じゃつかさで
事の発端は今日の帰り。
かがみとつかさ、二人きりになった時。
いつもに比べてつかさがやけに大人しい。
心配になったかがみが声をかける。
「ねぇ、つかさどうしたの?」
「・・・お姉ちゃんはいいよね、頭がよくて・・・」
「はぁ?」
恐らく今日返された小テストが悪かったためだろう。
「どうして双子なのにこうも違うんだろう・・・」
つかさのこういううじうじした所に、前から腹を立てていたかがみがとうとうキレた!
「あぁもう!なんでアンタはそううじうじうじうじしてるのよ!」
突然キレたかがみにびっくりして何も言い返せないつかさ。
「アンタのそういう所見てるとヘドが出る!もう顔見せないで!」
「ひっく・・・お姉ちゃん酷いよ・・・ぐす・・・」
「もう家にも顔見せないで!家にカビが生えるから!」
そういうと足早に帰って行くかがみ。
一方のつかさは泣きながらその場に立ち尽くしていた。