【BAMBOO BLADE】★千葉紀梨乃 3★【キリノ】

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115名無しさん@お腹いっぱい。
>>92
じゃあ折角だからサヤんが入部した時の昔話でもしようかね…

”1年・春”
 持ち前のエネルギー空回りで、
 最初に入った文芸部を入部早々におん出されたサヤ。

「あー、あうぅ、もっとこの、アタシの才能を活かせる部活は無いのかなあ…」

 一方の、キリノはってゆーと。

「新入部員の千葉紀梨乃です!剣道は中学からやってます!よろしくお願いします!
 …ってあれえ?剣道部ってみんなでこれだけしかいないんですか?」
「おー進学組は3年で卒業なんだよ。こう見えて進学校だからなウチは。」
「ダメですよ先生がそんなんじゃ!あたし、勧誘いってきますっ!」
「お、おい!(…元気なやつ…)」



とりあえず手当たり次第に声をかけてみるキリノ。

「そこのカッコいいお兄さんとふつうのお兄さん!剣道部入らないっ?剣道は臭くてきつくて痛いけど面白いよぉ〜」
「誰がふつうのお兄さんだよ、誰が!外山、行こうぜ。」
「まぁ待てよ岩佐… 剣道部か、面白ぇ、入るぜ?案内してくれよ、先輩。」
「あー先輩じゃないよアハハ、私、1年の千葉紀梨乃!キリノでいいよ!よろしくね〜 んじゃ行こ行こっ!」

去ろうとしたその時、目を輝かせた赤髪の少女がキリノの背後から一言。

「入るっ!」
「え…? えっと、あなたも剣道部入ってくれるの?」
「うん!今、ピーンと来たの。ほとばしる汗、燃える熱血!ドラマだわ!
 私の青春は、剣道に懸ける為にあったのよ!今、そう決めたぁ!入るっ!何が何でもはーいーるぅ!」
「…え、えっとぉ…」
「ウゼ… 早く行かね?えっと…千葉さん?」
「あっ、うんうん皆で行こー!」
「(どうでもいいけど俺もしっかり頭数に入れられてるんだな… まぁいいや。俺経験者だしな。外山もだけど。)」



[つづくと思う]