1 :
Haruhi :
2007/12/08(土) 16:28:22 ID:YnbrEMkc
2 :
Kyon :2007/12/08(土) 16:28:53 ID:YnbrEMkc
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/ (PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/ (携帯用)
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:.;:.ヽ'. > >ヽ;:;:ヽ ヽ;;;;=''" _,,ィ /_=!:;:;/ .l / 優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ! ヽ;:;.`、、 l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 / 〈_/i じゃないとあたしを語らせてあげない
ヽ;:;:;.,\ ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.// /:' )^''、 `ヾf゙〉 あたしが王様なんだから
ヽ;:;:,<¨ヽ、 ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ // ' // i `''、ー-' 王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪
):;:;:;.ヽ \ Y^ヽ  ̄'''ー--' イ / ノ ヽ
それでも俺がいつまで
>>1 乙を信じていたかというと、実を言うと最初から最後までずっとそうだった。
>>1 がいて 私がいて
他の人は消えてしまった
淡い夢の美しさを描きながら
傷跡なぞ乙
いきなりだけど投下していい?
家紋
wktk
よっしゃ このスレで投下するのは初めて何で至らないとこがあるとは思うけど、投下します 皆さんは覚えているだろうか。1年前、あの忌々しい孤島に行く直前の俺と古泉の会話を。 「涼宮さんはどうやら何かを捕まえに行くつもりのようでした。僕の感じた限りでは比婆山脈が第一候補のようでしたね」 そう、我らが団長様はクローズドサークルでミステリの当事者になろうと考える前に、未確認生物であるUMAを捕まえようと考えていたのだ。 結果はご存知の通り、古泉の誘導により孤島での密室殺人事件になったわけだが、二年目の夏となると流石に変更が難しくなったらしい。 「僕も「今年もまた面白いシナリオを考えているのですが…」とやんわりと進言したのですが、今の未確認生物で頭が一杯な涼宮さんには言っても無駄でしたね」 いつも通りの笑顔で俺に語りかける古泉。口調にはどこか諦めたような響きがある しかしUMAだけは本当に止めてくれ。絶対に何かヤバいのが出て来るに決まってる。何とかならないのか。 「とりあえず場所は用意しました。多丸さんの別荘の1つとして、新潟のとあるビーチを。プライベートとまでは行きませんが、穴場なので人はあまりいませんよ」 またビーチを選んでくれたのは非常にグッジョブだが、ハルヒは山に行きたいんじゃなかったのか? 「ビーチのすぐ近くにはちょっとした古い洞窟があります。更に、別荘からちょっと行った所には割と大きな山もありますよ」 ちょっと待て。よく考えたら山や洞窟があったら不味いじゃないか。特に山は勘弁してくれ。確実に炎天下の中でハイキングだ。
「仕方ありません。洞窟はそんなに大きくありませんし、山は彼女が言い出したら、熊が出るので立ち入り禁止です。とでも言います」 あのハルヒがそんな物を守るとは思えんがな。 「でしょうね。予め登山客に見せかけて機関のエージェントを沢山配置しておきます。万が一の時は彼女より先に未確認生物を見つけ出して処分します」 炎天下ハイキングは確実か。本当はそっちを真っ先に何とかして欲しいんだがな。しかし、水着の女子部員はやはり捨てがたい。それでプラスマイナスをゼロにする事にしよう そんな訳で、二年目の夏合宿は「新潟UMA探索合宿旅行」に決定した。ハルヒは「出現!日本のUMA」なる非常に胡散臭い本を片手に 「新潟は確かツチノコに一億円の懸賞金をかけてたわね。SOS団の活動資金にするわよ!」 と確実にツチノコが見つかるような言い種だ。言っておくが、それは所謂ジョークの類で実際にツチノコのために一億円は用意してないと思うぞ。 新潟には新幹線とバスを乗り継いで行く事になった。内地の旅というわけだ。 ところで、今回の合宿にはまた鶴屋さんと妹が参加している。俺は反対したんだが、ハルヒが強制的に呼びやがった。全く、俺の妹までSOS団員にするつもりかね。 「当然じゃない。アンタの子や孫も団員にするつもりだからね」 ぞっとしないな。俺の子孫に何て重荷をくくりつけやがる。 そんな事を考えつつ、俺は一眠りすることにした ついた頃には流石に暗くなっていたので、俺達は別荘に直行した。お馴染み多丸さん兄弟や新川さん、森さんと挨拶を交わす。案外多丸さん達は本当に兄弟なのかもしれないな。
夕食を済ませると早速ハルヒは地図を広げて俺達を呼び集めた。 「明日は海で泳ぐとして、明後日から本格的にツチノコを探すわよ。やっぱりあたしはこの山が怪しいと思うわ」 案の定、別荘からよく見える大きな山にこれまた大きな印をつける。お前は新幹線の中での古泉の話を聞いてなかったのか。 「熊ぐらいにビビるSOS団じゃないわ。むしろウェルカムよ!」 俺はノーサンキューだがな。いざと言う時、長門はどうにかしてくれるだろうか。 「………」 長門は無表情で「出現!日本のUMA」を眺めている。本なら何でもいいのかお前は。ハルヒはどこから持ってきたのかその山のハイキングマップにルートと思われる線を引いている。 「あの…その線、全然道を通ってませんけど」 「普通に道を通って見つかるわけないでしょみくるちゃん。こういう所にこそいるのよ」 古泉、どうやら登山客以外に木こりとかマタギも必要みたいだぞ。俺は溜め息をつきながら言った。 「こんなとこを通って、遭難したらどうするつもりだ」 「遭難?…ああ、遭難ね。まあ何とかなるでしょ」 確かに遭難から脱出するのは簡単だ。宇宙人に頼めばいいし周りには機関の連中が沢山いるからな。俺が言いたいのは「見つける確率をこれ以上上げるな」だ。 この後もハルヒの明後日の予定を聞きつつ、初日は終わった。 「さあ、行くわよ!」 ガンガン照りつける太陽を物ともせずハルヒは駆け出した。転ぶぞ。 てなわけで、次の日俺達は砂浜に来ていた。流石に前回のようにSOS団貸切という訳では無いが、人影はかなりまばらである。穴場というだけはあるな。 ビーチのすぐ近くには洞窟が縦に2つポッカリ開いている。ハルヒは後で探索すると息巻いていたが、砂浜に来て真っ先に調べた俺から言わせて貰えば本当に何も無いぞ。
下の入り口から入ると緩やかに上に登って上の穴に出る。そこからは海が綺麗に見えるが、ぶっちゃけそれだけだ。不思議は何も無い。 「恋人通しで夕方に来ると丁度いいかもしれませんね」 と古泉は言っていた。確かに、そこからは夕日が綺麗に見えるかもしれん。 「キョンく〜ん。そんなとこで日光浴してないで、一緒に泳がないか〜い」 と鶴屋さんが手を振っている。そう言えば鶴屋さんの水着姿を見るのは初めてだ。朝比奈さんには若干劣るが見事なボディをしていらっしゃる。いいモデルになれますよ。 俺は古泉からビーチボールを受け取ると夏の暑さを足の裏に感じながら走った。お姫様達のお呼びだ。急がなきゃな。 しばらくして 「きゃあああああああっ!!」 砂浜から朝比奈さんの悲鳴が上がった!指先を見るとやたらデカいムカデの姿。ぬぅ、虫の分際で朝比奈さんを驚かすとは許し難い!ザブザブいいながら朝比奈さんの方に向かおうとすると 「ふうん…どこからついてきたのかしら」 お前こそどこから湧いたという感じにハルヒが現れ、巨大なムカデをワイルドにガシッと掴んだ。逆に泣き止む朝比奈さん。そしてそれをそのまま 「えいっ」 と豪快に投げ捨てた。綺麗な弧を描いて飛んでいくムカデの無事を祈りつつ、俺は溜め息をついた。 「お前なあ。百歩譲ってお前が古典の姫様のような虫好きの心優しい性格だったとしてもな?」 「別に好きじゃないわよ」 「最後まで聞け。せめてそっと排除するとかは出来ないのか?スゴくぶっ飛んでったぞ」 「あのくらいじゃ死なないわよ。砂の上だし」 朝比奈さんにお礼を言われるハルヒを見ながら、俺は複雑な気持ちで一杯だった。お前は一応女の子だよな?
「全く、涼宮さんらしいですね」 ニヤニヤ仮面が後ろから話かけてきた。確かにそうかもしれんがもうちょっと恥じらいは無いのかアイツは。…待てよ。 「おい、古泉。ゲームをしてみないか。題して「誰がハルヒの弱点見つけられるでしょうかゲーム」だ」 「随分悪趣味ですね…ルールは?」 そう言いつつ古泉も乗り気なようだ。 「期限は合宿が終わるまで。先に弱点を見つけた方が勝ちだ」 アイツの弱点がわかれば、今後アイツが無茶を言った時の手綱になるかもしれん。 「了解しました。そうですね。勝者には機関から特別賞品を出して貰いましょうか」 そりゃまた太っ腹だな。話を聞いてハルヒ以外の残りのメンバーも集まってきた。 「賞品が出るなら参加するよっ」 「涼宮さんの弱点、あたしも知りたいです」 「……興味がある」 「なになに?まぜて〜」 かくして、ハルヒには悪いがゲームは始まった 「…意外と狭いわね。何もないわ」 最初の罠は洞窟探検(そんなでもない)から始まった。 「古い言い伝えがあるんです。何でも、ここの内壁には当時の有力者に粛清された人々が葬られていて…」 古泉がエセ怪談をしてる間に後ろから気配を消して接近する鶴屋さん。その手には長門お手製の骸骨の手(材料はプラスチック)が握られている。 「夜毎、血塗られた骨だらけの手が通行人を壁の中に…」 「きゃあああああ!」 本日二回目の朝比奈さんの悲鳴。流石です。しかし当のハルヒは長門のように無表情だ。 ひた… 「あれ?ハルにゃん話聞いてた?」 「聞いてたけど、夜に出て来るって言ってるのにこんな昼間から出て来るわけないでしょ。古泉君の話も何か胡散臭いし」 バレてたか。古泉案失敗 「ハルにゃ〜ん、海が綺麗だよ〜」 上から呼びかける我が妹。危険極まりので俺とハルヒが上がる。…改めて見ると結構高いな。真下が丁度海なのが更に怖い。 「へ〜高いわね。落ちたら死ぬかしら」 高所恐怖症の毛は無い。鶴屋案失敗
一応検証ついでにハルヒを高い高〜いしてみる。ほ〜らハルヒ、高い高〜い。 「ち、ちょっとキョン!何するのよ!下ろしなさいよ!!」 いや、怖がるかなと思ったんだがな。下ろしてからしこたま殴られた。ぶっちゃけ後悔した。俺案失敗。 「真っ暗だねハルにゃん」 「そうね」 洞窟の特に暗い所に連れて行ったが暗所恐怖症でも無い。朝比奈案失敗。 「……有希、そのモリどこから持ってきたの」 「………拾った」 作ったんだろ。先端恐怖症も無し。長門案失敗。 「ちょっとキョン。本当にこの隙間に動く影があったの?何にもいないじゃない」 「………」 ケツをこっちに向けるな。正直相手がお前でもかなり性欲を持て余す。閉所恐怖症でも無し。妹案失敗。 「見つかりませんね」 ニヤケ面にも疲れが見える。予想外に強敵だな…。 「彼女は昔から他人に弱みを見せる事を極端に嫌いますからね。そう簡単には見つからないでしょう」 それを先に言え。ひょっとしてワザとか。 上の穴には旅の女子大生ご一行と思わしき団体がワーキャー言ってる。どこか浮気のような気持ちでそれを眺める。 ↓こっからハルヒ視点 さっきっからみんな何なんだろ。様子が変だわ。団長に隠れて何か面白い事でもしてるのかしら。 あたしはまた洞窟に来ていた。上では女の子の団体が海を見ながら何か言っている。そろそろ空が赤くなってきた。 あそこから夕日を見たら綺麗なんだろうな。ちょっと想像して見る。…何で隣にキョンがいるのよ。べ…別にキョンとなんて…。何て事を壁を見ながら考えてると、上から女じゃない声がした。 「お〜、夕日綺麗だな〜」 「やっほー彼女、遊ばない?」 見るからに遊び人って感じの男が3人女の子達に絡んでた。でも明らかに彼女達は嫌がってる。 「こっち女ばかりでつまんないでしょー?」 「そんな…困ります!」 「そんなこと言わないでさーだっ!」 あたしは正確に石を投げつけた。見てられないわ!助けないと! 「ちょっとあんた達、離しなさいよ!嫌がってるじゃない!」 「あ…んのガキ…!」 ガキって…あたしそんなに子供に見えるのかな…ちょっと残念。って言ってる場合じゃないわ! 「迷惑だって言ってるのよ。今すぐ離れなさい!」 「ふ…ふざけんじゃねぇ!」 ヤバ…本気で怒らせたかも…。
↓こっからキョン視点 何やってんだ…何やってんだアイツは!何やってんだよアイツは!! ハルヒは上の穴で男に絡まれていた。何か激しく言い合ってる。今度は何をしたんだ…。 隣を走る古泉も焦り顔だ。完全に想定外なのだろう。……くそっ!うちの団長は本当に厄介事を呼び寄せてくれるな! 洞窟に入り、すぐに上に登る。短い洞窟で本当に良かった。そして視界が開けた俺達の目に映ったのは 海に落ちていくハルヒだった。 「ハルヒ!!」 何も考えずに俺も飛び込む。一瞬3回目の朝比奈さんの悲鳴が聞こえたような気がした。「落ちたら死ぬかしら」ハルヒがそう言ったのが思い出された。…くそっ。 着水。海水なら普通は浮かぶはずだが、何故かハルヒは浮かんでこない。アイツそんなに重かったのか?…なわけない。最悪の可能性が頭をよぎった。 ……ハルヒはいた。足を岩に挟まれてる。息が続いてないのかかなり苦しそうだ。頭の近くの水が赤く濁っている。出血しているのか!? すぐに岩を持ち上げる。意外と重…持ち上がった。ハルヒの体が浮き上がった。すぐに抱きしめて浮かび上がる。俺の息も限界だった。 幸い岸までは結構近い。泳いでいけそうだ。 「彼らは、身分証を預かって丁重にお帰り頂きましたよ」 ハルヒにタオルをかけながら古泉が言った。心なしか笑顔も怖い。 「わ…私、新川さん呼んできます!」 朝比奈さんが走っていった。妹がそれに続く。 「だ…大丈夫よ呼ばなくても…」 既にハルヒは目を覚ましていた。…まだ強がるのか。 「ハルヒ、おまえはアレか?実は有段者だったり飛び込みで入賞経験でもあるわけか?」 「は…?まさか…」 「それじゃ何?俺達が近くにいんのに呼びもしないで、女の自分1人で男3人も何とかできると思ったのか?」 鶴屋さんが珍しく驚いた顔をしている。…俺の顔、そんなに怖いですか? 「男とか女とか関係ないでしょ…あんな所に居合わせてそんな事考える暇なんて…」 久々にカチンと来た。 「ちょっとは考えろ馬鹿野郎!!」 ハルヒも言い返す。 「何よ!怒られる意味がわからないわ!間違ったことしてないじゃない!」 …そうかよ。 「もう勝手にしろ!間違いを認めるまでお前とは口をきかん!!」 すぐに振り向いて別荘に向かう。古泉が何か言ってる。ハルヒはどんな顔をしているだろうか。…知ったこっちゃなかった。 続く
以上。続きは今日中に 元ネタは同じ名前のアレです。てことは今後の展開も? ただ、実はメインで書きたいのはツチノコなんだけどね
,. ―‐- 、
/´` ヽ、
,' 、} ト.
. rr、 ,' ' ,.イ゙V }
,イ川、 ,' .! ,' .i 〈_,イ「l/ さー子作りよっ!
| !」_ / ,'::! .!,': ::! .:.:| ハ〉| めくるめく快楽へと誘う
l //```ヽ、 l:i::!::! :::l:::l :::l ::::,`:!:i::| 私たちの愛の巣へ!ぶーーん
`ーl_{ ``丶、__ _从{::|:::::l::,':::::| ::::,':::'l::l::! ,.┐
\_ `/ Λ!::/:ノ!::/!::ノ::/ノノノ /フ′
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>>1 乙
>>20 乙〜
どうりでどっかで見たことあったわけだw
続き待ってるぜ
そして1乙
>>1 乙っさ!
>>20 これは良作の予感。
長門はヤリ突き出して物理的に怖がらすのかと思ってしまったw 続きに期待。
途中から長門さんが消えてません?
家の近くにハルにゃん達が来ていると聞いて新潟人の俺が飛んできましたよ。
>>1 も
>>20 も乙
ハルヒにトンカツ揚げて欲しい
1乙 前スレやっと埋まったな
ハルにゃんにハンバーグ作ってもらいたい
>>1 乙
前スレ
>>993 ブレザーハルにゃんキタ━(゚∀゚)━!!!!
ハルヒかわいいよハルヒ
まさか描いてもらえるとはおもわなかった
前スレ
>>993 GJ!!!!
大学生になったキョン 大学の近所の親戚の家に下宿する事になったが ハルヒが付いていくとか言い出さないだろうか
キョンは家から近いからなんて理由で大学を選びそうだが
なんというすばらしき板・・・ vipとはレベルが違うぜ・・・・・・ゴクリ
42 :
20 :2007/12/09(日) 00:53:10 ID:+ZdSMmIx
すまん、遅くなった。てなわけで続きです 変なテンションで書いたから文章が更に変に…うは
潮でベトベトになった体を洗うため、洗面所に入る。シャワーを浴びるためだ。 ふと鏡を見た。胸と右手が赤く染まってる。紛れも無く血だ。ハルヒの赤い赤い血。 「………」 急にまた怒りが湧いてきた。蛇口を捻り水を出す。クールダウンだクールダウン。ふと、これが元で閉鎖空間がまた出来ないか心配になった。古泉には悪い事になったな。………一番悪いのはハルヒだが。 体についたハルヒの血も綺麗に洗い流し、Tシャツに着替えてロビーに向かう。ふと外を見ると、嫌な雲が広がっていた。さっきの夕焼けは何だったんだ。 ……まるでアイツの心みたいだ。ふと、そう思った。 「4、5、6…「5年後交通事故に遭い左手骨折」ですか。気をつけましょう」 「「12年後会社倒産、デパートの清掃員に」うは〜洒落にならないにょろ♪」 「あたし「10年後に背が2センチ」縮む〜」 「1、2、3……」 「「「「現在友達に嫌われて超ブルー」」」」 「嫌われたんじゃない。嫌ってんだ!てゆうか何なんだこの妙にリアルな予言で微妙に不愉快にしかならない人生ゲームは」 いや言うな。大方どこか嫌みの混じった笑顔を向ける超能力者の嫌がらせだろう。この人生ゲームも機関のお手製に違いない。全く無駄な労力を…。 「なかなか面白いと思ったのですがね」 俺はお前のことを「それなりにセンスがいい奴」だと思ってたが、撤回させて貰おうか。 「夕食が出来たわよ」 心配そうな朝比奈さんと無表情長門を引き連れ、今一番聞きたく無い声が現れた。朝着てたのとは違うピンクのワンピース。鎖骨が露出してるのがかなり扇情的だ。正直に言おう。かなり似合ってる。 「なかなか素敵な衣装ですね」 「母さんに詰められたのよ。こういうのあまり好きじゃないんだけど」 確かに、普段お前が着てるのとはかけ離れてるな。…などとは俺は言えなかった。数時間前の俺の馬鹿野郎。 頭には痛々しく包帯を巻いている。よく見ると体もテープまみれだ。それが逆にどこか儚げな雰囲気を…って相手はハルヒだ。危うくだまされる所だった。
「本日は、日本海のカニ尽くしで御座います」 料理長の完璧超人、新川さんが恭しく礼をする。目の前にはカニ、カニ、count it!全く、機関には本当に恐れ入る。 「………」 しかし、誰だ俺をハルヒの隣に座らせたのは。ハルヒはあれから一切話し掛けてこない。俺が言った事を守ってるのだろう。上等だ。 ……案外量は少なく、俺のカニはあっさり我が胃袋に消えた。 「キョン、カニ…」 「え…?」 隣からカニが送られてきた。あの団長が雑用に施し物を!?しかも喧嘩(?)してる最中に!? 「殻片付けて」 中には何も入って無い。ハルヒの胃袋の中だろう。……益々上等だ。 俺は隙を見て隣のまだ手を付けられてないカニに手を伸ばした。が、上から振り下ろされたハサミに遮られる!負けじと違うルートから手を伸ばす!しかしまたガードされる! 「……キョン君って意外と子供だね」 「似た者通しですからね」 何て無礼な会話が聞こえてくるがスルーする。………… 「だあああああ!!なんだお前は、谷口かお前はあああああ!!」 遂に根負けし絶叫した。ちなみに谷口はこういう事を本気でやる。するとハルヒは、これ以上無いってぐらい冷めた目をした 「口きかないんじゃなかったの?」 か…かわいくねぇ…。ついに俺の堪忍袋の尾も切れる時が来たようだ。 「どうやら反省する気はないらしいな。よくわかった」 「反省?何を?」 「もういい、俺は寝る!!」 朝比奈さんがビクっとなるのが視界に入らなくてもよくわかった。が、怒りが脳全体を支配した俺は構うことなく自室に向かった。……後で謝らなくちゃな。朝比奈さんに。 古泉も後ろからついて来ているが無視した。多分批判めいた顔をしているのだろうことは予想はつく
↓こっからハルヒ視点 「…完全に意地入っちゃいましたね」 「全く素直じゃないねキョン君は」 「……空手とか習ったらいいのかしら」 あたしがそう言うと、みんなは目を丸くしてこっちを見た。え?あたし何か変な事言った? 「彼の言った事、気にしてるんですね」 とみくるちゃんが笑顔で言って来る。…実はそうなんだけどさ。 「………でも、そういう事じゃないと思います」 「うんうん、ハルにゃんの怖い物知らずや正義感強いのは立派だけどね」 みくるちゃんの発言をいつになく真面目な顔の鶴屋さんが引き継ぐ。 「正直、あそこまで無茶なのは反省した方がいいと思うにょろよ」 「だって、みんなには迷惑かけてないじゃない。あたしの問題なんだからさ」 「ちがうよ〜ハルにゃん」 それまで神妙にしてた妹ちゃんが急に声を上げた。驚くあたしに近づいてくる。 「キョンくんがあんなに怒るのは、ハルにゃんが心配だからだよ。キョンくんが本当に怒るのってそれくらいだよ?」 キョンが…あたしを心配? 「彼だけではない。私達全員があなたを心配した」 と有希。他のみんなもそんな顔をしている。 「みんなにごめんねしよ?キョンくんにも、心配かけてごめんねってゆーんだよ?」 上目遣いで妹ちゃんが覗いて来る。全く、この兄妹にはかなわないなあ。 「…ごめんなさい」 言ったら何か気分が楽になってきた。周りのみんなも優しい顔になる。そっか、こんな簡単な事でいいんだ。 「キョンに謝らなきゃ。ちょっと行ってくるわ」 あたしは駆け出していった。まだ拗ねてるはずのキョンの元へ。 「ええと…ここだったかしら」 客室の1つを開ける。鍵はかかってなかった。 「おや、済んだのですか?」 「!!」 そこに居たのは上半身裸の古泉君だった。シャワーを浴びてたのか、体を拭いている。…ここ古泉君の部屋だったのね。 「それで、彼に謝る気になったのですか?」 古泉君は本当に何でもお見通しだ。すぐに何でもわかっちゃう。 「みんなにも、迷惑かけたみたいだしね…ごめんなさい」 「いえいえ、あの3人を丁重にお返ししたり、女の子達からのお礼を1人1人聞くぐらいお安いご用です」 「……本当にごめん」 案外苦労してるのね…この副団長は。 「それよりどうしますか?せっかくだから、何かしますか?」 は?何かって何?そう思ってると古泉君はいきなり近づいて来た。
「そうですね。男と女の営みとかどうですか?」 ……は!?ちょっと古泉君なんで電気消すの!?と思った瞬間、あたしはベッドに押し倒された。古泉君の表情はいつもと変わらない。それが逆に不気味だった。 「あなたは男も女も関係ないと言いましたね」 か…顔が近い。のにあまりのショックに声が出ない。 「ですが、僕は男でいつだってあなたに手を出せるし、女のあなたは全体に僕には勝てない」 強い力で押さえつけられる。古泉君の声にいつもの気軽さは感じられなかった。 「関係ないと思う前に、自分の甘さを見直した方がいいですよ。他人を気にしないのは勝手ですが、あまりに無防備なのはあなたのミスです」 そこで唐突に「間違いを認めるまで〜」というキョンの声が頭をよぎった。…と、同時に古泉君の真意に気がついた。 「…古泉君はあたしに手を出さないわ。だって、団長に狼藉を働く事の愚かさを一番知ってるから」 ちょっと間を置いた後、古泉君は吹き出しながら離れた。いつもの古泉君だわ。 「全く、あなたにはかないませんね。それで?理解しましたか?」 「古泉君が優しい事がね」 古泉君は意外そうな顔をした。けど無視する。 「だって、今のバカキョンのフォローでしょ?わざと悪役に回って教えてくれたのよね?」 古泉君が何か話す前に、突然ドアが開いた。 ↓こっからキョン視点 「古泉、お前ローション持ってるか?日焼けが意外に痛…」 さて、今俺の目の前の光景を誰か俺に説明してくれ。俺の目はダメだ。信じられない。何せ「裸の古泉がベッドにハルヒを座らせてる」んだからな。 「こい…」 「はい、ローションですね?」 カウンターのようにローションを出してくる。おおサンキュ…って! 「僕は鶴屋さんと明日の予定を決めて来ますよ」 そう言って古泉は出ていった。裸のままで。まあ、鶴屋さんなら動じないだろうが。 「…………」ゴロゴロ しばらく三点リーダーが続く。外の雷だけがやけに煩い。ハルヒは俺から目を逸らしていた。 「古泉と何をしてた」 本心では言いたく無い言葉が勝手に出てしまう。 「別に何も」 素っ気ない返事。それが俺を再び怒らせた。 「何もって事があるか!じゃあなんで部屋はこんなに暗くて、あいつは裸でベッドが乱れてるんだよ!」 「おかしな妄想するな!だからムッツリとか言われるのよあんたは!!」 「何を…」
そこまで言いかけて急に虚しくなった。古泉の事だから多分何もしてないのだろう。 「…もういい。明日は山に行くんだろ。今日は色々あって疲れてんだからとっとと寝ろ」 そう言って部屋を出ようとする、と。 「ちょっとキョ…」カッ! 見事な稲光。と同時に俺はハルヒに後ろから抱きつかれていた。 「へ…?」 我ながら情けない声を出す。一方のハルヒも何か焦った様子で 「あ、いや。な…なんでもな」 ビシャア!ゴロゴロゴロ!! その時俺は、我らが団長がビクッと飛び上がる様を見てしまった。 「ごめんちょっと用事思い出したわ」 そう言いながらクローゼットに入っていくハルヒ。そんな所に用のある奴がいるか!! 「ハルヒ。お前、雷がダメなのか?」 平然を装いクローゼットに問いかける。返事はない。と、いうことは 「ハルヒ、出てこい。そんなとこに入ってても怖いだけだぞ」 「…大丈夫。ここにいたら雷が落ちても平気よ」 全然大丈夫じゃない声が返ってくる。お前それ火災が起きたら逃げ場無いじゃん。 「…SOS団の団長が、雷や男3人が怖いなんて、言えないわよそんなの」 ふと声が漏れてくる。俺は納得がいった。こいつは自分の見栄のためだけに、男達に立ち向かったのだ。全く、団長様もいらん心配のお陰で大変だな。ハルヒ。 「言っておくが、そのクローゼットは四隅に鉄板が入ってるから落雷しやすいぞ」 これは適当だ。そんなの俺が知るわけが無い。だが、天照大神を引っ張り出すには十分だったようだ。バン!…この時デコを盛大にぶつけたのは誰にも言わないでおこう。 「〜〜〜っ!」 これまで見たどの表情とも違うハルヒがいた。目にはうっすら涙が貯まってる。 「だから、こっちの方が安全だぞ」カッ! 部屋が一瞬明るくなった。と思ったら、俺はハルヒに押し倒されていた。正確に言うと、抱きついてきたハルヒを俺が抑えきれなかっただけだが。 ベッドでハルヒの重みを感じながら、俺はハルヒの頭を抑えつけるように抱きしめた。雷のショックを緩和するためだ。 「俺の負けだ。負けでいい。だからお前も、辛い事や危ない事があったら団員を頼れ。そのためのSOS団だろ」 「………」 ふがふがと何か言ってる。しかし顔面を俺の胸に抑えつけているため体がこそばゆいだけで解読は出来ない。だが何を言いたいのかはわかった。 「ああ、誰にも言わない。2人だけの秘密だ」 どれくらいそうしていただろうか。気がつくと俺は眠ってしまっていた。
支援あった方がいいのか?
翌朝、同じように寝てしまっていたハルヒをおんぶし部屋を出ると 「どうやら仲直り出来たようですね」 裸のままの古泉がいた。スマン、完璧に忘れてた。ここはお前の部屋だったな。 「いいんです。僕も体を張った甲斐があったものですよ」 心なしか唇が青い。あちこちに鳥肌があるし目の下には隈が出来ている。…何てゆうか本当にスマン。 「結論から言えば、昨夜は閉鎖空間は発生しませんでした。涼宮さんは最初あんなでしたが、心の底では自分が悪いと認めていたのですよ」 そうかい。お前の仕事が無くなって結構な事だな。 「そう言えば、見つかりましたか?涼宮さんの弱点」 突然こんなことを聞いてくる古泉。お前、まさかこの部屋に監視カメラや盗聴器なんか仕掛けてないだろうな。 んなわきゃねーか。気づいてるんだか気づいてないんだかわからないスマイル0円に俺は言ってやった。 「さあな。全くわからん。この分だと賞品は無駄になりそうだな」 団長直々の守秘命令だ。悪く思うなよ、古泉。 続く まだ続くのかよ!まだ続きます。次からはオリジナルです ちなみに自分は、ハルヒが雷が怖いとは一切思いません。むしろ「もっと近くで見たい!」と外に飛び出すと思います。 そして、諦めてずぶ濡れで帰って来るんだ。全く、しょうがないなあハルヒは
乙でした!
乙! 続きはまた今度かい?
これくらい無謀だったら、神パワーと長門と機関の内助の功が無ければ、大怪我するな。
乙だが、ハルヒのやったことの方が咄嗟の判断として当然だと思うし、 ハルヒが怪我してるのにキレ出すキョンっていうのもなあ・・・ それにハルヒは走ったら校内で一位だったからそこいらの雑魚男よりも運動神経はいいはず。
とっさの判断なら大声で周りの団員を呼ぶのが妥当だと思うぞ 2行目は同意だが。
>>53 団員全員集合で圧力をかけるのが、誰も怪我しない最善の方法。
それは普通の人の常識と思うが、何でも自分一人でできたハルヒならそんな常識持ってなくても当然か。
もう少しで大怪我する所だったのに、無謀なことをしたという自覚無かったら注意するのは当然だぞ。
無謀運転で交通事故で入院している子供を親が叱るようなもの。怪我しているからお咎め無しということはない。
ただ、キレると叱るは違うから、叱り方に問題が大有り。そこはリアルの親でもできてない人いるしなー
ハルヒが1対1で普通の男に勝てても3対1だからなー。それで必ず勝てると思うのは判断ができない馬鹿。
勝てると思わないのに団員を呼ばないのは無謀。
このSSハルヒはスリルを求めてチキンランする馬鹿者と大差無いな。
退屈しているから、冒険を求めるのは人情だがな。
ジャイアンがドラえもんに「そんな便利な道具があると面白くない」と言って冒険出るのにタケコプターや空気砲を置いていく話を思い出した。
>>54-55 理想で言えばそうなるだろうけど、実際にそれをやるのは無理な気が。
あくまで咄嗟の判断だからかえって混乱を招くし、
下手をしたら助けを呼んでる間に自分や被害者へ危害が加わる。
それに人を助けようとして溺れ掛けてたような状況だろ?
確かに一瞬馬鹿野郎とは言うかもしれないが、
そんな事より体の事を心配するだろうし無事で良かったと思うはず。
キョンはハルヒを差し置いてまで自分の感情任せに怒ったりしないだろうし。
ハルヒを思っての事だからキョンは悪くないと思うね
おやすみなさい
>>49 乙!
>>56 ハルヒが大事だからキョンは怒ったのだよ。
ほっておくと同じ様に危険なことをしでかしそうだし。
ハルヒなどどうでも良いと思っている人はハルヒに何も言わないよ。
黒豆を煮ていたら皺がよってしまい微妙に不機嫌になるハルにゃん キョンが作った栗きんとんをつまみ食いするハルにゃん
で、元ネタはなに?
>>57-58 だから怒りはするだろうが、
あんな延々腹を立てて怒りっぱなしにするのは別だと思う
しかも人を助けようとして怪我までしたんだから何か救済があってもいいのでは
読んだ感想 ハルにゃんにも問題はあるがキョンもだな。 キョンに何も思わない周りもちょっと……溜息の時のハルヒに対する古泉たちみたいだと感じた。 まぁ続きを楽しみにしとくぜ。
>>59 おかげで栗きんとん食べたくなったじゃないか。どうしてくれる
>>61 救済云々はほかの団員に任せたんだろ。んで自分はハルヒに最善の方法である
団員に頼るということを教えるために怒り役に徹することにした。
まあでもキョンは16歳だぜ?んな精神的に完璧超人なわけはなく、
かっとなったり意地張ったりしてもおかしくはないだろう。
ハルヒの作ったおせち料理が食べたい ついでにハルヒも食べたい そんな日曜日の朝 おはるにゃん
俺はハルにゃんに食べられたい おやすみハルにゃん
乙! 妹かわいいな・・・ ハルヒの弱点はキョン、というオチかと思ってた
乙だが… ハルにゃんは殻付きのカニは剥くのが面倒だから嫌いなはず ちょっと違和感を感じた
面倒さが気にならないくらいに他のこと考えてたから、気付いたら食べてただけってな悪寒 はるにゃんおはようはるにゃん
これほど人を議論させる気になるSSを書ける
>>20 は何者?溜息同様、まさにハルキョンの喧嘩って感じ。
蟹を普通に食べるところや、いちいち視点変化の文を入れるところは少し気になったけど。
原作ではそうならないだろうが、デコぶつけるハルにゃんがすっげー可愛かった!GJ!!続き楽しみにしております。
ネズミを怖がって、キョンに抱き付くみくるに嫉妬するハルヒ キョンが作った料理を素直に褒めれなくて悶々とするハルヒ 長門に借りた本を汚してしまって、どう謝るか悩むハルヒ こんな電波が届いた
今
>>201 読んだ
ヲレもハルにゃんと寝たいお(´;ω;`)
75 :
20 :2007/12/09(日) 08:56:51 ID:+ZdSMmIx
起きたので今から続き書くわけだが(ダラダラ続けてスマン、今回で確実に終わらせる)ちょwwwwwwwww何か議論になってるwwwwwwwww 結論から言うと、一番悪いのはキョンでもハルヒでもなく、何も考えないで元ネタをトレスした俺ですorz カニとか何も言わない周りとかは次でフォローします 読み返して思ったんだけどね。「これ2年生時にしては精神が成長してなくね?」って。ただ、個人的にはハルキョンってのはお互い駄目なとこを補完しあいながら進んでくカプだと思うんだ
キョンになってハルヒとイッチャイチャしたいよー
おはるにゃん
モトネタは桜蘭高校ホスト部 主人公名は「藤岡ハルヒ」
藤岡といえば弘よー! と言いながら冒険に行こうとするハルニャンを幻視した というかWハルヒの競演みたいなw
藤原「およびでない?(以下略)……ご、ごゆっくりっ(違)」
>>79 あのシリーズ、ヤラセと分かっていてもおもしろいんだよな
ハルヒも不思議なことなんて起こるなんて思ってないけど
そういう過程を楽しんでるのかもな
俺も消防のころは・・・ry みんな誰もが通った道だね
ハルヒの靴箱に宝の地図と称する怪文章が連日届いたり
おはるにゃん
SS投下してもいいでしょうか?
>>20 氏には流れぶったぎりで大変申し訳ない。
しかも今見たら1万字オーバーということで、計12レスの予定です・・・
オチまで書き終わってはいるので、さくっとあげられるのですが。
いいお
では行きます! ハルキョンSS 「バッドラック・プリンセス」 1-1 涼宮ハルヒは事件を待っている。 あいつに言わせると、 平凡な日常など焼いた餅を何もつけずにそのまま食べるようなものであり、 宇宙的・未来的・超常的事件こそ日常を引き立てる調味料なのだそうだ。 だからハルヒは何の間違いだか持ってしまった不思議パワーによって、 意識的または無意識的に事件を引き起こす。 もっともハルヒ自身は自らの不思議パワーを知らず、 引き起こされる事件を味わうことになるのは大概俺及びほかの3人であり、 ハルヒ的にはまだまだ退屈であるらしい。 ……俺はもうかなりお腹いっぱいだぞ。 SOS団とその周辺でのんびりやればいいじゃないか。 調味料だってかけすぎれば味は壊れるもんだろ? そんなことをハルヒ本人に言えるはずもなく、 あいつはまたもこんな事件を引き起こした。 季節は冬真っ只中。 冬休みのダラケ気分も抜けきらぬ1月半ばのことである。 最近、涼宮ハルヒはツイてない。 たとえば今朝はこうだ。 登校時、駅から北高に向かう長い長い坂に差し掛かったところ、 不機嫌全開のハルヒが道の真ん中で立ち往生していた。 「いきなりよ!普通に歩いてただけなのに、い・き・な・り両足ともビリビリって!」 靴が破れたという。 北高に向かう坂は登校中の生徒で混雑とまではいかないが、 かなりの数の生徒がアマゾン奥地のナントカ蟻のように群れて歩いているにもかかわらず、 ぴょこぴょこと大げさな身振り手振りに足振りを加えて憤りを表明するハルヒ。 見れば両足ともローファーが派手に裂けている。これでは歩けなさそうだ。 しかも昨日は大雨で地面はまだ濡れており、脱いで歩くというのもつらそうだな。 しかしどうやったら革靴がこんなに壊れるんだよ。誰かのいたずらか? 「さあ?家を出るときは普通だったけど。 それよりキョン、ちょうどいいわ。しゃがみなさい」 ハルヒはアスファルトを指差して訳の分からないことを言う。 何がちょうどいいんだ? 「あたしを学校までおんぶしていくの!団長命令よ、ほらさっさとする!」 当然に俺は全身と全霊を動員して拒否したが、 SOS団における最高権力者が雑用係の意見を聞き入れるはずもなく、 俺はただでさえつらい朝の坂道を修験者のように重量物を背負って登るハメになり、 登校中の生徒たちのいろいろな感情がない交ぜになった視線を四方八方から受け、 運動と羞恥による体温上昇によって俺は汗だくになった。 俺もハルヒも厚着をしているため体の感触などは伝わってこないのだが、 首筋にかかるハルヒの息。これがヤバイ。 早く学校に着け、俺が妙な考えに至らぬうちに。 10分間の苦行を終え、ようやく昇降口について降ろしたハルヒは礼も言わず、 視線を合わせようともしない。 ただ、不機嫌なそぶりをしつつも顔は耳まで真っ赤であり、 俺はあえて追求しなかった。 きっと俺もそんな顔をしていただろうからな。
87 :
SS 2/12 :2007/12/09(日) 11:53:31 ID:5tIwCxss
1-2 そして今は午後一番の古文の時間。 柔和な老教師による食後の授業は誰彼を問わず眠気を誘い、 この時限は毎回全編に渡って弛緩した空気が漂うものだが、 今はクラス中が妙な緊張感に包まれている。 好奇心と言ってもいい。 クラスメートの注意の対象は 教師によって詩吟のように読み上げられる李白の漢詩ではなく、 机を並べて授業を受けている俺とハルヒだった。 ハルヒによると昨日の大雨で通学かばんの中までびしょ濡れになり、 乾かさなかった教科書が開かなくなったという。 その教科書を見ると、確かにくっついて開かない。 選んだように今日の授業の箇所だけ、 しわしわで分厚い一枚のページのようになっている。 隣席のクラスメイトに見せてもらえばいいだろうに、 折り合いが悪いのか、ハルヒはわざわざ俺の隣に机を持ってきて、 教科書を見せるよう命令した。 普段から仲良くしておくものだぜ、お隣さんとは。 「うっさい。どーせあんたウトウトしてるだけなんだからいいじゃない」 と、ひどい言い草である。確かに否定はできないが。 授業中もハルヒは「あんまり濡れてなかったのに」とかぶつくさ言いながらそっぽ向いてるし、 まったくしょーがないな、こいつは。 わざわざ机を移動させてまで教科書を見せ合う男女。 勘ぐりたくなるかも知れないが、これは俺たちが付き合ってるとか甘酸っぱい話じゃない。 単にハルヒが人見知りなだけだ。 さて、こまごました事件を列挙する根気はなく、そうするとキリもないわけだが、 最近のハルヒの不運をご理解いただけただろうか。 そしてハルヒの不運には大抵俺も巻き込まれる訳で。 些細なことばかりなんだけど、巻き込まれる俺はたまったもんじゃないぜ。 ……しかし、こうも立て続けに起こるってのは、単なる偶然なのか?
88 :
SS 3/12 :2007/12/09(日) 11:55:04 ID:5tIwCxss
1-3 数日後、体育の授業が終わったところだ。 冬になると生徒を外に追いやってマラソンをさせるのが趣味らしい体育教師に対して 心の中で恨み言を並べながら更衣室に向かって廊下を歩いていると、 ハルヒが蛇口から水をがぶがぶ飲んでいるのが見えた。 ブルマーのままで体をくの字に折り曲げているのは いたいけな男子諸君にとって目の毒以外のなにものでも無いと思われたので、 俺は隠して遠ざけたい衝動に駆られたが、もちろんやらなかった。 しかしこの寒いのに元気な奴だ。腹壊すぞ。 「おーいキョン、さっさと着替えて戻ろうぜ」 寒くてしょうがねえ、と谷口。 煩悩が服を着てオールバックにしたような谷口ですら 体操服の女子を眺めるよりも寒さから逃れることを選択したようだ。 俺が生返事をしつつ谷口に向き直ると、 カラン、と音がした。ハルヒのほうだ。 カラン、もう一回。軽い金属音。 嫌な予感がする。 高校に入ってからの数ヶ月間で鍛えに鍛えられた俺の危険感知センサーが反応している。 振り返ると、ハルヒも不審に思ったのか廊下の天井を見上げている。 カラン、さらにもう一回。 音の正体はどこかのナットが外れて落ちてきた音のようだった。 「おいハルヒ―――」 俺は背中にムカデを突っ込まれたような感覚がしたので、 見当違いの方向をキョロキョロしているハルヒの肩をつかんで引き寄せた。 その瞬間、 ブシュー――――――っと圧力釜を開けるのに失敗したような音が響き、 外れかかった配管の継ぎ目の部分から真っ白な蒸気がもうもうと漏れ出してきた。 「おわ」「キャッ!」 驚いた俺はハルヒの肩をつかんだまま転倒し、二人でもつれ合った。 さらに、っっがこん!と配管が外れ、撲殺せんとする勢いで宙を薙いだ。 ちょうどハルヒがいた辺りだ。 廊下にたちこめる蒸気を見て生徒から悲鳴が上がる。 誰かが呼んだ教師が駆けつけてきた。 野次馬が野次馬を呼んで、すぐに大騒ぎになった。 もし俺がハルヒを引き寄せなかったらどうなっていただろう。 背中にゴカイの成虫を突っ込まれたような感覚がした。 「ちょっと、キョン……いつまで抱きしめてるのよっ!早く退けっ!!」 ヒステリックな猫みたいなハルヒの声に我に返ると、 俺はブルマー姿のハルヒを後ろから抱きすくめるような格好になっていた。 あとで聞いたことだが、老朽化したボイラーの継ぎ手が外れたらしい。 ”たまたま”ハルヒはその下にいたということになる。 おいハルヒ、お前いったい何をやらかした? もはやツイてないとかそういうレベルじゃないぞ?
89 :
SS 4/12 :2007/12/09(日) 11:56:15 ID:5tIwCxss
1-4 その放課後。 俺はさっきの配管事故のショックを引きずっていたけれども、 残念ながらそれで続く授業が中止になることはなく、 またSOS団も休止になることはなかった。 律儀にというか、しつこくというか、俺の感想はだいたいそんな感じだったのだが、 いつもと変わりない朝比奈印のお茶や長門の読書姿はショックを和らげてくれて、 休止にならなくて良かった気もしていた。 「本日はこれにて解散!」 長門がハードカバーを閉じるとハルヒが元気よく宣言した。 ハルヒは相変わらずの早足でたかたかと下校していく。 あんなことがあったばかりだってのに、やっぱりハルヒは頑丈だ。 心身ともに超合金製だな。 「さてと……」 ハルヒとの距離が十分に開くと、きびすを返して俺は北高へと向かう。 帰るフリだけ。SOS団の三不思議人たちに聞きたいことがあったんだ。 文芸部室の鍵は文芸部員でもないのに何故かハルヒが管理しているため、 かなり寒いが中庭で話すことにした。 長門に開けてもらおうかとも思ったが、 そんなことにいちいち力を借りてたんじゃ悪いもんな。 「涼宮さんが何かに巻き込まれていると?」 「いや、気のせいかもしれないんだが、 あいつ最近妙に運が悪いんだよ」 俺はかくかくしかじかと最近のハルヒっぷりを説明した。 「はあ、涼宮さんをおんぶしてたのにはそんな理由があったんですか。 あたしてっきり二人が付き合い始めたものだとばっかり……」 朝比奈さんは白雪姫が食べた毒りんごのように赤くなった頬を ふわふわの白ミトンで暖めながら恐ろしく見当違いなことをおっしゃった。 そういう寒気のする勘違いはご遠慮いただきたいと釘を刺しておくべきか、 少しも残念そうでないコメントは俺が全く眼中に無いことの証明かと嘆くべきか、 例え仲のいい恋人同士でもおんぶして登校することはありえないと突っ込むべきか迷ったが、 とりあえず乾燥した笑いでスルーすることにした。 俺のスルーパスを受けた古泉は、 「涼宮さんの不運ですか…… 僕は特に思い当たる節はありませんね。 最近の彼女はどちらかというと幸運のほうだと思ってましたから」 と、要領を得ない返事。 こうなると俺たち3人の視線は自然と長門に集まってしまう。 頼るまいと思ってはいるのだが、 こういうときはやっぱり長門に教えてもらうしかないんだよな。 すまん、長門。何か心当たりはないか? すると長門は無表情ながらも得意な授業で当てられた小学生のような風情で、 「涼宮ハルヒは災難を実現させるために情報改変を繰り返している」 と言った。
90 :
SS 5/12 :2007/12/09(日) 11:57:20 ID:5tIwCxss
2-1 「涼宮ハルヒは災難を実現させるために情報改変を繰り返している」 ええと……今なんつった? 未知の言葉はなかったが内容が突飛過ぎて理解できん。 思わず顔を見合わせる俺と朝比奈さん。 「誰かがハルヒを攻撃してるってのか?」 長門はふるふると、寒がりな猫のように首を振る。 「他者による介入は今のところ見られない。彼女自身による情報改変」 つまりハルヒの最近の不運は自分で作り出しているということだな。 やっぱり何事かやらかしてやがったか。 しかしなんだってまた、そんなことを。 長門は宇宙から来た悪い魔法使いの表情で、 「予言された災難を実現させるため」 なにやらおどろおどろしい響きだが、予言された災難って何だ? 20世紀末はとっくに過ぎ、年末ですらないというのに、 今更ナントカおじさんの大予言でも思い出したのか、ハルヒは? 「あっ、あっ…もしかして」 なんですか、朝比奈さん。 「おみくじ……おみくじです!涼宮さん大凶だったじゃないですか!」 朝比奈さんの言葉で、ついこないだ正月3が日付近の記憶がプレイバックされる。 おみくじ、確かに引いた。それも嫌ってほど何度も。 何しろ我々SOS団は神社・仏閣を問わず何箇所も参拝したからな。 大きいところから小さいところまで、 12月の坊さんかと思ってしまうほど駆け足で巡った。 ハルヒは合宿開けの1月3日だけで この町の寺社をすべて制覇せんとする勢いで、 大してうまくもない屋台の焼きソバやらたこ焼きやらを 次々に食しては熱量に変え、俺たち4人を引っぱりまわした。 新年のあたまっから騒々しいやつらが訪れて、 さぞや神仏も迷惑したことであろう。 すべての参拝先でおみくじを引いたのだが、 記念すべき一箇所目でハルヒは大凶を引いた。 二箇所目も大凶だった。 三箇所目でようやく半吉を引き、 くじ引きでハワイ旅行を引き当てたかのように大喜びしていた。
91 :
SS 6/12 :2007/12/09(日) 11:58:30 ID:5tIwCxss
2-2 まさかあの大凶を実現させるために情報改変を起こしてるってのか? 長門はコクリと頷く。マジかよ。 「涼宮ハルヒはおみくじの内容を実現しようとしているものと推測される」 はあ……変わった奴だとは思っていたが、今回ばかりは本当に理解しかねる。 良い占いを実現するならともかく、 自分をピンチに追い込んで何の得があるのか? 全く理由が分からん。 「不運な出来事が必ず不幸な結果になるとは限りませんが・・・ 涼宮さんの心理を説明するなら、バーナム効果といったところでしょうか」 したり顔で古泉が言う。何だそりゃ。 「バーナム効果とは、 心理テストや血液型占いなどでの誰にでも当てはまるような記述を 自分にだけ当てはまっていると勘違いしてしまう現象のことです」 やいエスパー少年、何でそんなこと知ってるんだ。 「僕は涼宮さんの心理にかけてはスペシャリストだと自負してますから。 …というのは冗談で、心理テストが流行ったときに たまたま聞きかじっただけですよ」 いたずらっぽい表情でウインクしてくる古泉。 悔しいことにサマになってはいるが、 向ける相手が俺では不気味なだけだった。 しかしなあ……あれを真に受けるったって、 確か大凶を引いた二箇所とも自動販売機だったと思うのだが。 八角形の筒からカラコロでてくるやつならまだしも、 何のありがたみも無い自販機から吐き出されるおみくじなんかを信じるか? 「涼宮さんもおみくじに運命を予言する効力なんてないことは もちろんご存知でしょうから、 心のどこかに引っ掛かっているといったところでしょう」 まとめると、ハルヒは初詣のおみくじで大凶を引いた。 実はそれを気にしていて、 自らの謎パワーで災難を実現してしまっている、と。 俺はそれに何度も巻き込まれたと言うことか。 なんという……ああ、なんという傍迷惑な奴であろうか。 何度認識したか分からないけどな。
92 :
SS 7/12 :2007/12/09(日) 12:00:39 ID:5tIwCxss
2-3 で、どうする? 良いことが書いてある占い雑誌でも探してそれを読ませるか? 「何度も引いたおみくじの中には良いものもありましたが、 それでも大凶を気にしているのです。 良い占いやお祓いではあまり効果は無いでしょう」 お前はそう爽やかに言うけどな、巻き込まれる俺の身にもなってみろ。 今日のなんかは下手すりゃ大怪我するところだったんだぞ。 「きっとそう酷いことにはなりませんよ。 涼宮さんは元来明るい性格ですから。 ほかに楽しいことが見つかれば忘れるのではないでしょうか」 涼宮さんの安全には僕も気を配りますから、と付け加えつつも 古泉はあくまで楽観姿勢を崩さない。 長門、お前の力で何とかならないか? 俺が尋ねると、長門はケサランパサランを探しているような雰囲気で、 「原因は涼宮ハルヒの意識にある。 彼女自身を情報改変の対象とすることはできない。それに」 一呼吸置いて、俺から目を逸らした。 「涼宮ハルヒの情報改変能力は私のそれを遥かに上回る。 私単体では彼女が起こす改変を止めることができない」 淡々としたいつもの無表情だが、なんとなく悔しそうに見えた。 夕暮れのせいかもしれない。 「今回は静かに見守るのが正解です。 心配いりませんよ。簡単なことです。 困っている涼宮さんを見かけたら助けてあげればいいだけじゃないですか。 それは情報改変であろうとそうでなかろうと、あなたは助けるでしょう?」 そりゃあ困ってる知り合いを放っておくほど冷血漢ではないが…… 「涼宮さんが楽しめるようなことを僕も企画しましょう。 2月にはいろいろイベントがありますし、 涼宮さんもじっとしてはいませんよ」 その日はそんな感じでお開きになった。 ハルヒの不運の原因は明らかになったものの、 有効な対策手段は、なし。 大丈夫かね。 さて明日は土曜日、もはや恒例となってしまった不思議探索だ。 何も起こらないように今から祈っておこう。 この場合何に祈ればいいのかは分からないけどな。 ……これは当然前フリだ。 思えば俺はこの時もっと頭を捻っておくべきだったんだ。 そうすればこの後に続く事件を回避できたかもしれないのに。 もちろんそんなことが事前に分かっていたなら 俺の辞書から後悔という単語が消えることになるだろうが、 朝比奈さんが教えてくれないことを俺が知りえるはずもない。 翌日、俺たちはヘビーな事件に唐突に放り込まれた―――
93 :
SS 8/12 :2007/12/09(日) 12:01:46 ID:5tIwCxss
3-1 懸念を抱えたまま迎えた土曜日であったが、 俺の心配とは裏腹にその日の不思議探索は驚くほど普通に、 トラブルなく過ぎていった。 集合は俺がドベになって喫茶店でおごり、 午前中はくじ引きでチーム分けをして探索し、 午後は5人全員で町を徘徊した。 ともかくいつものような時間の無駄。 当然何も見つからず、何も起こらず、 傍から見ても自分たちからしても単なる散歩にしか見えなかった。 「この世の不思議も新年を迎えて油断してるに違いないわ! この隙を逃さずひとつ残らず見つけ出すのよ!」 なんてハッパをかけていたハルヒだったが、 探索が不発に終わってもあまり不機嫌そうではなかった。 あいつもだんだんSOS団の楽しみ方を見つけてきたのかもしれず、 俺的にはそれはとても良いことである。 冬の寒い日の朝日のような、やたらと眩しいハルヒの笑顔を見てると、 こいつがおみくじの結果を気に病んでいるなど 俺たちの勘違いではないかと思えてきた。 だが残念ながら勘違いではなかったらしい。 事件は帰り際に起こった。 一年で昼間がもっとも短いこの時期、はや街灯に明かりが点り始めた。 「そろそろ帰りましょっか。 新年早々から根をつめすぎるのも良くないわ」 ハルヒは満足したのだろう、解散を宣言した。 もちろん俺たちに反論があろうはずもなく、 たとえ反論があっても聞き入れられるはずがない。 5人で歩く人気のない路地。 主婦が買い物する時間よりは遅く、 会社員が帰宅する時間よりは早いからだろうか、 通りには俺たち5人しかいない。 ハルヒは相変わらず出所不明の自信を全身にみなぎらせ、 先頭を堂々と闊歩している。 ブツンという音がして、突然空から巨大な蛇が落ちてきた。 蛇はべしっと地面に衝突すると花火のように暴れまわった。 「なっ……」 あまりの予想斜め上の事態に体が硬直する。 一体なんだ!?何が起こったんだ? 山から離れたこんなところになんで蛇が出てくるんだ!? って、よく見ると蛇ではなく、どうやら電線のようだった。 電線が途中で切れて落ちてきたみたいだ。 蛇は先端から閃光をスパークさせながら盛大にのたうち回り、 ハルヒに向かって飛びかかった。
94 :
SS 9/12 :2007/12/09(日) 12:03:02 ID:5tIwCxss
3-2 不意に、電線の動きから何もかもスローモーションに見えた。 そのかわり音や色が全く無い。 長門か何かしてるのか、それとももしかしてこれはあれか、 よくバイクで事故った人なんかが言う、 事故の瞬間はスローモーションに見えるって言う現象か? なんてことが俺の頭にあるまじき高速処理を続ける意識の中に浮かんでは消えた。 ハルヒはあんぐり口を開けて向かってくる電線を見ている。 「馬鹿、逃げろ!」 俺はハルヒに向かって駆け出した。 視界の端では朝比奈さんが腰を抜かしており、 長門は例の早口言葉を唱えているようだ。 古泉は俺と同様ハルヒに向かって駆け出しているが、距離が遠い。 スパークする電線の突端が夕闇に光の弧を描く。 「d?・・朽槙級斧・÷・÷・Uゆ・"・蛟楳÷・・・÷楳!」 長門の呪文が完成したようだ。 電線の動きが緩み、ビデオの逆再生のように戻りかかるが、 結局戻りきらずにハルヒに向かって突撃を再開する。 「…!」 長門はわずかに目を見開き、再び超早口言葉を再開する。 長門でも止められないのか!? …どうも俺がやるしかないみたいだ。 電線と俺、スローモーションでの競争だった。 たった数メートルなのに、なかなかハルヒまで辿りつけない。 切れた電線に触るとどうなるんだろう。 電力会社のCMでは切れた電線には近づかないでと言っていた。 ハルヒはきっと無事では済まない。 怪我で済む話じゃない。 こんなことお前は望んでないだろ。 願望を実現する力があるってんなら、もっと楽しいことに使えばいい! 文芸部室に宇宙人がいるとか、未来からやってきた先輩とか、 転校生は超能力者とか、そういうほうが絶対楽しいだろ! こんなのお前らしくねえ! 「ハルヒっ!!」 俺はハルヒに向かって思い切り腕を伸ばした。 間に合え! 手に感触があり、ほぼ同時に頭に衝撃。 瞬間、俺の意識はブラックアウトした。
4-1 目を開くと、白い壁と学校にあるような事務的な蛍光灯。 見覚えがある。去年の12月に俺が入院した病院だろう。 「キョンくぅ〜んっ」 「どこか痛みますか?」 ベッド脇には目を真っ赤にした朝比奈さんと古泉。 ちなみに目を真っ赤にしているのは朝比奈さんだけだ、念のため。 「ハルヒは?」 「その質問からすると、直前の記憶ははっきりしているようですね。 ……涼宮さんは怪我もなく無事です。 ただかなりショックを受けていらしたようですので、 お隣の病室でお休みになっています。 長門さんがついているので心配ありません」 「そうか……」 よかった。正直言ってほっとした。 だが、いかにハルヒと言えど いきなり電線に襲い掛かられてはショックを受けるということか。 「あなたが倒れたことに、だと思いますよ。 去年の12月を思い出されたのでしょう」 「まず謝ります。事態を軽視した僕の責任です。 ここまで重大な事故が発生するとは、予想できませんでした」 古泉は律儀にも立って深々と頭を下げた。 別にお前のせいじゃないだろ、謝る必要は無いさ。 みんな無事だったんだからそれで良いじゃないか。 「……そう言っていただけると助かります」 『機関』からは大目玉確実ですけどね、と力なく微笑んでから、 古泉は状況を説明した。 それによると、電線が切れたのはやはりハルヒの情報改変によるものらしい。 なぜなら電線には著しい経年劣化や破損などは見られなかったからだ。 長門が唱えた呪文で辺り一帯はしばらく停電になり、 間一髪ハルヒを突き飛ばした俺の側頭部に、電気を失った電線が激突したという。 長門は電気を止めると同時に俺の頭の強度を高めてくれたそうで、 気絶はしたものの、軽症で済んだ。 古泉が呼んだ救急車によって、俺は去年に引き続いての入院となった。 古泉はいつものようなわかりにくい例え話を交えることもなく、 淡々と事実を語った。 しかしこれからどうするかなあ。 俺はニューヨーク市警のマクレーン警部補ではないのだから、 さらにエスカレートしたら身が持たないぞ。 「涼宮さんの安全には機関から人員を割きます。 長門さんにもほかのTFEIに協力を仰げないか打診を……」 「あの、あのぅ、思いついたんですけど……」 それまで涙を拭いていた朝比奈さんが、 珍しく古泉の話を遮って手を上げた。 「……なるほど、それならうまくいくかもしれません。 いえ、涼宮さんの性格と能力からして十中八九うまくいくでしょう!」 と、古泉。 朝比奈さんの提案はあまりにも単純だった。 本当にうまくいくだろうか? 疑うのは俺のために涙を流してくださった朝比奈さんに大変申し訳ないのだが……
4-2 週明けて月曜日。 昼休みにハルヒを中庭に連れ出した。 本当は始業前に済ませておこうと思っていたのだが、 今朝ハルヒは遅刻ぎりぎりまで姿を現さなかったので、 結局昼休みになってしまった。 ハルヒの前を歩く俺のブレザーのポケットには、 朝比奈さん発案のあるものが突っ込まれている。 昨日の日曜日、俺は念のため病院で各種検査を受け、 その帰りの足でわざわざ仕入れに行ったのだ。 珍しく歩みの遅いハルヒを急き立てて、中庭に到着。 できれば人がいないところがよかったが、 やはり昼休みの中庭は無人ではないな。まあいい。 「……なによ、何か用? わざわざこんなところに連れて来て、文句でも言うつもり!?」 プイと横を向く。腕を組んで偉そうにふんぞり返っているが、 いつものハルヒではない。 その目はまるで一晩中泣きはらしたみたいに腫れており、 その肌は食事がのどを通らなかったかのように青白い。 憔悴したハルヒなんて滅多に見られるものではないが、 これは見るもんじゃないね。 いつも無駄に元気なやつがこんなにもへこんでいると、 座りが悪いというか、無性に不安を煽られる。 だから俺はこいつを元気付けなきゃならない。 「これ、やるよ。いろいろあっただろ?」 ブレザーのポケットから小さな紙袋を取り出す。 「なにこれ……お守り?」 そう、お守りだ。 朝比奈さんが提案したのは俺からハルヒにお守りを渡すことだった。 古泉曰く、 「あなたから手渡されたお守りなら絶対効力がある、 と涼宮さんは信じ込むはずです。 彼女が信じたことは実現する。 そうなればもう、そのお守りはある種マジックアイテムですよ。 たとえ地球が滅亡したとしても無事残ることでしょう」 だとさ。 ハルヒが俺の渡したものを信じるという前提からしておかしいだろうと思ったが、 朝比奈さんの提案だし、試してみるしかない。 だというのにハルヒときたら、 「あ、あんたが持ってなさいよ。怪我したのあんたなんだし」 と突っ返そうとしてくる。 しかし俺もここで折れるわけにはいかない。 「お前が持ってなきゃダメなんだ。 お前が無事なら、俺は大丈夫だから」 このときのハルヒの顔と言ったら、もう。 前代に未だ聞かれず、かつ空前を絶後にし、筆舌に尽くしがたいので、説明しない。 俺一人墓場まで持っていくことにする。 ハルヒは豆が鳩鉄砲を喰らったような顔で黙りこみ、 思い出したように俺の手からお守りをぶん取った。 なぜか周りでメシ食ったりしてたやつらまでこっちを注目している。 俺何か変なこと言ったか? 聞きようによっては愛の告白をしてるような台詞だったかもしれないが、 恋愛なんて精神病と切って捨てるようなハルヒだ、誤解することもないだろう。 ハルヒが不運の情報改変を起こさなければ、俺も巻き込まれない。 うん、間違ってないよな。 ……だってのに、くそう、何でこんなに顔が熱くなりやがる。 「っ……ありがと、キョン」
4-3 はてさて、それからどうなったかというと。 ハルヒの鞄にアクセサリーがついたんだ。 女子高生にはちょっと似合わないような、 クラシックなデザインの渋いお守りだ。 そのお陰かどうか分からないが、 ハルヒは不運の情報改変を起こさなくなった。 鰯の頭もなんとやらってやつか。 ようやく俺も平穏を取り戻したってことだな。 とは言えハルヒのパワーゲージは事件の前よりはるかに増量しているみたいで、 だからこの平穏もいつまで続くか分からない。 いつトンチキな事を始めるか、嵐の前のなんとやらなのだろう。 でも俺はそのことで愚痴をこぼしたりはしないのさ。 お守りを渡したときのハルヒの顔。 思い返すだけで俺は不思議とハイな気分になれるからだ。 あと、これは誰にも明かしていないんだが、 俺の鞄の中にはハルヒにあげたお守りと同じものが忍ばせてある。 俺だって自分の身は大事だからな。 誰かに言うと余計な勘違いをされそうだから、内緒にしておく。 ハルキョンSS 「バッドラック・プリンセス」 以上。 バーナム効果は拡大解釈。信じないでください。 あと設定おかしいだろとか、自分でも承知しています。 長々と失礼いたしました。
おみごと
いや・・・これはGJ 良いもん読んだ
うむ、素晴らしい。GJGJGJだ
GJ! 長いのに誤変換、人名・一人称ミスその他文法ミスがほとんどないのがうらやましい。
やっぱこのスレはあったかいよなぁ…… 分断投下で荒れまくり、無意味に作者が叩かれ、 それでやる気をなくした作者が作品を書かず、それが原因でまた荒れ、SS職人さんが去っていく…… というスレもあるというのに。理想郷シャンバラ、ここに見つけたり。
ただの甘いSSかと思いきや、原作重視のシリアスな展開! こういうSSが今のハルヒスレには足りないんだよ! これを期にいいSSがもっと増えてくれるといいね。
>>102 去年の今頃を覚えている俺からすると冗談にしか聞こえんな
SOS団で誰かになりきって遊ぶ、みたいな電波が来た。 ハルヒがみくるに、キョンは古泉に、 長門がキョンで古泉がハルヒでみくるが長門に。
>>97 最後までスラスラ読める良いSSだったよ〜
違和感を感じる箇所もなかったし、乙GJ!
職人が叩かれるってのも悪いばかりじゃないんだけどな それによって低レベルな職人が徹底的に淘汰され、最後にレベルの高い職人が残るって結果も有り得る まあ投下する側からすりゃ叩かれるより賞賛を浴びたいし、キャラへの萌えを共有したいとも思うだろう よほど根性の入った職人が数名常駐してないと上記のように上手くは転ばないんだけどな
これはいい。ただちょっと改行しすぎかと思わなくもなかったり。
>>106 和むと同時に言い知れぬイラつきを感じたw と同時にキョンがハルヒ、ハルヒがキョンを演じて、
ハキ「それのどこがあたし(俺)なのよ(なんだよ)!」
み古「お互い相手をよく見てますねぇ」
って電波ががが
俺は少し前のエロパロの某スレのことを言ったつもりだったんだ。
言い出しっぺの俺が言うのもアレだが、この話は終わりにしてくれ。
>>97 GJ
↓以下、GJと、ハルにゃんに関する電波が飛び交います。
>>105 あの時、っていうか30スレ目は酷かったよな……
>>106 誰かになりきるSSがあったような……
何処で見たのか忘れた
VIPだったかな
今スレ開いたら素晴らしいSSが2つも!!
>>49 ,
>>97 GJ!!
ところで、西宮から新潟に行くときは「サンダーバード」+「北越」ではないかと思った漏れは鉄ヲタ
甲陽園→(阪急電車)→夙川→(阪急電車)→阪急梅田・大阪→(サンダーバード)→富山→(北越)→柏崎→(バス)→合宿会場
>>97 GJ!
でもさすがにハルヒもあーやって助けられたらありがとうくらい言うと思うのは俺だけか?
>>114 ハルにゃんが願えば北陸新幹線の一つや二つどうってことない。たぶん。
117 :
20 :2007/12/09(日) 14:57:13 ID:+ZdSMmIx
お待たせ
>>114 鉄道あまり詳しくない俺が考えたルートは東京経由だった。よく考えたら確かに日本海の方が簡単だわな…
3日目。遂にその日は来てしまった。 「いい?絶対1人1匹ツチノコを捕まえるのよ!そうすりゃ4億よ4億!」 昨夜の出来事など無かったかのように俺達に激を飛ばすハルヒ。もし仮に4億手に入ったとしても、それはお前のために貴重な財力を使ってる機関に分けてやれ。 さて、皆さんは気づいただろうか。1人1匹捕まえて4億、つまりツチノコ捜索隊のメンバーが4人しかいないことを。これには深い事情がある。 まず、古泉が熱を出した。いくら夏とはいえ、裸でずっと外に放り出されていたら当たり前だ。何というか本当にスマン。古泉よ。 それを見て朝比奈さんが「自分が看病する」と言い出したのだ。本当は別荘の人達に任せればいいので、行きたくないという魂胆が微妙に丸見えだったが、ハルヒはあっさりOKした。 あと妹も留守番だ。理由は簡単、こいつは足手まといにしかならん。疲れたと駄々をこねたり、最悪勝手にうろうろして迷子になる可能性もある。 その世話も朝比奈さんに任せる事にした。いやちょっと待て。何か居残りの方が立場がよくないか?特に古泉、朝比奈さんの看病などお前には勿体無いぞ。 てなわけで、今回のメンバーは、ハルヒ、俺、長門、鶴屋さん、と言う事になる。不参加な古泉の埋め合わせとしては鶴屋さんは充分過ぎるくらいだし、何より長門がいるのが非常に心強い。まあ、長門が何かするような事態にならないのが一番いいんだがな。 出発する直前、俺は朝比奈さんを呼んだ。昨日の非礼を詫びるためだ。 「別に気にしてませんよ。涼宮さんにもあなたにも良い薬になったでしょうし」 笑顔で答える朝比奈さん。でもね、と急に真顔になって 「怪我人にあそこまで怒るのはどうかと思いますよ。涼宮さんだって、人助けのためにあんな事をしたんだから、もっと労ってあげてください」 いやはや全く仰る通りです。昨日の俺はどうかしてました。 「あなたも子供じゃないんですから、あんなに怒る事…あ」 あ?何ですか? 「…何でもないわ。それより、そろそろ行かなくていいの?」 うぉっ!もうこんな時間か。俺は朝比奈さんに一礼すると走っていった。団長を待たせる訳にはいかないからな。 「ツチノコ、見つかるといいですね」 見つからない方がいいツチノコも、朝比奈さんにそう言われると何としても見つけたくなるから不思議なもんだ。
「ついたわ!ここには絶対にツチノコがいる!」 ふもとで高らかに宣言するハルヒ。もはや断言か。 今日の天気は微妙に曇り、昨日の雨のせいであまり気温は高くない。ただ、地面がグチャグチャなのは確実だろうな。 「いい?足元や草むらに注意するのよ。何か音がしたらすぐに報告しなさい」 そう言いつつ、ハルヒはあちこちに視線を忙しなく動かしながら歩いている。それを見つつ歩く俺。 楽しそうだが明らかに視線は上向きな鶴屋さん。首が一切動いてない長門。うぉーい、誰も見てないぞハルヒ。 「ハルヒじゃない!隊長と呼びなさい!」 そうかい。確かにこいつは川口や藤岡が好きそうだな。 道無き道を行ってるのに、やたら人とすれ違う。古泉の言ってた機関のエージェント達なのだろうか。ご苦労なこった。 鶴屋さんは先程から木の実やキノコを採集していた。多分食べられるのだろう。今夜はキノコ鍋だな。 「松茸は流石に無いけどねっ。意外と多いよここ」 「その赤いのも食べられるんですか?」 「天ぷらにすると美味しいんだよこれ♪」 名家のお嬢様は意外とアウトドアなんだな。それとも鶴屋さん的には一般知識の範囲なんだろうか。 「こらそこ、真面目に探しなさい!」 何で俺だけをピンポイントで言うんだよ隊長。残り2人もツチノコ探しという点では明らかに不真面目だぞ。 「鶴屋さんはキノコ取ってるし、有希はあれで結構見てるからいいの。あんたは明らかに何も見てないじゃない」 長門もどこを見てるのか、かなり疑問だけどな。それで、お前は何か見つけたのか? 「うぐ…そ、そう簡単に見つかるわけないでしょ。それじゃつまらないじゃない」 俺は軽く安堵した。どうやらいつものパターンに入ったようだ。これなら、後少し歩けばハイキングから解放されるかもしれない。 が、当然そうは問屋が下ろさなかった。しかし前から思っていたが、この場合の問屋って(ry
「う…お腹痛い…」 突然そんな事を言って屈むハルヒ。おい、どうした。痛むのか。 「うぅ〜」 「朝何か変なのでも食ったのか」 「……実は朝からちょっと痛かった」 なら原因は一つ、昨日のカニだ。古泉によると、俺がキレて部屋を出た後もおかわりして食ってたらしい。食べ過ぎたんだろ。 「……沢山食べれば好きになるかなと思ったんだけど、やっぱりカニは嫌いだわ」 そう言う間にハルヒの表情はどんどん苦しそうに変化していく。これ、ヤバいんじゃないか? 「あ、あそこに公衆トイレがあるよ」 最近の山は随分親切だな。俺はハルヒを無理矢理立たせてトイレへ連れて行く。 「待って、丁度いいわ。鶴屋さんと有希は今から別行動。先行ってていいわよ」 なるほど。分担作戦で来たか。長門と別れてしまうのは少々不安だが、いつまでも長門に頼ってばかりもいられんか。 「はい予備の地図、ちゃんと探してね」 「…了解」 長門がチラッと俺を見たような気がしたが、多分気のせいだろう。 てなわけで、俺はハルヒのトイレを待ち続けていた。一応ハルヒの指示で辺りに目を向けてはいるが、ツチノコどころか普通の蛇すら見当たらない。 「そう簡単に見つかったら伝説の動物じゃないよなあ」 とハルヒのような事を考えながら、俺も用をたす事にした。そして中から戻ってきた俺が目にしたのは いきなり発生した真っ白な霧だった。 「冗談だろ、おい」 などと呟くが、前方を覆い尽くす白がこれは現実だ!と訴えかける。 「キョンおまた…うわ、何この霧!?」 後ろからすっかり元気になった声。もう大丈夫なのかと聞くと頷きで返された。 さて、これまでのパターンからすると、例の雪山が一番近いような気がする。俺は長門と離れた事を後悔した。 「有希達は大丈夫かしら…あんた、携帯で連絡しなさい」 そうだな。俺は携帯を取り出し長門に電話をした。げ、電池残量が1しかねぇ。充電し忘れたか?
「…はい」 俺だ。そっちは無事か? 「私達は異常に気づき下山した。危険なのはあなた達の方」 この霧は何だ。例の敵の攻撃か? 「発信源は涼宮ハルヒ。彼女の願望がこの霧を発生させた」 ハルヒが?何でったってまた…。 「この霧には人間の精神に幻覚を見せ迷わせる作用がある。下山は非常に困難」 脱出不可能。これもまた一つのクローズドサークルか。 「涼宮ハルヒが下山を希望すれば高確率で消滅すると思われる」 てことはあいつは下山したくないばかりにこんなのを発生させたってのか。随分この山を気に入ったようだな。 「彼女はツチノコを見つけたいと思っている。それが原因」 辺りを見回す。さっきまで結構いた登山客の姿もめっきり見えなくなっていた。ツチノコを見つけるために、あいつらが邪魔だって気づいたのか。 「彼女と絶対に離れ(ピピピ!ピピピ!) 長門?長門!くそっ電池切れかよ! 俺は携帯をしまい、ハルヒにどうするのかを聞いた。 「こんなに突然霧が出るわけ無いわ。ひょっとして不思議の前触れかも!」 ダメだ。こいつワクワクしてやがる。今更だが何て奴だ。 結局、俺達は霧を物ともせず歩き出した。前方もすぐ近くまで真っ白で何も見えない。 こんな状態じゃツチノコどころか他の生物も見つかりそうに無いが、ハルヒは未だツチノコを探していた。 「そう言えば、ここ熊が出るらしいわね。早く出ないかな〜」 いらん事を思い出すな。本当に熊が出て来るかもしれないんだぞ。 こいつは本当に昨日反省したのかね。仕方なく、俺はハルヒに言った。 「なあハルヒ。そろそろ降りる方向でいかないか?どう見ても異常事態だし、長門達とも合流しなきゃならん」 振り返った顔は明らかに不満そうだが何も返してこない。更に言ってみる。 「ツチノコ探しもいいが、命あっての物種だろ。一旦帰ってまた改めてからにしないか?」 ハルヒは何も言わずこちらを見ている。何かを考えているような目。考える前に行動のこいつには珍しい表情だ。 「さ、帰ろうぜ。本格的に遭難しちま…」 俺は見てしまった。ハルヒの後ろにあいつがいることを、俺の異変に気づき振り向くハルヒを。 「つ…つ…ツチノコぉぉぉぉ!!」 こいつ何もわかってねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ずんぐりした胴、短い尾。何てこった。ついにUMAにまで遭遇とはな。俺の普通な日常は本格的にドロップアウトしたらしい。もっと根性出せよ。 ハルヒはじりじりと用心しながら近づいている。そう言えば、ツチノコが火を噴いたって目撃証言もあるんだっけか。 だが、それまで大人しくしていたツチノコは急にゴロゴロ転がりながら遠ざかっていく。意外に速いな。 「待てーーーー!!」 ハルヒが後を追う。俺もだ。ツチノコではない。この霧でハルヒとはぐれたら本当にヤバいからな。 とにかくハルヒだけは見失わないように追いかける。学年でもトップクラスの運動神経を誇るあいつについていくのは至難の技だが、やるしかない。 「キョン、霧が!」 走りながらハルヒが叫んだ。俺も気づいてる。どんどん霧が晴れて、周りが見えてきたのだ。このツチノコまさか…。 そして霧が完全に消えたと思った時、ハルヒは急に止まった!ちょっと待て、キョンは急に止まれない!! 「ぶわっ!」「きゃっ!」 俺はハルヒにぶつかり、そのまま体重のコントロールを失い前に倒れた。もちろん下でハルヒが下敷きになってる。 「いたたた…ってハルヒ、大丈夫か!?」 「……さっさと退けなさいよバカキョン〜」 うん、大丈夫だ。俺は起き上がり辺りを見渡した。 「それより、いきなりツチノコが消えたの!確かツチノコはジャンプ力が凄いって聞いた事があるわ。きっとどこかに飛んで……ここは…」 ここは明らかにわかる。山のふもとだ。どうやら、俺達は何とか下山出来たらしいな。 「下山しちゃダメでしょ!どこかにあのツチノコが…」 「ハルヒ」 自分でもびっくりするぐらい真面目な声。ハルヒ的にもそうだったらしく、すぐに振り返った。 「もう日も暮れる。ツチノコがいるってわかっただけでもいいじゃないか。今日は帰ろうぜ」 ハルヒはしばらく考えた後、渋々山を離れた。やれやれ、まるで遊園地でもっと遊ぶって駄々をこねる子供だな。 結局その次の日も山に行ったが、ツチノコは1匹も見つからず後には不機嫌なハルヒだけが残った。 「あの時写真を撮っておけばよかった」と喚いていた。ただ、不覚にもカメラを忘れてたらしいがな。 結局、俺達を山から帰してくれたツチノコは一体何だったのか。あの後、俺は古泉や長門と話をした。
「そのツチノコは涼宮ハルヒが生み出したもの。あの時、一瞬だけ山の中で情報フレアが観測された」 ハルヒが?俺はてっきりお前が生み出したもんだと思ってたんだが。 「こうは考えられないでしょうか。あなたに諭された時点で涼宮さんは山を降りることを決めていた。しかし、彼女の性格上自分から言い出す事はしたくなかった」 微笑みを浮かべつつ解決編を進める古泉。風邪はだいぶ治ったようだ。 「だから、急速にツチノコを生み出す事で「それを追いかけるうちにいつの間にか山を降りていた」という状況を作り出していたのです。無意識のうちにね」 随分回りくどいな。素直じゃないのは何時もの事だが、それで生み出されたツチノコがちょっと可哀想だ。 「まあ、無事で帰ってこれたんだからいいじゃないですか。涼宮さんも、昨日と比べて成長したというわけです」 本当にそうならいいんだけどな。 かくして、長かった4泊5日の夏合宿は一切の成果無しで終わった。ハルヒはちょっと不機嫌だったが、新潟米で作ったオニギリを買ってやったらかなり喜んでいた。単純な奴め。 ちなみに、帰る時に長門はかなり奇天烈なTシャツを着ていた。紫地に黒で「KIKAN」と書いてある。 「……貰った」 古泉、今こそ断言して言える。お前のセンスは最悪だ。つうか長門、お前ハルヒの弱点を何て言ったんだ。 「わかりきっている。涼宮ハルヒの弱点は……」 やれやれ。喜ぶべきか悲しむべきかわからない答えだな。 終わり
以上です。実はツチノコって田んぼとかの平野の方が目撃例が多(ry
良質SS連発だね GJGJ
KIKAN吹いたwww GJ!
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/09(日) 15:29:49 ID:tq819JDi
こ こ で す か?
KIKANフレーズ
GJだっぜ。やはり最大の弱点はあれだよな。
KAIKANに見えた俺は主流派
KOKIAに見えた人はKOKIAファン
KOKANに見えた俺は眼科に逝け
あ、
>>97 も
>>124 もGJです
夜に集合してずっと市の内外問わず外をブラブラするSOS団 気が付けば昇る朝陽をどこかで眺めてた、ってシチュが浮かんだ
133 :
97 :2007/12/09(日) 17:16:54 ID:5tIwCxss
>>97 です。
読んでくれた方どうもありがとう!
さらに感想までつけてくれた方にはもう一回ありがとうと言います!
今まで生きてきてこんなに褒められたのは初めてです!
また何か思いついたら書きます!
といってもこれ書くのに1ヶ月位かかったので、あまり期待しないでください・・・
>>115 言われてみれば確かに・・・
キョンの告白めいた台詞ありきで話を進めたので、
あそこはハルヒに意地を張ってもらわないとつながらなかったんですよね
ハルにゃんの妊娠したお腹をなでなでぽんぽんしたり耳を当ててみる有希 いつの間にか有希が膝枕で眠っていることに気付き頭を撫でてあげるハルにゃん
>>132 しかし疲れたハルにゃんはキョンに背負われて眠っちゃってる光景が見えた
長門はハルヒの妹みたいな気がする
>>135 僕の横で朝比奈さんは絵に描いたように感動していて、長門さんも…無表情に見えてあれで結構
この風景に感銘を受けているんですよ。ところで彼ですが、彼も素直じゃないですね。
やれやれと言いながら目線は朝日の方を向いていますが、内心背中の彼女のことが気になって
仕方がないように見えます。僕は羨望を感じますがこればかりは叶わぬことでしょう。
背負われている涼宮さんの頬が赤いのははてさて、この朝日のいたずらか、それとも…
僕としてはこの平和な時間がいつまでも続いてほしい、そういう感覚になりました。
>>133 >>115 です。
作者さんの意図でそういうふうにしてるとはわかってたんですが、ちょっと気になったのでね。
とにかくGJ!次回作にも期待してます。
>>124 もGJ!かにとキョンのくだりナイスフォロー!
あぁ…今日も1日ハルにゃんに萌えて過ごしたぜ…書き手のひともスレ住人も全員GJなんだぜ
>>138 おお古泉GJ。
想像したらニヤニヤがw
>>144 今からレポートを長門ばりの速さで仕上げて書いてみる
うはwwwww俺フル稼働wwwww
二人が結婚して、毎日起きた時と寝る時にはキスをねだるハルヒ
>>146 もちろん行って来ますとお帰りなさいの時も頂きますとごちそうさまの時もだな
それ以外にも1日20回はしてるぞ。
二人ともツン期が過ぎてデレ期に入ったら ホントにそんぐらいしそう。
>>124 GJ
ちなみに、霧の時は下山しようとしたら駄目だよ。迷子になるから。
ハルにゃんは1日最低10回キスしないと満足しません(夜のベッド上は除く)
キョン妹「あのねハルにゃん昨日キョン君がお部屋でね「ハァハァ…ハルヒ」って言ってて 何となくハサミ借りれなかったんだあ。じゃあわたしもう寝るね!おやすみハルにゃん♪」
ハルヒとみくるでドラマ撮ったらモロ「牡丹と薔薇」になりそうな悪寒
>>154 そんなドロドロなハルミクは嫌だw
投下します
空がうっすら白くなりかけてきた。結局、今回の夜の不思議探索も無駄足に終わったようだ。全く忌々しい。 我らが団長は俺の背中ですやすやと寝息をたてている。こいつはあれだけはしゃいだ挙げ句、ついさっき駅前のベンチでダウンしやがったのだ。で、そのまま放置するわけにもいかず、俺が負ぶる事になったわけだ。 押し付けられる胸や首筋にかかる暖かい息を(例え相手がハルヒでもだ)楽しめたのは最初だけで、今は重さが鬱陶しいだけだ。おい古泉、そろそろ交代してくれ。 「涼宮さんは意識を失う直前にあなたを指名したのでしょう?なら、最後まであなたが面倒をみないと、団長命令違反になります」 とやんわり拒否する古泉。全く、何で俺何だか。 ちなみに、今俺達は古泉の先導でとある場所に向かっている。何でも見せたい物があるらしい。 これが朝比奈さんや長門ならまだ信用出来るが、相手はにやにや笑いの悪魔だ。俺達を誑かすつもりじゃないだろうな。 「まさか、そろそろ着きますよ」 そう言えば、ハルヒはどうする?無理矢理起こすか? 「…止めといた方が…いいと…ふぁ…思います。涼宮さん…寝起き…悪いから」 欠伸を交えながら答える朝比奈さん。むぅ…その場合、被害を真っ先に食らうのは俺だな。止めておくか。 「着きましたよ」 そこは、ちょっとした小高い丘の公園だった。頼むぜ古泉。たまにはちゃんとした収穫が欲しいからな。 「ご期待下さい。おっと、そろそろですね。東をご覧下さい」 優雅にガイドする古泉。俺達は言われるまま東を向き、そしてしばらくして 綺麗な光を放ちつつ昇る朝焼けを見た。 「はぅわ〜」 朝比奈さんは顔全体で感動を表現している。ほんのり赤みを増した顔が本当に可愛い。 「……凄い」 長門も太陽を凝視している。宇宙人にしても、この光景は興味深いのだろうか。 「…で、何でお前はこっちを見てるんだ」 古泉だけは俺をニヤニヤと眺めていた。実に気色悪い。いや、本当に俺を見ているのか? 「先程、あなたは涼宮さんを起こす事を自ら止めましたよね?では、あなたが今行っている行為は何ですか?」 何って団長を揺さぶって起こしてるのさ。起きた後、朝比奈さん辺りからこの話を聞かれた時、何で起こさなかったって怒るに決まってるからな。災いの種は事前に積むに限る。 「そうですか。てっきり僕は、純粋に涼宮さんにこの光景を見せたいと思っての行動かと思いましたがね」
戯けた事をぬかす超能力者を無視し、俺はハルヒを起こす作業に集中する事にした。 「しかし…揺さぶるにしても場所を考えた方がいいと思いますが」 場所?ここにはSOS団しかいないし、別に人に見られて…いや、谷口辺りには見られたくは無いな。 「いえ、そういう意味ではなくてですね…」 ならどういう意味だ。 「あの…キョン君」 何ですか朝比奈さん。すみませんこのバカはすぐ起こしますので。 「その…女の子のお尻をさすって起こすのはどうかと思います…。それに、涼宮さんさっきからとっくに起きて」 そこまで聞いた時、俺の背中にかかっていた重みが急に消えた。そして、それがどういう事か判断する前に体に衝撃が走った。 「がっ!?」 今度は俺の意識がフェードアウトする番のようだ。段々黒くなる視界の先には般若の形相のハルヒ。 その顔が真っ赤だったのは、多分朝日を浴びてたからだろう。そうに決まってる。 終わり あれ?ハルヒ喋ってなくね? 実はハルヒの次に好きなキャラはキョンじゃなくて古泉だったりする。んで国木田、部長氏と続いてキョン、谷口…って野郎ばっかだな俺 70スレ目の「夜の不思議探索」を参考にさせて頂きました
ハルヒ「エロキョン!」
ハルヒのかわいさは異常
>>154 ハルみくは神聖なものです
マリみての間違いでしょう
エロキョンは死んだ方が良いな
部室でインディアンポーカーをやるSOS団
ハルにゃん苦手そう。
表情でバレそうだw
ハッタリで誤魔化しそうだ。
笑顔しか表情が無いのに何故か負ける古泉
ハルヒおやすみハルヒおやすみハルヒ
ぬがっ!ハルヒの奴・・・寝ぼけて俺にローリングアタックしてきやがった。 やれやれこいつがベッドから落ちないように俺は両腕を使ってこいつの体を 固定して寝る必要があるみたいだな。 全く・・・風邪引くなよハルヒ。
ハルヒ「キョン……あんたがいれば大丈夫よ。」 ハルにゃんおやすみ
眠いなハルヒ
おハルにゃん
おはるにゃん
おハルヒ
>>165 あぁ見えて改変世界見たりする限り素直なタイプだからな、古泉は
たまに勘の鋭いハルヒは一体どこまでわかってるんだろ
ハルにゃんの鋭さはキョン関連にもっとも強く働きます。
>>161 みくるはなんか強そうなイメージがあるな。運が強そうというかw
うすうす気付いてるんだけど、それを探ろうとはしないというか 探らない方が良いと思ってる感じはするな。 ホントに気付いてないとしても、その方が幸せな気もする。
暇なので部室で大富豪をやるSOS団 トップには団長席、ドベには床に着いて貰う、的なルールで
団長席=団長イス=団長のひざの上 という認識でおkなんだよな
団長席=団長がいつも座ってるとこ=キョンの膝の上 だろ そしてこんな時だけ圧勝する古泉
いつの間にやら、上から ハルヒ 古泉 みくる 長門 の順でキョンの膝の上に キ「こ、これって罰ゲームじゃないのかっ!」
逆のがいいかな。 ハルヒが「重いわよ」って言いながら喜んでて 一番上で長門が読書。 古泉が、上下に花で微妙に嬉しそうとか
キョン「もはや当初の目的を見失ってる気がしないでもないな…」
ハルハルは大富豪とか我慢が必要なゲームは弱そうだ。 毎回強いカード出しそうなイメージがあるw
「ゲームで富豪になれないなら本物の富豪を目指せばいいのよ!」 と言って一獲千金を狙うハルにゃん
富豪が冨樫に見えたw ハルヒ「冨樫が続きを書かないのならアタシが書けばいいのよ!」
大富豪で長期政権を築いてたのに、キョンが起こした革命のせいで大貧民に転落するハルヒ
ハルにゃんがSF作品を執筆したら色んな意味でやばいものができそう。
ただいまハルヒ、今日も疲れたよ とりあえず一緒に風呂入ろうか
経済的事情でドラム缶風呂にな
>>188 それはファミコンだよ。
本物は今キョンと一緒に下校中。
そしてキョン宅で妹と入浴
一緒に入ったら案外風呂入りながらトランプしてたりして
風呂でトランプとはツワモノですな
鼻歌交りでシャワーを浴びるハルにゃん。
>>190 ファミコンだと?そんなことあるわけ・・・
うひょー
ファミキョン
>>195 きっと疲れてるんだよ。早く寝たほうがいいよ。
五右衛門風呂に入りたがるハルにゃん
底板を蓋と間違えて取って、底が熱いので下駄で入ってしまい、 最後には釜を踏み抜いてしまうハルにゃんを幻視した。 吊ってくる。
うぃーす
ハルにゃんが薪をくべ過ぎて茹で上がってしまうキョン のぼせたキョンに水分を摂らせ団扇であおぎ、布団に放り込み湯たんぽ代わりにするハルにゃん
ハルにゃんは湯冷めしたのか。
が、ハルヒたちが風呂に入っている隙に服がなくなっていた。 何故か犯人は谷口にされ、ハルヒたちにとっちめられる。 実は服はキョンが洗濯に出してた。
どっちが長くお風呂に入ってられるか勝負するハルにゃんとキョン
体の一部が熱膨張してしまい出るに出れなくなるキョン
このエロキョン!
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/10(月) 21:57:11 ID:ZK/wkjds
キョンハル
いいやハルキョン
SOS団と大富豪がしてえ。 古泉から「トップにならないで下さい」と言われるかも知れんが
ハルヒは縛りなし、スペ3なし、都落ちなしの 8切りのみのルールが好きそうだ
>>212 そしてハルにゃんがトップになって王様命令とか言い出して・・・
うひょー
「だいすき」
ハルにゃんは神経衰弱得意そう。
あの類だったら能力全開だろうな
しかし、長門が最初から全部取りそうだww いや、その前にキョンが止めるかw
UNOで隣のキョンにいじわるなカードばかり出してほくそ笑むハルにゃん
ムカついたので夜はたっぷりいぢめてやりました。byキョン
ドロー2を3回くらいやってキョンにカードをひかせるハルにゃん その後ひいたカードでキョンがリバース 次のキョンの番でドロー4の2枚だしでハルにゃん涙目
ムカついたから夜はたっぷりいぢめでやったわ。byハルヒ
ハルヒに言葉攻めで泣かされたい
お互いが泣くまで足ツボをゴリゴリしあうハルキョン
今度は
>>240 に期待しようかw
つかだんちな方のHPに今の流れでいちゃいちゃした翌朝のハルヒが出てたんだが
ポニテ+エプロン+セーラー服のハルにゃん可愛すぎ
待て、間に合わねえwww
スケボーに乗ってレースするSOS団
>>230 まああわてなさんな。急いては事を仕損じると言いますからの
>>227 特定した
個性的な絵(*´д`*)ハァハァ
だんちさんもいいけどTTTもいいよね 実際キョンがSOS団を辞めるって言ったらハルヒはどうすんだろ
サイトは特定したけど携帯だからそれ以降が進めない\(^0^)/
>>230 やっぱ早かったか。
しょうがない俺が責任を持ってとりあえず繋ごう。
スレ番なんて気にしない
18で親父と喧嘩して家を飛び出したハルヒ。 それ以来日本全国を津々浦々と一人旅、な電波が来た。
暖かかった秋が急速に終焉し気づけば風は身を刺すようなものになっていた。 使い慣れたコートを引っ張り出しながら自転車には辛い季節になったと思う。 北風小僧の何とやらではないが冬到来という奴だろう。 熱いのと寒いのはどちらが好きかなんて質問を聞くことがあるがなんとも無意味な質問だ。 そんなことを考えながら歩いていると前方に随分とモコモコした人を発見した。 「朝比奈さん?」 「はい?」 振り向いたその人は誰あろう朝比奈さんその人だった。ただし異様なほど服を着込んでいるためいつもの愛らしさが半減…待てこれは逆に小動物っぽくてアップしてるのではないだろうか。 「わたし冷え症なんです」 俺のあさってな思考に気づかず朝比奈さんは話を続けてくれた。 「…というわけなんだそうだ。大変そうだな」 今の部室は掃除で遅れている朝比奈さんのためにも少々温度を高めにしたストーブで暖めている。 「なるほど、女性では多いと聞きますね」 いまいち冷え性の大変さがわからない。しかしなんとかして差し上げたいものだな。 「そうですね…たしか筋肉をつければいいという話を聞いたことがあります」 また怪しげなことを…、なんで筋肉なんだか。 「熱を発生させる上熱を逃がしにくいですから」 古泉はその後も筋肉がどう冷え性に対して有効か語ってきたが俺としてはその知識をどう朝比奈さんに生かすべきか考えていた。 たしかに朝比奈さんは筋肉がなさそうだ。それに比べてあのバカ力ときたら。 きっと冷え性などとは一生縁がないのだろうな。細くはあるがしっかり筋肉がついているようだし。 なにせ平均的高校生男子である俺を片手で引きずっていくようなパワーがある。とんでもない女だ。 「あれ?なによ、すいぶん暑いわね」 ハルヒが入ってきた。いきなり文句じみたことを言いやがる。 「朝比奈さんのためだ。冷え性だそうなんで部屋を暖めてる」 「ふーん、なんかみくるちゃんには優しいわね」 そりゃそうだろ。朝比奈さんには守ってあげたいと思うようなオーラがある。ゴリラのようなこいつとは違うのだ。 「お前は冷え性じゃないんだな」 「ん?そうねえ、たぶんちがうんじゃない?よくわかんないけど」 「だと思ったよ。古泉が言ってたぞ、筋肉があるやつは冷え性になりにくいそうだ」 「何が言いたいのよ」 「お前は筋肉があるから冷え性にならないでいいなってことだ。男勝りの立派な筋肉だな」 「なんですって!」 怒るハルヒ。いじりすぎたと思い適当に謝ろうとして古泉が一言。 「どうして知っていらっしゃるんですか?」 なんてことを言った。 「…?おい古泉そりゃどういう意味だ」 「どうして涼宮さんにしっかりと筋肉がついていることを知っていらっしゃるのかな、と。そんなに観察していたんですか?」 「な…」 なんてこといいやがる。たしかにハルヒは露出は多いし水着だなんだとは見たがわざわざ観察というほど見ちゃいない。 百歩譲って俺が見ていたとしてもそんなことを気にする奴じゃないだろう。 そんなことを思いながらハルヒを見やる。 ハルヒは自分の体を抱くようにして、まるで隠すように後ずさっていた。 「あんた、そんな目で…」 「おい、待て」 何でこんなときだけ普通の女の子らしいリアクションなんだ。俺がとんでもない奴に思えてしまうだろうが。 ハルヒの誤解ともいえない誤解を解くのに少なからずの労力を要した。 ああいう誤解だけは避けなければならないと頭のどこかが警鐘を鳴らしていた。 結局「誰がバカ力よ、バカキョン!」をお怒りを買ったものの変な勘違いは避けられたようでほっと一息つく。 古泉がどこか残念そうにしている。やはり罠だったようだ。 不機嫌になったハルヒは遅れて登場した朝比奈さんに抱きつきながら「みくるちゃん冷え性なのよね」と耳元で囁いていた。 撫でたり摺り寄せたり甘噛したり揉んだりと暴虐の限りを尽くすハルヒだったが俺はそんな朝比奈さんを直視するに耐えられず部室の外寒風入り込む廊下で朝比奈さんが傷者にされないことを祈るのみだった。 同じく部室の外に出ている古泉がお茶をすすりながら言う。 「半分くらいはあなたの責任だと思いますよ。素直に『見ていた』と言えば表面上はともかく内心は違っていたでしょうから」 それを言っていたら絶対的に何か変わっていた気がするからこれでいいんだ。 そう思ったがなんとなく言わずにおいた。
>>400 うひょー! このハルキョンマジでうひょー! 俺もハルにゃんと寝たいぜ!
あぁもぅうっひょーっ!! ほらほらおまいらも言えよ! ●<うひょー!
……一応繋いでおいた。反省はしている。だが朝になったら多分忘れている。
さて、SS読むか。
ロングパスはほどほどにね
>>239 GJ!まさに策士古泉ですな。ハルにゃんも普通に冷え性な気もする。キョン!ちゃんと団長を暖めなさい!
さてSS読んだ。ひとまずGJ ハルヒも冷え性だったら ハルヒ「あたしは氷の手のひらを持つ女…」 キョン「なんだそりゃ」 ハルヒ「うりゃっ♪」 キョン「ひやあああああああ!?…てめえ何しやがる」 ハルヒ「お、面白い声!もっと聞かせてよ♪」 キョン「ぐっ…やめろ…本当に冷た…」 みくる「あわわ…あ、あんなとこまで…///」 長門「………」 古泉「やれやれ、涼宮さんも涼宮さんですが、どうして彼は為されるがままで強く拒否しないんでしょうね」
>>239 いくらハルにゃん相手でもこのキョンはちと酷い。
よって永久にハルにゃんの奴隷になることを命じるっ!!
実はキョンは冷え性だったから下にパッチ履いてたら。
>>239 GJ
古泉やるなw
さてできたので投下してもいいかな
SSが続いてしまうが…しかも なんか 微 妙 な orz
それと
>>240 ありがとう。だが400までは要らなかったみたいだw
加門
その夜自分がどんな夢を見ていたのかは忘れてしまったが、まあ大したことはない内容だったと思う。覚えてないんだからな。とにかく重要なのは、俺が目を覚ましたのがハルヒによる毎朝の容赦ないタックルでも目覚まし時計のベルでもなかったってことだ。 俺は割に眠りの深い方で、そうめったに夜中に覚醒することはない。だからその晩ふと目が覚めたとき、まだ部屋の中が真っ暗だったことに俺は少しばかり驚いた。 家の前の路地は車の通りも少なく、周囲は住宅街に囲まれているので騒音というのも考えにくい。ということは。 「ハルヒ?」 試しに呼んでみると、隣でかすかに身じろぐ気配があった。当たりか。珍しいな。こいつも一度眠ると朝まで起きない性質のはずなんだが。 「どうした?」 あんたは寝てなさい、とでも返ってくるかと目をこすりながら予想していたのだが、ハルヒの奴は何も答えなかった。代わりにベッドが軽く揺れる。 俺は重たい瞼と戦いながら左手をハルヒが寝ているだろうすぐ隣へと伸ばした。たった今までそこに横になっていたのだろう、枕もシーツもまだ体温を残していたが、肝心のあいつの姿がない。 「ハルヒ」 さすがに体を起こしてみると、暗さに慣れてきた視界にぼんやりと小さな影が映った。ベッドの上に膝を抱えて座っている。 「具合でも悪いのか?」 秋にさしかかっているというのに、こいつは未だに半袖で寝ているからな。何故だか知らんが俺が着なくなって捨てようとしていたTシャツを勝手に自分のパジャマに拉致した挙げ句、 どのあたりが気に入ったのかまだ衣替えしようとしないのだ。大きさがちょうどいいのよとか言っていたが、どう考えてもお前には大きすぎるぞ。 「………夢見が……悪かったのよ」 突然ハルヒが口を開いた。 「なんていうの、こう、思い返してみれば支離滅裂な内容だったんだけど、とにかく…その、怖かったのよ!我ながら馬鹿馬鹿しいとは思うけど、しかたないでしょ、なんか体がまだ落ち着かないのよ」 しかたないってな、お前、俺はまだ何も言ってねえ。 「バカキョン」 なんでそうなる、と言ってやりたいところだったが、本人はいつものようにまくしたてているつもりなのだろう声は弱々しくかすれている。俺はかけていた布団を持ち上げると、 「寒いだろ。ほれ、入れ」 とかけ直してやった。反論せずに素直に従って横になったあたり、大分滅入ってるな。一体どんな夢を見たんだ。 「ねえキョン」 「なんだ」 「なんか話しなさい」 「おとぎ話の類か?」 「なんでもいいわよ。あたしを退屈させなければそれでいいわ」 それが難しいんだろうが、と内心つっこみを入れつつ、ふむと俺は考える。
「明日は何曜日だったっけな」 正確に言うならば今日か。枕元の時計は既に二時過ぎを指していた。 「土曜日でしょ。何寝ぼけてんのよ」 怒りながら俺の腕に絡みついてくるなよ。お前、やっぱり寒いんじゃないのか。 「うっさい」 やれやれと俺は既に数年間ぶっちぎりで自分限定の流行語大賞となっているフレーズを心の中だけで呟いて、ハルヒの前髪をぐしゃぐしゃと撫でてやった。こうするとこいつは怒ってるんだか困ってるんだかわからない表情で眉を寄せるんだ。 それがまた猫みたいな顔なのだが、あいにくこう暗くては見えんな。残念だ。 「土曜か。なら久しぶりに不思議探索にでも行くか」 隣でハルヒがはっと息を呑み、わずかに体を硬くするのがわかった。 「そ…そういうことは団長のあたしが決めるのよ!雑用係のあんたに決定権はないんだから」 「そうか。じゃあ中止だな」 「なんでそうなるのよ」 「嫌なんだろ?」 「そんなわけな……」 咄嗟に言いかけた台詞を途中で飲み込むと、ハルヒはいきなりタックルをかましてきた。不意打ちもいいところだ。やめろバカ、と呻こうとしたがすぐにやめた。 いつもの殺人的な威力がないと思ったら、いつのまに俺の体にしっかりと両腕を回している。 「ハルヒ?」 胸のあたりからくぐもった声が返ってきた。 「………行くわよ。そうね、今回は電車に乗って市外での特別探索にするわ。不思議の方もきっとあたしが来るなんて 想像もしてないから油断してるに違いないもの」 構わんが、どこまで行く気だ。 「そうねえ」 ハルヒは数秒黙ったのち、頭を俺の左腕に移動させながら、急行に乗ればそう遠くはない駅名を挙げた。確か見晴らしのいい丘がある、いかにもピクニックなんかに向いていそうなところだ。 そこに一体どんな不思議があるんだろうね、まったく。 「明日は特別にあたしがお弁当をつくってあげるわ。だから感謝しなさい」 「ああ」 ついでに唐揚げが入っていると尚良いな。 「しかたないわね。それにしても唐揚げってあんた、とっくに成人してるくせに相変わらず子どもみたいな好みなのねえ」 呆れたような声に少しずつ調子が戻ってきているのを感じ、俺は最後に布団を肩まで引っ張り上げる。そもそもが一人用のベッドだから狭くてしかたない。それと、おい、勝手に人の手に自分の指を絡めるな。まあいいけどな。 「さ、そうと決まったらそろそろ寝ようぜ。安心しろ、お前が寝るまでは俺も眠らん」 ほんとでしょうね、とハルヒは訝しむように言った。答える代わりに頭をぽんぽんと叩いてやる。 それからもう眠っちまったかな、と思うぐらいの静かな時間が過ぎたあとに、ぽつりとハルヒが囁いた。 「…あんた、寝てないでしょうね」 ………そっちこそ、もう寝てるかと思ったぞ。 「あんたの言ったことが本当かどうか確かめたの」 俺はそこまで信用されていないのか。 「そうじゃなくって…………なんか不安になったのよ。あんたが、その、いなくなったり、とか」 最後のあたりはごにょごにょと言葉になっていなかったので聞き取れなかったが、ハルヒはほとんど掛け布団に潜り込むような形で続ける。 「…………そういう夢を見たのよ。だから気になったの!そんだけ!あたしはもう寝るわ!あんたも寝なさい。おやすみ」 一気にそれだけ言うと本当に口を噤んでしまった。俺は暗い天井に視線を送ったまま、 「ああそうだ、ハルヒ」 返事は返ってこなかったが、気にしない。 「明日俺の長袖Tシャツをやるから、今度からはそれ着て寝ろよ」 ハルヒは何も答えなかった。もう寝ちまったのか?そんなことはない。俺にはわかるのさ。 さっきから繋いだままの手が、朝まで離れそうにないくらいの力で握り締められたからな。
慣れないもんで改行下手ですまん あたしはもう寝るわ!あんたたちも寝なさい。おやすみ
>>250 寝る前にいいもん読ませてもらった!GJ!
夢が気になってなんか落ち着かないハルにゃんかわゆい(*´Д`)
>>239 相変わらずうまいw キョンめ、その変わってしまう一言を早く言ってしまえw
>>250 なんというニヤニヤGJ!いい夢見ろよ!!
寝る前になんというニヤニヤが連続で顔がやばいコトにwGJだぜ!
みなさんGJGJ! さっ寝るぞハルヒ
>>250 GJ!
このあとハルにゃんは素敵な夢を見たに違いない。
ハルヒおやすみハルヒ
>>250 朝っぱらからええもんみせてもらったわ
ハレルヤ〜
おはるにゃん
朝は弱いハルにゃん、キョンが着替えさせてあげます おはようハルヒ
まさに使い魔 おハルにゃん
「俺はお前の奴隷じゃない」 「そういう台詞は奴隷並みに働いてから言うのよ」 (……働いてるんですけどねw)
ひぐらしの舞台のようなド田舎村に住むハルキョン
オヤシロ様の祟りを解明してしまうSOS団
>>261 合掌造りの家の中で囲炉裏を囲んで暖をとるSOS団を想像してほんわかとした気分になったw
>>262 L3の谷口とハルみくでのレナ魅みたいな掛け合いが見れればそれでいいw
>>263 いかん。俺もなんかしあわせな気分になってきた。
なぜか脳内で地蔵が米を運んでるしw
地蔵と長門が見つめ合って会話(?)してるのを妄想した
>>265 むかーし、むかーし、、ある夫婦がえれえ幸せに暮らしとったんだと。
元気のええ奥さんをもろた村の百姓のキョン助さんは、かわいい二人のおなごと賢い男の子もおって
五人で幸せに暮らしとったてな。
冬はずいぶん寒うなるちゅうて、畑なんぞ耕せんで囲炉裏を囲んでみんなでせっせと笠を作っとったそうな。
キョン助さんはそれを町に持っていって売っておったんだども、どうにもみんな気ぜわしそうに過ぎていって
なかなか買ってくれなかったんだと。キョン助さんはこれじゃあ奥さんと子どもたちに正月のもちを食わして
やれねえ、と困っとったそうでやれやれ、と雪道を歩いとったそうな。
そしたら雪の中に寒そうなお地蔵さんがおって、キョン助さんは持っておった笠を全部のお地蔵さんに
くれてやったんだと。
その夜のこと、なんだか外が騒がしいと思うてみんなで家の扉を開けたら、そこにお地蔵さんがぎょうさん
お米や餅や野菜や食べ物持ってきてくれてな。奥さんも
「あれえ、こんな不思議なことがあるもんだな」ってえれえ喜んでたってキョン助さんも幸せもんだな。
どんど晴れ。
>かわいい二人のおなごと賢い男の子もおって ♀ ゆき、みくる ♂ みのる
古泉空気W
キャスト キョン介 キョン 奥さん ハルヒ 子供 長門、みくる、ハカセくん 地蔵 古泉、谷口、コンピ部長
桃から生まれたキョン太郎 鬼ヶ島を目指していると、 まずは黄色いカチューシャの女の子に出会いました そして二人は結ばれて仲良く暮らしましたとさ めでたしめでたし
会長と国木田?荒川さん又は多丸兄弟?藤原が布をほっかむりしている地蔵
罠にかかって動けないポニーテールのお嬢さんを助けたキョン その夜黄色いカチューシャを付けたお嬢さんから泊めてくれるよう頼まれる
ハルヒとみくると長門で狼と三匹の子豚 もちろん狼は谷口
授業中、背中に指で文字を書いて当てっこするハルにゃんとキョン
>>274 ハルにゃんが鹿を助けるとその夜やれやれと言いながら恩返しとかwww
>>276 おいハルヒ、わざわざ「女子」だなんて書かなくてもいいだろ。いくら男勝りでもそれくらい当たり前だ…っいてっ!こら、叩くな。
「バ…バカキョン!もう知らない!」
やれやれ。ごまかすのも大変なんだからこっちの身にもなってくれよ…
おい谷口、な、なんだその目は…これは単なる遊びであって別に深い意味は…ああ、どいつもこいつも。
海岸でいじめられてたやけに萌えキャラな亀を助けたキョン その亀を背に乗せて北高の文芸部室まで直行するキョン。
>>275 狼はキョンのほうがよさそう・・・
誰が狼に食べられるか、ドキドキしながら争う3人
>>280 wikipediaにもそういう記述がかつて載っていなかったっけ?
と思ったら今なさそうだな…前確かにあったと思うんだけど。
どっかのブログで見たな
ハルにゃんかわいいよハルにゃん
約束まであと9日 まだ生きる!
暇つぶしにキョンとプチプチするハルヒ
俺はPSPも持ってないし、そもそも金がない…… 約束も戸惑も数ヶ月たって値崩れしてから中古で買うしかない貧乏人さ 嗤え、嗤えよ……あ、やっぱお前らじゃダメだ ハルにゃんに嗤われるなら何時間でもいける
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/11(火) 18:25:11 ID:7q19J/o6
金あっても受験生で買えない俺よりはマシ
バイクに乗ると人格が180℃変わるみくる
291 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/11(火) 18:30:56 ID:7q19J/o6
キョンに乗られると人格が180℃変わるハルにゃん
>>288-289 誰も笑ったりしないお
みんなそんな時期を渡って来たのさっ
未来を見つめようぜッ
ハルにゃんに乗られたい
うんこ
流れを読まずにSS投下 ハルキョンかと聞かれると正直微妙です(メインがオールキャラなので) あとハルキョンなのにハルヒの出番が凄く少ないです ある晴れた日のこと、魔法以上のユカイどころかテスト後のブルーな気分が飛び散って舞い上がりそうだった俺に向かって、 ハルヒはこんなことを言い出した。 「登山家が言う、『山がそこにあるから登る』ってのあるじゃない」 「それがどうしたんだ」 「あたし、あれってすっごく素晴らしい言葉だと思うのよね。 まぁ立派な言葉ではあるだろうが、山登りというと古泉と共にモグラになって見つかるはずのない宝物を探しまくったという 苦い思い出くらいしか浮かばない。 まぁあれは最終的に楽しかったけどさ。朝比奈さんの弁当も食えたし、 サプライズイベントの数々が待ってたし。サプライズすぎたが。 「・・・で、登山家がどうしたんだ?」 「キョン、あたしはSOS団団長よね」 何を今更。お前が勝ち取った地位だろ?奪おうとする者も一向に現れるとは思えないがな。 「だからあたしはここで宣言するわ。SOS団はね、『不思議がそこにあるから探す』のよっ!!」 ハルヒは馬鹿でかい声で俺に宣言とやらを浴びせた。ちなみにここはSOS団部室、または文芸部室のドアの真ん前であり、 前述の会話はここまでの道程で俺とハルヒが駄弁っていた内容である。どうでもいいか。 「・・・ハルヒ、その発言もなかなか今更じゃないか?」 「なんで?不思議探索やってるから?実際全っ然見つけられてないじゃないの!この世の不思議!」 そこが今更だと言いたいんだ。 お前がいつもくっつけてるのは宇宙人に未来人に超能力者・・・はくっついてはいないな、なんだか知らんが図を想像したらイライラする。 というか、元々SOS団なんてのは不思議を発見するどーたらのために作ったんじゃなかったっけか。 で、俺は暇だったんだろうな。 似た旨の質問を、宇宙人未来人超能力者の不思議スリーに聞いてみた。
まず、長門。 「・・・『本があるからわたしは読む』」 ・・・おぉ、とんでもなく長門らしい答えが返ってきた。 うーん、だがこれだとなんとなくお前の存在意義は読書みたいに聞こえてしまうぞ。 お前、確かハルヒの監視の為に地球に来たんじゃなかったか? まぁこれは長門だけに言える事でもないがな。面白みのある答えとも言えないし。 「・・・ならば、『あなたとハルヒがいるから』でも構わない。・・・わたしの気持ち」 嬉しいこと言ってくれるな。・・・ん?こいつ今「ハルヒ」って呼んだか?名前で? 「そう呼んでほしいと言われた」 朝比奈さんやもしかしたら古泉のことも名前呼びだったりしてな。 「なぁ長門。お前なら俺のこと何て呼ぶ?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『キョン』」 「・・・・あー長門、俺はそのあだ名実は気に入ってなくてだな、」 「知っている。だがあえてそう呼ぶ。キョン」 新発見だ。長門はソフトサディストか。ちょっとガラスのハートにヒビが入ったような入ってないような。 仕込んだのは誰だ。ハルヒか。この悪い子め。奢ってやらんぞ。
朝比奈さんの場合。 「・・・えぇと、お茶っ葉とポットと湯のみがあるからあたしはここにいま・・・す?」 うおっ、パシリくせえ!!・・・じゃなくて、何か間違ってる気がします朝比奈さん。 「でも、お茶入れるの楽しいですし、もっとおいしくなるように頑張ってみようとも思いますし、 美味しそうに皆さんがお茶飲んでくれるの嬉しいですし・・・」 なんだか心温まる、じーんと来るお言葉だが未来人としては根本的に間違っているような。 「あっでもでも!植物のお勉強とか、こっちに来て勉強したことはたくさんあるんですよ?」 ・・・まぁ朝比奈さんがそれで満足するのならそれでいいと思いますが。 「涼宮さんや長門さんにも、お菓子の作り方とか色々教えてもらいましたし!」 ・・・えぇいいです、分かりました。朝比奈さんの努力と熱意は本物です。うん。 健気すぎる方だからな。しかしまるで未来人な気がしない。 朝比奈さん(大)も実は中身がこのままだったらどうしよう。いいな、凄くいい。・・・何を考えてんのかね俺は? 「あっでも、キョンくんたち、みんながいるからあたしはここにいるんです。凄く、凄く楽しいから」 自然と口元が緩んだ。中学生のような笑顔が凄く可愛らしい。 「特に、涼宮さんと一緒にいて笑ってるキョンくんとか、逆にキョンくんと一緒にいて笑ってる涼宮さんが好きなんです。 勿論長門さんや古泉くんのことも好きだけど」 少し顔を赤らめて、朝比奈さんは言った。多分俺はきょとんとした顔をしていたかもしれない。 ハルヒは俺限定じゃなくてSOS団だから笑ってるんじゃなかろうか。罰ゲームなんか考えた時に。
古泉だと。 「そうですね、涼宮さんがいるから僕はここにいる・・・というのでどうでしょうか?」 とてつもなく古泉らしい、面白みも何もない答えだ。 「あのな、お前がそういうとどうしても義務っぽいんだよ。間違ったことは言ってないのかも知れんがな。 だがな、どうせなら『SOS団があるから』ぐらい言ってみろ。 お前のそれだとどうもお前の組織とやらがチラついてそうで嫌なんだよ」 主に俺がな。 そういうと古泉はぽかんとアホ面を晒し、晒したかと思えば微笑んで見せた。 「・・・ふふ、そうですね。『SOS団がいるから、僕はここにいる』・・・それだけで充分なのかも知れません。 以前、あなたにもお話しましたね。僕が帰属する組織というと、まず第一にSOS団を思い浮かべてしまうと」 古泉は爽やかに笑った。とてつもなく詐欺臭いが、それが詐欺でないことは知っているつもりだ。 「ところで、あなたこそ『ハルヒがいるから俺はここにいる』状態なのではないでしょうか」 ・・・俺が?ハルヒ? 確かに、俺がハルヒに話しかけて、ハルヒはSOS団を作り、俺を入団させた。 だからまぁ間違ってはないかも知れんが・・・その表現はいかがなものか。 「逆も言えますね。彼女にとっては『キョンがいるからあたしとSOS団がある』状態ではないのかと。いやぁ、運命的ですね」 俺は古泉から顔を背けた。古泉の腹立つ0円スマイルを見ていたくなかったからだ。あぁ忌々しい。クソ古泉、顔を覗き込んでくるな。 しかし古泉に顔面を見られるのは阻止できなかったようで、俺の表情を確認すると、こんなことを言いやがった。 「あなた、トマトやリンゴに似てるってよく言われません?」 う る せ え え え え え ! ! ! 古泉にはラリアットやらスリーパーホールドやら訳の分からん技を脳内で編み出しては 古泉にかけまくり取っ組み合ったが、古泉にはあははははと爆笑しながら全て受け流された。 この野郎。痛がる素振りも見せやしねえ。
後日談だが、朝比奈さんと長門が仲良さげに会話しているのを聞いた。 「長門さん、新婚旅行ってどこがいいと思います? あたしはハワイなんかいいなぁって思ってるんですけど。 2人とも素直じゃないけど、とってもいいムードになったら何か起こるんじゃないかなあって」 「・・・ホンジュラス」 「ホンジュラスですかぁ?えぇと、メキシコの下当たりでしたっけ?」 ・・・やれやれ。ため息が出る。 しかし、こんな会話をもしハルヒが聞いていたら、 あいつもリンゴやトマトやポストやエスパーのセカンドなんとかなどの仲間入りを果たすのだろうか。< あぁ忌々しい忌々しい忌々しい!!
うわっ改行ミスってる ハルキョンを超推奨する宇宙人と未来人と超能力者が書きたくてやった。反省している。 見れば見るほどスレ違い・・・すいません。
高速で車がエンジントラブルを起こしたハルキョン そこでハルヒはヒッチハイク開始。
対価は体で支払うハルにゃん
【あちらでの体験】
・好きな子、二次元美少女と毎晩セクロス、毎日ハーレム。Hは異様に気持ちいい。
・魔法で攻撃されても衝撃はくるけど大きな痛みはない
・ぷよぷよみたいな悪魔に遭遇
・100人くらいの美少女をかこんでセクロス
・UFOと空中戦して負けた
・瞬間移動
・最長80時間の離脱。現実世界では30時間ほどたっていた。
・月へは瞬間移動なら一瞬だが、飛ぶと5分くらい。
・魔法でビルを壊せる
・本の世界に入る
・PCを起動してネットで検索
・聞いたことある曲なら自在にどこでも流せる
・未来にいったことがある。大して発達してなかった。
・数年を向こうで過ごす
・バイクなど、乗り物には乗れる。進みは現実とは比べ物にならないほど速い。チャリで時速1000キロは出せる。
・現実じゃありえないくらい綺麗な景色を見ることができる
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1197295538/
キョンの車のイメージが軽トラな俺は某所の住人
なんか最近何処のスレに投下されるSSって一回見たことある奴がかなりあるんだよな
ハルにゃんがマフラーを忘れたと言うので自分のマフラーを貸し出すキョン そのマフラー寝る時も身に付けていたところ、よだれをつけてしまうハルにゃん
というわけでキョンにマフラーをプレゼントすることにしたハルにゃん。
アメリカ旅行に行った団員ご一同様 実はみくるが英会話万能で評価が一変 負けじと英会話の特訓に励むハルにゃん 中の人ネタ。
ハルヒの愛車は絶対スポーツカー
キョンの愛車はサニーかカローラ
ハルヒの愛馬はキョン
ちがうだろ。ハルヒとキョンは一緒に乗るから 二人の愛車だろ。 スポーツカーはそうだな。やっぱり派手なやつなんだろうな。 キョンがいきなりアクセル全快にして背中がシートに吸い付くハルにゃん。 そんなキョンに憧れてしまうハルにゃん。
さて、またSS書けっていう電波が来ましたよ 二つもな 両方書くのは当然としてどっちから書けばいいと思うよ(ちなみにどっちを書いても今日中は無理) ・北高マラソン大会(ハルヒとキョンが本気で勝負) ・朝倉涼子の逆襲(ハルヒと朝倉のみ)
>>314 キョンは、ランエボ\MR。
ハルヒは、ムルシエラゴ
長門はワーゲン、しかも軍用の
古泉は黒塗りのセンチュリー
みくるはプリウスで
>>277 >>301 GJなんだがこういいたくなる俺がいる
キョン・・・イッペン、世界に刺されて来いw
>>318 インプで下りを責めるハルにゃん
助手席でコップの水がこぼれないか冷や冷やするキョンw
>>317 マラソンでよろ
>>317 朝倉とハルヒの絡みがみたいです
お願い?
マラソンという意見が多いのでマラソンの方を先に執筆開始。もちろん朝倉も書くよ! ↓以下何事も無かったかのように年末のハルヒについて
格闘技を見るか紅白を見るかで揉めるハルキョン
>>324 キョンは多分刺されても死なない気がするからなw
仕事納めの日。 夫が帰宅すると、こたつで居眠りしている妻。 食糧の買いだめやら大掃除やらおせちの下ごしらえやら……専業主婦も年末は忙しいからな。疲れがたまっていたのだろう。 「やれやれ……」と、身重のハルヒに毛布をかけてやるキョン。
そこはカーディガンだろwww
んふ〜…って感じに寝ながらも笑顔をこぼすハルにゃんの姿が脳内に流れた
ハルヒの母親に招待されてハルヒの家に泊まりこむキョン。 すぐさまママンは親父と年末旅行。家にはしばらく2人っきり。 料理はハルヒがしてくれるからキョンは手伝いで野菜の洗浄と皮むき。 おやつが終わった後は2人で冬休みの宿題をグレートティーチャーハルヒの指導で一掃。 あとは空いた時間でSOS団のメンバー呼んで不思議探索、という電波が来た
やはりここはクリスマスネタを考えるしかないだろう いまから電波受信しとくか
餅を喉に詰まらすハルにゃんとみくる みくるを先に心配したキョンに怒ったハルにゃん ●<大変だあ
わんこそばの如くお雑煮をおかわりする長門とハルヒが浮かんだ
クリパで一人一つ持参してきたプレゼントを賭けて ビンゴ大会をするハルにゃんたち
そしてやがて賭けの対象がキョンの身柄へとシフトするんですね
クリスマスツリーに願い事を書いた短冊を吊るすちびっこハルヒ……という電波を受信した
ハルヒの願いで吹雪が連日止まらなくてクリスマスの夜が明けなくなったら
>>318 キョンにはスポーツカーってイメージあんまりないなぁ。
子供の世話好きだし安い国産のファミリーカーがいいと思う。オデッセイとか。
ナンバー1188が似合うクルマw
ハルヒがランボルギーニってのは悪くないと思うけど、
案外庶民的なイメージもあるんだよなー。ハルヒには。
スーパーカーはやっぱ鶴屋さんか。SLRとかヴェイロンとか(^^;
>>336 キョンのプレゼントは長門かみくるに行って、古泉にバイトが入るw
朝比奈さんは、やっぱりバイクですか? ドゥカティあたりいいじゃないすか〜〜
走行距離がヤバイことになりそう……
キョンはレトロカーで海や街並みをマターリと運転してるほうがいいと思う。 途中で拾ったハルヒを横にね
>>338 ハルヒ5歳「来年こそ笑いの神様が降りてきますように」
誰かの誕生日と言うわけでもなく何かの記念日と言うわけでもない。 ただまあなんとなくとしか言いようのない衝動と言うほどでもない気まぐれだった。 いつもの不思議探索の最中にカチューシャが売っていて「そういやいつもつけてるな」なんて思ったから買ってみただけだ。 喜ばそうなんて気持ちもないし感謝しろなんていうつもりもない。 だが渡したその瞬間から不機嫌な顔になるっていうのは一体全体どういうことなんだ。 「なんだ、文句でもあるのか」 「…別に」 そういいながらガサガサを袋を開けて中身を取り出す。 ハルヒの手に握られたカチューシャは俺が買ったそのものだった。 とはいえハルヒがいつもつけているリボン付きカチューシャなんてけったいなものではない。 おおとこの俺からすればまあ普通じゃないかと思える程度のデザイン、色、そして値段だった。 別れ際ハルヒが一人になったところで渡したのだがハルヒが黙っているものだからなんとも気まずい。 こんなことなら朝比奈さんがいるときに渡せばよかった。 そうすればきっと「可愛い〜」なんてなんとも癒しを誘うマイナスイオンヴォイスで場を和ませてくれたに違いないだろう。 どうして目の前でむっすりとカチューシャを睨みつけている奴なんかに渡しちまったんだろうね。 「これホントにあたしに?ドッキリとかじゃないでしょうね」 プレゼントしてなんでそんなこと疑われなきゃならんのだ。やめときゃよかった。 「…だってあんたが何かくれるなんてほとんどないし」 普段の俺の態度にも多少の問題はあるようだがだったらせっかくプレゼントなんてことをしたんだからもっと喜んで欲しいもんだ。 「…で、あたしはどうすればいいの?」 「質問の意図がわからん。どういう意味だ」 「こういうプレゼントっていうのは大事にとっておいたほうがいいの?それともどんどん使っていったほうがいいの?」 「何でそんなこと聞くんだ、お前の好きにしたらいいだろ」 「だって…」 ハルヒはカチューシャを胸に抱く。 「せっかくキョンがプレゼントしてくれたものだし…」 …いやまあなんというかいつもの威勢のよさはどこへ行った?プレゼント一つでここまでしおらしくなるものなのか? 「あ!じゃあしばらく大切にしまっておいて、それから使うっていうのはどう?」 どう?なんて言われたところでもはやそのカチューシャは俺の手を離れているわけでどうしようもない。 「好きにしろって言ってるだろ。もうおまえの物だ」 あとそんなに嬉しそうに言うな。そこまで喜ばれるとさすがに照れる。 「ん?何?何か言った?」 「別に。喜んでもらえて結構だ、と思っただけだ」 そういうと途端にハルヒは慌てだした。 「あ!えと、別にあんたからのプレゼントだからとかじゃなくて一応貰い物だから大切にしようかなってだけよ?」 嘘つけ、プレゼントなんて今まで付き合った男に散々されているだろうに。それらは今一体どんな運命をたどっているやら。 しかしこんな風に素直じゃない物言いのほうがハルヒらしいなんて思ってしまう。 下手に素直になんてなられたらこっちだって調子が狂う。 ハルヒが実際にそのカチューシャをつけてきたのがそれから3ヵ月後。 いつかのように窓の外を眺めているハルヒの頭上に鎮座していた。 どうしたもんかと思っていると谷口が話しかけてきた。 「おいキョン。なんか涼宮がピリピリしてんだけど何かあったのか?」 「いや特に何もないが」 「そうなのか?まあとにかくどうにかしてくれよ、空気が悪い。なんか頭のも違ってるみたいだし」 ふとある考えが浮かんだ。ハルヒはまず第一に俺に見て欲しいから他の誰も近づけないオーラを放っている。 そんな馬鹿げた自己中心的な考えだ。ありうるはずもない愚考。脳みその無駄遣いだ。 そんなあ無駄なことを考えるくらいなら何も考えないのが吉だな。 ハルヒの前の席に座る。慣れたものだ。ずっとこの場所だからな。 机に対して90°。窓を背に廊下側を正面に捕らえる。 横目で見たハルヒは相変わらず遠くを眺めている。 「付けてきてくれたんだな」 「まあね。一応義理は通さなきゃ」 義理で付けられても嬉しくない、そんな言葉が浮かんだがきっとこれも無駄な言葉だろう。 だから言うことなんて一つで足りる。 「似合ってるぞ」 「………………ありがと」 だからそんなに喜ぶな。なんかオーラみたいのが出てるんだよ。恥ずかしい奴だな。 「何なんだあの空間…入れないというか入ったら殺すというか二人だけの空間かよ。やってらんねー」
ちょっと谷口と一緒に「やってらんねー」オーラ出してくる
GJ!甘いのは大好物です。
>>316 根拠は無いけど、普通にコペンとか乗りそうな気がするな。
もち、運転はハルヒの方だろうけど。
ハルにゃんのカチューシャは糖分で出来てるんだぜ GJ!
>>354 蟻が寄ってくる気持ち悪い図を想像した。すまん吊ってくる。
2でも微妙に気付いてたけど、やはり伊波さんか。
>>348 あなたのSS読んだらいつのまにかニタニタしていました
どうしてくれる!
ハルヒおやすみ
ハルにゃんおやすみ
最近思いつくSSがハルヒメインじゃない物ばかり…… しかしここにそこそこ長くいたから余所で落とすのもな〜って感じなんだが どうしたらいいんだろう、俺は いっそサイトでも作ろうか しかしそんな知識は無いしな とりあえず何かハルヒメインのSS書けそうなお題を下さい
>>362 メガネくんに家庭教師中にキョンとの関係を説いた出せれるハルヒで
うっかりキョンと同じ布団で寝ちゃった(睡眠的な意味で)ので 妊娠したかもしれないとあわあわするハルヒ
>>362 役に立たない電波を垂れ流します。
土曜の不思議探索で木枯らしが吹いているのに無理して薄着で来て
キョンの前で少し震えながらも強がって寒くないフリをするハルにゃん。
それを見かねて自分の上着をそっとかぶせてあげるキョン。
朝比奈さんがポニーテールをしてキョンが「世界一似合っています」という発言を
聞いてイライラしながらも内面凄いショックを受けるハルにゃん。
コタツから一歩も動かないハルにゃん。
上級生とハルヒが口論していて仲裁に入るキョン。
キョンのハルヒを真剣にかばう姿に見惚れるハルヒ
鶴屋さんにこちょこちょ攻撃を喰らい立てなくなるハルヒ。
キョンが自分とした約束を破り説教をする。
今回は全面的にキョンが悪いのでキョンも謝る。
それでも納得いかないハルにゃんはキョンに一枚の紙を渡し、
そこに自分の名前と印鑑を書かせ、また両親とかを何とか説得し
二名の署名のサインまで書かせるハルにゃん。
にんにく入りの料理を食べて自分のお口の臭いをやたら気にするハルヒ。
フリーソフトを上手くインストール出来ずにイライラしてキョンにやってもらうハルヒ。
間違ってキョンの歯ブラシを使ってしまいかなり焦るハルヒ。
雑誌を見てキョンに無理やり足ツボマッサージをやってもらうハルヒ。
ハルヒの下着がチラチラ見えて視線が泳ぐキョン。
最近SSのネタ考える合間に仕事してる俺が居るw それなのに何故か仕事がはかどる不思議
広島人は圧倒的にマツダ、名古屋人はトヨタに乗るように、 西宮人がどのメーカのクルマに乗りたがるのか気になる。 キョンはレガシーワゴン ハルヒはインプレッサワゴンWR-X みくるはカルタスワゴン 古泉はステージア と予想 どうでもいいけどうちの地域はステーションワゴンがやたらと多いぜ。 今年はいきなり大雪だったから焦った。
月で餅をつくバニー姿のハルヒと餅をこねる同じくバニーのみくる、って電波が浮かんだ
こたつでじゃれあうハルキョン、という電波しか受信できない
おはるにゃん
>>367 インプレッサで暴走するハルにゃんを見てみたい。
みくるが運転をしてる姿は想像つかないなw
>>362 昇る朝陽を眺めるSOS団のハルキョン2人っきりVerで。
>367 レガシィ以外、全部廃盤かよ....
おハルヒ
朝はエプロンつけたハルにゃんが起こしてくれます。 おはるにゃん
制服エプロンハルにゃん 裸エプロンハルにゃん スク水エプロンハルにゃん どれが良いかなぁ・・・
>>365 待て…
おまえ今『キョンの歯ブラシを間違えて使ったハルヒ』と言ったか……?
つまり…
ハルヒは、その時、『キョンの歯ブラシを間違えて使う』ような『状況』にある、と言うことだな……?
人間が『ハミガキ』をするのはどんな時だ?
寝る前か? 朝起きた時か?
それとも両方か?
そして『歯ブラシ』はどこに置いてある?
洗面台の棚か? カバンの中にいつもあるポーチに入れてあるのか?
『キョンの歯ブラシと自分のを間違える状況』とは?
つまり…
涼宮ハルヒッ! 貴様ッ!
キョンの家に『お泊り』をしたなァァァーーーーーーッッ!!?
>>372 みくるちゃんはね、ハンドル握ると性格が変わるのよ
私見ちゃったわ、夜中コンビニに行くときに…(ヒソヒソ
ゆい姉さんかよw
>>379 『歯ブラシの使い方を間違ったハルヒ』に見えた俺は変態
ハルヒがお昼をお知らせします 「キョンキョーン」 「キョンキョーン」 「キョンキョーン」
>379 合宿の時の話だ。何か勘違いしてんだ谷口。 朝起きたら寝ぼけたハルヒが俺の歯ブラシ使ってたんだよ お袋に言って新しいの出して貰ったがな。 いつどこで合宿したかって? んな事どうだって良いだろうが
385 :
317 :2007/12/12(水) 13:04:55 ID:MzWUD96V
何で合宿にお袋さん来てるんだよwww マラソンの方投下します
文化祭が終わってテストを挟むと、北高には「こればっかりは絶対に生徒に歓迎されない」行事が近づく。そう、マラソン大会である。 全長12kmの木枯らし吹き荒ぶデッドレース。当日は生徒達の悲鳴と絶望が溢れ、臨獣殿もお喜びになるだろう。誰だこんな苦行を毎年やらせようとする悪魔は。 さて、体育祭や文化祭には溢れてしまいそうなくらいの熱意を注ぎ込んだ我らが涼宮ハルヒだが、流石にこれに関しては全くやる気が無かった。 「やるからには勝ちたいけど、ずっと走ってるだけなんでしょ?つまんないわよ」 こればっかりはハルヒに同感だね。俺なら苦しさとか寒さとか疲れも理由に加えたいな。マイナスポイントだらけじゃないか。 いくら教師側で「体を動かす事の大切さ」だの「マラソン特有の高揚感」を持ち出されても何の釣り餌にもならない。俺達現代人にはそんな抽象的な代物より、もっと現実的な賞品の方がよく効くぜ。 だが運命とは皮肉な物で、大会の一週間前、俺とハルヒは嫌でも本気を出して走らなくてはいけない事態が発生する事となってしまった。 もちろん宇宙人とか超能力者絡みでも何でもない。ただハルヒは退屈なマラソン大会が嫌でしょうがなかった。それだけだ。 一週間前、体育版の定期テストと言える体力測定があった。反復横飛びや握力測定、ハンドボール投げと言えば大体わかるだろうか。 それに対し俺は普段のように谷口とだべりながら適当にやってたし、ハルヒは殆どの種目で女子平均を遥かに上回る記録を出していた。 事件は50m走でやって来た。50m走は基本的に4人で同時に走って記録を出す。一人で走るより隣にライバルがいた方がタイムがいいという、わかりやすい配慮による物なのだが 「まさかこのメンバーで走る事になるとはな…」 俺はスタンバイをする谷口と阪中を見ながらハルヒに話しかけた。偶然というレベルではないな。 「まあこんな事もあるわよ」 ハルヒらしくない解答。まあ、ハルヒにとっちゃ阪中や谷口なんてその他大勢の範疇なんだろうな。 「それより、前から思ってたんだけどあんたって足速いの?」 いきなり何だ藪から棒に。そこそこなんじゃないのか?よくわからん。 「ふぅん…ま、あんた運動が出来るようには全然見えないしね」 何という偏見、何という差別。俺がハルヒからどうやって謝罪と賠償を勝ち取るか考えていると 「よ〜し次走る奴準備しろ」
やれやれ、とりあえず疲れない程度に適当にやるか。 「位置について、用意」 クラウチングの構えで準備する。谷口、何でお前の視線は阪中の胸に行ってるんだ。パンッ! くぐもった音と共に俺達は走り出した。後ろで谷口が盛大に転けて「ごゆっくりぃぃっ!」という断末魔を上げたのは絶賛スルーする。 やはりと言うのも何だが、ハルヒはかなり速い。だが若干俺がリードした。いつの間にか俺はSOS団に付き合ってるうちにどういう訳か体力がついたらしい。走りっぱなしだったからなあ。 ゴール。1位俺、2位ハルヒ、3位「2人ともとても速いのね」阪中、4位「WAWAWA」谷口。 息を切らして座り込むと、上からハルヒの声がした。 「う〜キョンに負けるなんて…何かムカつくわ」 暴言ここに極まれり。雑用は団長に勝ってはいけない何て法律は無かったはずだがな。 「うるさいうるさいうるさい!何かスッキリしないわ、キョン、もう一回勝負なさい!」 断る。俺のライフはとっくにゼロだ。もう一回走る気は無いぞ。 「わかってるわよ。日を改めるの。短距離で負けたんなら…」 嫌な予感。ちょっと待てハルヒまさか…。 「キョン、一週間後のマラソン大会であたしと勝負しなさい!」 それも断る。短距離で負けたんなら短距離で見返すのが普通じゃないのか。やらないがな。 「あんたがまた勝ったら、あたし秘蔵のみくるちゃん写真集を譲ってやってもいいわよ」 「乗った」 俺の馬鹿野郎。ちなみにハルヒは俺が負けた場合の罰について結局何も言わなかった。やれやれ、どんな恐ろしい罰なのかね。 「成る程、あなたも涼宮さんを退屈させない事に関しては天才的ですね」 全く誉められた気がしないし、お前人の話聞いてたか? 「もちろん。要するに、この事が元で涼宮さんの機嫌がどうなるのか知りたいのでしょう?」 でなければ俺らと世界が違う9組何かにわざわざ来たりはしない。古泉は微笑みを浮かべながら言った。 「ここ最近涼宮さんの精神はかなり安定しています。あなたに勝負を挑んだのは、50m走に負けて悔しかったからではなく、自分で退屈を紛らわそうとしているのですはないでしょうか」 要するに俺を玩具に遊ぼうとしてるだけじゃねーか。俺の立場もちょっとは考えろ。 「まあ、何もなくマラソン大会に突入したらかなりの確率で僕のバイトが増えますから、これはラッキーとも言えます。しかし、あなたは結構難しい位置にいますよ」
「それはSOS団に入ってからずっとだろ」 「そういう意味ではありません。あなたは先日「マラソン大会何て適当にやればいい」と仰っていましたね」 事実だろうが。今回もそうするつもりだ。 「ですが、彼女はそんな態度で勝負をするあなたを決して心よくは思わないでしょう。最悪、機嫌を損ねて神人を暴れさせる可能性があります」 しまった。奴の性格から考えると確かにそうじゃねーか。 「どうすればいい」 「簡単です。あなたも全力で挑めばいいのですよ。その結果勝敗がどうなろうと、涼宮さんはそれで満足するでしょうね」 やれやれ、何だかとんでもない展開になって来たな。相手の機嫌を損ねないようにしなければならない勝負何て聞いた事無いぞ。 次の日の朝から、俺は早朝にジョギングをする事にした。長距離のためには更に体力をつけなければならないからな。マラソンで重要なのは瞬発力ではなく、体力の最大値とその体力の使い分けだ。 朝の空気は済んでて気持ちがいいし、適度に運動する事で朝飯も美味くなる。これは思わぬ発見だった。 そうそう、時々ハルヒとすれ違う事があった。やはり考える事は一緒らしい。 「今度は負けるつもり無いからね」 「俺もだ」 おお、普通の青春っぽい。これだよ、俺が求めていた物は。 そんなこんなで、更に波乱のマラソン大会当日まで時は流れた。 「か…完走を目指します!」 といつになくやる気な朝比奈さん。是非頑張って頂きたい。 「おや、そういえば長門さんの姿が見あたりませんね」 古泉が辺りを見回す。そういえばどこにいるんだあの宇宙人。 「長門っちならあっちにいたから補助員なんじゃないかなっ。どこか具合悪いのかねぇ」 といいながら鶴屋さんが近づいてきた。補助員とは、先生達と一緒にルート指示を行ったり順位をつけたりする、大会の事務をする生徒だ。…考えたな、長門。 「それよりキョン君、ハルにゃんと勝負するんだってね!気をつけた方がいいよ。ハルにゃん密かに練習してたらしいから」 「知ってますよ。朝にジョギングとかしてましたね」 「それだけじゃないよ。登下校も走ってやってたし、昼休みも陸上部に混じって練習してたよっ」 「………」 最近様子が変だと思ったら、こういう訳だったのか。畜生、練習量の多さが勝敗の決定的な差で無い事を見せてやるぜ。 「ちょっと鶴屋さん!内緒にしてたのに言わないでよ!」 内緒という言葉が全く似合わない奴が来た。
髪型はポニーテールだ。畜生、利用出来る物は何でも利用する気か。 「ハルヒ、似合ってるぞ」 「当たり前でしょ。おだてでもって手加減はしないからね」 先制攻撃失敗。やれやれ、雲行きが怪しくなって来たな。 教師の指示でスタンバイに入る。スタートは校門でゴールも校門だ。まず1年生からスタートし、直後に2年生、3年生と続く 北高は他の学校のように男子と女子が分かれてスタートする事は無い。コースが同じだからだ。素晴らしきかな男女平等。 「さあ〜て、絶対キョンには負けないからね!」 「ふっ、一度負けた奴が勝とうなどと片腹痛いな。朝比奈さん写真集は俺が貰うぜ」 よく考えると朝比奈さんに聞こえたら不味い内容だが、朝比奈さんは2年生なので遥か遠くで鶴屋さんと話をしている。助かった。 「それでは、位置について、用意」 もちろんクラウチングなどしない。やるスペースが無いからな。さて、いっちょ頑張るとするか。パンッ! くぐもった音共に、俺とハルヒは群衆をかき分けて飛び出した。 5分後 「そりゃあれだけ飛ばしたらあっという間に切れるだろ」 最初こそハルヒと共に上位爆走な俺だったが、段々とスタミナが尽きてきて、陸上部達や鶴屋さん、古泉(若干失望のような顔だったのが実に忌々しい)に抜かれて現在は谷口と並んで走っていた。 「馬鹿言うな。あいつだってあんなペースで走ってたら確実に失速する。それまで体力を温存するためにだな」 「わかったわかった。そういう事にしてやるよ」 谷口に軽くあしらわれる。ぬぅ、谷口の癖に生意気だぞ。 更にしばらくたつと、その谷口も失速し始めたため俺は実質たった1人になった。1人で走ると微妙につまらないな。 息はとっくに上がって胃に絶大な負担が来ている。目の前が霞む。オマケに寒い。くそっ、ちょっとペース上げるか。 何て考えながら走っていると、前方に見慣れたカチューシャが見えた。あいつこんなとこにいやがったのか。どことなくふらついてる所を見ると、やはりスタミナ切れのようだ。 ドシャアッ! …………ハルヒは派手に転倒した。しかもすぐには起き上がらない。不味いんじゃないかこれ。 「おい、大丈夫かハルヒ…」 見るからに大丈夫ではない。足は血まみれだし腕もあちこちを擦りむいていた。 「べ…別に大丈夫よ」 「大丈夫じゃないだろ。待ってろ、今補助員を連れてきてやる」
こんな状態で走れるわけがないだろ。 「いい。走る。勝負はまだこれからよ」 「勝負も糞も無いだろ。補助員呼んで来るからお前はここで…」 ハルヒが俺の服を掴んで顔を上げた。怒ってるような泣いてるようなお願いしてるような複雑な表情。 「あんた、これ以上勝負の邪魔したら…」 これまで聞いた事が無いとても低く強く、それでいて高く弱々しい声(何言ってんだ俺は) 「あたし…あんたを許さない…一生許さないからね!」 その迫力に俺が圧倒されていると、ハルヒは俺を思いっきり引っ張り倒した! 「ちょ、待てお前!」 そしてそのまま走り出した。凄まじいスピードだ。とても怪我人とは思えない。 だが、当然ほっとくわけにもいかない。俺もすぐに全力で追いかけ始めた。体の調子なんて知るか。人間出そうと思えば本来の力を遥かに上回る力が出せるんだ。 脚から血を流し風のように走るハルヒ。それを追いかける俺。くっ、あんなにハンデがあるのに何で追いつけ無いんだ! あの地獄の坂に突入。ゴールはもうすぐだ。そこで俺は再び勝負の事を思い出した。今のままじゃあいつが勝っちまう。 だが、俺があいつを捕まえれば俺の勝ちだ。何だ、大して変わらないじゃないか。とにかく全力で追いかける。 ここで俺はようやくハルヒに追いつきかけた。後少しだ。うぉぉ、燃え上がれ俺のなにかああ!! ハルヒまで後3m、2m、1m!そして…… 俺がハルヒを捕まえたのはハルヒが校門をくぐった後だった。脚は完全に血で真っ赤だ。すぐに補助員(長門だ)と先生が飛んでくる。 「馬鹿野郎!何でこんな無茶したんだ!!」 岡部が吠えているがハルヒの目は虚ろで聞いていない風だ。だが、俺が近づくとちょっと笑った 「へ…へへ…勝ったわよキョン…」 やれやれ。何て奴だ。 その後、ハルヒは当然岡部に怒られた。俺もついでに怒った(岡部が「お前も何か言ってやれ」と言ったんでな。全く忌々しい)。ハルヒは珍しくしおらしくなっていた。 古泉と鶴屋さんは俺達より先にゴールしていた。息は全く切れてない。化け物か。 朝比奈さんは…本人の名誉のためにここでは黙っておこう。ちなみに、後日表彰式が行われたが、その中には朝比奈さんもいたという事だけは報告する。
玉葱を切っていて涙が出てくるハルヒ。 帰宅したキョンがハルヒの泣いている姿を見てかなり焦り、一生懸命 事情を聞こうとする。 それを見て笑いが止まらなくなったハルヒであるが、内心自分のことを とても気にかけてくれてとても嬉しくいつもより気合の入った料理を作る。 SOS団の中で一番体重が重いことをにさり気なくショックを受けるハルヒ。 さらに朝倉よりも重いことが判明しダイエットを敢行しようとするハルヒだが、 キョンの一言によりあっさり辞めるハルヒ。 朝比奈さんと鶴屋さんと一緒にお茶の葉を買いに行くハルヒ。 鶴屋さんにいじられて顔を真っ赤にして否定するハルヒ。 情報の授業で阪中さんがキョンにパソコンの操作方法を教わっている。 阪中さんとキョンのやり取りがいい雰囲気をかもし出しているのに嫉妬するハルヒ。 やまじゅんの作品を見て新たな世界に目覚めてしまうハルヒ。 以後、キョンと古泉の目線を気にして勝手に妄想し、顔を真っ赤にするハルヒ。 長門の瞳をずっと見つめていて我慢できず長門を抱きしめてしまうハルヒ。 キョンに無理やりタキシードを着させ執事をやらせようとするハルヒ。 怠け者ハルヒ。
さて、その恐ろしい罰ゲームだが。 「……ハルヒ、死ぬほど恥ずかしいんだが」 「敗北者は文句言わない!」 これから1ヶ月、部室にいる時はバニー耳をつける事。本当は完全にバニー衣装だったのだが、全力で拒否したのでこの形になった。 ハルヒは何故かかなりご機嫌で、ずっと哀れな姿の俺をニコニコしながら見ていた。頼むから止めろ恥ずかしい。 やれやれ、普段から来ないで欲しいと思ってた外部者だが、今は本当に来て欲しくないな。俺の世間評価がマッハであの世逝きになる事間違い無しだ。 「あの〜長門さん一言も台詞無いんですけど…」 「………」 おわり むう、先に言うが俺はリョナラーでは無いぞ。断じて違うぞ このテンションのまま次の朝倉話執筆に移行する
393 :
391 :2007/12/12(水) 13:21:38 ID:RydBhGmX
>>392 流れ切ってしまってスマン。更新していなかった(汗
そしてリアルタイムで楽しませてもらいました。GJ!
GJ! 原作では確かハルヒー長門のワンツーだったな 百人一首では逆に長門ーハルヒか 仕事中だが久々にリアルタイムに遭遇して一気に読んだ。
>>394 まぁ、それは一年のだから、二年の冬のマラソンってことなら良いのではと。
百人一首ではどこかで鶴屋さんが絡んで来るんじゃないかなと、楽しみにしている。
GJ!!!
ハルにゃんが頑張ったのは負けず嫌いもあるだろうが、
キョンにみくるの写真を渡したくなかったのも大きい??
とか妄想してしまったすまん。
関係のない話だが、
>>227 で話題になったサイトのwebマンガ、
今日完結まで更新されてた。
ハルにゃんの笑顔に萌えた。
男女一緒に走るのか?うらやますい 俺がキョンなら恨まれても無理矢理やめさせたかもしれん
>>392 GJ!!こういう日常系もいいな。
阪中のオパーイを想像した谷口は俺だけじゃないはず
>>393 なかなか性能のよい電波受信機をお持ちのようでw
なんでFDなんだろ
>>401 記事を読んで●の存在自体無視されていることに噴いたwwww
>>403 結成時点ではたしかにいないので、間違いではない。
ハルヒはコブラやバイパーを簡単に乗りこなしてすぐ飽きそうなイメージ
ハルにゃんとドライブに行きたいです
なんかまとめに入れない俺だけ?
ハルヒとヘリに乗ってスカイダイビングしたいぜ
>>403 長門有希らと…
らと…
古泉は「ら」に含まれてるんだよ!!
騎馬戦で騎手をするハルにゃんの前馬になりたい
じゃあ後ろは俺だな
>>404 本来はすぐに転校してきて仲間入りしてたんだけどなぁ・・・
何故かアニメになって順番が入れ替わっちゃった。
ハルにゃん的には4月中の転校ならおkなのだろうか
>>356 いなみんだな
てことはなんだ、今度はキョンが女装してハルヒの親父を一喝するわけか
ハルヒがもしもふたなりだったら
タキシードハルにゃん
古泉に「古泉君もやらしい本見たり みくるちゃんのおっぱい触ってみたいと思ってるのかしら?」と訊くハルヒ
ここ数日お通じが悪いので腰とお腹をマッサージするようキョンに命じる嫁ハルにゃん。
>>418 たまには古泉とハルにゃんの絡みも良いかもなw
トヨタカップに出てたファルヒ選手が気になって夜も眠れません
華麗にオーバーヘッドかますハルにゃんが見えた。 それを顔面ブロックする谷口
キョンの使用する入浴剤は肩凝り、腰痛、疲労に良く効く登別
キョンの事を意識している事に気付くハルヒ けどジョン・スミスの事が気になる・・・ そこで何らかのきっかけでキョンがジョン・スミスだと分かる そこでハルヒの取った行動とは・・・? 続かない
>>424 原作に期待したいところ。
キョンがジョンと分かったときのハルにゃんの反応が早くみたいぜ。
あなたが落としたのは、素直なハルヒ?優しいハルヒ? キョン「いえ、もっとツンデレなのを」
も一個電波キタ キョンが部室に入るとまだ誰も来ていない。 季節はもう秋です 机に伏せてるといつの間にか夢の中へ・・・ そこにハルヒが来てちょっかいを出すがなかなか起きないキョン そこでデジカメを持って 「ほらキョ〜ン、起きないと寝顔の写真撮っちゃうわよ〜?」 けど起きないキョン。 そこで一枚撮って大事にロックフォルダに保存するハルヒ。。。 短編で続かない
なんという高性能アンテナ…… あぁしかし今日の雨は辛かったぜ。 だがどこかでサムデイをやってるんだと脳内で言い聞かせて耐えたぜ
傘が無かったのでキョンのコートを2人で被って雨を凌ぐハルキョン
サムデイのハルヒのかわいさは異常
ジャンパーを被って白黒赤色灯な乗用車に乗せられるハルヒ
>>426 こうか?
ハルヒが池に落ちた。助けようとすると泉の中から女神が現われた!
すると女神はこう言ってきたのだ
「あなたが落としたのは、魔法を使うハルヒ?男装出来るハルヒ?」
「いえ、もっと唯我独尊で、傍迷惑この上ない奴です。それにガサツで…」
カチューシャを泉に落としちゃったハルにゃん
ねぇキョン。あんたって結構手、大きいわよね そうか?お前が小さいだけだろうに そんなこと無いわよ〜ちょっと比べてみましょうよ 手を合わせる2人・・・ 無意識に手を握ってしまうキョン ちょっ何急に握ってんのよ/// あ、あぁすまん べ、別に握ってても良いわよ!も、もう冬で寒いでしょ!暖めてあげるから感謝しなさいよ! (キョンの温もり・・・幸せ・・・) 続かない ・・・何やってんだ俺は もう寝よう
>>436 消失世界のハルヒと本物のハルヒは違うだろ。
>>431 あの後急に土砂降りになって、仕方なくキョンの家で雨をしのぐハルにゃん
そもそも消失のハルヒはジョンは知っててもキョンは知らんし。
寒いので橋の下で火を焚いて温まるSOS団 ついでにその傍の河で釣った魚を焼いてみんなで食べる光景を幻視した
「涼宮」 谷口が話しかけてきた。珍しい。 「キョンの奴今日休みだってよ」 「なんであんたが知ってるのよ」 「キョンに貸してるもんがあって今日返してもらう予定だったんだよ。で、休むんで悪いが明日にしてくれだとさ」 携帯のメール画面を見せ付けてきた。どうも本当みたい。 「じゃあな」 …ん?なんでわざわざキョンが休むってことをあたしに言うのかしら。あいつ関係ないじゃない。 ホームルームの出欠確認の後岡部が余計なことを言った。 「ということで今日は休み一人…っと。涼宮、前の席が寂しいだろうが気を落とさんようにな」 キョンが休むとあたしに何の関係があるのよ。 「涼宮さん。キョンくん休みなのね」 「…あのね阪中さん。別にキョンが休んだってあたしには関係ないわよ」 「あ…そうなのね。ごめんなさい」 阪中さんまで。そんなにあたし変なのかしら? 「おはようございます、涼宮さん。今日は彼、休んでいるようですね」 「みたいね。それがどうかした?」 「いえ、特には。それではまた放課後」 休み時間に会った古泉くんも確認するみたいにキョンのことを言ってた。 「あ…涼宮さん」 「こーんなとこで会うとはめっずらしいね〜ハルにゃんっ!」 みくるちゃんと鶴屋さんだ。昼休みに会うのは確かに珍しい。 「キョンくん…今日お休みだそうですね…」 「元気だしなよっ!」 鶴屋さんに背中を叩かれる。 何?あたしはキョンがいないと元気がないみたいに見えるわけ? 放課後部室への一番乗りはやっぱり有希だった。この娘何時ここに来てるのかしら。 有希は変なこと言わないわよね。無駄なことは言わない娘だし。 「彼は休み」 「…だから何?」 有希は何か言いたげな視線であたしをじっと見ていた。 みんなしてなによ!なんであたしに言うのよ!別にキョンがいなくたってあたしはいつも通りだってば! だからあたしを怒らせた責任をとってもらおう。今日の活動は中止してキョンの家に行くことに決めた。 キョンの部屋に入ると布団に入ったキョンがいた。 汗をかいて顔が上気していてなんか変な色気みたいのがある。 「何風邪なんか引いてんのよバカキョンのくせに」 「バカなのに風邪引いて悪かったな」 「さっさと直しなさいよ。そうじゃないとあたしが困るんだから」 いちいちキョンのこと言われるなんてたまったもんじゃないわ。 あれ?キョンが変な顔してる。 「俺が休むとお前が困るのか?」 「っ!?ちがっ!そういう意味じゃなくて!」 反論しようとしたらキョンがすごく真面目な顔をしてることに気づく。 「…そうよ。あんたがいないと困るの!だから…」 「わかったよ。団長のお願いじゃしょうがない。とっととなんとかする」 もぞもぞと布団にもぐりこむキョン。寝るつもりなのだろう。うわ、あたしものすごく恥ずかしいこと言ったんじゃあ…。 キョンにうるさくしないようにゆっくりと部屋を出て自分の家まで逃げるように帰った。なんか負けた気分。 翌日キョンは何事もなかったかのように登校してきた。 なんとなく周りがほっとしてたり「よかったね」みたいな顔をしてる気がする。被害妄想かしら。 キョンがニヤニヤしてるのも気になる。気のせいかもしれないけど何か腹立つ。 決めた、寝よう。腕を枕にして机に突っ伏す。 どうせ前からは見えないだろう。今日はキョンがいるから。
>>441 岡部自重www
ある冬の夕暮れ。
少年が町を歩いていると頭に黄色いリボンのついたカチューシャをし貧しい身なりをしているエライ美人がマッチを売っていた。
その少女からマッチを1箱だけ買うつもりだったのだが、成り行きで少女ごとお持ち帰りしてしまった。
そしてマッチ売りの少女ハルヒはキョン少年と幸せに暮らしましたとさ……という電波を受信した
>>441 GJ。
キョンがいないと不機嫌オーラ、悲しみのオーラ出しまくりだろうなw
>>442 なんて良い話w
キョン、あたしもう疲れたようね。何だかとっても眠いの その台詞を最後にハルヒはうつ伏せになったまま幸せそうな顔で目を閉じ、 キョンもハルヒに寄り添うように体を合わせてハルヒの後を追った。 彼らの頭上に笑顔を浮かべた栗色の髪に童顔の美少女と紫のショートヘアの無表情な少女、 そしてニヤケ顔をしたガチホモが背の羽を羽ばたかせ、事切れたハルヒとキョンの身体を担いで 天へと運んでいく・・・な電波を受信した。
>そしてニヤケ顔をしたガチホモが背の羽を羽ばたかせ 思わず吹いた
>>441 GJ!
ハルヒはどんだけショボーンとしてるんだw
あと、ハルヒを気にする谷口ってなんか切ないよな・・・
448 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/13(木) 00:54:49 ID:bJo4OU8S
>
>>444 やはり、キョンはハルヒの犬なのか
「このっ!! バカ犬っ!!」
>>441 一日くらいキョンがいなくても、SOS団の皆や阪中やアホの谷口がいるじゃないか。
それくらい我慢しないとキョンも困ってしまうよ。
PSPソフト「涼宮ハルヒの約束」、発売を2007年12月27日に延期 予約特典がサンタ水着フィギュアなのに、クリスマスに間に合わないというこの体たらく。 驚愕といい、今年のハルにゃんは不憫すぎる… ・゚・(つД`)・゚・
お汁粉の餡をこしあんにするかつぶあんにするかで揉めるハルにゃんとキョン
新しい延期謝罪イラストが出てもいい頃。
約束延期か・・・ 寝よ
ハルにゃんおやすみハルにゃん
>>454 やっぱりなぁ、と思いながら公式サイト見てみた
あ れ ? 延 期 っ て 1 週 間 ?
てっきり年明けにズレ込んだのかと
>>455 ●<ウホッ!
延期かよ! おはるにゃん
おやすみハルニャン
キョンスレにSSが誤爆されてる件
おはるひー 約束破ったハルヒはいけない子
おしおきが必要である!
キョンにお仕置きとしてあんなことやこんなことをされるハルヒ
実はゲーム発売日は2008年12月27日の表記違いだった事が後にみくるの口から 明らかになった。
約束やぶられたから忘れ物した振りをしてハルヒの着替えを覗いてくる
>>451 「こしあんだな」
「なんでよつぶあんの方が美味しいじゃない」
「つぶならここにもう3つも在るじゃないか(ツンツンツン)」
「っ!///ばあかあきょょよおんっ!!!!!!」
「冗談だハルヒうあっやめっやめろうぎゃやy(ry」
反省してる
今日はもう自重しる
谷口「こしあんだな」 谷口「なんでよつぶあんの方が美味しいじゃない」 谷口「つぶならここにもう3つも在るじゃないか(ツンツンツン)」 谷口「っ!///ばあかあきょょよおんっ!!!!!!」 谷口「冗談だハルヒうあっやめっやめろうぎゃやy(ry」 谷口「ふぅー、今日もいい仕事した」 ハルヒ&キョン「ちょっと待ちなさい」「ちょっと待て」
>468 白石君、台本まちがえとるよ
餅を喉に詰まらせてキョンに背をさすってもらうハルヒ
長門と羽子板をして顔中に墨を塗られ真っ黒になるハルにゃん。
佐々木がポニーテールにしてるのを見て自分もするハルにゃん
>>473 なぜか少しするとまとめてたゴムが切れたりリボンがほどけたりして不思議に思う佐々木。
キョンがいちいち直してあげているのを目撃して
今度は自分のがほどけて困るハルにゃん
続き ハルヒ「しょうがねーな。俺の手でとめておいてやるよ」 ハルヒ「なっ、何言ってるのよあんた!」 ハルヒ「しょーがねーだろ?お前のポニーテールは俺が守ってやる」 ハルヒ「キョン・・・」 キョン「ん?ハルヒ、呼んだか?」 ハルヒ「なっ、なんでもない・・・わよ・・・」
音楽室でキョンにギターを教えるハルヒ
国際ポニーテール協会通称IPA会長キョン、その妻ハルにゃん
DQ4やってるんだが、アリーナの台詞がハルヒの声で再生されてしまうのは俺だけ?
ツンデレキャラのセリフ全部、ハルヒが言っているように聞こえるのは俺だけ?
>>479 おまえは俺か・・・寧ろマーニャの台詞ですらハルヒの声で再生されるから困る。
もう破天荒なキャラは全部ハルヒに見えるわ。
もし部室にプラモシミュレーションが設置されたら
クシャミをして思いっきり鼻水が手についてしまったハルにゃん。 今日に限ってハンカチとティッシュを忘れてしまって困っている。 キョンがいち早くハルヒの行動を察し、黙ってハンカチを差し出す。 そのハンカチを持って帰りずっと返さないハルにゃん。
新しいハンカチをさりげなくプレゼントするハルにゃん
自分の手でハルヒに鼻をかませるキョン。
くしゃみがしょっちゅうでるハルにゃん ハルヒ「誰か噂してるのかしら?SOS団の勇名が轟いて来た証拠ね!」
そしてキョンからもらった事になるハンカチは大事にしまっておいて、 時々出しては眺めてにやけると
>>487 キョン「あぁ、俺がうわさしてるからな。・・・・なんていわれたくなかったらさっさと風邪治しちまえ。」
ハルヒ「ちょっ、なんで・・・」
キョン「ほらよ(自分のコートを脱いでかける)、あったかくしとけって」
ハルヒ「ブツブツ(キョンがうわさするほどあたしのことを考えてくれてるならそのほうがいいかしら・・・でも風邪なんてものにまけていいあたしじゃないし・・)」
キョン「ったく・・・風邪が治らないと遊んでやらんぞ?(うつされたらたまらないからな)」
ハルヒ「え、あっ、べ、別にあんたと遊びたくなんて無いけどどーしてもっていうならしょうがないわ。キョンのために風邪を治してあげる!」
キョン「あぁ、憐れな雑用のために風邪を治してくださいってんだ。」
古泉「なんであの二人は行動と会話がともなわないんですかねぇ」
長門「二人とも素直じゃないだけ。ツンデレとスルー鈍感。手のおえない。」
みくる「まぁまぁ、長門さん、なんだかんだいっていい感じみたいですし、いいじゃないですかー」
鼻水舐め(ry
クラスメイトに噂に目敏い子がいるから多分元凶はそいつだ
阪中のこ(ry
同時にくしゃみがでちゃうハルにゃんとキョン
くしゃみと同時に実が出ちゃうハルにゃん
今年の冬休みでみんなで過ごす場所は北海道か沖縄かで口論になるハルキョン
>>495 キョン「…っん!?(パクリ ゴク)」
>>476 を改変
音楽室にて
ハ「ギュアーン!ギュロロピロピロピロピロ…」
キ「ブォーン!ボボボボビンビビンビン…」
音楽部メンバー↓
「なんなのあの変態ギターに変態ベース…。」
「二人とも涼しい顔してすごいことしてるよ。」
「しかも即興なのにやたら息あってるし。」
「あのベースの人かっこいいな…。」
「あ、ギター乱れた。」
即興で考えたネタ
今は反省してる
ギターとベースの音を文体で表現できない
キョンじゃ有り得ないけど、できたらすごいことになると思う
昨日書こうか迷ったんだが
>>484 に刺激されて書く
ほら!早く来なさいよキョン!
おいおい、お前がいつも強く引っ張るからネクタイがボロボロなんだがな
まったく・・・情けないわね〜
こうなったら今週の不思議探しの時にアンタのネクタイでも買いに行きましょ!
それと今のはアタシが処分しとくわ!
その日のクジ引きでのメンバー決めは勿論2人きりに
(これってもしかしてデートじゃない///)とか思うハルにゃん
前のネクタイ?もちろん夜のオカ・・・ん?誰か来たみたいだな。すまんが続かない
>>500 新参なんでもしかしたら被ってるかも試練
ちょっとwikiでも見てきます
今見たんだよ
教えてくれハルヒ・・・俺は後何回驚愕と約束の発売を待てばいい...?教えてくれ、ハルヒ!
ヒイロ?
教えてくれごひ…
>>496 「涼宮とキョンはまた痴話喧嘩かぁ?」
「いい加減よそでやってほしいね。」
「新婚旅行の行き先で揉めてるのね。」
と聞こえてきた。
>>496 どっちがどっちに行きたがってるのかな?やっぱハルにゃんは沖縄?だが何か安直すぎるか…
ハルヒに旅行代理店と交渉させればホンジャマカだろうがベトナムだろうが格安で行けると思う。
>>508 実は古泉が後ろで手を回していたりして。
キョンと海外旅行行けば、2か月は閉鎖空間できないよ。
>>496 とか
ハルヒ「冬だからこそ北海道に行って雪を楽しむのよっ!」
キョン「わざわざここより寒いところに行ってもしょうがないだろ?沖縄なら海を満喫できるぜっ」
ハルヒ「海って言ったって泳げないでしょっ」
キョン「だからってな・・雪が激しくなって動けn・・・」
ハルヒ「それよっ!」
・・・あースマン古泉。夏合宿と同じことになりそうだ。
って感じだと思うので、私は
>>507 の逆だと思いまーすw
冬休みなら ハルにゃん→北海道 キョン→沖縄 だと思うな。 結局みんなで楽しく遊べるかどうかが重要なんだろうけど。
費用を浮かすために女子3人は立派なログハウスに泊まれるが キョンと古泉だけ離れの無人島で泊まれって事になる。
そしていざ分かれて泊まってからキョンと離れたことを後悔するハルにゃん
キョンと古泉が無人島で寝てた時満潮になって溺死しかける電波を受信した。
キョンのベットにもぞもぞと忍び込むハルヒ
そのまま寝てしまうハルにゃん
>>510 キョンが「北海道は新婚旅行にとっておきたいんだよ」と言ったので顔を真っ赤にしながら意見を取り下げるハルにゃん。
深い意味なく言ったためハルにゃんの変貌に?なキョン。
新婚旅行の予約を旅行代理店に申し込む古泉。
この前弟が修学旅行で沖縄行ったんだが、つまらなかったそうだ 沖縄料理はマズいし、沖縄限定とつくものはだいたいダメだったらしい あと学校側の日程とかホテル側のわがままで遊んだ気がしなかったとか じゃあなにが楽しかったんだ?と聞くと、ホテルの部屋にに彼女連れ込んでセ●●スをしたことらしい ちなみに俺へのお土産は星の砂の置物と沖縄限定のコ●●●ムだった 弟は自分用に7つ買ってきた
>>519 だから何なの?
チラシの裏にでも書けよ糞ゆとり
>>520 ままま、落ち着いて
けど実際沖縄来ても面白いかな?沖縄県民だけどさ
新婚旅行で飛行機初体験のハルにゃん
沖縄は海が綺麗だし珊瑚礁もある ハルヒもきっと気に入るはず
524 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/13(木) 23:35:08 ID:FHJLCAxy
修学旅行北海道だったけど飯はうまかったな。 沖縄と比較して楽しかったかは沖縄行ったことないからわからんけど
あげちゃった…ごめんなさいorz
>>523 「綺麗なサンゴ」
「君の瞳のほうが綺麗だよ」
「……バカッ」
「許せよ、ハルハル」
「もう、キョンキョンったらぁ」
以上、本日二度目の谷口の自作自演でした
谷口ホントお疲れ様ww
婚前旅行かコノヤロー!
北海道より沖縄で遊んでるハルにゃんを見たいな
>>529 これは良いw
こゆうまい絵を上げてるサイトとか教えて欲しいです
TTTさんとか
>>532 いや個人サイトを晒すのはちょっとね。すまんがハルヒサーチとかで探してくれい。
最近ハルヒがおかしい。 具体的には俺を凝視するのだ。別に睨みつけられているわけではないのだがジロジロと見られるのは気分のいいもんじゃない。 別段俺に変わったところはない。元々おかしなパーツでもあればそこが変ともいえるが変更点はないはずだ。 つまり俺は変わらず俺であるというなんとも自己同一性に優れた回答を用意できるわけだ。 にもかかわらずハルヒはいまさらのように俺を観察しているのだ。 逆にいつもよりおとなしいおかげで非日常的なトンデモに巻き込まれることは少なくなったが心労は増しているという有様だ。 考えても見てくれ、大概の男なら振り向くレベルの美少女がジロジロと見てくるんだ。 授業中なんかいつか背中に穴が開くか発火するんじゃないかと思える。 さらにそんな美少女がジロジロ見ている奴は何者なんだと周りの老若男女までも俺を見るのだ。 しかも往々にしてなんだこの平凡な奴はという自分勝手な失望の色を浮かべる。 俺は注目なんかされるのはゴメンなわけで針のむしろに立たされているようなものだ。 当然ハルヒに何かおかしいのかなんて聞いてみたわけだが「別に」の一言であっさり流された。 そのくせ俺を観察するのをやめようとしない。 なんだなんだいつのまにか俺は変質しているとでもいうのか。 いつのまにか俺はおかしくなってて他のみんなは気を使って何も言わない。 だがハルヒだけは遠慮なしに俺を見る…なんてな。 今朝も鏡を見ながらそんなことを思う。 だがそんなことはありえない。もしそうだった場合ハルヒは網をもって俺を追いかけてくるだろうから。 だがそろそろ勘弁して欲しい。ここいらではっきり問い詰めなければ。 「何よ」 「いい加減にしてくれ、なんで俺をジロジロと見るんだ」 「なんでもないわよ」 「なんでもないわけあるか。なんでもないのに人をジロジロ見るわけないだろ」 ハルヒは目を逸らしながらアヒル口で続ける。 「…だってしょうがないじゃない」 「なにがだ」 「あたしだって何でだかわからないんだから」 「お前の言っていることのほうがわからん」 「バカキョン」 「いまのは明らかにお前の説明力不足のせいだろうが」 「察しなさいよそれくらい」 本人が説明できないことをエスパーでもない俺がどうやって理解しろと言うのか。 「ニブキョン」 「いまさら新たな罵り言葉を編み出されても対応に困るんだが。それは鈍いってことか?」 「…こういうこと」 ハルヒは俺のネクタイを掴んで引っ張り、自身は背伸びをして、粘膜と粘膜の接触を試みた。 …いかん。遠まわしに表現しようとして墓穴を掘った。 簡単に言えばハルヒがキスをしてきたのだ。 「ん……ぷはっ…はぁ…、お前…なんで…?」 「あたしだってわかんないって言ったでしょ。でもあんたが他の女の子にデレデレしてるとムカつくしあたしに優しくないのもムカつくし、でもあんたと一緒にいると楽しくて、見てくれると嬉しくて、それでいつも頭に浮かんで」 ハルヒはまくし立てるように一気に言葉を吐き出す。せき止めていた分勢いは苛烈だった。 「挙句の果てに夢にまで出てくるし、しかも世界に二人きりで最後にはキス。こんな三流恋愛小説最近流行らないわよ、もう!」 怒っているように見えるのは照れ隠し、なのだろう。なにせ顔が赤い。俺にうつってしまうくらい赤い。 「なんで、俺なんかに…」 「なんであんたなのかなんてあたしが聞きたいわよっ!」 頭を俺の胸に乗せるように寄りかかってくるハルヒ。 顔が見えないのは顔を見せなくていいということで幸か不幸かそのあたりの判断は難しいところだ。 「答えを言わせてもらうと」 ハルヒがびくっと体を震わせる。そういうのは反則だと思う。 「気持ちは嬉しいし、俺も応えたいと思う。けど」 ハルヒが俺の服をぎゅっと掴む。離れたくないと駄々をこねる子どものように。 「せめて場所は選んでくれ。教室で衆人環視の元っていうのはちょっと俺の趣味じゃないんだが」 背中に氷の棒でも突っ込まれたみたいに飛び上がって周りを見渡すハルヒ。こいつ本当に気づいてなかったのか。 常に周囲から浮いてきたハルヒだがこういう生暖かい視線は慣れていないらしく俺の手を掴むなり「い、行くわよっ!」と教室の外へと歩き出した。バカ、余計目立つっての。だいたい二人きりでどこで何をしようってんだか。 俺も思う。なんでこいつなのだろうか。美人だから?スタイルがいいから?…それは決定的な理由にならないだろう。 まあいいさ。理由もないのにこいつしかいないと思えるならそれはただ単に『好き』ということなのだろうから。
537 :
SS? :2007/12/14(金) 00:22:53 ID:oshb7cuA
プロローグだけ思い付いたが、これ以上広がりようのない物を書きなぐるテスト。 人間とは何をもってして人間なのか。 いや、いきなりブッ飛んだ話をしてすまない。全然堅苦しい話じゃなくて、素朴な疑問なんだ。 ヒトとハエは、遺伝子レベルで考えると実は大差のないものらしい。 ハエでそれなのだから、オランウータンなどの霊長類となればほぼ変わらないと言ってよく、人間同士の個人の差などさらにその範囲より狭い程度の違いでしかない。 だが、それでもこの地球上には五十億を超える人間が棲みながら、同じ遺伝子を持つ人間は一卵性の双子でもない限りは存在しないのだ。 いやはや、ヒトゲノムの解析とはさぞかし骨の折れる作業であったに違いない。 ところで、この地球上には五十億を超える人間が存在すると今言ったが、もちろんその全てに親が、祖先が存在するはずであり、長い人間の歴史の中で生まれて死んでいった人間の数は、現在の地球の総人口の何十倍となるに違いない。 ならばどうだ? 遺伝子の正体とはたった四種類の物質からなる組み合わせに過ぎない。 五十億程度では偶然に同じ組み合わせになる確率など有り得ないほど低いかも知れないが、その数十倍となったなら? 遠い過去に。あるいは果てしない未来に。互いには全く出会うこと無く、しかし互いに同一の遺伝子を持つ赤の他人同士の二人の人間が、絶対確実に存在しなかったと言い切ることなど、一体誰に出来ようか。 結論から言おう。いた。 それが誰かなんてのは、もはや言う気も失せるくらい予想通りな人物である。 ――涼宮ハルヒだ。 断っておくが、その時代の涼宮ハルヒと同一の遺伝子を持つ見も知らぬ人物と俺との間にはいかなる接点も無く、今こうして話している俺(キョン)はそいつの事など知っているはずもない。 じゃあなぜ知ったような口ぶりでこうして話しているかと言えば、それは俺がこの物語の進行役を担っているからであり、ぶっちゃけてしまえば話の展開の都合上以外の何物でもない。 さて、その涼宮ハルヒの異時間の双子だが、本来なら、いくら遺伝子が同じでも育った環境が違えば経験も知識も別物で、これを同一人物と捉えるのは無理がある。常識で考えれば、な。 宇宙人や未来人や超能力者の存在以上に眉唾な常識なんてもんは犬にでも食わせちまえ。 その涼宮ハルヒは現在の涼宮ハルヒと同様に傍若無人で、俺や長門や古泉や朝比奈さんに相当するだろう周囲の人間をほとほと困り果てさせた挙げ句、なんと、涼宮ハルヒが持つ最も奇想天外且つ悪質で忌むべき特性をも、ご丁寧にそのまま保持していやがったのである。 ここから先は俺には語れない。何しろその場にいなかったんだからな。だからここからは当事者にバトンタッチすることにしよう。 誤解しないように言っておくが、彼は先に言ったような、同一の遺伝子を持つ俺の異時間双子でもなければ、俺のご先祖様でもない。全くの赤の他人だ。だが、妙に親近感の湧く共通点を保持しているのも事実である。 では彼と替わろうか。涼宮ハルヒの双子から、「キョン」などという間抜けなニックネームで呼ばれることになる彼に……。
>>521 福島県民だが死ぬほど面白かったと言わせて頂こう。俺の第二の故郷認定してもいい
てなわけで
>>531 スッゴく書きたいんだ。いいよね?今書いてるの後少しで終わるし
>>536 GJ
ハルヒらしいなと思ったw
>>537 ハルヒ以外を既存のアニメや漫画のキャラにしたら面白いかもな
勝手に「キョン」って名前を付けられる○○とか
>>536 まったく素直にならない奴だぜキョン。GJ!にやにやがww
キョンはシンプルな車を選びそうだな、ミニクーパーとか
>>536 教室ってあんた
谷口じゃなくてもその場から逃げ出すわ
究極のバカップルです。
ポニーだって馬ですから。
>>536 . , -ー- 、
./,. u / i \. ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
. ,. -‐‐- U . i ノノソハノバリ) ∧_∧´∀`;) (´∀`;).(´∀`;)
. / , ,.-v.、 ヽ .リ(l │ │ |ソ (;´∀` ) ) ( )( ∧_∧
l ((从/"ヽ〉)リ. `'ハ、 ヮ ,ノ ( ) | | | | | | | (´∀`;)
i (| │ │ |i . ⊂}´゙i†!':iつ | | |__)(_). (_)(_) (_)(_( )
ゝハ、'' ヮ''ノメ i´ T`i. ( , -‐―‐- , -‐ー -.、 | | |
. ⊂}´|{H}l'iつ. 〈__八__〉 ./r ;/ニニノ u ヽ (_)(_)
. く_/_i_l_ゝ. ハ芥.lノメ从ノハハハ i
. ( 八 ) i l (| | ┃ !─;iリ) .i
一度やっちゃったなら、i从リ、" ヮ 、 ,ノルハハソ
. 何度やっても同じ! {i'づ┿とi} l`i〉 …さっさと済ませろよ
. く_/_i_l_〉 l___」_,>
. /_,バ__〉 〈__/.ヽ_,> , -(ー-.、
〃, ゞ Vンヽ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ .i彡ハ'〈"ゾハ!
( ; ) ( ; ) (. ;) ( ;)( ;) .リ'(!-- --|
( )∧_∧ ∧_∧ ∧_∧( )( ∧_∧ ヾ!、||Д||ノ
| |( ; )( ;) ( ;)| | |. ( ) 〈i'づl゙iつ
(_)(_,( )( ) ( ) _X_)(_X.( ). ヽ´ヾ.i
| | | | | | | | /_ヽ__〉
バカップルかわいいよバカップルw ハルヒおやすみ
結婚はまだかw GJ
いいことばかりでかなり機嫌の良いキョン。 ハルヒの前でもニコニコしている。 ふっとハルヒに「お前といると楽しいからずっと傍にいてもいい」 敵なことを教室で割りと大きな声で言ってしまう。 自分の言ったことに気がつかずにいるキョンと顔を真っ赤にしているハルヒ
おはるにゃん
>>545 あーそっか、ハルキョンって本当に馬鹿ップルなんだな。流石と言うべきか。
今日はSOS団の討ち入りイベントの日ですね
正月休み明け。登校すると相変わらずハルヒは頬杖をついて窓の外を眺めていた。 だが、何だろう…微妙に不機嫌というか近寄りがたいというか微妙なオーラを出している。 いつもの機嫌が悪い時とは違う妙な感じだ。 「よう。どうした?浮かない顔して、何かあったか?」 「別に。何も無いわよ。」 絶対嘘だ。ほぼ毎日のようにハルヒと顔を合わせている俺の経験則から言って コイツは今何かを思い悩んでいるはずだ。しかし、これ以上深く追求しても余計にへそを曲げるに相違ない。 「そうかい。何を考え込んでるのかは知らんが、溜め込むのは体に良くないぞ。 適度に発散してすっきりしちまうのも良いんじゃないか?まぁ、無理にとは言わんがな。」 「そうね。考えとくわ。」 答える前に一瞬ハルヒがビクっと反応したのを俺は見逃さなかった そっけない返事とは裏腹に、微妙に動揺しているような雰囲気も感じる。 一体何があったというんだ?皆目見当もつかないが気になる。 そんな微妙な空気を背中に感じながらの授業の内容が俺の脳味噌に記録されるわけもなく。 まぁ、普段とて授業の内容を覚えているわけでもないので変わらないと言えば変わらないのだが… いつも以上に落ち着かない午前中の授業を終えた昼休み。 普段なら終業の鐘と同時に食堂へ向かうハルヒが窓の外を眺めたまま動こうとしない。 ハルヒのステータスがメランコリー状態になるのは稀にあるとはいえ 飯も喉を通らない程とはただ事ではない。俺は弁当を食い終わると半ば強引にハルヒを教室の外に連れ出した。 「何があったのか話してみろ。」 「うるさいわね。朝にも言ったけどなんでもないわよ。」 「お前が飯も食わないなんて、よほどの事だぞ。俺にも言えないような悩みでも抱えてるのか?」 「そんなんじゃないわよ。もうほっといてよ!」 「お前を心配して言ってるんだ。言いたくないなら無理には聞かないが、俺もいつまでもお前のしょぼくれた顔なんて見たくないんだよ」 「だから、そんなんじゃないってば…」 聞けばハルヒは、クリスマスから正月にかけての暴飲暴食が祟り 体重が増えたことを気にしてダイエットを決意したらしい。 「だからって飯を抜くことも無いだろ。ぶっ倒れたらどうするんだ。」 「だって、この2週間で1.5キロも増えたのよ!このままブクブク太っちゃったらどうするのよ!」 「それくらい普段のお前の調子であちこち走り回ってればあっという間に元に戻るよ。 それに、ちょっと位増えたからってしょぼくれてたら戻るものも戻らなくなっちまうぞ。 お前が気にするほど見た目だって変わってない。それどころか全く変わってないと断言できる。 毎日お前を見ている俺が言うんだから間違いない。俺でも気付かない変化を他の誰が発見できるって言うんだ? 俺はよく食って良く動いて皆を振り回すくらい元気の良いお前が好きなんだ。 飯抜いて痩せてもな、そんな不健康な方法で痩せた元気の無いお前なんか見たくないぞ。」 一瞬戸惑った表情を浮かべたハルヒだったが、どうにか俺の説得を聞き入れてくれたようで、 ハルヒは、俺は飯食った後何だから俺を連れて行くことも無いだろう。という俺の言葉を無視して 俺の手を引いて食堂に向かうと残り少ない休み時間で一気に定食を胃の中に押し込んだ。 そして、午後の授業を迎えたのだが… なんだかクラスの連中から生暖かい視線が注がれている気がする。 朝から暗く沈んでいたハルヒを昼休みに俺が廊下に連れ出して いつの間にか居なくなったと思ったらハルヒが元に戻っていたので 俺が何かしたと勘違いでもしているのだろうか…。 ハルヒのステータスが元に戻ったのは喜ばしい事なのだが、 後ろの席で鼻歌交じりに授業を聞いているハルヒが、 真冬のこの時期に桜でも咲かせてしまいそうな位に上機嫌なのは何故だろう…何故だろう。
GJ!ニヤニヤしちまうぜw
キョン自爆w しかも気づいてねぇ。
道端の小石を蹴ったら靴まで飛んでったハルヒ その靴が通りかかった軽トラの荷台に乗っちまった電波を受信した。
561 :
392 :2007/12/14(金) 13:29:40 ID:qSq8VPO6
>>556 テラ夫婦wwwwwww
>>560 キョン、取ってきなさい!
無理だっつの!
朝倉話ようやく投下します。↓遅れた言い訳
1:2回完成させて2回ボツにしたんだよ!
2:慣れない文体で書いたから戸惑ったんだよ!
3:ハルヒに萌えてて(ry
長いのでリアルタイムの人支援お願いします
『ヤア、オメザメノヨウダネ』 「……あなた、情報統合思念体じゃないわね」 『ボクハカレトハチガウ。ダケドオナジソンザイダ』 「随分複雑な関係ね」 『キミニモソンナニンゲンガヒトリイルジャナイカ』 「……問答はいいわ。私を復活させた理由は何?」 『…………』 「そう、わかったわ。あなたに従いましょう」 『ワカッテクレタカ』 「私も彼女関係で何回も煮え湯を飲まされたわ。今度こそは私が勝つ」 『イケ。アサクラリョウコ』 「ええ、期待して待っててね」 そして、祝川の裏路地に朝倉涼子は3回目の降臨を果たした。軽く伸びをし、アーケード街に出る。 夕焼けの商店街を歩いていく北高の制服姿の朝倉。時々北高の生徒が、彼女がかつて所属していた1年5組の生徒もすれ違っていく。 しかし、親の都合でカナダに転校した、本来ここにいるはずのない彼女を見咎める者はいない。彼女は自身の情報を変化させ、自分を朝倉涼子ではない人間だと錯覚させていた。普通の人間なら、朝倉涼子を知っていても彼女を認識する事は出来ない。 「おっと、すみません、ぶつかっちゃって」 それはこの人間も同じだった。キョン。SOS団に所属する涼宮ハルヒの仲間。涼宮ハルヒに次ぐ重要人物。 「いえ、大丈夫です」 かつては命を狙った相手だが、今は特に手を出す必要はない。彼は軽く笑ってまた歩いていった。体から疲れが感じられる。またSOS団に振り回されたのだろうか。そう思うと何かおかしかった。 「さて、急がなきゃね」 そう、今回の相手は彼では無い。もちろん、長門有希でも喜緑江美里(だっけ?)でも無い。この3人以上に恐ろしい相手だ。 「まるで、RPGで雑魚キャラも中ボスもすっ飛ばしてラスボスに挑むみたいね」 自然に苦笑してしまう。RPGなどやったことが無いのに、こんな比喩がすぐに浮かぶのにはもう慣れている。そして、頭の中にインプットされたルートの最後の角を曲がり 「久しぶりね。涼宮さん」 「あ…朝倉…涼子…さん?」 朝倉涼子は涼宮ハルヒの前に姿を現した。 「長期休暇だから懐かしくなって帰って来てみたの。せっかくだから北高の制服を着てね。本当に懐かしいなあ」 「そ、そう」 涼宮ハルヒはどこか動揺しているようだ。無理も無い。かつて遠くに離れていったクラスメイトがいきなり現れたら誰だって驚くだろう。 (そういう点に関しては、彼女も普通の人間なのよねえ)
別に神のような能力(朝倉の人格は神の存在を否定しているのだが)を持つからといって、思考まで普通を超越する必要は無いのだろうか。 「あんた…どうして転校したんだっけ?」 「親の都合よ。ただそれだけ。全く、困った物よね」 「本当にそれだけ?」 それだけでは無いどころか全くの嘘だが、真実を明かす必要は無い。 「それだけ。あたしだって本当はみんなと一緒にいたかったのよ。阪中さんや佐伯さん、谷口君や国木田君、それにキョン君とね」 「………」 思わずやれやれと彼のように呟きたくなった。彼の事となるとこれだ。 「まだ彼と一緒にSOS団をやってるの?」 「まあね。色々あったわよ。楽しい事も面白い事も」 「ふふ…涼宮さん、あなた変わったね」 斜め後ろから彼女に付いていくように歩いているので涼宮ハルヒの表情はここからは見えない。 「変わった?あたしが?」 「そ。前より明るくなったよ」 本当は「前より「他人に対して」明るくなった」だ。こういうのをツンデレというのかしら。と彼に感謝しながら思った。 「あたしは日々進化してるのよ。前のあたしと違うのは当然じゃない」 口調は静かなのに内容は尊大だ。涼宮ハルヒここに極まれり。 「でも、それは悪い事じゃないわ。来る者は拒まず。そうすればいつか必ず望む物がやってくる」 「何か相手が来るのを待つようで嫌だわ。欲しい物は自分から探して見つけるべきよ」 「それも当たりね」 2人の少女は笑いあった。以前の涼宮ハルヒなら、よほど親しい相手かその関係者でない限りここまで親密に会話する事は無い。やはり彼女は変わったのだろうか。 「本当に懐かしい…このコロッケ屋さん、学校の帰りによく行ったわ」 実を言うと朝倉が涼宮ハルヒにこうまで馴れ馴れしく話かけているのは、偏に相手を油断させるためだった。他人の信頼は利用し易い事を朝倉はよく知っている。 涼宮ハルヒに対してもそうだ。彼女に対し、自分は敵ではない事をアピールし、安心させてから「事を起こす」つもりだった。 「あら、あそこの本屋無くなったのね。参考書とか買うのに不便じゃない?」 「駅前に大きな本屋が出来たのよ。あの本屋はあそこに潰された形ね」 いい感じだ。やるならそろそろかもしれない。2人は公園に入った。ここを横切る気なのだ。朝倉は彼女を呼び止めた。
「でもよかったわ。あなたが元気そうで。キョン君達とも上手くやれてるみたいだし」 「あんたも、全然変わってなくて安心したわ」 背中にナイフを用意する。朝倉はナイフが好きだった。ナイフには感情が無い。あるのは冷たい殺意だけ。 「でさ」 涼宮ハルヒが振り返った。 「そろそろ正体を見せたらどうなの?」 内心の動揺を抑えながら平然を装い返答する。 「何の事?正体って何?」 「とぼけんじゃないわよ。宇宙人か異次元人か知らないけど、朝倉涼子を装って近づいてもあたしにはお見通しよ!」 涼宮ハルヒの顔には笑みが貼りついていた。実に魅力的な、それでいて非常に危険な笑顔。 「何言ってるの。私はちゃんとした普通の人間よ」 「100歩譲って普通の人間だとしても、あんたは朝倉涼子じゃない。姿の似た別物よ」 まあ実際の意味でも微妙に別物なのだが。朝倉は気付かれないようにナイフを閉まった。 「へぇ、証拠はあるの?」 神のような能力を持つ涼宮ハルヒも、それ以外はただの有機生命体。朝倉のその見通しは正しい。 「あんたさっき、コロッケ屋によく寄った、って言ってたわね。あのコロッケ屋はあんたが転校した後に立った物なんだけど」 「!!」 「あと、さっきあんたが指差した空き家はあんたが転校する前から空き家よ。本屋は確かに一件潰れたけど反対の方角なの」 「……ま」 「「間違えた」とか「話を合わせるために嘘をついた」とか無しよ。あたしの知ってる朝倉涼子はそんな性格じゃないし、人の性格は半年じゃそう簡単に変わらないわ」 「………」 しまった。完全に失態だ。 原因はわかっている。現在朝倉が所有している記憶は、かつて彼女が1年5組に在籍していた時に所持していた記憶を不完全に復元した物だった。 12月に全く違う記憶を持たされ復活させられた事、そして今回彼女を復活させたのが情報統合思念体では無い事が災いした。彼女が自ら記憶を復元したため、細部に誤りがあったのだ。 もちろん、そんな事を指摘されたからと言ってこれからやる事に関しては全く問題は無い。ただ、涼宮ハルヒが自分を全く信頼していない。それが唯一の問題だった。 だが、 「さすが涼宮さんね。バレちゃったか」 朝倉涼子はこういった事態を予め想定していた。そして、それを打開する策も用意していた。 「私は既に死んでいる。いわゆる幽霊なのよ」
支援、で良いのだな?
「幽霊…ねぇ。まあ、足の無い幽霊は日本だけらしいから日本が間違ってる可能性もあるわね」 1人で納得する涼宮ハルヒ。その顔はかなり紅潮していた。当たり前だろう。初めて明確に接触した「不思議」だ。 「ちょっと前にね、住んでた家が火事で焼けちゃったの。で、そのまま天国に行くのは嫌だったからここに来てみたわけ。あなたに会えたのは幸運だったわ」 幽霊。未来人でも超能力者でも宇宙人でもなく幽霊。これなら、過去の朝倉涼子を疑う事は無い。過去の朝倉の評価をそのまま引き継いでくれる。 「ね、ね、幽霊になるってどんな感じ?やっぱ空飛べたり壁すり抜けたり出来るの?呪いとか祟りとか…あ、今SOS団のみんなを呼ぶから!」 再び朝倉のチャンスは訪れた。笑いながら背中にナイフを出す。 「そう焦らなくても教えてあげるわ。口じゃない簡単な方法でね」 一気に踏み出す。 「え?何?テレパシーとか使え…」 いきなり体は狙わない。まずは携帯電話だ。どうせ長門有希はすぐに察知するだろうが、援軍を呼ばれるとキツい。携帯電話はあっという間に真っ二つになった。 しかし、驚いた事に、実に驚いた事に、涼宮ハルヒはそれに対し「回避行動」で答えた。いくら運動神経抜群とはいえ、攻撃を予測していたとしか思えない動きだ。 「ちょっと、人の携帯どうしてくれんのよ!」 「……どうして攻撃がわかったの?」 「相手は普通じゃない存在でしょ?SOS団団長のあたしを排除しようとする可能性もきちんと考えてたの。まさかナイフだなんて原始的な物を使うとは思わなかったけど」 何の事は無い。涼宮ハルヒは朝倉がどんな事をしようと彼女を信頼する事は有り得なかっただけだ。全く、彼女の信頼を得ている彼らが羨ましい。 「排除だなんてとんでもない。涼宮さんの体には何も危害は加えないわ。ただ、」 「あなたの魂を壊して、代わりに私が涼宮ハルヒになるだけ」 「……つまり、あたしを一度殺して体を乗っ取るつもりなわけね。生憎だけど、この体はあたしのなの。あんた何かには髪の毛一本だってやらないわ」 「うん、それ無理。だって、決定事項だもの」 と言いながら朝倉は再び踏み出した。 涼宮ハルヒの発言には少し間違いがあった。朝倉は涼宮ハルヒの体にも用は無い。彼女の内部の情報エネルギーが狙いだった。
涼宮ハルヒの中に溜まっている情報エネルギー。それこそが彼女の力の源であり、それは魂の力が弱まると共に容易に引き出せるようになる。復元された朝倉はそうインプットされていた。 それを吸収する事で自分が代わりに涼宮ハルヒになる。それが朝倉の目的だった。神の如き力を手に入れる。何て魅力的な事なんだろう。 その力さえあれば、長門有希や情報統合思念体など敵ではない。いや、全時空に朝倉の敵は存在しなくなる。そこに彼女は究極の神として君臨するのだ。考えるだけでユカイになる。 そしたら自分を復活させた存在をナンバー2にしてもいい。既にそこまで考える余裕もあった。何しろ状況は圧倒的だ。 既に公園内部は情報制御空間になっている。【一つ一つのプログラムが甘い】なんて事態にならないように結合には細心の注意を払った。 予想される情報エネルギーの吸収量によっては自分もかなりのエネルギーを使わなくてはならない。そのために情報制御は最小限にする必要がある。 涼宮ハルヒは時たまこちらにパンチを繰り出していた。朝倉に対抗する気なのだ。全く、本当に笑える。 朝倉は自分自身の運動能力を引き上げた。そして涼宮ハルヒに連続で切りかかる。一回ナイフを振るう度に服が裂け白い肌から鮮血が散る。 しかし涼宮ハルヒは悲鳴すら上げない。思ったより彼女は性根を据えるのが上手いようだ。これは新たな発見だった。 「はあ…はあ…遊んでないでやるなら一気にやったらどう?」 「じゃあ死んで」 かつてキョンにしたように涼宮ハルヒを固定する。体力が減ってるおかげでやりやすかった。 実を言うと即死させるつもりは無い。即死させると魂が消滅し、情報エネルギーも失われてしまうと教えられていたからだ。よく考えると、情報エネルギーと魂はイコールなのかもしれない。 特に何も言わず固定を解除し、すぐに脇腹にナイフを突き刺す。涼宮ハルヒはそのまま倒れた。小さな池が出来る。有機生命体は本当に脆い。 「さて、ここからが本番ね」 インプットされた通りに情報を改竄する。魂を吸収するための情報プログラムの構築開始。何だか呆気ないが、これが現実だ。 すぐに感触があった。自分の中に巨大なエネルギーが入って来る感覚。もうすぐだ。もうすぐ自分が神に…。
ならなかった。情報エネルギーはすぐに朝倉の体内で消滅した。そして…朝倉涼子の体の崩壊が始まった。 「え…ええ!?何で…どうして!?」 流石に朝倉は慌てた。話と違う。慌ててもう一回プログラムしようとするが、そこで朝倉は残酷な事実に気がついてしまった。 「嘘…」 プログラムが出来ない。試しに他の情報制御も行ってみるが、何も起きない。情報制御能力が失われたのだ。朝倉涼子は今やただの人間になっていた。 前回キョンを襲った時に長門有希により消滅させられた後、再び復活出来たのは予め空間に自分のデータを保存していたからだ。暴走した長門や今回復活させた存在は、そのデータを利用して朝倉を復活させた。 そして、今そのデータ保存すら出来ないという事実。それは朝倉涼子という個体の完全消滅に他ならなかった。 「ハルヒ!!」 声の先を見ると、キョン、長門有希、記憶に無い少女(恐らく彼女が喜緑江美里だろう)が近づいてくる所だった。制御空間も崩壊したのだろう。 「朝倉ぁぁぁぁぁ!!」 真っ先に駆け寄ってきたキョンが絶叫する。だが彼女はそれを聞いていなかった。 「涼宮ハルヒの魂は凍結されている。ただちに解凍後、肉体の再生に入る」 「わかったわ」 長門と喜緑の短い会話。もちろんこれも聞いていない。 「情報エネルギーが…どうして…」 「涼宮ハルヒの情報エネルギーはあなたに扱える代物ではない」 長門が淡々と答える。 「崩壊は恐らくあなたの黒幕の仕業。あなたに涼宮ハルヒの情報エネルギーが扱えない事を理解し、あなたを切り捨てた。可哀想だけど、私達にはどうする事も出来ない」 その口調にはどこか哀れんでるような感じがあった。 「私は…また利用されたってわけね…ただの…実験体とし…」 朝倉涼子は泣いていた。大粒の涙を流して。 「消えたくない…消えたくないよう…」 それは、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースが初めて体験した感情だった。絶望的なまでの恐怖。今こそ朝倉には、自分が軽視していた「死」という概念がよく理解出来た。 「長門…喜緑さん…こんな事を言うのも何だが、何とかならないのか?」 先程まで朝倉に対し怒りを剥き出しにしていたキョンですらそう考えてしまう。しかし、長門と喜緑は揃って首を横に振った。朝倉の黒幕は、彼女達の力では全く対抗出来ない。
「…羨ましかったのかもね」 ふと朝倉は涙を流したまま呟いた。 「SOS団なんてのを作って仲間と楽しく遊んでる涼宮さんが…あちこちで事件に巻き込まれる涼宮さんが…それでもそれを難なく解決しちゃう涼宮さんが…サポートしてくれる頼もしい仲間がいる涼宮さんが…」 3人は真剣な顔(長門は相変わらず無表情だが)でそれを聞いていた。 「力なんて関係なく…私は涼宮さんになりたかった…」 「……馬鹿言ってんじゃないわよ」 魂の凍結を解凍された涼宮ハルヒが不機嫌な声を上げ起き上がった。朝倉にやられた傷はまだ再生されていない。「涼宮さん動くと再生出来な…」と喜緑が小さく言いかけた。 「ハルヒ、動くな。お前は重傷なんだぞ」 キョンが制止するが涼宮ハルヒは無視して朝倉に近寄った。朝倉の体は既に大半が個体情報を失い光に変わっていた。 「あたしはあたし。誰にも譲らないし、あたしになりたいなんて馬鹿は叩き潰すだけ」 朦朧としたどこか上の空な声。あまりの出血で意識が混濁しているのだ。幸い、状況を深く理解しているようには見えない。 「だから…」 そう言って血まみれの涼宮ハルヒは消えゆく朝倉涼子を抱きしめた。 「あんたはあんた、1年5組のクラス委員長、朝倉涼子よ。あたしにならなくても、あんたには立派な名前があるじゃない」 普段の彼女のイメージからかけ離れた慈愛に満ちた声。キョンは驚きを隠せなかった。こんなハルヒは初めて見るのだ。 「その言葉…もっと早く…聞きたかった…」 今や朝倉はほとんど光に包まれていた。声もだんだんボリュームが下がっていく。 「お盆には、帰ってきなさいよ。線香、上げて、あげるから」 未だハルヒは朝倉の事を幽霊だと思っているらしい。しかし朝倉は「うん、うん」と嬉しそうに頷いた。 「キョン君と…お幸せ…にね」 一瞬だけキョンが「余計なお世話だ」という感じの表情を浮かべたが、すぐに消した。涼宮ハルヒに至っては理解してるかどうかも怪しい。 「ありがとう………じゃあね」 そう言って 朝倉涼子は ただ一つのデータも残さず 全時空から 完全に消滅した。 同時に支えを失った涼宮ハルヒが崩れ落ちた。再び気絶したらしい。 「ハルヒ!!」 キョンの必死の呼びかけだけが、夜の公園に響いていた。
さて、何だか俺では無い第三者が勝手に地の文を担当していたようだが、ここからは今までのように俺がやらせて貰う。 あの日、俺は帰った後すぐに長門に電話で呼び出された。着替えもそこそこに家を飛び出す。あいつが直接呼び出すなんて何かあるに決まってる。 マンションの前に着く。既に長門はそこで待っていた。隣には心配そうな顔の喜緑さんもある。嫌な予感マックスだ。 「朝倉涼子が復活した」 俺の顔を見るなり衝撃的な事を言う長門。またお前の親玉か? 「情報統合思念体とは無関係です。もっと別の何か」 これは喜緑さん。目的は何だ?また俺か? 「違う。涼宮ハルヒの抹殺。既に朝倉涼子は彼女に接触していると思われる」 「何…だと!?あいつを殺したら、例の「進化の可能性」とやらも…」 「失われます。朝倉涼子の黒幕の狙いはそれかも。…違いますね。長門さん、朝倉涼子で無ければ駄目なんですね?」 意味不明な返答に首を縦に振る長門。随分冷静だなお前ら。ハルヒが死ぬかもしれないんだぞ。 「今彼女の位置を探ってます。多分制御空間を発生さ…」 「察知」 短い台詞と共に軽い浮遊感。気がつくと俺達はとある公園の前に来ていた。 「この中ね」 「なかなか強力な制御空間」 「おい長門、中にいるって、公園の中には誰もいないぞ」 「空間を隔絶させているだけ。解除すれば現れる」 そう言うと長門と喜緑さんは、朝比奈さん曰わくな呪文を唱え始めた。だが、いつものようにあっと言う間では無くやたら時間がかかる。 中には朝倉とハルヒがいるらしい。もちろんこれだけ長い時間がかかっていれば朝倉は既に事を起こしているだろう。ハルヒは無事だろうか。俺は久々に焦りを覚えた。 「え?勝手に空間が…」 喜緑さんの呟きと共に公園は眩い光に包まれた。 そしてその先には…座り込んでる朝倉と制服を血に染めて倒れているハルヒがいた。 「ハルヒ!!」 「涼宮ハルヒの記憶を改竄するのは危険。だから、今夜の事は全て夢という事にする」 やれやれ、ハルヒはどんだけ悪夢を見りゃいいんだか。俺達はハルヒを家まで運んだ。二階の部屋の窓からにそっとハルヒを入れる。全く、ついに俺も不法侵入者か。 「朝倉涼子の真の目的は、涼宮ハルヒの能力を手に入れる事。しかし、彼女には涼宮ハルヒが持つ少量の情報エネルギーでも扱えなかった」 それで、見捨てられて消されたわけか。何というか、朝倉に同情する気になったのは例の閉鎖空間以来だ。
支援
支援
今俺達は長門のマンションで解答編をしていた。うん、喜緑さんが淹れたお茶は予想外に美味い。 「でも可能性はあったの。私達ヒューマノイド・インターフェースは、涼宮ハルヒに近い存在だから」 お茶を飲みながら喜緑さん。確かに俺からすれば、能力のとんでもなさは未来人や超能力者より同じだが、そんなわけはないだろう。 「情報統合思念体のヒューマノイド・インターフェースは過去の涼宮ハルヒを参考にして作られている。私は4年前、朝倉涼子は6年前、喜緑江美里は12年前の涼宮ハルヒを」 ちょっと待て。爆弾発言にも程があるぞ。とすると何か?ハルヒは4年前は長門みたいで、6年前は朝倉みたいだったって事か?んなアホな。 ええと、4年前っつうとハルヒは小学6年生か。確かその頃野球を見に行って衝撃を受けたんだよな。……長門みたいになってもおかしくないかもしれない。 6年前の小学4年時にはクラスの人気者だったそうだ。それでも朝倉のようなハルヒは想像しにくいが。 12年前は完全に論外だ。その頃ハルヒが喜緑さんみたいな性格だったとしても俺は驚かん。人の性格なんて簡単に変わるからな。 「中でも朝倉涼子は一番涼宮さんに近かったの。疑似感情まで持たされていたから」 まるで自分や長門に感情が無いかのような言い方。朝倉の感情もかなり微妙なとこだがな。 「朝倉涼子は能力を持たない涼宮ハルヒに最も近い存在。朝倉涼子の涼は涼宮ハルヒの涼」 「もう1人のハルヒってわけか?」 「実力はかなり開きがある」 どっちの意味だ。 「ところで長門さん。涼宮さんの魂を凍結したのって朝倉涼子じゃないわよね。あれって…」 「現時点では不明。情報統合思念体も解析をしている」 何にしろ、もう1人の涼宮ハルヒである朝倉涼子は完全に消滅した。奴は最後に救われたのだろうか。それはわからない。 そんななぞなぞを解き明かしても奴はもうどこにも行けないのだから。何て事を放課後にぼんやり考えてると 「キョン、あんたも働きなさいよ。雑用の癖に団長より働いてないなんて有り得ないわ」 昨夜の事など気にしてないかのようなハルヒ。夢の事を結構気にするこいつにしては珍しいな。 で、何故か部室の整理をしている。何を今さらやってるんだか。とりあえず俺も加わるか。
支援
支援
さるったかな? 支援遅れてごめんよ。
支援
外出しなければならないためこれで最後の支援。
しえーん
支援でいいのかな
なんかプリンみたいだな
袖を捲ったハルヒの右腕には小さな傷が残っていた。 それは長門がハルヒの傷を癒やす時にわざと残した物。 そして、かつてこの世界に朝倉涼子という少女がいた証しだった。 『マイッタネ。アサクラリョウコナラモシクハトオモッタケド、ヤハリスズミヤハルヒノパワーハソレイジョウダッタカ』 「ーーーーーー」 『カノジョノタマシイヲトウケツサセタノハキミダネ。サイショカラケツマツヲワカッテイタノカイ?』 「ーーーわからない」 『マアイイサ。ボクタチモゲンジョウヲボウカンスルコトニシヨウ。デバンハ…ソンナニトオクナイハズダ』 「ーーーーーー」 『ソウシタラ、キミニモハタライテモラウヨ』 「ーーーーーー」 to be continued "BUNRETU"
以上です。マラソンで一言も喋れなかったので長門さん大活躍 まずながるんに謝罪。設定いじりまくってマジすまんorz 上で話題になっただんちさんの「ハルヒ=長門」説と「ハルヒって実際に不思議に遭遇したらどうすんだべ」をドッキングしたらこうなった。今は反省している そして住人のみんなに言いたい 何ィ、原作でマラソン大会やってたのか!?読み込みが足りなかったorz そして、だから俺はリョナラーじゃないってヴァ!
乙でしたー
おっしゃ乙
乙かれさま! 結構長いね、家に帰ってから読まさせてもらうよ
乙! 俺も後でじっくり読む
乙! SFッぽくまとまったね
乙! 楽しませてもらいました このスレ向きじゃないような気はするけど
590 :
小ネタ :2007/12/14(金) 14:34:09 ID:mQh+4kEE
SOS団活動にかまけて年賀状がまったく手付かずのハルヒさん。 全てにおいて一番にこだわる性格ですが今日中に出さないと元旦には届きません。 いくらなんでも正攻法ではもう無理です。 さあどうしよう。 ちょっと考えましたが流石はハルヒさん。すぐにグッドアイデアが浮かびます。 さて年もあけました1月1日。 ハルヒさんとキョンくんの連名で届いた年賀状に驚愕する関係者一同でありました。
西 宮 市 ○ ○ 町 × × シ涼キ ャ宮ョ△ ミハン▽ セル □ ンヒ | ω ε
ずれた…orz
>>591 ちょwwおまwwハガキに「キョン」wwwwww
長門=裏ハルヒって、消失あたりまで呼んでると自然と出てきそうな説だと思ってた。
>590 俺には元旦当日の早朝に自転車で年賀状を配って回るハルヒが見えた
>>594 むしろ、キョンの自転車の後ろで
「さぁ〜明るくならないうちに全部回るわよ〜」
っていってるハルヒが見えるんだが・・・w
で、こーいうわけだから連名になると。
早朝のめがっさ冷える頃に チャリに跨がって年賀状を配るハルキョン。
>>583 乙。朝倉は原作でも出番が微妙だからdでも設定でもイケルよなw だが次からは名前欄注意。
>>596 同じマフラーで暖を取る二人が見えたぜw
しかし二人の周りは妙に暖かかったという。
年賀状ネタで何か電波を受信した 以外2レスほど消費します
2学期の終業式も終わり後はホームルームを残すだけとなった休憩時間。 通知表という名の死刑通告書の交付を控え俺が戦々恐々としている俺に対して、 ハルヒによる容赦無いシャーペン突付き攻撃が開始された。 「ちょっと、キョン!」 痛てぇな。呼べば聞こえるんだから一々シャーペンで突っつくな。 「さっきから呼んでたわよ。全然聞こえてない風だったから突付いたんじゃない」 それは悪かったな。でもせめて反対で突いてくれ。ペン先は洒落にならん。マジで痛いんだ。 「あそう。じゃぁ今度からそうするわ」 そういっていつもペン先で突付かれてる気がするんだが。 「そんな事はどうでも良いのよ。あんた、来年の年賀状はどうするの?」 年賀状、もう何年も届いた分に返事出すだけだな。仲の良い連中には殆どメールで済ませてるしな。 今年もそうする予定だがどうかしたのか? 「そんなの駄目じゃない!ちゃんとそういう年中行事はそつなくこなすのがSOS団なの。ちゃんと用意しなさいよね。」 んな事言ったって今から用意したって絶対元旦には届かないぞ。 「いいから用意しなさい。あたしもSOS団の活動で忙しくて年賀状の用意遅れたから一緒にやるわ。 幸いSOS団の活動は元旦午後の初詣まで予定が無いんだから、それまでに用意するわよ。」 そのSOS団の予定とやらはお前が全部決めたんだろうが。 で、その年賀状作成とやらはどこでやるんだ? 「あんたの家。今日学校終わったらそのまま行くから。帰りに年賀状買ってあんたの家行きましょ。 パソコンとかスタンプは禁止だからね。全部心を込めて手書きするのよ。良いわね。」 良いわね、って良くないと言ったところでハルヒに聞く耳が装備されていないのは十分過ぎるくらい分かってる。 それに、年明けまでの暇な時間が潰れるし、コタツに潜って年賀状を書くだけなら いつものように超常現象に巻き込まれることも無いだろうから、まぁ強くは反対しないことにした。 学校帰り、郵便局に寄って無地の年賀状を買い込みそのまま俺の家に直行して年賀状の作成を始めた。 「さぁ、気合入れていくわよ。キョンは自分の分とあたしの分それぞれの宛名を書いてちょうだい。 あたしはイラストを書いてあげるから後で自分で一言なにかメッセージを書くのよ」 ハルヒが抱えている空白の年賀状はどう少なく見積もっても数十枚単位であるように見えるのだが… 「無駄口叩いてる暇があったら手を動かす!早くしないと年が明けちゃうわよ!」 それから大晦日までの毎日、早朝にハルヒがやって来て夜まで年賀状を作成するという生活が続き どうにかやっと年明け間近の夜中になって年賀状の作成を完了した。 出来上がった年賀状は俺の分とハルヒの分できっちり左右対称の可愛らしいイラストが まるで店にでも出して作ったのではないかという出来で描かれていた。 さて、出来上がったは良いがどうすんだこれ?今から出しても届くのは多分3日位になるぞ。 「何言ってるの。今から配りに行けばいいじゃない」 お前の方こそ何言ってるのだ。何枚あると思ってるんだこれ。 それに自分で配って歩くなら一々手書きで宛名書く必要も無いだろうが。 「すべこべ言わずにとっとと動く!明るくなる前に全部配りきるわよ!」 かくして俺は冬の寒空の下、ハルヒを自転車の後ろに乗せ、市内中を自転車で走り回ることとなった。 どうにか全部を配り終えた時、既に東の空がうっすらと明るくなり始めていた。 ハルヒを連れて家に帰ってきた俺はそのままベッドに倒れこむように眠りに落ちた。 「キョン君!お昼ごはんだよー!はるにゃんも一緒にー!」 妹に起こされた時、既に昼12時直前だった。 いつもならフライングボディプレスで叩き起こされるのだが今日は珍しく普通の起こし方だ。 横を見るとハルヒもほぼ帰ってきたときのままの状態で寝息を立てていた。 なるほど、ハルヒが居たから暴力的な起こし方はしなかったのか。
…などと物思いに更けている余裕は無い。 なんせあと1時間後にはSOS団初詣の集合時間だ。 俺はハルヒを叩き起こすとそのまま食卓へ連れて行き妹を挟んで飯を食った。 飯を終えすぐに出かけようとすると妹が俺の脚にしがみついて離れない。 「別にいいじゃない。一緒に連れて行ってあげれば」 というわけで妹を連れて3人で駅前に到着すると他のメンバーは既に全員集まっていた。 「あー!もうみんな来てるよー!」 妹の大声で3人が一斉にこちらを向いた。 真ん中に妹が居て両サイドでその妹の手を引く格好の俺たちを見て古泉が 「おやおや、元旦からご苦労様です。これはまるで」 それ以上言うとお前の口が二度と開かないように針と糸で縫い付けるぞ。 肩をすくめてニヤリとする古泉を一瞥し、それぞれに新年の挨拶を交わした。 「そうそう、年賀状ありがとうございました。昼ごろにまとめて届くと思っていたら朝お二人の分だけ先に届いていてびっくりしましたよ」 お前の分だけじゃないぞ。全部ハルヒに振り回されながら明け方に配って周ったんだよ。 「新年早々お疲れ様です。涼宮さんもお疲れのようですね。」 ホントもう疲労困憊だよ。今日も出来れば一日寝て過ごしたかったんだがな。 「でねーキョン君とはるにゃん、帰ってきてからさっきまで一緒のお布団で寝てたんだよー!それで一緒にご飯食べて皆で一緒に来たのー!」 妹の残酷なまでの無邪気さに殺意を覚えた俺を誰が咎められようか。 朝比奈さん。何真っ赤な顔してるんですか。何もありませんよ。誤解ですよ誤解。不可抗力です。 ハルヒ、お前も顔真っ赤にして固まってないで何か言え! とまぁ、そんな初詣やなんやをこなした冬休みも終わり、始業式の日。学校に着くと阪中が話しかけてきた。 「年賀状ありがとうなのね。涼宮さんと二人分だけ先に来ていてびっくりしたわ。」 年賀状書くのに大晦日までかかっちまったからな。自転車で配って回ってたんだよ。 「可愛いイラストが描いてあったけど、あれは涼宮さんが描いたのね?」 あぁ、ハルヒも年賀状書いてなかったらしくてな。分担して作ったんだよ。 「お二人さん。仲いいのね」 「ちょっと。そんなんじゃないってば。ちょうどキョンも年賀状作ってないって言うから手伝わせただけよ。 ただ手伝わせるだけじゃ悪いからイラストだけ描いてあげただけだってば」 ハルヒが慌てたように口を挟んできた。 「ふーん。そうなんだ。それじゃこれは涼宮さんからのメッセージということなのね?」 阪中は俺とハルヒの年賀状を2枚取り出し二人のイラストを2枚並べて見せた。 「何だこれ!」 真ん中辺りに丸まった格好のネズミが描かれているのだが、2枚並べるとそのネズミがハートマークを形作るではないか。 「ちょっと!何よこれ!」 イラストを作成したハルヒが俺以上に驚いている。何でお前まで驚いてるんだ。自分で描いた絵だろう。 「こんなになるなんて知らなかったわよ!偶然よ偶然!」 真っ赤な顔で慌てて否定するハルヒ。本当に意識して作ったわけではないようだが… なぁ、ハルヒ。この年賀状、SOS団や鶴屋さん他同じクラスの連中ほぼ全員に出さなかったか? 二人で青ざめていると恐らく日本一空気の読めない男が寄ってきた。谷口である。 「よう。キョン。お前らこの年賀状は結婚式の招待状か何かのつもりか?気が早いというか手が早いというか…」 谷口、悪いことは言わん。逃げろ。 ハルヒの顔は相変わらず赤いままだが今の赤は照れてる色じゃない。憤慨の赤だ。 谷口の断末魔の叫び声を聞きながら俺は窓の外を眺めていた。 今年もこんな調子で始まって一年中ハルヒに振り回されて終わるのかね。 やれやれ。
勢いだけで書いたんで言い回しがおかしいところが… もう少し校正してから投下すればよかったorz
阪中キター!
凄まじいバカップルっぷりw
アツアツなのが地球温暖化の原因ですね
谷口かわいそうだな。
今部屋が暑いのはこいつ等のせいかああぁ! ……ストーブ消すか
ストーブなんてもったいない、ってな訳でおしくらまんじゅうするハルヒとキョン
年賀状ってクラス全員に送るのが普通なのか? 俺は仲のいい奴らにしか出さなかったなぁ ハルヒの場合面倒くさいとか言って出さなそう
>610 キョンとの共同作業に夢中になって作り過ぎたんだよ それで手当たり次第に配ったんだw だってハルヒの目的は「年賀状」じゃなく キョン宅に入り浸る事と2人で何かをしながら新年を迎えること… あれ?誰か来たな…
歩道橋の上で初日の出を眺めていたハルキョン、なんかロマンチックっぽい電波が
>612 俺の所には 「せっかくだから日本一高い所か初日の出見に行くわよ!」 と言い出して真冬の富士登山決行しようとするハルヒと 必死に止めようとするキョン、万が一に備えてアイスバーンを切り開いて不凍結な登山路の整備を始める機関の面々 という電波が飛んできたぞ(゚Д゚;)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | なにを お探しかね? | \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ____ すみません | /ノ`-, l lノヾソノミ| ちょっといいですか?わたしは長門さんが好きなんですが l lノ,-) ̄ミ l_ t__了「l l キョンの嫁は涼宮さんと思ってるので l─k_ |_/i ヽ) 長門スレにいることができません l___| j -//ヽ 助けてほしいのですが l___|___/ヘ// ヾ ___ l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| l l l. l l l. l l l. l l l l l l l. l l l. l l l. l l l l
>>614 そーゆーことであれば、前からどこに投下するかと思ってた、ハルヒも長門も幸せになっちゃうものを投下しちゃうぞっ?
(キョンの嫁は涼宮さん、というのは満たしていると思いますよ?それだけじゃないですけど。)
それでもいいのかね?
・・・そうか・・・そういうものがあるのなら、やはりVIPにするべきか。
旅行先が決まらないまま取り敢えず伊丹空港へ行くハルキョン 結局東京に行ってあんなことやこんなことをしてきたハルキョン あかんわ。風邪引いて頭が回らんわ。
ハルにゃんと添い寝したい
寝言の多いハルにゃん
修学旅行で同部屋の女子はやばいな
スカートの尻が破けたのでキョンに縫ってもらうハルヒ
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/14(金) 22:54:42 ID:gziHHYqo
おまいら何で佐々木の「恋愛は精神病」発言フラグはスルーなんだ?
ハルヒがドラマの脚本家になったら
ペット育成ゲームでペットに「きょん」と名付けるハルヒ。
>>629 明らかにシカに似た生物になりそうなんだが、そのペット。
>>602 GJ
なんという以心伝心w
そしてKY谷口哀れw
ハルヒに会いたい
633 :
小ネタ? :2007/12/14(金) 23:36:56 ID:vFqBnQkd
>>625 「…うにゃむにゃ……バカキョン…」
やれやれ。まったくこの団長様は。夢の中でさえバカ呼ばわりか。
「………でも………好き……」
待て待て待て!こいつ今なんて言った?俺が好き?Why?何故?俺は地底人でも異世界人でもなんでもないってこら!抱きつくんじゃない!なんか柔らかいものが当たってんだよ!
まったく。変な気を起こしちまったらどうする気だ。俺が紳士であることに感謝しろよ。
「……………ニブキョン……」
……………。
結局キョンは一晩中眠れず、翌朝、起きたハルヒに突き飛ばされましたとさ。
谷口とハルヒの絡みはもっと見たいんだけどな もちカプとしてでなくね
佐々木事変のせいで国木田は出番が増えそうだけどなw
ハルにゃんにひざ枕してもらいたい
>>634 谷口の片想い?
ていうか谷口がツンデレなのかな・・・
クリスマスイブに彼女と遊ぶ予定を入れておいたが、バイトで遊べなくなるかもしれないことをさっき言われた その悔しさから書いたSS ハルキョン要素少な目 オリキャラ注意
「イヴに逢えないかも知れない!?」 携帯から飛び込んでくるキョンの怒号が耳をつんざく。 まぁ、今回は全面的にあたしが悪いんだけど。 「父さんが知り合いのホテルでパーティーやる、って言い出して…。断ろうとしたんだけど、親にはあたし達が付き合ってること内緒にしてるし…。」 「…。」 う…だんまりだ。 やっぱり怒ってるよね。 「本当にごめん。なんとか理由つけて絶対行くから。」 「頼むぞ。せっかくケーキの予約もしたんだし、プレゼントも用意したんだから。」 「うん…。」 「じゃあな。」 プツン ツーツーツー… 「はぁ…。」 ため息が意図せず漏れた。 あたし達は色々あったけど、こうして恋人関係になった。 お互いずっと素直になれず、長い間歯がゆい日々を送っていたけど、キョンのほうから告白してくれた。 すごくうれしかった。 どこにでもある普遍的な恋愛だけど、毎日が充実してた。 そして、もうすぐ恋人同士で初めて迎えるクリスマスイヴ。 ちゃんと計画をたてて、プレゼントも用意したのに…。 付き合ってることを秘密にしているのは、心配性な母さんに知られると面倒になるから。 いつかは言わなきゃ、と思ってるんだけど…。
そうこうしているうちに、12月23日。 パーティーは夜に行われるんだけど、夜もずっとキョンと一緒にいたいあたしは、どうにかして24日全部の日程を空けなきゃいけない。 でも、いまだ納得させられるだけの言い訳が浮かばない。 イヴが近づくにつれ、だんだんキョンが「ちゃんと日は空けたか?」と聞く回数が多くなっていく。 メールもその話題が多くを占めるようになり、気ばかり焦る。 子供じゃないんだから落ち着いて待ってなさい、って以前のあたしなら言えたかもしれない。 けどキョンと付き合ってからは素直になろう、って決めたあたしは、自分の非を差し置いてそんなこと言うことはできない。 でもいくら急かされてもいまだ予定は作れず、説得させようとしてもうまいことは言えず、時間ばかりがイタズラに奪っていく。 「はぁ…」 リビングでケータイをいじりながら、通算で3ケタは越えるんじゃないかって溜め息を出した。 どうしよう…。 「どうした?」 「え、ううん。なんでもない。」 仕事から帰ってきた父さんに声をかけられた。 こうなったら、賭けに出よう。 考えに考え抜いた結果、あたしはギャンブルに手を出す。
「父さん。」 「ん?」 リビングで夕食をつまみながら、テレビを見ている父さんに声をかけた。 父さんは今日帰りが遅かったので、キッチンで家族で一緒には食べず、リビングで一人夕食を食べている。 「明日のパーティーなんだけど…。」 「おう、なんだ?」 うう…閉じた口が開かない。 『明日は彼氏と過ごしたいからパーティーには行けない』。 これだけ言えば楽なのに。 「彼氏か?」 「うん……え!?」 ちょ、ちょっと待って!! なんで父さんがそれを知ってるの!? 「さっきケータイ眺めて溜め息してたろ。それに今までだってパーティーの話題出すとちょっと落ち込んでたし。」 「…。」 さも当然のことであるかのように、テレビを見つつ夕食を口に運びつつ、さらっと答える。 うん…? ちょっと待って。 「なんで彼氏だと思うの?友達かも知れないじゃない。」 「あぁ、さっきのはカマかけてみただけだ。しかし簡単に引っかかってくれたな。」 …やられた。 ただのハッタリにあっさりかかるなんて…。 あたしも弱くなったわね。
「いいよ。行ってこい。」 「え…?」 「せっかくのクリスマスだし、彼氏といたいんなら止めはしない。母さんには俺から言っておくよ。」 あぁ…父さんは理解のある人でよかった。 「それに、たまには夫婦水入らず、ってのも悪くないしな。」 ニカッと笑った。 …変態。 いい歳してなに考えてるのかしら。 という言葉が喉まででかかったけど、飲み込んだ。 変わりに、別の言葉を出す。 「ありがとう。」 「あぁ。」 そして次の日の24日の朝。 あたしは朝から準備して、キョンの家へと急いだ。 自分でもビックリするぐらいに、早く着いた。 家の前でキョンに電話をかけた。 「もしもし。」 「もしもし。今日一緒にいれることになったわ。」 「そうか。よかった。」 心から安堵した声が聞こえる。 「うん。もう家の前にいるから。」 「え?」 そう言って、二階の窓からキョンが見えた。 家着をまとってて、多少寝癖が残ってる。 あたしを見つけた瞬間、電話が切れた。 10秒くらいで、玄関のドアを開けてキョンが現れた。
ふぅ、と溜め息をつき、 「事前に連絡ぐらい入れとけよ。」 「だって、すぐ逢いたかったから。」 「そうか。」 やれやれ、と言いたそうに首を横に振った。 あたしはキョンのそばまで駆け寄り、抱きついた。 「ハルヒ?」 「ごめんなさい。それと、大好き。」 「…!」 顔は見れないけど、動揺したのはわかった。 あたしは言ってから顔が熱くなっていったのがわかった。 たまにしか言わないけど、言う度顔が赤くなる。 けど、急に言いたくなった。 ふわっとあたしの頭を撫でるキョン。 「俺もだ。」 「ダメ。ちゃんと口で言って。」 「お前な…。」 「早く。」 ちょっとしたイタズラ心が芽生えた。 たまにはキョンのほうから言わせてやろう。 ふぅ、と一呼吸置き、 「大好きだ。愛してる。」 と言ってあたしを抱きしめてくれた。 すごく恥ずかしいけど、すごくうれしい。 これからもずっとワガママ言うかもしれないけど、これからもよろしくね、キョン。
GJ! ハルヒかわいいよハルヒ
ところで亀だが
>>508 のホンジャマカって誰も突っ込まないのなww
お義父さんかっけー てか親公認www
呼称は親父 まあ父親の前ではお父さんかもしれないが
結婚前夜思い出したw
>>644 あ?ああ、そうだな。
ID:5h4Sz12rをNG登録しなきゃな。
熱々過ぎて雪も溶けちゃいますw
いや、それどころか周囲が砂漠化する
そしてカマドウマ出現
そろそろ巷はクリスマスソングが鳴ってますが、 中学時代のハルヒのクリスマスを思うと ちょっと泣けてきます。 ともすれば「悲惨」の文字が頭を去来し、苦しむハルヒなど想像 したり。 だから、高一の聖夜はそれはそれは期待してたのに、キョンが ぶったおれたわけで。 と考えると感慨深いのよ。
そういや消失の季節か 公式サイトはまた消失ネタやるかのね
中学生の時は自分で作り出した状況とはいえ、辛くても意地になってたってのもあんだろうな。 クリスマスが近づいてくるのは楽しみな反面、 やはりあの時を思い出して不安にもなるだろう。 ハルヒおやすみハルヒ
ハルヒの中学時代のクリスマスはサンタ探しだよ でもクリスマスの街中をかわいい女の子一人が歩いてたら男に声をかけられるだけで それでもハルヒはサンタを探し続けたんだよ もしくはその時付き合ってた彼氏飯くってそれ以上はなしでお別れとかかな
中学時代のハルヒはかわいそうだよな 友達がいなかったみたいだから、修学旅行の班決め 授業中、誰かとペアを組まないといけない時 文化祭の自由行動の時 他にも色々あるけど常に一人だったとしたら、結構きつい 自業自得なんだけどね
明日は休みだ! おやすみハルヒ
キョンにサンタの格好をしてもらってプレゼントを貰いたいが恥ずかしくて 素直に言えずもやもやして不機嫌になってキョンを困惑させるハルにゃん。
>>652 仮にぶっ倒れ続けたとしてもキョンの事で頭が一杯になって12月24日まではクリスマスなんて忘れてたと思う。
>>655 街中に居るサンタ服のおっさんに話掛けてみたりしてそうだなw
>>656 寧ろそういう時はおとなしく地味〜に参加してたのでは。
そして他の人が仲良くする姿を見て、現実もたまにはいいのかな、みたいな事を思い悩んでみたり。
>>602 やはりキョンと涼宮ハルヒは一刻も早く籍を入れるべき。
大丈夫、情報操作は得意。
そこで谷口ですよ。と中学生時代はハルヒ×谷口な俺が言ってみる まあ高校時代見ると破局確実なんですがね
ハルヒの男とっかえひっかえ事件は、 ハルヒ自身は男女交際しているつもりはなく、面白いかどうかをテストしていたという見解でよろしいでしょうか。 早々にファーストキスやそれ以上を奪われた可能性は無いと思いたいのですが。
おはるひ!
>>663 そうだと思うよ。だからクリスマスの時に付き合ってる奴がいたとしても、クリスマスだからなんて理由で
デート申し込んだりしたらその時点で普通のつまらない奴扱いで破局だったかもねw
じゃあいつやればいいんだ?勤労感謝の日か?平日の真夜中か? まったく、ハルヒはワガママだなあw
おはるにゃん
おハルハル。今日も可愛いよハルハル
>>666 「俺がやるって言ってんだ!」とばかりに強引かつ気まぐれに
デートに誘えばあるいは……
>>661 谷口はいまだにつるんでるだけあっていい線言ってると思うよ
恋仲としてはどうか知らないけど少なくとも友達としては
ツレ(♀)に「キョンに似てる」と言われた 喜ぶべきか、嘆くべきか・・・・
個人的には非処女ハルヒもいいんですがねぐへへ
ハルヒは処女だよ・・・たぶん
クリスマスでは変則的にケーキは無く鍋がメインだったりして
>>672 それは彼女がフラグを立てようとしているのに
フラクラキョンのごとく、あなたが気付いてくれないという意味だと思われます。
もう一度彼女の最近の言動を思い返してあげてください。
この幸せ者!!!
クリトリス
う〜ん 髪型のせいでハルヒに似てなくもなくもなくもないが 胸が長門
このスレの今年の漢字は「涼」で異論のあるやつは?
去年は何だったんだろう
>>680-681 去年の漢字?
こいつの名字に決まってんだろ
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
?
. , -(ー-.、 ,. ‐-ー- 、
〃,.ゞ Vンヽ ノ / ヽ
. {彡ハ'〈"ノ゙ハ! . ノハハハハハ !
リ'(!┰ ┰| !|─ ─ ,iリ)!
. ヾ.!、 ヮ ノ . ’ 、 - ,ノル´
<'}`|{†}|゙iつ . 〈i゙|†'|´{'>
l´`T´i i´T `i
〈__八__〉 . 〈_,八__〉
なにかをたくらんでいるときの顔のハルヒが好き
ハルヒ「寿限無みたいに長い苗字だったわ」
>>679 「超」がいいです
ハルヒらしくて今年っぽい感じを一字ってのはムズい
「馬」
「愛」だろ「愛」 ハルにゃんは愛によって出来ています
>>679 「愛」に決まってるだろ
俺はハルにゃんを愛している
それ以上のものがあるだろうか、いや無い。反語
被った
俺はお互い信頼しているという意味をこめて「信」を挙げてみる。 あと心が通じ合っているという意味をこめて「通」もありかも。
ニーソックスよりも素足が好きなキョン。 それを知ったハルヒは冬なのに靴下を履かずに素足で来て文芸室で キョンに何やってんだ!?と怒られキョンにマフラーを冷えた足にかけてもらう ハルヒ。
>>661 友達としてなら、ハルヒは谷口を好きだし、谷口もハルヒを好きだと思う。
驚愕出るまで確定しないが、中学時代のキョンと佐々木が恋愛感情が無いけど、やたら仲のよい友達だったとしたら
ハルヒと谷口も本来そうだったと思う。
もっとハルヒと谷口の友情が見てみたい。
友情っつっても谷口は最後まで骨がなさそう
っつーか、谷口に怒られるハルにゃんはあんまり見たくない
>>690 ケコーンしようぜ
スケボーでレースするSOS団。 しかしハルヒが調子よくしてスピードを上げたため道路に出て 車に引かれようとした所をキョンが火事場のクソ力を発揮、間半髪で救出。
>>697 間一髪よりさらに不味い状況だったんだよ
>>694 まともに会話を交わしたことも無いのに友人ってのは変じゃね?
俺も中学と高校で三年同じクラスの奴いたけど、特に接点も無かったしな。
ハルヒにとって谷口って、 中学時代の唯一の友達だったんじゃね?
そんな描写あったか?
「俺、涼宮が人とあんなに長い間喋ってるの初めて見るぞ。」 と谷口も言ってるし、中学時代はまともに人付き合いをしてない。というか高校入学当初のあのスタイルがずっと中学から続いてたんだろう。
>>700-703 言い出しっぺが言うのも何だが、この場合描写や統合性云々よりも
「中学時代のやさぐれたハルヒに唯一優しくする谷口」
というシチュエーションがいいのでは
無論ハルヒは絶賛スルーだけど、内心では感謝してるとか
Nice mousou.
そういや初期の頃にはハルヒにドラマの話を振って会話しようとして振られちったクラスメイトが居たけど、 ハルヒは普段からその手のテレビ番組は見てないのかな? 個人的にはドラマとかよりもドキュメンタリーみたいなのが好きそうなイメージというか。 たまたまテレビを付けて、たまたまそのときやってる番組をダラダラ見てそうな感じがするw
ハルヒが谷口に感謝するなんてありえん
>>703 谷口とハルヒが会話しているのは、谷口には見えない。
一時的にSOS団設立直前のキョンと同じくらいの親しさになったこともあったかもしれない。
というか、1週間続いた「彼氏?」は一時的にSOS団設立直前のキョン程度は親しくなったかも。
いや、谷口は遠巻きに眺めてただけだろ。 そんな存在すら一人もいなかったからこそ ハルヒの中でジョン・スミスの存在が膨れ上がったわけで。
>>704 悪いが既にハルヒがキスのみでキョンの子供を身篭ってる可能性よりありえない。
谷口とハルヒには同じクラスだってこと以外何の接点もねーよ ちゃんと読んでんの?
>>704 まあ、個人の妄想に止めておくといいと思うよ。
あれーかなり不評? ちょっと拗ねてくる
>>707 単に月曜日に告白して日曜日のデートでフラレたってだけじゃね?
ミクルの冒険での谷口の扱いを見れば
>>704 のような結論にはならんわな
>>714 最も仲の良いキョンでも初期は酷い扱いだから
呼んでもらっただけでも仲が良い方だろ
どうしても谷口を持ち上げたい人がいるんだなあw
ただ、キョンのお供拉致ってだけだろ。 国木田なんて谷口以上にハルヒと接点がなかったような気がする。 あれ?国木田って映画にでてたっけ?
>>715 まぁあくまでも他の連中と比べてってレベルだな。
仲が良いってのとは違うと思うがw
>>716 本人がいるに決まってるじゃないか
な、谷口。
>>716 その理由はね
ハルヒと仲の良い男友達やハルヒに恋する男がいて、キョンが嫉妬する展開が見たいからだよ。ラブ米で良くあるパターン。
ここのSSでもそういう作品あるだろ。
俺もハルヒの嫉妬は随分見てきたから、キョンの嫉妬見てみたい。
今のところ、それができる可能性が相対的に高いのは谷口ということで、必要以上に持ち上げられる。
正直、キョンが嫉妬する展開でないと、キョンがハルヒにデレないような気がする。
お前ら…俺が悪かった。ごめん
>>720 俺はただ単に、ハルヒ×キョンに飽きて来てるだけだったりする
ハルヒの旦那はキョン以外有り得ないが、それだけばっかりだとワンパターンになるしな
ハルヒがデレれば普通にキョンもデレるだろ。
>>720 いや一番可能性が高いのは古泉だろ。
「あなたにはいい加減あきれました。
これからは僕が涼宮さんの彼氏となって
彼女の精神の安定に勤めることにします。」
とかいってハルヒに告白するとか…
古泉はアリだな
ハルヒがキョンの気持ちを確かめるため古泉と付き合う振りをして〜 なんてのは良くあるよな。
>>724 佐々木の存在を考えると、それもありそうにないんだが…
>>726 近い内容のSS書いた事あるなww未完だけどwww
ただ今挫折中
>>728 俺も何人かのせいで挫折したいわ…
ちょっと何か書いて現実逃避してくる
>>729 >何人かのせいで
???
スマン。俺の頭では何が言いたいのかワカラン。詳しく説明してくれ。
ハルにゃん可愛いよハルにゃん
ハルヒかわいいよハルヒ
2008年のハルヒカレンダーが届いたよ〜 ハルヒ可愛いよ〜
ハルにゃんがコタツでぬくぬくしながらみかんを食べてるのを想像しただけで…三杯はイケる
炬燵で蜜柑を食べるキョンとハルヒ。 少し温くなってきたので温度を上げようと潜り込むキョン。 ハルヒのパンツが丸見えで…じっくり見ようと囁く悪魔キョンと紳士的行為でないと叫ぶ天使キョン ジタバタしてハルヒにバレ責任とらされるキョン!
スレチだが、阪中って俺のなかでは あずまんがの大阪のイメージしかない。 名前も似てるし、ルソーと戯れてる姿は まさしく大阪とサダキチさんにみえてしょうがない。 ハルにゃんかわいいよハルにゃん
ねんどろいどぷちが届いたナリよキテレツ シークレットのチアガールハルヒが可愛すぎる。 キョンがどうにかなっちまうのもわかるぜ…。
うpの仕方がわかんない
>>745 やり方がよくわかんないわ
英語ばっかで、だいたい俺携帯だし
しかし阪中は何でハルヒと仲良くなりたいんだろうな
>>749 ハルヒの良さがわかる、見る目がある子なんだよ
阪中はコーラス部だからハルヒの歌声に惚れたとか
たぶん異世界人でハルヒとのコミュニケーションを取りたいんだよ
>>750 つまり、「ハルヒのことは苦手」とか設定されてる柳本は…
>>751 コーラス部にハルヒを助っ人で呼んだりとか
ただしグリークラブだけはダメだ!あそこには稀代のモテ師である榊がいる!
まあハルヒならキョン以外には絶対なびきませんが
画像変換できたけどこのスレに貼るにはどうすりゃいいんだ?
阪中家特製シュークリームを食べて以来 甘いものには目がないハルにゃん
ハルにゃんはカスタード派?ホイップ派?
しかし平野はどう喋ってもハルヒにしか聞こえんな。
>>757 長門、悪いんだがあと少しどいてくれ
ハルヒは何か一口でパクって食べそうだな
で喉に詰まらせてキョンにSOS
規制食らって書き込めないのって俺だけ?ハルにゃん。
やっと分かった 何月がいい? 全部の月はマズいと思うからひと月だけにしとく
>>749 音楽を真剣にやっている人はハルヒの才能に惚れ込むんだよ。
最近スレが復活した、ライブの先輩も同じ。
破天荒な性格した音楽家が多いから、ある程度のハルヒの破天荒さは許してくれる。
キョンの気を引くため古泉と付き合うことを宣言したハルヒ しかし当のキョンは完全に諦めたらしく何も言わなかった という電波を受信した
甘いものを食べすぎて、ちょっとぷにっとしてきちゃったハルにゃん それに一人だけ気付くキョン
ハルキョンのツーショットの月なかったっけ? こないだチラっとみたような。
>>765 ミステリックで長門×古泉に言ったみたいに「お前ら付き合ったらどうだ」とキョンが言えばハルヒはガーンだろうな。
>>763 がうpの準備をしている間に投下。5レス予定。
「あたし、古泉くんと付き合うことにしたから」 ある日の朝、俺が自分の席に座るとハルヒが言った。 「昨日、告白されてね」 告白されて断らない主義は今でも健在か。 「そうか。いいんじゃないか? 傍目から見りゃ美男美女でお似合いだ」 そのあとハルヒは何も言って来なかった。 その日の放課後、いつものように2人でボードゲームをしていた時に古泉が言った。 「いつまでたってもあなたが彼女に対して何もしないのがいけないんですよ」 意味がわからんね。お前とあいつが付き合うことと俺との間には何の関係性もない。 それより少しはゲームに集中したらどうだ。 「素直にならないから痛い目を見るんです」 だから意味がわからん。 「そうですか。あなたがそれで良いのなら、僕は構わないのですが」 全く、何言ってんのかね。ハイ、チェックメイト。 どうせハルヒのことだ。1週間もすれば飽きるだろう、その時はそう思っていた。 だが、あれから1ヶ月たった今でもハルヒは飽きる気配がない。 古泉が上手くやっているのだろう。おかげで俺の日常は平和そのものだ。 腕を掴まれ強制連行されることも、授業中に背後から攻撃されることも無くなった。 なんだか落ち着かないのはこの平穏無事な生活に体がまだ慣れていないせいだ。 □□□□ ある日の夜、あたしはキョンに対して悪戯を思いついた。 ちょっとした嘘をついて、あいつの反応を見てみようと思う。 思い立ったが吉日、というわけで早速あたしは古泉くんに電話して協力を求めた。 さすが副団長ね。二つ返事で承諾してくれたわ。あいつとは大違い。 そして翌朝、あたしは言った。 「あたし、古泉くんと付き合うことにしたから」 キョンは無反応なのか固まっているのか。微妙ね。 「昨日、告白されてね」 そういう設定にしてある。 「そうか。いいんじゃないか? 傍目から見りゃ美男美女でお似合いだ」 ……自分ではクール装ってるつもりかもしんないけど、声、裏返ってるわよ? そのあとあたしは笑いをこらえるのに精一杯で何も言えなかった。 それからしばらくキョンを観察してみたけど、日に日におもしろくなっていくわね。想像以上。 上履きを左右逆に履いてたり、壁とか電柱に真正面からぶつかったり、 授業が終わってお弁当の時間なのに授業中のままの格好で固まってたり、 何かぽけーっとあたしのこと見つめてたりして、心ここに在らずって感じ。 授業中の背中が前にも増して無防備だけど、ここは敢えてスルーね。
ぶっちゃけ古泉は本編でも『朝比奈ミクルの冒険』では、ハルヒによってみくるの当て馬に 『消失』では、長門によってハルヒの当て馬にされてるしな
作戦決行から1ヶ月くらいたったある日、あたしは日直の仕事で遅れて部室に行った。 「あれ? あんただけ?」 「ああ。朝比奈さんも長門も用事があるって先帰った。古泉は知らん」 「そ。それにしても、あんたと2人だけってのも随分久しぶりね」 「お前の隣にはいつも古泉がいるからな」 「そっか」 キョンが席を立ってこっちに向かって来る。その目はいつになく真剣かもしれない。 「ハルヒ」 「……なによ?」 キョンがあたしのすぐ目の前まで来て―― 「ぇ……キョン?」 抱きしめられた。結構きつめ、ぎゅうって感じに。でも苦しくはない。むしろ心地いい。 「……ハルヒ」 抱きしめられたままの状態で名前を呼ばれた。ヤバい、頭がボーっとする。 キョンのにおい、いいにおい。キョンの体温、あったかい。落ち着く。他の誰にも渡したくない。 「お前はそれで幸せか?」 バカね。大好きな人に抱きしめられて幸せじゃない人なんているわけないでしょ? 「うん、しあわせ」 キョンの体温が一瞬だけ下がったような気がした。 「……そうか」 キョンが体を離す。ん、もうちょっとそのままでいてほしかったのに。 体は離したけど、まだ距離はすごく近い。ポニーテールがどうとか言ったらあの夢と同じだけど……。 「それならいいんだ」 キョンが優しく笑う。でも何だろう、何処か寂しいような悲しいような、そんな笑顔。 「悪かったな、いきなり」 まだキョンは笑顔のまま。キョンの笑顔は大好きなのに、なんでだろう? その笑顔を見てると心が痛む。 「俺も今日は用事があるから帰る。そろそろ古泉も来るだろ。じゃあな」 「え……? あ、待っ」 ……行っちゃった。追いかけるべきなのかな? でも引き留める理由もないし……。まぁ、いっか。 それにしても、キョンに抱きしめられたのなんて初めてじゃないかしら。 あの夢でも抱きしめられてはいないわね。キスは、されたけど……。ヤバい、思い出すだけで顔がニヤける。 恋人だったら、抱きしめたりキスとかは普通にすることなのかな。 いや、恋人ならもっと…………うわ、顔が熱くなってきた。とりあえず落ち着かないと。 でもなんであいつはいきなり抱きしめてきたんだろう? これはかなり身勝手な解釈だけど、もしかしたらあいつ、あたしのこと、好きなのかも。 だって好きでもない女の子を抱きしめるとか普通しないし あいつがみくるちゃんとか有希とか他の女の子を抱きしめてるとことか見たことないし。 もし好きだったらそれはもの凄く嬉しいけど、だとしたら少しやりすぎたかもしれない。そろそろ潮時ね。 そのあと来た古泉くんと話して、明日キョンに嘘をばらすことに決めた。 □□□□
支援
>>773 初期のクールこなたならあるいは…
何か平野のハルヒって極端にアニメ声してない、普通に現実にいそうな声してるよなあ
極端にアニメ声なみくるとあんま喋らない長門が比較対象だからかもだが
久しぶりにハルヒと2人きりになった部室。 少しだけ会話し、ハルヒと古泉が2人で楽しそうにしているところを思い出して―― 「ぇ……キョン?」 その声を聞いて初めて、俺はハルヒを抱きしめていることに気がついた。 何故こんなことになっているのか自分でもよくわからないが、俺はこいつに聞かなくてはならないことがある。 「お前はそれで幸せか?」 根拠はないが、古泉よりも俺の方がこいつを幸せにできると、何故だか知らんが思っていた。 「うん、しあわせ」 だが、ハルヒは本当に幸せそうに答えた。そんな言い方されたら黙って諦めるしかないだろう。 「……そうか」 ハルヒは何も言わない。沈黙の時間が流れる。気まずい。 古泉が来るまでこの空気は続くのだろうか。いや、来たらもっと気まずくなるだろう。 「それならいいんだ。悪かったな、いきなり」 異性に何の脈絡も無く抱きつくなんて変態以外の何物でもない。 「俺も今日は用事があるから帰る。そろそろ古泉も来るだろ。じゃあな」 ハルヒに変態呼ばわりされる前に、俺は居心地の悪くなった部室から退散することにした。 今日は長門も朝比奈さんも来ない。2人きりになる機会をやったんだ。感謝しろよな? 古泉。 今頃2人は俺のことを変態扱いして笑い物にでもしているのだろうか、 いや、2人はそこまで悪い性格ではないし、それ以前に俺のことなど話題にしないだろう、 などと考えながら歩いていたその帰路で、俺はポニーテールの良く似合う女性と出くわした。 □□□□ 翌朝、早くキョンに嘘でした、ドッキリでしたって言いたくて、あたしはいつもより早めに家を出た。 どうやって切り出そう、笑って許してくれるだろうか。 「よう」 「――っ!」 そんなことを考えていたからか、教室で声をかけられるまでキョンが来たのに気づかなかった。 「あ……あのさ、キョン、あた」 「俺、鶴屋さんと付き合うことにした」 「……ぇ?」 キョンがあたしの言葉を遮って言った。わけがわからなかった。聞き間違いだと思った。 「……なに?」 「俺と鶴屋さんが恋人どうしになったってことだ」 聞き間違いじゃなかった。キョンと鶴屋さんが恋人どうしになった、確かにそう言った。 これは夢だ、そう願った。キョンからは見えない机の陰で、太ももを強くつねってみた。痛い。 「昨日付き合わないかって言われてな。鶴屋さん面白いし美人だし。それに、最近の楽しそうなお前を見てたら俺も恋人が欲しくなってな」 違う。楽しかったのはあんたの反応で……。 「そうだ。今度4人で映画でも見に行かないか?」 やだ。あたしはあんたと2人で行きたい。 「そうね。それもいいかもね」 動揺を悟られたくなくて、あたしは努めて普通に返した。少し声が震えてたかもしれない。 そのあとのことは何も覚えていない。
覆水盆に返らず
支援
781 :
報復の仕方 :2007/12/15(土) 22:53:02 ID:M4F1xC1+
掃除を終えて部室へ向かう。どうしよう。本当のこと、いつ言おう。どう言えばいいんだろう。 そんなことを考えながら、未だ答えは出ないまま、部室の前に着いた。 ドアを開けると、鶴屋さんがいた。キョンと楽しそうに話してる。キョンも楽しそう。 キョンの自然な笑顔、あたしの好きな笑顔。あたしだけに向けてほしい笑顔。 キョンが鶴屋さんの緑の黒髪を触ってる。あたしがあいつにあんな風に触られたことは一度もない。 恋人ならあのくらいのことは当たり前なのかな……。 「おっ、ハルにゃん。ちょうどいいところに来たねっ! 今度4人でどこ行くかをたった今ちょろんと決めてたところっさ! ハルにゃんはどこ行きたいにょろ?」 どこにも行きたくない。他の女と楽しそうにしてるキョンを見るのはいや。 それを一日中見るなんてとても耐えられない。しかも恋人だったらキスとかするかもしれない。 キョンが他の女とキスしてるところを目の前で見る。考えるだけでも胸が裂けそうになる。 キョンの反応が見たくて、軽い冗談のつもりだったのに、何でこうなっちゃったんだろう。 キョンと鶴屋さんが付き合ってる。それはもう、どうにもならないこと。 だけど、せめてあたしと古泉くんが付き合ってないってことだけでも知ってほしくて、あたしは言った―― □□□□ 「……ぁ、あの、あたしさ、本当は古泉くんと付き合ってないのよ。あんたがどんな反応するか見たくて、ただ協力してもらったってだけで……その、騙すようなことして、ごめん……」 「そうか。実は俺も鶴屋さんと付き合ってないんだ」 「……ふぇ?」 朝比奈さんみたいな声を出すんじゃない。団長がそんなんでどうする。 それにエンジェルヴォイスは大天使ミクルが出すからエンジェリックなのであってだな。 まぁ、つまり、お前にそんな声は似合わんってことだ。 「昨日、鶴屋さんからお前らが本当は付き合ってないってことを聞いてな。仕返しだ」 してやったりって顔はまさに今の俺の顔のことを言うのだろう。 そしてマヌケ面ってのは今俺の顔を見つめているハルヒの顔のことを言うのだろう。 畜生、カメラ持ってくりゃ良かったぜ。 「いやぁっ、みくるに口止めはされてたんだけどねぇ。ついうっかりちょろっと口を滑らせちゃってさっ! でも驚くなかれ! 言った途端に今にも死にそうだったキョン君が生き返ったのさっ! まさに復活の呪文っさね! でっ、キョンくんに瀕死の重傷を負わせたハルにゃんをちょろんと懲らしめてやろうってことでキョンくんに味方したってぇワケさっ!」
782 :
報復の仕方 :2007/12/15(土) 22:55:13 ID:M4F1xC1+
そういうことだ。昨日帰り道で偶然鶴屋さんに会ってな。 やられたらやり返せって言うだろ? 目には目を、歯には歯を、嘘には嘘を。まぁ結果は予想以上だったが。 で、ハルヒはと言うと、依然として俺を見たままの状態で固まっている。 「う〜ん、見つめ合う二人っ、若いっ、青春の1ページって感じだぁっ! でもお姉さんとしてはもうちょろっとだけキョンくんの彼女を演じていたかったかなっ! キョンくんめがっさおもしろくってねぇ。おっと、ハルにゃん、そんなに警戒しなくても大丈夫にょろ? お二人さんの恋路を邪魔して楽しむほどお姉さんは悪趣味じゃないからねっ! 悪趣味なのはみくるだけで充分っさ!」 「ふゅぇ!? わ、わたわたしあああ悪趣味なんかじゃありましぇん!」 先輩2人の漫才を見てやっと今の自分の状況を理解したのか、ハルヒの赤い顔が更に朱に染まっていく。 『灼顔のハルヒ』新春ロードショー。 さて、いつもの調子を取り戻すまであと5秒ってところか? 5・4・3・―― 「あんた、この団長様を騙すとはいい度胸してるじゃない。どんな罰ゲームをご希望かしら?」 5秒もかからなかったか。ついさっきまでは涙目で眉尻も下がってた情けない顔だったくせに、 今ではもういつもの、ニヤリッ、って顔だ。顔はまだ少し赤いが。 「先に嘘ついたのはお前だろ。罰ゲームはお前だ」 「うるさいわね! 私はいいのよ! 団長だから!」 団長なら尚更、部下を騙すようなことはいかんだろうが。 「ごちゃごちゃ言わない! とにかくあんたは罰ゲーム!」 駄目だ。いつものハルヒだ。こうなるともう何を言っても無駄だ。このあたりで観念するのが妥当だな。 「……で、何をすればいいんだ?」 「そうね、本格的に寒くなってきたし、そろそろあたしの部屋も模様替えがしたいのよね。だから模様替えとその買い物に付き合いなさい。カーテンとか結構重いしかさばるから一人だと辛いのよね。うん、ちょうどいいわ」 何がちょうどいいのか。 「土曜日は買い物、日曜日は模様替え。だから私的な用事で悪いけど今週の不思議探索は無しね。その代わりみんなは充分に体を休めて頂戴。わかったわね?」 言うまでもないことだが、『みんな』の中に俺は含まれていない。 つまり充分に体を休めることはできない。これが過労死大国日本に産まれた者の宿命か。
783 :
報復の仕方 :2007/12/15(土) 22:56:46 ID:M4F1xC1+
ということは『みんな』は日本人じゃないってことになるな。 長門は宇宙人だし朝比奈さんは天使だし古泉はガチホモだ。 なるほど。確かに日本人は一人もいない。ってか土日両方使うのかよ! そして団長様の更なる一言。 「それじゃ、今から下調べに行くから今日はもう解散! 行くわよキョン!」 本当に過労死するんじゃなかろうか……? 「……雨降って、地固まる」 長門よ、今日初めて喋ったと思ったらそれか。 「その地面に咲く花を早く見たいものですね」 ガチホモは、すっこんでろ。意味のわからんことを言うな。 「あ、あのわたし悪趣味じゃ「キョンくん気を付けるにょろっ! みくるは悪女だからねっ! でも若者よっ、心配は御無用っさね! 二人の恋路はお姉さんがちょろんと護り抜くっからさ!」ふゅぁ、悪趣味でも悪女でもないでしゅよぅ……」 朝比奈さん、たとえ悪女で悪趣味だとしても、あなたは俺の天使ですよ。 いや、むしろ悪女のほうが――ん? 長門? まさか人のモノローグを読んでたりはしないよな? 日本国憲法の第19条に思想の自由って基本的人権があってだな、 「……知っている」 まだ何も言ってないのに答えやがった。読んでほしくないという気持ちも読みとってくれ。 「……冗談」 その割には会話――言葉を発しているのは長門だけなので会話と言えるかは微妙だ――が成立しているが。 思考パターンを分析して発言内容を予測、とかしているのだろうか。 「……している」 俺、言葉いらないな。 「公衆の面前でそのような部位を晒すことはできない。2人きりの時ならば可能」 バグった。……いや、まさか長門の頭の中の俺は実際の俺とは全く違うことを考えてるんじゃ……? お前の頭の中の俺は何を考えているんですか長門さん? 『そのような部位』ってどこですか長門さん? エロいところじゃないよね? お前の顔が心なしか赤く見えるような気がするんだが気のせいですよね長門さん? 「……許可を」 却下。やっぱり言葉は必要だ。 「こぉらっ! キョン! 早く来なさい!」 ……やれやれ。あまりのんびりしてると100Wの笑顔が曇りかねん。 それじゃ、そろそろ行くか。 「待てよ!」 「自力で追いつきなさいっ!」 こいつには、いつまでも笑顔のままでいて欲しいからな。 ――おしまい――
甘ーい
名前欄注意。 ありがちだけど、ハルヒはこういう人の気持ちを弄ぶようなウソはつかないだろう。だが以外と自然だったGJ!
緑の黒髪ワラタ
乙! てゆうかキョンもハルヒも古泉に優しくしてやれよw そして長門自重wwwwww
携帯から長いものは初めてだったんで投下途中でエラーが出まくって焦った。 そのため改行等いろいろと滅茶苦茶なところがあるが許してほしい。 なんかごめんなさい。
>>779 > 覆水盆に返らず
転載?
なんかVIPで似たようなのを読んだ記憶が……
>>790 あっちは未完だったな。
つか設定的に多いパターンではある。
>>777 ごめん
むしろ極端にアニメ声に思えるのね
>>786 GJ
堀口絵良いよな
射手座の日の作画は皆可愛い
>>783 こういう悪質な嘘は、(鬱)展開になりそうだけどうまくまとめたな。
普通の甘いSSでは、その心配ないけどね。
しかし古泉、かわいそうだ
>>790 > VIPで似たようなのを読んだ
マジか。だが俺は数年前に1度覗いた時以外VIPには行ったことがないんだ。まぁそれだけありきたりな話ってことだ。
保管庫でも未完は続きが気になって読めない俺チキン。
>>786 これはいいハルキョン。
>>783 GJw
話の流れもだけど、もはや別人種扱いのガチホモとか
エラー溜まりすぎてジャンク化してる長門とか見所多くて良かったw
発情長門「……雨降って、地固まる」
ガチホモ「その地面に咲く花を早く見たいものですね」
特にこの会話が最高で古泉には全面同意だw
あれ…実は俺が書いていたんだ。完結したが納得できる作品じゃないから 投下しなかった
>>795 ガチホモにはガチホモの幸せがあるのさ。
>>798 そうだったのか。
最近転載多いから妙に気になるんだよね。
>>800 待ってる人も居るんだぜ……?
鬱展開は駄目だ。 いま気になったんだが、 サムデイでキョンが起きたとき ハルヒがやたらびっくりしてたけど、 あれは、急に起きたからびっくりしてるのかと思ったけど カーディガンをかけてあげた瞬間に 起きたからびっくりしたというのが 俺の中で有力説だ。
>>783 GJ
けど鶴屋さんだからまだいいけど、これが原因でキョンが佐々木になびいたりしたら
古泉は機関に抹殺されるんじゃないかwww
>>800 完結してるなら投下してほしいな。
最近あそこ全然投下ないし
>>804 その発想は正直ちょっとあった
更に言うなら、既にカーディガンかかってるのに更にかけるのは嫉妬みたいでいい
>>804 キョンが起きなかったら、起きるまで待つつもりだったのかな。
部室閉められないから。
>>804 チューでもしようとしてた所に起きたからだと思ってたが
納得出来ないってんなら仕方ないさね。そっとしておいてやろうぜ。急に天啓が来るかも知れんしな。 サムデイの「ビクッ」はカーディガン掛けたあとに「お疲れさまキョン」だな。
>>894 俺の中では、ハルヒがどんないたずらしてやろうかとキョンを見つめていたところ、
だんだん乙女ハルにゃんになってきて、カーディガンをかけてあげた。
さらに見つめているうちにキス…しちゃおうかなと考え始め、その時にキョンが目を覚ました
ということになっている。
というのはちょいと妄想過ぎるかもなので実際はカーディガンかけてあげたとこまでかな。
むしろハルヒのことだから散々悩んだ挙句、 「白雪姫みたいに王jお姫様のキスで起きたりしたら不思議なんじゃね?」 とかわけのわからない結論に達して、いざ実行しようと思ってたら…って感じだったりしてな。
「おつかれさまキョン」は良いな、いつも感謝しているくせに素直になれない ハルヒが寝顔を見ながらちょっとだけ素直に労わりの言葉をかけるって感じで
>>783 GJ
しかし鬱展開を望んでいたのは俺だけなのか
あそこから佐々木になびいてハルヒのこと名字で呼び始めて(ry
誰か書いてくれ
帰りの相合傘なんてなんかまともにキョンを見てないのが可愛いw 照れてるんかなw
しかし、既に誰かにカーディガンを掛けられているところにさらに重ねるのってちょっとクドイよな。 キョンに長門のカーディガンが掛けられているのを見て、自分も掛けたくなったのと、 ストーブを運んでくれたことへの労いの両方のりゆうだろうな。
>>814 鬱展開はVIPに行って下さい。
ちなみに、キョンがなびくとしたら、佐々木だけでなく長門の可能性ある。
「何で佐々木や長門になびかないんだー。おかしいぞ―」と読者が言う展開なら、駄作決定だな。
この作品では、鶴屋さんのキャラで鬱が防げたな。
既に掛けてあったカーディガンって長門のものだと思い込んでたけど、 いつもカーディガンを着ている長門よりも着ていない朝比奈さんのもののと考えたほうが筋だな。 長門だって雨がふってる秋の夕方に帰るのにわざわざ脱がないだろうし。 肩にカーディガンを掛けるなんて気遣いは長門より朝比奈さんっぽい。
>>819 サムデイDVD通常版のカバー絵の長門を見てみ
>>821 長門がカーディガンをかけてあげてるんですね!
DVDもってないよ(´・ω・`)
会社でキョンと同じ新婚の同僚達と一日何回キスをするかという話になる。ある同僚が俺んとこはラブラブすぎて一日10回はしてるぞという発言にキョンはその3倍以上はしてると口にはださなったがどんなにバカップルかという事を実感させられる という電波が…。スマン顔洗ってくる
おやすみハルヒ
>>822 カーディガンをかけてあげてる絵じゃないけど
その絵の長門はカーディガンを着てないってこと
公式とかに絵があったと思う。
>>823 近所の新婚の奥さんたちと一日何回キスをするかという話になり、ある奥さんの私のとこはラブラブすぎて一日10回はしてるわよーという発言に
ハルヒはうちなんてその5倍以上はしてるわよ!と言ってしまい、それ以来町内でバカップル夫婦と呼ばれるハルヒとキョン。
ハルヒは長門がキョンの事好きだって気づいてるんかね だとしたら修羅場の予感
佐々木もいるぜ
長門だけは恋愛事に絡まねーよ。 修羅場があるとしたら佐々木だな。
>>831 雪山でキョンに確認して、キョンにその気が無さそうってんで安心したんじゃないか
原作はそんなあからさまにどろどろした展開にはならないと思う。
>>829 寝てる時でも無意識のうちにキスしてそうだなw
長門絡み&恋愛絡みでちょっとした修羅場ならあったじゃないかw つ ヒトメボレLOVER まぁハルヒはこういうドロドロしないところが好きなんだけどな(・∀・)
部室でPCいじってる間に眠りこけちゃってその拍子に肘にぶつかったお茶をこぼし、 団長机をお茶浸しにするハルヒ、な電波が浮かんだ。
みくるの憂鬱でも直球だったしな。初期のころのように、溜め込んだりしない。 なんだかんだ言ってキョンを信頼してるんだろう。
TTTのハルヒかわいいよハルヒ
ハルヒおやすみハルヒ
デレデレハルヒはもう笑っちゃうくらいかわいいなw ありかよ反則だwwwww
鬱展開とか長門がライバルとかは二次創作であってもなあ・・・ 幸せなハルにゃんが一番いいよ
おはるにゃん
おハルハル
ハルヒ以外にも、朝比奈さんだの長門だの妹だのミヨキチだの佐々木だの大学生の従姉妹だの 対抗馬大杉 おハルにゃん
キョンがはっきりすりゃいいんだ
ハルヒは太陽佐々木は月 元気一杯で可愛いハルヒと美人で変わった趣がある佐々木
>>848 待て、佐々木の項目がどちらもハルヒにも該当するぞ
佐々木は幼なじみ属性とかキョンにだけは僕口調とか…
まぁ佐々木はハルヒと対照的な存在として扱われるだろうな。 それで佐々木団のほうにキョンと対照な存在が現れて佐々木とくっつき、キョンはハルヒとくっつく的な展開はないかな。 ハルにゃんおはようハルにゃん
佐々木きも好きな俺としては2人の中は悪くなって欲しくないな
TTTの中の人は間違いなくイブの夜に我々を殺す気だwww
朝比奈大の言ってる大きな分岐ってさ、佐々木とハルヒのどちらを選ぶかじゃなく 分裂で分かれたaとbの事を言ってると思うんだけどどうよ
スペースコンビネーションアタックをキョンに食らわすハルヒと佐々木
寝相がめがっさ良いハルにゃん おはるひ
佐々木は幼馴染じゃないだろ、 親しくなったの中三なんだから。
ハルにゃんの執事をやるキョン
>>859 新ジャンル、ツン執事か
SS投下します
「ハルヒ出番少なすぎ、てか機関が姿見せないのおかしいだろ」と気がついたので、微妙に前の朝倉話とつながってる話を
どうも、古泉一樹です。 現在、我々SOS団は約1名を除き北口駅に集合しています。例の不思議探索ツアーのために。で、その約1名とは…言わなくてもわかりますよね? 「遅い。罰金」 「何で待ち合わせの2時間前に来てるんだコノヤロウ」 はて、前に説明したはずでしたがね。涼宮さんは第二回目の不思議探索で貴方に遅れて来たのがよっぽど悔しかったようで、それからはどんな手を使ってでも遅れないようにしてるのですよ。 ちなみに、我々3人は涼宮さんが家を出たら長門さんからすぐに連絡が来るようになってます。 「何で俺には来ないんだよっ!」 「仮に貴方にも連絡が来て、全力で待ち合わせ場所に向かったとしましょう。でも…残念ながら…」 がっくり肩を落とすキョン君。やれやれ、可哀想ですが、この「毎回遅れて罰金を払う役割」を彼女も望んでいるのですよ。 さて、いつものように喫茶店に我々は集合しました。適当に注文をし(もちろん彼の奢りです。ご馳走様でした)一息ついた所で 「さぁて、毎度お馴染み、クジ引きやるわよ!」 涼宮さんはいつものように、爪楊枝で簡易なクジを作りました。むむ…こればかりは何が起きるかわかりませんからね。覚悟を決めて引きます。 「お」 「あ」 「……」 「これはこれは」 「むぅ〜」 僕と涼宮さんが印あり。他三人が無印ですか。彼には悪いですが、考えうる限り最悪の組み合わせですね。 「キョン〜随分と素敵な組み合わせじゃない。あたしが代わりたいくらいだわ」 台詞とは裏腹に顔が怖いですよ涼宮さん。ちなみに彼も喜ぶどころかまるで財布を落としたような顔をしています。難儀な物ですね。 「まったく…いくわよ古泉君」 「了解です」 涼宮さんはプリプリ怒りながら店を出ていきました。僕もそれに続きます。…両手に花な貴方と違って、直接涼宮さんの被害を喰うのは僕なんですよ。 「まったく、キョンったらデレデレしちゃって」 テンプレートな事を言いながら歩く涼宮さん。はて、どう見ても「やれやれ」といった感じに見えましたが。 「クジ引きだから仕方ありませんよ。こういう事もあります」 「そうよねぇ…団長と副団長のコンビだから、役立たずなキョンよりはマシかもね」 「そういう言い方もどうかと…」 てゆうか、顔は全然納得しているように見えませんよ。
僕と涼宮さんはしばらく人ごみの中を歩きました。すれ違った人達が嫉妬とも暖かいとも言える視線を投げかけてきます。いやはや、僕ではとても彼女と釣り合わないのですがね。 「ふぁ……失礼」 「ん?古泉君が欠伸なんて珍しいわね」 「確かに、ここのところロクに寝てませんでしたからね」 「何かしてるの?」 何かしてましたが、彼ならともかく貴女には残念ながら言えませんね。 「最近携帯ゲームにハマっているものでしてね。ついつい夜通しやってしま」 「嘘でしょ」 おっと? 「古泉君って正直だから、嘘つくとすぐにわかるのよね〜」 何やら、僕の立ち位置を根底から崩壊させるような発言をする涼宮さん。僕は全くもって正直ではありませんし、僕から嘘を取ったら殆ど残りませんよ。 「本当ですよ。よかったら、今度貸しましょうか?」 「……まあ、いつかね。さあて、どんどん行くわよ!」 歯切れが悪いですが、機嫌はちょっとよくなったようですね。スキップまでしてます。転ばないといいのですが。 何をしていたのか。それは貴女の事なんですよ涼宮さん。 朝倉涼子の最後の復活の日、僕ら機関は何一つ事態収集に貢献する事が出来ませんでした。一歩間違えば、神である涼宮ハルヒが失われる可能性があったのに。 宇宙人関係の話に僕らが手を出せるわけないのですが、この八つ当たりはそのまま僕に来ました。お前が付いていながら何ていう様だとね。 そして、僕を涼宮ハルヒの監視役から外すという提案が出されてしまいました。ですが、僕に好意的な同志達が弁護をしてくれ、何とか今ここにいます。 もちろん僕も必死に嘆願しました。寝不足なのは、その運動のためです。まあこんな話、涼宮さんどころか彼にすら言えませんがね。 「ねえ古泉君」 危うく団員が1人消えるところだったのに涼宮さんは全く気にしてません。団長というのはそんな物なのかもしれませんが。 「幽霊って本当にいると思う?」 確か朝倉涼子は「自分は幽霊だ」と言って涼宮さんに接触したのでしたね。……さて 「この世に未練を残した精神が具現化するというのは興味がありますね。幽霊を見た人間の精神が産んだ幻という可能性もありますが」 「やっぱり前者よねぇ。人の心って結構大きな力があるし」 「全くです。ところで、なぜそんな話を?」
「この病院はね」 と涼宮さんは目の前にそびえる廃ビル(かつては病院だったようです)を指差しました。昼間だというのに、何やら怪しい雰囲気を醸し出してますね。 「昼間でも幽霊の目撃例が多いらしいの。昼に集合する時に、捕まえた幽霊を見せるのもいいと思わない?」 「なるほど。ですが、幽霊は実体がありませんからね。捕まえるにはどんな方法を使うのですか?」 「お札を沢山持ってきてみたの。ガンガン壁に貼れば何かしら効果があるはずよ。はい、これは古泉君の分」 そう、これだから僕は どんな事があっても涼宮さん達の側にいたいと思うのですよ。 「行くわよ古泉君、しっかり付いてきなさい!」 「どこへでも付いていきますよ、団長閣下」 そして、我々は廃ビルの中に足を踏み入れました。 今なら、どんな幽霊が出てきても絶対に捕まえられる。ふと、そんな気がしました。 終わり 多分この朝倉話で一番可哀想なのはみくるちゃん まあ、サウンドアラウンドで言ってたけどSOS団で一番役に立たないのってみくるだしなあ
グッジョブ! みくる全然出番ないねw ハルツキっていうSS他にもあったような、同じ作者?
>>849 マジレスすると
幼なじみでなく、1年だけの付き合い
僕っ子口調はキョンだけでなく、男性全員に対して
>>863 GJ!
古泉とペアの時って、キョンのこととかSOS団のこととかイベントの計画とか話してんのかな。
みくるや長門とペアの時は女の子らしくショッピングか。
みくるとペアになるとキョンの愚痴を並べてそう
>>864 違うけど意識して付けたのは認める
>>865 mjdk
ちょっと分裂読み直してくる
>>866 >ショッピング
不思議探索しろよwwwww
まさかデパートの中に不思議があるとか(ry
おハルにゃん
怪談を聞きつけて夜の北高を調査するSOS団。
夜のハルヒを調査するキョン
ハルヒにエナジードレインされるキョン
>>787 鶴屋さんの髪が緑に着色されてるのはやっぱりそこから来てんのかな?
放課後、俺達SOS団は図書館に来ていた。長門御用達の新しい図書館だ。理由は簡単。 1:長門が、借りていた本を返さなくてはいけないらしい。 2:「何か面白いネタが見つかるかもしれないわね」つまりネタ切れだな。 てなわけで、全員揃って来たのだが、ハルヒは早速ぴゅーと鉄人みたく飛んでっちまったし、長門は本を返すとフラフラと歩き出した。やれやれ。 朝比奈さんは料理本コーナーに行ったので、俺と古泉は適当に漫画を読む事にした。古泉はべらぼうに読むのが早く、読んだ本をすぐに俺に渡して来た。 「キョン〜キョン〜!」 てんめここが図書館だって事がわからんのか!周囲の客の冷ややかな視線を浴びつつ俺は声の元へ飛んでいった。 「…流石に一般常識ぐらいは守ってくれ」 「あの一番上の本が取りたいんだけど」 確かに、本棚の一番上はハルヒの身長では届かないだろう。だが、そういう人のために図書館には脚立が置いてあるんだが。 「面倒くさい。あんたを呼んだ方が早いじゃない」 人を犬みたいに言うな。というか真実なのが微妙に悲しい。 てなわけで腕を伸ばす。ん、届かないな。ジャンプしても…駄目か。ハルヒ、すまんが俺では無理だ。 「役に立たないわねぇ…そうだ!」 ハルヒさん?そのキラキラした眼は止めてくれませんか? 「キョン、あたしを肩車しなさい!」 な…何ですと!?しかし、ハルヒが一度言い出したら突っ走るのはよく知っている。俺は助けを求めるために辺りを見回した。 …古泉しかいねぇ。そして古泉じゃダメだ。究極のイエスマンだからな。やれやれ…やるしかないか。 背中を丸めて屈み込むとすぐにハルヒが飛び乗ってきた。そのまま立ち上がる。案外重くない。 「わ〜高い高〜い」 子供のような歓声をあげるハルヒ。さっさと取れ。 「有希〜何でも取ってあげるわよ〜」 ふざけんな!てゆうかお前の太ももとか股が(略)だよ! 「キョン、そっちじゃなくてこっち!」 強引に俺の首を捻って方向転換しようとするハルヒ。いや待て、いきなりそんな事したら…。 「うわっ!?ちょ、ちょっとキョンちゃんと立ちなさいよ!」 バランス崩されたから無理です!その後倒れるまでの短い時間に俺が出来たのは「なるべく本棚を巻き込まないように倒れる」事だけだった。
む…最近の図書館の床は結構柔らかいんだな。体は痛いが顔面に痛みは無い。 「ハルヒ、大丈夫か?(はらり)」 はらり? そして目の前に俯せに倒れてるハルヒと、スカートから見える白いアレを見て、俺は全てを理解しまった。経過も、現状も、未来も。 要するに、倒れた俺はハルヒのスカートに頭を突っ込み、あまつさえ尻に顔面を埋めてたわけか。はっはっは…死んだな、俺。 「キョ〜〜ン〜〜?」 NO!不可抗力!てゆうか元を正せば悪いのはお前! 「問答…無用〜!!」 真っ赤になったハルヒを見つめつつ、俺は見事な16連コンボを喰らった。 薄れゆく意識の中最後に見た物。それは「ほいっ」と軽くジャンプして例の本を取る古泉だった。俺、ナイス無駄死に。 終わり。
876 :
742 :2007/12/16(日) 17:16:37 ID:BvMCYaDX
ツンツンしたくなるぜw
>>875 図書館で何やってんだお前らw
二人とも長門にお仕置きしてもらいなさい!
チアハルヒとノーマルハルヒを車のダッシュボードに張りつけて固定している阿呆は 俺以外にいないと思う。 もちろんキョンも追加予定。 運転するたび癒されるよハルニャン
>>876 もし携帯で可愛さを伝えたいのなら、
カメラ厨の携帯ヲタに新機種を選んで貰え。とんでもない値段するけどw
チアハルヒかわいいよチアハルヒ
ねんどろいどはぷちの方が可愛いと思う漏れは、もしかして負け組?
ハルヒとミクを並べたいw
>>885 だったらdocomoの「SO905iCS」かな。
まだ発売されてないけど、たぶんカメラ最強機種にはなるだろう。
>>887 auだとW53CA、SoftBankだと921SHってとこかな?
漏れはNokia N73だけど。
ハルにゃんの二の腕揉みたい
じゃあおれもも
俺は胸で我慢しとく
>>892 _, ,_ パーン
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)
ハルにゃんかわいいよ
お休みハルハル そろそろ次スレだね
ストーブの中に灯油と間違えてガソリンを入れたハルヒ
ハルルンかわいいよ
ハルにゃんはキョンの首のほくろ毛のこと知ってるんだろうか。
900だ ハルヒはもらった
901 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/17(月) 00:11:45 ID:IUgs7FlP
ヲタクってまじキモいな 全員砕けちって死ねばいいのに
902 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/17(月) 00:13:37 ID:IUgs7FlP
ついでに長門はもらった
砕けちった人間が長門もってってどうすんだ?
キョン妹の服をコーディネートしてあげるハルにゃん
オタクはオタクであるほど、自分がそういう存在であることを否定したがるのだ。
「あーっ!なんか変になった!」 パソコンでネットサーフィンとしゃれ込んでいる団長様の悲鳴が響く。 ネットの海で溺れたのか?そのまま沈んでしまえばいろいろと楽になるのに。 「ちょっとキョン!何とかしなさい」 とはいえ溺れるハルヒなんて想像できず、むしろ俺が溺れてハルヒに助けられるなんてオチがくる様な気がしてならない。 「どうかしたのか」 「なんか動かないのよ」 クリックしても反応無し、異常に重くなっているようだ。 「放っておけばそのうち直るだろ。でなきゃ再起動でもしとけ」 「スタートってとこクリックしても動かないじゃない」 「こうやるんだよ」 Ctrl+Alt+Del、まあ伝統的な奴だな。で、再起動っと。 「今何やったの?」 「何だっていいだろ。そろそろつくから待ってろ」 「まったく、何で自分でやらないんだかな。あいつならパソコンくらいなんてことないだろうに」 古泉があごに手をやりながら名探偵が推理するように答える。 「そうですね…あなたに甘えたいのでないでしょうか」 ハルヒに聞かれないようにするためだろうが小声で言う古泉。小声過ぎて聞き間違えたようだ。 「合っていますよ。あなたに甘えたいのですよ」 「古泉、お前疲れてるんじゃないのか?一度病院にでもいって休養を取ったほうがいいんじゃないか?」 あなたが涼宮さんに対して素直になるだけで病院にいかずともすむようにはなるんですが、と意味不明の前置きで古泉は続ける。 「あなたには失礼な話ですがほとんど全ての面において涼宮さんはあなたに勝っています」 そうだろうな。悔しいとも思わないほどハルヒは常人離れしている。勝ってるのなんて平凡さくらいだ。 「しかし少なくともパソコンの操作についてはあなたに一日の長があります。もちろん涼宮さんが本気でパソコンを習得しようとしたらすぐに追い抜かれてしまうレベルですが」 前言撤回。こいつに言われるとなんだか腹が立つ。 「まあまあ、それでも涼宮さんが自ら習得しようとしないのはあなたに教えてもらいたいからなのではないでしょうか」 「単に面倒なだけだろ」 「そうかもしれません。しかし相手より優位な点があるというのは悪い気分ではないでしょう?」 「長門、頼みがあるんだがパソコンに関する本を探して欲しいんだ」 「わかった」 「キョンくん、パソコンの勉強するんですか?」 「こんにちわ朝比奈さん。はい、ハルヒの奴が無茶言ってくる前にちょっとくらいは知っとこうかと思いまして」 「そうなんですか、頑張ってください。わたしも頑張っておいしいお茶淹れますから」 言葉だけ見ると応援なのか対抗心なのかよくわからないコメントだな。 「むー、ちょっとキョン!こっち来て!」 「なんだよ」 「画面変なのよ。ちょっと見てよ」 「んー、ああこれはだな…コントールパネルから…っと」 「あ、直った。すごいじゃない。褒めてあげるわ」 「褒められるようなことじゃない。これくらいだったらいつでもやってやるよ」 「なーんか偉そうね、キョンのくせに。でもいいわ。今日からあんたは専属メカニックよ」 「勘弁してくれ。お前は某国の戦闘機でも持ってきかねないからな」 「おもしろうそうね。明日までにちゃんと予習しときなさいよ」 「…いやマジでやめろよ?」 「なかなかさまになっていましたよ」 余計なお世話だ。とはいえあいつに理不尽な罵倒を受けずにすんだのは勉強の賜物だな。それだけで十分に意味があった。 「これで将来も安泰ですね」 「何の話だ。まさかあれだけでパソコンのメンテナンススタッフにでもなれってか?」 「いえいえ、いつの世もお父さんは家庭の修理工ということですよ。あれが動かない、これが動かない。そんなときにまず頼られるのはお父さんですから。いい予行演習になったのではないですか?」 「ハルヒの場合俺に言う前に勝手に魔改造しそうだけどな」 「ちょっとキョンー!また変なんだけど!」 「はぁ、またか。行ってくる。ゲームも一時ストップだ。ズルはするなよ」 「いやはやなんとも自然に言ったものです。まあこれで僕の仕事も少し減ることでしょう。末永くお幸せに」
GJ!素直に甘えれないハルヒかわゆい
魔改造と聞いて エロいハルヒのフィギュアを想像した俺は負け組み
>>899 きっと夜の不思議探索で調査済みだよ。もっとディープなとこにあるホクロもチェック済みだよ。
>>908 「魔改造」「エロ」「フィギュア」
それ何てふぃぎゅ@?
>>908 しかし「魔改造」違いでプラモシミュレーションをはじめるSOS団
キョン「このドムの足をジオングにだな……」
ハルヒ「ミニスカートなのね。変なロボット」
キョン「……まぁ、そうだな」
突如電波を受信したんだが、その内容が 「笑ってはいけない孤島症候群」 罰ゲーム犠牲者はキョン、古泉、みくる。(大概、キョンがしばかれる) ダイナマイト四国(長門)やら悪乗りシスターズ(ハルヒ&鶴屋)やら 理不尽な要求&ゲームをして罰ゲームに追い込むドSハルヒやら 今夜が山田(長門)やらショウヘイヘーイ(谷口)やらが浮かんできて 何が何だか。
罰ゲーム受ける方をハルヒ鶴屋さんにした方が面白そう ハルヒおやすみハルヒ
>>911 長門を罰ゲーム喰らう側に置いたらどうなるんだろうw
まさか無傷で生還…つーか長門が吹き出してしばかれてるところが想像できんのだがw
罰ゲームで古泉にマヨネーズを一気飲みさせるハルにゃん
>>911 >ダイナマイト四国(長門)
これは反則すぎるw
指切ってキョンにつけてもらった絆創膏をいつまでも貼ったままにしているハルにゃん。 罰ゲームでキョンに一日黙っていることといわれたハルにゃん。 罰ゲームで長門にキョンには言えない恥ずかしい話を赤裸々に語られるハルにゃん。 罰ゲームでみくるに胸を揉まれるハルにゃん。
ハイテンションユッキーに『ショウヘイヘーイ☆』って言わせてみたいw
昨日はねんどいろハルヒと一緒に寝ました おはようございます
粘土色に日焼けしたハルにゃんか おはるにゃん
おハルハル。今日も可愛いよハルハル
いつもかわいいねハルハル
今日も何も無い午前中だった。 背中からの視線やシャーペン攻撃をいつも通りと思ってしまうのは進歩なのか退歩なのか計りかねるところだがな。 昼休みになりハルヒは学食へダッシュして行った。俺は谷口達と机を並べ弁当の蓋を開けた。 つかの間の平和を満喫するようにゆっくりと食事をしていたらハルヒが早々に帰ってきた。 「ずいぶん早いな」 「何言ってんのよ、あんたの食べるのが遅いだけじゃない。あっ、これも〜らい♪」 「こら!俺のおかずを取るな!」 「なによ!いつもの事じゃない!」 「おまえが言うな。ん?何だその表情は?」 「これいつもと味が違うような気がするんだけど」 「おまえは味の違いが分かるほど俺の弁当を食べてるのか… ああその通り今日の弁当は俺が作ったんだ」 「あんた料理なんてできるの!?」 「最近はまってな。普段は自分の夜食なんかを作っていたんだが、今朝は弁当作りにチャレンジしてみたんだ」 「ふーん。食材の買い物からやってんの?」 「もちろんだ。だがどうも量の感覚が掴めなくてな、いつも買い過ぎちまう。」 「どのくらい?」 「ひどい時は2倍くらい」 「ばっかね〜」 このとき何を思ったか俺のいたずら心が働いた。 「なんなら余った分でお前の弁当も作ってきてやろうか?」 「何よ突然!」 「いやいつも学食だからたまにはいいかと思ってな。まあ無理にとは言わんが」 「しょっ、しょうがないわね。その余った材料がもったいないからあたしが食べてあげるわよ。 でも仮にも団長が口にするんだからおいしくなくちゃだめよ!わかった!?」 「あ、ああわかった」 正直断られると思ったから意表を突かれてしまった。 仕方ない、今日は帰りにスーパーでも寄るか。さて何を作ろうかな… 翌日 「……美味しいじゃない」 「そりゃどうも。ハルヒに素直に褒められるとはな」 「なんか腹立つわね…。そうだキョン、明日はあたしがお弁当を作ってくるわ!」 「自分のをか?」 「あんたの分もよ!だから明日はお弁当作ってくるんじゃないわよ!」 更に翌日 「美味い!いつぞやの鍋の時もそうだったが、ハルヒ料理うまいんだな!」 「当然でしょ!あたしだって女の子なんだから料理の一つや二つ。面倒だったからやらなかっただけよ」 「お前の旦那になるやつが羨ましいな」 「なっ何言ってんのよ突然!……大体あんたが羨ましがる必要なんて無いじゃない…本人なんだから…ぶつぶつ」 「んっなんか言ったか?途中から聞き取れなかったんだが?」 「うるさい!さっさと食べなさい!」 「ああ(何で怒ってるんだ?)」 「ところで明日はキョンの番だからね」 「何がだ?」 「お弁当に決まってるじゃない」 「何が決まってるんだ?」 「今日はあたしが作ってきたんだから明日はキョンでしょ?」 「いつ決まったんだ?」 「あたしが今決めたのよ!」 「俺に拒否権は?」 「ふふん♪あるわけないでしょ♪」 「やれやれ」 この日から俺とハルヒはお互い順番に二人分の弁当を作ってくるようになった。 当初の目的の材料がもったいないからという項目は何処へ行ったのやら。 まあハルヒの作る弁当は美味いし、俺の料理のレパートリーを増やす参考になるから良い事尽くめだけどな。 その分谷口達と弁当を食べることがなくなったが、まあそれは瑣末な事だ。 さあ明日は二人の合作弁当だ。ハルヒが家に来る前に片づけをしなくちゃな。どんな弁当が出来るか今から楽しみだ。
以上です。 キョンスレに投下されたレスを見てつい膨らませてしまいました。 でもあっちはSSを投下するところじゃないからこっちに投下しました。 キョンを料理好きの男にしてしまった… キャラを崩してごめんなさいm(_ _)m
乙
んだよもう夫婦じゃねぇかwwwww
>>537 本編試作型妄想
時は元禄、平和の時代。
俺の名前は清村恭二郎。穏やかな俺の浪人生活は、ある圧倒的な存在により一変した!
「春と申します。ただの人間には興味ありません。この中に、天界人、未来人、異能者がいたら、私のところに来なさい。以上」
「おい、いきなり何なんだお前は!?」
「清村恭二郎……言いにくいわね。今日からあんたの名前は「キョン」よ!」
「な…何ですと!?」
「さあ、不思議を見つけるために行くわよキョン!」
「人の話を聞け〜!」
「この銀河を統括する、情報統合思念体によって作られた、対有機生命体接触用人型接続機器。それが私」
「スマンお雪、もっと俺にわかる言葉で話してくれ」
「あなた達の言葉でわかりやすく言うなら、天界人が該当する」
「つまり…お前は天から来たってわけか?」
「…そう」
「聞いて下さい。私はこの時代の人間ではありません。もっと未来から来ました」
「へ?お…お未来さん?今なんて?」
「お春さんは…神様のような力を持っているんです」
「あのじゃじゃ馬が…ですか?」
「誰だお前は」
「江戸幕府監察、古泉征四郎一樹です。よろしく」
「ひょっとして、異能者なのか?」
「ふふ…短刀直入に申し上げますが、貴方のところのお春さんは幕府に狙われています」
「な…なによ」
「お春…俺、実は後ろで髪を括った髪型が好きなんだ。いつぞやのお前のそれは、とても似合ってたぞ」
何かごめん
ハルヒかわいいよハルヒ
キョンを肩車するハルヒ しかしいつの間にかキョンの脚が乳に密着している事に気が付き、キョンを振り落として 床に脳天を直撃させてしまう電波が浮かんだ