>>382 で、ポケモンがどうしたって?
それより163氏続きまだ〜?
>>382 オチに泣いた。
そして、泣きじゃくるこなたを介抱した漏れであった。
オモチ食べたい
387 :
163:2007/07/10(火) 00:33:28 ID:+no54Ln0
流れを読まずにできたから投下するぞ。
一応キスまでしかさせてないぞ?
―翌日。
…給食と雑談も終わり、午後一発目の授業は体育だ。
腹ごなしにはちょうど良いかもしれないが、
7月の中旬だ。容赦ない日差しが私を照りつける。
―遠くから少し早すぎなセミの羽音すら聞こえる。
「あぢぃ゙〜〜。」
いや、暑いだけなら良い。今日に限って近所を周回するマラソンだという。
…何の罰ゲームだ、これは?
こんなものは早く終わらせるに限る。
脳内で”気合い”という名のニトロ(ナイトラス・オキサイド(N2O))を
一気に注入する。素敵なスイッチひとつで50〜100psアップだ。
…脳内でのみ。
「とりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
風鳴りが増す。
―瞬間。
…足の力が抜ける。いや?全身すべて。
魂か何かが引き抜かれるように、私の意識もそこで途切れた。
・・・・・。
・・。
388 :
163:2007/07/10(火) 00:36:05 ID:+no54Ln0
・・。
・・・・。
―ゆっくりと、意識が戻ってくるのを感じる。
…体が重い。
…口唇を何かで塞がれている様な、感覚。
…続けて、何かやわらかい物が侵入してくる。
…ソレが私の舌を発見したようで、猫みたいにスリスリしている。
―心地良い。
…そろそろ起きていいだろうか?
―うっすらと目を開ける。
「……!!!!?」
…目の前にかがみんの顔。切なそうな表情をして、
閉じられた目には少し涙も溜めている。
接近3ピクト♪
…どころではない。マイナスがつくよっ!!!
「ん゙〜〜〜゙!!!!」
―ジタバタと暴れてみようと思っても、できなかった。
…手首ごと、がっちりホールドされている。
ありていに言えば、マウントポジション。
―この状況下でも、足を使って撃退は可能だが、
さすがの私でも、かがみんに使う気にはなれない。
「んぅ…ぷはっ。」
―と、かがみんの方から唇だけ離してくれた。
…どちらの物かも分からない唾液が、ツー、と垂れて、
夕日に反射してキラキラ光っている。
「かっ、かが…!」
「ゴメン!!!……なさい。」
―先に叱っておこうかと思ったが、先を越された。
…だが、謝ってもらっても、許せなかった。
「かがみんっ!!!」
389 :
163:2007/07/10(火) 00:37:08 ID:+no54Ln0
…寝てるのを良いことに、私の気持ちなんか完全に無視して、
それで、自分の気持ちだけ良いように押し付けるなんて…。
―そんなの卑怯だよ!!!!
…上記の8文字に、自分の思いをすべて叩き込む。
「…だって。…だって、仕方がないじゃない。」
「あ?」
―何の話だ?そりゃケンカ口調にもなる。
「アンタに…キョヒられたって、”ハイソウデスカ。”って
簡単に、自分の気持ち、…変えられないんだよ?」
「…。」
「…だから、…だから。…苦しかった。……切なかった。……悲しかった。」
「…気づいたら、…アンタを、…奪ってた。……ゴメン。」
―かがみんの顔は、怒られているときの子供の顔みたいに、
目が泳いで、寂しそうに下を向いている。
…”本当に”悪いことをした。とは思っているらしい。
―かがみんの気持ちが全く分からない訳ではない。
―恋した分だけ、拒まれたときに発生するであろう、鬱屈な気持ち。
…後から膨れ上がるその気持ちを抱えきれずに、晴らす場所を探していた。
―その場所が、私の口唇だった。という訳だろうか?
390 :
163:2007/07/10(火) 00:38:55 ID:+no54Ln0
「でも、シちゃった時は、すごく…気持ちよかった。」
「な…。」
「どうしようもなく…、心地よかった…。
このまま時が止まったらって、思った。」
―かがみんの顔が、また近づいてくる。
…またやるつもりだろうか?
―と、思ったら、首の右側で静止した。
…舌で…触れられる。
「うひゃぁ!?」
―声に出てしまう。
…構わず、かがみんの舌が、耳の辺りまでゆっくりと這い上がってくる。
私の頭の抵抗(1608R)とヒューズ(FZ101)が何個かトンだ気がする。
―もう訳が分からない。…さまざまな思考が、
頭の中をぐーるぐーるとゆっくり、回転し始める。
―耳元でかがみんが、ささやくように言う
「こなたのこと…大好き。」
「こなたと…ずっと…ずっと…一緒にいたい。」
「あんたがいない人生なんて…いらない。」
「私の将来すべてと…こなたを秤にかけても…こなたの方がずっと…重い。」
「こなた…。大好きだよぉ…。こなたぁ…。」
391 :
163:2007/07/10(火) 00:45:34 ID:+no54Ln0
―酔わされてる?私が?
…あぁ…もう、…どうにでもしてくれていいよぉ…。
…考えるのもメンドクサイよぉ・・・。
―耳たぶを甘くかまれた後に、強く吸われる。
「ひゃっ!!?」
―体中に電気が走ったような感覚。
…直後、全身を覆いつくす、脱力感。
…また、かがみんの顔が正面に来る。
すでにかがみんの目は、とろ〜んとしていて、ほっぺたは紅潮している。
―私も同じ状態なのは百も承知だ。
「キスして、い〜い?」
…返事のかわりにコク…とうなずくと、嬉しそうに
かがみんが唇を塞ぐ。
…もう…抵抗はしない。
…それよりも、この、かがみんの強烈な”デレモード”って奴を
楽しみたくなってきた。
…これだけひどい事をされてるのに、かがみんのことが許せてきた。
…何より、かがみんがすごく…かわいく見えてきた。
…とある感情に…気づく。唐突なものではない。
元からソコにあって、いま、ゆっくり、ゆっくり広がっていく感覚。
…そっか、私もかがみんの事が、”好き”だったんだね…。
「ちゅぅぅ…んくぅ…うぁん…んぷぅ…。」
―キスはまだ続く。
―とあることを思い出す。
”交差する運命の線をひとつにすることは、やっぱりできないんだよ。”
―…いや、∞(インフィニティ)に…できそうだ・・・。
fin
(いつものあとがき)
どー見ても作者は、製造業の車ヲタ・ドラゲーバカのようです。
やりたかったのは、こなたの思考をトレースしたかったから。
かがみんとか、みゆきさんとかは結構楽にトレースできるんだがなぁ。
俺に似た属性のみゆきさんとかは俺の考えをそのまま書けばいいくらいだし。
(当方ヴァカですがね・・・フヒヒwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwww)
じゃ、また俺の脳内がカオスで満たされるまでお待ちください。
393 :
163:2007/07/10(火) 21:48:25 ID:+no54Ln0
>>392 >続きマダー?
ねーよww
確かにこの後もいくらでも続けられるけど、
さすがにチラ裏にしとくわw
(というよりキスシーン以上は書きたくない。各自脳内補完ヨロw)
次回作はカオスが満たされるまでお待ちください。
というか、かが×こな物のjpgをZIPでくれ。すぐにカオスがたまるから。
zipのクレクレは日曜日のν速でやってくれ
>>394 千葉・埼玉県民にとって、日曜日はらき☆すたを見て萌えるのに忙しい日
> すぐにカスがたまるから。
洗った方がいい
日曜じゃなくても
「zip」「実父」なんかでスレタイ検索してヒットしたらそこでやってくれればいい
ちょっと言ってみただけなのに・・・・(´・ω・`)
(というか、クレクレをやるくらいだったら自分で探してます。)
はい、すみません。自重します。ノシ
>>396 > すぐにカスがたまるから。
洗った方がいい
・・・もう一度、ご確認ください。
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/11(水) 19:25:41 ID:YazDIQuW
ギンパチって人、乙でした
あなたの強キャラ縛りには感動しました
そのなかで一回風助がでてきたけど誤爆かな?
引きよせでコンボ(笑)をしようとしてきたけど1回しか成功してなくてワロタw
最後には移動封印してくるしw
さすがに抜けさせてもらいました。
すまん。誤爆した。
トートツだが そうじろうとかなたのssなどな需要あるかな?
何も言わずに、とっとと書けwwww
個人的には需要ある
短くても長くてもオールおk
読まねば話にならん
まずはうpれ
wktk
欝SSでもいいのかなあ?こなたいじめを書きたいんだけども
>>407 遠慮はいらないんだぜ?
俺も書きたかったから書いて
GJ貰ってチョーシに乗った口だからな。
今は俺内神降臨待ちorz
ういー
それじゃ、書きかけですが投下しまっする
内容はそうじろうとかなたの若き日です
ラノベとかあまり読まないので文章がカタイかもなので
合わないひとはスルーするが吉です。
どれぐらいながくなるかは不明。時間ができたときに
チョコチョコ書いているのでペースも不明ですw
――そう君、そんな顔しないで。私、幸せよ。……こなたを宜しくね――
「あ……」
なにかに答えようとして出た、呻きの様な声。
明け方の静かな室内。小さなつぶやきでそうじろうは目を覚ました。
時計の針は午前6時……10分前。わずかにアラームの鳴る前だった。
上半身を起こすと目覚めきっていない頭の中で先ほどの夢がリフレインする。
――私、幸せよ――
妻のかなたがそうじろうに残した最後の言葉。この後、まもなく事切れることとなる。
正直、あまり寝覚めの良い夢ではない。だが、嫌な気のしないのは、いまや夢の中で
しかあえることのない存在だからだろうか。そんなことを考えるとそうじろうは自嘲
気味にふっと一息ついて寝床を出た。
いまさら、というほどでもないが、こんな夢をみたのはおそらく、そうじろう的に言えば
今日、この後の「イベント」の所為なのだろう。
もうすぐ7時。こなたが起しにくるかもしれない。すこし早めの準備にとりかかる。
「お父さん、おきてるー?」
ドアの向こうでノックと共に声がする。さっきの今である。その声で、先ほどの夢を思い出す。
すこし笑って「宜しく」まかされた愛娘に返事する。
「ああ、おきてるぞー。今日は早いなー。」
「だってお母さんに会いに行くんだもん。たまにはねー。」
なかなかうれしいことを言ってくれる。かなた、多少マニアックだが、良い娘に育ってるぞ。
そんなことを考えながら、そうじろうは部屋をでた。
うぉ!?
皆様、ネ申が降臨されました。
挟まれ
____
`∀´.
 ̄ ̄ ̄ ̄
いつもならテキトーな無精ひげも、今日は丁寧に剃刀をあてる。用意されていた朝食をとり、
洗い物や掃除などの家事を軽めに済ませ、家を出た。かなたの菩提寺へは、昼過ぎには着くだろう。
地元の駅から電車にのる。ここから少々列車の旅だ。。
(こうしてみると、本当に瓜二つだな。)
今日、こなたが着ているワンピースと帽子は、かなたが生前身に着けていたものだ。いつだっかた、
こなたが着てみたいと言い、それから、とくにこういう日には好んで着るようになっていった。
小さい頃に母親をなくし、思い出が薄いからこそ、少しでも記憶の中の輪郭に触れていたいのだろうか。
以前、こなたに聞いたことがある。
「こなた、お母さんいなくて……寂しいか?」
「……別に。お父さん1人で2人分賑やかだし。」
こなたにしてみれば物心ついたときには鬼籍にはいっていたのだ。寂しいとか、寂しくないといった
比較のできるものではないのかもしれない。だが、気にならないといったら嘘になるのだろうとも思う。
本来、与えられるべきもの、与えられて当然のものが欠けている。そしてそれは、
どれほど良き父であっても、男親のそうじろう1人ではどうやっても埋めることのできないものなのだ。
そういえば、と何気ないことが鎌首をもたげた。こなたのオタ会話のなかには「Kye」のゲームのネタがない。
少なくともそうじろう自身にそういった覚えがなかった。このメーカーのゲームは何かと「家族の絆」を
テーマにしたシナリオが多い。AIRではガチでヤられた人も多いと聞く。ゲーム自体をプレイしていない
といことは……ないであろう。なぜならそうじろうのおさがりとしてこなたに譲ったのだから。
あるいは自分には地雷とおもって積んであるのか……。オタとして低い可能性ではあるが。
このひろい世の中においては、さして珍しくもない身の上なのだろう。だが、現に目の前の1人娘に
不必要な重荷を背負わせてしまっているのかもしれないということに、親として心苦しく
感じるのは仕方のないことだろう。
(はは、考えすぎだな。なにをセンチメンタルになってるんだか……)
今朝方にみた夢の所為なのかもしれない。それとも、瓜二つにそだった娘の姿をみているせいか。
こなたは今年で18になる。かなたと心を通わせた、あの頃と同じ……。
気を紛らわせようと窓に目をやる。景色はかわれど、視界を移りすぎる街はあの頃と同じスピード。
いつになく叙情的な自分に苦笑しながらも、記憶はイヤでも昔にかえってゆく。
次回からは過去編です。
PCに向かう時間がとりにくなるので間隔あくかもです
乙です
2chが閉鎖されるまでは、気長に待ちますんでごゆっくりどうぞ
挟まれ
|。_|
|∀|
>>415 GJ!!
まったり書いていっていいんだぜ。
さて、またまた俺の中で神が舞い降りて来てるんだぜ。
少々ネタがかぶるがいっちょやってみっか。
みゆきさんb. s。
みゆきさんとは珍しいwktk
AIRの神曲がニコニコでうpされて何となくそれ聴いて感激してピアノの楽譜入手してついでに本編も観てみようと思って全話観て大泣きしたのを思い出した。
こら「夢であえたら」の次が楽しみやな。
>>420 暖かいお言葉ありがとうです。
あと数時間後にはでかけるのですが、キリがいいとこまで書けたらうpってきますw
まにあいませんでしたっ!orz
投下します。
「こなちゃんどうしたの?何か心配事でもあるの?」
私が真剣な顔で悩んでいるとつかさが私の顔を覗き込んでくる。私の悩み事って言うのは…
「告白の返事って何て返せば正解なのかなって…」
「えっ!!」
私の呟きに盛大に驚くつかさ。クラスの注目を浴びて恥ずかしそうに顔を赤らめる。
つかさは改めて今度は声を潜めて私に話しかけてきた。
「こなちゃん…このクラスの男子?」
「違うよ」
「じゃあ他のクラス?それとも……」
何だか一人で盛り上がっちゃってるつかさ。
ふむ…早く誤解を解かねば
「ピンク色の髪がキュートなゴスロリ少女が遂に告白してきたんだよ」
『???』
キョトンとするつかさ。何やら物凄く考え込んでいる。う〜ん、いやいや、でも…と一人で脳内会議を繰り返してる模様。
そして出た答えが―
「個性的な娘だね♪」
「そこ!!そこを指摘しちゃうの?つかささん!」
まぁ何だ…ゲームの話ですよ、と私が説明をする。照れた笑いを浮かべてつかさは
「えへへ、そっかぁ。てっきりこなちゃんも告白されたのかと思っちゃったよ」
「こなちゃん『も』って…どういう事?」
「ほぇ?お姉ちゃんから聞いてない?」
「かがみんが?」
つかさはその後も良いなぁお姉ちゃん、私も彼氏が欲しいなぁってはしゃいでいた。
私は何となくかがみんが遠くに行っちゃうみたいで変な気持ちになった。多分…寂しいってこういう事なんだと思う。かがみんに彼氏が出来ても今まで通りの関係が壊れないかなって…
【続く】
ここから鬱な流れにいってほしい
挟まれ
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`∀´.
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___________
`∀´ ^ω^ ・∀・ =ω=.
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>>425 ここまでGJだ!!。早く、続きを書いてくれ・・・。
でないと、俺のssが投下できない・・・。
(俺の中の人はターンエンド宣言がないと投下しないタイプのようです。)
>>429 まぁ、順番に投下してくれた方が読む側としては有り難いがな。
漏れだけかも試練が。
漏れも漏れも