>>115の続きでございますことよ。
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「たのもぉ!先生、連れてきたよー」
「う、うおっ、いきなり3人もか?…無茶な事してないだろうな?」
「ええ〜、もっと褒めてくれると思ったのにぃ。」
「センセー、俺ら経験者だから稽古着と防具借りてテキトーにやってていいすか?」
「おおーいいよーいいよー好きにやりなぁ、勝手にやりなぁ。」
(経験者、ねえ…? まぁ、手がかからなそうでいいか。)
「んじゃ、ええっと…」
「サヤだよ!桑原鞘子!サヤって呼んでね」
「うん!じゃあ桑原さ…サヤは体操服はあるよね?それに着替えてアタシと基礎トレだぁ〜」
「おぅ!基礎トレいいねえ〜 青春だぁ!燃えるぅ!」
「う〜ん、よく分からないけど熱い子だねえ…」
(お前もだけどな…)
心の中で2つ突っ込みを入れつつ、黙ってるコジロー。
…
それぞれ着替えて出て来る4人。
「じゃあ、校内の走り込み、行ってみよー」
「おう!桑原鞘子、行きます!」
二人でランニングに出ようとすると後ろから声がかかる。
「あっ、ちょっと待ってよ、千葉…さん?」
「…うん?外山くんどうしたの? あと、私の事は、キリノでいいってば!」
「走り込みは一人でもいいじゃん、お互い実力知りたいしさ、俺と地稽古しねえ?」
「うーんと、私はいいけど、桑原さん、一人でもだいじょう…
って、ありゃ? もういないね; じゃあ外山くん、やろうか!」
(外山…またかよ… あーあ、知らねえぞ俺は。)
大体顛末は分かってても、止まらないので黙ってる岩佐。
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