「…………あれ?」
「かがみ、さん? それにつかささんまで……」
薄暗い部屋でかがみ、つかさ、みゆきの3人は目を覚ました。
「ここは何処でしょうか……」
「あと50分〜……」
「ホラ、さっさと起きろ!」
周りを見渡すとそこは檻のようだ。
部屋の一面だけ鉄格子になっており外がよく見渡せる。
自分達は何故こんな所に来ているのか……、全く思い出せない。
「もしかすると……誘拐、でしょうか……?」
「ゆ、ゆきちゃん!? 私達このまま外国に売り飛ばされちゃうの?」
「でも何時の間に……確か昨日私は……」
確かその日も疲れて、ベッドに入った。
そうして次に起きたらここに居たのだ。
その間にあった事と言えば……。
「もしかしたら、犯人こなちゃんかな?」
つかさがそんな事を言い出す。
「あ、そーいえば夢にこなちゃんが出てきてさ……。『いい所に連れてってあげる』って言われて……それで」
「え、あなたもですか?」
「あんた達も……? 私も全く同じ夢を見たのよ」
三人が同じ夢を見るなんて……。
それも何年も前に『死んだ』友達の夢。
確かその中で、彼女達はこなたの手を取ったのだ。
つまり……。
「つかさの言う通りだよ」
三人が一斉に振り向く。
「こなた!」
「こなちゃん!?」
「そんな事って……泉さん……」
鉄格子の外には、一糸纏わぬ首輪をつけたこなたが居たのだ。
「久しぶりだね……みんな」
「こなちゃん……何で」
「あなたが連れて来たって……どういう事なんです泉さん!」
「私ね、死んでから地獄に落ちたんだよ」
こなたの声にはかつての輝きは全く無い。
その嬉しそうな笑顔も、顔の方も何処か影がかかっていて……。
「お母さんにさ、お前みたいな子はいらないって……」
あまりにもの告白に彼女達は返す言葉も無い。
目の前に死んだ人間がいるという事にももはや驚けなかった。
「あんた……」
「私も寂しかったんだよ……かがみん。ずっと地獄で辛い思いしてさ……毎日毎日こき使われて、
散々……、餓鬼だとかに玩具にされて……本当に、会いたかったの……」
「泉さん、あなたが辛い思いをしてきたと言うのは分かりました……しかしこのような……」
「こなた……、あなたには悪いんだけど私達には」
「知ってるよ。かがみ達もみゆきさんも、みんな私みたいな子が出ないように頑張ってたんだよね……
そこまで言い終えると、こなたは鉄格子の扉を開けた。
「ごめんね……こなちゃん……」
つかさはこなたの顔を見る事ができない。
結局、自分達は自分達が一番可愛いと言う選択肢を選ぶのだ。
きっとこれから長い間、苦しみ続けるというのに……。
「あなたが連れて来たって……どういう事なんです泉さん!」
「私ね、死んでから地獄に落ちたんだよ」
こなたの声にはかつての輝きは全く無い。
その嬉しそうな笑顔も、顔の方も何処か影がかかっていて……。
「お母さんにさ、お前みたいな子はいらないって……」
あまりにもの告白に彼女達は返す言葉も無い。
目の前に死んだ人間がいるという事にももはや驚けなかった。
「あんた……」
「私も寂しかったんだよ……かがみん。ずっと地獄で辛い思いしてさ……毎日毎日こき使われて、
散々……、餓鬼だとかに玩具にされて……本当に、会いたかったの……」
「泉さん、あなたが辛い思いをしてきたと言うのは分かりました……しかしこのような……」
「こなた……、あなたには悪いんだけど私達には」
「知ってるよ。かがみ達もみゆきさんも、みんな私みたいな子が出ないように頑張ってたんだよね……
そこまで言い終えると、こなたは鉄格子の扉を開けた。
「ごめんね……こなちゃん……」
つかさはこなたの顔を見る事ができない。
結局、自分達は自分達が一番可愛いと言う選択肢を選ぶのだ。
きっとこれから長い間、苦しみ続けるだろうに……。
「でも、今は『どうでもいい』んだよ。そんな事」
こなたは自分達を逃がすために扉を開けたのではないと、すぐに分かった。
牢屋の中に何体もの、あの世の存在が入ってきたのだ……。
「こなた、あんたまさか!」
「目の前で大好きな友達が犯されるのって、エロゲー展開だよね。アハ♪」
「いや、来ないでください……あっちに……」
「やだ、やだ、やだよお!」
そして3人の服はすぐに剥ぎ取られ、陵辱は始まった。
「イヤ、放して……放してよぉ!」
「んん…んむぅ……」
「こなちゃん! お願いだから、助けてよ! こなちゃん!!」
「ピチャ……ダメだよ、みんなずっと此処にいるんだから……ずっと一緒に暮らそうよ……ずっと……」
残酷な少女の宣言……、自分のために尽くしてくれた親友に、不幸を与えると言う宣言。
だが誰がそれを責められようか?
彼女もまた、何の非無しに全てを奪われた被害者なのだから……。
哀れな少女達の悲鳴が地獄に響き続ける。
こなたは思う。
数年前の今日、お盆だった日。
あの時母親には申し訳ない事をしてしまった。
実の娘に拒否され、どれほど彼女を苦しめた事だろう、と。
だけどもうそんな過ちは犯さない。
これが終わったら、きっと母親は父親に会うため地上に降りている。
自分もすぐにそこに向かおう、そしてもう一度会おう。
そして今度は……
(お母さん、今度はずっと一緒だよ♪)
終