【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part16【変な女】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
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 !. : : ',: ヽ:.´.:ヽ、:.ヘ xz≠ミk           ゝ- ´ ! :.:.:.:.Y.:.:.:...ヘ
 l. : : : ヽ: ヽ、:.\X〈!ら::..:;.ぅ           |:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.|.:ヽ
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part14【変な女】(実質 part15)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1185022644/


・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで http://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
Part11以降  http://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/

・佐々木 = 例の変な女
 自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
 キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
 キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
 古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
 恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに

・次スレは>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
 このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ


2名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:24:02 ID:uRP/qdHq
2げと
うんこくえ
つ●
3名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:26:58 ID:ar1jG6uz
>>1乙なのね
41乙:2007/07/31(火) 22:27:44 ID:Y/AGfMev
●<酷いですね、僕はうんこじゃないです・・・
5名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:28:10 ID:KGYmXRj8
>>1
6名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:28:58 ID:na+03q8w
>>1乙だっぜ
7名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:29:57 ID:qCs0lT0b
>>1
乙と言わせてもらおうか。
(だが次はそろそろ佐々木AAのズレを直すべきじゃないか?)
8名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:31:37 ID:xoIhS3dC
>>1乙だよ!だよ!
9名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:31:54 ID:BxGCXPic
>>1乙なのです!
10名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:40:48 ID:3S0Rn2Zi
ポンジーて何?
11名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:40:50 ID:Y/AGfMev

1000 :1:2007/07/31(火) 22:38:32 ID:/vqRcTl8
>>1000だったら
きっと神様は俺のやったことを許してくれると思う…。
今回は申し訳なかった。

フン、反省しているようだな・・・
今回だけは大目にみてやる
ただ勘違いするなよ、別に許したわけではないからな!
12名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:41:23 ID:r3Tw9Jc8
前スレ1000おめw
つーかまだ気にしてたのか。長寿スレじゃよくあることよ>スレ番間違え

>>7
ずれないように気をつけたんだけど元々ずれてたのには気がつかなかったorz
13名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:42:11 ID:xoIhS3dC
前スレ1000
どん―――ま――い―――
14名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:42:42 ID:RkoYhOwm
>>1

スレ立ての時にAAずれるのはよくあること
15名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:43:57 ID:Hk7BvkC+
>>1乙よ!!
16名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:44:09 ID:Y/AGfMev
俺さっきからポンジーのレスばっかりだな
自重しねぇとw

佐々木かわいいよ佐々木
17名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:45:34 ID:XrrFdyjH
>>1
そして前スレ1000よ、きっとポンジーが許してくれたさ
18名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:50:12 ID:ar1jG6uz
>>10
何スレ目か忘れたけど誰かがパンジーをポンジーと名前を打ち間違えたw


それと前スレ1000
ドンマイなのです!
19名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:53:58 ID:HUUvEtoQ
>>1

しかしまあ、なんで打ち間違えたんだろう。
ってかローマ字入力だから、自分でもあの1回だけポンジーと
思い込んでいたとしかいいようがなくorz
20名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:56:40 ID:ar1jG6uz
>>19
本人ww


パンジー「ふんっ、僕は気にしてないぞ」
21名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:58:33 ID:gnUyecqr
キョン「そんなこと言ってるとじきに本名で呼ぶやつがいなくなってあだ名でしか呼ばれなくいなるぞ」

佐々木「くっくっ、すごい説得力だね」
22名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 22:58:37 ID:ZdNn3MVU
愛媛県の、ストレート果汁と思わせておいて結局濃縮還元かよ絶望した、な
ジュースでも飲んでたんじゃね〜の?
23名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:00:52 ID:tH8k6jZl
満員電車で通学なら
痴漢の被害にあってる可能性があるな。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:01:39 ID:UmzLJteJ
新スレおめでとう!!
今で一体誰以上誰未満のスレ数なのかな?

そしてまた変わる瞬間をおふろで過ごしてしまった私
次こそは!!
25名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:03:15 ID:/vqRcTl8
このスレの暖かさに感涙。

すごく……暖かいです……
26名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:03:35 ID:xoIhS3dC
>>23
う〜
それはあんま考えたくないな…
痴漢にあったら佐々木はトラウマになりそう
27名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:07:44 ID:73DA7zrS
>>23
そんなことしたら組織に暗殺されるか光線銃に撃たれるか昆布にくるまれるよ
28名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:11:21 ID:BxGCXPic
>>27
パンジー「ぶ、武器の携帯は厳禁ですぅ、危ないですぅ」
29名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:11:33 ID:ar1jG6uz
>>24
とりあえず古泉スレ以上みくるんスレ未満だな
今の流れがちょうどいい


てか佐々木が痴漢されるされない以前にきょこたん達がいるからあわないよ
30名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:11:33 ID:RkoYhOwm
寧ろ橘が電車で(ry
31名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:22:03 ID:oNK/+HTz
おいおいまた立てたのかよ。

何故ここまで板違いな話で熱くなれるんだ?
純粋に聞きたい、あんたらはここで原作キャラの話で盛り上がっている。
だがその行動が作品を嫌わせる原因になるかもしれないんだぞ
そこら辺はどう捉えているんだ?
あと、こんなスレは原作読んでない人からすればウザイ以外の何者でもないぞ。
自分で自分の好きな作品を嫌わせても平気なのか?
32名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:25:16 ID:VLk1RTjI
佐々木スレ?何故ここまで板違いな話で熱くなれるんだ?板違い云
々何度言わせれば
木を隠すなら森か?純粋に聞きたい、あんたらはここで原作キャラの話で盛り上がっている。
はぁ、だがその行動が作品を嫌わせる原因になるかもしれないんだぞ
俺は判らないが、そこら辺はどう捉えている?
のぅ、あとこんなスレは原作読んでない人からすればウザイ以外の何者でもないぞ。
嫁の好きな作品を嫌わせても平気なのか?
33名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:26:41 ID:W6A0V+40
確かに板違いだよな
それにss嫌いだけど佐々木が好きな俺にはなんかきついし


>>32




34名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:28:48 ID:klG2X9Tj

        あまりくっつくなよ。その……あたるぞ
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  くっくっ あてているのさ
   ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                え? 今 これで か?
      , -‐- 、. -‐-ー.、 ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ,'. /  ト、 ヽ. u ヽヾ
.    i. ((从ソ 从〉ハバハ>
    l. (|┳ ┳i!l─ ─|i
.    ハNiヘ '' ヮ''ノハ  - ,ノ’ >>1 オツカレ!
     ⊂)"ー'゙iそ)゙|{†}|〉
      /ュュュュゞJ、´T.i
      /_,ハ_,> /_ヽ__〉
35名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:30:06 ID:75eNnI8L
>>34
そのAAくれ、もっとくれッ!
36名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:34:14 ID:ar1jG6uz
>>31
確かに板違いなのはわかってるんだよ
でもこのスレだってなんだかんだで需要あるし今になってこのスレを潰すのはちょっと…
ラノベキャラスレがあったらそっちに行くんだけど

>>32
こらww
勝手に縦読み文章作るなw
37名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:42:52 ID:4X+r0ryu
>>31
>>36
定期的に繰り返すね

>>31
まあ一言だけ
>あと、こんなスレは原作読んでない人からすればウザイ以外の何者でもないぞ。
この板って見たくないスレはスルーできないの?
38名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:43:53 ID:XrrFdyjH
>>32
そんなこといったって、ラノベキャラ板がないんだから仕方ないだろ。
れすが飛び交って無駄に荒れるだけだからもういいじゃないか。
はるひの3期辺りにはササッキーも登場して名実共にアニキャラに
なってどっから見ても問題なくなるだろうし。
いまは少しだけフライングしてスレが立ってると思えばいいのさ。
39名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:44:32 ID:bxAiJCm5
>>31
まぁまだアニキャラじゃないしな

専ブラ使ってる人にしか分かんないだろうけど
佐々木スレはハルヒ系の中でも
長門スレと1、2を争うくらい「勢い」のあるスレなんだぜ
これを潰すわけにはいかないだろ

ちなみに今はスレ建て直後だからか勢いがアニ個板の中でぶっちぎり1位になってる

40名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:48:26 ID:xoIhS3dC
>>31が正し杉て返す言葉が無い…
>>37
俺等の方に非があるからそういうこと言うのはやめてくれ

とりあえず佐々木かわいいよ佐々木
41名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:48:52 ID:RkoYhOwm
ラノベキャラ板も必要かもね、でもアニメ化したらどうなるかがよく分からんけど
42名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:53:20 ID:UqkkCxSP
黙ってスルーしてりゃいいのさ
騒いで目立つ必要はないっしょ
43名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:55:24 ID:C9g/2KT8
スレ最初の方の恒例行事だよ
テンプレみたいなもんだ。
44名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:57:21 ID:na+03q8w
>>38
>>32はただのツンデレだから安価は>>31で。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:59:15 ID:W6A0V+40
>>44
(・∀・)
46名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:59:40 ID:tNjXZ/XS
>>44
縦に読んでみようか
47名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/31(火) 23:59:42 ID:FeIxNfxC
それより
3分たったら佐々木タソはもらっていくよ
48名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:00:49 ID:XXKnsciG
そうはさせん
49名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:01:37 ID:EDp/eLf4
だが阻止する
50名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:06:12 ID:4MK+tKTz
国木田あたりが変な女の話をアニメでしてなかったか?
それなら佐々木はアニメにでてたことにしとけばよい
51名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:07:34 ID:FgwYLIkQ
佐々木団で権力が強い順に並べたら


佐々木>藤原>九曜>きょこたん
こんな感じかな?
52名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:08:28 ID:EDp/eLf4
>>50
おまえ頭いいな
53名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:09:11 ID:g0Pjc5Cu
>>51
個人的に藤原は下から2番目な気がした
54名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:15:00 ID:uO5OwQJS
このスレ的には
佐々木>>昆布>>>きょこたん>>>>>>>>>>パンジー
こんな感じかw



原作的に考えたら
佐々木>>>>橘>藤原=九曜
こんな感じかな?
藤原の位置がどこぐらいかよくわからないけど
55名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:24:21 ID:LHY+wmlf
>>28

「光線銃とか、持ってないのかい?」
「時間旅行者にそんなもの持たせるわけがないだろう。
 ……ふん、実際僕もくだらないルールだとは思っているが、ルールはルールなんだ」


それは分かるな。
この人にそんなもの持たせたら本人が乱用しかねないだけならまだしも、
駅のホームで口論から乱闘に発展した相手の高校生あたりに
財布もろとも強奪されかねないしね。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:28:24 ID:aW3maRfY
佐々木←観察―九曜
 ↑      ↑
 神     好き
 |      ↓
 橘←―貧乳―藤原
57名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:32:22 ID:FgwYLIkQ
>>56
九曜とパンジーww
YOU付き合っちゃいなよ!w
58名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:35:21 ID:DouS7iRP
思わず
主演:九曜 のラブストーリー「時をかける少女」
を想像してしまったじゃないか。

佐々木さんは初代の学芸員役で。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:38:39 ID:mQXG6DOc
ヤンデレ佐々木さん、元ネタはGift。

「佐々木、ハルヒの様子がおかしい。お前、何か知っているんじゃないか?」
「ねぇ、キョン。覚えているかな?夏休みにみんなで
君の家に集まって宿題を片付けたことを」
「何を言って・・・?あれはハルヒが・・・」
「じゃああれはどうかな?君が素っ頓狂な内容のラブレターを代筆して
勘違いした僕がすごい勢いで君を問い詰めたこともあったね」
「佐々木・・・」
「君が野球大会で大活躍したこともあった。でも、僕が一番嬉しかったのは
映画撮影のとき、映画を成功させよう、と言ってくれたことだよ。
口には出さなかったけど、本当に嬉しかったんだ。くっくっ」
「佐々木、やっぱりお前が力を・・・」
「そう、涼宮さんからもらったんだ。キョンと過ごしたたくさんの思い出を」
「佐々木、お前・・・」
60名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:50:20 ID:d+sj4Ly6
遅ればせながら>>1乙!
>>59
佐々木黒いよ佐々木
61名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:50:42 ID:ZiCR7V6X

         君は涼宮さんのグループでは端役だと聞いているけどね
         こちらの団における権力、すなわち強制力執行権の高さは、

              キョン>>>>>>>僕ら>ポンジー

         と、なっているんだ
         さあ 僕らに容赦なく命令してくれたまえ。どんなことでもするよ
 エエ?       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ココロ ノ ジュンビ ガ…  ――コマンド?  サア サア!! キミ モ オス ナノダロウ?
     , -‐- 、、.    , -‐- 、.    , -‐- 、       ,. ‐-ー- 、 トップ ッテノハ
.    〃   ; ヽヾ    ,'::;〃i::iヾヾ.   ,'. /  ト、 ヽ.     ノ /    ヽ キライ ナンダガ…
    ハミ((メノリ从))   ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l.  i. ((从ソ 从〉   .ノハハハハハ !
    | i(|;┃ ┃ |!| /((::!┯ ┯l!|.  l. (|┳ ┳i!l     !|─ ─ ,iリ)!
    | トリ、'' 〜''ノ'!| .i:::l::ヾヽ - ノ八 ハNiヘ  ヮ ノハ!    ’ 、 - ,ノル´
    レ゙ .{i'づと). リ. !:::l::⊂リ{介}リつ:i   ⊂)"ー'゙iつ      〈}゙|†'|´{'> ンジャ ハルヒ ト カイガイ イクアイダ
      ノ_/__l_jヽ  |:::|:::::i::く/_|_j〉::i::::|   /ュュュュゝ       i´T `i  イモウト ノ セットク ト セワ ヲ タノム
     `~(__i_)~´ ノ;;;l;;;;;i;;;;;(__i_);;;;;i;;リ   〈__八_,〉      〈_,八__〉
62名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:52:21 ID:DqHfjedp
また草野球大会やってくれないかなぁ。相手はもちろんパイレーツの皆さんw
SOS団と佐々木団で丁度9人だし。オーダーは
1番 ハルヒ 投
2番 佐々木 一
3番 藤 原 三
4番 キョン 二
5番 古 泉 捕
6番 長 門 中
7番 九 曜 遊
8番  橘  左
9番 みくる 右

佐々木は鶴屋さんレベル、何故かパンジーはメチャクチャ上手くて
昆布は長門と同レベル、橘はみくる並みの役立たずw

パ「今日の試合の秘密道具はなんだ?タケ●プターの使い所は重要だぞ」
63名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:54:11 ID:yd6mNpED
>>61
ポンジーの扱いは決定かw

しかしこのキョンは外道。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:55:22 ID:efz3X8Ih
>>62
そのネタもらったかも試練w
65名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:11:23 ID:uCFlli1I
佐々木は、エーコの「フーコーの振り子」とか愛読してそうだ。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:19:40 ID:jYNBHEK/
>>62
それなんてドラベース?
67名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:24:14 ID:g0Pjc5Cu
>>64
勝手にwktkさせてもらっ
68名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:45:59 ID:7EfgZgA7
『作家のキョンと編集者佐々木』を投下する。
って言うかヤバイ、これ以外思い浮かばなくなってる。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:47:37 ID:7EfgZgA7
『新人の宿命』

「キョン、編集長直々のお達しだ。あれがシリーズ化することに決定した」

いつものように俺の家にやってきた佐々木は昼食のシチュー(作:佐々木)を食べている俺にそういった。
なんだか順調に餌付けされている気がするが美味いので気にしないことにする。

「あれって……あれか?あの佐々木がヒロインの?」

佐々木のあまりにも急な発言に俺は聞き返した。

「っ……そうだ、キョンが主人公の奴だ」

佐々木の顔が真っ赤になっている。
あれほど口で勝てなかった佐々木に優位に立てるのはありがたい。
こいつ意外と初心だったんだなぁ。

「なんでまた?ありゃ単なるアンソロジーのうちのひとつのはずだろ?」

「……これを見てくれ」

そう言って佐々木はA4サイズの紙を数枚俺に渡してきた。
なになに、「恋愛が精神病」とする現実味の無い設定のヒロインにもかかわらずあのリアリティはすばらしい……。
ってこれは……。

「そう、ファンレター。しかもほとんど君宛の賞賛だ。大反響だよ」

パラパラめくっていく、大体同じ内容だが侮蔑はほとんど見あたらない。
まぁあまりに心無い奴は佐々木がはじいたんだろうけどな。


「大反響なのはありがたいが、これでなんでまた」

「あの話、うちの編集長も気に入ってしまってね……そこに合わせてこの反響だろう?是非来る恋愛レーベルの顔としようと言っているんだ」

うえ、マジか。
あれはいろいろな意味で苦肉の策で書いた作品だ。
しかもモデルは俺と佐々木。
あれをシリーズ化するってことは俺と佐々木の思い出をさらに切り貼りして作るってことで……。
うわーすげぇ羞恥プレイ。

「って佐々木、お前はいいのかよ」

そうだ、ちょっと口に出しただけで恥ずかしがる佐々木が続編なんて望むはずが無い。

「新入社員が編集長に逆らえるわけが無いだろう……君こそ恋愛物は不得手なのにいいのかい?」

「駆け出しペーペー作家がひいきしてくれてる出版社の編集長に逆らえるわけ無いだろ……」



「だろうねぇ」
「だろうなぁ」
70名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:48:50 ID:7EfgZgA7
お互い諦めのこもった声を吐いた。
ぺーぺーや下っ端はつらいのだ。

「仕方ない、チャンスととろう。君は名をさらに売るチャンスだろう」

「お前も自分の企画から大反響がでたとなりゃ鼻も高いだろうしな」

しかし恋愛作家として名を売るってのもなぁ……これ以外書けんぞ。
これだってすぐにネタが尽きそうだ。
こりゃ佐々木のこと相当気合いれて観察しなきゃならんな。
佐々木、そういうわけだからこれからも頼むぞ。

「わかってるさ、なんなら夕飯も僕が作ろうか?」

「そりゃありがたいな」



無理やりな会話で俺たちは場をつないだ。
いわゆるひとつの現実逃避である。











「それで、あの後どういう展開にするつもりなんだい?」

そうだな、あの短編で一応告白ハッピーエンドまで行ってるんだよな。

「そうだね、人気を取ったのはあの作品なんだし僕としてはあの続編ということでその後の生活を……」

いやぁ、俺まともに付き合ったこと無いからな。その後なんて書けねぇよ。
あれとは別にきちんと最初から書いて男が女の気持ちに気づかない感じで引っ張ろうと思っている……
って佐々木?どうした、何頭抱えてるんだ?
っておい、布団を引っ張り出すな、不貞寝するな。おーい、佐々木さーん
71名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:50:13 ID:7EfgZgA7
以上、キョンと佐々木以外も出そうかちょっと迷ってる。
72名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 01:58:53 ID:d+sj4Ly6
>>71
乙だぜ!キョンと佐々木以外となると…これはもうポンジーしかww
73名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 02:13:28 ID:O6q+lhx0
当て馬ならやっぱハルヒだろ
74名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 02:20:05 ID:LLpnsEb4
前回のSOS団員の感想を取り入れた小説を書いてみるわけだな
75名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 02:29:34 ID:aW3maRfY
>>71
個人的なイメージだが、元々原作の色んな部分を切り離してるから
そこに原作的な要素(程度によるけど)を入れると、
このSSの雰囲気が崩れちゃうんじゃないかと思うんだ
だから、無理に出す必要はないかなと思う
勿論ストーリー的に必要なら引っ込める事は無いけど



なんか偉そうでスマソ
76名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 02:36:44 ID:uO5OwQJS
>>71
乙〜
この関係好きだ
77名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 03:22:05 ID:UsT7jcvD
>>1乙
「やあ、こんばんは。いつもながら、こんな時間に済まないね。1乙。それから前スレ
>>1000もおつかれさま。1と1000を両方踏むなんて、なかなかあることじゃあない。
さて、前スレは素敵な物語が多く投下されたようだね。新しい可能性の模索というわ
けだ。素晴らしいね。そうこうして、16スレ目。もう、僕に関する話題で15000ものレス
が書き込まれたわけだ。なかなかの数字じゃないか? 少々気恥ずかしいが、ここ
は素直に感謝の意を述べさせてもらうよ。ありがとう。さて、16といえば、16進数でも
桁上がりだね。16進数という言葉が耳慣れない人のために解説すると、16を桁上が
りとする記数法のことさ。だから一桁で15までカウントする。ちなみに10はA、11はB
という風に記述するんだ。だから最大値は15でFだね。16進数は2進数の変換として
とても都合がよいものだから、コンピュータプログラミングの世界では日常的に使用
されているね。コンピュータといえば、涼宮ハルヒシリーズはこんどコンピュータゲーム
にもなるそうだ。すごいね、涼宮さんの活躍の場はどんどん広がっている。まぁそれ
は同時に我らが親愛なる友人の不思議ライフにまたひとつエピソードが加わるという
ことになるわけだが。う〜〜ん、僕はこれらのゲームに謎の隠しキャラとしてとしてで
も登場できないものかね? ああ、すまない、話がずれてしまったね。さて、このスレ
は一体どのような流れになるのかな? 僕とキョンの新しい関係がまた見つかるんだ
ろうか? それとも、新しいifの形かな? どちらにせよ、多くの人が僕に関して何かを
思ってくれる。僕というキャラクターに意味を与えてくれる。それはとても喜ばしいことさ。
さ、新しいホンを見せてくれ、今度は一体、どんな役を僕に与えてくれるんだい? どん
な役でも全力で演じさせて貰うよ。知ってるだろう、僕はとても演技がうまいってことをね」

そう言って、佐々木は偽悪的に唇の端を器用に片方だけつり上げて見せた。


 今日の佐々木さんはずいぶんと意欲的なようです。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 04:54:22 ID:781eC/fG
>>77
毎度乙
これは俺でさえ奮起したくなるな…
79名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 07:11:01 ID:g0g+Folh
>>69
キョンのペンネームは「八島丈」説
80名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 08:30:22 ID:ieJZJINz
>>79
一瞬の間の後、吹いた
81名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 09:03:04 ID:uO5OwQJS
>>77
乙!
新スレ始まったな
82名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 09:40:29 ID:g0Pjc5Cu
>>77
乙!
佐々木はキョンの嫁
83名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 12:39:19 ID:F+pBvbyU
>>31-43
>>77
地鎮祭乙!
84名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 16:41:01 ID:zsajVOBg
ざ・わーるど
85名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:18:10 ID:Sw22LKCW
佐々木さん!30分ほどたちばなししませんか、いえ、すべきです!
86名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:31:14 ID:IfYkMSmQ
一瞬130分にみえて、えらい微妙な時間だと思ってしまった。
87名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:32:13 ID:DqHfjedp
>>66
ちょw分かる奴いるとは思わなかったw
パンジーはこういうネタで使い易いから困る
88名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:34:39 ID:FgwYLIkQ
>>85
アホパンジー「悪いが僕と佐々木が話してるから無理だwオッパッピー♪」
89名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:36:58 ID:qQT981yb
久々に来たけど佐々木×橘のガチレズはあるかな?
90名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:43:00 ID:uO5OwQJS
>>89
橘×佐々木なら見かけるw
ただガチレズじゃなくてギャグっぽい百合ばっかだけど
91名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 17:52:53 ID:qQT981yb
>>90
佐々木が攻める感じがみたいがイメージと違いすぎるからな・・・
ああ、文章力が欲しい
92名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 18:55:20 ID:0neK+iHF
佐々木って腕はどっち利きなんだろう?
ちょっと困ったw
93キョンと佐々木の消失3:2007/08/01(水) 19:05:50 ID:DxuZtj+g
>>77
乙。いつも楽しみにしてます。
さらっと読めちまうのがすごい。

さて、前スレ702の続きが仕上がったんですが、
量が多めなので空いてる内に落とします。11レス予定。
            ↓↓↓
94:2007/08/01(水) 19:07:11 ID:DxuZtj+g
そして、俺はこの世界に来てから3日目の朝を迎えた。
ハルヒ達を前触れもなく失って動揺していた俺が、佐々木に助けられたのがずんぶん遠いことのように思
える。橘の合流に喜緑さんの暗号、長門のマンションからの脱出に藤原のメッセージ、そして、佐々木と
過ごした昨日の月夜。短い時間ながらも実にいろいろなことがあったもんだ。その思い出の数だけ、俺は
図らずもこの世界との絆を深めていることになる。
あの花畑未来人を信じるなら、今日俺は長門のマンションの717号室に行き、この世界に別れを告げる
ことになるんだろう。その時、俺は何を思うのだろうか。あの12月の改変世界のように、俺の記憶の中だ
けに存在する夢となったこの世界に対して。
いや、違うな。今回は佐々木がいる。俺はあいつと一緒に元の世界に戻る。だからこの世界は、俺だけの
夢にはならないんだ。
そんなことを考えながら、俺はカーテンを引いた。窓の外には、雲ひとつない4月の空が広がっていた。

佐々木からの電話があったのは、俺が駅前の喫茶店に向けて長い坂を歩いている途中だった。
「ああキョンか、実は集合場所を変更したい。昨日の駅前デパート屋上に向かってくれ。僕はわけあって
自宅に寄ってから合流することになるが、現地にはすでに橘さんが着いているはずだ」
なんだ? いつもの佐々木らしくない動揺が言葉の裏に見え隠れしている。何があった。
「行けば分かる。詳しくは橘さんに聞いてくれ。キョン、すまないがこれで切るよ。後で会おう」
電話は一方的に切れた。ますますらしくない。俺は自然と速くなった足で、長い坂を下って行った。

デパート屋上の屋外劇場裏、人気のない一角に立っていた橘は、俺の顔を見るなりある一点を指差した。
その先にあるのは長門のマンションだ。だが、見慣れた高級分譲マンションは大きくその姿を変えていた。
建物の上半分を黒いもやのようなものが覆い尽くし、ゆらゆらと不気味にうごめいている。それは昔テレ
ビで見たイナゴの大群を思わせるような―――とてつもない数のカラスだった。
「あたしたちが駅前についた時には、もうああなっていたの。でも騒ぎになっている様子はありません。
他の人には、あれが見えていないみたい」
俺は思い出す。初めて九曜に会った時、俺は佐々木に紹介されるまでその存在を全く認識できなかった。
あれほど異様な姿をしていたにも関わらずだ。なるほど、これはあの部屋には近づくなというお前なりの
意思表示なのか、九曜? だとしたら、ずいぶんと分かりやすいことをするじゃないか。

不気味に変貌を遂げたマンションを見つめる橘の目には、わずかながら怯えの色があった。
たぶん、俺の目も同じ色をしていることだろう。でもな、ここで引くわけには行かないんだ、俺たちの
世界に帰るためにはな。だからこそ、俺はあえて橘に尋ねた。
「いいのか、橘?」
おまえは俺や佐々木と違って、この世界の住人だ。どころか、俺たちが元の世界に帰った後、この世界が
どうなるのかは正直分からないんだ。そんなおまえに、そこまでの無理をさせちまって本当にいいのか?
「………」
いや、すでに橘が得がたい戦力になっているのは事実で、それはこいつも分かっていることだ。いくらな
んでも、この質問は偽善的に過ぎるだろ。謝ろうとした俺を、だが橘は制して言った。
95:2007/08/01(水) 19:09:07 ID:DxuZtj+g

「あたしは、佐々木さんが好きなのです」
朗らかで、でも迷いのない目が俺を見つめる。
「涼宮さんたちのいないこの世界は、あたしにとって、いえ、ひょっとしたら佐々木さんにとっても都合
がいいのかもしれない。でも、それだけでこの世界を肯定するには、あたしはあまりにも彼女の内面を知
りすぎてしまっているの。あ、知ってました? あたし、佐々木さんの心の中に入れるんですよ」
知ってるさ。この世界のおまえは俺を連れて行かなかったのか? 佐々木の閉鎖空間に。
「あの場所でいろいろなものを見て、あたしは気付いたの。彼女が不器用なくらい誠実で優しくて、
そしてとても傷つきやすい心の持ち主だってことを」
そこで橘は一息ついて、薄くオレンジ色に染まりつつある街を見下ろした。
「その彼女が、最初の日の夜に電話でこう言ったの。何がなんでもあなたを元の世界に帰してあげたい
から力を貸してくれって。あたしが協力する理由は、そのひと言だけで十分なのです。組織にも今回の件
は言ってません。ですから、あなたは気にしないでください」
その言葉で俺は確信する。やっぱりこいつは悪い奴じゃない。佐々木が好きで好きでたまらない、あいつ
の大切な親友のひとりなんだと。だから、同じ佐々木の親友として、俺は橘に礼を言った。
「そこまで言ってもらえるのなら、あたしからもひとつお願いがあるのです」
なんだ? 言ってみろ。
「あなたの世界に帰っても、佐々木さんとずっと―――友達でいてあげてください。一年も連絡せず放っ
ておくなんて、もう絶対にダメです。約束してください」
わかった、約束するよ。いつになく真剣な顔で言う橘に、俺はそう答えた。

-------------------------------------------------

しばらくして屋上にやってきた佐々木は、普段とはえらく様子が違っていた。手に持っている地図はまあ
いいとして、その背中にある布に包まれた長物はいったい…何のつもりだ?
そう俺が突っ込むより早く佐々木はこの街の地図を広げ、ブレザーのポケットから油性ペンを取り出した。
「状況は見てのとおりだ。まさかあそこまで警戒されるとは、僕の読みが甘かったようだね。申し訳ない」
確かに、あの中に真っ直ぐ突っ込むのは俺もごめん被りたいぜ。
「そこで代案だ。急ごしらえなので少々粗いのは否めないが、直接717号室を目指すよりも遥かに安全
になると思う」
そう言って、佐々木は地図にルートを書き込みながら突入作戦の詳細を解説しはじめた。その全体像が明
らかになってゆくにつれ、俺は胃が痛くなるのを感じていた。「マジかよ…」という呟きをすんでのとこ
ろで飲み込む。

昨日のテスト飛行で、橘のフライトスキルは判明してるだろ。こんな作戦が果たして実行可能なのか?
「大丈夫ですよ。あたし、昨日の晩に特訓したの。矢を打つのも空を飛ぶのも、昨日までのあたしと
同じだと思ったら大間違いなのです。もうエース級の腕前です」
一夜漬けかよ。行動の端々から要領の悪さをうかがわせる橘の自信満々の笑みに、俺は頭を抱えた。
「キョン、君だって試験前にはよくやっていたじゃないか。それなりの効果はあったものと僕は記憶して
いるのだが、違ったかな?」
あれは、おまえという優秀なコーチがいたからだ。それに、いくらなんでも学校の試験で死ぬことはない。
「まあそう言うな。本当はもっと詰めたいところなんだが、日暮れまであまり時間がない。九曜さんが操
っているのであろうあのカラスが、まさか鳥目だとも思えないしね」
仕方がない、乗りかかった船だ。俺は、さっき橘から聞いた決意のほどを思い出し、腹を括ることにした。
96:2007/08/01(水) 19:11:19 ID:DxuZtj+g

「橘さんは飛行に専念してくれ、カラスたちの動きは僕が逐次伝える。だが大まわりのルートを辿るとは
いえ、若干の接触は避けられないだろう。そこでキョン、君には避けきれなかったカラスの迎撃をお願い
したいのだが」
おい佐々木、今日のおまえちょっとおかしいぞ。どっかでハルヒでも喰ってきたんじゃあるまいな。
「くくっ、こういうのは、昔から殿方の役目と相場が決まっているだろう?」
そう言って、佐々木は背中の長物の布を解いて俺に寄越した。ずしりと重い、黒光りする木刀を。
「僕の父が、学生のころ剣道を嗜んでいてね、物置に忍び込んで失敬してきたのさ。安心してくれたまえ、
そこいらの土産物屋で売っているようなものとは違って、ものは確かだ」
うっすらと殺気すら漂わせるその業物を見ながら、俺は今度こそ口に出していた。
「やれやれ」

青い光球に包まれた橘の背中に俺と佐々木が跨る。屋上からゆっくりと足が離れた。
視線の先には異様な姿を晒す長門のマンション、その右手前に建設中の高層ビル。
「キョン、橘さん」
俺の腰に腕をまわした佐々木が、背後で口を開く。
「全員で無事に、あの部屋までたどり着こう。必ずだ」
「はいっ」
「おう」
そうだ、これで終わりにするんだ。この歪んだ世界でのふざけた茶番を、全てな。
俺たちを包んだ青い光球は、オレンジ色の虚空へと飛翔した。

-------------------------------------------------

カラスどもの反応は早かった。
俺たちが飛び出すのと同時に空を侵食するアメーバのようにマンションを離れ、こちらに向かってきた。
じわじわと表面積を増しながら黒い群体が近づいてくる。距離が詰まるにつれ、俺は改めてその数に驚愕
していた。俺が持つ程度の自然科学の知識でも断言できる、こんなカラスはこの世にはいないと。敵が
七分に空が三分だ、視界を覆い尽くすカラスの群れは、その数だけですでにこの世ならざる存在だった。
「橘さん!」
カラスとの距離が十分に詰まったタイミングを見計らって佐々木が指示を出し、それを受けた橘が針路を
変える。さあ、ここからが本番ってわけだ。青い光球は、一気に右下方への急降下に転じた。

「いいね、連中もついて来ている。速度もう少し落として!」
地表が迫る。急な方向転換に形を崩しながらも、前後に伸びた状態で後を追ってくるカラスの群れ。
落下エネルギーも加わってその速度は速い。ブレーキを効かせるこちらとの距離がみるみる縮まっていく。
気がつけば、俺の眼前に民家の屋根が急接近していた。
「高度もどして、速度そのまま!」
素早い反応で、橘は民家の屋根ギリギリの高度で水平飛行に移った。見慣れた街の風景がすぐ下を高速で
流れてゆく。そのすぐ後方にまで迫ったカラスどもも水平飛行に移るが、空中とは違い地上物に邪魔され
て横に広がらざるを得ない、その形を大きく崩していた。
黒い大集団を引き連れて俺たちは飛ぶ。その前方に、目指す建設中の高層ビルの威容が迫っていた。

「3、2、1、いま!」
あわや激突という近さで、橘はビルの巨大な壁沿いを垂直上昇に転じた。壁面を舐めるように青い光球が
走る。確かに昨日とは比べ物にならないくらい腕をあげているが、佐々木も佐々木であまり無茶な指示は
しないでもらいたいもんだ。ばくばくする心臓に手を当ながら、俺は閉じてしまっていた目を開いた。
灰色の作業幕に覆われたビルの壁は、さながらサーキットのファイナルストレートだ。その路面が途切れ
るところ―――屋上が見る間に近づいてくる。後方では、徐々に距離を開けられながらもカラスの追撃が
続いていた。遠目には、ビルを這いあがる巨大なアメーバのように見えるに違いない。
97:2007/08/01(水) 19:13:09 ID:DxuZtj+g

敵を振り切りつつ俺たちは屋上を越え、そして本コースにおける最も心臓に悪いポイントにさしかかろう
としていた。赤白ツートンのクレーン・アームをくぐり抜け、ビルの反対側に出る。
「しっかり掴まってて下さい!」
言われるまでもなく俺が橘の肩を掴むと、腰に回された佐々木の腕がぎゅっと締まる。瞬間、先ほどの
降下とはけた違いの速度で橘は急降下をはじめた。地上の、ある一点を目指して。

「おおおおおおおおおっ!」
猛スピードで地表が近づいて来る。内臓がひっくり返り、背骨から力が抜けそうになる。それでも、俺は
半ば意地になって目を開き続けていた。くそったれ、こんな経験もう二度とできないだろうからな。
だが、ビルの左右から回り込むことに成功した一部のカラスが、俺たちの針路を塞ぐ形で集まりつつ
あった。避けている余裕はない。俺は覚悟を決め、右手に木刀を握り締める。が…
ヒュヒュヒュンッ! 軽やかな音を立て、橘の手から光の矢が矢継ぎ早に放たれた。矢は狙い違わず針路
上のカラスに命中して爆散、黒い霧に穴を穿つ。その穴めがけ、橘はさらに増速して突っ込んだ。
「くっ…!」
穴が徐々に狭まっていく。抜けられるか…? いや、あいつが邪魔だ、左上から来ているあの一羽!
「このっ!」
俺は右手を振るい、真正面から光球の皮膜を突き破ってきたそいつを弾き飛ばした。他のカラスは光球に
斜めにぶつかり弾かれていく。そして黒い壁を抜けた俺たちの目前に下を行く人間の顔が判別できるほど
になった地表が絶望的な速度で迫り―――
「橘さん!」
激突すると思われた刹那、鮮やかに身をひるがえした橘は、駅前から続くアーケード街に突入した。

-------------------------------------------------

「ふーっ…」
クリーム色のトンネルのようなアーケード街を抜けながら、俺はようやく一息ついていた。猛スピードで
駆け抜ける青い光球を見た買い物客のざわめきが、少し遅れて後ろから聞こえてくる。いやまったく、
お騒がせして申し訳ございません皆様。
追って来るカラスはいない。どうやらその大部分を、ビルの反対側に置き去りにすることができたようだ。
あとは、このままアーケードの下を進めば長門のマンションのすぐ近くに出られるって寸法だ。
「い、今頃になって、震えがきたよ」
さしもの作戦立案者も、奥歯を細かく鳴らしながらそう言うのがやっとのようだ。俺もあんなアクロバッ
トは金輪際ごめん被りたい。だが、さらに評価されるべきは橘だろう。曲がるのも怪しかった昨日の状態
から、よくもまあこれだけ上達したものだ。ビバ一夜漬け、古泉より才能あるかもしれんぞ、おまえ。
「だから言ったじゃないですか。あたし高いところが好きなんです、って」
アーケードを抜けた俺たちの前に現れたのは、一羽のカラスの姿もない高級分譲マンションだった。

カラスの大群は遥か後方、高層ビルの周りを所在なげに飛んでいた。上手くいったみたいだな、佐々木。
「ひとまずはね。だが気付かれるのも時間の問題だろう。橘さん、急いで717号室を目指してくれ」
橘の光球は、まっすぐに7階の端を目指す。そして、あっけないほど簡単に目的の部屋の前にたどり着い
たその時―――屋上に隠れていたカラスの一群が、マンションの壁をかすめて一斉に急降下してきた。
それは、完全な奇襲だった。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 19:13:54 ID:2xUc+Uii
私怨
99:2007/08/01(水) 19:16:02 ID:DxuZtj+g

「上!」
佐々木が叫び、橘が回避運動に入る。だが遅すぎた。ほぼ真上から突入した一羽のカラスが光球の
皮膜を突き破り、反射的に木刀を構えた俺の手の甲を深く切り裂いた。橘がバランスを崩す。
「ぐあっ…」
「キョン!」
取り落とした木刀がくるくると回りながらマンションの前庭に落ちていく。その向こうから、上昇に転じ
たカラスが二手に分かれて迫り来ていた。橘がバランスを立て直しながらも懸命に矢を放ち一部の
カラスを吹き飛ばすが、その爆風にも怯まず残りのカラスが殺到する。
「橘さん、上だ!」
「どうするつもりだ!?」
「いったん屋上に不時着する! 早く!」
「は、はいっ!」
上昇をはじめた青い光球はすんでのところでカラスをかわし、そのまま屋上を飛び越すと―――
ありえない角度で針路を変え、土煙をあげて屋上に激突した。
やれやれ、あれだけ見事なフライトの最後にオチまでつけるとは、どこまでも橘らしいぜ。

「ケホッ、ケホッ」
「いたたたた…」
佐々木の咳と、尻を打った橘の声が聞こえる。何とか無事のようだな、光球がクッションになったんだろ
う。屋上の床が割れてるところを見ると結構な衝撃だったようで、僥倖といわねばなるまい。
「キョン、手を見せてみろ!」
土埃の中から現れた佐々木が俺の手をとる。見れば、カラスに裂かれた左手の甲からはどくどくと血が
流れていた。
「ひどい…大丈夫か? 痛いだろキョン、待っていろ今…」
心配するな、驚いてるせいか知らんが痛みもほとんどないんだ。それより、ふたりこそ怪我ないか?
「馬鹿! もっと自分の心配をしろ!」
うっすらと涙さえ浮かべながら、佐々木は俺の左手にハンカチをきつく巻いた。これで、少なくとも血は
止まるだろう。大した怪我じゃないさ、だからそんな顔するなよ。
土埃が晴れていく。カラスの群れはいつのまにか消えていた。だが。
―――突然、背後から圧倒的な存在感がのしかかってきた。わずかに感じていた傷の痛みが瞬時に
引いていく。それほどまでに強烈な、とてつもない気配だった。俺は後ろを振り向いた。

昇降口の屋根に黒い影があった。背負った夕日を吸い込むような、絶対的な濃度の影が。
陶器のような肌、レンズじみた瞳、異様に長い黒髪は屋上の風にもそよいではいない。
俺は初めて姿を見せた、この歪んだ世界の王の名を呟いていた。
「周防…九曜…!」

-------------------------------------------------

焦点の定まらないレンズ眼が俺たちを見つめる。息が荒い、体が動かない。
他を圧するすさまじい波動が、昇降口に立つ影から全方位に放射されているかのようだった。
その波動を切り裂いて黒衣の痩身が俺の前に立ち、影と対峙した。佐々木だ。
黒いスカートが風にはためく。しばし睨み合った後、佐々木は口火を切った。
100:2007/08/01(水) 19:18:08 ID:DxuZtj+g

「会いたかったよ、九曜さん。君はこの世界に何をしたんだい? 答えてもらおうか」
深海から汲み上げた水のように冷たい声だった。俺は、佐々木のこんな声を聞いたことがない。
「―――何も―――していない―――私は―――観測する」
九曜が答えた。伸びきったテープのように異質な声。いま口は動いたのか? それすらも怪しい。
「では、なぜ世界は変わった? どうして涼宮さんたちは消えた? 君が何かをしたからだろう」
「私は―――涼宮ハルヒから―――力の一部を………奪った」
ハルヒの鼻っ面を掠めたカラスの姿が脳裏をよぎる。やはりこいつか。ハルヒの力を使い世界を改変する。
長門にできたのなら、こいつにできても不思議はない。だが、九曜は驚くべき言葉を続けた。
「その力を―――あなたに―――与えた―――だけ」
今こいつは何と言った? ハルヒの力の一部を、佐々木に?
「刹那―――あなたの………閉鎖空間は―――爆発的に―――膨張」

「―――世界を―――覆った―――」

一瞬、俺は九曜の言ったことが理解できなかった。かわりに、一年前にハルヒと一緒に閉じ込められた
あの閉鎖空間を思い出していた。あそこから何とか俺は帰って来られたわけだが、もし失敗していたら…
恐らく古泉の言うように、世界は変わっていたんだろう。ハルヒの望んだ世界に。
ここがそれなのか? あのセピア色の閉鎖空間に飲み込まれた、佐々木の望んだ世界?
―――違う。俺は全力でその考えを否定した。なぜ佐々木が世界を変える。なぜ佐々木が、ハルヒたちの
いない世界を望まなきゃいけない。そんなこと、そんなことあるわけが、ないだろう。
俺の揺れる心を庇うかのように、佐々木が強く一歩を踏み出す。そして、鋭い声を九曜に放った。

「見くびるな! 僕はこんな世界を望んではいない!」
「―――でも―――あなた」
「涼宮さんとのことも決着をつけるつもりでいた! 余計なことはしないでもらおう!」
「望んだのは―――あなた」
「そこをどくんだ、九曜さん! 彼を…僕らを、元の世界に戻せ!」
「観測は―――まだ―――不十分―――」
「どくんだっ!」
「―――それは―――できない」

「橘っ!」
俺はすぐ横で九曜を睨みつける超能力者を呼ぶ。やはりあいつはできそこないの機械人形だ、会話なんて
はなっから無理だったんだ。そこをどく気がないのなら、無理矢理にでもこじ開けてやる。俺は昨日の
打ち合わせどおり橘からそれを受け取り、九曜めがけて駆け出した。
同時に、青い光球に身を包んだ橘が光の矢を連続で打ち出した。吸い込まれるように九曜に殺到した無数
の矢はその体に達する寸前、見えない壁に衝突し硬質の音を立てて弾き飛ばされてゆく。
その様子を横目に俺は走る。ここまでは予想できていた。長門に匹敵する力を持つ九曜を相手に正面から
やり合えるとは思っていない。いいぞ橘、その調子で九曜の注意を引き付けておいてくれ。思ったとおり、
ただの人間である俺を九曜は全く警戒している様子はない。そこがおまえの隙だ、と、俺が袖の中にある
切り札の存在を確かめたその時。

「―――邪魔―――」

レンズめいた九曜の瞳がはじめて焦点を結び、橘を―――見た。
その刹那、九曜から放たれた波動が空間を裂いた。波動は飛来する光の矢を瞬時に打ち砕き、青い光球を
飴のように溶かしながら給水タンクに叩きつけ―――轟音とともにタンクごと吹き飛ばした。
宙を舞う部品に混ざって、ぼろぼろになった橘がどさりと屋上に落ちる。それきり、橘は動かなくなった。

-------------------------------------------------
101:2007/08/01(水) 19:20:08 ID:DxuZtj+g

「―――橘さんっ!」
悲鳴に近い声をあげて橘に駆け寄る佐々木の姿を、俺は呆然と眺めていた。
甘過ぎた、大甘だ。俺は九曜の力を見誤っていた。天蓋領域の生み出した有機アンドロイドの力を。
橘の能力があれば何とかなる? 馬鹿を言え、橘だけでどうにかできる次元の話じゃなかったんだ。
そんな楽観的でおめでたい考えの果てがこれだ。俺の甘い見通しが、橘をあんな目に―――
あいつは無事か? と視線を向けた先で、橘は呻きながらもうっすらと目を開き、佐々木を見つめた。
よかった、生きている。橘の口元に弱々しい笑みが浮かぶのを認めた俺は、視線を後ろに転じた。

先ほどと寸分も違わない姿で、九曜はそこにあった。
圧倒的な力で立ちはだかる、この世界にかかった最後の鍵。
だが、他にどんなやりようがあった。橘の力をもってしても時間稼ぎにすらならない九曜に対して。
…ん? 何かが引っかかった。パズルの完成図がちらりと見えたような違和感。
世界にかかった鍵。このフレーズを俺はどこで聞いた? いつ、誰が言っていた?
ひとつの言葉をきっかけに、急速に思考が研ぎ澄まされていく。
そうだ、考えろ。何とかできるだけのヒントは、もう十分にもらっているはずだ。

「私にできるのはここまでです」
―――喜緑さんは言った。九曜の名を、奇妙な暗号で伝えて。

「暗号そのものに何か意味を持たせているのかもしれない」
―――九曜の名の他に、何を暗号で伝えてくれようとした、そもそもどんな暗号だった?

「二重のロックをかけられた暗号文…」
―――二重のロック、それは、何のことだ。

「世界にかかった鍵をひとつ開いた気がするよ」
―――世界の鍵をひとつ外した。そして、橘は能力に目覚めた。

「橘だけでどうにかできる次元の話じゃなかったんだ」
―――そのとおりだ。もうひとつ鍵がかかってたんだからな。では、それは何だ?

「あなたの………閉鎖空間は―――爆発的に―――膨張」
―――世界を覆った閉鎖空間。だから橘は能力を。そうか。もうひとつの鍵。それは。

収束された思考が、ひとつの像を結んだ。でも、待てよ。俺にそんなことをする資格があるのか?
この世界で迷いかけた俺に、あいつは確かな指針をくれた。だから俺は、いつか必ず恩を返すと誓った。
これがそれなのか? とんでもない自惚れ屋が、あいつの心をもてあそぶかのような、こんなものが。
違う。こんなものは恩返しじゃない、あるはずがない。だから謝る、すまん、佐々木―――!

「佐々木っ!」
あいつの名を呼んだ。倒れた橘に付き添う佐々木が驚いたようにこちらを見る。その瞳に向けて、
「俺に何が起こっても、橘のそばを離れるな! いいな、絶対に動くんじゃないぞ!」
そう告げるが早いか、俺は全速力で九曜のもとにこの身を走らせた。後ろで佐々木が俺の名を叫ぶ。
でも、俺の胸に迷いはない。例えそれがどんな方法だとしても、あいつと一緒に元の世界に戻るんだ。
そのために、いま俺ができることをする。
九曜の瞳が俺を捉える。次の瞬間、俺は首を締め上げられて、九曜とともに昇降口の屋根にあった。
何が起こったのか分からなかった。九曜まで、あと5〜6メートルは離れていたはずだ。
だがまあ、狙いどおりだ。あとは佐々木、願わくば、俺が、くたばる、前に、何とか…
「がはっ!」
万力のような九曜の手が俺の首を締め上げる。メキッ、と嫌な音がした。意識が遠のいていく―――

「いやあぁっ―――キョン―――!!!」

佐々木の絶叫が俺の耳に届いた。目だけをそちらに向けた俺は、そこに夕日を凝縮したような茜色の塊が
迫るのを見て、もうひとつの鍵が外れたのを知った。茜色の塊は、そのまま昇降口を粉々に打ち砕いた。

-------------------------------------------------
102名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 19:21:08 ID:uO5OwQJS
試演
103:2007/08/01(水) 19:22:32 ID:DxuZtj+g

「ん……」
おう、何とか生きてるみたいだ。でも体が動かねえ、どうなってんだ? 視界も妙に狭いな。
俺は視線を巡らせた。俺の名を叫びながら駆け寄ろうとする佐々木を、必死に止めている橘が見える。
本当にごめんな、佐々木。そんな顔をさせちまって。でも、ちょいとばかりやり方が荒っぽいぜこりゃあ。
橘も思ったより元気そうだ。その服、気に入ってたんだろ? ぼろぼろにさせちまって、すまん。
さらに視線を巡らせる。俺のすぐ目の前に、虚空を見上げて佇む九曜の黒い背中。その先に―――
暮れなずむ空にそびえる、茜色の巨人の姿があった。初めて見る、佐々木の神人の姿が。

巨人が拳を振り上げ、九曜めがけて打ち下ろす。だが見えない壁に衝突し、九曜の眼前で動きを止めた。
巨人がさらに力を込める、九曜がそれを睨み返す。巨大な力と力が真っ向からぶつかり合い、バチバチと
音をたてて空間にノイズが走る。

「彼女の―――破壊の―――イメージ………きれい」
「―――でも―――邪魔」

九曜の存在感が爆発的に増した。せめぎ合っていた力の均衡が崩れ、茜色の巨腕を徐々に捻り上げていく。
巨人が苦しげな雄叫びをあげた。なんて奴だ、九曜! 長門を封じ、恐らく喜緑さんにも負荷をかけ続け
ながら、まだこれだけの力を振るうとは。俺は右手にある感触を確かめる。くそっ、動け、動けよ俺の体!
九曜の強大な力に押され、ついに巨人が膝をつく。苦しげな声が響いた、その時―――

「佐々木さんの巨人を、いじめるなあぁーっ!!!」

叫び声とともに、橘の渾身の矢が九曜の真横から殺到した。甲高い音をたてて次々に弾き飛ばされていく
光の矢。だが、その猛攻の前についに九曜が―――よろけた。
その瞬間、俺は全身全霊の力でのしかかっていた瓦礫を押しのけ、右手に持った光の矢を、九曜の背中に
深々と突き立てた。薄いガラスの板を貫いたような、パリン、という手応えがあった。

光の矢を中心にして、九曜の体に亀裂が広がっていく。それとともに、輪郭が霧のように霞みはじめた。
圧倒的だった存在感が急速に薄れていく。
「貴重―な―――データを―――採―取」
振り向いた九曜の、漆黒の双眸が俺を見つめる。その裏にある感情を、俺は読み取ることができない。
「あな―た―の―――世―界で……待…つ」
そう言い残し、九曜は黒い霧となってこの世界から消えた。

「キョ…ン」
瓦礫の中から現れた俺の姿を認めて、佐々木はぺたんと尻餅をついた。おい、いま一瞬見えたぞ、佐々木。
「馬鹿…どれだけ、心配したと…ひくっ、思って…」
歩み寄った俺に縋りつき、声を上げて佐々木は泣いた。その華奢な指先に込められた力の強さが、こいつ
にどれほどの心配をかけたのかを雄弁に物語っている。俺はその肩を抱きながら、佐々木が泣き止むまで、
何度も何度も心の中で謝罪していた。
そして佐々木が落ち着きを取り戻した頃、あの巨人もいつの間にか消えていた。

「立てるか?」
「もちろんだ。っと、あ、あれ…腰が」
「ダメか?」
「………………そのようだ」
「しょうがねえな、ほれ」
「いや、ででも、そんな…」
「いまさら遠慮すんな」
「………では、世話になる」
「おう」
104:2007/08/01(水) 19:25:09 ID:DxuZtj+g
佐々木を背負い、俺は傍らを見た。どうもさっきから静かだと思ったら、屋上の手すりにもたれて
橘がすうすうと寝息をたてていた。俺と同様、ひどい格好だ。でもその寝顔には幸せそうな笑みが浮かび、
「おかえりなさい〜」などと意味不明の寝言すら発している。
だがまいったな、こいつまで一緒に運ぶ体力はもう俺にはないぞ。
「起こすのも気の毒だ、眠らせておいてあげよう。それに…恐らく彼女はこの世界とともに消える存在だ」
元の世界に戻ったら、もう少し優しく接してやろう。この小さくて頑張り屋の、憎めない誘拐犯に。
「ありがとな、橘」
おれは橘の頭をなで、瓦礫と化した昇降口に向かう。
ポケットラジオがチューニング音をたて、藤原の事務的な声をクリアな音声で流しはじめた。

「藤原だ。君が今いる世界は時空震源β・佐々木の生み出した改変世界であると我々は判断した。
閉鎖空間をベースにした極めて不安定な時空だが、その世界は我々の未来に繋がっていない。
よって、キーパーソンである君のサルベージを次元断層突破によって試みる。
TPDDの机上応用理論ではあるが、その世界の不安定さから見て成功率は極めて高いと推測する。
ただし断層突破の障害が存在している。障害を排除し、その世界の矛盾の部屋に向かえ」

すごいぜ佐々木、ほとんどおまえの言ってたとおりじゃないか。あの野郎に借りを作るのは実に本意と
するところではないが、まあ今回だけは世話になってやる。だがな。
その時空震源βってのやめろ。それと、何がキーパーソンである君のサルベージだ。そっちに戻るのは
俺と佐々木のふたりだ。そこんとこ忘れるんじゃねえよパンジー野郎。
俺は階段をふさぐ瓦礫を蹴り飛ばし、7階へと降って行った。

-------------------------------------------------

「不思議な場所だな、ここは。自転車の荷台とはまた違った趣きがある」
717号室に向かう途中、佐々木が背中から声をかけてきた。そんなに上等な乗り心地じゃないだろ。
「いや、なかなかどうして悪くない。タクシー代程度の報酬なら進呈してもよいくらいだ」
移動距離からの算出だとしたら、金属泥棒なみに割に合わないんで遠慮しておくよ。
「くくっ、それは残念だ」

ふと会話が途切れた。しばらくの沈黙の後、佐々木が口を開く。
「キョン、さっきのラジオで確信したんだが、この世界を作ったのは僕ということで間違いないと思う」
佐々木はそう独白し、懺悔をするような口調で続けた。
「力を手にした瞬間にそれを振るい、あまつさえ自分の立場を変えるのではなく、涼宮さんたちを消して
しまうという形で世界を変えたんだ。自己嫌悪の極みだよ。以前この世界のことを子供のついた嘘のよう
な世界と評したが、滑稽だね。その駄々っ子とは、つまり僕のことだったのさ」
俺は7階の通路から外を眺める。太陽が沈んだばかりの西の空は、あの神人のような茜色に染まっていた。
「僕を信頼してくれている橘さんに会わせる顔がないよ。僕は―――神様失格だ」
俺はかけるべき言葉を捜し、でもそれを見つけられないまま、717号室の前に立った。

そこは、長門の部屋以上に何もない空間だった。
だだっ広いリビングに存在するのは、中央にポツンと置かれたどこにでもありそうなプッシュホンだけ。
俺が佐々木を壁にもたれかけさせると、それを待っていたかのように電話が鳴り始めた。俺は電話に出た。
「藤原だ。これよりTPDDによる次元断層突破を行い、君をこちらに転送する」
普段の嫌味ったらしい口調ではなく、ラジオの時のような事務的な口調だった。ますます気に入らねえ。
「戻っても九曜がいるだろ。また同じことになるんじゃないか?」
「彼女はすでに観測を終えた。コンセンサスは取れている。これから君を転送するのは、彼女が涼宮に
干渉しなかった世界だ」
「言いたことはまだあるぜ。転送するのは俺だけじゃねえ、佐々木も一緒だ」
「君だけで問題ない。間もなく時空震が発生する、部屋から出るな」
それだけを告げ、藤原からの回線は一方的に切れた。あまりのことに目の前が真っ赤になる。
おい、ふざけんじゃねぇぞ藤原! 佐々木も一緒に連れていけよ!
こいつも俺と同じ、そっちの記憶を持ってるんだよ! おい、なんとか言えこの野郎!
「キョン」
プッシュホンを出鱈目に押していた俺の背中に、佐々木の声がかかる。
「いいんだ、彼の言っていることは正しい」
そう言って、佐々木はブレザーの両ポケットから、全く同じに見えるふたつの黒いラジオを取り出した。
10510:2007/08/01(水) 19:27:47 ID:DxuZtj+g

「騙すつもりはなかったんだが、日が経つにつれ言い辛くなってしまってね。すまなかった」
ふたつのポケットラジオは、表面についた細かな傷のひとつひとつまでが完璧に一致していた。
「僕には、喫茶店にラジオを置き忘れた記憶はない。つまりキョン、僕は、この改変世界の住人なんだ」
寂しげに佐々木が微笑む。ちょっと待て、どういうことだ、分かるように説明してくれ佐々木!
「言葉どおりさ、キョン。最初の日に橘さんが寄越した電話は涼宮さんの転校に関する用件だったし、
その前日の喫茶店での会合も同じ議題だった。僕は喜緑さんを知らないし、まして彼女が九曜さんに腕を
掴まれたところなど見ていない。僕はずっと…君に嘘をついていたんだ」
くつくつと佐々木は笑った。俺の記憶にあるとおりの独特の声で。何故だ、どうしてそんなこと…
「本当にすまない。でも、あの時の君はひどいものだった。見ているこちらまで切なくなるような、
悲しい顔をしていた。とにかく君を落ち着かせようと僕も必死だったんだよ。それで、話を合わせる
ために口から出任せを言って、修正の機会を逸したまま今に至った…そういうことさ」

  ――――――落ち着けっ!! キョン!!!

俺の脳裏に、取り乱す俺を嗜めた佐々木の顔が甦る。あの憂いをたたえた瞳の奥にそんな想いがあった
ことに、俺は全く気付いてやれなかった。一緒に元の世界に戻ろうと励ましてくれた佐々木が、その裏
でどんな気持でいるのか全く考えていなかった。

俺はおまえがいたからここまで来れた。おまえと一緒に帰りたかったんだ。俺は…今おまえに何をしてやれる?
「くくっ、希望はいろいろあるけれど、本物の僕を差し置いてフライングするわけにも行かないからね…
うん、ではお言葉に甘えて、ひとつだけいいかな」
ああ、なんだ?
「この世界の僕がいたことを、ずっと忘れないでくれ。それだけでいい」
わかった。俺はおまえを忘れない。一緒に空を飛んだことも、そのあと落ちて大笑いしたことも、自転車
の荷台に乗せて走ったことも、全部覚えておいてやる。絶対に忘れない。約束だ。
「ああ、あの月夜の晩は楽しかったな。僕にしては上出来の思い出を作れたよ。ありがとう、キョン」
馬鹿、礼を言うのはこっちだ。おまえにそんなこと言われたら、俺の立つ瀬が、なくなっちまう、だろ。
「人が変わらずにいられるのは、数少ない奇蹟のうちのひとつだと言っただろう? 一年経っても、お互
いの同一性をすぐに確認できた僕らじゃないか。時空を飛び越えるくらいなんだ。君の世界にいるのも
まちがいなく同じ僕だ、これは別れじゃない。だからキョン、そんな悲しそうな顔をしないでくれ」
佐々木の指先が俺の目蓋をなぞり、いつの間にか流れていた涙をぬぐった。

「それから―――神様は辞退するよう、そっちの僕に伝えておいてくれないか」
断る。だっておまえは、俺の記憶を残してくれたじゃないか。それはおまえが、この世界が間違っている
ことを本当は分かってたからだろ? だから神様になれよ。ハルヒと正面からぶつかって、神様の座を
争えよ。おまえ言ってたじゃないか、ハルヒとは決着をつけるつもりだ、って。
「くっくっ、涼宮さんと決着をつけるっていうのは、そういう意味じゃないんだけどね…」
君はやっぱり、変わらないな―――それが、この世界で聞いた、あいつの最後の言葉となった。
次の瞬間、俺は重力を失っていた。

-------------------------------------------------
10611:2007/08/01(水) 19:30:12 ID:DxuZtj+g
不思議と吐き気はなかった。だから俺は目を開けたまま、重力井戸を落ちていった。
暗闇に浮かぶ幻燈のように、おぼろげな映像群が俺の前を通り過ぎる。
休日に街をぶらつく俺と佐々木、部屋でお互い黙って本を読んでいる俺と佐々木、それに…
あれは同じ大学に通う俺と佐々木か? 確かにできの悪い世界だ、そんなことありえねえ。
俺がたったいま捨てた世界の未来が、俺の中を通り抜けていく。
そして俺は、俺が選んだ世界に―――足を着いた。

長門のマンションの、7階の通路にいた。
振り向けば、後ろには708号室があった。帰って来たんだ、夢じゃないよな。
ふと左手を見ると、あいつが巻いてくれたハンカチが風に揺れていた。
通路の向こう側からハルヒが来る。朝比奈さんも、古泉の爽やかスマイルも一緒だ。
なに勝手に先に付いてんのよ、探したんだから、なんて言ってるんだろうハルヒは。
ああそうさ、橘の背中に佐々木とふたりで乗って、空を飛んでここまで来たんだ。
羨ましいだろ。

俺は一歩を踏み出す。
この騒々しい神様争奪劇が終れば、俺と佐々木はもとどおりの親友に戻れるだろう。
そうしたら、あの世界のあいつから受けた恩を、この世界のあいつに返すことができる。
だから俺はこの道を行く。いまは、長門を助けるために。
次はどんな形で会うんだろうな、この世界の、俺の一番の親友とは。
そんなことを考えながら、俺はハルヒの怒り顔に向けて歩いて行った。

fin


↑↑↑
『涼宮ハルヒの驚愕』に続く、ってなわけで完結です。支援Thx。
萌え要素皆無のこんな長編を読了いただき、ありがとうございます。
ご声援まで送ってくれたコアな方々、お陰で元気が出ました。
それと前スレ>>515さん、わざわざご返事いただき恐縮です。
佐々木にラジオは似合うなぁ、とえらく気に入ってしまって、
キーアイテムとして使わせてもらいました。重ね重ね、感謝。

それと最後になるけれど、九曜マジごめん。消さないで。
107名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 19:46:00 ID:uO5OwQJS
マジで感動した…
GJ!
108名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 19:55:02 ID:8o0ERAm/
流るん仕事汁
109名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 20:12:25 ID:skdAdmgh
素晴らしい
110名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 20:25:37 ID:84sozjJA
ディモールト(・∀・)イイ!!
111名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 20:28:44 ID:FgwYLIkQ
これはGJ!!
ううっ…
消失佐々木…健気すぐる…
112名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 20:50:09 ID:GHW96Y8U
佐々木ブチ殺すぞ
113名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:12:59 ID:uO5OwQJS
なんか消失佐々木が気になってきた
改変世界でもやっぱり佐々木とキョンは親友の関係のままなのかな?
114名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:40:35 ID:f3KusJkM
真面目に>>1を初めとするここの連中に聞きたい。
こんなキャラのスレをラノベキャラ板がないからって何でアニキャラ個別板にスレ立てするんだ?
三期まで待てと言うが実現するとは限らないぞ。
無ければVIPにスレ立てすればいいんじゃないのか
あんたらの中には住み分けという言葉はないのか?
もしかしたらここや他二つのアニメに出てないキャラスレの住民は
住み分けも出来ないアホの集団なのか?
115名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:45:46 ID:9+Ga/NOm
                 _            |
               / /.            |  
             ,  -― (  /             |  
.         /: : : :-=千</ ̄>         |  
         /.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ー<          |  
.        ,'::::/::::/::/⌒イ::/ |:l_:::::::ヽ.           |
       /::::,':::: W|/ j:/  j∧`::: ハ          |
        レl(|::::: |  ○     j::/:/::::|       【>>114
.        l/|::::: |      ○ん|/:∧|         |
.         lヘ:: ト、  `‐'-'  ノ::::: /.           |
.          _ム:|-f`_r―ァ≠!:::::/            J
        /=、\「`}ヽ// j/
         (   \{: リ ∧
        ノ  _,}V/ }
        〉彡={レ'=ミ、{
116名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:48:33 ID:TtritABZ
>>106
感動した!超GJ。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:53:29 ID:FgwYLIkQ
>>115
まぁアホの子に何言ってもわからないわなw

佐々木かわいいよ佐々木
118114:2007/08/01(水) 21:53:36 ID:f3KusJkM
>>115
おい、言っておくけどこれは釣りじゃないぞ。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 21:59:13 ID:G7rhiKw8
>>106 超 G J 

おもしろかったぜ!
120名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:05:14 ID:uO5OwQJS
>>115
食いついちゃらめ〜!
つかなぜこのスレにアホの子が…w

でも国木田がアニメで佐々木の名前口に出してたし佐々木はアニメに出たってことになるんじゃないか?










えっと…
もしかしてスルーすべき?
121名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:06:09 ID:G7rhiKw8
>>118
釣りじゃないなら俺の意見を。
なぜあなたは住人がアホの集団かもしれない板に書き込む?
ここはめったにageはないし目につくところには行かないと思うんだ

それにそこまで言うのであれば運営にラノベキャラ個別板を作ってくれるようにあなたも言ってください


やっぱり釣りだったか(´・ω・`)

ごめん半年ROMってる
122名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:07:49 ID:G7rhiKw8
>>121
×アホの集団かもしれない板
○アホの集団かもしれないスレ

ごめん、ごめんね
123名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:09:17 ID:EDp/eLf4
>>114
全くだ。

お前ら佐々木スレだかなんだか知らんが板を考えろ。
実際次々スレを立てられてうっとうしいことこの上ない。
黒佐々木だのパンジーだのわけのわからんキャラを量産するし。
ラノベはキャラ板がないっつーのはわかるし気の毒だと思わんでもないが
最近の俺はこのスレタイみるたびにイライラしてくるんだ。
お前らの都合だけで板違いのスレを延々続けられる住人の身になってみろ。
どこかよそでやってさえくれりゃあ、別に佐々木だろうと何だろうと構わん。
すぐやめて、114の言う通りVIP辺りに移ってくれ。
絶対な!
124名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:12:14 ID:0neK+iHF
>>123
                、_ヽ、、_,,y
               -‐ヾ;;;;;ヾツ;;;;;彡_,
              ヽ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''<,_        _______
             `゙シ;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;ッ;;;;;ヾ;;;;;;;;ラ.      /
              彡;;;;;;リッヾ`ソリiiヾ、;;;;;彡     |
             ノミ;;;;/´-゙'。、ノ ノ-。、iヾミ、     i  ないない
              リi;;;ミ. `ー '  _`ー' iミ、,   ー='、
              ノ彡ヽ    -' u .!`       |  それはない
            __ノ''゙゙´\J ,-‐、・ ./\__      |
            `ヽ、 0 ./`ヽ、 ̄_/!`!) `ヽ-,   \_
         _,ィ-‐=´ ヽ. 〈  ヽ  ̄ / _/  /´`'ヽ、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ----──--     /  \‐-、 ,r‐''´./ /     \
  --──ー--/`i─--   ̄ ̄ヽヽ ヽ  ノ ヽ       \
  /ヽ__   / ./!    /ヽ   ヽ\ / /´      fi   i
 ./!ヽ!__ / ! |   .// /      V  '        |i!  l
-チ/ fヽ二=/ / i ̄ // /-、     |         ..::!'   `ヽ
.┼=| i-- (( ⌒! /´、 ( ./ ̄::....  /        ..::::::/ /   ヽ
 .!  ヽ )  〈 '' !,ヽ、!  |/     ヽ ......    ::::::::ノ::/
 .ヽ、  (  /   ij ヽ  i'  ....:::::::::::ヽ:::::::::::..........::::::ィ'/:..
二二=====── |  〈..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::ノ\::::....
  )vナ ( ヽ、_ノ`'ヲ‐'' ) ::::::::::::::::_,,,./:::''     / ヽ`''':::::..
  ヽ〈 〉:::::     /、  |:::,,::--‐'´ i /      ノ  /´ヽ::::::
125名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:12:19 ID:84sozjJA
>>123




126名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:15:04 ID:lC0UELn0
VIPじゃすぐ落ちちゃうし
パー速か新しくできたアニメサロンvipで良いんじゃない?
127名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:21:58 ID:FgwYLIkQ
>>113
やっぱ関係は変わってないんじゃないかな?
128名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:24:13 ID:G7rhiKw8
ID抽出したら>>123はツンデレ


佐々木かわいいよ佐々木
129名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:26:35 ID:G7rhiKw8
>>128
さっきからごめんね
縦読みだとわからなかったよ(ノД`)
130名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:27:28 ID:uO5OwQJS
>>127
やっぱそうかな
でも消失佐々木が消失長門みたいにキャラが違ってたら今と関係が違うと思うんだけど
131名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:29:42 ID:TtoddiiT
変更は北高中心というか長門の周りじゃね?
132名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:32:37 ID:uO5OwQJS
そういえばそうだった…
133名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:32:47 ID:EDp/eLf4
>>129
汚い縦でスマソ

>>125
はやいよww

佐々木とオマイラかわいいよ佐々木とおm(ry
134名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:43:07 ID:Fd2DhpN0
>>124
>>125
結構凄くないか?

まあ佐々木がかわいいからどうでもいいか。
135114:2007/08/01(水) 22:43:12 ID:f3KusJkM
>>120
その理論で行くと名前が出ただけで「アニメに出た」という事になるのか?
だったらドラゴンボールで名前だけ出たビビディも出た事になるのか。

>>121
ごめん、アホの集団は言い過ぎた。
反省する……
136名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:45:11 ID:qW+Hpj5l
137名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:46:00 ID:qW+Hpj5l
>>106
せつないけどこういうのもいいね。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:46:08 ID:skdAdmgh
>>135
たかが2chなんだから、あんまり仮構に固執しすぎるなよ
139名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:46:42 ID:TtoddiiT
>>135
それどころか超サイヤ人5やクリロック出た事になるぜw
ttp://ho.x0.com/dbf/db/dbaf.htm
140名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:48:15 ID:Di2yazPX
>>133
汚くないぞ?『縦読み』の文章自体に美的センスを感じるけどな。


そういえば佐々木の同人誌出てるんだな。ついつい買っちまったぜ!
オススメがあったら教えてくれ!
141名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:53:03 ID:Nd5xSGsH
>>135
ビビディは普通に出てなかったか?大界王神吸収した過去話あたりで。

「佐々木さんの巨人を、いじめるなあぁーっ!!!」
龍玉Zのラディッツ戦を思い出した。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:54:50 ID:uO5OwQJS
佐々木が出てくる同人なんてあるんだ…
初めて知った
健全なのなら欲しいな
143名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:55:10 ID:NCEhHM+o
漫画・小説等というカテゴリだしどちらかと言えばラノベキャラ板作るより二次キャラ板として統合されるんじゃないか。

>>140
ガタガタで揃ってないから汚いって事だと思うけども
144114:2007/08/01(水) 22:56:39 ID:f3KusJkM
もういいや、あきらめる。
145名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 22:58:59 ID:TtoddiiT
もっと遊べると思ったんだが・・・根性無いなぁ
146名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:00:59 ID:FgwYLIkQ
>>144
お前の言うことは最も何だけど…
まぁなんていうか悪いな…
>>145
そういうこと言うのはやめれ
147名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:01:37 ID:Di2yazPX
>>142
俺が買ったのは健全だった。
だが『とらのあな』開店キャンペーンで貰った下敷きが非常にエロかった。持っているだけで捕まりそうな代物だったわ。
これからいろんな本が出るんだろうな。
wktk
148名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:02:20 ID:jGQ/a4Jw
>>145
そんな事言うな馬鹿
そんなんだから移転しろ言われるんだろ?

悪いのはおまえらなんだから、マナーくらい弁えろ
149名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:08:15 ID:EDp/eLf4
>>145
一応、間借してるのは俺らだし、根性無いは酷いだろw
まあ、ネタに使った俺が言えることでもないが。

>>114
悪いとは思うが、ここ出て行っても正直行くところがないんだ。
>>126のいうようにVIPじゃ落ちるし、パー速やアニサロいったら
それはそれで板違いだしな。
それに主要キャラ皆ここだから、動きたくないん。というわけですまん。

あと、これは俺が勝手に思ってることなので、住人の総意ってわけじゃない。

>>140
dクス

>>143
漫画キャラ板もあるから統合は難しいだろ、たぶん。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:11:27 ID:jGQ/a4Jw
パー速もメロンvipもここよりは板違いでは無いんだけどな
151名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:13:43 ID:uO5OwQJS
>>147
へぇ〜
とりあえず佐々キョン本があったら欲しいな
152名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:15:36 ID:0neK+iHF
夏コミでも出そうだね…まだラノベでしか出てないってネックがあるかもしれないけど
153名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:17:44 ID:2xUc+Uii
成崎さんの同人が出てるくらいだから余裕だろ
154名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:19:15 ID:Di2yazPX
>>151
佐々キョン本が出てくれればいいな…
あま〜いのでもいいがフラクラのギャグも捨てがたい。

そういえば大分前に「佐々木本作るぜ!」と言ってたいた彼はどうなったかな?
155名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:20:49 ID:FgwYLIkQ
>>152
俺は佐々木本あったら間違いなく買うな
ただエロだったらイラネ

>>153
成崎ってマイナーにも程があるなww
まだ阪中本の方が需要ありそうだけどなぁ
156名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:23:42 ID:0neK+iHF
エロはあまり好みじゃないが…

百合なら買うかも
157名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:25:47 ID:cDhDW16u
いま板違いってので前のスレ見てたらなのはが出てきたせいで、
変な電波受信した
158名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:26:03 ID:NCEhHM+o
>>149
素で知らんかった…<漫画キャラ
159名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:28:58 ID:Di2yazPX
>>156
百合…きょこたんの一人相撲にしかならない気が…

それはそれでいいけどな。
160名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:30:07 ID:cDhDW16u
長門有希 私立聖祥大付属中学校三年生兼
       時空管理局特別捜査官

守護騎士情報統合思念体を率いる優秀な魔道騎士として、
   ロストロギア関連事件の捜査に才覚を発揮する


キョンの母 時空管理局提督

官庁職を退き、現在は平穏な本局勤務

朝比奈みくる 私立聖祥大付属中学校三年生兼
          時空管理局執務官

使い魔ポンジーを伴って、執務官として第一線で活躍中

キョン 時空管理局提督
    艦船アースラ艦長
佐々木 時空管理局管制司令

各々昇進後も、コンビは健在

シャミセン 時空管理局データベース
      『無限書庫』司書長

司書の傍ら古代史の論文を発表、学者としての実績を重ねる

涼宮ハルヒ 私立聖祥大付属中学校三年生兼
      時空管理局武装隊 戦技指導教官

新任局員への戦技指導の傍ら、捜査官としても活動
      優秀な成績を残している

古泉イツキ 元時空管理局提督

辞職後、使い魔とともに故郷英国にて隠棲中



……突然ながらぶちきって変なの落としてごめん
あと、佐々キョンは絶対買う。
161名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:30:13 ID:uO5OwQJS
>>154
あの人はもう出さないって言ってた


てか成崎さんって…w
どんだけ〜
佐々木団のメンバーは全員キャラがある程度決まってるから佐々木以外のメンバーもみんな同人に出てくるだろうな
162名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:31:23 ID:TtritABZ
>>147
む、それ仙台のはなしか?そうならおいらいっちゃうぜ。
163名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:32:05 ID:EDp/eLf4
>>159
私の――こと―――は―――?
164名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:32:34 ID:qW+Hpj5l
「分裂」の最後の方で藤原が佐々木に何を言ったのかが気になる。
佐々木がキョンに恋愛感情持ってるのを気づかせるならいいんだけど、
「俺はおまえに好意持ってるから俺に力を貸してくれ」って展開だと同人で
藤×佐が増えそうで、佐々キョン派(つーか好きなキャラ×主人公派)の
俺にはつらくなりすぎる>同人誌
165名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:34:07 ID:14/YS/UQ
てか、ここの長編作者さんたち集めて、
まとめてつくっちゃえば佐々キョンが増えると思うんだ。
誰か編集者やってくれ。
夏には間に合わないが。
166名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:36:42 ID:wkHvSm6K
>>164
ないない。
ガチの古泉×ハルヒが成立でもしない限り、それはない。

まぁアレだろ、スターウォーズみたく「母さん」とかそんな感じの。
藤パンがキョンにツンツンしてるのは遅れてきた反抗期とかで。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:38:50 ID:FgwYLIkQ
>>160
ちょいツッコもうかと思ったけどやめとくw

>>164
それはさすがにないんじゃないか?
168名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:45:37 ID:Di2yazPX
>>162
行け。3階は普通で4階がカオスだ。佐々木本は数える程しかない。
店員さん…頼むから幼女がすっぽんぽんな下敷きは入れんでくれ…

>>164
俺も【好きなキャラ×主人公】派だ。
藤原は現地人には興味無い感じだしな。朝比奈さんには興味あるんだろうな、と邪推してるぜ。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:52:42 ID:qW+Hpj5l
そうだよな。うん。そう信じよう。
ただ、如月未緒という名のトラウマがあるんでね・・・。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:52:45 ID:0neK+iHF
そういえばポンジーだけスレないよね…なんか可哀想w
171名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:53:10 ID:wkHvSm6K
>>168
俺が持ってる佐々木本は…Malcom.Xさんのと、わつき屋のと、後このスレの神が描いたコピー本(inサンクリ36)しかないなぁ。
他にもあったら教えて下され。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 23:58:05 ID:cDhDW16u
>>167
すまん。
つっこみどころ満載なのは分かってる分かってるんだ。
つい勢いで書いてしまった。
会話は流石にまずいので止めた。

今では書いたことをちょっと後悔してる。
173名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:02:57 ID:qW+Hpj5l
>>171
このスレの神が描いたコピー本kwsk

Skirthikeの「ハルにゃんの!4」が佐々木つーか佐々木団ネタ。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:10:32 ID:BlCd5I1a
>>172
朝倉め
175名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:14:56 ID:wWG5N34J
>>106
すんげえGJ!!w
つうか最近、原作はSSのネタ元にしか感じなくなってしまっているよ俺。。。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:26:09 ID:G3Rk05AO
「○○派」とか言うのやめとこーぜ。
別派の人が居心地わるいじゃん。
177名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:27:08 ID:vQRjIGY1
じゃあ「○○党」って言おうぜ!
178名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:33:23 ID:69nMuRC6
>>173
サントス
明日仕事帰りに買ってくるわ。

ちなみにこのスレの神が描いたコピー本ってのは、
いつだったかスレで上がった「塾の教室で居眠り中の佐々木がイタズラされそうになる」イラストを描いた人のやつ。
どうやら今月のハルヒオンリーには諸事情で出れなかったらすぃ…
179名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 01:15:39 ID:+HbQ5b51
佐々木バージョンキタコレ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm716959
180名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 01:26:49 ID:AAdAludH
確か、エアーマンが倒せないの替え歌だっけ?
181名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 01:30:35 ID:D3VfOD7v
>>106
保管庫にあった分もまとめて読んできたが、超GJ!
戦闘シーンの描写がいいね、九曜かっこいいよ九曜
こういうエンタメ色の強い作品は新鮮ですた
182名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 02:40:54 ID:xcB55jY7
>>179
さっそく見た。ついにここまで来たか…。
とりあえずポンジーにまで行ったらどうしようかとガクブルしてる俺

まぁでも佐々木かわいいよ佐々木
183名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 03:27:29 ID:MeiOHJdm
>>179
今見てきたが最後おかしいだろw
原作で二人きりになった後にポンジーに飛び掛ってなければいいが……
184名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 05:44:57 ID:MK9cH2Ff
まともな白verも有る
185名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 06:07:34 ID:kXqgcdg4
パンジーもいずれできるんじゃないかねえ。
なにしろキャラじゃないのもあるし……
http://www.nicovideo.jp/watch/sm721830
これとか。
186名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 07:05:09 ID:3D9Xyj6p
佐々木は俺の姉
187名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 07:26:11 ID:Pxj7eyb+
>>186
おはよう義弟よ
188名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 07:44:25 ID:JhNLcO05
キョンとハルヒがくっつけば佐々木は残されて俺がもらうとゆう流れか
189名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 08:32:52 ID:lODTLmvA
キョンに関しては、もう重婚もありだと思う俺がいる。
190名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 09:02:21 ID:FSJOCcTx
どちらも選ばなければ角が立ちませんよ。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 09:07:53 ID:gTAUXmIX
>>189
重婚、ねぇ
候補は、

涼宮ハルヒ
長門有希
朝比奈みくる
鶴屋さん
朝倉涼子
阪中
吉村美代子
佐々木
橘京子
周防九曜

ってとこかね? 喜緑さんは会長なのでパス。妹はお好みで
192名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 09:35:02 ID:gEuZPxDp
>>191
妹 は 重 婚 以 前 の 問 題 だ
193名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 10:12:29 ID:xcB55jY7
まぁ、近親だしねぇ。
いくらフラグクラッシャーでもそれは不味い。
194名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 10:23:36 ID:YhbtVhCA
キョンって最終的にハルヒでも佐々木でもなく、全然関係ない子と
結婚しちゃうようなタイプだと思っている

そしたら佐々木は俺の嫁です。
195名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 11:13:46 ID:Y2ZyGoq5
佐々木は誰ともくっつかないんだろうなぁ
196名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 11:34:13 ID:jjWsb3Gw
キョンは原作に登場していない幼馴染とくっつくと思う。
ハルヒ以上にツンデレで、朝比奈以上にドジで、長門以上にけなげな子と。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 13:46:17 ID:JhNLcO05
そして佐々木はリストカットへ
198名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 15:41:03 ID:gpazQbPN
そして伝説へ
199名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 15:42:11 ID:vQRjIGY1
寧ろストーカー化してトイレを必死になって覗こうとするササッキー
200名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 16:55:05 ID:IPKUeiWI
>>179
ヤバイはまった。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/1185896817
↑これとかも今まで全く知らなかった。
さっきから止まらなくなってる
201名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 17:37:09 ID:2ZTzGNUS
>>196
いや、そこで成崎さんの登場ですよ
202名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 18:52:03 ID:U2wAeJP5
ハルヒ以上にツンデレで、朝比奈以上にドジで、長門以上にけなげで、
妹以上に鞄に入れて、鶴屋さん以上にかしましくて、朝倉以上にヤンデレで、
喜緑以上に神出鬼没で、阪中以上に犬好きで、ミヨキチ以上におしとやかで、
九曜以上に寡黙で、橘以上に迷惑で、佐々木以上に変な女な子。
203名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 18:54:13 ID:vQRjIGY1
>>202
そんな奴には近づきたくないな
204名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 18:59:21 ID:U9Uzv9Vg
>>178
遅くなったがd。
わつき屋の買おうと思ってアキバの店何軒か回ったけど無かった。
夏コミは参加〆切時期の関係でサークルカットじゃ佐々木は見つけられないから
ここの保管庫から飛べる捕捉サイト経由で佐々木本出しそうなサークルのページ
全部チェックするか・・・。
205名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:03:02 ID:MeiOHJdm
>>202
お前このスレに来てるのに最後のおかしいだろw
206名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:19:39 ID:zVI/zMiF
>>202
既にいくつか矛盾があるぞw
207名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:27:47 ID:IPKUeiWI
>>205
スレタイからもう認めてるじゃん
208名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:44:30 ID:X9sIpAaV
古泉以上にいつも顔が近くて、森さん以上にメイドが似合って、新川さん以上に渋くて、シャミ以上に猫っぽい
209名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:45:38 ID:JhNLcO05
佐々木おっぱいでかそう
210名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:45:44 ID:bAyyn22/
なぜだか分からないけど、ネコ佐々木を思い浮かべてしまったw
吸血生物みたいな
211名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:48:45 ID:3D9Xyj6p
いや、佐々木のおっぱいはそんなにでかくないよ。
キョンの掌でちょうど覆い隠せる大きさなんだよ。
ハルヒのは、指と指の間からはみ出ちゃうから。
212名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 19:57:05 ID:ZRAlAl8M
なんだこの流れw

ちゅるやさんの産みの親のサイトさんがしゃしゃき本出してくれたらなぁ
絶対買うのに
213名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:06:34 ID:slOZIZn2
佐々木はハルヒより美人だがおっぱいは負けている。
多分BかCかそのあたりだろ。きょこたんはそれよりもっと小さい。
214名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:10:22 ID:Y2ZyGoq5
いやいや、どっちも同じくらい美人だろ
215名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:13:04 ID:QlOr+HCK
なんか変な電波受信。

佐々木さん、猫の目の日々の巻

僕は猫である。名前は佐々木。
でも、僕の飼い主であるキョンには上手く発音できないらしく、
いつも僕を見ては、「シャミ」と訛って呼ぶ。変なキョン。
ちなみにキョンは、僕のことを男性だと信じ込んでいる。
まったく失礼な。だいたい三毛猫に雄はまずいないんだよ、キョン。勉強したまえ。
僕がどこで生れたか、とんと見当がつかない。
何故か、学校の帰りの横断歩道と、猛烈な勢いで迫ってきたトラックの運転手の
驚いた顔をうすぼんやりと記憶している。
でも、猫にとって過去は何の意味もないし、今、僕はキョンの傍で幸せだから、過去なんてどうでもいいんだ。
僕は家猫で、あまり外には興味がない。
窓から見下ろす人間や、時々、キョンが連れて来る人間を観察するだけでも結構楽しいのさ。
まあ、時々この部屋に闖入してくる、涼宮さんは、声が大きくて動作が大きいので好きではない。
猫というのは本来的にそういう存在を嫌うのであって、これは決して嫉妬でないことを明言しておこう。
……はて、僕は一体誰にむかってこんなことをわざわざ言っているのだろうね。くっくっ。
それと、キョンの妹はちょっと苦手だ。僕をおもちゃにするのは、まあ仕方ないとしても、
深爪するのと尻尾の毛を逆さになでるのと、お風呂に無理やり入れようとするのは勘弁してほしい。
悪い娘ではないだけに正直困る。

僕の一日はおおむね単調だ。
朝、キョンの傍らで目覚め、遅刻しないよう、キョンを起こす。起きない場合は妹ちゃんのプロレス技が待っている。
キョンが学校に言っている間は、部屋で一人でお留守番。
たいてい、キョンのベットの上で転寝。

浅い眠りの中で、僕は時々不思議な夢を見る。
そこでは、僕はキョンと同じ人間で、どこか白い部屋で眠りについている。ずっと、眠りについている。
時々、母さんと父さんが悲しげな顔で僕を見舞いに来る。でも、母さんと父さんって誰だろう。僕は猫なのに。
そして、時折浮かぶ、かすかに記憶ある人たちの顔。
藤原くんは、「こんなのは既定事項になかった」と何度も何度もはき捨てる。そうすることで現実を否認できるかのように。
橘さんは、彼女は見ていてこちらまで痛々しくなる。涙が枯れるほど泣いて、それでもまだ真っ赤な瞳でぽろぽろと涙をこぼす。
あなたが悪いわけではないのに、そんなに自分を責めないで。そう、声をかけたくなるほど、彼女はずっとずっと泣いている。
そしてもう一人、長い黒髪の人が、こちらをずっと見つめている。
「−−あなたの、居場所は、そこではない−−」
そう、僕に向けてつぶやく。でも、僕は猫だから、関係ない。僕は幸せな猫なんだ。何も問題はないんだ。
だから、戻る必要なんてない。
時折、短い髪の無口な女性が、長い黒髪の人と一緒にこちらを見つめることもある。
「……彼のためにも、あなたは戻るべき」
そんなことを僕に向けてつぶやく。でも、それがどういう意味か、僕にはわからない、絶対、わからないんだ。

人がましい不思議な夢が覚めるころ、キョンがいつも疲れて帰宅する。
部活動とやらが忙しいらしい。やれやれ、人間は大変だね、キョン。
そのままでいると、彼はそのままベットでダラダラと漫画を読んで過ごしてしまうので、
邪魔をして机に向かわせるのが僕の仕事。
最近は彼もあきらめたのか、僕が肘を2、3度噛むと、ともかく机に向かうようにはなった。
学生の本分は勉強だよ、キョン。くっくっ。
そんな彼のひざにちょこんと乗り、ゆっくり尻尾を振る。僕とキョン二人だけの時間。
それが、今の僕にとってはかけがえのないすべて。

時々キョンは、僕の耳をかきながら、遠い目をして窓を見つめる。
「……佐々木、いつ目を覚ますんだろうな。なあシャミ」
不思議だね、キョン。君が僕の名前を間違えずに言えるのは、必ず僕の方を見ないで、遠い目でつぶやく時だけだ。
でも、僕は幸せだから、ただ黙って喉をならす。僕はこのままでいいから。君の傍にいられれば、それだけで充分だから。

浅い夢の中で、「これは夢。目覚めればすぐにでも消えてしまう泡沫の時」と知りつつ、それを永遠に願うように、
僕は、この日々が永遠に続くことを願っていた。
それだけは、まじりけなしの真実だよ、キョン。
                                     続くものやら終わるものやら
216名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:16:52 ID:MeiOHJdm
>>215
目からなんか出てきたGJ
217名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:31:37 ID:ZRAlAl8M
>>215
なんか切ない…
218名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:34:51 ID:OfXu22Ct
>>215
俺も目から変な汁が
219名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:39:30 ID:yeZGwc0u
>>215
目から浸透液が出た
いったいどこからこんな変態な電波を受け取ってるんだ
220名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:39:41 ID:2ZTzGNUS
>>215
俺もなんか目からビームが・・・
221名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:41:47 ID:bAyyn22/
>>215
不覚にも濡れた…目が
222名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:42:10 ID:JhNLcO05
>>215
目から嘔吐が…
223名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:42:33 ID:Y2ZyGoq5
>>215
目から何か液体が流れてきたのです…
224名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:46:59 ID:lk0gfqUR
>>215
欝になりそうなほどGJだぜ…orz
225名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:52:14 ID:WWk1taGv
>>215に空裂眼刺驚
226名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 20:57:19 ID:D3VfOD7v
>>215
人の身では果たせなかった夢を猫になって手に入れた代わりに、
人でなければ得られなかった幸せを捨ててしまったことに気づかないで、
それでも今が幸せだと、ただ喉を鳴らす佐々木の姿が切ない。

こういうのははじめて読んだ。GJ!
227名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 21:25:05 ID:Mhc3gsvw
>>215
泣いた
228215:2007/08/02(木) 21:42:51 ID:QlOr+HCK
あうあ。
ち、違う、違うんだ。いや違うというのも変だけど。
ちょっとイタい描写が増えただけで、
そんなに深刻な話にするつもりはないんだ。
みんなゴメン。本当にゴメン。

佐々木さん外傷はなくて意識だけ何故か戻らない状態、というつもりだし、
九曜と長門は気づいてるんだ。
本人もうすうす気づいている通り、そのうち目覚めて元にもどる、一時の夢の話のつもりだったんだ。
いや、受け止め方なんて書いた人間が強制できるもんじゃないけど。
そんなに暗い話じゃないから。

そもそも私アレですよ、
橘「いやー(ry
オチしか書けない人間ですから。
229名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 21:45:07 ID:RkWRibKY
こういうときは、ほれ、無駄に明るいギャグで。



「チキチキ!第2回シャミセンの中の人になってキョン君と一つ屋根の下ですごす特典争奪大会!!!」


えー、司会はわたくし、年齢不詳のメイドこと、森でお送りします。
前回、いつの間にか開始され円満に解決した第1回は大変な好評で、こうやって即座に第2回の開催が決定となりました。
手法が確立しましたので、今回からは絶対に安全です、機関と情報統合思念体と天蓋領域で保証します。
「私の組織も保証してます!」
はい、お嬢ちゃんは黙ってなさいね。
エントリーは次の人たちです。

まずは前回王者、というか自分勝手に開催して他の女性陣と一部男性から嫉妬の炎でこんがり丸焼けした佐々木さんだ!!
「くっくっ、ひどい言われようだね」
続きまして、王道にして本命。分かってないフリして全部分かってるんじゃないのか?涼宮ハルヒ!!
「ねえ、なんか騒がしくない?」
アニメ2期の主役はあなたで間違いない。もはや綾波の亜流とは呼ばせない、長門有希!!
「・・・負けない」
天然なのか腹黒なのか、いまだその正体に答えが見えないドジっ子メイド、朝比奈みくる!!
「ここでどこですか?あたし、何されるんですか?」
将来性は抜群、一部には即戦力としても大人気だ、ミヨキチこと吉村美代子!!
「あの、お兄さん、何かのお祭りですか?」




という感じで台無しにしてみた。
続かない。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 21:50:45 ID:gTAUXmIX
>>218-222
お前らちょっと待てw
231名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:22:55 ID:QoUoexXF
仮に三期があっても陰謀をやるだろうから出て来ないんだろうな
アニメで佐々木を見てみたい
232名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:29:57 ID:ZRAlAl8M
>>228
あの人だったのかw
わからなかった

>>229
和むな
233名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:38:17 ID:Mhc3gsvw
僕も久々にSSを書いて見ることにしよう。
本日に限って言えば忙しいと言わざるを得ない状況なので明日書くことにする。
それにあたって、何か題材をいただけないだろうか。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:42:32 ID:JhNLcO05
微エロ
235名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:57:10 ID:c/7ziuaK
夏と言えば線香花火かと。
236名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 22:58:11 ID:b4ZuQSE4
中学時代、佐々木がキョンに本を貸す
237名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 23:02:59 ID:jjWsb3Gw
キョンがナンパしたら佐々木だった。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 23:07:59 ID:IPKUeiWI
谷口がナンパした相手が佐々木で、
佐々木はキョンの話が出たことに気がついて、
キョンの話を聞こうとしているだけなんだけど、
谷口は引っかかって彼女になったとか勝手に勘違いして舞い上がってて、
彼女が出来たってキョンに自慢をしていて、
後日彼女を紹介するって谷口が連れてきたのが、
佐々木だった――

と言うのは?
239名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 23:11:48 ID:Mhc3gsvw
>>238
そこまできたなら最後までよろしく頼むとしよう。
>>235-236あたりをいただくことにしたので明日にでも投下させていただきますペコリ
240名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 23:36:53 ID:MIWk8tUa
期待したらテカテカしてきた
241名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 00:04:56 ID:ANiDPQLf
>>239
楽しみにしてます。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 00:55:05 ID:PD42eQ4x
佐々木のパンツは青かな
243名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 00:55:59 ID:AXwPmQg1
>>242
縞だろう常識的にかんg(ry
244名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 00:56:14 ID:87RckQoB
明日を楽しみにして寝るぜ。
お休み佐々木。
245名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 00:59:34 ID:xiy4UMbO
いや、穿いてないかもよ?
246名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:02:15 ID:swRdLCSk
>>242
淡いピンクだったぜ
247名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:02:39 ID:VqCXAla+
スパッツ       のみ
248名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:02:51 ID:/Xf2hVpS
>>245
「キョンに見られちゃうかも」
というスリルを楽しむ佐々木さん。

ちがう!こんなの佐々木じゃない…
249名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:02:57 ID:9oHbl4il
なあなあおまえら。
ちょっと聞きたいんだが
最初国木田とかが「あの変な女」って言ってた時点では

どういう「変」だと思ってた?


俺もっとハルヒ寄りな感じだと推測してたんだけど
実際の佐々木のようなタイプ想像してたやつ居る?
250名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:06:59 ID:kMtgZ2ta
俺はネタバレ知ってから読んだから何とも言えんのだが

その言葉と国木田のイメージがいまいち合わないんだよな
だから黒国木田に納得できてしまう訳だが
251名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:11:15 ID:swRdLCSk
>>249
俺は幼少の頃キティガイのおばさんに6回も追いかけられたというトラウマがあってな、
今考えるとよくわからんのだが、変な女=池沼と思い込んで「キョン…」ってせつなく思った。
参考にならん意見ですまない
252名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:12:14 ID:bqG+qwXz
>>250
タイプが違うとはいえ、ハルヒも佐々木も充分に「変な女」にカテゴライズされるとは思うが。
要するに一般的でないから「変」なわけだろ?

まぁ初期の電波丸出しなハルヒと、
中3時代の邪気眼丸出しな佐々木のどっちがより「変」かっつーと、ハルヒに軍配が上がる希ガス。


つーかそんなことより、姉佐々木の続きが読みたいなと言ってみる。
今度はハルヒがキョンの妹になって四兄弟(当然上の三人は三つ子)なんてのはどうだろう?
253名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:17:53 ID:OoQ25gfY
なんでいきなりハルヒと比べだすのか
254名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 01:36:25 ID:Nag2Rr9C
>>253
キョンはハルヒに惚れてるのかという谷口の勘ぐりに対するキョンのリアクション。
それに見ての国木田のツッコミなんだから、比較対照はハルヒだろう。
ちなみに俺は、キョンにべた惚れしているが、キョンはそれをギャグとして流して
相手にしないそんなイメージだった。あえてカテゴライズすれば、素直シュール系
のキャラをイメージしていたような気がする。
2551/2:2007/08/03(金) 01:50:41 ID:yqIgCBfE
自分で再度読み返したら何かあんまり救いない話だったことにようやく気づいた。
てなわけで慌てて続編。

佐々木さん、猫の目の日々2 人の目の日々の巻1

あれは、いつものようにとりとめのない話の中で、何気なく放り出されたような話題だった。
「ねえキョン、民話・童話というのは、神話の変形であって、原型を色濃く残すものが多いのだそうだ。
 そして多くの神話は、「父殺し」というモチーフを含むのだそうだよ。子供が成人として社会に参入するにあたって、
 まず父の隠喩である怪物を殺し、母・妻のモチーフであるとらわれの姫を娶るという奴さ。
 メデューサやオイティプスなどが典型だろうね。
 こうしたモチーフを色濃く残している民話や童話は、眠り姫あたりだろうか。
 けどね、キョン。僕は時々思うんだ。こうした神話は、父権社会が確立された後の話だ。
 大地母神が主神である母権社会では、こうした神話は一体どういう形式を持っていたのか、とね。
 男達の神話の中で、ただ賞品として王子様を待っていた眠り姫は、
 自身の神話において、王子様に待ち飽いた時、一体どういう行動を取るんだろうね」
そう言って、佐々木はいつものあの笑みを見せた。
あのとき、俺は一体何と返答したのだろう。
……佐々木、お前は王子様を待つ柄じゃないだろ、いいかげん目を覚ませよ。
そんな風に強がり交じりで呟いても、佐々木は目の前で静かに眠り続けている。
童話の眠り姫のように、静かにひそやかに、誰も寄せ付けることなく。

佐々木が事故にあった。
国木田経由でそう知らされたのは夏休みが終わりかけた頃だった。
夏期特別補修から帰る途中、信号無視のトラックに巻き込まれたそうだ。
幸いとっさにうまく避けたらしく、大きな外傷はなかったのだが、頭でも打ったのか、意識だけが戻らないという。
脳に損傷があるわけではなく、医者もお手上げらしい。
理由が分からないのだから、明日目を覚ましてもおかしくないし、考えたくもないが、ずっと目を覚まさない可能性もあるそうだ。
「そうだ」「らしい」「という」。伝聞ばっかりだ。しかも発言した専門家も原因不明ときている。
この時ほど自分の無力さを恨めしく思ったことはない。
ハルヒが巻き起こす騒動や、それに釣られて朝比奈さんや長門に何かあるというのは、
決して望むことではないが、まあ「そういうこともありうる」という覚悟は、心のどこかにあったりするものだ。
だが、佐々木は。アイツは中学時代の親友で。新たな神様とか、色々な変な取り巻きとかできた今でさえ、
やっぱりアイツは、俺の自転車の後ろで、静かに月を見て微笑んでた友達なんだ。
ハルヒと知り合う前の平凡な日常の中で、静かに、衒学的な会話以外に自分を主張することもなく。
それでもあいつはいつも……。
失って初めてその価値に気づくなんて、つくづく俺は大バカ野郎だ。1年も連絡を取らなかったくせに。

事故を聞いた当初は動転して気づかなかったが、佐々木団(仮)の連中は俺に輪をかけて大騒ぎだった。
藤原は「こんな事態、既定事項にはなかった。これはあってはいけないんだ」と何度もはき捨てていた。
しかし動転してばかりで、役には立たなかったが、それ以上迷惑にもならなかった。
朝比奈さんもイザという時に頼りになった記憶ってあまりないよな。
アクシデントと逆境に、精神的に弱いってのは、未来人の共通の特色なんだろうか。まあポンジーはどうでもいい。
九曜は「−−彼女は、あなたと……共に−−」とわけのわからんことしか言わなかった。
相変わらずコミュニケーションの難易度の高い奴だ。
問題なのは橘とその一派だった。
佐々木の事故は「機関」の策謀の可能性があるとした、奴らの一部過激派が、
古泉たちと事をかまえようとしたのだ。
古泉に問いただし、
「絶対にそのようなことはしません。第一、あなたの友人を手にかけるほど意味のない真似をしてどうします」
と言質をもらっていた俺は、橘を通じて説得しようとしたが、
その橘は、佐々木の事故を防げなかった自分を、廃人寸前まで責めていた。
俺はあんなに深く佐々木のことを哀しめるだろうか、と思わずこちらが罪悪感を覚えるほどに。
2562/2:2007/08/03(金) 01:51:42 ID:yqIgCBfE
だがとにかく、あちこち奔走し、あっちやこっちで話を聞き、必死に説明を続け、
機関VS橘の組織、情報統合思念VS天蓋領域、朝比奈さんVSポンジー 
などといった最悪の構図だけは避けられた。

今思えば、「何で俺が」と舌打ちしつつ、SOS団と佐々木団(仮)を右往左往していた時の方が、
精神的には楽だった。余計なことを考えずにすむから。
いつの間にかSOS団と佐々木団(仮)の調整係なような立場に自分を追い込んじまった俺に、
最初ハルヒはいい顔をしなかった。
しかし、あまりに俺がしょげかえってるせいか、いつの間にかアイツも考えを変えたらしく、
「あんまり落ち込みすぎなのよアンタ」と憎まれ口をたたきつつも、
二学期が始まってからは、3日に1回はSOS団を抜け出して、病院に行くことを容認してくれた。
さらに、俺について、一度など見舞いにまで来てくれた。殆ど面識ない相手なのに。
「こんな形で1番に躍り上がるなんてずるいわよ。勝負するなら正々堂々としなさいよ」
と、見舞いの果物に書かれたメッセージは、わけの分からないものだったが。

そんなこんなで、あいつが倒れてから2週間半。
胸のどこかがぽかりと空いたような気分は相変わらずだが、俺の生活は何とか日常に戻りつつある。
あの事故以来、俺の落ち込んだ気分を察してか、えらく愛想よくなったシャミをひざに乗せて、
俺は机に向かう。
だが、視線を向けはするものの、教科書の中身はまるで頭に入ってこない。
「……佐々木、いつ目を覚ますんだろうな。なあシャミ」
気分転換にシャミを撫でながら、思わずそんな言葉が口からこぼれた。


そのままウトウトと眠ってしまったのだろうか。
目を覚ますと、そこはいつぞや見た、セピア色の閉鎖空間だった。
おかしい。佐々木の事故以来、閉鎖空間に入れなくなったと橘は言っていた。
もうすでに、佐々木の意識とともに、閉鎖空間も消滅してしまっているのではないかと。

これは……、もしかして、佐々木の意識が戻ったってことなんだろうか。
「やあキョン、こうして言葉を交わすのは、ずいぶんと久しぶりだね」
懐かしい声に慌てて振り返ると、
そこに、佐々木がいた。

                         あまりに眠いので次に続く

257名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 02:05:37 ID:Nag2Rr9C
>>255
げえーーーー、続いたァ!!
よし、ガンバレ、キョン。眠り姫の目を覚ますんだ。
何をすればいいかは、みんなが知ってるぜw
258名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 02:16:48 ID:mva7cs++
>>256
シリアスな場面なのにポンジーとか酷いなw
259名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 03:03:00 ID:h3pKm+ko
これは・・・舟が目を付けるハイクオリティSSになる予感。
260名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 05:02:47 ID:e+dNCr+L
>>256
とりあえずあんたにキスするから夢の中から戻って来い!
俺は夜型なんだw
261名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 05:35:25 ID:PD42eQ4x
驚愕マダー?
262名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 07:38:16 ID:vMsYltYv
>>255
廃人寸前って!?
思わず……
車輪の国、向日葵の少女の
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm533303
で取り上げられているような状態になっている橘を想像してしまって……
263名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 07:45:24 ID:87RckQoB
>>256
橘は可哀想なのに、ポンジーは全くそんな風に感じないのは何故だ…
6月1日からもう2ヶ月か…
264名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 09:33:50 ID:kROLwUJe
>>256
なんて焦らしプレイww
ヤバイ、久しぶりにwktkが抑えられない
265名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 12:48:21 ID:aPg6WJhQ
佐々木って、キョンに弁当作ったりしないの?
266名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 12:49:04 ID:w9JzeNeI
料理できませんから
267名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 13:15:53 ID:mva7cs++
>>262
最後まで見たら鬱・・・って言うか吐きそうになった。
268名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 13:42:05 ID:vMsYltYv
>>267
すまない……警告しておくべきだったね。
考えが甘かった。
269名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 13:47:24 ID:mva7cs++
偶然にも鳥のトマト煮なんて食べてたもんだから・・・・
270名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 14:02:34 ID:zL15qg+5
佐々木に鳥のトマト煮を作ってもらいたいな
美味そうだ
271名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 14:15:49 ID:PD42eQ4x
佐々木に裸エプロンやってほしい
272名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:08:15 ID:9MdMosTu
貧乳の裸エプロンなんt(ry
273名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:21:57 ID:kROLwUJe
てめぇは貧乳好きの俺を敵にまわした
274名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:41:43 ID:xCUloOEx
佐々木は爆乳だよ?何馬鹿なこと言ってるんだい?
275名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:48:32 ID:ANiDPQLf
佐々木はビ乳だよ。それでいいじゃないか。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:55:07 ID:zL15qg+5
いや、佐々木は虚乳だろ…
277名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 16:57:55 ID:bxRysPLu
>>106
遅れたが
GJ
本当にに感動した
っつうかため息より良い出来だぞw
278「孤独:佐々木視点」その1:2007/08/03(金) 17:12:28 ID:LD/NESz6
「孤独:佐々木視点」
その時、私には「親友」がいた。そして、孤独ではなかった。今と違って
それは、中3の冬の始め。枯葉の舞う、寒い寒い、今にも雪が降りそうな冷たい冷たい夕闇の中だった。

学習塾を同じくするクラスメートとの彼とはすぐに無二の親友となり、いっしょに学習塾に行く関係になった。その日は自転車が故障したので2人でバスに乗ることとなった。
 彼には最近、不良にからまれた女子生徒を助ける、というイベントが何度か発生した。そして、助けた女子生徒達から「お礼」に食事をおごってもらうことがあった。
この人生最大のモテ期、が到来したのを気付いていないふりをしていると思われる彼は「彼女達とは誰とも深い関係にならなかったし、向こうもそれを望んでないのじゃないか?」と言っていたが、その度に私の機嫌は悪くなっていた。

 とっくに日の暮れたバス停のそばで親友を待っていると。彼は女子生徒と肩を組んで歩いてきた。仲良良さそうな話し声が聞こえる。
「ねえ、彼女達とどうなった?」
「彼女達って、助けた女子生徒のことか?」
「当たり前じゃないの。デートしたり恋人になったりしなかったの?」
「お礼に2,3度おごってもらって。それだけだな」
「嘘つき!!嘘つき!!大嘘吐き!!」
「何を根拠にそんな失礼なことを言うんだよ」
「嘘つきと思ったから」
「あのなー」
 その時の彼女は本当に彼が嘘をついていると思ったようだ。私もそうだが
「ところで、あんたどこの高校に行くの? あのねー、もし良かったら」
 その時会話が途切れていなければ彼女は何を言っていたのだろうか。「同じ高校に行こう」、「友達になろう」それとも「彼女にしてくれ」? あんな女たらしに対して?
279「孤独:佐々木視点」その2:2007/08/03(金) 17:14:33 ID:LD/NESz6
「遅かったな」
私は言った。怒っているのは彼にも判ったらしい。
「すまん。待たせた」
「それは良いのだが。もしかしてお邪魔だったかな?」
「そうじゃないのだが」
「私が不良にからまれている所を彼が助けてくれたのです。それで怪我をしたから私が肩を貸して」
「そうか」
 私は言った。「またか」といったうんざりするような様子で

「ありがとう。もう腰は大丈夫だ」
 彼と肩を組む女子生徒。制服から近所の中学の女生徒とわかる。私達とは違う中学の。近くで見ると彼女が美人ということが嫌というほど判る。
背は私と同じくらい。髪は長い。元気で明るく、付き合って飽きない感じの。スレンダーなのに胸は大きく。私が勝っているのは家庭的な感じだけか
 彼と肩を組んだ彼女は悔しいくらいにお似合いで、、、
「今日はありがとう。それじゃ、さよなら」
 と言って彼女は走り出した。
「おい、ちょと待て」
 立ち止まる彼女。彼は言った。中途半端な優しさを持った言葉を
「帰りは気をつけて。また会えたら良いな」
 アカンベーをして立ち去る彼女。走り去る彼女はまるで泣いているように思えた。

「感じの良い子じゃないか。彼女になってくれとは言わなかったのか?」
「馬鹿言え、そんなこと言うか。この傷も彼女がつけたものなんだぞ」
「君が何か彼女の気に障ることをしたのじゃないのかな」
「何が悪かったんだろうかなー」
その時は自覚していなかったが、彼女と同じように私も彼には怒っていた。今ならその原因もわかる
「しかし、彼女の方もまんざらじゃないように見えたが」
「彼女は喧嘩も強いし、不良から助けてくれたことを何とも思ってないらしい。お前の勘違いだよ」
「そうかね」
 結局彼は彼女の名前も聞かなかったらしい。
『いつか彼女に彼を取られる』という予感は、今思い出すからこそ存在したかのように感じるのだろうか
280「孤独:佐々木視点」その3:2007/08/03(金) 17:17:01 ID:LD/NESz6
 その後、彼女を見たことが何度もあった。彼女の方は私には気付かなかった。彼女の方は私を覚えていないと思われた。私の方も彼女が有名な変人であることを知らなかったが。
次の年の5月までは、彼女はあの日の笑顔が嘘のようにいつも不機嫌そうだった。しかし、6月以降に見た彼女は真夏の太陽のように明るかった。あの日の何倍も。無邪気に笑う彼女はこの世の全ての男性を恋に落とすような魔力を持っていた、かもしれない
彼女がこれほど急激に変化したその理由が私には判らなかった。もしかしたら、判っていて気付かないふりをしていたかったのかもしれない。彼女の高校の制服姿は何度か見たので、それだけで理由が想像できてもおかしくはなかったのに。

 彼との残りの中学生活は楽しかった。一度は2人きりで旅行に行った。日帰りだったが
しかし、時の流れは否応なく現実を運んでくる―――我々は、卒業式を迎えた。
「これでお別れだね、キョン。でも、たまには僕のことを思い出してくれよ。 忘れ去られてしまっては、いくら僕でも寂しくなるというものだ。覚えておいてくれ」
 また連絡してくれ、とは言わなかった。
 彼と同じ高校に行けばその後も「親友」の関係を続けることができる可能性は高かったと思う。また、彼に(その時は私自身も自覚していなかった)自分の思いを伝えることができれば「親友」以上の関係になれたのかもしれない。
 しかし、私はどちらもしなかった。それは、私が臆病だったからであろうか。親に「あんな馬鹿者と付き合うな」と言われていたためであろうか、それともあの日のことを拗ねていたからであろうか?

 私は彼と別れて県内でも有数の進学校に入った。
 新しい友達に囲まれたが、心には虚無感がただよっていた。
 桜が散り、梅雨が明けた。彼からの連絡は来ていない。風の噂では彼は県内でも有名な変人と同好会を作ったらしい。
 進学校は短い夏休みに入る。私が電話した時、彼は旅行に行っていた。
夏休みの終わり。連絡は無い。街で見かけた彼は学友達とうれしそうに遊んでいた。
 残暑が終わり、木の葉が色付く頃。まだ連絡は来ていない。彼は映画を作ったらしい。

 そして、彼女と会ってちょうど一年。冷たい雨が枯葉を濡らしていたあの日。
 私はいつものように市内の進学塾に向かっていた。彼に連絡入れようかと考えていた時。ある光景が目に入った。
彼と、あの時の彼女がひとつの傘に収まって歩いて行った。明るく活発な彼女、一年前のあの時のように、いや、あれ以上に楽しげに。
彼と彼女がいっしょにいるのを見たのはこれで2回目だった。
ここで、一年前と同じように彼に話しかけることができれば、未来は変わったかもしれない。だが、できなかった。
 ふたりが私に気付くことはなかった。彼らが去って、私はしばらく呆然と立ち尽くした後――― 私は何事もなかったかのように歩き始めた。歩幅を乱して。
私の脳裏に、教室での会話、夕焼けの自転車、星空のバス停、陽だまりの校庭、炎天下のプールといった光景が断片的にフラッシュバックし、現れては消えていった。
 冷たい氷雨が肌を刺す。あれ、傘はどうしたんだっけ? …よく分からない。
281「孤独:佐々木視点」その4:2007/08/03(金) 17:18:56 ID:LD/NESz6
 その晩、私は自室で号泣した。彼にとって今や彼女はかけがえの無い「恋人」で、今の私などどうでも良いことがわかったから。
私は一人が寂しかった。

私は風邪をこじらせ肺炎を合併して入院した。彼は見舞いに来なかった。その後彼が入院したと聞いた時も、私は見舞いに行かなかった。
何故?行っても無駄だと思ったから?
 でも、本当に無駄だったのか?
 もっと早くに勇気を出せば彼を失わずにすんだのかもしれない。いや、今でも可能性はゼロではないのかも。

 一年前のあの冬の日、いや、あの一年間。私には「親友」がいた。
今は違う。今は「親友」と呼べる友も「恋人」と呼べる男性もいない。
 今でも表面的な付き合いの友人、知人は数多くいるが、「親友」と呼べるものは中学時代の彼が最後だ。

 孤独にふるえる夜、私は時々思う。
今後彼のような「親友」に巡り会えることがあるのだろうか。
 それとも、勇気を出せば、彼女から彼を取り返すことができるだろうか。
(完)
282「孤独:佐々木視点」その5:2007/08/03(金) 17:20:51 ID:LD/NESz6
「しかし、別々に書いたはずなのに題名も同じなら中身も同じ。構成まで同じ。2人のどちらかが嘘をついていたり記憶違いをしている形跡もない」
「同じ人を好きになるなんて双子の姉妹みたい」
「そして能力も同じで鍵も同じ」
「えー、長門さん。そうなのですか?涼宮さんと同じ能力なのですか?」
「能力については不確定」

俺が部室に入ると、超能力者が深刻な顔で宇宙人と未来人相手に討論会のようなものをしていた。
「どうした古泉。深刻な顔をして」
「中学時代の国木田さんの友人。あなたの友人でもある方が国木田さんを通して会誌の原稿を送ってきたのですが」
「会誌はもう製本するので、悪いけど完全に手遅れだ」
「それでは、印刷して付録として会誌に挟むのはどうですか」
「よせ面倒だ。それでなくてもいっぱいいっぱいなのに」
「でもせっかく書いてくれたのですから」
「来年に回せば良いと思うが。先方には間に合わなかったことを断って、会誌の一つでも送っておけば良いと思う。」
「しかし、原稿の中身が非常に興味深いので、あなたも読むべきだと思いますが」
「もう原稿はうんざりだ。それより仕事があるから行ってくる」
「キョン君ひどいですね。元恋人なのにあんな扱いして。私が彼女なら殴っているところですよ」
「僕だってそうですよ」
「私も」
「長門さんもですか。とにかく、この原稿は来年まで涼宮さんの目の届かない所に置いておきましょう」

(終わり)

後日談:
「キョン、殴って良いか?」
「何だ谷口どうしたんだよ急に」
「この原稿見てからずっとこうなんだよ。僕もキョンは一度殴られた方が良いと思うよ」
 国木田まで、どうしたんだよー
283「孤独:佐々木視点」:2007/08/03(金) 17:22:27 ID:LD/NESz6
涼宮ハルヒを語れ54スレに投下したやつも見てやってください
284名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:36:17 ID:WLSCcwRc
ハルヒスレのも読んだが、このキョンは殴られるべきであるw
285名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:41:46 ID:vMsYltYv
>>283
まず初めにGJ!!
それから、
全然関係ないけど、
sageって入れなくても良いの?
286名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:49:13 ID:/tschKAB
>>282
GJだが、sageてないのがちょい痛いかもしれん。まぁ、どうでもいいことか?
そして>>271-276お前ら昆布に情報連結解除されんよう気をつ…おk、
俺の元にも宅配便が来たようだ
287名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:02:13 ID:FZ/Q/BZZ
>>283
とりあえず先にGJ!
このキョンは一度地獄を見るべきww

んでちょいと思ったのだが
一応投下宣言くらいはした方がいいんじゃないかな?
このスレに限って嫌がる人は少ないように思うけど
288名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:19:33 ID:mQ1gEOBq
ついでに聞きたい

投下する際は何行でちょうど一レスだっけ?
30行?
289名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:24:55 ID:8vEwcXWT
ガチャッ
「キョンくーん、小包が来てたよ」
おい、妹よ。部屋にはいるときにはノックしろと言ってるだろ。
ほら、出た出た。

俺に小包?誰からだ?
差出人の名は……書いてないな。仕方がない、開けてみるとするか。

「バシーン!」
い、痛ぇ。何なんだ?何が起こったんだ?
どうやらこれは、開けたらこのグローブが飛び出す仕掛けのプレゼントだったらしい。あぁ、忌々しい。
だが一体誰なんだ?こんないたずらをした奴は。
ん?プレゼントの中に紙があるな、どれどれ。
『ハルヒスレ、佐々木スレ一同より』
290名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:30:44 ID:fFrJlCyG
キャラスレなら60は行けると思う。
291名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:25 ID:mva7cs++
>>283
げえ、本物のサツが。それも3人。 って台詞に笑った
292名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:09:49 ID:CzeNnmBO
>>283
違ってたらすまんが…佐々木スレpart14で巨人の歌書いた人か?
所々に似通っている箇所があるんだ。
293名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:11:07 ID:+3zm/41O
>>288
JANEさんの言うには、
60行、4096b以内で1レスみたいだよ。
294名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:20:23 ID:LD/NESz6
283ですが、SS初投稿なのでいろいろ不備があってすいません。
次からは投下宣言してsageます。

>>292
佐々木スレpart14で巨人の歌に感銘を受けて投稿しようとしました。
失礼ながら無断で借用させてもらっったところもあります。
ありがとうぞざいます。

>>293
サンクス
295名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:54:51 ID:mQ1gEOBq
>>293
d、参考にする
296名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:04:21 ID:PD42eQ4x
あぁ〜佐々木みたいなヤツに会いたいよ〜

297名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:12:10 ID:0cW0XGya
佐々木みたいなキャラはあんまいないだろうな
298名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:16:59 ID:NyYbGX1Q
二次元は二次元と割り切れ。佐々木は佐々木なんだ。それ以上でもそれ以下でもない。
佐々木は俺たちとは別の世界で輝いている…
それでいいじゃないか。
299名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:19:57 ID:0cW0XGya
俺は現実でも他のアニメでもって意味で言ったんだけど
300名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:23:05 ID:7Knaef0m
>>300だったらブルマ着用した佐々木が夢に出る
301名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:26:28 ID:j+XwTn+w
301なら佐々木の代わりに>>300のもとへ●が行く
302名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:26:47 ID:mQ1gEOBq
>>300
大魔神乙
303名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:37:28 ID:riUx+mP2
三次元はともかく、よく2.5次元などと表現されるフィギュアくらいは欲しいんだがアニメの方に出ないと
厳しいだろうなぁ。
1/4スケールくらいで出たら3体は買うんだが。
完成品がいいけどキットで出たらそれはそれで魔改造(ry
304名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:40:07 ID:7Knaef0m
>>301
夢でニャンニャンも阻止でつか

>>302
大魔神吹いたw
305名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:42:40 ID:ky1fvGc/
>>303
そんな技術があることがうらやま(ry


しかし佐々木がフィギュア化してしまうようなことがあれば俺の机は
確実に佐々木で埋まるだろうなwwwww
306名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:49:05 ID:zL15qg+5
フィギュアを買ったことがない自分でも佐々木のフィギュアがあったら買うかも
307名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:54:44 ID:mLTczVqB
>>フィギュア化
せめて、のいぢ画の全身絵が1枚くらいないと厳しいベ
分裂カラー絵、下がミニスカだった事実をさいきん知ったよ
まあとりあえず

・私服ver.
・制服ver.
・中学時代ver.

の3つは欲しいな

>>292
巨人の人は、たぶん>>106を書いてる人
308名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:10:48 ID:PD42eQ4x
佐々木の制服姿なんて見たら気絶する
309名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:14:08 ID:fFrJlCyG
ミニスカはのいぢのミスなんじゃねーの?とか思ってしまう。男意識してないかって。
いや佐々木はオシャレにも気を使う女の子なんだよってことだと思うが。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:18:29 ID:Z06jdT3s
今から小説書くから、ネタ提供求む。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:30:47 ID:s9cy9Ihy
前スレでもいったけど、生徒会選挙はどーよ?
もしくは、マラソン大会とか?
佐々木が途中で足をくじいてキョンにおぶわれるという展開の。
自分としては佐々木はどんな顔をして走るのか興味がある。
312名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:43:26 ID:NyYbGX1Q
>>311

田村くんの松澤みたいな感じで走ると思う。




あ、田村と松澤をキョンと佐々木に置き換えるととんでもない破壊力だわ。
313名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:45:16 ID:5DJNZsFi
谷口×佐々木
冗談じゃなく本気で恋する谷口が見たい
314名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:49:19 ID:IOQRZ2BM
>>311
おんぶより、お姫様だっこの方があり得そうな気がする。
苦手な体育で捻挫した佐々木をキョンがお姫様だっこで保健室に連れて行くような・・・。
315名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:52:11 ID:5DJNZsFi
ハルヒの前で普通に間接キスする二人とか
佐々木は気づくがキョンは気づかないってかんじ
316名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:01:34 ID:C+FyV49B
>>313
お前は谷口に失礼だ
やつはいつだって本気だぜ
317名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:01:48 ID:Z06jdT3s
わかったー。多分明日にアップするよー。ネタ提供サンクス。
318名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:02:50 ID:mva7cs++
学園祭で普段と違う姿の佐々木に萌えるとか(演劇とか?)
キョンの無駄な技術に驚くとか(異様にたこ焼き焼くのが上手いとか)。
319名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:03:53 ID:5DJNZsFi
>>316
そ・・・そうか?・・・そうかもしれないな
320名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:06:29 ID:gsKqmaPi
岡本「おはよー佐々木さん、早いね。日直だっけ?」
佐々木「いや、そうじゃないけどね」
岡本「あー予習か。佐々木さん真面目だね」
佐々木「なんだか習慣になってしまってね」
岡本「ところでさ、数学の小テストなんだけど……」


キョン「うぃーす」


佐々木「! 岡本さん、ちょっとごめん」
岡本「え?」



佐々木「おはようキョン」
キョン「おう佐々木、あいかわらず早いな」
佐々木「くっくっ、予習をしたかったからね、今日の数学の小テストのね」
キョン「うげ、やべ忘れてたぜ。まぁ追試があるわけでもないしどうでもいいが」
佐々木「そんなことじゃダメだよ、キョン。君はやれば出来るんだから。ほら、ちょっと教えてあげよう」
キョン「お、助かるぜ」



岡本「……あ、なんか帰ってきた飼い主のところにダッシュする子犬を思い出したわ」
国木田「佐々木さん、アレは絶対キョンを待つために早く来てるよね」


どっちかと言うと佐々木がキョンにめちゃめちゃ懐いてる友人関係なイメージ。
321名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:33:07 ID:87RckQoB
>>307
サンクス、その三種類の他にバニーガールも見てみたいぜ。

>>320
これは良い犬しゃしゃき。
322名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:36:10 ID:NUAQcDOg
>>320
これはいい忠犬ささっきーw
323名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:42:02 ID:vMsYltYv
>>297
えっと……
否定的になってしまって悪いんだけど、
知り合いに一人そういった子がいるんだけど……
否定してしまってごめん。
324名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:52:08 ID:a9Aqq/4T
あんまりって言ってるんだしそういう書き込みはいらないと思う
325名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:54:45 ID:vMsYltYv
>>324
ごめん。
そうだったね。
どうも今日はいらん書き込みが多いな。
今日は書き込み自粛することにしよう。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:04:46 ID:cdPiOjOn
そんな日もあるさ。
327名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:08:00 ID:0cW0XGya
>>323
リアルにそんな子いるのかw
一緒にいておもいろそうでいいね
俺も佐々木みたいな子にいろいろなうんちく聞かされたいよ
328名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:47:59 ID:OxezKb0V
あのさ、久しぶりにまとめ見たんだけどあのクオリティの高いトップ絵はいつからあるの?見た瞬間唸ってしまた><
329名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:56:32 ID:2S8ojRtV
うぷろだ参照で7月26日。
ついでに俺はその下のAAjpg版作ってたりする。
330名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:59:23 ID:o0RBXhhd
>>328
今見てきた。
お題がハルヒのときに本家に投下された佐々木だな。
巧いから覚えてた。
tp://eitoman-joke.lolipop.jp/sos/

念のため聞くが、絵師の了解はとってあるよな?
331名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:04:08 ID:hc9+kLFM
そか!サンクス

キャラ絵でこんなに興奮したの初めてだ
佐々木かわいいよ佐々木
332名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:07:46 ID:R4Fa/YgW
>>329
この機会に言わせてもらう、GJ!

保管庫が充実してきてSS読むのが楽しいぜ。
段組なんかも読みやすい設定になってるし、
管理人さんの細かい心配りがニクイ。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:08:30 ID:/crg7WZH
>>1->>331
さあ、こんなところで油を売ってないで刺身の上にポンジーを乗せる作業に戻るんだ…
334wiki:2007/08/04(土) 00:08:59 ID:0MKbezkw
>>330
その管理人だが、例の絵はうぷろだに上げてあったので勘違いして使ってもーた。
問題あるなら消しとく。
335名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:11:57 ID:hc9+kLFM
保存する前に消されてしまって涙目
336wiki:2007/08/04(土) 00:14:17 ID:0MKbezkw
>>335
>>330のとこかうぷろだにあるから。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:15:00 ID:hc9+kLFM
>>336
すいません
338名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:36:34 ID:bQL09ixZ
>>239を楽しみにして起きてるのは俺だけじゃないはず…
339名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:44:57 ID:D0GcpUNr
佐々木と自転車に二人乗りか…キョンに嫉妬…ハァハァ
340名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:25:53 ID:LIX3+7iH
>>338
相変わらずオチが見当たらなくて完成できないorz
>>338が補完してくれるなら中途半端に投下することもやぶさかではないのだが
341名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:13:54 ID:LRl9h8M1
誰もいない…?
ならば今こそ10分佐々木さんなのです!
342名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:17:24 ID:LIX3+7iH
>>341
阻止するだけじゃあれなんで2分佐々木
343名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:17:45 ID:d8zZXJn5
>>341 阻止してみせる
344名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:22:54 ID:pi8ofwZ0
ss
345名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:38:08 ID:5gdnPavX
>>341-344
十一時間近く書き込みなかったのに
しっかり10分佐々木阻止するなんて…どれだけチェックしてるんだ…

さすが佐々木スレ
 
346名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:40:28 ID:s9raXIF1
>>343
見事な阻止っぷりだ。
347名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:55:54 ID:OOFPbst2
ならば――
13時まで――佐々木――
348名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:57:32 ID:MGwUL20o
はいはいsskssk
349名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:03:54 ID:7/5PbO9D
10分佐々木
350名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:06:27 ID:1xR2YDXq
>>349
阻止するのです!
351名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:06:28 ID:1Z9b3In7
規定事項だ
352名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:07:47 ID:d8zZXJn5
>>349 もういっちょ阻止
353名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:11:15 ID:LIX3+7iH
今なら言える。
SS書いてるんだがオチがつけられないため中途半端に終わってしまった。
誰か続き書いて10分佐々木
354名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:15:28 ID:dtTldxcd
>>353
10分佐々木は阻止する。
だがSSは書いてもらう。
355名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:15:53 ID:f0wGTCSf
阻止しなかったらどうなるの?というレスで阻止
356名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:18:14 ID:ijqrr8D3
きみと競いあうつもりはない
追い抜いたり 追いかけたり 辱めたり 監禁するつもりは
きみを分析したり 定義づけたり 制限したりしたくない

ぼくと同じように感じてもらおうとは思わない
ぼくと同じものの見方したり ぼくのようになってくれなくていい
ぼくがしたいこと
それはただきみと友達になりたいだけ
357名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:28:42 ID:dtTldxcd
キョンと佐々木はふたりともクールで
キョンがときどきヘンに意識しちゃって言い訳モノローグを開始しちゃうものの
おおむねごく普通の友達同士としてつきあっているのに

まわりはそのあまりの「異性としての意識の無さ」が逆に
「すっかりできあがっちゃってる」関係に見えてならない

という感じのも良いな。
358名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:26:33 ID:D0GcpUNr
恋愛感情なんてものわね。精神病の一種なのだよワトソンくん
359名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:52:25 ID:LIX3+7iH


 読書家の誰かに影響されたのか、寝る前の読書が習慣になっているため自宅の本棚を漁っていると、妙に懐かしい本がでてきやがった。
 横文字で何て書いてあるのかさっぱりわからなくて結局最初の1ページすら読まないで本棚に陳列された謎の本。久しぶりに見たな。

 今日の睡魔はいつもよりも早く、まだ他家では食卓にディナーが並んでいるような時間帯であり、本棚を漁っていてその本を見つけたときには妙に懐かしくなり、目が冴えてしまった。
 無論俺は自分で解読できないような本を購入するわけはなく、必然的に借り物であることがすぐさま判明したのだが、持ち主はといえば中学時代にしきりに読書を進めてきたアイツしかいない。
 そいつが中学を卒業するときに貸してくれた本だ。

 なんとなく借りたままであることに罪悪感を感じ、すぐさま返却という言葉が脳裏に浮かぶまでにはまったくと言っていいほど時間がかからなかった。
 善は急げ、と携帯を手に取り、電話をかける。通信相手である佐々木が電話にでたのはちょうど3コール鳴ったあたりだった。
「どうしたんだい、キョン」
 電話にでて第一声がそれか。
「まあね。いつからかキミは用がないと連絡をくれなくなってしまったからね」
 佐々木は自嘲気味にくつくつと音を立てて笑う。
 何を言っても論破されてしまうのは目に見えているため、俺はさっそく用件を伝えることにした。
「今何してるんだ?忙しいならいいんだが」
「忙しいといえば忙しい部類に入るが、かといってヒマかと問われればヒマではある。キョン、キミからのお誘いは減少傾向にある。僕は多少のムリをしてでも時間をつくろう」
 忙しいならムリにとは言わないんだけどな。
「それで、もちろん僕の家まで迎えにきてくれるんだろう?時間も時間だ、急いできてくれたまえ」
 半ば強引に確定宣言を出され、しばしの雑談後に電話はきれた。
 普段は電話しても俺が電話を切るまで絶対に電話を切らない佐々木が今日に限っては勇ましいまでの速さで通信を遮断した。

 俺は携帯をポケットに突っ込んで本を持つとすぐに佐々木家へ向かった。
 佐々木の家は俺の家から程よい遠さで、また、普段は使わない道をふんだんに使用しているためなかなか懐かしい気持ちにさせてくれた。

 佐々木の家に着く直前に佐々木に連絡を入れた。
 入れた直後に佐々木の家に到着して、それと同時に佐々木が玄関から姿を現した。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:53:47 ID:LIX3+7iH

「早かったね」
 ドアを閉め、カギをかける佐々木を見て俺は驚愕した。目ん玉が飛び出るのではというくらいには驚愕していたと思う。
「おや、珍しい表情をしているね」
 佐々木は笑ってはいけない罰ゲーム中に笑ってしまったような歪んだ笑みを見せる。
 だが俺は佐々木の表情ばかりを見ているわけにはいかなかった。なんせ、淡い色の浴衣をこれでもかというくらいに見事に着こなして現れたのだから。
 俺はしばしの絶句を経てからようやく口を開くことに成功した。
「……。佐々木、似合ってるぞ」
 浴衣姿の佐々木に心を奪われた俺ではそれ以上のボキャブラリーは浮かばなかった。
 佐々木は驚き、戸惑い、そしれ照れたような表情をたっぷりと時間を使って表現したあとでいつもの表情にもどり、
「ありがとう」
 とだけ言った。

「ところで、何で浴衣なんだ?」
 俺の至極まったくな問いに佐々木は睨むように俺の目を見据えて、口をハルヒのように尖らせた。
「キミはあの空に浮かぶキレイな花束に目が行くことはないのかい?」

 言われてようやく気が付いた。
 漆黒の夜空に浮かぶ大きな花束がいくつも咲いては消えと繰り返している。
「花火か。それならそうと言ってくれればよかったのに」
「くっくっ。キョンらしいね。しかしその気がなかったとしてもせっかく浴衣を着用したんだ。もちろんキミも付いてきてくれるだろう?」
 もちろんだ。思わず見とれてしまうほど様になってる浴衣姿のお前を前にその誘いを無下に断ることなんて誰にできようぞ。
「そんなに似合っているのかい。ではこれからはキミと会うときは常に浴衣でいることにしよう」
 それもありかな。しかし平日の昼間から浴衣でいるのは多少浮く気がしなくもない。
 でもこの佐々木は毎日見てても飽きないだろうなどと考えを巡らせていると、
「冗談だ¥だよ。ではさっそく出発しよう」
 と俺の自転車に付属している荷台に腰掛けた。


「そういえば、佐々木の家に着いたとき、無意識にチャイムを押そうとしてしまったよ。中学のときは携帯なんてなかったからな。習慣ってのは中々消え去ってくれないものだ」
 そう俺が後ろに話しかけると佐々木は俺の服を掴み、頭を俺の背中に押し付けた。
「1年経っても消えないほど繰り返してきたからね。僕もそうさ。キョンの後部座席に乗るコツは未だに体が覚えている」
 そうか、1年以上も佐々木とは会ってなかったんだもんな。
 言葉にはならなくとも、今俺が考えていることと佐々木が考えていることはきっと一緒だろう。
 そんな空気の中、段々と人ごみが増えてきて、花火の音が大きくなって、そして会場に到着した。
361名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:56:08 ID:LIX3+7iH

 会場になっている巨大なこの公園には屋台が迷路を作るように乱立していて、向かい合う屋台と屋台の間の通路を人が所狭しと歩き回る。
 お互い食事も済ませてきたし、対して資金も持ってきていないため、自転車を置くと付近の出店にて割高なジュースを2本購入して花火の観測に移る。
 人が多いからか、喧騒で声がかき消されているからか、お互いに口数は減っていて、無言に近かったんじゃあないかと思える静寂を切り開いたのは佐々木だった。
「キョン、あの場所へ行こう」
 わかってるさ。さすがにお前とこの公園に来て他の場所で花火を見るなんて考えられないからな。
 去年はハルヒの終わらない夏休みに忘れ去られてしまっていたが、一昨年に来たあの場所へと向かう。
 殆どの人が知る由もない、俺たちだけの秘密の場所。
 人ごみから外れた場所にある、花火を楽しむには最高の場所。
 そして俺たちの思い出の場所。

 絶景を求めて口数少なく歩いていると、ふと佐々木の表情が気になった。
 なにやら良くない予感をさせる表情だ。
「どうした?気分でも悪いのか?」
 佐々木は何も答えない。少しずつ顔を俯けていく。
「大丈夫なのか?」
 それでも答えない。そしてさらに顔を俯ける。
「休むか?」
「……」
 佐々木は俯き加減からふと俺を見上げ、
「もう着くよ。僕は大丈夫だ」
 それだけ言ってまた無言になってしまった。

 目的地に到着すると、一昨年とは多少変わって少し汚い感じになっていた。
 変わらずに設置されたベンチは多少手入れがしてあるのか、きれいだったのでそこに二人で腰掛けた。

 変わってしまった風景を見ながら変わらずに無言を貫く長門のような佐々木の顔を覗き込んでも佐々木は何のアクションを起こさない。
 しかたなしに俺は花火を鑑賞しようとした瞬間に、ふと佐々木が口を開いた。
「キョン、キミは去年のこの花火大会に参加したかい?」
 脈絡のない質問に戸惑いながらも、
「いや、去年は参加しなかった」
 と何とか答えた。
 今までにない佐々木に動揺を隠せずにいると、佐々木が悲しいという感情を目一杯表情に込めて俺を見た。
「僕はね、去年一人でここから花火を見ていたよ。もしかしたらキミがここにきてくれるのではと思ってね」
 うっすら浮かんだ涙を瞳に潤ませて、しかし俺の目を離さずに続ける。
「でもキョンはこなかった。理由は色々考えられた。忙しかったのかも知れないし、この場所を忘れていたのかも知れない。もしかしたら根本からの拒絶だったのかもしれない」
 正直言って俺にはなんのことだかわかってなかった。そして長門と同じことをするやつが他にいるなんてまったくもって思ってなかったんだ。
「でもキミはこの場所を覚えていた。今年は一緒に来てくれた。何故去年、来てくれなかったんだい?」
 何故かと問われれば約束はしていなかった気がする。しかしそれは正解ではない気がしたので何も言えずにいると、佐々木は瞳の堤防を決壊させた。
 ハンカチを出そうとポケットをまさぐるがみつからない。仕方なくカバンに入っているであろうハンカチを探していると佐々木に返そうと持ってきた本から一切れの紙が姿を現した。嫌な予感がした。
『キョン、今年も一緒に花火をあの場所で見よう。伝えたいことがあるんだ、僕はキミが来るまで待ってるよ』
 確かに、そう記入されていた。
 佐々木の言動に全てが合致し、自分の不甲斐なさ加減に失望した。
362名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:17:52 ID:wGr8QVbz
owari?
363名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:26:03 ID:85LkM0g+
なんか書き込めなくなったから夜に続くってさ
364名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:29:11 ID:lA2TJN80
>>356
ディラン?
365名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 16:19:20 ID:nuXLSn2v
>>361
続き楽しみにしてるぜwktk
今夜は俺も花火見物だ、ネタが浮かんだらなんか落とすよ。
366名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 16:29:51 ID:4bX38tzi
>>360の¥が非常に残念
367名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 16:55:27 ID:D0GcpUNr
佐々木「キョンちゃんの前でキャラ作るの疲れるにゃん」
368名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:03:03 ID:YzNPiY+D
あー佐々木の貧乳俺が揉んでおっきくしてあげたいわー
369名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:12:45 ID:KMpbREvq
フラグ・C・レクイエム(橘=レズ前提)

キョン「佐々木っ!好きだ!」ガバッ
……くっくっ、橘さんは甘いねぇ。本物のキョンはこんなに積極的ではないんだよ…。
そして橘さん………。
キョンに変装して僕に抱きつこうとする行為は万死に値するんだよ……!
くらえっ!!

ドゴォッッッグシャッ!!!!!!

佐々木「くっくっ…佐々木式バックドロップは痛かろう…」
キョンだった物「……………………」
橘「あら佐々木さん、何やってるんですか?」
佐々木「なっ……!?」
橘「あっ、キョン君もいたんですか……って血ぃぃっっ!!!?」
キョンだった物「………………………」


藤原「フラクラしないのがフラクラ。それが『フラグ・C・レクイエム』」
370名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:20:55 ID:PMYcQOAj
なんか書く、お題ください。
371名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:23:35 ID:V6ZgYM6o
プール・海水浴
372名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:32:07 ID:QFnArYxM
>>370
熱中症で倒れた佐々木を保健室に運ぶキョンとか
373名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 17:59:23 ID:KbC+jGcp
本屋で少女マンガ買ってる佐々木に出くわすキョン
374名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 18:06:51 ID:V6ZgYM6o
むしろ、本の名前が『フラクラな彼を落す108の方法』
375名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 18:56:25 ID:PMYcQOAj
よっしゃできた、投下します。
376名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 18:59:03 ID:PMYcQOAj
暑い。
むしろ熱い。
本日は気温38度の猛暑。
普段の俺ならば決して家の外には出ずエアコンの効いた自室でごろごろしてるだろう。
それでも俺がこんなところにいるのは母親から用事を申し付けられたためだった。
正直断りたかったのだが例のおごりのせいで金欠だった俺は提示された駄賃の前にほいほい出てきてしまったのだ。

『えーただいま○○線は人身事故のため運休しております。ご迷惑をおかけしております』

ついていなかった。
くそ暑い日に電車で他所へ向かわされることはついていない。
トラブルのせいで乗る予定の電車が大幅に遅れて未だに動く気配もないのもついていない。
そしてなによりいていないのは、此処が地下の駅では無いことだ。
申し訳程度に屋根はついているが、それでも横からの日差しは防ぎようがない。
そして、此処から先に進む電車はないが此処まで来る電車はあるためどんどんホームに人が増えていく。
そろそろ零れ落ちそうなメダルゲームくらい人が溜まっていた。
風通しが良いことが救いだったはずのこの場所も人の壁と人の発する熱のせいで体感温度はうなぎのぼりだ。

「あー、熱ちぃ」

「まったくだね、キョン」

いきなり背後から声をかけられた。
ゆっくり後ろを振り向く。

「……佐々木か」

「うん、奇遇だね。キョン」

後ろに立っていた佐々木はいつもの表情を浮かべていた。
しかし額には汗が浮かび心なしか呼吸も荒い気がする。
まぁ、この暑さじゃ無理もない。

「……飲むか?」

俺は手に持ったペットボトルのジュースを差し出した。

「いや、大丈夫。自分で買ってくることにするよ」

「だが、アレだぞ」

俺は自販機のほうを指差した。
俺が来た当初はまだそれほどではなかったが今はもうかなりの人がいる。
これだけクソ熱いと考えることはみな同じ。
自販機には長蛇の列があった。

「……やっぱり少しいただいてもいいかな?」

「おう、そーしろそーしろ。ちょっと温くなってるがな」

佐々木にペットボトルを渡してやる。
佐々木がペットボトルの口を凝視している。
なんかついてたか?
あ、飲んだ。
377名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:00:08 ID:PMYcQOAj
「ふー、ありがとう。生き返ったよ」

「なんだ、全部飲んでも良かったのに」

「それはさすがに君に悪いだろう」

生き返った、といっているが佐々木の顔は前より暑そうだ。
まぁ、焼け石に水っちゃそうだがな。

「ところで、君はどうしてこんなところにいるんだい?」

「ん、ああ。お袋に野暮用を頼まれてな、そんなときにこの不運というわけさ。お前は塾か?」

「ご名答、涼しい午前中にっていうコンセプトが仇になった形だね」

お互い不運というわけか。
そんな話しをしながら俺は佐々木から返されたペットボトルの残りを一気に飲み干した。

「あ……」

「ん?どうした、佐々木?」

「い、いや。なんでもない。そう、なんでもないよ。キョン」

佐々木の顔が見る見る赤くなっていく。
おいおい、これはまずいんじゃないか?

「おいおい、ほんとに大丈夫か?」

俺は佐々木の額に手を当ててやる。

「うわ、熱いぞ。お前これ熱中……」

「キョ、キョン……あ……」

「佐々木!?」

佐々木が突然ふらついた。
慌てて抱きとめてやる。
目を見ると少しうつろだし汗の量も尋常じゃない。

「ったく……よっと」

わずかな掛け声とともに佐々木を担ぐ。
軽い佐々木なら楽勝だ。
荷物をかき集めて医務室へ向かった。
378名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:01:20 ID:PMYcQOAj
頭に冷たいもの感じて目を覚ました。
ベッド……?これは……氷嚢かな?
僕はどうしたんだったか……。
塾の帰り……電車が止まって……。

「お、佐々木。起きたか?」

横から聞きなれた声が聞こえた。
聞き間違いはしない。これは……。

「キョン?」

「おう、大丈夫か?急に倒れるからびっくりしたぜ」

キョンがカラカラと笑っている。
そうか、キョンの前で倒れたんだったね。
悪いことしちゃったな。

「キョンが運んでくれたのかい?……ありがとう。迷惑をかけちゃったね」

「気にすんなよ、それより大丈夫か?」

……。
キョン、その手に持っているのはなんだい?

「ん、おおこれか?お前の荷物を持ってきたときに一つ忘れたみたいでな、親切な人が届けてくれたんだ」

見覚えのあるビニール袋。
そういえば帰りにちょっと寄ったんだっけ。

「で、暇つぶしに読ませてもらってたぜ。いやー佐々木がこういうの読むとは思わなかったな」

「ち、違うんだキョン。それは橘さんに勧められて……」

「少女マンガ、しかもがちがちのラブストーリーとはなぁ、俺もたまに妹のを読むが結構面白いよな」

……そうだな、キョンはこんなことで馬鹿にしたりはしないか。
焦って損をした気分だよ。
それでもまだ恥ずかしいけど……。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:02:25 ID:PMYcQOAj
「……佐々木?まだ顔が赤いぞ、大丈夫か?」

っと、キョンに心配されている。
そういえば僕は熱中症で倒れたんだったか。

「面目無い。どうもこのところ部屋で勉強しっぱなしだから暑さに耐性がなくなったいたようだよ」

「おいおい、ほんとに大丈夫かよ……」

「でもそれぐらいやらなきゃついていけないからね」

本当のことだ。
でもそれを聞いたキョンは何か考え込んでいる。

「佐々木、今度遊びに行くぞ」

「え?」

「この時期ならプールだな、なんなら海でも良いぞ」

「え?え?」

「お前は無理しすぎなんだよ、ちったぁ遊べ」

……そういうことか。
やれやれ、キョンは本当に心配性というか。

「なんなら奢ってやっても良い、心配するな。今日ので駄賃がもらえる予定なんだ」

「そうだね……久しぶりに二人でどこか行きたいね、息抜きもいいかもしれないね」

「おう、そーしろ、そーしろ」

キョンがまたカラカラと笑う。
ほんと、優しいんだから。

「よし、のどかわいたろ。ジュースでも買ってきてやるよ」

「ありがとう、ポカリがいいな」

「おう、りょーかい」

そういってキョンは医務室からでていった。
電車が止まったときはついてないと思ったけど、実はかなりの幸運だったのかもしれないな。
……そうか、あっちの本は電車の中で読んでたから鞄の中だったか。
私はそう思って近くに置いてあった鞄を探る。
行動自体は偶然だったけど……まさか本当に効くとはね。


『フラクラな彼を落す108の方法』

その32
優しい彼はこっちが弱っているときは何もかも無視して助けてくれます。
少し心苦しいかもしれないけど、それを利用するのもありかも?
380名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:03:44 ID:PMYcQOAj
以上、お題くれた方々ありがとう。
>>371−374 を全部ぶち込んでみた。
381名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:05:00 ID:V6ZgYM6o
>>380
GJですがな
382名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:06:26 ID:X/tjWJDq
>>380
GJざます
383名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:07:12 ID:SbfqC1Uo
>>380
GJでしょう
384名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:07:53 ID:D0GcpUNr
佐々木小次郎カワユス
385名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:08:25 ID:V6ZgYM6o
386名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:12:38 ID:QFnArYxM
>>380
なんてGJ
387名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:16:57 ID:U+xhaAEb
>>380
はやいな
GJ!
388名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 19:58:34 ID:Ptn8kPG6
>>380
ウマー
389名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 20:20:55 ID:MoGph4gK
>>380
なんというGJ
最初キョンと間接キスしたから熱暴走起こしたのかとオモタww
390名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 20:25:20 ID:MUtS/sE/
このスレは凄い良作だけどせつなくなるような作品の中に時々こう言う甘い感じのが入ってるから
バランスがいいんだよな。GJ!
391名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 20:37:28 ID:/iz8DLKB
>>380
これはいいGJ!
孔明の罠かと思ったら本当に気絶とわ・・・
392名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 21:18:00 ID:S9ppVGM+
>>380
GJ!街中や駅で旧友と久方ぶりの邂逅を果たすとドキドキするな
393名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 21:39:38 ID:M/xK3EG6
>>380
GJ
394名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 21:41:18 ID:i0jm2GWr
1週間ほど佐々木とご無沙汰してたぜ
>>380
GJ、久々の佐々木は甘い香りがした
395名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:14:18 ID:cw9fUOSS
佐々木ってベジタリアンっぽいな
肉とか全然食わなさそう
396名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:18:43 ID:NFpa9bdy
佐々木はバランス良く食べるイメージだなぁ
なんとなく沢山は食べなさそうだ
397名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:21:29 ID:XTJlbGTE
>>389
「熱暴走」ワロスw
熱中症の引き金となったのはやっぱり関節キッスだろう。

となるとフラクラKが自らフラグを立てたことになるな。
398名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:23:14 ID:i0jm2GWr
佐々木可愛いよ佐々木
399名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:37:46 ID:NFpa9bdy
しかし間接キッスで熱暴走とは、佐々木さんは純情ですなwwwww
400名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:47:24 ID:MUtS/sE/
>>399
頭と体は大人だけど心は少女なんだよ
401名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:52:26 ID:D0GcpUNr
まぁ実際の佐々木はどうかはわからんけどな
402名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:53:26 ID:vQhR9UUn
>>400
なんて乙女
403名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 22:57:10 ID:dtTldxcd
まあむっつりだからね。
404名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:03:53 ID:xlwNH9Ut
SS落とすよー。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:04:35 ID:vQhR9UUn
wktk
4061:2007/08/04(土) 23:04:55 ID:xlwNH9Ut
×月○日

今日もいつも通りに目が覚める。
春眠暁を覚えず、というが春の朝日は心地よく、それを浴びるだけで体が動き出してしまうようだ。
気持ちよく背伸びをして隣に目をやると、
「おはよう、ママ。」
3歳の娘には大きすぎる布団の中から、目をこすりながら娘が出てきた。
私の起きる気配を察知するのか、娘は私が起きた直後にいつも目を覚ます。
「おはようハルヒ。
―また、キョンの布団にもぐりこんだの?」
娘のハルヒはむっとするように口を尖らすと
「違うの!キョンが一人で眠るのは怖いだろうと思って一緒に寝てあげたの!」
そう言い放つとプンッと顔をあさっての方向へ向けた。
娘のハルヒは普段は別のベッドで寝ているのだが、何か怖い夢を見たときとかはキョンの布団にもぐりこんで眠る。
おそらく、ハルヒにとってキョンの傍が一番安心できる場所なのだろう。
母親としては少しばかりうらやましく感じるところだ。
「はいはい、わかったわかった。」
そうやって、まだ不満げに口を尖らせた娘を軽くいなすと私は起き上がって朝食の準備に取り掛かる。
私の後をハルヒがタパタパと足音を立てながら付いてくる。
この年頃の娘というのは何でも母親の真似をしたい年頃であり、私のやることをすぐに自分もやりたがる。
「はいっ、ハルヒ。」
そうやってハルヒに食パンを一切れ渡すと、ハルヒは器用に椅子に登ってそれをトースターに入れる。
キョンの朝のトーストを焼くのはハルヒの仕事だ。
一度ハルヒが焼いたトーストを食べたキョンが、ハルヒの焼いてくれたトーストはいつもよりずっとうまい、なんてほめたものだからハルヒはそれから毎日キョンのトーストを焼いている。
正直、今まで私の焼いていたトーストはなんだったんだと言ってやりたいところだけど、娘と張り合っても仕方がない。
4072:2007/08/04(土) 23:05:58 ID:xlwNH9Ut
ハルヒもハルヒで大の父親っ子だ。
ことあるごとにキョンキョン言って、何かにつけてキョンにかまいたがる(かまってもらいたがる)。
ちなみにハルヒが父親のことをキョンと呼ぶのは私の悪影響らしい。
何回かキョンに、俺のことをパパとかお父さんとか呼んでくれ、と頼まれたことがあったが、キミは僕にとって父親ではないからその呼び方は不適当だ、と一蹴しておいた。
とか思いながらサラダの用意をしているとトースターが鳴った。
「ハルヒ、キョンを起こしてきて。」
「はーい。」
トースターの前で焼きあがるのを待っていたハルヒはそう返事するとうれしそうに寝室へ駆け出した。
キョンには昔から不思議な人徳があったが、娘にこうもなつかれると母親として少し嫉妬を覚える。

「いつまで寝てるのー、おきろーキョン!」
ボフッ!
「うげっ!」

…だけど彼の立場と取って代わりたいとは思わない。

私たち夫婦は共働きだから家事は分担して行っている。
例えば朝ごはんを作るのは私の仕事でハルヒの送り迎えはキョンの仕事だ。
「毎回毎回むちゃくちゃな起こし方しやがって・・・」
とぶつくさ文句を言っているキョンにコーヒーを渡す。
「さんきゅ。」
私はこの朝の時間が好きだ。
家族がみんないて、そして穏やかなこの時間が。

「ほんじゃ行ってくる。」
「いってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
キョンとハルヒを玄関で見送ると、今度は自分の支度に取り掛かる。
化粧をするのは正直めんどくさいが、この年ですっぴんで歩けるほどの勇気もない。
スーツを着て化粧を済ますと玄関へと向かう。
フレックスタイムで働く私は通勤ラッシュをさけて10時から6時まで働くことにしている。
一人で玄関から出て行くのは少し寂しいが、帰ってくるときは愛する夫と娘が出迎えてくれる。
そんな風に私の一日は始まる。
4083:2007/08/04(土) 23:07:05 ID:xlwNH9Ut
「おはようございます、佐々木さん!」
会社に着くと後輩の橘さんが元気よく挨拶をしてくれる。
「おはよう。」
橘さんは私が産休で休む前にいた部署での後輩だ。
それから仕事に復帰した私は橘さんとはライバル関係ともいえるグループに移った。
なので、橘さんとは同じフロアーだが席は少し離れている。
橘さんはそれから何か話しかけようとしたが、私の後ろの人影に気付くとぷいっと踵を返した。
その人物は橘さんの背中を見て苦笑いのような表情を浮かべると、今度は私の方に爽やかなスマイルを向けた。
「おはようございます、佐々木さん。」
「おはよう、古泉くん。」
彼は私の同期であり、この会社における実績ナンバーワンのエースのような存在だ。
ちなみに今の私の苗字は佐々木ではない。
けど、仕事ではその方が都合がいいので旧姓を通しているというわけだ。
「橘さんは相変わらずですね。」
「彼女なりにライバルグループっていうことを意識しているみたいね。」
そうやって朝の挨拶を交わすと私は仕事に取り掛かる。

「佐々木さんと古泉さんがライバルグループにいるなんて反則ですよー。」
「そうはいわれても私の決めたことではないからね。」
その日はお昼ごはんを近くのカフェテリアで橘さんと食べていた。
「でも、すごいなー、佐々木さんは。仕事も出来るのに、結婚もして子供もいて…」
そして、ふぅっとため息をついた。
「橘さんにはそういう人はいないの?」
「いませんよー。」
「でも、橘さん結構もてるじゃない。」
「寄ってくるのは大したことない男ばかりですよー。これっていうのがなくって。」
橘さんは自慢のツインテールを指で遊びながら答えた。
「ふーん。」
橘さんの話に適当に相槌を打つ。
この子は顔も可愛らしくて、性格も少しきついところはあるけど根は優しい子だし、きっと言い寄ってくる男の人は多いだろう。
けど、如何せん理想が高すぎるというか男性に厳しいというか、そういった関係にはなかなか発展しないようだ。
「だったらうちの古泉くんなんかどう?紹介してあげるよ。」
「それはぜったいいやですよ!いくらなんでもライバルグループの人となんて付き合えません!」
そうかなぁ、意外と似たもの同士だと思うけど・・・
「それに彼、むちゃくちゃもてるくせに彼女がいないから、実はゲイなんじゃないかってうわさまで出ているんですよ!」
実はキミにも同性愛のうわさは出ているのだけれどもね。
と、いつも通りの堂々巡りの会話をしてその日の休み時間は終わった。
4094:2007/08/04(土) 23:08:13 ID:xlwNH9Ut
「うーん。」
私は少しだけ頭を抱えていた。
予想外の仕事が入ってきたせいで、今日の分がなかなか終わりそうにない。
一応、重要な部分は終わらせて後は雑用的なことしかないのだが、それがまた時間を食うのだ。
今日はキョンの仕事が少し遅くなるって聞いていたから、早めに切り上げてハルヒの保育園に行くつもりだったのにな。
「あぁ、もう定時ですね。後は僕がやっておきますから、佐々木さんは帰ってあげてください。」
その矢先、そう古泉くんが爽やかな笑顔で私の帰宅を促してきた。
「いや、でもまだ仕事が残っているから。」
「そんな雑用は僕が片付けておきますよ。今日は8時から友達と食事の予定が入っておりまして、それまでどう時間を潰そうか考えていた矢先でしたし。」
彼はとても細やかな気遣いの出来る人だ。
つくづくそう思う。
「でも、自分の仕事は自分でやらないと。」
「いえいえ、それは大丈夫です。佐々木さんにはきっちり定時に帰ってもらわないと。」
「なぜ?」
「佐々木さんが仕事と家庭の両立が出来ないとなって、会社をやめるようなことにならないように僕は上司から仰せつかっておりますから。」
そして、大丈夫、と言わんばかりにウィンクしてみせた。
まったく、彼には敵わない。
ここはありがたく彼の厚意を受けることにしよう。
「ありがとう。それじゃあ、お先に失礼します。」
「ええ。お疲れ様です。旦那さんとハルヒちゃんによろしく。」

当初の予定より少し遅れてしまった。
もう、キョンはハルヒを迎えに来た後だろうか。
そんなことを考えながら保育園の中に入っていくと、聞き覚えのある声がする。
よかった、入れ違いにはならなかったみたい。
だが、キョン、ハルヒが朝比奈先生に失礼なことをしているのになぜ止めないのかな。
ハルヒは朝比奈先生に後ろから覆いかぶさるようにして、その胸を触っていた。
まったく、私が注意してやろ―
「こんなに細いのに、ほら、おっぱいだってママよりぜんぜん大きいし。」
・・・キョン、今キミ少し頷かなかったかい?
キミという奴は―
「「間抜け面」」
思わず口から出た言葉がハルヒと見事に重なった。
4105:2007/08/04(土) 23:09:24 ID:xlwNH9Ut
一瞬キョンは何が起こったのかわからないように右左と頭を振ると、後ろを振り返った。
「やぁ、たのしそうだね。キョン。」
人がキミが仕事で遅くなるからってわざわざ仕事を早めに切り上げて来たというのに。
青ざめていくキョンにもう一発ダメ押し。
「あれ、ひょっとしてお邪魔だったかな?」
「いや、ハルヒのいたずらをだなぁ・・・」
「何をいいわけしてるんだい?何かやましい心当たりでもあるのかな。」
キョンは助けを求めるようにハルヒのほうを見たが
「ふんっ。」
キミの味方はいないみたいだね、キョン。
「っていうか、なんで今日はお前がここに?」
「ここにいたらお邪魔だったかい?」
人がせっかく気を回してやってきたというのに、そういう言い方はないだろう、まったく。
「まぁ、いい。今日は仕事が早く終わったから、運動がてら保育園に少し寄ってみようと思っただけだよ。」
「そうですか。」
「まぁ、僕としてはグッドタイミングだったのだが、キミとしては少し違うみたいだね。」
朝比奈さんを前にしたキョンのデレデレの顔を思い出す。
「まぁまぁ、夫婦喧嘩は犬も食わないって言うしさっ。その辺にしとくにょろ!」
と、そこで園長の鶴屋さんが仲裁に入ってきた。
まぁ、確かにハルヒの前でこんなくだらないことでけんかするのはよくないな。
「それじゃあ、親子水入らずで帰るといいさっ!」

それからキョンは朝比奈さんに呼び止められて、何かを話していたみたいだった。
会話の後のキョンの表情からその内容があまりよくないものであったことが伺える。
キョンはそんな私の視線に気づくと大丈夫だといわんばかりに片手をあげて見せた。
「よっ。」
キョンがハルヒを自転車の前に乗せてやる。
「よしっ。じゃあ行くか。」
と、自転車にまたがったので、私も久々に荷台に座った。
「ん?まさか、僕を置いて行こうなんて思っていたわけではないよね。」
けんかはやめようと思ったのだけど、ちょっと機嫌が悪いのか毒づいてしまう。
「なわけないだろ。でも、久しぶりだな。お前とこうやって二人乗りするのも。」
「三人乗りー!」
ハルヒから突込みが入る。
「ごめん、そうだね。」
私はハルヒに謝ると、中学時代にそうしていたように彼の腰に手を回した。
「出発進行ー!」
「ほいよ!」
ハルヒの威勢のいい声に押されて、自転車が進み始める。
こうやって走り出すと、なぜかけんかをしていたのが馬鹿らしくなってくる。
久々に乗ったキョンの後ろ。
頬を差す風が心地よい。
「キョン、せっかくだから少し遠回りして帰ろう。」
このまままっすぐ家に帰るのはもったいない気がした。
「別にかまわないけど?」
「川沿いの桜並木がきれいだそうだ。そこを通ろう。」
「いいか、ハルヒ?」
「うんっ。」
こうして家族三人のちょっとしたお出かけが始まった。
4116:2007/08/04(土) 23:10:29 ID:xlwNH9Ut
「なつかしいね。中学時代もこうして二人で自転車に乗っていたものだ。」
「あぁ。」
「こうやってみると、何も変わっていない気がするね。」
「そうだな。」
「でも、あの頃は俺たちが結婚して、こんな風に子供を持つなんて考えもしなかったな。」
「そうだね。あの頃は本当にこんな風になるなんて思ってもみなかったよ。」
そう、あの頃は遠く感じた彼の背中がずっと身近に感じる。
「あの頃の俺たちが今の俺たちを見たらなんていうかな?」
「キミは素直じゃないからきっと否定的だろうね。」
「それはお互い様だろう。」
自分も体外素直ではないほうだと思うが、キョンほどではない。
彼の体温をもっと近くに感じたくて、額を彼の背中に付ける。
「―僕たちは家族になったんだね。」
「あぁ。」
そう、彼が私の夫で私が彼の妻。
「そして、娘が生まれたのもな。」
「そうだね。」
彼と私の娘、か。
あの頃はよくそんな空想をしていたな。
名前はどんな風にしようとか、夫婦で子供を連れてどこへ遊びに行こうとか。
よしっ。
「じゃあ、あの橋の向こうまで行ってもらおうか。」
「おい、結構距離があるぜ?」
「まぁ、キミへの罰ゲームの意味もこめて。」
「なんの罰ゲームだよ。」
「僕にもよくわからないけど、君にはうしろめたいことがあったみたいだから。」
確かに彼に言われたとおり私も素直じゃないな。
「なんだよ。」
「くっくっ。いや、キミが真に受けているのが面白くてね。」
「なんだそりゃ。」
「ただ単に家族水入らずでのサイクリングをもう少し楽しみたいだけさ。」
「ならそう言えよ。素直じゃねえな。」
「キミには言われたくないね。」
キミの天邪鬼さに私はどれほど苦労したことか。
「おい、ハルヒ?」
思い出したようにキョンがハルヒに問いかける。
返事はない。
耳を澄ますと寝息が聞こえる。
どうやら眠ってしまったようだ。
ありがたいことに夫婦水入らずってやつだね。
中学生時代の私が今の私を見たとき、昔の自分に対してなんて言おう?

「あなたの選択は間違っていないよ。」

たぶんこの一言で十分なはずだね。

『キョンと佐々木とハルヒの生活 5日目』
412名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:14:22 ID:SbfqC1Uo
>>411
GJ!大好きだこのシリーズ!
413名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:14:30 ID:MUtS/sE/
GJ!このシリーズもほんわかとしてていいね。
このスレは長編も多いし、絵師さんに挿絵入れてもらって本にしたら結構好評な気もするけど
複数の書き手がいるから難しいだろうね。勿体無い気もするけど。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:17:47 ID:NFpa9bdy
乙なんだぜ
ほのぼのしててよかった

>中学生時代の私が今の私を見たとき、昔の自分に対してなんて言おう?

後、この文が気になった
415名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:20:21 ID:wWla7yDn
GJ!
俺もこの手の佐々キョンエンドもの好きなんだ。

>>400
毎日のようにキョンを想って一人Hするけど思い描くのは
キスシーン止まりとか?
416名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:24:53 ID:vQhR9UUn
GJ
古泉マジ男前。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:26:40 ID:i0jm2GWr
GJ!
>>415
これはいい中2
418名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:31:58 ID:7igxWGiH
>>411
和む…GJ!!
419名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 23:37:21 ID:SHmZf4Sf
遅レスすまん
>>380
>>411
お二人ともGJです。
和みました。
420名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:13:51 ID:r0VWM/2F
佐々木「ヒラメがシャッキリポンと舌の上で踊るわ!」
421名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:15:24 ID:Xq1UA88S
パンチラ魔佐々木
422ハルヒ:2007/08/05(日) 00:53:45 ID:qyX7YW0R
女と喋ってるときの佐々木の口調ってどんなんだろうな?
女口調って言われてもどんな感じかイメージできない
敬語で話すわけでもないだろうし
423名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:56:14 ID:qyX7YW0R
なんかコテ付いてた…
ごめん
424名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:57:53 ID:wWwCbGqi
>>340
>>338だが、すまない。俺には補完出来そうに無い。
>>422
「〜じゃないかい?」→「〜じゃないかしら?」とか?
「かしら」を語尾に付ければ何とかなりそうな予感。
425名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:58:23 ID:pZ+JVBXS
こんな感じかしら〜
426名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 00:59:11 ID:uhO8bxeO
ちょっとデコを見せてくれないか
427名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 01:05:31 ID:KMfr8/Bx
佐々木「いらっしゃい」
橘「お邪魔します」
佐々木「邪魔するんやったら帰って〜」
橘「あ、すいません……って、ええ加減にせい!」
428名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 01:06:05 ID:QqJ2257W
イメージ的にハルヒの口調を柔らかくした感じかなぁ

>>426
ねーよwww
429名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 01:06:21 ID:o47Qce5n
これはないな。
ないよな?
430名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 01:20:11 ID:KMfr8/Bx
>>422
女と話す時は割と普通なんじゃないかね
俺のイメージでは朝倉みたいな話し方だな
時々やや固いのが混ざる感じで
431名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 02:27:17 ID:o6Bkxfe6
つうかハルヒとけっこう喋ってたやん
432名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 02:35:48 ID:O7XA7lF5
ふと思ったんだが、
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
って、
単にキョンと国木田が目を惹かれなかっただけじゃなかろうか。
国木田のところをゲイの●に代えてもいいが。
433名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 02:57:15 ID:cWP6DrZ1
>>432
単にこの世の20%はゲイだって言いたかっただけなんじゃないか?
434名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 02:58:00 ID:hbkFEMFc
B線の存在も忘れないでください
435名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 05:00:20 ID:ibkZOWXg
この時間ならいける。
10分レスがつかなかったら佐々木は俺の嫁
436名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 05:00:42 ID:qRkcPfxP
はいはい阻止阻止
437名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 05:27:44 ID:Fnmrh9CX
>>436の反応の早さに驚愕
438名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 05:56:32 ID:SiMrtADO
>>359-361 の続きが気になってしょうがない wktkhymk
439名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 07:08:12 ID:a9AFZN0j
>>438
>>359-361があとは頼んだってダイイングメッセージ残してたよ
440名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 08:24:46 ID:xdYrCUYL
>>439
あの展開だと抱きしめて謝っちまえと思うのは俺だけではないはず。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 09:51:16 ID:xcfSoppv
>>439
あの展開でハルヒが出てきてコンニチハする泥沼エンドを期待しているのは俺だけではないはず。
442名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 10:57:09 ID:9DNRR+kO
>>441
花火の音に負けない裂帛の気合いと共に飛来したそれは、見事に俺の側頭部を的確に射抜いた。
「ええ、それはもう見事なまでに美しいドロップキックでしたよ」
とは後に、俺に冷却のためのかき氷を差し出しながら解説してくれた副団長の証言だ。
「なにしてんのよバカキョン!」
俺がなにしやがるという抗議の声を上げる前に、意識が飛びかけてふらつく俺の襟元をギリギリと絞り
上げながら、団長はアヒル口でわめきやがる。
おいおい、人目を少しは気にしろよ。
「そりゃあ花火大会の存在に気付かなかったあたしも悪いけどさ、携帯にも出ないで何やってるのよ!
自宅に電話したら出掛けたって言うし、あんたの帰りを待ってたら花火終わっちゃうからって、仕方なく
4人で来たら何であんたがここに・・・・て佐々木さん?」
ここでようやくハルヒは佐々木の存在に気付いたようだ。


こうですか? ><
443名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 11:13:17 ID:Xq1UA88S
驚愕では佐々木がメインになるのだろうか
444名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 11:52:27 ID:iviRsRgF
>>442
GJ!!
そんな感じですわ。
445名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 15:16:49 ID:QqJ2257W
>>442
この後は佐々木とハルヒの嫉妬合戦になるのね
446名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 18:04:56 ID:wWwCbGqi
何だか過疎っぽいので、十分佐々木。










大魔神の方な。
447名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 18:06:45 ID:BysOkFva
フォークが凄いお義父さんのほうか
448名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 18:11:16 ID:wWwCbGqi
>>447
まさか阻止されるとは…お義父さんを幸せにしてあげてください。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:03:14 ID:EcwyRKPW
再婚の話を聞いて、息子と継母のエロしか思いつかなかった俺は、朝倉に刺されるしかないよな。(´・ω・`)ショボーン
450名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:24:29 ID:mGsxgAO5
いつになるか分からないが佐々木がアニメに出たら
佐々木一人でもキャラソンはもちろん出るんだよな?
なぁ、今更だから単体じゃ出せないとか言わないでくれよ…
451名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:30:59 ID:2s/qnKzO
佐々木側の連中くらいしか出すキャラがいないだろう。
二期は新キャラいないだろうから、SOS団中心でいくかもしれんが、それを取り返すべく
出すんじゃないか。
商売のチャンスを逃すとは思えない。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:31:06 ID:v5rJYtwB
2期が2クールあるなら出番はあるだろうけどね
驚愕が発表されない現状では
アニメスタッフはどういう構成にすればいいかわからないね
453名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:37:06 ID:rgFWf35i
っていうか公式見たら今だに驚愕の表紙が未定になってるのね


でも冊子の帯についてるやつで
応募するハルヒと朝比奈さんのポスター?みたいなのの期限が
八月いっぱいになってるから八月中にでるのかなぁ
454名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:37:52 ID:hbkFEMFc
コミックス4巻の帯にも同じの付いてなかったか?
455名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:44:46 ID:GNCcXWrL
あるとしたらあれだ、三期への複線でキョンの中学時代のオリジナルストーリーとか。
456名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:50:24 ID:Xq1UA88S
三期までやるのかな…
二期で終わりそう
457名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:54:08 ID:2s/qnKzO
二期が評判よければやるだろうさ。
そのためにもDVD買ったりするわけだw
458名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:57:06 ID:rgFWf35i
>>454
驚愕のやつもたしか対象になってたんだよね


勘違いだったらごめん
459名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:19:02 ID:VlnjWMRA
チャンスか
10分佐々木(大魔神じゃない方)
460名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:20:47 ID:hbkFEMFc
断る
461名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:20:47 ID:DjHsIf2A
そりゃ残念
462名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:22:31 ID:RPC8AOkv
はや!ww
463名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:37:07 ID:cWP6DrZ1
>>459
大魔神じゃない方ときたらヨッシャーに決まってるよな
よし、赤フン贈呈
464名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:44:47 ID:9xcHCLzF
佐々木にふんどしなんか穿かせてなにをしようというのだ!?
465名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:55:37 ID:v14WKxow
えーと、ハルヒと女相撲?
466名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:01:01 ID:BOV1mWJi
アフガン航空相(ry
467名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:18:39 ID:tM215RGW
いつかSS書きたいと思っているものなんですが、大問題が。
ネタが思いつく思いつかないの前に、「しゃべらせかた」がわからない!
佐々木さんなら、

ケース1 あいさつ
「やあ、おはようキョン」

ケース2 対ハルヒ用のあいさつ
「こんにちは涼宮さん。お元気そうでなによりです。」

ケース3 反論するときの佐々木さん
「くっく、それはどうかなキョン。」

ケース4 ハルヒに反論する佐々木さん
「涼宮さん、それは違うんじゃないかしら」

けど個別のケースならともかく、どんな傾向が入っているのかがよくわかんない。
語尾は「〜だね」「〜と思うよ」で統一すればいいのか?
合いの手はどんな台詞がいいのか?(「うん、そうだね」とか?)
女言葉のときはどうすればよいのか?
どなたか良い知恵をお貸しください。お願いします!
468名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:26:03 ID:Xq1UA88S
俺と一緒にいるとき佐々木は語尾に「にゃん」つけるが

469名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:29:34 ID:79+cik/V
>>467
私は書くときは、
そのキャラに似た現実の友達を参考にしてるけど……

参考になるかな?
女言葉のときは、
よくあるのは
「〜そうね」とかじゃないかな?
470名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:44:48 ID:tM215RGW
>>469 さっそくありがとうございます。
現実の友達になら確かにそういうのに心あたりがありますな。
「うん、そうだね」とか、「え〜でも〜」とかしゃべるやつで、
少し自己中で少しなよなよしてる。
そいつを佐々木流にアレンジするのは難しそうだ。
とりあえず今度そいつに会ってこよう。
471名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:49:39 ID:+7rsTz86
ここで逆転ホームラン!
セリフのないSSを書いてみるのはどうだろう?
472名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:57:04 ID:79+cik/V
>>471
面白いと思うけど、
そういうのって難しくないかな?
473名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:59:05 ID:lzJbVHrI
対ハルヒはそんな敬語だっけ…
個人的には朝倉さんをマイルドにした感じ

>>471
それはいいが下手をすると雰囲気文になるんだぜ
474名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:03:08 ID:+7rsTz86
やっぱ書くとなると難しいかな。
切々と迫ってくるような一人語りって結構好きなんだが。
475名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:05:51 ID:KMfr8/Bx
ハルヒには初対面だったから丁寧に話してただけと思われ
476名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:05:59 ID:X/vD9OFK
ホームランって何点?
477名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:08:11 ID:79+cik/V
>>476
え……っと
どういう意味かな?
478名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:09:38 ID:KMfr8/Bx
>>476
1〜4点
479名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:10:44 ID:tM215RGW
なにしろ小説内で佐々木がしゃべった台詞自体が少ない。
おまけに女言葉バージョンときたら、これくらいさ。

「佐々木です。あなたが涼宮さんですね。お名前はかねがね」
「北高ではキョンが世話になっているようですね。改めてよろしく」
「そうですね」「初めまして」
「涼宮さん、キョンのことをよろしく頼みます。どうせ彼は高校でも
せっつかないと勉強や課外活動に力を入れたりしてないんでしょ?
彼のご母堂の堪忍袋の緒が切れる前になんとかしないと、
中学同様、放課後に予備校通いを強いられることになるでしょう。
たぶん、この一学期、次の夏休みまでが限度ね」

これだけなんだから。まあ確かに、朝倉さんを硬くしたような雰囲気ではあるな。
480名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:14:33 ID:GNCcXWrL
例えばあなたがばったりと町で昔の友人とであったとしよう。
そんな時あなたはどうするだろうか?
軽く挨拶をする?
喜んで近づいて昔話に花を咲かせる?
それとも……見なかったことにしてすれ違う?
相手との関係、過ごした過去、記憶なの中の思い出……それはさまざまな要因によって変化するだろう。
ある一組の親友を紹介しよう。
男女の親友だ。
女は歩いている。
男は自転車に乗っている。
同じ方向に進む二人。
女が先行していたが男は自転車。
数十秒の間に男は女に追いついた。
男は女の存在に気づきブレーキを掛ける。
女は男の登場に気づき足を止める。
軽い挨拶を交わし、お互いの目的地を確認した後。
女は男の自転車の荷台にのった。
仮に、今のこの二人のやり取りを見た者がいたとして……。
だれがこの二人が今1年ぶりの再会を果たしたと気づくだろうか?
おそらく誰もいはしない。
だがこの二人にとってはそれで十分なのだ。
少なくともこの二人にとっては……。


>>471
即興で書いてみた。
こりゃ長いのは無理だな。
481名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:16:54 ID:5yatY489
1分レスが無かったら佐々木はキョンの嫁
482名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:17:26 ID:79+cik/V
おい
483名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:34:31 ID:+7rsTz86
>>480
おお、こりゃご丁寧に。確かに淡々としすぎるね。
>>215や巨人の話を読んでこういうのもいいなあと思ったけど、
やっぱセリフ無しは厳しそうだ。電波受信したら俺も挑戦してみる。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:46:13 ID:QqJ2257W
佐々木みたいに事務的な喋り方をする人は現実では見たこと無いな
485名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:56:41 ID:79+cik/V
>>484
考えてみると、
そんなにいないのかな?
私は知り合いにいるから、
参考にしてるけど、
いないんだったらさっきの話はあんまり参考にならなかったかも。
スマンorz
486名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:59:47 ID:VrjFFq+m
稀であるのは確かだ。
487名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:21:07 ID:SdkSqhNb
短パン佐々木が見たい
488名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:46:18 ID:A3tP/PM6
誰か雛見沢にいってしまった佐々木を書いてくれないか
佐々木ならおヤシロサマの祟りも解き明かしてくれるはずっさ
489名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:46:23 ID:T8Q2pHwX
>>487
パンジー(小)×佐々木のことだと思った俺はもう色々な意味で駄目かもしれない。
490名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:47:55 ID:kOkjtGGl
 興味がある、の一言でSOS団の不思議探索についてきた佐々木の引率を
ハルヒ直々に承った俺は、何故だか家に送り届けるところまで面倒をみる
羽目に陥っていた。
 小学生じゃあるまいし、そんな必要なんぞないような気がしてならな
かったが、ハルヒ曰く、
『何かあってからじゃ遅いんだから!』
 だそうだ。まあ、確かにそうなんだが。
 ならお前はいいのか、そう聞いてみると、ぽかんとした顔をしたハルヒ、
なんぞという世にも珍しいものが見られた。この先一生見ることもない
だろうな、あれは。ついでに、一部始終を見ていた佐々木がずっと笑いを
こらえているようだったんだが……まあいいさ。ともあれ、そんなすった
もんだのやりとりがあって――


 月明かりの下、並んで歩く。
 ひどく懐かしいような気分を味わいながら、気がつけば俺はなんともなしに
佐々木の横顔をながめていた。
 ――変わってない、か。
 春先に聞いた、こいつ自身のそんな台詞が思い出される。
「うん? どうかしたのかい、キョン」
 いや、なんでもない。
「そうか。僕はまた、てっきり他人様には言えないような独り言を垂れ流して
 いるんじゃないかと心配になってしまったよ」
 お前、そんな癖があるのか。俺はまだ一度もお目にかかったことがないが。
「それはそうだろうね。残念ながら僕にはそんな癖はない」
 冗談だよ、と佐々木は小さく笑った。どんな冗談だ。
「キョン、キミがあんまりこっちを見てくるからだよ。冗談の一つも言いたく
 なるというものさ」
 あー……そんなに見てたか、俺。
「放っておけば、そのままウチまで着いてきそうなくらいには、ね」
 そう言って、いつもとは違う、どこかの誰かさんがよくやるような、獲物を
見つけた肉食獣めいた笑みを浮かべた佐々木に、念のため俺は聞いてみた。
 冗談だよな?
「さあ、どうかな?」
 くつくつと、今度はいつものように笑う佐々木は、やはりハルヒに似ている
ような気がして、溜息混じりに俺はそう告げた。
「それはそれは。褒め言葉として受け取っておくよ」
 どうしてそうなる。
「やれやれ、それを聞くのかい?」
 しょうがない、そんな顔して佐々木が言う。
「キョン、キミにとって涼宮さんの存在がどんなものか、を考えれば自明の
 ことじゃないか」
 さて、俺はこの台詞にどう返せばいいんだろうね。まったく、やれやれだ。
「今のは僕が悪かった、そんな顔をしないでくれないか」
 でもね、と佐々木は続ける。
「こんなことを言わせるキミもどうかと思うけどね、まったくさ。でもキョン、
 僕自身もこれで驚いてるのさ。自分にそんな感情があったんだってね」
 そして、くすりと楽しそうに微笑んだ佐々木は、最後をこう締めくくった。
「ありがとう、キョン」
 これからもよろしく、と――


基本、キョン→ハルヒだしなー、とか思って書いてたら、全然佐々木が
報われませんでした。
佐々木頑張れ、超頑張れ。あとキョンも。
491名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:50:21 ID:2mD79+Q6
考えてみると、現実にいる女性のしゃべり方ってやつは大抵、
「だよねー」とか「マジ!?」とかの感嘆詞ばかりなような気がする。
うん、偏見だってことはわかってる。すまない。
まあサシで話してるとまた違うんだけども。

というか、あまり親しくない女性と話してるときって、
彼女らいつも事務的な口調でしゃべらない?佐々木のそれとは違うけどさ。
…今度は板違いかな。どこへいけばいいやら。毒男板?
492名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:55:18 ID:ss6DgRQ+
佐々木の喋り方って事務的な口調かな?
自分はまわりくどい話し方だと思ってる。
事務的な口調というと、もっと必要なことだけを的確に話すイメージ。

>>491
あまり親しくない女性だったら事務的な口調であたりまえじゃない?
親しくないのに馴れ馴れしく話すのもおかしい気がするけど…
493名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:05:01 ID:2mD79+Q6
>>492
そだね。はぁ、道はまだ遠い。
494名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:15:19 ID:mdxw2V+4
事務的な口調なのは、用件が事務的なそれだからだろう。世間話とか。

佐々木の話し方は理知的というかいやに理性的だな。なかなか感情を直接介さない。
キョンや国木田の言う通り型に押し填めてるんだろうよ。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:16:44 ID:tlel2NEH
字面でみると事務的だけどキョンと会話してるときはテンションあがって抑揚ついてるんだよ、多分。
496名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:18:03 ID:t8vADb0j
それ言ったらハルヒみたいに「〜かしら」「〜のよ」って話す女性もあまりいないかと
現実と比較するモンでもないわな
497名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:24:14 ID:nWZJzYPP
佐々木「うわ、まじハルヒーwww」
橘「ちょーやばいんですけどーwww」
九曜「どんだけーwww」

ポンジー「……二次元に帰ろう、うん」
498名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:24:52 ID:lBurTdJw
そうだな、今時そんな風にしゃべる人っているのかな?
いたらすごい希少価値だと思うけど
4991/5:2007/08/06(月) 01:28:31 ID:g5ix2zqE
足洗邸読んでてすっかり遅くなってしまいました。うぼぁ。>>215>>256のつづき。
なんかエロく長く、じゃなくてエラく長くなてしまたあるよ。

佐々木さん、猫の目の日々2 人の目の日々の巻2

「やあキョン、こうして言葉を交わすのは、ずいぶんと久しぶりだね」
懐かしい声に慌てて振り返ると、そこに、佐々木がいた。
いつもどおりの服装で。いつもどおりの穏やかな笑顔で。
セピア色の風景の中、その姿がやけに溶け込んでいるように、俺には思えた。

大丈夫だったのか、佐々木。いや、ここで会ったということは、お前自身はまだ昏睡状態なのか。
矢継ぎ早に質問を繰り出す俺に、いつもの微笑みで答えると、
「せっかくここで出会えたんだ。歩きながら話さないか、キョン」
佐々木はそう言って、ゆっくり歩き始めた。
「君を始め、みんなには色々と迷惑をかけたね。本当に申し訳なく思っているよ」
そんなこと気にすんな。それより、もう、元通りなんだな、佐々木。
「どうだろうね。さて、どこから説明すればいいだろうか。最初から順序を追っていくとしようか。
特別講習帰りにトラックが突っ込んでくるのを見たときは、『あ、これで僕は死ぬのか』と正直諦めたんだ。
年間の死者が1万人を割り込んだとは言え、交通事故というのは、特に若年層にとっては、ある意味一番身近な死の形態だからね。
そういえばキョン、交通事故が原因の死者数でも、24時間以内に死亡しないと、交通事故死の数には
計上されないというのを知っているかい? あれは警察の怠慢というか、数字さえあげればよしとする、
非常に官僚的な悪癖だと思うがどうだろう」
いや、交通行政の不備についての討論はいいから、その先どうなったかキチンと説明してくれ。
「ああ、すまない。で、まあ正直諦めかけたのだが、その時、君のことがふと頭に浮かんだんだ。
それで、思ったんだ。まだ死にたくないな、と。
僕はまだ、君に言いたいことがたくさんあったし、
やりたいこと、やらねばならないことが山積みだったからね」
そうだな。高校生で死んで未練が残らない奴なんてまずいないだろ。
「僕の含意する個別事例と、君が想定する一般事例の間の差異はひとまず置くとしよう。
それで、何とか必死にトラックを避けようとしたのだけれど、どうにも間に合わなくて。
そう。その時に、僕は現実を改変した、のだと思う」
ちょっと待ってくれ。それって、
「君が何度も見舞いに来てくれたのは知っているよ。その時、外傷はないと説明を受けたと思う。
でも、実際には僕はトラックを避け切れなかった。だから、「避けきれず事故にあう」という現実を
「奇跡的に避けて外傷はない」という現実に、改変したんだ。多分ね」
……じゃあ、橘たちが言ってたことは、ありゃ与太話じゃなかったってわけか。
お前こそがハルヒの持ってる神様みたいな力の持ち主ってアレは。
「それはどうだろう。全ては僕の勘違いで妄想の産物かもしれない。確かめようのないことだよ。
或いはね、キョン。僕も、涼宮さんも、二人ともそんな力を持っている、そんなシンプルな結論なのかもしれないよ。
ユダヤ教の唯一神じゃないんだ、その力を持つものが一人きりじゃなきゃいけないわけでもないだろう」
意気込むでなく、投げやりでもなく、淡々と当たり前のことを語るような佐々木の口調は、その内容と偉くギャップがある。
「まあ、そこは君の方の長門さんなりに聞いた方がいいよ。向こうが専門家なんだろうし。
僕も、交通事故を回避しただけで神を名乗るほど身の程知らずでも、冗談が好きなわけでもないからね。
これでも一応、君と同じ平凡な常識人を自認しているんだよ。くっくっ」
佐々木が投げかけた問いに、俺が四苦八苦して答えたときに見せる、あの笑みを佐々木は浮かべた。
こうしてみると、ハルヒみたいなバカげた力があろうがなかろうが、そしてそれを自覚していようが、
佐々木はいつもの佐々木にしか見えないんだが。
「ああ、すまない。久しぶりに君と話ができたせいか、僕もやや興奮ぎみだね。
どうにも話があちこち脱線していけない。うん。僕が認識できた経過だけを語ろう」
500名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:30:03 ID:g5ix2zqE
「事故を回避できた、というのは、何となく分かったんだ。それが、現実を無理やり捻じ曲げた結果であることも。
それとね、キョン。意識がはっきりしたとき、僕は、自分が、自分以外の存在の中にいることを認識したんだよ」
公園まで歩いて、ブランコに座ると、佐々木はそういった。俺もその隣に腰掛ける。
ブランコの感触は、現実世界のそれとまったく変わりなかった。
それはそれとして、もうちょっと分かりやすく頼むぜ、佐々木。
「あの事故の瞬間、僕が意識的に願ったのは、『事故で死にたくない』ということだった。
それが叶って、僕はトラックに轢かれて若い身空で荼毘に付されることは回避できた。
でもね、それと同時に、無意識の部分で願っていたことも、どうやら叶ってしまったみたいなんだ。
僕が、僕のままでいる限り、決して近づけない場所へ行きたいという願いがあった。
誰とも分かち合うことなく、独占したいものがあった。
その願いまで、どうやら一緒になって叶ってしまったようなんだ。
僕自身の肉体を置き去りにして、精神だけが別の場所に宿ることによってね。
だからね、キョン」
佐々木はそういうと、頭を少し傾げて、とても幸せそうで、とても優しげな、そんな深い色をした瞳で俺を見た。
「今の僕は、とても幸せなんだ」
そうか。そりゃ結構なことだが、ドラえもんの最終回の都市伝説じゃないんだ。
のび太が夢の中でどれだけ幸せでも、現実は植物人間の末期状態、なんてのは俺はゴメンだからな。
現実が一番だぞ、佐々木。
「確かに僕にとっては夢のような幸せではあるが、夢を見ているわけじゃないよ。
君が三日おきに病院に見舞いに来てくれていることも知ってるし、
今の状態が両親や橘さん達を哀しませてしまっているのも、ちゃんと認識している。
僕はね、キョン。
きっと君が思っているより、ずっと君の傍にいて、ずっと見ていたんだよ。
それにしても、三日とあけずに通いつめる、という表現があるけれど、きちんと三日おきというのは、
これはその表現に該当するのだろうかね。僕としては、君に負担をかけるのは心苦しいが、
もっと足しげく通ってもらえると、それなりに舞い上がってしまいそうな気がするよ」
いや、佐々木、また話が脱線してるぞ。
「ああ、たびたびすまない。しかしキョン、やはり君と話すのは心地よいね。
このツッコミのタイミングも、君ならではのものだよ。」
それは褒められたと思っていいのか。なんか微妙だな。
501名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:31:08 ID:g5ix2zqE
「だからキョン、僕は、今の状態が多くの人に迷惑をかけていることも、
現実の肉体を置いてけぼりにしていることも、認識してはいるんだ。
普段の精神が宿っている方が、なにせ精神活動が十全とはいかないものだけに、
ちょっと深刻味は足りないようだけど」
いつぞやの阪中のルソーみたいに、妹にでも入り込んだんじゃあるまいな、佐々木よ。
「くっくっ。君の妹さんのために、それはないと断言しておくよ。ただ、惜しいところでもあると言っておこうか。
……キョン。僕はね、とても幸せで、これがいつまでも続けばいいなと、そう確かに思ったんだ。
でも、それがひと時の夢で、欺瞞であることも分かってる。
だからね、キョン。僕は、きちんと戻るよ。もうちょっと時間はかかるかもしれない。
でも、きっと戻る。だから、安心してほしい。
これ以上、学校を休んで留年して、君を「先輩」なんて呼ぶというのも、僕と君の関係ではよろしくないし、
僕のことを案じてくれている人たちを、これ以上哀しませようとも思わない。
第一、病院で点滴を受けたままというのも体に悪いしね。あまりやつれた姿を君に見られたくはないよ」
いや、そんなことは気にしないが、とにかく早く戻れるならそれが何よりだぞ、佐々木。
「そこは否定しないでくれたまえ、キョン。僕とて年頃の娘なんだからね。
……君には、ずっと伝えようと思っていたのだけれど、僕もこの能力を意識的に操れるわけでないんだ。
宿主となっている肉体が眠りこんだときに、時々この空間に現れることができるようになって、
そしてようやく、今日君を呼べたというわけさ。心配かけてごめんね、キョン」
そうだな。まあ、お前が元に戻れるってんならいいさ。
「うん。約束する。もう少ししたら戻るよ、現実に。そして、もう一つ。僕が元いた場所にも、戻るつもりだよ。
もっとも、その場所の反対側には、涼宮さんやら長門さんやら朝比奈さんがいて、
君の反対側の手を握り締めているかもしれないがね」
なんだかよくわからんぞ佐々木。
「さて、楽しい語らいの時間はそろそろおしまいにしよう。もう、目覚めかけてしまっているからね」
そうか、俺は確か机で転寝してた気がするからな。目覚めたらここからおさらばってわけか。
5024/5 名前欄入れるの忘れた……orz:2007/08/06(月) 01:32:16 ID:g5ix2zqE
「いやいや、そう単純な話ではないんだよ、キョン」
何だろう。急に背筋に寒気が走った。佐々木の声が急に冷たくなったからではないのだろうが。
「これは、僕がここにいる間に、僕の意識を訪ねてきてくれた、とある女性から仄聞したことなんだが、
キョン、君は以前にも涼宮さんの閉鎖空間に入って、また出てきたそうだね」
ああ、思い出すのもこっ恥ずかしい経験だがな……ってちょっと待て。佐々木、それを誰から聞いた。
「何でも、その閉鎖空間から出るために、君はある特殊な行為を涼宮さんに行ったらしいと聞いたのだけれど、
今回ここから出るためにも、同じことをすればいいというのは、理の当然だと思わないかね」
いや、ちょっと待ちなさい佐々木さん。なぜ眼を光らせて俺ににじり寄ってくるんでしょう。
そして何故俺の肉体は、俺の脳みそからの命令を一切拒絶しているんですか。
ハルヒだってここまで閉鎖空間で好き勝手ができたわけじゃないんだぞ、ずるいと思わないか佐々木さん。
「sleepinng beauty、という言葉を彼女が教えてくれたとき、偶然というものに何らかの意味を見出す
神秘主義者たちの気持ちがちょっと理解できた気がしたんだ。
覚えているかい? 中学時代、父権社会における眠り姫は、母権社会では如何なる存在だったか、と聞いたことを。
僕はね、こう思ったんだ。結局、何も変わらないと。
眠り姫を求めて、王子様が旅立ち、苦難を乗り越えたように、
きっとはるかな昔、
眠った王子を求めて、姫や巫女は旅立ち、苦難を乗り越えたに違いないのさ。
社会がどう移り変わろうと、結局人間にとって一番大切なことは変わらないのだからね。
大切な、自分自身よりも大切な誰かのために、人は苦難を乗り越えることができるんだよ。
だからね、これは僕からの、涼宮さんへのメッセージ代わりとして受け取ってくれたまえ。
あなたが自らを茨で覆い、ただ一人の王子様を招きよせたように、
私は自ら目覚め、ふらふらとどこかへ行ってしまった王子様を、もう一度目覚めさせる所存です、とね」
佐々木、顔近い。顔近い。
「この力を持って始めてわかったよ。
現実を改変する力も、宇宙人の不思議な力も、未来を知る力も、それは舞台装置の一つでしかないんだ。
僕が競うに値するのは、現実改変能力を持った神様でも、宇宙規模の知性体の生体端末でも、未来人でもない。
素直になれない君の同級生や、無口な読書好きや、魅力的な先輩の方なのさ。そちらの方が、よっぽど重大なことだよ。
だからキョン、君の同級生には、きちんとこう伝えておいてほしい。
同じ力を持つ者として、なんてことではなくて、君の自転車の後ろに一番乗ったことのある者が、
今君の自転車の後ろに座っている人に、君の背中を見る場所を正々堂々と競い合いましょう、とね。
よろしく頼んだよ」
そして微笑みながら瞳を閉じて、佐々木は俺の唇に、自分の唇をそっと重ねた。
言っておくが、何味とかその類の事項は一切知らん。夢の中で味覚は結構オミットされるものだ。
そーゆーことにしておいてくれ。
5035/5:2007/08/06(月) 01:33:30 ID:g5ix2zqE
「……俺の意見を言わせてもらえればな、眠り姫が眠るのに飽きたら、魔女のばあさんにクラスチェンジして、
すき放題暴れ回るんだよ。そして哀れな王子様は、引っ掻き回されてストレスで禿げちまうんだ。
まったく、ハルヒといいお前といい……」
我ながら訳の分からない寝言とともに眼が覚めた。机で転寝してしまっていたらしい。
よくは覚えていないのだが、ひどい悪夢を見た気がする。
俺の肩の上で一緒に寝ていたシャミの重みのせいかもしれない。
だが、不思議と眠り込む前の、重苦しい気分はすっかりよくなっていた。
うなぁ。
俺の動きで眼を覚ましたシャミの耳を掻いてやりながら、何となく、佐々木がもうすぐ目覚めるような気がしていた。
さっきの見た夢のせいだろうか。よくわからない。ただ、佐々木はきっと目覚める。そんな確信があった。
いつまでも眠り込んでるような奴じゃないもんな、お前は。
「なあシャミ、橘に電話してやろうと思うんだ。佐々木ならきっとよくなるだろうから、心配すんなって」
なぁう。
シャミは、また以前のように人間の言葉が分かってでもいるかのように、妙に分別くさく返事をした。

                                               おしまい。

なんか、最初に考えてたのと違う方向に着地した気がする。
あと長くなりすぎたすまぬ。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:47:47 ID:qPue9WON
いやいや、続きが見れて満足さ!
乙&GJ!
505名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:52:51 ID:671n/Ovk
キター!楽しみにしてたんだよこれ!
遅くまで起きててよかったぜGJ!
佐々木が結論に行きつく過程がいかにも佐々木っぽくてイイ
506名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:57:53 ID:94NR1ndM
>>503
起きてて良かった…心が綺麗になったぜ。
「自ら目覚めて〜」の辺りが素晴らしい。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:14:46 ID:rKzqQ7OD
読みごたえあったぜGJ!
しかし、今回フラクラとまでは言えないが、
華麗にスルー技能全開のキョンにはなんともかんとも
少しは意識せいよw
508名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:57:45 ID:8ngOmo5W
佐々木の血液型って何型だと思う?
509名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:24:27 ID:9fNnUbMB
AB型じゃない?
510名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:37:47 ID:SdkSqhNb
クワ型。
なんちゃって。
てへ
511名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:45:10 ID:RL1DmsV2
自分はA型だと思う
512名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:26:34 ID:vnEdXoCR
AかABだろうな
513名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:43:35 ID:eZAb/wE6
血液型占いで判断するならAかAB
個人的にはA型の気質が強くなりすぎた結果のあの性格のような気もする
ABはハルヒ、●、鶴屋さんあたり?
てか、主要メンバーは公式設定とかあるの?
514名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 09:58:33 ID:qPue9WON
佐々木もハルヒもAでないかと予想。

多分、話してたら収集がつかないし
血液型と性格は関係無いと空気読まない人も現れるだろうから
この話題はほどほどにな。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 10:07:43 ID:SdkSqhNb
パンツは純粋な白
516名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 10:11:49 ID:JjlvPoyl
白と水色のしましま
517名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:01:09 ID:BwlHkV2/
むしろ、ノーパン
518名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:38:34 ID:RQyncCGa
ハァハァ
519名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:07:14 ID:vnEdXoCR
なんだこの流れ…

佐々木かぁいいよ佐々木
520名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:10:05 ID:xeFuIS8K
ss職人さん現れないかなー
521名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:30:24 ID:mh95LHe8
佐々木の萌えるシチュエーション考えた


パチンコ屋で一人「海物語」を打って、
大当りしてハシャいでたら、
両隣がキョンとキョン父だった。

さらには、「佐々木も案外可愛い声出すんだな」とか言われる始末。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:48:34 ID:SdkSqhNb
パチやってる佐々木なんて見たら失望しそう
523名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:18:51 ID:U4FMaD1g
そもそも、いまの年齢じゃやったらだめじゃん。
524名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:28:55 ID:vnEdXoCR
>>521
萌えるどころか萎えたw
佐々木の横にはきょこたん達がいるんだろうな
525名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:42:45 ID:mh95LHe8
キョン「佐々木よ、お前の年齢でパチンコやっちゃダメだろう」
佐々木「くっくっ、キョン、君だってやってるじゃないか」
キョン「俺は、親父と同伴だから良いんだよ」
佐々木「じゃあ僕だって良いんだ」
キョン「なんでだ?」
佐々木「僕もお義父様と同伴ということになるからね」

キョン「?どっかにお前の親父も来てるのか?」
佐々木「え?いやそういう意味じゃなくて……」

橘(ダメだこいつ……)
526名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:52:04 ID:JjlvPoyl
九曜(早く―なんとか―――しないと――)
527名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:53:21 ID:UWf8xdHy
>>514
低脳うぜえ
528名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:58:33 ID:ssulgUCt
佐々木は血液型と性格の非関係性について語ってくれそうだな。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:58:57 ID:vnEdXoCR
>>525
あ、これは萌えたw
530名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:12:16 ID:uaBNSvos
10分佐々木を宣言

キョンと佐々木って中学時代はどっか遊び行ったりしなかったのかね
プールとかさ
531名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:12:57 ID:671n/Ovk
―――阻止―――
532名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:19:51 ID:uaBNSvos
阻止はやっ
533名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:32:04 ID:8ngOmo5W
>>530
海に行って泳ぎに行ったりパチしてたりしてそう
534名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:32:54 ID:YGG6QqNm
10分以内佐々木を宣言
535名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:34:49 ID:UznhEjxz
つまらん
536名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:40:00 ID:YGG6QqNm
よっしゃ!
537名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:09:51 ID:fQEBvv57
佐々木がハルヒに勝っているものは…
胸×負け
身長=同じくらい?
ウエスト○勝ち
ヒップ×負け
頭脳≧少し上辛勝
キョンを想ってオナった数○勝ち
キス×閉鎖空間にてやっています。今のところ負け(中学時代やっているかも試練が)
一応俺の脳内
538名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:25:42 ID:nfTej9tF
足は勝ってると思うんだ
美脚かつ長い。これ大事。
539名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:30:59 ID:SdkSqhNb
佐々木は美乳&美脚
540名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:41:32 ID:YZAuVVTD
今更だが佐々木はアニメキャラじゃなくね?
541名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:54:15 ID:9fNnUbMB
てす
542名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:56:02 ID:fQEBvv57
へたすると第二期オリジナル話でキョンの中学時代やったらOKじゃね?

5分佐々木
543名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:57:53 ID:QQbdCfvk
そうはさせん
544名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:47:13 ID:vnEdXoCR
>>537
これはねーよwww
萌え属性の数は佐々木の方が勝ってるな
545名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:30:44 ID:+A1j30Wm
つか、本気でこのスレの連中に聞きたい事がある。
ここで板違いな話を続けているがそれが原因でこの作品が嫌われるかもしれないぞ。
原作読んでいない人からすればこんなキャラ知らないし。
その辺はどう捉えているのだろうか?
まさかここや他の二つのアニメに出てないキャラのスレの連中は
作品を嫌わせるのが目的のファンを装ったアンチなのか?
546名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:32:09 ID:nNtshg+E
>>528
それなりに書いて、間違って消した。

まあ、いいやといっぱい引っかけながら晩飯の支度やら入浴しながらつらつらと考えてたら・・・




メディアリテラシー論の流れで「森のヤオはガチ」について一晩中キョンに語る佐々木という実に
政治的な話題になったので封印。(はあと
547名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:34:35 ID:fOSiA2Mg
>>545
君が粘着だというのはもう分かっているから
嫌がらせするのに注意するふりをする必要はないよ。
548名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:36:42 ID:6KiElCzf
>>547
だから相手しなさんな。ばっちいから。
549名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:39:12 ID:8ngOmo5W
>>546
それでもいいから見たいな
550名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:44:23 ID:GI6QDIfD
佐々木かわいいよ佐々木。

とキミらが言うこと自体は認めるが、佐々木は俺の嫁。
ところで驚愕はまだなのかね。そろそろ我慢できないのだが。
当面の間は佐々木にスパッツはかせて楽しむとするか。
551名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:48:42 ID:J9RlvWaP
>>550
目を覚ませ、それは抱き枕だ。
さあ、梱包作業に戻るんだ。
552名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:55:27 ID:hXHBtjEH
スパッツには賛同するが阻止
553名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:58:13 ID:TTEYyb/u
>>551
それ違うスレw
554名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:25:50 ID:fQEBvv57
佐々木≧長門≧橘≧ミヨキチ>キョンシスター>森>その他
萌順
555名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:47:43 ID:J9RlvWaP
じゃあ>>503のおまけ

佐々木さん、色々と台無しでござるの巻

「なあシャミ、橘に電話してやろうと思うんだ。
佐々木ならきっとよくなるだろうから、心配すんなって」
なぁう。

……ところでシャミよ、お前確か雄だったと記憶しているんだが、
なんか……ついてなくないか、お前?
うなぁ!
大変だ! 古泉のところのシャミ2号といつの間にか入れ替わったのか!?
それとも、近所の猫が間違えて居ついちまったのか?
落ち着け。見間違いという可能性もある。あるいは、機関か長門らが
何かの理由で去勢したのかもしれん。
シャミ、ちょっともう一回よく見せてみるんだ。

いに゛ゃぁあああ!!
バリバリバリバリ。
ぐああ。


後日、意識が戻った佐々木さんが、
「キョンにお嫁にいけないような真似をされてしまった」
といったせいで、キョン家で家族会議とか、●が死にそうになったとか、
橘京子と朝比奈さんがショックでぶっ倒れたとか、
長門と九曜がしばらくネコ耳をつけ、何を言われても外そうとしなかったとか、
色々あったりなかったりしたそうな。
                                色々台無しにしておしまい
556名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:56:04 ID:bHneSC02
九曜もかw
557名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:13:41 ID:MGt71Uoe
>>555
「シャミセンは雄だったよなぁ」と言う疑問が氷解したw
キョンが寝てる間にいろんなトコに頭こすり付けて自分の匂いをマーキング
してそうだな>佐々木inシャミセン
558名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:14:25 ID:mDbPwt6o
昆布の上に猫耳が乗っていると思うと萌えるというより萎えるな…

ん、こんな時間に誰か来たみたいだ
誰だろうな…
559名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:14:31 ID:U4FMaD1g
猫佐々木期間に、発情期はかぶってなかったのだろうか。
560名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:17:36 ID:HXcE+T29
>>555
ワロタGJ!!
ついでに祝ゾロ目
561名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:30:49 ID:mUCMuJ2o
>>555
乙!やはり●はそういうポジションかw



ポンジーは?
562名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:43:28 ID:tlel2NEH
佐々木団の日常妄想

橘→佐々木
「さぁ神になるのです神ですGODです!」
ほとんど狂信者。

佐々木→キョン
「え、ああ橘さんその話はまた今度……それよりキョン、神といえばユダヤ教の唯一神が云々」
橘のはなしを聞き流しつつことあるごとにキョンに話を振る。て言うか懐き過ぎ。

キョン→九曜
「なるほど、なら多神教だと……あ、まて九曜!それは食べ物じゃない!」
基本的に佐々木の相手をしつつ何をするかわからん九曜に世話焼きスキル全開。

九曜
「花壇──栽培───食料?」
解析不能。



藤原
「べ、別に仲間に入れてほしくなんか無いんだからな!!」
物陰に一人。
563名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:43:37 ID:mDbPwt6o
>>561
ポンジーは今日もたんぽぽの代わりに刺身の上に載せられています
564名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:47:31 ID:Vviw0VqZ
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  今日の刺身の上にポンジーのせる仕事が終わったお…
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /
565名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:27:38 ID:iJ4tUZVM
∴塾の授業中に自分の前に落っこちてきた回し手紙、中身には「・・・佐々木さんがキョンと付き合ってるってマジ?」

∴キョンと塾の夏講習の帰りにたまたま公園で盆踊りをやっていて・・・

∴いつも帰りに一緒にわたる国道をまたいだ大きな歩道橋から花火が見えて・・・


この三本でだれかSS書いてください。ぼくは童貞なのでかけません
566名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:28:45 ID:4Su1TLvm
SS行くよ。
5671:2007/08/06(月) 21:29:47 ID:4Su1TLvm
★月○日
今日は普通に目が覚めた。
いつものハルヒの凶悪ギロチンドロップを食らうこともなく、それこそまぁ普通の人の目覚めを得られたと来たもんだ。
というわけで、逆に普通の目覚めすぎて不安になる。
この非人道的な目覚めがいかに俺の日常としてこの体に馴染んでしまっているかを認識し、朝から軽く落胆しつつリビングへと向かった。

「だから、ハルヒ。ポニーテールはもっと髪が長くないと出来ないの。」
リビングでは嫁さんとハルヒが鏡の前で何かをやっている。
「でも、ポニーテールじゃなきゃだめなの!」
鏡に映った自分の姿を眺めながら、駄々をこねるハルヒと苦笑いのヨメ。
いったい朝から何をやっているんだ。
「あぁ、おはようキョン。ハルヒが朝から突然髪型をポニーテールにして、ってうるさくて。」
そしてヨメは、どうしたものかね、とでも言いたげに両手を挙げた。
突然に何を思いついたんだ、ハルヒは。
なんかへんな夢でも見たのか?
まぁ、ポニーテールがいいという意見には全面的に満場一致で大賛成だが。
そして、この朝の騒動は結局ヨメが強引にハルヒの頭を後ろでくくってポニーテール風にするということで落ち着いた。

「なぁ、なんで突然ポニーテールなんだ?」
自転車でハルヒを保育園まで送りがてらささやかな疑問をぶつけてみる。
ハルヒの奴は不機嫌そうに口を尖らせたまま答えない。
ふふーん、ということは
「まさか、好きな男の子でも出来たのか?」
「違う、そんなんじゃない!バカキョン!」
そうやって器用にこちらを振り返って叩いてくる。
こらこら、危ないからやめなさいって。
「わかった、わかったから。」
そう謝ると、ハルヒはまたプイッと前を向いた。
「どう思う?」
ハルヒがぼそっと尋ねてくる。
「似合ってるぞ、ハルヒ。」
今日のハルヒは不機嫌そうだ。
少なくとも顔の面だけは。
568名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:30:12 ID:Gn0ccHi7
>>565
夏祭りものなら前スレにあった
5692:2007/08/06(月) 21:31:00 ID:4Su1TLvm
そうこうしているうちに保育園に到着と相成りました。
「それじゃあ、よろしくお願いします。」
「はいっ。」
朝から朝比奈さんのエンジェルスマイルを見る。
あぁ、この世にこれ以上の幸福があろうか。
そういえばですね、
「ところで、今日ハルヒが突然ポニーテールにしたいとか言い出したんですけど、心当たりは何かありますか?」
朝比奈さんはえっ?と声を出して唇に指を当てると天を仰いで考えるしぐさをはじめた。
「そういえば最近ハルヒちゃんには、その、好きな子が出来たみたいで。」
な、なんですと!?
「あの、それで、昨日その子と私がじゃれ付いているのを見てハルヒちゃん焼餅を焼いたみたいで・・・」
ちょっと待て、あのハルヒに好きな男の子だと。
いったいどこの誰だ、誰の許可を得てうちのかわいい娘を。
「あの、そんなにショックを受けないでください。それにハルヒちゃんにとってはいいことだと思いますよ。」
「いいこと?」
すみません、ハルヒがお嫁に行くところを想像して軽く泣きかけていましたが。
「その子と話しているときはハルヒちゃん本当に生き生きとしていて、あの、少しずつですけど周りにも溶け込めるようになってきたんです。」
どこの誰とも知らぬ、まだ少年と呼ぶには年端も行かぬ男の子よ。
感謝する。
でも、ハルヒを嫁にやるかどうかは別だ。
通りでハルヒは保育園につくなり朝比奈さんとの挨拶もそこそこにさっさと中へ入っていたわけだな。
どんな奴か面を拝んでおきたい。
俺の眼鏡に適わなければハルヒとのお付き合いなど認めんからな!
5703:2007/08/06(月) 21:32:12 ID:4Su1TLvm
「―というわけだ。」
「なるほど。事情はよくわかった。しかし―」
「しかし?」
「昼休みの保育園のフェンスに大の大人が二人張り付いているのはかなり面妖な光景だとは思わないかい?」
あれから俺はヨメに連絡をとり、噂の男子の顔を拝むべく保育園に二人してやってきていた。
「で、肝心のその男の子っていうのはどの子かな?」
ヨメはあきれ気味にため息をつくように俺に問いかけた。
「ちょうど今ハルヒが話しかけている奴だ。」
朝比奈さんから大体のホシの特徴は聞いていた。
「ふーん。」
「ふーん、ってお前娘がかわいくないのか。」
「いや、そこまで親が大騒ぎするほどのことでもないと思うけど。それにまだ3歳児だし。」
「馬鹿野郎、ハルヒはあいつのために髪型まで変えたんだぞ!」
「僕はキミが娘の恋愛よりも自分の恋愛にそれくらい真剣になってくれたほうが助かったんだけどね。」
う、痛いところをつくな…
「それはそうと、あの子キミとなんか雰囲気が似ているね。」
「え、そうか?」
そんな会話をしている俺たちの目の前で目標はハルヒに対して、似合っているぞ、と言っていた。
「あぁ、もう!ハルヒはお前のためにわざわざ髪型を変えたんだぞ!そんな素っ気無い一言だけじゃなくてもっとこうだな。」
「本当にキミにそっくりだね。」
そうこうしているうちに目標はハルヒに手を引かれブランコのほうへ連れて行かれていた。
「あぁ、くそ!なんだそのやる気のなさそうな顔は!」
「いや、だからキミそっくりなんだって。」
そして、ハルヒたちはグループになってなにやら遊びを始めた。
組み分けをやっているようだ。
あ、ハルヒとあいつが別々のペアーになってしまった。
「あぁ、ハルヒの奴があんな膨れっ面をしているのに気づかないなんて、なんて鈍感な奴だ!」
「そういう台詞はみんなキミに返ってくるからやめたまえ。」
そして目標は朝比奈さんのほうを見ている。
それをハルヒがジトーっとした視線で見つめている。
「お前の年で朝比奈さんに興味を持つなんて早い!ハルヒが焼餅を焼いているのがわからないのか!」
「キミのその観察力の十分の一でも僕に向けてくれていたらね・・・」
と、思っていたら今度はショートカットのおとなしそうな同級生の方を見ている。
「あぁ、こら。同級生って、同い年である分朝比奈さんより性質が悪いじゃないか。ハルヒの目が少し悲しそうな色合いを帯びてきたぞ。なんて鈍感な奴だ!」
「それはひょっとしてギャグで言っているのかい?」

「あんたらいったい何をやっているんだ?」

突然声をかけられて全身が冷や水を浴びたように硬直する。
ハルヒの観察に夢中で気づかなかったが、斜め前のパンジー畑に藤原先生が水をやっていた。

「「・・・不思議探索パトロール?」」

「・・・わざわざ探さなくても、お前らが十分不思議だ。」

如雨露からパンジー畑に降り注ぐ水が春の日差しを浴びて綺麗な放物線を描きながら光り輝いていた

『キョンと佐々木とハルヒの生活 6日目』
571名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:45:58 ID:vnEdXoCR
乙!
ほのぼのとしてていいね
572名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:46:17 ID:ss6DgRQ+
なごむなあ。
最後の佐々キョンのセリフとポンジーのつっこみがいいね!
573名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:58:11 ID:SdkSqhNb
佐々木はキスのことを
「キッス」
と言いそう
574名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:06:33 ID:mh95LHe8
ごっつい悪魔みたいなメイクした佐々木が、ギターぶんまわして破壊している姿が浮かんだ。
575名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:09:15 ID:mh95LHe8
ごっつい悪魔みたいなメイクした佐々木が、ギターぶんまわして破壊している姿が浮かんだ。
576名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:10:31 ID:mh95LHe8
ごっつい悪魔みたいなメイクした佐々木が、ギターぶんまわして破壊している姿が浮かんだ。
577名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:15:03 ID:vnEdXoCR
>>573
くちづけジャマイカ?
578名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:17:16 ID:Gn0ccHi7
>>567
何気ない日常ってのがいいんだよな。GJ!

間にレスはさんじゃってすまなかった…

579名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:17:34 ID:mh95LHe8
いろいろとすまん……
橘さんごめん
580名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:18:45 ID:Gn0ccHi7
>>567
何気ない日常ってのがいいんだよな。GJ!

間にレスはさんじゃってすまなかった…
581名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:21:55 ID:I0togVED
接吻のほうがしっくり来るような
582名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:26:21 ID:TfKTLDB/
お前らおちけつ
583名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:27:35 ID:TfKTLDB/
お前らおちけつ
584名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:32:09 ID:671n/Ovk
なんか重くないか?
重複カキコが連続してるのと関係あるのかな。
585名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:37:29 ID:kGDpfM9X
>>583
     ∧_∧
    ( ´∀`) <オマエモナー
    (    )
    | | |
    (__)_)
586名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:49:52 ID:kt+xObcM
>>584
確かにリロるのが重いような気が……
重複カキコって勝手になるの?
587名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:50:56 ID:kt+xObcM
>>584
確かにリロるのが重いような気が……
重複カキコって勝手になるの?
588名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:53:17 ID:kt+xObcM
>>584
確かにリロるのが重いような気が……
重複カキコって勝手になるの?

ってあれ!?
書き込めない……orz
589名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:58:44 ID:WHShAFJX
>>588
とりあえず落ち着けw
590名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:00:57 ID:yAp8qT+v
鯖が重いようだ
まさか、佐々木タソの機嫌が悪いのか?
591名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:03:18 ID:fQEBvv57
今がチャンス
六分佐々木
592名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:03:23 ID:y5HtEX6M
>>585
久しぶりに見たwww
593名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:06:51 ID:yoDFajeP
>>588
もう三回も書いてるぞw
しかし他の行きつけのキャラスレでも重複カキコ見たし調子悪いのか…?
594名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:38:29 ID:4WiBk6V2
そろそろ回復…?
595名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:42:52 ID:YAcaBwFS
先日はgame11死んで、今は手動大杉で対策してるようだよ。
時期が時期だけに、2ch全般が混んでるのかもしれないね。
596名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:44:55 ID:YAcaBwFS
先日はgame11死んで、今は手動大杉で対策してるようだよ。
時期が時期だけに、2ch全般が混んでるのかもしれないね。
597名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:46:28 ID:YAcaBwFS
先日はgame11死んで、今は手動大杉で対策してるようだよ。
時期が時期だけに、2ch全般が混んでるのかもしれないね。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:51:03 ID:671n/Ovk
       , -‐- 、.  
      ,'. /  ト、 ヽ.  
.      i. ((从ソ u从〉  どうやら、キャラ板全体で負荷が増えているようだね、九曜さんの仕業かな?
      l. (|┳ ┳i!l  書き込むと「書き込みに失敗した模様」と表示されるけれど、ここで慌ててはいけないよ。
     .ハNiヘ  ー ノハ!.  リロードしてみれば、君の書き込みは反映されているはずだ。
.        {iつ旦O   ま、こういう時にはお茶でも飲んで、慌てずに回復を待とうじゃないか。くっくっく
.       とくュュュュ〉 
599名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:51:47 ID:9T0uE3g+
落ち着け、落ち着くんだw
600名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:52:37 ID:SdkSqhNb
佐々木…ちゅ〜
601名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:54:12 ID:gOaV70P1
みんな落ち着け
602名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:54:37 ID:Vviw0VqZ
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
             /         \
         / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ     
        ,' ! -/ノ'Y /|'J"´ヽ|!!i '  み、みんな落ち着くんだ
        !  !.ト●    ● ! !ノ、i !   
        ,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 ! 
        /⌒ヽ!;!l| J ゝ._)  j /⌒i/  
      \ / | l>,、 __, イァ/  /!ノ´  
.        / /| | |___|{ヘ、__∧
       `ヽ<.| |         彡'

603名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:54:48 ID:671n/Ovk
       , -‐- 、.  
      ,'. /  ト、 ヽ.  
.      i. ((从ソ u从〉  どうやら、キャラ板全体で負荷が増えているようだね、九曜さんの仕業かな?
      l. (|┳ ┳i!l  書き込むと「書き込みに失敗した模様」と表示されるけれど、ここで慌ててはいけないよ。
     .ハNiヘ  ー ノハ!.  リロードしてみれば、君の書き込みの成否が判明するはずだ。
.        {iつ旦O   ま、こういう時にはお茶でも飲んで、慌てずに回復を待とうじゃないか。くっくっく
.       とくュュュュ〉 
604名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:56:17 ID:Vviw0VqZ
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
             /         \
         / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ     
        ,' ! -/ノ'Y /|'J"´ヽ|!!i '  み、みんな落ち着くんだ
        !  !.ト●    ● ! !ノ、i !   
        ,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 ! 
        /⌒ヽ!;!l| J ゝ._)  j /⌒i/  
      \ / | l>,、 __, イァ/  /!ノ´  
.        / /| | |___|{ヘ、__∧
       `ヽ<.| |         彡'

605名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:58:39 ID:Vviw0VqZ
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
             /         \
         / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ     
        ,' ! -/ノ'Y /|'J"´ヽ|!!i '  み、みんな落ち着くんだ
        !  !.ト●    ● ! !ノ、i !   
        ,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 ! 
        /⌒ヽ!;!l| J ゝ._)  j /⌒i/  
      \ / | l>,、 __, イァ/  /!ノ´  
.        / /| | |___|{ヘ、__∧
       `ヽ<.| |         彡'

606名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:00:34 ID:gOaV70P1
キャラ板だけじゃなく2ch全体が重い
607名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:01:39 ID:gOaV70P1
キャラ板だけじゃなく2ch全体が重い
608名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:04:38 ID:yoDFajeP
皆落ち着け、書き込みして失敗したと出てもちゃんと反映されるから
ただ書き込まれるまで4分前後遅れるらしいから少し待てばおk
609名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:04:50 ID:yAp8qT+v
落ち着けてないw
610名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:05:03 ID:MGt71Uoe
佐々木が慌てていた。おそらく自分では冷静に意見を述べているつもりなんだろうが、
同じ意見を繰り返し口にしていることに本人は気づいていないのだろう。
慌てる佐々木、か。珍しいものを見たと言う思いの他に、普段俺には見せようとしない
素の姿を見たような気がして、俺はそんな佐々木を少し可愛いと感じた。
611名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:05:08 ID:gOaV70P1
キャラ板だけじゃなく2ch全体が重い

>>605
お前が落ち着けwww
612名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:07:16 ID:muu1qZhR
ココまで来るとワザと多重投稿してるやつ居るだろwww
613名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:08:01 ID:SnJireWU
これはちょっとハンパない重さだな
AAで連投とか俺自重しろよ
614名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:11:53 ID:dPlB+/Y0
この流れならある意味言える、佐々木は俺の嫁っ!!
615名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:13:10 ID:xKcVskwg
今がチャンス
10分以内に多重投稿があれば
佐々木は俺の継母。
616名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:13:58 ID:MJ7rimKK
だからといって佐々木は〜とかはやめてくれ
617名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:23:07 ID:LeySTidh
佐々木はキョンがガバッと抱きつけばもうトリコになる
618名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:27:57 ID:k6zhXR3l
やっと落ち着いたなww

佐々木かわいいよ佐々木
619名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:29:31 ID:9i3GnP2u
>>618
お?落ち着いたのか?

テスト
佐々木かわいいよ佐々木
620名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:33:50 ID:wBTbsA+6
落ち着いたか…まさか佐々木AAまで落ち着きを失うとはな。
佐々木かわいいよ佐々木。
621名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:45:55 ID:GXKIwIV9
この状況おもしろかったww

佐々木かわいいよ佐々木
622名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 00:57:54 ID:+u2oYC7G
>>610
       , -‐- 、.    
      ,'. /. u ト、 ヽ.   
.      i. ((从ソu.从〉  やあ、その、なんだ…
      l. (|┳ ┳i!l  ちょっと取り乱してしまってね
     .ハNiヘ '' ヮ''ノハ!  そ、そんなに見つめないでくれないか?
.        {iつ旦O   僕は今、けっこう恥ずかしいんだよ?
.       とくュュュュ〉   
623名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 01:03:18 ID:xA69sIny
後に「涼宮ハルヒ関連スレの分裂」
と名指される事態の、これが始まりであった。
624名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 01:06:13 ID:b7sQvECO
>>622
ワロスw
佐々木かわいいよ佐々木
625今更七夕:2007/08/07(火) 01:37:36 ID:2t1xGijp
「キョン、キミは何か願いごとがあるのかい?」
 いつもの帰り道、いつもの停留所。バスが来るまでの時間潰し、他愛のない
会話が途切れた隙間をぬうように、佐々木がそんなことを言った。その視線の
先を見れば、青竹と揺れる短冊。そうか、七夕か。
「あらたまって聞かれると困るな」
 こういうとき、ほいほいと両手に余るくらいの願いを挙げられるやつもいる
だろうが、残念ながら俺はそうでもないらしい。願うだけならタダのはずなん
だが、そんな場合に限って妙に現実的なものばかりが思い浮かぶ。
さすがに、ここで金だのなんだのってのは、なあ?
「そこで大きく出ないのがキミらしいね、キョン。なら僕が代わりに考えて
 みようか。そうだな……ああ、以前言っていたのがあるじゃないか」
 はて、なんだっただろうか。人前でそんなものを語った記憶はないのだが。
「おや、もう忘れてしまったのかい? ほら、あれだよ。宇宙人だのなんだの、
 まさしく願いごとにぴったりのやつがあったじゃないか」
 ああ、あれか。あれはそれこそ他愛のない与太話、というやつで、こうして
あらたまって言われると気恥ずかしいことこの上ない。出来れば忘れてほしい
もんだ。
「そうかい? 面白いとは思うけどね、叶うかどうかはまた別としてさ」
 叶ったら叶ったで、ややこしいことになりそうだけどな。
「それで、お前はどうなんだ? 願いごとなんてのは、やっぱり非現実的か?」
「僕かい?」
 珍しく苦笑めいた顔を見せた佐々木は、そうだね、と前置きをしてから続けた。
「僕にだって願いごとの一つくらいはあるさ。叶いそうにもないやつだけどね」
 その答を聞いたとき、正直俺は意外だった。別にいつもの理屈っぽい解答では
なかったから、というわけじゃない。こいつをして、叶えられないと言わしめる
願いがある、そのことにだ。
「お前ならなんだって出来そうだけどな」
626今更七夕:2007/08/07(火) 01:38:46 ID:2t1xGijp
「あのねキョン、それは買いかぶりというものだよ。残念だけど、これは僕一人
 じゃどうしても叶えられない願いでね」
 苦笑に引き続き、嘆息する佐々木、などという世にも珍しいものを見せられた
俺は、
「そうなのか。俺に出来ることなら協力するぞ」
 気がつけばそんな言葉を口にしていた。
「……キョン」
「お前にはいろいろ世話になってるしな。たまには……ってどうした?」
「ああ、うん。そうだな、キミにお願いしたいのはやまやまなんだが、これが
 なかなかそういうわけにもいかなくてね。いや、キミが悪いというわけじゃ
 ないんだ。あくまで僕自身の問題、というやつだよ」
「そうか、そりゃ残念だな」
「ああ、僕も残念だ」
 やれやれ、そう言いながら、いつものようにくっくっ、と笑った佐々木は、
そうだ、と何かを思いついたように顔を上げた。
「代わりに一つお願いをさせてもらおうか。もちろん、キミがいいなら、に
 なるんだが、どうかな?」
 別に貸し借りだけが人間関係だとは思わないが、返せる恩は返しておきたい、
と思うのが人情だ。俺は迷わず頷いていた。
「そうか。じゃあ」
 次の瞬間、自転車のハンドルを握る両手にかかる、慣れ親しんだ重さ。
「家まで送ってくれないかな。今日はそんな気分なんだ」
 実際のところ、もっとヘヴィなそれを覚悟していた俺にとっては、拍子抜け
するような願いごとだった。それくらいなら、別に毎日だって構わないと言えば
構わないんだが。
「さすがにそれは遠慮しておくよ。たまにだからいいのさ」
 そういうもんか。
「そういうものさ」
 そう言って、荷台に座る佐々木は、静かに微笑んだ。




 ――まあ、こんなものかな。
 相変わらず踏み切れない自分に胸の奥で苦笑いしつつ、夜空を見上げる。
 いつか、この願いが叶いますように。
 それくらい願っても、きっとバチは当たらないだろう、そんなことを思いながら。


おしまい。
結論。甘いのはやっぱ無理だ orz
627名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 01:54:53 ID:hReuDRny
>>626
GJ!ついでに今日は旧暦の七夕なんだから
今更と思わなくていいんだぜ
628名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 02:50:50 ID:aSV44AeN
>>627素敵
629名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 03:22:20 ID:5ZgWnMdJ
>>626
 雰囲気でてるね。GJ

>>627
 あ、ほんとだ。時期外しておくら入りになってた七夕ネタやるなら今だな。
630名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 03:34:05 ID:bdgH1DZZ
北の大地ではまさに今日が
631名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 04:29:42 ID:5ZgWnMdJ
というわけで時期を外して、お蔵入りしていた。七夕ネタを出してきた。
かなり、とりとめのない話で8レスくらいの予定。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 04:31:23 ID:ZoqgQruW
>>631
wktk
633二年の前の七夕にて 1/8:2007/08/07(火) 04:32:42 ID:5ZgWnMdJ
 あれは中学三年の七月、ちょうど七夕のころの話だったはずだ。
 よく寝られなかった翌朝の登校というのはなかなかキツイものがある。自分的にはいつもと
変わらぬ時間に寝て、いつもより少し遅れて目覚めたつもりなのだが、酷く身体が重い、疲れている。
 教室内はいつものことといえばいつものことなのだが、妙に騒がしかった。体調が悪いこと
も相まって、妙に脳みそに響く。だからといってキレるわけにも行かず、クラスメイトたちと適
当に挨拶を交わし、席につく。
「おはよう、キョン」
 隣席に座る佐々木が声を掛けてきた。
「ああ、おはよ」
 佐々木の顔が曇る。ん、どうかしたか? なんか顔にでもついているか?
「どうかしたかって、キミね、ずいぶんと疲れているようじゃないか。ふむ、昨日は七夕だったね、
何か夜を徹して願掛けでもしていたのではないかな?」
 いや、そんな大した理由はない。夜更かししたわけでもないし、悪い物を食ったわけでもない。
早めの夏バテか、バイオリズムが下がっているんだろう。
「そうかい、体調には気を付けてくれたまえよ。夏風邪は治りにくいというからね」
 あいよ、と気の抜けた返事を返す。
「七夕といえば二年前はすごかったね、僕らが一年の頃だ。覚えていないか?」
 何の話だ? 
「ほら、東中で謎の幾何学模様というかナスカの地上絵というかが校庭一杯に描かれたという
事件があったじゃないか?」
 そういえば、そんな事件もあったような気がするな。
「まぁさすがに二年前ともなれば、記憶も薄れるか」
 で、それがどうかしたのか?
「今年もあったという噂が流れている。こいつを見てくれないか」
 佐々木が差し出した携帯には不鮮明だが、石灰のようなラインが少し、残っていた。意味の
ある形を見て取ることはできないが、何か幾何学的な模様が描かれていたことが想像できる。
「校庭にラインを引く石灰で描かれていたそうだよ。写真は部活の朝練にきた生徒が校舎屋上
から撮ったということのようだ」
 しかし、これはひとりでは不可能かもしれないな。
「どうして、そんな風に思ったんだい」
 これだけの大きさで、円を綺麗に描くのは大変だ。下書きか、ロープを使うなり、上から監視
するなり必要だろ。
「たしかにね。となれば、問題は大きくなってしまうね。昨今、学校に不審者が侵入したと聞いて、
はいそうですかと流されてはかなわない」
 学校の先生たちにとっちゃ困った事態だろうなぁ。しかし、なんだな。
「エンタテインメント症候群のキミとしては気になるってところかい?」
 その言葉の中にある揶揄する調子にカチンと来たが、無視する。そのニュースを聞いて、
もやっていた頭が晴れたのは確かだったからだ。
「そこの東中だぜ。これだけ身近な怪事件、気にならないなんて嘘だろう。だから、噂が俺ら
のトコまで届くんじゃねえか」
 佐々木は唇をなで上げ、微笑んだ。
「日常の中で、娯楽としての非日常性を欲しているのは何もキミだけじゃあないということだね」
 ま、そう言うことだ。溜息と共にそういった。
「クラスのみんなは、昨日の七夕というイベントと合わせて語っている。宇宙人からの、あるいは
宇宙人に向けてのメッセージではないかという説もあるようだよ」
 七夕の短冊にしては規模が大きすぎるな。どんな笹の木を用意すればこんな物をさげられる
というのか。
「デネブやアルタイルから見れば地球そのものが砂粒みたいなものさ、校庭いっぱいのメッセー
ジだって小さすぎ……なるほど」
 佐々木は、何かに得心したようにうなずいた。
 おいおい、なんだよ。会話中にひとりで納得するなよ。一体何に気がついたんだ佐々木さん。
よろしければその知恵を分けてくれませんかね。
「単純な消去法だよ。これは宇宙へのメッセージとして考えるなら小さすぎる。普通の人間に
とっては意味不明すぎる。何かの符号や暗号というには大きすぎる。他愛のない落書きにし
ては計画的にすぎる。これが何らかの意図を持って書かれているのならば、これは僕らへの
メッセージさ」
 どういうことだ。もしかしてお前は、このいたずらをやったヤツがもう分かっているのか?
634名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 04:35:01 ID:Xop/YMSE
静岡の片田舎だが今日やるな。
635二年の前の七夕にて 2/8:2007/08/07(火) 04:36:08 ID:5ZgWnMdJ
 俺がそう問うと、佐々木の奴は目を見開いて驚きを表現すると、少なく見積もって三点リー
ダー(ちなみに…だ)ふたつ分の沈黙の後に、くつくつと弾ける泡のように笑った。
「僕は別に名探偵を気取るつもりはないから、告白するがね。犯人なんか知らないよ。たった
これだけの情報では個人の特定は不可能だね」
 ちぇ、期待させるなよ、じゃあ、どうして俺たちへのメッセージだ、なんて断言できるんだ?
「より正確を期すなら、この悪戯を仕掛けた犯人は僕らと同時代を生きる同世代の人間だって
ことさ。だから、犯人くんのメッセージは、同じ時代を生きる近隣の住人、つまり僕らに宛てられ
たものなのさ。そうだねぇ、例えて言うなら、夜の校舎のガラスを割って回るのとさしてかわらな
いということさ」
 一昔前の不良のようなヤツがこれをやったと?
「結論を急ぐなよ。先ほどのキミとは比較にならないくらい察しが悪いね」
 悪かったな。
「まぁ、そんな所もキミらしいがね。つまりだ。これは自分はここにいる、というなんというかな。
アイデンティティの叫びなのだ」
 アイデン? どこのへヴィメタルバンドだ?
「アイアンメイデンではなく、アイデンティティ。同一性と和訳されるね。まぁこの場合は、心理学
における自我同一性、エゴアイデンティティという意味で、僕はこの言葉を使用しているわけだが」
 前置きはいい。いったいそれはどんな洋菓子なんだ? 意味を教えてくれよ。
「急いては事をし損じるぞ、キョン。順序立てて解説しようと言うのだから、順番に聞きたまえ」
 へいへい、しかし手短かにな、もうじき朝のHRだ。
「ふむ。それではキミは、自分が自分自身であると確信したのは何時だね?」
 ん、どういう意味だ。俺は俺であり、他の何者でもないが?
「だから、そう思うようになったのは何時頃のことなのか、と聞いているのだ」
 いつって言われてもなぁ。う〜〜ん、ちょっと思いつかないな。
「簡単に言えば自分は自分であるという確信、この確信のことを自我同一性エゴアイデンティティ、
転じて単にアイデンティティと呼ぶわけだ」
 ふむ、言葉の意味は分かったが、それが先ほどの発言とどう関係するのだ。
「ドイツの哲学者カール・ヤスパースは自分は自分だという連続した自我状態の四つの特性を
挙げている。ひとつは自分が行動しているという能動性、自分は自分以外の存在ではあり得な
いという単一性、自己と他者の区別、いわゆる自我境界の構築、そして昨日の自分と今日の
自分は同じ自分であるという時制的な同一性だ」
 はぁ、なるほどな。その四つをクリアすることでアイデンティティは確立したと考えるわけだ。
「いや、逆だ。これら四つの特性は個人が個人として生きていくためには失ってはいけないもの
なのだ。当然、それは明確に何年何月何日何時何分に確立したといえるようなものではない。
キミのように、“さぁ、いつだろう”と答えるのが普通のことだ」
 ふむう。それでは、例の事件はそのアイデンティティの構築に失敗したヤツがやったってことか?
「話を急ぐなよ。まだ、アイデンティティについての解説が済んではいない。つまりだね、
何となく立ち上がる物だけに、途中で失うと再構築に極めて、時間と手間がかかるのだよ」
 なるほど、それは分かりそうな気がする。
「そして、まぁ僕ら思春期の少年少女はエゴアイデンティティの存在に気がつき、再構築を行なう
時期でもある。まぁ、僕自身の言葉で他人のアイデンティティを揺るがす趣味はないので、深くは
突っ込まないが、悩んでいる当人にとっては深刻な問題なのだよ」
 人の悩みなんて物は何でも、誰でも、いつでも、そんなものだろう。
「くつくつ、確かにね、その通りだよ。で、僕はこの事件もそういう悩みが生み出したものなのだと
思うわけだ」
 つまり、自己の存在について哲学的に悩むあまり、夜の校舎に侵入して大規模な悪戯を仕掛
けたというわけか?
「ああ、時には反社会的な行為でアイデンティティの確立を行なうものもいる。いい大人がみず
からの非行歴を“昔はヤンチャをしたものだ”と言って自嘲気味にかつ自慢げに語るのによく似
ているね」
 つまり、刺激の強い行為であれば何でもよかった?
「逆だよ。刺激の強いものでなければならないのさ。そうでないと、達成感もわかないし、みんな
の記憶に残らないからね。そういった一種のイベントを行なうことで、自己を補強する。方向性は
大分違うけれども、何かの大会を制するべく練習するのと意味する所は変わらない」
 そういった健康的かつ普遍的な行為では満足できなかったのだなぁ。
636二年の前の七夕にて 3/8:2007/08/07(火) 04:39:08 ID:5ZgWnMdJ
「これは言うまでもないだろうが、本人的にはアイデンティティの確立が重要な動機である
などということには気がついていないことも多いのだよ」
 青春の暴走というわけだな。そう言うと、佐々木は我が意を得たりという風に肯いた。
「後で振り返って“昔はワルだった”とほほえましい過去として語ることになるわけさ」
 で、お前はこの事件の犯人を同年代の人間と考える訳か?
「ああ、そうさ。僕は、この事件と噂は東中の在学生によるものだと考えるね。実際、二年前
は当時の一年生の女生徒が自分がやったと名乗り出て処分を受けたらしいからね」
 なんだよ、犯人知ってたのかよ。
「いや、知らないよ。調べたわけではないからね。だから、模倣犯だと思うのさ」
 どうして? 三年になったその女子がやったかもしれないじゃないか?
「それは、まずないよ。こういう悪戯は繰り返してはやらないものさ。昔やった悪戯をもう一回
やったのでは刺激が足りないだろ。恐らくは彼女の行為をまねた模倣犯だろう」
 それだけじゃ、根拠が薄いだろ、もうひとつ何か欲しいね。
「じゃあ、そのもうひとつだ。この写真をもう一度見て欲しい。距離が遠すぎることもあるが、
ちょっと正確さが足りないと思わないか?」
 消えかけの象形文字の正確さといわれてもなぁ。
そんな風に言われればそうかもしれないな、よくわからんが。
 もう一度携帯を見てみたが、なんとも判別はつかなかった。
「実は二年前のものも見たことがあるのだが、実に精緻な出来映えだった。このように書くと、
以前からデザインしてその通り実行した、という高い計画性を感じたね。何か、本当に知って
いる文字を書いたという風にも見えた」
 ふむぅ、なるほどねぇ……ん、ちょっと待て。人のことをエンタテインメント症候群だのなんだ
のと病気扱いする人間が、なんでそんなに怪事件にくわしいんだ?
 丁度その時に、担任がやって来たので、この話はこれで終わり、それきりこの話を佐々木と
することはなかった。


 あれから、二年経った今となっては、あの会話は多分に示唆的であったと言わざるを得ない。
四年前の七夕、校庭に描かれたメッセージは、宇宙に向けて涼宮ハルヒが放ったアイデンティティ
を確立させるための儀式であったからだ。そして、まぁ、その実行犯といえば、まさにこの俺であった
のだから。
 と、まぁ、なんでそんなことを思い出しているかというと、今年の七夕は土曜日であり、俺は佐々木
に呼び出されて、いつものごとくの例のSOS団御用達の喫茶店にて、コーヒーを飲む羽目に陥って
いるからだ。

「ところで、大事な話とはなんだ?」
 お互いに注文したブレンドコーヒーが届き、唇を湿らせた所で、佐々木に問うた。
「ふむ、まずは僕の不作法な呼び出しについて謝罪しておこう。よく来てくれたね」
 別に不作法でもなんでもないさ。ツレの呼び出しなんて、こんなもんだ。
「そういってもらえると助かるね。さてと、今日の目的について話しておこうか。僕はちょっと気
になる情報を入手したのだよ」
 ふむ、一体それは?
「キーワードはこの4つだ。四年前、七夕、東中、そして涼宮ハルヒ」
 ぐっ、俺の顔色が変わってしまったことを何故責められるだろうか? そして、佐々木はそれ
を見逃してくれるようなヤツではない。
「なるほどね、これもキミの北高不可思議スクールライフのイベントの一環だったわけか」
 な、なぜそれを知っているんだ。
「種明かしは簡単さ。ふとした偶然で、僕は4年前に東中を騒がした七夕の校庭落書き事件の
主犯が涼宮さんであることを知ってしまった」
 まぁ、谷口も知っていたくらいだからな。俺らの代の東中出身者なら、みんな涼宮ハルヒと
さまざまな珍事件を知っているんだろうな。だが、どうして俺がそれに絡んでいると考えたんだ?
「簡単なことさ、僕は一緒にその時に校庭に描かれたえ〜〜と、何とも表現しにくいメッセージの
写真を入手したのさ」
 ! コイツはいまメッセージと言ったか? なぜ、アレがハルヒの残した意味のあるものだと
知っているのだ。ハルヒ本人ですら、知らなかったかもしれないのに?
637二年の前の七夕にて 4/8:2007/08/07(火) 04:41:37 ID:5ZgWnMdJ
「ああ、キョン。僕はもちろん、校庭一面に描かれたあの紋様が示す意味を知っている」
 一体、どうやって、そこまで口にした所で、分かってしまった。九曜か。
「ご明察、二年前、この事件についてキミと語り合ったね。まさかと思ったので、聞いてみた
んだ。“私はここにいる”そう描かれていると九曜さんは教えてくれた。まぁ聞き出すにはず
いぶんと手間がかかったけどね」
 そうだろうな。九曜とまともにコミュニケーションが取れるとは思えない。
「なかなか手強かったよ。さて、この落書きのようなものに宇宙人的には有効なメッセージ
性があった。この情報を得ることで、過去の涼宮ハルヒの奇行と呼ばれているような行動は、
すべて意味のあった行動となって立ち上がってくる」
 むお、そうか。七夕は宇宙人的メッセージ、なれば机と椅子をすべて校庭に放り出したとか、
教室にお札をベタベタと貼り付けたとか、屋上の給水タンクにテニスボールを投げつけるなん
てのも、未来的、あるいは超能力的に意味のある行動だったのかもしれないってわけだ。
「その通りだよ、どうだい? 好奇心がわかないか?」
 正直、興味がわかないといったら嘘になる。ハルヒが過去に行った奇行を調べて、そこに隠
されたメッセージを見出すのはとても面白そうだと、素直に思った。だけど、同時に、それはし
てはならないことのようにも思えた。
「すまないな、それは止めとこう。代わりといってはなんだが、その四年前の七夕についてだっ
たら教えてやれるぜ」
「ふむ、じゃあ、そうさせて貰おうか」


 そうして俺は、あの不可思議な七夕を巡る冒険を佐々木に語ることになった。


「あのメッセージを校庭に描いたのはキミだって?」
 佐々木はなんともおもしろい物を見たというように、目を細めた。
 なんか、舌なめずりしている猫の前に立つネズミのような気分だぜ。
「ふむふむ、そうなると、四年前にキミが原因で涼宮さんは、その、なんだチカラに目覚めた
ということなのかな?」
 いや、それは違うようだぜ。時間の流れがどれだけ影響するのか分からないけれど、すでに
涼宮ハルヒはさまざまな勢力に監視されているんだ。つまり、七夕の件は、何かの転機になっ
ているかもしれないが、少なくともハルヒの覚醒とは関係しないはずだ。
「ふぅむ、時間をね、飛び越えることが可能なのだとすると、因果関係というものは根底から
崩れ去るからね、キミは気がついていないかもしれないがね」
 ん、俺が何に気がついていないって?
「う〜〜〜〜〜〜〜、キミは本当に鈍い瞬間があるなぁ」
 何を言いたいんだ、お前さんは。そして、なんで、お前さんはやや頬を染めているのだ。
気色悪い。
「ぐっ、まったく失礼な男だな、キミは。僕はね、涼宮さんの転機ではなく、キミの転機だった
のではないか? そう言っているんだよ」
 なんだって? まるで意味がわからん?
「ふぅん、ごまかしているようにも、本当にわからないようにも思えるね。では、言い直そうか? 
成績優秀でいくらでも進路を選べたはずの涼宮さんがどうして県立の普通科高校に進学した
のだろう? キョン、言ってしまえばキミは北高しかなかった。だけど、彼女はそうじゃないんだ」
 それは俺としても、疑問に思っていることだ。世の中に目を向ければ、もっと面白いカリキュ
ラムを持っている高校なんていくらもある。もっとも、存外、涼宮ハルヒの世界は狭い。本当に
人と違った経験を積みたかったなら、大阪や東京に出るなり、留学するなりしてもいいはずな
のだ。古泉がいつも言うように、涼宮ハルヒの本質は、普通の女子高生なのだということなの
だろう。いまいち、信じられんが。
「違う、彼女が進学する先は北高でなければならなかった。そうしなければならない理由があっ
たのだ」
 ほう、そうなのか? もし、よければその理由とやらを聞かせて欲しいね。
 そう告げた俺を佐々木は珍しい物でも見たかのように大きな瞳を見開き、そして、唇を悪魔的
に歪めて見せた。
「北高には、キミがいたからだよ、ジョン・スミス。彼女はキミを追いかけて北高にいるんだ。
そうなれば、彼女がすべての部活動に仮入部したという行為の意味も変わってくる」
 ん、そりゃどういうことだ?
638二年の前の七夕にて 5/8:2007/08/07(火) 04:46:04 ID:5ZgWnMdJ
「キミにはわからないかい? 初恋の人を追いかけた少女の純情は?」
 お生憎様。そういうのとは無縁の人生を送っているからな。
「なかなか聞き捨てならないことをさらりと言ってくれるが、いまは深くは突っ込まないよ。
さて、中学一年の時に出会った高校一年のお兄さんは、同じ高校に行った時、どうなって
いると思うね」
 真っ当な人間なら、その高校を卒業してるだろ、ふつー。
「その通りだね。涼宮さんは行動的な女性だ。おそらく、ジョン・スミスが北高生だと知った
以上、すぐに北高の在校生を調べただろうね。校門で見張るとかいかにもしそうじゃないか」
 実際、年末に出会ったもうひとりの涼宮ハルヒは、そういうことをしたと俺に告げた。
ん、だがあっちのハルヒは、北高ではなく光陽園女子、っとあの世界では光陽園は共学校だった、
に通っていたのだっけか。この違いはなんだろうな。
「さて、そんなことをしても、ジョン・スミスは見つからない。彼は、実は北高生ではなかった
のだろうか? いろいろ考えたろうねぇ。一年経っても、二年経っても彼には会えない。一瞬
だけすれ違った非日常。彼女がそれに過度の期待をかけたのもムリはないだろうね」
 わかったようなことを言う佐々木。すこしだけムカついてしまったのは、俺が今や、押しも
押されぬ涼宮ハルヒの一味、ことSOS団の団員になってしまったからだったのだろうか?
 佐々木は、悪戯が見つかった子供のように、ぺろりと舌を出した。
「ふふ、気を悪くしたかい。済まないね、謝罪しよう。コレは単なる岡目八目というやつさ。
人間の行動なんてものは当事者よりは周辺の人間の方が正確に分析できている、なん
てことは珍しくもない。さて、彼女はすべての部活動に参加した。彼女が探していたのは
トンチキな活動をしているクラブや同好会ではない。大体、彼女の興味を満たせるような
ヘンな部活なんてマンガの中くらいにしか存在しないというものだ」
 その事に関しては、まったく否定する気にはなれないな。
「そんなことに涼宮ハルヒが気がつかないとでも思っているかい? 」
 そうだ、あのハルヒがそんなことに気がつかないはずもないのだ。じゃあ、ダメだとわかって
あれだけの行為を無為に繰り返したのか。
「人間の行動には必ず何らかの理由がある。本人すら気がついていないこともあるがね」
 じゃあ、プロファイラーさんは涼宮ハルヒの一見、意味のない行動の理由が分かっているのか?
「僕が思うに、彼女はきっとキミを探していたのだよ」
 は? 俺はハルヒがそんな奇行に精を出している間にも、あいつの前に座って授業を受けて
いたのだぜ。
「幸せの青い鳥は目の前にいる、の典型というわけだね。彼女はすべての部活を調べて回った。
だけど、そこにはジョン、つまりキミの影はなかった。卒業したばかりの一代前のOBだ。もし、
所属していればなんらかの記念品なり、活動の記録が残っていても不思議はない。中学生時代
の彼女は、ジョン・スミスを見つけることができなかったんだ。だから、彼女は北高生になるしかな
かった。そうすることで、彼女はジョン・スミスと同じ空気を吸おうと思ったのだ。卒業アルバムなん
かはとっくにチェックしているだろうね。もちろん、その中にはジョン・スミスの実在を証明する物は
写真一葉たりともなかっただろうが、ね。さて、彼女は落胆したのだろうか? それともジョン氏の
不可思議性にさらなる磨きがかかったと喜んだかな? はてさて、その後のことを思うと、どうやら、
彼女は誰かさんのおかげで、コペルニクス的転回を迎えたようだね」
 一気に喋り、佐々木はコーヒーで喉を湿らせ、糸のように瞳を細めて、俺をじっと見つめた。
 お前もSOS団の結成は、俺の責任だというのか。つうか、なんでそんなことまで知っているんだ?
「僕にも独自の情報網はあるし、キミが思っている以上にキミたち涼宮ハルヒの一味ことSOS団
は有名だ。そしてキミの知らない友人も僕にはいるということさ」
 橘やら九曜やらの顔が思い出された。よくよく考えれば、この近辺では、SOS団の知名度は
意味なく上がっている。そして、国木田当たりはSOS団結成の顛末も、北高における涼宮ハルヒ
の奇行も、佐々木の電話番号も知っている。この程度の情報はいまや秘匿レベルが大いに下がっ
ていると言うことなのだろう。まったく、やれやれだ。
「実のところ、僕も、七夕にはちょっとした思い出があるんだ。ま、それについては別の機会に
教えてあげるよ」
 へぇ、そうかい。別に興味ないが、話してくれるんなら聞いてやらないでもないぜ。
639二年の前の七夕にて 6/8:2007/08/07(火) 04:49:00 ID:5ZgWnMdJ
「おやおや、ずいぶんとご機嫌斜めになってしまったようだ」
 別に、気を悪くする理由なんかない。だが、現実として、俺の心は妙にささくれだっている。
なんでだ。SOS団の奇行なんて今に始まったことじゃあない。別段、誰に後ろ指さされようが、
恥じるところなぞない。……そのはずだ。
「これは、これは、正直、妬けてしまうね。一年余りのブランクはあまりに長すぎたというわけか、
これは僕の愚かさゆえの罪だな。ねぇ、よく逃した魚は大きいっていうよね、キミはどう思う?」
 はぁ、一体なんでそんな話になってるんだ?
「いいから、答えておくれよ」
 そんなの隣の芝生は青いの類語だろ? 冷めてしまったコーヒーを嚥下する。
 右の拳をかるく唇に当てて、佐々木は上品に、くく、と笑った。それはまさに苦笑という言葉が
相応しい音を立てた。
「なるほど。さすがはキョンだ。隣の芝生は青い、か。確かにその通りだね。じゃあ、もうひとつ
質問させてくれないか。僕が世界に唯一のものを落としてしまったとしよう。探したのだけれど
見つからない。半年は落としたことに気づかなかった。半年は探したけれど見つからなかった。
それは物の道理というヤツで、それはもう誰かに拾われてしまっていたのだ。さて、半年経って
も、落とし主の現われない落とし物は拾得者のものになる、それがルールだ。落とし主が一年
後にそれを取り戻そうとした。キミが拾い主だったとして、キミはそれを返すかい?」
 なんだかよくわからん質問だな。たとえ話にしてはまったくもって具体的ではないし、大体、
落としたことに半年気づかなかったんならそりゃ大事な物じゃなかったんだろ。取り戻せなく
ても自業自得じゃないか。
「くくっ、まったくもって耳が痛いね。まぁ、この場合は、気づかなかったというより気がつくこと
を無意識の内に避けていたというのが正解ではあるんだけどね」
 ま、どっちにしろ、まずは話し合いだろう。世界にひとつしかなくったって、共有できるもの
なら、共有したっていいわけだしさ。
「確かに、一夫多妻制は野生動物の間では珍しくはないからね。相手にとっても、それが本当
に世界で唯一のものなら、そういう解決手段もありといえばありだね。道徳的な観点は、まぁ置
いておくとして」
 おいおい、一体何の話だ。
「ん、なに。世の中、本当に代えの効かないものがあるのかどうかという話さ」
 お前が何を言っているのか、さっぱり分からん。
 俺がそういうと、佐々木は艶っぽく微笑んで、唇を軽くなで上げ、その指で俺の頬に触れた。
 な、なにするんだ、いきなり。
「ふふ、許可を取れば、許してくれるのかい? 僕はこう思ってる。人の出会いは先手必勝、と。
どんな魅力的な人物でも、出会いが遅ければ、意中の人物がいる可能性は上がる。もちろん、
自分の魅力に自信があるなら、その人の興味を引くこともできるだろう。だけど、まぁ、難易度は
上昇する。なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい。興味
をもった人物には近付く、好きな人には好きという。相手に自分を知ってもらうことから人間関係
は成立する。もちろん、時には、それが哀しい結果を招くこともあるだろうね、しかし次の出会い
がいつ来るかは誰にもわからない。ならば、その時、その時の自分の本能にはしたがった方が
よい、そうは思わないか?」
 一理ある言葉だが、今の行為と、その言葉が俺には結びつかないのだが?
「まぁ、つまりだ。出会ったのは彼女の方が早く、ツバを付けたのは僕の方が早い、とこう言いた
いわけさ」
 はぁ? とは言う物の頬に添えられた佐々木の指先は冷たく、俺は頬がほてっているのを感じ
ていた。いかん、いかん。何、雰囲気だしてんだ。冷静になるんだ。俺の人生に、そんなにうまい
話があるわけねぇ。
 俺は佐々木の右手を頬から剥がし、そっとテーブルの上に置、こうとした。その瞬間、佐々木の
右手は俺の左手をさっと絡め取る。
「キョン、この夏は一緒に遊びに行こう。僕は一年間、お預けを食ってしまっているからね、キミと
一緒にしたいことが溜まっているのだよ中学生の頃にはできなかったことも多いしね。大体、キミ
との夏の思い出の多くが夏期講習というのも我慢できない」
 ま、まぁ遊びに行くぐらいなら大歓迎だが。
640二年の前の七夕にて 7/8:2007/08/07(火) 04:50:41 ID:5ZgWnMdJ
「ああっと、順序がおかしくなっているね。僕も大分、興奮しているようだよ、まったく手続き
をおろそかにしてはイケナイね。キョン、僕はキミに興味がある。僕の本能が訴えかけるん
だ。この手を離してはいけない、ってね。中学生の時には理性で押さえ込んだ。高校生に
なって、それが意味のないことだと知った。人間だって動物の一種に過ぎないのさ、キョン。
僕らは惹かれ合うようにできているんだよ。僕が幸運だったってことを知るのに一年かかった。
キミ以上に僕の本能を揺り動かす存在はいないんだってことを、そしてそんな人物に十代の
内に出会えるのは素晴らしいことなんだよ」
 ぎゅっと佐々木の右手に力がこもった。
「あ〜〜、もしかして俺は遠回しに愛の告白とやらをされているのだろうか?」
「酷いな、キョン。こんなにあからさまな告白なんてそうはないよ。僕はキミに興味を持っている。
もっとキミのことが知りたい。キミにね、僕のことを知って貰いたいんだ。平凡すぎてイヤになる
が、僕はキミのことがきっと好きなのだよ。ちなみに、これは僕の感情だから、キミは別に応える
必要はないぞ」
 よくわからんがそういうものなのか?
「もちろん、キミが応えてくれるというなら、僕はいつでも大歓迎さ。でも、それはキミの感情として、
キミの意志の元で行なって欲しい」
 はてさて、俺はどうした物だろうか? とりあえずは、ふたりでどこかに遊びに行こう。
そうすれば、きっと何かがわかるだろうさ。
 この変わり者の中学時代の親友が今の俺にとってどんな存在なのかってことが。
「さぁ、高校2年の夏は短いよ、勉強も遊びも精一杯やらないといけないのだからね。
キミと夏の間にやっておきたいことは山ほどあるのだ」
 佐々木は喜々として、持っていた鞄からノートを取り出し、夏休みの計画表を作り始めたのだった。
 まったく、お前も、そういうことをするのか? やれやれ、今年の夏も長くなりそうだ。
641二年の前の七夕にて 8/8:2007/08/07(火) 04:52:35 ID:5ZgWnMdJ




 計算ミスって1レス余ったw
 というわけで終わりです。
 途中から七夕まったく関係なくなった上に七月に間に合わなかったので、お蔵入りしていたのだが、
日本には旧暦があってよかった。
 あ〜〜、やばい予定外の作業で睡眠時間がピンチすぎる。
  
642名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:13:12 ID:dnOMy6SO
>>641
GJ!! 早起きしてよかった!!
643名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:29:31 ID:ZoqgQruW
>>641の続きに興味がある涼宮さんと長門さんと朝比奈さんと橘さんと九曜さん
644名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:32:22 ID:aDzfw46A
後半怒濤の勢いでテンション上がってく佐々木が良い感じだな。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:35:15 ID:9i3GnP2u
今なら……
10分間レスがなかったら佐々木は俺の嫁
646名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:38:20 ID:w3Tn0HL/
ss
647名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 05:41:04 ID:9i3GnP2u
>>646
……相変わらず早いなぁ
一体このスレが休んでる時って何時なんだ
648名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 06:11:38 ID:k6zhXR3l
>>641
おお!GJ!!
こういうオチいいね!
649名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 06:40:21 ID:yF7upu46
>>641
グッジョブでース。ボク、アイアンメイデンにツボりまーした。
650名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 06:45:27 ID:2/9ajQXx
アイアンメイデンは確かにくすっときたw
651545:2007/08/07(火) 07:12:59 ID:q0RQqofn
>>547
あんたが粘着と思うのは勝手だ。
でも本当に一つ聞きたい
>ここで板違いな話を続けているがそれが原因でこの作品が嫌われるかもしれないぞ。
この部分はどう捉えているのか、そこが聞きたい。
652名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 07:18:45 ID:LeySTidh
佐々木おはよう。

佐々木は今頃トイレに入りながら本を読んでるころだね。
俺にはわかるよ
653名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 07:33:00 ID:ohMNeCSK
>>652
呼んだかい?

もしくは読んだかい?
654名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 07:49:19 ID:bU3CKYDZ
佐々木とキョンは女と男だけど、親友だから、気軽にウンコとか言えるのか?
655名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 09:33:31 ID:hvwPs3BU
親しき仲にも礼儀有り、と言うだろう。
親友だからといってデリカシーに欠けた行いをする2人とは思えん。

まあ佐々木はウンコなんてしないから、そんな会話は出来よう筈もないけどね。
656名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 09:38:46 ID:ZoqgQruW
「くっくっ。ここはでトラップカードオープン。10分キョンだ」
657名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 09:50:58 ID:h3LIc/8k
キョン「すまん、佐々木」
658名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 11:33:27 ID:zELodn2b
>>641
クーガー兄貴が入ってることに感動したw
659名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 12:01:03 ID:dPlB+/Y0
>>641
超GJ!!うまいなー
660名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 13:03:33 ID:bU3CKYDZ
キョンは佐々木に性的欲求を覚えたことがないと言い切れるのだろうか?
661名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 13:14:01 ID:U6frgNbE
>>660
『健全な男子中学生』である以上、無いはずが無い






が、俺も厨房の頃にリア女友達にそんな感情を抱いたことが無いwww
だって皆デブスなんだものwwww
662名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 13:28:39 ID:UUUmaICw
>>641
6/8からの佐々木の攻撃にニヤニヤが止まらなかったぜ…GJ!

>>656-657
旧暦の七夕でやっと佐々木の願いが叶ったな。
663名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 13:28:45 ID:LeySTidh
なんだかんだ言いつつ佐々木はキョンのこと少し好きなんだよ


664名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 13:46:04 ID:siE9Iefi
>>660
ちょっとはあるだろうな
665名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 15:54:26 ID:4fJQHmce
>>663
ハルヒ以上じゃね?
666名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 16:05:32 ID:Yfl8/XWG
佐々木とハルヒが冷戦を繰り広げて、それに居合わせた古泉とかみくるとか長門とか
谷口とか国木田とか鶴屋さんとか妹とかミヨキチが、全員青い顔で右往左往して
るなか、「何してんだ、お前ら?スーパーでアイス特売してたからな、山ほど買って
きたぞ。いやあ、やっぱ夏は暑い方がらしいっちゃらしいが、こうも暑いとまいるよなあ」
とにこやかに現れたキョンをみんなでボコボコにするSSとか。
667名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 16:47:59 ID:+u2oYC7G
古泉と長門と鶴屋さんが青い顔で右往左往してしてる絵が想像できん。
668名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 16:50:55 ID:m3MOlWlx
鶴屋さんは佐々木とハルヒがにらみ合っててもひたすら笑ってそうだなw
669名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:14:58 ID:IEVnqXrJ
>>666
こんなんだろうか。

涼「ちょっと佐々木さん。キョンを何度も何度もひっぱりだすのはやめてくれないかしら。
  SOS団の活動に差し障りが出るのよ」
佐「それは申し訳ない。でも、私はキョンに無理強いをしているわけではないわ。
  そもそも、SOS団は正式な部活動ではないし、活動日も、皆で任意で
  決めているだけのものでしょう。私が毎日キョンと会っているというならともかく、
  時折抜け出すくらいは、キョンの自由というものだと思うのだけれど」
涼「……うーー」
●「まあまあ二人とも、そんなけんか腰ではまとまる話もまとまりません。
  彼もいないことですし、ここは落ち着いてゆっくり話し合いをですね……」
涼「古泉くんは黙ってて!」
●「ハイ」
ピロリロリーン
●「ハイ、もしもし。……ああやっぱり。すみません、急に家人が病を発したとのことで、
  すみませんが早退させていただきます……(死ぬかも)」
朝「あ、あの、とりあえずお茶でも入れま……」
涼「いらないわ」
佐「私も結構です」
朝「ひいいい」
国「あ、佐々木さんだ。……なんかこの1年間で、たくましくなってない?」
佐「そういう君は、相変わらず腹黒さの隠蔽が天才的だね。ここでもまだ、無難な善人で
  通しているのかい?」
国「ちょ、ちょっと待って。何を言うんのさ」
谷「国木田、おまえって奴は……ところでまずこの美人を紹介してくれ」
佐「キョンの元同級生で親友の佐々木です」
谷「HAHAHA初めまして。俺は谷……」
佐「はじめまして、今取り込み中ですので」
谷「WAWAWA忘れさられた……」
涼「ちょっと有希、あなたも何か言ってやりなさいよ」
長「……彼の存在は、必要。あまり、奪わないでほしい」
佐「でも彼が『一緒に図書館に行く用事があるから』と言った時は遠慮しているつもりだけど」
長「…………」
涼「ちょっと有希、どういうこと、あたし聞いてないわよ」
長「…………(スタスタスタ)」
朝「な、長門さーん、おいてかないでー」
鶴「おや、なにごとだい? おお、この前家の近くでキョン君とデートしてた美人さんにょろ」
朝「ひいいい、火に脂を」
佐「ああ、あなたが鶴屋さんですね。お噂はキョンからかねがね。
  彼がよく言っておりましたよ、美人で頼れる先輩なのだと」
鶴「そ、そんな、照れるにょろ。……ハルにゃん、そんなに睨むと目が悪くなっちゃうよ(そそくさ)」
朝「つ、鶴屋さん、そんな事態を悪化させるだけで逃亡しないでくださいー」

キ「ただいまーっと。あれ、なんか皆勢ぞろいしてるな。アイスはSOS団の人数分しか
  買ってきてないぞ。仕方ねえな。もっかい行ってくるわ」
全員「ここにいなさい!!」

ミヨキチとか妹とかムリ。
670名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:20:54 ID:k6zhXR3l
>>669
修羅場ktkr!
佐々木さん達、もっとフラクラキョンをいじってやれw
671名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:38:26 ID:m3MOlWlx
朝倉がへたれすぎるw
672名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:41:18 ID:yF7upu46
>>669 イイね!
古泉だけ記号っすかw目立つww
673名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:43:01 ID:+u2oYC7G
>>671
朝比奈さんだろw
朝倉だったら今頃血の海だ
674名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 17:44:10 ID:r72KH1ai
>>671
朝倉だったのかよ!!
みくるどこ行ったwww
675名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:09:17 ID:apnf2I93
み にした方が分かり易いんじゃない
676名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:10:49 ID:IEVnqXrJ
佐々木さん、恋愛カウンセリングの巻

佐々木「キョン、高校入学以降、彼女はできなかったのかい?
     受験中は、『高校に入ったら、青春をエンジョイしてやるー!』なんてよく言っていたじゃないか」
キョン「あ? ダメダメ。SOS団にとっつかまっちまったからな。相手を見つける暇すらなかったぜ」
佐々木「SOS団は、僕の見る限り結構な美人の集まりだと思うけれど、彼女たちとはどうなんだい?
     彼女を探す暇もないくらい一緒にいるなら、親密になる時間はあるんじゃないかな」
キョン「うーん、どうだろうーな。朝比奈さんは確かにお付きあいしたい先輩NO1(2は鶴屋さん)だが、
     下手なことをしたら、隠れファンクラブになにされるかわからんしなあ」
佐々木「話はよく伺うんだが、具体的にどのあたりが、「ファンクラブ」形成までにいたる魅力なのだろうか?」
キョン「まずはあの驚異の胸だろう! あれは犯罪的だ。それに外見全般も魅惑の破壊力だし、性格もあのとおり
     可憐で清らかで、料理も上手いし。まあ欠点のない、まさしくらぶりぃエンジェルじゃないかね。
     まっ、つまるところ高嶺の花って奴さ。その内、未来に帰らんといかんみたいだし」
佐々木「それだけ美点を兼ね備えていながら、最初に注目されるのはやはり胸かね。
     男性というものの根源的な動物性を垣間見た気がするよ。
     それならば、同級生のお2人はどうなんだい」
キョン「長門も美人っちゃかなりの美人だと思うぞ。性格がちょっととっつきにくいのはあるかな。あと、会話が少ないと
    死んぢまう谷口みたいな奴には付き合うのはムリだろうな。俺は別に気にせんが」
佐々木「……ほほう、有望株ということかね」
キョン「いや、あいつには何度も世話になってるし、命も救ってもらったからな。何というか、難しいな。
    恋愛とかじゃなくて、ほうっておけない、妹みたいな奴、っていうのが近いのかな。
    うちの妹と方向性はまったく正反対だけどな。なんかこう、世話を焼きたくなる部分があるんだよ」
佐々木「ご奉仕タイプの先輩と、放っておけない同級生ねえ。キョン、人はそれをハレムと言ったりするんじゃないかね」
キョン「いや、そんなもんじゃないって」
佐々木「で、涼宮さんはどうなんだね」
キョン「あいつはダメだろ。黙ってりゃモデルにもなれるくらいだし、実際交際申し込まれたことは山ほどあるみたいだが、
    皆1週間ともたなかったみたいだし。だいたいアイツは、頭はいいけどまだガキなんだよ。
    不思議探しとかに夢中で、まだ恋愛って柄じゃないって」
佐々木「その1週間と誰も持たなかった涼宮さんと、一年以上行動を共にしている君は何なんだろうね、キョン」
キョン「イヤ、古泉モ一緒デスヨ」
佐々木「何故そこで口調がぎこちなくなるんだい」
キョン「いや、その、なんだ。アイツがポニーテールにしたときに、一瞬そんなことを考えたこともあったようななかったような」
佐々木「キョン、君は相変わらずポニーテールに弱かったのか。
     推測するに、初恋の従姉さんの髪型がポニーテールだったんだろう?」
キョン「な、何故それを……」
佐々木「君の話を聞き続けていれば嫌ても分かるさ。
     思うに、君は初恋を従姉さんの駆け落ちで終わらせて以来、
     恋愛に対して無意識のうちに拒絶反応を示しているのではないのかな。
     つまり、どれだけ関心を持ち、近しくくなっても、それを恋愛感情だと認めないのさ。
     まあ、初恋の痛手がきつかったための、よくある防衛反応だと思うよ」
キョン「そんなことはないって」
佐々木「いやいや。大体、今のSOS団の皆のことを語った内容は、どれも彼女たちとの非常に近しい者でないと
     できない発言だよ。それだけ近さを認識しながら、そこに恋愛感情を欠片も認めないというのは、
     これは無意識に拒絶している以外の何者でもないじゃないか」
キョン「そうかなー」
佐々木「では、実際に後ろで尾行しているご本人たちに、君の意見の感想を聞いてみたらどうだい?」
キョン「何ぃ」
朝比奈「……いえその、私そんなに凄くないですっていうか、あのキョン君なら禁則事項で禁則事項なら禁則事項でも」
長門「……あなたに世話を焼かれるのは非常にユニーク」
涼宮「……なんかアタシだけ散々好き勝手いってくれるじゃないのよ、覚悟はできてるんでしょうね」    
キョン「いや、その違うんだ。何というか、その」
佐々木「やれやれ」

特にオチもなく。
677名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:11:50 ID:IEVnqXrJ
>>675
それだと朝比奈さんが「み」でミヨキチが「ミ」でこれまた何というか。
678名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:14:03 ID:5kxMfjCM
朝倉「死んで♪」
679名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:27:31 ID:KEDbXHaJ
>>677
そこで、みくる=★ですよ
680名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:31:33 ID:k6zhXR3l
こういう佐々キョンいいな
681名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:35:02 ID:h/rFBUNx
人はハレムなんて言わないかな
682名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:35:53 ID:m3MOlWlx
>>673
あー
素で忘れてたw
683名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:36:42 ID:uAXkvwdp
朝倉を「涼」、涼宮を「ハ」でいいだろ
684名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:41:17 ID:kZ162x78
朝倉は眉でおk
685名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:44:11 ID:LeySTidh
みくるは「乳」
686名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:51:36 ID:dNVHSApU
鶴屋は「□」
687名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:54:12 ID:IEVnqXrJ
わかった。つまり総合するとこうだな。

フ「おいおい、いきなり何の略称だこれ」
神「まあ当然ね」
本「……ひどい」
乳「な、何ですか、これ何のセクハラですかぁ」
●「いえ、いいんですけどね。あきらめてましたから、ええ」
に「ネコみたいにょろ」
妹「そのまんまだねー」
ミ「お兄さん、私なんか出てきてよかったんですか?」
犬「ひどいのねー」

佐「まあ、まだ特色が出てこないからね。無難なところだろうね。くっくっ」
橘「ツインテールで「ツ」だと流石に分かりづらいのです」
昆「−−これは、イジメ……」
ポ「断固訂正を要求する!」

何 と い う カ オ ス
正直わけわからん。

688名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:57:08 ID:apnf2I93
>>687
橘は百でもいいんじゃないかw
佐々木は僕とか
689名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:58:44 ID:4fJQHmce

……あはははは、もう我慢できない。中学時代はあんなにマイクロミニスカート等でアプローチしても下着には興味を示さず
(勝負パンツ穿いていても見ないふりして)
自転車二人乗りで胸を当てても反応が無くもしやと思ったがやっぱりシスコン?
この佐々木の妄想が笑えて良かった!
690名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 18:58:50 ID:ml87tcTP
●=古泉
★=みくる
凸=鶴屋
Ψ=キョン

他にあったっけ?
691名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 19:01:30 ID:4fJQHmce
すみません誤爆した・・・来週までロムっています
692名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 19:03:28 ID:siE9Iefi
>>691
嘘だっ!!w
693名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 19:03:52 ID:KEDbXHaJ
昔一文字で色々表してたのは何スレだっけかなぁ

みくる=★(ホクロ)
朝倉=〆(ナイフ)
鶴屋=凸(でこ)
喜緑=人(分け目)
古泉=●
みたいな感じ

みんなよく考えつくなぁと感心したよ
694名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 19:11:47 ID:UUUmaICw
>>690
Ψがギアスの俺はちょっと頭冷やしてくるわ。
695名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:09:42 ID:tRFj8Af7
佐々木団をMSに例えると…
佐々木 キュべレイ
橘 アッガイ
九曜 アッザム
ポンジーはなんだろう?
696名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:13:31 ID:5KI3wNHQ
バーザム
697名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:20:21 ID:m3MOlWlx
ラフレシア
698名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:22:19 ID:qFwrz0Bn
>>690
キョンってこれじゃない↓

(孤島症候群のときのホクロ→)●〜
699名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:25:33 ID:UUUmaICw
>>698
精s…いや何でもない。
700名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:41:13 ID:apnf2I93
>>695
パンジーはリーオーかな…なんとなく
ガンダムって雰囲気じゃないw
701名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:53:21 ID:qFwrz0Bn
>>699
お前みたいなやつを生まないためにわざわざ()つけたんだよ!
702名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 20:57:57 ID:qXMP1Dew
俺は

佐々木はリガズィ
九曜はPジオング
パンジーはジェガン
橘はネモ

って感じだな

パンジーと橘はガズLとガズRでもいい
703名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 21:05:04 ID:2kw4Q1eB
佐々木:専用ザク
橘:ザク
九曜:ザクタンク
パンジー:赤く塗った旧ザク
704名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 21:10:28 ID:apnf2I93
ブレンパワードも悪くないかも…
でもカラーリングに迷うw
705名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 21:47:28 ID:b34l3dLd
フラグクラッシャー繋がりでキョン=ユウは確定
性格的にイイコ姉さんがハルヒでヒメが佐々木かな。

ハルヒ「閉鎖空間できすをしてくれたことがあっただろう?」

キョン「ゴメン、覚えてない」


パンジーはトン汁が食えない。
706名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 22:23:32 ID:tpaqHk1+
>>694
クレアな俺も冷やしてくる
あと抗生物質も…
707名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:30:39 ID:9i3GnP2u
えと……
10分佐々木
今から十分以内にレスがつかなかったら、
佐々木は俺の嫁
708名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:32:04 ID:dPlB+/Y0
そしそし
709名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:33:54 ID:5KI3wNHQ
○分何々ってのも(俺は)たまにならいいんだけど、
毎日毎日やられるとなぁ…
710名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:37:28 ID:k6zhXR3l
まぁ最近振るネタがないからな

佐々木かわいいよ佐々木
711名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:43:45 ID:k7UyVwjf
それだけ佐々木に人気があるってことさ

さて、俺も
佐々木かわいいよっ佐々木
712名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:51:26 ID:kZ162x78
もうちょっと原作で佐々木の出番があれば
もっと他にもネタが増えるんだけどな…
もはやスレの半分以上が想像と妄想だし…
713名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:56:17 ID:LeySTidh
小学中学大学生
高校生はなぜ学がつかないの?って佐々木が言った時俺も疑問に思った。
なぜ?
714名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:58:42 ID:2d0/3CrU
だって小中大だぞ?どっから高なんて出てくんだよ
715名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:08:53 ID:5o/xNIk8
高校は高等学校だろ
716名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:13:11 ID:Ug/3QhH2
なら高等生はありかもしんない
というか高学生つうと高学年とややこしくならん?
717名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:14:40 ID:YYPd71dp
あれから調べたのだがね、キョン。
大学はそもそも中国語の大学から来ている。
小学校は、元々が「尋常小学校」という名称からきているとおり、
大学に対応するものとして小学の名を関したのだと想像できる。
中学はその上、ということだろう。
従来は中学の進学自体がすくなく、ある種の「高等教育」の場であったこともある。

肝心の高校についてなのだけれど、
高等学校というのは、高等教育(=専門教育、今でいう大学教育)ではなく、
高等普通教育を教える場なのだそうだ。

で、ここで話は変わるのだが、キョン、小学校〜大学までをできうる限り略称で
読んでくれたまえ。
そう、順に、
小学校(あまり略さないね)
中学(まあ普通だろう)
高校(これを高等とか高学とは言わない)
大学
となる。

まあ何を言わんとしているかといえば、高等教育の定義の問題というより、
単に語呂の問題なんじゃないかという恐れが、今僕の胸中に、台風直前の
暗雲のごとく広がっているというわけさ。
なにせkou-gakuよりは、kou-kouの方が遥かに呼びやすいもの。
工学、後学、向学と、近い範囲に同音異義も多いからね。

つまり、まあ、
やれやれ
というわけさ。
718名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:17:10 ID:5o/xNIk8
佐々木さんお疲れ様です!
719名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:18:44 ID:OgpvFvWa
>>517
お!わかりやすいね
さすが佐々木さん
720名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:22:30 ID:qRiSygSo
>>712
ま、驚愕発売までのこのモラトリアムな時間を楽しもうじゃないか。
ネタが少ない分だけ、各々が自由に佐々木を妄想できるわけだし。
投下されるSSが多い背景にもなっているんじゃないかな。

驚愕で真っ黒な佐々木が出てきたり、最悪消滅したりした日にはどーなるか分からん。
最もこれだけ発売延期されてるのは、マジで佐々木人気のために書き直してるのかも試練が。

>>719
それノーパンだからw
721名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:27:38 ID:OgpvFvWa
安価ミスってた…orz

作者がこのスレ覗いてて佐々木人気に驚いて書き直してたらワロスだな
722名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:30:15 ID:Tkm9CfZV
>>719
>>517見てフイタwwww
723名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:34:33 ID:EBjVjqb2
ノーパンが分かりやすいってどんな格好だよ
724名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 00:34:55 ID:MZNKeI/p
6月と7月と8月の時と! 9月と10月の時も、僕はずっと! 待っていた!!

「な、何を…!」

驚愕だろ!長門の病状も気になるし!佐々木達の再登場だって待ってた!
あんたは驚愕の変わりに度重なる延期という絶望を読者にくれるのか!

後悔はしてません
725名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:13:23 ID:paKK//8i
>>695
やや亀だが
佐々木→ジ・O
橘→ボリノーク・サマーン
九曜→パラス・アテネ
パンジー→メッサーラ
のイメージ。別に佐々木がピザって言いたいわけじゃないぞ!
ついでにSOS団は
ハルヒ→Ζガンダム
キョン→ネモ
長門→百式
みくる→メタス
古泉→リック・ディアス
726名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:36:02 ID:XHCF0Fq/
>>724
マザコン乙

キョナサン「俺さ。橘京子と愛し合ったなぁ」
佐々木「僕の知った事か!」
キョナサン 「粉をかけたらすぐによってきたんだ」
佐々木「男と女のやる事、珍しくもない」
キョナサン 「周防九曜もなんだ」
佐々木「…何を言ってるんだ?」
キョナサン 「いやさぁ、昆布なんて馬鹿にしてたさ。がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ…お」
佐々木「くう!」
キョナサン 「ハッハッハ!怒れよ!」
佐々木「はあああああ!」
キョナサン「普通こういう話は面白がるんだぜ?怒るっていう事の意味は分かるよなぁ?おまえには世界を改変する事はできない!」
佐々木「嘘だ!キョナサン流の強がりだ!」
キョナサン「ならお友達に聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体…」
佐々木「貴様ぁー!」

こうですか?わかりません><
727名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:42:22 ID:rpeF9bPG
>>724
>>726
吹いたw

そういやハルヒにはマザコンとかシスコンとか
その手のキャラが一切出ないな。
妹ちゃんとか笑えるけど。
728名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:52:51 ID:VGEvGgVL
佐々木 バウンドドック
九曜 サイコガンダムMK2
橘 ハイザックカスタム
藤原 ガンダムMK2(ティターンズカラー)

ハルヒ ターンA
長門 クィンマンサ
みくる(小) ガンダムMK2(エゥーゴカラー)
みくる(大) ガンダムZZ
古泉 百式+メガライダー
キョン ゲルググ

鶴屋さん ギャプラン
生徒会長 ジ・O
黄緑さん キュベレイ
朝倉 サイコガンダム

森さん ナイチンゲール
新川 ギラ・ドーガ 
多丸兄弟 ガザL・ガザR

谷口 ザニー
国木田 ザクV



・・・何やってんだか・・・・寝る・・・・
729名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:56:06 ID:WSjrZST/
佐々木の喋り方って軍師みたいだよね
竹中半兵衛とかさ
730名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 01:57:20 ID:MZNKeI/p
>>728
ひとつだけ言わせてくれ
新川さんはノイエ・ジールだと思うw

あと多丸兄は例外的にレイズナー
731名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 02:00:53 ID:2QFfHr5f
>>721
発売日が決まってた巻の、こんだけな延期なんだ。佐々木人気のための書きなおし、って線は俺んなかじゃ確信になってるw
誰かが言ってた、佐々木はハルヒが生み出した分身、って予想も当たってたのかもね。
732名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 02:01:30 ID:Tkm9CfZV
>>729
橘「涼宮ハルヒの力を佐々木さんに!」

佐々木曰く
他にする事は無いのですか


橘「……」


軍師と言われるとどうしてもこっちが出てくるww
733名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 02:02:30 ID:N/igVM+1
>>723
妄想したらエロスww

何か急に活気づいてきたような…これが旧暦七夕の力か。
734名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 02:08:03 ID:rpeF9bPG
電波受信した

「ねーねーキョンくーん。だっこー!」
「わかったからスソ引っ張るな。やれやれ」

5分後
「あらよかったわね妹ちゃん。キョン!座椅子!」
「なぜそんな唐突なんだ。そして理由はなんだ」

その後
「お疲れ様です。今度は僕が椅子になりましょう」
「それは拷問だ」

さらに
「えっと……私も座ったほうがいいですか?」
「大変魅力的ですが後が怖いです」

とどめ
「……」
「ん、次のページな(本の保持まで追加するとは……)」



「なんだ、おまえもかブルータス」
「いや、荷台と君の背中で送ってくれれば十分だよ。くっくっ」

ぶった切ってスマソ
735名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 02:43:40 ID:yRwp1el6
>>734
空気読めないガノタなんぞどうでもいいぜ。
736名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 06:58:02 ID:azAkWJhr
>>728
ちょw
森さん強すぎ
737名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 06:58:35 ID:BaVpOzTA
キョンが佐々木に「パンツ見えてるぞ」と言ったらどうゆう反応をするのだろうか
738名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 07:05:25 ID:Tz5O98Kx
見せているの間違いかもしれないよキョン
739名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 07:15:17 ID:UU44KeSn
>>717
角川、新潮、岩波は略されるのに「講談社」を「講談」とは言わないわな。
今時の若い者が浪曲なんかの講談との混同をするとは思えないが。
740名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 07:31:46 ID:qRiSygSo
そりゃ同音異語との混同を避けるのが目的じゃなく、
文庫シリーズにどんな名前をつけてるかで呼び分けてるから。

「角川文庫」「新潮文庫」「岩波文庫」などに対して、
「講談社文庫」「集英社文庫」「扶桑社文庫」とグループ分けが可能。
後者グループは、どれも略しては呼ばないだろ。
741名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 07:37:50 ID:RkWhBAGw
>>739
いまどきの若い者はともかく、発刊されて長いわけだから、初期は呼びわけの必要があったかもしれず。
まあ、そもそも全く違うジャンルのものを引き合いに出してくるのは、ちょっとどうかと思うが。
企業の通称・略称は宣伝、販売物のシリーズ名等の効果が強いし。
742名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 07:46:17 ID:jPnfAuDE
それでも佐々木なら……
佐々木ならきっと面白く解説してくれる!



……と思ったけど、
佐々木って日本の文学とかには疎そうというか
ちょっと関心薄そうだよね。
743名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 09:43:56 ID:/ShgTWRN
嗚呼!もう駄目だwww
佐々木の妄想が暴走で房総で頭の中がくっくっくっ
744名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 09:47:53 ID:N/igVM+1
>>743
深夜に妄想してた俺が言えたことじゃないが、少し落ち着けw
745717:2007/08/08(水) 11:18:25 ID:9tY65Of9
正確に言うとね、「大学」(中国の「大学」から中世日本の大学寮へと継承)があった。
まあ、今の大学と大学寮はずいぶん意味合いが違うらしいけど高等教育機関として、まず「大学」の名が選ばれた。
それに対応して「大」⇒「小」学校⇒大と小の間で「中」学校。
は間違いないと思うんだ。
高校については、もともとが高等専門学校、いわゆる高専との絡みとか、
「高等教育」というのが、初期は大学だったり、普通教育の意味での「高等普通教育」が
中学校だったりで、ちょっと位置づけが違ってきてるんだと思う。

このあたり、西洋のユニバーシティ(総合大学)、カレッジ(単科大学)の区分とか、
あるいは、ハイスクール、ジュニアハイスクールと比べてみても面白いだろうね。
調べてないけど、多分日本より初等教育普及が、教育史全体の中では遅れていて、
大学⇒その下の専門課程としてのハイスクール、その下だからジュニアハイスクール
という順番ではないかと思う。
まあ日本6・3・3システム自体、普遍的なものではないし、ドイツやフランスのように、
高校、というのが、わりと高専よりのシステムもあるから、この夏の課題としてみるのも面白いと思うよ。

根底にあるのが、
日本の場合、高い識字率に支えられた一般教育の普及(小中高)+高級官僚の育成(大学)
だったり、
西洋の場合、公的機関は中流〜下流の人が通うもの、プライベートスクールか家庭教師が
上流階級の教育、というケース(特にイギリス)があったり、
小中学校以降、仕事に直結した専門高等教育(いわゆる高専)を重視する仏独とか、
その国の歴史や伝統が透けて見えて面白い課題ではあるんだ。

まあ、一ついえるのは、高校生の5割以上が大学に通い、義務教育化しつつある、
なんていうのは、近年の日本や他数国くらいの異例な事態だし、
そうなってしまうと「高等教育」の意味が違ってきて、大学院がかつての大学化してきたりとか、
そういう特殊な「常識」のもとで僕らが思考していることは、注意しておいた方がいいだろうね。

746名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 12:03:54 ID:wHNN4x2a
すまん、寝てた。
747名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 12:59:59 ID:pe6a6yKH
なんか佐々木の口調にして蘊蓄をただ垂れ流してるだけのやつ多杉だろ

今に始まったって訳じゃないが
748名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 13:29:11 ID:SU5R7rbb
お前がスレのふいんき(なぜかry
を悪くしたいだけってことはわかった

佐々木かわいいよ佐々木
749名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 13:30:39 ID:Tkm9CfZV
賢くなれるからいいじゃないの
750名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 13:40:47 ID:T5lDcKv+
驚愕が発売されなくてみんな狂ってきてるのさ。
まだ発売日も明かされない…虚をついて2巻同時発売とかだったりして。
まあともかく佐々木かわいいよ佐々木
職人様すごいよ職人様
751名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 14:03:25 ID:le8d9Kx7
もう今年中に発売されそうな気がしなくなってきた
752名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 14:10:39 ID:BaVpOzTA
そりゃそうだ
753通常の名無しさんの3倍:2007/08/08(水) 14:38:58 ID:pDfvBthU
今年中に驚愕が発売されなかったら佐々木は俺の嫁
754名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 16:21:13 ID:l9DifVcC
今年中にHUNTER×HUNTERが発売されなかったら佐々木は俺の嫁
755名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 16:45:42 ID:W40QfrVk
お前それは
月は落ちてこない
とか言う並にひどいぞ
756名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 19:04:43 ID:OWvuzNOx
じゃあ、今年中にBASTARD!!の新刊が出なかったら佐々木(大魔神)は俺の義父
757名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 19:07:16 ID:PZA9dUI0
君が笑った 僕もつられて笑った
映し鏡みたいだ 君は僕のともだち
君が怒った 僕も負けずに怒った
子供の喧嘩みたいだ 君は僕のともだち

僕が寂しいときは あと少し付き合って
うまく話を聞いてくれないか
君の声だけが 心を軽くする
ただあいづちを打ってくれるだけで
(離れていてもずっと 胸の中にいるよ)


君が泣いてた 僕も泣きそうになった
だけどこらえて笑った 元気出せよと笑った
君が寂しいときは いつだって飛んでくよ
うまく言葉が見つからないけれど

僕の声が君の心を癒すなら
ただあいづちを打つだけでもいいかい?
寂しいときは あと少し付き合って
うまく話を聞いてくれないか
君の声だけが 心を軽くする
ただあいづちを打ってくれるだけで


君がいないと 僕は本当に困る
つまりそう言うことだ 君は僕のともだち



平井堅 キミはともだち より
既出かも知れないけど
758名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 19:16:48 ID:9tY65Of9
佐々木さん、「俺の嫁」禁止令の巻

キ「どうした佐々木、寝不足か。夏休みだってのに塾とか色々大変そうだな」
佐「いや、そうじゃないんだ。確かに塾はあるんだが、最近毎晩、変な夢にうなされて寝不足でね」
キ「ほう、まさか淡色の閉鎖空間の夢でも見るんじゃあるまいな」
佐「そういうものではないんだ。特に情景はみないのだが、眠り込むと、色々な人の声が聞こえるんだよ。
声はそれぞれ違うのだが、皆同じセリフを繰り返すのが流石に少々不気味でね」
キ「ちょっとホラーがかってるなそれ」
佐「うむ、実際いい気持ちはしないよ。想像してみたまえよ。
一晩中「佐々木は俺の嫁。佐々木は俺の嫁」と繰り返されるんだ。
僕もこう見えてか弱い女子高校生だからね。ちょっと精神的に辛いところではあるんだ」
キ「変な夢だなそれ。ってか、近所にお前のストーカーがいて、夜半にお前の家の近くで叫んでるんじゃないか」
佐「やめてくれないか、おぞましい。帰り道は暗い所も多いんだ。あまり脅かさないでくれたまえよ」
キ「ああ、スマンスマン。しかし実際、なにかできることがあったら協力はおしまんぞ。できる範囲で」
佐「……そうだね、根本的ではないが即効性のものと、根本的だが君が18歳になるまで使えない方法があるかな」
キ「なんだそりゃ」
佐「要は、僕が誰かの嫁、ないしそれに近い状態になってしまえば「佐々木は俺の嫁」という言説は、
僕にとってかかわりがなくなるわけだよ。
まあ表面的には、僕が誰かと交際をするなどするというカモフラージュがある。抜本的な解決ではないが。
それとまあ、根本的な解決方法としては、僕が「佐々木」でなくなればいいのさ。
二つ目は、僕は可能だが、君は18歳になるまで日本の法律上不可能なので、まずは
前者から協力を願おうかね、キョン?」

というわけで俺の嫁自重すれw
というわけで
759名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 19:53:39 ID:QhBi7Wm6
>>758
OKOK、わかったよ。



佐々木はキョンの嫁。
760名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:08:43 ID:vlcuLVxI
>>758
なるほど理解した

10分佐々木はキョンの嫁
761名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:09:04 ID:qRiSygSo
うむ、今はそれで良し。
驚愕発売後はたぶんお通夜だろうけどな、このスレ。
762名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:17:50 ID:3bpmaSdh
>>761
言うな…現実に目を向けさせないでくれ…
763名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:26:12 ID:T5lDcKv+
>>761                __
                  / ___、 `ヽ、__
                 レ'´   ヽ \____`)
               -='´  ハ {'´ー}/ヽl  Y    うそだっ!
                /  /レV  三 リ ノi|      
                  {  { 彡   "/イ 八
                N ヘ "  「 ノ  /  _>
                 ヽ_ゝ、 _ f⌒)ー‐くゝ
                  / (__ j´`\ヽ_〉
                  Vレヘ \\介i\ヽ\
Ω<この延期は佐々木フラグに間違いない!
764名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:27:20 ID:SU5R7rbb
驚愕では佐々木が消えるとか黒キャラ化するとか言われてるけど
俺はそんなことにならないと思うんだけど
765名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:36:59 ID:3+RFq/dI
>>764
存在そのものが幻だったりしない限り例えどんな黒キャラになっても
ついて行く覚悟完了済み。
766名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:39:04 ID:4ByO+KbY
佐々キョンエンドの可能性

・ハルヒ達超常組が全ての力を使い果たして残ったのは…みたいなオチ
・高校生活は夢オチ
・どこぞのジャンプ漫画のように最初のヒロインより人気が出た上作者が気に入ってしまったためヒロイン変更

こんなとこか。普通に考えたらハルヒの自己犠牲オチくらいしかないかな。
767名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:41:26 ID:RkWhBAGw
まあ、佐々木団とSOS団で馴れ合いに近い対立関係を続けるというのもないではないかもしれんが、
そんなぬるい空間がいいのかどうかという問題も。
768名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:55:43 ID:KFHXik0D
>>766
ここでまさかのGSオチなんてのはどうだろう。

佐々木さんはキョンを救う為に命を落とすが、
佐々木さんを構成する情報はキョンの中に残る。
つまり将来生まれるであろうキョンの娘=佐々木さんというオチだッ!

これならキョンが正ヒロインたるハルヒとくっついても、
佐々キョンエンドは覆らない…
769名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:56:42 ID:gJpmZFAV
>>766
まぁ絶対ありえないな
770名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 20:58:28 ID:qRiSygSo
>>768
ルシオラのことかー!

…って、そんなSSがあったような希ガス
771名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:07:19 ID:4ebLFmN5
本当に驚愕どうなるんだろうか…

佐々木はキョンの嫁!
もしくは一番の親友!!
当て馬だけは勘弁してくれ〜
772名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:17:37 ID:fM+VVrkq
まさに当て馬になるために生まれてきた娘だからなぁ。
不憫だが(´Д⊂ヽ
773名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:18:35 ID:ZKQkZRGz

…キョン、僕はね。涼宮さんに君が恋した時に君のことが好きになったんだ。

キョン「んなことより早く掴まれ!俺の手を取れ!!」

…だめだよ、僕はここまでだ。世界の主が世界を捨てていいなんてできないよ。
  これでも僕自身なんだ。それを捨てて君の前に立つことなんて出来ない。

ハルヒ「キョン!もう扉が!」
キョン「佐々木!それでもいい!卑怯でも良いんだ!佐々木!聞こえないのか!!」

…ずるいな、こんな時だけ優しいなんて。ますます好きになるじゃないか

キョン「さ・・・き・・・びらの、・・・この・・・さ」



佐々木、異世界の狭間にて死亡。

774名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:20:44 ID:gJpmZFAV
佐々木が死んだなら俺も…
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン





こんな感じで佐々木が消えたらキョンも自殺したくなるんじゃないだろうか
775名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:21:51 ID:ZKQkZRGz
>>774
くっくっく、まさに「こころ」だね
776名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:30:08 ID:SU5R7rbb
>>773
………orz
ハルヒの世界では死にネタは見たくない…

>>774
目の前で佐々木が消滅したら朝倉のときと違って自己嫌悪に陥りそうだな…
777名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:34:17 ID:WPTlva4S
>>776
情報連結解除される佐々木とそれを必死に止めようとするキョンを幻視して泣いた
778名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:41:51 ID:4ByO+KbY
佐々木団の誰をとっても今のところそこまで深刻なことしてないし深読みしすぎだと思うがなぁ。
世界改変までした長門が無罪なんだし。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:44:07 ID:RkWhBAGw
もう、あれだ。
ハルヒと融合で。
780名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:51:10 ID:SU5R7rbb
驚愕でハルヒと佐々木が融合して外見ハルヒ性格佐々木か外見佐々木性格ハルヒになったらおもしろいな
781名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:53:15 ID:5o/xNIk8
でも実際佐々木がくっつくことないと思うんだけど
親友萌だからだろうか…
782名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 21:54:18 ID:HAMOP9yt
ポンジーもやりたくて誘拐したというよりは既定事項だしな
道路に釘打ち付けたキョンも似たようなもんだし
ただ昆布の動向がいまいち解らん
783名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:00:44 ID:gJpmZFAV
>>781
よう、俺
あの二人は無理にくっつかずに親友同士でいいとオモ
784名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:03:31 ID:f+dJnoen
>>779
私はハルヒでも佐々木でもない。私は貴方(FCK)を落とす者よ!

と申したか
785名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:07:10 ID:ZKQkZRGz
フラグを立てるためにさりげない好意を示そうとする佐々木脳と
本心知られたら恥ずかしいからなんとかごまかそうとするハルヒ脳のため

自分でフラグを立て、へし折る自給自足型のフラグクラッシャー誕生の予感!
786名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:11:10 ID:f+dJnoen
>>785
むしろ二人の意見の一致で積極的にアプローチするようになるかもしれんぞ?

ところで名前はどうなるのかしら?
787名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:13:24 ID:J+WtD7RW
>>785
自給自足ww
意味がないwww
788名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:13:43 ID:3bpmaSdh
>>786
涼宮と佐々木で…鈴木ってとこか…

…ごめん。
789名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:16:46 ID:gJpmZFAV
鈴木w
佐々宮っていうのはどう?

…ゴメス
790名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:18:51 ID:f+dJnoen
佐々木とハルヒだから、はるき……男だなorz
791名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:19:47 ID:1+kpcCtW
涼宮 ささき

とかどうだろw
792名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:32:40 ID:f+dJnoen
と言うわけで、暇な奴はレスに名前案を書き足しといてくれ

佐々木ハルヒじゃ安直すぎ……って言うかまるでハルヒが佐々木の嫁じゃんorz
793ブラックジョーク改変ネタ:2007/08/08(水) 22:35:08 ID:8pLpQO3U
月が終わったばかりの、凍てつくような大気が吹き荒れるある寒い夜に、佐々木が突然産気づいた。
佐々木は体が弱く、出産に耐えられないため帝王切開を選んだが、それでも命さえ危険であった。
俺は妻と、まだ拝顔することのない我が子の無事を祈り続けた。
その時、遂に分娩室のドアが開かれた。


「極めて難しい手術でしたが、お子さんも、奥様も、良好な状態です。おめでとうございます」


俺は歓喜の涙を流し、分娩室に駆け込んだ。

――――目の前の光景が理解できなかった。
手術台の上に寝ていた佐々木は血まみれで絶命し、無造作に床へ転がされた我が子だった。
背後で医者が叫んだ。


「エイプリルフール!!」


怒り任せに医者を殴ったが、こんなことをしても佐々木が生き返ることなど無いことは、社会人として

現実を見続けてきた今の俺には、りんごが重力に引き寄せられていく事と同じくらいに理解していた。
あの時の俺なら――そう、非現実的な日常に埋没していた俺だったならば、この現実を受け入れられず

に靴底どころか土踏まずまで擦り減す勢いで奔走していたに違いない。
ハルヒの力に頼ったか、長門の能力に望んだか、あるいは朝比奈さんに頼んでパラドックスを起こした

か。
今となってはもう、平面に描かれた絵でしかない。
ハルヒは力を失い、長門と朝比奈さんは役目の満了と共に自分の居るべき所へ帰っていった。
端的に言えば、今の俺には何もできないということだ。
俺は自分の無力さを呪いながら、せめて最後まで佐々木を見続けていようと誓った。

―――――振り返った先には、身を起こした佐々木と俺の子供がこちらを見ながら、


「「エイプリルフール!!」」













「―――――という――――――夢を――――見た―――――」
「アンテナも無いくせに電波を受信するな」


794名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:37:19 ID:RkWhBAGw
>>793
アンテナならいっぱいあるじゃないか。
うねるように広がる何千本ものアンテナが。
795名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 22:52:09 ID:5o/xNIk8
あらブラックジョーク

そしてこれの何よりブラックなのは嬰児がエイプリルフール!って言うところだと思うのよ
796名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:10:23 ID:SU5R7rbb
>>793
くーちゃんww
パンジーの夢オチだったらきっと奴に殺意が沸いてたな
797名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:12:13 ID:UgVvMqdr
電波受信したのでSS落とすの。
798名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:12:23 ID:3+RFq/dI
>>793
オチは九曜かいw
つーか、天蓋領域のユーモアのセンスって一体・・・w

↓以下、昨日のガンダムな流れに触発されて他のロボットアニメなネタで3レスくらい。
799名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:12:55 ID:3+RFq/dI
>>797
お先にどうぞ
8001:2007/08/08(水) 23:14:03 ID:UgVvMqdr
日が沈むと病院はウソみたいに静かになる。
見舞いの人々も面会時間の終わりが近いこともあってほとんど帰ったみたいに静かだった。
西日の射し込む病室で物言わぬ彼と二人。
彼が目を覚ましたとき、一人ぼっちだったらかわいそうでしょう。
いつ目覚めても寂しくないように、私は一人でもずっと傍に着いているつもりだった。

コン、と遠慮がちにドアをノックする音がする。
私は特に返事をすることなく座ったままだった。
こんな殺風景な部屋じゃ目覚めるものも目覚めないわよ、そう言って彼女は彼のために花瓶に入れる花を買いに行っていたのだ。
お互い何も言わず、花瓶に花を飾りつける彼女の姿を見ていた。

面会時間の終わり間際に私は病室を訪ねた。
彼が階段から落ちて頭を打ち意識不明状態であるということを「組織」の人から聞いて、いても経ってもいられず病院に来てしまった。
部屋の扉をノックする。
きっと中にいるのは彼の家族の方だろう。
久しぶりに会う彼の母にはなんて話しかけたらいいだろうか。
そんなことを考えながら、部屋の扉を開けると中にいたのは彼と同じ学校の制服を着た少女だった。
彼女は予想外の来客に驚いたように目を見開いて私を見つめていた。
まさに驚いて声も出ないといった感じだ。
「えっと、あのここは」
彼女は私が病室を間違えたと勘違いしたみたいだった。
彼女は私のことは知らない。
でも、私は彼女のことは知っている。
いや、話に聞いている。
ただ本人に会うのは初めてだったし、正直この時間に病室にいるとは思わなかった。
「知ってますよ。キョンの病室ですよね。」
わざとらしく彼をあだ名で呼ぶ。
彼女は短く、ええ、とだけ答えた。
訝しがるような目で私を見ている。
突然の予想外の来訪者に戸惑っているようだった。
「私は彼の中学時代の―」
そこまで言いかけたとき一瞬なぜか言葉が出なかった。
「彼の同級生です。彼が入院したと聞いてお見舞いに来ました。」
しばらくの間をおいて彼女は
「そう。」
とだけ答えた。
8012:2007/08/08(水) 23:15:06 ID:UgVvMqdr
噂ではもっと元気のいい人だと聞いていたが、今の彼女は元気のよさとは無縁だった。
憔悴しきっている、そんな感じだった。
少し赤くなった目と涙の跡が痛々しい。
彼は本当に眠っているように眠っている。
誰かがほっぺたでもつねれば起きるんじゃないだろうか。
彼の病状は大体彼女から聞いた。
検査の結果ではどこも悪いところは見当たらず、なぜ眠っているのかがわからないそうだ。
それを聞いて私も少し安心できた。
「そのうちきっと目覚めるわよ。」
彼女は誰に語りかけるでもなくそう呟いた。
「そうですね。」
そして、彼の手に触れたかったが、なぜか私は彼女に遠慮した。

お互いに何の詮索もしないまま時間が過ぎていく。
彼女は私のことについてほとんど詮索しなかった。
私も必要以上の会話はしなかった。
「ちょっと私お花買ってくるから見てて。」
唐突に立ち上がりそう言い放つと彼女は席を立ち、病室から出て行った。
静寂。
彼の手を握ってみる。
キミは久しぶりにあった中学時代の親友に挨拶もしてくれないのかい。

病室に戻ってきた彼女は花を飾りつけると、また私の隣に座った。
「もう、面会時間も終わりよ。帰らないの?」
「大丈夫。家には友達のところに泊まるって連絡してきたから。」
本当は彼の顔を見たら帰るつもりだった。
でも、彼女が彼の傍に着いている以上私も帰るわけにはいかない、そんな不思議な使命感に駆られて帰らずにいた。
「あなたは帰らないんですか?」
「団員の心配をするのは団長の仕事なのよ。」
到底納得には至らない論理だったが、なぜか反論できなくさせる迫力があった。
また、沈黙。
お互い聞きたいことはいっぱいあるんだろうけど、聞けない。
8023:2007/08/08(水) 23:16:14 ID:UgVvMqdr
「あんたも飲む?」
そう言って彼女はパック入りのジュースを差し出してきた。
さっき花を買いに外に出たときに一緒に買ってきたみたいだった。
「ありがとう。」
私は素直にそれをいただいた。
二人で並んでパック入りのジュースを飲む。
「今晩は私がついているから、大丈夫よ。」
彼女は遠慮がちに言葉を選びながらそう言った。
「大丈夫です。私もここにいたくているわけですから。」
沈黙。
「お腹空いたわね。晩御飯どうする?」

今度は私が買い物に出た。
近くのコンビニでパンとサンドイッチと飲み物を買った。
彼と彼女が二人っきりのときに彼が目覚めたら、とも思ったけど、彼が早く目覚めるのはいいことだと自分に言い聞かせた。
彼女と私の分の飲み物以外に彼の好きな飲み物を買った。

二人で暗い病室で晩御飯を食べる。
お互いほとんど会話はない。
重い空気と、そして不思議な平穏があった。
「キョンとは仲良かったの?」
沈黙を破ったのは彼女のほうだった。
「よく二人でいろんな話をしていました。とはいっても、中学三年生のときだけですけど。」
「仲、良かったのね。」
「そうですね。」
彼女は考え込むように彼の寝顔を見ている。
「彼が目覚めたら、彼の高校生活の話を聞きたいな。」
「なんで?」
「どんな楽しい高校生活を送っているのか気になるから。」
「どうせ私の悪口しか言わないわよ。」
「彼の高校生活の話題はほとんどあなたについてのことばかりなんですか?」
悪戯っぽく聞き返してみた。
返事はなく、彼女は彼を見つめたままだった。
8034:2007/08/08(水) 23:17:25 ID:UgVvMqdr
「いつになったら目覚めるんだろ。周りに心配ばかりかけて、ほんとどうしようもない奴なんだから。」
そして、階段から落ちたくらいで、気合が足りないのよ、と小さな声で呟いた。
「大丈夫ですよ。でも彼のことだからきっと間の悪いタイミングで起きるでしょうね。」
「間違いないわね。こいつならやりかねないわ。」
その日初めて彼女は笑った。
それにあわせて私も少し笑った。

気がつけば時計の針は午前3時を回っている。
夜の病院は静かで少し気味が悪い。
徹夜で疲れていたのか、私は突拍子もないことを聞いてしまった。
「キョンのこと好きなんですか?」
少しの沈黙。
返ってきたのは答えではなく、それもまた質問だった。
「あんたは?」
それっきりお互いなにもしゃべらなかった。

少し眠っていたみたいだ。
朝日が病室に射し込んでいる。
時計は午前6時。
そろそろ学校へ行く準備をしないといけない。
「帰るの?」
私の動きに気づいた彼女はそう問いかけてきた。
「ええ。学校へ行かないと。」
「そう。」
「あなたはどうするんですか?」
「とりあえず今日は休むわ。どうせ休み前の短縮授業だし。」
「…それじゃあ、彼のことをよろしく。」
「あんたが見舞いに来ていたことはちゃんとキョンが目覚めたら言っておくわ。」
「いえ、別にそれはいいです。結局キョンはまだ眠ったままだったし。」
「それでいいの?」
「とりあえず今は。」
そして私は病室を後にした。
彼が目を覚ましたと聞いたのはその日の放課後だった。

それから私は再び彼女と会った。
そのときは彼も一緒に。
「それ、誰?」
彼女の質問の意味がわかったのはおそらく私と彼女だけだっただろう。

『12月18日』
804797:2007/08/08(水) 23:18:29 ID:UgVvMqdr
おしまい。
次どぞ。
805名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:22:20 ID:3+RFq/dI
>>804
GJ!
上手いなあ。
お互いの微妙な心理戦具合とか凄くいいわ。

この後で一発ネタ系落とすのは正直かなりアレだけどまあいいやw
806素晴らしき衝撃のキョン その1:2007/08/08(水) 23:23:21 ID:3+RFq/dI
夏休みも中盤に突入したある日、我が家にもケーブルテレビが導入された。そんなものを
我が家にもたらしたのはいつものように我らが団長様だ。要は、自分の家に導入する際に
『新規加入者を紹介したら紹介者共々入会金・工事費無料』のキャンペーンに目をつけ、
主に俺の妹をアニメ番組の多さで釣って巻き込んだわけだが、見始めるとこれがなかなか
面白い。
誰が買うのかと首をひねるような商品を延々紹介する通販番組やスポーツ中継、カラオケ
ビデオを流しっぱなしのチャンネルなんてのもあってなかなか飽きないが、その中でも
やはりついつい見てしまうのはアニメチャンネルだ。
先日は『半ズボン姿の少年が巨大ロボットを操り敵組織と戦う』と言うストーリーの長編
アニメを全話一挙放送していて、思わず徹夜で見ちまったくらいだからな。
そしてどうやらそれはハルヒも同じだったらしく、今日久々にSOS団の活動でいつもの
喫茶店に集合するなりこう言いやがった。
「あんたたち、誰か超能力使えないの?」
その瞬間、古泉の微笑がちょっとだけ強張ったのを俺は見逃さなかった。おまえは誰にも
気づかれてないと思ってるんだろうが長門の表情を見分けられる俺の目はごまかせないぜ。
あ、長門の表情を見分けるのは立派な超能力かも知れんな。
あと朝比奈さん、ハルヒが超能力って言った途端古泉の顔を凝視するのはやめてください。
何に気づくかわかったもんじゃないですから。
そんな俺達の心理などお構いなしにハルヒは不満そうに言った。
「なによ。誰も手から衝撃波を出したり指パッチンでなんでも真っ二つにできたりしない
わけ?つまらないわねえ」
そんな事をできる奴がそうそういるわけねーだろ。
と、その時は思ったさ。その発言をしたのが涼宮ハルヒだって事に気づかなかったからな。

その後、夏休み中の活動予定、要は花火だのプールだのだが、を話し合っていたのだが、
ふと向かいの席を見るとハルヒがうたた寝をしていた。
「珍しいこともあるものですね。お疲れだったんでしょうか」
古泉が言った。たしかにこいつが団活動中に寝ちまうなんて珍しいな。しかしまあこうして
寝てる分にはこいつも普通の美少女なんだよな。ん?なんだ古泉、その目は。
「いえ、あなたが今考えていることを涼宮さんの前で口にして頂けたら僕のアルバイトも
もう少し楽になるんですがね」
余計なお世話だ。そんな事を考えているとハルヒが寝言で
「キョン・・・」
と俺の名を呼んだ。
「あんた、やればできるんじゃない。衝撃波に指パッチン」
おい、一体どんな夢を見てるんだよ。そう思いつつ腕時計を見る。あ、もうこんな時間か。
「スマン。ちょっと人と会う約束をしてるんで先に帰る。ハルヒには上手いこと言っといて
くれ」
そう言って店を出ようとすると古泉がついて来て耳元で囁いた。
「佐々木さんですか?」
どうでもいいトコで勘が鋭いな、おまえ。
「簡単な推理ですよ。国木田さんや谷口さんと会うのならはっきりとそう言うでしょう。
わざわざ『人と会う』と言う言い方に留め、涼宮さんに上手いこと言っとけと言うような
お相手と言えば彼女が最有力ですからね」
古泉はそう言った後、
「お気をつけください。以前、涼宮さんや佐々木さんの力を巡る各勢力の争いについては
お話しましたが、最近はほぼ収束に向かっています。ただ、その分『窮鼠猫を噛む』と
言った感じで過激な行動に走る可能性のある組織が残っていますので。『機関』や橘京子の
組織でも目を光らせてはいますが念のため。」
と言いながら俺の携帯に短縮ダイヤルを登録し、
「緊急時はそれをコールして頂けばすぐに我々が駆けつけます」
と言い残して店内に戻っていった。まあ気をつけたところで俺に何かができるとも思わんが
忠告には感謝しておくぜ。
807素晴らしき衝撃のキョン その2:2007/08/08(水) 23:29:02 ID:3+RFq/dI
喫茶店を後に駅の反対側の入り口に着いた時、佐々木はもう俺を待っていた。
「やあ、遅かったね。と言うよりも僕が早く着き過ぎたと言うべきかな。久しぶりに君と
逢えると思ったらつい気が急いてしまってね」
そう言って笑う佐々木と二人で、とりあえず商店街に向かった。
別になにか用がある訳ではなく、こないだ意外な形で再会したのをきっかけにこれも何かの
縁だしで時々は会って無駄話でもしようじゃないかと言うことになって今日がその第一回
と言うわけだ。
ブラブラと店先を冷やかしつつたわいもない話をして笑いあう。それはSOS団の活動とは
また違った楽しい時間だった。

夏の陽もすっかり沈み、俺と佐々木は家のほうへのんびりと歩いていた。
人影もないバイパス道路の交差点、信号待ちをする俺達の方にゆっくり近づいてくる一台の
ワゴン車がいた。あれ?なんか覚えがあるシチュエーションだな。
そう思った次の瞬間、目の前でワゴン車のスライドドアが開き、次の瞬間には俺の隣にいた
佐々木の姿が消えていた。これは・・・!
朝比奈さんが誘拐されかけた時の記憶、そしてさっきの古泉の忠告が頭をよぎった。
ちくしょう!おれは咄嗟に足元の石を掴むとワゴン車の方へ投げつけた。当然届くはずも
なく数メートル下に落ちた石ころ。
しかし、俺の目はそれには向いていなかった。
石を投げた瞬間、俺の手の先から何かが飛び出した。実体のある何かではなく、空気の層を
歪ませるように飛んでいく何かが。
それは瞬く間にワゴン車に追いつくと、その後輪の辺りを大きくへこませた。後輪が歪んだ
ワゴン車はたちまちハンドルを取られ、すぐ先の空き地に突っ込むように止まった。
しめた!指先で携帯を操作し、古泉に緊急通報を送りながら俺は空き地へと駆け出した。
運転席と助手席から二人の男が、そして後部座席からはぐったりとした佐々木を抱えている
もう一人の男が飛び出してきた。男の一人が空き地に落ちていた角材を掴むと俺に向かい
殴りかかろうと接近してきた。こっちは素手だ、どうする、俺!?
その瞬間、さっき自分が出した『なにか』のことに気がついた。あれは、こないだテレビで
見たアニメの・・・!
そんな非現実的な話もないだろうとは思うが、もうそんな事を考えている余裕はなかった。
アニメのシーンを思い出し、手のひらを突き出す。
次の瞬間、男は吹っ飛ばされ、ワゴン車にぶち当たって失神したのか動かなくなった。
返す刀とばかりにもう一人の男にも衝撃波をぶち当てる。残るは一人だ。
目の前で何が起きているのか理解できない様子の男は、佐々木を抱えたまま俺の方にナイフの
先を向けてきた。都合がいい。佐々木に突きつけられてるより対処しやすいからな。
とは言え、衝撃波で飛ばしたナイフが佐々木のほうへ向かうのもまずい。どうするか。
そう思っていると、さっきのハルヒの寝言が頭の中で再生された。
「あんた、やればできるんじゃない。衝撃波に指パッチン」
・・・ってことは、だ。
808素晴らしき衝撃のキョン その3:2007/08/08(水) 23:30:10 ID:3+RFq/dI
俺は右手の親指と中指の腹を重ね合わせ、前に突き出した。
『パチン』
小気味いい音とともにナイフはちょうど柄の付け根で真っ二つになり、刃の部分は音を立てて
地面に落ちた。ナイフを見つめたまま、唖然として固まった男。今だ!
男に飛び蹴りを食らわせ、崩れ落ちそうになる佐々木の体を抱きとめる。
ふと見ると、意識を取り戻したらしい男が武器でも取り出そうと言うのかワゴン車の歪んだ
ドアを懸命に開けようとしていた。腕の中の佐々木の気絶した顔を見ていた俺は言いようのない
怒りにとらわれ、男に声を掛けた。
「おい」
真っ青な顔の男がこっちを振り返る。脅してやらなければ気がすまなかった。たしかあの場面の
台詞はこうだったな。指を突き出し、男に問いかける。
「手伝ってやろうか?ただし・・・真っ二つだぞ」
男は腰が抜けたのかその場に座り込むとあとは震えるだけだった。
その時、空き地の前に二台の車が急停車した。しまった、援軍を呼ばれたか!?
しかし、その車から飛び降りてきたのは古泉と田丸兄弟、そしてもう一台からは橘京子だった。
「危ない!」
橘の悲鳴に振り返ると、柄だけになったナイフを振りかざした男がこっちに向かってくるところ
だった。咄嗟に佐々木を背後にかばい、指先を突き出す。レーザーのような衝撃波が飛び出て
男を吹っ飛ばした。
走り寄ってきた田丸兄弟が手際よく三人の男を取り押さえ、遅れて到着したワゴン車に乗せる。
その様子を見ているうちに、佐々木が意識を取り戻したようだ。まだ少しぼうっとした様子の
佐々木に声を掛ける。
「おい佐々木!大丈夫か?怪我はないか?」
「ん・・・、キョ・・・ン?ええと、僕はたしか急に車に連れ込まれて・・・」
そう言った佐々木は周囲を見回すと古泉や橘がいることに気がついて
「君たちが助けてくれたのかい?」
と聞いてきた。
「キョンさんが一人でやったんですよー。でもキョンさん凄いんです。指先から衝げ・・・ムグッ」
橘が余計なことまで言いかけたところで古泉が口を塞ぐようにして
「ちょっと橘さんと今後についての打ち合わせがありますので」
と言って橘を車の陰に引っ張って行った。
「キョン・・・。君が助けてくれたのかい」
まあな。返事に困ってそっぽを向く俺に佐々木は言った。
「ありがとう。でも、君まで危険な目に遭うような無茶はやめておいてくれ。君に何かあったら
僕は・・・」
いいじゃないか。こうしてお互い無事だったんだから。
809素晴らしき衝撃のキョン その4:2007/08/08(水) 23:30:46 ID:3+RFq/dI
その後、俺は古泉たちの車に便乗して佐々木を家に送っていくことにした。橘たちも送っていくと
言ったのだが、佐々木がまだ怯えているのか俺のシャツの裾を握って離そうとしなかったからな。
車の中で、ようやく緊張から解き放たれたのか佐々木は俺の肩に頭を乗せて寝息を立てている。
俺は佐々木を起こさないよう小声で前の席に座る古泉に問いかけた。
「どう言う事か説明してもらおうか」
「あれは先程お話した、壊滅寸前に追い込まれた組織の残党のようです。我々も気をつけては
いたのですがあなたに助けられましたよ」
それはいい。そうじゃなくて、おまえは以前言ったよな。俺は保証つきの一般人だと。
「ええ、それは間違いありません」
最近の一般人は衝撃波が出せるのか。俺がそう言うと古泉は笑い声をかみ殺して言った。
「まだお気づきになっていらっしゃいませんか」
正直に言おう。とっくに気づいてるさ。認めたくないだけでな。
「そうですか。ご想像通り、涼宮さんの力ですよ。先程喫茶店で涼宮さんが言っていた寝言を
覚えていますよね。普段の涼宮さんは常識を持っていますから、超能力云々などと口にしても
そんなものが実際にあるわけはないと思っています。ところが夢の中の世界であなたが見事な
超能力を披露したのでしょう。夢の中の涼宮さんにとってはそれは『現実』です。そしてその
『現実』を褒める発言をあなたにしたことによってあなたに本当に能力がついたのでしょう」
「やれやれ」
俺は溜息とともにそう呟いた。じゃあなにか。ハルヒが妙な夢を見て寝言を言うたびに俺は
一般人から逸脱していくってわけか。
「そうかもしれませんね。なんでしたら『機関』でスカウトしましょうか?」
遠慮させてもらうよ。ところで、この能力はいつまで続くんだ。
「涼宮さんに『衝撃波だのなんだのなんて実際に出るわけないじゃない』とでも言って頂けば
すぐになくなりますよ。あの映画の時と同じことです」
そうか、じゃあもう一つ。おまえらの組織同士の戦いはまだ続くのか?
「時間の問題でしょうね。そう長くはないと思います」
それを聞いた俺は一つの決心をしていた。
「なあ古泉。ハルヒが超能力がどうのと口にしないようになにか他の事に関心を向けるように
できないか?」
「大丈夫だと思いますよ。なにか別のイベントでも用意してそちらに集中して頂きましょう。
でも、何故ですか?」
そう問いかける古泉に俺は答えた。
「ハルヒが何も言わなきゃ俺はこの能力を持ったままでいられるんだろ?」
俺の発言がよほど意外だったのか唖然として振り返った古泉に俺は言葉を続けた。
「こんなゴタゴタに巻き込まれたくはないけど、時間の問題だって言うんならその間だけは
インチキ超能力者でいてやるさ」
「・・・そうですか」
そこから先は口にはしなかった。俺は佐々木の肩にそっと手を掛けて抱き寄せると心の中で
呟いた。
そうすれば、おまえを守っててやれるだろ。なあ佐々木よ。
810名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:31:42 ID:3+RFq/dI
以上です。
書き込んでから思ったけどガンダムに比べてGロボはネタ的に微妙かorz
811名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:48:07 ID:cRBV8AXX
>>804
上手いな。それ以外言い様がないくらい。

>>810
キョンと超能力のアンバランスさがユニーク
812名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/08(水) 23:58:22 ID:3bpmaSdh
>>804
なんという修羅場…大好きだぜ。

>>810
これだけ強いキョンを見たのは初めてだな、爽快だ。
813名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 00:00:12 ID:3QQO5Xcx
>>810
 ちょwww なつかしい。十傑衆か、しかも同時にふたつとは贅沢な話だw
814名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 00:24:55 ID:jYF91OaH
すばらしきキョン「手伝ってやろうか? ただし、フラグも一緒に真っ二つだぞ」
815名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 00:59:09 ID:Fl7EOMND
「やあ谷口君と言ったね、君、本気で涼宮さんを狙ってみないかい?いやいや5年連続で同じクラスなんてもう立派な運命だよ。
因縁、とも言えるかもしれないが。自ら忠誠を誓うか服従を強制させられるか位は決めさせてくれるかも知れないよ?」

邪魔なハルヒに谷口を焚きつける佐々木さん
816名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 01:00:26 ID:TeNCyUrV
>>810
ハレハレの絵コンテでキョンが指パッチンしているカットがあったの思い出して吹いた
817名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 01:02:00 ID:zWAEewZ2
>>816
ひょっとしてそのキョンタイムリープしてんじゃね?
818名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 01:13:06 ID:b+M+UJY6
>>815
黒ササッキー素敵w
819名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 01:18:08 ID:1k4Ri2lJ
>>810
GJ続きが見たい……

それから、
一度から鍋級の佐々木を見たいなと思って書いてみたけど、
かけなかった……
820名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:09:56 ID:7Kj3wOo8
甜菜
佐々キョンの18禁同人ってやっぱあるんだな
ttp://strawberry.web-sv.com/cgi/up/vcc/nm8456.jpg
821名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:12:23 ID:7Kj3wOo8
ってうわあああああ!
誤爆した…
>>820は子供は見ないでね…
822名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:12:50 ID:fJdb2CvP
似てないな
823名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:16:42 ID:b+M+UJY6
>>820
佐々キョンの健全のなら欲しいけどこういうのはなぁ…
う〜ん…

中学時代の佐々キョン同人を描いてくれる人はいないものか
824名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:25:40 ID:auj7A/3q
>>823
佐々キョンの夏祭りをカラーで描いてる人がいてだな…
825名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 02:45:55 ID:89cA7luX
>>824
kwsk
購入するにはどのような手順を踏めば良いのか簡潔かつ的確に
826名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 03:33:18 ID:Sq/POxXi
>>823
佐々キョンはエロとほのぼの学生生活だったら
やっぱりエロ同人のほうが売れるんかね〜
827名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 03:38:27 ID:hOsz3h8+
そうな気がする。まあそれはジャンルやネタに限らずなような
828名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 03:58:26 ID:hM2V9vyu
活躍している佐々木さんが見られるならエロもまたそれはそれで
エロでも裸にむいときゃいいんだろ、みたいなのは論外だけどねー
829名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 05:04:33 ID:0YZ+gKEi
>>820
かまわん、とはさすがに言わなそうだがw
830名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 05:31:44 ID:hRXEUuKv
>>820
これじゃオッキしない
831名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 06:11:09 ID:xVsiAPBH
>>820
佐々木の口調が三只眼っぽくてワロタw
832名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 08:27:50 ID:auj7A/3q
>>825
「モラトリアムの日々」様。同人紙で出しているわけじゃないが…是非とも出して欲しい。
833名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 09:29:55 ID:89cA7luX
トンクス
同人誌で出したら何があっても買う
834名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 09:42:32 ID:b+M+UJY6
>>820の同人は絵はいいけど口調がちょっと気になるなw
佐々木本ってことは分裂はちゃんと読んでるはずだけど
835名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 10:33:51 ID:G4A2Iboa
>>820
今見ようと思ったらリンク切れで見れねぇ…
純粋佐々木スキーの俺は見ないほうがよかったかな?
836名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 11:06:29 ID:PtXiDkO3
>>835

川'ー`リ <見なくて正解だったよ、くっくっ
837名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 16:19:25 ID:s+7KYJd5
一桁番スレで神絵描いてた人が出した本なら、通販しても買う
838名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 16:49:21 ID:zN8gxmFO
キョンって、佐々木に頼めば、女子高のやつらとコンパできるんじゃね?
839名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:02:04 ID:PtXiDkO3
キョンには女子高とコンパをするという発想自体が無い気がする
840名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:05:24 ID:N03gtVtp
女子高とコンパってすげぇな、俺には一生縁ないけど
841名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:13:16 ID:GYLgg2xc
佐々木って女子校だったっけ
842名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:23:48 ID:xVsiAPBH
圧倒的に男子が多い進学校、だったはず。
843名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:25:32 ID:PtXiDkO3
つーか、コンパって大学生がするもんだと思ってた昔の俺wwww
844名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 17:35:37 ID:zOdbHO8F
>>843
ち、違うのか。ととっくの昔に大学卒業した人間が言ってみる。
845名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 18:31:03 ID:auj7A/3q
>>844
現専門学生でも縁がなければしませんぜ…
か、かか勘違いしないでよねっ!まま真面目にべべべ勉強してるだけなんだからっ!!
846名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 18:58:07 ID:hM2V9vyu
コンパってもともと旧制高校生の用語じゃなかったっけ
847名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 19:00:04 ID:zOdbHO8F
コンパニャーぜよ。亀山社中ぜよ。
848名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 19:44:58 ID:n67cBQNv
エロの方が売れるのが同人の常識らしいからな…

驚愕マダー
849名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 19:56:34 ID:r3fOeDu6
合コンと言えば酒だな
酔った佐々木はどうなるのかね?
850名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:09:37 ID:b+M+UJY6
やたら絡んでくる
851名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:23:20 ID:b2USM/Cb
しかも明らかに不機嫌そうに愚痴る。
852名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:27:55 ID:H/ePO98U
キャラぜんぜん違うけどこんな感じ?↓

ttp://www.imgup.org/iup437623.jpg.html
853名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:32:09 ID:W9hpcdDI
これを佐々木とハルヒに変えるのか・・・・
でもキョンは「佐々木の婿になる」なんて言わねぇな
854名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:35:47 ID:auj7A/3q
【泥酔レベル1】
「まったく、あの時のキミときたら…さすがの僕も呆れかえってしまったよ」
そうか。すまんな。
【泥酔レベル2】
「いいかいキョン。私の一番の親友であるキミと言えど、そのようにつれない態度だと悲観せざるをえないのだよ。…わ、私だって…私だって…」
…すまんな。
【レベル3】
「キョン!さっきから好きと言ってるじゃないか!この!私が!鈍感な!キミに!大声で!ハッキリと!だ!い!す!き!と言ってるんだ!」
…佐々木、お前は酔いすぎだ。だいたいそのような言葉はシラフの時に言ってもらいたいもんだね。
「………ばかぁ」
855名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:38:52 ID:r3fOeDu6
>>854
ばかぁ……に萌え死んだんだぜ
856名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:42:42 ID:W9hpcdDI
なんでも酒の力に頼るのは感心できんな
・・・・こちらの時代でもその傾向が変わらんのは嘆かわしいことだが
フン、いつの時代も同じということか
857名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:42:51 ID:n67cBQNv
>>854
でもキョンも酔ってて佐々木の発言内容を覚えてないという
858名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:52:26 ID:b+M+UJY6
>>854
萌え
859名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 20:56:05 ID:bBaaJGDi
>>856
ポの字乙
860名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:01:08 ID:W9hpcdDI
ポンジにツンデレ分足すの忘れてたな・・・

>>856
飲み過ぎには気をつけろよ
フ、フン!アンタの体に何かあるとこっちが困るからな!
861名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:06:05 ID:BfxvhlVR
佐々木団の酒宴も見てみたいw
862名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:10:19 ID:n67cBQNv
流的に酒飲ますシチュ好きみたいだからな
863名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:13:45 ID:b+M+UJY6
きょこたんはすぐ酔い潰れそうだな
864名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:14:55 ID:n67cBQNv
>>863
多分佐々木にベタベタ付きまとってくると思う
「少しぐらいいいやないか…」ってw
865名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:33:53 ID:Bq3rN3Lr
そういえば孤島でハルヒとキョンが酔いつぶれたとき何やってたんだろうな
恥ずかしいことやらかしたとか書いてあったけど
866名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:40:32 ID:PtXiDkO3
脱いじゃったとか
867名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:40:54 ID:hRXEUuKv
ハルヒスレ池
868名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:42:26 ID:htW3ntmn
酔った佐々木、アグラをかいたキョンの膝にごろんとねそべり
反対側の膝を掌でスリスリしながら寝ちゃう。
869名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 21:58:54 ID:m8oQwrRs
>>868
むしろあぐらかいたキョンの上に俯せでねる佐々木
870名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:14:01 ID:b+M+UJY6
酒飲むと女口調になったら萌える
871名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:30:11 ID:7Kj3wOo8
佐々木さんは酒飲むと支離滅裂な口調になる
パンジーらはシラネ
872名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:37:50 ID:1k4Ri2lJ
>>871
ポンジーは変身する
「ふはははは……!!
こんな……このようにも素晴らしい心地は久しぶりだ。ポン☆ジー!!!」
873名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:38:54 ID:r3fOeDu6
キョンと佐々木がタッグ組んできょこたんいじめてたらおもしろいな
874名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:42:07 ID:7Kj3wOo8
>>872
ワロタw
875名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:47:58 ID:b+M+UJY6
>>873
というか全員できょこたんを言葉攻めでいいよw
876名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 22:58:05 ID:s+7KYJd5
>>872
血を吐いたりバタフライマスクしたりしそうでなんかイヤw
877名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:07:10 ID:ShUbDsOE
色々と飛んでるな

蝶だけに
878名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:12:25 ID:p3mD/8hE
>>852
鶴屋さんに見えたよ。
キョン鶴か……いいな。
879名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:20:30 ID:b+M+UJY6
パンジーってなんであの某変態キャラと同じ扱いされてるんだw
880名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:26:42 ID:bBaaJGDi
>>879
ポンジーだからさ
881名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:33:38 ID:fJdb2CvP
                キレイな花には棘があるとこ見せてやんよ
|     ∩  =つ≡つ
|    ⊂◎⊃ ≡つ=つ
|     ∪ ババババ
|     |
/ ̄ ̄\|/ ̄ ̄ ̄
882名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:34:50 ID:G4A2Iboa
なんか最近パロディーネタが多いな…
まぁ、構わないんだが…
883名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:37:18 ID:SPPrJMmj
俺を藤原と呼ぶな!その名で呼んでいいのは矮小な種だったころの俺を看取ったあいつだけだ!


と、それとは全然関係ないけどSS投下。
884名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:38:21 ID:SPPrJMmj
『確約』

塾に入れられた。
まぁそろそろかと思っていたがおふくろの堪忍袋の緒が切れたのだ。
はっきり言って勘弁してもらいたかった。
しかし俺の家庭内ヒエラルキーは罠カード「悲惨な小テスト」と魔法カード「塾のパンフレット」のコンボにより最下層に落ちていたため
俺に反論の余地はなかったのだ。
俺とて自分の成績に危機感を覚えていないわけではない。
仮にも進学を希望している身としてこのままではいけないと言う気持ちもあったさ。
しかし、今回指定された塾のカリキュラムを見ると話は変わってくる。
週4月水金土。平日は学校が終わってから直行しなければならない時間であり土曜日は日中フルタイムだ。
時間的にSOS団とまる被り。
塾に行くなんて事よりもハルヒの説得をすることを考えて頭が痛くなった。
しかし、お袋は完璧な正論で攻撃してくるのに対しハルヒは理不尽な強制だ。
お袋の言うことを覆すことなど不可能、部活で出来ない等と言おうものならそんな部活辞めろと言われるだろう。
俺は覚悟を決めてハルヒの説得に乗り出すことにした。
翌日の団活動は修羅場だった。
と言っても俺もいい加減慣れた物だ。
事前にハルヒ以外の団員にフォローを入れてもらうように根回ししたうえ切り札「これが飲めないなら辞めさせられる」で
なんとかハルヒを納得させることに成功したわけだ。
でもって本日は塾への初登校。
……塾でも登校で良いんだっけか?初登塾?
まぁどっちでもいいがな。
学校が終わるころには後ろから恨みがましい視線が突き刺さっていた。
しかし此処で相手をしていてはいつまでたっても塾にいけそうに無いのでシカトする。
塾に向かうため坂を下っていると古泉がいつぞやのタクシーに乗ってどこかへ行くのが見えた。
……すまん、今度なんかおごってやろう。
地図を確認しながら20分ほど自転車をこぐと目的の場所へ着いた。
中学のころ通っていたところとは違う塾だ。
あそこの塾は高校受験用みたいなところだったからな。
受付で確認を取って指定された教室の指定された席へ向かう。
先ほどまとめて購入した塾用のテキストがズシリと重い。
とっとと席に着こう。そして荷物を置こう。
鞄を机の横に引っ掛けて渡されたばかりの時間割表に従い数学のテキストを出す。
さて、周りの雰囲気はどんなもんかね。

「…………」

「…………えっと、今日から来たんですけど、今日は何処からか教えてもらえますかね?」

「ああ、38ページくらいからですよ」

「…………」

「…………」

「偶然だな、佐々木」

「奇遇だね、キョン」
885名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:39:37 ID:SPPrJMmj
こんなことがあるものか。
俺が座った席は中学のあのときの席と同じ。
その隣にいたのもやはりそのときと同じ、佐々木だった。
しかも今回に限っては不思議パワーは一切ない……多分。
なんというかこう……学力別にクラスが別れたりはしていないのか?ここは。

「ここは基本的に自主学習を重んじる塾だからね、そういうのは無いのさ。
 それよりもキョン、とうとう御母堂の堪忍袋の緒が切れたのかい?」

「そんなところだ……ま、またよろしく頼むぜ」

「くっくっ……これは僥倖というべきかな?今日から一気に塾に対するモチベーションが上がりそうだよ」

「俺も助かったぜ、気軽に話しができる奴が横にいるってのは心強いよ」

「僕も暗くなる帰りに一人でないというのは心強いね」

「……なんだって?」

「送ってくれるんだろう?昔みたいに二人乗りで、行きが無理になってしまったのは残念だけどね」

「……おう、まかしとけ」

「くっくっ……今日は本当についてるみたいだね」

そこまで話したところで教師、いや講師ってのか?
とにかくそれが入ってきた。
俺と佐々木は会話を中断しテキストへ向かう。
先ほど佐々木が言ったとおり授業は自主学習を重んじているようで講師はテキストの範囲を適当に指定するとそのまま放置タイムに入った。
数分おきに誰かが質問に行っている。なるほど、こういうやり方なのか。
それにしても……本当に昔を思い出すな。
横目で佐々木のほうを見ると俺には到底不可能な集中力を発揮している佐々木がいる。
……っと、俺もやんなきゃな。
その後は特に変わったことも無い。
ハルヒを相手にしているわけではないのだ、静かに勉学に励めたというわけだ。
……さっぱり解らなかったがな。

「ねぇキョン、塾にはどのくらい来るんだい?」

おおよそ1年ぶりになる二人乗りをしながらの帰路、佐々木が話しかけてきた。
あ、これもなんか久しぶりだな。
なんだか今日は懐かしいという感情に良く出会う日だ。
そこまで年取っちゃいないんだがな。

「ん、週4だな。月水金土」

「僕と同じか、そういえばあの団体はどうしてるんだい?なんて言ったっけ……。
 そう、SOS団だったかな?部活は時間的に無理だろう」

「尊い犠牲を代償になんとか納得してもらったよ、塾がある日は休ませてもらってる」

そういえば古泉の奴はまだ閉鎖空間だろうか?
それとももう終わったのだろうか。
ったくハルヒの奴も1団員の出席が悪くなるくらいで怒るなよ……。

「そうか、週4……ね。1日多いのは学校で会える分の帳尻あわせとして……まぁ対等かな」

「何の話だ?」

「いやこっちの話……ねぇキョン、僕は思うんだけどね」
886名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:41:26 ID:SPPrJMmj
「今まで中学のとき僕と君を結んでいたのは学校だったと思っていたんだけど……その認識は間違いだったみたいだね。
 思えば僕らの最初の会話も塾だった。君が塾をやめてから1年後無沙汰して……」

「俺が塾に放り込まれてまた二人乗りしてる、か」

成る程な、確かに学校よりは塾での接点のほうが強かったのかもしれないな。
あの時も佐々木には大分世話になった。
課題を教えてもらったり見せてもらったりな。
見せてもらうほうが圧倒的に多かったのは秘密だがな。

「くくっ、そしてそれはこれからも続くと来ている。
 何のことは無い、君と一緒にいたかったら学校を同じにする必要なんか無かった。
 君を塾に引き止めればよかったんだ……なんでこんなことに気づかなかったかな……くくっ」

「どうかなぁ……おれは勉学の時間は限りなく削減したい人間なんだがな」

「それでも大学受験まではくるんだろう?」

「まぁ、そうなるな」

ある日突然俺のIQが三倍にでもならない限りはな。
……ハルヒにこれを言うのは止めて置こう、まじでなりかねん。
いくら俺が勉強嫌いでもイカサマまでして頭よくなろうとは思わんからな。

「ねぇキョン。僕は今君が思っている以上に嬉しいんだよ?
 久しぶりに座ったここは非常に居心地がいい」

そうだな、今の佐々木はなんだかテンションが高めだ。
荷台なんかそう乗り心地のいいものでもないと思うがな。
……今度荷台にタオルでも巻いといてやるか。

「キョン、そこを曲がるとコンビニがある。ちょっと寄ってくれないか?」

十五分ほどそんな話しをしながら自転車をこいでいると佐々木から注文が入った。
そろそろ着くと思ったが寄り道か。

「ん、いいぜ……なんか買うのか?」

「くくっ、ちょっとね」

駐車場の端に自転車を止める。
佐々木は荷台からゆっくりと降りると

「キョン、買ってくるからちょっと待っててくれ」

とだけ言ってコンビニへ向かった。
数分後、佐々木は袋を持ってコンビニにから出てきた。
袋を掲げながらこちらのほうに来る。
お互いの声が普通に届く距離まで来ると。

「さ、キョン。再び同じ場所で勉学に励めるお祝いだ、おごりだよ」

と言って佐々木は俺に肉まんを一つ手渡した。

「お、サンキュ。肉まんか、そろそろ食い収めだな」
887名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:42:30 ID:SPPrJMmj
「そうだね、これから暖かくなる。……そうだ、キョン。これからどんどん日照時間も長くなる。
 そしたら塾帰り色んな場所に寄らないか?今日のようにコンビニでも、君の好きなゲームセンターでもいい。
 土曜日なら早く終わるから映画とかもいいかもしれないね」

「いきなり夜遊び宣言とは不良だな、佐々木……ま、いいけどな、面白そうだ」

「くっくっ、これで君と僕との関係は少なくとも2年弱は確約されたわけだ。中学のときの倍だよ」

そんなことしなくても……。
と、いいかけて止めた。そういえば1年連絡しなかったんだったな。
我ながら薄情なもんだ。

「僕は2年で満足するかな?しないだろうね。僕にとって君はそれくらいの相手だ……とすると今度は大学かな?」

そこまで言われるとなんだかむずかゆいな。
ま、俺だにしたってこいつと話すのは楽しいがな。

「おいおい、大学に行ってまで塾にはこねぇぞ」

「そりゃ普通行く人はいないよ。となるとどうしようか?」

「どーするもこーするも……なぁ」

佐々木の言っていることはわかる。
同じ大学に行きたいってことだ。
しかしなぁ……俺と佐々木では……。

「うん、僕は決めたぞ。キョン、君を僕くらいの学力にまで引き上げることにするよ。
 そうすればきっと僕も満足の行く結果になるはずだ」

「おいおい、それは無茶だぞ」

俺と佐々木の学力差は中学時代嫌というほど思い知らされている。
アレから一年たった今それが広がることはあっても縮まっていることはありえないだろう。

「くっく……これから2年弱、僕らは塾で顔を合わすんだよ?夏期講習や冬期講習だってある。
 僕のほうも中学で君を教えた経験がある。それだけ時間と条件が有れば大丈夫さ、君ならね」

「そりゃ買いかぶりすぎじゃないか?」

「それが解るのは2年後だよ、じゃあねキョン。また明後日、楽しみにしてるよ」

「おい、此処でいいのか?」

「忘れたのかい?僕の家はそこだよ」

そういって佐々木は近くの家の門を開け中に入っていった。
今の今まで気づかなかったがそういえばこいつは佐々木の家の近くのコンビニだったな。
にしても、だ。

「あんなテンションの高い佐々木は久しぶりだな」

俺を2年で佐々木レベルまで上げるってか……。
あいつは有言実行の奴だ、やるといったらやるだろう。
つまり、俺に出来るできないはともかく勉強させようとしてくるってことだな。
やれやれ、SOS団に塾。今年からはさらにハードになりそうだな。



……勉学にいそしむ宣告を受けたのに俺がそれほど嫌じゃないのはあいつが嬉しそうだったからかね。
888名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:43:58 ID:SPPrJMmj
以上、学校は一緒じゃないけど塾が一緒なら佐々木も満足するかなみたいな発想。
889名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:46:51 ID:7Kj3wOo8
二人がらしくて良かったよ
890名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:50:32 ID:b+M+UJY6
GJ!
なんかありえそうだな
891名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/09(木) 23:56:43 ID:GgRSibXx
>>888
真・GJ!これはながるん涙目の予感。
892名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:00:30 ID:6GgoOOaO
>>888
月並みな表現だが「運命の赤い糸」と言う言葉を思い出した。
893名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:03:46 ID:Ao7jtewd
>>887
GJ
えと……続きは?
あるよね?
894名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:04:58 ID:94/mvyi2
>>888
GJ
中学時代のもいいけどやっぱ高校入ってからの話だと
今後の妄想が膨らむからいいよなw

>>891
流「ちょww佐々キョンエンドww俺涙目wwww」ってことか?
・・・・いや、これはねーだろw
895名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:07:15 ID:mEYZGxyV
塾は本編でもありそうだよな
下手したらSOS団の活動後に塾とかになりかねん
896名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:09:03 ID:sIPPfRJr
佐々木エンドはハルヒが閉鎖空間→世界再構成で無効だからなあ。
897名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:20:23 ID:B6TxCxIl
主人公補正にはかなわないのか
ハルヒUZEEEEEEEE
898名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:27:26 ID:VzThXDN9
佐々木は消えるのか…
899名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:30:11 ID:IPzisVd9
消えないよ!!
消えないよ…ね?
900名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:35:48 ID:nVZc4IEJ
消えないさ!そのための驚愕発売延期だ!!












・・・・・・といいね・・・orz
901名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:36:15 ID:ZSAQz8f2
佐々木は消えないさ…。いや…うん、きっと。

それよかそろそろ次スレの季節だな。
902名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:38:24 ID:j1VCipLu
次スレは>>970だからまだ先だぞ

あと次スレが立ったらここはポンジースレになるからネタを用意しておくように
903名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:40:21 ID:Ao7jtewd
>>902
マジでかw
ポンジー=某変態だよね?
だったらOK浮かんだ
904名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:42:51 ID:qN44i6ax
正直ハルヒ我侭過ぎてうざい
905名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:49:38 ID:x/TRX4UI
IQ三倍に爆
906名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:51:35 ID:+cDpLLb3
他キャラ叩きはやめて…

驚愕で佐々木が消えてキョンがハルヒを恨む展開になったらやだなぁ…
もうみんな仲良しでいてほしい
907名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:52:05 ID:Iks7I2Ga
あんな性格したハルヒがいるから佐々木が引き立つんじゃないか。
佐々木がお汁粉だとしたら、ハルヒは添え物の塩昆布みたいなものだ。
908名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 00:57:24 ID:cYvuZoPF
ハルヒよりも橘とか九曜とか藤原の方が佐々キョンENDの障害な件
909名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:01:27 ID:dljT1zv7
>>907
そ れ は な い
いい加減そういう言い方よしたら?
てかさっきからハルヒを叩いてる人ってもしかして長門スキーか?

>>908
だな…
きょこたんがかんばる程佐々木とキョンはますますくっつけなる…
まぁくっつけてもハルヒパワーでなかったことになるかもしれないけど
910909:2007/08/10(金) 01:03:49 ID:dljT1zv7
×くっつけなる
○くっつけなくなるだった
911名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:04:11 ID:NdJFLqKA
どうも同一人物が住人の振りして他キャラ叩きをしているようだね。
こういうレスには相手をしないのが一番ではないかな?
他のキャラのファン認定するなんて以ての外だろうね。
912名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:10:28 ID:ZSAQz8f2
キョンフィルターで佐々木団が実際よりも極悪になってるのが最も凶悪な件
913名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:12:39 ID:cYvuZoPF
>>909
佐々木がどういう認識で橘達と組んだのかがよくわからないんだよな
単純に受験に集中する為にSOS団を利用して橘達の排除を狙っているって事かな
914名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:13:30 ID:WC5kZvg8
他キャラ叩きは放っておけばいいじゃないか

大事なのは佐々木がいて、俺たちが集まる
それでいいじゃないか
915名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:13:31 ID:XOj1O2fS
先にあんな事件起こしちゃってるからねえ
あれさえ無ければ…とも思うがフラグも立たなかったかもしれんね
916名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:14:23 ID:sIPPfRJr
いやあ、現時点キョンが得ている情報だけだと、ああいうように受け取るのは仕様が無いだろう。
唯一九曜はまだ何もしてない(かもしれない)のに厳しいかな?と少し思うけど。
917名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:18:05 ID:+cDpLLb3
佐々木とキョンはくっつく必要は無いとオモ
親友でいてほしい
ハルヒとキョンがくっつく為の当て馬として使われて
キョンと佐々木の仲がギクシャクしたら嫌だし…
918名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:26:17 ID:dljT1zv7
>>913
そうだったら佐々木はなかなか黒いな

>>914
これはいい明言
919907:2007/08/10(金) 01:26:17 ID:Iks7I2Ga
>>909
ちょ、ちょい待ち、俺は別にハルヒを叩いてるつもりはないぜ?
佐々木はそれ単体で魅力的なキャラだとは思うけど、ハルヒが主人公のこの作品に
登場したからこそ、より物語に深みを与える存在になってる、って言いたかっただけだ。
添え物っつー言い回しが悪かったのかも知れんな、誤解を与えてすまん。
920名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:27:21 ID:QR+FZ6xE
>>888
遅ればせながらGJ、俺も塾に行きたくなった。

>>917
そうだよな…当て馬とか噛ませ犬にさせられるのが一番嫌だ。
佐々木には幸せになって欲しいぜ。
921名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:27:24 ID:ZSAQz8f2
というかキョンはSOS団こそ正義と思ってる節があるような気g

止めとくか…、もうただの叩きだ
9221/2:2007/08/10(金) 01:32:15 ID:JCHJQXox
富士見方面から変な電波受信。

佐々木さん、お酒は二十歳になってからの巻

皆さん、こんにちは。わたくし、日夜愛を求めさまようものの、フラグの一つも見つからず、
アホの谷口にまでデートの先を越された哀れな愛の狩人、皆様の愛玩動物、通称キョンです。
え? いつもとちょっと違う? いやいやいや。そんなことは。
ええ、俺は別に酔ってませんよ。ぜーんぜん酔ってませんから。
ごくりごくり。ぷはー。
さて、般若湯でのどを潤したところで、実況を続けよう。
「カオス」という言葉をご存知だろうか。
そう、太平洋で起きた台風が、アンデスの蝶々を羽ばたかせるというアレだ。逆か。
南米のモスラの羽ばたきが、回りまわって東京のガイガンの回転鋸を自爆させ、
北村何某が「だからマグロ食ってる奴はダメなんだよ!」と叫ぶという、
人生万事塞翁が馬、世の中は巡りめぐって人類はつながっているというアレだ。
あれ? フラクタル? ストームブリンガー? D&Dの喧嘩分かれの元? まあいいや。
ともかく、今俺の目の前で、佐々木団(仮)が、そのカオスのまっただ中に沈んでいる。

ことの起こりは、佐々木からの呼び出しだった。佐々木団の親睦を深める会を、
橘が必死こいて開くものの、一人だと不安なので来てほしいと、連絡を受けたのだ。
参加に不安がられる時点で、それ親睦を深める会としてどーなのよ、というツッコミはさておき、
色々恩のある佐々木から連絡なので、指定されたカラオケ屋に赴いた。
白い空気の中、必死に空回る橘見物はそれなりに楽しかったが、
そもそも無口九曜と協調性ゼロのパンジー入れた時点で、カラオケ屋というロケーションは
最悪の結果しかもたらさないと、何故この脳みそ軽いツインテールは気づかないのだ。
胸が大きい女性は栄養が脳に行かないとか言うが、じゃあお前の栄養はどこに行ったんだ。
その髪の毛の先か。このできそこないエスパーめ。
そのまま盛り下がって解散してればいいものを、あのグドンのエサめ、
親戚の中国旅行みやげなどと称した「飲むと非常に楽しい気分になれると有名なお酒」
を持ち出しやがった。カラオケ屋に止められると思ったが、九曜が何か細工したらしく、華麗にスルー。
実際、ちょっとなめてみた酒は、水のようにするりとしたさわやかな喉ごしで、淡く薔薇のような香りがした。
二度と酒は飲むまい、と固く誓ったはずの俺でさえ、気がつくと紙コップ一杯を干していた。
そして気づくと他の連中は、完全に酔っ払いのサバトのど真ん中にいたというわけだ。

「俺だって、本当は皆さんにきちんと敬語使いたいっすよ。皆さん俺の遥かに先輩なんすから。
こう見えても俺、そーゆーとこはきちんとしてるつもりっす。
でも、俺の時代の文化系って、新しいものほど優れてるって思い込みばっかで、
先輩に対する敬意が足りないんすよ! 俺そーゆーのおかしいと思うんすよ!
でも、『未来人は過去の人間になめられたらいかん』といわれてですね、わざとこー、
キョン先輩にも辛い態度取らなくちゃいけなくて。俺辛いっす。マジで。
本当は、キョン先輩のこと尊敬してるんすよ。ねえ、誤解しないでほしいっす」
このセリフだけで誰かわかったらそいつはエスパーだ、というくらい変わりようの激しいバカポンジー、
離れろ、顔近いんだよ。何突然体育会系の下っ端根性むき出しにしてんだ。
俺の袖で涙をふくな。抱きつくな。男に抱きつかれる趣味はないんだ!

奴を必死に押しのけると、今度は反対側から、今回の騒動の原因が寄りかかってきた。
「らいらい、不公平らと思うれすよ」
いきなりろれつがまわってないぞ橘。
「向こうの機関は超能力もあり、お金もあり、人脈も3年間で形成したとは思えないほどあるらんて、
ろう考えてもズルいでふよ。トップはあの歩く核ミサイルのボタン押させたくないNO1娘、
涼宮さんでふよ。なんれあんらのに人が集まるんれすか」
いやまあその気持ちはわからんでもないが、お前達が無能すぎるだけなんじゃないかって気もするな。
「ひ、ひろい。そうやって幾人もの女性をたぶらかひてきたのれすね。
れも私には通じませんよ。何せ私は佐々木さん一筋なのれす。
我々が機関に勝るもの、それは、佐々木さんへの清純で一途な愛、愛なのれす。
愛は地球をすくい投げ。とりゃ。そうれすよね佐々木さん。この清純な愛の見返りに、
まずは手付けとしてキスでもひろつ」
はいはい。見返りを期待する時点でそれは清純な愛じゃないだろ。
923名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:33:54 ID:JCHJQXox

佐々木は、いの一番に酒がまわり、俺の膝を枕に眠っている。こいつによった橘が何かと
ちょっかいというか身体的接触をしたがるので、俺は酔っ払いのただ中で、佐々木を守る防壁に
ならざるを得ないのだった。酒でも飲まんとやってられない仕事である。え、酔ってないっすよ。
俺酔っ払わせたらたいしたもんすよ。ぷはー。
「−−煮込みのナース、……仕込み子ナース、リーチ一発ダルビッシュ結婚……、びこびこナース−−」
先ほどからマイクを握って話さない九曜の声が俺を現実に引き戻す。
宇宙人でも酔うってんだから凄いなこの酒。ところで九曜さん、時事ネタはすぐに風化するからやめなさい。
「−−皆で、親睦……深まる?」
いや疑問形で聞かれても。楽しければいいんじゃないか。
ところでお前、その大量の髪、暑くないのか。
「−−これ、取り外し可能オプション」 ぱか。
ぶふぉ!!
ちょ、ちょっと待て。今何した九曜。坊主も凄いが、その下でとれちゃいけないものまで取らなかったか!?
「−−パーティ……ジョーク。親睦……深まる?」
深まった。深まりました。マリアナ海溝に一気に沈没したくらいに深まりましたから、あなたはカラオケを続けてください。
「−−撲殺、天使……締切びりびりながるちゃん−−延期の天使……髪の毛ボロボロながるちゃん」
奴のことは放っておこう。そうしよう。

「……うぅん、キョン、どこー。どっか行っちゃやだー」
暴れたせいで佐々木が目を覚ましたようだ。大丈夫、どこにも行ってないって。
「キョンのうそつきー。そんなこといって、すぐにわたしをほってどっかいっちゃうんだよ。
それで別の女の子と仲良くなるんだもん」
俺の高校生活の潤いのなさ(朝比奈さん除く)を知ってたらその発言はできないぞ佐々木。
というか佐々木。いくら酒に弱いからって、幼児退行はないだろう。
お前将来コンパとか行ったときにどうするんだよ。
「キョンがいればいーの。キョンとしかお出かけしなーいもん。くふ」
そうかそうか。何だか従兄弟のガキどもの面倒見てる気分だよ。
「しゃ、しゃしゃきしゃん! その喋りは反則れす! さ、さあ、お姉ちゃんにチューしましょうチュー!」
そこで目を血走らせて迫るな橘。ほら、鼻血がダバダバ垂れてヤバいぞ。
「やー! お姉ちゃんこわい!」
ほれみろ。怯えるだろ普通。俺も怖いよ今のお前。
「私がちゅーするのはキョンだけなのー」
はっはっは。そうかそうか。従兄弟の娘もおんなじようなこと言ってたなあ。
ちゅ。
あれ、なんだ今の感触。
おい、そこで泡吹いて倒れるな橘。ちょっとヤバイぞその倒れ方。
「キョンはすぐそうやって他の女の子ばっかり気にかけるー」
はいはい。とりあえずこいつが死んだらヤバいだろ。ちょっと待っててな、佐々木。

その後も、目一杯延長したカラオケの時間一杯、カオスは続いた。
ひっくりかえった橘に、いすの上に正座して愚痴上戸の藤原に、歌い続ける九曜。
勘弁してくれ。
佐々木がそのまま眠ってくれたのでまだ助かったが、途中顔がやけに赤いのがちょっと心配だった。
まあ、みんな好き勝手に醜態さらして、しらふになったら、そうとう気まずいだろうな、
と最後に思ったのを記憶している。

結論から言って、その心配は杞憂だった。
それどころではなかったのだ。

ぐおらぁんぁうんぅあん。じんじんじぃんじぃぃん。
あの酒はそうとう強かったらしく、翌日、全員そろって壮絶な二日酔いに七転八倒の上を行く苦しみを味わった。
気まずいどころじゃない。
ようやく元気になって、また顔をあわせた頃には、もう酔って何したかなんて、みんな記憶の彼方にふっとんでいた。
「一生の不覚だ。もう二十歳過ぎてもお酒は飲まない」
まだ頭痛に悩む青い顔で、佐々木はそう言っていた。
俺もその方がいいと思うぞ。理由はなんとなく定かではないが。
うむ、みなもお酒は二十歳を過ぎてからだ。

                                        どっかで見たようなフレーズでおしまい
924名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:36:30 ID:cYvuZoPF
>>918
俺は黒いというより策士なイメージだなぁ
キョンとの友情は揺るがないだろうという信頼と
橘達の排除は自分のメリットだけでなくSOS団のメリットにもなるし
何というか、鶴屋さん的視点を持ってるみたいな感じ


まぁ、俺の妄想だがwwww
925名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:41:38 ID:dljT1zv7
みんなぶっこわれ杉だろwもう萌えるね
GJ!

>>919
あ…そういう意味だったのね
926名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:42:55 ID:cYvuZoPF
>>923
投下に被らなくて良かった

しかしまぁ……何というカオスwwww
佐々木もいいんだが不覚にも敬語な藤原に萌えてしまった
927名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:45:50 ID:Iks7I2Ga
>>「−−これ、取り外し可能オプション」 ぱか。
>>ぶふぉ!!

ここフイタw GJだっぜ!
928名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:46:53 ID:WC5kZvg8
>>923
GJだが壊れすぎだろwww
個人的に佐々木は実は酔っていないのに酔った振りをして誘惑しそう

当然フラクラされるオチだがな
929名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:50:59 ID:QR+FZ6xE
>>923
俺が言える事は一つ…そう、たった一つだ…



ポン☆ジー!
930名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 01:56:56 ID:loTL8N1B
>>922
敬語の奴がポンジーだと一瞬で気づいた俺はエスパーですね。
ちょっと機関に行ってくる
931名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 03:59:04 ID:jcZQLT62
>>923

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ポン☆ジー! ポン☆ジー!
 ⊂彡
932名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 06:31:00 ID:S4PR6ER2
>>922
>グドンのエサ
吹いたww
933名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 08:21:45 ID:cIZBEP9c
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ポン☆ジー! ポン☆ジー!
 ⊂彡
934名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 08:33:46 ID:gk2LBc5X
>>922
ちょwwww銀○化してるwwww
935名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 10:26:00 ID:hsKJKBZE
佐々木「橘さん……」
橘「何ですか?」
佐々木「キョン子って呼んでいい?」
936名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 10:38:14 ID:EvxdJONr
ああ…佐々木さんが病んでいく…
937名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 10:58:59 ID:Jil6dBxV
>>922
ちと亀だがGJ!!!
ポンジー…w
938名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 11:37:21 ID:KSebynww
橘「身代わりでもいいんです……佐々木さんが体を開いてくれるのなら!!」
キ「心じゃないのかよ」
939名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 12:34:24 ID:uW3HCTVT
>>922
富士見方面て。じぃんじぃぃん、て。
……もしかして九鷲酒か!?
940名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 15:34:48 ID:Vi+afZg5
http://may.2chan.net/b/src/1186725307555.jpg
佐々木の服に似てね?とか思ったけど気のせいだわ
941名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 15:49:38 ID:MQVtjX32
>>940
だれかこの絵を佐々木に加工するんだww
942名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 15:52:17 ID:59Y7CJT6
>>940
キョンと会う日に着ていく服を、自分の部屋であれでもないこれでもないと考えている佐々木を妄想してしまったぜ…
943名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 16:27:13 ID:RLiPZquM
>>941
うん、それ無理♪
944名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 16:36:37 ID:bJGCJMkn
>>940
マリア三十七歳?
945名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:20:37 ID:YBtetVaY
946名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:25:48 ID:z6orKiNJ
>>945
二人の佐々木さんならびにマリアさんとやら、
都合三名の方々に深くお詫びしてもらおうか。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:34:19 ID:dljT1zv7
>>945
おいこらww
948名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:45:16 ID:BmoWyQUq
>>945
大魔人www
949名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:48:26 ID:YBtetVaY
やっべぇ間違えた!
てなわけでttp://pict.or.tp/img/14830.jpg
950名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:49:12 ID:u8B+GSoz
>>945
ちょっとまてww
951名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 17:52:44 ID:bJGCJMkn
>>949
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
952名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 18:02:49 ID:By3wzS++
>>949
二段オチかい!w
つーか、マジ上手いな。
で、名前の部分とかのあくまでネタを仕込む労力にも敬意を示しておこうw
953名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 18:15:56 ID:dljT1zv7
>>949
うめえ
954名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 18:27:06 ID:MQVtjX32
>>949
ちょw
予想以上だ
955名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 18:34:42 ID:YBtetVaY
今気づいた。
鏡だから分け目は逆だ/(^o^)\
956名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 19:05:15 ID:T3JEK6ab
>>949
そうやってポーズとってるところにキョンが乱入
キョン「何してるんだ…?佐々木?」
佐々木「うわぁ!いや、これはだね…ちょtt(ry」
957名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 20:32:06 ID:Iks7I2Ga
佐々木の髪型ってもみあげが片方長い…んだよな?
玲音みたいに分かりやすい髪型じゃないんで、どーも判別しにくいな。
958名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 20:43:42 ID:59Y7CJT6
>>949
名前が大魔神になってることには突っ込まないでおいてやろう…佐々木のかわいさに免じてな!
959名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 21:48:20 ID:dpQfEMxP
過疎ってるね
佐々木かわいいよ佐々木
960名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:03:13 ID:jcZQLT62
ポンジー職人 来ないかな〜

    ∧_∧
    ( ・∀・)
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・)
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)


961名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:05:34 ID:xzW/Zs29
あまり早くレスされるとポンジーネタを今考えてる俺が困るw
962名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:23:57 ID:WC5kZvg8
>>961
くっくっ、kskだ
963名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:24:55 ID:bJGCJMkn
次スレの季節ですね
964名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:29:53 ID:xzW/Zs29
>>962
おにwww
965名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:29:54 ID:VzThXDN9
佐々木の屁はくさい
966名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:31:34 ID:dljT1zv7
>>965
佐々木はそんなことしねーよww







あれ?
967名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:32:49 ID:WC5kZvg8
さあ、ポンジータイムが近づいてきました
968名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:35:53 ID:1MEnWtML
ポンジーを見てるとたまにポンジュースに見えてくる
969名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:40:34 ID:ox3szBba
ポンジュースを見てるとホンジュラスに見えてくる
970名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:41:29 ID:bJGCJMkn
立候補
971名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:46:41 ID:bJGCJMkn
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part17【変な女】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1186753538/
立ててきた
972名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:50:11 ID:dljT1zv7
スレ立て乙
てかなんかパンジースレかとオモタw
973名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:50:40 ID:j1VCipLu
>>971


以下このスレはポンジースレとなります
専用スレのないポンジーへの愛を込めてポンジーネタで埋めにかかるようお願いします
974名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 22:58:21 ID:xzW/Zs29
>>971
フン、970を取った者としての本分はちゃんと果たせたようだな。
僕はアンタのことが正直言って大が付く程嫌いだが、仕事をきっちりと
こなせた者には労いの言葉をかけろと上から言われているのでね・・・
コレは決して僕の本心から出た言葉では無いという事を理解してから聞くんだな、
・・・・・・・・・・・フ、フンッ乙だ///
975名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:05:44 ID:dljT1zv7
パンジー自重しろww

佐々木かわいいよパンジー!





ん?
976名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:08:43 ID:IWYG9G0b
>>975
おぃ!
977名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:10:27 ID:59Y7CJT6
ん〜?聞こえない…もっと愛を込めて!!!

ポン☆ジー!!!
978名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:15:07 ID:j1VCipLu
もうこのスレのせいでポンジー=真殿としか思えなくなった
どうしてくれる
979名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:22:39 ID:YbpOwy2h
ポンジーと呼ばれる気分はどうですか?

「蝶・最高!!」
980名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:24:04 ID:xzW/Zs29
アンタは気づいて無いかもしれんが涼宮ハルヒを始めとするアンタと
深く関わり合いのある女はそのほとんどがそれを恋愛感情と言っていいほどの
好意をアンタに対して向けている・・・・まぁ一部には男も含まれるんだが、
言っておくがこれは規定事項でもなんでもない、ただアンタの朴念仁ぶりが
僕の癪に触ったから教えに来ただけだ。
この話を聞いてどうしようがアンタの勝手だ。
ここから先どうなろうと僕の知ったことではない・・・好きにするがいいさ

「お前は・・・」

? なんだ、

「お前は俺のことをどう思ってんだ?」

・・・・・・・・・・フッフン、禁則だ!
981名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:27:31 ID:E/slMqcy
昨日考えておいたポンジーネタを忘れてしまった
ハルヒスレの612氏の改悪をしようと思い立ったは良いが、やる気がない

ポンジーよ助けておくれ
982名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:32:06 ID:xzW/Zs29
俺もさっきまで書いてたの丸投げしたんだぜww
ポンジーネタ難いよ
983名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:43:11 ID:hHeApnta
 『偽のジー警部』

佐々木の恋の相手はキョンだった。
キョンの妻はハルヒで、彼女は喜劇王コスのみくるちゃんで
遊ぶため、アメリカへ渡ると言い出した。
二人の恋を実らせるには、このハルヒを豪華客船上から海へ
突き落とすことだ。
偽名を使い、完全犯罪を胸に乗船した二人だったが……
やがて発生した意外な閉鎖空間に、船上に登場した偽のポン・
ジーが調査を開始する。
984名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:52:56 ID:hHeApnta
 『キョンプラス1』

キョンの引き受けた仕事は、佐々木という女を自転車で定刻までに進学塾へ
送り届けることだった。
だがパンジーが女に付きまとっており、さらに彼女が神にならずに平凡に
生きることを喜ばない子犬もおり、名うての生昆布を差し向けてきた!
執拗な攻撃をかいくぐり、キョンの二人乗り自転車は闇の中を疾駆する!
熱気をはらんで展開する非情な男と女のバカップルぶりを描いた、冒険
アクションの傑作。
985名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/10(金) 23:57:06 ID:WC5kZvg8
そんな事よりお前らよ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、過去行ったんです。過去。
そしたらなんかパンジーがめちゃくちゃいっぱいで綺麗なんです。
で、よく見たらなんかロングコートの幼女とイイ男がいて、花荒らし、とかしているんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、パンジー如きで普段来てないお花畑に来てんじゃねーよ、ボケが。
パンジーだよ、パンジー。
なんか30分近くも居座ってるし。若い男女が2人でお花畑か。おめでてーな。
あ、お花踏まないようにしてくださいね、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、記憶メディアやるから俺の特等席空けろと。
お花畑ってのはな、もっとメルヘンしてるべきなんだよ。
天に向かって伸び続けるお花さんたちといつ会話が始まってもおかしくない、
笑うか嗤われるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと近づけたかと思ったら、イイ男が、女を庇うように、片腕とか広げてるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、人間の女なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、それ、どこで拾った、だ。
お前は本当にその女を食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、その女にいいとこ見せたいだけちゃうんかと。
お花通の俺から言わせてもらえば今、お花通の間での最新流行はやっぱり、
ポンジー、これだね。
ツンデレポンジーを仲間はずれ。これが通の頼み方。
ポンジーってのは佐々木スレのおまけ。そん代わり970からは独壇場。これ。
で、それに微妙にホモネタ。これ最強。
しかしこれを頼むと次から●にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、キョンとかいうやつは、谷口でも食ってなさいってこった。
986名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:10:26 ID:yZ+DT/Uc
絶対にポンジーに1000を取らせない
987名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:12:12 ID:CbZQ6KyH
ぽ「どうした」
橘「いえ・・・あんまり綺麗で・・・
  お花畑初めてだから・・・」
ぽ「だろうな。僕も初めてだよ
  ところで僕のパンジーを見てくれ
  こいつをどう思う?」
橘「すごく・・・
  ポンジーです・・・」
988名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:18:42 ID:jiF6YXGq
誰が1000を取るかなんて、そもそも不確定なことだ。
お前たちが牽制しあう姿は滑稽そのものだが、それは規定事項に過ぎない。
せいぜい釈迦の掌で踊ってろ。




――おい橘、勝手に注文を頼むんじゃない。俺はパフェを、、、 いや、なんでもない。
989名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:22:15 ID:cIL9iQB6
関西でも藤原をふじわらって読むの?
990名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:23:03 ID:OzJhPi5O
関西ではポンジーと読みます
991名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:24:09 ID:dIgi/set
関南では組長と読みます
992名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:28:36 ID:kIP8k/F8
( ゚∀゚)o彡゜ポンジー!ポンジー!

(´・ω・)………アレ?

( ゚∀゚)o彡゜佐々木!佐々木!
993名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:29:46 ID:kIP8k/F8
すまない、下げ忘れた。
でもやっぱり
( ゚∀゚)o彡゜ポンジー!ポンジー!

……アレレ?
994名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:30:57 ID:PLfYnkoD
⌒('∀`)⌒ <佐々木さ〜ん
 ノ( )ヽ
  <<
995名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:31:41 ID:1EZJJOCU
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
             /         \
         / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ     
        ,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i '  は〜〜い!
        !  !.ト●    ● ! !ノ、i !   
        ,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 ! 
        /⌒ヽ!;!l|ヘ        j/⌒i/  
      \ / | l>,、 __, イァ/  /!ノ´  
.        / /| | |___|{ヘ、__∧
       `ヽ<.| |         彡'
996名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:32:31 ID:OzJhPi5O
そろそろ1000取り合戦をするか
ぼ、僕は別に1000なんて取りたいなんと思ってなんか無いからな
997名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:32:41 ID:CbZQ6KyH
くっ・・・僕はここまでのようだ・・・
・・佐々木・・・・後はあんた一人で1000を狙うんだ・・・
同じ僕っこ・・・として、の・・頼みだ・・・
・・・行ってくれ・・・僕にかまわず・・・

「藤原・・・わかった。君の意志は引き継ごう・・・
 ただ一つだけ言わせてくれ・・・」

━━君は僕っ娘じゃない━━
998名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:32:52 ID:HPNXhT8P
ふはははは!
謎の未来人ことポンジーが華麗に参上!!

じゃあの
999名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:32:58 ID:1EZJJOCU
おいキョン。いいよなお前は、愛嬌のあるあだ名でよ。
俺なんてポンジーだぜポンジー。

はぁ、どうせ俺なんてよ・・・地獄がお似合いなのさ
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:33:01 ID:YnkOtNmU
>>1000なら佐々木スレは永遠
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。