:03:46 ID:jAIcXhnQ
以上です。
受験ものなので7-428氏とけっこう被ってるところがあるかもしれません…。
本当にすいませんorz
でも書いてしまったので一応続きもできたら投下したいです…。
>>563 別に被ってもいいと思いますよ?
すごく続きが気になるので、投下していただけたら嬉しいです。
>>563 GJなのですぜ。
自分も続きが気になるのですよ。
規制の腹いせだと言ってまた絵板が荒らされてますよ
>>566 見てきた、昇天した。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
>>566 ひどい荒らしだな
このスレで厳しく糾弾すべきだと思う
>>563 GJ!自重は不要、続きもよろしくお願いします。
>>566 これはいよいよ大変なことになってしまった。
>>566 あれは本当にひどいですね。
一言『GJ!!』と言ってやらないと気が済みませんよ。
>>566 ひどい荒らしだな。
もうずっと規制しないとだめじゃないか?
>>566 うーむこれはひどい
このスレの住人が全員萌死にしてしまうほどの荒らしだ
梅の実画報のTOPで悶え死んだ
>>573 オレも悶え死んだ。
けどあれが冬コミのPOPで新刊にこなかが本がないってのは少しヒドいと思った。
既刊にはあったのかもしれないけど。
旅人のコイビトミマン買い逃したのは痛い…読みたかった
冬コミで俺が訊いた時は、委託はあるけど再販する予定は無いって言ってた。
>>576 内容はサイトで公開してるらきすた漫画の再録+ゲストページ少々だから
ぶちマル氏の漫画が読みたいだけならサイト覗くだけで大丈夫かも
リンク先のレビューやこなかが板の買った人達の話を聞いてると
話題で食いついてきた175は消えてこなかがスキー達が残って
良い本がいっぱいなようですね
同人のお勧めを教えていただきありがとうございました。
とらとメロンではほとんど売り切れていましたが、
残っていたものを注文しました。
セブンすたー2巻も買うことにします。
>>437 >>519 >>532 >>545 >> 547
>>553 >>557 一般
ゆ〜のす通信「はぐ☆ハグ☆かがみん」
虚弱畑「は・ぴ・ら・き」
クラスメイト・ショック「破顔一笑」
R18
CELTRANCE「蒼☆菫」
しもやけ堂「CICADA DRIZZLE」
いちごさいず「HOME SWEET HOME」
ごべらっつぉ「まそっぷ」
?
おでんや「柊さんちのリラッコナ」
彩也学園「らぶ☆すた」
ししゃもはうす「CapriceStar」
BBBえくすとら「うぃんたぁ☆ふぃーばー」
スペースオレンジパンケーキ「もちもち」
こんな美少女に出会ったら
誰でもその場で恋をする
特にツンデレ寄りな彼女は
ストライク! 直球だった
知らないうちに巻き込まれて
珍しい場所でデートした
意味が分からないグッズ屋さん
ケーキバイキング
普通に楽しくて だんだん愛になる
ふたりの階段を ぽちぽち登っていた
どれくらい好きとかは 言わなくてもいいよ
ありがとう毎日が 夢のよう消えないで
鏡開き前の静けさ(=ω=.)
鏡開きSSって、SS中の時期が鏡開きの日じゃなくてもいいのかな?
なんか今から新しいの考えるのは無理くさいので
書きかけで放置してたやつを流用…とか考えてるんですがw
っていうか書店委託まだかなー
「う〜トイレトイレ」
今、トイレを求めて全力疾走している私は、陵桜学園に通うごく一般的な女の子
強いて違うところをあげるとすれば、泉こなたに興味があるってとこかナー
名前は柊かがみ
そんなわけで帰り道にあるゲマズのトイレにやって来たのだ
ふと見ると店内に一人の若い女が立っていた
(≡ω≡.)
ウホッ!いい女…
そう思っていると突然その女は私の見ている前でセーラー服のスカーフをはずしはじめたのだ…!
やらないか
>>583 いいんじゃないかな。
クリスマスから間がなかったから俺もそんな感じだし。
586 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 18:33:13 ID:9W3+5aYZ
89 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2007/11/05(月) 22:11:47 ID:+3ur+FLT0
ホントにバカ旦那には腹立つ。
旦那は、土日にほとんど休みなく子供の面倒も見ない。
私はおなかに子供がいるのに、二言目には「仕事、仕事」で3歳になる子供の面倒を家にいるときしか見ない。
もっと家にいて子供の面倒を見ろよ!
土日に家にいないことに文句を言えば、「仕事なんだからしょうがないだろ!」と言われ、全く取り合ってもらえず。
毎日朝8時から夜12時まで仕事だと言って、朝子供を幼稚園に送りに行く以外の面倒を全く見ない。
おまえの仕事なんて、結局は遊びなんだろ。
そのおかげで年間の所得が3000万円を超えているっていうのが旦那の弁解なんだけど、
毎日子供の面倒を見る私の方がよっぽど大変なんだよ。
専業主婦がどれだけ大変かって、もっと分かってほしいよ。
炊事洗濯掃除etc
旦那は、「俺は飯は家で食べないし、洗濯機だって乾燥機つきだ。食器だって食器洗浄機買ってやっただろ!」
と勝ち誇ったようにいうものの、それだって子供の面倒を見ながらの家事は大変なんだよ!
もっと家事を分担してくれないなら、本当に離婚するぞ。何様のつもりだ。
>>585 ありがとう!もちっとがんばります。
もうあんな無茶なことはしないと心に決めました
あんまり甘くなりそうにないんですが…
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 19:04:09 ID:9W3+5aYZ
外国人女性と結婚するメリット
・若い子よりどりみどり(25歳までに結婚する女が多い)
・美人よりどりみどり(中国とかは人口が多い)
・巨乳よりどりみどり
・もちろん処女(日本みたいな低年齢での性行為を煽る少女雑誌なし)
・性格のいい子よりどりみどり(日本のようなフェミ雑誌のない環境で生育)
・婚前契約にも抵抗なし
・親を大切にしてくれる
・親同居にも抵抗なし(なぜなら自分の親も親と同居という例が多い)
日本女の場合
・結婚したいやつは30過ぎばっか
・貧乳が多い
・中古品ばかり出回っている
・こっちに合わせる気まるで無し
・婚前契約するくらいなら結婚やめれば?
・そのくせ離婚時には財産分与・養育費等で泥仕合
・家事してなくても専業主婦は3割寄与分もらえるから
・子供はもらうけど、養育費お願いね。働く気ないから
・義父母なんか邪魔・ウザイ・干渉するな
・同居?ウソでしょ?冗談やめて
・専業主婦でもちゃんと家事手伝って。家政婦じゃないのよ
589 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 19:06:03 ID:9W3+5aYZ
【ニート】という言葉から何を連想なさいますか?
働かない、勉強をしない、親のすねかじり、引きこもり…そんなところでしょうか。
引きこもりのオタクっぽいイメージも強い【ニート】ですが、実は女性の方が多いことをご存知ですか?
いわゆるニート娘です。
02年の内閣府の調査によると、男性が48.4%(41万人)、女性が51.6%(43.7万人)という結果です。
この調査は1993年頃より始められ現在に至るまで大きな数値の変化はありません。
ニートだけでなく、フリーターや家事手伝いの女性も含めると、その数は大変なものになります。
近頃では【ネットカフェ難民】という言葉もメディアでよく取り上げられています。
定職を持たない彼女達は、周りの友人達や恋人が就職や結婚をするのを機に、周りから距離をとって1人で行動することが多くなっていきます。
某大手ファーストフード店が深夜営業を始め、彼女達の行動範囲は拡大される一方で寂しさから開放される事は依然ないまま。
仮にそんな彼女達が男性に声を掛けられたとしても、ニートという立場の自分に劣等感を感じ他人との関わり合いに拒絶反応を起こしてしまうのは仕方ない事です。
そんな彼女達が唯一気兼ねなく、劣等感を感じる事もなく他人と関れる場所。
それがネット
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 19:07:30 ID:9W3+5aYZ
591 :
4-465:2008/01/06(日) 19:14:50 ID:Fkhl6waX
朝ハ○テのごとくを見てからと言うもの、限定グッズ購入で借金を作ったこなたの身柄を1億5千万円で買い取るかがみの構図が頭をよぎって仕方がない俺がいます(笑)
実力無いから書けないけど……orz
>>583 鏡開きの日だからと言って、別にSSの中身まで鏡開きと関係付けなくて良いと思います。
かく言う俺も全く関係ない物を投下予定。
微エロとか書いてる俺だけど、今はシリアス物を書いてみたくて仕方ないです。
女の友情物とか。
ただ、気持ちと出来る物は反比例してまして……。
592 :
9-176:2008/01/06(日) 19:21:37 ID:jAIcXhnQ
9-176です。
>>563の続きです。
3レスくらいお借りします。
593 :
9-176:2008/01/06(日) 19:22:00 ID:jAIcXhnQ
「バカバカバカ、こなたのバカ」
枕に顔をうずめる。
『バカこなた』
ここ数週間、あまり勉強に手がつかなかったのは事実だ。
それでも合格する自信はあった。あのとき、あんなことがなければ………。
「かがみー!」
「あ、こなた。早いわね」
「かがみも今日受験なんだって?つかさに聞いた」
「うん。あんたも?」
「発表の日も同じだよ。二人いっしょに受かろうね♪」
「だといいけど…」
「かがみ」
こなたが私の手を握る。小さくて、温かい手。
「これ、お守り」
「…ありがと」
手を広げる。…さすがに安産祈願とは間違えないわよね。
「私も自分ちのお守り持ってるんだけど。代わりにあげようか?」
「いいよ」
そのとき、柔らかい匂いが横切った。
「私には、こっちのほうがご利益あるから」
身体が石になったかと思った。それでも、私はこなたを優しく包み込む。
「バカ」
小さい体は、私の腕の中にすっぽり収まっていた。
こういうふうに直接的に抱き合ったのは初めてかもしれない。
「じゃ、私の電車来たから」
こなたが去っていく。でも、私の腕にはまだ余韻が残っていた。
まだ、ドキドキしてる。
☆ ☆ ☆
594 :
9-176:2008/01/06(日) 19:22:21 ID:jAIcXhnQ
勉強…しないと。
写真立てが目に入る。
よく分からない衣装を身に包んだこなたが微笑んでいる。
どういうつもりでこんな写真送ってきたのよ。
どういうつもりで、あんなことしたのよ。
あんなこと――。
ペタペタ子猫みたいにひっついてくるこなた。
いつの間にかそれを受け入れている自分。
私は恨んだ。なんで、今なの?
この大切な時期に、こんなぐちゃぐちゃした気持ちじゃ駄目に決まってる。
タイミングが悪い。もっと、一年とか二年とか、余裕のある時期があったじゃない。
「こなたのバカ、バカこなた」
もう一度呟く。
もちろん私は分かっていた。
言えなかったのは、私に気を使ったんだろうってこと。
それでも私は悔しかった。
こなたが私を信用してくれなかったこと。
こなたが合格して、嬉しくないわけない。
例え自分が落ちていたとしても。
素直に言ってくれれば、おめでとうって、たった一言で済んだのに。
どうしてこんなに悩まなくちゃいけないの?
次も落ちたら、一生恨んでやる。
☆ ☆ ☆
595 :
9-176:2008/01/06(日) 19:22:43 ID:jAIcXhnQ
思えば、こなたと本気でケンカしたのは初めてかもしれない。
いつもどっちか(主にこなた)がすぐに謝ってたし。
今回の場合は、私が一方的に切れてすぐに帰っちゃったから………。
謝るとしたらどう言えばいいんだろう?
言い過ぎた、ごめん…とか?
……いや、そもそもなんで私が謝らなくちゃいけないの?
悪いのはウソをついたこなたなんだし。普通に考えれば、こなたが謝るべきよね。
でも、もし謝りに来なかったら?
すでにあれから一週間は経っている。
どうして何も言いに来ないの?
確かに最初の二日間、無視してたのは悪かったけど。
考えてみれば、こなたと私は違うクラスだから会う機会は少ない。
電車の時刻を少しずらせば、お互い他の教室に足を運ばなかったら……。
そんな簡単なことで、私たちは一日中別の生活を送ることになる。
こなたはどうするつもりなんだろう?
もしかして、このまま卒業まで仲直りするつもりないのかも。
あんなにまとわりついてきたくせに。
無性に腹が立ってきた。
……もういい。あっちから謝るまで絶対許さない。
全部、あいつが悪いんだから。
☆ ☆ ☆
月日は何をしなくても過ぎていく。
「私の………バカ」
私は、素直になれない自分を恨んだ。
596 :
9-176:2008/01/06(日) 19:23:04 ID:jAIcXhnQ
以上です。まだ続きます。
支離滅裂orz
明日から学校だよ…。
かがみ開きの日宿題テストだよ…。
参加できればいいけどorz
597 :
8-784:2008/01/06(日) 20:53:07 ID:5wJcAhDE
電車の座席の毛並の模様がこなかがの寝顔に見える俺は終わっとる
こなかが本探しに秋葉原まで行ったけど探してたものはあんまり見つからなかった。
C73の中古が1000円とかで売ってたけどやめといた。
両利きって夢が広がるな
性的な意味で
でも何故かかがみの方が上手いイメージがあるんだよな
性(ry
どっちが攻めでどっちが守りだ?
SM的な意味で
>>596 続きキターGJ
ちょっとすれ違いが起きると、隣のクラスってだけで一気に離れてしまう可能性があるんだよな…
意地の張り合いほど不毛なことはないぜ
次回を待ってます
>>597 あるあるww
こいつら可愛すぎるよGJ
つかさも二人のラブラブっぷりに呆れ気味?
ところで鏡開き前に次スレ行っておいたほうが良さそうだな
603 :
79:2008/01/06(日) 22:25:44 ID:+GexXJtf
>>596さん
>>597さん共にGJ!
続きとても期待してます
>>424さん
いえいえ、実は私も考えたんですがね、、かがみはきっと追い掛けるかな?って思ったのでw
>>427さん
実はありきたりです・・・期待させといてがっくりさせてしまったら申し訳ないです;
他のみなさんもレスありがとうございましたw
では最終章投下していきます。
注意
シリアスです。
長編です(7部目
>>4176部)
最後はハッピーエンドにします。
604 :
謳愛 1/6:2008/01/06(日) 22:26:53 ID:+GexXJtf
潮の香が私の鼻をかすめ、潮風が頬を撫でる。
バスから見えた、海。電車での山の景色とは異なり、まさに蒼の世界。
空の碧と海の青。二つの景色が1つの美しい世界を作り出していた。
綺麗だな。最後に行ったのは一昨年かな?皆で行った海とはまた別の海。
ここに、この蒼の世界に、こなたはいるんだ。
「・・・こなた。」
つい呟いてしまう。
ただ逢いたいだけなのに、こなたを感じたいだけなのに、長い旅をしているようだな。
待つべきだったかな?
本当にこなたを好きだったら、本当にこなたを想うんだったら、来るべきじゃなかった。
そんな事も思った。でも私には分からなかった。待つのが正解なのか、追い掛けるのが正解なのか。
でも、どっちが正解だなんて関係ない。
『父さんは、かがみには、かがみの正しいと思った事をして欲しい。』
『要するにだな、後先考えないでばしーっと決めてこいってこと。』
『柊ちゃんは、一人の人として『泉こなた』ちゃんが好きなんでしょ?』
『かがみちゃんにしか、こなたにしてあげられない事があるとオレは信じている。』
『頑張れお姉ちゃん。』
『もう一度、かがみに逢えたら、幸せになりたいな。かがみを幸せにしたいな。』
今行かなきゃ、いつ行くの?また後悔するよ?もっと泣き虫になるよ?
そんな声が聞こえたんだ。逢いたい。こなたに逢いたい。逢って、こなたと向き合いたい。
こなたを知りたい。絆を知りたい。自分のするべき事を知りたい。
こなたの為に、何ができるのか知りたい。
だんだん目的地が近くなってゆく。それと同時に蒼と白のコントラストが目に入る。
綺麗な砂浜。まだ海開きしていないため人がいない。それが余計に綺麗だった。
‐‐‐‐
>>591 ありゃ、そうなんですか。じゃあちょっと楽になるかも。
>>600 私の中ではこなたの方がテクニシy(ry
…何だか久しぶりににゃんにゃん書きたくなって来た。
どうしてくれるんだwww
これだけじゃなんなので小ネタ
>>591を見て。
「――さて、本日の目玉商品はこちらの少女。
純粋無垢なその体は汚れを知らず、貴方色に染められることが出来るでしょう。さあ1000万円からです」
ステージにスポットライトが浴びせられ、鎖に繋がれた一人の少女の姿が浮かび上がる。
薄いワンピースだけを身につけた白い肌には鈍色に光る鎖はどこまでも
似つかわしくなく、エメラルドグリーンの瞳は、ぼんやりと空中を彷徨っている。
――5000万!
――5100万!
――5200万!
長い青髪を携えた少女は会場を包む怒声にも似た大声にも反応しない。
「後はおりませんか?いらっしゃらなければ――」
「一億」
突如凜とした声が響き渡り会場内がざわめいた。
それと同時に、ステージに座っていた少女の目が大きく開かれる。
「……かがみ……?」
「他におりませんか!?おりませんね?一億!一億です!!」
「ばか……探したんだから…」
「かがみっ!かがみぃっ!!」
「もうあんたは私のものだからね…!」
「うんっ!うんっ…!も、離さないで…!」
正直すまんかった。今は反省している。
606 :
謳愛 2/6:2008/01/06(日) 22:27:34 ID:+GexXJtf
バスから降りるとそこには少し廃れた街並み。でも、何故か落ち着く街だ。
潮の匂いがバスに乗っていた時よりも強い。でもそれは不快ではなくて、私の住んでいる世界とは異なったものだと認識させる。
いい匂い。
「・・・少し、歩いてみようかな・・・」
おじさんのメモにある民宿の前にこの世界を堪能したくて、私は歩きだす。
鳥の鳴き声がする。カモメかな?聞き慣れない鳴き声がバックサウンド。
優しく吹く風。温かいような冷たいような。
眩しい太陽。見つめると目の芯が痛くなる。それでも調度いい日差し。
「んー・・・気持ち良いなぁ・・・」
こなたは何の意図があってここに来たのかはよく分からない。でも、いい街だ。
都会のように便利な店やゲマズなどはない。
でも都会のようなうるさい喧騒もなく、騒がしい足音も、人工的な匂いもない。
「こなたが来たのも、なんとなく分かるな。」
気が付くと浜辺に着いていた。サンダルを持ってくればよかったな。
白い砂。さざ波の音。もう、我慢できない。
「靴なんかいらない!」
私は靴と靴下を脱ぎ捨て、砂浜へと駆け出す。
砂浜は適度に温かくて、砂を踏んだときに感じる独特の感覚が気持ちいい。
新幹線、電車、バスで7時間かけてここまで来た。今の時刻は4時ぐらい。
疲れているはずなのに、足取りも重くない。頭も冴えている。
「田舎効果かな?」
田舎って失礼かな。
でも私は、疲れも忘れて砂や波と戯れる。こんなにはしゃぐのはいつ以来だろう。
もっと遠くまで行きたくなって、砂浜を歩く。
夢を見てるいるみたいだった。足が寝ているときみたいにポカポカして、太陽もまだ沈まずに私を照らしてくれる。
「・・・あったかい。こなたみたい。」
そう、呟いて、顔を上げた時、温かさも気持ち良さも吹っ飛んだ。
20メートルぐらい離れた場所に、コバルトブルーが風でゆらゆらしている。
気が付かなかった。
でも、エメラルドの瞳は私を捕らえて離さない。吸い込まれるような気分だ。
段々と近づいてくる小さい体躯。アホ毛をゆらゆら揺らしながら。
私と少女のように見える女性との距離は約5メートル。そして、こなたは苦笑いしながら、口を開いた。
「来ちゃったんだ。」
‐‐‐‐
607 :
謳愛 3/6:2008/01/06(日) 22:28:14 ID:+GexXJtf
「うちのお父さん?」
「・・・うん。」
「内緒にしろって言ってたのになー・・・全部、聞いた?」
「・・・うん。」
「そっか。」
さざ波の音が小さく聞こえる。足に感じる温度も、よく分からない。
思っていた事、聞きたい事がたくさんあったのに、忘れちゃった。
「お父さんなんて言ってた?」
「・・・私とこなたにしかない絆がある。私にしか、こなたにしてあげられない事がある。こなたを・・・幸せにしてくれって。」
「・・・そっか。」
3メートル先のこなたがやけに遠く見える。近いのに、もう2、3歩歩けば、もう抱き締められる距離なのに。
こなたは表情をかえずに私に質問し、そっけない返事を繰り返すだけ。
「私の携帯見てくれた?」
「・・・うん。」
「そっか。」
「だから、来たの。こなたのお願い、聞けない。こなたに逢いたいから、ここまで来たの。」
こなたは?こなたはどうなの?
聞きたい。こなたから、直接聞きたい。教えてよ、あんたの想い。
私だけ想うだけじゃ、足りないよ。私は、欲張りになってしまった。
こなたに抱き締められてから、ううん、あの雨の日から、もしかしたら、もっと前からかもしれない。
私にはこなたが必要。海が青いから、空が碧いように。ずっと傍にいてよ。
答えてよ、こなた。
「そっか。」
そっか。
その単語が私の頭に響いたとき、私は壊れた。
「・・・によ。」
「かがみ?」
「・・・何よ・・・何なのよ!?」
「え・・・?かが・・・うっ!」
どこにこんな力があったんだろう?こなたを、砂浜に押し倒した。
力が余って、私もバランスを崩して倒れる。でも、痛みは感じない。こなたがしっかり受けとめてくれたから。
ホントは、大事に思ってくれてる、おじさんが言ったように、私を想ってくれてる事ぐらい分かってた。
だから、こうやって私を痛みから守ってくれた。
だけど、一度壊れたものは簡単には直せなくて、想いが止まらなくて。
‐‐‐‐
608 :
謳愛 4/6:2008/01/06(日) 22:28:59 ID:+GexXJtf
「ずっとずっと・・・哀しかった。ずっと、後悔してた・・・だから、あの日、一緒に寝れて幸せだった・・・」
熱い。あちこちが熱い。肌がピリピリする。
もちろん、目頭も。
「こなたには分からない!哀しみが分からないのよ!大好きな人が、目覚めたらいないのよ!?呼んでもいないのよ・・・この哀しみが分かる・・・?」
また、傷つける。こんな事、望んでいない。こんな事言いたくない。けれど、止まらない。
「私にはできない・・・待つだけなんてできない・・・何かしたいよ・・・こなたの力になりたいよ・・・」
こなたの表情は変わらない。ずっと哀しそうな顔をするだけ。
それがもっと私を哀しくさせる。
「・・・私はどうすればいいの?・・・どうしたらこなたを幸せにできるの?どうしたら・・・」
「かがみ。」
こなたが私の言葉を遮る。まだ哀しい顔をしてる。
「かがみ。」
もう一度、私の名を呼ぶ。こなたの温かい手が私の頬を撫でる。ひたすら、優しく。
「かがみ。」
こなたの顔が近くなる。15センチ、10センチ、5センチ。
「こな・・・」
こなたの名を呼ぼうとしたときには、私とこなたの距離は0だった。
体に電気が流れたように、体の隅々まで、痺れる。
私の唇にこなたの唇があった。
たった3秒ぐらい。それが永遠のように感じる。
全てが洗われる感覚。哀しみも、苦しみも、切なさも、全て昇華されていく。
残るのは、幸せ。
唇が離れる。それでも私の唇には、柔らかく温かい、こなたの感触が離れない。
「こ、なた?」
頭まで麻痺している。頭が回らない。でも、1つだけ痺れた頭でも分かることがある。
「かがみ・・・」
こなたの顔が紅い。それはいつの間にか沈み始めた夕日のせいじゃない。
「好きだよ、かがみ。」
痺れた頭でも分かる事。
こなたが、私がこなたを想っている以上に、私を想っていてくれた。
関が壊れた川のように、私の頬に涙が伝った。
‐‐‐‐
609 :
謳愛 5/6:2008/01/06(日) 22:36:07 ID:+GexXJtf
・・・本当はね・・・あのまま、かがみの傍にいたかった。でもさ、そしたら私はずっとかがみに甘える毎日を送っちゃう。かがみに迷惑ばかり、かけちゃう。
・・・うん。
だから、かがみと肩を並べて、かがみを幸せになれるぐらいまで、強くなりたかったんだ。独りで頑張ってみたいんだ。
うん。
・・・本。
本?
うん。本を書きたい。高校時代から実はこっそり考えてたんだ。
最近はお父さんに色々教わったり、お父さんの仕事場でバイトしたり、お世話になって勉強してた。
で、近いうちにコンクールあるんだ。そこでいい賞をとりたい。皆に認められたい。そうしたら、少しはかがみに近付ける、幸せに近付けるかなって思った。
・・・うん。それが、こなたのやりたい事?
うん。入選だったら、かがみに手紙。佳作なら、かがみに電話。銀賞なら、かがみをこっそり見に行こう。ってご褒美まで決めてた。
金賞は?
金賞だったら・・・もらった賞金で指輪買って、かがみに逢いに行く。
・・・コンクールはいつ?
3か月後。つぎの大きなコンクールは1年後。その次は2年後。
・・・絶対、金賞とりなさいよ。とらなかったら、許さないんだから。
・・・うん。
待ってるから。もし、3ヶ月後がムリでも、1年後、2年後でも。何年後、何十年後でも。
私も頑張る。こなたがいなくても、泣かないで生きていける。こなたが安心して、本を書けるように。
信じて待ってる。指輪を持って迎えに来てくれるのを、ずっと待ってる。
ありがとう、かがみ。
ねぇ、こなた。
なんだい、寂しんぼかがみ?
もう一度、言って?
・・・また逢える日までおあずけ。
・・・ケチ。
かがみ。長かったね。
うん、でも今は満たされてる。こなた。
かがみ。
もう一度、私達は唇を重ねる。言葉にできない想いを、たくさんの優しさを唇に乗せて。私はもう大丈夫。待つことが私の約束。明日には、帰ろう。だから、今だけは夢のように、こなたを感じよう。優しい温度を感じよう。
‐‐‐‐
610 :
謳愛 6/6:2008/01/06(日) 22:41:48 ID:+GexXJtf
「もう一泊しても良かったのに。」
「ううん、もう、大丈夫。」
「ホントにー?うさちゃんかがみは大丈夫なのかなー?」
「う、うるさいわよ。そういえば、何でここで原稿書いてるの?」
「んー・・・ダーツで決めた。」
「・・・・あんたらしいわね。」
「私が頼っちゃう場所から離れればどこでも良かったんだよねー。」
「ったく。」
太陽が私達に光を当てる。潮風が私達の頬をなでる。さざ波がBGMとなって、私達を包み込む。
「こなた。」
「ん?」
「頑張りなさいよ。」
「うん。」
電車がくるまであと3分。私にはかけがえのない大切な時間。今まで生きてきた時間の何億分の一。それでも至福が私に訪れる。
「かがみ。」
「ん?」
これから、こなたを待つ時間は、私の生きてきた時間の何分の一になるか分からない。もしかしたら、何倍になるかもしれない。
「迎えに行くね。」
「うん。」
傷つけ合い、哀しみ合い、泣き合った4ヶ月。それに比べたら、きっと一瞬のように感じられるはずだ。
「逢えて、嬉しかったよ。」
「私もよ、こなた。」
約束の未来の先に、光があると信じて。もし、闇しかなくても、私達なら光にできる、そう信じて。
「体に気を付けなさいね。」
「ありがと。」
電車がホームに着く。これに乗って私は私の場所へ。それでも、私は一人じゃない。遠く離れても、会えない日が続いても、ぬくもりを感じられなくても。
もう泣かない。
「またね、こなた。」
「またね、かがみ。」
こなたは笑っている。その笑顔は、春雨の日のように哀しい笑顔ではなく。私に力をくれ、安心と心地よさをくれる、こなたらしい笑顔。ありがとう、こなた。またね。
温かいこなたの手を離して電車に乗ろうとした。その刹那。こなたは、私に永遠をくれた。
「愛してるよ、かがみ。」
電車から見える海の景色は昨日の景色とは全く違って見える。空は希望。海は未来。私はこの世界の住人。私の中にはたくさんの絆、約束、そして想い。
幸せになりたい。幸せにしたい。それだけだったのに、とても遠回りをした。私はこれから歩いていく。約束の未来へ。
約束の未来で、もう一度、愛してるを謳おう。優しい謳声で幸せを謳おう。
「こなた・・・私、待ってるよ。」
Fin
611 :
79:2008/01/06(日) 22:45:23 ID:+GexXJtf
これで完結です。
皆さんが望むハッピーエンドにできたか不安ですが・・・これまで応援ありがとうございました。
一応アフターストーリー考えてますが、読みたい人いるかな・・・
>>611 泣いた・・・。
一杯奢らせてくれ・・・
うわあああああ!!!超神作に何割り込んでんの私!!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
>>611 GJ!!こなたとかがみがお互い想いあってるのが伝わって来ました!!
というか、GJという言葉じゃ表しきれないぐらい話に引き込まれました
三ヶ月後こなたは迎えにいくんですよね?タキシード着て。異論は認めませんっ!
アフターストーリーもぜひにお願いします!
616 :
8-784:2008/01/06(日) 22:57:01 ID:5wJcAhDE
>>611 完結おめでとうございます ! 二人には幸せになってもらいたい・・・。 ・・・鏡開きの日に後日談なんてどうでしょう? ダメ?
>>599 なるほど・・・ありがとうございます
>>602 ありがとうございます ! さらにラブラブさせるべく精進しますw
>>611 うぉぉぉっ!!GJ!!
そうか、こなたのやりたいことは本を書くことだったんですね。
どんな内容になるのかな?
アフターストーリーも是非読んでみたいです。
二人の想いが通じ合っても、こなたが賞を取るまで、色々お預け。
と、なると続きが読みたくなってしまうわけで……我儘ですかねw
最近、以前話題に上がっていたこなかがに割り込んでくるライバル的な関係、をちょっと考えてみたのですが
かがみだと、みさおしか該当する人物が思いつかないのに、こなただとつかさ、みゆきさん、みさお、パティ、ひよりん、ゆーちゃんetc……
何となくですけど、こなたって色んなところでフラグ立ててそうな気が。
小さくて保護欲をくすぐる、かと思えば友達想いで頼れる一面もあり……
以前言われていましたが、こなたは同性にもてるタイプ。
かがみはいろんな意味で嫁を守らなくてはいけない気がするのです
>>615 ワロタwww
逆にしても「愛しの泉こなた」になるのが大変よろしい。
そして…泉こなたから柊つかさにした時……
>>611 超GJ完走乙
そしてアフターストーリー?全裸待機に決まってるじゃないか!
前の方でこなたとかがみどっちが上手いかって出てたけどどっちもおk
ただ、こなたはソフトタッチの攻めで
かがみはガンガン喘がせるタイプの攻めな気がする。
・・・まままマッサージの話ですよ!
久々にPC立ち上げられたら、し、新作がッ!!しかもリアルタイムでぇッ!
急いで見れてなかったひとつ前の話も見てきましたよ!
>>611 ……もう、口で……あ、文字か……で感想を言い表せません……。
本当に素晴らしいです……。
もう、本当になんと言えばいいのか……(つД`)
思わず、涙腺ゆるくなっちゃいましたよぉ……
アフターストーリーも、期待して待たせて下さい……。
お願いします
>>611の感動の余韻にひたっていたい所だけど、
気づけば457kbなのでちょいと次スレ立ててきます。
622 :
8-616:2008/01/06(日) 23:03:17 ID:yCBHPly7
>>611 リアルタイムGJです!こなたが何賞を取ったとかも気になりますし、是非とも続きを読みたいです!
>>621 480越してからでも十分だと思う、早すぎるとgdgdになるかも知れないし
>>623 確かにそうかも。立てる前にこのスレリロードしてよかったぜ。
>>624 折角立ててくれようとしたところスマン
いつも490辺りで次スレ立っても余裕あるから、でももうすぐだな
ところでテンプレどうする?
臨時保管庫も出来たし、それ追加と次スレ立てのラインは明記しといた方がいいな。
それといつかのスレで個人サイト直リンは止めたほうがいいって意見もあった。
他なんかある?
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/06(日) 23:48:53 ID:dXr879M+
投稿作品に割り込まないように書き込み・投稿の前にリロードを
投稿予告があれば5分間はレス自粛、投稿者は予告後3〜5分以内に投稿開始推奨
↑は一例ですが投稿が増えてるのでそろそろ割り込み防止のガイドラインが
あっってもいいと思います
>>625 冬コミのお勧めを追加しようかなと思ってた。
>>579がこのスレのお勧めを纏めてくれたので、それを流用すれば足りるんだけど。
あとは454事件(
>>11)とか。
>>490 遅だがGJ
周りのSDキャラがすごくいい味出している。
そして小悪魔チックこなたと乙女チックかがみの
組み合わせもすごくいい。
>>597 手が触れ合っただけで真っ赤になるうぶな二人に悶えた。
一枚読むたびにこれじゃ周りは大変だな。
629 :
4-465:2008/01/07(月) 00:14:21 ID:Z2B9zIvc
>>611 先に一言素直な感想で、逆立ちしても俺にはこんな素晴らしいSSは書けません。
感受性のある人なら間違いなく感情が乗り移りそうですね。
自分も読了後は思わず涙流してました、完敗です。
ただ単純にこなたとかがみがイチャついて幸せ、ではなくて、二人の周りを取り巻く環境から幸せにさせてくれる作品だと感じました。
誰かが幸せになれば誰かが不幸になる。命題ですね。
でも俺はみんな幸せな世界が見たいエゴイストなので、アフター話がとても気になります。
こなたとかがみに、今度は幸せな時に涙を経験させてあげて下さい。
続編来るまで何日でも待ちますよ。
……何か感想がキモくてスマソ。
本当に心から感動したんで、この気持ち分かって欲しいっす。
それとついでみたいで悪いですが
>>605GJ!
自分の妄想を形にしてくれた貴方はナイス職人技です!
鏡開き期待してます!
あー、こんな良作品ばかり見てると自己嫌悪が……orz
キスとか擬音で表現とかは止めるように心掛けよう……。
>>611 こなたとかがみ、二人とも成長し強くなったのが嬉しくてたまりません。
お疲れ様でした。GJ!
>>611 この余韻がなんともいい・・・
ぜひ後日談を書いて貰いたいなあ
>>611 GJ!
お疲れ様、そしてありがとう。
本当にもう、涙が止まらない……。
>>609の鍵括弧のない会話が、二人が一つになれてるような感じで大好きです。
from-Dのかがみんぼ買った人いる?
あれこなかがですかねえ?
表紙見る限りはそれっぽいけど
>>633 買ったけど、こなかが要素は僅かに感じられる程度
全年齢向け40pで
Na-Gaの文化祭当日を舞台にしたかがこな漫画が17p
Kenzyのオンラインゲームを題材にしたかがこなSSが10p
>>611 完結お疲れ様!!!
涙が止まらないッス…そして
>温かいこなたの手を離して電車に乗ろうとした。その刹那。こなたは、私に永遠をくれた。
「愛してるよ、かがみ。」
ここで全身に鳥肌が立った…なんつかもう、何を言っていいかわからないくらい感動しました
アフターストーリーも全裸待機してますぜ!!!!!!
電波受信。
「わたくしは、泉さんとかがみさんの恋の成就を願っていますよ。そうすればつかささんにあんなことやこんなことry」
「ゆきちゃん…とりあえず…私の服、返してくれないかな…?;」
「ああああああああああそうやって恥じらうつかささんもだばだば」
「みゆきさん…このスレではせめて『みゆき』さんでいてね(=ω=.;)」
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 07:29:45 ID:5cuhwSwC
このスレ気持ち悪い…。オタクが勢揃いだな。。
仲間に入りたいならそう言えばいいのに
もー
>>638はツンデレなんだから!
リアルツンデレがいると聞いてやってきました(=ω=.)
ゆ〜のす通信はサンクリでらき☆すた本をまだしばらくは出してくれるらしい。
まだまだこな×かがのターンだそうだから、楽しみだー
642 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 15:10:57 ID:1jjwAmFG
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 15:11:52 ID:1jjwAmFG
644 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 15:13:03 ID:1jjwAmFG
>>642-644は荒らしなので、念のため
3レス目はいらないしテンプレ変更についての話をスルーしている
犬生板のSSは名作揃い
>>646 ここに投下されてるつまんないSSより面白いね
こなかがすいたらスニッカーズ
650 :
4-248:2008/01/07(月) 18:03:11 ID:WhUZlafB
以前から避難所の必要性が議論されていましたし
規制中で書き込めない方もいらっしゃると思われたので
一応、避難所を作成しました。
http://jbbs.livedoor.jp/anime/6076/ 本来ならこのスレでの議論を待ってから行うべきでしたが、
万が一ということもありましたので急遽作らせていただきました。
ご意見ご要望がありましたら、管理スレにご連絡ください。
>>650 少し成長した未来の二人の姿って描けますか?
描きたい理想とは違うかもしれないけど、あなたの絵で見てみたい。
653 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 18:33:06 ID:nEA+iPKW
笑って
笑って
笑ってかがみーん
かがみ…苦しいよう…
苦しいってばぁ…
どうしたの、突然?
656 :
8-784:2008/01/07(月) 19:27:31 ID:4qCiSp1s
>>628 ありがとうございます ! 二人はこのまま悶絶しながらカルタを取り続けることになります
ちなみにつかさも一応参加していますw
>>650 もっと・・・重症になってもいいですw
>>651 乙です
>>655 コマンド?
→とりあえず、事情を聴く
→うるさいので、こなたの唇をキスで塞いで黙らせる
→苦しいらしいので、服のボタンを緩めてあげる
>>634 サンクス
かがこな要素なら買ってもいいかな
>>650 GJ!ですよ。
かがみ甘える、こなた慰めるという構図は、身長差とのギャップがあって実にいいです。
>>651 避難所作成乙です。
>>647乙
テストを兼ねて今までの慣例的なことを含んだ
次スレのテンプレを試作してみましたので書き込みました
もしこのまま纏まらないようでしたら
真ん中の点線より上の最小限部分を使っていただければと思います
659は誤爆
>>651乙です
テストを兼ねて今までの慣例的なことを含んだ
次スレのテンプレを試作してみましたので書き込みました
もしこのまま纏まらないようでしたら
真ん中の点線より上の最小限部分を使っていただければと思います
…って
のわわわわ!
管理スレの方(3レス目)に書いてしまった
ごめんなさい
>>660 テンプレ試作乙です。
避難所スレのほうに
>>579を参考にした冬コミおすすめ同人誌リストを貼っておきましたので
宜しければ次スレ作成時に利用してください。
これでやっと言える。
>>650GJ!!
冬コミのおすすめ
>>179で紹介されてる、山猫BOX「鏡の中のもう一人の私」がなかなかよかったので
おすすめに追加してはどうでしょうか?
663 :
9-176:2008/01/07(月) 20:36:42 ID:xc/bo3bp
あの、かがみ開き用のSS書いたんですが、
>>27の後付けみたいなのでも大丈夫でしょうか?
単体でもいけることはいけると思うんですが…。
駄目そうなら別にして投下します。
>>663 全然構いませんと思いますよ。
どういう風に膨らませてあるのか非常に楽しみです。
壺からのお知らせで、2ちゃんが11日に停止するときましたが、どうなるのでしょうね?
>>644 ところでこの中の大学生活板の二つって見てる人いないのかな?
バッドエンドでも逆説的にこなかがを強調してる話もあって結構好きなんだけど
自殺させる方法を考えると言いながら、かがみだけは最後まで味方だったりするし
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
木冬かがみが大学でぼっちになっているようです4.1 [大学生活]
メノガイアってどうよ? [建設住宅業界]
「泉こなたを自殺させる方法」を考える10 [大学生活]
「新らっきー☆ちゃんねる」について語るスレ [ラジオ番組]
さくら板的おすすめのエッチ漫画・同人誌 4 [CCさくら]
>>665 ちょっと見てみました。
ホントチラ見なのでなんとも言えませんが、確かに、かがみはこなたの味方ですね。
ただ、やっぱりハッピーエンドを求めてる以上はそういったスレにはまわれなさそうです。
逆説的にこなかがウォ強調させる、シリアス系等はそれに該当するのでしょうが、そういった発想にはなりませんでした。
なんだか創作意欲が描きたてられるような甘美な響きです。
アニオタなんて きにしないわ
胸ペタだって だって だって
おきにいり
かわいい こなたが だいすき
やさしい こなたが だいすき
わたしの わたしの わたしのこなた
ひとりぼっちのかがみ ちょっぴり うさちゃん
そんなときこういうの かがみを みつめて
わらって わらって わらってかがみん
なきべそなんて サヨナラ ね
だいすき かがみん
犬板の話は犬板でやってろ
>>665 かがみぼっちスレの今連載中のやつとか良いよね
どういう結末が待ってるかはわからないが
なんか荒れてきてるね
672 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 23:03:22 ID:Z2B9zIvc
眠れない 夜 こなたのせいよ
さっき 別れた ばかりなのに
耳たぶが for you 燃えている for you
やった やったよ ohh
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
なぜか 優しい 気持ちが Oh, いっぱい
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
涙が出ちゃう こなたのくせに
be in love with you
デートコースは アキバに決めた
明日の 夢が ふくらんで くる
この愛を to you いつまでも to you
きっと.. きっと.. きっとさ‥ohh
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
なぜか 優しい 気持ちが Oh, いっぱい
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
涙が出ちゃう かがみのくせに
be in love with you
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
なぜか 優しい 気持ちが Oh, いっぱい
はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
涙が出ちゃう お互い好きで
be in love with you
Oh,no Don't forget that I will
be in love with you forever‥‥
>>665 初期はつかさとみゆきがこなたを虐める、かがみだけが味方っていうのがデフォルトだったからな。
あれも歪曲したこなかがなんじゃないかと思う。
最近は多様化してるみたいだけど。
いじめ、ぼっちは幼稚な自己陶酔にしか見えん
中には上手い人もいるんだろうが
向こうでやるのは勝手でもここまで持ってくるのはやめてくれよ
それに荒らしが貼ってるリンクに反応するのもな
燃料がないと不活性化する&荒らじ虫が湧くのはこのスレの宿命かもねぇ
鏡開きまでの我慢か
676 :
9-310:2008/01/07(月) 23:27:43 ID:udAagJck
>>664って本当なんでしょうか?
だとしたら、今から上げようとしていたSSも上げられそうにないですね…。
このスレには要領的に危ないと思われるので
当日になってみないと何ともいえないけど
2ちゃんねる閉鎖ってのは、、、よくあるネタでして・・・w
今まで何度もそういう事態になっては実際は何とも無かったりしてるねー
まぁ大丈夫でしょう
いざとなれば避難所もあるし
ところでこのスレ的にはどんな絵の需要がある?(;・∀・)
こなかが絵って言っても色々タイプがあるから今更ながら心配になってきた
ヒント:十人十色
>>678 お姫様に限らず抱っこ絵が好みです!あとはこなたの照れ絵もよいっす
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/07(月) 23:51:54 ID:zPXNtou5
>>681 こなたとかがみんだけど微グロ、人によっては注意注意、と。
でも愛なら仕方ない
684 :
こなたん:2008/01/07(月) 23:55:48 ID:CM2vgu61
688 :
4-465:2008/01/08(火) 00:11:34 ID:iG0o+cID
>>672は単純なsage忘れです……すいません。
自ちょ(ry
485 KB
>>650 GJ。末期大歓迎。
なんにせよらぶらぶな二人を描いてくれれば
見る方としては嬉しい限りです。
>>678 甘ったるいのなら大歓迎です。
とりあえず
>>682に便乗してちゅー絵期待。
>>685 ナイス初夢。
是非とも夢の内容を詳しく報告してほしいところだ。
693 :
9-176:2008/01/08(火) 00:31:52 ID:bwYwCUf6
>>664 レスどうもです。
大丈夫そうなら投下してみようかな…。
そもそも私みたいな新参者が勝手に参加してもいいのか?
今日中に書いてるやつの続き仕上げようと思ってたら…orz
明日英単語(100個)のテストがあることが判明。冬休みあと一ヶ月延長してくれ…。
489KBですので問題がなければ次スレ立てお願いします
>>694-697です
今回は立てられました(前回はISP単位のスレ立て制限の問題だったと思われます)
同人誌の事は良く分かりませんので(現在活動中のサークルかどうかなど)
このスレのテンプレと、
>>661の避難所に書き込まれた
リストを貼っていただければと思います
>>650 オレ、またも吐血!
あー。悩むかがみを励ますこなた・・・いいわぁ
というか、二人ならなんでもいい!
どんどん病気進行しましょー。
あと、笑顔を忘れてる人に人を笑顔にさせる作品なんてできっこない
って言葉がやけに胸に響いた
>>651 避難所作成乙なのですよ
>>699は、エロパロにあった入れ替わりSSネタ?
>>699は、オカユ!〜おかずにらない百合の本〜ってタイトルです。
こなかが要素もありますが、みなゆた要素も補完出来るオススメの一冊。
全部短編なのでシリアスとかはないですが。
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前スレ1000
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. / l /⌒ヽヽ ヽ: : : \  ̄| : l: :l| | |
・無駄なパンチラ
・幼馴染キャラがいる
・カタコトの外国人がいる
・ヒロインが高飛びの選手
・ヒロインが料理下手
・海に行く話がある
・ついでに水着コンテストもある
・温泉に行く話がある
・お祭りに行く話がある
・プールに行く話がある
・ついでに浴衣姿を見てフラグを立てる
・ついでに首が飛ぶ
・「アイショーティ」「アイフェロー」
・未だに女子の体育着がブルマである
・出演声優によるOP・ED
・3DCGを混ぜる
・声優が平野
・声優が植田
・声優が釘宮
・声優が川澄
・原作が糞
・1クールが非常に長く感じられる
・逆に1クールじゃ足りない
・2クールも要らない
・OPで走ってる
・OPで全員集合
・登場キャラが無駄に多い
・落ちながら闘う
4つ以上当てはまれば糞アニメ
/: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
/::了弋___: : : :/: : : : : : : : : : :.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
/::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
{:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉 < 二桁の大台に乗ったこのスレももうすぐ終わりだよ。
\|l::::::::::::/: :,イ: : : : ィ7ー-、 / |: / |:.! ,X: : :}: : : : : :.V
/l、::::: / / |: : : :/ イ: : / !/ l:.|´ ∨ |: : :i、.: : ! < そうね。
. l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/ |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气 斤ァ/ハ:|: : :l \|
. | : :!: : :.! ト、_.l/ {:辷.ソ 辷/{: :∧!: :/ < またたくさんの「二人の愛」が紡がれたヨ。職人の皆さんあじゅじゅしたー!
. | : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄ ,. }/:.:!:.∨|
l : : ! : / \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:| < わ、私はこなたが嬉しかったならそれで良いけど…
| : : l:.:,' ,.ヘ_と}_}_}_]≧、 `ヽー┴‐-、:| 私からも一応お礼を言っておくわ。ありがと。
| : : l:.| '"´ ヽヽヽヽ- 、 }!
| : : l:.{ {:.:{:.:{:.{ 〉 {--―ァ
|: : :.l:.|ヽ、 }:.:}.:.}.:}ィノ____〉<´
|: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨´i ̄¨´:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
|: : / /:.:.:./:.:.:./:.:.:.:..:/:.:.:.:,イ:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.丶:.:\.:.:.:.:.:.:.\
|: :.{ {:.:.:/:.:.:./:.:.:.:.:.:.!:.:.::./ |:.:.:.:.:.: ∧:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽー----ゝ < (ニヤニヤ)ところでかがみん!次のイベントと言えば鏡開きだよ!
|: :.l/ !:.:.!:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.、l:.:.:/ .!:.:.:.:. / ヽ/:.: i:.:.:.:ヽ そろそろかがみも私に心を開いておくれヨ〜
|:.:/ .|:.:.!:.:.:.l:.:.:.:.:.:../「:メ、__,|:.:.:.:/ 、_/ ヽ:.:.:.|:.:.:.:.:.i
l:/ |:.:.! :.:.!:.:.:.:.:/ |/_ |:.:./ ____ ∨:|:.:.:.:.:.| <何言ってるのよ。こなたにはいつだってありのままの私で接してるじゃない。
|{ |:.:.!:.:/!:.:.:./|≡≡≡ .!./ ≡≡=.ト、ト、:.:.:.:| っては、恥ずかしいこと言わせないでよ!
|: >、___|:.:从_|:.:./: | ’|:.:.|:∧:. |
|/ /|:/:.:.:!|:/:.:.:.! xxx __ xx ノ:.:.l/ ∨ <むふ〜、やっぱりかがみは可愛いねぇ〜
_
〃⌒ヽ
{{
ヾ、___/ヽ___
/::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.:>
/::.::./::.::.::.::.::イ::.::.|::.ヽ::. \
|::.::/::.::.r::ナメ |::.::∧ヽ}::.:r、:\
|::. レ'::.::.〃 |::./ ∨|::.:リ\:|
|::.::.|::.;イ≡≡|/ ≡≡l:.::|
. 〉::.:K}::ヽ''' 、__, ゚{::ト、|
|::.:/::.|:.::.:ヽ し' ,.イ::l
/::/::.::j::>‐-、ヽ7フノ/::/ ネタがw被ってるww
. /::/::.::// \:/::/
/::/::.::// l 厂 これで埋まるかな?
|::.{::. // ∨ ヽ
|::.|::.レ' L_,.r┬┘
|::.|:/ |:::::::::|
/: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
/::了弋___: : : :/: : : : : : : : : : :.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
/::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
{:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉 < かがみあけおめー。
\|l::::::::::::/: :,イ: : : : ィ7ー-、 / |: / |:.! ,X: : :}: : : : : :.V
/l、::::: / / |: : : :/ イ: : / !/ l:.|´ ∨ |: : :i、.: : ! < 今かよ、遅いな……。
. l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/ |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气 斤ァ/ハ:|: : :l \|
. | : :!: : :.! ト、_.l/ {:辷.ソ 辷/{: :∧!: :/ < いや、戦利品を読んでたらこんな時間に。
. | : :l: : :.l≦ミヽ ヽ ,,¨ ̄ ,. }/:.:!:.∨|
l : : ! : / \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:| < あんたねぇ、そんなのばっか読んでると
| : : l:.:,' ,.ヘ_と}_}_}_]≧、 `ヽー┴‐-、:| 脳みそがヨーグルトになっちゃうわよ?
| : : l:.| '"´ ヽヽヽヽ- 、 }!
| : : l:.{ {:.:{:.:{:.{ 〉 {--―ァ
|: : :.l:.|ヽ、 }:.:}.:.}.:}ィノ____〉<´ <うるさいなー。
|: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨´i ̄¨´:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ パン工場するよりいーじゃん。
|: : / /:.:.:./:.:.:./:.:.:.:..:/:.:.:.:,イ:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.丶:.:\.:.:.:.:.:.:.\
|: :.{ {:.:.:/:.:.:./:.:.:.:.:.:.!:.:.::./ |:.:.:.:.:.: ∧:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽー----ゝ < お、おまっ……なんでそれを…!?
|: :.l/ !:.:.!:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.、l:.:.:/ .!:.:.:.:. / ヽ/:.: i:.:.:.:ヽ
|:.:/ .|:.:.!:.:.:.l:.:.:.:.:.:../「:メ、__,|:.:.:.:/ 、_/ ヽ:.:.:.|:.:.:.:.:.i < くくく、なんでって…
l:/ |:.:.! :.:.!:.:.:.:.:/ |/_ |:.:./ ____ ∨:|:.:.:.:.:.|
|{ |:.:.!:.:/!:.:.:./|≡≡≡ .!./ ≡≡=.ト、ト、:.:.:.:| < つかさか。
|: >、___|:.:从_|:.:./: | ’|:.:.|:∧:. |
|/ /|:/:.:.:!|:/:.:.:.! xxx __ xx ノ:.:.l/ ∨ < そう、つかさ。