【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part10【変な女】
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| : :.ヽヽ:.ー 、_ヽ_Zー‐ ̄ー` i ' ,
l: ハ:トヘ  ̄ j ` - _
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part9【変な女】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1179805592/ ・佐々木SSの保管庫
http://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
・次スレ
は
>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ
/ \
/ / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i '
>>1乙だよ
! !.ト● ● ! !ノ、i !
,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 !
/⌒ヽ!;!l|ヘ j/⌒i/
\ / | l>,、 __, イァ/ /!ノ´
. / /| | |___|{ヘ、__∧
`ヽ<.| | 彡'
せっかくだからもう一回
>>1乙して置こう
記念すべき10スレ目だし
乙,とでも言っておけばいいのかな,と.
くっくっ
(⌒ヽ ___ (⌒ヽ
( .,⌒) \\ /| / (⌒ヽ (
( ⌒ヽ \\ | / ( ⌒) ゝ
ゝ ⌒ヽ,, // | / ,,.( )、,,(
( ⌒ヽ. // __|_ (___ゝ ( ゝ
( ) ( /> />
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/> ̄ ̄
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..j:::::ヽ::| ゚−゚ノ::|:::... .....:::::... .....:::::::... .:::::...............::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::...
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(ノハヾ) (ノハヾ) . . . . . . . : ^~^:〜。,,,,・
ノハ*"ヮ) ノハ*゚ー) . .... :::::::: . . . . . . ∧∧, 、
(`∩∩! : : . . . . / ) `´) .... : ., .,.,.,.,.,.,. (ヽ゚ー゚).ノ
i_ ノハ_」 キミ ハ ヽ〉ヽノ! ノハヘX .,.,.,.,.,.,.,., ヽ`^ ^)
し'し' アノコ ヲ ミタ!! ミテネエ!! (_ ノ_ノ ノノ*^∀)') .,.,.,.,.,., 〜〉^v !
, -‐- 、 ,. ‐-ー- 、 §( _)、_)ノ ∧∧ (_ノ!_ノ
. . . . . . ,'. / ト、 ヽ. ノ / ヽ !!ハ ̄__i . . (ー゚*)
. i. ((从ソ 从〉 ノハハハハハ ! .... し'し'´ ( ,^ ^) . . . .
l. (|┳ ┳i!l .!|┬ ─;iリ)! , . . . 〜〉^v' ! . .
. ハNiヘ.''' r ''ノっ< っ ,ノル´ , (v)。 。(|/) . , (_ノ_ノ . . . .
.. : : .. <^)` ´)ノ 〈i.`:.´.,i`> (( 彡[`´]ミ . , . . . . . . . .
. . (゙ヽ/i. {''_T_''} , . . . . . . . . . . . . .
. . . . (_,/ノ 〈_,八_,〉 . . .
. . . . . . . . . . . . :. : . . . . . . . . . . .
>>21 海になんか漂ってるww
嫉妬してる佐々木かわいいな
>>1 乙!
分裂から2ヶ月で二桁突入か…。
佐々木人気には驚嘆するしかないな。
実は
>>1乙を楽しみにしてる俺w
>>21 あれ、海に昆布が浮いてないかww
あれ、せっかく千と千尋の神隠しをテレビで見てたのに急にテレビがきえt
分裂が出たらさらに祭りになるかと思うと恐ろしいぜ…
分裂が出ても佐々木スレの住民が悲しむような展開にならないでほしいな
分裂が出ても佐々木が準レギュラーぐらいのポジションにいて
ハルヒシリーズもまだ続いてほしい。
,.-,ヘー.、
ノ 八ヽ`ヽヾ
. i ハヽ リノバリゝ
イ(l|⌒ |⌒リノ
Yル、 ー ノハ
>>27 〈iつ旦O ツッコんであげましょうか?
. とi._,〉_.〉
まあまあキミたち、せっかくの新スレなんだ。まずはお茶でも飲んで、気を落ち着けてみてはどうだい?
つ旦 旦 旦 旦
・・・ って分裂じゃねえじゃんw 気がつかんかったww
素だったのか
分裂じゃなくて驚愕の間違いだなw
そういえば分裂では佐々木はやたらキョンにかまってほしそうだったな
高校で一緒じゃないから寂しかったからかな
>>32かわいいよ
>>32 佐々木スレの住民は佐々木に似て萌えキャラばっかだなw
>>36 やたらキョンの様子を気にしてたな
久しぶりにキョンに会えて嬉しかったから色々話とかしたかったんだろう
「ヤダヤダ! キョンは僕んだい!」
「なにいってんの! キョンはわたしのよ!」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『小さな佐々木とハルヒが言い争いをしている』
な… 何を言って(ry
>>39 これを見て、小さくなったハルヒ、佐々木、及び登場人物が幼児化したハートフルショートストーリー
『きたようちえんさくらぐみ 〜保父さんの溜息は止まらない〜』
を書こうと思ったSS職人はいいSS職人。
これを見て、小さくなったハルヒと佐々木と一緒にお留守番、【禁則事項】や【ふんもっふ】満載の
『はじめてのせかいかいへん 年齢制限版』を思いついた俺は
情報連結解除された後、存在を抹消されるべき。
…ちょっとエ○パロ板行ってくる…ってなんか昆布みたいなのが窓に! 窓に!!
>>40よ、そのネタ、頂いたぞ。
湯煙の中の人だから描写力には期待しないでくれ。
その変わり恒例ネタとエロスはもちろん入れる。
うし、がんがって書いてくるよ。
毎日おっかけてないとはぐれそうな佐々木スレ。
>>1殿乙でござる。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/30(水) 00:49:16 ID:x4dbydIk
定期あげ
>>43 また佐々木はバックに禁則事項を入れてるのかww
wktkしてる
47 :
1/1:2007/05/30(水) 00:59:23 ID:akXjtE+g
「ふふ、気持ちいい――一体何処で覚えたんだい?」
「そうか? どこでってなあ……昔妹によくやってやったもんだが」
「なるほどね。キミの妹さんが羨ましいよ」
「つってもなあ、もう何年も前の話だぜ? あいつだってもう高校生なんだ」
「そうだね、もしかしたら妹さんも僕達みたいな事をやっているのかもしれないよ」
「……」
「くっくっ、力んだね、今。動揺を隠せない証だ。やはり妹さんの事は格別に大切なようだね。
キミは全くいいお兄さんをやっているよ。
ちなみに今のは僕のブラフだ。妹さんには彼氏はまだ居ないようだよ」
「やれやれ、相変わらずからかってくれるぜ。――何でそんな事知ってるんだ?」
「何でって、毎日メールの遣り取りをさせて貰っているからね」
「はあ? いつの間にお前らそんな仲に」
「別に意識的にキミに黙って居た訳じゃ無いさ。
彼女も僕もキミの所有物になった覚えはない。それぞれ、只の一個人同士の付き合いさ。
それとも――くく、疎外感を感じて焼き餅でも焼いているのかい? 可愛いところがあるじゃないか」
「ばっ……! 別に俺は、そんな」
「まあそう照れる事もあるまい。褒めているのさ」
「この歳で男が可愛いなんて言われたって嬉しくねえっての」
「そうかい? じゃあもっと言ってやろう。キョン可愛いよキョン。くっくっ」
「くそ――こうしてやる! こうしてやる! どうだ佐々木?!」
「わ、そんな乱暴な――やめたまえ、やめたまえよキョン。
僕もいささか調子に乗り過ぎたようだ。謹んで詫びさせて頂こう」
「はは、別に良いけどな」
「あ、それだ、その優しい指遣いがたまらなく心地良い。この時は僕のささやかな毎日の愉しみなのさ」
「そいつはどうも。しかし、そんなに良いものかね、俺なんかのシャンプーが?」
「世辞は言わない主義だからね。くく、いっそ美容師にでもなったらどうかな?」
「……商売でやれる自信はねえよ」
---
同棲生活とかしたらこんななのかねえと受信
>>1乙です。
>>40 ああっ!凄い書きたいけど、
俺の遅筆ぶりから考えると
書き上がる頃には過去のネタになってる予感!
佐々木:ゆかな
橘:小清水亜美(ナージャっぽい方)
パンジー:福山(悪役)
九曜:若本さん
それなんてコードギアス?
・・・血染めのハルヒ
>>51 血染めの涼子だろ…常識的に考え…
あれ?
天井裏から物音が…
「こんばんは、とりあえずといっては何だけれども、
>>1乙というとところから始めさせて貰お
うかな。とうとう、10スレ目だね。2ヶ月足らずで9000のレスが行なわれた、そういうわけだね。
この2ヶ月の間、『涼宮ハルヒの分裂』に登場した佐々木という個人に対して、いろいろな妄
想がこのスレッドを彩ってきた。来るべき『涼宮ハルヒの驚愕』に対する、予想が、悲観的な
もの、楽観的なもの、諦観が交じったもの、さまざまなものが2ヶ月の間に、この佐々木スレッ
ドに書き込まれてきた。このうちのいくつかは当たっているかもしれない。このうちの大部分
は外れているだろう。だけど、そんなことは問題なんかじゃあない。そうだろう、キミ。
真実はひとつ、なんてよくいうよね。確かに、事件や、法廷や、ドキュメンタリではそれは
正しいのだろう。だけど、『涼宮ハルヒ』シリーズはエンタテインメントだ。エンタテインメント
の真実はひとつじゃあない。シャーロック・ホームズはライヘンバッハの滝壺から生還した。
スタンドはタロットとは関係ないんだ。
だから、キミは正しい。キミは何時だって正しいのだ。キミの中の僕はキミ自身を肯定する。
すまない。すこし、話がずれてしまったかな。
さて、この記念すべき10個めのスレッドで、僕はどのような存在として、キミの中に在るん
だろうか? もちろん、多くの人は、この世界に生きる絶対的な多数の他者は、僕のことなん
か知るよしもない。だけど、それはそれで構わないのさ。そうだろう。僕のことは他ならぬ、
キミが覚えていてくれるのだから。僕にとっては、それが一番大事なことなのだ。僕らの間に
約束された日々があとどれだけ続くかは正直、わからない。終わって欲しくもあるし、欲しくも
ない。そうだな、スヌーズにした目覚まし時計を止めながら、次に鳴ったら起きるんだ、
そう決意しているような気分、という所かな。
失敬、長くなってしまった。さあ、宴を始めよう。キミの中の想像力と創造力を回すんだ。
エンジンのように、太陽のように、回し続けるんだ。その間だけ僕はキミの傍らに寄って立つ。
僕はあくまで、フィクションの登場人物だからね、誰かが、僕のことを考えない限り、存在し
ていないも同然なのさ。だからね、キミ。僕のことを想ってくれないか?
ああ、それから前スレ
>>1000、それもまた僕の望む所だ。争いより平和がいいね、それは
何があっても、変わらぬ真実ってヤツだ。まぁそれでも譲れないものはあるものさ。僕の親
友の気持ちのようにね。くつくつ、哀しいけど争いもまた真実なのだね」
佐々木はそういって、唇をそっと人差し指で撫でた。
6月を前にして、佐々木さんは不定な気分のようです。
まったく、ここは流れの速いスレだよ、くっくっ。まあ
>>1乙とだけは言っておくよw
拾ってきた
↓
中学生の頃からしばらく、佐々木は二重人格だった。
なんでも、男を見ると「僕っ子」という人格が現れるそうで、
俺の自転車のうしろに乗って一緒に塾へ向かいながら、
「…くっくっ、まったく君はつくづくおもしろい男だね(笑」
などとどこか寂しそうな口調で呟いたりしていた。
ある日、卒業式のあとふたりの時に「僕っ子」が出たことがある。
突然俺の手をとり、「キョン・・・これからも君の自転車の荷台を、僕の特等席にしてほしいな(笑」と言った。
抽象的なジョークを一切理解できない俺が、
佐々木の言葉の裏を勘繰っていると、佐々木はため息をついて自嘲的に微笑んだ。
それ以来、一年間佐々木とは音沙汰がなかった。
そして別人格とやらは、佐々木が大学に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、嫁にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
アレンジャーの手が良いせいかも知れんが、名作コピペの改造がよく馴染むんだよな
まだ起きてる人いる?
. , -‐- 、
. ――――――――― ,'. / ト、 ヽ
;;`ヽ ー ‐‐ ―‐ ――― i. ((从ソ 从〉
⌒) ‐‐ ―‐ ツルー――― l. (|┳ ┳i!l
) ;;;`ヽ⌒`)⌒. . _ _ _ (`;ヘハNiヘ '' ヮ''ノハ!
⌒;;)´⌒;;)⌒;);; )._ ___ (_《:_:__,{_i'づニソつ
>>56 さんざんフラグをへし折られたわりに、ちゃっかりキョンに貰われちゃってるじゃないか佐々木w
おやすみ、佐々木さん。午前から講義があるのにこんな時間に就寝する俺を叱って。
ん? 今 何か踏まなかったか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いや 僕は気付かなかったよ? , -‐- 、. , -‐-ー .、
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ,'. / ト、 ヽ ヽヾ
i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i!
. ,ハNiヘ. ヮ ノiハ、 - ノ’
〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓___
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
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三三⊂三三三⊃三三( 三三三 )三三三三 ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
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>>61/ ⊂ ⊃
「__ __フ /
>>62/
「__ __フ
それもまた本望…
「
>>1乙」
「へ?」
今何つった? もっぺん頼む。
「いち、おつ」
ぁんだ? って佐々木、もうレス60以上行ってんぞ。それに俺は
>>1ではない。
「いや失敬。10スレ目のお披露目のご挨拶も無事済んだし、丁度良いタイミングだと思ってね。それに、
ちょっと声に出して言ってみたかったものだからね」
SOS団御用達の喫茶店で、大きな声で、しかも俺の目を見て言わんでくれないか。俺は周りを見渡す。今日
は喜緑さんはいない。
「それにしてもだ、実に潔い言葉ではないか。新たにスレを立ててくれた
>>1に対する感謝とねぎらい、そ
れにホスト規制など諸般の事情でスレを立てられなかったものたちの無念と憧憬の思いなどが渾然一体と
なり、しかして悪意のかけらもない、簡にして要を得た表現と言うべきだろうね。この表現を発明した人
に対しては敬服の至りだ。」
異論はないのでとりあえず同意しておく。俺は何も言わず、眼で続きを促した。中学の時もそうだったが、
こいつとの間ではアイコンタクトで相当の意思疎通ができる。考えてみれば俺が長門の気持ちを読めるの
もこのときの訓練の成果かもな。
「『乙』という当て字がまた絶妙だ。『おつ』は『おつかれさま』の略だと言われているようだが、『乙
枯山』という当て字が高橋留美子の『うる星やつら』にも見られる。まあそれ以前にもあったのかも知れ
ないが。『乙』は『きのと』とも読む。『木の弟』なのだそうだ。中国の十干の一つなのだが、甲乙丙丁
戊とあってだな…」
そのまま話は戦前の五段階評価やら契約書やら焼酎やら赤いちゃんちゃんこすなわち本卦返りの語源やら
に至り、俺の脳内メモリは完全にオーバーフローしてハングアップ。ふと別のことが頭をよぎる。そうい
えば「うる星やつら」をSOS団の三人に読ませてみたのだった。ハルヒが自分の能力を自覚して宇宙人、未
来人、超能力者が日常世界に普通に現れるようになった世界といえば、やっぱコレじゃね? と思ったの
で、連中の反応を見たかったのだ。案の定というか、古泉は泡を吹いて卒倒し、長門は青ざめた。不思議
なことに、朝比奈さんはけらけら笑うばかりだった。たぶん状況の深刻さに思いが至らないのだろうが、
もしかすると、未来世界って意外とそういうところなのかも知れない。何にせよ、ハルヒには決して「う
る星やつら」を読ませないことにしようということで、我々の意見は一致した。買い占めるわけにも行か
ないので、ハルヒが行きそうな本屋に対して長門に情報操作して貰うしかないかな。いっぽう朝比奈さん
に「めぞん一刻」を読ませたら泣かれてしまった。原始社会の未発達な通信に起因して生じる意思疎通の
齟齬と誤解による不幸の悲惨さを思い知った、とのことなのだが。
「キョン、聞いてるか?」
[Ctrl]+[Alt]+[Del]。はっと正気に返る。曖昧に頷くと、佐々木は続けた。
「ところで、『おつ』という言葉には違う意味もあるのは知ってるね。ひとつは、いつもと違ってとか
妙にとか言う意味だ。ツンツンしてる女子に対して『おつに澄ましやがって』とか言うね。」
お前のことだろ。
「キョン、嫌なことを言うな。つまらん冗談を言う奴とは絶交だ」
拗ねたらしく、プイと横を向いてしまった。まあ一番気にしてるところなんだろうな。しかし席を立つわ
けでもなく、俺の向かいに座ったまま横を向いている。どうしてほしいんだか。まあこうしてみると、結
構可愛いところがある。『うい奴』という言葉が浮かんだが、言わないでおこう。
「冗談だよ」
その言葉を待っていたように佐々木はそむけていた顔を戻し、ちょっと照れたように微笑む。
「わかってるさ。しかし涼宮さんにつまらない冗談を言うと死刑にされるぞ。それとも今は罰ゲームかな
? いずれにせよ物騒極まりないから、気をつけた方がいい」
「ああ」
俺は緩む口元を根性で抑えて眼で続きを促す。
「この用法でも『乙』という字を当てる。なかなか面白い」
まあな。
「もう一つの意味は、粋だとか気が利いたとか言う意味だ。落語でよく幇間、いわゆるたいこもちが旦那
に『よっ、旦那、おつでげすね』とかいうだろう。あれだよ」
SOS団にもそういうのがいるからよく分かる。
「そういえば谷崎潤一郎に「幇間」という佳作がある。また「細雪」にはこの近くのことも出てくるね」
「お前の古風な口調は谷崎由来か」
「別にそういうつもりはないが、谷崎の作品は好きだね。彼は我らの郷土を愛してくれた大作家というべ
きだ」
もうひとりは谷川某だとは言わないでくれよ。
「その件については意見の表明を留保し、後世の評価を待つとしよう。特に当事者たる我々には谷川を論
じる資格はないように思う」
くっくっくっ、と押し殺した笑い。意味がわからんが、まあいい。
「ときに、この表現でも当て字は『乙』だ。他にも、若いとか年少の異性という意味もあるらしい。乙女
とか乙姫とかいうのはここから来ているようだ。この意味でも漢字は『乙』なのだな」
感に堪えた風情であごに手をやる。
「そもそも、『乙』という字は古語でのみ用いられていて、現代の日本語では格別の意味を与えられてい
ないみたいなんだな。これも実に面白い。いや。僕が知らないだけかも知れないのだが。今度調べてみる
としよう」
分かったら教えてくれ。
「当て字としても使われているのは戦前の小説までではないかな。最近ではかたかなで表記されることも
多いようだし。もしかして、絶滅に瀕した字なのかも知れないね」
一人で悦に入っている佐々木を見ていると、ふっと妙な考えが浮かんだ。つまらんジョーク。
「佐々木」
「なにかな?」
「可愛いぞ」
「は?」
「好きだ」
「………絶交だ」
(完)
お目汚し失礼。まずは
>>1乙、それから
>>54乙です。
さて、この後どうなったかは、読者諸兄の脳内外挿にお任せすることと致しましょう。
キョンのつまらない冗談に心底怒った佐々木さんがフラグをへし折ったか、キョンがそれを見越して
フラクラ発言をしたとか、それともジョークというのは嘘で実はキョンの隠された本音なのかもしれません。
その場で仲直りをしてハッピーエンドもありですね。あるいは怒りを装って喫茶店を飛び出した佐々木
さんをキョンが追いかけて…
まあこれ以上の詮索は野暮というものですね。反省はしておりません。
おや、こんな朝早くに誰だろう?
>>67 GJ!
佐々木ヒドスww
キョン調子に乗りすぎw
>>50 ハルヒの変態パワーが制御不能になりみくるの目からビームが出っぱなし
「過去人のおもいじょうりにはさまさせませーん」見かねた古泉がみくる
にふんもっふしてしまいブチ切れたキョンがランスロット(←チャリの名前)
で突っ込んでくる。長門は我関せず部室でピザ食いまくり。
(゚Д゚)?
佐々キョンバカ+1
「橘、お前はどんな超能力が使えるんだ?」
「えっと…内緒です…」
「ふぅん…まぁいいさ。ところで、だ。俺だって超能力の一つや二つ、行使できん事もないぞ」
「そ、そうなんですか!?」
「ほう…キョン、それは初耳だね。キミが超能力を使えるとなると、僕はキミに対しての認識を改める必要が生じるよ」
「まぁ見ててくれ。今から佐々木の顔を真っ赤にしてみせるからな」
「ワクワク…」
「ドキドキ…」
そして俺は佐々木の耳元で囁いた。
「愛してる…」
「…///」
「…///」
「橘、お前まで赤くなる事はないだろ…」
「あ、あなたの超能力の効果範囲が広すぎるのです!」
「き、キョン…もう一度頼むよ…」
ったく、しょうがねえな。
「今度は佐々木の鼻血を出す超能力だ」
再度耳元に口を寄せる。
「佐々木、俺はお前と生涯を共にしたいんだ。結婚してくれ」
「…///」ボフッ
「…///」ボフッ
「だ〜か〜ら〜橘。佐々木はともかく、なんでお前まで鼻血を放出してるんだ?」
「あ、あなたの超能力が下手くそなのです!範囲を設定してください!」
「キョン…もう一度、もう一度だけ…」
以下エンドレス
>>67 GJ、プンスカ怒る佐々木が幻視できた。
>>70 GJ、バカっぽくていいw
>>67 GJ!
現代でよく使われる「乙」の字といったらこれしかないな、「乙女」。
佐々木乙女だよ佐々木。
さて、過疎ってるな。
ちょいとしたことで休暇が取れたんでGod knowsの
佐々木版を書いたんだ。
投下しておk?
おk
泣きたい想いで追いかける
ごめんね 何も言えなくて
醜い私のエゴでさえ
あなたは受け入れてしまう
仮面守るため振り向かず
この想いを封じ込めよう
on the lonely rail
だから寂しくないよ
嘘じゃないよ 君との想い出があるよ
私忘れはしないから
暇な日常さえ
我慢できる それさえ虚勢なんだけど
my heart 泣きたいよ
今君へと God bless...
無意味な日常繰り返し
覚悟は 風化してしまう
会いたい気持ちに嘘はない
君へと届けこの lonely heart
せめて一目でも構わない
この想いが暴れるから
for your plain heart
私嘘は止める
素直になる これ以上我慢できないの
君に想いを伝えたい
怖くなんかないわ
進むために 幼い仮面は捨てる
Good bye ペルソナは
今壊すよ Break down...
あなたがいて 私がいて
他の人は いらないだけよ
淡い想い 二人だけの楽園で
契りを交わす
だから私君といるよ
どんなモノが二人の仲を裂こうとも
きっと離れはしないから
辛い日常さえ
超えていける 想いは変わらないものよ
our way 幸せよ
今ふたりに God bless...
78 :
77:2007/05/30(水) 13:40:10 ID:5BVopQn0
どうにも上手くいかなかった感もあるから、
大目に見てくれるとうれしい。
さて、いい加減
『きたようちえんさくらぐみ 〜保父さんの溜息は止まらない〜』 (元ネタ
>>40)
を書かなくてはな。
>>80よ、流石にそれは無理というものだ。
俺男だし、それでこれ歌ってもorzだぞ。
まぁでも、佐々木かわいいよ佐々木
>>78 乙だっぜ
本当の佐々木も乙女心を隠してるんだろか?
>>78 GJ!
切ないな
前スレでも出てたけどLost my musicとFirst-Goodbyeもまさしく佐々木の歌だな
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/30(水) 16:05:01 ID:x4dbydIk
定期あげ
>Lost my music
歌詞を思い返してみるとホントに佐々木の歌だな
「あなたは今どこで 誰といるのでしょう」のあたり。
ハルヒと佐々木の恋の鞘当は、世界、未来、宇宙すらも介入する空前絶後の戦争へと発展する。
確かに佐々木とハルヒがキョンの取り合いをしたらすごいことになりそうw
「世界平和の為にも、彼の占有権に際して皆さんに提案があるのですが」
月:ハルヒ
火:みくる
水:長門
木:佐々木
金:妹
土:SOS団&佐々木団
日:古泉
「ああ、涼宮さん。済まないけどあなたの所の副団長さん、少しお借りしていいかな?」
「いいわよ。それどころかあたしたちも付き合わせてもらうわ」
「はい、古泉くんとは一度」
「……じっくり話す必要あり」
ドラえもんの最終回か、なるほど、これは興味深いね。
僕もあの都市伝説は耳にしたことがあるが、人間は「もしも」と想像を飛躍させるのが
好きだからね、気持ちは分からないでもないよ。
さて、僕はどのような最後を迎えるんだろうね、キョン?
ああ、キョン、何も死ぬと限ったわけじゃないから、落ち着きたまえ。
ま、もっとも、死んだ方がマシな最後、というものもあり得るわけだがね、くっくっ。
と、ドラえもん最終回ネタの今更な日テレの報道を見て思った。
>>89 俺と結ばれる結末が死んだ方がマシな最後なのかと落ち込むキョン
そうだよなあ、物語てのは読者の期待を裏切るどころか、登場人物に
とっても驚愕の展開というのがあるからなあ。
作者が奇をてらって、普通じゃあり得ない展開を求めるとそうなるらしい
が、後で長門にでも例を聞いてみるか。
ま、俺たちの話なら、そうだな、俺と佐々木がカップルになるとか、そういう有り
得ない、よく分からない最後にして、読者を煙に巻くとかそういうことだろうな。
それならまだ、俺が朝比奈さんと手に手を取って時間犯罪者として逃亡する
とか、そっちの方があり得るよなあ、はっはっ。
・・・て、おい、佐々木、そのどこか懐かしい10tハンマー、どこから出した?
まて、落ち着け、そんなの当たったら死んじゃうhふぃぁwhj
ねんがんの キョンをてにいれたぞ!
・そう かんけいないね
・殺してでも うばいとる
・ゆずってくれ たのむ!!
・そう かんけいないね
. ニア・殺してでも うばいとる
・ゆずってくれ たのむ!!
>>92 キョン、もうフラクラのレベルじゃないなww
佐々木「おそかったな! くっくっくっ…ついに手にいれたぞ!!最強の力!
世界を支配する力!「涼宮ハルヒ」の力だっ!! じゃまなやつらを消しさってやる!
まずは、お前たちの仲間だ!!「涼宮ハルヒ」にのみこまれ、消えていくさまを見るがいい!!」
キョン「やめろーーーー!」
佐々木がハルヒの能力を手に入れたらどうなるんだろう?
橘が言うには変化無しみたいだけど・・・
多分、佐々木の望む世界になるんだろう
無意識に何を望むのかは誰にもわからないって橘も言ってるしな。
問題はどんな世界を望むのかだなぁ
ハルヒの能力って本人が自覚してると気が狂っちゃうだろ
キョンと佐々木がくっつけばそれでいいさ
やっぱりキョンと一緒にいることを望むのかな
>>101 分裂読む限りでは、そんなにキョンを求めてるようには見えないんだよな
すべては驚愕次第か
佐々木は自分の欲望は希薄な方だと言っているが
無意識では何を望んでいるか分からない
もし力を手に入れてキョンとも彼氏彼女の関係になっても力による恐れがある
佐々木自身それが分かっているから力はいらないと言ってるのかも
でも、まあ、佐々木→キョンの気持ちがどの程度か分裂では判断しかねるけど
深読みするとヤンデレになりそうなぐらいだし
意外とホントに親友だと思ってたり
驚愕マダー?
分裂で電話してきたのは両方とも佐々木
という電波を受信した
>>102 あのな、キョンに興味がなければキョン以外のSOS団団員に対応するメンバー集めて
キョンの前に現れたりはせんだろうよ
>>99 佐々木もそれは言ってるよな。
橘の言い分って綺麗事っぽいけど、結局佐々木を力の入れ物としか見てない
みたいで、胡散臭いんだよなぁ
くっくっ、人は理性ではなく感情で動く生き物だという前提は僕にとって有利だったよ。
ああ、まさかあれほどまでに、僕が君に対して友情以上の感情を抱いているという
ミスリードを敵も味方もしてくれるとは、これほどの僥倖は無い。
君との友情は本物だよ?
だが、それは本当に友情に過ぎなかったのに、それを愛情とはき違える人たちが
あれほどたくさんいるとは予想外だった。
僕はあれほど明言していたのにね、恋愛感情は精神病の一種だと。
高校生活うまくいってないぽいこと洩らしちゃうあたりが女々しくて素敵
あれが一番伝えたいことでしょ?キョンに
キミが居ないと僕は駄目なんだよって
「体はフラクラで出来ている
血潮は鈍感で、心は朴念仁
幾たびの戦場を越えてルート不突入
ただの一度のデートはなく
ただの一度のイベントもなし
砕き手はここに孤り
フラグの丘でフラグを折る
ならば我が生涯にヒロインは不要ず
この体はきっと無限のフラクラで出来ていた」
「アンリミテッドフラグクラッシュ」
「フラグの貯蔵は充分か!佐々木!」
アンリミテッドフラグクラッシュ(無限のフラクラ)VSゲートオブフラグ(フラグの宝物庫)
>>104 佐々木さんが受話器の向こう側で、鼻つまんだりしながら必死に声変えてたりするわけですな!
>>112 萌えるなw
でも佐々木がキョンに電話したとき電話を反対に持ってたのがよくわからないな
>>107 まぁ俺は佐々木がキョンに恋愛感情がなくてもあの二人の絡みに萌えてるからいいけどね
佐々木「ふふふふ・・・・・・あははははははは!!この力があれば・・・この力でキョンを!」
橘「佐々木さんっ!止めて下さい!」
佐々木「・・・いやだね。この力で私は世界をやり直す!今度は仮面なんかいらない!」
橘「世界をやり直して!貴女の望むようにして!それで貴女の望む彼はどこにいるんですか!貴女が欲しかったのは本当にそんな力だったんですか!?」
佐々木「・・・・・・」
橘「・・・止めないというのなら・・・・・・この命に代えても貴女を止めます!」
神の力を得た佐々木。しかし橘達の予想とは裏腹に世界を作り替えようとする。
佐々木が世界を作り替えてゆく中、一般人であるはずのキョンに能力が芽生える!キョンがとった最後の手段とは!?
大人気の涼宮ハルヒシリーズ最終巻!どんな結末が待っているかは自分の目で確かめろ!最後まで見逃せない!
涼宮ハルヒの終結、今冬発売予定!
という電波を受信した
佐々木がこんなことになる分けないよね。(´・ω・`)
ちょっと吊ってくる。
>>116 ヤンデレ化しそうな佐々木を止めようとしてる橘がなんかカッコイイw
>>116 「ってか、もとはと言えばお前のせいじゃねーか!橘!」
とツッコミも忘れないキョンであって欲しい
>>118キョンに死亡フラグを立てたくて色々いじくってたらこんなことに・・・・・・
やっぱり自分国語力ないわwwwww
しかし、本当にどう折り合いを付けるつもりなんだろうな。
『驚愕』の佐々木と、このスレの今までの妄想によって
偶像と化した佐々木とのギャップによる違和感に悩まされないよう
このスレに入り浸るのは控えようと思ったけどやっぱり来てしまうんだぜ。
>>123 逆に考えるんだ、どっぷり浸ってしまった方がより驚愕できると考えるんだ
さっき電波を受信したのでちょろっと投下しますね
人が人を好きになる瞬間と言うのはいつなのだろうか。
俺の場合それは恐らくあいつと一年ぶりに出会った日だった。
四月。太陽の光がぽかぽかと暖かくなり、そろそろ半そでで外に出てもいいんじゃないかと心も軽くなる季節。
俺が佐々木と再会したのは春を象徴するかのようないい天気の日だった。
虫達と一緒にハルヒの活動もより活発となり、俺たちはまたいつものように駆り出されていた。
佐々木に会ったのはそんなどこにでもある日常だった。
出会いは唐突でまったく予期していない出来事だったが、久しぶりに見る佐々木は変わっていなかった。
肩のところで切った栗色の髪、相変わらず勉強ばかりしているのか白い肌に細い肩。涼しげに笑う口元。
春風になびく髪はそよぐ茂った草木をイメージさせた。
それなのに佐々木の眼の色はこの陽気な季節とは不釣合いでどこか寂しげだった。
「ほ、ほらキョン!いつまでボーっとしてんのよ、さっさと行くわよ!」
「あ、あぁ」
ハルヒがぐいと強引に俺の腕をひっぱる。
「またね、キョン」
佐々木はハルヒの方を少し見てどこか寂しそうに俺を見て笑っているだけだった。
そのときからだろう、俺の頭の中の隅にいつも佐々木がいるようになったのは。
佐々木が時折見せる物憂げな顔、その曇りを晴らしてやるのが俺の役目のような気がした。運命と言うやつであろうか。
佐々木を笑顔にしてやりたかった。
最初のデートの誘いはいたって簡素な物だった。「久しぶりに話でもしないか」とかいったそんな簡素なメールを送っただけである。
そうして俺たちは喫茶店で待ち合わせることにした。
高校に入ってしゃれっ気も出たのだろうか、普段見るより幾分かおしゃれだった佐々木は新緑の季節に輝いて見えた。
二人だけでこうやってちゃんと会って話すのは少し気恥ずかしかったが、一年のブランクなどすぐに埋まり、
会話は思っていたより弾んだ。
それからも佐々木とはちょくちょく二人で会うようになり、俺は佐々木に想いを告げようと決心した。
どこの誰が考えたのか知らないが、六月の花嫁は幸せになれる。そんなコピーを覚えていた。
別に結婚とかそういった大げさな物ではないが、俺にとっては告白もプロポーズも同じような物である。
きっと佐々木を幸せにしてやる。そういう意気込みもあった。
六月の灰色の空は街行く人々の気持ちを暗くし、しとしとと降り続ける雨は止むことを知らない季節に
俺は佐々木に思いを告げた。
生まれてこの方一度も告白などしたことがなかった。テレビドラマや小説の中で、主人公はヒロインに甘い文句を連発し、
世界中では今もこの瞬間にいくつものカップルが誕生しているだろうが、あんなに緊張するものだとは知らなかった。
佐々木は少し照れたように含み笑いをしながら
「いいよ、君がそう言うなら。」
といってくれた。
その日以来すべてが輝いて見えた。水びたしになった建物や草木はきらきらと光り、汗ばむ肌も陽気な夏の到来を予感させ、
自転車に乗れば常に追い風が吹いている気さえした。チープな表現だが俺は無敵だった。
俺は幸せだった。
>>116 この場合SOS団はエロパロ保管庫の『卒業式の後で』の状態になってそうだな。
未来へ帰る朝比奈さん、
機関は自然解散で転校する古泉、
キョンとハルヒのSOS団に関連する記憶を消し
自らも情報連結解除される長門。
それとも前スレにあったような佐々木団との立場入れ替えだけで
済むのだろうか?
でも10スレ行ってて作品もたくさんあるのだから、
驚愕においてなんらかの一致点は確実にあると予想している。
ハッ、もしやズバリかぶったから延期になったのではっ!
夢を見た。
いつものように佐々木と会う夢。これからどこへ遊びに行こうか、今日は少し背伸びしておしゃれなレストランへ行ってみようか、
そんなことを考えていると佐々木がポツリと言う。
「ねぇキョン、僕の名前を覚えてる?」
佐々木の名前?バカだなそんなの忘れるわけが――
あれ、なんだっけ。佐々木の名前――
夢はそこで終わった。
俺の見る夢にはぼんやりとはっきりしとはしないがなんとなくなら覚えている夢、そして起きた後も生々しく記憶に残る夢の
二種類の夢を見る。今回の夢は後者だった。佐々木の名前、もちろん忘れるわけがない。はっきりと覚えている。
だが―
学校に行く途中ずっと頭がはっきりしなかった。頭の中をもやもやが取り巻いていてすっきりしない。
佐々木の名前のことだ。はっきりと思い出せるが何か得体の知れない違和感のような物が頭の隅にあった。
教室に入ると俺は中学校が同じだった国木田のところへと向かった。国木田も確か佐々木と面識があるはずである。
「やぁおはようキョン」
「国木田、変なことを聞くがいいか?」
「どうしたのさ?」
「実は――」
国木田から聞いた佐々木の名前は俺の知っている佐々木の名前と同じ物だった。当たり前である。
国木田は俺のことをさして変なやつと可笑しそうに笑っていた。
そうかこいつは俺と佐々木のことを知らないんだったな。俺は佐々木とのことを誰にも話していなかった。
谷口やハルヒにばれるといろいろと面倒くさそうだったからである。そしてそれ以上に周りに秘密にしていることが楽しかった。
一時間目の国語が始まり、俺は古典の教科書を開いた。ノートが湿気でべたつき気持ち悪かったので俺はノートをとる事を破棄し、
しばらく雨の降る校庭を眺めていたが、30分が過ぎたころで俺は教師の講義の声を子守唄にして眠りについた。
―――キョン
―――ねぇ、キョン
誰かが俺を呼ぶ声が聞こえた。佐々木か?
目の前に佐々木が現れ、また俺に言う。
キョン、僕の名前を思い出してくれたかな
忘れるものか、お前の名前は――
「キョンったら!」
俺は背中をつつかれ眼を覚ました。
「あんたいつまで寝てるつもりなの?そろそろ授業が終わるわよ。」
なんだ、夢の中の声はハルヒだったのか。
時計を見るとハルヒの言うとおりあと五分少々で授業が終わろうとしているところだった。
結局黒板を写したのは最初の三行だけ。まったく中間試験が近づいてきているというのに、われながら呆れる。
それより――またあの夢を見た気がするな…。今回の夢ははっきりと覚えていなかった。
休み時間、俺はもう一度国木田の席へと向かった。
朝ともう一度同じ質問を国木田にすると、予想通り不思議そうな顔をして答えた。
「どうしたの?さっきも言ったじゃないか。佐々木の名前は――」
あれ?そうだったっけ、佐々木の名前。
信じられないことだが俺は今生まれてはじめて佐々木の名前を聞いたような感覚に陥った。
国木田から聞いた佐々木の名前は確かに俺の知っている佐々木の名前だったが…
なんだろう、この今はじめて聞いたような響きは。
その感覚は「新鮮な響き」という表現とは遠く、なにかもっと気味の悪いものだった。
昼休み。いつものように谷口国木田の二人と昼食を取った俺は五時間目の準備をし、
食堂から帰ってきたハルヒと雑談していた。
「なあハルヒ、おまえ人の名前忘れたことってあるか?」
「え?」
「だから、クラスメイトの名前を思い出せなかったりとか…」
「なによいきなり。忘れるも何もこのクラス全員の名前を言えって言われたって無理よ」
「そんなんじゃなくてさ、もっと身近な人の名前だよ。例えば、朝比奈さんや長門なんかの」
「そんなの忘れるわけないじゃない。」
そうだよな、それなのに俺の頭はどうしてしまったんだろうか。
もうなんかいもあいつの耳元で囁いたはずである佐々木の名前を忘れるなんて。
授業が終わってからも俺の頭のもやもやが晴れることはなかった。
直接佐々木に会いたかったが部活をサボろうとするとハルヒが烈火のごとく怒り出すのは火を見るより明らかだったので、
俺と佐々木が会えるのはもっぱら休日のみだった。佐々木もそれを理解していてくれた。
佐々木は俺たちの他人が知っても何の面白みのない部活の話をいつも楽しそうに聞いていた。
自分も北高に入って俺たちと一緒にそんなわけの分からないことをしたかったと、うらやましそうに語っていた。
部活が終わると用事があるとみんなには嘘をつき、一人だけ帰り道からはぐれ佐々木に電話をかけた。
せかすようにコール音が数回鳴ると佐々木が電話を取った。もしもし。
佐々木の声…最後に聞いてからそんなに時間は過ぎてないはずである。佐々木の声、こんなんだっただろうか。
いつもは俺の心を満たしてくれる佐々木の声は、俺に何の感動も起さなかった。
会いたくてたまらないはずなのにあまり長く喋る気にはならなかった。
俺は会話を済ますと電話を切った。
俺は寄り道することなくまっすぐ家へと向かい、中学の卒業アルバムを探した。
やはり佐々木のことが気になっていた、俺の中の佐々木が消えかかっている。そんな不吉な思いさえした。
物置でホコリまみれになっていた卒業アルバムを引っ張り出してくると、佐々木のページを祈るように開いた。
いつもの佐々木を感じたかった。俺を安心させてほしかった。
だが――
俺は背筋が凍りつくかと思った。
そこにあったのは黄ばんだ紙面にびっしりと印刷された無機質な数字や見たこともないような文字。
まるで佐々木のページだけが文字化けを起したかのように、まるっきりそのページだけが異質な世界だった。
一瞬気を失いそうになった俺は目を閉じて深呼吸すると、改めて恐る恐る佐々木のページを覗き込んでみた。
そこには今さっきのようなおかしな文字はなく、あったのは他のクラスメイトとなんら代わりのない、各々の好きな歌手や将来の夢などを書き連ねた
何の変哲もない卒業文集の1ページだった。
ふつう卒業文集を開くときはノスタルジーな気持ちが生まれるものであるが、今の俺にはそんな余裕はなかった。
あるのは得体の知れない恐怖だけだった。
俺は佐々木のページのある文章に目が止まった。
「はやくみんなでタイムカプセルを開けたい」
タイムカプセル…。そうだ、俺たちは卒業式のあとクラスメイトみんなで校庭の桜の木の下にタイムカプセルを埋めたのだ。
俺の記憶では確かに佐々木もタイムカプセルに参加したはずである。
何かが狂っている。俺の知っている佐々木とみんなが知っている佐々木。何かがズレている気がする。
気付いたときには俺はスコップと懐中電灯を準備して雨の中を自転車で全力疾走していた。
外はすっかり暗くなり雨も本降りとなっていた。
びしょ濡れになっていることなんか気にも留めず俺はかつて通っていた中学校を目指した。
天気が幸いしてか外を出歩いている人もおらず、誰にも見つかることはなかった。
校門を乗り越えると、俺はなるべく周囲を警戒してタイムカプセルを埋めた桜の木へと急いだ。
桜の木に近づくにつれ気付いた。誰かが立っている。
俺はスコップを身構えながら恐る恐る近づく。だんだんとシルエットがはっきりしてきた。
そいつは傘もささず、ただぽつんと俺を待っていたかのように立っていた。
懐中電灯をゆっくりと向けると、俺はそこに立っているのが誰だかわかった。
「長門…」
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/30(水) 22:43:00 ID:dCl3GzOX
支援
長門は雨が降りしきる中じっと俺の眼を見ていた。
いつから立っているのか、ずぶ濡れになっていた。
「長門、こんなところで何をしている」
「あなたを待っていた。」
「俺を?」
「計画は失敗した。」
長門は意味不明な言葉をつぶやくと続けた。
「話がある。」
今俺は長門のマンションの一室にいる。髪と服を乾かした俺は、長門と向き合って座っていた。
「なんだよ話って」
「順を追って説明する。まずわたし達ヒューマノイドインターフェイスがこの惑星に送り込まれた理由について」
「ハルヒの観察だろう?」
「そう、当初の主な目的は涼宮ハルヒの観察だった。もうひとつの目的は監視。
この全宇宙の有機生命体において彼女の存在は並外れて特異であり、
宇宙の環境さえ変えてしまう可能性があった。しかし途中で状況が変わった。原因はあなた」
そういって長門は俺を見た。
「なんだと?」
「あなたが涼宮ハルヒと接触を開始してから古泉一樹らの言うところの"閉鎖空間"と呼ばれる次元断層の発生が活発化された。
情報統合思念体は次元断層の拡大は宇宙を飲み込み、やがては世界を崩壊させる。そう判断した」
「…」
「涼宮ハルヒは人間にとっても、宇宙にとっても危険をもたらす爆弾。このままではいつそのときが訪れるか分からない、
起こりうる危惧に対しては事前に防護策をとるべきと判断した。そして情報統合思念体はある計画を遂行した。
情報統合思念体の作り出した有機生命体に、涼宮ハルヒの人智を超えた能力を移植させようというもの」
俺は背中に寒気を感じた。佐々木が長門の一味が作り出した人間だったと言うのだ。
信じられなかった。
こんなウソのような話、誰が信じるものか。しかし長門が言うことによって、その信じがたい話はよりいっそうリアリティを増した。
長門がハルヒをかれこれ一年もの間だまって観察していたのはこのためだったのだろう。
俺が佐々木の顔を思い浮かべると、長門はまた続けた。
「彼女はわたしたちと同じタイプのヒューマノイドインターフェイスではない。どちらかと言えばあなたたちと同じく
感情を持ち、成長する有機生命体。そして同時に器の存在。彼女は4月に生まれたばかり。それまでの生い立ちなどは
情報操作によりあなた達の記憶の中に刷り込ませた。」
「な、じゃあ俺が佐々木と過ごした中学三年間ってのは…」
「あなたの記憶の改ざんによって造られた幻。このまま行けば万事うまくいく予定だった。
ただここでまたひとつ不具合が生じた。あなたが原因で彼女の存在を維持出来なくなった。
ここ数日あなたが感じた違和感がそう。」
「俺が原因って…」
「造り出された彼女をこの世界に融和させるにはあまりに複雑な情報操作が必要。エラーの発生を回避することは困難だったが、
これほどのまでとは予想外だった。親密な人間関係はより彼女に関する情報の複雑化を強いられる。だから」
「それが、俺のせいだって言うのかよ」
「……」
「それで、佐々木はどうなるんだ!」
「………」
「長門!!」
正直言ってここから先は聞きたくなかった。
佐々木はもう長門たちにとってはエラーなのだ。冷酷非情な長門の親玉がエラーに対しどう処理するかなんて、聞かなくたって分かる。
「彼女をこのままにしておいて安全であるとは断言できない。この先世界に対して何らかの悪影響を与える可能性は無いと言えない」
そのひと言は、俺を絶望させるには十分だった。
「なんとか…佐々木を助けてやれる方法はないのか…」
「無い訳ではない。今ある選択肢は2つ、ひとつは彼女をこの世界から消し去ること。もうひとつは彼女から涼宮ハルヒに繋がる力をなくすこと。
この場合彼女は今までと同じように生活を送ることができる。ただし、後者を選んだ場合、彼女の記憶を一切消すことになる。」
「な、なんだと!」
「酷な選択なのは分かっている。わたしもあなたのことを思って最善を尽くしたつもり、分かってほしい。」
長門は同情の眼で俺を見ていた。その眼が俺に対するものか佐々木に対するものかはわからないが…
それよりも今回のことは長門でもどうしようもなかったのだ。
俺が4月に佐々木と再会したことを、いや初めて出会ったことを勝手に運命だと感じているのなら、これもまた運命なのだろう。
「情報連結解除開始は今から24時間後、それまでに…」
それ以上は何も言わず長門は俺にスイッチを渡した。これを押せば佐々木は普通の生活を送ることが許され、助かる。
だが俺は佐々木を失うことになる。その代償は俺にとってあまりに大きかった。
最期の日、俺は佐々木にめいっぱいいい思いをさせたかった。
今まで俺は何もしてやれなかった。もっと二人だけで遠くに出かけてみたかったし、誕生日も祝ってやりたかった。
せめてなにかと、俺は佐々木にプレゼントを渡した。俺と佐々木のイニシャルの入った指輪。
例え佐々木の記憶がなくなったとしても、佐々木の近くに俺の身代わりを置いておきたかったのだ。
少しサイズが大きかったが、佐々木は満足そうな顔をしてくれた。
「ありがとう、大切にするよ」
「サイズわるかったな、今度からはちゃんと調べるよ」
「じゃあ指輪はその時まで待ってこれはネックレスにして首にかけるよ。
今度はペアにしようか!ねキョン、いいアイデアだとは思わないかい?」
落ち込んで見える俺を励まそうとしたのか、佐々木は楽しそうに笑った。
今度は――か、本当に今度があったらと思えば思うほど涙がこぼれそうだった。
「キョン、今日はずいぶんと優しいんだね」
「そうかな」
夕暮れが近づいてきていた。
佐々木には本当のことは言わないでおこうと決めた。
「なぁ佐々木」
「なんだい?」
「もし佐々木が次の朝起きて記憶喪失になってしまったらどうする?俺がどこの誰かも分からない、そうなったらどうする?」
佐々木は一瞬あっけに取られたような表情になったが、すぐにいつもの表情に戻るといつものように笑った。
「そのときはキョンが僕を助けてくれるんだろう?」
夕日に照らされた佐々木の顔はきれいだった。
そうだよな、また一からやり直せばいいだけだよな。
またこうやって一緒に夕焼けを見られる日が来るのはいつになるか分からないが、諦めないさ。
佐々木がいる限り。
FIn
(゚д゚)
orz
GJ!
こんな終わり方のssは初めて見た
佐々木とキョンがまた仲良くなれたらいいな
邪魔してすまんかった。
切ないなあ……でもとってもGJ!!
佐々木がキョンを信用してるセリフがなんかくるな…二人はこれからどうするんだろう…
とにかくGJ!
GJ
佐々木カワイソス
割り込み失礼しました。
145 :
126:2007/05/30(水) 23:00:15 ID:LMG2Xes5
アク禁くらった!
暗くてごめん!以下は納得行かないひとようです
佐々木「キョン!キョン!」ゆさゆさ
キョン「うーん…」
佐々木「………キョンの寝顔…」
キョン「はっ!」ガバッ
佐々木「ビクッ!」
キョン「は!ゆ、夢!?あれ、佐々木なにしてるんだ?」
佐々木「え、ぼぼぼ僕は!そそそれよりキョン、だだいぶうなされていたようじゃないか、いったいどんな夢を見ていたのかな」
キョン「どうした顔が真っ赤だぞ。熱でもあるんじゃないのか?」
佐々木「う、うるさいなぁ。どうでもいいじゃないかそんなこと…」
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/30(水) 23:00:29 ID:x4dbydIk
定期あげ
う〜〜ん、切ない。
もっと、切ないのは計画part2が間違いなくどこかで実行されていることか。
>>145 まさかの夢オチwww
でも俺的には夢オチじゃなくてもいいな
>>137 主に独白だったから段々と引き込まれて面白かったな
そして妄想は広がるばかり
>>137 『これが驚愕のあらすじです』って言われたら信じてしまいそうなほどGJ
なんかとんでもなくしっくりと来て逆に落ち着かない
佐々木ってクーデレキャラなのかな?
何か違う希ガス
>>151 佐々木は佐々木であって佐々木でしかない、等というトートロジーで誤魔化す気など毛頭ない。だから俺はこう結論付ける。
佐々木かわいいよ佐々木
もう俺の中で公式の佐々木はこのスレで生きてる佐々木
佐々木に力を移す
↓
100%になったところで、佐々木が、100%の力がハルヒに戻って、
自分はキョンの親友でいられるように望む
↓
佐々木さん全国模試に集中できる
キョン安心
SOS団も安泰
↓
SOS団安泰で世界安定
↓
橘・九曜は暇になったのでSOS団支部に強制加入(支部長:佐々木)
↓
藤原は仕事終わって未来に帰れてウハウハ
それよりSOS団新入生でキョンが見たのは佐々木だったらうれしい
今日は夜更かしする人はいないのかな?
一応起きてはいるが…
書き込むネタは無い。
そんな時は、佐々木かわいいよ佐々木
書きたいネタは尽きないのだけれどなかなかどうして形になってくれないのだよな
歯痒いものです
早く『驚愕』のリリース日程決まらんかなーと思いつつ佐々木かわいいよ佐々木
「僕、キョンのことが、好きだったよ。知ってた?」
「ちゃんと言えなかったこと、すごく後悔してたんだよ。知ってた?」
「誰にも渡したくないって、今でも思ってる。知ってた?」
「じゃあ、さよなら。もう逢えないけど。…これは知ってたでしょ?」
ほんと改変コピペ相性いいな
俺ハルヒが大好きなんだけど佐々木さんにこんな台詞言われたら、
転んでも仕方がないかなと思っている
この子が単なるお邪魔虫キャラに思えないのは何故なんだろうか
ハルヒとキョンの関係を変えてしまいかねない強烈な展開を期待してます
そして何より佐々木さん自身の心が救われんことを
ハルヒの登場人物ってみんな思いの丈を語る事で何かを失う事に怯えているんだよね。
人間はたぶんみんなそうさ
>>168 俺の趣味を語ったら何か大事な物を失うだろうね…
>>164 佐々木さんが一途でけなげそうだkらじゃね?
正直ハルヒよりもヒロインっぽくて怖い。
橘京子もう2スレ目かよ・・・早すぎと思ったらこっちは10か
ワロス
>>81 ν速にはFirst Kissをノリノリで熱唱してすて6に上げた猛者がいてだな
>>171 きょこたんが好きです
だけど、ささっきーの方がもっと好きです
アニメはもういらない
でも佐々木のサントラがほしい
そうおもってるのはおれだけか?
両方いただこうか(さらりと)
もう二期は時系列無視でいきなり分裂でいい
OVAで毎週1話づつリリースでいいよ
>>178んじゃあ一話あたり一時間くらいでよろしく
それはどう考えても複数チーム体制じゃないと無理だろ
アニメで佐々木が動いてたら感動するな
>>181 つーかアニメに出てるのに佐々木が動いて無かったら驚愕するぞ
昆布ならコマ抜けしているかの様な動きをしてくれそうだぜ
アニメで分裂やるとしたら佐々木はどんな風に登場するんだろうな
驚愕の次くらいでハルヒ終わるんだろうな
佐々木が最後まで登場してくれればそれでいいけど
>>186 驚愕の次か…
時期的に考えて次の七夕あたりで最終回って感じか?
>>185 あれ、既出のネタだったか
最終回の時も佐々木は登場してほしいなぁ
思ったんだけど佐々木って身長はいくつぐらい?
橘や九曜よりは大きそう
ハルヒと同じくらいだろうな
>>189 ザ・スニの絵ではハルヒと同じかちょっと上くらいに見えるかなぁ。
全身映ってるわけじゃないし、のいじさんの絵はいまいち判断基準にはなりにくいけど。
身長は
ハルヒ>佐々木>長門>橘>みくる>九曜
こうかな?
長門とみくるはほぼ一緒じゃなかったけか
ハルヒ=佐々木>橘>長門=みくる
九曜はよくわからんね
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 19:13:19 ID:qV5BWguj
長門154cm
みくる152cm
だった気がする
みくるはめっちゃ小さい
九曜はこなたと同じくらいかもわからんね
ageてしまった……
すまん
それ見る度に思うけど、国木田がカッコヨス
それじゃ妹ちゃんが110〜120cmくらいじゃねぇかとか、
特盛りの朝比奈さんがみくるより10cmは身長でかいこととか、
いろいろ突っ込みどころはあるんだがなその対比図……
>>196 みくる10cm以上成長してるな。
高校入ってからそんなに伸びるか?
超解読涼宮ハルヒとかいう本があったんだが、
佐々木は光陽園学院に通ってるとか書いてあったぞ。
どう思う?
分裂キャラを加えた身長対比表があったらいいのにな
>>202 mjd?
>>201 きっとみくるの実年齢は成長期だったんだよ
実は小学s(ry
>>202 あくまで個人の考察だから分からないな…
みくるは実年齢はもっと下疑惑があったろ。
みくるは実年齢ハッキリ分かってないんだよな。
まだ成長期の途中なんだろうな、背も胸もまだ成長するんだし。
気が向いたのでss初投下してもいいだろうか?
>>209 佐々木スレでは佐々木みたいにクールに黙って投下するもんだぜと生意気言ってみる
ということでドゾー
「よぉ、佐々木。待たせたな。」
駐輪場で待ってもらっていた佐々木は、声をかけてようやく俺の存在に気がついたようだ。
「ああ、気にしないでかまわないよ。
ただ、キミが運悪くも先生に仕事を頼まれてしまった、それだけのことだろう。
まさかそのあとどこかで道草を食っていたとも思わないし、そんなことはないだろう?」
ああ、俺は人を待たせてそんなことをするやつじゃないぜ。
「ところでお前の持ってるそいつは何だ?」
「ああ、これかい?最近の若者はあまり使っていないようだね、ラジオだよ。携帯式の。」
そうかい、確かに最近のやつらはケータイもってるからな。使わんだろうよ。
そういいながらぐちゃぐちゃに絡み合った自転車の中から自分のものを引きずり出す。
「ほら、乗ってくれ。」
「ああ、いつもすまないね。ただ、今日はキミの用事で少しばかり時間をとってしまった。
少しばかり以上に急がないと遅れてしまいそうだね。」
そう言って左腕につけている丸っこい小さな腕時計を見せ付ける。その腕の白さと細さに
ああ、やっぱり佐々木は女なんだなと最近時々思うようになった。
「ん?どうしたんだいキョン。僕の腕時計に何か思うところでもあったのかい?」
「いや、なんでもない。さて、急ぐぞ。俺が遅れることはなんとも思わないが、
俺のせいでお前が遅れるようなことがあったら、何を言われるかわからんからな。」
しっかりつかまってろよ、振り落とされないようにな。
そういうが早いか、全速力で出発。
「キョン、ちょっと早すぎはしないか?さすがにこの速度だと、
抑えていてもスカートがめくれてしまいそうだ。
いや、僕としてはそこまで大きな問題だとも思っていないんだがね。
やはり、少しは気になるものなのだよ。このぐらいの年頃では特に、ね。」
むぅ、そういわれては速度を落とすしかないじゃないか。だが、それでは塾に遅れてしまう。
塾に遅れたら、お前は困るだろ。
「どうするのが最善の策だ。俺には思いつかん。」
「おやおや、キョン思考放棄かい。
まあ、確かにどうしようもないという選択も1つの選択肢であることに間違いはないけれど、
あまり良い考えだとはいえないな。」
云々、佐々木の話を聞いているうちに結局そのままついちまった。
「どうやら間に合ったようだね、結局先ほどの問題は解決されないままだが、
また今度改めて考えることにしようじゃないか。くっくっ」
佐々木は何がおかしいのか、肩を揺らして笑っている。
自転車止めてくるから先に行っとけ。ここまできて遅れたらそれこそ元も子もない。
「そうかい、悪いね。では教室で先に待たせてもらうことにするよ。」
さて、どこが空いてるかな。あーくそ、こういうときに限って空いてねぇ。
きちんととめることをあきらめて、誰かの自転車のあいだに押し込む。
そこから教室までダッシュ!
「やぁ、キョン。どうやら間に合ったみたいだね。でも、どうせ自転車置き場に空きがなくて、
そのままあいだに押し込んできたんだろう。帰りには誰かが躓いてドミノ倒し的にこけているかも
知れないね。ところで、キョン、もともとドミノというのは倒して遊ぶものではなく外来遊戯のひとつで……」
そこで、教師が入ってきた。
「よーし、はじめるぞ。38ページをひらけ〜」
奇妙なピンクのシャツを着た中年男の話を右から左へ流しつつ
(ラジオか、確か昔古くなったやつをもらって物置にしまっといたよな。)
あとで引っ張り出してくるか、とかいろいろ考えているうちに授業は終わっていた。
みんなが、ぞろぞろと帰っていく中その波に乗って自分も駐輪場に向かう。
っと、佐々木はどこだ?
「キョン」
後ろから、突然。
「ああ、佐々木。」
「どうしたんだいキョン。誰か探しているのかな。それとも、
僕が先に教室を出たのに気づかずに、『っと、佐々木はどこだ?』とでも思ってたのかな?」
ご名答、よくわかるな。
「それはキョン、キミのことだ、授業で半分眠ったようになっている頭で、
ほかの人より、そんなに背の高くない僕を見つけるのは難儀なことだろうからね。
それにしても、わざわざ親御さんに高いお金を払ってもらっているんだから、
せめて、ノートぐらいはまともに取るべきではないかなと忠告しておくよ。」
ちゃんととってあるさ、それだけはやってるはずだ。ここでは
「だったら、あとで見直してみるといい。きっと半分は読めないだろうからね。
まあ、僕もそんなに忙しい身じゃないし、わからないことがあったら休憩時間にでも
きいてくるといい。わかるように説明できるかは保障できないがね。」
テスト前は頼むぜ。
「そういえば、お前、今日ここにくる前ラジオ聞いてたよな。」
「ああ、これのことかい。」
そう言って佐々木が取り出したのは黒いポケットラジオだった。
「これは、先日うちにきた従兄がくれたものだ。今大学2年生でね。僕が3年になって
受験勉強をしていると聞いて、くれたんだ。受験前になるとどうしても
親が、テレビを見る時間を減らすだろうから、部屋でこれでも聞きながら勉強しろとね。
それで、聞いてみるとなかなか面白いじゃないか。それですっかりはまってしまってね。
朝の登校中なんかにも聞いたりしているのさ。」
ってことは、学校に持ってきてるんだろ、休憩時間にでも聞けば良いのに。
「何をいっているんだいキョン。学校ではキミがいるじゃないか。僕にとってもっとも有意義な
時間だよ。それをわざわざつぶしてまでラジオを聞こうとは思わないさ。」
「そ、そうか」
「あぁ、バスがきてしまったみたいだ。キョン、また明日学校で…」
ああ、またな。
その日から、時々ラジオを聞くようになった。確かになかなか面白いもんだな。
初めて投書するときは、さすがに緊張した。結局放送されなかったけどな。
まあ、そんなこともある。そして、このなかには佐々木の投書も混ざっているのだろうか?
そして、春休みも過ぎた頃だ。
「やぁ、キョン。」
この前佐々木と会ってからまだ、2週間ほどしかたっていない。
「佐々木か、よく会うな、最近。」
「そうだね。僕にとっては大変喜ばしいことだよ。キミにとってもそうではないかな。
もし、キミに合いたくなかったんだと言われたなら僕はとてもショックだが、
キミは仮にそう思っていたとしてもそんなことは言わないだろうね。
キミは優しすぎるほどに優しいから。」
「さあな、俺が優しいかどうかは俺にはわからん。
ただ、ただお前に会いたくなかったなんてことはないな。」
むしろ、お前に会いたくないなんてやつがいるなら見せてもらいたい。
「そんな、僕は会いたくないと思われる人がいないほどの善人ではないと思うけれどね。
まあ、人に恨みを買うような行為をわざわざするつもりもないけれど、中学時代に
僕が振ってきた彼らは僕にあったらどんな顔をするだろうね。くっくっ。
ところでキョン、ここにいると言うことはまた涼宮さんたちを待っているのかな?」
今日は誰を待ってるんでもねーよ。テスト前だからな。国木田のとこにでも行って
わからんところを教えてもらおうと思っただけだ。約束してたわけじゃなくて、
今から押しかけようとしてるだけなんだがな。
「そうかい、確かに彼の説明はなかなかに明瞭だ。ただキミのわからないところというのは
要するに寝ていたところではないかな、特に数学の。それより、キミは現在話している相手が
僕だということを失念していないかな。さすがにそれはないって。
だったら、僕が協力させてもらっても問題ないだろう。彼よりもうまく教えられるという
とは言い切れないけれども。彼とはいつでも話せるだろう。久しぶりに2人で時間を取れるんだ
こんなときぐらいは頼ってもらえないだろうか?」
お前が教えてくれるほど頼りになるモンはないな。家庭教師をできるぐらいの秀才だしな。
「家庭教師か、どうだろうね。あまり僕に向いた仕事とは思えないしそんなに僕は秀才でも
ないよ。君が思っているほどはね。ただ、『キョンの』家庭教師というのであれば、
それにはまったく不服はないね。むしろ光栄なぐらいだ。キミほど教えていて楽しい生徒は
いないだろうからね。」
どうせ俺は基礎の問題でも当然のように躓く授業中に寝てる劣等生だよ。
「キョン、拗ねないでくれたまえ。僕はただほめているだけだ、以前に話したかもしれないが、
キミは授業を理解していないのではなくて理解しようとしていないだけではないかな?
現に、中学のときのテストでも、僕が教えたところだけは、ほぼ全部正解していたし。」
学校の授業中には羊がそこら辺を漂って俺を睡魔と言う魔物にひきあわせてるんだよ。
「くっくっ相変わらず面白いねキミは」
ところで佐々木よ、お前誰かを待ってるんじゃないのか?
「どうしてだい、キョン。僕は別に誰も待っていないさ。第一誰かと約束があるのなら
僕はキミに勉強を教えようかなどとは言わないと思うはずだ。キミがどうして
僕が誰かを待っていると思ったのか。ぜひとも教えてほしいね。」
そういわれてみればそうだな、どうやらテスト前で注意力が散漫になってるんだろうよ。
「どうしてかっていわれたら、それだな。」
そう言って、佐々木の胸元を指し示す。そこにあったのは、黒いラジオだった。
「このラジオは、確か前に見せたことがあったね。いつも君が先生に呼び出されて
それを待っているときだったかな。確かに、誰かを待っているのでもない限り、外で
わざわざラジオを聞くような変わり者は少ないかもしれない。ただ、今回は
買い物に行くついでにバスの中で聞いていただけのことさ。気に入っている番組が
この時間にあってね。」
買い物って、何買うんだ?
「服をね、先日目をつけていたものが、2着ほどあったんだけど、1着しか金銭的に
都合がつかないんだ。ちょうどいい、キョン、キミに決めてもらおうじゃないか。」
佐々木にぐいぐいと腕を引っ張られて、デパートに引きずり込まれる。やれやれ、
昔からこんなに強引なことがあっただろうか。せいぜい、傘を忘れたときに無理やり
入らされたぐらいだと思うんだがな。
「さて、キョンどちらが良いだろうか。キミのことだ、服にたいしたこだわりはないだろう
こんなときはむしろ悩まずに直感で決めてくれたほうが、いいのかもしれないね。」
そういわれてもな、さすがに決めかねるぜ、俺でも。
自分のならテキトーにこれでいいやで決められるんだが、そうだな。
いくらか手にとってじっくり見た後
「こっちだ。」
一方を示す。
「決めかねると言った割には存外あっさりと決めてしまったね、キョン。
一体どういった基準で決めたのかな。」
気にするな。第六感ってやつが俺にささやいてきたんだよ。
「では、そういうことにしておこうか。」
支払いを済ませて、俺たちは駐輪場へ向かう。
「しまったな。」
「ん、どうしたんだいキョン。何か買い忘れたものでもあったかな。昔からキミは
何かにつけ、遅刻したり、忘れ物をしたり、課題をやってこなかったりしたものだが」
「ああ、悪い、ノートと赤ペン。切れてんだ。すぐ戻るから。先に駐輪場行っててくれ。」
言うが早いか彼は走っていってしまった。
「まったく、こんなときは小さな買い物でも一緒にしたいと言うのが乙女心だと
わからないのかな。まあキョンらしいと言えばキョンらしいのだけど。」
はぁ、と浅いため息がこぼれる。私がこんなにも思っているのに
彼は何で気づいてくれないのだろう。ああ、そういえばラジオの電池が切れたんだった。
駐輪場へと向かいながらケータイを取り出す。1コールで反応。彼にしては早い
「キョン、僕だ。」
『佐々木、どうした?何かあったか?』
こんなときでも心配してくれる。彼のいいところであり好きなところでもある。
「いや、ただついでに単4電池を買ってもらおうと思ってね。
それとももう支払いは済んでしまったかな?」
『ああ、まだだ。わかった、ついでに買っとくよ
………………………ああ、はいそれで良いです。』
小さい声で彼の誰かとの会話が聞こえる。敬語を使っていることから推測するに店員だろう。
年上の女性の・・・まったくキョンは・・・
『じゃあ、切るぞ。いいか?』
「ああ、悪かった。頼むよ。」
それにしても、なぜノートと赤ペンを買うのに店員と話をする必要があるのだろうか。
妙にあせっていたようだけどそれと何か関係あるのだろうか。
「やあ、キョン、ノートと赤ペンを買うにしては少し遅かったね。」
悪かったな、ノック式の赤ペンが見つからなかったんだよ。
「で、勉強場所は、どうする。ここからだと俺の家が近いが。」
「そうだね、いや。やっぱり、僕の家ですることにしよう。久しぶりに君の自転車にも
乗りたいしね。」
「そうかい、そんなにいいもんか、あれが。」
「人の価値観はそれぞれさ。キミにとってつまらないものでも僕にとってはかけがえのない
ものだってあるだろう。その逆もまた然りだね。」
まあ、そうかもな。それにしても、あれからもう1年経ってるとはな。
「そうだね。キミは涼宮さんのおかげで楽しそうだね。忙しそうではあるけど。」
「そうかもな、お前はどうだ。何か楽しいことは?」
「先日話したばかりだが、やっぱり勉強のための勉強というのは押し付けられている
感じがしてどうも性に合わないし、キミがいないとこういった話をする相手がいなくてね、
すこしつらいかな。おっと、久しぶりでもろくなっているのかな。
いつになく弱気になってしまったようだね。何心配しなくても良いさ。
僕は大丈夫。なにせ今日キミに会って存分に話をしていられるからね。」
わるいな、わざわざ土曜日つぶしてまで勉強につき合わせて。
「キョン、それを聞いて僕はキミが僕の話を聞いているのか少しばかり不安になってきたよ。
つらいのは日々の勉強をすることによって消耗していく体力ではなく。
話す人がいないという孤独感からくる精神の消耗なわけだ。
そしてキミとの会話はその精神の消耗を回復する手段の一つなんだよ。」
わかってる。そういう意味じゃなくてだな、勉強以外のことができればよかったってことだよ。
「そうかもしれないが、それはまた次の機会にとっておこう。さて、ついたね。
僕としてはもう少し乗り回してもらいたい気もするが、そのせいでキミの勉強時間を
削るのも罪悪感があるしね。ああ、自転車はそこに置いておいてくれたまえ。」
久しぶりに入った佐々木の部屋は変わっていなかった。
変わったことと言えば教科書が中学のものから高校のものになり、辞書の数と参考書の数が
増えていることだろうか。相変わらず円卓と机とベッド、本棚しかない女の子らしからぬ
部屋に妙に安堵する。
「まずは数学からだ。さあ、教科書を出したまえ。キミにとっての最難関であり、
僕の最も得意とする教科だ。」
しばらくそうして佐々木に問題を出されては、悩み、教わりを繰り返していたところで
突然チャイムが鳴った、
「出てくるよ、そのあいだにこの問題を解いておきたまえ。」
時計を確認する、現在時刻は6:10。2分ほどして佐々木は、ピザとオレンジジュースを
もって現れた。
なんだそれは。
「ピザだよ。母が出張なので、頼んでおいたものだが、キミに会う直前に父から
飲み会の予定が入ったと連絡があってね。キャンセルしようかと思ったんだが、
そこでキミにあったというわけさ。どの道一人では食べきれない。夕食にしては
軽いかもしれないが、一緒に食べようじゃないか。」
ああ、ちょっとまて
そう言って、ケータイを取り出す。
「ああ、母さん。今日は友達と夕食食べることになったから。ああ、わかった。
大丈夫、金はあるから。」
「親御さんに連絡かい。賢明な判断だね。さすがにこれを食べたあとで普通の夕食は
厳しいだろうし。」
「そうだな、それはそうと、佐々木よ。ラジオをつけてくれないか。」
「いいよ。どこの番組だい?」
俺は、番組名を告げると
「ああ、僕も毎週聞いているんだ。ちょうど良かった。」
その番組は、投稿された詩を紹介したり歌を流したりしている、まあ、結構ありふれた
番組だ。
佐々木は、わざわざカセットに録音しているようだった。
「わざわざ録音しておくようなものか?」
「いや、キョン君と話をして聞き逃すこともあるだろうし、僕もふと書いてみたくなってね。
書いたのは良いんだが、送り先がわからないんだ。間違った先に送っても恥ずかしいし、
住所などの個人情報も記されている。間違いのないように録音しているだけさ。
いつもいつもしているわけじゃない。で、キョンはこの番組に投稿したことがあるのかな。」
ああ、2,3回な。
”さて、今週も多くの方からの投稿ありがとうございました。では早速いってみましょう。
まずは、ペンネームみちるさんからの投稿でタイトルは『時』だそうです。”
「それにしてもキョン。キミが、この番組を聞いていたとは思わなかったよ。」
そうかもな、俺だって自分が何で聞いてるのかわからない。ただ・・・・
なんとなく無性に聞きたくなってくるんだよ。たまにな。
「そうかい、なんとなくか、くっくっ、まったくキミらしいね。それとも僕が特殊なだけかな。
物事すべてに理由がなければいけないなんていう気はないけれど。娯楽を求めるのに、
面白いとか、何らかの情報を手に入れたいという理由すらなく聞いている。
ただ、何かを聞いていたいと思う。」
佐々木よ、そろそろわけがわからんぞ。
「そうかい。別に脈絡のない話をしているつもりもないんだが、まあいい、
せっかくだ。一緒に聞いていようじゃないか。」
そう言って佐々木は、ラジオのほうを指す。どうやら先ほどの詩がおわったようだ。
”さて、次は92,35s,00,さん。なんて読めばいいんでしょうねこれ?
何かの暗号のような気もしないでもないですが。からですね。タイトルは「SaKaSa」です。
どうやら、見紛う事なき恋の詩のようですね。
『あいつが俺に微笑む。その笑顔はただきれいだ。そこには俺への思いがあるのか。
ちがう、間違いだ。そんなはずがない。思い込みを即座に否定する。
あいつが俺の手を握る。思わず体が硬くなる。俺はあいつのことを思っているのか。
今のあいつに俺の手は届かない。容姿端麗、秀才、そんなあいつに・・・
この想いはあいつにとって迷惑なだけだろう。それでも想わずに入られない。
あいつの言葉に、しぐさに、表情に、心臓が高鳴る。
やめろ、勘違いするな。それは俺がそう思いたいだけ。
ただの、どこにでもいる凡人。ただ平凡なだけの俺はあいつと釣り合わない。
わかっていてもとまらない。あいつの言うとおりだ。恋はただの病気でしかない。
俺の想いは止まらない。それは、あいつにとって邪魔だろう。
わかっている。この想いをうずめて、隠して、笑う。いつかはきっと・・・』
さて、聞いているこっちが恥ずかしくなりそうな、まっすぐな詩ですが
だからこそ、胸にしみてきますね。私も若い青春を思い出しました。
ですが、なぜ「サカサ」なんでしょうね?名前と同じく何かの暗号とか?
このまま推測を続けるのも楽しそうですが。まだ、たくさんのお便りが、待っていますので。
次に移りましょう。”
「なんというか、熱いね。まったく僕には到底かけそうにない。あんなことをかける人もいる
世の中は広いね。キョン、そうは思わないかい?」
そうだな、どうやら、こいつの想い人はお前と同じようなやつらしいな。
「おや、どうしてだい?」
「終わりのほうにあったろう。『あいつの言うとおりだ。恋はただの病気でしかない。』って」
「そういえばそうだったね。何か引っかかりを覚えないでもないけれど。
まさか、キョンこれを書いたのがキミと言うことはないだろう?」
お前は俺がこんな恥ずかしいことかけると思ってるのか?
「そうだね。まさか、キョンほどの朴念仁がこんなことを書けるとは思ってないよ。
まあ、もしかしてとおもってカマをかけてみた。そんなところかな。
さて、キョンピザは食べ終えたようだね。そろそろ勉強に戻ろうか。」
「そうだな、でも、遅くなっても悪いし。そろそろ帰るさ。」
「そうかい、まあ、こんな時間だ。土曜日だし、いっそのこと泊り込みでもいいかとも
思ったんだけど、準備もなしにそれは無理だろうね。続きは明日にしようか。」
あ、明日もやるのか。
「何をいっているんだい。キョン。当然じゃないか。結局今日は数学と英語だけで
終わっているんだからね。少なくとも物理と科学だけはやっておかないと。」
そうか、明日・・・
「何か用事でも入っているのかい。それならば無理にとは言わないが、僕としては
やっておいたほうが良いと思うけどね。」
「いや、じゃあ、頼む。何時からだ?」
「14時ぐらいからかな。午前のうちに国語社会と今日の復習をしておくことをお勧めするよ。」
わかったよ。じゃあまたな。
そういうと彼は、帰っていった。もう少し遅くまで引き止めておくつもりだったのだが。
まあいい。また明日。約束はできたのだから。そのとき突然チャイムが鳴った。
父だろうか?それにしては早すぎる。キョンが何か忘れ物でもしていったのだろうか?
疑問に思いつつ玄関をあける。
「宅急便です。佐々木さんのお宅で間違いありませんね。」
「はい、そうですが。サインで良いですか?」
「はい、では、こちらにお願いします。」
誰からだろう。受取人は自分で、差出人の名前は書いてない。中に入っていたのは
「服・・・どうして?」
それは、今日買わなかったほうの服だった。あの服のことはキョンにしか見せてない。
それも今日のことだ。今日半日一緒に行動していたのだから、彼ではないはずだ。
とりあえずその服を広げて見る。間違いない。ほしかった服だ。
「あれ?」
服の中から一枚のカードが落ちてきた。そこには『少し早いけど誕生日おめでとう』
とだけ書いてあった。宅急便なのだから、誕生日に直接指定して贈ればいいものを。
だけど、差出人の名前はない。やはり、キョンなのだろうか?
裏を見ると。そこには『XY X:1→9=わ→か、Y:1↓5=あ↓お s=small』とかいてあった。
XYには2桁の数字が入るのだろう。でも、そんな数字は手元にない。
しばらく、考えながら、食事の後片付けを済ませる。服はハンガーにかけて近場にかける。
明日はこれを着よう。
5分ほど悩んでいるとメールがきた。どうやらパソコンのフリーメールから送っているようだ。
誰から送られてきたのかはわからない。ただし、タイトルは「挑戦状」
そして、中にはただ「逆」とだけ書かれていた。
ヒントのつもりだろう。確かにこれだけで十分だ。カセットを巻き戻して再生。
「次は92,35s,00,さん・・・・・・」この数字、Xは行をワ行から順に前に
Yはあからしたに順番と言うことなのだろう、この暗号は。
00はあ〜をにふくまれない「ん」sは小さい文字だとすると。
「キョン?」
まさか、でも、服のことを考えるとやはり彼なのだろうか。
だとしたら一体どうして私にあんな詩を聞かせたのだろうか。決して私ではないだろう。
でもそれならなぜ私に聞かせたの。あぁキョン、一体何のつもりなの!!?
はぁ、明日どういう顔して会えばいいんだろう。
fin
わざわざこんな長駄文をよく書いたもんだ
今後の参考にもバシバシ叩いてくれ
番外
同時刻、佐々木が心の中であらざる奇声を上げていたころ
「閉鎖空間に『神人』とおもわれる人型存在を確認。周りの建築物を破壊しています。」
今までになかった報告を受けた橘はあせっていた。
「一体何が原因でこんなことに、彼は今自分の家にいる、電話しているわけでもないのに
でも、彼以外に佐々木さんをこんな不安定な状態にさせる人なんて・・・」
どうやら今夜は橘にとって眠れぬ夜になりそうなのだった。
後半キョンも佐々木もなんかキャラ変わってる希ガス
GJ!
佐々木かわいいよ佐々木,か…
>>220 GJ!
キョンの奴フラクラのくせになかなか粋なことしやがってw
佐々木もなんだかんだで照れててかわいい
この二人は変なところで捻くれてるな。見てて萌えるわ
>>220 みちるとか佐々木かわいいよ佐々木にちょっとワロタw
へぇ〜、暗号を使うなんておもしろいな
キョンの詩がなんかキョンっぽくていいな
実際にこんな風に思ってそうだ
佐々木も乙女心をちらつかせてるのがいいね
>>221 少しくらい違ってもイイジャマイカ
暗号分からなかった奴いる?
俺は分からなかった…orz
>>220 前半が特に好きな感じw
>>225 俺もわかんなかったぜ!
ところで勢い余って蒼い子の格好した佐々木を描いてしまったんだが
投下してもよろしいかい?
>>230 イージャンイージャン!スゲージャン!
>>202 原作スレかどっかの考察で光陽園は絶対にありえないって結論がなかったかな?
>>230 また俺の佐々木フォルダに一枚イラストが追加されますたw
もっとやっちゃえww
僕が蒼なら……
あたしは翠だっての?
, -‐- 、 まんまじゃねえか?
. , -‐―‐- 、 ,'. / ト、 ヽ ,. ‐-ー- 、
/rシ/ニニヽヽi. ((从ソ 从〉 .ノ / ヽ
ハ芥.lノメ从从|゙tl. (|┳ ┳i!l ノハハハハハ !
i l (| | ┃ ┃ i |ハNiヘ ー ノハ!. !|─ ─ ,iリ)!
i从リ、'' 〜''ノリ {iつ旦O ’ 、 - ,ノル´ アッチ ハ
{i'づ旦O .とくュュュュ〉 O旦と'!} レンサイシュウリョウ
. とく_/_i_j,ゝ 〈_〈__i'つ シチマッタ ケドナ
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/31(木) 21:40:19 ID:aUunIWJK
定期あげ
今度オッドアイにしてみてくれ
>>232 俺の言いたいことは間違った情報を載せる考察本ってどうなのよってことなのよ。
>>230 蒼い子は知らんがイイね!
>>230すげええええええ
これは某白書のOPの微笑みの爆弾ならぬ蒼い子の爆弾
>>239 あくまで憶測にしかならないからね…流んのみぞ知る
それを言っちゃオシマイかw
銀 紅? 苺
. , -‐―- 、 -‐- , -‐-‐-.、
/. ,ィ^'V^ヾ、 〃. ヾ 〃 ;' ヽ
iミ〈《(リ`´〉)》 ! |ノiノハ从ハヽゝ ! ((八从リ)))
|(| | ┃ ┃ |.| i (| |┰ ┰iイ |(| | ┃ ┃ | !
l .ハゝ ー ノレ| 'ハリ、 - ノリ ノリ.ハ''' ヮ''ノハ
. |.⊂リ |{H}l'iつ ⊂}:|{H}l:iつ (.(.(リ.{i'づと) リ
. l.l i.く_/_i_l_ゝl.. くソ_i_li;ゝ. く_/_i_l,ゝ
.(__八__) (__i_). (__j__)
――雪? 俺は
, -‐- 、 黄色なのです まきますか? まきたくなかったのだが…
,'::;〃i::iヾヾ. , -‐- 、、 , -‐- 、. ,. ‐-ー- 、
ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l . 〃 ; ヽヾ ,'. / ト、 ヽ ノ / ヽ
/((::!┯ ┯l!| ハミ((メノリ从)) i. ((从ソ 从〉 . ノハハハハハ !
. i::::l::ヾヽ - ノ八. | i(| ┃ ┃ |!| l. (|┳ ┳i!l !|─ ─ ,iリ)!
!::::l:::::リづ旦O::::i | トリ、'' ヮ''ノl'!| ハNiヘ ヮ ノハ! ’ 、 - ,ノル´ コウイウネタ ハ
. ノ::::|:::::とく/_|_jゝi::::| レ゙ {つ旦O リ. {iつ旦O . O旦と'!} アッチ ノ ファン ニ
ノ;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;i;;;;;i;;;リ とく_/__l_j>. とくュュュュ〉. 〈_〈__i'つ オコラレルゾ
>>244 橘がおいし過ぎなポジションw
機会があったら描きたいものだ。
>>83 いまさっきLost my musicが佐々木にピッタリだと気づいて
「ワオ!すっげえ! これって盲点じゃね!?」
とか思ってこのスレ覗いてみたら・・・
「なあみんな聞いてくれ」 とか書き込まなくて良かった。
>>230 蒼い子から佐々木へと移っていったから不思議な感覚がしてくる、いいもの見れたな。
決して僕っ娘だから好きって訳じゃないんだけど…
ドジッ子な佐々木を見てみたいな
一番最初にあった僕ッ娘が泡だった
あとは緑髪の先輩とかぷよの主人公とかいろいろ見たけど
佐々木ほど入れ込んだことない
アルルだっけ?
ばよえ〜ん
新ジャンル「アホの子」
佐々木がドジだったらどんなことしでかすんだろw
そういえば分裂の佐々木の台詞で
「健康的でいいじゃないか。僕は市立がよかった。須藤が羨ましい」
ってあるけどこれって同級生の須藤君が好きな女子にアタックできる時間があって
羨ましいということなんだろうか。
>>257 そうだったら佐々木は恋愛感情は精神病の一種という考えも変わったことになる
価値観が変わったみたいなことを言ってたしありえるかもな
佐々木というキャラがハルヒや鶴屋さん並みのムードメーカーで
そういう意味での変な女だったらどうなってたんだろう
>>259 他にも色々と不自然な点があるんだがここが目立ってる。普通に忙しいという
だけならなにも須藤君を例にあげる必要がないしな。佐々木の精神病の一種発言
は一種のツン表現なのかもしれないw
言われてみれば確かに…
佐々木は変なところで捻くれてるなw
橘と話してるときもキョンの様子をやたら気にしてたけどあれは一種のデレかな?
佐々木ってハルヒ以上にキョンに構ってちゃんだな
ええい、こうやってみんながああでもないこうでもないと、グダグダと一部ループを
続けてるのは、全部谷川のせいだ!!!!(棒
謝罪と賠(ry
それにしても、うちの方みたいな田舎でも、発売延期のごめんねポスターと、大量のポスト
カードがあったんだが、この延期でどんだけいらん費用が発生したんだろか。w
まあ俺は一応明日、いやもう今日か。今日本屋に足を運ぶつもりだが。
そうしてハルヒと関係ない本を買わせる。それが角川の策りゃ(ry
>>257 この部分は通学について言ってるだけじゃないか?
佐々木の家からは市立が最寄りって所だろ
>>263 逆に考えるんだ
谷川が延期してくれたおかげで、数え切れないササキストが誕生したんだと
キャラクターCD vol.10 佐々木 発売まだ〜?
>>257 このセリフと塾通いから、佐々木がいま通っている高校は実力よりもちょい高望みのランク
であることがわかるな。市立が最寄りの高校である事以上に(彼女の中で)第一志望だった
のではないかなぁ。
>>265,267
まぁたしかにそうとるほうが無難かな。あんまり深く考えすぎないようにするよ
>>263 暇だったら今20分ほどで書き上げた未完成のSSでもみてくれ。
もし佐々木団+キョンが北高生でSOS団光陽園学生なら
「そろそろ通りかかります。」
まるで噂話をするかのように声のトーンをおとし、橘がそう呟いた。
「あ、ほらほら。見えてきましたよ。」
声のトーンを落としたままそう続けた。何を興奮しているのか先ほどより若干大きくなっているが。
しかしまだ見えたといっても一人の女子学生が歩いていると確認できる程度で、こちらの声なんか聞こえる距離ではない。
この距離で聞こえるならそいつの耳はどうかしてる。普通に声を出せばいいものを。
「いや、それは一概には言えないんじゃないかな。科学で証明されているだけでも人間には20以上もの感覚が存在するんだ。
一般的な五感だけでも聴覚以外に視覚というものがある。耳で聞こえなくても目で見て勘でなんとなく気づく人だっているってことさ。
僕にだって今のキミの憂鬱そうな気分くらいなら分かるからね。」
声を押し殺すような独特な笑い方をしながら佐々木が語りかけてきた。
相変わらず小難しい会話をしてくるな。悪いが俺の頭は認めたくはないが谷口と同レベルだぞ。
誤解のないように言うが学力なら、ということだ。
「お前とは中学の時から一緒だからな。それなりに付き合いもあったから分かるが。」
佐々木とは週に2回ほどとはいえ一年ほど共に塾に通い通学まで一緒だったからな。
しかし佐々木ももっと上のレベルを狙えただろうに北高にくるとは物好きなものだ。
毎日ハイキングをして通学するような場所にあるってのによ。
「北高にも特進クラスがあるからね。とりあえず一年間は様子を見てからそっちにいくかどうか決めるよ。
それにあの通学路は中々健康的でいいじゃないか。運動部に入っていない僕たちにはちょうどいい運動さ。」
そのおかげで毎日予鈴寸前で学校に通う羽目になってるんだがな。しかしつくづく頭の出来が違うと感じる。
俺がもし真剣に進学を考えるならそんな暇はないと断言できる。頭のいい人間の考えることはよくわからん。
「それよりキミはそれなりの付き合いと言ったが、僕とキミとの一年間はそんな薄っぺらい物だったのかい?
少なくとも僕にはそれ相応にキミのことを理解しているつもりだがね。」
そう言いつつ少し皮肉交じりに微笑しながら、俺をからかうような目線を送っている。
まぁお前は確かに中学校時代親しくした友人の一人だ。
そんな会話をしていると突然、あからさまに不機嫌な声色で会話に混じってきた。
「まだなのか?全く無意味な時間をすごしているようでならないな。」
声だけではなくうんざりとした表情で藤原は言った。あまりの不快感からか唇まで大きく歪んでいる。
そこまで嫌なら別にお前はついてこなくていいんだぜ?お前のその顔を見ているとただでさえ気分が悪いのに更に悪化する。
「あんたに言われるまでもなくついていくつもりはさらさらなかったがこれも指令なんでな。」
女子生徒の待ち伏せまで指令に入ってるとはご苦労なことだ。ストーカーに間違われないようにな。
「―――退屈」
そう一言ぽつんと九曜が言った。量の多い髪はそよ風が吹いても少しもゆれることはない。
初対面のときから慣れたとはいえ、無機質な顔にガラス玉のような黒い瞳は未だに少し不気味だ。
「何ぶつぶつ言ってるんですか?だんだん近づいてきてるんですからお静かに。」
すこし怒気を含みながら橘が話を戻した。俺だって好きでこんな無愛想な野郎としゃべってるんじゃねぇよ。
「佐々木さんの…いや、世界を元に戻す第一歩なんですからしっかりしてください。」
「俺はまだ一言も協力するとと言ってないぞ。」
いつの間にそんな展開になっているんだ?佐々木の誘いがなければこんな馬鹿なことに付き合うつもりすらなかった。
俺たちのそんな思惑を知ってか知らずか女子生徒は刻々と俺達の方に向かっている。
桜の花はとっくに散り早くも夏の陽気が垣間見る5月の終わりの午後、俺達はある人物を待ち伏せていた。
その人物とは…
「あれが涼宮ハルヒさん。佐々木さんの力を間違えて宿している人よ。」
多分こんな感じになったんじゃないかと勝手に妄想。誤字脱字が多くて矛盾だらけだから適当に読んでほしい。
>>271 うーむ
完結するまで見てみたい気がする
しかしこの場合だとSOS団、大変そうだなw
キョンがいないからハルヒの暴走をなかなか押さえられない
そんでキョンを引き込もうとするわけだな
273 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/01(金) 01:48:21 ID:0jagrczw
>>272 いやいや。
キョンがいないからSOS団はできてない。
その上ハルヒの精神状態は最悪のままだから世界は滅亡すると思われる。
・・・・・・機関はキョンが現れなかったらどうするつもりだったんだろう?
274 :
273:2007/06/01(金) 01:49:44 ID:0jagrczw
失礼しました。
勇次郎ばりに監視して、危うくなったら眠らせるとか?
そうなったらどうなるかなんて俺は知らない
>>272 よかったら明日続き書きますよ。頭の中では構想は出来上がってますし
>>273 世界が滅亡してしまうと話自体が伸びないからそれなりにそうならないため
の理由は続きでありますけどね。
>>275 そうなるとちょっと可愛そうですね。でもハルヒなら寝てるときでも世界を
破壊できるかも・・
>>276 おおー、wktkしてるよ
ふむ、俺もなんか書きたいが文章力が足りない……
ss職人には乙と言う他あるまい
>>273 消失みたいな展開になってるんじゃないかな
転校生で興味を引いたがいいが興味が薄れかけて恐慌状態
>>273 おいおい、中学時代はもっと酷かったことを忘れちゃいかんですよ。
まぁハルヒが北高に行けば、特別な出会いがあると期待していたの
は間違いないわけですが。
>>280 ふむ。
そう言われると、佐々木とハルヒがとことん対比されてるのが分かる。
中学では穏やかで高校には特に期待してなかった佐々木。
かわいそう。
何にしても佐々木とハルヒには仲良くしてほしい
一緒になってキョンをからかったり引っ張り回したり
SOS団も佐々木団もみんなして楽しい日々を過ごしてもらいたいものだ
うん
驚愕でも平和な展開であってほしいな
俺は激鬱でもいい
空気読めなくて悪いが、
なぜ佐々木は変な女なの?
こんなにかわいいのに
>>285 ・一人称が僕
・やたら理屈っぽい
普通の感覚でいけば変だろ
中高生の頃なんて少しのズレでも変な女認定されそうだな
実は佐々木さんがガチレズならすべての疑問が氷解することに気付いた
キョンは本当に疑問の余地なく「親友」
どうしよう僕は女しか愛せない→ヒャッハァー!恋愛なんて精神病だぜ!
男ばかりの高校がつまらない→親友キョンならわかってくれるのに・・・ハァ
我々はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない!
>>288( ゚д゚ )
あんまり認めたくないな・・・・・・
とりあえずこのスレ住人は驚愕する展開だよね
それに佐々木さんも退場しなくてすむかもしれないし!
そうよ!何でこんな簡単なことに気付かなかったのかしら!
新入団員を紹介するわ!ゲイキャラの佐々木さんよ!
実はあたしに惚れてて、キョンとは親友でもあり、恋のライバルでもあるってところね!
実は前々から見かけるネタだが、原作でそうなったら驚くなw
なんか佐々木の鏡花とか露伴っぽい語りがクセになりそうなんですけど
>>290 そうなったらキョンはやれやれとあっさり身を引くんじゃないかw
影で長門辺りがほくそ笑んでいそうな展開だが
>>290 部室に来るとみくるの着替えに出くわす佐々木。
「わあっ!ご、ごめんなさい。ノックぐらい、するべきでした…///」
「あのー、私ならだいじょうぶですから、どうぞ中に入って待っててください」
「すすすみません、失礼します…あのー…手伝いましょうか?着替え」
「え?」
(数分後)
「ちょ!ひゃっ、わわわわわわ…」
「あれー?ハルヒのやつ、今日は掃除当番じゃなかったか?」
「…これは…驚愕すべき展開のようですねえ。では僕たちはコーヒーでも飲みに行きましょうか」
「あ?ああ…」
「これにはちょっと僕も、どうしたものかわかりませんねえ」
「ま、待って、やんっ…/////」
「朝比奈さん朝比奈さん朝比奈さん」
きょこたんじゃなくてササッキーがレズキャラなのは新しいなwww
>>288 恋愛というものの定義によるんだろうけど、異性愛だろうが同性愛だろうが
それは恋愛ってことに変わりはないんじゃ?
「恋愛感情と性欲を一緒にして貰っては困るな。
恋愛感情は精神病、性欲とは動物的本能だよ」
恋愛なんてのは性欲という言葉の情緒的変換に過ぎないと誰かが言っていたな
恋愛感情は精神病の一種って佐々木に吹き込んだのは誰なんだろう
こういうのはどうだろう。
(自分で認識している限りでは)心は男の子。
↓
男には友情を、女の子には恋を求めている。
しかしこれは、どちらも手に入らない。
男子に踏み込みすぎると相手は恋愛と認識するだろうし
女子に思いの丈を明かすとどういう反応が帰ってくるのかは考えるだに恐ろしい。
ゆえに「恋愛は精神病」という考え方で自身の感情をカットして暮らしてきた。
↓
キョンと初めて会話したとき、(彼がとても良い聞き手だったこともあって)
うっかり男言葉(素)でしゃべってしまった。
↓
内心ギョッとしたけれど、キョンの方は別にどうとも思っていない様子。
少しずつ大胆になる。「僕」としての素顔を晒せる喜びを感じる。
↓
他の男子にもやってみた。
案の定、「変な女」という扱いだったけど、思っていたほど違和感を感じられてはいないようだ。
(これを見たキョンは「今まで気がつかなかったが佐々木は元々男子には男言葉」と認識。)
↓
今までありえなかったほどキョンと親密になってゆく。
どこまで踏み込んでも、相変わらず「友達」として遇してくれるキョン。心地よい。
たまにふと、自分でも分からなくなる。
僕のこの気持ちは、本当に「友情」なのだろうかと。
未来のキョン。
ハルヒにも吹き込んだ。
>>301 最初の方はともかく後半の部分は原作の佐々木でもありえそう
だから佐々木はふたなりだと(ry
未来のキョンがどうしてそんな悲愴な事を吹き込んだのかと考えると
BAD ENDの悪寒が
じゃあ少し捻って考えよう。
佐々木に精神病だと教えたのは未来のハルヒ。
ハルヒに精神病だと教えたのは未来の佐々木。
二人の熾烈な戦いは既に始まっていたんだよ!
驚愕の発売日ってもう決まってるの?
キョン子×佐々男 続き投下します。
8
冬休みを目前に控えた週末、その夜。
いつも通りに塾帰りに佐々木を家まで送り届け、めしを食ってテレビを見た後、風呂に
入って冷えた体を温めていた。
そう言えばクラスメイトたちの間では冬休みの話題で持ちきりで、特にクリスマスは誰
と過ごすなんてことで盛り上がっていた。とりあえずその会話の輪に加わっていた俺は、
誰かが「みんなで集まってクリスマスパーティーをやろう」と言い出したのでそれに参加
を表明すると、「あんたは佐々木くんとラブラブクリスマスでしょ」というよくわからな
い理由で何故か丁重に断られた上、仕舞いには「ファイト、だよ?」と主語も目的語も無
いよくわからない応援をされて、一体何と闘えばいいのか俺は首を捻った。
なんでみんなして揃いも揃って同じような誤解をするんだ。俺と佐々木はそんなんじゃ
ないんだってば。……そんなんじゃないよな? うん、そんなんじゃない。
なんてことを、さっきテレビでやっていた〈お風呂でできるバストアップ体操〉をとり
あえず試してみながら考えていた。
テレビじゃあ一ヶ月続ければ効果が出るとか言っていたけど、初日にして既に飽きた俺
はさっさと風呂を上がることにし、その時、何気なく風呂場の大鏡に目をやった。
鏡に映った自分の姿をしげしげと眺めて思う。
(意外と悪くないんじゃないか?)
そりゃあ、雑誌のモデルみたいには起伏のある体じゃないけどさ、ウェストの細さには
まあまあ自信が無くはないし、佐々木を乗せて自転車を扱いでるおかげか太腿の筋肉も良
い感じに締まってる。
ちょっとポーズなんかとってみちゃったりして。腰と頭に手を当てる。うん、なかなか
様になってるじゃないか。鏡の中の自分にウィンクしてみる。
「何やってんだ? 馬鹿みたいだからやめたほうが良いぜ」
「うわあっ!?」
突然の声に驚きながら振り向くと、パジャマ姿の弟がドアのところに立っていた。
「お前っ、バカー! ひっ、人が入ってんのに勝手に開ける奴が居るか! 出てけ! ス
ケベ! 変態!」
「なんだよ、キョンのくせにいっぱしの女ぶって――痛ってえ!」
弟の脳天に拳骨をかまし、脱衣所に上がってバスタオルで前を隠した。
「んで? 何なんだよ」
「電話」と言いながらコードレスフォンの受話器を差し出した。
「ドアを開ける前にそれを言え!」
「お姉さんは居ますかって言うから、キョンなら居ますよって」
「誰からだよ?」
「お・と・こ」
弟はキシシ、と笑うと、もう一回殴られるのを予期したのか逃げるように出ていった。
俺は受話器を耳に当てて言った。
「もしもし?」
受話器から一番最初に聞こえてきたのは、聞き慣れた笑い声だった。
『くっくっ、やあ、キョン。決して盗み聞きをするつもりではなかったんだが、全部聞こ
えていたよ。面白い弟さんだね』
これだ。弟は保留ボタンを押すことを覚えない。
『入浴中だったのかい? それはすまなかった。掛け直したほうが良いかな?』
「ううん、ちょうど上がろうと思ってたところだったし。で、何?」
俺は体を拭きながら応対した。
『うん、それがね、せっかくお風呂に入った後で申し訳無いんだが、今からちょっと出て
こられるかい?』
「今から? なんで?」
『君に見せたいものがあるんだ』
「見せたいもの?」
『ああ。きっと喜ぶだろうと思って』
「う〜ん、急に言われても時間が時間だしなあ。明日じゃだめなの?」
『ああ、明日でも明後日でもだめだ。今日、今からじゃないと』
俺は困惑していた。思えば、佐々木がこんなふうに熱心に俺のことを誘うのは珍しい。
いや、ひょっとしたら過去無かったかも知れない。佐々木が俺に見せたいと言うものにも
興味はある。
だけどこんな夜更けに? 正直な気持ちを言えば、せっかく風呂に入って体が温まって、
さあこれから寝ようという時に再び寒空の下へ出掛けていくのは気が引ける。
しばらく考えたあと、溜息をつきながら言った。
「わかったよ」
『来てくれるかい? じゃあ、今から僕が言う住所に来てくれないか。時間は、準備がで
き次第で構わないよ』
佐々木が呼び出した場所、それは佐々木の家から程近いところにある高層マンションの
前だった。
自転車の乗って指定された場所に到着すると、佐々木は既に待っていて、その傍らには
見知らぬ男が居た。
「やあ、よく来てくれたねキョン」
佐々木が挨拶した。
「この人は誰?」
「彼は僕の仲間だよ」
隣の男はにこやかに微笑んで喋りだした。
「始めまして。君のことは佐々木くんから聞いてるよ。よろしく」
佐々木の仲間という男は、遠目で佐々木と二人でいるのを見た時は年上のように見えた
けど、それは隣の佐々木の外見が幼すぎるからで、近寄って見れば同年代らしかった。
「それじゃあ、早速上に行こうか」
「上?」
「屋上さ」
仲間の男が、入り口にあるパネルのテンキーを操作して自動ドアを開けた。そうか、彼
はきっとこのマンションの住人なのだろう。佐々木と一緒に俺のことを待っていたのは、
佐々木ひとりではこのドアを開けられないからだ。
エレベーターに乗り込むと、佐々木が屋上のボタンを押す。
俺はそこで、いよいよ疑問をぶつけた。
「ねえ、屋上に何があるの?」
佐々木はエレベーターのドアの上にある階表示を見つめたまた答えた。
「地球の公転軌道と――」
「え、何?」
「交差するように、〈ダストトレイル〉という細かい宇宙塵(ダスト)が構成するリング
がある。そのダストは彗星が太陽付近を通過する際に、あとに撒き散らしていったものだ。
地球が〈ダストトレイル〉の軌道に差し掛かった時、無数のダストが地球目掛けて降りそ
そぐ。その光景は――」
エレベーターが屋上に到着した。
「ちょっとしたスペクタクルだよ」
屋上には、また何人かの人が居た。彼らも佐々木の仲間たちなんだろうか?
見れば彼らはカメラを手にしていたり、それにあそこに置いてあるのは――望遠鏡?
星? 星を見るの?
「このマンションはこの近辺では高い建物だ。観測するにはうってつけなんだよ。そして
この時間にもなれば、段々と民家の明かりやネオンも消える。ほら、見てごらん」
そう言って佐々木は天頂方向を指差し、頭上を振り仰いだ。つられるままに、佐々木の
視線の方向に目をやる。
するとにわかに、漆黒の空を切り裂く一条の光の筋。
「流れ星?」
光はすぐに消えた。けど、またすぐに別に方角に光が現れる。
「えっ、また? あっ、今度はあっち! あっちにも! うわっ凄い、今度は二ついっぺ
んに! 何なのこれ? 佐々木、凄いよ!」
「流星群さ。三大流星群のひとつに数えられる、十二月のふたご座流星群だよ。流星群自
体は数日間に渡って続くが、今日はそれがもっとも活発になる日なんだ。一時間で約八十
個ほどの流星が観測できる」
「流星群……」
「これを君に見せたかったんだ」
佐々木は視線を夜空から俺に移して言った。
「突然呼び出したりして悪かったと思ってる。事前に約束を取り付けておけば良かったか
も知れないとも思うけど、この週末は曇りの予報だったから、こうやってきちんと観測で
きるという確証は持てなかったんだ」
そして佐々木は、俺が滅多に聞いたことの無い、不安そうな声を出した。
「わざわざ足を運んできただけの甲斐はあったかい?」
「うん。素敵。本当に……凄いロマンチック」
俺がそう答えると佐々木はほっとしたように微笑んだ。
そのまましばらく、俺は夜空を駆ける流星の乱舞に心奪われていた。
「これだけあったらさ、願い事し放題だね」
「流れ星に願い事か。いかにも女の子の好きそうなことだね。何をお願いするんだい?」
「うん? えーっとね――」
俺は口ごもった。
何をお願いすれば良いんだろう?
お金が欲しいとか、勉強しなくても成績が良くなりますようにとか、スタイルが良くな
りますようにとか、そんな程度のことだったらすぐに思い付く。でも、そんなことよりも
もっと何か別の大切なことがあるような、そんな気がする。
俺は、何をお願いしたいんだろう?
考えても思い付かなかったから、ここは誤魔化すことにした。
「内緒だよ」
そうだな、ここはひとつ受験生らしい願い事にしよう。志望校に――北高に受かります
ように。
「ずっと上見てたら首が疲れちゃった」
俺は地面に腰を下ろしてから、仰向けに寝転んだ。
夜空に時折引っ掻き傷のように白い線が走り、そしてそれは文字通り瞬く間に、儚く姿
を消していく。
「本当に綺麗……」
そうやって俺は、流星の群れを眺めながら、いつしかまどろんでいった。
目が覚めたのは部屋の中だった。窓の外は藍色に染まり、その光が部屋の家具の曖昧な
シルエットを映し出している。
部屋の中に、もう一人人間が居ることに気が付いた。顔が見えない。真っ黒い影が俺を
覗き込んでる。
「誰?」
俺は影に向かって尋ねた。
「やあ、お目覚めかい?」
「佐々木……?」
名前を口に出したことで、平坦だった影がにわかに厚みを帯びて、そこに佐々木の顔が
現れた。影が佐々木に変身したみたいだ、と思った。
俺は部屋の中を見渡し、そこでようやく、ここが自分の部屋じゃないことに気が付いた。
「ここ、どこ?」
ふいに蛍光灯が点き、俺は目に刺すような痛みを覚えた。
「起きた?」
声がして、入り口のほうに目をやると、最初に佐々木と一緒にいた男が、コーヒーカッ
プを二つ乗せたトレイを手に持って立っていた。
「ここは僕の部屋だよ」
男は言った。
「屋上であのまま寝てたらさすがに体に毒だと思ってね。ぐっすり寝てたから起こすのも
しのびなくて、しょうがないから僕の部屋に運んだんだ」
「すいません、ご迷惑をおかけしちゃって……」
「いいって、別に。これ飲みなよ」
そう言って男はテーブルの上にコーヒーカップを置いた。
「あ、ありがとうございます。いただきます」
俺がカップを口元に運ぶのを、佐々木は自分のコーヒーに砂糖とミルクを入れながら見
て、こう言った。
「あれ? キョンってコーヒーはブラック派?」
「うん。あれ? 知らなかった?」
「初めて知ったよ。と言うか、今まで僕の前でコーヒー飲んだことって無かったんじゃな
い?」
「そんなことないと思うけど」
「そうか、じゃあ僕が今まであまり注意して見ていなかったってことだね」
佐々木はスプーンで掻き混ぜていた手を止めると、コーヒーに息を吹きかけて冷まし、
ゆっくりと口をつけた。
俺も一口飲んだ。熱い液体が喉を通って腹の中まで落ちていくのが感じられた。
コーヒーを飲み終えて、マンションを出る頃には外は明るくなっていた。
「すいませんでした本当に。色々と」
「いいって。じゃあ、気をつけて帰りなよ」
「はい。ありがとうございました。じゃあね、佐々木」
「うん、また月曜日」
朝靄に霞む街を、家に向けて自転車を扱ぎ出した。朝の空気は冷たくて、口から吐く息
は真っ白になったけど――。
多分、コーヒーで温まったおかげかな。
自転車のペダルは、とても軽やかだった。
9
年が明けた三日目。
受験を目前に控えた身にそんな余裕があろうはずもないのに、俺はしっかりとテレビの
年越しカウントダウンイベントも見た挙句、今現在もおせち料理をつまみながら、つまら
ない正月特番に見入って、寝正月を決め込んでいた。
親の手前、少しくらいは勉強をする姿勢を見せるべきなんだろうけど、何しろ家族全員
揃ってだらけムードで、だらけてないのは弟くらいのもんだ。親も正月くらいは大目に見
てくれてる。
そんなだらけきった我が家の門を正月から叩く奇特な奴がいた。
来客を告げるベルの音に呼ばれていった母さんが俺の名前を呼んだ。
「お友達よ」
はて、今日俺を訪ねる予定のある友達はいないはずだけど。
俺は口の中の伊達巻をお茶で流し込み、奥歯に数の子が挟まってるような感覚を覚えな
がら客人を出迎えた。
「あけましておめでとう、キョン」
うすうす予想はしてたけど、客人の正体は佐々木だった。
佐々木はよほど寒がりなのだろうか。耳当てをして帽子を被り、マフラーと手袋を着け
ていた。小柄な佐々木がずんぐりに着膨れていて、その様相はまるでぬいぐるみのようで、
妙に愛らしさがあった。
「初詣に行こうと思って。合格祈願も兼ねて。やや遅くなった感もあるけど、昨日、一昨
日は親戚回りでね、今日やっと暇になったんだ」
暇になったんなら寝てりゃあいいのに。とは口には出さなかった。
「で、俺はまた駅までお前を乗せて自転車を扱がなきゃいけないわけだ」
「バスもあるよ」
「いいよ別に。もったいない。たださ」
「何?」
「お前が事前に俺に電話をして自分の家まで来いって言ったら、俺がお前を乗せて走る距
離は半分で良かったわけだし、何よりお前もバス代使わなくて済んだんじゃないか」
「あっ、なるほど、それは迂闊だった」
これだ。佐々木は賢いくせに時々妙に抜けている。俺にはこいつの思考回路は読めない。
ま、そうは言っても俺は別に佐々木を乗せて走るのは嫌じゃないし、良いんだけどね。
俺は一旦佐々木を待たせて自分の部屋に戻り、外行きの服に着替えた。
「お待たせ。じゃあ行こうか」
佐々木を自転車の荷台に乗せて、走り出した。
電車で二駅行ったところに、この地域で一番大きい神社がある。
新年明けて三日になってもまだまだ沢山の初詣客で溢れかえっていて、三日目でこれで
は元日がどうだったかを想像すると恐ろしくなった。
人込みの中へ分け入っていくと、早速佐々木の姿が消えた。
「さっ、佐々木!?」
「キョン! ここ! ここだよ!」
声はすぐ近くからした。後ろを振り返ると、俺のすぐ後を歩いていた人の肩から、ぴょ
こぴょこと飛び跳ねる手が見え隠れしていた。あの手袋は確かに佐々木のだ。
なんのことはない。ただ俺と佐々木の間に人が一人二人割り込んだだけだ。
そして、たったそれだけのことで見失ってしまうくらい、佐々木は小さかった。
「ああ、びっくりした」
「気を付けなよ。この人の中に埋まっちゃったら二度と見つけられないぜ」
俺と佐々木ははぐれないように手を繋いで進むことにした。
しかし、それでも不足だということをすぐに思い知ることになる。
進むにつれてさらに人の密度が増した。すると、突然繋いでいた手が急激に後ろに引っ
張られ始め、俺の手を握る佐々木の力が抜けてするりと俺から離れていった。
「佐々木!」
佐々木の腕が人込みの中へ飲み込まれて消えていく。俺はそれを見失う寸前に掴むこと
に成功し、力ずくで強引に引き寄せた。
「本当にお前は、もう」
「すまない」
手を繋いでもだめならしょうがない。俺は佐々木の肩を掴んで、しっかりと抱き寄せて
その状態で進むことにした。
やれやれ、こういうのは本当なら俺がされる側だと思うんだけど。
そうやってなんとか賽銭箱の前まで辿り着いたのはいいけど、このおしくらまんじゅう
状態では財布を出すこともままならない。両腕が自由な佐々木はまだ良いけど、特に片腕
で佐々木の肩を掴んでいる俺はどうしようもない。放したら佐々木はどっか行っちまう。
「佐々木、俺のぶんも投げといてよ。代金は後払いで」
「それってご利益あるのかな」
「知らない」
賽銭箱の前でも立ち止まることは許されず、人の流れに流されて、折り返し地点を通過
し強制的にUターンさせられて、佐々木がようやく財布から二枚の硬貨を取り出した時に
はだいぶ賽銭箱から離されていた。
「えい!」
佐々木は力いっぱい賽銭を放ったけど、賽銭箱よりもずっと手前で失速して落下してし
まった。たぶん誰かの頭を直撃したことだろう。南無。
賽銭箱に向けて無数の硬貨が飛び交う様は、機銃の一斉掃射を連想させた。
俺たちは少し人の流れから外れて、境内の隅のほうで休憩することにした。
「はああ、疲れる」
「全く、僕などは呼吸もままならないよ。この服装は失敗だったかな。人込みの中は暑い」
「あ、あそこでおみくじ売ってるよ」
俺と佐々木はおみくじを買って開いた。
「やった! 大吉だって。佐々木は?」
「末吉だってさ。残念。試験はもう間もなくだから末に良くなっても遅いな。まあ、所詮
こんなものはただの紙切れ、当たるも八卦、当たらぬも八卦だよ」
そう言う佐々木はどこか悔しいのを堪えているようで、俺はなんだか可笑しくなってし
まった。
俺は自分のくじに書かれている文をもう一度見直した。
『待ち人来る』
(待ち人……ねえ)
初詣を終えて地元の駅に戻ってきた俺たちは疲労困憊していた。
「やっと帰ってきたよ。疲れた」
「ほらほらキョン、もうひと頑張りだ」
佐々木は小悪魔的な笑みで自転車を指差した。
「ちぇー、図々しいの。ねえ、たまには佐々木が運転しない?」
「うん、それは無理だな」
「へいへい、わかりましたよ」
悪態をつきながらでも、自転車に跨って、佐々木の両腕が腰に回されると頑張る気にな
ってしまう。
不思議なもんだな、と俺は思った。
(――続く――)
とりあえずここまで。
次あたりで完結できると思います。
GJ!
キョン子の外見はイメージできるけど男佐々木の外見がイメージできないな
続きにwktkしてるよ〜
おーい、おまえら、河合塾の模試の結果が返ってきたぞー
試験の解説冊子と、各々の試験結果分析表を渡すから氏名の五十音字順に取りに来いやー
うん、前回より300位くらいは総合点順位が上がっているね
………、解説冊子の最後の方に総合点、科目別の全国ランキングが載っているね
キョンはまたまた順位の真ん中からカウントダウンするほうが楽に見つけられる層のようだね
私と同じレベルの人ってどこの中学の人なんだろうね………
点 氏名
460 涼宮ハルヒ
459 佐々木♥♠
459 褌締夫
458 山田良夫
また、涼宮ハルヒさんか。毎回この人に僅差で負けているね………
絶対に許さないよッ!!
っていうか、この人、私と同じ試験会場だったね。
甲子園大学会場で男子にビンタしていた女子だね。
おもしろい人だ。くっくっ
>>317 GJ!
TS属性は無いと思ってたのにこのシリーズの二人に萌えまくってるw
GJ!!
ながるんの文章力って高いの低いの?
教えて読書家の人!
ハルヒシリーズでは、別に綺麗な文章にしようとして書いてる訳ではないだろうから分かりません。キョンの語り口調だもんよ
綺麗な文章は甲田学人に定評があるが、谷川もまあそれなりかな
キョンの語りだけで判断するのであれば、まあ平均の上って程度だろう
佐々木は友達とゲーセンとか行ったことあるのかな
実は夜遅くまでゲーセンで脱衣麻雀するのが密かな楽しみだったりして
あ、キョンと塾の行き帰りする前ね
>>324 放課後、塾が無い日にキョンに連れて行ってもらった初めてのゲーセン。
UFOキャッチャーで彼が取ってくれたぬいぐるみや、
初めて撮った好きな人とのツーショット…もといプリクラは、
僕の一生の思い出です。
ちょww
脱衣麻雀はねーよw
キョンと一緒にプリクラ撮ったりしてたりして
いや冗談だすまん
プリクラだと当たり前すぎてな
でもゲーム大好きっぽい気がすんだけどな
佐々木は結構格ゲー強そうだ
なんだろう…マジックアカデミーとかやってそうな印象はある、あとテトリスは確実に強い
俺の経験上から知りうる法則だ!
ゲームとか毛嫌いしてるイメージがある。
やってパズルゲーとボードゲームぐらいじゃないだろうか。
佐々木はテトリス下手そう。
「あ、わわ、キョン! これどうするの!?」
塾帰りの美少女がひとりで何故か麻雀ゲームやってたら萌えるなと
ひとりでプリクラしててもいいんだけどね
>>326 泣いた…
佐々木はアナログゲームは好きそうだけどテレビゲームは苦手そうだな
テレビゲームをやってたとしてもスーファミ世代しかやらなさそうだ
ぼくはファミコンには興味が無くってね
佐々木よ…、テレビゲーム全般をファミコンと呼ぶだなんておばちゃんだな
おばちゃんとは失礼だな…。じゃあなぜファミ通とかいう雑誌があるんだい?
>>333 一人でプリクラは寂し杉だな…
佐々木団(藤原はいない)で遊びに行ったりすることはあるのかね?
ゲーセンで橘たちとプリクラとか撮ったりして遊んでたりして
>>335 なんか佐々木らしくてワロタw
佐々木はポケモンみたいな育成ゲームは好きそうだな
あと逆転裁判みたいのも
>>335 橘はともかく昆布はそういうことに興味は無さそうだけどねw
プリクラ撮るとき妙に佐々木に密着する橘が連想された
>>336 ポケモンは伝説ポケばっかのメンバーにしてそうだ
>>338 そしてオドシシ等のポケモンのニックネームを全てキョンにしてる佐々木さん
>>340 モンジャラは九曜かな?いや、モジャンボかw
ハルヒキャラ全員ポケモンに例えたいけど佐々木が例えにくいな
>>341 奴に消されるぞ…
でもしっくりくるw
>>342 佐々木はポケモンで例えたら知的そうなサーナイトかミロカロスジャマイカ?
ヤマモト・ヨーコ並みのA級シューターだったりして
「怒首領蜂大往生?ああ、なんとか2周目まではいけるのだがね。それから先がどうもね」
虫姫さまやってほしい
トリガーハート…
いや、やっぱいい
60秒避けラスト0秒で引っ掛かって落胆する佐々木。
Fateみたいな伝記ノベルゲームも好きそうだな
「キョン、これはどっちの選択肢を選べばいいんだい?」
昨日の佐々木団+キョンが北高生でSOS団が光陽園学生ならのSSの続きをそろそろ
書き込みます。
>>348 1.イリヤを助ける。
2.イリヤを助ける。
3.イリヤを助ける。
>>348 選択肢を間違えて死んで凹む佐々木やえちぃシーンを慌ててスキップする佐々木が目に浮かんだ
>>349 wktk
もし佐々木団+キョンが北高生でSOS団が光陽園学生なら
「そろそろ通りかかります。」
まるで噂話をするかのように声のトーンをおとし、橘がそう呟いた。
「あ、ほらほら。見えてきましたよ。」
声のトーンを落としたままそう続けた。何を興奮しているのか先ほどより若干大きくなっているが。
しかしまだ見えたといっても一人の女子学生が歩いていると確認できる程度で、こちらの声なんか聞こえる距離ではない。
この距離で聞こえるならそいつの耳はどうかしてる。普通に声を出せばいいものを。
「いや、それは一概には言えないんじゃないかな。現在科学で証明されているだけでも人間には20以上もの感覚が存在するんだ。
僕たちがこうしている間にも日々科学は発達しているのだから、将来更に見つかる可能性は十分に残されていると言えるね。
それに一般的な五感だけでも聴覚以外に視覚というものがある。耳で聞こえなくても目で見て勘でなんとなく気づく人だっているってことさ。
僕にだって今のキミの憂鬱そうな気分くらいなら分かるからね。」
声を押し殺すような独特な笑い方をしながら佐々木が語りかけてきた。
相変わらず小難しい会話をしてくるな。悪いが俺の頭は認めたくはないが谷口とほぼ同レベルだぞ。
誤解のないように言うが学力なら、ということだ。
「お前とは中学の時から一緒だからな。それなりに付き合いもあったから分かるが。」
佐々木とは週に2回ほどとはいえ一年ほど共に塾に行き帰りが一緒だったからな。
だが佐々木と俺の学力は昼寝をする前のうさぎとかめくらいのどうしようもない差があった。
だからてっきり俺たちはそれぞれの学力に合った高校に行くと思ったのだがなぜかこいつはここにいる。
もっと上のレベルを狙えただろうに北高にくるとは物好きなもんだ。
毎日ハイキングをして通学するような場所にあるってのによ。
「北高にも特進クラスがあるからね。とりあえず一年間は様子を見てからそっちにいくかどうか決めるよ。
それにあの通学路は中々健康的でいいじゃないか。運動部に入っていない僕たちにはちょうどいい運動さ。
キミと歩きながら色々話もできるし僕としてはとても有意義な通学路なんだよ。」
そのおかげで毎日遅刻寸前で学校に通う羽目になってるんだがな。
それでもなんとか遅刻をしないのは母親に命ぜられ面白半分で起こしにくる我が妹と、
それをわざわざ待ち続ける佐々木のおかげといっても過言ではない。
しかし通学路に対する考え方だけでもつくづく頭の出来が違うと感じるね。
もし神様がいるなら一言くらい文句を言っても罰は当たらないんじゃないか?
まぁ宗教に無縁な俺が語っても説得力が微塵もないわけだが。
俺がもし真剣に進学を考えるならそんな暇はないと断言してもいい。
頭のいい人間の考えることはよくわからん。
「それよりキミはそれなりの付き合いと言ったが、僕とキミとの一年間の思い出に関してどう認識してるんだい?
少なくとも僕にはそれ相応にキミとの思い出を育んだつもりだがね。」
そう言いつつ少し皮肉交じりに微笑しながら、俺をからかうような目線を送っている。
それ相応の付き合いか。まぁ佐々木とは塾の行き来を1年ほど続けていたとはいえ、
他はクラスでの会話などありふれた内容が多くて特別何かあったわけでもないんだよな、俺が覚えている限りでは。
いつもなら他になにかあったかと思い出そうとするんだが生憎今はそんな場合ではない。
だがお前は紛れもなく中学校時代親しくした友人の一人には違いないさ。
そんなことを考えていると突然、あからさまに不機嫌な声色で会話に混じってきた。
「やっとお出ましか。全く無意味な時間をすごしていたようでならないな。」
声だけではなくうんざりとした表情で藤原は言った。あまりの不快感からか唇まで大きく歪んでいる。
ただでさえ普段から無愛想なくせにこうなると更に忌々しい。
というか俺は別にお前について来いと頼んだわけじゃないんだぜ?
お前のその顔を見ているとただでさえ気分が悪いのに更に悪化する。
「あんたに言われるまでもなくついていくつもりはさらさらなかったがこれも指令なんでな。」
女子生徒の待ち伏せまで指令に入ってるとはご苦労なことだ。
未来でアイドルやら有名人やらになると決まっている女子生徒の情報を確保し金儲けでもするつもりなんだろうか。
もしそうならストーカーとして逮捕されちまえばいい。
「―――退屈」
そう一言ぽつんと九曜が言った。量の多い髪は強い風が吹いても少しもゆれることはない。
初対面のときから慣れたとはいえ、無機質な顔にガラス玉のような黒い瞳は未だに少し不気味だ。
以前九曜本人から聞いた話によるとはここの時間の流れは元々いた場所よりかなり遅いらしい。
そのせいかいつもぼーっとしてたり眠そうに過ごしている。正直何を考えてるのかほとんどわからん。
まさか宇宙人ってのはこんな変なやつばっかりなんじゃないだろうな。こんなのはこいつだけと信じたいもんだ。
「何ぶつぶつ言ってるんですか?だんだん近づいてきてるんですからお静かに。」
すこし怒気を含みながら橘が話を戻した。俺だって好きでこんなぶつぶつ言ってるわけじゃねぇよ。
「佐々木さんの…いや、世界を元に戻す第一歩なんですからしっかりしてください。」
「俺はまだ一言も協力するとは言ってないぞ。」
いつの間にそんな展開になっているんだ?
俺は佐々木の誘いがなければこんな馬鹿なことに付き合うつもりすらなかったのだが。
俺たちのそんな思惑を知ってか知らずか女子生徒は足早に俺達の方に向かっていた。
遠くから見る限り普通の女子生徒にしか見えないのだが、橘の説明どおりならとんでもない存在だ。
だがこの頃の俺はまだ橘の言うことはほとんど信用していなかった。
まぁ同時に自分の運命が変わり始めていることにも気づくことができなかったわけだが…。
桜の花はとっくに散り早くも夏の陽気を垣間見る5月の終わりの午後、
日が傾き始め俺達を赤く染め始めた頃のことである。俺達ははある人物を待ち伏せていた。
その人物とは…
「あれが涼宮ハルヒさん。佐々木さんの力の所有者よ。」
―――多分、というか絶対と言い切ってもいい状況だと思う。
今この前置きだけではなぜこうなったのか…なんてのはほとんど分からないんじゃないだろうか。
説明口調は橘や藤原のほうが得意だし俺としてもこいつらに任せたいのだが俺が話し手である以上語らなくてはならないようだ。
元々不向きなのは重々承知してるさ、だから多くは望まないで聞いて欲しい。
話は一ヶ月半ほど前に遡る。桜はまるで始めたばかりのジグソーパズルのように木に花がついているだけでかなり散り始めており、
路面やそのあたりあちこちに桜の花びらがそよ風で舞う季節。
希望と不安に満ちた高校生活やあのハイキングコースのような通学路にもそろそろ慣れ始めた頃である。
北高には俺の興味をそそるような部活はこれといってなかったし、寝ている時に耳からコーラを注がれるような出来事もまったくあるはずもなく俺は漫然と過ごしていた。
この日の朝も目覚ましと我が妹の二段構えで叩き起こされ、母親にもっと早く起きなさいと聞きなれた文句を聞きつつ朝食を食べ学校の支度をしていた。
「キョーンくん。早く学校行かないとおくれちゃうよー」
朝聞くにしてはちょっとした騒音にもなりかねない声で呼ぶ妹とともに俺は家を出ると、
そこにはいつものように如何にも待ってたというわけではなくゆったりと立ち尽くす佐々木がいた。
「おはよー佐々木さん」
「よぉ佐々木」
春に似つかわしい元気な声と倦怠感溢れる冴えない声で挨拶された佐々木は控えめな笑顔を返していた。
「やぁキョン、そして妹さんおはよう。今日はちょっとしたジョギングになりそうだね。少し肌寒いから体が暖まってちょうどいいかもしれない。」
いつも悪いな、俺がもう5分早く出ればこんなことにはならなかったろうに。
しかし朝の貴重な時間の5分という睡眠時間は何事にも変えられないのはお前も分かってくれるよな。
「じゃあ僕が余分に待った5分は貴重な朝の時間に入らないのかい?時は金なりというじゃないか。」
まことに正論だ。余計な言い訳はこいつには通じないどころか反撃を食らってしまうのをすっかり忘れていた。
「すまん、気をつける。」
この一言を予想していたかのようにくっくっと佐々木は笑った。
「そういう素直なところはキミの長所だね。僕としても言葉を送った甲斐があるというものだよ。」
そろそろ支援が必要か。
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/01(金) 22:39:56 ID:9IaDyo62
定期あげ
支援
今日はここまで、とりあえず前の文があまりにひどかったので再構成をしたのと
あまり時間をかけてないためほとんど進んでないんだ、ごめんね。追加した部分
は蛇足っぽいかもしれないが読んでくれる人がいる限り続きを書くことにします。
次は再構成はないのでもっと進みます。
●<今日はもう中の人の想像力がempty…力の残量がゼロなんですよ。
あれ?終わりか
GJ!
佐々木団VSSOS団になったらSOS団のメンバーには悪いが佐々木団を応援する
期待してるよ
また力が溜まったら投下してくれ
>>361-362 ありがとうございます。というか多分明日続き書きますよ。
他にやることがあって時間がないだけでほとんど内容は頭の中にあるんですよ。
後はそれを文字にしながらキョンにしゃべらせるだけなんで。
原作はどうなるんだろうなぁ
全面対決にはならないだろうけど、古泉と橘か長門と九曜あたりで一悶着あるんだろうか
キョンがいなかったらSOS団は結成されない気がしたがキニシナーイことにするw
この設定だともしかして佐々木閉鎖空間に佐々キョンが閉じ込められて元の世界に戻ったりしたのかな?
なんか最初から佐々木団がいる設定だといろいろ妄想できるな
>>364 個人的にはだれが本当のことを言って誰が嘘を言ってるかが気になります。
>>365 この話でSOS団が結成される理由はきちんと裏づけ考えてるんでご安心を。
最初から佐々木団だったら
役職はどうなるんだろう?
佐々木はハルヒみたいに変な役は作らなさそうだ
団長は佐々木だとしてキョンは雑用じゃなくて副団長にされそうだな
>>369 もし佐々木がそういう集まりを作るならキョンを団長にして自分が副団長に
なりそう。
ほとんど進めなかったけどやっぱり訂正してよかった。キョンの回りくどい
独白と鈍感さがでないとキョンじゃない。
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/01(金) 23:22:49 ID:fCM7Ka7D
今頃キョン妹はキョンと一緒に寝てるかも、と欝になる佐々木さん。
妹に嫉妬するのはさすがにどうかと思うw
>>364 橘と古泉…古泉も「理性的な敵軍は〜」と言ってる通り、悶着は無さそうな気が。
目キラキラさせたきょこたんとはた迷惑そうに討論する古泉、程度じゃないかと
長門と九曜…こっちも朝倉の時の様なガチバトルにはなりそうもないねえ。
雪山の時の様な条件闘争はありそう。
俺は熱血少年物が大好きなので
●「ここは僕に任せて、先に行って下さい!」(迫り来る100体のメタル橘)
とかだと素敵なんだがな。
よーし今日はみんな徹夜でss書こう!
佐々木も徹夜したりして勉強ガンガってるんだろうな
>>376 SSを書いてて途中で原作との致命的な矛盾点を発見
絶望した!自分の頭の悪さに絶望した!
佐々木は九曜はすごく仲良し。目を見ただけで何考えてるか分かる。
そんな二人を見てちょっと寂しくなる橘。 という妄想。
>>317 おもしろい。登場したのは、九曜なのか、長門なのか、はたまた橘なのかが気になる所だね。
天体観測が趣味だったのは古泉だったような気もするから、橘なのかな? 仲間発言が気に
なる所。
>>202 佐々木は電車通学で遠いんじゃないんか?
塾の話かもしれんが
九曜はこうようえんで確定だよな
後、光陽園は消失時はトップクラスの進学校だったが
普通の世界(と便宜的に呼んでおく)ではぽや〜んとしたお嬢様校だろう
そこそこのレベルはあるだろうが
ぽや〜んとしたお嬢様校・・・(*´д`*)ハァハァ
電波受信したので投下して逃げる。
FSSのジョーカーには謝罪も賠償もしない。(棒
なぜ私はここにいる?
きっかけは何だ?
・・・これは、ええと学校の校庭・・・象形文字?
「私は、ここにいる」
これが、スイッチか。
ああ、我が半神よ、君はここから・・・。
だから、私は生まれたのか?
くっくっ、ああ、色々と繋がったよ、なるほど。
「地ならし」・・・だけじゃないな、もしもの時のバックアップ・・・あるいは可能性のひとつか。
・・・おや、世界の改変が可能なのか。
ならば、私が主になることも・・・くっくっ。
おもしろい、おもしろいよ、これは。
君のあの奇矯な振る舞いはこのためか。
唯我独尊でありながらも溢れる優しさ。
自らが生まれるための行為でありながら、それによって押しつぶされるモノたちへ反逆の機会を用意しておくとは。
またひとつ、君の愛らしさを知ることができたよ。
よろしい、ならば勝負だ。
どちらが世界の主となるか。
もっとも、私がそう決意するのも世界創造の一部かもしれないがね。
それでも抗わせてもらおう、それが役目なのならば。
君は私が勝利することを許しているのだからね、これは公正な勝負だ。
勝てる可能性は十分にある、くっくっ。
ええと、それでは私自身を再構成しようか。
このままの記憶と能力を保ったままなら勝利は簡単なんだが、君はそれを望んでいないだろうし、こちらとしてもおもしろくなさそうだ。
ゲームには一定のルールが必用だからね。
では、私をこの世界に割り込ませようか。
ふむ、個人情報はこんな感じで、彼女と交差するタイミングはこんなものかな?
ええと、名前は・・・今日は七夕か。
七夕と言えば、笹の葉に願い事か。
じゃ、笹の葉から・・・佐々はちょっとマイナーだから、無難なところで佐々木かな?
よし、これで介入、改変すべき情報に抜けは無いね。
それでは、ゲームスタート。
「僕は、ここにいる」
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/02(土) 07:41:31 ID:2wS50KbZ
定期あげ
佐々木は休日は何してるんだろうな
友達も恋人もいないので休日が憂欝とみた
まだアニメに出てないのに10スレ目とかありえねえw
>>386 最終的にSOS団に入って、不思議探索の時に一人だけズッコケたりする訳ですな
休日は読書かな
それかテレビを見てる
どんな番組を見てるか想像できないけど
>>393 ニュースや討論番組じゃないかな。バラエティ番組はあまり見てなさそう。
ハルヒが前々からSOS団第2支部を作ろうと言ってるけど佐々木の学校に支部を作って佐々木を支部長に据えるという可能性って無いかな。
2ヶ月ぶりに分裂を読み返してみたが。。。
このスレとの温度差に少々がっかりした・・・
だってどこをどう考えてもキョンの認識が ハルヒ>佐々木
なんだもの・・・orz 流石は最強のフラクラといったところか・・・
>>395 よう、俺…
分裂読むたびに微妙に鬱になる…
佐々木は休日は橘や九曜と遊んだりして
>>395 やあ、俺…。
佐々木がキョンに冷遇されんのは
他三名の誘拐行為とかもあったり
するわけだが…。
キョンは自分たちが安全な位置に
いるから裏団の立場とか
わかってないんじゃないかねぇ…
予想以上の反響w
でも正直なところ佐々木はむくわれなさそうdayona
「驚愕」で何が起ころうとも佐々木はこのスレで生き続ける
それが「分裂」の本質ww
佐々木団の会合にて。
「藤原」
「なんだ」
「君に尋ねたいことがあるんだが」
「言ってみればいい」
「未来人は、現代人に比べて生物学的見地から見て進化した存在と言えるのかい?」
「何?」
「君の話を聞く限り、人類の叡知の結晶とも言える科学技術は飛躍的な進歩を遂げているようだが、それと並行して、ホモ・サピエンス……すなわちヒトそのものも生体として進化しているのか、ということさ」
「ふん…まあ、そういう意味では大きな進化はないな。ただ…」
「ただ?」
興味深そうな視線を送る佐々木と橘をチラリと見て、藤原は続けた。
「女の胸囲の平均値は大幅に上昇したようだ。僕が現認する限りにおいては」
「…………」
「…………」
「橘さん、彼を私の内面世界に放り込んできてくれないかな」
「了解なのです」
好きな子に憎まれ口たたく小学生か藤原w
死亡フラグを立ったなw
>>401 藤原を佐々木の閉鎖空間に放置するのはどうかと思うので
掃除用具入れの中に放り込んでみる
パンジー「暗いよ狭いよ怖いよーっ」
藤原は実は佐々木とキョンがくっついた未来の子供じゃないかとふと思った
ちょwこれはいいパンジーw
「どうかしたのかい藤原くん。物憂げな顔をして」
「か、関係ないだろ」
「ははぁ、察するに中間テストの出来が芳しくなかったんだね?」
「う、うるさい。こんな古臭いことやってられるか…」
「ほら、教えてあげるからこっちへ来たまえ」
「…///」
「パンジーの花言葉は『物思い』なのです」
藤原が喫茶店で意外とあっさり名前名乗ったのって
ぜったい佐々木に自己紹介しそこねてたからだと思うなあ。
わたりに船というか。
欲を言えば「……下の名前は?」とかも聞いてほしかったっぽいというか。
「ほら、だからここはこうなって…」
「な、なるほど…(まままて、そんなに近づいたら…)」
「だからここをこうすれば…」
「(なんだ、肘に何も当たったりしないのか)」
>>407 乙女パンジーワロスww
原作では実はパンジー→佐々木だからライバルであるキョンに冷たいのかなw
SS投下行きますよ。
いや、パンジーはハルヒ以上のツンデレ。キョンの前では素直になれないの。
あれは俺がまだ、SOS団などという奇矯かつ奇天烈で何をしたいんだかわからない団体
に所属していなかった、退屈ではあったが毎日をつつがなく過ごすことの出来た頃のこと
だ。
今から考えれば貴重な日々だったとしみじみ思う。
当時俺はそ中三であり、人生を謳歌すべきモラトリアムの途中で立ちはだかる、高校受
験という障害物競走に挑まなくてはならない立場であったある日のことだ。
「キョン、キミはいったいどういった女性が好みなのかな?」
特別ではないごくありふれた昼休み、机を向かい合わせにして共に給食をつついていた
時、佐々木が藪から棒にそんなことを尋ねてきた。
俺は呆気にとられて、食いかけの玉子焼きを佐々木の皿の上にはじき飛ばしてしまった。
「いらないのかい? なら僕が頂こう」
佐々木はそう言うと、ひょいと俺の食いかけを箸でつまみ上げ、そのまま口に放り込ん
だ。
これって、間接キスか? なんてドギマギするほど俺はうぶではないし、また佐々木相
手にそういった気持ちになることはない。佐々木もおそらくそうだろうが。
俺は宙をさまよっていた箸を休め、代わりに佐々木を見据えてその意図を探るかのよう
に、
「佐々木、今いったいなんて言ったんだ? それに、俺からそんなことを聞き出してどう
しようってんだ?」
佐々木は俺にそう返されることなど予想済みで、すでにそれに対する答えを用意してい
るいった様子でよどみなく答えた。
「実は、酔狂にもキミに思いを寄せている女生徒がいてね。彼女からキミの女性に対する
嗜好を聞き出してくれないかと依頼されたわけだよ。まあ、僕としても多少興味を憶える
話題でもあったのでね、引き受けてしまったよ」
酔狂って、そりゃないだろう。しかし……俺に思いを寄せている女生徒がいるだと?
なんつーか、ピンとこねえな。
まあ理由は簡単で、生まれてこの方女にモテた試しがないからだ。自慢ではないが。
もちろん、それが嬉しくない訳じゃない。それなりに関心はあるし、あわよくば相手を
見てみたいとも思ったりもする。付き合う付き合わないは別としてだ。
すると、俺の邪念が表に出てたわけではないだろうが、佐々木は犯人の匂いを嗅ぎ取っ
たシェパードのような顔つきで俺を凝視し、
「キョン……おい、キョン! みっともない顔をしてないで、早く食べたまえ。それから
さっきの問いに答えてくれないか?」
みっともない顔とは失敬なやつだ、などとはとは思いつつ、俺は白州に登場した奉行の
ように顔をやや引き締め、
「そりゃあ答えることはやぶさかではない。しかし佐々木、なんでそんなに機嫌が悪そう
なんだ?」
俺がそう答えると、佐々木はさらに顔をムッとさせて、
「僕はそんな顔はしていない。キョン、キミの見間違いだ」
どう見ても機嫌が悪そうにしか見えないが、これ以上何かを言うことはよしておこう。
というのも、肉食獣の接近を感じ取った草食動物のような俺の第六感が、警報のサイレン
をジャンジャン鳴らしていたからだ。これは学校というサバンナで生きていくのに必要な
処世術さ。
気まずい雰囲気が俺と佐々木の間に漂った時、いち早く給食を食い終えた国木田が、ま
るで壊れかけた橋を補修する工兵部隊のように絶妙のタイミングで俺たちの席の横に近づ
き、そして話しかけてきた
「キョン、ひょっとして犬も食わないようなけんかの真っ最中だったかな?」
周りからクスクスと漏れる笑い声。こいつら、聞き耳立ててたな?
しかし、またその話かよ。まったく、俺と佐々木はただの友人だと何度言ったらわかる
んだ。
「それは置いておいて。佐々木さんさっきの話だけどね、キョンは年不相応な容姿をして
いる女の子が好きなんだ。例えば年上なのに幼い顔しているとか、逆に年下なのに妙に大
人っぽいとか」
「こら国木田、さらっと何を言いやがる。俺の性癖を勝手に決めつけるんじゃない!」
それってただの変態じゃないか。
しかし俺のツッコミにはどこ吹く風の国木田は、関係者の制止を振り切る芸能レポー
ターのようにさらに話を続けた。
「この間もね、キョンは妹さんの友達のことを、まるで自分の彼女のように散々ほめち
ぎっていたもんね」
ミヨキチのことか? 確かに国木田に自慢しちまったような記憶はある。
それを聞いた佐々木は平然としているようだったが、少し口元を引きつらせたように感
じるのは何故だろうな。
だが、もし俺をロリコンの気があると誤解しているのなら大きな間違いだ。ミヨキチを
一目見てくれれば、佐々木にだって俺の礼賛が決して大げさじゃないことはわかるに違い
ない。
そうだな、今度佐々木に引き合わせてやろう。驚くぜ、佐々木は。
なんてことを俺が考えている間も、国木田は俺たちだけでなくクラス全員の視線を集め、
そしてそれにまるで気づいた素振りもなく、まるで制御棒のない原子炉のようにその舌は
回り続け、その天然ぶりを存分に発揮した。
もしここでクラスの連中の視線から視聴率を取ったら、間違いなく80%を超えるだろ
うな。まったく、俺たちはこの連中の退屈しのぎの対象かなんて思ったりもする。
国木田はさらに付け加えるように、
「あとは、本人を前にして言うのも何だけど、佐々木さんみたいに一風変わった感じの子
もけっこう好きなんじゃないかな」
そこで、わぁっと小さな歓声が起こった。何を喜んでいるんだ、こいつら……。
だが佐々木はさしたる動揺もせず、ただひたすら俺を見つめていた。やや焦点が合って
いないように感じるのは、俺の考えすぎだろう。それと、さっきからまるで箸が進んでい
ないんだが、些末な問題だな。
しかし、もうなんて言うかこれはノーコメントだ。ちょっとそこの窓から、ひょいっと
飛び降りたい気分になってきたぜ。
まったく国木田のやつ……俺に変な属性を付け加えるなっての! 俺はノーマルであっ
て、お姉さん好きでもロリコンでも、はたまた変わった女が好きだなんて属性でもないぜ。
「ほう、ではなにかい? 僕のような女は、決してキミの好みには合わないということか
な?」
つい口を滑らせてしまったうかつな俺に向かって、まるで獲物のヌーを見定めたライオ
ンのように視線を鋭くし、佐々木はそう述べた。
俺はわけもなく、背中に氷を滑り込ませられたかのように氷点下を感じた。
佐々木、お前は恋愛など精神病の一種と言っていたじゃなかったのか? それでも好み
じゃないといわれるのは、乙女心をいたく傷つけられるのだろうか。そう言ったつもりは
ないんだが。
難しいね、女ってやつは。
それでも俺は佐々木をなだめるために何とか弁解しようとした。
「いや、そうではなくてだな、これは言葉の綾ってやつであって、お前を対象とした言葉
じゃないんだ。そもそも、すでに友人関係を結んでいるのだから、好みだとかは関係ない
じゃないか」
「友人ね……確かにそうだな。いや、すまないキョン、僕としたことがつい取り乱してし
まったようだね。お恥ずかしい限りだよ。許してくれるかな」
「よかったね、キョン。これで元の鞘だね」
「お前は少し黙ってろ!」
そして放課後、今日は塾に行く日であったので、俺たちはまず俺の家に向かった。そこ
でママチャリを出してきて佐々木を後ろに乗せてそのまま塾に向かおうというのだ。
帰り道、辺りの風景が緩やかに後方に流れて行くのを目の端に捉えながら、俺と佐々木
はてくてくと歩を進めた。
「キョン、ちょっと聞きたいんだが、さっきの話はどこまでが本当なんだい?」
しばらく歩いていると、隣の佐々木が不意にそんなことを尋ねてきた。
「あれは国木田が勝手に言ったことであって、俺の好みとは関係ないぜ」
本当は、少し当てはまるところもあるなんてことは言えない。
「そうかい、じゃあ本当のところはどうなんだい? どう言った女性が好みなのかな?」
今日の佐々木はやけにこだわるな。それほど依頼をしてきた女生徒の約束を律儀に守る
つもりなのか。
「別に好みだとかはないさ。もし俺が誰かを好きになったとしたら、それが好みだったん
だろうよ」
俺はそう答えておいた。
「上手く逃げられたような気もするが、わかったよキョン。その子にはそう伝えておこ
う」
ふっと息をついて、俺の方に顔を向け、そして柔らかく微笑みかける佐々木。
別に逃げた訳じゃないさ。それも俺の本音なのだからな。
「佐々木、ところでその子のことだが、どういう子なのか教えてもらえないか?」
別に助平心とかじゃなくてだな、少し関心があるだけだ。しょうがないだろう、健全な
青少年なんだから。って、俺はいったい誰に弁解しているんだろうね。
俺の問いかけを受けた佐々木はやや瞳を細めて俺を一瞥し、
「なんだいキョン。キミは彼女にそんなに興味があるのかい? しかし、残念なことに僕
には彼女との約束により、守秘義務というものがあってね、君の意向には沿えそうにない
よ。まったく、残念なことだね。くっくっ」
佐々木は喉を鳴らして独特の笑い声を漏らしたが、しかしながら顔は笑っていないとい
う複雑かつ表現しがたい様子であった。どうやら、それ以上は質問をするなと言うことか。
これは教室での一件とダブりそうな妙な空気だ。俺の何がまずかったのかわからんが。
そこで俺はどう話題を変えようかと頭を悩ませていたが、幸いにも俺の家が見えてきた
ところでその会話は終了だ。
それからほどなく俺たちは家に到着したが、まだ塾に向かうにはかなり時間があるので、
佐々木には家で適当に時間をつぶしてもらうことにした。
木製のドアを開け、玄関をくぐると靴を脱いだ。そして制服姿のままの佐々木を案内し
て、リビングに向かうことにした。
俺たちがリビングまでやって来ると、その入り口からは妹のかしましい声がまるでザル
に注ぎ込んだ水のように際限なく漏れ出てきた。
それを迷惑に思いながらも、俺たちがリビングに入ると、そこには下手をすれば小学校
低学年に見られかねない妹と、とてもその同級生とは思えないほどの容姿を備えたミヨキ
チがソファに座ってテレビを見ながら談笑していた。
俺と佐々木に気がついた妹は嬉しそうに「キョンくんお帰りー」と太陽を真っ青の明る
さで俺たちを歓迎してくれた。ミヨキチは俺を見て彼女もまた嬉しそうにしていたが、
佐々木を見た途端に一瞬戸惑ったようで、まるで薄雲がたれ込めたような表情になった。
なんだろうな、とは思ったが、きっと初対面だからだろうとあたりを付け、それに気づ
かぬ素振りで、
「やあ、ミヨキチ。キミも来ていたんだ」
と俺が軽く挨拶すると、
「お兄さん、こんにちは。お邪魔しています」
とミヨキチはやおら立ち上がり、礼儀作法のハウツー本そのままのきれいなお辞儀をし
た。
俺は彼女の礼儀正しさにに感心しつつ、それに気持ちを和ませながら、
「ミヨキチ、2週間も会わないうちにずいぶん大人っぽくなったし、それに綺麗になった
ね。本当に妹にも見習わせたいよ」
ミヨキチは俺の言葉を受け途端に顔を赤く染め、
「お兄さん、そんな大人っぽくだなんて、その……恥ずかしいです」
俺の手放しの賞賛に恥じらい、くすぐったそうにしているミヨキチはとても初々しく、
そしてどこまでもかわいらしかった。俺は庭に咲く花のようにいつまでも愛でていたいと
思ったぐらいだ。
しかし、ふと隣で無言で座っていた佐々木が、俺に無言のプレッシャーとも言うべきエ
ネルギーを発しているのが感じられた。
俺はぎょっとして佐々木を見やると、まるでなんでもない表情だ。というより、無理に
表情を消していると言った様子か。
それをミヨキチも感じ取ったのかはわからないが、俺の方に体ごと向き直るとおそるお
そる、
「あの……そちらのお姉さんは、お兄さんのお友達の方ですか?」
「ああ、こいつは佐々木っていって俺の……」
と言いかけたところで佐々木が、俺の返答を遮るようにゆっくりと口を開き、
「友人さ。ただし、普通の友人ではないつもりだけどね」
と言った後、佐々木はミヨキチと視線を合わせた。だがそれに対するかのように、ミヨ
キチも臆することなく佐々木を見つめている。
それにしても、普通の友達ではないってどういう事だ? まあ、普通よりはやや親しい
ことは確かだが……。おそらく、佐々木が言っているのは、そういった意味なんだろうな。
しかし二人の様子は、まるで米ソの冷戦をこの場で見るようだった。今にも中距離弾道
ミサイルが飛んできそうであり、キューバ危機ってのは、こういうのを言ったんだろうな。
……しかし、これはいったいどういう事なのだろう。それに、俺には彼女がいつもの冷
静な佐々木には思えなかった。
ひょっとして、二人を会わせたのはまずかったか? だがまさか、それほど相性が悪い
とは思わなかったんだ。俺の失策だな。
すると隣にいた佐々木が、不意に俺へ殊更笑みを浮かべて顔を向け、
「キョン、この綺麗なお嬢さんが国木田の言っていたキミの妹君の友人かい?」
「ああ、そうだ。彼女は……」
と言いかけたところで、今度はミヨキチが佐々木に向き自己紹介を始めた。
「あの、わたし、吉村美代子です。お兄さんにはミヨキチって呼ばれてます」
こういう状況にもかかわらず、ミヨキチは律儀にもお辞儀をしていた。俺の妹の友達に
しては本当に良い子なんだよな、ミヨキチは。
佐々木は俺の耳元で囁くように、
「本当に、おどろいたよ。彼女の姿形は……そうだね、中学生と言っても差し支えないほ
どじゃないか。それよりも驚嘆の声を上げざるを得ないのが、彼女が僕よりもすでに上
回っている部分……いや、なんでもない。今のは忘れてくれたまえ」
と、佐々木はまずいことを言ってしまったという表情を浮かべた。
上回っている部分とはなんだろう……?
……今、ふと思い当たったたのだが、しかしこれは言うべきではないだろう。佐々木の
名誉のためにも、ここは俺の胸にしまっておくことにする。それは言わない約束だよ、お
とっつぁんってことだ。
しかし俺がそんなことを考えていたとき、それまで俺たちのやりとりとをおもしろそう
に鑑賞していた妹が、ミヨキチの自己紹介に付け加えるように佐々木に対し口を開いた。
「あのね、ミヨちゃんはねえ、キョンくんのことが大好きなんだよ!」
妹はまるで邪気のない、天真爛漫な笑みを浮かべてそう発言した。
その瞬間、佐々木はギョッとしてそのはずみでお茶が気管に入ってしまったらしくゴホ
ゴホと咳き込んだ。
一方、ミヨキチは妹の発言を耳にして一瞬青ざめ、今度はまるで信号機のように顔をは
じめとして裾から伸びる手足や首筋まで全身を赤く染めた。
そして、そのリビングでは、佐々木とミヨキチの2人がまるで小さな悪魔に呪文を封じ
られた魔法使いのように、しばらくの間フリーズしていた。
そこで俺は真意を確かめるため、何の気なしにミヨキチに尋ねてみた。
「ミヨキチ、今妹が言ったことは本当かい?」
すると、ミヨキチは体をビクッとさせ、俯いていたその赤い顔のままゆっくりと見上げ、
そして俺に視線を合わせた。
「は、はい。ほ……本当です!」
最後はまるで叫びにも似た返答だった。
「そうか……そう思っていてくれたのか。うん、俺は嬉しいよ」
と言って、俺はミヨキチに対して優しく微笑みかけた。
すると、ミヨキチはいかにも信じられないといった表情でまじまじと俺を見つめ、
「あの、お兄さん……それって……」
続いて佐々木が、驚きと怒りとその他解析不可の感情をないまぜにした複雑奇妙な表情
で、
「キョン、キミはまさか……」
「ああ、ミヨキチ。キミは俺のことを兄のように慕ってくれているんだろう? ありがと
う、本当に嬉しいよ」
本当にミヨキチは良い子だよ。俺を本当の兄のように好きだって言ってくれているんだ
からな。
だがその瞬間、なぜか部屋の中が凍り付いたような気がした。
なんだ? と思ったのもつかの間、一瞬にしてパンパンに張り詰めた風船から空気が抜
けるように、何かが霧散した。
ふと見てみると、二人とも気の抜けたというより、魂が抜けたしまったような虚ろな瞳
で俺を見ている。
おいおい、なんだよいったい? 怖いぞ。
しかし、わずかな間をおいて我に返った佐々木は、長嘆息した後に自嘲的な笑みを浮か
べ、
「キョン、見事だよ。本当に、キミってやつはどこまで……」
いや、なんのことかわからないんだが……。
ひょっとして俺はバカにされているんだろうか。
そこでふと気になって、斜向かいを窺ってみると、ミヨキチもなにやらホッとしたよう
ながっかりしたような、なんとも複雑そうな表情を浮かべていた。
俺、何か変なことを言ったか? などと俺の脳みそから、ほんの3分前の記憶を絞り出
すように呻吟していると、佐々木が何か思い出したように俺に顔を向け、
「キョン、そろそろ塾に向かう時間じゃないかな? あんまりのんびりしていると開始の
ベルを聞くことなく今日の授業が始まってしまうぞ。さあ、いつものように僕を後ろに載
せてくれないか?」
すっかり失念していた。だが、今からだとギリギリじゃないか?
それに気がつき、俺は一刻も早く出発するため、やや焦り気味に玄関に向かおうとした。
だが、ミヨキチは俺を呼び止め、
「お兄さん、あの……さっき私がお兄さんのことを好きだと言ったのは、本当のことです
から」
そう言い終えると、ミヨキチはまるで瞬間湯沸かし器のように頭から水蒸気をもうもう
と出しかねないほどに赤くなってソファに座って俯いてしまった。
しかしその時、なぜか妹が『ミヨちゃんがんばって』としきりに囁いていたのが印象的
だった。
何をがんばれと言うんだ? つうか、がんばるのはお前だろう。お前は少しミヨキチを
見習って、もう少し兄に対して敬意を払ってくれ。そうだな、とりあえずはいつまでも兄
に対して『キョンくん』と呼ぶのは止めようぜ。
そんなことを考えながら俺は、押し黙ってミヨキチを見つめていた佐々木に声を掛けリ
ビングを出た。去り際にミヨキチと妹に対して手を振りながら……。
受験が間近に迫った真冬の夕方、俺は佐々木を後ろに乗せ、いつもの1割増しの速度で
北口駅前に向かう緩やかな傾斜を下りゆく。
眼前の夕陽を視界に入れながら、俺はしみじみと考えていた。
もはや恒例のイベントとなった佐々木を後ろに乗せて塾に向かうこともあとわずかかと
思うと、少し寂しくもあり、逆に本来なら余暇の時間として与えられているはずのこの夕
凪の時間を塾などという収容所から解放されることに嬉しく思うこともある。まあ、なん
ていうか感傷的になってるんだろうな。似合わんことだが。
それからしばらくは無心にペダルを踏み続け、ママチャリがそろそろ平坦な道に差し掛
かったとき、それまで沈黙を保っていた佐々木がおもむろに俺の背中へと話しかけた。
「キョン、吉村美代子さん……彼女は本当にすばらしい女の子だね」
ああ、それには大いに同意したい。よく俺の妹の親友になってくれたものだ。
佐々木はふっと笑い、
「それに彼女は、妹さんによるハプニングがきっかけとはいえ、あそこまでキミに対して
はっきりと言えるなんてね……」
はっきりって、俺を兄として慕っていると言ったことか?
しかし佐々木は、喫茶店で注文を間違えられた客のように、さも呆れたような溜息を漏
らし、
「やれやれ、結局はそれか。ふぅ……キミときたらまったく……。しかし、だからこその
キミだな。僕はある意味安心したよ」
何やらまたも佐々木にバカにされたように思うのだが、気のせいだろうか? それでも
佐々木の口調が少し優しげだ。例えるなら、至らない我が子をむしろ慈しんでいるようで
もあった。
だが佐々木は再び沈黙し、何かを考えている気配が後ろからひしひしと感じられた。
そして俺の漕ぐママチャリが支線の沿道に差し掛かった頃だろうか、佐々木が魔法書の
封印を解くかのように沈黙を破り、そして、
「キョン、もし僕がキミのことを……」
と言いかけたところで、無遠慮にやってきた電車がレールを叩きつける音と、それに被
さるように警笛の音が佐々木の言葉を全てかき消した。
俺は佐々木の言葉を確認するため停車し、後ろを振り返ったが佐々木は何でもなかった
かのように首を振り、
「さあ、早く行かないと遅れるぞ。例え塾とはいえ、僕はこれでも無遅刻無欠席で通して
いるんだからね」
佐々木は殊更明るい声で俺を促した。
それを受けて、俺は気持ちを切り替えるように再びペダルを踏み込んだ。
――あの時、佐々木は俺に何を言おうとしていたんだろうか。
それから一年を経て佐々木と再会した日の夜、俺はそんなことを考えながら部屋で本日
のSOS団強制イベント、市内探索で手に入れた戦利品の品定めをしていた。
ああそれと、佐々木が言っていた俺に思いを寄せる女生徒とやらは、ついぞ現れること
がなかったことをここに追記しておく。結局は謎のままで終わった。
もちろん、佐々木が語ってくれることもなかった。
終わり
以上で終わりです。
他スレ用のSSを手がけていたため、ここの投下は久しぶりだ。
では。
GJ!
キョンのタイプを聴くために嘘をつく佐々木に萌えた
キョンは相変わらずフラクラだなw
相変わらず良いコンビだ
キョンがミヨキチにぞっこんじゃねえかw
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/02(土) 16:15:24 ID:4M71Hljw
佐々木もさることながら
ミヨキチがかわいすぎる
GJ
読んだら、のいぢによるミヨキチ画が早く見てみたくなったネ
それはある
ミヨキチまだ出てないんだよね
ふと思ったんだが、レベルの高いSSは最早原作との差別化は至難だよな。てか佐々木の脳内キャラがこのスレのせいで、等身大以上だぜ
>>420 GJ!
佐々木…好きって言えばよかったのに…
てか佐々木さんとミヨキチって相性悪そうだなとオモタw
「いいかい、ノンバーバル(非言語的)コミュニケーションによって、
人間は言語に頼らないコミュニケーションも一定程度可能だ。
ただし、そのためには個体に関する情報の蓄積が必要になる。
残念ながら貴方と僕の間にはこれまで一面識もなく
……ああ、もう、どうしてこの子は泣きやまないんだろう、なんとかしてくれ、キョン!」
「佐々木……お前は赤ちゃんの相手が苦手なんだな。
そんなことじゃいい母親にはなれないぞ」
「だから今練習してるんだ、あ、あ……」
「うう、酷い目にあった、笑わないでくれないか、キョン」
「いや、優等生の佐々木にも苦手なものがあるんだと知ってな。親近感が湧いたよ」
「それにしてもキョンは乳児の世話になれているんだね、意外と言っては失礼かな?」
「妹の世話で慣れてるからな」
「くくっ、キョンは良いお父さんになれそうだ。僕も練習しないとね」
佐々木は言葉が通じない相手は苦手そうな気がした。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/02(土) 18:38:53 ID:gWKl+MJl
「くくっ、キョンは良いお父さんになれそうだ。将来の赤ちゃんの世話は全てキョンに任せることにするよ。」
「何で俺がお前んとこのベビーシッターを押し付けられんといかんのだ。自分でするか旦那にやってもらえ。」
>>430 うーん、まずは・・・そうだな、母乳をあげる訓練をしてみないか?佐々木よ
やはり赤ちゃんは母乳で育てるべきだと思うんだ
・・・いや、他意はないんだ、本当だ
そもそもそんな積極的に見たいほど立派なおっぱry
>>432 いくら無いも同然とはいえ見てみたいものだが
>>433 そもそもの期待値が低いので、何が出てきても喜ぶといえよう。
またこの流れかww
佐々木は微にゅ、じゃない美乳ってところだろ
高校生にしては大きい方ジャマイカ?
>>432-435は神隠しにあうとして…
佐々木が母親になったら子供にどういう風に接するのかな
娘がもしいたら、佐々木の真似して僕っ子口調になりそう
娘「ボクはキョン君が世界一だぁいすき〜」
佐々木「ぼ・僕だって負けてないよ、キョン」
キョン「……やれやれ」
子供に塾に行かせたりして頭の固い親になりそうな気が…
ちょっとヤバい母親のような
娘「おとうさんきいてー」
キョン「なんだほしい物でもあるのか?」
娘「ママがねー、このよの生物は死んだらたんぱく質のカタマリになるんだってー♪」
佐々木「くっくっ。幼い子供というのは本当に面白いね。」
キョン「オイ」
>>445 俺だったら
間違いなく、「・・・。何だって?」ってなるな
「ねえパパ、うちの姉妹全員母親違うのに、どうしてみんな同い年なの?」
という電波を受信した。
>>448 これは全俺最驚のカオスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>448 キョン、たらしってレベルじゃねーぞww
古泉「今夜はどうも、ご馳走様でした。奥様によろしく」
キョン「いいってことよ、またいつでも遊びに来いよ!」
ハルヒ「今度はもっと豪勢な物出しなさいよ!」
娘「ばいばいみくるちゃーん」
みくる「ばいばーい♪」
みくる「キョンくん、幸せそうでしたね…」
ハルヒ「……………キョンもパパか…」
ハルヒ「ぐすっ」
みくる「す、涼宮さん?」
ハルヒ「な泣いてなんかないわよ…」
古泉「今日は、みんなで飲み明かしましょうか」
>>420 御世基地かわいいよ御世基地
キョンのフラクラっぷりに久々に殺意を覚えたw
キョンは婿養子になったのか。
>>452 ハルヒ好きってわけじゃないけどハルヒがカワイソウになった…
>>420 御世基地かわいいよ御世基地
キョンのフラクラっぷりに久々に殺意を覚えたw
すまん。二回やっちまった間違えた
>>452 キョンの娘が、キョンの妹そのまんまに思えてならない…
つーか朝比奈さんはいつまでこの時代に滞在してるんだw
>>459 キョン妹を佐々木の髪型にした感じかな?
>>460 妹を大きくしたのが佐々木
胸は残念なが(ry
>>459 なんかつっこまれるまでずっといる気がする
もう10スレ目かよっ!
しばらく離れてたらここまで…
>>452 途中で
長門「・・・・」
を挟んでほしかった
佐々木が大人になったらやっぱりポニーにしてるのかな
そういえば佐々木ってキョンがポニー好きって知らないんだっけ?
改めてキョンの中でハルヒ>佐々木ってことを認識させられて鬱になる…orz
ポニー好きってあれ本心なのか
>>467 そうだろうな
思ったんだけど佐々木の髪型って何なんだろうな
おかっぱではないよな
佐々木は胸が無いからこそ佐々木なんだよ
小さくは無いんじゃないか?
普通以下ならそれでいいけど
おっぱいパインパインで「僕」言われても困るよな
えっちょっと何この美少女なのに美少年ぽい口調はっ?
という背徳的な雰囲気を醸すためにはスレンダーでなくてはっ
粗品には粗品のよさがあるのです!!!!
チチが嫌いな男子なんかいません!!!!
>>475 男が100人いたら5人はガチなゲイってハルヒが言ってた
だから、尻だって。
佐々木はボブ、橘はツインだな
九曜はポニーにしたらいいとオモ
●<僕は胸の大きさよりも包容力があるほうが良いですね。背がそこそこに
高くて面倒見のいいタイプなんか最高です。偶然にも団員で一人そういう方を
ご存知なんですよ。
>>449 9人ジャマイカ? ※喜緑さんは外してます
ハル長みく佐々橘昆鶴朝ミヨ の九人?
>>479 自重しろww
>>478 成る程、ボブか
てか昆布がポニーにしたら恐ろしいことになるぞwww
あれ?背後に喜緑、いや、鬼緑さんg
ワカメ自ちy
ながるんが佐々木の胸に関する記述を明記してないから実際どんなもんか分からん
しかし靴の特集ののいじ絵ではハルヒとそう変わらんぐらいあったぞ
は!もしや驚愕の真相は佐々木の胸が!!!1!1!
>>448 うちの子が一番可愛い、うちの子が一番賢いとかでもめそうw
その隙にキョンは娘にすらフラグを立て(ry
佐々木はハルヒと対を成す存在だろ?
ハルヒは変化を望み、佐々木は平穏を望む
ハルヒは胸が大きいから、佐々木は(ry
ハルヒが大きいだけで高校生にしたら佐々木は十分な胸の大きさだと思うけどなぁ
佐々木より胸が大きいキャラって誰がいる?
あまり思い浮かばないな
くっくっ・・・なんだい、このちちスレは・・・#
お風呂上がったらもし佐々木団+キョンが北高生でSOS団が光陽園学生ならの
続き投下します。
みんなss書くのにどのくらい時間かけるの?
493 :
480:2007/06/02(土) 22:49:26 ID:EjuOZIw4
wktk
あとさっきの奴だが、10人or11人だった。
涼宮ハルヒ
長門有希
朝比奈みくる
鶴屋さん
朝倉涼子
阪中
佐々木
橘京子
周防九曜
吉村美代子
以上10名に加え、場合によっては
妹
でw
>>493 問題は佐々木が第何夫人なのかってことだな
佐々木は分かるけど後のメンバーの中に子供を産めるか疑問なキャラがw
あと血の繋がった兄弟の間にできた子供は障害を持って生まれてくるんだぞ…
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/02(土) 22:57:16 ID:2wS50KbZ
定期あげ
>>495 必ず、ではないしTFEIや神様がいれば問題ではない
498 :
480:2007/06/02(土) 23:06:13 ID:EjuOZIw4
>>494 佐々木はハルヒと同格だから、第1か第2と妄想
>>495 たしかTFEI達が、キョンの遺伝子データと自身の構成情報を掛け合わせて、『子』となるインターフェースを生み出す、とかってネタがあった気がするから、種の保存機能が無ければそれでw
あと近親交配は先天性障害を持って産まれてくる可能性が高くなるだけで、絶対にと言うわけじゃあ無いさw
意味は分かってるけど近親交配の危険性を佐々木に説明してもらいたいなw
>>492 このスレの分量で5〜7レス分に1週間。
ただし内容の9割は1〜2日で書く。
>>497>>498 確かに絶対では無いけどさ
まぁTEEIとかに頼めば大丈夫なのかもしれないけどw
>>499 ちょww
佐々木のMADが見てみたい…
アニメに出てないのが悔やまれるな
あがったので今から投下します。
それからどたどたと転んだら怪我をするくらい元気よく走り去る妹を見送った後、俺達は足早に学校へと向かった。
佐々木は肌寒いと言っていたが昨日と同じく天気は晴れており雨など降る気配は全くなさそうだった。
更に運良く信号につかまらなかったため、早歩き程度で済みそうなのも俺にとってはささやかだが喜ばしいことだ。
とはいってもいつものように佐々木の小難しい話を聞いたりする時間の余裕はほとんどなく、
俺達は交わす言葉少なめに学校に辿り着きいつもの教室いつもの席についた。
ちなみに俺の席は教室の一番奥、窓際の一番後ろで佐々木がその前だ。
机に漬物石のように重かった鞄の中身を入れ終えたとところで俺は目線を前にあわせると佐々木が振り返ってこちらを見ていた。
「ふぅ、肌寒いとはいえ急いであの通学路を通るとやはり暑いね。
今日はキミに僕が読んだ本の中でよかったものを話したいと思ってたんだが残念ながらそんな時間はなかったようだ。
これはまた明日の楽しみに取っておくことにするよ。」
俺はここ最近本など読んだ記憶がないぞ。折角の話も馬の耳に念仏を唱えるようになると思うんだがな。
そんな俺の考えを読み取っているのかいないのか佐々木は表情は目を細め悪戯っぽく微笑んでいる。
顔色は暑いといってたためか薄い桜の花のような色をしていた。
「ずいぶん暑そうだな。大丈夫なのか。」
「生物学的にみてキミと僕の性別は違う。男性であるキミのペースは女性である僕にとっては少し厳しいものだったらしい。
世間一般的に見てもほとんどの女性は男性より体力面で劣ってしまうから、僕がこのような状態になるのも不本意ながら仕方ないのさ。」
俺でもかなり疲れる通学路だからな。軽く体育の授業の1限くらいには匹敵する道程だ。
運動神経が悪くはないとはいえ佐々木には結構堪えたらしく俺の胸に罪悪感が芽生え始めた。
「朝から結構な運動につき合わせて悪かったな。後で飲み物でも奢らせてもらえないか。」
「中々気が利くじゃないか、キョン。別に通学路ひとつで大層なことじゃないから気にしなくてもいい、
と言いたい所だがキミのその仏心を無駄にしないためにもひとつ僕に飲み物を買ってもらうことにしよう。」
そういいながら佐々木は俯いて笑いを堪えていた。
キター
その後朝のホームルーム、担任岡部のいつもの挨拶を聞きその日の授業が始まった。
俺はというと春の陽気に誘われ睡魔と戦ったりグラウンドで賑やかなんだかだるそうにしているのか微妙な体育の授業を受ける生徒を眺めたりと、
要するに授業なんざ筒抜けで聞いていたわけだ。そんな感じで過ごしていればあっという間に昼休みになるわけで。
さっきまでの教室の空気がまるで鳩の群れに人が走りこんだように消え活気付いている。皆思い思いの席で飯を食うものもいれば食堂に行くやつもいる。
俺は今日も変わり映えしないメンバー谷口と国木田と飯を食う予定だったのだが…
「キョン、今朝の約束を果たしてもらおうか。」
佐々木がこんなことを言い出してきた。
「別に俺は構いやしないが何も今じゃなくていいだろう。俺が飯を食う時間がなくなっちまう。」
まぁ急いで食べればそんなこともないだろうが。
だが学校の中でも放課後の次くらいに貴重な時間をカラスの行水のようにただ飯を食うだけで済ませてしまうような過ごし方はできればしたくはない。
「じゃあその問題が解決すればいいんだね?簡単じゃないか、食堂に食事を持ってきて僕とキミと一緒に食べれば済む話さ。
幸い僕は今日は食堂で食べる予定だったし、お昼で食堂が混みあってるとはいえ一席くらい拝借しても大丈夫だろう。」
いきなり何を言い出すんだこいつは。普段一緒に食う奴がいるだろう。
そいつらを放って俺と食うなんてそんなに飲み物が欲しいのだろうか。
まぁ飯に飲み物はかもとねぎくらい相性のよいものだし必要といえば必要だが。
「普段一緒に食ってる奴に悪いんじゃないか?飲み物なら帰りにでも奢ってやるし今欲しいなら金だけでも渡しておいてもいい。
だからいつもの奴らと食っておいたほうがいいぞ。」
そう言って俺は小銭を出そうと財布の中を確認している途中佐々木はこう言った。
「ちょっと聞いて欲しいことがあってね、是非キミの意見を伺いたいのさ。実を言うと飲み物よりもこっちが本題なんだ。
放課後の帰り道春の夕暮れや、通学路の遅咲きの桜を楽しみながら話しても良いんだが出来れば早急に対処したい。」
その言葉に反応した俺は顔を上げた。佐々木の顔は少し笑みが残っているものの普段とは違いすこし神妙な雰囲気が漂っており、
どうもそれなりに真剣な話になりそうな気配を醸し出していた。友人と呼べる奴の頼みは俺としてはできるだけ協力をしてやりたい、
それが身の回りに近い奴や世話になってる奴なら尚更だ。
「わかったよ、じゃあ行くか。」
そういうと佐々木は控えめに微笑み俺の顔を何やら興味深くみていた。
「助かるよ。ありがとう、キョン」
今日の分はここまで。もうちょっと進もうと思えば進めるけど焦るとよくないしまた
明日か明後日あたりにかきます。
>>500 ●<僕でよければ説明させて戴きますよ。
>●
お手並み拝見といこうか
あと乙ですた
>●
タメ口で話せば佐々木が話してるように見えるよ 多分
あと乙っす!
乙〜
席がハルヒのときと違って佐々木が前でキョンが後ろなんだな
おもしろいので続きにwktk
>>509-511 ありがとう。文書くにはもうちょっと知識が欲しいと感じることが多いのが
問題。あとこの話こまめに書いていきますがかなりの量になりそうです。長
いのが嫌いな人はごめんなさい
なんという生殺し…
このシリーズ見てると佐々木が北高に入学してたらこんな風に
佐々木とキョンは過ごしてたのかなと感慨深くなるな…
続きに期待
>>509 ●<おっと、僕はそろそろアルバイトの時間みたいです。代役を立てておきますよ
「確かに普通に交配するよりも精神や肉体に遺伝子的疾患や死産の確立は
数倍ほどになるが元々の確率が低いからそれほどたいした問題じゃない。
そもそも近親交配がタブー視されているのは倫理的な観念があるからさ。
これはウェスターマーク効果による刷り込みが…って聞いてるのかい?」
>>492 俺は大体この量で1時間ちょっと、結構時間かけてると思います。
佐々木スレの皆さん連レスごめんね
>>514 佐々木さん説明乙〜
この量で1時間ってすごいな
一気に投下してほしいくらいだ
でも、昔は近親交配は結構あったらしいよ
特に皇族とか
>>492 俺は早い時は2日で30Kいける
遅い時は一週間で10K
携帯厨だから休ませながらやらんと携帯が熱暴走するんだぜ
>>492 1レス(60行弱)分でも書き下し〜推敲含めて2時間くらいかなあ
それでも誤字脱字が減らないのは何ともはや
あと最近書く気が減退してて悲しいorz
>>517 源氏物語とか近親(大体3親等以上)ばっかりですね
まあ貴族だと家の事情もあるのだろうけれど
俺は一ヶ月くらいかかるなぁ
構成は決まってんだけどいざ書くとなると全然かけない
521 :
1:2007/06/03(日) 01:50:09 ID:npWXhY/K
「ん?これはなんですか?」
橘京子が不思議そうに机の上のぬいぐるみを手に取った。
「クレーンゲームの景品だよ。」
佐々木は素っ気無く答えた。
「いや、でも・・・」
ぬいぐるみを両手に取って、橘は納得いかない表情で、ぬいぐるみの目を見ている。
「うーん・・・」
「どうしたんだい?何の変哲も無いごく普通の、それこそ有名なキャラクターでもない犬のぬいぐるみだよ?」
部屋の隅に置いてるベッドに腰掛けた佐々木はクッションを抱きながら、目の前のリミテッド超能力者の行動を見ていた。
「いや、私でもそれくらいわかるのですけれども・・・」
橘の表情の色合いは疑問から疑惑に変わっていた。
高校生の女の子の部屋にぬいぐるみがあること自体はそう珍しくは無い。
しかし、この佐々木の部屋はそういった乙女チックさとは、まったく無縁のシンプルで機能的な部屋だ。
そんな中だからこそ、ただひとつ、机の上に大切に置かれているこのぬいぐるみが目立つのである。
橘は佐々木の方を振り返って、一呼吸して尋ねた。
「佐々木さん、これは誰からもらったんですか?」
答えはもうあらかたわかっている。
その誰かの心当たりは一人しかいない―
佐々木は橘の視線から目をそらしながら、サイドボードに置いてあるカップを持ち上げ、紅茶を一口飲んだ。
その対応に橘の目線はもはや疑惑から確信に変わっている。
わざとらしく目線をそらしていた佐々木は、根負けしたように橘の方に目線を向け、
「たぶん、想像通り、ね。」
と、あきらめ気味にため息をつくように答えた。
522 :
2:2007/06/03(日) 01:51:23 ID:npWXhY/K
「やっぱり彼からのプレゼントですかー。」
納得した表情を浮かべて、橘は両手に持ったぬいぐるみをまじまじと観察し始めた。
「そんなんじゃないよ。」
カチャ、と静かな音を立てて紅茶のカップをサイドボードに置きなおした。
「え、でも・・・」
「彼と塾へ行っていたとき、少し授業まで時間が空いてしまって、ゲームセンターで時間をつぶしたことがあったんだ。そのぬいぐるみはそのときに彼が取ったものだよ。」
佐々木の大きな黒目がちの瞳は、橘の手にあるぬいぐるみを見ていた。
「でも、彼から佐々木さんへ渡されたものならプレゼントじゃないんですか?」
少し口を尖らせた橘が佐々木に反論する。
佐々木は喉の奥で小さな笑い声を上げた。
「別にそれは彼にねだったわけでもなんでもないし。ただ、取りやすそうな位置にあるのを見た彼がそれを取って、『ほら、やるよ。』って渡してきただけだよ。」
「いや、それ十分プレゼントじゃないですか。」
「そうかい?」
「だって大切に飾ってあるし・・・」
「ちょうどそこが置き場所にちょうどよかっただけだよ。それに、ぬいぐるみでも置かないと勉強机なんかは特に殺風景になってしまうしね。」
ふーん、と短く相槌を打った橘は何かを思いついたように佐々木の方を向き直り、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「で、その日は他に何をしたんですか?」
「他に何を、って特に何も・・・」
橘は佐々木の顔に浮かんだ一瞬の戸惑いを見逃さない。
「だってゲームセンターって他にも色々あるし、時間をつぶしたならそれだけじゃないはずだし、なによりも」
橘はふっふっっと笑うと
「『それは』彼にねだったわけではないんでしょ?」
佐々木の顔には誰が見てもはっきりわかるくらい、しまったと書いてあった。
「あまり、人の揚げ足を取るのはいい趣味とはいえないよ、橘さん。」
そう言って、唇を尖らせて佐々木はプイッっと横を向いた。
「ふふっ、わかりました。」
そう言って橘は愉快そうに笑うと、
「でも、いつかちゃんとのろけ話してくださいね〜。」
と、ぬいぐるみで腹話術をするように、そのぬいぐるみの手を振った。
そして、佐々木は
―今度からは彼女の前で財布を開くときは気を付けよう・・・
と小さく決意していた。
さすがに彼と二人で写っているプリクラなんて見られたら、言い逃れのしようがない。
ましてや、自分でも信じられないくらいの笑顔で彼の隣で写っているとなれば、なおさらね―
『ぬいぐるみ』
523 :
522:2007/06/03(日) 01:53:10 ID:npWXhY/K
切ない系SSを書くことが多いけど、これはあえて切ない色合いは少なめに。
こういう日常っぽい話好きだ
乙女心がチラチラ見えるのもいいね〜
>>523 プリクラせがんだササッキーに萌え!
ぐっじょぶでした。
>>523 グッジョブです!
プリクラを撮るためにキョンに必死にその必要性を説く佐々木を想像してニマニマしてしまったw
まあ一回や二回の近親交配で問題が起きる可能性はごくわずかだな。
多少免疫能力は落ちるかもしれんが。
昔の王族皇族貴族みたいに延々近親ばっかりだと少々アレな子供が生まれたり、血友病とかの遺伝子系の疾患が多発したりするが。
現代で問題になるのは大部分が倫理面だろうな。
佐々木「やぁ、また会ったね」
キョン「よう。今日も不思議探索なんだよ。」
佐々木「僕は予備校だ。駅まで一緒に行こう」
キョン「相変わらず真面目だな。真面目と言えば、こんな話を知っているか?」
佐々木「キミからの話題とは珍しい。是非聞きたいね」
キョン「俺も初めて聞いた時は笑いが止まらかったよ。いかん、思い出したら…プッ」
佐々木「そんなに面白い話なのかい?興味深いね。一人で笑ってないで聞かせてくれないか」
キョン「あぁ、すまんすまん。ある晴れた日の事なんだが、一人の若い男が道を歩いていると、
向こうから水の入った赤い洗面器を頭に乗せた中年の男が歩いて来たんだ」
佐々木「洗面器を……?」
>>523 GJですー。
そのプリクラはキョンも持ってるんだろうか…
プリンで俺の佐々木が汚れちまった・・・!
>>528 キョン「その男は水をこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いていた。
若い男は何故そんな事をしているのかどうしても気になって、思い切って聞いてみたんだ。
『あなたは何故頭に水の入った洗面器を乗せて歩いているのですか?』って」
佐々木「うんうん」
キョン「すると、中年の男はこう答えたんだ―」
ハルヒ「ちょっとキョン!また最後なの!」キョン「うぉ!ハルヒ!」
佐々木「キョン、続き…」
キョン「悪りぃな。続きはまた今度だな。電車もすぐ来るんだろ?」
佐々木「えっ、あぁ、そうだね。うん、またね」
キョン「じゃ、またな」
佐々木「…………」
続きが気になって夜も眠れないササッキーを想像した.
次はどんな形でハナシを遮られるのやら
>>523 GJ!
普通の女の子の会話って感じでいいね
プリクラ撮るときは二人はどうしてたんだろうな
>>531 こらwwキョンw
佐々木みたいな子大好き
>>531 ふと思うのだが、仮に誰からも遮られなかったとすれば、どういったオチを付けたらいいのだろう。。。
>>530 汚したのは俺かもしれない、ごめんい(´・ω・)
でも両思いエンドだから勘弁してーな
>>538 なんともいえない。出だしの1レス分は書いたけど、構成によってはそっくり削除になるし。
ラストが決まってないから書きにくいったら。
まあ、とりあえず、佐々木かわいいよ佐々木。
>539
期待して待ってるよ〜
あの展開じゃかなり長編になりそうだけど
なるほど。プリンのはエンディミオンか。
542 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 08:49:49 ID:OXMT8HlR
定期あげ
>>539 作者ktkr!
wktkしてるよ
佐々木かわいいよ佐々木
プリンのってキョンが佐々木が男と逢引きしてるのをみてへこむやつか
あれはいいものだ
ていうかキョンもっと苦しめっての!
佐々木のために苦しめコンニャロ
>>545 それにはちょっと同意だな
まぁオチはどうなるか分かるけどな
佐々木が男と逢っていても「ふーん」で済ませそうな原作のキョンが憎いw
ハルヒに関しては嫉妬をあらわにするのに、佐々木の扱いが悪すぎるよキョン……
佐々木が裏SOS団と関わりが無かったらまだ扱いが良かっただろうなぁ…
北高に入学すれば良かったのに…
それだと単に国木田あたりのポジションに佐々木がいるってだけになっちゃって
俺たちが今感じているこの萌えは得られなかったのでは?
さすがに国木田ポジションはありえないだろ
>>549 谷口「お前、涼宮に何言ったんだ?」
佐々木「キョンは昔から変な女が好きだからね」
谷口「朝比奈さんのコスプレ姿は拝んでおかないとな!」
佐々木「どんな衣装かな?ピチピチミニスカのウェートレスかな?」
谷口「ナンパしようぜ!ナンパ!」
佐々木「僕は遠慮しておくよ。一人でやってみて上手くいったら紹介してよ」
いっそのこと「変な女」という記述があるだけで、
実際には登場しなかった方が俺たちは幸せだったのかもな…
驚愕読むのこわいよぉ
じゃあ、こういう感じで
谷口「佐々木、弁当食おうぜ〜」
佐々木「うん」
キョン「……(この二人いつも一緒にいるな)」
谷口「また涼宮になんか言われたんだろ」
佐々木「今から学校に戻るの?本当にお疲れ様だね」
キョン「……(一緒に帰ってる、やっぱり!!)」
キョン「谷口……は じ ま っ た な……」
これは佐々谷フラグかw
でもなんか佐々木らしくないなぁ…
佐々木が完全に国木田になっちゃってるよ
谷口も変わった女はあんま好きそうじゃないと思うな
つか,谷口は相手が女だと態度が急変しそうだし
もともと谷口と仲良いのはキョンと谷口が席近かったからだっけ?
まあ、変な女つってもハルヒの場合は迷惑極まりないタイプの変で
佐々木はその点は酷くはないしなー
分裂でハルヒに重心を置いた心境をまるで自分に言い聞かせるかのように重ねたのは、
それを覆すような展開のための仕込みに決まっているじゃないか、と考えてみてはどうかな?
てことは寝返りフラグが立ったなw
佐々木団をみくびるような描写もあからさまだったじゃまいか
いかにもこれから逆襲に会いますフラグ立ちまくりだったような
異端と正統をめぐって争い、実は自分達が異端で、でも俺たちはハルヒを選ぶぜ!
だってハルヒを好きだから、みたいな
あああああああorz
なに、この欝な流れ・・・
このハルキョンエンドな流れを変えるぞ…
佐々木はどんなことが趣味だと思う?
んー、壁に突進してすり抜けるかどうか試すとか
新たな神候補
佐々木さん 高校2年生
中学三年生のときの予備校での出会いを出発点に、いまどき自転車二人乗りなどの活動により、キョンと付き合っていると勘違いされた一人称が「僕」の通称変な女
では続いて、佐々木さんの演説です。
読者の諸君。僕が例の変な女、佐々木だ。 諸君、今の僕の現状は最悪だ。
神だとかリミテッドな超能力者、自称未来人とか宇宙人製アンドロイドだとか、 僕はそんなことには一切興味がない。
いまさら新キャラクターが出てきたところでフラグが立つような、もはやそんな甘っちょろい段階ではない。
こんな現状は見捨てるしかない、こんなフラグはもう滅ぼしたほうがいい。
僕には、建設的な提案なんか一つも出来ない。今はただ、クラッシュ&クラッシュ、全てを壊されるだけだ。
諸君。僕は読者達を軽蔑している。この下らないハルキョンカップリングを助長し、結果、中学時代のフラグが全てクラッシュされることになった原因は、読者達に他ならないからだ。 正確に言えば、読者達の中のハルキョン派は、僕の敵だと言える。
僕は、読者達の中の、佐々キョン派に呼びかけている。佐々木好きな少数派の諸君。今こそ団結し、立ち上がらなければならない時ではないか?
彼らハルキョン派はやりたい放題。佐々キョン派が、いよいよもって生きにくい世の中が作られようとしていると思う。
佐々キョン派の諸君。佐々木スレがPart10まで来たと大騒ぎするのは大間違いだ。所詮2chスレなんかじゃ、アニメに敵わない。
佐々木好きな少数派にとってこれほど馬鹿馬鹿しいことは無い。分裂のアニメ化なんていつの日になると思っているんだ。
じゃあどうして僕は演説をしているのか。 その話は長くなるから、分裂を読んでほしい。 文中に僕の挿絵は2枚あるから見逃さないように。
僕は、キョンの、佐々キョンSSに対するフラクラぶりにもう我慢ならない。 佐々キョン派の諸君。キョンのフラグクラッシュを止めることなど出来ない。
彼らハルキョン派は、佐々キョン派の声に耳を傾けることはない。彼らハルキョン派が支配する、こんな下らない涼宮ハルヒシリーズは、もはや滅ぼす以外にない!
続編なんかいくらやったって無駄だ! 今進められている続編は、 どうせ全部全て彼らハルキョン派のための続編じゃないか!
佐々キョン派は、そんなものに期待しないし、勿論協力もしない!
佐々キョン派はもうこんな涼宮ハルヒに何も望まない! 佐々キョン派に残された選択肢はただ一つ!
こんな涼宮ハルヒはもう滅ぼすことだ! はっきりと言えば、もはや佐々キョンエンドの自作しかない!
佐々キョン派の諸君!これを機会に、 『佐々キョン』の恐ろしい陰謀を、一緒に進めていこうではないか!
このスレッドに、他のスレッドでもかまわない! 僕とキョンのSSやイラストを書いてくれ!
勿論、原作を読んだ事のない諸君や、 橘佐々木派の諸君でもかまわない!
佐々キョン派は、これからの原作の展開になんか期待していないんだから!
最後に、一応言っておく! 原作が佐々キョンエンドになったら、 彼らはビビる!!
・・・私もビビる
佐々キョンに甘々のSSを、
佐々キョンにラブラブのSSを!
じゃなきゃ原作なんか読まないで、
どうせ原作じゃ私はハルヒの当て馬なんだから!!
高校二年生佐々木さんの演説でした。
>>567 なんという演説…
見ただけで佐々木さんを応援したくなった
佐々木の趣味は自分の買っているペットと遊ぶことだな
これはwwwww
これ言い終わった後泣くな。きっと
感動した
俺はハルヒよりも佐々木さんの応援するぜ
てか佐々木が演説すると熱く語りそうだw
あんたになら投票してもいい
又吉のも相性良さそうだなw
>>567 諸君、私は佐々キョン派だが原作が好きだ!
…長い文は書けないからこの先は勘弁してくれ
思ったんだけど佐々キョンってマイナーなのか?
別にそんな風に思わないんだけど
マイナーだろ
世間ではキョン古やキョンハルのカプで溢れかえってるからな
古キョン好きなんてどうせどっかの二時創作見て好きになった奴ばっかなんだろうな
佐々木かわいいよ佐々木
まず佐々木がマイナー
う〜ん、ハルヒのアニメを見た一部の奴しか原作見てないだろうしな
佐々木をより多くの人に知ってもらうにはアニメに佐々木が出るしかないよなぁ…
>>567 gj!ないすオマージュ。
なんつーか、このスレの存在意義そのまんまだな……
が、驚愕には驚愕と名が付くぐらいだから、谷川流神には期待している。
>>581 言われてみれば確かにw
何でこのスレは流れが速いんだろうな
何人いるの?このスレ
ノ
上位世界の奴に聞け
586 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 16:40:21 ID:OXMT8HlR
挙手厨きんもーっ☆
最近変なage厨が沸いてるな
佐々木かわいいよ佐々木
なんでアニメキャラじゃないのに佐々木のスレがあんの?
ダメだろ
>>588 ラノベキャラ板がないのが悪いというのが
このスレの結論
相変わらずこのスレの住民は優しいな
散々既出のことばっか質問されるしテンプレに入れたほうがよくね?
591 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 17:12:41 ID:OXMT8HlR
黙れよ自治厨
そんなことより佐々木可愛いよ佐々木しようぜ
じゃあ佐々木かわいいよ佐々木
ここの連中ならきっと答えてくれる!
分裂でさ、キョンが佐々木に「須藤が気になるのは岡本じゃなくて〜」
って言った時あるじゃない。
あの時の「僕は誰にも好意を(中略)君ならそれがわかるだろう?」
ってのはどういう意味なのかね?
一つ教えちゃもらえまいか。想像でよいので。
子供の頃刑事コロンボが好きだったせいか、細かい事が気になると夜も眠れねえ。
>>582 >>590 残された限り有る時間を、精一杯駆け抜ける。
それが佐々木スレの流儀なんだぜ?
3時間ササッキー
>>594 あら、またその話題か
「僕は(君以外の)誰にも好意を〜ry
君ならわかりだろう?」
っていう風に考えてる
>>588 現在時空の人間が、現時点でアニメキャラじゃないキャラのスレを立てたところで長続きはしないものだ。
つまりこのスレが存続しているのは、近い将来佐々木はアニメキャラになりますよ、という未来からのメッセージ。
というか俺の中では既にアニメ化されてる
相変わらずこのスレは荒らしスルースキルが高いな
佐々木かわいいよ佐々木
そんなお前らが大好きだ。でも佐々木さんはもっと好きです。
俺佐々木よりおまえたちの方が好きだぜ
異論は認めない
>>589 だからってルール無視しててらいかんだろ。
佐々木が動いたり喋ったりしてたら感動して泣くかもしれんね
色んな表情の佐々木を考えると
萌え死にそうです
悔しそうに泣くとか
絶対無いだろうけどもう考えるだけで・・・
佐々木ってあんまり表情ないイメージがある
>>567 ちょww吹いたwww
それにしても驚愕延期が佐々木ストにとっていいことなのか悪いことなのか未だによくわからない。
何はともあれ佐々木かわいいよ佐々木。
>>611 でもキョンくらいの表情の変化はあると思う
怒ってる佐々木とか見てみたいなぁ
佐々木「そんなとこ・・・らめぇ・・・・」
佐々木が上目使いとか涙目になったらもういろんな意味でやばいって…
俺、何回もそのシーンを見直してしまいそうw
キョン「笹笹笹崎カワか和歌、かわいいぞ佐々木ぃ!!!!!」
なんか最近佐々木スト失格な妄想ばかりな俺がいる
>>615 きょこたんみたいに怒る佐々木かわいいw
絵で見てみたい
「お願い。何番目でもいい。お願いだからキミのそばにいさせて……」
とキョンに迫る佐々木さんを想像する俺は、間違いなく佐々木スト失格。
橘に脅されてキョンの前で恥ずかしい台詞を言わされる佐々木とか
やっぱり二人乗りのシーンに期待してしまうな
この流れに萌え死にしそうになるw
キョンを肩で小突く佐々木とかアニメ化しないかなぁ
キョンに色んなとこを突かれる佐々木とかな
喫茶店でさ、佐々木もハルヒも過ごした時間が同じだが中身が違うみたいな文あるじゃん
あれって全部口に出して言ってると思う?
もしそうだとしたらこんな失礼な言い方はないよなぁ・・・ササッキーカワイソス
ひゃ!きゃ!みたいな声を佐々木が出したらもう情熱を持て余す…
ど、どうしよう、キョン怒ってる…;;
「もっと私の・・・・をいじってください」
「聞こえないな、もっと大きな声で言え」
「そ、そんな・・・」
という王道的な展開でもいいな
>>634 ストロベリーパニックも真っ青もの確定だな
636 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 18:26:04 ID:OXMT8HlR
定期あげ
もうOVAとかでいい
佐々木がキョンの自転車に二人乗りしてるところがアニメ化されたらもう驚愕は出なくていい
「・・・ぐすっ」
「・・・・・・あれ?」
「こんなキョン・・・やだ・・・」
「ゴメンナサイ」
「・・・ぐすっ」
「・・・・・・あれ?」
「こんなキョン・・・やだ・・・」
「黙れ、しゃぶれよ」
みくるみたいに泣き虫な娘が好きな俺にとっては佐々木が泣いたら恐ろしいぜ…
泣き虫は好みではないけど人前では泣かない子が
本当に悔しくて、恥ずかしくて泣いてるってのがたまりませんです
俺もハルヒや佐々木みたいな普段は泣かない子が泣いたら
萌え死ぬ
俺はよく笑う子が好きだ
佐々木さんが大声を上げて笑ってるのを見てみたいな
キョンを虐めて高らかに笑う佐々木
いや、やっぱり佐々木はあの笑い方じゃないとww
「くっくっ、そんな姿を撮られて喜ぶなんて
君は実に哀れな生き物ね、キョン、くっくっくっ」
文章力が欲しいです
佐々木はMキャラにされてるけどSキャラな佐々木さんもいいんじゃないかとふとオモタ
1ヶ月以内にレスあれば佐々木はキョンの嫁
一時期佐々木ふたなり説ってのもあったな
「(くっくっく)」
「はーい!・・・・キョンくーん、おねーちゃんだよー?」
「あ、あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
>>654 お前佐々木を嫁に出す気はさらさら無いだろw
>>657 仕方ねぇ…条件を緩和してやるか
1秒レスなければ佐々木はキョンの花嫁
阻止・・・あれれ?
>>658 時間が早杉るとユニークな髪の人に消されるぞ…
>>659 従姉妹のお姉ちゃんが駆け落ちしちゃった件があったからだと思う
>>662 あー成る程ね〜
佐々木は間違いなく子悪魔だなw
>>661 まぁ、俺の脳内では佐々木はつい先日、長女を出産したばかりだ。
「おい、見てみろよ。目元がお前にそっくりだぜ」
「そうかい?それは良かったよ。この子のお兄ちゃんがキミに似ていたからこれで『おあいこ』じゃないか…」
「そうか?」
「そうさ。くっくっ」
>>660 あなたに萌えた
>>664 ちょ、妄想し杉だw
こっちの世界に戻って来いw
小悪魔で思い出したけど靴に載ってた佐々木が何か小悪魔って感じがしたな
佐々木がスカート履いてるのにちょっと違和感があった
ズボンの方がしっくりくるんだけどな
「キョンかわいいねキョン」
「やめてやめてやめてやめてやめてや
「ねえ」
「ひぐっ・・」
「・・・・・・・駆け落ち・・・しよ・・・?」
佐々木にこんなこと言われたら駆け落ちするな
駆け落ちは良いんだが
>>666のキョンに何があったんだww
そんな佐々木もかわいいよ佐々木
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ よく考えたら障害がないと駆け落ちする意味ないな。
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
. \ /___ /
>>669 そりゃそうだ
しかし佐々木にとって最大の障害はキョンのフラクラだろう
>>629 あそこの部分は読んでてひでぇ!と思ったなw
ハルヒに対しても失礼かもしれんが、佐々木に対してはその7兆倍は失礼だ。
672 :
666:2007/06/03(日) 19:52:29 ID:8k6vxJ7i
つまりフラクラされるから、思い切って駆け落ちするんだよ。
「ひらめいた!」
「なにをだ」
「障害が無いのに駆け落ちするなんて、斬新だと思わない?!」
だが、佐々木が立ちふさがり、障害のある駆け落ちじゃつまらないと中止。
キョンの様子がおかしかったのは佐々木から駆け落ちって言葉を聞いてねーちゃんのトラウマが蘇ったからとオモタ
ゲームのワンシーンを改変
佐々木「キョンの自転車……とっても、はやいね!!ねえ、キョン。もっと強く、つかまっていい?」
キョン「いいよ!」
佐々木「うん……ギュッって……つかまるね。」
佐々木「この教会にはね……すてきな言い伝えがあるの。教会をふたりきりで訪れた男の人と女の人は…
将来かならず結ばれるんだって……二人で入ってみる?」
キョン「そうだね、入ってみようか」
佐々木「もう少し大人になって……そのときも僕がいまと同じ気持ちで……
思い出の教会にさそったら また一緒に、来てくれる?」
キョン「約束しよう」
ここだけ見るとラブラブだなぁ
>>676 そういう人のトラウマを掘り返すような真似はいくない!凄くいくない!
>>676 ちょwwwwww佐々木寝取られるのかよwww
>>676 その部分がラブラブなだけにNTRはきついな
まあ、実際に寝取られたのはキョンの方だし、
>>676でも間違いではない。
NTR阻止!!!
佐々キョンバカ+1
「笑点って面白いですよね」
「いきなりなんだ、橘。脈絡も無しに話し出されちゃ対応もできんぞ」
「キョン、そのようではいけないな。事前に『お題』を貰っているのかも知れない。だが、彼等のとっさの判断という物を…キミは見習わなくてはならないね」
「…そこまで言うなら何か上手い事を言ってやらん事もないな」
「えぇっ!?だ、大丈夫なんですか?」
「ほう…それではお願いしようじゃないか」
「佐々木の胸と掛けてモンゴルの大地と解く」
「…佐々木さんの胸、ですか…」
「…まぁ一応、確認の意味を込めて聞いておこう…その心は?」
「見渡せど 見渡せどなお まだ見えぬ 駿馬に乗りて 平地を駆けり」
「…」
「…怒」
「昨夜、馬に乗ったのは佐々木だったりするがな」
「ちょっ!き、ききキョンっ…///」
「…ええっとぉ…そのぉ…///」
「さらに『佐々木と掛けて笑点と解いてみる』か。その心は『昨夜の佐々木』だ」
「…つまり…その…佐々木さんが…///」
「…///」ボフッ
「なあ、橘。座布団何枚だ?」
「枕一つですね」
「今晩も頑張れってか?」
「はいっ!」
「んんっ
最後のセリフが切れてた…orz
「んんっ!…もうっ!キョン!」
と佐々木が言ったと脳内保管してください…
それと佐々キョンバカップルの番外編って事で…orz
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 20:29:45 ID:OXMT8HlR
定期あげ
プリンスレのアレはあのまま終わっていたら寝取られ
俺の予想が間違っていたら寝取られ
正しくても寝取られ・・・なのかな
>>676 ヨヨォォォォォォォ!! …ごめん無理、ってか勘弁してorz
>>687 正しかったら寝取られにはならないとオモ
そういえばもし原作で佐々木がキョンに恋愛感情持ってたらNTRになるんだよな…orz
>>656と
>>666のスタート地点が涌いてきた。
鈍い痛みと、手首に違和感を感じながら目を覚ます。
足に力が入らず、口の中にも異物感。いったいこれは何だっていうんだ。
「おや、目が覚めたのか、キョン。心配したよ」
声のしたほうを振り向くと、佐々木が俺をみてにっこりと笑いかけてきた。
佐々木、と言いかけたが「ふぐぐっ…」としか声が出せない。
「びっくりしたよ。突然足を踏み外してしまったのだから。まあ、不幸中の幸いという
やつだね、どうやら軽度の骨折だけで済んでいるようだ」
なっ、骨折だと?どうしてそんなことに?というかなぜ俺は手や口を拘束されている?
疑問を立て続けに口に出そうとするが、やはり口からはうめき声しか洩れない。
さっきまで俺は、佐々木と並んで堤防の上を歩いていたはずだが…足を踏み外した?
足を意識すると、とたんに痛みが激しく湧き上がってくる。意識したのがまずかったか。
痛みを感じる箇所を見ると、きちんと手当てがしてあるらしく、包帯も巻かれている。佐
々木がやってくれたのだろうか。しかし、何故拘束する必要があるんだ?周りの様子を見
ても見たことのない部屋だ。それに少なくとも病室のようには見えない。
「ああ、大丈夫だよキョン。僕がきちんと手当てをしてあげる。これでも一通りのことは
身につけたんだよ、心配しなくて良いさ。これからじっくりと…時間をかけて君を看る
ことができる。誰にも邪魔はされないよ」
ど、どういうことだ。いつもと変わらない佐々木の笑顔。だが、いつもと同じ笑みがこれ
ほどまでに不安感を煽り立てるものなのか。体を動かそうとして身をよじるが、ガチッと
いう音とともに手に抵抗を感じ、布団に倒れこむ。どうやら手首の拘束具が床に固定され
ているようだ。いったい何のつもりだ佐々木。ここから出さないつもりか?
倒れた拍子にさらに苦痛が大きくなる。耐え切れずに口から声が洩れる。
「ほらほら、だめじゃないかキョン、安静にしていなくては。せっかく橘さんや九曜さん
に頼んで涼宮さん達から遠ざけてもらったというのに」
笑顔の佐々木がとんでもないことを口走る。ガチャッ。思わず身を起こそうとして、また
布団に倒れこむ。
「動いてしまったら、よくならないだろうキョン?」
邪気のない笑みに恐怖を感じ、必死で身をよじる。ガチャガチャ、ガチャガチャ。足には
力が入らず、手首は床から離れない。まったく意味のない抵抗。と、佐々木がなにか布を
近づけてくる。
「安心したまえ、身の回りの世話は全部僕がしてあげる。突然のことで混乱しているんだ
ろうから、とりあえずは休むといい」
話しながら顔に押し付けてきた布に刺激臭を感じつつ、俺の意識は闇に落ちていった…
692 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 21:06:50 ID:1THrl2yw
>>691 ミザリーみたいだな。
しかし、相手が神様だから、いつまで隠し通せるか。
佐々木ならソウのジグソウみたいなこともやりそうだ。
佐々木はサイコパス小説好きそうだよなあw
>>695 例え佐々木がゲームを仕掛けたとしても
絶対やりたくないな
>>695 しかし、キョンが神の力の鍵とすると、ハルヒの力が弱体化するか無くなってしまうかも・・・
>>693 バハムートラグーンであってるよ
699 :
ハヤごと改変:2007/06/03(日) 21:24:44 ID:NKGR6+DP
空が青い。
風が輝いているようだ。
「キョン」
「何だ、佐々木?」
「僕は…キョンとこんな風に笑える日が来るとは思わなかったよ」
「………」
「夢の中に……」
「ん?」
「この前…夢の中に佐々木が出てきたんだよ」
「……え?」
「そしてさ、その中で2人で色々話して……俺は佐々木に何かプレゼントをするって約束したんだ…」
「……」
あれ?
僕……いや、私は何が欲しかったんだっけ?
何が……
ああ、そうか
「だからその…今度の休日に何か…」
「いらないよ」
「(………)え?」
「もういらない。だって…もう十分…もらったから」
春の風に、桜の花びらが舞っている。
君と一緒に、また新しい季節が始まる。
佐々木には相変わらず改変ものが良く合うな
ソードマスターササキ最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! 涼宮ハルヒの驚愕、発売日は未定です。
佐々木「くっくっ。くらえ朝倉!新必殺自転車二人乗り!」
朝倉「さあ来なさい佐々木!私は実は一回情報操作されて死んでるわよ!」
(ザン)
朝倉「グアアアア!こ この谷口ランキングAA+と呼ばれるTFEIの朝倉涼子が…こんな貧乳に…バ…バカなアアアア」
(ドドドドド)
朝倉「涼宮さんとお幸せにねーーー!」
朝比奈「ふえ〜、朝倉さんがやられちゃったみたいですね…」
小泉「ふふふ…彼女はTFEIの中でも最弱ですから…」
長門「TFEIの面汚し…」
佐々木「くらえええ!」
(ズサ)
朝比奈「ふえー」
小泉「アッーーーー」
長門「そう・・・」
佐々木「やった…ついにSOS団を倒したぞ…これで涼宮ハルヒのいる閉鎖空間の扉が開かれる!!」
ハルヒ「よく来たわね、ソードマスター佐々木!私を待たすなんていったい何様のつもりよ!」
(ギイイイイイイ)
佐々木「こ…ここが閉鎖空間だったのか…!感じる…涼宮ハルヒの力を…」
ハルヒ「佐々木さん…戦う前に一つ言っておくことがあるわ あなたはキョンをゲットするのに『ポニーテール』が必要だと思っているようだけど…別になくてもオッケーよ!」
佐々木「な、何だって!?」
ハルヒ「そしてキョンとはケンカして別れちゃったので、最寄りの町へ解放しておいたわ あとは私を倒すだけね!」
(ゴゴゴゴ)
佐々木「フ…上等だ…僕も一つ言っておくことがある キョンのことが好きだったような気がしたけど、別にそんなことはなかったよ!」
ハルヒ「そうなの」
佐々木「くっくっ、じゃあいくよ!」
ハルヒ「さあ来なさい!」
佐々木の未来がハッピーエンドと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
>>695にインスパイアされてみた。
「ひょええ〜…こここここはどこですかぁ? 何であたし連れてこられたんですかぁ?」
『ごきげんよう朝比奈みくる。
君は自分のプロポーションにたいそう自信を持っているようだね?
その傲慢さでもって周りの少女たちのことを
モンゴルの見渡す限りの大平原だとか椎名誠チックな比喩でコケにしてきたわけだ』
「ししししし、してませんそんなこと!」
『あーあー、嘘はいけないな。…そんな少女たちを救うべくこのわたしが立ち上がったということさ。
決して私怨からではないのだよ?』
「はぁ…それであのぅ、あたしはなにをすれば…」
『なに、簡単な話だ…倉庫の天井を見たまえ。時計のようなものが見えるだろう。
あれは時限装置でね、あと20分で稼動するようにセットしてある。
制限時間内にどうにかしてあのタイマーをストップできれば君の勝ちだ。
だがもし出来なかった場合、君のいろいろと恥ずかしい写真が
全世界の悩める青少年たちのリビドゥを充足させる事となる』
「はえっ!?あ、あんな高いところ、届きませんよう…」
『どうしてもやるのだ。これは勝負なのだから』
>>701 キョンが居た堪れないw
あと佐々木って女と話すときは女言葉じゃなかったか
>>702 何か全然怖くもグロくもないなw
一日で200レズ付くなんてさすが佐々木
橘みたいなのを200も寄せ付けるなんてさすが佐々木だよな
レズで思ったんだけど佐々木って女の子からも告られたりしてそうだな
ウチの母親いわく、女の子にもてるのははっきりとものを言いながらも思いやりのあるタイプだそうだ
ウチの母は女子高生
妙な既視感がしてるのは俺だけか?
佐々木スレではよくあること
>>706 十人十色というしね、趣味嗜好は人それぞれだし、そういう人がいることも私は知っているよ。
だがしかし、私自身はホモ・セクシャルではないし、異性に興味がないわけでもない。
だからあなたの気持ちには答えられないんだ。すまないね。
と、匂いフェチの佐々木さんは申しております。
佐々木(ハァハァ……キョンの濃厚な臭いだ。揺れのせいにしてもっとひっついちゃえ)
キョン「おい、そんなにくっつくと(当たる物がないな)」
ハルヒにしても佐々木にしても、なんつうか思い込みが激しい変態嗜好持ちに
できそうな下地があるからなあ・・・・・・・
「涼宮ハルヒの消失」改 を読んで驚愕……まだ出なくてもいいや( ;´∀`)
って思った俺ヘタレ
匂いフェチって言われるとドM佐々木を思い出すw
スカートはいてると横乗りになるんかねやっぱ?
それだとスピード出せないよね
横乗りだと腰に手を回せないよだろうからね
皆さんこんばんは。昨日に引き続きSS投下させてもらいますね
うん・・・ただ手を回して欲しかったんだ
横乗りだとこう、荷台をつかむよね
それじゃつまらんなと
あれ?この匂い、いつもとちょっと違う…
「キョン、昨日はだれか来客でもあったかな?」
「あー、ミヨキチ。吉村美代子」
お、女!!
「っていう妹の同級生が遊びに来てたがな。それがどうかしたか?」
「いや…別に」
デスノートのハルヒ対決を今更見て、佐々木の声は
坂本真綾でもいいと思ってしまったよ。
こうして俺は佐々木と昼飯を食うことになったわけだ。普段一緒に食ってる谷口と国木田に理由を話すと、
谷口はにやけているのか馬鹿にしてるのか気色悪い表情で「ごゆっくりー!」と
頭にチューリップを咲かせていますと言わんばかりの台詞を言いやがった。
国木田はというと目を細め微笑みながら俺を見てわかってるよと言わんばかりに頷いてるし、
こいつらは揃いも揃ってアホな想像をしてるに違いない。
弁明するのも時間の無駄だし意味がなさそうなのでアホ二人組を教室に残し俺達は食堂に向かった。
食堂に向かう途中もかなり混雑しておりそのほとんどが皆同じ方向に進んでいた。
確かにそれなりに安く味もそこそこに美味いのだが食堂が混む一番の原因は親が朝を優雅に過ごすためにその対価として昼食代を子供に渡しているのだろう。
たった数百円で朝の時間が大幅に増えることを考えればこれは大変有意義なものと考えられる。
同じ立場に立てばあの諸葛亮孔明すらこの案に賛成してくれるに違いない。
そんなことを考えながら半分行列のようになった廊下を歩き食堂にたどり着いた。
食堂内は更に混み合っており注文の声と生徒の和気藹々とした声が混じりまるで商品が競られている河岸市場のようになっていた。
佐々木は席が開いているか周りを見渡している。
「ちょっとここに来るのが遅かったようだ。ちょうど二人で座れる場所があるといいんだがね。」
数学の授業がチャイムが鳴っても終わらなかったからな。
吉崎の奴はサッカーでもロスタイムがあるように授業のロスタイムがあるとかなんとか言っていたが、
そもそも吉崎自身が進めていく授業で時間のロスは吉崎の責任だろう。
サッカーと違い途中で交代する奴もフリーキックやコーナーキックがあるわけがないんだしただでさえ退屈な授業なんだ、
自分のミスで俺たちにまで付き合わせないで欲しいもんだね。
「僕はこの行列に並んで昼食を選ばせてもらうよ。その間キョンが空席を探してくれると嬉しいんだが頼んでもいいだろうか?」
俺の片手には飯があるからな。席の余裕がそれほどもないのに食堂の売り上げに貢献しない俺が席を座ってものなのか少し後ろめたいが気にしないでおこう。
「席を探してくるからちょっと待ってろ。見つかったら声をかけにここに戻るからな。」
そう言い残し俺は暑苦しく並んだ行列を離れ席探しに旅立った。
運良く早食い競争でもしていたように昼食を済ませた体格のいい運動部らしき生徒3名が席を空けたのでそこを陣取ることに成功した。
丁度その席は食堂の角の席であり話をするのにも絶好のポジションといえる。
朝の信号待ちといい今日はついているようだ。どことなくくだらないことで運を使ってる感じが否めず、
どうせなら宝くじでもドカンと当たってくれないもんだろうかという考えもあるが。
そうして俺は行列からやっと解放された佐々木と合流し席に戻った。
「中々いい場所が開いていたんだね。これからもキミに場所取りをしてもらおうかな、どうだろうか?」
「勘弁してくれ。こう毎回忙しく食堂に移動して飯を食うのは性に合わん。」
流石に弁当を持って二人で食堂に来るのはこれっきりにしたいもんだ。
佐々木と二人でいるところをクラスの奴に顔を合わすと谷口や国木田のような反応をする奴ばかりでいちいちうっとおしい。
「で、話ってなんだ。さっきの様子を見る限り真剣な内容なんじゃないのか?」
そういうと佐々木は目を閉じ柔らかな笑みを浮かべながらこう言った。
「まぁそう急がなくても大丈夫だよ、キョン。幸い話は昼食を食べてからでも十分間に合う内容なんだ。
それに食事をするときはあまり話しながら食べると行儀が悪いじゃないか。
大事な話だし食べながらではなくしっかりと食べ終わった後で話をさせてもらいたいんだ。」
流石だな佐々木、俺の周りにいるとは思えないほど出来た人間だ。
食事中ナンパの戦術やいい女と出会うにはバイトをすれば一石二鳥などと熱弁を揮い
騒ぎながら食ってる谷口とは太陽とミジンコくらいの違いがある。佐々木の爪の垢を飲ませてやりたいね。
こうして俺達はお互いほとんど会話せず15分ほどで飯を食べ終えた。
流石に食べることに集中すると早くまだ半分ほど昼休みの時間は残っていた。これならたいていの話ができるだろう。
俺はアイスティーとアイスコーヒーを買いに行き、佐々木にアイスコーヒーを手渡しながら尋ねた。
「ほらよ。話の内容をそろそろ教えてもらおうか。」
佐々木はしばらく俺が渡したアイスコーヒーを見つめていたが、何かを決意したように前を向いた。
「飲み物感謝するよ。話なんだけどその前に聞きたいことがあるんだ。キミは橘さんという人を知ってるかい?」
誤字を見つけたのでちょっと修正
×佐々木と二人でいるところをクラスの奴に顔を合わすと谷口や国木田のような反応をする奴ばかりでいちいちうっとおしい。
○佐々木と二人でいるところを同じクラスの奴に見られると谷口や国木田のような反応をする奴ばかりでいちいちうっとおしい。
とりあえず今日はここまで。文字が多い割にあんまり進まずちょっとダラダラ
してる感じがあるかもしれない。もうちょっと表現を減らしたほうがいいんで
しょうかね。続きはまた明日か明後日書きます
乙〜
このシリーズを毎度楽しみにしてる俺
>>720 横乗りも良いものだぞ。
体のどこも触れてないのに
女の子の重さと体温がすぐ後ろにある感じが。
>>727 もっと一気に読みたいな
とにかくGJ!
>>728 ありがとう。今のところ短めで佐々木のかわいい姿がみれるSSと違い
長くて特別佐々木がキョンに好意を出しているわけでもないからみてて
もつまんないんじゃないかと思ってたり。よかったらこの話で今のとこ
ろいくつキョンがフラグをへし折ってるか数えたりしてみてほしいw
全く、このスレの連載陣はなぜこうも強豪揃いなのだ。
あれ?この匂い、いつもとちょっと違う…
「キョン、今朝は何かあったのではないかな」
「あー?今朝は妹に例のダイビングボディプレスじゃなくてムーンサルトアタック食らって起こされたぐらいだけどな」
「やっぱり……くっくっ」
「は?」
>>730 確かに長いから1週間に一度ほど一気に書いて流せばもっと読んでくれる人
もいるかもしれませんが、毎日書き続けることによって筆の速度も上がると
思うんで少ないですが流してます。今のところこんな調子なのは時間系列的
に憂鬱と同じ時期なのでどうしても説明に時間がかかってしまいます。読み
続けていけばじわじわと山場が近づいてるのがわかると思いますので
みんな、ササッキー萌えになる前は誰萌えだったんだ?
>>734 ほうほう、まぁwktkして続き待ってるよ
>>735 そういうのはどうでもいいだろうと思う俺
>>735 俺は古泉がお気に入りだった。物語の影のような存在が好みだからかな。
佐々木さんはどことなく味があって今のところ作中の中では一番好きだ。
古泉も男性陣の中では今でもトップ。
>>736 すまん。ただちょっと気になったんだ。
分裂読んでる人はおそらくそれ以外のも全部読んでるだろうし、そしたら佐々木登場以前の段階では誰かしら萌えキャラがいたんじゃないかなと。
>>737 確かに古泉と佐々木は似ているな。
論戦させたら朝まで続きそうだw
俺は長門萌えだ。正直に言えば今でも長門が一番だ。
だが!だからと言って佐々木に萌えちゃいかん道理があるか!?
お前ら朝倉さんなんて長門に消されてもう誰とも会えないんだぞ!?
切ないってレベルじゃねーぞ!
自分の心が決めた事は誰にも止められないってどこかのネズミさんが言ってた
にょろーん
これといった好きなキャラはいなかったけど
分裂の挿絵や二人の会話に萌えて佐々木とキョン好きになった
古泉がお気に入り
まさか2ちゃんでこうもキャラが壊されてるとは思わなんだ
>>744 ガトーとの対談だかなんだかで古泉のアレは否定してなかったぞ流んw
>>735 俺は好きなキャラでいうならキョン。萌えならハルヒ、大概の小説では主人公が一番好きなんだよ。
そんな中、佐々木はいきなり横から殴られたかのように来ましたとさw
まさか、25本以上もSS書くことになろうとはなぁw
>>738 これは蛇足なんだけど俺も中学の時佐々木さんみたいな人がいたんだ。塾一緒で
家まで送ったり、部活一緒で夜二人で待ち合わせてレギュラーとるための練習を
したり、一緒に宿題やったりする仲の子がいた。一年ほどそんな関係が続いた
けれど結局付き合わず卒業しちゃったんだが。脈があったか未だにわからない
けど分裂の小説で客観的にみるとまさに他人からはこう見られてたんだろうか?
美人の佐々木さんとフラグたてまくるキョンの思い出と自分の思い出を重ねるの
は出すぎた真似をしてると自分でも思うんだけどね。
>>735 長門だった
キャラソンCDも長門しか買ってない
でも今は佐々木のCDほしい…
誰か絵師さん佐々木+裏SOS団でOP作ってくれないかな?
動く佐々木が見たいよ〜
>>747 俺も中学の時いたな
でも一人称が俺だったorz
>>746 そんなに書くとはすごい。どこかで見てるかもしれませんね
俺も今書いてるし他の人のももっと探して読んでみようかな。
>>748 うむ、書いた。その殆どは佐々木スレに投下して居るんで、このスレが初見じゃなければ、
俺の作品を読んでくれているんじゃないかと思う。そして、今も書いて居るんだな、これが。
ファイルnoが30なので、これが完成し、投下の暁には30本以上を名乗れるようになるw
>>750 俺の脳内ではササッキーはいつだって動きっぱなし。
歌の歌詞にあわせて佐々キョンのアニメ空想すると幸せになれる。
>>754 全部読んでるw
俺はせいぜい、小ネタ程度だな〜
>>754 量産力があるのは羨ましいですね。
自分もSSを投下してますが、佐々木スレのは累計で3つぐらいですから……
たくさん書くコツとかってあるんですかね?
>>758 1ネタを熱いうちに叩いて、しまうことじゃないかな。
佐々木とキョンの会話を書くのはやたら楽しいので、ムダに長くなるんだよね。
長すぎると終わらなくて、結局、投下できなくなる。何日も掛けると腐るネタも
多いからね。勢いが重要っす。
あと、キャラを出さないこと。佐々木とキョンしか出ないのが、理想的かなw
つい、SOS団とか出すと、それだけでえらい量をかかなくちゃ行けなくなるから
まぁ、俺もSOS団を全員出して、終わってないSSあるのよね。
ションボリ&ゴメン
俺は勢いで一気に書いて投下すると次の日読み返したとき恥ずかしすぎて4回ほど死ねる
自分の場合は遅筆も遅筆で、もうすぐ書き終わりそうな奴は随分前に書いたのの続きなんで
読んでくれる人がいるか不安
762 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/04(月) 01:58:27 ID:L0VXSW/9
定期あげ
俺は遅筆で長編のほうが得意だから別スレに住んでる
でもこのスレでコメントされる謎。
>>761 俺は全部読んでるから安心してくれ!
たとえ4月に出た話でも覚えてる
>>761 俺も全部読んでいるから、安心して続きを書いてくれたまい。
>>763 もしかして、プリンの人? 佐々木ネタのヤツにはよく読んでいる。
俺はここで3つ、よそで2つくらいかな。科学的な話が好きなので細部に凝って
あれこれぶち込むと長くなり、端折ると消化不良で読んでも分からなくなってしまう
傾向がある。そういうときは簡単にして細部は別のssで使うようにすれば、
自ずと作品数も増えるというのをようやく会得した。多けりゃいいってもンじゃ
ないけどね。ネタはいくつか持ってるんだが展開に苦労して書きかけになってる
のが数件。展開考えてたら眠れなくなって起きてきてしまった。明日仕事なんだがなー
>>764 うん、プリン。書いたの全部佐々木モノだw
佐々木かわいいよ佐々木
>>766 おお、頑張って。個別にレスはしていないがまとめで読んで楽しませてもらっている。
最近だと消失改もγも佐々木さんの憂鬱も、面白かった。タイトル忘れちまったけど、
キョンが桜を残す話とか切なくて良かったなぁ。
なんか職人雑談になってるなw
まあ、登場キャラ多めで細部までこだわるようならプリン
あくまで特定キャラ重視はキャラスレって分類がいいだろね
アチャー久々にネタ錬成してたらこんな時間だよ・・
佐々木かわいいよ佐々木
>>768 佐々木団+キョンのSS書いてるんですが広範に連れて佐々木以外にも出てくる
からプリンスレに移動したほうがいいんでしょうかね・・。佐々木が好きで書い
てるだけなんだけどスレにそぐわないSSになったら困るしなぁ
×広範につれて
○後半になるにつれて
プリンよりこっちの方が好き
>>770 俺が言ったのは判断材料の一つだから
佐々木可愛いよ佐々木
ならこのスレでもいいかと
どこに落とすかは最終的に作者が采配することだから好きなようにしてください
息の長い連載ものもあるから長編バッチコイてなもんですよ
そん時はまとめ管理人さんには深い感謝を
ホントいつもありがとうございますm(__)m
>>773 SS投下するならそれなりにスレの主旨にそった場所じゃないと他の人
に迷惑がかかりますからね。とりあえず今連載してる部分は佐々木もた
くさんでてくるしこれからも出てくる予定なので様子を見ることにします
>>774 それはもう色々と期待しちゃっていいということだねw?
自分はまだ未熟もいいとこなんで、あなたみたいな職人さんたちを目指して日々精進してます。
さて、どうしたら読んでもらえるようなssを書けるのやら。悩みは尽きず。
そして出かける前に佐々木かわいいよ佐々木
職人様に幸あれ!
いつも楽しませてもらってますよ〜
平日とはいえこれだけ書き込みがないのもめずらしいな
佐々木かわいいよ佐々木
>>777 仕事や学校で忙しいか深夜28時まで起きてた奴が多いのかも
俺は今日2週間ぶりの休みだから佐々木SS書くがな
書き終わるかはわからんが…
ハルヒや国木田に「作ってる」と見破られた仮面の裏を見せてくれる日は来るんだろうか
「模試が近い」って台詞は本心なんだろうか
それでいいのかなササッキー?
実際はどんな性格なんだろうな
夜寝るときは未だにぬいぐるみが離せない娘。
キョンのことを考えるとHなことしちゃう子
こんな題名のハルヒ同人あったな
>782
たぶんそりゃ
「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」
をもじったタイトルのヤツだろ。
佐々木さんはムッツリに違いないよな
>>781 それ可愛過ぎるよ・・・でも誰にも見せてくれないんだろうな
佐々木かわいいよ佐々木
ちょっとチラシのうらスマン
いまちょっと昼寝しててさ、夢見たんだよ。
でっかいお祭りがあってクラスのみんなで来てるのね、
それで俺がフランクフルトだか唐揚げを買うために列に並んでたら
クラスメイトの長門がなんか食べ物を買ってたんだよ。
俺はいままでで最高の勇気を出して「あっちで食べない?」ってベンチの方指差していったのね
そしたら長門は黙ってうなずいてついてきてくれたのよ。
そっから一緒にいろんな店行ったりゲームしたりしてそりゃもう幸せだったさ。
でも途中で雨が降ってきたのね、俺の腕には都合よくビニール傘があったから「入る?」って聞いたの。
そしたら「うん」ってススッと俺に近づいたんだよね。いいにおいがしたともさ。
話も一緒にしたんだけど長門はケロロ路軍曹が好きらしかった(俺は見たことないんだけど)
それで俺はこのまえ見た『女の子と二人きりで遊びに行ったことある?』ってスレに堂々と書き込めるんだとか意味不明なことも思ったりした。
キスとかはなかったけど最高に幸せだったんだ。
でも最低なことをしたんだ。俺は「え?長門ってアニメのキャラじゃなかったっけ?」とか思っちゃったの。
そしたらああ、これ夢だったねって気付いてとたんに心臓の辺りがきゅうんってなったのね。
それで周りの世界が消え始めちゃって今起きてボーーっとしてんだけど
この気持ちをどこかに残したくて今覚えてる限りで書いちゃいました☆
というかここまで書いて自己嫌悪で死にたいです。お父さんお母さんごめんなさい
スレのみんなもごめんなさい。俺なんてただのキモオタの豚です。
佐々木もごめん、こんどはお前とデートしような。
FIN
>>787 萌え死ぬようなのをお願い
>>789 ちょww
そういうことは長門スレで言うべきだろw
まぁいいけどね
まあ長門もかわいいのは否めないからな・・・
個人的には長門とササッキーでツートップかな。
俺は長門一筋だったけど
分裂を読んで佐々木がトップの座を奪った
きょこたんも上位
佐々木のツンデレが想像できない…
「キョン、このおやつは別に君のために用意したわけではないよ?君には勉強のためには
十分な糖分を用意しておくことの有効性は何度も言及したと、僕は記憶しているんだが
ね?まあ、ここは君の成績を案じるご母堂に免じて、僕のおやつを分けてあげるから、速
やかに食べて塾の授業に備えたまえ」
「すまんな、佐々木」
こんな感じだろ。
ハルヒみたいな台詞を言う佐々木で十分萌える
>>795 でもこれってツンデレって言うのかな?
クーデレの部類に入りそう
キョンデレじゃに?
「べ、別に君のために用意したわけじゃないんだからね?!」
「ほんとうに、すまん」
・・・・だめだな、普通のツンデレにはならん。w
>>800 「可能性について想像を巡らすことは、自分の知的好奇心を刺激することになる
んじゃないかな?まったくありえないことでも、もしかしたらと妄想のレベルでも考え
ることで、君のシナプスを刺激して何かを生み出すきっかけになるかもしれないよ。
もっとも、何の益もなく、ただ時間の浪費になるかもしれないがね、くっくっ」
802 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/04(月) 19:52:07 ID:jSHw3JPk
>>800 想像することによって自分の好きなキャラを
好きなように弄れるってのは楽しいとは思わないかい?
くっくっく、凡ミスしてしまったよ
ツンデレ度
藤原≧キョン>>ハルヒ≧佐々木?
だめだ。この序列に佐々木を加えてもまるで歯が立たんぞ。ツンデレは諦めるんだ!
クールなボクっ娘で十分じゃまいか
そこさえ外さなければあとは何を付け加えても構わないが
千影とか氷室とかそんな印象
でもその二人よりは佐々木は表情があるよな
千影……ガラスの仮面の先生だっけ?
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ
/ \
/ / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i ' やぁ兄くん
! !.ト● ● ! !ノ、i ! 元気にしていたかい?
,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 !
/⌒ヽ!;!l|ヘ j/⌒i/
\ / | l>,、 __, イァ/ /!ノ´
. / /| | |___|{ヘ、__∧
`ヽ<.| | 彡'
扇千景参議院議長は、この夏の改選に出馬せず、議員引退です。
>>814 その千影じゃないだろうと小一時k(ry
この流れにワロタww
まぁ佐々木はクーデレとかよく言われるけど実際はもっと複雑なデレかただけどな
分裂でデレてる部分があれば教えてくれまいか
わかりにくいんだこの子は
佐々木はクーデレに近いヤンデレキャラって感じがする
何でだろう
>>819 橘と話してるとき、執拗にキョンの様子を気にしてるとこかな
佐々木を泣かせるためには
キョンを使うのが一番ですね
>>819 肩で小突くとこ
あ〜これはデレてるというより萌えポイントか
>>822 それだとなんか鬱なことしか思い浮かばない…
浜田省吾のMONEYの替え歌を作ったので投下します
825 :
「KYON」:2007/06/04(月) 21:00:06 ID:uFxlU1f3
塾への通い道 ほんの数百メートル さびれた駄菓子屋とコンビニが数軒
ハイスクール受かるために放課後バッグを かかえて出かける
キョンはいそがしい母親のかわりに 汗にまみれて自転車をこいだ
彼は私が立てたフラグをへし折り 心かき乱してゆくのさ
Kyon, Kyon makes me crazy
Kyon, Kyon changes everything
いつかアイツの 足元にフラグを 叩きつけてやる
私は夢見てるしあわせな日常 自分の部屋に彼を招いて
二人で楽しむんだベッドに腰掛け 蒸し暑く長い夏の夜
あの時私はこう喘ぎ続ける “愛してる…愛してる…もっと もっと…”
だけど彼がどこかの女と結婚する とこで目が覚めた
Kyon, Kyon makes me crazy
Kyon, Kyon changes everything
いつかアイツの 足元にフラグを 叩きつけてやる
僕は 何も信じない
僕は 誰も許さない
僕は 何も夢見ない
何もかもみんな 爆破したい(キョーン)
純白の新築庭付き一戸建て かわいい子供とみんなで夕食
欲しいものはすべて自分の妄想(あたま)の中 まるで悪夢のように
Kyon, Kyon makes me crazy
Kyon, Kyon changes everything
いつかこの手に 掴むよ キョンを
I've got nothing nothing to love
また懐かしい歌をwww
GJ!
佐々木スレの住民は替え歌好きだなw
スマン。ネタが古すぎたな。
僕は他人に好意を・・・のくだりだけど
どちらにせよキョンに通じてないんだよね
上であったようにキョン以外には、と解釈していいのやら
そのくせ自転車乗ったりなんなんだこの子は
淡い!淡すぎて消えちゃいそうな関係だよなあ
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ちょっ!キョンっ!…教室ではマズいと思うんだ。帰宅するまで待てないのかい?…そうか…や、優しくたのむよ…
>>830 { | l |
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もうっ!…いったいどうす
!. :./: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : ,'.:.! \:ヽ : :.、:.:.:!:.:.:.ヽ
l: . .!. : : . : : . : : : :.!: : : : : : : : : : :,':./ _ゝ‐-: :|、:.!:.:.:.:.ヽ
!. ..l. : . : : : : : : : : :|: : : : : : : : :l: イ;.!, -'"´ ト:.:.:!:l:..|:.:.:.:.:.:!
. !. . |: : : : : : : : : : : :ト; : : : : : : :.! l !イ !ヽ |.!/:.:.:.:.:.:.:l
| : !: : : : : : :',: : : :, x-─ :.:...:.:l!.| レ 彡≠、k_ヾ:..r-、.:.:.:.:.!
. !: . .! : : : ヘ: : ,x '´: : ト、ヽ . :.:.:!レ ー斗匕て',ラ゙:.:.:.:!., ヽ.:.:.:}
. l. . :.',: : : : :.X: :.ヘ-、:.::fヽ \_,' "ヘっ_..::.ノ.! :.:.:.:k' /:.:.:.i
!. : : ',: ヽ:.´.:ヽ、:.ヘ xz≠ミk ゝ- ´ ! :.:.:.:.Y.:.:.:...ヘ
l. : : : ヽ: ヽ、:.\X〈!ら::..:;.ぅ |:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.|.:ヽ
. ',. : : : : ` -`_t xz、 ヘヒr- ´ 、 |. :.:.:.:.:.!.:.:.:.:ト、.:ヽ
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こんばんは。お風呂上がったら今日も投下させてもらいます
コラww
佐々木とキョンはこんなことはしないぞw
>>829 なんていうかあの関係は清らか杉だよな
間に入ったらいけない気になるわ
佐々木の裸(風呂から上がった後とか)をキョンが見たらどんな反応するのかな
>>789 キャラが誰かは置いとくとして、染みる文章だな
「で、出てけ〜!」
やっぱり佐々木でも照れるのかw
意外と見られても平然としてたりして
キョンの事煽るような事言ってみるけど、いつも通りのフラクラで回避するんだろうキョンはw
842 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/04(月) 22:44:21 ID:L0VXSW/9
定期あげ
状況が必然的なら照れないような
一緒にお泊りしたりとかさ
自宅で不意打ちされたらウロがくると思うなw
>>844 寝起きは寝ぼけててキョンの前でも普通に女の子口調なんですね!!124
それは見てみたいな
「知らん。誰だそれは。」
「一年九組の女子生徒さ。下の名前は京子さんというんだ。」
一年九組というとたしか進学クラスだ。
北高の学力はそれなりのレベルだが頭がいい奴は進学校レベルくらいの実力はあるからな。
そういうのを集めたクラスなんだがまだ入学して1ヶ月も経ってないし、
俺の周りにそんな優等生など袖どころか空気すら触れ合う距離にいない。
いや…一人いたな、目の前に。
「残念ながらこの話に成績のことは関係ないんだ。」
「じゃあこの話に橘京子さんがどう関係あるんだ?」
佐々木は目線を下げ自分の手を見ながら、
「この橘さんに一昨日大事な話があるといわれて呼び出されたのさ。」
一昨日というと佐々木が用事があるから先に帰っておいてくれと言った日か。
あの時たしか友人に誘われて部活見学に行くといってがその友人が橘京子なる人物なのだろうか。
「その推理は残念ながらハズレだね、キョン。僕は橘さんとはその時が初対面だったのさ。」
初対面で佐々木のことを呼びつけたとなると一体何の話なんだ?
色々考えてみるが俺の頭で名探偵シャーロック・ホームズやその助手ワトソンのような名推理をするにはF1レースに自転車で出るくらい無理がある。
精々事件の真相を語る名探偵の推理を聞く観客側の人間が妥当だ。
「その初対面でいきなり突拍子もないことを言われたのさ。期限の過ぎたノストラダムスの予言を今更信じろというくらいのね。」
そう言いながら佐々木は手を握りそのまま口の前に当てながら肩を揺らしていた。
「なんて言われたんだ?」
「僕は神様で世界の創造主らしいんだ。」
すっげー寝起きが悪かったりな
>>844 しかしひょっとしたらポーカーフェイスで乗り切るかも知れんぞw
「うぉわ! す、すまん佐々木!」
「(えええええっ! ちょ、ちょっと何するのキョン!)
…キョン、君が思春期の少年だという事は理解している。
しかしこのように、成年の身分であったなら容赦なく法定罪の構成要件に該当するような真似は
あまり感心しないな」
「い、いや、その、なんだ悪かった」
「ふむ、まあ反省も重要なんだがね、まずは扉を閉めて早々に退出して欲しいというのが
今の偽らざる気持ちかな」
「!」
キョン、出ていく。
そしてキョンが去ったあと、無言で頭を抱えて座り込む佐々木。顔真っ赤。
こうですか?わかりません><
思わずアイスティーを吹き出しそうになった。
「ごほっ、ごほ!…すまん何だって?」
吹き出しそうになったものを強引に飲み込んだため気管に入ってしまったようだ。
しばらく咳き込む俺を佐々木は笑顔を見せながら
「くくっ、まぁ落ち着きたまえ。キミの言おうとしてることはよくわかるさ。
僕がキミの立場なら心療科に連れて行って病気療養を勧めるだろうしね。」
胡散臭い新興宗教創始者のような台詞を佐々木が口走るなんていったい何事だ?
頭が優秀な奴ほどおかしな宗教に誘惑されたりすると新聞で見かけたがまさか佐々木もそういうタイプなんだろうか…。
もしそうだとしたら面倒だが俺が体を張ってでも止めなければならないだろう、友人だからな。
「面倒なことになるとわかってながら助けるというのは実にキミらしいな、キョン。
だけど僕もこの話は微塵も信じてはいないのさ。考えてみて欲しい。
同じ学び舎で勉学を学んでいるとはいえ親しいどころか面識すらない人間にいきなり呼び出されあなたは神です、
と言われてキミははいそうですねと信じられるかい?」
そんなもん信じる奴は催眠術にでもかけられてるに違いない。
どうも俺の心配は取り越し苦労になりそうで正直かなりほっとした。
「それを橘京子がお前に言ったのか?」
「そうさ。しかも彼女の様子や言動から見てもどうにも本当のことを言っているつもりらしい。」
もし本気で言ってるとしたら俺は顔も知らない橘京子の人間性を疑うね。
佐々木が神様で世界を作ったって?いったい何を言い出すんだ、橘京子は。
「僕も最初は危ない宗教に勧誘されてるのかと思ったんだけどね。
流石に僕が神様だという説は今まで僕の脳裏によぎったことが無かったんだよ。
空想として考える分には興味深いものだし最後まで話を聞かせてもらったという訳さ。」
よく落ち着いていられるな、俺だったらそんな余裕は無くどうすれば断るか必死であれやこれやと考えてしまうだろう。
内心早く終われと思いつつ作り笑顔で話を聞く自分の姿が容易に想像できる。
みんなもちつけw
支援
これって後どれぐらい続きそう?
とりあえず支援
「そうやって最後まで話を聞いて僕はこう答えた。
あなたの話はとても面白いから小説にすればきっといい物書きになれるよってね。」
佐々木がそういうなら橘京子は才能がありそうだ。
まだ高校生になったばかりとはいえ俺が読むような軽く小説から広辞苑のような分厚い本まで読む漁っているからな。
ひょっとすると佐々木の一言で自分の才能に気づき将来一角の小説家になるかもしれない。
「すると彼女は証拠を見せますと言ったんだよ。ただあなたに見せるのは今は不可能だから信用できる人を連れてきてと言われたわけなんだ。」
佐々木に見せるのが不可能で俺になら見せれるのはどういうことかまったく意味がわからん。
仮に俺がそれを見たとしてどうしろというんだ?
「というわけで僕はキミにその役をお願いしたいのさ。多分橘さんは断ってもまた僕に声をかけ同じような話をするだろう。
僕としてもそれは少々困るわけなのだよ。関係の無いキミを巻き込んでしまうことは大変遺憾に思うんだがひとつどうだろうか?」
悪いが出来れば遠慮願いたい。そんな変人とは関わりたくないしこういう話術は俺より国木田あたりのほうが得意だろう。
国木田ならお前と合わせて橘京子を言い負かせるかもしれないぜ。
それを聞いた佐々木はこちらを向き皮肉を浮かべた表情をしながら
「ほぅ、冷たいじゃないかキョン。先ほど面倒でも体を張ってでも助けてくれるというのは嘘だったのかい?
キミは捻くれた事を言っているが嘘をつく人間だとは思わなかったよ。」
ぐうの音も出せん。我ながら墓穴を掘ってしまったようだ。
俺は下に俯き深い溜息をつきながら
「わかったよ。俺の体の張った姿、しっかり目に焼き付けてくれ。」
「くっくっ。頼りにしてるよ、キョン」
その姿を見た佐々木は爆笑を堪えたような表情をしながら静かに笑っていた。
誤字見つけたので訂正
×読む漁っているからな。
○読み漁っているからな。
とりあえず今日はここまで。プリンスレみながら投下したら一つ目を間違えて
プリンスレに投下してしまったのでこれからはたくさん窓開きながら投下する
時は気をつけます。
割りこんでしまったか…申し訳なひ。
しかしこの状態からどうやってきょこたんは不思議連中の存在をキョンと佐々木に納得させるんだろうか?
ほとんどカルト教団扱い…佐々木は少し信じてる?
あ、あとこういう不慮の事故がありそうなんで出来る限りまとめて投下してくれると助かります
>>854 乙〜
いよいよ佐々木空間に入るのか
九曜や藤原がどんな風に登場するのか楽しみだ
>>855 まとめて投下しようとか考えるんだけどまだまだ話し続くし筆のスピードを上げるため
にも毎日細かいけど投下していくことにします。こういう間違えはないように窓ひとつ
にして投下しますよ。割り込みとかは気にしないので大丈夫です
とりあえず乙
相変わらずおもしろいなぁ
でもまとめ人のちょっと大変そうだ
>>858 んー個人的には書きたいことかいてるだけなんでまとめなくてもいいかなぁって思ってたり。
多分かなり長編になると思うしまとめの人もすごく大変かもしれませんしね。佐々木スレの
人に見てもらえればそれだけでも満足ですよ。まぁまとめるかまとめないかと言われたら載
せてほしいですがw
次回の投下は明日か明後日になります。
>>859 乙です。
某日に天空の○ラピ○タが放送されるらしいのでこんな電波を受信した。
当日はこの書き込みがあるだろうなと確信しながら。
FK「見ろ、フラグがゴミのようだぁ!!!」
って、窓に昆布が!若布が!
割り込みすいませんですた
じっくり書いてくれればいいんじゃないかい?
新聞の連載小説みたいで毎日読めるのもそれはそれでw
確かにその要素があるなw